利根「我輩を捨てるのじゃな」
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 16:08:31.70 ID:RC5UDBY3O
利根「提督ー!」
提督「ん?どうしたんだ、騒々しい」
利根「我輩を捨てるのじゃな!?」
提督「いきなりどうした、そもそも秘書艦かつ第一艦隊旗艦のお前を捨てる訳ないだろう?」
利根「そ、それもそうじゃな……」
提督「……利根」
利根「な、なんじゃ?」
提督「そのデマ、誰に聞いた?」
利根「青葉じゃ」
提督「後で入渠棟の清掃命じとくわ」
こんな感じの日常系
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 16:20:05.04 ID:RC5UDBY3O
利根「提督ー」
提督「なんだ、すこぶる機嫌がいいな?」
利根「うむ!毎月の2-5攻略でMVPを取ったのじゃ!」
提督「ほう」
利根「さらに勲章が四つ集まったのじゃ!」
提督「おお」
利根「褒めても構わんぞ?」
提督「おーえらいえらい」
利根「んっ頭をなでなでするでない!」
提督「さて改装設計図を筑摩につかってやるかな」
利根「そこは我輩に使うべきじゃろう!」
提督「…………」
利根「そんな那珂を見るような目で……わっ我輩を捨てるのじゃな!?」
提督「だってお前もう改二じゃん」
利根「そうじゃった」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 16:26:54.48 ID:RC5UDBY3O
利根「提督!提督よ!」
提督「やけに騒々しいな、どうした」
利根「2-5で捕鯨してたら大鯨が来たのじゃ!!」
提督「マジか、でかした!」
利根「もっと褒めても良いんじゃぞ?」
提督「じゃあ単艦5-4行ってこような」
利根「なっ……我輩を、轟沈させる気じゃな!?」
提督「旗艦のお前が轟沈することは無い」
利根「そうじゃった」
提督「ほれ、さっさと行ってこい」
利根「うむ!」
利根(しかし何故5-4単艦なのじゃ?)
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 16:35:19.09 ID:RC5UDBY3O
利根「うぐぐ……提督ー……」
提督「おー、今にも轟沈しそうな声出してるな」
利根「当たり前じゃ!駆逐イ級の砲撃ですら耐えられんぞ!」
提督「威張ることじゃねぇな」
利根「ところで提督よ、何故我輩に5-4単艦させたのじゃ?」
提督「中破絵を見たくなったから?」
利根「はっ……その後でムラムラしちゃって夜戦に持ち込む気じゃな!?」
提督「お望みならば」
利根「わっ我輩を襲うのじゃな!?猥褻な薄い本みたいに!!」
提督「なんで大破したのに高揚し始めてんだよ」
利根「久々の夜戦でつい……」
この後滅茶苦茶夜戦した
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 16:57:49.14 ID:RC5UDBY3O
利根「んー……提督よー……」
提督「なんだよ……って、寝言か」
利根「我輩を捨てるのじゃな……んー……」
提督「……捨てるわけないだろ」
利根「…………」
提督「お前が俺の嫁さんになってくれるってんなら、今すぐにでも艤装取り外すけどな」
利根「……!」
提督「…………」
利根「…………」
提督「リボンがぱたぱたしてるぞ」
利根「なっ!?」
提督「嘘だ」
利根「提督よ!図ったな!」
提督「そんな高翌揚してにやにやしてれば誰でも気付くわ」
利根「ぬぅ……しばらく寝る!」
提督「始業時刻になっても起こさないからな」
利根「なんでじゃ!」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 17:12:51.18 ID:RC5UDBY3O
利根「提督よ」
提督「どうした」
利根「紅茶とは美味なのか?」
提督「あー、俺は割と好きかもしれないな」
利根「ふむ、以前食堂で金剛が『この鎮守府は紅茶の供給が少ないネー!ティータイムには紅茶と決まっているのデース!』と喚いておったからな」
提督「気になった、と」
利根「うむ、提督が隠し持ってたりしないかと思うたのじゃ」
提督「紅茶は無いが……珈琲ならあるぞ?」
利根「こぉひぃ?あの黒い泥水のようなものか?」
提督「泥水てお前……」
利根「あれは好かん!」
提督「まあまあ騙されたと思って飲んでみろよ」
5分後
提督「ほれ、カフェオレだ」
利根「…………」
提督「ブラックよりはマシだぞ」
利根「……んむ、おお?」
提督「どうだ?」
利根「提督よ!思っていたほど苦くないぞ!」
提督「角砂糖もあるぞ」
利根「ふむ、二つほどいただこう」
提督「これは簡単に言うと珈琲を牛乳で薄めたやつだ」
利根「ほう、それは良いことを聞いた……後で筑摩にも教えてやろう!」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 18:29:20.63 ID:lD/ie8CPO
利根「筑摩よ!」
筑摩「あら、姉さん」
利根「筑摩にかふぇおれなるもの馳走してやろう!」
筑摩「かふぇおれ、ですか?」
利根「うむ!苦くない珈琲なのだ!」
筑摩「そのようなものがあるとは……」
利根「しばし自室で待っておれ!」
食堂
利根「間宮殿ー!こぉひぃと牛乳はあるか?」
間宮「えーと……あら、ちょうど牛乳が切れてますね」
利根「むむっ、それではかふぇおれが作れんのう……」
間宮「豆乳で代用できませんか?」
利根「豆乳……あゝ!大豆の牛乳もどきじゃな!」
間宮「間違ってはいませんけど、牛乳もどきって」
利根「間宮殿、では少しばかり頂戴していくぞ!感謝する!」
間宮「あっ、自室での火の始末には気を付けてくださいねー」
利根「わかったのじゃー!」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 18:35:35.45 ID:lD/ie8CPO
>>10
利根「ボーキサイトは命より重いのじゃ!」
提督「お前が改二になってからボーキの減りが増えたんだが」
利根「赤城や加賀が摘み食いする気持ちがちとわかったのじゃ」
提督「ほっぺたにお弁当付いてるぞ」
利根「なっ!?先程しっかり厠で確認したはずじゃ!!」
提督「雉も鳴かずば撃たれまい」
利根「図ったな!」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 18:46:26.73 ID:lD/ie8CPO
自室
利根「待たせたのう!」
筑摩「お帰りなさい、姉さん」
利根「ではまたしばらく待たれよ!」
筑摩「はい、楽しみにしてますね」
利根「うむ!」
利根「これをこうして、これを……こうじゃ!」
利根「……む?豆乳が上手く混ざらんではないか」
利根「むう、玉になってしまった……まあ代用品じゃから致し方ないな!」
利根「筑摩よ!完成じゃ!」
筑摩「これが、かふぇおれなるものですか?」
利根「うむ、実を言うと本来は牛乳を使うのじゃが……品切れ故に豆乳を使ったのじゃ」
筑摩「あら、それは残念ですね」
利根「次は必ず牛乳を使った、真のかふぇおれを振舞ってやるから安心せい!」
筑摩「ふふ、楽しみに待ってます」
利根「では飲んでみようか」
筑摩「はい……ん、これは」
利根「……む、苦味は薄れているが、我輩の飲んだかふぇおれとはまた違うの」
筑摩「そうなんですか?私はこれなら珈琲の方が好みですね」
利根「むむう、筑摩はあの黒い泥水を飲めるのか……あれは我輩にはちと荷が重いのじゃ」
筑摩「ふふ、利根姉さんは甘いの好きですもんね」
利根「うむ!また今度間宮殿のあいすくりんを食べに行こうぞ!」
筑摩「ええ、是非とも」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 18:50:58.55 ID:lD/ie8CPO
利根「ということがあったのじゃ」
提督「あれだな、ソイオレってやつだそれは」
利根「そいおれ?」
提督「カフェオレの豆乳版だな、豆乳と珈琲が分離するから素人は上手く混ぜられないらしい」
利根「ふむ、飲み物ですらろくに作れんとは……我輩も精進が足らんな」
提督「そうだな、嫁に来てくれるんだろう?」
利根「なっ!?我輩を娶るのじゃな!?」
提督「……この海戦が全部片付いたらな」
利根「……うむ」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 18:56:28.95 ID:lD/ie8CPO
利根「提督」
提督「ん、どうした」
利根「何故我輩のカタパルトは常に不調なのじゃ!」
提督「いや俺に聞かれても」
利根「整備は怠っておらんし、明石にも点検してもらった!何故じゃ!」
提督「そろそろ廃棄するか?」
利根「我輩を捨てるのじゃな!?」
提督「いや資材余ってるから新しい艤装作ってもらおうかと」
利根「幾多の海戦を共にした艤装を捨てるなんてとんでもない!嫌じゃ!!」
提督「めんどくせぇなぁおい」
利根「いーやーなーのーじゃー!」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 19:05:27.34 ID:lD/ie8CPO
利根「のう、提督よ」
提督「どうした?」
利根「でーぷきすというのはどういうものなのじゃ?」
提督「……お前、わざと聞いてるのか?」
利根「わざと?我輩がおぬしに隠し事ができるとでも思っておるのか?」
提督「それもそうか……知りたいの?」
利根「うむ、知的好奇心とはいつになっても衰えんのじゃ!」
提督「……じゃあ、こっち来い」
利根「ふむ?来たぞ?」
提督「んで、俺の太ももにまたがれ」
利根「これで良いか?」
提督「おう……で、こうだ」
利根「提督よ、何がどふむっ!?」
その後
利根「いっいきなり何をするのじゃ!!こんな真昼間から執務室に誰もいないとはいえ!!不埒じゃ!!」
提督「舌を入れる接吻、それがディープキスな」
利根「っ!?あ、あのおぬしと夜戦の時にいつもするアレのことか!?」
提督「そ」
利根「むぅ……そうとわかればこんなこと聞かなかったのじゃ!」
提督「…………」
利根「なっなんじゃ!じーと見つめて!?」
提督「利根からのおかわりがほしいなー」
利根「……いっ一回だけじゃからな!」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 19:12:25.53 ID:xtqnO5LAO
カフェ(珈琲)オレ(牛乳)
ソイオレという造語を作った奴の罪は大きい
ソイオレという造語を作った奴の罪は大きい
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 19:24:03.77 ID:lD/ie8CPO
利根「提督よ!」
提督「騒がしいぞ」
利根「くりすますいぶとはなんじゃ?」
提督「あー、七面鳥の丸焼きとケーキ喰って洋酒を飲む日だな」
利根「ふふん、提督もまだまだじゃな!それはクリスマスのことであろう?」
提督「ん?あー、イブか」
利根「うむ!クリスマスは既に昨年経験しておるからな!」
提督「……ちなみに誰に聞いた?」
利根「陸奥と鈴谷が話しておった」
提督「あー、ウチの鎮守府で女子力高い二人かぁ……まあそうなるな」
利根「提督よ!いぶとはなんじゃ!」
提督「簡潔に述べると、恋人同士がクリスマスの内容を二人でした後、しっぽりと夜戦する日だ」
利根「……最後がちとわからんのじゃが」
提督「もう少し分かりやすく言うと、イブは恋人でクリスマスする日、クリスマスは家族や友人でクリスマスする日」
利根「……つ、つまり?」
提督「そんなイベントの日となればこぞってあはんうふんするのは当然だろうというやつだな」
利根「……提督は我輩といぶをしたいか?」
提督「なんか見下されてる感じがするから、イブは筑摩と過ごそうかなー」
利根「あ゛ー!我輩を捨てるのじゃな゛ー!!」
提督「俺とイブ過ごしたい?」
利根「いじわるしないでほしいのじゃ……」
提督「はいはい、24日の業務終わったら一緒に用意しような」
利根「うむ!」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 19:30:05.46 ID:lD/ie8CPO
>>18
利根「提督!提督よ!」
提督「やかましい!」
利根「この前の豆乳のかふぇおれの話なんじゃが!」
提督「ソイオレか?それがどうした」
利根「ふっふっふ、提督よ!間違っておるぞ!」
提督「は?」
利根「そもそもかふぇおれのかふぇは珈琲のこと、おれは牛乳のことじゃ」
提督「だな」
利根「故に!そいおれだと豆乳と牛乳の混ぜ物になるのじゃ!」
提督「ふーん、で?」
利根「だっだから提督の言うそいおれとは正しくなくてじゃな?」
提督「鬼の首を取ったつもりが藪蛇だった感想をどうぞ」
利根「せっ折檻は嫌なのじゃ!!」
この後滅茶苦茶ソフトSMした
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 20:12:59.76 ID:xz4cgQjE0
利根「提督!提督!」
提督「店内で騒ぐな」
利根「これが俗に言うすたばというやつか!」
提督「騒ぐと田舎者に思われるぞ」
利根「むう……のう、提督よ」
提督「どうした」
利根「して、ここは何をする店なのじゃ?」
提督「…………」
利根「那珂を見るような目で我輩を見るなぁ!」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 20:22:37.82 ID:xz4cgQjE0
利根「なるほど、こぉひぃの店なのか……甘いのは無いのか?」
提督「あるぞ、ケーキも食べるか?」
利根「食べて良いのか!?」
提督「まあ最近忙しかったからな、デートみたいなもんだ」
利根「で、でぇと……なんだから気恥ずかしいのじゃ」
提督(あれだけ肌を重ね合わせておいて何言ってんだか)
提督「注文するぞ?」
利根「うむ!甘いのを宜しく頼むのじゃ」
提督「自分で頼めよ」
利根「わっ我輩にはちと練度が足りぬ!」
提督「まあ仕方ないか……あれ?天龍か?」
利根「うむ?天龍のようじゃな……のう、天りゅ」
天龍「シングルベンティキャラメルアーモンドヘーゼルナッツモカホワイトモカツーパーセントチョコチップエキストラホイップキャラメルソースジェリーバニラクリームフラペチーノ二つ」
利根「……あの呪文はなんじゃ」
提督「俺もわからねぇわ」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 20:27:59.11 ID:jSK/T4UOo
>>23
スタバにあったのはソイラテじゃなかったっけ
仏語のlaitと伊語のlatteが同じで云々かんぬん
そして天龍の呪文のそれは美味いんだろうか
スタバにあったのはソイラテじゃなかったっけ
仏語のlaitと伊語のlatteが同じで云々かんぬん
そして天龍の呪文のそれは美味いんだろうか
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 20:31:40.07 ID:xz4cgQjE0
提督「あゝ、龍田と来てたのか……しかし天龍のやつ、だいぶこなれてたな」
利根「うむ……気軽にふふ怖なんて言えぬのじゃ」
提督「じゃあ適当に甘いのとケーキ頼むぞ」
利根「あっ吾輩あのちょこれぇとのけぇきがいい!」
提督「わかった」
利根「むむ、こうやって席に一人で待つのは久しぶりじゃな……いつも筑摩と一緒に」
龍田「あら?利根さん?」
利根「ぬぉお!?たっ龍田か、急に声をかけるでない!」
龍田「ふふ、ごめんなさいねぇ」
利根「先程天龍をれじで見かけたぞ!なんじゃ、あの呪文は……」
龍田「ホント呪文よねぇ、私も頼むの躊躇しちゃうからいっつも天龍ちゃんにお願いしちゃうのよ〜」
利根「おお!我輩以外にも頼めん奴がおったとは」
龍田「ふふふ」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 20:36:58.85 ID:xz4cgQjE0
>>27
龍田「天龍ちゃんってそういう呪文みたいの本当好きよねぇ」
天龍「べっ別にいいだろ!頼めないより頼める方が……」
龍田(私が無理言って行きたいって言ったら、夜中に頑張って勉強してくれてたのが懐かしいわねぇ)
天龍「なっなんだよ!人の顔見てにやけて!」
龍田「ふふっ、何でもないよ〜?」
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 20:40:52.94 ID:xz4cgQjE0
提督「よぉ、天龍」
天龍「げっ」
提督「上司にその態度は良くないなぁ?」
天龍「へいへい、悪ぅござんした」
提督「よく来るのか、スタバ」
天龍「おっ俺は別に言うほど興味ねぇんだけど、龍田の奴が」
提督「ふぅん?」
天龍「なっなんだよ!?別に何とも思ってないからな?ただのコーヒーショップじゃねぇか!」
提督「何も言ってませんけども」
天龍「ちっ……じゃあまたな」
提督「おう」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 20:46:08.04 ID:xz4cgQjE0
利根「提督よ!待ちわびたぞ!」
龍田「おかえりなさ〜い」
提天「…………」
天龍「ちっ、混んでるからしゃあねぇか」
提督「天龍、舌打ちした分だけ給料から減俸しておくからな」
天龍「!?」
利根「もしかしておぬしらもでぇとなのか?」
天龍「!?おっ俺たちは別にデートじゃ」
龍田「あらぁ、そう見える〜?恥ずかしいわぁ」
天龍「…………」
提督「……まあなんだ、減俸しないでおいてやるよ」
天龍「……おう」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 20:52:29.29 ID:xz4cgQjE0
提督「お前らはこの後どこ行くんだ?」
龍田「んー、天龍ちゃんとぶらぶらしようかしらって感じねぇ」
利根「ほう、うぃんどうしょっぴんぐというやつだな!」
天龍「龍田の買い物は長いからなぁ」
龍田「いつもごめんなさいねぇ」
天龍「べっ別に嫌じゃねぇよ、俺が勝手に付き合ってるだけで」
龍田「んふふ、ありがとね」
提督(ブラックなのに甘く感じる)
利根「おぬしらはホント仲が良いのう、まるで吾輩と筑摩のようじゃな!」
提督「利根はホント天然だな」
利根「む?我輩は艦むすじゃが?」
提督「うん、何でもないわ」
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 20:57:47.76 ID:xz4cgQjE0
龍田「提督達はこの後どこかに行くの?」
提督「いや特に考えてないな」
龍田「じゃあダブルデートでもします〜?」
天龍「……やめとけ龍田、俺たちが邪魔するのは悪いだろ」
龍田「……それもそうねぇ」
提督「天龍って結構普通にいい子だよな」
天龍「ぶふっ!?」
提督「むせてやんの、だっさ」
天龍「てぇめぇ……」
利根「…………」
龍田「……あら」
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 21:09:50.97 ID:xz4cgQjE0
天龍田と別れたその後
提督「…………」
利根「…………」
提督「なぁ、利根」
利根「…………」
提督「俺が頼んだやつ、苦かったのか?」
利根「……甘かったのじゃ」
提督「チョコレートケーキ、美味くなかったのか?」
利根「……美味だったのじゃ」
提督「じゃあなんで拗ねてんだよ」
利根「ふん、能天気な提督はわからんでもよい!」
提督「あれか?天龍や龍田とばっか喋ってたからヤキモチ妬いてたのか?」
利根「…………」
提督「なんだ、心配して損し」
利根「なんだ、とはなんじゃ!!」
提督「!?」
利根「提督は吾輩以外にもおぬしのことを好いてくれてる奴が沢山おる!」
提督「…………」
利根「じゃがな!我輩はおぬしや筑摩くらいしか好いてくれてるやつがおらんのじゃ……」
利根「吾輩は生身の身体をもっていたところで、はたから見れば所詮は兵器なのじゃ」
利根「たまに、自分が人間なのか兵器なのか……のう、提督よ」
提督「……なんだ」
利根「提督は、吾輩を捨てないでいてくれるのか?」
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 21:21:39.56 ID:xz4cgQjE0
利根「吾輩は利根である……しかしな、それは艦むすとしての吾輩であって、人としての吾輩ではない」
提督「…………」
利根「提督も知っている通り、吾輩と筑摩はいわゆる戦争孤児じゃ」
利根「この鎮守府は比較的平和な方じゃが、日々硝煙の匂いが絶えない鎮守府もあると聞く」
利根「吾輩達はそのような地域に生まれ、すぐに両親を亡くした」
利根「顔も名前も覚えていない、もしかしたら唯一肉親である筑摩ですら……本当かどうかわからんのじゃ」
提督「……利根」
利根「吾輩は、おぬしの下に配属されて、おぬしに見初められて、おぬしの側に居てもいい……そう思うてたのじゃ」
提督「…………」
利根「だから怖いのじゃ……おぬしが吾輩以外の者と仲良くしていのを見ると……とても、とても辛いのじゃ……」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 21:34:29.01 ID:xz4cgQjE0
利根「のう、提督よ……吾輩はおぬしの側に居て良いのか?吾輩はおぬしに好いてもらえてる信じて」
提督「ごめんな、お前がそんな風に考えてるなんて微塵も思ってなかった」
利根「…………」
提督「俺はお前の上司であり、恋人だと思っている」
提督「この海戦が片付いたらお前を嫁として迎え入れたいとも考えてる」
提督「そう言っておきながら、お前が手放しに俺のことを信じてくれている……そうあぐらをかいていたんだなぁって」
利根「……抱き締めて良い話にしてお茶を濁したら噛み付くぞ、提督よ?」
提督「んー……じゃあこれから子作りしにホテルでも行くか」
利根「!?」
提督「なんだ?嫌か?」
利根「いっ嫌ではないが……吾輩が身の上話をしていたのが馬鹿みたいではないか……」
提督「すまんな、俺らにはそういう湿っぽいのいらないだろ」
利根「……吾輩もそういうのはあまり好いてはおらん」
提督「じゃあ決まりだ」
利根「ひゃう!?い、いきなり抱きかかえるではない!それにこれは」
提督「お姫様抱っこってやつだな」
利根「はっ恥ずかしいのじゃ……」
提督「俺は恥ずかしくない」
利根「おっ降ろすのじゃ〜!!」
提督「ホテル着いたらなー」
利根「ちっ筑摩ぁ〜!!」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 21:37:30.32 ID:xz4cgQjE0
この後滅茶苦茶ホテルで子作りした
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 21:53:05.50 ID:xz4cgQjE0
そして
利根「提督!提督よ!」
提督「ホントその呼び方抜けないなぁ」
利根「はっ恥ずかしいのじゃ……あっあな」
伊吹「パパー!」
提督「うお、伊吹ー……いきなりお父さんにダイブしちゃダメだろう?」
伊吹「はーい、ごめんなさいなのじゃ」
提督「ん?それはお母さんの真似っこか?」
伊吹「なのじゃ!」
利根「ゆっ勇気を出して、あっあなたと呼ぼうとしたのを妨害した挙句、吾輩のあいでんてぃてぃを奪うとは……伊吹よ!吾輩が教育し直してくれるわ!!」
伊吹「パパー!ママが怖いのじゃ!」
提督「お母さん怖いなぁ……伊吹はこんなお母さんにならないようにしような」
伊吹「うむ!なのじゃ!」
提督「じゃあお母さん怖いから……伊吹、お父さんと結婚してくれるか?」
利根「!?」
伊吹「うむ!」
利根「てっ提督よ!吾輩を捨てるのじゃな!?」
終わり
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 21:56:52.83 ID:xz4cgQjE0
日常系と言いながら適当に終わらせようとした結果がこれだよ!
ちなみに伊吹は未完の利根型後継機です
艦これで出るかわからないけど提督と利根の子供は後継機にしたかったから許して
あとは蛇足でもいいならちょこちょこ書きます
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/16(火) 22:03:11.09 ID:JsfWEYiY0
よか。よか。
筑摩はなにしてるんじゃろうな
筑摩はなにしてるんじゃろうな
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/16(火) 22:04:15.08 ID:4nsdu9Vj0
期待乙
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 22:09:47.76 ID:MgdARfN00
乙
面白かったよ
しかし那珂ちゃんファンの俺としては提督の那珂ちゃんを見る目が気になる…
那珂ちゃん可愛いやろうが!
あ、あと伊吹ちゃんのその後も気になります
面白かったよ
しかし那珂ちゃんファンの俺としては提督の那珂ちゃんを見る目が気になる…
那珂ちゃん可愛いやろうが!
あ、あと伊吹ちゃんのその後も気になります
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418713711/
Entry ⇒ 2015.08.31 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
恭介「理樹、これから旅に出よう」理樹「ええっ?」【実験的ss】
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 22:40:01.20 ID:pqRI9qfk0
夏
理樹部屋
ミーンミンミンミーン
理樹「暇だなあ……」
理樹(夏休み。僕以外のリトルバスターズメンバーはほとんど実家へ帰ってしまった。今学校に残っている知り合いはクド、二木さん、それと寮長さんぐらいだ。一度男子寮の水道管が破裂したという噂を聞いたが気のせいだったらしい)
理樹(たまにクドからお茶の誘いを受けて二木さんらと談笑する以外はやる事が本当にない)
コンコンッ
理樹「はい?」
理樹(ノックの音がした。クドが遊びに来てくれたんだろうか…)
ガチャ
「うっす。元気にしてたか?」
理樹(意外や意外。そこに立っていたのは…実家に帰ったはずの……!)
理樹「恭介っ!!」
恭介「どうやらその様子だと帰ってきて正解だったかもな」
理樹部屋
ミーンミンミンミーン
理樹「暇だなあ……」
理樹(夏休み。僕以外のリトルバスターズメンバーはほとんど実家へ帰ってしまった。今学校に残っている知り合いはクド、二木さん、それと寮長さんぐらいだ。一度男子寮の水道管が破裂したという噂を聞いたが気のせいだったらしい)
理樹(たまにクドからお茶の誘いを受けて二木さんらと談笑する以外はやる事が本当にない)
コンコンッ
理樹「はい?」
理樹(ノックの音がした。クドが遊びに来てくれたんだろうか…)
ガチャ
「うっす。元気にしてたか?」
理樹(意外や意外。そこに立っていたのは…実家に帰ったはずの……!)
理樹「恭介っ!!」
恭介「どうやらその様子だと帰ってきて正解だったかもな」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 22:42:37.83 ID:pqRI9qfk0
旅をするss。どんなssかと言うと見ていけば分かるはず
でもこんな事は初めてだから上手く行くかどうかは分からないから温かい目で見守っていってほしい
でもこんな事は初めてだから上手く行くかどうかは分からないから温かい目で見守っていってほしい
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 22:49:28.65 ID:pqRI9qfk0
理樹「恭介…どうしてこんなところにいるのさ?まだ鈴と帰省中じゃなかったの?」
恭介「ああ、鈴はまだ実家にいるぜ。俺が勝手に一人で帰ってきただけさ」
理樹(何はともあれ恭介が帰ってきてくれたのは素直に嬉しい。これでこれからの夏休みに退屈という文字は消え去った)
恭介「俺が今帰ってきた理由は理樹が可哀想だと思ったんだ…去年は1人で学校に居てずっと寂しがってたろ?だから今回は早めに帰ってこようと思ってな」
理樹「確かに暇だったけど寂しがるほど子供じゃないよっ」
恭介「で、ただ俺が帰ってきたところでも仕方がないだろう。だから理樹、これから旅をしよう」
理樹「ええっ?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 22:56:06.21 ID:pqRI9qfk0
恭介「だから旅だよ。夏休みまでどうせ暇なんだろ?だったら、夏の思い出を作ろうじゃねえか!」
理樹「そ、そんな急に言われても…」
恭介「大丈夫だ。準備は既に整ってある。俺の部屋に2人分のカバンがある」
理樹「用意周到だなぁ……」
理樹(でも恭介と2人で行く旅はきっと面白いんだろうな。確かに恭介の言う通り、どうせここに居てもただ起きてテレビを見てまた寝るだけだ)
理樹「どこに行くの?」
恭介「九州」
理樹「うわっ、遠いね…電車?それとも船?」
恭介「ママチャリ」
理樹「………ごめん、もう一回言って」
恭介「ママチャリ」
理樹「ええーーっ!!」
理樹「そ、そんな急に言われても…」
恭介「大丈夫だ。準備は既に整ってある。俺の部屋に2人分のカバンがある」
理樹「用意周到だなぁ……」
理樹(でも恭介と2人で行く旅はきっと面白いんだろうな。確かに恭介の言う通り、どうせここに居てもただ起きてテレビを見てまた寝るだけだ)
理樹「どこに行くの?」
恭介「九州」
理樹「うわっ、遠いね…電車?それとも船?」
恭介「ママチャリ」
理樹「………ごめん、もう一回言って」
恭介「ママチャリ」
理樹「ええーーっ!!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 23:03:06.42 ID:pqRI9qfk0
恭介「考えてもみろよ就職活動中にママチャリで長期旅行なんて誰が考えるんだ?普通思わないだろ?」
理樹「まぁ、それは…」
恭介「就職活動中じゃなくてもなかなかそんな気になれない。お前はなれるか?」
理樹「いや、まぁ、なれないけど…」
恭介「だろ?だからこそ俺は旅をすることにしたんだ」
理樹「でもそれじゃあ僕は単なる巻き添えじゃない」
恭介「いや、おまえたちも同じだろ。試験勉強や課題に追われる日々の中で、旅をするなんて思いもしなかったはずだ。それはおまえが今さっき同意しただろ?」
理樹(なんだこの説得力は……こうして僕はまた恭介に丸め込まれていくんだ…)
理樹「まぁ、それは…」
恭介「就職活動中じゃなくてもなかなかそんな気になれない。お前はなれるか?」
理樹「いや、まぁ、なれないけど…」
恭介「だろ?だからこそ俺は旅をすることにしたんだ」
理樹「でもそれじゃあ僕は単なる巻き添えじゃない」
恭介「いや、おまえたちも同じだろ。試験勉強や課題に追われる日々の中で、旅をするなんて思いもしなかったはずだ。それはおまえが今さっき同意しただろ?」
理樹(なんだこの説得力は……こうして僕はまた恭介に丸め込まれていくんだ…)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 23:09:33.23 ID:pqRI9qfk0
恭介『出発は明日の5時な。荷物には着替えも入ってるからとりあえず早く寝る事だけ考えてくれればいい』
理樹「なんで僕の着替えも持ってるのさ…」
理樹(それにしても2人旅か……こんな真夏に本当にたどり着けるのかな……)
パチッ
理樹「おやすみなさい…」
理樹(ただ、それでワクワクしている僕も少なからずいるわけで……)
……………………
……………
…
理樹「なんで僕の着替えも持ってるのさ…」
理樹(それにしても2人旅か……こんな真夏に本当にたどり着けるのかな……)
パチッ
理樹「おやすみなさい…」
理樹(ただ、それでワクワクしている僕も少なからずいるわけで……)
……………………
……………
…
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 20:51:51.73 ID:FkqIWHOmO
朝
コンコンッ
理樹「ううん……」
恭介「起きろ、4時半だ」
理樹「うわっ!」
恭介「用意が出来るまで俺は部屋の外で待ってようか?」
理樹「いや別にいいけど…」
理樹(恭介は準備万端な様子だった。恭介もかなり楽しみにしていたんだろう)
校門前
恭介「ほい、これ理樹のリュックな。大きい方には着る物と空気入れが、小さい方のは食べ物とスポーツドリンクその他諸々が入ってる。携帯は持ったな?」
理樹(本当にママチャリだった。恭介車持ってたから実はママチャリは冗談ですと言うのかと思っていたが甘かった…)
理樹「うん…」
恭介「よし!それじゃあ行くぞっ!!」
コンコンッ
理樹「ううん……」
恭介「起きろ、4時半だ」
理樹「うわっ!」
恭介「用意が出来るまで俺は部屋の外で待ってようか?」
理樹「いや別にいいけど…」
理樹(恭介は準備万端な様子だった。恭介もかなり楽しみにしていたんだろう)
校門前
恭介「ほい、これ理樹のリュックな。大きい方には着る物と空気入れが、小さい方のは食べ物とスポーツドリンクその他諸々が入ってる。携帯は持ったな?」
理樹(本当にママチャリだった。恭介車持ってたから実はママチャリは冗談ですと言うのかと思っていたが甘かった…)
理樹「うん…」
恭介「よし!それじゃあ行くぞっ!!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 21:02:40.88 ID:FkqIWHOmO
恭介「おっと、その前にとりあえず朝食だな。飯はこれだ!」
理樹(リュックからガサッと取り出した)
理樹「あんぱん?」
恭介「ああ。あんぱんを見くびるなよ?こう見えてもエネルギーを補給するのに手っ取り早い糖分がたっぷり入ってるんだ。塩分も取れるが油分が少ないので胃の負担になりにくい。道中でまた買おう」
理樹「へぇ」
恭介「あとサドルは高めに調整しておいた方が疲れにくいぜ。競輪のチャリなんかもう足届かないからな!」
理樹(ママチャリと競輪を同じにするのは失礼じゃないかな…)
恭介「じゃあ行こうか」
理樹「うん」
理樹(リュックからガサッと取り出した)
理樹「あんぱん?」
恭介「ああ。あんぱんを見くびるなよ?こう見えてもエネルギーを補給するのに手っ取り早い糖分がたっぷり入ってるんだ。塩分も取れるが油分が少ないので胃の負担になりにくい。道中でまた買おう」
理樹「へぇ」
恭介「あとサドルは高めに調整しておいた方が疲れにくいぜ。競輪のチャリなんかもう足届かないからな!」
理樹(ママチャリと競輪を同じにするのは失礼じゃないかな…)
恭介「じゃあ行こうか」
理樹「うん」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 21:08:21.21 ID:FkqIWHOmO
理樹(旅は意外とのんびりしてて苦痛がある訳ではなかった。……いや、それは恭介のアシストのお陰かもしれない)
恭介「リュックは背負わず前の台に乗せておいた方が楽だぜ」
理樹「分かったっ」
理樹(僕らは海沿いの山陽方面へ向かった)
恭介「よし、見えてきたぞ…大阪だ!」
理樹「おおーっ……ってあんまり実感湧かないね……」
恭介「まあ、もっと西の方行かないと目立った変化はないかもな…。それじゃあこのまま43号線方面へ行こう」
理樹「えっ?どこか寄らないの?」
恭介「寄らない」
理樹「ええー…」
恭介「観光地?へっ!知るか!それより先に進む方が先だぜ!」
理樹「いやいやいや、旅ってそういうところ見に行くんじゃないの!?」
恭介「リュックは背負わず前の台に乗せておいた方が楽だぜ」
理樹「分かったっ」
理樹(僕らは海沿いの山陽方面へ向かった)
恭介「よし、見えてきたぞ…大阪だ!」
理樹「おおーっ……ってあんまり実感湧かないね……」
恭介「まあ、もっと西の方行かないと目立った変化はないかもな…。それじゃあこのまま43号線方面へ行こう」
理樹「えっ?どこか寄らないの?」
恭介「寄らない」
理樹「ええー…」
恭介「観光地?へっ!知るか!それより先に進む方が先だぜ!」
理樹「いやいやいや、旅ってそういうところ見に行くんじゃないの!?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 21:13:28.75 ID:FkqIWHOmO
数時間後
恭介「よし…そろそろだな……」
理樹「えっ、何が?………うわっ!」
恭介「淀川だ。海から近い方から見た方が迫力があるってもんだぜ」
理樹「大きいね…写真撮っておこう」
恭介「ああ。漕ぎながら撮ると危ないぜ」
パシャッ
http://i.imgur.com/JBsdRWh.jpg
数時間後
恭介「よし!そろそろ兵庫県だ!理樹、ほらそこの看板を見ろ」
理樹「43号線に沿って行けば迷わなくて済むね」
恭介「ああ。だが次で2号線に変えよう。そっちの方が色々あるだろうし。ちょうど腹も減ってきたしな」
理樹「そうだね」
恭介「よし…そろそろだな……」
理樹「えっ、何が?………うわっ!」
恭介「淀川だ。海から近い方から見た方が迫力があるってもんだぜ」
理樹「大きいね…写真撮っておこう」
恭介「ああ。漕ぎながら撮ると危ないぜ」
パシャッ
http://i.imgur.com/JBsdRWh.jpg
数時間後
恭介「よし!そろそろ兵庫県だ!理樹、ほらそこの看板を見ろ」
理樹「43号線に沿って行けば迷わなくて済むね」
恭介「ああ。だが次で2号線に変えよう。そっちの方が色々あるだろうし。ちょうど腹も減ってきたしな」
理樹「そうだね」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 21:17:19.92 ID:FkqIWHOmO
兵庫県
理樹「兵庫って神社とか鳥居が多いね」
http://i.imgur.com/ds8D4u4.jpg
恭介「まあ結構もうちょっと行ったら有名なところもあるしな。…そろそろ神戸駅だ。ここはチャリでもすぐそこだから見に行ってみよう」
神戸駅
http://i.imgur.com/lAFHbxR.jpg(プライバシーのため云々)
理樹「でかっっ」
恭介「そうだろうそうだろう。俺結構この建物好きなんだよな。ちょっと写真撮っててくれ」
理樹「うん」
パシャッ
理樹「兵庫って神社とか鳥居が多いね」
http://i.imgur.com/ds8D4u4.jpg
恭介「まあ結構もうちょっと行ったら有名なところもあるしな。…そろそろ神戸駅だ。ここはチャリでもすぐそこだから見に行ってみよう」
神戸駅
http://i.imgur.com/lAFHbxR.jpg(プライバシーのため云々)
理樹「でかっっ」
恭介「そうだろうそうだろう。俺結構この建物好きなんだよな。ちょっと写真撮っててくれ」
理樹「うん」
パシャッ
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 21:23:09.98 ID:FkqIWHOmO
恭介「じゃあそろそろ飯にするか!」
理樹「うん。せっかくだからご当地モノとか食べてみたいよね」
恭介「よし、探してみよう」
恭介「うーむ………」
理樹「あっ、ねえ恭介!あそこいいんじゃない?」
恭介「いやダメだ。もっと新しい店にしよう」
理樹「じ、じゃああっちのは…?」
恭介「いやダメだ。それなら前にあった店の方が美味しそうだ」
理樹「じゃあどうするのさ…」
恭介「もうちょっと探させてくれ…もう少し進んだらいい感じのがあるかもしれない」
数十分後
恭介「やべえ、チェーン店以外の店自体がほとんどなくなっちまった!!」
理樹「早く決めておけば良かったのに……」
恭介「うっ……分かったよ…そ、それじゃあ、あそこのパン屋に寄ろう…」
理樹「うん。せっかくだからご当地モノとか食べてみたいよね」
恭介「よし、探してみよう」
恭介「うーむ………」
理樹「あっ、ねえ恭介!あそこいいんじゃない?」
恭介「いやダメだ。もっと新しい店にしよう」
理樹「じ、じゃああっちのは…?」
恭介「いやダメだ。それなら前にあった店の方が美味しそうだ」
理樹「じゃあどうするのさ…」
恭介「もうちょっと探させてくれ…もう少し進んだらいい感じのがあるかもしれない」
数十分後
恭介「やべえ、チェーン店以外の店自体がほとんどなくなっちまった!!」
理樹「早く決めておけば良かったのに……」
恭介「うっ……分かったよ…そ、それじゃあ、あそこのパン屋に寄ろう…」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 21:36:13.75 ID:FkqIWHOmO
パン屋
カランカラン
店員「おーいおっさん、客が来たぜ」
店員2「あいよー」
恭介「おお!なんとなしに来てみたが割と当たりかもしらねえな。案外イケそうだ」
理樹「じゃあ僕あんぱん買うね。2個でい……なんだ…これ…」
ピカァーッ
理樹(美味しそうなパンに自然と並べられた七色に光る物体……いや、札を見る限り食べ物なのかこれは…?)
店員2「ああ、そいつは買わない方がいい。ウチのが作ったんだがもうこの世のモノとは思えなくって!」
理樹(くわえタバコの店員さんがトングを渡しながら言った。じゃあなんで商品として並べてるんだろう)
店員「おいおっさ…!」
店員2「ん?」
理樹(振り向いた先には……その作った張本人らしき人物が…)
店員3「私の…私のパンは…この世のモノではないんですねーー!!」
理樹(涙を光らせて店を出て行ってしまった。すぐに後を追いかけていく男の人)
店員2「待ってくれ早苗ぇぇえ!!俺は大好きだぁぁぁああああ!!」
恭介「…………とりあえず会計を」
店員「あ、はい…」
理樹「…………」
カランカラン
店員「おーいおっさん、客が来たぜ」
店員2「あいよー」
恭介「おお!なんとなしに来てみたが割と当たりかもしらねえな。案外イケそうだ」
理樹「じゃあ僕あんぱん買うね。2個でい……なんだ…これ…」
ピカァーッ
理樹(美味しそうなパンに自然と並べられた七色に光る物体……いや、札を見る限り食べ物なのかこれは…?)
店員2「ああ、そいつは買わない方がいい。ウチのが作ったんだがもうこの世のモノとは思えなくって!」
理樹(くわえタバコの店員さんがトングを渡しながら言った。じゃあなんで商品として並べてるんだろう)
店員「おいおっさ…!」
店員2「ん?」
理樹(振り向いた先には……その作った張本人らしき人物が…)
店員3「私の…私のパンは…この世のモノではないんですねーー!!」
理樹(涙を光らせて店を出て行ってしまった。すぐに後を追いかけていく男の人)
店員2「待ってくれ早苗ぇぇえ!!俺は大好きだぁぁぁああああ!!」
恭介「…………とりあえず会計を」
店員「あ、はい…」
理樹「…………」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 21:40:29.91 ID:FkqIWHOmO
数十分後
恭介「おっ、来た来た来たぁ!」
理樹「えっ?ああっ」
理樹(海だった。かすかな潮の匂いもする)
恭介「よし理樹!せっかくだから海の方から行こうぜっ!!」
理樹「うんっ」
数分後
恭介「…………………」
理樹「…………………」
http://i.imgur.com/453nMeZ.jpg
恭介「俺だっていつも完璧な訳じゃないやい!」
理樹「とりあえず戻ろうか……」
恭介「おっ、来た来た来たぁ!」
理樹「えっ?ああっ」
理樹(海だった。かすかな潮の匂いもする)
恭介「よし理樹!せっかくだから海の方から行こうぜっ!!」
理樹「うんっ」
数分後
恭介「…………………」
理樹「…………………」
http://i.imgur.com/453nMeZ.jpg
恭介「俺だっていつも完璧な訳じゃないやい!」
理樹「とりあえず戻ろうか……」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 21:50:08.48 ID:FkqIWHOmO
理樹(そしてそこからかなり走るとちらほらと明石の看板が目に付いた)
恭介「もうちょっとで例の明石海峡大橋が見えるな」
理樹「うん」
「そこの……兄さんたち…見て……いくかい?凄え珍しい糸を使わない人形劇だ……ぜ……」
理樹(そこには顔がゴリゴリとやせ細った人形使いの人がいた……)
恭介「そ、そいつはいいがあんたは大丈夫か?ガリガリで今にも倒れそうだが……」
人形使い「だからこれで稼ぐのさ…ささ、そこ座ってくれ…」
恭介「いや、悪いが俺たちもさっき休憩したばかりだしまだそんな余裕はないんだ…だが代わりにこれを貰ってくれ。それでまた人形劇を続けてくれよ」
理樹(取り出したのはあんぱんだった)
人形使い「お、わ…悪いな!お前たちの事一生忘れないぜ!」
恭介「そりゃどうも。じゃ、お互いの旅を祈って」
人形使い「ムシャムシャ……ん?俺が旅してるってなんで分かったんだ?」
恭介「まあそこのいかにもって感じのリュック見りゃな…」
理樹(なるほどその人の荷物入れはボンサックだった)
人形使い「フッ……それじゃあな。どこまで行くのかは知らないが、幸運を」
恭介「ありがとう」
理樹「ありがとうございます」
理樹(しかし今の人…なんとなく恭介に似てたな……)
恭介「もうちょっとで例の明石海峡大橋が見えるな」
理樹「うん」
「そこの……兄さんたち…見て……いくかい?凄え珍しい糸を使わない人形劇だ……ぜ……」
理樹(そこには顔がゴリゴリとやせ細った人形使いの人がいた……)
恭介「そ、そいつはいいがあんたは大丈夫か?ガリガリで今にも倒れそうだが……」
人形使い「だからこれで稼ぐのさ…ささ、そこ座ってくれ…」
恭介「いや、悪いが俺たちもさっき休憩したばかりだしまだそんな余裕はないんだ…だが代わりにこれを貰ってくれ。それでまた人形劇を続けてくれよ」
理樹(取り出したのはあんぱんだった)
人形使い「お、わ…悪いな!お前たちの事一生忘れないぜ!」
恭介「そりゃどうも。じゃ、お互いの旅を祈って」
人形使い「ムシャムシャ……ん?俺が旅してるってなんで分かったんだ?」
恭介「まあそこのいかにもって感じのリュック見りゃな…」
理樹(なるほどその人の荷物入れはボンサックだった)
人形使い「フッ……それじゃあな。どこまで行くのかは知らないが、幸運を」
恭介「ありがとう」
理樹「ありがとうございます」
理樹(しかし今の人…なんとなく恭介に似てたな……)
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 21:56:06.13 ID:FkqIWHOmO
更に数十分後
恭介「よっしゃあ!見ろ理樹、もう分かるだろ?」
理樹「橋だ!」
理樹(さっきまでは建物とかで隠れて見えなかったけど、やはりそこまで行くとその大きさに圧倒される)
理樹「巨大だな……まさにザ・橋って感じだね」
恭介「もう少し近くで見てみよう」
http://i.imgur.com/F8hlRgY.jpg
理樹「今日が晴れで良かったね…」
恭介「ああ。……それじゃあ写真を何枚か撮ったら先へ行こう。宿はもうちょっとしたら着くからな」
理樹「えっ?ちょっと早くない?」
恭介「いや、これぐらいじゃないと逆に夜の運転は危険だぜ。一応反射鏡もライトが付くのに変えてはいるがな…それにこの時間だとあと30分もしたら真っ暗だぜ」
理樹「そういうものなのかな…」
恭介「よっしゃあ!見ろ理樹、もう分かるだろ?」
理樹「橋だ!」
理樹(さっきまでは建物とかで隠れて見えなかったけど、やはりそこまで行くとその大きさに圧倒される)
理樹「巨大だな……まさにザ・橋って感じだね」
恭介「もう少し近くで見てみよう」
http://i.imgur.com/F8hlRgY.jpg
理樹「今日が晴れで良かったね…」
恭介「ああ。……それじゃあ写真を何枚か撮ったら先へ行こう。宿はもうちょっとしたら着くからな」
理樹「えっ?ちょっと早くない?」
恭介「いや、これぐらいじゃないと逆に夜の運転は危険だぜ。一応反射鏡もライトが付くのに変えてはいるがな…それにこの時間だとあと30分もしたら真っ暗だぜ」
理樹「そういうものなのかな…」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 22:01:53.10 ID:FkqIWHOmO
宿
理樹(確かに着く頃には割と暗くなっていた。この道は車も信号も多いから恭介の言うとおりかもしれない)
恭介「じゃあ荷物も置いてきたし飯食いに行こうぜ!」
理樹「うん」
理樹「美味しそう…やっぱり明石といえばこれだね」
http://i.imgur.com/eLAHJzN.jpg
恭介「ああ。なかなかいい店選びだろ?」
理樹「ごちそうさま…これならいくらでも食べられるね」
恭介「それはそこ、腹八分ってことで。それじゃあ宿に戻るか」
部屋
恭介「ストレッチも抜かりなくな?歯磨きは?」
理樹「ちゃんとやったよっ」
理樹(少し過保護すぎだ)
恭介「そうかい。……じゃ、おやすみ」
理樹「おやすみ」
パチッ
理樹(結構順調な旅だったと思う。恭介はもう少し進みたかったと言っていたけど……とりあえず今は寝て体力を温存しなくちゃ……こうして夜は更けていく……)
………………………
………………
…
理樹(確かに着く頃には割と暗くなっていた。この道は車も信号も多いから恭介の言うとおりかもしれない)
恭介「じゃあ荷物も置いてきたし飯食いに行こうぜ!」
理樹「うん」
理樹「美味しそう…やっぱり明石といえばこれだね」
http://i.imgur.com/eLAHJzN.jpg
恭介「ああ。なかなかいい店選びだろ?」
理樹「ごちそうさま…これならいくらでも食べられるね」
恭介「それはそこ、腹八分ってことで。それじゃあ宿に戻るか」
部屋
恭介「ストレッチも抜かりなくな?歯磨きは?」
理樹「ちゃんとやったよっ」
理樹(少し過保護すぎだ)
恭介「そうかい。……じゃ、おやすみ」
理樹「おやすみ」
パチッ
理樹(結構順調な旅だったと思う。恭介はもう少し進みたかったと言っていたけど……とりあえず今は寝て体力を温存しなくちゃ……こうして夜は更けていく……)
………………………
………………
…
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 20:48:49.80 ID:8lNS8IInO
ジリリリ…ピタッ
理樹「ふう…今度はちゃんと自分で起きられたぞ」
恭介「なんだ…もうそんな時間か……」
理樹「まあ、まだ出発まで余裕があるけどね……あれっ?」
恭介「どうした?」
理樹「おかしいな…昨日あれほど動いたのに全然筋肉痛が痛くないよ!いつもなら足上げると痛いのに」
恭介「よかったじゃないか!柔軟のおかげだな」
理樹「真人もよく言ってたけどやっぱり全然違うねっ。ところで今日の目的地は?」
恭介「そうだな、今度は岡山まで行ってみよう。ここからは昨日より坂が多いから頑張ろうな」
理樹「うんっ」
理樹「ふう…今度はちゃんと自分で起きられたぞ」
恭介「なんだ…もうそんな時間か……」
理樹「まあ、まだ出発まで余裕があるけどね……あれっ?」
恭介「どうした?」
理樹「おかしいな…昨日あれほど動いたのに全然筋肉痛が痛くないよ!いつもなら足上げると痛いのに」
恭介「よかったじゃないか!柔軟のおかげだな」
理樹「真人もよく言ってたけどやっぱり全然違うねっ。ところで今日の目的地は?」
恭介「そうだな、今度は岡山まで行ってみよう。ここからは昨日より坂が多いから頑張ろうな」
理樹「うんっ」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 20:53:55.02 ID:8lNS8IInO
理樹(恭介の言う通り岡山への道は急な坂が多かった)
恭介「とにかくギアを小まめに変えろ!同じペースで移動するのを心がけるんだっ」
理樹「うん…!」
ゴウンッ
理樹(僕らが移動する道はすぐ横に自動車やトラックが走っていた……)
理樹「ねえ恭介!本当にここ進んでもいいの!?めちゃくちゃ怖いんだけどっ」
恭介「心配すんな。確かに狭いが自動車や徒歩の人用のレーンがあるだろ?それにたまにロードバイクが通るじゃねえか」
理樹(そこを本当に徒歩で行く人はほとんどいないんだろうな…)
恭介「とにかくギアを小まめに変えろ!同じペースで移動するのを心がけるんだっ」
理樹「うん…!」
ゴウンッ
理樹(僕らが移動する道はすぐ横に自動車やトラックが走っていた……)
理樹「ねえ恭介!本当にここ進んでもいいの!?めちゃくちゃ怖いんだけどっ」
恭介「心配すんな。確かに狭いが自動車や徒歩の人用のレーンがあるだろ?それにたまにロードバイクが通るじゃねえか」
理樹(そこを本当に徒歩で行く人はほとんどいないんだろうな…)
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 20:59:40.65 ID:8lNS8IInO
理樹「岡山まで100kmか…キツイなぁ」
恭介「あっ、俺らが泊まる予定のところはそれの更に30km先だから。倉敷ってとこな」
理樹「そ、そんな…」
恭介「何を憂いでいる?なんなら着くのは夜になるがスピードを落とそうか」
理樹「ごめん…」
理樹(流石にその距離をずっとこのペースで走るのは……ロードバイクと違ってママチャリは本体自体が重いしなあ。荷物は乗せやすいけど)
恭介「おっ、結構いい眺めじゃねえか」
理樹「本当だね。やっぱり海沿いになると川も大きいや」
http://i.imgur.com/04VlhsW.jpg
恭介「あっ、俺らが泊まる予定のところはそれの更に30km先だから。倉敷ってとこな」
理樹「そ、そんな…」
恭介「何を憂いでいる?なんなら着くのは夜になるがスピードを落とそうか」
理樹「ごめん…」
理樹(流石にその距離をずっとこのペースで走るのは……ロードバイクと違ってママチャリは本体自体が重いしなあ。荷物は乗せやすいけど)
恭介「おっ、結構いい眺めじゃねえか」
理樹「本当だね。やっぱり海沿いになると川も大きいや」
http://i.imgur.com/04VlhsW.jpg
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 21:05:02.47 ID:8lNS8IInO
理樹「はぁ…はぁ……!」
恭介「ふぅ……ふぅ…」
理樹「ここ本当に急だね…」
恭介「ああ…だがここを越えると……見ろ!」
理樹「おおー」
http://i.imgur.com/Qp6xZ23.jpg
恭介「姫路だ。今まで上にあった2号線の車が見渡せるのは良い気分だぜ!」
理樹「そうだ!姫路ってことは姫路城は……」
恭介「行かない」
理樹「ええーっ」
恭介「お前城好きなのか?」
理樹「いや、別に好きってわけじゃないけど…」
恭介「じゃあ見なくていいじゃねえか」
理樹「いやその理屈はおかしいよ!」
恭介「まあまあ…このペースでそんなの見てたら泊まるところまでたどり着けないぜ?それにゴールはもっといいもんが見れるからそっちを楽しみにしておきな」
理樹「え?う、うん…」
理樹(そこまで言うなら仕方がない……と、その時僕は思っていた)
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 21:13:28.19 ID:8lNS8IInO
恭介「イヤッホーーーウッ!!見ろよ理樹!田舎だ、田舎だぞ!」
理樹「えっ?そうだね」
恭介「写真撮ろう!俺こういうところが大好きなんだっ」
パシャッパシャッ
http://i.imgur.com/3hrPMQG.jpg
http://i.imgur.com/cWUhIXz.jpg
理樹(恭介はそこが気に入ったのかずっと撮りっぱなしだった)
理樹「ね、ねえ…時間がどうとか言ってなかった?」
恭介「これは違う。休憩の合間に撮ってるだけだ!」
理樹「確かにルートから外れてないけどさあ…」
理樹(まあ、恭介の始めた旅だしこのぐらいは目をつむったおこう。僕も結構田舎の景色、好きな方だし)
恭介「あっ、そうだ理樹。これやるよ」
理樹(帽子を受け取る)
理樹「ありがとう。熱中症対策だね……って何これ?なんでオーストラリア?」
理樹(帽子には「I LOVE Australia」とプリントされていた。恭介が海外旅行なんて聞いたことがない…)
恭介「ああ、そいつはホームステイに来ていたアイザックがオーストラリア名物にそれをくれたんだ」
理樹「いや、ばりばり量産型お土産グッズだけど!?」
理樹「えっ?そうだね」
恭介「写真撮ろう!俺こういうところが大好きなんだっ」
パシャッパシャッ
http://i.imgur.com/3hrPMQG.jpg
http://i.imgur.com/cWUhIXz.jpg
理樹(恭介はそこが気に入ったのかずっと撮りっぱなしだった)
理樹「ね、ねえ…時間がどうとか言ってなかった?」
恭介「これは違う。休憩の合間に撮ってるだけだ!」
理樹「確かにルートから外れてないけどさあ…」
理樹(まあ、恭介の始めた旅だしこのぐらいは目をつむったおこう。僕も結構田舎の景色、好きな方だし)
恭介「あっ、そうだ理樹。これやるよ」
理樹(帽子を受け取る)
理樹「ありがとう。熱中症対策だね……って何これ?なんでオーストラリア?」
理樹(帽子には「I LOVE Australia」とプリントされていた。恭介が海外旅行なんて聞いたことがない…)
恭介「ああ、そいつはホームステイに来ていたアイザックがオーストラリア名物にそれをくれたんだ」
理樹「いや、ばりばり量産型お土産グッズだけど!?」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 21:19:31.90 ID:8lNS8IInO
恭介「ふう…おっと、こっちはトンネルをくぐるより隣の道を登った方がいいな。おあつらえ向きに『自転車、徒歩の方はこちら』と来てやがる」
理樹「でもここも急な坂だからギアを一番軽くしても無理っぽいね…」
恭介「やっぱ岡山っていうほどだから山が多いんだな。どこもかしこも山だらけだぜ」
理樹「よいしょっ…と!やっと峠だね……」
恭介「理樹、その看板には何が書いてある?」
理樹「えっ?……ああ!」
http://i.imgur.com/ud5a2qQ.jpg
理樹(やっと着いたんだ…岡山に!)
