果南「千歌とダイヤが絡むとロクなことがないよ」
1: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:03:28.61 ID:tSUkmGCU
千歌「明日は晴れるの! 天気予報で言ってたもん!」
ダイヤ「その予報が変わったって言ってますの! だから明日の放課後はみんなでお勉強会にしますわ!」
千歌「やーだー!! んもー、果南ちゃんも何とか言ってやってよ。ダイヤさんってばチョー頑固!」
ダイヤ「なんですって! 果南さんはどう思ってますの!?」
果南「あはは……そうだねぇ」
どうも、松浦果南です。
この2人はことあるごとに大声あげてケンカするので、どちらの幼馴染でもある私としてはちょっと心配です。
果南「じゃあ明日どうするかは、明日になってから考えようよ」
千歌「なるほど」
ダイヤ「良いアイデアですわ」
ダイヤ「その予報が変わったって言ってますの! だから明日の放課後はみんなでお勉強会にしますわ!」
千歌「やーだー!! んもー、果南ちゃんも何とか言ってやってよ。ダイヤさんってばチョー頑固!」
ダイヤ「なんですって! 果南さんはどう思ってますの!?」
果南「あはは……そうだねぇ」
どうも、松浦果南です。
この2人はことあるごとに大声あげてケンカするので、どちらの幼馴染でもある私としてはちょっと心配です。
果南「じゃあ明日どうするかは、明日になってから考えようよ」
千歌「なるほど」
ダイヤ「良いアイデアですわ」
2: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:07:53.41 ID:tSUkmGCU
~別の日~
PC<サァ-ヒュメヲ-
ダイヤ「ほら、ひゅめをーって言ってますわ」
千歌「言ってないもん」
ダイヤ「いい加減認めなさい!」
千歌「言ってないもん!!」
またどうでも良さそうなことでケンカしている。
今日は何で言い争ってるのかな?
PC<サァ-ヒュメヲ-
ダイヤ「ほら、ひゅめをーって言ってますわ」
千歌「言ってないもん」
ダイヤ「いい加減認めなさい!」
千歌「言ってないもん!!」
またどうでも良さそうなことでケンカしている。
今日は何で言い争ってるのかな?
3: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:12:57.62 ID:tSUkmGCU
千歌「ていうかダイヤさんが推してる絵里さんだって、曲の途中に何とかだーにゃって、あれ絶対何か言おうとして噛んだでしょ!」
ダイヤ「あれは噛んだんじゃありませんわ。立派な外国語なんですのよ!?」
千歌「じゃあだーにゃってどういう意味?」
ダイヤ「それは……多分、こんにちはとか、そういう意味ですわ」
千歌「そういう意味ってどういう意味なのーっ!」
ダイヤ「そういう意味はそういう意味なんですのっ!」
千歌「あ、果南ちゃん」
やば、見つかった。
ダイヤ「あれは噛んだんじゃありませんわ。立派な外国語なんですのよ!?」
千歌「じゃあだーにゃってどういう意味?」
ダイヤ「それは……多分、こんにちはとか、そういう意味ですわ」
千歌「そういう意味ってどういう意味なのーっ!」
ダイヤ「そういう意味はそういう意味なんですのっ!」
千歌「あ、果南ちゃん」
やば、見つかった。
5: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:17:30.61 ID:tSUkmGCU
千歌「果南ちゃんはどう思う?」
知らないよ。
ダイヤ「こうなったら果南さんにハッキリ言ってもらいましょう」
分かんないって。
果南「うーん、そうだねぇ」
まあいいや。適当に答えちゃえ。
果南「お腹空いたからお菓子買いにいこ」
千歌「そだね」
ダイヤ「ですわ」
それでいいんかい。
知らないよ。
ダイヤ「こうなったら果南さんにハッキリ言ってもらいましょう」
分かんないって。
果南「うーん、そうだねぇ」
まあいいや。適当に答えちゃえ。
果南「お腹空いたからお菓子買いにいこ」
千歌「そだね」
ダイヤ「ですわ」
それでいいんかい。
7: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:24:08.30 ID:tSUkmGCU
お菓子を選んでいると、2人がまたケンカを始めた。
千歌「だーめー! みかん味にするの!」
ダイヤ「そんなチョコ絶対ハズレです! 安定した人気を誇る抹茶味にするべきですわ!」
お店の人にも迷惑だし、早く鎮めないと大変だ。
この2人は私が止めないといつまでも争うんだから困ったものです。
果南「ダイヤ? 大きな声でハズレなんて言っちゃ営業妨害だよ」
ダイヤ「う、そんなつもりは……すみません」
千歌「ふっふーんだ」
果南「千歌? みんなで食べるお菓子なんだから自分の好みばかり言っちゃだめだよ」
千歌「うぐ……ごめんなさい」
ダイヤ「まったくですわ」
果南「ていうか、どっちも買えばいいんじゃない?」
千歌・ダイヤ「!」
結論を言うと、みかん味はハズレだった。
千歌「だーめー! みかん味にするの!」
ダイヤ「そんなチョコ絶対ハズレです! 安定した人気を誇る抹茶味にするべきですわ!」
お店の人にも迷惑だし、早く鎮めないと大変だ。
この2人は私が止めないといつまでも争うんだから困ったものです。
果南「ダイヤ? 大きな声でハズレなんて言っちゃ営業妨害だよ」
ダイヤ「う、そんなつもりは……すみません」
千歌「ふっふーんだ」
果南「千歌? みんなで食べるお菓子なんだから自分の好みばかり言っちゃだめだよ」
千歌「うぐ……ごめんなさい」
ダイヤ「まったくですわ」
果南「ていうか、どっちも買えばいいんじゃない?」
千歌・ダイヤ「!」
結論を言うと、みかん味はハズレだった。
8: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:28:51.42 ID:tSUkmGCU
~ある日~
千歌「あめんぼあかいなあいううぇお」
ダイヤ「千歌さん、途中で妥協したでしょう」
千歌「そんなことないもーん」
ダイヤ「お口を大きく開けて、一音一音しっかり発音するのです」
千歌「あー! めー! んー! ぼーっ!」
ダイヤ「そうそう」
千歌「あめんぼあかいなあいううぇお」
ダイヤ「千歌さん、途中で妥協したでしょう」
千歌「そんなことないもーん」
ダイヤ「お口を大きく開けて、一音一音しっかり発音するのです」
千歌「あー! めー! んー! ぼーっ!」
ダイヤ「そうそう」
9: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:34:38.87 ID:tSUkmGCU
ダイヤ「……あわせてぴょこぴょこんぴょこぴょこ」
千歌「あっれー? ダイヤさん早口言葉できてないぞ~~~?」
ダイヤ「今のはたまたまですわ! よーくお聞きなさい!」
ダイヤ「かえるぷこぽこ……」
千歌「ぷっあっはっはっはっ! ぷこぽこって、ぷこぽこってぇ~~!」ケラケラ
ダイヤ「~~っ!」カァ-
千歌「あっれー? ダイヤさん早口言葉できてないぞ~~~?」
ダイヤ「今のはたまたまですわ! よーくお聞きなさい!」
ダイヤ「かえるぷこぽこ……」
千歌「ぷっあっはっはっはっ! ぷこぽこって、ぷこぽこってぇ~~!」ケラケラ
ダイヤ「~~っ!」カァ-
10: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:39:44.83 ID:tSUkmGCU
千歌「うわーん! 果南ちゃーんっ」」
果南「わっ、どうしたの」
千歌「ダイヤさんがほっぺつねるー!」
果南「ダイヤ、大人げないよ」
ダイヤ「千歌さんだって私のほっぺをつねりましたわ!」
果南「千歌、本当?」
千歌「うぇ……」
果南「わっ、どうしたの」
千歌「ダイヤさんがほっぺつねるー!」
果南「ダイヤ、大人げないよ」
ダイヤ「千歌さんだって私のほっぺをつねりましたわ!」
果南「千歌、本当?」
千歌「うぇ……」
11: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:44:31.22 ID:tSUkmGCU
果南「2人とも、お互いにごめんなさいしなさい」
ダイヤ「千歌さん、ごめんなさい……」
千歌「私もごめんなさい……」
果南「よろしい」
果南「ところで何でケンカしてたの?」
千歌「発声練習してたの」
ダイヤ「そしたら千歌さんが私のこと笑うんですのよ! ちょっと噛んだくらいで!」
千歌「だってかえるぷこぽこって言うんだよ!? 笑っちゃうよ!」
果南「ダイヤが、かえるぷこぽこ……ぷっ」
ダイヤ「果南さんまで……」カァ-
果南「ああごめんごめん、ごめんってばっ」
ダイヤ「千歌さん、ごめんなさい……」
千歌「私もごめんなさい……」
果南「よろしい」
果南「ところで何でケンカしてたの?」
千歌「発声練習してたの」
ダイヤ「そしたら千歌さんが私のこと笑うんですのよ! ちょっと噛んだくらいで!」
千歌「だってかえるぷこぽこって言うんだよ!? 笑っちゃうよ!」
果南「ダイヤが、かえるぷこぽこ……ぷっ」
ダイヤ「果南さんまで……」カァ-
果南「ああごめんごめん、ごめんってばっ」
13: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:50:26.79 ID:tSUkmGCU
~別の日~
PC<~♪ ~♪
千歌「やっぱり穂乃果さんの歌声がμ'sで一番だよね~」
ダイヤ「千歌さんは相変わらず分かってないんですのね。確かに穂乃果さんの歌声は素晴らしいものですが、一番となれば断然絵里さんに決まってますわ」
千歌「むっ。そんなことないもん、穂乃果さんの方が歌上手だし!」
ダイヤ「あなたにはエリーチカの麗らかな美声と豊かな歌唱力が分かりませんの!?」
ああ、また始まった。
仲良く曲を聴いていたかと思えばこれなんだから。
千歌「わーかーりーまーせーん!」
ダイヤ「むっかー!! ですわ!」
PC<~♪ ~♪
千歌「やっぱり穂乃果さんの歌声がμ'sで一番だよね~」
ダイヤ「千歌さんは相変わらず分かってないんですのね。確かに穂乃果さんの歌声は素晴らしいものですが、一番となれば断然絵里さんに決まってますわ」
千歌「むっ。そんなことないもん、穂乃果さんの方が歌上手だし!」
ダイヤ「あなたにはエリーチカの麗らかな美声と豊かな歌唱力が分かりませんの!?」
ああ、また始まった。
仲良く曲を聴いていたかと思えばこれなんだから。
千歌「わーかーりーまーせーん!」
ダイヤ「むっかー!! ですわ!」
14: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:55:49.10 ID:tSUkmGCU
ガラッ
ルビィ「こんにちは~」
千歌「ルビィちゃん!!」
ルビィ「ピギィ!」
ダイヤ「μ'sで一番は誰ですの!?」
ルビィ「一番? えっと~」
ルビィ「こんにちは~」
千歌「ルビィちゃん!!」
ルビィ「ピギィ!」
ダイヤ「μ'sで一番は誰ですの!?」
ルビィ「一番? えっと~」
15: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:58:11.07 ID:tSUkmGCU
ルビィ「ルビィはね~花陽ちゃんが一番好き! えへへ」
千歌「…………」
ダイヤ「…………」
ルビィちゃんの純真な笑顔に心を打たれて、推し争いがバカらしくなったみたい。
2人はイヤホンを分けて、またμ'sの曲を聴き始めた。
千歌「さぁ~ひゅめを~……」ボソッ
千歌もひゅめって言ってるじゃん。
千歌「…………」
ダイヤ「…………」
ルビィちゃんの純真な笑顔に心を打たれて、推し争いがバカらしくなったみたい。
2人はイヤホンを分けて、またμ'sの曲を聴き始めた。
千歌「さぁ~ひゅめを~……」ボソッ
千歌もひゅめって言ってるじゃん。
16: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 21:02:34.13 ID:tSUkmGCU
~別の日~
ダイヤ「絶対私の方が長いですわ」
千歌「ううん、私だもん」
ダイヤ「私ですわ」
千歌「わーたーしー!」
ダイヤ「わーたーくーしー!」
果南「もう、今度は何で言い争ってるの」
ダイヤ「どちらが果南さんと付き合いが長いか証明しているのですわ」
果南「えっ?」
千歌「私の方が長いもん。ねー果南ちゃん?」
ずいぶん昔のことだからいつ知り合ったのかも覚えてないよ。
でも2人にとって、私との関係が争点になるなんて……照れくさいけどいい気分かも。
ダイヤ「絶対私の方が長いですわ」
千歌「ううん、私だもん」
ダイヤ「私ですわ」
千歌「わーたーしー!」
ダイヤ「わーたーくーしー!」
果南「もう、今度は何で言い争ってるの」
ダイヤ「どちらが果南さんと付き合いが長いか証明しているのですわ」
果南「えっ?」
千歌「私の方が長いもん。ねー果南ちゃん?」
ずいぶん昔のことだからいつ知り合ったのかも覚えてないよ。
でも2人にとって、私との関係が争点になるなんて……照れくさいけどいい気分かも。
18: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 21:08:48.86 ID:tSUkmGCU
果南「記憶が曖昧だなぁ。もっと情報が欲しいな」
千歌「はいはいはーい! 私、ちーーーーさい頃から果南ちゃんと遊んでた!」
ダイヤ「小さい頃って具体的に何歳のことなんですの?」
千歌「うっ……いーじゃんそんなこと。とにかく小さい頃なの!」
ダイヤ「はい却下。それなら私だって小さい頃から果南さんとお友達でしたわ!」
千歌「むむむ……」
千歌「はいはいはーい! 私、ちーーーーさい頃から果南ちゃんと遊んでた!」
ダイヤ「小さい頃って具体的に何歳のことなんですの?」
千歌「うっ……いーじゃんそんなこと。とにかく小さい頃なの!」
ダイヤ「はい却下。それなら私だって小さい頃から果南さんとお友達でしたわ!」
千歌「むむむ……」
19: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 21:13:05.57 ID:tSUkmGCU
ダイヤ「私と果南さんが出会ったのは桜が舞ったか雪が降ったかしてた頃」
ダイヤ「自然と惹かれ合うものがあったのか、いつしか一緒に遊ぶようになっていたのですわ」
千歌「なにそれ。ダイヤさんだって何一つ具体的じゃないじゃん!」
ダイヤ「仕方ないでしょう、覚えてないくらいちーーーーさい頃のことなんですもの!」
千歌「はーい、小さい頃って何歳のことなんですかー?」
ダイヤ「ぐぬぬ……ああ言えばこう言う……」
ダイヤ「自然と惹かれ合うものがあったのか、いつしか一緒に遊ぶようになっていたのですわ」
千歌「なにそれ。ダイヤさんだって何一つ具体的じゃないじゃん!」
ダイヤ「仕方ないでしょう、覚えてないくらいちーーーーさい頃のことなんですもの!」
千歌「はーい、小さい頃って何歳のことなんですかー?」
ダイヤ「ぐぬぬ……ああ言えばこう言う……」
20: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 21:17:32.56 ID:tSUkmGCU
鞠莉「ちっちっちー。ナンセンス!」
果南「マリー?」
鞠莉「いつ出会ったか? そんな些細なことどうだっていいわ。今一番果南と親しいのはこの私なんですもの!」
火種が増えた。
ダイヤ「なっ、どうしてあなたが一番だと言い切れますの!?」
千歌「私だって仲良しだもん! ねー果南ちゃん、ねー!?」
ダイヤ「どうなんですの果南さん!」
鞠莉「はっきり言っちゃって果南!」
3人でグイグイ言い寄られると怖いなぁ。
果南「マリー?」
鞠莉「いつ出会ったか? そんな些細なことどうだっていいわ。今一番果南と親しいのはこの私なんですもの!」
火種が増えた。
ダイヤ「なっ、どうしてあなたが一番だと言い切れますの!?」
千歌「私だって仲良しだもん! ねー果南ちゃん、ねー!?」
ダイヤ「どうなんですの果南さん!」
鞠莉「はっきり言っちゃって果南!」
3人でグイグイ言い寄られると怖いなぁ。
21: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 21:22:58.65 ID:tSUkmGCU
私はみんなの頭を腕の中に引き寄せて、ギュッと抱き締める。
千歌「ふぁっ」
ダイヤ「な、なんですの……?」
果南「みんな私の一番大好きな友達だよ」
鞠莉「あったかぁい」スリスリ
付き合いの長さとか関係ない。
ここにいるみんなは本当にいい子たちだから、順位をつけることなんて私にはできないよ。
千歌「それじゃ答えになってないよ」
ダイヤ「そうですわ」
果南「…………」
2人のこめかみをグリグリしてやった。
千歌「ふぁっ」
ダイヤ「な、なんですの……?」
果南「みんな私の一番大好きな友達だよ」
鞠莉「あったかぁい」スリスリ
付き合いの長さとか関係ない。
ここにいるみんなは本当にいい子たちだから、順位をつけることなんて私にはできないよ。
千歌「それじゃ答えになってないよ」
ダイヤ「そうですわ」
果南「…………」
2人のこめかみをグリグリしてやった。
25: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 21:28:32.26 ID:tSUkmGCU
~別の日~
果南「あれ? 何してるの」
部室に来てみると、ダイヤに肩車された千歌が奇妙な動きをしていた。
千歌「新しいダンスの振り付けを考えてるの!」
ダイヤ「ステップを私が担当し、その他多様な動きを千歌さんが受け持つことで、1人ではできない複雑なダンスが……実現……」プルプル
果南「いやいや、肩車に精一杯でステップできてないし。千歌もバランス取れてないからフラフラしてるし」
千歌「やっぱ無理か~。いいアイデアだと思ったんだけどな」
ダイヤ「だから言ったでしょう……くっ……だいたい千歌さん、体重が増えたのではなくて……!?」
千歌「ギク」
果南「あれ? 何してるの」
部室に来てみると、ダイヤに肩車された千歌が奇妙な動きをしていた。
千歌「新しいダンスの振り付けを考えてるの!」
ダイヤ「ステップを私が担当し、その他多様な動きを千歌さんが受け持つことで、1人ではできない複雑なダンスが……実現……」プルプル
果南「いやいや、肩車に精一杯でステップできてないし。千歌もバランス取れてないからフラフラしてるし」
千歌「やっぱ無理か~。いいアイデアだと思ったんだけどな」
ダイヤ「だから言ったでしょう……くっ……だいたい千歌さん、体重が増えたのではなくて……!?」
千歌「ギク」
26: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 21:32:10.01 ID:tSUkmGCU
果南「ほら千歌、そろそろ降りてあげて」
千歌「ダイヤさん、しゃがんでー」
ダイヤ「無理ですわ……」
千歌「えっ」
ダイヤ「今の私は立っているだけでやっと……既に限界状態……しゃがめば確実に決壊ですわ……!」プルプル
千歌「そんな!」
千歌「ダイヤさん、しゃがんでー」
ダイヤ「無理ですわ……」
千歌「えっ」
ダイヤ「今の私は立っているだけでやっと……既に限界状態……しゃがめば確実に決壊ですわ……!」プルプル
千歌「そんな!」
27: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 21:38:21.92 ID:tSUkmGCU
ダイヤ「千歌さん、今すぐダイエットを……早く体重を減らすのです……っ!!」
千歌「分かった! ふんっ、ふんっ」
千歌は肩車されたまま体操を始めた。
ダイヤ「だめですわ、不規則な震動は……くぅっ……あっ!」グラッ
千歌「わぁー果南ちゃん助けてーっ!」
果南「ちょっ、こっちに来ないで……ぎゃー!!」
決壊した。
千歌「分かった! ふんっ、ふんっ」
千歌は肩車されたまま体操を始めた。
ダイヤ「だめですわ、不規則な震動は……くぅっ……あっ!」グラッ
千歌「わぁー果南ちゃん助けてーっ!」
果南「ちょっ、こっちに来ないで……ぎゃー!!」
決壊した。
29: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 21:43:32.08 ID:tSUkmGCU
~ある日~
千歌「もぐもぐ」モグモグ
ダイヤ「千歌さん、ほっぺにお菓子がついてますわよ」
千歌「後で取る」
ダイヤ「だらしないですわ」
千歌「だって今取ったってまたつくかもしれないし」
ダイヤ「横着しないでその都度取りなさい! もう」フキフキ
千歌「んーっ」
千歌「もぐもぐ」モグモグ
ダイヤ「千歌さん、ほっぺにお菓子がついてますわよ」
千歌「後で取る」
ダイヤ「だらしないですわ」
千歌「だって今取ったってまたつくかもしれないし」
ダイヤ「横着しないでその都度取りなさい! もう」フキフキ
千歌「んーっ」
30: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 21:47:18.16 ID:tSUkmGCU
果南「2人とも、なんだか姉妹みたいだね」
ダイヤ「そうでしょうか」
千歌「じゃあ私がお姉ちゃんね」
ダイヤ「はぁ~? 私が1こ上なんですから、お姉さんは私に決まってますでしょう?」
千歌「だってダイヤさんは子供っぽいところあるしー」
ダイヤ「私が子供なら千歌さんは赤ちゃんですわ」
千歌「むかっ」
果南「あ、あはは……」
なんだか余計なこと言っちゃったみたいだ。
ダイヤ「そうでしょうか」
千歌「じゃあ私がお姉ちゃんね」
ダイヤ「はぁ~? 私が1こ上なんですから、お姉さんは私に決まってますでしょう?」
千歌「だってダイヤさんは子供っぽいところあるしー」
ダイヤ「私が子供なら千歌さんは赤ちゃんですわ」
千歌「むかっ」
果南「あ、あはは……」
なんだか余計なこと言っちゃったみたいだ。
32: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 21:57:50.55 ID:tSUkmGCU
千歌「ダイヤさんはもうお姉ちゃんでお姉ちゃんいないんだからお姉ちゃんじゃないほうがいいの!」
ダイヤ「またわけの分からないことを……」ヤレヤレ
千歌「妹は飽きたの。お姉ちゃんがやりたいーっ!」
ダイヤ「仕方ないですわね。ならば私の姉らしい振る舞いをしてみせてくださいな」
千歌「! やったー」
ダイヤ「またわけの分からないことを……」ヤレヤレ
千歌「妹は飽きたの。お姉ちゃんがやりたいーっ!」
ダイヤ「仕方ないですわね。ならば私の姉らしい振る舞いをしてみせてくださいな」
千歌「! やったー」
33: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:01:22.29 ID:tSUkmGCU
千歌「えー、こほん。ダイヤ? 宿題はちゃんとしましたの?」
果南(ダイヤの真似してるだけなんじゃ……)
ダイヤ「宿題なら帰ってからきっちりやりますわ」
千歌「さすが私の妹ですわ。いい子でちゅね~よちよち」ナデナデ
ダイヤ「なんだか妹というより子供扱いされているような気が……」
ブツブツ言ってはいたけど、満更でもなさそうなダイヤだった。
果南(ダイヤの真似してるだけなんじゃ……)
ダイヤ「宿題なら帰ってからきっちりやりますわ」
千歌「さすが私の妹ですわ。いい子でちゅね~よちよち」ナデナデ
ダイヤ「なんだか妹というより子供扱いされているような気が……」
ブツブツ言ってはいたけど、満更でもなさそうなダイヤだった。
34: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:05:33.00 ID:tSUkmGCU
~別の日~
ダイヤ「放課後一番に食べるプリンは格別ですわぁ」ウットリ
千歌「あー! ダイヤさん1人でプリン食べてるー!」
ダイヤ「くっ、見つかってしまいましたか……」
千歌「……」ジ-
ダイヤ「……一口、食べますか?」
千歌「うんっ!」
ダイヤ「放課後一番に食べるプリンは格別ですわぁ」ウットリ
千歌「あー! ダイヤさん1人でプリン食べてるー!」
ダイヤ「くっ、見つかってしまいましたか……」
千歌「……」ジ-
ダイヤ「……一口、食べますか?」
千歌「うんっ!」
36: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:11:50.09 ID:tSUkmGCU
千歌「ああ、芳醇な香りとほのかな甘み、そしてとろけるような舌触り」
千歌「プリンさいっこー!」
ダイヤ「はいはい」
千歌「プリンはカラメルと絡むことでもっと美味しくなるんだよね~」
ダイヤ「そうですわね」
千歌「……」ジ-
ダイヤ「もうダメですわよ」
千歌「………………」ジ-----
ダイヤ「くっ……しょ~~~がないですわね! これが最後ですわよ。ほら!」
千歌「わーい! あーんっ」
千歌「プリンさいっこー!」
ダイヤ「はいはい」
千歌「プリンはカラメルと絡むことでもっと美味しくなるんだよね~」
ダイヤ「そうですわね」
千歌「……」ジ-
ダイヤ「もうダメですわよ」
千歌「………………」ジ-----
