モバP「初物って、縁起がいいですよね!」
1: 蟹蟹、蟹蟹しにかわりましてSS蟹蟹VIPがお蟹りします 2017/01/24(火) 01:18:24.03 ID:XPZNFpXV0
モバP「事務所に飾った雛人形は片付けません!」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1456934859
↑ 聲風呂
モバP「来月はジューンブライドなんて呼ばれてますね!」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1464030029
↑ アスファルト加工
モバP「お姉ちゃんって、いいですよね!」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1474814345
↑ ミンチにして海へ
モバP「クリスマスって、夢がありますよね!」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1481641837
↑ 焼却処分
プロデューサーは生きて帰ってくるのか。
プロデューサーは無事なのか。
では、始まります。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 01:18:57.68 ID:XPZNFpXV0
ーー 1月1日 深夜 ーー
P「だから俺は! この新年に初物の幼女達を美味しくいただくんだぁぁぁああああ!! うわあぁぁぁぁあああああああ!!!」
心「まだ生きてるのか……」
P「初物は縁起がいいって昔から言うだろう! だから姫始めだ! うん! これしかない!!」
美優「どうせそう言うと思ってました」
P「姫始め…。姫というからには、まずはその漢字にあやかって姫川の友紀あたりから……」
留美「止めなさい! もうそのネタは使われているのよ!」
心「あれももう2年前かぁ……」
【 モバP「……は? 姫川始め?」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1420847230
こんなクソSSの中で勝手に宣伝してごめんなさい】
美優「そもそも、友紀ちゃんは幼女の部類に入りませんから」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 01:22:31.17 ID:XPZNFpXV0
P「なんだよ! こんなめでたい新年から人を否定するだけ否定して!! あけましておめでとうだろ!! それが日の出よりも先に言う事かよっ!!」
心「いや、無理だろ……」
留美「子供達の一度きりの青春を無下に見捨てられないわ」
美優「一生忘れられない思い出になるんですから」
P「幼女達の記憶の中に一緒俺が残るのか……! よし!! レッツ姫始め!!!」
留美「よし! じゃないわよ!」
美優「最悪の思い出になりますね」
P「実際、本当に痛いんですか? 血が出るとかどうとか」
心「めっちゃ痛いぞ☆」
留美「ノーコメント」
美優「……ノーコメント」
心「あっ! や、やっぱりはぁともノーコメント☆」
P「なるほど」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 01:26:23.87 ID:XPZNFpXV0
P「なら、幼女達にそんな思いをさせるわけには……」
心「なあ! ノーコメント! はぁともノーコメント!」
P「けど、でも……! 俺は、 俺の欲望を優先したい! 愛があるなら! 乗り越えられるはずなんだよ!」
心「ちょっと、ノーコメントだってばぁぁー!!」
P「だから俺は! 幼女達と愛を育む! その時のために! 俺は! 愛を!!」
心「ノーコメントって言ってるじゃんかあぁぁぁ!! うわああぁぁぁぁん……!!」
P「ひいっ!? 泣きながら近づくんじゃあない! 俺は幼女が破瓜の痛みで泣いている様以外見たくないんだヨォォア!!!」
心「慰めもフォローも無しにそれかよ!!」
留美(本心が漏れてる……)
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 01:34:15.16 ID:XPZNFpXV0
P「欲望に爛れた高校生達なんか信頼出来るか! 俺は、小学生や中学生達と姫始めするんだ!! おわあぁぁぁぁあああああっ!!」
P「特に薫とか仁奈とか、まだ迎えてなさそうな子ほどグッドなんだよ!」
P「まだ赤ちゃんを授かる準備すら出来ていない子が……! ぐふっ…、ぐふふっ……!」
留美「うわぁ……」
P「けど、ありすとか晴とか、それを迎えたばかりの幼女達もそれもまたいいと思うんだ! 迎えたばかりってのがポイントなんだよ! みんなにわかるか! 俺の、俺の気持ちがぁ!!」
美優「わかりたくもないです」
心「いや、これマジで通報したほうがいいって。どう処分するとかじゃなくて外に出られない様にするしかないって」
P「さあ! まずは事務所から1番近い幼女の家は……、雪美か! 待ってろ雪美ィ! 今オトナにしてやるからなぁ!!」
留美「ちょ、ちょっと! 誰かアレを止めて!!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 01:38:10.83 ID:XPZNFpXV0
早苗「ストーップ! こっから先へは行かせないわよ!」
瑞樹「もう、外までまる聞こえよ!」
P「ひいぃぃっ!? もはや未経験でもそれはそれでやばい年齢の人達だっ!!」
早苗「ノーコメント」
瑞樹「ノーコメント」
心「うわぁぁああああん!!」
P「アンタ……、マジなのか? ちょっとだけ? ちょっとだけなのか?」
心「ノーコメント!!」
留美「もはや何を喋っても地雷ね……」
美優「うっかり口を滑らすから」
P「そんな事はもうどうでもいい! そこを退けよっ! 俺を通せ! でないと痛い目を見るぞ!」
早苗「痛い目見るのは高校時代の心ちゃんだけで十分よ! 来るならかかってきなさいよ!!」
心「うわぁあああっ!! 早苗さんの馬鹿あぁぁぁ!!!」
瑞樹「この前のクリスマスの飲み会で話してたやつね……」
留美「早苗さん、酔っててもこういう話はしっかり覚えてるから……」
P「アンタは俺が討つんだ! 今日! ここでぇ!!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 01:46:01.55 ID:XPZNFpXV0
P「はあぁぁぁ!!」
早苗「ミズキンガード!」
瑞樹「えっ! ちょっ!? 羽交い締めっ!?」
P「なっ!?」
ムニュン
瑞樹「ぁんっ……!」
心「あ、ダイレクトに揉んだ……」
P「…………」
瑞樹「…………!」///
P「うわあぁぁぁぁぁぁああアァアアアアア!? ひいぃぃっ!? ああアアアアアアぁぁぁぁぁぁぁ!!! おええっええぇぇぇぇぇ!!!」
瑞樹「ちょっと! 胸触られてそんなリアクションされたの初めてよ!」
早苗「へー…、ロリコンって大人の胸触るとこうなるんだ……」
留美「これはこれでかなりの特例じゃないかしら……」
美優「留美さんで試してみます?」
留美「遠慮するわ。……というか、美優。あなたなんか怖いわよ……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 01:55:06.90 ID:XPZNFpXV0
P「ぐあぁぁぁひいぃぃっはぁっ!? ううぅぅぅ……! あぁ……」
心「あ、気絶した」
瑞樹「そんなに嫌!? ねえ! そんなに!? ちょっと!!」
P「」
留美「……ねえ、生きてる?」
美優「なら、清々しましたね」
早苗「まあ、ほっときゃ生き返るわよ…、ね……?」
留美「たぶん……」
P「」
心「つんつんっ…。ほら、嫌いな年増に突っつかれてるぞー……?」
P「」
((((やばくね?))))
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 02:02:11.79 ID:XPZNFpXV0
P「」
心「えっ? ちょっ、やばくない?」
留美「何がやばいって、私たちに疑いがかかることよね……」
瑞樹「わ、私は被害者よ! 胸触られたんだもの! というか、早苗が私を盾にするから……!」
早苗「あ、あたしっ!? いや、正当防衛でしょ! こっちは男に詰め寄られてたんだから!」
心「でも、早苗さんが煽るから……」
早苗「ちょ! 元警官のあたしに容疑がかかるって洒落にならないわよ! 待ってよ!」
美優「皆さん落ち着いてください!」
留美「美優……」
美優「今は仲間割れなんてしてる場合じゃないんです。どうやってこれを隠滅するか、それを考えるべきだと思うんです」
留美「……美優?」
美優「この変態を、私達の記憶からも葬る為に、私たちは今! 知恵を合わせる時なんです!」
留美「美優っ!?」
心「えっ? ちょっ、やばくない?」
留美「何がやばいって、私たちに疑いがかかることよね……」
瑞樹「わ、私は被害者よ! 胸触られたんだもの! というか、早苗が私を盾にするから……!」
早苗「あ、あたしっ!? いや、正当防衛でしょ! こっちは男に詰め寄られてたんだから!」
心「でも、早苗さんが煽るから……」
早苗「ちょ! 元警官のあたしに容疑がかかるって洒落にならないわよ! 待ってよ!」
美優「皆さん落ち着いてください!」
留美「美優……」
美優「今は仲間割れなんてしてる場合じゃないんです。どうやってこれを隠滅するか、それを考えるべきだと思うんです」
留美「……美優?」
美優「この変態を、私達の記憶からも葬る為に、私たちは今! 知恵を合わせる時なんです!」
留美「美優っ!?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 02:10:59.36 ID:XPZNFpXV0
巴「話は聞かせてもらった!」
早苗「巴ちゃん! こんな深夜に!?」
巴「証拠隠滅とならば、ウチのツテでなんとでもなる。特殊な薬品に漬け込んで髪の毛一本も、細胞のひとかけらも残らんように溶かしちゃることだってやれるで」
瑞樹「ほっ…、よかった……」
心「これで安心して眠れるな☆」
美優「一件落着、ですね……」
留美(え、えぇー……)
巴「ならばまずは外に運ぼうや。ほれ、引っ張っとくれ」
早苗「よーし! 年の初めから気合い入れていくわよー!」
「「「「「おーっ!!」」」」」
留美(え、ええっ!? ええぇーー……)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 10:07:09.73 ID:XPZNFpXV0
巴「さて、よっこいせぇの……」
美優「はッ!? 巴ちゃん、ダメッ!!」
巴「へっ?」
P「……ッ!!」
P「ウ…、ゥゥ、ア……」
P「ウォオオオオオオォォォアアアアアアアッ!!!」
巴「ひいっ!? 生き返った!?」
美優「チッ……! 子供の手が触れただけで生き返る……! なんで再生力……!!」
P「ウッヒョーーー! 巴えぇえエエアっ!! お前のおかげで助かった! ありがとう! 巴ぇぇ!!」
巴「ちぃぃっ! そんなつもりは無いんじゃ! 放れぇ!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 10:22:37.29 ID:XPZNFpXV0
早苗「……大丈夫なの?」
P「まあ、巴の柔らかい手に触れることができたんで。でもアレ酷いですよ! もうマジ死ぬかと思いました」
瑞樹「私への謝罪とかはないの……?」
P「あんたこそ、あんな物触らせられる男の気持ちを考えた事あるのかよ!」
早苗「男なら喜んで飛びつきそうなものだけど」
瑞樹「あなたがイレギュラーすぎるのよ!」
P「あああ!! ともかく、今年も巴と触れ合っていられるなんていい年になるなぁ! 絶対!」
巴「ウチはこれで最後にしたいわい」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 11:12:07.00 ID:JMX74wteO
P「さあ、巴! 雪美はとりあえず後にして、まずは巴から美味しくいただこうかな!」
巴「ええい! ウチはお前なんぞとまぐわるつもりはなぁわ!」
P「な、なんだよそれぇ!! それって、それって……! 俺とヤるつもりはないってことかよぉ!!」
心「今そう言ったじゃん……」
P「どうしてだよ巴ぇ! 俺のどこがダメって言うんだよ! 何で俺がダメだって言うんだよ!!」
巴「言うまでもなかろうて」
P「くそぉ……! 俺の今日の予定が……! 巴の初モノをいただくために用意しておいたプランがぁ……!」
巴「そ、そんな事まで考えよったんか……」
瑞樹「そ、それって他の女の子達をいただいた上でまだ巴ちゃんも行くつもりだったって事よね……」
早苗「その精力だけは感心するわ……」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 11:20:48.55 ID:JMX74wteO
巴「そもそもお前はウチが首を縦に振るおもっとったんか。頭ん中イっとるのう」
P「えっ!? 巴は俺に腰を振られるって思っただけでイっちゃうって!?」
巴「…………」
留美「ごめんね…、こっち向いてあの人を指差しされても私にはどうしてあげることも……」
美優「もう留美さんが相手してあげればいいんじゃないですかね」
留美「えっ、ええぇ!?」
P「ちょ、ちょっと待ってくださいよ美優さん! 俺に1つ歳下の女を犯せって言うんですか!? そんなの冗談でも、無茶言わないでくださいよ!」ガシッ
美優「触らないでください」ベシッ
早苗「1つ歳下を犯すのが無理ってなにそれ……」
瑞樹「プロデューサー、美優ちゃんとは普通に喋れるようになったけど美優ちゃんからは凄く嫌われてるわね……」
心「あんなの好くやついないっしょ……」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 11:35:18.00 ID:JMX74wteO
美優「ほら、留美さんなら巴ちゃんと同じ口調で喋ってもらえますよ」
瑞樹「でも、それはジューンブライドの時に……」
早苗「……ちょっと1回やってみない? 面白そうだし」
心「と言うわけでプロデューサー! ちょっと目を瞑ってみろよ☆」
P「……言っときますけど、そんな年増の声で俺のエクスカリバーはアンビデクストラスモードにはなりませんよ」
巴(まだなんもやっとらんのに留美姐さんがボロクソに言われようる……)
早苗「んじゃ留美ちゃん、やっちゃって!」
留美「な、なんて話せばいいの……?」
心「適当に☆」
留美「えぇー……」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 11:51:02.17 ID:JMX74wteO
P「ふむ……」
「……あー」
「えー、プロデューサー? その、えっと……」
「初めの頃は私も迷惑をかけてごめんなさい……」
「最初の頃ぁね? どうも気になっとったけん、早苗さんや瑞樹さんらぁにとられんように、って思いよって、それで……」
「それで、あなたの気持ちも考えんような事をしてから、本当に悪かったって思いよるんよ……」
「じゃけん、許してくれん? ったぁ言えんのはわかっとるんじゃけど…、とりあえず……」
「今からちぃと、仲良ぅできんかねぇ……」
留美「……お、おしまい! あー、恥ずかしい……!」///
早苗「ほ、方言女からの告白……!」
心「破壊力高ぇなおい……!」
P「……なんか、巴と言葉使いが違いますね」
巴「そりゃあお前。同じ地元でも住んどる所が違やぁなんぼでも変わろうがね」
瑞樹「あと、その人の性格でもね?」
P「……でも、1つだけ分かったことがあります」
留美「Pさん……?」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 12:06:19.34 ID:JMX74wteO
P「巴! 俺やっぱお前じゃないとダメだ! しよう! 子作り!」
留美「」ガーン
巴「えぇー……」
早苗「あー…、案の定ダメだったかー……」
心「そりゃあ言葉使いが似てても結局は留美さんだし……」
瑞樹「留美ちゃんがあと14年でも遅く生まれてたら……」
美優「それか、Pさんが生まれてこなければ……」
留美「私、もうどうすればいいの……?」
巴「……強く生きようで」
留美「巴ちゃん……」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 12:25:23.76 ID:JMX74wteO
P「あっ、そうだ巴。子作りもいいけど、ほら」
巴「……なんじゃ、これ」
P「後ずさりするなって。お年玉だよ、まだ渡して無かったよな」
巴「…………」
P「ほら」
巴「……受け取らんかったら?」
P「早苗さん達の制止を振り切って俺が死ぬまで巴をぐっちょぐちょに犯し続ける」
巴「お前死なんじゃろが」
P「俺たちは永遠に1つだ! なぁ、巴!」
巴「先にウチが死ぬわぁや!!」
P「なら俺が生き返らせてやるよ! 人工呼吸でも、心臓マッサージでも! どんな手を使ってでも、必ず!!」
巴「いや、いっそ殺しといてくれぇや……」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 13:55:22.67 ID:JMX74wteO
P「それって、お、俺に冷たくなった巴をひたすら犯せと言うのか……? うっ…、ごめん……。いくら巴の頼みでも、それは出来そうにないよ……」
巴「頼んどらんて……」
P「……巴っ!」ギュウゥゥ……
巴「ひぃっ!?」
早苗「あっ、ヤバイ! 巴ちゃん犯される!」
瑞樹「い、急いで止めないと……!?」
P「ともえぇ……!」
巴「……うぅ?」
心「あれ…? 抱きしめただけでナニもしない……」
P「巴が…、巴が死ぬなんて……。そんな事、冗談でも考えたら、悲しくなって……」
巴「お前……」
P「巴…、大丈夫だ、巴……。巴は死なない……」
P「巴は俺が…! 俺が守るから……!」ギュウゥゥ……
巴「そがぁな格好つけた台詞を言う前に、ウチの股に硬いもん押し付けるの止めぇや」
早苗「よし、あいつ殺そう」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 14:11:55.62 ID:JMX74wteO
巴「まぁまぁ、早苗姐さん。ちぃと待っちゃれや」
早苗「えっ?」
巴「こやつは確かに気色悪いが、もしもウチがポックリ逝った時ん事考えて泣き出すようなやっちゃぞ。ちぃとばかし可愛げがあろう思わんか?」
瑞樹「まあ、確かに……」
留美「今時そんな考え方する人なんていないものね……」
心「まあ、ロリコンだけど……」
巴「こやつがこうなった原因といい、根は優しいええ奴なんじゃけん、なんとか矯正出来んもんか考えてみるんもええんじゃなぁか、ってウチゃぁ思うじゃが……」
美優「でも、まだ腰振ってますよ」
P「巴、巴っ……! うっ…! ……ふぅ」ギュウゥゥ……
巴「……満足か?」
P「ああ!」
留美(最近巴ちゃんに耐性がついてきてる……)
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 14:34:00.00 ID:JMX74wteO
巴「もうええけん、離れてくれぇや」
美優「……せっかく巴ちゃんが救いの手を差し伸べてくれたのに、自ら払っちゃうんですね」
P「一瞬でも巴に認めてもらえた。それだけで俺は幸せなんです」
巴「そっからウチが長い間認められるような人間になろうたぁ思わんのか」
P「……それって、巴も本心じゃあ俺と離れるつもりは無いってことか? もっとずっと一緒に居たいって事だよなぁ!?」
巴「お前のそう自分の都合のええ方に解釈を曲げるところは凄いのう」
P「よし! じゃあ巴! 俺たちがずっと一緒に居られるように親父さんに挨拶に……!」
巴「ええい! ええ加減無駄じゃあ分かれや!」
P「今度こそ! 今度こそいけそうな気がするんだ! 親父さんにも、巴にも! 俺は認めてもらえるって!」
巴「ウチは認めとらんぞ!」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 14:57:06.80 ID:JMX74wteO
P「よし! わかった! 巴! 親父さんの目の前で子作りしてやろう! 俺たちの愛し合ってる所を見せつけてやれば親父さんも認めてくれるはずだよ!!」
巴「ウチはお前を愛しとらん!!」
P「俺は愛してる!!」
早苗「なにこのすれ違い……」
P「じゃあ俺はどうやったら巴に愛して貰えるんだよ!」
巴「諦めぇや!」
美優「プロデューサー、巴ちゃん巴ちゃんっていう割には他の女の子にも手を出そうとするからじゃないですか」
心「あー、確かに。マジで巴ちゃん1本に絞れば?」
瑞樹「いや、むしろ幼女幼女っていう割には最終的には巴ちゃんとしか言ってないわよね」
P「そ、そうなのか!? 巴!」
巴「ほほう? そうじゃのう。もしもお前がもう2度と幼い女子に手ぇ出さん言うんじゃったらウチもお前の事を見直しちゃるかもしらんのう」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 15:09:56.09 ID:JMX74wteO
P「よし! 巴! 俺は今日からお前一筋だ!! もう他の幼女に目移りする事はない!!」
巴「待て」
P「俺はもうどんな時でもお前の事しか考えない! オールタイム巴だ!!」
巴「待って」
P「そして、巴の初モノのスジをいただくために、な!!」
巴「頼むけん待ってや」
P「さあ行こう、巴! 親父さんに俺はもう巴の事しか見ないって! そう伝えに行こう!」
早苗「あら! 案外立派じゃない!」
P「ひいいいぃぃぃぃぃ!? 年増は触れるんじゃない!! 俺は巴一筋って決めたんだよぁ!!!」
早苗「結局ここは治ってないのか……」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 17:10:24.74 ID:XPZNFpXV0
P「さあ巴! 何はともあれ親父さんに礼節を欠くわけにはいかんな! しっかりと巴の婚約者だって挨拶をしに行こう! なぁ!」
巴「ま、まて! ウチはお前を愛してやるなんぞ言っとらん! ただ見直しちゃるっつっただけで……!」
P「思い立ったか吉日だ! いっくぞおおぉぉぉぉ!!!」
巴「ちょ! 待て、放せ! ああぁぁぁーーー……」
留美「行ってしまったわね……」
心「今回はどうなのかなぁ……」
早苗「もう帰って来ないんじゃない…? ここまで巴のちゃんで好き勝手してるし……」
美優「……あ、初日の出」
瑞樹「よし! とりあえず今は呑みましょう!」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:06:00.64 ID:JMX74wteO
ていうか上のぴゅあーはぁとのトラウマを少しずつ、ゆっくりと優しく解いてやるイチャラブな展開の薄い本を描けよ! 誰かァ!!
というわけでお付き合いありがとうございました。
キレイなSSを書けるように精進します。
……1月中に投下できてよかったー。
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 20:23:24.72 ID:Afeay0GIo
乙、次は二度目の桃の節句ですね
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 20:51:44.15 ID:A2f86Q8d0
ええやん(ええやん)
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/25(水) 00:17:41.48 ID:cqgEdje2o
過去作を羅列しろよぉ!
おつ
おつ
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/25(水) 01:05:29.83 ID:7EBrWsD0o
まだ生きとるんかこのPは
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1485188303/
Entry ⇒ 2017.01.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
初霜「提督が基地航空隊につきっきりです」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 06:38:48.52 ID:Z/V7hplCO
提督「……では作戦概要の最終確認だ。陸攻と攻撃機の部隊は敵水上打撃部隊を強襲、艦戦隊と局地戦闘機の部隊はこちらの水雷戦隊及び攻撃隊の護衛と基地の防空を頼む。敵戦闘機の新型機、及び強力な防空巡洋艦には十分注意してかかってくれ!」
提督「今回の作戦は君達の活躍が不可欠だ。たのんだぞ!」
搭乗員の妖精さん隊「(`・ω・´)ゞ」
提督「では、出撃!」
提督「続いて水雷戦隊も出撃してくれ」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 06:40:29.57 ID:Z/V7hplCO
五十鈴「五十鈴に任せて!」
時雨「行ってくるよ」
霞「戦果を期待して待ってなさい」
若葉「出る」
初霜「……」
提督「初霜?」
初霜「あっ、すみません!初霜.出撃します!」
提督「ああ、たのんだぞ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 06:48:19.26 ID:Z/V7hplCO
航行中
時雨「初霜、大丈夫かい?」
初霜「ええ、大丈夫です」
霞「何かあるなら言いなさいったら」
初霜「大したことじゃないので……」
五十鈴「提督のことでしょ?」
初霜「ええ!?そ、そうです。何でわかったのですか?」
五十鈴「初霜はわかりやすいもの」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 06:56:21.88 ID:Z/V7hplCO
霞「あいつ、開設したての基地航空隊にてんやわんやでこっちを蔑ろにしすぎじゃないかしら!本当にクズだわ!」
初霜「新しい戦力なわけですから…」
時雨「まあ多少は仕方はないとはいえ、少し寂しいね」
初霜「はい…」
五十鈴「前は確認が多くてしつこかったけど、それだけ五十鈴たちを心配してくれてたのよね」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 07:01:16.09 ID:Z/V7hplCO
初霜「でも提督が忙しくなったのなら、支えてあげるの私達はもっと頑張らないと、ですね!」
五十鈴「初霜……」
霞「アンタ……」
時雨「天使かな?」
若葉「いるぞ」
五十鈴「……っと水上電探に感あり!全艦単縦陣!」
駆逐隊「了解!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 07:07:39.13 ID:Z/V7hplCO
霞「敵は軽巡2、駆逐4ね」
初霜「艦上機は無しね。見てなさいっ」
五十鈴「じゃあ距離を詰めるわよ!」
時雨「ちょっと待って、味方の航空隊だ」
若葉「攻撃するようだな」
初霜「すごい…あんな低空を飛んで…」
五十鈴「全部沈めちゃったわ!すごいわね」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 07:21:06.57 ID:Z/V7hplCO
霞「私達の仕事が無いじゃない!」
時雨「次に備えればいいさ。先を急ごう」
五十鈴「敵航空隊よっ!」
初霜「空は任せてください!」ジャキ
時雨「残念だったね!」ジャキ
若葉「む、戦闘機がかなり落としてくれてるな…」
霞「爆弾の一発も落ちてこないわ…」
五十鈴「航空隊から無線!『我敵空母ヲ発見セリ』!?事前連絡ではいなかったはずだけど…」
霞「いたならしょうがないじゃない!やるわよ!」
初霜「今度こそ!」
五十鈴「『ナオ先制雷撃ヲ実行シ中破サセタリ』だそうよ」
時雨「本当に僕達の仕事なさそうだね」
初霜「」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 07:30:39.69 ID:Z/V7hplCO
大淀「提督、艦隊が帰還しました」
提督「みんなよく帰ってきてくれた。すぐに入渠と補給をとってくれ」
五十鈴「なんともないわ」
霞「弾もほとんど撃ってないわね」
提督「それは何よりだ。ではな」
初霜「あっ提督…」
時雨「走って行っちゃったね」
大淀「先ほど、航空基地が敵の空襲にあって損害をうけたんです。その被害状況と修復の目処が心配で気が気でないご様子ですね」
初霜「そうでしたか…」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 07:35:05.86 ID:Z/V7hplCO
時雨「やっぱり少し放っておかれてるみたいだね、僕達」
霞「これくらいで手が回らなくなるなんてだらしないったら!」
初霜「……」
日向「水雷戦隊、帰ってきてたのか」
五十鈴「あら、日向達の支援艦隊もご苦労様」
日向「なんのことはない。今回は基地航空隊のお手柄だ」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 07:45:09.32 ID:Z/V7hplCO
日向「私もこの主砲と艦載機に自信はあるが、あそこまでの戦果を挙げられると、仕事が無くなってしまうな」
五十鈴「提督も航空隊にご執心みたいね」
日向「ああ、帰投のあいさつもそこそこに基地への補給準備だと引っ込んでしまった」
日向「これは本当に単なる船の時代は終わってしまったかな…いや、すまない。そういうつもりじゃないんだ」
五十鈴「わかってるわ。じゃあね日向」
初霜「(船の時代が、終わる…?)」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 07:53:23.28 ID:Z/V7hplCO
第二一駆逐隊の部屋
初春「ふむ、日向がそんなことをのう」
初霜「はい…」
子日「航空戦艦って、ひどいひどい!」
初霜「それは関係ないです、姉さん」
若葉「あながち絵空事ではないな、今日の戦いを振り返ると」
初霜「今まで空母はいたけど、飛行機が本格的に艦隊の主力となりそうだったわね」
初春「再就職先を探さねばのう」
初霜「ね、姉さん!」
初春「なに、冗談……だといいんじゃがのう」
子日「子日、何して働こうー?」
若葉「若葉印のわかばマーク売りとかどうだろう」
初霜「わけがわかりません」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 08:10:20.65 ID:Z/V7hplCO
初霜「(提督は本当に私達なんかどうでもいいのかしら…いえ、違うわ。提督だもの!)」
初霜「(でも……でも、もしこんな風に……)」
提督『本日付けで空母以外の艦船は全て除籍とする!』
提督『これからは好きなように生きなさい』
提督『就職や進路の斡旋はもちろん全力でさせてもらう!』
提督『ではな!』
金剛『Oh my godネー!!!!』
暁『司令官!ひどいわ!』
鈴谷『航巡はセーフ?』
提督『アウトです』
伊勢『航戦は?』
提督『アウトです』
瑞穂『よしんば私が水上機母艦だとしたら?』
提督『アウトです』
加賀『皆さん…元気でね…』
赤城『私達はこれからも…ウウ…提督のお側で頑張ります…グスッ』
初霜『そ、そんな…提督ー!!』
初霜「(なんてことになったらどうしよう)」ガタガタ
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 08:16:06.35 ID:Z/V7hplCO
初霜「(ここを出たらどうしましょう…そうだ、パン屋さんとかどうかしら…)」
初春「初霜?大丈夫かや?」
初霜「えっ、あっ!大丈夫です!あっ!そうだ、輪形陣になって踊りませんか?」
子日「大丈夫じゃなーい!!」
若葉「気を確かに持て」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 08:20:27.25 ID:Z/V7hplCO
初春「それほど気になるのならば提督に直接真偽を尋ねればよいのではないか?」
初霜「えぇっ、そんな…」
子日「案ずるより産むが易し、だよっ」
若葉「うむ」
初霜「えーっ…そういうものですかね?」
子日「うんっ!そうと決まったら行っていでー!」
初霜「わ、わか」提督「初霜、いるか?」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 08:26:20.26 ID:Z/V7hplCO
初霜「て、提督!?」
提督「いたか。帰投早々すまない。初霜「あっ、あのっ!」
提督「な、何だ?」
初霜「提督は、駆逐艦がお嫌いですか!?」
提督「!!!???」
子日「質問下手!」
初春「何にも伝わってないのう」
若葉「うむ」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 08:36:45.00 ID:Z/V7hplCO
初霜「じゃ、じゃなくて…先日開設された航空隊さえいれば、私達はもはや必要ないのではないでしょうか!?」
提督「!なるほど…」
提督「確かに基地航空隊は強力な戦力になった。打撃力や機動力は駆逐艦より大きいと言っても過言ではない」
初霜「やっぱり…」
提督「でもそれだけじゃ駄目だ」
提督「航空隊にだって完全無欠なわけではない。不安要素はある。それはスコールだったり、燃料の少なさだったりするが、何より敵機の撃ち漏らしだ」
提督「撃ち漏らした敵機が空母や輸送艦を狙う。空母本体の対空兵装なんてたかが知れてる。でかい的だ。そこで初霜達だよ」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 08:50:49.65 ID:Z/V7hplCO
提督「君達がいることで輸送船団や空母は守られる。もちろん、艦隊決戦では十八番の魚雷だってある。他の艦船だって巡洋艦も戦艦も、水上機母艦や潜水艦にも替えの効かない重要な役割がある。基地航空隊が開設出来たのだって、場所と資材を確保してくれた艦隊のおかげさ」
初霜「!」
提督「私は決して艦隊を疎かにするつもりは無かったのだが、何分航空隊出来たてで、いささか手に付かなかったのは事実だ。すまないことをした」
初霜「頭を上げてください提督!ありがとうございます、そんなに私達のことを…」
提督「誤解が解けてよかった。実はここへ来たのも対空電探の改修をお願いしに来たんだ。来てくれるか?」
初霜「はいっ!任せてください!」
初春「よかったのう、ハロワには通わなくて良さそうじゃ」
子日「子日、安心したー!一件落着だね!」
若葉「そうか、これが奇跡の作戦、キスカ、だな?」
初春・子日「『違う』ぞ・よ」
若葉「なに、違うのか…」
おわり
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 09:15:48.99 ID:OXqr368No
おつ
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 09:27:14.31 ID:PzKk9m3Eo
初春型好きな俺得
手塩にかけて育てた艦娘を差し置いて突然降って湧いた飛行機が決定打になることに多少思う所はあった。
今後もうちょっと上手く絡められたらいいんだけどね
乙
手塩にかけて育てた艦娘を差し置いて突然降って湧いた飛行機が決定打になることに多少思う所はあった。
今後もうちょっと上手く絡められたらいいんだけどね
乙
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 09:30:42.17 ID:sLXBXlyyO
おつ
E-7がまさにこんな感じよな
基地航空隊が働くまで何回も通う
まぁ次に調整入るといいが
E-7がまさにこんな感じよな
基地航空隊が働くまで何回も通う
まぁ次に調整入るといいが
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 11:52:12.01 ID:l8hoBfPbo
E7は本隊も頑張らないとクリア出来なかったぜ
E6? 忘れちゃったぜ
E6? 忘れちゃったぜ
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 13:59:49.87 ID:CDeRnL8Qo
乙
次は海兵隊かな
次は海兵隊かな
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464125928/
Entry ⇒ 2017.01.31 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
ことり「火曜から夜更かし 2ndシーズン」
1: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 22:50:58.52 ID:eDXG7qc4
南さんがコスプレで登場?
ことり「トリックオアトリート♪」
絵里「おぉ....いきなりのインパクト」
花陽「そういえばハロウィンだったね」
ことり「お菓子をくれないと〜ことりのおやつにしちゃうぞぉ!」
夜更かし今夜も始まります
ことり「トリックオアトリート♪」
絵里「おぉ....いきなりのインパクト」
花陽「そういえばハロウィンだったね」
ことり「お菓子をくれないと〜ことりのおやつにしちゃうぞぉ!」
夜更かし今夜も始まります
3: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 22:55:37.34 ID:eDXG7qc4
この番組は世間で話題になっているスクールアイドルの様々な件に対して
ちょっとだけ首を突っ込んだり、突っ込まなかったりする番組です。
Tuesday Late show 火曜から夜更かし
パチパチパチパチパチ
絵里「かしこい?可愛い?」
花陽「エリーチカ!」
絵里「ハラショー!!番組MCの絢瀬絵里です」
花陽「ダレカタスケテー!」
絵里「チョットマッテテー」
花陽「同じく番組MCの小泉花陽です」
絵里「それでは、今夜もお付き合いお願いします」
花陽「プログラムースタート!!」
ちょっとだけ首を突っ込んだり、突っ込まなかったりする番組です。
Tuesday Late show 火曜から夜更かし
パチパチパチパチパチ
絵里「かしこい?可愛い?」
花陽「エリーチカ!」
絵里「ハラショー!!番組MCの絢瀬絵里です」
花陽「ダレカタスケテー!」
絵里「チョットマッテテー」
花陽「同じく番組MCの小泉花陽です」
絵里「それでは、今夜もお付き合いお願いします」
花陽「プログラムースタート!!」
6: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 23:03:03.68 ID:eDXG7qc4
それでは今夜もカードを選択
『西木野真姫のポンコツ化が磨きがかかってきた件』や『音ノ木坂学院にできたメイド喫茶を調査した件』など
全部でカードを8枚を用意
さぁ、この中から二人の標的となる件はどれなのか?
