夏凜「三好夏凜の勇者御記」
1: ◆2DegdJBwqI 2014/12/23(火) 18:29:00.64 ID:wil3ba0Ao
・このSSは、夏凜が十一話のまま最後まで治らなかったら、の未来を一部都合よく妄想して書いたものです
・地の文多量
2: ◆2DegdJBwqI 2014/12/23(火) 18:34:26.64 ID:wil3ba0Ao
○ 神世紀 三百四年 六月十二日 勇者御記――原本――
それが何時頃なのか定かではないが、私は今日も滞りなく眠りから覚めた。
にもかかわず、何も見えない、何も聞こえない。身動ぎせず、私はベッドの上に横たわっていた。
自分という意識が、ぽっかり何もない暗闇に浮かび、漂っているような感覚。
まるで、いつまで経っても終わらない夢を思わせる現実の実感。
進んでいるのか、戻っているのか、よくわからない時間。
つまり一日が終わるために必要な体感時間の遅さ――
音と光がない世界。
こういったいったものこそ、今の私にとっては、まさしく「日常」と呼ぶべきものだ。
3: ◆2DegdJBwqI 2014/12/23(火) 18:51:53.22 ID:wil3ba0Ao
遡ること今から約四年前、東郷の一時的な錯乱を発端に結界内へ侵攻してきた大量のバーテックス。
それらを無事に殲滅した勇者部一同の活躍によって、この国には束の間の平穏が訪れた。
その戦いの日からずっと、私は大赦の庇護の下、実に不自由な生活を余儀なくされている。
私に、何ができるか。
「満開」の後遺症で右半身はまともに扱えない。それだけではなく、つんぼとめしいの二つも患っている。
自立した生活を営む能力は、最低の程度まで落ちていると言わざるを得ない。
現在私は、将来の大赦に携わる人たちに、過去をなるべくそのまま記録として残し伝えるため、
大赦の中枢にいる兄に向けてこの手記を書いている。
兄に向けて書いているというのはつまり、
どうやら大赦内での兄の地位は、私が繰り返し「満開」を行い、神樹様にかなり近い存在となったことで鰻上りらしく、
地位に物を言わせ大赦に検閲される前の手記の原本をそのまま所蔵できる――
という状況らしいので、まずは彼に原本を送り、それを保管してもらおうと考えているわけだ。
4: ◆2DegdJBwqI 2014/12/23(火) 19:45:58.55 ID:wil3ba0Ao
ここで、この手記の最初の読者となる兄上に、お願い申し上げたいことがある。
この手記に描出される内容は、多分に私的な心情及び体験の吐露であるため、
貴方がこれを手に取り中身を読むことは歓迎するが、私たち讃州中学勇者部の戦いが出来事として風化するまで、
原本あるいは検閲済みの手記の公開を、大赦内部であっても避けるかせめてごく限られた範囲に留めて頂きたい。
望み薄とわかった上で更に私の希望を述べておくと、兄上の死後、時が流れ、
この原本が勇者たちにとって自由に閲覧可能な資料となっている未来が、私の理想だ。
できることなら、これの内容の検閲は貴方自身、私の親族ということでそれが許されないならば、
せめて貴方がよく見知った信頼の置ける人物に行ってもらえると幸いである。
5: ◆2DegdJBwqI 2014/12/23(火) 19:53:25.90 ID:wil3ba0Ao
さて、少しばかり前置きが長くなってしまった。
そろそろ私事をつらつら書き連ねていきたいところだが、
その前に、この手記がどのような方法で記述されているかを、述べなければならないと思う。
まず端的に言ってしまえば、私は自分の手を使いこれを書いているわけではなく、
精霊と、身の回りの世話をする一人の女官の助けを借りて記述している。
私は、目と耳の機能を後天的に失った状態にあり、
四年という歳月は、私から発話能力を著しく失わせるのに十分な時間だった。
そんな状況の中で、他者とコミュニケーションをとるため、私が現在耳や発話の代わりとしているのは精霊である。
いったいそれはどういうことか。丁度いい例を、勇者アプリにあった神樹様の説明の一節に見ることができる。
6: ◆2DegdJBwqI 2014/12/23(火) 19:58:37.11 ID:wil3ba0Ao
『神樹様は大地深くに根を張っており、精霊を使役することで、
ここら一帯に記憶されている伝承や事象の情報を神の力でアクセス、抽出することができる』
私がやっているのも、これと原理上は同じことだ。
私の周囲で発された他者の言葉を精霊が感知し、観念の形に変換し、それを私の心の中に直接送る。
とはいえ、ここで注意して欲しいのは、あくまでも観念は言語的なものではないということである。
抽象的な、感情それ自体、原風景、感覚質――とにかく私は、その観念とはどういうものかを、上手く言語化する術を知らない。
ようするに、本当の意味では、目や耳の機能を用い行っていたコミュニケーションと同じことはできていない、ということだと思う。
一方、誰かに自分の意思を細かに伝えたいときは、精霊を動かし、
鉛筆などを持たせて、紙に文字を一つ一つ書いてもらう。
その役目を担うのは通常、私が最初に賜った精霊の義輝である。
彼は多少不器用だが、義輝以上に適任な者も他に見つからなかった。
7: ◆2DegdJBwqI 2014/12/23(火) 20:07:49.85 ID:wil3ba0Ao
三体の精霊が同時に私へと送る別々の観念を比較対照することによって、
なるべく正しい意味の理解を行い、義輝に文字を書かせる。
この方法ははっきり言って手間と時間が酷くかかるし、
特に義輝が文字を書くところでコミュニケーションが失敗しやすい。
そんな苦労によって産み出された汚くありのままの文章を、原本としてそのまま残すことも一応考えてはみたが、
後世の人、そして兄に内容がなるべく正しく伝わることこそ重要ではないかと私は結論し、たび重なる校正を行った。
校正には、神樹様と私に対して敬虔で純粋な信仰を持ち、兄の息がかかった信頼の置ける女官の手を借りた。
そんなわけで、これは義輝が文字を書き、女官がそれを読み、修正し、私にお伺いを立て、義輝が返答を――
という繰り返しを何度も経た物であり、そこには女官の解釈と、意志疎通の際に避けがたい私の誤解が含まれるだろうことと、
厳密に言えばこれは「私が書いた」物ではないことを断っておく。
さあ、ようやくこれで一通り、事前の準備は整った。いよいよ、私についてをつらつら書いていこう。
16: ◆2DegdJBwqI 2014/12/24(水) 21:52:19.91 ID:cdW8+Y4Oo
朝、目覚める。見えない。聞こえない。誰もいない。
毎朝起床して、私が一日の初めに接触するのは、今、これを読み、修正してもらっている女官である。
左手の傍に置かれたナースコールを操作するか、もしくは所定の時間が来れば、彼女は私の元にやってくる。
下の世話であったり、食事の世話であったり、着替えであったり、
そういう日常生活をおくるのに必要な行動すべてに、私は介助を必要としていた。
そんな私にとって、一日の際立った娯楽と言えば、食事である。
大赦が用意してくれる食事は、勇者になる前の私が想像だにしなかったほど美味な代物ばかりだ。
お箸や、フォークによって、女官の手が食べ物を私の口元まで運ぶ。
私が口を開けるとき、口を閉じるとき、合図は予め決まっており、一連の作業は円滑に進められる。
毎食一口目を食べるとき、私は大抵友奈のことを思い出した。
「満開」の後遺症として、味覚を失った彼女を。
17: ◆2DegdJBwqI 2014/12/24(水) 22:00:59.04 ID:cdW8+Y4Oo
まだ四年しか経っていないのに、彼女の顔も、声も上手く思い出せない。
彼女とのすこしあやふやになった記憶と感情のみが、ただおぼろに甦ってくる。
勇者部の毎日。東郷のぼたもち。うどん。私の誕生日を祝った歓迎パーティー。
そして、そんな過去を思い出すたびに、
一人での食事に娯楽を見出し楽しんでいる今の自分に、言いようのない空しさを覚えた。
しかし、空しさは覚えてなお、私はここ四年間、食事が大好きだった。
それなのに、大好きなのに、満足な量を食べることはできない。
そんなことを繰り返せば、必ず近いうちに太ってしまうからだ。
身体の右側を満足に扱えない私は、あまり積極的に運動することができない。
以前は身体を動かすことが唯一の趣味のようなものだった私にとって、
運動が思う存分行えくなってしまったことは、この生活が始まって最初のころ、だいぶ堪えた。
だが、一年や二年が過ぎるとそのこと自体にはだいぶ慣れた。諦めたがついたと言っていい。
今はただ、醜くぶよぶよと太ることが恐ろしいばかりである。
18: ◆2DegdJBwqI 2014/12/24(水) 22:06:19.15 ID:cdW8+Y4Oo
犬吠埼風。東郷美森。結城友奈。犬吠埼樹。そして、この私、三好夏凜。
勇者部の一員である私が、己の鍛錬を怠け、そして肥満体になるなどあってはならない。
そのために私ができるのは、節制である。
だから、必要以上の栄養の摂取を我慢した。
我慢することも、ある意味それはそれで気晴らしになる面もあった。
節制は、私にとってちゃんと意味がある行為だったから。
他にも、私は華奢な体型をなるべく維持するため、毎日マッサージを受けたりしている。
女官の柔らかな手で、背中を解きほぐされているとき思い出すのは、友奈にマッサージをしてもらったときの思い出だった。
いつだったか私は、ここに一人で友奈が見舞いに来てくれたとき、
またあのときみたいなマッサージをしてくれないかと彼女に頼もうとして、やめたことがある。
むくみや痩せ具合という形で、私の身体の内実を友奈がその両手によって逐一把握していく。
そのようなやり方で自分の現状をわざわざ彼女へと知らせる残酷さに、否が応でも気付かされたからだ。
もう今となっては、女官が背中を触る感触と、友奈との思い出に、どんな違いがあったのか私は上手く区別できない。
19: ◆2DegdJBwqI 2014/12/24(水) 22:16:34.66 ID:cdW8+Y4Oo
毎日私は、朝起きて、ご飯を待って、ご飯を食べて、昼食を摂って、夕餉をお腹に詰め込む。
その間、暇な時間は山ほどあった。
ベッドの上にいること以外で、私に日々課せられた活動は、主に二つある。
一つ目は、大赦から新たな命を拝するときのため、日本語を日々鍛錬すること。
これは、精霊と、私と、お付きの教師によって専用の部屋に移動したのち行われる。
相手が発する細かい意図を、精霊に聞き取らせ、それをそのまま忠実に理解できるようにする練習。
観念の形ではなく、きちんと日本語で思考しそれを外に表現する練習。点字を指で読む練習、等々……。
まるで小学生の頃、それも低学年に戻ったようだとしばしば思わされる。とても苛々する。
けれどこの鍛錬を怠れば、いつかはまともな日本語能力を完全に失ってしまうのではと思うと、嫌でも積極的になってやるしかなかった。
20: ◆2DegdJBwqI 2014/12/24(水) 22:44:24.02 ID:cdW8+Y4Oo
前まで当たり前にできていたことが、あるときを境に不可能となる。
それだけではなく、前まで普通にできていたことを、お前はできるようになるべきだと改めて学ばされる。
でも、不可能ではないにせよ、上手くいかない。自分自身がまったく思い通りにならない。
それらの体験の積み重ねが、ここまで苦しいものだとは思っていなかった。
積み重ねの中で何より辛いのは、これを積み重ねたところで、
もう勇者部のみんなの声を、言葉を聞くことはできないと実感することだ。
友奈の声を聴くことは、もう二度とない。それでも私は、努力しなくてはいけなかった。
そうしないと、精霊たちから送られる観念に頭から足先まで埋もれてしまって、
こうして自ら考えることすらままならなくなってしまいそうだった。
本来、実直な学生としての勉学に高校で励むべき時間帯、私はその半分くらいを、
日常的な日本語という誰でも知ってて普通の事柄に関する学習にあてていた。
私がこれ以上日本語の精度をこつこつと維持したり高めてみたところで、
そこにいったい何の意味が、私にとってあるというのか、という葛藤に絶えず苛まれながら。
21: ◆2DegdJBwqI 2014/12/24(水) 23:05:26.72 ID:cdW8+Y4Oo
これを読んでいる方はきっと既に十分ご承知のことだろうと思うが、一応念のため書いておくと、
勇者には誰もがなれるわけではない。なるためには特別な素質が必要だ。
そして、その素質がことさら優れていたという基準で選ばれた精鋭が私たち勇者部であり、
私たちくらいの素質の持ち主でないと、最大限に勇者システムの機能を引き出せない。
しかし、満開を行った回数から考えて、勇者部による防衛には早くも限界が見えており、
少なくとも後釜をどうするかの目途を今の内になるべく早急に立てておく必要があった。
人材不足と、緊急対策。
現実と必要を隔てる間隙を埋めるという難問を前に、大赦は、勇者システムの可能性の最大利用を切り捨て、
時間稼ぎではあるが質を引き下げた大量の人員の投入によりその不都合を解決しようとしていた。
かつての日本の史実になぞらえてみて、学徒動員――と言っていいのかどうか。
とにもかくにもいずれは数百人、もしくは数千人の少女が勇者に選ばれるかもしれない。
バーテックスと五人で戦ってきた私たち、というより私にとって、それは衝撃的な決定だった。
もっとも、数が多いから五人のときより状況がいい、羨ましいというわけではもちろんない。
22: ◆2DegdJBwqI 2014/12/24(水) 23:14:01.77 ID:cdW8+Y4Oo
彼女達には、私たち勇者部に多大な恩恵を与えた、精霊によるあの強力なバリアが実装されない。
それなのに、いきなり戦うなんてできっこない。だとすると、数百人数千人を教育できる場所と時間はどこにある。
つまるところ使い捨てなのだった。素質は不足がちで、伸びしろが決まっている中で勇者たちを物のようにやりくりし、
次世代の勇者候補が現れるか、勇者システムの画期的な改善が行われるか、そのどちらかで未来への道が開けるまでの時間稼ぎ。
これでは教科書で読んだ、特攻隊、そういうようなものが出てくる戦争の有り様そのものではないか。いくらなんでも酷過ぎる。
だから勇者部は、自分たちが担当できるだけの幼い勇者候補生を受け持ち、猛烈な訓練を施しているらしい。
少しでも効果的であるように、かつ、自分たち以外の誰でも同じことができるよう教育方法を体系的にすべく試行錯誤して。
勇者部の面々が私に漏らす断片的な発言と、又聞きの情報しか私は知らないが、
それでもその光景は見えないはずの目に自ずと移し出されてくるようだった。
風がこれぞ大先生という貫禄でどんと構え演説めいた授業をかます。
友奈が子どもたちを直接相手して、樹が風の言葉を黒板に書きつけたりその他細々した雑用。
東郷が、裏でその授業のための理詰めを行い、その内容の細かい審査は風によって行われている。
しかし、その想像のどこにも、私の居場所はなかった。そして当然、現実にも、同様に。
27: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:01:26.98 ID:/c7ObAuOo
本当なら、勇者としての戦いを誰かに教えるということは、
勇者部として私が大活躍できる絶好の機会であるはずだった。
なぜなら勇者部の中で私が一番、辛い日々の訓練に耐え、専門の教育を受け、
何者にも屈せぬ強さを備えた大赦の勇者、を目指そうとしていたのだから。
それは、私が早くから自分の使命に自覚的でいられて、
その上、そのためだけに生きようと、がむしゃらに備えていただけに過ぎない。
しかし何はともあれ培った成長のための経験がある。役に立つことができるはずだった。
せめて片目と片耳の機能が残ってさえいれば、きっと。
役に立つことができるとか、そういうことを考える時点で既に、泥沼にはまりかけている気がする。
私は勇者部の三好夏凜。大赦の勇者としての三好夏凜はもう辞めた。
私は私でいさえすればいい、友奈ならそんなことを言ってくれたと思う。
でも、そういう綺麗ごととは別に、どうしても嫌な考えを持たずにはいられなかった。
ずぶずぶと深みに落ち込んでゆかずにはいられなかった。
28: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:06:13.59 ID:/c7ObAuOo
もしあのとき、満開の後遺症がここまで重くならなければ、私は勇者部の一員として今もみんなの役に立てた。
そして、そもそもの原因を辿れば、東郷があのとき無茶苦茶をしなかったら、私はこんな目に遭わずに済んだんじゃないか。
その思考は、こう続く。
あの戦いが終わって、東郷の満開の回数は四回になった。私も、あの戦いだけで、四回、満開をすることになった。回数は同じだ。
東郷は勇者部として今も誰かのために奉仕することができているのに、私はなぜ、こんなところに延々缶詰にされているのだろう。
東郷は、みんなと一緒にいられる。私は、そこにはいられない。
東郷は、勇者部のみんなや人類の役に立つことができる。私は、ここで誰のどんな役に立てるだろう。
東郷は、友奈を見ることができる。私は、何も見えない。
東郷は、友奈の声を聞くことができる。話すこともできる。私は、何も聞こえない。
私は友奈に好きだと言ってもらったのに、東郷ばかり、友奈の傍にいる。
どうして私じゃなくて、東郷なんだろう。
29: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:08:09.74 ID:/c7ObAuOo
私は勇者部なのに、勇者部に必要とされるような、居場所がない。
こんなことになるなら、あのとき、私は他にやりようがあったんじゃないか。
例えば、自分だけで満開を背負い込むんじゃなくて、風や樹を探し出して、一緒の犠牲を強いる。
満開する。そういうやり方もあったんじゃないか。
私は――
こういうことをつい考えてしまう、自分の心の弱さが恥ずかしかった。
叶うならばいっそ、消えるように死んでしまいたいと思った。
東郷に私と同じようになって欲しいわけじゃない。東郷のことを恨んでいるわけじゃない。
ただ、自分を東郷とを比べて、そこに横たわる不条理になぜと問い続けないと、たまに壊れてしまいそうになるだけ。
30: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:10:35.20 ID:/c7ObAuOo
風や樹を巻き込まずに済んでよかった。そう思ってる。
でも、彼女たちと満開していれば、という考えが頭をよぎることがあるのも事実。
それだけ、今の私は何もできないということが、苦しくて苦しくてたまらない。
かつては戦うことだけが私の価値だった。それを友奈や勇者部が変えてくれた。
でも、今の私は、勇者部として活動することも戦うことどちらも覚束ない。どちらの価値もなくなってしまった。
これ以上何か努力したからといって、そこに意味はあるのか。
つんぼでめしいた勇者なんて、まともな活躍は期待できないだろう。
客観的に見れば、私なんて早く処分してしまうのが一番なんじゃないか。
端末は、私にくれたときのように、誰か優秀な候補者にくれてやればいい。
31: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:14:29.86 ID:/c7ObAuOo
いつ頃からかは覚えていないけど、私はそんな気持ちを内心で燻らせるようになっていた。
これまでその気持ちを誰かに打ち明けてみたことはないが、
自分では、結構冷静でまともな判断ができていると思っている。
ところがどっこい、私の周囲は私とはまるで正反対に考えていたようだ。
周囲とは、すなわち勇者部と大赦のことである。
勇者部は当然だろう。問題は大赦だ。
大赦は私がまだ戦える、かもしれないと多かれ少なかれ思っている。
そして大赦がその可能性にいまだ望みをつないでいることこそ、私に日々課せられた活動が二つある理由だ。
一つ目はさきほど述べた日本語の練習。二つ目は、戦闘訓練。
もっと噛み砕いて言えば、敵を迅速に識別する、味方とは確実に区別する訓練。
実に皮肉なものだと思う。
勇者部のため戦おうと誓ったあの日以来、私は勇者部として活動するのに必要な能力をほとんど損なってしまい、
やっと見つけたはずの自分の価値を見失って、また、大赦の指示で戦うという、一度捨てたはずの道へ帰って来たのだから。
32: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:16:39.73 ID:/c7ObAuOo
私が戦う。
成功するかもしれない方法としてまず一つ、
コミュニケーションの場合と同じように精霊を索敵に使うというものがあった。
それが可能ならば、味方と敵を区別することは容易だろう。
問題は、視覚でも聴覚でもない観念という形で、
どうやって敵との距離、味方との距離、攻撃がどのように来ているか、
神樹様との位置関係は自分含めどうなっているかを絶えず意識し続けていられるか、そういうところだ。
樹海化が起こっていない以上、どうせどれだけ試しても不安要素は残るが、
それ以前の自分と他者との距離感を捉えるところで私は躓いていた。
33: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:21:16.90 ID:/c7ObAuOo
あと一つ有力そうだと言われているのが嗅覚に頼る方法。
これは、バーテックスの微弱な臭いの違いを嗅ぎ分けられるようにしたらどうか派と、
戦闘前、バーテックスに特別な臭いのする薬品を他の勇者にぶちまけさせ、それを目印に戦わせたらどうか派に分かれていた。
どちらにせよ、訓練や投薬などを駆使した私の嗅覚の鋭敏化と、
大赦による勇者システムの試行錯誤でその成功失敗は決まることになる。
正直私は、精霊を索敵に使う方はともかく、
こちらは人間には無理なのではないかと思っているが、試してみない理由もない。
そんなわけで、精霊との感覚の同調と臭いの嗅ぎ分けを毎日行う。
だが、日本語の学習とは違いこれはあまり長い時間やらない。
集中と質が大事だからだ。長々やって精々一時間ちょっとといったところか。
それでももっと内容を充実させろと担当官から叱られかねないくらいである。
あとは、ほとんどベッドの上にいる。
34: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:25:41.50 ID:/c7ObAuOo
この手記の日付は、三百四年 六月十一日ということにしているが、書き始めたのはずっと前だ。
時間だけは山ほどあった。
だから気力がさほど湧かなくても、ここまで女官と精霊の力を借りて書くことができた。
今日が手記の日付としてふさわしいと思ったのには理由がある。
今日が私の誕生日だったから、ではない。
今日のお昼に友奈たちが私の元に来てくれて、帰ったあと、私は女官から、
私は近いうちに先代の勇者、乃木園子と同じように、神樹様の一部になるのだと告げられたからだ。
乃木園子。私はついぞ彼女の顔を見ることはなかったが、彼女は二年前、突如変調をきたした。
大赦は最初大慌てをしたが、そのすぐ後にこうしなさいという神樹様のお告げがあったため、
落ち着きを取り戻し言われた通りにした。
35: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:29:15.31 ID:/c7ObAuOo
今回は、早くからお知らせがあったのだから、まだましなのもかもしれない。
何もこれから死んでしまうわけではないのだが、神樹様と一緒になるということは、
友奈たちと離ればなれになる点では一緒だろう。
消えるように死んでしまいたい、そういうことを思ったりしたはずなのに、
いざ自分が本当にいなくなるとわかると急に未練が湧いた。
また、みんなの目を見て、話したい。無理だとわかっていてもそう思った。
みんなは私を見て、今の私についてどう認識していたのだろう。
戦いがあったときはまた戦う、と考えていたとは思えない。
大赦が何か誤魔化していたか、これ以上戦うことはないだろうと端から高を括っていたか。
戦うことはない。実際それは、現実のものとなりそうだった。
バーテックスの再襲来は日に日に近づいているが、
それでも私が神樹様と一つになる方がそれよりも早いだろう、と大赦は予想している。
私の日本語訓練や、精霊と嗅覚の訓練、すべて無駄だったと半ばはっきりしたわけだ。
36: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:32:12.16 ID:/c7ObAuOo
だから私は、これを今日の日付で書くことにした。
この手記が、私が私としていつまでも爪痕を残せるかもしれない、
今の私にとって唯一可能で、意味あることだったから。
私の境遇と何かしらの共通点を持ちうる、
これを読んだ未来の勇者候補の子、もしくは勇者がいれば、よく考えて欲しいと思う。
こういう出来事が昔確かにあって、自分はその延長線上で戦おうとしている、戦っているのだと。
未来の勇者システムは、私が使っていた物とは全然異なっているのかもしれない。
もしかしたら、戦いは終わっていて、そんな未来で誰かがこれを読んでいることすらありうる。
それでもこういうことがあったのだという一資料として、
これを残すことに私はとても意味を感じる。
37: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:35:10.70 ID:/c7ObAuOo
今日、友奈たちがやって来て、いつもと同じように枕元に並んでくれた。
彼女たちは、私がこうなってしまってから、毎年の誕生日で「お誕生日おめでとう」と言ったことがない。
けれど誕生日は必ず、欠けることなく勇者部全員で私の傍にいてくれる。
忙しい時間を工面して、いつもよりちょっと長く。
私は、そんなみんなが大好きだった。
「おめでとう」なんて今の私に投げかけるには残酷すぎる言葉がなくても、違った形で思いは伝わってきた。
例えば今日、友奈が優しく、私の手のひらに何度も書いてくれた。大好きだよ、って。
私の中で、勇者部の声も、顔も曖昧になりつつある。みんなあの頃とは相当変わってしまっているだろう。
時間は流れて、私の大切な物を内からどこかへ持ち去っていく。
それでも、大好きだってこの思いは、私の中で変わらない。
みんなと私が、どんな形であれ繋がっていられる限り。
38: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:40:27.67 ID:/c7ObAuOo
大好きだって思い続けられるもの、それさえあれば、
守り切ったあと、自分は間違ったことをしたと心の底から後悔しないで済む。
ああだったらよかったのに、とふと思ってしまっても、
それよりあのときした選択の方が正しかったのだ、と思い直すことができる。
だから、自分が本当に大切になる物を、勇者には、見つけて欲しいと私は思う。
そうして、自分がどうしたいかをよく考えて行動すれば、
あのときああしたことは間違っていない、って選択を選ぶことが少なくともできるはずだから。
じゃあどうやって、そういう自分にとって大切な物を見つければいいのか、
世界や大切な物を守るのにどういうやり方が一番正しいやり方なのか、それはわからない。
私にできることは、それが大切だと思うという気持ちや、
勇者にはどういう苦しみが待っていたのかを、記録として残し伝え、自分で考えてもらうことだけだ。
39: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:44:51.45 ID:/c7ObAuOo
これであらかた溜まった思いは吐き出すことができたので、
ひとまず本日の手記を一段落としよう。
今までずっと書いてきたぶんも合わせたものだから、
今日一日の手記はべらぼうに長くなってしまった。
明日からも可能な限り書き続ける予定だが、
数日か一週間ほど間が空いて、もっと文量は短くなりそうだと思う。
どうせだから昔のことととかも、思いだせるだけ書いてみようか、悩んでいる。
――勇者御記 304.6.11
40: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:46:28.51 ID:/c7ObAuOo
~☆
私は、目を覚ました。
そして、まばゆい光に満たされて、静謐で、清浄なものとなった自分を意識する。
私は神樹様の一部になった。
今ならなんでもできそうな気がした。
私は手を伸ばそうとして、手がないことに気が付いた。
なんでも、というわけにはいかないのね。
私は、目を覚ました。
そして、まばゆい光に満たされて、静謐で、清浄なものとなった自分を意識する。
私は神樹様の一部になった。
今ならなんでもできそうな気がした。
私は手を伸ばそうとして、手がないことに気が付いた。
なんでも、というわけにはいかないのね。
41: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 15:47:24.54 ID:/c7ObAuOo
――ねえ、ねえ。
心の中に直接声が聞こえてきた。
前に誰かの声を聞いたのは四年前くらいだから、見知らぬ声であっても懐かしく思えた。
「誰ですか」
私は言った。
――乃木園子。あなたと同じ、神樹様の一部となった勇者だよ。
乃木園子が、そう言った。
42: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 18:53:58.91 ID:/c7ObAuOo
~☆
――満開をした勇者の身体は、必然的に神樹様に近づくから、
遅かれ早かれいつかは人間の自分っていう存在を保てなくなってしまうんだよ。
私の前に乃木園子が立っていた。
ここは神樹様の「中」だから、当然そこに乃木園子の身体があるわけではないのだが、
身体に見えるのは私たちが自分と他者を保つための観念の束ということらしい。
わかったようなわからないような気がした。
私にも、観念の束の身体はちゃんと用意されている。腕をつねったりすると感覚はあった。
でも、なんというか全体的に重みを感じなくて、奇妙に思えた。
――大丈夫、すぐに慣れるから。
私の内心を見透かしているらしい。
乃木園子はなごやかで安心させるような笑みを浮かべている。
――満開をした勇者の身体は、必然的に神樹様に近づくから、
遅かれ早かれいつかは人間の自分っていう存在を保てなくなってしまうんだよ。
私の前に乃木園子が立っていた。
ここは神樹様の「中」だから、当然そこに乃木園子の身体があるわけではないのだが、
身体に見えるのは私たちが自分と他者を保つための観念の束ということらしい。
わかったようなわからないような気がした。
私にも、観念の束の身体はちゃんと用意されている。腕をつねったりすると感覚はあった。
でも、なんというか全体的に重みを感じなくて、奇妙に思えた。
――大丈夫、すぐに慣れるから。
私の内心を見透かしているらしい。
乃木園子はなごやかで安心させるような笑みを浮かべている。
43: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 18:58:09.71 ID:/c7ObAuOo
「友奈たちも、来るの?」
――うん、どれだけ神樹様の力を取り込んだかで、現世に留まれる期間は変わってくるけど、いずれはね。
「また、大赦はこんな大事なこと隠していたのね」
――それは違うよ~。彼らは隠してたんじゃなくて、知らなかったの。
満開ってシステムが初めて導入されたのが、私の時代だったのもあって、まるで予想外だったんだよ。
――私がここに来たのは、満開の数があまりに多かったからって理由が大きい。
――夏凜ちゃんの場合は、満開で神樹様にかなり自分を捧げていたのもそうだけど、
少女じゃなくなる年齢がだいぶ近づいているから。
「…………つまり、勇者は大人にはなれないってわけか」
――残念だけどね。神様の力を使うってことは、それだけ大変なことみたい。
友奈もここに来る。勇者部のみんながいつか、ここに。
みんなも大人にはなれない。
私は、喜んでいいのかいけないのか、微妙な気分だった。
44: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 19:01:53.63 ID:/c7ObAuOo
「で、私たちは、神樹様の一部としてここで何をするの?」
――精霊が収集する地上の情報を整理して、上の位階にいる神様たちに取次するの。
――神樹様の中で最も人間に近しい部分として。
――精霊と感覚を通わせるのは、地上でだいぶ練習していたから慣れてるでしょ?
そう言いながら乃木園子は、その場に何やら大きな気泡のようなものをぷかぷか浮かべ初め、
地上の様子を映像にしてその泡にいくつか映し出した。
見ているうちに、なるほどこれなら私にもできそうだという実感がぼんやりわいてきた。
同時に、日頃の訓練は、どんなところで役に立つかわからないものだな、とも思った。
45: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 19:03:19.97 ID:/c7ObAuOo
~☆
――夏凜ちゃん。私、みんなより一足先に着ちゃった。
「友奈」
私の目の前に、友奈がいた。友奈の声が聞こえていた。
これまで地上の様子を情報として収集する際に、
何度も見たり聞いたりしていたはずなのに、私はこみ上げてきた感情で胸が一杯になっていた。
友奈が私を抱きしめる。ふわっとした、感触があった。
「……友奈、あの頃と本当に変わったんだね。ずっと大人になった」
――夏凜ちゃんは、私の知ってる夏凜ちゃんだね。
私は、神樹様の一部になる直前の姿でここにいるのだから、それはそうだ。
友奈は既に私のこの姿を知っていて、私は、成長した友奈をやっと実感できた。
彼女と久しぶりに心と心で通じ合えたと思った。
――夏凜ちゃん。私、みんなより一足先に着ちゃった。
「友奈」
私の目の前に、友奈がいた。友奈の声が聞こえていた。
これまで地上の様子を情報として収集する際に、
何度も見たり聞いたりしていたはずなのに、私はこみ上げてきた感情で胸が一杯になっていた。
友奈が私を抱きしめる。ふわっとした、感触があった。
「……友奈、あの頃と本当に変わったんだね。ずっと大人になった」
――夏凜ちゃんは、私の知ってる夏凜ちゃんだね。
私は、神樹様の一部になる直前の姿でここにいるのだから、それはそうだ。
友奈は既に私のこの姿を知っていて、私は、成長した友奈をやっと実感できた。
彼女と久しぶりに心と心で通じ合えたと思った。
46: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 19:07:53.02 ID:/c7ObAuOo
――それにしても、何も言わずに消えちゃうなんて酷いよ。
――すっごくびっくりしたんだから。
「ご、ごめん」
友奈たちからすれば、ある日見舞いに行ったら、私が何故か忽然と消えていた、と感じたに違いない。
私、これから消えるんだ。
仮にそう言ったとして、どう反応してほしいのか、その頃自分でもよくわからなかった。
悲しんでほしいのか、気にかけて欲しいのか、忘れて欲しいのか、どうなのか。
だから結局私は何も告げず、女官に一応の言伝を残して、しかるべき時が来たらそそくさと大赦からの指示に大人しく従った。
あんなことをしたからには、友達として怒られても仕方がなかった。
47: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 19:09:28.38 ID:/c7ObAuOo
――でも、夏凜ちゃんにも色々あっただろうし、だから許す。
あっけらかんと友奈は言った。気持ちよく許してくれた。
だから私もほっとした気持ちになって、言った。
「ねえ、友奈」
――なに?
「私ね、友奈のこと、好きだよ」
――うん。知ってる。
――私も夏凜ちゃんのこと大好きだし、私だけじゃなくて、勇者部のみんなだって同じなはず。
48: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 19:10:32.92 ID:/c7ObAuOo
友奈の顔。友奈の声。
辛いことはたくさんあった。
それでもみんながいたから、戦えたし、心が弱ったときも、誰かを恨んだりはせずに済んだ。
今は隣には友奈がいて、神樹様の一部として、勇者部として、私にもやれることがある。
辛いところは乗り越えた。あとは、守るべきもの、この世界をちゃんと守るだけ。
そうだ、乃木さんのこと、後でゆっくりどういう人なのか友奈に紹介しよう、そう思った。
49: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 19:13:40.11 ID:/c7ObAuOo
「勇者部のみんなが来るまで、友奈がここで一番後輩、
私は先輩なんだから、なんでも頼っていいのよ」
胸を張ってみる。
――そう言えば、夏凜ちゃんの方が先輩なんだね。
友奈が笑う。
こうやって打ち解けて話すのはだいぶ久しぶりだけど、
実際やってみると特になんということもなかった。
それもそうか。勝手に一人合点する。
だって、どんな形であれ繋がっている限り、
私たち勇者部は、いつまで経っても勇者部であり続けるんだから、と。
おわり
50: ◆2DegdJBwqI 2014/12/26(金) 19:19:19.51 ID:/c7ObAuOo
最速木曜日組には間に合わなかったけど
私が見る金曜日のには間に合ったからセーフだ
このSS、ところどころ誤字脱字あるっぽいのが悲しいが、直すのも面倒だからこれでいいや
本編に関して、このままだと夏凜がかわいそう以前に
たとえ最終話で東郷が改心しても今更おせーよってなるから今回分夏凜の損傷ぶん治らないとなぁ……
本格的にもやもやする形で終わりそうというか
何はともあれこういうどんよりするSSゆゆゆで書くのはもう満足したので
最終話見たら、一巻特典PC特典ゲーの全衣裳水着をネタにしたSSと
なんか風先輩のSS書きたいなーってぼんやり思ってます
私が見る金曜日のには間に合ったからセーフだ
このSS、ところどころ誤字脱字あるっぽいのが悲しいが、直すのも面倒だからこれでいいや
本編に関して、このままだと夏凜がかわいそう以前に
たとえ最終話で東郷が改心しても今更おせーよってなるから今回分夏凜の損傷ぶん治らないとなぁ……
本格的にもやもやする形で終わりそうというか
何はともあれこういうどんよりするSSゆゆゆで書くのはもう満足したので
最終話見たら、一巻特典PC特典ゲーの全衣裳水着をネタにしたSSと
なんか風先輩のSS書きたいなーってぼんやり思ってます
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/26(金) 19:52:34.99 ID:PMaUHCC6o
べらべらしゃべるとネタバレしちゃいそうだからひとまず乙!
