P「伝説と幻の対談、ですか」
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:39:37 ID:BxUEgErA
日高舞と音無小鳥にこんな過去があったかもね、って言う話
それを対談形式でやってみたいと思い立って書いた
キャラは原作に忠実とは言いがたい
以上
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:40:14 ID:BxUEgErA
P「はい、わかりました」
P「では、後程連絡させていただきます」
P「はい、失礼します」
P「うーむ……」
小鳥「どうしました?」
P「え、あー……」
小鳥「出演依頼の電話でしょう?」
小鳥「最近あの子たちも人気急上昇中ですし」
小鳥「誰が出演するんですか?」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:40:44 ID:BxUEgErA
P「……音無さん」
小鳥「はい、何ですか?」
P「音無さんへの依頼です」
小鳥「…………ピヨッ!?」
小鳥「わ、私ですか!?」
P「そうです」
小鳥「そそそそんな、何で私に!?」
小鳥「はい、何ですか?」
P「音無さんへの依頼です」
小鳥「…………ピヨッ!?」
小鳥「わ、私ですか!?」
P「そうです」
小鳥「そそそそんな、何で私に!?」
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:41:16 ID:BxUEgErA
小鳥「あ、きっとあれですね!」
小鳥「765プロの裏側に迫るとか、そんな感じの企画でしょう!?」
P「音無さん」
小鳥「それとも、彼女たちの舞台裏に迫る、かしら」
小鳥「まさか、巷で密かに人気の美人事務員の素顔に迫るかしら!?ピヨー!!」
P「音無さん!」
小鳥「そしてその取材で人気が出た私は……」
小鳥「ピヨピヨピヨ……」
P「お と な し さ ん!!!!」
小鳥「765プロの裏側に迫るとか、そんな感じの企画でしょう!?」
P「音無さん」
小鳥「それとも、彼女たちの舞台裏に迫る、かしら」
小鳥「まさか、巷で密かに人気の美人事務員の素顔に迫るかしら!?ピヨー!!」
P「音無さん!」
小鳥「そしてその取材で人気が出た私は……」
小鳥「ピヨピヨピヨ……」
P「お と な し さ ん!!!!」
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:41:50 ID:BxUEgErA
小鳥「は、はい!」
小鳥「こちら765プロダクションです!」
小鳥「……って、プロデューサーさんじゃないですか、どうしました?」
P「……向こうには、OKと返事しておきますね」
小鳥「あ、はい、どうぞ……?」
小鳥「こちら765プロダクションです!」
小鳥「……って、プロデューサーさんじゃないですか、どうしました?」
P「……向こうには、OKと返事しておきますね」
小鳥「あ、はい、どうぞ……?」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:42:41 ID:BxUEgErA
アイドルマスターアップ ―伝説と幻の邂逅― Vol.100
今回、本誌企画「アイドルマスターアップ」の連載は百回を迎えました。
いつもなら、今をときめくアイドルを呼ぶこの企画。しかし、記念すべき
百回を迎えたのだから、やはり大物を迎えたい!
そこで今回は、伝説のアイドルこと日高舞、幻のアイドルこと音無小鳥の
お二人に来ていただきました!
――今回は、私たちの企画に参加していただき、ありがとうございます。
正直なところ、来ていただけるとは思っていませんでした。
日高:そうね。私もあまり気が乗らなかったのよ。
――あ、そうなんですね(笑)なぜ心変わりを?
日高:娘が楽しかったって言ってたからね。ならいいかなって。
――愛ちゃん>>>1ですね。いやあ、そんな風に言っていただけるなんて、
ありがたい限りです。
(>>>1 日高愛。日高舞の娘で、気鋭のアイドル、第78回に登場。)
音無:私は、ここにいていいのか未だに疑問なんですよね。読者も「誰、
このおば……お姉さん」とか思ってますよ。
――言い直すんですね(笑)
今回、本誌企画「アイドルマスターアップ」の連載は百回を迎えました。
いつもなら、今をときめくアイドルを呼ぶこの企画。しかし、記念すべき
百回を迎えたのだから、やはり大物を迎えたい!
そこで今回は、伝説のアイドルこと日高舞、幻のアイドルこと音無小鳥の
お二人に来ていただきました!
――今回は、私たちの企画に参加していただき、ありがとうございます。
正直なところ、来ていただけるとは思っていませんでした。
日高:そうね。私もあまり気が乗らなかったのよ。
――あ、そうなんですね(笑)なぜ心変わりを?
日高:娘が楽しかったって言ってたからね。ならいいかなって。
――愛ちゃん>>>1ですね。いやあ、そんな風に言っていただけるなんて、
ありがたい限りです。
(>>>1 日高愛。日高舞の娘で、気鋭のアイドル、第78回に登場。)
音無:私は、ここにいていいのか未だに疑問なんですよね。読者も「誰、
このおば……お姉さん」とか思ってますよ。
――言い直すんですね(笑)
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:43:32 ID:BxUEgErA
音無:まだまだ、心はうちの子たちよりも若いつもりですから。
日高:あなた、お子さんがいたかしら?
音無:事務所の子のことです。
日高:そうなの、ごめんなさいね。
音無:切なくなるので、やめてください。
――まあまあ(笑)事務所の話が出たので、音無さんは今最も勢いのある事
務所の一つ、765プロダクションで働いているということですが。
音無:そうですね。主に事務などをやっています。ライブでアナウンスを
することもありますよ。
――この企画にも、何人か来ていただきました。
音無:如月>>>2は喜んでいましたよ。自分の情熱を思う存分話せたって。
(>>>2 如月千早。随一の歌唱力を持つアイドル。第72回に登場。)
――いやあ、あれには私たちも圧倒されました。読者からの反響も凄かっ
たんですよ。
音無:そうなんですか?彼女も喜ぶと思います。
日高:あなた、普段からそんな他人行儀に呼んでたかしら?
音無:そんな訳無いじゃないですか。場に合わせてるだけです。
日高:あなた、お子さんがいたかしら?
音無:事務所の子のことです。
日高:そうなの、ごめんなさいね。
音無:切なくなるので、やめてください。
――まあまあ(笑)事務所の話が出たので、音無さんは今最も勢いのある事
務所の一つ、765プロダクションで働いているということですが。
音無:そうですね。主に事務などをやっています。ライブでアナウンスを
することもありますよ。
――この企画にも、何人か来ていただきました。
音無:如月>>>2は喜んでいましたよ。自分の情熱を思う存分話せたって。
(>>>2 如月千早。随一の歌唱力を持つアイドル。第72回に登場。)
――いやあ、あれには私たちも圧倒されました。読者からの反響も凄かっ
たんですよ。
音無:そうなんですか?彼女も喜ぶと思います。
日高:あなた、普段からそんな他人行儀に呼んでたかしら?