絵里「じゃあ、始めはこれで」
花陽「躊躇なく選んでいくね」
絵里「お互い様よ、えーっと西木野真姫のポンコツ化が磨きがかかってきた件」
花陽「VTRどうぞ」
『西木野真姫のポンコツ化が磨きがかかってきた件』や『音ノ木坂学院にできたメイド喫茶を調査した件』など
全部でカードを8枚を用意
さぁ、この中から二人の標的となる件はどれなのか?
絵里「じゃあ、始めはこれで」
花陽「躊躇なく選んでいくね」
絵里「お互い様よ、えーっと西木野真姫のポンコツ化が磨きがかかってきた件」
花陽「VTRどうぞ」
7: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 23:09:53.94 ID:eDXG7qc4
とある界隈ではチョロイことで有名な西木野さん
そんな西木野さんがポンコツ化しているかもしれないと調査した前回
以前の放送
真姫「え、ええーっと、コサック!」スカッ
真姫「あ、アクロバチィック!」スカッ
ビーチバレーをまともに知らないで、強がってそのまま訳のわからない動きをしていたり
真姫「おーほっほほほ!おーほっほほほ!」
真姫「跪きなさい!愚かなる者達よ!」
すっごい恰好でファションショーに参加したりと色々とやらかしている
今回はそんな西木野さんにとある事件が起きてしまったので、その件を調査してみました
絵里「え、事件って何?」
そんな西木野さんがポンコツ化しているかもしれないと調査した前回
以前の放送
真姫「え、ええーっと、コサック!」スカッ
真姫「あ、アクロバチィック!」スカッ
ビーチバレーをまともに知らないで、強がってそのまま訳のわからない動きをしていたり
真姫「おーほっほほほ!おーほっほほほ!」
真姫「跪きなさい!愚かなる者達よ!」
すっごい恰好でファションショーに参加したりと色々とやらかしている
今回はそんな西木野さんにとある事件が起きてしまったので、その件を調査してみました
絵里「え、事件って何?」
9: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 23:15:03.94 ID:eDXG7qc4
それはとあるμ’sのお渡し会イベントで起きてしまった
海未「今日はイベントでμ’sのお渡し会です」
凛「ファンの皆に直接お礼が言えるにゃ~」
絵里「でも、真姫の姿が見えないわね」
にこ「まさか寝坊?」
海未「そんな穂乃果じゃないんですから」
穂乃果「ちょっと!海未ちゃんひどいよー!!」
花陽「た、大変です!!!」
凛「どうしたのかよちん?」
海未「今日はイベントでμ’sのお渡し会です」
凛「ファンの皆に直接お礼が言えるにゃ~」
絵里「でも、真姫の姿が見えないわね」
にこ「まさか寝坊?」
海未「そんな穂乃果じゃないんですから」
穂乃果「ちょっと!海未ちゃんひどいよー!!」
花陽「た、大変です!!!」
凛「どうしたのかよちん?」
10: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 23:19:41.81 ID:eDXG7qc4
花陽「真姫ちゃんが.......」
ことり「真姫ちゃんが?」
花陽「真姫ちゃんが.....」
にこ「だから!真姫ちゃんがどうしたのよ!」
花陽「東京ビッグサイトと幕張メッセを間違えて幕張メッセに行っちゃったみたいなんです!」
一同「ええーー!!」
どう間違えたら東京ビッグサイトと幕張メッセを間違えるのだろうか
ことり「真姫ちゃんが?」
花陽「真姫ちゃんが.....」
にこ「だから!真姫ちゃんがどうしたのよ!」
花陽「東京ビッグサイトと幕張メッセを間違えて幕張メッセに行っちゃったみたいなんです!」
一同「ええーー!!」
どう間違えたら東京ビッグサイトと幕張メッセを間違えるのだろうか
11: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 23:24:23.71 ID:eDXG7qc4
にこ「だって前日に」
真姫『明日はビッグサイトで待ってるわ』
にこ「ってSNSで言ってたじゃない!!」
絵里「まぁ、お嬢様だから...電車に慣れてなかったのよ」
希「いやいや、そういう問題って話じゃあ....」
にこ「どうすんのよー!もう時間になっちゃうわよ!」
花陽「真姫ちゃん、今タクシーで向かってるみたい」
絵里「とりあえずファンの方々に事情を説明しないと」
絵里「えー、メンバーの一人の西木野真姫なんですが会場を間違えて到着が遅れてます」
穂乃果「到着次第、イベントは開催しますので、申し訳ないですがもうしばらくお待ちください」
会場は大慌てである
ファン「真姫ちゃんポンコツぱぴぷぺぽ」
真姫『明日はビッグサイトで待ってるわ』
にこ「ってSNSで言ってたじゃない!!」
絵里「まぁ、お嬢様だから...電車に慣れてなかったのよ」
希「いやいや、そういう問題って話じゃあ....」
にこ「どうすんのよー!もう時間になっちゃうわよ!」
花陽「真姫ちゃん、今タクシーで向かってるみたい」
絵里「とりあえずファンの方々に事情を説明しないと」
絵里「えー、メンバーの一人の西木野真姫なんですが会場を間違えて到着が遅れてます」
穂乃果「到着次第、イベントは開催しますので、申し訳ないですがもうしばらくお待ちください」
会場は大慌てである
ファン「真姫ちゃんポンコツぱぴぷぺぽ」
12: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 23:25:29.74 ID:eDXG7qc4
30分後
真姫「ごめんなさい!お詫びにはならないかもしれないけど、これを今からお配りします」
無事会場に到着した西木野さん
お詫びとして西木野さんが手配りでお手製のトマトジュースを配ったそうです
ファンの方々によっては嬉しい誤算だったかもしれません
ですがさすがにポンコツすぎやしないだろうか
ファン「まきちゃん」
以上、西木野真姫のポンコツ化が磨きがかかってきた件でした
真姫「ごめんなさい!お詫びにはならないかもしれないけど、これを今からお配りします」
無事会場に到着した西木野さん
お詫びとして西木野さんが手配りでお手製のトマトジュースを配ったそうです
ファンの方々によっては嬉しい誤算だったかもしれません
ですがさすがにポンコツすぎやしないだろうか
ファン「まきちゃん」
以上、西木野真姫のポンコツ化が磨きがかかってきた件でした
14: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 23:30:47.64 ID:eDXG7qc4
絵里「いやーあの時は焦ったわね」
花陽「そうだね」
絵里「真姫って意外とポンコツなのよね」
花陽「ことりちゃんが真姫ちゃんってなんでもできそうに見えて何もできないって言ってたくらいだから」
絵里「ことり....」
絵里「じゃあ、次はこれかしら?」
花陽「いいと思うよ」
絵里「音ノ木坂学院にできたメイド喫茶を調査した件」
花陽「VTRどうぞ」
花陽「そうだね」
絵里「真姫って意外とポンコツなのよね」
花陽「ことりちゃんが真姫ちゃんってなんでもできそうに見えて何もできないって言ってたくらいだから」
絵里「ことり....」
絵里「じゃあ、次はこれかしら?」
花陽「いいと思うよ」
絵里「音ノ木坂学院にできたメイド喫茶を調査した件」
花陽「VTRどうぞ」
15: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 23:36:23.00 ID:eDXG7qc4
それは音ノ木坂文化祭でのことだった
μ’sの一年生の方々がメイド喫茶をしていると話なので我々は2年生の方々に調査を依頼してみました
凛「カランコロンカラーン」
ことり「え!凛ちゃん?びっくりしたー....」
凛「お帰りなさいませ、ご主人様」
意外とさまになっている星空さん
凛「未来派メイド喫茶メイドロンへようこそ~」
ことり「なんかすごい名前だね」
穂乃果「なんかロボットみたいな名前でかっこよくて強そう」
海未「それよりさっきの『カランコロンカラーン』ってなんですか?」
凛「それはあれだよ、よくコントとかで喫茶店にお客さんが入ってきた時によくあるあれだよ」
貴方はコントをやりにきたのかと問いたい
凛「細かいことはいいからお席にご案内いたします、ご主人様」
μ’sの一年生の方々がメイド喫茶をしていると話なので我々は2年生の方々に調査を依頼してみました
凛「カランコロンカラーン」
ことり「え!凛ちゃん?びっくりしたー....」
凛「お帰りなさいませ、ご主人様」
意外とさまになっている星空さん
凛「未来派メイド喫茶メイドロンへようこそ~」
ことり「なんかすごい名前だね」
穂乃果「なんかロボットみたいな名前でかっこよくて強そう」
海未「それよりさっきの『カランコロンカラーン』ってなんですか?」
凛「それはあれだよ、よくコントとかで喫茶店にお客さんが入ってきた時によくあるあれだよ」
貴方はコントをやりにきたのかと問いたい
凛「細かいことはいいからお席にご案内いたします、ご主人様」
16: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 23:41:26.04 ID:eDXG7qc4
どうやらこのメイド喫茶は一人のお客さんに対して一人のメイドが付くことになっているようである
意外と本格的である
ちなみに園田さんには星空さんが付くようである
凛「う~...海未ちゃんが相手なんて緊張するにゃ...」
海未「そんなに緊張しなくてもいいんですよ、凛...私も皆と一緒で楽しみたいだけんですから」
凛「そっか♪じゃあ海未ちゃんご注文は?」
海未「梅昆布茶」
凛「え?」
海未「梅昆布茶を1つお願いします」
さすがにメイド喫茶にはそういうものは普通ないと思うのですが
凛「ちょっとうちにはそういうものは....おいてないかな~?」
やはり無いようである
意外と本格的である
ちなみに園田さんには星空さんが付くようである
凛「う~...海未ちゃんが相手なんて緊張するにゃ...」
海未「そんなに緊張しなくてもいいんですよ、凛...私も皆と一緒で楽しみたいだけんですから」
凛「そっか♪じゃあ海未ちゃんご注文は?」
海未「梅昆布茶」
凛「え?」
海未「梅昆布茶を1つお願いします」
さすがにメイド喫茶にはそういうものは普通ないと思うのですが
凛「ちょっとうちにはそういうものは....おいてないかな~?」
やはり無いようである
19: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 23:50:16.03 ID:eDXG7qc4
海未「なら取り寄せてください」
凛「え?え?取り寄せ?」
海未「甘い!!」
凛「ヒィ!!」
海未「そんなことで立派なメイドが務まると思いますか?」
園田さんここは学校のしかも文化祭のメイド喫茶ですよ?
海未「メイドといえば西洋でいえば貴族に仕える者です、日本でいえばお殿様に仕える武士同然です」
凛「ぶ、武士?」
海未「そのような立場の人間が主人の願いを叶えられないでどうします?多少の無理なことも聞くそれくらいの心構えが必要なのです」
凛「で、でも...海未ちゃん...」
海未「ご主人様です」
園田さん中々のご主人様ぶりである
凛「ご主人様!!ただいま梅昆布茶買ってきます!」
星空さんファイトだよっ!!です
凛「え?え?取り寄せ?」
海未「甘い!!」
凛「ヒィ!!」
海未「そんなことで立派なメイドが務まると思いますか?」
園田さんここは学校のしかも文化祭のメイド喫茶ですよ?
海未「メイドといえば西洋でいえば貴族に仕える者です、日本でいえばお殿様に仕える武士同然です」
凛「ぶ、武士?」
海未「そのような立場の人間が主人の願いを叶えられないでどうします?多少の無理なことも聞くそれくらいの心構えが必要なのです」
凛「で、でも...海未ちゃん...」
海未「ご主人様です」
園田さん中々のご主人様ぶりである
凛「ご主人様!!ただいま梅昆布茶買ってきます!」
星空さんファイトだよっ!!です
20: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/01(火) 23:56:28.51 ID:eDXG7qc4
ちなみに他の席はというと
ことり「えっと、オレンジジュースだけでいいよ?」
花陽「えぇ!デザートは?デザートすっごく美味しいんだよ!?」
ことり「でもさっき屋台でたこ焼き食べたばっかりだから」
花陽「でもでもデザートは別腹っていうし!」
ことり「もしかして...花陽ちゃんが食べたいだけじゃ...」
花陽「えぇ!そんな、そんなことはないよ?多分...」
どうやら図星のようである
花陽「ケーキもねクリームたっぷりでものすごく甘そうで....」
ことり「じゃあケーキ二つ」
花陽「は、はい!え?二つ?」
ことり「私と一緒に食べよう?花陽ちゃん?」
花陽「ことりちゃん!はい!ただ今お持ちします」
こちらは平和である
ことり「えっと、オレンジジュースだけでいいよ?」
花陽「えぇ!デザートは?デザートすっごく美味しいんだよ!?」
ことり「でもさっき屋台でたこ焼き食べたばっかりだから」
花陽「でもでもデザートは別腹っていうし!」
ことり「もしかして...花陽ちゃんが食べたいだけじゃ...」
花陽「えぇ!そんな、そんなことはないよ?多分...」
どうやら図星のようである
花陽「ケーキもねクリームたっぷりでものすごく甘そうで....」
ことり「じゃあケーキ二つ」
花陽「は、はい!え?二つ?」
ことり「私と一緒に食べよう?花陽ちゃん?」
花陽「ことりちゃん!はい!ただ今お持ちします」
こちらは平和である
23: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 00:00:32.72 ID:q5U9U5b1
最後はこの方達
真姫「メイドはご主人様が言うより先に気持ちを察して動くものなのよ、ほら!」
穂乃果「はい!ご主人様!」
真姫「全く...使えないメイドね」
なぜかメイドとご主人様の立場が逆転してしまっている
穂乃果「お待たせしました!ご主人様!熱々の梅昆布茶です!」
真姫「誰が梅昆布茶を飲みたいと言ったのよ」
穂乃果「っ!うわぁぁぁぁぁ!!」
真姫「え?」
真姫「熱いっ!!」
どうやら高坂さんはドジっ子メイドのようである
ある意味メイドらしいといえばメイドらしい
以上、音ノ木坂学院にできたメイド喫茶を調査した件でした
真姫「メイドはご主人様が言うより先に気持ちを察して動くものなのよ、ほら!」
穂乃果「はい!ご主人様!」
真姫「全く...使えないメイドね」
なぜかメイドとご主人様の立場が逆転してしまっている
穂乃果「お待たせしました!ご主人様!熱々の梅昆布茶です!」
真姫「誰が梅昆布茶を飲みたいと言ったのよ」
穂乃果「っ!うわぁぁぁぁぁ!!」
真姫「え?」
真姫「熱いっ!!」
どうやら高坂さんはドジっ子メイドのようである
ある意味メイドらしいといえばメイドらしい
以上、音ノ木坂学院にできたメイド喫茶を調査した件でした
24: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 00:06:05.00 ID:q5U9U5b1
絵里「メイドねぇ...」
花陽「絵里ちゃん前の秋葉のゲリラライブの時のメイド服すっごく似合ってたよ!」
絵里「そう?ありがとう」
花陽「えへへ....」
CMの後、ゲストが登場
南さんがコスプレで登場
花陽「絵里ちゃん前の秋葉のゲリラライブの時のメイド服すっごく似合ってたよ!」
絵里「そう?ありがとう」
花陽「えへへ....」
CMの後、ゲストが登場
南さんがコスプレで登場
25: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 00:13:07.94 ID:q5U9U5b1
炎の料理人再び?
真姫「美味しい料理を作ってサンタさんに喜んでもらうんだから」
凛「何を作るの?」
真姫「そうね...エビチリとチキンとかどうかしら?」
花陽「すっごく不安です....」
真姫「あんまり変なこと言うとおみまいするわよ!」
シェフ西木野クリスマスパーティ編放送予定
真姫「美味しい料理を作ってサンタさんに喜んでもらうんだから」
凛「何を作るの?」
真姫「そうね...エビチリとチキンとかどうかしら?」
花陽「すっごく不安です....」
真姫「あんまり変なこと言うとおみまいするわよ!」
シェフ西木野クリスマスパーティ編放送予定
26: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 00:16:56.55 ID:q5U9U5b1
絵里「それでは本日のゲストの方の登場です」
花陽「ゲストの方どうぞ」
ことり「トリックオアトリート♪」
絵里「おぉ....いきなりのインパクト」
花陽「そういえばハロウィンだったね」
ことり「お菓子をくれないと〜ことりのおやつにしちゃうぞぉ!」
絵里「えー本日のゲストは南ことりさんです」
ことり「お願いしまーす」
花陽「ゲストの方どうぞ」
ことり「トリックオアトリート♪」
絵里「おぉ....いきなりのインパクト」
花陽「そういえばハロウィンだったね」
ことり「お菓子をくれないと〜ことりのおやつにしちゃうぞぉ!」
絵里「えー本日のゲストは南ことりさんです」
ことり「お願いしまーす」
27: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 00:27:24.11 ID:q5U9U5b1
絵里「それでは後半戦行きましょう」
花陽「これってどういうこと?」
ことり「じゃあ、これで♪」
絵里「ちょっ!」
ことり「絢瀬絵里の子供っぽさが進行してる件について」
花陽「VTRどうぞ」
花陽「これってどういうこと?」
ことり「じゃあ、これで♪」
絵里「ちょっ!」
ことり「絢瀬絵里の子供っぽさが進行してる件について」
花陽「VTRどうぞ」
28: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 00:31:27.78 ID:q5U9U5b1
絢瀬絵里
クォーターであり、μ’sのまとめ役であり、時折ポンコツさを見せる彼女であるが、基本的には大人っぽさが強い彼女
そんな彼女の違った一面が新たに発見されたので今回はそれをご紹介します
絵里「え?え?」
花陽「そんなことあったけ?」
ことり「うーん...思い当たらないかな?ことりは」
それは先日のμ’sの海外遠征時の出来事であった
クォーターであり、μ’sのまとめ役であり、時折ポンコツさを見せる彼女であるが、基本的には大人っぽさが強い彼女
そんな彼女の違った一面が新たに発見されたので今回はそれをご紹介します
絵里「え?え?」
花陽「そんなことあったけ?」
ことり「うーん...思い当たらないかな?ことりは」
それは先日のμ’sの海外遠征時の出来事であった
29: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 00:38:59.93 ID:q5U9U5b1
空港に着いたμ’sの面々
まずはタクシーでホテルの向かわれるようです
花陽「うぅ......」ぎゅっ
絵里「ちょっと花陽!花陽!」
始めての海外のせいなのだろうか、小泉さん、高坂さんにしがみついて荷物を思いっきり忘れてます
花陽「あはは.....」
穂乃果「うわぁ...さすが海外だね、車も大きい!!」
花陽「すっごいね!!」
絵里「あの橋本で見たことある!!」
絢瀬さんも中々ノリノリである
まずはタクシーでホテルの向かわれるようです
花陽「うぅ......」ぎゅっ
絵里「ちょっと花陽!花陽!」
始めての海外のせいなのだろうか、小泉さん、高坂さんにしがみついて荷物を思いっきり忘れてます
花陽「あはは.....」
穂乃果「うわぁ...さすが海外だね、車も大きい!!」
花陽「すっごいね!!」
絵里「あの橋本で見たことある!!」
絢瀬さんも中々ノリノリである
30: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 00:44:55.30 ID:q5U9U5b1
その光景が見れたのは着いた翌日の朝の事であった
にこ「なんて寝相の悪さなのよ!穂乃果!!」
穂乃果「うーん...?なんでにこちゃんがうちにいるの?」
にこ「いつまで寝ぼけてんのよ!ここはあんたの家じゃないわよ!!」
穂乃果「うーん.......」
にこ「もう!絵里もなんか言ってよ!」
絵里「zzzzzzzzz」
こんなに騒いでいても寝ているとは中々図太いようである
絵里「疲れてたのよ!」
にこ「なんて寝相の悪さなのよ!穂乃果!!」
穂乃果「うーん...?なんでにこちゃんがうちにいるの?」
にこ「いつまで寝ぼけてんのよ!ここはあんたの家じゃないわよ!!」
穂乃果「うーん.......」
にこ「もう!絵里もなんか言ってよ!」
絵里「zzzzzzzzz」
こんなに騒いでいても寝ているとは中々図太いようである
絵里「疲れてたのよ!」
31: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 00:49:37.32 ID:q5U9U5b1
絵里「おばあ様......zzzzzz」
にこ 穂乃果「!?」
絵里「おばあ様......zzzzzz」
にこ「ふふふ....絵里って実は」
穂乃果「甘えんぼさんのかもね」
絵里「うーん....おばぁ様....zzzz」
絢瀬さんがおばあちゃん子とは意外な一面である
絵里「うわあぁぁぁぁぁ!!!見ないで!!見ないで!!」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
にこ 穂乃果「!?」
絵里「おばあ様......zzzzzz」
にこ「ふふふ....絵里って実は」
穂乃果「甘えんぼさんのかもね」
絵里「うーん....おばぁ様....zzzz」
絢瀬さんがおばあちゃん子とは意外な一面である
絵里「うわあぁぁぁぁぁ!!!見ないで!!見ないで!!」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
32: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 00:57:14.51 ID:q5U9U5b1
他にも
希「Yes! We are school idols!」
東條さんがまさかの英語がペラペラで驚きであったが
希「See you」
希「せっかく来たんだから色んなとこを見て、だって」
絵里「だって」
その東條さんに便乗する姿はちょっと面白く見えてしまいました
というか、絢瀬さんは英語を喋れるのだろうか
以上、絢瀬絵里の子供っぽさが進行してる件についてでした
希「Yes! We are school idols!」
東條さんがまさかの英語がペラペラで驚きであったが
希「See you」
希「せっかく来たんだから色んなとこを見て、だって」
絵里「だって」
その東條さんに便乗する姿はちょっと面白く見えてしまいました
というか、絢瀬さんは英語を喋れるのだろうか
以上、絢瀬絵里の子供っぽさが進行してる件についてでした
33: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 01:02:05.66 ID:q5U9U5b1
絵里「........」
花陽「絵里ちゃん?」
ことり「大丈夫だよ、絵里ちゃん!ギャップで人気でるよ」
絵里「あはは.....もう好きにして」
花陽「よしよし...」なでなで
ことり「じゃあ、花陽ちゃんと次のカード選んじゃうよ?」
花陽「どうする?」
ことり「これにしていい?」
花陽「それ?いいけど」
ことり「μ’sメンバーが他メンバーになりきって遊んでいた件について」
花陽「VTRスタート」
花陽「絵里ちゃん?」
ことり「大丈夫だよ、絵里ちゃん!ギャップで人気でるよ」
絵里「あはは.....もう好きにして」
花陽「よしよし...」なでなで
ことり「じゃあ、花陽ちゃんと次のカード選んじゃうよ?」
花陽「どうする?」
ことり「これにしていい?」
花陽「それ?いいけど」
ことり「μ’sメンバーが他メンバーになりきって遊んでいた件について」
花陽「VTRスタート」
34: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 01:06:45.84 ID:q5U9U5b1
それはハロウィンイベントに向けて行き詰っていたある日のことだった
とあるメンバーの発案で面白いことが行われていた
穂乃果「おはよーございます!...じゃなかった、御機嫌よう」
ことり「海未、ハラショー」
穂乃果「絵里早いですね」
穂乃果 ことり 「そして凛も」
海未「うぅ....無理です!恥ずかしいです!」
どうやら空気を変えてみる為に他のメンバーになりきっている様子である
服や髪型まで変えてなりきっているとは中々本格的である
穂乃果「貴方が言い出したのでしょ、空気を変えてみたほうがいいと」
どうやら園田さんの案のようである
効果はあるのかはわからないですが、見ている側はとても面白いです
海未「にゃー!!今日も練習いっくにゃー!!」
どうやら園田さんもふっきれたようである
とあるメンバーの発案で面白いことが行われていた
穂乃果「おはよーございます!...じゃなかった、御機嫌よう」
ことり「海未、ハラショー」
穂乃果「絵里早いですね」
穂乃果 ことり 「そして凛も」
海未「うぅ....無理です!恥ずかしいです!」
どうやら空気を変えてみる為に他のメンバーになりきっている様子である
服や髪型まで変えてなりきっているとは中々本格的である
穂乃果「貴方が言い出したのでしょ、空気を変えてみたほうがいいと」
どうやら園田さんの案のようである
効果はあるのかはわからないですが、見ている側はとても面白いです
海未「にゃー!!今日も練習いっくにゃー!!」
どうやら園田さんもふっきれたようである
35: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 01:14:56.27 ID:q5U9U5b1
凛「ナニソレ?イミワカンナイ!」
穂乃果「真姫!いけませんよ、そんな話し方では」
凛「面倒な人」
真姫「凛!ちょっとそれ私の真似でしょ!やめて」
凛「お断りします」
真姫「!?」
星空さんはノリノリのようである
髪の毛までいじってかなりのなりきり度である
穂乃果「おはようございます、希」
真姫「!......」
海未「あー、喋らないのがずるいにゃ~」ダキッ
ことり「そうよ、皆で決めたことなんだから」
真姫「べ、別にそんなこと....」
海未「にゃー?」
真姫「言った覚えない....やん?」
穂乃果「おぉ!希すごいです!」
なにがすごいのだろうか
園田さんは星空さんになりきりすぎです
絵里「なんでダメ出し?」
穂乃果「真姫!いけませんよ、そんな話し方では」
凛「面倒な人」
真姫「凛!ちょっとそれ私の真似でしょ!やめて」
凛「お断りします」
真姫「!?」
星空さんはノリノリのようである
髪の毛までいじってかなりのなりきり度である
穂乃果「おはようございます、希」
真姫「!......」
海未「あー、喋らないのがずるいにゃ~」ダキッ
ことり「そうよ、皆で決めたことなんだから」
真姫「べ、別にそんなこと....」
海未「にゃー?」
真姫「言った覚えない....やん?」
穂乃果「おぉ!希すごいです!」
なにがすごいのだろうか
園田さんは星空さんになりきりすぎです
絵里「なんでダメ出し?」
36: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 01:17:33.74 ID:q5U9U5b1
そして次は
花陽「にっこにっこにー貴方のハートににこにこにー!笑顔を届ける矢澤にこにこー青空もにこ♪」
ことり「ハラショー、にこは思ったよりにこっぽいわね」
思ったよりとはなんなのだろうか
しかしこの小泉さんもノリノリである
花陽「にこ♪」
にこ「にこちゃーん、にこはそんなんじゃないよ~」ガシッ
穂乃果「おぉ、ことり!」
矢澤さん、はたから見るとそんなかんじですよ
希「いやー今日もパンが美味い!」
穂乃果「!?」
ことり「穂乃果、また遅刻よ」
希「ごめーん」
穂乃果「えっと、私ってこんなかんじ?」
ことり「えぇ」
南さんもなかなかストレートである
花陽「にっこにっこにー貴方のハートににこにこにー!笑顔を届ける矢澤にこにこー青空もにこ♪」
ことり「ハラショー、にこは思ったよりにこっぽいわね」
思ったよりとはなんなのだろうか
しかしこの小泉さんもノリノリである
花陽「にこ♪」
にこ「にこちゃーん、にこはそんなんじゃないよ~」ガシッ
穂乃果「おぉ、ことり!」
矢澤さん、はたから見るとそんなかんじですよ
希「いやー今日もパンが美味い!」
穂乃果「!?」
ことり「穂乃果、また遅刻よ」
希「ごめーん」
穂乃果「えっと、私ってこんなかんじ?」
ことり「えぇ」
南さんもなかなかストレートである
37: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 01:25:02.78 ID:q5U9U5b1
絵里「大変ですぅ!!」
そういえばこの方を忘れていた
絢瀬さんは小泉さんを演じている様子
穂乃果「どうしたのです?」
絵里「すーはーすーはーすーはー」
絢瀬さんも中々ノリノリである
絵里「皆がっ!!」
一同「!!」
絵里「皆が~!.....変よ」
いくらなんでも言うのが遅すぎだと思います
しかし、小泉さんを演じてした絢瀬さんは子供っぽくってかわいかったです
以上、μ’sメンバーが他メンバーになりきって遊んでいた件についてでした
そういえばこの方を忘れていた
絢瀬さんは小泉さんを演じている様子
穂乃果「どうしたのです?」
絵里「すーはーすーはーすーはー」
絢瀬さんも中々ノリノリである
絵里「皆がっ!!」
一同「!!」
絵里「皆が~!.....変よ」
いくらなんでも言うのが遅すぎだと思います
しかし、小泉さんを演じてした絢瀬さんは子供っぽくってかわいかったです
以上、μ’sメンバーが他メンバーになりきって遊んでいた件についてでした
38: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 01:27:36.60 ID:q5U9U5b1
絵里「何?私をそんなに子供扱いしたいの?」
ことり「違うよ♪」
絵里「う~.....」
花陽「でも絵里ちゃんかわいかったよ?」
絵里「それ褒めてるの?」
花陽「うん♪」
絵里「なんか複雑......」
ことり「ちなみにハロウィン当日は秋葉でμ’sの新曲披露しますのでよろしくお願いしまーす!」
花陽「ちゃっかりしてるなぁ....」
CMの後、次週予告
次週、園田さんが山について語る
ことり「違うよ♪」
絵里「う~.....」
花陽「でも絵里ちゃんかわいかったよ?」
絵里「それ褒めてるの?」
花陽「うん♪」
絵里「なんか複雑......」
ことり「ちなみにハロウィン当日は秋葉でμ’sの新曲披露しますのでよろしくお願いしまーす!」
花陽「ちゃっかりしてるなぁ....」
CMの後、次週予告
次週、園田さんが山について語る
39: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 01:30:07.70 ID:q5U9U5b1
今週の鉄腕μ’sは
printemps率いる100人の鬼VSBiBi、lily white連合のメンバー
都内に設置された缶を蹴るためμ’sメンバーが東京中を駆け巡る
花陽「にこちゃん、お覚悟です!!」キョロキョロ
真姫「どうするの?周りは鬼だらけよ?」
にこ「にこが囮になるわ、その隙に二人は缶を狙って」
絵里「さすがにこね、いい作戦ね」
海未「山頂アタックです!!」
希「なんでこんな険しい道を....」
凛「凛は囮で表の道から行くにゃ~」
ことり「ことりポリスからは逃げられません♪」
果たして勝つのはどちらなのか?
printemps率いる100人の鬼VSBiBi、lily white連合のメンバー
都内に設置された缶を蹴るためμ’sメンバーが東京中を駆け巡る
花陽「にこちゃん、お覚悟です!!」キョロキョロ
真姫「どうするの?周りは鬼だらけよ?」
にこ「にこが囮になるわ、その隙に二人は缶を狙って」
絵里「さすがにこね、いい作戦ね」
海未「山頂アタックです!!」
希「なんでこんな険しい道を....」
凛「凛は囮で表の道から行くにゃ~」
ことり「ことりポリスからは逃げられません♪」
果たして勝つのはどちらなのか?
40: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 01:33:25.49 ID:q5U9U5b1
次週、園田さんが山について語る
海未「これからの時期は、秋も深まり紅葉やさらに冬になれば雪の真っ白な世界が見れますよ?」
花陽「これ旅行番組?」
絵里「いえ、旅行よりはスポーツ...いえサバイバル番組よ」
海未「二人共、一緒に行きませんか?凛が最近中々捕まらなくて」
絵里 花陽「遠慮します」
次回もお楽しみに
おやすみなさい。
海未「これからの時期は、秋も深まり紅葉やさらに冬になれば雪の真っ白な世界が見れますよ?」
花陽「これ旅行番組?」
絵里「いえ、旅行よりはスポーツ...いえサバイバル番組よ」
海未「二人共、一緒に行きませんか?凛が最近中々捕まらなくて」
絵里 花陽「遠慮します」
次回もお楽しみに
おやすみなさい。
41: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 01:34:23.68 ID:q5U9U5b1
これでおしまいです
最後までお付き合いいただきありがとうございました
最後までお付き合いいただきありがとうございました
42: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 01:49:16.59 ID:O6IXHWTo
乙、今週も面白かった
43: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 02:08:58.34 ID:XaoUHjoc
乙でした
海未ちゃんにはベアさんとサバイバル番組やってもらいたい
海未ちゃんにはベアさんとサバイバル番組やってもらいたい
44: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/11/02(水) 02:13:13.01 ID:KAo6tsor
乙よ
掲載元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1478008258/
Entry ⇒ 2017.01.31 | Category ⇒ ラブライブ | Comments (0)
エチュード・勇者ランコの冒険
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:47:44.57 ID:rxJAynw5o
眠りから覚めた魔王コズエは退屈しのぎに世界を滅ぼそうとしている!
勇者ランコとその仲間たちは、ついに魔王城にたどり着き決戦を挑んだ!
遊佐こずえ「こずえとあそぶのー……? いいよぉー」
神崎蘭子「くっ、なんと禍々しい魔力……!」
P(エチュード……アドリブ演技レッスンみたいなものだが、この題材は楽しそうだなぁ)
勇者ランコとその仲間たちは、ついに魔王城にたどり着き決戦を挑んだ!
遊佐こずえ「こずえとあそぶのー……? いいよぉー」
神崎蘭子「くっ、なんと禍々しい魔力……!」
P(エチュード……アドリブ演技レッスンみたいなものだが、この題材は楽しそうだなぁ)
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:48:30.64 ID:rxJAynw5o
関裕美「ここまで来たからには全力を出すだけだよ! ドラゴンブレス!」
こずえ「あついー」
高森藍子「超正拳突き!」
こずえ「うわー」
蘭子「ディバインスラァァッシュ!」
こずえ「ひゃー」
五十嵐響子「魔王にはちっとも効いてないみたい!」
冴島清美(体力表示もない、ノリと勢いだけのエチュードでは、最強の防御方法なんじゃ!?)
相原雪乃(他の人がやったらひんしゅくでしょうが、こずえちゃんだから許されることですわ……!)
