ダイヤ「他学年の子たちと遊びます!」
1: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/06(月) 23:50:12.14 ID:XcLgvSe1
前日譚
果南「1年生たちと遊ぼう!」 ・
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1507638772/
ダイヤ「思えばわたくし……他学年の子たちとあまり親密な関係でないような気がします」
ダイヤ「我が妹やその古くからの友人の花丸さん、そして三年生は当然、幼い頃からの馴染みですから? 仲良しなわけですが……」
ダイヤ「二年生は全員、そして一年生にあの善子さんが!!」
ダイヤ「善子さん……あの子の考えていることはいつも意味がわかりません」
ダイヤ「このままではAqoursとして一丸になっていけるでしょうか!?」
ダイヤ「いいえ、わたくしにはそうは思えません! ですから、わたくしも仲良くならねばという使命感に至ったのです!!」
果南「う、うん、わかったから落ち着いて……」
ダイヤ「というわけで、見事一年生たちと仲良くなりおおせた果南さんにアドバイスを、と」
果南「うーん……」
ダイヤ「とりあえず、誰から仲良くなればいいと思います?」
果南「いきなりだね……」
ダイヤ「このメンバー、濃すぎますから……人を選んでから対策を練るべきではないかと思いまして」
果南「なるほど……それは確かに、そうかも」
果南「それじゃあ……最初は>>3から切り込んでいけばどうかな?」
千歌、梨子、曜、善子の誰か
果南「1年生たちと遊ぼう!」 ・
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1507638772/
ダイヤ「思えばわたくし……他学年の子たちとあまり親密な関係でないような気がします」
ダイヤ「我が妹やその古くからの友人の花丸さん、そして三年生は当然、幼い頃からの馴染みですから? 仲良しなわけですが……」
ダイヤ「二年生は全員、そして一年生にあの善子さんが!!」
ダイヤ「善子さん……あの子の考えていることはいつも意味がわかりません」
ダイヤ「このままではAqoursとして一丸になっていけるでしょうか!?」
ダイヤ「いいえ、わたくしにはそうは思えません! ですから、わたくしも仲良くならねばという使命感に至ったのです!!」
果南「う、うん、わかったから落ち着いて……」
ダイヤ「というわけで、見事一年生たちと仲良くなりおおせた果南さんにアドバイスを、と」
果南「うーん……」
ダイヤ「とりあえず、誰から仲良くなればいいと思います?」
果南「いきなりだね……」
ダイヤ「このメンバー、濃すぎますから……人を選んでから対策を練るべきではないかと思いまして」
果南「なるほど……それは確かに、そうかも」
果南「それじゃあ……最初は>>3から切り込んでいけばどうかな?」
千歌、梨子、曜、善子の誰か
5: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/06(月) 23:57:32.11 ID:XcLgvSe1
ダイヤ「梨子さんですか……」
果南「うん、どうかな? だめそう?」
ダイヤ「いえ、むしろこのメンバーの中ではベストな選択だと思います」
ダイヤ「クセの塊のような人たちが多い中、梨子さんはまだ薄いほうでしょうから」
果南「クセの塊って……」
ダイヤ「それに、なんといっても彼女は音ノ木坂学院の元生徒! ああ、聞かせていただきたいことは山ほどあります!れ
果南「むしろそれがメインなんじゃ……」
ダイヤ「なんですって?」
果南「な、なんでもないよー」
ダイヤ「……さて、梨子さんと仲良くなることにそう苦労はしなさそうですね」
果南「まあ、そうだね。私とも初対面で結構喋れてたし」
ダイヤ「Aqours全員でいる時でも、それなりに発言回数は多いですから……あまり物怖じする子ではないように思います」
ダイヤ「最初の選択として、やはりベストですね、梨子さんは」
果南「イージーモードってやつ?」
ダイヤ「そんなゲームみたいな……」
果南「うん、どうかな? だめそう?」
ダイヤ「いえ、むしろこのメンバーの中ではベストな選択だと思います」
ダイヤ「クセの塊のような人たちが多い中、梨子さんはまだ薄いほうでしょうから」
果南「クセの塊って……」
ダイヤ「それに、なんといっても彼女は音ノ木坂学院の元生徒! ああ、聞かせていただきたいことは山ほどあります!れ
果南「むしろそれがメインなんじゃ……」
ダイヤ「なんですって?」
果南「な、なんでもないよー」
ダイヤ「……さて、梨子さんと仲良くなることにそう苦労はしなさそうですね」
果南「まあ、そうだね。私とも初対面で結構喋れてたし」
ダイヤ「Aqours全員でいる時でも、それなりに発言回数は多いですから……あまり物怖じする子ではないように思います」
ダイヤ「最初の選択として、やはりベストですね、梨子さんは」
果南「イージーモードってやつ?」
ダイヤ「そんなゲームみたいな……」
7: ごめんなさい!誤字です、「れ」は」←を打ったつもりでした(庭) 2017/11/07(火) 00:03:56.70 ID:jDAiHPU3
ダイヤ「ともかく、後々のことも考えて梨子さんから切り崩していくというのはいい選択だということです」
果南「わかったわかった、わかったけど……何して遊ぶの?」
ダイヤ「え?」
果南「私はほら、善子の趣味に付き合ったり、花丸に私の趣味に付き合ってもらったり、ルビィには2人でお出かけじゃん」
果南「ダイヤは梨子ちゃんとどうやって仲良くなっていくつもり?」
ダイヤ「……………………」
果南「……策は無し、かぁ」
果南「わかったわかった、わかったけど……何して遊ぶの?」
ダイヤ「え?」
果南「私はほら、善子の趣味に付き合ったり、花丸に私の趣味に付き合ってもらったり、ルビィには2人でお出かけじゃん」
果南「ダイヤは梨子ちゃんとどうやって仲良くなっていくつもり?」
ダイヤ「……………………」
果南「……策は無し、かぁ」
10: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/07(火) 00:10:37.43 ID:qQdUhB1T
ダイヤ「そ、そのために果南さんを呼んだんです」
果南「無理があるってー……」
ダイヤ「くっ……」
果南「アニメ4話がダイヤの話なんだから、それを参考にしたらいいんじゃないの?」
ダイヤ「あにめ……?4話……?」
果南「そういえばまだ見てなかったね……」
ダイヤ「……?」
果南「無理があるってー……」
ダイヤ「くっ……」
果南「アニメ4話がダイヤの話なんだから、それを参考にしたらいいんじゃないの?」
ダイヤ「あにめ……?4話……?」
果南「そういえばまだ見てなかったね……」
ダイヤ「……?」
11: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/07(火) 00:13:31.33 ID:qQdUhB1T
ダイヤ「まあ、なんでしょう。どんな困難があろうとも、乗り越えなければなりません」
ダイヤ「仲良くなるためならば、わたくしはなんでもいたします!」
果南「お、大きくでたね」
ダイヤ「ええ、当然です。Aqoursのため、そもそもわたくしだけ微妙な空気というのは嫌ですから!」
ダイヤ「そんなの……寂しいではありませんか」
果南「……うん、よしよし」ナデナデ
ダイヤ「…………あまり撫でないでくださいます?」
果南「はいはーい。で、何をするのか決まった?」
ダイヤ「行き当たりばったりなのは承知ですが……とりあえず、きっかけとして>>13をしてみようか、と」
ダイヤ「仲良くなるためならば、わたくしはなんでもいたします!」
果南「お、大きくでたね」
ダイヤ「ええ、当然です。Aqoursのため、そもそもわたくしだけ微妙な空気というのは嫌ですから!」
ダイヤ「そんなの……寂しいではありませんか」
果南「……うん、よしよし」ナデナデ
ダイヤ「…………あまり撫でないでくださいます?」
果南「はいはーい。で、何をするのか決まった?」
ダイヤ「行き当たりばったりなのは承知ですが……とりあえず、きっかけとして>>13をしてみようか、と」
17: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/07(火) 00:25:47.78 ID:qQdUhB1T
ダイヤ「合奏をしてみようか……と」
果南「合奏?」
ダイヤ「ええ、そうです。確か梨子さんはピアノをやっていましたね」
果南「そうだね。作曲も担当してくれてるし」
ダイヤ「わたくしもお琴などの和楽器はひととおり触れますから、共同作曲というわけではありませんが……一度一緒に演奏をしてみるのも面白いのではないでしょうか」
果南「……なるほど」
ダイヤ「どうです、我ながら名案では!?」
果南「うん、いいと思う! 近いうちにまた新しい曲を作らないといけなかったし」
ダイヤ「よし……では善は急げです!」
果南「がんばれ~」
果南「合奏?」
ダイヤ「ええ、そうです。確か梨子さんはピアノをやっていましたね」
果南「そうだね。作曲も担当してくれてるし」
ダイヤ「わたくしもお琴などの和楽器はひととおり触れますから、共同作曲というわけではありませんが……一度一緒に演奏をしてみるのも面白いのではないでしょうか」
果南「……なるほど」
ダイヤ「どうです、我ながら名案では!?」
果南「うん、いいと思う! 近いうちにまた新しい曲を作らないといけなかったし」
ダイヤ「よし……では善は急げです!」
果南「がんばれ~」
21: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/07(火) 00:41:01.46 ID:qQdUhB1T
~昼休み~
千歌「やっとお昼だお昼!」
曜「はー……ねむかったー……」
梨子「曜ちゃんも千歌ちゃんも、授業中寝ちゃだめだよ? 夏休み終わったばかりだからって」
千歌「真面目だなー梨子ちゃんは」
曜「夏休み終わったばっかりって、やっぱりまだ気が抜けちゃうよね~」
梨子「一度ダイヤさんに言って怒ってもらわなきゃかなぁ……」
ようちか『!!?』
ピンポンパンポーン
『生徒の呼び出しをいたしますわ』
千歌「あれ、ダイヤさんだ」
曜「何かあったのかな?」
『桜内梨子さん、桜内梨子さん。至急生徒会室へいらしてくださいまし』
千歌「桜内梨子ちゃんだって」
曜「校内放送で呼び出しってびっくりだよね」
梨子「……えっ、私?」
千歌「あ、ほんとだ!梨子ちゃんだ!」
曜「……梨子ちゃん何かしちゃった?」
梨子「ないないないない! 何もしてないよ~!」
千歌「と、とにかく早く行ったほうがいいよ! 怒られる前に!」
梨子「だから、怒られるようなことは何もしてないってば~!」
千歌「やっとお昼だお昼!」
曜「はー……ねむかったー……」
梨子「曜ちゃんも千歌ちゃんも、授業中寝ちゃだめだよ? 夏休み終わったばかりだからって」
千歌「真面目だなー梨子ちゃんは」
曜「夏休み終わったばっかりって、やっぱりまだ気が抜けちゃうよね~」
梨子「一度ダイヤさんに言って怒ってもらわなきゃかなぁ……」
ようちか『!!?』
ピンポンパンポーン
『生徒の呼び出しをいたしますわ』
千歌「あれ、ダイヤさんだ」
曜「何かあったのかな?」
『桜内梨子さん、桜内梨子さん。至急生徒会室へいらしてくださいまし』
千歌「桜内梨子ちゃんだって」
曜「校内放送で呼び出しってびっくりだよね」
梨子「……えっ、私?」
千歌「あ、ほんとだ!梨子ちゃんだ!」
曜「……梨子ちゃん何かしちゃった?」
梨子「ないないないない! 何もしてないよ~!」
千歌「と、とにかく早く行ったほうがいいよ! 怒られる前に!」
梨子「だから、怒られるようなことは何もしてないってば~!」
41: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/07(火) 23:43:27.52 ID:qQdUhB1T
~生徒会室~
コンコン
『どうぞ』
梨子(来ちゃった……)
梨子(何言われるんだろう……)
梨子「し、しつれいします!」ガチャ
ダイヤ「……」
梨子「あ、あの……放送を聞いて来たんですけど……」
ダイヤ「ええ、お待ちしておりましたわ」
梨子「その、えと……」
ダイヤ「私用で校内放送を使用したこと、まずはお詫びいたします」
梨子「い、いえそんな……」
梨子「あの、私、何か……」
ダイヤ「お呼び立てしたのは他でもありません」
梨子(あわわわ……や、やっぱり私、何かやっちゃった~!?)
ダイヤ「梨子さん」ガシッ
梨子(ひぃいっ?! お、怒られる!? 私やっぱり怒られるのー!?)
ダイヤ「わたくしと合奏をしていただきたいのです」
梨子「ご、ごめんなさーーーい!!」
ダイりこ『……へ?』
コンコン
『どうぞ』
梨子(来ちゃった……)
梨子(何言われるんだろう……)
梨子「し、しつれいします!」ガチャ
ダイヤ「……」
梨子「あ、あの……放送を聞いて来たんですけど……」
ダイヤ「ええ、お待ちしておりましたわ」
梨子「その、えと……」
ダイヤ「私用で校内放送を使用したこと、まずはお詫びいたします」
梨子「い、いえそんな……」
梨子「あの、私、何か……」
ダイヤ「お呼び立てしたのは他でもありません」
梨子(あわわわ……や、やっぱり私、何かやっちゃった~!?)
ダイヤ「梨子さん」ガシッ
梨子(ひぃいっ?! お、怒られる!? 私やっぱり怒られるのー!?)
