モバP「酔いどれシュガーハート」
1: ◆C2VTzcV58A 2016/03/28(月) 22:25:27.30 ID:6h9O7OqXO
P「いつもの昼、いつもの事務所」
P「いつものように書類と向き合い、いつものようにプロデュースに励む」
P「ただひとつ、いつもと違うところがあるとすれば」
心「あ゛ー……クソッ」
P「(シュガーハートこと佐藤心さんの機嫌が、あからさまに悪いということだけだ)」
心「ケッ!」
P「(怖い。全然スウィーティーじゃない)」
P「いつものように書類と向き合い、いつものようにプロデュースに励む」
P「ただひとつ、いつもと違うところがあるとすれば」
心「あ゛ー……クソッ」
P「(シュガーハートこと佐藤心さんの機嫌が、あからさまに悪いということだけだ)」
心「ケッ!」
P「(怖い。全然スウィーティーじゃない)」
2: ◆C2VTzcV58A 2016/03/28(月) 22:27:45.61 ID:6h9O7OqXO
P「(今日の心さんは朝からずっとこんな調子だ)」
P「(さすがに仕事中はスウィーティーなスマイルを顔に貼り付けていたが、仕事が終わって部屋に戻ってきたら元どおりのしかめっ面)」
P「(正直、触らぬ神に祟りなしというか……)」
心「……」チラリ
P「(まずい、目が合った!)」
心「プッロデューサー♪」ニコニコ
P「な、なんでしょう」
心「最近さー、一緒に飲みに行ってないよねー?」
P「え、ええ。そうですね」
心「今日あたり、一緒にいこうぜ☆」
P「今日ですか?」
心「夜、予定あるの?」
P「予定はないですけど……」
心「じゃあ付き合って☆」
P「でも俺、今日はあんまり飲む気分じゃ」
心「付き合え」
P「は、はい」
P「(ま、真顔だ……いつも見せないぶん相当迫力があるな)」
心「ならばよし♪」
P「(さすがに仕事中はスウィーティーなスマイルを顔に貼り付けていたが、仕事が終わって部屋に戻ってきたら元どおりのしかめっ面)」
P「(正直、触らぬ神に祟りなしというか……)」
心「……」チラリ
P「(まずい、目が合った!)」
心「プッロデューサー♪」ニコニコ
P「な、なんでしょう」
心「最近さー、一緒に飲みに行ってないよねー?」
P「え、ええ。そうですね」
心「今日あたり、一緒にいこうぜ☆」
P「今日ですか?」
心「夜、予定あるの?」
P「予定はないですけど……」
心「じゃあ付き合って☆」
P「でも俺、今日はあんまり飲む気分じゃ」
心「付き合え」
P「は、はい」
P「(ま、真顔だ……いつも見せないぶん相当迫力があるな)」
心「ならばよし♪」
3: ◆C2VTzcV58A 2016/03/28(月) 22:29:35.20 ID:6h9O7OqXO
夜 居酒屋の個室にて
心「ぐびぐび」
P「ちびちび」
心「は〜〜っ! やっぱこういう時はお酒が一番☆」
心「気分がすーっとするもん♪」
P「……確かに、ストレスにアルコールはいい薬ではありますね」
心「んふふー♪ おやおや〜? プロデューサーってばペース遅いぞ、もっと飲め飲め☆」
P「そういうわけにもいきませんよ。酔い潰れると困りますし」
心「いーじゃんいーじゃん☆ 明日は休みなんだし!」
P「それはあなただけです。俺は明日も仕事」
心「あれ、そうだっけ? でへへ、勘違いしちゃった〜♪」
心「はぁと大失敗☆ てへぺろ☆」アハハハハ
P「すでに若干酔い始めてますね……」
P「まあ、平常時でもこのくらいテンション高い人だけど」
心「ぐびぐび」
P「ちびちび」
心「は〜〜っ! やっぱこういう時はお酒が一番☆」
心「気分がすーっとするもん♪」
P「……確かに、ストレスにアルコールはいい薬ではありますね」
心「んふふー♪ おやおや〜? プロデューサーってばペース遅いぞ、もっと飲め飲め☆」
P「そういうわけにもいきませんよ。酔い潰れると困りますし」