音無:そんな訳無いじゃないですか。場に合わせてるだけです。
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:44:23 ID:BxUEgErA
日高:そういうものかしら?
音無:あなたは傍若無人だから、わからないんです。
日高:随分なことを言うじゃない。でも残念、私は傍若無人じゃないわ。
音無:どこがですか。
日高:私は暴虐無尽なのよ。
音無:うまいこと言ったつもりですか?
――というか、自覚はあったんですね(笑)
日高:当たり前じゃない。
音無:余計に酷いのでは。
日高:暴虐無尽だもの。
音無:あなたは傍若無人だから、わからないんです。
日高:随分なことを言うじゃない。でも残念、私は傍若無人じゃないわ。
音無:どこがですか。
日高:私は暴虐無尽なのよ。
音無:うまいこと言ったつもりですか?
――というか、自覚はあったんですね(笑)
日高:当たり前じゃない。
音無:余計に酷いのでは。
日高:暴虐無尽だもの。
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:44:54 ID:BxUEgErA
――それにしても、お二人とも随分明け透けに話をしてますが、親交が
あるんですか?
音無:ええ、まあ。
日高:事務所繋がりでね。最近のことだけど。舞ちゃん、ピヨちゃんと
呼び合う仲なのよ。
音無:ちょっと、なにを口走ってるんですか!?
日高:嘴はあなたでしょ。真っ黄色じゃない。
音無:余計なお世話です!
日高:はやく結婚すればいいのに。
音無:嫌がらせですか!?
――仲がいいんですね(笑)意外、でもないのかな。この業界、広いよう
で狭いですからね。お二人の過去を思えば、最近築いた関係という
ほうが意外ですね。
あるんですか?
音無:ええ、まあ。
日高:事務所繋がりでね。最近のことだけど。舞ちゃん、ピヨちゃんと
呼び合う仲なのよ。
音無:ちょっと、なにを口走ってるんですか!?
日高:嘴はあなたでしょ。真っ黄色じゃない。
音無:余計なお世話です!
日高:はやく結婚すればいいのに。
音無:嫌がらせですか!?
――仲がいいんですね(笑)意外、でもないのかな。この業界、広いよう
で狭いですからね。お二人の過去を思えば、最近築いた関係という
ほうが意外ですね。
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:45:28 ID:BxUEgErA
伝説のアイドルの伝説
――過去といえば、日高さんは、現役の頃の人気は凄かったですね。
日高:らしいわね。私には実感がないけど。
――「日高でなければ、アイドルにあらず」なんて言葉もありました。
音無:泣きたくなる言葉ですね。
日高:私が言ったんじゃないわよ?
音無:知ってます。
――それだけ凄まじい人気だったという証ですね。伝説と呼ばれるだけ
あって様々な記録が残っています。
日高:私をアスリートみたいに言われても困るんだけど。
――過去といえば、日高さんは、現役の頃の人気は凄かったですね。
日高:らしいわね。私には実感がないけど。
――「日高でなければ、アイドルにあらず」なんて言葉もありました。
音無:泣きたくなる言葉ですね。
日高:私が言ったんじゃないわよ?
音無:知ってます。
――それだけ凄まじい人気だったという証ですね。伝説と呼ばれるだけ
あって様々な記録が残っています。
日高:私をアスリートみたいに言われても困るんだけど。
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:46:05 ID:BxUEgErA
――そう言わずに(笑)伝説その一、ランキングトップ二十位までを独占。
音無:改めて聞くと凄いですね。
日高:そんなに出したかしら?
――シングルが二十四枚で、アルバムが六枚ですね。
音無:怪物ですね。活動期間なんか三年も無かったと思いますけど。
日高:そういえば、いろんな人が楽曲を提供したいって来てたわね。
音無:改めて聞くと凄いですね。
日高:そんなに出したかしら?
――シングルが二十四枚で、アルバムが六枚ですね。
音無:怪物ですね。活動期間なんか三年も無かったと思いますけど。
日高:そういえば、いろんな人が楽曲を提供したいって来てたわね。
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:46:41 ID:BxUEgErA
――伝説その二、ランキングトップ十位までを独占した期間が六十週超。
音無:ますます化け物ですね。
日高:誰かさんが止めてくれたけどね。
音無:そうなんですか。凄いですね、その人。
――それについては、後で触れさせていただきます。
日高:一体、誰なのかしらね。
音無:誰なんでしょうね。
――誰でしょう(笑)伝説その三、同日同時間帯の全ての民放番組に出演。
日高:そんなこともあったわね。どのチャンネルをつけても私がいるって
面白そうだと思ったのよ。
音無:よく実現しましたね、これ。
音無:ますます化け物ですね。
日高:誰かさんが止めてくれたけどね。
音無:そうなんですか。凄いですね、その人。
――それについては、後で触れさせていただきます。
日高:一体、誰なのかしらね。
音無:誰なんでしょうね。
――誰でしょう(笑)伝説その三、同日同時間帯の全ての民放番組に出演。
日高:そんなこともあったわね。どのチャンネルをつけても私がいるって
面白そうだと思ったのよ。
音無:よく実現しましたね、これ。
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:47:14 ID:BxUEgErA
――なお、本人はその放送時間帯に、ラジオの生放送に出演中。
音無:ひょっとして、これはギャグですか?実は双子だったりしません?
日高:夢の国のマウスと違って私はたくさんいるの。私は多分三人目よ。
音無:あなたは何を言ってるんですか?
――他にも、紹介しきれないほどあります。しかし音無さん、さっきから
コメントが辛らつですね(笑)
日高:私が嫌いなのかしら?
音無:そんなことはないですよ。
日高:目をそらさないで欲しいわね。
音無:ひょっとして、これはギャグですか?実は双子だったりしません?
日高:夢の国のマウスと違って私はたくさんいるの。私は多分三人目よ。
音無:あなたは何を言ってるんですか?
――他にも、紹介しきれないほどあります。しかし音無さん、さっきから
コメントが辛らつですね(笑)
日高:私が嫌いなのかしら?