藤居朋「おお華麗なる勇者の一撃~ しかし魔王にはまるでそよ風のよう~♪」
こずえ「あついー」
高森藍子「超正拳突き!」
こずえ「うわー」
蘭子「ディバインスラァァッシュ!」
こずえ「ひゃー」
五十嵐響子「魔王にはちっとも効いてないみたい!」
冴島清美(体力表示もない、ノリと勢いだけのエチュードでは、最強の防御方法なんじゃ!?)
相原雪乃(他の人がやったらひんしゅくでしょうが、こずえちゃんだから許されることですわ……!)
藤居朋「おお華麗なる勇者の一撃~ しかし魔王にはまるでそよ風のよう~♪」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:49:02.48 ID:rxJAynw5o
こずえ「らんこー……」
蘭子えっ?」
こずえ「いっしょに、まおう……やろー?」
蘭子「ううっ、まさに悪魔の囁き……!」
こずえ「とらぺぞへどろん~」
清美「よくわからないけどなんかかっこいい響き!」
雪乃「勇者様が洗脳されてしまいますわ!」
響子「こっちもかっこいい言葉で勇者様をお守りしましょう!」
清美「って言われても急には……」
裕美「えっと……生存本能ヴァルキュリア!」
蘭子「はっ! いけない、誘惑に惑わされるところだった!」
『おお~』パチパチ
朋「仲間 絆 目が覚めたわ~♪」
蘭子えっ?」
こずえ「いっしょに、まおう……やろー?」
蘭子「ううっ、まさに悪魔の囁き……!」
こずえ「とらぺぞへどろん~」
清美「よくわからないけどなんかかっこいい響き!」
雪乃「勇者様が洗脳されてしまいますわ!」
響子「こっちもかっこいい言葉で勇者様をお守りしましょう!」
清美「って言われても急には……」
裕美「えっと……生存本能ヴァルキュリア!」
蘭子「はっ! いけない、誘惑に惑わされるところだった!」
『おお~』パチパチ
朋「仲間 絆 目が覚めたわ~♪」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:49:32.92 ID:rxJAynw5o
こずえ「はいよるこんとん~」
蘭子「うああっ、SAN値がっ、SAN値が下がる~っ!」
清美「ガブリエル、ルシフェル、チエリエル!」
響子「クーゲルシュライバー!」
こずえ「わるぷるぎすのよる~」
雪乃「エクスペクトパトローナム!」
藍子「ジュウオウジャー!」
蘭子「……いや、それは」
藍子「ええ~っ、そんなーっ」
朋「一進一退の攻防~ 運命の女神はどちらに味方するのか~♪」
P(ダジャレ的な名前だしなぁ……蘭子の好みではなかったのか)
蘭子「うああっ、SAN値がっ、SAN値が下がる~っ!」
清美「ガブリエル、ルシフェル、チエリエル!」
響子「クーゲルシュライバー!」
こずえ「わるぷるぎすのよる~」
雪乃「エクスペクトパトローナム!」
藍子「ジュウオウジャー!」
蘭子「……いや、それは」
藍子「ええ~っ、そんなーっ」
朋「一進一退の攻防~ 運命の女神はどちらに味方するのか~♪」
P(ダジャレ的な名前だしなぁ……蘭子の好みではなかったのか)
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:50:09.83 ID:rxJAynw5o
こずえ「じげんざんげき~」
裕美「すごく強そう!」
蘭子「クククッ……我は覚醒魔王なり!!」
雪乃「ああ~、向こうに行ってしまいましたわ」
朋「悲劇 次元斬撃 勇者の裏切り~♪」
響子「って、朋さんも戦闘に参加してくださいよ!」
清美(さっきまでのは戦闘と言えるのかなぁ)
朋「だってあたし吟遊詩人だもん!」
朋「吟遊詩人らしく戦うって歌うことでしょ?」
雪乃「それを言いますと私も大商人ですから……らしい戦い方って」
朋「金で雇った傭兵を連れてきたり……あと銭投げとか?」
清美「お金を粗末にしてはいけません! それは超☆風紀委員として阻止します」
朋「本当は錬金術師でしょ」
裕美「すごく強そう!」
蘭子「クククッ……我は覚醒魔王なり!!」
雪乃「ああ~、向こうに行ってしまいましたわ」
朋「悲劇 次元斬撃 勇者の裏切り~♪」
響子「って、朋さんも戦闘に参加してくださいよ!」
清美(さっきまでのは戦闘と言えるのかなぁ)
朋「だってあたし吟遊詩人だもん!」
朋「吟遊詩人らしく戦うって歌うことでしょ?」
雪乃「それを言いますと私も大商人ですから……らしい戦い方って」
朋「金で雇った傭兵を連れてきたり……あと銭投げとか?」
清美「お金を粗末にしてはいけません! それは超☆風紀委員として阻止します」
朋「本当は錬金術師でしょ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:50:38.51 ID:rxJAynw5o
こずえ「そろそろ……こうげきしていーい?」
清美「さ、作戦ターイム!」
蘭子「認める」
清美「錬金術師って戦闘でなにが出来るんですか?」
藍子「指パッチンで火を出すとか」
裕美「チビって言われると怒るんだよね」
雪乃「それは……偏ったイメージと思いますわ」
成宮由愛「薬品とか作って……サポートじゃないでしょうか」
朋「あ、由愛ちゃん」
由愛「ごめんなさい、遅れて……私も、傷を癒やす歌で……サポートします」
由愛「……あれっ、蘭子ちゃんが向こうに」
裕美「あ、それは」
由愛「だいたい分かるので、説明は……いいです」
蘭子「!?」
清美「さ、作戦ターイム!」
蘭子「認める」
清美「錬金術師って戦闘でなにが出来るんですか?」
藍子「指パッチンで火を出すとか」
裕美「チビって言われると怒るんだよね」
雪乃「それは……偏ったイメージと思いますわ」
成宮由愛「薬品とか作って……サポートじゃないでしょうか」
朋「あ、由愛ちゃん」
由愛「ごめんなさい、遅れて……私も、傷を癒やす歌で……サポートします」
由愛「……あれっ、蘭子ちゃんが向こうに」
裕美「あ、それは」
由愛「だいたい分かるので、説明は……いいです」
蘭子「!?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:51:10.91 ID:rxJAynw5o
響子「私は賢者なので、攻撃回復サポートなんでも出来ると思います」
藍子「じゃあモンクの私と、裕美ちゃん……が従えてる魔物が前衛で」
朋「残りは後衛ね。これだけサポートが多ければ、ちょっとやそっとじゃやられないわ!」
裕美「よーし、決戦だよ!」
こずえ「ゆめは、こっち……だよー」
由愛「あ、そうでした。私、魔王にそそのかされたから……」
『ええっ!?』
由愛「魔王様……あちらはサポートが多いので、先にそちらを攻撃した方が良いみたいです」
藍子「作戦が筒抜け!」
清美「二度目の作戦ターイム!」
こずえ「もうだめー。いんせきおちろー……ずどーん」
蘭子「漆黒の業火に焼かれるがいい!」
由愛「嘆きの歌……らーらら~」
藍子「じゃあモンクの私と、裕美ちゃん……が従えてる魔物が前衛で」
朋「残りは後衛ね。これだけサポートが多ければ、ちょっとやそっとじゃやられないわ!」
裕美「よーし、決戦だよ!」
こずえ「ゆめは、こっち……だよー」
由愛「あ、そうでした。私、魔王にそそのかされたから……」
『ええっ!?』
由愛「魔王様……あちらはサポートが多いので、先にそちらを攻撃した方が良いみたいです」
藍子「作戦が筒抜け!」
清美「二度目の作戦ターイム!」
こずえ「もうだめー。いんせきおちろー……ずどーん」
蘭子「漆黒の業火に焼かれるがいい!」
由愛「嘆きの歌……らーらら~」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:51:39.48 ID:rxJAynw5o
響子「バリアーッ!」
蘭子「フハハッ、その程度のバリアーでどこまでもつかしら?」
響子(しまった……基本的には言った者勝ち)
響子(ああ言われたら、本当に大したことないバリアーということになってしまう!)
響子(『これで私達の身体には傷一つ付きませんよ!』くらい言っておけば良かった!)
裕美(由愛ちゃんはこずえちゃんより格下の役柄だからなんとかなりそうだけど)
藍子(色んな意味で只者ではないオーラを纏っているこずえちゃんと)
朋(こういうことは知識豊富そうな蘭子ちゃん……このコンビ、強敵……!)
こずえ「ふわぁ……いんせき、100れんぱつー……ずどどどどど」
雪乃「みなさん、こんな事もあろうかと買っておいた高性能シェルターに避難してください!」
清美「さすが大商人! ……と言いたいところだけど、シェルターなんて持ち歩けないでしょ」
雪乃「魔法アイテムですから小さくできるのですわ」
P(ほう……正直賑やかしで終わるかと思っていたが、ここに至って大きく動いたな)
蘭子「フハハッ、その程度のバリアーでどこまでもつかしら?」
響子(しまった……基本的には言った者勝ち)
響子(ああ言われたら、本当に大したことないバリアーということになってしまう!)
響子(『これで私達の身体には傷一つ付きませんよ!』くらい言っておけば良かった!)
裕美(由愛ちゃんはこずえちゃんより格下の役柄だからなんとかなりそうだけど)
藍子(色んな意味で只者ではないオーラを纏っているこずえちゃんと)
朋(こういうことは知識豊富そうな蘭子ちゃん……このコンビ、強敵……!)
こずえ「ふわぁ……いんせき、100れんぱつー……ずどどどどど」
雪乃「みなさん、こんな事もあろうかと買っておいた高性能シェルターに避難してください!」
清美「さすが大商人! ……と言いたいところだけど、シェルターなんて持ち歩けないでしょ」
雪乃「魔法アイテムですから小さくできるのですわ」
P(ほう……正直賑やかしで終わるかと思っていたが、ここに至って大きく動いたな)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:52:12.83 ID:rxJAynw5o
雪乃「でもごめんなさい、朋さん」
朋「え?」
雪乃「このシェルター5人用なんです」
朋「えっと、こっち側は……6人。ええーーっ!? なんでそんな設定付け加えるのよ!」
朋「ていうかその言い方! あたしは入れないこと決定!?」
雪乃「だって吟遊詩人って一番役に立たなそうですし」
朋「ひどい!」
雪乃(いつもの自分ではなく、大商人ユキノなのですから……これくらいやったほうが面白いですわ)
P(雪乃が茶目っ気を出しておる)
P(でもこれで、『あれくらいやって良いんだ』という共通認識がみんなに出来ただろう)
P(面白くなりそうだ。良いぞ、もっとやれ)
朋「え?」
雪乃「このシェルター5人用なんです」
朋「えっと、こっち側は……6人。ええーーっ!? なんでそんな設定付け加えるのよ!」
朋「ていうかその言い方! あたしは入れないこと決定!?」
雪乃「だって吟遊詩人って一番役に立たなそうですし」
朋「ひどい!」
雪乃(いつもの自分ではなく、大商人ユキノなのですから……これくらいやったほうが面白いですわ)
P(雪乃が茶目っ気を出しておる)
P(でもこれで、『あれくらいやって良いんだ』という共通認識がみんなに出来ただろう)
P(面白くなりそうだ。良いぞ、もっとやれ)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:52:45.93 ID:rxJAynw5o
由愛「……ふふふ、争いの歌~♪ もっと仲間割れしてください……!」
こずえ「あらそえー……たたかえー」
蘭子(便乗した……!?)
藍子「あの……なんとか詰め込めば1人くらい入れるんじゃないでしょうか」
雪乃「魔法アイテムですからそのあたりの融通が効かないのですわ」
雪乃「それとも藍子さんが席を譲ります?」
雪乃「念のため言っておきますと、シェルター以外で隕石100連発に耐えられるとは思いませんが」
藍子「えー、それは……」
清美(すっかり主導権を握られている……!)
響子「じゃあ私が席を譲ります! 私なら魔法でなんとか出来るかも……」
こずえ「あらそえー……たたかえー」
蘭子(便乗した……!?)
藍子「あの……なんとか詰め込めば1人くらい入れるんじゃないでしょうか」
雪乃「魔法アイテムですからそのあたりの融通が効かないのですわ」
雪乃「それとも藍子さんが席を譲ります?」
雪乃「念のため言っておきますと、シェルター以外で隕石100連発に耐えられるとは思いませんが」
藍子「えー、それは……」
清美(すっかり主導権を握られている……!)
響子「じゃあ私が席を譲ります! 私なら魔法でなんとか出来るかも……」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:53:15.59 ID:rxJAynw5o
雪乃「いえいえ、やはり私が席を譲りましょう」
裕美(あっ、この流れは……!)
裕美「わ、私が譲るよ!」
清美「いえ私が!」
藍子「私が!」
『…………』
朋以外(ジーッ)
朋「じゃああたしが……」
『どうぞどうぞ』
朋「チクショーッ!!」
蘭子「wwwwwwww」
裕美(あっ、この流れは……!)
裕美「わ、私が譲るよ!」
清美「いえ私が!」
藍子「私が!」
『…………』
朋以外(ジーッ)
朋「じゃああたしが……」
『どうぞどうぞ』
朋「チクショーッ!!」
蘭子「wwwwwwww」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:53:49.40 ID:rxJAynw5o
朋「やってる場合じゃないって! 早くなにか考えないと隕石100連発が落ちてくる……!」
こずえ「ちがうよー」
朋「えっ?」
こずえ「いんせき……さいしょのも、まだきてない……」
蘭子「ど、どういうことだ?」
こずえ「いま、むかってる……どせいのあたりー」
蘭子「土星!? では、あとどれくらいで来るのだ?」
こずえ「んー……3ねんくらい」
蘭子「遅ッ! ていうかなんでそういうところはリアル!?」
由愛「魔王様……ほかになにか攻撃、できないんですか?」
こずえ「1ちょうどのひのたま、つくれるよー……」
蘭子「そうだ、それを奴らにお見舞いしてやろう!」
こずえ「でもねー、0.000072びょうできえるから……きづかないかもー」
蘭子「なwwwんwwwwwでwwwwww」←ツボにはまった
こずえ「ちがうよー」
朋「えっ?」
こずえ「いんせき……さいしょのも、まだきてない……」
蘭子「ど、どういうことだ?」
こずえ「いま、むかってる……どせいのあたりー」
蘭子「土星!? では、あとどれくらいで来るのだ?」
こずえ「んー……3ねんくらい」
蘭子「遅ッ! ていうかなんでそういうところはリアル!?」
由愛「魔王様……ほかになにか攻撃、できないんですか?」
こずえ「1ちょうどのひのたま、つくれるよー……」
蘭子「そうだ、それを奴らにお見舞いしてやろう!」
こずえ「でもねー、0.000072びょうできえるから……きづかないかもー」
蘭子「なwwwんwwwwwでwwwwww」←ツボにはまった
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:54:15.80 ID:rxJAynw5o
清美「敵は混乱している! 今がチャンスですよ!」
藍子「勇者様、正気に戻ってください! でないと……」
裕美「でないと?」
藍子「組手の相手になってもらいます!」
蘭子「ごめんなさいっ!!」
雪乃(役作りのために、有香さんや早苗さんに色々教えてもらってましたわね)
雪乃「なんと容赦ない」
朋「あんたがゆーな」
P(だんだん皆アドリブが暴走してきたなぁ)
藍子「勇者様、正気に戻ってください! でないと……」
裕美「でないと?」
藍子「組手の相手になってもらいます!」
蘭子「ごめんなさいっ!!」
雪乃(役作りのために、有香さんや早苗さんに色々教えてもらってましたわね)
雪乃「なんと容赦ない」
朋「あんたがゆーな」
P(だんだん皆アドリブが暴走してきたなぁ)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:54:43.84 ID:rxJAynw5o
蘭子「わたしは しょうきに もどった!」キリッ
裕美(すごーく不安なのはなぜだろう……)
清美「由愛ちゃん、これあげる」
由愛「え……な、なんですか?」
清美「超☆錬金術師特製漂白剤です。これをかければーあらふしぎー」
清美「黒かった羽が白くなりました! 悪の心もきれいに消え去ったでしょう?」
由愛「そ、それくらいで……私は魔王様を裏切ったりしませんよっ!」
響子「ふーん……」
響子「ねえみなさん、突然だけど……今日の夕食、焼鳥でいいですか!?」
由愛「!!??」←ハーピー
裕美(すごーく不安なのはなぜだろう……)
清美「由愛ちゃん、これあげる」
由愛「え……な、なんですか?」
清美「超☆錬金術師特製漂白剤です。これをかければーあらふしぎー」
清美「黒かった羽が白くなりました! 悪の心もきれいに消え去ったでしょう?」
由愛「そ、それくらいで……私は魔王様を裏切ったりしませんよっ!」
響子「ふーん……」
響子「ねえみなさん、突然だけど……今日の夕食、焼鳥でいいですか!?」
由愛「!!??」←ハーピー
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:55:11.31 ID:rxJAynw5o
響子「何故か新鮮な鶏肉が手に入りそうな気がするんです!」
由愛「そ、そんな……おどしたって……」
裕美「良いから早くこっち来てッ!」クワッ
由愛「は、はいっ!」
裕美(フンス!)
朋(ドラゴンですらひれ伏すんだから、ハーピーがあの目に逆らえるわけないんだよなぁ)
清美「あとは魔王1人!」
こずえ「ふわぁー」
由愛「そ、そんな……おどしたって……」
裕美「良いから早くこっち来てッ!」クワッ
由愛「は、はいっ!」
裕美(フンス!)
朋(ドラゴンですらひれ伏すんだから、ハーピーがあの目に逆らえるわけないんだよなぁ)
清美「あとは魔王1人!」
こずえ「ふわぁー」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:55:49.39 ID:rxJAynw5o
こずえ「こずえ、ねむくなっちゃった……」トコトコ
蘭子(あれ、ソファに近づいて……もしかしてこのままお昼寝?)
こずえ「ぷろでゅーさー……こっち、きてー」
P「え、俺?」
こずえ「すわってー……ここ、すわってー……ふわぁー」
P「これでいいのか?」
こずえ「うんー……おやすみー…………」ポフ
P(こずえは俺の膝枕ですぐに寝入った)
こずえ「すーすー……」
『…………』
P「魔王だから……仕方ないな」
裕美「……こずえちゃんにはかなわないね」
藍子「色んな意味で……ね」
その後……
藍子の凛々しいのにゆるふわで癒される演舞が話題になったり、
雪乃が腹黒金持ち役で映画に主演したり、
巨大隕石が地球をかすめたりしたが、それはまた別の話である。
蘭子(あれ、ソファに近づいて……もしかしてこのままお昼寝?)
こずえ「ぷろでゅーさー……こっち、きてー」
P「え、俺?」
こずえ「すわってー……ここ、すわってー……ふわぁー」
P「これでいいのか?」
こずえ「うんー……おやすみー…………」ポフ
P(こずえは俺の膝枕ですぐに寝入った)
こずえ「すーすー……」
『…………』
P「魔王だから……仕方ないな」
裕美「……こずえちゃんにはかなわないね」
藍子「色んな意味で……ね」
その後……
藍子の凛々しいのにゆるふわで癒される演舞が話題になったり、
雪乃が腹黒金持ち役で映画に主演したり、
巨大隕石が地球をかすめたりしたが、それはまた別の話である。
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 18:56:15.86 ID:rxJAynw5o
終わり
雪乃が悪い顔してたのでこうなりました
雪乃が悪い顔してたのでこうなりました
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 19:32:04.09 ID:3vS8X2BC0
おっつおっつ
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/25(水) 00:17:11.31 ID:X4o5ZxP1O
関ちゃん、本当に逞しくなって(ホロリ
乙乙
乙乙
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1485251264/
Entry ⇒ 2017.01.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
モバP「しらさかメモリーズ」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:42:59.01 ID:U2anlVJY0
【その1】
小梅「……………zzz」スヤァ…
P「……………」
小梅「……んぅ………zzz」
P「………………もう朝か……」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:45:11.48 ID:6IfiTkJKO
小梅「………………zzz」
P「……………おーい、そろそろ起きろよー」グイーッ
小梅「…………むー……」グイーッ
P「…………………」
小梅「…………………zzz」
P「仕事遅れるぞー」グイーッ
小梅「……むーっ……!」グイーッ
P「………………」
小梅「………………zzz」
P「………布団から離れない………」
小梅「……すぅ………」スヤァ…
【低血圧なので寝起きが悪い】
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:46:17.82 ID:6IfiTkJKO
【その2】
小梅「………ねむたい……」
P「朝はちゃんと食べなきゃダメだぞ」
小梅「……ふぁい……」モム…モム…
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:47:14.57 ID:6IfiTkJKO
小梅「…………」モム…モム…モム…
P「小梅」
小梅「……なにー…?」
P「にんじん残ってる」
小梅「……あ………」
P「にんじん」
小梅「………え、えっと………」
P「………………」
小梅「…………!」ティン
小梅「き、昨日…食べたから……!」
P「早く食べなさい」
小梅「……ぁぅ………」
【なんだかんだで野菜は苦手】
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:48:21.74 ID:6IfiTkJKO
【その3】
<次はー、新宿ー、新宿でーす
小梅「……混んでる、ね……」
P「ああ」
小梅「……わっ……」グラッ…
P「どっかに掴まってなきゃ危ないぞ」
小梅「……う、うん………」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:49:09.01 ID:6IfiTkJKO
小梅「……どこか……」
P「………………」
小梅「………あっ……」
P「…………うん?」
小梅「……………」
P「……………」
小梅「…………えいっ……!」
P「うおっ」
小梅「…………♪」ギューッ
P「………びっくりした……」
【人混みの中で手を握ってくる】
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:50:09.51 ID:6IfiTkJKO
【その4】
小梅「…やっと、事務所着いた……」
P「毎日の事だけど、本当遠いな」ガチャ
小梅「…う、うん……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:50:55.47 ID:6IfiTkJKO
P「おはようございまーす」
小梅「お、おはよう、ございます……」ペコリ
ちひろ「あっ、おはようございます」
ちひろ「早速申し訳ないんですけどライブの件でお話がありmはぁっ!?」
小梅「…ち、ちひろさん……!?」
P「どうしました?」
ちひろ「………いや、どうしたも何も」
ちひろ「何で事務所で恋人つなぎしてんですか」
P「あっ」ギューッ
小梅「あっ」ギューッ
【基本つながりっぱなし】
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:51:52.85 ID:6IfiTkJKO
【その5】
小梅「…じゃあレッスン…行ってきます…!」
P「ああ、頑張ってな」
小梅「……うん…がんばる……!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:52:48.83 ID:6IfiTkJKO
・廊下
小梅「…………」
小梅「…………」
〜〜〜〜〜〜〜〜
P『ああ、頑張ってな』
〜〜〜〜〜〜〜〜
小梅「……………」
小梅「……『頑張って』…」
小梅「………………」
小梅「…えへ……えへへ……」ニヘラッ
飛鳥「やあ小梅、おはy………えっ」←通りがかった人
【たまーに1人で笑ってる時がある】
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:53:36.21 ID:6IfiTkJKO
【その6】
小梅「……はっ………はぁ……」
トレ「よし!じゃあ一旦休憩しましょう!」
小梅「……はっ、はい………!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:55:05.74 ID:6IfiTkJKO
小梅「……やっと、休憩……」
小梅「…………………はぁ…」
小梅「……つ、つかれた………」
小梅「……………」
小梅「……んっ……っ……」ゴクッ…ゴクッ…
小梅「…………んっ………」ゴクッ…
小梅「ぷあっ」
小梅「…………………ふぅ……」
小梅「………………」
小梅「……よし…………!」
小梅「がんばろう………!」
【実はアツい、アツはナツい】
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:56:09.45 ID:6IfiTkJKO
【その7】
・シャワールーム
\シャアアア……/
小梅「……ふー……」
小梅「………………」
小梅「…いっぱい、汗…かいちゃった……」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:57:06.58 ID:6IfiTkJKO
小梅「………はー……」
小梅「……きもちいいn」
<ガチャ
飛鳥「あれ、誰もいな」
小梅「えっ」
飛鳥「あっ」
小梅「…………」
飛鳥「…………ごめん」
<バタン
小梅「…………」
小梅「…………」
小梅「…ぅぅーっ……!///」
【月に1回は誰かに裸を見られる】
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:58:35.55 ID:6IfiTkJKO
【その8】
P「よし、そろそろ帰ろっか」
小梅「うん……!」
P「ちひろさん、後はお願いしますね」
ちひろ「はーい、お幸せにー」
P「………茶化さないでください」
小梅「……お、お幸せに…って……」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:59:49.79 ID:6IfiTkJKO
小梅「暗くなるの…お、遅いね……」
P「もうすぐ夏だからな」
小梅「だね……」
P「嫌か?」
小梅「…夏は、好きだけど……夜…短くなるのは…ちょっと嫌、かな…」
P「うん、俺もそこは嫌だな」
小梅「……夜行性……?」
P「夜行性って………まあ、そうだけど」
小梅「ふふ…わ、私も…夜行性だよ……」
小梅「だから…今日ぐらいは…」
P「夜更かしはダメだぞ?」
小梅「……いじわる……!」
【何かと夜行性を理由にしようとする】
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:00:50.21 ID:6IfiTkJKO
【その9】
・イオン的な店
P「今日はハンバーグにしようか」
小梅「や、やった…ハンバーグ…!」
P「で、にんじん入れてみよう」
小梅「そ、それは……やめて…!」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:02:07.87 ID:6IfiTkJKO
P「なんで」
小梅「…ハンバーグに、にんじんは…おかしいよ…!」
P「美味いかもしれないぞ」
小梅「そ、そんな事、ない…!」
P「今までやったことないのに」
小梅「…どんな味か、想像…つくから…」
P「まあまあ、物は試しだ」
小梅「……やだ……!」
P「レジ行くぞー」
小梅「…やだ…やだっ……!!」
・いざ作ってみると
小梅「……おいひい……!」モムモム
P「だろ」
小梅「…うんっ……!」モムモム
【食は細いが、何でも美味しそうに食べる】
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:03:29.19 ID:6IfiTkJKO
【その10】
TV<もちろんそうよ
小梅「……ふふっ……!」
P「…………」
TV<その発想は無かったわ
小梅「ふ、ふふっ………!」
P「…………」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:04:31.63 ID:6IfiTkJKO
P「お笑い、好きなのか」
小梅「…けっこう…す、好きかな…」
P「へえ」
小梅「……………」
P「……………」
P「センセーショナルな先生」
小梅「…っ……」
P「ん?」
小梅「……………」
P「そういえば総入れ歯」
小梅「……っっ……」
P「おっ」
小梅「…………」
小梅「…ぷふっ……!」
P「よっしゃ」
小梅「…っ……っ…!」バンッ バンッ
【けっこう笑い上戸】
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:05:32.96 ID:6IfiTkJKO
【その11】
小梅「………ん……」ウトウト…
P「眠い?」
小梅「……ちょっと……だけ……」
P「そろそろ寝ようか」
小梅「………うーん………」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:06:41.63 ID:6IfiTkJKO
小梅「…………」ウトウト…
P「お風呂は入った?」
小梅「……うん………」
P「歯磨きは?」
小梅「……した……よ………」
P「じゃあパジャマに着替えて」
小梅「…………はーい………」
小梅「ん………よいしょ……」モゾモゾ…
小梅「………………」モゾ…モゾ…
小梅「………………」
小梅「…………」
小梅「……」
小梅「……………zzz……」
<おーい寝るなよー
小梅「………すー……zzz」
<…………あれ?
【着替え終わった時点で既に寝ている】
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:08:09.73 ID:6IfiTkJKO
【その12】
小梅「………zzz」
P「…………またか」
小梅「……ふとんが……ふっとんだ……」
P「……………」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:09:32.31 ID:6IfiTkJKO
P「よいしょ」
小梅「………んっ……」
P「…………」
小梅「…………zzz」
小梅「……P、さーん……」
P「…………」
小梅「……すきー…………」
P「…………」
小梅「…………zzz」
P「…………」
小梅「………だい……すき………」
P「よい………しょ」
小梅「…………zzz」ポフン…
P (お腹だけ冷やさないようにして)
小梅「……えへっ……」ファサッ
P「…………じゃあ」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:11:14.56 ID:6IfiTkJKO
P「おやすみ」
小梅「……すー……zzz」
【寝言が赤裸々すぎる】
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:12:03.66 ID:6IfiTkJKO
おしまい
知り合いからよく「わかばとか吸ってんの!?えへぇっ!!?」と馬鹿にされます
悔しいです
一瞬でも見てくれたらありがとう
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:14:09.63 ID:VC4ItVtT0
乙
小梅かわいい
小梅かわいい
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 02:15:04.41 ID:f/2SKmQw0
乙
若葉ちゃんを吸うとかハンザイだぞ?
若葉ちゃんを吸うとかハンザイだぞ?
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 11:53:03.09 ID:jDaUmNf2o
若葉は合法だろ!いい加減にしろ!
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464108178/
Entry ⇒ 2017.01.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
【ニューダンガンロンパV3】アンジー「主は言いました……」
1: ◆yucx3sH2JA 2017/01/21(土) 23:12:26.41 ID:baUTmNZN0
・ニューダンガンロンパV3のSS
・ネタバレ等注意
・着地点不明
主は言いました……始まるよー、と。
・ネタバレ等注意
・着地点不明
主は言いました……始まるよー、と。
3: ◆yucx3sH2JA 2017/01/21(土) 23:18:25.31 ID:baUTmNZN0
アンジー「うーん……いつまでこの状況が続くのかなー」
アンジー「長期滞在はアンジーにとってもあまり好ましくないよー。絵を描くための道具だってあまり揃ってないのにー」
アンジー「やっぱり、前神さまが言ってたことを実行するしかなさそうだねー」
アンジー「それじゃあまずは倉庫から持ってきたキャンパスと筆を持ってー」
アンジー「…………」
アンジー「んんっ、うっ、あっ!」
アンジー「あああっ! い、あああああぅ!」
☆
次の日。アンジーは図書室にやって来たよー。
アンジー「蘭太郎ー、やっぱりここにいたんだねー」
天海「あれっ、夜長さんじゃないっすか」
図書室の奥の方で調べ物か何かをしていた蘭太郎がこっちを見るよー。
天海「やっぱりって、そんなに俺イコール図書室みたいなイメージが定着してるんすか?」
天海「ちょっと意外っすね」
アンジー「主は言いました……蘭太郎と言えば図書室だと」
アンジー「蘭太郎は自分の才能を忘れてるって話だけど、実は本に関係する才能かもしれないねー」
天海「それも神さまが言ってるんっすか?」
アンジー「長期滞在はアンジーにとってもあまり好ましくないよー。絵を描くための道具だってあまり揃ってないのにー」
アンジー「やっぱり、前神さまが言ってたことを実行するしかなさそうだねー」
アンジー「それじゃあまずは倉庫から持ってきたキャンパスと筆を持ってー」
アンジー「…………」
アンジー「んんっ、うっ、あっ!」
アンジー「あああっ! い、あああああぅ!」
☆
次の日。アンジーは図書室にやって来たよー。
アンジー「蘭太郎ー、やっぱりここにいたんだねー」
天海「あれっ、夜長さんじゃないっすか」
図書室の奥の方で調べ物か何かをしていた蘭太郎がこっちを見るよー。
天海「やっぱりって、そんなに俺イコール図書室みたいなイメージが定着してるんすか?」
天海「ちょっと意外っすね」
アンジー「主は言いました……蘭太郎と言えば図書室だと」
アンジー「蘭太郎は自分の才能を忘れてるって話だけど、実は本に関係する才能かもしれないねー」
天海「それも神さまが言ってるんっすか?」
5: ◆yucx3sH2JA 2017/01/21(土) 23:22:32.86 ID:baUTmNZN0
アンジー「そのとおりだよー」
天海「あはは……なら本当にそうかもしれないっすね」
天海「それで? 夜長さんはどうしてこんなところに?」
アンジー「蘭太郎を捜してたんだよー」
アンジー「蘭太郎は今の状況、どう思ってるー?」
天海「どう、って言われても……」
天海「そんなの、答えるまでもないっすよね? 最低最悪っすよ」
アンジー「にゃははー。そんな蘭太郎にとっておきの話があるよー」
アンジー「……神さまにお祈りをしてみない? 神さまにお祈りをすればその不安も消えると思うんだー」
天海「あはは……なら本当にそうかもしれないっすね」
天海「それで? 夜長さんはどうしてこんなところに?」
アンジー「蘭太郎を捜してたんだよー」
アンジー「蘭太郎は今の状況、どう思ってるー?」
天海「どう、って言われても……」
天海「そんなの、答えるまでもないっすよね? 最低最悪っすよ」
アンジー「にゃははー。そんな蘭太郎にとっておきの話があるよー」
アンジー「……神さまにお祈りをしてみない? 神さまにお祈りをすればその不安も消えると思うんだー」
6: ◆yucx3sH2JA 2017/01/21(土) 23:25:25.82 ID:baUTmNZN0
天海「ああ、そういうことっすか」
天海「でも生憎っすけど、俺は遠慮しとくっす」
アンジー「えー? 今日はポイント二倍だからお得なのにー?」
天海「何のポイントっすか……」
天海「って、そうじゃなくて。俺はこの状況を最低最悪とは言ったっすけど、不思議とその状況自体に不安は感じてないんすよね」
天海「いや、現状なんて眼中にないってのが正しいっすかね? 俺はその先まで見てるんで」
アンジー「おー、さすが蘭太郎だよー。きちんと先まで見据えているその姿勢は神さまも褒めてるよー」
天海「はは……ありがとうっす」
天海「まあそういうことなんで、生憎神さまにお祈りをするつもりはないんすよ」
アンジー「んー……アンジーも無理強いをするつもりはないから、蘭太郎がそう言うなら仕方ないねー」
アンジー「なら最後にこれを見てー」
そうしてアンジーは倉庫から持ってきたカバンの中から絵を一枚取り出すねー。
天海「でも生憎っすけど、俺は遠慮しとくっす」
アンジー「えー? 今日はポイント二倍だからお得なのにー?」
天海「何のポイントっすか……」
天海「って、そうじゃなくて。俺はこの状況を最低最悪とは言ったっすけど、不思議とその状況自体に不安は感じてないんすよね」
天海「いや、現状なんて眼中にないってのが正しいっすかね? 俺はその先まで見てるんで」
アンジー「おー、さすが蘭太郎だよー。きちんと先まで見据えているその姿勢は神さまも褒めてるよー」
天海「はは……ありがとうっす」
天海「まあそういうことなんで、生憎神さまにお祈りをするつもりはないんすよ」
アンジー「んー……アンジーも無理強いをするつもりはないから、蘭太郎がそう言うなら仕方ないねー」
アンジー「なら最後にこれを見てー」
そうしてアンジーは倉庫から持ってきたカバンの中から絵を一枚取り出すねー。
7: ◆yucx3sH2JA 2017/01/21(土) 23:29:49.81 ID:baUTmNZN0
天海「これは?」
アンジー「神さまがアンジーの体で描いた絵だよー。道具がイマイチ揃ってないからアレだけど、是非蘭太郎に見てもらいたいんだー」
天海「超高校級の美術部の絵っすか。そう言われたら受け取らないわけにはいかないっすね」
天海「どれどれ――!?」
アンジー「おろ、蘭太郎ー?」
蘭太郎は絵を見るとほぼ同時に倒れちゃったねー。
どうしてかなー? なんでかなー? 蘭太郎にはまだ早かったのかなー?