心「いーじゃんいーじゃん☆ 明日は休みなんだし!」
P「それはあなただけです。俺は明日も仕事」
心「あれ、そうだっけ? でへへ、勘違いしちゃった〜♪」
心「はぁと大失敗☆ てへぺろ☆」アハハハハ
P「すでに若干酔い始めてますね……」
P「まあ、平常時でもこのくらいテンション高い人だけど」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:31:21.61 ID:6h9O7OqXO
P「それで、なにがあったんですか?」
心「ん?」
P「今日、ずっと機嫌悪かったじゃないですか。それについての愚痴をぶつけるために俺を誘ったんじゃ」
心「あ〜……べつにそういうわけじゃなくて、単にぼっちで飲むのが寂しかったってゆーか〜♪」
心「でも、プロデューサーがそう言うなら、ちょっと愚痴っちゃおうかなぁ」
P「俺は大丈夫ですよ。アイドルのメンタルケアも仕事のうちですし」
心「……仕事かあ。なんかしゃべる気なくなるなあ」
P「え?」
心「今は残業中じゃないんだぞ? そんな言い方じゃらめぇ☆」
P「………」
P「単純に心配なので、心さんの話、聞かせてもらえませんか?」
心「うんうん♪ サンキュー☆」エヘヘ-
P「……ははっ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:32:37.08 ID:6h9O7OqXO
P「母親と喧嘩した?」
心「そう。はじめは、『あんたあんなキャラで客の前に出てるの?』っていう感じの些細な話だったんだけど……」
心「気づいたら、そろそろ売れないとこっちも心配になるーとか、おじいちゃんも『心ちゃんはまだ身を固めんのかのう』ってぼやいてるーとか、そんな話になって」
心「で、こっちも言い返してたらだんだんお互いヒートアップして……」
P「それで喧嘩になったと」
心「うん」
心「最後には、へらへらしてるならやめてしまいなさいって言われた」
P「で、心さんはどう言い返したんですか」
心「ばーかばーか! オタンコナス!って」
P「小学生ですかあなたは」
心「そう。はじめは、『あんたあんなキャラで客の前に出てるの?』っていう感じの些細な話だったんだけど……」
心「気づいたら、そろそろ売れないとこっちも心配になるーとか、おじいちゃんも『心ちゃんはまだ身を固めんのかのう』ってぼやいてるーとか、そんな話になって」
心「で、こっちも言い返してたらだんだんお互いヒートアップして……」
P「それで喧嘩になったと」
心「うん」
心「最後には、へらへらしてるならやめてしまいなさいって言われた」
P「で、心さんはどう言い返したんですか」
心「ばーかばーか! オタンコナス!って」
P「小学生ですかあなたは」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:33:58.97 ID:6h9O7OqXO
P「でも、確か心さんの両親ってアイドル活動応援してくれてましたよね」
心「うん……ありがたいことにね♪ でもやっぱり、心配なものは心配なんだろうなぁ」
心「じいちゃんがひ孫を見たがってるのは本当だろうし。もう歳なのも事実だし……妹のよっちゃんも、今のところいい人は見つかってないらしいし」
P「(生きているうちに、孫のウエディングドレスを見たいっていうのも大きいだろうな)」
心「はぁともそれはわかっちゃいるんだけど……いざキツイこと言われると、噛みついちゃうというか」
心「でもアイドルはやめたくないしねぇ……むう」グビグビ
心「ぐびぐびぐび……」
P「……さすがにペース速すぎじゃないですか?」
心「飲まないとやってられないのぉ☆」
P「そうですか……二日酔いまでは責任持ちませんよ?」
心「わかってるって♪」
心「うん……ありがたいことにね♪ でもやっぱり、心配なものは心配なんだろうなぁ」
