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女騎士「私が守ってやる!!」

1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/11(月) 22:38:21 ID:Lu1iQnp2



上から順番

少年「ボクが、勇者に選ばれたんですか?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444045514/
少年「神様に祈りましょう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444276145/
少年「恋をしました」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444541374/
少年「ボクは、君を守りたいんです」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1445428616/
女騎士「両親の日記」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1446271771/
女騎士「どうか、正しい判断を」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1447115764/
女騎士「私は、アイツになりたいんだ」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1448584663/


の、続き。


7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/12(火) 11:59:39 ID:9cVwk2SY




 城壁国家エジンベア 外



白騎士「国全てが高く積まれ築かれた特集材質の壁に囲まれ、上空には魔法結界が張られている……」

白騎士「まるで鳥籠ね。こんな鳥籠の中に居る事が幸せだと、飼い慣らされた鳥は信じてる」


白騎士「こうやって目の前まで敵がやって来ているのに、兵士の一人も外へ出て来ないのが、頭まで鳥になっている証拠」

白騎士「城門を閉じるだけで守れると思ってるの? こんな壁なんて、せいぜい人間どもの貧相な魔法や、大砲ぐらいを防ぐのが精一杯よ!!」



白騎士「アルミラージ!! デスジャッカル!! キラーエイプ!! ごうけつぐま!! 各部隊は突入の準備をしておきなさい!!」

白騎士「私が……壁に風穴を空けるわ!!」


8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/12(火) 12:20:07 ID:9cVwk2SY



白騎士「左手から五発……」スッ

白騎士「右手から五発……」スッ


白騎士「合わせて十発のメラゾーマを、一度に纏めて叩き込みます!!」

白騎士「崩落せよっ、フィンガーフレアボムズ!!!」バッ




 ドゴォォォォォォォン!!!



白騎士「……」

白騎士「よしっ、突破口は開いた!! 各部隊、突撃しなさい!!」


9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/12(火) 13:59:40 ID:9cVwk2SY



白騎士「……」

白騎士(こんな事をしちゃって……)


魔王「状況はどうだシロよ?」スタッ

白騎士「ま、魔王様!?」クルッ



白騎士「はい。たった今、全軍に突撃の号令を掛けた所です。『あの条件』についても問題なく」ペコリ

魔王「そうか……」


魔王「それでシロよ」

白騎士「なんでしょう?」


10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/12(火) 15:43:35 ID:9cVwk2SY



魔王「溜まってる?」

白騎士「……」


魔王「……」

白騎士「はい?」



魔王「前にシた時、シロがイヤだイヤだって言ってたから、誘わないようにしてたんだけど」

魔王「クロが、最近シロがそわそわしてるって……」


白騎士「……」

白騎士「な、なっ、なっ……」プルプルプルプル


11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/12(火) 18:37:08 ID:9cVwk2SY



魔王「勘違いかも知れないし、だから、もう一回だけ聞くよ?」

魔王「シロ、溜まってる?」


白騎士「うぅっ……」プルプルプルプル

魔王「溜まってないの?」



白騎士「あんな恥ずかしい格好、私にさせるからじゃないですか!?」キッ

白騎士「なんで外でするんですかっ!? なんで裸にならせるんですかぁっ!?」


魔王「なんでって、シロは外の方がいいんでしょ?」

白騎士「良く有りませんっ!!!」


12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/12(火) 20:25:42 ID:9cVwk2SY



魔王「そうなの?」

白騎士「そうですっ!! もっと、こう、普通に」モジモジ


魔王「普通って?」

白騎士「それは……」モジモジモジモジ




 ドゴォォォォォォォン!!!



白騎士「っ!? どうやら、慌てて兵が出て来たようですわ」チラッ

魔王「ここも、戦いが始まったね……」


13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/12(火) 21:15:26 ID:9cVwk2SY




 ── エジンベア強襲 ──



 この日、大国で在ったエジンベアは魔王軍により攻め込まれ、シンボルの巨大な城は破壊された。

 ついに動き出した魔王に世界中の人々は震え、そして立ち向かうべく、より一層の協力体制を築いて行く……


 誰しもが傍観者では無い。誰しもが当事者で。誰しもが魔王軍と戦う意思を持つ。

 希望で有る勇者を筆頭に、そんな世界へと変わり始めていた……


14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/12(火) 21:16:38 ID:9cVwk2SY



第八話

女騎士「私が守ってやる!!」


15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/12(火) 21:25:00 ID:9cVwk2SY




 ポルトガ 正門より数キロ地点の平原



女騎士「僧侶、何をボーッとしている!? 早く補助魔法を!!」

僧侶「えっ、あっ、ひゃ、ひゃい!!」ビクッ


黒騎士「補助魔法など掛けさせるものか!!」ダッ

武闘家(チッ。ゴツい鎧を着てる割に早えぇじゃねぇか!!)



武闘家「狙われてるぞ僧侶!! 避けろ!!」

黒騎士「そうは行かん、掴まえた!!」ガシッ


僧侶「っ!? くうぅっ……」

黒騎士「……」


16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/12(火) 21:33:44 ID:9cVwk2SY



黒騎士「しっかりしろ、怪しまれるぞ?」ヒソヒソ

僧侶「っ!?」


黒騎士「分かったら、俺を適当な攻撃魔法で振り払え」ヒソヒソ

僧侶「……」



僧侶「わたくしに、触れないでくださいまし!! バギッ!!」バッ

黒騎士「おっと」サッ


黒騎士「危ない危ない、攻撃魔法も使えたか」スタッ

僧侶「勇者さま、すみません。敵のプレッシャーに気圧されてしまいました……ですが、もう大丈夫です!!」


21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 14:35:02 ID:nHGydjCA



黒騎士(とは、言ったが……)

黒騎士「キラーアーマー部隊、俺が勇者とやる!! 他の奴らを相手しておけ!!」


武闘家「チッ」スッ

僧侶「くっ……」



女騎士「……」

黒騎士「……」


黒騎士「少し、遊ぼうか?」ニヤリ

女騎士「私が、遊んでやろう」ニヤリ


22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 16:10:11 ID:nHGydjCA



女騎士(僧侶とは距離が離れたか)チラッ

女騎士(だが、コイツも補助魔法を掛けた形跡は無い。ならば!!)


黒騎士「勇者と魔王。敵同士がこうして出会ったんだ……」

女騎士「この闘い、是非など問わず!!」



黒騎士「お前の力、俺に見せてみな!!」ジャキッ

女騎士(剣を逆手に握り直した? どこかで……)


女騎士(いや、今はっ!!)

女騎士「良いだろう。勇者のみが扱える、最大の剣技を以て貴様を倒してやる!!」ジャキッ


23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 16:20:16 ID:nHGydjCA



女騎士「……」

黒騎士「……」


女騎士「フッ!!」ダッ

黒騎士「行くぞ!!」ダッ



女騎士「ギガッ、スラァァァッシュ!!!」

黒騎士「ストラッシュ!!!」




 ガキィィィィィィィン!!!


女騎士「……」スタッ

黒騎士「……」スタッ


24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 16:28:18 ID:nHGydjCA



女騎士「互角か、だが次の一撃で……」

黒騎士「互角?」


女騎士「ん?」バキィィン

女騎士「ッ!? 私の剣が、折れたっ!!?」ビクッ



黒騎士「おいおい。まさかとは思うが、武器の差だとか勘違いするなよ?」

黒騎士「違うのは剣の……腕の差だ」ニヤリ


女騎士「くっ……」ジリッ

黒騎士「まだ魔法が使えるだろ? もっとお前の力を見せろ」


25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 17:52:09 ID:nHGydjCA



女騎士「……」

女騎士「ふっ」クスッ


女騎士「ふふっ」

女騎士「あははははははははははははっ!!! はぁーあ……」



黒騎士「なんだぁ?」

女騎士「色々と繋がったよ。だが、そうだな。悪い事は言わん」


女騎士「私に剣で勝った事を手土産に、ここは引け。もしくは……」

女騎士「ここに跪いて降伏しろ。そうすれば、命だけは助けてやろう」ニコリ


26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 19:39:55 ID:nHGydjCA



女騎士「そうでなければ」

女騎士「この勇者最大の魔法が、貴様を葬る事になる」


黒騎士「……」

黒騎士「ぬかせ」



女騎士「どれ、カウントダウンをしてやろう。それまでに決めるんだな」スッ

黒騎士(両腕を左右に広げて構えた? ライデイン?)ジィーッ


女騎士「さん。にー。いち……」

黒騎士(左手から放つか? それとも右手か? はたまた両手を合わせるか? 何の魔法だろうと……さぁ、来い勇者ッ!!!)ギロッ


27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 19:51:13 ID:nHGydjCA



武闘家「ゼロだ……」

黒騎士「何ッ、後ろっ!?」クルッ


武闘家「遅せぇ!! 正拳突きぃッ!!」ドゴォッ

黒騎士「ぐうっ!? だが、この鎧の上からではダメージは……」



黒騎士(なんだ、体がっ、揺れっ!?)

黒騎士「ガハァッ!!?」フラフラッ


武闘家「おめぇ、仲間に俺みたいな武闘家は居ないだろ?」

武闘家「そして、ただ単に『鍛えた体を武器として戦う』。そんな認識しか無ぇ」


28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 19:58:56 ID:nHGydjCA



黒騎士「キラーアーマーはどうした?」

武闘家「戦ってるよ……」


武闘家「俺がマヌーサで作り出した幻影とな」ニヤリ

黒騎士「マヌーサ? その程度の魔法でっ」



武闘家「ああ、俺が使えるのはその程度の魔法だ。オメェには効かねぇんだろうよ」

武闘家「けどな、アイツらにはてきめんだったぜ?」ニヤリ


武闘家「昔から武闘家が苦手なのは、スライム系とゴムみてぇな軟体系だけって決まってんだ!!」

黒騎士「……」


29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 20:08:01 ID:nHGydjCA



僧侶「勇者さま、お待たせしましたっ」タタッ

女騎士「おお、僧侶も来たか」


黒騎士「成る程、確かに俺の知識不足だったようだ。しかし、もう油断は無いぞ?」

武闘家(チッ。ほしふるうでわを装備して、全力で短勁を打ち込んだってのに……復帰するのが早いんだよ!!)ジリッ



僧侶「バイキルト!! スクルト!! ピオリム!!」バッ

僧侶(黒騎士さん!! まだ戦うつもりですか!?)


