菜々「できましたよ!アイドル属性変換マシーンです!」モバP「さっすがぁ!」
1: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 00:55:25.45 ID:3r+TK6Lro
菜々「このマシーンを使えば、キュートな子がパッションになったり、パッションな子がクールになったりしますよ!」
P「流石ウサミン星!不可能なんてなかったんや!」
菜々「……あの、一ついいですか」
P「なんや」
菜々「ていうかそのうざい関西弁やめてください」
P「ごめん」
菜々「何で菜々なんですか」
P「え?」
菜々「こういうのだいたい晶葉ちゃんに頼むアレじゃないんですか?」
P「ウサミン星の技術ならいけるかなって」
菜々「なんでもかんでもウサミン星ならで片づけないでください。今回限りですよ」
P「やっぱ苦労した?」
菜々「苦労どころじゃないですよ。思わず工学系アイドルになりそうでしたよ」
P「クールな菜々……アリだね!」
菜々「別に工学系はクールってわけじゃないと思いますが……」
P「流石ウサミン星!不可能なんてなかったんや!」
菜々「……あの、一ついいですか」
P「なんや」
菜々「ていうかそのうざい関西弁やめてください」
P「ごめん」
菜々「何で菜々なんですか」
P「え?」
菜々「こういうのだいたい晶葉ちゃんに頼むアレじゃないんですか?」
P「ウサミン星の技術ならいけるかなって」
菜々「なんでもかんでもウサミン星ならで片づけないでください。今回限りですよ」
P「やっぱ苦労した?」
菜々「苦労どころじゃないですよ。思わず工学系アイドルになりそうでしたよ」
P「クールな菜々……アリだね!」
菜々「別に工学系はクールってわけじゃないと思いますが……」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 00:58:48.03 ID:3r+TK6Lro
P「てことでありがとう!さっそく使ってくるよ!」
菜々「くれぐれも悪用は、あとでなんとかなる範囲にしてくださいね!
命と道具の使い方を間違えないように!」
P「さ、流石年の功……アドバイスが適切」
菜々「誰が年の甲ですか!」ぷんぷんビーム!
P「(怒り方がなんか古い)」
―――
P「さて、誰に試すか……」
P「おや?あんなところに>>4が?」
P「これは>>7の属性にするっきゃないな!!」
ジャキッ!
菜々「くれぐれも悪用は、あとでなんとかなる範囲にしてくださいね!
命と道具の使い方を間違えないように!」
P「さ、流石年の功……アドバイスが適切」
菜々「誰が年の甲ですか!」ぷんぷんビーム!
P「(怒り方がなんか古い)」
―――
P「さて、誰に試すか……」
P「おや?あんなところに>>4が?」
P「これは>>7の属性にするっきゃないな!!」
ジャキッ!
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 00:59:29.58 ID:wMNNSVZq0
三好
10: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:08:26.21 ID:3r+TK6Lro
P「くらえ!キュート光線!!」
ビビビビッ!
紗南「わわっ……!?何コレ!?リアルFPS!?」
紗南:パッション→キュート
P「(しかしキュートにしたところで……何が変わるんだ?)」
紗南「ねね、それちょっと貸してよ」
P「え、それは流石に困るな、菜々にもくれ悪って言われてるし」
紗南「……だめ?」ウルッ
P「……!!!」キュンッ!!!
P「(なんだこの上目使い!!思わず射精するところだった!!これがキュート化の威力!?)」
パシッ
紗南「げっと!」
P「あ、ちょ、ちょっと待て!」
紗南「えへへー!返してほしかったらここまでおいで~♪」ダッ
P「(くっ……なんか心なし可愛くなってる……!ムラムラしてきた!!)」
ビビビビッ!
紗南「わわっ……!?何コレ!?リアルFPS!?」
紗南:パッション→キュート
P「(しかしキュートにしたところで……何が変わるんだ?)」
紗南「ねね、それちょっと貸してよ」
P「え、それは流石に困るな、菜々にもくれ悪って言われてるし」
紗南「……だめ?」ウルッ
P「……!!!」キュンッ!!!
P「(なんだこの上目使い!!思わず射精するところだった!!これがキュート化の威力!?)」
パシッ
紗南「げっと!」
P「あ、ちょ、ちょっと待て!」
紗南「えへへー!返してほしかったらここまでおいで~♪」ダッ
P「(くっ……なんか心なし可愛くなってる……!ムラムラしてきた!!)」
11: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:11:38.55 ID:3r+TK6Lro
P「(所詮アイドルだろうと、女子供の足……)」
P「(本気の俺ならすぐに追いつく!)」ダッ
紗南「わお!Pさん早いね♪」
P「……」ピタッ
紗南「……どしたの?」
P「(その上目使いをやめろ!!)」
紗南「なんで前かがみなの?」
P「ちょっとトイレ行ってくる」
紗南「おっけー!」
――――
P「ふぅ……」
P「これで紗南の奴をとっ捕まえられる」
P「しかし一つ分かったが」
P「パッションからキュートになると、その元気さは変わらず」
P「可愛らしさや魅力が増すのか」
P「そのせいで俺の下半身に直撃してきたわけか」
P「確かに普段から紗南は格好が緩いからな……いろんな所かチラチラチラチラ」グフフ
P「はっ……もう一度トイレに」
P「……って、あれは>>12!?」
P「(本気の俺ならすぐに追いつく!)」ダッ
紗南「わお!Pさん早いね♪」
P「……」ピタッ
紗南「……どしたの?」
P「(その上目使いをやめろ!!)」
紗南「なんで前かがみなの?」
P「ちょっとトイレ行ってくる」
紗南「おっけー!」
――――
P「ふぅ……」
P「これで紗南の奴をとっ捕まえられる」
P「しかし一つ分かったが」
P「パッションからキュートになると、その元気さは変わらず」
P「可愛らしさや魅力が増すのか」
P「そのせいで俺の下半身に直撃してきたわけか」
P「確かに普段から紗南は格好が緩いからな……いろんな所かチラチラチラチラ」グフフ
P「はっ……もう一度トイレに」
P「……って、あれは>>12!?」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/10(木) 01:12:20.83 ID:8UICMUt90
しゅーこ
15: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:14:59.95 ID:3r+TK6Lro
――――――――――――――
P「周子!!」
周子「あ、プロデューサー」
P「(まさか周子もあの光線を……!?)」
周子「なんかさっき紗南ちゃんが妙なおもちゃで遊んでたよ。光線銃みたいなので……
当たっても痛くないっぽいけど」
P「お前……当たったのか!?」
周子「え?うん」
P「ってことは……!?」
周子の属性>>17
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 01:16:04.96 ID:EI4Lc614O
Pa
19: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:18:17.58 ID:3r+TK6Lro
P「(属性が変化した……!?しかし、変わってるようには見えない)」
周子「ね、ね」
P「ん?なんだ?」
周子「あれもう一個ないの?」
P「……えっ」
周子「サバゲーごっこでしょ?あたし的に物を当てるの得意だよ!」バーン!!
P「(パッションだああああああああああ!!)」
周子「ね、ね」
P「ん?なんだ?」
周子「あれもう一個ないの?」
P「……えっ」
周子「サバゲーごっこでしょ?あたし的に物を当てるの得意だよ!」バーン!!
P「(パッションだああああああああああ!!)」
21: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:21:57.76 ID:3r+TK6Lro
P「あれはちょっとめんどくさいシロモノなんだよ。さっさと紗南から取り上げないと、大惨事になっちまう」
周子「ふむふむ……」
スッ
P「なにそれ」
周子「取り出したるはマイダーツ……」
P「え?なに?」
周子「ふはははー!紗南ちゃんの銃を奪いたいのなら、まずはこの魔王・シューコを倒していくがよい!」ババァーン!!
P「紗南成分が混じった!?」
P「(まさか……紗南をキュートに変えたときに、銃に紗南のパッション因子が混ざったって言うのか!?)」
P「(なんてめんどくさい発明!)」
P「こうしちゃおれん!どいてくれ周子!俺はあれを取り返さないと……」
ビシビシ!
P「痛い!」
周子「ふふふ!この魔王シューコのマジカルダーツ!果たして躱せるかな!」
P「(先っちょが鉄でなくて良かった!でもなんて命中率……!)」
周子「ふむふむ……」
スッ
P「なにそれ」
周子「取り出したるはマイダーツ……」
P「え?なに?」
周子「ふはははー!紗南ちゃんの銃を奪いたいのなら、まずはこの魔王・シューコを倒していくがよい!」ババァーン!!
P「紗南成分が混じった!?」
P「(まさか……紗南をキュートに変えたときに、銃に紗南のパッション因子が混ざったって言うのか!?)」
P「(なんてめんどくさい発明!)」
P「こうしちゃおれん!どいてくれ周子!俺はあれを取り返さないと……」
ビシビシ!
P「痛い!」
周子「ふふふ!この魔王シューコのマジカルダーツ!果たして躱せるかな!」
P「(先っちょが鉄でなくて良かった!でもなんて命中率……!)」
22: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:24:12.62 ID:3r+TK6Lro
P「(だが甘い……最近は暗獄界の闇とも戦い)」
P「(さらには飛空艇グランサイファーで世界を回る空騎士でもある俺!)」
P「この程度のダーツ!!」
ビシビシビシビシ!!!
P「きわめて痛い!!!」
周子「ふふふふ~あたしのダーツは百発百中!躱すことなどゆるされなぁい!!」
P「(ハイテンションすぎだろ……)」
P「(誰かに助けてもらわないと……はっ、あれは>>23!?)」
ついでに属性>>25
P「(さらには飛空艇グランサイファーで世界を回る空騎士でもある俺!)」
P「この程度のダーツ!!」
ビシビシビシビシ!!!
P「きわめて痛い!!!」
周子「ふふふふ~あたしのダーツは百発百中!躱すことなどゆるされなぁい!!」
P「(ハイテンションすぎだろ……)」
P「(誰かに助けてもらわないと……はっ、あれは>>23!?)」
ついでに属性>>25
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 01:25:32.75 ID:AghSaTbXO
キュートキューティーキューティクル
28: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:33:03.05 ID:3r+TK6Lro
ガチャ
夏樹「よーっす」
P「助けてくれ!」
周子「ふははは……」ジリジリ
夏樹「え……何これ……どういう状況?」
P「色々あって周子がパッションになったんだ!」
夏樹「Pさん、パッションを何かと誤解してない……?」
P「いや違くて!詳しい事情は後で話すから!」
夏樹「わかったよ、なんかわからないけど……で、周子、なんかあったの?」
周子「うん、最近魔王に覚醒しちゃってさ」
夏樹「なら仕方ないなぁ」
夏樹「だってさ」
P「だってさじゃねぇよ!!」
夏樹「でも本人がそう言うんだし、いいじゃん!」
P「よくねぇよ!!お前何でそんな……はっ!?」
P「(何か妙に流されやすい……!?)」
P「お前もしや、紗南の光線を……」
夏樹「ああうん、くらったよ?バリバリーって」
P「うへぇ……」
夏樹「楽しそうじゃん。あれが何か問題?」
P「大ありだよ……」
夏樹「それよりさ、Pさん」
P「なんだよ」
夏樹「昨日ちょっと髪切ったんだけど……どうかな」テレ
P「(かわいい!!)」
P「(わかった!キュートだな!?)」
夏樹「よーっす」
P「助けてくれ!」
周子「ふははは……」ジリジリ
夏樹「え……何これ……どういう状況?」
P「色々あって周子がパッションになったんだ!」
夏樹「Pさん、パッションを何かと誤解してない……?」
P「いや違くて!詳しい事情は後で話すから!」
夏樹「わかったよ、なんかわからないけど……で、周子、なんかあったの?」
周子「うん、最近魔王に覚醒しちゃってさ」
夏樹「なら仕方ないなぁ」
夏樹「だってさ」
P「だってさじゃねぇよ!!」
夏樹「でも本人がそう言うんだし、いいじゃん!」
P「よくねぇよ!!お前何でそんな……はっ!?」
P「(何か妙に流されやすい……!?)」
P「お前もしや、紗南の光線を……」
夏樹「ああうん、くらったよ?バリバリーって」
P「うへぇ……」
夏樹「楽しそうじゃん。あれが何か問題?」
P「大ありだよ……」
夏樹「それよりさ、Pさん」
P「なんだよ」
夏樹「昨日ちょっと髪切ったんだけど……どうかな」テレ
P「(かわいい!!)」
P「(わかった!キュートだな!?)」
29: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:34:57.20 ID:3r+TK6Lro
P「(まじでキュート勢はいつでもあざといアピールを忘れねぇな!)」
P「(あ、他の属性もあざといのいたわ!!てへっ!!)」
夏樹「いやぁ……最近だりーの気持ちもわかるようになってきてさ」
P「え」
夏樹「可愛い衣装もやっぱアリだよ……あれはあれで、ロックだよ!」 バーン!