ダイヤ「わたくしと合奏をしていただきたいのです」
梨子「ご、ごめんなさーーーい!!」
ダイりこ『……へ?』
43: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/07(火) 23:54:14.27 ID:qQdUhB1T
・・・
梨子「なんだ……怒られるわけじゃなかったんですね……」
ダイヤ「なぜわたくしが梨子さんを怒ることがあるのです、千歌さんじゃあるまいし」
梨子「あ、あはは……」
ダイヤ「それとも、まさか……何か怒られるようなことを?」
梨子「いえいえいえいえ! 健全に学校生活を楽しませていただいてます、はい!」
ダイヤ「ならば良し、です」
ダイヤ「それで──その、合奏の話なのですけれど」
梨子「あ、はい。えっと……合奏と言うと……?」
ダイヤ「ええと……わたくし、和楽器は全般触れておりまして、どれもそれなりには演奏できる自信がありますの」
梨子「はぁ……」
ダイヤ「そして、梨子さんはピアノはコンクールに出場するほどの腕前で、我々Aqoursの作曲を担当してくださっています。いつもありがとう」
梨子「そ、そんな……特別上手なわけじゃないですし……私にできることが、これくらいなだけで」
ダイヤ「それでも、あなたは立派にAqoursのためになろうとしています。いえ、事実、あなたはAqoursにはなくてはならない存在」
ダイヤ「梨子さん無くしてAqoursの音楽は無いとすら!」
梨子「か、過大評価過ぎますよ~!///」
ダイヤ「……おほん」
ダイヤ「そこでわたくし、その……少しでも梨子さんのお力になれれば、と思いまして」
梨子「へ……?」
ダイヤ「わたくし、先ほど申した通り和楽器は一通り演奏できますから」
ダイヤ「次の曲作り、梨子さんのピアノとわたくしの和楽器で1つの音楽を作りませんか!」
梨子「!!?」
ダイヤ「ピアノの旋律にお琴やビワ、三味線、尺八などあらゆる和楽器を織り交ぜれば新たな扉が開くと思いませんか!」
梨子(な、なんか新手の宗教勧誘みたいになってるんだけど……)
梨子「なんだ……怒られるわけじゃなかったんですね……」
ダイヤ「なぜわたくしが梨子さんを怒ることがあるのです、千歌さんじゃあるまいし」
梨子「あ、あはは……」
ダイヤ「それとも、まさか……何か怒られるようなことを?」
梨子「いえいえいえいえ! 健全に学校生活を楽しませていただいてます、はい!」
ダイヤ「ならば良し、です」
ダイヤ「それで──その、合奏の話なのですけれど」
梨子「あ、はい。えっと……合奏と言うと……?」
ダイヤ「ええと……わたくし、和楽器は全般触れておりまして、どれもそれなりには演奏できる自信がありますの」
梨子「はぁ……」
ダイヤ「そして、梨子さんはピアノはコンクールに出場するほどの腕前で、我々Aqoursの作曲を担当してくださっています。いつもありがとう」
梨子「そ、そんな……特別上手なわけじゃないですし……私にできることが、これくらいなだけで」
ダイヤ「それでも、あなたは立派にAqoursのためになろうとしています。いえ、事実、あなたはAqoursにはなくてはならない存在」
ダイヤ「梨子さん無くしてAqoursの音楽は無いとすら!」
梨子「か、過大評価過ぎますよ~!///」
ダイヤ「……おほん」
ダイヤ「そこでわたくし、その……少しでも梨子さんのお力になれれば、と思いまして」
梨子「へ……?」
ダイヤ「わたくし、先ほど申した通り和楽器は一通り演奏できますから」
ダイヤ「次の曲作り、梨子さんのピアノとわたくしの和楽器で1つの音楽を作りませんか!」
梨子「!!?」
ダイヤ「ピアノの旋律にお琴やビワ、三味線、尺八などあらゆる和楽器を織り交ぜれば新たな扉が開くと思いませんか!」
梨子(な、なんか新手の宗教勧誘みたいになってるんだけど……)
44: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 00:01:04.91 ID:BSnHF4EU
ダイヤ「……だめですか?」
梨子「そんな、ダメなんかじゃ無いですよ! ……ただ、どうしたんですかダイヤさん」
ダイヤ「へ?」
梨子「なんというか……らしくないというか……」
ダイヤ「む……ま、まさかそんな。わたくしはただ……」
梨子「でも、ダイヤさんが私のことを気にかけてくれてるのは伝わりました」
ダイヤ「!」
梨子「ありがとうございます。次の曲、一緒に作りましょう」
ダイヤ「!!」
ダイヤ「はい、ぜひ!」
梨子「そんな、ダメなんかじゃ無いですよ! ……ただ、どうしたんですかダイヤさん」
ダイヤ「へ?」
梨子「なんというか……らしくないというか……」
ダイヤ「む……ま、まさかそんな。わたくしはただ……」
梨子「でも、ダイヤさんが私のことを気にかけてくれてるのは伝わりました」
ダイヤ「!」
梨子「ありがとうございます。次の曲、一緒に作りましょう」
ダイヤ「!!」
ダイヤ「はい、ぜひ!」
45: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 00:12:32.51 ID:BSnHF4EU
ダイヤ「では、放課後に音楽室で」
梨子「はい! それでは失礼します……」バタン
梨子「……ふう」
梨子(ダイヤさん、一体どうして……)
「梨子ちゃん」
梨子「!」
果南「やほー」
梨子「はい! それでは失礼します……」バタン
梨子「……ふう」
梨子(ダイヤさん、一体どうして……)
「梨子ちゃん」
梨子「!」
果南「やほー」
49: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 01:17:40.80 ID:BSnHF4EU
~放課後・音楽室~
ダイヤ「さあ始めましょうか」
梨子「はいっ」
ダイヤ「とりあえずわたくしがいま用意できるもの──お琴と尺八と小鼓は揃えてあります」
梨子「すごいことになってる……」
ダイヤ「ピアノはここにありますし! さあ、まずは」
梨子「まずは?」
ダイヤ「梨子さんの演奏を聴かせていただきます」
梨子「!?」
ダイヤ「さ、わたくしが用意したこの曲を♪」バサッ
梨子「えっ……楽譜……?」
ダイヤ「ええ、そうです。実はわたくし、この曲が大好きで……お願いします、梨子さん!」
梨子「は、はあ……えっと、曲名は……>>51?」
ダイヤ「さあ始めましょうか」
梨子「はいっ」
ダイヤ「とりあえずわたくしがいま用意できるもの──お琴と尺八と小鼓は揃えてあります」
梨子「すごいことになってる……」
ダイヤ「ピアノはここにありますし! さあ、まずは」
梨子「まずは?」
ダイヤ「梨子さんの演奏を聴かせていただきます」
梨子「!?」
ダイヤ「さ、わたくしが用意したこの曲を♪」バサッ
梨子「えっ……楽譜……?」
ダイヤ「ええ、そうです。実はわたくし、この曲が大好きで……お願いします、梨子さん!」
梨子「は、はあ……えっと、曲名は……>>51?」
51: 名無しで叶える物語(笑) 2017/11/08(水) 01:44:15.50 ID:z8+P8+EI
take five
54: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 02:16:53.99 ID:BSnHF4EU
梨子「ていくふぁいぶ……?」
ダイヤ「わたくしのケータイに入っていますので、どうぞ」つ イヤホン
梨子「あ、はい……」
https://youtu.be/vmDDOFXSgAs
梨子「……ジャズですか?」
ダイヤ「そうです」
ダイヤ「……意外ですか?」
梨子「そんなことは…………」
ダイヤ「正直に答えてくださいな」
梨子「……はい、えっと……とても意外です」
ダイヤ「では、これは?」
https://youtu.be/sGr-ETcatLI
梨子「……和楽器で?」
ダイヤ「ふふ、そうです」
ダイヤ「この曲、様々な楽器でカバーをされていて、和楽器との相性もいいんですのよ?」
ダイヤ「わたくしがこれを知ったのも、その……お稽古事が嫌になって、和楽器を触りたくない……なんて思ったことがありまして」
梨子「ダイヤさんにもそんなことが……」
ダイヤ「ええ、その……はい、お恥ずかしながら」
ダイヤ「わたくしのケータイに入っていますので、どうぞ」つ イヤホン
梨子「あ、はい……」
https://youtu.be/vmDDOFXSgAs
梨子「……ジャズですか?」
ダイヤ「そうです」
ダイヤ「……意外ですか?」
梨子「そんなことは…………」
ダイヤ「正直に答えてくださいな」
梨子「……はい、えっと……とても意外です」
ダイヤ「では、これは?」
https://youtu.be/sGr-ETcatLI
梨子「……和楽器で?」
ダイヤ「ふふ、そうです」
ダイヤ「この曲、様々な楽器でカバーをされていて、和楽器との相性もいいんですのよ?」
ダイヤ「わたくしがこれを知ったのも、その……お稽古事が嫌になって、和楽器を触りたくない……なんて思ったことがありまして」
梨子「ダイヤさんにもそんなことが……」
ダイヤ「ええ、その……はい、お恥ずかしながら」
55: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 02:27:13.12 ID:BSnHF4EU
ダイヤ「お稽古事に嫌気がさして腐っていた時期に鞠莉さんが聞かせてくれて、知ったんです」
ダイヤ「ジャズの成り立ちから、それが和楽器とコラボレーションしてこんなに素晴らしい旋律を奏でるなんて……素敵でしょう?」
梨子「……」
ダイヤ「それからわたくしはこの曲の……その、虜になってしまいまして」
ダイヤ「わたくしもいつか、この曲を自分で演奏することを夢見て、またお稽古事を頑張るようになりました」
ダイヤ「我ながらひどく単純でお恥ずかしいことですが……思い出の曲なんです」
梨子「……はい、すごくわかりました。ダイヤさんの気持ちも」
ダイヤ「……ほ、本当に恥ずかしいですね……///」
梨子「じゃあ、ピアノですけど……弾いてみますね」
ダイヤ「! ……はい、お願いします」
ダイヤ「ジャズの成り立ちから、それが和楽器とコラボレーションしてこんなに素晴らしい旋律を奏でるなんて……素敵でしょう?」
梨子「……」
ダイヤ「それからわたくしはこの曲の……その、虜になってしまいまして」
ダイヤ「わたくしもいつか、この曲を自分で演奏することを夢見て、またお稽古事を頑張るようになりました」
ダイヤ「我ながらひどく単純でお恥ずかしいことですが……思い出の曲なんです」
梨子「……はい、すごくわかりました。ダイヤさんの気持ちも」
ダイヤ「……ほ、本当に恥ずかしいですね……///」
梨子「じゃあ、ピアノですけど……弾いてみますね」
ダイヤ「! ……はい、お願いします」
56: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 02:40:17.46 ID:BSnHF4EU
https://youtu.be/ezkrkxg536o
梨子「……ふう」
ダイヤ「……」
梨子「ど、どうでしたか……?」
ダイヤ「……梨子さん!」ガシッ
梨子「は、はい!」
ダイヤ「ラブライブ予選の曲……頑張りましょう……」ギュウッ
梨子「……はいっ」
梨子(私の演奏でこんなに……ふふ、嬉しいな)
ダイヤ「さあ、まずは片っ端から和楽器を演奏していきますわよ!」
梨子「片っ端から!?」
ダイヤ「梨子さんはそれを聞いて、どれを採用するか決めてくださいまし!」
梨子「え、ええと……が、がんばりま~す!」
梨子「……ふう」
ダイヤ「……」
梨子「ど、どうでしたか……?」
ダイヤ「……梨子さん!」ガシッ
梨子「は、はい!」
ダイヤ「ラブライブ予選の曲……頑張りましょう……」ギュウッ
梨子「……はいっ」
梨子(私の演奏でこんなに……ふふ、嬉しいな)
ダイヤ「さあ、まずは片っ端から和楽器を演奏していきますわよ!」
梨子「片っ端から!?」
ダイヤ「梨子さんはそれを聞いて、どれを採用するか決めてくださいまし!」
梨子「え、ええと……が、がんばりま~す!」
69: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 22:58:34.48 ID:BSnHF4EU
・・・
ダイヤ「ふう……ここに用意したものは一通り演奏し終えましたね」
梨子「いやぁ……どれもすごく綺麗で……えへへ、感動しちゃいました」
ダイヤ「あなたにそう言っていただけると、わたくしも嬉しいです、ありがとう」
梨子「ふふっ」
ダイヤ「でも、わたくし自身……いまいちピンときていません」
ダイヤ「最近は『和ロック』というジャンルの音楽もあるらしく、それを目指してみたいとは思うんです」
梨子「和ロック……」
ダイヤ「ですから、もっともっと多くの和楽器を試してみたい」
梨子「でも、それなら……ロックなら、鞠莉さんのほうが適任では……?」
ダイヤ「それは、確かにその通りです。鞠莉さんはあのような性格ですし、ロックのような激しいものを好みます」
ダイヤ「ですが、わたくしは梨子さんと2人で曲を作りたいんです!」
梨子「……はいっ!」
ダイヤ「それについて、またゆっくりとお話をしたいのですが……」
梨子「はい、もちろんです。曲を作るんですから、いっぱい話し合いましょう!」
