夏紀「は~……」麗奈「お疲れですね」香織「どうしたの?」
1: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 21:56:05.14 ID:VMkr3GsS0
夏紀「どうしたも何も、希美のことですよ」
夏紀「あすか先輩に認めてもらわないと満足できない~! って言って、そのせいで中々戻ってこれなくて」
香織「ああ~……」
麗奈「ですが、それは本人にとって大切なことなのでは?」
夏紀「分かってるよ~? 分かってるけどさ~……ん~……」
23: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:30:48.23 ID:+hpEREzf0
麗奈「言ってしまえば、私と香織先輩が争った時と一緒ですね」
香織「そうだね~……本人が納得しないと意味がない、ってやつだね」
夏紀「……二人共、あの時のこともうそんな風に話せるようになったんですね」
麗奈「香織先輩じゃなければ、こうはなってないですよ」
香織「や、止めてよ、麗奈ちゃん。私はただ、本当に巧い人がやるべきだって思っただけだよ」
夏紀「そうやって納得できる方法が見つかれば問題無いんだけどね~……」
香織「そうだね~……本人が納得しないと意味がない、ってやつだね」
夏紀「……二人共、あの時のこともうそんな風に話せるようになったんですね」
麗奈「香織先輩じゃなければ、こうはなってないですよ」
香織「や、止めてよ、麗奈ちゃん。私はただ、本当に巧い人がやるべきだって思っただけだよ」
夏紀「そうやって納得できる方法が見つかれば問題無いんだけどね~……」
24: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:32:11.48 ID:+hpEREzf0
麗奈「……私は、逃げた人を応援する気にはなれません」
夏紀「……まあ、高坂ちゃんならそう言うと思ってたけどね……」
麗奈「思ってたんですか」
夏紀「なんとなくね」
夏紀「っていうか黄前ちゃんから聞いてる感じと、香織先輩に突っかかった感じからして、誰だってそうだろうって思うよ」
麗奈「思いますか……」
香織「まあ私は、あすかさえ納得してくれたら戻ってきて欲しいとは思うけどね」
夏紀「あすか先輩のこと好きですもんね~、香織先輩は」
香織「そ、そういうのじゃなくて……!」
夏紀「……まあ、高坂ちゃんならそう言うと思ってたけどね……」
麗奈「思ってたんですか」
夏紀「なんとなくね」
夏紀「っていうか黄前ちゃんから聞いてる感じと、香織先輩に突っかかった感じからして、誰だってそうだろうって思うよ」
麗奈「思いますか……」
香織「まあ私は、あすかさえ納得してくれたら戻ってきて欲しいとは思うけどね」
夏紀「あすか先輩のこと好きですもんね~、香織先輩は」
香織「そ、そういうのじゃなくて……!」
25: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:32:59.63 ID:+hpEREzf0
香織「なんて言うんだろ……あすかが納得したら、部員もみんな納得してくれる気がするの」
香織「なんとなくだけどね」
麗奈「……それって、部長が部長に適してないってことですか?」
香織「違う違う! 適材適所ってやつ」
夏紀「まあでも、香織先輩の言ってることは納得なんですけどね……」
香織「なんとなくだけどね」
麗奈「……それって、部長が部長に適してないってことですか?」
香織「違う違う! 適材適所ってやつ」
夏紀「まあでも、香織先輩の言ってることは納得なんですけどね……」
26: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:37:08.61 ID:+hpEREzf0
香織「軋轢を産まなかったら、希美ちゃんのフルートはとても上手だったもの」
香織「戻ってきて欲しいな」
麗奈「でも、香織先輩からは手を貸さないんですね」
香織「貸しても良いけど……それじゃあ、意味ないから」