黒騎士「……」

黒騎士「流石に分が悪いか。ここは引こう。サラバだ勇者よ!! ルーラ!!」バッ


31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 20:29:05 ID:nHGydjCA



僧侶「あ」

武闘家「逃げやがったか」


女騎士「3対1なら正攻法でも勝てるが、それ以外は邪道な戦法で奇襲を掛けるしか無さそうだな」

武闘家「チッ」



女騎士「確かに強い相手だった……だが、確実に勝てる方法を二つ思い付いたよ」

僧侶「それは?」


女騎士「ひみつだ」ニコリ

武闘家「張ったおすぞテメェ……」


32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 20:39:03 ID:nHGydjCA



女騎士「ん? 押し倒してみろイクジナシが」

武闘家「ああっ!?」キッ


僧侶「お、お二人共、ケンカはっ」アセアセ

女騎士「分かってるよ……まずは、まだ幻影と戦っている魔物を殲滅する」



女騎士「合わせろ武闘家!! イオを連続で叩き込むぞ!!」スッ

武闘家「応よっ!!」スッ


女騎士「イオ!! イオ!! イオ!! だだだだだだだだだだぁぁっ!!!」ズドドドドドッ

武闘家「イオッ、まとめて喰らいやがれッ!! オラオラオラオラオラァッ!!!」ズドドドドドッ


33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 20:46:29 ID:nHGydjCA



僧侶「……」

僧侶(取り敢えず、バレなくて良かったですね。これからは気を付けないと)


僧侶(……)

僧侶(わたくしは、このパーティーに居てよろしいのでしょうか?)



僧侶(わたくしは、わたくしはっ……)

僧侶「くっ!!」フルフル


僧侶(今さら考えようとっ)ギリッ

僧侶「勇者さまっ、わたくしも手伝います!!」


34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/13(水) 20:58:05 ID:nHGydjCA




 数日後 カジノの街より西 平原



女騎士「それで、次の街へはどのぐらい掛かるんだ?」チラッ

僧侶「はい、早ければ三日ほどで」


女騎士「三日……ずいぶんと掛かるな」

武闘家「チッ。オメェが馬車代をカジノでスるからじゃねぇか」



僧侶「まぁまぁ。一応、この近くにダークエルフが住むと言われる森が在りますが……」

女騎士「よし。そこで風呂を借りよう」ポンッ


僧侶「ですがっ、わたくしも森へは入った事が有りませんし、ダークエルフは人嫌いとの噂も」

女騎士「心配するな。私はサキュバスだぞ? イザとなったら、体で落としてやる」ペロッ


38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 12:29:27 ID:niDlUvCE



武闘家「……」

武闘家「すっきりしねぇな……」


女騎士「なんだ、スッキリさせてやろうか?」チラッ

武闘家「ちげぇよ!! このクソビッチが!!」



女騎士「もっと言ってくれ!! 興奮する!!」

武闘家「チッ。だからよ……あの街のこった」


僧侶「……」

女騎士「ああ、あれか……」


39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 13:15:12 ID:niDlUvCE



僧侶「カジノは、何とか残して貰えましたね」

女騎士「低レートの国営化になってしまったがな……まぁ、遊んだり息抜きにはちょうど良いだろう」


僧侶「ですが、あの魔物達は……」

女騎士「オーナーがどうにかして押したのか、それとも魔物達が自分で押したのか」



武闘家「恐らく、あのオーナーをブッ殺す事を生き甲斐にしてたんじゃねぇか?」

女騎士「ふむ。オーナーを殺し、生きる目的を無くして押したか……それとも」


女騎士「二度と見せ物の為に戦わされる魔物が現れないよう、カジノを破壊したかったか」

僧侶「破壊されたのはカジノの一部でしたが、モンスター闘技場は終わるみたいですし、これで……少しは救われると良いのです」


40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 13:41:31 ID:niDlUvCE

>>39
×僧侶「破壊されたのはカジノの一部でしたが、モンスター闘技場は終わるみたいですし、これで……少しは救われると良いのです」

○僧侶「破壊されたのはカジノの一部でしたが、モンスター闘技場は終わるみたいですし、これで……少しは救われると良いのですが」


41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 13:49:25 ID:niDlUvCE



武闘家「しっかし、あの爆発に巻き込まれなかったのが奇跡だな?」ニヤリ

女騎士「ふっ、私は勇者だぞ? 何度だって奇跡を起こして見せるさ」ニヤリ


僧侶「……」

僧侶(わたくしがフバーハを掛けていたのですが、言わない方が良いのでしょうか?)



女騎士「で、だ。肝心のダークエルフの森へはどのぐらい掛かるんだ?」

僧侶「あっ、えっと……あそこの山の麓(ふもと)に広がるのがそうです」キョロキョロ


武闘家「ほぉ、かなりデケェな」

女騎士「ではっ、いざダークエルフの森へ!! 出発!!」ビシィッ


42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 14:40:34 ID:niDlUvCE




 ダークエルフの森 湖の畔




 ──どうだピサロよ? 力を手に入れる決心は着いたか?



ピサロ(湖に浮かぶ赤い水晶。俺だけがその水晶を見れて、俺だけがその水晶から発せられる声を聞ける)

ピサロ(フッ。仲間に覗かれたら、まるで俺は頭のオカシイ奴か)クスッ



ピサロ「もう一度聞く。『進化の秘法』とやらを使えば、巨大な力を手にする事ができるんだな?」

ピサロ「義理の妹を、人間や魔王から……守れるんだな?」


43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 15:55:13 ID:niDlUvCE




 ──無論だ。お前は全てを超越する最強の力を手に出来る。



ピサロ「……」

ピサロ(人間とダークエルフの間に産まれた義理の妹……ハーフ)


ピサロ(人間からは化け物と恐れられ、ダークエルフからは半端者と蔑まれ、友と呼べるのは森の動物達のみ)ギリッ

ピサロ「もう少しだけ考えさせてくれ。そう言えば、あんたの名前は何て言うんだ?」



 ──我が名は、エスターク。力を与える者だ。



ピサロ「そうか、エスターク」

ピサロ(俺は力を手に入れ……魔王から、人間からっ、そして妹を蔑む同族から!! 全てから妹を守る!!)


44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 17:27:37 ID:niDlUvCE




 ダークエルフの森 入り口



女騎士「ここがダークエルフの森か?」キョロキョロ

僧侶「はい。そうだと思われます」コクリ



ハーフ「止まれっ!!」

武闘家「んっ?」チラッ


ハーフ「お前らは人間だな? この森に何の用だ!!」ギロッ

女騎士「おお、これはまた可愛らしい」


45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 17:55:11 ID:niDlUvCE



ハーフ「うがああああっ!! 用が無いなら出て行ってよね!!」

ハーフ「アウルベア!! ケルベロス!! キメラ!!」


アウルベア「ゴアアアアアッ!!」ドシン ドシン

ケルベロス「グルルルルルルッ!!」



キメラ「クワァァッ!!」バサッ バサッ

女騎士「ふむ。魔物使いか?」


ハーフ「魔物じゃない!! 友達だっ!!」キッ

武闘家「友達だっつーならヤメさせろ。ケガさせるだけだぜ?」


46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 20:38:16 ID:niDlUvCE



女騎士「まぁ待て武闘家。話せば分かってくれるだろ?」チラッ

女騎士「ダークエルフの少女よ、私達は旅をしているのだ」


女騎士「しかし、ここ二日ほど野宿でな。一晩だけ、フカフカのベッドを貸して貰えないだろうか?」

ハーフ「……」



ハーフ「それだけか?」

女騎士「ああ。明日には出て行くさ」コクリ


僧侶「わたくしからも、どうかお願いいたします」ペコリ

ハーフ「分かった。着いて来て……でも、変な真似はしないでよね」


47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 20:50:35 ID:niDlUvCE




 ダークエルフの森 集落より離れた場所の一軒家



ハーフ「ただいま、にぃにぃ」ガチャッ

ピサロ「お帰りハーフ……」ニコリ


ピサロ「……」

ピサロ「おや、そちらの方々は?」ジロッ



ハーフ「旅をしててね、野宿が続いてるから、一晩だけ泊めて欲しいんだって……ダメかな?」

女騎士「ダメなら、せめて風呂だけでも頼みたい。礼なら、私と僧侶が体でする」


僧侶「だから、何でわたくしも交ぜるんですかっ!!?」ビクッ

武闘家「俺も、薪割りぐらいならするぜ?」


48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 20:57:56 ID:niDlUvCE



女騎士「安心しろ。ダークエルフが人間嫌いなのは知っている。怪しい素振りをしたら遠慮なく切り掛かって来い」

女騎士「それに私は……純粋な人間じゃない。人間とサキュバスのハーフだ」


ハーフ「っ……」ピクッ

女騎士「それだけで、安心する理由にはならないか?」ニコリ



ピサロ「分かりました。ここで会ったのも何かの縁。どうぞ客室を使ってください」

ピサロ「だが……」


ピサロ「俺の妹に少しでも危害を加えてみろ、その時はっ!!」ギロッ

女騎士「ああ、肝に命じて置こう」


49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 21:08:18 ID:niDlUvCE




 数十分後 同所の庭



僧侶「らららー──────♪♪」

ハーフ「よっ、はっ、ほっ。へへんっ♪」タッ タッ タッ


武闘家「へー、アイツ歌がうめぇじゃねぇか」ジィーッ

女騎士「それにあの子は踊りが上手いな。初めて聞く歌なのに、実に良く合わせている」ジィーッ



ケルベロス「ワンワンッ!!」タタッ

キメラ「クワワァ!!」バサッ バサッ


ピサロ「友達も一緒に駆け回って、とても楽しそうだ」ニコリ

女騎士「ふっ、そうだな」


50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 21:24:24 ID:niDlUvCE



女騎士「……」

ピサロ「……」


女騎士「彼女、確かに褐色の肌をしていて、エルフ特有の耳をしているが」

女騎士「どうも私には、人間に思えてしまう。もしかして」チラッ



ピサロ「そう。あの子は、俺の義理の妹。そして、人間とダークエルフのハーフだ」コクリ

女騎士「そうか……それを本人は?」


ピサロ「知ってるよ。いや、知らせるつもりは無かったが」

女騎士「そこまでで良い。容易に想像は付く。人間嫌いの種族が、その人間との間に産まれた子を好ましく思う筈がないからな」


51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 21:30:39 ID:niDlUvCE



ピサロ「恨んでは居ないさ。立派な母だったし、前父を早くに無くしてからも、一人で俺を育ててくれた」

ピサロ「その母が好きになったのが、たまたま人間だっただけの事」


ピサロ「実際、父も立派だった。名の有る賢者だったみたいだぞ?」

女騎士「ほぉ……ならば、名前に聞き覚えが有るかも知れんな」



ピサロ「だが、その父も死んだよ。病死だ」

女騎士「……」


ピサロ(だから俺が、俺がっ、残った家族をっ、義理の妹を守らなくてはならないんだ!!)ギリッ

武闘家「……」


52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 21:41:39 ID:niDlUvCE



ピサロ(頼れるのは……)

ピサロ(頼れるのは、自分しか居ないんだから!!)



 ── ×年前 ──



ピサロ『長老!! 森の奥へ行く許可を下さい!! このままでは、父が病気で死んでしまいます!!』

長老『ならぬっ!! 世界樹はこの森の御神体!! その葉は、ダークエルフのみに与えられるべきのだ』


ピサロ『父は、人間の盗賊団を森から追い払ってくれました!! 種族は違えど仲間です!!』

Dエルフ『自作自演で我らの信頼を得ようとして、お前の父が呼んだんじゃないのか?』


53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/14(木) 21:49:43 ID:niDlUvCE



ピサロ『くっ、貴様ァァッ!! 武器を向けられただけで震えていた奴の言う事か!!?』

長老『何と言おうが許可は出来ぬ!! 森の外へ出て、人間の薬でも与えるのだな』


ピサロ『頼むよ皆、仲間だろっ!? 誰か協力してくれよ!!』

ピサロ『長老!! お願いします!! 長老ぉぉぉっ!!!』




 ──────



ピサロ(その為には力だ……)

ピサロ(力さえ有ればっ、俺は父を救えた!! 母も自殺なんてしなかった!! 力さえ、力さえ有ればっ!!)