恭介「あっちの看板にある岡山ってのはもっと先の事を書いてあるからな。とりあえず普通に間に合いそうでよかったぜ」
理樹「これだと夕方には……ゴホンッゴホンッ…」
恭介「どうした!?」
理樹「でもここも急な坂だからギアを一番軽くしても無理っぽいね…」
恭介「やっぱ岡山っていうほどだから山が多いんだな。どこもかしこも山だらけだぜ」
理樹「よいしょっ…と!やっと峠だね……」
恭介「理樹、その看板には何が書いてある?」
理樹「えっ?……ああ!」
http://i.imgur.com/ud5a2qQ.jpg
理樹(やっと着いたんだ…岡山に!)
恭介「あっちの看板にある岡山ってのはもっと先の事を書いてあるからな。とりあえず普通に間に合いそうでよかったぜ」
理樹「これだと夕方には……ゴホンッゴホンッ…」
恭介「どうした!?」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 21:26:10.35 ID:8lNS8IInO
理樹「ガラガラガラ……ペッ」
理樹(急に咳が止まらなくなった。原因は車の排気ガスだという)
恭介「ここは車がよく通るからな…定期的にうがいはやっておいた方がいいか」
理樹「よいしょっ…こらしょっ……」
恭介「そろそろ腹減ったな…何か食う所は…おっ!あんなところに『備前焼き』って書いてあるぞ!きっと回転焼きみたいなもんだろ!行ってみようぜっ」
理樹「うん?」
恭介「……………」
http://i.imgur.com/V2fX9cs.jpg
理樹「そ、そういう時もあるよ!ほら、結局隣に食べるところもあったし良かったじゃないっ」
恭介「うん…まあ……そうだな…」
理樹(それにしてもこれお土産に出来そうだな…部屋に1個花瓶を置いておくとして小さいのを鈴達にあげよう)
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 21:28:13.69 ID:8lNS8IInO
…
…………
…………………
恭介「さあ今日の旅も大詰めだ!ここからは飛ばしていくぜっ!!」
理樹「よーし!………う、うわぁぁああ!!」
恭介「どうした理樹?川なんか見て…そんなに川が好きなのかい?」
理樹「い、いや…この川の名前……」
恭介「へ?」
http://i.imgur.com/wiktB2F.jpg
恭介「ぐ、偶然もあったもんだな…」
…………
…………………
恭介「さあ今日の旅も大詰めだ!ここからは飛ばしていくぜっ!!」
理樹「よーし!………う、うわぁぁああ!!」
恭介「どうした理樹?川なんか見て…そんなに川が好きなのかい?」
理樹「い、いや…この川の名前……」
恭介「へ?」
http://i.imgur.com/wiktB2F.jpg
恭介「ぐ、偶然もあったもんだな…」
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 21:33:40.04 ID:8lNS8IInO
理樹「ううっ…つ、着いた……」
理樹(ホテルに着いた頃には夜だった。それでもまだ7時だったから少し街を散策出来る余裕はある)
恭介「よし、荷物を置いて出てみよう。行く時に言ってたお楽しみってやつを見せてやろう」
理樹「ママチャリで行ってるから出かける時も気軽に使えていいよね」
恭介「そうだな。と言っても今から行くところは5分としない……ほら、もうそこだ」
理樹「うわ、凄いねここ…この空間だけタイムスリップしたみたいだ」
恭介「だろっ?夜になっても……いや、むしろ夜の方が雰囲気があっていい感じだ。店は思いの外ほとんど飲み屋だが」
http://i.imgur.com/Np8VTQv.jpg
http://i.imgur.com/vGfzzeE.jpg
理樹(ホテルに着いた頃には夜だった。それでもまだ7時だったから少し街を散策出来る余裕はある)
恭介「よし、荷物を置いて出てみよう。行く時に言ってたお楽しみってやつを見せてやろう」
理樹「ママチャリで行ってるから出かける時も気軽に使えていいよね」
恭介「そうだな。と言っても今から行くところは5分としない……ほら、もうそこだ」
理樹「うわ、凄いねここ…この空間だけタイムスリップしたみたいだ」
恭介「だろっ?夜になっても……いや、むしろ夜の方が雰囲気があっていい感じだ。店は思いの外ほとんど飲み屋だが」
http://i.imgur.com/Np8VTQv.jpg
http://i.imgur.com/vGfzzeE.jpg
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 21:36:39.81 ID:8lNS8IInO
ホテル
理樹「ふうー…」
ドサッ
恭介「お疲れのようだがちゃんとシャワーを浴びてから寝ろよ?ここは部屋に備え付けてあるから先に入ってくれ」
理樹「うん。それじゃあお先に…」
理樹(とうとう岡山まで来ちゃったか…この調子だと明日は広島だな。天気が良かったら良いんだけど……)
パチッ
理樹「それじゃあお休みなさい」
恭介「ああ、お休み…」
理樹(明日もいい旅になりますように…)
………………………
……………
…
理樹「ふうー…」
ドサッ
恭介「お疲れのようだがちゃんとシャワーを浴びてから寝ろよ?ここは部屋に備え付けてあるから先に入ってくれ」
理樹「うん。それじゃあお先に…」
理樹(とうとう岡山まで来ちゃったか…この調子だと明日は広島だな。天気が良かったら良いんだけど……)
パチッ
理樹「それじゃあお休みなさい」
恭介「ああ、お休み…」
理樹(明日もいい旅になりますように…)
………………………
……………
…
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 21:57:24.88 ID:F6eU6LAPO
朝
理樹(岡山から広島へは結論から言うとほとんど坂は無かった。一度岡山の坂を経験すれば怖いことはない)
恭介「ふう…なかなか良いペースだな。やっぱ意外と理樹も体力あるじゃねえか!」
理樹「日々なんだかんだで鍛えてるからね。でもこの旅で本当に必要なのは体力じゃなくて精神力だよ…田舎とか自然の景色があんまり好きじゃない人はすぐリタイアするよこれ…」
恭介「…もしかして理樹はあまり好きじゃなかったか?もしもそうならここからしまなみ海道というところで九州までショートカット出来るが…」
理樹「いやいや、別に嫌いじゃないよ!でもそのしまなみ海道っていうの確か景色良いんだっけ?」
恭介「ああ!だがそれを使うならママチャリでここまで来た意味が無くなってくるからな…出来るだけ使いたくはないんだが…」
理樹「いや今回はもう全部恭介の好きに決めて良いよ。どうせ付き合ってきたんだし」
恭介「おう!ありがとうなっ」
理樹(岡山から広島へは結論から言うとほとんど坂は無かった。一度岡山の坂を経験すれば怖いことはない)
恭介「ふう…なかなか良いペースだな。やっぱ意外と理樹も体力あるじゃねえか!」
理樹「日々なんだかんだで鍛えてるからね。でもこの旅で本当に必要なのは体力じゃなくて精神力だよ…田舎とか自然の景色があんまり好きじゃない人はすぐリタイアするよこれ…」
恭介「…もしかして理樹はあまり好きじゃなかったか?もしもそうならここからしまなみ海道というところで九州までショートカット出来るが…」
理樹「いやいや、別に嫌いじゃないよ!でもそのしまなみ海道っていうの確か景色良いんだっけ?」
恭介「ああ!だがそれを使うならママチャリでここまで来た意味が無くなってくるからな…出来るだけ使いたくはないんだが…」
理樹「いや今回はもう全部恭介の好きに決めて良いよ。どうせ付き合ってきたんだし」
恭介「おう!ありがとうなっ」
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 22:07:21.72 ID:F6eU6LAPO
夕方
理樹「ハァ…ハァ…!なんのさこれ!なんでこんなに急な山に登るの!?」
理樹(今まで来た2号線から外れたので何かあるなとは思ったけどこれは…あまりのキツさにギアを一番軽くしても乗り切れなかった)
恭介「あ、ああ…ここを抜けたところに社務所神社っていうちょっとした凄い神社があるんだ!どうせなら行ってみようと思ったんだが…こいつは本当にやべえな…多分ロードバイクやクロスでも無理だな…」
理樹「ああ…もう下ってくる自動車の人達が僕らを哀れんでるよ…」
恭介「そんなもの国道走ってる時から好奇の目線を向けられてるから慣れてるだろ」
神社
http://i.imgur.com/QYcmDnu.jpg
理樹「………これがその凄いお寺?」
恭介「………ま、間違えた…」
理樹「じゃあそっちにまた行く?」
恭介「いや、それだともう宿泊先に間に合わねえな…とりあえずここでお参りでもしよう…」
理樹(恭介のテンションの下がりっぷりと言えばそれはもう鈴から本気でドン引きされた時と同じぐらいだった)
シャンシャン
理樹(とりあえずこの旅で事故がありませんように!そしてこれからの道は楽になるといいな…)
理樹「ハァ…ハァ…!なんのさこれ!なんでこんなに急な山に登るの!?」
理樹(今まで来た2号線から外れたので何かあるなとは思ったけどこれは…あまりのキツさにギアを一番軽くしても乗り切れなかった)
恭介「あ、ああ…ここを抜けたところに社務所神社っていうちょっとした凄い神社があるんだ!どうせなら行ってみようと思ったんだが…こいつは本当にやべえな…多分ロードバイクやクロスでも無理だな…」
理樹「ああ…もう下ってくる自動車の人達が僕らを哀れんでるよ…」
恭介「そんなもの国道走ってる時から好奇の目線を向けられてるから慣れてるだろ」
神社
http://i.imgur.com/QYcmDnu.jpg
理樹「………これがその凄いお寺?」
恭介「………ま、間違えた…」
理樹「じゃあそっちにまた行く?」
恭介「いや、それだともう宿泊先に間に合わねえな…とりあえずここでお参りでもしよう…」
理樹(恭介のテンションの下がりっぷりと言えばそれはもう鈴から本気でドン引きされた時と同じぐらいだった)
シャンシャン
理樹(とりあえずこの旅で事故がありませんように!そしてこれからの道は楽になるといいな…)
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 22:17:21.22 ID:F6eU6LAPO
恭介「ひゃっほーう!」
理樹「気持ち良い…!」
理樹(とりあえず後半の願いは叶えてくれたのか帰りは下り坂しかなかった。逆に車は渋滞だったのでそれをすり抜けていく感じで下っていく…これ時速40kmはあるよな…)
恭介「どうだ!今まで散々抜かされてきた車を置き去りにする感覚は!」
理樹(恭介はいつの間に用意したのか携帯から大音量でマリオカートのスターを取った時よろしく無敵BGMを流して疾走していった)
夜
理樹「なんか広島はあっという間だね。特にこれといったものはなかったかな」
恭介「だがやはり広島市に来ると違うだろ?都会が並んでてギャップに驚くぜ!」
理樹「まあ確かに」
理樹(これほどの都会は初めてみた。まさか歩行者用の信号にあとどのくらいで青になるか分かるライトが付いてるなんて…)
http://i.imgur.com/CmGNrH0.jpg
理樹「気持ち良い…!」
理樹(とりあえず後半の願いは叶えてくれたのか帰りは下り坂しかなかった。逆に車は渋滞だったのでそれをすり抜けていく感じで下っていく…これ時速40kmはあるよな…)
恭介「どうだ!今まで散々抜かされてきた車を置き去りにする感覚は!」
理樹(恭介はいつの間に用意したのか携帯から大音量でマリオカートのスターを取った時よろしく無敵BGMを流して疾走していった)
夜
理樹「なんか広島はあっという間だね。特にこれといったものはなかったかな」
恭介「だがやはり広島市に来ると違うだろ?都会が並んでてギャップに驚くぜ!」
理樹「まあ確かに」
理樹(これほどの都会は初めてみた。まさか歩行者用の信号にあとどのくらいで青になるか分かるライトが付いてるなんて…)
http://i.imgur.com/CmGNrH0.jpg
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 22:23:56.67 ID:F6eU6LAPO
恭介「よし、そろそろ今日の目的地だぞ」
理樹「そうだけど今日はどんなホテルに泊まるの?」
恭介「いやそもそもホテルじゃない。ゲストハウスだ」
理樹「えっ?」
ゲストハウス
ガヤガヤ
恭介「今日予約した棗ですが…」
「はいどうも」
理樹「うわ…凄い」
理樹(ゲストハウスとは旅人の人達が集まる格安の宿だ。部屋も8人や4人で他の泊まりに来た人と寝るのでそこで交流が生まれるわけだ。ちなみにお茶の間には外国人の人や英語を喋られる人達が話し合っている)
恭介「じゃあ他の人と話すのは後にしてとりあえず今はメシを食いに行こうぜ!」
理樹「そうだね」
理樹(僕も結構人見知りな方だし…)
理樹「そうだけど今日はどんなホテルに泊まるの?」
恭介「いやそもそもホテルじゃない。ゲストハウスだ」
理樹「えっ?」
ゲストハウス
ガヤガヤ
恭介「今日予約した棗ですが…」
「はいどうも」
理樹「うわ…凄い」
理樹(ゲストハウスとは旅人の人達が集まる格安の宿だ。部屋も8人や4人で他の泊まりに来た人と寝るのでそこで交流が生まれるわけだ。ちなみにお茶の間には外国人の人や英語を喋られる人達が話し合っている)
恭介「じゃあ他の人と話すのは後にしてとりあえず今はメシを食いに行こうぜ!」
理樹「そうだね」
理樹(僕も結構人見知りな方だし…)
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 22:31:53.31 ID:F6eU6LAPO
町
理樹「今日は何食べる?」
恭介「やっぱ広島焼きだろ!まあこういう言い方をすると怒る奴もいるらしいが…」
理樹「広島焼きって言うとお好み焼きってことか」
店
「へえ!ママチャリでここまで来たのかい!凄いことするもんだなあ兄ちゃん達!よっしゃあ!お兄さんらチーズは食べられる?よし、それなら今日はそんな旅に挑戦する2人にチーズもサービスだ!」
恭介「おお!それはありがとうございます!」
理樹(驚いた…こういうのって漫画や映画の中だけかと思ってたら本当にサービスしてくれるんだ!)
ドンッ
「じゃあマヨは自分で好きなだけかけてくれ!」
理樹(ソースの匂いが食欲をそそる…この旅はお腹を空かせるからこれは反則的だ…!)
パクッ
理樹「おいしい!」
理樹(中の大量な具と真ん中にあるチーズが良い感じに絡み合う!)
恭介「理樹、その海鮮の奴と肉の奴半分こにしようぜ!」
理樹「もちろんだよ!」
http://i.imgur.com/oT9jlw3.jpg
理樹「今日は何食べる?」
恭介「やっぱ広島焼きだろ!まあこういう言い方をすると怒る奴もいるらしいが…」
理樹「広島焼きって言うとお好み焼きってことか」
店
「へえ!ママチャリでここまで来たのかい!凄いことするもんだなあ兄ちゃん達!よっしゃあ!お兄さんらチーズは食べられる?よし、それなら今日はそんな旅に挑戦する2人にチーズもサービスだ!」
恭介「おお!それはありがとうございます!」
理樹(驚いた…こういうのって漫画や映画の中だけかと思ってたら本当にサービスしてくれるんだ!)
ドンッ
「じゃあマヨは自分で好きなだけかけてくれ!」
理樹(ソースの匂いが食欲をそそる…この旅はお腹を空かせるからこれは反則的だ…!)
パクッ
理樹「おいしい!」
理樹(中の大量な具と真ん中にあるチーズが良い感じに絡み合う!)
恭介「理樹、その海鮮の奴と肉の奴半分こにしようぜ!」
理樹「もちろんだよ!」
http://i.imgur.com/oT9jlw3.jpg
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 22:47:02.69 ID:F6eU6LAPO
ゲストハウス
理樹「うう…お腹いっぱい……」
恭介「よし!ちょっとお茶の間の外国人に話しかけてくるぜ!」
理樹「もう僕は寝るからね…」
理樹(恭介は眠たくないのかな……まあ…とりあえず今は………)
『う、うぁぁぁああ!!』
理樹「!」
理樹(い、今のは恭介の叫び声!?まさか調子に乗り過ぎて襲われてるとか!)
ガラッ
理樹「恭介!?」
理樹(場は普通に静かだった。恭介も腰抜かしただけで特に怪我はなさそうた)
理樹「いったい何見てそんな大声を張り上げてどうしたの!?」
「まっまくだ。まるで人を幽霊が出たかのように…」
理樹「………えっ?」
来ヶ谷「しかしその旅、理樹君も行っているのか…少し見直したぞ」
理樹「……………えっ
理樹「うう…お腹いっぱい……」
恭介「よし!ちょっとお茶の間の外国人に話しかけてくるぜ!」
理樹「もう僕は寝るからね…」
理樹(恭介は眠たくないのかな……まあ…とりあえず今は………)
『う、うぁぁぁああ!!』
理樹「!」
理樹(い、今のは恭介の叫び声!?まさか調子に乗り過ぎて襲われてるとか!)
ガラッ
理樹「恭介!?」
理樹(場は普通に静かだった。恭介も腰抜かしただけで特に怪我はなさそうた)
理樹「いったい何見てそんな大声を張り上げてどうしたの!?」
「まっまくだ。まるで人を幽霊が出たかのように…」
理樹「………えっ?」
来ヶ谷「しかしその旅、理樹君も行っているのか…少し見直したぞ」
理樹「……………えっ
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 21:28:22.55 ID:hG0WpMdg0
数十分前
恭介「そこで俺たちは旅をする事にしたんだ」
ボブ「Hummm...ナツメ、ナオエ・イズ・グレートメーン! マサニ・ナツノ・モウシゴデース。HEHEウマイコトイッタ~」
「ほーう。私もロードバイクで帰ろうと思っていたがまさかただの自転車でやるとは…流石恭介氏、発想が違うな」
恭介「ああそうだろ?最初はどうなる事かと思ったが………ん?」
来ヶ谷「どうした?」
恭介「う…」
恭介「う、うあぁぁぁああ!!」
恭介「そこで俺たちは旅をする事にしたんだ」
ボブ「Hummm...ナツメ、ナオエ・イズ・グレートメーン! マサニ・ナツノ・モウシゴデース。HEHEウマイコトイッタ~」
「ほーう。私もロードバイクで帰ろうと思っていたがまさかただの自転車でやるとは…流石恭介氏、発想が違うな」
恭介「ああそうだろ?最初はどうなる事かと思ったが………ん?」
来ヶ谷「どうした?」
恭介「う…」
恭介「う、うあぁぁぁああ!!」
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 21:43:32.39 ID:hG0WpMdg0
理樹「そっか…来ヶ谷さんも旅だったんだ」
理樹(落ち着いたところでテーブルに戻った)
来ヶ谷「まあ私は帰省して少し時間が残ったから山口の方から来たわけだ」
理樹(来ヶ谷さんはロードバイクで来たらしい。僕らのより値段が数段高い代わりに数段軽くて早い競技や長距離旅用の自転車だ)
恭介「じゃあ明日からはこのまま学校へ帰るんだな」
来ヶ谷「いや、それは止めた」
理樹「え?」
来ヶ谷「私も君たちについて行こう。そんな面白そうな旅なら見逃す手はない」
恭介「ち、ちょっと待て!別に俺と理樹は構わんが一旦戻る事になるんだぞ!?」
来ヶ谷「なに、その点は大丈夫だ。どうせ君らの自転車で山口のあの坂を越えながら進む事なんて出木やしない。どうせ海岸線を通るんだろう?」
恭介「まあ…その通りだが」
来ヶ谷「なら別の景色を見れて良いじゃないか!海沿いはさぞかし絶景だろう」
理樹(恭介はどうしたものかと僕にアイコンタクトを送った。僕は恭介に任せると答える)
恭介「分かったよ…だけど絶対弱音なんて吐くなよ?この旅は並みのやつは続けられないぜ?」
来ヶ谷「君らと違って私はまさにそういった旅に適したものを乗っているからな。それに理樹君が吐かない弱音を私が漏らすとでも?」
恭介「……確かに」
理樹(怒っていいはずなのに納得するしかなかった)
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 22:02:34.29 ID:hG0WpMdg0
………………
………
…
朝
恭介「じゃあ出発と行こう。今日は山口までだ!」
理樹「距離はどのくらい?」
恭介「今日も150km程度だ」
理樹「ええー!…って『今日も』って何
!?」
恭介「ああ。実は始めに言うと気が滅入ると思って言ってなかったんだが、実は昨日150km程走ってたんだぜ」
理樹「ほ、本当に!?」
理樹(全然気づかなかった…確かに着いたのは遅かったけどそんなに体力を使ってないと思ってたんだけどな…)
恭介「どうだ、そう考えると余裕な気がしてきたろ?しかも今日行くのは来ヶ谷の言う通り海岸線だから坂らしい坂は終盤しかないぜっ」
来ヶ谷「君らはロードバイクを使えば200kmは行けそうだな。いやはや、若い男の子は元気でいいな」
恭介「まあ体力自体はあんまり要らねえけどな、この旅」
理樹「足は凄く痛いけどね…」
………
…
朝
恭介「じゃあ出発と行こう。今日は山口までだ!」
理樹「距離はどのくらい?」
恭介「今日も150km程度だ」
理樹「ええー!…って『今日も』って何
!?」
恭介「ああ。実は始めに言うと気が滅入ると思って言ってなかったんだが、実は昨日150km程走ってたんだぜ」
理樹「ほ、本当に!?」
理樹(全然気づかなかった…確かに着いたのは遅かったけどそんなに体力を使ってないと思ってたんだけどな…)
恭介「どうだ、そう考えると余裕な気がしてきたろ?しかも今日行くのは来ヶ谷の言う通り海岸線だから坂らしい坂は終盤しかないぜっ」
来ヶ谷「君らはロードバイクを使えば200kmは行けそうだな。いやはや、若い男の子は元気でいいな」
恭介「まあ体力自体はあんまり要らねえけどな、この旅」
理樹「足は凄く痛いけどね…」
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 21:18:12.41 ID:yECr4m27O
ザァーー!
理樹「………」
来ヶ谷「………」
恭介「な、なんじゃあこりゃぁああ!!」
理樹(雨。土砂降りの雨だった。広島を出て、山口の県境に着いた途端これだった)
恭介「くそっ!死ぬほど寒い!温度と共にエネルギーも無くなってきたぜ…」
理樹(それに足もぐっしょりで気持ち悪く、とても歩ける状態じゃなかった。これじゃあテンションも下がっていく…)
来ヶ谷「どうする恭介氏?私はそもそもこの細いタイヤだから雨に打たれながらの進行は無謀だ。それに君らもそんな状態じゃ漕げないだろう」
理樹(僕らも一応カッパを買っていたがこの雷さえ降っている雷雨では無駄に終わった。どうやここが中心として降っているらしい)
恭介「運がねえ…しかたがない!ここは雨が止むまでどこかで雨宿りするっきゃねえぜ!」
来ヶ谷「幸い天気が晴れるのはあと2時間程度だ。それまでにシャワーでも浴びよう」
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 21:23:37.09 ID:yECr4m27O
ネットカフェ
恭介「ふふっ…」
来ヶ谷「上がったぞ。理樹君も入って来るといい」
理樹「結構設備凄いよねここ…シャワーからパソコンまであるよ…ちょっとしたご飯まであるし」
理樹(僕らが立ち寄った店は結構近くて助かった。時間も程よく潰せるし(実際恭介は漫画を読みふけっている)小腹も満たすことが出来た)
来ヶ谷「まあそういう事のための所でもある。旅人は金がない時はここで泊まったりすることも可能だ。もっとも私達は高校生だからそんな時間までいられやしないが」
恭介「ふふっ…」
来ヶ谷「上がったぞ。理樹君も入って来るといい」
理樹「結構設備凄いよねここ…シャワーからパソコンまであるよ…ちょっとしたご飯まであるし」
理樹(僕らが立ち寄った店は結構近くて助かった。時間も程よく潰せるし(実際恭介は漫画を読みふけっている)小腹も満たすことが出来た)
来ヶ谷「まあそういう事のための所でもある。旅人は金がない時はここで泊まったりすることも可能だ。もっとも私達は高校生だからそんな時間までいられやしないが」
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 21:28:25.68 ID:yECr4m27O
2時間後
http://i.imgur.com/mqpmlX3.jpg
恭介「おお!凄え晴れたなっ」
理樹(まったくさっきまでの天気が嘘みたいだ。空には青空が見え、気温もぽかぽかと夏本来の温もりが蘇ってきた)
理樹「でも靴や靴下がグズグズのままだね…」
恭介「仕方がない。このまま進むのは気が乗らないから少しもったいないがそこらの店で靴と服一式を買おう」
理樹(そのあと近くのデパートに寄って気持ちを一新してから旅を再開した。しかしかなりの時間ロスだった…)
http://i.imgur.com/mqpmlX3.jpg
恭介「おお!凄え晴れたなっ」
理樹(まったくさっきまでの天気が嘘みたいだ。空には青空が見え、気温もぽかぽかと夏本来の温もりが蘇ってきた)
理樹「でも靴や靴下がグズグズのままだね…」
恭介「仕方がない。このまま進むのは気が乗らないから少しもったいないがそこらの店で靴と服一式を買おう」
理樹(そのあと近くのデパートに寄って気持ちを一新してから旅を再開した。しかしかなりの時間ロスだった…)
82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 21:42:58.60 ID:yECr4m27O
恭介「ヒィーーヤッホーウ!!」
理樹(しかしそこからはまさに旅らしい旅と言えた。海岸沿いに行ったのは坂が無いのもそうだけど景色が抜群に素晴らしい!)
恭介「見ろ二人とも!海!うみだぞ!!」
理樹「いや分かってるよ…左を向いたら嫌でも見えるんだからさ」
理樹(左には海が広がっていて右には青空をバックに青々とした山の木々が。こんなところをずっと散歩出来るならここに住んでもいいと思えるほどだった)
恭介「せっかくだから海に寄って行こうぜっ」
来ヶ谷「…恭介氏は理樹君の前だといつもこうなのか?」
理樹「いや、まあ…」
理樹(確かに普段の超人っぷりからは考えられないほど隙だらけだった)
恭介「うぉぉぉぉおお!!海が透き通ってるぞ!」
http://i.imgur.com/0NWwfe3.jpg
http://i.imgur.com/0UZhGg3.jpg
理樹(しかしそこからはまさに旅らしい旅と言えた。海岸沿いに行ったのは坂が無いのもそうだけど景色が抜群に素晴らしい!)
恭介「見ろ二人とも!海!うみだぞ!!」
理樹「いや分かってるよ…左を向いたら嫌でも見えるんだからさ」
理樹(左には海が広がっていて右には青空をバックに青々とした山の木々が。こんなところをずっと散歩出来るならここに住んでもいいと思えるほどだった)
恭介「せっかくだから海に寄って行こうぜっ」
来ヶ谷「…恭介氏は理樹君の前だといつもこうなのか?」
理樹「いや、まあ…」
理樹(確かに普段の超人っぷりからは考えられないほど隙だらけだった)
恭介「うぉぉぉぉおお!!海が透き通ってるぞ!」
http://i.imgur.com/0NWwfe3.jpg
http://i.imgur.com/0UZhGg3.jpg
83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 21:51:26.13 ID:yECr4m27O
理樹(夕方頃の景色も味があった。この日が沈みかけの太陽には思わずため息が出てしまう。あの来ヶ谷さんでさえしばらく目を離さなかった)
http://i.imgur.com/yNS4Nf4.jpg
http://i.imgur.com/zWCYRhW.jpg
恭介「……なあ」
理樹「?」
恭介「この写真売ったらいくらになるかな」
理樹「感動してるところだからちょっと静かにしておいて」
http://i.imgur.com/yNS4Nf4.jpg
http://i.imgur.com/zWCYRhW.jpg
恭介「……なあ」
理樹「?」
恭介「この写真売ったらいくらになるかな」
理樹「感動してるところだからちょっと静かにしておいて」
90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/22(土) 21:20:05.08 ID:N4+wyris0
恭介「よしあとひと息だ…」
理樹(今までと違って物凄い回り道だから次の街に着く頃にはすっかり夜になっていた)
来ヶ谷「時に恭介氏、今日は宿が安く取れたと聞いたが」
恭介「ああ!何故か分からんがちゃんと風呂屋シャワーがついているホテルでペアでは8000円のところ、シングルでは3000円で済んだぜ!」
来ヶ谷「シングルは私か。それは良いところを見つけてくれたらしい…感謝する」
恭介「いいってことよ!それよりこのペースだと日が暮れちまう、急いでいくぜ!」
グニョッ…グニョッ…
理樹「あ…あれ!?」
理樹(後輪が急に変な音を出した。スピードもそれに伴ってどんどん遅くなっていく)
来ヶ谷「どうした理樹君?」
理樹「も、もしかしてこれって…」
恭介「パンクか!?」
理樹「う、うん…!これは後輪だね…」
恭介「マズイな…前輪ならまだしも後輪の方は作りが複雑過ぎてこんな暗い中じゃ分解すんのは勇気がいるぜ……」
来ヶ谷「今は夜の7:30だ。このままではどこの自転車屋も閉まっていくぞ」
理樹「ど、どうしよう!」
来ヶ谷「しょうがないな。とりあえず君は前輪を傾けるようにして持ち上げながら進め。大丈夫か?」
理樹「結構重たいけどなんとか…」
理樹(パンクしたまま漕いでしまうとタイヤの中にあるチューブまで傷付いてしまう。そうなると修理代もかなりかさばってしまうのだ)
恭介「調べたところ、ここから1kmのところに8時までは開いてある自転車屋がある!疲れたら代わってやるから急ぐぞっ」
理樹「わ、分かった!」
理樹(今までと違って物凄い回り道だから次の街に着く頃にはすっかり夜になっていた)
来ヶ谷「時に恭介氏、今日は宿が安く取れたと聞いたが」
恭介「ああ!何故か分からんがちゃんと風呂屋シャワーがついているホテルでペアでは8000円のところ、シングルでは3000円で済んだぜ!」
来ヶ谷「シングルは私か。それは良いところを見つけてくれたらしい…感謝する」
恭介「いいってことよ!それよりこのペースだと日が暮れちまう、急いでいくぜ!」
グニョッ…グニョッ…
理樹「あ…あれ!?」
理樹(後輪が急に変な音を出した。スピードもそれに伴ってどんどん遅くなっていく)
来ヶ谷「どうした理樹君?」
理樹「も、もしかしてこれって…」
恭介「パンクか!?」
理樹「う、うん…!これは後輪だね…」
恭介「マズイな…前輪ならまだしも後輪の方は作りが複雑過ぎてこんな暗い中じゃ分解すんのは勇気がいるぜ……」
来ヶ谷「今は夜の7:30だ。このままではどこの自転車屋も閉まっていくぞ」
理樹「ど、どうしよう!」
来ヶ谷「しょうがないな。とりあえず君は前輪を傾けるようにして持ち上げながら進め。大丈夫か?」
理樹「結構重たいけどなんとか…」
理樹(パンクしたまま漕いでしまうとタイヤの中にあるチューブまで傷付いてしまう。そうなると修理代もかなりかさばってしまうのだ)
恭介「調べたところ、ここから1kmのところに8時までは開いてある自転車屋がある!疲れたら代わってやるから急ぐぞっ」
理樹「わ、分かった!」
91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/22(土) 21:31:25.35 ID:N4+wyris0
自転車屋
理樹「ぜぇ…ぜぇ……」
来ヶ谷「うむ。よく頑張ったな少年」
理樹「たかが1kmだと思ってたけど歩いて行くとかなりあるように感じるよこれ…」
「お兄ちゃんらどこから来た?こんな夜遅ぉに来て…」
恭介「実は…」
「へぇ!そんでこのチャリで来たんかいな!そこのお姉ちゃんのじゃなく?よー頑張ったわ」
理樹「まあ…」
理樹(自転車の部品をまるでやり飽きたパズルのように分解してまた直す様はカッコイイなと思った。僕も…)
来ヶ谷「ぼくも自転車の修理出来たらかっこいいんだろうなー」
理樹「うわっ…急に心読まないでよっ!」
「よっしゃ治った!そんじゃあ代金は500円」
理樹「えっ?そこの看板には800円って…」
「ええ、ええ、それよか山口も大変やから頑張りや」
理樹「あ、ありがとうございます!」
理樹(偶然かもしれないけど広島って本当に良い人が多いな…将来こっちに移ろうかな…)
恭介「さて、ホテルもすぐそこだ。この調子で行って早くシャワーに浴びよう」
理樹「うん!」
理樹「ぜぇ…ぜぇ……」
来ヶ谷「うむ。よく頑張ったな少年」
理樹「たかが1kmだと思ってたけど歩いて行くとかなりあるように感じるよこれ…」
「お兄ちゃんらどこから来た?こんな夜遅ぉに来て…」
恭介「実は…」
「へぇ!そんでこのチャリで来たんかいな!そこのお姉ちゃんのじゃなく?よー頑張ったわ」
理樹「まあ…」
理樹(自転車の部品をまるでやり飽きたパズルのように分解してまた直す様はカッコイイなと思った。僕も…)
来ヶ谷「ぼくも自転車の修理出来たらかっこいいんだろうなー」
理樹「うわっ…急に心読まないでよっ!」
「よっしゃ治った!そんじゃあ代金は500円」
理樹「えっ?そこの看板には800円って…」
「ええ、ええ、それよか山口も大変やから頑張りや」
理樹「あ、ありがとうございます!」
理樹(偶然かもしれないけど広島って本当に良い人が多いな…将来こっちに移ろうかな…)
恭介「さて、ホテルもすぐそこだ。この調子で行って早くシャワーに浴びよう」
理樹「うん!」
92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/22(土) 21:35:03.63 ID:N4+wyris0
ホテル
恭介「なっ…つ、つまりそのシングルって言うのは男性専用だと…?」
「はい。予約欄にはちゃんと書かれていましたが…」
理樹(ホテルに着いた途端雲行きが怪しかった)
恭介「今から予約のキャンセルは…」
「キャンセル料は宿泊代の80%となっております」
恭介「なにィ!?」
理樹「どうするのさ!これじゃあ来ヶ谷さん泊まれないじゃないかっ」
来ヶ谷「いや一つ方法があるじゃないか」
理樹「方法?」
恭介「なっ…つ、つまりそのシングルって言うのは男性専用だと…?」
「はい。予約欄にはちゃんと書かれていましたが…」
理樹(ホテルに着いた途端雲行きが怪しかった)
恭介「今から予約のキャンセルは…」
「キャンセル料は宿泊代の80%となっております」
恭介「なにィ!?」
理樹「どうするのさ!これじゃあ来ヶ谷さん泊まれないじゃないかっ」
来ヶ谷「いや一つ方法があるじゃないか」
理樹「方法?」
93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/22(土) 21:41:07.38 ID:N4+wyris0
ツインの部屋
来ヶ谷「じゃあ先にシャワーを浴びさせてもらうよ」
理樹「う、うん…」
理樹(い、いくらキャンセル料がおしいからってこの状況は……)
ジャー…
理樹(し、静まれ!僕の心臓!…そうだ、こんな時は魂の叫びで落ち着こうっ!!)
理樹「ボドドドゥドオー」
キュッ
来ヶ谷「ん?なにか言ったか?」
理樹「いや…なんでも……」
理樹(そのあと断食中のキリストに囁きかける悪魔のように来ヶ谷さんが僕を誘惑してきたが割愛させてもらう)
来ヶ谷「じゃあ先にシャワーを浴びさせてもらうよ」
理樹「う、うん…」
理樹(い、いくらキャンセル料がおしいからってこの状況は……)
ジャー…
理樹(し、静まれ!僕の心臓!…そうだ、こんな時は魂の叫びで落ち着こうっ!!)
理樹「ボドドドゥドオー」
キュッ
来ヶ谷「ん?なにか言ったか?」
理樹「いや…なんでも……」
理樹(そのあと断食中のキリストに囁きかける悪魔のように来ヶ谷さんが僕を誘惑してきたが割愛させてもらう)
94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/22(土) 21:52:05.97 ID:N4+wyris0
ファミレス
理樹(夜ご飯を取りつつ今後の方針を話し合った)
来ヶ谷「そう言えばまだ九州のどこと聞いていなかったが最終的な目標はどこなんだ?」
恭介「熊本だ。熊本のどこかはまだ教えない」
理樹「なんでさ!?」
恭介「まあ着いた時のお楽しみさ…それより理樹、さっきのパンクの時、結局最後まで自分で担いで行ったよな…あれは驚いたぜ」
理樹「まああの時は2人に迷惑かけられないと思って…」
恭介「この分じゃ坂もなんなく越えられそうだな」
理樹「坂?」
来ヶ谷「ほほう…」
恭介「次の山口から九州までは回り道を使わず真ん中を通っていく」
理樹「えっ!?」
理樹(それって昨日来ヶ谷さんが言ったようにかなりきついんじゃ…)
恭介「大丈夫だ!どうしてもキツければ自転車を押して登ればいいんだしよ」
理樹「ええーーっ……」
理樹(だが例にもよってそれに対する反論は無駄に終わった…)
理樹(夜ご飯を取りつつ今後の方針を話し合った)
来ヶ谷「そう言えばまだ九州のどこと聞いていなかったが最終的な目標はどこなんだ?」
恭介「熊本だ。熊本のどこかはまだ教えない」
理樹「なんでさ!?」
恭介「まあ着いた時のお楽しみさ…それより理樹、さっきのパンクの時、結局最後まで自分で担いで行ったよな…あれは驚いたぜ」
理樹「まああの時は2人に迷惑かけられないと思って…」
恭介「この分じゃ坂もなんなく越えられそうだな」
理樹「坂?」
来ヶ谷「ほほう…」
恭介「次の山口から九州までは回り道を使わず真ん中を通っていく」
理樹「えっ!?」
理樹(それって昨日来ヶ谷さんが言ったようにかなりきついんじゃ…)
恭介「大丈夫だ!どうしてもキツければ自転車を押して登ればいいんだしよ」
理樹「ええーーっ……」
理樹(だが例にもよってそれに対する反論は無駄に終わった…)
95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 07:51:43.28 ID:dzudzp8G0
………………
………
…
部屋
来ヶ谷「消すぞ」
理樹「はい…」
理樹(今回の旅を抜けばいつもは真人と寝ていたのにそれが女の子に代わるってだけで凄く眠れない……)
来ヶ谷「………眠れないか?」
理樹「おやすみなさい!」ガバッ
来ヶ谷「ふふふ…そう怖がらなくてもいいんだぞ…怪しいことはしないよ」
理樹(もうその言葉が怪しいんだって!)
………
…
部屋
来ヶ谷「消すぞ」
理樹「はい…」
理樹(今回の旅を抜けばいつもは真人と寝ていたのにそれが女の子に代わるってだけで凄く眠れない……)
来ヶ谷「………眠れないか?」
理樹「おやすみなさい!」ガバッ
来ヶ谷「ふふふ…そう怖がらなくてもいいんだぞ…怪しいことはしないよ」
理樹(もうその言葉が怪しいんだって!)
96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 08:14:32.71 ID:dzudzp8G0
翌朝
理樹「…………」
恭介「どうした?今日はやけに早く漕ぐじゃねえか!これならペースアップしても構わないな」
理樹「う、うん…」
理樹(複雑な気分だった。あのあと言葉巧みに起こされてずっとからかわれてたけど最後にやってもらったマッサージのおかげで足がすごく軽い…。マッサージもやり方で全然効力が違うということか)
恭介「よし、そろそろ坂だ!気合い入れろっ!!」
国道
理樹「はぁ…はぁ……」
理樹(汗が肘からポタポタ落ちていく…いい天気なのも相まって喉が乾く…しかしここで自転車を降りて水を飲めばこの長い坂はそのあとずっと歩いて漕がなければならない)
理樹(急で短い坂ならそうやって押していけばいいだろう。しかし緩やかな長い坂はそうもいかない…)
恭介「ふっ…ふっ…見ろ!そろそろ峠だ!この調子乗って俺たちを抜かしまくってる車どもを逆に抜いていけるぜ!」
理樹「いや調子は乗ってないと思うけど……あれ?」
来ヶ谷「おや、あんなところに食事処があるぞ。少し涼んでいくか?」
理樹(来ヶ谷さんは相変わらず口調が変わっていない)
恭介「そうだな。せっかくこの道から来たんだし少しぐらいなら大丈夫だろう」
理樹「…………」
恭介「どうした?今日はやけに早く漕ぐじゃねえか!これならペースアップしても構わないな」
理樹「う、うん…」
理樹(複雑な気分だった。あのあと言葉巧みに起こされてずっとからかわれてたけど最後にやってもらったマッサージのおかげで足がすごく軽い…。マッサージもやり方で全然効力が違うということか)
恭介「よし、そろそろ坂だ!気合い入れろっ!!」
国道
理樹「はぁ…はぁ……」
理樹(汗が肘からポタポタ落ちていく…いい天気なのも相まって喉が乾く…しかしここで自転車を降りて水を飲めばこの長い坂はそのあとずっと歩いて漕がなければならない)
理樹(急で短い坂ならそうやって押していけばいいだろう。しかし緩やかな長い坂はそうもいかない…)
恭介「ふっ…ふっ…見ろ!そろそろ峠だ!この調子乗って俺たちを抜かしまくってる車どもを逆に抜いていけるぜ!」
理樹「いや調子は乗ってないと思うけど……あれ?」
来ヶ谷「おや、あんなところに食事処があるぞ。少し涼んでいくか?」
理樹(来ヶ谷さんは相変わらず口調が変わっていない)
恭介「そうだな。せっかくこの道から来たんだし少しぐらいなら大丈夫だろう」
97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 08:36:15.12 ID:dzudzp8G0
レストラン
「いらっしゃいませー!…ええっ!?」
理樹(店員さんが驚くのも無理はない。僕らはまるでバケツの水を被ったように全身汗塗れで足もおぼつかず、これに血糊でも付けていればさっき事故にあってきた人達と化すからだ)
理樹「クーラーが気持ちいい…」
「あ、あちらの席にどうぞ!」
「ご注文はお決まりでしょうか」
恭介「さて、何を頼もうか…おっ、この骨つきチキンは美味しそうだっ」
理樹「朝食べたばかりなのによくそんなもの頼むね…じゃあ僕はこのミニソフトを」
来ヶ谷「うむ、お姉さんもそれをお願いしよう」
理樹(数十分後。恭介のチキンと共に来たのはミニソフト(?)だった)
http://i.imgur.com/EqjalY5.jpg
理樹「でかっ!」
「店長からのサービスですっ」
理樹(ははあ、なるほど。きっとこんな僕らの状態を見て哀れんでくれたんだろう。ソフトはイチゴのソースがかかっていてとても美味しかった)
恭介「ちくしょう!俺もそれ頼んでおけば…!」
理樹「そういうこと言うとみっともないよ…」
「いらっしゃいませー!…ええっ!?」
理樹(店員さんが驚くのも無理はない。僕らはまるでバケツの水を被ったように全身汗塗れで足もおぼつかず、これに血糊でも付けていればさっき事故にあってきた人達と化すからだ)
理樹「クーラーが気持ちいい…」
「あ、あちらの席にどうぞ!」
「ご注文はお決まりでしょうか」
恭介「さて、何を頼もうか…おっ、この骨つきチキンは美味しそうだっ」
理樹「朝食べたばかりなのによくそんなもの頼むね…じゃあ僕はこのミニソフトを」
来ヶ谷「うむ、お姉さんもそれをお願いしよう」
理樹(数十分後。恭介のチキンと共に来たのはミニソフト(?)だった)
http://i.imgur.com/EqjalY5.jpg
理樹「でかっ!」
「店長からのサービスですっ」
理樹(ははあ、なるほど。きっとこんな僕らの状態を見て哀れんでくれたんだろう。ソフトはイチゴのソースがかかっていてとても美味しかった)
恭介「ちくしょう!俺もそれ頼んでおけば…!」
理樹「そういうこと言うとみっともないよ…」
99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 08:53:49.92 ID:dzudzp8G0
恭介「へっ!お前らがそういうつもりなら俺だって超美味そうに食ってやるぜ!!」
http://i.imgur.com/4NXerVp.jpg
理樹(恭介はホイルの部分を持ってわざとらしく腕をプルプルさせながらゆっくり食べた)
来ヶ谷「さて理樹君。これを食べたら会計は恭介氏に任せてさっさと下り坂を走ろう。きっと風が気持ちいいぞ」
理樹「そうだね」
恭介「ちょっと待ったぁーー!」
「全部で862円です」
店長「君らどっから来たん?」
理樹(店長らしき人が現れた)
理樹「あ!ソフトありがとうございました!」
店長「はっはっはっ!腹壊させたらごめんなっ」
理樹(そのあと一通り喋ったあと、旅を再開した)
http://i.imgur.com/4NXerVp.jpg
理樹(恭介はホイルの部分を持ってわざとらしく腕をプルプルさせながらゆっくり食べた)
来ヶ谷「さて理樹君。これを食べたら会計は恭介氏に任せてさっさと下り坂を走ろう。きっと風が気持ちいいぞ」
理樹「そうだね」
恭介「ちょっと待ったぁーー!」
「全部で862円です」
店長「君らどっから来たん?」
理樹(店長らしき人が現れた)
理樹「あ!ソフトありがとうございました!」
店長「はっはっはっ!腹壊させたらごめんなっ」
理樹(そのあと一通り喋ったあと、旅を再開した)
100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 09:01:23.02 ID:dzudzp8G0
来ヶ谷「もう少しで下関だ。そろそろ今晩の宿を決めよう」
恭介「そうだな…今晩あたりは福岡の小倉で泊まろう」
理樹「福岡ってことは…」
恭介「ああ、今日中に九州に着く」
理樹「おおー!」
来ヶ谷「着く前に面白いものも見られるな」
理樹「面白いもの?」
恭介「そうだな…今晩あたりは福岡の小倉で泊まろう」
理樹「福岡ってことは…」
恭介「ああ、今日中に九州に着く」
理樹「おおー!」
来ヶ谷「着く前に面白いものも見られるな」
理樹「面白いもの?」
101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 09:31:17.73 ID:dzudzp8G0
シャーッ
理樹「それにしても国道っていつ行っても怖いね…」
恭介「ああ…もうほとんど高速道路と変わんねえからな……」
理樹(一応たまに歩道が設けられていることもあるがだいたいはトラックの30cm横を通ることになる)
チャリッ
理樹「うわっなんか踏んじゃった!」
理樹(国道の端には衝突事故の時の破片や瓶のガラスが落ちていて非常に危ない。硬いタイヤに替えているならまだしもノーマルなママチャリにこだわった恭介と僕のタイヤでは踏んだだけで致命傷だ)
来ヶ谷「む?よく見てみろ。君が踏んだのは……」
理樹(後方の来ヶ谷さんが呼びかける)
理樹「えっ?…あっ」
理樹(小銭だった。それも大量にある…!)
恭介「どうした?…うおっ!」
理樹(よく見ると小銭入れも転がっていた。誰かが窓から落としてしまったんだろうか…拾わないのも無理はない。こんなところでは止めようもないしUターンも出来ない)
恭介「しかも見ろ!この財布よく見たらヴィトンだぞっ」
理樹「うわあ…どうしようこれ」
来ヶ谷「あいにくこの辺りに交番はない。仕方がないからそれが見つかるまで理樹君のカバンにでも入れておけ」
理樹「それくらいしかないよね」
理樹「それにしても国道っていつ行っても怖いね…」
恭介「ああ…もうほとんど高速道路と変わんねえからな……」
理樹(一応たまに歩道が設けられていることもあるがだいたいはトラックの30cm横を通ることになる)
チャリッ
理樹「うわっなんか踏んじゃった!」
理樹(国道の端には衝突事故の時の破片や瓶のガラスが落ちていて非常に危ない。硬いタイヤに替えているならまだしもノーマルなママチャリにこだわった恭介と僕のタイヤでは踏んだだけで致命傷だ)
来ヶ谷「む?よく見てみろ。君が踏んだのは……」
理樹(後方の来ヶ谷さんが呼びかける)
理樹「えっ?…あっ」
理樹(小銭だった。それも大量にある…!)
恭介「どうした?…うおっ!」
理樹(よく見ると小銭入れも転がっていた。誰かが窓から落としてしまったんだろうか…拾わないのも無理はない。こんなところでは止めようもないしUターンも出来ない)
恭介「しかも見ろ!この財布よく見たらヴィトンだぞっ」
理樹「うわあ…どうしようこれ」
来ヶ谷「あいにくこの辺りに交番はない。仕方がないからそれが見つかるまで理樹君のカバンにでも入れておけ」
理樹「それくらいしかないよね」
102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 09:41:28.99 ID:dzudzp8G0
恭介「そうだ、そういえばこの辺りは貝汁が美味いことで有名なんだ。そこのドライブインに行ってみようぜ!」
理樹(既に辺りは夕方。小腹も空いてきたしちょうどいい)
http://i.imgur.com/2kOxnqx.jpg
恭介・理樹「「おおーーっ!」」
来ヶ谷「案外貝の量が多いな。もはや汁より多いんじゃないか」
恭介「もう我慢出来ねえ!いっただきまーす!」
理樹「いただきます」
理樹(まずは汁からいただいた。やはり回転寿司の赤だしとは違う。貝の風味が全体に広がっていて、まろやかなエキスが喉を通った…身体の芯から温まる)
モグモグ
理樹「!」
理樹(貝もそこらのとは比べ物にならない。柔らかいのに噛みごたえは充分。噛めば噛むほど旨味が滲み出てくる…こんなのがまだまだ大量に残っていることが幸福に感じた)
理樹「見たところ常連さん多いね」
恭介「ああ。店の雰囲気もいいな…こういう飯巡りが出来るだけでも来てよかったよな!」
理樹「まったくだね」
103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 09:50:11.69 ID:dzudzp8G0
恭介「よし!下関だ!そろそろ関門トンネルだなっ」
来ヶ谷「ああ」
理樹「関門トンネル?」
http://i.imgur.com/PesEu1o.jpg
理樹「長っ!」
来ヶ谷「ここは人道トンネルだ。ここからいよいよ本州から九州に渡るんだ」
理樹「なるほど…いまは海の中に居るってことなんだね」
恭介「そういうことだ!チャリは押していかないといけないから走って行くぜ!」
理樹(よく見るとここを散歩の日課にしている人もちらほらいた)
来ヶ谷「ああ」
理樹「関門トンネル?」
http://i.imgur.com/PesEu1o.jpg
理樹「長っ!」
来ヶ谷「ここは人道トンネルだ。ここからいよいよ本州から九州に渡るんだ」
理樹「なるほど…いまは海の中に居るってことなんだね」
恭介「そういうことだ!チャリは押していかないといけないから走って行くぜ!」
理樹(よく見るとここを散歩の日課にしている人もちらほらいた)
104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 10:12:34.65 ID:dzudzp8G0
恭介「ヒィィーーーーヤァーーーッホォォォオゥゥゥゥッッーーー!!」
http://i.imgur.com/bh1cXqK.jpg
理樹「本当にママチャリで着いた…信じられない…」
来ヶ谷「よく頑張ったな二人とも」
理樹(ここから本州は本当にすぐそこだった。しかし僕らの中では本当に遠い存在だったんだ)
恭介「よっしゃあ!あとはホテルに着くだけだぜっ!!」
理樹(なんだかんだで6日でここまで来たんだ…いままでにこういうことした人は知らないから遅いのか早いのか分からないけど…)
http://i.imgur.com/bh1cXqK.jpg
理樹「本当にママチャリで着いた…信じられない…」
来ヶ谷「よく頑張ったな二人とも」
理樹(ここから本州は本当にすぐそこだった。しかし僕らの中では本当に遠い存在だったんだ)
恭介「よっしゃあ!あとはホテルに着くだけだぜっ!!」
理樹(なんだかんだで6日でここまで来たんだ…いままでにこういうことした人は知らないから遅いのか早いのか分からないけど…)
108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 20:54:03.41 ID:dzudzp8G0
恭介「見ろよ、あっちの光が綺麗だぜ。これあいつらにも見せたかったなあ!」
理樹「じゃあこれも写真を撮っておこう。携帯からだけど」
来ヶ谷「君は写真魔だな。フェイスブックとかで食べる前に必ず写真撮る奴だろ」
理樹「いやああいうのはよく分かんないから…なんか面倒くさそうだし」
恭介「それにこういうのは知人に自慢する程度がちょうどかっこいいんだよなっ!」
理樹「同意求められても困るんだけど…」
理樹(とりあえず一枚)
パシャッ
http://i.imgur.com/tge0jKv.jpg
理樹「じゃあこれも写真を撮っておこう。携帯からだけど」
来ヶ谷「君は写真魔だな。フェイスブックとかで食べる前に必ず写真撮る奴だろ」
理樹「いやああいうのはよく分かんないから…なんか面倒くさそうだし」
恭介「それにこういうのは知人に自慢する程度がちょうどかっこいいんだよなっ!」
理樹「同意求められても困るんだけど…」
理樹(とりあえず一枚)
パシャッ
http://i.imgur.com/tge0jKv.jpg
109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 21:49:45.28 ID:dzudzp8G0
夜
ホテル
理樹「着いた…!」
恭介「いよいよ明日がゴールだ。しかし気を抜くなよ。あしたもきついからな」
理樹「うん」
理樹(とは言ったものの正直あの岡山と山口の峠をいくつも越えてきたことに比べれば訳ないと思った。……のが間違いだった)
http://i.imgur.com/rUpN1mR.jpg
理樹(体力の疲労で言えばここが一番だった。長い長い登り坂はどれだけ漕ごうが終わりを見せる様子はなく、ただ果てしなく曲がり道を登っていくしかない。来ヶ谷さんは僕らのペースに合わせれば逆に体力が消費されるので先に峠で待っているという)
理樹「足が…もう筋肉痛で限界だよ…っ!!」
恭介「気張れ理樹!ここが実質この旅最後の坂だっ!!あの頃のお前を思い出せーーッ!!」
理樹「あの頃っていつさ!?」
理樹(今やこんな馬鹿話もいたずらに体力を消耗する要因でしかない。いっそ急な坂なら諦めて降りることが出来るというのに…)
ホテル
理樹「着いた…!」
恭介「いよいよ明日がゴールだ。しかし気を抜くなよ。あしたもきついからな」
理樹「うん」
理樹(とは言ったものの正直あの岡山と山口の峠をいくつも越えてきたことに比べれば訳ないと思った。……のが間違いだった)
http://i.imgur.com/rUpN1mR.jpg
理樹(体力の疲労で言えばここが一番だった。長い長い登り坂はどれだけ漕ごうが終わりを見せる様子はなく、ただ果てしなく曲がり道を登っていくしかない。来ヶ谷さんは僕らのペースに合わせれば逆に体力が消費されるので先に峠で待っているという)
理樹「足が…もう筋肉痛で限界だよ…っ!!」
恭介「気張れ理樹!ここが実質この旅最後の坂だっ!!あの頃のお前を思い出せーーッ!!」
理樹「あの頃っていつさ!?」
理樹(今やこんな馬鹿話もいたずらに体力を消耗する要因でしかない。いっそ急な坂なら諦めて降りることが出来るというのに…)
110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/23(日) 22:17:22.29 ID:dzudzp8G0
峠
来ヶ谷「よく自転車から降りずに上がってきた。ご褒美になでなでしてやろう」
理樹「恥ずかしいよ…」
ポツポツ…
理樹「?」
理樹(雨が降り始めた…)
恭介「やべえさっさと降りるぞ!滑りやすい時にちょっとでもハンドルミスしたら横の車にぶつかってお陀仏だっ」
理樹(そういえば聞いたことがある…なんでも来ヶ谷さんのようなロードバイクで走行中の人が意識を少しクラっとさせただけでトラックにぶつかり、そのまま後続の車に撥ねられて……!)
