シャロ「ライアーゲーム！？」

1: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 17:44:11.48 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「何かしらこの箱？差出人の名前が無いわ。」

シャロ「もしかして、私の貧困を見かねた優しい人からの贈り物だったりして！」

シャロ「…な～んて。」ｶﾁｬｯ

シャロ「！！？？！！？？」ﾋﾞｸｯ

シャロ「…1万円札が一杯！！！！」

4: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 17:49:06.15 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「ぜ…全部で1億円！」ｺﾞｸﾘ

シャロ「何これ…夢！？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

シャロ「あら？よく見たら箱の外面に手紙が…」ﾍﾟﾗｯ

桐間紗路 様
この度、貴方にLIARGAME参加権が当選致しました。
LIARGAMEに参加される場合のみ、箱をご開封ください。
LIARGAME 事務局

シャロ「ラ…ライアーゲーム？」

6: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 17:52:29.32 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「…箱の内面にも手紙が」ﾍﾟﾗｯ

LIARGAMEへのご参加ありがとうございます。
この1億円はLIARGAME会場へご持参いただきます。
箱を開封された後でLIARGAMEへの参加を取り消すことは出来ません。
それでは会場でお会いできる事を心からお待ちしております。

シャロ「何なの…！？ライアーゲームって！？」

シャロ「と…とにかく、開封しちゃったし参加するしかないわ。」

シャロ「えっと…日時と会場は…」ﾊﾟﾗｯ

8: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 17:57:06.91 ID:JQQDi+no0.net

～ライアーゲーム当日・午後7時頃～

シャロ「この古びた洋館が会場なのね。」

事務員「桐間紗路様、LIARGAMEへのご参加ありがとうございます。」ｻﾞｯ

シャロ「わっ！？…あの、ライアーゲームって一体…？この1億円は？」

事務員「こちらはゲームで使用するネームプレートになります。」

シャロ「No.8・桐間紗路…」

事務員「既に他の参加者は集まっております。どうぞお入り下さい。」

シャロ「は…はぁ。」

10: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:00:54.77 ID:JQQDi+no0.net

ｶﾞﾗｯ

シャロ「コ…ココア！？」

ココア「シャロちゃん！！」ﾀﾞｷｯ

シャロ「わっ！？…ココアも呼ばれたの？」

リゼ「ココアだけじゃないぞ。」ｻﾞｯ

千夜「シャロちゃんも一緒だったのね…良かったわ！」ﾎｯ

シャロ「み…みんな！」

～会場に集まったのはシャロ・ココア・チノ・リゼ・千夜・マヤ・メグ・青山・タカヒロの9人だった～

13: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:07:35.04 ID:JQQDi+no0.net

ｼﾞｯ…ｼﾞｨｰ

ディーラー「皆様、ようこそお集まり頂きました。」

メグ「きゃあ！？画面に変な仮面の人が！！」

マヤ「悪趣味だな～」

ディーラー「今回お集まり頂いた9名で、ライアーゲームを行います。」

ディーラー「今回やっていただくゲーム、それは………少数決！」

シャロ「しょ…少数決…！？」

15: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:09:15.24 ID:JQQDi+no0.net

★少数決のルール（簡易版）★
・全員がYESかNOの二択問題に回答し、少数派となった者が勝利となる。
・出題の前に全員が場代を1億円ずつ出し、開票後、場代を勝者に均等に分配する。
・二択問題の出題はプレートナンバーの順に1人1回行い、9回でゲーム終了となる。



ディーラー「皆様には、この少数決でマネーを奪い合って頂くのです。」

ディーラー「ゲーム終了後、最初に貸し付けた1億円を返して頂き、残った分は持ち帰ってもらって結構です。」

タカヒロ「ふざけるな！勝手に金を貸し付けておいて…」

青山「ま…負けたらどうなるのですか？」

ディーラー「借金を背負っていただく。ただそれだけのことです。」

20: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:14:45.90 ID:JQQDi+no0.net

リゼ「馬鹿馬鹿しい！私は帰る！」ﾀﾞｯ

ｶﾞｼｯ

事務員「帰っていただいても結構ですが、その場合、最初に貸し付けた1億円に加えて、さらに1億円を支払っていただきますよ。」

リゼ「な…何だと！？」

ディーラー「ゲームに勝てばいいのです。このゲームでは、他人を完全に欺くことが出来れば、
　　　　　　1回の出題で場代の9億円を総取りすることができる。我々はそのチャンスを与えているのです。」

ディーラー「どうしても参加されないとおっしゃる方は、帰っていただいて結構です。
　　　　　　我々は、如何なる手段を使っても必ず2億円を回収に伺います。必ず。」

23: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:16:58.48 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「ちょ…！ちょっと待ってください！確か出題は全9回でしたよね？」