P「(変な方向に走っとる!!)」
周子「よくわからないけど、わかるわかる!」
P「(周子お前パッション加速しすぎ!)」
P「(あ、他の属性もあざといのいたわ!!てへっ!!)」
夏樹「いやぁ……最近だりーの気持ちもわかるようになってきてさ」
P「え」
夏樹「可愛い衣装もやっぱアリだよ……あれはあれで、ロックだよ!」 バーン!
P「(変な方向に走っとる!!)」
周子「よくわからないけど、わかるわかる!」
P「(周子お前パッション加速しすぎ!)」
31: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:36:50.04 ID:3r+TK6Lro
P「……と、この隙に脱出!」
周子「しまった!」
夏樹「え?何事?」
ダダッ!
P「(あれ以上夏樹にキュートされたらたまったもんじゃない。またトイレだ)」
P「(その前に紗南を見つけ出す……!!)」
――――
タッタッタッタ
P「あ、あれは……紗南!」
P「と、もう一人、誰かいるぞ、あれは……>>33!」
属性安価:>>36
周子「しまった!」
夏樹「え?何事?」
ダダッ!
P「(あれ以上夏樹にキュートされたらたまったもんじゃない。またトイレだ)」
P「(その前に紗南を見つけ出す……!!)」
――――
タッタッタッタ
P「あ、あれは……紗南!」
P「と、もう一人、誰かいるぞ、あれは……>>33!」
属性安価:>>36
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 01:37:46.79 ID:AghSaTbXO
だりーな
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 01:38:52.34 ID:jKhMLKZoo
Cu
38: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:45:10.91 ID:3r+TK6Lro
李衣菜「や~ら~れ~た~!!」
くるくるくる、こてーん!
紗南「撃墜数+1ー!」
P「(何この茶番)」
P「あ、とりあえず紗南!その銃を返せ!」
紗南「いーやーだーよー!もうちょっと遊ぶもーん!」
ダッ
P「(くそっ……なんか若干幼くなってないか?)」
ダッ
ドーン!
P「おごっ!?」
李衣菜「どーん!」
P「何やってんの……」
李衣菜「え?たまにはこういうのも、ロックかなーって」ベタベタ
P「(デレッデレじゃねぇか……)」
P「(これ絶対キュートだわ……てかキュート勢増えすぎな……)」
李衣菜「やっぱり女の子たるもの、可愛いお洋服を着るべきだと思うんです!」
李衣菜「周りの意見に流されず、自分の欲望を貫き通す!それこそが、ロック!!!」バァーン!!
P「(かわってねぇなこいつ)」
夏樹「良く言った!りーな!!」ババーン!
P「……」
李衣菜「なつきち!私決めたよ!もう自分に嘘つかない!ロックに生きる!」
夏樹「へへっ……それでこそアタシの相棒だ」
李衣菜「なつきち……」
夏樹「行こうぜ……あの夕日の向こうの……」
夏樹 李衣菜 「「 リズリサに……! 」」
P「さっさといけ
くるくるくる、こてーん!
紗南「撃墜数+1ー!」
P「(何この茶番)」
P「あ、とりあえず紗南!その銃を返せ!」
紗南「いーやーだーよー!もうちょっと遊ぶもーん!」
ダッ
P「(くそっ……なんか若干幼くなってないか?)」
ダッ
ドーン!
P「おごっ!?」
李衣菜「どーん!」
P「何やってんの……」
李衣菜「え?たまにはこういうのも、ロックかなーって」ベタベタ
P「(デレッデレじゃねぇか……)」
P「(これ絶対キュートだわ……てかキュート勢増えすぎな……)」
李衣菜「やっぱり女の子たるもの、可愛いお洋服を着るべきだと思うんです!」
李衣菜「周りの意見に流されず、自分の欲望を貫き通す!それこそが、ロック!!!」バァーン!!
P「(かわってねぇなこいつ)」
夏樹「良く言った!りーな!!」ババーン!
P「……」
李衣菜「なつきち!私決めたよ!もう自分に嘘つかない!ロックに生きる!」
夏樹「へへっ……それでこそアタシの相棒だ」
李衣菜「なつきち……」
夏樹「行こうぜ……あの夕日の向こうの……」
夏樹 李衣菜 「「 リズリサに……! 」」
P「さっさといけ
42: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:50:14.16 ID:3r+TK6Lro
―――――――――
P「くっそ~、あの二人の夫婦漫才のせいで紗南を見失った」
キョロキョロ
P「とりあえず聞き込みをするか……お!あそこにいるのは>>44!」
属性:>>47
P「くっそ~、あの二人の夫婦漫才のせいで紗南を見失った」
キョロキョロ
P「とりあえず聞き込みをするか……お!あそこにいるのは>>44!」
属性:>>47
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 01:53:22.01 ID:iSJtyeud0
Cuしかない(確信)
52: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 01:58:58.15 ID:3r+TK6Lro
P「森久保ッ!」
乃々「ひぅ!」ビクッ!
P「あ、ごめん……こわかったな」
乃々「べ、べつに……平気ですけど」ウルウル
P「(けなげになっとるッ!!)」
乃々「そ、それより……どうかしたんですか……そんなにあわてて」
P「ああ、紗南を見なかったか?ていうか撃たれたよな?」
乃々「……紅茶を淹れてたら、いきなり撃たれたので、びっくりして全部こぼしたんですけど」ウルウル
P「なんかごめん……」
乃々「いいんです……謝ってもらったので……紅茶はまた、淹れればいいだけですけど……
楽しそうな紗南ちゃんの笑顔は崩したくなかったんです……」
P「(天使になっとるッ!!!)」
乃々「ひぅ!」ビクッ!
P「あ、ごめん……こわかったな」
乃々「べ、べつに……平気ですけど」ウルウル
P「(けなげになっとるッ!!)」
乃々「そ、それより……どうかしたんですか……そんなにあわてて」
P「ああ、紗南を見なかったか?ていうか撃たれたよな?」
乃々「……紅茶を淹れてたら、いきなり撃たれたので、びっくりして全部こぼしたんですけど」ウルウル
P「なんかごめん……」
乃々「いいんです……謝ってもらったので……紅茶はまた、淹れればいいだけですけど……
楽しそうな紗南ちゃんの笑顔は崩したくなかったんです……」
P「(天使になっとるッ!!!)」
53: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 02:00:37.13 ID:3r+TK6Lro
P「どっちに行った?」
乃々「……」
P「乃々?紗南はどっちに……」
コト
乃々「……紅茶、淹れ直したんですけど」
P「お、おう、お疲れ……」
乃々「えっと……」
P「?」
乃々「その……」
P「乃々?」
キュ
P「(シャツの裾をつかんできた!? かわいい!!!)」
乃々「……」
P「乃々?紗南はどっちに……」
コト
乃々「……紅茶、淹れ直したんですけど」
P「お、おう、お疲れ……」
乃々「えっと……」
P「?」
乃々「その……」
P「乃々?」
キュ
P「(シャツの裾をつかんできた!? かわいい!!!)」
54: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 02:02:45.66 ID:3r+TK6Lro
乃々「むーりぃ……」ウルウル
P「何があったの!?」
乃々「あう、えっと、その、別に、何かあったわけじゃなくて……」
乃々「その……紅茶を淹れ直したので、その……」オズオズ
P「……ん?俺?」
乃々「……」コクリ
P「もしかして……飲んでほしかったとか?」
乃々「…… ……… ………ッ!!」 ボンッ!
P「どうした乃々!?顔が真っ赤だぞ!?」
乃々「あうあう……ですけど」
P「乃々ォーッ!!!」
乃々「(こうして抱きかかえられるのは割と幸せなんですけど……)」
P「何があったの!?」
乃々「あう、えっと、その、別に、何かあったわけじゃなくて……」
乃々「その……紅茶を淹れ直したので、その……」オズオズ
P「……ん?俺?」
乃々「……」コクリ
P「もしかして……飲んでほしかったとか?」
乃々「…… ……… ………ッ!!」 ボンッ!
P「どうした乃々!?顔が真っ赤だぞ!?」
乃々「あうあう……ですけど」
P「乃々ォーッ!!!」
乃々「(こうして抱きかかえられるのは割と幸せなんですけど……)」
55: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 02:04:11.45 ID:3r+TK6Lro
――――――――――――
P「乃々は仮眠室に置いてきたが……」
P「あの破壊力はヤバかったな……流石ウサミン星の技術はハンパねーな」
P「さっさと紗南を探さないと大変な事になるぞ……!」
P「あ、この気配は……>>57?」
属性:>>60
P「乃々は仮眠室に置いてきたが……」
P「あの破壊力はヤバかったな……流石ウサミン星の技術はハンパねーな」
P「さっさと紗南を探さないと大変な事になるぞ……!」
P「あ、この気配は……>>57?」
属性:>>60
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 02:05:10.82 ID:zkKfyx8IO
ダチャーン
60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 02:08:28.38 ID:5YBIm4Y/0
パッション
64: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 02:16:57.58 ID:3r+TK6Lro
美世「あ、プロデューサーっ!おっはよー!」ぶんぶん
P「ああ、パッションですね。わかりやすくて助かるわ」
美世「何かあったの?血相かえて」
P「実は色々あってな、紗南を捕まえなきゃならんのだ」
美世「ああ、あの変な銃……」
P「そう、やっぱりお前も食らったのか」
美世「うん。なんか来たらびりびりーって。全然痛くなかったけどね!これも普段のメンテのたまもの!」ババーン!