恭介「それに来ヶ谷のは特にやばい。降りる前に勢いが増すことになれば今日は潔くどこかで雨宿りしよう」
………………
………
…
理樹「あれ…やんできた…」
来ヶ谷「山の天気はよく変わるからな。青空も見えてきた…もう安心だろう」
理樹(どうやら今回はまたネットカフェに御用になることはなさそうだ。そして……)
恭介「二人ともこれを見ろ!」
理樹「えっ?…ああ!」
来ヶ谷「よくここまで頑張ったな…」
http://i.imgur.com/bpImXd9.jpg
理樹(おそらく青い点が僕らの部分だろう。やっとだ…やっとここまで来たんだ……よくぞここまで自転車が壊れてしまわなかったものだ!)
来ヶ谷「よく自転車から降りずに上がってきた。ご褒美になでなでしてやろう」
理樹「恥ずかしいよ…」
ポツポツ…
理樹「?」
理樹(雨が降り始めた…)
恭介「やべえさっさと降りるぞ!滑りやすい時にちょっとでもハンドルミスしたら横の車にぶつかってお陀仏だっ」
理樹(そういえば聞いたことがある…なんでも来ヶ谷さんのようなロードバイクで走行中の人が意識を少しクラっとさせただけでトラックにぶつかり、そのまま後続の車に撥ねられて……!)
恭介「それに来ヶ谷のは特にやばい。降りる前に勢いが増すことになれば今日は潔くどこかで雨宿りしよう」
………………
………
…
理樹「あれ…やんできた…」
来ヶ谷「山の天気はよく変わるからな。青空も見えてきた…もう安心だろう」
理樹(どうやら今回はまたネットカフェに御用になることはなさそうだ。そして……)
恭介「二人ともこれを見ろ!」
理樹「えっ?…ああ!」
来ヶ谷「よくここまで頑張ったな…」
http://i.imgur.com/bpImXd9.jpg
理樹(おそらく青い点が僕らの部分だろう。やっとだ…やっとここまで来たんだ……よくぞここまで自転車が壊れてしまわなかったものだ!)
111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/25(火) 23:13:23.36 ID:YtmN+ku/0
理樹「ということは、ここはもう…」
恭介「ああ!」
来ヶ谷「ふふ…」
理樹(うだる暑さの中、一日中サドルにまたがっていた。数日前から汗疹が出来ていて漕ぐたび擦れてヒリヒリしている。既に筋肉痛が続く足に鞭を打って登った坂は数知れず。しかし、この逆境を耐えて迎えるからこそ、それ相応の達成感というものが得られるんだろうと思う。やってることはバカバカしいけど)
理樹「もう夕方だねえ…そろそろ恭介の言うゴールを教えてよ」
恭介「ゴールは自分の帰る場所だ。だから理樹の言うゴールとは折り返し地点のことだ」
理樹「じゃあそこは?」
恭介「もうすぐそこだ。ほら見ろ、そこにちょっと大きな家があるだろ?」
理樹「え?うん」
理樹(そう言うと恭介は携帯を取り出して誰かに電話をかけた)
恭介「そうだ、もうそこだ……ああ…」
来ヶ谷「なるほどそう言うことか」
理樹「?」
理樹(家の表札が見えるほどまで近づく)
理樹「ここの家ってもしかして恭介の知り合い……あっ!」
理樹(表札の名前を見て驚く。そうかここが恭介の…)
ガラッ
鈴「なんだ、本当に来たんだな。こいつらバカだ」
恭介「フッ、バカで結構だぜ!」
理樹「ここが恭介の実家なの!?」
恭介「ああ。実は家に忘れ物してさ…鈴に持って来させるのも良かったんだがせっかくの夏休みだしなっ」
来ヶ谷「ということは今日の宿泊先はここかな?」
恭介「そういうことだ」
理樹(ここはもう片方の恭介達の祖父母さんの家なんだろう。あちらの方は知ってたけどこっちに来るのは初めてだ…)
鈴「チャリはそこ置いとけ。というか理樹、お前凄い日焼けだな」
理樹「あっ、やっぱり?」
ガラッ
「よく来ましたね…そちらが話に聞いている直枝くんと来ヶ谷ちゃんか」
「部屋は余っていますからお気になさらずね」
理樹(そしてそれらしきお二方が。なるほど、確かに面影がある)
恭介「そういう訳だ!それじゃあ今日は目的の達成を祝ってBBQだぜっ!!」
理樹「やった!」
恭介「ああ!」
来ヶ谷「ふふ…」
理樹(うだる暑さの中、一日中サドルにまたがっていた。数日前から汗疹が出来ていて漕ぐたび擦れてヒリヒリしている。既に筋肉痛が続く足に鞭を打って登った坂は数知れず。しかし、この逆境を耐えて迎えるからこそ、それ相応の達成感というものが得られるんだろうと思う。やってることはバカバカしいけど)
理樹「もう夕方だねえ…そろそろ恭介の言うゴールを教えてよ」
恭介「ゴールは自分の帰る場所だ。だから理樹の言うゴールとは折り返し地点のことだ」
理樹「じゃあそこは?」
恭介「もうすぐそこだ。ほら見ろ、そこにちょっと大きな家があるだろ?」
理樹「え?うん」
理樹(そう言うと恭介は携帯を取り出して誰かに電話をかけた)
恭介「そうだ、もうそこだ……ああ…」
来ヶ谷「なるほどそう言うことか」
理樹「?」
理樹(家の表札が見えるほどまで近づく)
理樹「ここの家ってもしかして恭介の知り合い……あっ!」
理樹(表札の名前を見て驚く。そうかここが恭介の…)
ガラッ
鈴「なんだ、本当に来たんだな。こいつらバカだ」
恭介「フッ、バカで結構だぜ!」
理樹「ここが恭介の実家なの!?」
恭介「ああ。実は家に忘れ物してさ…鈴に持って来させるのも良かったんだがせっかくの夏休みだしなっ」
来ヶ谷「ということは今日の宿泊先はここかな?」
恭介「そういうことだ」
理樹(ここはもう片方の恭介達の祖父母さんの家なんだろう。あちらの方は知ってたけどこっちに来るのは初めてだ…)
鈴「チャリはそこ置いとけ。というか理樹、お前凄い日焼けだな」
理樹「あっ、やっぱり?」
ガラッ
「よく来ましたね…そちらが話に聞いている直枝くんと来ヶ谷ちゃんか」
「部屋は余っていますからお気になさらずね」
理樹(そしてそれらしきお二方が。なるほど、確かに面影がある)
恭介「そういう訳だ!それじゃあ今日は目的の達成を祝ってBBQだぜっ!!」
理樹「やった!」
112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/25(火) 23:20:48.69 ID:YtmN+ku/0
…………………………………
…………………
…
理樹(帰りは新幹線で帰ることになった。自転車は後で送ってもらう)
理樹部屋
ガチャ
理樹「ただいまー…」
理樹(ここが本当のゴール。久々の我が家。ホテルもいいけどやっぱり本当の意味でくつろげるのはこのベッドしかない)
シーン
理樹(真人や謙吾ら帰省組は明日か明後日に帰ってくるらしい。僕の変わりようを見たら少しは驚くだろうか…反応が少し楽しみではある)
ボフッ
理樹「ふぅ………」
理樹(荷ほどきも何もやってないけど今日だけは全てを投げ打ってひたすら眠りにつきたい…多分誰でもそう思うだろう。僕はそうした)
パチッ
理樹(色んなことがあった。親切にしてくれた人のことや旅の数々のトラブル…その全てがこの一週間で起きたんだ…本当に充実した一週間だった…ただ、これは僕には少し疲れるな………でもまあ、こういうのはまたやってもいいかもしれない…とりあえず今は…)
理樹「………おやすみなさい…」
終わり
…………………
…
理樹(帰りは新幹線で帰ることになった。自転車は後で送ってもらう)
理樹部屋
ガチャ
理樹「ただいまー…」
理樹(ここが本当のゴール。久々の我が家。ホテルもいいけどやっぱり本当の意味でくつろげるのはこのベッドしかない)
シーン
理樹(真人や謙吾ら帰省組は明日か明後日に帰ってくるらしい。僕の変わりようを見たら少しは驚くだろうか…反応が少し楽しみではある)
ボフッ
理樹「ふぅ………」
理樹(荷ほどきも何もやってないけど今日だけは全てを投げ打ってひたすら眠りにつきたい…多分誰でもそう思うだろう。僕はそうした)
パチッ
理樹(色んなことがあった。親切にしてくれた人のことや旅の数々のトラブル…その全てがこの一週間で起きたんだ…本当に充実した一週間だった…ただ、これは僕には少し疲れるな………でもまあ、こういうのはまたやってもいいかもしれない…とりあえず今は…)
理樹「………おやすみなさい…」
終わり
113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/25(火) 23:24:13.51 ID:CVIr21YQo
旅したくなったわ、おつ
114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 02:57:26.18 ID:SAComAwco
クドわふたー、消滅
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439473200/
Entry ⇒ 2015.08.31 | Category ⇒ リトルバスターズ! | Comments (0)
吹雪「秘書艦は大変です!」
1: ◆CoFD27ghhs 2015/01/03(土) 18:47:09.68 ID:29BK2pme0
吹雪「(吹雪です!)」
吹雪「(私はこの鎮守府にて、一番最初に建造された駆逐艦です)」
吹雪「(それからたくさんの活躍をして、今では秘書艦としてがんばってます!)」
吹雪「(えへへ。すごいですよね!)」
吹雪「(書類の整理をしたり、提督の代わりに連絡をしたり、演習の管理、遠征の引率…)」
吹雪「(やることはいっぱいで凄く忙しいけど、たくさんの艦娘さんたちとお友達になれて、毎日が楽しいです!)」
吹雪「(…ただ、最近、ひとつだけ悩みがあって…)」
2: ◆CoFD27ghhs 2015/01/03(土) 18:52:36.81 ID:29BK2pme0
吹雪「よいしょ、よいしょ」パタパタ
提督「…」サラサラ
ドスン
吹雪「…ふーっ、これで終わりかな」
提督「吹雪、本部への報告書のファイルを取ってくれ」
吹雪「あ、はい!わかりました!」
吹雪「(あれが司令官。私の役目は司令官のお手伝いをすることです)」
吹雪「(いたって普通のひとに見えますけど、実は悩みは司令官に関することなんです)」
吹雪「これですね。はい!」
提督「ありがとう。吹雪はえらいな」
吹雪「えへへ。それほどでもないですよ!」
提督「…ところで、吹雪」
吹雪「はい?」
提督「ちょっと、こっちに来てくれないか」
吹雪「(…ぁ、これは、『アレ』の時間かも…)」
3: ◆CoFD27ghhs 2015/01/03(土) 18:59:00.26 ID:29BK2pme0
提督「吹雪はかわいいなあ」ナデナデ
吹雪「んっ、そんなに誉めないでください」
吹雪「(司令官はよく、私を撫でてくれます)」
吹雪「(別にそれが嫌ってわけではないです。むしろ気持ちいいかも)」
吹雪「(問題は、もっと別のことで…)」
提督「将来はもっと美人さんになるんだろうな」
吹雪「そう見えますか?嬉しいです!」
提督「吹雪を秘書艦にできて俺は幸せだよ」
提督「だから吹雪のこと、もっと知りたいなあ」
吹雪「…ぅ……」
吹雪「(…やっぱり…)」
提督「…なあ、吹雪…」
提督「下着、見せてくれないかな」
6: ◆CoFD27ghhs 2015/01/03(土) 19:03:27.18 ID:29BK2pme0
吹雪「…だ、ダメですっ」
提督「そう言わずにさ、前みたいにしてよ」
吹雪「も、もうしないって言ったじゃないですか!」
提督「うっ…、でも我慢できそうになくてさ」
提督「気になって仕事が手につかないんだ」
提督「吹雪にしかこんなこと言わないんだ、頼むよ」
吹雪「…うぅ……」
吹雪「(いつもは凛々しい司令官ですが、この時だけはとてもしおらしく見えます)」
吹雪「(その顔を見てると、どことなく寂しい気持ちになって…)」
吹雪「…今日かぎりですよ」
7: ◆CoFD27ghhs 2015/01/03(土) 19:07:13.30 ID:29BK2pme0
…………
提督「そう、スカートを両手でつまんで、上にあげて」
吹雪「…こう、ですかっ」
提督「おぉ…、今日は、白なんだね」
提督「小さなリボンもついてる、かわいい」
吹雪「…もういいですかっ」
提督「あ、ちょっと待ってくれ!もうすこし…」
吹雪「…っ……」
吹雪「(いっつもまじまじと見るせいで、司令官の息がかかります)」
吹雪「(え…、あの、その、私の、その、あそこに…ですっ)」
吹雪「(なんだか、少しずつ、変な気分になって…)」
提督「吹雪は足も綺麗だね」サワッ
吹雪「ふぁっ、だ、ダメですぅ!」
提督「すべすべで凄く魅力的だ…」サワサワ
吹雪「見る、だけって、いったでしょ…!」
提督「ぎゅっと引き締まった筋肉も健康的でとてもいい」スリスリ
提督「このおしりの方まで伸びるももの筋のところとか…」スーッ
吹雪「はぁっ、だめ、だめ…!」カクカク
提督「ふふ、ふふふ…」
提督「…はっ!!」
8: ◆CoFD27ghhs 2015/01/03(土) 19:13:18.03 ID:29BK2pme0
提督「す、すまない吹雪、またやり過ぎてしまった…!」バッ
吹雪「あぇ、お、おわり…?」
提督「あの、その、今度はもうしないよ。ほんとゴメンな!」
提督「あ、もう演習監督の時間だ、行かなきゃ…」
吹雪「ち、ちょっと…」
提督「本当ゴメン!昼からは自由にしていいからさ、それまで留守番、頼んだよ!」
ガチャン
吹雪「……」
吹雪「(…いつもこんな感じです)」
吹雪「(こころの中のもやもやが残って気持ち悪いです)」
吹雪「(…これがなんなのかわからなくて、夜も眠れません…)」
吹雪「…ほんと、どうすればいいのかなぁ…?」
20: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 19:25:21.47 ID:wdixHqOx0
…………
ガチャン
提督「おまたせ吹雪、今戻ったよ」
吹雪「あ、司令官。お疲れ様です」
提督「今日も快勝、流石うちの自慢の特型駆逐艦だ!」
提督「初雪も深雪も白雪もみんな凄いやる気でな、魚雷バンバン命中させてな」
提督「もう思わずわしわししちゃったよ、白雪に怒られたけど」
吹雪「わしわし…」
提督「…お、昼休みだったな。俺はここにいるから、吹雪は休んでいいぞ」
吹雪「あ、そうですね。じゃあ…」
吹雪「…お昼だし、ご飯食べに行こうかな」
提督「そうするといい、今日は日替わりメニューにプリンがつくぞ」
吹雪「え、じゃあ急がないと!失礼しまーす!」
提督「吹雪はかわいいなあ」
ガチャン
提督「おまたせ吹雪、今戻ったよ」
吹雪「あ、司令官。お疲れ様です」
提督「今日も快勝、流石うちの自慢の特型駆逐艦だ!」
提督「初雪も深雪も白雪もみんな凄いやる気でな、魚雷バンバン命中させてな」
提督「もう思わずわしわししちゃったよ、白雪に怒られたけど」
吹雪「わしわし…」
提督「…お、昼休みだったな。俺はここにいるから、吹雪は休んでいいぞ」
吹雪「あ、そうですね。じゃあ…」
吹雪「…お昼だし、ご飯食べに行こうかな」
提督「そうするといい、今日は日替わりメニューにプリンがつくぞ」
吹雪「え、じゃあ急がないと!失礼しまーす!」
提督「吹雪はかわいいなあ」
21: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 19:31:16.89 ID:wdixHqOx0
【食堂】
吹雪「なんとかプリン確保できました…」ゼエゼエ
ガヤガヤ
吹雪「(せっかくだから誰かと一緒に食べましょう)」
吹雪「(誰かいないかなー…?)」キョロキョロ
初雪「……」モグモグ
吹雪「(あ、初雪ちゃん)」
吹雪「(初雪ちゃんは私とほぼ同時期に建造された駆逐艦)」
吹雪「(いまでは気の知れた友達の一人です)」
吹雪「初雪ちゃん!隣、座ってもいい?」
初雪「別に……いいけど………」モグモグ
22: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 19:37:04.25 ID:wdixHqOx0
吹雪「(二人とも、デザートのプリンにたどり着きました)」
吹雪「(今ならちょっと踏み込んだお話もできるかも…)」
吹雪「(…相談してみようかな……)」
吹雪「ね、ねえ初雪ちゃん?」
初雪「なに……?」
吹雪「司令官のこと、どんな人だと思う?」
初雪「それって…………恋バナですか…」
吹雪「え!?あ、いや、どうだろう…うーん……」
吹雪「…とにかく、どんな風に見えてるか教えて!」
初雪「司令官……」
初雪「………」
初雪「……まじめ」
23: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 19:44:55.88 ID:wdixHqOx0
初雪「時間通りしっかり来るし、さぼってるところ見ないし」
初雪「金剛さんとか、愛宕さんとか、うまくあしらってるし……」
初雪「…そんな感じ」
吹雪「そっかー…」
初雪「…面白くなかった……?」
吹雪「あ、そういう訳じゃないけど…」
初雪「…吹雪は……?」
吹雪「え?」
初雪「初雪が言ったんだから…吹雪も、言うべき……不公平、だし…」
吹雪「そ、そうだよね…」
吹雪「司令官…」
24: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 19:49:15.23 ID:wdixHqOx0
吹雪「仕事のときはキリッとしてるんだけど、執務室に帰るとやわらかくなって」
吹雪「それでいてみんなのことは一人ずつしっかり見てて、さっきみたいに話してくれるんだ」
初雪「さすが……秘書艦…」
吹雪「あとはエッチなところをもう少し抑えてくれれば…!」
初雪「は?」ピク
吹雪「あ」
初雪「どういうこと…」
吹雪「あ、その、今のは誤解で…」
初雪「話せ…」
吹雪「はい……」
25: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 19:53:11.58 ID:wdixHqOx0
吹雪「あの、絶対他の人に言わないでね」
初雪「約束は、守るし……」
吹雪「実は、最近司令官の、えっと、スキンシップが過剰っていうか…」
初雪「スキンシップ……?」
吹雪「その…見せてって言ってくるの」
初雪「なにを……」
吹雪「…す、スカートの、中、とか…」
初雪「ぉう……」
吹雪「ど、どさくさに紛れて足も触ってきたりとか…!」
初雪「ぉぉう……」
26: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 19:57:34.66 ID:wdixHqOx0
初雪「マジセクハラじゃん……」
吹雪「や、やっぱりそうだよね、これ…」
初雪「で、どうするの……」
吹雪「えっ?」
初雪「やめさせたいの…?」
吹雪「そ、そんなの…!」
吹雪「……」
吹雪「(…どうなんだろう……?)」
吹雪「(私、やめてほしいのかな…)」
吹雪「(こころのわだかまりをどうにかしたいとは思ってたけど…)」
吹雪「(…わかんない…)」
青葉「なにか面白い話してません?」
吹雪「わわっ!?」
初雪「うわ、やば……」
青葉「やっぱりしてたんですね!でで、どんな話なんですか!?」
初雪「吹雪、いこ…」ガタッ
吹雪「え、初雪ちゃん?」
青葉「あーっと、逃がしませんよ!特ダネを掴むまでは青葉は諦めません!」
初雪「黙秘権を行使します…」ビシッ
初雪「ついてきたら…許さない、から……」ギロリ
青葉「ひっ…」タジ
青葉「…こ、今回はこの辺で勘弁してあげます、ですが次からはこうは…」
初雪「はやく行って…」ジロ
青葉「は、はいぃ!」ピューッ
27: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 20:04:39.57 ID:wdixHqOx0
初雪「…なんか、ぷらいべーとな話になりそうだし…部屋で話そ……」
吹雪「そ、そうだね…」
【初雪/深雪の部屋】
ガチャ
初雪「はいって…」
吹雪「失礼しまーす…」
深雪「おかえりー初雪…おっ、吹雪じゃん、どったの?」
吹雪「ちょっと相談があってね…」
深雪「相談?秘書艦サマのお悩みとか超面白そーじゃん!深雪様もいれろよ!」
吹雪「え…」
初雪「いいんじゃない…役にたつかどうかは別で…」
深雪「失礼だな!ま、ジュース用意するから座って座って!」
吹雪「(あんまり広めちゃいけない話だと思うんだけどなぁ…)」
28: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 20:12:52.17 ID:wdixHqOx0
……
深雪「おまたせー、ファンタにしたぜ、オレンジの!」
吹雪「ありがとね、深雪ちゃん」
初雪「じゃ、司令官のそれはどの程度だったのかから話して…」
吹雪「そ、そこから…うう…」
深雪「(程度?)」ゴクゴク
初雪「やっぱりおしりとか揉まれてるの…もしかしてパンツの中まで…?」
深雪「ぶーっ!!?」
深雪「なんの相談なんだよ!?」フキフキ
初雪「なにって…司令官のセクハラの話だけど…」
深雪「せ、セクハラ?あの司令官が?」
吹雪「は、初雪ちゃん、私が話す、私から話すからぁ!」
深雪「おまたせー、ファンタにしたぜ、オレンジの!」
吹雪「ありがとね、深雪ちゃん」
初雪「じゃ、司令官のそれはどの程度だったのかから話して…」
吹雪「そ、そこから…うう…」
深雪「(程度?)」ゴクゴク
初雪「やっぱりおしりとか揉まれてるの…もしかしてパンツの中まで…?」
深雪「ぶーっ!!?」
深雪「なんの相談なんだよ!?」フキフキ
初雪「なにって…司令官のセクハラの話だけど…」
深雪「せ、セクハラ?あの司令官が?」
吹雪「は、初雪ちゃん、私が話す、私から話すからぁ!」
29: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 20:21:59.55 ID:wdixHqOx0
………
深雪「へぇー…あの司令官がねぇ」
初雪「最初は初雪も、びっくりした…」
吹雪「は、恥ずかしい…」
深雪「意外だよな…そんな素振り全然ないしさ」
初雪「それで…吹雪はどうしたいの……」
吹雪「どうしたいのって…」
吹雪「……」
初雪「……」
深雪「……そこで言い淀むってことはさ…」
深雪「吹雪、司令官のこと好きだろ」
吹雪「ふえぇっ!?」
初雪「確かに……普通なら相談とかの前に通報すると思うし…」
深雪「実はやめて欲しくないとか思ってるわけだよ」
吹雪「そ、そんなこと…!」
吹雪「~!!」ボンッ
深雪「確定だ」
初雪「なぁんだ…ただのノロケだったの……爆発しろ……」
吹雪「ち、違うよおっ!!」
吹雪「いっつもパンツ見せてって言われて見せてっ」
吹雪「恥ずかしいはずなのに全然断れなくてっ!」
吹雪「その上やめた後はすっごくうずうずしてそれが気持ち悪くてっ!」
吹雪「夜も眠れないってそういう相談だったのっ!!」
初雪「……」
深雪「……」
吹雪「……あっ」
30: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 20:26:24.16 ID:wdixHqOx0
深雪「いやぁ、うちの吹雪がここまで変態になっているとは思いませんでしたねえ初雪さん」
初雪「ほんとうに…初雪たちの一つ先を行ってる……わね、深雪さん……」
吹雪「う、ううううう……」シュー
深雪「まあ全部喋ってくれてよかったじゃん、要するに司令官が好きだからモヤモヤするって話なんだろ?」
吹雪「そ…………そぅ………で、す……」
深雪「じゃあとっとと告はk「本番してもらえばいいじゃん……」」
吹雪「えっ」
深雪「えっ」
31: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 20:35:22.43 ID:wdixHqOx0
初雪「押し倒してもらえばいいじゃん……」
深雪「お前何言ってんの!?飛びすぎだろ!」
吹雪「そ、そうだよ!まだき、キスだってしてないのに…!」
初雪「だって…セクハラの噂すらなかった司令官が秘書艦にパンツ見せてって言うくらいだし……」
深雪「それは確かに…誰かが体さわられたとかも全然なかったしな…」
初雪「絶対吹雪に気、あるし…」
吹雪「き、気があるって…!」
初雪「きっと吹雪のパンツでビンビンになってるし…」
吹雪「び、ビンビン…!」
初雪「足触りながら犯す妄想とかもしてるかも…」ニヤ
吹雪「お、おか……!」
深雪「ストーーーップ!!」
32: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 20:42:18.07 ID:wdixHqOx0
深雪「途中からお前の妄想になってんじゃねーか!!」
初雪「でも…男の人が女子に囲まれてむらむらしないとかありえないし…」
初雪「絶対溜まりに溜まった劣情を吹雪にぶちまけたいと思ってる……」
深雪「まだ言うか!」
吹雪「そ、そんな…しれいかん…」フワフワ
深雪「吹雪も戻ってこーーい!!」
…………
深雪「落ち着いたか?」
吹雪「うん…もう大丈夫…」
深雪「まったく、真面目に考えろよな」
初雪「おおまじめだし……」
吹雪「でも…司令官がそんなに私のことを思ってるなんて…」
深雪「でもまー、嫌いなやつのパンツなんて見ようと思わないよな」
吹雪「そ、そうかなぁ…」
深雪「あ、じゃあこうすればどうだ?」
33: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 20:50:02.82 ID:wdixHqOx0
深雪「パンツ見せてって言われたらさ、嫌ですって断るんだ」
深雪「そこでごねる司令官の言葉を切って、ズバッと告白!凛として真面目な司令官が好きでしたー!」
深雪「その真摯な本音に司令官は改心、めでたくカップル誕生ってわけだ」
吹雪「や、やっぱりそれが一番だよね…!」
初雪「ふん…純情すぎ…」
深雪「む、じゃあどうするのか言ってみろよ!」
初雪「吹雪は…セクハラされてもまんざらじゃない…いやらしい子だということを考慮すべき…」
吹雪「も、もうそれは忘れてよぉ!」
初雪「こっちの方が楽しいし気持ちいい…」
深雪「気持ちいいってお前…」
34: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 20:54:39.48 ID:wdixHqOx0
初雪「パンツ見せてって司令官が言ってきたら、渋りつつも了解する…」
初雪「ここで渋るのが重要…すんなりいったら雰囲気が薄れるし怪しまれる…」
深雪「な、なんか詳しいな…」
初雪「司令官のセクハラがエスカレートしてきたら…ねっとりと誘惑…!」
初雪「正気に戻る前に…優等生だったはずの吹雪から発せられる淫らなお誘いは…司令官の心を狂わせるのに十分…」
吹雪「み、淫ら……!」
初雪「そしてあとは流れに身を任せればいい…既成事実も出来て完全勝利S……ぶい…」
深雪「そんなの通るかー!!」
35: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 21:01:26.13 ID:wdixHqOx0
深雪「やっぱり真っ直ぐ告白するのが一番だって!なあ吹雪!」
吹雪「……」
深雪「……吹雪?」
吹雪「…それって、司令官と、その、しちゃうんだよね…」
初雪「もちろん…艦娘からひとりの女になれる…」
吹雪「…ひとりの、おんなに……」
深雪「お、おい吹雪!」
吹雪「…っ」
36: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 21:05:47.36 ID:wdixHqOx0
吹雪「…ごめんね、深雪ちゃん。私、やっぱり司令官のこと好きだし…」
吹雪「…ちょっと…そういうのも興味あるかなって…」
深雪「……」
深雪「…かぁーっ!ここまで馬鹿になってるとはなぁーっ!」グシャグシャ
深雪「恋は人を狂わせるってのはマジなんだなぁーーっ!」
吹雪「み、深雪ちゃん…」
深雪「……」
深雪「…まぁ、そこまでだったら止めないよ」
深雪「でも、これだけは覚えとけ!深雪様はお前も司令官もいなくなるのだけは勘弁だからな!」
深雪「やるんだったらうまくやれ!以上!」
吹雪「深雪ちゃん…」
39: ◆CoFD27ghhs 2015/01/04(日) 21:09:19.68 ID:wdixHqOx0
…………
吹雪「ふたりともありがとね、なんかすっきりしたよ」
初雪「別に…話聞いただけだし…」
深雪「いいってことよ」
吹雪「私、がんばります!」
吹雪「それじゃ、またね!」
ガチャン
深雪「……はぁ~、つっかれたぁ~」
深雪「ま、これで一応解決か。形はどうあれ、これでよかったんだよな?」
初雪「うん……ちょっと、からかいすぎたかも……」
深雪「え?」
47: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 00:46:42.17 ID:rgQu/MY30
吹雪「(……なんかすごいことになっちゃったなぁ…)」
吹雪「(…その、司令官を…ゆ、誘惑しないといけないんだよね)」
提督『おぉ…、今日は、白なんだね』
『小さなリボンもついてる、かわいい』
吹雪「(…かわいい?)」
吹雪「(かわいいじゃダメじゃん!)」
吹雪「(もっと、もっとセクシーな奴じゃないと…!)」
吹雪「(でも、そんなの持ってないし…)」
吹雪「…今日はもうお仕事ないから…」
吹雪「…買いに行ってみよう……かな…」
吹雪「(…その、司令官を…ゆ、誘惑しないといけないんだよね)」
提督『おぉ…、今日は、白なんだね』
『小さなリボンもついてる、かわいい』
吹雪「(…かわいい?)」
吹雪「(かわいいじゃダメじゃん!)」
吹雪「(もっと、もっとセクシーな奴じゃないと…!)」
吹雪「(でも、そんなの持ってないし…)」
吹雪「…今日はもうお仕事ないから…」
吹雪「…買いに行ってみよう……かな…」
48: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 00:52:14.79 ID:rgQu/MY30
【服屋】
吹雪「(…来ちゃいましたっ)」
吹雪「ここが下着コーナー…あんまりそういうの見たことないかも…」
吹雪「ガーターベルト…私そもそも靴下長くないし…」
吹雪「真っ赤なランジェリー…さすがに合わないよね…」
吹雪「うわ、これ…ヒモ!ヒモです!」
吹雪「こんなの私じゃ何選べばいいかわかんないよぉ~…」
吹雪「店員さんに聞いて…でも恥ずかしいし………あれ?」
???「これとかどうかしら…ん~少し地味?」
吹雪「愛宕さん?愛宕さんだ!」
吹雪「(え…あれで地味なの?はみでちゃいそうだよぉ…)」
吹雪「…愛宕さんならきっと知ってるよね!」
49: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 00:53:01.83 ID:rgQu/MY30
吹雪「愛宕さーん!」
愛宕「…あら?吹雪ちゃんじゃない。お買い物?」
吹雪「はい!ちょっとした…えっと…下着を…」
愛宕「あら?お洋服じゃなくて?それにここ大人用よぉ?」
吹雪「は、はい…そうなんですけど…どれが自分に合うのかわからなくて…えへへ…」
愛宕「ふ~ん、ということは…」
愛宕「彼氏でもできた?」
吹雪「はい!?」
愛宕「じゃなきゃこんなところ来ないもの~、少し背伸びしたい時期だものね?」
吹雪「あ、うん…そういう感じかな…ぁ」
愛宕「そういうことならお姉さんに任せなさーい!彼氏くんをドキドキさせるようなの、選んであげるわ~」
吹雪「ほんとですか?ありがとうございます!」
吹雪「(これならきっと失敗なしだよねっ)」
50: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 00:54:14.02 ID:rgQu/MY30
…………
愛宕「ぱんぱかぱーん!これとかどうかしら?」
吹雪「白いレースですか?」
愛宕「ふふふ、これはすごいわよぉ~?」
愛宕「ほら、みてみて?」ヒラヒラ
吹雪「…うわ、スケスケです!」
愛宕「サイズも合うし、これをちらっと見せてあげれば、落ちない男の子なんていないわ~」
吹雪「で、でも私には派手すぎじゃ…」
愛宕「…い~い?吹雪ちゃん…」ずぃっ
吹雪「うぉ、な、なんでしょう…?」
愛宕「恋愛はね、戦争なの」
愛宕「ためらった女の子から敗れていく厳しい世界なのよ」
吹雪「は、はぁ…」
愛宕「吹雪ちゃん、あなたは、彼氏くんのために…」
愛宕「勝負、できる?」
吹雪「……できます」
吹雪「……やってみせます!」
愛宕「そうよ、その目!その目が見たかったのよ!」
愛宕「今の吹雪ちゃん、とっても素敵よ」
愛宕「さあ、この調子で上も選んじゃいましょう!」
吹雪「う、上もですか!?」
愛宕「勝負、するのよね?」
吹雪「やります!やらせてください!!」
店員「(声もおっぱいもでけぇ)」
愛宕「ぱんぱかぱーん!これとかどうかしら?」
吹雪「白いレースですか?」
愛宕「ふふふ、これはすごいわよぉ~?」
愛宕「ほら、みてみて?」ヒラヒラ
吹雪「…うわ、スケスケです!」
愛宕「サイズも合うし、これをちらっと見せてあげれば、落ちない男の子なんていないわ~」
吹雪「で、でも私には派手すぎじゃ…」
愛宕「…い~い?吹雪ちゃん…」ずぃっ
吹雪「うぉ、な、なんでしょう…?」
愛宕「恋愛はね、戦争なの」
愛宕「ためらった女の子から敗れていく厳しい世界なのよ」
吹雪「は、はぁ…」
愛宕「吹雪ちゃん、あなたは、彼氏くんのために…」
愛宕「勝負、できる?」
吹雪「……できます」
吹雪「……やってみせます!」
愛宕「そうよ、その目!その目が見たかったのよ!」
愛宕「今の吹雪ちゃん、とっても素敵よ」
愛宕「さあ、この調子で上も選んじゃいましょう!」
吹雪「う、上もですか!?」
愛宕「勝負、するのよね?」
吹雪「やります!やらせてください!!」
店員「(声もおっぱいもでけぇ)」
52: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 00:54:55.24 ID:rgQu/MY30
…………
【吹雪/白雪の部屋】
吹雪「……」
吹雪「(白くて三角形に近いブラジャーにしてもらいました)」
吹雪「(これもちょっと透けてるし…よく着られるなぁ…)」
吹雪「(でも…明日が本番、人生のターニングポイント!がんばります!)」
白雪「吹雪ちゃん、お風呂上がったよ?」ホカホカ
吹雪「あ、じゃあ今から入るね!」
スタタタタ
白雪「……」
ガサ
白雪「下着買ったんだ…ってうわ、結構攻撃的ね……」
白雪「でもこれくらいなら貸してあげるのに…穴空きのやつとか…」
62: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 19:27:35.11 ID:rgQu/MY30
~早朝~
吹雪「……」
吹雪「…よし、確かにはきました、着けました」
吹雪「や、やっぱり生地が薄いのかな…なんかスースーする…」
吹雪「でも我慢しなきゃ、がんばれ私!」
吹雪「そしてこの手に司令官のハートを…!」
【執務室】
吹雪「おはようございます!吹雪です!」
提督「おはよう、吹雪。今日はいい天気だな」
吹雪「そうですね!今日も頑張れそうです!」ニコ
提督「かわいい(かわいい)」
吹雪「(あとは司令官が我慢ならなくなるのを待つだけです)」
吹雪「(…実は私いまとんでもないことをしようとしているんじゃ…)」
吹雪「(ええい、今更後悔したって遅いです!怖気づいた女の子から敗れる、それが恋!)」
吹雪「(なら、やれるだけやってやります…!)」
吹雪「……」
吹雪「…よし、確かにはきました、着けました」
吹雪「や、やっぱり生地が薄いのかな…なんかスースーする…」
吹雪「でも我慢しなきゃ、がんばれ私!」
吹雪「そしてこの手に司令官のハートを…!」
【執務室】
吹雪「おはようございます!吹雪です!」
提督「おはよう、吹雪。今日はいい天気だな」
吹雪「そうですね!今日も頑張れそうです!」ニコ
提督「かわいい(かわいい)」
吹雪「(あとは司令官が我慢ならなくなるのを待つだけです)」
吹雪「(…実は私いまとんでもないことをしようとしているんじゃ…)」
吹雪「(ええい、今更後悔したって遅いです!怖気づいた女の子から敗れる、それが恋!)」
吹雪「(なら、やれるだけやってやります…!)」
63: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 19:33:01.08 ID:rgQu/MY30
…………
吹雪「…はい、それでは予定時刻通り遠征艦隊を向かわせますので……」
提督「……」カキカキ
吹雪「…はい、一往復分の燃料を用意していただいて……」
提督「……」ピタッ
提督「(やっべ吹雪かわいすぎてむらむらしてきたわ)」
提督「(だってめっちゃいい匂いするじゃん、いつもそうだけど。それに腕も足も雪みたいに白いし、いつもそうだけど)」
提督「(強くぎゅっとしたら折れてしまいそうな儚さと、いざとなったら前線で活躍できる強さを両立してる、たまらん)」
提督「(ここで吹雪分を補給しとかないと何処かで暴発するかもしれん、最近愛宕も金剛も本気でボディタッチ狙ってきてるからな)」
提督「(とりあえず手始めにパンツから見せてもらおう)」
吹雪「はい、それでは」カチャ
提督「…吹雪っ!」
吹雪「はい?」
提督「ちょっとスカートめくってみてくれ」
64: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 19:38:41.89 ID:rgQu/MY30
吹雪「…ダメです」
提督「そう言うと思った」
吹雪「またどうせ仕事が手につかない、とかいうんでしょう」
提督「よく分かってるじゃないか、流石俺の自慢の秘書艦だな!」
吹雪「褒めてもダメですよ」
提督「ぐぬぬ」
65: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 19:46:51.14 ID:rgQu/MY30
提督「頼むよふぶきん、こんなこと他には頼めないぜ」
吹雪「我慢すればいいじゃないですか!」
提督「それが出来たら頼んでないよ」
提督「ちょっとだけ!ちらっとでいいからさ、それさえあればなんだってやってみせよう!」
吹雪「……」
吹雪「…これで最後ですよ」
66: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 19:52:36.74 ID:rgQu/MY30
提督「へへ、やりぃ」
吹雪「…………」
吹雪「……っ」フルフル
提督「……どうした?震えてるが…」
吹雪「…見るからには、しっかり見てくださいよっ」
提督「え?まぁ、そりゃ見るけど…」
吹雪「…ふぅぅ…っ」
吹雪「…はいっ」ヒラッ
67: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 19:59:40.91 ID:rgQu/MY30
提督「おぉ………ぶっっ!?」
提督「(え、なにこれ?どういうこと?)」
提督「(これって、アレだよな、よく知らんけど、勝負下着ってやつ…)」
提督「(あ、明らかにいつものと違う、これ吹雪だよな?あれ?)」チラッ
吹雪「……っ」プルプル
提督「(か、顔真っ赤じゃん。いや、いつも顔は赤かったけど、りんごみたいになってるよ)」
提督「(な、何か事情が?もしかしてドッキリか何かか?)」オロオロ
吹雪「…司令官っ、もう、いいんですか?」
提督「え、あ、いや、も、もうちょっと!」
68: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 20:04:57.96 ID:rgQu/MY30
提督「(み、見れば見るほど凄い。すげえ際どい)」
提督「(ちょっと透けてるよなこれ…吹雪の肌の色がほんのりかかってる)」
提督「はっ……はぁっ……」ドキドキ
吹雪「……っ」
吹雪「(司令官、すっごく興奮してる…息もあつい…)」
吹雪「(…そろそろ…かな……)」
71: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 20:12:45.31 ID:rgQu/MY30
提督「(し、視線が下にいってしまう、流石にダメだってのに)」
提督「(吹雪の香りがする、もっと強く、強くなっていく)」
提督「(あ、も、もしかして、このうっすら見える筋は……まさか…)」
提督「(い、いや、もうだめだ!これ以上は目に毒だっ!おかしくなってしまう!)」
提督「ふ、吹雪っ!もう下ろしてもーー……!」
吹雪「もっと…見てみませんか…?」
提督「へっ!?」
吹雪「実は…今日は上のほうも変えてみたんです」
吹雪「司令官、見たことないですよね。私のブラジャー…」
吹雪「今日はとくべつですけど…どうしますか…?」
提督「……!」コクコク
吹雪「うふふ、かわいいですね、司令官…」
提督「(吹雪の浮かべた笑みは、見たことのないほどに妖艶だった)」
提督「(断れるわけがなかった…)」
74: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 20:19:44.89 ID:rgQu/MY30
吹雪「じゃあ、一旦、スカートはおろしますね」スッ
提督「あ…」
吹雪「…そんな切ない顔しないでくださいよぉ、すぐ見せてあげますから…」
吹雪「セーラー服はボタンがないので、下からめくりますね…」
提督「……っ」ゴクッ
吹雪「…はいっ。どうですか…?」ピラッ
75: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 20:25:24.61 ID:rgQu/MY30
提督「…!」
提督「(ぬ、布が…少ない)」
提督「(吹雪はそこまで、おおきい方じゃない。年相応では、あるけど…)」
提督「(そんな吹雪のでも、発育途上の膨らみが、横からこぼれてしまうくらい小さい…)」
提督「(や、やばい。見てるだけで頭がしびれてくる、お、落ち着け…)」
提督「はぁっ、はぁっ……!」
吹雪「………」
提督「(さ、さわりたい。温かみを感じたい、指を沈ませたい)」
提督「(抱きつきたい、頬ずりしたい、甘えたい……)」
吹雪「………」
吹雪「実は、これ…司令官のために選んでみたんですよ?」
提督「え…俺……?」
吹雪「上も、下も。司令官が喜んでくれるかなって、思って…」
吹雪「…どうですか、似合って、ましたか?」ニコッ
提督「…吹雪ッ!!」ガバッ
77: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 20:31:21.91 ID:rgQu/MY30
吹雪「きゃっ…!」
提督「吹雪…吹雪…っ」ぎゅうう
吹雪「もぉ…ちから、強いですよっ」
提督「似合ってるよ…すっごくエロくて、そそる」
吹雪「そう、それなら…よかったです……」
提督「…我慢できない、さわっていいよな、さわるぞ」ギュムッ
吹雪「ぁっ…!」
提督「…すごい、なめらかでやわらかい」
グニグニ
スリスリ
吹雪「はっ、ぁん…も、もぉっ」
吹雪「おしりはもうちょっと、優しくしてくださいっ…!」
提督「ごめんっ、でも……」フニフニ
吹雪「…ふふっ、甘えんぼさんですね…」
78: ◆CoFD27ghhs 2015/01/05(月) 20:36:45.97 ID:rgQu/MY30
ぐにっ
吹雪「ぁ…」
すりっ すりっ
提督「はあっ…吹雪、吹雪っ」
吹雪「(…おなかに、押し付けてきてる)」
吹雪「(ズボン越しなのに、形がわかっちゃうくらいがちがち…)」
吹雪「(…このまま続けたら…これで、されちゃう)」
吹雪「(襲われちゃう…おかされちゃうのかな…)」
吹雪「(…今なら、やめられる、けど…)」
吹雪「…司令官」
吹雪「上も、さわってほしいな…って」
89: ◆CoFD27ghhs 2015/01/06(火) 21:02:32.66 ID:gbXCNNP10
提督「じ、じゃあ…背中向けてっ」
クルリ
フニッ
吹雪「んっ…、後ろからするの、好きなんですか?」
提督「こっちの方が、興奮する…っ」
フニフニ
クリッ
吹雪「はぁんっ…」
提督「かたくなってるよ…も、もう外しちゃうぞ、いいよなっ」スル
クリクリ
吹雪「あっ♡…先っぽばっかり、やめてくださいよぉ」
提督「すっげ、やわらかいっ…」モミモミ
ぐりぐり
提督「はあっ、はあっ…」
ぐりぐり
吹雪「司令官、こっちもつらそう…」サワッ
クルリ
フニッ
吹雪「んっ…、後ろからするの、好きなんですか?」
提督「こっちの方が、興奮する…っ」
フニフニ
クリッ
吹雪「はぁんっ…」
提督「かたくなってるよ…も、もう外しちゃうぞ、いいよなっ」スル
クリクリ
吹雪「あっ♡…先っぽばっかり、やめてくださいよぉ」
提督「すっげ、やわらかいっ…」モミモミ
ぐりぐり
提督「はあっ、はあっ…」
ぐりぐり
吹雪「司令官、こっちもつらそう…」サワッ
91: ◆CoFD27ghhs 2015/01/06(火) 21:09:56.41 ID:gbXCNNP10
提督「あ、お、おい…」
吹雪「さっきから、おなかとか、おしりとかに押し付けてましたよね…?」スリスリ
提督「うあ、ちょ、吹雪…っ!」
吹雪「ふふっ、ズボンの上から撫でてるだけなのに…」スリスリ
吹雪「びくびく、きもちいいですか?」スリスリ
提督「く…っ」
吹雪「…手が止まっちゃうくらいつらいんだ」
ジー
吹雪「じゃあ、ちょっとだけサービスですよ?」
95: ◆CoFD27ghhs 2015/01/06(火) 21:23:00.08 ID:gbXCNNP10
ボロン
吹雪「ふぁ、すっごくおおきい…」
吹雪「先っぽからお汁でちゃってますし…もう真っ赤になってる…」ナデナデ
吹雪「両手をつかっても包みきれません…こんなのを押し付けてたなんて…」スリスリ
吹雪「こわい司令官…」
提督「ふ、吹雪っ…ほんとやばいって…」
吹雪「わかってますよ…」
吹雪「こうやって、っ、擦ってあげます」シコシコ
吹雪「やったことないけど、頑張ります、ね?」
98: ◆CoFD27ghhs 2015/01/06(火) 21:30:40.58 ID:gbXCNNP10
吹雪「ん…」シュコシュコ
提督「うぉ、やばっ…!」
吹雪「お汁、とまりませんね」シュコシュコ
吹雪「見てください、私の手ももうびちょびちょ…」
吹雪「糸までひいちゃってます…」クチュ
吹雪「においも凄いですし…もうっ、司令官のせいですっ」クチュクチュ
吹雪「最悪、さいあくですっ」クチュクチュ
提督「ぐあっ、は、激しいって…!」
吹雪「もっとはやくしてもいいですよ?どうしますーー」
タラ
吹雪「きゃっ…!か、顔に垂れちゃいましたっ…」ネト
提督「ご、ごめんっ、気持ち良くてっ…」
吹雪「もうっ、射精する前からお顔汚すなっんてっ」クチュクチュ
吹雪「お仕置きですっ」クチュクチュクチュッ
提督「うああっ!も、もう限界だって…!」
99: ◆CoFD27ghhs 2015/01/06(火) 21:38:58.43 ID:gbXCNNP10
吹雪「だします?でちゃいますか?」クチュクチュ
提督「ぐっ、あっ、やべえっ…」
吹雪「ほらほらほら。びくびくしてますよ?もうだめですか?」
提督「うっ、出るっ、吹雪出るよっ…!」
吹雪「ふーん……」
吹雪「まだだめです♡」ぎゅっっ!!