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/29(月) 22:14:40.92 ID:G3KyVGYZo
良かったです
乙
乙
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419326930/
Entry ⇒ 2016.07.31 | Category ⇒ 結城友奈は勇者である | Comments (0)
美波「私の第一歩」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 11:54:43.47 ID:8FgqKKs3O
モバマスSSです。
新田美波生誕を祝いまして、美波のSSを書かせていただきます。
著者はまだモバマスに触れて1年ほどの新参ですのでご不快になる点もあるかもしれないです。
そのあたりご注意ください。
新田美波生誕を祝いまして、美波のSSを書かせていただきます。
著者はまだモバマスに触れて1年ほどの新参ですのでご不快になる点もあるかもしれないです。
そのあたりご注意ください。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 11:56:15.46 ID:8FgqKKs3O
「あの、ちょっといいですか?」
私、新田美波が初めて彼、プロデューサーさんに声をかけられたのは大学に入学して間もない頃だった。
まだ右も左もわからず、希望と不安をない交ぜにしつつ勉学に励んでいた私は漠然と生きている自覚があった。
だけど、それをどうにかする術を知らなかった。
プロデューサーさんのその誘いは私の世界を広げる第一歩だった――――
「アイドル、やりませんか?」
当然、すぐに受け入れられる話ではなかった。
惹かれないと言えば嘘となるが、全く知らない世界に入るという恐怖もあった。
それに初対面の人物をすぐに信じられるほど楽観的に生きてはいない。
初めて私が彼にかけた言葉は――――
「すみません、急いでいるので」
プロデューサーさんを拒絶する言葉だったが、今考えても間違えていないと思う。
だけど、プロデューサーさんは諦めず、しつこいほどスカウトしてきた。
そんなプロデューサーさんが最初は怖かったし、警察に相談しようとも思った。
しかし、ある一言が私を変えた。
私、新田美波が初めて彼、プロデューサーさんに声をかけられたのは大学に入学して間もない頃だった。
まだ右も左もわからず、希望と不安をない交ぜにしつつ勉学に励んでいた私は漠然と生きている自覚があった。
だけど、それをどうにかする術を知らなかった。
プロデューサーさんのその誘いは私の世界を広げる第一歩だった――――
「アイドル、やりませんか?」
当然、すぐに受け入れられる話ではなかった。
惹かれないと言えば嘘となるが、全く知らない世界に入るという恐怖もあった。
それに初対面の人物をすぐに信じられるほど楽観的に生きてはいない。
初めて私が彼にかけた言葉は――――
「すみません、急いでいるので」
プロデューサーさんを拒絶する言葉だったが、今考えても間違えていないと思う。
だけど、プロデューサーさんは諦めず、しつこいほどスカウトしてきた。
そんなプロデューサーさんが最初は怖かったし、警察に相談しようとも思った。
しかし、ある一言が私を変えた。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 11:58:01.18 ID:8FgqKKs3O
「今、貴女は目指すべきものはありますか?」
心臓を貫かれた思いだった。
動揺が伝わったのか、プロデューサーさんは畳み掛けるように言った。
「絶対に後悔させません! お願いします、私と共にトップアイドルを目指しませんか?」
「でも、私は……」
「貴女なら、いえ、貴女と私なら絶対にできます! 貴女の明日を、未来を私に託してください!」
傍目から見るとプロポーズのような、いや人生の一つ大きな道を決めるものだ。
重要性に関してはプロポーズとそう大差なかったのだろう。
ここから短くも長いトップアイドルへの道を共に歩くことを私はこの時、決めたのだ。
心臓を貫かれた思いだった。
動揺が伝わったのか、プロデューサーさんは畳み掛けるように言った。
「絶対に後悔させません! お願いします、私と共にトップアイドルを目指しませんか?」
「でも、私は……」
「貴女なら、いえ、貴女と私なら絶対にできます! 貴女の明日を、未来を私に託してください!」
傍目から見るとプロポーズのような、いや人生の一つ大きな道を決めるものだ。
重要性に関してはプロポーズとそう大差なかったのだろう。
ここから短くも長いトップアイドルへの道を共に歩くことを私はこの時、決めたのだ。
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 11:59:36.99 ID:8FgqKKs3O
それから私の日々は一変した。
幸い両親は私が流されたのではなく、自身の意志によってその道に進むというのであれば反対はしないとアイドルになることを許してくれた。
運動をこなしているとはいえ慣れないダンスレッスンは全身の筋肉に悲鳴をあげさせ、ボーカルレッスンはうまくいかず悩む日々だった。
それでもビジュアルレッスンに比べればできている方だった。どうしても表現というのがうまくできなかった。
うまくやっているつもりでも飛んでくるのはトレーナーさんの叱咤のみ。
「はあ、どうすればうまくいくんだろう?」
レッスンを終え、更衣室で着替えをしながら独り言ちた。
その悩みは外に出てからも顔に出ていたようで、
「どうしました新田さん? 納得いかないことでもありましたか?」
迎えに来てくれたプロデューサーさんは心配そうにこちらを見ている。
幸い両親は私が流されたのではなく、自身の意志によってその道に進むというのであれば反対はしないとアイドルになることを許してくれた。
運動をこなしているとはいえ慣れないダンスレッスンは全身の筋肉に悲鳴をあげさせ、ボーカルレッスンはうまくいかず悩む日々だった。
それでもビジュアルレッスンに比べればできている方だった。どうしても表現というのがうまくできなかった。
うまくやっているつもりでも飛んでくるのはトレーナーさんの叱咤のみ。
「はあ、どうすればうまくいくんだろう?」
レッスンを終え、更衣室で着替えをしながら独り言ちた。
その悩みは外に出てからも顔に出ていたようで、
「どうしました新田さん? 納得いかないことでもありましたか?」
迎えに来てくれたプロデューサーさんは心配そうにこちらを見ている。
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:01:12.71 ID:8FgqKKs3O
「いえ、その大丈夫です!」
「そうですか。気のせいならいいんですけど、何かあったら言ってくださいね」
私は咄嗟に誤魔化した。この程度のことでプロデューサーさんの手を煩わせてはいけない。
私が単独で解決しなければならない。そう考えていた。
――とどのつまり、私はプロデューサーさんのことを無意識下で信頼していなかったのだ。
「はい、その時はよろしくお願いします」
笑顔で答えていたつもりだったけど、この時の私はどんな顔をしていたのだろうか。
プロデューサーさんはちょっと納得していないようだったけど、追及してくることはなかった。
「ただ今戻りました」
「おかえりなさい。お疲れ様です」
事務所に戻ると愛らしい笑顔の事務員、千川ちひろさんが出迎えてくれた。
「ちひろさんお疲れ様です」
「はい、美波ちゃんもお疲れ様。今日はもう予定もないですし、寮に帰ってじっくり身体を休めてください」
「ありがとうございます。では失礼します」
「そうですか。気のせいならいいんですけど、何かあったら言ってくださいね」
私は咄嗟に誤魔化した。この程度のことでプロデューサーさんの手を煩わせてはいけない。
私が単独で解決しなければならない。そう考えていた。
――とどのつまり、私はプロデューサーさんのことを無意識下で信頼していなかったのだ。
「はい、その時はよろしくお願いします」
笑顔で答えていたつもりだったけど、この時の私はどんな顔をしていたのだろうか。
プロデューサーさんはちょっと納得していないようだったけど、追及してくることはなかった。
「ただ今戻りました」
「おかえりなさい。お疲れ様です」
事務所に戻ると愛らしい笑顔の事務員、千川ちひろさんが出迎えてくれた。
「ちひろさんお疲れ様です」
「はい、美波ちゃんもお疲れ様。今日はもう予定もないですし、寮に帰ってじっくり身体を休めてください」
「ありがとうございます。では失礼します」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:02:56.34 ID:8FgqKKs3O
シンデレラプロダクション。それが私がスカウトされ所属した芸能事務所だ。
結構大きな事務所で多くのアイドルを輩出している。
私の担当のプロデューサーは若手で、私が初めてのスカウトだったらしい。
「お、お疲れ様です」
疲れた声と共に入ってきたのは先輩アイドルの安部菜々さんだった。
「菜々さん、お疲れ様です」
「あ、美波ちゃ……さん、お疲れ様です」
年齢は永遠の17歳。ウサミン星出身のウサミン星人だ。
「菜々さんお疲れ様ー」
「うう、疲れました」
そう呻きながらソファーへダイブした。とても辛そうだ。
結構大きな事務所で多くのアイドルを輩出している。
私の担当のプロデューサーは若手で、私が初めてのスカウトだったらしい。
「お、お疲れ様です」
疲れた声と共に入ってきたのは先輩アイドルの安部菜々さんだった。
「菜々さん、お疲れ様です」
「あ、美波ちゃ……さん、お疲れ様です」
年齢は永遠の17歳。ウサミン星出身のウサミン星人だ。
「菜々さんお疲れ様ー」
「うう、疲れました」
そう呻きながらソファーへダイブした。とても辛そうだ。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:04:30.89 ID:8FgqKKs3O
「大丈夫ですか菜々さん?」
「み、美波さん、ナナの方が年下なんだしさん付けはちょっと……」
「いえ、でも芸能界の先輩ですし……」
「で、では先輩としてちゃん付けしてくださいと頼みますから、もうさん付けはやめて……」
「はあ、そこまでおっしゃるのでしたら……じゃあ私もさん付けはやめてほしいなあって」
「うう、わかりました。これからは美波ちゃんって呼ばせてもらいます」
菜々さんには菜々さんの拘りがあるのだろう。菜々さんのアイドルにかける情熱は並みじゃない。
その真摯な姿勢に尊敬の念を抱かされる。
「じゃあ、菜々ちゃん。私はこれで帰りますね。お疲れ様でした」
「お疲れ……さ、ま? 美波ちゃん……?」
何かこちらに疑問を投げかけようとしている菜々ちゃんを背に、私は事務所を出た。
扉の向こうで菜々ちゃんがプロデューサーさんに何か話しかけていたが、私は最後まで聞かず後にした。
「み、美波さん、ナナの方が年下なんだしさん付けはちょっと……」
「いえ、でも芸能界の先輩ですし……」
「で、では先輩としてちゃん付けしてくださいと頼みますから、もうさん付けはやめて……」
「はあ、そこまでおっしゃるのでしたら……じゃあ私もさん付けはやめてほしいなあって」
「うう、わかりました。これからは美波ちゃんって呼ばせてもらいます」
菜々さんには菜々さんの拘りがあるのだろう。菜々さんのアイドルにかける情熱は並みじゃない。
その真摯な姿勢に尊敬の念を抱かされる。
「じゃあ、菜々ちゃん。私はこれで帰りますね。お疲れ様でした」
「お疲れ……さ、ま? 美波ちゃん……?」
何かこちらに疑問を投げかけようとしている菜々ちゃんを背に、私は事務所を出た。
扉の向こうで菜々ちゃんがプロデューサーさんに何か話しかけていたが、私は最後まで聞かず後にした。
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:05:36.39 ID:8FgqKKs3O
大学とアイドルを両立し始めて2ヶ月ほど経った。
ダンスレッスンとボーカルレッスンは進歩が見えてきたが、ビジュアルレッスンだけはどうしてもダメだった。
「まあ誰しも苦手なことはあります。少しずつ克服していきましょう」
そうプロデューサーさんは言うが、どうしても焦ってしまう。
私のせいでプロデューサーさんの評価に響いてしまったらどうしよう。私はプロデューサーさんが直接スカウトした初めてのアイドル。
全く結果を出せないまま終わればプロデューサーさんの経歴に傷をつけ、評価が落ちてしまう。
私のせいで、そうなってしまう。
「……少し、自主レッスンしていきます」
トレーナーレッスンを終えたばかりだが、このままではいられない。
もっと、もっと練習していかなければ。
「あまり無茶してはダメですよ。身体を壊しては元も子もありません。新田さんはまだアイドルとして卵、それも生まれたての卵なんです。まだできないことがあって当然です」
「だからと言って!」
つい声を荒げてしまう。はっと気づき、視線を彷徨わせる。
「だからと、言って……出来ないままにしておくことなんてできません。すみません声を荒げてしまって」
プロデューサーさんはぽりぽりと頬を掻き、困ったような顔をした後、
「1時間、1時間だけですよ。時間になったら問答無用で迎えに行きますからね」
「は、はい! ありがとうございます!」
ダンスレッスンとボーカルレッスンは進歩が見えてきたが、ビジュアルレッスンだけはどうしてもダメだった。
「まあ誰しも苦手なことはあります。少しずつ克服していきましょう」
そうプロデューサーさんは言うが、どうしても焦ってしまう。
私のせいでプロデューサーさんの評価に響いてしまったらどうしよう。私はプロデューサーさんが直接スカウトした初めてのアイドル。
全く結果を出せないまま終わればプロデューサーさんの経歴に傷をつけ、評価が落ちてしまう。
私のせいで、そうなってしまう。
「……少し、自主レッスンしていきます」
トレーナーレッスンを終えたばかりだが、このままではいられない。
もっと、もっと練習していかなければ。
「あまり無茶してはダメですよ。身体を壊しては元も子もありません。新田さんはまだアイドルとして卵、それも生まれたての卵なんです。まだできないことがあって当然です」
「だからと言って!」
つい声を荒げてしまう。はっと気づき、視線を彷徨わせる。
「だからと、言って……出来ないままにしておくことなんてできません。すみません声を荒げてしまって」
プロデューサーさんはぽりぽりと頬を掻き、困ったような顔をした後、
「1時間、1時間だけですよ。時間になったら問答無用で迎えに行きますからね」
「は、はい! ありがとうございます!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:06:34.20 ID:8FgqKKs3O
プロデューサーの許可を得た私は事務所内にあるレッスンルームへと向かった。
「何が悪かったのか。まずは反省点を挙げてそこを改善していかなきゃ」
今まで悪いと思ったところは全てノートに認めていた。ボーカルやダンスはそれで少しずつ向上していったが、ビジュアルはどうしてもうまくいかない。
ああでもない、こうでもないと考えながらレッスンルームの扉を開けるとそこには先客がいた。
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、あれ? み、美波ちゃんですか?」
そこにいたのは疲労困憊の菜々ちゃんだった。
「お疲れ様です菜々ちゃん。大丈夫ですか?」
乱れた息を整え、ゆっくりと深呼吸をする。
やがて呼吸が整い始めてきた。
「大丈夫です。ナナは17歳現役JKですからね!」
「若い……といっても2歳しか違わないけど、やっぱりパワフルだね」
「ぐっさあ!!」
菜々ちゃんは胸に手を当てよろよろと倒れ込んだ。
心配になり近づくも、菜々ちゃんに制された。
「大丈夫……大丈夫です。ナナは17歳、ナナはウサミン星人なんですから」
ぶつぶつと何か言っているがそれほど疲れたのだろうか。
やはり菜々ちゃんがここまで疲れているということはとてもハードなレッスンをしたに違いない。
「私も頑張らなきゃ!」
備え付けの更衣室へ向かいジャージに着替え、軽く準備運動をしてレッスンに備えた。
「何が悪かったのか。まずは反省点を挙げてそこを改善していかなきゃ」
今まで悪いと思ったところは全てノートに認めていた。ボーカルやダンスはそれで少しずつ向上していったが、ビジュアルはどうしてもうまくいかない。
ああでもない、こうでもないと考えながらレッスンルームの扉を開けるとそこには先客がいた。
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、あれ? み、美波ちゃんですか?」
そこにいたのは疲労困憊の菜々ちゃんだった。
「お疲れ様です菜々ちゃん。大丈夫ですか?」
乱れた息を整え、ゆっくりと深呼吸をする。
やがて呼吸が整い始めてきた。
「大丈夫です。ナナは17歳現役JKですからね!」
「若い……といっても2歳しか違わないけど、やっぱりパワフルだね」
「ぐっさあ!!」
菜々ちゃんは胸に手を当てよろよろと倒れ込んだ。
心配になり近づくも、菜々ちゃんに制された。
「大丈夫……大丈夫です。ナナは17歳、ナナはウサミン星人なんですから」
ぶつぶつと何か言っているがそれほど疲れたのだろうか。
やはり菜々ちゃんがここまで疲れているということはとてもハードなレッスンをしたに違いない。
「私も頑張らなきゃ!」
備え付けの更衣室へ向かいジャージに着替え、軽く準備運動をしてレッスンに備えた。
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:07:42.74 ID:8FgqKKs3O
「あれ? そういえば美波ちゃん、今日はトレーナーさんのところでレッスンして来たんじゃなかったんですか?」
「え? ええ、今日は一日トレーナーレッスンだったんですけど、どうしても納得いかなくてプロデューサーさんに我侭言って1時間だけ自主レッスンに来たんです」
「そう、ですか……では一緒にやりませんか? 二人でやった方がきっと捗ると思いますし」
「え? いいんですか? ぜひお願いします!」
「ところでなんのレッスンを?」
「ええっと、ビジュアルレッスンを中心にダンスレッスンもやろうかと……」
「そうですか。ではビジュアルレッスンから始めましょう!」
菜々ちゃんと一緒に鏡に向かいポーズを決めたり、表情を作ったりした。
しかし、やはりどうにもうまくいかなかった。
「ダメ、どうしてもできない。作り物だってことがすぐにわかっちゃう白々しいものしかできない……」
焦りが不安を呼び、不安は気を弱くさせる。
もしかして自分がこの世界に来たのは間違いだったのでは……?
そのような疑問が胸の中を過った。
「うーん、そうですね。ちょっと今日はレッスン終わりにしましょう」
菜々ちゃんによる唐突な終了宣言。私は見限られたのか。
でもしょうがない。レッスンに付き合わせてこの体たらくでは……。
しかしそれもすぐに杞憂である事がわかる。
「美波ちゃん。今日この後用事はありますか?」
「えっと、ありませんけど……」
「では、ナナに付き合ってください!」
「え? ええ、今日は一日トレーナーレッスンだったんですけど、どうしても納得いかなくてプロデューサーさんに我侭言って1時間だけ自主レッスンに来たんです」
「そう、ですか……では一緒にやりませんか? 二人でやった方がきっと捗ると思いますし」
「え? いいんですか? ぜひお願いします!」
「ところでなんのレッスンを?」
「ええっと、ビジュアルレッスンを中心にダンスレッスンもやろうかと……」
「そうですか。ではビジュアルレッスンから始めましょう!」
菜々ちゃんと一緒に鏡に向かいポーズを決めたり、表情を作ったりした。
しかし、やはりどうにもうまくいかなかった。
「ダメ、どうしてもできない。作り物だってことがすぐにわかっちゃう白々しいものしかできない……」
焦りが不安を呼び、不安は気を弱くさせる。
もしかして自分がこの世界に来たのは間違いだったのでは……?
そのような疑問が胸の中を過った。
「うーん、そうですね。ちょっと今日はレッスン終わりにしましょう」
菜々ちゃんによる唐突な終了宣言。私は見限られたのか。
でもしょうがない。レッスンに付き合わせてこの体たらくでは……。
しかしそれもすぐに杞憂である事がわかる。
「美波ちゃん。今日この後用事はありますか?」
「えっと、ありませんけど……」
「では、ナナに付き合ってください!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:08:40.22 ID:8FgqKKs3O
レッスンルームを出て、プロデューサーさんとちひろさんに挨拶をした後、私は菜々ちゃんととある喫茶店に来ていた。
「おかえりなさいませお嬢様!」
「ここは?」
「ここはナナがアイドルになる前にお世話になっていたメイド喫茶です。ささ、どうぞどうぞ座っててください。ちょっとナナは店長にご挨拶に行ってきますので」
「あ、はい」
菜々ちゃんに言われるがまま私は席に着いた。
「美波ちゃんはちょっとレッスンを離れて気分転換をするべきです!」
そう言われて連れてこられたのがこのメイド喫茶である。
今までこのような場所に来たことがなかったため新鮮な気持ちではあったが、やはりレッスンのことが尾を引き純粋に楽しめなかった。
「みんなぁ! 今日は特別ゲストが来てくれましたよ~!」
突如メイドの一人が店内のお客さんに向けて大声を張り上げた。
びっくりして不意に顔をあげた先の壁に一枚のポスターがあり、そこに今月のスケジュールが書き込まれていた。
それを確認するとどうやら今日は特別ショーがある日らしい。
「本当はメインは私のはずだったんだけどぉ~、急遽メインを交代してもらいました~!」
今話している子は特別ショーのメイン役の子だったらしい。
とても愛らしい笑顔で見てる側を幸せな気持ちにする。
「……私もあんな笑顔ができたらな」
素直に羨ましいと思った。
同時にどうすればあのような笑顔を引き出せるのかを考えた。
すると店内が暗くなり、一つの小さなステージにスポットライトが当たった。
「おかえりなさいませお嬢様!」
「ここは?」
「ここはナナがアイドルになる前にお世話になっていたメイド喫茶です。ささ、どうぞどうぞ座っててください。ちょっとナナは店長にご挨拶に行ってきますので」
「あ、はい」
菜々ちゃんに言われるがまま私は席に着いた。
「美波ちゃんはちょっとレッスンを離れて気分転換をするべきです!」
そう言われて連れてこられたのがこのメイド喫茶である。
今までこのような場所に来たことがなかったため新鮮な気持ちではあったが、やはりレッスンのことが尾を引き純粋に楽しめなかった。
「みんなぁ! 今日は特別ゲストが来てくれましたよ~!」
突如メイドの一人が店内のお客さんに向けて大声を張り上げた。
びっくりして不意に顔をあげた先の壁に一枚のポスターがあり、そこに今月のスケジュールが書き込まれていた。
それを確認するとどうやら今日は特別ショーがある日らしい。
「本当はメインは私のはずだったんだけどぉ~、急遽メインを交代してもらいました~!」
今話している子は特別ショーのメイン役の子だったらしい。
とても愛らしい笑顔で見てる側を幸せな気持ちにする。
「……私もあんな笑顔ができたらな」
素直に羨ましいと思った。
同時にどうすればあのような笑顔を引き出せるのかを考えた。
すると店内が暗くなり、一つの小さなステージにスポットライトが当たった。
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:09:39.14 ID:8FgqKKs3O
「じゃあ来て下さ―い!」
メインだった子が呼びかけると奥から
「ナっナで~す! みんな久しぶり~! ウサミン星より出張してきましたよ!」
出てきたのはウサミン星人こと安部菜々ちゃんだった。
「え? え?」
状況が理解できず、ただただぼーっと見るしかできなかった。
周りは菜々ちゃんが出てきた瞬間に雄叫びのような声とおかえりと迎える声が入り混じっていた。
「みなさん元気してましたか? バリバリ元気ですよ~! さて、今日は突然のお願いにもかかわらずステージを譲っていただきありがとうございます!」
「いいよいいよ。私も菜々ちゃんの大ファンだもん!」
「ミーコちゃんのファンの皆さんも申し訳ないです!」
客席より「残念だったけど僕らも菜々ちゃんファンだぞ!」「ミーコちゃんも菜々ちゃんも大好きだ!」と歓迎ムードのようだ。
「皆さんありがとうございます。で、ですね。今回ステージにあげてもらったのは私の仲間を紹介したいからです! 美波ちゃーん! こっち来てくださーい!」
突然の招集に戸惑いを隠せなかった。
身動きできずにいるとミーコさんに強引にステージまで引っ張られてしまった。
メインだった子が呼びかけると奥から
「ナっナで~す! みんな久しぶり~! ウサミン星より出張してきましたよ!」
出てきたのはウサミン星人こと安部菜々ちゃんだった。
「え? え?」
状況が理解できず、ただただぼーっと見るしかできなかった。
周りは菜々ちゃんが出てきた瞬間に雄叫びのような声とおかえりと迎える声が入り混じっていた。
「みなさん元気してましたか? バリバリ元気ですよ~! さて、今日は突然のお願いにもかかわらずステージを譲っていただきありがとうございます!」
「いいよいいよ。私も菜々ちゃんの大ファンだもん!」
「ミーコちゃんのファンの皆さんも申し訳ないです!」
客席より「残念だったけど僕らも菜々ちゃんファンだぞ!」「ミーコちゃんも菜々ちゃんも大好きだ!」と歓迎ムードのようだ。
「皆さんありがとうございます。で、ですね。今回ステージにあげてもらったのは私の仲間を紹介したいからです! 美波ちゃーん! こっち来てくださーい!」
突然の招集に戸惑いを隠せなかった。
身動きできずにいるとミーコさんに強引にステージまで引っ張られてしまった。
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:10:37.50 ID:8FgqKKs3O
「え、あの、その菜々ちゃんこれって?」
「みっなさーん! 彼女が私の大切な仲間の新田美波ちゃんでーす!」
すると客席ざわめきだす。
やはり私はここに来るべきではなかったのでは?
そう思った次の瞬間。
「うおおおおお! 可愛いぞおおおお! すげえええ! アイドル!? アイドルなん!?」
様々な叫びが所々から飛び込んできた。
その様に気圧され、怯んだ。
「美波ちゃんはアイドルとしてまだデビューしていませんが、トップアイドルとなるため日々レッスンに励んでいる良い子ですよ! 今日はみなさんには特別にデビュー前ライブしますよ!」
「ええええ!? な、菜々ちゃん? 私それ聞いてない!」
こっそり耳打ちするように菜々ちゃんは言った。
「もう、後戻りできませんよ」
私は何もわからないまま裏へと案内された。
「菜々ちゃんこれは?」
「強引にごめんなさい。でも、お願い。何も言わずに最後まで付き合ってほしいの」
菜々ちゃんの真剣な表情に私は息をのみ、承諾した。
そしてメイド喫茶に相応しいようにと、恥ずかしいけどメイド服を着て舞台へ出た。
「みっなさーん! 彼女が私の大切な仲間の新田美波ちゃんでーす!」
すると客席ざわめきだす。
やはり私はここに来るべきではなかったのでは?
そう思った次の瞬間。
「うおおおおお! 可愛いぞおおおお! すげえええ! アイドル!? アイドルなん!?」
様々な叫びが所々から飛び込んできた。
その様に気圧され、怯んだ。
「美波ちゃんはアイドルとしてまだデビューしていませんが、トップアイドルとなるため日々レッスンに励んでいる良い子ですよ! 今日はみなさんには特別にデビュー前ライブしますよ!」
「ええええ!? な、菜々ちゃん? 私それ聞いてない!」
こっそり耳打ちするように菜々ちゃんは言った。
「もう、後戻りできませんよ」
私は何もわからないまま裏へと案内された。
「菜々ちゃんこれは?」
「強引にごめんなさい。でも、お願い。何も言わずに最後まで付き合ってほしいの」
菜々ちゃんの真剣な表情に私は息をのみ、承諾した。
そしてメイド喫茶に相応しいようにと、恥ずかしいけどメイド服を着て舞台へ出た。
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:11:43.65 ID:8FgqKKs3O
「――――――」
声にならない声。歓声。雄叫び。様々な声が、音が、私を貫いた。
最初に舞台へ引っ張られた時の比ではないくらい緊張で足が竦んだ。
「大丈夫ですよ」
菜々ちゃんがそう声をかけてくれた。
不思議と足の竦みが消え、周りの声が良く聞こえるようになった。
「頑張れ!」「大丈夫だよー!」「俺たちがついてるぞ!」
どれも応援の声で、怖がることはない。
そう思ったら足が一気に軽くなった。
「みなさん! 新田美波といいます! 今日は精一杯頑張らせていただきます!」
「じゃあ美波ちゃん行きますよ! 最初は――――」
声にならない声。歓声。雄叫び。様々な声が、音が、私を貫いた。
最初に舞台へ引っ張られた時の比ではないくらい緊張で足が竦んだ。
「大丈夫ですよ」
菜々ちゃんがそう声をかけてくれた。
不思議と足の竦みが消え、周りの声が良く聞こえるようになった。
「頑張れ!」「大丈夫だよー!」「俺たちがついてるぞ!」
どれも応援の声で、怖がることはない。
そう思ったら足が一気に軽くなった。
「みなさん! 新田美波といいます! 今日は精一杯頑張らせていただきます!」
「じゃあ美波ちゃん行きますよ! 最初は――――」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:13:26.52 ID:8FgqKKs3O
メイド喫茶でのライブを終え、私たちは公園のベンチで休んでいた。
「はい、美波ちゃんこれ」
菜々ちゃんは買ってきた缶コーヒーを差し出した。
私はそれをありがたく受け取る。
「んくんく、ふぅー。今日は付き合ってくれてありがとうございます」
「いえ、こちらこそ、あんな体験出来て楽しかったです」
すると菜々ちゃんは視線を遠くに向けながら、口を開く。
「アイドルになってからレッスンとか色々苦しいことが多いと思う。正直美波ちゃんって外に吐き出すタイプじゃないから、今日は無理にでも気分転換になればと思って、ごめんね強引で」
そんなことは、と言うと菜々ちゃんは一拍置き私に問う。
「美波ちゃんはアイドル、楽しい?」
私は考える。先程のメイド喫茶でのステージ。非公式ではあるがあれが私の初ライブステージだった。
私は思い返す。メイド喫茶にいた人々。私のことなど欠片も知るはずないのに大声で応援してくれた。
私は答える。
「はい、美波ちゃんこれ」
菜々ちゃんは買ってきた缶コーヒーを差し出した。
私はそれをありがたく受け取る。
「んくんく、ふぅー。今日は付き合ってくれてありがとうございます」
「いえ、こちらこそ、あんな体験出来て楽しかったです」
すると菜々ちゃんは視線を遠くに向けながら、口を開く。
「アイドルになってからレッスンとか色々苦しいことが多いと思う。正直美波ちゃんって外に吐き出すタイプじゃないから、今日は無理にでも気分転換になればと思って、ごめんね強引で」
そんなことは、と言うと菜々ちゃんは一拍置き私に問う。
「美波ちゃんはアイドル、楽しい?」
私は考える。先程のメイド喫茶でのステージ。非公式ではあるがあれが私の初ライブステージだった。
私は思い返す。メイド喫茶にいた人々。私のことなど欠片も知るはずないのに大声で応援してくれた。
私は答える。
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:15:04.17 ID:8FgqKKs3O
「うん、アイドル……楽しいよ」
その答えを聞いて菜々ちゃんはゆっくりと頷いてくれた。
「じゃあもう、大丈夫。これからの美波ちゃんは無敵だよ」
「菜々、ちゃん……ありがとう」
アイドルとしての第一歩を未だに踏んでいなかったこと、そしてそれを今踏んだこと。
それに気付いた私は今まで溜めこんできたものが溢れ、泣いていた。
菜々ちゃんは優しく私を抱き止めてくれた。
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:16:15.46 ID:8FgqKKs3O
数日後
「うむ、いいぞ新田。これまでと見違えるようだ。これからもこの調子で頑張れよ」
「はい! ありがとうございました!」
あれからというもの、トレーナーさんに褒められる程度には向上した。
「新田さん、お疲れ様です」
「プロデューサーさん、お迎えありがとうございます」
迎えに来たプロデューサーさんの車に乗り、事務所へ向かう。
「最近、とても良くなりましたね。いえ、前から良かったんですけど、以前にも増して……」
「そうで、しょうか。ううん、そうですね。一つ、問題が解決したので」
「そうでしたか。それは良かったです。ところでその問題っていうのは?」
「……私、アウトプットというのが苦手だったんです」
「ほう」
「自分の想いを外に出すのは我侭だって、そう思い込んで、だからレッスンがうまくいかなかったときも誰にも、プロデューサーさんにも相談できなくて、私のせいで手を煩わせるのは我侭って思ってたから」
「そんなことはないですよ」
「はい、今ならそう思います。むしろ溜めこんでダメになる方が我侭だって気づきました」
「うむ、いいぞ新田。これまでと見違えるようだ。これからもこの調子で頑張れよ」
「はい! ありがとうございました!」
あれからというもの、トレーナーさんに褒められる程度には向上した。
「新田さん、お疲れ様です」
「プロデューサーさん、お迎えありがとうございます」
迎えに来たプロデューサーさんの車に乗り、事務所へ向かう。
「最近、とても良くなりましたね。いえ、前から良かったんですけど、以前にも増して……」
「そうで、しょうか。ううん、そうですね。一つ、問題が解決したので」
「そうでしたか。それは良かったです。ところでその問題っていうのは?」
「……私、アウトプットというのが苦手だったんです」
「ほう」
「自分の想いを外に出すのは我侭だって、そう思い込んで、だからレッスンがうまくいかなかったときも誰にも、プロデューサーさんにも相談できなくて、私のせいで手を煩わせるのは我侭って思ってたから」
「そんなことはないですよ」
「はい、今ならそう思います。むしろ溜めこんでダメになる方が我侭だって気づきました」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:17:05.06 ID:8FgqKKs3O
「私、一歩も動いてなかったんです。今まで、一度も。色んな事にチャレンジしてきました。勉強もスポーツも。でもそれは一歩を踏み出すための準備をしていただけで、私はそこで満足してました」
プロデューサーさんは黙って聞いてくれている。
だから私もそのまま続けた。
「アイドルもそう。一歩踏み出した気になっていて、アイドルの世界に一歩踏み込んでいた気がしていて焦ってたんです。踏み込んだのに何もできない自分に」
そう、私は卵。プロデューサーさんの言うとおり孵化していない卵だったのだ。
「何もできない自分を受け入れられなかった。でも、今はもう大丈夫です。ご心配をおかけしてすみません」
黙って聞いていたプロデューサーさんが口を開いた。
「新田さんが何か悩んでいることはわかっていました。ですが、本人の口から言うまでは見守ろうと思っていました。それが新田さんをどんどん苦しめていて……本当に申し訳ないです」
「い、いえいえ! 私が悪いんです! 私が溜めこむから!」
「いえ、プロデューサーとして当然の責務を果たしていなかったのですから、私の落ち度です。菜々さんには救われました」
「菜々ちゃんに、ですか?」
プロデューサーさんは黙って聞いてくれている。
だから私もそのまま続けた。
「アイドルもそう。一歩踏み出した気になっていて、アイドルの世界に一歩踏み込んでいた気がしていて焦ってたんです。踏み込んだのに何もできない自分に」
そう、私は卵。プロデューサーさんの言うとおり孵化していない卵だったのだ。
「何もできない自分を受け入れられなかった。でも、今はもう大丈夫です。ご心配をおかけしてすみません」
黙って聞いていたプロデューサーさんが口を開いた。
「新田さんが何か悩んでいることはわかっていました。ですが、本人の口から言うまでは見守ろうと思っていました。それが新田さんをどんどん苦しめていて……本当に申し訳ないです」
「い、いえいえ! 私が悪いんです! 私が溜めこむから!」
「いえ、プロデューサーとして当然の責務を果たしていなかったのですから、私の落ち度です。菜々さんには救われました」
「菜々ちゃんに、ですか?」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:17:52.68 ID:8FgqKKs3O
「ええ、実は以前より菜々さんには新田さんの様子がおかしいということを言われてはいました。しかし先ほども言った通り、私はしばらく見守ろうと決めてました。その間に菜々さんが尽力してくれたということを聞きました」
こちらが申し訳なるほど、プロデューサーさんの表情は落ち込んでいた。
「菜々ちゃんには、お世話になりました。私が言うのも憚られますけど、確かにプロデューサーさんの落ち度と言えばそうなのかもしれません。でもお互いまだ経験も浅いですし、これを糧に頑張っていきましょう!」
常に前向きに明るく。それが菜々ちゃんから教わったアイドル道の一つ。
「そう、言っていただけるとありがたいです」
車内の空気が晴れ、車は事務所へと向かう。
こちらが申し訳なるほど、プロデューサーさんの表情は落ち込んでいた。
「菜々ちゃんには、お世話になりました。私が言うのも憚られますけど、確かにプロデューサーさんの落ち度と言えばそうなのかもしれません。でもお互いまだ経験も浅いですし、これを糧に頑張っていきましょう!」
常に前向きに明るく。それが菜々ちゃんから教わったアイドル道の一つ。
「そう、言っていただけるとありがたいです」
車内の空気が晴れ、車は事務所へと向かう。
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:18:19.57 ID:8FgqKKs3O
さらに数週間後
「出番ですよ美波ちゃん! 頑張ってください!」
「今の新田さんなら出来ます!」
「ありがとう菜々ちゃん、プロデューサーさん、行ってきます!」
私のデビューステージ。
殻を破り、アイドルとしての本当の第一歩を今私は踏みしめた――――
終わり
「出番ですよ美波ちゃん! 頑張ってください!」
「今の新田さんなら出来ます!」
「ありがとう菜々ちゃん、プロデューサーさん、行ってきます!」
私のデビューステージ。
殻を破り、アイドルとしての本当の第一歩を今私は踏みしめた――――
終わり
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 12:19:18.44 ID:8FgqKKs3O
拙稿を読んでいただきありがとうございます。
一応推敲はしておりますが誤字脱字があったらすみません。
美波、というよりもモバマスSSを書くこと自体初めてでキャラクターに違和感があるかもしれませんが、二次創作ということでご勘弁ください。
とにかく美波が大好きなので、誕生日に間に合うように何とか書き上げました。
美波に性的な魅力があるのは否定しませんが、美波は真面目な部分がもっとプッシュされるべきで、
性的な魅力はエッセンス程度に留めておくべきだ!
というのが私のモットーです。
まだモバマスに触れて1年ほどなので色々と刺激的です。
次回書く際は菜々さん(17)か早苗さんか瑞樹さんか……迷います。
あとすみません。私はメイド喫茶行ったことないですし、実態はいまいちわかってないまま書きました。この中ではこういうものであるということで流してください。
繰り返しになりますがここまで読んでいただきありがとうございます。
レディアントヴィーナスください。
一応推敲はしておりますが誤字脱字があったらすみません。
美波、というよりもモバマスSSを書くこと自体初めてでキャラクターに違和感があるかもしれませんが、二次創作ということでご勘弁ください。
とにかく美波が大好きなので、誕生日に間に合うように何とか書き上げました。
美波に性的な魅力があるのは否定しませんが、美波は真面目な部分がもっとプッシュされるべきで、
性的な魅力はエッセンス程度に留めておくべきだ!