58: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/15(金) 19:24:24 ID:7s0ylulQ




 夜 同所の庭



僧侶「今宵は、月が綺麗ですね」

ハーフ「そうだろっ? よっと。ここから見上げる月が一番綺麗なんだ!!」ゴロン


ハーフ「芝生にこうやって寝転がってさ? 友達とお喋りするのが、私の幸せさー」

キメラ「クワッ」コクリ



僧侶「ふふっ。では、わたくしもこれでお友達ですねっ」ゴロン

ハーフ「へっ?」キョトン


僧侶「おや、違うのですか? わたくしはてっきり……」

ハーフ「ううん、私も嬉しいぞ!!」ニコリ


59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/15(金) 19:29:40 ID:7s0ylulQ



ハーフ「名前は、えっと……」

僧侶「僧侶です」


ハーフ「そっか。よろしくねっ、僧侶」

僧侶「はい、こちらこそ」ニコリ



ハーフ「あ、でも……」

僧侶「どうか致しましたか?」


ハーフ「明日には、出て行っちゃうんだろ?」チラッ

僧侶「そうですね……恐らく、そうなるでしょう」コクリ


60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/15(金) 20:09:19 ID:7s0ylulQ



ハーフ「……」

僧侶「……」


僧侶「良ければ、勇者さまに頼んでみましょうか?」

ハーフ「勇者、さま?」



僧侶「おや、言っておりませんでしたか?」

ハーフ「き、聞いてないぞっ!!」アセアセ


僧侶「共に居た女性が、魔王を倒す旅をしている勇者さまです」

ハーフ「そう、なのか……」


61: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/15(金) 20:16:38 ID:7s0ylulQ



僧侶「お願いすれば、後何日かは滞在出来るやも知れません」

僧侶(代わりに、どんな要求をされるのかも分かりませんが……)


ハーフ「……」

ハーフ「あのさぁ僧侶ー? 私も、勇者様の仲間になれないかなぁ?」



僧侶「それは」

ハーフ「私が魔王を倒せば、きっと皆も私を認めてくれると思うんだ」


ハーフ「友達は居るし、にぃにぃは優しいけど……同じダークエルフの友達も欲しいぞ」

ハーフ「仲間外れは、もうイヤだっ……」ギュッ


62: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/15(金) 20:25:49 ID:7s0ylulQ



ケルベロス「ワウゥッ……」スリスリ

僧侶「……」


僧侶「旅は遊びでは有りません。死ぬかも知れないのですよ?」

ハーフ「覚悟してるぞ!! それに、今はまだ大きな魔法は使えないけど、賢者だった親の血も引いてるんだ!!」



ハーフ「きっと私だって、凄い魔法を使えるようになると思う!!」

ハーフ「それじゃ、ダメ、か?」チラッ


僧侶「……」

僧侶「了解しました。勇者さまに聞いてみましょう。それと、大切な結論は急ぐものでは有りませんよ? 今夜一晩、ゆっくりと考えてみてくださいまし」ニコッ


63: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/15(金) 20:36:45 ID:7s0ylulQ




 同時刻 一軒家の客室



武闘家「ベッドが二つに、ソファーが一つか」

女騎士「武闘家? お前は私と僧侶と、どっちと同じベッドで……」


女騎士「いや、私と僧侶が同じベッドで……」

武闘家「アホか。俺がソファーで寝るから、オメェと僧侶はベッドで寝ろ」



女騎士「ん? それだとベッドが一つ余るぞ?」

武闘家「オメェと僧侶は、別々のベッドで寝ろっつってんだ!!」


女騎士「なんだ、そう言う事か」

武闘家「チッ……」プイッ


64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/15(金) 20:45:48 ID:7s0ylulQ



女騎士「まぁ、冗談はさておき」

武闘家「冗談には聞こえなかったけどな」


女騎士「……」

女騎士「感じるか?」チラッ



武闘家「……」

武闘家「森に入った頃かどうか、詳しくは分かんねぇが」


武闘家「少なくとも今は、『ヤバい警笛』が俺の中で鳴りまくってるぜ?」

女騎士「私は、この家に近付いてからだな。これ程の邪悪な空気……鎧の上からでも、肌にビリビリと伝わって来る」


65: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/15(金) 20:56:38 ID:7s0ylulQ



女騎士「最初は、この辺りの場所に何か有るかとも思ったが」

女騎士「発信源は間違いなく、あのハーフエルフの兄だな」


武闘家「悪い奴には見えねぇが、明日、ここを出発するまでは要注意って事か?」

女騎士「私達に何もしないのなら、今はそれで良いさ……」



女騎士「しかし、僧侶は気付いてなかったな?」

武闘家「ああ、気付いてる様子はねぇ。むしろ、だいぶリラックスしてたと思うぜ? 唄なんか歌えたぐらいだからな」


女騎士「やはりそうか」

女騎士(僧侶ほどの力が有れば、この邪悪さは感じ取れる筈。神経が図太いのか、それとも、慣れているから、気付かないのか……)


66: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/15(金) 21:03:00 ID:7s0ylulQ



女騎士「……」

女騎士「仲間だと、信じてるぞ僧侶?」ボソッ


女騎士「よし、今日はもう休もう。そして、明日は早くここを出るぞ?」

武闘家「それがいいな」コクリ



 トントンッ

僧侶「ただいま戻りました」ガチャッ

女騎士「ん、僧侶か?」チラッ


僧侶「……」

僧侶「あの、勇者さま、お願いが……」


67: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/15(金) 21:13:37 ID:7s0ylulQ




 ダークエルフの森 湖の畔




 ──どうやら、決心が着いたようだなピサロ?



ピサロ「ああ、決まったよ」コクリ

ピサロ「さぁエスターク!! 俺に力をっ!! 『進化の秘法』を!!」




 ──この力は、自ら望んだ者にしか与える事ができぬ。よかろうピサロ!! 進化の秘法を受けとれい!!

 そしてたった今から、エルフも、人も、魔物をも超越した存在になるのだ!!!



ピサロ(俺がダークエルフで無くなってしまうとしても、妹さえっ、家族さえ守れるならっ!!)ギリッ

ピサロ「ぐおおおおおおおおおおおおッ!!! 俺に力をぉぉぉぉぉぉオオ!!!」ドクンッ


76: 友達の結婚式で流すビデオ映像を撮影してた 2016/01/27(水) 10:43:06 ID:kRXmf5ig




 翌日早朝 ダークエルフの里



Dエルフ「たっ、大変です長老!!」タタッ

長老「どうした? 騒がしいぞ?」


Dエルフ「この森の御神体で在る世界樹が……」ブルブル

長老「なにっ!? 世界樹がどうかしたのか!?」



Dエルフ「葉が全て腐り落ち……それだけでは有りません!!」

Dエルフ「定期巡回していた班のメンバーも全員……」ギリッ


ピサロ「おっと、口の過ぎる男は嫌われるぞ?」スタッ

長老「ピサロか?」チラッ


77: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/27(水) 11:01:07 ID:kRXmf5ig



Dエルフ「ピサロッ!! キサマァァァァッ!!!」ジャキッ

ピサロ「俺に剣を向けるか……」


ピサロ「ベギラゴンッ!!」バッ

Dエルフ「なっ、まさか!!?」



 ドゴォォォォォン!!!


Dエルフ「ぐああああああああ!!!」ボォォッ

長老「なんとっ!? 森に火を放つとは、気でも狂ったかピサロ!!」


ピサロ「家族を助けぬお前らも、妹を傷付けるこの森も要らん!!」キッ

ピサロ「今より俺が大陸の覇者となり、全てを妹の望む世界に造り変える!!」


80: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/27(水) 20:47:15 ID:kRXmf5ig




 同時刻 一軒家の客室



僧侶「勇者さま、昨日のお願いなのですが……」

女騎士「答えは変わらないぞ? この旅に連れて行く事は出来ないな」


ハーフ「うぅっ……泊めて上げたのにぃ」プルプル

僧侶「武闘家さんからもどうかっ!!」



武闘家「有名な賢者の血を引き継いでる、ってのは信じてもいい」

武闘家「だが、その血が覚醒すんのはいつだ? 一ヶ月後か? 一年後か?」


武闘家「明日にでも賢者に目覚めるってんなら、喜んで推薦するがな」チラッ

女騎士「そう言う事だ。残念だが、黒騎士……あの敵と戦った後では、誰かを守りながらは戦えない」コクリ


81: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/27(水) 20:54:35 ID:kRXmf5ig



女騎士「そんな余裕なんて、無くなったさ」ギリッ

僧侶「勇者さま」


ハーフ「……」

ハーフ「もう良いよ僧侶。これからも……」



 バリーーン!!

キメラ「クワァァッ!!」バサバサッ

ハーフ「うわっ!? どうして窓ガラスを割って入ってくるんだ!!」ビクッ


キメラ「クワワッ、クワァァッ!!」

ハーフ「っ!? そんなっ、ウソだっ!!!」


82: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/27(水) 21:00:07 ID:kRXmf5ig



武闘家「あ?」チラッ

女騎士「さぁ、全くわからない」


僧侶「あの、お友達はなんと?」

ハーフ「っ……」ギリッ



ハーフ「にぃにぃが、森を、燃やしてるって」

武闘家「マジかよ……」


女騎士「くっ、やはりあの不穏な空気は本物だったか!!」

僧侶「皆さん!! 早く参りましょう!!」タタッ


83: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/27(水) 21:10:55 ID:kRXmf5ig




 燃え盛るダークエルフの里



長老「おの、れ……ピサ、ロ」ドサァッ

ピサロ「……」


ピサロ「最後まで抵抗できたのが、この老体とはな」

ピサロ「しかし、これで我ら兄妹以外のダークエルフは全て滅ぼした」ニヤリ



ピサロ「くくくっ……」

ピサロ「フハハハハハハハハハハッ!!!」


ピサロ「震えろ人間!! 震えろ魔王!! これよりこのピサロが世界を粛正する!!」

ピサロ「妹と俺が幸せに暮らせる世界を造り上げるのだ!!!」


84: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/27(水) 21:21:49 ID:kRXmf5ig



ピサロ「森を燃やし尽くす炎は、初めの一歩を飾る狼煙に相応しい」

ピサロ「ああ、燃やしてやる。村も、街も、国も……」


ピサロ「俺の……ホノオで!! セカイを!! チジョウを!!」ドクンッ

ピサロ(素晴らしい。これが、シンカのヒホウ。体からチカラが溢れだしそうだ)ドクンッ ドクンッ



ピサロ「グオオオオオオオオオオオッッ!!!」

ハーフ「ヤメてにぃにぃ!!」ダッ


ピサロ「……」

ピサロ「来たか、イモウトよ……」チラッ


88: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/28(木) 15:21:40 ID:GCbz.N0E