提督「ぐおぁっ!?」
吹雪「我慢してくださいねー?」ぎゅううう
提督「ふ、ふぶ、き…?」ダラダラ
100: ◆CoFD27ghhs 2015/01/06(火) 21:48:20.42 ID:gbXCNNP10
吹雪「本当はきもちよくしてあげようと思ってたんですけど…」ぎゅー
吹雪「惜しくなっちゃいましたっ♪」
提督「や、やめてくれよ…苦しいって…!」
吹雪「んー、そうですね…今までは私が命令されてたので…」
吹雪「私の言うことがきけたら、最後までしましょうか」
吹雪「もし聞けなかったら、ここで手を離して、おしまいです…」
吹雪「もちろん口外なんてしませんけど、こういうことも、もうしません」
吹雪「パンツだって見せてあげませんっ」
吹雪「どう…しますか?」
提督「き、聞く!なんだって聞くよ!だから…!」
吹雪「ふふふふっ…本当にいいこですね…♪」
103: ◆CoFD27ghhs 2015/01/06(火) 21:52:53.62 ID:gbXCNNP10
吹雪「じゃあひとつめ。ひとつめは、"こんなことを他の娘に頼まないこと"です」
吹雪「秘書艦の怠慢を疑われたら困りますし、他の娘にだって迷惑ですからね?」
提督「す、する。約束するっ!」
吹雪「それではこれはおっけー…」
吹雪「ふたつめです。ふたつめは、"フタフタマルマル以降の時間を必ず空けること"です」
吹雪「お仕事が長引くと、私の仕事も長引いちゃいます。私にだってやりたいことはあるんですよ?」
提督「終わらせる、仕事も頑張るから…!」
吹雪「ふふ、よろしーい…♪」
吹雪「じゃあこれでさいご。さいごのお願いは…」
吹雪「"私のために、指輪を取っておくこと"です」
104: ◆CoFD27ghhs 2015/01/06(火) 22:02:22.44 ID:gbXCNNP10
吹雪「私、そろそろ最高練度になりそうって、話しましたよね」
吹雪「司令官もいっしょに喜んでくれました…」
吹雪「でも、喜んでくれるだけじゃ、もう足りないんです」
吹雪「わかってくれますよね…?」
提督「そんなの、当たり前だろっ」
提督「最初からそのつもりだったよ…!」
吹雪「…なーんだ、私、心配しすぎちゃってました」
吹雪「ここまでよく、がんばりました…♪」
105: ◆CoFD27ghhs 2015/01/06(火) 22:10:37.85 ID:gbXCNNP10
吹雪「…どこにだしますか?」
提督「え…」
吹雪「今、約束しましたよね?指輪とっといてくれるって」
吹雪「じゃあもう私のからだは、司令官のものですよ?」
吹雪「手にだしちゃいます?顔にかけてみます?」
吹雪「おなかも好きですか?」ピラッ
吹雪「…もしかして髪?」ファサ
吹雪「…ほらほら。もう手、動かしちゃいますよ…?」
106: ◆CoFD27ghhs 2015/01/06(火) 22:17:03.41 ID:gbXCNNP10
提督「じ、じゃあ…」
提督「口、あけて、っ…!」
吹雪「…はーい、わかりました」
吹雪「ふぁい…」クパ…
ごしごしごしっ
提督「う、ぁ…っっ!」
ビュルッ
吹雪「わぷ…っ」
ビュク ビュクッ ビチャ…
吹雪「はぅ…♡」
提督「はっ…はあっ…はあっ…」
吹雪「んっ……んぅ…」フルフル
吹雪「…んくっ、んっ、んっ」ゴクッ
ゴクッ
吹雪「…ふあぁ…っ、全部、のみましたっ♡」
吹雪「ほんとですよ、ほら、あー…」
提督「ふ、吹雪っ…」
吹雪「…ほらほら。褒めてもいいですよ?頑張りましたよ?」チラチラ
提督「あ、ああ…よくがんばった、吹雪…」ナデナデ
吹雪「えへへ…♡」
コンコンコン
吹雪「あ…」
107: ◆CoFD27ghhs 2015/01/06(火) 22:19:09.61 ID:gbXCNNP10
吹雪「…きっと大淀さんです。そういえば任務の確認に来る時間でした」
提督「じ、じゃあ早く服を整えて、ほら、吹雪も…」
吹雪「…司令官」
提督「な、何だ?」
吹雪「今日のフタフタマルマル…楽しみにしてますからね?」
提督「え…」
「…あれ、いらっしゃいませんか?」
吹雪「はい!今開けますからー!」スタタタ
提督「楽しみに…か…」
提督「…仕事、仕事しなきゃ」
120: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 21:02:39.43 ID:tWJmov4/0
……………………
カチ カチ カチ
提督「…………」
吹雪「…………」ニコニコ
カチ カチ カチ
吹雪「…………」ニコニコ
提督「…………」
提督「(動悸が収まらない)」ドクドクドクドク
提督「(吹雪の言った通り、全ての仕事は終わらせた。もうやることはない)」
提督「(いったいどうなってしまうのか、そればかり気になって、吹雪の顔すらまともに見られない…)」
カチ カチ カチ
ボーン
子日「フタフタマルマルダヨー」ビヨーン
吹雪「…司令官っ。職務お疲れ様でした。午後10時、フタフタマルマルです」ニコ
提督「あ、ああ。そうだな…」
吹雪「睦月型のみんなはもう寝ちゃってるころかな。オトナの皆さんはお酒を嗜んだりしてますね」
吹雪「みんなが好きなように過ごせる時間ですよっ」
提督「…約束は、守ったけど…」
吹雪「はい、私の好きなことをする時間を作るために、約束しました」
吹雪「だから…」
吹雪「今夜は、司令官といっしょにいたいです…」ピト
提督「……」
提督「……分かった」ギュッ
カチ カチ カチ
提督「…………」
吹雪「…………」ニコニコ
カチ カチ カチ
吹雪「…………」ニコニコ
提督「…………」
提督「(動悸が収まらない)」ドクドクドクドク
提督「(吹雪の言った通り、全ての仕事は終わらせた。もうやることはない)」
提督「(いったいどうなってしまうのか、そればかり気になって、吹雪の顔すらまともに見られない…)」
カチ カチ カチ
ボーン
子日「フタフタマルマルダヨー」ビヨーン
吹雪「…司令官っ。職務お疲れ様でした。午後10時、フタフタマルマルです」ニコ
提督「あ、ああ。そうだな…」
吹雪「睦月型のみんなはもう寝ちゃってるころかな。オトナの皆さんはお酒を嗜んだりしてますね」
吹雪「みんなが好きなように過ごせる時間ですよっ」
提督「…約束は、守ったけど…」
吹雪「はい、私の好きなことをする時間を作るために、約束しました」
吹雪「だから…」
吹雪「今夜は、司令官といっしょにいたいです…」ピト
提督「……」
提督「……分かった」ギュッ
121: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 21:13:21.37 ID:tWJmov4/0
…………
吹雪「…もう一杯、いかがですか?司令官っ」
提督「おう、頼む」
吹雪「はい、注ぎますね…」トクトク
提督「(…ついに私室にまで連れ込んでしまった)」
提督「(おまけに酒まで注がせてしまって)」
提督「(…酔ってるからかな、それとも風呂入ったからかもしれないが)」
提督「(吹雪、艶やかでかわいいなあ、いい匂いがする…)」
提督「…部屋には帰らなくていいのか?もういい時間だけど…」
吹雪「白雪ちゃんには、遅くなるって話しておいたので、大丈夫ですよ?」
提督「…そうか」
提督「(上辺だけの会話だ)」
提督「(帰す気なんてないし、帰る気もないだろうに)」
122: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 21:23:33.35 ID:tWJmov4/0
吹雪「…司令官の手、おっきいですね」ギュ
提督「…そうか?」
吹雪「はい…握ってると、安心します」ギュー
提督「吹雪の手も、柔らかくて気持ちいいよ」
吹雪「えへへ、ありがとうございます」
吹雪「ねぇ…司令官?」
提督「どうした?」
吹雪「ここ…さわってみてください」グイッ
クチュ
提督「…濡れてる、な」
吹雪「んっ、司令官のそばにいたら、すっごくどきどきして」
吹雪「えっちな気分になっちゃいました」
吹雪「…司令官のせいですよっ」チラ
提督「…っ」
提督「(目をとろんとさせ、上気した顔で俺を見る吹雪)」
提督「(駆逐艦には到底見えないほど、妖しく、艶かしい表情だった)」
提督「(我慢なんて、できない)」
提督「…」チュッ
吹雪「ん…っ♡」チュ
ドサッ
124: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 21:32:51.95 ID:tWJmov4/0
提督「はっ…はぁっ…」
吹雪「ふぁ…んむっ…ちゅ…」
吹雪「…ぷぁ、司令官、お酒くさいです…」
提督「…吹雪が注いでくれるから、ちょっと飲み過ぎちゃったかな…」
提督「そうだ、吹雪も飲んでみるか…?」
吹雪「え?私まだ子供だから、お酒はだめですよぉ」
提督「子供はこんなふうに誘惑したりしないよ」ゴクゴク
吹雪「…あの、司令官?もしかして…」
提督「ん」タプ
グイッ
吹雪「きゃっ…んむ…ぁ、んっ…んぐっ…」ゴクッ
ゴクッ
提督「…ぷはっ。どうだ、まずくはないだろ」
吹雪「けほっ、けほっ…無理やり飲ませるなんてひどいです…」
吹雪「しかも口移しなんて…ちょっとこぼしちゃいましたよぉ…」
提督「大丈夫だよ、これくらい…」
125: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 21:40:57.75 ID:tWJmov4/0
吹雪「ちょっと…あつくなってきたかも…」ポワポワ
提督「…そうか、脱がせようか?」
吹雪「司令官が脱がせてくれるんですか?じゃ、お願いしまーす…」フワフワ
提督「…よし、上からな、手を上げて…」
吹雪「はーい…」バンザイ
提督「よい…しょっと」スルスル
………………
吹雪「下着だけになっちゃいました」
吹雪「ふふ、どうですか?司令官のためだけの格好ですよ…?」フリフリ
提督「綺麗だと思うぞ」
提督「真面目な吹雪しか知らなかったから、びっくりしたけど」スリ
提督「心も身体もこんなにエロかったなんてな」ナデナデ
吹雪「そ、そんな節操なしみたいな言い方いやですっ」
吹雪「司令官の前だけですからねっ」
提督「わーかってるって」スリスリ
126: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 21:50:00.81 ID:tWJmov4/0
提督「…」モミモミ
吹雪「んっ、司令官は、どれくらいが好きですか…?」
吹雪「やっぱり、んっ、愛宕さんとか、金剛さんとか…」
吹雪「あれぐらいあったほうが、好みですかね…?」
提督「…このままでいいよ」クリクリ
吹雪「んんっ…」
提督「俺は吹雪のが好きなんだ」コリッ
吹雪「ふぁ、ぁ…」
提督「…もう下着も脱いじゃうか、いいよな」
吹雪「…はい…」
127: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 22:00:45.11 ID:tWJmov4/0
…………
提督「…よし、パンツも脱がすよ、足あげて」
吹雪「ぁ、ちょっと、恥ずかしい、かも…」
スルスル ネト
提督「おっと、糸引いちゃった…へぇ、剃ってるんだ」
吹雪「こ、これは、その、透けちゃうから…!」
提督「気にしてたんだ、かわいいなあ吹雪」
吹雪「ううぅ…」カァ
クチュ
吹雪「ぁ…ぅ」
提督「…初めてだよな?」
吹雪「…はい」
提督「じゃあ、よく解しとくか」
提督「痛かったら言えよ」
クチュクチュ
吹雪「ふあぁっ…!あっ、ぁっ…」
128: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 22:12:33.58 ID:tWJmov4/0
提督「ぐっ…俺も脱いどくか」
ボロン
提督「…よし、続けるぞ」
吹雪「うぁ、ちょっとこわいかも…はいるかなぁ…?」
提督「ちゃんと準備すれば、大丈夫だよ」
クチュクチュ
吹雪「んっ…ふぅっ…はぁっ♡」フルフル
提督「司令官、しれいかんっ」ギュー
提督「……」
カプッ ジュゥゥ
吹雪「ふぁっ!?あっ、んううぅ…っ!」
提督「……」チュー
吹雪「だめ、おっぱいすうのだめぇっ…!」
提督「…はっ」ポンッ
吹雪「はっ…はぁっ…はぁっ…♡」
提督「…意外と好きか?」
吹雪「……もぉっ」
129: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 22:23:24.98 ID:tWJmov4/0
提督「よし、そろそろ…いいか」ネト
吹雪「…うう、やっぱり、こわい…かも…」
提督「…大丈夫、大丈夫、ゆっくりやるからな?」ナデナデ
吹雪「…司令官のために、がんばります」
提督「…痛かったら言え、いいか?」
吹雪「はい…きてください…」
グイッ
吹雪「…っ」
ズプッ…
吹雪「 か、はっ」
ズズ…
吹雪「いた、痛いっ、痛いです…!」
提督「大丈夫か?いったん止めるぞ」
吹雪「うぅっ、いたい…」グスッ
提督「よしよし、大丈夫だからな、ゆっくりな」ナデナデ
吹雪「しれいかんっ…」ギュ
130: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 22:38:17.07 ID:tWJmov4/0
吹雪「…もう、だいじょうぶ、かも」フルフル
提督「そうか、少しずつ、挿れるからな」
吹雪「はいっ…」
グチュッ…
提督「…っ、よし、全部、入ったぞっ、がんばったな」ナデナデ
提督「どうだ?痛むか…?」
吹雪「…まだ少し、いたいです…」
提督「そうか、そうか、大丈夫だぞ」ナデナデ
吹雪「ふぁ…」
ズッ ズッ
吹雪「ぁっ、司令官っ、しれいかんっ」プルプル
提督「お、おい、動いても大丈夫なのか?」
吹雪「…はいっ、もう、だいじょうぶです…」
吹雪「だから、おれいに、私が動きますから、ね?」トロン
提督「…無理はするなよ」
132: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 22:49:16.43 ID:tWJmov4/0
グチュ グチュ
吹雪「はっ♡あぁっ…♡」
吹雪「いいっ、すごいですっ♡しれいかん…♡」グチュグチュ
提督「はあっ、はっ、うぐ…」
吹雪「しれいかん、きす、キスしてください…♡」
吹雪「んっ♡あぅ、れろぉ、ちゅ…ぷはっ」
吹雪「まだですっ、もっとしてください♡」
吹雪「んんっ…♡れろ、じゅ…」
提督「…ぷはっ、ふぶ、き、もうやべえっ」
吹雪「わたしもっ、もういっちゃいそうですっ♡」クチュクチュ
吹雪「くださいっ♡しれいかんのせーえき、おくにください…♡」
提督「吹雪っ、ふぶきっ…!」グッ
吹雪「ぁはっ♡だしてっ、いってくださいっ♡」
提督「うぐっ…!」
ビュルッ
吹雪「ふぁぁ…~~っっ!」ビクンッ
ビュク ビュク ビュク …
吹雪「れてる、たくしゃん…でてます……♡あついの…でてますよぉ…♡」
提督「…は、はぁっ…はぁっ…」
ゴポッ
吹雪「ぁ…あふれちゃう…♡」
提督「…吹雪」ギュッ
吹雪「しれいかん…っ」
吹雪「しあわせ…です…♡」
133: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 22:54:26.55 ID:tWJmov4/0
………………
…………
……
提督「…吹雪、資料を取ってくれ」
吹雪「はい、少しお待ちを…」
吹雪「(吹雪です)」
吹雪「(私はこの鎮守府で、一番最初に建造された駆逐艦です)」
吹雪「(様々な経験を積み、今は司令官の元で秘書艦をしています)」
吹雪「(ふふっ。すごいでしょ?)」
吹雪「(書類、連絡事項の整理、演習の管理、遠征艦隊のケア)」
吹雪「(お仕事はたくさんありますけど、たくさんの娘の笑顔が見られて、毎日が楽しいです)」
134: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 22:56:32.63 ID:tWJmov4/0
提督「…吹雪。今日の仕事は早めに切り上げられるみたいだ」
提督「なにか食べたいものとか、あるか?」
吹雪「あら、どこか連れて行ってくれるの?」
吹雪「(え、悩みはもうないのかって?)」
吹雪「何処でもいいですよ、私はあなたの選ぶところなら」
提督「そうか、わかった。あてはあるからな、きっと気に入ってくれるだろう」
吹雪「ふふっ。楽しみ…」
吹雪「(そんなもの、とっくになくなってますよ)」
提督「…吹雪」
吹雪「なんですか?司令官」
提督「…愛してるよ」
吹雪「…うふふ」
吹雪「…私もですよ…あなた」
【完】
135: ◆CoFD27ghhs 2015/01/07(水) 22:58:41.20 ID:tWJmov4/0
おしまい
ちょっとセクハラが足りなかったのが心残り
次は大淀もいいけど龍田もいいなって思い始めました
主人公さんアニメおめでとう
しばふは神
ちょっとセクハラが足りなかったのが心残り
次は大淀もいいけど龍田もいいなって思い始めました
主人公さんアニメおめでとう
しばふは神
136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/07(水) 23:02:01.55 ID:GimxuXa00
おつおつ
アニメの吹雪もいいけれど
やはりしばふ絵吹雪もいいものだ…
アニメの吹雪もいいけれど
やはりしばふ絵吹雪もいいものだ…
137: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/07(水) 23:06:43.40 ID:vxoNZoQB0
ふぅ・・・乙でした
これはしばふ絵の吹雪にしか出せない魅力だわ
これはしばふ絵の吹雪にしか出せない魅力だわ
138: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/07(水) 23:07:00.03 ID:tl0Og2OUO
乙
妙にエロいと思ったら明石SS書いてた人だったのね
しばふは神
妙にエロいと思ったら明石SS書いてた人だったのね
しばふは神
139: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/07(水) 23:07:24.07 ID:BrLy5woyO
やべえ吹雪やべえよ
おつおつ
おつおつ
141: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/07(水) 23:10:40.65 ID:TgTNrKMSO
乙です
やっぱり吹雪がナンバーワン!吹雪可愛いよ吹雪。
アニメまで2時間か…
やっぱり吹雪がナンバーワン!吹雪可愛いよ吹雪。
アニメまで2時間か…
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420278429/
Entry ⇒ 2015.08.31 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
モバP「しょうがないにゃあ」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 21:54:53.85 ID:uA5A8EASo
愛海「あぁ…お山、お山が恋しいよぉ登りたいよぉ…」
愛海「プロデューサーぁ~どうにかしてみんなの山開き解禁してよー~」
愛海「このままじゃあたしお山が足りなくてどうにかなっちゃうー…もうどうしても駄目ならプロデューサーので」
モバP「しょうがないにゃあ
愛海「あ、いいんだーじゃあ早速…………え?」
モバP「いいよ」
愛海「」
愛海「プロデューサーぁ~どうにかしてみんなの山開き解禁してよー~」
愛海「このままじゃあたしお山が足りなくてどうにかなっちゃうー…もうどうしても駄目ならプロデューサーので」
モバP「しょうがないにゃあ
愛海「あ、いいんだーじゃあ早速…………え?」
モバP「いいよ」
愛海「」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 21:57:52.70 ID:uA5A8EASo
愛海「いや…………いやいやいや、え?」
P「たまってる、ってやつなのかな?」
愛海「あたしに何が溜まるっていうのさ」
P「さあ」
愛海「えぇ…」
P「たまってる、ってやつなのかな?」
愛海「あたしに何が溜まるっていうのさ」
P「さあ」
愛海「えぇ…」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 22:01:11.94 ID:uA5A8EASo
愛海「ひょっとしてからかってる?」
P「まあな、紗南辺りならば解っただろうが」
愛海「はーそういうのね…もーあたしは真面目だってのに」
P「とはいえアイドルに対してうんと言えないのは変わらんぞ」
愛海「でもでもでもー」
P「ならやはり俺にするか?しょうがないにゃあ」
愛海「やめて」
P「まあな、紗南辺りならば解っただろうが」
愛海「はーそういうのね…もーあたしは真面目だってのに」
P「とはいえアイドルに対してうんと言えないのは変わらんぞ」
愛海「でもでもでもー」
P「ならやはり俺にするか?しょうがないにゃあ」
愛海「やめて」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 22:04:32.25 ID:uA5A8EASo
愛海「そもそもさ、揉むほど無いじゃんプロデューサーって」
P「むっ」
愛海「例えばプロレスラーみたいにお胸に厚みがあるとかでもないもん、もっと筋肉つけたらどう?」
P「というかもしそれくらいあったら男でも揉んでしまうのか?」
愛海「……………………」
P「そこで悩む辺り重症だよなあ」
P「むっ」
愛海「例えばプロレスラーみたいにお胸に厚みがあるとかでもないもん、もっと筋肉つけたらどう?」
P「というかもしそれくらいあったら男でも揉んでしまうのか?」
愛海「……………………」
P「そこで悩む辺り重症だよなあ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 22:08:31.95 ID:uA5A8EASo
愛海「…やっぱ駄目、幾ら大きそうでもきっとあの柔らかさがないお山はお山じゃない!」
P「筋肉だもの」
愛海「ぐぬぬぬ…やはり男の人では…あ、でも、お相撲さんとかならそこらへん大丈夫かな?うん、いけるいける見た目もいいしちょっと揉んでみたいかも」
P「…………っふ」
愛海「ううん?」
P「…甘いぞ愛海、お相撲さんはな?あの体でな?そこらのサラリーマンより体脂肪率が低いんだ!」
愛海「なっ…!?」
P「筋肉だもの」
愛海「ぐぬぬぬ…やはり男の人では…あ、でも、お相撲さんとかならそこらへん大丈夫かな?うん、いけるいける見た目もいいしちょっと揉んでみたいかも」
P「…………っふ」
愛海「ううん?」
P「…甘いぞ愛海、お相撲さんはな?あの体でな?そこらのサラリーマンより体脂肪率が低いんだ!」
愛海「なっ…!?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 22:12:26.02 ID:uA5A8EASo
愛海「そ、そんな事があるの…!?」
P「実際に触ると解るらしいがあの柔らかそうな見た目なのにものすごーく固いんだとさ、言うならば筋肉の鎧」
愛海「…………な…………っな」
P「お相撲さんのぶちかましはトンを超える衝撃、それを繰り出し受け合う肉体がそんな優しい物であるはずがなかろうよ!」
愛海「うわああああああ!ちょっとでも期待したあたしの乙女心を返せー!」
P「やっすい乙女心だな」
P「実際に触ると解るらしいがあの柔らかそうな見た目なのにものすごーく固いんだとさ、言うならば筋肉の鎧」
愛海「…………な…………っな」
P「お相撲さんのぶちかましはトンを超える衝撃、それを繰り出し受け合う肉体がそんな優しい物であるはずがなかろうよ!」
愛海「うわああああああ!ちょっとでも期待したあたしの乙女心を返せー!」
P「やっすい乙女心だな」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 22:20:32.09 ID:uA5A8EASo
愛海「あーあ握手会でお山揉ませて貰おうとか警戒してたのにー」
P「なあ愛海今言った言葉はアイドルが言っていい言葉じゃないぞ」
愛海「でもお相撲さんの握手会ってあの恰好でやるんしょ?言ってみたら結構揉ませてくれそうじゃない?」
P「うっ、確かにちょっと興味あるかも、試せるならお相撲さんのお山登り…」
愛海「でしょ?という訳でアイドルのお山登りもOKって事で」
P「張り手」
ペチーン
愛海「へぶっ」
P「なあ愛海今言った言葉はアイドルが言っていい言葉じゃないぞ」
愛海「でもお相撲さんの握手会ってあの恰好でやるんしょ?言ってみたら結構揉ませてくれそうじゃない?」
P「うっ、確かにちょっと興味あるかも、試せるならお相撲さんのお山登り…」
愛海「でしょ?という訳でアイドルのお山登りもOKって事で」
P「張り手」
ペチーン
愛海「へぶっ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 22:30:43.95 ID:uA5A8EASo
>>7
× 愛海「あーあ握手会でお山揉ませて貰おうとか警戒してたのにー」
○ 愛海「あーあ握手会でお山揉ませて貰おうとか計画してたのにー」
愛海「ぶーぶー!男女差別だー!」
P「女の立場のお前がそれを言うのか?」
愛海「男女平等はお互いの立場から堂々と言える言葉であるべきだと思うよ!」
P「よっしそれじゃ今度のお前の握手会はお山登りOKって事で」
愛海「ごめんなさいあたしが間違ってた勘弁してプロデューサー」
P「解ればよろしい」
× 愛海「あーあ握手会でお山揉ませて貰おうとか警戒してたのにー」
○ 愛海「あーあ握手会でお山揉ませて貰おうとか計画してたのにー」
愛海「ぶーぶー!男女差別だー!」
P「女の立場のお前がそれを言うのか?」
愛海「男女平等はお互いの立場から堂々と言える言葉であるべきだと思うよ!」
P「よっしそれじゃ今度のお前の握手会はお山登りOKって事で」
愛海「ごめんなさいあたしが間違ってた勘弁してプロデューサー」
P「解ればよろしい」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 22:40:03.60 ID:uA5A8EASo
愛海「ううううぅープロデューサーのばかー」
P「はいはい、馬鹿で結構だ、お前もそろそろ身の振り方を新たに考えたらどうだ?」
愛海「無理だね!あたしからお山を取ったら何も残らないもん!」
P「何か残ってくれよそこは」
愛海「ふんだ…………でも新しい身の振り方ってのはいいかも、ね」
P「ん?それってどういう…っ!?」
彼が目を離したのはほんの僅か瞬きの間だった
しかしその間にアイドルとは思えない馬鹿話を間抜けな表情で話していた少女はいない
P「愛、海?」
愛海「隙だらけだよプロデューサー」
瞬時にプロデューサーの背後に回っていた愛海は先ほどの少女ではない、だがアイドルでもない
そこにいたのはただただ山を登る事に命をかけた歴戦のハンターだった
P「はいはい、馬鹿で結構だ、お前もそろそろ身の振り方を新たに考えたらどうだ?」
愛海「無理だね!あたしからお山を取ったら何も残らないもん!」
P「何か残ってくれよそこは」
愛海「ふんだ…………でも新しい身の振り方ってのはいいかも、ね」
P「ん?それってどういう…っ!?」
彼が目を離したのはほんの僅か瞬きの間だった
しかしその間にアイドルとは思えない馬鹿話を間抜けな表情で話していた少女はいない
P「愛、海?」
愛海「隙だらけだよプロデューサー」
瞬時にプロデューサーの背後に回っていた愛海は先ほどの少女ではない、だがアイドルでもない
そこにいたのはただただ山を登る事に命をかけた歴戦のハンターだった
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 22:44:39.50 ID:uA5A8EASo
愛海「食わず嫌いは駄目だよね、プロデューサーが言ってた通りにしてみるよ」
P「待て、早まるな、アレは冗談で─────」
もう遅かった、彼が止める言葉を待たず彼女の手は彼の胸に滑り込み
ぺた
愛海「…………」
P「…………」
ぺたぺたぺた
愛海「…………」
P「…………」
ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた
愛海「柔らかくなーい!!!!!!」
P「そりゃそうだ」
P「待て、早まるな、アレは冗談で─────」
もう遅かった、彼が止める言葉を待たず彼女の手は彼の胸に滑り込み
ぺた
愛海「…………」
P「…………」
ぺたぺたぺた
愛海「…………」
P「…………」
ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた
愛海「柔らかくなーい!!!!!!」
P「そりゃそうだ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 22:49:42.46 ID:uA5A8EASo
愛海「筋肉も無い!脂肪も無い!プロデューサーのお胸はやる気が無いの!?」
P「え?俺の胸が悪いの?」
愛海「あ、そうだ服越しだから駄目なんだきっと…よし脱がしちゃおう、直に揉めばきっとやーらかさがーうふふふふー」
P「ストップ、ストップ!それは駄目!本気で駄目!!」
愛海「どうして駄目なの?あ、そっかあ、脱がしたらきっとやーらかなんだーうふ、なーんだプロデューサーったら意地悪ー」
P「アカン」
P「え?俺の胸が悪いの?」
愛海「あ、そうだ服越しだから駄目なんだきっと…よし脱がしちゃおう、直に揉めばきっとやーらかさがーうふふふふー」
P「ストップ、ストップ!それは駄目!本気で駄目!!」
愛海「どうして駄目なの?あ、そっかあ、脱がしたらきっとやーらかなんだーうふ、なーんだプロデューサーったら意地悪ー」
P「アカン」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 23:01:14.14 ID:uA5A8EASo
愛海「さあ大人しくしててねー」
P「正気に戻れ、頼むから」
そうして剥かれる事を拒否し愛海を抑えようと抵抗するプロデューサーではあったが
お山ハンターと化した愛海の手技の上手さに加え
下手に押さえつけて愛海に怪我をさせてはならぬと手心を加えてでは分が悪く
気づけば服の大半を脱がされる事になってしまったいた
愛海「大丈夫大丈夫、そんな逃げなくても優しくするって、ふひ、ひひひ」
P「ど、どんな星の巡りになれば年端もいかない少女に剥かれる状況になるんだチクショウがッ!」
愛海「あたしとプロデューサーの仲じゃない、そんな恥ずかしがらなくていいってばー」
P「言葉だけなら嬉しいんだけどなあ!!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 23:09:36.30 ID:uA5A8EASo
>>12
× 気づけば服の大半を脱がされる事になってしまったいた
○ 気づけば服の大半を脱がされる事になってしまっていた
愛海「言葉より行動だよ?あたしはプロデューサーだから安心してこうして出来るから…」
P「(しゃあない、乱暴にはしたくなかったがトリップから起こさないともう済まないか)」
P「愛海!すまん!」
ガバッ
愛海「え…っ?きゃっ」
ドサッ! バタッ!
P「(よし何とかソファーの上に抑え込めた)
P「愛海、とりあえず落ち着け、今時分が何をしてるか」
ぺたぺたぺた
愛海「うふふふふーお山が目の前に来たー」
P「……………………」
ぺたぺたぺた
愛海「うーんでもやっぱりやわらかくなーい…」
P「まだ起きんのかお前は」
愛海「あ、でも…………直に触ると、これはこれで…」
P「やれやれ一発頭引っぱたいて」
ガチャ
ちひろ「どうしました?何の相談ですか?大きな音が聞こえ………」
× 気づけば服の大半を脱がされる事になってしまったいた
○ 気づけば服の大半を脱がされる事になってしまっていた
愛海「言葉より行動だよ?あたしはプロデューサーだから安心してこうして出来るから…」
P「(しゃあない、乱暴にはしたくなかったがトリップから起こさないともう済まないか)」
P「愛海!すまん!」
ガバッ
愛海「え…っ?きゃっ」
ドサッ! バタッ!
P「(よし何とかソファーの上に抑え込めた)
P「愛海、とりあえず落ち着け、今時分が何をしてるか」
ぺたぺたぺた
愛海「うふふふふーお山が目の前に来たー」
P「……………………」
ぺたぺたぺた
愛海「うーんでもやっぱりやわらかくなーい…」
P「まだ起きんのかお前は」
愛海「あ、でも…………直に触ると、これはこれで…」
P「やれやれ一発頭引っぱたいて」
ガチャ
ちひろ「どうしました?何の相談ですか?大きな音が聞こえ………」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 23:15:47.68 ID:uA5A8EASo
P(半裸)「あ」
愛海(押し倒され)「はえ?」
ちひろ「…………」
P「あの、これは、その」
ちひろ「なに、して、るんですか?」
P「違う!違いますから!愛海お前からも言ってくれ!」
ぺたぺたぺた
愛海「うんやっぱり悪くない…うん、うふふ」
スリスリ
P「話すと長いんですがきっと分かり合えると思うので早とちり(胸に擦りつかれた)」
ちひろ「っっっ!お、お邪魔しました!!」
ガッチャ!!!
P「しない、で……」
愛海「…………はれ?」
愛海(押し倒され)「はえ?」
ちひろ「…………」
P「あの、これは、その」
ちひろ「なに、して、るんですか?」
P「違う!違いますから!愛海お前からも言ってくれ!」
ぺたぺたぺた
愛海「うんやっぱり悪くない…うん、うふふ」
スリスリ
P「話すと長いんですがきっと分かり合えると思うので早とちり(胸に擦りつかれた)」
ちひろ「っっっ!お、お邪魔しました!!」
ガッチャ!!!
P「しない、で……」
愛海「…………はれ?」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 23:25:35.41 ID:uA5A8EASo
愛海「え?あれ?あれあれあれ?」
P「よお、目覚めはどうだ?」
愛海「どういう状況なの!?待って!あたしどうしちゃったの!?プロデューサー何してるの!?セクハラ!?」
P「それは俺がされたんだよなあ」
愛海「と、とにかく離れてって!近いから!!その、顔、近いから、あわわっわわ」
P「近寄ったのもお前なんだけどなあ…後その前に未だに俺の胸ぺたぺたしてるその手を離してくれ」
愛海「え?」
正気に戻り年頃の少女らしい感覚を取り戻した彼女ではあったようだが
その手は母の乳を求める赤子の様に未だ彼の大胸部をさすり揉んでいた
愛海「え…あ、こ、これは手が勝手に!手が勝手に!」
P「あはははは所謂常套句だなー」
P「よお、目覚めはどうだ?」
愛海「どういう状況なの!?待って!あたしどうしちゃったの!?プロデューサー何してるの!?セクハラ!?」
P「それは俺がされたんだよなあ」
愛海「と、とにかく離れてって!近いから!!その、顔、近いから、あわわっわわ」
P「近寄ったのもお前なんだけどなあ…後その前に未だに俺の胸ぺたぺたしてるその手を離してくれ」
愛海「え?」
正気に戻り年頃の少女らしい感覚を取り戻した彼女ではあったようだが
その手は母の乳を求める赤子の様に未だ彼の大胸部をさすり揉んでいた
愛海「え…あ、こ、これは手が勝手に!手が勝手に!」
P「あはははは所謂常套句だなー」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 23:30:31.21 ID:uA5A8EASo
愛海「あ、そっかあたしプロデューサーのお山狙ってて気づいたら…そうだ、この感覚がまたよくて…………うふ」
P「おら」
ドスン
愛海「ぐえっ…ちょ、重…………重いってば」
P「またトリップされても叶わんのでな」
愛海「も、もう大丈夫!今のは冗談だってば!」
P「ちひろさんにもそれが通じるかな?」
愛海「さっきの音って…で、でもすぐ誤解を解きに行けばいいよ!あたしも一緒にいくから!」
P「もう疲れた、このまま寝てやる」
愛海「ええええええ!?」
P「おら」
ドスン
愛海「ぐえっ…ちょ、重…………重いってば」
P「またトリップされても叶わんのでな」
愛海「も、もう大丈夫!今のは冗談だってば!」
P「ちひろさんにもそれが通じるかな?」
愛海「さっきの音って…で、でもすぐ誤解を解きに行けばいいよ!あたしも一緒にいくから!」
P「もう疲れた、このまま寝てやる」
愛海「ええええええ!?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 23:36:59.25 ID:uA5A8EASo
P「いいさもうどうでも」
愛海「ま、待って、プロデューサーも正気じゃ無くない?!」
P「そうだな、じゃあ行くところまでいってやるか」
愛海「えっ」」
P「良く考えたら俺だけ揉まれるのも不公平だしなー」
愛海「…………あ、う」
P「けっけっけ…………なんてな、んな訳あるか、ほれ起きたならいくぞ、早くいかないと俺の社会的地位が…?」
ムックリ
そうして体を起こしたプロデューサーだが気づく
押しつぶしていた少女が、普段の顔とも、アイドルの顔とも、ハンターの顔とも違う顔をしている事に
P「…愛海?」
愛海「…………」
愛海「ま、待って、プロデューサーも正気じゃ無くない?!」
P「そうだな、じゃあ行くところまでいってやるか」
愛海「えっ」」
P「良く考えたら俺だけ揉まれるのも不公平だしなー」
愛海「…………あ、う」
P「けっけっけ…………なんてな、んな訳あるか、ほれ起きたならいくぞ、早くいかないと俺の社会的地位が…?」
ムックリ
そうして体を起こしたプロデューサーだが気づく
押しつぶしていた少女が、普段の顔とも、アイドルの顔とも、ハンターの顔とも違う顔をしている事に
P「…愛海?」
愛海「…………」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 23:40:28.45 ID:uA5A8EASo
P「え、えっとだ、今の冗談だからな?本当に冗談だから」
愛海「…………」
考えてみれば(脱がしたのは愛海だが)半裸の体で抑え込んであのような言葉を吐いたのだ
彼としてはちょっとした仕返しのつもりだったが今になって自分のした事に背筋が冷たくなる
P「あ、すまん!それでもやっていい事と悪い事があるよな!本当に」
愛海「…いいよ」
P「えっ?」
愛海「…………」
考えてみれば(脱がしたのは愛海だが)半裸の体で抑え込んであのような言葉を吐いたのだ
彼としてはちょっとした仕返しのつもりだったが今になって自分のした事に背筋が冷たくなる
P「あ、すまん!それでもやっていい事と悪い事があるよな!本当に」
愛海「…いいよ」
P「えっ?」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 23:46:26.49 ID:uA5A8EASo
愛海「あたしが悪いもんね…あんだけお山もんじゃったし」
P「いや、どうでもいいから、そもそも揉まれるのはどうでもいいんだけど、脱がされたりその図を見られるのが問題であって」
愛海「それでも脱がせてこんな事になったのはあたしのせいだし…こうなっても、ね」
P「自暴自棄になるなって、ほら、俺は全然気にしてないから」
愛海「それに…………」
P「…それに?」
愛海「さっきはびっくりして慌てちゃったけど…プロデューサーなら、そんなに嫌じゃない…かも」
P「…………………っ」
その言葉に心臓が鳴る
愛海とはこの様な少女らしい顔をする少女だったのだろうか?
今まで散々付き合ってきたのに自分は気づかなかったのだろうか?
さらに未だ自分の体の下にいる事に気づく、本当にこれ以上…?
愛海「だから…」
P「ま、待て、それ以上は俺も」
愛海「しょうがないにゃあーいいよー」
P「………うん?」
P「いや、どうでもいいから、そもそも揉まれるのはどうでもいいんだけど、脱がされたりその図を見られるのが問題であって」
愛海「それでも脱がせてこんな事になったのはあたしのせいだし…こうなっても、ね」
P「自暴自棄になるなって、ほら、俺は全然気にしてないから」
愛海「それに…………」
P「…それに?」
愛海「さっきはびっくりして慌てちゃったけど…プロデューサーなら、そんなに嫌じゃない…かも」
P「…………………っ」
その言葉に心臓が鳴る
愛海とはこの様な少女らしい顔をする少女だったのだろうか?
今まで散々付き合ってきたのに自分は気づかなかったのだろうか?
さらに未だ自分の体の下にいる事に気づく、本当にこれ以上…?
愛海「だから…」
P「ま、待て、それ以上は俺も」
愛海「しょうがないにゃあーいいよー」
P「………うん?」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 00:13:57.32 ID:L+F4hI7jo
愛海「あーっはっはっは!びっくりした?」
P「…………」
愛海「乙女を押し倒して冗談とか女に恥をかかせたなー!って思ってやり返せないかなって思ったからさ」
P「…………」
愛海「さっき言われたアレ思い出して試してみようとしおらしくしてみたんだけど…っぷくく、予想以上に効いたみたいだね!」
P「…………」
愛海「いやー面白かった…………」
P「…………」
愛海「あれ?プロデューサー?」
P「おりゃー」
ズシン
愛海「ぐええ」
P「…………」
愛海「乙女を押し倒して冗談とか女に恥をかかせたなー!って思ってやり返せないかなって思ったからさ」
P「…………」
愛海「さっき言われたアレ思い出して試してみようとしおらしくしてみたんだけど…っぷくく、予想以上に効いたみたいだね!」
P「…………」
愛海「いやー面白かった…………」
P「…………」
愛海「あれ?プロデューサー?」
P「おりゃー」
ズシン
愛海「ぐええ」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 00:23:57.49 ID:L+F4hI7jo
この後愛海がプロデューサーに押し潰されてるのを
何かの間違いだと思い戻ったちひろにまた見られたりが
その時には落ち着いていた彼はしっかりふざけあっていると説明し難を逃れた
P「本っ当にもう…なあ!」
愛海「ごめんなさーい」
ちひろ「あ、あはははは」
P「本格的にお山登り禁止令を出すか?明文にして通達をしよう」
愛海「やめて!死んじゃう!」
P「知らん」
愛海「うわーん!」
ちひろ「にしても何でもなくて良かったです、心臓止まりそうでしたよ」
愛海「あ…うん、だね、流石にあの図は危ないよねあはは」
P「そりゃそうですよ、そんな事あるはず…?」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 00:42:36.43 ID:L+F4hI7jo
P「(そういえば、俺が冗談だと言ったのは体起こしてすぐ)」
P「(愛海が冗談を思いついた時間ってほとんど無い…?なら初めのしおらしいアレは…)」
P「なあ愛海…一個聞きたい事が」
愛海「あっそうだ、ちひろさん、誤解させちゃったしあたしらしい事を証明するからちひろさんのお山登っていい?」
ちひろ「さっきこっそり無音で撮った二人の写真がありまして」
愛海「あばばばばばば消して!すぐ消して!プロデューサーからも頼んでよ早く!」
P「……っははは」
愛海「プロデューサー?」
P「ははは、いや何でもない、気の迷いだな、んな訳あるか」
グワシグワシ
愛海「あ、もーあたしのお団子掴まないでよー」
P「いいだろ減るもんじゃあるまいし」
愛海「ならば新たな開拓地となったプロデューサーのお胸をー!」
ペタペタ
P「ウボアー」
二人は幸せに揉み合って終了
おしまい
P「(愛海が冗談を思いついた時間ってほとんど無い…?なら初めのしおらしいアレは…)」
P「なあ愛海…一個聞きたい事が」
愛海「あっそうだ、ちひろさん、誤解させちゃったしあたしらしい事を証明するからちひろさんのお山登っていい?」
ちひろ「さっきこっそり無音で撮った二人の写真がありまして」
愛海「あばばばばばば消して!すぐ消して!プロデューサーからも頼んでよ早く!」
P「……っははは」
愛海「プロデューサー?」
P「ははは、いや何でもない、気の迷いだな、んな訳あるか」
グワシグワシ
愛海「あ、もーあたしのお団子掴まないでよー」
P「いいだろ減るもんじゃあるまいし」
愛海「ならば新たな開拓地となったプロデューサーのお胸をー!」
ペタペタ
P「ウボアー」
二人は幸せに揉み合って終了
おしまい
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 00:45:04.54 ID:L+F4hI7jo
読んでくれた方ありがとうございました
劇場見て思い付きで立てたけどオチ決めずグダってしまって反省
劇場見て思い付きで立てたけどオチ決めずグダってしまって反省
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 00:48:40.48 ID:dIujD0OU0
GJ
師匠可愛い、できれば師匠を登山してほしかった
師匠可愛い、できれば師匠を登山してほしかった
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 00:56:18.80 ID:E0f8vZffO
おつ
ウボァで一瞬某フリゲを思い浮かべたが断末魔のほうか
ウボァで一瞬某フリゲを思い浮かべたが断末魔のほうか
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 05:50:31.95 ID:/uoALhVeo
乙
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440593693/
Entry ⇒ 2015.08.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
【艦これ】勇者「僕がキミを守るよ、春雨」 春雨「勇者さん……」
1: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 17:54:25.52 ID:un33q1On0
艦これのssです。読む場合は以下のことにご注意ください
・このssはほぼ関連スレの設定資料集みたいなものです。S(設定)S(資料集)です。だから内容が限りなく無に等しいです
・ノリと勢いだけで書いたので稚拙です。展開が早い上に唐突です。
・キャラ崩壊注意(特に春雨。だって持ってないし)
・オリジナル設定、独自解釈あり
以上のことを笑って許せる人は下へスクロール、ふざけんなと思う方はその感性を大切にしてブラウザバックしましょう。
関連スレ
榛名「榛名恋愛相談所」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413645038/
金剛「ヘーイ!ダメ提督ー!」 提督「何だ?アホ戦艦」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417951023/
・このssはほぼ関連スレの設定資料集みたいなものです。S(設定)S(資料集)です。だから内容が限りなく無に等しいです
・ノリと勢いだけで書いたので稚拙です。展開が早い上に唐突です。
・キャラ崩壊注意(特に春雨。だって持ってないし)
・オリジナル設定、独自解釈あり
以上のことを笑って許せる人は下へスクロール、ふざけんなと思う方はその感性を大切にしてブラウザバックしましょう。
関連スレ
榛名「榛名恋愛相談所」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413645038/
金剛「ヘーイ!ダメ提督ー!」 提督「何だ?アホ戦艦」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417951023/
2: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 17:55:25.71 ID:un33q1On0
~???鎮守府付近~
勇者「え?ここどこ?あれ?僕って魔王の城にいたんじゃなかったの?」
勇者「海……は大丈夫見たことある。でも」チラ
(ビルとか自販機とか、そういう近未来的なもの)
勇者「……何あれ」
勇者「よし、まずは記憶の整理だ。この状況に至るまでの流れを思い出そう」
勇者「え?ここどこ?あれ?僕って魔王の城にいたんじゃなかったの?」
勇者「海……は大丈夫見たことある。でも」チラ
(ビルとか自販機とか、そういう近未来的なもの)
勇者「……何あれ」
勇者「よし、まずは記憶の整理だ。この状況に至るまでの流れを思い出そう」
3: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 17:56:07.56 ID:un33q1On0
~異世界・魔王の城~
勇者「くらえ魔王!これで最後だ!」ザンッ
魔王「ぐはっ……おのれ忌々しき勇者どもめ……だが、我を倒しても第二、第三の魔王が……」
賢者「『ファイア・改』!」
勇者「え!?賢者さん!?」
魔王「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!!!」
戦士「ひ、ひでえ……」
僧侶「死に際のセリフすら言わせてもらえないなんて……」
勇者「賢者さん?今のはいくらなんでも酷くないかな?」オドオド
賢者「そんなことないさ。私だって忙しいのにここまで真面目に冒険してやったんだ、これくらいは許されてしかるべきだろう?」
戦士「賢者……?」
僧侶「何だかいつもと口調や雰囲気が違う気が……」
賢者?「おっと、ついつい素が出てしまったな。まあ、どう考えても私のせいではないんだが」
勇者「け、賢者さん?キミは何を言って……」
賢者?「勇者くん。キミは呼ばれたんだよ、あの世界へ。呼んだのは私じゃないから、文句があるならこの世界やあの世界を作った者に言ってくれ」ニャー
勇者「選ばれた?何が?」
賢者?「行けばわかるさ」
戦士「っ!勇者!離れろ!」
僧侶「今の賢者さんは何だか危険です!」
勇者「え?」
賢者?「遅いよ」ニャー
賢者?「通信エラーが発生しました。お手数ですが、掲示板TOPよりSSの再開をお願いします」ニャー
その言葉と共に、僕の身体を『Error』という文字らしきものが覆った。
戦士「勇者!」
僧侶「勇者様!」
勇者「戦士!僧侶!」
エラー娘『それでは行こうか。深海棲艦とドンパチ中の、「艦隊これくしょん」の世界へ』カキカキ
僕は意識を失った。
勇者「くらえ魔王!これで最後だ!」ザンッ
魔王「ぐはっ……おのれ忌々しき勇者どもめ……だが、我を倒しても第二、第三の魔王が……」
賢者「『ファイア・改』!」
勇者「え!?賢者さん!?」
魔王「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!!!」
戦士「ひ、ひでえ……」
僧侶「死に際のセリフすら言わせてもらえないなんて……」
勇者「賢者さん?今のはいくらなんでも酷くないかな?」オドオド
賢者「そんなことないさ。私だって忙しいのにここまで真面目に冒険してやったんだ、これくらいは許されてしかるべきだろう?」
戦士「賢者……?」
僧侶「何だかいつもと口調や雰囲気が違う気が……」
賢者?「おっと、ついつい素が出てしまったな。まあ、どう考えても私のせいではないんだが」
勇者「け、賢者さん?キミは何を言って……」
賢者?「勇者くん。キミは呼ばれたんだよ、あの世界へ。呼んだのは私じゃないから、文句があるならこの世界やあの世界を作った者に言ってくれ」ニャー
勇者「選ばれた?何が?」
賢者?「行けばわかるさ」
戦士「っ!勇者!離れろ!」
僧侶「今の賢者さんは何だか危険です!」
勇者「え?」
賢者?「遅いよ」ニャー
賢者?「通信エラーが発生しました。お手数ですが、掲示板TOPよりSSの再開をお願いします」ニャー
その言葉と共に、僕の身体を『Error』という文字らしきものが覆った。
戦士「勇者!」
僧侶「勇者様!」
勇者「戦士!僧侶!」
エラー娘『それでは行こうか。深海棲艦とドンパチ中の、「艦隊これくしょん」の世界へ』カキカキ
僕は意識を失った。
4: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:06:10.85 ID:un33q1On0
勇者「そうだ、思い出した。賢者さんが変な呪文みたいなのを呟いたら体が光って……」
勇者「そうだ!戦士と僧侶は!?無事なのか!それと賢者さんはどこに……」
???「もう、ここまでなのかな……」
勇者「誰!?」
春雨「え?」
勇者「うわ!き、キミ酷い怪我じゃないか!ちょ、ちょっと待ってて!今治療するから!」
勇者「『ヒール』!」ポワワー
春雨「な、何ですかこれ……き、傷がどんどん治っていきます……」
勇者(良かった……魔法はちゃんと使えるみたいだ)
勇者「そうだ!戦士と僧侶は!?無事なのか!それと賢者さんはどこに……」
???「もう、ここまでなのかな……」
勇者「誰!?」
春雨「え?」
勇者「うわ!き、キミ酷い怪我じゃないか!ちょ、ちょっと待ってて!今治療するから!」
勇者「『ヒール』!」ポワワー
春雨「な、何ですかこれ……き、傷がどんどん治っていきます……」
勇者(良かった……魔法はちゃんと使えるみたいだ)
5: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:07:46.30 ID:un33q1On0
勇者「はい。これでもう大丈夫なはずだよ」
春雨「あ、ありがとうございます……」
勇者「いいよ、お礼なんて」ニコッ
春雨「で、でも!何か、お礼をさせてもらえませんか?」
勇者「お礼って言われてもなあ……あ、そうだ。じゃあさ」
春雨「は、はい!何でも言ってみてください!」
勇者「出来れば、どこか泊まれる場所を探すのを手伝ってくれないかな?」
春雨「泊まる場所……ですか?でしたら――――」
春雨「私の所属する鎮守府に来ませんか?」
勇者「鎮守府?」
春雨「はい。もしかして、知らないんですか?」