ダイヤ「くっ……しょ~~~がないですわね! これが最後ですわよ。ほら!」
千歌「わーい! あーんっ」
38: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:14:39.75 ID:tSUkmGCU
ダイヤ「!!」
千歌「どうしたの?」
ダイヤ「今、果南さんの姿が見えたような……」キョロキョロ
ダイヤ「気のせいですわね。果南さんにも一口あげていたら私の食べる分が無くなってしまうところでしたわ」ホッ
果南(別にいらないけどね。なんだ、思ったより仲良しじゃん)
千歌「どうしたの?」
ダイヤ「今、果南さんの姿が見えたような……」キョロキョロ
ダイヤ「気のせいですわね。果南さんにも一口あげていたら私の食べる分が無くなってしまうところでしたわ」ホッ
果南(別にいらないけどね。なんだ、思ったより仲良しじゃん)
39: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:19:42.95 ID:tSUkmGCU
~別の日 部室~
千歌「すぅ……」
果南「あれ? 千歌ってば寝ちゃってるよ」
果南「こんなところで寝てたら風邪引いちゃうよ」
千歌「うぅん……ぐぅ」
果南「しょうがない。シーツか何か掛けるもの探してこよう」
千歌「すぅ……」
果南「あれ? 千歌ってば寝ちゃってるよ」
果南「こんなところで寝てたら風邪引いちゃうよ」
千歌「うぅん……ぐぅ」
果南「しょうがない。シーツか何か掛けるもの探してこよう」
40: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:26:03.91 ID:tSUkmGCU
果南「ちょっと時間かかっちゃった。千歌、もう起きてるかな」
果南「おや? ダイヤだ」
ダイヤ「千歌さんは本当に世話の焼ける子ですわね」
ダイヤ「ほら、おーきーなーさーいー!!」
千歌「うぅん……」
ダイヤ「ちーかーさーん、朝ですよー!!」
千歌「あぁんうるさーいっ!」
果南(容赦なく起こしちゃうんだ……)
果南「おや? ダイヤだ」
ダイヤ「千歌さんは本当に世話の焼ける子ですわね」
ダイヤ「ほら、おーきーなーさーいー!!」
千歌「うぅん……」
ダイヤ「ちーかーさーん、朝ですよー!!」
千歌「あぁんうるさーいっ!」
果南(容赦なく起こしちゃうんだ……)
41: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:29:11.23 ID:tSUkmGCU
果南「じゃあシーツはもういらないね。返してこよっと」
…………
………
……
ダイヤ「部室に来て寝てしまうなんて、時間がもったいないとは思いませんか」
千歌「だってみんなまだ来ないし~」
ダイヤ「せっかくみんなより早く来ているんです。私とお話ししたくありませんの?」
千歌「……したい」
ダイヤ「だから起こしましたの」
千歌「うん。ありがと、ダイヤさんっ」
千歌「えへへ」
…………
………
……
ダイヤ「部室に来て寝てしまうなんて、時間がもったいないとは思いませんか」
千歌「だってみんなまだ来ないし~」
ダイヤ「せっかくみんなより早く来ているんです。私とお話ししたくありませんの?」
千歌「……したい」
ダイヤ「だから起こしましたの」
千歌「うん。ありがと、ダイヤさんっ」
千歌「えへへ」
42: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:33:11.77 ID:tSUkmGCU
千歌「だからー手のひらはこう!」
ダイヤ「いいえ、ここはこうやって振りを大きく見せるのですわ!」
千歌「えー絶対こっちの方がいいよ!」
ダイヤ「いーえこっちですわ!」
部室に戻ってきたらまた千歌とダイヤが口論していた。
千歌「あ、果南ちゃん! ねー見て、ここの振りは絶対こうした方がいいよね!」クイッ
ダイヤ「そんなことありません。ここをこうした方がお客さんももっと臨場感を感じられますわ!」クイクイッ
まず何の振り付けなのか教えてほしいんだけど。
ダイヤ「いいえ、ここはこうやって振りを大きく見せるのですわ!」
千歌「えー絶対こっちの方がいいよ!」
ダイヤ「いーえこっちですわ!」
部室に戻ってきたらまた千歌とダイヤが口論していた。
千歌「あ、果南ちゃん! ねー見て、ここの振りは絶対こうした方がいいよね!」クイッ
ダイヤ「そんなことありません。ここをこうした方がお客さんももっと臨場感を感じられますわ!」クイクイッ
まず何の振り付けなのか教えてほしいんだけど。
48: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:39:44.49 ID:tSUkmGCU
千歌「だからね、ここをこうすることで白鳥のような華麗さを」
ダイヤ「甘いですわ。獲物を狙う大鷲のような豪快さを表現するべきです!」
果南「2人とも、狭い部室で踊らないでよ。危ないから……」
千歌「あっ」ツルッ
ダイヤ「ちょっ」
果南「えっ待っ……わぁっ!」
スッテ-ン
千歌「いったーい!」
ダイヤ「尻もちついてしまいましたわ……」
果南「あいたたたぁ……まったくもう」
スクールアイドルのこととなればひと一倍熱心になる2人なだけに、一緒になると何をやり出すか分からない。
時にはこうやって巻き込まれてしまうこともある。
果南「千歌とダイヤが絡むとロクなことがないよ」
ダイヤ「果南さん、何を笑ってますの?」
千歌「なんで笑うのー!」
果南「別にー? ふふ」
でも、それが結構好きだったりする。
おわり
ダイヤ「甘いですわ。獲物を狙う大鷲のような豪快さを表現するべきです!」
果南「2人とも、狭い部室で踊らないでよ。危ないから……」
千歌「あっ」ツルッ
ダイヤ「ちょっ」
果南「えっ待っ……わぁっ!」
スッテ-ン
千歌「いったーい!」
ダイヤ「尻もちついてしまいましたわ……」
果南「あいたたたぁ……まったくもう」
スクールアイドルのこととなればひと一倍熱心になる2人なだけに、一緒になると何をやり出すか分からない。
時にはこうやって巻き込まれてしまうこともある。
果南「千歌とダイヤが絡むとロクなことがないよ」
ダイヤ「果南さん、何を笑ってますの?」
千歌「なんで笑うのー!」
果南「別にー? ふふ」
でも、それが結構好きだったりする。
おわり
49: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:42:07.82 ID:tSUkmGCU
最後までありがとう
50: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:44:23.10 ID:xd5R9zB9
乙
幼馴染を見守る果南ちゃん良いですね
幼馴染を見守る果南ちゃん良いですね
51: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:44:23.41 ID:BLD8NOxq
|c||^.- ^|| 最高でしたわ
52: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:57:36.41 ID:YNbS+1Fb
|c||^.- ^|| ハラショーですわ
53: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 22:58:38.85 ID:ZwBPjLnh
|c||^.- ^||ほのぼのしていいですわ
54: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 23:01:24.20 ID:Mo7Fqwko
|c||^.-^|| おつ
掲載元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1479812608/
Entry ⇒ 2018.06.30 | Category ⇒ ラブライブ | Comments (0)
真姫「おせっかいな私の先輩」
1: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:22:07.11 ID:DB/e9eEg
ことり「ど…どうしたの?真姫ちゃん?」
真姫「…ことりには関係ないでしょ」プイ
ことり「え…で…でも…」
真姫「…」フン
ことり「ま…真姫ちゃん…」
真姫「何よ」
ことり「何かあったの…?落ち込んだ顔してたし、心配になっちゃって」
真姫「だから、ことりには…」
ことり「もしかして、ことり何かしちゃったかな?」
真姫「別にそういう訳じゃないけど」
真姫「…ことりには関係ないでしょ」プイ
ことり「え…で…でも…」
真姫「…」フン
ことり「ま…真姫ちゃん…」
真姫「何よ」
ことり「何かあったの…?落ち込んだ顔してたし、心配になっちゃって」
真姫「だから、ことりには…」
ことり「もしかして、ことり何かしちゃったかな?」
真姫「別にそういう訳じゃないけど」
2: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:22:48.34 ID:DB/e9eEg
ことり「ことり先輩が真姫ちゃんの相談に乗ってあげますよっ!」
真姫「先輩って…」
ことり「えへへ、ことりもたまには先輩らしい事しなくちゃね♪」
真姫「余計なお世話よ」
ことり「あはは…ごめんね…余計なことして」シューン
真姫「…っ」
ことり「ことりじゃ、ちょっと頼りなかったかな…」
真姫「先輩って…」
ことり「えへへ、ことりもたまには先輩らしい事しなくちゃね♪」
真姫「余計なお世話よ」
ことり「あはは…ごめんね…余計なことして」シューン
真姫「…っ」
ことり「ことりじゃ、ちょっと頼りなかったかな…」
4: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:23:49.35 ID:DB/e9eEg
ことり「それなら、希ちゃんとか絵里ちゃんとか…」
真姫「わ…分かったわよ!」
ことり「…えっ?」
真姫「話せばいいんでしょ話せば!」
ことり「で…でも…」
真姫「ことり先輩の言う事聞いてあげるから、これでいいんでしょ」
ことり「真姫ちゃんに先輩って言われるの久しぶりかも」
真姫「それがどうしたのよ」
ことり「えへへ、何でもないよ♪」
真姫「意味わかんない…」
真姫「わ…分かったわよ!」
ことり「…えっ?」
真姫「話せばいいんでしょ話せば!」
ことり「で…でも…」
真姫「ことり先輩の言う事聞いてあげるから、これでいいんでしょ」
ことり「真姫ちゃんに先輩って言われるの久しぶりかも」
真姫「それがどうしたのよ」
ことり「えへへ、何でもないよ♪」
真姫「意味わかんない…」
5: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:24:29.45 ID:DB/e9eEg
ことり「それで、何があったの?」
真姫「その…ちょっと体調が悪かっただけよ…」
ことり「本当?」
真姫「そ…そうよ、疑ってるわけ?」
ことり「じー」
真姫「な…何よ…」
ことり「真姫ちゃん、ことりに嘘ついてない?」
真姫「その…ちょっと体調が悪かっただけよ…」
ことり「本当?」
真姫「そ…そうよ、疑ってるわけ?」
ことり「じー」
真姫「な…何よ…」
ことり「真姫ちゃん、ことりに嘘ついてない?」
6: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:25:01.26 ID:DB/e9eEg
真姫「つ…ついてないし」プイ
ことり「ことりの目を見て言ってくれたら信じてあげるよ♪」
真姫「だ…だから…」
ことり「じー」
真姫「うっ…」
ことり「ことりの目を見て言ってくれたら信じてあげるよ♪」
真姫「だ…だから…」
ことり「じー」
真姫「うっ…」
7: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:25:45.21 ID:DB/e9eEg
真姫「はあ…私の負けよ…」
真姫「ことりってのんびりしてるようで鋭いところあるから困るのよね…」ボソッ
ことり「何か言った?」
真姫「何でもないわ」
真姫「ことりってのんびりしてるようで鋭いところあるから困るのよね…」ボソッ
ことり「何か言った?」
真姫「何でもないわ」
8: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:26:19.38 ID:DB/e9eEg
ことり「それで、何があったの?」
真姫「ちょっと…その…凛とケンカしちゃって…」
ことり「そうなんだ…でも大丈夫だよ、真姫ちゃん!」
真姫「何がよ…」
ことり「ことりが仲直りさせてあげる!」
真姫「…はい?」
真姫(正直、2年生が張り切ってる時っていい印象がないんだけど…)
真姫(穂乃果は意味分かんない事言いだすし、海未はとんでもない運動メニューを考えるし)
真姫(ことりは…どうなのかしら…)
真姫「ちょっと…その…凛とケンカしちゃって…」
ことり「そうなんだ…でも大丈夫だよ、真姫ちゃん!」
真姫「何がよ…」
ことり「ことりが仲直りさせてあげる!」
真姫「…はい?」
真姫(正直、2年生が張り切ってる時っていい印象がないんだけど…)
真姫(穂乃果は意味分かんない事言いだすし、海未はとんでもない運動メニューを考えるし)
真姫(ことりは…どうなのかしら…)
9: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:26:55.22 ID:DB/e9eEg
ことり「普段、穂乃果ちゃんと海未ちゃんでそういう事には慣れてるからね」
真姫「やけに説得力があるわね…」
ことり「それに、真姫ちゃんは凛ちゃんと仲良しさんだから絶対仲直りできるよ♪」
真姫「別に仲いいわけじゃないし…」プイ
ことり「ふふっ、でもどうしてケンカしちゃったの?」
真姫「やけに説得力があるわね…」
ことり「それに、真姫ちゃんは凛ちゃんと仲良しさんだから絶対仲直りできるよ♪」
真姫「別に仲いいわけじゃないし…」プイ
ことり「ふふっ、でもどうしてケンカしちゃったの?」
10: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:27:51.01 ID:DB/e9eEg
真姫「凛に勉強教えてたんだけど、全然集中しないし、教えた問題の答えもほとんど間違えてて、ついイラッとしちゃって」
真姫「それから、ちょっと口げんかになって…」
真姫「凛に…キライって…言っちゃったの…」
真姫「だから…その…」
ことり「真姫ちゃん…」
真姫「それから、ちょっと口げんかになって…」
真姫「凛に…キライって…言っちゃったの…」
真姫「だから…その…」
ことり「真姫ちゃん…」
11: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:28:29.94 ID:DB/e9eEg
ことり「安心して、真姫ちゃん!」
ことり「真姫ちゃんが真剣に悩むって事は、それだけ凛ちゃんの事大好きだって事だからね♪」
真姫「大好きなんて言ってないでしょ!!」
ことり「ちょっとしたきっかけがあれば大丈夫だよ♪」
真姫「私の話を…」
ことり「だから、ちゃーんと謝れば仲直りできるからね」
真姫「全く…」
ことり「それじゃあ、ちょっとだけ時間貰っていいかな?」
真姫「いいけど…」
真姫(本当に大丈夫かしら…)
ことり「真姫ちゃんが真剣に悩むって事は、それだけ凛ちゃんの事大好きだって事だからね♪」
真姫「大好きなんて言ってないでしょ!!」
ことり「ちょっとしたきっかけがあれば大丈夫だよ♪」
真姫「私の話を…」
ことり「だから、ちゃーんと謝れば仲直りできるからね」
真姫「全く…」
ことり「それじゃあ、ちょっとだけ時間貰っていいかな?」
真姫「いいけど…」
真姫(本当に大丈夫かしら…)
12: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:29:35.22 ID:DB/e9eEg
ことり「お待たせ、真姫ちゃん」
凛「な…なんで…」
真姫「ちょっとことり!」
ことり「どうしたの?真姫ちゃん?」ニコッ
真姫「な…なんでもないわ…」
真姫(あの笑顔には逆らえない気がするわ…なんとなく)
凛「な…なんで…」
真姫「ちょっとことり!」
ことり「どうしたの?真姫ちゃん?」ニコッ
真姫「な…なんでもないわ…」
真姫(あの笑顔には逆らえない気がするわ…なんとなく)
13: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:30:09.81 ID:DB/e9eEg
ことり「真姫ちゃんと凛ちゃんにお願いがあります!」
凛「なにかな?」
ことり「これから、ちょうど真姫ちゃんと凛ちゃんの衣装を作る予定なんだけど」
ことり「生地が足りないので、買い出しに付いてきてもらいます!」
真姫「それぐらいならいいけど…」
凛「…凛も大丈夫だよ」
ことり「それじゃあ、出発!」
凛「なにかな?」
ことり「これから、ちょうど真姫ちゃんと凛ちゃんの衣装を作る予定なんだけど」
ことり「生地が足りないので、買い出しに付いてきてもらいます!」
真姫「それぐらいならいいけど…」
凛「…凛も大丈夫だよ」
ことり「それじゃあ、出発!」
15: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:30:44.65 ID:DB/e9eEg
ことり「~♪」
真姫(はあ…本当に大丈夫なのかしら…?ことりはやけに機嫌が良いし)
真姫(それに、凛は一度も顔を合わせてくれないわけで…溜息の一つぐらい出るわよね)
真姫(それでも…ことりの事信じてみる事にしたんだから、今は従うしかないわ)
真姫(はあ…本当に大丈夫なのかしら…?ことりはやけに機嫌が良いし)
真姫(それに、凛は一度も顔を合わせてくれないわけで…溜息の一つぐらい出るわよね)
真姫(それでも…ことりの事信じてみる事にしたんだから、今は従うしかないわ)
16: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:31:18.07 ID:DB/e9eEg
ことり「そうだ♪せっかく二人いるんだし、お互いの衣装に使う生地を選びあうってどうかな?」
真姫「えっ?」
凛「ことりちゃんが選ばないの?」
ことり「大体のイメージは二人とも分かってると思うから大丈夫♪」
ことり「それじゃあ、選んできてね!ことりはちょーっと他のお買い物してきますっ!」
真姫「ちょ…待ちなさい……!行っちゃったわ…」
真姫「…」
凛「…」
真姫「え…選びましょうか…」
凛「…うん」
真姫「えっ?」
凛「ことりちゃんが選ばないの?」
ことり「大体のイメージは二人とも分かってると思うから大丈夫♪」
ことり「それじゃあ、選んできてね!ことりはちょーっと他のお買い物してきますっ!」
真姫「ちょ…待ちなさい……!行っちゃったわ…」
真姫「…」
凛「…」
真姫「え…選びましょうか…」
凛「…うん」
17: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:32:07.70 ID:DB/e9eEg
真姫「凛に似合いそうなものね…これなんかいいじゃないかしら」
ことり「まーきちゃん♪」
真姫「!?」ビクッ
ことり「えへへ、おどろいた?それで決まったかな?」
真姫「これなんかいいと思うんだけど」
ことり「真姫ちゃんはこれを選んだんだ」
真姫「駄目だった?それなら別の物にするけど」
ことり「ううん、これで良いと思うよっ!」
ことり「凛ちゃんも決まったみたいだし行こうか」
ことり「まーきちゃん♪」
真姫「!?」ビクッ
ことり「えへへ、おどろいた?それで決まったかな?」
真姫「これなんかいいと思うんだけど」
ことり「真姫ちゃんはこれを選んだんだ」
真姫「駄目だった?それなら別の物にするけど」
ことり「ううん、これで良いと思うよっ!」
ことり「凛ちゃんも決まったみたいだし行こうか」
19: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:34:20.35 ID:DB/e9eEg
ことり「それじゃあ、見せあいっこしてね」
凛「ど…どうかな…」
真姫「これって…」
凛「あ…色違い…」
ことり「ふふっ、同じ物を選ぶなんて二人とも仲良しさんだね」
ことり「それに、お互いの事考えてるから真姫ちゃんは黄色を選んでるし、凛ちゃんは赤を選んでるもん」
ことり「だから、仲直りも簡単にできちゃうよね?真姫ちゃん?」
凛「ど…どうかな…」
真姫「これって…」
凛「あ…色違い…」
ことり「ふふっ、同じ物を選ぶなんて二人とも仲良しさんだね」
ことり「それに、お互いの事考えてるから真姫ちゃんは黄色を選んでるし、凛ちゃんは赤を選んでるもん」
ことり「だから、仲直りも簡単にできちゃうよね?真姫ちゃん?」
20: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:35:04.09 ID:DB/e9eEg
真姫「…凛」
凛「…」
真姫「私…本当は凛の事キライじゃないし…その…友達だと思ってるから…」
真姫「あの…酷い事言ってごめんなさい…」
凛「本当…?凛の事キライじゃないの…?」
真姫「…うん」
凛「えへへ…良かった…」
凛「真姫ちゃんは、凛の大切な友達だから…嫌われちゃったら寂しいって思って…その…」
凛「…」
真姫「私…本当は凛の事キライじゃないし…その…友達だと思ってるから…」
真姫「あの…酷い事言ってごめんなさい…」
凛「本当…?凛の事キライじゃないの…?」
真姫「…うん」
凛「えへへ…良かった…」
凛「真姫ちゃんは、凛の大切な友達だから…嫌われちゃったら寂しいって思って…その…」
21: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:35:34.34 ID:DB/e9eEg
凛「まきちゃーん!!」ギュー
真姫「ちょっと!離れなさいよ」
凛「い~や!今日はこうするの♪」
真姫「はあ…困ったものね…」クスッ
ことり「まきちゃーん♪」ギュー
真姫「ことりまで…意味わかんない…」
ことり「ことりもこうしたくなったんだもん♪それじゃあ、お会計してくるね」
真姫「ちょっと!離れなさいよ」
凛「い~や!今日はこうするの♪」
真姫「はあ…困ったものね…」クスッ
ことり「まきちゃーん♪」ギュー
真姫「ことりまで…意味わかんない…」
ことり「ことりもこうしたくなったんだもん♪それじゃあ、お会計してくるね」
22: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:36:04.75 ID:DB/e9eEg
ことり「ただいま…あれ?凛ちゃんは?」
真姫「お手洗いよ。それと…ことり…」
ことり「どうしたの?」
真姫「あの…ありがと」ボソッ
真姫「お手洗いよ。それと…ことり…」
ことり「どうしたの?」
真姫「あの…ありがと」ボソッ
23: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:36:35.07 ID:DB/e9eEg
ことり「え?なんて言ったの?」
真姫「ありがとうって言ったの!」プイ
ことり「気にしないで大丈夫だよ♪」
ことり「真姫ちゃんが凛ちゃんの事大好きなように」
ことり「ことりも真姫ちゃんの事だーいすきだからね♪」
真姫「なっ…いきなり何を言い出すのよ…///」
ことり「だって本当の事だもん♪」
真姫(でも、ことりの事も嫌いじゃないわよ、凛と同じぐらいにはね)
真姫(ありがとう、おせっかいでかわいい先輩さん♪)
真姫「ありがとうって言ったの!」プイ
ことり「気にしないで大丈夫だよ♪」
ことり「真姫ちゃんが凛ちゃんの事大好きなように」
ことり「ことりも真姫ちゃんの事だーいすきだからね♪」
真姫「なっ…いきなり何を言い出すのよ…///」
ことり「だって本当の事だもん♪」
真姫(でも、ことりの事も嫌いじゃないわよ、凛と同じぐらいにはね)
真姫(ありがとう、おせっかいでかわいい先輩さん♪)
24: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:36:44.41 ID:gw8gqPm1
久々のことまき?期待
25: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:37:50.49 ID:DB/e9eEg
>>24
おわりです
おわりです
26: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:38:47.69 ID:Vq45uoud
おいおい
乙
乙
27: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/21(月) 01:38:57.97 ID:l1fhrM/X
ことまきは素晴らしい乙
また書いて
また書いて
掲載元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1479658927/