P「お前わかってると思うけどお前は車ではなくアイドルだからな?」
美世「……ッ!?」
P「何その反応!?」
美世「わ、わかってた……けど?あ、当たり前じゃない?そんな……」
P「おい……目を見て話せ!目をみて!!」
美世「ねぇプロデューサー……」
P「何だ?真剣な顔して」
美世「うちって改造手術とかやってたっけ」
P「ショッカーかよ!!バイク乗りにでもなる気か!?」
美世「ううん?あたしは四輪派だから」
P「そこじゃねぇよ」
美世「仮面被ってもカローラがいいな♪」
P「絶対その特撮成功しねぇわ」
美世「仮面ドライバーみたいな」
P「仮免と響きが似てるからやめとけ」
美世「あ、それはちょっと嫌だな……正直仮免はちょっと屈辱だし……」
P「(お前の基準がわかんねぇ)」
P「ああ、パッションですね。わかりやすくて助かるわ」
美世「何かあったの?血相かえて」
P「実は色々あってな、紗南を捕まえなきゃならんのだ」
美世「ああ、あの変な銃……」
P「そう、やっぱりお前も食らったのか」
美世「うん。なんか来たらびりびりーって。全然痛くなかったけどね!これも普段のメンテのたまもの!」ババーン!
P「お前わかってると思うけどお前は車ではなくアイドルだからな?」
美世「……ッ!?」
P「何その反応!?」
美世「わ、わかってた……けど?あ、当たり前じゃない?そんな……」
P「おい……目を見て話せ!目をみて!!」
美世「ねぇプロデューサー……」
P「何だ?真剣な顔して」
美世「うちって改造手術とかやってたっけ」
P「ショッカーかよ!!バイク乗りにでもなる気か!?」
美世「ううん?あたしは四輪派だから」
P「そこじゃねぇよ」
美世「仮面被ってもカローラがいいな♪」
P「絶対その特撮成功しねぇわ」
美世「仮面ドライバーみたいな」
P「仮免と響きが似てるからやめとけ」
美世「あ、それはちょっと嫌だな……正直仮免はちょっと屈辱だし……」
P「(お前の基準がわかんねぇ)」
65: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 02:19:37.64 ID:3r+TK6Lro
美世「カーチェイスのお仕事ってないの?」
P「あってたまるかよ」
美世「そっか……」
P「この世の終わりみたいな顔すんなよ……」
美世「んー……なんか今日ってジメジメしてるよね」
P「まぁな、台風がくるとかなんとか……」
美世「よし!走ってくるよ!!」
P「茜!?」
美世「カローラで!!」
P「あ、そっちか!!」
美世「三時間後に戻るね!!」
P「どこまで行く気!?」
P「あってたまるかよ」
美世「そっか……」
P「この世の終わりみたいな顔すんなよ……」
美世「んー……なんか今日ってジメジメしてるよね」
P「まぁな、台風がくるとかなんとか……」
美世「よし!走ってくるよ!!」
P「茜!?」
美世「カローラで!!」
P「あ、そっちか!!」
美世「三時間後に戻るね!!」
P「どこまで行く気!?」
66: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 02:21:22.75 ID:3r+TK6Lro
――――――――――――
P「あいつ今日のレッスン忘れてないだろうな」
P「まぁいいか、あ!結局紗南の事聞けてない!」
P「困ったな……うーん、誰かいないか?」
P「あ、あれはもしかして……>>68?」
属性:>>70
P「あいつ今日のレッスン忘れてないだろうな」
P「まぁいいか、あ!結局紗南の事聞けてない!」
P「困ったな……うーん、誰かいないか?」
P「あ、あれはもしかして……>>68?」
属性:>>70
70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 02:26:23.55 ID:SOV7LcPLO
クール
71: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 02:31:34.26 ID:3r+TK6Lro
P「裕美!紗南を見なかったか?」
裕美「見たよ」
P「(アッチャァ~……クールかぁ……)」
裕美「……で、紗南ちゃんがどうかしたの?」キッ
P「(なんで睨むの!?)」
P「まぁお前も撃たれたからわかると思うが……紗南の持ってる銃を回収しようと思ってな」
裕美「……問題があるの?」
P「ああ、アレはちょっと、場合によっては大惨事になりかねない。
まだ『あの機能』に気が付いてないからいいものの……」
裕美「……そっか、手伝うよ」
P「え?でもお前、レッスンの後で疲れてるんじゃ……」
裕美「それはプロデューサーさんも一緒。さ、いこ?紗南ちゃんはきっとこっちだから」ニコ
P「(なんか余裕ができとるーーー!!)」
P「(誰この子ー!!!こんな頼りになる子知らないーーー!!)」
裕美「見たよ」
P「(アッチャァ~……クールかぁ……)」
裕美「……で、紗南ちゃんがどうかしたの?」キッ
P「(なんで睨むの!?)」
P「まぁお前も撃たれたからわかると思うが……紗南の持ってる銃を回収しようと思ってな」
裕美「……問題があるの?」
P「ああ、アレはちょっと、場合によっては大惨事になりかねない。
まだ『あの機能』に気が付いてないからいいものの……」
裕美「……そっか、手伝うよ」
P「え?でもお前、レッスンの後で疲れてるんじゃ……」
裕美「それはプロデューサーさんも一緒。さ、いこ?紗南ちゃんはきっとこっちだから」ニコ
P「(なんか余裕ができとるーーー!!)」
P「(誰この子ー!!!こんな頼りになる子知らないーーー!!)」
72: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 02:35:32.44 ID:3r+TK6Lro
――――――― 中央事務室
裕美「紗南ちゃんさっき、私に発砲したあと、『撃墜数(スコア)を増やす!』って言ってたの。
だから人が多いここかなって」
P「なるほどな、ここは確かにたまり場になってるし……」
ガチャ
ちひろ「あれ?プロデューサーさんに、裕美ちゃん?」
P「ええ、紗南がここに来ませんでしたか?」
ちひろ「ええ、来ましたけど……妙な銃を発砲しつつ」
P「げっ」
ちひろ「私は避けるのが得意ですからね!一発も当たりませんでしたよ!」
P「(確かにうまいよなぁこの人)」
裕美「撃たれるとどうなるの?」
P「あ、説明してなかったな、撃たれると……」
P「……撃たれると」
アイドル安価:>>74,>>75
属性安価:>>77,>>78
裕美「紗南ちゃんさっき、私に発砲したあと、『撃墜数(スコア)を増やす!』って言ってたの。
だから人が多いここかなって」
P「なるほどな、ここは確かにたまり場になってるし……」
ガチャ
ちひろ「あれ?プロデューサーさんに、裕美ちゃん?」
P「ええ、紗南がここに来ませんでしたか?」
ちひろ「ええ、来ましたけど……妙な銃を発砲しつつ」
P「げっ」
ちひろ「私は避けるのが得意ですからね!一発も当たりませんでしたよ!」
P「(確かにうまいよなぁこの人)」
裕美「撃たれるとどうなるの?」
P「あ、説明してなかったな、撃たれると……」
P「……撃たれると」
アイドル安価:>>74,>>75
属性安価:>>77,>>78
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 02:37:11.21 ID:HD2PUx8bO
時子
75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 02:37:13.78 ID:Spj/LuYW0
加蓮
77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 02:37:41.51 ID:Xk9t56dDO
Cu
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 02:38:00.64 ID:mt2qNcNio
Pa
83: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 02:49:20.38 ID:3r+TK6Lro
P「……撃たれると、性格が変わっちゃうんだよ」
裕美「……性格が?」
P「今の裕美みたいに」
裕美「私、いつもと違う?」
P「めちゃくちゃちがうぞ」
裕美「そうなのかな」
ちひろ「何事ですかこれ……」
P「後で説明します。あ、時子!紗南を見なかったか?」
時子「紗南ちゃん?」
P「ああ、ちょっと今事情があって、すぐに追わなきゃならないんだ。
どっちに行ったかだけでも教えてくれないか」
時子「えっとね、紗南ちゃんはね……」
バチィィンッ!!
P「!?」
時子「どっち行ったっけなぁ……時子様思い出せない~」
P「(Sが加速しとるぅーッ!!」
時子「下僕が灼熱の鉄板の上で土下座してくれたら教えてあげる♪」
P「『♪』じゃねーよ!!んなことやってる暇ないし!しかも拷問じゃねぇか!」
ビッシィィィィ!!
時子「誰が勝手に口を開いていいと言ったの!?」
P「やめてくださいお願いします!」
時子「誰が人語を使っていいと……!」
ブォンッ!
ガシッ!!!
時子「!?」
P「!?」
裕美「!?」
加蓮「……やめなよ、プロデューサーが痛がってる」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
P「(加蓮……いつのまにかたくましくなったな)」
ちひろ「(つよそう)」
裕美「(かっこいい)」
裕美「……性格が?」
P「今の裕美みたいに」
裕美「私、いつもと違う?」
P「めちゃくちゃちがうぞ」
裕美「そうなのかな」
ちひろ「何事ですかこれ……」
P「後で説明します。あ、時子!紗南を見なかったか?」
時子「紗南ちゃん?」
P「ああ、ちょっと今事情があって、すぐに追わなきゃならないんだ。
どっちに行ったかだけでも教えてくれないか」
時子「えっとね、紗南ちゃんはね……」
バチィィンッ!!
P「!?」
時子「どっち行ったっけなぁ……時子様思い出せない~」
P「(Sが加速しとるぅーッ!!」
時子「下僕が灼熱の鉄板の上で土下座してくれたら教えてあげる♪」
P「『♪』じゃねーよ!!んなことやってる暇ないし!しかも拷問じゃねぇか!」
ビッシィィィィ!!
時子「誰が勝手に口を開いていいと言ったの!?」
P「やめてくださいお願いします!」
時子「誰が人語を使っていいと……!」
ブォンッ!
ガシッ!!!
時子「!?」
P「!?」
裕美「!?」
加蓮「……やめなよ、プロデューサーが痛がってる」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
P「(加蓮……いつのまにかたくましくなったな)」
ちひろ「(つよそう)」
裕美「(かっこいい)」
84: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 02:53:36.22 ID:3r+TK6Lro
加蓮「こんな鞭!」
ブチィッ!!!
P「何事!?」
時子「中々やるじゃない!でも甘いわね。私にはまだこの乗馬鞭や、なわとびがあるのよ!」ババッ!
加蓮「でりゃあ!」
ズバァ!!
P「手刀だと!?」
時子「な、なんて力……これが友情パワーだというの?」
P「違うと思うぞ」
加蓮「さぁプロデューサー、行って、紗南は向こうだから」
P「恩に着る!」 ダッ
裕美「行きましょう」 ダッ
時子「この借りはいずれ返すわ……♪」
加蓮「……いつでもどうぞ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ちひろ「(私はどうすればいいんでしょう)」
ブチィッ!!!
P「何事!?」
時子「中々やるじゃない!でも甘いわね。私にはまだこの乗馬鞭や、なわとびがあるのよ!」ババッ!
加蓮「でりゃあ!」
ズバァ!!
P「手刀だと!?」
時子「な、なんて力……これが友情パワーだというの?」
P「違うと思うぞ」
加蓮「さぁプロデューサー、行って、紗南は向こうだから」
P「恩に着る!」 ダッ
裕美「行きましょう」 ダッ
時子「この借りはいずれ返すわ……♪」
加蓮「……いつでもどうぞ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ちひろ「(私はどうすればいいんでしょう)」
86: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 02:56:01.08 ID:3r+TK6Lro
――――――――――
ガチャー!
P「やっと見つけたぞ!紗南!それと……>>87?」
裕美「紗南ちゃん、その銃をこっちに」
紗南「へへーん!そうは問屋が卸さないよ!」
属性安価:>>90
ガチャー!
P「やっと見つけたぞ!紗南!それと……>>87?」
裕美「紗南ちゃん、その銃をこっちに」
紗南「へへーん!そうは問屋が卸さないよ!」
属性安価:>>90
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 02:57:03.92 ID:EI4Lc614O
クール
93: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 03:04:16.26 ID:3r+TK6Lro
ナターリア「ここは……通さなイ」キッ!