音無:そんなことはないですよ。
日高:目をそらさないで欲しいわね。
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:47:44 ID:BxUEgErA
シンデレラ・ストーリーは突然に
――アイドル街道を驀進していた日高さんですが、ここに一人のアイド
ルが現れます。
音無:そうなんですね。
日高:白々しいわよ。
――それが音無さんなわけですが。
音無:そうは言っても、私はCDを一枚出しただけですし。
――ところがその一枚が凄かった。なにせ、日高舞のランキング記録を
止めてしまったんですから。
日高:それも圧倒的一位で、ね。
――アイドル街道を驀進していた日高さんですが、ここに一人のアイド
ルが現れます。
音無:そうなんですね。
日高:白々しいわよ。
――それが音無さんなわけですが。
音無:そうは言っても、私はCDを一枚出しただけですし。
――ところがその一枚が凄かった。なにせ、日高舞のランキング記録を
止めてしまったんですから。
日高:それも圧倒的一位で、ね。
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:48:17 ID:BxUEgErA
――実は発売から今まで、ずっとランキング百位以内に入り続けている
ロングセラーでもあります。
音無:そうなんですか?
――知らなかったんですか?これは最長記録らしいですが。
音無:ええ、今知りました。
――でも、それきり活動記録が一切無いんですよね。
音無:それは、その、怖くなっちゃいまして。
日高:私が、かしら。
音無:アイドル活動が、です。応援よりバッシングの方が多くて。
ロングセラーでもあります。
音無:そうなんですか?
――知らなかったんですか?これは最長記録らしいですが。
音無:ええ、今知りました。
――でも、それきり活動記録が一切無いんですよね。
音無:それは、その、怖くなっちゃいまして。
日高:私が、かしら。
音無:アイドル活動が、です。応援よりバッシングの方が多くて。
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:48:47 ID:BxUEgErA
――そうだったんですか?
音無:脅迫の電話や手紙が凄かった、って言ってましたね。今だから、
言えますけど。
――次の週では、また日高さんがランキングを独占してしまいした。
日高:とても残念だったわ。
――記録が止まって、ですか?
日高:そんなのはどうでもいいの。ようやく競い合える人が出てきたと
思ったのに。
音無:もしかして、根に持ってます?
日高:あなたと違って、私は人間ができてるのよ。
音無:脅迫の電話や手紙が凄かった、って言ってましたね。今だから、
言えますけど。
――次の週では、また日高さんがランキングを独占してしまいした。
日高:とても残念だったわ。
――記録が止まって、ですか?
日高:そんなのはどうでもいいの。ようやく競い合える人が出てきたと
思ったのに。
音無:もしかして、根に持ってます?
日高:あなたと違って、私は人間ができてるのよ。
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:49:26 ID:BxUEgErA
そして伝説もいなくなった
――結局、日高さんは、この後すぐに引退してしまいましたね。
日高:そうね、もっと楽しいことを見つけたし、頃合いだと思ったの。
彼女もいなくなってしまったし、このあたりが引き際だってね。
――当時の年齢を考えれば、驚異の判断ですね。
日高:そうかしら。誰も私のところまで来ないから、降りただけよ。
――結果として、伝説は神話になった感があります。
――結局、日高さんは、この後すぐに引退してしまいましたね。
日高:そうね、もっと楽しいことを見つけたし、頃合いだと思ったの。
彼女もいなくなってしまったし、このあたりが引き際だってね。
――当時の年齢を考えれば、驚異の判断ですね。
日高:そうかしら。誰も私のところまで来ないから、降りただけよ。
――結果として、伝説は神話になった感があります。
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:50:01 ID:BxUEgErA
音無:よく引退できましたね。
日高:私の辞書には不可能とは……。
――書いてない、ですか?
日高:私を諦めさせること、と書いてあるわ。
音無:嫌な辞書ですね。さしずめ、日高流格言その一かしら。
――日高さんらしいです(笑)
日高:一冊あげるわよ?
音無:遠慮しておきます。
――私は欲しいですね。できればサイン付きで(笑)
日高:私の辞書には不可能とは……。
――書いてない、ですか?
日高:私を諦めさせること、と書いてあるわ。
音無:嫌な辞書ですね。さしずめ、日高流格言その一かしら。
――日高さんらしいです(笑)
日高:一冊あげるわよ?
音無:遠慮しておきます。
――私は欲しいですね。できればサイン付きで(笑)
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:50:41 ID:BxUEgErA
時をかけるアイドル
――日高さんが引退したことで、アイドル業界は一時期どん底でした。
しかし、最近では765プロダクションを始め、アイドル人気が、
再燃しています。お二人はどう思いますか?
日高:そうね、やっぱり全体のレベルは上がってるわね。
音無:総合力で日高舞を超えるアイドルが、今後現れるとは思えないけ
ど、一芸でなら勝ってる子はたくさんいますね。
――例えば、千早ちゃんとかですか?
音無:そうですね。歌なら、彼女は誰にも負けないと思いますよ。
日高:あら、娘だって負けてないわよ。それに、私もまだまだ負けるつ
もりはないわ。
――日高さんが引退したことで、アイドル業界は一時期どん底でした。
しかし、最近では765プロダクションを始め、アイドル人気が、
再燃しています。お二人はどう思いますか?
日高:そうね、やっぱり全体のレベルは上がってるわね。
音無:総合力で日高舞を超えるアイドルが、今後現れるとは思えないけ
ど、一芸でなら勝ってる子はたくさんいますね。
――例えば、千早ちゃんとかですか?
音無:そうですね。歌なら、彼女は誰にも負けないと思いますよ。
日高:あら、娘だって負けてないわよ。それに、私もまだまだ負けるつ
もりはないわ。
20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:51:16 ID:BxUEgErA
――日高さんは、つい最近、アイドルとしての活動を再開されました。
日高:ええ、娘も大きくなって手がかからなくなってきたし。今のアイ
ドルに、私がどの程度通用するのかと思ってね。
音無:謙虚なことも言えるんですね。
日高:言ったでしょ。私は人間ができてるの。
――はは(笑)愛ちゃんは、どんな風に?