ディーラー「そうです。」

シャロ「このルールだと、1回目のゲームで負けて1億円を失ったら、2回目の場代を払うことが出来ないと思うのですが！」

千夜「そ…そうだわ！」

ディーラー「ええ。ですから希望者にはここでさらに軍資金の貸付を行います。」

ディーラー「貸付の上限は、最初の1億円と合わせて、最大で9億円です。」

24: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:20:19.39 ID:JQQDi+no0.net

チノ「9億円って…」ｿﾞｯ

ディーラー「もちろん、借りたマネーは最後に必ず返済していただきます。」

ディーラー「どうしますか？借りたくないというなら、別にそれでも構いませんよ？ただし、場代を払えなくなったプレイヤーはその時点で退場していただきます。」



結局、私たちは全員軍資金9億円でスタートすることになった。

貸付後、ディーラーにより、さらに詳細なルール説明が行われた。

26: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:27:04.80 ID:JQQDi+no0.net

★少数決のルール（詳細版）★
・ゲームは翌日午前9時に第1ゲーム開始、投票時間は各50分。
・開票時、誰がどちらに投票したかをプレート番号と名前で公示する。
・勝者の配当金の受け渡しは、毎回次の投票時間内に事務員との間で行う。
　事務員から勝者本人とネームプレートの一致を確認してもらい、勝者1名の場合は9億円、
　2名の場合は4億5000万円、3名の場合は3億円、4名の場合は2億2500万円を受け取ること。
　次の投票時間を過ぎた場合、配当金は無効となる。
・投票しない、暴力を振るう、等の違反をした場合、1回につき1億円のペナルティが発生する。

ルール説明が終了すると、ホールには見たこともないような高級料理が並べられた。
9人全員に個室が与えられ、翌日の第1ゲーム開始までは自由行動となった。





書き溜めは終わり　ペースダウンします

28: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:34:14.88 ID:JQQDi+no0.net

～シャロの部屋～

シャロ「…みんな、殺伐としてたな。」

シャロ「無理もないわ。万が一9連敗したら、9億円の借金を背負うんだもの…。」

シャロ「…絶対に勝たないと。一体どうしたらいいの…？」

ｺﾝｺﾝ

シャロ「？………誰？」

ｶﾁｬｯ

ココア「シャロちゃん………」

シャロ「ココア？」

ココア「ちょっと二人で話さない？一人じゃ不安で眠れなくて。」

30: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:39:57.11 ID:JQQDi+no0.net

ココア「…このゲーム、どう思う？」

シャロ「どうって…」

ココア「私、怖いの。」

シャロ「ココア？」

ココア「私だけじゃない。チノちゃんなんて、今にも泣きそうだったの。
　　　　タカヒロさんに邪魔者扱いされて、部屋にこもっちゃったし。」

シャロ「…皆、必死なのよ。」

ココア「もし、借金を背負ったら…どうなるのかな？9億円なんて、払えないよ。」ｸﾞｽｯ

シャロ「ココア…！」

ココア「私、資産家に売り飛ばされるのかな？売春されられるのかな？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

33: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:45:05.31 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「………」

ココア「…えへへ。だったら今のうちに。」

シャロ「！な…何…？」

ココア「シャロちゃん…私、今までシャロちゃんに黙っていたことを伝えるね？」ﾆｺｯ

シャロ「！？（ココア…何か様子が…）」

ココア「…私ね、シャロちゃんのことが大好きだったの。ずっと前から。」

シャロ「…えっ」ﾋﾟｸﾝ

ココア「シャロちゃん…私の初めて、シャロちゃんにあげるね？」ｷﾞｭｯ

39: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:50:12.55 ID:JQQDi+no0.net

………………

…………

……

シャロ「………」ｸﾞｯﾀﾘ

ココア「…ごめんね？あんまり気持ちよくなかったでしょ？」

シャロ「…ううん。そんなことない。」

ココア「シャロちゃんのおかげで、何とか眠りにつけそうだよ。」

シャロ「………」

ココア「お休み、シャロちゃん。」ｶﾞﾁｬｯ

シャロ「お休み。」

ﾊﾞﾀﾝｯ

シャロ「（ココア…こんなに私のことを…）」

43: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 18:54:36.74 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「（………私は何を考えていたんだろう）」

シャロ「（友達を犠牲にして…自分が助かろうなんて…）」ｷﾞﾘｯ

シャロ「（………発想を変えるのよ。私たち全員が助かる方法は無いの…！？）」

シャロ「！！」ﾊｯ

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

ディーラー「万が一、投票が9対0に分かれた場合、全員に1億円を還元し、次のゲームに突入となります。」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

シャロ「こ…これだわ！」

51: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 19:03:05.83 ID:JQQDi+no0.net