ハーフ「どうしてこんな事をするんだ!?」

ピサロ「お前の為だ。決まっているだろ?」


ハーフ「っ……こんなの、望んでないよっ!!」フルフル

ピサロ「弱く孤独な妹を守るのは、兄の務め」



ハーフ「孤独だなんて……」

ピサロ「思った事が無いとは言わせんぞ?」


ピサロ「フッ。化け物を拾って来たと思ったら、それを友達だなんだと」

ハーフ「きっ!! にぃにぃ……今のは取り消して」ジロッ


89: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/28(木) 15:34:27 ID:GCbz.N0E



ピサロ「同じダークエルフに馴染めないから、化け物に友人関係を求めていたんだよ!!」

ハーフ「にぃにぃ……いつも、そう思ってたの? 笑ってくれてたのは、嘘だったの!?」


ピサロ「いや、嘘じゃない。お前が孤独から救われるなら、化け物を友とするのも良しとした」

ピサロ「だが、そこまでだ。他のダークエルフからは更に疎まれ、森の見回りも押し付けられ、余計に孤立した!!」



ハーフ「……」

ピサロ「あの化け物どもは、我らダークエルフよりも遥かに寿命が短いぞ? 死んだらどうするつもりだ?」


ハーフ「っ……」

ピサロ「だがっ、だが、だが、だがだが、だがだがだがだがだがッ!!!」


90: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/28(木) 15:41:58 ID:GCbz.N0E



ピサロ「すべてっ、すべて、すべて、全て全て全て全て全てッ!! 全て安心しろ!!」

ピサロ「この兄が、お前を孤独へ追いやった森を燃やしてやった!! この兄が、他のダークエルフを皆殺しにしてやった!!」ニヤリ


ハーフ「うっ、うっ、うぅっ……」ブルブル

ピサロ「さぁ、こちらへ来い。この兄の手を取れ。これから二人で、新しい世界を作ろう?」ニコリ



アウルベア「ゴアァァァァァァッ!!」ドシン ドシン

ケルベロス「グルルルゥッ!!」ダダッ


キメラ「クワァァァッ!!」バサバサッ

ハーフ「っ!? みんな……き、来ちゃダメだ!! 逃げてっ!!」


91: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/28(木) 15:50:04 ID:GCbz.N0E

出てくる魔法は殆ど、ドラクエシリーズか、それに慣例する漫画から抜粋


92: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/28(木) 16:00:59 ID:GCbz.N0E



ピサロ「今までご苦労……」

ピサロ「しかし、これからの世界に、貴様ら化け物の居場所は無い。死ね」スッ


ピサロ「ベギラゴンッ!!!」バッ

ハーフ「ヤメてええええええええええ!!!」




 ドゴォォォォン!!!


ハーフ「あっ、ぁ、ああっ……」

ピサロ「……」


ハーフ「うわああああああああああ!!!」ガクンッ

ピサロ「これで、お前を理解できるのは俺だけになったな」


93: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/28(木) 16:07:48 ID:GCbz.N0E



武闘家「今の音、こっちか!?」タタッ

女騎士「置いて行くな!! どこを走ってるんだか……ん!?」


僧侶「なっ!? これはっ」ビクッ

ハーフ「ぐすっ、うぅっ……そうりょぉ」ポロポロ



女騎士「……」

女騎士(獣の焼けた匂い。そうか、ピサロと言う男……)チラッ


ピサロ「ぐはははははははははっ!!」

武闘家「チッ。ヤロウ」


96: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/31(日) 16:32:54 ID:TRIvEdio



ピサロ「もはや誰も、この俺を止める事は出来ぬっ!!」

武闘家「勇者、コイツを止めるぞ!?」チラッ


女騎士「……」

武闘家「オイ、聞いてんのか!?」



女騎士「戦おうにも、剣は黒騎士に折られてしまって無いんだが?」

武闘家「クソがっ!! 何で代えを買っとかねぇんだ!!」


ピサロ「剣が有ったとて無理だな。ダークエルフ族に伝わる……この、『天空の剣』を前にしては」ジャキッ

ピサロ「どんな名匠が造った武器もナマクラよ」ニヤリ


97: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/31(日) 16:53:04 ID:TRIvEdio



僧侶「お待ちください!! 貴方様は、妹を幸せにしたいのでは無いのですか!?」

ピサロ「その為にっ、世界を作り替えると言っている」


僧侶「わたくしにはそう思えません!! 現にこうして泣いているでは有りませんか!? 望んでなどいないでは有りませんか!?」

ピサロ「……」



ピサロ「全ては、妹の為だ……弱い妹を、強い兄が守る。それのどこが間違いだ!?」ギロッ

ハーフ「ぐすっ。よわい、から? 私が、よわい、から……こんなこと」ビクッ


僧侶「だからとて、こんなやり方はっ、あまりにも……」フルフル

ピサロ「心配するな。すぐにダークエルフや化け物どもと同じ場所へ送ってやる」


100: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/02(火) 11:06:56 ID:0CxGJBzw



女騎士「ふむ。立っているだけでも、燃え盛る炎の熱で汗が溢れて来る」

ピサロ「この炎は、森を完全に燃やし尽くすまで収まらんよ」


女騎士「ふっ。どうやら、魔法にも自信が有るようだな? しかし、魔法なら私も自信が有るぞ?」ニヤリ

ピサロ「魔法で勝負……と行きたい所だが、貴様、マホカンタを張っているな? とんだペテン師よ」



女騎士「おやっ?」

武闘家「おい、バレてんじゃねぇか」


ピサロ「安全に、切り殺させて貰う……行くぞっ!!」ダッ

武闘家「チッ。悪りぃが、手加減できねぇぞ!!」ダッ


101: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/02(火) 11:19:55 ID:0CxGJBzw



僧侶「こうなっては……致し方ありません。そしてわたくしは、勇者さまの仲間」ギリッ

ハーフ「へっ?」


僧侶「貴女の兄を、ピサロを。ここで、殺します!! 武闘家さん、いま援護をっ」タタッ

ハーフ「や、ヤメてっ、僧侶!! にぃにぃ!! ヤメて!!!」



僧侶「スクルト!! ピオリム!!」

女騎士「ルカニ!! ボミオス!!」


ピサロ「フハハハハハハッ!! 効かん、効かんっ、効かん効かん効かんッ!!」ブォン

武闘家「っんだよ、耐性持ちかっ!?」サッ


102: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/02(火) 11:35:18 ID:0CxGJBzw



ハーフ「どうしてっ」フラフラッ

ハーフ「こうなるんだぁ……」ガクンッ


ハーフ(私が弱いから? 私が弱いから、にぃにぃが壊れちゃったの?)

ハーフ(私が弱いから、友達の皆が……うぅっ、アウルベア、ケルベロス、キメラ。ダークエルフのみんなぁ。ごめんなさい、ごめんなさいっ)ポロポロ



ハーフ(そして今度は、僧侶と、にぃにぃまで……そんなの、そんなのっ、ヤだっ!!)

ハーフ(今度こそ、今度こそ守るんだ!! 私の……ううん、弱虫じゃない、自分の手で!!)スクッ


ハーフ(だからお願い。心の奥で鍵を掛けている賢者の血よ……お願いだっ、目覚めて欲しいっ!! もう誰も、失いたくないっ!!)ドクンッドクンッ

ハーフ「うああああああああああああああっ!!!」


103: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/02(火) 11:41:09 ID:0CxGJBzw



女騎士「んっ!?」チラッ

ピサロ「なんだ、この懐かしい感覚……まさかっ!!?」ビクッ


ピサロ「妹よ、お前は」

ハーフ「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ」



ハーフ「にぃにぃ、賢者って呼んで」

賢者「これからの自分は、弱虫だった以前の自分とは別人だぞっ!!」キッ


僧侶「賢者……」

ピサロ「ついに、覚醒してしまったか」


104: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/02(火) 11:51:52 ID:0CxGJBzw



賢者「まずは、森の炎を消さないとね」

賢者「右手からマヒャド、左手からバギクロス……」スッ


賢者「合体ッ!!」

賢者「氷刃嵐舞、マヒアロス!!!」バッ




 ブォォォォォッ!!!


ピサロ「ぐっ!?」

僧侶「なんとっ!?」ビクッ


賢者「……」

女騎士「森を焼いていた炎が、一瞬で消し飛んだ……」


111: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/04(木) 13:49:55 ID:lIg0ZttE



賢者「自分はもう、にぃにぃに守って貰わなくても平気だぞ!!」キッ

ピサロ「……」


賢者「だからっ……」

ピサロ「……」



賢者「自分と、やり直そっ? この森を復活さする方法が、きっと有る筈さぁ!!」

ピサロ「賢者……」


賢者「ねっ、にぃにぃ?」ニコリ

ピサロ「そうか。そんな提案を出来るとは、本当に強くなったんだな」ニコリ


112: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/04(木) 13:57:31 ID:lIg0ZttE



武闘家「チッ。んだよ……」

女騎士「ふむ、あっさり解決しそうだな」


ピサロ「……」

ピサロ「世界樹だ」ボソッ



賢者「世界樹?」

ピサロ「この森に在る世界樹の木を探せ」


ピサロ「妹の、賢者の魔法で火災は食い止められた。ならば世界樹も残っている可能性が有る」

ピサロ「あの木の生命力は計り知れない。葉の一枚でも存在すれば、またそれが木になり大量の葉を付けるだろう」


113: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/04(木) 14:07:05 ID:lIg0ZttE



ピサロ「そして、世界樹の木が有れば、俺が殺したダークエルフも甦る」

女騎士「……」


ピサロ「肉体は滅びようと、魂がまだ現世をさまよって居るのならな」

女騎士(死んでも、生き返る……か)



僧侶「……」

僧侶「随分と、簡単に心変わり為されたようですが?」


ピサロ「ん? 裏が有ると、そう疑うか?」チラッ

僧侶「はい」コクリ


114: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/04(木) 14:16:33 ID:lIg0ZttE



ピサロ「……」

ピサロ「勇者、この天空の剣を受け取れ。もはや俺には不要な物だ」スッ


女騎士「くれるなら貰うが、後で返せと言うなよ?」

ピサロ「言わん。俺の代わりに魔王を倒してくれ。俺には、やる事ができた」



女騎士「では、遠慮なく……」パシッ

女騎士「おおっ、見た目よりだいぶ軽いなコレは」


賢者「にぃにぃ……」

ピサロ「さっきのは、ビックリするぐらい凄い魔法だったぞ?」


115: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/04(木) 14:21:28 ID:lIg0ZttE



ピサロ「お前も、これからは好きに生きろ。世界樹を探せとは言ったが、やはりそれは俺がやる」

ピサロ「世界樹を甦らせ、森を甦らせ、ダークエルフを甦らせる……それが俺の仕事だ」ニコリ


賢者「……」コクリ

賢者「ツラくなったら言って? いつでも自分が手伝うから」



賢者「これからは、自分がにぃにぃを助けてあげるぞっ」ニコリ

ピサロ「妹よ……」


僧侶「勇者さま? これなら彼女を仲間に」

女騎士「そうだな。これで……」


116: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/04(木) 14:29:52 ID:lIg0ZttE




 ──使えん。貴様に『進化の秘法』を授けたのは、家族ごっこをする為では無い。



ピサロ「っ!?」ビクッ

賢者「にぃにぃ?」



 ──どぉれ、真の力を引き出してやろう。



ピサロ「がッ!? エス、ターク……」

賢者「にぃにぃ!? にぃにぃ!!」ユサユサ



 ──さぁ!! 地を焼き、海を涸れさせ、人を喰らう存在として目覚めるのだ!!



