渋谷凛「プロデューサーの首にキスマーク……」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 00:30:09.11 ID:5PvBeoUlO
※キャラ崩壊の可能性若干含む
※ただただ駄弁るだけの山無し落ち無し
※アイドル達は耳年増な傾向があり
※ただただ駄弁るだけの山無し落ち無し
※アイドル達は耳年増な傾向があり
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 00:32:45.68 ID:5PvBeoUlO
モバP「あー、その方針で、ええ」
モバP「じゃ、もうちょい煮詰めてもらって、はい」
ガチャッ
凛「おはようございます」
凛「プロデューサーおは……電話中か」
凛 (邪魔しちゃいけないよね)トスッ
凛 (そう、邪魔しちゃいけないんだけど)ペラ
凛 (ソファに座って雑誌読むふりをしながら、声をかけず見つめてることは悪いことでしょーかっ)
凛 (というわけで)ジーッ
凛 (……うん)
凛 (電話してるプロデューサー、いいね)
凛 (仕事ができる男っていう感じ?)
凛 (私たちのために頑張ってくれてるんだよね)
凛 (私も頑張らなきゃって思うよね)
モバP「じゃ、もうちょい煮詰めてもらって、はい」
ガチャッ
凛「おはようございます」
凛「プロデューサーおは……電話中か」
凛 (邪魔しちゃいけないよね)トスッ
凛 (そう、邪魔しちゃいけないんだけど)ペラ
凛 (ソファに座って雑誌読むふりをしながら、声をかけず見つめてることは悪いことでしょーかっ)
凛 (というわけで)ジーッ
凛 (……うん)
凛 (電話してるプロデューサー、いいね)
凛 (仕事ができる男っていう感じ?)
凛 (私たちのために頑張ってくれてるんだよね)
凛 (私も頑張らなきゃって思うよね)
3: sage saga 2016/01/30(土) 00:38:22.27 ID:5PvBeoUlO
凛 (……)
凛 (…………うん?)
モバP「うーん、そこをなんとか」
凛 (あの首のところ……)
モバP「はい、お願いします」
凛 (もしかして……?)
モバP「はい、はい、失礼します」ピッ
モバP「ふう、これでなんとかなりそうだな」ヤレヤレ
凛「お疲れさま、プロデューサー」
モバP「おお、凛。お疲れ」
凛「ところでさ」
モバP「うん?」
凛「そのく……」ハッ
凛 (いや、そのまま聞くのは早いか)
凛 (…………うん?)
モバP「うーん、そこをなんとか」
凛 (あの首のところ……)
モバP「はい、お願いします」
凛 (もしかして……?)
モバP「はい、はい、失礼します」ピッ
モバP「ふう、これでなんとかなりそうだな」ヤレヤレ
凛「お疲れさま、プロデューサー」
モバP「おお、凛。お疲れ」
凛「ところでさ」
モバP「うん?」
凛「そのく……」ハッ
凛 (いや、そのまま聞くのは早いか)
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 00:47:32.25 ID:5PvBeoUlO
凛「ちょっと、ゴミついてるよ」
モバP「え?どこ?」
凛「あ、そっちじゃなくて」
モバP「お?」
凛「とってあげるよ」スタスタ
モバP「頼む」
凛「んーと」ジーッ
凛 (……やっぱりそうか)
凛「はい、とれたよ」
モバP「お、ありがと」
prrrrr……
凛「ん。じゃ、私あっちにいるね」
モバP「おう」フリフリ
ハイ,モシモシ
凛 (あれ、首のやつ。どうみてもキスマークだよね)
モバP「え?どこ?」
凛「あ、そっちじゃなくて」
モバP「お?」
凛「とってあげるよ」スタスタ
モバP「頼む」
凛「んーと」ジーッ
凛 (……やっぱりそうか)
凛「はい、とれたよ」
モバP「お、ありがと」
prrrrr……
凛「ん。じゃ、私あっちにいるね」
モバP「おう」フリフリ
ハイ,モシモシ
凛 (あれ、首のやつ。どうみてもキスマークだよね)
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 00:54:32.25 ID:5PvBeoUlO
凛 (そうかー、キスマークかー)
凛 (……)
凛 (…………)
凛 (何故っっっっっ!!!)カッ!!
凛 (とりあえず落ち着こう)
凛 (まずは状況の整理だ)
凛 (プロデューサー、2x才。独身……のはず)
凛 (少なくとも結婚はしてないという情報はちひろさんから買収済み。信用していいもの)
凛 (彼女はいるのかな)
凛 (……)
凛 (…………)
凛 (何故っっっっっ!!!)カッ!!
凛 (とりあえず落ち着こう)
凛 (まずは状況の整理だ)
凛 (プロデューサー、2x才。独身……のはず)
凛 (少なくとも結婚はしてないという情報はちひろさんから買収済み。信用していいもの)
凛 (彼女はいるのかな)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 01:03:27.78 ID:5PvBeoUlO
ガチャッ
奈緒・加蓮「「おはようございます」」
凛「おはよう」
奈緒「おはよ」
加蓮「おはよう凛」
奈緒「プロデューサーは?」
凛「あっちで電話してる」
加蓮「あれー?奈緒ってば真っ先にプロデューサーが気になるの?」・
奈緒「ち、違う!仕事場で挨拶するのは当たり前だろ!?///」
加蓮「だからって、別に探さなくていいよね」
奈緒「いや、だから、その///」
凛 (可愛いなあ)
加蓮 (可愛いなあ)
凛「二人ともさ、そっとプロデューサーの首もと見てよ」
奈緒「なんだよ急に」
加蓮「なんかあるの?」
奈緒・加蓮「「おはようございます」」
凛「おはよう」
奈緒「おはよ」
加蓮「おはよう凛」
奈緒「プロデューサーは?」
凛「あっちで電話してる」
加蓮「あれー?奈緒ってば真っ先にプロデューサーが気になるの?」・
奈緒「ち、違う!仕事場で挨拶するのは当たり前だろ!?///」
加蓮「だからって、別に探さなくていいよね」
奈緒「いや、だから、その///」
凛 (可愛いなあ)
加蓮 (可愛いなあ)
凛「二人ともさ、そっとプロデューサーの首もと見てよ」
奈緒「なんだよ急に」
加蓮「なんかあるの?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 01:13:57.84 ID:5PvBeoUlO
凛「いいからいいから」
加蓮「首?」ジーッ
奈緒「うん?」ジーッ
加蓮「……あー」
奈緒「なんか少し赤いな」
凛「うん、そういうこと」
加蓮「そういうことかー」
奈緒「え?なんだよ。なにがそういうことなんだよ」
凛「えっ」
加蓮「えっ」
奈緒「えっ」
加蓮「首?」ジーッ
奈緒「うん?」ジーッ
加蓮「……あー」
奈緒「なんか少し赤いな」
凛「うん、そういうこと」
加蓮「そういうことかー」
奈緒「え?なんだよ。なにがそういうことなんだよ」
凛「えっ」
加蓮「えっ」
奈緒「えっ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 01:23:39.10 ID:5PvBeoUlO
凛「……説明いる?」
奈緒「説明もなにもわけがわからない」
加蓮「しょうがないな、加蓮先生の保健の時間だよ」
ー加蓮先生による保健の授業中ー
奈緒「ななななな///」
凛「うん、そういうことで」
奈緒「プロ、プロデューサーが///」
加蓮 (うぶだねー)
凛 (可愛いなあ)
奈緒「な、なんでそんなこと」
凛「うん、だから反応に困ってるんだよ」
奈緒「説明もなにもわけがわからない」
加蓮「しょうがないな、加蓮先生の保健の時間だよ」
ー加蓮先生による保健の授業中ー
奈緒「ななななな///」
凛「うん、そういうことで」
奈緒「プロ、プロデューサーが///」
加蓮 (うぶだねー)
凛 (可愛いなあ)
奈緒「な、なんでそんなこと」
凛「うん、だから反応に困ってるんだよ」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 01:33:01.99 ID:5PvBeoUlO
加蓮「まあ面と向かって言うのは気まずいよね」
凛「それもそうだけどさ」
凛「単純に気にならない?相手が誰か」
加蓮「気になるね」
奈緒「だ、だめだろ。プロデューサーのプライバシーとか」
凛「じゃあ奈緒はさ、自分が知らない誰かとプロデューサーがイチャイチャしてるのを知らないふり出来るの?」
奈緒「そ、それは……」
加蓮「よし、仲間だね」
凛「まずはプロデューサーに彼女がいるか」
奈緒「ちょ、あたしはまだ納得してないんだけど」
凛「それもそうだけどさ」
凛「単純に気にならない?相手が誰か」
加蓮「気になるね」
奈緒「だ、だめだろ。プロデューサーのプライバシーとか」
凛「じゃあ奈緒はさ、自分が知らない誰かとプロデューサーがイチャイチャしてるのを知らないふり出来るの?」
奈緒「そ、それは……」
加蓮「よし、仲間だね」
凛「まずはプロデューサーに彼女がいるか」
奈緒「ちょ、あたしはまだ納得してないんだけど」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 01:44:20.15 ID:5PvBeoUlO
加蓮「気になるんでしょ?正直になりなよ」
凛「無理して参加しなくていいけど、後で聞いても教えないからね」
奈緒「……わかったよ、参加するよ」
加蓮「素直でよろしい」
凛「さ、プロデューサーに彼女がいるかどうかだけど」
加蓮「いないんじゃない?いたらまゆちゃんが発狂してるよ」
凛「それはそうなんだけど」
加蓮「もし仮にプロデューサーがまゆちゃんを誤魔化せるほどうまく付き合ってたとしてもさ」
加蓮「これだけ女だらけの世界で誰も感づかないことはないと思うよ」
凛「無理して参加しなくていいけど、後で聞いても教えないからね」
奈緒「……わかったよ、参加するよ」
加蓮「素直でよろしい」
凛「さ、プロデューサーに彼女がいるかどうかだけど」
加蓮「いないんじゃない?いたらまゆちゃんが発狂してるよ」
凛「それはそうなんだけど」
加蓮「もし仮にプロデューサーがまゆちゃんを誤魔化せるほどうまく付き合ってたとしてもさ」
加蓮「これだけ女だらけの世界で誰も感づかないことはないと思うよ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 01:53:43.14 ID:5PvBeoUlO
奈緒「だろうな」
凛「奈緒が言うほどってことは信じていい意見だね」
奈緒「凛それどういう意味だよ」
凛「さっきまで首にキスマークの意味も知らなかったほど鈍感というか無知というかの子が言うんだから余程だねって意味」
奈緒「表出ろ」
加蓮「ま、外に彼女を作るのは難しいだろうね」
凛「『外に』……ということは、『中に』という可能性は」
奈緒「逆にそっちのほうが難しくないか?」
加蓮「確かにね。アイドルと交際なんて危ない橋渡るような人じゃないでしょ」
凛「むしろ事務所内の人だったら誰か絶対気づくよね」
凛「奈緒が言うほどってことは信じていい意見だね」
奈緒「凛それどういう意味だよ」
凛「さっきまで首にキスマークの意味も知らなかったほど鈍感というか無知というかの子が言うんだから余程だねって意味」
奈緒「表出ろ」
加蓮「ま、外に彼女を作るのは難しいだろうね」
凛「『外に』……ということは、『中に』という可能性は」
奈緒「逆にそっちのほうが難しくないか?」
加蓮「確かにね。アイドルと交際なんて危ない橋渡るような人じゃないでしょ」
凛「むしろ事務所内の人だったら誰か絶対気づくよね」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 02:02:10.35 ID:5PvBeoUlO
凛「じゃあ『彼女がいてその人が相手』の線はなしで」
加蓮「続いては……」
凛「そういうお店の可能性?」
加蓮「あー……」
奈緒「……な、なあ」
加蓮「……」アイコンタクト
凛「……」アイコンタクト,ウケタ
凛「奈緒、こっちおいで」
奈緒「え、うん」
ー凛先生による社会科の授業ー
奈緒「なななななな///」
凛「だからなんで知らなかったの」
加蓮「どんだけ純情なんだ」
加蓮「続いては……」
凛「そういうお店の可能性?」
加蓮「あー……」
奈緒「……な、なあ」
加蓮「……」アイコンタクト
凛「……」アイコンタクト,ウケタ
凛「奈緒、こっちおいで」
奈緒「え、うん」
ー凛先生による社会科の授業ー
奈緒「なななななな///」
凛「だからなんで知らなかったの」
加蓮「どんだけ純情なんだ」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 02:11:31.91 ID:5PvBeoUlO
奈緒「じ、自分から、そ、そんなこと///」
凛「むしろなんで行為の意味だけ知ってるんだろ」
奈緒「そ、そういう人って、なんでそんなこと///」
加蓮「そりゃ事情は色々だろうけど」
凛「私たちも全く無関係じゃないよね」
奈緒「え!?なんで!?」
加蓮「そりゃー、需要と供給?」
凛「仕方ないね」
ー凛先生による経済学授業ー
奈緒「」プルプルプル
凛「むしろなんで行為の意味だけ知ってるんだろ」
奈緒「そ、そういう人って、なんでそんなこと///」
加蓮「そりゃ事情は色々だろうけど」
凛「私たちも全く無関係じゃないよね」
奈緒「え!?なんで!?」
加蓮「そりゃー、需要と供給?」
凛「仕方ないね」
ー凛先生による経済学授業ー
奈緒「」プルプルプル
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 02:20:52.68 ID:5PvBeoUlO
凛「はいはい、怖がらないで」
奈緒「だ、だって、人気、落ちちゃったら」グス
加蓮「もしもの話でしょう?それに、あのプロデューサーがそんなことさせるようなことになる前にどうにかするよ」
凛「そ。プロデューサーが私たちをそんな目に会わせると思う?」
奈緒「……」フルフル
凛「だから心配しなくていいよ」
奈緒「……」コク
加蓮「じゃ、協議に戻ろうか」
凛「そうだね」
奈緒「」コクコク
奈緒「だ、だって、人気、落ちちゃったら」グス
加蓮「もしもの話でしょう?それに、あのプロデューサーがそんなことさせるようなことになる前にどうにかするよ」
凛「そ。プロデューサーが私たちをそんな目に会わせると思う?」
奈緒「……」フルフル
凛「だから心配しなくていいよ」
奈緒「……」コク
加蓮「じゃ、協議に戻ろうか」
凛「そうだね」
奈緒「」コクコク
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 02:29:26.43 ID:5PvBeoUlO
凛「そういうお店にプロデューサーが行ったのかどうか」
加蓮「というより、行けたかどうかじゃない?」
凛「それもそうだね。昨夜実行可能だったかどうかだね」
加蓮「いや、夜じゃなくて朝方に短時間でって可能性も」
凛「うっ……それもあるか」
奈緒「」キョトン
加蓮「……また必要か」
ー加蓮先生による保険と算数の授業ー
奈緒「つまり、プロデューサーがガッツリタイプでスピードタイプだったら、その、夜に、……ゴニョゴニョなくてもいいってことか」
凛「おー、大分耐性ついたね」
加蓮「教育の賜物だね」
加蓮「というより、行けたかどうかじゃない?」
凛「それもそうだね。昨夜実行可能だったかどうかだね」
加蓮「いや、夜じゃなくて朝方に短時間でって可能性も」
凛「うっ……それもあるか」
奈緒「」キョトン
加蓮「……また必要か」
ー加蓮先生による保険と算数の授業ー
奈緒「つまり、プロデューサーがガッツリタイプでスピードタイプだったら、その、夜に、……ゴニョゴニョなくてもいいってことか」
凛「おー、大分耐性ついたね」
加蓮「教育の賜物だね」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 02:43:58.14 ID:5PvBeoUlO
奈緒「けどさ、それだともうなんでもありにならないか?」
加蓮「まあ推論に推論重ねててもね」
凛「それじゃ再びプロデューサーを観察」
トライアド「……」ジーッ
凛「……あの目の下」
加蓮「……若干隠してるけど」
奈緒「……くまだよな」
凛「昨日まであんなのは」
加蓮・奈緒「「なかった」」
凛「ということは事実として、プロデューサーは少ない睡眠しかとっていない」
加蓮「うわぁますます濃厚に」
凛「朝方の線はないか……?」
加蓮「色々工作する時間も考えると、朝方は厳しいか」
凛「じゃあ、昨日の夜の可能性を検証だね」
加蓮「まあ推論に推論重ねててもね」
凛「それじゃ再びプロデューサーを観察」
トライアド「……」ジーッ
凛「……あの目の下」
加蓮「……若干隠してるけど」
奈緒「……くまだよな」
凛「昨日まであんなのは」
加蓮・奈緒「「なかった」」
凛「ということは事実として、プロデューサーは少ない睡眠しかとっていない」
加蓮「うわぁますます濃厚に」
凛「朝方の線はないか……?」
加蓮「色々工作する時間も考えると、朝方は厳しいか」
凛「じゃあ、昨日の夜の可能性を検証だね」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 02:52:32.03 ID:5PvBeoUlO
奈緒「どうやるんだ?」
凛「昨日の仕事終わりの時間と、残り仕事の量から換算して」
加蓮「じゃあまず昨日は何時に仕事を終えたのか」
奈緒「昨日はあたしらトライアドで一緒だったよな」
凛「六時までは私たちについてたから」
加蓮「その先の話だね」
凛「やっぱり情報が足りないかな」
ガチャッ
未央「おはよー!」
卯月「おはようございます!」
凛「あ、二人ともおはよう」
未央「なになに?トライアドでなに話してたの?」
卯月「おはようございます、奈緒ちゃん、加蓮ちゃん」
奈緒「おはようさん」
加蓮「おはよ」
凛「昨日の仕事終わりの時間と、残り仕事の量から換算して」
加蓮「じゃあまず昨日は何時に仕事を終えたのか」
奈緒「昨日はあたしらトライアドで一緒だったよな」
凛「六時までは私たちについてたから」
加蓮「その先の話だね」
凛「やっぱり情報が足りないかな」
ガチャッ
未央「おはよー!」
卯月「おはようございます!」
凛「あ、二人ともおはよう」
未央「なになに?トライアドでなに話してたの?」
卯月「おはようございます、奈緒ちゃん、加蓮ちゃん」
奈緒「おはようさん」
加蓮「おはよ」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 03:00:28.05 ID:5PvBeoUlO
未央「ねえってば、何の話?」
凛「……」アイコンタクト
加蓮「……」アイコンタクト
奈緒「……」ミヨウミマネ
凛「よし」
卯月・未央「「???」」
ー可愛い凛ちゃんによるこれまでのあらすじー
未央「つまりプロデューサーが夜のレッスンを誰にしたかってこと?」
卯月「み、未央ちゃん!?」
未央「え?ああごめんごめん。うちのクラスの男子がそんな話をしてるのを聞いてたら慣れちゃって」
奈緒「どんなクラスだよ」
凛「二人は昨日いつまでプロデューサーと一緒だったの?」
凛「……」アイコンタクト
加蓮「……」アイコンタクト
奈緒「……」ミヨウミマネ
凛「よし」
卯月・未央「「???」」
ー可愛い凛ちゃんによるこれまでのあらすじー
未央「つまりプロデューサーが夜のレッスンを誰にしたかってこと?」
卯月「み、未央ちゃん!?」
未央「え?ああごめんごめん。うちのクラスの男子がそんな話をしてるのを聞いてたら慣れちゃって」
奈緒「どんなクラスだよ」
凛「二人は昨日いつまでプロデューサーと一緒だったの?」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 12:19:48.57 ID:ru7AkoMHO
卯月「昨日ですか?」
未央「私昨日はしまむーと一緒だったよね」
卯月「はい、未央ちゃんとスタジオが同じで」
未央「やってることは別だったけどね。それで終わった後に一緒に送ってもらったよね?」
卯月「私は九時頃にはお家にいました」
未央「私も十時過ぎには家につけてたかな」
凛「そこから先プロデューサーがどうしたか知らない?」
未央「うーん、直帰するとは言ってたけど」
加蓮「実際はわからないか」
卯月「あ、私昨日プロデューサーさんと電話でお話ししてました!」
未央「私昨日はしまむーと一緒だったよね」
卯月「はい、未央ちゃんとスタジオが同じで」
未央「やってることは別だったけどね。それで終わった後に一緒に送ってもらったよね?」
卯月「私は九時頃にはお家にいました」
未央「私も十時過ぎには家につけてたかな」
凛「そこから先プロデューサーがどうしたか知らない?」
未央「うーん、直帰するとは言ってたけど」
加蓮「実際はわからないか」
卯月「あ、私昨日プロデューサーさんと電話でお話ししてました!」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 12:28:09.06 ID:ru7AkoMHO
奈緒「おっ、新情報?」
凛「でも電話ならどこでも」
卯月「それが、夜中の二時から小一時間くらいしちゃって……」
凛「……なんでそんな時間に」
卯月「その、怖い夢を見ちゃって……///」
奈緒「プロデューサーの寝不足の原因それじゃないのか?」
卯月「でもでも、『ずっと起きてるから問題ないぞ』って」
未央「じゃあしまむーが起こしたわけじゃないんだ」
凛「お店で致した後か致すつもりだったとか」
加蓮「……流石に、そのどっちかでアイドルと一時間も話せるようなら引く」
未央「だね」
奈緒「そんな人じゃないだろ」
凛「直帰して家にいたと見るのが妥当ってことか」
凛「でも電話ならどこでも」
卯月「それが、夜中の二時から小一時間くらいしちゃって……」
凛「……なんでそんな時間に」
卯月「その、怖い夢を見ちゃって……///」
奈緒「プロデューサーの寝不足の原因それじゃないのか?」
卯月「でもでも、『ずっと起きてるから問題ないぞ』って」
未央「じゃあしまむーが起こしたわけじゃないんだ」
凛「お店で致した後か致すつもりだったとか」
加蓮「……流石に、そのどっちかでアイドルと一時間も話せるようなら引く」
未央「だね」
奈緒「そんな人じゃないだろ」
凛「直帰して家にいたと見るのが妥当ってことか」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 12:37:18.24 ID:ru7AkoMHO
未央「じゃ風俗の線はなしで」
卯月「だから未央ちゃん!///」
奈緒「ふ、ふうぞ///」
凛 (あ、やっぱりまだストレートは弱いのか)
加蓮「いや、まだあるよ」
奈緒「え?そのまま帰ったんだろ?」
凛・未央「「あー……」」
卯月「どういうことですか?」
加蓮「……」アイコンタクト
未央「……」グッb
ー加蓮先生とちゃん未央による夜のクロネ○ヤマトの授業ー
奈緒「い、家にきて///」プシュー
卯月「お、お家で///」プシュー
凛「それなら直帰してても大丈夫だね」
卯月「だから未央ちゃん!///」
奈緒「ふ、ふうぞ///」
凛 (あ、やっぱりまだストレートは弱いのか)
加蓮「いや、まだあるよ」
奈緒「え?そのまま帰ったんだろ?」
凛・未央「「あー……」」
卯月「どういうことですか?」
加蓮「……」アイコンタクト
未央「……」グッb
ー加蓮先生とちゃん未央による夜のクロネ○ヤマトの授業ー
奈緒「い、家にきて///」プシュー
卯月「お、お家で///」プシュー
凛「それなら直帰してても大丈夫だね」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 12:48:47.58 ID:ru7AkoMHO
未央「でもプロデューサーがそんなサービスをもしもしするかな?」
加蓮「というと?」
未央「プロデューサーもさ、最近割りと顔が知られてる方じゃん」
未央「もしもバレたら……ってならないかな?」
加蓮「マスコミもいちいちプロデューサーの事情なんて気にしないんじゃない?」
未央「でもさ、私らにそういうことしてるかもって思われそうじゃない?」
凛「……ありえるかな」
加蓮「プロデュースに関しては凄く大胆に出るときもあるけど、アイドルの安全に関しては石橋叩きまくるプロデューサーだもんね」
凛「自分よりも私たちを考える人だよね」
未央「そんな人が自宅に宅配を頼むかな?」
加蓮「というと?」
未央「プロデューサーもさ、最近割りと顔が知られてる方じゃん」
未央「もしもバレたら……ってならないかな?」
加蓮「マスコミもいちいちプロデューサーの事情なんて気にしないんじゃない?」
未央「でもさ、私らにそういうことしてるかもって思われそうじゃない?」
凛「……ありえるかな」
加蓮「プロデュースに関しては凄く大胆に出るときもあるけど、アイドルの安全に関しては石橋叩きまくるプロデューサーだもんね」
凛「自分よりも私たちを考える人だよね」
未央「そんな人が自宅に宅配を頼むかな?」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 12:56:55.27 ID:ru7AkoMHO
凛「まぁ、業界人ならともかくうちの人たちにバレたら……」
加蓮「血祭り確定だよね」
凛 (まゆとか)
未央 (しぶりんとか)
加蓮 (凛とか)
凛「じゃあその線も薄いってことなのかな」
未央「むしろそもそもが間違ってるのかも」
加蓮「え、じゃああのキスマークはなんだと」
未央「実は虫刺されとか」
凛「……未央は私を疑うの?」
未央「んー、ここからだと遠目だから信用できてないだけなのかも」
未央「ちょっくら行ってくるよ」
プロデューサー!
ウワ,チョッ,イマデンワチュウ
エーイッ!
ナニスルヤメロ,ダキツクンジャナイ!
加蓮「血祭り確定だよね」
凛 (まゆとか)
未央 (しぶりんとか)
加蓮 (凛とか)
凛「じゃあその線も薄いってことなのかな」
未央「むしろそもそもが間違ってるのかも」
加蓮「え、じゃああのキスマークはなんだと」
未央「実は虫刺されとか」
凛「……未央は私を疑うの?」
未央「んー、ここからだと遠目だから信用できてないだけなのかも」
未央「ちょっくら行ってくるよ」
プロデューサー!
ウワ,チョッ,イマデンワチュウ
エーイッ!
ナニスルヤメロ,ダキツクンジャナイ!
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 13:28:33.96 ID:ru7AkoMHO
加蓮「どうだった?」
凛「ねえ未央、なんで抱きついたの?説明次第では怒るよ?」
未央「いやー、首もと見ようと思って」
凛「で?」
未央「うん、あれはキスマークだね」
凛「でしょ?」
未央「あとさ」
加蓮「うん?」
未央「噛みあとがあった」
奈緒「ななななななな///」
卯月「首に、か、噛み///」
凛「…………」
未央「しぶりんアイドルのしていい顔じゃないよ」
加蓮 (二人はいつ復活したんだろ)
凛「ねえ未央、なんで抱きついたの?説明次第では怒るよ?」
未央「いやー、首もと見ようと思って」
凛「で?」
未央「うん、あれはキスマークだね」
凛「でしょ?」
未央「あとさ」
加蓮「うん?」
未央「噛みあとがあった」
奈緒「ななななななな///」
卯月「首に、か、噛み///」
凛「…………」
未央「しぶりんアイドルのしていい顔じゃないよ」
加蓮 (二人はいつ復活したんだろ)
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 13:46:29.48 ID:ru7AkoMHO
卯月「あ、あの、噛むって///」
未央「所有印ってやつだね」
加蓮「普通男がするもんじゃないの?」
奈緒「えっ!?してくるのか!?///」
凛「そういう人もいるでしょ」
奈緒「な、なな///」
モバP『お前は俺のもんだ』ガリッ
奈緒『あっ、プロデューサー、んっ』
モバP『他のやつがよらないようにしっかりつけとかないとな』ガリリッ
奈緒『うんっ、あたしを、プロデューサーだけのものにして!』ギュッ
奈緒「//////」プシュー
加蓮「あ、また奈緒が動かなくなった」
凛「まるで妄想で熱暴走したようだ」
未央「少なくともなにかしら行為がなされたことは確実ですな」
凛「一回整理しよう」
未央「所有印ってやつだね」
加蓮「普通男がするもんじゃないの?」
奈緒「えっ!?してくるのか!?///」
凛「そういう人もいるでしょ」
奈緒「な、なな///」
モバP『お前は俺のもんだ』ガリッ
奈緒『あっ、プロデューサー、んっ』
モバP『他のやつがよらないようにしっかりつけとかないとな』ガリリッ
奈緒『うんっ、あたしを、プロデューサーだけのものにして!』ギュッ
奈緒「//////」プシュー
加蓮「あ、また奈緒が動かなくなった」
凛「まるで妄想で熱暴走したようだ」
未央「少なくともなにかしら行為がなされたことは確実ですな」
凛「一回整理しよう」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 14:00:52.45 ID:ru7AkoMHO
凛「プロデューサーは昨夜十時過ぎまで仕事。その後直帰したと見られる」
加蓮「二時頃に卯月が一時間ほど電話して、そのときの証言によればずっと起きていた」
未央「そして朝になりプロデューサーの首にキスマークと噛みあとが発見された」
加蓮「プロデューサーに妻や彼女はなし」
凛「プロデューサーの性格からして、風俗系の可能性は低い」
未央「あれ、詰んでない?」
加蓮「もうナンパしたとかしか思いつかないね」
卯月「プロデューサーはそんな人じゃないですよ!」
凛「まあそうなんだよね」
加蓮「二時頃に卯月が一時間ほど電話して、そのときの証言によればずっと起きていた」
未央「そして朝になりプロデューサーの首にキスマークと噛みあとが発見された」
加蓮「プロデューサーに妻や彼女はなし」
凛「プロデューサーの性格からして、風俗系の可能性は低い」
未央「あれ、詰んでない?」
加蓮「もうナンパしたとかしか思いつかないね」
卯月「プロデューサーはそんな人じゃないですよ!」
凛「まあそうなんだよね」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 14:10:24.30 ID:ru7AkoMHO
未央「知らないうちにスカウトかましてるときはあってもナンパはしないよね」
凛「『女性を見るときは、輝きを見ることができるかどうかしか見ない』っていつもいってるし」
未央「なんやかんやでプロデューサーのスカウトにハズレはないよね」
加蓮「一夜限りで引っかけることはないか」
卯月「い、一夜限り……大人です///」
凛「大人……」ハッ
凛「大人組が押し掛けた?」
凛「『女性を見るときは、輝きを見ることができるかどうかしか見ない』っていつもいってるし」
未央「なんやかんやでプロデューサーのスカウトにハズレはないよね」
加蓮「一夜限りで引っかけることはないか」
卯月「い、一夜限り……大人です///」
凛「大人……」ハッ
凛「大人組が押し掛けた?」
50: 中山のよっちゃん 2016/01/30(土) 18:08:18.46 ID:zLMdo4h+O
加蓮「夜中に?大人組が?」
未央「付き合ってるわけじゃなく、引っ掻けたわけでもなく、風俗でもない」
加蓮「一夜限りの関係……うわー、ありそう」
未央「一回考えるとそうとしか思えなくなってくるね」
奈緒「はっ、そういえば」
卯月「奈緒ちゃんお帰りなさい」
奈緒「なあ加蓮、さっき寮の前通ったときさ」
加蓮「ん?あー、あれか」
凛「なにかあったの?」
奈緒「いや、ここに来る前に寮の前を通ったんだけどさ」
加蓮「なんか騒がしかったからちょっと顔を出したんだけど」
未央「付き合ってるわけじゃなく、引っ掻けたわけでもなく、風俗でもない」
加蓮「一夜限りの関係……うわー、ありそう」
未央「一回考えるとそうとしか思えなくなってくるね」
奈緒「はっ、そういえば」
卯月「奈緒ちゃんお帰りなさい」
奈緒「なあ加蓮、さっき寮の前通ったときさ」
加蓮「ん?あー、あれか」
凛「なにかあったの?」
奈緒「いや、ここに来る前に寮の前を通ったんだけどさ」
加蓮「なんか騒がしかったからちょっと顔を出したんだけど」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 18:09:24.07 ID:zLMdo4h+O
あれ、なんかすごく恥ずかしいことに
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 18:22:09.84 ID:zLMdo4h+O
幸子『あーもう!』
小梅『お、重い……』
早苗『誰が重いですってぇ!?』
あい『いや、申し訳ない。君たちにこんな状態の早苗さんを背負わせてしまって』
幸子『全くです!まあボクはカワイイですから許しますけど!』
楓『う~ん、むにゃむにゃ』
留美『楓さん、もうちょっとしっかり』
幸子『こんな朝に帰ってきたと思ったら、どうしてこんなことになるんですか!』
あい『いや、飲み過ぎて』
小梅『そ、それだけで……こう、なるの?』
早苗『いんや?』
留美『まあその、色々と』
幸子『人に言えないようなことですか!?』
楓『言えん家にいたの。……ふふっ』
奈緒「という会話が」
小梅『お、重い……』
早苗『誰が重いですってぇ!?』
あい『いや、申し訳ない。君たちにこんな状態の早苗さんを背負わせてしまって』
幸子『全くです!まあボクはカワイイですから許しますけど!』
楓『う~ん、むにゃむにゃ』
留美『楓さん、もうちょっとしっかり』
幸子『こんな朝に帰ってきたと思ったら、どうしてこんなことになるんですか!』
あい『いや、飲み過ぎて』
小梅『そ、それだけで……こう、なるの?』
早苗『いんや?』
留美『まあその、色々と』
幸子『人に言えないようなことですか!?』
楓『言えん家にいたの。……ふふっ』
奈緒「という会話が」
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 18:30:40.35 ID:zLMdo4h+O
卯月「手伝わなかったんですか?」
加蓮「関わりたくなかった」
未央「だよね」
凛「……大人組と、一晩中、あんなことや、そんなこと……」ハイライトオフ
奈緒 (アカン)
加蓮 (アカン)
卯月 (アカン)
未央 (よっちゃんいじりはアカン)
よっちゃん (君もやめてね)
未央 (こいつ、直接脳内に……!)
卯月「か、可能性の話だよ凛ちゃん!」
凛「でも、もう、そうとしか」ハイライトオフ
卯月「このいかの駄菓子で元気だして!」
よっちゃん (もうやめて、ライフはゼロだ)
加蓮「関わりたくなかった」
未央「だよね」
凛「……大人組と、一晩中、あんなことや、そんなこと……」ハイライトオフ
奈緒 (アカン)
加蓮 (アカン)
卯月 (アカン)
未央 (よっちゃんいじりはアカン)
よっちゃん (君もやめてね)
未央 (こいつ、直接脳内に……!)
卯月「か、可能性の話だよ凛ちゃん!」
凛「でも、もう、そうとしか」ハイライトオフ
卯月「このいかの駄菓子で元気だして!」
よっちゃん (もうやめて、ライフはゼロだ)
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 18:48:15.79 ID:zLMdo4h+O
加蓮「ん?」
加蓮「そもそもさ、プロデューサーの家って誰か知ってたっけ?」
未央「……そういえばそうだね」
奈緒「誰も行ったって話を聞かないよな」
卯月「ちひろさんもお金払っても教えてくれませんしね」
凛「……!」パアァァ
凛「じゃあ、大人組の可能性もないね」モグモグ
凛「誰も知らない家に行けるはずがないし、アイドル安全第一のプロデューサーとプライバシーに託つけて焦らして値をつり上げて高値で売りさばこうと考えてる金の亡者がそんじょそこらの安値で教えるはずがない」モグモグ
凛「仮に教えていたとしても、誰がかは隠した状態でプロデューサーの家を知った人がいるってリークしてさらに購買意欲を煽るはずだもんね」ゴックン
加蓮「さらっとちひろさんをdisったね。そして何を食べてる」
加蓮「そもそもさ、プロデューサーの家って誰か知ってたっけ?」
未央「……そういえばそうだね」
奈緒「誰も行ったって話を聞かないよな」
卯月「ちひろさんもお金払っても教えてくれませんしね」
凛「……!」パアァァ
凛「じゃあ、大人組の可能性もないね」モグモグ
凛「誰も知らない家に行けるはずがないし、アイドル安全第一のプロデューサーとプライバシーに託つけて焦らして値をつり上げて高値で売りさばこうと考えてる金の亡者がそんじょそこらの安値で教えるはずがない」モグモグ
凛「仮に教えていたとしても、誰がかは隠した状態でプロデューサーの家を知った人がいるってリークしてさらに購買意欲を煽るはずだもんね」ゴックン
加蓮「さらっとちひろさんをdisったね。そして何を食べてる」
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 18:56:48.21 ID:zLMdo4h+O
卯月「となると、知ってるのはちひろさんくらいなんですね?」
奈緒「……」
加蓮「……」
未央「……」
凛「……」
卯月「え?」
未央「そうだよ、どうしてそこに気づかなかったんだろ」
加蓮「アイドルでも風俗でもないけど大人の女性」
奈緒「事務所内で唯一プロデューサーの家を知る女」
凛「犯人は……」
「「「「「ちひろさん!!」」」」」
奈緒「……」
加蓮「……」
未央「……」
凛「……」
卯月「え?」
未央「そうだよ、どうしてそこに気づかなかったんだろ」
加蓮「アイドルでも風俗でもないけど大人の女性」
奈緒「事務所内で唯一プロデューサーの家を知る女」
凛「犯人は……」
「「「「「ちひろさん!!」」」」」
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 19:05:36.39 ID:zLMdo4h+O
ガチャッ
ちひろ「買い出し戻りましたー」
凛「お帰りちひろさんちょっといいかな」
ちひろ「え?凛ちゃんどうかしました?」
凛「昨日の夜、どちらに?」
ちひろ「えっ?昨日ですか?……いやー、ちょっと」アセタラ
奈緒「口ごもるってことは」
未央「そういうことだよね」
卯月「プロデューサーさんとちひろさんが……あわわわ///」
凛「もう一度聞くよ、ちひろさん。昨日、プロデューサーの家にいた?」ニジリ
ちひろ「ど、どうしてプロデューサーさんが出てくるんですか!?///」ジリ
ちひろ「買い出し戻りましたー」
凛「お帰りちひろさんちょっといいかな」
ちひろ「え?凛ちゃんどうかしました?」
凛「昨日の夜、どちらに?」
ちひろ「えっ?昨日ですか?……いやー、ちょっと」アセタラ
奈緒「口ごもるってことは」
未央「そういうことだよね」
卯月「プロデューサーさんとちひろさんが……あわわわ///」
凛「もう一度聞くよ、ちひろさん。昨日、プロデューサーの家にいた?」ニジリ
ちひろ「ど、どうしてプロデューサーさんが出てくるんですか!?///」ジリ
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 19:27:16.88 ID:zLMdo4h+O
アイコンタクト
オーケー
アーユーレディー?
ゴ,ゴーデス!
凛「捕まえろ!」ダッ
ちひろ「なんだかわからないけど逃げるっ!」ダッ
奈緒「逃がすか!」ダッ
未央「根掘り葉掘り聞き出すよ!」ダッ
卯月「ま、待って~」タッ
オーケー
アーユーレディー?
ゴ,ゴーデス!
凛「捕まえろ!」ダッ
ちひろ「なんだかわからないけど逃げるっ!」ダッ
奈緒「逃がすか!」ダッ
未央「根掘り葉掘り聞き出すよ!」ダッ
卯月「ま、待って~」タッ
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 19:33:12.00 ID:zLMdo4h+O
モバP「あー、やっと電話終わったー」
加蓮「お疲れさま、プロデューサー」
モバP「おう、お疲れ。そういやさっきまで何の話してたんだ?」
加蓮「ん」クビサシチョンチョン
モバP「えっ」
加蓮「はい、鏡」スッ
モバP「どれどれ……ってうわー、まじかー。げっ、噛みあとまで」
加蓮「ちゃんと隠さないと」
モバP「で?どうなったの?」
加蓮「ちひろ氏有罪判決」
モバP「なんでまた」
加蓮「色々あって。大変だったんだよ?話の方向ずらすの」
加蓮「お疲れさま、プロデューサー」
モバP「おう、お疲れ。そういやさっきまで何の話してたんだ?」
加蓮「ん」クビサシチョンチョン
モバP「えっ」
加蓮「はい、鏡」スッ
モバP「どれどれ……ってうわー、まじかー。げっ、噛みあとまで」
加蓮「ちゃんと隠さないと」
モバP「で?どうなったの?」
加蓮「ちひろ氏有罪判決」
モバP「なんでまた」
加蓮「色々あって。大変だったんだよ?話の方向ずらすの」
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 19:36:18.16 ID:zLMdo4h+O
モバP「いや、お前が最初からつけなきゃそんな話になってないだろ」
加蓮「プロデューサーだってつけたじゃん」
モバP「ちゃんと隠れる位置にな」
加蓮「にしたって結構難しいんだからね?バレないように隠すの」
モバP「だったら俺のも隠れる位置にしてくれ」
加蓮「だって、ちゃんとマーキングしとかないと」
加蓮「……とられるかもしれないじゃん///」
モバP「アホ。誰がとられるか」
加蓮「だよねー。一晩中人のこと寝かせてくれなかったもんねー」
モバP「卯月から電話かかってきて拗ねた子猫がいたからな」
加蓮「女の子の前で他の子と電話なんてしてたら誰だって拗ねるよ」
モバP「ま、俺の方も変に中途半端だったから抑えられなかったってのもあるが」
加蓮「じゃあ、お互い様ってことで」
モバP「それはいいけど」
モバP「しっかりこれな」シー
加蓮「わかってるよ」シー
加蓮「ところでさ」
モバP「うん?」
加蓮「その痕が消えないうちにさ」
加蓮「また行っていい?」
おわりん
加蓮「プロデューサーだってつけたじゃん」
モバP「ちゃんと隠れる位置にな」
加蓮「にしたって結構難しいんだからね?バレないように隠すの」
モバP「だったら俺のも隠れる位置にしてくれ」
加蓮「だって、ちゃんとマーキングしとかないと」
加蓮「……とられるかもしれないじゃん///」
モバP「アホ。誰がとられるか」
加蓮「だよねー。一晩中人のこと寝かせてくれなかったもんねー」
モバP「卯月から電話かかってきて拗ねた子猫がいたからな」
加蓮「女の子の前で他の子と電話なんてしてたら誰だって拗ねるよ」
モバP「ま、俺の方も変に中途半端だったから抑えられなかったってのもあるが」
加蓮「じゃあ、お互い様ってことで」
モバP「それはいいけど」
モバP「しっかりこれな」シー
加蓮「わかってるよ」シー
加蓮「ところでさ」
モバP「うん?」
加蓮「その痕が消えないうちにさ」
加蓮「また行っていい?」
おわりん
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 19:40:33.32 ID:zLMdo4h+O
一応これにて終わり
途中ちひろさんエンドが半分当てられ、辻褄が合うか不安になり、よっちゃんで精神をガリガリ削られました
加蓮たちへの授業料と思っておきます
お付きあいくださりありがとうございました
途中ちひろさんエンドが半分当てられ、辻褄が合うか不安になり、よっちゃんで精神をガリガリ削られました
加蓮たちへの授業料と思っておきます
お付きあいくださりありがとうございました
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 19:44:26.26 ID:X6mtRYbxO
乙
次回作を書く時はよっちゃんをコテにしといてついでにトリつけるのもありかも?
次回作を書く時はよっちゃんをコテにしといてついでにトリつけるのもありかも?