勇者「う、うん。ちょっと、その、遠いところから来て……」
春雨「そうなんですか……えっと、鎮守府っていうのはですね――――」
春雨「あ、ありがとうございます……」
勇者「いいよ、お礼なんて」ニコッ
春雨「で、でも!何か、お礼をさせてもらえませんか?」
勇者「お礼って言われてもなあ……あ、そうだ。じゃあさ」
春雨「は、はい!何でも言ってみてください!」
勇者「出来れば、どこか泊まれる場所を探すのを手伝ってくれないかな?」
春雨「泊まる場所……ですか?でしたら――――」
春雨「私の所属する鎮守府に来ませんか?」
勇者「鎮守府?」
春雨「はい。もしかして、知らないんですか?」
勇者「う、うん。ちょっと、その、遠いところから来て……」
春雨「そうなんですか……えっと、鎮守府っていうのはですね――――」
6: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:16:21.74 ID:un33q1On0
春雨「――――というところです」
勇者(はっきり言って『艦娘』とか『深海棲艦』とか何のことかわからなかったけど、どうやら砦みたいなものみたいだな)
勇者「キミはそこに住んでるの?」
春雨「はい。あそこは私にとって、家であり職場でもありますから」
勇者「でも、僕みたいなのがいきなり押しかけて大丈夫なのかな?」
春雨「大丈夫ですよ。司令官さんはいっつも適当でだらしない人ですけど、優しい人ですから」
勇者「そっか……うん、決めた。お言葉に甘えさせてもらうよ」
春雨「はい!では、私についてきてください!えっと……」
勇者「あ、ごめん。まだ名乗ってなかったね。僕は勇者っていうんだ」
春雨「勇者……さんですか。変わったお名前ですね」フフッ
勇者「笑うほど変かなあ……?」
春雨「はい、とっても変わってますけど、あなたにピッタリのお名前だと思います」
勇者「あんまり褒められた気がしないよ……それで、キミの名前は?」
春雨「私は白露型駆逐艦5番艦の春雨です。春雨でいいですよ?」ニコッ
勇者「そっか。じゃあ春雨。よろしくね」ニコッ
春雨「はい!こちらこそよろしくお願いします」
勇者(はっきり言って『艦娘』とか『深海棲艦』とか何のことかわからなかったけど、どうやら砦みたいなものみたいだな)
勇者「キミはそこに住んでるの?」
春雨「はい。あそこは私にとって、家であり職場でもありますから」
勇者「でも、僕みたいなのがいきなり押しかけて大丈夫なのかな?」
春雨「大丈夫ですよ。司令官さんはいっつも適当でだらしない人ですけど、優しい人ですから」
勇者「そっか……うん、決めた。お言葉に甘えさせてもらうよ」
春雨「はい!では、私についてきてください!えっと……」
勇者「あ、ごめん。まだ名乗ってなかったね。僕は勇者っていうんだ」
春雨「勇者……さんですか。変わったお名前ですね」フフッ
勇者「笑うほど変かなあ……?」
春雨「はい、とっても変わってますけど、あなたにピッタリのお名前だと思います」
勇者「あんまり褒められた気がしないよ……それで、キミの名前は?」
春雨「私は白露型駆逐艦5番艦の春雨です。春雨でいいですよ?」ニコッ
勇者「そっか。じゃあ春雨。よろしくね」ニコッ
春雨「はい!こちらこそよろしくお願いします」
7: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:18:01.25 ID:un33q1On0
これが僕と春雨の出会いだった
8: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:18:57.23 ID:un33q1On0
~一か月後~
勇者「そんなこともあったなあ……」
春雨「いやいやいや。そんなこともあったなあ、じゃないですよ!まだあれから一ヵ月しか経ってないんですよ?」
勇者「だってぬるぬるだらだら暮らしてただけだし。そりゃあ一ヵ月でも長く感じるよ」
春雨「勇者さんがあまりにも常識知らずだから、お勉強に時間がかかっただけでじゃないですか」プンプン
勇者「ごめんごめん。でも、これで本格的に動き出せるよ」
春雨「そうですね。私はこの戦争を終わらせるため」
勇者「僕は元の世界に帰るため」
勇者「賢者さん――――いや、『エラー娘』を探そう」
勇者「そんなこともあったなあ……」
春雨「いやいやいや。そんなこともあったなあ、じゃないですよ!まだあれから一ヵ月しか経ってないんですよ?」
勇者「だってぬるぬるだらだら暮らしてただけだし。そりゃあ一ヵ月でも長く感じるよ」
春雨「勇者さんがあまりにも常識知らずだから、お勉強に時間がかかっただけでじゃないですか」プンプン
勇者「ごめんごめん。でも、これで本格的に動き出せるよ」
春雨「そうですね。私はこの戦争を終わらせるため」
勇者「僕は元の世界に帰るため」
勇者「賢者さん――――いや、『エラー娘』を探そう」
9: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:21:33.85 ID:un33q1On0
あの日春雨に鎮守府へ連れて行ったもらった後、僕はこの世界のことをもっと詳しく春雨に訊いた。
それでどうにか、この世界が僕のいた世界と別の世界だということが呑み込めた後、僕はこの一ヵ月間その鎮守府で元の世界に帰るための情報集めと、この世界の勉強をしていた。
情報収集の結果わかったことは、どうやら僕と共に旅をし、僕をこの世界に飛ばした張本人である賢者さんが、この世界で恐れられている『エラー娘』という存在であるらしいということだけだ。
それ以外のヒントは特に見つからなかったが、それでもエラー娘を探し出すという目標が出来ただけでも幸いだった。
とりあえず一通りの情報収集と勉強が終わったら、エラー娘を探し出す旅に出ると言ったら、提督が
提督『それならうちの奴らを何人か連れて行っていいぜ。春雨とか』
と言ってくれた(その後提督は夕立さんに『うちにそんな余裕はないってのに、何考えてるっぽい!』と怒られていたが)。
そう言ってもらえたからには、ご厚意に甘えようと思って五人――――つまり約一艦隊分の艦娘を旅に同行させてもらうことにした。
で、そのメンバーが――――
春雨「それじゃあ行きましょうか、勇者さん」
高雄「私も頑張ります!」
瑞鶴「はあ、仕方ないわね」
陸奥「お姉さんに任せておきなさい?」
榛名「榛名は大丈夫です!」
――――この五人だ。
ちなみに選んだのは僕じゃない。提督だ。
何だか鎮守府内で割と問題児扱いされてる人たちが集まってるような気がしなくもないけど、たぶん気のせいだろう、うん。というかそう思っていないとやってられない。
勇者「えーっと、それじゃあ『エラー娘捜索部隊』、出撃するよ!」
艦娘’s「おー!」
こうして僕の二度目の大冒険の幕は上がった。
それでどうにか、この世界が僕のいた世界と別の世界だということが呑み込めた後、僕はこの一ヵ月間その鎮守府で元の世界に帰るための情報集めと、この世界の勉強をしていた。
情報収集の結果わかったことは、どうやら僕と共に旅をし、僕をこの世界に飛ばした張本人である賢者さんが、この世界で恐れられている『エラー娘』という存在であるらしいということだけだ。
それ以外のヒントは特に見つからなかったが、それでもエラー娘を探し出すという目標が出来ただけでも幸いだった。
とりあえず一通りの情報収集と勉強が終わったら、エラー娘を探し出す旅に出ると言ったら、提督が
提督『それならうちの奴らを何人か連れて行っていいぜ。春雨とか』
と言ってくれた(その後提督は夕立さんに『うちにそんな余裕はないってのに、何考えてるっぽい!』と怒られていたが)。
そう言ってもらえたからには、ご厚意に甘えようと思って五人――――つまり約一艦隊分の艦娘を旅に同行させてもらうことにした。
で、そのメンバーが――――
春雨「それじゃあ行きましょうか、勇者さん」
高雄「私も頑張ります!」
瑞鶴「はあ、仕方ないわね」
陸奥「お姉さんに任せておきなさい?」
榛名「榛名は大丈夫です!」
――――この五人だ。
ちなみに選んだのは僕じゃない。提督だ。
何だか鎮守府内で割と問題児扱いされてる人たちが集まってるような気がしなくもないけど、たぶん気のせいだろう、うん。というかそう思っていないとやってられない。
勇者「えーっと、それじゃあ『エラー娘捜索部隊』、出撃するよ!」
艦娘’s「おー!」
こうして僕の二度目の大冒険の幕は上がった。
10: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:23:13.46 ID:un33q1On0
道中は困難を極めた。そもそもエラー娘は神出鬼没なのだ。それでも、会えたらラッキーくらいの気持ちで様々な海域を巡った。
そんな中で、一匹――――というか一人の深海棲艦と出会った。
ヲ級「ヲッ!」
艦娘’s「ヲ級!?」
どうやらその深海棲艦はヲ級と呼ばれ、高レベルのものはかなり危険視されているらしい。
春雨「砲戦、始めます!みなさん続いてください!」
ヲ級「ヲ!?マ、待ッテ!私、戦ウ気、無イ!」
瑞鶴「信じるわけないでしょ!」
高雄「深海棲艦は敵です!」
勇者「ちょ、ちょっと待ってよ三人共!戦う気は無いって言ってるんだから、話くらい聞いてあげようよ!」
榛名「そ、そうですよ!勇者さんの言うとおりです!」コクコク
陸奥「私も話を聞いてみるべきだと思うわ」
春雨「……勇者さんがそう言うなら」
瑞鶴「……わかったわよ」
高雄「……少し、軽率でした」
ヲ級「アリ、ガトウ」
勇者「どういたしまして。それで、声を掛けてきたってことは、僕たちに何か用があるんだよね?何?」
ヲ級「助ケテ、欲シイ……」
榛名「助けるって……艦娘と戦うのは流石にちょっと……」
ヲ級「……」フルフル
ヲ級「エラー娘ヲ、止メテ」
艦娘’s+勇者「!?」
そんな中で、一匹――――というか一人の深海棲艦と出会った。
ヲ級「ヲッ!」
艦娘’s「ヲ級!?」
どうやらその深海棲艦はヲ級と呼ばれ、高レベルのものはかなり危険視されているらしい。
春雨「砲戦、始めます!みなさん続いてください!」
ヲ級「ヲ!?マ、待ッテ!私、戦ウ気、無イ!」
瑞鶴「信じるわけないでしょ!」
高雄「深海棲艦は敵です!」
勇者「ちょ、ちょっと待ってよ三人共!戦う気は無いって言ってるんだから、話くらい聞いてあげようよ!」
榛名「そ、そうですよ!勇者さんの言うとおりです!」コクコク
陸奥「私も話を聞いてみるべきだと思うわ」
春雨「……勇者さんがそう言うなら」
瑞鶴「……わかったわよ」
高雄「……少し、軽率でした」
ヲ級「アリ、ガトウ」
勇者「どういたしまして。それで、声を掛けてきたってことは、僕たちに何か用があるんだよね?何?」
ヲ級「助ケテ、欲シイ……」
榛名「助けるって……艦娘と戦うのは流石にちょっと……」
ヲ級「……」フルフル
ヲ級「エラー娘ヲ、止メテ」
艦娘’s+勇者「!?」
11: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:27:54.19 ID:un33q1On0
ヲ級の話はこうだった。
元々は深海棲艦が娯楽として始めた自分たちのコピーを作りそれを放つ行為。そしてその作られたコピーが、基本的に艦娘たちが戦っている『深海棲艦』というものらしい。
しかしその娯楽に飽きてきて、なおかつ地上の人々に迷惑をかけていることに気付いたオリジナルの深海棲艦はコピーを作ることをやめたらしい。
だが、オリジナルの深海棲艦がコピーを作るのをやめた後もコピー深海棲艦は横行し続けた。
これはおかしいと思い、深海棲艦の中心である『姫』たちが調べた結果、何者かがオリジナルの深海棲艦の一部を捕らえ、コピーを量産しているらしい。
勇者「で、その何者かっていうのがエラー娘というわけなんだね」
ヲ級「……」コクリ
勇者「うーん、そうか……そうか」
僕としてはこの子の話を信じてみてもいいんだけど……
瑞鶴「迷うことはないわ、ソイツを今すぐぶっ飛ばしましょう?」
高雄「娯楽……人や艦娘が何人も死んだ戦争の発端がただの娯楽……?」
陸奥「流石にこれはちょっと私も擁護できないわぁ」
春雨「勇者さん、この子が本当だとすると、私たちはこの子とその仲間を許せそうにありません」
勇者「……だよねえ」
そりゃそうだ。自分たちの仲間が死んだり、自分たちが命懸けで戦っていたことの原因がただの娯楽だと知ったら、誰だって怒る。僕だって怒る。
そんな中、ヲ級が信じられないようなことを言った。
ヲ級「……ワカッタ。アナタ達ガ私ヲ殺シタイト言ウナラ殺シテイイ」
ヲ級「ソノ代ワリ、エラー娘ヲ止メテ、捕ワレテイル仲間ヲ助ケテ欲シイ。モチロン、助ケタ後モ殺サナイデアゲテ」
勇者「なっ!?キミは、仲間のために死ぬっていうの!?」
ヲ級「ソレガ、私ノ出来ル事、ダカラ……」
そう言うヲ級の目は、既に覚悟が決まっていた。
瑞鶴「……」
高雄「……」
陸奥「……」
どうやらみんなもヲ級の発言が本気だということに気づいて迷っているようで、艤装を解いた。
だが、それでも彼女だけは――――
春雨「では、死んでください」チャキ
――――春雨だけは、艤装を解かなかった。
元々は深海棲艦が娯楽として始めた自分たちのコピーを作りそれを放つ行為。そしてその作られたコピーが、基本的に艦娘たちが戦っている『深海棲艦』というものらしい。
しかしその娯楽に飽きてきて、なおかつ地上の人々に迷惑をかけていることに気付いたオリジナルの深海棲艦はコピーを作ることをやめたらしい。
だが、オリジナルの深海棲艦がコピーを作るのをやめた後もコピー深海棲艦は横行し続けた。
これはおかしいと思い、深海棲艦の中心である『姫』たちが調べた結果、何者かがオリジナルの深海棲艦の一部を捕らえ、コピーを量産しているらしい。
勇者「で、その何者かっていうのがエラー娘というわけなんだね」
ヲ級「……」コクリ
勇者「うーん、そうか……そうか」
僕としてはこの子の話を信じてみてもいいんだけど……
瑞鶴「迷うことはないわ、ソイツを今すぐぶっ飛ばしましょう?」
高雄「娯楽……人や艦娘が何人も死んだ戦争の発端がただの娯楽……?」
陸奥「流石にこれはちょっと私も擁護できないわぁ」
春雨「勇者さん、この子が本当だとすると、私たちはこの子とその仲間を許せそうにありません」
勇者「……だよねえ」
そりゃそうだ。自分たちの仲間が死んだり、自分たちが命懸けで戦っていたことの原因がただの娯楽だと知ったら、誰だって怒る。僕だって怒る。
そんな中、ヲ級が信じられないようなことを言った。
ヲ級「……ワカッタ。アナタ達ガ私ヲ殺シタイト言ウナラ殺シテイイ」
ヲ級「ソノ代ワリ、エラー娘ヲ止メテ、捕ワレテイル仲間ヲ助ケテ欲シイ。モチロン、助ケタ後モ殺サナイデアゲテ」
勇者「なっ!?キミは、仲間のために死ぬっていうの!?」
ヲ級「ソレガ、私ノ出来ル事、ダカラ……」
そう言うヲ級の目は、既に覚悟が決まっていた。
瑞鶴「……」
高雄「……」
陸奥「……」
どうやらみんなもヲ級の発言が本気だということに気づいて迷っているようで、艤装を解いた。
だが、それでも彼女だけは――――
春雨「では、死んでください」チャキ
――――春雨だけは、艤装を解かなかった。
12: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:29:53.48 ID:un33q1On0
勇者「春雨!」
春雨「止めないでください勇者さん。勇者さんは知ってますよね、私が今まで戦ってきた理由」
春雨が戦う理由。確かに僕はそれを、前に聞いたことがある。
元々、春雨には姉妹艦が六人いるらしい。
白露、時雨、村雨、夕立、五月雨、涼風。この六人に春雨を加えたのが白露型駆逐艦。
けど、今この中で生きているのは夕立さんだけだ。他の五人は全員、
春雨「白露姉さんも、時雨姉さんも、村雨姉さんも、五月雨ちゃんも、涼風ちゃんも」
春雨「みんな、死んじゃったんです。私の目の前で、沈んでいきました」
春雨「あなたたちの娯楽から始まった戦争の、犠牲になったんです」
ヲ級「……」
春雨「それまで臆病で戦うことを避けていた私は、決めたんです」
春雨「深海棲艦を殺して殺して殺して」
春雨「この戦争を終わらせるって」
それが、春雨の行動原理。彼女がエラー娘を探す旅に同行してくれているのも、エラー娘に会って深海棲艦を滅ぼせるだけの力を得るためだと聞いた。
春雨「だから死んでください。私の望む平和のために」
ヲ級「……撃ッテ、イイヨ」
春雨「……っ!」ドンッ
榛名「ダメぇ!」
勇者「ダメだ!」
砲撃音が鳴り響いた瞬間、二つのことが起きた。
春雨「止めないでください勇者さん。勇者さんは知ってますよね、私が今まで戦ってきた理由」
春雨が戦う理由。確かに僕はそれを、前に聞いたことがある。
元々、春雨には姉妹艦が六人いるらしい。
白露、時雨、村雨、夕立、五月雨、涼風。この六人に春雨を加えたのが白露型駆逐艦。
けど、今この中で生きているのは夕立さんだけだ。他の五人は全員、
春雨「白露姉さんも、時雨姉さんも、村雨姉さんも、五月雨ちゃんも、涼風ちゃんも」
春雨「みんな、死んじゃったんです。私の目の前で、沈んでいきました」
春雨「あなたたちの娯楽から始まった戦争の、犠牲になったんです」
ヲ級「……」
春雨「それまで臆病で戦うことを避けていた私は、決めたんです」
春雨「深海棲艦を殺して殺して殺して」
春雨「この戦争を終わらせるって」
それが、春雨の行動原理。彼女がエラー娘を探す旅に同行してくれているのも、エラー娘に会って深海棲艦を滅ぼせるだけの力を得るためだと聞いた。
春雨「だから死んでください。私の望む平和のために」
ヲ級「……撃ッテ、イイヨ」
春雨「……っ!」ドンッ
榛名「ダメぇ!」
勇者「ダメだ!」
砲撃音が鳴り響いた瞬間、二つのことが起きた。
13: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:31:05.60 ID:un33q1On0
一つは、今まで静観していた榛名が春雨とヲ級を結ぶ射線上に割り込んだこと。
そしてもう一つは――――
春雨「勇者、さん……?」
勇者「……」
僕が、春雨を後ろから抱きしめて、砲弾の狙いを外したことだ。
春雨「何、するんですか。何で、私の邪魔を……」
勇者「……」
春雨「私が今まで何のために戦ってきたか、知ってますよね?なのに、何で――――」
勇者「……だって、僕は勇者だから」
勇者「僕は、困ったことを助けることが役目だ。だから、止めた」
春雨「……私より、その深海棲艦を優先するんですか?」
勇者「どっちを優先するとかないよ。だって春雨。キミ――――」
――――泣いてるじゃないか。
春雨「え?」ポロポロ
春雨はヲ級を撃つ前から、目から涙をこぼしていた。まるで、撃ちたくないと訴えるかのように。
本来、春雨は気弱で、引っ込み思案で、臆病で、優しい子なのだ。それくらいは、たった二か月しか付き合いのない僕でもわかる。
勇者「本当は、嫌だったんだろ?誰も殺したくなんてないんだろ?だから、泣いているんだろ?」
春雨「わた、しは……」
勇者「僕は勇者だ。困っている人、傷つきそうな人を助ける義務がある」
勇者「僕は今回、キミに撃たれそうなヲ級も助けようと思った。でも、それ以上に」
勇者「敵を撃つのも躊躇ってしまうような優しいキミの涙を見たくなかった。敵を殺して傷つくキミを見たくなかったんだ」
春雨「勇者さん……」
勇者「ほら、春雨。笑って?僕はキミの笑顔が見たいんだ」ニコッ
春雨「は、い……」ニコッ
それは涙でぐしゃぐしゃの笑顔だったけれど。
とても、綺麗な笑顔だった。
そしてもう一つは――――
春雨「勇者、さん……?」
勇者「……」
僕が、春雨を後ろから抱きしめて、砲弾の狙いを外したことだ。
春雨「何、するんですか。何で、私の邪魔を……」
勇者「……」
春雨「私が今まで何のために戦ってきたか、知ってますよね?なのに、何で――――」
勇者「……だって、僕は勇者だから」
勇者「僕は、困ったことを助けることが役目だ。だから、止めた」
春雨「……私より、その深海棲艦を優先するんですか?」
勇者「どっちを優先するとかないよ。だって春雨。キミ――――」
――――泣いてるじゃないか。
春雨「え?」ポロポロ
春雨はヲ級を撃つ前から、目から涙をこぼしていた。まるで、撃ちたくないと訴えるかのように。
本来、春雨は気弱で、引っ込み思案で、臆病で、優しい子なのだ。それくらいは、たった二か月しか付き合いのない僕でもわかる。
勇者「本当は、嫌だったんだろ?誰も殺したくなんてないんだろ?だから、泣いているんだろ?」
春雨「わた、しは……」
勇者「僕は勇者だ。困っている人、傷つきそうな人を助ける義務がある」
勇者「僕は今回、キミに撃たれそうなヲ級も助けようと思った。でも、それ以上に」
勇者「敵を撃つのも躊躇ってしまうような優しいキミの涙を見たくなかった。敵を殺して傷つくキミを見たくなかったんだ」
春雨「勇者さん……」
勇者「ほら、春雨。笑って?僕はキミの笑顔が見たいんだ」ニコッ
春雨「は、い……」ニコッ
それは涙でぐしゃぐしゃの笑顔だったけれど。
とても、綺麗な笑顔だった。
14: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:40:12.58 ID:un33q1On0
ヲ級「ナン、デ、助ケタ……?」
勇者「僕が勇者――――困ってる人や傷つきそうな人を助けるための人間だからさ」
榛名「榛名は……わかりません。でも、今ここであなたを殺すのは間違っていると。そう思いました」
ヲ級「……?」キョトン
榛名「確かにあなた達が始めた娯楽から戦争が始まって、そんなくだらないことのために多くの人が死にました」
榛名「でも、あなたはそれをちゃんと罪だと認めて、償おうとする意志がある」
ヲ級「……」
榛名「それに、仲間を助けて欲しいと思えるあなたは優しい深海棲艦みたいですし、ね?」ニコッ
ヲ級「……」///
陸奥「照れてるわね」ニヤニヤ
勇者「照れてるね」ニヤニヤ
こういう時の陸奥さんは意地が悪い。まあ、僕もなんだけど。
ヲ級「……!……!」ブンブン
陸奥「ちょっ、待って!艦載機はやめて!」
勇者「陸奥さんがニヤニヤしてるから!」
陸奥「勇者君だってしてたよね!?」
瑞鶴「……あの二人は何やってんだか」ハア
高雄「さっきまでいつ戦闘になってもおかしくなかったのに、ですね」フフッ
春雨「……」
陸奥「や、やるなら勇者君にやってね!?私、火遊びとかダメだから!爆撃とか本っ当にダメだから!」
勇者「わっ!わっ!誰か助けて!」
春雨「……ふふっ」ニコッ
勇者「僕が勇者――――困ってる人や傷つきそうな人を助けるための人間だからさ」
榛名「榛名は……わかりません。でも、今ここであなたを殺すのは間違っていると。そう思いました」
ヲ級「……?」キョトン
榛名「確かにあなた達が始めた娯楽から戦争が始まって、そんなくだらないことのために多くの人が死にました」
榛名「でも、あなたはそれをちゃんと罪だと認めて、償おうとする意志がある」
ヲ級「……」
榛名「それに、仲間を助けて欲しいと思えるあなたは優しい深海棲艦みたいですし、ね?」ニコッ
ヲ級「……」///
陸奥「照れてるわね」ニヤニヤ
勇者「照れてるね」ニヤニヤ
こういう時の陸奥さんは意地が悪い。まあ、僕もなんだけど。
ヲ級「……!……!」ブンブン
陸奥「ちょっ、待って!艦載機はやめて!」
勇者「陸奥さんがニヤニヤしてるから!」
陸奥「勇者君だってしてたよね!?」
瑞鶴「……あの二人は何やってんだか」ハア
高雄「さっきまでいつ戦闘になってもおかしくなかったのに、ですね」フフッ
春雨「……」
陸奥「や、やるなら勇者君にやってね!?私、火遊びとかダメだから!爆撃とか本っ当にダメだから!」
勇者「わっ!わっ!誰か助けて!」
春雨「……ふふっ」ニコッ
15: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 18:48:44.56 ID:un33q1On0
榛名「こら、ダメですよヲ級ちゃん。勇者さんは人なんですから、爆撃したら死んじゃいます」メッ!
ヲ級「ヲ……」シュン
榛名「だからやるなら陸奥さんみたいな重装甲を持っている人にやりましょう」
陸奥「は、榛名!?」
ヲ級「ヲ!ワカッタ!」
榛名「それと、どうしてもやりたいなら勇者さんには素手で攻撃しましょうね?」
勇者「榛名ぁ!?」
ヲ級「ヲ!」
榛名「ヲ級ちゃんはいい子ですね」ナデナデ
ヲ級「榛名ノ、ナデナデ、気持チイ……」ポワーン
瑞鶴「……しばらく榛名には逆らわないようにしましょう」
高雄「……ヲ級ちゃんをけしかけられたら困りますもんね」
春雨「下手に刺激しないように、陸奥さんと勇者さんを助けるもの諦めた方がいいかもしれないですね!」
陸奥「そ、速力が足りない!当たる!当たっちゃうってば爆撃!」
勇者「し、神経を研ぎ澄ませるんだ!」
ヲ級「ヲ……」シュン
榛名「だからやるなら陸奥さんみたいな重装甲を持っている人にやりましょう」
陸奥「は、榛名!?」
ヲ級「ヲ!ワカッタ!」
榛名「それと、どうしてもやりたいなら勇者さんには素手で攻撃しましょうね?」
勇者「榛名ぁ!?」
ヲ級「ヲ!」
榛名「ヲ級ちゃんはいい子ですね」ナデナデ
ヲ級「榛名ノ、ナデナデ、気持チイ……」ポワーン
瑞鶴「……しばらく榛名には逆らわないようにしましょう」
高雄「……ヲ級ちゃんをけしかけられたら困りますもんね」
春雨「下手に刺激しないように、陸奥さんと勇者さんを助けるもの諦めた方がいいかもしれないですね!」
陸奥「そ、速力が足りない!当たる!当たっちゃうってば爆撃!」
勇者「し、神経を研ぎ澄ませるんだ!」
16: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 19:07:44.57 ID:un33q1On0
勇者「えー、それじゃあ我々はこれからヲ級に案内してもらい、エラー娘のところに向かいたいと思います」ボロッ
艦娘’s「おー!」
ヲ級「ヲ!」
勇者「じゃあヲ級。案内よろしく」
ヲ級「任サ、レタ……」
陸奥「でも、深海棲艦たちが捕らえられてるのって具体的にどこら辺なの?私達も結構いっぱい色んな海域に行ったけど、影も形も見てないわよ?」ボロッ
ヲ級「無理モ、ナイ。エラー娘ハ『Error』ヲ使ッテ、自分タチノイル場所ヲ隠蔽シテル」
瑞鶴「『Error』?何それ?」
ヲ級「私ニモ、ヨク分カラナイ。デモ」
ヲ級「エラー娘本人ハ、『自分の望むままに世界を改変できる力さ』ト、言ッテイタ」
高雄「自分の望むままに世界を改変できる力って……」
陸奥「それが本当なら、勝ち目が無いような気もするけど……」
勇者「……」
春雨「勇者さん?どうしたんですか?難しい顔をされてますが……」
勇者「いや、僕がこの世界に来るときに起きた現象……たぶん、あれが『Error』なんだろうなと思ってさ」
春雨「そうなんですか?」
勇者「うん。賢者さん、じゃなくてエラー娘が呪文みたいなのを言ったら、『Error』って文字が僕の身体を覆って……」
艦娘’s「おー!」
ヲ級「ヲ!」
勇者「じゃあヲ級。案内よろしく」
ヲ級「任サ、レタ……」
陸奥「でも、深海棲艦たちが捕らえられてるのって具体的にどこら辺なの?私達も結構いっぱい色んな海域に行ったけど、影も形も見てないわよ?」ボロッ
ヲ級「無理モ、ナイ。エラー娘ハ『Error』ヲ使ッテ、自分タチノイル場所ヲ隠蔽シテル」
瑞鶴「『Error』?何それ?」
ヲ級「私ニモ、ヨク分カラナイ。デモ」
ヲ級「エラー娘本人ハ、『自分の望むままに世界を改変できる力さ』ト、言ッテイタ」
高雄「自分の望むままに世界を改変できる力って……」
陸奥「それが本当なら、勝ち目が無いような気もするけど……」
勇者「……」
春雨「勇者さん?どうしたんですか?難しい顔をされてますが……」
勇者「いや、僕がこの世界に来るときに起きた現象……たぶん、あれが『Error』なんだろうなと思ってさ」
春雨「そうなんですか?」
勇者「うん。賢者さん、じゃなくてエラー娘が呪文みたいなのを言ったら、『Error』って文字が僕の身体を覆って……」
17: ◆ATK1PCranA 2014/12/13(土) 19:20:30.53 ID:un33q1On0
ヲ級「トリアエズ、早ク向カオウ。エラー娘ハ、呉鎮守府ノ近クノ海域ニイル」
榛名「呉ですか……ここからだと、一週間くらいですかね。道中、おそらくエラー娘が作った深海棲艦に遭遇しますし」
勇者「たぶんそうなるだろうね……ヲ級は、大丈夫?コピーとはいえ、キミの仲間と同じ姿のものを倒すことになるけど」
ヲ級「問題、ナイ。エラー娘ニ作ラレタコピーハ意思ノ無イ人形ノヨウナモノ。遠慮スル必要性ハ皆無」
勇者「そっか。じゃあ、近くの街で物資を補給して、それから呉に向かおう。みんなもいいね?」
艦娘’s「異議なし(です)!」
ヲ級「ヲッ!」
榛名「呉ですか……ここからだと、一週間くらいですかね。道中、おそらくエラー娘が作った深海棲艦に遭遇しますし」
勇者「たぶんそうなるだろうね……ヲ級は、大丈夫?コピーとはいえ、キミの仲間と同じ姿のものを倒すことになるけど」
ヲ級「問題、ナイ。エラー娘ニ作ラレタコピーハ意思ノ無イ人形ノヨウナモノ。遠慮スル必要性ハ皆無」
勇者「そっか。じゃあ、近くの街で物資を補給して、それから呉に向かおう。みんなもいいね?」
艦娘’s「異議なし(です)!」
ヲ級「ヲッ!」
22: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 19:30:20.86 ID:Ysg7ZRvs0
呉を目指し始めて既に一週間。僕たちはエラー娘がいるらしい海域に辿り着いた。
勇者「それでヲ級、エラー娘がいるのはどの辺なんだい?」
ヲ級「タブン……アノ辺リ?」
瑞鶴「どうして最後疑問形なのよ」
榛名「周りに何もない海の上で正確な位置を示せ、というのは流石に無茶が過ぎると思いますよ?」
瑞鶴「まあ、そうね」
勇者「詳しい場所は分からなくてもたぶん大丈夫だよ。こういう時に便利な魔法があるから」ピチャン
春雨「便利な魔法……ですか?」
勇者「うん。と言っても、やることはただ波をおこすだけなんだけどね」
勇者「ところでヲ級。エラー娘は『Error』で自分たちの場所を隠蔽している。で、その隠蔽された場所を何かが通ろうとすると、反対側に転送するんだよね」
ヲ級「ウン。周リニ何モナイコノ場所ナラ、多少一気ニ移動シテモ気ヅケナイカラ」
勇者「オッケー、それなら大丈夫だ……いくよ、『ウェイブ』!」ザッパーン
勇者「……」ザー ザー ザー ザー ザー ザー
勇者「……!」
艦娘’s+ヲ級「……!」
春雨「今、一気に波の音が遠ざかりましたよね?」
勇者「うん。たぶん、波が一気に遠くまで飛ばされたからだろうね」
高雄「じゃあ、あそこがエラー娘のいるところなんですね」
勇者「そうだと思うよ」
勇者「それでヲ級、エラー娘がいるのはどの辺なんだい?」
ヲ級「タブン……アノ辺リ?」
瑞鶴「どうして最後疑問形なのよ」
榛名「周りに何もない海の上で正確な位置を示せ、というのは流石に無茶が過ぎると思いますよ?」
瑞鶴「まあ、そうね」
勇者「詳しい場所は分からなくてもたぶん大丈夫だよ。こういう時に便利な魔法があるから」ピチャン
春雨「便利な魔法……ですか?」
勇者「うん。と言っても、やることはただ波をおこすだけなんだけどね」
勇者「ところでヲ級。エラー娘は『Error』で自分たちの場所を隠蔽している。で、その隠蔽された場所を何かが通ろうとすると、反対側に転送するんだよね」
ヲ級「ウン。周リニ何モナイコノ場所ナラ、多少一気ニ移動シテモ気ヅケナイカラ」
勇者「オッケー、それなら大丈夫だ……いくよ、『ウェイブ』!」ザッパーン
勇者「……」ザー ザー ザー ザー ザー ザー
勇者「……!」
艦娘’s+ヲ級「……!」
春雨「今、一気に波の音が遠ざかりましたよね?」
勇者「うん。たぶん、波が一気に遠くまで飛ばされたからだろうね」
高雄「じゃあ、あそこがエラー娘のいるところなんですね」
勇者「そうだと思うよ」
23: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 19:49:00.46 ID:Ysg7ZRvs0
勇者「さて、後はどうやってあそこに辿り着くかだけど……」
榛名「普通に行ったら榛名たちもワープさせられるだけですからね。ヲ級ちゃんは前に来たときどうしたんですか?」
ヲ級「私、ガ、来タ時ハ、エラー娘ノ方ガ出テキタ」
陸奥「となると今回もエラー娘が出てきてくれるのを待つしかないわけね……出てくるかしら?」
瑞鶴「さあ?でも、話に聞く限り随分きまぐれみたいだし、可能性はあるんじゃない?」
エラー娘『その通り。よく来た諸君。歓迎するよ』カキカキ
一同「!?」
エラー娘『特に勇者くん。キミがこんなに早く私のところに来れたのは予想外だった。随分運が良かったみたいだね』カキカキ
勇者「……まあね。春雨を始め、この世界に来てから僕が会った人はいい人達ばかりだったよ」
エラー娘『そうか。それは良かった』カキカキ
榛名「普通に行ったら榛名たちもワープさせられるだけですからね。ヲ級ちゃんは前に来たときどうしたんですか?」
ヲ級「私、ガ、来タ時ハ、エラー娘ノ方ガ出テキタ」
陸奥「となると今回もエラー娘が出てきてくれるのを待つしかないわけね……出てくるかしら?」
瑞鶴「さあ?でも、話に聞く限り随分きまぐれみたいだし、可能性はあるんじゃない?」
エラー娘『その通り。よく来た諸君。歓迎するよ』カキカキ
一同「!?」
エラー娘『特に勇者くん。キミがこんなに早く私のところに来れたのは予想外だった。随分運が良かったみたいだね』カキカキ
勇者「……まあね。春雨を始め、この世界に来てから僕が会った人はいい人達ばかりだったよ」
エラー娘『そうか。それは良かった』カキカキ
24: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 20:09:57.32 ID:Ysg7ZRvs0
勇者「で?まさかそれを言うためだけに出てきたわけじゃないだろう?本題を言ってくれないかな?」
エラー娘『せっかちな男は嫌われるぞ?このアドバイスは旅の途中にも何回か言ったはずだが』カキカキ
勇者「今は一秒でも時間が惜しいからね。こうして話している間にも、あなたが何かするかもしれない」
エラー娘『なるほど、キミなりに私を警戒してのことか。元パーティメンバーの成長は嬉しくもあるが、残念ながらキミのその警戒は既に遅い』カキカキ パチンッ
深海棲艦’s「……」
勇者「なっ!?」
瑞鶴「チッ……第一次攻撃隊、全機発艦!」ブゥーン
深海棲艦’sの一部「……」撃沈
ル級「……」ギギギ
高雄「あ、危ないっ!」バンッ クリティカル!
ル級「……」撃沈
瑞鶴「ありがと、高雄」
高雄「いえいえ、これくらいは」
瑞鶴「にしても数が多すぎるわね……」
エラー娘『それは私からの歓迎の気持ちだ。私はそろそろ戻るが、精々頑張ってくれ』カキカキ シュンッ
春雨「き、消えた……」
エラー娘『せっかちな男は嫌われるぞ?このアドバイスは旅の途中にも何回か言ったはずだが』カキカキ
勇者「今は一秒でも時間が惜しいからね。こうして話している間にも、あなたが何かするかもしれない」
エラー娘『なるほど、キミなりに私を警戒してのことか。元パーティメンバーの成長は嬉しくもあるが、残念ながらキミのその警戒は既に遅い』カキカキ パチンッ
深海棲艦’s「……」
勇者「なっ!?」
瑞鶴「チッ……第一次攻撃隊、全機発艦!」ブゥーン
深海棲艦’sの一部「……」撃沈
ル級「……」ギギギ
高雄「あ、危ないっ!」バンッ クリティカル!
ル級「……」撃沈
瑞鶴「ありがと、高雄」
高雄「いえいえ、これくらいは」
瑞鶴「にしても数が多すぎるわね……」
エラー娘『それは私からの歓迎の気持ちだ。私はそろそろ戻るが、精々頑張ってくれ』カキカキ シュンッ
春雨「き、消えた……」
25: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 20:20:16.17 ID:Ysg7ZRvs0
勇者「どうしようか、これ」
瑞鶴「どうするもこうするも、全部叩き潰すしかないでしょ」
勇者「でも、この数は流石に……」
高雄「そうですね。戦っている間にエラー娘に何かされても困りますし」
陸奥「じゃ、二手に分かれて行動しましょ?」
春雨「む、陸奥さん!?」
陸奥「片方はここで深海棲艦を喰い止めて撃破する。もう片方は先に進んでエラー娘を倒すって感じでどうかしら」
瑞鶴「それいいわね。そうしましょう」
勇者「瑞鶴まで何言ってるの!?」
高雄「じゃあ、残るメンバーは私、瑞鶴さん、陸奥さんでいいですか?」
陸奥「異議な~し♪」
瑞鶴「私もそれでいいわ」
勇者「三人共勝手に決めないでよ!」
春雨「たった三人でこの数の深海棲艦を倒せるはずありません!もしかしたら沈んでしまうかもしれないんですよ!?」
瑞鶴「どうするもこうするも、全部叩き潰すしかないでしょ」
勇者「でも、この数は流石に……」
高雄「そうですね。戦っている間にエラー娘に何かされても困りますし」
陸奥「じゃ、二手に分かれて行動しましょ?」
春雨「む、陸奥さん!?」
陸奥「片方はここで深海棲艦を喰い止めて撃破する。もう片方は先に進んでエラー娘を倒すって感じでどうかしら」
瑞鶴「それいいわね。そうしましょう」
勇者「瑞鶴まで何言ってるの!?」
高雄「じゃあ、残るメンバーは私、瑞鶴さん、陸奥さんでいいですか?」
陸奥「異議な~し♪」
瑞鶴「私もそれでいいわ」
勇者「三人共勝手に決めないでよ!」
春雨「たった三人でこの数の深海棲艦を倒せるはずありません!もしかしたら沈んでしまうかもしれないんですよ!?」
26: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 20:26:40.12 ID:Ysg7ZRvs0
瑞鶴「大丈夫よ。私を誰だと思ってるの。五航戦の瑞鶴よ?」ドヤッ
高雄「私だって第二次世界大戦を最後まで生き残った『高雄』ですから」フフン
陸奥「だからここはお姉さんたちに任せて、あなたたちは先に行きなさい?」ニコッ
勇者「瑞鶴、高雄、陸奥さん……」
榛名「……勇者さん、春雨ちゃん。行きましょう」
春雨「榛名さんまで!嫌です!私はもう、仲間が沈むのは……」
榛名「ダメです。何があろうとも連れて行きます」グイッ
春雨「離してください!離して!」ジタバタ
榛名「……勇者さんも、早く行きますよ」
勇者「榛名……」
高雄「私だって第二次世界大戦を最後まで生き残った『高雄』ですから」フフン
陸奥「だからここはお姉さんたちに任せて、あなたたちは先に行きなさい?」ニコッ
勇者「瑞鶴、高雄、陸奥さん……」
榛名「……勇者さん、春雨ちゃん。行きましょう」
春雨「榛名さんまで!嫌です!私はもう、仲間が沈むのは……」
榛名「ダメです。何があろうとも連れて行きます」グイッ
春雨「離してください!離して!」ジタバタ
榛名「……勇者さんも、早く行きますよ」
勇者「榛名……」
27: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 20:29:59.79 ID:Ysg7ZRvs0
榛名「勇者さん、あなたはこの世界に来るまでは別の世界で旅をしていたんですよね?だったら、こういうことは一度や二度あったはずです」
勇者「……」
榛名「ありがちな言葉ですが、瑞鶴さんたちの決意を無駄にしないためにも、先に進みましょう」
勇者「……わかった」グッ
榛名「はい、それでいいです。ヲ級ちゃん、勇者さんを運んでいってあげてください」
ヲ級「ヲ!」
勇者「……」
榛名「ありがちな言葉ですが、瑞鶴さんたちの決意を無駄にしないためにも、先に進みましょう」
勇者「……わかった」グッ
榛名「はい、それでいいです。ヲ級ちゃん、勇者さんを運んでいってあげてください」
ヲ級「ヲ!」
28: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 20:34:35.64 ID:Ysg7ZRvs0
勇者「じゃあ行ってくる。絶対に無茶しないで、危ないと思ったらすぐ退いて」
瑞鶴「わかってるわよ。私だってこんなところで死ぬ気なんてないわ」グッ
高雄「姉妹たちにお別れを言ってませんので」ニコッ
陸奥「というか勇者くんこそ、危なくなったら戻ってくるのよ?」ポンポン
勇者「うん……それじゃ」
勇者「ヲ級、頼む」
ヲ級「……!」ダッ
榛名「……」ダッ
春雨「瑞鶴さん!高雄さん!陸奥さん!」
瑞鶴「いいからあんたは振り返らずに前だけ見てなさい!ただでさえ危なっかしいんだから!」
高雄「春雨ちゃんに涙は似合いませんよ?」
陸奥「お姉さんたちを信じなさいってば!」
春雨「……!」ダッ
瑞鶴「わかってるわよ。私だってこんなところで死ぬ気なんてないわ」グッ
高雄「姉妹たちにお別れを言ってませんので」ニコッ
陸奥「というか勇者くんこそ、危なくなったら戻ってくるのよ?」ポンポン
勇者「うん……それじゃ」
勇者「ヲ級、頼む」
ヲ級「……!」ダッ
榛名「……」ダッ
春雨「瑞鶴さん!高雄さん!陸奥さん!」
瑞鶴「いいからあんたは振り返らずに前だけ見てなさい!ただでさえ危なっかしいんだから!」
高雄「春雨ちゃんに涙は似合いませんよ?」
陸奥「お姉さんたちを信じなさいってば!」
春雨「……!」ダッ
29: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 20:38:15.75 ID:Ysg7ZRvs0
瑞鶴「さて、そんじゃ――――」チャキッ
高雄「――――始めましょうか?」カチャッ
陸奥「選り取り見取りね、全砲門撃て!」ドーン
深海棲艦’s「……」
高雄「――――始めましょうか?」カチャッ
陸奥「選り取り見取りね、全砲門撃て!」ドーン
深海棲艦’s「……」
30: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 21:20:33.34 ID:Ysg7ZRvs0
エラー娘がいると思われる地点まで行くと、いきなり風景がブレだした。そしてその現象が終わった後、僕たちの視界に映ったのは――――
勇者「――――島?」
ヲ級「タブン、アソコデ深海棲艦ノコピー作ッテル」
榛名「……あれはまたお手本みたいに怪しい研究所ですね」
春雨「……」
勇者「……とりあえず、島に上陸してあの研究所を目指そう」
榛名「そうですね」
ヲ級「ヲ!」
勇者「ほら、行こう?春雨」
春雨「はい……っ!勇者さん!」ドンッ
勇者「え?」
勇者「な、何するんだよ春s――――」ドガアアン
勇者「……っ!?」
榛名「爆撃!?いったいどこから!?」
ヲ級「榛名、アレ……」ユビサシ
勇者「――――島?」
ヲ級「タブン、アソコデ深海棲艦ノコピー作ッテル」
榛名「……あれはまたお手本みたいに怪しい研究所ですね」
春雨「……」
勇者「……とりあえず、島に上陸してあの研究所を目指そう」
榛名「そうですね」
ヲ級「ヲ!」
勇者「ほら、行こう?春雨」
春雨「はい……っ!勇者さん!」ドンッ
勇者「え?」
勇者「な、何するんだよ春s――――」ドガアアン
勇者「……っ!?」
榛名「爆撃!?いったいどこから!?」
ヲ級「榛名、アレ……」ユビサシ
31: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 21:32:18.08 ID:Ysg7ZRvs0
ヲ級’s&ヌ級’s「……」
榛名「うわーお……あれは、ちょっと」
ヲ級「私ノ仲間カラ作ッタコピーモイル……」
勇者「……どうする?」
榛名「そう振られて榛名がどう答えるか、わかってますよね?」
榛名「ここも二手に分かれましょう。勇者さんたちは先に行ってください」
ヲ級「私モ、残ル」
勇者「……わかった。頼んだよ、榛名、ヲ級」
榛名「はい、榛名は大丈夫です」ニコッ
ヲ級「ヲッ!」ビシッ
勇者「春雨、行くよ」
春雨「……はい。榛名さん、ヲ級ちゃん、御武運を」
榛名「春雨ちゃんこそ、勇者さんをちゃんと助けてあげてくださいね?」
ヲ級「私、知ッテル。コウイウ時ハ、コノ言葉ヲ言ウ」
ヲ級「『ココハ私ニ任セテ先ニ行ケ』」グッ
春雨「……っ!」
榛名「ヲ級ちゃん、それ死亡フラグですよ~」クスクス
春雨「……死なないで、くださいね」」
榛名「もちの」
ヲ級「ロン」
春雨「……」ダッ
勇者「……」ダッ
榛名「うわーお……あれは、ちょっと」
ヲ級「私ノ仲間カラ作ッタコピーモイル……」
勇者「……どうする?」
榛名「そう振られて榛名がどう答えるか、わかってますよね?」
榛名「ここも二手に分かれましょう。勇者さんたちは先に行ってください」
ヲ級「私モ、残ル」
勇者「……わかった。頼んだよ、榛名、ヲ級」
榛名「はい、榛名は大丈夫です」ニコッ
ヲ級「ヲッ!」ビシッ
勇者「春雨、行くよ」
春雨「……はい。榛名さん、ヲ級ちゃん、御武運を」
榛名「春雨ちゃんこそ、勇者さんをちゃんと助けてあげてくださいね?」
ヲ級「私、知ッテル。コウイウ時ハ、コノ言葉ヲ言ウ」
ヲ級「『ココハ私ニ任セテ先ニ行ケ』」グッ
春雨「……っ!」
榛名「ヲ級ちゃん、それ死亡フラグですよ~」クスクス
春雨「……死なないで、くださいね」」
榛名「もちの」
ヲ級「ロン」
春雨「……」ダッ
勇者「……」ダッ
32: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 21:37:13.58 ID:Ysg7ZRvs0
榛名「じゃ、暴れますか。ヲ級ちゃん?」
ヲ級「準備、オッケー」グッ
榛名「では……榛名!全力で参ります!」ドンッ
ヲ級「第一次攻撃隊、行ッテ……!」ブウーン
ヲ級’s&ヌ級’s「……」
ヲ級「準備、オッケー」グッ
榛名「では……榛名!全力で参ります!」ドンッ
ヲ級「第一次攻撃隊、行ッテ……!」ブウーン
ヲ級’s&ヌ級’s「……」
33: ◆ATK1PCranA 2014/12/14(日) 21:50:11.09 ID:Ysg7ZRvs0
~研究所内~
勇者「ついに、二人きりになっちゃったね」スタスタ
春雨「そう、ですね」スタスタ
勇者「でもきっとみんな大丈夫だよ。信じよう?」
春雨「はい。そうですね」ニコッ
~しばらく歩いて~
勇者「……ここは」
春雨「海、でしょうか」
勇者「うん、そうみたいだ。たぶん、ここだけ島に穴をあけてあるんだ」
エラー娘『やあやあよく来たね二人とも。ここまで来れたことには素直に感心するよ』カキカキ
勇者「エラー娘!」
勇者「ついに、二人きりになっちゃったね」スタスタ
春雨「そう、ですね」スタスタ
勇者「でもきっとみんな大丈夫だよ。信じよう?」
春雨「はい。そうですね」ニコッ
~しばらく歩いて~
勇者「……ここは」
春雨「海、でしょうか」
勇者「うん、そうみたいだ。たぶん、ここだけ島に穴をあけてあるんだ」
エラー娘『やあやあよく来たね二人とも。ここまで来れたことには素直に感心するよ』カキカキ
勇者「エラー娘!」
40: ◆ATK1PCranA 2014/12/15(月) 18:56:38.61 ID:lLHXlzZD0
エラー娘『本当はこのままキミ達と最終決戦と洒落込んでもいいんだがね。ちょうどついさっきコピーに成功したのがあるんだ。キミ達にはまずそれと戦ってもらうよ』カキカキ パチンッ
レ級「……」
春雨「なっ!?れ、レ級!?そ、そんな……」
勇者「……レ級って、何だっけ」
春雨「ゆ、勇者さんのお馬鹿さん!一ヵ月間の勉強期間で教えたじゃないですか!レ級っていうのは――――」
エラー娘『「姫」や「鬼」を除いた中では最強の深海棲艦。航空戦、砲撃戦、夜戦までオールマイティーにこなす驚異の戦艦さ』カキカキ
勇者「……っ!?」ゴクリ
エラー娘『本当はこれに開幕魚雷とかも追加したいんだけどね。それはまだ実験中なんだ』カキカキ
エラー娘『まあ、このままでも充分以上に強いんだが』カキカキ
春雨「……勇者さんは下がってください。あれは、私がやります」バッ
勇者「春雨!?何言ってるんだ!?」
レ級「……」
春雨「なっ!?れ、レ級!?そ、そんな……」
勇者「……レ級って、何だっけ」
春雨「ゆ、勇者さんのお馬鹿さん!一ヵ月間の勉強期間で教えたじゃないですか!レ級っていうのは――――」
エラー娘『「姫」や「鬼」を除いた中では最強の深海棲艦。航空戦、砲撃戦、夜戦までオールマイティーにこなす驚異の戦艦さ』カキカキ
勇者「……っ!?」ゴクリ
エラー娘『本当はこれに開幕魚雷とかも追加したいんだけどね。それはまだ実験中なんだ』カキカキ
エラー娘『まあ、このままでも充分以上に強いんだが』カキカキ
春雨「……勇者さんは下がってください。あれは、私がやります」バッ
勇者「春雨!?何言ってるんだ!?」
41: ◆ATK1PCranA 2014/12/15(月) 19:13:14.05 ID:lLHXlzZD0
春雨「勇者さんは水上戦が出来ません。なら、私が戦うしかないでしょう?」
勇者「……」
春雨「大丈夫ですよ。私だって艦娘です。最悪でも相討ちくらいにはしてみせます」
勇者「ダメだ。僕が戦う」
春雨「……勇者さんのそのお気持ちはありがたいのですが、勇者さんじゃ――――」
勇者「震えてるキミを、戦わせるわけにはいかない」
春雨「っ!」
勇者「ヲ級の時にも言っただろ?キミは戦うには優しすぎる」
春雨「でも!」
勇者「大丈夫。僕にだって、奥の手の一つや二つある」
春雨「なら、せめて二人で――――」
勇者「却下。春雨はそこで見てて?」バッ
春雨「勇者さん!」
勇者「心配しないで。僕は必ず勝つから」
勇者「僕がキミを守るよ、春雨」
春雨「勇者さん……」
エラー娘『話し合いは終わったかな?そろそろこの子も限界なようだ』カキカキ
レ級「……」
勇者「じゃ、行ってくるね。僕の格好いいところ、ちゃんと見ててよ?」ニコッ
春雨「……はい!絶対に戻ってきてくださいね、勇者さん!」ニコッ
勇者「……」
春雨「大丈夫ですよ。私だって艦娘です。最悪でも相討ちくらいにはしてみせます」
勇者「ダメだ。僕が戦う」
春雨「……勇者さんのそのお気持ちはありがたいのですが、勇者さんじゃ――――」
勇者「震えてるキミを、戦わせるわけにはいかない」
春雨「っ!」
勇者「ヲ級の時にも言っただろ?キミは戦うには優しすぎる」
春雨「でも!」
勇者「大丈夫。僕にだって、奥の手の一つや二つある」
春雨「なら、せめて二人で――――」
勇者「却下。春雨はそこで見てて?」バッ
春雨「勇者さん!」
勇者「心配しないで。僕は必ず勝つから」
勇者「僕がキミを守るよ、春雨」
春雨「勇者さん……」
エラー娘『話し合いは終わったかな?そろそろこの子も限界なようだ』カキカキ
レ級「……」
勇者「じゃ、行ってくるね。僕の格好いいところ、ちゃんと見ててよ?」ニコッ
春雨「……はい!絶対に戻ってきてくださいね、勇者さん!」ニコッ
42: ◆ATK1PCranA 2014/12/15(月) 19:30:03.65 ID:lLHXlzZD0
勇者「『クロックアップ』」
エラー娘『ああ、そういえばキミにはそれがあったね。生体時間を加速して水上を走るつもりか』カキカキ
勇者「まあね……はあっ!」シュバッ
レ級「……!」
僕はレ級に向かって近づく。自分ではあまり自覚できないけど、今の僕の速度は音速くらいは超えてるんじゃないだろうか。いや、正確にはわからないけど。
高速で接近してくる僕に、レ級は主砲で迎撃しようとしてくる。だが、遅い。一、二、三弾。全弾回避できた。
勇者「やっ!」ザンッ!
い
元いた世界で旅をしていた時から使っている『勇者の剣』というなんとも安直な名前の剣を、真っ直ぐ縦に振り下ろす。どういう身体能力をしているのかは知らないが、超高速の速度のその斬撃は躱され、代わりに貫手が迫ってきた。
勇者「……っ!」グイッ
間一髪それを躱して、今度は伸ばされた腕を取って、そのまま投げる。意外と簡単に投げられたが、上手く着水されてダメージは与えられなかった。
エラー娘『ああ、そういえばキミにはそれがあったね。生体時間を加速して水上を走るつもりか』カキカキ
勇者「まあね……はあっ!」シュバッ
レ級「……!」
僕はレ級に向かって近づく。自分ではあまり自覚できないけど、今の僕の速度は音速くらいは超えてるんじゃないだろうか。いや、正確にはわからないけど。
高速で接近してくる僕に、レ級は主砲で迎撃しようとしてくる。だが、遅い。一、二、三弾。全弾回避できた。
勇者「やっ!」ザンッ!
い
元いた世界で旅をしていた時から使っている『勇者の剣』というなんとも安直な名前の剣を、真っ直ぐ縦に振り下ろす。どういう身体能力をしているのかは知らないが、超高速の速度のその斬撃は躱され、代わりに貫手が迫ってきた。
勇者「……っ!」グイッ
間一髪それを躱して、今度は伸ばされた腕を取って、そのまま投げる。意外と簡単に投げられたが、上手く着水されてダメージは与えられなかった。
43: ◆ATK1PCranA 2014/12/15(月) 19:45:23.98 ID:lLHXlzZD0
今度はあっちから近づいてきた。余裕で回避。
勇者「たあっ!」ザンッ!
すれ違いざまに一閃。敵の主砲を破壊することに成功。これで少しは勝率があがるはずだ。
エラー娘『相変わらずそれを使っているときのキミはチートだな。でも、あとどれくらい持つのかな?私の見立てでは三十秒くらいだが』カキカキ
勇者「うるさい!」バッ
そう、エラー娘の言うとおり、僕がこの状態を維持できるのは長くても残り三十秒弱だ。それまでに決着を着けなければならない。
勇者(やるしか、ないか……!)
僕は一か所に留まって足踏みを始めた。たぶん、傍から見れば止まっているようにしか見えないはずだ。
これを好機と見て、レ級が一直線上に近づいてくる。あの構えは、また貫手を狙っているんだろう。
勇者(集中だ、集中しろ……)
そしてついに、レ級が僕の攻撃範囲内に入った。
勇者「う、らあっ!」
僕はまずレ級の右肩、つまり支点を貫いた。限界まで伸ばしていたレ級の右腕が吹っ飛ぶ。
さらにそこから横に一閃。流石の回避力で斬り裂けはしなかったが、それでも深手を負わせた。
そしてラスト。斜めに交差するような斬撃を二回。渾身の力を込めた突きを胸に一回。
レ級は体をボロボロに引き裂かれ、胸を貫かれたまま死亡した。最後まで、好戦的な笑みを浮かべたまま。
勇者「たあっ!」ザンッ!
すれ違いざまに一閃。敵の主砲を破壊することに成功。これで少しは勝率があがるはずだ。
エラー娘『相変わらずそれを使っているときのキミはチートだな。でも、あとどれくらい持つのかな?私の見立てでは三十秒くらいだが』カキカキ
勇者「うるさい!」バッ
そう、エラー娘の言うとおり、僕がこの状態を維持できるのは長くても残り三十秒弱だ。それまでに決着を着けなければならない。
勇者(やるしか、ないか……!)