というのが私のモットーです。
まだモバマスに触れて1年ほどなので色々と刺激的です。
次回書く際は菜々さん(17)か早苗さんか瑞樹さんか……迷います。
あとすみません。私はメイド喫茶行ったことないですし、実態はいまいちわかってないまま書きました。この中ではこういうものであるということで流してください。
繰り返しになりますがここまで読んでいただきありがとうございます。
レディアントヴィーナスください。
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 17:01:28.77 ID:iy/6Mrrw0
おつん
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469588083/
Entry ⇒ 2016.07.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
暁「赤ちゃん…出来ちゃったみたいなの…」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/19(火) 06:50:39.36 ID:O+h4568S0
提督「ふぁぁぁぁぁぁぁーーー!!?!?」
大淀「けけけけ…憲兵さぁぁぁぁん!ここに犯罪者が居まぁす!!」
大淀「けけけけ…憲兵さぁぁぁぁん!ここに犯罪者が居まぁす!!」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/19(火) 06:51:29.39 ID:O+h4568S0
提督「待て待て待て、大淀!何故私を指差してそんな事を言う!?」
大淀「だってこの鎮守府に男性は一人しか、提督しか居ないじゃないですか!」
提督「そそそりゃあ私だけだが……私には一切身に覚えがないぞ!」
大淀「胸に手を当てて考えてみて下さい!本当に覚えはないんですか!?」
提督「そ、それは…………たぶ……」
大淀「ほぉら口ごもったぁ!身に覚えがあるからそうなるんですよ!」
提督「いやいやいやいや、ないぞ、絶対無い!今のは考えただけだ!だいたい、そんな事していたら、絶対に覚えている!もったいない!!」
大淀「語るに落ちてるじゃないですか、このロリ☆コン!ペドフィリア!幼女偏愛者!!」
提督「違わー!私は小さいのも好きだが大きいのも好きなの!」
大淀「結局小さいのも入ってるじゃないですか!」
提督「だって仕方ないだろ!こんな女性だらけでしかもみんな可愛いんだ!性的な目で見るなってのが無理だろ!」
大淀「だから暁ちゃんに手を出したんですね!幼い肢体に黒い欲望をぶつけたんですね!?憲兵さぁぁぁ……!」
提督「だからヤってないって!そうならない様に努力だってしてる!」
大淀「信じられません!……具体的にはどんな努力ですか?」
提督「それは……」
大淀「答えられない様な事をしているんですね!やはり憲ぺ……」
提督「だぁぁぁ!もうっ!!言うよ、言いますよ!…………ゴニョゴニョ///」
大淀「聞こえる様に言って下さいよ」
提督「くっ……その……ゴミ箱から、『貴方の子よ、認知して!』って迫られる様な事をしてました!」
大淀「あ、大本営ですか?」
提督「大淀ぉ!!その電話を置けぇ!!いや、置いて下さいお願いします!」
大淀「///……ち、ちなみに……オ、オカズは何を?」
提督「それお前が聞きたいだけだろぉ!?」
大淀「やはり憲兵に……」
提督「みんなです!」
大淀「だってこの鎮守府に男性は一人しか、提督しか居ないじゃないですか!」
提督「そそそりゃあ私だけだが……私には一切身に覚えがないぞ!」
大淀「胸に手を当てて考えてみて下さい!本当に覚えはないんですか!?」
提督「そ、それは…………たぶ……」
大淀「ほぉら口ごもったぁ!身に覚えがあるからそうなるんですよ!」
提督「いやいやいやいや、ないぞ、絶対無い!今のは考えただけだ!だいたい、そんな事していたら、絶対に覚えている!もったいない!!」
大淀「語るに落ちてるじゃないですか、このロリ☆コン!ペドフィリア!幼女偏愛者!!」
提督「違わー!私は小さいのも好きだが大きいのも好きなの!」
大淀「結局小さいのも入ってるじゃないですか!」
提督「だって仕方ないだろ!こんな女性だらけでしかもみんな可愛いんだ!性的な目で見るなってのが無理だろ!」
大淀「だから暁ちゃんに手を出したんですね!幼い肢体に黒い欲望をぶつけたんですね!?憲兵さぁぁぁ……!」
提督「だからヤってないって!そうならない様に努力だってしてる!」
大淀「信じられません!……具体的にはどんな努力ですか?」
提督「それは……」
大淀「答えられない様な事をしているんですね!やはり憲ぺ……」
提督「だぁぁぁ!もうっ!!言うよ、言いますよ!…………ゴニョゴニョ///」
大淀「聞こえる様に言って下さいよ」
提督「くっ……その……ゴミ箱から、『貴方の子よ、認知して!』って迫られる様な事をしてました!」
大淀「あ、大本営ですか?」
提督「大淀ぉ!!その電話を置けぇ!!いや、置いて下さいお願いします!」
大淀「///……ち、ちなみに……オ、オカズは何を?」
提督「それお前が聞きたいだけだろぉ!?」
大淀「やはり憲兵に……」
提督「みんなです!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/19(火) 06:51:58.15 ID:O+h4568S0
大淀「変態!強姦魔!淫獣!…………わ、私は何時使ったんですか?」
提督「ああ、大淀は……って言えるわけないだろ!本人目の前にしてどんな羞恥プレイだよ!」
大淀「暁ちゃんに手を出すくらいの変態なんだからそんなの些細な事ですよね!?」
提督「だから手を出してませんー!暁!誰との子なんだ!?」
暁「ふ、ふぇ?」
提督「お腹の子だよ!ちくしょう!私の暁を汚しやがって……野郎ぶっころしてやぁ……」
暁「司令官との子よ///」
大淀「アウトォォォ!」
提督「待て待て待て待て!暁、待ってくれ!私はまったく覚えが無いんだが!?」
暁「むっ、酷いわ司令官…………あんなに激しかったじゃない///」ポッ
大淀「とりあえず緊急逮捕しときますけどいいですよね?答えは聞いてません」ジャキッ
提督「いやいやお前それお得意のロケランとか逮捕じゃなくて殺る気全壊だろ!ミンチより酷い結果にしかならないぞ!」
大淀「ちょっと裁判の手間を省くだけじゃないですか」
提督「死刑確定!?」
大淀「当たり前です!いたいけな少女を無理やり汚したんですから!」
暁「む、みゅりやりじゃないわ!」
大淀(可愛い)
提督(結婚しよう)
暁「と、とにかく司令官は悪くないわ!……暁の不注意でもあるんだし……」
大淀「暁ちゃんから誘ったんですか!?」ヨロッ
暁「さ、誘ってないもん!たまたま……たまたまだもん!」
大淀「いずれにせよこんな小さい娘が誘っただけでホイホイしちゃうなんて危険過ぎて世に出せませんね!死刑確定です!……私にはまったく反応しないのに……」
提督「いやいや、待てってばさよ!さすがに暁が誘っただけではあり得ないって!旧スク着用してたとか、バニー服着てたとか……訳も分からず発情して真っ赤になった暁が私においでおいでしたとか、無知なまんまで性的な事だと分からずに淫語を発した後に意味を実践で教えてくれとか犬ミミ装着してご主人さまに遊んで欲しいワンとか言われない限りはないって言いきれ……!」
大淀「それだけ具体的かつ様々なシチュエーションを妄想してるとか説得力ゼロですっ!!」ガスッ
提督「ひでぶっ」
提督「ああ、大淀は……って言えるわけないだろ!本人目の前にしてどんな羞恥プレイだよ!」
大淀「暁ちゃんに手を出すくらいの変態なんだからそんなの些細な事ですよね!?」
提督「だから手を出してませんー!暁!誰との子なんだ!?」
暁「ふ、ふぇ?」
提督「お腹の子だよ!ちくしょう!私の暁を汚しやがって……野郎ぶっころしてやぁ……」
暁「司令官との子よ///」
大淀「アウトォォォ!」
提督「待て待て待て待て!暁、待ってくれ!私はまったく覚えが無いんだが!?」
暁「むっ、酷いわ司令官…………あんなに激しかったじゃない///」ポッ
大淀「とりあえず緊急逮捕しときますけどいいですよね?答えは聞いてません」ジャキッ
提督「いやいやお前それお得意のロケランとか逮捕じゃなくて殺る気全壊だろ!ミンチより酷い結果にしかならないぞ!」
大淀「ちょっと裁判の手間を省くだけじゃないですか」
提督「死刑確定!?」
大淀「当たり前です!いたいけな少女を無理やり汚したんですから!」
暁「む、みゅりやりじゃないわ!」
大淀(可愛い)
提督(結婚しよう)
暁「と、とにかく司令官は悪くないわ!……暁の不注意でもあるんだし……」
大淀「暁ちゃんから誘ったんですか!?」ヨロッ
暁「さ、誘ってないもん!たまたま……たまたまだもん!」
大淀「いずれにせよこんな小さい娘が誘っただけでホイホイしちゃうなんて危険過ぎて世に出せませんね!死刑確定です!……私にはまったく反応しないのに……」
提督「いやいや、待てってばさよ!さすがに暁が誘っただけではあり得ないって!旧スク着用してたとか、バニー服着てたとか……訳も分からず発情して真っ赤になった暁が私においでおいでしたとか、無知なまんまで性的な事だと分からずに淫語を発した後に意味を実践で教えてくれとか犬ミミ装着してご主人さまに遊んで欲しいワンとか言われない限りはないって言いきれ……!」
大淀「それだけ具体的かつ様々なシチュエーションを妄想してるとか説得力ゼロですっ!!」ガスッ
提督「ひでぶっ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/19(火) 06:52:24.47 ID:O+h4568S0
大淀「と、とにかく暁ちゃん!妊婦さんをいつまでも立たせておくわけにはいけません」
大淀「提督、いつまで死んでるんですか!早くどいて椅子を貸してあげて下さい」
提督「お、おう……」
暁「ありがとう、司令官」
大淀「それで、体調はどうなの?」
暁「う、うん…少し熱っぽいかも?」
大淀「……そう、ね。確かに少し高いかもしれないわね。他には何か感じない?」
暁「ちょっと……お腹が痛いかも……」
大淀「……ま、まさか……」
暁「?」
大淀「陣痛!?」
提督「え!?もう私パパになるの!?名前も考えてないのに!」
大淀「大変!えええ…えっと、明石に連絡しないと!あ、でも建造だから妖精さん!?」
提督「私が……パパがついてるからな、暁……いや、ママ!」
暁「ふぇぇぇっ!?」
大淀「まずはお医者さん呼んで……あ、鳳翔さんは産婆さんできるかしら?あ、提督!」
提督「なんだ?私にできる事なら何でもするぞ!」
大淀「憲兵に自首してください」
提督「分かった!……って何でだよ!」
大淀「提督、いつまで死んでるんですか!早くどいて椅子を貸してあげて下さい」
提督「お、おう……」
暁「ありがとう、司令官」
大淀「それで、体調はどうなの?」
暁「う、うん…少し熱っぽいかも?」
大淀「……そう、ね。確かに少し高いかもしれないわね。他には何か感じない?」
暁「ちょっと……お腹が痛いかも……」
大淀「……ま、まさか……」
暁「?」
大淀「陣痛!?」
提督「え!?もう私パパになるの!?名前も考えてないのに!」
大淀「大変!えええ…えっと、明石に連絡しないと!あ、でも建造だから妖精さん!?」
提督「私が……パパがついてるからな、暁……いや、ママ!」
暁「ふぇぇぇっ!?」
大淀「まずはお医者さん呼んで……あ、鳳翔さんは産婆さんできるかしら?あ、提督!」
提督「なんだ?私にできる事なら何でもするぞ!」
大淀「憲兵に自首してください」
提督「分かった!……って何でだよ!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/19(火) 06:52:52.56 ID:O+h4568S0
大淀「暁ちゃん、頑張ってね。今明石が来るから、それまでの辛抱よ」
暁「あ、ありがとう……」
大淀「何かあったら何でも言って」
暁「うん……今のところは大丈夫よ」
大淀「良かった……」
暁「でも赤ちゃんって1週間で産まれるのね、私知らなかったわ。あ、司令官…じゃなくて……あ、あなた。赤ちゃんの名前は何がいいかしら?」
提督「う~ん、やっぱり暁に関係のある名前……金星と書いてヴィーナスとか……って、あれ?」
提督「暁、今なんて言ったんだ?」
暁「え!?えっと……あ、あなた///」
提督「なんだい、マイハニー」キラリン
大淀「何馬鹿やってるんですか!暁ちゃん、そこじゃなくて、その前!」
暁「え、え~っと……赤ちゃんって1週間で産まれるのね……」
提督・大淀『………………』
暁「ふぇ?へ?」
提督「大淀」
大淀「なんでしょう」
提督「私に何か一言無いか?」
大淀「疑ってすみませんでした、犯罪者という言葉は撤回します犯罪者予備軍」
提督「いやいや、それ謝ってないだろ!」
大淀「あの話を聞いた後だとそうなります!」
大淀「暁ちゃん」
暁「何かしら?」
大淀「赤ちゃんは1週間では産まれないわ」
暁「えぇっ!?そうなの?」
大淀「というかそもそもどうして赤ちゃんが出来たと思ったのかしら?」
暁「……その……雷が……」
提督「まったく……」
暁「好きな人とキスすると赤ちゃんが出来るって」
大淀「やっぱり手を出してるじゃないですかっ!」ゴスッ
提督「あべしっ!」
艦!
暁「あ、ありがとう……」
大淀「何かあったら何でも言って」
暁「うん……今のところは大丈夫よ」
大淀「良かった……」
暁「でも赤ちゃんって1週間で産まれるのね、私知らなかったわ。あ、司令官…じゃなくて……あ、あなた。赤ちゃんの名前は何がいいかしら?」
提督「う~ん、やっぱり暁に関係のある名前……金星と書いてヴィーナスとか……って、あれ?」
提督「暁、今なんて言ったんだ?」
暁「え!?えっと……あ、あなた///」
提督「なんだい、マイハニー」キラリン
大淀「何馬鹿やってるんですか!暁ちゃん、そこじゃなくて、その前!」
暁「え、え~っと……赤ちゃんって1週間で産まれるのね……」
提督・大淀『………………』
暁「ふぇ?へ?」
提督「大淀」
大淀「なんでしょう」
提督「私に何か一言無いか?」
大淀「疑ってすみませんでした、犯罪者という言葉は撤回します犯罪者予備軍」
提督「いやいや、それ謝ってないだろ!」
大淀「あの話を聞いた後だとそうなります!」
大淀「暁ちゃん」
暁「何かしら?」
大淀「赤ちゃんは1週間では産まれないわ」
暁「えぇっ!?そうなの?」
大淀「というかそもそもどうして赤ちゃんが出来たと思ったのかしら?」
暁「……その……雷が……」
提督「まったく……」
暁「好きな人とキスすると赤ちゃんが出来るって」
大淀「やっぱり手を出してるじゃないですかっ!」ゴスッ
提督「あべしっ!」
艦!
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/19(火) 06:54:22.26 ID:O+h4568S0
以上、終了です
読んで下さりありがとうございました
ところで暁は妊娠などするはずありませんね。なにせ来ていないのですから。ええ、来ていませんとも!
大切なことなので(略
それでは皆様よい駆逐ライフを~
読んで下さりありがとうございました
ところで暁は妊娠などするはずありませんね。なにせ来ていないのですから。ええ、来ていませんとも!
大切なことなので(略
それでは皆様よい駆逐ライフを~
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/19(火) 06:58:41.32 ID:HyXruu6To
勢い好き
おつ
おつ
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/19(火) 09:14:56.98 ID:TgdWw1leO
乙です。
犬か猫かと思った。
犬か猫かと思った。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/19(火) 09:49:39.99 ID:/DaEwAP1O
うちの暁はお姉ちゃんらしく改二になりました
順番でいえば五番目くらいで妹の響が一番早くなりましたが
順番でいえば五番目くらいで妹の響が一番早くなりましたが
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/19(火) 10:03:18.72 ID:5Z80zcT2o
暁はペットにしたい可愛い
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/20(水) 20:49:04.07 ID:lngTvDtxo
キスをしたところ詳しく
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468878639/
Entry ⇒ 2016.07.31 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
海未「我が名は堕天使ヨハネ」
1: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:13:14.48 ID:E4hIrTJq
海未「今度のμ’sの新曲はややダークな雰囲気にすることに決定しました」
海未「ダークな・・・デスメタルのようなイメージで、『悪魔的な』をテーマに詩を作りましょう」
海未「『悪魔』・・・キリスト教における絶対悪・・・神に反逆する存在ですね。少し調べてみましょうか」
カタカタ
海未「ほう・・・『悪魔』とは元々は神の使いである天使だったのですか」
海未「ふむふむ・・・悪魔の長である『サタン』とは、実は天使の『九階級』の最上位である『熾天使(セラフィム)』の『ルシファー』だった・・・
つまり天使の長『ルシファー』と悪魔の長『サタン』は同一の存在である・・・というわけですね。
なぜ天使長ルシファーは悪の化身に成り下がってしまったのか?それは、ルシファーが神の怒りにふれ天界を追放され、『堕天使』となったからである・・・」
海未「『堕天使』!いい響きですね。使えそうです」メモメモ
海未「この堕天使ルシファー(サタン)の逸話は、新約聖書の最終巻『ヨハネの黙示録』に記されているが、そもそもこの聖典の著者『ヨハネ』なる人物が何者かは分かっていない・・・」
海未「謎の預言者『ヨハネ』・・・いったい何者なのでしょうか・・・」メモメモ
海未「・・・・・・・・・はっ!」
海未「私はとんでもないことに気付いてしまったのかもしれません・・・」
海未「この『黙示録』を記した『ヨハネ』こそが、天界より堕とされた『堕天使』そのものだったのですよ!」
海未「ダークな・・・デスメタルのようなイメージで、『悪魔的な』をテーマに詩を作りましょう」
海未「『悪魔』・・・キリスト教における絶対悪・・・神に反逆する存在ですね。少し調べてみましょうか」
カタカタ
海未「ほう・・・『悪魔』とは元々は神の使いである天使だったのですか」
海未「ふむふむ・・・悪魔の長である『サタン』とは、実は天使の『九階級』の最上位である『熾天使(セラフィム)』の『ルシファー』だった・・・
つまり天使の長『ルシファー』と悪魔の長『サタン』は同一の存在である・・・というわけですね。
なぜ天使長ルシファーは悪の化身に成り下がってしまったのか?それは、ルシファーが神の怒りにふれ天界を追放され、『堕天使』となったからである・・・」
海未「『堕天使』!いい響きですね。使えそうです」メモメモ
海未「この堕天使ルシファー(サタン)の逸話は、新約聖書の最終巻『ヨハネの黙示録』に記されているが、そもそもこの聖典の著者『ヨハネ』なる人物が何者かは分かっていない・・・」
海未「謎の預言者『ヨハネ』・・・いったい何者なのでしょうか・・・」メモメモ
海未「・・・・・・・・・はっ!」
海未「私はとんでもないことに気付いてしまったのかもしれません・・・」
海未「この『黙示録』を記した『ヨハネ』こそが、天界より堕とされた『堕天使』そのものだったのですよ!」
2: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:16:24.83 ID:E4hIrTJq
海未「決まりです!次の新曲のタイトルは『堕天使ヨハネ』です!」
海未「ふふ・・・素晴らしくビビットでキャッチーなタイトルですね・・・久々に来ましたよ」
海未『堕天使ヨハネの魅了(チャーム)の魔法で、貴女をしもべの小悪魔にしてあげるわ』
海未「・・・いえ、『小悪魔』より英語にして『リトルデーモン』の方がかっこいいですね」
海未『この世にこっそり悪魔が降臨したことは世界中に教えたい内緒の秘密――――』
海未『ヨハネはね、あまりに美しくて天界を追放されちゃったの。薄幸の美少女って、呼んでもいいわよ』
海未『貴女もヨハネと一緒に堕天してみない?』
海未「来てます来てます!次から次へと歌詞が浮かんできて止まりません!」カキカキ
海未「ふふ・・・素晴らしくビビットでキャッチーなタイトルですね・・・久々に来ましたよ」
海未『堕天使ヨハネの魅了(チャーム)の魔法で、貴女をしもべの小悪魔にしてあげるわ』
海未「・・・いえ、『小悪魔』より英語にして『リトルデーモン』の方がかっこいいですね」
海未『この世にこっそり悪魔が降臨したことは世界中に教えたい内緒の秘密――――』
海未『ヨハネはね、あまりに美しくて天界を追放されちゃったの。薄幸の美少女って、呼んでもいいわよ』
海未『貴女もヨハネと一緒に堕天してみない?』
海未「来てます来てます!次から次へと歌詞が浮かんできて止まりません!」カキカキ
3: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:19:08.95 ID:E4hIrTJq
海未「ここでキメポーズを入れたいですね。こう、横から目に人差し指と中指をあてて、健人君風に・・・」
海未「貴女を燃え盛る『灼熱地獄(ゲヘナ)』の炎で包んであげる」キメッ
海未「・・・素晴らしい。自分で見とれてしまいました///」
海未「このポーズも忘れないようにメモしておきましょう」メモメモ
海未「衣装にもこだわりたいところですね。堕天使の翼をモチーフにした黒い羽根を頭に差すのはどうでしょうか」
海未「このようなデザインで・・・ことりに相談してみましょう」メモメモ
海未「・・・ふう。もうこんな時間ですか」
海未「詩にポーズに衣装にキャラクタープロフィールやパラメータ設定、詠唱呪文まで考えていたらノート一冊分使い切ってしまいました」
海未「今回のは過去最高の自信作ですね。」
海未「さっそく明日、部活で発表しましょう。みんなの反響が楽しみです!」ワクワク
海未「貴女を燃え盛る『灼熱地獄(ゲヘナ)』の炎で包んであげる」キメッ
海未「・・・素晴らしい。自分で見とれてしまいました///」
海未「このポーズも忘れないようにメモしておきましょう」メモメモ
海未「衣装にもこだわりたいところですね。堕天使の翼をモチーフにした黒い羽根を頭に差すのはどうでしょうか」
海未「このようなデザインで・・・ことりに相談してみましょう」メモメモ
海未「・・・ふう。もうこんな時間ですか」
海未「詩にポーズに衣装にキャラクタープロフィールやパラメータ設定、詠唱呪文まで考えていたらノート一冊分使い切ってしまいました」
海未「今回のは過去最高の自信作ですね。」
海未「さっそく明日、部活で発表しましょう。みんなの反響が楽しみです!」ワクワク
5: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:21:18.17 ID:E4hIrTJq
~次の日~
チュンチュン
海未「・・・・・・」
海未「わ、私は・・・何を・・・」ワナワナ
海未「堕天使ヨハネ・・・なんですかこの恥ずかしすぎるポエムの数々は・・・///」カアアアッ
海未「昨夜の私はこんな厨二病全開の黒歴史ノートをみんなの前で朗読するつもりだったのですか・・・」
海未「・・・これだから深夜のテンションに身を任せるのは危険なのです・・・一晩寝て見直してみると余りの痛さに死にたくなるというのに・・・」
海未「まあ高校生活最大の地雷を踏み抜く前に回避できたのは僥倖でした。このノートは直ちに処分しましょう」
海未「しかし、モノがモノだけにゴミ箱に放り込むわけにはいきませんね。万一、家族に中を見られたら自殺しなければいけません」
海未「ふむ・・・」
海未「そうだ、学校に持って行って焼却炉で燃やしましょう!」
チュンチュン
海未「・・・・・・」
海未「わ、私は・・・何を・・・」ワナワナ
海未「堕天使ヨハネ・・・なんですかこの恥ずかしすぎるポエムの数々は・・・///」カアアアッ
海未「昨夜の私はこんな厨二病全開の黒歴史ノートをみんなの前で朗読するつもりだったのですか・・・」
海未「・・・これだから深夜のテンションに身を任せるのは危険なのです・・・一晩寝て見直してみると余りの痛さに死にたくなるというのに・・・」
海未「まあ高校生活最大の地雷を踏み抜く前に回避できたのは僥倖でした。このノートは直ちに処分しましょう」
海未「しかし、モノがモノだけにゴミ箱に放り込むわけにはいきませんね。万一、家族に中を見られたら自殺しなければいけません」
海未「ふむ・・・」
海未「そうだ、学校に持って行って焼却炉で燃やしましょう!」
7: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:23:05.80 ID:E4hIrTJq
穂乃果「海未ちゃーん!」
ことり「海未ちゃん、おはよう」
海未「おはようございます。穂乃果、ことり」
ことり「海未ちゃん、次のライブの歌詞はもうできた?」
海未「ぶはあっ!」
海未「・・・い、いえ・・・まだです。なかなかアイデアがまとまらなくて・・・」ポロッ
ことり「あれ、海未ちゃん何か落ちたよ」
穂乃果「ノートだね。うわあ、すっごい一杯書き込んである・・・」
海未「ぎえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」バシッ
ことり「海未ちゃん、おはよう」
海未「おはようございます。穂乃果、ことり」
ことり「海未ちゃん、次のライブの歌詞はもうできた?」
海未「ぶはあっ!」
海未「・・・い、いえ・・・まだです。なかなかアイデアがまとまらなくて・・・」ポロッ
ことり「あれ、海未ちゃん何か落ちたよ」
穂乃果「ノートだね。うわあ、すっごい一杯書き込んである・・・」
海未「ぎえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」バシッ
9: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:26:00.90 ID:E4hIrTJq
穂乃果「な、なに海未ちゃん。そのノートがどうかした?」
海未「な、なんでもありません!なんでも!」
ことり「あれ、それって海未ちゃんがいつも作詞に使ってるノートだよね」
穂乃果「なんだ~そんなに書き込んでるってことは、もう詩は出来てるんだよね。ちょっと見せて・・・」
海未「うぎゃああああああああああああああ!!!」ポーイッ
穂乃果「ああっ!ノートが隅田川に!」
ぼちゃーん
海未「な、なんでもありません!なんでも!」
ことり「あれ、それって海未ちゃんがいつも作詞に使ってるノートだよね」
穂乃果「なんだ~そんなに書き込んでるってことは、もう詩は出来てるんだよね。ちょっと見せて・・・」
海未「うぎゃああああああああああああああ!!!」ポーイッ
穂乃果「ああっ!ノートが隅田川に!」
ぼちゃーん
10: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:27:44.43 ID:E4hIrTJq
穂乃果「大変だよ!海未ちゃんの作詞ノートが川に落ちちゃった!」
海未「いやあ、つい手が滑ってしまいました」
ことり「思いっきり投げ込んでたように見えたけど・・・」
穂乃果「いいの、海未ちゃん。一杯アイデア書いてたんじゃないの?」
海未「あれは没作品だから構いませんよ」
ことり「もう、海未ちゃんたら。いくらいらないものでも川に捨てたりしたらダメだよ」
海未(ふう・・・予定とは異なりましたがまあいいでしょう)
海未(あのまま私の黒歴史は東京湾から太平洋へと流され、いずれ大海の藻屑と消えてくれることでしょう)
海未(よかった、よかった)
~ 1週間後 沼津 ~
善子「あら?海岸に何か打ち上げられてるわ。」
善子「・・・ノート?」
海未「いやあ、つい手が滑ってしまいました」
ことり「思いっきり投げ込んでたように見えたけど・・・」
穂乃果「いいの、海未ちゃん。一杯アイデア書いてたんじゃないの?」
海未「あれは没作品だから構いませんよ」
ことり「もう、海未ちゃんたら。いくらいらないものでも川に捨てたりしたらダメだよ」
海未(ふう・・・予定とは異なりましたがまあいいでしょう)
海未(あのまま私の黒歴史は東京湾から太平洋へと流され、いずれ大海の藻屑と消えてくれることでしょう)
海未(よかった、よかった)
~ 1週間後 沼津 ~
善子「あら?海岸に何か打ち上げられてるわ。」
善子「・・・ノート?」
13: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:30:37.52 ID:E4hIrTJq
~ 3か月後 ~
花陽「今日はテレビで静岡のスクールアイドル特集をやるんだよ」
穂乃果「へえ、どんな子達なのかな?」
花陽「最近人気上昇中のAqoursってグループだって」
にこ「ああ、Aqoursなら知ってるわ。津島ってメンバーが超笑えるのよねwwぷぷwww」
絵里「笑えるって、どんな風に?」
にこ「それがねえ、自分のことを悪魔だのなんだのマジで言っててさあw」
凛「凛知ってるよ。それって邪気眼ってやつだよね」
海未「はあ・・・高校生にもなって厨二病をこじらせているのですか。嘆かわしいですね」
『はい、本日はここ浦の星女学院のスクールアイドルにインタビューしてみたいと思います!』
『善子「ふっ・・・我が名はヨハネ。天界より堕とされた罪深き堕天使よ」キリッ』
海未(ぶふうううううううううううううううううう!!!!)
花陽「今日はテレビで静岡のスクールアイドル特集をやるんだよ」
穂乃果「へえ、どんな子達なのかな?」
花陽「最近人気上昇中のAqoursってグループだって」
にこ「ああ、Aqoursなら知ってるわ。津島ってメンバーが超笑えるのよねwwぷぷwww」
絵里「笑えるって、どんな風に?」
にこ「それがねえ、自分のことを悪魔だのなんだのマジで言っててさあw」
凛「凛知ってるよ。それって邪気眼ってやつだよね」
海未「はあ・・・高校生にもなって厨二病をこじらせているのですか。嘆かわしいですね」
『はい、本日はここ浦の星女学院のスクールアイドルにインタビューしてみたいと思います!』
『善子「ふっ・・・我が名はヨハネ。天界より堕とされた罪深き堕天使よ」キリッ』
海未(ぶふうううううううううううううううううう!!!!)
15: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:31:53.62 ID:E4hIrTJq
穂乃果「あはははははははは!何この子!『堕天使』だってwwwww」
にこ「『我が名はヨハネ』wwwwwwよwwwはwwwねwwwwww」
凛「アホだwwwアホだにゃwwwww」
真姫「ぷっwwwくくくくwwwwwwwww」
絵里「だ、ダメよ笑ったらwwこの子は真剣なんだからw」
海未(・・・な、なんでこの子がヨハネの名を・・・)ガタガタ
にこ「『我が名はヨハネ』wwwwwwよwwwはwwwねwwwwww」
凛「アホだwwwアホだにゃwwwww」
真姫「ぷっwwwくくくくwwwwwwwww」
絵里「だ、ダメよ笑ったらwwこの子は真剣なんだからw」
海未(・・・な、なんでこの子がヨハネの名を・・・)ガタガタ
16: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:34:13.81 ID:E4hIrTJq
『ええっと・・・よし、ヨハネさんは沼津にお住まいとのことですが・・・』
『善子「ええ、この地上での仮住まいとしてはね」』
『仮住まい?』
『善子「元は天界の住人なのだけれど、あまりの美貌のために神の怒りに触れ、追放されてしまった薄幸の美少女・・・」』
『善子「天より堕天せし堕天使・・・それがこのヨハネよ」』
『はあ・・・。・・・ええと、ラブライブへ向けての意気込みなどは・・・』
『善子「貴女を燃え盛る『灼熱地獄(ゲヘナ)』の炎で包んであげる」キリッ』
まきりんぱなほのことにこえりのぞ「ぎゃははははははははははははははははははははははははははは
ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
ははははははははははははははははははwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!」
海未(・・・・・)プルプルプル
『善子「ええ、この地上での仮住まいとしてはね」』
『仮住まい?』
『善子「元は天界の住人なのだけれど、あまりの美貌のために神の怒りに触れ、追放されてしまった薄幸の美少女・・・」』
『善子「天より堕天せし堕天使・・・それがこのヨハネよ」』
『はあ・・・。・・・ええと、ラブライブへ向けての意気込みなどは・・・』
『善子「貴女を燃え盛る『灼熱地獄(ゲヘナ)』の炎で包んであげる」キリッ』
まきりんぱなほのことにこえりのぞ「ぎゃははははははははははははははははははははははははははは
ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
ははははははははははははははははははwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!」
海未(・・・・・)プルプルプル
19: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:36:35.09 ID:E4hIrTJq
凛「あはははははwwwwひいいいwwwははwww苦しいいーー息できないにゃーーーwww」ジタバタ
絵里「『天より堕天せし堕天使・・・』ってwwwwwwぷぷぷwww頭の頭痛が痛いwwwじゃないんだからwww」
にこ「こいつwwww痛すぎるわwwwwwwwwwww」バンバン
ことり「たwww助けてwwww真姫ちゃんwwwwお腹が痛いよおwwwww」
真姫「むwwwりwwwwwってゆうかwwwわたっwわたしもwww息できないしwwww」
『善子「今日は堕天使ヨハネに魅了されたリトルデーモンの皆に、ヨハネの素敵な宝物を見せてあげるわ」』
穂乃果「リwトwルwデwーwモwンwwwwwwwww」
花陽「もwwうw勘弁してくださいwwwwwwwうえっwwうえっwww」
希「さっきからwww堕天使何回言ってんのwwwボキャブラリー貧困すぎやろwww」
海未(ブルブル・・・)
絵里「『天より堕天せし堕天使・・・』ってwwwwwwぷぷぷwww頭の頭痛が痛いwwwじゃないんだからwww」
にこ「こいつwwww痛すぎるわwwwwwwwwwww」バンバン
ことり「たwww助けてwwww真姫ちゃんwwwwお腹が痛いよおwwwww」
真姫「むwwwりwwwwwってゆうかwwwわたっwわたしもwww息できないしwwww」
『善子「今日は堕天使ヨハネに魅了されたリトルデーモンの皆に、ヨハネの素敵な宝物を見せてあげるわ」』
穂乃果「リwトwルwデwーwモwンwwwwwwwww」
花陽「もwwうw勘弁してくださいwwwwwwwうえっwwうえっwww」
希「さっきからwww堕天使何回言ってんのwwwボキャブラリー貧困すぎやろwww」
海未(ブルブル・・・)
20: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:39:56.37 ID:E4hIrTJq
『ええと、ヨハネさんの宝物というのは?』
『善子「ふふ・・・これよ。堕天使ヨハネの伝説のすべてが記された『聖典』よ」ドヤッ』
穂乃果「聖www典wwwww」
にこ「ただの大学ノートじゃんwwww」ゲラゲラ
絵里「クスクス・・・つまりこれがヨハネちゃんの設定資料ってわけねww」
ことり「あれ、これ海未ちゃんがいつも使ってる作詞ノートと同じだね」
海未(!?)
『善子「ふふ・・・これよ。堕天使ヨハネの伝説のすべてが記された『聖典』よ」ドヤッ』
穂乃果「聖www典wwwww」
にこ「ただの大学ノートじゃんwwww」ゲラゲラ
絵里「クスクス・・・つまりこれがヨハネちゃんの設定資料ってわけねww」
ことり「あれ、これ海未ちゃんがいつも使ってる作詞ノートと同じだね」
海未(!?)
22: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:42:11.74 ID:E4hIrTJq
海未(そ、そんな・・・隅田川に捨てたはずのあのノートが静岡まで流れ着いていたのですか・・・)
『善子「この『聖典』は悠久の年月を大海で過ごしたため、朽ち果てて殆ど読めなくなってしまっているの。」』
『善子「このヨハネですら、まだ解読できたのは半分程度・・・ここ最近は、超重要部分の記述の解読に挑戦しているわ」』
『超重要部分とは?』
『善子「裏表紙のこの部分・・・『Name』と読めるでしょ?」』
『はあ、つまりここは名前欄だということですね』
『善子「そう・・・ここに記された名こそ、ヨハネの聖典の記述者の名前なのよ!その名は――――――」
海未「きええええええええええええええええええええええええ!!!!!」
バキイッ!!!
穂乃果「海未ちゃんなんでテレビ壊しちゃうの!!!???」
『善子「この『聖典』は悠久の年月を大海で過ごしたため、朽ち果てて殆ど読めなくなってしまっているの。」』
『善子「このヨハネですら、まだ解読できたのは半分程度・・・ここ最近は、超重要部分の記述の解読に挑戦しているわ」』
『超重要部分とは?』
『善子「裏表紙のこの部分・・・『Name』と読めるでしょ?」』
『はあ、つまりここは名前欄だということですね』
『善子「そう・・・ここに記された名こそ、ヨハネの聖典の記述者の名前なのよ!その名は――――――」
海未「きええええええええええええええええええええええええ!!!!!」
バキイッ!!!
穂乃果「海未ちゃんなんでテレビ壊しちゃうの!!!???」
23: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:44:05.73 ID:E4hIrTJq
海未「す、すみません。最近躁鬱気味でして・・・液晶LEDの光を見るとつい興奮してしまうのです」
穂乃果「もう、面白いところだったのに。せっかくヨハネの聖典のきじゅブフッwwwww」ゲラゲラ
にこ「言えてないわよwww穂乃果wwww」ププッ
穂乃果「wwwwだめwwwww思い出しただけでwwwwお腹がwwww」
海未(ふう・・・危ないところでしたが、間一髪破滅を回避しました)
花陽「仕方ないから、パソコンで続きを見ましょう。この番組は動画サイトでテレビと同時配信してるんです」
海未「ぎゃああああああああああああああ!!!」
凛「ああっ!また海未ちゃんが暴れだしたにゃ!」
穂乃果「駄目だよ海未ちゃん!パソコンまで壊さないで!」
海未「いやあああああああああ!!!」ジタバタ
穂乃果「もう、面白いところだったのに。せっかくヨハネの聖典のきじゅブフッwwwww」ゲラゲラ
にこ「言えてないわよwww穂乃果wwww」ププッ
穂乃果「wwwwだめwwwww思い出しただけでwwwwお腹がwwww」
海未(ふう・・・危ないところでしたが、間一髪破滅を回避しました)
花陽「仕方ないから、パソコンで続きを見ましょう。この番組は動画サイトでテレビと同時配信してるんです」
海未「ぎゃああああああああああああああ!!!」
凛「ああっ!また海未ちゃんが暴れだしたにゃ!」
穂乃果「駄目だよ海未ちゃん!パソコンまで壊さないで!」
海未「いやあああああああああ!!!」ジタバタ
26: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:46:07.95 ID:E4hIrTJq
『善子「・・・というわけで、記述者の名は、まだ『U.S.』というイニシャルまでしか分かっていないのよ」』
穂乃果「なんだーつまんないの」
海未(ほっ・・・)
『善子「けれど、1週間後にはフルネームまで解読出来ると思うわ。」』
海未(!?)
『善子「その時はブログ・ツイッター・ニコ動で大々的に発表するから、全国のリトルデーモンの皆、しっかりチェックするのよ♪」』
にこ「やwべwえwwww来週は祭りだわwwwww」プププ
花陽「今のうちにwwwニコ生予約しておきましょうwwww」クスクス
海未(ガクガクブルブル)
穂乃果「なんだーつまんないの」
海未(ほっ・・・)
『善子「けれど、1週間後にはフルネームまで解読出来ると思うわ。」』
海未(!?)
『善子「その時はブログ・ツイッター・ニコ動で大々的に発表するから、全国のリトルデーモンの皆、しっかりチェックするのよ♪」』
にこ「やwべwえwwww来週は祭りだわwwwww」プププ
花陽「今のうちにwwwニコ生予約しておきましょうwwww」クスクス
海未(ガクガクブルブル)
29: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:47:54.77 ID:E4hIrTJq
ガタンゴトン
海未「過去とは・・・バラバラにしてやっても石の下からミミズのようにはい出てくるものなのですね・・・・・・」
海未「破滅へのタイムリミットは1週間・・・とり返しがつかなくなる前に、今度こそわが黒歴史を抹消せねばなりません」
海未「内浦に行き、過去を消すのです!」
『伊豆長岡~伊豆長岡~』
海未「さて、この田舎町であの津島善子という娘を探し出し、必要とあらば抹殺しなければなりません」
海未「少なくとも、あのノートだけは何としても回収しなければ・・・」
海未「浦の星女学院は・・・あの坂の上ですね」
海未「過去とは・・・バラバラにしてやっても石の下からミミズのようにはい出てくるものなのですね・・・・・・」
海未「破滅へのタイムリミットは1週間・・・とり返しがつかなくなる前に、今度こそわが黒歴史を抹消せねばなりません」
海未「内浦に行き、過去を消すのです!」
『伊豆長岡~伊豆長岡~』
海未「さて、この田舎町であの津島善子という娘を探し出し、必要とあらば抹殺しなければなりません」
海未「少なくとも、あのノートだけは何としても回収しなければ・・・」
海未「浦の星女学院は・・・あの坂の上ですね」
33: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:49:58.42 ID:E4hIrTJq
海未「さて、あの小娘は・・・」
キョロキョロ
海未「見つけました!」
善子「ここはもしかして地上?・・・ならば貴女方は下劣で下等な人間かしら?」
花丸「善子ちゃん、早く練習に行くずら」
海未「・・・相変わらず痛いキャラで痛い台詞をまき散らしていますね・・・」
海未「まあ、あのセリフも私が考えたのですが・・・ううっ・・・」
海未「しかし、好都合です。今あの津島善子が手に持っているのは、まぎれもなく私のノート!」
海未「このチャンスを逃す手はありません!狙撃アタックです!」
海未「矢の先端に油紙を巻いて火をつけて・・・ラブアローシュート!」
ヒューン・・・ドス!
ボオオオオオ!
善子「きゃああああああああああ!!なによこれ!?ヨハネの聖典がいきなり燃え出したわ!」
キョロキョロ
海未「見つけました!」
善子「ここはもしかして地上?・・・ならば貴女方は下劣で下等な人間かしら?」
花丸「善子ちゃん、早く練習に行くずら」
海未「・・・相変わらず痛いキャラで痛い台詞をまき散らしていますね・・・」
海未「まあ、あのセリフも私が考えたのですが・・・ううっ・・・」
海未「しかし、好都合です。今あの津島善子が手に持っているのは、まぎれもなく私のノート!」
海未「このチャンスを逃す手はありません!狙撃アタックです!」
海未「矢の先端に油紙を巻いて火をつけて・・・ラブアローシュート!」
ヒューン・・・ドス!
ボオオオオオ!