ピサロ「離れろ賢者!!」ドンッ

賢者「きゃっ!?」ドサッ


117: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/04(木) 14:47:33 ID:lIg0ZttE





 ──死の災厄、デスピサロよ!!



ピサロ「グオオオオオオオオオオッッ!!!」メキメキメキッ

賢者「っ!? にぃにぃ!!!」



武闘家「チッ。なんだ!? 体が巨大化してってんぞ!!」

僧侶「それだけでは有りません!! あのゴーレムの様な異形の姿はっ!?」



女騎士「くっ……」ジャキッ

デスピサロ「我が名ハ、デスピサロ。このヨを、死で埋めツクス存在」


124: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 15:52:33 ID:aMW1JBNo



賢者「そんなっ、嘘だぞ……嘘だっ!!」フルフル

僧侶「しっかりなさいまし、今はっ」


武闘家「何やってんだ!? 来るぞっ!!」

デスピサロ「『かがやくいき』……ゴアアアアアッ!!」ブォォッ



賢者「っ!? あ、こっちに」ピクッ

賢者「にぃにぃ……」



女騎士「簡単に諦めるな馬鹿者っ!! フバーハ!!」バッ

僧侶「フバーハ!! 貴女はもう、独りでは無いのですよ?」バッ


125: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 16:13:41 ID:aMW1JBNo



女騎士(しかしっ、どれだけブレスを吐き続けるんだコイツは!? 二人で障壁を張っているのに、このままでは押し切られるっ)ギリッ

女騎士「武闘家ッ、何とかしろっ!!!」


武闘家「わぁーってるよ!!」ダッ

武闘家「デスピサロとか言ったな? テメェのデカい口の中に、特大のチョコレートをぶち込んでやんぜ!!」バッ



武闘家「イオラッ!!!」ドゴォォン

デスピサロ「グウッ!? フハハハハハハッ!! 効かぬ!! 効カヌ!!」


賢者「あっ、あっ、ああっ……」ブルブル

僧侶「っ、仕方有りませんね」


126: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 16:22:35 ID:aMW1JBNo



僧侶「フッ!!」バチィーン

賢者「いっ!?」ドサァッ


僧侶「……」

賢者「僧侶?」ヒリヒリ



僧侶「後でわたくしにやり返して結構ですから、どうか、どうか今は……共に戦ってくださいまし」ペコリ

賢者「……」


僧侶「貴女の力が、必要なのです」

賢者「分かった……自分も、戦うぞ僧侶!!」スクッ


127: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 16:32:30 ID:aMW1JBNo




武闘家「ばくれつけん!! オラオラオラオラオラァッ!!」ズドドドドッ

女騎士「ギガ、スラァァッシュ!!」ザシュゥゥッ


デスピサロ「ヌグォッ!?」フラフラッ

武闘家「どうだ、この野郎!?」



デスピサロ「ククッ、痛みすら心地よい」ニヤリ

デスピサロ「ドウシタ? ソンナモのでは、進化のヒホウの腕試しにもなるぞ?」


女騎士「くっ、切った場所が、即座に回復して行くっ……」

武闘家「どうするよ? 一撃で葬り去るしかねぇってか?」


128: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 16:40:55 ID:aMW1JBNo



デスピサロ「グハハハハハハハハッ!!!」ドシーン

賢者「……」


賢者(だけど、自分の魔法が通用するの? ルーラで逃げた方が……)

ピサロ『妹よ、強くなったのでは無いのか?』



賢者(っ!? にぃにぃの声が聞こえる!?)キョロキョロ

ピサロ『これ以上、大切な者を失いたくないのならば戦え』


賢者(でもっ、それじゃにぃにぃは?)

ピサロ『アレは、俺で在って俺では無い。俺の弱い心が招いた怪物だ』


129: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 16:48:47 ID:aMW1JBNo



ピサロ『愚かな俺の考えと行動。そして、甘い誘惑に抗え無かった……それも俺の弱さ』

ピサロ『賢者よ。お前が倒せ。元の肉体も魂も消え、ただの破壊神となった兄を!!』


賢者(だけど、何の魔法を使えば……)

ピサロ『分かる筈だ。賢者の血に目覚めたのなら、俺が教えなくとも、知っている筈だ』



賢者「……」

賢者(あっ……)


ピサロ『その魔法ならば、きっと倒せる。頼んだぞ……我が最愛の妹、賢者よ!!』

賢者(うんっ。自分、やってみるさ!!)コクリ


130: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 16:55:13 ID:aMW1JBNo



賢者「勇者、武闘家、僧侶、自分がアイツを倒すからっ、少し時間を稼いで!!」

女騎士「……」チラッ


女騎士「何をするかは聞かん。だが、信じていいんだな?」

賢者「……」コクリ



女騎士「よしっ!! 武闘家、僧侶、ここからは……」

黒騎士「っと、それじゃあ倒せんぜ?」スタッ


武闘家「なっ!? テメェ!!」

僧侶「黒騎士……」


132: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 17:19:05 ID:aMW1JBNo



女騎士「どう言うつもりだ?」

黒騎士「こっちにも事情が有ってな? 手を貸してやると言ってるんだ」


武闘家「誰がテメェの力なんか借りっかつーんだ!!」キッ

黒騎士「まぁ聞け。普通に攻撃しては回復される。それを防ぐには、奴の体内に有る『進化の秘法』を壊さなくてはならん」



黒騎士「そうで無くては、例え魔法で灰に出来たとて復活する」

武闘家「チッ」


女騎士「……」

女騎士「どうすればいい?」


133: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 17:40:13 ID:aMW1JBNo



黒騎士「奴を化け物に変えた進化の秘法は表裏一体。右肩と左肩に、それぞれ一つずつ存在する」

女騎士「つまり、肩から腕を切り飛ばせば良いのか?」


黒騎士「ああ。ただし、一瞬の違いも無く、全くの同時にな?」

黒騎士「片方ずつ切ったとて再生する」



武闘家「つってもよ? タイミングは合わせられんのか?」

黒騎士「同時に切りかかっていれば、何十、何百と繰り返してる内に合う事もあるだろう?」


女騎士「……」

僧侶「勇者さま、どうするにしても決断をっ!! また敵の攻撃が来ます!!」


134: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 20:56:33 ID:aMW1JBNo



女騎士「何十も何百も要らん……」

黒騎士「なに?」ピクッ




女騎士「モシャス!!」シュン

剣士「一度のチャンスで仕留める」スタッ



黒騎士「……」

黒騎士「貴様……」


剣士「なぁに、俺達は同じ技を使えるんだ。だったらタイミングも合う筈さ。だろ?」チラッ

黒騎士「いいだろう。構えてみせろ」ジャキッ


135: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 21:12:33 ID:aMW1JBNo



剣士「……」ジャキッ

黒騎士(剣を逆手に握り直した……やはり外見通りコイツは)


デスピサロ「『しゃくねつのほのお』!! 燃えツキヨ、ゴアアアアアアアッ!!!」ボォォォッ

僧侶「わたくしが防ぎます!! フバーハ!!」バッ


武闘家「一人で無茶するんじゃねぇ!! もういっちょフバーハ!!」バッ

武闘家「うおっ、あっちぃ!! チッ。さっさとしやがれカカシども!! こっちが焼き豚になんぞ!!」


剣士「いち、にの、さんで掛かるか?」チラッ

黒騎士「それに合わせよう」コクリ


136: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 21:15:20 ID:aMW1JBNo



剣士「……」

黒騎士「……」


剣士「いち」

黒騎士「にの」



剣士「さん!!」ダッ

黒騎士「さん!!」ダッ



剣士「ストラッシュ!!!」

黒騎士「ストラッシュ!!!」


137: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 21:22:57 ID:aMW1JBNo





 ザシュゥゥゥッ!!!


デスピサロ「グオオオオオオオオオッ!!? 腕がァァァッ!!!」ズバァァッ

武闘家「おっしゃ!!」


僧侶「賢者、魔法の準備は!?」チラッ

賢者「もう大丈夫さ!! トドメは自分に任せてくれ!!」コクリ




剣士「モシャス」シュン

女騎士「っと」スタッ


黒騎士「……」

黒騎士「元には戻らないんだ、手加減なんぞするなよ?」


138: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 21:33:18 ID:aMW1JBNo



賢者「手加減……なんてしない!!」

賢者「はあああああああああああ!!」ゴゴゴゴゴッ


武闘家「っ!?」

女騎士「これは、凄まじい魔力の高まりだな……」




賢者「行くぞ。賢者だけが扱える究極魔法……その名を」

賢者(さよならにぃにぃ。見ててくれ!! これが、今の自分に出来る全力全開だッ!!)



デスピサロ「こうナッタラ、キサマらも道連れにシテヤル!! メガン……」バチバチッ

賢者「マダンテッ!!!」バッ


139: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 21:45:43 ID:aMW1JBNo





 同時刻 無名の孤島 洞窟内



エスターク「……」

エスターク「愚か者が、あんなガキどもにやられおって!!」ギリッ


エスターク「これでは、秘法の研究にすらなんではないか」

エスターク「仕方無い。また、優秀な実験台を探すとするかのぉ」



白騎士「残念だけど、その研究は諦めて貰うわ!!」ザッ

エスターク「っ!? キサマ……どうやってここへ!?」クルッ


エスターク「デスタムーアはどうした!? あの魔神に、近付く者を殺せと命じていた筈だぞ!!」

魔王「フッ。この地上には相応しくない醜体なのでな、似合う地獄へと送り返して置いた」ザッ


140: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 21:56:46 ID:aMW1JBNo



エスターク「……」

魔王「辞世の句が有れば、聞き届けるが?」ニヤリ


エスターク「おのれ……」プルプル

エスターク「おのれぇぇぇぇぇぇぇええ!!!」




魔王「今さらだが、名乗るか?」

エスターク「その必要は無い!! まとめて死ねい、メラゾーマッ!!!」バッ


魔王「そうか……」

魔王「ジゴデインッ!!!」バッ


141: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 22:08:50 ID:aMW1JBNo





 数日後 ロマリアの宿屋の一室



武闘家「この街で集めた情報を整理すっと、街の近くに空へと架かる橋が現れ、それが天空城ってとこに繋がってるらしい」

女騎士「イコール、それが魔王城とは限らないがな。慎重に判断しないと、長い日数をここで足踏みする事になる」


賢者「それで、どうするんだ? 自分はどっちでもいいぞ?」

僧侶「おや? ふふっ。賢者はこの旅が楽しんでいるようですね?」クスッ



賢者「うんっ♪ 今まで森の中に居たからなっ」ニコリ

賢者「悲しい別れもたくさん有ったけど、だから皆の分も楽しんで生きたいんだ!!」


僧侶「……」

僧侶「それがよろしいかと」ニコリ


142: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/05(金) 22:09:49 ID:aMW1JBNo