赤松「あれ? アンジーさん?」
アンジー「おー! 楓、ちょうどいいところに来たー!」
アンジー「蘭太郎が意識不明になっちゃったから、目を覚ますまで見ておいてもらいたいんだよー」
赤松「え? ……って、天海くん!? ちょ、どうしたの!?」
アンジー「ぐっばいならー!」
アンジー「神さまがアンジーの体で描いた絵だよー。道具がイマイチ揃ってないからアレだけど、是非蘭太郎に見てもらいたいんだー」
天海「超高校級の美術部の絵っすか。そう言われたら受け取らないわけにはいかないっすね」
天海「どれどれ――!?」
アンジー「おろ、蘭太郎ー?」
蘭太郎は絵を見るとほぼ同時に倒れちゃったねー。
どうしてかなー? なんでかなー? 蘭太郎にはまだ早かったのかなー?
赤松「あれ? アンジーさん?」
アンジー「おー! 楓、ちょうどいいところに来たー!」
アンジー「蘭太郎が意識不明になっちゃったから、目を覚ますまで見ておいてもらいたいんだよー」
赤松「え? ……って、天海くん!? ちょ、どうしたの!?」
アンジー「ぐっばいならー!」
9: ◆yucx3sH2JA 2017/01/21(土) 23:33:30.22 ID:baUTmNZN0
赤松「本当に放置するの!? ちょ、アンジーさん!?」
楓の驚いたような声を背中に聞きながらアンジーは図書室を出るねー。
蘭太郎はダメだったかー……まあ次があるよねー。
☆
百田「あっ! てめ、今のは卑怯だろーが!」
王馬「さすがロボット! 人間の持つ最低限の常識もないんだね!」
キーボ「ロボット差別はやめてください! っていうか、今のは不慮の事故ですよ!」
王馬「お前は車で人を撥ねたら『不慮の事故です』なんて言うのか!? そんなので相手が許すと思ったら大間違いだぞ!」
キーボ「そ、それは……百田クン、すいませんでした!!」
百田「い、いや……そこまで気にする必要はねぇよ、うん」
百田「つーか王馬もあんまりキーボをからかうな!」
図書室の隣が騒がしいから行ってみると、ゲームルームで解斗と小吉とキーボがゲームで遊んでるのを見つけたよー。
楓の驚いたような声を背中に聞きながらアンジーは図書室を出るねー。
蘭太郎はダメだったかー……まあ次があるよねー。
☆
百田「あっ! てめ、今のは卑怯だろーが!」
王馬「さすがロボット! 人間の持つ最低限の常識もないんだね!」
キーボ「ロボット差別はやめてください! っていうか、今のは不慮の事故ですよ!」
王馬「お前は車で人を撥ねたら『不慮の事故です』なんて言うのか!? そんなので相手が許すと思ったら大間違いだぞ!」
キーボ「そ、それは……百田クン、すいませんでした!!」
百田「い、いや……そこまで気にする必要はねぇよ、うん」
百田「つーか王馬もあんまりキーボをからかうな!」
図書室の隣が騒がしいから行ってみると、ゲームルームで解斗と小吉とキーボがゲームで遊んでるのを見つけたよー。
10: ◆yucx3sH2JA 2017/01/21(土) 23:36:16.20 ID:baUTmNZN0
王馬「って、あれ? アンジーちゃん、どうかしたの?」
アンジー「図書室からの帰りだったんだけど、こっちが騒がしいから様子を見に来たんだよー」
百田「おお、それは悪かったな。ちっと白熱しすぎたみてぇだ」
王馬「ならいっそのことアンジーちゃんもやる? 意外と面白いよここのゲーム」
アンジー「うーん……アンジーは遠慮しとくよー」
アンジー「それよりもアンジーはみんなに話があって来たんだー」
キーボ「話……ですか?」
アンジー「そだよー。えっとね、みんなはこの状況をどう思ってるのかなーって」
百田「どうって……そんなの言うまでもねぇだろ」
王馬「すっごい面白そうだよね! もうワクワクが止まらないよ!!」
キーボ「王馬クンと一緒にしないでください!! ボクも百田クンもキミと違ってひねくれた性格じゃないんですよ!!」
アンジー「つまり蘭太郎と一緒で、解斗とキーボはあまり快く思ってないってわけだねー?」
アンジー「小吉はー……結構特殊な人みたいだねー」
王馬「うわっ! まさかアンジーちゃんに特殊と言われるなんて思わなかったよ!」
アンジー「図書室からの帰りだったんだけど、こっちが騒がしいから様子を見に来たんだよー」
百田「おお、それは悪かったな。ちっと白熱しすぎたみてぇだ」
王馬「ならいっそのことアンジーちゃんもやる? 意外と面白いよここのゲーム」
アンジー「うーん……アンジーは遠慮しとくよー」
アンジー「それよりもアンジーはみんなに話があって来たんだー」
キーボ「話……ですか?」
アンジー「そだよー。えっとね、みんなはこの状況をどう思ってるのかなーって」
百田「どうって……そんなの言うまでもねぇだろ」
王馬「すっごい面白そうだよね! もうワクワクが止まらないよ!!」
キーボ「王馬クンと一緒にしないでください!! ボクも百田クンもキミと違ってひねくれた性格じゃないんですよ!!」
アンジー「つまり蘭太郎と一緒で、解斗とキーボはあまり快く思ってないってわけだねー?」
アンジー「小吉はー……結構特殊な人みたいだねー」
王馬「うわっ! まさかアンジーちゃんに特殊と言われるなんて思わなかったよ!」
11: ◆yucx3sH2JA 2017/01/21(土) 23:37:42.64 ID:baUTmNZN0
百田「それがどうしたってんだ?」
アンジー「うーんと、実は解斗やキーボみたいな人のためにいい話を持ってきたんだよー」
アンジー「ズバリ! 神さまにお祈りをしようよー! 神さまを頼れば不安とかは綺麗に消えるんだよー!」
キーボ「何を言うかと思えば……」
王馬「ロボットには理解できない話かもしれないね」
キーボ「失礼な! ボクにだって神さまを信じる気持ちはあるんですよ!」
アンジー「ならキーボは決まりだねー。解斗はどうするー?」
キーボ「えっ!?」
王馬「やーい、地雷踏んでやんのー」
百田「俺はやんねぇよ。神だのなんだのって話は信じないクチなんだ」
百田「神の力を借りなくても、自分でどうにかする! それが宇宙に轟く百田解斗の信念だ!」
王馬「まだ宇宙には行ってないけどね」
百田「お前はどうしてしつこく話の腰を折ろうとするんだ! 少しは黙ってろ!」
アンジー「うーんと、実は解斗やキーボみたいな人のためにいい話を持ってきたんだよー」
アンジー「ズバリ! 神さまにお祈りをしようよー! 神さまを頼れば不安とかは綺麗に消えるんだよー!」
キーボ「何を言うかと思えば……」
王馬「ロボットには理解できない話かもしれないね」
キーボ「失礼な! ボクにだって神さまを信じる気持ちはあるんですよ!」
アンジー「ならキーボは決まりだねー。解斗はどうするー?」
キーボ「えっ!?」
王馬「やーい、地雷踏んでやんのー」
百田「俺はやんねぇよ。神だのなんだのって話は信じないクチなんだ」
百田「神の力を借りなくても、自分でどうにかする! それが宇宙に轟く百田解斗の信念だ!」
王馬「まだ宇宙には行ってないけどね」
百田「お前はどうしてしつこく話の腰を折ろうとするんだ! 少しは黙ってろ!」
12: ◆yucx3sH2JA 2017/01/21(土) 23:40:50.50 ID:baUTmNZN0
アンジー「うーん……解斗、そういうこと言うんだ?」
アンジー「そういうこと言うと……罰が当たっちゃうよ?」
百田「へっ……な、何が罰が当たるだ。そんなもん、信用するわけないだろ……」
キーボ「震えてますけどね」
王馬「こういう話って苦手なのかな?」
アンジー「ほら……多分今夜にも神さまが解斗の枕元に……」
百田「や、やめろぉ!!」
すると解斗は勢いよくゲームルームを出て行ってしまったよー。
王馬「あらら、本当に苦手だったんだ」
アンジー「それじゃあキーボには後日改めて神さまへのお祈りをしてもらうとして……」
キーボ「えっ? 本当にやるんですか?」
アンジー「二人にはこの絵を見てもらいたんだよねー」
アンジー「そういうこと言うと……罰が当たっちゃうよ?」
百田「へっ……な、何が罰が当たるだ。そんなもん、信用するわけないだろ……」
キーボ「震えてますけどね」
王馬「こういう話って苦手なのかな?」
アンジー「ほら……多分今夜にも神さまが解斗の枕元に……」
百田「や、やめろぉ!!」
すると解斗は勢いよくゲームルームを出て行ってしまったよー。
王馬「あらら、本当に苦手だったんだ」
アンジー「それじゃあキーボには後日改めて神さまへのお祈りをしてもらうとして……」
キーボ「えっ? 本当にやるんですか?」
アンジー「二人にはこの絵を見てもらいたんだよねー」
13: ◆yucx3sH2JA 2017/01/21(土) 23:43:04.19 ID:baUTmNZN0
王馬「何これ……絵?」
アンジー「二人のために描いたんだよー」
キーボ「そう言われては見ないわけにはいきませんね」
王馬「にしし……超高校級の美術部のアンジーちゃんが描いた絵かぁ。確かに興味はあったんだよねー」
そうしてキーボと小吉が絵を見て――
王馬「」
キーボ「な、なんですかこれはっ!?」
キーボ「ってそれよりも王馬クン!? いきなり倒れてどうしたんですか!?」
アンジー「んー……小吉も蘭太郎と同じだったかー」
アンジー「それにしても、キーボは倒れないんだねー。もしかしてキーボの神さまを信じる気持ちは本当なのかもしれないよー」
キーボ「と、当然です!」
アンジー「それじゃあ小吉のことは任せたよー。ぐっばいならー」
キーボ「え? ええ、わかりました……?」
ふむふむー、キーボは神さまに選ばれたのかもしれないねー。
お祈りは後日やってもらうとしても、これは嬉しい発見だよー。ロボットにも神さまを敬う気持ちは生まれるんだねー。
アンジー「二人のために描いたんだよー」
キーボ「そう言われては見ないわけにはいきませんね」
王馬「にしし……超高校級の美術部のアンジーちゃんが描いた絵かぁ。確かに興味はあったんだよねー」
そうしてキーボと小吉が絵を見て――
王馬「」
キーボ「な、なんですかこれはっ!?」
キーボ「ってそれよりも王馬クン!? いきなり倒れてどうしたんですか!?」
アンジー「んー……小吉も蘭太郎と同じだったかー」
アンジー「それにしても、キーボは倒れないんだねー。もしかしてキーボの神さまを信じる気持ちは本当なのかもしれないよー」
キーボ「と、当然です!」
アンジー「それじゃあ小吉のことは任せたよー。ぐっばいならー」
キーボ「え? ええ、わかりました……?」
ふむふむー、キーボは神さまに選ばれたのかもしれないねー。
お祈りは後日やってもらうとしても、これは嬉しい発見だよー。ロボットにも神さまを敬う気持ちは生まれるんだねー。
19: ◆yucx3sH2JA 2017/01/22(日) 22:47:39.03 ID:gtLrCaNS0
獄原「待ってよ星君! お願いだから話を聞いてよ!」
星「ちっ……だから言ってるだろ。俺はお前の望むようなアドバイスはできないって」
星「俺よりも最原やキーボにでも聞けばいいだろ。少なくとも俺よりかは紳士寄りの人間だろうよ」
獄原「ううん! そんなことないよ!」
アンジー「おろ? ゴン太と竜馬、何をしてるのー?」
ゲームルームを出て校舎の一階に戻ると、意外な組み合わせの二人を見つけたよー。
星「アンジーか……別に、なんでもねぇよ」
獄原「星君に紳士のなんたるかを教わろうとしてたんだよ!」
アンジー「ほうほうー、竜馬に紳士のなんたるかをかー」
星「……俺は紳士なんて立場じゃねぇって言っても納得しちゃくれねぇんだよ。アンジーからも言ってやってくれ」
アンジー「うーん、でもアンジーもゴン太と同じ意見だなー」
アンジー「竜馬は紳士だよー。神ってる紳士、つまり神紳士だよー」
星「ちっ……だから言ってるだろ。俺はお前の望むようなアドバイスはできないって」
星「俺よりも最原やキーボにでも聞けばいいだろ。少なくとも俺よりかは紳士寄りの人間だろうよ」
獄原「ううん! そんなことないよ!」
アンジー「おろ? ゴン太と竜馬、何をしてるのー?」
ゲームルームを出て校舎の一階に戻ると、意外な組み合わせの二人を見つけたよー。
星「アンジーか……別に、なんでもねぇよ」
獄原「星君に紳士のなんたるかを教わろうとしてたんだよ!」
アンジー「ほうほうー、竜馬に紳士のなんたるかをかー」
星「……俺は紳士なんて立場じゃねぇって言っても納得しちゃくれねぇんだよ。アンジーからも言ってやってくれ」
アンジー「うーん、でもアンジーもゴン太と同じ意見だなー」
アンジー「竜馬は紳士だよー。神ってる紳士、つまり神紳士だよー」
20: ◆yucx3sH2JA 2017/01/22(日) 22:51:03.57 ID:gtLrCaNS0
獄原「やっぱりそうだよね!?」
星「おいおい……夜長まで何を言うんだよ」
アンジー「だってほらー、ちょっと前にー……」
星『おい夜長、こういうこと言うと変な風に捉えられるかもしれないが……』
アンジー『どうしたー?』
星『お前はもう少し露出を少なくするべきだと思うぞ。若い女が無駄に肌を露出してもロクなことがないだろうに』
アンジー『んー? ああ、そういうことかー。竜馬は背が小さいから女子のパンツが見やすいのかー』
アンジー『にゃははー。でも親切にそういうことを教えてくれるとは紳士だなー』
星『…………』
アンジー「……ってことがあったよー」
星「そこだけ切り取ると俺が変態にしか見えなくなるが……」
獄原「でも、そういうところが紳士なんだよ! 恥ずかしがらずに女性にそういうところを注意できるってところがさ!」
獄原「ゴン太はまだ、星君みたいにそういうことを言えないから……」
星「おいおい……夜長まで何を言うんだよ」
アンジー「だってほらー、ちょっと前にー……」
星『おい夜長、こういうこと言うと変な風に捉えられるかもしれないが……』
アンジー『どうしたー?』
星『お前はもう少し露出を少なくするべきだと思うぞ。若い女が無駄に肌を露出してもロクなことがないだろうに』
アンジー『んー? ああ、そういうことかー。竜馬は背が小さいから女子のパンツが見やすいのかー』
アンジー『にゃははー。でも親切にそういうことを教えてくれるとは紳士だなー』
星『…………』
アンジー「……ってことがあったよー」
星「そこだけ切り取ると俺が変態にしか見えなくなるが……」
獄原「でも、そういうところが紳士なんだよ! 恥ずかしがらずに女性にそういうところを注意できるってところがさ!」
獄原「ゴン太はまだ、星君みたいにそういうことを言えないから……」
21: ◆yucx3sH2JA 2017/01/22(日) 22:52:13.38 ID:gtLrCaNS0
アンジー「そうなのかー?」
獄原「う、うん。どうしても恥ずかしさが出てくるっていうか……むしろアンジーさんは不思議だよね。その服装、恥ずかしくないの?」
アンジー「うーん……これは下着じゃなくて水着だからねー」
アンジー「少しくらいなら見えても大丈夫だよー」
白銀「パンツじゃないから恥ずかしくないってやつだね!?」
アンジー「あれまっ! つむぎ、どこから聞いてたー?」
アンジーの言葉を聞いてたつむぎが近くの教室から出てきたよー。
白銀「ご、ごめん……つい、我慢できずに」
星「アンタも大概な変人だな」
アンジー「でもちょうどいいよー! せっかくだからつむぎにも話しておきたいことがあるんだー」
獄原「う、うん。どうしても恥ずかしさが出てくるっていうか……むしろアンジーさんは不思議だよね。その服装、恥ずかしくないの?」
アンジー「うーん……これは下着じゃなくて水着だからねー」
アンジー「少しくらいなら見えても大丈夫だよー」
白銀「パンツじゃないから恥ずかしくないってやつだね!?」
アンジー「あれまっ! つむぎ、どこから聞いてたー?」
アンジーの言葉を聞いてたつむぎが近くの教室から出てきたよー。
白銀「ご、ごめん……つい、我慢できずに」
星「アンタも大概な変人だな」
アンジー「でもちょうどいいよー! せっかくだからつむぎにも話しておきたいことがあるんだー」
22: ◆yucx3sH2JA 2017/01/22(日) 22:57:20.71 ID:gtLrCaNS0
獄原「話したいこと?」
アンジー「うーんと、みんなは今のこの生活をどう思ってるのかなーって」
すると場の空気が一瞬にして静かになるよー。
白銀「今のって……この現状を、だよね?」
星「そんなの言うまでもねぇだろ」
獄原「最低最悪、だよね……」
アンジー「やっぱりそうだよねー。そんな三人にいい話があるんだよー」
アンジー「神さまへのお祈りをしよー! 神さまの力があれば不安とかのマイナスな感情が消えてスッキリ爽やかになるよー!」
星「どうせそういう話だと思ったぜ……この状況でもブレないなアンタは」
獄原「でも、なんていうか神さまって言われてもゴン太よくわからないし……」
白銀「わたしも同じ意見かなぁ」
アンジー「ええー? 竜馬もゴン太もつむぎも神さまを信じてくれないのー?」
アンジー「……罰が当たっちゃうよ?」
白銀「ええっ!?」
星「けっ、自分を信じない奴は全員敵ってか? 結構面倒な神さまみてぇだな」
獄原「ちょ、星君! そんな酷く言わなくても……」
アンジー「…………」
アンジー「うーんと、みんなは今のこの生活をどう思ってるのかなーって」
すると場の空気が一瞬にして静かになるよー。
白銀「今のって……この現状を、だよね?」
星「そんなの言うまでもねぇだろ」
獄原「最低最悪、だよね……」
アンジー「やっぱりそうだよねー。そんな三人にいい話があるんだよー」
アンジー「神さまへのお祈りをしよー! 神さまの力があれば不安とかのマイナスな感情が消えてスッキリ爽やかになるよー!」
星「どうせそういう話だと思ったぜ……この状況でもブレないなアンタは」
獄原「でも、なんていうか神さまって言われてもゴン太よくわからないし……」
白銀「わたしも同じ意見かなぁ」
アンジー「ええー? 竜馬もゴン太もつむぎも神さまを信じてくれないのー?」
アンジー「……罰が当たっちゃうよ?」
白銀「ええっ!?」
星「けっ、自分を信じない奴は全員敵ってか? 結構面倒な神さまみてぇだな」
獄原「ちょ、星君! そんな酷く言わなくても……」
アンジー「…………」
23: ◆yucx3sH2JA 2017/01/22(日) 22:58:45.88 ID:gtLrCaNS0
アンジー「うーん、それならお祈りはまた後日ってことでー。気が向いたら是非アンジーと神さまのところに来てねー」
白銀「今、凄い真顔じゃなかった?」
獄原「さすがのゴン太も身震いするレベルだったよ……」
アンジー「なら三人にこれをプレゼントするよー」
カバンから三枚の絵を取り出して三人に手渡していくねー。
星「なんだこれ。……絵、か?」
獄原「おおっ! アンジーさんが描いた絵かぁ!」
白銀「今の話の流れからするとちょっと怖い気もするけど……」
アンジー「怖いなんて酷いよー」
アンジー「ただ初めての人には少し感じやすいかもしれないねー」
白銀「なんのことっ!?」
白銀「今、凄い真顔じゃなかった?」
獄原「さすがのゴン太も身震いするレベルだったよ……」
アンジー「なら三人にこれをプレゼントするよー」
カバンから三枚の絵を取り出して三人に手渡していくねー。
星「なんだこれ。……絵、か?」
獄原「おおっ! アンジーさんが描いた絵かぁ!」
白銀「今の話の流れからするとちょっと怖い気もするけど……」
アンジー「怖いなんて酷いよー」
アンジー「ただ初めての人には少し感じやすいかもしれないねー」
白銀「なんのことっ!?」
24: ◆yucx3sH2JA 2017/01/22(日) 22:59:46.16 ID:gtLrCaNS0
星「バカを言え。絵を見ただけでどうかなるわけでもないだろう」
獄原「そ、そうだよね」
白銀「それならいいんだけど……」
そうして三人はアンジーが渡した絵を見るねー。
星「」
白銀「きゃああああっ!?」
獄原「ええっ!? これ、何の絵なの!?」
アンジー「あれまっ!? 星までダウンしちゃったかー!」
獄原「っていうかゴン太たちの反応、絵を見た反応には相応しくないよね!? ゴン太が言うのもおかしい話かもしれないけど!!」
白銀「で、でもこれは凄いよ……いろんな意味で!」
星「」
アンジー「おーい。竜馬、大丈夫かー?」
獄原「そ、そうだよね」
白銀「それならいいんだけど……」
そうして三人はアンジーが渡した絵を見るねー。
星「」
白銀「きゃああああっ!?」
獄原「ええっ!? これ、何の絵なの!?」
アンジー「あれまっ!? 星までダウンしちゃったかー!」
獄原「っていうかゴン太たちの反応、絵を見た反応には相応しくないよね!? ゴン太が言うのもおかしい話かもしれないけど!!」
白銀「で、でもこれは凄いよ……いろんな意味で!」
星「」
アンジー「おーい。竜馬、大丈夫かー?」
25: ◆yucx3sH2JA 2017/01/22(日) 23:02:12.27 ID:gtLrCaNS0
獄原「凄いよ……あの星君からダウンを取るなんて」
白銀「っていうか、そんなことより星君だよ! 大丈夫!?」
アンジー「主は言いました……ダウンした竜馬を部屋まで運ぶのはゴン太の役目だと」
アンジー「ってことで竜馬のことは任せたぞー!」
獄原「よ、よくわからないけど……わかった! 頑張るよ!」
うーん……ゴン太とつむぎがオーケーで竜馬はダメだったかー。
でも仕方ないかもしれないねー。竜馬は神さまのこと悪く言っちゃったから、罰が当たっちゃったのかもしれないよー。
☆
東条「待ちなさい」
玄関ホールを通りかかると、斬美がやけに真剣な顔をしてこっちに来るのを見つけたねー。
白銀「っていうか、そんなことより星君だよ! 大丈夫!?」
アンジー「主は言いました……ダウンした竜馬を部屋まで運ぶのはゴン太の役目だと」
アンジー「ってことで竜馬のことは任せたぞー!」
獄原「よ、よくわからないけど……わかった! 頑張るよ!」
うーん……ゴン太とつむぎがオーケーで竜馬はダメだったかー。
でも仕方ないかもしれないねー。竜馬は神さまのこと悪く言っちゃったから、罰が当たっちゃったのかもしれないよー。
☆
東条「待ちなさい」
玄関ホールを通りかかると、斬美がやけに真剣な顔をしてこっちに来るのを見つけたねー。
26: ◆yucx3sH2JA 2017/01/22(日) 23:03:12.46 ID:gtLrCaNS0
アンジー「おろ? 斬美、どうしたー? やけに怖い顔をしてるねー」
東条「赤松さんやキーボ君から聞いたわよ。アンジーさん、何を企んでいるのかしら?」
アンジー「企むなんて人聞きの悪いこと言わないでもらいたいよー。アンジーと神さまはみんなのために動いてるんだよー?」
東条「そのわりには天海君と王馬君が気絶しているし、百田君は挙動不審になっているのはどういうことかしら?」
東条「天海君なんて『なんで図書室なんかに行ったんすかね……?』ってうなされているのよ?」
アンジー「あららー、そりゃ重症だー」
アンジー「でも信用してもらいたいねー。アンジー、別に悪いことしてるつもりはないんだよー」
アンジー「ただ、みんなの不安を消してもらいたくて神さまへのお祈りをおすすめしてるだけねー」
東条「そう……。まあ、その言葉自体は本当なのかもしれないけれど」
東条「ただその手段が少し適切じゃなかったのは認めてちょうだい」
東条「赤松さんやキーボ君から聞いたわよ。アンジーさん、何を企んでいるのかしら?」
アンジー「企むなんて人聞きの悪いこと言わないでもらいたいよー。アンジーと神さまはみんなのために動いてるんだよー?」
東条「そのわりには天海君と王馬君が気絶しているし、百田君は挙動不審になっているのはどういうことかしら?」
東条「天海君なんて『なんで図書室なんかに行ったんすかね……?』ってうなされているのよ?」
アンジー「あららー、そりゃ重症だー」
アンジー「でも信用してもらいたいねー。アンジー、別に悪いことしてるつもりはないんだよー」
アンジー「ただ、みんなの不安を消してもらいたくて神さまへのお祈りをおすすめしてるだけねー」
東条「そう……。まあ、その言葉自体は本当なのかもしれないけれど」
東条「ただその手段が少し適切じゃなかったのは認めてちょうだい」
27: ◆yucx3sH2JA 2017/01/22(日) 23:04:03.93 ID:gtLrCaNS0
アンジー「うーん……斬美に言われちゃ仕方ないねー」
アンジー「なら斬美にこれをプレゼントするよー」
東条「これは……?」
アンジーが手渡したものを見て少し不思議そうな顔をするねー。
アンジー「みんなのために描いた渾身の似顔絵だよー」
東条「似顔絵……」
アンジー「アンジーはこれくらいしかできないからねー。だから許してほしいよー」
東条「……そう。そう言われたら頭ごなしに否定はできないわね」
そうやって斬美は裏返しになったままの絵をひっくり返して――。
東条「ッ!?」
ぐらりと斬美が後ろに倒れそうになるねー。
アンジー「あららー、斬美もダメだったかー」
東条「な、にを言って――」
ダンッ! と大きな音を鳴らして踏みとどまって斬美が姿勢を戻すよー。
でもその顔には汗がちょっと浮かんでいて、我慢してることがすぐにわかったねー。
東条「――言っているのかしらね。ただ絵を見ただけでしょう?」
アンジー「おおーっ! 凄いよ斬美ー!」
アンジー「なら斬美にこれをプレゼントするよー」
東条「これは……?」
アンジーが手渡したものを見て少し不思議そうな顔をするねー。
アンジー「みんなのために描いた渾身の似顔絵だよー」
東条「似顔絵……」
アンジー「アンジーはこれくらいしかできないからねー。だから許してほしいよー」
東条「……そう。そう言われたら頭ごなしに否定はできないわね」
そうやって斬美は裏返しになったままの絵をひっくり返して――。
東条「ッ!?」
ぐらりと斬美が後ろに倒れそうになるねー。
アンジー「あららー、斬美もダメだったかー」
東条「な、にを言って――」
ダンッ! と大きな音を鳴らして踏みとどまって斬美が姿勢を戻すよー。
でもその顔には汗がちょっと浮かんでいて、我慢してることがすぐにわかったねー。
東条「――言っているのかしらね。ただ絵を見ただけでしょう?」
アンジー「おおーっ! 凄いよ斬美ー!」
28: ◆yucx3sH2JA 2017/01/22(日) 23:04:39.98 ID:gtLrCaNS0
東条「凄い……? ただアンジーさんの絵を見ただけなのに、その言われようは少し不思議ね」
アンジー「……あれま」
東条「まあいいわ。でもこれ以上、天海君や王馬君のような人を増やすのはやめてちょうだい」
東条「アンジーさんの気持ちは理解できるし、否定したくはないのだけれど……だからこそ、別の方法も考えてもらいたいのよ」
アンジー「うーん……まあ、考えておくよー」
アンジー「ぐっばいならー」
これ以上動いてたら斬美に怪しまれるし、今回はここまでかなー?
でも結構収穫があったのは嬉しいねー。それに、斬美も嘘に騙されるなんてことがあるなんてねー。
アンジー「……あれま」
東条「まあいいわ。でもこれ以上、天海君や王馬君のような人を増やすのはやめてちょうだい」
東条「アンジーさんの気持ちは理解できるし、否定したくはないのだけれど……だからこそ、別の方法も考えてもらいたいのよ」
アンジー「うーん……まあ、考えておくよー」
アンジー「ぐっばいならー」
これ以上動いてたら斬美に怪しまれるし、今回はここまでかなー?