紗南「ふふふ……我が最強の兵!さぁどうするプロデューサー!」
P「くそっ……ナターリア……何故だ!」
ナターリア「天命に従ったまでヨ……」
裕美「……もしかして、お寿司?」ボソ
ナターリア「 」 ぴく
P「ナターリア」
ナターリア「ナンダ……私は人の子の言葉に耳など貸さン……」
P「回らないお寿司行きたくないか?」
ナターリア「追い詰めたゾ紗南!観念シロ!」
紗南「ええ~っ!?寝返り早すぎない!?」
ナターリア「スシは全ての前で、絶対……!!」
紗南「くっそぉ~」
紗南「ふふふ……我が最強の兵!さぁどうするプロデューサー!」
P「くそっ……ナターリア……何故だ!」
ナターリア「天命に従ったまでヨ……」
裕美「……もしかして、お寿司?」ボソ
ナターリア「 」 ぴく
P「ナターリア」
ナターリア「ナンダ……私は人の子の言葉に耳など貸さン……」
P「回らないお寿司行きたくないか?」
ナターリア「追い詰めたゾ紗南!観念シロ!」
紗南「ええ~っ!?寝返り早すぎない!?」
ナターリア「スシは全ての前で、絶対……!!」
紗南「くっそぉ~」
94: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 03:10:14.77 ID:3r+TK6Lro
―――――――――――――――
紗南「むーっ」ぷくー
P「ふくれっつらは可愛いけど駄目!没収!」
ナターリア「何ダこれ?」
P「ああこれ?アイドル属性変換マシーンって言ってな……あ、そうだ紗南!
他にはだれにも使ってないだろうな!?」
紗南「え?他にはって……?」
P「おま……まさか」
裕美「まだプロデューサーが見てない人もいるってこと……?」
実は変換されてたアイドル >>96、>>97
属性 >>99 >>100
紗南「むーっ」ぷくー
P「ふくれっつらは可愛いけど駄目!没収!」
ナターリア「何ダこれ?」
P「ああこれ?アイドル属性変換マシーンって言ってな……あ、そうだ紗南!
他にはだれにも使ってないだろうな!?」
紗南「え?他にはって……?」
P「おま……まさか」
裕美「まだプロデューサーが見てない人もいるってこと……?」
実は変換されてたアイドル >>96、>>97
属性 >>99 >>100
96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 03:12:15.62 ID:HD2PUx8bO
茜
97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 03:12:51.83 ID:q8Yq7tbVO
>>95
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 03:13:43.00 ID:lbUuTCaS0
Co
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 03:14:34.71 ID:jqM8EfN1O
Cu
103: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 03:24:13.92 ID:3r+TK6Lro
P「くっそぉ~……紗南のやつめ……」
P「『撃墜数しかカウントしてないから、誰撃ったか覚えてない』なんて……」
P「とりあえず後二人か……疲れたなぁ、もう」
P「ちょっと休むか。どっこいしょ」
ドス
P「ふー……」
小梅「……」
トコトコトコトコ
P「ん?小梅」
トコトコトコ ポス
P「……」
小梅「……」ニヘラ
P「(可愛い!!)」
P「(てかなんで俺の膝の上にすっげぇナチュラルに座ってるんだ!?)」
P「(どういうことだよ!!)」
小梅「……邪魔?」ウルウル
P「そんなことないよ!」
P「……あっ」
小梅「?」
P「(マイサンが大きくなってる)」
小梅「えへへ……プロデューサーさんの体って……ゴツゴツして、何か、カタいね」ニコ
P「(その言い方はヤバイ)」
P「『撃墜数しかカウントしてないから、誰撃ったか覚えてない』なんて……」
P「とりあえず後二人か……疲れたなぁ、もう」
P「ちょっと休むか。どっこいしょ」
ドス
P「ふー……」
小梅「……」
トコトコトコトコ
P「ん?小梅」
トコトコトコ ポス
P「……」
小梅「……」ニヘラ
P「(可愛い!!)」
P「(てかなんで俺の膝の上にすっげぇナチュラルに座ってるんだ!?)」
P「(どういうことだよ!!)」
小梅「……邪魔?」ウルウル
P「そんなことないよ!」
P「……あっ」
小梅「?」
P「(マイサンが大きくなってる)」
小梅「えへへ……プロデューサーさんの体って……ゴツゴツして、何か、カタいね」ニコ
P「(その言い方はヤバイ)」
104: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 03:28:03.56 ID:3r+TK6Lro
小梅「……」スリスリ
P「こ、小梅?何?どしたの?」
小梅「……マーキング」
P「(ぬほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお)」
P「(可愛すぎやでえええええええ!可愛すぎやでぇえええええ!!)」
P「(ぬほおおおおおおおおおおおおおおおお!!!)」
―――ー 30分後
小梅「ちょ、ちょっと照れ臭い……かも」テレテレ
P「元に戻ってもこれはこれで可愛いなぁ。さて、あと一人か」
P「といってもあと一人……そう簡単に見つかるか?」
P「わかりやすく変化してくれればいいんだが、そう簡単には……」
茜「あ、おはようございます」
P「いたああああああああああああああああ!!!!!」
P「こ、小梅?何?どしたの?」
小梅「……マーキング」
P「(ぬほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお)」
P「(可愛すぎやでえええええええ!可愛すぎやでぇえええええ!!)」
P「(ぬほおおおおおおおおおおおおおおおお!!!)」
―――ー 30分後
小梅「ちょ、ちょっと照れ臭い……かも」テレテレ
P「元に戻ってもこれはこれで可愛いなぁ。さて、あと一人か」
P「といってもあと一人……そう簡単に見つかるか?」
P「わかりやすく変化してくれればいいんだが、そう簡単には……」
茜「あ、おはようございます」
P「いたああああああああああああああああ!!!!!」
105: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 03:30:24.46 ID:3r+TK6Lro
茜「……?どうかしました?」
P「すっげぇわかりやすいな!?」
茜「あの、そんなに大きな声を出して……何かあったんですか?」
P「今のセリフ録音して後で聞かせてあげるわ」
茜「はぁ……」
P「とりあえずこれで最後だっ!」ジャキッ!
茜「え?」
P「元に戻れ!茜!」
ビビビビッ!
茜「わ、危なっ」
ヒョイ
バリバリバリ
杏「うわー」
P「えっ」
茜「え?」
P「(……えっと、まさか)」
P「すっげぇわかりやすいな!?」
茜「あの、そんなに大きな声を出して……何かあったんですか?」
P「今のセリフ録音して後で聞かせてあげるわ」
茜「はぁ……」
P「とりあえずこれで最後だっ!」ジャキッ!
茜「え?」
P「元に戻れ!茜!」
ビビビビッ!
茜「わ、危なっ」
ヒョイ
バリバリバリ
杏「うわー」
P「えっ」
茜「え?」
P「(……えっと、まさか)」
107: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 03:37:19.76 ID:3r+TK6Lro
スクッ
P「おう悪いな杏、ちょっと茜に当てるつもりだったのはずしちゃってさ……」
杏「……プロデューサー、杏、決めたよ」
P「え?」
杏「杏は……これから全力でサボるッ!!!!」
P「え?え?」
杏「何もせず怠惰をむさぼるなど!!愚の骨頂!!!」
杏「働かないという行為に対しての積極性!!!これこそが!!!真のニートというもの!!!!」
P「え、ちょ、杏」
杏「我ニートを極めん!!!!さすらば後免!!!」
ボムンッ!!!
P「煙幕!?」
P「ゲホッ……杏、なんでこんなも……」
P「か、変わり身の術だとッ!!!?」
茜「何事ですか」
バラバラバラバラバラバラバラバラ
P「えっ」
ガララー
杏「はーっはっはっは!!私は如何様な手を使ってでもサボってみせよう!!!
真のニートとして!!ニートの頂点を極めしものなり!!!」
バラバラバラバラバラバラ
茜「わー、ヘリコプターっておっきいんですねー」
P「……」
このあと全力でサボる杏を止めるために、かなりの労力を費やしたことは言うまでもない。
ちなみにPの給料の半年分は吹っ飛んだ
菜々「だから使い方に気を付けてくださいって……」
P「俺、今回ばっかりは悪くないよね!?」
終わり。
P「おう悪いな杏、ちょっと茜に当てるつもりだったのはずしちゃってさ……」
杏「……プロデューサー、杏、決めたよ」
P「え?」
杏「杏は……これから全力でサボるッ!!!!」
P「え?え?」
杏「何もせず怠惰をむさぼるなど!!愚の骨頂!!!」
杏「働かないという行為に対しての積極性!!!これこそが!!!真のニートというもの!!!!」
P「え、ちょ、杏」
杏「我ニートを極めん!!!!さすらば後免!!!」
ボムンッ!!!
P「煙幕!?」
P「ゲホッ……杏、なんでこんなも……」
P「か、変わり身の術だとッ!!!?」
茜「何事ですか」
バラバラバラバラバラバラバラバラ
P「えっ」
ガララー
杏「はーっはっはっは!!私は如何様な手を使ってでもサボってみせよう!!!
真のニートとして!!ニートの頂点を極めしものなり!!!」
バラバラバラバラバラバラ
茜「わー、ヘリコプターっておっきいんですねー」
P「……」
このあと全力でサボる杏を止めるために、かなりの労力を費やしたことは言うまでもない。
ちなみにPの給料の半年分は吹っ飛んだ
菜々「だから使い方に気を付けてくださいって……」
P「俺、今回ばっかりは悪くないよね!?」
終わり。
109: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 03:43:37.83 ID:3r+TK6Lro
■おまけ①『あの機能』とは?
P「実はコレ、属性の重ねがけもできるんだよなー」
菜々「がんばって制作しましたからね!」
P「たとえばクールな雪美にクール光線をあてると」
バリバリ
雪美「……」
P「よりクールでミステリアスに!」
雪美「……」
(((……これ……何?)))
P「(こいつ……直接脳内に!?)」
佐城雪美(10)
http://i.imgur.com/G7xiNXz.jpg
P「実はコレ、属性の重ねがけもできるんだよなー」
菜々「がんばって制作しましたからね!」
P「たとえばクールな雪美にクール光線をあてると」
バリバリ
雪美「……」
P「よりクールでミステリアスに!」
雪美「……」
(((……これ……何?)))
P「(こいつ……直接脳内に!?)」
佐城雪美(10)
http://i.imgur.com/G7xiNXz.jpg
110: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 03:45:46.69 ID:3r+TK6Lro
■おまけ②この発想しかなかった
李衣菜「うっひょー!」
李衣菜「ウッヒョー!」
李衣菜「ウッヒョーーーー!!!!!」
夏樹「上から、キュート、クール、パッション?」
P「正解」
夏樹「よっしゃ!」
菜々「(何をやってるんでしょうか……)」
李衣菜「うっひょー!」
李衣菜「ウッヒョー!」
李衣菜「ウッヒョーーーー!!!!!」
夏樹「上から、キュート、クール、パッション?」
P「正解」
夏樹「よっしゃ!」
菜々「(何をやってるんでしょうか……)」
111: ◆ZWAJnJ4q9E 2014/07/10(木) 03:46:30.14 ID:3r+TK6Lro
はい以上です。今更気づいたけどこのシステム楽しいな。
またやるかもしれません。ありがとうございました。
またやるかもしれません。ありがとうございました。
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 03:50:58.48 ID:HD2PUx8bO
乙!