日高:嫌がってたわ。「私の人気が減っちゃう!」ってね。
――でも日高さんを諦めさせることは……。
日高:そう、不可能よ。
音無:愛ちゃんがきちんと育ったのが驚きね。
日高:あなたも子供をもてば分かるわ。
音無:うぐっ。
日高:ええ、娘も大きくなって手がかからなくなってきたし。今のアイ
ドルに、私がどの程度通用するのかと思ってね。
音無:謙虚なことも言えるんですね。
日高:言ったでしょ。私は人間ができてるの。
――はは(笑)愛ちゃんは、どんな風に?
日高:嫌がってたわ。「私の人気が減っちゃう!」ってね。
――でも日高さんを諦めさせることは……。
日高:そう、不可能よ。
音無:愛ちゃんがきちんと育ったのが驚きね。
日高:あなたも子供をもてば分かるわ。
音無:うぐっ。
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:51:50 ID:BxUEgErA
――日高舞の再来とも言われる、玲音ちゃんについてはどうですか?
日高;いい子よ。私と違って。
音無:あなたに比べれば、大概の子はいい子でしょうとも。
日高:でも私に及ばないわね。
――初のオーバーランクですが、それでも及ばない、と?
日高:それは私の時代にオーバーランクがなかったらからよ。
音無:それでも現役時代なら、でしょう?
日高:つまり今でも、よ。
音無:全盛期を過ぎてるじゃない。
日高:あら、私はいつだって全盛期よ。
音無:いいことを言ってるけど、年齢には勝てないでしょう?
日高:丁度いいハンデよ。それでも、私には及ばないわ。事実、彼女は
ただの玲音ではなく、日高舞の再来と呼ばれている。
――手厳しいですね。同時に凄い自信です。
日高:だって私は日高舞だもの。
音無:日高流格言その二ね。
日高;いい子よ。私と違って。
音無:あなたに比べれば、大概の子はいい子でしょうとも。
日高:でも私に及ばないわね。
――初のオーバーランクですが、それでも及ばない、と?
日高:それは私の時代にオーバーランクがなかったらからよ。
音無:それでも現役時代なら、でしょう?
日高:つまり今でも、よ。
音無:全盛期を過ぎてるじゃない。
日高:あら、私はいつだって全盛期よ。
音無:いいことを言ってるけど、年齢には勝てないでしょう?
日高:丁度いいハンデよ。それでも、私には及ばないわ。事実、彼女は
ただの玲音ではなく、日高舞の再来と呼ばれている。
――手厳しいですね。同時に凄い自信です。
日高:だって私は日高舞だもの。
音無:日高流格言その二ね。
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:52:28 ID:BxUEgErA
アイドルはアイドルの夢を見るか
――互いにアイドルを引退した後も、かたや再デビュー、かたや裏方と
して尽力しています。その魅力はどこにあるのでしょう?
音無:私は中途半端でやめちゃったから、その夢を皆に託してるってい
うのが一つですね。それにやっぱり皆が成長して、どんどん活躍
していく姿を間近で見れるのがどても嬉しくて。
日高:私は自分がどこまでいけるか試したいの。今は、かつてと違って
私に届きそうな子がたくさんいるしね。レベルの高いアイドルと
競演できて、とても充実してるわ。
――なるほど。お二人が本当にアイドルが好きだと伝わってきました。
アイドル史に残る二人のお話が聞けて、とても興味深かったです。
本日はありがとうございました。
日高:とても楽しい時間でした。娘の愛と私のこと応援してください。
音無:懐かしい思いでした。これからも、765プロをお願いします。
――互いにアイドルを引退した後も、かたや再デビュー、かたや裏方と
して尽力しています。その魅力はどこにあるのでしょう?
音無:私は中途半端でやめちゃったから、その夢を皆に託してるってい
うのが一つですね。それにやっぱり皆が成長して、どんどん活躍
していく姿を間近で見れるのがどても嬉しくて。
日高:私は自分がどこまでいけるか試したいの。今は、かつてと違って
私に届きそうな子がたくさんいるしね。レベルの高いアイドルと
競演できて、とても充実してるわ。
――なるほど。お二人が本当にアイドルが好きだと伝わってきました。
アイドル史に残る二人のお話が聞けて、とても興味深かったです。
本日はありがとうございました。
日高:とても楽しい時間でした。娘の愛と私のこと応援してください。
音無:懐かしい思いでした。これからも、765プロをお願いします。
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:53:06 ID:BxUEgErA
春香「日高舞ってやっぱりすごいんだなあ」
やよい「愛ちゃんのお母さんって、とっても凄いんですねー」
真「玲音にも負けてないなんて、どこからそんな自信がくるんだろ」
真美「ピヨちゃんだって凄すぎじゃん」
亜美「だよねー、伝説の伝説を止めるとか、かっこよすぎっしょー」
律子「あの音無さんがねえ」
あずさ「人は見かけによらないですね」
雪歩「音無さん、私たちのことをそんな風に思ってくれてたんですね」
伊織「ふん、絶対負けないんだから」
美希「千早さんの歌って、やっぱり凄いんだね」
千早「そうかしら、まだまだよ」
響「自分ももっと頑張らないとなー」
貴音「まだまだ、高みは遥か彼方のようですね」
やよい「愛ちゃんのお母さんって、とっても凄いんですねー」
真「玲音にも負けてないなんて、どこからそんな自信がくるんだろ」
真美「ピヨちゃんだって凄すぎじゃん」
亜美「だよねー、伝説の伝説を止めるとか、かっこよすぎっしょー」
律子「あの音無さんがねえ」
あずさ「人は見かけによらないですね」
雪歩「音無さん、私たちのことをそんな風に思ってくれてたんですね」
伊織「ふん、絶対負けないんだから」
美希「千早さんの歌って、やっぱり凄いんだね」
千早「そうかしら、まだまだよ」
響「自分ももっと頑張らないとなー」
貴音「まだまだ、高みは遥か彼方のようですね」
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:53:40 ID:BxUEgErA
P「音無さん、これ本当なんですか?」
小鳥「ええ、まあ」
P「そうかあ、本当に音無さんだったのかあ」
小鳥「ピヨッ?」
P「いやあ、日高舞が活躍してたときって、俺の学生時代ど真ん中なわけですよ」
小鳥「ああ、まあそう言われてみればそうですね」
P「学校中、誰も彼もが日高舞のファンでして、休み時間はその話で持ちきり」
小鳥「すごい時代でしたね」
小鳥「ええ、まあ」
P「そうかあ、本当に音無さんだったのかあ」