Entry ⇒ 2018.06.24 | Category ⇒ ラブライブ | Comments (0)
【FGO】立香「合コン……?」女王メイヴ「そうよ!」
1: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 06:54:08.32 ID:856bekj10
※FGO第2部序章までのネタバレを含むSSです。
※ぐだ子の名前表記を「立香」にしています。
※上記がダメな人はブラウザバックをお願いします。
――――特別会場
マシュ「それは男性と女性のグループが交流を持ち、交際を目的にして行われる『合同コンパ』の略称のことでしょうか」
メイヴ「ええその通り、わざわざ説明ありがとうマシュ。そう、その合コンを今からやるの!」
鈴鹿御前「会場もこうしてすでにセッティング済み。あとは相手を待つだけだし!」
立香「それで、参加者は?」
メイヴ「あら、ここにわざわざ呼んだ時点で理解できないのかしらマスター?」
マシュ「ま、まさか先輩を合コンに!? だ、だめです! そんな、先輩はもっとちゃんとしたお付き合いを」
鈴鹿御前「あ、言っとくけどマシュも数に入ってるし?」
マシュ「えぇ!?」
立香「私はいいけどマシュはだめ」
マシュ「先輩!?」
※ぐだ子の名前表記を「立香」にしています。
※上記がダメな人はブラウザバックをお願いします。
――――特別会場
マシュ「それは男性と女性のグループが交流を持ち、交際を目的にして行われる『合同コンパ』の略称のことでしょうか」
メイヴ「ええその通り、わざわざ説明ありがとうマシュ。そう、その合コンを今からやるの!」
鈴鹿御前「会場もこうしてすでにセッティング済み。あとは相手を待つだけだし!」
立香「それで、参加者は?」
メイヴ「あら、ここにわざわざ呼んだ時点で理解できないのかしらマスター?」
マシュ「ま、まさか先輩を合コンに!? だ、だめです! そんな、先輩はもっとちゃんとしたお付き合いを」
鈴鹿御前「あ、言っとくけどマシュも数に入ってるし?」
マシュ「えぇ!?」
立香「私はいいけどマシュはだめ」
マシュ「先輩!?」
2: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 06:57:58.20 ID:856bekj10
メイヴ「そんなこと言わないの。別に私達も意地悪で参加させようっていうわけではないのよ?」
マシュ「では一体どうして……」
鈴鹿御前「すべての特異点を消滅させ、人理を守ったマスターとそのサーヴァント。いい響きだよねー?」
鈴鹿御前「おまけにどっちも美少女ときた。これはもう平和になった世界で男共が放っておくわけないし?」
メイヴ「だから、私達がいる間に、二人には男を手玉に取る技術をできるだけ多く学んでもらおうって考えたの」
メイヴ「なんせ私達のマスターだった女の子と、戦友の女の子が、どこの誰とも知らないクズに誑し込まれたりしたら、つまらないでしょう?」
マシュ「そ、それで合コンですか……?」
鈴鹿御前「今までは特異点で生き残るための技術と知識を優先して身につける必要があったけど、もうそんな必要もないっしょ!」
鈴鹿御前「だから、こっからは女の子らしく生きてくための知識を覚えてほしいじゃん? その手始めに合コンは最適ってダ――」
メイヴ「ま、ホントはクーちゃんとロマンスしてから、カルデアでの生活を終えたい私の欲求を満たすほうが優先だけどね?」
鈴鹿御前「は、話と違うし!? マスターとマシュのためだからってわざわざ協力したのに!?」
メイヴ「それもあるけど、やっぱりこんなのんびりした環境でクーちゃん達と一緒なんて今後もうありえないでしょきっと」
メイヴ「だったら、それを全力で利用しないと女王メイヴの名が泣くわ! でしょ、マスター?」
3: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:00:01.21 ID:856bekj10
立香「そのほうがメイヴらしい」
メイヴ「ほらね?」
鈴鹿御前「えぇー」
マシュ「で、でしたらやはり先輩を巻き込む必要はないのでは……」
メイヴ「ううん、第一の理由が私とクーちゃんのロマンスのためだとしても、マスターとマシュに男に慣れてほしいのも本当よ?」
鈴鹿御前「あ、良かったー。流石にそれが嘘だったら私の立場なさすぎだし」
メイヴ「だから、マスターとマシュの参加は絶対。ちゃんと手取り足取りじっくり体に教えてあげるから、そこは信頼してね」
マシュ「いえ、あの、むしろそのほうが余計に心配といいますか……それに先輩ならきっと、外に戻られても大丈夫ですよ!」
鈴鹿御前「あまいあまーい! むしろマスターみたいなタイプが一番危ないし? というかマシュもだけど」ビシッ
鈴鹿御前「二人共優しいんだから、そこに付け込んでくる連中がいたらどーすんの?」
マシュ「そ、それは、言葉で説得すればきっと分かってもらえます。戦闘以外で解決する方法だって、今の時代ならいくらでも」
鈴鹿御前「うーん、やっぱマシュは良い子だわ……良い子すぎて心配だわー」
メイヴ「マシュ? 男は皆結局下半身に従うものなんだから、理性や言葉でどうにかなるなんて幻想よ?」
マシュ「そんなことはありません! 確かにおと――ランスロット卿のようにどうしよもないダメダメな人もいるかもしれませんが」
4: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:00:54.43 ID:856bekj10
――――トレーニングルーム
ランスロット「はくしゅ!!」
ガウェイン「おやランスロット卿、風邪ですか?」
ランスロット「う、うむ……なにやらものすごく心が落ち込むような、体が重くなるような……」
トリスタン「サーヴァントが風邪になるなど……これは一大事なのでは?」
ガウェイン「ええ、そのとおりです。急ぎナイチンゲール嬢の所に向かわれるとよいでしょう。我々も付き添います」
トリスタン「決してランスロット卿をだしにして目の保養をしに抜け出そうなどとは考えていませんから、ご心配なく」
ランスロット「心無い笑顔で言われても信用出来ないが……確かに保養は大事だ。では早速」
レオニダス「どこに行こうというのですッ!!」ガシッ
ランスロット「い、いや、どうも風邪を引いたようなので、少しばかり休憩に……」
レオニダス「風邪! 確かにそれが事実なら一大事でしょう! しかし!!」ギリ
レオニダス「私は今日、あなた方をみっちり鍛えてデータを取っておいてほしいとダ・ヴィンチ殿から頼まれたのです!!」ギリギリ
レオニダス「体調不良も貴重なデータ! さぁ、その状態でトレーニングをするとどうなるか調べてみましょう!!」ギリギリギリギリ
レオニダス「他のお二人にもとことん付き合っていただきますよ! さあ! さあ!! さぁッ!!!」ギリギリギリギリギリ
3騎士「「「うわぁああああ!!!」」」
5: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:02:27.63 ID:856bekj10
――――特別会場
マシュ「レオニダス王のように、信頼出来る人も大勢いるはずです!」ドンッ
鈴鹿御前「なにか今のマシュの言葉で、天国と地獄にはっきり別れた奴がいそうな気がするし」
マシュ「そ、そうでしょうか?」
鈴鹿御前「まぁマシュが良い子なのは置いといて、やっぱりそれでも覚えておいてほしいことってのはあるの」
メイヴ「いざっていう時のためにね。それとも、私達からなにかを学ぶことは嫌かしら?」
マシュ「嫌というわけでは……! ただやはり、先輩はともかくわたしにそのような機会は訪れないでしょうし……」
立香「そんなことないよ。むしろ私よりマシュのほうが、外に行ってからモテモテになるよ、きっと」
マシュ「あ、ありえません! わたしより先輩のほうが可愛い以上、普通の生活に戻った時大変なのは先輩です!」
立香「いやいや、マシュのほうが可愛いし」
マシュ「いいえ! 先輩のほうが可愛いです!」
立香「マシュのほうが!」
マシュ「先輩のほうが!」
――プシュー
レオナルド・ダ・ヴィンチ「はいはい。どっちもこの姿の私には及ばないけど可愛いから喧嘩しなーい」
6: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:04:07.87 ID:856bekj10
マシュ「ダ・ヴィンチちゃん! どうしてこちらに?」
ダ・ヴィンチ「せっかく色々のお膳立てをしたのに、一向に合コンが始まらないから様子を見にきたのさ」
メイヴ「……ねぇダ・ヴィンチ。もう正直この二人で仲良く暮らさせたほうが良くない?」
鈴鹿御前「思った。めっちゃ甘々空間作るの得意すぎだし」
ダ・ヴィンチ「んー、でも出来ればそういうことは、マシュも立香ちゃんも平和な世界で色々見てから決めてほしいんだ」
ダ・ヴィンチ「もちろん二人の仲は十分知っているけれど、ほら、それでも二人はまだまだ若いからね」
ダ・ヴィンチ「どういう道を選ぶにしても後悔しないように、教えられることは教え込んでおきたいのさ」
立香「もしかして、合コンの発案もダ・ヴィンチちゃんが?」
ダ・ヴィンチ「その通り。正確に言えば、私が調べたいこととメイヴの悩みと」
ダ・ヴィンチ「そして暇そうにしていた鈴鹿御前を納得させるいい手だから、してみようってなったわけさ」ウインク☆
鈴鹿御前「あれ、私ついで?」
ダ・ヴィンチ「まぁまぁ。このカルデアでもトップクラスに女子力高いサーヴァントの1人といえば君だ」
ダ・ヴィンチ「君くらいになると、合コン中に立香ちゃんやマシュに、男を手玉に取る方法を教えるのも簡単なんだろう?」
鈴鹿御前「そりゃ当然だし!」
7: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:05:23.00 ID:856bekj10
ダ・ヴィンチ「だったら安心だ。正直メイヴだけだと、二人が妙な技術まで身につけかねないからね」
ダ・ヴィンチ「そこをうまくバランス取ってくれると、私としても喜ばしいところだ」
メイヴ「妙な技術ってなによ妙な技術って。この女王メイヴの肉体がなくても男を堕とす方法をせっかく――」
ダ・ヴィンチ「だからそこまでは求めてないんだってば。変な男に引っかからない防衛方法くらいでいいのさ」
メイヴ「……変な男、ねぇ」ジーッ
ダ・ヴィンチ「おーっとなにやら意味深な視線! しかし天才はそれを無視しよう。ともかくマシュ、立香ちゃん」
マシュ「は、はい」
立香「……」
ダ・ヴィンチ「せっかく平和な世界で可愛い君たちが生きていくんだ。そのサポートを出来る内に出来るだけさせてほしい」
ダ・ヴィンチ「もちろん、無理強いはしないさ。でも、もういなくなったアイツと同じで、私もいずれここからいなくなる身」
ダ・ヴィンチ「だから、サポートがちょっとくらい無茶な内容になったとしても、許してはくれないかな」
マシュ「……ダ・ヴィンチちゃん……分かりました。そこまで言われるのでしたら、マシュ・キリエライト、全力で合コンを楽しみます!」
ダ・ヴィンチ「ありがとうマシュ。立香ちゃんは?」
立香「私も楽しんでみるよ」
8: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:07:05.94 ID:856bekj10
ダ・ヴィンチ「うん、良い返事だ! 流石は人類を救ったマスターとその相棒だ! これで私も実証じっけ――じゃなかった」
立香「今なにか不穏なことを言いかけなかった?」
ダ・ヴィンチ「なんのことかなー? ともかく、合コンをすると決まった以上あとはメンバーだ!」
メイヴ「もちろんクーちゃんは最優先で登録したわよね? ね!?」
ダ・ヴィンチ「いやー、それなんだがね?」キョロキョロ
マシュ「どうしたんですか?」
ダ・ヴィンチ「さっきからカルデア中にこの合コンのことを告知して、参加者の募集をかけてるんだけど……」
鈴鹿御前「全然くる気配ないし?」
ダ・ヴィンチ「おかしいなぁ……流石に円卓の騎士達は合コン相手にはまだ早いと思って、レオニダス王に足止めさせたんだが」
ダ・ヴィンチ「他の面々はなにをしているんだ? 美少女四人が待っているというのに」
立香「ダ・ヴィンチちゃんは参加しないの?」
ダ・ヴィンチ「ほら、私は今後のためのデータ計測の必要があるし、ホームズ達に頼んでいることで急に呼ばれる可能性もあるから」
鈴鹿御前「あー、それって最近格納庫で悪巧み!って感じで色々やってるっぽいやつのこと?」
ダ・ヴィンチ「ふふ、それは秘密だとも。万が一のことを考えてだが、あれは種明かしされないほうがいい部類だからね」
鈴鹿御前「えー、気になるしー」
9: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:08:17.43 ID:856bekj10
マシュ「ダ・ヴィンチちゃんは一体なにを……」
ダ・ヴィンチ「天才は常に色々考えているものだよマシュ。ともかく遅い、遅いじゃないか。男子がいないと合コンは始まらないぞ!」
メイヴ「まったくいつまで待たせるのかしら。私がいるのだからクーちゃんなんかは飛んで来てくれてもいいくらいなのに……」
ダ・ヴィンチ「……やはり私が発案したと告知文に書いたのが不味かったのかなぁ」
立香「人が来ない原因それじゃないですか?」
鈴鹿御前「絶対それだし」
メイヴ「ちょっとなに一番やっちゃいけないことしてるのよ!」
マシュ(否定が出来ないのが悲しいです……)
ダ・ヴィンチ「だ、誰一人として擁護してくれない……い、いいさ! このまま誰も来なかった場合は、仕方ない、私が――」
メイヴ「……ん、ちょっと待ちなさい。その必要はなさそうよ。今この部屋に向かって来ている存在を感じるわ」
鈴鹿御前「え、マジで?」
メイヴ「ええマジよ! しかもこの感じ……かなりの勇士ね、とても強い力を感じるわ……!」
鈴鹿御前「そりゃサーヴァントなんて強い連中が多いし当然じゃん?」
メイヴ「そういうことではなくて……ケルトの力を感じるのよ! しかもこれだけの気配……きっとクー・フーリンよ!!」
立香「嬉しそうだねメイヴ」
10: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:09:22.88 ID:856bekj10
メイヴ「当然でしょう? 私達をこれだけ待たせておいたとしても、最初に来るのがあのクー・フーリンならそれだけで許せるもの!」
メイヴ「さぁ、どのクー・フーリンが来てくれるのかしら! ランサーの? キャスターの? 若いランサーの? それともそれともバー――」
――プシュー
スカサハ「残念、私だ」
メイヴ「なんでよッ!!」バシッ
スカサハ「はは、そう喜ぶな」ヒョイ
メイヴ「喜んでないわ!! 確かにあんたもケルトでしょうけどなんでよ!! クーちゃん出しなさいよ!!」バシッバシッ
スカサハ「そうは言われてもな。合コンの参加者募集が始まってからクー・フーリン達を含めて男連中は酷く悩んでいたんだぞ」
スカサハ「マスター達との合コンはいいとしても、ダ・ヴィンチが発案でメイヴがいるとなればな、と」
メイヴ「そ、そんな……」ガーン
ダ・ヴィンチ(よ、良かったー! 私だけが原因じゃなかったっ!)
スカサハ「だから私も見かねて言ってやったんだ。お前達、それでも男なのか! せっかくの機会に何を悩む! とな」
スカサハ「そうしたらどこからか『合コンに呼ばれない歳の人は黙っててくださいー』という声が聞こえてきてしまって」
11: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:11:26.09 ID:856bekj10
立香「展開が予想出来るけど、それで?」
スカサハ「……気付いたら意識のある男共が周囲にはいなくなっていてな、不思議なことに。故に私がここに来た」
メイヴ「な……なにやってんのよー!!」バシッバシッ
スカサハ「はは、すまんな。だが並の男が相手するよりは私がいたほうが余程よいだろう、違うか?」ヒョイヒョイ
メイヴ「合コンの意味知ってる!? 私とクーちゃんのロマンスの予定返しなさいよぉ!! うぅ……」ションボリ
マシュ「あの、スカサハさんの周囲にいた方々はご無事なんですか?」
スカサハ「うむ。ナイチンゲールが今は面倒を見ているから心配はいらないぞマシュ」
鈴鹿御前「そりゃ良かったし。けど合コンなのに女が増えたら意味なくない?」
スカサハ「そうなのか? 参加者募集の条件に男限定とは書いてなかったからな、てっきりそういうつもりかと思ったぞ」
メイヴ「合コンの意味を知っていれば、そこは普通書かなくても分かるでしょ……?」
スカサハ「どうだかな。仮に知っていたとしても、マスターを狙う者にとっては関係ないことだろう?」
12: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:12:53.75 ID:856bekj10
ダ・ヴィンチ「それは確かに。特に例の三人がこのことを知ったら、何がなんでも参加しようとしてくるはずさ」
立香「そういえば、その三人はどうしたの?」
ダ・ヴィンチ「立香ちゃんのために素材を集めて来て欲しいって頼んでおいたよ。合コンが終わるまでは戻って来られないはずさ」
マシュ「それは……清姫さんが後で怒りませんか?」
ダ・ヴィンチ「嘘は言っていないから心配ないだろう。素材はあるだけ立香ちゃんの役に立つ。違うかい?」
立香「髄液や杭があると泣くほど嬉しいです」
ダ・ヴィンチ「ほらね。特異点は消滅したといってもまだクリスマスが残っている。それを考えたら素材集めも無駄じゃないよ」
鈴鹿御前「予防策としてってこと? うわー、なかなか悪辣~」
ダ・ヴィンチ「なーに、どこかの教授に比べたら大人しいさ。ともかく、あの三人が戻ってくるまでに事を終わらせないと――」
スカサハ「うむ。その三人だが……もう戻って来ていたぞ」
「「「「「……え?」」」」」
13: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:14:13.32 ID:856bekj10
――――通路
ガキィン ガキィン! ダダダダッ!
源頼光「そこをどきなさい金時!! 母は、母はこの合コンなるものをやめさせなければいけないのです!!」
坂田金時「いやだからダメだって頼光の大将! 大将が行ったらマスターのためになんネェんだって!!」
頼光「純粋なあの子にふしだらなことなど、私の目が黒い内は許しません!!」シュバッ
清姫「忍びの方……邪魔をするなら貴方から焼いてしまいますよ?」
風魔小太郎「ぐっ……主殿の未来のため、ここを通すわけには……! しかしなんという気迫……この力はどこから……!」
清姫「愛です!!」ゴォッ!
静謐のハサン「わたしも、マスターに合コンをさせたくないだけですから……押し通ります!」
ダァン! ダァン!!
小太郎「……くっ、これでは止めようが!」
金時「諦めんな! マスターが合コンってのを終わらせるまでは、なんとしても頼光の大将達を足止めしねーと!!」
小太郎「金時殿……はい!」
14: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:15:25.61 ID:856bekj10
清姫「よそ見は……!」
小太郎「甘いですよ!」シュッ
清姫「後ろに!? しま――」
頼光「清姫さん!」ダンッ
小太郎「くぅ!?」トンッ
清姫「た、助かりました……ごめんなさい、足を引っ張ってしまって……」
頼光「いいえ、そのようなことはありません。頑張って、三人でマスターの元に辿り着きましょうね」
静謐「……ッ! 頼光、あれ」スッ
頼光「なにか――」ハッ
頼光(あれは……あの蟲は……! 酒呑童子、まさか、合コンに参加するというのですか……!)
酒呑童子「~~~♪」スタスタ
頼光「……ッ!!」ギリィ
清姫「頼光様……」
静謐「……」
金時「大将どこ見て……げぇ!? この状況をさらにややこしくしそうな奴があんなとこでなにを!?」
15: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:18:06.20 ID:856bekj10
頼光「もはや一刻の猶予もなし……ならば、金時が相手であったとしても、私は……!」キィィ
小太郎「……! 金時殿! これは、この気配は!」
金時「あぁ頼光の大将、こんなとこで宝具をぶっ放すつもりだ! クソ、なんとしても止めねえと!」
静謐「……頼光、その必要はありません」シュタッ
清姫「ここは私達が引き受けます!」ボォォ!
頼光「お二人とも!? し、しかし……」
清姫「元より、合コンを止めるだけであれば、頼光様が単独でここを突破されるほうが確実です!」
静謐「わたし達はそのアシストをします。だから、行って下さい」
頼光「お二人とも……感謝します! しからば、御免!」タンッ
金時「あ、大将待てッ!!」
ギィン!
金時「ちいっ!」
静謐「あなた達の相手は」
清姫「私達です!!」
小太郎「くっ……このままでは……!」
16: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:19:30.90 ID:856bekj10
――――特別会場前、扉
酒呑童子(ここが旦那はん達が合コンゆうもんしとる場所のようやけれど)キョロキョロ
酒呑童子「様子見に来たらなんや誰もおらひんのやねぇ……それとも、もう皆中に入ってしもたんやろか……」
酒呑童子(愉しげなことやし、まだ枠余っとるなら茨木放りこんでみるのも面白いやろけど……)チラッ
頼光「酒呑童子ーッ!」ダダダッ
酒呑童子「なんや牛乳女が突っ込んできよるし……ふふ、そやな」トントン
酒呑童子(中からは妙な力も感じるさかい、退屈しのぎに巻き込まれてみるんも一興やなぁ)
頼光「私の前で、マスターに! あの子に! ふしだらなことなどさせは――」
酒呑童子「ほーれ」ヒョイ
頼光「なっ」
――プシュー ゴロゴロ ドゴンッ!
17: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:20:58.17 ID:856bekj10
――――特別会場
――プシュー ゴロゴロ ドゴンッ!
頼光「――……くぅ……私としたことが、避けられてしまう攻撃をしてしまうなど……!」フラフラ
立香「頼光、大丈夫?」
頼光「マスター!? あぁ良かった、ご無事ですね!? 母はあなたがふしだらなことをしているのではないかと心配で!」
立香「う、うん、まだしてないから大丈夫」
頼光「えぇ、ならば早くこのような場所から離れましょう! 合コンなど! あなたにはまだ早すぎます!」
鈴鹿御前「ちょ、いきなり色々全否定しないでほしいし!? マスターもそろそろ色恋の1つや2つは知っとくべきっしょ!」
頼光「必要ありません! マスターにはマシュがいます! それで十分ではありませんか!」
マシュ「え、え、ええ!?」
酒呑童子「おやまぁ、牛がなんやいっちょ前に人の恋路を語っとる。おかしいわぁ」
頼光「黙りなさい蟲! 鬼の娘にこそ、そのようなことを言われる筋合いは……!」
メイヴ「ちょ、ちょっと待って!? 勢いに流されそうになったけれど、今この部屋何人いるの!?」
スカサハ「うん? 今入ってきた酒呑童子を含めるなら丁度8人のはずだが」
メイヴ「ってことは……!」
18: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:22:28.36 ID:856bekj10
ダ・ヴィンチ「……しまった、完全に出るタイミングを逃した……! これでは!」
アナウンス『規定人数の入室を確認しました。扉をロックします』
――ガチンッ!
マシュ「……ダ・ヴィンチ所長代行、今の音はなんでしょうか」
ダ・ヴィンチ「部屋にロックがかかる音だね」
立香「そんな機能聞いてないんだけど……」
メイヴ「いやほら、もしも仮にクーちゃん達が来てくれたとしても、合コンでやること知って逃げられちゃうと困るから」
メイヴ「ダ・ヴィンチに頼んで参加者8人全員が、王様ゲームでなにかしないと部屋から出られない仕掛けにしてもらったの♡」テヘペロ
鈴鹿御前「え、なにそれ初耳」
スカサハ「お主やはりバカか」
頼光「つ、つまりこのままでは、マスターも、誰もこの部屋から出られないと……?」
メイヴ「だ、だってしょうがないでしょう! クーちゃん達との合コンと、あとマスターとマシュに色々教え込むのを夢見てたのに!」
メイヴ「こんな凶暴そうな女子(?)メンバーが揃うなんて想定してなかったのよぉ!」
メイヴ「というか、これだともう完全に合コンじゃなくて女子会じゃない!! 私のロマンスはどこに行ったの~!?」
スカサハ「そんなものは最初からない、諦めろ」
メイヴ「ぐはっ」
19: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:23:57.70 ID:856bekj10
マシュ「なんとか部屋から出られるようにすることは出来ないんですか、ダ・ヴィンチ所長代理」
ダ・ヴィンチ「微妙にマシュから冷たさを感じるなー。いや私も悪いのは分かってるよ? けれど流石私、天才だね」
ダ・ヴィンチ「条件を満たさない限り、この部屋からは絶っ対に誰も出られないと断言しよう!!」ニコッ
頼光「そのようなこと……! 大丈夫ですマスター、この頼光がこのような扉すぐにでも斬り刻んで」
――バシィ!