僕は一か所に留まって足踏みを始めた。たぶん、傍から見れば止まっているようにしか見えないはずだ。
これを好機と見て、レ級が一直線上に近づいてくる。あの構えは、また貫手を狙っているんだろう。
勇者(集中だ、集中しろ……)
そしてついに、レ級が僕の攻撃範囲内に入った。
勇者「う、らあっ!」
僕はまずレ級の右肩、つまり支点を貫いた。限界まで伸ばしていたレ級の右腕が吹っ飛ぶ。
さらにそこから横に一閃。流石の回避力で斬り裂けはしなかったが、それでも深手を負わせた。
そしてラスト。斜めに交差するような斬撃を二回。渾身の力を込めた突きを胸に一回。
レ級は体をボロボロに引き裂かれ、胸を貫かれたまま死亡した。最後まで、好戦的な笑みを浮かべたまま。
44: ◆ATK1PCranA 2014/12/15(月) 19:51:47.80 ID:lLHXlzZD0
勇者「はっ……はっ……」
レ級を倒すのとほぼ同時に、僕の魔力も底を尽き、『クロックアップ』の効果が切れる。
春雨「勇者さん!待ってください。今助けに……」
春雨が沈みそうな僕を助けに来ようと海面を走り出した。
勇者「ダメだ、春雨。まだ、戦いは終わって――――」
エラー娘「『ウォーターランス』」バシュ
勇者「く、は……」ドンッ
エラー娘の作り出した水の槍に貫かれ、僕の身体から血と共に力が抜けていく。
春雨「勇者さん!」
レ級を倒すのとほぼ同時に、僕の魔力も底を尽き、『クロックアップ』の効果が切れる。
春雨「勇者さん!待ってください。今助けに……」
春雨が沈みそうな僕を助けに来ようと海面を走り出した。
勇者「ダメだ、春雨。まだ、戦いは終わって――――」
エラー娘「『ウォーターランス』」バシュ
勇者「く、は……」ドンッ
エラー娘の作り出した水の槍に貫かれ、僕の身体から血と共に力が抜けていく。
春雨「勇者さん!」
45: ◆ATK1PCranA 2014/12/15(月) 20:17:46.19 ID:lLHXlzZD0
エラー娘『やれやれ、貴重な成功例を見事にぶっ壊してくれるとは……これは私も流石に頭に来てしまったよ』カキカキ
春雨「よくも!勇者さんを!」
エラー娘『おお怖い怖い。そんなに睨まないでくれ』カキカキ
春雨「このっ!」カチャッ
エラー娘『キミは、勇者くんのことが好きだったのかい?』カキカキ
春雨「……っ!」ドンッ
エラー娘『ハズレだ。砲撃をする時は狙いをきちんと定めないとダメだぞ?その動揺っぷりを見る限り、どうやら私の言ったことは当たっていたようだね』
春雨「……だったら、どうしたんですか。確かに私は、勇者さんのことが好きでした」
春雨「出会ったあの日、死にそうだった私を助けてくれた。私の想いを聞いて、励ましてくれた。私の過ちを、体を張って止めてくれた」
春雨「こんな私を、守ってくれるって言ってくれたんです」
春雨「でも、勇者さんはもういません。あなたがさっき、殺したんです!」キッ
エラー娘『……素晴らしい。それ程の敵意を「春雨」が放てるとは。いい、最高だよ』カキカキ
春雨「よくも!勇者さんを!」
エラー娘『おお怖い怖い。そんなに睨まないでくれ』カキカキ
春雨「このっ!」カチャッ
エラー娘『キミは、勇者くんのことが好きだったのかい?』カキカキ
春雨「……っ!」ドンッ
エラー娘『ハズレだ。砲撃をする時は狙いをきちんと定めないとダメだぞ?その動揺っぷりを見る限り、どうやら私の言ったことは当たっていたようだね』
春雨「……だったら、どうしたんですか。確かに私は、勇者さんのことが好きでした」
春雨「出会ったあの日、死にそうだった私を助けてくれた。私の想いを聞いて、励ましてくれた。私の過ちを、体を張って止めてくれた」
春雨「こんな私を、守ってくれるって言ってくれたんです」
春雨「でも、勇者さんはもういません。あなたがさっき、殺したんです!」キッ
エラー娘『……素晴らしい。それ程の敵意を「春雨」が放てるとは。いい、最高だよ』カキカキ
46: ◆ATK1PCranA 2014/12/15(月) 20:35:48.88 ID:lLHXlzZD0
エラー娘『本当はキミも沈める予定だったんだが……気が変わった。もっと面白そうなことをしてみよう』
春雨「な、何を……っ!」ビクン
エラー娘「通信エラーが発生しました。お手数ですが、掲示板TOPよりSSの再開をお願いします」ニャー
春雨「な、こ、これは……」
エラー娘『そう、キミ達が「Error」と呼ぶものさ』カキカキ
春雨「い、嫌です!ゆ、勇者さんとの、みんなとの思い出が、消えていく……」
エラー娘『キミには深海棲艦となってもらう。その方が、百年後が面白くなりそうだからね』カキカキ
春雨「いヤ、イヤ、勇者、サン、助ケ、テ……」クタン
エラー娘『さてと、後は残った艦娘の処理と……』カキカキ
エラー娘『……折角だ、キミも再利用させてもらうよ。勇者くん』カキカキ
エラー娘「通信エラーが発生しました。お手数ですが、掲示板TOPよりSSの再開をお願いします」ニャー
春雨「な、何を……っ!」ビクン
エラー娘「通信エラーが発生しました。お手数ですが、掲示板TOPよりSSの再開をお願いします」ニャー
春雨「な、こ、これは……」
エラー娘『そう、キミ達が「Error」と呼ぶものさ』カキカキ
春雨「い、嫌です!ゆ、勇者さんとの、みんなとの思い出が、消えていく……」
エラー娘『キミには深海棲艦となってもらう。その方が、百年後が面白くなりそうだからね』カキカキ
春雨「いヤ、イヤ、勇者、サン、助ケ、テ……」クタン
エラー娘『さてと、後は残った艦娘の処理と……』カキカキ
エラー娘『……折角だ、キミも再利用させてもらうよ。勇者くん』カキカキ
エラー娘「通信エラーが発生しました。お手数ですが、掲示板TOPよりSSの再開をお願いします」ニャー
48: ◆ATK1PCranA 2014/12/15(月) 20:51:47.82 ID:lLHXlzZD0
~~~~~
瑞鶴「チッ……もう、限界みたいね。総員飛行甲板。翔鶴姉ぇ、今度は私が先に、逝くね……」轟沈
高雄「私、沈むのね……愛宕、二人をよろしくね。摩耶、もう少し女の子らしくしなさい。鳥海、あなたのことは姉として誇りに思うわ。さよなら、私の可愛い妹たち……」轟沈
陸奥「あらあら、私もダメか。でも、戦いで沈むなら後悔は一つしかないわ……ねえ、長門。私は最後まで、格好いいビッグ7でいられたかな」轟沈
エラー娘「通信エラーが発生しました。お手数ですが、掲示板TOPよりSSの再開をお願いします」ニャー
~~~~~
ヲ級「ヲ……最後ニモウ一度、姫ヤ鬼に会イタカッタナ……」
榛名「あはは……榛名も、沈んじゃいますね……金剛姉さま、比叡姉さま、霧島ちゃん、不出来な姉妹を許してくださいね」
ヲ級「榛名。私トアナタハ、イツデモ一緒ダヨ、ネ……?」ニコッ
榛名「ハイ、あなたと榛名はいつまでも、ずっとずっと一緒です』ニコッ
ヲ級「アリガトウ……私ノ、親友……」轟沈
榛名「いつかまた、会うその日まで。さよならです……」轟沈
エラー娘「通信エラーが発生しました。お手数ですが、掲示板TOPよりSSの再開をお願いします」ニャー
瑞鶴「チッ……もう、限界みたいね。総員飛行甲板。翔鶴姉ぇ、今度は私が先に、逝くね……」轟沈
高雄「私、沈むのね……愛宕、二人をよろしくね。摩耶、もう少し女の子らしくしなさい。鳥海、あなたのことは姉として誇りに思うわ。さよなら、私の可愛い妹たち……」轟沈
陸奥「あらあら、私もダメか。でも、戦いで沈むなら後悔は一つしかないわ……ねえ、長門。私は最後まで、格好いいビッグ7でいられたかな」轟沈
エラー娘「通信エラーが発生しました。お手数ですが、掲示板TOPよりSSの再開をお願いします」ニャー
~~~~~
ヲ級「ヲ……最後ニモウ一度、姫ヤ鬼に会イタカッタナ……」
榛名「あはは……榛名も、沈んじゃいますね……金剛姉さま、比叡姉さま、霧島ちゃん、不出来な姉妹を許してくださいね」
ヲ級「榛名。私トアナタハ、イツデモ一緒ダヨ、ネ……?」ニコッ
榛名「ハイ、あなたと榛名はいつまでも、ずっとずっと一緒です』ニコッ
ヲ級「アリガトウ……私ノ、親友……」轟沈
榛名「いつかまた、会うその日まで。さよならです……」轟沈
エラー娘「通信エラーが発生しました。お手数ですが、掲示板TOPよりSSの再開をお願いします」ニャー
49: ◆ATK1PCranA 2014/12/15(月) 20:58:17.83 ID:lLHXlzZD0
エラー娘「全員に今回の記憶が引き継がれないように、引き継がれても思い出せないようにセーフティを掛けておいたよ。これでいいかい?」ニャー
エラー娘「まったく、人使いの荒い奴だ。いくら私が『便利キャラ』として設定されているかといって、キミの文才の無さや構成力の無さを何とかするのは疲れるんだよ?」ニャー
エラー娘「でもまあ確かに、今回のことで色々有意義なデータも取れた。何より、百年後への『伏線』を作れたのは大きいね」ニャー
エラー娘「ん?何だって?『そろそろ終わらせたいから喋るな』?やれやれ、今回こんなに頑張ったんだから、もう少しくらい喋らせてくれてもいいじゃないか。心の狭い奴だ」ニャー
エラー娘「それじゃあ最後に『観測者』の皆さんに、ヒントを与えておこうか」ニャー
エラー娘「今回のことを含めた一連の出来事。すべて黒幕は――――」ニャー
エラー娘「――――キミ達も、知っている者だ」ニャー
エラー娘「まったく、人使いの荒い奴だ。いくら私が『便利キャラ』として設定されているかといって、キミの文才の無さや構成力の無さを何とかするのは疲れるんだよ?」ニャー
エラー娘「でもまあ確かに、今回のことで色々有意義なデータも取れた。何より、百年後への『伏線』を作れたのは大きいね」ニャー
エラー娘「ん?何だって?『そろそろ終わらせたいから喋るな』?やれやれ、今回こんなに頑張ったんだから、もう少しくらい喋らせてくれてもいいじゃないか。心の狭い奴だ」ニャー
エラー娘「それじゃあ最後に『観測者』の皆さんに、ヒントを与えておこうか」ニャー
エラー娘「今回のことを含めた一連の出来事。すべて黒幕は――――」ニャー
エラー娘「――――キミ達も、知っている者だ」ニャー
50: ◆ATK1PCranA 2014/12/15(月) 21:03:39.05 ID:lLHXlzZD0
こうして一人の少年と、その仲間の艦娘たちが挑んだ無謀な挑戦の物語は幕を閉じる。
だが、忘れてはいけない。これはあくまで『設定資料集』で『前日譚』であることを。
『本編』はまだ、終わっていないのだから。
~~~~~
榛名「こ、高速戦艦榛名です。あ、あなたが提督ですか?よろしくお願いします」ペコリ
提督「榛名、か。よし……覚えた。これからよろしくな」
榛名「は、はい!」
~~~~~
『本編』が喜劇となるか、悲劇となるか。ハッピーエンドになるか、バッドエンドになるか。
それはまだ、誰にもわからない。
だが、忘れてはいけない。これはあくまで『設定資料集』で『前日譚』であることを。
『本編』はまだ、終わっていないのだから。
~~~~~
榛名「こ、高速戦艦榛名です。あ、あなたが提督ですか?よろしくお願いします」ペコリ
提督「榛名、か。よし……覚えた。これからよろしくな」
榛名「は、はい!」
~~~~~
『本編』が喜劇となるか、悲劇となるか。ハッピーエンドになるか、バッドエンドになるか。
それはまだ、誰にもわからない。
51: ◆ATK1PCranA 2014/12/15(月) 21:06:30.73 ID:lLHXlzZD0
これにてこのスレは終了!『バッドエンドじゃねえか!』ですって?あはは嫌だなあ、これのどこがバッドエンド……あれ?これバッドエンドじゃね?……気にしたら負けだ!(逃げ)
まあ、いつか気が向いたら今回投げっぱなしにした伏線も回収するんで、関連スレの方もよろしくお願いします
まあ、いつか気が向いたら今回投げっぱなしにした伏線も回収するんで、関連スレの方もよろしくお願いします
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 21:23:05.14 ID:S66R1A9Po
おつー
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 22:24:58.82 ID:9qVsQFzuo
乙です
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418460855/
Entry ⇒ 2015.08.31 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
黒井「ククク…、やっと貴様に復讐ができる…」玲音「………」
1: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 20:40:53.27 ID:x0yZeYf+0
R-18
リョナ描写あり
脱糞注意
リョナ描写あり
脱糞注意
2: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 20:42:21.53 ID:x0yZeYf+0
玲音「………」
黒井「どんな気分だ? 散々ひどい目に合わせた相手から見下ろされる感じは?」
玲音「………」
黒井「今までは私の貞操を初め、プライド、会社、その他もろもろを貴様に奪われたな」
黒井「今度は逆に奪ってやる、10倍に返してな!」
玲音「………」ギロッ
黒井「…何だその目は? 気に食わん…、まだ抵抗しようというのか?」
黒井「自分がどんな状況なのかわかっていながらか?」
玲音「………」
黒井「………」
黒井「どんな気分だ? 散々ひどい目に合わせた相手から見下ろされる感じは?」
玲音「………」
黒井「今までは私の貞操を初め、プライド、会社、その他もろもろを貴様に奪われたな」
黒井「今度は逆に奪ってやる、10倍に返してな!」
玲音「………」ギロッ
黒井「…何だその目は? 気に食わん…、まだ抵抗しようというのか?」
黒井「自分がどんな状況なのかわかっていながらか?」
玲音「………」
黒井「………」
3: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 20:43:27.66 ID:x0yZeYf+0
バチン!
玲音「…っ!」
黒井「おい、なんか言ったらどうだ!?」
玲音「………」
黒井「まただんまりか…、これだけのことをしても全く怯えんとはつまらん…」
黒井「…そうだ、貴様は私の全てを奪った」
黒井「今度は私が貴様の全てを奪ってやろう」
玲音「全てを…奪う? 生憎、アタシはあらゆる物を捨ててきたから奪うものなんてないよ」
黒井「やっと口を開いたか、ところでその捨ててきたものの中にアイドルは入っているのか?」
玲音「何!?」
玲音「…っ!」
黒井「おい、なんか言ったらどうだ!?」
玲音「………」
黒井「まただんまりか…、これだけのことをしても全く怯えんとはつまらん…」
黒井「…そうだ、貴様は私の全てを奪った」
黒井「今度は私が貴様の全てを奪ってやろう」
玲音「全てを…奪う? 生憎、アタシはあらゆる物を捨ててきたから奪うものなんてないよ」
黒井「やっと口を開いたか、ところでその捨ててきたものの中にアイドルは入っているのか?」
玲音「何!?」
5: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 20:48:20.88 ID:x0yZeYf+0
黒井「ふふふ…」ガシッ
ビリリリリ! ビリィ!
玲音「なっ…!?」
黒井「なかなかいい乳じゃないか~…」ジーッ
玲音「見るな!やめろ!」
黒井「やめろといってやめる馬鹿がどこにいる?」ムニュ
玲音「触るな!触れるな!」
黒井「断る」クリッ
玲音「やめろ! やめ……んっ…///」
黒井「おやぁ? 今、はしたない声が聞こえた気がしたなぁ~」
ビリリリリ! ビリィ!
玲音「なっ…!?」
黒井「なかなかいい乳じゃないか~…」ジーッ
玲音「見るな!やめろ!」
黒井「やめろといってやめる馬鹿がどこにいる?」ムニュ
玲音「触るな!触れるな!」
黒井「断る」クリッ
玲音「やめろ! やめ……んっ…///」
黒井「おやぁ? 今、はしたない声が聞こえた気がしたなぁ~」
6: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 20:51:14.00 ID:x0yZeYf+0
黒井「ここがいいのか?」クリクリクリクリ
玲音「……………」
黒井「反応なしか…、ならこれならどうだ?」キュッ
玲音「…っ!?」ビクン!
モミモミ…クリクリクリ…
玲音「……っ……///…//////」ビクン
モニュモニュ…モミッ…モミモミ
玲音「………/////」ビクビク
クリクリ…ギュウ…
玲音「……んぁ///」ビックン!
玲音「……………」
黒井「反応なしか…、ならこれならどうだ?」キュッ
玲音「…っ!?」ビクン!
モミモミ…クリクリクリ…
玲音「……っ……///…//////」ビクン
モニュモニュ…モミッ…モミモミ
玲音「………/////」ビクビク
クリクリ…ギュウ…
玲音「……んぁ///」ビックン!
7: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 20:54:22.89 ID:x0yZeYf+0
黒井「どうやら貴様は乳首に敏感らしいな…とんだ変態だ」モミモミ
黒井「こんな変態がオーバーランクだとは笑わせてくれる」モミモミ
玲音「女性の胸揉んだりしている50代に変態なんて言われたくないね!」
黒井「はははっ…、ごもっともだ」
黒井「確かに私は変態かもしれんな、だがそんなことはどうでもいい…なぜなら…」キラーン
プスッ
玲音「がっ!」
黒井「これから貴様を二度とアイドルが出来ないような体にするからな」
黒井「こんな変態がオーバーランクだとは笑わせてくれる」モミモミ
玲音「女性の胸揉んだりしている50代に変態なんて言われたくないね!」
黒井「はははっ…、ごもっともだ」
黒井「確かに私は変態かもしれんな、だがそんなことはどうでもいい…なぜなら…」キラーン
プスッ
玲音「がっ!」
黒井「これから貴様を二度とアイドルが出来ないような体にするからな」
9: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 20:56:34.70 ID:x0yZeYf+0
チュウウウウウ
玲音「ああ…な、なにを…」
黒井「なに、暴れては困るから体が動かなくなる注射をしただけだ」
黒井「さて、下のお汁はどうなっているかな?」ガシッ
黒井社長は玲音の下着を掴み
ビリリィィィイ!
豪快に破る
玲音「!?」
黒井「なんだ、さっきの乳首攻めのせいか、ぐっしょりじゃないか」
黒井「上の口は威勢がよくても、下の口は正直らしいな」クチュクチュ
玲音「……っ…ゃ//やめ…ろ…///」
黒井「さっきも言っただろ、やめろといってやめる馬鹿がどこにいる?」クチュクチュ
玲音「ぁあ…//」ビクン
黒井「どうやら気持ち良いらしいな、ならこれからもっと気持ちよくしてやる」
黒井「まずこのロープを解こう、邪魔だ」シュルシュル
玲音(ロープが解けたのに…体が…うまく動かない…)
玲音「ああ…な、なにを…」
黒井「なに、暴れては困るから体が動かなくなる注射をしただけだ」
黒井「さて、下のお汁はどうなっているかな?」ガシッ
黒井社長は玲音の下着を掴み
ビリリィィィイ!
豪快に破る
玲音「!?」
黒井「なんだ、さっきの乳首攻めのせいか、ぐっしょりじゃないか」
黒井「上の口は威勢がよくても、下の口は正直らしいな」クチュクチュ
玲音「……っ…ゃ//やめ…ろ…///」
黒井「さっきも言っただろ、やめろといってやめる馬鹿がどこにいる?」クチュクチュ
玲音「ぁあ…//」ビクン
黒井「どうやら気持ち良いらしいな、ならこれからもっと気持ちよくしてやる」
黒井「まずこのロープを解こう、邪魔だ」シュルシュル
玲音(ロープが解けたのに…体が…うまく動かない…)
10: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 20:58:20.43 ID:x0yZeYf+0
黒井「さて早速はじめよう」ボロン
玲音「!?」
黒井「初めてだからうまくいかなかったら許してくれ、フフフ…」スッ…
玲音「おい! 馬鹿、やめろ!」
ズブウウウウウウウウウウウ!
玲音「あっ…あぁ……!」
玲音「あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!!!」ビクビクン!
玲音「痛い! 痛い! 抜け、今すぐ抜け!」
黒井「抜けといって抜くやつがいるか」
黒井「貴様に私が味わった苦しみをそのままプレゼントしてやる!」パンパン
玲音「ぁ"あ"あ"あ"…あ"あ"あ"あ"あ"!!!」ガクガクガクガク
玲音「!?」
黒井「初めてだからうまくいかなかったら許してくれ、フフフ…」スッ…
玲音「おい! 馬鹿、やめろ!」
ズブウウウウウウウウウウウ!
玲音「あっ…あぁ……!」
玲音「あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!!!」ビクビクン!
玲音「痛い! 痛い! 抜け、今すぐ抜け!」
黒井「抜けといって抜くやつがいるか」
黒井「貴様に私が味わった苦しみをそのままプレゼントしてやる!」パンパン
玲音「ぁ"あ"あ"あ"…あ"あ"あ"あ"あ"!!!」ガクガクガクガク
11: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 20:59:02.74 ID:x0yZeYf+0
パンパンパンパンパンパンパンパン
黒井「なかなかいいじゃないか、さすがはトップオブトップだな」
玲音「ううっ……うぁっ…」
黒井「泣いているのか? 初めてはやはり好きな人がよかったか?」パンパン
玲音「ぅぁ…ぁああ…うぅ…」ヒック
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
玲音「うぅっ…く…ちくしょう…ちくしょう……」グスン
黒井「なかなかいいじゃないか、さすがはトップオブトップだな」
玲音「ううっ……うぁっ…」
黒井「泣いているのか? 初めてはやはり好きな人がよかったか?」パンパン
玲音「ぅぁ…ぁああ…うぅ…」ヒック
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
玲音「うぅっ…く…ちくしょう…ちくしょう……」グスン
12: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 20:59:41.95 ID:x0yZeYf+0
黒井「うっ…そろそろ出そうだな」
玲音「何!?」
黒井「そうだ、せっかくだから私の子を孕んでもらおうか」
黒井「トップアイドル玲音が妊娠と世間が知ったら貴様は二度とアイドルはおろかメディアにも出れんな!」
玲音「誰が貴様の子なんて…産むもの…か…うぅ…//」
黒井「そろそろ出すぞ、元気な子を産むがいい!」
玲音「何だと!? やめろ…おいふざけるな!」
黒井「いくぞ!」
玲音「やめろおおおおおおおおおおおおおお!!!」
玲音「何!?」
黒井「そうだ、せっかくだから私の子を孕んでもらおうか」
黒井「トップアイドル玲音が妊娠と世間が知ったら貴様は二度とアイドルはおろかメディアにも出れんな!」
玲音「誰が貴様の子なんて…産むもの…か…うぅ…//」
黒井「そろそろ出すぞ、元気な子を産むがいい!」
玲音「何だと!? やめろ…おいふざけるな!」
黒井「いくぞ!」
玲音「やめろおおおおおおおおおおおおおお!!!」
13: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 21:03:28.97 ID:x0yZeYf+0
ドビュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!
黒井「んごおおおおおおおおおおおお/////」
男B「ふぅ…兄貴、こいつ目が覚めましたぜ」
男A「やっとか、これでこいつの心地よい悲鳴がまた聞けるぜ」
黒井「んご…んぐっ…?」
男B「ほら、次は兄貴の番ですぜ」
男A「わかってるよ」ズブッ
黒井「んごっ!?」ビクン
男A「おらおらいくぜ!」ズボズボズボズボズボズボズボズボ
黒井「んぐううううううう!!!」ビクンビクン!
黒井「んごおおおおおおおおおおおお/////」
男B「ふぅ…兄貴、こいつ目が覚めましたぜ」
男A「やっとか、これでこいつの心地よい悲鳴がまた聞けるぜ」
黒井「んご…んぐっ…?」
男B「ほら、次は兄貴の番ですぜ」
男A「わかってるよ」ズブッ
黒井「んごっ!?」ビクン
男A「おらおらいくぜ!」ズボズボズボズボズボズボズボズボ
黒井「んぐううううううう!!!」ビクンビクン!
14: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 21:05:15.41 ID:x0yZeYf+0
黒井社長はようやく自分の今の現状に気づいた
今まで玲音に対して強気になっていたのも
性的な行為をしたことも処女を奪ったことも
すべては夢の中の出来事であった
実際の黒井社長は、轡を口にはめられ手と足が縛られて女豹のポーズで犯されているのであった
今までは全部夢だったが、自分が肛門に男のアレを挿入されているこの状況だけは現実であった
黒井社長は嘆いた、この弱肉強食の現実に
黒井社長は嘆いた、この今の自分の惨めな姿に
今まで玲音に対して強気になっていたのも
性的な行為をしたことも処女を奪ったことも
すべては夢の中の出来事であった
実際の黒井社長は、轡を口にはめられ手と足が縛られて女豹のポーズで犯されているのであった
今までは全部夢だったが、自分が肛門に男のアレを挿入されているこの状況だけは現実であった
黒井社長は嘆いた、この弱肉強食の現実に
黒井社長は嘆いた、この今の自分の惨めな姿に
15: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 21:06:17.97 ID:x0yZeYf+0
男A「ほらほらほらほらァ!」ズッポズッポズッポズッポズッポズッポ
黒井「んぐ! むぐう"う"う"う"う"う"!!!!!」ジタバタ
男A「暴れるな! B、スタンガン!」
男B「へい!」
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!
黒井「う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"!!!」ガクガクガクガクガクガク
黒井「う"っ…む…」ビュルルルルルルル
黒井「ぅぅ…」ガクリ
男A「イきながらまた気絶したぜ…、なんか萎えたな」ヌポッ
男A「そうだ! B、空気ポンプをもってこい!」
男B「へい!」
黒井「んぐ! むぐう"う"う"う"う"う"!!!!!」ジタバタ
男A「暴れるな! B、スタンガン!」
男B「へい!」
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!
黒井「う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"!!!」ガクガクガクガクガクガク
黒井「う"っ…む…」ビュルルルルルルル
黒井「ぅぅ…」ガクリ
男A「イきながらまた気絶したぜ…、なんか萎えたな」ヌポッ
男A「そうだ! B、空気ポンプをもってこい!」
男B「へい!」
18: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 21:09:09.95 ID:x0yZeYf+0
黒井「………」
男B「もってきました!」
男A「よし、これをこいつのケツの穴に…」
ズブッ
黒井「…」
男A「よし、やれ」
男B「いくぜ!」
シューコーシューコーシューコーシューコー
黒井「…むぅ……む?」ガタッ
男A「起きたようだな、今面白いことをしているんだ」
男B「もってきました!」
男A「よし、これをこいつのケツの穴に…」
ズブッ
黒井「…」
男A「よし、やれ」
男B「いくぜ!」
シューコーシューコーシューコーシューコー
黒井「…むぅ……む?」ガタッ
男A「起きたようだな、今面白いことをしているんだ」
19: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 21:10:54.91 ID:x0yZeYf+0
シューコーシューコーシューコーシューコー
黒井「ぐっ…むぐ…!」
シューコーシューコーシューコーシューコー
黒井「むー! むううううううう!!!」
男A「暴れたら困るから手足をさっきより頑丈に縛ったぜ」
シューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコー
シューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコー
黒井「む"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"!!!」
男A「黙れ! またスタンガン喰らいたいのか!?」
黒井「む"…」
黒井「ぐっ…むぐ…!」
シューコーシューコーシューコーシューコー
黒井「むー! むううううううう!!!」
男A「暴れたら困るから手足をさっきより頑丈に縛ったぜ」
シューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコー
シューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコーシューコー
黒井「む"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"!!!」
男A「黙れ! またスタンガン喰らいたいのか!?」
黒井「む"…」
20: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 21:11:27.76 ID:x0yZeYf+0
黒井「ぐ…ぐぅ…」
男A「おっ、立派に膨らんできたじゃないか、まるで妊婦だな」ポンポン
男A「よし、もうそれくらいでいいぞ」
男B「へい」キュポン
黒井「む…む…うう…」プスー
男A「さてと…、この轡をはずすか」
黒井「…ぅ…貴様ら、一体…私をどうしようと…」
男A「こうするんだよ!」
男A「おっ、立派に膨らんできたじゃないか、まるで妊婦だな」ポンポン
男A「よし、もうそれくらいでいいぞ」
男B「へい」キュポン
黒井「む…む…うう…」プスー
男A「さてと…、この轡をはずすか」
黒井「…ぅ…貴様ら、一体…私をどうしようと…」
男A「こうするんだよ!」
21: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 21:13:58.48 ID:x0yZeYf+0
男A「オラァ」ドスッ!!!
黒井「が…、がああああああああああああ!!!」ブブウウウウウウウウウウ!
男B「うわっ、大量の空気がケツから出てますよ兄貴!」
男A「随分馬鹿でかい屁だな、下品すぎてちょっと引いたぜ…」
黒井「あ…ああが…」ガタガタ
男A「ほらもう一発!」ドゴオ!!!
ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!
黒井「ぁ"ぁ"…ぁ"……!!!!」
ブウッ…ブッ…ブブブ…
黒井「ぁ"ぁ"…ぁが…がぁ…」ガタガタガタガタ
黒井「が…、がああああああああああああ!!!」ブブウウウウウウウウウウ!
男B「うわっ、大量の空気がケツから出てますよ兄貴!」
男A「随分馬鹿でかい屁だな、下品すぎてちょっと引いたぜ…」
黒井「あ…ああが…」ガタガタ
男A「ほらもう一発!」ドゴオ!!!
ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!
黒井「ぁ"ぁ"…ぁ"……!!!!」
ブウッ…ブッ…ブブブ…
黒井「ぁ"ぁ"…ぁが…がぁ…」ガタガタガタガタ
22: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 21:16:17.87 ID:x0yZeYf+0
黒井「ぁ"ぁ"…ぁが…がぁ…」ガタガタガタガタ
男A「とどめだ!」
ドスッ!
黒井「お"こ"お"お"お"お"お"お"お"お"お"!!!」
ブウウウウウウウウウウウリュリュブリュリュリュグチュブリブリメリメリメリブウウウ!!!
男A「ウェェッ…汚ねえな、屁だけじゃなくて身まで撒き散らしたぜ」
黒井「…ぉお……ぉぉぉ………」ジョロロロロロロロロ
男B「こいつ漏らしていまっせ」
男A「糞と尿垂れ流すんじゃねえ! 誰が掃除すると思ってんだ!」ドン!
ビチャッ!
黒井「ぉ…ぅぅ…………」ガクガクガクガク
男B「こいつどうします?」
男A「このまま放っておく訳にはいかんな、玲音様が見たらあまりの臭さにに激怒するだろう」
男A「とりあえず体を綺麗にしろ、洗うついでに犯しても良いぜ」
男B「よっしゃあ! それじゃあ早速洗うか」
黒井「ぅ……ぅぇぇ…」ガクガクガクガク
男A「とどめだ!」
ドスッ!
黒井「お"こ"お"お"お"お"お"お"お"お"お"!!!」
ブウウウウウウウウウウウリュリュブリュリュリュグチュブリブリメリメリメリブウウウ!!!
男A「ウェェッ…汚ねえな、屁だけじゃなくて身まで撒き散らしたぜ」
黒井「…ぉお……ぉぉぉ………」ジョロロロロロロロロ
男B「こいつ漏らしていまっせ」
男A「糞と尿垂れ流すんじゃねえ! 誰が掃除すると思ってんだ!」ドン!
ビチャッ!
黒井「ぉ…ぅぅ…………」ガクガクガクガク
男B「こいつどうします?」
男A「このまま放っておく訳にはいかんな、玲音様が見たらあまりの臭さにに激怒するだろう」
男A「とりあえず体を綺麗にしろ、洗うついでに犯しても良いぜ」
男B「よっしゃあ! それじゃあ早速洗うか」
黒井「ぅ……ぅぇぇ…」ガクガクガクガク
23: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 21:17:35.48 ID:x0yZeYf+0
その頃
やよい「はあ//はあ//玲音さんのレッスン…とても激しすぎましたぁ♥」
玲音「だけど高槻はすごいよ///アタシの練習についてこられるなんて///」
やよい「でも…ちょっと…汗を……かいて…とても疲れました…」
玲音「汗? どれどれ?」ペロッ
やよい「ひゃっ///」
玲音「ん~~…、高槻の汗、甘さとしょっぱさが混じって…とてもおいしい!」
やよい「そ…そんな大きな声で言わないでください…」
玲音「あ、ごめんごめん それじゃあ一緒にお風呂に入って汗を流しに行こうか」
やよい「はい///」
玲音(そして第二ラウンドはお風呂でゆっくりとね…ふふっ♪)
終わり
やよい「はあ//はあ//玲音さんのレッスン…とても激しすぎましたぁ♥」
玲音「だけど高槻はすごいよ///アタシの練習についてこられるなんて///」
やよい「でも…ちょっと…汗を……かいて…とても疲れました…」
玲音「汗? どれどれ?」ペロッ
やよい「ひゃっ///」
玲音「ん~~…、高槻の汗、甘さとしょっぱさが混じって…とてもおいしい!」
やよい「そ…そんな大きな声で言わないでください…」
玲音「あ、ごめんごめん それじゃあ一緒にお風呂に入って汗を流しに行こうか」
やよい「はい///」
玲音(そして第二ラウンドはお風呂でゆっくりとね…ふふっ♪)
終わり
25: ◆5m18GD4M5g 2015/01/10(土) 21:19:57.91 ID:x0yZeYf+0
デレマスアニメで876やジュピターが出たのに黒井社長が出なかったのは可愛そうだと思ったので書きました
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 21:24:53.03 ID:kHlqThAU0
夢の中の描写に比べて現実の描写の細やかで分量も多いことよ
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/11(日) 01:12:14.62 ID:PEiU7AGNo
は?
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420890043/
Entry ⇒ 2015.08.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
リツコ「出来たわシンジ君、>>3を>>7機械よ!」
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 21:37:12.50 ID:U6JqhWaxO
シンジ「えっ」
レイ「どうしてそんなもの作ったんですか?」
リツコ「まあ聞きなさいって」
レイ「どうしてそんなもの作ったんですか?」
リツコ「まあ聞きなさいって」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 21:40:30.32 ID:SFfw6O7cO
マリ
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 21:40:55.77 ID:Z1FviyZmO
イカせる
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 21:53:44.16 ID:U6JqhWaxO
リツコ「このマリをイカせる機械は文字通り、真希波・マリ・イラストリアスをイカせる機械よ」
シンジ「…なんでそんなもの作ったんですか」
レイ「真希波さんにしか使えないんですか?」
リツコ「ええ、他の人に使うと何が起こるかわからないわ」
リツコ「じゃあシンジ君、これあげるから」
シンジ「えっ、ちょリツコさん!」
シンジ「どうしようこれ………」
シンジ「…なんでそんなもの作ったんですか」
レイ「真希波さんにしか使えないんですか?」
リツコ「ええ、他の人に使うと何が起こるかわからないわ」
リツコ「じゃあシンジ君、これあげるから」
シンジ「えっ、ちょリツコさん!」
シンジ「どうしようこれ………」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 22:06:09.74 ID:U6JqhWaxO
レイ「まあ貰ったのだから使ってみましょうよ」
シンジ「う、うん…このボタンを押せばいいのかな?」ポチッ
ーーーーーーー
マリ「…っ?///」ビクビクッ
アスカ「んーどうしたコネメガネ」
マリ「…な、なんでもないにゃ…///」
アスカ「ふーん」
マリ「(今のは何?)あははは…」
ーーーーーーー
シンジ「うーん、本人がいないとわからないや」
レイ「……………」ポチッポチッ
シンジ「よし、マリさんを呼んでみるか」
シンジ「う、うん…このボタンを押せばいいのかな?」ポチッ
ーーーーーーー
マリ「…っ?///」ビクビクッ
アスカ「んーどうしたコネメガネ」
マリ「…な、なんでもないにゃ…///」
アスカ「ふーん」
マリ「(今のは何?)あははは…」
ーーーーーーー
シンジ「うーん、本人がいないとわからないや」
レイ「……………」ポチッポチッ
シンジ「よし、マリさんを呼んでみるか」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 22:18:51.15 ID:U6JqhWaxO
マリ「あっ…///っ…///」プルルル
アスカ「あんた本当に大丈夫?」
マリ「…あっ電話…」ピッ
マリ「どうしたのワンコくぅっ…///」ビクッ
シンジ「マリさん?急だけど今からネルフ本部来れる?」
マリ「大丈夫だっ…//けどっ//」ビクビクッ
シンジ「じゃあよろしく(なんか口調が…)」ピッ
アスカ「誰からの電話?」
マリ「ワンコくんから、今からネルフ本部へ行ってくる…」トコトコ
アスカ「シンジから?待って!私も行く!」
アスカ「あんた本当に大丈夫?」
マリ「…あっ電話…」ピッ
マリ「どうしたのワンコくぅっ…///」ビクッ
シンジ「マリさん?急だけど今からネルフ本部来れる?」
マリ「大丈夫だっ…//けどっ//」ビクビクッ
シンジ「じゃあよろしく(なんか口調が…)」ピッ
アスカ「誰からの電話?」
マリ「ワンコくんから、今からネルフ本部へ行ってくる…」トコトコ
アスカ「シンジから?待って!私も行く!」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 22:32:29.82 ID:U6JqhWaxO
ーネルフ本部ー
シンジ「あ、来た」
レイ「来たわね」ポチッポチッ
アスカ「ちょっとシンジ、コネメガネがなんか変なのよ」
シンジ「えっ」
マリ「……………っ//」ガクガク
シンジ「…………」チラッ
レイ「…………」ポチッ
マリ「あんっ………//」ビクッ
アスカ「!?何そのスイッチ!」
レイ「真希波さんをイカせる機械よ」ポチッ
アスカ「何よそれ!?」
マリ「…………っ//」ビクッ
シンジ「……………僕ちょっとトイレに行ってくるよ」
シンジ「あ、来た」
レイ「来たわね」ポチッポチッ
アスカ「ちょっとシンジ、コネメガネがなんか変なのよ」
シンジ「えっ」
マリ「……………っ//」ガクガク
シンジ「…………」チラッ
レイ「…………」ポチッ
マリ「あんっ………//」ビクッ
アスカ「!?何そのスイッチ!」
レイ「真希波さんをイカせる機械よ」ポチッ
アスカ「何よそれ!?」
マリ「…………っ//」ビクッ
シンジ「……………僕ちょっとトイレに行ってくるよ」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 22:50:40.57 ID:U6JqhWaxO
シンジ「マリさん!マリさん!」ドピュ
シンジ「…最低だ、俺って…」
ーーーーーーー
レイ「そういえばこれ真希波さん以外の人にやると大変なことが起きるって赤木博士が言ってたわ」
アスカ「大変なことぉ?おもしろそうじゃない、誰かにやりましょうよ!」
シンジ「大丈夫かな…」
マリ「…………にゃ」
誰にやるか>>17
何が起こるか>>20
シンジ「…最低だ、俺って…」
ーーーーーーー
レイ「そういえばこれ真希波さん以外の人にやると大変なことが起きるって赤木博士が言ってたわ」
アスカ「大変なことぉ?おもしろそうじゃない、誰かにやりましょうよ!」
シンジ「大丈夫かな…」
マリ「…………にゃ」
誰にやるか>>17
何が起こるか>>20
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 22:51:28.37 ID:nR05H82m0
シンジ
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 22:54:37.71 ID:VX+50cgko
マリと同時に達する
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 23:08:15.45 ID:U6JqhWaxO
アスカ「やっぱりシンジにやりましょう」
シンジ「えっ、僕?」
アスカ「シンジ」ポチッ
マリ「あんっ//」
シンジ「うっ…」ドピュドピュ
レイ「碇君何か変化はあった?」
シンジ「………いや何も…」
レイ「…………」ポチッポチッ
シンジ.マリ「……っ」
アスカ「…どうやら同時に達するようになったみたいね」
レイ「つまり碇君がイクと真希波さんも…」イイナァ
シンジ「よくないよ…(これじゃ[田島「チ○コ破裂するっ!」]も出来ないよ!)」
マリ「待って、ワンコくんがイケば私もイケるってサイコーじゃん」キラキラ
シンジ「えっ?」
シンジ「えっ、僕?」
アスカ「シンジ」ポチッ
マリ「あんっ//」
シンジ「うっ…」ドピュドピュ
レイ「碇君何か変化はあった?」
シンジ「………いや何も…」
レイ「…………」ポチッポチッ
シンジ.マリ「……っ」
アスカ「…どうやら同時に達するようになったみたいね」
レイ「つまり碇君がイクと真希波さんも…」イイナァ
シンジ「よくないよ…(これじゃ[田島「チ○コ破裂するっ!」]も出来ないよ!)」
マリ「待って、ワンコくんがイケば私もイケるってサイコーじゃん」キラキラ
シンジ「えっ?」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 23:09:56.44 ID:U6JqhWaxO
その後
マリとシンジはヤリまくって暮らしました
〜完〜
読んでくれた人ありがとう
マリとシンジはヤリまくって暮らしました
〜完〜
読んでくれた人ありがとう
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418647032/
Entry ⇒ 2015.08.31 | Category ⇒ 新世紀エヴァンゲリオン | Comments (0)
阿笠「出来たぞ新一!>>3を>>5機械じゃ!」
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:20:12.45 ID:HcYY27ulO
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:20:43.80 ID:No3Y0q1WO
女の胸
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:21:17.45 ID:lFiEuB/TO
爆乳にする
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:25:26.95 ID:HcYY27ulO
コナン「ところで博士?この女の胸を爆乳にする機械はどういう効果があるんだ?」
博士「名前通り胸を大きくする機械じゃ」
コナン「まじかよ博士!じゃあこの機械借りるから、じゃ」
博士「くれぐれも悪用するんじゃないぞ」
コナン「さてこの機械をまず>>12に使うか!」
博士「名前通り胸を大きくする機械じゃ」
コナン「まじかよ博士!じゃあこの機械借りるから、じゃ」
博士「くれぐれも悪用するんじゃないぞ」
コナン「さてこの機械をまず>>12に使うか!」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:26:44.04 ID:ZtjWmPrnO
哀
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:39:16.53 ID:HcYY27ulO
コナン「やっぱり灰原からだな!えーと灰原は確か学校にいるから行くか」
ー学校ー
灰原「あらどうしたの江戸川くん?」
コナン「悪い、灰原」ポチッ
灰原「!?」ボンッビリッ
コナン「すごい!灰原の胸がEカップくらいになった」
灰原「ちょ、どういうこと…胸が重い…」
コナン「大きくなって破れたからおっぱいが丸見え…」ニヤッ
灰原「っ!江戸川くん何するのっ//」
コナン「やばい!すげー柔らかい!程よい弾力があってすごい」モミモミ
灰原「あっ//やめっ///」シュー
コナン「効果は5分くらいかぁ」
ー学校ー
灰原「あらどうしたの江戸川くん?」
コナン「悪い、灰原」ポチッ
灰原「!?」ボンッビリッ
コナン「すごい!灰原の胸がEカップくらいになった」
灰原「ちょ、どういうこと…胸が重い…」
コナン「大きくなって破れたからおっぱいが丸見え…」ニヤッ
灰原「っ!江戸川くん何するのっ//」
コナン「やばい!すげー柔らかい!程よい弾力があってすごい」モミモミ
灰原「あっ//やめっ///」シュー
コナン「効果は5分くらいかぁ」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:42:11.53 ID:HcYY27ulO
コナン「今のはEカップで指定したけどいくらでも大きくできるみてーだな」
コナン「これで何かすごいことできるんじゃね?」
>>20
コナン「これで何かすごいことできるんじゃね?」
>>20
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:43:52.37 ID:ulYqsHOnO
バナナを胸に挟んでもらう
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:46:02.81 ID:HcYY27ulO
コナン「よし、>>24バナナを挟んでもらおう!」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:52:11.11 ID:HcYY27ulO
あとsqsEotvxO俺も毛利蘭は不必要だと思う
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:59:15.18 ID:HcYY27ulO
ごめん>>28
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 19:01:48.52 ID:nXnIG2qno
世良
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 19:11:43.22 ID:HcYY27ulO
コナン「世良は胸が小さいから使ってやるか」
世良「ん?どうしたんだいコナンくん」
コナン(丁度いいとこに!)ポチッ
世良「うわっ!胸が!」ボンッビリッ
コナン「(やっぱり服は破れるか)あれれぇ〜世良姉ちゃんおっぱい出してどうしたの〜」
世良「こっコナンくん!?」
コナン「丁度いいからこのバナナ挟んでよ〜」
世良「ちょ…コナンくん//」
コナン(うっエロい!赤面してる顔にパイずりしてるかのようにバナナをはさんで…!)パシャ
世良「もういいコナンくん?//」
コナン「うんっ!ありがとう世良姉ちゃん!(今日はこれでシコるぞ!)」
世良「ん?どうしたんだいコナンくん」
コナン(丁度いいとこに!)ポチッ
世良「うわっ!胸が!」ボンッビリッ
コナン「(やっぱり服は破れるか)あれれぇ〜世良姉ちゃんおっぱい出してどうしたの〜」
世良「こっコナンくん!?」
コナン「丁度いいからこのバナナ挟んでよ〜」
世良「ちょ…コナンくん//」
コナン(うっエロい!赤面してる顔にパイずりしてるかのようにバナナをはさんで…!)パシャ
世良「もういいコナンくん?//」
コナン「うんっ!ありがとう世良姉ちゃん!(今日はこれでシコるぞ!)」
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 19:13:56.72 ID:HcYY27ulO
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 19:14:48.17 ID:aGFeC+lNO
使わないで光彦埋める
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 19:23:27.11 ID:HcYY27ulO
光彦「その機械何に使うですk…」パシャ
コナン「さーて埋めるか!バイバイ光彦!」ザクザク
コナン「まあ男に使ってもしょうがないし博士のとこへ帰るか」
ー博士宅ー
コナン「博士ーこれ最高だったぜ!」
阿笠「それはよかったのう、あと>>35を>>38する機械も作ったぞ」
コナン「さーて埋めるか!バイバイ光彦!」ザクザク
コナン「まあ男に使ってもしょうがないし博士のとこへ帰るか」
ー博士宅ー
コナン「博士ーこれ最高だったぜ!」
阿笠「それはよかったのう、あと>>35を>>38する機械も作ったぞ」
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 19:29:48.63 ID:XFlew7FDO
灰原
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/14(日) 19:31:52.24 ID:dI4SQRLWO
蘭にする
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 19:48:46.87 ID:HcYY27ulO
コナン「灰原を蘭にする機械だって!まじかよ博士!」
阿笠「そうじゃ、くれぐれも悪用するんじゃないぞ」
コナン「灰原は地下にいるからやってくるぜ!」
ー地下ー
灰原「何よ、またさっきみたいなのやるの?やめてよね」
コナン「そうじゃないぜまあおとなしくしてろって」ポチッ
灰原「………何もおきないわね」
コナン「あれっ?」ポチッポチッポチッ
灰原「何もないなら帰って」
コナン「おかしいな…」ポチポチポチポチポチポチポチッ
コナン「博士ーこれ使えないぞー」
蘭「あらどうしたのコナンくん?」
阿笠「そうじゃ、くれぐれも悪用するんじゃないぞ」
コナン「灰原は地下にいるからやってくるぜ!」
ー地下ー
灰原「何よ、またさっきみたいなのやるの?やめてよね」
コナン「そうじゃないぜまあおとなしくしてろって」ポチッ
灰原「………何もおきないわね」
コナン「あれっ?」ポチッポチッポチッ
灰原「何もないなら帰って」
コナン「おかしいな…」ポチポチポチポチポチポチポチッ
コナン「博士ーこれ使えないぞー」
蘭「あらどうしたのコナンくん?」
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 19:54:48.08 ID:HcYY27ulO
コナン「あれ?蘭姉ちゃん、どうしたの?博士の格好なんかして…」
コナン「………まさかっ!灰原っ!」ダッ
蘭「コナンくん、きみも私になろうよ…」
コナン「くっ、逃げるか!」
ー外ー
蘭達「「「コナンくーん…」」」
コナン「うわぁ!」グサッ
コナンは蘭の角で刺されて死亡した
そして地球は蘭の惑星になってしまった
〜完〜
コナン「………まさかっ!灰原っ!」ダッ
蘭「コナンくん、きみも私になろうよ…」
コナン「くっ、逃げるか!」
ー外ー
蘭達「「「コナンくーん…」」」
コナン「うわぁ!」グサッ
コナンは蘭の角で刺されて死亡した
そして地球は蘭の惑星になってしまった
〜完〜
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418548812/
Entry ⇒ 2015.08.31 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
【ミリマスSS】P「夢は君の」杏奈「武器のはずだよ」
1: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 19:51:29.37 ID:SwSGcxLb0
アイドル警察パトレイバーの続きを投下。1巻分までは消費します。
漫画版のキャラ変更だけ…みたいなものなので、内容に期待しないでね。
いまさら気づいたけど、莉緒と杏奈の約束は絶対に守れないと思う。
結構怪我してた気もするし、最終巻では顔に傷残しちゃうし…。
漫画版のキャラ変更だけ…みたいなものなので、内容に期待しないでね。
いまさら気づいたけど、莉緒と杏奈の約束は絶対に守れないと思う。
結構怪我してた気もするし、最終巻では顔に傷残しちゃうし…。
2: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 19:52:44.07 ID:SwSGcxLb0
前作
【ミリマスSS】ミリP「夢を捨てないで、瞳をそらさないで」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418485203/
さらに前作たち:ひなちづ
グリP「ただいまー」千鶴「おかえりなさい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417111537/
グリP「千鶴―!」千鶴「なんですの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417181508/
グリP「みんなで買い物にでも行くか」千鶴「あら、いいですわね」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417289780/
グリP「もうすぐクリスマス!」千鶴「ですわ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417805291/
美奈子・海美・環
【ミリマスSS】ミリP「ふーん…。温泉ねぇ…」美奈子「!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417887862/
風花・エミリー
【ミリマスSS】ミリP「外は寒いな…」風花「南の島へ行きくなっちゃいますね」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417974354/
このみ・星梨花
【ミリマスSS】ミリP「あの日あの時あの場所で」このみ「君に会えなかったら」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418073734/
【ミリマスSS】ミリP「夢を捨てないで、瞳をそらさないで」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418485203/
さらに前作たち:ひなちづ
グリP「ただいまー」千鶴「おかえりなさい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417111537/
グリP「千鶴―!」千鶴「なんですの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417181508/
グリP「みんなで買い物にでも行くか」千鶴「あら、いいですわね」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417289780/
グリP「もうすぐクリスマス!」千鶴「ですわ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417805291/
美奈子・海美・環
【ミリマスSS】ミリP「ふーん…。温泉ねぇ…」美奈子「!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417887862/
風花・エミリー
【ミリマスSS】ミリP「外は寒いな…」風花「南の島へ行きくなっちゃいますね」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417974354/
このみ・星梨花
【ミリマスSS】ミリP「あの日あの時あの場所で」このみ「君に会えなかったら」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418073734/
3: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 19:54:03.81 ID:SwSGcxLb0
~ミリP宅:リビング~
ミリP「おーい!始まるぞー!」
海美「あっ!いけない。忘れるところだったね、環」
環「くふふ。どんなロボットが出てくるのかな?」
美奈子「ふふ、楽しみですね!」
ミリP「そうだな…」ピッ
―――――
―――
―
ミリP「おーい!始まるぞー!」
海美「あっ!いけない。忘れるところだったね、環」
環「くふふ。どんなロボットが出てくるのかな?」
美奈子「ふふ、楽しみですね!」
ミリP「そうだな…」ピッ
―――――
―――
―
4: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 19:55:06.39 ID:SwSGcxLb0
~警視庁~
職員「辞令。望月杏奈巡査。4月1日付をもって、特車2課第2小隊への配属を命ずる」
杏奈「…拝命します!」
―――――
―――
―
―アイドル警察 パトレイバー―
『ザ・ライトスタッフ』
―――――
―――
―
5: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 19:55:57.07 ID:SwSGcxLb0
~東京:某所~
ガヤガヤ
ファンファンファン
千鶴「はいはい。どいてくださいませ」
奈緒「どないしたんです~?」
6: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 19:57:12.99 ID:SwSGcxLb0
ゴシャア
千鶴「なんですのこれ?」
奈緒「レイバーが家に突っ込むて、珍しい状況やな~」
雪歩「ご、ごめんなさいぃ。バランス崩しちゃいましたぁ…」
美希「むーっ!そんなことないの!きっと、ミキが真君と仲良くしてたからって、嫌がらせに来たんだと思うな!」プンスカ
千鶴「なんですのこれ?」
奈緒「レイバーが家に突っ込むて、珍しい状況やな~」
雪歩「ご、ごめんなさいぃ。バランス崩しちゃいましたぁ…」
美希「むーっ!そんなことないの!きっと、ミキが真君と仲良くしてたからって、嫌がらせに来たんだと思うな!」プンスカ
7: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 19:58:10.27 ID:SwSGcxLb0
奈緒「とにかく、そのレイバーを立て直してやー!」
雪歩「は、はいぃ!って、ああ!またバランスが崩れちゃいましたぁ!」ニヤッ
ガシャン
美希「あーっ!もう許さないの!徹底抗戦なの!」
奈緒(なんやねんもう…。メンドクサイことになったで…)
雪歩「うぅ…。このレイバー、不良品ですよぉ?」
千鶴「はぁ…。話は署で聞きますわ…」
―――――
―――
―
8: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 19:59:41.15 ID:SwSGcxLb0
~特車2課分署:隊長室~
P「…紗代子か、Pだ。話は聞いたよ。とりあえず3人は送り出してくれたそうだな?期日は多少オーバーしたが…ま、しょうがないだろう」
静香「……?」チラッ
P「ほどなくあと二人?それで打ち止め?わかった。一人足りないが我慢しよう。よくやってくれた。え?今度食事に連れてってくれ?」
静香「…!」ピクッ
P「まあ、確かに頑張ってくれたけど…。って…わかった、わかった。考えとくよ。それじゃあ」ガチャン
静香「…」
9: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:01:11.30 ID:SwSGcxLb0
P「あー、やれやれ…。これでなんとか格好だけは着くかな?」
静香「小隊の編成は6人です。足りない分はどうするつもりですか?そ・れ・に、仕事中にデートの約束なんて…随分と楽しそうですね…?」
P「別に…ただ頑張ったご褒美をくれってごねてるだけさ。それに、6人がフル稼働するような事件はそうそう起きないでしょ」
静香「そのときは、私の部隊をアテにしないでくださいね」
P「俺も入れりゃあ6人だ。何とかなるよ」
静香「カミカゼ管理職…」
10: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:04:04.89 ID:SwSGcxLb0
ガチャッ
瑞希「あの、プロデューサー。ちょっと北上重工まで行ってきます」
P「ん?98式か?」
瑞希「はい。最終チェックです」
静香「最終チェックって…。この間やりませんでしたっけ?」
瑞希「北上重工の製品に不良が出たと聞きました。放ってはおけませんから、これが本当の最終チェックです。夜まで帰れません。しょんぼり…」
11: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:06:27.25 ID:SwSGcxLb0
静香「ちょっとプロデューサーさん!」
P「なんだい?」
静香「人が来ても物がなければ第2小隊は稼働できません!」
P「ふーん。あ、いい天気だなー、富士山見えるかな?」ガラッ
静香「そっちは木更津です」
12: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:08:56.96 ID:SwSGcxLb0
静香「人は足りない、機械はこない。いったいどうするつもりなんです?」
P「そういうことは偉い人に訊いて。ま、機械が来るまでは学校の真似事でもやってるさ。なにしろ面子は問題児と即席警官だからな…」
ブロロロロ…
静香「あれは…」
P「…さて、お荷物が届いたかな?」
―――――
―――
―
13: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:12:37.42 ID:SwSGcxLb0
麗花「寒いですねー♪」
桃子「…桃子をこんな所まで連れてこなくても」ムスッ
麗花「…笑顔っていいですよね、見てるほうも幸せな気持ちになれますから!さあ、桃子ちゃんも一緒に、スマイルスマイルッ♪」コチョコチョ
桃子「アッアハハハハ!ちょ、ちょっといきなり何するの!?」ビクッ
P「随分と仲のよろしそうなことで」
静香「…一人足りないわ」
P「おかしいな。名簿には載っていたんだが…」
―――――
―――
―
14: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:17:21.87 ID:SwSGcxLb0
【お客様へ 半沢工業は倒産しました 警視庁特車2課】
桃子「なにこれ?」
麗花「え~と…廃工場を買い取ったみたい」
ブロロロロ…
桃子「あれ…?」
ガチャ…バタン
P「ん…?来たか…」
―――――
―――
―
15: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:22:03.26 ID:SwSGcxLb0
タッタッタ…
杏奈「おはようございます!本日付で第2小隊に配属になりました、望月杏奈です!ビビッと頑張ります!」
静香「朝から元気ね…」
P「制服のスカート捲れてるよ」
杏奈「…えっ!?」
P「嘘だよ。少しは落ち着いたらどうだ?」
静香「セクハラですよ、それ…」
―――――
―――
―
16: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:24:53.37 ID:SwSGcxLb0
~北上重工:工場~
技術員「ですから…確立したラインに不良品が乗ることはあり得ませんって!第一、不良品って言い張ってるのは運転してたやつなんでしょ?自分の過失をごまかす言い訳ですよ!」
瑞希「あなたたちの言い分は分かります。でも、警察が不良品をつかむことだけは避けないといけませんから。きりっ」
技術員「なんでしたら…ここにある製品を全部テストし直してもいいんですよ?」ズラズラッ
瑞希「それは…ちょっと嫌かも」
技術員「でしょうに…」
17: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:27:25.96 ID:SwSGcxLb0