夏紀「それ、希美も言ってました。最初は一人で行く気でしたし」
夏紀「ホント、私が気を利かせないといけなくて……」
麗奈「大変ですね」
夏紀「思ってる?」
麗奈「別に」
夏紀「だと思った」
麗奈「でも……」
夏紀「ん?」
麗奈「優しいな、とは思います」
夏紀「…………」
香織「戻ってきて欲しいな」
麗奈「でも、香織先輩からは手を貸さないんですね」
香織「貸しても良いけど……それじゃあ、意味ないから」
夏紀「それ、希美も言ってました。最初は一人で行く気でしたし」
夏紀「ホント、私が気を利かせないといけなくて……」
麗奈「大変ですね」
夏紀「思ってる?」
麗奈「別に」
夏紀「だと思った」
麗奈「でも……」
夏紀「ん?」
麗奈「優しいな、とは思います」
夏紀「…………」
27: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:38:03.47 ID:+hpEREzf0
28: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:41:37.45 ID:+hpEREzf0
夏紀「良いって良いって」
夏紀「じゃ、そろそろ希美の所に戻るわ」
麗奈「えっ、久美子が……」
夏紀「残念だけど、教えてあげないよ」
麗奈「……やっぱり、意地悪ですね」
夏紀「言われると思った」
香織「それじゃあ夏紀ちゃん、頑張ってきてね」
夏紀「ありがとうございます。パート練の時に邪魔してしまって」
優子「本当よ!」
夏紀「あ、リボンは良いから」
優子「その呼び方って絶対黄前のせいよねっ!?」
夏紀「いやいや、そんなそんな」
優子「まったく……」
夏紀「じゃ、そろそろ希美の所に戻るわ」
麗奈「えっ、久美子が……」
夏紀「残念だけど、教えてあげないよ」
麗奈「……やっぱり、意地悪ですね」
夏紀「言われると思った」
香織「それじゃあ夏紀ちゃん、頑張ってきてね」
夏紀「ありがとうございます。パート練の時に邪魔してしまって」
優子「本当よ!」
夏紀「あ、リボンは良いから」
優子「その呼び方って絶対黄前のせいよねっ!?」
夏紀「いやいや、そんなそんな」
優子「まったく……」
29: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:46:50.18 ID:+hpEREzf0
麗奈「……優子先輩も、反対なんですか……?」
優子「私は……みぞれ次第よ」
麗奈「…………」
優子「なに?」
麗奈「いえ……優子先輩って、意外に優しいですよね」
優子「意外ってなにっ!?」
香織「あはは……」
麗奈「香織先輩の時だけ、周りが見えなくなるだけだったんですね」
優子「ちょっ……! そ、そんなことは……!」
麗奈「それとも、夏紀先輩の時ですか?」
優子「それこそなんでよっ!」
麗奈「さっき私が夏紀先輩に近付いた時、こっち見ましたよね?」
優子「はぁっ!? んな訳ないじゃん! だいたい――」
香織「はいはい。それじゃそろそろ、本当に練習に戻ろっか」
麗奈「そうですね」
優子「――うっ……は、はいっ! 分かりました! 香織先輩♪」
麗奈「さすがですね、優子先輩」
終わり
優子「私は……みぞれ次第よ」
麗奈「…………」
優子「なに?」
麗奈「いえ……優子先輩って、意外に優しいですよね」
優子「意外ってなにっ!?」
香織「あはは……」
麗奈「香織先輩の時だけ、周りが見えなくなるだけだったんですね」
優子「ちょっ……! そ、そんなことは……!」
麗奈「それとも、夏紀先輩の時ですか?」
優子「それこそなんでよっ!」
麗奈「さっき私が夏紀先輩に近付いた時、こっち見ましたよね?」
優子「はぁっ!? んな訳ないじゃん! だいたい――」
香織「はいはい。それじゃそろそろ、本当に練習に戻ろっか」
麗奈「そうですね」
優子「――うっ……は、はいっ! 分かりました! 香織先輩♪」
麗奈「さすがですね、優子先輩」
終わり
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