善子「きゃああああああああああ!!なによこれ!?ヨハネの聖典がいきなり燃え出したわ!」
35: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:52:02.24 ID:E4hIrTJq
善子「あああ・・・聖典が・・・」
ルビィ「でも、燃えちゃったのは裏表紙だけだよ。中身は無事じゃない」
善子「裏表紙には記述者の名前が書いてあったのよ!もう少しで解読できたのに・・・
これでヨハネの生みの親、『マザー』の名を知る機会は永遠に失われてしまったわ・・・」
花丸「どうしてこの時代に火矢が飛んでくるずら・・・」
海未「ふむ、残念ながら全焼させることは出来なかったようですね。ですが、最も危険な裏表紙を燃やせたのでよしとしましょう」
海未「あの名前欄さえ抹消すれば、他のページには私とヨハネを関連付ける記述は何一つありません」
海未「あの津島善子がヨハネのキャラ続けたとしても、それは彼女一人が嘲笑されるだけの事。私は知らんふりをしていればよいのです」
海未「よかった、よかった。今夜からはまた枕を高くして眠れそうです」
ルビィ「でも、燃えちゃったのは裏表紙だけだよ。中身は無事じゃない」
善子「裏表紙には記述者の名前が書いてあったのよ!もう少しで解読できたのに・・・
これでヨハネの生みの親、『マザー』の名を知る機会は永遠に失われてしまったわ・・・」
花丸「どうしてこの時代に火矢が飛んでくるずら・・・」
海未「ふむ、残念ながら全焼させることは出来なかったようですね。ですが、最も危険な裏表紙を燃やせたのでよしとしましょう」
海未「あの名前欄さえ抹消すれば、他のページには私とヨハネを関連付ける記述は何一つありません」
海未「あの津島善子がヨハネのキャラ続けたとしても、それは彼女一人が嘲笑されるだけの事。私は知らんふりをしていればよいのです」
海未「よかった、よかった。今夜からはまた枕を高くして眠れそうです」
38: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:54:35.08 ID:E4hIrTJq
~ 一週間後 ~
『善子「ごめんねリトルデーモン。聖典は天界から放たれた雷の矢によって焼かれてしまったの。記述者の名は分からなくなったわ」』
穂乃果「ええ~せっかく楽しみにしてたのに・・・」
花陽「『は?』『くっさ』『無能ガイジ氏ね』」カタカタ
海未(これでもう何も心配いりませんね)
『善子「これもヨハネのあまりの可愛さに嫉妬した神々の仕業なのね。はあ、ヨハネったら罪な堕天使・・・」』
海未(しかし、この善子はやってて恥ずかしくないのでしょうか?作者である私ですら一晩たったら身もだえしそうになったというのに)
海未(・・・ん?)
『善子「ごめんねリトルデーモン。聖典は天界から放たれた雷の矢によって焼かれてしまったの。記述者の名は分からなくなったわ」』
穂乃果「ええ~せっかく楽しみにしてたのに・・・」
花陽「『は?』『くっさ』『無能ガイジ氏ね』」カタカタ
海未(これでもう何も心配いりませんね)
『善子「これもヨハネのあまりの可愛さに嫉妬した神々の仕業なのね。はあ、ヨハネったら罪な堕天使・・・」』
海未(しかし、この善子はやってて恥ずかしくないのでしょうか?作者である私ですら一晩たったら身もだえしそうになったというのに)
海未(・・・ん?)
41: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:56:07.89 ID:E4hIrTJq
ニコ生来場者数:102722人
海未「10万!?この津島善子の動画は、こんなに人が集まるのですか?」
にこ「ああ、今日は特に祭りだけど、いつも5万人以上は見てるわね。静岡県内なら人気トップのアイドルじゃない」
花陽「堕天使キャラが受けてるんだよね。可愛いって」
海未(あんなインスタントな妄想の垂れ流しが受けるのですか・・・大衆の好みというのは分かりませんね・・・)
海未「10万!?この津島善子の動画は、こんなに人が集まるのですか?」
にこ「ああ、今日は特に祭りだけど、いつも5万人以上は見てるわね。静岡県内なら人気トップのアイドルじゃない」
花陽「堕天使キャラが受けてるんだよね。可愛いって」
海未(あんなインスタントな妄想の垂れ流しが受けるのですか・・・大衆の好みというのは分かりませんね・・・)
42: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 20:58:27.10 ID:E4hIrTJq
海未「今日は久しぶりに2chのスクールアイドル板をのぞいてみましょう」
海未「『黒髪ロングのアイドルを語るスレPart289』・・・おや、随分伸びていますね」
海未「ふふふ、また私の話題で加速しているのでしょうか」
569:名無しさん
ああ~ヨハネちゃん最高なんじゃ~
570:名無しさん
津島善子ちゃん可愛い!
571:名無しさん
>570 ヨハネだってば!
オサレ系邪気眼厨二病アイドルいいよね・・・
572:名無しさん
堕天使ヨハネ様に踏まれながら
「あら・・・こんな状態で一体何を固くしているのかしら?
本当に人間のオスは朝昼晩汚らわしい劣情をぶちまけることしか考えていないのね。
いくら堕天使ヨハネの美貌が種の境を超えて輝くからと言って
貴方のようなゴミ虫がこのヨハネに対して情欲を抱くなど
という行為自体が大罪であると分からないのかしら
なあにこの粗末なモノは下等生物に相応しい繁殖棒ねフフッ
先から黄ばんだおぞましいものがにじみ出ているわよこの汚らわしい豚・・・」って言われたい!
海未「な・・・なんですかこれは!津島善子の話題ばかりではないですか!」
海未「ついこの間まで、この板の住人は『海未ちゃん可愛い』『海未ちゃんと結婚したい』と連呼していたのに・・・!」
海未「『黒髪ロングのアイドルを語るスレPart289』・・・おや、随分伸びていますね」
海未「ふふふ、また私の話題で加速しているのでしょうか」
569:名無しさん
ああ~ヨハネちゃん最高なんじゃ~
570:名無しさん
津島善子ちゃん可愛い!
571:名無しさん
>570 ヨハネだってば!
オサレ系邪気眼厨二病アイドルいいよね・・・
572:名無しさん
堕天使ヨハネ様に踏まれながら
「あら・・・こんな状態で一体何を固くしているのかしら?
本当に人間のオスは朝昼晩汚らわしい劣情をぶちまけることしか考えていないのね。
いくら堕天使ヨハネの美貌が種の境を超えて輝くからと言って
貴方のようなゴミ虫がこのヨハネに対して情欲を抱くなど
という行為自体が大罪であると分からないのかしら
なあにこの粗末なモノは下等生物に相応しい繁殖棒ねフフッ
先から黄ばんだおぞましいものがにじみ出ているわよこの汚らわしい豚・・・」って言われたい!
海未「な・・・なんですかこれは!津島善子の話題ばかりではないですか!」
海未「ついこの間まで、この板の住人は『海未ちゃん可愛い』『海未ちゃんと結婚したい』と連呼していたのに・・・!」
44: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:00:15.74 ID:E4hIrTJq
573:名無しさん
ヨハネちゃんの健人君ポーズカッコイイ!
574:名無しさん
あのチョキのセンスは異常wwww
575:名無しさん
「あなたも私のリトルデーモンになってみない?」
なるます!
海未(・・・・・・・・・・・・)
海未(なにか・・・やたら悔しい・・・)
海未「堕天使ヨハネのポーズも設定も、元々は私が考えたのに!」
海未「なぜノートを拾っただけのあの小娘がちやほやされるのですか!」
ヨハネちゃんの健人君ポーズカッコイイ!
574:名無しさん
あのチョキのセンスは異常wwww
575:名無しさん
「あなたも私のリトルデーモンになってみない?」
なるます!
海未(・・・・・・・・・・・・)
海未(なにか・・・やたら悔しい・・・)
海未「堕天使ヨハネのポーズも設定も、元々は私が考えたのに!」
海未「なぜノートを拾っただけのあの小娘がちやほやされるのですか!」
45: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:01:39.88 ID:E4hIrTJq
576:名無しさん
結局、ヨハネの記述者の名前は分からないってことでFA?
577:名無しさん
ヨハネの生みの親、謎の人物U.S.
578:名無しさん
実はそれ俺
内田(U)真一(S)です
579:名無しさん
>578
イニシャルの意味を理解しない池沼
580:名無しさん
私がU.S.(島村卯月)です。
581:名無しさん
は?俺がUSだし
海未「く・・・ここぞとばかりに起源を主張する連中が・・・!」
海未「もう黙ってはいられません!」カタカタ
結局、ヨハネの記述者の名前は分からないってことでFA?
577:名無しさん
ヨハネの生みの親、謎の人物U.S.
578:名無しさん
実はそれ俺
内田(U)真一(S)です
579:名無しさん
>578
イニシャルの意味を理解しない池沼
580:名無しさん
私がU.S.(島村卯月)です。
581:名無しさん
は?俺がUSだし
海未「く・・・ここぞとばかりに起源を主張する連中が・・・!」
海未「もう黙ってはいられません!」カタカタ
48: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:03:12.54 ID:E4hIrTJq
582:名無しさん
U.S.=園田海未
これは本バレです。
583:名無しさん
>582
お薬出しておきますね( ^ω^)
584:名無しさん
Aqoursはμ’sと会ったこともないんだがwww
知らないとかどんだけにわかだよww
585:582
本当です!
関係者からのリーク情報です!
586:名無しさん
>585
ならソース出せよ
海未「く・・・唯一の証拠であるノートの名前を燃やした以上、私が原作者であることを証明する手がありません・・・」
U.S.=園田海未
これは本バレです。
583:名無しさん
>582
お薬出しておきますね( ^ω^)
584:名無しさん
Aqoursはμ’sと会ったこともないんだがwww
知らないとかどんだけにわかだよww
585:582
本当です!
関係者からのリーク情報です!
586:名無しさん
>585
ならソース出せよ
海未「く・・・唯一の証拠であるノートの名前を燃やした以上、私が原作者であることを証明する手がありません・・・」
51: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:04:41.48 ID:E4hIrTJq
『今日のゲストは、ただ今大人気のスクールアイドル津島善子ちゃんです!』
『善子「ハアイ♪堕天使のヨハネよ」』
ワアアアアアアアアアアアア!!!
穂乃果「善子ちゃん、とうとうゴールデンのテレビ番組にまで出演かあ・・・すごいなあ」
希「見てて面白いもんなあこの子」
凛「最初は糞寒かったけど、いつのまにか癖になるキャラだにゃ」
ことり「それに小悪魔ファッションが可愛いよね。黒い羽根を頭に差してるのがとってもお洒落だよお」
海未(きいいいい!それも私が考えたんですよ!!)
『善子「ハアイ♪堕天使のヨハネよ」』
ワアアアアアアアアアアアア!!!
穂乃果「善子ちゃん、とうとうゴールデンのテレビ番組にまで出演かあ・・・すごいなあ」
希「見てて面白いもんなあこの子」
凛「最初は糞寒かったけど、いつのまにか癖になるキャラだにゃ」
ことり「それに小悪魔ファッションが可愛いよね。黒い羽根を頭に差してるのがとってもお洒落だよお」
海未(きいいいい!それも私が考えたんですよ!!)
53: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:06:37.59 ID:E4hIrTJq
『善子「あなたも私のリトルデーモンになってみない?」ビシッ』
絵里「でた!キメポーズよ!」
真姫「なってみない?」ビシッ
にこ「う~ん、イマイチ。60点ね」
真姫「ナニヨ!」
花陽「やっぱり本家のカッコ良さにはかなわないよ、真姫ちゃん」
海未(本家は私です!私が最初に考案したんです!)
『大人気のAqoursはついにラブライブ本戦出場を果たしたわけですが、意気込みをどうぞ!』
『善子「この世にこっそり悪魔が降臨したことは世界中に教えたい内緒の秘密――――」キリッ』
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!素敵――――――――!!!
海未(この称賛は本来なら私が受けるはずのものだったのに・・・)
海未(おのれ、おのれ津島善子・・・!)ギリギリギリ
絵里「でた!キメポーズよ!」
真姫「なってみない?」ビシッ
にこ「う~ん、イマイチ。60点ね」
真姫「ナニヨ!」
花陽「やっぱり本家のカッコ良さにはかなわないよ、真姫ちゃん」
海未(本家は私です!私が最初に考案したんです!)
『大人気のAqoursはついにラブライブ本戦出場を果たしたわけですが、意気込みをどうぞ!』
『善子「この世にこっそり悪魔が降臨したことは世界中に教えたい内緒の秘密――――」キリッ』
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!素敵――――――――!!!
海未(この称賛は本来なら私が受けるはずのものだったのに・・・)
海未(おのれ、おのれ津島善子・・・!)ギリギリギリ
54: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:08:13.78 ID:E4hIrTJq
海未「くやしいっ・・・!くやしいっ・・・!」
海未「なんとかして、あの小娘からヨハネを取り戻す方法はないでしょうか・・・」
海未「しかし、やはり私が作者であることの証明が出来ません。今さら名乗り出たところで、世間からは一笑に付されるだけでしょう・・・」
海未「どうすれば・・・」
海未「・・・にこに相談してみましょう。アイドルに詳しい彼女なら、いいアイデアを教えてくれるかもしれません。」
海未「というわけで、かくかくしかじか・・・」
にこ「まるまるうまうま・・・と」
にこ「前から妙に挙動不審だと思ってたけど、まさか、ヨハネの考案者がアンタだったとはね」
海未「それで、どうにかしてヨハネの著作権が私にあることを証明できないでしょうか」
にこ「・・・・・・」ガサゴソ
海未「どうしたのです?急にゴミ箱をあさったりして」
にこ「海未、これを見なさい」
海未「なんとかして、あの小娘からヨハネを取り戻す方法はないでしょうか・・・」
海未「しかし、やはり私が作者であることの証明が出来ません。今さら名乗り出たところで、世間からは一笑に付されるだけでしょう・・・」
海未「どうすれば・・・」
海未「・・・にこに相談してみましょう。アイドルに詳しい彼女なら、いいアイデアを教えてくれるかもしれません。」
海未「というわけで、かくかくしかじか・・・」
にこ「まるまるうまうま・・・と」
にこ「前から妙に挙動不審だと思ってたけど、まさか、ヨハネの考案者がアンタだったとはね」
海未「それで、どうにかしてヨハネの著作権が私にあることを証明できないでしょうか」
にこ「・・・・・・」ガサゴソ
海未「どうしたのです?急にゴミ箱をあさったりして」
にこ「海未、これを見なさい」
56: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:11:46.55 ID:E4hIrTJq
海未「なんですか、このクシャクシャになった紙は・・・」
海未「・・・『入部届』?」
にこ「昔、このアイドル研究部をやめた連中が、また入部したいってやって来たのよ」
海未「なんですって?」
海未「・・・『入部届』?」
にこ「昔、このアイドル研究部をやめた連中が、また入部したいってやって来たのよ」
海未「なんですって?」
57: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:12:35.16 ID:E4hIrTJq
にこ「あんた達には相談しなかったけど、私の独断で断ったわ。どう思う?」
海未「当然、同意見です!断固拒否!」
海未「自分たちの方からにこを見捨ててアイドル研究部を去ったくせに、
μ’sが人気になった途端に手のひら返してすり寄ってくるなど!
虫がいいにもほどがあります!なんたる厚顔無恥!そいつらは腹を切って死ぬべきです!!!」
にこ「・・・・・・・・・」
海未「・・・・・・はっ!」
海未「当然、同意見です!断固拒否!」
海未「自分たちの方からにこを見捨ててアイドル研究部を去ったくせに、
μ’sが人気になった途端に手のひら返してすり寄ってくるなど!
虫がいいにもほどがあります!なんたる厚顔無恥!そいつらは腹を切って死ぬべきです!!!」
にこ「・・・・・・・・・」
海未「・・・・・・はっ!」
62: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:17:38.20 ID:E4hIrTJq
海未「・・・私は同じことをしていたのですね。」
海未「自分からヨハネを捨てたくせに、津島善子がヨハネのキャラで人気者になった途端に原作者を気取り、著作権を主張するなどと・・・」
海未「なんと恥ずかしいことを・・・」
にこ「アンタはヨハネを捨て、津島善子はヨハネを受け入れた。もう、その時点でケリはついているのよ」
海未「返す言葉もありません・・・私にヨハネの親を名乗る資格などなかったのです・・・」
海未「自分からヨハネを捨てたくせに、津島善子がヨハネのキャラで人気者になった途端に原作者を気取り、著作権を主張するなどと・・・」
海未「なんと恥ずかしいことを・・・」
にこ「アンタはヨハネを捨て、津島善子はヨハネを受け入れた。もう、その時点でケリはついているのよ」
海未「返す言葉もありません・・・私にヨハネの親を名乗る資格などなかったのです・・・」
64: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:19:16.15 ID:E4hIrTJq
海未「それなのに私ときたら、津島善子の人気に嫉妬して、ブログや掲示板を荒らし、
あまつさえ『アイドルを語るなんて10年早い!(((┗―y(`A´ )y-~ケッ!! 』などと書き込んでしまいました・・・」
にこ「ま、まあ、それくらいは誰でもやっちゃうんじゃないかしら・・・」
海未(ヨハネ・・・これからは、貴女のことを遠くから温かく見守ることにします。貴女の成功を祈っていますよ・・・)
あまつさえ『アイドルを語るなんて10年早い!(((┗―y(`A´ )y-~ケッ!! 』などと書き込んでしまいました・・・」
にこ「ま、まあ、それくらいは誰でもやっちゃうんじゃないかしら・・・」
海未(ヨハネ・・・これからは、貴女のことを遠くから温かく見守ることにします。貴女の成功を祈っていますよ・・・)
66: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:22:25.13 ID:E4hIrTJq
~ラブライブ本戦~
「続いてはエントリーナンバー20番、静岡県代表『Aqours』です!」
Aqours「よろしくおねがいします!」
ワアアアアアアアアアアアアアア―――――――!!!
ざわざわ
ざわざわ
~♪~~♪
穂乃果「あれがAqoursかあ・・・生で見るのはじめてだね」
ことり「見て!ヨハネちゃんがセンターだよ!」
海未(ヨハネ・・・立派になりましたね・・・私は嬉しいですよ・・・)
「続いてはエントリーナンバー20番、静岡県代表『Aqours』です!」
Aqours「よろしくおねがいします!」
ワアアアアアアアアアアアアアア―――――――!!!
ざわざわ
ざわざわ
~♪~~♪
穂乃果「あれがAqoursかあ・・・生で見るのはじめてだね」
ことり「見て!ヨハネちゃんがセンターだよ!」
海未(ヨハネ・・・立派になりましたね・・・私は嬉しいですよ・・・)
67: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:24:11.15 ID:E4hIrTJq
グラグラ・・・
「おい、なんかステージの機材がぐらついてないか?」
「ああ、妙だな・・・」
「!?ステージ中央のボルトが緩んでる!!!やばいぞ!」
グラッ!
ヒューーーン
「危ないっ!!!照明が!!!」
善子「え?」
海未「!」
ドッシャーーーーン!!!
梨子「きゃああああああああああああ!!!」
曜「よ、善子ちゃんが下敷きに・・・!」
千歌「善子ちゃああーーーーーーん!!!」
「おい、なんかステージの機材がぐらついてないか?」
「ああ、妙だな・・・」
「!?ステージ中央のボルトが緩んでる!!!やばいぞ!」
グラッ!
ヒューーーン
「危ないっ!!!照明が!!!」
善子「え?」
海未「!」
ドッシャーーーーン!!!
梨子「きゃああああああああああああ!!!」
曜「よ、善子ちゃんが下敷きに・・・!」
千歌「善子ちゃああーーーーーーん!!!」
68: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:25:22.13 ID:E4hIrTJq
花丸「そんな・・・善子ちゃんが死んじゃったずら・・・」
ダイヤ「いえ!あそこに・・・!」
善子「・・・ううっ・・・」
ルビィ「え・・・」
千歌「生きてる!善子ちゃん生きてるよ!」
善子「あれ・・・私助かったの・・・?」
海未「ふう・・・危ないところでしたね、ヨハネ」
果南「あ、μ’sの園田海未!」
千歌「善子ちゃんを助けてくれたんだね!」
ダイヤ「いえ!あそこに・・・!」
善子「・・・ううっ・・・」
ルビィ「え・・・」
千歌「生きてる!善子ちゃん生きてるよ!」
善子「あれ・・・私助かったの・・・?」
海未「ふう・・・危ないところでしたね、ヨハネ」
果南「あ、μ’sの園田海未!」
千歌「善子ちゃんを助けてくれたんだね!」
70: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:28:53.16 ID:E4hIrTJq
海未「怪我はありませんか、ヨハネ」
善子「え、ええ・・・」
海未「それは良かったです」ニコッ
ザワザワ…μ’sの園田が津島善子を助けたぞ・・・
キャーカッコイイー!
カメラ回せカメラ!
善子「え、ええ・・・」
海未「それは良かったです」ニコッ
ザワザワ…μ’sの園田が津島善子を助けたぞ・・・
キャーカッコイイー!
カメラ回せカメラ!
71: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:31:50.82 ID:E4hIrTJq
善子「えっと、ありがとう・・・もう少しで我が現世の器が砕け散るところだったわ」
海未「お気になさらず」
千歌「善子ちゃーん!」
花丸「善子ちゃん、無事でよかったずら」
果南「それにしても照明が落ちてくるなんて、善子の不運にもほどがあるよ」
海未「お気になさらず」
千歌「善子ちゃーん!」
花丸「善子ちゃん、無事でよかったずら」
果南「それにしても照明が落ちてくるなんて、善子の不運にもほどがあるよ」
72: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:33:09.95 ID:E4hIrTJq
善子「ええ・・・まるであの呪文のようね・・・『闇の深遠にて重苦に藻掻き蠢く雷よ―――
ちかりこようるびはなだいまりかな(うわあ・・・また始まったよ・・・)
海未「―――彼の者に驟雨の如く撃ち付けよ』・・・ふっ、『グラビィティ・プレス』の一節ですか。よく読み込んでいるようですね」
ちかりこようるびはなだいまりかなよし(!?)
ちかりこようるびはなだいまりかな(うわあ・・・また始まったよ・・・)
海未「―――彼の者に驟雨の如く撃ち付けよ』・・・ふっ、『グラビィティ・プレス』の一節ですか。よく読み込んでいるようですね」
ちかりこようるびはなだいまりかなよし(!?)
73: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:36:12.97 ID:E4hIrTJq
善子(な、なぜそれを・・・!?)
善子(極大魔法の詠唱呪文はまだ誰にも伝えていない・・・私しか知らないはずなのに・・・!)
海未「それでは、私はこれで失礼いたします」
ザッザッ
善子「待って!」
海未「はい?」
善子「貴女はまさか・・・『マザー』!?」
海未「!」
善子(極大魔法の詠唱呪文はまだ誰にも伝えていない・・・私しか知らないはずなのに・・・!)
海未「それでは、私はこれで失礼いたします」
ザッザッ
善子「待って!」
海未「はい?」
善子「貴女はまさか・・・『マザー』!?」
海未「!」
74: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:38:42.08 ID:E4hIrTJq
ざわざわ・・・
善子「園田海未・・・U.S.・・・」
海未「・・・」
善子「貴女が『マザー』なんでしょう!?」
海未「わ、私を・・・母と呼んでくれるのですか・・・」
ざわざわざわざわざわざわざわざわ・・・
海未「生まれたばかりのあなたを川に捨て、あまつさえ火をつけて抹消しようとした私を・・・」
ざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわ・・・
善子「園田海未・・・U.S.・・・」
海未「・・・」
善子「貴女が『マザー』なんでしょう!?」
海未「わ、私を・・・母と呼んでくれるのですか・・・」
ざわざわざわざわざわざわざわざわ・・・
海未「生まれたばかりのあなたを川に捨て、あまつさえ火をつけて抹消しようとした私を・・・」
ざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわ・・・
77: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:41:22.10 ID:E4hIrTJq
善子「そんなの関係ない!会いたかったわ『マザー』!」
海未「ヨハネ・・・!」
善子「マザアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
海未「ヨハネえええええええええええええええええええ!!!」
ガシッ
この日、アイドル板は祭りになりました。
~おわり~
海未「ヨハネ・・・!」
善子「マザアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
海未「ヨハネえええええええええええええええええええ!!!」
ガシッ
この日、アイドル板は祭りになりました。
~おわり~
79: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:42:26.33 ID:CY0QG/nh
後日談please
80: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:42:33.89 ID:wbDdnPry
こういう合流SSいいぞー
81: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:42:49.08 ID:OUHZ0u2p
>>78
どこから梨子が出てきたんだ…
どこから梨子が出てきたんだ…
82: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:42:53.39 ID:TDwsn78e
いい話だなあ(>_<)(>_<)
83: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:43:41.92 ID:puSoEhJa
乙
84: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:45:03.04 ID:LGYxGdvy
うみよしに可能性感じた
85: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:46:36.30 ID:ARfPu5y2
中二病コンビすこ
86: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/07/10(日) 21:46:42.64 ID:3EduJA12
良かった
乙
乙
掲載元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1468149194/
Entry ⇒ 2016.07.30 | Category ⇒ ラブライブ | Comments (0)
未央「末っ子しぶりん」凛「認めない…」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 18:04:30.58 ID:NJ0xeWKE0
未央「しぶりんってさ」
凛「うん」
未央「どっちかって言ったら末っ子タイプだよね」
凛「ふーん…」
凛「…」
凛「ふーーーーーーーーーん…」
未央(あっこれめんどくさいやつだ…)
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 18:07:01.87 ID:NJ0xeWKE0
凛「ふーーーーーーーーーーーーん、私が末っ子ね…」
未央「しまったなぁ…迂闊だったなぁ…」
凛「未央って弟の面倒見てるからかも知れないけど、そういうところあるよね」
未央「帰りたいなぁ…」
ガチャ
卯月「おはようございます!」
凛「…おはよ」
卯月「凛ちゃん!機嫌悪いですね?生理ですか?」
未央「開口一番でやめなよ!」
卯月「あっでも今日は凛ちゃんの周期じゃないですよね…」
未央「だからやめろ!!」
卯月「うう…未央ちゃんもカリカリしてます…でも」
未央「この前来たばっかだよ!そういうは話題やめよほんとに!」
未央「しまったなぁ…迂闊だったなぁ…」
凛「未央って弟の面倒見てるからかも知れないけど、そういうところあるよね」
未央「帰りたいなぁ…」
ガチャ
卯月「おはようございます!」
凛「…おはよ」
卯月「凛ちゃん!機嫌悪いですね?生理ですか?」
未央「開口一番でやめなよ!」
卯月「あっでも今日は凛ちゃんの周期じゃないですよね…」
未央「だからやめろ!!」
卯月「うう…未央ちゃんもカリカリしてます…でも」
未央「この前来たばっかだよ!そういうは話題やめよほんとに!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 18:08:44.97 ID:NJ0xeWKE0
卯月「それで、どうして凛ちゃんはこんな調子なんですか?」
凛「あ、聞いてよ卯月、未央が私の事末っ子っぽいって言うんだよ」
卯月「わかります!だって凛ちゃん」
凛「ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!」
凛「卯月もそういうこと言うんだ!ふーーーーーーーーーん!!!」
未央「なあーもうこれ絶対に収拾付かない流れだもん!」
凛「何?私の何がそんなに弱そうなの?」
未央「その価値基準が既に幼いんだよ!」
凛「納得いかない…未央なら片手でノせるのに」
未央「その自信は何!?喧嘩売ってるなら受けて立つぞ!?」
凛「卯月は私のどこが弱そうって思うわけ?」
未央「だから!」
卯月「うーん、凛ちゃんなら勝てるだろうなっていうのはありますけど」
未央「なんでこう武闘派が多いわけ!?」
卯月「やっぱり凛ちゃんは可愛いですから…」
凛「……」
未央「……」
凛「ふーん…」
未央「意志が弱いぞ渋谷ァ!!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 18:11:59.97 ID:NJ0xeWKE0
凛「ほ、絆されなんだから」
卯月「えへへ、凛ちゃんはかわいいです♪」
凛「ふうぅぅぅぅぅうううん……」
未央「てか何それ鳴き声なの!?」
卯月「りーんちゃん♪」
凛「ふぅぅぅん…ふぅぅぅん…こ、このままだと負ける…私の威厳が…」
未央「今まであったとでも?」
凛「―――――――ハッ!?そうか…」
凛「ふふふ、理解った、理解ったよ未央…」
未央「読みが変だよ」
凛「わかったよ未央」
未央「言い直さなくてもいいけど…」
凛「このユニットの中で私が末っ子っていうなら、私の妹になれるアイドルを探せばいいんだ…」スクッ
卯月「凛ちゃん?」
凛「そうすれば私は末っ子って事じゃなくなる…」
凛「だよね?未央、卯月…」
未央「そうかなァ…」
凛「…私より弱いやつに会いに行く!」
未央「発想がクズい…」
※
卯月「えへへ、凛ちゃんはかわいいです♪」
凛「ふうぅぅぅぅぅうううん……」
未央「てか何それ鳴き声なの!?」
卯月「りーんちゃん♪」
凛「ふぅぅぅん…ふぅぅぅん…こ、このままだと負ける…私の威厳が…」
未央「今まであったとでも?」
凛「―――――――ハッ!?そうか…」
凛「ふふふ、理解った、理解ったよ未央…」
未央「読みが変だよ」
凛「わかったよ未央」
未央「言い直さなくてもいいけど…」
凛「このユニットの中で私が末っ子っていうなら、私の妹になれるアイドルを探せばいいんだ…」スクッ
卯月「凛ちゃん?」
凛「そうすれば私は末っ子って事じゃなくなる…」
凛「だよね?未央、卯月…」
未央「そうかなァ…」
凛「…私より弱いやつに会いに行く!」
未央「発想がクズい…」
※
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 18:23:13.27 ID:NJ0xeWKE0
未央「さてやってきましたるは女子寮でございます…」
凛「ふふ、この中に私の妹が居るんだね」
未央「通報かなぁ…でも友達なんだよな…」
卯月「ええっと、義妹って言うんでしたっけ…私から見ると…」
未央「何結婚してんの!?いつの間に籍入れてたの!?友達としてショックだよ!?」
凛「やっぱり、あんまり騒がれると、ね……」
卯月「結婚式は小さな教会で、身内だけで挙げようって…」
未央「冗談なのか違うのかだけはっきりさせよう!怖いから!ね!」
クラリス「でしたら、是非私どもの教会を…」
未央「ほらなんか営業の人来ちゃったし…」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 18:42:20.87 ID:NJ0xeWKE0
クラリス「ふふふ…おかげさまで、大分立て直しもなってきましたので。お手伝いできることがあれば…」
凛「身内ならいろいろと融通が利きそうだけし…卯月、どうかな」
卯月「私は、凛ちゃんさえよければ…」テレテレ
未央「ええい薄ら寒い!!今後の付き合い方考えかねないから冗談だって早く言って!!!」
クラリス「あら、愛の形とは人それぞれ。そう頭ごなしに否定するものではありませんよ…」
未央「味方はいないのか!!!」
未央「ていうか宗教的に大丈夫なのさ!?キリストでしょ!?」
クラリス「そんなこと言ってしまうと、アイドル活動なんてモロ偶像崇拝ですわ」
未央「あ確かに………モロとか言ってるよこの人」
卯月「意外とルールはガバガバなんですね!」
未央「しまむー!!!!!!!」
凛「クラリスがガバガバ…」
未央「しぶりん…」
凛「ブッフフォ!!!!」
未央「渋谷ァ!!!」
クラリス「…なんと、失敬な」ムス
未央「そうだよちょっと言ってやって!」
クラリス「ちゃんとキツキツです」
未央「あんたが一番ノっちゃだめでしょ!!!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 19:11:09.30 ID:NJ0xeWKE0
凛「まぁ結婚式の話は冗談なんだけどさ」
未央「あ、冗談なんだ…よかった…」
卯月「私とは遊びだったんですか…?」
未央「もーしまむー収拾付かないからさ…」
凛「卯月、耳貸して」
卯月「?はい」
凛「ほら言っとかないとさ…こうやって結婚式には呼ばないでおいて…」ヒソヒソ
未央「聞こえてるよ!!!厄介者扱いしてくれちゃってさ!もー!!」
フラリス「…冗談。…ふふ、そんなことだろうとは思いましたが」
凛「ごめんねちょっと騒がせちゃってさ」
クラリス「いえ、お構いなく」
未央「いやそこはもうほんとに謝る、ほんとに」
凛「でさ、騒がせついでにもう一つ」
クラリス「はい、なんでしょう?」
凛「クラリスは妹っぽいアイドルって誰だと思う?」
クラリス「妹ですか」
卯月「凛ちゃん、妹を欲しがってるです」
クラリス「でしたら、ご両親に相談なされた方が…」
未央「なるほど産めよ増やせよ。って違うそういう話じゃないの!!」
凛「わぁ、ノリツッコミだ」
卯月「うーん、60点?」
未央「何目線だ!」
クラリス「違うのでしたら、どういうなの事でしょう?」
凛「もっとこう…概念的にというかさ」
未央「伝わるぅ?それ」
クラリス「…ああ、そういう事でしたら、私の母校では上級生を『お姉様』と呼び慕う風習などありましたわ」
未央「伝わった」
卯月「わぁ…漫画とかで見るのと同じでしょうか…」
クラリス「ふふ…まあ、ご想像にお任せしますわ」
凛「なるほどヒントは女学校系百合…」
未央「その無体な変換どうにかならない?」
凛「ありがとうクラリス。その時はよろしくね」
クラリス「いえ、私でもお力になれたのなら」
未央「あ、ちょっと待ってよしぶりん!ほんと、ごめんなさい!…しまむーも!」
※
未央「あ、冗談なんだ…よかった…」
卯月「私とは遊びだったんですか…?」
未央「もーしまむー収拾付かないからさ…」
凛「卯月、耳貸して」
卯月「?はい」
凛「ほら言っとかないとさ…こうやって結婚式には呼ばないでおいて…」ヒソヒソ
未央「聞こえてるよ!!!厄介者扱いしてくれちゃってさ!もー!!」
フラリス「…冗談。…ふふ、そんなことだろうとは思いましたが」
凛「ごめんねちょっと騒がせちゃってさ」
クラリス「いえ、お構いなく」
未央「いやそこはもうほんとに謝る、ほんとに」
凛「でさ、騒がせついでにもう一つ」
クラリス「はい、なんでしょう?」
凛「クラリスは妹っぽいアイドルって誰だと思う?」
クラリス「妹ですか」
卯月「凛ちゃん、妹を欲しがってるです」
クラリス「でしたら、ご両親に相談なされた方が…」
未央「なるほど産めよ増やせよ。って違うそういう話じゃないの!!」
凛「わぁ、ノリツッコミだ」
卯月「うーん、60点?」
未央「何目線だ!」
クラリス「違うのでしたら、どういうなの事でしょう?」
凛「もっとこう…概念的にというかさ」
未央「伝わるぅ?それ」
クラリス「…ああ、そういう事でしたら、私の母校では上級生を『お姉様』と呼び慕う風習などありましたわ」
未央「伝わった」
卯月「わぁ…漫画とかで見るのと同じでしょうか…」
クラリス「ふふ…まあ、ご想像にお任せしますわ」
凛「なるほどヒントは女学校系百合…」
未央「その無体な変換どうにかならない?」
凛「ありがとうクラリス。その時はよろしくね」
クラリス「いえ、私でもお力になれたのなら」
未央「あ、ちょっと待ってよしぶりん!ほんと、ごめんなさい!…しまむーも!」
※
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 19:40:12.76 ID:NJ0xeWKE0
※
未央「さてやってきましたるはしぶりん曰く『百合臭い女の居る場所』だそうです…」
凛「テンション低いよレポーター」
未央「帰りたい…」
卯月「帰ってもいいんですよ」
未央「二人を野放しにしておく恐怖が勝つの!」
卯月「未央ちゃん、優しくて好きですよ♪」
未央「ありがとう今じゃなかったら少しはときめいたかも…」
凛(は~いじゃあ、今からお邪魔するこのお部屋)ヒソヒソ
未央「…寝起きドッキリ?」
卯月(未央ちゃん!声!)
未央(…まったくもー…)
ガチャガチャ
凛(…鍵がかかってるね…)
未央(…そこレッスン室だから開いてるでしょ)
卯月(未央ちゃん)
凛(だけど…、…タダーン、マスターキーを借りてきちゃった)
未央(…それって)
卯月(本田)
未央(…ひどくない?)
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 19:57:50.29 ID:NJ0xeWKE0
凛(ご開錠~~……さてこの中には、速水奏さんがいらっしゃるとのことで…)
未央(で、寝てる訳じゃないのにどうドッキリさせるのさ…)
凛「…………」
凛「うーんと……、…」
ドン!ドン!ドン!
凛「開けろ速水ィ!!!!」ドン!ドン!ドン!
ドン!ドン!ドン!
未央「間を置いた割にはえらく雑だな!?」
凛「そこに居るのはわかってんだァ!!開けろォ!!」ドン!ドン!ドン!
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 19:59:02.41 ID:NJ0xeWKE0
未央「てか今マスターキーで開けたんでしょ!?シチュエーションどうなってんのさ!」
凛「はァーーーーやァーーーーみィーーーー…」ドン!ドン!ドン!
未央「あーもう縁切りたい…」
未央「ん?しまむーが居ない」
ガチャ
凛「あ、来た」
キィ…
拓海「…………よォ」
凛「…………」
凛「ウッスシツレイシマス」ソソクサ
未央「オーッっと逃げちゃだめだよしぶりん」ガッシリ
凛「待って聞いてない待って聞いてない待って聞いてない待って待って待って待って」ジタバタ
拓海「ワリィ、奏のヤロウぁもういねェんだが…ちょうどいいや。ちょっと暇してんだ。面ァ貸せよ、な?」
凛「あああああああああ待って卯月はどこに居るの!?!」
未央「多分いち早く察して逃げた」
凛「畜生!あの畜生ノーマルタイプ!」
拓海「なーにお前とは前から気が合いそうだって思ってたんだ…仲良くやろうぜ!」
凛「その先の風に連れて行かれる!その先の風に連れて行かれる!」
未央(ウワッ気持ち良い~…)
凛「はァーーーーやァーーーーみィーーーー…」ドン!ドン!ドン!
未央「あーもう縁切りたい…」
未央「ん?しまむーが居ない」
ガチャ
凛「あ、来た」
キィ…
拓海「…………よォ」
凛「…………」
凛「ウッスシツレイシマス」ソソクサ
未央「オーッっと逃げちゃだめだよしぶりん」ガッシリ
凛「待って聞いてない待って聞いてない待って聞いてない待って待って待って待って」ジタバタ
拓海「ワリィ、奏のヤロウぁもういねェんだが…ちょうどいいや。ちょっと暇してんだ。面ァ貸せよ、な?」
凛「あああああああああ待って卯月はどこに居るの!?!」
未央「多分いち早く察して逃げた」
凛「畜生!あの畜生ノーマルタイプ!」
拓海「なーにお前とは前から気が合いそうだって思ってたんだ…仲良くやろうぜ!」
凛「その先の風に連れて行かれる!その先の風に連れて行かれる!」
未央(ウワッ気持ち良い~…)
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 22:20:01.31 ID:NJ0xeWKE0
凛「ひどい目に遭った」
未央「遭ってないでしょ。…たくみんが冗談のわかるヤンキーで良かったね?」
凛「けど私はめげないよ、私に相応しい妹を見つけるまで」
未央「めげてくれないかなぁ…」
卯月「凛ちゃーん!未央ちゃーん!」
未央「あ、しまむー」
凛「ここで会ったが百年目ェ!!!!」バッ
凛「たとえ卯月と言っても今日という今日は
卯月「…」ドスッ!