小鳥「ピヨッ?」
P「いやあ、日高舞が活躍してたときって、俺の学生時代ど真ん中なわけですよ」
小鳥「ああ、まあそう言われてみればそうですね」
P「学校中、誰も彼もが日高舞のファンでして、休み時間はその話で持ちきり」
小鳥「すごい時代でしたね」
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:54:14 ID:BxUEgErA
P「そこにぱっと現れた謎のアイドル!いやあ凄かったなあ、あの騒ぎ」
P「そんな人と今一緒に働いているなんて」
小鳥「人生何があるか分かりませんね」
P「そうですねえ、こんな人がねえ……」
小鳥「プロデューサーさん、私、今ので深く傷つきました」
小鳥「今なら婚約指輪で手を打ちます」
Trrrr……Trrrr……
P「はい、もしもし」
P「えっ、はい、わかりました、本人に伝えます」
P「そんな人と今一緒に働いているなんて」
小鳥「人生何があるか分かりませんね」
P「そうですねえ、こんな人がねえ……」
小鳥「プロデューサーさん、私、今ので深く傷つきました」
小鳥「今なら婚約指輪で手を打ちます」
Trrrr……Trrrr……
P「はい、もしもし」
P「えっ、はい、わかりました、本人に伝えます」
26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:54:50 ID:BxUEgErA
P「……音無さん」
小鳥「何ですか?」
小鳥「あっ、婚約指輪の前にプロポーズですか?」
小鳥「まだつきあってもいないのに、そんな……」
P「音無さん」
小鳥「ご両親への挨拶はいつがいいかしら」
小鳥「結婚式はやっぱり六月かしらね」
小鳥「ハネムーンは海外で……」
P「音無さん!」
小鳥「そして初めての夜を迎える二人……!」
小鳥「ピヨピヨ……ピヨォ……」
P「お と な し さ ん!!!!」
小鳥「何ですか?」
小鳥「あっ、婚約指輪の前にプロポーズですか?」
小鳥「まだつきあってもいないのに、そんな……」
P「音無さん」
小鳥「ご両親への挨拶はいつがいいかしら」
小鳥「結婚式はやっぱり六月かしらね」
小鳥「ハネムーンは海外で……」
P「音無さん!」
小鳥「そして初めての夜を迎える二人……!」
小鳥「ピヨピヨ……ピヨォ……」
P「お と な し さ ん!!!!」
27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:55:30 ID:BxUEgErA
小鳥「は、はい!」
小鳥「音無小鳥、永遠の23歳です!」
小鳥「……って、プロデューサーさんじゃないですか、どうしました?」
P「音無さんに出演依頼です」
小鳥「ピヨッ!?」
P「日高舞、玲音、音無さんでユニットを組んで出演してほしいと」
小鳥「ピヨピヨッ!?」
P「日高舞と玲音からの指名です」
小鳥「ピヨッーーーー!?」
小鳥「音無小鳥、永遠の23歳です!」
小鳥「……って、プロデューサーさんじゃないですか、どうしました?」
P「音無さんに出演依頼です」
小鳥「ピヨッ!?」
P「日高舞、玲音、音無さんでユニットを組んで出演してほしいと」
小鳥「ピヨピヨッ!?」
P「日高舞と玲音からの指名です」
小鳥「ピヨッーーーー!?」
28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:58:35 ID:BxUEgErA
以上です
設定はいろいろでっちあげてます
エルビス・プレスリーや中島みゆきの逸話を拝借・改変してたりとか
設定はいろいろでっちあげてます
エルビス・プレスリーや中島みゆきの逸話を拝借・改変してたりとか
31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:02:16 ID:kJ7IUxE6
続きって言われたから書いた
玲音を出してみたけど、キャラがいまいち掴めてない
玲音を出してみたけど、キャラがいまいち掴めてない
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:03:00 ID:kJ7IUxE6
アイドルマスターアップ ―三つの頂点― Vol.111
アイドルマスターアップもついに百十一回!これも、読者の皆様のおかげ
です。今回のゲストは誰より何より一の似合うアイドルが三人!つい先日
まさかのユニット「The Apex」を結成した伝説・日高舞、幻・音無小鳥、
そして本誌初登場!超越・玲音です!
――まさかの二度目の登場となりました。今回もよろしくお願いします。
日高:一って良いわよね。
――なんですか、唐突に(笑)
日高:今回の連載って百十一回なんでしょ?一が三つっていうのが、私た
ちに相応しいなって。
――そうかもしれませんね。
アイドルマスターアップもついに百十一回!これも、読者の皆様のおかげ
です。今回のゲストは誰より何より一の似合うアイドルが三人!つい先日
まさかのユニット「The Apex」を結成した伝説・日高舞、幻・音無小鳥、
そして本誌初登場!超越・玲音です!
――まさかの二度目の登場となりました。今回もよろしくお願いします。
日高:一って良いわよね。
――なんですか、唐突に(笑)
日高:今回の連載って百十一回なんでしょ?一が三つっていうのが、私た
ちに相応しいなって。
――そうかもしれませんね。
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:03:33 ID:kJ7IUxE6
音無:ちょっと舞。困ってるじゃない。
――いえ、そんなことは(笑)それより舞ちゃん、ピヨちゃんの仲だったの
では?
音無:あれは舞の冗談です。前は舞さん、小鳥だったんですけど。
日高:ユニットを組んでから、呼び捨てるようになったのよ。舞、悲しい。
音無:あなたがそうしろって言ったんじゃないですか。無駄に力のこもった
泣きまねをしないでください。
――あ、泣きまねだったんですね。驚きました。
音無:舞が余計なことするから、玲音ちゃんがしゃべれないじゃない。
玲音:二人を見てると楽しくてね。
――ようやく玲音ちゃんを呼ぶ事が出来ました。オファーをしては断られて
半分諦めてました。
玲音:ごめんね。アタシは観客を楽しませるのが好きだから。間近で、顔を
見れないこういう企画は苦手で。
――意外ですね。しかしこれでようやく読者の声に応える事ができました。
玲音ちゃんを呼んでくれという手紙やメールがたくさん来るので。
玲音:そう?だったら嬉しいよ。
――いえ、そんなことは(笑)それより舞ちゃん、ピヨちゃんの仲だったの
では?