ダイヤ「! ……ありがとうございます!」
ダイヤ「ふう……ここに用意したものは一通り演奏し終えましたね」
梨子「いやぁ……どれもすごく綺麗で……えへへ、感動しちゃいました」
ダイヤ「あなたにそう言っていただけると、わたくしも嬉しいです、ありがとう」
梨子「ふふっ」
ダイヤ「でも、わたくし自身……いまいちピンときていません」
ダイヤ「最近は『和ロック』というジャンルの音楽もあるらしく、それを目指してみたいとは思うんです」
梨子「和ロック……」
ダイヤ「ですから、もっともっと多くの和楽器を試してみたい」
梨子「でも、それなら……ロックなら、鞠莉さんのほうが適任では……?」
ダイヤ「それは、確かにその通りです。鞠莉さんはあのような性格ですし、ロックのような激しいものを好みます」
ダイヤ「ですが、わたくしは梨子さんと2人で曲を作りたいんです!」
梨子「……はいっ!」
ダイヤ「それについて、またゆっくりとお話をしたいのですが……」
梨子「はい、もちろんです。曲を作るんですから、いっぱい話し合いましょう!」
ダイヤ「! ……ありがとうございます!」
70: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 23:03:20.37 ID:BSnHF4EU
梨子「それにしても、ダイヤさん」
ダイヤ「?」
梨子「ふふ……なんというか、ゆっくり話をするのが初めてで……」
梨子「ダイヤさんって意外と熱いところがあるんですね?」
ダイヤ「ぇっ……そ、そぉ……で、すか?///」
ダイヤ「いやいや、そんなそんな」
梨子「顔、真っ赤ですよ?」
ダイヤ「そ、そんなことありません! な、なぜわたくしが熱くなるのです? ただ、その……ええと、その!」
梨子「ふふふ♪」
梨子(やっぱり果南さんの言ってた通りだ……♪)
ダイヤ「?」
梨子「ふふ……なんというか、ゆっくり話をするのが初めてで……」
梨子「ダイヤさんって意外と熱いところがあるんですね?」
ダイヤ「ぇっ……そ、そぉ……で、すか?///」
ダイヤ「いやいや、そんなそんな」
梨子「顔、真っ赤ですよ?」
ダイヤ「そ、そんなことありません! な、なぜわたくしが熱くなるのです? ただ、その……ええと、その!」
梨子「ふふふ♪」
梨子(やっぱり果南さんの言ってた通りだ……♪)
71: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 23:09:08.59 ID:BSnHF4EU
・・・
梨子「仲良くなりたい……ですか?」
果南「そ!」
果南「ダイヤって、基本みんなから頭の固い人に見られるじゃん?」
梨子「それは、ええと……」
果南「誤魔化さなくて大丈夫、私も鞠莉だって分かってることだし」
梨子「あ、あはは……」
果南「で! ダイヤって基本的に器用にやるんだけど、自分が本当に心からって思うことに関してはとんと不器用でさ」
果南「ほんとは私も何も言わず見守ってあげるべきなんだろうけど、やばいくらい空回りして見てらんなくなっちゃうから」
果南「だから、梨子ちゃんからもちょっとだけだいいから歩み寄ってあげてほしいんだ」
果南「余計なお世話だってのは分かってんだけど……空回りするダイヤを面白がるくらいの気持ちでいいから、お願い!」
梨子「お、面白がる……というのは、さすがにできないですけど……」
梨子「わかりました! 私ももっと仲良くなれたほうが、これから一緒にやっていきやすいと思いますし」
果南「はぁぁ……よかった~……!」
果南「ありがと梨子ちゃん! ほんとダイヤって不器用でうまく話を誘導させるとか出来ないからさ! うまく導いてあげてよ!」
梨子「が、がんばります……!」
・・・
梨子「仲良くなりたい……ですか?」
果南「そ!」
果南「ダイヤって、基本みんなから頭の固い人に見られるじゃん?」
梨子「それは、ええと……」
果南「誤魔化さなくて大丈夫、私も鞠莉だって分かってることだし」
梨子「あ、あはは……」
果南「で! ダイヤって基本的に器用にやるんだけど、自分が本当に心からって思うことに関してはとんと不器用でさ」
果南「ほんとは私も何も言わず見守ってあげるべきなんだろうけど、やばいくらい空回りして見てらんなくなっちゃうから」
果南「だから、梨子ちゃんからもちょっとだけだいいから歩み寄ってあげてほしいんだ」
果南「余計なお世話だってのは分かってんだけど……空回りするダイヤを面白がるくらいの気持ちでいいから、お願い!」
梨子「お、面白がる……というのは、さすがにできないですけど……」
梨子「わかりました! 私ももっと仲良くなれたほうが、これから一緒にやっていきやすいと思いますし」
果南「はぁぁ……よかった~……!」
果南「ありがと梨子ちゃん! ほんとダイヤって不器用でうまく話を誘導させるとか出来ないからさ! うまく導いてあげてよ!」
梨子「が、がんばります……!」
・・・
72: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 23:29:29.63 ID:BSnHF4EU
梨子「それじゃあ今日はここまでにして……また次、日を決めてお話ししましょうか」
ダイヤ「えっ」
梨子「? もう時間も……ほら、5時半ですし」
ダイヤ「た、確かに……もうそんな時間でしたか……」
ダイヤ(しかし、次の日って……しかもこのままで本当に仲良くなんてなれるのでしょうか……)
ダイヤ(当然、今までより接する回数は増えますが……本当に仲良くなるというのなら、もっと……)
ダイヤ「あ、あのぉ……梨子さん?」
梨子「は、はい……?」
ダイヤ「え、ええと……そのぉ、せ、せっかくですし……ね?」
梨子「……?」
ダイヤ「な、なんと言いますか……こ、こう、せっかく2人でゆっくり話す機会ができたのですし……」
梨子「!」
ダイヤ「そ、その……ええと……」
梨子「ダイヤさん!」
ダイヤ「はいっ!?」
梨子「一緒に帰りましょう?」
ダイヤ「……!」
ダイヤ「そ、そうですわね、ええ……お互いの音楽性についても話し合わねばなりませんし」
ダイヤ「その提案、ぜひお受けいたしますわ!」
梨子「ふふっ」
梨子(可愛いとこ、あるんだぁ♪)
ダイヤ「えっ」
梨子「? もう時間も……ほら、5時半ですし」
ダイヤ「た、確かに……もうそんな時間でしたか……」
ダイヤ(しかし、次の日って……しかもこのままで本当に仲良くなんてなれるのでしょうか……)
ダイヤ(当然、今までより接する回数は増えますが……本当に仲良くなるというのなら、もっと……)
ダイヤ「あ、あのぉ……梨子さん?」
梨子「は、はい……?」
ダイヤ「え、ええと……そのぉ、せ、せっかくですし……ね?」
梨子「……?」
ダイヤ「な、なんと言いますか……こ、こう、せっかく2人でゆっくり話す機会ができたのですし……」
梨子「!」
ダイヤ「そ、その……ええと……」
梨子「ダイヤさん!」
ダイヤ「はいっ!?」
梨子「一緒に帰りましょう?」
ダイヤ「……!」
ダイヤ「そ、そうですわね、ええ……お互いの音楽性についても話し合わねばなりませんし」
ダイヤ「その提案、ぜひお受けいたしますわ!」
梨子「ふふっ」
梨子(可愛いとこ、あるんだぁ♪)
74: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 23:41:01.02 ID:BSnHF4EU
・・・
ダイヤ「そういえば……良いのですか?」
梨子「?」
ダイヤ「梨子さんのおうちは千歌さんの隣……ですから、いつもご一緒に帰ってますよね?」
梨子「それはそうですけど……今日はダイヤさんと一緒にいるので、ダイヤさんと帰りたいんです」
梨子「……だめですか?」
ダイヤ「だ、ダメなどとは!」
ダイヤ「す……少し気になっただけです。わたくしが梨子さんを取ってしまって、千歌さんが寂しくしていないか……と」
梨子(取るって……ふふ)
梨子「千歌ちゃんなら曜ちゃんと途中まで一緒ですし、大丈夫ですよ」
梨子「それより、ダイヤさんこそルビィちゃんと帰らなくて大丈夫なんですか?」
ダイヤ「ハッ……ルビィ……」
梨子「忘れてたんですか……」
ダイヤ「す、すみません……少しルビィに電話をしても……!?」
梨子「ど、どうぞどうぞ」
pipipi!
ルビィ! アア、ルビィ! イマドコデスノ、ダレトイマスノー!
梨子(えっと……こういうのを、シスコンって言うんだっけ……それとも過保護……?)
ダイヤ「そういえば……良いのですか?」
梨子「?」
ダイヤ「梨子さんのおうちは千歌さんの隣……ですから、いつもご一緒に帰ってますよね?」
梨子「それはそうですけど……今日はダイヤさんと一緒にいるので、ダイヤさんと帰りたいんです」
梨子「……だめですか?」
ダイヤ「だ、ダメなどとは!」
ダイヤ「す……少し気になっただけです。わたくしが梨子さんを取ってしまって、千歌さんが寂しくしていないか……と」
梨子(取るって……ふふ)
梨子「千歌ちゃんなら曜ちゃんと途中まで一緒ですし、大丈夫ですよ」
梨子「それより、ダイヤさんこそルビィちゃんと帰らなくて大丈夫なんですか?」
ダイヤ「ハッ……ルビィ……」
梨子「忘れてたんですか……」
ダイヤ「す、すみません……少しルビィに電話をしても……!?」
梨子「ど、どうぞどうぞ」
pipipi!
ルビィ! アア、ルビィ! イマドコデスノ、ダレトイマスノー!
梨子(えっと……こういうのを、シスコンって言うんだっけ……それとも過保護……?)
75: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/08(水) 23:43:26.71 ID:BSnHF4EU
ダイヤ「善子さん花丸さんと3人でちゃんと帰るそうです……」
梨子「一安心ですね」
ダイヤ「ええ、よかっt──いえ! 高校生ですから、1人で帰れないと」
梨子「ふふ、そうですね?」
ダイヤ「……な、なんです、その目は」
梨子「いえいえ♪」
ダイヤ「……///」
ダイヤ「な、内緒ですよ」
梨子「?」
ダイヤ「その……妹に関して、少々過剰に心配してしまう点……///」
梨子「うふふ、素敵なお姉さんだと思いますよ♪」
梨子(私が言わなくてもバレバレだと思うし)
梨子「一安心ですね」
ダイヤ「ええ、よかっt──いえ! 高校生ですから、1人で帰れないと」
梨子「ふふ、そうですね?」
ダイヤ「……な、なんです、その目は」
梨子「いえいえ♪」
ダイヤ「……///」
ダイヤ「な、内緒ですよ」
梨子「?」
ダイヤ「その……妹に関して、少々過剰に心配してしまう点……///」
梨子「うふふ、素敵なお姉さんだと思いますよ♪」
梨子(私が言わなくてもバレバレだと思うし)
76: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 00:01:49.20 ID:rxZ7K28W
・・・
コンビニでアイスを買いました
梨子「ぢゅ~……」←みかんのアイス
ダイヤ「はむ……」←抹茶アイス
ダイヤ「しかし……2人で曲を作るとなると、色々話し合う機会を設けないといけませんわね」
梨子「そうですね……1人だけなら、好きにできるんですけど」
ダイヤ「ぅ……や、やっぱり迷惑でしたか? その、いきなり首を突っ込まれると……」
梨子「そ、そんなことないですよ! 一緒に作るのも楽しいと思いますし、1人で作ってて悩むと、誰にも相談できないですから」
ダイヤ「そう言っていただけると、ありがたいです」
梨子「でも……私とダイヤさんの音楽性は、やっぱり違うと思うんです」
ダイヤ「音楽性……」
梨子「自分の好む音楽とか、歌詞を見て、思う気持ちの差異とか」
梨子「そういうのを擦り合わせる時間も必要だと思うんです」
ダイヤ「擦り合わせる……なるほど、2人の方向を同じ方向に、同じ方向にと向かわせていくことで円滑な音楽作りを可能に……」
梨子「はい! なので、週末の日曜日、デートしましょう」
ダイヤ「はっ!?」パッ
ベシャッ!
梨子「あ、アイスが!」
ダイヤ(で、でぇと!? えと、あの、そんな、ひ、ひゃ~~っ!!///)
梨子「ダイヤさん、アイス!アイス落としましたよ!靴が!ああ抹茶まみれに!!」
ダイヤ(でーとって、な、なんなんですのーーーー!!!///)
梨子「だいやさーーん!!」
コンビニでアイスを買いました
梨子「ぢゅ~……」←みかんのアイス
ダイヤ「はむ……」←抹茶アイス
ダイヤ「しかし……2人で曲を作るとなると、色々話し合う機会を設けないといけませんわね」
梨子「そうですね……1人だけなら、好きにできるんですけど」
ダイヤ「ぅ……や、やっぱり迷惑でしたか? その、いきなり首を突っ込まれると……」
梨子「そ、そんなことないですよ! 一緒に作るのも楽しいと思いますし、1人で作ってて悩むと、誰にも相談できないですから」
ダイヤ「そう言っていただけると、ありがたいです」
梨子「でも……私とダイヤさんの音楽性は、やっぱり違うと思うんです」
ダイヤ「音楽性……」
梨子「自分の好む音楽とか、歌詞を見て、思う気持ちの差異とか」
梨子「そういうのを擦り合わせる時間も必要だと思うんです」
ダイヤ「擦り合わせる……なるほど、2人の方向を同じ方向に、同じ方向にと向かわせていくことで円滑な音楽作りを可能に……」
梨子「はい! なので、週末の日曜日、デートしましょう」
ダイヤ「はっ!?」パッ
ベシャッ!