瑞希「でも、私が気になっているのはこの子たちじゃありません。98式AVのバランス制御機構です」
技術員「同じですよ。98式にはコイツのオートバランスの発展系が使われているんです。真壁さんだってそれを知っているからここまで来たんでしょ?」
瑞希「大丈夫なんですか?」
技術員「大丈夫です!現実に、研修用の機械は何の問題も起こしていないでしょう」
瑞希「あれは…動く以外何もありません。…事故を起こした機械は調べているんですか?」
技術員「ウチのが3人もね。調査には我那覇の技術員も入ってるんですよ」
亜利沙『ムフフ!北上のレイバーちゃんを調べることが出来るなんて…サイコーですっ!』
18: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:29:25.88 ID:SwSGcxLb0
瑞希「ライバル社の不具合は見逃さないぞ…ってことですね」
技術員「それに…使う人間の注意も足りてないんじゃないですか?」
瑞希「?」
技術員「車だって、どれだけ自動化されようとも、最後に頼りになるのは人間です。自動ブレーキだって万全ではないでしょう?複雑な状況判断は、人間がやった方がはやいんですよ」
瑞希「分かっています。それで、いつになったら納入できますか?」
技術員「ソフトもひっくるめて、早急に!」
―――――
―――
―
19: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:31:31.04 ID:SwSGcxLb0
~特車2課分署:会議室~
P「…ということで、機械はいまだにメーカーを離れてはいないんだ。よって、第2小隊はすることが無い」
静香「……」ゴホン
P「と、いうわけにもいかん。ま、とりあえずポジションだけ発表します」
「…」ドキドキ
P「望月杏奈巡査。1号フォワード、98式に搭乗」
杏奈「…!やったぁ!」
20: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:35:31.94 ID:SwSGcxLb0
P「あのさぁ、見ていて微笑ましいのは良いことなんだけれども、ちょっとは落ち着きなさいって。仮にも警察官だよ?」
杏奈「…あ、その…ごめんなさい…」
P「次。1号バックス指揮車担当、北上麗花巡査」
麗花「は~い!」
静香「大丈夫なんでしょうか、このチーム…」
麗花「大丈夫、頼りないぐらいの方が安心出来ます!気楽にだいたいで行きましょう~」
静香「はぁ…」
杏奈「あ、あの…仲良くやろうね…?」
22: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:41:34.52 ID:SwSGcxLb0
P「ハイ次。周防桃子巡査、2号フォワード」
桃子「はい!」
P「君、ちっちゃいのに声は大きいね?」
桃子「もうっ!ほっといてよ!」
静香「だから、そういうのがセクハラなんですって!」
P「まあ、おっつけ、もう2人が配属されてくる。…が、それまでこの3人しかいないわけだ」チラッ
桃子「で?桃子たちはどうするの?」
P「…3人で出来ることをやってもらうよ」
―――――
―――
―
23: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:43:51.28 ID:SwSGcxLb0
麗花「せーの!」
P「よっと」ガタン
桃子「オフィスくらい準備しといてよね…」
P「悪いね。イングラムに予算とられちゃってさ、引っ越し業者も運び入れまでやってくれないんだ」
杏奈「…杏奈…もう疲れた…」
P「最後の机を運んだら休憩しようか」
―――――
―――
―
24: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:46:23.59 ID:SwSGcxLb0
~2日目~
P「さーて、みんなで草刈りの時間だ」ガサガサ
麗花「さっ、今日も頑張ろうね♪」
桃子「ねえ、これが桃子のお仕事なの…?」
杏奈「あ、明日になれば…きっと…変わる…」
25: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:48:17.41 ID:SwSGcxLb0
~3日目~
麗花「今日も草刈り~♪」
桃子「…何が変わるっていうの!」
杏奈「お…落ち着いて…」
麗花「よしよし」ナデナデ
桃子「頭撫でないで!」
杏奈「…イングラム…いつ来るんだろう…」
26: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:49:46.37 ID:SwSGcxLb0
P「……分かった」ガチャ
静香「今のは、もしかして?」
P「…さて…と。いよいよだな…」
静香「遂に新型機が到着ですね…」
P「残る2人もだ。…これから忙しくなるぞ」
―――――
―――
―
27: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:52:00.44 ID:SwSGcxLb0
麗花「夜勤…ですか~?」
桃子「98式が今夜来るの!?」
杏奈「…します!夜勤します!」
―――――
―――
―
整備員「真壁班長!本日はこれから、整備班全員が出勤します!」
瑞希「まるで野次馬…だぞ」
―――――
―――
―
28: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:53:53.65 ID:SwSGcxLb0
~夕刻:北上重工~
ブロロロロ…
技術員「ふう…。どうにか肩の荷がおりた感じだな…。」
開発員「これで残業しないで済みますね…」
技術員「残業だけならまだいいさ。俺なんて何回徹夜したことか…」
―――――
―――
―
29: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:55:41.54 ID:SwSGcxLb0
~特車2課分署~
P「6時半か…」
静香「それでは、私は帰ります」
P「…?見ていかないのか?」
静香「くやしいから見ません」
P「へえ…」
静香「というのは冗談で…。いつくるのか分からない物を待ってるのも疲れますから。だから帰ります」
P(新型機欲しかったんだな)
―――――
―――
―
30: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:57:48.09 ID:SwSGcxLb0
朋花「1号機はシートかけないで、トレーラーに積んでいてください~♪」
整備員「当直ですかぁ、天空橋巡査部長?」
朋花「ええ♪何かあった時にいつでも出動できるようにしておきませんと~」
杏奈「…あれ、訓練場にあったのと同じ…」
麗花「95式…。3年前の機械です。元になった作業用レイバーは、あだ名が『ゴリラ』って言うんですよ♪」
杏奈「…杏奈、初めて知った…」
―――――
―――
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31: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 20:59:30.61 ID:SwSGcxLb0
~会議室~
P「今やレイバー産業は競争の時代に突入している。北上重工に我那覇インダストリー、水瀬重工とかとかとか。甚だしいことに、新機種選定にあたっては、北上重工内で競争まであった。笑っちゃうな」
麗花「……」
P「ま、生き馬の目を抜く状態ということだ。各社とも、持てる技術をフルに投入して作っているから、その性能の上がること上がること。今や3年前の機体が時代遅れな代物という有様だ」
桃子「ふーん…」
P「…そろそろ残る二人がたどり着いてもいい頃なんだが」チラッ
―――――
―――
―
32: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:01:48.74 ID:SwSGcxLb0
~東京駅~
ファンファンファンファンファン
茜「すごいパトカーの数だね?」
あずさ「なにかあったのかしら~?聞いてみましょうね」コンコン
タクシー運転手「あいよ」
あずさ「すみません、この辺りで、なにかあったんですか?」
運転手「ここ週末はいつもこうだよ。時限爆弾やら、廃ビルにミサイルだとかなんとか…まったく、物騒な時代になったもんだよ…!」
あずさ「そうだったんですか…」
33: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:07:39.30 ID:SwSGcxLb0
運転手「で?乗るの、乗らないの?」
あずさ「あっ、乗ります~」
運転手「悪いけど、荒川より先には行かないよ。道がひどいからね」
あずさ「警視庁まで行けますか?」
運転手「桜田門かい?それなら歩いたほうが、今日は早いよ」
茜「それって、乗車拒否?茜ちゃん困ったな~」
―――――
―――
―
34: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:08:42.77 ID:SwSGcxLb0
~特車2課分署:宿直室~
『千代田区を中心に、各所で厳しい検問が行われる一方、上野公園などの桜の名所では、今夜も夜桜見物の……』
桃子「なんだかすごい落差だね…。桃子驚いちゃった…」
麗花「お休みの日に、みんなでお花見行きましょうね♪」
杏奈「うん…。杏奈も、お花見に…行きたい…」
コンコン
P「みんな居るかー」
桃子「あ、お兄ちゃん…」
P「お待ちかねの物が来たぞ」
杏奈「…!」
―――――
―――
―
35: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:11:50.06 ID:SwSGcxLb0
~グラウンド~
タッタッタ…
杏奈「ハァ…ハァ…っ!き、来たあっ!」
桃子「これが98式AV?すごく趣味的だね…。まあ、桃子が乗るんだから、これくらいじゃないと!」
瑞希「さあ、電源を入れてください。初期設定を始めますよ」
P「ほら、運転席に行ってきなさい。初期設定はお前たちでやるんだ」
桃子「はーい」
朋花「それではプロデューサーさん、留守はお願いしますね~♪」
P「ああ、気を付けてな」
麗花「あれは天空橋巡査部長さんですねー。どうかしたんですか?」
P「豊洲で、臨検のパトカーを潰した奴が居るらしい」
麗花「パトカーを?」
P「今時のレイバーに、パトカーなんて無力だしなぁ…」
―――――
―――
―
36: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:16:45.04 ID:SwSGcxLb0
ザッ…ザザッ…
『警戒中の全車両に報告、警戒中の全車両に報告』
P「お……きたな…」
『目標は隅田川を北上し、永代橋に上陸を試みた後、再度水上を遡行中!形式は、北上重工のTFV-EXと判明!繰り返す…』
麗花「…!クラブマン・ハイレッグです…!それも、輸出用の強力な…」
P「それじゃあ、第1小隊の95式はひとたまりもないな…」
杏奈「麗花さんって…レイバーに詳しい…」
麗花「私のちょっとした自慢なんですよ~♪」
P「……」
―――――
―――
―
P「なるほど…。門前の小僧ってわけね…。じゃあ、クラブマンの弱点ってわかる?」
麗花「すいません、そこまでは…」
P「ま、しょうがないね」
―――――
―――
―
37: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:21:09.67 ID:SwSGcxLb0
ブロロロロ…キキィ
P「おーおー。第1小隊の面々が御出勤だよ。これじゃ、静香も大変だな」
静香「他人事のように言わないでください!」
P「なんだ、もう来てたの?」
静香「せっかく寝付いたところを電話で叩き起こされました…!」
P「野暮だねぇ…。言ってくれれば、俺が優しく起こしてあげたのに」
静香「なっ…!なに言ってるんですか!それこそ迷惑です!」
38: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:23:02.15 ID:SwSGcxLb0
チラッ
静香「…それで、これはいつになったら使えるんですか?」
P「まあ、急いでいるんだけどね」
桃子「お兄ちゃん!桃子の、桃子の出番はまだなの!?」
P「はやまるなよ桃子。もうすぐお前のパートナーも来る。一人で何をしようってんだ」
桃子「う…うん」
P「っと、ご覧のとおり、戦意は旺盛だ。頭数がそろい次第追いかけるよ」
静香「そう願いますけどね!」
タッタッタ…
静香「…それで、これはいつになったら使えるんですか?」
P「まあ、急いでいるんだけどね」
桃子「お兄ちゃん!桃子の、桃子の出番はまだなの!?」
P「はやまるなよ桃子。もうすぐお前のパートナーも来る。一人で何をしようってんだ」
桃子「う…うん」
P「っと、ご覧のとおり、戦意は旺盛だ。頭数がそろい次第追いかけるよ」
静香「そう願いますけどね!」
タッタッタ…
39: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:29:40.19 ID:SwSGcxLb0
チラッ
静香「…それで、これはいつになったら使えるんですか?」
P「まあ、急いでいるんだけどね」
桃子「お兄ちゃん!桃子の、桃子の出番はまだなの!?」
P「はやまるなよ桃子。もうすぐお前のパートナーも来る。一人で何をしようってんだ」
桃子「う…うん」
P「っと、ご覧のとおり、戦意は旺盛だ。頭数がそろい次第追いかけるよ」
静香「そう願いますけどね!」
タッタッタ…
静香「…それで、これはいつになったら使えるんですか?」
P「まあ、急いでいるんだけどね」
桃子「お兄ちゃん!桃子の、桃子の出番はまだなの!?」
P「はやまるなよ桃子。もうすぐお前のパートナーも来る。一人で何をしようってんだ」
桃子「う…うん」
P「っと、ご覧のとおり、戦意は旺盛だ。頭数がそろい次第追いかけるよ」
静香「そう願いますけどね!」
タッタッタ…
40: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:38:19.72 ID:SwSGcxLb0
P「…肩の力は抜かないとね。で、問題は…」
麗花「それじゃあ、最後のシステムを立ち上げましょうね~♪」
P「おーい!杏奈は寝てるんじゃないだろうな?」
麗花「システムの立ち上げに時間がかかっていますけど…どうしましょう?私がパパッ!とやっちゃいましょうか~?」
P「駄目だ。今日だけのことじゃない。それに、こいつはよちよち歩きの赤ん坊と同じだ。しつけは全部杏奈がやらなければ意味がない」
杏奈「お母さん…。杏奈、頭がスポンジになりそう…。でも、頑張るからね……」
P「…助言はしてやれ。手出しはするな!」
麗花「…はい」
―――――
―――
―
41: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:39:31.70 ID:SwSGcxLb0
ブロロロロ…
茜「おや?今のって?」
あずさ「第1小隊の出動みたいね~」
茜「急がないとね、プロちゃん待ってるよ!」
―――――
―――
―
P「そうか…分かった。それじゃ、第1小隊と第2小隊を入れ替えるということで…」
「遅くなりました!」
あずさ「三浦あすざ、野々原茜両巡査、辞令により本日より本課第2小隊に配属されました!」
ガチャ
P「間がいいねぇ」
あずさ「え?」
茜「やあやあプロちゃん!この茜ちゃんが来たからには」
P「チェンジで」
―――――
―――
―
42: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:42:42.11 ID:SwSGcxLb0
P「本庁では、問題のレイバーの目的を南千住住宅副都心計画の破壊活動と推測している。…が、そんな相手の事情は知ったことじゃない」
杏奈「……」
P「我々は、どんな汚い手段を使ってでも相手を取り押さえる。それだけだ。幸い98式には凶悪な飛び道具も用意されている。使わないに越したことはないが…」
桃子「お兄ちゃん!桃子に任せてくれれば、この街のレイバー事件は全て私がドーンと解決するんだから!」
あずさ「あらあら~。始末書がまた増えちゃうわ」
桃子「ちょっと、あずささん!それどういうこと!」
P「三浦巡査。システムは何分で立ち上がる?」
あずさ「そうですね…。15分もあれば、何とかなります」
麗花「ではでは出発進行~♪それ!ワン・ツ-、ピッ・ピ-♪」
杏奈「ま…まだ…出動命令でてないよ…」
P「さて、みんなお待ちかねのようだし、お花見に出発しますか!」
―――――
―――
―
43: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:45:03.53 ID:SwSGcxLb0
~東京:某所~
朋花『先行している第1小隊の天空橋巡査部長です~。特機211号は目標を捕捉して格闘戦の末、上陸を阻止できました~。しかし、いけない子豚ちゃんですね~』
P(どうせ神田川か隅田川に引きずり込まれたんだな…)
朋花『目標はさらに隅田川を北上しています~。以降の指示をお願いしますね~』
『こちら駒形橋。配置完了』
『吾妻橋、封鎖完了』
杏奈「え、えと…」
隊員「首都高は事故があって、お話になりませんよ」
P「なら昭和通りの車を空けさせてくれ」
麗花「昭和通りって…上野に向かうんですね~」
P「出発するとき言ったろう?お花見に行くぞってな」
あずさ「あらあら~。夜桜も素敵ですね」
茜「これが終わったら、茜ちゃんをお花見に連れて行ってもいいんだよ!」
P「覚えてたらな」
隊員(ふざけているのか?)
44: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:46:58.31 ID:SwSGcxLb0
杏奈「い、今…どんな状況か分からない…」
桃子「漫画を読めば、分かりやすく書いてるよ?」
杏奈「ま、漫画…?何の話…?」
―――――
―――
―
45: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:48:44.56 ID:SwSGcxLb0
『き…きた!きました!目標は予定通り、吾妻橋に上陸します!』
P「…第2小隊各員へ。お客さんがとうとう上陸なさったぞ」
杏奈「…」ゴクリ
P『上陸地点は吾妻橋の浅草側。この後、言問通りを経由して、上野公園へご案内する』
茜「広い上野公園で迎撃しようってことだね!」
P「そうだ。浅草、状況を知らせてくれ」
46: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:51:00.96 ID:SwSGcxLb0
静香「プロデューサーさん?」
P『よお、最上隊長。そっちはどうなっているんだ?』
静香「そうですね…。御用提灯が十重二十重。さすがに辟易しているみたいです」
P『了解。じゃあ、そのまま遠巻きにして連れてきてくれ。相手はパワーが上だ。無理して手を出す必要性もない』
静香「ご心配なく。大けがしない程度にやってみせますから」
47: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:53:26.51 ID:SwSGcxLb0
桃子「お兄ちゃん?」
P『ん?』
桃子「えっとね、桃子たちも浅草に行って、第1小隊の人たちと一緒に戦った方がいいと思うんだけど…」
P『お前さん、市街戦がしたいのか?』
桃子「うっ…、そんなことないけど…」
P『はぁ…、目に見えるぞ…。飛び交う銃弾、吹っ飛ぶパトカー。浅草一帯が火の海になってしまう』
桃子「うぅ~っ!桃子はそんなことしないよっ!」
48: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:55:56.49 ID:SwSGcxLb0
あずさ「うふふ。でもプロデューサーさん?」
P『なんだ?』
あずさ「市街戦を避けたい気持ちはよく分かりますけど…、上野公園は文化財とかもありますよ?それに対して配慮ってあるんでしょうか~?」
P『傷をつけるな』
桃子「え」
あずさ「え?あ、あの、それだけでしょうか…?」
P『それだけだ』
―――――
―――
―
49: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 21:57:45.35 ID:SwSGcxLb0
ドッ…!ガシャアアァァン!
ガシャンガシャン
静香「ひるむな!配置が完了するまでそいつを突っ走らせるな!」
クルッ ウィィィン
隊員「あっ!?」
静香「くっ…。国際通り213号機!目標はそっちへ向かったわ!」
―――――
―――
―
ガシャンガシャン
静香「ひるむな!配置が完了するまでそいつを突っ走らせるな!」
クルッ ウィィィン
隊員「あっ!?」
静香「くっ…。国際通り213号機!目標はそっちへ向かったわ!」
―――――
―――
―
50: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 22:00:00.53 ID:SwSGcxLb0
~上野:国立科学博物館前~
麗花「無理です…。初めての実戦で、相手は輸出用の強力なレイバーなんです…」
P「無理なのはわかっている…。しかし世間様の手前、『周囲に被害を与えても構わん』とは言えないでしょ?」
あずさ「あの~。でしたら、桃子ちゃんの言うとおり、第1小隊の援護に向かう方が正解だったんじゃないでしょうか~?」
P「第1小隊には、せいぜい苦労してもらうさ」
あずさ「見殺しにするんですか…!?」
P「最上隊長には気の毒だが…今回はババを引いてもらうよ。彼女たちには、我々第2小隊の花道を作ってもらう」
麗花「そんな…!」
麗花「無理です…。初めての実戦で、相手は輸出用の強力なレイバーなんです…」
P「無理なのはわかっている…。しかし世間様の手前、『周囲に被害を与えても構わん』とは言えないでしょ?」
あずさ「あの~。でしたら、桃子ちゃんの言うとおり、第1小隊の援護に向かう方が正解だったんじゃないでしょうか~?」
P「第1小隊には、せいぜい苦労してもらうさ」
あずさ「見殺しにするんですか…!?」
P「最上隊長には気の毒だが…今回はババを引いてもらうよ。彼女たちには、我々第2小隊の花道を作ってもらう」
麗花「そんな…!」
51: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 22:04:52.70 ID:SwSGcxLb0
P「…いいか?上層部の中には、お前たちの資質を危ぶむ連中も多い。そういう連中に対する、恰好のデモンストレーションの機会だ」
麗花「……」
P「ベテラン揃いの第1小隊でも手こずった相手を…、我々半端者の第2小隊が退治する。痛快な筋書きだろう?」
あずさ「それは…退治できれば…」
P「出来ればじゃない。退治するんだ。後がないと思え」
あずさ「…!」ビクッ
53: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 22:06:07.40 ID:SwSGcxLb0
P「我々が欲しいのは華々しい手柄だ。そうすれば、第2小隊の存在価値を世間様に認めさせることができる」
麗花「私たちの、存在価値…」
P「そうだ。幸い第1小隊は苦戦している。ここまでは筋書通りだ」
隊員「園内の一般市民の避難は完了しました」
P「お、ご苦労さん。…話はここまでだな。さあ、準備の時間だ。お前たちがライトスタッフであるということを証明してくるんだ!」
―――――
―――
―
54: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 22:15:12.40 ID:SwSGcxLb0
麗花「茜ちゃん?聞こえるかな~?」
茜『ばっちり聞こえるよ!麗花ちゃん!』
麗花「そっちの準備はできてますか~?」
茜『桃子ちゃんのレイバーなら、鶯谷駅前で降ろしてきたから、あずさちゃんの指揮車待ちだよ!』
麗花「分かりました~!それじゃあ、杏奈ちゃん。準備はできたかな?」
杏奈『あ…、はい!』
55: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 22:20:06.74 ID:SwSGcxLb0
『全車両へ!目標は言問通りを抜け、上野方向へ逃走中!くりかえす…』
麗花「いいですか?スペックでは98式が上ですから、イングラムの力を信じてください♪」
杏奈『はい!信じてます!』
茜『それじゃあ、起こすよ!』
ゴウン…
杏奈「う…動く…!」
『特機212号、213号は大破!第1小隊は活動を停止した。繰り返す…』
ゴウンゴウン
56: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 22:27:37.84 ID:SwSGcxLb0
ズシャッ…チュイィィィン…
麗花『杏奈ちゃん、聞こえてますか~?』
杏奈『はい!』
麗花『今入った情報だと、あのレイバーさん、入谷を抜けてこっちに向かってるんだって』
杏奈「その前には桃子ちゃんのレイバーが待っているから…!…でも、できれば、桃子ちゃんの所で終わらせてくれないかな…」
―――――
―――
―
麗花『杏奈ちゃん、聞こえてますか~?』
杏奈『はい!』
麗花『今入った情報だと、あのレイバーさん、入谷を抜けてこっちに向かってるんだって』
杏奈「その前には桃子ちゃんのレイバーが待っているから…!…でも、できれば、桃子ちゃんの所で終わらせてくれないかな…」
―――――
―――
―
57: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 22:38:23.22 ID:SwSGcxLb0
~鶯谷駅前~
桃子「ふふふ…。桃子&あずさのプリティー巡査コンビに見つかったのが、運の尽きだよ!」
あずさ『桃子ちゃん、気を付けてね~』
桃子「きた…!停まりなさーい!停まらないと撃つからね!」
レイバー乗りA「…!なんだあのレイバー!見たことないぞ!」
レイバー乗りB「へっ…新型だか知らないが…、こっちは軍事用に使われている代物だ!警察のレイバーなんて恐くねえよ!スクラップにしてやる!」
58: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 22:44:56.48 ID:SwSGcxLb0
桃子「っ!警告はしたからね!」ドンッ
ビシッ
レイバー乗りA「なんだアイツ!レイバーのくせに飛び道具なんてもってやがる!」
レイバー乗りB「当たらなきゃどうってことねえ!」
桃子「外れたっ!?」
レイバー乗りB「くっ!アタマ潰してやるよ!」ギュイイィィン
桃子「もうっ!停まってよね!」
ドンッドンッドンッ!
ビシッビシッビシッ
59: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 22:51:07.58 ID:SwSGcxLb0
レイバー乗りA「貰った!潰れろ!」
桃子「あっ!?」
バキッ ガシャン
レイバー乗りA「アイツ、よけやがった!やけに動きがいいぞ!」
桃子「このっ…!恐かったんだからね!」ドオン
パキィィィン
60: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 22:52:56.87 ID:SwSGcxLb0
ガチッガチッ
桃子「あずささん!弾丸!」
あずさ『ごめんね~桃子ちゃん。今日は予備の弾丸を持ってきてないのよ~』
桃子「え~っ!じゃあ、どうするの!?」
ギャーギャーワーワー
P「派手に鳴り響いた感じだったな」
隊員「鳴り響いただけですけどね」
―――――
―――
―
61: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 23:03:00.02 ID:SwSGcxLb0
ギュイイイイィィン バキン
レイバー乗りA「わあっ!右前足のギアをやられたってのか!?ってここは何処だ?」
レイバー乗りB「上野まで来ちまった…」
レイバー乗りA「くそっ!こんなところに用は…ん?」
チュイィィン
杏奈「あ…、目が合っちゃった…」
レイバー乗りA「くそぉ!こうなりゃやけくそだあ!」ウィィン
ガシャァァァァン
杏奈「ああっ!?」
62: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 23:21:39.42 ID:SwSGcxLb0
麗花「プロデューサーさん?『タカアシガニ』と遭遇しました!」
P『タカアシガニか…。良いネーミングセンスだ。決して奴を引き離すんじゃないぞ。野々原!』
茜『なにかな、プロちゃん?』
P『最悪はトレーラーをバリケードにするんだ。石にかじりついても動くなよ』
茜『りょ~かいっ!』
P『タカアシガニか…。良いネーミングセンスだ。決して奴を引き離すんじゃないぞ。野々原!』
茜『なにかな、プロちゃん?』
P『最悪はトレーラーをバリケードにするんだ。石にかじりついても動くなよ』
茜『りょ~かいっ!』
63: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 23:38:57.29 ID:SwSGcxLb0
ブオンッ
ガシャアアア
杏奈「うっ…!…あ!ボディーに傷が…!?」
P(傷くらいつくだろ…)
ガシャンガシャン
杏奈「こ、こっちに来ないで…。あ!」
バシュン ガチャッ
杏奈「動くと撃つよっ!」
ガシャアアア
杏奈「うっ…!…あ!ボディーに傷が…!?」
P(傷くらいつくだろ…)
ガシャンガシャン
杏奈「こ、こっちに来ないで…。あ!」
バシュン ガチャッ
杏奈「動くと撃つよっ!」
64: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 23:51:14.92 ID:SwSGcxLb0
レイバー乗りA「この…また飛び道具かよ!」ブオンッ
麗花「…!杏奈ちゃん!撃って!」
ガシャア
杏奈「こ、この…!」
ガシッ
杏奈「あっ!?」
バキン
麗花「……?」
レイバー乗りA「やったぞ!今のは良い音だった!」
レイバー乗りB「違う…。やられた…!」
レイバー乗りA「え?」
レイバー乗りB「今ので、右前脚の油圧系統がイカれちまった…!」
麗花「…!杏奈ちゃん!撃って!」
ガシャア
杏奈「こ、この…!」
ガシッ
杏奈「あっ!?」
バキン
麗花「……?」
レイバー乗りA「やったぞ!今のは良い音だった!」
レイバー乗りB「違う…。やられた…!」
レイバー乗りA「え?」
レイバー乗りB「今ので、右前脚の油圧系統がイカれちまった…!」
65: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 23:54:33.33 ID:SwSGcxLb0
フラフラ
茜『やった!あのレイバー、随分とガタがきてるよ!これはもう一網打尽だね!』
杏奈「で、でも…取っ組み合うとイングラムが傷ついちゃう…」
茜『えぇ~っ!せっかくのチャンスなんだよ!?』
麗花『……あのね、杏奈ちゃん。レイバーの傷は、直せば消えるんだよ?』
杏奈「麗花さん…」
麗花「それに、杏奈ちゃんの大切なイングラムの力を、皆に見せるチャンスなんだから…受けた傷は倍にして返してあげなくちゃ!」
杏奈「……うんっ!」
麗花『さあ、一緒に風になっちゃいましょう!誰よりも速く、光速の向こう側へレッツゴー♪』
杏奈「はいっ!」
P(……このコンビは、どうやら正解だったようだな…)
66: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 23:58:45.78 ID:SwSGcxLb0
静香「…プロデューサーさん」
P「静香か…。浅草では大変だったね」
静香「第1小隊はしばらく再起不能です……」グッ
P「まあ、飯でもおごるよ?」
静香(…悪党)ハァ
ガキャアアァァン
静香「…!?」
『目標は上野方向に入った!現在特機221号機と格闘しながら、寛永寺前を…、今、図書館前を通過した!』
P「そろそろでてくるぞ」
67: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/15(月) 00:03:20.17 ID:ZDYbB4Xm0
レイバー乗りA「振りきれないのかっ!?」
レイバー乗りB「コイツぅ!華奢なくせにえれえパワーだ!」
杏奈「イングラムの力をなめないでよねっ!」
ベキィッ
レイバー乗りB「前足がっ!?」
杏奈「やあああああぁぁっ!」
ドガッ
P「……安心したよ」
静香「なにがです?」
P「いや、なに。アイツ、前足を持っていかれ、さらには満身創痍でも立って歩いてやがる。北上重工のオートバランスは一品だったと思ってね」
静香「……そうですね。…ん?あれは…?」
桃子「このおおっ!桃子にも一発入れさせてよね!」
ドガッ
P「…勝負あったな」
静香「それは認めます…」
―――――
―――
―
レイバー乗りB「コイツぅ!華奢なくせにえれえパワーだ!」
杏奈「イングラムの力をなめないでよねっ!」
ベキィッ
レイバー乗りB「前足がっ!?」
杏奈「やあああああぁぁっ!」
ドガッ
P「……安心したよ」
静香「なにがです?」
P「いや、なに。アイツ、前足を持っていかれ、さらには満身創痍でも立って歩いてやがる。北上重工のオートバランスは一品だったと思ってね」
静香「……そうですね。…ん?あれは…?」
桃子「このおおっ!桃子にも一発入れさせてよね!」
ドガッ
P「…勝負あったな」
静香「それは認めます…」
―――――
―――
―
68: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/15(月) 00:07:05.40 ID:ZDYbB4Xm0
千鶴「さあ、しっかり歩きなさい!」
奈緒「もう逃げられへんで~!」
レイバー乗りA「くそっ!」
レイバー乗りB「ここまでかよ…」
―――――
―――
―
69: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/15(月) 00:12:30.21 ID:ZDYbB4Xm0
~上野公園~
杏奈「ふぅ…」
麗花「ふふっ♪お疲れさま、杏奈ちゃん!」
杏奈「あ…麗花さん…」
麗花「今日は、疲れた?」
杏奈「うん…。全部…初めてのことだったから…」
麗花「だったら、お姉さんがギュってしちゃう!」ギュッ
杏奈「わっ…。えへへ…ありがとう…」
杏奈「ふぅ…」
麗花「ふふっ♪お疲れさま、杏奈ちゃん!」
杏奈「あ…麗花さん…」
麗花「今日は、疲れた?」
杏奈「うん…。全部…初めてのことだったから…」
麗花「だったら、お姉さんがギュってしちゃう!」ギュッ
杏奈「わっ…。えへへ…ありがとう…」
70: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/15(月) 00:20:28.12 ID:ZDYbB4Xm0
「杏奈ちゃーん!」
杏奈「?」
麗花「あれは…?」
タッタッタ…
莉緒「杏奈ちゃん!」
杏奈「お母さん…!?どうしてここに…?」
莉緒「テレビで、新しいレイバーを見て、あなたが戦っているんだと思うと…心配で…」ギュッ
杏奈「あ、あのね…杏奈…約束通り、怪我しなかったよ……?」ギュッ
莉緒「そうね…。約束…守ってくれたもんね…」グスッ
P(……これで一件落着かな?)
71: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/15(月) 00:25:09.02 ID:ZDYbB4Xm0
茜『ねえねえプロちゃ~ん…。いつまでここに居ればいいの?』
P「あ。忘れてた…」
『ザ・ライトスタッフ』 完
―――――
―――
―
P「あ。忘れてた…」
『ザ・ライトスタッフ』 完
―――――
―――
―
72: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/15(月) 00:35:26.69 ID:ZDYbB4Xm0
~自宅:リビング~
海美「いや~、ロボットバトルはよく分かんないなぁ?」
環「くふふ!環もあんなロボットに乗れるかなぁ?」
美奈子「ふふっ。環ちゃんが良い子にしてれば、きっと乗れるんじゃないかなぁ?」
ミリP「幼稚園の子供に聞かせてるんじゃないんだからさ…」
環「ねえ、お父さん!」
ミリP「なんだ?」
環「環も、あんなお仕事やってみたいぞ!」
ミリP「うーん…そうだなぁ…。よし、探してみるよ」
環「ほんと!!ありがと、お父さん!」ダキッ
ミリP「おおっと!はは、まったく…」ナデナデ
海美「いいなぁ~。私もこんなお仕事あったら…って、次回予告見逃しちゃった…」
美奈子「はいはい!もう寝る時間ですよ!だからテレビは消しますね!」プツッ
―――――
―――
―
終わり
海美「いや~、ロボットバトルはよく分かんないなぁ?」
環「くふふ!環もあんなロボットに乗れるかなぁ?」
美奈子「ふふっ。環ちゃんが良い子にしてれば、きっと乗れるんじゃないかなぁ?」
ミリP「幼稚園の子供に聞かせてるんじゃないんだからさ…」
環「ねえ、お父さん!」
ミリP「なんだ?」
環「環も、あんなお仕事やってみたいぞ!」
ミリP「うーん…そうだなぁ…。よし、探してみるよ」
環「ほんと!!ありがと、お父さん!」ダキッ
ミリP「おおっと!はは、まったく…」ナデナデ
海美「いいなぁ~。私もこんなお仕事あったら…って、次回予告見逃しちゃった…」
美奈子「はいはい!もう寝る時間ですよ!だからテレビは消しますね!」プツッ
―――――
―――
―
終わり
73: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/15(月) 00:39:57.25 ID:ZDYbB4Xm0
今回は(前回も)漫画の内容をほぼ丸パクリなので、知ってる方は先の読める展開でつまらないだろうなぁ…と思ってます。
途中からIMC頑張ってましたが、結果は1200位内へギリギリ入れませんでしたとさ。めでたしめでたし。
HTML依頼は…明日の朝やります。
74: ◆Jnlik0MEGA 2014/12/15(月) 00:43:12.47 ID:xogSDdzs0
続きありがとうございます、十分楽しませていただきました
乙です
アイドル警察パトレイバー
>>4
望月杏奈(14) Vo
http://i.imgur.com/HVdgGqP.jpg
http://i.imgur.com/1RGXhWj.jpg
>>5
二階堂千鶴(21) Vi
http://i.imgur.com/tU1szDU.jpg
http://i.imgur.com/wqjq0yD.jpg
>>5
横山奈緒(17) Da
http://i.imgur.com/yAc5iVA.jpg
http://i.imgur.com/ikbw1lP.jpg
>>6
萩原雪歩(17) Vi
http://i.imgur.com/LcSjDZV.jpg
http://i.imgur.com/W1Dktan.jpg
>>6
星井美希(15) Vi
http://i.imgur.com/JuQbIm5.jpg
http://i.imgur.com/pOc2qPU.jpg
>>8
最上静香(14) Vo
http://i.imgur.com/TgOSIUZ.jpg
http://i.imgur.com/WZWOCbC.jpg
>>10
真壁瑞希(17) Da
http://i.imgur.com/wYw9ZjQ.jpg
http://i.imgur.com/88chXiA.jpg
>>13
北上麗花(20) Da
http://i.imgur.com/rqGrRXz.jpg
http://i.imgur.com/mbCYUfR.jpg
>>13
周防桃子(11) Vi
http://i.imgur.com/I5W0zCx.jpg
http://i.imgur.com/szg3dqR.jpg
>>17
松田亜利沙(16) Vo
http://i.imgur.com/E2sqAec.jpg
http://i.imgur.com/lfuaoiB.jpg
>>30
天空橋朋花(15) Vo
http://i.imgur.com/QRf22QP.jpg
http://i.imgur.com/B5E3AhP.jpg
>>32
野々原茜(16) Da
http://i.imgur.com/s5o8iI5.jpg
http://i.imgur.com/f5J2iZZ.jpg
>>32
三浦あずさ(21) Vo
http://i.imgur.com/TPgjPYK.jpg
http://i.imgur.com/oxj62xN.jpg
>>70
百瀬莉緒(23) Da
http://i.imgur.com/PJgIWkg.jpg
http://i.imgur.com/5lrXd2q.jpg
乙です
アイドル警察パトレイバー
>>4
望月杏奈(14) Vo
http://i.imgur.com/HVdgGqP.jpg
http://i.imgur.com/1RGXhWj.jpg
>>5
二階堂千鶴(21) Vi
http://i.imgur.com/tU1szDU.jpg
http://i.imgur.com/wqjq0yD.jpg
>>5
横山奈緒(17) Da
http://i.imgur.com/yAc5iVA.jpg
http://i.imgur.com/ikbw1lP.jpg
>>6
萩原雪歩(17) Vi
http://i.imgur.com/LcSjDZV.jpg
http://i.imgur.com/W1Dktan.jpg
>>6
星井美希(15) Vi
http://i.imgur.com/JuQbIm5.jpg
http://i.imgur.com/pOc2qPU.jpg
>>8
最上静香(14) Vo
http://i.imgur.com/TgOSIUZ.jpg
http://i.imgur.com/WZWOCbC.jpg
>>10
真壁瑞希(17) Da
http://i.imgur.com/wYw9ZjQ.jpg
http://i.imgur.com/88chXiA.jpg
>>13
北上麗花(20) Da
http://i.imgur.com/rqGrRXz.jpg
http://i.imgur.com/mbCYUfR.jpg
>>13
周防桃子(11) Vi
http://i.imgur.com/I5W0zCx.jpg
http://i.imgur.com/szg3dqR.jpg
>>17
松田亜利沙(16) Vo
http://i.imgur.com/E2sqAec.jpg
http://i.imgur.com/lfuaoiB.jpg
>>30
天空橋朋花(15) Vo
http://i.imgur.com/QRf22QP.jpg
http://i.imgur.com/B5E3AhP.jpg
>>32
野々原茜(16) Da
http://i.imgur.com/s5o8iI5.jpg
http://i.imgur.com/f5J2iZZ.jpg
>>32
三浦あずさ(21) Vo
http://i.imgur.com/TPgjPYK.jpg
http://i.imgur.com/oxj62xN.jpg
>>70
百瀬莉緒(23) Da
http://i.imgur.com/PJgIWkg.jpg
http://i.imgur.com/5lrXd2q.jpg
75: ◆Jnlik0MEGA 2014/12/15(月) 00:43:56.39 ID:xogSDdzs0
ミリP宅
>>3
高坂海美(16) Da
http://i.imgur.com/l7obZUi.jpg
http://i.imgur.com/yByHUHZ.jpg
>>3
大神環(12) Da
http://i.imgur.com/HJi4oTJ.jpg
http://i.imgur.com/lag2oRw.jpg
>>3
佐竹美奈子(18) Da
http://i.imgur.com/sKvQcDc.jpg
http://i.imgur.com/49Fe45N.jpg
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 22:36:46.50 ID:WQnaEwUcO
この紳士さんは胃を傷めなさそうだな
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418554279/
Entry ⇒ 2015.08.31 | Category ⇒ ミリマス | Comments (0)
亜季「P殿が私以外と付き合っておられる…?」
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:27:34.18 ID:1k/215+h0
※複数P世界、安価スレ
エロ・鬼畜は安価下
誤字脱字・駄文・亀注意
クリスマスの予定?知らんな?
エロ・鬼畜は安価下
誤字脱字・駄文・亀注意
クリスマスの予定?知らんな?
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:31:11.19 ID:1k/215+h0
沙紀「誰か付き合って欲しいっす…」
http://jump.vip2ch.com/http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1418005420
早苗「付き合ってもらって悪いわね」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1418205771
の続きです
32作目…>>1にはSSがあるから…
あれ?つまりリア充じゃね
http://jump.vip2ch.com/http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1418005420
早苗「付き合ってもらって悪いわね」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1418205771
の続きです
32作目…>>1にはSSがあるから…
あれ?つまりリア充じゃね
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:32:39.75 ID:1k/215+h0
P「誘導班、報告を頼む。」
美玲「今は拓海が買い物に連れていっってるぞ。」
P「御苦労。連絡班。」
櫂「仕事でどうしてもっていう人以外は全員来るって。」
P「ベネ。料理・飾り付け班は。」
瑛梨華「ディ・モールト ディ・モールト良いぞ!KA・N・PE・KI☆」
P「グッド。俺も居酒屋で最終調整をしてきた。」
美玲「今は拓海が買い物に連れていっってるぞ。」
P「御苦労。連絡班。」
櫂「仕事でどうしてもっていう人以外は全員来るって。」
P「ベネ。料理・飾り付け班は。」
瑛梨華「ディ・モールト ディ・モールト良いぞ!KA・N・PE・KI☆」
P「グッド。俺も居酒屋で最終調整をしてきた。」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:33:23.53 ID:1k/215+h0
P「では改めて問うぞ。今日12月16日は何の日だ!」
櫂・瑛梨華・美玲「亜季(さん)(お母さん)の誕生日!」
P「グッド!我々はこの日のために亜季に極秘に計画を進めてきた!」
櫂「いやー…亜季さん勘が鋭いから苦労したよ…」
美玲「何回気付かれそうになったか…ヒヤヒヤしたぞ…」
瑛梨華「ちかれたびー…」
櫂・瑛梨華・美玲「亜季(さん)(お母さん)の誕生日!」
P「グッド!我々はこの日のために亜季に極秘に計画を進めてきた!」
櫂「いやー…亜季さん勘が鋭いから苦労したよ…」
美玲「何回気付かれそうになったか…ヒヤヒヤしたぞ…」
瑛梨華「ちかれたびー…」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:34:08.37 ID:1k/215+h0
櫂「ん?瑛梨華ちゃんつまみ食いでちょっと太っちゃったんじゃない?」プニプニ
瑛梨華「あはは!くすぐったいよ!」
櫂「へへへっ!このこの!」プニプニ
P「あ、俺も…」
美玲「フンッ!」ザシュ
P「ぬわああああ!なんで俺だけ?!」
美玲「今のはセクハラだからな。」
瑛梨華「あはは!くすぐったいよ!」
櫂「へへへっ!このこの!」プニプニ
P「あ、俺も…」
美玲「フンッ!」ザシュ
P「ぬわああああ!なんで俺だけ?!」
美玲「今のはセクハラだからな。」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:35:04.22 ID:1k/215+h0
P「ひど…い……」チーン
美玲「櫂もいい加減瑛梨華を胡座の上に乗せて後ろから抱きしめて頭に顎を乗せるのを辞めろ。」
櫂「一度この体勢を知っちゃうと…今日だけだからさ!」
美玲「いつもそうやってるじゃないかッ!瑛梨華はオマエの抱き枕じゃないぞッ!」
瑛梨華「瑛梨華ちゃんは気にしないよ?だって…温もりをKA・N・JI・RU☆」
櫂「ほら、瑛梨華ちゃんもいいって言ってるよ?」
美玲「櫂もいい加減瑛梨華を胡座の上に乗せて後ろから抱きしめて頭に顎を乗せるのを辞めろ。」
櫂「一度この体勢を知っちゃうと…今日だけだからさ!」
美玲「いつもそうやってるじゃないかッ!瑛梨華はオマエの抱き枕じゃないぞッ!」
瑛梨華「瑛梨華ちゃんは気にしないよ?だって…温もりをKA・N・JI・RU☆」
櫂「ほら、瑛梨華ちゃんもいいって言ってるよ?」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:36:29.45 ID:1k/215+h0
美玲「そういうことじゃないぞッ!今日は客が来てるから辞めろって言ってるんだぞッ!」
櫂「水泳に大事なのはリラックスなんだよ?」モミモミ
瑛梨華「ひーん!DO・SA・KU・SA☆」
P「俺も瑛梨華の胸揉みた…!」
美玲「フンッ!」ザシュ
P「げんがおぞ!!」
櫂「水泳に大事なのはリラックスなんだよ?」モミモミ
瑛梨華「ひーん!DO・SA・KU・SA☆」
P「俺も瑛梨華の胸揉みた…!」
美玲「フンッ!」ザシュ
P「げんがおぞ!!」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:37:19.28 ID:1k/215+h0
美玲「なんかその……ごめんな…」
つかさ「いや…何というか…カオスすぎんだろ……」
P「これが日常だな。」
つかさ「マヂかよ…いやお前って昔からそういうヤツだったわ。」
瑛梨華「ところで…DA・RE☆」
つかさ「……今頃かよ…あれだな、類友ってヤツだわ。」
P「ああ。こいつは今日の会場の確保を手伝ってくれたつかさちゃん。まあ一言で言うと>>12」
つかさ「いや…何というか…カオスすぎんだろ……」
P「これが日常だな。」
つかさ「マヂかよ…いやお前って昔からそういうヤツだったわ。」
瑛梨華「ところで…DA・RE☆」
つかさ「……今頃かよ…あれだな、類友ってヤツだわ。」
P「ああ。こいつは今日の会場の確保を手伝ってくれたつかさちゃん。まあ一言で言うと>>12」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/14(日) 10:39:04.90 ID:PROdZGDAO
家族
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:43:58.87 ID:1k/215+h0
P「一言で言うと家族だな。」
櫂「あー…道理で馴染んでると思った。妹さん?」
P「まあそんなところかな。」
つかさ「いや違えし。お前さ、何言ってくれちゃってんの?」
P「俺とつかさちゃんの仲じゃないか。家族みたいなもんだろ?」
つかさ「…………」
櫂「あー…道理で馴染んでると思った。妹さん?」
P「まあそんなところかな。」
つかさ「いや違えし。お前さ、何言ってくれちゃってんの?」
P「俺とつかさちゃんの仲じゃないか。家族みたいなもんだろ?」
つかさ「…………」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:48:50.35 ID:1k/215+h0
瑛梨華「確かに髪の色とか似てるね…」
美玲「匂いが違うな。いや、香水の匂いか。」
櫂「始めまして。あたしは西島櫂といってPさんにお世話に…」
つかさ「あーもう!話聞けよ!相手の話を聞く、これビジネスの基本な?」
P「つれないなあ……」
美玲「匂いが違うな。いや、香水の匂いか。」
櫂「始めまして。あたしは西島櫂といってPさんにお世話に…」
つかさ「あーもう!話聞けよ!相手の話を聞く、これビジネスの基本な?」
P「つれないなあ……」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:53:05.64 ID:1k/215+h0
つかさ「アタシの名前は桐生つかさ。名字が違うだろ?な?」
P「つかさと俺は諸事情により別の家に…」
瑛梨華「衝撃のZI・ZI・TSU☆」
つかさ「こいつの適当な作り話に乗せられてんじゃねえよ。」
櫂「そうだったんだ…大変だったんだね…」
つかさ「だから違えって!」
P「つかさと俺は諸事情により別の家に…」
瑛梨華「衝撃のZI・ZI・TSU☆」
つかさ「こいつの適当な作り話に乗せられてんじゃねえよ。」
櫂「そうだったんだ…大変だったんだね…」
つかさ「だから違えって!」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 10:56:49.44 ID:1k/215+h0
P「まあつかさちゃんをからかって遊ぶのはこのくらいにして…」
美玲「まさか『実は俺はつかさちゃんの兄弟子。つまり兄妹同然!』とか言わないよな?」
P「………」ダラダラダラ
美玲「図星か。」
瑛梨華「櫂姉最近ノリが上手くなったね!」
櫂「瑛梨華ちゃんのおかげだよ!」
美玲「まさか『実は俺はつかさちゃんの兄弟子。つまり兄妹同然!』とか言わないよな?」
P「………」ダラダラダラ
美玲「図星か。」
瑛梨華「櫂姉最近ノリが上手くなったね!」
櫂「瑛梨華ちゃんのおかげだよ!」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:02:51.03 ID:1k/215+h0
P「……負けないからな…つかさちゃんは俺の経営術の後輩。その時の縁で今も仲良くしてるってわけだ。」
つかさ「アタシはコイツとコイツの両親には借りがあってな。それをいい事にコイツはいつもアタシに無理難題を…」
P「いいじゃん!結局コスプレ用の新ブランド作ってくれるつかさちゃん優しい!」
つかさ「あれは…仕事とぬか床の礼だし…」
櫂「ひょっとして……偉い人?」
つかさ「あ?>>21」
つかさ「アタシはコイツとコイツの両親には借りがあってな。それをいい事にコイツはいつもアタシに無理難題を…」
P「いいじゃん!結局コスプレ用の新ブランド作ってくれるつかさちゃん優しい!」
つかさ「あれは…仕事とぬか床の礼だし…」
櫂「ひょっとして……偉い人?」
つかさ「あ?>>21」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:09:24.52 ID:T8/dLUMQO
ちゃんとした会社の社長だぞ私は
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:14:33.88 ID:1k/215+h0
つかさ「ちゃんとした会社の社長だぞアタシは?」
櫂「なんだ社長さんかー…」
美玲「ただの社長か。」
瑛梨華「うーん…リアクション取りづらいな…ビームとかU・TE・RU☆」
つかさ「え…何このリアクション?おかしくね?普通もっとリスペクトするっしょ?」
櫂「うーん…なんか最近社長さんぐらいじゃ驚かないっていうか……」
櫂「なんだ社長さんかー…」
美玲「ただの社長か。」
瑛梨華「うーん…リアクション取りづらいな…ビームとかU・TE・RU☆」
つかさ「え…何このリアクション?おかしくね?普通もっとリスペクトするっしょ?」
櫂「うーん…なんか最近社長さんぐらいじゃ驚かないっていうか……」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:18:52.31 ID:1k/215+h0
櫂「社長さんくらいなら水泳関係のパーティでよく会うし……」
つかさ「コイツ世界レベルのスイマーだったわ……」
P「いやいや。ただの社長じゃないぞ?今や女子高生向けのコスメやイベントのシェアの60%を占める会社の社長だからな?」
つかさ「つーわけよ?どうよビビんだろ?」
美玲「なんだ100%じゃないのか。」
つかさ「……」カチン
つかさ「コイツ世界レベルのスイマーだったわ……」
P「いやいや。ただの社長じゃないぞ?今や女子高生向けのコスメやイベントのシェアの60%を占める会社の社長だからな?」
つかさ「つーわけよ?どうよビビんだろ?」
美玲「なんだ100%じゃないのか。」
つかさ「……」カチン
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:23:30.98 ID:1k/215+h0
瑛梨華「それってすごいの?」
P「そこそこではあるな。」
つかさ「……」カチンカチン
P「ん?どうした?」
つかさ「さっきから黙って聞いてればよ……」
P「あれれつかさちゃん?つかさちゃんの会社の筆頭株主って誰だっけ?」
つかさ「………P」
P「そこそこではあるな。」
つかさ「……」カチンカチン
P「ん?どうした?」
つかさ「さっきから黙って聞いてればよ……」
P「あれれつかさちゃん?つかさちゃんの会社の筆頭株主って誰だっけ?」
つかさ「………P」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:27:39.85 ID:1k/215+h0
P「経営のノウハウを教えてあげたのは誰だっけ?」
つかさ「…………P」
P「会社の役員を任命できるは俺だよね?」
つかさ「…………」プルプル
P「それから……」
つかさ「………」ブワッ
P「あ、ついいじめすぎた…」
つかさ「…………P」
P「会社の役員を任命できるは俺だよね?」
つかさ「…………」プルプル
P「それから……」
つかさ「………」ブワッ
P「あ、ついいじめすぎた…」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:32:12.37 ID:1k/215+h0
つかさ「うわああん!P兄ちゃんのバカ!折角久しぶりに会えたのになんでいじめるの!」
櫂・美玲・瑛梨華「えっ……?!」
P「あー…済まん済まん。楽しいからつい…」
つかさ「アタシP兄ちゃんのために頑張ったんだよ!」
P「はいはい。よくやったな。」ナデナデ
つかさ「ホント?じゃあ>>28して。」
櫂・美玲・瑛梨華「えっ……?!」
P「あー…済まん済まん。楽しいからつい…」
つかさ「アタシP兄ちゃんのために頑張ったんだよ!」
P「はいはい。よくやったな。」ナデナデ
つかさ「ホント?じゃあ>>28して。」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:36:22.08 ID:nkF7KJHko
なでなで
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:39:57.73 ID:1k/215+h0
つかさ「なでなでして。」
P「いいぞ。つかさちゃんは昔からなでなでが好きだな。」ナデナデ
つかさ「えへへへ………」
櫂・美玲・瑛梨華「………」
P「よしよし。俺が悪かった。」
つかさ「えへへへへへ……」
美玲「……誰だこれ…」
P「いいぞ。つかさちゃんは昔からなでなでが好きだな。」ナデナデ
つかさ「えへへへ………」
櫂・美玲・瑛梨華「………」
P「よしよし。俺が悪かった。」
つかさ「えへへへへへ……」
美玲「……誰だこれ…」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:43:43.35 ID:1k/215+h0
櫂「えっと………つかささん?」
つかさ「えへへへへへ……はっ!な、何見てんだよ!」///
瑛梨華「今のは…その…何ですかね?」
つかさ「な、なんでもねえし!つか見間違いじゃね?」///
美玲「いや確かにP兄ちゃんって…」
つかさ「アタシがそんなキモい事言うわけねえだろ?な?」
つかさ「えへへへへへ……はっ!な、何見てんだよ!」///
瑛梨華「今のは…その…何ですかね?」
つかさ「な、なんでもねえし!つか見間違いじゃね?」///
美玲「いや確かにP兄ちゃんって…」
つかさ「アタシがそんなキモい事言うわけねえだろ?な?」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:48:26.56 ID:1k/215+h0
P「そうだよな…俺も年甲斐もなくはしゃいじまった…キモいよな…」ズーン
つかさ「ち、違えし!い、今のは言葉の綾っていうか?…だ、だからそんなんじゃねえし!」アセアセ
P「知ってた。からかっただけ。」
つかさ「………」ブワッ
P「えええ?!」
つかさ「うわああああん!P兄ちゃんに嫌われたかと思ったあああ!」
つかさ「ち、違えし!い、今のは言葉の綾っていうか?…だ、だからそんなんじゃねえし!」アセアセ
P「知ってた。からかっただけ。」
つかさ「………」ブワッ
P「えええ?!」
つかさ「うわああああん!P兄ちゃんに嫌われたかと思ったあああ!」
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:53:33.07 ID:1k/215+h0
P「よしよし。嫌いになったりなんかしないからな。」ナデナデ
つかさ「うええええん!」
美玲「…ただの先輩後輩ってわけじゃなさそうだな?」
P「それはだな…」
つかさ「ぎゅってして?」
P「はいはい。」ギュッ
つかさ「えへへへへへ……」
P「それはだな>>36」
つかさ「うええええん!」
美玲「…ただの先輩後輩ってわけじゃなさそうだな?」
P「それはだな…」
つかさ「ぎゅってして?」
P「はいはい。」ギュッ
つかさ「えへへへへへ……」
P「それはだな>>36」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 11:54:20.17 ID:TjTYdS1HO
小さい頃から親同士仲良かったから一緒に遊んでたんだ
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 12:00:20.11 ID:1k/215+h0
P「小さい頃から親同士仲良かったから一緒に遊んでたんだ。」
つかさ「そう!アタシとP兄ちゃ…Pは一緒に遊んでた仲なんだよ!」
櫂「見た目と違って可愛い人だね。」
ヒソヒソ
瑛梨華「ギャップMO・E☆」ヒソヒソ
美玲「拓海となんだか似てるな。」
ヒソヒソ
つかさ「おい、何ヒソヒソ話してんの?」
つかさ「そう!アタシとP兄ちゃ…Pは一緒に遊んでた仲なんだよ!」
櫂「見た目と違って可愛い人だね。」
ヒソヒソ
瑛梨華「ギャップMO・E☆」ヒソヒソ
美玲「拓海となんだか似てるな。」
ヒソヒソ
つかさ「おい、何ヒソヒソ話してんの?」
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 12:03:41.11 ID:1k/215+h0
P「昔から泣き虫でな。転ぶとすぐ泣いて…」
つかさ「そ、それは昔の話だし!」///
P「俺はつかさちゃんがこんなに美人に育ってくれて嬉しいよ。」
つかさ「ホント?」
P「口調口調。」
つかさ「あ…マヂかよ?ナンパなら間に合ってるんで。」
櫂・瑛梨華・美玲(変わり身早い…)
つかさ「そ、それは昔の話だし!」///
P「俺はつかさちゃんがこんなに美人に育ってくれて嬉しいよ。」
つかさ「ホント?」
P「口調口調。」
つかさ「あ…マヂかよ?ナンパなら間に合ってるんで。」
櫂・瑛梨華・美玲(変わり身早い…)
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 12:08:28.31 ID:1k/215+h0
つかさ「つうわけでアタシとコイツはただのガキの頃の知り合いってだけだから。そこんとこよろしく。」
P「知り合い……」
つかさ「あ……」ジワッ
P「いや!何でもないぞ!さ、早くパーティの準備に取り掛かろう!」
櫂「うん!そ、そうだね!あたしちょっと会場の確認してくる!」
瑛梨華「え、瑛梨華ちゃんも!」
美玲「じゃあウチは亜季たちの様子を見てくるぞっ!」
P「知り合い……」
つかさ「あ……」ジワッ
P「いや!何でもないぞ!さ、早くパーティの準備に取り掛かろう!」
櫂「うん!そ、そうだね!あたしちょっと会場の確認してくる!」
瑛梨華「え、瑛梨華ちゃんも!」
美玲「じゃあウチは亜季たちの様子を見てくるぞっ!」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 12:12:42.02 ID:1k/215+h0
ガチャ バタン
P「二人きりだな。」
つかさ「は、何言っちゃってんの?セクハラで訴えるぞ?」
P「もう可愛いなあ。」ナデナデ
つかさ「………」///
P「さ、たくみんが亜季を引きつけてくれてる間に。」
ガチャ バタン
P「二人きりだな。」
つかさ「は、何言っちゃってんの?セクハラで訴えるぞ?」
P「もう可愛いなあ。」ナデナデ
つかさ「………」///
P「さ、たくみんが亜季を引きつけてくれてる間に。」
ガチャ バタン
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 12:17:37.77 ID:1k/215+h0
P「忘れ物でもした……」
亜季「………」バサッ ドズン
亜季「……P殿が私の居ない間に若い女性の方を……」
P「ち、違う!誤解なんだ!なあ、たくみん!つかさちゃん知ってるだろ?」
拓海「」
P「Oh……」
亜季「どういう事か説明していただけますかな?」
P「(パーティの事は話せないし…)えっと…>>43」
亜季「………」バサッ ドズン
亜季「……P殿が私の居ない間に若い女性の方を……」
P「ち、違う!誤解なんだ!なあ、たくみん!つかさちゃん知ってるだろ?」
拓海「」
P「Oh……」
亜季「どういう事か説明していただけますかな?」
P「(パーティの事は話せないし…)えっと…>>43」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 12:22:02.88 ID:nXnIG2qno
秘密だ秘密!