凛「ウッ…」ドサァ…
未央「呆気な!」
卯月「わわわ…!凛ちゃん大丈夫ですか~!?」
未央「そして白々しい…」
凛「グゥゥゥゥゥゥ…島村卯月…」
卯月「えっと、私、二人に飲み物買ってきてあげようと思って…それで…」
卯月「でも凛ちゃん……、…勝手に居なくなったの、怒ってるんですか…?」
凛「卯月…」
卯月「私、悪気は無くて……でも、怒らせちゃったんですよね…ごめんなさい…」
凛「………」
凛「そんなことない、愛してるよ卯月…」ギュ…
卯月「凛ちゃん…」
未央「ほーらまたそうやって三流メロドラマ始める」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 22:40:13.19 ID:NJ0xeWKE0
凛「何?嫉妬?見苦しいよ」
未央「申し訳ないけどレズに嫉妬はしないかな」
卯月「藍子ちゃんとはよろしくヤってないんですか?」
未央「イントネーションに悪意を感じるんだよ!人の友達を勝手にレズにしないでよ結構タチ悪いよ!?」
凛「ふっ、閉塞的な価値観だね…私たちは今時代の最先端を歩いてるの。わかる?」
未央「もう今日はこのテンションなんだキッツいなぁ…ファッションみたいに言わないでよ」
凛「これがホントのファッションレズ」
未央「認めてんじゃん!ファッションだって認めてんじゃん!」
卯月「でも、奏ちゃんもファッションレズみたいなことしてますし、会うなら合わせた方が良いかなって…」
未央「ほんっと毒吐くね~~~~!はやみーに言ったら絶対へそ曲げるからやめなよ!」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 23:15:30.77 ID:NJ0xeWKE0
未央「っていうかなんではやみーなの?」
凛「えっ?弱そうじゃない?」
未央「その判断基準続けるんだ」
凛「腕相撲とかやったら速攻叩き折るよ?」シュッシュッ
未央「しまむーに叩き潰された後でよくそのセリフ吐けるね」
凛「私、止まる気はないから」
未央「もっとカッコいい台詞だったと思うんだけどなんでかなー…」
凛「全部倒して私の妹にする」
卯月「わぁ、頑張ってくださいね!」
未央「皮肉!…じゃない?純粋な応援だよね?」
凛「そのためには勝てるところから着実に、ね」
卯月「仁奈ちゃんとか妹にしたらとってもかわいいと思います!」
未央「おおいこの文脈で9歳児を勧めないでよ!?もうやただの虐待にしかならいからね!?」
凛「奏の次の予定が決まったね」フッ
未央「全力で阻止するからな!!??骨の一本二本覚悟しなよ!!??」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/24(日) 23:55:53.48 ID:NJ0xeWKE0
※
凛「そんなわけでやってきたのは仮眠室」
卯月「中で誰かとファッションレズしてるんでしょうか…」
未央「一線越えちゃったらもうファッション言ってられないと思うな―私」
卯月「でも一発までなら遊びで済みますし…」
未央「ごめんほんとやめてその価値観!やめよう!アイドルとしてまずい!」
凛「大丈夫だよどうせみんな隠れて…」
未央「業界の闇に触れようとするんじゃないよ!」
凛「ラクロスしてる」
未央「……」
未央「苦し紛れにもほどがあるんだよせめてツッコミどころの分かりやすいボケを投げろォ!!」ギリギリギリギリギリギリギリギリ
凛「卍固め!卍固め!」ギリギリギリギリギリギリギリギリ
未央「それはそれでイライラするんだよォ!!!」ギリギリギリギリギリギリギリギリ
凛「片手でノせるのに!片手でノせるのに!」ギリギリギリギリギリギリギリギリ
未央「何の言い訳だ渋谷ァ!!!」ギリギリギリギリギリギリギリギリ
凛「あだだあだだだだだだだだだだだだあだだだだ」ギリギリギリギリギリギリギリギリ
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/25(月) 00:21:46.57 ID:JAYBtZH60
凛「もう、すぐ手を出そうとするんだから…」
未央「どの口が言う?」
卯月「凛ちゃん可愛かったですよ!」
未央「愛が歪んでるな!?」
卯月「私、もっと凛ちゃんの可愛いところ見たくなってきました…えへへ…」
未央「おいしぶりん危ないよ!?加虐癖が牙を剥いてるよ!?」
凛「ふふっ、今夜は激しいね」
未央「肝だけは据わりやがってこんちくしょう!」
凛「気を取り直してこの中」
未央「ていうか、今度こそ寝起きドッキリの真似するべきなんじゃないの?」
凛「分かってないね。同じこと二回やる奴は頭使ってないってことなの」
卯月「素敵です!誰の言葉を借りたんですか?」
凛「『桐生つかさのガチで☆惚れさす名言集』から抜粋」
未央「ねえそのタイトルホントに本人監修してるの?」
凛「聞いたら『はァ?そんな本出した覚え無いけど』って」
未央「今すぐ訴えよう!勝てるから!」
凛「桐生社長の名言に則って私は正面から行くよ」
未央「ああもう、好きにして良いから」
ドン!ドン!ドン!
凛「たのもォーーッ!!!!」ドン!ドン!ドン!
ドン!ドン!ドン!
未央「一番肝心なところに頭使ってないなコイツ!!!」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/25(月) 07:47:15.77 ID:JAYBtZH6o
未央「てか仮眠室のドアなだけむしろ悪化してるよね!?」
凛「…でも正直仮眠室なんてマトモな動機で使う人居なくない?」
卯月「でも交尾の邪魔されて怒らない生き物は居ませんし…」
未央「そのセックス思考を今すぐやめろ!」
凛「私だってラクロスの練習でぐらいしか使わないよ」
未央「隠れてラクロスは冗談じゃ…!? そもそも室内でやるんじゃないよ!迷惑にも程があるでしょ!」
卯月「今なら誰が怒りに来てもなんとかできますよ!」
未央「ねえそれ何の自信まさか物理的な話してないよね」
卯月「島村卯月、がんばります!」
未央「否定しろ!」
凛「ねえそろそろ行って良いかな…」ウンザリ
未央「お前にその擬音を出す資格なんて無い!!」
卯月「お、お邪魔しまーす…」キィ…
奏「………zz」スゥ…スゥ…
凛「…」
凛「…何普通に寝
未央(普通だからだよちょっと静かにしなよ!!)
凛「…でも正直仮眠室なんてマトモな動機で使う人居なくない?」
卯月「でも交尾の邪魔されて怒らない生き物は居ませんし…」
未央「そのセックス思考を今すぐやめろ!」
凛「私だってラクロスの練習でぐらいしか使わないよ」
未央「隠れてラクロスは冗談じゃ…!? そもそも室内でやるんじゃないよ!迷惑にも程があるでしょ!」
卯月「今なら誰が怒りに来てもなんとかできますよ!」
未央「ねえそれ何の自信まさか物理的な話してないよね」
卯月「島村卯月、がんばります!」
未央「否定しろ!」
凛「ねえそろそろ行って良いかな…」ウンザリ
未央「お前にその擬音を出す資格なんて無い!!」
卯月「お、お邪魔しまーす…」キィ…
奏「………zz」スゥ…スゥ…
凛「…」
凛「…何普通に寝
未央(普通だからだよちょっと静かにしなよ!!)
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/25(月) 07:58:51.49 ID:JAYBtZH6o
卯月「ぐっすりですね…」
未央「当たり前でしょ壁ドンされてまだ寝てるんだから」
凛「……………」ゴソゴソ
卯月「なんだか珍しいもの見ちゃいましたね…」パシャパシャ
未央「そう撮らないの……」
未央「……おいそこの残念ブルーなに人のことまさぐってんだ」ドカッ
凛「いっ…!?殴った!今」
未央「だって声出して突っ込めないじゃん」
卯月「どんな下着でしたか?」
未央「そうやって聞かない」
凛「『今日これから死ぬ気で受精するセックスします』っていう感じかな」
未央「怒鳴り散らしたい…」ギリギリ
未央「当たり前でしょ壁ドンされてまだ寝てるんだから」
凛「……………」ゴソゴソ
卯月「なんだか珍しいもの見ちゃいましたね…」パシャパシャ
未央「そう撮らないの……」
未央「……おいそこの残念ブルーなに人のことまさぐってんだ」ドカッ
凛「いっ…!?殴った!今」
未央「だって声出して突っ込めないじゃん」
卯月「どんな下着でしたか?」
未央「そうやって聞かない」
凛「『今日これから死ぬ気で受精するセックスします』っていう感じかな」
未央「怒鳴り散らしたい…」ギリギリ
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/25(月) 14:37:34.56 ID:JAYBtZH60
凛「でも困った、このままだと私寝こみを襲う卑怯者にしかなれないよ」
未央「知らないよ、諦めたら?」
凛「なんとか合法的に奏に起きてもらう方法、無いかな?」
卯月「うーん、寝こみを襲われるのは、油断してるのが悪いだけだと思うんですけど…」
凛「アイドルとしてそれはちょっとね…」
未央「今更だけどさ、二人にとってアイドルって何さ」
凛「みんなに夢と希望を与える存在だよ」
卯月「みんなを笑顔にできる存在です!」
未央「この期に及んでそれが言える神経だけはリスペクトするよ」
卯月「というか、奏ちゃん一人だけなんですね…」
未央「何残念そうにしてるのさ…」
卯月「撮って…、…強請れるかなって…」
未央「何を!?」
奏「…ん」ピク
凛「あ」
未央「あっ」
卯月「あ…」
凛「……」
凛「ふふっ、未央大きい声出したからマイナス1奏ポイントね」
未央「何それッ、……なんで私が悪いことしたみたいな空気なのさ…」
凛「私は今マイナス50くらいあるから」
未央「自覚はあるんだね」
未央「知らないよ、諦めたら?」
凛「なんとか合法的に奏に起きてもらう方法、無いかな?」
卯月「うーん、寝こみを襲われるのは、油断してるのが悪いだけだと思うんですけど…」
凛「アイドルとしてそれはちょっとね…」
未央「今更だけどさ、二人にとってアイドルって何さ」
凛「みんなに夢と希望を与える存在だよ」
卯月「みんなを笑顔にできる存在です!」
未央「この期に及んでそれが言える神経だけはリスペクトするよ」
卯月「というか、奏ちゃん一人だけなんですね…」
未央「何残念そうにしてるのさ…」
卯月「撮って…、…強請れるかなって…」
未央「何を!?」
奏「…ん」ピク
凛「あ」
未央「あっ」
卯月「あ…」
凛「……」
凛「ふふっ、未央大きい声出したからマイナス1奏ポイントね」
未央「何それッ、……なんで私が悪いことしたみたいな空気なのさ…」
凛「私は今マイナス50くらいあるから」
未央「自覚はあるんだね」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/25(月) 20:49:39.08 ID:JAYBtZH60
卯月「わわわ…凛ちゃんのファーストキスが取られちゃいます…」
未央「そういう設定なんだ?今考えた?」
凛「奏ポイントが溜まりきるよりも先に卯月ポイント貯めればワンチャンあるよ」
卯月「あー…はい、がんばります。」
未央「あれ?そこは乗り気じゃない?」
凛「ふふっ、卯月ったらシャイなんだ」
未央「大丈夫?これしぶりんカモられてるだけじゃない?」
卯月「そんなことより」
未央「ほらこれ」
卯月「そもそもどうして寝てるんでしょうか?」
凛「奏にも眠い時ぐらいあるんじゃないの?」
未央「…ああ、うん、気にしないならいいけど」
卯月「だれか何か知ってる人居ませんかね~……」
ガチャ
ありす(with水とタオル)「…あれ、ニュージェネレーションのみなさんじゃないですか。どうしたんですか?」
未央「ありすちゃん、そっちこそ」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/25(月) 21:55:07.22 ID:JAYBtZH60
卯月「その水とタオルは?」
ありす「え、いや、なんでもいいじゃないですか…目線がなんかイヤなんですけど」
凛「……………ははん、隅に置けないね」
ありす「何を………、……」
ありす「……ッ!」
凛「さしずめ、奏は16歳まで待てなかったってところかな?」
未央「おい」
ありす「な、なななッ!?何を言い始めるんですか!?///」
未央「あーそんな声出しちゃうとー…」
凛「でも奏の方を先にダウンさせちゃうなんて、やるね。ありす」
ありす「は、破廉恥です!!いきなり何を言い出すんですか!?///」
凛「ん?あれ私何か変な事言ったかなー?」
ありす「ううー…!そんな話が…!」
未央「ねえ相手小学生」
凛「ふふ…ありす。意外とおませさんなんだね」
ありす「~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッッ!!!!!!」
ありす「いい加減にしてください!!!!!」
ありす「いいですか!??大体、同性愛なんて非生産的すぎます!!!!」
ありす「それに、まるで私と奏さんがその………そういう関係にあるみたいな言い方は!!!あまりにデリカシーに欠けていると思います!!!」
ありす「凛さんだって女性でしょう!??!?もっと淑やかに、嫋やかに、そういう事に恥じらいを持つようでなければ―――――」
未央「あ、ありすちゃーん……」
ありす「はい?……」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/25(月) 22:03:31.77 ID:JAYBtZH60
未央「そ、そこ…」
ありす「………」
ありす「……ぁ」
奏(寝起き)「………………………」ムクリ
卯月「おはようございます!」
未央「お、おはよ…」
凛「…………」プイ
奏(寝起き)「………」フラフラ
奏「……」グリン
凛「わ、私」
奏「…、…」ヨロヨロ
凛「何…、」
奏「・・・・・・・・」ジーッ
凛「や、やだなぁ…奏、そんなに近くで見つめられると…」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/25(月) 22:04:36.93 ID:JAYBtZH60
奏「………」ジトーッ…
凛「………」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/25(月) 22:05:17.99 ID:JAYBtZH60
奏「チッ……」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/25(月) 22:08:30.59 ID:JAYBtZH60
スタスタスタ……
ガチャ
バタン
卯月「………」
未央「………」
ありす「………っ」サーッ
凛「…………、」サーッ
未央「寝起き悪っ………」
※
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/25(月) 23:16:59.62 ID:JAYBtZH60
凛「奏との勝負はお流れになっちゃったね…」
未央「いやあしぶりん負けてたでしょあれは」
凛「ま、負けてなんかないし…次会ったら勝つし…」
卯月「それじゃあ、次は仁奈ちゃんを探しに行くんですか?」
未央「あ、やるの?だったら未央ちゃん今ここで阻止しちゃうよ?」ゴキゴキ
凛「ひっ………!?…あ、いや、そうは考えてないかな、うん」
未央「うん、続けて」
凛「…いや奏に勝ててないのはアレだから、同じようなレベルのアイドルを探そうかなって」
卯月「たとえば?」
凛「飛鳥とか蘭子」
未央「いやレベル下げに行ってるじゃん!!やっぱさっきので萎縮してるんじゃん!!」
凛「わ、私があれぐらいで取り乱すわけないでしょ、に、睨み返してやったんだから」
未央「こっちは血の気の引いたしぶりんの顔見てるんだよ!!」
卯月「えっ?奏ちゃんと、蘭子ちゃんと、飛鳥ちゃん。…そんなに違うんでしょうか?」
未央「はいはいーいしまむーの言いたいことわかるけどちょーっと遠慮しておこうねー」
凛「ほんっと恥ずかしくないのかな…ンッふふふっwww」
未央「しぶりんは人の事言えないでしょ!!この後しぶりんがライブのMCやってる時の映像見せてやろうか!?」
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/26(火) 00:34:52.19 ID:sfP2vlyd0
凛「そうと決まれば、二人はどこにいるかな?」
未央「あの二人寮暮らしでしょ?だったらこのまま部屋でも探せばいいんじゃない?」
凛「ふふっ、未央もようやく乗り気になってきたね」
未央「悟ったんだよ、とっとと終わらせちゃった方が楽かなって」
卯月「未央ちゃんが協力してくれたら心強いです!」
未央「あー、うん、任せて、なんとなく部屋の場所は知ってるから」
未央(しぶりんなら思ったより簡単に極められたしなんとかなるでしょ…)
※
凛「ふふ、ここが私の妹の部屋だね」
未央「立派な死亡フラグじみてきたねそれ」
卯月「三度目の正直ですよ!凛ちゃん!」
凛「ああ…今なら絶対勝てる気がする…」
凛「さーてと…」
凛「…………」
凛「……」
凛「…」
凛「飛鳥、蘭子。居るー?」コンコン
未央「ねえ今なんか考えて何も思いつかなかったんでしょ、そういう間でしょ今の」
凛「居るー!?」ドン!ドン!ドン!
未央「すぐドンドンに逃げるのやめなよ!!発想力は良いからモラルは持ってよ!!」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/26(火) 21:31:48.10 ID:sfP2vlyd0
ガチャ
飛鳥「騒がしいのは好きじゃないんだが」
凛「蘭子は?」
蘭子「私達の牙城に足を踏み入れようとはな…ククク…」
凛「よーしよし…」
卯月「えっと、凛ちゃんの話を聞いてほしんですけど…」
飛鳥「アポなしというのも感心しない。人の部屋と言うのは無二のパーソナリティスペースだと理解すべきじゃないのかな」
蘭子「まぁ、言うでない…闇は懐が深いものよ」
飛鳥「……………」
飛鳥「まったく、今日のボクの機嫌が悪く無くて良かったね」
未央(わかりやすいなぁ…)
卯月「お二人とも、とっても仲が良いんですね!」
飛鳥「、…さて、何の話をしているのかな…」
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/26(火) 22:13:54.27 ID:sfP2vlyd0
蘭子「クク、歓迎しようぞ。さあ、楽にするがよい…」
凛「ポテチ、ポテチとかない?ジュースも」
飛鳥「………無いよ」
凛「無いの?備えが悪いね…先輩として教えてあげる。こういう来客はいつあるか分からないから、食べ物は常備しておくこと」
卯月「私はクッキーとか好きですよ!」
飛鳥「………」
凛「返事も無い。まあ若い頃はそんなもんだけどさ…」
飛鳥「…」
凛「ふふ、今のお姉ちゃんっぽかったでしょ?」
未央「私だったら月一でも口利きたくない」
卯月「きっと立派に独り立ちしてくれると思いますよ!」
飛鳥「フゥー…じゃあ次は無礼が無いようにするから、ここは仕切り直し。また次の機会という事でどうかな?凛…」
未央「あちょっと待って!!これは後でぶん殴っておくから!話だけでも聞いて!?」
蘭子「あ、飛鳥ちゃん、落ち着こう?」
飛鳥「…ふむ、未央さんが言うなら、まだ考える気にもなる。機嫌を損ねていることは、意識してほしいが」
蘭子「わ、我らが邪気に長く身を浸せばただでは済まぬと知れ!闇は無慈悲であるぞ!」
凛「ふふ、闇に屈する私なんかじゃないよ?」
飛鳥「……、」
蘭子「わわわ…」
未央「うん…ごめん、ほんとに」
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/26(火) 23:07:54.37 ID:sfP2vlyd0
凛「ほら未央、私なんか呼び捨てだよ?これは距離が縮まってる証拠でしかないよ。…ふふ、また一つ姉ステータスが上がったね」
未央「しぶりん、後であすあすがどんな相手を呼び捨てにしてるか教えてあげるね」
飛鳥「あー…さっきから聞いてるその「姉」っていうのがキーワードなのかい?」
凛「そうだよ飛鳥。そして蘭子。これから二人には私の妹になってもらうの」
蘭子「ぃ…いもう、と?」
飛鳥「……ふ、キミも人肌恋しくなったのかい?ボクには理解らない感情だが…」
卯月「わかります!体は簡単に許したくはないですよね!」
未央「一発までは遊びとどっちが真実なの?」
卯月「人は矛盾を孕んで生きるものですよ!えへへ!」
未央「中二に当てられたか?」
凛「それで、どう?」
飛鳥「どうって」
凛「私の妹になるつもりがあるかどうか」
蘭子「偽りの縁とは、度し難い…」
飛鳥「…フン残念ながら、ボクはそう素直な方じゃあなくてね」
凛「……へえ」
凛「じゃあ無理やりにでも認めさせてあげる」
飛鳥「蘭子、下がってて」
蘭子「ひぃ…」
未央「ちょっとしぶりん
飛鳥「待ってくれ未央さん」
飛鳥「…売られた喧嘩は、なんとやらという事もある」
未央「あすあすも喧嘩っ早いんだ…」
卯月「アイドルですから!」
未央「プロデューサーやファンのみんなが聞いたらどう思うかな…」
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/26(火) 23:53:28.06 ID:sfP2vlyd0
卯月「はい!二人とも準備は良いですか?」
凛「後悔しなよ…私と腕相撲の土俵に上がってしまった事を」ニギニギ
飛鳥「そうやって頭ごなしに否定する…成る程。反目するべき年長者としては、よくできている…」グゥッ…
蘭子「あ、飛鳥ちゃん、頑張って…」
未央「ぶっ潰せあすあすー!」
凛「………なんの。卯月!見てて!」
卯月「はっけよーい…」
凛「えちょ、」
卯月「ぅのこった!」
凛「ふーーーーーーーん!!」
飛鳥「くっ…」
未央「…………」
凛「ふぅぅぅぅぅぅぅぅん…ふぅぅぅぅぅぅぅん」
飛鳥「くっ…はははッ…!」
未央「………」
凛「ふーん……ふぅんッ!!」
飛鳥「ッ……」
未央「………………」
卯月「凄いです!二人とも互角です!」
未央「しぶりんそれマジなの…」
凛「ふうんッ!ふうんッ!」
飛鳥「くぅッ……」
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 00:16:12.33 ID:JI86umr40
未央「ねえしぶりん、結構ガタイ差あるよ?傍から見てるとあすあす凄いんだけど、これどう判断したらいいの?」
凛「ちょっとッ……気が散るッ……」
飛鳥「………ッ」
卯月「うーん、拮抗してますね…」
蘭子「………~~~ッ」ギュッ
蘭子「飛鳥ちゃん頑張って!」
飛鳥「!!」
凛「!」
飛鳥「これは、頑張らなくちゃな…!」グググッ
凛「ふーん…!?」
未央「そうだぞあすあす!そのあんちきしょうなんかに負けちゃダメだよ!」
飛鳥「ぐぐ、ぐ……!」
凛「ふぅぅぅぅうううん……!」
卯月「……あああ、これは、飛鳥ちゃん…!」
飛鳥「流れは貰ったァ……!」ググググググ…
凛「ふううんんんんんんんんん……!!!」
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 00:18:02.13 ID:JI86umr40
バタンッ!………
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 00:25:27.45 ID:JI86umr40
蘭子「ぁ…………」
未央「…………」
飛鳥「………」
凛「………」
卯月「か、勝ったのは……」
卯月「凛ちゃ
凛「ウオオオオオォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!」
凛「やったあああああああああああああああああああああっ!!!」
凛「やった勝ったーーーーーーーーーーーっ!!!!」
凛「ふふっ!これで飛鳥は私の妹だね!さあ!」
凛「早くお姉ちゃんって呼んでよ飛鳥!ああ……ふふふ!」
凛「三度目の正直だよ卯月!未央!ね私ようやく――――――」
未央「しぶりん」
凛「―――――ん?何?」
未央「あのさ」
未央「もう死んだら?」
凛「ハッ――――――!?!?!?」
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 00:31:15.78 ID:JI86umr40
凛「な、なんでよ未央、そんなひどい」
未央「まずさ、空気読もうよ」
未央「第一大人気ないし」
未央「その喜びよう何?ガタイ差ある相手だし、第一中二が相手なんだよ?」
未央「あのさ、もう、恥ずかしいっていうか、なんか、死んでほしい…引く…」
凛「」
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 00:47:36.92 ID:JI86umr40
凛「な、……」
凛「………な、なんでよ」
凛「大人気ないって、そんな」
凛「――――私だってまだ15歳なのにぃぃいいいいいいいい!!!!!」
凛「ひどいよぉ!!ちょっと体大きいだけでさ!!そんな大人みたいに振る舞えってさ!ひどいよぉ!!」
未央「うるっさいな!!?年下扱いが嫌だって言い始めたくせに!年を言い訳にする資格なんてないよ!!!」
凛「ひどいよぉ!!ひどいよぉ!!」
未央「そーいうんだから末っ子扱いしたくなるんでしょ!!もーーっ!!!」
凛「ううっ…ひぐっ…もういいもん…実績だけ作るもん…」
凛「蘭子!腕だしなよ!!」
蘭子「ひえっ!?」
未央「あ最低だこいつ!!よりによってらんらんを!」
凛「知らないもん!子供だもん!背伸びしたりしないもん!」
未央「十分背高いくせに!らんらん!付き合わなくていいよ!!もうこっちで何とかするから!!」
飛鳥「済まない蘭子…せめて、キミだけでも」
蘭子「飛鳥ちゃん……」
蘭子「っ…!」グッ
飛鳥「蘭子!?」
未央「らんらん!?」
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 00:58:08.71 ID:JI86umr40
蘭子「…ふ、言ったのはアナタだったはず。我らは一にして全、全にして一。と…」
蘭子「…一人になんて、させない…」
飛鳥「キミってやつは…」
未央「わかったよ、止めないよ…」
卯月「準備はできましたか?じゃあ二回戦始めますよ!」
凛「妹…妹…」
蘭子「~~~~~っ」
卯月「はっけよーい…」
卯月「ぅのこった!!」
蘭子「えいっ!!」グイッ!
凛「ぇ―――?」
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 01:02:01.16 ID:JI86umr40
※
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 01:12:05.57 ID:JI86umr40
凛「」
凛「」
卯月「凛ちゃん…」
未央「わ、私も、つい言いすぎちゃったところあるから…そう、気を落とさないで」
凛「に、」
凛「二回戦だっt
卯月「瞬殺でしたね……」
凛「」
未央「まずらんらんが自分でびっくりしてたもんね…」
卯月「飛鳥ちゃん蘭子ちゃんを見る目変わってましたもんね…」
凛「……あのさ」
未央「仁奈ちゃんたち、探そっか」
凛「…」
未央「それでさ、話聞いてもらって、最後にしよ?」
凛「…」
凛「…うん」コクリ
未央「さーそれじゃあ子供たちは今どこにいるかなーッ!!NG探険隊しゅっぱーつ!」
卯月「か、可愛いところも凛ちゃんの素敵なところですよ!」
凛「うん…」
※
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 19:37:00.36 ID:JI86umr40
未央「へー!仁奈ちゃん!居るかい!」
仁奈「あ、未央おねーさん!一体どうしやがったでごぜーますか!」
みりあ「ニュージェネのみんなだー!遊びに来てくれたのー!?」
卯月「こんにちは♪今日も元気いっぱいですね!」
凛「…ふふ…ほんとに…」
未央「みりあちゃん!なんだちょうどいいじゃん!ねーちょっとお話聞いてくれないかな?」
みりあ「えー?仁奈ちゃんは平気ー?」
仁奈「仁奈は全然大丈夫でごぜーます!」
みりあ「じゃあみりあも平気ー!」
未央「ああ~~!!いい子たちだなあ~~~~!!」
みりあ「あはは!くすぐったいよー!」
凛「子供の相手が上手だね、未央は」
卯月「凛ちゃん…」
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 20:12:01.49 ID:JI86umr40
未央「今日はね、しぶりんから二人にお願いしたいことがあるんだって~!」
仁奈「お願いでごぜーますか!」
みりあ「何かなー?」
未央「なんだろねー?」
未央「…ホラ、しぶりん!」
凛「……」
凛「…ねえ二人とも、お姉ちゃんが欲しいって思った事ある?」
仁奈「おねーさんでごぜーますか?」
凛「そう、お姉さん」
仁奈「うーん…よくわからないでごぜーます」
仁奈「前だったら思ったかも知れねーですけど…」
仁奈「…でも今は事務所のみんなに優しくしてもらってるから、欲しいとは思わねーですよ!」
卯月「仁奈ちゃん…」
仁奈「だって仁奈にはもうおねーさんがいっぱいいるでごぜーますから!」
未央「あ、やばめっちゃいい子…」
凛「仁奈…」
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 20:36:01.77 ID:JI86umr40
みりあ「…凛ちゃんどうかしたの?」
凛「え、いや…」
卯月「凛ちゃん、お姉さんになるんですって♪」
凛「卯月」
みりあ「お姉さんになるの!?お父さんとお母さん頑張ったんだね!みりあとお姉ちゃん仲間だねー!」
凛「えっ?いやまだ」
みりあ「あのねあのね!妹ってね!すっごくかわいいんだよー!柔らかくてー見てると胸がきゅーっとね!」
凛「……、」
未央「まあまあ」
みりあ「…でもね、お姉ちゃんってすっごく大変なんだー…」
みりあ「お母さんも、あんまり私にかまってくれなくなるし、私も妹の面倒見なくちゃいけないし、正直たいへん…」
みりあ「…でもね!みりあそういう事で嫌な気持ちにならないって決めたの!」
みりあ「お姉ちゃんってすごく大変だけど、でも嬉しいこともいっぱいだしね!」
みりあ「それにもう『お姉ちゃん』だから、ワガママなんかいっちゃいけないよねって!決めたの!」
みりあ「お姉ちゃん大変だからね!困ったことがあったらみりあに相談してね!お姉ちゃんの先輩だから!」
みりあ「えっへん!」
凛「………」
凛「………っ」ポロポロ
未央「しぶりん!?」
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 20:57:59.19 ID:JI86umr40
凛「ダメだなあ…私」
凛「妹にする妹にするって、周りを振り回してばかりで、全然…」
凛「相手に押し付けてばっかりで、自分が変わろうなんてしてなくて…」
みりあ「凛ちゃん?」
仁奈「ど、どこか悪くしたでごぜーますか!誰か呼びやがりますか!?」
未央「あー…うん、ごめんね、勝手で悪いんだけど、ちょっと席離していいかな?」
みりあ「…うん、よくわかんないけど、お姉ちゃんにも泣きたいときあるもんね!」
卯月「ごめんなさい、後でいっぱい遊びましょうね!」
凛「…」グスッ
※
未央「…はい、しぶりん。続けていいよ」
凛「私、私、ずっと妹ができればいいって思ってた…」
凛「でもちがうんだね、妹を作るんじゃなくて、姉にならなきゃいけなかったんだね…」
凛「なんだろう、もう、自分勝手でさ、相手に役割を押し付けて、それで満足しようとしちゃって…」
凛「ごめん、未央、卯月、今日はいっぱい迷惑かけちゃって…」
卯月「…大丈夫ですよ♪間違えて、それで前に進めばいいんですから…」
未央「これはこれで、楽しかったしね!」
凛「…うん、うん、ありがとう…ごめん…私…」
凛「ちょっと、帰るね…」
未央「…うん!」
卯月「また明日ですね…」
凛「うん…」
未央「……」
卯月「……」
81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 21:05:57.99 ID:JI86umr40
卯月「一件落着、ですかね?」
未央「…」
卯月「じゃあ私たちもいったん帰りましょうか!」
未央「………」
未央「『お父さんとお母さん頑張ったんだね!』」
卯月「」ピクッ
86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 21:25:18.10 ID:JI86umr40
未央「いやあびっくりしてねー私。みりあちゃん以外とおませさんなんだねー」
卯月「さ、最近の子は色々早いって言いますし…」
未央「どうやって知ったんだろうねー…誰かに教えてもらったのかな?」
卯月「さ、さあ?誰なんでしょうね?」
未央「………」
卯月「………」
卯月「で、でも私思うんです、そういうの早めに知って、心構えをしておくっていうのも一つの考えだって…」
未央「そうだねー一つの考えではあるねー」
卯月「………」
未央「………」
卯月「」ダッ
未央「あっコラァ待てェ!お前か淫乱ノーマルタイプ!!」ダッ
卯月「保健体育!保健体育!」ダダダダダダダダダ…
未央「言い訳はそれで済んだか島村ァ!!」ダダダダダダダダダダ…
――――待てェ島村ァ!…
―――――――――――――……………………
―――――――…………
87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 21:41:24.41 ID:JI86umr40
―――――――…………
―――――――――――――……………………
凛「―――ってことがあってさ」
奈緒「ふーん…」
加蓮「…それでさ、何?」
凛「うん」フンスフンス
加蓮「いやその、鼻息…」
奈緒「…なんか嫌な予感するぞあたし」
凛「甘えていいよ」フンスフンス
加蓮「…あーね」
凛「いやだからね?私、まず姉の気分を知るところから始めようと思うんだ」
奈緒「そーか」
凛「だから、甘えていいよ」フンスフンス
奈緒「……」
加蓮「……」
凛「……」フンスフンス
―――――――――――――……………………
凛「―――ってことがあってさ」
奈緒「ふーん…」
加蓮「…それでさ、何?」
凛「うん」フンスフンス
加蓮「いやその、鼻息…」
奈緒「…なんか嫌な予感するぞあたし」
凛「甘えていいよ」フンスフンス
加蓮「…あーね」
凛「いやだからね?私、まず姉の気分を知るところから始めようと思うんだ」
奈緒「そーか」
凛「だから、甘えていいよ」フンスフンス
奈緒「……」
加蓮「……」
凛「……」フンスフンス
89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 21:46:17.99 ID:JI86umr40
加蓮「凛ってさ」
奈緒「あ、おい加蓮」
凛「うん」
加蓮「思ったよりバカだよね」
凛「ふーん…」
凛「…」
凛「ふーーーーーーーーーん…」
加蓮「しまった」
奈緒「なあ未央、ちょっとこっちに来てくれないか?…えぇ?ダメかぁ?ダメェ?」
奈緒「あ、おい加蓮」
凛「うん」
加蓮「思ったよりバカだよね」
凛「ふーん…」
凛「…」
凛「ふーーーーーーーーーん…」
加蓮「しまった」
奈緒「なあ未央、ちょっとこっちに来てくれないか?…えぇ?ダメかぁ?ダメェ?」
90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 21:47:10.70 ID:JI86umr40
尾張です
91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 21:55:09.33 ID:JI86umr40
あと偶像崇拝云々に関しては自分でも調べてみましたが、よくわからなかったので宗教ネタは手を出さないのが無難だと思いました。まる。
94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:12:36.56 ID:/pb6uio8o
野球!政治!宗教!って感じでぇ……
それはともかくおっつおっつ
それはともかくおっつおっつ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469351070/
Entry ⇒ 2016.07.30 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
梨子「落ち着けるんです」果南「へぇ……」
1: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:32:42.59 ID:xz/I1NU1
かなりこのつもり
短いのが何個か
短いのが何個か
2: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:33:45.21 ID:xz/I1NU1
『落ち着く場所』
梨子「………」ペター
果南「………梨子?なにしてるの?壁に寄りかかって…」
梨子「ひゃっ!?か、果南さんっ…!?」
果南「もしかして立ちくらみ?大丈夫?」
梨子「あ……いえ。その、壁がひんやりして気持ちいいな…って」
果南「壁が?……あ、ホントだ。ふふ、ひんやりして気持ちいいね」
梨子「………」ペター
果南「………梨子?なにしてるの?壁に寄りかかって…」
梨子「ひゃっ!?か、果南さんっ…!?」
果南「もしかして立ちくらみ?大丈夫?」
梨子「あ……いえ。その、壁がひんやりして気持ちいいな…って」
果南「壁が?……あ、ホントだ。ふふ、ひんやりして気持ちいいね」
3: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:36:49.30 ID:xz/I1NU1
梨子「それになんだか落ち着けて…」
果南「へぇ…落ち着けるんだ。私も試してみていい?」
梨子「え?はい、いいけど…どうして私に…?」
ピタッ
梨子「!?」
果南「……ホントだ。梨子にくっつくと落ち着ける」
梨子「………///」
果南「へぇ…落ち着けるんだ。私も試してみていい?」
梨子「え?はい、いいけど…どうして私に…?」
ピタッ
梨子「!?」
果南「……ホントだ。梨子にくっつくと落ち着ける」
梨子「………///」
5: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:41:20.24 ID:xz/I1NU1
『惚れ薬』
善子「ねぇ、リリー。これがなにかわかる?」
梨子「え…?なんだろう…ビタミン剤?」
善子「ふふふ…違うわ。これは飲ませた者の心を魅了し、使役するマジックアイテム」
梨子「はぁ……?」
善子「下界の言葉でいうと惚れ薬よ」
梨子「!?」
善子「これを飲ませると対象者はたちまち──── 」
善子「ねぇ、リリー。これがなにかわかる?」
梨子「え…?なんだろう…ビタミン剤?」
善子「ふふふ…違うわ。これは飲ませた者の心を魅了し、使役するマジックアイテム」
梨子「はぁ……?」
善子「下界の言葉でいうと惚れ薬よ」
梨子「!?」
善子「これを飲ませると対象者はたちまち──── 」
6: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:47:17.50 ID:xz/I1NU1
ガシッ
善子「え…?」
梨子「よっちゃん……?それ、ちょうだい?」ニコッ
善子「へ…?ど、どうしてリリーに──── 」
梨子「よっちゃん?」ニコニコ
善子「あ、いや……これは本当は花粉症の薬で……」
梨子「早くくれないと、私何しでかすかわからないから……」ギュ
梨子「ふふ…ふふふ……」ニコニコ
善子「こわいこわいこわい!笑顔がこわいわよリリー!」
善子「あげるから、あげるから離して!?ていうかその分度器離は何!?ホントなにするかわかんないからぁー!」
善子「え…?」
梨子「よっちゃん……?それ、ちょうだい?」ニコッ
善子「へ…?ど、どうしてリリーに──── 」
梨子「よっちゃん?」ニコニコ
善子「あ、いや……これは本当は花粉症の薬で……」
梨子「早くくれないと、私何しでかすかわからないから……」ギュ
梨子「ふふ…ふふふ……」ニコニコ
善子「こわいこわいこわい!笑顔がこわいわよリリー!」
善子「あげるから、あげるから離して!?ていうかその分度器離は何!?ホントなにするかわかんないからぁー!」
7: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:50:33.45 ID:xz/I1NU1
ほうかご
梨子「…………」
梨子(これ……どうしよう…)
梨子(花粉症の薬って言ってたけど…ホントは本当に惚れ薬の可能性だってあるんだし)
梨子(果南さんが飲んでくれたら……)
梨子「…………」
梨子(これ……どうしよう…)
梨子(花粉症の薬って言ってたけど…ホントは本当に惚れ薬の可能性だってあるんだし)
梨子(果南さんが飲んでくれたら……)
8: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 00:58:09.32 ID:xz/I1NU1
果南『梨子…っ』
梨子『か、果南…さん?ど、どうしたんですか…?』
果南『梨子…ごめんっ』
梨子『きゃあっ……』
果南『もう…だめ、なんだ。さっきから梨子を見てると胸が痛くなって……ねぇわかる?私の胸の鼓動…///』ポー
梨子『……っ///』
果南『梨子…いいよね…?』
梨子『………はい///』
梨子『か、果南…さん?ど、どうしたんですか…?』
果南『梨子…ごめんっ』
梨子『きゃあっ……』
果南『もう…だめ、なんだ。さっきから梨子を見てると胸が痛くなって……ねぇわかる?私の胸の鼓動…///』ポー
梨子『……っ///』
果南『梨子…いいよね…?』
梨子『………はい///』
9: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:00:22.87 ID:xz/I1NU1
梨子(あぁ……ああああっ……///)モジモジ
曜「ねぇ……さっきから梨子ちゃんが悶えてるけど…何かわかる?」
千歌「ううん……わかんない」
曜「ねぇ……さっきから梨子ちゃんが悶えてるけど…何かわかる?」
千歌「ううん……わかんない」
12: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:05:26.21 ID:xz/I1NU1
『ハイパージャンボ』
mikan 13:18
ごめん梨子ちゃん…
おつかい頼まれちゃった(´;ω;`)
部屋で待っててすぐ帰るから✈✈✈
13:32 lily
了解です。
車には気を付けてね。
mikan 13:36
ありがとう!