～翌日・午前9時～

ディーラー「皆様、長らくお待たせいたしました。」

ディーラー「少数決ゲーム、第1回戦を行います。」

シャロ「………」

ディーラー「それではプレートナンバー1番・リゼさん、出題してください。」

リゼ「…貴方は女ですか？」

ディーラー「出題されました。50分以内にYESかNOの回答をしてください。それでは。」ﾌﾟﾂﾝ

ｼｰﾝ…

シャロ「み…みんな聞いて！私に考えがあります！」

タカヒロ「…はぁ？何だよ。」

シャロ「このゲームで全員が助かる方法があるんです！」

青山「…全員が！？」

53: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 19:09:43.85 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「いいですか？このゲーム、全員が自己判断で回答をしていたら、必ず誰かが借金を背負ってしまいます！」

マヤ「そういうゲームじゃねえのー？」

シャロ「違うわ！ディーラーの言っていたことをよく思い出して？このゲームには、誰も損をせずに済む投票結果があるでしょ？」

メグ「！！もしかして」

シャロ「そう！全員で回答をYESに統一すればいいんです！これを9回やればゲーム終了！誰も借金を背負いません！」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

ココア「す…凄いよシャロちゃん！」ﾀﾞｷｯ

シャロ「みんな…全員で助かりましょう！」

55: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 19:18:45.98 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「良かった…これで全員助かる。」

ココア「シャロちゃん！本当にありがとう！」

リゼ「しかし…こうなると時間を長く感じるよ。時間の無駄だろこんなゲーム！」

＜そうだそうだ！

＜もう終わろうぜこんなゲームｗ

ﾜｰﾜｰｶﾞﾔｶﾞﾔ

………………

…………

……

ディーラー「これより、第1ゲームの開票を行います。」

事務員「8番・桐間紗路、YES。」

事務員「3番・宇治松千夜、YES。」

シャロ「（もう時間の無駄よ…こんなゲーム）」

事務員「4番・香風タカヒロ、NO。」

シャロ「！！？？！！？？」

58: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 19:25:11.98 ID:JQQDi+no0.net

ココア「お…おじさん！？」

シャロ「ちょっと、どういうこと！？」

タカヒロ「………」ﾌﾟｲｯ

事務員「2番・条河麻耶、NO。」

シャロ「！！！！」

マヤ「♪」



それは予想外の結果だった。
YES:5票，NO：4票
NOに投票したタカヒロ，マヤ，メグ，青山の4名が少数派となり、勝者となったのだ。

60: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 19:34:20.57 ID:JQQDi+no0.net

マヤ「ＳかＭかと言われたら、もちろんＳだ♪」

ディーラー「出題が出されました。これより第2ゲームの投票を開始します。」

ディーラー「第1ゲームで勝者となった4名の方は、投票時間内に事務員から配当金受け取りの手続きをお済ませください。」ﾌﾟﾂﾝｯ



チノ「お父さん！？何でNOに入れたんですか！？約束したじゃないですかYESに入れるって！！」

タカヒロ「離せよチノ…。俺は金が欲しかったからNOに入れた。それだけのことだ。」ﾆﾔﾘｯ

リゼ「このっ…！！」ｸﾞｯ

タカヒロ「暴力か？…1億円のペナルティだぞ？」

リゼ「くっ！！」

メグ「あ～あ！私1人で9億円ゲットできると思ったのに…4人も裏切っちゃったか～」

マヤ「まっ！9人全員の回答を揃えるなんて無理ってことだろ。」

チノ「マヤさん…メグさん…」

青山「それでは私は2億2500万円を受け取ってきますね。」

64: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 19:41:42.23 ID:JQQDi+no0.net

私は自室にこもって泣いていた。

シャロ「うっ…！うううぅぅ…！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

シャロ「一億円…取られちゃった…！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

シャロ「（………泣いてる場合じゃない。）」ｸﾞｽｯ

ｺﾝｺﾝ

シャロ「………？」ｶﾞﾁｬｯ

ココア「シャロちゃん」

シャロ「…ココア？」

ココア「話があるの。」

65: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 19:46:36.50 ID:JQQDi+no0.net

ココア「私…絶対に許せない！シャロちゃんの気持ちを裏切った4人が！」

シャロ「ココア…」

ココア「…シャロちゃん、勝とう。私たちがあいつらからお金を巻き上げるの。」

シャロ「でも…このゲームで確実に勝つ方法なんて」

ココア「あるよ！」

シャロ「えっ」

ココア「このゲームには、必勝法がある。」ﾆｺｯ

68: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 19:54:40.96 ID:JQQDi+no0.net