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 16:24:58.25 ID:1k/215+h0
P「秘密だ秘密!」
亜季「……そうでありますか……そちらの女性と私に秘密になさらなければならないような事を………」
P「そうだけどそうじゃないんだ!えっと…だから…」
亜季「……大和家の家訓に『夫が浮気をしたら殴って目を覚まさせろ。』という物があります。」
P「だから浮気じゃないんだって!」
亜季「ほう…では何をなされていたのでありますか?」
P「それは………」
亜季「……そうでありますか……そちらの女性と私に秘密になさらなければならないような事を………」
P「そうだけどそうじゃないんだ!えっと…だから…」
亜季「……大和家の家訓に『夫が浮気をしたら殴って目を覚まさせろ。』という物があります。」
P「だから浮気じゃないんだって!」
亜季「ほう…では何をなされていたのでありますか?」
P「それは………」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 16:25:52.55 ID:1k/215+h0
亜季「ぐすん……P殿はそんな事をされるような男では無いと信じておりましたのに……」
P「ああ…だから……だから……その……」
亜季「……私の全身全霊の一撃を持って正しい道へと戻して差し上げます!」
┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…!
P「ひいいいいい!!亜季の全身全霊の一撃なんて食らったら塵一つ残らず消し飛んでしまう!」ガクガクガク
P「ああ…だから……だから……その……」
亜季「……私の全身全霊の一撃を持って正しい道へと戻して差し上げます!」
┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…!
P「ひいいいいい!!亜季の全身全霊の一撃なんて食らったら塵一つ残らず消し飛んでしまう!」ガクガクガク
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 16:26:55.14 ID:1k/215+h0
P「そ、そうだ!つかさちゃんからも説明して……」
つかさ「………」ガタガタガタガタ
亜季「つかさ『ちゃん』?随分とお親しいようでありますな。」
┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…!
P「ひいいいいい!」
つかさ「……」ガタガタガタガタ
亜季「一撃で済ませるはずでありましたが気が変わりました…」
つかさ「………」ガタガタガタガタ
亜季「つかさ『ちゃん』?随分とお親しいようでありますな。」
┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…!
P「ひいいいいい!」
つかさ「……」ガタガタガタガタ
亜季「一撃で済ませるはずでありましたが気が変わりました…」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 16:27:46.69 ID:1k/215+h0
亜季「………」ドゴオオオン! パラパラパラ
壁があった空間「風通し良好。」
P(あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!亜季が軽く腕を振ったと思ったら いつのまにか家の壁が消し飛んでいた…)
亜季「……もはや口にて語る言葉は持ちません。拳が全てを語ってくれます。」
┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…!
P(に、逃げないと……亜季は今手加減が出来なくなってる!)
壁があった空間「風通し良好。」
P(あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!亜季が軽く腕を振ったと思ったら いつのまにか家の壁が消し飛んでいた…)
亜季「……もはや口にて語る言葉は持ちません。拳が全てを語ってくれます。」
┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…!
P(に、逃げないと……亜季は今手加減が出来なくなってる!)
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 16:28:36.01 ID:1k/215+h0
P(亜季は自分が勘違いのために暴力を振るってしまったのを知ったらすごく悲しむ……!何より俺の人生が終わる!)
亜季「…………」カツカツカツ
つかさ「………」フラッ バタン
P(つかさちゃんはこんなだしなんとかして今はひとまず逃げないと。でもどうする…実際この最上階からどうやって逃げる?亜季なら俺ごときがどうしようが絶対にすぐに追いつく……どうする…どうする………)
Pに救いの神が! 何が起きた?
>>54
亜季「…………」カツカツカツ
つかさ「………」フラッ バタン
P(つかさちゃんはこんなだしなんとかして今はひとまず逃げないと。でもどうする…実際この最上階からどうやって逃げる?亜季なら俺ごときがどうしようが絶対にすぐに追いつく……どうする…どうする………)
Pに救いの神が! 何が起きた?
>>54
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 16:30:20.04 ID:6yNdeZmYO
テレビ局から急遽亜季にお仕事の依頼が入り込む
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 16:41:34.94 ID:1k/215+h0
ピリリ ピッ
P「で、電話に出ていいかな…なんて…?」
亜季「………許可しましょう。」
P「ひゃ、ひゃい!もしもし!はい、はい…いやいや全然普通ですよ!生命の危機に陥ったりなんかしてませんよ!はい、分かりました。」ピッ
亜季「……何方からですか?」
P「……亜季…仕事が入っ…」
亜季「ほう………」
P「ひぃ!」
P「で、電話に出ていいかな…なんて…?」
亜季「………許可しましょう。」
P「ひゃ、ひゃい!もしもし!はい、はい…いやいや全然普通ですよ!生命の危機に陥ったりなんかしてませんよ!はい、分かりました。」ピッ
亜季「……何方からですか?」
P「……亜季…仕事が入っ…」
亜季「ほう………」
P「ひぃ!」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 16:45:48.04 ID:1k/215+h0
P「だから…その……仕事に行かないかな……なんて?」
亜季「……つまり家庭の問題より仕事を優先なされるという訳でありますね?」
P「ひいいい!滅相もございません!」
亜季「………了解しました。お話は仕事の後に伺いましょう。」
P「あ、ああ!そそそそうしよう!」
亜季「お仕事はどちらで?」
P「いつものテレビ局からだ…からです!」
亜季「……つまり家庭の問題より仕事を優先なされるという訳でありますね?」
P「ひいいい!滅相もございません!」
亜季「………了解しました。お話は仕事の後に伺いましょう。」
P「あ、ああ!そそそそうしよう!」
亜季「お仕事はどちらで?」
P「いつものテレビ局からだ…からです!」
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 16:50:13.98 ID:1k/215+h0
亜季「……では行って参ります。」
P「……俺は…?」
亜季「……結構であります。自分の事ぐらい自分でできますので。」
P「…………」
亜季「……では失礼します。」
ドガアアアアン!
亜季「壁とドアの修理代は私の給金からお引きになってください。」
P「……俺は…?」
亜季「……結構であります。自分の事ぐらい自分でできますので。」
P「…………」
亜季「……では失礼します。」
ドガアアアアン!
亜季「壁とドアの修理代は私の給金からお引きになってください。」
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 16:55:29.52 ID:1k/215+h0
スタスタスタ
P「と、とりあえず助かった……」
ヘナヘナ
拓海「……ううん…何だ今の音は……って壁がねえ!それにつかさ?!何があったんだよ!」
P「あははは…俺はもうお終いだ………あははははは!」
拓海「お、おい……どうしやがった?」
P「あはは…かくかくしかじかなんだ…」
拓海「まるまるうまうま…厄介な事になったな…」
P「と、とりあえず助かった……」
ヘナヘナ
拓海「……ううん…何だ今の音は……って壁がねえ!それにつかさ?!何があったんだよ!」
P「あははは…俺はもうお終いだ………あははははは!」
拓海「お、おい……どうしやがった?」
P「あはは…かくかくしかじかなんだ…」
拓海「まるまるうまうま…厄介な事になったな…」
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 17:01:20.61 ID:1k/215+h0
P「たくみん…俺がいなくなっても達者でな…多分もう俺無理だから…」
拓海「……あながち否定出来ねえな…」
P「俺はただ誕生日を祝ってやりたかっただけなのに……」
拓海「………分かった。アタシが何とかしてやる。」
P「………」ブワア
拓海「ああ泣くな泣くな!(ってもどうすっかな…>>62)
拓海「……あながち否定出来ねえな…」
P「俺はただ誕生日を祝ってやりたかっただけなのに……」
拓海「………分かった。アタシが何とかしてやる。」
P「………」ブワア
拓海「ああ泣くな泣くな!(ってもどうすっかな…>>62)
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 17:07:21.03 ID:+5RH0AYBO
亜季が帰ってくるまでに大急ぎで家を装飾して迎えよう
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 17:12:54.69 ID:1k/215+h0
拓海「亜季が帰ってくるまでに大急ぎで家を装飾して迎えるか…つかさ、起きろ。」ペシペシ
つかさ「ふええ……はっ!」
拓海「久しぶりだな。顔色が悪りいぞ?」
つかさ「………拓海ちゃああああん!」ダキッ
拓海「コイツまだパニクると幼児退行する癖治って無かったのか…」ナデナデ
つかさ「怖かったよおおおお!」
つかさ「ふええ……はっ!」
拓海「久しぶりだな。顔色が悪りいぞ?」
つかさ「………拓海ちゃああああん!」ダキッ
拓海「コイツまだパニクると幼児退行する癖治って無かったのか…」ナデナデ
つかさ「怖かったよおおおお!」
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 17:15:41.34 ID:1k/215+h0
つかさ「うえええええん!」
拓海「分かった!分かったから落ち着け!」
P「……うわあああああん!」
拓海「テメエまで泣くな!」
P「だって…だって………!」
拓海「だああああ!もううるせえ!!泣き止みやがれ!」
拓海「分かった!分かったから落ち着け!」
P「……うわあああああん!」
拓海「テメエまで泣くな!」
P「だって…だって………!」
拓海「だああああ!もううるせえ!!泣き止みやがれ!」
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 17:20:32.48 ID:1k/215+h0
30分後
つかさ「何だよ…お前の嫁さんセガールか何かかよ?マヂ何なんだよ……」
P「む?人の嫁さんを人外扱いするな!」
拓海「セガールは人間だろ。」
つかさ「話には聞いてたけどよ……なんつうか…アイドルってすげえな……」
P「アイドルだからな…」
拓海「アイドルって何なんだよ…」
つかさ「何だよ…お前の嫁さんセガールか何かかよ?マヂ何なんだよ……」
P「む?人の嫁さんを人外扱いするな!」
拓海「セガールは人間だろ。」
つかさ「話には聞いてたけどよ……なんつうか…アイドルってすげえな……」
P「アイドルだからな…」
拓海「アイドルって何なんだよ…」
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 17:23:45.24 ID:1k/215+h0
つかさ「つか拓海って相変わらず馬鹿だな?」
拓海「あ?」
つかさ「ここで飾り付けて迎えたりしたら今までの準備がパーじゃねえか。」
P「もうだいたい済ませちまったからな…」
拓海「……だったら代案でもあるのかよ?」
つかさ「>>68」
拓海「あ?」
つかさ「ここで飾り付けて迎えたりしたら今までの準備がパーじゃねえか。」
P「もうだいたい済ませちまったからな…」
拓海「……だったら代案でもあるのかよ?」
つかさ「>>68」
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 17:43:32.38 ID:teHkG1Ix0
Pが誘拐されたことにする
70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 17:50:18.19 ID:1k/215+h0
つかさ「Pが誘拐された事にして会場まで誘導すればいいんじゃね?」
拓海「誰がコイツを誘拐なんてするんだよ……」
つかさ「まあな。見るからにむさ苦しいしな。アタシならまずしないわ。」
拓海「アタシも勘弁だな。」
P「お前ら身内に厳しいよな。」
つかさ「いやよく考えてみ?誰が身長190cm、髪は茶、筋肉モリモリマッチョマンの変態を人質にすんだよ?ハイリスクすぎんだろ?」
P「む……」
拓海「誰がコイツを誘拐なんてするんだよ……」
つかさ「まあな。見るからにむさ苦しいしな。アタシならまずしないわ。」
拓海「アタシも勘弁だな。」
P「お前ら身内に厳しいよな。」
つかさ「いやよく考えてみ?誰が身長190cm、髪は茶、筋肉モリモリマッチョマンの変態を人質にすんだよ?ハイリスクすぎんだろ?」
P「む……」
72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 17:55:39.89 ID:1k/215+h0
P「ぐ…そんな事言ったらつかさちゃんも胸がたりな…」ドズ
つかさ「あ?よく聞こえなかったんだけどさ、もう一回言ってみ?」
P「ぐ…お袋仕込みの格闘術は健在だ…な……」
つかさ「お前さ、セクハラ言ってる場合じゃねえよな?」
P「はい…その通りです。」
つかさ「あ?よく聞こえなかったんだけどさ、もう一回言ってみ?」
P「ぐ…お袋仕込みの格闘術は健在だ…な……」
つかさ「お前さ、セクハラ言ってる場合じゃねえよな?」
P「はい…その通りです。」
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 17:59:33.13 ID:1k/215+h0
P「その…我慢できなかったんです…」
つかさ「なあコイツ多少痛めつけてもいいよな?」
拓海「多少じゃなくていいぞ。」
つかさ「じゃあまずは右腕から…」
P「あ、すみません!つかさちゃんマジ美人!」
つかさ「冗談だよ。な?」
拓海「えっ?」
つかさ「えっ?」
つかさ「なあコイツ多少痛めつけてもいいよな?」
拓海「多少じゃなくていいぞ。」
つかさ「じゃあまずは右腕から…」
P「あ、すみません!つかさちゃんマジ美人!」
つかさ「冗談だよ。な?」
拓海「えっ?」
つかさ「えっ?」
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:05:54.74 ID:1k/215+h0
P「とにかくつかさちゃんの言った通り狂言誘拐。会場に誘拐してそこで事情を説明する。それで行くか。」
拓海「ああ。筋書きはどうする?」
P「荒k…文香に頼もう。」
拓海「………だな。」
つかさ「ソイツは使えんの?」
P「無茶苦茶頼りになる。実行犯役は…こういう事が大丈夫そうなのは…>>76と>>77か。」
拓海「ああ。筋書きはどうする?」
P「荒k…文香に頼もう。」
拓海「………だな。」
つかさ「ソイツは使えんの?」
P「無茶苦茶頼りになる。実行犯役は…こういう事が大丈夫そうなのは…>>76と>>77か。」
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:10:27.49 ID:JrKjwSXrO
シュガーハート
77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:10:37.68 ID:/mxwHxxBO
中野くん
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:16:45.69 ID:1k/215+h0
P「どうなっていい佐藤と押忍にゃ…有香ちゃんに頼むか。」
拓海「佐藤ならタッパ的にも男でいけるな。」
P「有香ちゃんには悪いな…佐藤はどうでもいいけど。」
つかさ「ふーん。有香ってあの空手アイドルか。ならいけんじゃね、佐藤ってヤツは知らんけど。」
P「そうそう。押忍にゃ…中野有香ちゃんな。」
拓海「佐藤ならタッパ的にも男でいけるな。」
P「有香ちゃんには悪いな…佐藤はどうでもいいけど。」
つかさ「ふーん。有香ってあの空手アイドルか。ならいけんじゃね、佐藤ってヤツは知らんけど。」
P「そうそう。押忍にゃ…中野有香ちゃんな。」
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:21:46.17 ID:1k/215+h0
ガチャ
有香「押忍!準備が完了したので呼びに来ました!」
心「こんにちわぁ☆あなたのハートにしゅがしゅが…」
P「あ、丁度いいところに。有香ちゃんいらっしゃい。佐藤も上がっていいぞ。」
心「おい☆扱いに差がありすぎんだろ☆」
P「ささっ。お茶が入ってるからな。」
有香「押忍!いただきます!」
心「聞け☆」
有香「押忍!準備が完了したので呼びに来ました!」
心「こんにちわぁ☆あなたのハートにしゅがしゅが…」
P「あ、丁度いいところに。有香ちゃんいらっしゃい。佐藤も上がっていいぞ。」
心「おい☆扱いに差がありすぎんだろ☆」
P「ささっ。お茶が入ってるからな。」
有香「押忍!いただきます!」
心「聞け☆」
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:25:29.51 ID:1k/215+h0
つかさを紹介&事情を説明中
有香「押忍!任せてください!」
P「押忍にゃ…有香ちゃんはいい子だなあ…」
拓海「すまねえな。迷惑かけちまって…」
有香「亜季さんたちにはいつも稽古に付き合ってもらってますので。気にしないでください。」
拓海「悪りいな…」
有香「押忍!任せてください!」
P「押忍にゃ…有香ちゃんはいい子だなあ…」
拓海「すまねえな。迷惑かけちまって…」
有香「亜季さんたちにはいつも稽古に付き合ってもらってますので。気にしないでください。」
拓海「悪りいな…」
81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:29:45.77 ID:1k/215+h0
P「佐藤は……」
心「佐藤って呼ぶな☆…はぁとも亜季ちゃんたちには恩があるし……」
P「ほら、酒代やるから手伝え。」
つ諭吉
心「………」
P「ほらほら諭吉さんだ……」メシャア
P「」
心「……折角たまには協力してやろうと思ったのによ…」
心「佐藤って呼ぶな☆…はぁとも亜季ちゃんたちには恩があるし……」
P「ほら、酒代やるから手伝え。」
つ諭吉
心「………」
P「ほらほら諭吉さんだ……」メシャア
P「」
心「……折角たまには協力してやろうと思ったのによ…」
82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:36:17.35 ID:1k/215+h0
つかさ「で、筋書きは上がってんの?」
心「歳上には敬語使わなきゃらめ☆」
つかさ「あ、そういうのいいんで…」
心「おい☆」
有香「押忍!文香さんがしっかり仕上げてくれました。こちらが台本です。」
ドサッ
拓海「分厚いな…」
つかさ「これをあの短時間で…?!どんな内容なん?何々…ほーん…要約すると>>
85か。」
心「歳上には敬語使わなきゃらめ☆」
つかさ「あ、そういうのいいんで…」
心「おい☆」
有香「押忍!文香さんがしっかり仕上げてくれました。こちらが台本です。」
ドサッ
拓海「分厚いな…」
つかさ「これをあの短時間で…?!どんな内容なん?何々…ほーん…要約すると>>
85か。」
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:37:47.66 ID:1k/215+h0
訂正
つかさ「で、筋書きは上がってんの?」
心「歳上には敬語使わなきゃらめ☆」
つかさ「あ、そういうのいいんで…」
心「おい☆」
有香「押忍!文香さんがしっかり仕上げてくれました。こちらが台本です。」
ドサッ
拓海「分厚いな…」
つかさ「これをあの短時間で…?!どんな内容なん?何々…ほーん…要約すると>>85か。」
つかさ「で、筋書きは上がってんの?」
心「歳上には敬語使わなきゃらめ☆」
つかさ「あ、そういうのいいんで…」
心「おい☆」
有香「押忍!文香さんがしっかり仕上げてくれました。こちらが台本です。」
ドサッ
拓海「分厚いな…」
つかさ「これをあの短時間で…?!どんな内容なん?何々…ほーん…要約すると>>85か。」
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 18:40:55.43 ID:XvvS3ET6O
某国の軍事スパイがPさんをスカウトして拉致、つかさは亜季をサポートする
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:19:02.50 ID:qAWze1fl0
つかさ「某国の軍事スパイがPさんをスカウトして拉致、アタシがあ…き……」ジワッ
P「完全にトラウマになってるな…よしよし。どれどれ『序 雪が柔らかに降り、街が暖かな雰囲気に包まれる季節が来た。彼らはそう信じていた。儚くもそれはそう遠くないうちに崩れ去ることになるのだが、それを予測できなかった事を罵るのは我々にも不可能であろう。私たちもまた彼らと同じでこの極東の島国における砂上の楼閣のような安全という幻想に日々縋って生きているのだらか……」
有香「お……押忍?」
心「うわっ…字細かい☆はぁとは最近小さい字は読みづれえ☆」
P「完全にトラウマになってるな…よしよし。どれどれ『序 雪が柔らかに降り、街が暖かな雰囲気に包まれる季節が来た。彼らはそう信じていた。儚くもそれはそう遠くないうちに崩れ去ることになるのだが、それを予測できなかった事を罵るのは我々にも不可能であろう。私たちもまた彼らと同じでこの極東の島国における砂上の楼閣のような安全という幻想に日々縋って生きているのだらか……」
有香「お……押忍?」
心「うわっ…字細かい☆はぁとは最近小さい字は読みづれえ☆」
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:20:09.61 ID:qAWze1fl0
P「『男たちはそんな大衆の中で異彩を放っていた。全身を黒で固めた男たちが雑踏の中を歩む様は何処と無くを街角の黒鴉を連想させた。或いは屍肉を啄ばむ…」
拓海「おい辞めろ!有香がオーバーヒートしてやがる!」
有香「お…押忍…………」プシュー
P「ああ、済まん。文章があまりに面白かったもんでつい。大丈夫か?」
有香「押忍……」プシュー
拓海「おい辞めろ!有香がオーバーヒートしてやがる!」
有香「お…押忍…………」プシュー
P「ああ、済まん。文章があまりに面白かったもんでつい。大丈夫か?」
有香「押忍……」プシュー
91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:21:11.53 ID:qAWze1fl0
心「気合入りすぎだろ☆やりにくいわ☆」
拓海「あー…読んでて頭がガンガンしてきた……アタシ本読むの苦手なんだよ……」
P「押忍にゃ…有香ちゃん、ほうら瓦だぞ。」ポイ
有香「瓦……押忍!!」バキャアアアアン!
瓦「粉微塵。」
有香「はっ!…失礼しました!」
P「また押忍にゃ…有香ちゃんの気付け用の瓦買っとかないと…」
拓海「あー…読んでて頭がガンガンしてきた……アタシ本読むの苦手なんだよ……」
P「押忍にゃ…有香ちゃん、ほうら瓦だぞ。」ポイ
有香「瓦……押忍!!」バキャアアアアン!
瓦「粉微塵。」
有香「はっ!…失礼しました!」
P「また押忍にゃ…有香ちゃんの気付け用の瓦買っとかないと…」
92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:21:59.30 ID:qAWze1fl0
拓海「なんか勿体ねえな…」
心「うーん…はぁとはぁこれは本にして出した方がいいと思うな☆」
P「佐藤に同感したくは無いが…同感だな。出版社に一応終わったら送っとくか。」
心「一言多いぞ☆」
P「佐藤に同感したくは無い。」
心「そっちじゃねえよ☆」
心「うーん…はぁとはぁこれは本にして出した方がいいと思うな☆」
P「佐藤に同感したくは無いが…同感だな。出版社に一応終わったら送っとくか。」
心「一言多いぞ☆」
P「佐藤に同感したくは無い。」
心「そっちじゃねえよ☆」
93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:22:45.49 ID:qAWze1fl0
P「つかさちゃんは相変わらず読むの速いな…」
つかさ「これくらいできないと社長出来ないんで。つか余裕っしょ。」チラッ
拓海「何でこっち見た?」
P「まあまあ。ところで斜め読みならしてみたんだがつかさちゃんは亜季のサポー…」
つかさ「………」ガクガクガク
P「…で、出来るか?」
つかさ「>>95」
つかさ「これくらいできないと社長出来ないんで。つか余裕っしょ。」チラッ
拓海「何でこっち見た?」
P「まあまあ。ところで斜め読みならしてみたんだがつかさちゃんは亜季のサポー…」
つかさ「………」ガクガクガク
P「…で、出来るか?」
つかさ「>>95」
95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:25:28.18 ID:wahtcNxpo
もちろん
97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:31:01.53 ID:qAWze1fl0
つかさ「お前アタシを舐めてんの?もちろん出来るにきまってるっしょ。」
P「…少し見ない間に立派になりやがって…」
拓海「さっきまで大泣きしてたけどな。」
つかさ「あ、あれはあれだし!あれなんだよ…」
拓海「へえへえ。」
P「…少し見ない間に立派になりやがって…」
拓海「さっきまで大泣きしてたけどな。」
つかさ「あ、あれはあれだし!あれなんだよ…」
拓海「へえへえ。」
98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:35:29.20 ID:qAWze1fl0
P「じゃあ佐藤と押忍にゃ…」
有香「もう押忍にゃんでいいです……」
P「あ、じゃあ佐藤と押忍にゃんは持ち場についてくれ。」
心「佐藤って呼ぶな☆はぁとにお任せだぞ☆」
P「たくみんは念のためにつかさちゃんと一緒に行ってくれ。」
拓海「しくじんじゃねえぞ?」
つかさ「アタシの台詞だから。」
有香「もう押忍にゃんでいいです……」
P「あ、じゃあ佐藤と押忍にゃんは持ち場についてくれ。」
心「佐藤って呼ぶな☆はぁとにお任せだぞ☆」
P「たくみんは念のためにつかさちゃんと一緒に行ってくれ。」
拓海「しくじんじゃねえぞ?」
つかさ「アタシの台詞だから。」
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:39:40.47 ID:qAWze1fl0
テレビ局
亜季「………」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…
スタッフ「あ、あの…亜季ちゃん?」
亜季「………なんでありますか?」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…
スタッフ「今日って誕生会の日じゃ…なんでこんなに怒ってるの?!」
亜季「………誕生か……」
スタッフ「あ…しまった……」
亜季「………」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…
スタッフ「あ、あの…亜季ちゃん?」
亜季「………なんでありますか?」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…
スタッフ「今日って誕生会の日じゃ…なんでこんなに怒ってるの?!」
亜季「………誕生か……」
スタッフ「あ…しまった……」
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:44:30.20 ID:qAWze1fl0
亜季「誕生会というのは……」
拓海「あ、亜季!えっと…大変なんだよ(棒)」
亜季「はて……ふむ、そちらは?」
つかさ「うえええええん!怖いよおおおお!むりいいいいい!」
拓海「もちろんって言ったじゃねえか!」
つかさ「だってえええ!怖いんだもおおん!」
亜季「……まだ貴方の素性を伺っておりませんでしたね。私にお話していただけませんか?」
つかさ「うえ…ひぐ…>>103」
拓海「あ、亜季!えっと…大変なんだよ(棒)」
亜季「はて……ふむ、そちらは?」
つかさ「うえええええん!怖いよおおおお!むりいいいいい!」
拓海「もちろんって言ったじゃねえか!」
つかさ「だってえええ!怖いんだもおおん!」
亜季「……まだ貴方の素性を伺っておりませんでしたね。私にお話していただけませんか?」
つかさ「うえ…ひぐ…>>103」
103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:49:33.12 ID:8t1osMLuO
私はPの幼馴染なんだから!
か、勝ったら教えてあげることを考えるよ
か、勝ったら教えてあげることを考えるよ
104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:53:34.62 ID:qAWze1fl0
つかさ「うえ…ひぐ…アタシはPの幼馴染なんだから! か、勝ったら教えてあげることを考えるよ!」
亜季「……ふむ。」
拓海「おい…バッカ……」
つかさ「だってえ……うええええん!」
拓海「何喧嘩売っといて泣いてるんだよ!」
つかさ「頭の中が真っ白になっちゃったんだもん!」
亜季「……ふむ。」
拓海「おい…バッカ……」
つかさ「だってえ……うええええん!」
拓海「何喧嘩売っといて泣いてるんだよ!」
つかさ「頭の中が真っ白になっちゃったんだもん!」
105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 20:57:28.92 ID:qAWze1fl0
亜季「……ふむふむ……成る程…幼馴染でありますか……」
拓海「えっとだな……そのPが……」
亜季「……ふふふ…ははははは!分かってしまいましたよ!」
つかさ「うええええん!怖いよおおおおおお!」
拓海「ヤベェ…やっぱりマズったか……?!」
亜季「幼馴染…幼馴染…ふふふふふ……」
拓海「えっとだな……そのPが……」
亜季「……ふふふ…ははははは!分かってしまいましたよ!」
つかさ「うええええん!怖いよおおおおおお!」
拓海「ヤベェ…やっぱりマズったか……?!」
亜季「幼馴染…幼馴染…ふふふふふ……」
106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 21:04:35.77 ID:qAWze1fl0
亜季「……」
つかさ「ふええええん!助けてP兄ちゃああああん!」
亜季「……P兄ちゃん…」
拓海「待て!早まるな!クソッ…アタシじゃあ止められねえか…?」
亜季「………」スッ
つかさ「やあだああああ!怖いよおおおお!」
亜季「………御迷惑をおかけしました。」
つかさ「ひいいい…えっ?」
つかさ「ふええええん!助けてP兄ちゃああああん!」
亜季「……P兄ちゃん…」
拓海「待て!早まるな!クソッ…アタシじゃあ止められねえか…?」
亜季「………」スッ
つかさ「やあだああああ!怖いよおおおお!」
亜季「………御迷惑をおかけしました。」
つかさ「ひいいい…えっ?」
107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 21:10:11.53 ID:qAWze1fl0
亜季「まさかP殿の幼馴染であられたとは……P殿と打ち解けたお話をなされていたのでP殿は私に気恥ずかしくて秘密になさろうと……」
拓海「あれ…これ解決したんじゃね?」
つかさ「…そ、そうだよ!何勘違いしてんの?」
亜季「申し訳ありません。なんと謝罪したら良いか……」
拓海(急に態度がデカくなったな…)
つかさ「あ、アタシに謝りたいんなら>>109」
拓海「あれ…これ解決したんじゃね?」
つかさ「…そ、そうだよ!何勘違いしてんの?」
亜季「申し訳ありません。なんと謝罪したら良いか……」
拓海(急に態度がデカくなったな…)
つかさ「あ、アタシに謝りたいんなら>>109」
108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 21:10:55.62 ID:5/Txk5NcO
Pの話をちゃんと聞いてやれ
109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/14(日) 21:26:05.13 ID:T98d4VVlO
↑
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 08:50:57.24 ID:EL3yuDsX0
亜季「うわあああああん……………」
つかさ「ん……?」
亜季「……私は最早P殿の妻でいられません。せめてこの身をもってP殿への大罪を償わなければなりません。」
つかさ「いやいや。Pの話を聞いてやるだけで…」
亜季「斯くなる上は自決しかありません。」
つかさ「え……」
つかさ「ん……?」
亜季「……私は最早P殿の妻でいられません。せめてこの身をもってP殿への大罪を償わなければなりません。」
つかさ「いやいや。Pの話を聞いてやるだけで…」
亜季「斯くなる上は自決しかありません。」
つかさ「え……」
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 08:51:56.57 ID:EL3yuDsX0
つかさ「お、お前自決とか何言ってんの?!や、やりすぎじゃね?いや、やりすぎだわ。」
亜季「いいえ…もう私に残された道はこれしかありません。今から自室に戻り割腹致します。介錯は不要であります。」
拓海「早まんじゃねえ!ちょっと落ち着け!」
亜季「いいえ。私は冷静そのものであります。」
つかさ「じょ、冗談だよな……?」
拓海「亜季ならマジでやる!止めるの手伝え!」
亜季「いいえ…もう私に残された道はこれしかありません。今から自室に戻り割腹致します。介錯は不要であります。」
拓海「早まんじゃねえ!ちょっと落ち着け!」
亜季「いいえ。私は冷静そのものであります。」
つかさ「じょ、冗談だよな……?」
拓海「亜季ならマジでやる!止めるの手伝え!」
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 08:54:12.31 ID:EL3yuDsX0
瑛梨華「もう、どこ居たの!探したんだからね!」タッタッタッタッ
櫂「なんか大変な事になってるって聞いてきたんだけど!」タッタッタッタッ
美玲「どうせPがセクハラしたに決まってるぞッ!」タッタッタッタッ
拓海「事情は後から話す!今は何でもいいから亜季を止めろ!」
つかさ「何かコイツが割腹するとか言い始めたんだよ!」
瑛梨華・櫂・美玲「割腹?!」
116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 08:55:12.67 ID:EL3yuDsX0
美玲「な、なんでそんな事に…おい辞めろ!」
亜季「この決心だけは例え何方から何を言われようが変えるつもりは毛頭ありません。」
つかさ「…とりあえず取り押さえんぞ。アイツがいなくなったらP兄ちゃ…Pが悲しむんだよ。」
拓海「………そうだな…まずは取り押さえて落ち着かせねえと…」
亜季「では私はこれから…」
どうなった?>>118
亜季「この決心だけは例え何方から何を言われようが変えるつもりは毛頭ありません。」
つかさ「…とりあえず取り押さえんぞ。アイツがいなくなったらP兄ちゃ…Pが悲しむんだよ。」
拓海「………そうだな…まずは取り押さえて落ち着かせねえと…」
亜季「では私はこれから…」
どうなった?>>118
118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 08:56:44.35 ID:VjNodx/8O
滝行の開始をすふ
119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 09:08:03.27 ID:EL3yuDsX0
亜季「では私は身を清めて参りますので。」シュン
つかさ「うええええん!あんなの無理だよおおおお!」
拓海「手も足も出なかったぜ…」
櫂「しかも一切あたしたちに怪我はないっていうね…」
美玲「うわあああああん!亜季が死んじゃうぞおおおお!」
瑛梨華「お、落ち着いて美玲ちゃん!」
つかさ「うええええん!あんなの無理だよおおおお!」
拓海「手も足も出なかったぜ…」
櫂「しかも一切あたしたちに怪我はないっていうね…」
美玲「うわあああああん!亜季が死んじゃうぞおおおお!」
瑛梨華「お、落ち着いて美玲ちゃん!」
120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 09:13:30.56 ID:EL3yuDsX0
拓海「まだだ…まだ実際に割腹するまでは時間があるはずだ!」
つかさ「…ぐすっ……アタシが止める!」
櫂「つかさちゃんは……」
つかさ「だってアタシのせいでP兄ちゃんに悲しい思いをさせたくないんだもん!」
拓海「…アタシも行く。美玲たちはPに…いや、先にPに先に会場に行くように言っててくれ。」
つかさ「…ぐすっ……アタシが止める!」
櫂「つかさちゃんは……」
つかさ「だってアタシのせいでP兄ちゃんに悲しい思いをさせたくないんだもん!」
拓海「…アタシも行く。美玲たちはPに…いや、先にPに先に会場に行くように言っててくれ。」
121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 09:17:06.68 ID:EL3yuDsX0
美玲「ならPに言って亜季を止めてもらえば…」
つかさ「自分が勘違いさせたせいでアイツが自決しようとしてるなんて知ったらP兄ちゃんがすっごく悲しむじゃん!」
瑛梨華「…美玲ちゃん行こう。」
美玲「……頼んだぞ。」
拓海「ああ…任せとけ。」
つかさ「ぐすっ…絶対パーティに出してやる!」
つかさ「自分が勘違いさせたせいでアイツが自決しようとしてるなんて知ったらP兄ちゃんがすっごく悲しむじゃん!」
瑛梨華「…美玲ちゃん行こう。」
美玲「……頼んだぞ。」
拓海「ああ…任せとけ。」
つかさ「ぐすっ…絶対パーティに出してやる!」
122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 09:22:08.41 ID:EL3yuDsX0
亜季の部屋
亜季「滝行も終わりました…」
亜季「……」スラッ
亜季「P殿…不忠をお許しください…」
亜季「……」ボリン
亜季「…刃が……くっ…まさか腹筋が邪魔になる日が来るとは……」
ガチャ バーン
つかさ「間に合ったか?!」
亜季「滝行も終わりました…」
亜季「……」スラッ
亜季「P殿…不忠をお許しください…」
亜季「……」ボリン
亜季「…刃が……くっ…まさか腹筋が邪魔になる日が来るとは……」
ガチャ バーン
つかさ「間に合ったか?!」
123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 09:28:51.86 ID:EL3yuDsX0
亜季「くっ……こうなればこの前美玲ちゃんの里から送っていただいたネイリングとやらで…」
拓海「辞めろっ!バカ!!」
亜季「ぐっ…離してください!私は最早自決する以外無いのであります!」
つかさ「さっきからよ……そんな事してPが喜ぶと思ってんのかよ!」
亜季「それは……」
つかさ「>>126」
拓海「辞めろっ!バカ!!」
亜季「ぐっ…離してください!私は最早自決する以外無いのであります!」
つかさ「さっきからよ……そんな事してPが喜ぶと思ってんのかよ!」
亜季「それは……」
つかさ「>>126」
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 09:33:03.56 ID:XgBxe18dO
お前が死んだらPも後を追って死んじまうぞ、いいのか阿呆!?
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 09:38:05.84 ID:EL3yuDsX0
つかさ「お前が死んだらPも後を追って死んじまうぞ、いいのか阿呆?!」
亜季「…P殿が……死んでしまう………?!」
拓海「まあアイツならそれくらいやりかねねえな…」
亜季「………」ジワッ
亜季「…うわあああああん!P殿が死んじゃううううう!」
拓海「いやいやまだ死なねえから…」
亜季「…P殿が……死んでしまう………?!」
拓海「まあアイツならそれくらいやりかねねえな…」
亜季「………」ジワッ
亜季「…うわあああああん!P殿が死んじゃううううう!」
拓海「いやいやまだ死なねえから…」
128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 09:42:30.70 ID:EL3yuDsX0
つかさ「そうだぞ。Pが……ぐすっ……P兄ちゃんが死んじゃうのやあああだああああ!」
拓海「自分で言って悲しくなってんじゃねえよ!」
亜季「うわあああああん!P殿おおおお!」
つかさ「P兄ちゃあああああん!」
拓海「あー…もうはら二人とも泣き止め。亜季はアタシと一緒に今からPに謝りに行こうな?」
亜季「……ぐす……はい……」
拓海「自分で言って悲しくなってんじゃねえよ!」
亜季「うわあああああん!P殿おおおお!」
つかさ「P兄ちゃあああああん!」
拓海「あー…もうはら二人とも泣き止め。亜季はアタシと一緒に今からPに謝りに行こうな?」
亜季「……ぐす……はい……」
129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 09:47:20.67 ID:EL3yuDsX0
パーティ会場
P「予定より遅いな……亜季に何かあったんじゃ…お、俺のせいだ…」
瑛梨華「お父さん落ち着いて!拓海姉とつかささんが必ず連れて来てくれるから!」
櫂「そうだよ!誕生パーティをするんでしょ!」
P「だって………」
美玲「………」
P「予定より遅いな……亜季に何かあったんじゃ…お、俺のせいだ…」
瑛梨華「お父さん落ち着いて!拓海姉とつかささんが必ず連れて来てくれるから!」
櫂「そうだよ!誕生パーティをするんでしょ!」
P「だって………」
美玲「………」
130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 09:52:47.78 ID:EL3yuDsX0
拓海「連れてきたぞ!」バーン!
亜季「P殿おおおおおお!」ボロボロ
P「亜季………」
つかさ「なんとか誤解は解いたから安心していいぞ。」
亜季「P殿おおおお!ぐすっ…ずびばぜんでしたああああ!うわあああああん!」
P「………」ダキッ
亜季「ふぇ…P殿?」
P「>>132」
亜季「P殿おおおおおお!」ボロボロ
P「亜季………」
つかさ「なんとか誤解は解いたから安心していいぞ。」
亜季「P殿おおおお!ぐすっ…ずびばぜんでしたああああ!うわあああああん!」
P「………」ダキッ
亜季「ふぇ…P殿?」
P「>>132」
132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 09:55:07.48 ID:rol+4LA6O
キスさせてくれ、まずは謝罪のキスだ
134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:03:47.57 ID:EL3yuDsX0
P「キスさせてくれ、まずは謝罪のキスだ。」チュッ
亜季「……へ?へ?はわわわわわ!」///
P「次は世界で一番愛してるのキスだ。」チュッ
亜季「……えへへへ…」///ポワーン
P「最後に……誕生日おめでとう亜季。」
チュッ
亜季「………誕生日?」
つかさ「おい!証明つけろ!」
パッ パッ
亜季「……へ?へ?はわわわわわ!」///
P「次は世界で一番愛してるのキスだ。」チュッ
亜季「……えへへへ…」///ポワーン
P「最後に……誕生日おめでとう亜季。」
チュッ
亜季「………誕生日?」
つかさ「おい!証明つけろ!」
パッ パッ
135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:09:48.35 ID:EL3yuDsX0
まゆ「おめでとうございます、亜季さん。」
文香「…………」///
七海「ベタれすね。テクニックが足りないれすね。」
沙理奈「分かる分かる。もっと情熱が欲しいって感じ♪」
七海「……」
沙理奈「……」
七海・沙理奈「……」ガシッ
亜季「えっと…これは……」
文香「…………」///
七海「ベタれすね。テクニックが足りないれすね。」
沙理奈「分かる分かる。もっと情熱が欲しいって感じ♪」
七海「……」
沙理奈「……」
七海・沙理奈「……」ガシッ
亜季「えっと…これは……」
136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:17:51.49 ID:EL3yuDsX0
ありす「何故です…何故なのでしょうか……?!私は橘流イタリアンのフルコースの準備は出来ていたのに……」
瑛梨華「あれはちょっと……」
時子「ハッ!脳に行く栄養が胸に行った豚には理解が難しかったようね
拓海「あ?今瑛梨華に何つった?」
櫂「時子さんでも言っていい事と悪い事があるよ?」
時子「アァン?豚に豚って言って何が悪いのよ?」
拓海「上等だ!表出ろコラ!」
瑛梨華「あれはちょっと……」
時子「ハッ!脳に行く栄養が胸に行った豚には理解が難しかったようね
拓海「あ?今瑛梨華に何つった?」
櫂「時子さんでも言っていい事と悪い事があるよ?」
時子「アァン?豚に豚って言って何が悪いのよ?」
拓海「上等だ!表出ろコラ!」
137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:21:27.08 ID:EL3yuDsX0
沙紀「か、解散の危機っす!」
比奈「何だノンケか。」
由里子「大丈夫大丈夫。男体化するんだ。」
保奈美「な…何を言ってるのかしら…?」
乃々「た、多分もう5日寝てないので限界が来てるんですけど……」
亜季「えっと……」
比奈「何だノンケか。」
由里子「大丈夫大丈夫。男体化するんだ。」
保奈美「な…何を言ってるのかしら…?」
乃々「た、多分もう5日寝てないので限界が来てるんですけど……」
亜季「えっと……」
138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:25:05.80 ID:EL3yuDsX0
きらり「うきゃー☆亜季ちゃんはぴはぴすぅ?」
真奈美「今日は君の誕生日だろ?P君たちはこの1週間ずっと準備をしていたんだよ?」
周子「お腹すいたーん!」
亜季「は…そう言えば…自分の誕生日でした!」
P「改めて誕生日おめでとう…亜季。」
亜季「>>140」
真奈美「今日は君の誕生日だろ?P君たちはこの1週間ずっと準備をしていたんだよ?」
周子「お腹すいたーん!」
亜季「は…そう言えば…自分の誕生日でした!」
P「改めて誕生日おめでとう…亜季。」
亜季「>>140」
139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:39:13.94 ID:iruQwyZ1o
P殿……皆様……
140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:40:45.78 ID:nYpNT+38O
↑+本当にありがたいやらもうしわけないやら…
141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:45:35.36 ID:EL3yuDsX0
亜季「P殿…皆様…本当にありがたいやら申し訳ないやら…」
つかさ「な?簡単に自決なんてするもんじゃねえだろ?」
P「自決?」
つかさ「何でもねえよ。さ、黙って祝われとけ。」
亜季「ありがとうございます…えっと……」
つかさ「つかさ。」
つかさ「な?簡単に自決なんてするもんじゃねえだろ?」
P「自決?」
つかさ「何でもねえよ。さ、黙って祝われとけ。」
亜季「ありがとうございます…えっと……」
つかさ「つかさ。」
142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:49:56.99 ID:EL3yuDsX0
つかさ「アタシの名前だよ。桐生つかさ。」
P「つかさちゃんは…まあ俺の妹みたいなもんだな。」
亜季「……ありがとうございます、桐生殿。」
つかさ「それは辞めろ。つかさって呼べ。」
亜季「しかしP殿の御知り合いの方を呼び捨てには…」
つかさ「面倒くせえヤツだな、おい。」
P「つかさちゃんは…まあ俺の妹みたいなもんだな。」
亜季「……ありがとうございます、桐生殿。」
つかさ「それは辞めろ。つかさって呼べ。」
亜季「しかしP殿の御知り合いの方を呼び捨てには…」
つかさ「面倒くせえヤツだな、おい。」
143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:53:05.96 ID:EL3yuDsX0
P君「人の世界一の嫁に面倒くせえとは何だ!」
つかさ「………」ジワッ
P「あ……」
つかさ「ふええええん!P兄ちゃんに嫌われたああああ!」
P「嫌いになってないから!大丈夫だから!」
つかさ「ほ、本当?」
P「ああ。」
つかさ「………」ジワッ
P「あ……」
つかさ「ふええええん!P兄ちゃんに嫌われたああああ!」
P「嫌いになってないから!大丈夫だから!」
つかさ「ほ、本当?」
P「ああ。」
145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:56:39.81 ID:EL3yuDsX0
亜季「えっと……」
つかさ「あ?何でもねえし。」
P「こういう奴なんだよ…」
亜季「はぁ……」
つかさ「おい、分かったらつかさって呼ぶ。これ決定事項な。」
亜季「むむむ…」
P「逆につかさちゃんがまずは亜季姉ちゃんとか言ってみたらいいんじゃないか?」
つかさ「>>146」
つかさ「あ?何でもねえし。」
P「こういう奴なんだよ…」
亜季「はぁ……」
つかさ「おい、分かったらつかさって呼ぶ。これ決定事項な。」
亜季「むむむ…」
P「逆につかさちゃんがまずは亜季姉ちゃんとか言ってみたらいいんじゃないか?」
つかさ「>>146」
146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 10:59:32.43 ID:nYpNT+38O
姉ちゃんは無理、対等で居たいから亜季って呼ぶ、私もつかさって呼んで欲しいし!
147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 11:06:21.76 ID:EL3yuDsX0
つかさ「姉ちゃんは無理、対等で居たいから亜季って呼ぶ、アタシもつかさって呼んで欲しいし!」
P「昔から負けん気は強い奴でな…」
つかさ「は、って何だよ?」
亜季「……了解しました。つかさちゃん。」
つかさ「はぁ?何ちゃん付してんの?アタシが年下みてえじゃ…年下だわ…」
亜季「ちゃん付で我慢していただけませんか?」
つかさ「…………」
P「昔から負けん気は強い奴でな…」
つかさ「は、って何だよ?」
亜季「……了解しました。つかさちゃん。」
つかさ「はぁ?何ちゃん付してんの?アタシが年下みてえじゃ…年下だわ…」
亜季「ちゃん付で我慢していただけませんか?」
つかさ「…………」
148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 11:15:48.36 ID:EL3yuDsX0
つかさ「チッ…仕方ねえな。」
亜季「申し訳ありません…他人を呼び捨てにするのは畏れ多くて…」
つかさ「全く律儀なヤツだな、亜季………さんは。」
P(あっ、負けた。)
亜季「亜季で結構でありますよ?」
つかさ「亜季……さん。」
P(弱いな……)
亜季「申し訳ありません…他人を呼び捨てにするのは畏れ多くて…」
つかさ「全く律儀なヤツだな、亜季………さんは。」
P(あっ、負けた。)
亜季「亜季で結構でありますよ?」
つかさ「亜季……さん。」
P(弱いな……)
149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 11:20:32.31 ID:EL3yuDsX0
つかさ「オマエの誕生日なんだからたのしまねえとマヂ許さねえからな、亜季さん。」
P(諦めた…)
亜季「……P殿、今日は本当に……何と言ったら良いか……」
P「ええんやで?」ギュッ
亜季「P殿ぉ……」ギュッ
志希「熱々だね♪それにしても誰かいないような……」
雫「はぁとさんたちどうしたんですかねー?」
P(諦めた…)
亜季「……P殿、今日は本当に……何と言ったら良いか……」
P「ええんやで?」ギュッ
亜季「P殿ぉ……」ギュッ
志希「熱々だね♪それにしても誰かいないような……」
雫「はぁとさんたちどうしたんですかねー?」
150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 11:23:09.95 ID:EL3yuDsX0
ちょうどええ感じの廃工場
心「ああ…さぶっ…まだ来ねえのかよ…」
有香「押忍!待つのもまた鍛錬です!」シュッ シュッ
ハッピーバースデー!!
心「ああ…さぶっ…まだ来ねえのかよ…」
有香「押忍!待つのもまた鍛錬です!」シュッ シュッ
ハッピーバースデー!!
151: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 11:28:33.92 ID:EL3yuDsX0
12月16日は大和型一番艦大和の竣工日であり亜季ちゃんの誕生日です
ハッピーバースデー!(バースデーケーキを作りながら)
社長ってこういうのもありだと思うんですよね…
ギャグじゃないので次の週に壁が直ったりはしません。
ハッピーバースデー!(バースデーケーキを作りながら)
社長ってこういうのもありだと思うんですよね…
ギャグじゃないので次の週に壁が直ったりはしません。
152: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 11:33:42.57 ID:iruQwyZ1o
おっつし☆ 亜季ちゃん誕生日おめでとう!(予約)
ほのぼ……の?かどうかはともかく丸く収まって良かったですが
押忍にゃんとはぁとさんが気の毒すぎる……
ほのぼ……の?かどうかはともかく丸く収まって良かったですが
押忍にゃんとはぁとさんが気の毒すぎる……
154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/16(火) 00:42:48.72 ID:/OvnG6wW0
亜季おめ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418520444/
Entry ⇒ 2015.08.30 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
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