梨子「あ、アイスが!」
ダイヤ(で、でぇと!? えと、あの、そんな、ひ、ひゃ~~っ!!///)
梨子「ダイヤさん、アイス!アイス落としましたよ!靴が!ああ抹茶まみれに!!」
ダイヤ(でーとって、な、なんなんですのーーーー!!!///)
梨子「だいやさーーん!!」
77: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 00:08:19.78 ID:rxZ7K28W
~同日・夜 お風呂~
ダイヤ「……」チャプチャプ
ダイヤ「でーと……でーと……」
ダイヤ「そもそもでーとってなんですの!? でーとって、デートってつまりあれでしょう? 恋仲の男女が……その、休日に仲良く遊んだりすることでしょう?」
ダイヤ「しかし、わ、わたくしと梨子さんは女同士……そんな、そんな禁断な恋など許されることではありません!」
ダイヤ「確かに不純異性交遊など認められませんわ! ぶっぶーですわ! しかし同性交遊というのもぶっぶーでしょう!!」
ダイヤ「どう思いますかルビィ!」
ルビィ「静かにして」
ダイヤ「あぅ……」
ダイヤ「……」チャプチャプ
ダイヤ「でーと……でーと……」
ダイヤ「そもそもでーとってなんですの!? でーとって、デートってつまりあれでしょう? 恋仲の男女が……その、休日に仲良く遊んだりすることでしょう?」
ダイヤ「しかし、わ、わたくしと梨子さんは女同士……そんな、そんな禁断な恋など許されることではありません!」
ダイヤ「確かに不純異性交遊など認められませんわ! ぶっぶーですわ! しかし同性交遊というのもぶっぶーでしょう!!」
ダイヤ「どう思いますかルビィ!」
ルビィ「静かにして」
ダイヤ「あぅ……」
79: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 00:11:46.96 ID:rxZ7K28W
ルビィ「ていうか……お姉ちゃん、梨子ちゃんと遊びに行く約束したの?」
ダイヤ「え、ええ……それを梨子さんはデートと……」
ルビィ「……お姉ちゃん?」
ダイヤ「な、なんでしょう」
ルビィ「女の子同士で遊ぶこと……デートって言ったりするんだよ東京って」
ダイヤ「!? ま、まさか東京では同性愛が活発的に!?」
ルビィ「そうじゃなくてっ!」
ルビィ「普通に、女の子同士で遊ぶことをデートって呼んだりしてるみたいだよ?」
ルビィ「同性愛じゃなくて、普通の友達で」
ダイヤ「な……なんということでしょう……」
ダイヤ「我々はやはり田舎者だというのですか……東京ではそんな言い方をするほど、デートという言葉は気軽なものに……?」
ルビィ「だからね、梨子ちゃんがお姉ちゃんを好きとかそういうのじゃなくて、仲良しな女友達と遊ぶって意味で言ったんだと思うよ」
ダイヤ「な、仲良しな……女、友達」
ダイヤ「……仲良しな……///」
ルビィ「お姉ちゃん……?」
ダイヤ「え、ええ……それを梨子さんはデートと……」
ルビィ「……お姉ちゃん?」
ダイヤ「な、なんでしょう」
ルビィ「女の子同士で遊ぶこと……デートって言ったりするんだよ東京って」
ダイヤ「!? ま、まさか東京では同性愛が活発的に!?」
ルビィ「そうじゃなくてっ!」
ルビィ「普通に、女の子同士で遊ぶことをデートって呼んだりしてるみたいだよ?」
ルビィ「同性愛じゃなくて、普通の友達で」
ダイヤ「な……なんということでしょう……」
ダイヤ「我々はやはり田舎者だというのですか……東京ではそんな言い方をするほど、デートという言葉は気軽なものに……?」
ルビィ「だからね、梨子ちゃんがお姉ちゃんを好きとかそういうのじゃなくて、仲良しな女友達と遊ぶって意味で言ったんだと思うよ」
ダイヤ「な、仲良しな……女、友達」
ダイヤ「……仲良しな……///」
ルビィ「お姉ちゃん……?」
80: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 00:29:32.50 ID:rxZ7K28W
ルビィ「だからね、お姉ちゃんは何も考えず、果南さんや鞠莉さんと遊ぶくらいの気持ちで行けばいいと思うな」
ダイヤ「わ、わかりました……ありがとうルビィ」
ルビィ「ふふ、お姉ちゃんがみんなと仲良くなりたいなんて、ね?」
ダイヤ「あ、あまり言わないでください……恥ずかしいんですから///」
ルビィ「頑張ってねお姉ちゃん!」
ダイヤ「……ええ」
ルビィ「果南さんはいっぱい遊んでくれたよ?」
ダイヤ「ぐっ……わ、わたくしと果南さんを比べるのはぶっぶーですわ……」
ルビィ「まあ、そうだねぇ」
ルビィ「でも、お姉ちゃんはお姉ちゃんで頑張ればいいと思う」
ルビィ「無理に張り切ったりしないで、いつもみたいにちょっと硬くて、でも優しいお姉ちゃんで」
ダイヤ「はい……」
ダイヤ「とりあえず人を硬いと言ったことに関しては後で話し合いをするとして」
ルビィ「」
ダイヤ「ほら、早く体を洗ってしまいなさい。後がつかえているんですから」
ルビィ「ハーイ…」ゴシゴシ
ダイヤ「わ、わかりました……ありがとうルビィ」
ルビィ「ふふ、お姉ちゃんがみんなと仲良くなりたいなんて、ね?」
ダイヤ「あ、あまり言わないでください……恥ずかしいんですから///」
ルビィ「頑張ってねお姉ちゃん!」
ダイヤ「……ええ」
ルビィ「果南さんはいっぱい遊んでくれたよ?」
ダイヤ「ぐっ……わ、わたくしと果南さんを比べるのはぶっぶーですわ……」
ルビィ「まあ、そうだねぇ」
ルビィ「でも、お姉ちゃんはお姉ちゃんで頑張ればいいと思う」
ルビィ「無理に張り切ったりしないで、いつもみたいにちょっと硬くて、でも優しいお姉ちゃんで」
ダイヤ「はい……」
ダイヤ「とりあえず人を硬いと言ったことに関しては後で話し合いをするとして」
ルビィ「」
ダイヤ「ほら、早く体を洗ってしまいなさい。後がつかえているんですから」
ルビィ「ハーイ…」ゴシゴシ
81: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 00:42:21.91 ID:rxZ7K28W
~日曜日~
ダイヤ「……」ドキドキ
https://i.imgur.com/XDMz0lE.jpg
ダイヤ(ど、どこも変ではないですよね……?)
ダイヤ(朝からルビィに三度見直してもらいましたし……大丈夫のはずです)
ダイヤ「……」
ダイヤ「少し……早く来すぎてしまいましたわね」
待ち合わせまで
あと1時間
ダイヤ「……」ドキドキ
https://i.imgur.com/XDMz0lE.jpg
ダイヤ(ど、どこも変ではないですよね……?)
ダイヤ(朝からルビィに三度見直してもらいましたし……大丈夫のはずです)
ダイヤ「……」
ダイヤ「少し……早く来すぎてしまいましたわね」
待ち合わせまで
あと1時間
114: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/11(土) 22:56:16.79 ID:MppGIBOZ
ダイヤ「……」
ダイヤ「…………」
ダイヤ「………………」
ダイヤ「退屈ですわ……」
待ち合わせまで
あと55分
ダイヤ「むぅ……沼津の広場ですし……」
ダイヤ「早く来すぎたわたくしが悪いのはわかっておりますけれど……」
ダイヤ「……何か時間つぶしをしましょうか」
待ち合わせまであと50分
それまで何をしましょうか
>>116
ダイヤ「…………」
ダイヤ「………………」
ダイヤ「退屈ですわ……」
待ち合わせまで
あと55分
ダイヤ「むぅ……沼津の広場ですし……」
ダイヤ「早く来すぎたわたくしが悪いのはわかっておりますけれど……」
ダイヤ「……何か時間つぶしをしましょうか」
待ち合わせまであと50分
それまで何をしましょうか
>>116
116: 名無しで叶える物語(茸) 2017/11/11(土) 23:07:13.56 ID:mmnTjixF
かなんに電話
117: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/11(土) 23:13:38.24 ID:MppGIBOZ
ダイヤ「暇なので果南さんに電話してみましょう」
pipipi
prrrrr...
果南『はいはーい? どしたのダイヤ』
ダイヤ「おはようございます」
果南『うん、おはよ』
ダイヤ「いえ……その、特に用があったわけではないんですけどね?」
果南『?』
ダイヤ「少し、時間つぶしに付き合っていただけないか……と」
果南『いいけど……今日って梨子とデートなんでしょ?』
ダイヤ「早く来すぎてしまったんです……」
果南『早くって、何時?』
ダイヤ「ええと……あと、およそ1時間後?」
果南『……えらく張り切ったね』
ダイヤ「ま、間に合うようにたっぷり余裕を持って行動するのは当然でしょう!」
果南『ま、まあそうだけど……そんなに楽しみだったの?』
ダイヤ「ぉっ……おだまらっしゃーい!///」
pipipi
prrrrr...
果南『はいはーい? どしたのダイヤ』
ダイヤ「おはようございます」
果南『うん、おはよ』
ダイヤ「いえ……その、特に用があったわけではないんですけどね?」
果南『?』
ダイヤ「少し、時間つぶしに付き合っていただけないか……と」
果南『いいけど……今日って梨子とデートなんでしょ?』
ダイヤ「早く来すぎてしまったんです……」
果南『早くって、何時?』
ダイヤ「ええと……あと、およそ1時間後?」
果南『……えらく張り切ったね』
ダイヤ「ま、間に合うようにたっぷり余裕を持って行動するのは当然でしょう!」
果南『ま、まあそうだけど……そんなに楽しみだったの?』
ダイヤ「ぉっ……おだまらっしゃーい!///」
119: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/11(土) 23:26:00.74 ID:MppGIBOZ
果南『でも、ダイヤがデートかぁ』
ダイヤ「ただ音楽性を合わせるだけです」
果南『そりゃわかってるけどさー』
果南『2人っきりで遊ぶとか、仲良くなる作戦の大本命みたいなもんじゃん』
ダイヤ「……まあ、それはそうなのですけど……」
果南『さすがに緊張?』
ダイヤ「だ、誰がですかっ! わたくしが緊張など、まさか」
果南『ふふ、まあいいけどさ』
果南『梨子ちゃんの次もあるんだからちゃんと考えて行動しなよー?』
ダイヤ「といいますと……?」
果南『梨子ちゃんとうまくいかないってことは、曜と千歌にもそれが伝わるわけだからさ』
ダイヤ「…………!!」
果南『がんばれダイヤ』
ダイヤ「も、もちろんですわ……」
ダイヤ「ただ音楽性を合わせるだけです」
果南『そりゃわかってるけどさー』
果南『2人っきりで遊ぶとか、仲良くなる作戦の大本命みたいなもんじゃん』
ダイヤ「……まあ、それはそうなのですけど……」
果南『さすがに緊張?』
ダイヤ「だ、誰がですかっ! わたくしが緊張など、まさか」
果南『ふふ、まあいいけどさ』
果南『梨子ちゃんの次もあるんだからちゃんと考えて行動しなよー?』
ダイヤ「といいますと……?」
果南『梨子ちゃんとうまくいかないってことは、曜と千歌にもそれが伝わるわけだからさ』
ダイヤ「…………!!」
果南『がんばれダイヤ』
ダイヤ「も、もちろんですわ……」
120: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/11(土) 23:40:57.43 ID:MppGIBOZ
・・・
梨子┃•́ )ジー
梨子(誰と電話してるんだろう……)
待ち合わせまで
あと30分
梨子(さすがに先輩を待たせるわけには、と思って30分前に来たらすでに先輩は来ていた……)
梨子(いやいやいや、それは置いといて……)
梨子(誰と電話してるんだろう……?)
梨子(果南さんかな? 他のみんなとも仲良くなる算段をつけてるところ……?)
梨子(んー……)
梨子(まあ、どちらにしても)
梨子「今は話しかけないほうがいいよね……」
梨子┃•́ )ジー
梨子(誰と電話してるんだろう……)
待ち合わせまで
あと30分
梨子(さすがに先輩を待たせるわけには、と思って30分前に来たらすでに先輩は来ていた……)
梨子(いやいやいや、それは置いといて……)
梨子(誰と電話してるんだろう……?)
梨子(果南さんかな? 他のみんなとも仲良くなる算段をつけてるところ……?)