心「じいちゃんがひ孫を見たがってるのは本当だろうし。もう歳なのも事実だし……妹のよっちゃんも、今のところいい人は見つかってないらしいし」
P「(生きているうちに、孫のウエディングドレスを見たいっていうのも大きいだろうな)」
心「はぁともそれはわかっちゃいるんだけど……いざキツイこと言われると、噛みついちゃうというか」
心「でもアイドルはやめたくないしねぇ……むう」グビグビ
心「ぐびぐびぐび……」
P「……さすがにペース速すぎじゃないですか?」
心「飲まないとやってられないのぉ☆」
P「そうですか……二日酔いまでは責任持ちませんよ?」
心「わかってるって♪」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:35:58.48 ID:6h9O7OqXO
しばらく後
心「うへへ〜〜、ぷろでゅーしゃーがふたりに分身してりゅ〜☆」
心「片方おもちかえりしちゃおうかなぁ、でへへ☆」
P「完全に酔ってますね……」
心「んだとぉ? はぁとのどこが酔ってりゅっていうんら〜」
P「さすがの心さんも素面でそんなテンションにはならないですし」
心「あ、そうだっ!!」
P「うわっ、いきなり大声出さないでくださいよ」
心「男作ればママもじーちゃんも安心するぞぉ☆」
P「アイドルが男作ったら本末転倒ですよ。というか家ではママって呼んでるんですか?」
心「じゃあキープ! はぁと、ぷろでゅーしゃーをキープしまーす!」
P「そんな無茶苦茶な」
心「うへへ〜〜、ぷろでゅーしゃーがふたりに分身してりゅ〜☆」
心「片方おもちかえりしちゃおうかなぁ、でへへ☆」
P「完全に酔ってますね……」
心「んだとぉ? はぁとのどこが酔ってりゅっていうんら〜」
P「さすがの心さんも素面でそんなテンションにはならないですし」
心「あ、そうだっ!!」
P「うわっ、いきなり大声出さないでくださいよ」
心「男作ればママもじーちゃんも安心するぞぉ☆」
P「アイドルが男作ったら本末転倒ですよ。というか家ではママって呼んでるんですか?」
心「じゃあキープ! はぁと、ぷろでゅーしゃーをキープしまーす!」
P「そんな無茶苦茶な」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:37:41.30 ID:6h9O7OqXO
心「むう、乗り気じゃないなぁ? かくなるうえは……ゆーわくだ♪」
心「ほらほらぁ、熟れたないすぼでーに触りたくないかい?」ズズッ
P「い、いきなりなんですか」
心「みてのとーり酔っちゃってるのでー、どうせ明日にはここであったこと忘れてるぞ☆ だから今ならなにしてもなかったことにできるのら!」
P「いやいや」
心「……興味、ないの?」
P「うぐっ……」
P「(頬を赤らめて上目遣い……いつもと雰囲気が違って色気がやばい)」
心「ほらほらぁ、熟れたないすぼでーに触りたくないかい?」ズズッ
P「い、いきなりなんですか」
心「みてのとーり酔っちゃってるのでー、どうせ明日にはここであったこと忘れてるぞ☆ だから今ならなにしてもなかったことにできるのら!」
P「いやいや」
心「……興味、ないの?」
P「うぐっ……」
P「(頬を赤らめて上目遣い……いつもと雰囲気が違って色気がやばい)」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:39:36.65 ID:6h9O7OqXO
心「プロデューサー……」トロン
P「………」
P「酔いすぎですよ。落ち着いて」グイッ
心「………」
心「チッ!」
P「なんで舌打ち!?」
心「へーんだ。そうですよねー、もっと若い体にしか興味ないもんね☆ いつも堪能してるし」
P「堪能なんて一度もしたことありませんよ」
心「だって梨沙ちゃんがいつもロリコンロリコンって」