でも結構収穫があったのは嬉しいねー。それに、斬美も嘘に騙されるなんてことがあるなんてねー。
32: ◆yucx3sH2JA 2017/01/24(火) 19:23:36.22 ID:4pqacgqQ0
☆
真宮寺「おや」
アンジー「おー、是清。何してるー?」
寄宿舎に戻ろうと校舎を出たら、是清と鉢合わせしたねー。
真宮寺「校舎の周辺の探索だヨ。それよりも聞きたいことがあるんだけど」
真宮寺「さっきから天海君や王馬君、星君が慌ただしく寄宿舎に運ばれていったみたいだけど……何かあったの?」
アンジー「んー……神のみぞ知るってやつかなー?」
アンジー「にゃははー!」
真宮寺「なるほど、つまり夜長さんが関係しているんだネ?」
アンジー「どうしてそうなるー?」
真宮寺「神のみぞ知るっていうことは、つまりアンジーさんの言う神さまがしたことじゃないかなって思ってサ」
真宮寺「でも図星みたいだネ」
アンジー「さすが是清ー! 神った洞察力だねー!」
33: ◆yucx3sH2JA 2017/01/24(火) 19:24:42.17 ID:4pqacgqQ0
真宮寺「まァ、仮にも超高校級の民俗学者だしネ……」
アンジー「そんな是清なら神さまも歓迎だよー! どう? 一祈りしていかないかー?」
真宮寺「一祈りも二祈りもしていかないヨ。夜長さんの言う神さまがどういう神さまなのかを知るまでは何ていうか……イマイチ信用できないからネ」
アンジー「…………」
真宮寺「どういった土地の、どういった風習によって祀られるようになった神さまなのか……」
アンジー「それは神さまを信用しているんじゃなくてー……」
アンジー「神さまに興味があるってことでいいかー?」
真宮寺「民俗学者としての興味が大半を示しているってことは否定しないヨ」
真宮寺「そうやって夜長さんの言う神さまを詳しく知って、もし信用に値する神さまならお祈りするのも悪くないかナって思ったんだけど……こういう興味の持たれ方は不満かナ?」
アンジー「うーん……アンジーはともかくとして、神さまがへそを曲げちゃったよー」
アンジー「閉店ガラガラー!! にゃははー!!」
アンジー「そんな是清なら神さまも歓迎だよー! どう? 一祈りしていかないかー?」
真宮寺「一祈りも二祈りもしていかないヨ。夜長さんの言う神さまがどういう神さまなのかを知るまでは何ていうか……イマイチ信用できないからネ」
アンジー「…………」
真宮寺「どういった土地の、どういった風習によって祀られるようになった神さまなのか……」
アンジー「それは神さまを信用しているんじゃなくてー……」
アンジー「神さまに興味があるってことでいいかー?」
真宮寺「民俗学者としての興味が大半を示しているってことは否定しないヨ」
真宮寺「そうやって夜長さんの言う神さまを詳しく知って、もし信用に値する神さまならお祈りするのも悪くないかナって思ったんだけど……こういう興味の持たれ方は不満かナ?」
アンジー「うーん……アンジーはともかくとして、神さまがへそを曲げちゃったよー」
アンジー「閉店ガラガラー!! にゃははー!!」
34: ◆yucx3sH2JA 2017/01/24(火) 19:25:37.10 ID:4pqacgqQ0
真宮寺「それは残念だヨ。また開店時間になったら教えてもらいたいナ」
アンジー「それこそ、神のみぞ知るってやつだねー!!」
是清は神さまに選ばれることはないかもしれないねー。
態度が変わればもしかしたらってことがあるかもしれないけど……それはアンジーが関わることじゃないからねー。
☆
最原「見つけたよアンジーさん」
是清と別れてすぐに今度は終一が話しかけてきたよー。
アンジー「おろ? どうかしたか終一ー?」
最原「どうかしたかじゃないよ。アンジーさんが何か色々やってるって東条さんから聞いて、捜してたんだから」
アンジー「そっかそっかー」
さすが斬美だねー。探偵の終一を使うあたり、抜け目がないよー。
アンジー「でも、斬美にはさっきこってり怒られたから問題ないよー」
最原「あれ? そうだったの?」
アンジー「一足遅かったね終一ー」
アンジー「それこそ、神のみぞ知るってやつだねー!!」
是清は神さまに選ばれることはないかもしれないねー。
態度が変わればもしかしたらってことがあるかもしれないけど……それはアンジーが関わることじゃないからねー。
☆
最原「見つけたよアンジーさん」
是清と別れてすぐに今度は終一が話しかけてきたよー。
アンジー「おろ? どうかしたか終一ー?」
最原「どうかしたかじゃないよ。アンジーさんが何か色々やってるって東条さんから聞いて、捜してたんだから」
アンジー「そっかそっかー」
さすが斬美だねー。探偵の終一を使うあたり、抜け目がないよー。
アンジー「でも、斬美にはさっきこってり怒られたから問題ないよー」
最原「あれ? そうだったの?」
アンジー「一足遅かったね終一ー」
35: ◆yucx3sH2JA 2017/01/24(火) 19:26:36.47 ID:4pqacgqQ0
最原「なんだ……それならよかったよ。天海君が図書室に行ったことを悔み始めた時はどうしようと思ったけど、東条さんが先にアンジーさんを見つけたなら大丈夫そうだね」
最原「……まさかと思うけど、まだ何かしようとは思ってないよね?」
アンジー「えー? 信用ないなー」
アンジー「大丈夫だよー! 斬美に言われちゃ素直に従うしかないからねー! 今はもう何かをするつもりもないよー!」
最原「今はって……まあいいや」
すると終一は呆れたように頭を振ると、やけに真剣な顔をしてこっちを見るねー。
最原「さっき赤松さんから聞いたんだけど、アンジーさんってみんなの似顔絵を渡して回ってるんだってね」
アンジー「そだよー! まだ全員には渡してないけどねー!」
最原「なら……僕のもある、ってこと?」
アンジー「もちもちー!!」
最原「それなら……僕も欲しいんだけど、いいかな?」
最原「……まさかと思うけど、まだ何かしようとは思ってないよね?」
アンジー「えー? 信用ないなー」
アンジー「大丈夫だよー! 斬美に言われちゃ素直に従うしかないからねー! 今はもう何かをするつもりもないよー!」
最原「今はって……まあいいや」
すると終一は呆れたように頭を振ると、やけに真剣な顔をしてこっちを見るねー。
最原「さっき赤松さんから聞いたんだけど、アンジーさんってみんなの似顔絵を渡して回ってるんだってね」
アンジー「そだよー! まだ全員には渡してないけどねー!」
最原「なら……僕のもある、ってこと?」
アンジー「もちもちー!!」
最原「それなら……僕も欲しいんだけど、いいかな?」
36: ◆yucx3sH2JA 2017/01/24(火) 19:27:50.98 ID:4pqacgqQ0
アンジー「えー? でもでもー、楓から聞いたんだったらその絵を見て蘭太郎や小吉が倒れたってことも知ってるんだよねー?」
アンジー「それに斬美に言われてアンジーを捜してたんだよねー? ならここでアンジーの絵を見るのは斬美に言われたことを裏切るってことになるんじゃないのー?」
最原「それはそうかもしれないけど……」
最原「言わなきゃバレないでしょ。それに僕もアンジーさんの絵を見てみたいしね」
アンジー「倒れるかもしれないって覚悟はあるのかー?」
最原「ま、まあ……一応は」
アンジー「なら仕方ないねー。ほら、これが終一へのプレゼントだー」
そうやって終一はアンジーから受け取った絵を見て――
最原「」
アンジー「にゃははー! だから言ったのにー!」
アンジー「こうなるかもしれないってことがわかってて絵を見たんだから、終一はバカだなー!」
☆
アンジー「…………」
アンジー「うーん……キーボとゴン太とつむぎと斬美は神さまに選ばれたみたいだねー」
アンジー「蘭太郎と小吉と竜馬と終一はペケでー……他の人たちはまだ不明かー」
アンジー「それに斬美に言われてアンジーを捜してたんだよねー? ならここでアンジーの絵を見るのは斬美に言われたことを裏切るってことになるんじゃないのー?」
最原「それはそうかもしれないけど……」
最原「言わなきゃバレないでしょ。それに僕もアンジーさんの絵を見てみたいしね」
アンジー「倒れるかもしれないって覚悟はあるのかー?」
最原「ま、まあ……一応は」
アンジー「なら仕方ないねー。ほら、これが終一へのプレゼントだー」
そうやって終一はアンジーから受け取った絵を見て――
最原「」
アンジー「にゃははー! だから言ったのにー!」
アンジー「こうなるかもしれないってことがわかってて絵を見たんだから、終一はバカだなー!」
☆
アンジー「…………」
アンジー「うーん……キーボとゴン太とつむぎと斬美は神さまに選ばれたみたいだねー」
アンジー「蘭太郎と小吉と竜馬と終一はペケでー……他の人たちはまだ不明かー」
37: ◆yucx3sH2JA 2017/01/24(火) 19:29:18.36 ID:4pqacgqQ0
アンジー「でもでもー……終一はやっぱり変わり者だねー」
アンジー「もしかしたら終一も選ばれる可能性はあるかもしれないねー」
アンジー「それにもしかしたらアンジーの花婿にもなれるかもねー!」
アンジー「ならもう一枚終一の絵を描いておこうかなー」
アンジー「それじゃあ道具一式を用意してー……」
アンジー「…………」
アンジー「んんっ、うっ、あっ!」
アンジー「あああっ! い、あああああぅ!」
さてさてー? 今度の作品の出来栄えはどうかなー?
アンジー「にゃははー!! やっぱり終一の似顔絵が一番神ってるねー!!」
終里
アンジー「もしかしたら終一も選ばれる可能性はあるかもしれないねー」
アンジー「それにもしかしたらアンジーの花婿にもなれるかもねー!」
アンジー「ならもう一枚終一の絵を描いておこうかなー」
アンジー「それじゃあ道具一式を用意してー……」
アンジー「…………」
アンジー「んんっ、うっ、あっ!」
アンジー「あああっ! い、あああああぅ!」
さてさてー? 今度の作品の出来栄えはどうかなー?
アンジー「にゃははー!! やっぱり終一の似顔絵が一番神ってるねー!!」
終里
38: ◆yucx3sH2JA 2017/01/24(火) 19:33:34.16 ID:4pqacgqQ0
主は言いました……これで終わりだと
ダンロンV3のSSもっと増えるように神さまにお祈り捧げてくるねー!!
ダンロンV3のSSもっと増えるように神さまにお祈り捧げてくるねー!!
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 19:37:10.29 ID:BhOU0cKx0
絵を描くときナニやってんですかねぇ…
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/24(火) 19:54:40.39 ID:MDuHpt2To
アンジーは性的可愛い
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1485007946/
Entry ⇒ 2017.01.31 | Category ⇒ ダンガンロンパ | Comments (0)
提督「今度こそ、U-511を獲得する」 U-511「ゆーはここにいますよ」
1: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:34:54.45 ID:PfXgj4r20
・艦これ 艦娘入手祈念
・U-511
・U-511
2: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:36:29.72 ID:PfXgj4r20
U-511「ゆーはここにいるのに。ねぇ、何でなの?」
伊58「うーちゃん、いや、さっちゃん。あのね」
U-511「ゆーでいいよ、伊58さん」
伊58「私のこともゴーヤでいいよ」
U-511「じゃあ、ゴーヤ。ねぇ、提督は何でこんなになっちゃったの。邂逅できた時はあんなに喜んでくれたのに」
伊58「それはね、てーとくがね」
提督「やはり手強いな、だが必ずU-511は手に入れる。最上たちには一旦休憩を。ゴーヤ、第二艦隊に潜水艦を集めて長距離練習航海に行ってくれ」
伊58「りょーかいでっち! 頑張って弾薬と高速修復剤を取ってくるでち!」
提督「頼んだぞ! U-511を手に入れるまでの辛抱だからな」
伊58「……わかったよ、てーとく。あんまり無理しないでね」
提督「いつも助かる。さつき、君はオリョールへ向かってくれ。頼んだぞ!」
U-511「……ゆー、出撃しますね」
伊58「うーちゃん、いや、さっちゃん。あのね」
U-511「ゆーでいいよ、伊58さん」
伊58「私のこともゴーヤでいいよ」
U-511「じゃあ、ゴーヤ。ねぇ、提督は何でこんなになっちゃったの。邂逅できた時はあんなに喜んでくれたのに」
伊58「それはね、てーとくがね」
提督「やはり手強いな、だが必ずU-511は手に入れる。最上たちには一旦休憩を。ゴーヤ、第二艦隊に潜水艦を集めて長距離練習航海に行ってくれ」
伊58「りょーかいでっち! 頑張って弾薬と高速修復剤を取ってくるでち!」
提督「頼んだぞ! U-511を手に入れるまでの辛抱だからな」
伊58「……わかったよ、てーとく。あんまり無理しないでね」
提督「いつも助かる。さつき、君はオリョールへ向かってくれ。頼んだぞ!」
U-511「……ゆー、出撃しますね」
3: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:41:16.53 ID:PfXgj4r20
伊58「てーとくは運が悪いの」
U-511「運が悪い? 運なんて非科学的だよ」
伊58「非科学的な話だよね。けど、確率統計的にはどうしても存在しちゃうんだよ」
U-511「偏りってこと?」
伊58「うん、例えば短期任務の補給艦を撃破する任務なんだけどね。ゴーヤ達、伊号潜水艦と最上さんと木曾さんで行くことが多いの」
U-511「通商破壊はこまめにやらないとね。バシー方面へ行くの?」
伊58「そうだよ。機動部隊の人たちと一緒に行かないから、本当だったら2回も行けば任務完了できるはずなの」
U-511「はずってことは、もしかして」
伊58「多分ゆーが考えている通り。海流の影響なのか、羅針盤の妖精さんが危険信号を受信しちゃうのかわかんないんだけど、2回で完了できた試しがないの」
U-511「でもでも、ちゃんと大本営の任務娘さんには報告してるよね」
伊58「ちゃんとこなしているからね。2回が駄目なら3回、それでも駄目なら何度でも。補給艦を放置することはできないから」
U-511「それはよかったって……思います。思いますけど、続きがあるの?」
U-511「運が悪い? 運なんて非科学的だよ」
伊58「非科学的な話だよね。けど、確率統計的にはどうしても存在しちゃうんだよ」
U-511「偏りってこと?」
伊58「うん、例えば短期任務の補給艦を撃破する任務なんだけどね。ゴーヤ達、伊号潜水艦と最上さんと木曾さんで行くことが多いの」
U-511「通商破壊はこまめにやらないとね。バシー方面へ行くの?」
伊58「そうだよ。機動部隊の人たちと一緒に行かないから、本当だったら2回も行けば任務完了できるはずなの」
U-511「はずってことは、もしかして」
伊58「多分ゆーが考えている通り。海流の影響なのか、羅針盤の妖精さんが危険信号を受信しちゃうのかわかんないんだけど、2回で完了できた試しがないの」
U-511「でもでも、ちゃんと大本営の任務娘さんには報告してるよね」
伊58「ちゃんとこなしているからね。2回が駄目なら3回、それでも駄目なら何度でも。補給艦を放置することはできないから」
U-511「それはよかったって……思います。思いますけど、続きがあるの?」
4: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:41:47.80 ID:PfXgj4r20
伊58「南西諸島海域の制海権を取るために深海棲艦の通商破壊艦隊を叩きに行くんだけどね」
U-511「もしかして……」
伊58「補給艦がたくさん出てくるの。本丸には全然辿りつけない」
U-511「……なんてこと」
伊58「それでもてーとくは一生懸命、護国に努めてもがいているから、なんとか南西諸島海域の制海権を確保するんだよ」
U-511「任務報酬以上の出撃費用がかかってる?」
伊58「あまり言いたくないけどね」
U-511「もしかして……」
伊58「補給艦がたくさん出てくるの。本丸には全然辿りつけない」
U-511「……なんてこと」
伊58「それでもてーとくは一生懸命、護国に努めてもがいているから、なんとか南西諸島海域の制海権を確保するんだよ」
U-511「任務報酬以上の出撃費用がかかってる?」
伊58「あまり言いたくないけどね」
5: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:43:10.42 ID:PfXgj4r20
U-511「じゃあ、鎮守府近海の対潜哨戒も?」
伊58「睦月型の子たちが一生懸命頑張ってるよ。出撃費用の関係で、最上さんと伊勢さんは一緒に行けないの」
U-511「けど……」
伊58「そう、怪我は絶えないよ。ただでさえ装甲が薄いんだから」
U-511「じゃあ、対潜哨戒は完了できずに終わる?」
伊58「完了させるの。それまでの任務で取れた高速修復剤を使って」
U-511「……そう」
伊58「やらなくてもいいんだよ、本当は。けど、てーとくは自分たちがやらなきゃ国民が苦しむなんて言っちゃって」
U-511「志は素敵だなって……思います」
伊58「うん。私も提督のそういうところが好き」
U-511「あは、ゴーヤも素敵ですって」
伊58「今のは聞かなかったことにするでち!」
U-511「やー」
伊58「それは拒絶の嫌(やー)それとも肯定のJa(やー)? どっち?」
U-511「いろいろあるんです。いろいろ」
伊58「都合のいいところだけ、この国に染まるんじゃないでち!」
U-511「あはは」
伊58「睦月型の子たちが一生懸命頑張ってるよ。出撃費用の関係で、最上さんと伊勢さんは一緒に行けないの」
U-511「けど……」
伊58「そう、怪我は絶えないよ。ただでさえ装甲が薄いんだから」
U-511「じゃあ、対潜哨戒は完了できずに終わる?」
伊58「完了させるの。それまでの任務で取れた高速修復剤を使って」
U-511「……そう」
伊58「やらなくてもいいんだよ、本当は。けど、てーとくは自分たちがやらなきゃ国民が苦しむなんて言っちゃって」
U-511「志は素敵だなって……思います」
伊58「うん。私も提督のそういうところが好き」
U-511「あは、ゴーヤも素敵ですって」
伊58「今のは聞かなかったことにするでち!」
U-511「やー」
伊58「それは拒絶の嫌(やー)それとも肯定のJa(やー)? どっち?」
U-511「いろいろあるんです。いろいろ」
伊58「都合のいいところだけ、この国に染まるんじゃないでち!」
U-511「あはは」
6: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:43:57.79 ID:PfXgj4r20
伊58「そんなてーとくに神様が微笑んだんだろうね」
U-511「もしかして」
伊58「まさかの1回目の出撃でU-511、ゆーと邂逅できたの」
U-511「だからみんなの目が点になってたんだね」
伊58「よっぽど嬉しかったんだろうね。大規模作戦を中断して、延々とゆーの練度上げを頑張っちゃってたから」
U-511「おかげですぐにゆーは改になれたって、思います」
伊58「まさにその時だったよ。提督がU-511がいないって言い出したのは」
U-511「本当に驚いたの。突然ゆーのことがわからなくなっちゃったのかって」
伊58「改になって名前も変わったから、『さつき1ごう』って」
U-511「皐月さんと同じになっちゃったから、ゆーのまま読んでもらおうとしたら、提督が」
伊58「うん、今までの自分ではありえない幸運を否定しちゃったんだろうね。一度でU-511に邂逅できるわけがない、そうだ、今目の前にいるのはさつきだって」
U-511「ゴーヤ、ゆーはどうしたらいいの?」
U-511「もしかして」
伊58「まさかの1回目の出撃でU-511、ゆーと邂逅できたの」
U-511「だからみんなの目が点になってたんだね」
伊58「よっぽど嬉しかったんだろうね。大規模作戦を中断して、延々とゆーの練度上げを頑張っちゃってたから」
U-511「おかげですぐにゆーは改になれたって、思います」
伊58「まさにその時だったよ。提督がU-511がいないって言い出したのは」
U-511「本当に驚いたの。突然ゆーのことがわからなくなっちゃったのかって」
伊58「改になって名前も変わったから、『さつき1ごう』って」
U-511「皐月さんと同じになっちゃったから、ゆーのまま読んでもらおうとしたら、提督が」
伊58「うん、今までの自分ではありえない幸運を否定しちゃったんだろうね。一度でU-511に邂逅できるわけがない、そうだ、今目の前にいるのはさつきだって」
U-511「ゴーヤ、ゆーはどうしたらいいの?」
7: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:44:43.08 ID:PfXgj4r20
伊58「急かさずそっとしてあげて欲しいの。提督は少し疲れているだけだから、きっとすぐに良くなるから」
U-511「うん、わかった」
伊58「すぐに、きっと良くなるから……」
U-511「本当はとても心配なんだね」
伊58「……うん」
U-511「うん、わかった」
伊58「すぐに、きっと良くなるから……」
U-511「本当はとても心配なんだね」
伊58「……うん」
8: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:45:25.64 ID:PfXgj4r20
提督「さつき、オリョールを頼む!」
U-511「ゆー、出撃します」
提督「今だ、雷撃!」
U-511「ゆーは、負けません! やられました。ちょっと良くないです。ゆー、浮上したい……気もします」
提督「撤退だー!」
U-511「艦隊が戻ってきたよ」
提督「さつき、ご苦労だった。すぐに入渠してくれ」
U-511「いっぱい休ませて……Gute Nacht」
提督「私も、少し休ませてもらおう。ゴーヤ、少し眠る。すぐに、起きるから。ほんの少し……33分眠るだけだから」
伊58「不吉なことを言うんじゃないでち!」
提督「ははは、すまない。けど、15分で起こしてくれ」
伊58「りょーかい!」
U-511「ゆー、出撃します」
提督「今だ、雷撃!」
U-511「ゆーは、負けません! やられました。ちょっと良くないです。ゆー、浮上したい……気もします」
提督「撤退だー!」
U-511「艦隊が戻ってきたよ」
提督「さつき、ご苦労だった。すぐに入渠してくれ」
U-511「いっぱい休ませて……Gute Nacht」
提督「私も、少し休ませてもらおう。ゴーヤ、少し眠る。すぐに、起きるから。ほんの少し……33分眠るだけだから」
伊58「不吉なことを言うんじゃないでち!」
提督「ははは、すまない。けど、15分で起こしてくれ」
伊58「りょーかい!」
9: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:46:25.72 ID:PfXgj4r20
皐月「ゆー、大丈夫かい? ボクと混同されているように見えるけど」
U-511「皐月、お疲れ様です」
皐月「お疲れ様。自分の名前を呼んでもらえないのは辛いよね。ボクが司令官に具申しようか?」
U-511「大丈夫、ゴーヤがなんとかしてくれるよ。それに、ゆーがこっちに来てから貰った名前でもあるから。これも大切な宝物なの」
皐月「そっか、困ったことがあったらいつでもボクに言ってね! 必ず力になるから」
U-511「ありがとう、ゆーは皐月も大好きって、思います」
皐月「ふぇっ? いや〜、照れるね。ボクもゆーのことが大好きさ!」
U-511「あぁーっ!」
皐月「どうしたの?」
U-511「艤装の代えが、ない。どうしよう」
皐月「まっかせてよ! ゴーヤのを貸すように言ってくるからさ」
U-511「Danke, 皐月」
U-511「皐月、お疲れ様です」
皐月「お疲れ様。自分の名前を呼んでもらえないのは辛いよね。ボクが司令官に具申しようか?」
U-511「大丈夫、ゴーヤがなんとかしてくれるよ。それに、ゆーがこっちに来てから貰った名前でもあるから。これも大切な宝物なの」
皐月「そっか、困ったことがあったらいつでもボクに言ってね! 必ず力になるから」
U-511「ありがとう、ゆーは皐月も大好きって、思います」
皐月「ふぇっ? いや〜、照れるね。ボクもゆーのことが大好きさ!」
U-511「あぁーっ!」
皐月「どうしたの?」
U-511「艤装の代えが、ない。どうしよう」
皐月「まっかせてよ! ゴーヤのを貸すように言ってくるからさ」
U-511「Danke, 皐月」
10: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:47:07.19 ID:PfXgj4r20
伊58「はい、提督指定の水着」
U-511「ありがとう。うー、今日はすごく日焼けしたって」
伊58「水上移動が多かったんだ」
U-511「そうなの。とっても暑かったんですって。でっち、聞いてる?」
伊58「でっちって呼ぶなでち」
U-511「あっ! でっち今自分ででっちって」
伊58「言ってないでち」
U-511「ほら、また」
伊58「……」
U-511「……」
「「あはははは」」
伊58「馴染み過ぎでち」
U-511「いっぱい、いーっぱいこの鎮守府で過ごしたからって、はい!」
伊58「これでてーとくさえ元に戻ってくれたら、すごく嬉しいんだけどな」
U-511「何かきっかけがあればすぐって、思うな」
U-511「ありがとう。うー、今日はすごく日焼けしたって」
伊58「水上移動が多かったんだ」
U-511「そうなの。とっても暑かったんですって。でっち、聞いてる?」
伊58「でっちって呼ぶなでち」
U-511「あっ! でっち今自分ででっちって」
伊58「言ってないでち」
U-511「ほら、また」
伊58「……」
U-511「……」
「「あはははは」」
伊58「馴染み過ぎでち」
U-511「いっぱい、いーっぱいこの鎮守府で過ごしたからって、はい!」
伊58「これでてーとくさえ元に戻ってくれたら、すごく嬉しいんだけどな」
U-511「何かきっかけがあればすぐって、思うな」
11: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:47:56.89 ID:PfXgj4r20
提督「寝過ごした! ゴーヤ、なぜ私を起こしてくれなかった?」
伊58「ゆーが入渠中だから! 中に入らないで!」
提督「すまん、ゴーヤ。あと、さつき。すまなかった!」
U-511「がるるー!! ろーちゃんでっす! なんちゃって」
提督「……何やってるんだ、ゆー。呂号潜水艦への改装はまだだろう」
U-511「あ、治ったって」
伊58「うわーん、提督! 私心配したんだから!」
提督「何を心配したんだ? 待て、ゴーヤ。まだ昼間でしかもゆーの前だ!」
伊58「知らないもん!」
U-511「ゆーは館内放送してくるって」
提督「おい、ゆー。待て! 待ってくれ! あ……、もう見えない」
伊58「潜水艦を見つけるにはどうするかって? まずは潜望鏡だよ!」
提督「はわわっ! やめるのです!」
伊58「おっきな魚雷、大好きです!」
伊58「ゆーが入渠中だから! 中に入らないで!」
提督「すまん、ゴーヤ。あと、さつき。すまなかった!」
U-511「がるるー!! ろーちゃんでっす! なんちゃって」
提督「……何やってるんだ、ゆー。呂号潜水艦への改装はまだだろう」
U-511「あ、治ったって」
伊58「うわーん、提督! 私心配したんだから!」
提督「何を心配したんだ? 待て、ゴーヤ。まだ昼間でしかもゆーの前だ!」
伊58「知らないもん!」
U-511「ゆーは館内放送してくるって」
提督「おい、ゆー。待て! 待ってくれ! あ……、もう見えない」
伊58「潜水艦を見つけるにはどうするかって? まずは潜望鏡だよ!」
提督「はわわっ! やめるのです!」
伊58「おっきな魚雷、大好きです!」
12: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:49:07.80 ID:PfXgj4r20
U-511「館内放送です。提督が治ったので船渠でゴーヤといちゃいちゃするですって。今日はもうお休みだよ。皐月、遊びに行こうよ」
13: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:49:38.24 ID:PfXgj4r20
おしまい
14: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/24(火) 23:51:38.97 ID:PfXgj4r20
一回で邂逅できたらいいなぁ。
・雲龍は151周目で邂逅できました。
雲龍「提督、新生機動部隊はお任せ下さい」 提督「任せた」
・雲龍は151周目で邂逅できました。
雲龍「提督、新生機動部隊はお任せ下さい」 提督「任せた」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 00:48:32.36 ID:7qHazAYVo
おつおつ
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 06:43:35.71 ID:Ydx5d8pwO
乙
今回のU-511は今までに比べれば有情だから頑張れ
今回のU-511は今までに比べれば有情だから頑張れ
17: ◆zqJl2dhSHw 2016/05/25(水) 07:44:08.78 ID:K6vpVmbj0
有情、なんという有情か。
早速、U-511と邂逅。
これはもう、書くか描くかしてから艦娘獲得に臨むしかないですな。
早速、U-511と邂逅。
これはもう、書くか描くかしてから艦娘獲得に臨むしかないですな。
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464100494/
Entry ⇒ 2017.01.31 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
澤梓「隊長を『お母さん』と呼んでしまった」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:25:37.33 ID:SlAC4Vz/0
~大洗女子学園の場合~
みほ「それでは今日の練習を終了します。お疲れ様でした」
大洗勢一同「「お疲れ様でした!」」
優花里「いや~白熱した紅白戦でしたね」
華「ええ。張り切りすぎたせいか少々お腹が空いてしまいました」
沙織「じゃあこれからみんなでアイスでも食べに行く?」
麻子「行くぞ(即答)」スタスタ
みほ「麻子さん、急がなくてもアイスは逃げないよ」ニコニコ
梓「あの……すみません、お母さん――あっ」
みほ「あれ、澤さん?」
優季「あー梓ったら西住隊長のことお母さんって呼んでる~」
桂利奈「お子ちゃまだな~」
梓「も、もう~みんな茶化さないでよ!」
みほ「えっと……澤さん、何か私に用事かな?」
梓「あ、はい。さっきの紅白戦のことでいくつか質問したいことがあって……お時間いただけますか?」
みほ「うん、大丈夫だよ。着替えが済んだら中庭で待っててね」
みほ「それでは今日の練習を終了します。お疲れ様でした」
大洗勢一同「「お疲れ様でした!」」
優花里「いや~白熱した紅白戦でしたね」
華「ええ。張り切りすぎたせいか少々お腹が空いてしまいました」
沙織「じゃあこれからみんなでアイスでも食べに行く?」
麻子「行くぞ(即答)」スタスタ
みほ「麻子さん、急がなくてもアイスは逃げないよ」ニコニコ
梓「あの……すみません、お母さん――あっ」
みほ「あれ、澤さん?」
優季「あー梓ったら西住隊長のことお母さんって呼んでる~」
桂利奈「お子ちゃまだな~」
梓「も、もう~みんな茶化さないでよ!」
みほ「えっと……澤さん、何か私に用事かな?」
梓「あ、はい。さっきの紅白戦のことでいくつか質問したいことがあって……お時間いただけますか?」
みほ「うん、大丈夫だよ。着替えが済んだら中庭で待っててね」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:26:44.08 ID:SlAC4Vz/0
沙織「みぽりん梓ちゃんにお母さんって呼ばれてたね」
麻子「そういえば以前にも呼び間違えられていた気がするぞ」
みほ「澤さん、私の前だとどうしても緊張しちゃうみたい。お互いもう少し気軽に話せればいいんだけど…」
優花里「何度もお母さんと言い間違ってしまうことにも何か理由があるかもしれませんよ。もしや深層心理的な…」
華「もしかすると澤さんのお母様とみほさんには、どことなく似た部分があるのかもしれませんね」
沙織「よし、なら今日はちょっとお母さんっぽく接してみようよ。うまくいけば距離を縮められるかもしれないし」
みほ「う~ん……うまくできるかわからないけど、沙織さんが言うならやってみようかな。それじゃあみんな、また後でね」
沙織「ファイトだよみぽりん。有望な後輩のためだもんね」
麻子「沙織……余計なこと言ったかもしれないぞ」
沙織「え? なんでよ」
麻子「西住さんがお母さんらしく振る舞うということが何を意味するか、お前はわかってない気がする」
優花里「西住殿の思うお母さん像……まさか」
華「……大丈夫でしょうか」
麻子「そういえば以前にも呼び間違えられていた気がするぞ」
みほ「澤さん、私の前だとどうしても緊張しちゃうみたい。お互いもう少し気軽に話せればいいんだけど…」
優花里「何度もお母さんと言い間違ってしまうことにも何か理由があるかもしれませんよ。もしや深層心理的な…」
華「もしかすると澤さんのお母様とみほさんには、どことなく似た部分があるのかもしれませんね」
沙織「よし、なら今日はちょっとお母さんっぽく接してみようよ。うまくいけば距離を縮められるかもしれないし」
みほ「う~ん……うまくできるかわからないけど、沙織さんが言うならやってみようかな。それじゃあみんな、また後でね」
沙織「ファイトだよみぽりん。有望な後輩のためだもんね」
麻子「沙織……余計なこと言ったかもしれないぞ」
沙織「え? なんでよ」
麻子「西住さんがお母さんらしく振る舞うということが何を意味するか、お前はわかってない気がする」
優花里「西住殿の思うお母さん像……まさか」
華「……大丈夫でしょうか」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:28:04.15 ID:SlAC4Vz/0
――中庭
梓「西住隊長、さっきはごめんなさい。みんなの前でお母さんなんて呼んじゃって…」
みほ「ううん、いいの気にしないで。それより質問って何かな」