頼光「きゃう!?」ビリリッ
ダ・ヴィンチ「あー、言い忘れてたけど、閉鎖空間になるのを利用して、サーヴァントに必要なリソースの最低値の調査とか」
ダ・ヴィンチ「色々と実験をこの瞬間もやっているから、下手に部屋を壊そうとするとガンドのペナルティが来るよ」
頼光「は、早く、言って、下さい……」フラフラ
立香「頼光、大丈夫……?」
立香(アトラス院制服か月の裏側の記憶を着ておけば良かったな……)
酒呑童子「つまり、ほんまにこの部屋から出るには、王様ゲームをやらんとあかんのやね?」
ダ・ヴィンチ「そういうこと。うーん、まさか私まで巻き込まれることになるとは予想していなかったからねぇ」
頼光「実はどこかに、緊急用の脱出口があるなどは……?」
20: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:25:57.27 ID:856bekj10
酒呑童子「諦めたほうがええで牛乳女。そもそも、あんたはんが突っ込んで来たんが悪いんやしなぁ」
頼光「くっ! しかしその後に蟲が入ってこなければ、このようなことには!」
酒呑童子「おやおや、源氏の大将はんは自分の過ち認めんで、人のせいにするんやねぇ……マスターもこれはがっかりちゃうん?」
頼光「は……! ち、違うのですマスター!! 今のはその、言葉のあやというもので、母は決してそのようなつもりで」
立香「大丈夫、分かってるよ」
頼光「ほ、本当ですか……? うぅ、なんて優しい子なのでしょう……母は、泣いてしまいそうです」グスッ
鈴鹿御前「泣いてる泣いてる」
スカサハ「ともかく、部屋から出るならさっさとしたほうがいいだろう」
スカサハ「我々サーヴァントはともかく、マスターとマシュをいつまでも閉じ込めておくわけにもいくまい」
メイヴ「そうね……あ~あ、ほんっとここは私の思惑通りに事が進むことがないわね。ま、それが楽しくもあるけれど!」
鈴鹿御前「同感同感! 合コンにはならなかったけど、王様ゲームにマスターとマシュを慣らさせるなら丁度いいメンバーじゃん?」
メイヴ「そうね。女だけってのもたまにはら……く……ダ・ヴィンチは女として扱っていいの、これ?」
スカサハ「なに。中身がどうあれ見た目が女であれば女でよかろう。性別など細かいことだ、気にするな」
スカサハ「どうしても気になるというのであれば、ルーンで色々弄ってしまおうか?」
ダ・ヴィンチ「そ、それは勘弁しておくれよ! 流石にこの体を好きなやつ以外に弄らせる気はないからね!」
21: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:27:30.55 ID:856bekj10
スカサハ「ほぉ。稀代の天才もそういう所にはこだわるか、意外だな」
ダ・ヴィンチ「当然さ。この体は美しくあるように計算して作ったんだ、それを乱して良い奴がそういてたまるか」
立香「私やマシュはいいの?」
ダ・ヴィンチ「そりゃもちろん二人ならいいとも。歓迎するくらいさ! どう、触ってみる?」
マシュ「ダ・ヴィンチ所長代理、そろそろ状況を考えて下さい」
ダ・ヴィンチ「はーい。マシュにも怒られたし、そろそろ王様ゲーム、初めてみよっか! くじの準備はもうしてあるよ」
鈴鹿御前「よーし、そんじゃ、どの順番でくじ引くし?」
頼光「そ、その前に……あの、王様ゲームとは一体なんなのでしょうか……?」
…………シーン
頼光「わ、私なにか変なことを聞きましたか? 無言はやめて下さい……」
酒呑童子「牛乳女……まさかそないなことも知らんとここに来たん……?」
頼光「ですからこの部屋に入ってしまったのはあなたのせいだと!」
立香「…………えっと、私も実は詳しく知らなくて」
マシュ「…………言い出せなかったんですが、私も……」
頼光「ほら見なさい! 純粋な子ほどそのようなふしだらな遊びは知らないという事実が、ここに示されましたよ!!」
22: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:28:32.00 ID:856bekj10
酒呑童子「はいはい、良かったなぁ~」ニコッ
頼光「あぁもう、この部屋に来てからマスターをふしだらな行為から守るどころか、逆に遊ばれている気がします……!」
鈴鹿御前(いやこれ完全に遊ばれてるっしょ)
スカサハ(遊ばれてるな)
メイヴ「頼光の話は置いといて。マスターも知らないなら仕方ないわね。ルールを簡単に説明してあげるから、よく聞きなさい?」
メイヴ「やることは簡単よ。まずダ・ヴィンチの用意した箱から全員くじを引くの。順番は適当でいいから、さ、引きなさい」
――ゴソゴソ ゴソゴソ
メイヴ「引いたわね? なら次は参加者全員で『王様だ~れだ?』って言って、引いたくじに王様って書かれていた人が名乗り出るの」
頼光「あ、王様は私みたいです!」
メイヴ「……はーいくじやり直し♡」
頼光「えぇ!?」
メイヴ「参加者全員で『王様だ~れだ?』って言う前に名乗りでちゃダメなのよ頼光?」
頼光「そ、そうだったのですか……」ションボリ
酒呑童子「ふふっ、文句言っとった割には楽しんどるやないの」
頼光「……なっ、ち、違います! これは、マスターを少しでも早く部屋から出したいだけです!」///
23: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:30:01.00 ID:856bekj10
酒呑童子「はいはい。ほならさっさとくじを箱に戻しや」
頼光「分かっていますよ……!」
メイヴ「よし、全員箱にくじを戻したわね? じゃあちょっと箱を揺らしてかき混ぜて……」
メイヴ「これでいいわ。さ、全員もう一度くじを引いて?」
――ゴソゴソ ゴソゴソ
メイヴ「それじゃあ改めて、掛け声全員で一斉に言うのよ? せーの」
全員「「「「「「「「王様だ~れだ?」」」」」」」」
メイヴ「――それはもちろん当然! この! 女王メイヴのことよ!!」
スカサハ「ふぅん、良かったな。くじだけでも王様になれて」
メイヴ「あんたあとで蹴飛ばすわよ? ともかく、こうやって王様が決まったら、最後は王様が命令するのがこのゲームのルールね」
マシュ「命令……ですか」
メイヴ「ええ。みんなが持っているくじには番号が書かれていると思うけど、王様が指定した番号のくじを持っている人……」
メイヴ「例えばそう、6番のくじを持っている人は、王様にご奉仕すること! って命令をだしたとするでしょう?」
スカサハ「……っ!?」
メイヴ「そうしたら、6番は必ず王様にご奉仕する必要があるの」
24: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:31:19.75 ID:856bekj10
頼光「……な、なんと恐ろしい遊びなのですか!? それはつまり、王が死ねと命令すれば、死なねばならないと……!」
メイヴ「いやこれ、男女がイチャイチャするための遊びだから。そんな物騒なことにはならないわよ、普通は」
ダ・ヴィンチ「むしろそんな恐ろしい質問をしたのは、君が初めてだと思うな頼光」
頼光「し、しかし、マスターの身の安全を考えるのであれば、万が一の可能性も潰しておきませんと!」
鈴鹿御前「いや、言ってもゲームだし? 嫌ならちゃんと嫌って言えばいいだけっしょ。心配しすぎ!」
スカサハ「……そのとおりだな。それでメイヴ、お主は誰にどんな命令をするつもりだ?」
マシュ「え? 確かメイヴさんは先程……」
スカサハ「あれは例えで出しただけだからな、ちゃんとした命令をしなければ、ゲームは終わらんだろう?」
メイヴ「……ふーん?」
スカサハ「さぁ、メイヴ。さっさと命令を出すがいい。マスターを部屋から出すのが遅くなると、外が面倒なことになりかねんぞ?」
メイヴ「そうねぇ……じゃあ、命令はそのまま『6番は王様にご奉仕すること』よ♡」
スカサハ「ぬぐっ……!」
メイヴ「さぁ6番は誰かしら~? この私にご奉仕出来る幸せ者なのだから、早く名乗り出たほうがいいわよ~!」
マシュ「もしかして、先輩ですか……?」
立香「違うよ?」
25: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:32:38.26 ID:856bekj10
ダ・ヴィンチ「私でもないね」
酒呑童子「うちのは2って書いてあるなぁ」
頼光「私は5ですね」
鈴鹿御前「私も違う……って、ことは?」
メイヴ「ほーら6番の人ー?」
スカサハ「……お主……!」キッ
メイヴ「あっはは! クーちゃんとの合コンができなくなった時は落ち込んだけど、代わりにとんでもない事が起きたわね!」
メイヴ「影の国の女王スカサハ! あのクー・フーリンの師匠が、この女王メイヴにご奉仕する日が来たのよ!!」
メイヴ「あぁ! こんなにも心が躍ることがまだあったなんて、今日はなんて素敵な日なのかしら!」
スカサハ「おのれ……! やはり誰か1人クー・フーリンを放り込んでおくほうがよかったか……!」///
メイヴ「さぁどうするのかしらスカサハ? もちろん、これはただのゲームよ。貴女は拒否してもいいわよ~?」
メイヴ「ただし、拒否した場合はそれはそれでカルデア中に喧伝させてもらうわ。あの影の国の女王が、私からの勝負を逃げたって!」
スカサハ「……くぅ…………よかろう……マスターの前だ、受けてたとうではないか。その挑戦を!」
メイヴ「……え、ホントに?」
スカサハ「このスカサハに二言はない! さぁ、言え! ご奉仕とは具体的になにをすれば良い!」
26: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:34:11.93 ID:856bekj10
ダ・ヴィンチ(これは凄まじい物が見られる予感……! あー、どうせならカメラで記録するようにしておけば良かったなぁ)
マシュ「あ、あの、スカサハさん、無理はされないほうが……」
スカサハ「無理だと? マシュ、いいや、私は無理などしていない。ああ、少しもな」
メイヴ「うふ……そう、そうなの? いいのね? なら、ご奉仕とは具体的にどうするか? 簡単よ。マスター」
立香「はい?」
メイヴ「この私に言うべき最も大切な言葉、あなたなら分かるでしょう? さぁ、言ってみて」
立香「――メイヴちゃん、サイコー!」
メイヴ「えぇ、そのとお――」
――シャキン! バシィ!
メイヴ「……!」(←髪が数本斬れた)
頼光「……次に、マスターにそのような事を言わせたら……首を、落とします」フラフラ
立香「頼光!?」ダキッ
ダ・ヴィンチ「カルデア製のガンドを二発も喰らうなんて、無茶なことを……!」
頼光「我が子が辱められて黙っていられるとお思いですか……!」ギュッ
メイヴ「……鈴鹿、私の首、繋がってる?」
27: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:35:16.63 ID:856bekj10
鈴鹿御前「う、うん、なんとか無事っぽい」
メイヴ「……一瞬本当に死んだかと思った」
スカサハ「良かったではないかメイヴ。この部屋を出た後に起きる出来事を、先に一瞬でも経験できて」
メイヴ「は?」
スカサハ「影の国の女王に奉仕をさせるなど、それ相応の報いがあってしかるべきだろう?」ニコッ
メイヴ「……あ、待って、やっぱ6番のご奉仕取りやめ! しなくていい! いいから! 王様命令!!」
スカサハ「なに、遠慮するな。すでにお主からの挑戦は受け取った。影の国の女王は逃げはしない、安心しろ」
スカサハ「というわけでよく聞いておけ、一度しか言わんぞ! すぅ――『メイヴちゃん、サイコー!』……くっ」カァァ///
メイヴ「んぅ……!」
スカサハ「……ふぅ…………コレでよし。部屋から出た後は覚悟しておけ? それはともかく、感想は?」
メイヴ「マスターとは別の感じで悪くなかったのがムカつく。いい声してるじゃない、私ほどじゃないけど」
スカサハ「当然だ、私だからな。というか、声も私のほうがいいだろう? クー・フーリンに聞けば分かるぞ」
メイヴ「あーはいはいそうですか。まったく……部屋から出たらどう逃げるか考えておかないと」
スカサハ「さて、次だ次。こういったことはさっさと流してしまうほうがいい。ほら、くじを引き直せ!」
――ゴソゴソ
28: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:36:55.68 ID:856bekj10
酒呑童子「ふふっ、なんや楽しいわぁ。普段と違うことさせてもその場はお咎め無しやなんて……今度、小僧と一緒にやってみよか」
頼光「今ここで潰してしまってもいいんですよ、蟲?」
酒呑童子「さっきから童みたいに楽しみよる女に言われても怖ないで~?」チラッ
頼光「……ふっ、そう言っていられるのも今のうちですよ。先程ので分かりました、王様になれば、あなたなど……!」
――ゴソゴソ
酒呑童子「そら無理やなぁ。なにせ」
スカサハ「くじを引き直したな? では改めて号令だ、いくぞ、せーの!」
全員「「「「「「「「王様だ~れだ?」」」」」」」」
酒呑童子「――うちが王様やさかい」
頼光「な……!?」
マシュ「今度の王様は酒呑童子さんですか、これはこれでなんといいますか」
立香「王様ってのも似合うね酒呑童子」
酒呑童子「ほんまに? おおきに。旦那はん達に褒められると照れるわぁ。けど、そういうんは茨木に言ってやり、きっと喜ぶで」
鈴鹿御前「それで、鬼の王様は誰にどんな命令をするし?」
酒呑童子「うーん、うちは巻き込まれのお邪魔虫みたいな入り方してもうたしなぁ……せやから」ニヤッ
酒呑童子「『2番と4番がポッキーゲームする』でええよ? ええもん、見せてなぁ?」
29: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:38:22.37 ID:856bekj10
マシュ「ポ、ポッキーゲーム……!? スティック状のお菓子の両端を咥えて同時に食べ進むあのポッキーゲームですか!?」
立香「マシュ、詳しいね?」
マシュ「初めてこのゲームの存在を知ってから、先輩としてみたい行為第5位にランクインしていますから! ……あっ、その、ちが///」
立香「そっか……じゃあ今度しようね」
マシュ「はい…………え、ええっ!?」カァァァ///
酒呑童子「今度やのうて今やればええよ?」
立香「私、3番だから」
マシュ「わたしは1番です」
酒呑童子「あらぁ、旦那はん達にええことしてもらおう思うとったのに、ちょいずつ外れてしもうとる……堪忍なぁ」
マシュ「い、いえ大丈夫です! そ、それで、2番と4番は一体どなたが……」
鈴鹿御前「はいはーい! 2番は私だし! けど相手がマスターじゃないの確定なのはちょっと悲しいかも」
マシュ「え、鈴鹿御前さん……まさか」
鈴鹿御前「マスターが相手だったら、マシュが喜ぶ唇の動きをマスターに教えられたのに……残念じゃん?」
立香「それは私も残念かも」
マシュ「先輩! もぉ! 鈴鹿御前さんもからかわないで下さい!」カァァ///
30: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:40:27.63 ID:856bekj10
鈴鹿御前「あはは! ごめんごめん、それで、私の相手になるのはマジで誰?」
スカサハ「私とメイヴ、ダ・ヴィンチが違うことは確認したぞ」
鈴鹿御前「てことはー」
頼光「……!」プルプル
酒呑童子「へぇ、またおもろいことになったなぁ……さ、源氏の大将はん? 旦那はんが部屋から出るために頑張り」ニコッ
頼光「く、こ……の……!」キッ
酒呑童子「そないに睨まれても困るわぁ。王様と4番がポッキーゲーム、なんて言わんかっただけ感謝してな?」
頼光「…………いっそあなたとであれば……」
酒呑童子「……うん?」
頼光「酒呑童子……あなたとであれば……良かったのに」
酒呑童子「……頼光?」
鈴鹿御前「え、え、え? なになになに! 私お邪魔? 宿敵同士が実はみたいな!?」
ダ・ヴィンチ「おっと、これはなかなかいい光景が生まれるんじゃないか? 怪我の功名とかいう奴で!」
頼光「この遊びをしたのが蟲とだったなら、それを理由に部屋を出た瞬間、首を落とせにいけたのに……」
鈴鹿御前「ガクッ……」
ダ・ヴィンチ「ああ、うん、そんなことだろうと思った。知ってたさ、うん、私は天才だからね」
31: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:42:06.66 ID:856bekj10
酒呑童子「……あんたみたいな年増とポッキーゲームしとったら、口腐ってまう所やったのに、頭まで落とされたら敵わんなぁ」
頼光「ええ、全く残念です。しかし、こうなってくると今度は鈴鹿御前様にご迷惑が……」
鈴鹿御前「へ、なんで?」
頼光「私のような者と、その、かなりふしだらな遊びをしてしまうのはご迷惑なのでは……?」
鈴鹿御前「いやいやいや! 難しく考えすぎっしょ!? いいのいいの、軽い息抜きと思えば!」
頼光「ですが……」
鈴鹿御前「別にこれ以上は無理! ってなったら先にポッキーから口を離せばいいだけだし? 問題ないって」
酒呑童子「ま、旦那はん達にさせれんかった時点でどうでもええわ。ほら、茨木からもろたポッキーつこてさっさとやり」スッ
鈴鹿御前「その切替っぷりは流石って感じ。じゃ、頼光ちゃん、さっさとすませるとするし!」モグッ
頼光「は、はいわかりま……!」
鈴鹿御前「ふぉひはの? ふぉら、はやくふやえて咥えて!」
頼光「あ、え、あの、その、思っていた以上にこれは恥ずかしいといいますか。同性同士であってもためらうべきのような……」
酒呑童子「ふぅん? 逃げるん?」
メイヴ「うわ煽るわねー」
スカサハ「お主が言うな」
32: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:43:23.47 ID:856bekj10
頼光「な、に、逃げるわけないでしょう!? 分かりました! このような遊び、すぐに終わらせてみせます!」パクッ
鈴鹿御前「ふぉの意気その意気! そんじゃ、始めっと!」
――サクサクサクッ
マシュ「鈴鹿御前さん、食べるのが早いです!?」
ダ・ヴィンチ「なかなか攻めるねぇ。対して頼光はどう出るか……」
頼光「……?! ……!」プルプル
――パキィ!
ダ・ヴィンチ「あっ」
マシュ「え?」
立香「……もう折ったの?」
鈴鹿御前「……え、マジで? 終わり? ガチで?」
頼光「す、すぐに終わらせると申しましたから! これくらいで遊びなど丁度よいのです、ええ!」///
酒呑童子「……はぁ~……ほんま牛乳女の考えはつまらんなぁ」
頼光「蟲は黙りなさい!」
鈴鹿御前(こんなに早いと若干ショックなんだけど……ま、部屋から早く出るために、ここは黙っとこ)
33: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:44:46.04 ID:856bekj10
酒呑童子「おおこわ……けどこの年増にしてはポッキーゲーム頑張ったほうやし、良しとしときまひょ。さ、次や次」
ダ・ヴィンチ「おっとそうだった。忘れるところだったが、これは部屋から出るためにしていることでもあったんだっけ」
マシュ「忘れそうにならないで下さい!?」
スカサハ「……そういえば、部屋から出るためだけなら、最初に王になったメイヴを全員で奉仕するのが一番早かったのではないか?」
頼光「……は?」ギロッ
メイヴ「あなたどうしても私を殺したいみたいね……?」
スカサハ「冗談だ。私もマスターがお主に傅く姿を見るのはあまり好きではないからな」
鈴鹿御前「ま、どうあれこれで王様ゲームでなにもしてない残りの人は、マスターにマシュ、それに」
ダ・ヴィンチ「私だね! うんうん、とてもいい残り方をしたものだ。これは少々王様になりたい気持ちが出てきたよ」
メイヴ「王様になったらどうするつもり?」
ダ・ヴィンチ「それはもちろん立香ちゃんとマシュに――」
頼光「良からぬことを考えているのでしたら、斬りますよ?」
ダ・ヴィンチ「か、考えてないから安心したまえ!」
34: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:48:32.02 ID:856bekj10
鈴鹿御前(怪しい)
スカサハ(怪しいな)
酒呑童子(ほんまにぃ?)
メイヴ(絶対なにか変なこと考えているわね)
頼光「……信用はしたいのですが……」
ダ・ヴィンチ「どうして私はこうも疑われることが多いのだろうね立香ちゃん……」
立香「普段の行いがフリーダム過ぎるからじゃないですか?」
ダ・ヴィンチ「……くすん」
マシュ「え、ええと! ダ・ヴィンチちゃんも悪気があるわけじゃないんです! きっと! 恐らく……多分……ちょっとは……?」
ダ・ヴィンチ「ありがとうマシュ。だんだん自信をなくしながらも慰めてくれただけ嬉しいよ。さぁ、とにかくくじを引こうか!」
――ゴソゴソ ゴソゴソ
ダ・ヴィンチ「全員引いたね? そろそろこの部屋から出られるように、いい結果を目指そう! では」
全員「「「「「「「「王様だ~れだ?」」」」」」」」
マシュ「……え、ええと……わたし、です!」
ダ・ヴィンチ「なんと、マシュが王様か! ふふ、これは面白い」
35: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:50:02.65 ID:856bekj10
ダ・ヴィンチ(アイツがいたら、さぞ笑っただろうな。あのマシュが、こんなことまでするようになったんだって)
頼光「これは……なるほど、マシュ、でしたら私の数は」
鈴鹿御前「ちょ、ちょっと待つし! こういうの、番号持ってる側から王様に教えたらダメなんだってば!」
頼光「そ、そんな……!? それでは」
鈴鹿御前「そう、マシュは自分の力でマスターとダ・ヴィンチちゃんの番号を当てる必要があるってこと」
頼光「それは難しいのではありませんか……?」
酒呑童子「あんたはん、小僧と意思疎通する時、毎回言葉が必要なん?」
頼光「そんなことはありません。金時とでしたら、言葉をかわさずとも息を合わすことが出来ます!」
酒呑童子「やったらあの三人もそれが出来ると思うとかな。うちらのマスターの一番の組み合わせやで?」
マシュ「その通りです! 頼光さん、わたしなら、きっと先輩とダ・ヴィンチちゃんの番号を当てられます!」
頼光「……そうでしたね。これは私が失礼なことをしました。どうぞマシュ、あなたの望むように」
マシュ「はい! それでは…………1番と4番の人は、王様の命令を聞いて下さい!」
メイヴ「さぁその番号は誰! 私は違うわよ!」
スカサハ「黙って見ていろメイヴ。大事な瞬間なのだぞ」ムギュー
メイヴ「いだだっ! ちょ、女王の頬を気安く……いたーい!」
36: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:51:37.63 ID:856bekj10
ダ・ヴィンチ「まったく賑やかなことだね。そしてマシュ、流石だよ。4番は私だ!」
マシュ「や、やった! では1番は……!」
立香「当然私!」
マシュ「……っ!! や、やりました! マシュ・キリエライト、ちゃんと先輩とダ・ヴィンチちゃんの番号を当てられました!」
鈴鹿御前「いよっ、おめでとう!」パチパチ
頼光「お見事ですマシュ!」パチパチ
マシュ「あ、ありがとうございます、皆さん!」
メイヴ「うーん。合コンで男を教えるつもりが、結局こうなる辺りなんというか」
スカサハ「いいではないか。それだけ強い運命なのだろう、あの三人は」
酒呑童子(ここまで来ると、運命だけやのうてあの三人を結びつけるもんが、他にもあるのかもしれへんなぁ)
鈴鹿御前(あれに割り込めるとしたら、どこまでも優しい男か、ひたすら面倒な男か、うんざりするくらい意志の固い男だけっしょ)
ダ・ヴィンチ「それで、マシュは私達になにを命令するんだい?」
立香「なんでも聞くよ」
マシュ「えっ!? あ、そ、そうでした、王様ゲームですからね……何か、命令、ええと……」
鈴鹿御前「好きなように甘えちゃえばいいじゃんマシュ! 悩まない悩まない!」
37: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:53:29.42 ID:856bekj10
マシュ「甘える……そんな、これまでも十分先輩とダ・ヴィンチちゃんには甘えて来ましたから、これ以上は……」
ダ・ヴィンチ「いやいや、足りないくらいさ! ねぇ立香ちゃん!」
立香「マシュにはもっとワガママになってほしい」
マシュ「そ、そうは言われましても……ええと、うぅ……そ、そうだ……ダ・ヴィンチちゃん!」
ダ・ヴィンチ「はーい!」
マシュ「ダ・ヴィンチちゃんとは、今年でお別れ……なんですよね」
ダ・ヴィンチ「……そうだね、年末にはもう今のカルデアではなくなってしまう。そうなれば、私もここから退去するよ」
マシュ「でしたら『ダ・ヴィンチちゃんは最後までわたしと楽しい思い出を作ってくれる』……は、ダメ、です、か……?」カァァ///
ダ・ヴィンチ「…………」
マシュ「あ、あの、ダ・ヴィンチちゃん……なにか言って下さい……///」
ダ・ヴィンチ「……マシュは可愛いなぁ」
マシュ「へ!? あ、あの」
ダ・ヴィンチ「もちろんいいとも! およそ私は万能だからね! 楽しい思い出をたくさんマシュに贈ると約束しよう!」
ダ・ヴィンチ「そしていつかアイツに言ってやるのさ。『どうだ! ロマンある生き方をマシュにさせてやったぞ!』ってね」
マシュ「……はい!」
39: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:54:52.93 ID:856bekj10
立香「あの、マシュ、私には……?」
マシュ「え!? あ、その、先輩に命令なんてとても出来ません! はい、ゲームであっても!」
立香「ええー……」
マシュ「だから、命令ではなくて、お願いになるんですが……その」
立香「……?」
マシュ「これからも……ずっと側にいて、いいですか……?」
立香「……当然だよ! これからもよろしくね、マシュ!」
マシュ「……っ! はい……! よろしくお願いします、先輩♪」
アナウンス『条件が達成されました。ロックを解除します』
――ピピッ カチッ
スカサハ「ふむ、扉が開いたようだな。よしメイヴ、早く出ろ。この幸せ空間の側でお主を殺すのだけは――いないだと!?」
鈴鹿御前「メイヴなら扉が開いた瞬間笑顔で出ていったし?」
40: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:56:42.12 ID:856bekj10
スカサハ「くっ……幸運EXめ! だが逃さん、必ず仕留める!」タタタッ
頼光「……では私も、眼の前にいる蟲を改めて排除するとしましょう!」
酒呑童子「ほんま風情っちゅうもんがあらへんなぁ。ま、ええよ。今は気分がええさかい、年増に付きおうてあげるわ♪」
――キィン! キィン! キィン……
マシュ「……あ、あの、冷静に考えたら私とんでもないことを言った気がするのですが……///」
立香「冷静に考えなくてもとんでもないことに返事した気がする///」
鈴鹿御前「いやほんと、こりゃ合コン云々は初めからお節介すぎたみたいだし。うんうん、こりゃマスターもマシュも心配ないっしょ」
ダ・ヴィンチ「ああ。本当にね……さて、では外に出られるようになったし、またいつものの生活に戻るとしようか」
マシュ「はい! 先輩も早く行きましょう! 皆さん待ってますよ!」
立香「そうだね。行こう!」
立香(こうして私はマシュと一緒に部屋の外に出た。それまで起きていた出来事はまるで夢のようで、今でも実感が……)
立香(……夢?)
