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僕「行方不明の女の子?」

1: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)02:55:38 ID:tNP

明かり一つ点いていないその部屋で、僕は腰を振る。

気持ち良いから、振り続ける。

粘性の快感が、モノにまとわりついて。

ぐちゅ、ぐちゅって、淫らな音を響かせる。

 ……それだけじゃない。

僕が前後に動くたび、悲痛そうな声が漏れ聞こえる。


6: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)02:57:07 ID:tNP

「ん、くぅ……っ」

小さな女の子が、苦痛に身を震わせている。

それは僕のせい。

逃げられないようにしっかり腰を掴み、下着の隙間からモノを突き込んでいるから。

女の子は、ただ我慢するしかない。

ここから逃げようとしても無駄。

僕の前には、仲間の男が待機してる。

だから、仮に僕の拘束を振り解いたとしても、その男によって組み伏せられる。

女の子に、為す術はない。
 僕たちに交代で犯されるしか、道はない。


7: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)02:58:56 ID:tNP

でも、大丈夫。キミは決して、殺さないから。

彼女に比べて、キミは賢いからね。

下手に抵抗しようとしないし、物分かりも良い。

だから、この宴が終われば逃がしてあげる。

命だけは取らないってこと。

僕たちって親切だよね。

感謝してほしいよ。

「……あぁっ、中にぃ……!」

溜め込んだ白濁を、中にぶち撒ける。

女の子は身を反らせて、わざわざ報告してくれる。

それは逆効果だということを、知らないのかな。


8: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)02:59:55 ID:tNP

ほら、また大きくなってきちゃった。

レイプ魔がその獲物に中出しするのは、当然だろ?

律儀に外出しする犯罪者がいるのなら、そいつはバカか小心者。

もう引き返せないんだから、精一杯この時を愉しまなくちゃ。

「今度は、アナルに入れるね」

「い、嫌だぁ……誰か、助けてぇ……っ」

この宴は、まだまだ続く……。


部屋の中は、少女のすすり泣く声と、男の性臭で満たされていた。


9: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)03:02:13 ID:tNP

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

深夜。
 
自室の扉を閉めて、僕は呆然と立ち尽くす。

耳を素通りする、ニュースキャスターの声。

……さっきまで、何してたんだっけ。

確か、誰かと会っていた気がする。

何かを、話していた気がする。

「……ええと」

それは、すすり泣くような少女の声。

「気のせい、だよね」

ヘンな気分だ、胸がざわつく。

その不安を打ち消すように、テレビを点けた。

事務的な口調のアナウンサーが、原稿を読み上げている。

事件。少女が行方不明。

不穏なキーワードだ。

……僕には関係ないはず。


10: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)03:03:21 ID:tNP

なのに、どうして胸が高鳴っているのだろう。

おかしい。こんなのは、嘘だ。

そう決めつけて、テレビを消した。

ベッドに寝転がり、毛布を被る。

早く寝てしまおう。いつもなら、こんなに夜遅くまで起きていない。

「……あれ?」

枕の位置が、少しだけずれていた。

どうして? 昼寝はしていないはず。

枕を直しながら、考える。

「おかしいな」

ふとした拍子で、位置がずれてしまった。

きっと、そうだ。


11: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)03:04:16 ID:tNP

そう思い込んで、僕は眠りにつこうとした。

「……うぅ、うぅ……」

なに、今の声。

自分の喉を手で押さえる。

違う。もっと、あの声は細かったように感じる。

「っ、うぅ、うぅ……」

また聞こえた。これは、そう……少女のすすり泣く声。

耳を押さえようとして、その動きが止まる。


14: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)03:07:34 ID:tNP

自分の指に、長い髪の毛が貼りついていた。

「うわぁ!」

ベッドから飛び起きて、辺りを見回す。

明かりも点いていない漆黒の部屋。

そこには僕しかいない。

「――っ」

考えるよりも早く、身体が動いていた。

手早く身支度を整え、部屋から出る。

階段を下りて、玄関へ。

「うぅ……うぅぅ……」

また聞こえた! こんなの、おかしい!

慌てて家を出る。玄関の扉が、大きな音を立てた。


15: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)03:08:53 ID:tNP

「はあ、はあ……」

早足で距離を取る。

いざという時のために、体力は残しておきたい。

「はあ、はあ……」

家から少し離れて、足を止める。

走ってもいないのに、汗が噴き出していた。

額を拭いながら、ゆっくりと振り返る。

闇の向こうに、誰かが立っていた。

小さな影が揺らめいている。

その影は、こちらに向かって、一歩を踏み出していた。

緩慢な動きで、ひたひたと付いてくる。

「……ねぇ……ねぇ……」


16: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)03:09:56 ID:tNP

「あ、あぁ……っ!」

あれは、少女の亡霊だ。

たぶん、行方不明になった女の子。

どういうわけか、僕を恨んでいる。
 
なんで、どうして?
 