おやつにハッピーターン買ってくるね♪
梨子「ふふ、楽しみだな」
mikan 13:18
ごめん梨子ちゃん…
おつかい頼まれちゃった(´;ω;`)
部屋で待っててすぐ帰るから✈✈✈
13:32 lily
了解です。
車には気を付けてね。
mikan 13:36
ありがとう!
おやつにハッピーターン買ってくるね♪
梨子「ふふ、楽しみだな」
13: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:10:09.00 ID:xz/I1NU1
梨子「友達の部屋でひとりで待つのって初めてかも」テクテク
梨子「………ええと、千歌ちゃんの部屋は確かここ…のはず」
ガラッ
梨子「………うん。合ってる。お邪魔しまーす」
果南「すぅ……すぅ……」
梨子「果南さん…っ!?」ビクッ
梨子「………ええと、千歌ちゃんの部屋は確かここ…のはず」
ガラッ
梨子「………うん。合ってる。お邪魔しまーす」
果南「すぅ……すぅ……」
梨子「果南さん…っ!?」ビクッ
14: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:13:58.21 ID:xz/I1NU1
梨子「……って寝てる」
果南「うーん……ふふ……」ギュー
梨子「あれ…?果南さんの抱きしめてるぬいぐるみってこの前来た時にはなかったよね……?」
梨子「……可愛い。なんのお人形さんだろ?」
梨子「…………」
ガラッ
千歌「ただいまー」
梨子「あ、おかえり千歌ちゃん」
果南「うーん……ふふ……」ギュー
梨子「あれ…?果南さんの抱きしめてるぬいぐるみってこの前来た時にはなかったよね……?」
梨子「……可愛い。なんのお人形さんだろ?」
梨子「…………」
ガラッ
千歌「ただいまー」
梨子「あ、おかえり千歌ちゃん」
15: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:17:22.27 ID:xz/I1NU1
千歌「ごめんねお待たせしちゃったね。って果南ちゃんなんで穂乃果ちゃん抱いてるのー!?」
梨子「ほのか…ちゃん?」
千歌「穂乃果ちゃんのHJNN!やっと手に入れたのにぃー」
千歌「ちょっと果南ちゃん起きて。おーきーて―」ユサユサ
梨子「ちょ、ちょっと…千歌ちゃん…!?」
果南「ん……ふぁ……千歌梨子おはよ…」
梨子「ほのか…ちゃん?」
千歌「穂乃果ちゃんのHJNN!やっと手に入れたのにぃー」
千歌「ちょっと果南ちゃん起きて。おーきーて―」ユサユサ
梨子「ちょ、ちょっと…千歌ちゃん…!?」
果南「ん……ふぁ……千歌梨子おはよ…」
16: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:22:17.82 ID:xz/I1NU1
千歌「おはようじゃないよー。それ!」
果南「……え?ああごめん。抱き心地が良くてつい…」ギュー
梨子「………!」
千歌「ついじゃないよー。もー」ポカポカ
果南「ごめんって。ふふ、いたいってチーカー」
梨子「……………」
果南「……え?ああごめん。抱き心地が良くてつい…」ギュー
梨子「………!」
千歌「ついじゃないよー。もー」ポカポカ
果南「ごめんって。ふふ、いたいってチーカー」
梨子「……………」
17: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:27:02.35 ID:xz/I1NU1
翌日
曜「え?ぬいぐるみを作りたい?」
梨子「うん。曜ちゃん衣装作れるしぬいぐるみもきっと作れるかと思って……」
曜「うん…作れるけど…」
梨子「じゃあ教えて!千歌ちゃんの部屋にあるあの大きなぬいぐるみ作りたいの!」
曜「えっ。あれを?」
梨子「うんっ!」
曜「え?ぬいぐるみを作りたい?」
梨子「うん。曜ちゃん衣装作れるしぬいぐるみもきっと作れるかと思って……」
曜「うん…作れるけど…」
梨子「じゃあ教えて!千歌ちゃんの部屋にあるあの大きなぬいぐるみ作りたいの!」
曜「えっ。あれを?」
梨子「うんっ!」
18: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:30:31.88 ID:xz/I1NU1
曜「え…えーと……なんで?」
梨子「えっ!?……え、えと………秘密…で…」
曜「秘密?もしかして誰かに贈り物?」
梨子「………いや…私用…で…………だめ?」モジモジ
曜「いいけど…………私用…?」
梨子「えっ!?……え、えと………秘密…で…」
曜「秘密?もしかして誰かに贈り物?」
梨子「………いや…私用…で…………だめ?」モジモジ
曜「いいけど…………私用…?」
21: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:44:10.76 ID:xz/I1NU1
『動物の耳』
千歌「じゃあ次のライブに使う動物の耳のカチューシャを選んでー」
曜「ちゃんと衣装に合うのにしてねー?」
ルビィ「わぁー……いっぱいある…」
曜「参考用に買った安いものだけど、決まったら本格的な物を作るから安心してね」
花丸「善子ちゃん。黒猫の猫耳とっても似合ってるずら」
千歌「じゃあ次のライブに使う動物の耳のカチューシャを選んでー」
曜「ちゃんと衣装に合うのにしてねー?」
ルビィ「わぁー……いっぱいある…」
曜「参考用に買った安いものだけど、決まったら本格的な物を作るから安心してね」
花丸「善子ちゃん。黒猫の猫耳とっても似合ってるずら」
22: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:48:21.63 ID:xz/I1NU1
善子「当たり前じゃない。………ずら丸?それなに?」
花丸「え?おさるさんだけど……」
善子「へぇー………ずら丸らしくていいんじゃない?」
花丸「えへへ…ありがとう善子ちゃん。似合ってるだなんて…とっても嬉しいずら。ってどうしたの?」
善子「い……いえ…なんだか胃が…痛く………」
鞠莉「ダイヤ。ダイヤ。ダイヤはこれにすれば?」
ダイヤ「……それはなんですか?」
花丸「え?おさるさんだけど……」
善子「へぇー………ずら丸らしくていいんじゃない?」
花丸「えへへ…ありがとう善子ちゃん。似合ってるだなんて…とっても嬉しいずら。ってどうしたの?」
善子「い……いえ…なんだか胃が…痛く………」
鞠莉「ダイヤ。ダイヤ。ダイヤはこれにすれば?」
ダイヤ「……それはなんですか?」
23: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:51:17.77 ID:xz/I1NU1
鞠莉「サ・イ♪」
ダイヤ「念のために聞きますけど……理由は?」
鞠莉「固そうだから♪」
ダイヤ「……一度あなたとは深く話し合わなければならないみたいですわね」フルフル
ワイワイガヤガヤ
梨子「………」
ダイヤ「念のために聞きますけど……理由は?」
鞠莉「固そうだから♪」
ダイヤ「……一度あなたとは深く話し合わなければならないみたいですわね」フルフル
ワイワイガヤガヤ
梨子「………」
24: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:55:43.50 ID:xz/I1NU1
果南「りーこ。ウサギの耳、どうかな?」
梨子「果南さん…!?」
果南「あー…やっぱり駄目?」スチャ
梨子「そ、そんなことないですっ!似合ってます!」
果南「ふふ、ありがとう。梨子はどれにするの?」
梨子「それがまだ……」
果南「そっか。あ、そうだ。じゃあお揃いにする?」
梨子「えっ…///」
梨子「果南さん…!?」
果南「あー…やっぱり駄目?」スチャ
梨子「そ、そんなことないですっ!似合ってます!」
果南「ふふ、ありがとう。梨子はどれにするの?」
梨子「それがまだ……」
果南「そっか。あ、そうだ。じゃあお揃いにする?」
梨子「えっ…///」
25: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 01:58:42.63 ID:xz/I1NU1
果南「皆がバラバラにしないといけないって訳じゃないし」
果南「お揃いだと仲が良く見えるじゃない?」
梨子「え……えと………///」
梨子「///」コクン
果南「ふふ、決まりだね。曜ー。私と梨子決まったよー」
梨子「………お揃い…かぁ///」ボソッ
果南「お揃いだと仲が良く見えるじゃない?」
梨子「え……えと………///」
梨子「///」コクン
果南「ふふ、決まりだね。曜ー。私と梨子決まったよー」
梨子「………お揃い…かぁ///」ボソッ
26: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 02:01:20.51 ID:xz/I1NU1
『ハグ』
千歌「果南ちゃんおはよー」
曜「果南ちゃんおはようっ」
果南「おはよー千歌。曜も」ハグハグ
千歌「ふふっ、果南ちゃん今日もいい匂いー」ハグハグ
曜「本当だ。シャンプー変えたの?」ハグハグ
果南「あ、気づいた?って、実は商店街の福引の景品なんだけどね」
梨子「…………」
千歌「果南ちゃんおはよー」
曜「果南ちゃんおはようっ」
果南「おはよー千歌。曜も」ハグハグ
千歌「ふふっ、果南ちゃん今日もいい匂いー」ハグハグ
曜「本当だ。シャンプー変えたの?」ハグハグ
果南「あ、気づいた?って、実は商店街の福引の景品なんだけどね」
梨子「…………」
27: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 02:02:44.92 ID:xz/I1NU1
果南「あ、梨子。おはよう。梨子もおいで」
梨子「え、えと……私は…」フルフル
果南「そっか。残念。じゃあいこっか」
千歌「はーい」
曜「しゅっぱつしんこー。よーそろー」
梨子「………」
梨子「え、えと……私は…」フルフル
果南「そっか。残念。じゃあいこっか」
千歌「はーい」
曜「しゅっぱつしんこー。よーそろー」
梨子「………」
28: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 02:07:49.46 ID:xz/I1NU1
ほうかご
梨子「あの、果南さん」
果南「ん?どうしたの?」
梨子「ずっと気になってたんですけど……その、ハグ…」
果南「ハグ?」
梨子「なんていうか……果南さんってそういうのしなさそうなのに」
果南「ああ。実は鞠莉から教えてもらったんだ」
梨子「え、鞠莉さんに?」
梨子「あの、果南さん」
果南「ん?どうしたの?」
梨子「ずっと気になってたんですけど……その、ハグ…」
果南「ハグ?」
梨子「なんていうか……果南さんってそういうのしなさそうなのに」
果南「ああ。実は鞠莉から教えてもらったんだ」
梨子「え、鞠莉さんに?」
30: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 02:10:33.48 ID:xz/I1NU1
果南「うん。ずっと前にね。これが海外では挨拶の代わりなんだー。って」
梨子「それでハグを?」
果南「うん?そうだよ?やっぱり合わないかな?」
梨子「あ、いえ。そんな……」
梨子「えと、いいと思いますっ」
果南「ふふ、ありがと」
梨子「それでハグを?」
果南「うん?そうだよ?やっぱり合わないかな?」
梨子「あ、いえ。そんな……」
梨子「えと、いいと思いますっ」
果南「ふふ、ありがと」
31: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 02:13:55.78 ID:xz/I1NU1
梨子「あの……果南さん」
果南「ん?」
梨子「……今日…まだ挨拶をしてな……」モジモジ
果南「うん?いいよ。おいで」
ギュ
梨子「………///」
果南「ふふ……」ニコニコ
果南「ん?」
梨子「……今日…まだ挨拶をしてな……」モジモジ
果南「うん?いいよ。おいで」
ギュ
梨子「………///」
果南「ふふ……」ニコニコ
32: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 02:16:53.78 ID:xz/I1NU1
果南「…………」
梨子「……………///」
果南「………梨子?もうそろそろいいかな…?」
梨子「もう……少し…///」
果南「う…うん……///」
梨子「……………///」
果南「………梨子?もうそろそろいいかな…?」
梨子「もう……少し…///」
果南「う…うん……///」
33: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 02:19:34.68 ID:xz/I1NU1
果南「……梨子?もう3分くらいたつけど」
梨子「………あと5分///」
果南「……///」
10分後
スッ
果南「あ、あの……梨子…?///」
梨子「果南さん……挨拶って素晴らしいですね///」ニコニコ
おしまい
梨子「………あと5分///」
果南「……///」
10分後
スッ
果南「あ、あの……梨子…?///」
梨子「果南さん……挨拶って素晴らしいですね///」ニコニコ
おしまい
34: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 02:20:45.16 ID:xz/I1NU1
最後まで読んでくれた方ありがとうございました。
ネタ枯渇
次は多分かなりこじゃないの書くと思います
じゃあね
梨子「……」果南「どうしたの?」
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1466236544/
果南「……」梨子「どうしたの?」
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1467277929/
【SS】果南と梨子で短編
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1467806995/
ネタ枯渇
次は多分かなりこじゃないの書くと思います
じゃあね
梨子「……」果南「どうしたの?」
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1466236544/
果南「……」梨子「どうしたの?」
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1467277929/
【SS】果南と梨子で短編
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1467806995/
36: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 08:30:11.45 ID:TPyMwWM3
乙
37: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 12:33:41.23 ID:O3rsOYWh
新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
かなりこいいですわゾ^~
別のカプも楽しみしてます
かなりこいいですわゾ^~
別のカプも楽しみしてます
掲載元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1468251162/
Entry ⇒ 2016.07.30 | Category ⇒ ラブライブ | Comments (0)
勇者「HPが1になっちまった三人の勇者」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 21:58:07.86 ID:uhfQyeudo
【一人目】
勇者(HP1)「HPが1になっちまった……」
勇者(HP1)「早く回復しないと……!」ゴソゴソ
勇者(HP1)「くそっ、薬草も傷薬も切らしてやがる! もっと買っとくべきだった!」
勇者(HP1)「仕方ない、近くの町まで行かないと……」
勇者(HP1)「HPが1になっちまった……」
勇者(HP1)「早く回復しないと……!」ゴソゴソ
勇者(HP1)「くそっ、薬草も傷薬も切らしてやがる! もっと買っとくべきだった!」
勇者(HP1)「仕方ない、近くの町まで行かないと……」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:00:55.30 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)(さっき見た案内図によると最寄りの町までは約1キロ……歩くか? 走るか?)
勇者(HP1)(この平原は見晴らしがいいし、歩いても走っても危険性はさして変わらない)
勇者(HP1)(だったら――走るか!)
タタタッ!
勇者(HP1)(この平原は見晴らしがいいし、歩いても走っても危険性はさして変わらない)
勇者(HP1)(だったら――走るか!)
タタタッ!
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:03:25.70 ID:uhfQyeudo
毒蛇「キシャァァァッ!」
巨大蜂「……」ブゥゥゥゥン…
勇者(HP1)「うわっ!」
勇者(HP1)(いつもなら全然怖くない相手だが、今は相手してる余裕はない!)
勇者(HP1)(なにしろ一発でも喰らったらオシマイなんだからな!)
勇者(HP1)(町まで……町まで逃げ込むんだ!)タタタタタッ
巨大蜂「……」ブゥゥゥゥン…
勇者(HP1)「うわっ!」
勇者(HP1)(いつもなら全然怖くない相手だが、今は相手してる余裕はない!)
勇者(HP1)(なにしろ一発でも喰らったらオシマイなんだからな!)
勇者(HP1)(町まで……町まで逃げ込むんだ!)タタタタタッ
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:06:22.95 ID:uhfQyeudo
― 町 ―
勇者(HP1)「ハァ、ハァ、ハァ……」
勇者(HP1)「あっぶねえ……もう少しで背中に攻撃を受けて死ぬところだった……」
勇者(HP1)(だけど町に入ってしまえばもう安心だ! 早く道具屋へ――)
町民A「やぁ、旅人さん。息切らしてどうしたんだい?」ポンッ
勇者(HP1)「わぁぁぁぁっ!!!」
勇者(HP1)「ハァ、ハァ、ハァ……」
勇者(HP1)「あっぶねえ……もう少しで背中に攻撃を受けて死ぬところだった……」
勇者(HP1)(だけど町に入ってしまえばもう安心だ! 早く道具屋へ――)
町民A「やぁ、旅人さん。息切らしてどうしたんだい?」ポンッ
勇者(HP1)「わぁぁぁぁっ!!!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:12:13.52 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「人の肩に勝手にさわるんじゃねえ! ビックリするだろうが!」
町民A「す、すみません!」
勇者(HP1)「まぁいい、ところでこの町に店ってあるか?」
町民A「え、と……商店街なら、あちらにありますよ」
勇者(HP1)「あっちか……!」タタタッ
勇者(HP1)(早く薬草か回復薬を買って、HPを回復しないと……!)
町民A(やけに切羽詰まった顔してたけど、どうしたんだ……?)
町民A「す、すみません!」
勇者(HP1)「まぁいい、ところでこの町に店ってあるか?」
町民A「え、と……商店街なら、あちらにありますよ」
勇者(HP1)「あっちか……!」タタタッ
勇者(HP1)(早く薬草か回復薬を買って、HPを回復しないと……!)
町民A(やけに切羽詰まった顔してたけど、どうしたんだ……?)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:15:24.79 ID:uhfQyeudo
<武器屋> <武器屋> <武器屋> <武器屋>
勇者(HP1)「なんで武器屋しかないんだ!?」
町民B「ここは武器で有名な町ですからね。道具屋はないんですよ」
町民B「その代わり、色んな種類の武器を――」
勇者(HP1)「クソがぁぁぁぁぁっ!!!」
町民B「ひいっ!?」ビクッ
勇者(HP1)「今は武器なんかどうでもいいんだよ! 色んな種類? 知ったことか!」
町民B「すみません、すみません!」
勇者(HP1)「なんで武器屋しかないんだ!?」
町民B「ここは武器で有名な町ですからね。道具屋はないんですよ」
町民B「その代わり、色んな種類の武器を――」
勇者(HP1)「クソがぁぁぁぁぁっ!!!」
町民B「ひいっ!?」ビクッ
勇者(HP1)「今は武器なんかどうでもいいんだよ! 色んな種類? 知ったことか!」
町民B「すみません、すみません!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:17:00.71 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「だったら――宿屋だ! 宿屋はどこにある?」
町民B「宿屋は……町の一番北ですね。ここから500メートルぐらいかな」
勇者(HP1)「なんて遠いんだ!」
勇者(HP1)「ったく、宿屋なんつうもんは町の入り口付近にあるべきだ!」
勇者(HP1)「そうは思わねえか!?」
町民B「思います、思います!」
勇者(HP1)「ええい、一気に駆け抜けてやる!」タタタッ
町民B「宿屋は……町の一番北ですね。ここから500メートルぐらいかな」
勇者(HP1)「なんて遠いんだ!」
勇者(HP1)「ったく、宿屋なんつうもんは町の入り口付近にあるべきだ!」
勇者(HP1)「そうは思わねえか!?」
町民B「思います、思います!」
勇者(HP1)「ええい、一気に駆け抜けてやる!」タタタッ
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:20:04.16 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)(宿屋! 宿屋! 宿屋! 宿屋! 宿屋! 宿屋! 宿屋! 宿屋!)タタタッ
町民C「おや、もしやあなたは勇者様では?」
町民D「冒険は順調ですか?」
町民E「あ、ホントだ!」
勇者(HP1)「うわぁぁぁぁぁっ! ぶつかるぅぅぅぅぅっ!」タタタッ
町民C「おや、もしやあなたは勇者様では?」
町民D「冒険は順調ですか?」
町民E「あ、ホントだ!」
勇者(HP1)「うわぁぁぁぁぁっ! ぶつかるぅぅぅぅぅっ!」タタタッ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:23:28.34 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「さわるなっ! 俺にかまうんじゃない! この愚民どもがっ!」
ゾロゾロ…
町民F「おお、あなたが勇者様ですか!」
少女「どうなさったのですか、勇者様?」
子供「だいじょーぶ?」
ゾロゾロ…
勇者(HP1)「ち、近づくな……」
勇者(HP1)「俺に近づくんじゃねええええええッ!!!」
ゾロゾロ…
町民F「おお、あなたが勇者様ですか!」
少女「どうなさったのですか、勇者様?」
子供「だいじょーぶ?」
ゾロゾロ…
勇者(HP1)「ち、近づくな……」
勇者(HP1)「俺に近づくんじゃねええええええッ!!!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:25:19.51 ID:uhfQyeudo
― 宿屋 ―
主人「いらっしゃいま――」
勇者(HP1)「早くチェックインしろ! 間に合わなくなっても知らんぞーっ!」
主人「ひっ! わ、分かりましたっ! すぐ空き部屋へ案内いたします!」
勇者(HP1)(やっとだ……! やっとHPを回復できる……!)
主人「あ、ウチのベッドは戦士の方がよく使うので少し固め――」
勇者(HP1)「うるせえ! いいから、とっとと案内しやがれッ!」
主人「は、はいぃっ!」
主人「いらっしゃいま――」
勇者(HP1)「早くチェックインしろ! 間に合わなくなっても知らんぞーっ!」
主人「ひっ! わ、分かりましたっ! すぐ空き部屋へ案内いたします!」
勇者(HP1)(やっとだ……! やっとHPを回復できる……!)
主人「あ、ウチのベッドは戦士の方がよく使うので少し固め――」
勇者(HP1)「うるせえ! いいから、とっとと案内しやがれッ!」
主人「は、はいぃっ!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:27:58.34 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「やっとだ……! やっと休める……!」
勇者(HP1)「ダーイブ!」バッ
ボフッ!
勇者(HP0)「……」
翌朝、ベッドの上で冷たくなっている勇者が発見された……。
おわり
勇者(HP1)「ダーイブ!」バッ
ボフッ!
勇者(HP0)「……」
翌朝、ベッドの上で冷たくなっている勇者が発見された……。
おわり
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:31:51.68 ID:uhfQyeudo
【二人目】
勇者(HP1)「HPが1になっちまった……」
勇者(HP1)「俺のHPはついさっきまで500はあったはずなのに……」
勇者(HP1)「ダメージなんか受けた覚えはないのに、一体どうして……」
勇者(HP1)「とりあえず、薬草で回復しとかないとな」
勇者(HP1)「HPが1になっちまった……」
勇者(HP1)「俺のHPはついさっきまで500はあったはずなのに……」
勇者(HP1)「ダメージなんか受けた覚えはないのに、一体どうして……」
勇者(HP1)「とりあえず、薬草で回復しとかないとな」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:36:06.74 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)(おかしい……いくら薬草や市販の薬を使ってもちっとも回復しない!)
勇者(HP1)(HPは1のままだ……!)
勇者(HP1)(もっと高級な薬でないと、ダメなのか?)
勇者(HP1)(もったいないけど命には代えられない! 非売品の高級薬を試してみるか……!)
勇者(HP1)(HPは1のままだ……!)
勇者(HP1)(もっと高級な薬でないと、ダメなのか?)
勇者(HP1)(もったいないけど命には代えられない! 非売品の高級薬を試してみるか……!)
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:36:33.77 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「あらゆる回復薬を試してみたけど……どれもダメだ」
勇者(HP1)「薬じゃ回復しないってことなのか?」
勇者(HP1)「だったら……宿屋に泊まってみるか」
勇者(HP1)「薬じゃ回復しないってことなのか?」
勇者(HP1)「だったら……宿屋に泊まってみるか」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:39:17.57 ID:uhfQyeudo
― 宿屋 ―
主人「いらっしゃいませ」
勇者(HP1)「一泊させてもらえないか」
主人「かしこまりました」
主人「それでは、奥の部屋が空いておりますので、こちらのカギをどうぞ」チャラッ
勇者(HP1)「ありがとう」
主人「いらっしゃいませ」
勇者(HP1)「一泊させてもらえないか」
主人「かしこまりました」
主人「それでは、奥の部屋が空いておりますので、こちらのカギをどうぞ」チャラッ
勇者(HP1)「ありがとう」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:41:56.70 ID:uhfQyeudo
チュンチュン… チュン…
勇者(HP1)(眠ってもHPはまったく回復していない……どういうことだ?)
勇者(HP1)「HPとは生命力を表す数値……ということは生命力に異常があるってことか?」
勇者(HP1)「なら……そういえばこの町の近くには生命を司る神の神殿があったっけ」
勇者(HP1)「相談してみることにしよう」
勇者(HP1)(眠ってもHPはまったく回復していない……どういうことだ?)
勇者(HP1)「HPとは生命力を表す数値……ということは生命力に異常があるってことか?」
勇者(HP1)「なら……そういえばこの町の近くには生命を司る神の神殿があったっけ」
勇者(HP1)「相談してみることにしよう」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:43:40.15 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「あった! あの神殿だ!」
魔物「グオオオオオオッ!」グワッ
勇者(HP1)「!」
魔物「グオオオオオオッ!」グワッ
勇者(HP1)「!」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:45:27.76 ID:uhfQyeudo
魔物「グルルルルル……!」
勇者(HP1)「くそっ、こいつはかなり手強い種類の魔物だ……!」
勇者(HP1)「一撃ももらわず勝利するのは難しいが、一撃ももらわず逃げるのも難しい!」
勇者(HP1)「……」
勇者(HP1)「だったら……戦った方がまだ安全か!」キッ
勇者(HP1)「くそっ、こいつはかなり手強い種類の魔物だ……!」
勇者(HP1)「一撃ももらわず勝利するのは難しいが、一撃ももらわず逃げるのも難しい!」
勇者(HP1)「……」
勇者(HP1)「だったら……戦った方がまだ安全か!」キッ
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:48:51.41 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「だあっ!」ザシュッ
魔物「グオオッ!」ヒュバッ
勇者(HP1)「危ないっ!」サッ
勇者(HP1)「よし……これで決める!」ドシュッ
魔物「グゥ……!」ヨロッ…
勇者(HP1)「しまった! 仕留め切れなかった!」
魔物「ガァァッ!」グオッ
ザシュッ!
勇者(HP1)「ぐはぁっ!(やられ――)」
魔物「グオオッ!」ヒュバッ
勇者(HP1)「危ないっ!」サッ
勇者(HP1)「よし……これで決める!」ドシュッ
魔物「グゥ……!」ヨロッ…
勇者(HP1)「しまった! 仕留め切れなかった!」
魔物「ガァァッ!」グオッ
ザシュッ!
勇者(HP1)「ぐはぁっ!(やられ――)」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:50:52.70 ID:uhfQyeudo
勇者(HP0.89)「……て、ない……?」
勇者(HP0.89)「HPが1の状態で、明らかにダメージを負ったのに……!」
勇者(HP0.89)「これはいったいどういうことだ……!?」
魔物「グオオオオッ!」
勇者(HP0.89)「おっと!」ザシュッ
勇者(HP0.89)「生命の神様を問いたださないと……!」
勇者(HP0.89)「HPが1の状態で、明らかにダメージを負ったのに……!」
勇者(HP0.89)「これはいったいどういうことだ……!?」
魔物「グオオオオッ!」
勇者(HP0.89)「おっと!」ザシュッ
勇者(HP0.89)「生命の神様を問いたださないと……!」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:54:14.73 ID:uhfQyeudo
― 生命の神殿 ―
生命の神「アッハッハッハ、驚いちゃった?」
生命の神「暇だったからちょいと気まぐれに、HPの表記方法を変えてみたのさ」
生命の神「HPの最大値は1で固定して、ダメージもそれに応じた数で表わされるようにね」
生命の神「今までの表記方法だと、今の君のHPは500で」
生命の神「100のダメージを五発受けたら死んじゃうって計算になるわけだけど」
生命の神「今の君は0.2のダメージを五発受けたら死んじゃうってわけ!」
生命の神「どう? 面白いでしょ?」
勇者(HP0.89)「……」
生命の神「アッハッハッハ、驚いちゃった?」
生命の神「暇だったからちょいと気まぐれに、HPの表記方法を変えてみたのさ」
生命の神「HPの最大値は1で固定して、ダメージもそれに応じた数で表わされるようにね」
生命の神「今までの表記方法だと、今の君のHPは500で」
生命の神「100のダメージを五発受けたら死んじゃうって計算になるわけだけど」
生命の神「今の君は0.2のダメージを五発受けたら死んじゃうってわけ!」
生命の神「どう? 面白いでしょ?」
勇者(HP0.89)「……」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:54:49.10 ID:uhfQyeudo
勇者(HP0.89)「紛らわしいことすんじゃねえええええッ!」
ズバァッ!
生命の神「ごめんなしゃいっ!」
おわり
ズバァッ!
生命の神「ごめんなしゃいっ!」
おわり
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 22:59:19.60 ID:uhfQyeudo
【三人目】
勇者(HP1)「HPが1になっちまった……」
勇者(HP1)「こんなこと初めてだ……」
勇者(HP1)「つまり……俺はあと一発でも攻撃を受けたら、死んじまうってことか……」
勇者(HP1)「……フ」
勇者(HP1)「フ、フハハ……」
勇者(HP1)「アハハハハッ! アーッハッハッハッハッハッハッハッ!」
勇者(HP1)「HPが1になっちまった……」
勇者(HP1)「こんなこと初めてだ……」
勇者(HP1)「つまり……俺はあと一発でも攻撃を受けたら、死んじまうってことか……」
勇者(HP1)「……フ」
勇者(HP1)「フ、フハハ……」
勇者(HP1)「アハハハハッ! アーッハッハッハッハッハッハッハッ!」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:00:18.64 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「これはいい! 最高じゃないか!」
勇者(HP1)「このスリルたまらん! 怖い? いーや全然! むしろゾクゾクするね!」
勇者(HP1)「俺がこの魔王討伐の冒険に求めてたのは、これだったんだ!」
勇者(HP1)「この生と死の瀬戸際にいるって感じの緊張感だったんだァ!」
勇者(HP1)「このスリルたまらん! 怖い? いーや全然! むしろゾクゾクするね!」
勇者(HP1)「俺がこの魔王討伐の冒険に求めてたのは、これだったんだ!」
勇者(HP1)「この生と死の瀬戸際にいるって感じの緊張感だったんだァ!」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:02:52.38 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「よぉし、そうと決まれば俺はもう回復アイテムなんか使わん!」
勇者(HP1)「HP1のままで冒険する!」
勇者(HP1)「俺はHP1のままで魔王を倒してみせる!」
勇者(HP1)「あ~……たまらん! 全身が熱い闘志でみなぎってきたぁぁぁぁぁ!」
勇者(HP1)「HP1のままで冒険する!」
勇者(HP1)「俺はHP1のままで魔王を倒してみせる!」
勇者(HP1)「あ~……たまらん! 全身が熱い闘志でみなぎってきたぁぁぁぁぁ!」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:04:35.50 ID:uhfQyeudo
スライム「ピギャアッ!」シュッ
勇者(HP1)「あぶねっ! たかがスライムの攻撃ですらこの緊張感! いいねえ!」
勇者(HP1)「一撃ももらえないから、相手の攻撃は絶対かわさなきゃならないし」
勇者(HP1)「相手の攻撃チャンスを作らないためにも敵は少ない手数で倒さなきゃならない!」
勇者(HP1)「そう、こんな風に!」ザシュッ
スライム「グギャァァァッ!」
勇者(HP1)「ふう……スライム戦でボス戦並みに汗をかいちまったぜ……」
勇者(HP1)「あぶねっ! たかがスライムの攻撃ですらこの緊張感! いいねえ!」
勇者(HP1)「一撃ももらえないから、相手の攻撃は絶対かわさなきゃならないし」
勇者(HP1)「相手の攻撃チャンスを作らないためにも敵は少ない手数で倒さなきゃならない!」
勇者(HP1)「そう、こんな風に!」ザシュッ
スライム「グギャァァァッ!」
勇者(HP1)「ふう……スライム戦でボス戦並みに汗をかいちまったぜ……」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:07:26.11 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「今まではなまじ体力があったせいで、俺もチンタラ戦うところもあったが……」
勇者(HP1)「これからは違う!」
勇者(HP1)「これからは常に一撃必殺狙い! 常に短期決戦! 常に全力!」
勇者(HP1)「これが俺のスタイルだ! さあかかってきやがれ!」
勇者(HP1)「俺のHPを0にしてみやがれえええっ!!!」
勇者(HP1)「これからは違う!」
勇者(HP1)「これからは常に一撃必殺狙い! 常に短期決戦! 常に全力!」
勇者(HP1)「これが俺のスタイルだ! さあかかってきやがれ!」
勇者(HP1)「俺のHPを0にしてみやがれえええっ!!!」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:08:49.12 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「どりゃあ!」ズバッ
魔物「うぎゃっ!」
勇者(HP1)「だあっ!」ザクッ
魔獣「ギャアアッ!」
勇者(HP1)「てりゃ!」ドバッ
ゾンビ「ぐおおっ!」
魔物「うぎゃっ!」
勇者(HP1)「だあっ!」ザクッ
魔獣「ギャアアッ!」
勇者(HP1)「てりゃ!」ドバッ
ゾンビ「ぐおおっ!」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:10:36.82 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「はぁっ!」ザンッ
竜「グエェェェッ!」
勇者(HP1)「はいっ!」シュバッ
側近「あびゃっ!」
勇者(HP1)「でやっ!」ザシュッ
魔王「ぐげっ!」
竜「グエェェェッ!」
勇者(HP1)「はいっ!」シュバッ
側近「あびゃっ!」
勇者(HP1)「でやっ!」ザシュッ
魔王「ぐげっ!」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:12:42.66 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「姫、助けに来たよ!」
姫「勇者様……!? ずいぶん早かったんですのね!」
勇者(HP1)「これもHP1スタイルを貫いたおかげだよ」
勇者(HP1)「宿屋に寄らず、回復アイテムも使わず、常に短期決戦狙いだったからね」
姫「勇者様、ステキ!」
姫「勇者様……!? ずいぶん早かったんですのね!」
勇者(HP1)「これもHP1スタイルを貫いたおかげだよ」
勇者(HP1)「宿屋に寄らず、回復アイテムも使わず、常に短期決戦狙いだったからね」
姫「勇者様、ステキ!」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:18:33.31 ID:uhfQyeudo
勇者(HP1)「さて……今は俺と君の二人きりだ……いいだろ?」ガシッ
姫「もう、勇者様ったら……」
勇者(HP1)「姫ぇ……」
姫「勇者さまぁん……」
……
……
……
姫「もう、勇者様ったら……」
勇者(HP1)「姫ぇ……」
姫「勇者さまぁん……」
……
……
……
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:21:17.22 ID:uhfQyeudo
一年後――
― 城 ―
赤ちゃん「ばぁぶ、ばぁぶ」
勇者「おお、よしよし」
記者「可愛らしいお子様ですが、将来はやはり勇者様のような戦士に……?」
勇者「まだこの子は少し前に生まれたばかりだよ? そこまでは決めてないよ~」
― 城 ―
赤ちゃん「ばぁぶ、ばぁぶ」
勇者「おお、よしよし」
記者「可愛らしいお子様ですが、将来はやはり勇者様のような戦士に……?」
勇者「まだこの子は少し前に生まれたばかりだよ? そこまでは決めてないよ~」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:23:20.35 ID:uhfQyeudo
記者「ところで勇者様」
勇者「ん?」
記者「勇者様はHPが1のまま冒険し、魔王を倒したと聞いていますが――」
記者「もっとも危ないと思ったのはどんな場面でしょうか?」
勇者「うーん、それはもちろん……」
勇者「ん?」
記者「勇者様はHPが1のまま冒険し、魔王を倒したと聞いていますが――」
記者「もっとも危ないと思ったのはどんな場面でしょうか?」
勇者「うーん、それはもちろん……」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:26:25.09 ID:uhfQyeudo
勇者「姫とこの子を作ってた時かなぁ~?」
赤ちゃん「だぁ、だぁ!」
勇者「姫ったらすごい激しいから、いつHPが0になるかとヒヤヒヤしたよ~!」
勇者「アッハッハッハッハッハ!」
姫「もう……あなたったら」ポッ…
記者「ア、アハハ……(こりゃ記事にはできねーな……)」
おわり
赤ちゃん「だぁ、だぁ!」
勇者「姫ったらすごい激しいから、いつHPが0になるかとヒヤヒヤしたよ~!」
勇者「アッハッハッハッハッハ!」
姫「もう……あなたったら」ポッ…
記者「ア、アハハ……(こりゃ記事にはできねーな……)」
おわり
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:26:58.04 ID:uhfQyeudo
これで終わりとなります
ありがとうございました
ありがとうございました
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:28:00.14 ID:VxR7Bn5SO
乙
まさかの一番危うい奴が生き残ったか
攻撃は最大の防御云々
まさかの一番危うい奴が生き残ったか
攻撃は最大の防御云々
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 23:31:27.10 ID:fjoaaTQa0
乙
三人目優秀過ぎw
三人目優秀過ぎw
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469624287/
Entry ⇒ 2016.07.30 | Category ⇒ 魔王・勇者 | Comments (0)
ダージリン「こんな言葉を知っていて?大喜利はいいぞ」歌丸「三枚やって」
1: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:15:20.28 ID:W2Zgjqqy0
・ガルパン×笑点
・ガルパンでやる意味?ハハッ
・林家三平は出ません
・一応前作 http://elephant.2chblog.jp/archives/52168327.html と世界観は共通しておりますが読まなくてもまるで問題ございやせん
・キャラ崩壊(と、一応独自設定)注意
・ガルパンでやる意味?ハハッ
・林家三平は出ません
・一応前作 http://elephant.2chblog.jp/archives/52168327.html と世界観は共通しておりますが読まなくてもまるで問題ございやせん
・キャラ崩壊(と、一応独自設定)注意
2: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:15:51.74 ID:W2Zgjqqy0
角谷 杏(特別司会)
杏「はいどーも、全国の皆様大喜利のお時間でございまーす。
本日はいつものホールではなく、こちら大洗女学園多目的ホールに皆様をお迎えしてのお送りとなります」
杏「因みに司会者は、何の陰謀か判りませんが私大洗女学園生徒会長の角谷杏が務めさせていただきます。
こう見えてただの素人、がっちがちに緊張しているのでどうかお手柔らかに~」
パチパチパチ
杏「ま、多分今度は廃校とかかかってないとは思います。
なので会場の生徒・住人の皆様は是非是非おくつろぎくださーい」
<クスクス
<アハハ
杏「そんじゃ、早速メンバーの紹介にうつりましょう。
掃き溜めに鶴で言うところの掃き溜めに当たる皆様です、どーぞー」
杏「はいどーも、全国の皆様大喜利のお時間でございまーす。
本日はいつものホールではなく、こちら大洗女学園多目的ホールに皆様をお迎えしてのお送りとなります」
杏「因みに司会者は、何の陰謀か判りませんが私大洗女学園生徒会長の角谷杏が務めさせていただきます。
こう見えてただの素人、がっちがちに緊張しているのでどうかお手柔らかに~」
パチパチパチ
杏「ま、多分今度は廃校とかかかってないとは思います。
なので会場の生徒・住人の皆様は是非是非おくつろぎくださーい」
<クスクス
<アハハ
杏「そんじゃ、早速メンバーの紹介にうつりましょう。
掃き溜めに鶴で言うところの掃き溜めに当たる皆様です、どーぞー」
3: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:16:35.85 ID:W2Zgjqqy0
三遊亭 小遊三
小遊三「とても緊張してる人間とは思えない挨拶でしたね」
小遊三「えー、前回は鎮守府、今回は学園艦。どうも最近の私達は海と美女にやたらと縁がございます。
いつもの大喜利は観客席にも舞台にも華がこれっぽっちもございませんから、やっぱり若い女性が居並ぶ会場ってのは新鮮でいいもんです」
~観客席~
沙織「美女だって!やだもー!」
麻子「……沙織だけに言われたわけじゃないし、世辞だぞ」
沙織「もー!解ってるよー!」
小遊三「とはいえ私ほどの男になると、残念ながらあんまり喜んでばかりもいられません。
若い女に囲まれてるのを見ると、壇蜜や紀香が怒っちまうもんでね」
小遊三「モテる男はつらいですな。
小遊三でございます」
好楽「なに言ってんだかw」
小遊三「とても緊張してる人間とは思えない挨拶でしたね」
小遊三「えー、前回は鎮守府、今回は学園艦。どうも最近の私達は海と美女にやたらと縁がございます。
いつもの大喜利は観客席にも舞台にも華がこれっぽっちもございませんから、やっぱり若い女性が居並ぶ会場ってのは新鮮でいいもんです」
~観客席~
沙織「美女だって!やだもー!」
麻子「……沙織だけに言われたわけじゃないし、世辞だぞ」
沙織「もー!解ってるよー!」
小遊三「とはいえ私ほどの男になると、残念ながらあんまり喜んでばかりもいられません。
若い女に囲まれてるのを見ると、壇蜜や紀香が怒っちまうもんでね」
小遊三「モテる男はつらいですな。
小遊三でございます」
好楽「なに言ってんだかw」
4: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:17:37.32 ID:W2Zgjqqy0
三遊亭 好楽
好楽「乙女の嗜み戦車道ですが、最近はどうにもきな臭い話題が増えております。
第二次大戦の兵器を教育の現場に持ち込むことは軍国主義的思想に繋がるからやめるべきだって主張がありまして、中には学園艦に忍び込んで戦車を壊したり戦車道の活動を妨害しようとした輩もいたそうです」
好楽「私は別段戦争をしたいとは思いませんが、爽やかなスポーツの場に政治主張と暴力を持ち込むのは個人的にはやめていただきたいですねぇ」
好楽「ここで一句
非武装と
平和を訴え
武器を振り
好楽です」
好楽「乙女の嗜み戦車道ですが、最近はどうにもきな臭い話題が増えております。
第二次大戦の兵器を教育の現場に持ち込むことは軍国主義的思想に繋がるからやめるべきだって主張がありまして、中には学園艦に忍び込んで戦車を壊したり戦車道の活動を妨害しようとした輩もいたそうです」
好楽「私は別段戦争をしたいとは思いませんが、爽やかなスポーツの場に政治主張と暴力を持ち込むのは個人的にはやめていただきたいですねぇ」
好楽「ここで一句
非武装と
平和を訴え
武器を振り
好楽です」
5: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:18:20.16 ID:W2Zgjqqy0
林家 木久扇
木久扇「先日、戦車道プロリーグ結成の式典にお呼ばれしまして、林家一門で、えー、参加致しました」
木久扇「その際に即席大喜利の場を設けていただき、なんと戦車道連盟理事長の児玉七郎さん、西住流家元の西住しほさんにもご参加いただきまして、会場は大変な盛り上がりでした。
お二人にこの場を借りて改めてお礼申し上げたいと思います」
みほ(え!? お母さん何やってるの!?)