ココア「私とシャロちゃんの二人でチームを組むの。」

シャロ「チームって…このゲームは少数派が勝つのよ。多数派になるだけじゃない。」

ココア「違うよシャロちゃん。私とシャロちゃんは、YESとNOに別々に投票するんだよ。」

シャロ「………？」

ココア「そうすれば、私たちのどちらかが必ず勝者になり、もう一人が敗者になるでしょ？」

シャロ「うん。」

ココア「敗者はそのゲームで1億円の損失になるけど、勝者は最低でも1億2500万円の利益が出るの。」

シャロ「………あっ！」

ココア「気づいたみたいだね♪」ﾆｺﾆｺ

70: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 20:00:35.90 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「5対6に分かれた場合、私たちはチームとして2500万円儲けたことになるのね！」

ココア「もちろんこれは最低でもこれぐらいって話で、3対6に別れたら勝者は3億円もらえるから…」

シャロ「敗者の1億円を帳消しにしても…チームで＋2億円！！」

ココア「どう？」

シャロ「凄い…」

ココア「シャロちゃん、まだまだこれからだよ。頑張ろう！」

シャロ「ありがとう、ココア。」

71: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 20:03:59.25 ID:JQQDi+no0.net

訂正

シャロ「5対6に分かれた場合、私たちはチームとして2500万円儲けたことになるのね！」
↓
シャロ「4対5に分かれた場合、私たちはチームとして2500万円儲けたことになるのね！」

72: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 20:05:16.46 ID:JQQDi+no0.net

また訂正

シャロ「敗者の1億円を帳消しにしても…チームで＋2億円！！」
↓
シャロ「敗者の1億円を帳消しにしても…チームで＋1億円！！」

75: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 20:10:18.38 ID:JQQDi+no0.net

～第2ゲーム投票締め切り寸前～

タカヒロ「俺はYESに投票するぞ～♪」ﾆﾔﾆﾔ

青山「気が散る黙れ。殺すぞ？」ｷﾞﾛｯ

シャロ「………」

シャロ「（こんなゲームやりたくない…でももう勝つしかない。）」ﾁﾗｯ

ココア「………」ﾆｺｯ

シャロ「（私はNO，…ココアがYES）」

シャロ「（これさえ守っていれば…私たちは…）」

シャロ「（………守っていれば）」

77: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 20:15:06.88 ID:JQQDi+no0.net

ディーラー「これより第2ゲームの開票を行います。」

シャロ「………」

ココア「………」

事務員「5番・香風智乃、NO」

事務員「1番・天々座理世、YES」

シャロ「（………何考えてるんだろ私。ココアが裏切るなんて…）」

シャロ「（大体、ココアが私と同じ側に投票しても何のメリットもないじゃない。）」

事務員「9番・保登心愛、YES」

シャロ「（………ほら。）」

シャロ「（私って最低ね…）」

80: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 20:21:48.67 ID:JQQDi+no0.net

結果

YES：4票，NO：5票。

YESに投票したココア，リゼ，タカヒロ，青山の4名が勝者となり、2億2500万円を獲得した。

タカヒロ「よっしゃあああああああああああああああああああああああ！！」

チノ「い…いやぁああああああああああああああああああああああああ！！」

千夜「………」

シャロ「（これで…私とチノちゃんと千夜が2連敗か）」ﾁﾗｯ

シャロ「（でもっ…私はココアがいるから…）」ﾁﾗｯ

シャロ「………あれ？」

リゼ「？…どうした。」

シャロ「えっ…あ…ココアがいないなって思って…さっきまでいたのに。」

リゼ「？…あいつならトイレのほうに走っていったけど」

82: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 20:27:53.78 ID:JQQDi+no0.net

～トイレ～

シャロ「…ココア？中にいるの？」

＜シャロちゃん…ごめん、ちょっと体調が悪くて…うぅぅ

シャロ「だ…大丈夫！？50分以内に事務員から配当金受け取りの手続きをしないと」

＜わ…わかってるけど…必ず後で行くから…おえっ

シャロ「…頼むわよ。」

シャロ「（あんまりトイレにいたら他の人に怪しまれるし…ホールに出てるかな）」ｻﾞｯ





お風呂タイムが始まった

88: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 20:43:51.80 ID:JQQDi+no0.net

ココア「シャロちゃんシャロちゃん」ﾎﾞｿｯ

シャロ「コ…ココア！お金は受け取ったの？」ｺｿｺｿ

ココア「何とか間に合ったよ…」ｺｿｺｿ

シャロ「よ…良かった…」ﾎｯ

ココア「もう投票締切るし…精算は第3ゲーム終了後に私の部屋で」ｺｿｺｿ

シャロ「…了解」ｺｿｺｿ



第3ゲームの結果

YES：4票，NO：5票。

YESに投票した千夜，ココア，マヤ，メグが勝者となった。

90: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 20:49:51.94 ID:JQQDi+no0.net