梓「はい。さっきの紅白戦で私たちがカメさんチームを倒したときのことなんですけど…」
みほ「確か、奇襲を受けて万事休すの状況だったのを河嶋さんが砲撃を外したことで難を逃れ、逆にその隙を突いて撃破したんだよね」
梓「そうです。本来なら負けていた場面だったので、その原因を有耶無耶にしたくないんです」
梓「だけど結果的に勝ててしまったことで、ウサギチームのみんなはすっかり浮かれちゃって…」
みほ「そっか。でも反省点を振り返る姿勢はとても大事だよ。澤さんもすっかり一人前の戦車道選手だね」
梓「いえそんな……でもやっぱり、西住隊長に褒められると嬉しいな」
みほ「じゃあ今から二人であのときの状況をできるだけ忠実に再現してみよっか」
梓「はい、お願いします! 私、ノートと小さいホワイトボードを持ってきたんで、これでコースと戦車を再現して――」
みほ「ううん。せっかくだから実際に戦車に乗ってやってみようよ。ヘッツァーの操縦と砲撃なら私が一人でするし」
梓「え?」
梓「西住隊長、さっきはごめんなさい。みんなの前でお母さんなんて呼んじゃって…」
みほ「ううん、いいの気にしないで。それより質問って何かな」
梓「はい。さっきの紅白戦で私たちがカメさんチームを倒したときのことなんですけど…」
みほ「確か、奇襲を受けて万事休すの状況だったのを河嶋さんが砲撃を外したことで難を逃れ、逆にその隙を突いて撃破したんだよね」
梓「そうです。本来なら負けていた場面だったので、その原因を有耶無耶にしたくないんです」
梓「だけど結果的に勝ててしまったことで、ウサギチームのみんなはすっかり浮かれちゃって…」
みほ「そっか。でも反省点を振り返る姿勢はとても大事だよ。澤さんもすっかり一人前の戦車道選手だね」
梓「いえそんな……でもやっぱり、西住隊長に褒められると嬉しいな」
みほ「じゃあ今から二人であのときの状況をできるだけ忠実に再現してみよっか」
梓「はい、お願いします! 私、ノートと小さいホワイトボードを持ってきたんで、これでコースと戦車を再現して――」
みほ「ううん。せっかくだから実際に戦車に乗ってやってみようよ。ヘッツァーの操縦と砲撃なら私が一人でするし」
梓「え?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:29:13.24 ID:SlAC4Vz/0
みほ「他のポジションの子の気持ちを理解することも車長に必要なスキルだよ。あ、もちろん実弾を使うからね」
梓「わ、私が一人でM3を動かすんですか?」
みほ「大丈夫、澤さんならきっとできるよ。私も昔よくお母さんと一緒にこんな風に特訓してたから」
梓「そんな……」
梓(でも、せっかく西住隊長が直接教えてくれるんだから、期待に応えなきゃ)
梓「……わかりました。やります」
みほ「澤さんが私を撃破できるまでずっと付き合ってあげるよ。一緒に頑張ろうね」ニコッ
華「何やら雲行きが怪しいですね」
沙織「いくらなんでも一人で戦車を動かすなんて無茶だよぉ」
優花里「ですがこれが西住流家元直伝の教えなのでしょう……難しい状況ですが、一対一で特訓を受けられる澤殿が羨ましいです」
麻子「だが何かあってからでは遅い。一応私たちもⅣ号でスタンバイしておくぞ」
梓「わ、私が一人でM3を動かすんですか?」
みほ「大丈夫、澤さんならきっとできるよ。私も昔よくお母さんと一緒にこんな風に特訓してたから」
梓「そんな……」
梓(でも、せっかく西住隊長が直接教えてくれるんだから、期待に応えなきゃ)
梓「……わかりました。やります」
みほ「澤さんが私を撃破できるまでずっと付き合ってあげるよ。一緒に頑張ろうね」ニコッ
華「何やら雲行きが怪しいですね」
沙織「いくらなんでも一人で戦車を動かすなんて無茶だよぉ」
優花里「ですがこれが西住流家元直伝の教えなのでしょう……難しい状況ですが、一対一で特訓を受けられる澤殿が羨ましいです」
麻子「だが何かあってからでは遅い。一応私たちもⅣ号でスタンバイしておくぞ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:30:08.45 ID:SlAC4Vz/0
みほ「どうしたの澤さん、そんなんじゃいつまで経っても終わらないよ」ドカーン ドカーン
梓「ふぇぇ……躱すだけでも精一杯なのに、隙を突いて砲撃なんて無理ですよ…」
みほ「私だって条件は同じです。弱音を吐く時間があるなら、どんどん反撃してきてください」
梓「うぅっ……こんなのいつもの西住隊長じゃないよ…」
沙織「はいそこまでだよみぽりん! 華、お願い」
華「ええ。失礼します、みほさん」ドカーン! シュパッ
みほ「はっ……あれ? みんなどうしてここに?」
沙織「どうしたもこうしたもないよ。梓ちゃんこんなに怖がってるじゃない」
梓「うぅ……武部先輩~」
みほ「あぁっ、ごめん澤さん。お母さんみたいにしなきゃって思ってたらつい…」
優花里「冷泉殿の言うとおり、Ⅳ号でスタンバイしておいて正解でしたね」
華「では次回は私がみほさんに代わって澤さんの特訓のお相手をしましょうか。気分転換に生け花でも楽しみつつ…」
麻子「それもやめておいた方が…」
梓「ふぇぇ……躱すだけでも精一杯なのに、隙を突いて砲撃なんて無理ですよ…」
みほ「私だって条件は同じです。弱音を吐く時間があるなら、どんどん反撃してきてください」
梓「うぅっ……こんなのいつもの西住隊長じゃないよ…」
沙織「はいそこまでだよみぽりん! 華、お願い」
華「ええ。失礼します、みほさん」ドカーン! シュパッ
みほ「はっ……あれ? みんなどうしてここに?」
沙織「どうしたもこうしたもないよ。梓ちゃんこんなに怖がってるじゃない」
梓「うぅ……武部先輩~」
みほ「あぁっ、ごめん澤さん。お母さんみたいにしなきゃって思ってたらつい…」
優花里「冷泉殿の言うとおり、Ⅳ号でスタンバイしておいて正解でしたね」
華「では次回は私がみほさんに代わって澤さんの特訓のお相手をしましょうか。気分転換に生け花でも楽しみつつ…」
麻子「それもやめておいた方が…」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:30:57.73 ID:SlAC4Vz/0
~聖グロリアーナ女学院の場合~
オレンジペコ(はぁ……今日の模擬戦はやけに発砲機会が多かったなぁ。さすがに筋肉痛が…)
ダージリン「お疲れ様だったわねペコ。疲れたあなたにこんな言葉を贈るわ」
オレンジペコ(……正直今は放っておいて欲しいな)
ダージリン「こころよき疲れなるかな 息もつかず 仕事をしたる後のこの疲れ」
オレンジペコ「石川啄木ですね。お言葉ですがお母様……あ、いえ失礼しましたダージリン様」
ダージリン「え……ちょっ、ペコ、今私のことをお母様って……」ソワソワ
オレンジペコ(しまった、また面倒くさいことになる)
ダージリン「いいのよペコ。疲れているなら無理をしてはいけないわ。さあ、私の膝の上でゆっくりお休みなさい」
オレンジペコ(どうしよう。ご厚意を無為にするわけにもいかないし、断ったらもっと面倒なことになりそう…)
オレンジペコ「わかりました。それではお言葉に甘えさせていただきます、ダージリン様」
ダージリン「あら、ダージリンではないわ。お母様でしょう?」
オレンジペコ「は? はい、お母様…(私何してるんだろう…)」
オレンジペコ(はぁ……今日の模擬戦はやけに発砲機会が多かったなぁ。さすがに筋肉痛が…)
ダージリン「お疲れ様だったわねペコ。疲れたあなたにこんな言葉を贈るわ」
オレンジペコ(……正直今は放っておいて欲しいな)
ダージリン「こころよき疲れなるかな 息もつかず 仕事をしたる後のこの疲れ」
オレンジペコ「石川啄木ですね。お言葉ですがお母様……あ、いえ失礼しましたダージリン様」
ダージリン「え……ちょっ、ペコ、今私のことをお母様って……」ソワソワ
オレンジペコ(しまった、また面倒くさいことになる)
ダージリン「いいのよペコ。疲れているなら無理をしてはいけないわ。さあ、私の膝の上でゆっくりお休みなさい」
オレンジペコ(どうしよう。ご厚意を無為にするわけにもいかないし、断ったらもっと面倒なことになりそう…)
オレンジペコ「わかりました。それではお言葉に甘えさせていただきます、ダージリン様」
ダージリン「あら、ダージリンではないわ。お母様でしょう?」
オレンジペコ「は? はい、お母様…(私何してるんだろう…)」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:31:53.31 ID:SlAC4Vz/0
ダージリン「うふふ、こんなとき子守唄とか歌えばいいのかしら」トントン
オレンジペコ(とりあえず誰にも見られずに済んで助かった。アッサム様がローズヒップさんの補習に付き合ってくれたおかげね)
ダージリン「Who killed Cock Robin? I, said the Sparrow~♪」
オレンジペコ(なんでよりによってそんな物騒な唄を……でも、本当に眠くなってきた…)ボンヤリ
オレンジペコ「……」スヤスヤ
コンコン ガチャ
ルクリリ「失礼します、ダージリン様――って、はぁ!? 何これどうなってるの!?」
ダージリン「静かになさいルクリリ。ペコが起きてしまうでしょ」トントン
ルクリリ「オホン、申し訳ございません。えっと……これは一体どういう状況でしょうか」
ダージリン「母親が娘を寝かしつけることに理由が必要かしら?」
ルクリリ「え……?」
オレンジペコ「ムニャ……はっ、ルクリリさん……!」
ルクリリ「ペコ……私は何も見ていないわ。そ、それではごゆっくりどうぞ」ソソクサ
オレンジペコ(うわああ絶対誤解されたあああ! 待ってえええええ)
オレンジペコ(とりあえず誰にも見られずに済んで助かった。アッサム様がローズヒップさんの補習に付き合ってくれたおかげね)
ダージリン「Who killed Cock Robin? I, said the Sparrow~♪」
オレンジペコ(なんでよりによってそんな物騒な唄を……でも、本当に眠くなってきた…)ボンヤリ
オレンジペコ「……」スヤスヤ
コンコン ガチャ
ルクリリ「失礼します、ダージリン様――って、はぁ!? 何これどうなってるの!?」
ダージリン「静かになさいルクリリ。ペコが起きてしまうでしょ」トントン
ルクリリ「オホン、申し訳ございません。えっと……これは一体どういう状況でしょうか」
ダージリン「母親が娘を寝かしつけることに理由が必要かしら?」
ルクリリ「え……?」
オレンジペコ「ムニャ……はっ、ルクリリさん……!」
ルクリリ「ペコ……私は何も見ていないわ。そ、それではごゆっくりどうぞ」ソソクサ
オレンジペコ(うわああ絶対誤解されたあああ! 待ってえええええ)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:32:29.77 ID:SlAC4Vz/0
~アンツィオ高校の場合~
アンチョビ「さーて練習も終わったし新刊の恋愛小説の続きをゆっくり読むとするか」
アンチョビ「えーと…幼馴染の男が部活の合宿でいない間に、金持ちイケメンがアプローチを仕掛けてきたんだったな…」パラパラ
アンチョビ「ちょっ、そんな……情熱的なのは好きだが、結構激しいな……はわわ」ドキドキ
ガチャ
ペパロニ「母ちゃーん! じゃなくて姐さーん!」
アンチョビ「わあーっ! いきなり入って来るなノックぐらいしろ! それに私はお前の母親じゃなーい!」
ペパロニ「まあまあ細かいことは置いといて……見てくださいこの新作パスタ! 早速姐さんに試食してもらいたくて――」
アンチョビ「ちょっと待て。お前顔が小麦粉だらけだぞ。タオル用意するからちゃんと拭いとけ。試食はその後だ」
ペパロニ「姐さんいちいち口うるさくてマジで母ちゃんみたいっスね~」
アンチョビ「あー床に小麦粉落ちてるじゃないか、雑巾雑巾…」
ペパロニ「あれ、姐さんまた恋愛小説読んでるんスか? 相変わらず乙女っスね~」
アンチョビ「だあああっ、それサイン本なんだから絶対小麦粉つけるなよ」
アンチョビ「さーて練習も終わったし新刊の恋愛小説の続きをゆっくり読むとするか」
アンチョビ「えーと…幼馴染の男が部活の合宿でいない間に、金持ちイケメンがアプローチを仕掛けてきたんだったな…」パラパラ
アンチョビ「ちょっ、そんな……情熱的なのは好きだが、結構激しいな……はわわ」ドキドキ
ガチャ
ペパロニ「母ちゃーん! じゃなくて姐さーん!」
アンチョビ「わあーっ! いきなり入って来るなノックぐらいしろ! それに私はお前の母親じゃなーい!」
ペパロニ「まあまあ細かいことは置いといて……見てくださいこの新作パスタ! 早速姐さんに試食してもらいたくて――」
アンチョビ「ちょっと待て。お前顔が小麦粉だらけだぞ。タオル用意するからちゃんと拭いとけ。試食はその後だ」
ペパロニ「姐さんいちいち口うるさくてマジで母ちゃんみたいっスね~」
アンチョビ「あー床に小麦粉落ちてるじゃないか、雑巾雑巾…」
ペパロニ「あれ、姐さんまた恋愛小説読んでるんスか? 相変わらず乙女っスね~」
アンチョビ「だあああっ、それサイン本なんだから絶対小麦粉つけるなよ」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:33:21.55 ID:SlAC4Vz/0
ペパロニ「ちょ、姐さんこの作者のサイン会まで行っちゃうほどのファンなんスか。超気合入ってますね~」
ペパロニ「やっぱ姐さんは母ちゃんじゃなくて姐さんっスね。大人はこんな子供騙しの小説でキュンキュンしませんもんね」
アンチョビ「お前なぁ……まあいい。さっさとこのタオルで顔拭け」
ペパロニ「あざっす~……それで、新作パスタの味はどうっスか?」
アンチョビ「ふむ。相変わらず見事な出来映えだ。このセンスが戦車道にも活かされたら文句はないんだが…」
ペパロニ「あーこのタオル超柔らかいっスね。柔軟剤使ってるんスか?」モフモフ
アンチョビ「自分から尋ねておいて話聞いてないし……しっかりしてくれよ。来年はそれこそお前がみんなの母親代わりなんだぞ?」
ペパロニ「でもそういう母ちゃん的な役割はどちらかというとカルパッチョの方が似合ってますよね?」
アンチョビ「それは確かにそうだが」
ペパロニ「思ったんスけど、姐さんが卒業しちゃったら、あたしら姐さんのことなんて呼べばいいんスかね?」
アンチョビ「そうだなぁ。お前たちに役職を引き継ぐ以上、これまでどおりドゥーチェと呼ばせるわけにはいかないからな…」
ペパロニ「じゃあみんなの母親代わりであるあたしとカルパッチョの母ちゃんってことで、グランマンマってのはどうっスか?」
アンチョビ「なんでそうなる!!」
ペパロニ「やっぱ姐さんは母ちゃんじゃなくて姐さんっスね。大人はこんな子供騙しの小説でキュンキュンしませんもんね」
アンチョビ「お前なぁ……まあいい。さっさとこのタオルで顔拭け」
ペパロニ「あざっす~……それで、新作パスタの味はどうっスか?」
アンチョビ「ふむ。相変わらず見事な出来映えだ。このセンスが戦車道にも活かされたら文句はないんだが…」
ペパロニ「あーこのタオル超柔らかいっスね。柔軟剤使ってるんスか?」モフモフ
アンチョビ「自分から尋ねておいて話聞いてないし……しっかりしてくれよ。来年はそれこそお前がみんなの母親代わりなんだぞ?」
ペパロニ「でもそういう母ちゃん的な役割はどちらかというとカルパッチョの方が似合ってますよね?」
アンチョビ「それは確かにそうだが」
ペパロニ「思ったんスけど、姐さんが卒業しちゃったら、あたしら姐さんのことなんて呼べばいいんスかね?」
アンチョビ「そうだなぁ。お前たちに役職を引き継ぐ以上、これまでどおりドゥーチェと呼ばせるわけにはいかないからな…」
ペパロニ「じゃあみんなの母親代わりであるあたしとカルパッチョの母ちゃんってことで、グランマンマってのはどうっスか?」
アンチョビ「なんでそうなる!!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:34:13.93 ID:SlAC4Vz/0
~知波単学園の場合~
西「では次の練習試合に向けて作戦会議を始める。各員、ぜひ忌憚のない意見を出して欲しい」
玉田「やはりここは全車での一斉突撃しかないかと!」
細見「私も同意見です! みんなも同じだよな!」
池田・名倉・寺本・浜田「「もちろん! 突撃以外考えられません!」」
とーつげき! とーつげき! とーつげき!
西「……わかった。やはり次の試合も突撃で――」
ガタッ
福田「恐れながら申し上げますお母様!」
シーン…
西「はて? お母様とは??」
福田「……はわわっ、し、失礼致しました! この福田、なんたるご無礼を…」
西「では次の練習試合に向けて作戦会議を始める。各員、ぜひ忌憚のない意見を出して欲しい」
玉田「やはりここは全車での一斉突撃しかないかと!」
細見「私も同意見です! みんなも同じだよな!」
池田・名倉・寺本・浜田「「もちろん! 突撃以外考えられません!」」
とーつげき! とーつげき! とーつげき!
西「……わかった。やはり次の試合も突撃で――」
ガタッ
福田「恐れながら申し上げますお母様!」
シーン…
西「はて? お母様とは??」
福田「……はわわっ、し、失礼致しました! この福田、なんたるご無礼を…」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:34:54.72 ID:SlAC4Vz/0
池田「福田ァ!」名倉「何を言っているんだ福田ァ!」寺本「そんな間違いする奴があるか福田ァ!」
福田「も、申し訳ございませんッ!!」
池田「かわいいぞ福田ァ!」名倉「天使か福田ァ!」寺本「その真っ赤に染まった顔をバッチリ収めてやるぞ福田ァ!」カシャカシャ
玉田「お菓子食べるか福田ァ!」
細見「玉子ボーロだぞ福田ァ!」
ふ・く・だ! ふ・く・だ! ふ・く・だ!
西「なんてことだ。福田の言い間違いによってみんなの母性が覚醒してしまったというのか」
福田「ふええ……西隊長、どうすれば…」
西「なるほど……これは戦術に応用できるかもしれないぞ」
福田「え?」
西「よし。次の試合のフラッグ車は福田車に担当してもらう。総員、極力突撃を控え全力でフラッグ車を守るように!」
福田「も、申し訳ございませんッ!!」
池田「かわいいぞ福田ァ!」名倉「天使か福田ァ!」寺本「その真っ赤に染まった顔をバッチリ収めてやるぞ福田ァ!」カシャカシャ
玉田「お菓子食べるか福田ァ!」
細見「玉子ボーロだぞ福田ァ!」
ふ・く・だ! ふ・く・だ! ふ・く・だ!
西「なんてことだ。福田の言い間違いによってみんなの母性が覚醒してしまったというのか」
福田「ふええ……西隊長、どうすれば…」
西「なるほど……これは戦術に応用できるかもしれないぞ」
福田「え?」
西「よし。次の試合のフラッグ車は福田車に担当してもらう。総員、極力突撃を控え全力でフラッグ車を守るように!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:35:34.80 ID:SlAC4Vz/0
――そして練習試合
西「3時方向より敵襲! 各車応戦せよ!」
細見「おのれ、フラッグ車には絶対に触れさせんぞ!」
玉田「しかしこの距離では敵車輌の装甲を貫くことはできない。やはり距離を詰めてから弱点を射抜くしか…」
ドガーン!
池田「池田車、左右履帯破損! しかし砲塔はまだ生きています。西隊長、皆に後退的前進の指示を…!」
西「池田……ダメだ。正面からの撃ち合いだというのに、仲間を見捨てて敵に背中を向けるなどできない…!」
池田「いいえ。今フラッグ車と共に後退すれば、敵が前進し我々の射程に入ります。そのわずかな可能性に賭けたいのです」
名倉「西隊長、我々も池田車と共に残ります。どうかフラッグ車を……福田をお願いします」
池田「福田、勝って喜ぶお前の姿を間近で見届けたかった…」
名倉「良い物書きになれよ、福田…」
池田・名倉「「うおおおお我らが愛すべき後輩福田万歳!!!」」ドカーン!
西「3時方向より敵襲! 各車応戦せよ!」
細見「おのれ、フラッグ車には絶対に触れさせんぞ!」
玉田「しかしこの距離では敵車輌の装甲を貫くことはできない。やはり距離を詰めてから弱点を射抜くしか…」
ドガーン!
池田「池田車、左右履帯破損! しかし砲塔はまだ生きています。西隊長、皆に後退的前進の指示を…!」
西「池田……ダメだ。正面からの撃ち合いだというのに、仲間を見捨てて敵に背中を向けるなどできない…!」
池田「いいえ。今フラッグ車と共に後退すれば、敵が前進し我々の射程に入ります。そのわずかな可能性に賭けたいのです」
名倉「西隊長、我々も池田車と共に残ります。どうかフラッグ車を……福田をお願いします」
池田「福田、勝って喜ぶお前の姿を間近で見届けたかった…」
名倉「良い物書きになれよ、福田…」
池田・名倉「「うおおおお我らが愛すべき後輩福田万歳!!!」」ドカーン!
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:36:22.34 ID:SlAC4Vz/0
西「池田、名倉……」
細見「ぐっ、なんてことだ……」
玉田「いや待て……敵2輌から白旗が上がっている。池田車と名倉車が道連れにしたんだ」
西「なんと、あの状況からこれだけの戦果を挙げるとは……これで相手は残り5輌、うち1輌がフラッグ車か」
細見「味方の健闘を無駄にはできませんね」
玉田「ああ。ここは行くしかないな」
西「玉田、細見……まさか」
玉田「私と細見で突撃を敢行します。池田たちが1輌ずつ倒したのです。私は最低でも2輌は倒してみせましょう」
細見「そうすれば敵は残り3輌……護衛が薄くなったフラッグ車に私が接近し、この身に代えてでも勝利の一撃を見舞います」
玉田「さあ、泣くな福田。かわいい顔が台無しじゃないか」
細見「目を閉じれば、美味しそうに日の丸弁当を食べるお前の笑顔が浮かぶ……それだけで私は幸せだ」
玉田・細見「「うおおおお大学選抜戦のときのプラウダの人たちってこんな気持ちだったのかなあああああ」」ドカーン!
細見「ぐっ、なんてことだ……」
玉田「いや待て……敵2輌から白旗が上がっている。池田車と名倉車が道連れにしたんだ」
西「なんと、あの状況からこれだけの戦果を挙げるとは……これで相手は残り5輌、うち1輌がフラッグ車か」
細見「味方の健闘を無駄にはできませんね」
玉田「ああ。ここは行くしかないな」
西「玉田、細見……まさか」
玉田「私と細見で突撃を敢行します。池田たちが1輌ずつ倒したのです。私は最低でも2輌は倒してみせましょう」
細見「そうすれば敵は残り3輌……護衛が薄くなったフラッグ車に私が接近し、この身に代えてでも勝利の一撃を見舞います」
玉田「さあ、泣くな福田。かわいい顔が台無しじゃないか」
細見「目を閉じれば、美味しそうに日の丸弁当を食べるお前の笑顔が浮かぶ……それだけで私は幸せだ」
玉田・細見「「うおおおお大学選抜戦のときのプラウダの人たちってこんな気持ちだったのかなあああああ」」ドカーン!
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:37:04.11 ID:SlAC4Vz/0
審判「マジノ女学院、隊長の体調不良により降伏! よって知波単学園の勝利!!」
エクレール「何あのクサい茶番……おろろろろろ」トシャァァ
西「う~ん、なんだかんだでやはり火力が足りなかったか」
名倉「私が突撃した際にマジノの2輌が白旗を揚げたのも、急な突撃に驚いて同士討ちしたのが原因みたいですよ」
玉田「なら結局戦果は序盤に倒した3輌だけか。士気はかつてないほどに高まっていたんだがなぁ」
細見「いやでも士気だけならいつも高い気が…」
寺本「あっ確かに」
ワハハハハ…
福田「……」スッ
ハ号砲手「どうしたの福ちゃん、眼鏡外して髪もほどいちゃって」
福田「もう誰にも頼らないであります。司馬遼太郎の名に誓い、すべての馬鹿に突撃を」
エクレール「何あのクサい茶番……おろろろろろ」トシャァァ
西「う~ん、なんだかんだでやはり火力が足りなかったか」
名倉「私が突撃した際にマジノの2輌が白旗を揚げたのも、急な突撃に驚いて同士討ちしたのが原因みたいですよ」
玉田「なら結局戦果は序盤に倒した3輌だけか。士気はかつてないほどに高まっていたんだがなぁ」
細見「いやでも士気だけならいつも高い気が…」
寺本「あっ確かに」
ワハハハハ…
福田「……」スッ
ハ号砲手「どうしたの福ちゃん、眼鏡外して髪もほどいちゃって」
福田「もう誰にも頼らないであります。司馬遼太郎の名に誓い、すべての馬鹿に突撃を」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:37:45.79 ID:SlAC4Vz/0
~継続高校の場合~
――石川県某所の森
ミッコ「なあお母さーん……あっ」
ミカ「……」ポロローン
ミッコ(ヤバい。ミカのこと間違えてお母さんって呼んじゃった。絶対いじられる。どうしよう)
ミカ「ミッコ、君は今、私をお母さんと呼んだね」ポロローン
ミッコ「は、はあ? 呼んでないし。風の読み間違いじゃないのか?」
ミカ「風は言っているよ。ミッコは私をお母さんと呼んだ。そしてそのことをとても恥ずかしがっている、とね」
ミカ「でも別に恥ずかしがる必要なんてないんじゃないかな。ミッコは無意識に私に母性を見出していた。それでいいじゃないか」
ミカ「ほら聞こえるかい? 風も木も小鳥たちも言っているよ。甘えん坊さんなミッコかわいい、とね」
ミッコ(ぐぬぬ……なんたる屈辱。しばらくこの調子でいじられ続けるのか……)
アキ「二人とも、ご飯出来たよ~」
ミッコ(そうだ。こうなったらこの手を使うしかない)
――石川県某所の森
ミッコ「なあお母さーん……あっ」
ミカ「……」ポロローン
ミッコ(ヤバい。ミカのこと間違えてお母さんって呼んじゃった。絶対いじられる。どうしよう)
ミカ「ミッコ、君は今、私をお母さんと呼んだね」ポロローン
ミッコ「は、はあ? 呼んでないし。風の読み間違いじゃないのか?」
ミカ「風は言っているよ。ミッコは私をお母さんと呼んだ。そしてそのことをとても恥ずかしがっている、とね」
ミカ「でも別に恥ずかしがる必要なんてないんじゃないかな。ミッコは無意識に私に母性を見出していた。それでいいじゃないか」
ミカ「ほら聞こえるかい? 風も木も小鳥たちも言っているよ。甘えん坊さんなミッコかわいい、とね」
ミッコ(ぐぬぬ……なんたる屈辱。しばらくこの調子でいじられ続けるのか……)
アキ「二人とも、ご飯出来たよ~」
ミッコ(そうだ。こうなったらこの手を使うしかない)
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:38:35.54 ID:SlAC4Vz/0
ミッコ「お、おいしそうだな~。ありがとうお母さん」
アキ「え?」
ミッコ「残念だったねミカ。あたしがお母さんと呼んだ相手はアキだったんだよ」
アキ「ちょっと、どういうことよ」ボソボソ
ミッコ「ごめん。実はかくかくしかじかで……ほとぼりが冷めるまで付き合って欲しいんだ」ボソボソ
アキ「もーう。くだらないことで世話かけさせないでよね…」ボソボソ
ミッコ「まあアキはいつもこうしておいしいご飯を作ってくれるわけだから、実質お母さんみたいなもんでしょ」
アキ「その点については否定しないけど…」
ミッコ「じゃあもうそういうことにしといてよ。ね、お母さん」
アキ「勝手なことを言う子供ね」
ミカ「……」モグモグ
ミカ(これはこれでアリだね)ポロローン
アキ「え?」
ミッコ「残念だったねミカ。あたしがお母さんと呼んだ相手はアキだったんだよ」
アキ「ちょっと、どういうことよ」ボソボソ
ミッコ「ごめん。実はかくかくしかじかで……ほとぼりが冷めるまで付き合って欲しいんだ」ボソボソ
アキ「もーう。くだらないことで世話かけさせないでよね…」ボソボソ
ミッコ「まあアキはいつもこうしておいしいご飯を作ってくれるわけだから、実質お母さんみたいなもんでしょ」
アキ「その点については否定しないけど…」
ミッコ「じゃあもうそういうことにしといてよ。ね、お母さん」
アキ「勝手なことを言う子供ね」
ミカ「……」モグモグ
ミカ(これはこれでアリだね)ポロローン
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:39:37.99 ID:SlAC4Vz/0
~プラウダ高校の場合~
カチューシャ「というわけで今説明したとおりの隊列で前進し、逐次私の指示で進行方向を変えるから、しっかり着いてきなさい」
プラウダ勢一同「Да」「んДа」
カチューシャ「それじゃあ何か質問がある人」
ニーナ「はい、かっちゃ」
カチューシャ「え?」
ニーナ「え?」
アリーナ「ちょっ、ニーナ……嘘だべ?」プルプル
「おいおいニーナがちびっ子隊長のことさかっちゃ(お母さん)って呼んだべ」「あんら~」「ほんにドジだなぁ」ザワザワ クスクス
「いぐらニーナでもその間違いはちょっと…」「カヂューシャ様、4歳なのに…」「ママは4歳」ザワザワ クスクス
ニーナ「」
カチューシャ「ちょっとあなたたち笑ってるんじゃないわよ! それから私は今年で18歳! 4歳じゃないって何度言えばわかるのよ!」
カチューシャ「というわけで今説明したとおりの隊列で前進し、逐次私の指示で進行方向を変えるから、しっかり着いてきなさい」
プラウダ勢一同「Да」「んДа」
カチューシャ「それじゃあ何か質問がある人」
ニーナ「はい、かっちゃ」
カチューシャ「え?」
ニーナ「え?」
アリーナ「ちょっ、ニーナ……嘘だべ?」プルプル
「おいおいニーナがちびっ子隊長のことさかっちゃ(お母さん)って呼んだべ」「あんら~」「ほんにドジだなぁ」ザワザワ クスクス
「いぐらニーナでもその間違いはちょっと…」「カヂューシャ様、4歳なのに…」「ママは4歳」ザワザワ クスクス
ニーナ「」
カチューシャ「ちょっとあなたたち笑ってるんじゃないわよ! それから私は今年で18歳! 4歳じゃないって何度言えばわかるのよ!」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:40:25.54 ID:SlAC4Vz/0
クラーラ「なるほど。これが世に言う『バブみ』という感情ですか(ロシア語)」
ノンナ「同志クラーラ、また余計な日本語を覚えましたね(ロシア語)」
クラーラ「失礼しました。ですが見てください。お母さんと言われてちょっと嬉しそうなカチューシャ様のお姿を(ロシア語)」
ノンナ「ええ。気恥ずかしさとまんざらでもない感じの入り混じった複雑な表情……素晴らしいです(ロシア語)」
クラーラ「ニーナのドジっ子ぶりもたまには役に立つものですね(ロシア語)」
ノンナ「こんなとき日本語ではこのように表現します『グッジョブベリーナイス』と(ロシア語)」
クラーラ「覚えておきますが、それ発音がカタカナなだけで本来は英語ですよね(ロシア語)」
カチューシャ「だからあなたたちは日本語で話しなさいよ!!」
カチューシャ「もういいわ。ニーナ以外みんなシベリア送りよ! もちろんノンナもクラーラもね!」
ノンナ「そうですか」
クラーラ「残念ですが仕方ありませんね」
ノンナ「同志クラーラ、また余計な日本語を覚えましたね(ロシア語)」
クラーラ「失礼しました。ですが見てください。お母さんと言われてちょっと嬉しそうなカチューシャ様のお姿を(ロシア語)」
ノンナ「ええ。気恥ずかしさとまんざらでもない感じの入り混じった複雑な表情……素晴らしいです(ロシア語)」
クラーラ「ニーナのドジっ子ぶりもたまには役に立つものですね(ロシア語)」
ノンナ「こんなとき日本語ではこのように表現します『グッジョブベリーナイス』と(ロシア語)」
クラーラ「覚えておきますが、それ発音がカタカナなだけで本来は英語ですよね(ロシア語)」
カチューシャ「だからあなたたちは日本語で話しなさいよ!!」
カチューシャ「もういいわ。ニーナ以外みんなシベリア送りよ! もちろんノンナもクラーラもね!」
ノンナ「そうですか」
クラーラ「残念ですが仕方ありませんね」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:41:25.85 ID:SlAC4Vz/0
ニーナ「あ、あのぉカヂューシャ様……みんなシベリア送りってごどは、今日の練習はどうするんですか?」
カチューシャ「人数が足りなさすぎるし、お休みにするしかないわね」
ニーナ「そんじゃわだすはもう帰っていいんですか?」
カチューシャ「いいえ。優秀な隊員であるあなたには私がこれからご褒美をあげるわ」
ニーナ「え?」
カチューシャ「ニーナ……あなたは寮生活でご家族に会えない寂しさをずっと胸に抱え込んでたのね。心が広い私にはよくわかるわ」
「隊長も寂しいんだ」「寂しいんだべ」「だはんで毎日ノンナさんに甘えてんだな」「んだなぁ」
カチューシャ「というわけで今日は私があなたのママになってあげるわ」エッヘン
ニーナ(ええーーっ)
「おままごとか」「おままごとだじゃ」「まあ4歳だし当然だじゃ」「んだなぁ」
カチューシャ「人数が足りなさすぎるし、お休みにするしかないわね」
ニーナ「そんじゃわだすはもう帰っていいんですか?」
カチューシャ「いいえ。優秀な隊員であるあなたには私がこれからご褒美をあげるわ」
ニーナ「え?」
カチューシャ「ニーナ……あなたは寮生活でご家族に会えない寂しさをずっと胸に抱え込んでたのね。心が広い私にはよくわかるわ」
「隊長も寂しいんだ」「寂しいんだべ」「だはんで毎日ノンナさんに甘えてんだな」「んだなぁ」
カチューシャ「というわけで今日は私があなたのママになってあげるわ」エッヘン
ニーナ(ええーーっ)
「おままごとか」「おままごとだじゃ」「まあ4歳だし当然だじゃ」「んだなぁ」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:42:05.28 ID:SlAC4Vz/0
カチューシャ「戦車道のことなら何でも教えてあげるし、夕食も作ってあげるし、寝る前には子守唄も歌ってあげるわ」
ニーナ「そ、そこまでする必要ねぇですよ。だってわだすもう高校生ですし…」
カチューシャ「そういえばあなた、シャンプーハットを被らなきゃ頭を洗えないんだったわよね。なら私が洗ってあげるわ」
ニーナ(しまった、痛いとこ突かれたべ――!!)
カチューシャ「さあニーナ、今日は私を“かっちゃ”だと思ってうーんと甘えていいのよ?」ナデナデ
ノンナ・クラーラ「……」ゴゴゴゴゴ
ニーナ「ひぃっ!」ビクッ
クラーラ「こんなの不公平です。私もカチューシャママにバブみを感じてオギャりたいのに(ロシア語)」
ノンナ「まあ決まってしまった以上は仕方ありません。同志ニーナ、せいぜいカチューシャの母性をいい感じに引き出してください」
ノンナ「もしも途中で逃げ出したり、カチューシャの機嫌を損ねるようなことをすれば……わかっていますね」
ニーナ(うぅ、シベリアよりこっちのが罰ゲームだべ…)
ニーナ「そ、そこまでする必要ねぇですよ。だってわだすもう高校生ですし…」
カチューシャ「そういえばあなた、シャンプーハットを被らなきゃ頭を洗えないんだったわよね。なら私が洗ってあげるわ」
ニーナ(しまった、痛いとこ突かれたべ――!!)