76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 19:46:58.43 ID:SR1HcK6GO
卯月と電話してるときの跡だと思ったけど今はスマホ時代だから肩に挟んで電話とかないわな
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 19:50:40.44 ID:2S2RtxfDO
どこかにぶつけた痕ってオチがある
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 19:52:05.46 ID:lwYKDnnP0
乙よっちゃん
次も期待してるぞよっちゃん
次も期待してるぞよっちゃん
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454081409/
Entry ⇒ 2016.01.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
モバP「確保・収容・保護?」
1: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 21:09:53.57 ID:0hXokCkZ0
P「って何だ?」
卯月「私もよく知らないんですけど…、小梅ちゃんに教えてもらって」
P「ふーん、小梅ってことはまあ、何かのオカルト関係なんだろうが…、ちょっと調べてみるか。…これか? SCP財団? 何だこりゃ」
文香「SCP財団、ですか?」
P「うおっ!? 文香、いつの間に!?」
卯月「さっきからいましたよ。ひどいですね、プロデューサーさん!」
P「いや、ゴメンゴメン。で、それって何なんだ?」
文香「はい、…言ってしまえばオカルト系の創作サイトです。中々読み物としても面白いので私も読んだことがありまして」
卯月「怖い話なんですか?」
文香「…いえ、そればかりではないのですが。SCP財団、というのはそもそも、異常な物体を集める特殊な機関、という設定で、その中に存在する異常な物体の報告書、という形でいろんな人が創作しているサイトなんです。そして、それの理念がSecure(確保).Contain(収容).Protect(保護)、その頭文字を取ってSCP財団、と言うんです」
P「つまり、シェアワールドみたいなもんか?」
文香「そうですね…」
P「へえ…、面白そうだな。ちょっと見てみるか」
ちひろ「Pさん、そろそろ卯月ちゃんとつかさちゃんのレッスンの時間では?」
P「あれ、そんな時間でしたっけ? 分かりました、行ってきます。卯月、行くぞ!」
卯月「はい!」
文香「…ちひろさん、おつかれさまです。これだけの人数をこなして大変じゃないですか?」
ちひろ「いえいえ、いいんですよ。お仕事なんですから。文香ちゃんも今日はお休みなのにどうしたんですか?」
文香「いえ、…何となく居心地が良かったもので」
ちひろ「ああ、分かります。ここにいるみんな、すっごく楽しそうですもんね。私もまあそんな空間が好きでここにいるんですけど…」
文香「どうかしたんですか…?」
ちひろ「いえ、そろそろ異動を社長から言われてましてね。…あと二週間ほどで事務員の職を辞めなくてはいけないんですよ」
文香「…それは、初めて聞きました」
ちひろ「初めて言いますからね。まあ新しい場所へのステップアップですから。名残惜しくはあるんですけど…。あ、ごめんなさい文香ちゃん。ちょっと電話かけなくっちゃいけなくって」
卯月「私もよく知らないんですけど…、小梅ちゃんに教えてもらって」
P「ふーん、小梅ってことはまあ、何かのオカルト関係なんだろうが…、ちょっと調べてみるか。…これか? SCP財団? 何だこりゃ」
文香「SCP財団、ですか?」
P「うおっ!? 文香、いつの間に!?」
卯月「さっきからいましたよ。ひどいですね、プロデューサーさん!」
P「いや、ゴメンゴメン。で、それって何なんだ?」
文香「はい、…言ってしまえばオカルト系の創作サイトです。中々読み物としても面白いので私も読んだことがありまして」
卯月「怖い話なんですか?」
文香「…いえ、そればかりではないのですが。SCP財団、というのはそもそも、異常な物体を集める特殊な機関、という設定で、その中に存在する異常な物体の報告書、という形でいろんな人が創作しているサイトなんです。そして、それの理念がSecure(確保).Contain(収容).Protect(保護)、その頭文字を取ってSCP財団、と言うんです」
P「つまり、シェアワールドみたいなもんか?」
文香「そうですね…」
P「へえ…、面白そうだな。ちょっと見てみるか」
ちひろ「Pさん、そろそろ卯月ちゃんとつかさちゃんのレッスンの時間では?」
P「あれ、そんな時間でしたっけ? 分かりました、行ってきます。卯月、行くぞ!」
卯月「はい!」
文香「…ちひろさん、おつかれさまです。これだけの人数をこなして大変じゃないですか?」
ちひろ「いえいえ、いいんですよ。お仕事なんですから。文香ちゃんも今日はお休みなのにどうしたんですか?」
文香「いえ、…何となく居心地が良かったもので」
ちひろ「ああ、分かります。ここにいるみんな、すっごく楽しそうですもんね。私もまあそんな空間が好きでここにいるんですけど…」
文香「どうかしたんですか…?」
ちひろ「いえ、そろそろ異動を社長から言われてましてね。…あと二週間ほどで事務員の職を辞めなくてはいけないんですよ」
文香「…それは、初めて聞きました」
ちひろ「初めて言いますからね。まあ新しい場所へのステップアップですから。名残惜しくはあるんですけど…。あ、ごめんなさい文香ちゃん。ちょっと電話かけなくっちゃいけなくって」
2: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 21:12:42.80 ID:0hXokCkZ0
P「…ふーん、SCP-173 彫像、ねえ。…うわ、えげつねえ、見るの止めたら首の骨折って来るとか」
志希「ふっふ~ん? 何見てるのかな?」
P「ぬおっ!? お前といい文香といいなんでうちのアイドルはそんな影から出てくるんだ!」
志希「にゃはは~、いいじゃんいいじゃん。で、何見てたの…あー、SCPね」
P「知ってるのか?」
志希「アメリカの発祥だからね。色々面白いから暇潰しにはもってこいだよ。量もあるし」
P「確かにな。これだけの量を追うのは正直しんどいぞ」
志希「ならまあ、お勧めのを教えてあげよっか?」
P「お、それは有難いな。ただ内容は黙っておいてくれよ」
志希「ふっふ~ん、どうしよっカナー?」
P「止めろって。俺はネタバレ嫌いなんだ」
志希「ジョーダンジョーダン。…とりあえず見ておくべきなのは096、079、073、076、682あたりの有名どこは推しておこっか」
志希「ここらへんはキャラクター要素も強いからどんなものかってのの入り口にはいいよ」
P「ふーん、何か見た感じ化け物図鑑って感じだな」
志希「そう言われるのが一番良くないらしいけどねー。あくまで不気味なモノ、奇妙なモノだから概念とかも含まれるし」
P「概念もか。という事は匂いとか…、あと空腹とかもか。それこそアイドルも載ってるかもな」
志希「そーそー♪ で、そこら辺の有名どこは非公式wikiの遺産ページとか評価が高いページとか見ていけばいいよ。で、慣れたらもっと色んなもの見ていけばいいんじゃないかにゃー?」
P「おい、これ以上みくの十八番を取ってやるな。でも参考にはなったよ。ありがとうな」
志希「にゃはは、どういたしましてー。で、教えてあげた対価なんだけど」
P「ちょっと待て!? 聞いてないぞ!?」
志希「今言ったからねー。…とりあえず、ハスハスさせろー♪」
P「や、止めろ、志希。あ、そこは大事な…! にょわー!?」
志希「ふっふ~ん? 何見てるのかな?」
P「ぬおっ!? お前といい文香といいなんでうちのアイドルはそんな影から出てくるんだ!」
志希「にゃはは~、いいじゃんいいじゃん。で、何見てたの…あー、SCPね」
P「知ってるのか?」
志希「アメリカの発祥だからね。色々面白いから暇潰しにはもってこいだよ。量もあるし」
P「確かにな。これだけの量を追うのは正直しんどいぞ」
志希「ならまあ、お勧めのを教えてあげよっか?」
P「お、それは有難いな。ただ内容は黙っておいてくれよ」
志希「ふっふ~ん、どうしよっカナー?」
P「止めろって。俺はネタバレ嫌いなんだ」
志希「ジョーダンジョーダン。…とりあえず見ておくべきなのは096、079、073、076、682あたりの有名どこは推しておこっか」
志希「ここらへんはキャラクター要素も強いからどんなものかってのの入り口にはいいよ」
P「ふーん、何か見た感じ化け物図鑑って感じだな」
志希「そう言われるのが一番良くないらしいけどねー。あくまで不気味なモノ、奇妙なモノだから概念とかも含まれるし」
P「概念もか。という事は匂いとか…、あと空腹とかもか。それこそアイドルも載ってるかもな」
志希「そーそー♪ で、そこら辺の有名どこは非公式wikiの遺産ページとか評価が高いページとか見ていけばいいよ。で、慣れたらもっと色んなもの見ていけばいいんじゃないかにゃー?」
P「おい、これ以上みくの十八番を取ってやるな。でも参考にはなったよ。ありがとうな」
志希「にゃはは、どういたしましてー。で、教えてあげた対価なんだけど」
P「ちょっと待て!? 聞いてないぞ!?」
志希「今言ったからねー。…とりあえず、ハスハスさせろー♪」
P「や、止めろ、志希。あ、そこは大事な…! にょわー!?」
3: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 21:13:32.53 ID:0hXokCkZ0
早苗「あれ、Pくん何してんの?」
P「SCP財団読んでるんですよ」
早苗「SPC財団?」
P「鮫を殴れ! …というかそのボケ知ってるってことは早苗さんも知ってるんじゃないですか」
早苗「あはは、小梅ちゃんに布教されちゃってね。暇潰しにはちょうどいいから」
P「順調に布教してるな、小梅の奴…」
早苗「そういう君もハマってるんじゃないの」
P「まあ、文香も言ってましたが純粋に読み物として面白いですからね。早苗さん好きな記事とかあります?」
早苗「私? …うーん、ちょっと邪道だけど日本支部の710-JP-Jとか」
P「ブフッ…! いや、確かに面白いですけどね!?」
早苗「あんまりあの翻訳文の感じに慣れなくって」
P「ああ、まあ、日本支部のほうはやっぱり日本人が書いてるってのもあって読みやすいですよね。でも俺なんかはSCP-1983なんかが好きですね」
早苗「先のない扉か! カッコいいわよねー、アレ」
P「ですよね、意志の弾丸の下りとか鳥肌が立ちますよ」
早苗「そうよねー。…って、もうこんな時間じゃない! Pくん会議があるんじゃなかった!?」
P「えっ? おおっ!? ホントだ! すいません! ちひろさん…は、いないのか。とりあえず行ってきます!」
早苗「まったく、急ぎなさいよ! つかさちゃんの初ライブなんでしょ?」
P「はーい! 行ってきまーす!」
P「SCP財団読んでるんですよ」
早苗「SPC財団?」
P「鮫を殴れ! …というかそのボケ知ってるってことは早苗さんも知ってるんじゃないですか」
早苗「あはは、小梅ちゃんに布教されちゃってね。暇潰しにはちょうどいいから」
P「順調に布教してるな、小梅の奴…」
早苗「そういう君もハマってるんじゃないの」
P「まあ、文香も言ってましたが純粋に読み物として面白いですからね。早苗さん好きな記事とかあります?」
早苗「私? …うーん、ちょっと邪道だけど日本支部の710-JP-Jとか」
P「ブフッ…! いや、確かに面白いですけどね!?」
早苗「あんまりあの翻訳文の感じに慣れなくって」
P「ああ、まあ、日本支部のほうはやっぱり日本人が書いてるってのもあって読みやすいですよね。でも俺なんかはSCP-1983なんかが好きですね」
早苗「先のない扉か! カッコいいわよねー、アレ」
P「ですよね、意志の弾丸の下りとか鳥肌が立ちますよ」
早苗「そうよねー。…って、もうこんな時間じゃない! Pくん会議があるんじゃなかった!?」
P「えっ? おおっ!? ホントだ! すいません! ちひろさん…は、いないのか。とりあえず行ってきます!」
早苗「まったく、急ぎなさいよ! つかさちゃんの初ライブなんでしょ?」
P「はーい! 行ってきまーす!」
4: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 21:15:02.57 ID:0hXokCkZ0
人っ子一人いない真昼の事務所。そこでアタシは一人、息を大きく吸っていた。
と、背後の扉が開く音。
P「つかさ、そろそろ出るぞ。準備はできてるか?」
つかさ「ヨユーっしょ。…って言いたいとこだけどやっぱパねえわ。本番の緊張ってのは」
P「ははは、お前にもそんな一面があるんだな、ギャル社長さん」
つかさ「当たり前っしょ? 社長とアイドル、使う回路は別モン。それくらいは当然、OK?」
P「そっか、ならさ」
そう言うとPはアタシの手を握り、頭をなでる。咄嗟のことで流石のアタシも混乱し。
手を振り離そうとすると優しい声が頭上から降ってきた。
つかさ「ちょ!?」
P「大丈夫だ、お前は俺が信じたアイドルなんだから」
その声は、強張っていたアタシを解き放ってくれた声。
灰色の世界から抜け出させてくれた、声。
P「輝けるよ。お前、言ったろ? 新しく輝く場所に立ちたいって。そしてお前はその力もある、努力も積んできた、そして俺が信じてる」
つかさ「…」
P「だから行けるさ、輝きの向こう側に」
そうだ、アタシは、輝きの向こう側に…。
つかさ「…そうだな。ありがと、感謝はしとく。でもそれを返すのはキッチリあとでな」
P「おう、じゃ、車回しとくぞ」
つかさ「…確保、収容、保護」
P「あれ、お前も知ってんのか?」
つかさ「パートナーの趣味把握すんのなんか当然っしょ」
照れ笑いをして駆け出した。『確保・収容・保護』。どこかの理念だというその言葉。
アタシはすっかり、Pの手で。ああ、言わせんなよ。
人っ子一人いない白昼の街。そこでアタシは、輝きへの第一歩を。
と、背後の扉が開く音。
P「つかさ、そろそろ出るぞ。準備はできてるか?」
つかさ「ヨユーっしょ。…って言いたいとこだけどやっぱパねえわ。本番の緊張ってのは」
P「ははは、お前にもそんな一面があるんだな、ギャル社長さん」
つかさ「当たり前っしょ? 社長とアイドル、使う回路は別モン。それくらいは当然、OK?」
P「そっか、ならさ」
そう言うとPはアタシの手を握り、頭をなでる。咄嗟のことで流石のアタシも混乱し。
手を振り離そうとすると優しい声が頭上から降ってきた。
つかさ「ちょ!?」
P「大丈夫だ、お前は俺が信じたアイドルなんだから」
その声は、強張っていたアタシを解き放ってくれた声。
灰色の世界から抜け出させてくれた、声。
P「輝けるよ。お前、言ったろ? 新しく輝く場所に立ちたいって。そしてお前はその力もある、努力も積んできた、そして俺が信じてる」
つかさ「…」
P「だから行けるさ、輝きの向こう側に」
そうだ、アタシは、輝きの向こう側に…。
つかさ「…そうだな。ありがと、感謝はしとく。でもそれを返すのはキッチリあとでな」
P「おう、じゃ、車回しとくぞ」
つかさ「…確保、収容、保護」
P「あれ、お前も知ってんのか?」
つかさ「パートナーの趣味把握すんのなんか当然っしょ」
照れ笑いをして駆け出した。『確保・収容・保護』。どこかの理念だというその言葉。
アタシはすっかり、Pの手で。ああ、言わせんなよ。
人っ子一人いない白昼の街。そこでアタシは、輝きへの第一歩を。
5: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 21:41:09.42 ID:0hXokCkZ0
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9: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 22:34:33.23 ID:0hXokCkZ0
- 承認
アイテム番号: SCP-346-Im
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-346-Imは半径1kmからなるサイト-34626のSCP-346-Im専用特別人型SCP収容エリアに収容されます。
サイト-34626は周囲一帯を高さ3mの鉄柵及び有刺鉄線で囲んだ上で放射能装置の実験区域として監視施設を設置し、一般人の侵入を防ぎます。
万が一、一般人がサイト-34626内に侵入しようとした場合は即座に拘留しBクラスの記憶処理を行った後に開放してください。
一般人がサイト内まで侵入した場合は、自発的に脱出するまで内部への救出を禁じます。
現在SCP-346-Im及び、SCP-346-Im-1は、収容に対し関心を示しておらずサイト外に対する興味も示していません。
その為SCP-346-Im及びSCP-346-Im-1はサイト内の行動に関しては制限を受けていませんが、後述の方法以外を使用しサイト外への脱出を図った場合は
機動部隊スキャンダル-8(“パパラッチ”)が収容に当たります。
サイト内には現在の収容担当者である千川博士、あるいはセキュリティクリアランス4以上の研究者3人の許可が無い限り
収容担当者以外の女性職員の侵入を禁止します。男性職員の場合は収容担当者もしくはサイト管理官の許可を必要とします。
新たなSCP-346-Im-1が発生した場合は、関係者に事故、事件等で死亡したというカバーストーリーを流布してください。
収容担当者は週に一回、財団による精神検査が義務付けられ、一か月ごとに変更されます。
アイテム番号: SCP-346-Im
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-346-Imは半径1kmからなるサイト-34626のSCP-346-Im専用特別人型SCP収容エリアに収容されます。
サイト-34626は周囲一帯を高さ3mの鉄柵及び有刺鉄線で囲んだ上で放射能装置の実験区域として監視施設を設置し、一般人の侵入を防ぎます。
万が一、一般人がサイト-34626内に侵入しようとした場合は即座に拘留しBクラスの記憶処理を行った後に開放してください。
一般人がサイト内まで侵入した場合は、自発的に脱出するまで内部への救出を禁じます。
現在SCP-346-Im及び、SCP-346-Im-1は、収容に対し関心を示しておらずサイト外に対する興味も示していません。
その為SCP-346-Im及びSCP-346-Im-1はサイト内の行動に関しては制限を受けていませんが、後述の方法以外を使用しサイト外への脱出を図った場合は
機動部隊スキャンダル-8(“パパラッチ”)が収容に当たります。
サイト内には現在の収容担当者である千川博士、あるいはセキュリティクリアランス4以上の研究者3人の許可が無い限り
収容担当者以外の女性職員の侵入を禁止します。男性職員の場合は収容担当者もしくはサイト管理官の許可を必要とします。
新たなSCP-346-Im-1が発生した場合は、関係者に事故、事件等で死亡したというカバーストーリーを流布してください。
収容担当者は週に一回、財団による精神検査が義務付けられ、一か月ごとに変更されます。
10: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 22:42:02.37 ID:0hXokCkZ0
説明: SCP-346-Imは一般的な日本人男性の容姿を持った人型オブジェクトです。
本人の申告及び、所持する身分証明証等においては19██年11月██日に生まれた██ ██であるとされていますが、戸籍上に該当する人物は存在していません。
20██年11月28日以前に該当する異常が発生していないため、オブジェクトの異常性はその日付を境に発生したと推測されています。
体内成分その他の生物学的条件においては後述の異常性を除けば通常の人間と変わりはありませんが
実験に参加した一部Dクラス職員、及び研究者からは頭部がアルファベットのPに見えることがあると報告されています。
本人の申告及び、所持する身分証明証等においては19██年11月██日に生まれた██ ██であるとされていますが、戸籍上に該当する人物は存在していません。
20██年11月28日以前に該当する異常が発生していないため、オブジェクトの異常性はその日付を境に発生したと推測されています。
体内成分その他の生物学的条件においては後述の異常性を除けば通常の人間と変わりはありませんが
実験に参加した一部Dクラス職員、及び研究者からは頭部がアルファベットのPに見えることがあると報告されています。
11: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 22:44:11.92 ID:0hXokCkZ0
SCP-346-Imの異常性はSCP-346-Imが勧誘行為を行う際に発生します。
SCP-346-Imは主に都市圏の路上において勧誘行動を行います。勧誘行動の内容は自らを芸能事務所のプロデューサーと名乗り、対象となった人物にアイドルにならないか、と問いかけるものです。
この勧誘行為自体は、断ることも可能ですが多くの場合は肯定の意を示します。
この反応は財団が指定する各種の強制力や認識災害に繋がる異常なミーム的能力によるものではなく、SCP-346-Imのコミュニケーション能力の高さに由来することが確認されています。
この勧誘に肯定の意を示した時点で対象者はSCP-346-Im-1に指定されます。
現在SCP-346-Im-1は財団の研究員、Dクラス職員だった者を含め███体が確認されています。
この勧誘は一回で終了することもあればその後数回にわたることもありますが、いずれも否定の意を示した場合異常性が発現することはありません。
複数名の対象が存在する場合は全ての対象に対して勧誘を行うわけではなくSCP-346-Im内で何らかの基準が存在することが推測されています。
SCP-346-Imは主に都市圏の路上において勧誘行動を行います。勧誘行動の内容は自らを芸能事務所のプロデューサーと名乗り、対象となった人物にアイドルにならないか、と問いかけるものです。
この勧誘行為自体は、断ることも可能ですが多くの場合は肯定の意を示します。
この反応は財団が指定する各種の強制力や認識災害に繋がる異常なミーム的能力によるものではなく、SCP-346-Imのコミュニケーション能力の高さに由来することが確認されています。
この勧誘に肯定の意を示した時点で対象者はSCP-346-Im-1に指定されます。
現在SCP-346-Im-1は財団の研究員、Dクラス職員だった者を含め███体が確認されています。
この勧誘は一回で終了することもあればその後数回にわたることもありますが、いずれも否定の意を示した場合異常性が発現することはありません。
複数名の対象が存在する場合は全ての対象に対して勧誘を行うわけではなくSCP-346-Im内で何らかの基準が存在することが推測されています。
13: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 22:50:01.56 ID:0hXokCkZ0
SCP-346-Im-1に変質した対象者は、変質する以前の記憶を一部改竄しそれ以降いかなる物理的損傷も受けず老化現象を発生せることもありません。
この現象においては時空間に対する現実改変の影響が指摘されており現在調査が進められています。
また、自身及び周囲の環境変化を異常とは認識せず、どれほどの社会的地位があろうともそれを放棄したうえでアイドル活動への移行を宣言し
その後それ以外の活動が確認されなくなります。
現在時点でSCP-346-Im-1は女性のみが確認されており、男性がSCP-346-Im-1に変質した例は確認されていません。
医療機関に偽装した財団の検査においてはSCP-346-Im-1の一部に著しい筋組織、神経組織の発達が確認されており
軽度の現実改変能力を持つSCP-346-Im-1も確認されたため、現在、SCP-346-Imのオブジェクトクラスに対して変更の提案が為されています。
この現象においては時空間に対する現実改変の影響が指摘されており現在調査が進められています。
また、自身及び周囲の環境変化を異常とは認識せず、どれほどの社会的地位があろうともそれを放棄したうえでアイドル活動への移行を宣言し
その後それ以外の活動が確認されなくなります。
現在時点でSCP-346-Im-1は女性のみが確認されており、男性がSCP-346-Im-1に変質した例は確認されていません。
医療機関に偽装した財団の検査においてはSCP-346-Im-1の一部に著しい筋組織、神経組織の発達が確認されており
軽度の現実改変能力を持つSCP-346-Im-1も確認されたため、現在、SCP-346-Imのオブジェクトクラスに対して変更の提案が為されています。
15: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 22:53:03.98 ID:0hXokCkZ0
SCP-346-ImはSCP-346-Im-1の勧誘成功後、SCP-346-Im-1を伴い近隣に存在する事務所(以降、SCP-346-Im-2と指定)に移動し、正式な契約を結びます。
SCP-346-Im-2は、通常時は一般的なオフィスビルですが、SCP-346-Im、もしくはSCP-346-Im-1が侵入した時点で
内部構造を事務員や事務作業が存在する「CGプロダクション」と指定される架空の芸能プロダクションへ変化させます。
SCP-346-Im-2は財団による収容が行われるまで全国に██棟が確認されていました。
SCP-346-Im-2はSCP-346-Im、SCP-346-Im-1が内部に存在している場合のみ第三者による侵入、干渉が可能であり
この特性を用いて書類を偽造することにより現在のサイト-34626に全国各地に存在していた全てのSCP-346-Im-2が移転され
現在時点で千川博士がSCP-346-Im-2の職員として登録されています。
SCP-346-Im-2は、通常時は一般的なオフィスビルですが、SCP-346-Im、もしくはSCP-346-Im-1が侵入した時点で
内部構造を事務員や事務作業が存在する「CGプロダクション」と指定される架空の芸能プロダクションへ変化させます。
SCP-346-Im-2は財団による収容が行われるまで全国に██棟が確認されていました。
SCP-346-Im-2はSCP-346-Im、SCP-346-Im-1が内部に存在している場合のみ第三者による侵入、干渉が可能であり
この特性を用いて書類を偽造することにより現在のサイト-34626に全国各地に存在していた全てのSCP-346-Im-2が移転され
現在時点で千川博士がSCP-346-Im-2の職員として登録されています。
17: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 22:55:50.30 ID:0hXokCkZ0
SCP-346-Im及びSCP-346-Im-1は不定期に消滅と出現を繰り返します。
消滅に際してはSCP-346-Imの言動から、営業、LIVEバトル、レッスン等が理由として挙げられていますが確認は取れていません。
SCP-346-Im、SCP-346-Im-1に装備したGPS装置及び映像機器は消滅と同時に反応を失いました。
消滅はSCP-346-Im-2から半径500mの範囲から離れた時点で徒歩、乗用車等いずれの手段を用いても即座に発生します。
一回の不定期な消滅は約5時間であり、夜間(おおよそ午後6時から明朝9時)においては定期的な消滅を行います。
その為、SCP-346-ImはSCP-346-Im-2が本体となっているのではないか、という説が存在しましたが
SCP-346-Imを拘束、移動させたところ周囲にSCP-346-Im-1、SCP-346-Im-2が出現したことにより現在は否定されています。
また、SCP-346-Imにとってはこちらの消滅行動の方が主目的であり、勧誘行為は二次的な行為であることがSCP-346-Imの発言から確認されています。
SCP-346-Im-2から半径500mの範囲においては小規模の現実改変イベントが随時発生しており
SCP-346-Im-1が表紙を飾る雑誌が発行され、テレビ番組が放映されています。
該当する出版社、テレビ局に確認を取ったところ該当する雑誌、プログラムにそのような人物は一切起用していないとの確認が取れています。
消滅に際してはSCP-346-Imの言動から、営業、LIVEバトル、レッスン等が理由として挙げられていますが確認は取れていません。
SCP-346-Im、SCP-346-Im-1に装備したGPS装置及び映像機器は消滅と同時に反応を失いました。
消滅はSCP-346-Im-2から半径500mの範囲から離れた時点で徒歩、乗用車等いずれの手段を用いても即座に発生します。
一回の不定期な消滅は約5時間であり、夜間(おおよそ午後6時から明朝9時)においては定期的な消滅を行います。
その為、SCP-346-ImはSCP-346-Im-2が本体となっているのではないか、という説が存在しましたが
SCP-346-Imを拘束、移動させたところ周囲にSCP-346-Im-1、SCP-346-Im-2が出現したことにより現在は否定されています。
また、SCP-346-Imにとってはこちらの消滅行動の方が主目的であり、勧誘行為は二次的な行為であることがSCP-346-Imの発言から確認されています。
SCP-346-Im-2から半径500mの範囲においては小規模の現実改変イベントが随時発生しており
SCP-346-Im-1が表紙を飾る雑誌が発行され、テレビ番組が放映されています。
該当する出版社、テレビ局に確認を取ったところ該当する雑誌、プログラムにそのような人物は一切起用していないとの確認が取れています。
20: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 23:10:18.94 ID:0hXokCkZ0
補遺1: SCP-346-Im-1一覧(抜粋)
SCP-346-Im-1-1
発生日時: 不明
発生場所: 不明
特徴: 国内において一般的に使用される制服を着用。
SCP-346-Imが発見された当時より行動を共にしており、最初期のSCP-346-Im-1であると推測される。
制服の特徴等から東京都において失踪届けが出されていた女子高生██ ██であると判明。当時17歳。
SCP-346-Im-1-78
発生日時: 20██/11/06
発生場所: 愛知県███市
特徴: 当時、███市内の警察署に所属していた交通課の女性巡査である██ ██。当時28歳。
交通違反の取り締まりを行っていたところSCP-346-Imに遭遇、勧誘に対し肯定の返答を行ったことが同僚職員により目撃されている。
遭遇の翌日、所属する署に退職届を提出した後行方不明となり、失踪届けが出されていた。
SCP-346-Im-1-103
発生日時: 20██/05/21
発生場所: 愛媛県██市
特徴 当時、██市内の古書店に勤めていた██ ██。当時19歳。
所属する大学からの報告に潜入していた現地エージェントが違和感を覚え、SCP-346-Imの発見に至り現在の収容プロトコルが制定された。
SCP-346-Im-1-1
発生日時: 不明
発生場所: 不明
特徴: 国内において一般的に使用される制服を着用。
SCP-346-Imが発見された当時より行動を共にしており、最初期のSCP-346-Im-1であると推測される。
制服の特徴等から東京都において失踪届けが出されていた女子高生██ ██であると判明。当時17歳。
SCP-346-Im-1-78
発生日時: 20██/11/06
発生場所: 愛知県███市
特徴: 当時、███市内の警察署に所属していた交通課の女性巡査である██ ██。当時28歳。
交通違反の取り締まりを行っていたところSCP-346-Imに遭遇、勧誘に対し肯定の返答を行ったことが同僚職員により目撃されている。
遭遇の翌日、所属する署に退職届を提出した後行方不明となり、失踪届けが出されていた。
SCP-346-Im-1-103
発生日時: 20██/05/21
発生場所: 愛媛県██市
特徴 当時、██市内の古書店に勤めていた██ ██。当時19歳。
所属する大学からの報告に潜入していた現地エージェントが違和感を覚え、SCP-346-Imの発見に至り現在の収容プロトコルが制定された。
21: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 23:18:52.02 ID:0hXokCkZ0
SCP-346-Im-1-179
発生日時: 20██/02/19
発生場所: サイト-34626
特徴 元Dクラス職員D-835782。当時18歳。
SCP-346-Imの特性を確かめる上で行われた実験においてSCP-346-Im-1に変質。
この実験の際、周囲に十数名のDクラス職員が存在したにも関わらずSCP-346-Imは対象だけを指定した。
SCP-346-Im-1-183
発生日時: 20██/09/19
発生場所: サイト-34626
特徴 元SCP-346-Im収容担当者であった桐生博士。SCP-346-Imに接触し、SCP-346-Im-1に変質。
監視カメラにはIDカードを用い、既に実験を終了していたサイト-34626に侵入、SCP-346-Imへの接触を図る博士の姿が確認される。
SCP-346-Imはかねてから博士に対し勧誘行動を取っていたことが確認されている。
当時博士には鬱病の傾向が見られ、博士の自室には『輝きの向こうへと』と記されたノートが発見された。
この事例を以て以降のSCP-346-Im担当者は定期的なメンタルチェックを義務付けられ、定期的に変更されることとなった。
発生日時: 20██/02/19
発生場所: サイト-34626
特徴 元Dクラス職員D-835782。当時18歳。
SCP-346-Imの特性を確かめる上で行われた実験においてSCP-346-Im-1に変質。
この実験の際、周囲に十数名のDクラス職員が存在したにも関わらずSCP-346-Imは対象だけを指定した。
SCP-346-Im-1-183
発生日時: 20██/09/19
発生場所: サイト-34626
特徴 元SCP-346-Im収容担当者であった桐生博士。SCP-346-Imに接触し、SCP-346-Im-1に変質。
監視カメラにはIDカードを用い、既に実験を終了していたサイト-34626に侵入、SCP-346-Imへの接触を図る博士の姿が確認される。
SCP-346-Imはかねてから博士に対し勧誘行動を取っていたことが確認されている。
当時博士には鬱病の傾向が見られ、博士の自室には『輝きの向こうへと』と記されたノートが発見された。
この事例を以て以降のSCP-346-Im担当者は定期的なメンタルチェックを義務付けられ、定期的に変更されることとなった。
22: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 23:27:07.10 ID:0hXokCkZ0
補遺2: 『輝きの向こう側へ』抜粋
彼の話を聞いた。いや、オブジェクトを「彼」と呼んでいる時点で私は狂っているのだろう。
だが、彼の言葉は魅力的だった。灰色の毎日、来る日も来る日も異常なオブジェクトと向き合い自らの矮小さを知る日々。
そんな世界に意味はあるのだろうか。輝きも、色も見えないこの世界に。
私は心を決めた。そうだ、私の設定は女子高生にしよう。
誰にも伝えていなかったが、かねてからの実験を通し彼に提出した書類がアイドルとしてのステータスになることは発見済みだ。
どうせなら今の私とは百八十度違った私になろう。私にとって夢中になれるものを求めよう。
さあ、新しい世界が私を待っている。新しい虹色の世界が、輝きの向こう側が。
その輝きが紛い物であるとは理解している。だから君達は。
そこで輝いていてくれ。
彼の話を聞いた。いや、オブジェクトを「彼」と呼んでいる時点で私は狂っているのだろう。
だが、彼の言葉は魅力的だった。灰色の毎日、来る日も来る日も異常なオブジェクトと向き合い自らの矮小さを知る日々。
そんな世界に意味はあるのだろうか。輝きも、色も見えないこの世界に。
私は心を決めた。そうだ、私の設定は女子高生にしよう。
誰にも伝えていなかったが、かねてからの実験を通し彼に提出した書類がアイドルとしてのステータスになることは発見済みだ。
どうせなら今の私とは百八十度違った私になろう。私にとって夢中になれるものを求めよう。
さあ、新しい世界が私を待っている。新しい虹色の世界が、輝きの向こう側が。
その輝きが紛い物であるとは理解している。だから君達は。
そこで輝いていてくれ。
24: ◆v.By3fESrTsY 2016/01/30(土) 23:37:20.77 ID:0hXokCkZ0
ちひろ「…ええ、私たちの輝く場所はそちらではないんです」
ちひろ「人類は恐怖から逃げ隠れていた時代に逆戻りしてはならない」
ちひろ「たとえこの世界が灰に包まれても、私たちはそれを成し遂げなくてはならない」
ちひろ「私たちは輝きを守るために暗闇に向き合わなくてはならない」
ちひろ「私たちの理念はただ一つ―――」
ちひろ「確保・収容・保護」
(了)
ちひろ「人類は恐怖から逃げ隠れていた時代に逆戻りしてはならない」
ちひろ「たとえこの世界が灰に包まれても、私たちはそれを成し遂げなくてはならない」
ちひろ「私たちは輝きを守るために暗闇に向き合わなくてはならない」
ちひろ「私たちの理念はただ一つ―――」
ちひろ「確保・収容・保護」
(了)
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 00:05:52.59 ID:sOITt2zzo
乙
セキュリティクリアランス○以上の後のゾッとする感じがよく表現できてたぜ
セキュリティクリアランス○以上の後のゾッとする感じがよく表現できてたぜ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454155793/
Entry ⇒ 2016.01.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
サスケ「誰だ、うちの娘に変な言葉を教えたのはッ!」
1: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/09(土) 22:23:41.08 ID:kgUJSg3Q0
土曜日の午後。
春野サクラはテーブルの上で組んだ手に顎を乗せ、ニヤニヤしながら旦那の顔を見つめていた。
見つめられている方はあまり気にしていないといった風で、ご飯に焼きたらこを乗っけてモリモリ食べている。
何気ない日常の風景のようだが、サクラにとってはこれが嬉しくて仕方ない。
何故なら彼女の旦那、うちはサスケは昨日やっと長期任務から戻って来たばかりなのだ。
サクラ「サ~スケくん///」
サスケ「……何だ?」
サクラ「んひひ……何でもない///」フヒッ フヒッ
サスケ「……ま、まさかイザナミか……?」
サクラ「え、何が?」
サスケ「いや、多分思い過ごしだ……」モリモリ
サスケはまた視線を薄ピンクの焼きたらこに落とした。
先ほどから何度も「サスケくん///」と声をかけられ、返事をすると妻がフヒフヒ言ってくる不思議な状況。
誰かに幻術をかけられているのではないかと疑ってしまいそうになるほどだった。
しかしまんざらでもない。
自分が愛されていると実感でき、何だか心の内が温かいもので満たされていくように感じるのだ……。
サスケ「サクラ、そう言えばまだ言ってなかったが……」
サクラ「ん?」
サスケ「ナルトの計らいで長期休暇が出た。一か月はいられると思う」
サクラ「」
サスケ「ど、どうした……?」
サクラ「」タラー
サスケ「は、鼻血出てるぞ! ティッシュ! ティッシュはどこだ!? くそ、家の勝手が全く分からん!」アセアセ
サスケは慌てて家のなかを探し回った。
春野サクラはテーブルの上で組んだ手に顎を乗せ、ニヤニヤしながら旦那の顔を見つめていた。
見つめられている方はあまり気にしていないといった風で、ご飯に焼きたらこを乗っけてモリモリ食べている。
何気ない日常の風景のようだが、サクラにとってはこれが嬉しくて仕方ない。
何故なら彼女の旦那、うちはサスケは昨日やっと長期任務から戻って来たばかりなのだ。
サクラ「サ~スケくん///」
サスケ「……何だ?」
サクラ「んひひ……何でもない///」フヒッ フヒッ
サスケ「……ま、まさかイザナミか……?」
サクラ「え、何が?」
サスケ「いや、多分思い過ごしだ……」モリモリ
サスケはまた視線を薄ピンクの焼きたらこに落とした。
先ほどから何度も「サスケくん///」と声をかけられ、返事をすると妻がフヒフヒ言ってくる不思議な状況。
誰かに幻術をかけられているのではないかと疑ってしまいそうになるほどだった。
しかしまんざらでもない。
自分が愛されていると実感でき、何だか心の内が温かいもので満たされていくように感じるのだ……。
サスケ「サクラ、そう言えばまだ言ってなかったが……」
サクラ「ん?」
サスケ「ナルトの計らいで長期休暇が出た。一か月はいられると思う」
サクラ「」
サスケ「ど、どうした……?」
サクラ「」タラー
サスケ「は、鼻血出てるぞ! ティッシュ! ティッシュはどこだ!? くそ、家の勝手が全く分からん!」アセアセ
サスケは慌てて家のなかを探し回った。
5: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/09(土) 23:03:06.71 ID:kgUJSg3Q0
***
サラダ「パパ、格ゲーは得意?」
サスケ「この写輪眼で20連勝して、ナルトをガチ泣きさせたことがある」
サクラが枕に顔をうずめてジタバタするために寝室に籠ってしまったので、サスケは娘、サラダの相手をすることにした。
時折「ぬほおおおおお///」という奇声が響てくるが、今までまとまった休暇なんて無かったのだからそれだけ喜ぶのも分からなくはない。
サラダ「あたしもこの前ボルトをコテンパンにして泣かせちゃった」ヘヘッ
サスケ「ボルトとはよく遊ぶのか?」
サラダ「たまにね……。ほら、あたしとあいつは似たとこあるからさ。どっちもあまりパパに構って貰えないし」
サスケ「……すまん……」
サラダ「しゃーんなろーだよ、ホント」
サスケ「……」
サスケは何も言い返すことが出来ず、押し黙ってしまった。
寂しい思いをさせていることは事実であり、恨まれたって文句は言えなかった。
サラダ「ま、この一か月次第では帳消しにしてあげなくもないけどね……///」チョコン
サスケ「サラダ……」
そう言ってサラダは胡坐をかくサスケの足の上に座った。
見事な甘え上手にサスケは思わず顔がにやけてしまいそうになったが、自分が今まで築き上げてきたキャラクターを思い出して我慢した。
6: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/09(土) 23:23:45.27 ID:kgUJSg3Q0
***
サラダ「ねえパパ、もしかしてわざと負けてくれてる……?」
サスケ「う、うっぐ……」ポロポロ
サラダ(あ、これガチ泣き寸前のやつだ……)
1時間後、そこにはサラダを抱えながら泣くのを必死でこらえているサスケの姿があった。
さっきから一勝も出来ず、ストレート負けし続けているのだ。
サスケ「あんまりだ……。俺、片腕なのに……」
サラダ「だってパパ、超強いみたいなこと言ってたから……」
サスケ「あの時はナルトも片腕だったからな……」
サスケがナルトをフルボッコにしたのはもう随分昔の話。
ナルトと最後の決闘を終えて、サスケは左腕、ナルトは右腕を失った。
その後、療養中に暇を潰そうと始めたのがゲームだった。
左腕しか使えないナルトは方向キーしか押すことが出来ず、辛うじて攻撃ボタンを押すことのできるサスケに負け続けたのだ。
つまり写輪眼がどうのという話はまるで関係がない。
因みにナルトは今でもそのことを根に持っている。
今回長期休暇を与えたのは、柱間細胞で作った義手でリベンジし、泣かせてやろうと言う腹積もりからであった。
10: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 00:22:21.58 ID:2hKI6vmc0
サラダ「次はどのステージでやる?」
サスケ「サラダ、ゲームはもうやめにしよう……。あまり長時間ゲームをやり続けると写輪眼に良くない。写輪眼は一生物だから大切にしなくてはいけない……」プルプル
サラダ(かわいいな、パパ……)
サスケ「そうだ、普段サラダたちはゲーム以外に何をして遊んでいるんだ……? 手裏剣投げか? チャンバラか?」
せめて娘にいいところを見せようと、片手でできる自分の超得意分野を挙げてみる。
しかし今の忍の子ども達にとってはどれも昔の遊び、もしくは授業でやるものという認識なのだろう。
サラダにはいまいちピンと来ないようだ。
サスケ(ダメか……)
うなだれるサスケ。
もっとこんな父親の姿を見ていたい気もするが、サラダは助け舟を出すことにした。
サラダ「別に遊ばなくても、あたしはパパと何か話せるだけでもうれしいけど……」
サスケ「そ、そうだな。ではうちは一族がどんなに虐げられてきたかという歴史を……」
サラダ「それはママから何度も聞いた」
サスケ「ええ……? これは俺の口から伝えたかったのだが……」
サラダ「パパから聞いたら尾ひれをつけ過ぎて木の葉を憎むようになっちゃうからダメなんだって」
サスケ「……」
自分の主要な話のネタを禁止され、サスケは途方に暮れた。
サラダ「もう! そんなんでよく結婚できたね!?」
サスケ「い、いや……サクラとはちゃんと楽しく会話している。『憎しみはどこから生まれるか』とか……」
サラダ「うわッ……つまんなそッ……」
もちろんサクラの目にはサスケくんフィルターがかかっており、サスケと喋ればどんな内容でも幸せに感じられたりする。
そんなぬるま湯な環境に身を置きすぎたせいでサスケはすっかり話のつまらんただのイケメンに成り下がっていた。
サスケ(うー……何かサラダが興味持ちそうな話はないか……? ……いや、そもそも何に興味を持っているんだ?)
サスケは必死で考えた末、サラダのことを何も知らないということに気がついた。
サスケ「サラダ、ゲームはもうやめにしよう……。あまり長時間ゲームをやり続けると写輪眼に良くない。写輪眼は一生物だから大切にしなくてはいけない……」プルプル
サラダ(かわいいな、パパ……)
サスケ「そうだ、普段サラダたちはゲーム以外に何をして遊んでいるんだ……? 手裏剣投げか? チャンバラか?」
せめて娘にいいところを見せようと、片手でできる自分の超得意分野を挙げてみる。
しかし今の忍の子ども達にとってはどれも昔の遊び、もしくは授業でやるものという認識なのだろう。
サラダにはいまいちピンと来ないようだ。
サスケ(ダメか……)
うなだれるサスケ。
もっとこんな父親の姿を見ていたい気もするが、サラダは助け舟を出すことにした。
サラダ「別に遊ばなくても、あたしはパパと何か話せるだけでもうれしいけど……」
サスケ「そ、そうだな。ではうちは一族がどんなに虐げられてきたかという歴史を……」
サラダ「それはママから何度も聞いた」
サスケ「ええ……? これは俺の口から伝えたかったのだが……」
サラダ「パパから聞いたら尾ひれをつけ過ぎて木の葉を憎むようになっちゃうからダメなんだって」
サスケ「……」
自分の主要な話のネタを禁止され、サスケは途方に暮れた。
サラダ「もう! そんなんでよく結婚できたね!?」
サスケ「い、いや……サクラとはちゃんと楽しく会話している。『憎しみはどこから生まれるか』とか……」
サラダ「うわッ……つまんなそッ……」
もちろんサクラの目にはサスケくんフィルターがかかっており、サスケと喋ればどんな内容でも幸せに感じられたりする。
そんなぬるま湯な環境に身を置きすぎたせいでサスケはすっかり話のつまらんただのイケメンに成り下がっていた。
サスケ(うー……何かサラダが興味持ちそうな話はないか……? ……いや、そもそも何に興味を持っているんだ?)
サスケは必死で考えた末、サラダのことを何も知らないということに気がついた。
12: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 00:38:35.79 ID:2hKI6vmc0
サスケ「今、サラダが興味を持っていることを教えてくれないか?」
もうこれくらいしか訊けない。
何も知らないのだから仕方がなかった。
サラダ「興味? うーん……」
サスケ「ほら、今ハマってるものとか、アカデミーで流行ってることとか……。俺は長いこと木の葉を離れていたから流行語も知らないんだ」
サラダ「あ、そう言えば最近よくアカデミーで聞くようになった言葉なんだけど……」
サスケ「うんうん」
サラダ「パパ、オナニーってなに?」
サスケ「」
もうこれくらいしか訊けない。
何も知らないのだから仕方がなかった。
サラダ「興味? うーん……」
サスケ「ほら、今ハマってるものとか、アカデミーで流行ってることとか……。俺は長いこと木の葉を離れていたから流行語も知らないんだ」
サラダ「あ、そう言えば最近よくアカデミーで聞くようになった言葉なんだけど……」
サスケ「うんうん」
サラダ「パパ、オナニーってなに?」
サスケ「」
13: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 01:03:43.66 ID:2hKI6vmc0
愛娘から最悪な質問が来てしまった。
「赤ちゃんってどうやって出来るの?」などと訊いてくれたなら、まだ「それは高等忍術だからお前にはまだ早い」などと言える。
しかしオナニーのように子供でもやる奴はやる行為の場合、安易に「高等忍術だ」などと答えようものなら「何であたしにはオナニー教えてくれないの!? あたしだってオナニーできるようになりたい! オナニー! オナニー!」となる。
そんなの絶対に駄目だ。
サスケはオナニーで人生を踏み誤った忍を知っている。
その道は破滅へと続く一本道なのだ……。
サスケ「すまない、俺にも分からない……」
サラダ「嘘! ママに訊いたら『パパに訊きなさい』って言ってたもん!」
サスケ(サクラめぇ……!)
サラダ「ねえ! 本当のことを教えてよパパ! 本当は知っているんでしょ!?」
サスケ「……」
サラダ「パパ!」
サスケは考えあぐねた挙句、一つの答えを提示した。
サスケ「無限月読のようなものだ……」
サラダ「え……」
17: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 01:24:23.24 ID:2hKI6vmc0
サラダ「無限月読って確か第四次忍界大戦の時の……」
サスケ「そうだ。無限月読にかけられた人々は、楽しい夢を見る代わりに養分を吸われていたっていうのは知っているだろう……」
サラダ「うん」
サスケ「オナニーもそんなようなものだ。オナニーは現実から目を背け、妄想の中で快楽を追い求めさせるものだ。そんなものに一度はまってしまえば、若者の養分ともいえる青春時代を無駄にし、虚しさだけが残るようになるんだ……(即興にしては上手いこと言えたぞ俺!)」
サラダ「オナニーは無限月読……」
サスケ「そうだ……」
サラダ「無限月読は超高等忍術……」
サスケ「そうだ……ん? いや、そういう話じゃなくてだな……」
サラダ「オナニーは……超高等忍術!」
サスケ「違うッ! それは全然違うぞサラダ!」
サラダ「オナニーは凄いッ!!」
サスケ「だ、だから……」
サラダ「あたしもオナニー出来るようになりたい! オナニー! オナニー!」
サスケ「……」
下手に上手いこと言おうとした結果、サスケはサラダにあらぬ認識を植え付けてしまった。
サスケ「そうだ。無限月読にかけられた人々は、楽しい夢を見る代わりに養分を吸われていたっていうのは知っているだろう……」
サラダ「うん」
サスケ「オナニーもそんなようなものだ。オナニーは現実から目を背け、妄想の中で快楽を追い求めさせるものだ。そんなものに一度はまってしまえば、若者の養分ともいえる青春時代を無駄にし、虚しさだけが残るようになるんだ……(即興にしては上手いこと言えたぞ俺!)」
サラダ「オナニーは無限月読……」
サスケ「そうだ……」
サラダ「無限月読は超高等忍術……」
サスケ「そうだ……ん? いや、そういう話じゃなくてだな……」
サラダ「オナニーは……超高等忍術!」
サスケ「違うッ! それは全然違うぞサラダ!」
サラダ「オナニーは凄いッ!!」
サスケ「だ、だから……」
サラダ「あたしもオナニー出来るようになりたい! オナニー! オナニー!」
サスケ「……」
下手に上手いこと言おうとした結果、サスケはサラダにあらぬ認識を植え付けてしまった。
27: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 17:49:13.36 ID:2hKI6vmc0
***
サスケ「アカデミーに悪い虫がいる……」
サクラ「ぬほおおおお///」ジタバタ
その夜、布団に入ったサスケは渋い表情でそう言った。
サクラは未だに興奮が収まらないらしく、隣でバタバタやっている。
サスケ「……聞いてるか、サクラ? アカデミーに悪い虫がいる」
サクラ「悪い虫? シノのこと?」
サスケ「いや、物の例えだ。……サラダに変な言葉を教えた奴がいるという意味だ」
サクラ「ああ、オナニーの件ね」ハイハイ
サスケ「何でそんなに気楽に構えていられるんだ! サラダが……! オナニーなんて……!」シクシク
サクラ「サスケくん、キャラ壊れてるけどいいの?」
サスケ「……。サラダがあの言葉を知っているとはな……」クッ
ろくすっぽ家族に顔を見せない今の生活を選んだ自分には、娘にあれこれ意見する資格などないこともよく分かっている。
しかし知らなくていいことに興味を持ち始めたときは、親として止めなければならないだろう。
いずれ知ることになるにせよ、今はまだ早すぎる。
今はまだオナニーだけだが、今後はもっと過激なワードが娘の口から飛び出すかもしれない……。
サスケ「一体アカデミーという閉鎖空間の中で何が……?」ソワソワ
サクラ「あ、やっぱサラダのアカデミーでの様子、気になっちゃう?」ニヤニヤ
いつも家を空けている旦那が家族のことを気にかけているのを見るのは、何かこう萌えるものがある……とサクラは感じた。
サスケ「ああ。しかし部外者が立ち入ることなど……」
サクラ「今度、保護者参観あるけど」
サスケ「それだああああああああああああ!!!!!!!!」ガバッ
サクラ「サスケくん、キャラ」
サスケ「……その手があったか」フッ
サスケはクールにそう呟いたが、期待と緊張で眼がギンギンに冴えてその日は一睡も出来なかった。
28: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 19:20:53.50 ID:2hKI6vmc0
***
シノ(な、なんだこの異様な空気は……)
一週間後、忍者アカデミーの保護者参観には錚々たるメンバーが集結していた。
仕事をほったらかして息子を観に来た火影。
火影がサボってんだから俺も、と相談役。
娘が大好きなデブ。
息子が大好きな眉毛。
嫁が風邪で倒れたから代わりに来た絵師。
仲間はずれが怖くて子供もいないのに何故か来た獣人。
甥が頑張る姿が気になっちゃった風影。
それらむさ苦しい父兄集団が教室後方の一番見やすいポジションを占拠している。
その後ろで背の低いお母さん方が見えにくそうに背伸びしているが、そんなことには毛ほどの関心も寄せない。
皆一様に腕を組んでシノを睨みつけ、自分の子(もしくは甥)を預けるに値するかを品定めしているようだった。
サラダ(あれ……パパもママもいない……)
サラダは後ろを振り向いて見渡してみたが、そこにはサクラの姿もサスケの姿もなかった。
もう授業が始まるというのに……。
サラダ「……」シュン
せめて母親だけでも来てほしかった。
火影すらいるのだ。
何でうちだけ……。
サラダは無性に悲しくなって俯いた。
キ―――――――――――――!!
サラダ「!」
シノ「!」
突如、巨大な鷹とその足に掴まる男が教室の窓に向かって突っ込んできた。
ガシャアアアアンと盛大な音を立てて窓をブチ割り、男は室内に飛び込む。
サラダ「パパ……!」
サスケ「間に合ったか……」
サスケは体に付いたガラスの破片をパラパラと叩き落としながら安堵する。
ナルト「よく来たってばよ、サスケ……」
リー「久しぶりですね、サスケくん!」
懐かしい顔を見て、父兄集団もニヤリと笑う。
シノ「……弁償しろ、サスケ」
シノは静かにそう呟いた。
30: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/11(月) 01:35:53.13 ID:99j/HE1l0
***
キーンコーンカーンコーン……
シノ「今日は変化の術を学ぶ」
サラダ「わあ! ///」
ボルト「やったってばさ!」
シカダイ「一番楽しみにしてた術だからな」ヘヘヘ
シノ(やはり喜んでるな……)フフフ
チャイムが鳴って授業スタート。
最初は同期のメンバーが一堂に会した状況に気圧されたシノだが、徐々に自分のペースを取り戻し始めた。
授業テーマの発表だけでこの食いつきようだ。
今日は楽しくやれそうな気がする。
本当はこの日のために綿密に練った指導案があったのだが、せっかく忍術のプロフェッショナルが集まっているのだ。
頭のなかにあったプランを組み直して、導入をちょっと面白くしてやr……。
ネジ「八卦掌回天ッ!」ガッシャアアアアアアアアアアアン!!
シノ「」
シノが授業計画の修正をしていると、いきなり不審者がまだ割れていなかった方の窓を突き破って入ってきた。
それも何故か不必要な大技で。
ネジ「間に合ったか……」フウ
砕けたガラスの破片を踏みながらネジが乱入。
彼もまた、甥っこの活躍を観に来たのだった。
どうせ間に合っていないのだから、普通に扉から入ってくればいいものを……。
シノ「……とりあえず俺が手本を見せよう」
窓ガラス代は後でキッチリ請求することにして、シノは授業を進めることにした。
38: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/11(月) 15:11:51.46 ID:99j/HE1l0
シノ「……」シュババババッ!! ボフンッ!!
ヒナタ(シノ)「……うずまきヒナタだ。結構似ているだろう……」モクモク
滑らかな動きで印を結んだかと思うと、そこには火影の妻が立っていた。
口調を似せる気は全くなさそうだが、声色なんかはまるでそっくりだ。
ボルト「すげッ! 母ちゃんだッ! 本物よりも若干若くて綺麗だけどッ!」
メタル「おおー!」
チョウチョウ「すっげー似てる!」
教室のあちこちから歓声が上がる。
シノ「この術はどれだけ対象をイメージできるかにかかってくる。それさえ出来れば、さほど難しい術ではない」
サラダ「それにしても上手いよね、油女先生」
シノ「当然だ。なぜなら俺は昔、ヒナタと同じ班だったからだ」ボフン
術を解き、またいつもの無表情な先生に戻るシノ。
だが子ども達がシノを見る目は、いつもの先生ではなく、あこがれの忍へと変わっていた。
シノ「どれだけイメージが重要なのかを比較してみよう。すまないがキバとサスケ、試しにヒナタに変化してみてくれ」
キバ「え、俺?」
サスケ「……いいだろう」
ここで保護者を巻き込んで授業を盛り上げる。
比べてみることで子ども達も微妙な違いを感じ取ることが出来るだろう。
イノジン「サラダのお父さんがやるんだ!」
サラダ「パパ頑張れ―!」
シカダイ「……あのキバって人、誰のお父さんだ?」ヒソヒソ
ボルト「知らないってばさ……」ヒソヒソ
子ども達の視線が二人に集まる。
サスケはほとんど見たこと無いが、有名だし、サラダのお父さんだから知っている。
だが、その隣のおっさんは誰なのだろう?
保護者でもないのに何故いるのだろう?
大体なんで教室に犬なんか連れ込んでいるのだろう?
キバ「よッ!」シュババババッ!! ボフンッ!!
サスケ「……」シュババババッ!! ボフンッ!!
ヒナタ(キバ)「どうよ?」モクモク
ヒナタ(サスケ)「こんなものか……」モクモク
煙が晴れるとそこには二人のヒナタがいた。
しかし比べて見ると、一方は顔立ちが微妙に違うような気がする。
ヒナタ(シノ)「……うずまきヒナタだ。結構似ているだろう……」モクモク
滑らかな動きで印を結んだかと思うと、そこには火影の妻が立っていた。
口調を似せる気は全くなさそうだが、声色なんかはまるでそっくりだ。
ボルト「すげッ! 母ちゃんだッ! 本物よりも若干若くて綺麗だけどッ!」
メタル「おおー!」
チョウチョウ「すっげー似てる!」
教室のあちこちから歓声が上がる。
シノ「この術はどれだけ対象をイメージできるかにかかってくる。それさえ出来れば、さほど難しい術ではない」
サラダ「それにしても上手いよね、油女先生」
シノ「当然だ。なぜなら俺は昔、ヒナタと同じ班だったからだ」ボフン
術を解き、またいつもの無表情な先生に戻るシノ。
だが子ども達がシノを見る目は、いつもの先生ではなく、あこがれの忍へと変わっていた。
シノ「どれだけイメージが重要なのかを比較してみよう。すまないがキバとサスケ、試しにヒナタに変化してみてくれ」
キバ「え、俺?」
サスケ「……いいだろう」
ここで保護者を巻き込んで授業を盛り上げる。
比べてみることで子ども達も微妙な違いを感じ取ることが出来るだろう。
イノジン「サラダのお父さんがやるんだ!」
サラダ「パパ頑張れ―!」
シカダイ「……あのキバって人、誰のお父さんだ?」ヒソヒソ
ボルト「知らないってばさ……」ヒソヒソ
子ども達の視線が二人に集まる。
サスケはほとんど見たこと無いが、有名だし、サラダのお父さんだから知っている。
だが、その隣のおっさんは誰なのだろう?
保護者でもないのに何故いるのだろう?
大体なんで教室に犬なんか連れ込んでいるのだろう?
キバ「よッ!」シュババババッ!! ボフンッ!!
サスケ「……」シュババババッ!! ボフンッ!!
ヒナタ(キバ)「どうよ?」モクモク
ヒナタ(サスケ)「こんなものか……」モクモク
煙が晴れるとそこには二人のヒナタがいた。
しかし比べて見ると、一方は顔立ちが微妙に違うような気がする。
39: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/11(月) 15:46:11.63 ID:99j/HE1l0
ボルト「サラダの父ちゃんの方は似てるんだけど、目と目の間が少し離れすぎてる気がするってばさ」
シカダイ「言われないと気づかねえけど、確かにそうだな」
子ども達の中にはよく分からないという者もいたが、何となく違うということだけは感じ取ってもらえたようだ。
キバ「まぁ俺もヒナタと同じ班だったし、サスケは里を離れてることが多いからな……」
シノ「非情に微妙な差異だが、ボルトのようにヒナタに近い者には気づかれてしまう。つまりどれだけ対象を観察していたかが、変化の術を用いた潜入任務に於いてはネックになるのだ」
サラダ「なるほど……」
シノ「では今度はキバと火影様を比べてみよう。恐らく火影様はこの中で誰よりも似ているはずだ。なぜなら火影様はヒナタの夫だからだ。……ナルト、見せてやってくれ」
ナルト「よっしゃ、お前たちよーく見てるってばよ!」
ボルト「もし不細工になってたら母ちゃんに言うってばさ!」
ナルト「へ、変なプレッシャーかけんなよ……」
ドッと沸き起こる笑い声。
シノはいつになく盛り上がるクラスを見て、満足していた。
シカダイ「言われないと気づかねえけど、確かにそうだな」
子ども達の中にはよく分からないという者もいたが、何となく違うということだけは感じ取ってもらえたようだ。
キバ「まぁ俺もヒナタと同じ班だったし、サスケは里を離れてることが多いからな……」
シノ「非情に微妙な差異だが、ボルトのようにヒナタに近い者には気づかれてしまう。つまりどれだけ対象を観察していたかが、変化の術を用いた潜入任務に於いてはネックになるのだ」
サラダ「なるほど……」
シノ「では今度はキバと火影様を比べてみよう。恐らく火影様はこの中で誰よりも似ているはずだ。なぜなら火影様はヒナタの夫だからだ。……ナルト、見せてやってくれ」
ナルト「よっしゃ、お前たちよーく見てるってばよ!」
ボルト「もし不細工になってたら母ちゃんに言うってばさ!」
ナルト「へ、変なプレッシャーかけんなよ……」
ドッと沸き起こる笑い声。
シノはいつになく盛り上がるクラスを見て、満足していた。
40: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/11(月) 15:58:26.09 ID:99j/HE1l0
ナルト「変化の術ッ!」シュババババッ!! ボフンッ!!
ヒナタ(全裸)「どうだってばよ?」モクモク
ボルト「」
サラダ「」
シカダイ「」
イノジン「」
チョウチョウ「」
メタル「」
ヒナタ(キバ)「」
我愛羅「」
チョウジ「」
サイ「」
サスケ「」
リー「///」
シカマル「///」ポタポタ
ネジ「///」ハアハア
シノ「」
ヒナタ(全裸)「ん? どうしたんだ皆?」
静まりかえる教室。
そこにただ、ネジの荒い息遣いだけが響いていた……。
ヒナタ(全裸)「どうだってばよ?」モクモク
ボルト「」
サラダ「」
シカダイ「」
イノジン「」
チョウチョウ「」
メタル「」
ヒナタ(キバ)「」
我愛羅「」
チョウジ「」
サイ「」
サスケ「」
リー「///」
シカマル「///」ポタポタ
ネジ「///」ハアハア
シノ「」
ヒナタ(全裸)「ん? どうしたんだ皆?」
静まりかえる教室。
そこにただ、ネジの荒い息遣いだけが響いていた……。
42: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/11(月) 16:29:28.40 ID:99j/HE1l0
***
ナルト「ほ、ホントに間違えただけなんだってばよ! 頼むから母ちゃんにだけは……!」アセアセ
ボルト「俺は火影なんて大嫌いだってばさ……」プイッ
シノ「印は今教えた通りだ。それでは3人か4人でグループを作り、一人は化ける係、一人は化けられる係、残りはどこが違うのかを指摘する係になって練習してみよう。5分でローテーションしてくれ。大切なのは何度も言うが観察とイメージだ」
サラダ「パパと組んでもいい?」
シノ「構わない。お母さん方も是非ご参加いただきたい」
実際に変化の術を出来るとあって、子ども達は大はしゃぎだ。
火影が晒した醜態はまだ頭に焼き付いて離れないが、今は新しい術の習得に躍起になっている。
44: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/11(月) 17:12:06.31 ID:99j/HE1l0
イノジン(チョウチョウ)「こんな感じ?」デブーン
イノジン「そんな太ってないだろ、僕は!」
チョウジ「でも体型以外は結構いい線いってるよ」
サイ「もしかして今、チョウチョウにはチンコついてんですか?」
イノジン(チョウチョウ)「どうだろ? あ、ついてた」モミモミ
イノジン「揉むなッ! ///」
シカダイ「あ~めんどくせえ……。どうだ? 似てるだろ?」
シカマル「目と身長以外はそっくりだな」
我愛羅「いや、元々そっくりだろう……。変化の術を使え、変化の術を」
メタル「うあああああああああああああ!」ポロポロ
リー「大丈夫! 忍術が使えなくたって立派な忍者になれる!」
シノ「そうだ、気にすることはない……。忍者アカデミーは忍者以外への就職も応援している……」
リー「なんてこと言うんですか!」
ナルト「お、おーいボルト……? 父ちゃんと一緒に……」
ネジ「何なんだろうな、この従妹の裸を見ちゃった背徳感と興奮は……? ///」ハアハア
サラダ(ボルト)「しゃーんなろー!」ンガー!
サラダ「うわ、似てる! でも何だろ、すごい気持ち悪い!」
サスケ(サラダに変な言葉を教えたのはボルトだろうか……? さっき全裸になった男の息子だからな……)ソワソワ
イノジン「そんな太ってないだろ、僕は!」
チョウジ「でも体型以外は結構いい線いってるよ」
サイ「もしかして今、チョウチョウにはチンコついてんですか?」
イノジン(チョウチョウ)「どうだろ? あ、ついてた」モミモミ
イノジン「揉むなッ! ///」
シカダイ「あ~めんどくせえ……。どうだ? 似てるだろ?」
シカマル「目と身長以外はそっくりだな」
我愛羅「いや、元々そっくりだろう……。変化の術を使え、変化の術を」
メタル「うあああああああああああああ!」ポロポロ
リー「大丈夫! 忍術が使えなくたって立派な忍者になれる!」
シノ「そうだ、気にすることはない……。忍者アカデミーは忍者以外への就職も応援している……」
リー「なんてこと言うんですか!」
ナルト「お、おーいボルト……? 父ちゃんと一緒に……」
ネジ「何なんだろうな、この従妹の裸を見ちゃった背徳感と興奮は……? ///」ハアハア
サラダ(ボルト)「しゃーんなろー!」ンガー!