P「誤解です。俺はロリコンじゃありません」
心「じゃあ夜のオカズにいくつの子使ってるか教えてよ」
P「ええっ!?」
心「おやおや〜、答えられないのかなー♪ やっぱりロリコ」
P「失礼な! ちゃんと同い年くらいの女優の………はっ」
心「ほうほう☆」ニヤニヤ
P「し、しまったつい」
P「………」
P「酔いすぎですよ。落ち着いて」グイッ
心「………」
心「チッ!」
P「なんで舌打ち!?」
心「へーんだ。そうですよねー、もっと若い体にしか興味ないもんね☆ いつも堪能してるし」
P「堪能なんて一度もしたことありませんよ」
心「だって梨沙ちゃんがいつもロリコンロリコンって」
P「誤解です。俺はロリコンじゃありません」
心「じゃあ夜のオカズにいくつの子使ってるか教えてよ」
P「ええっ!?」
心「おやおや〜、答えられないのかなー♪ やっぱりロリコ」
P「失礼な! ちゃんと同い年くらいの女優の………はっ」
心「ほうほう☆」ニヤニヤ
P「し、しまったつい」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:44:17.90 ID:6h9O7OqXO
心「ねえねえ、週何回くらいやってるの?」
心「ねーねー☆」
P「(ああもう、こうなったらやけだ! どうせ酒の席だし!)」
P「週一ですよ、週一!」
心「週一ぃ? なーんだ、はぁとの三分の一じゃん♪」
P「………」
心「ん? どしたん?」
P「い、いえ。週に三回するんだなって……回数的には普通の範囲ですね」
P「………」カアァ
心「………」
心「……!?」カアァ
P「(自分が恥ずかしいこと言ったことに気づいたな……)」
心「ねーねー☆」
P「(ああもう、こうなったらやけだ! どうせ酒の席だし!)」
P「週一ですよ、週一!」
心「週一ぃ? なーんだ、はぁとの三分の一じゃん♪」
P「………」
心「ん? どしたん?」
P「い、いえ。週に三回するんだなって……回数的には普通の範囲ですね」
P「………」カアァ
心「………」
心「……!?」カアァ
P「(自分が恥ずかしいこと言ったことに気づいたな……)」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:45:49.32 ID:6h9O7OqXO
心「あ、あうぅ」
心「………」
心「ろ、ロリコンじゃないと言うのならそれをここで証明しろぉ!」
P「照れ隠しのために強引に話題を戻してきた!」
心「さあさあ、ここではぁとのわがままぼでーをさわさわして証明しろ☆」
P「そんな無茶苦茶な……うわ、なんで肩を出してるんですか!?」
心「肩甲骨の美しさには自信があるの☆」
P「えらいピンポイントな部分に自信持ってるんですね……じゃなくて、そんなはしたない格好しちゃだめですって」
心「うるさーい♪ ほらほらあ、大サービス☆」アハハハ
P「もたれかからないでくださいよ……酔うとめちゃくちゃなんだから、まったく」
心「よいではないかよいではないか〜♪ ……って、うわあっ!」
P「わ、ちょっ」
どたどたっ!
心「………」
心「ろ、ロリコンじゃないと言うのならそれをここで証明しろぉ!」
P「照れ隠しのために強引に話題を戻してきた!」
心「さあさあ、ここではぁとのわがままぼでーをさわさわして証明しろ☆」
P「そんな無茶苦茶な……うわ、なんで肩を出してるんですか!?」
心「肩甲骨の美しさには自信があるの☆」
P「えらいピンポイントな部分に自信持ってるんですね……じゃなくて、そんなはしたない格好しちゃだめですって」
心「うるさーい♪ ほらほらあ、大サービス☆」アハハハ
P「もたれかからないでくださいよ……酔うとめちゃくちゃなんだから、まったく」
心「よいではないかよいではないか〜♪ ……って、うわあっ!」
P「わ、ちょっ」
どたどたっ!