カチューシャ「さあニーナ、今日は私を“かっちゃ”だと思ってうーんと甘えていいのよ?」ナデナデ
ノンナ・クラーラ「……」ゴゴゴゴゴ
ニーナ「ひぃっ!」ビクッ
クラーラ「こんなの不公平です。私もカチューシャママにバブみを感じてオギャりたいのに(ロシア語)」
ノンナ「まあ決まってしまった以上は仕方ありません。同志ニーナ、せいぜいカチューシャの母性をいい感じに引き出してください」
ノンナ「もしも途中で逃げ出したり、カチューシャの機嫌を損ねるようなことをすれば……わかっていますね」
ニーナ(うぅ、シベリアよりこっちのが罰ゲームだべ…)
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:42:59.52 ID:SlAC4Vz/0
――日の当たらない教室(通称シベリア)
アリーナ(……かつてこらほどシベリアが盛り上がってたごどがあっただろうか)
カチューシャ(監視カメラ映像)『ボルシチを作ったわよ。さあ、たんと召し上がれ♪ お味はどうかしら?』
ニーナ(監視カメラ映像)『はい。おいしいです、かっちゃ……(うえっ、なしてボルシチに南部せんべいが入ってるだか…)』
カチューシャ『良かった。せんべい汁風に仕上げてみて正解だったようね』
アリーナ(ニーナは下北の子だからせんべい汁にはさほど思い入れねぇはずなんだがなぁ…)
ノンナ「見てください。我が子の好みに合わせて料理をアレンジするとは、さすがカチューシャです(ロシア語)」
クラーラ「なんと温かな母性でしょう。こんなに真心込めた料理をいただけるなんて、ニーナは幸せ者ですね(ロシア語)」
ノンナ「慈愛に満ちた優しい微笑み……新鮮です。ニーナに独占させるにはもったいないです(ロシア語)」
クラーラ「しかもこの後一緒にお風呂に入って髪を洗ってもらえるんでしょう?(ロシア語)」
ノンナ「憎らしいですね。私もカチューシャが思わず母性を覚醒させてしまうような容姿であったなら…(ロシア語)」
クラーラ「ええ。我々がカチューシャ様をうっかりママと呼んだところで結果は知れていますからね(ロシア語)」
ノンナ「背が高くて得したことなんて一つもありません。ああ、小さくなりたい。あなたもそう思いますよね、アリーナ」
アリーナ「え? あ、はい……」
注:アリーナはチビではない(重要な情報)
アリーナ(……かつてこらほどシベリアが盛り上がってたごどがあっただろうか)
カチューシャ(監視カメラ映像)『ボルシチを作ったわよ。さあ、たんと召し上がれ♪ お味はどうかしら?』
ニーナ(監視カメラ映像)『はい。おいしいです、かっちゃ……(うえっ、なしてボルシチに南部せんべいが入ってるだか…)』
カチューシャ『良かった。せんべい汁風に仕上げてみて正解だったようね』
アリーナ(ニーナは下北の子だからせんべい汁にはさほど思い入れねぇはずなんだがなぁ…)
ノンナ「見てください。我が子の好みに合わせて料理をアレンジするとは、さすがカチューシャです(ロシア語)」
クラーラ「なんと温かな母性でしょう。こんなに真心込めた料理をいただけるなんて、ニーナは幸せ者ですね(ロシア語)」
ノンナ「慈愛に満ちた優しい微笑み……新鮮です。ニーナに独占させるにはもったいないです(ロシア語)」
クラーラ「しかもこの後一緒にお風呂に入って髪を洗ってもらえるんでしょう?(ロシア語)」
ノンナ「憎らしいですね。私もカチューシャが思わず母性を覚醒させてしまうような容姿であったなら…(ロシア語)」
クラーラ「ええ。我々がカチューシャ様をうっかりママと呼んだところで結果は知れていますからね(ロシア語)」
ノンナ「背が高くて得したことなんて一つもありません。ああ、小さくなりたい。あなたもそう思いますよね、アリーナ」
アリーナ「え? あ、はい……」
注:アリーナはチビではない(重要な情報)
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:43:43.52 ID:SlAC4Vz/0
~サンダース大附属高校の場合~
アリサ(ふぅ~……徹夜での資料作りもようやく終わりそう。しかしケイ隊長も人使い荒いなぁ…)カタカタ
アリサ(だけど来年は私が隊長なんだから、この程度でへこたれてもいられないわ。ちゃんと期待に応えなきゃ…)カタカタ
コンコン ガチャ
ケイ「Hey アリサ、明日のブリーフィングに使う資料出してくれた?」
アリサ「イエスマム、もうすぐ終わります。このくらい私にかかれば楽勝ですよ」カタカタ
ケイ「Wow! エクセレントね。ならついでに、この書類も全部追加で電子化しといてもらえる? どうしても必要なのよね」ドッサリ
アリサ「えっ……わかりました(嘘でしょ…)」
ケイ「それじゃあよろしくね。Bye~(チュッ」
バタン
アリサ「ガッデム…」ガクッ
アリサ「もうダメだわ……やっぱり私、隊長なんて向いてないのかな」
アリサ(ふぅ~……徹夜での資料作りもようやく終わりそう。しかしケイ隊長も人使い荒いなぁ…)カタカタ
アリサ(だけど来年は私が隊長なんだから、この程度でへこたれてもいられないわ。ちゃんと期待に応えなきゃ…)カタカタ
コンコン ガチャ
ケイ「Hey アリサ、明日のブリーフィングに使う資料出してくれた?」
アリサ「イエスマム、もうすぐ終わります。このくらい私にかかれば楽勝ですよ」カタカタ
ケイ「Wow! エクセレントね。ならついでに、この書類も全部追加で電子化しといてもらえる? どうしても必要なのよね」ドッサリ
アリサ「えっ……わかりました(嘘でしょ…)」
ケイ「それじゃあよろしくね。Bye~(チュッ」
バタン
アリサ「ガッデム…」ガクッ
アリサ「もうダメだわ……やっぱり私、隊長なんて向いてないのかな」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:44:26.85 ID:SlAC4Vz/0
ケイ「Hi ナオミ」
ナオミ「やあケイ。そんなにお菓子抱えてどうしたの。さすがに一人で食べるわけじゃないよね?」
ケイ「アリサへの差し入れよ。かわいい顔に隈作って頑張ってくれてたから、ご褒美にと思って」
ナオミ「隈って……まさかアリサの奴、また徹夜したの? 重要な資料の作成とはいえ、働きすぎじゃない?」
ケイ「うん。それは私も気になってたんだけど、さっき様子を見に行ったとき声聞いたら元気そうだったのよね」
ナオミ「なら差し入れついでに私もちょっと顔出すよ。おせっかいだって追い返されるかもしれないけど」
ケイ「もちろん大歓迎よ。追い返されるくらい元気なら、私も安心できるし」
コンコン
ケイ「アリサ、差し入れ持ってきたわよ」ガチャ
ナオミ「アリサ?」
アリサ「」
ナオミ「アリサ! ちょ、どうした――」
アリサ「スヤスヤ…」
ナオミ「なんだ。寝てただけか。脅かさないでくれよ…」
ナオミ「やあケイ。そんなにお菓子抱えてどうしたの。さすがに一人で食べるわけじゃないよね?」
ケイ「アリサへの差し入れよ。かわいい顔に隈作って頑張ってくれてたから、ご褒美にと思って」
ナオミ「隈って……まさかアリサの奴、また徹夜したの? 重要な資料の作成とはいえ、働きすぎじゃない?」
ケイ「うん。それは私も気になってたんだけど、さっき様子を見に行ったとき声聞いたら元気そうだったのよね」
ナオミ「なら差し入れついでに私もちょっと顔出すよ。おせっかいだって追い返されるかもしれないけど」
ケイ「もちろん大歓迎よ。追い返されるくらい元気なら、私も安心できるし」
コンコン
ケイ「アリサ、差し入れ持ってきたわよ」ガチャ
ナオミ「アリサ?」
アリサ「」
ナオミ「アリサ! ちょ、どうした――」
アリサ「スヤスヤ…」
ナオミ「なんだ。寝てただけか。脅かさないでくれよ…」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:45:07.30 ID:SlAC4Vz/0
ケイ「ごめんねアリサ。ちょっと頑張らせすぎちゃったわね」
ナオミ「まったく、本当にキツいときは無理せず素直に言えっていつも注意してるんだけど…」
ケイ「でもそこがアリサのかわいいところよ」
ナオミ「仕方ない。残りの作業は私たちで手分けしてやろうか」
ケイ「明日の演習には、久しぶりにコピーした紙の資料を使うことになりそうね」
ナオミ「たまにはいいさ」
アリサ「……ママ」
ケイ・ナオミ「え?」
アリサ「ムニャ……ママ…」
ナオミ「…寝言か」
ケイ「アリサ、マムのことを思い出してるのかしら」
ナオミ「みたいだね」
注:アリサは父子家庭
ナオミ「まったく、本当にキツいときは無理せず素直に言えっていつも注意してるんだけど…」
ケイ「でもそこがアリサのかわいいところよ」
ナオミ「仕方ない。残りの作業は私たちで手分けしてやろうか」
ケイ「明日の演習には、久しぶりにコピーした紙の資料を使うことになりそうね」
ナオミ「たまにはいいさ」
アリサ「……ママ」
ケイ・ナオミ「え?」
アリサ「ムニャ……ママ…」
ナオミ「…寝言か」
ケイ「アリサ、マムのことを思い出してるのかしら」
ナオミ「みたいだね」
注:アリサは父子家庭
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:45:55.64 ID:SlAC4Vz/0
ケイ「ねえナオミ、アリサの好物って確かミートボールスパゲッティだったわよね」(←注:これは事実)
ナオミ「ああ。ダディの得意料理みたいだけど、元を辿ればマムの懐かしの味らしいよ」(←注:これは想像)
ケイ「なら善は急げね」ピッピッ
ケイ「ハロー私よ。悪いんだけど、今すぐ家庭科室を借りられるよう手配してもらえないかしら――」
アリサ「ムニャ……はっ、いけない。私ったら寝ちゃってたのね」
アリサ「あれ? 資料が全部紙でコピーして積んである。しかも一人分ずつホチキスで留めてあるし。だけどこの留め方雑じゃない?」
アリサ「誰がやったかはだいたい想像つくけど、それよりこの匂いは……」
メモ
〈お疲れ様。私からの出前よ。ゆっくり召し上がれ☆chu KEI〉
〈届けてあげたわ NAOMI〉
アリサ「……フフッ、何これ。挽肉はバラバラだしトマトは多すぎだし……これじゃあ全然ママの味には及ばないわね」
アリサ「まったく、今度は私が直々にアドバイスしてやらなきゃ」モグモグ
アリサ「……ありがとう、マム」
ナオミ「ああ。ダディの得意料理みたいだけど、元を辿ればマムの懐かしの味らしいよ」(←注:これは想像)
ケイ「なら善は急げね」ピッピッ
ケイ「ハロー私よ。悪いんだけど、今すぐ家庭科室を借りられるよう手配してもらえないかしら――」
アリサ「ムニャ……はっ、いけない。私ったら寝ちゃってたのね」
アリサ「あれ? 資料が全部紙でコピーして積んである。しかも一人分ずつホチキスで留めてあるし。だけどこの留め方雑じゃない?」
アリサ「誰がやったかはだいたい想像つくけど、それよりこの匂いは……」
メモ
〈お疲れ様。私からの出前よ。ゆっくり召し上がれ☆chu KEI〉
〈届けてあげたわ NAOMI〉
アリサ「……フフッ、何これ。挽肉はバラバラだしトマトは多すぎだし……これじゃあ全然ママの味には及ばないわね」
アリサ「まったく、今度は私が直々にアドバイスしてやらなきゃ」モグモグ
アリサ「……ありがとう、マム」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:46:43.07 ID:SlAC4Vz/0
~黒森峰女学園の場合~
まほ「では小隊全速前進。川岸に達したら副隊長の指示の下砲撃を開始するように。頼んだぞ、エリカ」
エリカ「了解です。お母様!」
まほ「は?」
エリカ「あっ///」
「うわぁまた副隊長の悪い癖が」「お母様はさすがにないでしょ」「模擬戦の最中に何考えてるんだか」「しょんなかたい」ザワザワ
エリカ「コラ! あなたたち黙りなさい! 副隊長命令よ!」
小梅「でもエリカさん、言っちゃったことはもう取り消せないし、覚悟を決めて思う存分隊長に甘えてみたらどうですか?」
エリカ「なんでそういう発想になるのよ!」
ダージリン「聞きましたわまほさん」
カチューシャ「あなたもママになったなんて、奇遇ね!」
エリカ「あんたらどこから湧いて出た!」
まほ「では小隊全速前進。川岸に達したら副隊長の指示の下砲撃を開始するように。頼んだぞ、エリカ」
エリカ「了解です。お母様!」
まほ「は?」
エリカ「あっ///」
「うわぁまた副隊長の悪い癖が」「お母様はさすがにないでしょ」「模擬戦の最中に何考えてるんだか」「しょんなかたい」ザワザワ
エリカ「コラ! あなたたち黙りなさい! 副隊長命令よ!」
小梅「でもエリカさん、言っちゃったことはもう取り消せないし、覚悟を決めて思う存分隊長に甘えてみたらどうですか?」
エリカ「なんでそういう発想になるのよ!」
ダージリン「聞きましたわまほさん」
カチューシャ「あなたもママになったなんて、奇遇ね!」
エリカ「あんたらどこから湧いて出た!」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:47:21.22 ID:SlAC4Vz/0
ダージリン「まほさん、わたくし以前からあなたは隊員に対して少々無愛想すぎると思っていたのよ」
カチューシャ「隊長なら隊長らしく、あなたに甘えたがっているエリーシャの気持ちをしっかり受け止めてあげるべきよ」
ダージリン・カチューシャ「「ほら、こんな風に」」ナデナデ
オレンジペコ「お母様……私お母様の子守唄が大好きです(白目)」
ニーナ「かっちゃ……おらシャンプー怖ぇじゃ……優しく洗ってけろ…(白目)」
エリカ(ヒィィこいつら何してるの馬鹿じゃないの)
みほ「そうだよ、お姉ちゃん。勇気を出して」
まほ「みほ……!」
エリカ「ゲッなんであんたまで」
みほ「大丈夫。私にだってできたんだから、お姉ちゃんにもきっとできるよ。ね、梓ちゃん♪」
梓「……お母さん、ごめんなさい……私、良い子になるから……戦車道頑張るから、怒らないで……(光のない黒目)」フルフル
エリカ(ギャアアアアアアアアアアアアア!!!)
カチューシャ「隊長なら隊長らしく、あなたに甘えたがっているエリーシャの気持ちをしっかり受け止めてあげるべきよ」
ダージリン・カチューシャ「「ほら、こんな風に」」ナデナデ
オレンジペコ「お母様……私お母様の子守唄が大好きです(白目)」
ニーナ「かっちゃ……おらシャンプー怖ぇじゃ……優しく洗ってけろ…(白目)」
エリカ(ヒィィこいつら何してるの馬鹿じゃないの)
みほ「そうだよ、お姉ちゃん。勇気を出して」
まほ「みほ……!」
エリカ「ゲッなんであんたまで」
みほ「大丈夫。私にだってできたんだから、お姉ちゃんにもきっとできるよ。ね、梓ちゃん♪」
梓「……お母さん、ごめんなさい……私、良い子になるから……戦車道頑張るから、怒らないで……(光のない黒目)」フルフル
エリカ(ギャアアアアアアアアアアアアア!!!)
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:48:08.26 ID:SlAC4Vz/0
まほ「みほ……今のお前はなんだかお母様そっくりに思える。すっかり先を越されてしまったようだな」
カチューシャ「今からでも遅くないわよ」
ダージリン「さあまほさん、私たちとママ友になりましょう」
まほ「そうだな。西住流に逃げるという選択肢はない。全力で邁進するまでだ」
まほ「というわけでエリカ、今日から私はお前を娘だと思って鍛え上げる。容赦はしないぞ」
エリカ「や、やめて……ああ助けてママ」
まほ「何を言っている。ママは私だ。あとママではなくお母様と呼べ。軟弱な精神は西住流には不要だ。猛省しろ」
エリカ「」
ダージリン「良かったわねペコ、お友達ができたわよ」
カチューシャ「さあニーナ、挨拶してらっしゃい」
オレンジペコ・ニーナ「エリカちゃんいっしょにあそびましょ(白目)」グイグイ
エリカ「いでででででで思考が退行しても腕力はそのままってわけ!?」
梓「わあっ、エリカちゃんってボコみたいでかわいいね、お母さん!(光のない黒目)」
みほ「そうだね、梓ちゃん♪」
カチューシャ「今からでも遅くないわよ」
ダージリン「さあまほさん、私たちとママ友になりましょう」
まほ「そうだな。西住流に逃げるという選択肢はない。全力で邁進するまでだ」
まほ「というわけでエリカ、今日から私はお前を娘だと思って鍛え上げる。容赦はしないぞ」
エリカ「や、やめて……ああ助けてママ」
まほ「何を言っている。ママは私だ。あとママではなくお母様と呼べ。軟弱な精神は西住流には不要だ。猛省しろ」
エリカ「」
ダージリン「良かったわねペコ、お友達ができたわよ」
カチューシャ「さあニーナ、挨拶してらっしゃい」
オレンジペコ・ニーナ「エリカちゃんいっしょにあそびましょ(白目)」グイグイ
エリカ「いでででででで思考が退行しても腕力はそのままってわけ!?」
梓「わあっ、エリカちゃんってボコみたいでかわいいね、お母さん!(光のない黒目)」
みほ「そうだね、梓ちゃん♪」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:48:45.56 ID:SlAC4Vz/0
ミカ「ごらん、母性というものをはき違えると、子供も母親自身も決して幸せにはなれないのさ」ポロローン
アキ「とかなんとか言って、この混乱に乗じて戦車を拝借しに来ただけのくせに」
ミッコ「いやぁ大漁大漁、キングタイガーおまたせー」ギュラギュラギュラ
ミカ「やあミッコ。一仕事終えて疲れたろう。これをお食べ。さっき長崎から風に乗って運ばれてきたものだよ」
ミッコ「わぁミートボールスパゲッティじゃないか! いっただっきまーす♪」
ミカ「待った。ここは私があーんして食べさせてあげよう」
ミッコ「やだよ! そんな恥ずかしいことできるわけないじゃないか!」
ミカ「そうだね。ではアキにしてもらえばいいさ。アキはお母さんみたいなもの――先日ミッコ自身が言っていた言葉だよ」
ミッコ(う、しまった…!)
ミカ「さあアキ、どうぞ」
アキ「言われるがまま受け取ってしまった」
アキ「とかなんとか言って、この混乱に乗じて戦車を拝借しに来ただけのくせに」
ミッコ「いやぁ大漁大漁、キングタイガーおまたせー」ギュラギュラギュラ
ミカ「やあミッコ。一仕事終えて疲れたろう。これをお食べ。さっき長崎から風に乗って運ばれてきたものだよ」
ミッコ「わぁミートボールスパゲッティじゃないか! いっただっきまーす♪」
ミカ「待った。ここは私があーんして食べさせてあげよう」
ミッコ「やだよ! そんな恥ずかしいことできるわけないじゃないか!」
ミカ「そうだね。ではアキにしてもらえばいいさ。アキはお母さんみたいなもの――先日ミッコ自身が言っていた言葉だよ」
ミッコ(う、しまった…!)
ミカ「さあアキ、どうぞ」
アキ「言われるがまま受け取ってしまった」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 20:49:22.29 ID:SlAC4Vz/0
ミッコ「な、なあアキ……別にやりたくないなら、やらなくていいんだぞ」フルフル
アキ(……嫌がってるミッコ、ちょっとかわいいかも)キューン
アキ「ほらミッコちゃん、あーん」
ミッコ「だああああやだああああああああ」
アキ「こらっ、ちゃんと座って食べなきゃダメでしょ。めっ!」
ミッコ「放してくれえええ」
ミカ「……」
ミカ(これは完全にアリだね)ポロローン
おわり
アキ(……嫌がってるミッコ、ちょっとかわいいかも)キューン
アキ「ほらミッコちゃん、あーん」
ミッコ「だああああやだああああああああ」
アキ「こらっ、ちゃんと座って食べなきゃダメでしょ。めっ!」
ミッコ「放してくれえええ」
ミカ「……」
ミカ(これは完全にアリだね)ポロローン
おわり
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 21:06:46.83 ID:E1oqblNIO
乙です
アリサちゃんがミミミにマママって呼んじゃう展開はよ
アリサちゃんがミミミにマママって呼んじゃう展開はよ
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 21:09:14.58 ID:DHebwvhRo
乙
アリスにお母様っていっちゃう三人組はよ
アリスにお母様っていっちゃう三人組はよ
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 21:17:57.55 ID:XO+NXddy0
役人が理事長にお父さんと呼ぶ展開・・・ないか
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1485429937/
Entry ⇒ 2017.01.31 | Category ⇒ ガールズ&パンツァー | Comments (0)
水木聖來「わんっわんっ♪」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 21:43:03.43 ID:mOoGKT250
水木聖來「たまには昔の話を」
水木聖來「そして、これからの話を」
の続きですが、モバPが水木聖來と交際中ってことさえ知ってれば前作を読む必要はないです。
水木聖來「そして、これからの話を」
の続きですが、モバPが水木聖來と交際中ってことさえ知ってれば前作を読む必要はないです。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 21:45:17.08 ID:mOoGKT250
AM7:30 モバプロ内モバPマイルーム
ガチャリコ
ちひろ「……開いてる……ってことは……」
モバP(以下P)「ちひろさん、おはようございます」
ちひろ「おはようございます。やっぱりもう来てたんですね……ってあれ? 確か昨日って、一緒に会社を出ましたよね?」
P「はい」
ちひろ「良かった……また泊まりだったのかとちょっとひやっとしましたよ」
P「この間肇ちゃんのバースデーが終わって、今は差し迫った仕事もないですしね。家に帰ってしっかり休ませて頂きました」
ちひろ「しっかりって言っても、昨日会社を出たの11時回ってたし、今朝も私より早くに出てきてるんですが」
P「そこはほら、男女の体力の差と言いますか」
ちひろ「Pさんほどのバイタリティに溢れた男性、探してもなかなかいないと思いますよ……」
ガチャリコ
ちひろ「……開いてる……ってことは……」
モバP(以下P)「ちひろさん、おはようございます」
ちひろ「おはようございます。やっぱりもう来てたんですね……ってあれ? 確か昨日って、一緒に会社を出ましたよね?」
P「はい」
ちひろ「良かった……また泊まりだったのかとちょっとひやっとしましたよ」
P「この間肇ちゃんのバースデーが終わって、今は差し迫った仕事もないですしね。家に帰ってしっかり休ませて頂きました」
ちひろ「しっかりって言っても、昨日会社を出たの11時回ってたし、今朝も私より早くに出てきてるんですが」
P「そこはほら、男女の体力の差と言いますか」
ちひろ「Pさんほどのバイタリティに溢れた男性、探してもなかなかいないと思いますよ……」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 21:47:05.96 ID:mOoGKT250
ちひろ「仕事も良いですけど、プライベートも大切にしてくださいね。聖來ちゃんとの時間、ちゃんと取れてますか?」
P「お互い忙しいので、あんまりまとまった時間は。とはいえ、折を見て時間をつくるようにはしてます」
ちひろ「大切にしてあげてくださいね。イヤですよ、別れて職場の空気がギスギスするの」
P「別……ちょっと、縁起でもないこと言わないでくださいよ」
ちひろ「あっ、そうそう、別れると言えばPさん、しゃちょ――」
ガチャリコ
水木聖來「おはよーございまーす!」
わんこ「ワフッ」
ちひろ「あっ、聖來ちゃんおはようございます。丁度良いところに」
P「わんこー!!!!」
ちひろ「」ビクッ
P「わんこー、わんこー、おはよーわんこー」ワシャワシャワシャ
わんこ「」
ちひろ(わんこくんが悟りきった目をしてる……って、言った側から聖來ちゃん無視で……!)
聖來「今日もPさんとわんこは仲良しだね!」ニコニコ
聖來「ってちひろさん? どうかしたの?」
ちひろ「……いえ……もう勝手にしてください……」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 21:49:06.48 ID:mOoGKT250
ちひろ「今日はわんこくんと一緒なんですね。今日って何かありましたっけ?」
聖來「ううん、アタシ明日休みだし、今日はわんことのんびり帰ろうかなって」
ちひろ「なるほど……ん?」
ちひろ(確か明日はPさんもお休みだったはず……)
ちひろ(……『わんこを連れてきた』のは、『わんこを家に置いていけない』理由があったから?)
ちひろ「…………」
ちひろ「聖來ちゃん、くれぐれもパパラッチには気をつけてくださいね」
聖來「え!? 何で分かったの!?」
ちひろ「そりゃ」
P「わんこーわん……あ、聖來さんおはようございます」
聖來「Pさんおはよー! 今日はいつもよりこっちの世界に戻ってくるの早かったね!」
ちひろ「……こいつら……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 21:51:07.03 ID:mOoGKT250
P「はぁー、とりあえず欠乏しがちなわんこ分の補給は完了です」
ちひろ「相変わらずの犬キチですね……Pさんは犬飼わないんですか?」
聖來「!!!!!!」
P「いやぁ、もちろん飼えるなら飼いたいですけど、こんな仕事してますから。とてもじゃないけど構ってあげる時間作れないですしね」
ちひろ「構ってあげる、じゃなくて構ってもらう、の間違いじゃないですか?」
P「あ、そうでした。構って貰う時間作れそうにないですし」
ちひろ「ホントに訂正しちゃったよこの人」
聖來「…………」フルフル
P「? 聖來さん?」
ちひろ「聖來ちゃん? どうかしーー」
聖來「Pさん! ペットショップに行こう!」ガシッ
P「ふぁっ!?」
ちひろ「聖來ちゃん!?」
聖來「Pさんは大型犬が好きなんだっけ? だったらやっぱり賢いゴールデンかラブラドールかな! そういえばこの間近くのホームセンターのペットコーナーに凄く可愛い子がいたの! まだこんなにちっちゃいこなんだけどねーー」
P「あ、あの……」
聖來「――けど小型犬も可愛いよね、耳のふわふわしたパピヨンとか、セイラも大好きなんだけど、ああけどダメか、わんこはゴールデンだもんね、お嫁さんにするならやっぱり大型の子が良いかなぁ! けどそうするとーー」
P「ちひろさん!? なんだかわんこのお嫁さん探しをする話になってるんですけど!?」
ちひろ「あーもう、このバカップルは! 犬が絡むと揃って暴走特急になるんですから……!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 21:53:25.18 ID:mOoGKT250
ちひろ「お二人とも、犬好きも大いに結構ですけど、もう少し周りを見てくださいね」
聖來(正座)「ごめんなさい……」
P(正座)「なんで僕まで……?」
ちひろ「……で?」
P「で?」
ちひろ「犬、飼わないんですか?」
P「うーん、飼いたいですけど、やっぱり無理ですよ。構う構わない以前に、家に帰れたり帰れなかったりしますし」
ちひろ「そもそもその生活を見直して欲しいんですけど……」
聖來「犬飼うようになったら、気を付けるようにならないかな……?」
P「と言っても、仕事量減らしてもスケジュール的にどうしても帰れない日もありますし」
聖來「じ、じゃあそういう日はアタシがPさんのウチに行ってお世話するよ!」
ちひろ「聖來ちゃん、いくらなんでもそれはちょっと、色んな意味で不用心ですよ」
聖來「うーん、じゃあ、普段はウチでお世話する、とか! で、Pさんが帰れそうな日はウチに寄って連れて帰れば良いよ!」
ちひろ「……それはもう」
P「僕の犬というより聖來さんちの犬ですよね」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 21:55:19.15 ID:mOoGKT250
吉岡沙紀「じゃあ、ウチの部署で飼うって言うのはどうっすか? 部署としてなら毎日誰かしらいますし、世話人には事欠かないっすよ」
望月聖「……お隣の……ペロちゃん、みたいに……」
ちひろ「ペロちゃんって、佐城雪美ちゃんのネコでしたっけ?」
藤原肇「はい。なんでも佐城さんのお宅ではネコを飼えないらしくて、部署で引き取ってお世話してるらしいですよ」
P「なるほどね、部署で飼うって手もあるのか……」
聖來「…………」
ちひろ「…………」
P「……あの、いつからいた?」
沙紀「そうっすねぇ、お二人がちひろさんに正座させられたところからっすかね」
聖「……おはよう、ございます……」
肇「ご挨拶はしたんですけど、聞こえていないようでしたので」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 21:57:07.20 ID:mOoGKT250
P「いやぁ、これはまた恥ずかしいところを見られちゃったな」タハハ
沙紀「今更感半端ないすね」
肇「……ですね」
聖來「あっ、ホントにもう皆来る時間だ。あとは比奈ちゃんだけかな?」
バタン
比奈「」バタリ
聖來「比奈ちゃん!?」
沙紀「まーた徹夜っすかね?」
比奈「あ……ス……スタ……」プルプル
ちひろ「はいはい、スタドリですね」
比奈「」ゴクゴク
比奈「ップハー、生き返ったッスよー」ペカー
聖「……凄い……顔色が……」
肇「一気に良くなりましたね……中身は一体なんなんでしょうか」
ちひろ「肇ちゃん、知らない方が良いことも、世の中にはあるのよ?」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 21:59:46.80 ID:mOoGKT250
聖來「じゃ、皆揃ったところで今日のスケジュールの確認しよっか」
P「そうですね。午前中は隣の会議室でミーティングです。4月から長く続いたバースデーライブの総括と、8月の公演内容を煮詰めて、あとは11月の公演のコンセプトなんかにも少し触れていきます」
沙紀「8月の公演もまだまだなのに、11月の話っすか」
P「最低限コンセプトなんかは決めておかないと、余所の部門にも飛び火しますからね」
P「で、午後からはダンスレッスンです。8月のステージがまたダンス重視の公演になるので、基礎体力を培う意味でもしっかりやってきてください」
比奈「ぐぇ」
肇「比奈さんが潰れた蛙のような悲鳴を」
P「この間のはしっとりとした和風のショーだったから良いじゃないですか」
比奈「いやぁ、それでもキツいものはキツいっスよ」
P「まぁそこはお仕事なんで割り切ってください。一日のスケジュールは以上になります。何か質問はありますか?」
シーン
聖來「よし、じゃあ今日も一日、頑張ろー!」
オーッ!
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:01:10.30 ID:mOoGKT250
聖來「けど……Pさんち犬飼えないのか-、残念」
沙紀「まぁ、Pさんもいつぶっ倒れてもおかしくないハードな生活送ってるっすからね」
比奈「Pさんが引っ越す前ならアタシがお世話に行けたんスけどね」
肇「比奈さん、Pさんのお隣さんだったんでしたっけ?」
比奈「そうそう。飲まず食わずで漫画描いてて、アパートの廊下でぶっ倒れたところを介抱してもらったのが縁の始まりっス」
聖「……比奈さん……」
聖來「Pさんもだけど、比奈ちゃんの生活も心配だよ……」
比奈「けど担当アイドルと一つ屋根の下なんて、って言って引っ越しちゃったんスよね」
P「それはそうでしょう。曲がりなりにもアイドルだし、痛くない腹を探られるのは愉快じゃないですし」
沙紀「ほほーう、聞きましたか肇ちゃん」クックッ
肇「ええ。アイドルとお付き合いしてる男性のものとは思えない、真っ当なお言葉です」クスクス
P「……なんのこったよ」
比奈「とぼけちゃってー。どうせ新しいアパートに聖來さん連れ込んでるくせにー」ヒューヒュー
P「さぁ、なんのことやら」
聖來(……! そうだ!)
P「? 聖來さん、会議室行きますよ?」
聖來「あ、うん! 今行くよ!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:03:05.80 ID:mOoGKT250
PM17:30 モバプロ内モバPマイルーム
オツカレーッス オツカレサマデシター
聖來「Pさん、アタシも帰るね」
わんこ「ワフッワフッ」
P「ああ、はい、お疲れ様でした」
聖來「…………」
P「…………」
聖來「ん」
P「え? ……あ、そうか。はい」
聖來「うん! じゃあまた後でね!」
P「はい。ってなんか楽しそうですね」
聖來「ふふっ、それは後のお楽しみ!」
わんこ「ワフッ」
チヒロサンモオツカレサマデス ハイ、オツカレサマデス
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:05:51.25 ID:mOoGKT250
ちひろ「で、今のはなんですか?」
P「ウチの鍵です。流石に合い鍵は渡してないので」
ちひろ「なるほど。って、もう隠す気もないんですね……」
P「流石に学生組の前では自重しますよ。けど今は、事情を知ってるちひろさんしかいませんし」
ちひろ「幸せそうなお二人に水を差すのは気が引けますけど、もう少しこっそりやった方がいいと思いますよ。仮にもアイドルとプロデューサーの関係なんですし、ちょっとした気の緩みがアイドル生命を絶つこともありますから」
P「う……それもそうですね」
ちひろ「まぁ、聖來ちゃんもいい大人ですし、Pさんが聖來ちゃんを泣かせるような真似しなければ、モバプロからは特に口出しするつもりはないんですけど」
P「……アイドルに手を出した僕が言うのもなんですけど、モバプロってそういうとこ割と緩いですよね」
ちひろ「もちろん未成年に手を出してたら口出しはしますけど、成人してる男女の色恋に首を突っ込むのは野暮ですからね」
ちひろ「余所の男性アイドルに手を出されて賠償問題とか、芸能界のいろはを知らない一般男性と付き合われてトラブル起こされることを思えば、社内恋愛を推奨したいぐらいらしいですよ、社長は。その方が教育も管理もしやすいって」
ちひろ「あっ、そうそう、朝言いそびれましたけど、その社長から伝言です」
P「社長から!?」
ちひろ「はい。『最後までバレなかった先人を何人か紹介するから、バレないように交際する秘訣を教授して貰いなさい』だそうです」
P「……なんかもう……ほんとにアレですね!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:07:57.12 ID:mOoGKT250
PM20:00 モバP宅 玄関前
P「ふぅ、なんか色々疲れたなぁ」
P「……社長の言ってたこと、聖來さんにも伝えないとな」
ガチャリ
P「ただいまー」
ワンッ
P「おー、わんこー、ただい」
聖來「Pさんお帰りなさい! わんっ!」
P「――ま?」
聖來(犬耳ON)「わんっ!」
P「―――――――――――――――――――――」ドサッ
聖來「……? わんっ!」
P「―――――――――――――――――――――わ」
聖來「わふ?」
P「わんこだあああああああ!」ガバッ
聖來「!?」
P「わんこー、わんこー」ギュウウゥゥゥゥゥ
聖來「え!? ちょ!? Pさん!!?」カァァァァァ
P「可愛いなぁわんこー、わんこー」ワシャワシャワシャ
聖來「待ってPさん! ちょっと心の準備が……!」グググ
P「わんこー、せーらわんこー、わん」
わんこ「ワンッ!」ドーン
P「ぐふっ」
聖來「わんこナイスタックル!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:09:06.00 ID:mOoGKT250
聖來「Pさん、セクハラだよ」
P「いや、こういう反応期待されてるのかなって思って」
聖來「期待……も、しなかったわけじゃないけど……そっ、それでももう少し雰囲気を」
P「」ワシャワシャワシャ
聖來「きゃっ!? ちょ、ちょっとPさん!?」
P「いやぁ、せーらわんこは可愛いなぁと思って」ワシャワシャ
聖來「……うー……」
P(照れて大人しくなるのも可愛い)
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:11:13.66 ID:mOoGKT250
P「で、急にどうしたんですか、犬耳なんて付けて」
聖來「あ、うん。今朝、犬飼えないって言ってたでしょ?」
P「あー、そういえばそう言う話しましたね」
聖來「でしょ? だから、セイラがわんこになればいいかなって」
P「なる、ほ、ど……?」
聖來(犬耳)「ほらPさん、わんこだよ! 忙しくてもお世話のいらないわんこ!」
P「…………」
聖來「それどころかちょっとしたお世話ならこっちがしちゃうし、あ、けどあんまり構ってくれないと、ちょっと拗ねちゃうかも」
P「あーもう、いちいち可愛いなぁ」ワシャワシャ
聖來「わふっ♪」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:13:06.67 ID:mOoGKT250
PM20:00 モバP宅リビング
聖來「――で、なんで膝の上に座らせられてるの?」
聖來(膝の上って言うか、あすなろ抱きというか。なんていうんだろこの体勢)
P「んー? いやだって、今の聖來さんはわんこなんでしょ?」
P「夢だったんですよね。犬を飼ったら、思いっきりだっこするの」
聖來「っ……そう言われたら、無碍には出来ない、ケド」
聖來(この体勢……色々、ヤバいかも)ドキドキ
P「どうかしました?」
聖來「っPさん、耳元で囁くの、ダメだってば」
P「んー?」クスクス
聖來「分かっててやってるでしょ……もう」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:15:13.67 ID:mOoGKT250
聖來「Pさん、セイラわんこの抱き心地はどう?」
P「んー」ギュゥゥ
聖來「きゃん♪」
P「……聖來さん、ちゃんとご飯食べてます? なんか細過ぎて心配になってくるんですけど」
聖來「えぇ!? むしろアタシがPさんの食生活を心配してるんだけど……」
聖來「……Pさんは、ぽっちゃりしてる方が好き?」
P「んー。ぽっちゃりした聖來さんがいないと比べられませんね」
聖來「それってどういうこと?」
P「聖來さんならきっと、どっちでも魅力的だってことです」
聖來「ふふっ、なにそれ」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:17:16.10 ID:mOoGKT250
P「わんこ的にはどうです? この体勢、辛くないですか?」
聖來「うーん」
聖來「……アタシ達さ、身長差あるじゃない?」
P「? まぁ、そうですね。聖來さんは小柄ですし、僕はのっぽですし」
聖來「でしょ? だからこれまでは、キスしづらいなーとか、ちょっと思ったりしてたんだけど」
聖來「……これ、ちょっとヤバいかも」
P「ヤバい?」
聖來「なんていうのかな、こう、Pさんの腕の中にすっぽり収まってる感じ?」
聖來「……幸せ過ぎて、気を付けてないと顔が弛んじゃう」ニヘラ
P「……あーもう、ホント可愛いなぁ!」ギュウ
聖來「えへへ♪」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:19:06.83 ID:mOoGKT250
聖來「あ、けど」
P「ん?」
聖來「お尻に固いのが当たってるのは、ちょっと気になるかな」
P「……ふ、不可抗力です」
聖來「……ふふっ、Pさん?」
聖來「セイラわんこに、発情しちゃった?」スリスリ
P「っ……聖來さん、お尻をこすりつけてくるのは……」
聖來「ん?」スリスリ
P「……このっ」ドサッ
聖來「きゃんっ」
P「ご主人様をたぶらかす悪いわんこには、おしおきが必要ですね」
聖來「わふっ♪ わんっわんっ」
聖來「わんっ♥」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:19:36.72 ID:mOoGKT250
糸冬
---------------
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:20:10.75 ID:mOoGKT250
意味なんか必要ねぇんだよ!