サラダ「うわ、似てる! でも何だろ、すごい気持ち悪い!」
サスケ(サラダに変な言葉を教えたのはボルトだろうか……? さっき全裸になった男の息子だからな……)ソワソワ
47: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/12(火) 01:08:02.93 ID:dMMZUWXV0
***
授業も終わりに差し掛かる頃には、どのグループの子も上手く変化できるようになっていた。
中には物や動物にチャレンジしている子もいる。
元々器用なサラダとボルトは、大方考え付く限りの物への変化をこなしてしまった。
サスケ「上手いものだな、二人とも。これなら性質変化の術だって覚えてしまいそうだ」
サラダ「ホント? あたし達、上手いの?」
サスケ「ああ。才能がある」
サラダ「へへ……褒められちゃった……///」
ボルト「天才とか……持ち上げすぎだってばさ///」
サスケ「そこまでは言ってないが……」
だが実際、天賦の才を持っているのだろう。
まだまだ精神的には未熟だが、技術だけで言えば中忍試験でも通用しそうなものを感じさせる。
サラダ「じゃああの術、あたしとボルトに今ここで教えてくれない?」
サスケ「あの術……?」
サラダは褒められて向上心に火がついたのか、上級忍術習得に乗り出した。
サスケも忍である以上、強さを求めるあのワクワク感は今でも覚えている。
今は授業中だが、こっそり教えてあげるくらいならいいのではなかろうか?
何の術かは知らないが……。
ボルト「何の術だ?」
サラダ「オナニーの術」
サスケ「」
ボルト「」
彼女は何の迷いもなくそう言い放った。
49: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/12(火) 02:33:15.95 ID:dMMZUWXV0
サラダ「お願いパパ! あたしたちもっと強くなりたい! オナニー! オナニー!」
サスケ「だ、駄目だ! というかアレは術じゃない! はしたないからやめろ!」アワアワ
ボルト「と、突然何を言いだすんだってばさ! 馬鹿かお前! ///」アワアワ
サラダ「オナもがッ!」ジタバタ
サスケは顔から火が出そうになりながら娘の口を塞いだ。
サラダ「はあひへへ! ひへへふへふはへへいいはは! ははほほはひい!」
サスケ「何て言ったんだ?」パッ
サラダ「じゃあ見せて! 見せてくれるだけでいいから! パパのオナもぐッ!」ジタバタ
サスケ「///」カアアアアアアアア
キーンコーンカーンコーン
シノ「よし、今日はここまでだ。次の時間に俺に化けるテストを行うから各自練習しておくように」
生徒「はーい」
サスケ「……///」フウ……
終了のチャイムに救われてホッと一息。
これならまだ、正直に話した方が俺にとってもサラダにとっても良かったのではないのだろうか……?
知ってしまいさえすれば、こんなことにはならないのだから。
しかしボルトの前であんなことを言ってしまった以上、真相を知った時は三日くらい寝込みそうな勢いだが……。
目の前に広がる大きな壁に、サスケは片手で頭を抱えた。
サスケ「だ、駄目だ! というかアレは術じゃない! はしたないからやめろ!」アワアワ
ボルト「と、突然何を言いだすんだってばさ! 馬鹿かお前! ///」アワアワ
サラダ「オナもがッ!」ジタバタ
サスケは顔から火が出そうになりながら娘の口を塞いだ。
サラダ「はあひへへ! ひへへふへふはへへいいはは! ははほほはひい!」
サスケ「何て言ったんだ?」パッ
サラダ「じゃあ見せて! 見せてくれるだけでいいから! パパのオナもぐッ!」ジタバタ
サスケ「///」カアアアアアアアア
キーンコーンカーンコーン
シノ「よし、今日はここまでだ。次の時間に俺に化けるテストを行うから各自練習しておくように」
生徒「はーい」
サスケ「……///」フウ……
終了のチャイムに救われてホッと一息。
これならまだ、正直に話した方が俺にとってもサラダにとっても良かったのではないのだろうか……?
知ってしまいさえすれば、こんなことにはならないのだから。
しかしボルトの前であんなことを言ってしまった以上、真相を知った時は三日くらい寝込みそうな勢いだが……。
目の前に広がる大きな壁に、サスケは片手で頭を抱えた。
51: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/12(火) 03:53:26.08 ID:dMMZUWXV0
***
サスケ「次が最後の授業か……」
ネジ「何でも美人教師の保健らしい……。本当に……来でよがっだ……」ポロポロ
サスケ「……」
まだハアハア言ってるだけなら「ああ、変態なんだな……」で済むが、感激のあまり涙まで流されてはもうキモすぎて何も言えなくなる。
こんなのが普通にいるから木の葉は嫌いなのだ。
チョウジ「今は忍者に関係ないことも教えるんだね」
キバ「さっきのみたらしアンコの体術の授業に比べたら断然いいぜ。せめて目潰しは禁止しろよ……危ねえだろ……」
リー「うちの子なんて普通に表蓮華やろうとしてたのに止めませんでしたね……」ガタガタ
つい先ほど見た授業を思い出して青くなる一同。
生きるか死ぬかの戦いを繰り返してきた彼らだが、自分の子ども達が血だらけで50分間ひたすら殴り合っているのを見ると流石にぞっとしてしまう。
サスケ(まぁ正しい性知識を身につけるのはいいことだ……)
サスケはチャイムが鳴る前から席について静かにしている愛娘をじっと見つめた。
52: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/12(火) 04:04:07.79 ID:dMMZUWXV0
>>50
カンクロウ「黒蟻いじくってたら閉じ込められたじゃん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396805183/
テマリ「最近、我愛羅の部屋が臭い」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416149858/
カンクロウ「テマリのヌード写真、いくらで買うじゃん?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416415734/
テマリ「当たったんだよ、一泊二日のペアチケット!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416572750/
カカシ「まぁシカマルの処分は追々考えるとして……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417019783/
サスケ「うぅ……皆に会いてぇ……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417438808/
カンクロウ「口寄せ・穢土転生・改ッ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418144359/
カンクロウ「じゃあな。また会おうじゃん?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418734985/
テマリ「明日は家族でお出かけをしよう」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419394807/
テマリ「し、シカマル……。起きろシカマル……///」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452250455/
カンクロウ「黒蟻いじくってたら閉じ込められたじゃん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396805183/
テマリ「最近、我愛羅の部屋が臭い」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416149858/
カンクロウ「テマリのヌード写真、いくらで買うじゃん?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416415734/
テマリ「当たったんだよ、一泊二日のペアチケット!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416572750/
カカシ「まぁシカマルの処分は追々考えるとして……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417019783/
サスケ「うぅ……皆に会いてぇ……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417438808/
カンクロウ「口寄せ・穢土転生・改ッ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418144359/
カンクロウ「じゃあな。また会おうじゃん?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418734985/
テマリ「明日は家族でお出かけをしよう」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419394807/
テマリ「し、シカマル……。起きろシカマル……///」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452250455/
57: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/14(木) 21:17:30.89 ID:rg/95atv0
キーンコーンカーンコーン
白「やあやあ皆さん、今日も楽しく保健を勉強しますよ! 日直さん、号令お願いします」
サラダ「起立!」ガタッ
シカダイ「///」
ボルト「///」
イノジン「///」
メタル「///」
チャイムと同時に美人教師が教室に入ってきた。
男子生徒は皆立つ前に勃ってしまったらしく、前かがみになっている。
ネジ(いや、美人だけどさ……)シュン
白が男性であることを知るネジは寂しげな顔を見せた。
今までいきり立っていた彼の一尾はすっかり萎れて下を向いている。
柔よく剛を制すとはよく言ったものだ。
サスケ(白が保健の先生か……。まあ安心だな……)
子どもの頃に白と死闘を繰り広げたサスケには、この白という教師が頼もしく見えた。
自分をあそこまで追い詰めた男だからこそ、信頼に足るのだ。
58: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/14(木) 21:55:06.46 ID:rg/95atv0
サラダ「礼!」
一同「お願いしまーす!」
白「はい、お願いします。さて先生は最近、教室で気になる言葉を耳にするのですが……何だと思います?」
子ども達の日常の話から授業に入っていく白。
学びと日常をリンクさせるべく、日頃から子ども達をよく観察していることが覗える。
メタル「『青春』ですか?」
シカダイ「それ言ってんのお前だけだろーが」
チョウチョウ「先生、最近よくアチシにデブって言ってくる奴がいまーす」
イノジン「うるせーデブ!」
ボルト「『疲労骨折』とかか? 最近アンコ先生の授業でそうなった奴がいっぱいいるってばさ」
白「残念、違います。あれあれ、もう皆さんお手上げですか?」
上手く挑発して考えを引き出す。
他の生徒も一生懸命に教室でトレンドになっている言葉を羅列してみた。
が、なかなか正解は見つからない。
サラダ「先生!」シュビッ
白「はいサラダさん、お答えをどうぞ!」
サラダがピンとまっすぐに手を伸ばした。
自信にあふれた、いい挙手だ。
サスケ(頑張れ、サラダ……)
サスケは微笑みながら娘を見守る。
サラダ「もしかして、『オナニー』ですか!?」
ボルト「///」
シカダイ「///」
イノジン「///」
メタル「///」
チョウチョウ「?」
サスケ「」ドバドバドバドバ
滝のように滴り落ちる汗。
公衆の面前で、娘が言ってはならない言葉を口にした。
それも大声で。
サスケ(う、うわあああ! 俺が曖昧に誤魔化したばっかりに! ///)
恥ずかしくて死にそうなサスケ。
ナルトがニヤニヤしながら小声で「娘に何教えてるってばよ///」などと耳打ちしてきた。
ネジやリーは案の定興奮してしまったらしい。
一同「お願いしまーす!」
白「はい、お願いします。さて先生は最近、教室で気になる言葉を耳にするのですが……何だと思います?」
子ども達の日常の話から授業に入っていく白。
学びと日常をリンクさせるべく、日頃から子ども達をよく観察していることが覗える。
メタル「『青春』ですか?」
シカダイ「それ言ってんのお前だけだろーが」
チョウチョウ「先生、最近よくアチシにデブって言ってくる奴がいまーす」
イノジン「うるせーデブ!」
ボルト「『疲労骨折』とかか? 最近アンコ先生の授業でそうなった奴がいっぱいいるってばさ」
白「残念、違います。あれあれ、もう皆さんお手上げですか?」
上手く挑発して考えを引き出す。
他の生徒も一生懸命に教室でトレンドになっている言葉を羅列してみた。
が、なかなか正解は見つからない。
サラダ「先生!」シュビッ
白「はいサラダさん、お答えをどうぞ!」
サラダがピンとまっすぐに手を伸ばした。
自信にあふれた、いい挙手だ。
サスケ(頑張れ、サラダ……)
サスケは微笑みながら娘を見守る。
サラダ「もしかして、『オナニー』ですか!?」
ボルト「///」
シカダイ「///」
イノジン「///」
メタル「///」
チョウチョウ「?」
サスケ「」ドバドバドバドバ
滝のように滴り落ちる汗。
公衆の面前で、娘が言ってはならない言葉を口にした。
それも大声で。
サスケ(う、うわあああ! 俺が曖昧に誤魔化したばっかりに! ///)
恥ずかしくて死にそうなサスケ。
ナルトがニヤニヤしながら小声で「娘に何教えてるってばよ///」などと耳打ちしてきた。
ネジやリーは案の定興奮してしまったらしい。
60: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/14(木) 22:18:45.72 ID:rg/95atv0
白「サラダさん、大正解! そう、『オナニー』です」
サラダ「やった!」
サスケ「へ?」
まさかの正解に驚く。
今日の授業のテーマってもしかして……。
白「今日は『オナニー』について学びます」
オナニーだった。
今日のテーマはオナニーなのだ。
それ以上でもそれ以下でもなく、オナニーなのだ……。
白「皆さんは『オナニー』が何か知っていますか?」
ボルト「……///」
シカダイ「……///」
イノジン「……///」
メタル「……///」
チョウチョウ「知らなーい」
サラダ「すごいってことしか知りません」
白が皆に問いかける。
クラスの大半は耳にしたことはあるものの、それが何なのかは知らないらしい。
ただ一部の男子は知っているようで、顔を赤らめている。
白「見た感じ、中には知っている人もいるようですね。べつに『オナニー』自体は悪いことでもなんでもありません。でも偏った知識で間違ったオナニーをする、これがよくないのです」
サスケ(あ、そういうことか……)
我愛羅(こういう教育は大切だ……)
つまりは節度だとか、場をわきまえるとか、そういう話なのだろう。
どうせいつか皆知ることであり、それなら正しい知識を伝えてやることが一番なのだ。
62: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/14(木) 22:37:19.60 ID:rg/95atv0
白「とりあえず先生がよくないオナニーのお手本を見せますね」ズルッ
サスケ「」
サラダ「」
白が突然、自分の陰茎を晒した。
白い肌なのに、そこだけ浅黒い。
ボルト「」
シカダイ「」
イノジン「」
メタル「」
初めて先生のイチモツを目の当たりにした生徒も、衝撃を受けていた。
定番のおかずだった先生が、まさかの男。
貧乳ではなく胸板だったのだ……。
白「螺旋丸ッ!!!!」キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!!
呆気にとられているクラスには目もくれず、白は手にチャクラの形態変化をとことんまで極めた球体を作り出す。
圧縮されたチャクラ。
膨大なエネルギー。
白「じ、じつはコレ、まだあまり慣れてないんですけどね……///」ビクビク
サスケ(う、嘘だろう……!?)
白は迷うことなくその浅黒い陰茎を、螺旋眼に近づけた……。
サスケ「」
サラダ「」
白が突然、自分の陰茎を晒した。
白い肌なのに、そこだけ浅黒い。
ボルト「」
シカダイ「」
イノジン「」
メタル「」
初めて先生のイチモツを目の当たりにした生徒も、衝撃を受けていた。
定番のおかずだった先生が、まさかの男。
貧乳ではなく胸板だったのだ……。
白「螺旋丸ッ!!!!」キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!!
呆気にとられているクラスには目もくれず、白は手にチャクラの形態変化をとことんまで極めた球体を作り出す。
圧縮されたチャクラ。
膨大なエネルギー。
白「じ、じつはコレ、まだあまり慣れてないんですけどね……///」ビクビク
サスケ(う、嘘だろう……!?)
白は迷うことなくその浅黒い陰茎を、螺旋眼に近づけた……。
65: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/14(木) 22:52:41.36 ID:rg/95atv0
サスケ「いい加減にしろッ!」バキャッ
白「ぬはッ!」ドシャッ
流石に黙って見ているわけにはいかなくなり、サスケはスサノオで白を殴り飛ばした。
昏倒する白。
螺旋丸が床にぶつかってガリガリと削っている。
サスケの活躍により、間一髪で変態教師が子ども達の前で精液をぶちまけると言う大参事は免れたのだ。
サスケ「な、何を考えているんだコイツは……」スッ
とりあえず下半身が丸出しなのは見苦しいので、パンツだけは上にあげてやる。
螺旋丸の恐ろしさを知っているサスケだからこそ、今の蛮行には肝を冷やした。
69: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/14(木) 23:12:43.00 ID:rg/95atv0
チョウチョウ「あの……」
サスケ「ん……?」
白を保健室に運ぼうとしているサスケに、チョウチョウが声をかけた。
見ればクラス中の視線が自分に向けられている。
チョウチョウ「結局オナニーって何なんですか?」
サスケ「……」
オナニーを知らない生徒たちも、一斉にうんうんと頷く。
よく分からない忍術で球体をつくり、下半身を近づけることがオナニーなのだろうか?
どうやったらあの、螺旋丸とかいう球は作れるのだろうか?
だいたい何でそんなことをする必要があるのかさえ全く分からない、子ども達の純粋な眼差しがサスケに注がれている。
サスケ「……。オナニーと言うのはだな……」
チョウチョウ「うん……」
サスケ「まぁその……自分の……」
この際正直に話してしまおうと考えたサスケ。
しかしそこで思いとどまる。
もしここでオナニーが何なのかを話してしまったら、先ほど大声でオナニーと喚いていたうちの娘はどうなる……?
クラス全員の前で恥をかかせる気か、俺は……!
サラダには家で教えてやればいい。
とりあえず今は適当に流してやることの方が大切ではないのか……?
サスケ「復讐心のようなものだ」
チョウチョウ「え……?」
71: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/14(木) 23:53:28.76 ID:rg/95atv0
サスケ「知っているかもしれないが、昔の俺は復讐心に支配されていた。うちは一族を皆殺しにした兄、イタチを殺すことだけを考えて生きていた……」
チョウチョウ「うん……確かそれで里を抜けたって……」
サスケ「そうだ。復讐心でいっぱいになり、そのために強さを求め、大切な友を傷つけ、つながりを断ち切ろうとしたんだ……。おかげで俺の子ども時代は台無しだった」
チョウチョウ「……」
サラダ「パパ……」
サスケ「オナニーも同じだ。一度覚えてしまえば頭のなかはオナニーばかり。友と遊ぶよりも部屋に籠ることを選択してしまう」
サスケ「オナニーは人生を台無しにする! どうかお前たちは手を出さないでくれ……。お前たちは……木の葉の未来なのだから……」
サスケは哀しい瞳でそう言った。
子ども達はシンと静まり返っている。
サスケ(どうだ……! ///)
ここまで来ると、もうオナニーを例えられないものなんかこの世界にないのではないかと言う気さえ湧いてきた。
キャラを崩すわけにはいかないので、心の中で盛大にドヤ顔。
自分の才能が恐ろしい……。
チョウチョウ「オナニーは……復讐心……」
サスケ「ああ……」
サラダ「復讐心が……パパを強くした……」
サスケ「そうだ……。いや、違う。そういう話じゃ……」
サラダ「オナニーは……人を強くするッ!」
サスケ「だから違う! なんでそうなるんだ!」
サラダ「やっぱりオナニーはすごい! オナニー! オナニー!」
サスケ「」
サラダに合わせて響き渡るオナニーの大合唱。
オナニーを知る者たちはポカンとした顔をしているが、そうでない子供らは純粋にオナニーと叫び続ける。
サスケさんのようにオナニーをして強くなりたい!
サスケさんのオナニーが見てみたい!
サスケさんの趣味はオナニー!
サスケさんは幼少期、オナニーのことばかり考えていた!
誤った情報に尾ひれがつき、次第にサスケがオナニーそのものみたいな声があがる。
どうしようもなくなったので、サスケは白を抱えて教室から逃げ出した……。
チョウチョウ「うん……確かそれで里を抜けたって……」
サスケ「そうだ。復讐心でいっぱいになり、そのために強さを求め、大切な友を傷つけ、つながりを断ち切ろうとしたんだ……。おかげで俺の子ども時代は台無しだった」
チョウチョウ「……」
サラダ「パパ……」
サスケ「オナニーも同じだ。一度覚えてしまえば頭のなかはオナニーばかり。友と遊ぶよりも部屋に籠ることを選択してしまう」
サスケ「オナニーは人生を台無しにする! どうかお前たちは手を出さないでくれ……。お前たちは……木の葉の未来なのだから……」
サスケは哀しい瞳でそう言った。
子ども達はシンと静まり返っている。
サスケ(どうだ……! ///)
ここまで来ると、もうオナニーを例えられないものなんかこの世界にないのではないかと言う気さえ湧いてきた。
キャラを崩すわけにはいかないので、心の中で盛大にドヤ顔。
自分の才能が恐ろしい……。
チョウチョウ「オナニーは……復讐心……」
サスケ「ああ……」
サラダ「復讐心が……パパを強くした……」
サスケ「そうだ……。いや、違う。そういう話じゃ……」
サラダ「オナニーは……人を強くするッ!」
サスケ「だから違う! なんでそうなるんだ!」
サラダ「やっぱりオナニーはすごい! オナニー! オナニー!」
サスケ「」
サラダに合わせて響き渡るオナニーの大合唱。
オナニーを知る者たちはポカンとした顔をしているが、そうでない子供らは純粋にオナニーと叫び続ける。
サスケさんのようにオナニーをして強くなりたい!
サスケさんのオナニーが見てみたい!
サスケさんの趣味はオナニー!
サスケさんは幼少期、オナニーのことばかり考えていた!
誤った情報に尾ひれがつき、次第にサスケがオナニーそのものみたいな声があがる。
どうしようもなくなったので、サスケは白を抱えて教室から逃げ出した……。
73: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 00:30:55.57 ID:UnsrTJUT0
***
白「痛だだだだだだだだッ! ちょ! 痛いですってサスケくん! なんでわざわざ保健室に連れて来てくれたのに、ベッドで関節技なんですかッ!」
サスケ「黙れ……お前のせいで俺はオナニーの精みたいな扱いになってしまったんだぞ……」ギリギリ
白「あ、もしかして妖精の精と精子の精を掛けてます?」
サスケ「……」ギュウウウウウウ
白「痛あああ! 冗談ですって! ギブギブ! ていうか僕全然悪くないじゃないですか!」パンパン
シノ「……」
保健室に運び込んだサスケは、鬼の形相で白に腕ひしぎを決めていた。
オナニーの件を聞きつけ、シノも立ち会っている。
サスケ「授業で娘にオナニーを見せようとしただろうが……。どうせクラスでオナニーを流行らせたのもお前だろう……」ギリギリ
白「ち、違いますよ! 流行ってたから授業で扱っただけで! ホントはオナニーなんかしたくなかったんです!」
サスケ「本当か、シノ……?」ギリギリ
シノ「ああ……。確かにボルトの日記には『クロさん』という謎の人物からオナニーを教えてもらったと書いてあったことがある。クラスで流行りだしたのはそれからだ。……したくなかったというのは嘘だろうが……」
サスケ「クロさん……?」ギリギリ
白「さ、最近公園に住みつくようになったホームレスらしいですッ! 僕は聞いただけなんでよく知りませんが!」イタイイタイ ヤメテッ
サスケ「……」パッ
なんだか都市伝説みたいな話になってきた。
公園に住むホームレスが、男の子を捕まえてオナニーを教える。
……もしかしたらそういう性癖なのかもしれないが、一体何者なんだそいつは……。
サスケはそんなのを木の葉の里に住まわせるわけにはいかないと決意した……。
77: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 01:20:38.22 ID:UnsrTJUT0
***
サスケ「この公園か……」
保護者参観が終わってから、サスケは例の「クロさん」とかいう謎の人物を突き止めるために白から訊き出した公園に来た。
全体が広く、遊具なんかも結構な数が揃っている。
サスケ「……意外とホームレスっているもんなんだな……」
サスケが公園に着いて初めて抱いた感想がこれだった。
ズラリと並ぶ段ボールハウス。
これは六代目火影がだらしない火影だったばっかりに、木の葉の里の経済が滅茶苦茶になったことが原因だ。
今の火影になってから少しは改善されつつあるものの、家を持たない人々は未だに多いらしい。
サスケ「適当に中を覗いてみるか……」
「クロさん」の手がかりはただオナニーが好きだってことだけだが、においで判別出来るのは助かる。
ブルーシートをめくってイカ臭いかどうかを確認するだけでいいのだ。
プライバシーの侵害かもしれないが、子ども達を護るためでもある……。
78: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 01:43:21.79 ID:UnsrTJUT0
サスケ(ここか……?)ピラッ
サスケは手始めに滑り台の支柱を中心に作られたハウスのブルーシートをめくってみた。
こんなところに家を建てられては子ども達も遊べないだろう。
おそらくこういった非常識な人間が「クロさん」に違いない……。
シズネ「……」プスゥ…… スンスン
綱手「シズネ、お前自分の屁の臭いを体育座りで嗅ぐのはやめな……。みっともないから……」
シズネ「あひいッ!? み、見ないでくださいよッ! ///」
綱手「こんだけ近くにいたら嫌でも目に入るっつの……。ったく人前だってのにお前は……」
シズネ「わ、私だって普通の家に住んでたらこういうのはトイレでやりますよッ! 綱手さまが借金なんか抱えてくるからッ! ///」
綱手「いや、私は自分の屁の臭いを嗅ぐなって言ってんだが……」
サスケ「……」パサッ
どうやらここは違ったようだ。
住んでいたのはかわいそうなオバさんとお婆さんだけだった。
サスケは何も言わずに他の段ボールハウスへと向かった。
83: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 18:46:41.92 ID:UnsrTJUT0
***
サスケ(男の家は大抵イカ臭いな……)
何枚ものブルーシートをめくってみたものの、自慰をするホームレスなんかいくらでもいるらしく、誰が「クロさん」なのか分からない。
どうしたものか……。
イノジン「は、白先生がやろうとしていたのって……」
ボルト「螺旋丸オナニーだろ……。クロさん以外でやってる人、初めて見たってばさ……」
メタル「床に穴開いてましたけど、あんなのにぶち込んで平気なんでしょうか……?」
サスケ(……ん? あれは……)
そう思っていた矢先にボルト、イノジン、メタル・リーの三人が公園にやって来た。
サスケは木の影に身を隠して様子を覗う。
ボルト「クロさーん、お金持ってきたぜ! 早くあたらしいの教えてくれよ!」
カンクロウ「おう、よく来たじゃん……」
黒子姿の男が、ブルーシートをめくって現れた。
尋常じゃない臭気が公園一帯に広がり、あまりの臭さに吐きそうになる。
サスケ(か、カンクロウ……!)
砂隠れの上忍なのに、何故か木の葉の公園に住みついているカンクロウ。
他のホームレスはまだ断然清潔なのだということが、黒い雲のようにハエがたかっている様子から分かる。
86: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 19:15:48.75 ID:UnsrTJUT0
イノジン「クロさん、今日はどんなの教えてくれるの?」
メタル「火遁オナニーとかですか?」
カンクロウ「ああ、あれは流石に危険すぎてやらない方がいい。下手したら種が無くなる」
ボルト「だいたいこの前教えてもらった螺旋丸オナニー、あれだって俺たちには危険すぎてまだ無理だったってばさ!」
カンクロウ「やっぱまだ早かったか……。じゃあ今日はこれをやるじゃん」
そう言ってカンクロウは不気味な箱を三つ取り出した。
それぞれの面に口をあけた烏の顔が描いてあり、口が穴になっている。
イノジン「何この箱……?」
カンクロウ「カラクリホールだ」
メタル「か、カラクリホール……?」
カンクロウ「そうだ。これは6面のうち、どれかがハズレになっている。ハズレにツッコんだら神経毒を塗った毒針が飛んでくるって仕組みだ」
メタル「な、なんのために……」
カンクロウ「スリリングで楽しいじゃん?」
サスケ「」
ホームレスのおっさんが、子供に危険な遊びを教えている……。
遊びなのかどうかも疑わしいところだが、オナニー漬けにして子供から金を巻き上げるとは、ほとんど麻薬の密売と一緒ではないか……!
ボルト「そ、そんなのにツッコんで、ホントに大丈夫なのか……?」ビクビク
カンクロウ「大丈夫、慣れてきたら段々ハズレがアタリのように感じられるはずだ」
そんなわけない。
神経毒が陰茎に回るのだ。
大丈夫な筈が無い!
メタル「火遁オナニーとかですか?」
カンクロウ「ああ、あれは流石に危険すぎてやらない方がいい。下手したら種が無くなる」
ボルト「だいたいこの前教えてもらった螺旋丸オナニー、あれだって俺たちには危険すぎてまだ無理だったってばさ!」
カンクロウ「やっぱまだ早かったか……。じゃあ今日はこれをやるじゃん」
そう言ってカンクロウは不気味な箱を三つ取り出した。
それぞれの面に口をあけた烏の顔が描いてあり、口が穴になっている。
イノジン「何この箱……?」
カンクロウ「カラクリホールだ」
メタル「か、カラクリホール……?」
カンクロウ「そうだ。これは6面のうち、どれかがハズレになっている。ハズレにツッコんだら神経毒を塗った毒針が飛んでくるって仕組みだ」
メタル「な、なんのために……」
カンクロウ「スリリングで楽しいじゃん?」
サスケ「」
ホームレスのおっさんが、子供に危険な遊びを教えている……。
遊びなのかどうかも疑わしいところだが、オナニー漬けにして子供から金を巻き上げるとは、ほとんど麻薬の密売と一緒ではないか……!
ボルト「そ、そんなのにツッコんで、ホントに大丈夫なのか……?」ビクビク
カンクロウ「大丈夫、慣れてきたら段々ハズレがアタリのように感じられるはずだ」
そんなわけない。
神経毒が陰茎に回るのだ。
大丈夫な筈が無い!
90: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 20:14:40.72 ID:UnsrTJUT0
イノジン「ところでこれ……いくらなの?」
カンクロウ「700両だ」
メタル「な、700……!?」
カンクロウ「材料費、技術料込み込みでそれくらいするのは仕方ない。これは一度ツッコんだらハズレが切り替わるし、穴の方も俺なりに研究を重ねた形だ。正直言ってお買い得じゃん?」
ボルト「う……」
700両といえば新作ゲームソフトが買える値段。
子どもにとっては高すぎるが、ギリギリ払えないこともない微妙なライン。
そこをカンクロウは上手くついてくる。
子ども達はしぶしぶ、財布からお札を取り出した。
カンクロウ「毎度ありじゃ~ん。ところでお前らの友達でオナニーに興味持ってる奴はいねえのか? もしいたら連れて来い。連れてきたら今度からお前らには2割引きで教えてやるじゃん」ペラッペラッ
ボルト「う、うちはサラダって奴が……女の子だけどさ……」
カンクロウ「構わねえじゃん。ククク……」
グニャリと歪む、不気味な笑顔。
木の葉の未来を摘み取るガンのような存在。
もう手を下さないわけにはいかなかった……。
サスケ「天照ッ!」ギンッ!
カンクロウの家「」ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
カンクロウ「わあああああああああああああ!!!!! 俺の家があああああああああああああ!!!!! 貯めた金があああああああああああああ!!!!!!!」
カンクロウの家はキャンプファイヤーのごとく燃え盛った。
カンクロウ「700両だ」
メタル「な、700……!?」
カンクロウ「材料費、技術料込み込みでそれくらいするのは仕方ない。これは一度ツッコんだらハズレが切り替わるし、穴の方も俺なりに研究を重ねた形だ。正直言ってお買い得じゃん?」
ボルト「う……」
700両といえば新作ゲームソフトが買える値段。
子どもにとっては高すぎるが、ギリギリ払えないこともない微妙なライン。
そこをカンクロウは上手くついてくる。
子ども達はしぶしぶ、財布からお札を取り出した。
カンクロウ「毎度ありじゃ~ん。ところでお前らの友達でオナニーに興味持ってる奴はいねえのか? もしいたら連れて来い。連れてきたら今度からお前らには2割引きで教えてやるじゃん」ペラッペラッ
ボルト「う、うちはサラダって奴が……女の子だけどさ……」
カンクロウ「構わねえじゃん。ククク……」
グニャリと歪む、不気味な笑顔。
木の葉の未来を摘み取るガンのような存在。
もう手を下さないわけにはいかなかった……。
サスケ「天照ッ!」ギンッ!
カンクロウの家「」ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
カンクロウ「わあああああああああああああ!!!!! 俺の家があああああああああああああ!!!!! 貯めた金があああああああああああああ!!!!!!!」
カンクロウの家はキャンプファイヤーのごとく燃え盛った。
99: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/16(土) 16:09:26.47 ID:c3Q095WM0
カンクロウ「消えろッ! 消えろおおおおおおおおッ!」バッサバッサ
サスケ「無駄だ。その火は消えない……」ザッザッ
カンクロウ「だ、誰じゃんッ!?」
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔で振り返ると、そこにはサスケが立っていた。
万華鏡写輪眼で黒子姿の変質者を睨みつけている。
今にも怒りのメーターが振り切れそうだ。
カンクロウ「サスケェ……! てめえか……!」ギリギリ
カンクロウもまた、充血してまるで写輪眼のようになった眼で睨み返した。
もう少しで段ボール生活からおさらばしても問題ないくらいまで貯まったのだ。
それが今、メラメラと音を立てて燃えている。
サスケ「木の葉から出ていけ。お前がいたら里が滅ぶ……」
カンクロウ「木の葉の嫌われ者のうちはがよく言えたもんじゃん……」
サスケ「……」ブチッ
世界の嫌われ者がよくも言えたものだが、今の一言が完全にサスケをキレさせた。
自分を侮辱しただけならまだ許せるが、うちはを一括りにして貶すことは許せなかった。
カンクロウ「お、キレたか? いいじゃん、かかってこい……」
――――――――――――
―――――――――
――――――
カンクロウ「先に言っとくが、今の俺はてめえなんかよりよっぽど強……」
カンクロウ「……」
カンクロウ「何で俺、磔にされてるじゃん……?」
サスケ「月読だ。今からお前は72時間、精神的な地獄を味わう」
カンクロウ「げ、幻術とか卑怯じゃんッ! 放せッ! ここから降ろせこらッ!」
我愛羅「……」
テマリ「……」
加琉羅「……」
羅砂「……」
夜叉丸「……」
カンクロウ「が、我愛羅……テマリ……お袋……親父……叔父さん……。何でここに……」
100: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/16(土) 16:31:43.50 ID:c3Q095WM0
我愛羅「目障りだ……殺すぞ……」
カンクロウ「え……」ビクッ
テマリ「お前なんか最初から要らなかったのにな……」
カンクロウ「な、なんでそんなこと言うじゃん……?」オロオロ
加琉羅「避妊がうまくいかなかったばっかりに……」
カンクロウ「さ、最悪じゃんッ! 俺は間違って生まれてきたのかよッ!?」ガタガタ
羅砂「ゴムに対して、俺のが少し大きすぎたようだ……///」
カンクロウ「知らねえよッ!」
加琉羅「いえ、多分小さすぎて途中で外れたんだと思うけど」
羅砂「え……だって夜叉丸と一緒に銭湯行ったときに大きいって……」
夜叉丸「ははは、お世辞ですよ風影様! お世辞です!」カカカ
カンクロウ「もうその話やめろおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」ウアアアアアアアアアアアアア
サスケ「あと……71時間……59分……59秒……」
――――――
―――――――――
――――――――――――
101: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/16(土) 17:16:34.86 ID:c3Q095WM0
カンクロウ「」ドシャッ
「かかってこい」と言うか言わぬかのうちにカンクロウはその場に倒れ伏した。
白目を剥いて小便を漏らしているところを見ると、よほど精神に堪えたのだろう。
ボルト「な、何が起きたってばさ……?」
サスケ「奴に幻術をかけた。並の忍なら発狂するレベルのものをな……。ところでお前たち、ここで何をしている……」
ジロリと子ども達を睨みつけるサスケ。
彼らもまた被害者なのだろうが、自分の娘をこの道に引きずり込もうとしていたことだけは見逃すわけにはいかない。
イノジン「い、いやその……」
メタル「く、クロさんから忍術を教わろうと……」
サスケ「自慰には手を出すなと言ったはずだ……。親から貰った小遣いをこんなことに使うのは親への裏切りだ……」
ボルト「……」
イノジン「……」
メタル「……」
サスケ「ましてサラダまで巻き込もうとするとは……恥を知れ」
ボルト「……ごめんなさい」
イノジン「……ごめんなさい」
メタル「……ごめんなさい」
三人のアカデミー生は叱られてすっかりしょげかえってしまった。
それを見て、サスケは小さく溜息を吐く。
サスケ「……本当に反省しているなら許そう。……腹が減ったな」
ボルト「……」
サスケ「どうせ駄菓子を買う金も残っていないんだろう。ラーメンでも奢ってやるからついて来い……」
イノジン「おじさん……」
メタル「……」ポロポロ
サスケと子ども達は夕焼けに向かって歩き出した……。
105: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/16(土) 17:45:32.15 ID:c3Q095WM0
***
カンクロウ「ううう……寒いじゃん……」ガチガチガチガチ
その夜、不幸な火事で一軒家を失ったカンクロウはあまりの寒さに震えていた。
なんとかかき集めた新聞紙に包まるものの、夜風に晒される顔なんかは強張って表情が変わらなくなってしまった。
おまけに小便を漏らしたせいで股間が痛いくらいに冷たい。
カンクロウ「ざずげェ……。がならず復讐じでやるじゃんんん……」ブルブルブルブル
先ほど自分から全てを奪い去り、おまけに最悪な幻術までかけてきたことへの憎しみ、怒りがカンクロウのなかでムクムクと膨れ上がる。
こっちもお前からすべてを奪い去って、地獄の苦しみを与えてやる……。
風影の手から逃げ出してようやく住む場所を見つけた矢先にこんな目に遭わせやがって……。
自来也「ん? そこでゴミのように転がっとるのはカンクロウか?」コスコスコスコス
カンクロウ「あ?」
そんなことを考えていると、暗がりの方から大柄な男が近づいてきた。
このクソ寒いのに陰茎を晒して右手で一生懸命擦っている。
自来也「オナニーもせんと何をやっとるんだお前は?」コスコスコスコス
カンクロウ「自来也じゃねえかッ!」バッ
その男こそ、カンクロウにオナニーの新たな境地を見せてくれた伝説の三忍、自来也であった。
カンクロウ「今までどこ行ってたんだ! 捜したじゃん!」
自来也「ちょいと新しい小説の取材にのう。それよりここは冷えるから、わしの家に来い」クイッ
自来也は親指で「ついて来い」と示した。
108: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/16(土) 18:38:14.64 ID:c3Q095WM0
***
シズネ「オラッ!」ブスゥッ! ブブッ! ブビイッ!
綱手「お、おい……流石にそれは恥ずかしいだろ…。一応女だぞお前……」
シズネ「ふんッ! もうこっちはおならの臭いをかぐ癖を知られてしまったから何も恥ずかしいことなんかありませんよッ! ほっといて下さい!」ブスゥ! プスッ!
例の滑り台を用いた段ボールハウスでは、すっかりやさぐれたシズネが膝を抱えて肛門を天に向け、連発放屁というマニアックな遊びに興じていた。
何もしなければ普通のおっちょこちょいな和服美人なのに、こんなことをするから誰も嫁として欲しがらないのだろう。
綱手「誰か訪ねてきたらどうすんだ……」
シズネ「こんな段ボールに誰が訪ねてくるって言うんですかッ!」バフッ!
自来也「ワハハ! シズネはいつになっても元気だのう!」ピラッ
カンクロウ「邪魔するじゃん」
シズネ「あひィッ!? ///」プスウウウウウウウウ……
デカいのをかますと同時に、自来也とカンクロウがブルーシートをめくって入ってきた。
二人で住んでるだけあって中は結構広く、捨てられていた布団や毛布なんかが敷いてある。
綱手「自来也ッ!」
自来也「久しぶりだのう、綱手。てっきり飢えと寒さで死んだかと思っとったが……」
綱手「新しい小説はどんな感じだ? 売れそうかッ!?」
自来也「取材してきただけだからまだ書いとらん。当分はこの住まいだのう」
綱手「そうか……。とりあえず早く書け」
自来也「お前はさっさとギャンブル依存を治せっての!」
カンクロウ「……」
笑えない話なのに、自来也はどこか楽しそうだった……。
112: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/16(土) 19:36:31.95 ID:c3Q095WM0
***
自来也「なに……うちはサスケと闘う……?」
カンクロウ「ああ、特に精神面でズッタズタにしてやりたいじゃん……」
シズネ「ううッ……ぐぎい……ッ!」ポロポロ
綱手「いい歳して泣くな。まだ脱いでなかっただけマシだと思いな」ポンポン
すでに精神面でズッタズタになっているシズネと、それを慰める綱手。
その横でカンクロウと自来也はサスケとのリベンジマッチについて話し合っていた。
自来也「……十中八九お前が悪いんだろうが、何があったかは訊かん。それより相手が悪すぎる……。万華鏡写輪眼は見たら一発で終わりだぞ」
カンクロウ「でもナルトはサスケと闘って相打ちになってんだろ?」
自来也「ナルトはああ見えて賢いからのう……。目を見たらダメだって知ってりゃ目を見ない。しかしお前は必ず調子に乗って目を見る」
カンクロウ「相手が絶望したときの目が好きなんだから仕方ないじゃん……」
自来也「ならば万華鏡写輪眼を手に入れるしかないぞ? つってもそう簡単には見つからないだろーが……」
カンクロウの性格がねじ曲がってるばっかりにサスケ攻略はかなりの難易度。
目を見てはいけないと知っていても、相手を嘲笑しながら追い込んでいく戦闘スタイルではどうしても見てしまう。
うちは一族でないカンクロウは写輪眼を持っていないため、到底勝利の見込みがないのだ。
113: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/16(土) 19:44:08.82 ID:c3Q095WM0
カンクロウ「写輪眼の移植か……」
自来也「当てがないならやめておけ。下手したら本当に死ぬことになる」
カンクロウ「……そう言えば一人知ってるじゃん」
そう言ってカンクロウは段ボールハウスを出た。
自来也「当てがないならやめておけ。下手したら本当に死ぬことになる」
カンクロウ「……そう言えば一人知ってるじゃん」
そう言ってカンクロウは段ボールハウスを出た。
121: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/16(土) 20:55:14.18 ID:c3Q095WM0
***
ダンゾウ「……テウチを……殺せ……」zzz
カンクロウ「ククク……よく眠ってるじゃん……」ニタア
自来也「ダンゾウもホームレスになっとったのか……」
シズネ「移植したらさっきのことは誰にも言わないって約束してくださいよ……? ///」
カンクロウ「分かってるって」
カンクロウの段ボールの燃えカスの右隣。
そこにはダンゾウの住まいがあった。
根のトップとして現役時代にやりたい放題やっていた彼は敵を多く作り過ぎた。
恨みを買いまくった結果いろんなところで騙され、今現在は借金まみれの段ボール生活に落ち着いている。
カンクロウ「とりあえず左眼を貰っとくじゃん」グリグリ
ダンゾウ「痛だだだだだだだ!」
自来也「まずい、起きてしまうぞ!」
シズネ「大丈夫、ちゃんと睡眠薬持ってきましたんで」ガバッ
ダンゾウ「ふが……」zzz
カンクロウ「取れたじゃん」ポコン
辺りには血だまりが出来ているのだが、誰もそんなことは気にしない。
ダンゾウは悪いことをいっぱいしたから何をされても文句は言えないだろう、という滅茶苦茶な論理が彼らの中にまかり通っていた。
シズネ「あ、これ写輪眼じゃないですよ」
カンクロウ「間違えた」ポイッ コロコロ
自来也「確か腕に沢山埋め込まれていると聞いたが……」
アバウトな情報だけで他人の眼球をクナイで抉り出す様はまさに猟奇的。
捨てられた目玉は光を失って虚空を見つめていた。
125: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/16(土) 21:23:41.45 ID:c3Q095WM0
***
シズネ「もう包帯は取っていいはずです」シュルシュル
自来也「どうだ……見えるかカンクロウ?」
カンクロウ「ああ……よく見えるじゃん……」パサッ
三日後の夕刻、カンクロウは眼に巻いていた包帯を取った。
真っ赤な瞳に黒模様。
それらがギョロギョロと辺りを見渡す。
……万華鏡写輪眼が開眼していた。
カンクロウ「これでサスケの野郎を……ククク……」ニタア
カンクロウのいらなくなった両眼をついばむために集まっていたカラス達が、何か不穏なものを察知してギャアギャアと騒ぎ立てた……。
135: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/17(日) 18:30:37.59 ID:VCfPoo6/0
***
サクラ「サラダ、ご飯できたけど……」トントン
サラダ「……食べたくない……」シクシク
サクラ「……一応ここに置いとくから」コトッ
サスケ「どんな様子だ、サラダは……?」
サクラ「まだ泣いてる……」
サスケ「そうか……」
一方、サスケ宅では深刻な問題が発生していた。
参観から帰った後、サラダにオナニーを教えてくれとしつこくせがまれたサスケはオナニーとは何かを事細かく説明してあげた。
予想通りショックを受けたらしく、それ以来閉じこもってずっと泣いている。
サクラ「まぁ皆の前で連呼してたらそりゃね……」
サスケ「全員叫んでたから気にすることないんだが……」
サクラ「なんかせっかくの休暇中なのに疲れさせちゃってゴメン……」
サスケ「いや、俺が悪いんだ。俺がなんとかしよう……」
サスケは湯のみを置いて立ち上がった。
136: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/17(日) 18:56:05.87 ID:VCfPoo6/0
サスケ「サラダ……」
サラダ「……」シクシク
声をかけてみるが、返事はない。
とびら一枚を隔てて、自分と娘の距離があまりも長いのを感じる。
サスケ「……誰だって恥ずかしくて思い出したくもないような出来事の一つや二つはあるもんだ。そういうのは俺にもあるし、サクラにだってある……」
サラダ「……」グスッ
サスケ「だがそういった失敗は必ず次の成長につながる。苦い経験を通して人は強くなっていくんだ……」
サラダ「……パパがちゃんと教えてくれなかったからいけないんでしょ……」ヒッグ
サスケ「う……」
サクラ「ちょ、ちょっとサラダ……!」
サラダに言い返されてサスケは言葉を詰まらせる。
確かに自分が無限月読だの復讐心だのと訳の分からん例えを用いたのがまずかった。
何なんだ、オナニーは無限月読だって……。
そんなわけあるか!
オナニーはオナニーだ!
サラダ「……だいたいパパやママも皆の前でオナニーオナニーって叫んだことあるの!? 知った風に言わないでよ!」ポロポロ
サスケ「……確かにオナニーと叫んだことはない……。だが……皆にオナニーを見られたことならある……」
サラダ「え……」
サスケ「サクラがな……」
サクラ「は!? ///」
139: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/17(日) 19:34:58.09 ID:VCfPoo6/0
自分の恥ずかしい話でもするのかと思いきや、自分の妻を犠牲にするサスケ。
サクラは思わぬ裏切りにあって開いた口が塞がらない。
サラダ「嘘でしょ……?」
サスケ「本当だ。あれはカカシ班で親睦を深めるためにキャンプに行ったときのこと……」
サクラ「な、何言ってるか全ッ然分かんない! そんなこと無いから! あり得ないからッ! ///」
サスケ「俺とナルトとカカシはテントから少し離れた湖に釣りをしに行った。しかし途中で寒くなってきたために、30分ほどで切り上げて戻ったのだ……」
サクラ「サスケくん、いくらサラダを慰めるためだからって嘘は良くない! 嘘は絶対に良くないッ! ///」
淡々と過去を語るサスケと、パニックになっているサクラ。
その状況が扉越しでも見えているかのように分かる。
サラダ「……それで?」
サスケ「多分しばらくは帰って来ないと思ったんだろうな……。テントを開けると、カレーを作って待ってると言っていたサクラがにんじんd」
サクラ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!! ///」
サスケ「それで俺たちは何も見なかったことにして薪を集めに出かけた。二時間後に再び戻ったときにはカレーは出来上がっていて、皆で仲良く食べたという話だ……」
サラダ「うわあ……」
サクラ「サラダ! これフィクションだから! 全部サスケくんの妄想だからッ! ///」ワアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
皆に見られていたということを今の今まで知らなかったサクラは発狂寸前だった。
サスケもこのことは墓場までもっていくつもりだったのだが、愛する娘のためなら仕方ないと思って暴露してしまったのだ。
サスケ「どうだ……。こっちの方がよっぽど大問題だろう……」
サラダ「う、うん……」
サクラ「だから違あああああう!! ///」
ちなみに黙々と薪を拾っている最中、カカシは「テントを二つにすべきだった。だらしない先生ですまない……」などと反省していた。
三人ともカレーに入っていたにんじんは流石に気持ち悪くてこっそり捨てた。
サクラは思わぬ裏切りにあって開いた口が塞がらない。
サラダ「嘘でしょ……?」
サスケ「本当だ。あれはカカシ班で親睦を深めるためにキャンプに行ったときのこと……」
サクラ「な、何言ってるか全ッ然分かんない! そんなこと無いから! あり得ないからッ! ///」
サスケ「俺とナルトとカカシはテントから少し離れた湖に釣りをしに行った。しかし途中で寒くなってきたために、30分ほどで切り上げて戻ったのだ……」
サクラ「サスケくん、いくらサラダを慰めるためだからって嘘は良くない! 嘘は絶対に良くないッ! ///」
淡々と過去を語るサスケと、パニックになっているサクラ。
その状況が扉越しでも見えているかのように分かる。
サラダ「……それで?」
サスケ「多分しばらくは帰って来ないと思ったんだろうな……。テントを開けると、カレーを作って待ってると言っていたサクラがにんじんd」
サクラ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!! ///」
サスケ「それで俺たちは何も見なかったことにして薪を集めに出かけた。二時間後に再び戻ったときにはカレーは出来上がっていて、皆で仲良く食べたという話だ……」
サラダ「うわあ……」
サクラ「サラダ! これフィクションだから! 全部サスケくんの妄想だからッ! ///」ワアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
皆に見られていたということを今の今まで知らなかったサクラは発狂寸前だった。
サスケもこのことは墓場までもっていくつもりだったのだが、愛する娘のためなら仕方ないと思って暴露してしまったのだ。
サスケ「どうだ……。こっちの方がよっぽど大問題だろう……」
サラダ「う、うん……」
サクラ「だから違あああああう!! ///」
ちなみに黙々と薪を拾っている最中、カカシは「テントを二つにすべきだった。だらしない先生ですまない……」などと反省していた。
三人ともカレーに入っていたにんじんは流石に気持ち悪くてこっそり捨てた。
146: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/17(日) 21:04:44.83 ID:VCfPoo6/0
サクラ「そ、それならサスケくんの方が物凄いの抱えてるからね! ///」
サスケ「そんなものは無い」
サクラ「えーとあれは確かカカシ班で親睦を深めるために二泊三日の潮干狩りに行ったときのことよ! ///」
サラダ「に、二泊三日で潮干狩り……? 修業じゃん、それ……」
サクラ「お腹が冷えたサスケくん、三回もウンチ漏らしてナルトが前日に履いてたパンt」
サスケ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!! ///」
サラダ「な、何で漏らすまで我慢しちゃうの……?」
このときのカカシは海でお尻を洗っているサスケを見ながら、「腹巻か何かを用意すべきだった。だらしない先生ですまない……」と反省していた。
サスケ「な、波の国に行ったときにだな! サクラはt」
サクラ「ああああああああああああああああ!!! じゃ、じゃあカカシ班でキノコ狩りに行ったときのこと話すから! サスケくんこのときもウンt」
サスケ「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!! ///」
洒落にならないようなエピソードの応酬。
そしてその数も一個や二個ではない……。
サラダは何だか今まで自分が悩んでいたことが馬鹿らしくなってきた。
サクラ「そんでナルトもとうとうキレて、いい加減、紙パンツでも履いてr」
サスケ「ああああああああああああああああ!!! ///」
サラダ「……ふふっ!」
サクラ「……サラダ?」
サラダ「あはははは! おっかしい! ///」ゲラゲラ
サスケ「……」
サラダ「ひいひい! あー……。なんか自分の失敗なんかどうでもよくなってきちゃった///」
サクラ「サラダ……」
サラダ「今の話を聞いたら、あたしも強く生きてけそうな気がする。ありがとう、パパ、ママ///」
こうして夫婦間には禍根が残ってしまったが、何とか娘は立ち直った……。
サスケ「そんなものは無い」
サクラ「えーとあれは確かカカシ班で親睦を深めるために二泊三日の潮干狩りに行ったときのことよ! ///」
サラダ「に、二泊三日で潮干狩り……? 修業じゃん、それ……」
サクラ「お腹が冷えたサスケくん、三回もウンチ漏らしてナルトが前日に履いてたパンt」
サスケ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!! ///」
サラダ「な、何で漏らすまで我慢しちゃうの……?」
このときのカカシは海でお尻を洗っているサスケを見ながら、「腹巻か何かを用意すべきだった。だらしない先生ですまない……」と反省していた。
サスケ「な、波の国に行ったときにだな! サクラはt」
サクラ「ああああああああああああああああ!!! じゃ、じゃあカカシ班でキノコ狩りに行ったときのこと話すから! サスケくんこのときもウンt」
サスケ「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!! ///」
洒落にならないようなエピソードの応酬。
そしてその数も一個や二個ではない……。
サラダは何だか今まで自分が悩んでいたことが馬鹿らしくなってきた。
サクラ「そんでナルトもとうとうキレて、いい加減、紙パンツでも履いてr」
サスケ「ああああああああああああああああ!!! ///」
サラダ「……ふふっ!」
サクラ「……サラダ?」
サラダ「あはははは! おっかしい! ///」ゲラゲラ
サスケ「……」
サラダ「ひいひい! あー……。なんか自分の失敗なんかどうでもよくなってきちゃった///」
サクラ「サラダ……」
サラダ「今の話を聞いたら、あたしも強く生きてけそうな気がする。ありがとう、パパ、ママ///」
こうして夫婦間には禍根が残ってしまったが、何とか娘は立ち直った……。
151: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/18(月) 04:42:03.61 ID:TTy+HuWF0
***
サラダ「ママ、そう言えばさっき話してた親睦会の写真ってあるの?」
サクラ「あ、見る? パパが海でパンツ洗ってる写真もあるけど///」
サスケ「やめろ……もう蒸し返すな……」
三人で夕飯を食べ終えた後、サラダが皆でアルバムを見たいと言い出した。
サクラは喜んでクローゼットから分厚いアルバムを数冊引っ張り出す。
こうやっていつか家族で眺めるのを楽しみにしていたため、どんな写真でもしっかりと保存していたのだ。
サクラ「こっちの白い表紙の奴はサラダが生まれる前の写真、こっちの青いのは生まれたあとの写真を貼ってあるわ」
サラダ「先に白い方を見る!」
随分年季が入ってるらしく、台紙が所々黄ばんだりはしているものの、写真自体はかなり綺麗な状態で残っている。
サラダ「あ、コレ火影様? 若ッ!」
サクラ「これ確かカカシ先生の家に寝起きドッキリしにいった奴ね」
サスケ「カカシじゃなきゃ確実に死んでたな……」
サラダが指さした写真には、火爆札まみれの布団で寝ているカカシと、ピースをしているナルト、サスケ、サクラの三人が写り込んでいた。
火爆札の威力を正直なめきっており、この後4人とも窓の外へ吹き飛ばされたのだ。
特に全身火傷を負ったカカシは入院する羽目になったが、上忍なのに普通に寝こみを襲われたことが恥ずかしかったらしく、なんとか有耶無耶にしてくれた。
160: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/19(火) 18:11:55.83 ID:pm1ClZtj0
サラダ「これは?」
サクラ「それは三人でお寿司食べに行ったときだっけ?」
サスケ「ああ。値段が書いてなかったからタダなのかと思って皆でがむしゃらに食った」
サラダ「それ、お金足りたの……?」
サクラ「全然。いやーあの時は焦ったわ! 三人合わせて30両しかなかったし」アハハ
サスケ「ナルトとサクラは一両も持ってなかったがな……」ハハハ……
サラダ「……」ジトー
サラダはあえて追求こそしなかったものの、想像通りこの三人は食い逃げをしている。
忍術は本当に便利だ。
サクラ「あ、ほら、これが例の潮干狩り。カカシ先生が土遁で業者みたいにアサリ採ってるでしょ?」
サスケ「このときの土を掘る技術が、まさか中忍試験のネジ戦で活きるとはな……。ナルトが勝った時は思わず目頭が熱くなった」
サラダ「何その試合……」
サクラ「砂の球体に閉じこもった我愛羅に千鳥で突っ込んでった時もサスケくん、このときのこと思い出してたでしょ?」
サスケ「『千鳥!』って言いながら、心の中では『アサリ!』って叫んでいた」
サラダ「ださッ!」
サクラ「えーと、それでこれが……」
今見ても記憶が鮮明によみがえってくる。
当時のサスケにはこの頃がどれだけすばらしいひと時だったのかを知らなかった。
もし過去に戻れるのなら教えてあげたいくらいだ……。
サクラ「それは三人でお寿司食べに行ったときだっけ?」
サスケ「ああ。値段が書いてなかったからタダなのかと思って皆でがむしゃらに食った」
サラダ「それ、お金足りたの……?」
サクラ「全然。いやーあの時は焦ったわ! 三人合わせて30両しかなかったし」アハハ
サスケ「ナルトとサクラは一両も持ってなかったがな……」ハハハ……
サラダ「……」ジトー
サラダはあえて追求こそしなかったものの、想像通りこの三人は食い逃げをしている。
忍術は本当に便利だ。
サクラ「あ、ほら、これが例の潮干狩り。カカシ先生が土遁で業者みたいにアサリ採ってるでしょ?」
サスケ「このときの土を掘る技術が、まさか中忍試験のネジ戦で活きるとはな……。ナルトが勝った時は思わず目頭が熱くなった」
サラダ「何その試合……」
サクラ「砂の球体に閉じこもった我愛羅に千鳥で突っ込んでった時もサスケくん、このときのこと思い出してたでしょ?」
サスケ「『千鳥!』って言いながら、心の中では『アサリ!』って叫んでいた」
サラダ「ださッ!」
サクラ「えーと、それでこれが……」
今見ても記憶が鮮明によみがえってくる。
当時のサスケにはこの頃がどれだけすばらしいひと時だったのかを知らなかった。
もし過去に戻れるのなら教えてあげたいくらいだ……。
164: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/19(火) 22:49:22.34 ID:oAv3f/Dg0
サラダ「なんか中忍試験以降のパパの写真が少なくない?」
サクラ「あー……ほら、パパは妻である私を捨ててどっか行っちゃってたから……」
サスケ「語弊がある言い方はやめろ。この時はまだ結婚してないだろう」
サラダ「代わりにママのがいっぱいあるけどね。手術してるママ、かっこいい!」
サクラ「なんかシズネ先輩がカメラ買ったとかで撮ってくれてたの。先輩、綱手さまも激写してたな……」フフ
その後シズネが綱手の写真を手裏剣の的にしてることが発覚し、カメラは最強デコピンを食らって粉々になった。
彼女は砕け散った一眼レフの破片を拾いながらオイオイと泣きわめいたと言う。
サクラ「あー……ほら、パパは妻である私を捨ててどっか行っちゃってたから……」
サスケ「語弊がある言い方はやめろ。この時はまだ結婚してないだろう」
サラダ「代わりにママのがいっぱいあるけどね。手術してるママ、かっこいい!」
サクラ「なんかシズネ先輩がカメラ買ったとかで撮ってくれてたの。先輩、綱手さまも激写してたな……」フフ
その後シズネが綱手の写真を手裏剣の的にしてることが発覚し、カメラは最強デコピンを食らって粉々になった。
彼女は砕け散った一眼レフの破片を拾いながらオイオイと泣きわめいたと言う。
165: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/19(火) 23:46:26.08 ID:oAv3f/Dg0
サラダ「……あ、やっとパパが出てきた。病室で火影様とゲームしてる……」
サスケ「ほら、ナルトが泣いているだろう。……いい気分だ」
サラダ「あれ、これがあたしが生まれる前の最後の写真なの? ママとデートとかしなかったの?」
サスケ「う……」
白いアルバムはこの平和な感じの写真で終わっている。
てっきり二人の新婚の頃の写真が残ってるかと思ったのに、少し期待外れだ。
サクラ「そうなの! パパはやれ任務だ、やれ世界がどう見えるのか知りたいんだとか意味わかんないこと言って全っ然帰って来ないかr」
サスケ「よ、よし今度はサラダが生まれたあとの写真を見てみるか……!」ペラリ
ネチネチと嫌味を言われそうなのを感じて、サスケは青いアルバムをめくった。
170: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 01:06:53.43 ID:Z0araEHw0
サラダ「これあたしが生まれたときの? 思いっきり手ぶれしてるけど」
もう一冊のアルバムは新生児用のベッドで寝ているサラダと、その横で微笑むサクラの写真で始まっていた。
下手くそだが、温かみのある一枚だ。
サスケ「片手だから仕方ない」
サクラ「あーこのときパパが感動して泣いて震えてたからね。『ざぐら~ありがどお~! ざらだ~うまれでぐれでありがどお~!』って」クスクス
サスケ「片手だからだ! ///」
サクラ「しかもこのとき任務の真っ最中だったのに、サラダが生まれたって聞いて任務ほったらかして帰って来たんだから」フフフ
サラダ「パパ……///」
サスケ「……た、たいした任務じゃなかっただけだ///」フン
本当はたいした任務だった。
重要人物の護衛の途中で勝手に帰宅したサスケ。
そのせいで護衛対象は強盗に遭い、身ぐるみ剥がされている。
当時の火影だったカカシにはこっ酷く叱られたが、彼はそんなことを気にも留めていない。
サクラ「ま、写真撮ってくれたのってこのときだけだけどね。皆で旅行行くってときも帰って来ないし」
サスケ「……」
サラダ「え、もしかしてあたしとパパが写ってるのって一枚もないの?」
サスケ「いや一枚も無いってことはない……。おそらく写真屋で撮ってもらったのがあるはずだ」パラパラ
そう言って数ページめくる。
……あった。
まだ幼いサラダを抱いたサスケとサクラが穏やかな顔でレンズを見つめている。
サラダ「こんなのあったんだ……」
サクラ「うん。やっぱいいもんだよね、家族写真。見ててほっこりするっていうか……」
サスケ「……この写真だけは焼き増ししていつも持っている。どれだけ離れていても、お前たちと繋がっていられる気がするからな……」
サクラ「……なんか珍しいね、サスケくんがそんなこと言うの……///」
サスケ「そんなことはない……」
例え思っていても恥ずかしがって口に出さないサスケ。
本当にこんなこれは珍しいことだった。
もしかして雪でも降るんじゃなかろうかという位に……。
ビュルッ!