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:47:35.43 ID:6h9O7OqXO
心「いたた……」
P「大丈夫ですか……っ!」
P「(か、顔が)」
心「(近い……)」ドキドキ
P「……き、気をつけてくださいね。酔ってるからってはしゃぎすぎないように」
心「………」
P「 ……心さん?」
心「ごめん……でも、はしゃいでないと不安だったの」
P「不安?」
心「心配してるのは、ママやじーちゃんだけじゃない………」
心「はぁとだって、本当は不安でいっぱい……将来のこと」
心「もう若くないのに、稼ぎが不安定な仕事して、子どもみたいな夢おっかけて……本当にこれでいいのかなって、たまに思うの」
心「今は、少しずつファンも増えていって上り調子だけど……いつまでもそうとは限らないし」
P「心さん……」
心「ママの言葉にカッとなっちゃったのも、そういう不安を表に引っ張り出された気がしたから。……情けないなあ、自分でワガママ言って無茶させてもらってるのに」
P「大丈夫ですか……っ!」
P「(か、顔が)」
心「(近い……)」ドキドキ
P「……き、気をつけてくださいね。酔ってるからってはしゃぎすぎないように」
心「………」
P「 ……心さん?」
心「ごめん……でも、はしゃいでないと不安だったの」
P「不安?」
心「心配してるのは、ママやじーちゃんだけじゃない………」
心「はぁとだって、本当は不安でいっぱい……将来のこと」
心「もう若くないのに、稼ぎが不安定な仕事して、子どもみたいな夢おっかけて……本当にこれでいいのかなって、たまに思うの」
心「今は、少しずつファンも増えていって上り調子だけど……いつまでもそうとは限らないし」
P「心さん……」
心「ママの言葉にカッとなっちゃったのも、そういう不安を表に引っ張り出された気がしたから。……情けないなあ、自分でワガママ言って無茶させてもらってるのに」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:49:04.40 ID:6h9O7OqXO
P「………」
心「あ……ごめん、変な空気にしちゃったな☆ しっぱいしっぱ」
P「俺は信じていますよ」
心「……え」
P「もちろん、俺だって不安はあります。けど、それを押さえつけられるのは『自信』だけですから」
P「まずは自分を信じてみないと、アイドルのみんなからも信じてもらえませんしね」
P「そして、俺にとって自分を信じるということは、そのまま担当のアイドル達を信じることにつながります」
心「プロデューサー……」
P「俺は心さんがトップアイドルになれるって信じています。でも、肝心の心さん自身がそれを信じてくれないと、俺も信じられなくなってしまう」
P「俺の道とあなたの道は、重なっていますから」
心「………」
心「プロデューサー……酔ってる?」
P「多分そうですね。じゃなきゃ、こんなクサいこと面と向かって言えませんよ」
心「ふふっ、だな♪」
心「でも……ありがと。プロデューサーのそういうとこ、好きだぞ☆」
P「はは、どういたしまして」
心「ねえねえ、さっきの語りの最後、もう一回言ってくれない?」
P「え? 」
心「ほら、俺の道がどうこうってやつ!」
P「……俺の道とあなたの道は重なっていますから?」
心「えへへ〜♪」テレテレ
心「もっかい☆」
P「俺の道とあなたの道は重なっていますから」
心「えへへ〜♪」デレデレ
P「さすがに言ってて恥ずかしくなってきた」
心「あ……ごめん、変な空気にしちゃったな☆ しっぱいしっぱ」
P「俺は信じていますよ」
心「……え」
P「もちろん、俺だって不安はあります。けど、それを押さえつけられるのは『自信』だけですから」
P「まずは自分を信じてみないと、アイドルのみんなからも信じてもらえませんしね」
P「そして、俺にとって自分を信じるということは、そのまま担当のアイドル達を信じることにつながります」
心「プロデューサー……」
P「俺は心さんがトップアイドルになれるって信じています。でも、肝心の心さん自身がそれを信じてくれないと、俺も信じられなくなってしまう」