チノ「………びえええええええええええええええええええええ！！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

チノ「誰か…！誰か助けてくださいぃいいいいいいいいいいい！！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

メグ「チノちゃん…うるさいよ。」

マヤ「これぞ、負け犬の遠吠えだな！」

チノ「びええええええええええええええ！びえええええええええええええええ！」

シャロ「（………これで私は－3億円だけど、ココアは＋1億5000万円。）」

シャロ「（さっそくココアの部屋へ…）」ｻﾞｯ

93: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 20:55:49.86 ID:JQQDi+no0.net

～ココアの部屋～

ココア「…えへへ！これで最初9億だったお金が10億5000万円になったよ♪」ﾆｺﾆｺ

シャロ「そ…そうね！」ﾆｺﾆｺ

ココア「…あれ？シャロちゃんも勝ってたんだっけ？」

シャロ「えっ」

ココア「私の記憶では、シャロちゃんは3連敗で－3億円だったと思うんだけど。」

シャロ「な…何言ってるの！だからこうして利益の半分を受け取りに。」

ココア「渡すわけ無いでしょ？」

シャロ「………えっ」

100: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 21:01:24.21 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「ココア…えっ…」

ココア「常識で考えてよ。私の10億5000万円とシャロちゃんの6億円。これを平等に分けるわけないじゃん。」

シャロ「コ…ココア…！」

ココア「シャロちゃんは運が悪いんだねえ…まああと6ゲームあるし頑張って」

ｶﾞｼｯ

シャロ「ふざけないで！！！！」

ココア「………」

シャロ「私たち、チームだったでしょ！？二人で共同体だったんでしょ！？」

ココア「そんなこと…全く覚えがないよぉ」ﾆｺﾆｺ

104: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 21:09:16.18 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「このっ…！！」ｸﾞｸﾞｯ

ココア「ちょっ…暴力は」

ｶﾞﾗｯ

事務員「………桐間紗路様、暴力行為はペナルティ1億円となりますが。」ｼﾞﾛｯ

ココア「事務員さん助けてぇ！」

シャロ「あっ…アンタが私を裏切っ」ｶﾞｼｯ

事務員「ココア様のお部屋からご退場願います。」

シャロ「そ…そんな…！」

ココア「♪」

ﾊﾞﾀﾝｯ

シャロ「くっ…うぅ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

105: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 21:12:52.84 ID:JQQDi+no0.net

～廊下～

シャロ「………………」

シャロ「（何で…ココア）」

シャロ「………信じてたのに」ﾎﾞｿｯ

シャロ「………………」ﾋﾟｸｯ




チノ「うっ…ううっ………」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ



シャロ「………チノちゃん」

108: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 21:17:44.14 ID:JQQDi+no0.net

チノ「………シャロさん？」ｸﾞｽｯ

シャロ「チノちゃん、確実に勝てる方法があるの。」



私はチノちゃんに二人でYESとNOに一人ずつ投票する方法を提案した。

もう時間がなかった。

現在二人は－3億円で単独最下位だ。

しかし、これから票が3対6、あるいは2対7に割れていけばまだ逆転の目はある。

私たちは、どん底同士、最後の契約を結んだのだった。

113: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 21:25:56.18 ID:JQQDi+no0.net

ディーラー「只今、第4ゲームの投票が終了致しました。」

ディーラー「これより、第4ゲームの開票を行います。」

シャロ「（………逆転するには3対6では苦しい、1回は2対7が出ないと。）」ｺﾞｸﾘ

事務員「9番・保登心愛、YES。」

事務員「1番・天々座理世、NO。」

シャロ「………」

事務員「6番・青山ブルーマウンテン、YES。」

事務員「2番・条河麻耶、NO。」

シャロ「………！？」

116: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 21:31:13.78 ID:JQQDi+no0.net

第4ゲーム結果

YES：5票，NO：4票。

NOと回答したリゼ，マヤ，メグ，チノが勝者となった。

チノ「やっ…やった…！」ﾊﾟｱｯ

シャロ「（お…おかしいわ）」

シャロ「（もうこれで…4連続で4対5に分かれたことになる。）」

シャロ「（こんなことってあるの…？）」

チノ「♪」ﾆｺﾆｺ

シャロ「チノちゃん、じゃあ早速精算を…」ﾎﾞｿｯ

チノ「渡しませんよ？」

シャロ「！？」

チノ「お金は1円も渡しません。」

120: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 21:35:50.65 ID:JQQDi+no0.net