音無:あれは舞の冗談です。前は舞さん、小鳥だったんですけど。
日高:ユニットを組んでから、呼び捨てるようになったのよ。舞、悲しい。
音無:あなたがそうしろって言ったんじゃないですか。無駄に力のこもった
泣きまねをしないでください。
――あ、泣きまねだったんですね。驚きました。
音無:舞が余計なことするから、玲音ちゃんがしゃべれないじゃない。
玲音:二人を見てると楽しくてね。
――ようやく玲音ちゃんを呼ぶ事が出来ました。オファーをしては断られて
半分諦めてました。
玲音:ごめんね。アタシは観客を楽しませるのが好きだから。間近で、顔を
見れないこういう企画は苦手で。
――意外ですね。しかしこれでようやく読者の声に応える事ができました。
玲音ちゃんを呼んでくれという手紙やメールがたくさん来るので。
玲音:そう?だったら嬉しいよ。
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:04:03 ID:kJ7IUxE6
今明かされる衝撃の真実
――それにしても、意外でしたね。何故この三人でユニットを?
玲音:始まりは舞さんの思い付きからだよ。
――それはなんとなくわかります(笑)
日高:伝説と伝説の再来が組むのっておもしろそうって、ピンと来たのよ。
玲音:アタシも、それは楽しそうだと思って、話に乗ることにしてね。
――音無さんはどこから?
日高:ほら、仲間はずれにするのは可哀相じゃない?
玲音:実力は確かだし、この二人じゃ絶対まとまらないしね。
――確か一夜限りの究極ユニット結成という触れ込みだったのでは。
音無:私もそう聞いてたんですけどね。
日高:嘘に決まってるじゃない。
玲音:ごめんね。
――それにしても、意外でしたね。何故この三人でユニットを?
玲音:始まりは舞さんの思い付きからだよ。
――それはなんとなくわかります(笑)
日高:伝説と伝説の再来が組むのっておもしろそうって、ピンと来たのよ。
玲音:アタシも、それは楽しそうだと思って、話に乗ることにしてね。
――音無さんはどこから?
日高:ほら、仲間はずれにするのは可哀相じゃない?
玲音:実力は確かだし、この二人じゃ絶対まとまらないしね。
――確か一夜限りの究極ユニット結成という触れ込みだったのでは。
音無:私もそう聞いてたんですけどね。
日高:嘘に決まってるじゃない。
玲音:ごめんね。
35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:04:37 ID:kJ7IUxE6
――番組も騙したんですか。
玲音:予想外の人気だったから、って言っておけば何とかなるかなって。
――確かに素晴らしかったですが、何故わざわざ?
日高:こうでも言わないと、小鳥は来てくれないからね。
――そこまでして、音無さんと?
日高:そうよ。あの時見れなかった夢の続き、見たくなってね。
音無:私も、もしあの時、が見れて嬉しいですよ。忙しすぎることを除い
て、ですけどね。
玲音:予想外の人気だったから、って言っておけば何とかなるかなって。
――確かに素晴らしかったですが、何故わざわざ?
日高:こうでも言わないと、小鳥は来てくれないからね。
――そこまでして、音無さんと?
日高:そうよ。あの時見れなかった夢の続き、見たくなってね。
音無:私も、もしあの時、が見れて嬉しいですよ。忙しすぎることを除い
て、ですけどね。
36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:05:28 ID:kJ7IUxE6
このアイドル、なんのアイドル?
――日高さんもそうですが、音無さんはブランクがあるのでは?
日高:ちゃんとトレーニングはしてたわ。アイドルを辞めてからも、ね。
習慣になっちゃってたし。小鳥は、普通のおばさんになってるかと
心配してたんだけどね。
音無:私!!本職!!事務員!!
玲音:聞いての通り、いい発声をしてるから大丈夫だと確信したんだ。
――はは、確かに耳がキーンとしてます。
――日高さんもそうですが、音無さんはブランクがあるのでは?
日高:ちゃんとトレーニングはしてたわ。アイドルを辞めてからも、ね。
習慣になっちゃってたし。小鳥は、普通のおばさんになってるかと
心配してたんだけどね。
音無:私!!本職!!事務員!!
玲音:聞いての通り、いい発声をしてるから大丈夫だと確信したんだ。
――はは、確かに耳がキーンとしてます。
37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:06:01 ID:kJ7IUxE6
日高:実は小鳥はアイドルをやめても、人前で歌うことは続けてたのよ。
――そうなんですか?
音無:ええ、まあ。
日高:とあるバーでね。
玲音:舞さんと聴きに言ったんだけど、あんな優しい歌は初めてだよ。
――それは私も聴きに行きたいですね。一体いつから?
音無:デビュー前からですね。人前で歌う訓練だって言われて以来ずっと。
さすがに今はやってません。そんな時間がありませんし。
――それは残念ですね。
――そうなんですか?
音無:ええ、まあ。
日高:とあるバーでね。
玲音:舞さんと聴きに言ったんだけど、あんな優しい歌は初めてだよ。
――それは私も聴きに行きたいですね。一体いつから?
音無:デビュー前からですね。人前で歌う訓練だって言われて以来ずっと。
さすがに今はやってません。そんな時間がありませんし。
――それは残念ですね。
38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:06:39 ID:kJ7IUxE6
それにしてもこのアイドル、ノリノリである
――ところで事務はどうしてるんですか
音無:休職中です。
――大丈夫なんですか?というより、よく通りましたね?
音無:それが社長は即OKしてしまいまして。
日高:順ちゃん>>>1、小鳥のファンだものね。
(>>>1 高木順二朗。765プロダクション社長。)
玲音:そうなんだ。
音無:「小鳥くんの歌がまた聴けるとは!」なんて感動してましたよ。
――765プロダクションはちゃんと回ってるんですか?一ファンとして、
とても心配です。
音無:大丈夫ですよ。765プロのスタッフは優秀ですから。
玲音:このユニットで765プロのアイドルと勝負するのもいいね。
音無:ええっ!?それはちょっと……。
日高:いいわね、それ。やりましょう。
音無:あなたが言ったら実現しかねないから、やめて。
――ところで事務はどうしてるんですか
音無:休職中です。
――大丈夫なんですか?というより、よく通りましたね?