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 06:20:07.06 ID:GdfUjFzNo
りんちゃんやままゆもみたかった
114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 07:43:18.21 ID:iSJtyeud0
Cu→Coの変換が一番可愛いのはぼののと小梅が証明してくれてるな(確信)
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/10(木) 09:31:38.86 ID:mVfDzy+70
乙です
楽しいのでもっと色々やって下さい♪
楽しいのでもっと色々やって下さい♪
122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/10(木) 18:25:11.83 ID:/VRY7CCK0
途中から付き従っていたCo関ちゃんが好きすぎる
123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 23:26:14.49 ID:zjXqM56Ro
乙。
晴ちんCuにしてお城みたいなホテルに連れ込もう
晴ちんCuにしてお城みたいなホテルに連れ込もう
124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/14(月) 21:58:15.50 ID:MiGiIncLo
おっつおっつばっちし☆
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404921325/
Entry ⇒ 2014.08.31 | Category ⇒ モバマス | Comments (0)
楓「あかりお姉ちゃん、よろしくなの!」あかり「えへへ・・・」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 20:03:57.68 ID:o4o5mLAb0
あかり「じゃあお姉ちゃん、行ってくるね!」
あかね「迷惑かけないようにね?」
あかり「分かってるよ~ 行ってきまーす!」
あかね「おうちの人によろしく伝えておいてね?」
あかり「はーい」
私、赤座あかり!ちょっと影の薄い中学1年生!
今日はお友達の向日葵ちゃんの家にお泊りしに行くんだよ!楽しみだな~
あかね「迷惑かけないようにね?」
あかり「分かってるよ~ 行ってきまーす!」
あかね「おうちの人によろしく伝えておいてね?」
あかり「はーい」
私、赤座あかり!ちょっと影の薄い中学1年生!
今日はお友達の向日葵ちゃんの家にお泊りしに行くんだよ!楽しみだな~
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 20:10:23.69 ID:o4o5mLAb0
ピンポーン
あかり「向日葵ちゃーん 来たよ~」
ガチャ
楓「よ・・・ようこそ・・・」
あかり「向日葵ちゃんが小さくなっちゃった!?」ガーン
楓「え・・・?ち・・・違うの!」
あかり「向日葵ちゃーん 来たよ~」
ガチャ
楓「よ・・・ようこそ・・・」
あかり「向日葵ちゃんが小さくなっちゃった!?」ガーン
楓「え・・・?ち・・・違うの!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 20:15:14.03 ID:o4o5mLAb0
あかり「そっかぁ 向日葵ちゃんの妹さんだったんだね あかり、勘違いしちゃったよ~」
楓「古谷楓です。よ・・・よろしくおねがいします」ペコリ
あかり「こちらこそよろしくね!楓ちゃん!」
あかり「ところで向日葵ちゃんはいないの?」
楓「お姉ちゃんはさっき櫻子お姉ちゃんに連れられてどこかに行っちゃったの」
あかり「そうなんだ・・・どこに行っちゃったんだろう?」
「じゃあ・・・向日葵ちゃんが帰ってくるまで、二人で遊ぶ?」
楓「いいの?」ぱぁっ
楓「古谷楓です。よ・・・よろしくおねがいします」ペコリ
あかり「こちらこそよろしくね!楓ちゃん!」
あかり「ところで向日葵ちゃんはいないの?」
楓「お姉ちゃんはさっき櫻子お姉ちゃんに連れられてどこかに行っちゃったの」
あかり「そうなんだ・・・どこに行っちゃったんだろう?」
「じゃあ・・・向日葵ちゃんが帰ってくるまで、二人で遊ぶ?」
楓「いいの?」ぱぁっ
7: >>6 すまぬ・・・すまぬ・・・ 2012/02/20(月) 20:20:05.10 ID:o4o5mLAb0
あかり「何して遊ぶ?」
楓「えっとね・・・あかりお姉ちゃんとならなんでもいいの」
あかり「あかり・・・お姉ちゃん!?」
楓「どうしたの?あかりお姉ちゃん?」
あかり「えへへ・・・なんか照れちゃうなぁ」
楓「?」
あかり「あかりも家では妹さんだから、お姉ちゃんなんて言われるのは新鮮だよ~」
楓「そうなの・・・あかりお姉ちゃんも妹なんだ・・・楓と一緒だね!」ニコッ
楓「えっとね・・・あかりお姉ちゃんとならなんでもいいの」
あかり「あかり・・・お姉ちゃん!?」
楓「どうしたの?あかりお姉ちゃん?」
あかり「えへへ・・・なんか照れちゃうなぁ」
楓「?」
あかり「あかりも家では妹さんだから、お姉ちゃんなんて言われるのは新鮮だよ~」
楓「そうなの・・・あかりお姉ちゃんも妹なんだ・・・楓と一緒だね!」ニコッ
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 20:25:54.78 ID:o4o5mLAb0
あかり「じゃああかりお姉さんとかくれんぼしよっか!」エッヘン
楓「わーい」
「じゃああかりお姉ちゃんが鬼なの!」ダッ
あかり「えぇ!?・・・行っちゃった。」
楓「わーい」
「じゃああかりお姉ちゃんが鬼なの!」ダッ
あかり「えぇ!?・・・行っちゃった。」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 20:30:44.33 ID:o4o5mLAb0
楓「えーとえーと、ここに隠れるの」
あかり「きゅーう。じゅう!もーいいかい?」
もーいいよー
あかり「どこに隠れたのかな・・・?」
「ん?」
もぞもぞ
あかり(あの不自然にふくらんだカーテン・・・)
楓(くすくす・・・ここなら見つからないの)
ばさっ
あかり「楓ちゃんみーっけ!」
楓「!見つかっちゃったの・・・」
あかり「きゅーう。じゅう!もーいいかい?」
もーいいよー
あかり「どこに隠れたのかな・・・?」
「ん?」
もぞもぞ
あかり(あの不自然にふくらんだカーテン・・・)
楓(くすくす・・・ここなら見つからないの)
ばさっ
あかり「楓ちゃんみーっけ!」
楓「!見つかっちゃったの・・・」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 20:38:16.20 ID:o4o5mLAb0
ただいまー
楓「あ!お姉ちゃん帰ってきた!おかえりなさぁい」
向日葵「ただいま帰りましたわ。楓」
櫻子「やっほー」
楓「おかえりなの!」
あかり「向日葵ちゃんおかえりー櫻子ちゃんも一緒なんだね」
向日葵「赤座さん、いらしてましたのね。お迎えできなくてごめんなさい・・・」
あかり「ううん。別にいいよ~」
楓「あかりお姉ちゃんとかくれんぼしてたの」
向日葵「あら、もう仲良くなりましたのね」
櫻子「私もかくれんぼやりたい!」
あかり「じゃあみんなでやろうよ~」
楓「あ!お姉ちゃん帰ってきた!おかえりなさぁい」
向日葵「ただいま帰りましたわ。楓」
櫻子「やっほー」
楓「おかえりなの!」
あかり「向日葵ちゃんおかえりー櫻子ちゃんも一緒なんだね」
向日葵「赤座さん、いらしてましたのね。お迎えできなくてごめんなさい・・・」
あかり「ううん。別にいいよ~」
楓「あかりお姉ちゃんとかくれんぼしてたの」
向日葵「あら、もう仲良くなりましたのね」
櫻子「私もかくれんぼやりたい!」
あかり「じゃあみんなでやろうよ~」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 20:44:53.41 ID:o4o5mLAb0
向日葵「じゃあ鬼決めのジャンケンを・・・」
櫻子「あかりちゃんが隠れると一生みつからなさそうだから、あかりちゃんが鬼けってーい!」
あかり「」
櫻子「あかりちゃんが隠れると一生みつからなさそうだから、あかりちゃんが鬼けってーい!」
あかり「」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 20:51:02.16 ID:o4o5mLAb0
あかり「もぉ~櫻子ちゃんヒドいよぅ~」プリプリ
櫻子「とにかくあかりちゃんが鬼ね!みんな隠れろーー!」ドタドタ
向日葵「えっ!?ちょ・・・ちょっと待ちなさい櫻子!」ダッ
楓「わぁー」トテトテ
あかり「・・・あれ?」
櫻子「とにかくあかりちゃんが鬼ね!みんな隠れろーー!」ドタドタ
向日葵「えっ!?ちょ・・・ちょっと待ちなさい櫻子!」ダッ
楓「わぁー」トテトテ
あかり「・・・あれ?」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 20:56:17.00 ID:o4o5mLAb0
あかり「きゅーう。じゅう。・・・もーいいかーい」
モウイイヨー
あかり「よ、よぉーし!頑張ってみんな探すよ!」
「ん?」
(あの不自然なカーテンのふくらみ・・・)
モウイイヨー
あかり「よ、よぉーし!頑張ってみんな探すよ!」
「ん?」
(あの不自然なカーテンのふくらみ・・・)
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:01:19.94 ID:o4o5mLAb0
あかり「楓ちゃんみー・・・」バッ
櫻子「おわっ!みつかっちった!」
あかり(櫻子ちゃん・・・)
櫻子「よっし私も一緒に探すぞー!」
櫻子「おわっ!みつかっちった!」
あかり(櫻子ちゃん・・・)
櫻子「よっし私も一緒に探すぞー!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:06:14.05 ID:o4o5mLAb0
櫻子「うへへ・・・どこだ向日葵ー!」
がちゃ
あかり「あっ!向日葵ちゃんみーっけ!」
向日葵「みつかってしまいましたわ・・・」
櫻子「やーいやーいおっぱいバカー」ピョンピョン
向日葵「櫻子の方が先にみつかったのでわなくて!?」
あかり「仲いいねー」
向日葵「後は楓だけですわね・・・」
あかり「あと探してない部屋は・・・」
櫻子「洗面所だー!」
がちゃ
あかり「あっ!向日葵ちゃんみーっけ!」
向日葵「みつかってしまいましたわ・・・」
櫻子「やーいやーいおっぱいバカー」ピョンピョン
向日葵「櫻子の方が先にみつかったのでわなくて!?」
あかり「仲いいねー」
向日葵「後は楓だけですわね・・・」
あかり「あと探してない部屋は・・・」
櫻子「洗面所だー!」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:11:03.55 ID:o4o5mLAb0
あかり「あの洗濯物の山・・・怪しい!」
櫻子「ほいきたー!」バッサー
楓「あう・・・」
あかり「楓ちゃんみーっけ!」
楓「みつかっちゃったの・・・」
櫻子「ん?」ファサッ
櫻子「これは・・・・向日葵のブラ!」
あかり「でっか!」
向日葵「あっ!///」
櫻子「嫌味か!」
向日葵「違いますわ!」
あかり「・・・」ペターン
櫻子「ほいきたー!」バッサー
楓「あう・・・」
あかり「楓ちゃんみーっけ!」
楓「みつかっちゃったの・・・」
櫻子「ん?」ファサッ
櫻子「これは・・・・向日葵のブラ!」
あかり「でっか!」
向日葵「あっ!///」
櫻子「嫌味か!」
向日葵「違いますわ!」
あかり「・・・」ペターン
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:16:12.89 ID:o4o5mLAb0
楓「あかりお姉ちゃんもおっぱい大きくなりたいの?」
あかり「えっ?あはは・・・」
楓「あの二人はいつもおっぱいのことでケンカしてるの」
あかり「あ~そうだね~」
楓「櫻子お姉ちゃんのお姉ちゃんもおっぱい無いからきっと櫻子お姉ちゃんもおっぱいないままだと思うの・・・」
あかり「そ・・・そうなんだ・・・」
楓「楓がおっぱいおっきくなったらあかりお姉ちゃんと櫻子お姉ちゃんに分けてあげるねっ」
あかり「・・・ありがとぉ~楓ちゃんはいい子だね~」ナデナデ
楓「えへへ・・・」
あかり「えっ?あはは・・・」
楓「あの二人はいつもおっぱいのことでケンカしてるの」
あかり「あ~そうだね~」
楓「櫻子お姉ちゃんのお姉ちゃんもおっぱい無いからきっと櫻子お姉ちゃんもおっぱいないままだと思うの・・・」
あかり「そ・・・そうなんだ・・・」
楓「楓がおっぱいおっきくなったらあかりお姉ちゃんと櫻子お姉ちゃんに分けてあげるねっ」
あかり「・・・ありがとぉ~楓ちゃんはいい子だね~」ナデナデ
楓「えへへ・・・」
37: 保守ありがとうございます! 2012/02/20(月) 21:43:49.85 ID:o4o5mLAb0
櫻子「かくれんぼ飽きたー!ゲームやろー!」
向日葵「まったく・・・」
ぷ~~~ん
向日葵「あら?」
あかり「ひゃああ!?虫!」バタバタ
楓「えいっ」パンッ
櫻子「おお~」
あかり「ふえ~楓ちゃんすごいねぇ~」
楓「えへへ」
向日葵(赤座さんの方が幼く見えますわ)
向日葵「まったく・・・」
ぷ~~~ん
向日葵「あら?」
あかり「ひゃああ!?虫!」バタバタ
楓「えいっ」パンッ
櫻子「おお~」
あかり「ふえ~楓ちゃんすごいねぇ~」
楓「えへへ」
向日葵(赤座さんの方が幼く見えますわ)
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:49:06.33 ID:o4o5mLAb0
イヤッフー!ヒアウィゴー!