P「俺の道とあなたの道は、重なっていますから」
心「………」
心「プロデューサー……酔ってる?」
P「多分そうですね。じゃなきゃ、こんなクサいこと面と向かって言えませんよ」
心「ふふっ、だな♪」
心「でも……ありがと。プロデューサーのそういうとこ、好きだぞ☆」
P「はは、どういたしまして」
心「ねえねえ、さっきの語りの最後、もう一回言ってくれない?」
P「え? 」
心「ほら、俺の道がどうこうってやつ!」
P「……俺の道とあなたの道は重なっていますから?」
心「えへへ〜♪」テレテレ
心「もっかい☆」
P「俺の道とあなたの道は重なっていますから」
心「えへへ〜♪」デレデレ
P「さすがに言ってて恥ずかしくなってきた」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:50:16.29 ID:6h9O7OqXO
帰り道
心「おえっぷ……ぎぼぢわるい」
P「だから飲みすぎないようにって言ったのに……吐きそうになったら言ってくださいよ」
心「あんがと……肩貸してくれて」
心「でも、できればおんぶのほうが好みかなぁ、なんて」
P「………」
P「タクシー拾えそうなところまで、ですからね」
心「やった☆」
心「おえっぷ……ぎぼぢわるい」
P「だから飲みすぎないようにって言ったのに……吐きそうになったら言ってくださいよ」
心「あんがと……肩貸してくれて」
心「でも、できればおんぶのほうが好みかなぁ、なんて」
P「………」
P「タクシー拾えそうなところまで、ですからね」
心「やった☆」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:53:25.31 ID:6h9O7OqXO
ブロロロ……
P「心さん。寮に着いたんでタクシーから降りてください」
心「はーい」
心「送ってくれてサンキューな☆」
P「方向同じですし、たいしたことじゃないですよ」
心「………」
心「ねえ、プロデューサー」
P「はい」
心「さっきは、だいぶ乱れてはしたない真似しちゃったけどさ……あれ、本当は」
心「(本当は、三割くらい計算でやってて)」
P「心さん?」
心「……ううん、なんでもない♪」
心「ハートの奥は、秘密だぞ☆」
P「は、はあ」
心「それじゃ、おやすみ♪」
P「おやすみなさい」
心「ふふっ……♪」
P「心さん。寮に着いたんでタクシーから降りてください」
心「はーい」
心「送ってくれてサンキューな☆」
P「方向同じですし、たいしたことじゃないですよ」
心「………」
心「ねえ、プロデューサー」
P「はい」
心「さっきは、だいぶ乱れてはしたない真似しちゃったけどさ……あれ、本当は」
心「(本当は、三割くらい計算でやってて)」
P「心さん?」
心「……ううん、なんでもない♪」
心「ハートの奥は、秘密だぞ☆」
P「は、はあ」
心「それじゃ、おやすみ♪」
P「おやすみなさい」
心「ふふっ……♪」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:54:33.92 ID:6h9O7OqXO
翌日
P「………」カタカタカタ
ピロリロリン♪
P「あ、心さんからメールだ。今日は休みのはずだけど」
心『二日酔いできもちわるい』
P「だから言ったのに……お大事に、と返信しておこう」
P「さて、仕事仕事」
P「………」カタカタカタ
ピロリロリン♪
心『あたまいたいよー』
P「………」
P「………」カタカタカタ
ピロリロリン♪
心『ああああああああたまがああああああ』
P「メール打つ余裕あるなら薬飲んで寝ればいいのに……」
P「………」カタカタカタ
ピロリロリン♪
P「あ、心さんからメールだ。今日は休みのはずだけど」
心『二日酔いできもちわるい』
P「だから言ったのに……お大事に、と返信しておこう」
P「さて、仕事仕事」
P「………」カタカタカタ
ピロリロリン♪
心『あたまいたいよー』
P「………」
P「………」カタカタカタ
ピロリロリン♪
心『ああああああああたまがああああああ』