チノ「はぁ…皆さん、もういいんじゃないですか？」

ココア「………そうだね」

リゼ「ｸｽｸｽ」

マヤ「ｸｽｸｽ」

メグ「ｸｽｸｽ」

千夜「………」

タカヒロ「…ぷっｗ」

青山「ｸｽｸｽ」



シャロ「………みんな！？」ｿﾞｯ

123: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 21:40:57.18 ID:JQQDi+no0.net

ココア「シャロちゃんって本当に馬鹿だよね！！！！！！！！！！！！！」

ココア「このゲームは、シャロちゃんが生贄になる出来レースだったんだよ♪」

シャロ「ど…どういうこと！？」

チノ「私たち8人がグルなんです。」

シャロ「！！？？」

チノ「私たちが4対4に別れるように仕組んでおけば…シャロちゃんは必ず5票で負けるってわけ！！！」

＜ギャハハハハハハハハハハハハハ！！！！！！！！！！！

＜ウケルｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

シャロ「そ…そんな…！？」

127: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 21:47:20.07 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「ちょ…ちょっと待ってよ！ゲームを知らされてから、8人でチームを組む時間なんて…！」

ココア「あったでしょ？」

シャロ「………まさか！？」

ココア「あの夜、私は1人ずつに声を掛けて、開放しておいた私の部屋に来るように指示をしたの。」

ココア「シャロちゃんにこのことがばれるのは面白くないから…私がシャロちゃんを引き止めておいてね♪」

シャロ「！！…………」

ココア「シャロちゃん、あれ嘘だから。」

シャロ「えっ」

ココア「シャロちゃんが大好きっていうの、嘘。ここにいる皆、シャロちゃんのことが嫌いなの☆彡」

＜あははははははははははははははははははははははははははははは

131: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 21:53:21.81 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「で…でもっ…！！そんな方法は必勝法じゃない…！！」

ココア「ん？」

シャロ「確かに私は確実に負けるけど…8人のうちの誰が勝つかは私次第じゃない！！」

シャロ「ほら…例えばチノちゃんだって4ゲーム目でこれが初めての勝利で…」

チノ「はぁ…貴方は頭が悪いですね。」

チノ「チームなんですから、8人は平等に賞金を分けているに決まっているじゃないですか。」

シャロ「そっ！！そんなことできないわ！！口約束じゃいくらでも…」

ココア「これだよ」ｽｯ

シャロ「！…ネームプレート…チノちゃんの！！？？」

134: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 21:59:58.83 ID:JQQDi+no0.net

ココア「私ね…最初から気づいていたの。このゲームは絶対に信頼できる取引を行う必要がある。」

ココア「ディーラーさんの言葉を思い出して…配当金の受取人は勝者だけでは受け取れないよね？」

チノ「い…一度も勝者になっていないシャロさんには難しいかもしれませんが」ﾌﾟﾌﾟｯ

シャロ「………本人のネームプレート」

ココア「よく出来ました♪自分のネームプレートが無ければ勝者になっても配当金は受け取れない。」

ココア「これを利用してたの。」

チノ「要するに、YESに投票する人とNOに投票する人で毎回ネームプレートを交換するんです。」

136: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 22:08:01.81 ID:JQQDi+no0.net

1. YESに投票する1人とNOに投票する1人でネームプレートを交換する。
2. 勝者になった人は交換した相手に前もって分け前を与えておく。
3. お互いにネームプレートを返却する。
4. 勝者は事務員から配当金を受け取る。



ココア「どう？シャロちゃん。完璧でしょ？私たちの作戦！」ﾄﾞﾔｱ

シャロ「………………」

リゼ「シャロ………いつもウザかったんだ。お前の媚び売りが。」

タカヒロ「ウチの娘に悪影響になるから視界から消えてくれないか？」

チノ「お父さん…私はおもちゃとして遊んでやってるだけですよ。」



ココア「このまま落ちろ！！！9億円の借金を抱えてなあ！！！」

141: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 22:16:32.70 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「何で…」

ココア「は？」

シャロ「何で、私と組もうって言ってきたの…チノちゃんも。」ｸﾞｽｯ

チノ「………」

シャロ「8人で組んでるなら…私なんて放っておけばいいじゃない！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ココア「シャロちゃんを上げてから落としてみたかったから♪」

ココア「シャロちゃんが発狂する姿…とっても面白かったよ☆彡」

＜ぎゃはははははははははははははははははははははははははは！

＜うわああああああああああああああああああああああああん！！！

＜あっ！借金女が逃亡したぞｗｗｗ

＜何あの顔ｗｗｗ超面白いんだけどｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ




私は終わった。
第5ゲーム，第6ゲーム，第7ゲーム…。
次々と1億円を搾取され続け、遂に借金は7億円まで膨れ上がったのだった。

151: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 22:31:19.81 ID:JQQDi+no0.net