41: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 07:59:31.68 ID:856bekj10
――ガコン!
立香(っ!?)
巌窟王(((そうだ、夢だ! おまえが見ていた物は、もはや終わったことだ!)))
立香(巌窟王……?)
巌窟王(((そして奪われた物があるのならば! 足掻き続けろ! 取り返すため! 目を覚まし、歩け!)))
立香(……うん)
巌窟王(((お前ならばそれが出来るはずだ! 我が共犯者! 一度は世界を救いし者よ!)))
立香(うん……!)
巌窟王(((俺は今、言葉しか送れぬ……だからこそ、俺は再びこう言おう!)))
巌窟王(((”―――待て、しかして希望せよ”と!)))
42: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 08:00:36.62 ID:856bekj10
――――シャドウ・ボーダー内
――ガコン!
ゴルドルフ・ムジーク「お、おいまた揺れているぞこの車! ほ、本当に大丈夫なのか!? 突然消失したりしないだろうな!」
アナウンス『もー、誰かそこのおじさん黙らせて。操縦の気が散る!』
立香「……んぅ」
シャーロック・ホームズ「お目覚めかねミス立香。マシュはまだ眠っているが、キミはよく眠れたようだね」
立香「はい」
ゴルドルフ「ぬ!? 起きたのか貴様。この状況で眠れるなど一体どういう神経をしとるんだ……?」
立香「慣れてますから」
ゴルドルフ「こんな事態に慣れるなど、どんな生活をしていればそうなる……」
立香「それより、状況は」
ホームズ「シャドウ・ボーダーの虚数潜航がもうすぐ終わり、我々は新たな場所に出る……予定だ」
43: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 08:02:00.78 ID:856bekj10
ゴルドルフ「予定だと!? そんな曖昧な話があるか!?」
ホームズ「仕方ないだろう。なにもかもが初めてかつ情報不足な状況で、物事を断言することは難しいよ」
ゴルドルフ「ぬぅぅ……世界で最も有名な探偵の名を持っているのならば、もう少し希望のあることを言ってみせんか!」
ホームズ「現時点で希望のあることと言えば……やはりミス立香の目が死んでいないということくらいだろうか」
ゴルドルフ「こやつの目が死んでいないからどうというのだ! それでなんとかなるとでもいうのか?」
立香「無責任なことは言えません。でも――」
立香「―――待て、しかして希望せよ、って、こういう時は言うんです!」
立香(そうだ。そして帰るんだ、マシュと、皆と一緒にカルデアに!)
――そして、シャドウ・ボーダーは浮上する。反撃を開始するために。
〈終〉
44: ◆R4LxbbyKhE 2018/03/14(水) 08:03:57.29 ID:856bekj10
ついにFGO第2部が開始する月が決まったので、今のうちにしてくれてたらいいな展開を書いておく。
皆も空白期間でぐだやマシュがなにしてたか妄想したならSSや絵にしてみようぜ!
でも本当に待った、序章から間が空きすぎて本当に辛かった。4月中旬くらい開始だと嬉しいんだけどな……
読んでくださった方ありがとうございました
皆も空白期間でぐだやマシュがなにしてたか妄想したならSSや絵にしてみようぜ!
でも本当に待った、序章から間が空きすぎて本当に辛かった。4月中旬くらい開始だと嬉しいんだけどな……
読んでくださった方ありがとうございました
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/14(水) 08:19:16.77 ID:6NL8ND8UO
乙
最早空白期間だけだと妄想し切れないから諦めて剪定事象としてのカルデアで妄想することに切り替えたゾ
あと4月後半には通算1000日記念やるだろうからそれと被らない為に中盤なのはほぼ確定だから安心して続きを書くんだ
最早空白期間だけだと妄想し切れないから諦めて剪定事象としてのカルデアで妄想することに切り替えたゾ
あと4月後半には通算1000日記念やるだろうからそれと被らない為に中盤なのはほぼ確定だから安心して続きを書くんだ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520978047/
Entry ⇒ 2018.06.22 | Category ⇒ Fate/GrandOrder | Comments (0)
ミリP「おお!おお!昴うううううううううう!!!」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:01:34.12 ID:X/fdw8df0
P「ううおおおおおおおお!昴ぅううううううう!!!」
ピコーン
そら「みんなのいい表情取れました!」
P「うっしゃあああああああ!」
金の蝶『すまんな』
P「エ゛ン゛ッッッッ!!!!!」
ピコーン
そら「みんなのいい表情取れました!」
P「うっしゃあああああああ!」
金の蝶『すまんな』
P「エ゛ン゛ッッッッ!!!!!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:03:53.18 ID:X/fdw8df0
P「まだだ!まだ9回3アウトじゃねーぞ!」
P「うおおおお!昴うううううううううう!!!」
そら「最高の一枚ですよ!」
P「おおおおおおおおおお!!!!!」
P「うおおおお!昴うううううううううう!!!」
そら「最高の一枚ですよ!」
P「おおおおおおおおおお!!!!!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:06:34.64 ID:X/fdw8df0
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira150651.png
環「おーやぶん!やっと遊びに来れたぞ!」
P「うわああああああああい!!!たまきちだああああああ!!!!」
P「とりあえず飴ちゃんあげるから、おじちゃんが用事終わるまで待ってような」
環「うん、わかった!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:10:22.60 ID:X/fdw8df0
P「うおおおおおおお!!!」
美咲「あ、あの…プロデューサーさん…そろそろジュエル消えちゃいますよ…」
美咲「今回は恒常ですし、次に向けたほうが」
P「何勘違いしてるんですか美咲さん」
美咲「えっ」
P「まだ俺の給料袋は終了してないぜ!」
環「グレープ味美味しいぞ!」
美咲「あ、あの…プロデューサーさん…そろそろジュエル消えちゃいますよ…」
美咲「今回は恒常ですし、次に向けたほうが」
P「何勘違いしてるんですか美咲さん」
美咲「えっ」
P「まだ俺の給料袋は終了してないぜ!」
環「グレープ味美味しいぞ!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:11:49.15 ID:X/fdw8df0
P「うおおおおおおおお!!!」
そら「最高の一」
P「よっしゃああああああああ!」
環「みさき…おやぶん怖いぞ」
美咲「今はそっとしといてあげましょう」
そら「最高の一」
P「よっしゃああああああああ!」
環「みさき…おやぶん怖いぞ」
美咲「今はそっとしといてあげましょう」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:16:39.79 ID:X/fdw8df0
P「昴こい昴こい昴こい昴こい昴こい昴こい」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira150652.png
P「やった!これで初期SSR5枚揃ったぞ!」
歌織「お、おめでとうございます」
P「すみません歌織さん、お迎え遅くなりまして」
P「とりあえず俺は仕事があるので環の相手してあげてください(キリッ」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira150652.png
P「やった!これで初期SSR5枚揃ったぞ!」
歌織「お、おめでとうございます」
P「すみません歌織さん、お迎え遅くなりまして」
P「とりあえず俺は仕事があるので環の相手してあげてください(キリッ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:19:24.21 ID:X/fdw8df0
P「うおおおおおお!昴うううううううううう!!!」
歌織「あ、あのプロデューサーさんどうしたんですか」
美咲「それが副業上がりからずっとあれで…」
P「おおおおおおお!!」
美咲「近所迷惑なんでそろそろやめてほしいんですが」
環「おやぶん、怖い顔して近づけないぞ」
歌織「あ、あのプロデューサーさんどうしたんですか」
美咲「それが副業上がりからずっとあれで…」
P「おおおおおおお!!」
美咲「近所迷惑なんでそろそろやめてほしいんですが」
環「おやぶん、怖い顔して近づけないぞ」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:21:57.19 ID:X/fdw8df0
美咲「お願いしますそらさん、そろそろ黙らせてくれないと、外からの抗議の電話が…」
そら『最高の一枚がとれました!』
P「!」
美咲「!」
環「?」
歌織「!」
そら『最高の一枚がとれました!』
P「!」
美咲「!」
環「?」
歌織「!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:25:25.28 ID:X/fdw8df0
・
・
・
昴「ごめんごめんプロデューサー!ちょっと着付けに手間取っちゃってさ!」
昴「時間かかったけど、一番最初に見てもらいたかったからな!」
昴「へへっ、どうだ?似合ってる?」
P「昴…」
P「ああ…世界中のどの野球選手よりも輝いてるし」
P「どのアイドルよりも一番綺麗だぜ…」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:27:48.33 ID:X/fdw8df0
環「すばる!たまきもおやぶんに『いしょう』もらったぞ!」
昴「うわっ!環すげーかわいいじゃん!いい服だな!」
環「くふふ!いまからこれでかおりといっしょにレッスンするんだ!」
歌織「よかったら昴ちゃんも一緒にやりましょう」
昴「うん、行く行く!早速この衣装にも慣れないとな!」
昴「うわっ!環すげーかわいいじゃん!いい服だな!」
環「くふふ!いまからこれでかおりといっしょにレッスンするんだ!」
歌織「よかったら昴ちゃんも一緒にやりましょう」
昴「うん、行く行く!早速この衣装にも慣れないとな!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:30:21.29 ID:X/fdw8df0
昴「あ、でもこの衣装じゃな…せっかくの衣装をレッスンで汚しちゃ」
P「何言ってるんだ昴。これからはその衣装でどんどんファンのみんなの前で踊るんだぞ」
P「いっぱい踊ってこい、汚れ落しなんてオレや美咲さんの仕事だ!」
昴「プロデューサー…うん、わかったよ!」
昴「へへっ!目指せトップアイドル!だもんな!いってくる!」
P「何言ってるんだ昴。これからはその衣装でどんどんファンのみんなの前で踊るんだぞ」
P「いっぱい踊ってこい、汚れ落しなんてオレや美咲さんの仕事だ!」
昴「プロデューサー…うん、わかったよ!」
昴「へへっ!目指せトップアイドル!だもんな!いってくる!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 08:33:06.84 ID:X/fdw8df0
生活費とジュエル上限を守って楽しくガチャをしよう!
以上です。無事お迎えできました。
以上です。無事お迎えできました。
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 10:33:22.77 ID:iiU4LeMYo
あっさりきて良かったな
月末限定は瑞希か先輩か
月末限定は瑞希か先輩か
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 20:09:25.65 ID:RTQSiMbVO
グリの時昴イベで書いてた人かな?
たまきもすばるんもかわいかったおつおつ
たまきもすばるんもかわいかったおつおつ
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:03:40.59 ID:UaIXwvx10
乙ガシャ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1517007682/
Entry ⇒ 2018.06.11 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
【バンドリ】白鷺千聖「癒されたい」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:52:21.26 ID:6LeGnMhJ0
※キャラ崩壊してます
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:53:01.42 ID:6LeGnMhJ0
――ファーストフード店――
奥沢美咲「どうしたんですか、藪から棒に」
白鷺千聖「たまにそういう気分になるのよ」
美咲「へぇ……珍しいですね。白鷺先輩がそんなこと言うなんて」
市ヶ谷有咲(……私としてはこの3人でテーブル囲ってる方が珍しいけどな……)
有咲(つかなんで白鷺先輩がいるんだよ……。奥沢さん、「寄り道しない?」なんて誘ってきた時になんも言ってなかったじゃん……)
美咲(……とか思ってそうだなぁ市ヶ谷さん)
美咲(すいません、白鷺先輩に誘われたなんて言ったら市ヶ谷さん来てくれなさそうだったから黙ってました。先輩とマンツーマンじゃちょっと怖かったんです)
美咲(かといってこころやはぐみを誘ったらどうなるかなんて想像もしたくなかったから、常識人なあなたを頼りました。ごめんなさい、恨むなら破天荒なこころとはぐみを恨んでください)
千聖「美咲ちゃん、有咲ちゃん、どうかしたの? なんだかお互いをチラチラ見合ってるけど」
有咲「い、いえ、なんでも……」
美咲「あー、気にしないでください」
美咲「それより、珍しいつながりで言えば白鷺先輩からあたしたちにお誘いをかけるのも珍しいですね。何かあったんですか」
千聖「……たまにはね、私も吐き出したくなることがあるのよ」
千聖「ハッキリ愚痴を言わせてもらうと芸能活動シンドイです……なんてね」
有咲「それ別のアイドルの歌じゃないですか……」
千聖「今日はそういう気分なの」
美咲「どうしてそれにあたしと市ヶ谷さんを呼んだんです?」
有咲(私は知らないうちに巻き込まれてただけだけどな)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:53:51.45 ID:6LeGnMhJ0
千聖「花音」
美咲「はい?」
千聖「花音に癒されたいからよ」
有咲「はぁ……?」
美咲「それ、あたしたちと何か関係あります?」
千聖「あるわよ」
千聖「まず第一に、花音と私は親友と呼んでも足りないくらいの仲なのは周知の事実よね?」
有咲(初耳だけど……)
美咲(白鷺先輩と花音さんが仲いいのは認めますけど、あたしと花音さんの方がもっと仲いいですからね)
千聖「親友以上である私に見せてくれる花音も十分に癒される。だけどね、同じバンドの子、それと普段はあまり関りのない子に花音がどんな表情を見せるのか」
千聖「普段は見れない色んな花音。私はそれを知りたいの。それに癒されたいの」
美咲(あー、分かります分かります)
有咲(……それってここにいるの私じゃなくてもよくね?)
千聖「そして今日はここで花音がバイトをする日。あとは言わなくても分かるわよね?」
美咲「ええ、分かりました」
有咲(いや分からねーよ。白鷺先輩もおかしいけど奥沢さんも大概だよ。絶対めんどくさくなるやつじゃんこれ)
有咲(ああ……もう帰りてー……)
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:54:21.15 ID:6LeGnMhJ0
松原花音「お、お待たせしました、ポテトをお持ちしました」
千聖「ありがとう、花音」
美咲「こんにちは、花音さん」
花音「うん、こんにちは。えへへ、最近よく来てくれるね、千聖ちゃんと美咲ちゃん」
有咲(ああ居心地悪ぃ……仲の良い友達同士の中についうっかり紛れ込んだこの空気……)
有咲(香澄とかおたえならどうするだろうなー……多分まったくその場の空気なんか気にしねーだろうなー……)
花音「一緒に有咲ちゃんがいるのって、なんだか珍しいね」
有咲「ど、どうも……」
千聖「たまには、ね。色んな人と交流がしてみたいじゃない?」
有咲(どの口が言うんだよ。アンタ、松原先輩の色んな顔が見たいだけだろうが)
丸山彩「花音ちゃんごめーん! こっち手伝って貰っていいー!?」
花音「あ、はーいっ、今行きまーす! ごめんね、ちょっと今日忙しくて……」
千聖「いいのよ、花音。私たちのことは気にしないで」
美咲「頑張って下さいね」
花音「うん、ありがとね。それじゃあ、ゆっくりしていってね」ニコ
千聖「…………」
美咲「…………」
有咲「…………」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:55:08.10 ID:6LeGnMhJ0
千聖「はぁ……あのふわふわした空気……癒される」
美咲「分かります」
千聖「なのに彩ちゃんときたら……もうちょっと1人で頑張れないのかしら?」
美咲「ですね。あのピンクの人はその辺の空気をもう少し読むべきですね」
千聖「まったくその通りね」
有咲(無茶苦茶だろそれ。なんで今日の白鷺先輩と奥沢さんはこんなにバグってんの?)