P「メール打つ余裕あるなら薬飲んで寝ればいいのに……」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 22:57:36.71 ID:6h9O7OqXO
ちひろ「プロデューサーさん。これ、頼まれていた資料です」
P「ありがとうございます」
ちひろ「ウェディング企画のお仕事ですか。いいですね」
P「ええ」
P「……ドレスもいいけど、ここは白無垢のほうが、インパクトあっていいかもしれないなあ」
P「あの人のおじいさんの好みは知らないけど」
おしまい
P「ありがとうございます」
ちひろ「ウェディング企画のお仕事ですか。いいですね」
P「ええ」
P「……ドレスもいいけど、ここは白無垢のほうが、インパクトあっていいかもしれないなあ」
P「あの人のおじいさんの好みは知らないけど」
おしまい
18: ◆C2VTzcV58A 2016/03/28(月) 22:58:41.43 ID:6h9O7OqXO
おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
もうすぐ総選挙だと思うので佐藤心さんをよろしくお願いします
少々口が悪い時もありますがとてもいい人なので
もうすぐ総選挙だと思うので佐藤心さんをよろしくお願いします
少々口が悪い時もありますがとてもいい人なので
19: ◆C2VTzcV58A 2016/03/28(月) 22:59:36.02 ID:6h9O7OqXO
あと、このSSとこの前書いた梨沙の地の文ありSSはヴァリアスハートシリーズに含まれます
ついでに過去に書いた他のシリーズも適当に載せておくのでよければ
的場梨沙「アタシがオトナになったら」
モバP「なっちゃんと春休み」
渋谷凛「泉を極限まで甘やかす?」
本田未央「プロデューサーのお嫁さん探し」
新田美波「リレー小説ですか?」 武内P「はい」
新田美波「え、ええっ? 鞭でお仕置きされる役ですか?」
本田未央「バトルスピリッツ!」
南条光「ヒーロー見参!」 龍亞「俺だって!」
モバP「つんでれちえりん」
モバP「俺の妹がこんなに清純令嬢なわけがない」
武内P「緒方さんと飲むことに」 智絵里「甘いジュースが好きです」
渋谷凛「アイドルの可能性」 水本ゆかり「新しい自分を見つけましょう」
ついでに過去に書いた他のシリーズも適当に載せておくのでよければ
的場梨沙「アタシがオトナになったら」
モバP「なっちゃんと春休み」
渋谷凛「泉を極限まで甘やかす?」
本田未央「プロデューサーのお嫁さん探し」
新田美波「リレー小説ですか?」 武内P「はい」
新田美波「え、ええっ? 鞭でお仕置きされる役ですか?」
本田未央「バトルスピリッツ!」
南条光「ヒーロー見参!」 龍亞「俺だって!」
モバP「つんでれちえりん」
モバP「俺の妹がこんなに清純令嬢なわけがない」
武内P「緒方さんと飲むことに」 智絵里「甘いジュースが好きです」
渋谷凛「アイドルの可能性」 水本ゆかり「新しい自分を見つけましょう」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 23:05:07.90 ID:PTNcTeLQ0
乙乙
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 23:17:13.52 ID:5pd0OZDLO
乙
っていうか、ゆかり麗奈様真奈美さん社長晶葉凛の6人組のシリーズってあなただったのか、初めて知った
ヴァリアスハートもなっちゃんシリーズもどれも好きだよ。次も期待してます
っていうか、ゆかり麗奈様真奈美さん社長晶葉凛の6人組のシリーズってあなただったのか、初めて知った
ヴァリアスハートもなっちゃんシリーズもどれも好きだよ。次も期待してます
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 23:57:03.51 ID:Xagh3q3c0
乙!
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1459171527/