櫻子「あれ?もうこんな時間かーあかりちゃん帰らなくても大丈夫なの?」
向日葵「今日は赤座さん、お泊りですのよ」
櫻子「なにぃ!?そうだったのか!?」
あかり「そうだよぉ~」
櫻子「よし!私も泊まる!」
向日葵「え?急すぎますわ!」
櫻子「いいじゃんかよー」
櫻子「あれ?もうこんな時間かーあかりちゃん帰らなくても大丈夫なの?」
向日葵「今日は赤座さん、お泊りですのよ」
櫻子「なにぃ!?そうだったのか!?」
あかり「そうだよぉ~」
櫻子「よし!私も泊まる!」
向日葵「え?急すぎますわ!」
櫻子「いいじゃんかよー」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:58:54.04 ID:o4o5mLAb0
あかり「あかりは別にいいよぉ~」
楓「楓もお姉ちゃんがいいならいいの・・・」
向日葵「・・・ま、まあ二人がいいって言うなら・・・仕方なく泊めてあげますわ!」
櫻子「やっりぃー!」
櫻子「早速だけどお腹減った!晩御飯まだ?」
向日葵「あつかまし過ぎますわこの子・・・!」ギリギリ
向日葵「はぁ・・・じゃあ晩御飯作りますわね」
あかり「向日葵ちゃん!あかりも手伝うね!」
向日葵「え?いや、赤座さん今日はお客様ですし悪いですわよ」
あかり「いいよそんなの~」
向日葵「・・・じゃあお願いしようかしら」
櫻子「おお~さすが正義の味方アッカリーン!」
あかり「なにそれ!?」
楓「楓もお姉ちゃんがいいならいいの・・・」
向日葵「・・・ま、まあ二人がいいって言うなら・・・仕方なく泊めてあげますわ!」
櫻子「やっりぃー!」
櫻子「早速だけどお腹減った!晩御飯まだ?」
向日葵「あつかまし過ぎますわこの子・・・!」ギリギリ
向日葵「はぁ・・・じゃあ晩御飯作りますわね」
あかり「向日葵ちゃん!あかりも手伝うね!」
向日葵「え?いや、赤座さん今日はお客様ですし悪いですわよ」
あかり「いいよそんなの~」
向日葵「・・・じゃあお願いしようかしら」
櫻子「おお~さすが正義の味方アッカリーン!」
あかり「なにそれ!?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:09:45.94 ID:o4o5mLAb0
そのころ赤座家では・・・
あかね「さてと・・・今家には私一人・・・」
あかりのへや
あかね「えーっと今日はどれにしようかしら」ゴソゴソ
あかね「今日はくらげパンツにしましょう♪」
あかね「これがないと癒されないのよね」
あかね「それにこのくらげパンツはあかりのお気に入り・・・」
あかね「その分あかりに穿かれた回数が多い・・・つまり!より多くのあかりエネルギーを吸収できるってことなんだよ!」バーン
おまえら「な、なんだってー!!」
あかね「さてと・・・今家には私一人・・・」
あかりのへや
あかね「えーっと今日はどれにしようかしら」ゴソゴソ
あかね「今日はくらげパンツにしましょう♪」
あかね「これがないと癒されないのよね」
あかね「それにこのくらげパンツはあかりのお気に入り・・・」
あかね「その分あかりに穿かれた回数が多い・・・つまり!より多くのあかりエネルギーを吸収できるってことなんだよ!」バーン
おまえら「な、なんだってー!!」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:18:11.27 ID:o4o5mLAb0
ごちそうさまー
櫻子「おいしかったー!」ゴローン
向日葵「櫻子?食べてすぐ寝ると牛になりますわよ?」
櫻子「だまれうしちち!」
向日葵「っ!」イラッ
あかり「片付け、手伝うよ~」
楓「楓も~」
向日葵「二人ともいい子ですわね~」なでなで
あかり楓「えへへ・・・」
向日葵(妹が増えたみたいですわ)
櫻子「おいしかったー!」ゴローン
向日葵「櫻子?食べてすぐ寝ると牛になりますわよ?」
櫻子「だまれうしちち!」
向日葵「っ!」イラッ
あかり「片付け、手伝うよ~」
楓「楓も~」
向日葵「二人ともいい子ですわね~」なでなで
あかり楓「えへへ・・・」
向日葵(妹が増えたみたいですわ)
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:25:14.19 ID:o4o5mLAb0
櫻子「おーい、さっき借りてきたDVD見ようぜ!」
あかり「何のDVD借りてきたの?」
櫻子「怖いやつ!」
楓「え・・・?」
向日葵「ちょっと櫻子!?楓もいるんですから、ホラー系は・・・」
櫻子「だーいじょうぶだって!お姉ちゃんと一緒なら平気だろ?」
楓「うん・・・頑張るの・・・」
あかり「楓ちゃん大丈夫? あかりお姉さんがついてるからね!大丈夫だよ!」ズバーン
あかり「何のDVD借りてきたの?」
櫻子「怖いやつ!」
楓「え・・・?」
向日葵「ちょっと櫻子!?楓もいるんですから、ホラー系は・・・」
櫻子「だーいじょうぶだって!お姉ちゃんと一緒なら平気だろ?」
楓「うん・・・頑張るの・・・」
あかり「楓ちゃん大丈夫? あかりお姉さんがついてるからね!大丈夫だよ!」ズバーン
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:30:03.51 ID:o4o5mLAb0
DVD上映中・・・
ナレーション「この写真をみてほしい・・・」
櫻子「・・・」ワクワク
向日葵「・・・」ドキドキ
楓「・・・」ドキドキ
あかり(さっきはかっこいいとこ見せようとあんなこと言っちゃったけどこ、こわいよ~~~~っ!)ガクブル
ナレーション「なんとそこには!怨念の篭った女の顔が!」ドーン
あかり「きゃあああ!!」
さく楓ひま「!?」ビクッ
ナレーション「この写真をみてほしい・・・」
櫻子「・・・」ワクワク
向日葵「・・・」ドキドキ
楓「・・・」ドキドキ
あかり(さっきはかっこいいとこ見せようとあんなこと言っちゃったけどこ、こわいよ~~~~っ!)ガクブル
ナレーション「なんとそこには!怨念の篭った女の顔が!」ドーン
あかり「きゃあああ!!」
さく楓ひま「!?」ビクッ
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:36:16.92 ID:o4o5mLAb0
あかり「怖かったね・・・」
櫻子「あかりちゃんの声にびっくりしたよ!」
向日葵「そうですわね・・・ そういえば、楓は怖くありませんでしたの?」
楓「うん。怖くなかったの」
櫻子「楓のほうがしっかりしてるな!」
あかり「そんな!?」
櫻子「あかりちゃんの声にびっくりしたよ!」
向日葵「そうですわね・・・ そういえば、楓は怖くありませんでしたの?」
楓「うん。怖くなかったの」
櫻子「楓のほうがしっかりしてるな!」
あかり「そんな!?」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:41:06.32 ID:o4o5mLAb0
向日葵「そろそろお風呂入りましょうか」
櫻子「嫌味か!」プルーン
向日葵「なんでよっ!」ペシーン
櫻子「ひでぶっ」
櫻子「嫌味か!」プルーン
向日葵「なんでよっ!」ペシーン
櫻子「ひでぶっ」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:46:49.42 ID:o4o5mLAb0
楓「楓あかりお姉ちゃんと一緒に入るの」
向日葵「あら・・・赤座さん、いいかしら?」
あかり「あかりは全然いいよ~」
向日葵「よかったわね。楓」
楓「うんっ!えへへ」
櫻子「なーんか今日一日ですごい仲良くなってるねーあの二人」
向日葵「そうですわねー似たものどうしですし、波長が合うのかしら?」
楓「お風呂へごー♪」トテトテ
あかり「ごー♪」あっかりあっかり
向日葵「あら・・・赤座さん、いいかしら?」
あかり「あかりは全然いいよ~」
向日葵「よかったわね。楓」
楓「うんっ!えへへ」
櫻子「なーんか今日一日ですごい仲良くなってるねーあの二人」
向日葵「そうですわねー似たものどうしですし、波長が合うのかしら?」
楓「お風呂へごー♪」トテトテ
あかり「ごー♪」あっかりあっかり
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:51:53.53 ID:o4o5mLAb0
少女入浴中・・・
あかり「楓ちゃん髪サラサラだねぇ~向日葵ちゃんに似たんだね」わっしゃわっしゃ
楓「えへへ・・・」
楓「あかりお姉ちゃんお背中流してあげるの」
あかり「いいの?楓ちゃんありがと~」
ごしごし
楓「あかりお姉ちゃんお肌スベスベだねっ」
あかり「えへへ・・・ありがと~」
あかり「楓ちゃん髪サラサラだねぇ~向日葵ちゃんに似たんだね」わっしゃわっしゃ
楓「えへへ・・・」
楓「あかりお姉ちゃんお背中流してあげるの」
あかり「いいの?楓ちゃんありがと~」
ごしごし
楓「あかりお姉ちゃんお肌スベスベだねっ」
あかり「えへへ・・・ありがと~」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:56:58.75 ID:o4o5mLAb0
キャッキャウフフ
向日葵「楽しそうですわね・・・」
櫻子「向日葵は一人で入れよっ!」
向日葵「なっ・・・!あ、当たり前ですわ!」
櫻子「あと>>65はこっちくんなよ!」
向日葵「楽しそうですわね・・・」
櫻子「向日葵は一人で入れよっ!」
向日葵「なっ・・・!あ、当たり前ですわ!」
櫻子「あと>>65はこっちくんなよ!」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:03:20.04 ID:o4o5mLAb0
楓「あかりお姉ちゃんは櫻子おねえちゃんよりおっぱいあるの」モミ
あかり「ひゃん!?」
楓「櫻子お姉ちゃんはぺったんこだけど・・・あかりお姉ちゃんは少しふくらみが・・・」フニフニ
あかり「あっ・・・やあっ!楓ちゃん・・・さわったらだめだよぉ~///」
あかり「ひゃん!?」
楓「櫻子お姉ちゃんはぺったんこだけど・・・あかりお姉ちゃんは少しふくらみが・・・」フニフニ
あかり「あっ・・・やあっ!楓ちゃん・・・さわったらだめだよぉ~///」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:08:19.41 ID:o4o5mLAb0
あかり「向日葵ちゃーん上がったよ~///」
向日葵「けっこう長風呂でしたわね?」
あかり「のぼせちゃったよぉ・・・///」
向日葵「けっこう長風呂でしたわね?」
あかり「のぼせちゃったよぉ・・・///」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:13:11.06 ID:o4o5mLAb0
21時すぎ!