梨子(んー……)
梨子(まあ、どちらにしても)
梨子「今は話しかけないほうがいいよね……」
121: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/12(日) 00:02:29.87 ID:ju2zTBPS
ダイヤ「では……また明日、学校で」
pi
ダイヤ「ふう……」
ダイヤ「……と、話し込んでいるうちにそろそろ時間のようですわね」
ダイヤ「とはいうものの……」キョロキョロ
ダイヤ「見当たりません……?」
梨子 ┃•́ )ジー
ダイヤ「!?」
梨子「……おはようございます」
ダイヤ「お、おはようございます梨子さん。ちょうどぴったりですね?」
梨子「……ほんとは30分前からいました」
ダイヤ「!?」
ダイヤ「な、なぜ声をかけてくれなかったんですの!? わたくし、実は1時間前から……」
梨子「ええっ!? ご、ごめんなさい……私、そんなに待たせちゃって……」
ダイヤ「あ、あぁ……そんな、わたくしが焦って早く来すぎてしまっただけですから、謝らないでくださいな」
梨子「うぅ……」
ダイヤ「でも……30分前に来ていたなら、なぜ声をかけて下さらなかったんですの?」
梨子「いえ、その……お電話されてたから」
ダイヤ「ああ……あれは果南さんですわ。ただの暇つぶしに話し相手にもらっていましたの」
梨子「あ、そうなんですか」
梨子(やっぱり作戦会議とかしてたのかな?)
ダイヤ「ええ、なので遠慮することはなかったんですが……まあ、無事に集まれたことをまずは喜びましょう」
梨子「はいっ」
pi
ダイヤ「ふう……」
ダイヤ「……と、話し込んでいるうちにそろそろ時間のようですわね」
ダイヤ「とはいうものの……」キョロキョロ
ダイヤ「見当たりません……?」
梨子 ┃•́ )ジー
ダイヤ「!?」
梨子「……おはようございます」
ダイヤ「お、おはようございます梨子さん。ちょうどぴったりですね?」
梨子「……ほんとは30分前からいました」
ダイヤ「!?」
ダイヤ「な、なぜ声をかけてくれなかったんですの!? わたくし、実は1時間前から……」
梨子「ええっ!? ご、ごめんなさい……私、そんなに待たせちゃって……」
ダイヤ「あ、あぁ……そんな、わたくしが焦って早く来すぎてしまっただけですから、謝らないでくださいな」
梨子「うぅ……」
ダイヤ「でも……30分前に来ていたなら、なぜ声をかけて下さらなかったんですの?」
梨子「いえ、その……お電話されてたから」
ダイヤ「ああ……あれは果南さんですわ。ただの暇つぶしに話し相手にもらっていましたの」
梨子「あ、そうなんですか」
梨子(やっぱり作戦会議とかしてたのかな?)
ダイヤ「ええ、なので遠慮することはなかったんですが……まあ、無事に集まれたことをまずは喜びましょう」
梨子「はいっ」
122: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/12(日) 00:18:47.26 ID:ju2zTBPS
ダイヤ「さ、何をいたしますか?」
ダイヤ「今日は交流を深めることでお互いをよく知り、音楽性を擦り合わせるのですよね」
梨子「それはそうなんですけど……」
ダイヤ「?」
梨子「な、何をしましょうか……!」
ダイヤ「考えていなかったんですか!?」
梨子「え、ええと……その、私って思い返してみれば自分から遊びを考えて動くのってあんまりなくって……」
梨子「二年生で遊ぶ時も、いつも千歌ちゃんに振り回されたり、曜ちゃんに付き合ったりしてるから」
ダイヤ「そうだったんですね……」
梨子「ええと、ダイヤさんは……?」
ダイヤ「へ?」
梨子「ダイヤさんは、3年生の皆さんと遊ぶときは……」
ダイヤ「そうですわね……鞠莉さんに振り回されたり、果南さんに連れられて3人で海で泳いだり……」
ダイヤ「……わたくしから動いたことは、ほぼありませんね……」
梨子「……」
ダイヤ「……」
ダイりこ『……』
ダイヤ「今日は交流を深めることでお互いをよく知り、音楽性を擦り合わせるのですよね」
梨子「それはそうなんですけど……」
ダイヤ「?」
梨子「な、何をしましょうか……!」
ダイヤ「考えていなかったんですか!?」
梨子「え、ええと……その、私って思い返してみれば自分から遊びを考えて動くのってあんまりなくって……」
梨子「二年生で遊ぶ時も、いつも千歌ちゃんに振り回されたり、曜ちゃんに付き合ったりしてるから」
ダイヤ「そうだったんですね……」
梨子「ええと、ダイヤさんは……?」
ダイヤ「へ?」
梨子「ダイヤさんは、3年生の皆さんと遊ぶときは……」
ダイヤ「そうですわね……鞠莉さんに振り回されたり、果南さんに連れられて3人で海で泳いだり……」
ダイヤ「……わたくしから動いたことは、ほぼありませんね……」
梨子「……」
ダイヤ「……」
ダイりこ『……』
123: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/12(日) 00:36:00.13 ID:ju2zTBPS
ダイヤ「……わたくしたち、意外なところで共通点が現れましたわね」
梨子「あ、あはは……」
ダイヤ「まあ、仕方ありません……ここは先輩として、頑張ってみましょう」
梨子「!?」
ダイヤ「わたくし、こう見えても生徒会長ですから」
梨子「そ、それは知ってますけど……」
ダイヤ「仕切るのには慣れています!」
梨子「!!」
ダイヤ「では思いつきですが……>>125に行くのはいかがでしょうか?」
梨子「あ、あはは……」
ダイヤ「まあ、仕方ありません……ここは先輩として、頑張ってみましょう」
梨子「!?」
ダイヤ「わたくし、こう見えても生徒会長ですから」
梨子「そ、それは知ってますけど……」
ダイヤ「仕切るのには慣れています!」
梨子「!!」
ダイヤ「では思いつきですが……>>125に行くのはいかがでしょうか?」
125: 名無しで叶える物語(茸) 2017/11/12(日) 01:15:33.74 ID:Uk3qOR1i
カラオケ行こう
好きな音楽わかるし
好きな音楽わかるし
133: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/12(日) 21:15:17.93 ID:ju2zTBPS
ダイヤ「カラオケに行くのは、どうでしょう?」
梨子「カラオケ……」
ダイヤ「ええ、お互いの好みの曲も分かることですし……悪い案ではないと思うのですが」
梨子「いえ、すごくいいと思います!」
ダイヤ「! そ、そうですか?」
梨子「はい、いきましょういきましょう!」グイグイ
ダイヤ「ちょ、あの……り、梨子さん? あの、あまり引っ張らないで……ちょっと!」
梨子「カラオケ……」
ダイヤ「ええ、お互いの好みの曲も分かることですし……悪い案ではないと思うのですが」
梨子「いえ、すごくいいと思います!」
ダイヤ「! そ、そうですか?」
梨子「はい、いきましょういきましょう!」グイグイ
ダイヤ「ちょ、あの……り、梨子さん? あの、あまり引っ張らないで……ちょっと!」
135: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/12(日) 21:25:30.87 ID:ju2zTBPS
~某カラオケ店~
店員「いらっしゃいませ~」
ダイヤ「ここがカラオケ……」
梨子「ダイヤさん、何時間にしますか?」
ダイヤ「ほえ、時間?」
ダイヤ(時間制限などがあるのでしょうか、カラオケとは……ふむふむ、やはり普段から来ない場所は慣れませんわね)
梨子「はい、フリータイムなら19時まで歌い放題ですけど……それだとデートの意味もないですし」
ダイヤ「ふりーたいむ」
ダイヤ(フリータイム……? 歌い放題というのが、つまり自由ということですか)
梨子「んー……やっぱり無難に3時間かなあ。3時間でどうでしょう」
ダイヤ「……」
ダイヤ「ええ、お任せいたしますわ」ニコッ
ダイヤ(梨子さんが慣れているようで助かりました……)
店員「いらっしゃいませ~」
ダイヤ「ここがカラオケ……」
梨子「ダイヤさん、何時間にしますか?」
ダイヤ「ほえ、時間?」
ダイヤ(時間制限などがあるのでしょうか、カラオケとは……ふむふむ、やはり普段から来ない場所は慣れませんわね)
梨子「はい、フリータイムなら19時まで歌い放題ですけど……それだとデートの意味もないですし」
ダイヤ「ふりーたいむ」
ダイヤ(フリータイム……? 歌い放題というのが、つまり自由ということですか)
梨子「んー……やっぱり無難に3時間かなあ。3時間でどうでしょう」
ダイヤ「……」
ダイヤ「ええ、お任せいたしますわ」ニコッ
ダイヤ(梨子さんが慣れているようで助かりました……)
138: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 00:35:22.12 ID:ayBc6xyq
・・・
ガチャッ
梨子「わ、結構広い部屋~」
ダイヤ「……」
ダイヤ(大きなモニター……)
梨子「ダイヤさんどうぞ座ってください」
ダイヤ「あ、ええ……ありがとう」
梨子「マイクと機械と……」イソイソ
ダイヤ(マイクは二本……と、あれはなんですの? 機械? タブレットのようにも見えますが……)
ダイヤ(確かカラオケって本で歌を探して、番号をリモコンで打ち込んで予約するはずですわ)
ダイヤ(あのように大きな必要があるのでしょうか……)
ガチャッ
梨子「わ、結構広い部屋~」
ダイヤ「……」
ダイヤ(大きなモニター……)
梨子「ダイヤさんどうぞ座ってください」
ダイヤ「あ、ええ……ありがとう」
梨子「マイクと機械と……」イソイソ
ダイヤ(マイクは二本……と、あれはなんですの? 機械? タブレットのようにも見えますが……)
ダイヤ(確かカラオケって本で歌を探して、番号をリモコンで打ち込んで予約するはずですわ)
ダイヤ(あのように大きな必要があるのでしょうか……)
139: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 00:41:52.84 ID:ayBc6xyq
梨子「よしっ」
梨子「ダイヤさん、どっちから歌いますか? やっぱり先輩から……?」
ダイヤ「えっ!? あ、ええと……そ、そうですか? でも、まずはわたくし梨子さんの歌を聴きたいですし、お先にどうぞ?」
梨子「あ、わかりました。それじゃあ……」
pipipi
ダイヤ(む……機械に何か打ち込んで?)
ダイヤ(今は機械に本と同じ機能があるのかしら……)
梨子「よしっ! は、恥ずかしいですけど……聞いてくださいね」
梨子ちゃんが入れた曲
>>141
梨子「ダイヤさん、どっちから歌いますか? やっぱり先輩から……?」
ダイヤ「えっ!? あ、ええと……そ、そうですか? でも、まずはわたくし梨子さんの歌を聴きたいですし、お先にどうぞ?」
梨子「あ、わかりました。それじゃあ……」
pipipi
ダイヤ(む……機械に何か打ち込んで?)
ダイヤ(今は機械に本と同じ機能があるのかしら……)
梨子「よしっ! は、恥ずかしいですけど……聞いてくださいね」
梨子ちゃんが入れた曲
>>141
141: 名無しで叶える物語(笑) 2017/11/13(月) 00:44:00.01 ID:IMMjZgTO
Hand in hand
144: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 00:54:08.04 ID:ayBc6xyq
梨子「目を閉じて~♪ 視えるその~♪」
ダイヤ「……?」
ダイヤ(な、なんですのこの歌は……!?)
ダイヤ「……?」
ダイヤ(な、なんですのこの歌は……!?)
145: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 01:01:11.63 ID:ayBc6xyq
https://youtu.be/RKtoreimcQ8
梨子「ふう……」
ダイヤ「お疲れさまでした」パチパチ
梨子「あっ……えと、ありがとうございます……///」
ダイヤ「あれはなんという……?」
梨子「ええと、ボーカロイドの『Hand in Hand』という曲で……」
ダイヤ「ボーカロイド……?」
梨子「知らないんですか?」
ダイヤ「すみません……」
梨子「あ、そんな……えと、ネットで人気の音声ソフトのことですよ」
ダイヤ「音声ソフト……?」
梨子「はい! 声の波長や音、高低などをいじれて、音楽に合わせて歌わせることができるんです」
ダイヤ「花丸さんではありませんが……これが未来というものなのですね……」
梨子「私も作曲するときに使ったりしてるんです」
ダイヤ「そのつながりで、他の人が作った曲も歌う、ということですか」
梨子「はい! 人気なので、カラオケにも収録されてるんです」
ダイヤ「未来ですわ……」
梨子「ふう……」
ダイヤ「お疲れさまでした」パチパチ
梨子「あっ……えと、ありがとうございます……///」
ダイヤ「あれはなんという……?」
梨子「ええと、ボーカロイドの『Hand in Hand』という曲で……」
ダイヤ「ボーカロイド……?」
梨子「知らないんですか?」
ダイヤ「すみません……」
梨子「あ、そんな……えと、ネットで人気の音声ソフトのことですよ」
ダイヤ「音声ソフト……?」
梨子「はい! 声の波長や音、高低などをいじれて、音楽に合わせて歌わせることができるんです」
ダイヤ「花丸さんではありませんが……これが未来というものなのですね……」
梨子「私も作曲するときに使ったりしてるんです」
ダイヤ「そのつながりで、他の人が作った曲も歌う、ということですか」
梨子「はい! 人気なので、カラオケにも収録されてるんです」
ダイヤ「未来ですわ……」
147: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 01:09:34.95 ID:ayBc6xyq
梨子「あ、そういえばダイヤさん入れてなかったですね」
ダイヤ「? ……あ」
梨子「どうぞどうぞ」
ダイヤ「……」
ダイヤ(……こ、ここでしょうか……)pi
ダイヤ(あ、打ち込むページに……ここに曲名を……)pipi
梨子(もしかして……初めて来たのかな?)