びちょん……。
サスケ「」
サクラ「」
サラダ「」
唐突に、写真の上に雪のように白く濁った液体が振りかかった。
もう一冊のアルバムは新生児用のベッドで寝ているサラダと、その横で微笑むサクラの写真で始まっていた。
下手くそだが、温かみのある一枚だ。
サスケ「片手だから仕方ない」
サクラ「あーこのときパパが感動して泣いて震えてたからね。『ざぐら~ありがどお~! ざらだ~うまれでぐれでありがどお~!』って」クスクス
サスケ「片手だからだ! ///」
サクラ「しかもこのとき任務の真っ最中だったのに、サラダが生まれたって聞いて任務ほったらかして帰って来たんだから」フフフ
サラダ「パパ……///」
サスケ「……た、たいした任務じゃなかっただけだ///」フン
本当はたいした任務だった。
重要人物の護衛の途中で勝手に帰宅したサスケ。
そのせいで護衛対象は強盗に遭い、身ぐるみ剥がされている。
当時の火影だったカカシにはこっ酷く叱られたが、彼はそんなことを気にも留めていない。
サクラ「ま、写真撮ってくれたのってこのときだけだけどね。皆で旅行行くってときも帰って来ないし」
サスケ「……」
サラダ「え、もしかしてあたしとパパが写ってるのって一枚もないの?」
サスケ「いや一枚も無いってことはない……。おそらく写真屋で撮ってもらったのがあるはずだ」パラパラ
そう言って数ページめくる。
……あった。
まだ幼いサラダを抱いたサスケとサクラが穏やかな顔でレンズを見つめている。
サラダ「こんなのあったんだ……」
サクラ「うん。やっぱいいもんだよね、家族写真。見ててほっこりするっていうか……」
サスケ「……この写真だけは焼き増ししていつも持っている。どれだけ離れていても、お前たちと繋がっていられる気がするからな……」
サクラ「……なんか珍しいね、サスケくんがそんなこと言うの……///」
サスケ「そんなことはない……」
例え思っていても恥ずかしがって口に出さないサスケ。
本当にこんなこれは珍しいことだった。
もしかして雪でも降るんじゃなかろうかという位に……。
ビュルッ!
びちょん……。
サスケ「」
サクラ「」
サラダ「」
唐突に、写真の上に雪のように白く濁った液体が振りかかった。
171: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 01:16:57.72 ID:Z0araEHw0
???「命中じゃ~ん……」
真上から憎ったらしい声がする。
見上げれば天井に張り付いた黒子姿の男が、自分の陰茎を握りしめてこちらを見ていた。
サラダ「きゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!」
サクラ「な、なんなのよアンタ!?」
サスケ「お、お前は……ッ!」
……誰だろうか?
カンクロウ「楽しい団らんはここまでだ……」ククク
そう、カンクロウである……。
172: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 01:37:34.39 ID:Z0araEHw0
サスケ「カンクロウ……お前……」ギリリ
カンクロウ「いいよなぁ……てめえは温かい食事も寝床も、家庭もあるもんなぁ……。全てを失った俺とは違うもんなぁ……」
手足に集中させていたチャクラを解き、くるくると回って着地。
むき出しになった下半身のイチモツがブルンブルンと振り回される。
少し尿道に残っていた精液が、遠心力で糸を引きながら飛んでいった。
カンクロウ「……マジでムカつくじゃん……」
サラダ「ひッ!」
変質者がたまに見せる、冷酷な表情。
その目は赤く輝いている。
サスケ「そ、その目は……!」
サクラ「何してくれんのよアンタ!」ダッ!!
状況は全く理解できないものの、とりあえずサクラが動いた。
チャクラを右の拳に一点集中。
綱手直伝の怪力パンチがカンクロウの顔面に襲い掛かる。
サスケ「ま、待てッ!」
カンクロウ「残念ながらテメエ如きじゃ俺の相手は務まんねえじゃん……」ギンッ
サクラ「!!?」
176: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 02:13:36.65 ID:Z0araEHw0
――――――――――――
―――――――――
――――――
サクラ「な、何これ!? 幻術!?」ジタバタ
カンクロウ「身のほどをわきまえないからこうなるんだ。テメエには今から72時間、たっぷりと屈辱を味わってもらうじゃん」
サクラ「なにする気よッ! 私の体に触ったら殺すわよッ!!」
カンクロウ「安心しろ。誰もテメエのまな板ボディーなんかに興味はねえ」
サクラ「何だとこのゴキブリ野郎!」シャーンナロー!!!
サスケ「……」
香燐「……」
サクラ「え、サスケくんに香燐……?」
香燐「噛む?」
サスケ「噛む」カプリ
香燐「はあん///」
サクラ「」
香燐「もっと噛む?」
サスケ「噛む」カプリ
香燐「はあん///」
サクラ「わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!?」
サスケ「うまうま」カプカプ
香燐「ああん! そんなに慌てて噛むな///」
サスケ「うままま」カプカプ
香燐「ばかん///」
サクラ「何やってんのアンタら! ちょ、サスケくん!? 女房が見てんだけど!? 即刻やめなさいよそんなプレイ!! あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」ムキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
――――――
―――――――――
――――――――――――
177: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 02:41:25.93 ID:Z0araEHw0
サクラ「」ドシャッ
サスケ「サクラ!」
サラダ「ママ!」
泡を吹いてぶっ倒れるサクラ。
この世の終わりを垣間見たような顔でピクピクと震えている。
カンクロウ「初めて使ったけどよ……。随分便利なんだな……写輪眼ってのは……」ニタア
サスケ「……何故お前が写輪眼を持っている……?」
サラダ「ママ! ママしっかりして!」ユサユサ
サクラ「浮気……ダメ……絶対……」ブクブク
グニャリと曲がる隈取。
サスケの神経を逆撫でするような声。
下半身丸出しの悪の化身は巧みに敵を挑発する。
サスケ「サラダ、奴の目を見るな……。サクラを連れて逃げろ」バチチチチチチチチチ
サラダ「う、うん!」
やかましく響くチャクラの音。
本気で殺るつもりで千鳥を貯める。
なんとかサクラは耐え抜いたが、サラダが月読を食らえばどうなるか分からない……。
なんとしても二人は俺が守る……。
カンクロウ「サラダ……そういやお前、最近オナニーに興味を持ち始めたらしいじゃん……」
サラダ「へ? ///」
サスケ「ば、馬鹿! 見るな!」
サラダ「!!?」
178: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 03:07:27.23 ID:Z0araEHw0
――――――――――――
―――――――――
――――――
サラダ「な、何が起こったの……? ここは……?」
カンクロウ「月読の世界だ。しばらくの間、お前はここから抜け出せない。実際は一瞬だがな」
サラダ「ひいッ!? パパ! 助けてパパ!」
カンクロウ「精神世界だから、パパは来れねーぜ」
サラダ「あ、あたしを殺すの……?」ビクビク
カンクロウ「んなわけないじゃん? 別にお前に恨みはねーんだ。オナニー好きの忍に会えて、俺は嬉しいじゃん……」ニタニタ
サラダ「好きじゃないッ! あんな現実から目を背ける行為のどこがいいのかあたしには全然わかんない!」
カンクロウ「まあ直に分かるようになる。……72時間後にはな……」
カンクロウ「……」ボフン
カンクロウ「……」ボフン
カンクロウ「……」ボフン
カンクロウ「……」ボフン
カンクロウ「……」ボフン
カンクロウ「……」ボフン
カンクロウ「……」ボフン
カンクロウ「……」ボフン
カンクロウ「……」ボフン
カンクロウ「……」ボフン
カンクロウ「……」ボフン
カンクロウ「……」ボフン
サラダ「」
カンクロウ「壮観だろ? 軽く千人は超えるじゃん……」ズルッ ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
カンクロウ「……」ポロン コスコスコスコス
サラダ「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!?」
179: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 03:17:07.48 ID:Z0araEHw0
カンクロウ「ふい~……気持ちいいじゃん……」コスコスコスコス
カンクロウ「うっ!」ビュルッ カサカサ
カンクロウ「お前早すぎるじゃん」コスコスコスコス
カンクロウ「だいぶ溜ってたじゃん」コスコスコスコス
カンクロウ「俺も出るじゃん!」ビュッ
カンクロウ「てめえ何俺にかけてんじゃん!」コスコスコスコス
カンクロウ「狭いんだから仕方ないじゃん?」コスコスコスコス
カンクロウ「ティッシュを貸してほしいじゃん」ビュルルル
サラダ「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――――――
―――――――――
――――――――――――
180: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 04:05:01.55 ID:Z0araEHw0
サラダ「」ドシャッ
サスケ「サラダッ!」バチチチチチチチチチ
カンクロウ「カカカ! 今どんな気分じゃん、うちはサスケ……? 女房と娘は月読世界で何されたんだろうな……?」
サスケ「お前だけは絶対に許さんッ! 千鳥ッ!!」チチチチチチ
サスケ渾身の千鳥。
雷に姿を変えたチャクラが肉体を活性化し、文字通り目にも止まらぬスピードを実現。
カンクロウの腹を貫かんと手を突き出す。
カンクロウ「おおっと、今の俺には写輪眼があるじゃん? その程度の速さなら見切っちまうぜ」ヒュンッ
見事な体裁きで千鳥をかわす。
一切無駄のない動き。
ただカンクロウのちんぽこだけが、無駄にプルンとなびく。
カンクロウ「しかもその術、写輪眼でコピー出来ちまうもんなぁ」バチチチチチチチチチ
サスケ「フンッ!」シュキンッ
カンクロウ「烏ッ!」ガキャッ
間髪与えず、草薙の剣を抜いて斬りかかるサスケ。
しかしそれも傀儡を盾にして防いでしまう。
サスケの速度をもってしても、そのさらに先をカンクロウは行く。
サスケ「死ねッ!!!!!」ビュンビュンビュンビュンッ
カンクロウ「ふう、危ねえ! 晩飯ん時くらい刀を外したらどうじゃん?」ヒュヒュヒュヒュッ
切っ先をすんでのところで全て避け、クルリと後方に宙返りして距離をとる。
サスケ「天……」
攻撃を止めないサスケ。
視界を遮る傀儡をはねのけ、カンクロウを視野に入れる。
こうなれば黒炎で焼き尽くしてやる……!
カンクロウ「チドニー!」バチチチチチチチチチ ビュルッ!!!!!
サスケ「痛ゥッ!?」
眼球に突き刺さったどろどろの液体。
しかも電気を帯びているのか、眼球がしびれる。
181: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 04:39:04.89 ID:Z0araEHw0
サスケ「ぐあああああああ! 眼がッ!」
カンクロウ「千鳥で右手を活性化、おまけにち〇こも活性化。擦り始めてから一秒もかからずにイッたのはこれが初めてじゃん……」
サスケ「くそ……見えん……ッ!」ドタドタ
カンクロウ「思った通りいくら最強と歌われるテメエでも、眼が見えなきゃ何にもできねえようだな」カカカ
勝利を確信したカンクロウは、精液で塞がった眼球に絶望の色が無いかとのぞき込む。
チートな瞳術の使い手でも、眼を防げばなんとかなるかもしれないという自来也の提案だった。
もちろん陰茎も無事では済まない。
自来也が危惧していた通り、カンクロウのイチモツは熱で焼けただれている。
サスケ「見えなくても声で分かるッ! そこだッ!」ビュンッ
カンクロウ「残念、それは黒蟻じゃん」
黒蟻「」カパッ
サスケ「何ッ!?」
黒蟻「」ガシャガシャガシャガシャンッ
サスケとカンクロウの間で身体を開いて待ち構えていた黒蟻が、サスケを捕えた。
カンクロウ「傀儡師と闘うんなら、一番警戒しとかないとダメじゃ~ん……」
サスケ「出せッ! ここから出せッ! ……くっさああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」ドンドンドンドンッ!
カンクロウの秘技、黒蟻オナティッシュ。
狭い空間でこれでもかというくらい濃厚な雄の臭いが充満する。
サスケ(ぐう……眼が開く前に意識が持っていかれる……)ガリガリ
狭すぎて刀を振り回すこともできない……。
クソ……瞳術に頼り切っていたツケが回ってきた……。
このまま俺が負ければ……あの変態にサクラやサラダが……!
意識を保とうと、懸命に黒蟻の内側を爪で引っ掻き続ける。
しかしサスケも限界に差し掛かっていた……。
182: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 04:51:10.66 ID:Z0araEHw0
カンクロウ「俺の勝ちだサスケええええええ!!!! テメエも全てを失う苦しみってのを味わう……」ガハハハハハハハハ
サラダ「しゃーんなろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」バキャッ!!!!!!!!!
カンクロウ「じゃんッ!?」
横殴りにカンクロウの睾丸を殴りつける拳。
それも母親譲りの超怪力で。
ショッキングな精神世界に迷い込みながらもなんとか意識を保ったサラダは、さらけ出された弱点目がけてフルパワーの金的を放ったのだ。
普通の金的ならコキンとかカーンのような擬音がつくのだろうが、バキャッが相応しい、そんな金的だった。
カンクロウ「」ドチャッ
足が粉々になったように沈むカンクロウ。
眼が真っ白になり、まるで白眼のようであった。
サラダ「うわ……汚い……」フキフキ
サラダは嫌な感触の残る拳を、その辺のタオルで拭った……。
183: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 05:30:38.45 ID:Z0araEHw0
***
我愛羅「木の葉に来たのはシカダイの参観のためだったのだが、こうも都合よく脱走した男が見つかるとはな……」
翌日、ロープでグルグル巻きにされたカンクロウは五代目風影に引き渡された。
もちろん写輪眼はくり抜かれ、眼のところにはぽっかりと黒い穴が空いている。
サスケ「木の葉の公園に住みついていたようだ。しかしこの男が指名手配中だとは知らなかった」
我愛羅「ご協力感謝する……」
カンクロウ「おおお、俺は今からどこに連れてかれるじゃん……? 何も見えないじゃん……」ガタガタガタガタ
我愛羅「安心しろ、お前は俺が責任を持って砂隠れの地下に連れて帰ってやる……」ニタア
カンクロウ「嫌だああああああああああ!!!!!!!! あそこだけは嫌だああああああああああああ!!!!!!!!!」バタバタバタバタ
うちは一家は哀れな男が引きずられていく様子を、複雑な思いで見送った。
サラダ「オナニーがどれだけ悪いものなのか、よく分かった気がする……」
サスケ「それは良かった。……本当に良かった」
サクラ「それにしてもお手柄だったわ、サラダ。流石私の自慢の娘ね!」
サラダ「へへ……。それより家族写真が台無しになったから撮り直さないとね///」
サラダは照れくさそうに笑う。
自分が家族を守ったという自信が、彼女をまた一つ成長させた。
サクラ「じゃあ今日は映画行って、美味しいもの食べて、それから写真館に行くわよ!」
サラダ「わあ! いつになく奮発するねママ!」
サスケ「すまない、今日はナルトの家でゲームをする約束が……」
サクラ「ざぐら~ありがどお~!」オーイオイオイ
サラダ「ざらだ~うまれでぐれでありがどお~!」オーイオイオイ
サスケ「映画何見ようか!? ///」
温かな日差しを浴びながら、三人は仲よく手をつないで歩いた……。
184: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 06:05:25.05 ID:Z0araEHw0
※EDテーマ『そばにいるから』
♪ドゥルトゥトゥーントゥーン……(シャララララララララ……)
ドゥトゥトゥトゥーン……トゥーン……
ドゥルトゥトゥーントゥン……(Yeaaaaaaaaaaah……)
トゥルトゥトゥーン……
,,..‐''′ ,..‐ 、 ゙、::::::::::::::::::::::::ヽ 丿 )ヽ
_/ - 、 / /'ヽ、 ':::::::::::::::::::::::::::: ゙、′ |l丿
l′ ノ ` 土 、 /ン ..-'' ニ! 、 '、:::::::::::::::::::::::: ヘ | ´
′ /’/ ./'''ハ_ し-"´ ! 1 1 ::::::::::::::::::::::::: ゝ /r'-
ヽ | ノ 、丨 ゛ ! 1 ゝ、::::::::::::::::::::::: │,..' ..-
l:ヘ | 丿 │| { 亅、 ! \:::::::::::::::::::::lワ'´ ,'ソ
ハヽ l ! │ | 卜 | !| |、 │ \:::::::::::::::|'´ 丿′
T゙..゙ 、 | l ′ | │ | ノ |」| ! / ニゝ_::::::::│ /
¦ヘ ヽ l1 、│ 」 '、 │ l..1ト! |..l’ く.._ィ 1:::::::::!┘
ゝ ゙、 丶 〔 │ | 1 ヘ | ′ │ l | ’f冖'' 、 l、::::::゙‐--
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`t:|々コ ゙卜 ヘ |│ 1 1│ ヽ、 |′ / /′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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リ つ‐--..、 _ l\ │| ′ l|│ __,,..′ / / ..-'''´ '' 、::::::::::::::::::::::::::::
ヽ 〈 '廴 ` `Tl1 、 |'iイ'''''' ̄"` / /‐'´ ゙ 、::::::::::::::::::::::
、 冖‐‐‐‐^i冖` 、_ ..!,' '、 ││!l / / \:::::::::::::::::::
│ レ..イ=¬、 l,' | 丿 ! !! ,' ュ / ヽ、::::::::::::::
. `''j'''''''''''´ ゙! ,..′ 冫 |、 ! ! ,' / ,' ゝ::::::::::::::
丶_ _,,,,......-‐广''、 /__ ! l l │ 、 ..! 'l 」 ゙ 、::::::::::
185: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 06:09:14.89 ID:Z0araEHw0
どこまでーも続ぅくぅ道にはー
いろーんなこーとー……あるんだぁねー
強がりーなきぃみが今日はー
受話器越しーにぃ 涙声ぇ
l\ ヽ、 、
| \} \| \
__j. ヽ/{
\ \
-‐'´ ヽ
<_ |
/ |
/__/ / / /ヽー|: │
/ /1 /!.∧ /l |: |
: \ / { .l トV ヽ{│ | / |
:::::: \ ∠ /∨ |屯≧、 __Ⅵ |
:::::::::::::\ / | l|  ̄ /´イ屯ア |
::::::::::::::::: \ レ ∧ |l  ̄ {! |
::::::::::::::::::::::::\ _ Ⅵ ∧. 小 、_ , / | │
ヽ :::::::::::::::::::::: \ / |`ー‐ノ/ ! | ─ - /l /| ./リ
ヽ\ :::::::::::::::::::::: \ , -―‐′ l-― ' l | \ _ ,< l/│/
.\\::::::::::::::::::::::: \ / ⌒\ l ヽ| ∧ ̄ヽ j/
\\::::::::::::::::::::::::\ l \ \ `ヽ、__l / ヘ l|
. \\ :::::::::::::::::::: \ | \ ヘ \ \ | \|\
\\::::::::::::::::::::: \ │ \ ヘ \ -――--│ \
\\:::::::::::::::::::: \ | `ヽ、 } \. | ∧
\\:::::::::::::::::::::\ l. \ ヽ } │ l ∧
\\ ::::::::::::::::: \ \. ∨ l l ハ
\\ :::::::::::::::: \ \ `、 | | l
\\::::::::::::::::::\ ー __\ ヽ _| │ │
\\:::::::::::::::::\  ̄\ │ │/' │ │
\\::::::::::::::::\ \. │ j/ / :|
\\:::::::::::::::\ \} | ∨ l /|
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│ \\::::::::::::::\ ∨ハ′ _/ / |
/)-┴… ヘ\\:::::::::::::\ V∧/:::::: ̄\ |
/シ'|::::::::::::::::::::::ヘ.\\:::::::::::::ヽ.__ __ ∨/::::::::::::::::::::::\
\ l:::::::::::::::::::::::::ヘ \\::::::::{⊂f< `ヽ:::::::::::::::::::::::::::/
\ヽ:::::::::::::::::::::::::ヘ \\:ヽハ \ {:::::::::::::::::::::::/|
\}::::::::::::::::::::::: ヘ \\V \ ヽr‐∨ :::::::::: /│
{::::::::::::::::::::::::::::ヘ {\}} }ー<{l_::::: / |
/厂厂厂厂厂「仏 ∧ >―‐-'´ } L}=ト、 |
ゝ'ー┼┼┼┼少 厶 l ヽ ___/ / 〉{ノ |
186: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 06:22:56.25 ID:Z0araEHw0
どんなぁ ゆぅめぇー……(はァーう……)
追いかけてこーこーまでぇ 来たーんだーろぉう
分からぁなくぅなったり……するこぅおとぉは……
僕にだって あるぅからねぇへぇ……baby
..:::::::::::::::::::..
/:::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
/::::/:::::/::::::::!:::::ヽ::::::ヽ:::::.
|:::::|:::::::||::::::::||:::::::|::::|::::|:::::|
V:l --、 ー‐'斗- 'ー.|::::|:::::|
|::. 仡) f仡) |::::|::::::\
|:::i l Yヽ .::::/::::::::::::\
|:::l rl .| |、 ./::/⌒ヽ- 、::::\
l: / .l .| | i_) /::/>'´`ー、ヽ::::::.
|::l .l .| | ヽ≦イ ',〉:::i
r‐、::l .l .| | .i: : : `ヽ }' :::::!
} / |: : : :. :.| .∧::::::!
{ { ヽ /. ',: : : : :.| /: :i::::::|
} !: : : : :| ./: : :|::::::!
人 /!: : : : :| /: : : :|::::::!
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187: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 06:25:49.91 ID:Z0araEHw0
君がなーみだの時にはー
僕がそーばにぃいるぅかーらー
離れ離れの夜だって ヘエエ
僕はそぉうばにぃ いるーかぁらー
, 、
_ Jし:::いノ∠ ,
_>_`-Y -'<
> ,、フ 个 ヽヾ::∠
フノいr--ヘ}::::::と
小___厄_」リ小^
rイ⌒lリ t志x‐.f志テル
/ / ハ7 _ { 「:ソハ、
」 | い、'ー::一 :/:::::::::::::>、
/ | |__ lミぅ=イ :::::::/ l
rイ l / l ∠_:::::/ / }
_{ l k::∠_ _ V {:::{V 八
{ { ヽ ):::::: ̄/ Y:V / |
入 \ Vn::::::∠―――――:::::::l / l
/ ⌒ヽゝJ |::::::中:::::::::::::::::::::::::::::::V/ )
〈_ \l:::::中:::::::::::::::::::::::l!:::::}/ ノ::)
厂 \ >、;中:::::::::::::::::::::::l!::::ノ_,、-'゛ノ:ハ
/ L) / VJL::::::::::::::::::::i!∠_,、- '´ :::)
/.:: 〈::l:::::`Vハ V `――― マ∠_ :: ::∠//
{::: ;; :::::::nnヘ V- 、 ___∠二 r-'
V :::J::::ノ》》::::ノ } } l!::::::::::::/^^へ_>)ノ
| ::: V〃〃〈ノ / /::::/V:〈_/:/ // ) ⌒/
| :::: ヒ/::::└'- '、_/ L(_/ノし' ∠
├r――‐い:::::::::::::::::::て 〃 ノ く
l | `丶、:::::::::::) _ T: : !
rL-―へ `--/} ヘ {:::::::::Y : :l }ノ
}M! | /l Y r- ヽ h::::::::::l: : j /
}X-- l / | \ (ノ⌒ ヽ l::::::::::l: :j /
ノレへ :::::l / / ,-'  ̄ ヽヽ:;::::::V /
,∠∠ :::::h / (ノ_ _hヽ;::::::::) /
∠フフぃ::)__) / ノ:::⊆:::⊇,、-'  ̄  ̄ ヽ `―' ) /
[二二二>レ二三) L∠r-^二 ,、-rへヘ `ー
188: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 06:28:35.53 ID:Z0araEHw0
僕はそーばにぃ いるーかぁらー……
. l::::::::::::::::::::::::::/|:::::/\:::::::::l\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
l::::::::::::::::::::::::/ |::/ \:::::l \:::::::l、:::::::::::::::::::::::::::::::l
l:::::::::::::::::::::/ __ |/ \:l \:::| ヽ:::::::::::::::::::::::::::|
l:::::::::::::::::/l `‐、 `! ,>l ̄`、:|l:::::::::::::::::::l
. l:::::::::::::::l 、,,ニニニミ'く ー''',ナ‐=ニ,r`'l::::::::::::::::::l
l:::::::::::::::i, ヽ (::::) ` ' (::::) / |:::::::::::::::/
l::::::::::::::i, `ー‐ ‐‐‐ l::::::::::::::/
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|:ハ::::::::::::| ヽ、 _ _, ィ:::::::::::/ / :|::::!、
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ノr' | l/ ,/ ..::;/::::::::::::
189: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 06:38:27.60 ID:Z0araEHw0
***
ナルト「また落書きしやがって!」ゴチン!
ボルト「父ちゃんなんか大嫌いだってばさ!」ウアアアアアアアアアアアアアア
ナルト「ったく……」
ヒナタ「ナルトくん、前の保護者参観のことで話があります……」シュコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ナルト「ちくりやがったなボルトォ!!!!!!」
190: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 06:38:58.21 ID:Z0araEHw0
終劇
191: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 07:03:42.68 ID:nUXFCFKI0
乙!
おもろかつたぜ
おもろかつたぜ
192: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 08:07:55.26 ID:9xGG3I1To
乙
最後ちょっといい話みたいで草
最後ちょっといい話みたいで草
193: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 08:18:15.90 ID:8A7abWTDO
乙
カンクロウに救いはないのか…
カンクロウに救いはないのか…
196: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 11:01:49.84 ID:pNApeQXwO
螺旋オナに耐えられるのに、千鳥オナに耐えられないとは、このオナロウ傀儡だな
197: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 13:09:50.23 ID:Zq/JPlOvo
乙
198: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 14:39:18.30 ID:CbPc5VQt0
乙!
やっぱオナロウはこうじゃなくちゃな
やっぱオナロウはこうじゃなくちゃな
199: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 14:57:49.82 ID:97HbCGlgo
乙
オナロウの目がカラスの餌になっているのが地味に笑える
次回登場した時は盲目決定かよ
オナロウの目がカラスの餌になっているのが地味に笑える
次回登場した時は盲目決定かよ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452345820/
Entry ⇒ 2016.01.31 | Category ⇒ NARUTO | Comments (0)
卯月「8回目」凛「ローテ漫才」未央「バレンタイン」
1: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:30:19.19 ID:msRfu7Hk0
*8回目やねん。間が空いてしまいました。
*話は続いてるけど、前作を見る必要はない……と思います。
*あらすじ:今回もNG漫才です
*漫才ってことで、ちょっと語調が強くなってます。
2: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:30:42.51 ID:msRfu7Hk0
イェスゥイー ガンガン ガンガン ガンガン ガンガン ガーン!!
未央
「どーも、ニュージェネレーションです!」
卯月・凛
「「よろしくお願いしまーす!」」
卯月
「凜ちゃん未央ちゃん! ちょっと聞いてください」
凛
「どうしたの卯月」
未央
「何々?」
未央
「どーも、ニュージェネレーションです!」
卯月・凛
「「よろしくお願いしまーす!」」
卯月
「凜ちゃん未央ちゃん! ちょっと聞いてください」
凛
「どうしたの卯月」
未央
「何々?」
3: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:31:11.93 ID:msRfu7Hk0
卯月
「さっきそこで、私たちの大先輩の芸人さんに合ったんですよ!」
凛
「へぇ、誰に合ったの?」
卯月
「えへへ、誰だと思います? ヒントはピン芸人で、ズッコケなど体を張って笑いを取られる方ですよ」
凛
「ズッコケ? そんな人いたっけ?」
未央
「あ、わかった! 天海春香さん?」
凛
「未央、春香さんは芸人じゃないから……」
卯月
「未央ちゃんすごいです! 大正解!」
凛
「卯月ィ!?」
4: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:31:41.06 ID:msRfu7Hk0
凛
「春香さんは大先輩だけど芸人じゃないから! 失礼なこと言わない!」
未央
「え? バラエティとか出てるとあんな面白いのに?」
卯月
「ものすっごく体張ってるのに?」
凛
「いやまぁ、それは否定しないけど……」
5: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:32:15.93 ID:msRfu7Hk0
卯月
「春香さんにお合いして、握手してもらって、これから漫才なんですって言ったら、頑張ってって言ってくれたんですよ!」
未央
「すごいすごい! それはすごくうれしいね」
卯月
「だから、春香さんに負けないくらい、私たちも笑いを取りに行きますよ! って言ったんです」
凛
「……そのとき、春香さんどんな顔してた?」
卯月
「えっと、こんな感じですね」
凛
「わぉ。すごく苦い笑顔」
6: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:32:48.03 ID:msRfu7Hk0
卯月
「春香さん今となりのスタジオで、バラエティの収録してるんですよ」
未央
「きっと今頃、スタジオ大爆笑なんだろうね」
凛
「……うん、そろそろこの話題やめない? 危ない気がする」
7: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:33:33.74 ID:msRfu7Hk0
凛
「無理やり話しかえるけどさ、もうそろそろバレンタインのことを考える頃だよね」
未央
「そうだね、コンビニとかはもうそういう商品扱ってるし」
卯月
「二人は誰に渡すんですか?」
凛
「んー、普通に親と友チョコと……あとはお世話になった人に配るくらいかな」
未央
「お世話になった人、ねえ」
凛
「……ま、間違ってないでしょ。っていうか、未央も卯月も渡すでしょ?」
未央
「まぁね」
卯月
「もちろんです」
8: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:34:09.59 ID:msRfu7Hk0
凛
「でもさ、今は渡す相手いなくても、いつか本命を渡す日がくるはずだよね」
未央
「まぁ、アイドルやってなければ、私たちも普通の女の子だしね」
卯月
「でも、いざという時、結構勇気がいりそうですよね。好きな人を前にしたらやっぱり緊張しちゃうんでしょうか」
凛
「そうだよね。誰だって好きな人の前じゃ緊張するし、ちょっと心細くなっちゃう」
「そういう時にさ、聖バレンティヌス様が降臨してさ、そっと女の子の背中を押すんだよ」
未央
「……しぶりんにしてはずいぶんメルヒェンな発想だね」
凛
「い、いいでしょ!」
9: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:34:39.05 ID:msRfu7Hk0
卯月
「具体的にどんな感じなんですか? バレンティヌスさまって」
凛
「ん~……口じゃ説明むずかしいね」
「じゃあ、私バレンティヌス実演するからちょっと見てて」
「未央恋する乙女ね」
未央
「私が恋する乙女やるのね。オッケー」
10: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:35:05.62 ID:msRfu7Hk0
未央
「うう、緊張するなぁ……先輩受け取ってくれるかなぁ」
凛
「どうしたんだいお嬢さん」
未央
「あ、貴方は?」
凛
「私はバレンティヌス。お困りの様だね」
「悩みを訊こうお嬢さん。口に出すことで楽になることもあるよ」
未央
「えっと、あの……実は。あの人にバレンタインの贈り物をしたいんだけど、ちょっと勇気が出なくて」
凛
「あの人? ああ、あの男か。であれば、あの男の好きなものを教えて進ぜよう」
未央
「ほ、本当!?」
凛
「ああ。あの男は……保健室の先生に好意を寄せているようで、サッカー部で無駄にスライディングしては保健室に通うのが日課……」
未央
「待てぇい!」
11: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:35:31.69 ID:msRfu7Hk0
未央
「後押しするんじゃなかったの!?」
凛
「え? だから、あの人の好きなものをね」
未央
「好きなものにもジャンルってあるでしょお!? 好意を寄せてるって……片思いしてるから割って入る隙間ないよってこと!?」
凛
「だ、ダメかな?」
未央
「ダメだよ! ああもう、今の見てなんとなく解ったから私バレンティヌスやるよ」
凛
「なんとなくわかったの?」
未央
「うん、私バレンティヌス。しまむー恋する乙女。しぶりんは見てて」
12: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:36:05.09 ID:msRfu7Hk0
卯月
「うぅ……心臓がどきどきします……受け取ってくれるでしょうか……」
未央
「やあやあ、お困りの様だね」
卯月
「なんですか貴方は?」
未央
「私は聖バレンティヌス。あなたの恋の手助けをしよう」
卯月
「手助け、ですか?」
未央
「そうそう。思い人の好みとか、しりたくない?」
卯月
「知りたいです!」
未央
「そうでしょうそうでしょう! であるならばAコース料金が5000円、Bコースが2000円、Cコースが」
卯月
「ちょっと待ってください! お金とるんですか!?」
13: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:37:08.21 ID:msRfu7Hk0
卯月
「そこはタダでやりましょうよぉ」
未央
「いやいや、私らも慈善事業じゃないからさ」
卯月
「神にお仕えする司祭様が何生臭い事言ってんですか! ダメですって!」
「そもそも誰であろうと、いきなりやってきて情報と引き換えにお金って、怪しすぎますよ」
未央
「ダメかなぁ」
卯月
「ダメです! なら私がバレンティヌスやりますから見ててください」
「凜ちゃんは恋する凜ちゃんお願いします」
凛
「恋する凜ちゃんやればいいのね」
14: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:37:37.84 ID:msRfu7Hk0
凛
「……受け取ってくれるかなこのチョコ」
卯月
「やあ、お嬢さん。お困りですかな?」
凛
「……貴方は誰?」
卯月
「私はバレンティヌス。恋する乙女の背中をちょっと後押しするのが私の使命なんだ」
「貴方はあの人にチョコを渡したいけど勇気が出ない、違うかな?」
凛
「……そうだけど」
卯月
「あの人のどんなところに惚れたんですか?」
凛
「どんなところって……一緒にいると、楽しいんだ」
卯月
「ふむふむ、それでそれで?」
凛
「それで……そうやって一緒に話をしたり、仕事をしてるうちにだんだんと惹かれていって」
卯月
「うんうん」
凛
「……もしかして、コイバナがしたいだけじゃないよね?」
卯月
「ぎくり」
15: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:38:25.54 ID:msRfu7Hk0
凛
「ぎくってリアルで言う人初めて見た」
「うんまぁ、お引き取りくださいバレンティヌス様」
卯月
「嫌です嫌です! もっとこうスイートなお話を聞かせてください!」
凛
「司祭だろうと何だろうと突然ふらっとやってきた相手にべらべら語りたくないよ!」
卯月
「けっこうノリノリで喋ってましたよね?」
未央
「っていうか、今の誰の話なのかなぁ?」
凛
「うぐっ……に、ニヤニヤしない!」
「わ、私バレンティヌス! 未央は恋焦がれて!」
未央
「ちぇーっ。はいはい恋するちゃんみおね」
16: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:38:51.60 ID:msRfu7Hk0
未央
「はぁ、先輩に何送ったら喜んでくれるかな」
凛
「やあやあ私はバレンティヌス。恋のお悩み伺うよ」
未央
「恋のお悩みって……」
凛
「あの男はチョコレート苦手よ」
未央
「そうなの!?」
凛
「ええ、チロルで鼻血吹いちゃうんですって」
未央
「なんてベタな……」
凛
「彼、この前TSUTAYAのカーテンでくくられた区画に入っていったから、そのあたりにヒントがあるかも」
未央
「待てェ!」
17: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:39:21.40 ID:msRfu7Hk0
未央
「私ら高校生! それ私ら入ったらダメなやつ!」
凛
「え、でも彼は四月一日生まれだし」
未央
「じゃあだめだ! 在学中は確実にだめだ!」
凛
「大丈夫大丈夫、彼必死で内緒にしてるけど2年ダブってるし」
未央
「マジで!? いや、それよりも片思い相手がそんなえr……そんな姿聞きたくないよ!」
「ああもう、私バレンティヌスやる! しぶりんは傍観!」
19: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:40:17.40 ID:msRfu7Hk0
卯月
「うう……ダメです、緊張して動けません……」
未央
「ハァイ、そこのプリティガール」
卯月
「わっ! やけに馴れ馴れしいおじさんが現れました!」
未央
「ワタシはセ~ントバレンティヌっス~。全世界の恋する乙女の味方デ~ス」
卯月
「うわ、胡散臭いうえにちょっとウザいです」
未央
「彼にプレゼントを渡す勇気が出ないんですね?」
卯月
「は、はい。そうなんです……けど」
未央
「オーケーオーケー。ノープロブレムモーマンタイ」
「勇気が出ずにお悩みのあなたに、コレ!」
「この本を買って毎朝太陽に向かって読み上げればなーんとツキまくりのモテまくり! 今ならなんとこのお値段!」
卯月
「口調も相まって胡っっ散臭い事この上ないです!」
20: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:41:21.71 ID:msRfu7Hk0
卯月
「だいたい司祭様がなんて恐れ多いことを! それでも神に仕える身ですか!」
未央
「いやぁ、こっちも慈善事業じゃないからねえ」
卯月
「生臭いです! 全国のクリスチャンに謝罪すべきです!」
凛
「というか、一度クラリスさん呼んできた方がいいんじゃない?」
未央
「いやいやいやまってまってまって。未央ちゃんの足は正座仕様になってないの! すぐビリビリいっちゃうの!」
「と、とりあえずここまでハイ終わり! しまむーバレンティン! OK!?」
卯月
「がんばりますっ!」
凛
「切り替え速いね」
21: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:41:53.78 ID:msRfu7Hk0
凛
「……受け取ってくれるかな」
卯月
「はーい、毎度おなじみバレンティン司祭ですよ~」
凛
「おなじみも何も二度目だし」
卯月
「で、意中の相手は、生徒会室で書類仕事をしている彼ですか?」
凛
「そうだけど……」
卯月
「格好いいですね~、まさにインテリ系好青年って感じですね」
凛
「その表現はよくわからないけど、そうだね。優しくて気配りもできて、頼れる人だよね」
卯月
「一緒にいて安心する?」
凛
「安心……うん、そうだね。私のやることをいつも見ててくれて、後押ししてくれたり、間違ってたら軌道修正してくれるんだ」
「振り返ればいつもあの人の顔があって……」
卯月
「うんうん、それでそれで」
凛
「だからさ、コイバナしたいだけだよね?」
卯月
「ぎくっ」
22: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:42:19.57 ID:msRfu7Hk0
凛
「……随分俗っぽいんだね、バレンティヌス様」
卯月
「仕方ないんです。他人の恋愛事情に心躍るのは、人として仕方のない事なんです」
凛
「気持ちはわからなくもないけど」
卯月
「それに、平静を保ちつつも若干顔の赤い凜ちゃんかわいいイタッ!?」
「うぇぇん、凜ちゃんがぶちました~」
未央
「おーよしよし。しまむーは悪くないよー」
凛
「……私バレンティヌス」
未央
「はいはいむくれない、笑顔笑顔」
23: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:42:52.16 ID:msRfu7Hk0
未央
「さて、送るチョコレートも完成したし……受け取ってくれるかな」
凛
「ちょっとそれじゃあインパクトが弱いんじゃないかな」
未央
「いきなり人んちに上がり込んできたオジサンにダメ出しいただきました」
「誰アンタ!」
凛
「私はバレンティヌス。あの人の好み、知りたくない?」
未央
「怪しさ満点だけど、一応聞こうじゃない」
凛
「これを着るのよ」
未央
「……ふりっふりのメイド服だね」
凛
「彼、全国のメイド喫茶をめぐるのが趣味なんですって」
未央
「……な、なるほど」
凛
「ハートにきゅんきゅん来るくらい媚びるのが好みらしいわよ」
未央
「へ、へぇ~……いや、私には無理かなぁ……」
凛
「そう? じゃあ、タイトスカートにちょっとぴっちり目のワイシャツ、それから白衣は……」
未央
「男の欲望を具現化したような保険医はもういいよ!」
24: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:43:48.07 ID:msRfu7Hk0
未央
「なんだよぉ~後押ししてくれるんじゃないの~?」
「あの人に対するマイナス評価しか生まれてこないよぉ~」
凛
「この程度で砕ける恋なら諦めなさい」
未央
「段階ってもんがあるでしょぉ! 片思いで好きな相手とはいえ、いきなり! そんなんさらけ出されたらげんなり来るわ!」
凛
「むぅ……」
未央
「大人の階段上る途中のシンデレラなの! そんな女の子をいきなり逆バンジーにつなげないでお願いします!」
「ハイ、私バレンティヌス!」
25: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:44:21.51 ID:msRfu7Hk0
卯月
「うぅ……情報量は高いし、変な教本は買わされるし……いろいろ不安です」
未央
「ハァイ! 皆のビッグファーザー、バレンティヌス司祭だよぉ」
卯月
「うひゃあ!? ま、また出ました生臭司祭!」
未央
「とことんついてない君にはこの一品! 幸せになる壺!」
卯月
「諸悪の根源が何言ってんですか!」
未央
「この壺を買ったら、受験にも合格、さらには彼女までできたんですよ。もうほんと、壺様様です!」
卯月
「何ですかそれ何ですかそれ!? お客様の声のつもりですか!?」
未央
「今ならなんと、私バレンティヌスの愛を込めたこの十字のロザリオを付けて、37480円(税抜き)でのご提供です!」
卯月
「高い! 普通に高いです!」
未央
「さぁ、幸せになりたいあなたは今すぐこの電話番号に」
卯月
「下指さしてもテロップとか出てませんから!」
26: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:44:59.49 ID:msRfu7Hk0
卯月
「こんないかがわしいテレビショッピングもなかなかないですよ! 神様の威を借りて恋する乙女のお財布を食い物にするなんて言語道断です!」
未央
「いやぁ、こっちも生活厳しくてねぇ」
卯月
「詐欺まがいの方法じゃなくてまじめに働きましょうよ……」
凛
「クラリスさんに電話……」
未央
「OKしぶりん落ち着こうか。お昼休みのウキウキウォッチン無き今、放送中に友達に電話するなんて滅多にないよ?」
卯月
「いいじゃないですか。私たちの漫才が新たなるパイオニア、カッコいいです」
未央
「しまむーが黒い!」
卯月
「未央ちゃんの処遇が決まったところで、私バレンティヌスです!」
未央
「決定事項!?」
27: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:45:28.15 ID:msRfu7Hk0
凛
「はぁ……」
卯月
「やあやあ、バレンティヌスですよー」
凛
「一気にノリが軽くなったね」
卯月
「楽しくコイバナしましょうよー」
凛
「うん。本音は隠そうか」
「私、準備があるので帰ってもらっていいですか。っていうかお帰りください」
卯月
「そっけなくしないでくださいよぉ。楽しいお話を楽しくしましょうよぉ。リンリンしましょうよぉ」
凛
「……それ、ぎりっぎりで私ら世代じゃないからね。知ってるけども」
28: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:47:34.26 ID:msRfu7Hk0
凛
「楽しいお話なら、夜に長電話誘ってくる友達としますんで」
卯月
「やったっ! 今日は付き合ってくれるんですね言質とりましたよっ!」
凛
「ちょっと!? いきなり素に戻るのはずるくない!?」
卯月
「えっ……嘘だったんですか……?」
凛
「うぐっ……もう、わかった。あんまり遅くならない程度にね」
卯月
「やたっ!」
未央
「ちょっと~、楽しそうなことなら私も混ぜてよ」
卯月
「はいっ! 今夜は3人で語り明かしましょう!」
凛
「ああもう。完全に脱線したわね」
???
「じゃあ、私がバレンティヌスですよ! バレンティヌス!」
卯月・凛・未央
「「「えっ?」」」
春香
「皆さんこんにちはっ! 天海春香です! 遊びに来ちゃいました!」
29: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:48:13.14 ID:msRfu7Hk0
未央
「うわぁ! ほほほ本人だー!」
凛
「なにこれドッキリ!?」
春香
「よくも私のこと芸人扱いしてくれましたね~?」
凛
「いや、あれはその……そ、そうだ卯月! 今こそいつものアレを!」
卯月
「わぁ! わぁ! 来ていただけるなんて感激ですっ!」
春香
「舞台袖から見てたよ~、面白かった~」
卯月
「ありがとうございます!」
未央
「懐柔されてるよ」
凛
「っていうか、完全に台本飛んじゃったね」
31: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:48:52.54 ID:msRfu7Hk0
卯月
「ちなみにメインで台本考えてるのは未央ちゃんです」
春香
「なるほどぉ……未央ちゃんが私を芸人だっていじくるネタを作ったわけね」
未央
「しまむー!? いつも三人で相談で作ってるでしょ!?」
凛
「ああ、骨だけは拾ったげるよ未央」
春香
「まったくもう。私は芸人じゃないよ!」
「……せめてバラドルって呼んでくださいお願いします」
凛
「バラドルでいいんですか」
32: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:49:31.78 ID:msRfu7Hk0
春香
「バラエティもこなせるスーパーアイドル! ってことでどうか一つ」
未央
「それはもう、ファン一同周知の事実ですし!」
「って言うか、こういうネタ考えたんだけどって、冗談のつもりでうちのPさん……ええと、プロデューサーに見せたら、今了解とるよって、765プロのプロデューサーにすぐ電話してくれて」
春香
「……ってことは、私Pさんに売られた!?」
凛
「そういうことになります……ね?」
春香
「もーっ! Pさん!」
33: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:50:06.98 ID:msRfu7Hk0
卯月
「せっかくですから、春香さんもバレンティヌスやっていきますか?」
春香
「えぇーっ!? そんな急に言われても……ああ、15個くらいしかネタが出ないよー!」
未央
「十分ですって」
凛
「っていうか、絶対仕込んできましたよね」
春香
「じゃあ、お言葉に甘えて、私バレンティヌスやります!」
34: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:50:33.51 ID:msRfu7Hk0
<エット、ワタシガコンナカンジデトウジョウスルノデ
<フムフム、オッケーデス。マカセテクダサイ!
未央
「漫才中にこんな堂々とネタ合わせしたことのある芸人っているのかな」
凛
「バラエティのひな壇とかならともかく、少なくともTVでは見たことないよね。あ、終わったっぽい」
35: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:51:01.06 ID:msRfu7Hk0
卯月
「ううっ……緊張します……」
春香
「いまチョコを渡そうとしている貴方! バレンティヌスがやってきましうひゃあっ!?」
ドンガラガッシャーン!
卯月
「うわっ!? だ、大丈夫ですか?」
春香
「あはは……大丈夫大丈夫! ……あれ? これなんだろう?」
卯月
「ああっ!? あの人に渡そうと思って作ったチョコが……ペシャンコです」
春香
「わ、わ!? ごめんなさいごめんなさい! か、かわりと言ってはなんですが……このチョコレートケーキを渡してあげてください」
卯月
「チョコレートケーキワンホール!? 気合入りすぎですって!」
36: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:52:30.06 ID:msRfu7Hk0
春香
「これで意中のあの人のハートをげーっちゅ!」
卯月
「重いです、想いが重すぎて引かれます!」
春香
「そうですか? なら、私のサインも入れちゃいましょう!」
卯月
「貴方からの贈り物になっちゃうじゃないですか!」
「もう、いい加減にしてください!」
卯月・春香
「「どうも、ありがとうございましたー!」」
凛
「え!? あ、ありがとうございましたー!」
未央
「っしたー!」
春香
「この漫才はフィクションです! って言えばいいのかな?」
卯月
「はいっ! 完璧ですっ!」
37: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:52:57.39 ID:msRfu7Hk0
~舞台裏~
未央
「いやー、びっくりしましたって」
春香
「えへへ、大成功!」
「でも、冒頭部分の私のネタは聞いてなかったよ」
「バレンタインのネタをNGのみんながやるから、合図で乱入してっていう話だったの」
凛
「なるほど……でも、いきなり出てきてよく合わせられますよね春香さん」
春香
「先輩後輩とか関係なく春香、でいいよみんな。そのかわり私もこれから遠慮しないし」
卯月
「そうですか? じゃあ、春香ちゃん」
春香
「うん!」
凛
「春香……で、いいのかな?」
春香
「そうそう! 気軽に呼んでよ!」
未央
「じゃあじゃあ、はるるん!」
春香
「あー……未央ちゃんは私を芸人って呼んだ張本人らしいしなぁ」
未央
「根に持ってたっ!?」
あははははっ!