一体、何をしたって言うんだよ。僕は無関係のはずだ。

……本当に?

「はあ、はあ」

答えを見つけ出せずに、僕は夜の街をひた走るしかない。

彼女に追いつかれたら、きっと殺されてしまう。

そんな予感がする。
 
亡霊がいるっていうのに、逃げ出さないでびくびく怯えてる方がおかしい。
 
僕は間違っていない。


17: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)03:14:41 ID:tNP

「ちょっと、キミ!」

「えっ」

ふと、誰かに呼び止められた。

振り向くと、そこには警官が立っていた。

「こんな夜遅くに、一人で、どこに行こうとしているんだ」

「…………っ」

「知っているだろう? この辺りじゃ、女の子が行方不明になる事件も起きている」

知っている。これは、職質というやつだ。

女の子の亡霊は、まだ僕を追っている。

周りには敵しかいない。

くそ、僕の何が気に入らないっていうんだよ。

「おいキミ、待ちなさい!」

警官を無視して、そのまま路地に飛び込んだ。


18: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)03:16:19 ID:tNP

夜の闇に紛れながら、僕は必死に走り続ける。

目的地は決まっていた。

昔から遊んでいた場所。とある学校の旧校舎。
 
壊れかけのフェンスには穴が開いている。
 
そこを潜って、僕はあっという間に校内へ忍び込んだ。

「女の子の霊は、いない……よね」

夜の学校は薄気味悪い。

ぎし、ぎし、と木造の床が音を立てる。

今日は、ここで一夜を明かそう。

それからのことは、後で考えればいい。

とりあえず、手近な教室のドアを開けて、中に入った。

「……え」


22: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)21:04:23 ID:tNP

入った瞬間、異様な臭いに気付いた。

濃密な、血の香り。

「あ、ああぁ……っ」

そして、見つけてしまった。

人形のように横たわる、ナニか。手足があり得ない角度で折れ曲がり、口は恐怖の形に
固まっている。

「あ、ああぁ……っ!」


23: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)21:13:06 ID:tNP

逃げなくちゃ。

こんなところに、もういられない!

そう思うのに、足が動かない。

どうにか首だけを曲げて、背後を振り返った。

「どうして、逃げるの」

目の前に、少女の顔があった。

「ひぃぃぃっ!」

反射的に、飛び退っていた。

けれど無様に尻餅をついて、動けなくなる。

「私と一緒に、来て。帰ろうよ」

そんなのは嫌だ、まだ死にたくない。


24: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)21:26:21 ID:tNP

「早く、早く――、……ねぇ――……」

「や、やだ……誰か、誰か助けて……っ」

引き攣った声が漏れる。

少女は、ゆっくりと近づいてくる。

しだいに闇が薄まって、その顔が……。

……その顔は、どこか見覚えがあった。

ああ、ああぁ……っ!


25: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)21:48:35 ID:tNP

「早く帰ろうよ、お姉ちゃん」

……全てを、思い出していた。

僕の――いや、私の妹は、事件の犯人に拉致されて。

凌辱、されて。

それでも家に帰ることは出来て、寝ている私を起こした。

けれど私は、その話を聞いて愕然とし……妹のことを記憶から消した。

あなたなんか、知らない。お姉ちゃんなんかじゃ、ない。
 
僕に、妹なんていない。

そして、覚束ない足取りで部屋に戻って……。

「お姉ちゃん、早くここから――」


26: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)22:53:19 ID:tNP

妹の首に、後ろから伸びてきた太い腕が、ぎゅっと巻き付いた。

そして、私の首にも。

「なんだ、戻ってきたんだ。そんなに気持ち良かった?」

背後から、軽薄そうな男の声。

「それに、お姉ちゃんまで連れてきたの? キミはほんと、賢いね」

「ちがっ……んむ、わたしは……ぎゃッ!」

腰を突き出す男。妹の踵が、床から浮き上がる。

「次は、キミの番だね?」

私は……いや、僕は……関係ない。

女じゃないから、犯さないで。

違うから、だから……。

「んじゃ、入れるよ」

強引にモノを突き込まれ、私は理解した。

自分が、女だということ。

……そして、


この宴は、まだまだ続くのだと。

〈おわり〉


27: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)23:42:46 ID:tNP

以上です、ありがとうございました


28: 名無しさん@おーぷん 2015/08/28(金)23:47:13 ID:lvO

こわっ




掲載元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1440698138/
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