音無:それが社長は即OKしてしまいまして。
日高:順ちゃん>>>1、小鳥のファンだものね。
(>>>1 高木順二朗。765プロダクション社長。)
玲音:そうなんだ。
音無:「小鳥くんの歌がまた聴けるとは!」なんて感動してましたよ。
――765プロダクションはちゃんと回ってるんですか?一ファンとして、
とても心配です。
音無:大丈夫ですよ。765プロのスタッフは優秀ですから。
玲音:このユニットで765プロのアイドルと勝負するのもいいね。
音無:ええっ!?それはちょっと……。
日高:いいわね、それ。やりましょう。
音無:あなたが言ったら実現しかねないから、やめて。
39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:07:13 ID:kJ7IUxE6
――大変ですね、音無さん(笑)
音無:笑い事じゃないです。行動力も実行力も、半端じゃないんですから。
そのうえ仕事は全身全霊。どれだけ振り回されたことか。
日高:ちょっと綺麗な星空が見たかっただけじゃない。
音無:それでクルーズ船を借り切っての外洋ライブはおかしいでしょう。
玲音:観客には楽しんでもらいたいよね。
音無:ゲリラコンサートで幹線道路が軒並み通行止めなんて初めてよ。
――着々と伝説を積み上げてますね(笑)
音無:笑い事じゃないです。行動力も実行力も、半端じゃないんですから。
そのうえ仕事は全身全霊。どれだけ振り回されたことか。
日高:ちょっと綺麗な星空が見たかっただけじゃない。
音無:それでクルーズ船を借り切っての外洋ライブはおかしいでしょう。
玲音:観客には楽しんでもらいたいよね。
音無:ゲリラコンサートで幹線道路が軒並み通行止めなんて初めてよ。
――着々と伝説を積み上げてますね(笑)
40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:08:15 ID:kJ7IUxE6
アイドルの歴史が、また一ページ
――さて「The Apex」というユニット名ですが。
日高:私は「三人娘でいこう」って言ったんだけどね。
音無:感性が古すぎです。
玲音:アタシたちのイメージには合わないよ。
日高:って言われちゃった。
――では誰が?
玲音:アタシ。「The Apex」、頂点って意味だけど、これはアイドルの頂点
に立とうって意味じゃないんだ。誤解されやすいけどね。
――そうなんですか?私はてっきりそうなのかと。
玲音:そうだね。このメンバーだし、そう思われてもしかたないかな。でも
込めた願いは、そうだね、簡潔に言えば「三位一体」かな。
――三位一体ですか。
玲音:アタシたち三人はそれぞれ得意な分野が違う。そして得意な分野では
頂点に近い場所にいる、という自負もある。その頂点を線で繋げば、
きっと見たことの無い三角形ができるんじゃないかってね。
――なるほど、確かに大きな三角形です。
――さて「The Apex」というユニット名ですが。
日高:私は「三人娘でいこう」って言ったんだけどね。
音無:感性が古すぎです。
玲音:アタシたちのイメージには合わないよ。
日高:って言われちゃった。
――では誰が?
玲音:アタシ。「The Apex」、頂点って意味だけど、これはアイドルの頂点
に立とうって意味じゃないんだ。誤解されやすいけどね。
――そうなんですか?私はてっきりそうなのかと。
玲音:そうだね。このメンバーだし、そう思われてもしかたないかな。でも
込めた願いは、そうだね、簡潔に言えば「三位一体」かな。
――三位一体ですか。
玲音:アタシたち三人はそれぞれ得意な分野が違う。そして得意な分野では
頂点に近い場所にいる、という自負もある。その頂点を線で繋げば、
きっと見たことの無い三角形ができるんじゃないかってね。
――なるほど、確かに大きな三角形です。
41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:08:48 ID:kJ7IUxE6
玲音:ま、大きいだけに重心を取るのも難しいんだけどね。
日高:そこは小鳥のおかげね。私と玲音じゃ、自己主張が強過ぎるからね。
足し算を掛け算にしてくれる、そんな存在よ。
――それは一体?
日高:足し算って同じものしか足せないじゃない?でも掛け算なら違うもの
でも混ぜられるし、どんどんと変化していく。
――でも一より小さいと答えは小さくなりますよ。
日高:それは違うわ。一メートルを三つ足しても三メートル。ちょっと長く
なるだけ。でも一メートルを三つ掛けると三立方メートル。いろんな
物を受け入れる箱になるわ。次元が違うのよ。
――言われて見れば、そうですね。
日高:掛け算なら、皆違っていてそれでいい。いえ、違っていなければなら
ない。でも足し算だと、皆同じじゃないといけないの。それは私には
耐えられないわ。
――ともすれば、簡単にばらばらになってしまう二人を繋ぐ掛け算の符号が
音無さんであると。
音無:符号だけじゃなく、数字も兼任ですね。とても大変です。
玲音:だけど、小鳥さんがいないと答えにならないからね。
――まさに縁の下の力持ち、扇の要、といったところでしょうか。
日高:そこは小鳥のおかげね。私と玲音じゃ、自己主張が強過ぎるからね。
足し算を掛け算にしてくれる、そんな存在よ。
――それは一体?