38: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:53:30.42 ID:msRfu7Hk0
~終幕~
*なげぇ
39: ◆fhVo2.iXFg 2016/01/31(日) 01:54:30.63 ID:msRfu7Hk0
ネタに笑い飯さんを参考にしようと思って試行錯誤してみましたが、難しいよあの人たち天才だよ。
それに重ねてカラオケやら飲み会やらが重なってかなり間が空いてしまいましたがまだ生きてます。
はるかっかの口調がわかんねぇ……なんか間違ってたらごめんなさい。そしてご教授ください。
そろそろ二人での漫才をリベンジしたいと思ってます。が、未定です。
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 01:55:46.20 ID:+oh1XTohO
乙!
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 01:57:31.97 ID:aa5lZmBs0
乙
春香さんのコケ芸は芸術の域
春香さんのコケ芸は芸術の域
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 09:07:57.42 ID:sHtwJuNdo
やっぱりはるるんは天使だった
乙
乙
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454171418/
Entry ⇒ 2016.01.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
空条フーゴ「DIOを倒せばいいんですね」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:25:47.12 ID:Jc7qvSUdo
ジョセフ「出ろフーゴ、わしと帰るぞ」
フーゴ「かえってください。僕には悪霊がとりついています」
ジョセフ「仕方がない…やれアブドゥル」
アブドゥル「赤い荒縄!」ゴゴゴ
フーゴ「グアッ…苦しい!」
フーゴ「かえってください。僕には悪霊がとりついています」
ジョセフ「仕方がない…やれアブドゥル」
アブドゥル「赤い荒縄!」ゴゴゴ
フーゴ「グアッ…苦しい!」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:28:15.78 ID:Jc7qvSUdo
フーゴ「この腐れ脳ミソがァー!」ズギュン
パープルヘイズ「ぐしゃるるる」
アブドゥル「これがフーゴのスタンド…ここまではっきりした形で出せるとは予想外」
ホリィ「これは一体…」
フーゴ「くらわせろ!ウイルスのカプセル!」
パリン
アブドゥル「ぐっふわあああああ」プジョアアアアア
ジョセフ「アブドゥルゥゥーーー!」
パープルヘイズ「ぐしゃるるる」
アブドゥル「これがフーゴのスタンド…ここまではっきりした形で出せるとは予想外」
ホリィ「これは一体…」
フーゴ「くらわせろ!ウイルスのカプセル!」
パリン
アブドゥル「ぐっふわあああああ」プジョアアアアア
ジョセフ「アブドゥルゥゥーーー!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:29:44.87 ID:Jc7qvSUdo
…
アブドゥルの墓「」
ジョセフ「アブドゥル…」
フーゴ「牢屋から出ましたが…いいんですね?おじいちゃん」
ジョセフ「ああ。そうだ、100年前に沈んだDIOという吸血鬼が復活したぞ」
フーゴ「なんですって?そんなバカな…」
アブドゥルの墓「」
ジョセフ「アブドゥル…」
フーゴ「牢屋から出ましたが…いいんですね?おじいちゃん」
ジョセフ「ああ。そうだ、100年前に沈んだDIOという吸血鬼が復活したぞ」
フーゴ「なんですって?そんなバカな…」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:31:26.60 ID:Jc7qvSUdo
~学校~
保険医「フーゴ!あんたもこの体温計が万年筆に見えるなんて言わないわよねェ!」
フーゴ「くっ…!」
花京院「その女医は私のスタンドで操られている」
フーゴ「そういうことか…くらわせろパープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃああああ」ズドドドド
保険医「ひぎィィィイィ」プジョアアアアア
花京院「あぐわアアアァァ」プジョアアアアア
保険医「フーゴ!あんたもこの体温計が万年筆に見えるなんて言わないわよねェ!」
フーゴ「くっ…!」
花京院「その女医は私のスタンドで操られている」
フーゴ「そういうことか…くらわせろパープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃああああ」ズドドドド
保険医「ひぎィィィイィ」プジョアアアアア
花京院「あぐわアアアァァ」プジョアアアアア
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:34:09.21 ID:Jc7qvSUdo
ジョセフ「敵の追っ手を倒したのか」
フーゴ「ええ。手強い相手でした」
ホリィ「」バタッ
フーゴ「!母さん!」
ジョセフ「ホリィ!」
…
ジョセフ「くそ…DIOの居場所がわからんわい!」
フーゴ「あの花京院という少年、どうやらエジプトから渡ってきたようです。パスポートに書いてありました」
ジョセフ「でかした!飛行機でエジプトへ向かうぞ!」
フーゴ「ええ。手強い相手でした」
ホリィ「」バタッ
フーゴ「!母さん!」
ジョセフ「ホリィ!」
…
ジョセフ「くそ…DIOの居場所がわからんわい!」
フーゴ「あの花京院という少年、どうやらエジプトから渡ってきたようです。パスポートに書いてありました」
ジョセフ「でかした!飛行機でエジプトへ向かうぞ!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:36:40.09 ID:Jc7qvSUdo
…飛行機内…
タワーオブグレー「マサクゥル!」
ジョセフ「酷い奴じゃ…乗客の舌を引っこ抜くなんて」
フーゴ「許せない!くらわせろパープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」パリン
プジョアアアアア
乗客「ぐわあああああ」
乗客「イやあああ」
老人「ぎにゃああああ」
タワーオブグレー「グゲッ!」プジョアアアアア
フーゴ「倒しましたよ、おじいちゃん!」
ジョセフ「死体の山じゃわい…」
タワーオブグレー「マサクゥル!」
ジョセフ「酷い奴じゃ…乗客の舌を引っこ抜くなんて」
フーゴ「許せない!くらわせろパープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」パリン
プジョアアアアア
乗客「ぐわあああああ」
乗客「イやあああ」
老人「ぎにゃああああ」
タワーオブグレー「グゲッ!」プジョアアアアア
フーゴ「倒しましたよ、おじいちゃん!」
ジョセフ「死体の山じゃわい…」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:39:27.32 ID:Jc7qvSUdo
…船の上…
フーゴ「船長、あなたがスタンド使いです」
デニール「シブイねぇ…まったくおたくシブイぜ。女の子を連れて海へ飛び込む!」ガシッ
アン「きゃあ!」
デニール「グワハハハ、海まで追ってこい!」バッ
フーゴ「くらわせろパープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」パリン
デニール「うぎゃあああああ」プジョアアアアア
アン「ゲヴェエエエエ」プジョアアアアア
フーゴ「スタンド使いはやっつけましたよ」
フーゴ「船長、あなたがスタンド使いです」
デニール「シブイねぇ…まったくおたくシブイぜ。女の子を連れて海へ飛び込む!」ガシッ
アン「きゃあ!」
デニール「グワハハハ、海まで追ってこい!」バッ
フーゴ「くらわせろパープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」パリン
デニール「うぎゃあああああ」プジョアアアアア
アン「ゲヴェエエエエ」プジョアアアアア
フーゴ「スタンド使いはやっつけましたよ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:43:08.40 ID:Jc7qvSUdo
…大型船の上…
フォーエバー「ウキッキー」
ジョセフ「猿がいるぞ」
フーゴ「ほら、饅頭をやるよ」スッ
フォーエバー「ウキッキー」モグモグ
フーゴ「食べたな?ウイルスのカプセル入りの饅頭を」
フォーエバー「ゲエエエエェェ」プジョアアアアア
ジョセフ「フーゴ!な、何を!」
フーゴ「IQ150の僕にはこいつがスタンド使いだとわかりました。推理です」
ジョセフ「さすがワシの孫じゃあ」
フォーエバー「ウキッキー」
ジョセフ「猿がいるぞ」
フーゴ「ほら、饅頭をやるよ」スッ
フォーエバー「ウキッキー」モグモグ
フーゴ「食べたな?ウイルスのカプセル入りの饅頭を」
フォーエバー「ゲエエエエェェ」プジョアアアアア
ジョセフ「フーゴ!な、何を!」
フーゴ「IQ150の僕にはこいつがスタンド使いだとわかりました。推理です」
ジョセフ「さすがワシの孫じゃあ」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:49:05.99 ID:Jc7qvSUdo
…香港…
ポルナレフ「確かわたしの友人が星形のアザを首筋に持っていたような…」
チャリオッツ「シャキン!」
ジョセフ「ぐお!ティーカップの中から出てきた剣で義手が貫かれた!」
チャリオッツ「始末してやる」
フーゴ「パープルヘイズ!ウイルスをばら撒け!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」パリンパリン
ポルナレフ「無駄だ!ウイルスごと両断して…」
ジョセフ「いや無理じゃろ」
ポルナレフ「くやしぃ」プジョアアアアア
ポルナレフ「確かわたしの友人が星形のアザを首筋に持っていたような…」
チャリオッツ「シャキン!」
ジョセフ「ぐお!ティーカップの中から出てきた剣で義手が貫かれた!」
チャリオッツ「始末してやる」
フーゴ「パープルヘイズ!ウイルスをばら撒け!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」パリンパリン
ポルナレフ「無駄だ!ウイルスごと両断して…」
ジョセフ「いや無理じゃろ」
ポルナレフ「くやしぃ」プジョアアアアア
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:50:07.69 ID:Jc7qvSUdo
…ホテル…
フーゴ「冷蔵庫の中に隠れているとは…腐れ脳ミソですか?」
呪いのデーボ「[ピーーー]フーゴ!エボニーデビル!」グワッ
フーゴ「死ぬのは僕の能力を見るお前の方だ。パープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」ズドドド
デーボ「ゲヴァ!よくもやってくれたなぁ、俺は相手を恨めば恨むほどファー」プジョアアアアア
フーゴ「何だったんだこいつは?」
フーゴ「冷蔵庫の中に隠れているとは…腐れ脳ミソですか?」
呪いのデーボ「[ピーーー]フーゴ!エボニーデビル!」グワッ
フーゴ「死ぬのは僕の能力を見るお前の方だ。パープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」ズドドド
デーボ「ゲヴァ!よくもやってくれたなぁ、俺は相手を恨めば恨むほどファー」プジョアアアアア
フーゴ「何だったんだこいつは?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:51:56.11 ID:Jc7qvSUdo
ラバーソウル「俺のテンパランスには火も氷も利かない!」
フーゴ「だが呼吸する以上ウイルスは利くだろ。パープルヘイズ!」
ラバーソウル「プジョアアアアア」
フーゴ「だが呼吸する以上ウイルスは利くだろ。パープルヘイズ!」
ラバーソウル「プジョアアアアア」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 22:57:03.15 ID:Jc7qvSUdo
ホル・ホース「ヒヒ、ブッ殺してやるぜ!皇帝!」メギャン
ジョセフ「何をする気か分からんが捕らえる、ハーミットパープル!」シュルシュル
ホルホース「何!しまった!手にイバラが…」
フーゴ「ナイスアシストです!くらわせろパープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」ズドドド
ホルホース「この俺がこんなにあっけなく…グフゥ」プジョアアアアア
ジョセフ「何をする気か分からんが捕らえる、ハーミットパープル!」シュルシュル
ホルホース「何!しまった!手にイバラが…」
フーゴ「ナイスアシストです!くらわせろパープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」ズドドド
ホルホース「この俺がこんなにあっけなく…グフゥ」プジョアアアアア
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:01:15.28 ID:Jc7qvSUdo
乞食共「お恵みをー!」ゾロゾロ
フーゴ「くっ…どいつの瞳にハングドマンがいるんだ!」
Jガイル「ククク、さあどこにいるかわかるまい!」
フーゴ「うぜぇんだよッ!オレの回りにワラワラ沸くんじゃねえクソ蟲共がッ!パープルヘイズ!」ボシュウウウ
乞食共「ぐああああ」ドサドサ
Jガイル「な…!皆殺しにしやがった!」
フーゴ「これで僕の目に移動するしかないな!掴んだ!パープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」ズドドド
Jガイル「ゴホァアア」プジョアアアアア
フーゴ「くっ…どいつの瞳にハングドマンがいるんだ!」
Jガイル「ククク、さあどこにいるかわかるまい!」
フーゴ「うぜぇんだよッ!オレの回りにワラワラ沸くんじゃねえクソ蟲共がッ!パープルヘイズ!」ボシュウウウ
乞食共「ぐああああ」ドサドサ
Jガイル「な…!皆殺しにしやがった!」
フーゴ「これで僕の目に移動するしかないな!掴んだ!パープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」ズドドド
Jガイル「ゴホァアア」プジョアアアアア
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:02:09.80 ID:Jc7qvSUdo
ジョセフ「独り立ちせんとなァー!」グイイ
エンプレス「ギャアアア」ブチブチ
エンプレス「ギャアアア」ブチブチ
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:06:52.86 ID:Jc7qvSUdo
…
ズィーズィーの車「…」トロトロ
フーゴ「なめてんのかあの車!ザケんじゃねえよ!」
ジョセフ「落ち着くんじゃフーゴ!」
フーゴ「やかましいッ!オレの前からどきやがれッ!パープルヘイズ!あの車の吸気口にウイルスを詰めてこい!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」ポイッ
ズィーズィーの車「」ガラガラ…
フーゴ「ざまあみろッ!崖から転がり落ちていったぞッ!」
ジョセフ「オーマイゴッド…もうこいつと旅するにやめようかな…」
フーゴ「…おじいちゃん、今僕は、とんでもないことをしたのでは…」
ジョセフ「気付くのが遅いわ」
ズィーズィーの車「…」トロトロ
フーゴ「なめてんのかあの車!ザケんじゃねえよ!」
ジョセフ「落ち着くんじゃフーゴ!」
フーゴ「やかましいッ!オレの前からどきやがれッ!パープルヘイズ!あの車の吸気口にウイルスを詰めてこい!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」ポイッ
ズィーズィーの車「」ガラガラ…
フーゴ「ざまあみろッ!崖から転がり落ちていったぞッ!」
ジョセフ「オーマイゴッド…もうこいつと旅するにやめようかな…」
フーゴ「…おじいちゃん、今僕は、とんでもないことをしたのでは…」
ジョセフ「気付くのが遅いわ」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:11:11.71 ID:Jc7qvSUdo
…
エンヤ婆「クケケケー!わしの『正義』は霧のスタンド!」
フーゴ「お前のスタンドでは、どうあっても僕のウイルスは防げないな!くらわせろパープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」パリン
エンヤ「ぐ…ぐるじぃ…」ピクピク
エンヤ婆「クケケケー!わしの『正義』は霧のスタンド!」
フーゴ「お前のスタンドでは、どうあっても僕のウイルスは防げないな!くらわせろパープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃあああ」パリン
エンヤ「ぐ…ぐるじぃ…」ピクピク
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:17:16.96 ID:Jc7qvSUdo
…
ダン「ジョセフの脳にわたしのスタンドが入り込んだ!」
フーゴ「ならば僕もおじいちゃんの脳に、小さくしたパープルヘイズを…」
ジョセフ「やめろオォォ!」
…
ジョセフの脳内
ラバーズ「ひ、ひぃ…来やがった…!」ガタガタ
パープルヘイズ「ぐしゃるるる」
フーゴ「ウイルスをばら撒…」
ラバーズ「ひぃーッ!ま、待て、ここから逃げ出すから助けてくれ!」
フーゴ「いいだろう。消えろ」
ラバーズ「ひぃーッ!」バッ
ジョセフ「おお、わしの脳から出ていった…」
ダン「ハァー…ハァー…!こ、これでウイルスは勘弁してくれるんだろ…」
フーゴ「消えろ」
ダン「ジョセフの脳にわたしのスタンドが入り込んだ!」
フーゴ「ならば僕もおじいちゃんの脳に、小さくしたパープルヘイズを…」
ジョセフ「やめろオォォ!」
…
ジョセフの脳内
ラバーズ「ひ、ひぃ…来やがった…!」ガタガタ
パープルヘイズ「ぐしゃるるる」
フーゴ「ウイルスをばら撒…」
ラバーズ「ひぃーッ!ま、待て、ここから逃げ出すから助けてくれ!」
フーゴ「いいだろう。消えろ」
ラバーズ「ひぃーッ!」バッ
ジョセフ「おお、わしの脳から出ていった…」
ダン「ハァー…ハァー…!こ、これでウイルスは勘弁してくれるんだろ…」
フーゴ「消えろ」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:22:40.95 ID:Jc7qvSUdo
砂漠…
ジョセフ「しかし、やけに暑いのォ…」
フーゴ「ん?あそこの岩の形、あの岩と鏡写しですね…」
ジョセフ「言われてみれば確かにそうじゃな」
フーゴ「近づいてみましょう」
ジョセフ「そんな暇はないぞ」
フーゴ「いいや、IQ150の僕の計算によると、あれは鏡の下に敵スタンドが隠れている」
ジョセフ「えぇ…」
フーゴ「日差しが強くてウイルスが弱まっていますが…試しにウイルスのカプセルを投げ込んでみましょう。投げろパープルヘイズ」
パープルヘイズ「うばしゃ」ポイッ
アラビアファッツ「オゲゲゲゲロロロロ」
フーゴ「おやおや…」
ジョセフ「しかし、やけに暑いのォ…」
フーゴ「ん?あそこの岩の形、あの岩と鏡写しですね…」
ジョセフ「言われてみれば確かにそうじゃな」
フーゴ「近づいてみましょう」
ジョセフ「そんな暇はないぞ」
フーゴ「いいや、IQ150の僕の計算によると、あれは鏡の下に敵スタンドが隠れている」
ジョセフ「えぇ…」
フーゴ「日差しが強くてウイルスが弱まっていますが…試しにウイルスのカプセルを投げ込んでみましょう。投げろパープルヘイズ」
パープルヘイズ「うばしゃ」ポイッ
アラビアファッツ「オゲゲゲゲロロロロ」
フーゴ「おやおや…」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:28:36.63 ID:Jc7qvSUdo
マニッシュボーイ「おギャーおギャー!」
フーゴ「うぅっ!オムツがにおう…」
ジョセフ「ウンチじゃよ。さっさと取り替えてやれ」
フーゴ「何食ったらこんなゲロ臭せェ排泄物垂れ流すんだッ!クソガキがッ!」ブンブンブンブンブン
マニッシュボーイ「アッがっ」首ガックンガックッ
ジョセフ「やめろフーゴ!赤ん坊をそんな風に扱うな!」バッ
マニッシュボーイ「」
フーゴ「…死んでる…。僕は…ついカッとなって、こんな幼くて罪の無い赤ん坊になんてことを…」
ジョセフ「(ドン引き)」
フーゴ「僕にもこういう時代はあったっていうのに…うぅ…!ごめんよ…!」ポロポロ
ジョセフ「フーゴ、お前…将来絶対幸せになれんぞ」
フーゴ「うぅっ!オムツがにおう…」
ジョセフ「ウンチじゃよ。さっさと取り替えてやれ」
フーゴ「何食ったらこんなゲロ臭せェ排泄物垂れ流すんだッ!クソガキがッ!」ブンブンブンブンブン
マニッシュボーイ「アッがっ」首ガックンガックッ
ジョセフ「やめろフーゴ!赤ん坊をそんな風に扱うな!」バッ
マニッシュボーイ「」
フーゴ「…死んでる…。僕は…ついカッとなって、こんな幼くて罪の無い赤ん坊になんてことを…」
ジョセフ「(ドン引き)」
フーゴ「僕にもこういう時代はあったっていうのに…うぅ…!ごめんよ…!」ポロポロ
ジョセフ「フーゴ、お前…将来絶対幸せになれんぞ」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:30:55.01 ID:Jc7qvSUdo
ジャッジメント「おれの名はカメオ。願いを3つ言え」
フーゴ「お前の死とお前の死とお前の死だ!パープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃああああ」パリン
ジャッジメント「ぐわあアァァ!なぜだアァァ!」プジョアアアアア
フーゴ「どう見たって敵スタンド使いだろう…むしろなぜ騙せると思ったんだ?」
フーゴ「お前の死とお前の死とお前の死だ!パープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃああああ」パリン
ジャッジメント「ぐわあアァァ!なぜだアァァ!」プジョアアアアア
フーゴ「どう見たって敵スタンド使いだろう…むしろなぜ騙せると思ったんだ?」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:35:07.57 ID:Jc7qvSUdo
…潜水艦の中…
ジョセフ「フーゴ、なぜコーヒーカップを3つ出したんじゃ?」
フーゴ「ハッ、これは?IQ150の僕の計算によると、これは敵スタンド使いの攻撃だ!パープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃああああ」ズドドドド
エンプレス「グギいいいぃぃ」プジョアアアアア
フーゴ「まさか敵スタンドそのものだったとは…」
ジョセフ「フーゴお前日光の届かない潜水艦の中で何を!クソァ脱出するぞ!」ゴボォ
フーゴ「しまった!だ、脱出!」ザバー
潜水艦「」ゴボゴボ…
ジョセフ「フーゴ、なぜコーヒーカップを3つ出したんじゃ?」
フーゴ「ハッ、これは?IQ150の僕の計算によると、これは敵スタンド使いの攻撃だ!パープルヘイズ!」
パープルヘイズ「うばしゃああああ」ズドドドド
エンプレス「グギいいいぃぃ」プジョアアアアア
フーゴ「まさか敵スタンドそのものだったとは…」
ジョセフ「フーゴお前日光の届かない潜水艦の中で何を!クソァ脱出するぞ!」ゴボォ
フーゴ「しまった!だ、脱出!」ザバー
潜水艦「」ゴボゴボ…
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:41:31.45 ID:Jc7qvSUdo
ジョセフ「イギーを連れてきたぞ。前にアブドゥルが捕まえたんじゃ」
フーゴ「ふうん、よろしくなイギー」
イギー「プッブリリ(屁)」
フーゴ「…(無言のフォーク刺し)」ザグゥ
イギー「キャウゥ!?」
フーゴ「オレを舐めてんのかッ!蹴り殺してやるッ!このド畜生がァー!」ドガッドガッ
イギー「ゲヴォッガボッ」
ジョセフ「やめろフーゴ!ハーミットパープル!(拘束)」シュルル
フーゴ「ぐっ…!?ハッ、す、すまないイギー、君にこんな暴力を…。仲直りにガムをあげよう」
イギー(や、やべー…コイツまじヤベェ…逆らったら今度こそ殺される…)ガタガタ
フーゴ「ふうん、よろしくなイギー」
イギー「プッブリリ(屁)」
フーゴ「…(無言のフォーク刺し)」ザグゥ
イギー「キャウゥ!?」
フーゴ「オレを舐めてんのかッ!蹴り殺してやるッ!このド畜生がァー!」ドガッドガッ
イギー「ゲヴォッガボッ」
ジョセフ「やめろフーゴ!ハーミットパープル!(拘束)」シュルル
フーゴ「ぐっ…!?ハッ、す、すまないイギー、君にこんな暴力を…。仲直りにガムをあげよう」
イギー(や、やべー…コイツまじヤベェ…逆らったら今度こそ殺される…)ガタガタ
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:45:27.25 ID:Jc7qvSUdo
ゲブ神「」ゴボォ
ジョセフ「何じゃこいつは!水のスタンド!?」
イギー「キャウン?」
フーゴ「とりあえずウイルスを浴びせてみましょう」シュババババ
パリンパリンパリンパリンパリン
ゲブ神「」ゴボゴボ…
…
ンドゥール「む?我がゲブ神が何か…ゲボッ!?ゴホッ…」バタッ
ジョセフ「何じゃこいつは!水のスタンド!?」
イギー「キャウン?」
フーゴ「とりあえずウイルスを浴びせてみましょう」シュババババ
パリンパリンパリンパリンパリン
ゲブ神「」ゴボゴボ…
…
ンドゥール「む?我がゲブ神が何か…ゲボッ!?ゴホッ…」バタッ
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:47:06.24 ID:Jc7qvSUdo
オレンジ爆弾「」チュドォオオン
オインゴ「アロホゲェー!」ドサッ
ボインゴ「兄ちゃーん!」
イギー「ガブゥ」
ボインゴ「うわーん!」
オインゴ「アロホゲェー!」ドサッ
ボインゴ「兄ちゃーん!」
イギー「ガブゥ」
ボインゴ「うわーん!」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:49:29.43 ID:Jc7qvSUdo
チャカ「お前の命、もらい受ける」シャキン
フーゴ「強そうだな…まずは小手調べに、ウイルスのカプセルで牽制するか」ポポポイ
パリンパリンパリン
チャカ「グギャアアア!」ドサッ
フーゴ「おや?あっけないな…」
フーゴ「強そうだな…まずは小手調べに、ウイルスのカプセルで牽制するか」ポポポイ
パリンパリンパリン
チャカ「グギャアアア!」ドサッ
フーゴ「おや?あっけないな…」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:50:58.80 ID:Jc7qvSUdo
…
ジョセフ「はさみ討ちじゃアー!」バッ
フーゴ「どりゃああァー!」バッ
イギー「ガルルル!」バッ
マライア「ごぼゲッ!」グチャァ
ジョセフ「はさみ討ちじゃアー!」バッ
フーゴ「どりゃああァー!」バッ
イギー「ガルルル!」バッ
マライア「ごぼゲッ!」グチャァ
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:54:13.31 ID:Jc7qvSUdo
…
アレッシー「小銭を落として…どこだったかな…」
フーゴ「おや、これじゃないですか?」スッ
アレッシー「おや、ありがとうございま…」ガシッ
ウイルスのカプセル「」
アレッシー「!?」
パリン
アレッシー「ギエエエエエエ!?」プジョアアアアア
フーゴ「IQ150の僕を騙せると思ったのか?」
アレッシー「小銭を落として…どこだったかな…」
フーゴ「おや、これじゃないですか?」スッ
アレッシー「おや、ありがとうございま…」ガシッ
ウイルスのカプセル「」
アレッシー「!?」
パリン
アレッシー「ギエエエエエエ!?」プジョアアアアア
フーゴ「IQ150の僕を騙せると思ったのか?」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/28(木) 23:58:35.63 ID:Jc7qvSUdo
…
フーゴ「時間がないんだ。賭けをしてる暇はばい。金を払うからその館の場所を教えてくれ」
ダービー「賭けは…魂なんてどうです?フフ…」
フーゴ「(無言のフォーク刺し)」グサァッ
ダービー「ゲボオォ!?」
フーゴ「オレを舐めてんのかコラァッ!何度言ったら分かるんだッ!薬でもやってんのかギャンブル中毒者がッ!」グサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッ
ダービー「」
ジョセフ「フーゴ!」シュルル ギシィ
フーゴ「ハッ!?…あ、大丈夫ですか!?救急車を呼ばなくては!」
ダービー「」
ジョセフ「死んでる…」
フーゴ「時間がないんだ。賭けをしてる暇はばい。金を払うからその館の場所を教えてくれ」
ダービー「賭けは…魂なんてどうです?フフ…」
フーゴ「(無言のフォーク刺し)」グサァッ
ダービー「ゲボオォ!?」
フーゴ「オレを舐めてんのかコラァッ!何度言ったら分かるんだッ!薬でもやってんのかギャンブル中毒者がッ!」グサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッ
ダービー「」
ジョセフ「フーゴ!」シュルル ギシィ
フーゴ「ハッ!?…あ、大丈夫ですか!?救急車を呼ばなくては!」
ダービー「」
ジョセフ「死んでる…」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:00:24.62 ID:7ZQzfW7ro
…
イギー「ガブウゥゥッ」
ペットショップ「ぎゃあァァーッ!」グチャァ
イギー「ガブウゥゥッ」
ペットショップ「ぎゃあァァーッ!」グチャァ
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:02:34.40 ID:7ZQzfW7ro
…
イギー「…」ヒョコヒョコ
ジョセフ「おお、あれは…DIOの館!」
フーゴ「とうとうたどり着きましたね…」
ジョセフ「よし、乗り込むぞ!」
フーゴ「いえ、待ってください。いい考えがあります」
ジョセフ「?」
イギー「…」ヒョコヒョコ
ジョセフ「おお、あれは…DIOの館!」
フーゴ「とうとうたどり着きましたね…」
ジョセフ「よし、乗り込むぞ!」
フーゴ「いえ、待ってください。いい考えがあります」
ジョセフ「?」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:08:42.22 ID:7ZQzfW7ro
フーゴ「真正面から乗り込むのでは、死にに行くようなものです」
ジョセフ「じゃあどうするんじゃ!」
フーゴ「戦いとは、何も殴りあって勝つことだけじゃないんです」
ジョセフ「よくわからんぞ…つまり?」
フーゴ「イギー、この町中の野良犬をできる限り呼び寄せてくれ。できるだろ?」
イギー「キャウン?」(訳:まあできるが、何するつもりだ?)
フーゴ「1週間後の夜を待ちましょう」
ジョセフ「じゃあどうするんじゃ!」
フーゴ「戦いとは、何も殴りあって勝つことだけじゃないんです」
ジョセフ「よくわからんぞ…つまり?」
フーゴ「イギー、この町中の野良犬をできる限り呼び寄せてくれ。できるだろ?」
イギー「キャウン?」(訳:まあできるが、何するつもりだ?)
フーゴ「1週間後の夜を待ちましょう」
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:15:07.34 ID:7ZQzfW7ro
…1週間後…
SPW財団職員「ジョースター様、ホリィ様の容態が悪化しました。もう、もって2日がいいとこ…」
ジョセフ「わかった…今夜中にケリをつけるぞ」スッ
フーゴ「ええ、もちろんです」
ジョセフ「この1週間で書き上げた、DIOの館内の念写地図と」
イギー「ワゥン」(この1週間で築き上げた、この町中の野良犬達との絆と)
フーゴ「この1週間の間に作り続けた、1480個のウイルスのカプセルで」
ジョセフ&イギー&フーゴ「「「やつらを倒す!」」」
SPW財団職員「ジョースター様、ホリィ様の容態が悪化しました。もう、もって2日がいいとこ…」
ジョセフ「わかった…今夜中にケリをつけるぞ」スッ
フーゴ「ええ、もちろんです」
ジョセフ「この1週間で書き上げた、DIOの館内の念写地図と」
イギー「ワゥン」(この1週間で築き上げた、この町中の野良犬達との絆と)
フーゴ「この1週間の間に作り続けた、1480個のウイルスのカプセルで」
ジョセフ&イギー&フーゴ「「「やつらを倒す!」」」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:21:13.95 ID:7ZQzfW7ro
…DIOの館内…
ダービー「さて、ちょっと酒の買い出しにでも行きますか…」スーッ
野良犬「」チョン
ダービー「?館の入り口に、野良犬が…?はて、これは…」
ジョセフ(今じゃあ!イギー、命令しろ!)
イギー(畜生、オレのダチをこんなことに…!許せ友人、フーゴに逆らったら俺が殺されるんだ…)
野良犬「…」
ダービー「ん?こいつ、口になにかくわえて…」
イギー「ワゥン(合図)」
野良犬「(口にくわえたウイルスのカプセルを噛み砕く)」パキンッ プジョアアアアア
ダービー「ゲホッゴホッ(致命傷)」
ダービー「さて、ちょっと酒の買い出しにでも行きますか…」スーッ
野良犬「」チョン
ダービー「?館の入り口に、野良犬が…?はて、これは…」
ジョセフ(今じゃあ!イギー、命令しろ!)
イギー(畜生、オレのダチをこんなことに…!許せ友人、フーゴに逆らったら俺が殺されるんだ…)
野良犬「…」
ダービー「ん?こいつ、口になにかくわえて…」
イギー「ワゥン(合図)」
野良犬「(口にくわえたウイルスのカプセルを噛み砕く)」パキンッ プジョアアアアア
ダービー「ゲホッゴホッ(致命傷)」
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:26:09.17 ID:7ZQzfW7ro
ケニーG「ダービー弟が帰ってこないぞ?何やってんだ?」
ズドドドドド…
ケニーG「ん?何の音…」
野良犬の大群「ガウガウ」ズドドドドド
ケニーG「な、なんだこいつらァ!?」
ズドドドドド…
ケニーG「これ以上進ませるか!幻覚の迷宮を…」
野良犬の一匹「(カプセルを噛み砕く)」パリン
ケニーG「ぎにャアアア!」プジョアアアアア
野良犬数匹「クックックーン」プジョアアアアア
ズドドドドド…
ケニーG「ん?何の音…」
野良犬の大群「ガウガウ」ズドドドドド
ケニーG「な、なんだこいつらァ!?」
ズドドドドド…
ケニーG「これ以上進ませるか!幻覚の迷宮を…」
野良犬の一匹「(カプセルを噛み砕く)」パリン
ケニーG「ぎにャアアア!」プジョアアアアア
野良犬数匹「クックックーン」プジョアアアアア
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:31:22.31 ID:7ZQzfW7ro
…DIOの部屋…
DIO「む?ケニーG…なぜ館の幻を解いた?」
ヴァニラアイス「彼の身に何か…?」
DIO「下に行って様子を見てこい…ヌケサクといっしょにな」
ヴァニラアイス「承知!」
…
ヴァニラアイス「…」
野良犬の大群「ガウガウ」ズドドドドド
ヴァニラアイス「なんだこいつらはアァー!」
ヌケサク「うわ獣くせェ!」
ヴァニラアイス「一匹残らず消し飛ばしてやるッ!クリーム!」ギュウゥゥゥ
野良犬共「」ガオンガオン
ウイルスのカプセル「」パリパリパリィ
ヌケサク「こ、これは!?ぐ、ぐあああぁぁ!」プジョアアアアア
DIO「む?ケニーG…なぜ館の幻を解いた?」
ヴァニラアイス「彼の身に何か…?」
DIO「下に行って様子を見てこい…ヌケサクといっしょにな」
ヴァニラアイス「承知!」
…
ヴァニラアイス「…」
野良犬の大群「ガウガウ」ズドドドドド
ヴァニラアイス「なんだこいつらはアァー!」
ヌケサク「うわ獣くせェ!」
ヴァニラアイス「一匹残らず消し飛ばしてやるッ!クリーム!」ギュウゥゥゥ
野良犬共「」ガオンガオン
ウイルスのカプセル「」パリパリパリィ
ヌケサク「こ、これは!?ぐ、ぐあああぁぁ!」プジョアアアアア
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:32:13.78 ID:7ZQzfW7ro
ヴァニラアイス「どれ、粉微塵に吹き飛んだだろうか?顔を出して確認するか…」ヒョイ
ヴァニラアイス「うぎえええええエエェェ!」プジョアアアアア
ヴァニラアイス「うぎえええええエエェェ!」プジョアアアアア
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:33:11.76 ID:7ZQzfW7ro
DIO「…」
DIO「…誰も戻ってこない…」
DIO「ジョースター共、おのれ…!館にウイルスをバラ撒いたな…!」
DIO「…誰も戻ってこない…」
DIO「ジョースター共、おのれ…!館にウイルスをバラ撒いたな…!」
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:38:15.79 ID:7ZQzfW7ro
DIO「獣の匂いがする…おのれ、既にこのDIOの部屋の前まで進みつつあるというのか…!」
DIO「たかが犬畜生に追い詰められるとは…!ん?獣の…匂い?」
DIO「…」汗タラー
DIO「…ゲホッ!ゴホッ!」
DIO「クソァ!いつの間にか、この部屋にまでフーゴの殺人ウイルスが!ゲヴォッガボッ!」プジョアアアアア
DIO「たかが犬畜生に追い詰められるとは…!ん?獣の…匂い?」
DIO「…」汗タラー
DIO「…ゲホッ!ゴホッ!」
DIO「クソァ!いつの間にか、この部屋にまでフーゴの殺人ウイルスが!ゲヴォッガボッ!」プジョアアアアア
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:43:16.33 ID:7ZQzfW7ro
DIO(落ち着け…!この肉体は吸血鬼…!殺人ウイルスといえども、少しはもつはず…!)
DIO「弱点は知っている!殺人ウイルスは日光に弱いのだッ!今はまだ17時…陽は落ちていないッ!」
DIO「ザ・ワールド!部屋の一部を殴り壊せ!」
DIO「弱点は知っている!殺人ウイルスは日光に弱いのだッ!今はまだ17時…陽は落ちていないッ!」
DIO「ザ・ワールド!部屋の一部を殴り壊せ!」
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:44:20.47 ID:7ZQzfW7ro
ザ・ワールド「ヌン!ムダァ」ボギャッ
ガラガラ…
ピカアアァ
DIO「ハハハ!西陽!日光だ!これでウイルスは消滅するッ!」プジョアアアアア
DIO「ジョースター共ッ!貴様らの浅知恵なぞとるに足らん!貴様らはこのDIOとの知恵比べに負けたのだッ!」プジョアアアアア
日光「」ピッカアアァ!!
ウイルス「」シュウゥゥ…
DIO「ハハハハハッ!」
ガラガラ…
ピカアアァ
DIO「ハハハ!西陽!日光だ!これでウイルスは消滅するッ!」プジョアアアアア
DIO「ジョースター共ッ!貴様らの浅知恵なぞとるに足らん!貴様らはこのDIOとの知恵比べに負けたのだッ!」プジョアアアアア
日光「」ピッカアアァ!!
ウイルス「」シュウゥゥ…
DIO「ハハハハハッ!」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:45:50.36 ID:7ZQzfW7ro
DIO「このDIOがあアアアァァァァァァァァァァァァァァァアアァァァァ!!!!!!!!」ブショワアアアァァァァ…
灰「」ザアァ…
DIOの服「」バサァ…
灰「」ザアァ…
DIOの服「」バサァ…
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:49:37.57 ID:7ZQzfW7ro
チェスのキング駒「」パキンッ
ジョセフ「おお!DIOの生命反応が途絶えたッ!」
フーゴ「やりましたね!やはりIQ150の僕の作戦に狂いはなかったッ!」
イギー「ヒッグッ…グスッ…シクシク…」
ザザー
ジョセフ「お、トランシーバーに無線信号じゃ」
ローゼス『ジョースター様!ホリィお嬢様が意識を取り戻しました!』
ジョセフ「や、やったぞッ!!」
フーゴ「バンザーイ!」
イギー「クーン」(お、おお、よかったな…)
ジョセフ「おお!DIOの生命反応が途絶えたッ!」
フーゴ「やりましたね!やはりIQ150の僕の作戦に狂いはなかったッ!」
イギー「ヒッグッ…グスッ…シクシク…」
ザザー
ジョセフ「お、トランシーバーに無線信号じゃ」
ローゼス『ジョースター様!ホリィお嬢様が意識を取り戻しました!』
ジョセフ「や、やったぞッ!!」
フーゴ「バンザーイ!」
イギー「クーン」(お、おお、よかったな…)
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:51:34.64 ID:7ZQzfW7ro
こうしてジョセフの孫、空条フーゴの活躍により
DIOの野望は潰えた…
だが、これからフーゴは、杜王町で新たな戦いに巻き込まれることになる。
頑張れ空条フーゴ!
負けるな空条フーゴ!
ウイルスをバラ撒け空条フーゴ!
~完~
DIOの野望は潰えた…
だが、これからフーゴは、杜王町で新たな戦いに巻き込まれることになる。
頑張れ空条フーゴ!
負けるな空条フーゴ!
ウイルスをバラ撒け空条フーゴ!
~完~
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 01:37:04.66 ID:co05C6X50
ウイルスってスタンド自体にも感染するんだっけ
本体狙わないとほぼ無敵っぽい自動操縦型とかどうなるんだろ
本体狙わないとほぼ無敵っぽい自動操縦型とかどうなるんだろ
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 09:52:17.58 ID:BGsEr/zDO
プジョアアアアで全部片付いてしまったな、乙
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 13:15:21.95 ID:e+ThcxQUO
無関係な動物が酷い目にあう←clear
81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 19:22:27.81 ID:/sIgNEgS0
強すぎだろwwww
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453987546/
Entry ⇒ 2016.01.31 | Category ⇒ ジョジョの奇妙な冒険 | Comments (0)
【艦これ】俺の鎮守府が修羅場…? 龍驤END
1: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 21:33:10.51 ID:GZkWEoAro
【艦これ】俺の鎮守府が修羅場…?
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425881502/
上記スレッドの一つのエンドとなります。興味がある方は是非そちらから御覧ください。
【ご注意】
このお話は龍驤が中心となります。筆者はRJ提督ですので愛があふれがちです。
ご自身なりの龍驤像にこだわりのある方、エセ関西弁が苦手な方、平面恐怖症の方、などはご注意下さい。
それでは始めます。
4: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 21:35:47.20 ID:GZkWEoAro
提督「俺の選んだ人は……」
しーん
提督「選んだ人は……その……」
イライラ
青葉「あーもう!男らしくズバッと言っちゃって下さいっ!」
提督「わ、わかった。選んだ人は……龍驤だ!」
どよどよどよどよどよ!
青葉「おおおお!こ、これはまた意外というかなんというか…」
大井「おかしいな……聞き間違いかな……フフフ………」
金剛「テイトクー! わたしじゃないなんておかしいネ!」
龍驤「あ、あはは、うそや……どうせドッキリなんやろ!いややわー! もー、人が悪いで~……」
提督「みんなにもちゃんと話すべきだな。よし、きちんと話そう。みんな近くに集まってくれ」
どよどよわいわい
提督「龍驤はこっちきてくれー」
龍驤「ほ、ほら、さすがに引っ張りすぎやで? そろそろドッキリの看板ださんと、な……?」
加賀「ほら、皆待ってますから行きますよ」
龍驤「な、なんや、加賀もグルかいな! ちょっ、引っ張らんでも歩けるわっ」
5: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 21:36:41.70 ID:GZkWEoAro
提督「しかし、集まってもらった身でなんだが、大所帯だな。みんなちゃんと聞こえてるかー?」
青葉「まぁ、100人以上いますからね。ほら、龍驤来ましたよ」
加賀「ほら、提督がお待ちです」
龍驤「わ、わかっとるって!」
提督「あー、龍驤、成り行きとはいえ大々的発表でびっくりさせたな。すまんすまん」
龍驤「すまんやあらへん! ……って、ほんまにドッキリとちゃうの……?」
龍驤(うそや……これまでそんな素振りいっかいも……期待したらアカン!アカン!)
提督「こんな手の込んだドッキリするかっ!」
金剛「テイトクー、ちゃんと理由聞かせてよー」
大井「ソウデスネ……理由を聞いてから処置を考えましょう……ふふふ……」
鈴谷「どう見てもわたしのほうが勝ってるはずだもん……理由聞いても納得できるかな~♪」
如月「そうですね、わたしでもちょっと勝ってます♪」
龍驤「やかましいわ!」
6: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 21:37:55.70 ID:GZkWEoAro
提督「あー、じゃあ、長い話になるから、ゆっくり聞いて欲しい」
しーん……
提督「えーとな、俺、司令官として配属されたけど……ここに来るまで実戦経験とかもまるで無くてなー」
青葉「へ……? いきなり何の話です?」
提督「最初からじゃないと上手く伝える自信ないんだよっ! 気長に聞いてくれ」
青葉「お、語る気まんまんですね! いいでしょう聞きましょうっ」
提督「じゃあ。続きな。俺は戦うために配属されたわけだけど、深海棲艦という謎の敵。戦えるのは艦娘という特別な存在だけ」
提督「じゃあ俺にできることはって言えば、司令部の運営、作戦立案、補給とか、まぁ、そういうことぐらいだ。大事なことではあるけどな」
提督「そのために必要な勉強と訓練に明け暮れて、卒業したらすぐここに配属だ。今思えば、すんげー不安だったんだよ。ちゃんと戦えるのか?ってな」
提督「で、配属されて、初めて艦娘と会ったわけだ。それが電だな」
電「わたしが一番最初から一緒なのです。えっへん!」
提督「正直、『ぇぇぇぇ』って思ってな。もっとごっついと思ってたのに、こんなちびっこい女の子で。ほんとにこの子が戦うのか?って疑ったもんだ」
電「し、しつれいなのです! ぷんすこ」
提督「わはは、怒るな怒るな、当時ほんとにそう思ったって話だよ」
どよどよ、あははははははは
7: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 21:39:02.10 ID:GZkWEoAro
提督「学んだ通り、建造して仲間を増やしたり、編成したりなんだりして……」
雷「わたしも最初の頃に建造してもらったのよねー」
電「お姉ちゃんが来てくれて嬉しかったのです!」
提督「それで、駆逐艦数隻で、初めて出撃して……。あの時の恐怖は忘れられんよ」
電「怖かったですか?」
雷「言ってくれれば、慰めてあげたのにっ」
提督「これから出撃するお前たちにそんな素振り見せられるかっ。司令官は『作戦は完璧で必ず勝つから、気楽に行って来い』って送り出すのが仕事なのっ」
龍驤「……かっこいい話やけど、うちの話んはずやのに、登場せえへん……」
提督「だから、順番に話すから待てって!」
龍驤(こないな緊張した気持ちで待たされるうちの身にもなってや! アホ提督! )
提督「幸い、近海の深海棲艦は大したこと無くて、何事も無く帰還できてな。あのときのホッとした気持ちは忘れられんよ」
電「そういえば、帰還した時、司令官さんに初めてぎゅってしてもらったです!」
雷「わたしもだったわー。そっか、そんな不安だったのなら、もっとちゃんと抱きしめて上げればよかったわね!」
……ざわざわ……やっぱロリ……ざわざわ……
提督「無事帰ってきてくれて、ほんとにホッとしたんだ! 他意はないからなっ!」
8: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 21:39:59.87 ID:GZkWEoAro
提督「そうやって手探りで近海の探索してて……そうそう、初めて駆逐艦より大きな船が来てくれるってなってな! 電、覚えてるか?」
電「覚えてるのです! 楽しみですねー、これで安心ですねー、って話しながら、司令官さんと二人で迎えに行ったのです!」
提督「で、『艦隊のアイドルぅ!』 だもんなー。いやー、絶句したなぁ」
那珂「ひ、ひっどーい!」
電「実はわたしもびっくりしてしまって絶句だったのです」
提督「すまんすまん、重厚な大型艦が来てくれる!みたい期待ばっかりしててな。そうだな……長門みたいなイメージで考えてたんだよ」
長門「かわいらしくなくてすまんな(ぷいっ)」
提督「え、な、なんで怒ってるの? 」
長門「怒ってなどいないっ!」
那珂「あはは~☆ 長門さんかわいい~。那珂ちゃんと一緒にアイドルやろっ! てか、那珂ちゃんって呼んでよ~」
長門「お断りだ!」
9: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 21:42:40.19 ID:GZkWEoAro
提督「ま、まぁそんなわけで、仲間も少し増えて少しは慣れてきて」
提督「でもな、出撃時の不安は変わらなかった。俺の命令で出撃するこの子たちが……もう帰ってこないんじゃないかってな」
しーん……
提督「そんななか、うちに初めての航空母艦が来てくれた。それが龍驤だった」
龍驤「……覚えとるよ。みんな大喜びやったね……。うちも、こんなに歓迎してもらえるならいっちょやったるか!って思ったわ」
雷「一緒に出撃して、もっとびっくりしたのもよく覚えてるわ!」
電「空母ってすごいって思ったのです!」
――
電「す、すごいのです、敵が近づいてくる前にもう沈めてしまったのです」
龍驤「ふふーん! 開幕雷撃って言うんやで!」
雷「砲撃戦での火力もすごいわね!」
龍驤「ま、艦載機のみんなのおかげやけどな!」
雷「わたしたちとそんなに大きさ変わらないのに、すごいのねー」
電「わたし、将来は龍驤お姉ちゃんみたいな空母になるのです!」
龍驤「さすがにウチのがちょっと大きいで……、え……将来??」
――
提督「あー、だからあの頃、電は龍驤バイザーかぶってたのか」
電「明石さんに作ってもらったのです! 今もお部屋に飾ってあるのです!」
10: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 21:43:28.11 ID:GZkWEoAro
提督「艦娘は強い。深海棲艦と戦い抜き、きっと生き残ることができる。龍驤が参加してくれた頃、やっとそう思えるようになった」
提督「そうして、やっと落ち着いて、レベルアップや新海域の調査なんかができるようになった」
提督「資源にも余裕が出てきて、重巡や空母、戦艦のみんなが徐々に加わり始めたのもこの頃だな」
赤城「最初の正規空母はわたしでした!」
榛名「戦艦はわたしが第一号でした!」
提督「はは、懐かしいな」
提督「強い艦がどんどん仲間に加わってくれる。だが、艦娘とはいえ、前世の記憶があるとはいえ、やっぱり初航海・初戦闘に不安がない訳がない」
提督「そのためにも、たとえ戦艦でも正規空母でも、まずは航海や戦闘に慣れてもらってから、自信をもって前線に送り出したいと思った……誰も失わないために」
しーん……
提督「当時、俺が一番信頼して、新しい仲間の『初めて』を安心して任せられるのは、やっぱり龍驤だった」
龍驤「………」
11: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 21:44:18.68 ID:GZkWEoAro
赤城「懐かしいです、わたしの初出撃も龍驤さんに連れて行ってもらいました」
――
赤城「ついに実戦ですか……艦載機、上手く飛ばせるでしょうか……」
龍驤「ウチもな、最初はちょっと不安やったけど、なんとなーくで大丈夫やったで!」
赤城「なんとなーく…ですか?」
龍驤「そうそう、難しく考えることあらへん。ばばーっと飛ばせばOKや!」
――
榛名「榛名の初出撃も龍驤さんでした。すごく適当でしたけど♪」
――
榛名「榛名で大丈夫でしょうか……」
龍驤「何ゆうてんのや! あんたは期待の戦艦なんやでっ。 そのでっかい大砲をばーんって撃てば、みんな大喜びや!」
榛名「は、はぁ。でもちゃんと当たるか不安です」
龍驤「当たらんでも気にせんでえーって。てきとーにバンバン撃っとれば、そのうち当たるわ! 派手に頼むで~」
榛名「は、はい。派手にバンバンですね!」
――
龍驤「そ、そないに適当やったかいな…?」
提督「はははい、龍驤らしいな」
榛名「肩の力が抜けて、わたしとしてはとても助かりました!」
12: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 21:49:16.38 ID:GZkWEoAro
提督「単純な戦力としてなら、戦艦や正規空母のほうがずっと上になった」
提督「でも、明るくて元気で面倒見が良くて……。俺が安心して新人を任せる相手はずっと龍驤になった」
長門「そういえばわたしもずっと龍驤と3-2-1だな」
龍驤「は、ははは、さ、さすがに飽きてるんやで……? ま、でも、ウチが頼りやっちゅーから、しゃーないな! 」
提督「ほんと、頼りっぱなしで申し訳ないぐらいだ」
龍驤「あ、あほ! これはボケや。素で返すとこやないでっ!///」
電「龍驤お姉ちゃん照れてるです」
雷「かわいいわね!よしよし~」
龍驤「あ、あほっ!」
提督「今、うちもこれだけの大所帯になって」
わらわら
提督「お互いよく知らない、艦隊を組んだこともない。そんな相手も結構居るんじゃないかと思う」
提督「でもな、きっとほぼ全員が、初航海や初戦闘で龍驤との思い出を持っているんじゃないかな」
提督「だから、俺から見ると……。龍驤って、みんなの第一歩を応援してきた、うちにいる艦娘みんなのお姉ちゃんなんだよ。……まぁ、ナリはちっこいけどな」
わはははははは
わたしも最初は龍驤さんだった……俺もだ……わたしくしアドバイスもらいました………
龍驤「ちょっ……、なんや突然……、それにちっこいや余計やっ!」
13: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 21:50:40.70 ID:GZkWEoAro
提督「出撃数も多分、断トツでNo1なんじゃないかな。新人の引率、レベル上げ……。いつも一緒だしな」
龍驤「そ、そうやで、酷使しすぎやっ! ゆ、有給もらわんとなー……あ、あはは……」
龍驤(こんな……うちいつもふざけた反応しとるけど……、でもちゃんとうちのこと見とって……)
鳳翔「龍驤さん、ほんとにシリアスな空気が苦手ですね♪」
龍驤「こないな褒め殺しの空気、どないせいっちゅうんや!」
提督「俺に自信をくれて、みんなを支えて、一番沢山戦いをこなして……。そんな龍驤に、心から感謝している」
提督「だから……節目のLV100。ケッコンカッコカリで初めて到達できるレベル。これは、まず最初に……龍驤にと思ってたんだ」
提督「そんなわけで龍驤なんだが……どうだろうか?」
龍驤「ど、どうって、そんな、うちは………」
鈴谷「そういうことならしょうが無いかなー。ものすごく提督っぽいし~」
如月「うふふ、そうですね、司令官らしいとしか言いようがないですね~」
大井「わたしも、雷巡になるまで、ずっと龍驤さんが応援してくれて……改装できたときは我が事のように喜んでもらいました……。しかたありません……ここは譲ります…」
千歳「そうですね……。わたしも軽空母になるまではずっと龍驤さんに付き添ってもらいました。悔しいけどここは先を譲りましょう」
島風「一番じゃないのは悔しいけど、今回はしかたないかなー」
金剛「しかたないネー! わたしも龍驤サンには応援してもらったし、一番は龍驤さんに譲るネー」
金剛「でも、Loveの一番は譲らないネ! 感謝のケッコンは龍驤サンが一番だけど、Loveのケッコンをわたしと最初にするネー!!」
龍驤(!!!!)
ザワザワザワザワ!!!!