まほ(知らなかった…)
木久扇「その際の、西住さんの答えが此方です。
戦車マウスとかけまして、ギャルの履くブーツと説く。
そのこころは、そーこー(底)が厚い」
木久扇「俺よりうめえじゃねえか。
木久扇です!」
華「……みほさんのお母様、意外とお茶目な方なのですね」
みほ「////」
木久扇「先日、戦車道プロリーグ結成の式典にお呼ばれしまして、林家一門で、えー、参加致しました」
木久扇「その際に即席大喜利の場を設けていただき、なんと戦車道連盟理事長の児玉七郎さん、西住流家元の西住しほさんにもご参加いただきまして、会場は大変な盛り上がりでした。
お二人にこの場を借りて改めてお礼申し上げたいと思います」
みほ(え!? お母さん何やってるの!?)
まほ(知らなかった…)
木久扇「その際の、西住さんの答えが此方です。
戦車マウスとかけまして、ギャルの履くブーツと説く。
そのこころは、そーこー(底)が厚い」
木久扇「俺よりうめえじゃねえか。
木久扇です!」
華「……みほさんのお母様、意外とお茶目な方なのですね」
みほ「////」
6: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:19:06.96 ID:W2Zgjqqy0
桂 歌丸
歌丸「……引退宣言して間もない80の老人を引っ張り出す大喜利のスタッフは、つくづく鬼畜の類いだと思います」
歌丸「大洗女学園と言えば、先日の戦車道大会優勝や大学選抜との試合は記憶に新しいですが、その裏で実はこの学園艦が廃艦の危機だったということが大きな話題となっています。
日本中から文科省に批判の声が届いているそうですが、まあ当然でしょうね」
歌丸「未来ある学生や上で生活する学園艦の人々のことを考えず、あろうことか1度した約束を反故にして自分たちの都合だけで一方的に廃艦を通告する。これほど理不尽な話はありません。
こんなバカな役人ばっかり雇ってるから国がダメになるんだ、とっとと全員クビにしろ!」
歌丸「ってここの生徒会長さんが言ってました」
杏「www」イッテナイイッテナイ
歌丸「歌丸です、どうぞよろしく」
歌丸「……引退宣言して間もない80の老人を引っ張り出す大喜利のスタッフは、つくづく鬼畜の類いだと思います」
歌丸「大洗女学園と言えば、先日の戦車道大会優勝や大学選抜との試合は記憶に新しいですが、その裏で実はこの学園艦が廃艦の危機だったということが大きな話題となっています。
日本中から文科省に批判の声が届いているそうですが、まあ当然でしょうね」
歌丸「未来ある学生や上で生活する学園艦の人々のことを考えず、あろうことか1度した約束を反故にして自分たちの都合だけで一方的に廃艦を通告する。これほど理不尽な話はありません。
こんなバカな役人ばっかり雇ってるから国がダメになるんだ、とっとと全員クビにしろ!」
歌丸「ってここの生徒会長さんが言ってました」
杏「www」イッテナイイッテナイ
歌丸「歌丸です、どうぞよろしく」
7: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:20:03.10 ID:W2Zgjqqy0
三遊亭 円楽
円楽「ご存じの通り、戦車道で使われる戦車は第二次世界大戦以前に使われていたものに限定されます。
当然戦車は“古い”ものばかりとなっています」
円楽「最近の若い人たちはやたらと新しいことに目移りしがちで、“古い”、“くたびれた”ものにはみむきもしない傾向が強いそうですが、
“年季が入ってる”というのは決して悪いことじゃないんです」
歌丸「…」
円楽「たとえば歌丸師匠なんか見てましても、“お歳を召した”方ならではの渋みですとか、魅力といったものを感じますし、亀の甲より年の功なんて諺もございます。
古ぼけた、年老いた、老いぼれたなんてのはその人の生き方でいくらでも変わるもので」
歌丸「おい」
円楽「wwwwww」
歌丸「お前……いい加減にしろよ」
円楽「大喜利永遠の若手、円楽です」
円楽「ご存じの通り、戦車道で使われる戦車は第二次世界大戦以前に使われていたものに限定されます。
当然戦車は“古い”ものばかりとなっています」
円楽「最近の若い人たちはやたらと新しいことに目移りしがちで、“古い”、“くたびれた”ものにはみむきもしない傾向が強いそうですが、
“年季が入ってる”というのは決して悪いことじゃないんです」
歌丸「…」
円楽「たとえば歌丸師匠なんか見てましても、“お歳を召した”方ならではの渋みですとか、魅力といったものを感じますし、亀の甲より年の功なんて諺もございます。
古ぼけた、年老いた、老いぼれたなんてのはその人の生き方でいくらでも変わるもので」
歌丸「おい」
円楽「wwwwww」
歌丸「お前……いい加減にしろよ」
円楽「大喜利永遠の若手、円楽です」
8: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:21:04.58 ID:W2Zgjqqy0
春風亭 昇太
昇太「乙女の嗜み戦車道、プロリーグの結成もありまして、世間では大変な注目ですね。
男尊女卑も今は昔、都知事選に出馬しておられる小池さんのような“強い女性”が求められる時代になってきました」
昇太「僕もやっぱり結婚するなら強い女性がいいのかななんて最近は悩むことが多いです。
大喜利メンバーと関わりの深い強い女性と言えば、チカさんや藤子夫人……」
昇太「それじゃあダメじゃん春風亭昇太です!」
歌丸「おいっ!!」
たい平「」
昇太「乙女の嗜み戦車道、プロリーグの結成もありまして、世間では大変な注目ですね。
男尊女卑も今は昔、都知事選に出馬しておられる小池さんのような“強い女性”が求められる時代になってきました」
昇太「僕もやっぱり結婚するなら強い女性がいいのかななんて最近は悩むことが多いです。
大喜利メンバーと関わりの深い強い女性と言えば、チカさんや藤子夫人……」
昇太「それじゃあダメじゃん春風亭昇太です!」
歌丸「おいっ!!」
たい平「」
9: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:21:42.85 ID:W2Zgjqqy0
林家 たい平
たい平「強い乙女の嗜み戦車道ブームは、実は過去にも起きたことがあるんだそうです。今の傾向がこのまま続けば、今回は3回目になるとか」
たい平「ウチの妻のチカはちょうど第2次ブームの時に高校生で、履修を迷ったけど結局別の科目にしたと言ってました。
その話を聞いて、僕は心底ホッとしました」
たい平「今より強かったら、多分僕はもう生きてないと思います」
たい平「命があるって素晴らしい!たい平でっす」
たい平「強い乙女の嗜み戦車道ブームは、実は過去にも起きたことがあるんだそうです。今の傾向がこのまま続けば、今回は3回目になるとか」
たい平「ウチの妻のチカはちょうど第2次ブームの時に高校生で、履修を迷ったけど結局別の科目にしたと言ってました。
その話を聞いて、僕は心底ホッとしました」
たい平「今より強かったら、多分僕はもう生きてないと思います」
たい平「命があるって素晴らしい!たい平でっす」
10: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:22:32.59 ID:W2Zgjqqy0
杏「因みに座布団運びは、いつもの山田さんと我が校より河嶋桃が担当ですよっと」
山田「どーもー」
桃「ド、ドモ、ヨロシク、オニャガシマシュ」カチカチカチーン
<モモチャーン!
<モモチャンセンパイガンバレー!!
桃「桃ちゃんいうな!!」
山田「どーもー」
桃「ド、ドモ、ヨロシク、オニャガシマシュ」カチカチカチーン
<モモチャーン!
<モモチャンセンパイガンバレー!!
桃「桃ちゃんいうな!!」
11: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:23:12.42 ID:W2Zgjqqy0
杏「今回の賞品のキーワード、【幸運の女神】。これを目指して皆さん頑張りましょっか。
因みに本日は特別編なので、全部の問題が終わった時点で一番枚数が多かった人の勝ちになりまーす」
杏「じゃあまず一問目ね-。
えー、西住ちゃんの活躍で見事戦車道大会で優勝を果たした我が大洗女学園ですが、来年からはこれを受けて戦車道の予算が増額されます」
<ヒャッホォオオオ!サイコウダゼェエエエ!
<ユカリサンオチツイテ……
杏「これに限らず結果を出した人間の賞与や部署の予算が増えるのは、社会では当然のことですね。
そこで問題。皆さん、どこそこの予算が増えたこと、そしてその使い道を報告してください」
杏「私が“どうなりました?”って聞くので、なんか面白く返してください」
円楽「なんか面白くってw」
因みに本日は特別編なので、全部の問題が終わった時点で一番枚数が多かった人の勝ちになりまーす」
杏「じゃあまず一問目ね-。
えー、西住ちゃんの活躍で見事戦車道大会で優勝を果たした我が大洗女学園ですが、来年からはこれを受けて戦車道の予算が増額されます」
<ヒャッホォオオオ!サイコウダゼェエエエ!
<ユカリサンオチツイテ……
杏「これに限らず結果を出した人間の賞与や部署の予算が増えるのは、社会では当然のことですね。
そこで問題。皆さん、どこそこの予算が増えたこと、そしてその使い道を報告してください」
杏「私が“どうなりました?”って聞くので、なんか面白く返してください」
円楽「なんか面白くってw」
12: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:23:53.51 ID:W2Zgjqqy0
杏「おっ、じゃあ1発目!歌丸師匠お願いしまーす」
歌丸「都庁の予算が増えたので、海外異文化交流が推進されることになりました」
杏「どうなりました?」
歌丸「都知事が海外旅行を満喫してます」
杏「あっはぁ~。
まぁ私は都民じゃないけど、次はまともな都知事になって欲しいよね」
杏「やーまださん、歌丸師匠に一枚あげてー」
歌丸「都庁の予算が増えたので、海外異文化交流が推進されることになりました」
杏「どうなりました?」
歌丸「都知事が海外旅行を満喫してます」
杏「あっはぁ~。
まぁ私は都民じゃないけど、次はまともな都知事になって欲しいよね」
杏「やーまださん、歌丸師匠に一枚あげてー」
13: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:24:44.56 ID:W2Zgjqqy0
杏「はい、こゆーざさん」
小遊三「大喜利の予算が増えたので、メンバーのギャラが上がりました」
杏「どうなりました?」
小遊三「山ほど居るガールフレンド達へのプレゼントでなくなっちゃうので、僕には関係ありませんでした」
好楽「嘘だよw」
杏「モテる男はつらいねぇw」
小遊三「ねぇ~」
小遊三「大喜利の予算が増えたので、メンバーのギャラが上がりました」
杏「どうなりました?」
小遊三「山ほど居るガールフレンド達へのプレゼントでなくなっちゃうので、僕には関係ありませんでした」
好楽「嘘だよw」
杏「モテる男はつらいねぇw」
小遊三「ねぇ~」
14: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:25:40.80 ID:W2Zgjqqy0
杏「好楽さんどうぞ」
好楽「気象庁の予算が増えたので、天気のコントロールに関する研究が始まりました」
杏「どーなりました?」
好楽「水不足対策でまず雨乞い師を雇いました。雨乞い師さんどうぞ」
木久扇「アーーーーーホヤーーーーーー!!!!ホニャラホニャラホニャニャーーーー!!!!」
好楽「」ノケゾリー
歌丸「」ノケゾリー
杏「……かーしまー、好楽さんと木久扇さんの持ってってー」
木久扇「」
好楽「何だよぉ!?」
麻子「大喜利ではお約束だ」キラキラ
沙織「麻子が生き生きしてるの久しぶりに見た……」
麻子「落語は結構好きだからな」
優花里「まぁなんとなくイメージは合いますね」
好楽「気象庁の予算が増えたので、天気のコントロールに関する研究が始まりました」
杏「どーなりました?」
好楽「水不足対策でまず雨乞い師を雇いました。雨乞い師さんどうぞ」
木久扇「アーーーーーホヤーーーーーー!!!!ホニャラホニャラホニャニャーーーー!!!!」
好楽「」ノケゾリー
歌丸「」ノケゾリー
杏「……かーしまー、好楽さんと木久扇さんの持ってってー」
木久扇「」
好楽「何だよぉ!?」
麻子「大喜利ではお約束だ」キラキラ
沙織「麻子が生き生きしてるの久しぶりに見た……」
麻子「落語は結構好きだからな」
優花里「まぁなんとなくイメージは合いますね」
15: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:26:28.71 ID:W2Zgjqqy0
杏「はい、円楽さーん」
円楽「内閣の予算が増えたので、国民の所得も増やすための政策が新たに立てられました」
杏「どーなりました?」
円楽「増えたのは政治家の体重だけでした」
杏「よっし、山田さん円楽さんに座布団一枚!」
杏「大洗を解体してたらどれくらい役人さん達が肥え太ったのかは気になるところだねぇ」ニシシ
円楽「内閣の予算が増えたので、国民の所得も増やすための政策が新たに立てられました」
杏「どーなりました?」
円楽「増えたのは政治家の体重だけでした」
杏「よっし、山田さん円楽さんに座布団一枚!」
杏「大洗を解体してたらどれくらい役人さん達が肥え太ったのかは気になるところだねぇ」ニシシ
16: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:27:07.69 ID:W2Zgjqqy0
杏「じゃっ、木久扇さん」
木久扇「車のメーカーの収益が増えたので、新しいモデルのオープンカーが開発されました」
おりょう「……当然のことながら屋根はありません、やーねー」ボソッ
エル左門カエ「「「それだぁあっ!!」」」
木久扇「(´・ω・`)」
好楽「バレバレじゃんw」
歌丸「言われてやんのw」
杏「まぁ分かり易いのは良いことだよね。かーしま、可哀想だし一枚上げよう!」
木久扇「www」バンザーイ
木久扇「車のメーカーの収益が増えたので、新しいモデルのオープンカーが開発されました」
おりょう「……当然のことながら屋根はありません、やーねー」ボソッ
エル左門カエ「「「それだぁあっ!!」」」
木久扇「(´・ω・`)」
好楽「バレバレじゃんw」
歌丸「言われてやんのw」
杏「まぁ分かり易いのは良いことだよね。かーしま、可哀想だし一枚上げよう!」
木久扇「www」バンザーイ
17: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:27:48.20 ID:W2Zgjqqy0
杏「たい平さーんどうぞー」
たい平「ある国の景気が上向いたので、軍事費が増額されました」
杏「どうなりましたか?」
たい平「流される血と、失われる命が増えました……」
<オォーーー
<パチパチパチ
杏「んーよし!山田さん、二枚上げちゃおうよ!」
たい平「ある国の景気が上向いたので、軍事費が増額されました」
杏「どうなりましたか?」
たい平「流される血と、失われる命が増えました……」
<オォーーー
<パチパチパチ
杏「んーよし!山田さん、二枚上げちゃおうよ!」
18: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:28:34.19 ID:W2Zgjqqy0
杏「再び歌丸師匠どうぞー」
歌丸「昇太さんの独身をなんとかするために、婚活予算が組まれました」
杏「どうなりました?」
歌丸「どうにもなりませんでした」
昇太「どういう意味ですかちょっと!!」
杏「かーしま、昇太さんの一枚取って歌丸師匠に上げてー」
昇太「ええええええっ!?」
歌丸「www」
昇太「意味わかんない!意味わかんないから!!」
歌丸「昇太さんの独身をなんとかするために、婚活予算が組まれました」
杏「どうなりました?」
歌丸「どうにもなりませんでした」
昇太「どういう意味ですかちょっと!!」
杏「かーしま、昇太さんの一枚取って歌丸師匠に上げてー」
昇太「ええええええっ!?」
歌丸「www」
昇太「意味わかんない!意味わかんないから!!」
19: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:29:14.47 ID:W2Zgjqqy0
麻子「沙織、どうだ?」
沙織「アハハッ(乾いた笑い)」
杏「ほんじゃ、好楽さん」
好楽「大洗学園の水産科の予算が増えたので、サメの養殖が新しく始まりました」
杏「どーなったのかな?」
好楽「最初の餌は満場一致で文科省の役人さんに決まりました」
杏「よっし!山田さん、好楽さんに三枚お願い!」
好楽「…」ドヤァ
ケイ(やっぱりアンジーも腹に据えかねてたのねあの仕打ちは……)
沙織「アハハッ(乾いた笑い)」
杏「ほんじゃ、好楽さん」
好楽「大洗学園の水産科の予算が増えたので、サメの養殖が新しく始まりました」
杏「どーなったのかな?」
好楽「最初の餌は満場一致で文科省の役人さんに決まりました」
杏「よっし!山田さん、好楽さんに三枚お願い!」
好楽「…」ドヤァ
ケイ(やっぱりアンジーも腹に据えかねてたのねあの仕打ちは……)
20: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:32:01.75 ID:W2Zgjqqy0
杏「昇太さんお願いしまーす」
昇太「売り上げが上がった美容院が、大洗女学園に支店を出しました」
杏「どうなったの?」
昇太「美男美女ばかりの大洗では、ほとんど意味がありませんでした」ニッコリ
<キャー!
円楽「」ゴマスリゴマスリ
たい平「」ゴマスリゴマスリ
杏「んふふwwwそう言われちゃったら上げないわけに行かないよねー。かーしま、昇太さんに袖の下三枚!」
昇太「売り上げが上がった美容院が、大洗女学園に支店を出しました」
杏「どうなったの?」
昇太「美男美女ばかりの大洗では、ほとんど意味がありませんでした」ニッコリ
<キャー!
円楽「」ゴマスリゴマスリ
たい平「」ゴマスリゴマスリ
杏「んふふwwwそう言われちゃったら上げないわけに行かないよねー。かーしま、昇太さんに袖の下三枚!」
21: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:32:53.91 ID:W2Zgjqqy0
杏「んじゃ、小遊三さん」
小遊三「ダイドーの売り上げが上がり、自販機の台数が増えました」
杏「どうなりました」
小遊三「自販機の下を探るのがはかどります」
杏「拾得物横領は犯罪だよん。山田さん、罰金で一枚没収!」
小遊三「ありゃりゃ」
小遊三「ダイドーの売り上げが上がり、自販機の台数が増えました」
杏「どうなりました」
小遊三「自販機の下を探るのがはかどります」
杏「拾得物横領は犯罪だよん。山田さん、罰金で一枚没収!」
小遊三「ありゃりゃ」
22: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:33:31.80 ID:W2Zgjqqy0
杏「木久扇師匠どうぞ」
木久扇「観客動員数が増えたセ・リーグの各球団で、選手に特別ボーナスが支給されました」
杏「どうなりました?」
木久扇「選手達は皆カープの優勝に賭けるようです」
杏「あー……あれ実際終わった風な空気出してるけどなんの解決もしてないよねー」
杏「野球は興味あるわけじゃないけど、個人的にあーいう体質だとまた再発しちゃう気がするよね。
かーしま、木久扇さんに一枚ー」
木久扇「観客動員数が増えたセ・リーグの各球団で、選手に特別ボーナスが支給されました」
杏「どうなりました?」
木久扇「選手達は皆カープの優勝に賭けるようです」
杏「あー……あれ実際終わった風な空気出してるけどなんの解決もしてないよねー」
杏「野球は興味あるわけじゃないけど、個人的にあーいう体質だとまた再発しちゃう気がするよね。
かーしま、木久扇さんに一枚ー」
23: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:34:33.88 ID:W2Zgjqqy0
杏「ほんじゃ、円楽さん」
円楽「長年大喜利を支えた歌丸師匠のために、特別予算が組まれました」
杏「どうなりました?」
円楽「あれだけ豪華絢爛な葬式なら、草葉の陰で喜んでくださるでしょう」
歌丸「」
杏「www」
円楽「長年大喜利を支えた歌丸師匠のために、特別予算が組まれました」
杏「どうなりました?」
円楽「あれだけ豪華絢爛な葬式なら、草葉の陰で喜んでくださるでしょう」
歌丸「」
杏「www」
24: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:35:13.21 ID:W2Zgjqqy0
歌丸「……」スッ
杏「ほら怒らせた…歌丸師匠どうぞ!」
歌丸「ギャラが上がった円楽師匠が、大喜利メンバーの懇親会を開催しました」
杏「どうなりました?」
歌丸「嫌われてるのでだーれも来ませんでした」
円楽「」ウナダレー
杏「いい大人が喧嘩はみっともないねえ。
山田さん、両成敗で一枚ずつ持ってって」
歌丸「何だよぉ!?」
円楽「www」
歌丸「……んっとに!」ベシンッ!!
円楽「痛っ!?」
杏「ほら怒らせた…歌丸師匠どうぞ!」
歌丸「ギャラが上がった円楽師匠が、大喜利メンバーの懇親会を開催しました」
杏「どうなりました?」
歌丸「嫌われてるのでだーれも来ませんでした」
円楽「」ウナダレー
杏「いい大人が喧嘩はみっともないねえ。
山田さん、両成敗で一枚ずつ持ってって」
歌丸「何だよぉ!?」
円楽「www」
歌丸「……んっとに!」ベシンッ!!
円楽「痛っ!?」
25: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:35:59.80 ID:W2Zgjqqy0
杏「だぁーから、ケンカしない!
んじゃ、2問目ー。山田さーん、例のもの配っちゃってー」
山田「はい、かしこまりましたー」
っアンツィオの帽子
アンチョビ「しかし杏の奴本当に落ち着いてんな……ってあれ?」
カルパッチョ「……ドゥーチェ、あれウチの帽子じゃ」
んじゃ、2問目ー。山田さーん、例のもの配っちゃってー」
山田「はい、かしこまりましたー」
っアンツィオの帽子
アンチョビ「しかし杏の奴本当に落ち着いてんな……ってあれ?」
カルパッチョ「……ドゥーチェ、あれウチの帽子じゃ」
26: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:36:33.63 ID:W2Zgjqqy0
杏「それじゃ、まずは此方の映像をご覧ください」
壇上スクリーン<ヴィーン
『『『ドゥーチェ!ドゥーチェ!』』』
『『『ドゥーチェ!ドゥーチェ!!』』』
『『『ドゥーチェ!!ドゥーチェ!!ドゥーチェ!!』』』
みほ「!?」
エリカ「!?」
カルパッチョ「!?」
アンチョビ「!?!?!?!?」
※映像提供:オッドボール三等軍曹
壇上スクリーン<ヴィーン
『『『ドゥーチェ!ドゥーチェ!』』』
『『『ドゥーチェ!ドゥーチェ!!』』』
『『『ドゥーチェ!!ドゥーチェ!!ドゥーチェ!!』』』
みほ「!?」
エリカ「!?」
カルパッチョ「!?」
アンチョビ「!?!?!?!?」
※映像提供:オッドボール三等軍曹
27: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:37:04.97 ID:W2Zgjqqy0
カチューシャ「何でチョビーシャの学校の奴らの声が聞こえるのよ!?前の椅子の背もたれが邪魔で見えないわ!」セノビー
ノンナ「流石です同志カチューシャ」ハナヂダラダラ
クラーラ「……何が?」
ペパロニ「あっ!姐さん映ってますよ姐さん!!かー、やりましたね!メッチャ目立ってますよ!」ユッサユッサ
アンチョビ「」
カルパッチョ(ドゥーチェ……心中お察しします……)
アンチョビ「あ、あ、あ、杏ぅうううう//////」
杏「……とまぁ今の映像は、ノリと勢いが売りのアンツィオ高校、安斎千代美さんとその仲間達の一幕です」
アンチョビ「せめてソウルネームで呼べぇええええ!!//////」
杏「リーダーシップが取れる人間は当然多くの人が慕いますし、それが熱狂的であればあのようにお祭り騒ぎになることもしばしばです」
杏「ってなわけで皆さん、ノリと勢いに身を任せて、何かを盛んに囃し立ててください」
杏「私が、“ノリノリだねぇ”と聞きますから、笑点流に返してください」
杏「ん、歌丸師匠早かったね。どーぞ!」
ノンナ「流石です同志カチューシャ」ハナヂダラダラ
クラーラ「……何が?」
ペパロニ「あっ!姐さん映ってますよ姐さん!!かー、やりましたね!メッチャ目立ってますよ!」ユッサユッサ
アンチョビ「」
カルパッチョ(ドゥーチェ……心中お察しします……)
アンチョビ「あ、あ、あ、杏ぅうううう//////」
杏「……とまぁ今の映像は、ノリと勢いが売りのアンツィオ高校、安斎千代美さんとその仲間達の一幕です」
アンチョビ「せめてソウルネームで呼べぇええええ!!//////」
杏「リーダーシップが取れる人間は当然多くの人が慕いますし、それが熱狂的であればあのようにお祭り騒ぎになることもしばしばです」
杏「ってなわけで皆さん、ノリと勢いに身を任せて、何かを盛んに囃し立ててください」
杏「私が、“ノリノリだねぇ”と聞きますから、笑点流に返してください」
杏「ん、歌丸師匠早かったね。どーぞ!」
28: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:37:32.77 ID:W2Zgjqqy0
歌丸「バァーカ!バァーカ!」
杏「ノリノリだねぇ」
歌丸「隣の奴を呼んでるんだけどいっこうに気づきゃしないんだよ」
木久扇「……」
杏「かーしま、歌丸師匠に二枚上げてー」
木久扇「(´・ω・`)」
杏「ノリノリだねぇ」
歌丸「隣の奴を呼んでるんだけどいっこうに気づきゃしないんだよ」
木久扇「……」
杏「かーしま、歌丸師匠に二枚上げてー」
木久扇「(´・ω・`)」
29: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:38:05.50 ID:W2Zgjqqy0
杏「小遊三さんどうぞー」
小遊三「会長!会長!」
杏「ノリノリだねぇ」
小遊三「真ん中に座ってるのが、落語協会の会長。司会者席に座ってるのが、大洗学園生徒会長。
んで私が、便所でおしりを拭く会長と」
好楽「汚えな!」
杏「www
まぁでもらしいっちゃらしいよね。一枚上げてー」
小遊三「会長!会長!」
杏「ノリノリだねぇ」
小遊三「真ん中に座ってるのが、落語協会の会長。司会者席に座ってるのが、大洗学園生徒会長。
んで私が、便所でおしりを拭く会長と」
好楽「汚えな!」
杏「www
まぁでもらしいっちゃらしいよね。一枚上げてー」
30: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:39:07.87 ID:W2Zgjqqy0
杏「んー、よしっ!たい平さん!」
たい平「戦争!戦争!」
杏「ノリノリだねぇ」
たい平「共和党の人たちが、九条と平和な国を守るためにはこれをするしかないって言ってたので。
戦争!戦争!」
杏「んっふっふっ、皮肉が効いてるねぇ。
かーしま、たい平さんに二枚お願いー」
たい平「戦争!戦争!」
杏「ノリノリだねぇ」
たい平「共和党の人たちが、九条と平和な国を守るためにはこれをするしかないって言ってたので。
戦争!戦争!」
杏「んっふっふっ、皮肉が効いてるねぇ。
かーしま、たい平さんに二枚お願いー」
31: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:39:37.41 ID:W2Zgjqqy0
杏「はい、木久扇さん!」
木久扇「政治家!政治家!」
杏「ノリノリだねぇ」
木久扇「これだけ大声で叫んでも、あいつらの元には一向に届かないんだよなぁ」
好楽・歌丸「おおっ!?」
<パチパチパチパチッ!!
杏「山田さん、木久扇師匠に三枚差し上げてください」
麻子「会長の口調が驚きの余り変わってしまっている」
木久扇「政治家!政治家!」
杏「ノリノリだねぇ」
木久扇「これだけ大声で叫んでも、あいつらの元には一向に届かないんだよなぁ」
好楽・歌丸「おおっ!?」
<パチパチパチパチッ!!
杏「山田さん、木久扇師匠に三枚差し上げてください」
麻子「会長の口調が驚きの余り変わってしまっている」
32: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:40:17.87 ID:W2Zgjqqy0
歌丸「木久ちゃん、木久ちゃん」
木久扇「?」
歌丸「医者行った方がいいんじゃねえかい?」
木久扇「……」
円楽・好楽「www」
杏「かーしま、歌丸師匠に一枚上げてー」
木久扇「(´・ω・`)」
木久扇「?」
歌丸「医者行った方がいいんじゃねえかい?」
木久扇「……」
円楽・好楽「www」
杏「かーしま、歌丸師匠に一枚上げてー」
木久扇「(´・ω・`)」
33: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:42:31.78 ID:W2Zgjqqy0
杏「小遊三師匠お願いしまーす」
小遊三「小遊三!小遊三!」
杏「ノリノリだねぇ」
小遊三「こうでもしねえと、皆俺のことを福山雅治と間違えるんだよ」
好楽「嘘だよ!」
杏「山田さん、小遊三さんに一枚!」
小遊三「へっへっへっ」
杏「まぁ本人がそう言ってるなら仕方ないよねー」
小遊三「小遊三!小遊三!」
杏「ノリノリだねぇ」
小遊三「こうでもしねえと、皆俺のことを福山雅治と間違えるんだよ」
好楽「嘘だよ!」
杏「山田さん、小遊三さんに一枚!」
小遊三「へっへっへっ」
杏「まぁ本人がそう言ってるなら仕方ないよねー」
34: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:43:27.29 ID:W2Zgjqqy0
杏「たい平さんどーぞ」
たい平「祭り!祭り!」
杏「ノリノリだねぇ」
たい平「夏と言えば祭り、祭りと言えば……」
たい平「ピュ~~~~~」ドンッ!!
山田「……」スッ
たい平「ピュ~~~~~~ッ」ドンッ!!
たい平「ピュ~~~~~~~~」ッドドンッ、ドンッ、ドドンッ!!
山田「……」ザブトンイチマイトリー&サガリー
たい平「orz」
たい平「祭り!祭り!」
杏「ノリノリだねぇ」
たい平「夏と言えば祭り、祭りと言えば……」
たい平「ピュ~~~~~」ドンッ!!
山田「……」スッ
たい平「ピュ~~~~~~ッ」ドンッ!!
たい平「ピュ~~~~~~~~」ッドドンッ、ドンッ、ドドンッ!!
山田「……」ザブトンイチマイトリー&サガリー
たい平「orz」
35: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:44:20.85 ID:W2Zgjqqy0
杏「昇太さん」
昇太「自由!自由!」
杏「ノリノリだねぇ」
昇太「家に入る前にこうして叫ぶと、寂しさが紛れるんです」
杏「……かーしま、可哀想な独身男性に救いの一枚」
昇太「」ナキマネー
昇太「自由!自由!」
杏「ノリノリだねぇ」
昇太「家に入る前にこうして叫ぶと、寂しさが紛れるんです」
杏「……かーしま、可哀想な独身男性に救いの一枚」
昇太「」ナキマネー
36: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:46:00.16 ID:W2Zgjqqy0
杏「ん、好楽さん」
好楽「肉!肉!」
杏「ノリノリだねぇ」
好楽「ホントは湯豆腐なんですけどね、こうするとすき焼きみたいな気分で食べられるんです」
華「……生活の知恵?」
沙織「違うと思う」
好楽「肉!肉!」
杏「ノリノリだねぇ」
好楽「ホントは湯豆腐なんですけどね、こうするとすき焼きみたいな気分で食べられるんです」
華「……生活の知恵?」
沙織「違うと思う」
37: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:46:55.95 ID:W2Zgjqqy0
杏「ん、円楽さん」
円楽「クソババァ!!クソババァ!!」
杏「ノリノリだねぇ」
円楽「失礼しました、藤子夫人でしたか!」
歌丸「」
円楽「……」
歌丸「……」パチパチ
円楽「クソババァ!!クソババァ!!」
杏「ノリノリだねぇ」
円楽「失礼しました、藤子夫人でしたか!」
歌丸「」
円楽「……」
歌丸「……」パチパチ
38: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:49:24.93 ID:W2Zgjqqy0
福田「歌丸師匠、奥様を馬鹿にされたのに拍手してますね!」
西「年長者故の懐の深さだな!」
アリサ(そこじゃないでしょ…)
杏「はい、たい平さん」
たい平「山田!山田!」
杏「ノリノリだねぇ」
たい平「彼来月でクビらしいんで、お別れ会のコールの練習してるんです」ダダダダダダッ!!
山田「」ツキトバシー
たい平「」ツキトバサレー
山田「」ザブトンゼンボッシュー
杏「失礼だよねぇ……山田さーん、たい平さんに6枚上げてー」
たい平「やった!」ガッツポ
山田「何で6枚も上げるんですかぁ!?」
西「年長者故の懐の深さだな!」
アリサ(そこじゃないでしょ…)
杏「はい、たい平さん」
たい平「山田!山田!」
杏「ノリノリだねぇ」
たい平「彼来月でクビらしいんで、お別れ会のコールの練習してるんです」ダダダダダダッ!!