千聖「有咲ちゃんはどう?」
有咲「は、はい!? ど、どうって……何がですか?」
美咲「花音さんに癒されない?」
有咲「え、えーと……ちょっと、よく分からないかな……」
千聖「そう……なら語り甲斐があるわね」
美咲「ですね」
有咲(なんだよ語り甲斐って……どうして奥沢さんもそれに何の疑問も持たずに頷いてるんだよ……)
千聖「私ね、花音と旅行に行きたい」
美咲「へぇ、どちらまで?」
有咲(唐突すぎるだろ。なんで今日に限ってツッコミ放棄してんだよ奥沢さんは)
千聖「ロシアの星空を見に行きたいわね……極寒の中、身を寄せ合って歌でも歌いたいわ」
千聖「見上げてごらん 夜の星を……なんて」
有咲(……アイドルだけあってこんな時でも普通に歌上手いのがなんか癪だ)
千聖「でもね、やっぱりロシアは遠いわ。だから手近の北海道に行きたい」
千聖「飛行機でパッと行くのはちょっと違うから、電車で行くの。新幹線に乗って……そうね、青森まで」
千聖「東京を出て、車窓からの風景にどんどん緑が増えていく」
千聖「季節は6月がいいかしら? あまり暑すぎない日を選んで、雨が降ったら降ったでそれもいいわ。風流というものでしょう」
千聖「これからの旅に心が昂って、普段よりもはしゃいでいる花音を見ながら、新幹線は新青森駅に到着する」
千聖「そうしたら、タクシーでフェリーターミナルへ向かうの」
千聖「運転手さんに『デートですか?』なんて聞かれて顔を赤くする花音にちょっとイジワルしてるうちに、青森フェリーターミナルへ着いて……そこで気付くのよ」
千聖「うっかり時間を間違えていて、もう出港間もないって。だから2人で慌てて船に乗り込んで……」
――――――――――――
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:55:46.09 ID:6LeGnMhJ0
―― フェリー ――
花音「はぁ、はぁ……間に合った……。ちょっと危なかったね」
千聖「ええ……まさか出港と着港の時間を見間違えてたなんて……ごめんなさい、花音」
花音「え?」
千聖「私のせいでこんなに急がせることになって……もっとフェリーターミナルでゆっくりしたかったでしょう?」
花音「ううん、大丈夫だよ。むしろ私の方こそごめんね? 旅行の計画とか、ほとんど千聖ちゃんに任せっきりにしちゃって……」
千聖「ああ、そんなことは気にしないでいいのよ。私がやりたくてやってることだもの。それにほら、花音だって私と一緒にどこへ行きたいかって考えてくれたじゃない」
千聖「あなたとそういうことを話すのも楽しかったし、1人で旅程を練っているのも楽しかったわ」
千聖「花音は一緒にどこどこへ行きたいって話したりするの、楽しくなかったかしら?」
花音「ううん。すごく楽しかったよ」
花音「喫茶店とかで一緒に旅行雑誌を見てお話しするの、すごくワクワクしたよ」
千聖「私もそれと同じ気持ちよ。だから気にしないで」
花音「……うん、分かった。千聖ちゃんも、その、時間を間違えちゃったのとか気にしないでね?」
花音「きっとこういう失敗も旅行の醍醐味……っていうのかな? そういうのになると思うから」
千聖「ええ。ありがとう、花音。やっぱりあなたは優しいわね」
花音「う、ううん、そんなことないよ。でも、千聖ちゃんにそう言ってもらえるのはちょっと嬉しいな……えへへ」
千聖「ふふ……」
花音「あ、もう船が動き出すみたいだね。席に行こっか」
千聖「そうね。えーと、オーシャンビューシートは船首の方だから……こっちね」
――――――――――――
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:56:23.48 ID:6LeGnMhJ0
千聖「そんな風にね、ちょっとしたハプニングなんかもありながら、函館までフェリーで渡るの」
千聖「席はビューシート。船首の方にあって、席の前に備えられた窓から景色がよく見える」
千聖「でもね、港を出て30分もするともう海しか見えなくなるのよ、ああいう席って」
千聖「ほとんど何も変わらない景色。ただ波をかき分けて、ゆったりと、まるで動いてないみたいに船は進む」
千聖「中天を過ぎた昼下がりの陽射しが窓から差し込んできて、私たちの足元を柔く照らすの」
千聖「6月。無理を言って平日に旅程を組んだから、ビューシートに人は少ない」
千聖「静かな船室。次第に2人のささめきもなくなって、ただ穏やかな時間が流れるのを感じる」
千聖「言葉というものは人のコミュニケーションに欠かせないものだけど、果たして私と花音の間ではそれにどれほどの重要度があるのかしら」
千聖「そんなことを考えていると、隣に座る花音から小さな寝息が聞こえるの」
千聖「朝からはしゃいでいたし、きっと前日の夜もなかなか寝付けなかったんでしょうね」
千聖「それに胸がくすぐられるの感じながら、私もゆっくりと瞼を閉じる」
千聖「ある人が見ればそれはもったいないことなのかもしれない。けど、私にとってその時間はなにものにも代え難いわ」
千聖「そっと左手を花音の手に重ねて、その存在を、温もりを感じてまどろむ」
千聖「夢見心地、世俗との交差点。その間をたゆたうように船を漕ぐ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:57:09.31 ID:6LeGnMhJ0
千聖「そんな旅行を花音としたいの」
有咲(どこからツッコめばいいんだよ)
美咲「いいですね、それ」
有咲(ああもう、奥沢さんは奥沢さんでやっぱどっかおかしいし)
千聖「でしょ?」
美咲「とても癒されます」
千聖「有咲ちゃんはどう思う?」
有咲「え、えーと、まぁ……そうやってのんびりと過ごすのは癒される……んじゃないですかね、多分?」
千聖「そう……まだまだ花音の魅力を伝えきれていないみたいね。しょうがないわね、話を続けましょう」
有咲(言葉の割には嬉しそうな顔してないか……絶対松原先輩のことまだまだ話したいだけだよこの人……)
美咲「それで、フェリーで函館に着いたらどうするんですか?」
有咲(奥沢さんも先を促すなよ。もうお腹いっぱいだって私)
千聖「そうね……4時間弱の航路を終えたら、またタクシーで函館駅前に行って、まずは予約していたホテルにチェックインね」
千聖「東京を発ってから約10時間。部屋に荷物を置いて、少しゆっくりするの」
千聖「時刻は19時前。日没に合わせてホテルを出て、タクシーで函館山まで行こうかしら」
千聖「バスやロープウェイは混むし、そんな人が多い乗り物を使おうものなら私がフラ〇デーされてしまうもの。でも……ふふ、それも悪くないかもね」
有咲(おいおいアイドルだろアンタ。プロ意識の固まりだった白鷺先輩はどっか出かけてんのかよ。さっきからバグりすぎだろ)
有咲(ていうか同性の友達と旅行してるだけでフ〇イデーなんてされねーだろ普通)
有咲(その辺にツッコミ入れたいけど入れられる空気じゃねーし……奥沢さんは奥沢さんで真面目な顔して話聞いてるし……)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:57:40.14 ID:6LeGnMhJ0
千聖「話が逸れたわね。それで、函館山の夜景を見に行くの」
千聖「山道は狭いから、時おり対向車線のバスやタクシーに道を譲って、私と花音を乗せた車はゆっくりと山頂へ進む」
千聖「徐々に目線が高くなっていく景色。茂った木々の隙間から見える華やかな灯り」
千聖「その中腹の時点でも十分に綺麗なのよね、ここの夜景って」
千聖「だから期待が煽られる。山頂からはどんな素晴らしい景色が見えるんだろうって」
千聖「私はそんなワクワクして楽しそうな花音を見ているだけで心が洗われるわ」
千聖「そして、函館山の頂上にタクシーは着くの」
千聖「車から降りてまず最初に目に付くのは人の多さ」
千聖「こんなに人が多い場所ではぐれてしまったら大変よね? だから……」
――――――――――――
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:58:06.89 ID:6LeGnMhJ0
――函館山 展望台――
花音「す、すごいいっぱい人がいるね」
千聖「ええ。やっぱり世界有数の夜景だけあるわね」
花音「うん……」
千聖「……花音? ソワソワしてるけど、どうかしたの?」
花音「あ、ううん、なんでも……なくはないんだけど……」
千聖「何かあるなら話してくれていいのよ。私たちの間に遠慮なんていらないわ」
花音「う、うん。それじゃあ、あの……はぐれちゃうと大変だから、ね?」
千聖「ええ」
花音「手、繋ぎたいなって、ちょっと思うんだ……」
千聖「……ふふ、花音とならいつだってそれくらいするわよ」
花音「ほんと? えへへ、ありがと。それじゃあ――」
千聖「でもそれだけだとはぐれてしまうかもしれないわ」
花音「え?」
千聖「それに、やっぱり標高が高いと少し冷えるわ。だから……この際だし、私と腕を組んでおきましょう」
千聖「そうすれば温かいし、はぐれる心配もなくなるわよね?」
花音「千聖ちゃん……」
千聖「花音は私と腕を組むの、お嫌かしら?」
花音「ううん、そんなことないよ」
千聖「ふふ、よかった。それじゃあ、はい」
花音「うんっ」ギュッ
花音「……えへへ、あったかいね」
千聖「ええ。これなら人混みの中に紛れても安心ね」
花音「そうだね。じゃあ、行こっか」
千聖「そうね。良い位置で景色が見られればいいんだけど……」
――――――――――――
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:58:37.81 ID:6LeGnMhJ0
千聖「そうして身を寄せ合った私と花音は、夜景が見えるところまで行くの」
千聖「最前列の手すりにはやっぱり人がいっぱいいて……でも、少し後ろの方からの景色もとても素晴らしいものだわ」
千聖「夜の帳が降りた街。そこかしこで煌めく灯り。その輝き1つ1つの袂に人の生活が根付いているんでしょう」
千聖「楽しくて笑っている人、悲しくて泣いている人、虚しくてぼうっとしている人」
千聖「顔も知らない誰かの生活を勝手に空想して、星座の線みたいに街の灯を結ぶ」
千聖「そうしている間に、ちょうど私たちの目の前の手すりにいた人たちが退いた」
千聖「自然と前へ足を動かす私と花音」
千聖「展望台の最前列、何も視界を遮るものがなくなった夜景」
千聖「思わず感嘆のため息が出る私と、「わぁっ」と目を輝かせる花音」
千聖「何かを話そうかと思った。何かを話したいと思った」
千聖「でも、同時に何も話したくないとも思った」
千聖「花音の声が聴きたい。だけど言葉を交わせば、この幻想的な空気がありふれた生活感に染められてしまうかもしれない」
千聖「少し迷って、結局私は何も喋らないの」
千聖「ただ、眼前の星空と街灯りを見つめ、右腕に花音の存在を感じている」
千聖「その温もり以上のものを求めるだなんてきっと罰当たりなくらい欲張りなことなんだろう」
千聖「そんなことを思って」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:59:25.63 ID:6LeGnMhJ0
千聖「……はぁ、花音と旅行に行きたい。花音に癒されたい」
有咲(長々喋って結局それかよ)
美咲(分かるなー、あたしも花音さんの肩を抱きながら夜景見たいなー。でもあたしは花音さんの耳元で優しく愛を囁きたいなー)
有咲(奥沢さん、すげー真面目な顔してるけど絶対にロクなこと考えてねーだろうな)
千聖「どう、有咲ちゃん? これで分かってもらえたかしら?」
有咲「あー、えーっと……なんていうか……」
有咲(『そう言えばそんな話でしたね』なんて言ったらやっぱ怒るよな……でもただ妄想を聞かされてるだけにしか思えなかったっていうか……)
千聖「いまいちピンと来ていないみたいね……どこかに不備があったかしら」
美咲「ないと思いますよ、あたしは」
有咲(不備があんのはアンタら2人の頭だよっ、って言いてぇなー。怖いから言わないけど)
美咲「あ、もしかしてあれじゃないですか? 市ヶ谷さんって花音さんとはあんまり親交がないから……」
千聖「ああ、花音との日常から話をして普段のあの子の素晴らしさを1から教えないとダメってことかしらね。ふふ、しょうがないわね」
有咲「い、いえ、流石にそこまでして頂く訳にはいきませんので……」
有咲(どんだけ時間かかるんだよそれ。絶対今日1日で終わらないだろ)
千聖「そんな遠慮なんてしなくていいのに」
美咲「んー、じゃああれだ。花音さんじゃなくて、市ヶ谷さんの大切な人に置き換えて考えてみれば少しは分かるんじゃないかな?」
有咲「はぁ……?」
千聖「そうね。それは正確に花音の魅力とは言えないかもしれないけれど、今日のところは私の気持ちを分かってくれるだけでも十分だわ」
有咲(『今日のところは』ってなんだよ。まだ次があるみたいな言い方は止めろよな……)
美咲「それじゃあ大切な人を思い浮かべてみましょうか、市ヶ谷さん」
有咲「え、マジでやるの……?」
美咲「はい、マジです」
千聖「もちろんよ、有咲ちゃん」
有咲「えぇ……」
美咲「市ヶ谷さんの大切な人って誰だろ。やっぱりポピパの……」
千聖「……香澄ちゃん、かしらね?」
有咲「は、はぁ!? どうして香澄がここで出てくるんですか!?」
有咲「べべ、別にアイツは特別に大切な人とかそういうんじゃないし……」
有咲(それに香澄と2人っきりで旅行とか……まずアイツ、絶対に楽しみにしすぎて前日眠れなくて遅刻するだろ)
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:59:57.24 ID:6LeGnMhJ0
有咲(北海道まで行くんだから新幹線とフェリーの乗り継ぎに支障が出ちまうじゃねーか。ったく、そしたら前日に私の家に泊めるしかねーよな。まったくしょうがねー奴だよな、ほんと)
有咲(そんで夜遅くまで「旅行楽しみだねー! 行くとこ決まってるけど、私ここも行きたいなー。あ、でもでもこっちの観光も捨てがたいかも。ねぇねぇ有咲! 有咲はどっちがいいと思う?」なんてキラキラした目で聞いてきてお前早く寝ないと明日絶対起きれねーぞ何のために私の家に泊まってんのか分かってるのかよなんて言おうものなら「え? そっちの方が楽しいからじゃないの?」とかキョトンとした顔するんだろうなまったく本当に香澄はしょうがねーな)
有咲(で翌朝には案の定寝坊して慌ただしく準備してでもしっかりばあちゃんの朝ご飯は食べて出発してもう鬱陶しいくらいにテンション高くベタベタ引っ付いてくるんだろうな香澄は。……まぁ私もそういう時くらいはちょっとテンションも上がってるかもしれないな可能性としては。それと白鷺先輩の話だと松原先輩はフェリーで疲れて寝てたみたいだったけどどうせ香澄はずっと元気なままだろうなぁ。「見て見て、すごいよ、ずーっと海が続いてるよ!」いや見りゃ分かるってなんでそんなテンション高いんだよなんて返そうもんなら「だって有咲と一緒だし~えへへへ~」とか言うんだろうな。なんなんだよ私と一緒だからってふざけんなよまったくもう本当に仕方ないやつだなちくしょう)
有咲(香澄のことだから大人しく座席に座ってるなんてことはないだろうしきっと「甲板とかに出れないのかな? ねぇねぇ有咲、ちょっと探検しに行かない?」なんてことも言うだろうな。お前気持ちは分かるけどちょっと落ち着け。私はたまには香澄と一緒にのんびりしてたいんだよ。こうやって2人きりになるのって最近すごく少ないし私だってたまにはそういう気持ちになるんだよ察しろよ――なんて言っても察してくれないだろうな、って思いそうだけど、実際アイツはそういうところって結構鋭いんだよな。この前のテストとライブのいざこざは1000%私が悪かったし出会ってすぐの頃はおたえにばっか会いに行っててそりゃちょっと面白くはなかったけどでもなんだかんだで人の気持ちをちゃんと分かってやれる優しいやつなんだよな香澄って。だから人の悩みにはどんどん首突っ込んでくるのに自分のことになったら勝手に抱え込んで落ち込むし……いやまぁその辺りのことは私も人のことは言えないんだけど今はそういうのじゃなくて香澄のことだよ。とにかく考えなしに突っ走るようなやつに見えて実際そうだけどでもポピパで一番付き合いが長くて深いと言っても過言じゃない私からすれば香澄の人を思いやれる優しいところとかそういう良いところは眩しすぎて見えないくらいに分かってるからそれはそれでいいんだけどさ)
有咲(しっかし函館山か……確かにネットとかで見たことある夜景もすげー綺麗だったし実際に見たらものすごく綺麗なんだろうな。きっと香澄も目を輝かせるだろうよ。「上にも下にも、キラキラがいっぱいだよ有咲!」なんてな。でも私から言わせればお前の方がずっとキラキラしてるよやめろよそうやって無邪気で輝いた笑顔を見せるのは他のやつに見せたら色々勘違いさせちゃうかもだから私の前だけでしろよな、なんて思わず口から勝手に言葉が出ていきそうになるよまったくどういうつもりなんだろうな香澄のやつは。ああそうだ函館といえば五稜郭もあるな。夜景を見終わってホテルに戻ったらずっとはしゃいでた疲れが一気に出てすぐに寝そうだなアイツ。「ありさぁ……明日もたくさん遊ぼうね……えへへ、五稜郭って星みたいだしね……楽しみぃ……」なんて半分閉じかけた目で言ってきてさ、ああもう眠いなら早く寝ろっての。お前を起こす私の身にもなれっての。今日の朝はギリギリ踏みとどまったけどな、香澄の幸せそうな寝顔とかずっと見てたくなるし起こしたくなくなるんだよ。まったく出来ることなら起こさずにずっと眺めてたいっていう私の気も知らないでいいもんだよなお前は。……まぁそういうところがまたいいんだけどさ香澄は。なーんも考えてなさそうな寝顔を見てさ、なんか幸せだなって思って、でももしかしたらスペースのライブん時みたく色んなものを抱え込んでんのかもしれないんだよな。その全てを分かってあげたいなんて傲慢ちきな願いが叶うとは思わないけどでもその半分でも、4分の1でも、10分の1だっていいから私にも打ち明けて欲しいだなんて思って私もきっと眠るんだろうな。明日もいい日になりますように、なんて香澄が隣にいればそんなの当たり前のようにくるのに、殊勝に祈ったりなんかして……)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 20:00:46.72 ID:6LeGnMhJ0
千聖「……有咲ちゃん?」
有咲「…………」
美咲「おーい、市ヶ谷さーん」
有咲「……はっ!?」
千聖「ずいぶん熱心に想像していたみたいね」
美咲「呼びかけても全然返事しなかったね。そんなに戸山さんとの旅行を考えるの楽しかったの?」
有咲「だっ、べ、別にそういうんじゃないから……! いや、そりゃ香澄との旅行なら楽しそうだなとは思ったけど、本当にそういうんじゃねーから!」
千聖「ふーん……」
美咲「へぇー……」
有咲(……なんか2人の視線が痛い。いやいやいや、私そんなにおかしなこと考えてなかったよな……あれくらい親友なら普通のことだよな……)
千聖「……なんていうか、有咲ちゃんってちょっとこう、イジワル――じゃなくて、構いたくなる性格してるわよね」
有咲「えっ」
有咲(今、明らかに『イジワル』って言ってたよな?)
千聖「ねぇ、有咲ちゃん。有咲ちゃんは香澄ちゃんとどんな旅行をしたいって考えていたの?」
有咲「え、いや、それは……」
千聖「私だけ話をして有咲ちゃんは話さないって不公平よね? 私にも教えてくれないかしら、香澄ちゃんとの旅行のプラン」
有咲「え、ええと……」
千聖「話せないの? 話せないようなほど過激なことを考えていたの? その内容が気になるわね。後学のためにも教えてもらえないかしら?」
有咲(……圧が強い!)
有咲(すごくいい笑顔なのになんか怖い!)
有咲(それにこの顔知ってる、沙綾が私をからかおうとしてる時の笑顔を何倍か凶悪にしたやつだよこれ!)
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 20:01:28.61 ID:6LeGnMhJ0
美咲「白鷺先輩、そこまでですよ」
有咲「お、奥沢さん……」
千聖「あら、私と有咲ちゃんの間に割って入って……どういうつもりかしら?」
美咲「どういうつもりもなにも、市ヶ谷さんは喋りたくないみたいですし……そんなに無理に聞き出すことでもないでしょう?」
千聖「へぇ……これが噂に聞く『彼氏面』ってやつかしら?」
有咲「か、彼氏面?」
美咲「なんですか、それ?」
千聖「ふふ、よく耳にするわよ。なんだか特定の女の子にはずいぶんと優しく、まるで彼氏みたいに接するみたいじゃない、美咲ちゃんって」
有咲「あー……」
美咲「え、『あー……』ってなにさ、市ヶ谷さん」
有咲「いや……端から見てるとりみによくそういう態度で接してるなって思って」
美咲「えぇ……そんなつもりないよ、あたし……」
千聖「つまり天然の女たらし、というやつね」
美咲「そ、その言い方はよくないですよ!」
千聖「でも今のあなたの行動はまさにそれそのものだと思うわよ? 可愛く怯える女の子を背中にかくまうだなんて」
有咲(……あれ? 今のセリフちょっとおかしくね? 普通は『怯える可愛い女の子』って言い方じゃね? いや、私は自分を可愛い女の子だなんて思ってないけどさ)
美咲「いやいやいや、こういう子って放っておけないじゃないですか。それだけですよ、あたしの行動は」
有咲「……奥沢さん、その行動は嬉しいけど多分そういうところだと思う」
美咲「うん? なにが?」
有咲「まったくの無自覚かよ……」
千聖「根っからのジゴロなのね、美咲ちゃんたら」
美咲「だ、だからそういう言い方は止めてくださいってば!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 20:02:07.81 ID:6LeGnMhJ0
花音「あ、あの……」
千聖「あら、どうしたの花音」ニコ
美咲「お疲れ様です、花音さん」ニコ
有咲「…………」
有咲(睨み合う、なんて表現するのは大げさだけど、それに近いような状況だった白鷺先輩と奥沢さん)
有咲(松原先輩が来た途端、2人ともすげー優しい笑顔になってやがる……)
花音「彩ちゃんがうっかり忘れてたみたいで……注文抜けで遅くなってごめんね? 千聖ちゃんのアイスコーヒー持ってきたよ」
千聖「謝る必要なんてないわよ、花音。むしろ、話をしていて喉が渇いたところだったからちょうど良かったわ」
花音「そ、そう? なら良かった。あと、これが美咲ちゃんの分のポテトとウーロン茶、それと有咲ちゃんの分の三角パイと紅茶だよ。こっちも遅くなっちゃってごめんね」
美咲「いえいえ、忙しい中わざわざ持ってきてくれてありがとうございます、花音さん」
有咲「ええと……どうも……」
花音「お話の邪魔しちゃってごめんね? それじゃあ、まだやらなきゃいけないことがあるから……」
美咲「ええ。バイト、頑張って下さいね」
千聖「忙しいなら遠慮なく彩ちゃんに仕事を振っていいのよ」
花音「う、うん、ありがと……なのかな? では、ごゆっくりどうぞ」ペコリ
千聖「…………」
美咲「…………」
有咲「…………」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 20:03:11.57 ID:6LeGnMhJ0
千聖「はぁ……やっぱり花音は癒し系ね」
美咲「ですね。全面的に同意します」
有咲(……まぁ、私も今回は松原先輩のおかげで助かった……のかな)
千聖「ふふ、今日は花音に癒されるのが目的だったし、有咲ちゃんをからかう――じゃなくて、有咲ちゃんとたくさんお話するのはまた後日かしらね」
有咲「え」
美咲「だからさせませんって。あたしの目の届く範囲じゃやらせませんからね。白鷺先輩のいるところじゃ市ヶ谷さんを1人にしませんから」
有咲「え」
千聖「あら、じゃあ学校では人目を忍んで会おうかしらね。その方が楽しそうだし」
美咲「出来るならやってみてくださいよ。絶対にあたしが守ってみせますから」
有咲「…………」
有咲「え、なんだよこの流れ!?」
それから後、有咲にちょっかいをかけようとする千聖さんとそれを守ろうとするみーくんという変な三角関係が出来上がって、有咲の胃痛がストレスでマッハになるのはまた別の話。
おわれ
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 20:04:51.10 ID:6LeGnMhJ0
なんていうか、色々とすいませんでした。
別件ですが、
『かのちゃん先輩がドラムスティックをしょっちゅうへし折るのは「方向音痴なので……一緒に楽器屋まで買いに行ってくれませんか?」というデートに誘うための口実』
『その帰りにまだまだ一緒にいたいからわざと道に迷おうとして先導するも最短ルートで駅に着いて「ふぇぇ」ってなるかのちゃん先輩』
という妄想を誰かが形にしてくれないかなーと思う今日この頃です。
HTML化依頼だしてきます。
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 22:37:26.15 ID:vfrlnMVlo
最初は
あやちさ
みさかのん
ありたえ
の3人の妄想話だと思った
最後は俺の理想だけど
あやちさ
みさかのん
ありたえ
の3人の妄想話だと思った
最後は俺の理想だけど
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/23(水) 17:11:44.40 ID:BFViAWQto
みーくんっょぃ…かっこぃぃ…
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526986340/
Entry ⇒ 2018.06.09 | Category ⇒ バンドリ | Comments (0)
春香「亜美真美の誕生日を盛大に祝おう!」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 12:28:58.89 ID:xA4eHVYC0
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 12:43:19.87 ID:xA4eHVYC0
春香「亜美、真美!誕生日おめでとう!」
AS「「「「「おめでとー!」」」」」
亜美真美「「ありがとー!」
本日5月22日、765プロのムードメーカー、双海姉妹の誕生日を迎えた!
その記念すべき日を盛大に祝うため、春香たちは緑山へと集結した!
果して、2人にとってどんな誕生日になるのか!
春香「今日は力を合わせて、2人の好きなものみんなでやってあげようかと」
春香「2人の好きなものなんだったっけ?」
亜美「食べ物ってこと?」
春香「そうだね」
真美「まあハンバーグとか、唐翌揚げとか…」
春香「あと2人とも、焼きそば好きでしょ?」
亜美「え?」
真美「まあ確かに好きだけど…」
春香「だから今日は2人に焼きそばをおなか一杯食べさせてあげようかと!」
亜美真美の1番の大好物、焼きそば。
春香は、2人に焼きそばをおなか一杯食べさせたいのだ!
AS「「「「「おめでとー!」」」」」
亜美真美「「ありがとー!」
本日5月22日、765プロのムードメーカー、双海姉妹の誕生日を迎えた!
その記念すべき日を盛大に祝うため、春香たちは緑山へと集結した!
果して、2人にとってどんな誕生日になるのか!
春香「今日は力を合わせて、2人の好きなものみんなでやってあげようかと」
春香「2人の好きなものなんだったっけ?」
亜美「食べ物ってこと?」
春香「そうだね」
真美「まあハンバーグとか、唐翌揚げとか…」
春香「あと2人とも、焼きそば好きでしょ?」
亜美「え?」
真美「まあ確かに好きだけど…」
春香「だから今日は2人に焼きそばをおなか一杯食べさせてあげようかと!」
亜美真美の1番の大好物、焼きそば。
春香は、2人に焼きそばをおなか一杯食べさせたいのだ!
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 13:01:58.99 ID:xA4eHVYC0
真「焼きそばなら簡単に作れるよね?」
亜美「そうだよ」
真美「わざわざ屋外でやらなくても…」
春香「いや2人ともちょっと食うぐらいだと満足できないと思うから、豪華で巨大にいこうと思って」
豪華で巨大。春香が用意した、2人にふさわしい焼きそばとは…
春香「それではお願いします!」
春香の掛け声とともに、トラックが出現!
その荷台には…
千早「え?」
響「うわ!?」
美希「ペヤングなの!」
伊織「何盛りなのよこれ!?」
亜美真美「「なにこれ!?」」
春香「巨大ペヤングです!」
春香が用意したのは、大きな大きなペヤング焼きそば!
見たこともない光景に驚く一同!
真「ちゃんと湯切り口あるね」
春香「忠実に再現したからね」
このペヤングは、横1,0m、縦1,6m、高さ0,6m。
その大きさ、通常サイズの約1200倍!
これなら2人も大満足のはず!
亜美「そうだよ」
真美「わざわざ屋外でやらなくても…」
春香「いや2人ともちょっと食うぐらいだと満足できないと思うから、豪華で巨大にいこうと思って」
豪華で巨大。春香が用意した、2人にふさわしい焼きそばとは…
春香「それではお願いします!」
春香の掛け声とともに、トラックが出現!
その荷台には…
千早「え?」
響「うわ!?」
美希「ペヤングなの!」
伊織「何盛りなのよこれ!?」
亜美真美「「なにこれ!?」」
春香「巨大ペヤングです!」
春香が用意したのは、大きな大きなペヤング焼きそば!
見たこともない光景に驚く一同!
真「ちゃんと湯切り口あるね」
春香「忠実に再現したからね」
このペヤングは、横1,0m、縦1,6m、高さ0,6m。
その大きさ、通常サイズの約1200倍!
これなら2人も大満足のはず!