楓「うとうと・・・」
向日葵「そろそろ寝る時間ね」
櫻子「夜はまだまだながいぞ!」
向日葵「楓はまだ6歳でしてよ!」
櫻子「あ、あかりちゃんもだ・・・」
あかり「うとうと・・・ハッ!」
「あかり、まだ大丈夫だよぉ~」
楓「うとうと・・・」
向日葵「そろそろ寝る時間ね」
櫻子「夜はまだまだながいぞ!」
向日葵「楓はまだ6歳でしてよ!」
櫻子「あ、あかりちゃんもだ・・・」
あかり「うとうと・・・ハッ!」
「あかり、まだ大丈夫だよぉ~」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:18:16.63 ID:o4o5mLAb0
向日葵「無理しなくても・・・」
あかり「ううん。あかり、向日葵ちゃんのお家泊まれてすごく嬉しいし、楽しいから・・・まだ起きていたいんだぁ」
向日葵「赤座さん・・・」
楓「楓も・・・まだお姉ちゃんたちと遊びたいの・・・」
向日葵「楓・・・全く、しょうがないですわね・・・」
櫻子「よっしゃーババぬきでもしようぜー!」ウキウキ
楓「わーい」
あかり「ううん。あかり、向日葵ちゃんのお家泊まれてすごく嬉しいし、楽しいから・・・まだ起きていたいんだぁ」
向日葵「赤座さん・・・」
楓「楓も・・・まだお姉ちゃんたちと遊びたいの・・・」
向日葵「楓・・・全く、しょうがないですわね・・・」
櫻子「よっしゃーババぬきでもしようぜー!」ウキウキ
楓「わーい」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:23:29.94 ID:o4o5mLAb0
櫻子「あっがりぃー!」
あかり「また負けたっ!?」
向日葵「赤座さん表情に出すぎですわ・・・」
「・・・あら?」
楓「すぅ・・・すぅ・・・」
あかり「寝ちゃってるねぇ~」
櫻子「さすがにもう限界だったか~」
向日葵「もう大分遅い時間ですからね」
あかり「ふぁ~・・・あかりももう寝るね・・・」
向日葵「じゃあそろそろ寝ましょうか」
櫻子「えーっ!?もうちょっと遊ぼうぜー!」
向日葵「やかましい」ゴンッ
櫻子「ごめんなさいっ」
あかり「また負けたっ!?」
向日葵「赤座さん表情に出すぎですわ・・・」
「・・・あら?」
楓「すぅ・・・すぅ・・・」
あかり「寝ちゃってるねぇ~」
櫻子「さすがにもう限界だったか~」
向日葵「もう大分遅い時間ですからね」
あかり「ふぁ~・・・あかりももう寝るね・・・」
向日葵「じゃあそろそろ寝ましょうか」
櫻子「えーっ!?もうちょっと遊ぼうぜー!」
向日葵「やかましい」ゴンッ
櫻子「ごめんなさいっ」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:28:48.78 ID:o4o5mLAb0
朝チュンチュン!
あかり「おはよぉ~」
楓「おはようなの」
あかり「二人はまだ起きてないんだね」
楓「お姉ちゃんは寝起き悪いの『てーけつあつ』ってやつなの」
あかり「へぇ~そうなんだ~ あかり、朝ごはん用意するね~」
楓「あかりお姉ちゃんっ」
あかり「どうしたの?」
楓「あのね・・・あのね・・・ 楓、あかりお姉ちゃんとお散歩に行きたいのっ」
あかり「二人で?」
楓「うんっ」
あかり「じゃあご飯食べたら行こうねっ」
楓「うんっ!」
あかり「おはよぉ~」
楓「おはようなの」
あかり「二人はまだ起きてないんだね」
楓「お姉ちゃんは寝起き悪いの『てーけつあつ』ってやつなの」
あかり「へぇ~そうなんだ~ あかり、朝ごはん用意するね~」
楓「あかりお姉ちゃんっ」
あかり「どうしたの?」
楓「あのね・・・あのね・・・ 楓、あかりお姉ちゃんとお散歩に行きたいのっ」
あかり「二人で?」
楓「うんっ」
あかり「じゃあご飯食べたら行こうねっ」
楓「うんっ!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:33:43.93 ID:o4o5mLAb0
楓あかり「いってきまーす」
楓「お姉ちゃんたちまだ寝てたね~」
あかり「う~ん・・・二人だけ夜更かししてたのかもね~」
「あかりがいつもお散歩してる公園に行こっか!」
楓「はーい」
楓「お姉ちゃんたちまだ寝てたね~」
あかり「う~ん・・・二人だけ夜更かししてたのかもね~」
「あかりがいつもお散歩してる公園に行こっか!」
楓「はーい」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:38:37.17 ID:o4o5mLAb0
少女移動中・・・
あかり「えへへ、ここだよぉ」
楓「わー・・・ハトさんがいる!」
あかり「たまにエサあげたりするんだよ~」
楓「楓もエサあげたいなあ・・・」
あかり「ちょっと待ってね・・・」ごそごそ
「はいっ」つクッキー
楓「わあ~ありがとうあかりお姉ちゃん!」
あかり「えへへ・・・喜んでもらえて嬉しいよ~」
あかり「えへへ、ここだよぉ」
楓「わー・・・ハトさんがいる!」
あかり「たまにエサあげたりするんだよ~」
楓「楓もエサあげたいなあ・・・」
あかり「ちょっと待ってね・・・」ごそごそ
「はいっ」つクッキー
楓「わあ~ありがとうあかりお姉ちゃん!」
あかり「えへへ・・・喜んでもらえて嬉しいよ~」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:43:45.71 ID:o4o5mLAb0
くるっくー
あかり「あかり、のどかわいちゃった。楓ちゃんも何か飲む?」
楓「いいの?・・・じゃあ、プカリがいいのっ」
あかり「プカリね・・・」ガシャン
「はいどうぞっ」
楓「ありがとうっ・・えへへ」クピクピ
あかり「えーっとあかりは・・・ファンチグレープにしようっと」ピッ
ガシャン!
あかり「あ、あれ?ブラックコーヒー?」
あかり「あかり、のどかわいちゃった。楓ちゃんも何か飲む?」
楓「いいの?・・・じゃあ、プカリがいいのっ」
あかり「プカリね・・・」ガシャン
「はいどうぞっ」
楓「ありがとうっ・・えへへ」クピクピ
あかり「えーっとあかりは・・・ファンチグレープにしようっと」ピッ
ガシャン!
あかり「あ、あれ?ブラックコーヒー?」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:48:42.06 ID:o4o5mLAb0
楓「あかりお姉ちゃんコーヒー飲むの?大人なの・・・」
あかり「えっ?・・・やっぱりコーヒーはブラックに限るよねぇ~あはは・・・」
楓「すごーい!」
ゴクゴク
あかり「ゲッホゲホゲホォ!」
楓「!?」
「・・・大丈夫?」
あかり「う・・・うん・・・ごめんね・・・」ケホケホ
楓「げ、元気だして・・・」ポンポン
あかり「えっ?・・・やっぱりコーヒーはブラックに限るよねぇ~あはは・・・」
楓「すごーい!」
ゴクゴク
あかり「ゲッホゲホゲホォ!」
楓「!?」
「・・・大丈夫?」
あかり「う・・・うん・・・ごめんね・・・」ケホケホ
楓「げ、元気だして・・・」ポンポン
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:53:31.46 ID:o4o5mLAb0
ちなつ「あれ?あかりちゃん?」
あかり「あっちなつちゃん!」
ちなつ「何してるの?」
あかり「お散歩だよ」
ちなつ「その子は?」
あかり「向日葵ちゃんの妹で楓ちゃんっていうんだよ~」
ちなつ「へぇ~・・・よろしくねっ楓ちゃん!」キャルーン
楓「よろしくなの・・・」
ちなつ「さっそくだけど、私もう行くね?お買い物の途中なんだっ」
あかり「わかったよ~またね~」ふりふり
楓「あのお姉ちゃん、ちょっと怖いの・・・」
あかり「そお?」
「楓ちゃん。そろそろ戻ろうか~」
あかり「あっちなつちゃん!」
ちなつ「何してるの?」
あかり「お散歩だよ」
ちなつ「その子は?」
あかり「向日葵ちゃんの妹で楓ちゃんっていうんだよ~」
ちなつ「へぇ~・・・よろしくねっ楓ちゃん!」キャルーン
楓「よろしくなの・・・」
ちなつ「さっそくだけど、私もう行くね?お買い物の途中なんだっ」
あかり「わかったよ~またね~」ふりふり
楓「あのお姉ちゃん、ちょっと怖いの・・・」
あかり「そお?」
「楓ちゃん。そろそろ戻ろうか~」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 23:58:32.78 ID:o4o5mLAb0
楓「ただいまなのー」
あかり「ただいま~」
向日葵「おかえりなさい どこに行ってらしたの?」
楓「公園にお散歩なの」
向日葵「そう・・・楽しかった?」
楓「うんっ!」
向日葵「よかったわね」
あかり「ただいま~」
向日葵「おかえりなさい どこに行ってらしたの?」
楓「公園にお散歩なの」
向日葵「そう・・・楽しかった?」
楓「うんっ!」
向日葵「よかったわね」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 00:03:40.78 ID:xtRXAK0v0
カァーカァー
あかり「あっ・・・あかり、そろそろ帰らなくちゃ」
楓「えっ・・・」
向日葵「もうそんな時間なのね」
櫻子「楽しい時間は過ぎるのが早いね!」
楓「帰ってほしくないの・・・」
あかり「楓ちゃん・・・」
向日葵「楓・・・」
あかり「あっ・・・あかり、そろそろ帰らなくちゃ」
楓「えっ・・・」
向日葵「もうそんな時間なのね」
櫻子「楽しい時間は過ぎるのが早いね!」
楓「帰ってほしくないの・・・」
あかり「楓ちゃん・・・」
向日葵「楓・・・」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 00:09:53.10 ID:xtRXAK0v0
あかり「楓ちゃん。あかりもお別れは寂しいけど・・・また遊びにくるから、今日はバイバイしようねっ」
楓「あかりお姉ちゃん・・・」
あかり「約束するよ~」
楓「・・・うん」
ゆびきりげんまんウソついたら針千本の~ます!ゆびきった!