青葉「おお! 金剛さんから激しいアタック! 提督はどうかわすのかっっ!」
提督「え……あ……、えーと、とりあえず説明は無事理解してもらえたようで良かったな!うん、じゃあ解散っ!!!」
金剛「あ、逃げちゃだめネー!」
大井「提督さん、逃がしませんよ……ふふふ」
提督「勘弁してくれぇぇぇぇぇぇぇえ」
18: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 22:50:40.62 ID:GZkWEoAro
提督「だ、だめだ、やつら本気だ。大井なんてほんとに魚雷撃ってきそうだ…」
赤城「提督! こっちですっ」
提督「赤城か! すまん、助かるっ」
加賀「ここならまず見つからないわ」
提督「加賀もいてくれたか。すまんな」
加賀「提督が不甲斐ないと苦労するわ。ケッコン問題がこじれて逃げ出すなんて情けない」
赤城「まぁまぁ。あの剣幕で迫られたら逃げますよね」
提督「ぐ…、いや、ほんとにすまん」
ドタドタドタ……
大井「提督さん……逃さないわよ……どこに行ったの……?」
鈴谷「提督~、往生際が悪いよ~~、女の子に囲まれてギュウギュウされるチャンスだよ~~」
利根「見失ったか……この利根の索敵能力を試そうというのか! 良かろうっ」
響「よし手分けして探そう。見つけたらすぐテレパシーだ」
雷「抜け駆けはダメよ。ちゃんとみんなでケッコンするんだから!」
暁「レディは抜け駆けなんてしないし!」
電「見つけたらすぐにふん縛るのです!」
がやがや……
19: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 22:51:40.88 ID:GZkWEoAro
提督「ふう……どうやら行ってくれたようだな」
赤城「見つからないように気をつけて下さいね」
加賀「また匿うのも面倒ですから」
提督「いやもう、面目ない。って、ここは二人の部屋だったのか。考えてみたら艦娘の私室にはいるのなんて初めてだな」
赤城「提督の、艦娘との距離のとり方は徹底してますからね」
加賀「公私混同しないのは感心です」
提督「いや、司令官にお願いされたら、一応部下だからみんな断れないだろ? おいそれとプライベートに踏み込むなんてできんよ」
赤城「先程の様子を見てもなお、皆が提督の言うことを聞くと考えているのが驚きです…」
加賀「いえ、提督が真剣に命令してきたら、きっと誰も、どんなことでも断れないわ」
提督「軍隊の悪いところだよなぁ。だから、出撃や任務以外では、些細な事でも命令やお願いをしないって決めてるんだよ」
赤城「難しいですねぇ…」
加賀「だから、龍驤にも特別な態度を取ってこなかったのですか?」
提督「!」
提督「えーと……」
加賀「ケッコンカッコカリは、上司と部下の関係を超えるものです。なのに、これまでどおりの上司と部下のやり方では通用しません」
赤城「まぁまぁ。でも加賀さんの言うとおりだと思います。龍驤さんとはちゃんとお話してくださいね。先ほどのお話だけでは、おそらく足りてないですから」
提督「……」
20: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 22:52:59.93 ID:GZkWEoAro
提督「ありがとう。さすがに鈍い俺でも、さっきの発表だけではいろいろ足りてないのはわかってるんだ。俺も正直怖いが……勇気を出して話してみる」
加賀「これからは、言われる前にスマートにこなしてほしいものですね」
赤城「ふふっ。提督、大丈夫ですよ。あなたならきっとうまくいきますから」
提督「……ありがとう、がんばるよ」
―― ほんの少し後
赤城「ふふ、提督、見つからないと良いけど」
加賀「見つかって追いかけられるのも良い薬です」
赤城「さ、て、と! 加賀さん、飲みましょうか。加賀さんの好きな大吟醸天狗舞、確保してあるんですよ!」
加賀「まだ明るいのにお酒なんて、赤城さん何を考えているの?(呆れ)」
赤城「この騒ぎでは出撃も何もありませんよっ。さ、飲みましょう!」
加賀「まったく……良いお酒に免じてお付き合いします……でもどうしてそんなに飲みたいのですか」
赤城「だって、お酒でも飲まなきゃ、思いっきり泣けないでしょ?」
加賀「……何を泣くんですか……まったくばかばかしい……」
加賀「……だって……。わかっていたんですから……。わたしじゃないって……」
加賀「あの子がほんとに頑張っていることも、提督が気にかけていることも……秘書艦をやることが多いから、そんなことはわかっていたんです……ぐす」
加賀「ぐす……今更無言で出撃を繰り返したって……ぐす……今更追いつけないって……そんなこと、考えなくてもわかっていたんです……ぐす」
赤城「さ、飲みましょ。今日はとことん飲みましょ!」
加賀「いただくわ……ぐす……」
21: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 23:14:09.30 ID:GZkWEoAro
―― 夜、提督の部屋
提督(まったく情けない……。結局まだ会えてない…)
提督(あいつを大切だと思う気持ち……上手く伝えられるか自信がない。まったく、戦闘してるほうがよっぽど気楽だ……)
提督(恋愛か……。ほんとに難しく怖い……。俺のことを好きだと言ってくれるみんなも、こんな気持を抱えているんだろうか……?)
コンコン
提督(こんな時間にだれだ?)
龍驤「提督……起きてる? うちや、龍驤や。ちびっと話があんねんけど……」
提督「!! あ、ああ、入ってくれ」
龍驤「(おずおず) こ、こんな遅くに堪忍な! 話せーへんと寝られなさせやから」
提督「あ……艤装外してるんだ」
龍驤「/// あ、あははは! か、堪忍や! どうしても眠れへんでそのまま来てしもうたから」
提督(ぱ、パジャマ…。髪もほどいてて…実は長いんだな……。スリッパだからすごい背も小さくなって…駆逐艦より小さいな……破壊力ありすぎだろう!)
提督(あ、目が腫れてる……。泣いてた……のか?)
提督「紅茶入れるからその椅子にでも座っててくれ。甘いのでいいよな?」
龍驤「おおきに……なんか提督の部屋ひさしぶりやなー。相変わらず殺風景やな~」
提督「寝に帰るだけだからなー。おまたせ」
龍驤「おおきに……ふぅ、あったまるわー」
22: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 23:15:38.66 ID:GZkWEoAro
龍驤「(ふーふー) あんな…」
提督「うん」
龍驤「ケッコンカッコカリの話。ほんまに嬉しかった。ずっと大切に思ってくれてたんやって」
提督「ああ……」
龍驤「でもな……? 指輪でケッコンや。特別なことや。感謝の勲章みたいなのとはちゃうよね」
提督「そうだな……」
龍驤「うちは……うちはさっきの話だけで十分や。……あの後な、みんながどんどん集まってきて、お祝いの言葉とな、初出撃やレベル上げの思い出話むっちゃしたんや」
龍驤「みんな、うちのこと大切に思ってくれとる。それがわかって、ほんとに幸せやった……。うちはそれで十分や」
龍驤「だから指輪はちゃんと好きなk 提督「待った」
提督「俺な、実はヘタレなんだよ」
龍驤「? 知っとるよ?」
提督「ここはフォローしろよっ! いやな、まぁ、ほんとにヘタレでな……。さっきみたいなみんなの前では言えなかったことが沢山あるんだよ」
提督「それに、上手く伝える自信も無ければ、どんな返事が帰ってくるかも怖い。それで躊躇しちゃうヘタレなわけだが……」
提督「でも、これから頑張って話すから、まず俺の話を聞いてくれ。オーケー?」
龍驤「お、おーけー……」
龍驤(な、なんや!も、も、もしかして、もしかするんか……? い、いや、期待したらアカン!)
23: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 23:56:37.97 ID:GZkWEoAro
提督「艦娘はみんな大切だ……。そう、友人のような、家族のような、我が子のような……」
提督「でも、みんな戦う宿命をもって生まれて、何の疑問も持たず、日々戦い……そして、俺のワンミスで轟沈するかもしれない……」
提督「そんな彼女たちには、できれば幸せであってほしい。無事戦いを終えて、戦いの後を生きて欲しい、そう思ってる」
龍驤「………」
提督「そ、それでな、ここからが本題なんだが……」
龍驤「お、おう(緊張)」
提督「艦娘という運命を背負ってしまったのはみんな同じだ。だから、皆平等に強くなり、生き残る。そういう方針で、皆と平等に接してきたつもりだ」
提督「で、でもな、俺も男で、艦娘はみんな魅力的な女性だろ……? や、やっぱりほら、理想通りには行かないというかな」
龍驤(みんな…やて……?)
提督「ラブアピールされたり、ベタベタされたり、ちやほやされたり、挑発されたり、(おっぱいを)押し付けられたり、いろいろあって理性を保つのも大変でっ」
龍驤「モテモテで結構なことやね!(怒)」
提督「い、いや、そ、それでな。そうやってアタックされるのも正直悪い気持ちじゃないし、いろいろグラグラしたりするんだが……」
提督「その、そういう時にな、その相手と、こう、なんだ、ラブラブしちゃうか!ってならず、やっぱり抑えちゃうわけなんだ、鉄の理性だな!」
龍驤「ずいぶん脆そうな鉄やね!(怒)」
提督「そ、それでな。が、がんばって抑えてきてるわけだが…。その『こいつにアタックされたら、きっと自分が抑えられない』っていう相手が一人だけいるなって」
龍驤「………」
提督「ずっと平等を貫いてきたはずなのに、一人だけ特別がいたんだ。ただ、なにせヘタレの俺だから自分から何かをっていうのは全然できなくてな」
提督「それが……お前なんだ、龍驤………ああ、照れるなちくしょう!」
龍驤「………」
24: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 23:59:14.63 ID:GZkWEoAro
提督「だからな……。その、ケッコンカッコカリを申し込んだのは、もちろん昼間に話した感謝の気持ちや信頼もあるんだが」
提督「その……お前がやっぱり特別というか一番というか、そういう気持ちも当然あってだな……」
龍驤「………(うつむき)」
提督「……龍驤……?」
龍驤「……まだ…言葉が足りてへん。ちゃんと言うて」
提督「ぐ………」
提督「あー、つまりだな、つまりー……。い、一回しか言わないぞ?」
龍驤「…はよ」
提督「ぐ、ぐぬぬ……。つ、つまりだな……。お、お前が好きだ!ケッコンしてくれ!!」
だだだだっ……がばっ!
提督(ぐわ、飛び込んできた!)
龍驤「や、や、やったーーーーー! うち、うちが一番! うち大勝利やーーー! (ぐすぐす)」
提督「お、おま、思いっきり飛び込んでくるやつがあるか! あぶないだろ!」
龍驤「やったやったーーー!」
提督(椅子に座る俺の膝に乗って抱きついてる龍驤……理性がやばい!)
龍驤「キミは、ずっとそんな素振り無くて……うち、そんなん絶対ありえへんって……ぐす」
提督「あー、龍驤、俺だけに言わせてお前はどうなんだ?(顔近い……まつげ長い!)」
龍驤「へ……? そ、そんなん決まっとるやろ! ///」
提督「なんだよ、俺には無理やり言わせておいて……さ、言ってみろ」
龍驤「ぐぬぬ……、す、好きに決まっとるやろ! ずっと…キミを見てたんやで!」
提督(う、上目遣い……が、がまんできるかーーー!)
龍驤「は、恥ずかしいこと言わせ……ん………んん…………(う、うち、キスされてる!)」
龍驤「ふぁ…、ウチ、ファーストキスやn んん……ん……(うそ、激しい…)」
龍驤「ふぁ……キス……すごい……思ってたんと全然ちゃう……(ぽー)」
提督(くっ……普段生意気でこどもっぽいくせにこんな表情しおって……けしからん……我慢できるわけ無いだろ!!!)
龍驤「ふわっ……抱っこするってなんや! せっかくいい雰囲気やったのに…! 子ども扱いすんなー!」
提督「ばか、逆だ逆。どこまでも大人扱いしてんだっ」
龍驤「へ……? (ぽすっ) え、お布団……。え? え? ん…ん…や、舌……」
龍驤(え、え、え、こんな急展開! う、うそや…ちょ、ちょっとは期待してたけど)
提督「悪いな、抑えがきかん。かわいすぎるお前が悪いんだからな」
龍驤「ちょ、そんなん……ん……」
25: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/15(日) 23:59:59.38 ID:GZkWEoAro
【ご注意】
>>1で書き忘れましたが、この後エロが入ります。R15ぐらい程度かとは思いますが、エロが苦手な方はご注意下さい。
27: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 00:24:46.57 ID:uD++EUdeo
提督「艤装外した龍驤って、長い付き合いなのに見るの初めてだな…」
龍驤「そ、そりゃそうや、お風呂と寝るときぐらいしか着替えへんし…んっ」
提督「その貴重なパジャマも脱がしちゃうわけだが ぷちぷち(ボタン外してる)」
龍驤「す、スケベ! やっぱむっつりスケベや! 鈴谷の言うとおりやった!」
提督「男はみんなスケベですよー。さ、下も脱がすぞ(もぞもぞ)」
龍驤「や……、ほ、ほんま、お願いや、せめて暗くしてくれへんと…見えてまう……」
提督「好きな子の裸を前にして電気を消すなんてできるかっ」
龍驤「/// うう、スケベ……」
提督「ブラも取るぞ……って、どうやって取るんだ、こうかっ、こうかっ(ぷち)」
龍驤「あ……う……、見んといて……ほんま、小さくて堪忍な……」
提督(小さいけど……すべすべ真っ白……小さな桜色の乳首……俺もう死んでもいい…)
提督「夢にまで見た龍驤のおっぱい……そんなこと言うなよ、俺にとっては最高のおっぱいだ…」
龍驤「ひ、人のおっぱいの夢みんな! すけべっ ///」
提督「そんなこと言うやつはこうだ……ペロ……チュパ……」
龍驤「ひうっ……、あ、や、くすぐった………あ、あかん………」
提督「ちっちゃい乳首かわいい……なめずにはいられん……」
龍驤「いやや、まって、ほんま………あ、あ、あ」
龍驤(そんな、こんなん……もう頭真っ白で……)
提督(こんな切なげな表情するんだな……すげーかわいい……もう理性なんてどっかいった……)
龍驤「ん、んんーーー。あむ……舌、口の中に……あう……」
提督「すまん、俺もうやめられん」
28: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 00:25:44.98 ID:uD++EUdeo
龍驤「はぁ……はぁ………(おっぱいとキスで、もう何がなんだか)」
提督「さわるぞ?」
龍驤「へ……? ちょ、ちょ、ま、まちい、そ、そこはっ」
提督「……すげえ。こんなに濡れるんだ……」
龍驤「ちゃ、ちゃう……そ、それはちゃうねん……」
提督「俺で興奮してくれてるってことだよな…。なんだろ、すげー嬉しい……」
龍驤「……そ、そうなん?」
提督「ああ。俺も経験ないからな。ちゃんと感じてもらってるかわからなくて心配になるんだ(プロ相手なら経験あるけど)」
龍驤「そ、そうなんや……。だ、大丈夫や。うちは……ほんま、幸せな気持ちで、嬉しゅうて……その……気持ちぇぇ……」
提督「そっか、じゃあもうとまらないからな」
龍驤「あうっ! や、や、そこをそんな……あ、あかん……うち、おかしくなってまう……」
提督「是非おかしくなってくれ」
龍驤「そ、そんなん……恥ずかし……ああ……ほ、ほんま……やめて……うちもう………」
―――――
提督「う、ちょっと力抜いてくれないと進めん…」
龍驤「む、無理や……こんなん入ってきて……」
――――
龍驤「ほんまに、最後まではいっとる……?」
提督「ああ……辛かったろ? 受け入れてくれてありがとう」
龍驤「ぐす……痛いけど……嬉しくて……どうにかなってしまいそうや…」
―――
龍驤「う、うそや……まだ続くん……?」
提督「すまんな……すべてお前がかわいいのが悪い」
龍驤「そ、そんなこと言うたってだめやっ…… ///」
――
龍驤「こ、こんな恥ずかしいかっこさせるなんて……あほ!あほ!すけべ!」
提督「スケベで結構……ああ、最高の眺めだ……我慢できん」
龍驤「す、スケベ! あ、ああ……や……やめ……」
―
29: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 00:39:51.59 ID:uD++EUdeo
チュンチュン
提督「ん……、朝か……。さすがにだるいな……」
龍驤「すーすー」
提督「黙ってると美少女なんだけどな…。起きてるとやかましキャラになるけど」
龍驤「すーすー」
提督「こんな無防備な寝顔見ると……。昨夜あれほどしたのに……俺もほんとスケベなのかもな…」
提督「なんてな、理性理性! キスくらいで我慢しておこう……ちゅっ」
龍驤「ん……ん………んー………」
提督「起きたか。おはよう」
龍驤「(ぼへー) んにゃ、おはよ……って、え!」
提督「寝ぼけてるのかー?」
龍驤(ゆ、夢やなかった…。ああ、うち、裸や!)
龍驤「(布団抱きながら) お、おはよう。あは、あはははは」
提督「そんな必死に隠さなくても。昨日さんざんみせてもらったしな。……ああ、かわいい乳首だった……」
龍驤「お、おもいだすなっ!! スケベスケベスケベっ!」
提督「そうか。じゃあ仕方ないから直接見るか……」
龍驤「布団めくるなぁーーー! アホ提督!アホ提督!」
提督「あははは」
30: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 00:40:33.55 ID:uD++EUdeo
提督「昨夜は……ありがとな。すっかり暴走しちゃったけど、受け止めてくれて、嬉しかった」
龍驤「ほんま、思いっきり暴走やったね!」
提督「面目ない」
龍驤「なんで暴走したんやっけ?」
提督「龍驤がかわいいから」
龍驤「あ、あほ……違う言い方するとこやろっ」
提督「そうだな……龍驤が好きだから……いや、これも違うな」
龍驤「えっ……?」
提督「龍驤を……愛してるから……かな?」
龍驤「/// ~~な、なんや、それで何でも言うこときくおもたら大間違いやでっ!」
提督「なんだー、それが返事なのかぁ。残念だなぁ…しょんぼり(ちらっ)」
龍驤「子犬みたいな目でみんなっ……。う、うちも愛してるに決まっとるやろっ。そうでなきゃ、あんなエッチなこと許さへんでっ」
提督「あはは、嬉しいよ、龍驤……ちゅっ」
龍驤「ちゅ…ちゅ……ん……あふ……や、もっと……ちゅ……」
ドア「コンコンコン」
!!!!
31: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 01:03:34.00 ID:uD++EUdeo
雷「司令官ー、起きて―?」
電「起きてほしいのです!」
暁「レディの訪問への対応がなってないわ」
響「まだ寝てるのかな?」
提督「まずい、これはさすがにまずい」
龍驤「ど、どないしよ…か、隠れるとか?」
提督「隠れる場所もないな……って……昨日……鍵閉めてないな……」
龍驤「え、ちょ、大ピンチやん!」
提督「だ、だって、女の子部屋に入れて鍵かけるとか出来んだろ!」
雷「あれー、鍵開いてる。(ガチャ)司令官、起きてるー?」
電「司令官さん、おはようなのです! ……あ、あれ?」
提督「お、おはよう。部屋に勝手に入るのは良くないぞー……ははは……」
龍驤(必死に提督の背中に隠れてる)
暁「あれ、背中に誰かいるわね」
電「髪でわかるのです、龍驤お姉ちゃんなのです」
龍驤(ど、どないしよーーーー)
雷「あ、そっか。ケッコンするから同衾だったのね」
電「いいなー。うらやましいのです!」
提督「あ、ああ……はは……ははは………(ど、どうしよう)」
32: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 01:05:15.16 ID:uD++EUdeo
響「そっか、同衾したんだね。ということは単装砲をお腹に……。龍驤お姉ちゃん、お腹は大丈夫かい?小破ぐらいしちゃうかもって聞いたけど」
龍驤「え、え、え、いやぁ、うちは不死鳥と呼ばれるほどの軽空母やからね! 大丈夫や、大丈夫!」
暁「不死鳥は響ちゃんのほうでしょ! でも、龍驤お姉ちゃんうらやましいです。わたしもレディとしてはやく同衾を経験したいです」
電「でも、ほんとに大丈夫ですか? 司令官さんの単装砲、あんなに大きかったから、きっとお腹に入れるのは大変だったのです」
雷「発射する前はさらに大きくなったしね!」
提督「え、えっとな……そ、そろそろ朝の支度があるから……」
龍驤「雷と電からは……ちょーっと詳しくお話してもらわんとな……?(怒)」
響「おや、二人は司令官の単装砲にずいぶん詳しいね」
暁「ずるいわよ、二人とも!」
雷「しまった! 司令官の単装砲でセックスのお勉強をしたのは内緒だったのに!」
電「司令官さんから『絶対に内緒だよ』って言われていたのに、しまったのです!」
龍驤「ほほぉ~。『セックスのお勉強』に『絶対に内緒』ねぇ~~~?(怒)」
提督「あ、あのな龍驤、これにはいろいろと訳が……!!!!!!」
提督(その時、大破進軍してしまった時以上の絶望が俺を襲った……なぜなら……扉の前に……やつが立っていたからだ……)
青葉「ぷるぷるぷるぷる………」
提督「あのー……青葉サン…? ま、まずは話を聞いてもらえますか……?」
青葉「ほんとに……ロリ……変態……姉妹丼……」
提督「いえ、あのですね、この誤解が広がると、ほんとにボクが社会的に死ぬというかデスネ…?」
暁「わたしだって見てみたい。ピラ(布団をめくる音)。うわ、ほんとに単装砲…?」
響「単装砲というより機銃かな」
雷「これ、前に説明したとおり、ちょっと刺激するとすぐ単装砲になるのよ!」
青葉「う、うわあぁぁぁぁぁ」(だだだだっ)
提督「ちょ、ちょっと待って、青葉、ほんとに待ってーーーー!」
龍驤「うちより青葉が気になるんかー、この浮気者ーーーーーーー!!!!」
がやがやがや
龍驤END
35: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 01:33:09.74 ID:uD++EUdeo
すみません、書き方が紛らわしかった…。
今回の投下はここまでで、続きのエピローグは16日(月)の夜に投下予定です。
また今夜お付き合いいただけますと幸いです。
42: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 21:47:39.68 ID:uD++EUdeo
これよりエピローグというか後日談を投下致します。
この鎮守府に生きるみんなを書きたいのですが、なかなか書ききれず歯がゆいですが、とりあえず書ける範囲で!
【ご注意】
今回はエロは無いですが、相変わらず龍驤分が多いです。ご注意下さい。
43: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 21:48:31.06 ID:uD++EUdeo
――― 一週間後
チュンチュン……
龍驤「ん……朝……」
提督「ぐーぐー」
龍驤「じー………」
提督「ぐーぐー」
龍驤(真面目で堅物で……すぐ女の子にデレデレして(怒)。意志が強くて優しくて……うちを一番やーって言ってくれる……)
龍驤(うちにとって一番大事な人……。あーあ、こんなメロメロになってまうなんて、うちも意外とちょろかったんやなー)
龍驤(キミのせいやで……つんつんつん)
提督「んー……おはよ……zzz」
龍驤「おはよ! さ、もう起きんと! また誰か来たら大変やでっ」
提督「んー、そだなー、起きるかー………とりゃっ(ちゅっ)」
龍驤「んー! ちょ、不意打ち! んーんー」
提督「あはは、おはよ」
龍驤「ぐぬぬー……朝からケダモノや……」
提督「さすがにこのぐらいにしとくよ。もうこんな時間だしな」
龍驤「せ、せやな。うちも準備しに戻るわ」
提督「ああ、じゃあ執務室でな!」
44: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 21:50:03.51 ID:uD++EUdeo
――― 少し後 提督執務室
鈴谷「おー、提督、おっはよーん!」
提督「……おはよう。何度も言うがそれは俺の椅子だ」
鈴谷「何度もいうけど、提督のためにこうしてわたしの暖かさと香りを椅子につけてあげてるんだよー」
提督「おまえなぁ……」
如月「しれーいかん♪ おはようございますっ」(腕を抱きっ)
提督「き、如月もおはよう。ドアの裏にいたのかっ」
如月「うふふ、びっくりしました?」
提督「あ、ああ。て、ていうか腕、腕をぎゅってしすぎだ…(当たる)」
如月「あら、第六駆逐隊のみなさんは、しょっちゅうこうやって腕にぶら下がっていますよね? 同じ駆逐艦なのにどうしてだめなんですか~♪」
鈴谷「あらら~~、何かがあたって、提督ドキドキなんじゃな~い? 如月ちゃんも罪な女だねー!」
提督「おまえらっ! 朝からっ! 俺で遊びに来たのかっ! 今日は月末で忙しいんだっ。勘弁してくれ~~」
鈴谷「はいはい、わかってるわよ。だから手伝いに来たんじゃない……。さ、執務机にごあんな~い」(腕を抱きっ)
如月「美少女二人にエスコートされて、司令官は幸せものですね♪」
提督「お、おまえらなぁ…」
龍驤「ほんまに、し、あ、わ、せ、そうやねっ!(怒)」
鈴谷「きゃあ!正妻登場♪」
如月「あーあ、浮気の言い訳、大変ですね……司令官かわいそう……」
提督「おまえらなぁぁ」
鈴谷(あなたの一番にはなれなかったけど……でも、いつかわたしの事も知ってね……妬けちゃうし、それまではずっといぢめてあげるからね♪)
如月(いつか、わたしが素直になれるまでは……遊ばせて下さいね、司令官♪)
龍驤「さ、仕事もせんといちゃついとった言い訳、聞こか?」
提督「ほ、ほんとに、俺は何も悪くないいいいー!」
45: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 21:51:14.30 ID:uD++EUdeo
――― 10:00 提督執務室
提督「いや、ほんと月末処理はめんどくさいな……」
龍驤「ほんまやね。この時ばかりは書類書類でうんざりや」
提督「お手伝い感謝します。愛宕さん。千歳もありがとう」
愛宕「いいのよ~、提督がそれじゃあ、出撃も無いですしね♪」
千歳「こういう作業は得意ですから、どうぞお任せ下さいっ! さ、提督、こちらが提督の決済待ち書類です」
提督「ありがとう。うお、ボーキ足りないな……。遠征計画考えないとな…」
龍驤「任務の報告書がたりとらんで~。キミのところで止まっとらん?」
提督「ああ、近代化改修の報告書だよな。もうちょっと待ってくれ」
龍驤「ほーい」
愛宕「提督、一般論として、包まれるなら大きくて柔らかいのと小さくて硬いの、どちらが良いですか?」
提督「うん、それならやっぱり大きくて柔らかいほうがいいだろう」
千歳「ですよねー、やっぱり大きくて柔らかいほうが嬉しいですよね」
提督「え、あれ、何の話……?(ビクビク)」
愛宕「作業を楽しくする世間話ですよ~♪」
龍驤「………(怒)」
千歳「大きいと、いろいろ応用も効くらしいですね。小さいとできないことでもできたりするそうですよー。演習で試してみてもいいかもですね~」
提督「いや、あの、役割分担というか、例えば大型艦ばかりでなく駆逐艦が大活躍な時もあってだな……決して大きければいいというわけでは……」
愛宕「いえいえ~、圧倒的な火力による飽和攻撃で、あっさり陥落♪ なーんてことも十分にありえますよ……うふふ」
龍驤「キミっ、報告書はやくっ!(怒)」
提督「は、はいー!」
千歳(くすくす……このくらいはいぢわるさせてもらわないとね♪)
愛宕(あーあ、提督も大変ね……。でも楽しいからわたしもいぢめちゃうけど♪)
46: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 21:53:02.71 ID:uD++EUdeo
――― 12:00 鳳翔さんのお店
龍驤(ぶすーーー)
提督「う、いや、ほんとさ、機嫌直してくれよー。ほら、好きなもの頼んでいいから」
龍驤「うちはそんなお手軽やないでっ! あ、でもカレーうどん」
提督「ほい、カレーうどんな」
龍驤「デザートも!」
提督「ほいほい、今日はたい焼きみたいだな。俺も食べよ」
龍驤「……こんなことでごまかされへんで、この浮気者っ!」
提督「べ、別に何もしてないだろっ。みんな手伝いに来てくれてるだけで……」
龍驤「よく言うわっ。デレデレしくさって!」
提督「前からあんな感じだろー。みんな俺のことからかって遊んでるだけだって」
鳳翔「おまたせしました……ふふ、またケンカですか?」
提督「い、いやまぁ……」
龍驤「提督が、すーぐ他の子にデレデレするからやっ」
鳳翔「ふふ……。龍驤さんが、みんなの提督を独り占めしちゃったから、みなさんやっぱりヤキモチをやいて、ついついいぢわるしたくなるんですよ?」
龍驤「/// ひ、独り占めって、そないなこと……」
鳳翔「ケッコンのご指名されて、その夜に早速同衾されて……その後、ずっと秘書艦ですよね。みんながヤキモチをやく気持ちは分かります。わたしもですから♪」
提督「ぐ、ぐぬぬぬ……って、え? 鳳翔さんもって?」
鳳翔「あら、わたしだって提督の一番になれたら嬉しいですもの……龍驤さんが羨ましいです」
龍驤「あ……、あかんで、提督はうちのやから、鳳翔さんでも譲られへん…… /// 」
鳳翔「あらあら、のろけられてしまいました。大丈夫ですよ、提督が決めたことですから、みんな納得してます。ちょっとくやしいだけです♪」
提督「えっと……なんか、その、すいません」
鳳翔「でも、まだまだ諦めていない人、提督をいぢめたい人、いっぱいいますから、おふたりとも頑張ってくださいねっ。
龍驤(わ、渡さへん……うちのや……。そもそも、提督がデレデレするのが悪いんやっ!)
提督「りゅ、龍驤、痛い、痛い、足踏んでる!」
龍驤「あ、うっかりふんでしまいました、ごめんあそばせ!(棒)」
提督「うう、怒ってる……なんでだよう……」
47: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 21:54:03.80 ID:uD++EUdeo
――― 15:00 提督執務室
提督「ふう、大分はかどったな。ちゃんと終わりそうだ」
龍驤「おつかれやね! そろそろ一回休憩しよかー?」
バーン(ドアの開いた音)
金剛「ヘーイ提督っ。Tea Timeネー!」
榛名「お姉さま、ちゃんとノックしないと…」
比叡「Afternoon Teaセット、持ってきましたよー(ガラガラ)」
霧島「提督も龍驤さんもお疲れ様です。休憩しましょう!」
提督「あ、ああ、ありがとう。なんか本格的だな」
龍驤(金剛は要注意や! ちゃんとみはっとらんと…)
提督「ふう、やっぱり金剛の紅茶は美味しいなぁ」
金剛「もちろんネー! わたしとケッコンしたら、いつでも好きなときに入れて上げるネ!」
龍驤「こ、こら、提督はウチとケッコンすんねんで!」
金剛「もちろん、最初は龍驤なのはわかってマース! でも、その次はわたしネ!」
比叡「その時はわたしも一緒です! 3人で!イチャイチャ!するのですっ!」
榛名「は、榛名は……。順番とかはいつでもいいので……たまにおそばに置いていただけたら、それで……」
霧島「わたしも……順番はいつでもいいです。たまにで良いから、わたしだけを見てくれる時間があればそれで……」
提督「え、あっと、あははー(ダラダラ)」
龍驤(怒)(怒)
48: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 21:56:23.74 ID:uD++EUdeo
――― 17:00 提督執務室
龍驤「大体な、キミがはっきりせーへんのがなー」
提督「はっきりしてるだろー。龍驤が一番だって」
龍驤「そ、そんなこと言うて、他の子にデレデレ……」
提督「ほら、手つないごうぜ。読むだけだから手は空いてるしな」
龍驤「そ、そないなことで、ごまかされへんからな(ぎゅっ)」
提督「ふーむ、艦載機の在庫と割り振りか…最近は制空が厳しいし…。なぁ龍驤、空母から見て、この配置でどうだ?」
龍驤「この配置って、ここからじゃ見えへんよ」
提督「そか、じゃあ一緒に見よう。膝に乗れば一緒に見れるだろ」
龍驤「あ、あほ…。そ、それが目的で話ふったんやろ? スケベっ」
提督「あはは、バレたか。でもまぁ、見てもらいたいのもホントなんだ。ほらっ」
龍驤「うう、こんなん誰かに見られたら、笑われてまう…」
提督「まぁまぁ。な、この部分なんだ」
龍驤「ほほー、1隊だけの烈風改を活かすために、加賀に配備するんやな」
提督「ああ、これで制空取れるかな」
龍驤「いくら烈風改でも、これだけじゃアカンやろなー。後は紫電改二を赤城の……」
バーン
天龍「邪魔するぜ。天龍、遠征から無事帰還した」
提督「あ……。あ、ああ、おつかれ。任務ご苦労(敬礼)」
龍驤「///」
天龍「おいおい、オレだったから良かったが、大井あたりに見られたら血の雨が降るぜ」
提督「あ、あはは。いや、これはだな。1つしか無い図面を二人で見るために一番効率の良い配置をだな……」
天龍「ま、ほどほどにな。報告終わりだっ、帰るぜ!」
天龍(お、オレもケッコンしたらあんな風に膝に……ば、ばかやろうっ、そんな恥ずかしい事できるか……、そ、そんなに言うなら……な、なんだよ、抱きついて来て……)
龍田「天龍ちゃーん、よだれでてるわよ~」
天龍「はっ!」
49: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 21:57:56.93 ID:uD++EUdeo
――― 19:00 鳳翔さんのお店
提督「あ、俺は力うどんでお願いします。いやー、何とか終わってホッとした。開放感あるなー」
龍驤「おつかれやね! あの書類の山が無くなるんやから、不思議やねー。うちはきつねうどんを頼むわっ」
提督「忙しい時の秘書を頼んで悪かったな」
龍驤「月末の秘書は初めてやったけど、ほんま、大変なんやね」
提督「月末は、事務仕事に強い足柄さんとか青葉に頼ることが多かったからなー」
鳳翔「お待たせしました、おふたりともお疲れ様です。ささやかですがどうぞ」
提督「お、ホット梅酒ですか。食前酒ですね」
龍驤「おおきに。ふー、おいしいわー」
北上「おや、提督と龍驤も飲んでるのかい?」
大井「提督さんがお酒なんてめずらしいですね」
提督「おお、二人もおつかれ。俺ほとんど飲めないからなー。鳳翔さんが、元気出す用にうすーく作ってくれたんだ」
北上「おー、いいねー! そうやってちょっとづつ鍛えて、呑兵衛組に参加してくれよー」
大井「龍驤さんもお酒はダメなのですか?」
龍驤「うちもほとんど飲めへんな~。大井は結構いける口なん?」
大井「わたしもあんまりだったのですが、最近は結構飲んでます、北上さんと♪」
北上「提督と龍驤のラブラブをみせつけられて、飲まなきゃやってられなーい!って、毎晩つきあわされてるんだよー。二人ともほどほどにしてくれよなー」
大井「ちょ、北上さん! わたしはそんなっ」
龍驤「/// み、みせつけるとか、そんなんしてへんって!」
提督「そうそう、公私混同はいかんからな!」
北上「えー、でもさー、提督、前は食事も独りでとか、ちょうどそこにいた人と、だったのに、今では毎食二人で食べてるじゃん。ラブラブだよね~」
提督「そ、それは!」
大井「あー、もう。北上さん、さ、お部屋行って飲みましょっ! いっぱいお話聞いて下さいっ!」
北上「はいはい、じゃあ行こう行こう~」
大井「それから……提督さん?」
提督「うん?」
大井「わたしともケッコンカッコカリしたら、三人で飲みますから、どうぞお覚悟を♪」
提督「えー……」
龍驤(怒)
50: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/16(月) 21:59:06.49 ID:uD++EUdeo
――― 20:00 提督の部屋
提督「で、今夜も来たわけだな。ご丁寧に枕持参で」
龍驤「あ、あたりまえやっ! キミみたいな浮気者、目を離したら誰とエッチなことしてるかわからへんからなっ。監視や監視!」
提督「いやまぁ、俺はいいんだけどさ……」
龍驤「いやー、ほんま、浮気者の旦那を持つと大変や。仕方なく毎晩監視に来なあかんねんから」
提督「まーでもな、その素直じゃないところもかわいいよ(ぎゅっ)」
龍驤「な、なんや……うちは監視しに来とるんやで……それをそんな……(ぎゅっ)」
提督「監視でもなんでも、来てくれて嬉しいよ……」
龍驤「か、監視されて喜ぶなんて、キミはほんとあかんやつやな……(ぎゅーー)」
提督「でも、素直な言葉も聞きたいなー」
龍驤(ぎゅーーー)
提督「聞きたいなー」
龍驤「……ほんまは、一緒に居たいだけやねん…」
提督「でも、また俺にエッチなこといっぱいさちゃうぞ? それでもいいのか?」
龍驤「………(こくん)」
龍驤「……いっぱい、して…?」
提督(いろいろ大変だけど……俺、最高に幸せだなぁ……願わくばこの幸せが末永く続くことを……)
おしまい
61: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:40:33.55 ID:XJWsNxRCo
――――― 数日後
瑞鶴「はぁぁぁぁぁぁぁ~~~~」
翔鶴「朝からため息ばっかりね。せっかくのお休みなのに」
瑞鶴「うーん、なんか気が抜けちゃってさー」
翔鶴「あんなに無茶ばっかりしていたと思ったら、今度はすっかり抜け殻ね~」
瑞鶴「あ、あはははは……」
瑞鶴(抜け殻かー。確かに抜け殻かも……)
翔鶴「わたしとしては、無茶をやめてくれて嬉しいけど。ほんとに心配だったのよ?」
瑞鶴「あ、あはは! もう勘弁して~。毎日そればっかりじゃん~」
翔鶴「無茶をしすぎた瑞鶴が悪いのよ。明石さんや……提督にもいっぱい心配かけて」
瑞鶴「う、うん。ほんとごめん……」
翔鶴「提督といえば、あんなに心配かけたのに、最近全然会いに行っていないわね? ちゃんと謝ったのかしら」
瑞鶴「あ、謝ったもん! もう無茶な出撃はしないって約束させられたし! 」
翔鶴「それで、その後は全然会いに行ってないと……」
瑞鶴「ぅ……」
翔鶴「提督……また心配してるんじゃないかしら……。かわいそうねぇ……」
瑞鶴「わ、わかったわよ! 今日ちょっと顔出してくるから」
翔鶴「それがいいわ♪」
翔鶴(行きづらい気持ちはわかるけど、いつまでもこのままではいられないのだから…)
62: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:42:18.03 ID:XJWsNxRCo
――――― 廊下
瑞鶴(うーん……ど、どうしよう……)
瑞鶴(提督さんが龍驤と仲良くなって……。提督さんにどう接したらいいかわからなくなって……)
瑞鶴(他のみんなはどうしてるんだろう……。わたしはどうしたらいいんだろう……)
祥鳳「瑞ちゃん、お弁当のおにぎりと玉子焼きはいいとして、飲み物は持たないの?」
瑞鳳「うん、飲み物は執務室でお茶いれてもらうんだ~。 あ、瑞鶴さん」
祥鳳「瑞鶴さん、こんにちはっ!」
瑞鶴「こ、こんにちは(瑞ちゃんって、わたしのことかと思った!) 二人とも大荷物でどうしたの?」
瑞鳳「これから提督のところにお弁当持って行くんです!」
祥鳳「わたしたちもご一緒しようと思って、たくさん作ってきました!」
瑞鳳「瑞鶴さんも、お昼まだならご一緒しませんか~?」
瑞鶴(提督と二人っきりになるのも気まずいし……良い機会かなぁ)
瑞鶴「うん、じゃあご一緒させてもらうね。そっち持つよ~」
祥鳳「ありがとうございますっ。じゃあ行きましょうっ」
瑞鳳「提督がお腹すかせて待ってるよ~」
63: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:43:03.55 ID:XJWsNxRCo
――――― 提督執務室
提督「ふー、そろそろ一段落するか」
蒼龍「お疲れ様ですっ。もうお昼ですね」
提督「蒼龍も、慣れない秘書仕事任せてすまんな」
蒼龍「いえ、今のボーキサイト量では、正規空母はみんなお休みですし」
提督「軽空母もなるべく出撃抑えないとなぁ」
蒼龍「空母で出撃は龍驤さんだけですね……うふふ」
提督「しょ、しょうがないだろ。舞風が初出撃だからな」
蒼龍「また元気な駆逐艦が増えましたね」
提督「ああ、いつも踊ってるよな。那珂と気があいそうだ」
蒼龍「ふふ……でも、龍驤さんが出撃中の秘書、まさかわたしがご指名されるなんて、不思議です」
提督「最近、正規空母のみんなは、出撃か入渠で、顔あわせる機会が減ってるからなー。こんな時にでもと思ってさ」
蒼龍「あら、でもたくさんいる正規空母から、なぜわたしだったんですか?」
提督「あ、えーと。んー……、なんかさ、この間の一件以来、なんかなー。どう接していいか迷う相手が多くてさ。蒼龍は前と変わらない感じで気楽だなぁと……」
蒼龍「あーれー? わたしだってそれなりにショックだったんですけどねー」
提督「ぅ……、そ、そうなのか……」
64: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:44:06.40 ID:XJWsNxRCo
コンコンコン
瑞鳳「ていとくー、お弁当もってきたよー」
提督「お、瑞鳳か、すまんな、入っていいぞー」
ぞろぞろぞろ
提督「……なんか不思議な組み合わせだな」
祥鳳「瑞鶴さんとそこでお会いして、お誘いしたんです」
瑞鶴「お、お呼ばれしちゃった……あは、あははは」
瑞鳳「祥ちゃん、そっちもってー。よし、おっけー!」
蒼龍「レジャーシートですか。なんだかピクニックみたいですね」
提督「なんか不思議なことになってる……」
瑞鳳「さ、食べましょっ。今日の玉子焼きはすっごい美味しいよ!」
祥鳳「おにぎりは、こんぶとおかかと梅干しです!」
蒼龍「お茶用意しますね。なんだか楽しくなってきました♪」
瑞鶴「ほんとだ、玉子焼きすごく美味しい…。これ、瑞鳳ちゃんが作ったの?」
瑞鳳「そうですよー! 毎日作ってますから得意ですっ」
祥鳳「瑞ちゃんは、がんばってお料理練習してますからっ」
蒼龍「すごいですねー。わたしはお料理は全然できません」
瑞鶴「わたしもやったことないや……」
瑞鳳「だってー♪ 提督が、おいしいって言ってくれるんだもん~もっともっとがんばる~♪」
提督「そういえば、お正月の伊達巻も美味かったなぁ」
瑞鳳「でしょ~~♪」
瑞鶴(……)
祥鳳「おにぎりはわたしが握りましたっ。こっちはお料理とは言えませんけど……」
蒼龍「美味しく頂いてますよ、おにぎり」
提督「うん、美味い。次はおかかにするか」
祥鳳「はい、どうぞ♪」
65: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:45:34.17 ID:XJWsNxRCo
提督「ふー、ごちそうさん。美味かった。これだけの量、作るの大変だっただろ?」
瑞鳳「今日は祥ちゃんと二人で作ったから、楽しかったよ~」
祥鳳「わたしも美味しい玉子焼きの作り方を習えて良かったですっ」
蒼龍「すっかりごちそうになってしまいました。わたしもたまには作ってみようかなー」
瑞鶴(びっくりするくらい美味しかった……手作りでこんなに美味しい料理ができるんだ……)
――
瑞鳳「それで、99式艦爆の足の整備で……」
蒼龍「確かに足がかわいいわね……」
祥鳳「わたしは彗星が……」
わいわい
提督「……」
瑞鶴「……」
提督「そういえば瑞鶴とはひさしぶりだな」
瑞鶴「そ、そうね。なんか忙しくて!! あは、あははは!」
提督「もうすっかり無茶な出撃はやめてくれたみたいで嬉しいよ。その……いろいろすまなかったな」
瑞鶴「な、なによそれっ。ちょ、ちょっとがんばってみただけよ! 代わりに今はゆっくりお休みとってるって!」
提督「……実はな、この間の発表の前日。翔鶴にさ、瑞鶴の無茶な出撃を止めてくれって頼んだんだ」
瑞鶴「そ、それ初耳! そんな話聞いてないわよっ」
提督「うん。翔鶴はさ、わたしでは止められない、止められるのは俺だけだって。はっきり言われたんだ」
瑞鶴「……」
提督「それで、ちゃんとみんなに意思を伝えようって決心できたんだ」
瑞鶴「……」
提督「俺がもっと早く、自分がすべきことに気がついていたら、あんな無茶はさせずにすんだんだ。だから、すまない」
瑞鶴「あ……う、うん……」
蒼龍「さ、そろそろ午後の執務をはじめないといけませんね」
祥鳳「もうそんな時間ですか! じゃあわたしたちは失礼しますっ」
瑞鳳「はーい。提督、蒼龍さんを困らせないで、ちゃんと仕事してねー!」
瑞鶴「じゃ、じゃあわたしも。またねっ!」
66: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:46:21.42 ID:XJWsNxRCo
――――― 廊下
祥鳳「楽しかったねー」
瑞鳳「うん、楽しいお昼ごはんだったね♪」
瑞鶴「二人ともごちそうさまっ。とっても美味しかった!」
瑞鳳「やーん♪ 瑞鶴さんに褒められちゃった!」
祥鳳「お口にあって良かったですっ」
瑞鶴(二人とも、この間の事件の後も全然変わらない……自然に、提督さんと仲良くしてる……)
瑞鶴(わたしと何が違うんだろう……知りたい……わたしもまた提督さんと自然に一緒にいられるようになりたい……)
瑞鶴「そ、そうだ、この後少しだけ時間ある?」
瑞鳳「??? はい、わたしは大丈夫ですけど」
祥鳳「わたしもです。出撃が無くて暇ですから~」
瑞鶴「じゃ、じゃあ、間宮さんのお店で甘いもの食べよ! お礼お礼!」
瑞鳳「わーい! 嬉しいですー!」
祥鳳「やっぱり食後は甘いものですねっ」
67: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:47:27.78 ID:XJWsNxRCo
――――― 間宮さんのお店
祥鳳「おはぎ美味しいです……おごってもらって恐縮ですっ」
瑞鳳「あんみつおいしー!」
瑞鶴「ううん、美味しいお昼ごはんのお礼だよー」
祥鳳「瑞ちゃん、おはぎ一口食べる?」
瑞鳳「もらうー! じゃあお返しにあんみつ一口~」
瑞鶴「え、えっとさ、二人にちょっと聞きたいことがあるんだけどっ」
瑞鳳「??? なんでしょう~?」
瑞鶴「え、えっとね、お、お昼! お昼ごはんっ! 提督さんのところに、よく差し入れしてるの?」
祥鳳「わたしは初めてでしたねー」
瑞鳳「わたしはしょっちゅう作って持って行ってますっ!」
瑞鶴「へ、へー。そういえば、お正月も伊達巻をって話してたもんね」
瑞鳳「せっかく提督に美味しく食べてもらうためにお料理してるんですから、持って行って食べてもらわないと~~~えへへ~~~♪」
祥鳳「わたしは、提督が龍驤さんとくっついて、なかなか遊びに行けなくなってたから、今日は瑞ちゃんに連れて行ってもらったんです」
瑞鶴「!!! そ、そうそう、それよっ!」
祥鳳「へっ? な、なにがですかっ?」
瑞鶴「提督さんが龍驤とくっついて……、なんか会いに行きにくいというか、どう接したらいいかわからないとか……こ、困るわよね?」
祥鳳「は、はい。龍驤さんが秘書の時は、おじゃまかなーと思って、なかなか行きにくいですね」
瑞鳳「えー、みんな気にせず行ってるよー」
瑞鶴「瑞鳳ちゃんは、その……、我慢しなきゃ、とか、提督さんが怒らないかな、とか、思わないの……?」
瑞鳳「? ……? は、はぁ。考えたことなかった……かも?」
瑞鶴(この子……すごい……)
68: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:48:18.96 ID:XJWsNxRCo
瑞鳳「提督は、わたしが会いに行かなかったら、きっと心配したり寂しがったりすると思うし……」
瑞鶴(な、なんて自信っ!)
瑞鳳「もちろん、わたしだけじゃなくて、みんなだけど」
祥鳳「そうですね、寂しがってくれるかはともかく、心配はしそうだね」
瑞鶴(……。わたしが行かないことで提督さんが寂しがったり心配したりする、か。考えたことなかったかも……)
瑞鳳「それに、何よりわたしが提督が大好きだから、会いたいしお話したいし喜んでもらいたいしっ」
祥鳳「瑞ちゃんはポジティブだなー」
瑞鶴「ほ、ほんとにポジティブね……。だって、提督さんは1番をもう選んじゃったんだよ……?」
瑞鳳「えー、でも、わたしの1番が提督なのは、変わらないですし……」
瑞鶴(!!!)
瑞鳳「それに~♪ そのうち、わたしともケッコンカッコカリしてくれるんだから、そうしたらフウフカッコカリですよ~♪ フウフ生活楽しみ~(くねくね)」
祥鳳「そ、そんなことになる……の、かなあ?」
瑞鳳「ケッコンしたら、きっと今よりもっと大事にして仲良くしてくれるよ~。楽しみ~♪」
祥鳳「早くケッコンできるといいね」
瑞鳳「うん! その時は姉妹一緒らしいから祥ちゃんもだね!」
祥鳳「ぇ~! わ、わたしもケッコンかぁ……。なんかドキドキしてきたよっ」
69: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:49:11.31 ID:XJWsNxRCo
――――― 少し後 翔鶴と瑞鶴の部屋
瑞鶴(提督さんが誰かと仲良くしていても、誰かを1番に選んでも……。わたしの中の1番が提督さんなのはかわらない……)
瑞鶴(もちろん、1番になれたら嬉しい。でも、そうじゃなかったらもう提督さんのことが嫌い? 瑞鳳ちゃんが言っていたのは、きっとそういうこと)
瑞鶴(提督さんの中で、実はずっと前から龍驤が1番だった。でも、わたしはそんな提督さんがずっと好きだった……。ただ、その心の中を知ったか知らないかの違いだけ)
瑞鶴(わたしはずっと提督さんの1番になりたくて頑張ってきた。これからも、迷わずそれを続けていこう……。わたしにできることはそれだけだもん! 別に、報われなくてもいいから、自分に嘘をつかないで行こう、うん!)
瑞鶴(龍驤にもちゃんと話をしよう。うじうじと部屋にこもってるよりずっといい! よし、燃えてきたっ!)