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 13:39:46.12 ID:xA4eHVYC0
春香「じゃあフタ外してみようか」
春香たちがフタを外すと…
あずさ「あら?」
真「春香、中身がないけど…」
春香「さすがにこれだけぎっしりと1個もので麺っていうのはないので」
春香「と、いうことで…お願いします!」
続いてやってきたのは…
響「うわ!」
やよい「なんですかあれは!?」
美希「めちゃくちゃのっかってるの!」
春香「これが通常サイズのペヤングだね」
貴音「何人前なのですか」
春香「約1200かな?」
真美「金かけすぎでしょ…」
そして荷台をあげて、1200個のペヤングを地面へと落とした。
春香「はいじゃあ今から麺は麺、青のりは青のり、ソースはソースで分けていきます」
春香「そして麺を並べていきます」
春香「だから2人とも、もう間もなく食べられるからね」
亜美「いや間もなくじゃないっしょー!」
真美「かなり時間かかるっしょこれー!」
真「3分待ってて」
亜美真美「「3分!?」」
真「出来るまで3分かかるから」
この巨大ペヤングに使うのは、1200個のペヤング!
麺、かやく、ソース、ふりかけ、スパイスを分けて集めていく。
そして1200個分を余すことなく使って完成したものが2人のプレゼントとなるのだ!
春香たちがフタを外すと…
あずさ「あら?」
真「春香、中身がないけど…」
春香「さすがにこれだけぎっしりと1個もので麺っていうのはないので」
春香「と、いうことで…お願いします!」
続いてやってきたのは…
響「うわ!」
やよい「なんですかあれは!?」
美希「めちゃくちゃのっかってるの!」
春香「これが通常サイズのペヤングだね」
貴音「何人前なのですか」
春香「約1200かな?」
真美「金かけすぎでしょ…」
そして荷台をあげて、1200個のペヤングを地面へと落とした。
春香「はいじゃあ今から麺は麺、青のりは青のり、ソースはソースで分けていきます」
春香「そして麺を並べていきます」
春香「だから2人とも、もう間もなく食べられるからね」
亜美「いや間もなくじゃないっしょー!」
真美「かなり時間かかるっしょこれー!」
真「3分待ってて」
亜美真美「「3分!?」」
真「出来るまで3分かかるから」
この巨大ペヤングに使うのは、1200個のペヤング!
麺、かやく、ソース、ふりかけ、スパイスを分けて集めていく。
そして1200個分を余すことなく使って完成したものが2人のプレゼントとなるのだ!
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 13:51:25.05 ID:xA4eHVYC0
それでは、春香の指揮のもと、巨大ペヤング制作開始!
真「まず剥こうか」
春香「でもこれだけ風が強いと思ってなかったから…」
春香「みんな小さい袋が飛んでいかないよう気を付けてね」
この日の風速は24,1m/秒。
砂埃が舞う最悪のコンディション。
そのなかで無事完成させることはできるのか!
律子「流れ作業で行きましょうか」
真「じゃあ剥く人決めようよ」
雪歩「はい」
真美「これシアターの子たち呼んだ方がよくない?」
真「剥いて、次だれがやる?」
亜美「はるるんたちだけじゃ無理っしょー」
真「ソース誰やる?」
亜美真美「「スタッフ総出でやってよ!!」」
響「2人とも待っててほしいぞ!」
真「3分ね」
真「まず剥こうか」
春香「でもこれだけ風が強いと思ってなかったから…」
春香「みんな小さい袋が飛んでいかないよう気を付けてね」
この日の風速は24,1m/秒。
砂埃が舞う最悪のコンディション。
そのなかで無事完成させることはできるのか!
律子「流れ作業で行きましょうか」
真「じゃあ剥く人決めようよ」
雪歩「はい」
真美「これシアターの子たち呼んだ方がよくない?」
真「剥いて、次だれがやる?」
亜美「はるるんたちだけじゃ無理っしょー」
真「ソース誰やる?」
亜美真美「「スタッフ総出でやってよ!!」」
響「2人とも待っててほしいぞ!」
真「3分ね」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 15:05:41.93 ID:xA4eHVYC0
ようやく役割分担が終わり作業開始。
遅れを取り戻すため急ピッチで進める一同。
その途中美希が素早く仕分ける方法を発見しペースアップ。
そしてようやく麺を並べ終えた。
後はここにお湯を入れて待つだけだが…
千早「これだけの量のお湯どうやって用意するのよ」
春香「安心して千早ちゃん。みんなこっち来て!」
全員春香についていくと…
春香「溶鉱炉2台用意しました!」
クレーンにつるされた2台の溶鉱炉。
これに入った水をガスバーナーで瞬時に沸かすことで、500リットルのお湯を巨大ペヤングに入れることができるのだ!
この2台の溶鉱炉の間に、巨大ペヤングを慎重に運ぶ。
春香「準備万端だよ!」
春香「それではお湯、お願いします!」
ジャー!
貴音「迫力がありますね」
春香「はいストップ!」
春香「それじゃあみんな3分待ちましょう」
響「なんだかんだで3分だったな」
亜美「だいぶまったけどね」
※現在2時間経過
遅れを取り戻すため急ピッチで進める一同。
その途中美希が素早く仕分ける方法を発見しペースアップ。
そしてようやく麺を並べ終えた。
後はここにお湯を入れて待つだけだが…
千早「これだけの量のお湯どうやって用意するのよ」
春香「安心して千早ちゃん。みんなこっち来て!」
全員春香についていくと…
春香「溶鉱炉2台用意しました!」
クレーンにつるされた2台の溶鉱炉。
これに入った水をガスバーナーで瞬時に沸かすことで、500リットルのお湯を巨大ペヤングに入れることができるのだ!
この2台の溶鉱炉の間に、巨大ペヤングを慎重に運ぶ。
春香「準備万端だよ!」
春香「それではお湯、お願いします!」
ジャー!
貴音「迫力がありますね」
春香「はいストップ!」
春香「それじゃあみんな3分待ちましょう」
響「なんだかんだで3分だったな」
亜美「だいぶまったけどね」
※現在2時間経過
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 15:19:54.88 ID:xA4eHVYC0
3分後
真「はいじゃあシンクにお湯捨てて」
真美「いやその辺りでいいじゃん!」
春香「ボンってなるからびっくりしないでね」
亜美「それどころじゃすまないでしょ!」
今回最大の難関である湯切り。
クレーンにつるされた不安定なペヤングを湯切りすることはできるのか。
律子「麺が出ないようにしないとね」
春香「それじゃあお願いします」
…
……
まさかと思った…
目がくらんだ…
信じられなかった…
全員「「「「「…」」」」」
春香「…出ちゃったね」
亜美「どうすんのさもー!」
真美「さんざん待たせておいてさー!」
出ちゃった原因を春香はこう分析。
春香「端っこボルトで止めればよかったのかな…」
真「確かに湯切りするとき指で押さえるよね」
蓋をしっかりと閉じなかったため、隙間から麺が零れ落ちたのだ。
そこで春香が思いついたアイテムはボトル。
ボトルで四方をしっかり固定すれば隙間がなくなるはずと踏んだ。
そして…
春香「実はこんなこともあろうかと思って、もう1回分用意してあります!」
AS「「「イエーイ!」」」
亜美真美「「…」」
巨大ペヤング制作はパート2に突入!
今度は失敗は許されない!
真「はいじゃあシンクにお湯捨てて」
真美「いやその辺りでいいじゃん!」
春香「ボンってなるからびっくりしないでね」
亜美「それどころじゃすまないでしょ!」
今回最大の難関である湯切り。
クレーンにつるされた不安定なペヤングを湯切りすることはできるのか。
律子「麺が出ないようにしないとね」
春香「それじゃあお願いします」
…
……
まさかと思った…
目がくらんだ…
信じられなかった…
全員「「「「「…」」」」」
春香「…出ちゃったね」
亜美「どうすんのさもー!」
真美「さんざん待たせておいてさー!」
出ちゃった原因を春香はこう分析。
春香「端っこボルトで止めればよかったのかな…」
真「確かに湯切りするとき指で押さえるよね」
蓋をしっかりと閉じなかったため、隙間から麺が零れ落ちたのだ。
そこで春香が思いついたアイテムはボトル。
ボトルで四方をしっかり固定すれば隙間がなくなるはずと踏んだ。
そして…
春香「実はこんなこともあろうかと思って、もう1回分用意してあります!」
AS「「「イエーイ!」」」
亜美真美「「…」」
巨大ペヤング制作はパート2に突入!
今度は失敗は許されない!
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 15:33:10.04 ID:xA4eHVYC0
これ以上2人を待たせるわけにはいかないと、先ほどの3倍以上のペースで作業する春香達。
そして運命の湯切りの場面へ。
今度は四方をしっかりとボルトで固定。
もう出ちゃったはみたくない!
アイドル達の祈りは届くのか!?
亜美「ほんと頼むよもう」
春香「それでは湯切りお願いします!」
ジャー!
真「出てないよ麺が!」
響「これはいったんじゃないか!」
最大の難関、湯切り、ついに成功!
アイドル達「「「やったー!!!」」」
湯切りを終えたペヤングにソース、ふりかけをかけながらまぜていき、ついに…
春香「巨大ペヤング完成しました!」
アイドル達「「「「イエーイ!」」」」
ついに巨大ペヤング完成!
春香「じゃあ私が2人の分よそってあげるから」つペヤング容器(通常サイズ)
春香「はいどうぞ」
亜美「いやこれだったら普通でよかったじゃん」
真「早く食べてよ」
真美「わかったよ」
ズルズル
春香「どう?」
亜美真美「「おいしいです!」」
アイドル達「「「「やったー!」」」」
その後巨大ペヤングはアイドル達、そしてスタッフ全員にいきわたり、余った分はシアター組にふるまわれたのであった。
終わり
そして運命の湯切りの場面へ。
今度は四方をしっかりとボルトで固定。
もう出ちゃったはみたくない!
アイドル達の祈りは届くのか!?
亜美「ほんと頼むよもう」
春香「それでは湯切りお願いします!」
ジャー!
真「出てないよ麺が!」
響「これはいったんじゃないか!」
最大の難関、湯切り、ついに成功!
アイドル達「「「やったー!!!」」」
湯切りを終えたペヤングにソース、ふりかけをかけながらまぜていき、ついに…
春香「巨大ペヤング完成しました!」
アイドル達「「「「イエーイ!」」」」
ついに巨大ペヤング完成!
春香「じゃあ私が2人の分よそってあげるから」つペヤング容器(通常サイズ)
春香「はいどうぞ」
亜美「いやこれだったら普通でよかったじゃん」
真「早く食べてよ」
真美「わかったよ」
ズルズル
春香「どう?」
亜美真美「「おいしいです!」」
アイドル達「「「「やったー!」」」」
その後巨大ペヤングはアイドル達、そしてスタッフ全員にいきわたり、余った分はシアター組にふるまわれたのであった。
終わり
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 18:31:09.75 ID:MhpeuaG7O
いい話だなー
亜美真美おめでとう!
亜美真美おめでとう!
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 19:39:12.42 ID:AV2M13YuO
イイハナシカナー
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 20:11:57.92 ID:KyGLb0YPO
乙
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526959738/
Entry ⇒ 2018.06.08 | Category ⇒ アイドルマスター | Comments (0)
真姫「私、ことりの事ちょっと苦手なの」
1: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:27:10.17 ID:4BTEeQkL
真姫(ことりって何ていうか、好意をぶつけてき過ぎるというか)
真姫(なんでも褒めてくれるし、嫌な気分ではないんだけど…その…)
真姫(正直、恥ずかしいというか…照れくさいというか…)
真姫(絵里や希は何となく、からかってるのかなって感じがする時もあるんだけど)
真姫(ことりは純粋に褒めてくれたり、屈託のない笑顔で、か…かわいいとか言ってくれるから余計に困るのよ…)
真姫(別に自分の容姿に自信がないって訳でも無いんだけど)
真姫(正直、ことりの笑顔の方がよっぽどかわいいって思ったりもするし)
真姫(なんでも褒めてくれるし、嫌な気分ではないんだけど…その…)
真姫(正直、恥ずかしいというか…照れくさいというか…)
真姫(絵里や希は何となく、からかってるのかなって感じがする時もあるんだけど)
真姫(ことりは純粋に褒めてくれたり、屈託のない笑顔で、か…かわいいとか言ってくれるから余計に困るのよ…)
真姫(別に自分の容姿に自信がないって訳でも無いんだけど)
真姫(正直、ことりの笑顔の方がよっぽどかわいいって思ったりもするし)
2: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:27:40.39 ID:4BTEeQkL
真姫(でも、みんなにかわいいって言うのよね…ことりは…)
真姫(…)
真姫(わ…私、何言ってるのよ!?)
真姫(これじゃあ、ことりの事を独占したいって思ってるみたいじゃない!)
真姫(それに、最近ことりの事ばっかり考えてる気がするし…)
真姫(私、どうしちゃったのかしら…きっと疲れてるのね…)
真姫(そうと決まればさっさと家に帰りましょうか、練習休みなのに部室に来ても何にもならないし)
真姫(本当、私ってバカね…)
真姫(…)
真姫(わ…私、何言ってるのよ!?)
真姫(これじゃあ、ことりの事を独占したいって思ってるみたいじゃない!)
真姫(それに、最近ことりの事ばっかり考えてる気がするし…)
真姫(私、どうしちゃったのかしら…きっと疲れてるのね…)
真姫(そうと決まればさっさと家に帰りましょうか、練習休みなのに部室に来ても何にもならないし)
真姫(本当、私ってバカね…)
3: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:28:19.54 ID:4BTEeQkL
4: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:28:51.92 ID:4BTEeQkL
ことり「真姫ちゃん、ことりのお願い聞いてくれる?」
真姫「私にできる事ならいいわよ」
ことり「本当?良かった♪」
ことり「じゃあ、真姫ちゃん…ことりとデートしてくださいっ♪」
真姫「で…デート!?いきなり何言いだすのよ!」
真姫(だって、デートって…こ…恋人同士がする…///)
ことり「えへへ、デートっていっても二人でお出かけするだけだよ」
真姫「そ…そう…?」
真姫(何舞い上がってるのよ…私…)
真姫「私にできる事ならいいわよ」
ことり「本当?良かった♪」
ことり「じゃあ、真姫ちゃん…ことりとデートしてくださいっ♪」
真姫「で…デート!?いきなり何言いだすのよ!」
真姫(だって、デートって…こ…恋人同士がする…///)
ことり「えへへ、デートっていっても二人でお出かけするだけだよ」
真姫「そ…そう…?」
真姫(何舞い上がってるのよ…私…)
6: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:29:30.23 ID:4BTEeQkL
真姫「それなら、穂乃果か海未と行ってきたらいいでしょ」プイ
真姫(はあ…どうして私ってこうなのかしら…)
ことり「今日は二人とも忙しいんだって」
真姫「それで私のところに来たってわけ?デートなんて紛らわしい事言わないでよ」
ことり「ごめんね、真姫ちゃん。怒らせちゃった…?」
真姫「い…いや…そういう訳じゃ…」
ことり「ことりが無理言っただけだから気にしないでね」ニコッ
真姫(はあ…どうして私ってこうなのかしら…)
ことり「今日は二人とも忙しいんだって」
真姫「それで私のところに来たってわけ?デートなんて紛らわしい事言わないでよ」
ことり「ごめんね、真姫ちゃん。怒らせちゃった…?」
真姫「い…いや…そういう訳じゃ…」
ことり「ことりが無理言っただけだから気にしないでね」ニコッ
8: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:30:45.39 ID:4BTEeQkL
真姫(私…ことりのそんな元気の無い笑顔見たくない…)
真姫「別に、行かないなんて言ってないでしょ…」
ことり「えっ?」
真姫「デート…付き合ってあげるから…これでいいでしょ!」
ことり「本当!?良かった♪」
ことり「それじゃあ、早速行きましょ~♪」
真姫「こ…ことり…引っ張らないで!」
真姫「別に、行かないなんて言ってないでしょ…」
ことり「えっ?」
真姫「デート…付き合ってあげるから…これでいいでしょ!」
ことり「本当!?良かった♪」
ことり「それじゃあ、早速行きましょ~♪」
真姫「こ…ことり…引っ張らないで!」
9: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:31:39.01 ID:4BTEeQkL
真姫「ことり?あの…そろそろ手を放してほしいんだけど…」
ことり「あ、ごめんね」
真姫「あっ…」
真姫(ことりの手、温かいから…放すとちょっと寂しい…)
ことり「真姫ちゃん?」
真姫「な…なんでもないわ…///」
ことり「あ、ごめんね」
真姫「あっ…」
真姫(ことりの手、温かいから…放すとちょっと寂しい…)
ことり「真姫ちゃん?」
真姫「な…なんでもないわ…///」
10: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:32:08.14 ID:4BTEeQkL
真姫「それで、どこに行くのよ」
ことり「今日は色々な服屋さんに行こうと思ってますっ」
真姫「買い物かしら?季節の変わり目だしいいかもしれないわね」
ことり「違うよ?」
真姫「?」
ことり「なんと…今日は…」
ことり「今日は色々な服屋さんに行こうと思ってますっ」
真姫「買い物かしら?季節の変わり目だしいいかもしれないわね」
ことり「違うよ?」
真姫「?」
ことり「なんと…今日は…」
11: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:34:37.78 ID:4BTEeQkL
ことり「真姫ちゃんの服を見に行きますっ!」
真姫「いや…意味わかんないんだけど」
ことり「次の新曲は真姫ちゃんがセンターでしょ?」
ことり「だから色々な服を見て、真姫ちゃんに合った衣装作りの参考にしようかなって思ってますっ!」
真姫「なるほどね…それじゃあよろしく頼むわ」
ことり「任されました!」
真姫「いや…意味わかんないんだけど」
ことり「次の新曲は真姫ちゃんがセンターでしょ?」
ことり「だから色々な服を見て、真姫ちゃんに合った衣装作りの参考にしようかなって思ってますっ!」
真姫「なるほどね…それじゃあよろしく頼むわ」
ことり「任されました!」
12: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:35:08.61 ID:4BTEeQkL
ことり「まずはこのお店から」
真姫「ここって…私こんなかわいい服着ないんだけど…」
ことり「真姫ちゃんはかわいいからきっと似合うよ!」
真姫「そ…そう…///」
ことり「じゃあ、選んでくるからちょっと待っててね」
真姫(かわいい…ね)フフッ
真姫「ここって…私こんなかわいい服着ないんだけど…」
ことり「真姫ちゃんはかわいいからきっと似合うよ!」
真姫「そ…そう…///」
ことり「じゃあ、選んでくるからちょっと待っててね」
真姫(かわいい…ね)フフッ
15: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:36:06.82 ID:4BTEeQkL
真姫「ことり…衣装作りの参考になるっていう事は理解してるわ」
ことり「どうしたの?」
真姫「でもね、こんな量を試着したらお店にも迷惑が…」
ことり「え~」
真姫「え~じゃなくて…」
ことり「真姫ちゃんに似合いそうな服選んできたから大丈夫だよ?」
真姫「大丈夫って…なんで、私が買う事前提なのよ…」
真姫(ああ見えて、穂乃果と海未も苦労してるのね…)
ことり「確かに、お店に迷惑かかっちゃうし、鏡の前で合わせるだけにしよっか」
真姫「それぐらいなら…」
ことり「どうしたの?」
真姫「でもね、こんな量を試着したらお店にも迷惑が…」
ことり「え~」
真姫「え~じゃなくて…」
ことり「真姫ちゃんに似合いそうな服選んできたから大丈夫だよ?」
真姫「大丈夫って…なんで、私が買う事前提なのよ…」
真姫(ああ見えて、穂乃果と海未も苦労してるのね…)
ことり「確かに、お店に迷惑かかっちゃうし、鏡の前で合わせるだけにしよっか」
真姫「それぐらいなら…」
17: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:36:42.90 ID:4BTEeQkL
ことり「真姫ちゃんかわいい♪」
真姫「こ…これは…」
ことり「とってもかわいいよ♪」
真姫(あ…この服…結構いいかも…)
ことり「その服、このお店の中で真姫ちゃんに一番似合うと思ったんだ♪」
真姫「そ…そう…?」
ことり「良かったらそれだけ試着してみたら?」
真姫「そうね」
真姫「こ…これは…」
ことり「とってもかわいいよ♪」
真姫(あ…この服…結構いいかも…)
ことり「その服、このお店の中で真姫ちゃんに一番似合うと思ったんだ♪」
真姫「そ…そう…?」
ことり「良かったらそれだけ試着してみたら?」
真姫「そうね」
18: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:37:12.57 ID:4BTEeQkL
真姫(ふふっ、ことりが私の為に選んでくれた服…)
真姫(私好みのデザインの服を選んでたって事は、それなり私の事分かってくれてるのね)
真姫(そう考えると、ちょっと悪くないかなって思ったりもするんだけど)
真姫(でも…ことりはみんなに同じ事できるのよね…)
真姫(はあ…私一人で落ち込んでバカみたい…)
ことり「真姫ちゃーん、そろそろ着替え終わった?」
真姫(私好みのデザインの服を選んでたって事は、それなり私の事分かってくれてるのね)
真姫(そう考えると、ちょっと悪くないかなって思ったりもするんだけど)
真姫(でも…ことりはみんなに同じ事できるのよね…)
真姫(はあ…私一人で落ち込んでバカみたい…)
ことり「真姫ちゃーん、そろそろ着替え終わった?」
19: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:38:10.07 ID:4BTEeQkL
真姫「その…どうかしら?」
ことり「かわいい!真姫ちゃんにとっても似合ってると思うよ♪」
真姫「そ…そう…?ありがと…///」
真姫「それじゃあ、お会計してくるわ」
ことり「うん♪」
ことり「かわいい!真姫ちゃんにとっても似合ってると思うよ♪」
真姫「そ…そう…?ありがと…///」
真姫「それじゃあ、お会計してくるわ」
ことり「うん♪」
20: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:38:48.26 ID:4BTEeQkL
真姫「でも、こんなので参考になるの?普通に買い物してるだけじゃない」
ことり「ちゃんと参考になってるよ」
真姫「そうかしら?」
ことり「真姫ちゃんがどんな服が好きなのかわかったもん」
ことり「どんな服やデザインの服を手に取ったり、どんな顔で服を見てるのかとかね」
真姫「へえ…ちゃんとそういうところも見てたのね」
ことり「うん!真姫ちゃんはどうだった?」
ことり「ちゃんと参考になってるよ」
真姫「そうかしら?」
ことり「真姫ちゃんがどんな服が好きなのかわかったもん」
ことり「どんな服やデザインの服を手に取ったり、どんな顔で服を見てるのかとかね」
真姫「へえ…ちゃんとそういうところも見てたのね」
ことり「うん!真姫ちゃんはどうだった?」
23: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:39:14.01 ID:4BTEeQkL
真姫「普段、あまり行かないようなお店にも行けたし、それなりに楽しかったわ」
真姫(それなり…か…素直にとても楽しかったって言えることが出来たらいいのに…)
ことり「本当?良かった♪」
ことり「それじゃあ、今日は遅いし解散しようか」
真姫「…そうね」
ことり「真姫ちゃん、じゃあね」
真姫「あ…ことり…」
真姫「…行っちゃった」
真姫(思いを伝えるって難しいのね…だから私なりに…)
真姫(それなり…か…素直にとても楽しかったって言えることが出来たらいいのに…)
ことり「本当?良かった♪」
ことり「それじゃあ、今日は遅いし解散しようか」
真姫「…そうね」
ことり「真姫ちゃん、じゃあね」
真姫「あ…ことり…」
真姫「…行っちゃった」
真姫(思いを伝えるって難しいのね…だから私なりに…)
24: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:39:47.50 ID:4BTEeQkL
――数日後――
ことり「真姫ちゃん、新しい衣装できたよ!」
真姫「…」
ことり「もしかして…気に入らなかった…?」
真姫「いや…そうじゃなくて…とても良いと思うわ…」
ことり「えへへ、良かった♪」
真姫(本当にいいと思う…ありがとう、ことり)
ことり「真姫ちゃん、新しい衣装できたよ!」
真姫「…」
ことり「もしかして…気に入らなかった…?」
真姫「いや…そうじゃなくて…とても良いと思うわ…」
ことり「えへへ、良かった♪」
真姫(本当にいいと思う…ありがとう、ことり)
25: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:40:25.99 ID:4BTEeQkL
真姫「あのね、ことり」
ことり「どうしたの?」
真姫「良かったら、お礼させて」
ことり「お礼なんて大丈夫だよ?ことりは好きな事をしてるだけだし」
真姫「いいから、お礼って言っても大したことじゃないし」
ことり「そう?」
ことり「どうしたの?」
真姫「良かったら、お礼させて」
ことり「お礼なんて大丈夫だよ?ことりは好きな事をしてるだけだし」
真姫「いいから、お礼って言っても大したことじゃないし」
ことり「そう?」
26: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:40:51.28 ID:4BTEeQkL
真姫「折角だから、その衣装を着て歌ってあげるわ」
真姫「曲、まだちゃんと聞いてないでしょ?」
ことり「うん…イメージだけしか聞いてないけど」
ことり「でも、いいの?みんな呼んできた方が」
真姫「いいの、ことりは私の事を考えてこの衣装を作ってくれたんだから」
真姫「私も、ことりだけの為に歌うわ」
真姫「曲、まだちゃんと聞いてないでしょ?」
ことり「うん…イメージだけしか聞いてないけど」
ことり「でも、いいの?みんな呼んできた方が」
真姫「いいの、ことりは私の事を考えてこの衣装を作ってくれたんだから」
真姫「私も、ことりだけの為に歌うわ」
28: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:41:29.10 ID:4BTEeQkL
ことり「そういってもらえると嬉しいな♪」
真姫(この曲のテーマは、届かない恋に悩む女の子…私の想いが詰まっているみたい…)
真姫(こんな形でしか自分の想いを伝えられないなんて、私らしいけど)クスッ
ことり「真姫ちゃん?」
真姫「それじゃあ、聞いてちょうだい。ことりの為に歌うから」
おわり
真姫(この曲のテーマは、届かない恋に悩む女の子…私の想いが詰まっているみたい…)
真姫(こんな形でしか自分の想いを伝えられないなんて、私らしいけど)クスッ
ことり「真姫ちゃん?」
真姫「それじゃあ、聞いてちょうだい。ことりの為に歌うから」
おわり
30: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:49:22.63 ID:7lgArpLs
乙
31: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:51:55.84 ID:eDdFaXxs
ことまき最高やんね
32: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:53:16.50 ID:3lg437Um
ことまきが幼少期に出会ってた説すき
33: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:53:34.71 ID:Ncuu45SQ
ことまきは最高です!