ディーラー「第8ゲームの出題者は桐間紗路様です。」

シャロ「………」

リゼ「おっｗｗｗ借金女じゃないかｗｗｗｗｗｗ」

青山「一体どんな出題をするのかしら？ｗｗｗ」ﾋｭｰﾋｭｰ

シャロ「………殺す」

メグ「………えっ」

シャロ「私はこのゲームが終了したあと、お前らを全員殺してやる。」

………………

ディーラー「出題されました。50分以内にYESかNOに投票してください。」ﾌﾟﾂﾝ

シャロ「………」ﾀﾞｯ

リゼ「………まっｗ負け犬が何か吠えてたぞぉｗｗｗｗｗｗｗ」

＜ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

154: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 22:38:10.67 ID:JQQDi+no0.net

～ココアの部屋～

ココア「凄いね！私たちは今、8人とも8500万円の利益が出てるんだよ！」

チノ「ラビットハウスを全国展開してみたいです。」

ココア「次は私とチノちゃん、千夜ちゃんと青山さんがYESでいいんだよね？」ﾍﾟﾗｯ

チノ「そうですね。9ゲームが終了すればシャロの9億円を我々8人で分配できるので…」

ココア「一人1億1250万円！！！！！！」

158: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 22:45:24.75 ID:JQQDi+no0.net

チノ「………ココアさん」ｷﾞｭｯ

ココア「チ…チノちゃん…！？」ﾄﾞｷｯ

チノ「私たち…勝てて良かったです。」

チノ「最初…このゲームを聞いたときは、一体どうなることかと。」

チノ「全てココアさん…いえ、お姉ちゃんのおかげです！本当にありがとうございました。」ｷﾞｭｯ

ココア「チ…チノちゃん…！！」

チノ「………シャロさんと変なことしたんですか？」

ココア「………えっ！？」

チノ「あの夜…ココアさんが部屋に帰ってきたあと…アイツの匂いがどうしても気になってしまって」

ココア「………ごめんね」ｷﾞｭｯ

チノ「！…///」

ココア「今は時間ないから。家に帰ったらチノちゃんとも…///」

チノ「ち…違いますっ！アイツのはカモフラージュなんですから…///」

161: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 22:52:17.82 ID:JQQDi+no0.net

ディーラー「只今、第8ゲームの投票が終了致しました。」

ココア「………」

ディーラー「それでは開票を行います。」

事務員「8番・桐間紗路、NO。」

ココア「（………あと1ゲームで終わる）」

……………………………………………………………………
……………………………………………………………………
……………………………………………………………………
……………………………………………………………………
……………………………………………………………………
……………………………………………………………………

ココア「な…何なのこれ…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ



第8ゲーム結果

YES：8票，NO：1票。

NOに投票したシャロが勝者となった。

166: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 22:57:35.72 ID:JQQDi+no0.net

ココア「はっ………はぁぁぁああああああああああああああ！！？？」

チノ「な…何ですかこれは…！？」

マヤ「な…何でメグがYESに入れてんの！？」

メグ「そ…それはこっちのセリフ！！YESは私とココアちゃんとチノちゃん、青山さんのはず…」

ココア「………………は？」

ココア「YESは私、チノちゃん、青山、千夜だろうが！！！」壁ﾄﾞﾝｯ!

マヤ・メグ・リゼ・タカヒロ「交換したんだよ！！千夜（ちゃん、くん）とYES・NOを！！！」

千夜「………」

170: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:05:57.46 ID:JQQDi+no0.net

シャロ「………………」

千夜「残念だったわね。みんな？」ﾆｺｯ

タカヒロ「だ…！！騙したのか！？」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

タカヒロ「千夜くん…相談って…？」

千夜「次の投票です。彼女が、殺傷を宣言する出題をしたでしょう？」

タカヒロ「それが何か…？（何か色っぽいなあ…）」ｼﾞｭﾙﾘ

千夜「私…実は家が強烈な仏教信仰で…嘘でも殺傷を宣言するようなことは出来ないんです。」

タカヒロ「な…なるほどね…。」

千夜「それで、私のYESとタカヒロさんのNOを、交換してくれませんか？」

タカヒロ「お安い御用だよ。チームの4対4が変化しないんだから、全く問題ないだろ」

千夜「ありがとう！」ｷﾞｭｯ

タカヒロ「！！！///」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

173: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:12:51.48 ID:JQQDi+no0.net

千夜「そう…そうやって私は7人全員がYESに投票するように操作し、自分もYESに投票したの。」

ココア「…ということは」ｷﾞﾛｯ

シャロ「！！」ﾋﾞｸｯ

千夜「そう…私がシャロちゃんにあの出題をさせて、NOに入れるよう指示したシャロちゃんを一人勝ちさせてあげたの。」

リゼ「何故だ！！！！！！！！！！！！！！！！」

千夜「…貴方たちと同じよ。」

千夜「私は、貴方たちよりもシャロちゃんのほうが好きだから。」

シャロ「千夜………」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ココア「貴様ぁあああああああああああああああああああああ！！！！！！」