お付き合い頂きありがとうございました。
NEXT→荒木比奈「最初の一歩が踏み出せなくて」
お付き合い頂きありがとうございました。
NEXT→荒木比奈「最初の一歩が踏み出せなくて」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/22(日) 22:50:50.38 ID:HvAW0GUXo
おつ
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/23(月) 00:43:23.96 ID:NJ0qyenqo
おい続きは
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/23(月) 01:00:37.73 ID:mAtHHkp3O
>>21がよく見えない
おつq
おつq
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/01(水) 22:00:08.80 ID:sBpD8o3fo
続きはいらねーな
もういい
もういい
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463920983/
Entry ⇒ 2017.01.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
提督「妙高との新婚生活」
1: ◆foQczOBlAI 2016/09/05(月) 22:55:26.71 ID:sZJm0y/w0
提督(俺は妙高にケッコンを申し込んだ。妙高はそれを受け入れてくれた。その日から俺たちは夫婦になった)
3: ◆foQczOBlAI 2016/09/05(月) 22:58:32.46 ID:sZJm0y/w0
一応『提督「妙高は空を見る」』と世界観を共有しています。
妙高とケッコンしていることだけわかっていれば大丈夫です。
妙高とケッコンしていることだけわかっていれば大丈夫です。
4: ◆foQczOBlAI 2016/09/05(月) 22:59:48.45 ID:sZJm0y/w0
『妙高との今後』
提督「そういえば話し合っておかないといけないことがあるな」
妙高「なんでしょうか?」
提督「住居のことなんだが……妙高さえ良ければうちに住まないか?」
妙高「よろしいのでしょうか?」
提督「ああ、平屋だが一軒家だ。一人で住むにはちょいと広すぎる」
妙高「わかりました。こちらこそお願いします」
提督「これから毎日俺に味噌汁を作ってくれないか」
妙高「気障なセリフは言わないんじゃなかったんですか」
提督「これは……俺の素直な気持ちだ」
妙高「全く……調子がいい人ですね」
6: ◆foQczOBlAI 2016/09/06(火) 23:51:54.28 ID:51LzqNHF0
『妹たちへの報告』
妙高「妹たちへの報告もしないといけないですね」
提督「そうだよな……」
妙高「どうなされたのですか?」
提督「少し気が進まなくてな」
妙高「どうしてですか?」
提督「あいつらになんて言われるか」
妙高「みんな受け入れてくれますよ」
提督「そうか」
妙高「では善は急げです。さっそく向かいましょう」
提督「いや、少し待て。後日にしないか?」
妙高「どうしてですか?」
提督「心の準備をさせてくれないか?」
妙高「男らしくないですよ」
提督「ううむ。それを言われると弱い。わかった行こうか」
妙高「はい」
7: ◆foQczOBlAI 2016/09/06(火) 23:55:41.76 ID:51LzqNHF0
ガチャ
妙高「あ、羽黒。那智と足柄はいるかしら?」
羽黒「おかえりなさい、妙高姉さん。那智姉さんと足柄姉さんは奥にいますよ」
妙高「ちょっと呼んできてもらってもいいかしら」
羽黒「わかりました。少し待っていてくださいね。那智姉さん、足柄姉さん」
那智「どうした?」
足柄「あら妙高姉さん。それと提督じゃない」
妙高「あなたたちに話しとかなきゃならないことがあって」
羽黒「なんでしょうか」
提督「えっとだな……つまりだな……」
那智「どうした、男の癖に歯切れが悪いぞ!」
提督「ええい、俺は貴様らの姉、妙高とケッコンした!」
足柄「ええっ!」
妙高「はい、プロポーズされちゃいました」
羽黒「おめでとうございます!」
足柄「おめでとう!」
那智「姉さんも提督もおめでとうございます」
足柄「いやーめでたいわね」
那智「ああ、姉さんも提督もこれを祝して一杯やらないか?」
提督「お、いいな」
妙高「ね、受け入れてもらえましたね」
提督「ああ。本当に良かったよ」
羽黒「なんの話ですか?」
提督「こっちの話だ」
9: ◆foQczOBlAI 2016/09/07(水) 00:21:40.79 ID:PoZ46ubD0
『妙高の手料理』
妙高「提督は和食と洋食、どちらがお好きでしょうか?」
提督「急にどうした?」
妙高「提督に毎日朝食作るのですから好みを把握しておこうと思いまして」
提督「お、おう」
妙高「自分で言ったことなのになんで照れているのですか?」
提督「やっぱり気障なセリフは得意ではないのだ」
妙高「ふふ、わかりました。それでどちらがお好きですか?」
提督「ああ、俺は和食が好きだ」
妙高「わかりました」
提督「しかし和食以外に好きなものがある。毎日食べてもいいぐらいに」
妙高「なんですか?」
提督「カレーだ。妙高はカレーを作るのが上手いと聞いている。すごく……すごく期待している」
妙高「いい事を聞きました。腕を振るわせていただきます」
12: ◆foQczOBlAI 2016/09/08(木) 00:03:59.78 ID:pSBdc6/B0
『我が城』
妙高「早速ですが提督のお家に伺いたいのですが」
提督「どうしてだ?」
妙高「自分の住処になる場所を見たいというのが一つ」
提督「他には?」
妙高「今まで提督のプライベートな部分などは知りえなかったので色々知りたいのです」
提督「そうか……しかし、すぐには呼べん」
妙高「どうしてでしょうか?」
提督「人を呼ぶ準備が出来ていない」
妙高「大丈夫ですよ。多少汚くとも男の人の家はそういうものだと理解していますから」
提督「わかった……腰を抜かすなよ」
妙高「そこまでですか……」
13: ◆foQczOBlAI 2016/09/08(木) 00:05:40.43 ID:pSBdc6/B0
提督「ここが俺の家だ」
妙高「立派な家じゃないですか」
提督「深海棲艦の出る海辺にわざわざ家を買うものも少なくてな。安く手に入った」
妙高「私たちが平和な海を作っていきましょうね」
ガラガラガラ
提督「まあ、汚いところだがあがってくれ」
妙高「おじゃまします。思っていたよりも綺麗ですよ。……ふふ」
提督「どうした急に笑い出して」
妙高「いえ、提督は鎮守府だとしっかりしているイメージが強かったのですが案外ずぼらなんですね」
提督「男の一人暮らしなどみなこんなものだ」
妙高「しかし、どうみてもお酒の空き缶や空き瓶が多いのは目を瞑れませんね」
提督「ついついだな」
妙高「あまり外で飲まずに家で飲んでいらっしゃったのですね」
提督「酒は静かに飲むほうが好きでな」
妙高「お体は大事にされないとダメですよ」
提督「これからはしっかりと管理されそうだな」
妙高「一応私も理解があるほうだと自負していますが度を越されるととめますよ」
提督「しっかりしている奥さんだ」
14: ◆foQczOBlAI 2016/09/10(土) 19:21:49.87 ID:pn4qMxhp0
『呼び方』
提督「ううむ……」
妙高「難しい顔をしてどうなさいました?」
提督「妙高にお願いしたいことがあるのだが……」
妙高「なんでしょうか?」
提督「妙高は今、俺のことを提督と呼ぶよな」
妙高「はい。そうですが」
提督「二人きりのときだけでいい、いや自宅にいるときだけででいい。もしよければ俺のことをあなたと呼んでくれないか?」
妙高「わかりました。時と場所を弁えて呼ばせていただきます」
提督「早速呼んでみてはくれないか?」
妙高「今は執務室ですよ」
提督「他に人はいないし」
妙高「今は執務時間ですよ」
提督「そうか……」
妙高「はぁ……、ねえ、あなた」
提督「…………」
妙高「なんか言ってくださいよ」
提督「すまない、少し感動していた」
妙高「どうしてですか」
提督「あなたと呼んでもらうのは男の夢だ!」
妙高「わかりません」
16: ◆foQczOBlAI 2016/09/11(日) 22:24:28.33 ID:QsdCPKLJ0
『夏が終わり』
提督「今年も夏が終わってしまったな。寂しくなる」
妙高「あれだけ夏は暑いから嫌だって言っていたじゃないですか」
提督「それとこれとは話が別だ。暑いのは嫌だが夏は大好きなんだ」
妙高「毎度毎度わがままな人ですね」
提督「妙高は天候とかに文句付けたくなることはないのか?」
妙高「ありませんよ」
提督「本当か?」
妙高「……雨続きだと洗濯物を干せなくてやだなーと思うときもありますけど」
提督「だろ?俺は人より少し素直なだけなんだ」
妙高「少しの範囲が大きすぎますよ」
提督「嫌なものに嫌と言える。これがこれからの日本人に求められるものだと思うぞ」
妙高「提督は古き良き日本人ではないんですか?」
提督「それは……俺はハイブリッドなんだよ」
妙高「燃費が良さそうですね」
18: ◆foQczOBlAI 2016/09/18(日) 01:54:55.34 ID:b0vs9yzb0
『秋が始まる』
提督「しかし、涼しくなってきて過ごしやすくはなったな」
妙高「秋ですからね」
提督「秋か……」
妙高「戦艦と空母の皆さんが食欲の秋だって言ってましたよ」
提督「あいつらは年がら年中食欲の季節だろうに」
妙高「軽巡と駆逐艦の皆さんはスポーツの秋だと言ってましたよ」
提督「子どもたちは元気でいいねえ」
妙高「あと一部の潜水艦の子が読書の秋だと言ってましたよ」
提督「それははっちゃんだけだろ」
妙高「芸術の秋という人はいますかね?」
提督「熊野とか鈴谷とかいいそうだろ。育ち良さそうだし」
妙高「提督は秋といえばなにを想像しますか?」
提督「うーむ、俺もなんだかんだで食欲の秋かな」
妙高「ふふふ、好きなものとかはあるのですか?」
提督「やっぱり秋といえば秋刀魚だな」
妙高「鎮守府でもPRの一環として漁のサポートをしていますもんね」
提督「あー、なんか話していたら秋刀魚が食いたくなってきた」
妙高「わかりました。今日の夕飯は秋刀魚にしましょう」
提督「ありがとう」
20: ◆foQczOBlAI 2016/09/18(日) 16:48:59.64 ID:b0vs9yzb0
『呼び方2』
妙高「あなた、ちょっといいでしょうか」
提督「どうした」
妙高「お願いがあります」
提督「なんだ」
妙高「私のことをお前と呼んでくれませんか?」
提督「いいのか?」
妙高「はい、私がそう呼ばれたいのです」
提督「なあ、お前」
妙高「なんでしょう、あなた」
提督「……はは」
妙高「……ふふ」
提督「なあ、お前」
妙高「なんでしょう、あなた」
提督「いいものだ」
妙高「いいものですね」
24: ◆foQczOBlAI 2016/09/21(水) 01:54:58.34 ID:hwqi1c4z0
『服装』
提督「ううむ、妙高のエプロン姿は新鮮だな」
妙高「いつも制服ですもんね。そういうあなただって軍服ではないではないですか」
提督「甚平は涼しく動きやすく日本男児の必需品だからな」
妙高「とはいえ少し肌寒くなってきたのではありませんか?」
提督「そうだな」
妙高「暖かい服も出しておきますね」
提督「もう服の位置も覚えたのか」
妙高「はい。妻としてやれることはやっておかないとと思いまして」
提督「お前は本当にいい妻だ。俺にはもったいないくらい」
妙高「いえ、あなた以外夫は考えられません」
提督「……少し恥ずかしいな」
妙高「素直な好意には弱いんですね」
提督「そ、そんなことより家でも髪はおろさないんだな」
妙高「家事の邪魔になりますから」
提督「風呂上りの黒髪も綺麗なのだが普段も見てみたい」
妙高「あなたが私より早起きすれば見れますよ」
提督「そうだな。どれ、明日は頑張ってみるか」
25: ◆foQczOBlAI 2016/10/05(水) 23:57:36.20 ID:vkrJJUwF0
『呼び方3』
提督「那智に羽黒、おはよう」
那智「おはよう」
羽黒「お、おはようございます」
提督「今日は二人とも出撃の予定だ。頑張ってくれ」
那智「ああ、勝利を約束しよう!」
提督「那智は頼もしいな」
羽黒「が、頑張ります!」
提督「羽黒はどうした、そんなに緊張して。いつも行く海域だ。そんなおびえるほどでもないだろう」
羽黒「い、いえ……大丈夫です……」
提督「そんな強い深海棲艦のいる海域ではないにしろ慢心は事故に繋がる。なにか悩み事があるなら言ってくれ」
羽黒「は、はい……ごめんなさい……」
26: ◆foQczOBlAI 2016/10/06(木) 00:00:45.92 ID:9R6ovSJY0
那智「ははは、羽黒は貴様のことをどう呼んでいいかわからなくて悩んでいるのだ」
提督「どうしてだ?」
那智「貴様が姉さんとケッコンしたからな」
提督「ああ、そういうことだ」
那智「義兄さんと呼んだほうがいいか?」
提督「義兄さん……悪くないな。俺は姉はいたが下の兄弟はいなかったから新鮮だ」
羽黒「えっと……じゃあ私もお義兄さん!」
提督「うむ」
羽黒「お義兄さん!」
提督「うむ!いいな」
那智「羽黒に鼻の下を伸ばしていたと姉さんに報告しておこうか」
提督「それだけはやめてくれ」
28: ◆foQczOBlAI 2016/10/13(木) 01:39:59.02 ID:Lg77LKU50
『追求』
妙高「提督、少しお話があるのですがよろしいでしょうか?」
提督「ど、どうした。そんな怖い顔して」
妙高「いえ、いつも通りですよ」
提督「俺の知ってる妙高さんはもっと優しい笑顔だったかなと」
妙高「そんなことないですよ。やっぱり可愛くないとだめですかね、羽黒みたいに」
提督「那智ぃ、言いやがったな。妙高には言わないと約束させたのに」
妙高「いえ、私は足柄から聞きましたよ」
提督「足柄との酒の肴にしやがったな」
妙高「確かに羽黒は可愛いです。私の自慢の妹です。しかし鼻の下を伸ばされるのはちょっと……」
提督「違うんです、妙高さん。本当に違うんです。少し妹というものに憧れがあっただけなんです」
妙高「浮気は男の人の甲斐性だと頭では理解してますけど……」
提督「いや、本当に違うんです。元々大切な艦娘達でしたけど妙高の妹だと思うとより大切に思えてきて」
妙高「……怪しいですね」
29: ◆foQczOBlAI 2016/10/13(木) 01:41:04.42 ID:Lg77LKU50
提督「俺が愛しているのは妙高だけだ」
妙高「普段はそんなこと言ってくれないのにこんなときだけ……。わかりました許します。ただし」
提督「ただし?」
妙高「条件をつけます」
提督「なんですか?」
妙高「毎日一回私に愛してると言ってください」
提督「……嫌だ」
妙高「どうしてですか?」
提督「大事な思いは言葉にすると軽くなる気がする」
妙高「言ってくれないのは寂しいし不安になります」
提督「行動で示すように努力する」
妙高「行動では十分に示されてますよ」
提督「なら「しかしですね」
妙高「寂しいものは寂しいのです」
提督「……わかった」
妙高「では早速お願いします」
提督「……ううむ。妙高、愛している」
妙高「はい。私もあなたを愛しています」
31: ◆foQczOBlAI 2016/10/16(日) 01:49:10.41 ID:f+K26UgS0
『威厳』
妙高「提督、そろそろ休憩なされてはいかがですか?」
提督「おお、そうだな。少し疲れた」
妙高「コーヒーでもお淹れしましょうか?」
提督「今日はお茶が飲みたい気分だ」
妙高「わかりました」
提督「時に妙高、一つ尋ねてもいいだろうか?」
妙高「なんでしょうか?」
提督「間宮のところではあんまんなどは売ってないのか?」
妙高「確か売っていたと思いますが……どうしました?」
提督「好物なのだ。一つ買ってきて欲しいのだ」
妙高「時間もありますし買いにいかれてはどうですか?熱々のほうがおいしいでしょう」
提督「それではいかんのだ」
妙高「どうしてですか?」
32: ◆foQczOBlAI 2016/10/16(日) 01:55:00.88 ID:f+K26UgS0
提督「間宮といえば艦娘たちの憩いの場所。そこに俺のような上官が行けば皆萎縮してしまうだろう」
妙高「そうですか」
提督「だからそんなことを起こさないためにも行ってきて欲しい」
妙高「本音は?」
提督「甘味買っているところを見られたくない」
妙高「……そんな理由ですか」
提督「そんなとはなんだ!大切なことだぞ!」
妙高「なにが嫌なんですか?」
提督「大の大人の男の俺が甘味など買っているのを見られたら女々しいなどと噂されるのではないだろうか」
妙高「被害妄想豊かですね」
提督「男は常にかっこつけている生き物ゆえそんなかっこ悪いところは見せられないのだ」
妙高「私はいいのですか?」
提督「お前はいい、俺の家内だからだ」
妙高「……ふふ、わかりましたよ。買ってきます。二つ」
提督「ああ、ありがとう。やっぱり俺がお茶を入れておこう。後で二人で食べよう」
35: ◆foQczOBlAI 2016/10/30(日) 20:19:33.66 ID:COsrgrh40
『秋の夜』
妙高「はい、あなた。お酒と軽くつまめるものです」
提督「おお、ありがとう」
妙高「でも急に縁側でお酒が飲みたいなんてどうしたんですか?」
提督「秋だからな、虫の声が楽しめると思って。今日は付き合ってもらっていいか?」
妙高「ここで私が嫌だって言ったらどうするんですか?」
提督「それは困るな。まあ言われないとわかっていてこちらも提案している」
妙高「ひどい人ですね」
提督「こういうやつだってわかっていただろ?」
妙高「まあ、わかっていました。はぁ、好きになってしまった私の責任なんでしょうか」
提督「そうだそうだ」
妙高「……今からでも片付けますよ」
提督「おふざけが過ぎましたごめんなさい」
妙高「ふふ、冗談ですよ。ささ、飲みましょう」
提督「ああ」
36: ◆foQczOBlAI 2016/10/30(日) 20:22:33.04 ID:COsrgrh40
チリリリリリン
提督「……」
妙高「……」
チリリリリリン
提督「……たまにはこういう静かなのも悪くないな」
妙高「ここでいいって言い切らないのがあなたらしいですね」
提督「素直じゃないからな」
妙高「知ってます」
提督「あーあー、それにしても少し寒くないか?」
妙高「もう少しお酒持ってきますか?」
提督「いや、そういうことじゃない」
妙高「じゃあ毛布でも」
提督「いや、そういうことでもない。ええい、もう少しそばによれい」
妙高「……わかりました」
チリリリリリン
提督「……たまにはこういうのも悪くないな」
妙高「ええ、悪くないですね」
チリリリリリン
37: ◆foQczOBlAI 2016/11/14(月) 01:50:58.39 ID:ZgO0uCnJ0
『耳かき』
提督「うーん……」
妙高「どうしたんですか、あなた。かなり難しいお話なら、向こうの部屋でいたしましょう……か?」
提督「いや、別に執務のことで悩んでいるわけではない」
妙高「それではなぜそんな難しい顔をしているのですか?」
提督「俺は今そんな顔をしているのか。いや、耳の中が少しかゆくてな」
妙高「そうなのですか!それならば私が耳かきをしましょう!」
提督「どうした、テンション高いな」
妙高「あ、失礼しました……。実は私、耳かきをするのが好きで昔から妹達にやっていたのですが最近あの子達が恥ずかしがってやらしてくれないのです」
提督「なるほど。じゃあお言葉に甘えて耳かきをしてもらおうかな」
妙高「はい、ではこちらに頭を置いてください」ポンポン
提督「膝枕か、確かに少し恥ずかしいな」
妙高「ふふ、今日は存分に甘えてください」
提督「わかったわかった」
妙高「あ、やっぱり少し溜まっていますね。これは腕の見せ所です」
提督「ああー、耳の中でバリバリと音が響くな」
妙高「今とってしまいますからねっと。よし、とれました。反対側も見せてください」
提督「わかった」
38: ◆foQczOBlAI 2016/11/14(月) 01:53:43.50 ID:ZgO0uCnJ0
妙高「あれ、なんで立ち上がろうとしているのですか?」
提督「そうじゃないと反対側を見せられないだろ」
妙高「寝返りを打つようにすればいいじゃないですか」
提督「お腹に顔を突っ込むことになるぞ」
妙高「それもいいじゃないですか!」
提督「ダメだ、今日の妙高さんテンションがおかしいですぞ」
妙高「最近耳かきがご無沙汰だったんです。那智は自分でなんでもやろうとするし、足柄は甘えてくれないし、羽黒も最近は少し恥ずかしがるし」
提督「あー、わかりました。今日は妙高さんの言うとおりにします」
妙高「ふふ、なんか大きい弟が出来たみたいで新鮮ですね」
提督「あいつらも苦労してそうだな。今度酒でもおごってやるか」
妙高「もう、失礼ですね」
提督「はいはい、妙高姉さん、お願いしますっと」
39: ◆foQczOBlAI 2016/11/22(火) 01:15:20.72 ID:HXqt/hb30
『こたつ1』
提督「こたつが欲しい」
妙高「急にどうしたんですか?」
提督「寒くなってきたからな。そろそろこたつの季節だ」
妙高「そういえばこの家にありませんね」
提督「前にあったんだけどな。一人で入ってるのも寂しくなって談話室に寄付した」
妙高「今はみんなの憩いの場所になってますもんね」
提督「流石に返せとも言えない、が、お前とこたつに入りたい」
妙高「色々恥ずかしがるくせにどうして欲望だけには忠実なんですか」
提督「悲しきかな、男とはそういう生き物なんだよ」
妙高「はぁ……全く理解できませんね」
提督「そのうちわかってくるさ」
妙高「あんまりわかりたくもない気がします」
提督「そう?」
妙高「そうです。わかりました、今度一緒にこたつを買いに行きましょう」
提督「ああ、行こうか」
40: ◆foQczOBlAI 2016/11/23(水) 01:03:36.96 ID:J/0t0FiL0
『11/22』
妙高「そういえば今日はいい夫婦の日だそうですよ」
提督「語呂合わせでイチイチフタフタでいい夫婦か、しゃれてるな」
妙高「私達はいい夫婦なんでしょうかね?」
提督「妙高はいい妻ではあるがいい夫婦かと言われると……」
妙高「あら、なにが問題なんですか?」
提督「夫側に問題があるきがして」
妙高「ふふ、そんなの知ってますよ」
提督「否定してくれないのか」
妙高「素直じゃないし、いじわるするし、捻くれものだし、恥ずかしがりやだし、あんまんは私に買わせるし、妹達に手も出すけど」
提督「おいおい、最後のは違うぞ」
妙高「それでもあなたは私の最高の夫ですよ」
提督「……うむ」
妙高「恥ずかしがっているんですね」
提督「うるさい!」
妙高「ほら、素直じゃない。それでも私はあなたを選んだんです。胸を張ってください」
提督「ああ、やっぱりお前は最高の奥さんだ」
41: ◆foQczOBlAI 2016/12/07(水) 00:58:01.50 ID:vIy0CN+P0
『ねぎらい』
提督「このたびの作戦でまたも大活躍だったな、ご苦労だった」
妙高「いえ、提督こそお疲れ様でした」
提督「なあ、妙高よ」
妙高「どうなさいました?」
提督「ボーキサイトは簡単に飛んでゆくのだな」
妙高「ぎりぎり三桁にならないくらいになってましたからね」
提督「猫って怖いな」
妙高「怖いですね」
提督「なにはともあれ誰も失わず作戦を完遂できた。それだけが誇りだ」
妙高「これからも無事故を目指して頑張っていきましょう」
42: ◆foQczOBlAI 2016/12/07(水) 01:02:08.44 ID:vIy0CN+P0
『こたつ2』
提督「ということで作戦が終わったので少しの休暇をもらった。鎮守府の敷地内のショッピングセンターだ」
妙高「提督であるあなたと秘書艦の私が敷地内とはいえ執務室を空にして大丈夫なんですか?」
提督「大淀に任せてきた。なにかあったら連絡を寄越すように言ってある。しかし、お土産を要求されたがな」
妙高「ふふ、私達のために頑張ってくれているんです。少しお高いお酒でも買っていきましょう」
提督「そうだな」
妙高「それにしてもなんで敷地内にショッピングセンターがあるんですか?」
提督「それはだな、君たちは今は艦娘として産まれてきたが解体されれば人間になる。その際に社会常識がゼロだと困るだろ。関係者しかいないが学習のためのショッピングセンターだ」
妙高「なるほど、私達のその後のことを考えてくれているのですね」
提督「もちろんだ。それにぶっちゃけた話をすると深海棲艦が現れてから海の近くの土地が余っていてな。それの再利用と雇用のためでもある」
妙高「だからこんなに大きいのですね」
提督「まあ、今はそれが嬉しい。こたつとその他もろもろを見て回ろう」
妙高「まずはどこから周りますか?」
提督「お前はどこから周りたいか?」
妙高「そうですね、最初にこたつを買うと当たり前ですがその後に支障が出るので冬物のお洋服を見たいです」
提督「服か……」
妙高「どうなさいました?」
提督「女性の吹く選びは長いと聞いてな……」
妙高「ふふ、出来るだけ急ぐので付き合ってください」
44: ◆foQczOBlAI 2016/12/17(土) 01:43:24.16 ID:YqqmnIkO0
『こたつ3』
妙高「ふう、これで周りたい店は大体周れました。……どうされました?」
提督「いや、急いでくれたのか?」
妙高「はい!姉妹で見に行くともっと長くなりますね」
提督「そうか……そうか……」
妙高「それではこたつを買いに行きましょうか」
提督「おぉー……」
妙高「どうしたんですか、元気ないですよ」
提督「いや、うん。大丈夫」
妙高「わかりました……?」
提督「それよりどんなこたつにするか」
妙高「種類があるんですか?」
提督「大きさとか、正方形か長方形かとか」
45: ◆foQczOBlAI 2016/12/17(土) 01:44:03.97 ID:YqqmnIkO0
妙高「大きさはそんなに大きくなくていいですね」
提督「二人だし、そうだな」
妙高「そういえば談話室にあるこたつは無駄に大きかったですもんね」
提督「そうなんだよ。大きすぎるこたつは一人暮らしの家には無用の長物でな」
妙高「今は駆逐艦の子たちが姉妹では入れると評判ですけどね」
提督「それで形は長方形にしたいんだ」
妙高「どうしてですか?」
提督「だって横になれるだろ」
妙高「……正方形にしましょう」
提督「えっ……」
妙高「正方形にしましょう」
提督「はい……」
46: ◆foQczOBlAI 2016/12/25(日) 01:44:11.90 ID:l/Q9qr+Z0
『こたつ4』
提督「ふう、設置も終わったな」
妙高「お疲れ様です」
提督「早速入ろうじゃないか」
妙高「そうですね」
提督「やっぱりこれは冬の必需品だな」
妙高「暖まりますね」
提督「それはそうと、みかんが食いたくなってきた」
妙高「今日箱で買ってきたのが玄関にありますよ」
提督「……とってくるか」
妙高「私の分もお願いします」
提督「ああ、わかった」
妙高「ありがとうございます」
47: ◆foQczOBlAI 2016/12/25(日) 01:47:55.18 ID:l/Q9qr+Z0
提督「……」
妙高「……」
提督「……」
妙高「……行かないんですか?」
提督「もう少しだ!もう少し覚悟を決めたら行こうか」
妙高「はい」
提督「おおー、俺は行くぞー」
妙高「全然出てませんよ」
提督「……わかった。男らしく行ってくるぞ!」
妙高「はい、頑張ってください」
提督「こたつはこれが辛いんだ」
48: ◆foQczOBlAI 2016/12/25(日) 02:31:28.80 ID:l/Q9qr+Z0
『クリスマス』
足柄「メリークリスマァースッ!」
妙高「メリークリスマス!」
羽黒「メ、メリークリスマス!」
那智「ふふ、メリークリスマス」
提督「……メリークリスマス」
足柄「どうしたの提督、せっかくのクリスマスなのにテンション低いぞ」
提督「いや、俺がここにいていいのかなって」
妙高「提督にクリスマスの予定を聞いたらなにもない、普通に過ごして寝るだけだって若干ふてくされながら言ってたので」
提督「不貞腐れてなんかないやい」
那智「飲むのは人数が多いほう楽しいだろ」
羽黒「むしろ姉さんと二人で過ごさなくていいのかなって……」
提督「士官学校ではこういうイベントには興味がなかっただ」
足柄「男しかいないもんね……。だが安心して、今日はこの足柄がいるわ!」
妙高「足柄、それはどういう意味ですか?」
足柄「ひっ、姉さん。顔が怖いわよ」
49: ◆foQczOBlAI 2016/12/25(日) 02:32:45.70 ID:l/Q9qr+Z0
那智「早く乾杯しようじゃないか」
足柄「そうよそうよ」
妙高「あ、足柄!」
羽黒「まあまあ、姉さん。それではみなさんグラス持ってください」
「「「「「乾杯」」」」」
提督「お、この酒上手いな」
那智「そうだろう。私秘蔵の酒だ」
足柄「さあさあメインは私特製のカツよ!」
妙高「食べ終わったらケーキを焼いてますよ」
羽黒「私も手伝いました」
50: ◆foQczOBlAI 2016/12/25(日) 02:34:19.09 ID:l/Q9qr+Z0
提督「……にぎやかだな。毎年こんな感じなのか?」
那智「ああ、そうだよ。楽しいだろ、義兄さん」
提督「なっ……」
足柄「あら、確かそう呼ばれるのをお望みでしたよね。お義兄さん」
羽黒「えっと……お義兄さん」
提督「はは……いたい!」
妙高「鼻の下が伸びてますよ」
提督「いきなりつねらないでおくれよ」
足柄「姉さん、嫉妬ですかー」
那智「お熱いことだ」
妙高「足柄、それに那智まで」
羽黒「ふふ、仲がいいですね」
51: ◆foQczOBlAI 2016/12/31(土) 00:37:07.71 ID:/2Ik9Onv0
『おわりに』
提督「もう今年も終わりだな」
妙高「そうですね」
提督「大掃除も終わったし今年やり残したことはないな」
妙高「はい、もうありませんね」
提督「今年は色々あったな」
妙高「あなたが鎮守府に着任したり」
提督「お前と結婚したり」
妙高「幾多の作戦を成功させたり」
提督「来年も色々あるかな」
妙高「あるでしょうね」
提督「今年は楽しい一年だった」
妙高「来年もいい年になるといいですね」
52: ◆foQczOBlAI 2016/12/31(土) 00:38:40.71 ID:/2Ik9Onv0
以上で終わりです。
ちょうど区切りがいいので終わりとします。また妙高さんのSSを書きたくなったらだらだら始めると思います。
最後に、妙高さんのSSがもっと増えることを心から願っています。
ちょうど区切りがいいので終わりとします。また妙高さんのSSを書きたくなったらだらだら始めると思います。
最後に、妙高さんのSSがもっと増えることを心から願っています。
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/31(土) 12:09:40.44 ID:4AR3kD/xo
乙
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/31(土) 13:08:01.00 ID:1DEBymKEo
乙
次回作も期待してるし、続きでもいいのよ?
次回作も期待してるし、続きでもいいのよ?
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473083726/
Entry ⇒ 2017.01.31 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
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