山田「」ツキトバシー
たい平「」ツキトバサレー
山田「」ザブトンゼンボッシュー
杏「失礼だよねぇ……山田さーん、たい平さんに6枚上げてー」
たい平「やった!」ガッツポ
山田「何で6枚も上げるんですかぁ!?」
39: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:50:03.96 ID:W2Zgjqqy0
ペコ「あれ、そういえばダージリン様は?」
アッサム「さぁ……」
杏「では三問目ぇー。かーしま、例の方をお連れしてー」
桃「か、かしこまりました!!!」コチラニドウゾー
ダー「………」スッ
ローズヒップ「まぁ、ダージリン様ですわ!」
ペコ「ファーwwwwww」
アッサム「落ち着いてペコ!その声も表情も女子としてアウトよ!」
アッサム「さぁ……」
杏「では三問目ぇー。かーしま、例の方をお連れしてー」
桃「か、かしこまりました!!!」コチラニドウゾー
ダー「………」スッ
ローズヒップ「まぁ、ダージリン様ですわ!」
ペコ「ファーwwwwww」
アッサム「落ち着いてペコ!その声も表情も女子としてアウトよ!」
40: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:50:42.57 ID:W2Zgjqqy0
杏「此方にお招きしましたるは、聖グロリアーナの隊長を務めますダージリンさん。
“こんな言葉を知っていて?”から格言に繋げる流れは大変有名で、今年の流行語大賞の候補にも挙がっているそうですね」
アッサム「いつの間に全国区で広まっていた!?」
ペコ「日本人何考えてんだ」
杏「噺家に知識は必須、最後の問題は大喜利格言大会」
杏「この問題では趣向を変えまして、皆様挙手は一切禁止です。
ダージリンさんが今からみなさんに、ランダムに“こんな言葉を知っていて?”と、格言や名言、諺、故事など様々なものについて尋ねます。
皆さん、これに対して笑点流に返してください」
杏「じゃ、ダーさんお願いねー」
ダー「かしこまりましたわ(ダーさん?)」
“こんな言葉を知っていて?”から格言に繋げる流れは大変有名で、今年の流行語大賞の候補にも挙がっているそうですね」
アッサム「いつの間に全国区で広まっていた!?」
ペコ「日本人何考えてんだ」
杏「噺家に知識は必須、最後の問題は大喜利格言大会」
杏「この問題では趣向を変えまして、皆様挙手は一切禁止です。
ダージリンさんが今からみなさんに、ランダムに“こんな言葉を知っていて?”と、格言や名言、諺、故事など様々なものについて尋ねます。
皆さん、これに対して笑点流に返してください」
杏「じゃ、ダーさんお願いねー」
ダー「かしこまりましたわ(ダーさん?)」
41: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:51:12.48 ID:W2Zgjqqy0
ダー「では、木久扇師匠」
木久扇「はい」
ダー「こんな言葉を知っていて?にg」
木久扇「知らないです」
好楽「」ズッコケー
歌丸「」ウナダレー
ダー「www」クズレオチー
木久扇「はい」
ダー「こんな言葉を知っていて?にg」
木久扇「知らないです」
好楽「」ズッコケー
歌丸「」ウナダレー
ダー「www」クズレオチー
42: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:51:48.06 ID:W2Zgjqqy0
昇太「格言を言われてから返すの!」
木久扇「あ、そぉー?」
杏「いやー、即答だったねぇー」
歌丸「……よぉー、並び順変えようよぉ~~!」
杏「まぁまぁまぁ、今回は特別編だし多少はね?」
木久扇「あ、そぉー?」
杏「いやー、即答だったねぇー」
歌丸「……よぉー、並び順変えようよぉ~~!」
杏「まぁまぁまぁ、今回は特別編だし多少はね?」
43: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:52:41.45 ID:W2Zgjqqy0
ダー「では…円楽師匠」
円楽「…」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばない”」
円楽「イギリス、つまり大英帝国の歴史は非常に古く、島国という地政学的な位置から他の欧州諸国とは一線を画した独自の文化・政治思想が生まれる傾向があった。
先ほどダージリンさんから紹介された格言は、そんなイギリスの風習や固定概念に縛られないイデオロギーの表れで有り、二枚舌外交と呼ばれる彼らの狡猾な有様を象徴s」
杏「河嶋、河嶋!円楽さんの一枚持ってっちゃって!」
円楽「……」クビカシゲー
円楽「…」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばない”」
円楽「イギリス、つまり大英帝国の歴史は非常に古く、島国という地政学的な位置から他の欧州諸国とは一線を画した独自の文化・政治思想が生まれる傾向があった。
先ほどダージリンさんから紹介された格言は、そんなイギリスの風習や固定概念に縛られないイデオロギーの表れで有り、二枚舌外交と呼ばれる彼らの狡猾な有様を象徴s」
杏「河嶋、河嶋!円楽さんの一枚持ってっちゃって!」
円楽「……」クビカシゲー
44: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:53:12.95 ID:W2Zgjqqy0
ダー「好楽師匠」
好楽「おっ」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“ペンは剣より強し”」
好楽「ペンは剣よりも強し……ですか」
好楽「その人機関銃見ても同じ言葉を言えるんですかね」
杏「お、ダグラス=マッカーサーだね」
杏「格言に格言で返すとはウィットに富んでるね。山田さん、好楽さんに座布団一枚!」
好楽「…」ドヤァ
好楽「おっ」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“ペンは剣より強し”」
好楽「ペンは剣よりも強し……ですか」
好楽「その人機関銃見ても同じ言葉を言えるんですかね」
杏「お、ダグラス=マッカーサーだね」
杏「格言に格言で返すとはウィットに富んでるね。山田さん、好楽さんに座布団一枚!」
好楽「…」ドヤァ
45: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:54:04.71 ID:W2Zgjqqy0
ダー「歌丸師匠」
歌丸「はい」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“賢者は知りたがり、愚者は教えたがる”」
歌丸「ってこたぁ、あんたは愚者だな」
ダー「なっ」
ペコ「ブフッ」
ケイ「ブホッ」
みほ「フヒッ」
杏「あはは!こりゃダーさん一本取られたねぇ」
杏「かーしま、歌丸師匠に座布団二枚!」
歌丸「へっ」
歌丸「はい」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“賢者は知りたがり、愚者は教えたがる”」
歌丸「ってこたぁ、あんたは愚者だな」
ダー「なっ」
ペコ「ブフッ」
ケイ「ブホッ」
みほ「フヒッ」
杏「あはは!こりゃダーさん一本取られたねぇ」
杏「かーしま、歌丸師匠に座布団二枚!」
歌丸「へっ」
46: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:54:50.40 ID:W2Zgjqqy0
ダー「オホン!
で、では…たい平さん」
たい平「はいっ」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“女は弱い男を支配するよも、強い男に支配されたがる”」
たい平「その理論で行くと、僕のかみさんは男になって……」
たい平「あたしは女になっちゃうんですけどぉー!?いやだぁーん!」
円楽「やだもぉー!」
たい平「いやだぁーん!」
杏「……山田さん、気持ち悪いからあそこのオカマ二人の一枚ずつ取ってって」
円楽「巻き込むなよ!?」
たい平「いや自分でやったじゃないですか!」
で、では…たい平さん」
たい平「はいっ」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“女は弱い男を支配するよも、強い男に支配されたがる”」
たい平「その理論で行くと、僕のかみさんは男になって……」
たい平「あたしは女になっちゃうんですけどぉー!?いやだぁーん!」
円楽「やだもぉー!」
たい平「いやだぁーん!」
杏「……山田さん、気持ち悪いからあそこのオカマ二人の一枚ずつ取ってって」
円楽「巻き込むなよ!?」
たい平「いや自分でやったじゃないですか!」
47: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:55:44.37 ID:W2Zgjqqy0
ダー「再び、木久扇師匠」
木久扇「ア、ハイ」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“卵は一つの籠に盛るな”」
木久扇「そうは言ってもよ、俺卵売りだから籠に盛らないわけにはいかねんだよ」
木久扇「コッコッコッコッコケッコー!
コッコッコッコッコケッコー!
私はミネソタの、あ卵売りー!ヘイ!
町中じゃ 一番の 人気者ー♪
ツヤツヤ 卵を 買わないかー♪
卵に黄ー身と、白身がなーけりゃ♪
お代はいらない
コッコッコッコッコケッコー!」
杏「……」
歌丸「……」
木久扇「ア、ハイ」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“卵は一つの籠に盛るな”」
木久扇「そうは言ってもよ、俺卵売りだから籠に盛らないわけにはいかねんだよ」
木久扇「コッコッコッコッコケッコー!
コッコッコッコッコケッコー!
私はミネソタの、あ卵売りー!ヘイ!
町中じゃ 一番の 人気者ー♪
ツヤツヤ 卵を 買わないかー♪
卵に黄ー身と、白身がなーけりゃ♪
お代はいらない
コッコッコッコッコケッコー!」
杏「……」
歌丸「……」
48: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:56:42.28 ID:W2Zgjqqy0
杏「……スタッフさーん、今の全部カットでお願いねー」
木久扇「(´・ω・`)」
歌丸「木久ちゃんさぁ、八十にもなってやる芸かよぉ」
木久扇「www」
杏「ん、ダーさん、気を取り直して次行ってー」
木久扇「(´・ω・`)」
歌丸「木久ちゃんさぁ、八十にもなってやる芸かよぉ」
木久扇「www」
杏「ん、ダーさん、気を取り直して次行ってー」
49: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:57:34.07 ID:W2Zgjqqy0
ダー「では…小遊三師匠」
小遊三「はいはいどうぞ」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“性格は顔に出る”」
小遊三「あー、俺がこんなに美男子なのは当然なんだな」
杏「まあ正直言うと思ったよねー。
一枚持ってってー」
小遊三「おろっ!?」
小遊三「はいはいどうぞ」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“性格は顔に出る”」
小遊三「あー、俺がこんなに美男子なのは当然なんだな」
杏「まあ正直言うと思ったよねー。
一枚持ってってー」
小遊三「おろっ!?」
50: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 19:58:56.59 ID:W2Zgjqqy0
ダー「昇太さん」
昇太「おっと、はい!」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“青春?若い奴には勿体ないね”」
昇太「言えてますねその言葉。
だって青春を若い頃無駄に使った結果がこの人達ですからね」
円楽「おい!」
歌丸「悪い奴だねぇ……」
杏「かーしま、昇太さんに一枚」
昇太「よし!」
昇太「おっと、はい!」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“青春?若い奴には勿体ないね”」
昇太「言えてますねその言葉。
だって青春を若い頃無駄に使った結果がこの人達ですからね」
円楽「おい!」
歌丸「悪い奴だねぇ……」
杏「かーしま、昇太さんに一枚」
昇太「よし!」
51: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 20:00:25.70 ID:W2Zgjqqy0
ダー「それでは、歌丸師匠」
歌丸「はい」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“年寄りの冷や水”」
歌丸「」
好楽「ブフッ」
円楽「www」
ペコ「ダージリン様、さっきやり込められたからって大人げない……」
歌丸「はい」
ダー「こんな言葉を知っていて?
“年寄りの冷や水”」
歌丸「」
好楽「ブフッ」
円楽「www」
ペコ「ダージリン様、さっきやり込められたからって大人げない……」
52: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 20:02:50.16 ID:W2Zgjqqy0
歌丸「……えー?なんだって?年寄りの冷や水?
そりゃあたしに言ってんのかい?」
ダー「えぇ」
歌丸「この野郎……このふっさふさの髪の毛見てもまだ言うか!?」アタマパシーン
円楽「ブフォッ!!」
優花里「ウフフヒヒヒヒヒヒヒwwwwww」
そりゃあたしに言ってんのかい?」
ダー「えぇ」
歌丸「この野郎……このふっさふさの髪の毛見てもまだ言うか!?」アタマパシーン
円楽「ブフォッ!!」
優花里「ウフフヒヒヒヒヒヒヒwwwwww」
53: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 20:17:00.92 ID:W2Zgjqqy0
ダー「wwwwww」クズレオチー
杏「wwwwwwwwwwww」クズレオチー
みほ「か、会長がwwwwwwwww」
麻子「いや、これは無理もな……ふふっwwwwww」
杏「かひっ、かひまぁ……歌丸師匠に2枚上げてwwwwww」
歌丸「へんっ」
杏「wwwwwwwwwwww」クズレオチー
みほ「か、会長がwwwwwwwww」
麻子「いや、これは無理もな……ふふっwwwwww」
杏「かひっ、かひまぁ……歌丸師匠に2枚上げてwwwwww」
歌丸「へんっ」
54: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 20:31:14.18 ID:W2Zgjqqy0
杏「やー、笑った笑った。
じゃあ、最後の回答も終わったところで集計行こうか。皆さんの座布団の枚数は……」
小遊三:1枚
好楽:5枚
木久扇:5枚
歌丸:9枚
円楽:0枚
昇太:6枚
たい平:5枚
杏「はい、そういうわけで今回の特別大喜利、優勝は桂歌丸師匠に決まりました、拍手ーーーー!!!」
<ワァーーーーーパチパチパチパチ
杏「では、賞品です!かーしま、持ってきてー!」
桃「は、はい!ただいま!!」ガラガラガラ
っ【艦娘・雪風の像】ガラガラガラ
歌丸「……なんだいこれ」
杏「えーこちらの賞品はですが……私達学園艦も大変お世話になっている、海の守護者艦娘。その中でも【幸運艦】として知られる、駆逐艦娘雪風さんの等身大フィギアとなっております」
歌丸「……」
杏「因みに、効果の程は未知数。ま、もしかしたら幸運になれるかもしれない、ぐらいの心持ちでお家に飾っていただければと思います」
歌丸「邪魔なだけじゃないかよ!」
杏「ま、そんなこんなで笑点学園艦スペシャル、ここ大洗女学園多目的ホールよりお送り致しました。
また、ご縁があればお目にかかりましょう、ありがとうございましたー!」
テッテテテテテテ、ッテンテン♪テッテテテテテテ、ッテンテン♪
終
じゃあ、最後の回答も終わったところで集計行こうか。皆さんの座布団の枚数は……」
小遊三:1枚
好楽:5枚
木久扇:5枚
歌丸:9枚
円楽:0枚
昇太:6枚
たい平:5枚
杏「はい、そういうわけで今回の特別大喜利、優勝は桂歌丸師匠に決まりました、拍手ーーーー!!!」
<ワァーーーーーパチパチパチパチ
杏「では、賞品です!かーしま、持ってきてー!」
桃「は、はい!ただいま!!」ガラガラガラ
っ【艦娘・雪風の像】ガラガラガラ
歌丸「……なんだいこれ」
杏「えーこちらの賞品はですが……私達学園艦も大変お世話になっている、海の守護者艦娘。その中でも【幸運艦】として知られる、駆逐艦娘雪風さんの等身大フィギアとなっております」
歌丸「……」
杏「因みに、効果の程は未知数。ま、もしかしたら幸運になれるかもしれない、ぐらいの心持ちでお家に飾っていただければと思います」
歌丸「邪魔なだけじゃないかよ!」
杏「ま、そんなこんなで笑点学園艦スペシャル、ここ大洗女学園多目的ホールよりお送り致しました。
また、ご縁があればお目にかかりましょう、ありがとうございましたー!」
テッテテテテテテ、ッテンテン♪テッテテテテテテ、ッテンテン♪
終
55: ◆vVnRDWXUNzh3 2016/07/27(水) 20:35:27.91 ID:W2Zgjqqy0
おおおわったあああああああああ……あかん、これだけ詰め込んでもまだネタが尽きへん…
ガルパンは初心者なのでキャラずれには目をつぶっていただければと思います。本編には出せませんでしたが澤梓が一番好きなキャラです。
前に比べてやりたいことはできたけど、改めて歌丸師匠をはじめとした本家大喜利の方々の偉大さが解りました。
そんなこんなでまた縁があれば読んでいただければと思います。
御静聴ありがとうございました、HTML申請してまいります
ガルパンは初心者なのでキャラずれには目をつぶっていただければと思います。本編には出せませんでしたが澤梓が一番好きなキャラです。
前に比べてやりたいことはできたけど、改めて歌丸師匠をはじめとした本家大喜利の方々の偉大さが解りました。
そんなこんなでまた縁があれば読んでいただければと思います。
御静聴ありがとうございました、HTML申請してまいります
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 20:39:28.86 ID:yuTJ5r7iO
乙。
面白かった。
まさかミネソタの卵売りやってくれるとはwwwwww
面白かった。
まさかミネソタの卵売りやってくれるとはwwwwww
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 20:44:39.08 ID:jySGRk/C0
乙
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 20:51:32.76 ID:XdPBDnmBO
乙。
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 21:38:38.40 ID:tvo+VOjl0
面白かった乙!
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469614519/
Entry ⇒ 2016.07.30 | Category ⇒ ガールズ&パンツァー | Comments (0)
【SS】梨子「よっちゃんを召喚できるようになりました」
1: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 20:48:47.64 ID:l30c5sxO0
・今回はちょっとだけファンタジー要素があります
・短いです
・よしりこです
2: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 20:50:43.28 ID:l30c5sxO0
~ 通学路 ~
梨子「おはよう、千歌ちゃん、曜ちゃん」
千歌「おはよう、梨子ちゃん」
曜「おはヨーソロー」ビシッ
梨子「ねぇ、二人とも聞いて」
千歌「何、梨子ちゃん?」
梨子「よっちゃんを召喚できるようになったの」ドヤッ
3: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 20:52:45.82 ID:l30c5sxO0
千歌「梨子ちゃん、冗談が上手いね」
曜「善子ちゃんに影響されちゃたのかな」クスクス
梨子「むっ、二人とも信じてないね」
梨子「今、二人に見せてあげます」バッ
千歌「出たっ、堕天使のポーズ」
曜「ノリノリだね」クスクス
4: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 20:55:20.43 ID:l30c5sxO0
梨子「ヨハネ召喚!」
バシューン
善子「堕天使ヨハネ参上! 呼んだかしらリリー?」
梨子「急に呼び出してごめんね、よっちゃん。 千歌ちゃん達に召喚を見せたかっただけなの」
善子「リリーが会いたければ、いつ呼んでくれても構わないわ」フッ
千歌「す、すごい! いきなり魔法陣が現れて、善子ちゃんが出てきた。 梨子ちゃん、どうやったの!?」
曜「う、嘘でしょ……」アゼン
5: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 20:58:14.95 ID:l30c5sxO0
梨子「実はね昨日……」
--
----
------
--------
~ 桜内家 梨子の部屋 ~
スマホ「♪」
梨子「あっ、よっちゃんから電話だ」ピッ
梨子「もしもし、よっちゃん?」
『リリー、今時間は大丈夫?』
梨子「大丈夫だよ」
6: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:00:23.30 ID:l30c5sxO0
『実はリリーに会いたくなって……今から会いに行ってもいいかしら?』
梨子「もう、よっちゃんは仕方ないなぁ///」
梨子「うん、待ってるよ///」
『待つ必要はないわ。 いつも私がやっているポーズを取って「ヨハネ召喚!」って言ってみて』
梨子「えっ?わかった……」
梨子「確か……こうだったかな?」バッ
7: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:02:10.84 ID:l30c5sxO0
梨子「ヨハネ召喚!」
バシューン
善子「堕天使ヨハネ参上! どうやら上手くいったようね」
梨子「えっ、えっ!? いきなり魔法陣が現れて、よっちゃんが出てきた。 どうなってるの!?」
善子「ふふふ、驚いた?」
8: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:05:01.01 ID:l30c5sxO0
善子「実はねこの間、古本屋で本物の魔法書を見つけたの」
梨子「魔法書?」
善子「そこには、いろんな魔法の使い方や魔法薬の作り方が載っていてね。 とりあえず一番簡単な瞬間移動の魔法を試してみたの」
善子「瞬間移動の魔法って言っても、呼ぶ人と呼ばれる人をあらかじめ決めておいて、呼ぶ人が合言葉を言うことで呼ばれる人を瞬間移動させるだけなんだけどね」
梨子「いや、それでもじゅうぶんすごいよ……」
9: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:07:05.25 ID:l30c5sxO0
善子「これで、いつでもリリーが会いたい時に会いに行けるし、リリーが困っている時に助けに行けるわ」
梨子「よっちゃん///」
--------
------
----
--
梨子「……っていうことがあったの」
善子「つまり、リリーが『ヨハネ召喚!』って言うことでヨハネはリリーの元に瞬間移動できるのよ」
千歌「へぇー、魔法って実在したんだ」
曜「何だかノロケ話を聞かされただけな気がする……」
10: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:09:12.78 ID:l30c5sxO0
~ 昼休み 1年生の教室 ~
善子「……と言うわけでヨハネは愛するリリーのために瞬間移動できるようになったのよ」ドヤッ
花丸「ルビィちゃん、はいあーん♪」ヒョイ
ルビィ「あーん♪」パクッ
善子「……って私の話を聞きなさいよ!」
11: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:11:43.31 ID:l30c5sxO0
ルビィ「その話は朝から何度も聞いたよ、善子ちゃん」モグモグ
花丸「それに魔法だなんて信じられないずら、善子ちゃん」
善子「嘘じゃないわよ!! あと、私の名前は善子じゃなくてヨハ……」
フッ
ルビィ「ピギィ!!本当に消えた!!」
花丸「信じられないずら!!」
12: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:14:52.65 ID:l30c5sxO0
~ 昼休み 2年生の教室 ~
バシューン
善子「あら?」
梨子「あっ、よっちゃん。 急に呼び出してごめんね」
善子「別にいいのよ。 たぶん、さっきのであの二人も信じたでしょう……」
善子「ところで私を呼び出してどうしたの、リリー?」
梨子「よっちゃんと一緒にお昼を食べたくて、サンドイッチを作ってきたの! 二人で一緒に食べない?」
善子「リリーったら本当に可愛いんだから///」
千歌「この二人は本当に仲が良いね」モグモグ
曜「お弁当が甘く感じる……」
13: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:17:58.37 ID:l30c5sxO0
~ 放課後 ~
善子「さあて、今日は部活がないから帰ってゲームでもしよう♪」
ダイヤ「こんにちわ、善子さん」ニッコリ
善子「げっ、ダイヤ」
ダイヤ「あなた、前回のテストで点数が良くなかったそうね。 ルビィから聞きましたわ」
ダイヤ「今日は次のテストで悪い点数を取らないために、たっぷり勉強しますわよ」
14: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:20:36.01 ID:l30c5sxO0
善子「ほ、補習なんて嫌よ~」ダッ
ダイヤ「逃しませんわよ!」ダッ
善子「どうしよう、このままじゃ捕まっちゃうわ」
善子「そうだわ!」スマホトリダシ
善子「もしもし、リリー」
『何、よっちゃん?』
15: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:22:09.83 ID:l30c5sxO0
善子「今すぐ、私を召喚してっ!!」
『えっ?急にどうしたの?』
善子「早く! 捕まっちゃうわ!!」
『えっと……ヨハネ召喚!』
フッ
ダイヤ「なっ!? 善子さんが消えてしまいましたわ!?」アゼン
16: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:25:39.81 ID:l30c5sxO0
~ 学校の外 ~
バシューン
善子「たっ、助かったわ」ハァハァ
梨子「いったい、どうしたの?」
善子「ちょっと、ダイヤに追いかけられてただけよ」
梨子「また、ダイヤさんを怒らせるようなことしたのね……」
17: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:27:00.75 ID:l30c5sxO0
善子「ま、まぁいいじゃない、リリーのおかげで助かったわ。 ありがとう♪」ホッペニチュッ
梨子「もう、調子いいんだから///」
善子「せっかくだし、一緒に帰りましょう♪」
梨子「うん♪」
18: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:29:06.81 ID:l30c5sxO0
~ 黒澤家 ~
ダイヤ「せっかく、善子さんの勉強を見てあげようとしたのに、逃げるだなんて……」
ダイヤ「しかし、善子さんが急に消えたけど、どうなっているのかしら?」
ルビィ「それはたぶん梨子ちゃんに召喚されたんだと思うよ」アイスパクパク
ダイヤ「……召喚?」
19: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:31:11.98 ID:l30c5sxO0
ルビィ「うん、実はね……」アイスパクパク
ー ルビィちゃん説明中 ー
ダイヤ「なるほど、そういうことだったのね」
ルビィ「魔法が実在するなんてすごいよね」アイスパクパク
ダイヤ「しかし、そういうことならこっちにも手はありますわ」
ダイヤ「明日はたっぷり勉強してもらいましょう」ニヤッ
トコロデルビィ……アナタダレノアイスヲタベテイルノカシラ?
ピギィ!!
20: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:33:18.65 ID:l30c5sxO0
そして次の日
~ 放課後 ~
善子「さあて、今日も部活がないから帰ってゲームしよう♪」
善子「また、ダイヤに見つかると面倒だから、さっさと学校を出ましょう」タッタッタッ
21: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:36:38.14 ID:l30c5sxO0
その頃
梨子「今日は帰って絵でも描こうかな」
ダイヤ「こんにちわ、梨子さん」ニッコリ
梨子「あっ、ダイヤさん……」
ダイヤ「あなた、善子さんを呼び出せるそうね。 ルビィから聞きましたわ」ニコニコ
梨子「えっと、それは……」
ダイヤ「ちょっと、協力してもらえるかしら?」ニコニコ
梨子「うう……」
22: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:39:31.95 ID:l30c5sxO0
バシューン
善子「堕天使ヨハネ参上! 呼んだかしらリリー?」
ダイヤ「いらっしゃい、善子さん」ニコニコ
善子「」
梨子「……ごめんね、よっちゃん」
23: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:41:16.35 ID:l30c5sxO0
ダイヤ「便利ですわね。 梨子さんさえいれば、善子さんが何処に逃げても捕まえられるのですから……」ニコニコ
ダイヤ「昨日は逃げられましたが……今回は逃しませんわよ!」ガシッ
善子「リリー……」グスッ
梨子「本当にごめんね……」
24: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:43:54.94 ID:l30c5sxO0
~ 津島家 善子の部屋 ~
善子「まったく、リリーったらダイヤに協力するなんて」プンプン
善子「ヨハネだけが召喚されるんじゃ、今後は不便になるわね……」
善子「そうだわ、リリーも召喚できるようにしましょう」
善子「これで、いつでもリリーに会うことができるわ♪」
25: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:45:34.05 ID:l30c5sxO0
~ 桜内家 梨子の部屋 ~
梨子「よっちゃんには悪いことしちゃったなぁ……」
梨子「明日はよっちゃんを甘やかしてあげよう」
梨子ママ「梨子ちゃん、お風呂沸いたわよ」
梨子「はーい」
26: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:47:47.77 ID:l30c5sxO0
~ 津島家 善子の部屋 ~
善子「瞬間移動の魔法の準備が出来たわ」
善子「これでヨハネが合言葉を言うだけで、いつでもリリーを呼び出すことができるわね」
善子「せっかくだし、リリーに添い寝でもしてもらおうかしら」
善子「それじゃ、いくわよ」バッ
27: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:49:31.67 ID:l30c5sxO0
善子「いでよ、我がリトルデーモン」
善子「リリー召喚!」
バシューン
梨子「あれっ?」スッポンポン
善子「」
梨子「」
28: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:51:22.10 ID:l30c5sxO0
善子「あのね、リリー……これはその///」カオマッカ
梨子「……よ……よ」プルプル
梨子「よっちゃんのバカー!!」
善子「ごめんなさーい」
それから、リリーにこっぴどく叱られて、当分の間、『リリー召喚』は禁止されたけど、良い物が見れたから後悔はしてないわ。
おわり
29: ◆E9MhvIcHXGjR 2016/07/17(日) 21:53:15.14 ID:l30c5sxO0
善子ちゃんの特技が魔法という設定があるのでファンタジー感のある日常SSを書いてみました。
閲覧ありがとうございました。
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 00:38:04.99 ID:uBZJAlyco
よしりこいいぞ
おつ
おつ
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 01:32:50.75 ID:Gf1TrC0lO
こっからが大事なところじゃあないか?
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468756127/
Entry ⇒ 2016.07.30 | Category ⇒ ラブライブ | Comments (0)
コナン「平次のウコンうめぇ」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/20(水) 22:55:36.63 ID:WWOIBRBW0
先週の土日
服部「はぁはぁっ!工藤っ!工藤のウコン美味いでぇ!」
コナン「ぐっ!うぎっ!そ、そうかよ…!!」
服部「今夜もオレとお前のウコンとヨーグルトのバーゲンセールや!」
ヌルヌル グチョグチョ パンパン
服部「工藤っ!工藤ッ!」
コナン「も、もうダメだっ…!限界だ!」
服部「オレもッ!お前ン中に出すでぇっ!孕むまで出すでぇえッ!!」
ドビュッ ドビュル ビュクビュク ドプッ
服部「んはぁ…工藤のウコン食いながら中に出してもうたぁアヘへ…」
コナン「やばい平次ッ…ま、またウコン来るッ!」
服部「へっへっへ…オレのチョコバナナにぶちまけや!」
コナン「んぎぃぃいいいっ!!」
ドブリブリ ドビャビャ ビチビチ ブチョ
服部「はあ、はあ…工藤…、お前はオレのモンや」
コナン「…バーロー」
二人はウコンまみれのキスを交わし眠りに就いた。
服部「はぁはぁっ!工藤っ!工藤のウコン美味いでぇ!」
コナン「ぐっ!うぎっ!そ、そうかよ…!!」
服部「今夜もオレとお前のウコンとヨーグルトのバーゲンセールや!」
ヌルヌル グチョグチョ パンパン
服部「工藤っ!工藤ッ!」
コナン「も、もうダメだっ…!限界だ!」
服部「オレもッ!お前ン中に出すでぇっ!孕むまで出すでぇえッ!!」
ドビュッ ドビュル ビュクビュク ドプッ
服部「んはぁ…工藤のウコン食いながら中に出してもうたぁアヘへ…」
コナン「やばい平次ッ…ま、またウコン来るッ!」
服部「へっへっへ…オレのチョコバナナにぶちまけや!」
コナン「んぎぃぃいいいっ!!」
ドブリブリ ドビャビャ ビチビチ ブチョ
服部「はあ、はあ…工藤…、お前はオレのモンや」
コナン「…バーロー」
二人はウコンまみれのキスを交わし眠りに就いた。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/20(水) 22:56:24.77 ID:WWOIBRBW0
ある日
歩美「二人ともやめなよ!食べられなくなっちゃうじゃない!」
元太「うひひ、給食のカレーに光彦のカレーを入れてっと!」
光彦「きっとクラスの皆は驚くに違いありませんよぉ!」
歩美「コナン君、二人を止めて!」
コナン「まあいいじゃねぇかたまにはこういうのもよぉ」
歩美「みんな酷い…そんなことするなんて…歩美もう知らない!」
元太「うへへへ…歩美のやつ、泣きながら逃げてったぜェ」
光彦「所詮女の子には分からないんですよ、このカレーのロマンはねぇ!」
コナン「カレーか…」
先生「それじゃあ皆さん、いただきましょう」
一同「いただきまーす!」
モグチャ モグチャ
少年「なんか今日のカレー変な味がするー」
少女「ほんとだーおいしくなーい」
先生「お残しは許しませんよ皆さん、最後まで食べてくださいねぇ」
一同「はーい…」
コナン「灰原は午前中に早退したか…なんか最近調子悪そうだな」
光彦「コナン君!今日のカレー、すごくおいしいと思いませんか?」
元太「今日オレの母ちゃんが給食担当なんだけどよォ!本場のルーを使ったんだとよ!」
コナン「ふーん。まぁ確かに変わった味はするけどな」
コナン「…そういや歩美がいないな…保健室か?」
そのあと少年探偵団以外の全校生徒が下痢と嘔吐で病院に搬送されたという。
歩美「二人ともやめなよ!食べられなくなっちゃうじゃない!」
元太「うひひ、給食のカレーに光彦のカレーを入れてっと!」
光彦「きっとクラスの皆は驚くに違いありませんよぉ!」
歩美「コナン君、二人を止めて!」
コナン「まあいいじゃねぇかたまにはこういうのもよぉ」
歩美「みんな酷い…そんなことするなんて…歩美もう知らない!」
元太「うへへへ…歩美のやつ、泣きながら逃げてったぜェ」
光彦「所詮女の子には分からないんですよ、このカレーのロマンはねぇ!」
コナン「カレーか…」
先生「それじゃあ皆さん、いただきましょう」
一同「いただきまーす!」
モグチャ モグチャ
少年「なんか今日のカレー変な味がするー」
少女「ほんとだーおいしくなーい」
先生「お残しは許しませんよ皆さん、最後まで食べてくださいねぇ」
一同「はーい…」
コナン「灰原は午前中に早退したか…なんか最近調子悪そうだな」
光彦「コナン君!今日のカレー、すごくおいしいと思いませんか?」
元太「今日オレの母ちゃんが給食担当なんだけどよォ!本場のルーを使ったんだとよ!」
コナン「ふーん。まぁ確かに変わった味はするけどな」
コナン「…そういや歩美がいないな…保健室か?」
そのあと少年探偵団以外の全校生徒が下痢と嘔吐で病院に搬送されたという。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/20(水) 22:57:11.68 ID:WWOIBRBW0
灰原「博士、最近工藤君の様子がおかしいと思わない?」
博士「はて?」
灰原「やけにトイレが長い気がするの」
博士「そう言われてみれば確かにそうかもしれんのぅ」
コナン「よう二人とも」
灰原「…」
コナン「何だよ灰原。オレの顔に何かついてるのか?」
博士「その…なんじゃ新一、最近トイレが妙に長いそうじゃが?」
コナン「!」
博士「具合でも悪いんじゃないかと哀君も心配しておるぞい」
コナン「別に何ともねぇよ。二人の思い過ごしじゃねぇの?」
博士「そうかのぅ」
灰原「じゃあ工藤君、説明してもらおうかしら」
コナン「…何の?」
灰原「最近台所のタッパーがいくつかなくなったみたいなんだけど」
コナン「!!」
灰原「何か心当たりない?」
コナン「知らねぇな…」
博士「そういえば先月買ったジップロックも大分減ってるようじゃが」
コナン「知らねえって言ってるだろっ!!」
灰原「…」
コナン「…」
博士「そんな大声で怒鳴らんでも…」
灰原「工藤君…」
コナン「悪りぃ…ちょっと出かけてくるわ…」
博士「はて?」
灰原「やけにトイレが長い気がするの」
博士「そう言われてみれば確かにそうかもしれんのぅ」
コナン「よう二人とも」
灰原「…」
コナン「何だよ灰原。オレの顔に何かついてるのか?」
博士「その…なんじゃ新一、最近トイレが妙に長いそうじゃが?」
コナン「!」
博士「具合でも悪いんじゃないかと哀君も心配しておるぞい」
コナン「別に何ともねぇよ。二人の思い過ごしじゃねぇの?」
博士「そうかのぅ」
灰原「じゃあ工藤君、説明してもらおうかしら」
コナン「…何の?」
灰原「最近台所のタッパーがいくつかなくなったみたいなんだけど」
コナン「!!」
灰原「何か心当たりない?」
コナン「知らねぇな…」
博士「そういえば先月買ったジップロックも大分減ってるようじゃが」
コナン「知らねえって言ってるだろっ!!」
灰原「…」
コナン「…」
博士「そんな大声で怒鳴らんでも…」
灰原「工藤君…」
コナン「悪りぃ…ちょっと出かけてくるわ…」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/20(水) 22:58:00.92 ID:WWOIBRBW0
一方その頃
歩美「もう止めなよ!元太君も光彦君もおかしいよ!どうしちゃったの!?」
光彦「別にどうもしませんよ!ねぇ元太君~」
元太「オレたちはただジップロックに溜めた小便とウコンで砂遊びしてるだけだぜェ!」
歩美「も、もう無理…気持ち悪くて見れられないよ…歩美帰る…」
元太「ヒャッハハハハ!泣きながら帰りやがったぜ光彦!」
元太「所詮女なんて男のできそこないなんですから仕方ありませんよ元太君!」
二人「わーはははは!」
コナン「お前ら…」
元太「おう!コナンじゃねぇか!」
光彦「どうです!素晴らしいと思いませんか!?ぼくと元太君の大小便で築き上げたスカイツリーですよ!」
コナン「はっ、よくできてるじゃねぇか…」
光彦「どうしたんです、元気がないですねコナン君?」
元太「お前もウコンと小便溜めて遊ぼうぜ!」
コナン「いいや…もっと面白い遊びがあるんだぜ…」
元太「へっ?なんだってコナン?」
光彦「もっと面白い遊びですって!?」
コナン「全身にウコンを塗りたくって小便漏らしながら全裸で走り回るのさ…」
光彦「すごいです!天才ですねコナン君!」
元太「そんな遊び方があるとは思いもよらなかったぜ!」
コナン「オレはこれからちょっと用事があるんだが、ここに俺が一か月溜めたウコンと小便の塊がある」
光彦「す、すごい!よくこんなに溜めましたねぇ!」
元太「こんな山のようなウコン見たことねぇぞ!」
コナン「これ全裸に塗りたくって、さっき帰った歩美や通行人を追いかけてみろよ、気分爽快だぜ!」
元太「やるやるー!」
光彦「よぉし!どっちがより多くの人を驚かせられるか勝負ですよ元太君!」
元太「負けねぇぞぉぉぉぉ!」
コナン「達者でな…」
歩美「もう止めなよ!元太君も光彦君もおかしいよ!どうしちゃったの!?」
光彦「別にどうもしませんよ!ねぇ元太君~」
元太「オレたちはただジップロックに溜めた小便とウコンで砂遊びしてるだけだぜェ!」
歩美「も、もう無理…気持ち悪くて見れられないよ…歩美帰る…」
元太「ヒャッハハハハ!泣きながら帰りやがったぜ光彦!」
元太「所詮女なんて男のできそこないなんですから仕方ありませんよ元太君!」
二人「わーはははは!」
コナン「お前ら…」
元太「おう!コナンじゃねぇか!」
光彦「どうです!素晴らしいと思いませんか!?ぼくと元太君の大小便で築き上げたスカイツリーですよ!」
コナン「はっ、よくできてるじゃねぇか…」
光彦「どうしたんです、元気がないですねコナン君?」
元太「お前もウコンと小便溜めて遊ぼうぜ!」
コナン「いいや…もっと面白い遊びがあるんだぜ…」
元太「へっ?なんだってコナン?」
光彦「もっと面白い遊びですって!?」
コナン「全身にウコンを塗りたくって小便漏らしながら全裸で走り回るのさ…」
光彦「すごいです!天才ですねコナン君!」
元太「そんな遊び方があるとは思いもよらなかったぜ!」
コナン「オレはこれからちょっと用事があるんだが、ここに俺が一か月溜めたウコンと小便の塊がある」
光彦「す、すごい!よくこんなに溜めましたねぇ!」
元太「こんな山のようなウコン見たことねぇぞ!」
コナン「これ全裸に塗りたくって、さっき帰った歩美や通行人を追いかけてみろよ、気分爽快だぜ!」
元太「やるやるー!」
光彦「よぉし!どっちがより多くの人を驚かせられるか勝負ですよ元太君!」
元太「負けねぇぞぉぉぉぉ!」
コナン「達者でな…」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/20(水) 22:59:00.37 ID:WWOIBRBW0
その後コナンは電車で服部のところへ行った。
服部「待ってたで工藤」
コナン「すまねぇ平次…」
服部「なんや、浮かない顔して」
コナン「お前が楽しみにしてたオレの一か月分のウコンの塊だが…」
服部「それがどないしたん?」
コナン「あ…あいつらにあげちまった…(泣)」
服部「泣くなや工藤、お前らしくないで」
コナン「オレは、オレはただ…お前とウコンの山を分かちあいたくて…」
服部「…もうええ。わかったわかった。もう何にも言わんでええ…」
コナン「あいつらも今ごろ恥かいてるだろうよ…ッ」
服部「工藤…」
コナン「好きだ平次…愛してる…」
服部「そうや工藤、ウコンがなくたってオレらは愛し合える」
コナン「平次…」
服部「工藤…」
二人は夕陽が差し込む薄暗い部屋の中でいつまでも抱き合っていた。
―完―
服部「待ってたで工藤」
コナン「すまねぇ平次…」
服部「なんや、浮かない顔して」
コナン「お前が楽しみにしてたオレの一か月分のウコンの塊だが…」
服部「それがどないしたん?」
コナン「あ…あいつらにあげちまった…(泣)」
服部「泣くなや工藤、お前らしくないで」
コナン「オレは、オレはただ…お前とウコンの山を分かちあいたくて…」
服部「…もうええ。わかったわかった。もう何にも言わんでええ…」
コナン「あいつらも今ごろ恥かいてるだろうよ…ッ」
服部「工藤…」
コナン「好きだ平次…愛してる…」
服部「そうや工藤、ウコンがなくたってオレらは愛し合える」
コナン「平次…」
服部「工藤…」
二人は夕陽が差し込む薄暗い部屋の中でいつまでも抱き合っていた。
―完―
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/23(土) 11:53:44.38 ID:Pb2y6ypOo
うーん
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/23(土) 12:00:39.83 ID:jno/u2wDo
こ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1469022936/
Entry ⇒ 2016.07.30 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)