178: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:19:10.35 ID:JQQDi+no0.net

タカヒロ「そ…それでゲームはどうなるんだ！？」

青山「わっ…私たちは今回全員1億円を失ったから…」ｿﾞｯ

千夜「シャロちゃんが＋1億円で単独トップ。他の8人は全員－1250万円ね。」

シャロ「千夜！分けるに決まってるじゃない…何言ってるの」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ココア「ぐっ………！」

千夜「取り敢えずプレートを返しあったら？自分のが無ければ次に勝っても賞金は受け取れないわよ。」

リゼ「そ…そうだ！」

タカヒロ「返せよっ！」ﾊﾞｯ

青山「あんたこそ！」ﾊﾞｯ

ココア「………………」

181: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:25:38.42 ID:JQQDi+no0.net

ココア「…何やってるんだよお前ら！！！！！！！！！！！！！！！！」

マヤ「ひっ！！！？？？」

ココア「大体YESとNOの交換なんかしたら、プレートによる賞金の保証が無くなるだろうがぁああああ！」

メグ「ご…ごめんなさい！！！」

ココア「ごめんで済むかぁあああああああああああああああああああ！！！！」ｸﾞｸﾞｯ

ｶﾞｼｯ

事務員「………」

ココア「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！」

千夜「ココアちゃん…貴方、そんな態度を取っていて、いいのかしら？」

ココア「あぁ！？」

189: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:33:01.40 ID:JQQDi+no0.net

千夜「私たちはもう一つの行動をとるしかない。」

千夜「二人でプレートを交換し合うことよ。」

ココア「！！！！！！」

千夜「4対5の投票結果では、勝者は＋1億2500万円・敗者は－1億円になる。」

千夜「わかるかしら？二人でチームを組めば、チーム利益は＋2500万円。二人とも今の－1250万円を返済することが出来るのよ！」

マヤ「………メグ！！！」ｽｯ

メグ「マヤちゃん！！！」ｽｯ

千夜「一組成立したわね」

193: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:39:26.10 ID:JQQDi+no0.net

千夜「もちろん私はシャロちゃんと交換するから…あと残ってるのは5人だけね。」

青山「リ…！リゼさん！！プレートを交換しましょう！！」ｻｯ

リゼ「わっ…！！わかった！！」ｻｯ

ココア「なっ！！ちょっと待てお前ら！！！！！！！！！！！！！！」

青山「こ…交換成立だわ！」

リゼ「やった…！借金ゼロだ！！！！！！！！！！！！！」



ココア「………………」

チノ「………」

タカヒロ「………」

197: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:46:07.74 ID:JQQDi+no0.net

ココア「………チノちゃん、交換しようか。」ﾆｺｯ

チノ「ココアさん」

タカヒロ「ココアくん…君だってもうわかっているだろう？このゲームで負けるのは誰かということを。」

ココア「それは貴方ですよ…エロジジイ。」

タカヒロ「チノ…よく考えてみるんだ。私が負ければ我が家は崩壊だ。チノちゃんとそこの小娘がプラマイゼロで生還して、何ができる？」

チノ「………！！」

タカヒロ「…今日でココアくんとはお別れだ。何の問題もない。元のラビットハウスに戻るだけだ。」

ココア「…やっぱりお前、何も分かっていねえよ。」

ココア「大事なのは愛だ。私たちは家に帰ってラブラブレズセックスをするんだ。」

チノ「ココアさん…」

ココア「さあ…交換を」



チノ「ごめんなさい」

203: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:52:03.38 ID:JQQDi+no0.net

それからのことはよく覚えていない。

私がココアさんに襲われて気を失ったからだ。

ゲーム上、シャロ・千夜組が＋1億1250万円，ココアさんが－1億1250万円で終わったようだ。

しかし、ペナルティはいくらになったのか。

私は回復し、何も変わらないラビットハウスの日常を過ごしている。



完

206: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:52:38.22 ID:XG0wZN8a0.net

おつ

207: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:53:43.21 ID:VFe+Q6Ak0.net

おつ

208: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:53:47.65 ID:550RW9VL0.net

おつかれ

209: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/17(金) 23:54:31.16 ID:qEZA6c4F0.net

乙
シャロちゃんは正義だわ

212: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 00:04:41.14 ID:YrOmLAZH0.net

スッキリしててよかった乙

213: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 00:18:23.03 ID:v9rSButt0.net

追いついたおつー
楽しかったぜ

掲載元：http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1413535451/