梨子「ダイヤさん、もし良ければ私が打ちましょうか?」
ダイヤ「い、いえ! それには及びませんわ、わたくしがパパッと打ち込んでみせます」
梨子「は、はい」
梨子(ダイヤさんって……人にかっこ悪いところ、見せようとしないよね)
梨子(完璧な先輩っていうのもかっこいいけど……少しくらい、見せてくれてもいいんじゃないかなぁ)
ダイヤ「う、打ち込めました……よし」pi
ダイヤさんが入れた曲
>>149
ダイヤ「? ……あ」
梨子「どうぞどうぞ」
ダイヤ「……」
ダイヤ(……こ、ここでしょうか……)pi
ダイヤ(あ、打ち込むページに……ここに曲名を……)pipi
梨子(もしかして……初めて来たのかな?)
梨子「ダイヤさん、もし良ければ私が打ちましょうか?」
ダイヤ「い、いえ! それには及びませんわ、わたくしがパパッと打ち込んでみせます」
梨子「は、はい」
梨子(ダイヤさんって……人にかっこ悪いところ、見せようとしないよね)
梨子(完璧な先輩っていうのもかっこいいけど……少しくらい、見せてくれてもいいんじゃないかなぁ)
ダイヤ「う、打ち込めました……よし」pi
ダイヤさんが入れた曲
>>149
149: 名無しで叶える物語(禿) 2017/11/13(月) 01:37:42.42 ID:3HDtQaVl
ぷわぷわーお
152: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 01:45:58.27 ID:ayBc6xyq
156: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 02:15:14.30 ID:ayBc6xyq
・・・
ダイヤ「……ふう」
梨子「わ、わ~……」パチパチ
ダイヤ「カラオケにμ'sの歌があるなんて……素敵ですわ、最高ですわ!」
梨子「そ……そうですね、はい」
ダイヤ「しかも、まさか『ぷわぷわーお』まで収録されているとは! 有能にもほどがありますわね、最近のカラオケは……ルビィにも教えてあげなければなりませんわ!」
梨子(ルビィちゃんなら知ってそうだけどなあ……)
ダイヤ「……ふう」
梨子「わ、わ~……」パチパチ
ダイヤ「カラオケにμ'sの歌があるなんて……素敵ですわ、最高ですわ!」
梨子「そ……そうですね、はい」
ダイヤ「しかも、まさか『ぷわぷわーお』まで収録されているとは! 有能にもほどがありますわね、最近のカラオケは……ルビィにも教えてあげなければなりませんわ!」
梨子(ルビィちゃんなら知ってそうだけどなあ……)
157: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 02:25:00.37 ID:ayBc6xyq
・・・
~♪
ダイヤ「マジえんじぇーー!」←楽しくなってきたダイヤさん。
梨子「……」パチパチ
梨子(μ'sの歌でこんなに白熱してるダイヤさん……初めて見たかも)
梨子(ふふ、こんな姿をみんなにいっぱい見せたら、きっと仲良くなれるか……なんて心配なくなると思うな♪)
~♪
ダイヤ「マジえんじぇーー!」←楽しくなってきたダイヤさん。
梨子「……」パチパチ
梨子(μ'sの歌でこんなに白熱してるダイヤさん……初めて見たかも)
梨子(ふふ、こんな姿をみんなにいっぱい見せたら、きっと仲良くなれるか……なんて心配なくなると思うな♪)
158: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 02:33:20.54 ID:ayBc6xyq
・・・
ダイヤ「ふう……」
梨子「お疲れ様でした、ダイヤさん」
ダイヤ「ああ、ありがとうございます……こんなに歌ったのは久しぶりですわね……うふふ」
梨子「カラオケって楽しいですよね、ふふっ」
ダイヤ「ええ、ほんとうに」
ダイヤ「でも……すみません、わたくし……μ'sの曲ばかり歌ってしまいましたわ……」
梨子「ふふ、いいんですよ。楽しそうに歌うダイヤさんが見られただけで、私はとっても満足ですから」
ダイヤ「な、なんですかそれ……は、恥ずかしいのでおやめなさいっ///」
梨子「はあい、すみません♪」
ダイヤ「ふう……」
梨子「お疲れ様でした、ダイヤさん」
ダイヤ「ああ、ありがとうございます……こんなに歌ったのは久しぶりですわね……うふふ」
梨子「カラオケって楽しいですよね、ふふっ」
ダイヤ「ええ、ほんとうに」
ダイヤ「でも……すみません、わたくし……μ'sの曲ばかり歌ってしまいましたわ……」
梨子「ふふ、いいんですよ。楽しそうに歌うダイヤさんが見られただけで、私はとっても満足ですから」
ダイヤ「な、なんですかそれ……は、恥ずかしいのでおやめなさいっ///」
梨子「はあい、すみません♪」
159: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 02:35:00.86 ID:ayBc6xyq
neru
次のデート場所はどこかなん?
次のデート場所はどこかなん?
168: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 01:23:37.55 ID:zNzRgIVb
ダイヤ「さて、そろそろお昼の時間ですわ」
梨子「13時過ぎ……ですね」
梨子「駅前ですし、いっぱいありますよ? どこに行きましょうか」
ダイヤ「普段、あまり外食をしないのであまり詳しくはないのですが……ご安心なさい! 今日のために頑張って調べてまいりました!」
梨子「!」
ダイヤ「不慣れなものですから、良し悪しはあると思います……が、とりあえず聞いてくださいまし」
ダイヤ「わたくしが調べた中では……このお店などはどうでしょう?」
ダイヤさんの提示したお店とは?
>>170
梨子「13時過ぎ……ですね」
梨子「駅前ですし、いっぱいありますよ? どこに行きましょうか」
ダイヤ「普段、あまり外食をしないのであまり詳しくはないのですが……ご安心なさい! 今日のために頑張って調べてまいりました!」
梨子「!」
ダイヤ「不慣れなものですから、良し悪しはあると思います……が、とりあえず聞いてくださいまし」
ダイヤ「わたくしが調べた中では……このお店などはどうでしょう?」
ダイヤさんの提示したお店とは?
>>170
170: 名無しで叶える物語(茸) 2017/11/14(火) 01:33:54.15 ID:/A8f4yzf
ホテル
171: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 01:55:59.92 ID:zNzRgIVb
梨子「えっ……これって駅前のホテルの……!?」
ダイヤ「はい、ホテルのレストランです」
ダイヤ「やはり外食する以上、半端なところで食べさせたくはありませんから」
梨子「そ、そんな……でもここって高いんじゃ……!? 学生で行っていい身分では……」
ダイヤ「ふふ、梨子さんが心配することはありません。当然、ここはわたくしの『おごり』というやつですわ!」
梨子「!!??」
ダイヤ「先輩は後輩にごはんをご馳走するものだとネットで見ました! ですから、安心してお食事してくださいまし!!」
ダイヤ「はい、ホテルのレストランです」
ダイヤ「やはり外食する以上、半端なところで食べさせたくはありませんから」
梨子「そ、そんな……でもここって高いんじゃ……!? 学生で行っていい身分では……」
ダイヤ「ふふ、梨子さんが心配することはありません。当然、ここはわたくしの『おごり』というやつですわ!」
梨子「!!??」
ダイヤ「先輩は後輩にごはんをご馳走するものだとネットで見ました! ですから、安心してお食事してくださいまし!!」
172: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 02:01:09.16 ID:zNzRgIVb
梨子(た、確かにご馳走してくれる先輩なんてのもいるけど……いるけど、ホテルの食事は度が超えてると思う!)
梨子(ま……まずいよね、ここは私がリードしないと!)
梨子「さ、さすがに悪いですよ……! こんなに高いところなんて……!」
ダイヤ「なぜです? お金を出すのはわたくしなのですから、梨子さんはなんの心配も……」
梨子「えと、えっと……わた、私は庶民すぎて、こんなに高級なところじゃダイヤさんと楽しく食事なんてできません~っ!」
ダイヤ「な──ッ!?」
ダイヤ「そ、そんな……わたくし、頑張って見つけたのに……」
梨子「だ……ダイヤさんのお気持ちは、すごく嬉しいです」
梨子「私なんかに……こんなに素敵なところをご馳走してくれるというのも、とても嬉しいです」
梨子「でも、私は……もっと高校生らしいこと、ダイヤさんとしたいって思います」
梨子「だから……ダイヤさん、もっと高校生っぽいところでお昼にしませんか?」
ダイヤ「うぅ……わたくし、また1人で空回りを……っ」
ダイヤ(本当に、情けない先輩ですわ……)
ダイヤ(こんな様では、また果南さんや鞠莉さんに笑われてしまいますわね……)
梨子(ま……まずいよね、ここは私がリードしないと!)
梨子「さ、さすがに悪いですよ……! こんなに高いところなんて……!」
ダイヤ「なぜです? お金を出すのはわたくしなのですから、梨子さんはなんの心配も……」
梨子「えと、えっと……わた、私は庶民すぎて、こんなに高級なところじゃダイヤさんと楽しく食事なんてできません~っ!」
ダイヤ「な──ッ!?」
ダイヤ「そ、そんな……わたくし、頑張って見つけたのに……」
梨子「だ……ダイヤさんのお気持ちは、すごく嬉しいです」
梨子「私なんかに……こんなに素敵なところをご馳走してくれるというのも、とても嬉しいです」
梨子「でも、私は……もっと高校生らしいこと、ダイヤさんとしたいって思います」
梨子「だから……ダイヤさん、もっと高校生っぽいところでお昼にしませんか?」
ダイヤ「うぅ……わたくし、また1人で空回りを……っ」
ダイヤ(本当に、情けない先輩ですわ……)
ダイヤ(こんな様では、また果南さんや鞠莉さんに笑われてしまいますわね……)
182: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/15(水) 00:13:19.78 ID:3fzXpKOK
梨子「ふふ、そんな顔しないでください」
ダイヤ「梨子さん……」
梨子「大丈夫です、そのために私がいますから!」
ダイヤ「……今日は力を借りてばかりですわね、不甲斐ない先輩で恥ずかしい限りです」
梨子「慣れ不慣れはありますよ? だから私に任せてください、他の子と遊ぶときには失敗しないように」
ダイヤ「梨子さん……?」
梨子「ふふ、実は……聞いちゃったんです」
ダイヤ「ま、まさか……」
梨子「果南さんから、ダイヤさんが私たちと仲良くなりたいって思ってる……って」
ダイヤ「あああぁあぁぁぁぁぁ……///」
ダイヤ「梨子さん……」
梨子「大丈夫です、そのために私がいますから!」
ダイヤ「……今日は力を借りてばかりですわね、不甲斐ない先輩で恥ずかしい限りです」
梨子「慣れ不慣れはありますよ? だから私に任せてください、他の子と遊ぶときには失敗しないように」
ダイヤ「梨子さん……?」
梨子「ふふ、実は……聞いちゃったんです」
ダイヤ「ま、まさか……」
梨子「果南さんから、ダイヤさんが私たちと仲良くなりたいって思ってる……って」
ダイヤ「あああぁあぁぁぁぁぁ……///」
183: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/15(水) 00:33:05.34 ID:3fzXpKOK
ダイヤ「こ……これではお嫁には行けませんわ~っ!!///」
梨子「だ、大丈夫ですよ! 私だってダイヤさんと仲良くなれたらいいなって思ってましたし……多分、私だから言ったんだと思います」
ダイヤ「な、なにがですか……」
梨子「ダイヤさんって空回りしちゃうこと多いじゃないですか?」
ダイヤ「ピギッ!?」
梨子「だから、私にリードしてあげて欲しいって」
ダイヤ「だ、だからと言って……後輩にそんなこと……」
梨子「μ'sは仲良くなるために、先輩後輩を禁止したそうですよ?」
ダイヤ「μ's……!」
梨子「なので、それを参考にしてみるといいんじゃないかな……って思います」
ダイヤ「な、なるほど……後輩も先輩もなく和気藹々と親密に……」
ダイヤ「さすがμ'sですわ……!ああ、尊すぎてめまいが……」
梨子「!?」
梨子「だ、大丈夫ですよ! 私だってダイヤさんと仲良くなれたらいいなって思ってましたし……多分、私だから言ったんだと思います」
ダイヤ「な、なにがですか……」
梨子「ダイヤさんって空回りしちゃうこと多いじゃないですか?」
ダイヤ「ピギッ!?」
梨子「だから、私にリードしてあげて欲しいって」
ダイヤ「だ、だからと言って……後輩にそんなこと……」
梨子「μ'sは仲良くなるために、先輩後輩を禁止したそうですよ?」
ダイヤ「μ's……!」
梨子「なので、それを参考にしてみるといいんじゃないかな……って思います」
ダイヤ「な、なるほど……後輩も先輩もなく和気藹々と親密に……」
ダイヤ「さすがμ'sですわ……!ああ、尊すぎてめまいが……」
梨子「!?」
184: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/15(水) 00:56:33.97 ID:3fzXpKOK
・・・
ダイヤ「おほん」
ダイヤ「とりあえず後で果南さんはお説教として……」
梨子(ごめんなさい果南さん……)
ダイヤ「さ、梨子さん」
梨子「は、はい」
ダイヤ「わたくしを高校生らしい食事のできるお店に連れていっていただけますか? こういうことは不慣れですので、お願いいたしますね」
梨子「はいっ!」
梨子「それじゃあ……」
梨子ちゃんの選んだお店とは?