※この後にレズセックス入るけど、苦手な人は飛ばしてね


おやすみなさい


148: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 14:50:19 ID:2sc1PmjI



女騎士「僧侶、教えてくれないか?」チラッ

僧侶「はい?」


女騎士「雲海に浮かぶ天空城が、魔王城かどうかだよ。前勇者と共に、行ったんだろ?」

僧侶「そうですね……」



僧侶「答えを申し上げるならば、天空城こそ魔王城で間違いございません」コクリ

武闘家「……」


僧侶「しかし、ここに架かる虹の橋は途中で消える偽物」

僧侶「本物は、更に西の地に……」


149: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 14:57:51 ID:2sc1PmjI



女騎士「なるほど」

武闘家「だが、クライマックスは近付いて来やがったな」ニヤリ


女騎士「では、真面目な話はこの辺りで終わりにしよう」スクッ

武闘家「解散か?」



女騎士「いや、新たな仲間の……賢者の歓迎会だ」ニコリ

賢者「歓迎会?」


武闘家「つっても、晩飯はもう食ったろ?」

女騎士「何を言ってるんだお前は? 飲んで食うだけが歓迎の作法では無いだろう?」


150: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 15:08:21 ID:2sc1PmjI



女騎士「なぁ、賢者?」クスッ

賢者「へっ?」キョトン


武闘家(嫌な予感が……)

僧侶(イヤな予感が……)



武闘家「まっ、俺はパスだ。自分の部屋に戻っから、やるんならオメェらだけでやれ」ガチャッ

女騎士「おい待てっ!! いつまで童貞で居るつもりだ!?」


武闘家「はいはい、じゃーオヤスミ」バタンッ

女騎士「くっ……」


152: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 16:55:31 ID:2sc1PmjI



僧侶「……」

賢者「ん? ん?」キョロキョロ


女騎士「ふむ。女だけになってしまったが、仕方あるまい」

女騎士「賢者には、私の真の姿を見せてやろう!!」



賢者「おおっ!? なんか凄そうだぞ、どうなるんだ?」ワクワク

女騎士「ふふっ。夜は長い……ゆっくりと」


僧侶「ゆっ、勇者さまっ!! お待ちくださいまし!!」ガシッ

女騎士「なんだ僧侶? 止めるのか?」


153: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 21:15:06 ID:2sc1PmjI



僧侶「いえ、いきなりは刺激が強すぎるかと」

女騎士「そう言われてもな、いつまで隠して置けるものでも……」


僧侶「で、ですから今宵はっ、わたくしが口頭にて伝えます故」アセアセ

女騎士「ふむ……そうか? なら、後日にしよう」



僧侶「はい。ここはわたくしと賢者の相部屋。今日中に伝えて置きましょう」コクリ

女騎士「と、言う訳だ。おやすみ、僧侶、賢者」ガチャッ


賢者「えっ、なんだか分かんないけど……オヤスミさ勇者!!」

僧侶「おやすみなさいませ」ペコリ


154: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 21:27:12 ID:2sc1PmjI



賢者「……」

僧侶「……」


賢者「二人に、なったね?」チラッ

僧侶「そうですね賢者」コクリ



賢者「勇者の話って、楽に聞いてても良いのか?」

僧侶「どうぞ、ベッドへ腰掛けてください」


賢者「へへーん。おおっ、ふかふかー!!」ボフッ

僧侶「わたくしも隣へ……」ボフッ


155: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 21:35:04 ID:2sc1PmjI



賢者「さぁ、話を聞かせて欲しいぞ僧侶」

僧侶「それは……」



 ── 勇者の体を説明中 ──



僧侶「と、言う訳です」

賢者「……」



賢者「うあぁっ……ホ、ホントなのか?」ブルッ

僧侶「はい」コクリ


僧侶「そして、わたくしが賢者と相部屋を希望した理由でも有ります」

賢者「へっ?」


156: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 21:43:21 ID:2sc1PmjI



僧侶「貴女がもし嫌悪感を抱いたのなら、ここから逃げなさいと……」

僧侶「そう、促す為です」


賢者「……」

僧侶「今日は帰って頂きましたが、勇者さまの状態次第では、貴女も相手をせねばなりませんよ?」



僧侶「ですから……」

賢者「ねぇ?」


僧侶「っ……なんでしょう?」

賢者「僧侶は、イヤなのか?」


157: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 21:50:12 ID:2sc1PmjI



僧侶「嫌?」

賢者「うん。勇者と、その……イヤなのにしてるの?」コクリ


僧侶「ふふっ、優しいのですね賢者は?」クスッ

賢者「なっ!? 自分は僧侶を心配して!! その……友達、だから」



僧侶「……」

僧侶「本当に嫌ならば、勇者さまとて共に旅など致しませんよ?」


賢者「ん、そうなのか?」

僧侶「それに、わたくしの体は……幾重にも汚れておりますから」ニコリ


158: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 22:02:42 ID:2sc1PmjI



僧侶「それで、如何なさいますか?」

賢者「……」


賢者「ここで逃げたって、どこに行けばいいのさ?」

賢者「森も焼けちゃって……にぃにぃも、仲間も、友達も、みぃんな死んじゃったんだぞ?」



賢者「世界樹だって、燃え尽きて無くなってたんだ。自分の行き先なんて……」ブルブルッ

僧侶「……」


僧侶「賢者が望むのならば、わたくしがかつて住んでいた信仰の街に掛け合って、住居を用意して頂く事も可能ですが?」

賢者「ありがとね僧侶。でも自分は……これ以上、逃げたくない!!」


159: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 22:04:58 ID:2sc1PmjI

ピサロからデスピサロになったとこで、タイトル回収有ったんだけど忘れてた…


160: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 22:11:42 ID:2sc1PmjI



僧侶「……」

賢者「……」


僧侶「それ程の強い覚悟が有るのなら、わたくしの言動は不粋でしたね」

僧侶「これからも友として、仲間として、よろしくお願いいたします」ペコリ



賢者「おー!! 任せてくれー!!」

賢者「あ、でも……」


賢者「経験ないから、勇者と何をすればいいのか分かんないぞ!!」

賢者「どうすればいいんだ僧侶!? 自分に教えてくれー!!」ガシッ


161: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/10(水) 22:21:05 ID:2sc1PmjI



僧侶「教えてくれと申されましても……」ビクッ

賢者「なんでだ? いっつもやってるんだろ?」


僧侶「そっ、そっ、そのように頻繁には致しておりません!!」ビクッ

賢者「おっ? 分かったぞ!! 僧侶はヘタクソだから、教えられないんだな?」ニヤリ



僧侶「わ、わたくしは下手では有りません!!」ガシッ

僧侶「取り消しなさい!! 取り消すのです賢者!!」ユサユサユサユサ


賢者「うあー、じゃー、なんでさー」

僧侶「ぐっ、良いでしょう。そこまで言われたらこちらも引けません。勇者さまの前に、わたくしがお相手致します!!」


164: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/13(土) 15:04:05 ID:XizyoRfY




 宿の貸し切り天然露天風呂



賢者「わーっ、広いなー!! こんなの自分、初めてさ!!」タタッ

僧侶「これ、走ってはいけませんよ?」


僧侶(最初は体を清めるのだと、ここへ誘いましたが……)

僧侶(いいえっ、考えていても仕方ありません!! わたくしが何とかしなくては!!)グッ



賢者「湯船に飛び込んでも良いのか?」

僧侶「まずは体を清めるのです。賢者、こちらへ……わたくしの前で座ってくださいまし」クイックイッ


賢者「おー!! この椅子? の上?」

僧侶「はい。お風呂用の椅子ですので、遠慮なく」コクリ


165: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/13(土) 15:13:17 ID:XizyoRfY



賢者「へへーっ♪ それじゃ僧侶、お願いねっ」ペタン

僧侶「わたくしにお任せなさい。背中から洗いますよ?」ニコリ


僧侶(体用の洗剤を濡らしたタオルに付け……)ピュッピュッ

僧侶(賢者の体を洗っている間に、次の展開をっ)



僧侶「……」

僧侶「いざっ!!」スッ


僧侶「どうです? 痛くは有りませんか?」ゴシゴシッ

賢者「ううん。気持ちいいぞっ♪」


167: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/13(土) 21:19:17 ID:XizyoRfY



賢者「あっ、髪は邪魔じゃないか?」

僧侶「はい。きちんと上でまとめられていますよ?」ゴシゴシッ


賢者「そっか」

僧侶「……」グシュグシュ ゴシゴシッ



僧侶「耳……」

賢者「へっ?」


僧侶「ふふっ。先ほどから可愛らしく動いておりますね」クスッ

賢者「うぅっ……自分もエルフ族だから耳が長いしな。背中を誰かに洗って貰うのも久し振りだし、どうしたって動いちゃうぞ」ピコピコ


168: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/13(土) 21:46:41 ID:XizyoRfY



僧侶「さようですか……」

賢者「うんっ」コクリ


僧侶「……」ゴシゴシッ

賢者「……」



僧侶「はむっ……」パクッ

賢者「ひゃっ!?」ビクッ


賢者「なっ、なにするんだ僧侶ぉっ。自分の耳は、食べ物じゃないぞっ」ピクピクッ

僧侶「んっ、ちゅっ……エルフ族の弱点は、この長い耳だと聞いております。はむはむっ」モゴモゴ


172: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/19(金) 10:45:36 ID:WFQ/BgcQ



賢者「うあぁっ、ヤメてぇぇっ……」

僧侶「ふむ? っ、ぷはぁっ……ふふっ、そうですね。まずは体を洗いませんと」クスッ


僧侶「次は、腕を持ち上げて洗います故、暴れてはなりませんよ?」グイッ

賢者「へっ?」



僧侶「参りますっ!!」ゴシゴシッ

賢者「んんっ!? ぎゃははははははははっ!! じ、自分、腋は弱っ……ひっ、ひいぃっ、あははははははっ!!!」クネクネッ


僧侶「我慢なさい賢者!! 反対の腕も洗います」ゴシゴシッ

賢者「んにゃぁぁぁっ!! くくくくっ、ヤメてヤメてっ、いひぃっ!! 死んじゃうぞっ、死んじゃうぅっ!!」ジタバタ


173: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/19(金) 10:57:01 ID:WFQ/BgcQ



僧侶「はい、終わりましたよ?」

賢者「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」クテン


僧侶「僧侶? こちらへ向き直って下さいまし」

賢者「まっ、前は自分でやるぞ!!」アセアセ



僧侶「どうか、遠慮なさらず」ガシッ

賢者「遠慮なんかしてなっ……うああぁっ!? 回さないでくれぇ!!」クルンッ


僧侶「では、洗いますねっ?」ニコリ

賢者「うぅっ……僧侶が女の子でも、やっぱりおっぱい見られるの、恥ずかしいぞ」プルンッ


176: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/20(土) 15:08:52 ID:mFVYl3gA