翔鶴「あら、瑞鶴戻っていたのね。提督とはちゃんとお話できた……?」
瑞鶴「翔鶴姉おかえりっ。ちょっと話してきたよ! それでね、翔鶴姉、お願いがあるんだけど……」
翔鶴「??? なあに?」
瑞鶴「その……玉子焼きの作り方、教えて欲しいんだけど……」
70: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:51:47.30 ID:XJWsNxRCo
――――― 翌日 提督執務室
提督「ふー、もう昼か。毎日毎日執務室じゃ、体がなまっちゃうなー」
龍驤「うちは昨日出撃して、いっぱい運動してきたわ! 相変わらず寒かったけどなっ」
提督「いつもすまんな。舞風の初出撃も無事終わって、ほっとしたよ」
龍驤「ま、それがうちの仕事やしねっ!」
提督「さて、じゃあ昼飯でも行くか?」
龍驤「あー、それな。今日はお弁当が届く予定なんよ」
提督「ほう。また瑞鳳が作ってくれたのか。昨日も作ってくれたのに申し訳ないなぁ」
龍驤「うーん、1文字ちゃうんやなー、これが」
提督「?」
バーン(扉が開いた音)
瑞鶴「お弁当、持ってきたわよ!」
翔鶴「おじゃまします、提督」
提督「なん……だと……?」
龍驤「ちょうど話しとったとこや。さ、お昼お昼っ!」
提督「な、なんかびっくりだな」
翔鶴「ご用意しますので、少しお待ちくださいね」
―――
提督「なぜ俺の玉子焼きだけ、黒かったり白いものが混じっていたりする……?」
瑞鶴「それはわたしが作ったのよ! ありがたく食べるのよっ」
翔鶴「ごめんなさい、何とか食べられそうなのが一人分しかできなくて……」
龍驤「うちは翔鶴さんの玉子焼きをいただくで。うまいっ!」
翔鶴「わたしもお料理はひさしぶりだったから、結構戸惑ってしまいました」
提督「(ガリッ) なんというか… (ゴリッ) 独特の歯ごたえが… (ガリッ) 玉子焼きっぽくないなぁ」
瑞鶴「も、文句あるのっ!」
提督「いや、頑張って挑戦したんだろ? 美味しく全部いただくよ。ありがとうな」
瑞鶴「/// ふ、ふんっ。初めてを食べさせて上げてるんだから、感謝して食べるのよっ」
瑞鶴(味見したんだから、全然美味しくないってわかってるんだから! なにが美味しくよっ。この女たらし! お人好し! ……大好き)
龍驤「ほい、お茶、瑞鶴もー」
瑞鶴「えへへ、さーんきゅ!」
提督「ありがと……ごくごくごく」
71: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:53:02.97 ID:XJWsNxRCo
提督「しかし、瑞鶴が料理ってすごい意外だなぁ。翔鶴が料理できるのは納得だけど」
瑞鶴「なによっ。わたしが女らしくないって?」
提督「そんなこと言ってないって。だってさ、艦娘はみんな前世は軍艦だろ? 当然、前世で料理なんかしたこと無いだろうから、できなくて当然だよな」
龍驤「うん、うちも料理はぜんぜんや」
提督「だから、料理ができる人は、艦娘になってから、興味を持って料理を勉強した人だけだろー。瑞鶴はいかにも興味なさそうだから」
瑞鶴「そ、それは……そのとおりだけど」
翔鶴「瑞鳳ちゃんが、提督のために美味しい料理をつくろう!って勉強してるのに触発されたみたいですよ♪」
瑞鶴「ちょ! 翔鶴姉っ」
提督「そ、そか、それはありがとう」
瑞鶴「べ、別に、そんな訳じゃ……///」
龍驤「(怒) 料理できへんくて、悪うござんしたねっ!」
提督「い、いや、別にできなくてもいいんだ。うん。ただ、そういう気持ちそのものは嬉しいぞっていう話で」
翔鶴「そうですね、好きな相手に美味しいものを食べてもらいたいって気持ちはよく分かります。わたしも、瑞鶴が適当なものばっかり食べてるから、ちゃんと食べさせないと!って練習しましたし」
瑞鶴「そ、そうだったんだ……。翔鶴姉、ごめん……」
翔鶴「ふふ……それだけでも無いのよ。昔からね、『男をつかむには、まず胃袋をつかめ』って言ってね」
龍驤「!!!」
翔鶴「仕事を終えて帰宅した時に、美味しいご飯を用意して待っていてくれる女性に、男はメロメロになるっていう意味だそうよ。そういう点では、鳳翔さんとか瑞鳳ちゃんが、今のところリードねー」
瑞鶴「練習する。もっと練習するから翔鶴姉、もっと教えてね!」
龍驤「うちも料理ならわなあかへんかな…」
提督「あ、い、いや。艦娘はほら、普通の女性ができないこと、誰にもできない戦いをしてるんだから、それで十分じゃないかっ。俺はそう思うぞ……」
わいわいわい
72: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:55:01.65 ID:XJWsNxRCo
――――― 夜 提督の部屋
龍驤「あんな、昨日、瑞鶴がうちに会いに来てな」
提督「? そっか、何かあったのか?」
龍驤「話の内容は内緒や! 乙女の秘密を覗いたらあかんっ」
提督「お、お前が話しだしたんだろっ」
龍驤「それでな、内容は秘密なんやけど…。うちもな、いろいろ思うところがあったんよ」
提督「ふむふむ」
龍驤「キミはうちのことを1番やって言うてくれる。それはすごい嬉しい。だけどな、それにただ甘えてたらあかんって」
提督「……」
龍驤「うちはな、キミの1番であり続けたい。2番や3番とも、うーんと差をつけたい。でな、そのために、いろんなことがんばろうって思ってん」
提督「俺は今のままの龍驤でも1番なんだけどなー」
龍驤「キミの1番になるために、がんばってる子がいっぱいおんねん。なのに、現在1番のウチがなんもせんのは、やっぱり失礼やし……それにな?」
提督「それに……?」
龍驤「誰かが一生懸命がんばったら、浮気者のキミのことや、ふらふらーっとその子のところにいってまうかもしれへん!」
提督「う、浮気なんてしてないだろっ」
龍驤「どうだかっ。……キミはな、この鎮守府のみんなのものや。独り占めなんてできへん。それはわかっとるんよ……」
提督「……そうだな、あらゆる点で龍驤だけ! なんてのは無理だしな」
龍驤「だからな、1番だけは譲らへんけど、他の子がキミと仲良くしとるのも、暖かく見守れるようにならんとイカン! ……と、思ってはいるんよ?」
提督「そうだな、少しずつでもそうやって慣れてくれると嬉しいな」
龍驤「うち……実はすごいヤキモチ妬きやったみたいで、なかなか難しいねん……。でも、がんばるから……その……」
提督「???」
龍驤「その………1番はうちやって、自信を持たせてほしいちゅうか……」
提督「そういうことなら喜んで……ちゅ」
龍驤「あ……(ぎゅーーー)。もっと……自信つけさせて……?」
73: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/18(水) 23:58:01.41 ID:XJWsNxRCo
――――― 翌日 提督執務室
提督「ふー、もう昼か。今週の任務も何とかめどが立ってきたし、今日いっぱいで開放されるかなー」
龍驤「おつかれやね! ウチも明日はまた出撃や。長門のレベルアップがんばらんとなー」
コンコンコン
羽黒「羽黒です、司令官さん、いらっしゃいますか?」
提督「おー、羽黒が来るとは珍しいな。どうぞー」
羽黒「お、おじゃまします(おずおず)」
龍驤「どないしたんやー?」
羽黒「あの、司令官さんは、お昼に艦娘の手料理を待っているってうかがったので……。お、美味しくないかもしれませんけど、肉じゃがをお持ちしました……」
提督「え、いや、すまんな。ありがとう、是非頂こう」
羽黒(ぱあああ)「あ、ありがとうございます!」
大井「提督さん、いらっしゃいますか? お昼にオムライスをお持ちしましたよっ!」
瑞鳳「提督~~、今日はチーズ入りの玉子焼きだよー!」
瑞鶴「な、なんでこんなに人がっ! 提督さん、今日はもうちょっと上手にできたんだから、早速食べてよね!」
神通「提督、わたしもお弁当を……」
潮「わ、わたしも、その……」
龍驤(怒)
提督「えっとな、聞くまでもないことだが……、みな、どうして一斉に料理を?」
羽黒「あ、はい、昨日の青葉さんの新聞に……」
提督「やっぱり……やっぱり元凶はあいつかぁぁぁ!」
大井「さ、そんなことはいいですから。ケチャップでハート書きますね、はーと♪」
瑞鶴「今日もがんばったのに……(しょんぼり)」
提督「ああああ、瑞鶴、いただく、真っ先にいただくから! (ガリゴリ) う、うん、昨日より格段に美味しいな! がんばったな!」
瑞鶴「ほ、ほんとに!? あ、あははー、わ、わたし何でもできて困っちゃうなー ///」
瑞鳳「あーん、提督~、わたしのも食べてよー」
神通「やっぱりわたしなんかじゃ…」
潮「うう、あの……ごめんなさい……」
大井「ふーん……。提督さん……わたしのハートはいらないのかー………」
提督「ああ、食べる、みんなの全部頂くから、まってくれー! って、痛い! 龍驤、足踏んでる!」
龍驤「あら、ごめんあそばせ!(棒)」
わいわいわいわい
おしまい
78: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:43:53.84 ID:LlqI+XNVo
これより後日談ラスト投下致します。
【ご注意】
ここからは、エッチを頑張る龍驤を書きたい!という、筆者のRJ愛だけで構成されております。
また、鈴谷・如月のお二人も登場しますので、その3名の性格設定などにこだわりのある方はご注意下さい。
79: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:44:34.38 ID:LlqI+XNVo
――――― 数日後
提督「明日の夜か、遅くとも明後日の朝に会おう」
龍驤「きいつけてな?」
提督「本部で会議に出るだけだよ。龍驤こそ、留守中よろしく。出撃は一切ないから、羽伸ばしてくれ」
龍驤「了解や。川内がこっそり夜戦しに行ったりせんよう、ちゃんと見張っとくわ!」
提督「あははは、頼むよ。それじゃ行ってくるよ(ちゅっ)」
龍驤「こ、こら、公私混同! 誰かに見られたら……」
提督「見ての通り誰もいないよ。じゃあ行ってくる」
龍驤「う、うん、きいつけて」
80: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:45:28.07 ID:LlqI+XNVo
――――― 鳳翔さんのお店
龍驤「はぁぁ~~~、退屈や……」
龍驤(提督とあんなことになってまだ二週間やのに……。提督がおらんと、何をしていいかわからへん……。前は何をやっとったっけ……?)
鈴谷「あはは~、ものすごい気の抜けた顔~」
如月「司令官、まだお出かけしたばかりなのに、もう寂しいの~?」
龍驤「そ、そないなわけや……あるんかなぁ~(はぁ)」
鈴谷「重症だわ」
如月「重症ですね」
龍驤「ほんとはな、提督のいない時間を使って、提督に喜ばれることを勉強しよう!って思ってたんやけど……とりあえず元気がでえへんでなー……(ぐでー)」
如月「堂々とのろけられてしまいましたっ」
鈴谷「あんなにラブラブされてるんだもん、勉強なんてしなくてもいいんじゃないの?」
龍驤「……でもなー、他の子が、うちに出来んことで、提督に猛烈アピールしとるの見ると、なんや心配というか不安というか……そんな感じでな~(はぁ)」
81: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:47:04.15 ID:LlqI+XNVo
如月「でも、龍驤さんじゃないと絶対できないことがあるじゃないですか? それを頑張れば良いですよ~」
龍驤「うちにしかできへんこと?」
如月「エッチですよエッチ! 夜の営みですっ。それで司令官をいっぱい喜ばせて上げればいいじゃないですか♪」
鈴谷「あは、それいいね!」
龍驤「/// な、なんやねん、それはっ」
鈴谷「えー、だって、あんな事やこんなことをして、提督喜ばせてるんでしょ~?」
龍驤「へ?」
如月「?」
龍驤「よ、夜の営みちゅーのは『される』もんやろっ。うちは、提督に喜ばれることをできるようになりたいんやっ」
鈴谷「あれれ~~、龍驤ってば、全く勘違いしてるね。お子様だなぁ(人のこと言えないけど)」
龍驤「な、なんやてっ!」
鈴谷「ちょっと勉強したほうがいいね。そうじゃないと、そのうち提督もがっかりしちゃうよ?」
龍驤「……夜の営みにも勉強すべきことがあるんか……?」
如月「ありますよ~。鈴谷さんのお部屋に教材がいっぱいありますよ♪」
鈴谷「如月ちゃん、人聞きの悪い事をっ。ま、でもそうだね、わたしの部屋おいでよ。いろいろ見せたげるー」
龍驤「そ、そやな! 何事も勉強やし、お、おじゃましよか!」
鈴谷(せっかくだし、後学のために提督とどんなエッチしてるか、いろいろ聞いちゃお……)
如月「じゃあ、わたしも手持ちの資料を持ってうかがいますね~」
如月(司令官さんがどんなエッチが好きか聞き出せるかもしれないし……)
82: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:47:44.91 ID:LlqI+XNVo
――――― 少し後 鈴谷の部屋
鈴谷「さて、現状把握のために、まずは提督とどんなエッチをしてるか教えて!」
龍驤「な、なんやて! そ、そないな恥ずかしい話できるかいっ」
如月「龍驤さん、この本のこの部分、見ていただけますか?」
龍驤「え……『マンネリエッチで彼氏を取られちゃう!?』……受け身なだけだと彼氏はすぐにあなたに飽きてしまいます………(熟読)」
如月「ね? すごく大事な問題なんですよ。まずは詳しく現状を知らないと……」
龍驤「な、なんや……そないな大事やったんか……(しょんぼり)」
鈴谷「漠然としてると話しにくい? じゃあ、昨夜のエッチがどんなだったか詳しく話してみてよー(ドキドキ)」
如月「そうですね。出張前日で激しく燃え上がったでしょうから……(ドキドキ)」
龍驤「/// そ、そないなこと………」
83: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:48:17.45 ID:LlqI+XNVo
―――――
龍驤「ほんま……電気消して、お願いや……」
提督「いくらお前の頼みでもこれだけは譲れん……。この裸を見えなくするなんてありえん……(チュパチュパ)」
龍驤「あ……や……おっぱいばっかり……すけべ……」
提督「ここばっかりはダメか……じゃあ下の方に移動するか……」
龍驤「ひゃっ……おへそはくすぐった……あ、や、やぁぁぁ……」
提督「龍驤は小さいから、あそこ舐めながらおっぱいもさわれるから楽しいなぁ」
龍驤「あ、あかん……3箇所いっぺんは……あ、あ、あああああ!」
―――――
龍驤「そ、そんでな……その後は……」
鈴谷(ごくり)
如月(ごくり)
84: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:49:01.11 ID:LlqI+XNVo
―――――
龍驤「あっ、あっ、あっ、や、激しすぎっ」
提督「ゆっくりするなんて無理っ」
龍驤「あっ、あっ、手……お願いや」
提督「ああ(ぎゅっ)。行くぞ」
龍驤「あ!あ!あ!あ! あ、あかん、もう………あああああ!」
………
龍驤「うう、また四つん這い……はずかしいんやで、ほんま……///」
提督「最高にエロくて俺は興奮する……」
龍驤(あ、あかん……溢れて……たれてきてまう……)
提督「この、溢れてくるのがエロくてな……(ムクムク)」
龍驤「す、スケベ!変態っ! も、もう終わりや……って、あああ!」
提督「ごめんな、これで終わりにするから」
龍驤「あ、あかん……う、うち………(朦朧)」
―――――
龍驤「こ、ここでうち、気絶してもうて……気がついたら朝やってん」
鈴谷(ゴクリ……そ、そんなに激しくしてるなんて……)
如月「/// ……きゅう~~~」
鈴谷「わーー、如月ちゃん、しっかり! のぼせてる~~~」
85: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:49:35.70 ID:LlqI+XNVo
鈴谷「いやー、驚いたわ。むっつりスケベだとは思ってたけど、まさかそこまで激しくしてるなんて…」
如月「び、びっくりです……」
龍驤「///」
鈴谷「でもあれね、龍驤は基本的にひたすら受け身なのね」
龍驤「そういうもんやと思っとった……。ずっと目つぶっとるし……恥ずかしゅうて……」
如月「本なんかだと、女の子が積極的だったりしますけどね」
鈴谷「ビデオなんかだと、まずフェラチオしてからっていうのがお約束だしね」
龍驤「ふぇ、ふぇらちお?」
鈴谷「うーん、参考になりそうなビデオでも……このへんかな」
如月「あ、これはわたしも見たことないですね」
龍驤「こないな教材があるんやね……。勉強熱心やねー」
鈴谷「あ、あはは、まぁ、ギャルの嗜みっていうやつ!」
86: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:50:36.38 ID:LlqI+XNVo
龍驤「な、なんやこれは……ほんまに、こないなことするん?」
鈴谷「ま、まぁこのくらいは普通じゃないかなっ(目そらしっ)」
如月「そ、そうですね、普通のカップルでも当たり前にやってるみたいですね(本によると)」
龍驤「で、でもな? 女のほうからこないなエッチなことしたら、ドンびきされるんとちゃうんかな…?」
鈴谷「いやー、女が頑張ってご奉仕するのが嬉しいみたいだよー」
如月「自分のために一生懸命頑張っている姿が萌えるらしいですよ」
龍驤「そ、そうなんや……。でも、どうしたらええんやろう……。あんなん、口に入るんかな……」
鈴谷「バナナを使って練習したりするのよ!」
如月「ゆでたまごを咥えて、傷付けず落とさずっていう訓練もいいらしいですよ」
龍驤「そんな特訓があるんか。二人もがんばって練習したんか?」
鈴谷「ま、まぁねー!(ビクビク)」
如月「嗜む程度ですねっ(オドオド)」
龍驤「やってみるわ! 詳しく教えてーな」
如月「あ、確かこの本に練習法が詳しく……」
87: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:51:21.74 ID:LlqI+XNVo
――――― 翌日夜遅く 廊下
提督(遅くなってしまったが、何とか帰ってこれたか。無理やり早く帰ってくるなんて、俺もすっかり浮かれてるな……。龍驤はまだ起きてるかな)
提督(とりあえず荷物を執務室において、部屋に行ってみるか)
ガチャ
龍驤「!」
提督「………………」
龍驤「(すぽっ) あ、あははは、お、お帰り! 今日帰ってこられたんやね!」
提督「ただいま……、咥えてたの、ゆでたまご…?」
龍驤「あははは! ちょ、ちょーっとお腹すいてな! や、夜食や夜食!」
提督「そっか……いきなり大口開けてゆでたまご咥えてたから、マジびっくりしたよ……。なにはともあれ、ただいま……(ぎゅっ)」
龍驤「お、おかえり……(ぎゅっ)。早く帰ってきてくれてうれしい」
提督「うん。龍驤に早く会いたくて、無理言って帰ってきた……」
龍驤「あ、あほ……。お仕事はちゃんとせなあかんでっ(ぎゅーーー)」
龍驤「………でも嬉しい」
88: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:52:46.72 ID:LlqI+XNVo
―――――― 少し後 提督の部屋
提督「昨夜はひさしぶりに自分の部屋で寝たのか?」
龍驤「……ここで一人で寝た……」
提督「俺がいないのにこっちで寝ても不便なだけだろうに……」
龍驤「だって……寂しかったんや……せめてキミのにおいがするベッドで寝たかったんや……」
提督「またかわいいことを……(ぎゅー)。そんな事言うやつは、すぐ襲っちゃうぞ?」
龍驤「あ、あかん! ちょ、ちょっと待ちっ」
提督「ん? どした?」
龍驤「今日はちょっと勉強の成果を試すって決めてるんや」
提督「勉強……?」
龍驤「え、ええから、そこに寝るっ! すぐ寝るっ!」
提督「あ、ああ、なんだよ一体……(ベッドにごろん)」
龍驤「め、つむって? ぜ、絶対開けたらあかんで!」
提督「あ、ああ……(ま、まさかなぁ)」
龍驤「よ、よいしょ……(脱がし脱がし) ……も、もう大きいってどういうことやねん……」
提督「そ、そんなこと言われても」
龍驤「(すーはー) よ、よし、いくでっ! (ぺろっ)」
提督「! お、おい龍驤」
龍驤「え、ええから! 目開けたらあかんで (ぺろぺろ)」
提督(と言われても見ずにはいられん。薄目で……うお、一生懸命なめてくれてる!)
龍驤「ど、どない……? (ぺろぺろ)」
提督「気持ちいいけど……びっくりした」
龍驤「そ、そか、気持ちええか! じゃあもっとがんばる……(ぱく)」
提督(う、小さい口で……)
龍驤「ん……ん……ん……」
提督「う……、気持ちいいぞ(頭なでなで)」
龍驤「ん、んん! (ちゅっちゅっちゅっ)」
提督(痛くないように一生懸命……気持ちいいけどそれ以上に嬉しいな……)
89: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:53:40.39 ID:LlqI+XNVo
提督「龍驤、気持よくてもう我慢できないんだけど……」
龍驤「ぷはっ……ん、ええよ、もっとがんばるから……出して……」
提督「いや、俺は龍驤の中に入れたい……」
龍驤「あ……う…………(こくん)」
提督「あれ……? もうすっかり濡れてるな。なめてて興奮しちゃった?」
龍驤「あほっ!あほっ! すけべすけべ!」
提督「ははは。じゃあ、入れるよ?」
龍驤「うう……(こくん)」
――――――
龍驤(ぐったり……)
提督「いやー……。ごめんな、大興奮でちょっと歯止めがきかなかった」
龍驤「す、すけべ……(ぐったり)」
提督「まさか龍驤がフェラしてくれるなんて思わなくてな。興奮MAXでなー」
龍驤「ドン引きされんか心配やったけど……それならよかったわ……」
提督「すげー上手でびっくりしたよ」
龍驤「がんばって練習したんやで!」
提督「練習なんてどうやってするんだ?」
龍驤「バナナを単装砲に見立ててなめてみたりな、ゆでたまごを傷付けんように咥えたり……」
提督「……さっき執務室でゆでたまご咥えてたのは、練習だったのか……。そんなの、どこで覚えてきたんだ?」
龍驤「……鈴谷と如月に教わったんや」
提督「ああー、なるほど、慣れてそうだもんなぁ」
90: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:54:34.11 ID:LlqI+XNVo
提督「でもな、嫌なことはほんとにしなくていいんだぞ? 前も言ったが、俺は今のままの龍驤が好きだから」
龍驤「/// お、おおきに……。でもな……」
提督「ん?」
龍驤「うち、今、すごい幸せやねん。好きな人と一緒に過ごすのが、こんな楽しいなんて知らんかったんや」
提督「うん、その気持はすごいよく分かる。俺もそうだから」
龍驤「えへへ……。でな、これからもずっとこういう時間をすごしたいねん」
提督「そうだな。俺もそう思う」
龍驤「そのためには、やっぱ成長せなあかんと思うんや。ライバルもいっぱいおるしな……」
提督「浮気なんてしないって言ってるんだけどなー」
龍驤「ど、う、だ、か! ……浮気はともかくな、好きな人のために頑張るのは、きっと素敵なことや。だから、いろいろ頑張るわ! エッチな事もそうやし、あとは料理もできるようにならんとな!」
提督「じゃあ俺は良い胃薬を探したり、胃腸を鍛えたりしておくよ」
龍驤「なんやてー! そんなことを言うキミはお仕置きや(こちょこちょこちょ)」
提督「がははははははは! ちょ、まて、反則! 脇腹反則!」
龍驤(がんばるから……ずっとそばに居てな?)
おしまい
91: ◆8sA8xtnAbg 2015/03/20(金) 02:56:05.83 ID:LlqI+XNVo
以上になります。お付き合いいただきましてありがとうございました。
ダラダラ続けても仕方ないと思うので、後日談もこれで終了。スレも締めたいと思います。
またこの鎮守府の別のお話も書きたいし、全く別の鎮守府のお話も書きたいので、その時はまた是非ご覧いただけると嬉しいです(o_ _)oペコリ
92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 03:02:52.12 ID:TDOy0R0dO
乙乙
かわいいな龍驤
かわいいな龍驤
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426422790/
Entry ⇒ 2016.01.31 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
絵里「ラブライブのカードゲームを考えたわ!」
1: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 22:12:04.73 ID:vTSczYLr0
部室
絵里「ラブライブのカードゲームを考えたわ!」
真姫「か、カードゲーム?どういうこと?」
絵里「アイドルのブロマイドをただ集めるだけじゃなくて、それで遊べたら面白いでしょ?」
真姫「アイドルの写真は大事にとっておく物だから、それで遊ぶのは流行らないんじゃない?」
絵里「…………」
真姫「じゃあ、帰るわよ?」
絵里「…………ルールだけでも聞いていかない?」
真姫「……」
絵里「……にこと希には逃げられるし……、そんなに駄目なのかしら……」シュン
真姫「……分かったわよ!聞いてあげるから!」
絵里「ありがと」
真姫「簡潔にね」ハァ
絵里「ラブライブのカードゲームを考えたわ!」
真姫「か、カードゲーム?どういうこと?」
絵里「アイドルのブロマイドをただ集めるだけじゃなくて、それで遊べたら面白いでしょ?」
真姫「アイドルの写真は大事にとっておく物だから、それで遊ぶのは流行らないんじゃない?」
絵里「…………」
真姫「じゃあ、帰るわよ?」
絵里「…………ルールだけでも聞いていかない?」
真姫「……」
絵里「……にこと希には逃げられるし……、そんなに駄目なのかしら……」シュン
真姫「……分かったわよ!聞いてあげるから!」
絵里「ありがと」
真姫「簡潔にね」ハァ
3: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 22:19:15.16 ID:vTSczYLr0
絵里「では!さっそくルール説明から始めるわよ!!」
真姫「"から"って……。ルールを聞くだけじゃ済まないの?」
絵里「せっかくテンション上げなおしたんだから、ツッコミをいれないで欲しいわ」
真姫「……じゃあ、一切ツッコまないわよ」
絵里「説明するわよ!
まず、このゲームはカードに描かれたアイドルどうしを戦わせて遊ぶの。
アイドルの種類はいっぱいあって、それぞれ多様な個性を持っているわ。
第一に、アイドルには属性があって……スマイル、クール、ピュア、キュート、パッション、火、水、土、風、氷、雷、光、闇……」
真姫「……………………」
絵里「炎、岩、桜、日本、神、仏、亡者、宇宙、奴隷、怒り、双子、血液、骨、泥、記憶、植物、アイドル、に分かれているの」
真姫「………………………………うん」
真姫「"から"って……。ルールを聞くだけじゃ済まないの?」
絵里「せっかくテンション上げなおしたんだから、ツッコミをいれないで欲しいわ」
真姫「……じゃあ、一切ツッコまないわよ」
絵里「説明するわよ!
まず、このゲームはカードに描かれたアイドルどうしを戦わせて遊ぶの。
アイドルの種類はいっぱいあって、それぞれ多様な個性を持っているわ。
第一に、アイドルには属性があって……スマイル、クール、ピュア、キュート、パッション、火、水、土、風、氷、雷、光、闇……」
真姫「……………………」
絵里「炎、岩、桜、日本、神、仏、亡者、宇宙、奴隷、怒り、双子、血液、骨、泥、記憶、植物、アイドル、に分かれているの」
真姫「………………………………うん」
4: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 22:24:13.91 ID:vTSczYLr0
絵里「それから、攻撃力と守備力も設定されているの。高い方が強いわ。
アイドルカード以外の種類が、テンションカードとシュトゥーレンとドゥシアー。
テンションカードは、アイドルに様々な能力を付与するカードで、シュトゥーレンは相手の行動を阻害するカードね。
ドゥシアーは……これは後で詳しく説明するわ。セメタリーに行かない特殊なカードよ」
真姫(セメタリー……、「共同墓地」?カードを捨てる場所かしら)
絵里「次に、ゲームの流れを言うわよ。
ゲーム開始前に、お互いにカードを5枚引いて始めるの。
自分のターンになったらステージを順番に進めて、一通り終わったら相手にターンを回していくの」
真姫「ステージ……っていうのは?」
絵里「ステージは……、各段階っていうか……、ターンを区切った物よ」
真姫「……そういう言葉って全部覚えなきゃダメ?」
絵里「ダメよ。置いて行かれちゃうわ」
真姫(希とにこちゃんが逃げるのも納得ね……)
アイドルカード以外の種類が、テンションカードとシュトゥーレンとドゥシアー。
テンションカードは、アイドルに様々な能力を付与するカードで、シュトゥーレンは相手の行動を阻害するカードね。
ドゥシアーは……これは後で詳しく説明するわ。セメタリーに行かない特殊なカードよ」
真姫(セメタリー……、「共同墓地」?カードを捨てる場所かしら)
絵里「次に、ゲームの流れを言うわよ。
ゲーム開始前に、お互いにカードを5枚引いて始めるの。
自分のターンになったらステージを順番に進めて、一通り終わったら相手にターンを回していくの」
真姫「ステージ……っていうのは?」
絵里「ステージは……、各段階っていうか……、ターンを区切った物よ」
真姫「……そういう言葉って全部覚えなきゃダメ?」
絵里「ダメよ。置いて行かれちゃうわ」
真姫(希とにこちゃんが逃げるのも納得ね……)
5: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 22:29:31.36 ID:vTSczYLr0
絵里「自分のターンが来たら、最初のステージである"ファーストステージ"が始まるわ。
このステージでは、ドローとドゥシアーのアチーストゥカをするの」
真姫「ドシャーの……何?」
絵里「"ドゥシアーのアチーストゥカ"よ。
リハーサルラインに予め置いてあるドゥシアーを場に出す事を言うの。
この時、手札にあるアイドルカードを一緒に場に出すわ。
このドゥシアーがそのアイドルのリュボーフィになるから気を付けてね」
真姫「気を付ける?」
絵里「ええ。アイドルとドゥシアーには相性が合って、反発することさえあるの。
例えば、宇宙属性のアイドルと大地のエレメンタルセクションを持つドゥシアーをフラストナイズ……、
ああそうそう、アイドルにドゥシアーを関連付けすることをフラストナイズと言うんだけどね?
この組み合わせでフラストナイズをすると、ネガキャンが起こってゲームに負けてしまうわ」
真姫「…………ネガキャン……」
絵里「ネガティブキャンペーンよ」
真姫「………………なるほど…………」
7: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 22:34:41.36 ID:vTSczYLr0
真姫「ええっと……、アイドルとドゥシアーを場に出すのがアチーストゥカで、
それを括り付けるのがフラストナイズ?」
絵里「そ、そうよ!その通り!」
真姫「最初の手札にアイドルが無かったらどうするの?」
絵里「手札を相手に開示して手札を山札に戻す事で、最初の枚数より一枚少ない枚数を引き直せるわ。
でも、アイドル無しでも戦えるの。場にアイドルを出さない戦術だってあるんだから!」
真姫「……まあよく分からないし、ネガキャンにだけ気を付ければいいわね」
絵里「ええ、そうよ!」
真姫「……何か凄く楽しそうね……」
絵里「だって真姫が、私が考えた言葉を話してるから、なんだか嬉しくって……」フフッ
真姫「…………///」プイ
絵里「あっちょっと、帰ろうとしないで?」
真姫「……聞いたらすぐ帰るからね?」
絵里「……じゃあ、次のステージ、セントラルステージについて教えるわよ」
真姫「手短にね」
9: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 22:41:01.64 ID:vTSczYLr0
絵里「このステージでアイドルどうしを戦わせる、”ライブ”を行うの。
基本的に、ライブの勝敗はこっち側の攻撃力と相手側の守備力を参照して決まるわ。
高い方がライブの勝者で、負けたアイドルは数値の差分のディスエナジーが溜まってしまうの」
真姫「それが溜まるとどうなるの?」
絵里「400DE毎に200DEが追加されてしまうわ」
真姫「…………で、それがさらに溜まるとどうなるの?」
絵里「10000DEが溜まると、メンタルオーバードライブが起こって、ディスエナジーが30000点も上乗せされてしまうわ!!」ヒャー
真姫「………………そう…………」
絵里「気を付けてね」
真姫「ウン」
10: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 22:50:40.09 ID:vTSczYLr0
絵里「ライブが終わったら、フィニッシュステージに入って、そのターンは終わりよ」
真姫「……そのステージでは何もしないの?」
絵里「ええ。終えるだけよ」
真姫「それ要るの?」
絵里「フィニッシュステージに効果を発動するカードもあるし、効果を記述するのに何かと便利なの」
真姫「ふ~ん……」
絵里「ハイ!これで大体のルール説明は終わりよ。
どう?面白そうでしょ?」
真姫「……まあ、素人が考えたにしては……ってトコロかしら」
絵里「実際にやってみる?」
真姫「…………」
絵里「やらないの…………?」
真姫「分かったわよ!やるから泣かないで」
絵里「別に泣かないわよ……、たぶん」
真姫「……そのステージでは何もしないの?」
絵里「ええ。終えるだけよ」
真姫「それ要るの?」
絵里「フィニッシュステージに効果を発動するカードもあるし、効果を記述するのに何かと便利なの」
真姫「ふ~ん……」
絵里「ハイ!これで大体のルール説明は終わりよ。
どう?面白そうでしょ?」
真姫「……まあ、素人が考えたにしては……ってトコロかしら」
絵里「実際にやってみる?」
真姫「…………」
絵里「やらないの…………?」
真姫「分かったわよ!やるから泣かないで」
絵里「別に泣かないわよ……、たぶん」
11: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 22:56:30.03 ID:vTSczYLr0
絵里「はい、これが使うカードよ」
真姫「大きさとか裏面とか、バラバラなんだけど……」
絵里「スリーブという入れ物に入れるから大丈夫よ」
真姫「ふ~ん、……って、ごく普通のブロマイドじゃない」
絵里「そうだけど?」
真姫「いや……、属性とか効果があるんでしょ?」
絵里「大丈夫よ。予めカード毎にステータスを決めてあるから」
真姫「…………私はどのカードにどんなステータスがあるのか知らないんだけど」
絵里「それも大丈夫。……ほら、パソコンにメモしてあるから、カード名で探せばステータスも分かるわ」
真姫「じゃあ私は、カード毎にいちいちステータスを調べなきゃいけないの……??」
絵里「覚えてもいいんじゃない?」
真姫「そんな本気でやるつもりないわよ……」
真姫「大きさとか裏面とか、バラバラなんだけど……」
絵里「スリーブという入れ物に入れるから大丈夫よ」
真姫「ふ~ん、……って、ごく普通のブロマイドじゃない」
絵里「そうだけど?」
真姫「いや……、属性とか効果があるんでしょ?」
絵里「大丈夫よ。予めカード毎にステータスを決めてあるから」
真姫「…………私はどのカードにどんなステータスがあるのか知らないんだけど」
絵里「それも大丈夫。……ほら、パソコンにメモしてあるから、カード名で探せばステータスも分かるわ」
真姫「じゃあ私は、カード毎にいちいちステータスを調べなきゃいけないの……??」
絵里「覚えてもいいんじゃない?」
真姫「そんな本気でやるつもりないわよ……」
12: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 23:05:33.46 ID:vTSczYLr0
絵里「さて!準備は出来たし、始めるわよ!」
真姫「……どうでもいいんだけど、名前は無いの?」
絵里「名前?このゲームの?」
真姫「そう。
ここまでルールを考えたなら、名前だって考えたんでしょ?」
絵里「あー、考えて無かったわね……。
じゃあ、記念に真姫が付けていいわよ。名付け親にしてあげる」
真姫「全く嬉しくないんだけど……」
絵里「真姫のセンスに期待してるわ!」
真姫(どうしよう……、出来ればカッコいいのがいいわよね……。
さっきの"ドゥシアー"は、多分ロシア語よね。それに合わせて……。
……いや、駄目ね。よく考えたらステージやらセメタリーやらは英語だし、
"シュトゥーレン"はドイツ語っぽいし……、バラバラじゃない!)
絵里「……♪」ワクワク
真姫「え~っと………………」
絵里「何かしら!」ドキドキ
真姫「……………………………………あ、アイドル・マスターズ……とか?」
絵里「それいいわね!決まり!」
真姫(……………………………………………)
絵里「略してアイマスね」
真姫「ややこしいからこれはナシで」
真姫「……どうでもいいんだけど、名前は無いの?」
絵里「名前?このゲームの?」
真姫「そう。
ここまでルールを考えたなら、名前だって考えたんでしょ?」
絵里「あー、考えて無かったわね……。
じゃあ、記念に真姫が付けていいわよ。名付け親にしてあげる」
真姫「全く嬉しくないんだけど……」
絵里「真姫のセンスに期待してるわ!」
真姫(どうしよう……、出来ればカッコいいのがいいわよね……。
さっきの"ドゥシアー"は、多分ロシア語よね。それに合わせて……。
……いや、駄目ね。よく考えたらステージやらセメタリーやらは英語だし、
"シュトゥーレン"はドイツ語っぽいし……、バラバラじゃない!)
絵里「……♪」ワクワク
真姫「え~っと………………」
絵里「何かしら!」ドキドキ
真姫「……………………………………あ、アイドル・マスターズ……とか?」
絵里「それいいわね!決まり!」
真姫(……………………………………………)
絵里「略してアイマスね」
真姫「ややこしいからこれはナシで」
13: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 23:10:26.25 ID:vTSczYLr0
絵里「さあ、ゲームスタート!」
真姫「一回だけよ?」
絵里「まずはデッキをシャッフルして」シャッシャッ
真姫「……それで、5枚引くのよね?」
絵里「ええ。じゃあ、私から行くわよ。ファーストステージ!」
真姫「……///」
絵里「ドロー!」
真姫「ちょ、ちょっと!その、叫ぶヤツは私もやるの!?///」
絵里「ステージの宣言をしない場合はスキップされるわ」
真姫「今決めたでしょ……」
絵里「意外と楽しいわよ?」
真姫「私はやらないからね……!」
14: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 23:16:37.71 ID:vTSczYLr0
絵里「行くわよ!『ラピスラズリのドゥシアー』をアチーストゥカ!
『矢沢にこ(月刊リフレイン8月号付属ブロマイド/str-150714)』でフラストナイズするわ!」
真姫「……それにはどんな効果があるの?」
絵里「ステータスはパソコンのメモ帳に書いてあるわよ」
真姫「本当に面倒ね……、え~っと……」
絵里「私はステージを進めるわ。テンションカード『ラブノベルス』を発動!」
真姫「ちょっと待って」
絵里「何?今からとっておきのコンボを見せてあげるのに」
真姫「そのにこちゃんの属性は何?」
絵里「『宇宙』よ」
真姫「『ラピスラズリのドゥシアー』のエレメンタルセクションは?」
絵里「……『大地』ね」
真姫「…………はい、ネガキャン」
絵里「………………………………しまった!!」
真姫「………私の勝ちね」
絵里「……………………………………」
真姫「………………………………じゃあ、帰るから……」
絵里「あと一回だけ!」
真姫「……………………仕方ないわねー」ハァ
---
『矢沢にこ(月刊リフレイン8月号付属ブロマイド/str-150714)』でフラストナイズするわ!」
真姫「……それにはどんな効果があるの?」
絵里「ステータスはパソコンのメモ帳に書いてあるわよ」
真姫「本当に面倒ね……、え~っと……」
絵里「私はステージを進めるわ。テンションカード『ラブノベルス』を発動!」
真姫「ちょっと待って」
絵里「何?今からとっておきのコンボを見せてあげるのに」
真姫「そのにこちゃんの属性は何?」
絵里「『宇宙』よ」
真姫「『ラピスラズリのドゥシアー』のエレメンタルセクションは?」
絵里「……『大地』ね」
真姫「…………はい、ネガキャン」
絵里「………………………………しまった!!」
真姫「………私の勝ちね」
絵里「……………………………………」
真姫「………………………………じゃあ、帰るから……」
絵里「あと一回だけ!」
真姫「……………………仕方ないわねー」ハァ
---
15: ◆vhCUm6ebTg 2015/09/19(土) 23:23:41.85 ID:vTSczYLr0
----
絵里「こっちの『穂乃果』でそっちの『穂乃果』を攻撃!!」
希「ああっ!!これで真姫ちゃんの負けや!」ウワー
真姫「インターセプト!!シュトゥーレン発動、『青春の始まり』!」
希「おおっと!ここでインターセプト!上手い!」
絵里「くっ……、このフィニッシュステージで、『もぎゅっと“love”で接近中!』の効果は消えるわ。そして、真姫のターンよ」
希「でも、真姫ちゃんの手札はゼロ!場の『穂乃果』ちゃんのDEは40000!絶体絶命やん!」
真姫「ファーストステージ!ドロー!!!!」
絵里「……ッッ!」
希「ごくり……」
真姫「来た!私は場の『穂乃果』をセメタリーに送って、手札の『高坂穂乃果(1stライブ限定ブロマイド)』をブロードイン!」
絵里「どうして!?そのブロマイドは私が持ってないヤツよ!」
希「信じる力がカードを創り出したんや……」
真姫「効果発動!『プレイヤーはこのゲームに勝つ』!」
絵里「うぅ……!わ、私の負けよ……」
真姫「勝った…………!!」
希「真姫ちゃんおめでとう!」
真姫「口ほどにも無いわね!」フフン
にこ「ヴァイスシュヴァルツやれば?」
*おわり*
絵里「こっちの『穂乃果』でそっちの『穂乃果』を攻撃!!」
希「ああっ!!これで真姫ちゃんの負けや!」ウワー
真姫「インターセプト!!シュトゥーレン発動、『青春の始まり』!」
希「おおっと!ここでインターセプト!上手い!」
絵里「くっ……、このフィニッシュステージで、『もぎゅっと“love”で接近中!』の効果は消えるわ。そして、真姫のターンよ」
希「でも、真姫ちゃんの手札はゼロ!場の『穂乃果』ちゃんのDEは40000!絶体絶命やん!」
真姫「ファーストステージ!ドロー!!!!」
絵里「……ッッ!」
希「ごくり……」
真姫「来た!私は場の『穂乃果』をセメタリーに送って、手札の『高坂穂乃果(1stライブ限定ブロマイド)』をブロードイン!」
絵里「どうして!?そのブロマイドは私が持ってないヤツよ!」
希「信じる力がカードを創り出したんや……」
真姫「効果発動!『プレイヤーはこのゲームに勝つ』!」
絵里「うぅ……!わ、私の負けよ……」
真姫「勝った…………!!」
希「真姫ちゃんおめでとう!」
真姫「口ほどにも無いわね!」フフン
にこ「ヴァイスシュヴァルツやれば?」
*おわり*
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 01:26:57.88 ID:+fSyy2G6o
こういうノリ割と好き
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 02:04:19.99 ID:jERCRkB0o
乙
正直属性の下りはワロタ
正直属性の下りはワロタ
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 05:10:13.84 ID:WNZEfFjco
乙
後半のテンポ良くて面白かった
後半のテンポ良くて面白かった
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 18:03:23.96 ID:jDS/xU6vo
乙!
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1442/14426/1442668324.html
Entry ⇒ 2016.01.31 | Category ⇒ ラブライブ | Comments (1)
モバP「ウチの嫁がキュートすぎて辛い」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 16:11:00.42 ID:jA4o1jG00
のんびりと書いていきます
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 16:13:16.52 ID:jA4o1jG00
カタカタカタ...
P「うっし、終ーわりっと」
「お疲れ様でした、あとはこちらで確認しておきますね」
P「うん、よろしく頼むよ、じゃあ俺はもうあがるから」
「あら、今日は随分早いですね?」
P「今日は嫁さんから早く帰って来いって言われててさ」
「へぇー、そうなんですか」
P「なにかあったらメールでも電話でもいいから連絡してくれ」
「来月のライブの件はどうしますか?」
P「当初の通りで勧めておいてくれ、変更があったらその都度連絡よろしく」
「わかりました、明日はお休みですよね?ゆっくり休んでください」
P「ありがとう、できる事務員を持って幸せだよ、それじゃお疲れ」
「お疲れ様でした、課長」
P「うっし、終ーわりっと」
「お疲れ様でした、あとはこちらで確認しておきますね」
P「うん、よろしく頼むよ、じゃあ俺はもうあがるから」
「あら、今日は随分早いですね?」
P「今日は嫁さんから早く帰って来いって言われててさ」
「へぇー、そうなんですか」
P「なにかあったらメールでも電話でもいいから連絡してくれ」
「来月のライブの件はどうしますか?」
P「当初の通りで勧めておいてくれ、変更があったらその都度連絡よろしく」
「わかりました、明日はお休みですよね?ゆっくり休んでください」
P「ありがとう、できる事務員を持って幸せだよ、それじゃお疲れ」
「お疲れ様でした、課長」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 16:20:11.20 ID:jA4o1jG00
バタン
P「おっと連絡しとくか...」
------
P:今から帰るよ
ハニー:気を付けてね 寄り道しちゃダメよ♪
P:了解
ハニー:まっすぐ帰ってきてね
P:わかってます
ハニー:愛してる♡
P:俺もだよ
------
P「さて、早く帰ろう...」
P「おっと連絡しとくか...」
------
P:今から帰るよ
ハニー:気を付けてね 寄り道しちゃダメよ♪
P:了解
ハニー:まっすぐ帰ってきてね
P:わかってます
ハニー:愛してる♡
P:俺もだよ
------
P「さて、早く帰ろう...」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 16:28:57.03 ID:jA4o1jG00
テクテク...
P「ふぅ...やっと着いた」
「あっ、パパ!」
P「よう、pか」
p「いま帰り?」
P「ああ、お前こそこんな時間までどうしたんだ?」
p「友だちとサッカーしてた!」
P「おー、なるほどな」
p「ぼくがゴール決めたんだよ!こうやってドリブルで...」
P「まあまあ、まずは家に入ろう、話はそれからでもいいだろ」
p「うん、そうだね!」
ガチャッ
P・p「ただいまー」
「おっかえりー♪」
P「ふぅ...やっと着いた」
「あっ、パパ!」
P「よう、pか」
p「いま帰り?」
P「ああ、お前こそこんな時間までどうしたんだ?」
p「友だちとサッカーしてた!」
P「おー、なるほどな」
p「ぼくがゴール決めたんだよ!こうやってドリブルで...」
P「まあまあ、まずは家に入ろう、話はそれからでもいいだろ」
p「うん、そうだね!」
ガチャッ
P・p「ただいまー」
「おっかえりー♪」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 16:45:27.70 ID:jA4o1jG00
p「ただいまママ!」
「おかえりなさい、パパといっしょだったの?」
P「今そこで会ったんだ」
p「サッカーしてたんだよ!」
「へぇ、勝ったの?」
p「うん!ゴール決めた!」
「ウフフ、さすがはママの子!えらいわ♪」チュッ
p「えへへ、いっぱい走ったからおなかへっちゃった」
「すぐご飯にするわ、早く手を洗ってらっしゃい」
p「はーい!」
P「元気だなぁ...」
「いい事じゃない、子供は元気なのが仕事よ♪」
P「まあ、そう言われればその通りだな」
「それより...なにか忘れてない?」
P「忘れてないって」
チュッ
P「ただいま、レナ」
レナ「ええ、おかえりなさいアナタ♡」
P「今日は早く帰って来てくれって言ってたけど、なにかあったのか?」
レナ「ちょっとね、相談あるの」
P「相談?なんの?」
レナ「ご飯を食べたら話すわ、それまで待ってて」
P「ああ...それと、そろそろハグはいいんじゃないか?」
レナ「カタいこと言わないで、アナタが早く帰ってくるの久しぶりなんだから♪」ギュウウウウウ
「おかえりなさい、パパといっしょだったの?」
P「今そこで会ったんだ」
p「サッカーしてたんだよ!」
「へぇ、勝ったの?」
p「うん!ゴール決めた!」
「ウフフ、さすがはママの子!えらいわ♪」チュッ
p「えへへ、いっぱい走ったからおなかへっちゃった」
「すぐご飯にするわ、早く手を洗ってらっしゃい」
p「はーい!」
P「元気だなぁ...」
「いい事じゃない、子供は元気なのが仕事よ♪」
P「まあ、そう言われればその通りだな」
「それより...なにか忘れてない?」
P「忘れてないって」
チュッ
P「ただいま、レナ」
レナ「ええ、おかえりなさいアナタ♡」
P「今日は早く帰って来てくれって言ってたけど、なにかあったのか?」
レナ「ちょっとね、相談あるの」
P「相談?なんの?」
レナ「ご飯を食べたら話すわ、それまで待ってて」
P「ああ...それと、そろそろハグはいいんじゃないか?」
レナ「カタいこと言わないで、アナタが早く帰ってくるの久しぶりなんだから♪」ギュウウウウウ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 16:47:15.65 ID:jA4o1jG00
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 18:00:04.32 ID:jA4o1jG00
------
p「でね、ぼくがバーっとボール取って、そこからドリブルでゴールに行ったんだよ!」
レナ「へぇー、すごいわねぇ」
p「でもさ、みんなただ運がよかっただけって言うんだ!」
レナ「あらいいじゃない、運も実力のうちよ」
p「えへへ、ありがとうママ!」
レナ「うふふ、どういたしまして♪」ナデナデ
P「運も実力のウチ、ママ」
p「あっ、もう8時だ!サッカーのテレビ始まっちゃう!」
P「おっと、そういえば今日だったな、日本の試合」
p「はやく食べなきゃ!」パクパク...
レナ「こーら、急いで食べると消化に悪いわよ」
p「もぐもぐ...ごちそうさま!部屋でテレビ見てるね!」
レナ「ちゃんと宿題もしなきゃダメよーっ」
p「はーいっ!」
p「でね、ぼくがバーっとボール取って、そこからドリブルでゴールに行ったんだよ!」
レナ「へぇー、すごいわねぇ」
p「でもさ、みんなただ運がよかっただけって言うんだ!」
レナ「あらいいじゃない、運も実力のうちよ」
p「えへへ、ありがとうママ!」
レナ「うふふ、どういたしまして♪」ナデナデ
P「運も実力のウチ、ママ」
p「あっ、もう8時だ!サッカーのテレビ始まっちゃう!」
P「おっと、そういえば今日だったな、日本の試合」
p「はやく食べなきゃ!」パクパク...
レナ「こーら、急いで食べると消化に悪いわよ」
p「もぐもぐ...ごちそうさま!部屋でテレビ見てるね!」
レナ「ちゃんと宿題もしなきゃダメよーっ」
p「はーいっ!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 18:03:09.57 ID:jA4o1jG00
------
p「でね、ぼくがバーっとボール取って、そこからドリブルでゴールに行ったんだよ!」
レナ「へぇー、すごいわねぇ」
p「でもさ、みんなただ運がよかっただけって言うんだ!」
レナ「あらいいじゃない、運も実力のうちよ」
p「えへへ、ありがとうママ!」
レナ「うふふ、どういたしまして♪」ナデナデ
P「運も実力のウチか、ママが昔からよく言ってたな」
レナ「そうよ、私の好きな言葉♪」
p「あっ、もう8時だ!サッカーのテレビ始まっちゃう!」
P「おっと、そういえば今日だったな、日本の試合」
p「はやく食べなきゃ!」パクパク...
レナ「こーら、急いで食べると消化に悪いわよ」
p「もぐもぐ...ごちそうさま!部屋でテレビ見てるね!」
レナ「ちゃんと宿題もしなきゃダメよーっ」
p「はーいっ!」
p「でね、ぼくがバーっとボール取って、そこからドリブルでゴールに行ったんだよ!」
レナ「へぇー、すごいわねぇ」
p「でもさ、みんなただ運がよかっただけって言うんだ!」
レナ「あらいいじゃない、運も実力のうちよ」
p「えへへ、ありがとうママ!」
レナ「うふふ、どういたしまして♪」ナデナデ
P「運も実力のウチか、ママが昔からよく言ってたな」
レナ「そうよ、私の好きな言葉♪」
p「あっ、もう8時だ!サッカーのテレビ始まっちゃう!」
P「おっと、そういえば今日だったな、日本の試合」
p「はやく食べなきゃ!」パクパク...
レナ「こーら、急いで食べると消化に悪いわよ」
p「もぐもぐ...ごちそうさま!部屋でテレビ見てるね!」
レナ「ちゃんと宿題もしなきゃダメよーっ」
p「はーいっ!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 18:04:00.73 ID:jA4o1jG00
>>8 間違えた・・・
>>7の次は>>9でお願いします
>>7の次は>>9でお願いします
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 18:19:16.20 ID:jA4o1jG00
P「まったく、落ち着きのないやつだ...」
レナ「ふふっ、誰かさんに似たんじゃない?」
P「おいおい、俺はもうちょっと落ち着いてたじゃないか」
レナ「そうかしら?結婚する前は私がちょっと抱き着いただけでアタフタしてたような気が...」
P「あ、あれは...レナに抱き着かれたら誰だって...」
レナ「うふふ、ほらね?そうやってすぐに表情が崩れちゃう、そんなんじゃアイドルたちになめられちゃうわよ?」
P「ぬぅぅ...」
レナ「ああん、もう♪怒らないで、ちょっとからかっただけ」ギュッ
P「...怒ってないよ」
レナ「本当に?」
チュッ
P「本当だ...」
レナ「ふふっ、ありがとうアナタ♡」
P「そういえばさ、さっき言ってた相談ってなんなんだ?」
レナ「あっ、そうそう、すっかり忘れてたわ」
レナ「ちょっと...向こう向いててくれる?」
レナ「ふふっ、誰かさんに似たんじゃない?」
P「おいおい、俺はもうちょっと落ち着いてたじゃないか」
レナ「そうかしら?結婚する前は私がちょっと抱き着いただけでアタフタしてたような気が...」
P「あ、あれは...レナに抱き着かれたら誰だって...」
レナ「うふふ、ほらね?そうやってすぐに表情が崩れちゃう、そんなんじゃアイドルたちになめられちゃうわよ?」
P「ぬぅぅ...」
レナ「ああん、もう♪怒らないで、ちょっとからかっただけ」ギュッ
P「...怒ってないよ」
レナ「本当に?」
チュッ
P「本当だ...」
レナ「ふふっ、ありがとうアナタ♡」
P「そういえばさ、さっき言ってた相談ってなんなんだ?」
レナ「あっ、そうそう、すっかり忘れてたわ」
レナ「ちょっと...向こう向いててくれる?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 18:24:27.08 ID:jA4o1jG00
P「ああ、別にいいけど...」クルッ
シュル パサッ...
P「っ!!?」
レナ「まだこっち向いちゃダメよ?」
P「れ、レナ!?な、なにやって...」
レナ「もう...ダメだってばぁ♪あっち向いてて!」
P「う、うん...」
P(今の...明らかに服を脱ぐような音だよな...)
P(...いや、夫婦なんだからもう裸なんて見慣れてるけど...)
P(な、何のつもりだ一体...?)
P(ま、まさかリビングで!?...そんな新婚当時じゃないんだから...)
レナ「オッケー、こっち向いていいわよ」
P「お、おう...」
レナ「うふふ...そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃない、ほらちゃんと見て♪」
シュル パサッ...
P「っ!!?」
レナ「まだこっち向いちゃダメよ?」
P「れ、レナ!?な、なにやって...」
レナ「もう...ダメだってばぁ♪あっち向いてて!」
P「う、うん...」
P(今の...明らかに服を脱ぐような音だよな...)
P(...いや、夫婦なんだからもう裸なんて見慣れてるけど...)
P(な、何のつもりだ一体...?)
P(ま、まさかリビングで!?...そんな新婚当時じゃないんだから...)