>>186
ダイヤ「おほん」
ダイヤ「とりあえず後で果南さんはお説教として……」
梨子(ごめんなさい果南さん……)
ダイヤ「さ、梨子さん」
梨子「は、はい」
ダイヤ「わたくしを高校生らしい食事のできるお店に連れていっていただけますか? こういうことは不慣れですので、お願いいたしますね」
梨子「はいっ!」
梨子「それじゃあ……」
梨子ちゃんの選んだお店とは?
>>186
186: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区) 2017/11/15(水) 01:08:13.23 ID:6rGyl6BS
サイゼ
189: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/15(水) 01:52:25.93 ID:3fzXpKOK
~サイゼリヤ~
梨子「高校生といえば、やっぱりここですよね? サイゼリヤ!」
ダイヤ「な、なんですかここは……」
梨子「ファミレス……でしょうか? メニューがどれもリーズナブルなので、中高生にも大人気なんです」
ダイヤ「ふむふむ……」
梨子「それなりに混んでるみたい……だけど、すぐ入れるみたいですよ」
ダイヤ「あ、ああ……ありがとうございます」
梨子「初めてですか?」
ダイヤ「はい……でも、いい香りですね」
梨子「ふふっ」
梨子「高校生といえば、やっぱりここですよね? サイゼリヤ!」
ダイヤ「な、なんですかここは……」
梨子「ファミレス……でしょうか? メニューがどれもリーズナブルなので、中高生にも大人気なんです」
ダイヤ「ふむふむ……」
梨子「それなりに混んでるみたい……だけど、すぐ入れるみたいですよ」
ダイヤ「あ、ああ……ありがとうございます」
梨子「初めてですか?」
ダイヤ「はい……でも、いい香りですね」
梨子「ふふっ」
190: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/15(水) 02:06:17.25 ID:3fzXpKOK
・・・
ダイヤ「……忙しなく店員さんが走り回ってますね」
梨子「サイゼはそんなものですよ」
ダイヤ「さいぜ?」
梨子「サイゼリヤのことです、みんなそう呼ぶんですよ」
ダイヤ「ふむふむ……」
梨子「ごはん決めましょ! メニューはこれです」
ダイヤ「……!」
ダイヤ「ドリア、パスタ……ピザ……」
ダイヤ「イタリアンレストラン……のようですが、なんてお安いのでしょう……」
梨子「だから中高生にも人気なんですよ~」
ダイヤ「すごいですわ、びっくりですわ……!」
梨子「じゃあ……これももっと驚くかも」
ダイヤ「?」
梨子「中高生が大好きな……あれが」
ダイヤ「……あれは、なんですか?」
梨子「ドリンクバーです!」
ダイヤ「!!」
ダイヤ「……忙しなく店員さんが走り回ってますね」
梨子「サイゼはそんなものですよ」
ダイヤ「さいぜ?」
梨子「サイゼリヤのことです、みんなそう呼ぶんですよ」
ダイヤ「ふむふむ……」
梨子「ごはん決めましょ! メニューはこれです」
ダイヤ「……!」
ダイヤ「ドリア、パスタ……ピザ……」
ダイヤ「イタリアンレストラン……のようですが、なんてお安いのでしょう……」
梨子「だから中高生にも人気なんですよ~」
ダイヤ「すごいですわ、びっくりですわ……!」
梨子「じゃあ……これももっと驚くかも」
ダイヤ「?」
梨子「中高生が大好きな……あれが」
ダイヤ「……あれは、なんですか?」
梨子「ドリンクバーです!」
ダイヤ「!!」
191: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/15(水) 02:11:34.74 ID:3fzXpKOK
ダイヤ「……ドリンクバー?」
梨子「好きなドリンクを好きなだけ飲めるんですよ」
ダイヤ「飲み放題……ということ?」
梨子「そうです! 例えば自分の好きな配合に混ぜてみたり」
梨子「好きな飲み物を延々と飲み続けたり」
ダイヤ「な、なんてことですの……わたくしの知らない世界が……」
ダイヤ「花丸さんではありませんが……未来ですわ……」
梨子「サイゼリヤではご飯と一緒にドリンクバーを注文して、あとはドリンクバーで3時間くらいおしゃべりするんです」
ダイヤ「な、なっ……そんな時間までいたらお店に迷惑ではないですか!」
梨子「でも、そういうシステムですから……」
ダイヤ「しかし……」
梨子「ドリンクバーで値段の元を取るんです」
ダイヤ「な、なるほど……そういう考え方ですか……」
梨子「ふふ、さ……メニュー決めちゃいましょっか♪」
梨子「好きなドリンクを好きなだけ飲めるんですよ」
ダイヤ「飲み放題……ということ?」
梨子「そうです! 例えば自分の好きな配合に混ぜてみたり」
梨子「好きな飲み物を延々と飲み続けたり」
ダイヤ「な、なんてことですの……わたくしの知らない世界が……」
ダイヤ「花丸さんではありませんが……未来ですわ……」
梨子「サイゼリヤではご飯と一緒にドリンクバーを注文して、あとはドリンクバーで3時間くらいおしゃべりするんです」
ダイヤ「な、なっ……そんな時間までいたらお店に迷惑ではないですか!」
梨子「でも、そういうシステムですから……」
ダイヤ「しかし……」
梨子「ドリンクバーで値段の元を取るんです」
ダイヤ「な、なるほど……そういう考え方ですか……」
梨子「ふふ、さ……メニュー決めちゃいましょっか♪」
192: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/15(水) 02:17:54.38 ID:3fzXpKOK
・・・
店員「ミラノ風ドリアのお客様」
梨子「はい」
店員「ミートソースボロニア風のお客様」
ダイヤ「こちらですわ」
店員「こちらやわらかチキンのサラダになります、ごゆっくりどうぞ」
ダイヤ「可愛らしいサラダですわね」
梨子「小さなサラダを2人で分けるのが好きなんです、えへへ」
ダイヤ「確かに、大きなものだと食べきれない場合もありますし……ちょうど良いかもしれません」
梨子「取り分けますよ」
ダイヤ「あ、あぁ……ありがとう」
梨子「ふふ、嬉しいなぁ」
ダイヤ「?」
梨子「先輩と2人でご飯って、少し憧れで……♪」
ダイヤ「そ、そうですか……///」
店員「ミラノ風ドリアのお客様」
梨子「はい」
店員「ミートソースボロニア風のお客様」
ダイヤ「こちらですわ」
店員「こちらやわらかチキンのサラダになります、ごゆっくりどうぞ」
ダイヤ「可愛らしいサラダですわね」
梨子「小さなサラダを2人で分けるのが好きなんです、えへへ」
ダイヤ「確かに、大きなものだと食べきれない場合もありますし……ちょうど良いかもしれません」
梨子「取り分けますよ」
ダイヤ「あ、あぁ……ありがとう」
梨子「ふふ、嬉しいなぁ」
ダイヤ「?」
梨子「先輩と2人でご飯って、少し憧れで……♪」
ダイヤ「そ、そうですか……///」
193: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/15(水) 02:23:52.18 ID:3fzXpKOK
ダイりこ『いただきます』
梨子「はむ……」
ダイヤ「はむ……ちゅる」
ダイヤ「……おいしい」
梨子「ほんとですか? ふふ、よかった♪」
ダイヤ「ええ……値段が値段だけに、やはり味はそれほどなのかと思っていましたが……意外と悪くはないのですね」
梨子「ダイヤさんが連れて行ってくれようとしていたレストランと比べると、やっぱり違いは出ちゃうと思うんですけど……これも結構いけるでしょ?」
ダイヤ「ええ、侮っていました」
梨子「ふふ♪」
ダイヤ「……あ」
梨子「ドリンク、取りに行きますか?」
ダイヤ「いいえ、食事中に席を立つなど言語道断です。食べ終わるまでは……」
梨子「大丈夫ですよ、みんなやってますから」
ダイヤ「梨子さん、それがいけないのです。お行儀よくすると言いますが、むしろそれは当然の行いなんですよ? それを人が横着し、守らないから『良いこと』と言われるのです」
ダイヤ「規律と同じ、本来ならば言わずとも守られるべきものなのです」
梨子「で、でも喉に詰まったら……」
ダイヤ「詰まらないよう、ゆっくり食べればいいでしょう」
梨子「くっ……」
梨子(さすがダイヤさん……硬度10……!)
梨子「はむ……」
ダイヤ「はむ……ちゅる」
ダイヤ「……おいしい」
梨子「ほんとですか? ふふ、よかった♪」
ダイヤ「ええ……値段が値段だけに、やはり味はそれほどなのかと思っていましたが……意外と悪くはないのですね」
梨子「ダイヤさんが連れて行ってくれようとしていたレストランと比べると、やっぱり違いは出ちゃうと思うんですけど……これも結構いけるでしょ?」
ダイヤ「ええ、侮っていました」
梨子「ふふ♪」
ダイヤ「……あ」
梨子「ドリンク、取りに行きますか?」
ダイヤ「いいえ、食事中に席を立つなど言語道断です。食べ終わるまでは……」
梨子「大丈夫ですよ、みんなやってますから」
ダイヤ「梨子さん、それがいけないのです。お行儀よくすると言いますが、むしろそれは当然の行いなんですよ? それを人が横着し、守らないから『良いこと』と言われるのです」
ダイヤ「規律と同じ、本来ならば言わずとも守られるべきものなのです」
梨子「で、でも喉に詰まったら……」
ダイヤ「詰まらないよう、ゆっくり食べればいいでしょう」
梨子「くっ……」
梨子(さすがダイヤさん……硬度10……!)
194: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/15(水) 02:28:15.10 ID:3fzXpKOK
・・・
ダイりこ『ごちそうさまでした』
梨子「そ、それじゃあドリンクを……」
ダイヤ「ええ、まいりましょう」
梨子「ほっ……」
梨子「ええと、氷は……2つくらいかな」カラカラン
ダイヤ「コップはこちらのを借りるんですの?」
梨子「はい、そうです。氷、どうぞ」カランカラン
ダイヤ「あ、ありがとうございます」
梨子「それで、機械の受け皿にコップを置いて……好きなドリンクのボタンを押すと」ピッ
トポポポ…
ダイヤ「おお……」
梨子「充分な量になったらボタンをはなして……」
梨子「ストローをもらって、おしまいです」
ダイヤ「すごいですわね……このような機械があったとは、今見ても信じられませんわ」
ダイヤ「ドリンクのジュースはどこにあるんですの? この小さな機械に全て入っている? いや、でもそれならすぐ交換しないとこの量を詰め込むことは……」
梨子「だ、ダイヤさん!後がつかえてるから急いでください~!」
ダイヤ「あ、す……すみません!」
ダイりこ『ごちそうさまでした』
梨子「そ、それじゃあドリンクを……」
ダイヤ「ええ、まいりましょう」
梨子「ほっ……」
梨子「ええと、氷は……2つくらいかな」カラカラン
ダイヤ「コップはこちらのを借りるんですの?」
梨子「はい、そうです。氷、どうぞ」カランカラン
ダイヤ「あ、ありがとうございます」
梨子「それで、機械の受け皿にコップを置いて……好きなドリンクのボタンを押すと」ピッ
トポポポ…
ダイヤ「おお……」
梨子「充分な量になったらボタンをはなして……」
梨子「ストローをもらって、おしまいです」
ダイヤ「すごいですわね……このような機械があったとは、今見ても信じられませんわ」
ダイヤ「ドリンクのジュースはどこにあるんですの? この小さな機械に全て入っている? いや、でもそれならすぐ交換しないとこの量を詰め込むことは……」
梨子「だ、ダイヤさん!後がつかえてるから急いでください~!」
ダイヤ「あ、す……すみません!」
195: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/15(水) 02:32:24.04 ID:3fzXpKOK
・・・
ダイヤ「……急いで入れたら烏龍茶になってしまいました」
梨子「あ、あはは……でも好きなだけ飲めるので、後でジュースにしましょう?」
ダイヤ「ふふ……わたくし、烏龍茶も好きなので平気ですわ、ふふ」
梨子(相当焦っちゃったみたい……?)