掲載元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1479814030/
Entry ⇒ 2018.06.08 | Category ⇒ ラブライブ | Comments (0)
モバP「まゆにごめんなさいと言いたい」
1: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 19:34:44.68 ID:1zRy4e0V0
まゆ「はあ……」
P「ごめんなさい」
まゆ「い、いえ……その、突然謝られても、一体何がどうなのか……」
P「実はさ、シンデレラガール総選挙ってやってるじゃん。アレ、まゆに投票してないんだよね……」
まゆ「……なんでですか?」
P「オッケー。落ち着こう。とりあえず、座ろう。俺は地面に座るから、まゆは椅子に座ってほしい」
まゆ「……」
P「座らないのか……」
P「ごめんなさい」
まゆ「い、いえ……その、突然謝られても、一体何がどうなのか……」
P「実はさ、シンデレラガール総選挙ってやってるじゃん。アレ、まゆに投票してないんだよね……」
まゆ「……なんでですか?」
P「オッケー。落ち着こう。とりあえず、座ろう。俺は地面に座るから、まゆは椅子に座ってほしい」
まゆ「……」
P「座らないのか……」
2: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 19:37:33.03 ID:1zRy4e0V0
まゆ「だって、おかしいですよね?」
P「……うん」
まゆ「まゆとPさんは、互いにアイドルとプロデューサーさんですよね?」
P「うん」
まゆ「まゆとPさんは、今まで沢山の苦難や過酷を二人で乗り越えてきましたよね?」
P「うん!!」
まゆ「まゆとPさんは、お互いに将来を誓い合った仲ですよね?」
P「うん!!!!!!」
まゆ「指輪とか、もう買ってるんですよね?」
P「ゼクシィまで買ってある」
まゆ「うふ♡」
P「……うん」
まゆ「まゆとPさんは、互いにアイドルとプロデューサーさんですよね?」
P「うん」
まゆ「まゆとPさんは、今まで沢山の苦難や過酷を二人で乗り越えてきましたよね?」
P「うん!!」
まゆ「まゆとPさんは、お互いに将来を誓い合った仲ですよね?」
P「うん!!!!!!」
まゆ「指輪とか、もう買ってるんですよね?」
P「ゼクシィまで買ってある」
まゆ「うふ♡」
3: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 19:39:50.29 ID:1zRy4e0V0
P「何ならこの前式場見に行った」
まゆ「そこまでの執念があって……でもまゆには入れてくれないんですか。なら……」
P「……」
まゆ「Pさんなりに、何かしらの考えがあるんですよね。だって……そうじゃないと、わざわざまゆを呼び出して、二人っきりでお話しようなんて考えませんよね」
P「うん。まゆは大切だし、好きだから、伝えないといけないなって思ったんだ」
まゆ「うふふ。それで、まゆに入れないということはほかの誰かに入れてるってわけですよね。誰に?」
P「安部菜々」
まゆ「あー……」
まゆ「そこまでの執念があって……でもまゆには入れてくれないんですか。なら……」
P「……」
まゆ「Pさんなりに、何かしらの考えがあるんですよね。だって……そうじゃないと、わざわざまゆを呼び出して、二人っきりでお話しようなんて考えませんよね」
P「うん。まゆは大切だし、好きだから、伝えないといけないなって思ったんだ」
まゆ「うふふ。それで、まゆに入れないということはほかの誰かに入れてるってわけですよね。誰に?」
P「安部菜々」
まゆ「あー……」
4: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 19:41:38.57 ID:1zRy4e0V0
P「なんつーかさ。これは俺の勝手な推測なんだけど、菜々さん」
まゆ「菜々さん?」
P「……ウサミン」
まゆ「ウサミン?」
P「……安部さん」
まゆ「はい、菜々さんがどうしたんですか?」
P「卑怯」
まゆ「菜々さん?」
P「……ウサミン」
まゆ「ウサミン?」
P「……安部さん」
まゆ「はい、菜々さんがどうしたんですか?」
P「卑怯」
5: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 19:45:16.77 ID:1zRy4e0V0
P「今回じゃないと、シンデレラガールになれない気がするんだ。もう本当に勝手な話だけど……」
まゆ「……かも、しれませんね」
P「……」
まゆ「菜々さんのファンからの熱い声援は過去トップレベルです。中間発表も見事一位をたたき出し、そしてその勢いは一向に耐えることがない」
P「でも、きっと来年はもうこんな勢いが出ない。何より、今まで辛酸を舐め、泥水だってすすりながら、泥を掴みながら前に進んできたんだ。絶対にシンデレラガールにしたい」
まゆ「ずいぶん肩を持つんですね」
P「うん。だって……菜々さ」
まゆ「菜々さん?」
P「……安部さんは、俺がデレマスに手を出して、二人目に好きになった人だったんだ」
まゆ「……うふ」
まゆ「……かも、しれませんね」
P「……」
まゆ「菜々さんのファンからの熱い声援は過去トップレベルです。中間発表も見事一位をたたき出し、そしてその勢いは一向に耐えることがない」
P「でも、きっと来年はもうこんな勢いが出ない。何より、今まで辛酸を舐め、泥水だってすすりながら、泥を掴みながら前に進んできたんだ。絶対にシンデレラガールにしたい」
まゆ「ずいぶん肩を持つんですね」
P「うん。だって……菜々さ」
まゆ「菜々さん?」
P「……安部さんは、俺がデレマスに手を出して、二人目に好きになった人だったんだ」
まゆ「……うふ」
6: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 19:48:45.03 ID:1zRy4e0V0
P「彼女の苦労は知っている。彼女の努力は知っている。彼女の謙虚を知っている。彼女のやさしさを知っている。だから……」
まゆ「シンデレラガールに?」
P「うん。あと、これを言うとまゆは怒るかもなぁって思うんだけど、折角なので正直に言う。でも、多分、酷いことを言うよ」
まゆ「……はい。Pさんが思うのでしたら、きっとそれは事実です」
P「まゆなら……」
まゆ「……」
P「まゆなら次だって、シンデレラガールになれると思ったんだよ」
まゆ「……っ」
P「いつだってなれると思う。自信がある。次だって、何なら二連続でシンデレラガールになるような偉業だって、目指せないアイドルじゃないんだ」
まゆ「それ、褒めてるんですか?」
P「最上級にね」
まゆ「シンデレラガールに?」
P「うん。あと、これを言うとまゆは怒るかもなぁって思うんだけど、折角なので正直に言う。でも、多分、酷いことを言うよ」
まゆ「……はい。Pさんが思うのでしたら、きっとそれは事実です」
P「まゆなら……」
まゆ「……」
P「まゆなら次だって、シンデレラガールになれると思ったんだよ」
まゆ「……っ」
P「いつだってなれると思う。自信がある。次だって、何なら二連続でシンデレラガールになるような偉業だって、目指せないアイドルじゃないんだ」
まゆ「それ、褒めてるんですか?」
P「最上級にね」
7: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 19:52:17.02 ID:1zRy4e0V0
まゆ「それで、菜々さんに入れた、と……」
P「うん。殴られる覚悟で言った。というか、殴ってくれた方が気が楽かも……」
まゆ「そんなことしませんよ。あ、でも……Pさんが望んでいるというのなら、話は別ですが」
P「なんかその言い方、どうでもいいみたいな感じじゃないか」
まゆ「だって、事実大したことのないお話ですからね。それを大袈裟に言われただけで」
P「……」
まゆ「一応、次の持ち越すという意見が出てきたときは、胸がちくりと痛みましたが」
P「……ごめん」
まゆ「謝っちゃ嫌ですよ」
P「……」
まゆ「Pさんが熱意を以て望み、そして何かを成そうとしている。その後ろ姿はとても格好良いですから」
P「まゆ……」
P「うん。殴られる覚悟で言った。というか、殴ってくれた方が気が楽かも……」
まゆ「そんなことしませんよ。あ、でも……Pさんが望んでいるというのなら、話は別ですが」
P「なんかその言い方、どうでもいいみたいな感じじゃないか」
まゆ「だって、事実大したことのないお話ですからね。それを大袈裟に言われただけで」
P「……」
まゆ「一応、次の持ち越すという意見が出てきたときは、胸がちくりと痛みましたが」
P「……ごめん」
まゆ「謝っちゃ嫌ですよ」
P「……」
まゆ「Pさんが熱意を以て望み、そして何かを成そうとしている。その後ろ姿はとても格好良いですから」
P「まゆ……」
8: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 19:54:14.04 ID:1zRy4e0V0
まゆ「ですから、まゆには謝らず、どうぞ御心のままに。アナタが歩む道を、まゆは後ろから着いていきます」
P「……そっか」
まゆ「むしろ、今からまゆに入れちゃったりする方が怒ります」
P「お、怒る?」
まゆ「ぷんぷんです。ぷんぷんまゆになります」
P「語感からして伝わる可愛さ」
まゆ「……とまあ、大した話じゃありません。まゆは、気にしていませんから」
P「……そっか」
まゆ「むしろ、今からまゆに入れちゃったりする方が怒ります」
P「お、怒る?」
まゆ「ぷんぷんです。ぷんぷんまゆになります」
P「語感からして伝わる可愛さ」
まゆ「……とまあ、大した話じゃありません。まゆは、気にしていませんから」
9: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 19:57:28.11 ID:1zRy4e0V0
P「とりあえず、ゼクシィでも読もうぜ。初めて買ったんだ、これ」
まゆ「そうですね。未来のお話でもしましょうか。白い家に、大きなわんちゃんを買いましょう」
P「表紙が美優さんだ……」
まゆ「なんでうどん食べてるんですかね……」
P「あの人、丸亀製麺好きだからな……」
まゆ「結婚情報誌なのに、食レポまで載ってる……」
P「というか、ウエディングドレスって、結婚する前に着たら婚期を逃すとか」
まゆ「まあ、ウエディングドレス着てうどん食ってる女性に婚期も何もないとは思いますけど」
まゆ「そうですね。未来のお話でもしましょうか。白い家に、大きなわんちゃんを買いましょう」
P「表紙が美優さんだ……」
まゆ「なんでうどん食べてるんですかね……」
P「あの人、丸亀製麺好きだからな……」
まゆ「結婚情報誌なのに、食レポまで載ってる……」
P「というか、ウエディングドレスって、結婚する前に着たら婚期を逃すとか」
まゆ「まあ、ウエディングドレス着てうどん食ってる女性に婚期も何もないとは思いますけど」
10: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 19:59:49.06 ID:1zRy4e0V0
P「……あとさ。一つ思ってたんだけど」
まゆ「なんですか?」
P「俺、まゆってもっと近いものだと思ってた」
まゆ「……?」
P「後ろから歩いてくるの、止めてもらっていいかな?」
まゆ「……隣、ですか?」
P「うん。俺が菜々さんに票ぶち込んだ理由、もしかしてそうかもしれないし……」
まゆ「そうっていうと……」
P「近すぎて気付かなかった」
まゆ「……き、今日は、気障なことを言う日、なんですか?」
P「やい照れるなこっちまで照れるわ」
まゆ「うぅ……」
まゆ「なんですか?」
P「俺、まゆってもっと近いものだと思ってた」
まゆ「……?」
P「後ろから歩いてくるの、止めてもらっていいかな?」
まゆ「……隣、ですか?」
P「うん。俺が菜々さんに票ぶち込んだ理由、もしかしてそうかもしれないし……」
まゆ「そうっていうと……」
P「近すぎて気付かなかった」
まゆ「……き、今日は、気障なことを言う日、なんですか?」
P「やい照れるなこっちまで照れるわ」
まゆ「うぅ……」
11: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 20:03:46.42 ID:1zRy4e0V0
P「しかし困ったことになった」
まゆ「?」
P「結婚したらアイドル続けられるのかな……」
まゆ「まゆは、Pさんがプロデュースしてくれる限り、いつまでもアイドルですよ」
P「いや、結婚したら流石に多少なりともファン減るだろうしなぁ。シンデレラガールにしたいし、やっぱ今年も結婚は無理かぁ」
まゆ「うふ、残念ですね」
P「なんだ、嬉しそうな言い方するなぁ」
まゆ「この関係性、まゆ嫌いじゃないんですよ」
P「……そっか。じゃあ、結婚指輪はまた今度な」
まゆ「はい」
P「あ、今日のお弁当は?」
まゆ「ここですよぉ」
まゆ「?」
P「結婚したらアイドル続けられるのかな……」
まゆ「まゆは、Pさんがプロデュースしてくれる限り、いつまでもアイドルですよ」
P「いや、結婚したら流石に多少なりともファン減るだろうしなぁ。シンデレラガールにしたいし、やっぱ今年も結婚は無理かぁ」
まゆ「うふ、残念ですね」
P「なんだ、嬉しそうな言い方するなぁ」
まゆ「この関係性、まゆ嫌いじゃないんですよ」
P「……そっか。じゃあ、結婚指輪はまた今度な」
まゆ「はい」
P「あ、今日のお弁当は?」
まゆ「ここですよぉ」
12: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 20:08:30.73 ID:1zRy4e0V0
一方全てを見ていた二人……
ちひろ「なんでうどん食いながらゼクシィ撮ったんですか?」
美優「だ、だって、最近の好みのモノを持ってこいと仰られたので……」
ちひろ「それで器ごと持ってくるような図太い精神してたんですね、美優さん。というか、存外に庶民派アイドル……」
美優「この前10万円もらってしまいまして」
ちひろ「トップアイドルが10万円の臨時収入で浮かれたんですね?」
美優「やっぱり手元にあると、重みが違うなぁって……」
ちひろ「それでゼクシィ撮ったんですね?」
美優「ごめんなさい……」
ちひろ「なんでうどん食いながらゼクシィ撮ったんですか?」
美優「だ、だって、最近の好みのモノを持ってこいと仰られたので……」
ちひろ「それで器ごと持ってくるような図太い精神してたんですね、美優さん。というか、存外に庶民派アイドル……」
美優「この前10万円もらってしまいまして」
ちひろ「トップアイドルが10万円の臨時収入で浮かれたんですね?」
美優「やっぱり手元にあると、重みが違うなぁって……」
ちひろ「それでゼクシィ撮ったんですね?」
美優「ごめんなさい……」
13: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 20:11:20.26 ID:1zRy4e0V0
ちひろ「ところで、あの二人。どうします?」
美優「埋め立てます?」
ちひろ「初手殺処分はアイドルが思っていい考えじゃないと思います」
美優「だって、事務所で結婚の話なんて……」
ちひろ「ま、最初は結構シリアスな話をしていたようですが……」
美優「Pさんには、まだ結婚してもらうわけにはいきませんからね」
ちひろ「ええ。寿退社など以ての外。恐縮ですが、来年来る可能性のある結婚も……」
美優「ごめんなさいって感じですね」
美優「埋め立てます?」
ちひろ「初手殺処分はアイドルが思っていい考えじゃないと思います」
美優「だって、事務所で結婚の話なんて……」
ちひろ「ま、最初は結構シリアスな話をしていたようですが……」
美優「Pさんには、まだ結婚してもらうわけにはいきませんからね」
ちひろ「ええ。寿退社など以ての外。恐縮ですが、来年来る可能性のある結婚も……」
美優「ごめんなさいって感じですね」
14: ◆Rq7OakyBmg 2018/04/29(日) 20:13:03.33 ID:1zRy4e0V0
おしまいです。
読んでくれた方、ありがとうございました。そうです、私が一億円の人です。
佐久間まゆダイマと見せかけた、安部菜々ダイマと見せかけた三船美優ダイマです。
皆さん、是非ともクラリスさんに清き一票を。
読んでくれた方、ありがとうございました。そうです、私が一億円の人です。
佐久間まゆダイマと見せかけた、安部菜々ダイマと見せかけた三船美優ダイマです。
皆さん、是非ともクラリスさんに清き一票を。
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/29(日) 22:11:40.71 ID:8GlET4obo
乙
これもう誰に投票したらいいのかわかんねぇな
これもう誰に投票したらいいのかわかんねぇな
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/29(日) 22:54:53.82 ID:WZRueIxDo
おつ
つまりわた未央ちゃんに投票すればいいってことだよ
つまりわた未央ちゃんに投票すればいいってことだよ
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/29(日) 23:43:24.44 ID:CXVmNOsyo
乙ー
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/30(月) 02:13:50.69 ID:PE9XPHzgo
これは風紀を守るべき流れなので冴島清美ちゃんに投票すべき
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524998084/
Entry ⇒ 2018.06.04 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
【モバマス】加蓮「お腹奈緒」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/29(日) 12:33:19.06 ID:8tLiYO8p0
百合注意
奈緒「・・・え?何?」
加蓮「おなかなお。逆から読んでも?」
奈緒「・・・おなかなお?」
加蓮「お腹奈緒ーっ!」ガバァッ
奈緒「うわああああ」
加蓮「なーおーっ!」ムギューッ
奈緒「なっ、何やってんだよ!」アタフタ
加蓮「奈緒のお腹暖かい!奈緒のお腹いい匂い!奈緒のお腹癒される!奈緒のお腹可愛い!奈緒のお腹好き!」スリスリ
奈緒「おい、加蓮・・・」グイッ
加蓮「いや?」
奈緒「え?」
加蓮「私にお腹ギュッてされるの・・・嫌だった?」シュン
奈緒「・・・その聞き方は・・・ズルい」ギュッ
加蓮「えへへー、なおかあさん大好き」スリスリ
奈緒「・・・変な呼び方するな」キュンキュン
加蓮「なでなでもしてー?」
奈緒「・・・ん。これでいいか?」ナデナデ
加蓮「えへへぇ・・・」ニヘラ
奈緒「・・・え?何?」
加蓮「おなかなお。逆から読んでも?」
奈緒「・・・おなかなお?」
加蓮「お腹奈緒ーっ!」ガバァッ
奈緒「うわああああ」
加蓮「なーおーっ!」ムギューッ
奈緒「なっ、何やってんだよ!」アタフタ
加蓮「奈緒のお腹暖かい!奈緒のお腹いい匂い!奈緒のお腹癒される!奈緒のお腹可愛い!奈緒のお腹好き!」スリスリ
奈緒「おい、加蓮・・・」グイッ
加蓮「いや?」
奈緒「え?」
加蓮「私にお腹ギュッてされるの・・・嫌だった?」シュン
奈緒「・・・その聞き方は・・・ズルい」ギュッ
加蓮「えへへー、なおかあさん大好き」スリスリ
奈緒「・・・変な呼び方するな」キュンキュン
加蓮「なでなでもしてー?」
奈緒「・・・ん。これでいいか?」ナデナデ
加蓮「えへへぇ・・・」ニヘラ
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/29(日) 12:33:39.99 ID:8tLiYO8p0
後日
奈緒(加蓮の奴め・・・急にお腹に顔埋められるの本当にビックリするんだぞ)
奈緒(今度は私がやり返してやる・・・)ワクワク
奈緒「おなかれんーっ!」ガバッ
加蓮「わっ」
奈緒「どーだ!ビックリしたろ!」
加蓮「甘えん坊奈緒可愛い!」ムギューッ
奈緒「わぷっ」
加蓮「ふふっ」ナデナデ
奈緒(あ・・・加蓮のお腹、何かめっちゃ落ち着く・・・)ホワホワ
奈緒「加蓮ー・・・」ムギューッ
加蓮「よしよし」ナデナデ
奈緒(加蓮の奴め・・・急にお腹に顔埋められるの本当にビックリするんだぞ)
奈緒(今度は私がやり返してやる・・・)ワクワク
奈緒「おなかれんーっ!」ガバッ
加蓮「わっ」
奈緒「どーだ!ビックリしたろ!」
加蓮「甘えん坊奈緒可愛い!」ムギューッ
奈緒「わぷっ」
加蓮「ふふっ」ナデナデ
奈緒(あ・・・加蓮のお腹、何かめっちゃ落ち着く・・・)ホワホワ
奈緒「加蓮ー・・・」ムギューッ
加蓮「よしよし」ナデナデ
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/29(日) 12:34:09.47 ID:8tLiYO8p0
後日
凛(卯月、島村、しまむー、うづうづ・・・)
凛(尻、お尻、けつ、臀部・・・)
凛「中々上手く繋がらないなぁ・・・」ウーン
未央「しぶりん。何悩んでんの?」
凛「みおっぱいは黙ってて」
未央「何かすごいイラッと来た」
-終わ凛-
凛(卯月、島村、しまむー、うづうづ・・・)
凛(尻、お尻、けつ、臀部・・・)
凛「中々上手く繋がらないなぁ・・・」ウーン
未央「しぶりん。何悩んでんの?」
凛「みおっぱいは黙ってて」
未央「何かすごいイラッと来た」
-終わ凛-
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/29(日) 12:34:43.40 ID:8tLiYO8p0
以上になります。
おなかれんはオナ加蓮。お尻奈緒は逆から読むとオナり潮。
つまりはそういうこと。
ありがとうございました。
おなかれんはオナ加蓮。お尻奈緒は逆から読むとオナり潮。
つまりはそういうこと。
ありがとうございました。
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/29(日) 19:19:34.97 ID:DajCBWyM0
乙
百合好き もっと書こーぜ
百合好き もっと書こーぜ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/29(日) 19:29:32.54 ID:EqpBzN4Uo
みおっぱいとあいこっぱいを触り合う展開イイゾ
乙
乙
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524972798/
Entry ⇒ 2018.06.03 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
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