レナ「オッケー、こっち向いていいわよ」
P「お、おう...」
レナ「うふふ...そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃない、ほらちゃんと見て♪」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/14(月) 18:26:38.67 ID:jA4o1jG00
P「み、見てって言われても......あれ?」
レナ「ふふっ、どう?」
P「レナ、その格好は...」
レナ「スーツよ、今日届いたの」
P「なんでそんな格好を...あっ、もしかして...」
レナ「そう、明日の授業参観に着ていくの♪」
P「あー、なるほど...じゃあ相談っていうのは...」
レナ「ええ、着ていくものをアナタに見て欲しかったの、どう?ちょっと派手すぎるかしら?」
P「...いや、いいんじゃないか?俺はいいと思うぞ」
レナ「本当?」
P「ああ、紫はレナによく似合ってるよ」
レナ「ふふっ、ありがとう!アナタにそう言ってもらえて安心したわ♪」
レナ「ふふっ、どう?」
P「レナ、その格好は...」
レナ「スーツよ、今日届いたの」
P「なんでそんな格好を...あっ、もしかして...」
レナ「そう、明日の授業参観に着ていくの♪」
P「あー、なるほど...じゃあ相談っていうのは...」
レナ「ええ、着ていくものをアナタに見て欲しかったの、どう?ちょっと派手すぎるかしら?」
P「...いや、いいんじゃないか?俺はいいと思うぞ」
レナ「本当?」
P「ああ、紫はレナによく似合ってるよ」
レナ「ふふっ、ありがとう!アナタにそう言ってもらえて安心したわ♪」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 01:08:50.87 ID:33AqluXc0
P「へぇー、自信家のレナがそんなこと言うなんて珍しいな」
レナ「だって...どうも太ったみたいなのよ、昔の衣装引っ張り出してみたんだけどお腹がキツくて...」
P「昔が細すぎるんだよ、レナは今でも十分細いさ」
レナ「そう思う?」
P「ああ、とても小学生の子供がいるようには見えないよ」
レナ「うふふっ、これでも努力してるのよ?体型の維持にはすごく気を使ってるんだから」
P「知ってるよ、レナはすごく頑張り屋だもんな」
レナ「あら、褒めてくれるの?」
P「勿論だよ、主婦として家のことをやってくれて...ちゃんと子育てもしてくれて...」
P「女優としてドラマに出て...タレントとしてもいろんな番組に出て...」
P「ホント、俺にはもったいないくらいの嫁さんだよ」
レナ「もう...アナタったら♪」チュッ
P「んっ...」
レナ「もったいないなんて言わないで、ちっとももったいなくないんだから」
レナ「だって...どうも太ったみたいなのよ、昔の衣装引っ張り出してみたんだけどお腹がキツくて...」
P「昔が細すぎるんだよ、レナは今でも十分細いさ」
レナ「そう思う?」
P「ああ、とても小学生の子供がいるようには見えないよ」
レナ「うふふっ、これでも努力してるのよ?体型の維持にはすごく気を使ってるんだから」
P「知ってるよ、レナはすごく頑張り屋だもんな」
レナ「あら、褒めてくれるの?」
P「勿論だよ、主婦として家のことをやってくれて...ちゃんと子育てもしてくれて...」
P「女優としてドラマに出て...タレントとしてもいろんな番組に出て...」
P「ホント、俺にはもったいないくらいの嫁さんだよ」
レナ「もう...アナタったら♪」チュッ
P「んっ...」
レナ「もったいないなんて言わないで、ちっとももったいなくないんだから」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 01:20:47.28 ID:33AqluXc0
レナ「アナタはね、世の中にたくさんいる男の人の中から私が選んだの」
レナ「私を一生懸命プロデュースしてくれて、泣いて、笑って...」
レナ「それからいっぱい愛してくれる人...」
レナ「こんなにいい人世界中探したって見つかりっこないわ」
レナ「私の方こそ、アナタに釣り合うオンナになろうと思って日々努力してるんだから」
P「レナ...」
レナ「自信を持って!アナタは私の自慢の夫よ、本当に♪」
P「本当に...レナと結婚できてよかった...」
レナ「ダーリン、私もよ...」
P「レナ...」
レナ「アナタ...」
p「ママー!」
P「っ!!」
レナ「私を一生懸命プロデュースしてくれて、泣いて、笑って...」
レナ「それからいっぱい愛してくれる人...」
レナ「こんなにいい人世界中探したって見つかりっこないわ」
レナ「私の方こそ、アナタに釣り合うオンナになろうと思って日々努力してるんだから」
P「レナ...」
レナ「自信を持って!アナタは私の自慢の夫よ、本当に♪」
P「本当に...レナと結婚できてよかった...」
レナ「ダーリン、私もよ...」
P「レナ...」
レナ「アナタ...」
p「ママー!」
P「っ!!」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 01:27:30.47 ID:33AqluXc0
p「ねえママ!」
レナ「あら、どうしたの?」
p「ぼくのユニフォーム洗ってくれた?」
レナ「ええ、タンスの中に入れておいたわよ」
p「ありがとう!ところでふたりともなにしてるの?」
レナ「ウフフ、パパがママのこと大好きだって言ってくれたの♪」
P「お、おいレナ...」
レナ「あら、だって本当のことじゃない♪」
p「ふーん...あっ、ところでママ、あしたのじゅぎょうさんかんはえいごだからね!」
レナ「ええ、パパといっしょにちゃんと見に行くわ、だから早くお風呂に入っちゃいなさい」
p「うん、ぜったいに来てね!」
P「レナ、子供の前だぞ...」
レナ「いいじゃない、夫婦が仲良しの所を見られてきっとあの子も安心してるわ」
P「...恥ずかしくないのか?」
レナ「ぜーんぜん♪」
P「...かなわないなぁ」
レナ「ウフフ、アナタのおかげでアイドルの時にいろいろと経験したもの♪」
P「なるほどね...」
レナ「ところで今日なんだけど...」
P「なんだよ?」
レナ「久しぶりに、いっしょにお風呂入らない?」
P「い、いっしょにか!?」
レナ「なによ、昔はいつもいっしょに入ってたでしょ?」
P「そうだけど...」
レナ「全部洗ってあげるから...ねっ?」
P「うーん...レナが嫌じゃなければ...」
レナ「嫌じゃないわ♪」
P「じゃあ...入るか?」
レナ「ええ、明日に備えて綺麗にしてあげる♡」
レナ「あら、どうしたの?」
p「ぼくのユニフォーム洗ってくれた?」
レナ「ええ、タンスの中に入れておいたわよ」
p「ありがとう!ところでふたりともなにしてるの?」
レナ「ウフフ、パパがママのこと大好きだって言ってくれたの♪」
P「お、おいレナ...」
レナ「あら、だって本当のことじゃない♪」
p「ふーん...あっ、ところでママ、あしたのじゅぎょうさんかんはえいごだからね!」
レナ「ええ、パパといっしょにちゃんと見に行くわ、だから早くお風呂に入っちゃいなさい」
p「うん、ぜったいに来てね!」
P「レナ、子供の前だぞ...」
レナ「いいじゃない、夫婦が仲良しの所を見られてきっとあの子も安心してるわ」
P「...恥ずかしくないのか?」
レナ「ぜーんぜん♪」
P「...かなわないなぁ」
レナ「ウフフ、アナタのおかげでアイドルの時にいろいろと経験したもの♪」
P「なるほどね...」
レナ「ところで今日なんだけど...」
P「なんだよ?」
レナ「久しぶりに、いっしょにお風呂入らない?」
P「い、いっしょにか!?」
レナ「なによ、昔はいつもいっしょに入ってたでしょ?」
P「そうだけど...」
レナ「全部洗ってあげるから...ねっ?」
P「うーん...レナが嫌じゃなければ...」
レナ「嫌じゃないわ♪」
P「じゃあ...入るか?」
レナ「ええ、明日に備えて綺麗にしてあげる♡」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 11:39:45.50 ID:/cLoBmSp0
------
先生「じゃあpくん、この英語を日本語に直すとどういう意味かな?」
p「はいっ!『ほしにねがいを』ですっ!」
先生「はい、その通り!よくできました!」
レナ「ほら見てアナタ、あの子また正解♪」
P「ああ、やっぱりママの教えがいいからだろうな」
レナ「ふふっ、当然よ♪」
P「...ところでレナ」
レナ「なあに?」
P「あー...教室で腕組むのは...ちょっと...周りの視線とかが...」
レナ「気にしない気にしない♪」
P「でも...」
レナ「夫婦なんだから、大丈夫?」
P「そりゃ夫婦なのは確かだけど...」
レナ「もうっ、細かいこと気にしてないで、あの子のことちゃんと見てあげましょ?」
P「...まっ、いいか、レナが楽しそうだし」
レナ「そうそう♪」ギュウウウウウウ
先生「じゃあpくん、この英語を日本語に直すとどういう意味かな?」
p「はいっ!『ほしにねがいを』ですっ!」
先生「はい、その通り!よくできました!」
レナ「ほら見てアナタ、あの子また正解♪」
P「ああ、やっぱりママの教えがいいからだろうな」
レナ「ふふっ、当然よ♪」
P「...ところでレナ」
レナ「なあに?」
P「あー...教室で腕組むのは...ちょっと...周りの視線とかが...」
レナ「気にしない気にしない♪」
P「でも...」
レナ「夫婦なんだから、大丈夫?」
P「そりゃ夫婦なのは確かだけど...」
レナ「もうっ、細かいこと気にしてないで、あの子のことちゃんと見てあげましょ?」
P「...まっ、いいか、レナが楽しそうだし」
レナ「そうそう♪」ギュウウウウウウ
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 13:05:18.25 ID:/cLoBmSp0
------
先生「pくんはいつも活発で明るくてクラスの人気者ですよ」
レナ「あら、本当ですか?」
先生「はい、特に英語の時間になるといつも積極的に手を上げて答えてくれます」
P「ええ、さっきのを見ればなんとなく想像つきます」
先生「元気があってとてもいいと思います、ところで...」
レナ「なにか?」
先生「お父様もお母様も芸能関係のお仕事をなさってますが、pくんもいずれ...?」
P「いえ、私たちから強制するつもりはありませんが...」
レナ「でも、あの子が自分から興味を持ったならやらせてあげてもいいと思ってます」
レナ「あの子の人生ですもの、どういう結果になろうとも自分で責任を取れるように育てていくつもりです」
先生「なるほど...」
P「まあ、今はサッカーに夢中ですからテレビや芸能の仕事に興味を持つヒマもないみたいですけど」
先生「ふふっ、そうかもしれませんね、わかりました、面談は以上で終了です、どうもありがとうございました」
P・レナ「ありがとうございました」
先生「pくんはいつも活発で明るくてクラスの人気者ですよ」
レナ「あら、本当ですか?」
先生「はい、特に英語の時間になるといつも積極的に手を上げて答えてくれます」
P「ええ、さっきのを見ればなんとなく想像つきます」
先生「元気があってとてもいいと思います、ところで...」
レナ「なにか?」
先生「お父様もお母様も芸能関係のお仕事をなさってますが、pくんもいずれ...?」
P「いえ、私たちから強制するつもりはありませんが...」
レナ「でも、あの子が自分から興味を持ったならやらせてあげてもいいと思ってます」
レナ「あの子の人生ですもの、どういう結果になろうとも自分で責任を取れるように育てていくつもりです」
先生「なるほど...」
P「まあ、今はサッカーに夢中ですからテレビや芸能の仕事に興味を持つヒマもないみたいですけど」
先生「ふふっ、そうかもしれませんね、わかりました、面談は以上で終了です、どうもありがとうございました」
P・レナ「ありがとうございました」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 13:41:07.40 ID:/cLoBmSp0
------
テクテク...
p「せんせいとどんな話してたの?」
レナ「ふふっ、pが頑張ってるって話よ」
P「先生がpのこと褒めてたぞ」
p「本当?」
レナ「ええ、いつも元気いっぱいだってね」
p「えへへへ♪」
「おーいp!」
p「おーい!」
P「友達か?」
p「うん!」
「サッカーやってるんだけどひとり足りなくなっちゃったんだ!入れよ!」
p「ママ!」
レナ「ええ、いってらっしゃい♪」
テクテク...
p「せんせいとどんな話してたの?」
レナ「ふふっ、pが頑張ってるって話よ」
P「先生がpのこと褒めてたぞ」
p「本当?」
レナ「ええ、いつも元気いっぱいだってね」
p「えへへへ♪」
「おーいp!」
p「おーい!」
P「友達か?」
p「うん!」
「サッカーやってるんだけどひとり足りなくなっちゃったんだ!入れよ!」
p「ママ!」
レナ「ええ、いってらっしゃい♪」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 17:55:37.85 ID:/cLoBmSp0
p「いくぞー!」
ワー! パスパース!
P「元気だなぁ...」
レナ「あら、アナタは元気じゃないの?」
P「うーん...」
レナ「ふふっ、もしかして昨日の夜の疲れが残ってるの?」
P「...俺ももう歳だな」
レナ「いやね、そんなオジサンくさいセリフ♪」
P「レナはなんだかツヤツヤしてるなぁ...」
レナ「ふふっ、まあね♪」
P「自信がなくなりそうだ...」
レナ「大丈夫よ、ゆうべのアナタはまだまだ若いって感じだったから」
P「おいおい...」
レナ「ねえアナタ、もしもあの子が本当に芸能界に入りたいって言い出したら、どうする?」
ワー! パスパース!
P「元気だなぁ...」
レナ「あら、アナタは元気じゃないの?」
P「うーん...」
レナ「ふふっ、もしかして昨日の夜の疲れが残ってるの?」
P「...俺ももう歳だな」
レナ「いやね、そんなオジサンくさいセリフ♪」
P「レナはなんだかツヤツヤしてるなぁ...」
レナ「ふふっ、まあね♪」
P「自信がなくなりそうだ...」
レナ「大丈夫よ、ゆうべのアナタはまだまだ若いって感じだったから」
P「おいおい...」
レナ「ねえアナタ、もしもあの子が本当に芸能界に入りたいって言い出したら、どうする?」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 19:23:50.78 ID:/cLoBmSp0
P「pがか...」
レナ「そう、例えばアイドルになりたいって言い出したら」
P「うーん...先生にはああ言ったけど...やっぱりちょっと...」
レナ「不安?」
P「まあな、業界に身を置いてる身としては...」
レナ「私はあの子がやりたいって言うなら、止めないわよ?」
P「止めないのか?」
レナ「だってやりたいことを我慢するなんてもったいないじゃない」
レナ「どうせ一度の人生なら、楽しまないと♪」
P「レナらしい考え方だな」
レナ「...だけどまぁ、もし失敗しても助け舟くらいは出してあげるけどね」
P「あれ?でもさっき先生には自分で責任取らせるって...」
レナ「だってああ言っとかないと、過保護だとか思われそうでカッコ悪いじゃない」
レナ「昔の私だったら本当に放っておいただろうけど...」
レナ「でも、母親になっちゃうとどうしても...ねっ?」
レナ「そう、例えばアイドルになりたいって言い出したら」
P「うーん...先生にはああ言ったけど...やっぱりちょっと...」
レナ「不安?」
P「まあな、業界に身を置いてる身としては...」
レナ「私はあの子がやりたいって言うなら、止めないわよ?」
P「止めないのか?」
レナ「だってやりたいことを我慢するなんてもったいないじゃない」
レナ「どうせ一度の人生なら、楽しまないと♪」
P「レナらしい考え方だな」
レナ「...だけどまぁ、もし失敗しても助け舟くらいは出してあげるけどね」
P「あれ?でもさっき先生には自分で責任取らせるって...」
レナ「だってああ言っとかないと、過保護だとか思われそうでカッコ悪いじゃない」
レナ「昔の私だったら本当に放っておいただろうけど...」
レナ「でも、母親になっちゃうとどうしても...ねっ?」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 19:26:48.28 ID:/cLoBmSp0
レナ「ふふっ♪もう、お世辞も言えるようになったのね」
P「いやいや、お世辞じゃないぞ?」
レナ「わかってるわ、アナタは昔からウソが下手だったもの」
P「まあな...」
レナ「だけど、そういうところを好きになったのよね」
P「レナ...」
レナ「ねえアナタ」
P「んっ?」
レナ「アナタも今のほうがずっとカッコいいわよ♪」
P「そうか...」
レナ「ええ、昔よりずっと素敵...」スッ...
P「おい、こんなところで...」
レナ「ダーメ♪」
チュッ
P「いやいや、お世辞じゃないぞ?」
レナ「わかってるわ、アナタは昔からウソが下手だったもの」
P「まあな...」
レナ「だけど、そういうところを好きになったのよね」
P「レナ...」
レナ「ねえアナタ」
P「んっ?」
レナ「アナタも今のほうがずっとカッコいいわよ♪」
P「そうか...」
レナ「ええ、昔よりずっと素敵...」スッ...
P「おい、こんなところで...」
レナ「ダーメ♪」
チュッ
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 19:30:19.90 ID:/cLoBmSp0
P「んっ...」
レナ「アナタ...」
P「なんだ?」
レナ「好きよ♪」
P「うん...」
レナ「ほら、アナタも言って?」
P「...好きですよ、レナさん」
レナ「もうっ!なんで敬語なのよ!」
P「初めて会った時はこんな感じだったろ?」
レナ「確かにそうだったけど、今は夫婦!」
P「わかってるって、ちょっとふざけただけだ」
P「愛してるよ、レナ...」
レナ「んふふっ♡」
p「ママー!パパー!」タッタッタ...
レナ「アナタ...」
P「なんだ?」
レナ「好きよ♪」
P「うん...」
レナ「ほら、アナタも言って?」
P「...好きですよ、レナさん」
レナ「もうっ!なんで敬語なのよ!」
P「初めて会った時はこんな感じだったろ?」
レナ「確かにそうだったけど、今は夫婦!」
P「わかってるって、ちょっとふざけただけだ」
P「愛してるよ、レナ...」
レナ「んふふっ♡」
p「ママー!パパー!」タッタッタ...
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 19:33:07.46 ID:/cLoBmSp0
P「おっと、終わったみたいだな」
レナ「ええ、そうね」
p「おわったよ、おなかへっちゃった!」
レナ「そう、じゃあ早く帰ってご飯にしましょ♪」
p「うんっ!」
P「俺もなんか腹減ったなぁ...」
レナ「ふふっ、それじゃ今日はいつも以上に美味しいのを作ってあげる♪」
p「やったー!」
P「レナ、俺お刺身が...」
p「えーっ!ぼくお肉がいい!」
P「だって昨日もお肉だったろ?」
p「でもお肉がいい!」
P「ダメだって、栄養偏るから」
p「やだ!」
レナ「こーら、二人ともケンカしないの!」
p「だって...」
レナ「仕方ないわね、じゃあここは...コインに決めてもらいましょ♪」
p「うん、コインできめる!」
P「まあ、それなら文句ないかな」
レナ「じゃ、いくわよ」
ピーンッ♪ パシッ!
レナ「さっ、どっち?」
レナ「ええ、そうね」
p「おわったよ、おなかへっちゃった!」
レナ「そう、じゃあ早く帰ってご飯にしましょ♪」
p「うんっ!」
P「俺もなんか腹減ったなぁ...」
レナ「ふふっ、それじゃ今日はいつも以上に美味しいのを作ってあげる♪」
p「やったー!」
P「レナ、俺お刺身が...」
p「えーっ!ぼくお肉がいい!」
P「だって昨日もお肉だったろ?」
p「でもお肉がいい!」
P「ダメだって、栄養偏るから」
p「やだ!」
レナ「こーら、二人ともケンカしないの!」
p「だって...」
レナ「仕方ないわね、じゃあここは...コインに決めてもらいましょ♪」
p「うん、コインできめる!」
P「まあ、それなら文句ないかな」
レナ「じゃ、いくわよ」
ピーンッ♪ パシッ!
レナ「さっ、どっち?」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 19:43:52.41 ID:/cLoBmSp0
p「おもてっ!」
P「じゃあ俺は裏」
レナ「ふふっ♪さあ、どっちかしら?」
p「......」ドキドキ
P「......」ドキドキ
レナ「今日のメニューは...はい!」
p「あっ...」
P「裏だ、俺の勝ちだな」
レナ「ええ、というわけで今日はお刺身ね♪」
p「えぇーっ?お肉がいいのに...」
レナ「ダメよ、勝負でしょ、今日はパパの勝ちだからお刺身」
p「むぅぅ...」
レナ「...明日はお肉にしてあげる」ヒソヒソ
p「ホント!?ありがとうママ!」
レナ「ウフフ、ほら早く帰りましょ」
p「うんっ!」ギュッ
レナ「ほら、パパも手つないであげて」
P「ああ」ギュッ
p「えへへ♪」
レナ「ウフフ♪」
P「ふふふっ」
レナ「アナタ」
P「んっ?」
レナ「私、とっても幸せ♪」
P「俺もだ」
おわり
P「じゃあ俺は裏」
レナ「ふふっ♪さあ、どっちかしら?」
p「......」ドキドキ
P「......」ドキドキ
レナ「今日のメニューは...はい!」
p「あっ...」
P「裏だ、俺の勝ちだな」
レナ「ええ、というわけで今日はお刺身ね♪」
p「えぇーっ?お肉がいいのに...」
レナ「ダメよ、勝負でしょ、今日はパパの勝ちだからお刺身」
p「むぅぅ...」
レナ「...明日はお肉にしてあげる」ヒソヒソ
p「ホント!?ありがとうママ!」
レナ「ウフフ、ほら早く帰りましょ」
p「うんっ!」ギュッ
レナ「ほら、パパも手つないであげて」
P「ああ」ギュッ
p「えへへ♪」
レナ「ウフフ♪」
P「ふふふっ」
レナ「アナタ」
P「んっ?」
レナ「私、とっても幸せ♪」
P「俺もだ」
おわり
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 19:48:30.39 ID:/cLoBmSp0
駄文失礼しました~
レナさん新SRキター!相変わらずセクシーです
あとババ抜きをやってたのが個人的に嬉しかったりします
昔ババ抜きをする話を書いたので
キュートをかいたのでパッションな嫁とかクールな嫁も書いてみたいです
羽田リサちゃん逆輸入されないかな...
ではまた~
レナさん新SRキター!相変わらずセクシーです
あとババ抜きをやってたのが個人的に嬉しかったりします
昔ババ抜きをする話を書いたので
キュートをかいたのでパッションな嫁とかクールな嫁も書いてみたいです
羽田リサちゃん逆輸入されないかな...
ではまた~
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 21:11:18.11 ID:JPgwMAAjo
乙
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 10:58:09.34 ID:pe8yBwvm0
乙
良かったよ
良かったよ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1442/14422/1442214660.html
Entry ⇒ 2016.01.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
佳奈多「うわぁぁん!直枝ぇーっっ!」理樹「!?」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/17(火) 21:47:28.61 ID:kdX5KUhO0
寮長室
カリカリカリ…
理樹「……はい、終わったよ二木さん」
佳奈多「ありがと、じゃあ次はこれお願い」
理樹「わかった」
カリカリカリ…
理樹「そういえばさ」
佳奈多「なに」
理樹「昨日聞いたんだけど近いうちに校内カラオケ大会があるんだって?」
佳奈多「……そうね、今年は去年より早めにやるらしいけど…まさかあなた出る気?」
理樹「まさか、言ってみただけだよ」
佳奈多「そう」
カリカリカリ…
理樹「あっ、そういえばさ、クドに伝言を頼まれたんだけど」
佳奈多「なに」
理樹「7時から9時まで葉留佳さんや小毬さん達を呼びたいんだってさ」
佳奈多「つまり部屋で遊ぶってこと?」
理樹「うん」
佳奈多「はあ……分かった、じゃあその間あーちゃん先輩の部屋にでも行ってるわ」
理樹「ありがとう、やっぱり二木さんは優しいね」
佳奈多「そりゃルームメイトのよしみだもの」
カリカリカリ…
理樹「……はい、終わったよ二木さん」
佳奈多「ありがと、じゃあ次はこれお願い」
理樹「わかった」
カリカリカリ…
理樹「そういえばさ」
佳奈多「なに」
理樹「昨日聞いたんだけど近いうちに校内カラオケ大会があるんだって?」
佳奈多「……そうね、今年は去年より早めにやるらしいけど…まさかあなた出る気?」
理樹「まさか、言ってみただけだよ」
佳奈多「そう」
カリカリカリ…
理樹「あっ、そういえばさ、クドに伝言を頼まれたんだけど」
佳奈多「なに」
理樹「7時から9時まで葉留佳さんや小毬さん達を呼びたいんだってさ」
佳奈多「つまり部屋で遊ぶってこと?」
理樹「うん」
佳奈多「はあ……分かった、じゃあその間あーちゃん先輩の部屋にでも行ってるわ」
理樹「ありがとう、やっぱり二木さんは優しいね」
佳奈多「そりゃルームメイトのよしみだもの」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/17(火) 22:22:57.19 ID:kdX5KUhO0
プルルルル
クド・佳奈多部屋
クド「はいっ、もしもし!あっ、直枝さん、それで佳奈多さんはどうでしたか!?……はいっ、はい!わふー!」
葉留佳「おお、この反応はやりましたな!」
小毬「よ、よかったぁ…はるちゃん許可取る前に入っちゃうんだもん」
来ヶ谷「なぁに、クドリャフカ君のためなら大体通るさ」
西園「ちなみに今日は鈴さんを呼ばなくてよかったのでしょうか…」
葉留佳「まー鈴ちゃんはどうせ真人君達の部屋だろうしたまにはこんな日もいいじゃん?」
来ヶ谷「そうだな、つい可愛くていじり倒したくなる…そして気が付けば鈴君が半泣き……はぁん良い」
クド「それでは正式に許可をいただいちゃったことですしれっつ・ぱーてぃー!なのですーっ!」
葉留佳「いえーい!」
クド・佳奈多部屋
クド「はいっ、もしもし!あっ、直枝さん、それで佳奈多さんはどうでしたか!?……はいっ、はい!わふー!」
葉留佳「おお、この反応はやりましたな!」
小毬「よ、よかったぁ…はるちゃん許可取る前に入っちゃうんだもん」
来ヶ谷「なぁに、クドリャフカ君のためなら大体通るさ」
西園「ちなみに今日は鈴さんを呼ばなくてよかったのでしょうか…」
葉留佳「まー鈴ちゃんはどうせ真人君達の部屋だろうしたまにはこんな日もいいじゃん?」
来ヶ谷「そうだな、つい可愛くていじり倒したくなる…そして気が付けば鈴君が半泣き……はぁん良い」
クド「それでは正式に許可をいただいちゃったことですしれっつ・ぱーてぃー!なのですーっ!」
葉留佳「いえーい!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/17(火) 22:37:26.41 ID:kdX5KUhO0
理樹・真人部屋
ガチャ
理樹「はぁ…疲れた…ただいま」
鈴「おかえりー」
真人「おー、頑張ったな。ねぎらいのトンカツジュースはどうだ?まだ開けてないぜ」
理樹「いらない」
謙吾「我らが理樹のご登場だ」
恭介「こんな風に帰ってくる理樹を見るとまるで…」
真人「早めに帰ってきたサラリーマンのお父さんを温かく迎える家族のようだな」
理樹「真人がそれ言うと別の作品だよ…」
謙吾「それはそうと、理樹、お前はカラオケ大会が開かれるのを知っているか?」
理樹「ああ、うん。それがどうかしたの?」
ガチャ
理樹「はぁ…疲れた…ただいま」
鈴「おかえりー」
真人「おー、頑張ったな。ねぎらいのトンカツジュースはどうだ?まだ開けてないぜ」
理樹「いらない」
謙吾「我らが理樹のご登場だ」
恭介「こんな風に帰ってくる理樹を見るとまるで…」
真人「早めに帰ってきたサラリーマンのお父さんを温かく迎える家族のようだな」
理樹「真人がそれ言うと別の作品だよ…」
謙吾「それはそうと、理樹、お前はカラオケ大会が開かれるのを知っているか?」
理樹「ああ、うん。それがどうかしたの?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/18(水) 21:05:25.58 ID:jqMMSTiD0
謙吾「なんだ分からないのか?」
理樹「わ、分からない」
謙吾「一緒に出よう」
理樹「うわぁ、やっぱり!」
真人「あっ、ズルいぞ謙吾!理樹はずっと俺と組むって約束してたんだよっっ」
理樹「してないしそもそもやらないよ…」
鈴「真人と謙吾が組めばいいんじゃないか?」
謙吾「ふんっ、こんな奴とデュエットなんて俺は嫌だ」
真人「俺だってやだよ!」
恭介「こらこら喧嘩するな。それなら理樹と謙吾と真人のトリオでやりゃいいじゃねえか」
理樹「話聞いてなかったの?僕はやらな…」
恭介「いや待てよ…それなら俺も出てカルテットなんてのはどうだろう?」
真人「いやいや、それやるぐらいなら鈴も入れて……5人はなんて言うんだ?」
恭介「という訳で鈴……鈴?」
理樹「さっき出ていっちゃったよ」
真人「っておい!なんで止めておかねぇんだよ!?」
理樹「無理やりやらせても仕方がないじゃないか…本当は僕も嫌だったけど」
理樹「わ、分からない」
謙吾「一緒に出よう」
理樹「うわぁ、やっぱり!」
真人「あっ、ズルいぞ謙吾!理樹はずっと俺と組むって約束してたんだよっっ」
理樹「してないしそもそもやらないよ…」
鈴「真人と謙吾が組めばいいんじゃないか?」
謙吾「ふんっ、こんな奴とデュエットなんて俺は嫌だ」
真人「俺だってやだよ!」
恭介「こらこら喧嘩するな。それなら理樹と謙吾と真人のトリオでやりゃいいじゃねえか」
理樹「話聞いてなかったの?僕はやらな…」
恭介「いや待てよ…それなら俺も出てカルテットなんてのはどうだろう?」
真人「いやいや、それやるぐらいなら鈴も入れて……5人はなんて言うんだ?」
恭介「という訳で鈴……鈴?」
理樹「さっき出ていっちゃったよ」
真人「っておい!なんで止めておかねぇんだよ!?」
理樹「無理やりやらせても仕方がないじゃないか…本当は僕も嫌だったけど」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/18(水) 22:05:09.84 ID:jqMMSTiD0
同時刻
クド部屋
来ヶ谷「そうすると乗客が言ったんだ『おい、コーヒーを忘れるんじゃないぞCAさん』ってね」
小毬「ほえ?なんで女の人が欲しいの?」
西園「来ヶ谷さん、やはり小毬さんにジョークを伝えるのは難しいかと」
来ヶ谷「う、うむ…」
クルクル
葉留佳「あははー!今日はいつもより多く回っておりまーす!!」
クド「わ、わふー!」
ガッシャーン!
葉留佳「わっ、ごめんクド公!大丈夫?」
来ヶ谷「どうした?」
クド「わふ…だ、大丈夫です、ちょっと転んだだけで……わふー?なんでしょうこれ」
西園「きっと転んだ衝撃で棚の上から落ちてきたんでしょう」
来ヶ谷「見たところCDのようだが…『マル秘』と、書いてあるな」
小毬「クドちゃんの?」
クド「いえ、知りません」
葉留佳「じ、じゃあこれはお姉ちゃんの…?」
来ヶ谷「よし、再生してみよう」
小毬「だだだダメだよぉ~~!!怒られちゃうっ!」
来ヶ谷「ッチ、仕方がない………明日校内放送で流してやろう」
小毬「えっ?」
来ヶ谷「いや、何も言ってないよ。さあ宴の続きと行こうじゃないか!」サッ
葉留佳「あっ、今CD隠した」
クド部屋
来ヶ谷「そうすると乗客が言ったんだ『おい、コーヒーを忘れるんじゃないぞCAさん』ってね」
小毬「ほえ?なんで女の人が欲しいの?」
西園「来ヶ谷さん、やはり小毬さんにジョークを伝えるのは難しいかと」
来ヶ谷「う、うむ…」
クルクル
葉留佳「あははー!今日はいつもより多く回っておりまーす!!」
クド「わ、わふー!」
ガッシャーン!
葉留佳「わっ、ごめんクド公!大丈夫?」
来ヶ谷「どうした?」
クド「わふ…だ、大丈夫です、ちょっと転んだだけで……わふー?なんでしょうこれ」
西園「きっと転んだ衝撃で棚の上から落ちてきたんでしょう」
来ヶ谷「見たところCDのようだが…『マル秘』と、書いてあるな」
小毬「クドちゃんの?」
クド「いえ、知りません」
葉留佳「じ、じゃあこれはお姉ちゃんの…?」
来ヶ谷「よし、再生してみよう」
小毬「だだだダメだよぉ~~!!怒られちゃうっ!」
来ヶ谷「ッチ、仕方がない………明日校内放送で流してやろう」
小毬「えっ?」
来ヶ谷「いや、何も言ってないよ。さあ宴の続きと行こうじゃないか!」サッ
葉留佳「あっ、今CD隠した」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/18(水) 22:22:11.64 ID:jqMMSTiD0
次の日
放送室
来ヶ谷「ふんふふーん」
ガラッ
来ヶ谷「むっ?」
理樹「や、急にごめん」
来ヶ谷「やあ、ここにいると良く分かったね」
理樹「そりゃ後ろ姿を追ってたらねえ。ところで凄く楽しそうだね」
来ヶ谷「当たり前だ。これから佳奈…私の…そう、私の作曲した物を再生するからな。もちろん全員聞いてはいないだろうが」
理樹「へえ!聞きたいなそれ」
来ヶ谷「ふっ、なかなかの出来だよ……ふふっ」
カシャン
理樹「ほら、せっかく放送するならもっと音量を上げようよ」
来ヶ谷「ふむ……最初に断っておくが『理樹君が上げる』と言ったんだぞ?」
理樹「へっ?」
グイッ
来ヶ谷「スタート」
カチッ
放送室
来ヶ谷「ふんふふーん」
ガラッ
来ヶ谷「むっ?」
理樹「や、急にごめん」
来ヶ谷「やあ、ここにいると良く分かったね」
理樹「そりゃ後ろ姿を追ってたらねえ。ところで凄く楽しそうだね」
来ヶ谷「当たり前だ。これから佳奈…私の…そう、私の作曲した物を再生するからな。もちろん全員聞いてはいないだろうが」
理樹「へえ!聞きたいなそれ」
来ヶ谷「ふっ、なかなかの出来だよ……ふふっ」
カシャン
理樹「ほら、せっかく放送するならもっと音量を上げようよ」
来ヶ谷「ふむ……最初に断っておくが『理樹君が上げる』と言ったんだぞ?」
理樹「へっ?」
グイッ
来ヶ谷「スタート」
カチッ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/18(水) 22:29:51.68 ID:jqMMSTiD0
https://m.youtube.com/watch?v=0ZoBhYZfL4A
『ピクルスをおいしくするつくりかた』(二木佳奈多)
\テンテテテテンテテンテテン/
\テテテテンテテンテテンテンテテテ♪/
食堂
ザワザワ
恭介「あれ、理樹はどこへ行った?……ん?なんだこの曲…」
真人「いきなり音楽が…」
教室
葉留佳「そんでさー!……おっ?」
西園「……スピーカーから…放送室ということは来ヶ谷さんが掛けているのでしょう」
放送室
理樹「やっぱり、流石来ヶ谷さんだ、凄く上『初めて食べた~♪苦くて~苦いピクルス~♪』
理樹「!?」
来ヶ谷「ほう」
『ピクルスをおいしくするつくりかた』(二木佳奈多)
\テンテテテテンテテンテテン/
\テテテテンテテンテテンテンテテテ♪/
食堂
ザワザワ
恭介「あれ、理樹はどこへ行った?……ん?なんだこの曲…」
真人「いきなり音楽が…」
教室
葉留佳「そんでさー!……おっ?」
西園「……スピーカーから…放送室ということは来ヶ谷さんが掛けているのでしょう」
放送室
理樹「やっぱり、流石来ヶ谷さんだ、凄く上『初めて食べた~♪苦くて~苦いピクルス~♪』
理樹「!?」
来ヶ谷「ほう」
10: 私は二木佳奈多に対してなんの恨みも持っていません。並びにこの曲にも決して貶す意思はありませんことをここに誓います 2015/03/18(水) 22:38:26.27 ID:jqMMSTiD0
\甘くないから邪魔者~みたい~♪/
食堂
恭介「へえ、よく分からんがなかなかいい曲じゃないか」
謙吾「なっ、なんだとぉおお!?」
真人「こ…こいつはいったい……」
鈴「どうした二人とも?」
教室
葉留佳「や、やはは…はるちんこういう時どんな顔したらいいのか分からないですヨ」
西園「引きつりながら笑っているじゃないですか。……それにしてもなるほど、マル秘とはこういう…」
放送室
理樹「なっ、なんで!?この声はどう考えても二木さん……っ」
来ヶ谷「………理樹君、今すぐ身支度を整えろ、早く脱出しないと私達はどうなるか分かったものではない」
理樹「えっ?」
食堂
恭介「へえ、よく分からんがなかなかいい曲じゃないか」
謙吾「なっ、なんだとぉおお!?」
真人「こ…こいつはいったい……」
鈴「どうした二人とも?」
教室
葉留佳「や、やはは…はるちんこういう時どんな顔したらいいのか分からないですヨ」
西園「引きつりながら笑っているじゃないですか。……それにしてもなるほど、マル秘とはこういう…」
放送室
理樹「なっ、なんで!?この声はどう考えても二木さん……っ」
来ヶ谷「………理樹君、今すぐ身支度を整えろ、早く脱出しないと私達はどうなるか分かったものではない」
理樹「えっ?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/18(水) 22:44:08.91 ID:jqMMSTiD0
佳奈多「………」プルプルプル
食堂
\要らないピクルスは~まるで~私のようだね~♪/
ザワザワ
恭介「えっ、これ風紀委員長が歌ってるのか?」
「あれっ、これ二木さんの声じゃない?」
「言われてみればそうかも…」
謙吾「正直まだ疑っているがこの声はどう考えてもそうとしか…」
教室
「これはスクープだ!あの鬼の風紀委員長が歌ってるぞぉ!!」
「「「はっはっはっはっはっ!」」」
葉留佳「………」
西園「………」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/18(水) 22:53:11.43 ID:jqMMSTiD0
放送室
バンッ
佳奈多「いったい誰ですか!!この音楽を今すぐ止めなさいっっ!!」
シーン
佳奈多「……いない…?」
風紀委員「ぷっ…委員長…クスクス……とにかく音楽を止めましょう……ぶふぅっ」
佳奈多「……そうね」
ピッ
佳奈多「いい?これをやった犯人を見つけ次第捕まえなさい。生死は問わないわ」
風紀委員「「了解です!………ぷぷっ」」
佳奈多「くっ」
隣の空き教室
来ヶ谷「なっ?」
理樹「『なっ?』じゃないよっ…これどうするのさ!?僕はともかく来ヶ谷さんだとばれちゃうんじゃないの…っ!?」
来ヶ谷「上手くやっておこう…しかしこれはまぁ……うん、ケアを頼む」
理樹「なにの?」
来ヶ谷「時がくれば分かる」
バンッ
佳奈多「いったい誰ですか!!この音楽を今すぐ止めなさいっっ!!」
シーン
佳奈多「……いない…?」
風紀委員「ぷっ…委員長…クスクス……とにかく音楽を止めましょう……ぶふぅっ」
佳奈多「……そうね」
ピッ
佳奈多「いい?これをやった犯人を見つけ次第捕まえなさい。生死は問わないわ」
風紀委員「「了解です!………ぷぷっ」」
佳奈多「くっ」
隣の空き教室
来ヶ谷「なっ?」
理樹「『なっ?』じゃないよっ…これどうするのさ!?僕はともかく来ヶ谷さんだとばれちゃうんじゃないの…っ!?」
来ヶ谷「上手くやっておこう…しかしこれはまぁ……うん、ケアを頼む」
理樹「なにの?」
来ヶ谷「時がくれば分かる」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/18(水) 22:58:37.91 ID:jqMMSTiD0
廊下
トコトコ
佳奈多「……」
「あっ、我らが歌姫のご登場だぞ…」
「シッ…殺される…っ!」
「二木さんって怖いイメージがあったの。けど案外、可愛い人なのかもしれないの…」
「クスッ…でもあの歌詞どれだけピクルスに情熱があるのよ…っ」
ザワザワ
佳奈多「……」
トコトコ
佳奈多「……」
「あっ、我らが歌姫のご登場だぞ…」
「シッ…殺される…っ!」
「二木さんって怖いイメージがあったの。けど案外、可愛い人なのかもしれないの…」
「クスッ…でもあの歌詞どれだけピクルスに情熱があるのよ…っ」
ザワザワ
佳奈多「……」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/18(水) 23:01:08.32 ID:jqMMSTiD0
寮長室
理樹「たまげたなぁ…でも二木さん何のためにCDなんか……」
ガラッ
理樹「わっ」
佳奈多「………」
理樹「………ごくり」
佳奈多「ううっ…」
理樹「……?」
佳奈多「うわぁぁん!直枝ぇーっっ!」
理樹「!?」
理樹「たまげたなぁ…でも二木さん何のためにCDなんか……」
ガラッ
理樹「わっ」
佳奈多「………」
理樹「………ごくり」
佳奈多「ううっ…」
理樹「……?」
佳奈多「うわぁぁん!直枝ぇーっっ!」
理樹「!?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/18(水) 23:06:03.47 ID:jqMMSTiD0
佳奈多「それで放送室行っても誰もいなかったの…」
理樹「そ、そう…」
佳奈多「もういや!廊下とか歩きたくない!もう学校休みたいっ!」
理樹「いやそれはダメなんじゃないかな…」
佳奈多「……直枝も聞いたんでしょ?」
理樹「う、うん…学校中に流れていたからね」
佳奈多「ぐすっ…」
理樹「ほっ、ほら泣かないで!とても上手だったじゃないかっ!」
佳奈多「そう……でももはや風紀委員としての権威はガタ落ちよ…残り僅かの勤めを笑われながら過ごすんだわ…」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 00:42:21.08 ID:dfXkHpMV0
理樹「困ったなぁ…いったいどうしたら……」
謙吾『カラオケ大会が開かれるのを知っているか?』
理樹「そっ、そうだ!ねえ二木さんっ」
佳奈多「にゃによぉ…?」
理樹「カラオケ大会だよ!歌で馬鹿にされるなら歌で見返せばいいんだ」
佳奈多「う、歌で…?」
理樹「そう。ほら自信を持って!せっかく綺麗な声してるんだからっ」
佳奈多「でも…」
理樹「それに可愛いよ!」
佳奈多「………」
佳奈多「………やるだけやってみる…」
理樹「そのいきだ!」
謙吾『カラオケ大会が開かれるのを知っているか?』
理樹「そっ、そうだ!ねえ二木さんっ」
佳奈多「にゃによぉ…?」
理樹「カラオケ大会だよ!歌で馬鹿にされるなら歌で見返せばいいんだ」
佳奈多「う、歌で…?」
理樹「そう。ほら自信を持って!せっかく綺麗な声してるんだからっ」
佳奈多「でも…」
理樹「それに可愛いよ!」
佳奈多「………」
佳奈多「………やるだけやってみる…」
理樹「そのいきだ!」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 21:02:47.08 ID:dfXkHpMV0
カラオケ店
佳奈多「おはようさえ~♪」
理樹「はいっはいっ!」シャンシャン
理樹部屋
恭介・真人・謙吾・理樹「「「ららら~♪」」」
鈴「ふぁぁ……zzz」
大会当日
体育館
真人「遂にこの時が来たな…」
理樹「うん…っ」
恭介「よっしゃあ!俺たちの練習の成果を見せてやろうぜっ!」
皆「「「いやっほーう!」」」
佳奈多「おはようさえ~♪」
理樹「はいっはいっ!」シャンシャン
理樹部屋
恭介・真人・謙吾・理樹「「「ららら~♪」」」
鈴「ふぁぁ……zzz」
大会当日
体育館
真人「遂にこの時が来たな…」
理樹「うん…っ」
恭介「よっしゃあ!俺たちの練習の成果を見せてやろうぜっ!」
皆「「「いやっほーう!」」」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 21:03:20.81 ID:dfXkHpMV0
佳奈多「すぅ…はぁ……うぅ」
理樹「やっ、二木さん」
佳奈多「あ…直枝…私やっぱり怖いわ…」
理樹「なぁに二木さんならきっと出来るさ!」
佳奈多「でも…」
理樹「あんなに練習したんだ、ここで逃げちゃまた笑われるだけだよ!僕がついてるからっ」
佳奈多「でもあなた棗さん達と歌うんでしょう?」
理樹「まあ成り行きでね…でも、二木さんのことを心から応援してるよ」
佳奈多「…ええっ」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 21:03:48.56 ID:dfXkHpMV0
あーちゃん先輩「ええ~ではこれからみんなが待望のカラオケ大会を始めまーす!司会は私あーちゃん先輩でお馴染みの…」
恭介「俺たちは3番手だそうだ、一応舞台の横に並んでおこう」
理樹「うっ、うん……」
真人「んだぁ?ビビってんのか理樹」
理樹「あはは…二木さんにはああ言っておいて情けないなぁ」
謙吾「二木だと?あいつも出るのか」
理樹「まあね」
恭介「俺たちは3番手だそうだ、一応舞台の横に並んでおこう」
理樹「うっ、うん……」
真人「んだぁ?ビビってんのか理樹」
理樹「あはは…二木さんにはああ言っておいて情けないなぁ」
謙吾「二木だと?あいつも出るのか」
理樹「まあね」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 21:05:20.25 ID:dfXkHpMV0
鈴木・田中「「迷えばい~い♪」」
あーちゃん先輩「はいっ!マッド鈴木&バイオ田中さん、どうもありがとうございました!」
パチパチパチ
あーちゃん先輩「さてお次は今話題の4人組!バンド名は『リトルバスターズ!』」
パチパチパチ!
恭介「どうも!ありがとう!」
キャー!
理樹「やっぱり恭介は凄い人気だね」
謙吾「そうでもないぞ?理樹を呼ぶ声も聞こえる。主に男から」
理樹「……はっ?」
あーちゃん先輩「では演奏してもらいましょう!曲名は?」
恭介「sherry!」
ジャンジャジャジャンジャジャジャ
「「「sherry ! sherry baby♪」」」
葉留佳「ヒュー!ヒュー!」
来ヶ谷「美魚君、カメラ」
西園「はい」
小毬「まるでお父さんとお母さんみたいだねぇ」
…
……
……………
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 21:07:02.68 ID:dfXkHpMV0
あーちゃん先輩「うんうん、良かったよ!はい拍手~」
パチパチパチ
あーちゃん先輩「え~次は~~えっ、これマジ!?」
ザワザワ
あーちゃん先輩「つ、次は……二木佳奈多さんです…」
「なん……だと…?」
「やだウソォ…」
「ほらムービーで撮ってようぜ!」
クスクス
佳奈多「………」
あーちゃん先輩「き、曲名は…?」
佳奈多「……raison」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 21:15:37.95 ID:dfXkHpMV0
https://m.youtube.com/watch?v=viJ3MGkrwtY
『raison』(二木佳奈多)
テンテンテテテンテテン
佳奈多「……すぅ」
佳奈多「目覚めの朝、籠の中で君だけを見ている♪」
「う、上手いぞ!」
佳奈多「おはようさえ君を傷つける道具でしかない~♪」
理樹「二木さーん!頑張れー!」
「いい声だ…」
「い、いいぞー!」
佳奈多「世界は綺麗でとてもやさしい~♪」
「「はいっはいっ!」」
真人「……恭介、こりゃ負けたな俺たち」
恭介「ああ…」
『raison』(二木佳奈多)
テンテンテテテンテテン
佳奈多「……すぅ」
佳奈多「目覚めの朝、籠の中で君だけを見ている♪」
「う、上手いぞ!」
佳奈多「おはようさえ君を傷つける道具でしかない~♪」
理樹「二木さーん!頑張れー!」
「いい声だ…」
「い、いいぞー!」
佳奈多「世界は綺麗でとてもやさしい~♪」
「「はいっはいっ!」」
真人「……恭介、こりゃ負けたな俺たち」
恭介「ああ…」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 21:16:09.85 ID:dfXkHpMV0
佳奈多「僕たちが手に入れた理由だよぉ…♪」
パチパチパチッ!!
あーちゃん先輩「どうもありがとう!もう一度大きな拍手を!」
佳奈多「……」ニコッ
廊下
トコトコ
佳奈多「………」
「おお!あそこにいるのアイドルの二木じゃね?」
「おっ、俺サイン貰ってくる!」
「あっ、あの!写真お願い出来ますか!?」
佳奈多「わ、私?ええ、いいわよ」
パシャッ
寮長室
理樹「………」カリカリカリ
ガラッ
理樹「わっ」
佳奈多「………」
理樹「やあ二木さん!昨日は凄かったね!みんな二木さんのことで…」
佳奈多「うわぁぁん!直枝ぇーっっ!」
理樹「!?」
理樹「……で、結局人気になったらなったで権威がなくなったと…」
佳奈多「取り締まる人がみんな『歌ってほしい』って…」
理樹「やれやれ…元に戻るのにかなり時間がかかりそうだ……」
終わり
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 22:26:40.71 ID:8RdkSH8q0
最高だったぁ。乙!
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 22:30:55.61 ID:38P9ipfWO
乙
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 22:40:00.23 ID:j7QPyNHtO
乙
かなちゃんかわいいのう
かなちゃんかわいいのう
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 22:52:49.80 ID:QTj8SIPfo
理樹の犯人バレ見たかったのに
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426596448/
Entry ⇒ 2016.01.31 | Category ⇒ リトルバスターズ! | Comments (0)
比企谷八幡「全てがちくわのss」
1: ゴム屋おのでら 2016/01/29(金) 00:03:18.08 ID:DTz5i+ci0
※注意
このお話はタイトル通り、全てがちくわとなっております。
お話をより楽しむためには、ちくわの気持ちになって読むことをお勧めします。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:03:57.21 ID:DTz5i+ci0
ある日、奉仕部にて…
雪ノ下雪乃「ちくわちく、わちくわちくわち?」
比企谷八幡「くわ、ちくわちくわちくわちくわち」
雪乃「くわ、ちくわちくわちくわちくわちくわちくわちく」
八幡「わち、くわちくわちくわ!!」
雪ノ下雪乃「ちくわちく、わちくわちくわち?」
比企谷八幡「くわ、ちくわちくわちくわちくわち」
雪乃「くわ、ちくわちくわちくわちくわちくわちくわちく」
八幡「わち、くわちくわちくわ!!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:04:57.77 ID:DTz5i+ci0
ガラガラ
由比ヶ浜結衣「ちっくわーー!」
雪乃「ちく、わちくわちくわ」
結衣「ちくわちくわちくわ、ちッ、くわちくわ!」
八幡「ちく、わちくわちくわちくわちくわちくわ!ちくわ、ちくわちくわちくわ!!」
雪乃「ちくわちくわ、ちくわちくわちくわちくわちくわ?」ギロッ
結衣「ち、くわちくわちくわちくわーーーーッ///」
由比ヶ浜結衣「ちっくわーー!」
雪乃「ちく、わちくわちくわ」
結衣「ちくわちくわちくわ、ちッ、くわちくわ!」
八幡「ちく、わちくわちくわちくわちくわちくわ!ちくわ、ちくわちくわちくわ!!」
雪乃「ちくわちくわ、ちくわちくわちくわちくわちくわ?」ギロッ
結衣「ち、くわちくわちくわちくわーーーーッ///」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:05:33.41 ID:DTz5i+ci0
八幡「ちく、わちくわちくわちくわちくわ!!」
結衣「ちくッ、わちくわちくわちく!!」
雪乃「わちく、わちくわちくわちくわちくわ……」
トントン
結衣「ちく?わちくわちくわ」
雪乃「ちくわ」
結衣「ちくッ、わちくわちくわちく!!」
雪乃「わちく、わちくわちくわちくわちくわ……」
トントン
結衣「ちく?わちくわちくわ」
雪乃「ちくわ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:06:21.52 ID:DTz5i+ci0
ガラガラ…
一色いろは「ちくわ〜〜〜〜!ちくわちくわちくわ」
結衣「ち、くわちくわ!ちっくわ〜!」
八幡「ち、くわちくわちくわ……」
いろは「ちくわちくーーーッ!?わちくわちくわちくわちくわちくわちくわ!!」プンプン
雪乃「ちくわちく、わちくわちくわち?」
一色いろは「ちくわ〜〜〜〜!ちくわちくわちくわ」
結衣「ち、くわちくわ!ちっくわ〜!」
八幡「ち、くわちくわちくわ……」
いろは「ちくわちくーーーッ!?わちくわちくわちくわちくわちくわちくわ!!」プンプン
雪乃「ちくわちく、わちくわちくわち?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:08:28.53 ID:DTz5i+ci0
いろは「くわ、ちくわ………ちくわちくわちくわちくわちくわ!!」
三人「ち、くわちくわーーー!?」
ちくわ、ちくわちくわちくわ………。
ちくわちくわちくわ、ちくわ、ちくわちくわちくわ!!
ちく、わちくわちくわちくわちくわちくわちくわ………
八幡「ちくわ、ちくわちくわちくわちくわ?」
いろは「ちく!!」
雪乃「わちく、わちくわちくわちくわちくわ?」
結衣「ちくわち、くわちくわちくわちくわちくわちくわッ!!」
三人「ち、くわちくわーーー!?」
ちくわ、ちくわちくわちくわ………。
ちくわちくわちくわ、ちくわ、ちくわちくわちくわ!!
ちく、わちくわちくわちくわちくわちくわちくわ………
八幡「ちくわ、ちくわちくわちくわちくわ?」
いろは「ちく!!」
雪乃「わちく、わちくわちくわちくわちくわ?」
結衣「ちくわち、くわちくわちくわちくわちくわちくわッ!!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:09:27.12 ID:DTz5i+ci0
八幡「ちく、わちくわちくわちくわちくわちくわ、ちくわちくわ……」ボソッ
結衣「ち、くわちくわーーーー!ちくわちくわちくわッ///」
雪乃「ちくわちくわ、ちくわちくわちくわちくわちく………?」ギロッ
八幡「わちッ、くわ…ちくわちくわちくわ!」
いろは(ちくっ、ちくわちくわちくわ………)ムウッ
結衣「ち、くわちくわーーーー!ちくわちくわちくわッ///」
雪乃「ちくわちくわ、ちくわちくわちくわちくわちく………?」ギロッ
八幡「わちッ、くわ…ちくわちくわちくわ!」
いろは(ちくっ、ちくわちくわちくわ………)ムウッ
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:10:22.16 ID:DTz5i+ci0
そして奉仕部といろはは平塚先生のもとへ、
雪乃「ち、くわちくわちくわ」
平塚先生「ちく、わちくわ………ちくわちくわちくわちくわちくわ?」
結衣「ちく!わ、ちくわちくわちくわ……」
八幡「ちくわち、くわちくわ………」
いろは「ち、くわち!くわちくわ、ちくわちくわちくわちくわ?」
雪乃「ち、くわちくわちくわ」
平塚先生「ちく、わちくわ………ちくわちくわちくわちくわちくわ?」
結衣「ちく!わ、ちくわちくわちくわ……」
八幡「ちくわち、くわちくわ………」
いろは「ち、くわち!くわちくわ、ちくわちくわちくわちくわ?」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:12:15.19 ID:DTz5i+ci0
平塚先生「ちくわッ!?ちくわちくわちくわちくわちくわちくわーーーーッ///」
八幡「ちくわちく、くわちくわちくわッ!!」
結衣「ち、くわちくわちーー!」
いろは「くわ……ちく、ちくわちくわちくわちくわ」
雪乃「ちくわ……」
八幡「ちくわちく、くわちくわちくわッ!!」
結衣「ち、くわちくわちーー!」
いろは「くわ……ちく、ちくわちくわちくわちくわ」
雪乃「ちくわ……」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:13:33.15 ID:DTz5i+ci0
再び奉仕部にて、
結衣「ちくわちくわ〜〜」
八幡「ちくわちくわちくわ」
いろは「ちくわちくわちくわーーー!」
雪乃「ちく、わちくわ」
結衣「ちくわちくわ〜〜」
八幡「ちくわちくわちくわ」
いろは「ちくわちくわちくわーーー!」
雪乃「ちく、わちくわ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:18:19.18 ID:DTz5i+ci0
トントン
雪乃「ちく、わちく」
ガラガラ
戸塚彩加「わ、ちくわー!」
八幡「ちくわ……///」ポッ
三人「ちッ!?」ビクッ
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:19:37.42 ID:DTz5i+ci0
ちくわ、ちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわ。
ちく、ちくわちくわちくわちくわ、ちくわちくわちくわちくわちくわちくわ、ちくわ、ちくわちくわ。
ちちく、わちくわ、ちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわ。
そして八幡の部屋にて、
八幡「ちくわ、ちくわちくわちくわ!」
戸塚「ちくわち……くわ、ちくわちくわちくわちくわちくわ///」
八幡「ちくわ………///」
ちく、ちくわちくわちくわちくわ、ちくわちくわちくわちくわちくわちくわ、ちくわ、ちくわちくわ。
ちちく、わちくわ、ちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわ。
そして八幡の部屋にて、
八幡「ちくわ、ちくわちくわちくわ!」
戸塚「ちくわち……くわ、ちくわちくわちくわちくわちくわ///」
八幡「ちくわ………///」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/29(金) 00:20:29.94 ID:DTz5i+ci0
ちくわち、くわちくわちくわちくわちくわちくわちくわちくわ。
ちくわちくわ、ちくわちくわちくわちくわ。
三人「ちくわちくわちくわ………」
END
ちくわちくわ、ちくわちくわちくわちくわ。
三人「ちくわちくわちくわ………」
END
27: 以下、ちくわに変わりましてSS速報VIPがお送りします。 2016/01/29(金) 23:41:18.43 ID:CQcVBSpLo
ちく、ちくわちちくわちくわ。ちくわ?ちくわ!
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453993388/
Entry ⇒ 2016.01.31 | Category ⇒ やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 | Comments (0)
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