僧侶「わたくし相手で縮こまって居ては、勇者さまと共に湯浴びなどできませんよ?」

賢者「ゆ、勇者って、そんなに凄いのか?」


僧侶「それはもう。自身の胸でわたくしの背中を……いえ、やめておきましょう」クスッ

賢者「えっ、なにそれ気になるっ!?」



僧侶「ふふっ、駄目ですよ。それよりも今は……」スッ

僧侶「賢者の胸を洗いませんと」ムニュムニュッ


賢者「んっ!?」ピクンッ

賢者「ぁっ、あ、あっ、あっ。なんか、くすぐった……」


177: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/20(土) 15:21:22 ID:mFVYl3gA



僧侶「優しく」スリスリ

僧侶「優しくっ……」スリスリッ ゴシュゴシュ


賢者「はぁっ」

賢者「自分のおっぱい、泡で隠れちゃったぞ」



僧侶「こんなものでしょうか?」

僧侶(ええと……次は、どう致しましょう? 太ももなどを洗った方が)


賢者「ねぇ僧侶?」ニコリ

僧侶「はい?」チラッ


178: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/20(土) 15:32:45 ID:mFVYl3gA



賢者「おりゃー!!」ムギュゥッ

僧侶「きゃあっ!!」ビクッ


賢者「へへーん、自分ばっかり泡だらけだからなっ!! 僧侶にもお裾分けだぞっ」スリスリッ

僧侶「だからとてっ、急に抱き付かないで下さいましっ!!」



賢者「……」

賢者「っ?」スリスリッ ムニュムニュッ


賢者「あっ……」

僧侶「今度は何ですか?」


179: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/20(土) 15:43:11 ID:mFVYl3gA



賢者「自分、気付いたんだけどさ……」

賢者「こうやって、んっ……僧侶と、泡だらけのおっぱいを擦り合わせてると」ムニュムニュ グニュグニュ


賢者「んんっ、ふんん!! なんだか、気持ちいいんだ……」

僧侶「……」



僧侶(本当に知らぬのですね)

賢者「僧侶は、気持ちよく無いのか? 自分だけ?」


僧侶「いいえ。わたくしも心地よいですよ?」

賢者「そっか……よかった」ニコリ


183: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/23(火) 10:24:47 ID:5Tzw6NVI



僧侶(とは言え、女同士でここから先は……わたくしも勇者さまと一度しか有りません)

僧侶(あの時の事を、思い出さなくては……)




女騎士『ふむ。お互いにこれだけ濡れていれば良いか?』

女騎士『これは貝合わせと言ってな? クリトリスの皮を剥いた敏感なアソコを、ぐちゅぐちゅと擦り合わせたり吸い付かせ合ったりするのだ』




僧侶「……」

僧侶(わたくしは、何と言う事をしたのでしょうか?)


賢者「僧侶? どうかしたのか?」

僧侶「い、いえっ」フルフル


184: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/23(火) 10:42:11 ID:5Tzw6NVI



僧侶「……」

僧侶(このままで居ても、仕方有りませんね)


僧侶「賢者? 力を抜いていて下さい」スッ

賢者「んん?」



僧侶(まずは指先で、ココへ刺激を与える所から……)スリスリッ

賢者「おおっ!? 僧侶もそこ触るのなー?」ピクッ


賢者「んー。自分でも触ったりするけど、何かヌルヌルして来ちゃうから止めちゃうぞ?」

僧侶「おやっ……」クスッ


185: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/23(火) 15:26:46 ID:5Tzw6NVI



僧侶「一人でもなさるのですか?」クニュクニュ

賢者「んっ……うんっ。だって、ここ触るとっ、暖かくなるんだ」


賢者「僧侶は、してないのか?」

僧侶「ひゃい!?」ビクッ



賢者「もしかして、自分が変なの?」ウルウル

僧侶「わ、わたくしもしておりますよっ!! たまに……」アセアセ


賢者「そっかぁ!! 僧侶と一緒で安心したぞっ!!」ムギュゥッ

僧侶「あはっ、ははっ、は……」


187: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/26(金) 15:06:05 ID:xYEYf1As



賢者「……」

賢者「んっ……」ブルッ


賢者「なぁ? ヌルヌル、して来た?」

僧侶「そうですね、濡れておりますよ? だいぶ、感じ易い体質なのでは?」クチュクチュ



賢者「んんっ!?」ビクッ

賢者「そん、なの……自分じゃわかんないぞ」


僧侶(後は、このまま導いて差し上げれば宜しいでしょうか?)

僧侶「どうぞ。わたくしの指を感じてくださいまし」クリクリ スリスリ


188: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/26(金) 15:16:43 ID:xYEYf1As



賢者「っ……」ギュッ

賢者「ゆ、勇者もっ、はぁぁっ……同じこと、するんだろ?」


僧侶「いえ、勇者さまはもっと……」

賢者「えっ!? もっと凄いことするのかっ!?」



賢者「ど、どうするんだ僧侶ぉ!! 僧侶もできるんなら、教えて欲しいぞっ!!」

僧侶「あっ、あの……わたくしにはその真似事しか」アセアセ


賢者「それでもいいから……自分にしてくれぇ。そうじゃないと、ビックリして逃げちゃうかもしれないから」

僧侶「……」


189: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/26(金) 15:38:24 ID:xYEYf1As



僧侶(やはり、アレをせねばならないようですね……)

僧侶(わたくしに、上手くできるでしょうか?)


賢者「そうりょぉっ……」ウルウル

僧侶「畏まりました。何処までやれるかは知れませんが、出来うる限り真似てみましょう」コクリ



賢者「おーっ!! で、どうするんだ?」

僧侶「まずは、わたくしと向かい合いましょう。お互いにギリギリまで近付いて座るのです」ペタン


賢者「お尻を床に着けるんだよね? 足は?」ペタン

僧侶「そうですね……左足を伸ばして相手の体の横へ。右足は膝を曲げて立て、相手の伸ばした左足を跨ぐようにします」


190: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/02/26(金) 16:00:30 ID:xYEYf1As



賢者「……」ジィーッ

賢者「あっ、わかったぞ!! これでヌルヌルしたとこを『くっつけっこ』するんだなっ!!」


僧侶「まぁ、そうなのですが……」

賢者「違うのか?」



僧侶「……」

僧侶「くっ……」


僧侶(ここで、わたくしが恥ずかしがっては!!)プルプルッ

賢者「早く教えてくれぇ僧侶ぉ!!」ワクワク


193: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/01(火) 09:55:58 ID:twE.9zo2



僧侶「……」

賢者「……」


僧侶「ココですっ!!」ビシッ

賢者「ココ?」チラッ



僧侶「クリトリスですっ!!」

賢者「へぇー、そんな名前なのかぁ」


僧侶「ココの皮を剥きなさいっ!!」

賢者「へっ?」


194: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/01(火) 10:06:15 ID:twE.9zo2



僧侶「剥くのですっ!!」

賢者「……」


賢者「ムリムリムリムリムリっ!!」フルフルッ

僧侶「無理では有りません!!」



賢者「うああああっ、絶対に無理だぞっ!! 死んじゃう死んじゃう!!」フルフルッ

僧侶「死にませんっ!!」


賢者「ってゆーか、その……剥けるの?」

僧侶「……」コクリ


195: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/01(火) 14:50:26 ID:twE.9zo2



賢者「うぅっ」

賢者「やっぱり、怖っ……」


僧侶「わたくしも致します故」

僧侶「二人でなら、怖くないでしょう? ねっ?」ニコッ



賢者「……」

賢者「うん」コクリ


僧侶「ならば、わたくしの真似をして下さいまし」

賢者「お、おーっ!! わかったぞ!!」


196: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/01(火) 16:38:20 ID:twE.9zo2



僧侶「すぅぅっ」

僧侶「はぁぁっ……」


僧侶「……」

僧侶「いざっ!!」スッ



僧侶(ですが、幾ら同性とは言え、目の前でするのは……)

僧侶(くっ、もはや引けません)フルフル


僧侶「よく、見てくださいね?」

僧侶「コレが、んんっ、わたくしの、クリトリスです……」クリクリッ


197: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/01(火) 16:57:25 ID:twE.9zo2



賢者「へぇー、僧侶、生えてないんだな?」

僧侶「貴女もいずれ、勇者さまに剃られますよ……」ボソッ


賢者「ん?」

賢者「じゃあ、自分も……」スッ



賢者「ココ、でっ、っ、んっ、いいん、だよねっ?」クリクリッ

賢者「この尖ってるとこを、ふっ、んっ……剥けば、いいのか?」スリスリスリスリッ


僧侶「はい……このようにっ」

僧侶「ふんんっ!?」グリンッ


199: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/02(水) 15:12:42 ID:O8jGpcBY



僧侶「はぁっ、はぁっ、はぁっ……わかり、ましたか?」ピクッ ピクッ

賢者「っ……わ、わかった」ゴクリ


賢者「……」

賢者(やっぱり怖いけど、一気にっ!!)



賢者「んぎぃぃっ!!?」グリュッ

賢者「っ、ふぅっ、ふぅっ……むい、たぞ?」ピクッ ピクッ


賢者(少し、ヒリヒリする……)

僧侶「敏感な部分だと言う事は、はぁぁっ。おわかり頂けましたね?」


200: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/02(水) 17:00:31 ID:O8jGpcBY



僧侶「後はっ、ふぅっ、ふぅっ、賢者のその敏感な部分に、わたくしのヌルヌルする部分を……」

僧侶「擦りつけるっ!!」ヌチュヌチュッ


賢者「っ、ん゙あああああああっ!?」ビクンッ

僧侶「くんっ!?」ビクッ



賢者「あっ、ああっ……自分のに、ちゅーって、吸い付いて、来るっ」

僧侶「賢者も、腰を突き出しなさい。お互いにここを擦り合わせ、快楽をっ、貪るのですっ!!」クチュッ グチュッ


賢者「うんっ……」

賢者「こ、こうか? ん、んっ、んっんっん……」ヌチュヌチュッ クチュクチュッ


201: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/02(水) 18:48:34 ID:O8jGpcBY



僧侶「あんっ!! っ、はぁぁっ……上手、ですよ?」ビクンッ

僧侶「わたくしも、ふっ、負けていられませんねっ!!」クチュクチュ クチュクチュッ


賢者「うああっ、僧侶ぉっ!! 僧侶ぉっ!!」グチュグチュッ グチュリ

賢者「んんっ、うんんっ、うんんっ!!」ビクッ ビクッ



賢者「僧侶っ、僧侶に、キスしたいんだ……して、いい?」

僧侶「……」


僧侶「んっ……」チュッ

賢者「んあっ、んんっ、僧侶ぉっ……」チュウッ


203: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 14:42:56 ID:aoiEnAkQ



賢者「もっと、もっと、っ、ん、ぢゅちゅっ!!」ニュルニュルッ

僧侶「ん゙んっ!?」ビクッ


僧侶(賢者の舌が、わたくしの口の中まで入って来て、わたくしのっ、わたくしのっ)