日高:足し算って同じものしか足せないじゃない?でも掛け算なら違うもの
でも混ぜられるし、どんどんと変化していく。
――でも一より小さいと答えは小さくなりますよ。
日高:それは違うわ。一メートルを三つ足しても三メートル。ちょっと長く
なるだけ。でも一メートルを三つ掛けると三立方メートル。いろんな
物を受け入れる箱になるわ。次元が違うのよ。
――言われて見れば、そうですね。
日高:掛け算なら、皆違っていてそれでいい。いえ、違っていなければなら
ない。でも足し算だと、皆同じじゃないといけないの。それは私には
耐えられないわ。
――ともすれば、簡単にばらばらになってしまう二人を繋ぐ掛け算の符号が
音無さんであると。
音無:符号だけじゃなく、数字も兼任ですね。とても大変です。
玲音:だけど、小鳥さんがいないと答えにならないからね。
――まさに縁の下の力持ち、扇の要、といったところでしょうか。
42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:09:20 ID:kJ7IUxE6
アイドルって、本当に素晴らしいものですね
――さて、これからこの「The Apex」は一体どこへ向かうのでしょうか。
日高:そうね。世界史に名前を残すことね。
――それはまた壮大な(笑)
玲音:アタシは観客動員数七十億人が目標かな。
――負けず劣らず壮大ですね(笑)
音無:普通の事務員に戻りたいです。
――しばらく叶いそうにありませんね(笑)それでは最後に、読者へのメッセー
ジをお願いします。
日高:みんなまとめて相手してあげるから、ライブに来なさい。
玲音:足腰立たなくなるまで、熱狂させてあげるから、来てね。
音無:立てなくなっても、立たせてみせますから、来て下さい。
――際どい(笑)「The Apex」でした。ありがとうございます。
――さて、これからこの「The Apex」は一体どこへ向かうのでしょうか。
日高:そうね。世界史に名前を残すことね。
――それはまた壮大な(笑)
玲音:アタシは観客動員数七十億人が目標かな。
――負けず劣らず壮大ですね(笑)
音無:普通の事務員に戻りたいです。
――しばらく叶いそうにありませんね(笑)それでは最後に、読者へのメッセー
ジをお願いします。
日高:みんなまとめて相手してあげるから、ライブに来なさい。
玲音:足腰立たなくなるまで、熱狂させてあげるから、来てね。
音無:立てなくなっても、立たせてみせますから、来て下さい。
――際どい(笑)「The Apex」でした。ありがとうございます。
43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:09:55 ID:kJ7IUxE6
春香「あんまり言いたくないけど、反則だよね」
真「向かうところ敵なし、鎧袖一触だよね」
美希「ミキはまだあんなにキラキラできないの」
貴音「高みが更に遠ざかったような心持ちです」
やよい「際どいってなんですかー?」
伊織「ぎりぎりの発言ってことよ」
亜美「そんなこと書いてた?」
真美「ああ、うん、どうだろうね」
響「観客が失神するまで、やるつもりだからじゃないのか?」
千早「そういうことでは……、いえ間違ってはいないのかしら」
雪歩「失神するまで……、うぅ、とっても凄そうです」
あずさ「うふふ、きっと大盛況でしょうね」
律子「後で注意しておかないと駄目ね」
真「向かうところ敵なし、鎧袖一触だよね」
美希「ミキはまだあんなにキラキラできないの」
貴音「高みが更に遠ざかったような心持ちです」
やよい「際どいってなんですかー?」
伊織「ぎりぎりの発言ってことよ」
亜美「そんなこと書いてた?」
真美「ああ、うん、どうだろうね」
響「観客が失神するまで、やるつもりだからじゃないのか?」
千早「そういうことでは……、いえ間違ってはいないのかしら」
雪歩「失神するまで……、うぅ、とっても凄そうです」
あずさ「うふふ、きっと大盛況でしょうね」
律子「後で注意しておかないと駄目ね」
44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:10:28 ID:kJ7IUxE6
P「音無さん、これ実現したりしませんよね?」
小鳥「え、ええっと、あはは……」
P「え、本気なんですか?」
小鳥「それは、そのぅ……」
P「普通の事務に戻るなんて言わないでくださいよ」
小鳥「ピヨッ?」
P「三人のライブ、凄いじゃないですか」
小鳥「そうですか?」
小鳥「え、ええっと、あはは……」
P「え、本気なんですか?」
小鳥「それは、そのぅ……」
P「普通の事務に戻るなんて言わないでくださいよ」
小鳥「ピヨッ?」
P「三人のライブ、凄いじゃないですか」
小鳥「そうですか?」
45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:10:59 ID:kJ7IUxE6
P「そうですよ」
P「それに今の音無さん、凄く輝いてるし」
小鳥「そ、そうですか?」
P「活躍してる姿、好きですよ」
小鳥「プロデューサーさん、私、今のでいたく感動しました」
小鳥「結婚しましょう」
Trrrr……Trrrr……
P「はい、もしもし」
P「えっ、いや、それはちょっと……、それはもちろん存じてはいますが」
P「あっ、ちょっと!切られた……」
P「それに今の音無さん、凄く輝いてるし」
小鳥「そ、そうですか?」
P「活躍してる姿、好きですよ」
小鳥「プロデューサーさん、私、今のでいたく感動しました」
小鳥「結婚しましょう」
Trrrr……Trrrr……
P「はい、もしもし」
P「えっ、いや、それはちょっと……、それはもちろん存じてはいますが」
P「あっ、ちょっと!切られた……」
46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:11:30 ID:kJ7IUxE6
P「……音無さん」
小鳥「何ですか?」
小鳥「あっ、さっきの返事ですか?」
小鳥「女性からなんて、はしたなかったかしら……」
P「音無さん」
小鳥「でもここで躊躇したら駄目よね」
小鳥「それともプロデューサーさんから、改めて?」
小鳥「夜の街に消え行く二人……」
P「音無さん!」
小鳥「そして朝を迎えて……」
小鳥「チュンチュンチュン……」
P「お と な し さ ん!!!!」
小鳥「何ですか?」
小鳥「あっ、さっきの返事ですか?」
小鳥「女性からなんて、はしたなかったかしら……」
P「音無さん」
小鳥「でもここで躊躇したら駄目よね」
小鳥「それともプロデューサーさんから、改めて?」
小鳥「夜の街に消え行く二人……」
P「音無さん!」
小鳥「そして朝を迎えて……」
小鳥「チュンチュンチュン……」
P「お と な し さ ん!!!!」
47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:12:05 ID:kJ7IUxE6
小鳥「は、はい!」
小鳥「知識だけなら豊富です!」
小鳥「……ってプロデューサーさんじゃないですか、どうしました?」
P「765、対バンやろうぜって言われました」
小鳥「ピヨッ!?」
P「ついでに961とか876とか誘おうぜって言ってました」
小鳥「ピヨピヨッ!?」
P「どうせやるなら日本中のドームでやりたいって言ってました」
小鳥「ピヨッーーーー!?」
小鳥「知識だけなら豊富です!」
小鳥「……ってプロデューサーさんじゃないですか、どうしました?」
P「765、対バンやろうぜって言われました」
小鳥「ピヨッ!?」
P「ついでに961とか876とか誘おうぜって言ってました」
小鳥「ピヨピヨッ!?」
P「どうせやるなら日本中のドームでやりたいって言ってました」
小鳥「ピヨッーーーー!?」
48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/01(水) 00:13:47 ID:kJ7IUxE6
以上です
この三人が一堂に会したら、一体何を話すんだろうか
この三人が一堂に会したら、一体何を話すんだろうか
掲載元:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1411911577/
コメント欄
- :2015/04/29(水) 23:07:20 ID:-
一メートルを三つ掛けると一立方メートル。ですよね・・・
一メートルを三つ掛けると一立方メートル。ですよね・・・
≪ える「私、田んぼの様子が気になりますっ!」 折木「やめろ」 | HOME | 雪歩「あ、あの!お帰りなさいプロデューサー!!」 ≫