梨子「あ、そうだ」
ダイヤ「?」
梨子「デザート、食べませんか?」
ダイヤ「デザート?」
梨子「はい、食後のデザートです♪ ほら、メニュー見てください」
ダイヤ「こ、これは……プリンがあるじゃないですか!」
梨子「ふふ、ダイヤさんってプリン大好きなんですよね?」
ダイヤ「ええ……その、お恥ずかしながら……///」
梨子「恥ずかしいことないですよ? ダイヤさんにびったりな可愛いスイーツだと思います」
ダイヤ「か、かわっ……!? じ、冗談はおやめなさい……///」
梨子「えぇっ……ほんとなのに……」
ダイヤ「……急いで入れたら烏龍茶になってしまいました」
梨子「あ、あはは……でも好きなだけ飲めるので、後でジュースにしましょう?」
ダイヤ「ふふ……わたくし、烏龍茶も好きなので平気ですわ、ふふ」
梨子(相当焦っちゃったみたい……?)
梨子「あ、そうだ」
ダイヤ「?」
梨子「デザート、食べませんか?」
ダイヤ「デザート?」
梨子「はい、食後のデザートです♪ ほら、メニュー見てください」
ダイヤ「こ、これは……プリンがあるじゃないですか!」
梨子「ふふ、ダイヤさんってプリン大好きなんですよね?」
ダイヤ「ええ……その、お恥ずかしながら……///」
梨子「恥ずかしいことないですよ? ダイヤさんにびったりな可愛いスイーツだと思います」
ダイヤ「か、かわっ……!? じ、冗談はおやめなさい……///」
梨子「えぇっ……ほんとなのに……」
196: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/15(水) 02:41:52.03 ID:3fzXpKOK
・・・
ダイヤ「注文を終えると、少し落ち着いた感覚になりますわね」
梨子「ふふ、そうですね」
梨子「そうだ、こんな待ち時間にぴったりなものがサイゼリヤにはあるんです」
ダイヤ「?」
梨子「ふふ、これです!」ペラリ
ダイヤ「それは……お子様用のメニューではないですか」
梨子「見て欲しいのはこれの……」
ダイヤ「裏?」
梨子「はい、これって同じ絵が左右にあるじゃないですか?」
ダイヤ「ええ、そうですが──まさか」
梨子「はい──間違い探しです」
ダイヤ「……!!!」
ダイヤ「注文を終えると、少し落ち着いた感覚になりますわね」
梨子「ふふ、そうですね」
梨子「そうだ、こんな待ち時間にぴったりなものがサイゼリヤにはあるんです」
ダイヤ「?」
梨子「ふふ、これです!」ペラリ
ダイヤ「それは……お子様用のメニューではないですか」
梨子「見て欲しいのはこれの……」
ダイヤ「裏?」
梨子「はい、これって同じ絵が左右にあるじゃないですか?」
ダイヤ「ええ、そうですが──まさか」
梨子「はい──間違い探しです」
ダイヤ「……!!!」
212: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/17(金) 00:52:42.14 ID:0vvaMQQG
ダイヤ「間違い探し……といいますと、左右の絵で違う箇所を見つけるあれですか?」
梨子「はい! そしてサイゼリヤの間違い探しは──とっても難しいです」
ダイヤ「そ、それほどですの……?」
梨子「それほどなんです……本当に難しすぎて、子供向けではないと言われるくらい」
ダイヤ「なるほど……では、デザートが来るまでやってみましょう」
梨子「それまでに解けるといいですけど……」
ダイヤ「ふふ、梨子さん。このわたくしを見くびってもらっては困りますわ!」
ダイヤ「何を隠そう、幼少期からルビィと間違い探しや『ウォーリーをさがせ』で遊びまくっていましたから!」
梨子「な、懐かしい……」
ダイヤ「ですから、この程度の間違い探しに苦戦することは万が一にもありませんわ」
・・・
梨子「あの、ダイヤさん?」
ダイヤ「なんです、あと1つなので話しかけないでもらえますか?」
梨子「デザート、とっくに来てるんですけど……」
ダイヤ「あと少しなんです……!」
梨子「はい! そしてサイゼリヤの間違い探しは──とっても難しいです」
ダイヤ「そ、それほどですの……?」
梨子「それほどなんです……本当に難しすぎて、子供向けではないと言われるくらい」
ダイヤ「なるほど……では、デザートが来るまでやってみましょう」
梨子「それまでに解けるといいですけど……」
ダイヤ「ふふ、梨子さん。このわたくしを見くびってもらっては困りますわ!」
ダイヤ「何を隠そう、幼少期からルビィと間違い探しや『ウォーリーをさがせ』で遊びまくっていましたから!」
梨子「な、懐かしい……」
ダイヤ「ですから、この程度の間違い探しに苦戦することは万が一にもありませんわ」
・・・
梨子「あの、ダイヤさん?」
ダイヤ「なんです、あと1つなので話しかけないでもらえますか?」
梨子「デザート、とっくに来てるんですけど……」
ダイヤ「あと少しなんです……!」
213: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/17(金) 01:23:55.16 ID:0vvaMQQG
・・・
ダイヤ「なぜかあとひとつが分かりません……」モグモグ
ダイヤ「……おいし」
梨子「間違い探しってそういうものですよね……」
ダイヤ「くぅ……悔しいですわ」
梨子「あとでケータイで答え調べちゃいましょうか」
ダイヤ「そんなことができるんですか?」
梨子「えっと、これを見つけた人が毎回載せてくれてるブログみたいなのがあって……」
ダイヤ「それは、それで悔しいですわね……答えを教えてもらうなど……」
梨子「ふふ……とっても楽しそうですね、ダイヤさん」
ダイヤ「?」
梨子「サイゼリヤに来てから、本当に高校生みたいに楽しい顔、してますよ?」
ダイヤ「なっ……///」
ダイヤ「ふ、普段のわたくしは高校生らしくない……と?」
梨子「そういうわけじゃないですよ!? けど……大人っぽいところは多々あるかな、と」
ダイヤ「むう……」
梨子「でも、今のダイヤさんを見て、やっぱり同じ高校生なんだ……って思っちゃったんです」
ダイヤ「……このようなわたくしは、お嫌いですか?」
梨子「むしろ可愛いと思いますっ」
ダイヤ「かっ……///」
ダイヤ「っ……ふ、ふふ……こ、今回は特別に許して差し上げます」
梨子「はーい♪」
ダイヤ「なぜかあとひとつが分かりません……」モグモグ
ダイヤ「……おいし」
梨子「間違い探しってそういうものですよね……」
ダイヤ「くぅ……悔しいですわ」
梨子「あとでケータイで答え調べちゃいましょうか」
ダイヤ「そんなことができるんですか?」
梨子「えっと、これを見つけた人が毎回載せてくれてるブログみたいなのがあって……」
ダイヤ「それは、それで悔しいですわね……答えを教えてもらうなど……」
梨子「ふふ……とっても楽しそうですね、ダイヤさん」
ダイヤ「?」
梨子「サイゼリヤに来てから、本当に高校生みたいに楽しい顔、してますよ?」
ダイヤ「なっ……///」
ダイヤ「ふ、普段のわたくしは高校生らしくない……と?」
梨子「そういうわけじゃないですよ!? けど……大人っぽいところは多々あるかな、と」
ダイヤ「むう……」
梨子「でも、今のダイヤさんを見て、やっぱり同じ高校生なんだ……って思っちゃったんです」
ダイヤ「……このようなわたくしは、お嫌いですか?」
梨子「むしろ可愛いと思いますっ」
ダイヤ「かっ……///」
ダイヤ「っ……ふ、ふふ……こ、今回は特別に許して差し上げます」
梨子「はーい♪」
215: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/17(金) 01:36:37.77 ID:0vvaMQQG
ダイヤ「さ、そろそろ参りましょうか」
梨子「もう、ですか?」
ダイヤ「何を言ってるんですか? わたくしたち、元々は新曲を作ろうとしていたんですよ?」
梨子「それはそうですけど」
ダイヤ「これからCDショップなどに行って視聴したり、楽譜を見て色々2人で話し合わねばなりません」
ダイヤ「ですから、次は『すたば』でお茶をしながらみっちり話し込みましょう」
ダイヤ「……あなたのこと、もっと教えて」、
梨子「……はいっ!」
梨子「もう、ですか?」
ダイヤ「何を言ってるんですか? わたくしたち、元々は新曲を作ろうとしていたんですよ?」
梨子「それはそうですけど」
ダイヤ「これからCDショップなどに行って視聴したり、楽譜を見て色々2人で話し合わねばなりません」
ダイヤ「ですから、次は『すたば』でお茶をしながらみっちり話し込みましょう」
ダイヤ「……あなたのこと、もっと教えて」、
梨子「……はいっ!」
216: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/17(金) 01:43:29.40 ID:0vvaMQQG
・・・
果南「っていう告白をして完結?」
ダイヤ「告白などではありませーーん!! お互いを知るという話です!!!」
果南「わ、分かってるって……冗談だって」
ダイヤ「まったく……」
ダイヤ「とりあえず、曲は完成しましたわ。放課後、みなさんで聞いていただきます」
果南「はいはーい。ふふ、楽しみだね」
果南「で、完成したってことは仲良くなろう作戦は」
ダイヤ「ええ、成功でしょう。メールアドレスも交換したので、他愛もないやりとりをしています」
果南「ふぅん、ダイヤがねぇ」
ダイヤ「な、なんですか……」
果南「いやー? 私や鞠莉とすらそんなことしてくれないのになーって」
ダイヤ「2人はわたくしが何をせずともいきなり電話をかけてくるでしょうが……」
果南「でもメールもしたいなー」
ダイヤ「不必要です」
果南「ちぇー……ふふっ、でもまだこれからだよ?」
ダイヤ「ええ、当然です。まだ梨子さんと仲良くなっただけ……まだ3人も残っています」
ダイヤ「あのクセの塊のような善子さん千歌さんを攻略するまで、わたくしの戦いは続くのです」
果南「曜は楽チンなんだね」
ダイヤ「ええ、曜さんはまだまだまともですから」
果南「千歌も分かりやすくていい子なんだけどなぁ……私の可愛い妹分たちなんだから、あんまりいじめないであげてね」
ダイヤ「誰もいじめなどしてないでしょうが!」
果南「っていう告白をして完結?」
ダイヤ「告白などではありませーーん!! お互いを知るという話です!!!」
果南「わ、分かってるって……冗談だって」
ダイヤ「まったく……」
ダイヤ「とりあえず、曲は完成しましたわ。放課後、みなさんで聞いていただきます」
果南「はいはーい。ふふ、楽しみだね」
果南「で、完成したってことは仲良くなろう作戦は」
ダイヤ「ええ、成功でしょう。メールアドレスも交換したので、他愛もないやりとりをしています」
果南「ふぅん、ダイヤがねぇ」
ダイヤ「な、なんですか……」
果南「いやー? 私や鞠莉とすらそんなことしてくれないのになーって」
ダイヤ「2人はわたくしが何をせずともいきなり電話をかけてくるでしょうが……」
果南「でもメールもしたいなー」
ダイヤ「不必要です」
果南「ちぇー……ふふっ、でもまだこれからだよ?」
ダイヤ「ええ、当然です。まだ梨子さんと仲良くなっただけ……まだ3人も残っています」
ダイヤ「あのクセの塊のような善子さん千歌さんを攻略するまで、わたくしの戦いは続くのです」
果南「曜は楽チンなんだね」
ダイヤ「ええ、曜さんはまだまだまともですから」
果南「千歌も分かりやすくていい子なんだけどなぁ……私の可愛い妹分たちなんだから、あんまりいじめないであげてね」
ダイヤ「誰もいじめなどしてないでしょうが!」
217: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/17(金) 01:49:24.57 ID:0vvaMQQG
果南「ま、まず1人目はクリアしたみたいでよかったよ」
ダイヤ「ええ……少し自信がついたように思います」
果南「がんばれ、ダイヤ」
ダイヤ「ありがとう、果南さん」
果南「いやいや、それほどでも」
果南「さて、私も千歌に会いたくなったし、ちょっと顔出しに行ってこようかなん?」
ダイヤ「あ、ちょっと待ちなさい」
果南「?」
ダイヤ「果南さん……わたくしの思惑を梨子さんに話したそうですね」
果南「えっ!? な、なんのことかな~?」
ダイヤ「覚悟は……出来ているのでしょうね……」
果南「え、えっと……」
ダイヤ「ふふふふ……わたくしを辱めたのです、それ相応の覚悟はしていただきますよ……」ゴゴゴゴ…
果南「け、決意を抱き続ければ必ず道は……」
ダイヤ「何を意味のわからないことを言ってるんですか!!」
果南「ご、ごめ~ん!!」
梨子編END
ダイヤ「ええ……少し自信がついたように思います」
果南「がんばれ、ダイヤ」
ダイヤ「ありがとう、果南さん」
果南「いやいや、それほどでも」
果南「さて、私も千歌に会いたくなったし、ちょっと顔出しに行ってこようかなん?」
ダイヤ「あ、ちょっと待ちなさい」
果南「?」
ダイヤ「果南さん……わたくしの思惑を梨子さんに話したそうですね」
果南「えっ!? な、なんのことかな~?」
ダイヤ「覚悟は……出来ているのでしょうね……」
果南「え、えっと……」
ダイヤ「ふふふふ……わたくしを辱めたのです、それ相応の覚悟はしていただきますよ……」ゴゴゴゴ…
果南「け、決意を抱き続ければ必ず道は……」
ダイヤ「何を意味のわからないことを言ってるんですか!!」
果南「ご、ごめ~ん!!」
梨子編END
掲載元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1509979812/
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