僧侶「ふえぇっ……」



僧侶(わたくしの舌に絡み付いてっ、口の外まで引っ張り出されてしまうっ!?)ビクビクッ

賢者「ぢゅるるっ!! ちゅっ、ちゅっ、ちゅうっ!! あはっ♪ 僧侶ぉっ♪♪」


僧侶(いけません、このままではっ!! アソコの動きも、一層に激しくっ!!)グチュグチュグチュッ

僧侶「くひぃぃっ!?」


204: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 15:03:40 ID:aoiEnAkQ



賢者「んっ、んっ、んっ!!」ヌチュッ グチュッ

僧侶(せめて、舌だけでも離さなくては……どこか、どこか賢者の弱い所をっ)


僧侶(耳は舐めれない。抱き締め合ったこの体制。となれば、残るは、胸か……)スッ

僧侶(お尻っ!!)グヂュグヂュッ



賢者「っっ!!?」ビクッ

賢者「ぁ、あ、あっ……な、何するんだ僧侶ぉっ!! 自分のお尻にっ、い゙ぃっ、指を入れないでくれぇぇっ!!」プルプルッ


僧侶「はぁっ、はぁっ、はぁっ……そうは言っても、簡単にわたくしの指を呑み込んでしまいましたよ?」クスッ

僧侶「ほらっ、このまま……イッてしまいなさい!!」ヌチュッ ヌチュッ ヌチュッ


205: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 15:13:30 ID:aoiEnAkQ



賢者「ん゙ん゙んんんっ!!?」ビクビクッ

賢者(あぁっ……前も、お尻も、気持ちいいぞっ。この気持ちいいの、僧侶にも知って欲しい)スッ


僧侶「へっ!?」

僧侶(わたくしのお尻に、賢者の手が宛がわれた感触が……まさかっ!?)



僧侶「おっ、おヤメめなさい賢者!! ヤメるのですっ!!」フルフル

賢者「僧侶、僧侶も、感じて?」ニコリ


賢者「僧侶ぉっ!!」グチュグチュッ

僧侶「ん゙ぎぃぃぃぃぃっ!!?」ビクンッ


207: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 16:30:56 ID:aoiEnAkQ



賢者「すごいなぁ……薬指に、中指。二本も入っちゃうぞ?」クチュゥッ

僧侶「くっ、賢者もっ……フッ!!」ヌヂュッ


賢者「あ゙あ゙ああっ、ぐあっ、んっ、ああっ!!」

僧侶「二本、入りましたね?」クチュクチュ



賢者「うあぁっ……僧侶ぉっ、自分っ、自分っ、何かキちゃうっ」

賢者「ぐすっ、ひっく、うぅっ……もう、ダメだぁっ」ポロポロッ


僧侶「わた、くしも……そろそろ限界です。一緒に、参りましょう?」

賢者「うんっ、うんっ!!」コクリ


208: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 16:44:11 ID:aoiEnAkQ



僧侶「ではっ」

僧侶「どうせ誰も見てはいません。後は一心不乱にっ……」


僧侶「擦り合わせるのですっ!!」グチュグチュ ヌチュヌチュ

賢者「うあ゙ーーーっ、僧侶ぉっ!!」グチュグチュグチュグチュ



僧侶「ん、んっ、んんっ、んんっ!!」ニュチュッ

賢者「あっ、あっ、あっ、あっ!!」グチュグチュッ




僧侶「あ゙あ゙ああああああっ!!!」ビクビクンッ

賢者「ん゙ん゙んんんんんんっ!!!」ビクビクンッ


209: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 16:52:44 ID:aoiEnAkQ



僧侶「っ、ん……」ギュッ

賢者「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ、ふぅぅっ……」ギュウッ


僧侶「……」

賢者「……」



女騎士「すまん。私も風呂に入りたいのだが、もう良いか?」

僧侶「ひゃいっ!? ゆ、勇者さまっ!!?」ビクッ


賢者「おー、勇者か?」チラッ

女騎士「途中から見てたが、随分と楽しそうだったな? 次は、私も交ざろう」ニコリ


210: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 16:59:47 ID:aoiEnAkQ




 ×年前 魔王城 玉座の間



魔王「ほぉ、恐れを知らず……この魔王の前に現れたか勇者よ?」ニヤリ

少年「初めまして」


魔王「……」

少年「……」



魔王「どうした? 掛かって来んのか勇者?」

少年「その前に聞きたいんですけど、なぜ復活しているのに、地上へ攻めないんですか?」


魔王「フッ。攻める? 必要あるまい?」

魔王「愚かな人間どもは、お互いに争い殺し合っている。わざわざ我が軍が攻めずとも、やがては滅びる種族よ」


213: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 19:05:40 ID:aoiEnAkQ



少年「……」

少年「そうですか……」


少年「これから、攻め込む予定も有りませんか?」

魔王「人間なんぞを相手にして何になる? いつの世も、この魔王を楽しませるのは勇者のみ!!」



魔王「しかし……」チラッ

魔王「勇者ロトの復活を待っていれば、ここに来たのがこんなガキとはな」


少年「……」

少年「すみません」ペコリ


214: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 19:14:41 ID:aoiEnAkQ



魔王「まぁいい……」

魔王「ロトが再び産まれるまでの暇潰しだ。ガキとは言え勇者ならば、多少の力は有るのだろう?」ニヤリ


少年「……」

魔王「だが、ハンデが必要だな」



少年「ハンデ?」

魔王「当然だろう? ガキと普通に戦ったとて結果は見えている」


魔王「さぁ、ハンデを言え。出来る限り譲歩をしてやるぞ?」

少年「確かに……ボクと貴方じゃ、普通に戦うにはハンデが必要ですね」


215: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 19:20:55 ID:aoiEnAkQ



魔王「その通り。この魔王と渡り合えるのは、ロトのみよ!!」ニヤリ

少年「じゃあ……」ジャキッ


少年「……」ガリガリッ

魔王(剣の切っ先で、床に傷を付け始めた?)



魔王「何をしている勇者?」

少年「……」ガリッ


少年「ボクを中心に、だいたい半径一メートルぐらいで円を描きました」

魔王「だから、それがどうした?」


216: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 19:24:53 ID:aoiEnAkQ



少年「だから? わからないですか?」

魔王「……」


少年「このボクが……」

少年「この円から出ずに戦ってやると言ってるんだ」



少年「ハンデだよ、魔王……」

少年「欲しいんでしょ? ハンデが?」クスッ


魔王「っ!?」

魔王「人間のガキが、虚仮にするかっ!!」ギリッ


217: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 19:33:34 ID:aoiEnAkQ



少年「……」

魔王「……」


魔王「良いだろう。こちらも、玉座に座ったまま相手をしてやる」スッ

魔王「灰になれ……メラゾーマッ!!!」ドゴォォッ



少年「……」

魔王(動かない? まさかっ!?)ビクッ


少年「……」ガキィィン

魔王「マホカンタッ!? 事前に唱えていたか!!?」


218: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 19:40:07 ID:aoiEnAkQ



魔王「ぐッ!!」ダッ

少年「あれっ、避けちゃったんですか?」


少年「でも、座ってた椅子……燃えちゃいましたね?」クスッ

魔王「……」



魔王「ゴパァッ!! 『しゃくねつのほのお』!!」ボォォウッ

少年「フバーハッ!!」バッ


少年「……」

魔王「ならば、ならばならばっ、この爪で切り裂くのみよっ!!」ジャキィッ


219: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 19:45:03 ID:aoiEnAkQ



魔王(しかし何故だ? この者からは仕掛けて来ぬ……)

魔王(それどころか、殺気すら感じないではないか)


魔王「勇者よ、何をしている?」

少年「えっ? 何って、時間稼ぎですけど?」



魔王「時間稼ぎだと?」

少年「あ、言い忘れてました……」





少年「ボク」

少年「貴方の娘を、人質に取ってるんで」


220: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 20:23:33 ID:aoiEnAkQ



魔王「……」

少年「今頃仲間が、完全に拘束してると思いますよ?」


少年「ボクの合図一つで……分かりますよね?」クスッ

少年「双子の水晶で見てみますか?」



魔王「もういい……」

魔王「何が望みだ?」ガクンッ


少年「そうですね」

少年「じゃあ、選んでください」


221: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 20:29:19 ID:aoiEnAkQ



少年「娘と共に、元居た世界へ帰るか」

少年「魔王軍の全権をボクに委ね、ボクのもとに下るか」


少年「それとも、ボクと戦いますか?」

魔王「……」



少年「どれでも良いですよ?」

少年「ボクが……新しい魔王になるんで」


魔王「魔王になったとて、どうする?」

少年「そんなの、決まってるじゃないですか」ニコリ


222: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 20:35:24 ID:aoiEnAkQ




 現在 魔王城 玉座の間



黒騎士「おい、寝るんなら部屋へ戻れ」ユサユサ

魔王「んっ……寝てたんだね?」パチッ


黒騎士「白騎士はどうした?」

魔王「んーっ。疲れたから寝るって」



黒騎士「ああ、あの後に白騎士んとこ行ったんだったな?」

魔王「うん……」ウツラウツラ


黒騎士「ほれっ。報告も有るから、もうちょい頑張れ」

魔王「……」


223: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 20:45:55 ID:aoiEnAkQ



魔王「グハハハハッ!! その成果をこの魔王に報告せよクロ!!」ビシッ

黒騎士「スイッチの切り替えは早いんだな……」


黒騎士「っと。エスタークに、よりしろとなったデスピサロも倒した」

黒騎士「これで、次の魔王を狙うような奴は全て倒したって事だ」



魔王「……」

魔王「モンスターの軍勢は?」


黒騎士「全部バラ撒いて来たよ。これでもう、人間同士が争ってる隙は完全に無い筈だ」

魔王「そう……」


224: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/04(金) 20:51:29 ID:aoiEnAkQ



黒騎士「今の勇者も、俺の正体に恐らく気付いてる」

黒騎士「もしかすると、アンタの正体にも……」


魔王「……」

魔王「頃合いだね」



魔王「ここまで、来れるかな?」

黒騎士「必ず来るさ。相当に強いぜ?」コクリ



魔王「そっか……」

魔王「楽しみだよ」クスッ


225: ◆uC4PiS7dQ6 2016/03/04(金) 20:53:31 ID:aoiEnAkQ



おわり


226: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/05(土) 01:03:23 ID:WlzCu3yg


やっとこの展開にたどり着いたね


227: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/05(土) 01:46:07 ID:eQfHyMEs


次も期待


228: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/05(土) 04:52:24 ID:vQNv0pAQ

乙!!


230: emi 2016/03/08(火) 23:09:06 ID:I6IJ5RkA

楽しみ。続き早よオナシャス


231: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/09(水) 22:20:32 ID:qUwPvIkU

乙乙


232: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/13(日) 01:42:00 ID:EeLg2jqY

乙です
続きクソ楽しみ




掲載元:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1452519501/
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