あかり「えへへ・・・またね!楓ちゃん!」
楓「約束ねっ・・・きっとだよ!」
あかり「もちろんだよ~」
楓「あかりお姉ちゃん!また遊ぼうね!」
あかり「うんっ!」
おしまい
楓「あかりお姉ちゃん・・・」
あかり「約束するよ~」
楓「・・・うん」
ゆびきりげんまんウソついたら針千本の~ます!ゆびきった!
あかり「えへへ・・・またね!楓ちゃん!」
楓「約束ねっ・・・きっとだよ!」
あかり「もちろんだよ~」
楓「あかりお姉ちゃん!また遊ぼうね!」
あかり「うんっ!」
おしまい
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 00:10:34.11 ID:V9nKaps50
乙
ほのぼの
ほのぼの
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 00:14:53.50 ID:xtRXAK0v0
終わりです 支援&保守ありがとうございます
日付変わる前に終わらせたかったけど無理だったぜちくしょー
楓ちゃんは動かすのが難しいですね・・・
前に赤座あかりスレでネタを提供してもらい、それであか楓を書きました
櫻子「最後に私が空気とはどういうことだっ!」
向日葵「あなたはメインじゃないからですわ」
日付変わる前に終わらせたかったけど無理だったぜちくしょー
楓ちゃんは動かすのが難しいですね・・・
前に赤座あかりスレでネタを提供してもらい、それであか楓を書きました
櫻子「最後に私が空気とはどういうことだっ!」
向日葵「あなたはメインじゃないからですわ」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 00:15:37.38 ID:vKEy08rC0
乙
チーナェ・・・
チーナェ・・・
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 00:15:54.92 ID:RUcm0HzO0
乙乙
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 00:17:10.63 ID:PZR+i0QR0
乙!
癒された
癒された
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 00:24:24.14 ID:D/nx64Vf0
超乙
あかりスレであか楓が読みたいって書き込んでよかったわ
あかりスレであか楓が読みたいって書き込んでよかったわ
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 00:28:05.02 ID:xtRXAK0v0
>>99
いつぞやの方ですか
ネタ提供ありがとうございました!
いつぞやの方ですか
ネタ提供ありがとうございました!
掲載元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329735837/
Entry ⇒ 2014.08.31 | Category ⇒ ゆるゆり | Comments (0)
にこ「とりとめのない話」
1: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 20:02:57.70 ID:ELV3I/5XO
にこ「にっこにっこにー」
にこ「って海未だけなのね」
海未「こんにちは、にこ」
にこ「何やってんの?」
海未「思いついた詩をまとめているんです」
にこ「見てていい?」
海未「ダメです」
にこ「なんでよ」
海未「恥ずかしいですから」
にこ「そう…」
海未「そうです」
にこ「って海未だけなのね」
海未「こんにちは、にこ」
にこ「何やってんの?」
海未「思いついた詩をまとめているんです」
にこ「見てていい?」
海未「ダメです」
にこ「なんでよ」
海未「恥ずかしいですから」
にこ「そう…」
海未「そうです」
2: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 20:07:31.88 ID:ELV3I/5XO
にこ「そこだっ!」
海未「覗きこもうとしないでください!」
にこ「ちぇー、残念」
海未「完成するまで我慢してくださいよ」
にこ「わかったわよ…」
海未「ところでにこは何をしに来たんですか?」
にこ「勉強よ」
海未「…は?」
にこ「勉強」
海未「もう一度お願いします」
にこ「勉強って言ってるでしょ!」
海未「にこが…、勉強!?」
にこ「そんな顔で見ないでくれる?」
海未「すみません」
海未「覗きこもうとしないでください!」
にこ「ちぇー、残念」
海未「完成するまで我慢してくださいよ」
にこ「わかったわよ…」
海未「ところでにこは何をしに来たんですか?」
にこ「勉強よ」
海未「…は?」
にこ「勉強」
海未「もう一度お願いします」
にこ「勉強って言ってるでしょ!」
海未「にこが…、勉強!?」
にこ「そんな顔で見ないでくれる?」
海未「すみません」
3: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 20:12:14.07 ID:ELV3I/5XO
にこ「私だって勉強くらいするわよ」
海未「だったら何故赤点を取るのですか?」
にこ「それは…今まで勉強したことなかったから」
海未「やっぱりしたことないんじゃないですか」
にこ「ぐっ…。でもこれからはしっかりやるわ」
海未「それはいいことです」
海未「ですが、どういう風の吹き回しですか?」
にこ「私が勉強しちゃいけないっていうの?」
海未「そんなことはありませんが、気になって」
にこ「誰にも言わない?」
海未「ええ、言いませんよ」
にこ「…あいつらに置いていかれたくないの」
海未「だったら何故赤点を取るのですか?」
にこ「それは…今まで勉強したことなかったから」
海未「やっぱりしたことないんじゃないですか」
にこ「ぐっ…。でもこれからはしっかりやるわ」
海未「それはいいことです」
海未「ですが、どういう風の吹き回しですか?」
にこ「私が勉強しちゃいけないっていうの?」
海未「そんなことはありませんが、気になって」
にこ「誰にも言わない?」
海未「ええ、言いませんよ」
にこ「…あいつらに置いていかれたくないの」
4: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 20:19:30.39 ID:ELV3I/5XO
海未「希と絵里ですか」
にこ「そう」
海未「置いていくも何も、そんなつもりはないと思いますが」
にこ「なんていうか、迷惑かけたくないのよ」
海未「迷惑、ですか?」
にこ「私が勉強できないからって、希と絵里は私の勉強を見てくれるでしょう?」
海未「そうですね」
にこ「だけどその最中にふざけちゃって、手を止めるの」
にこ「せっかく私のために時間を割いてくれてるのに」
にこ「二人ともそれを咎めるだけで怒らないの」
海未「二人は優しいですからね」
にこ「そんな自分が情けなく思えて」
海未「にこ…」
にこ「そう」
海未「置いていくも何も、そんなつもりはないと思いますが」
にこ「なんていうか、迷惑かけたくないのよ」
海未「迷惑、ですか?」
にこ「私が勉強できないからって、希と絵里は私の勉強を見てくれるでしょう?」
海未「そうですね」
にこ「だけどその最中にふざけちゃって、手を止めるの」
にこ「せっかく私のために時間を割いてくれてるのに」
にこ「二人ともそれを咎めるだけで怒らないの」
海未「二人は優しいですからね」
にこ「そんな自分が情けなく思えて」
海未「にこ…」
5: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 20:25:07.92 ID:ELV3I/5XO
にこ「それだけよ」
海未「にこは立派なのですね」
にこ「立派なんかじゃないわ」
海未「気づくことはできても、なかなか行動に移すことはできませんから」
海未「だからにこは立派ですよ」
にこ「…褒めても何も出ないわよ」
海未「本心ですから」
にこ「あーあ、らしくもなく真面目になっちゃったわ」
海未「たまにはいいじゃないですか」
にこ「アイドルはみんなの前では常に笑顔でいなきゃいけないのよ」
海未「…」ナデナデ
にこ「ちょっ、撫でないでよぉ!!」
海未「にこは立派なのですね」
にこ「立派なんかじゃないわ」
海未「気づくことはできても、なかなか行動に移すことはできませんから」
海未「だからにこは立派ですよ」
にこ「…褒めても何も出ないわよ」
海未「本心ですから」
にこ「あーあ、らしくもなく真面目になっちゃったわ」
海未「たまにはいいじゃないですか」
にこ「アイドルはみんなの前では常に笑顔でいなきゃいけないのよ」
海未「…」ナデナデ
にこ「ちょっ、撫でないでよぉ!!」
6: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 20:30:15.01 ID:ELV3I/5XO
海未「たまには良いじゃないですか」
にこ「普通先輩を撫でる?」
海未「違います、そっちじゃありません」
にこ「じゃあなによ?」
海未「たまには笑顔じゃなくてもいいじゃないですか」
にこ「ダメよ、にこはアイドル」
海未「アイドルだって人間です」
海未「泣いたり、悩んだりすることもあります」
海未「それでいいじゃないですか」
にこ「けどそんなの、きっとファンは望んでないわ」
海未「かもしれないですね」
海未「けど、私たちは仲間です」
にこ「普通先輩を撫でる?」
海未「違います、そっちじゃありません」
にこ「じゃあなによ?」
海未「たまには笑顔じゃなくてもいいじゃないですか」
にこ「ダメよ、にこはアイドル」
海未「アイドルだって人間です」
海未「泣いたり、悩んだりすることもあります」
海未「それでいいじゃないですか」
にこ「けどそんなの、きっとファンは望んでないわ」
海未「かもしれないですね」
海未「けど、私たちは仲間です」
7: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 20:34:25.46 ID:ELV3I/5XO
にこ「海未…」
海未「だから、もっと頼ってください」
海未「だから、もっと弱いところを見せてください」
海未「私たちは頼りないですか?」
にこ「ううん、そんなことない…」
海未「ふふっ、分かればいいんです」
海未「さぁ、いつまでそんな顔してるんですか?」
にこ「はぁ!?あんたが頼れって!」
海未「あ、ファンの方ですよ」
にこ「にっこにっこにー♪」
にこ「って誰もいないじゃない!!」
海未「やっぱりにこは明るい表情の方が似合いますよ」
にこ「海未…、ありがと」
海未「いえいえ、お気になさらずに」
海未「だから、もっと頼ってください」
海未「だから、もっと弱いところを見せてください」
海未「私たちは頼りないですか?」
にこ「ううん、そんなことない…」
海未「ふふっ、分かればいいんです」
海未「さぁ、いつまでそんな顔してるんですか?」
にこ「はぁ!?あんたが頼れって!」
海未「あ、ファンの方ですよ」
にこ「にっこにっこにー♪」
にこ「って誰もいないじゃない!!」
海未「やっぱりにこは明るい表情の方が似合いますよ」
にこ「海未…、ありがと」
海未「いえいえ、お気になさらずに」
8: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 20:39:42.83 ID:ELV3I/5XO
にこ「海未はなんとなくお姉ちゃんっぽいわよね」
海未「そうでしょうか」
にこ「きっと穂乃果のせいね」
海未「ふふっ、そうですね」
にこ「手間のかかる妹って感じ?」
海未「だけどやるときはやる、立派な妹です」
にこ「結局妹なのね」
海未「冗談ですよ」
にこ「海未は一人っ子なんだっけ」
海未「いえ、姉がいますよ」
にこ「初耳ね」
海未「私が小さい頃に嫁いでいきましたから」
海未「だから一人っ子みたいなものですよ」
にこ「あまり妹って感じがしないわね」
海未「よく言われます」
海未「そうでしょうか」
にこ「きっと穂乃果のせいね」
海未「ふふっ、そうですね」
にこ「手間のかかる妹って感じ?」
海未「だけどやるときはやる、立派な妹です」
にこ「結局妹なのね」
海未「冗談ですよ」
にこ「海未は一人っ子なんだっけ」
海未「いえ、姉がいますよ」
にこ「初耳ね」
海未「私が小さい頃に嫁いでいきましたから」
海未「だから一人っ子みたいなものですよ」
にこ「あまり妹って感じがしないわね」
海未「よく言われます」
9: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 20:46:06.41 ID:ELV3I/5XO
海未「にこは長女なんですよね」
にこ「そうよ。お姉ちゃんっぽいでしょ」
海未「どうでしょう」
にこ「なによ、それ」
海未「希や凛にからかわれてますし」
海未「他の三年生と比べると…」
にこ「小さくて悪かったわね!」
海未「まだ何も言ってないですが」
にこ「言わんとしてることはなんとなくわかるわよ」
海未「それでも、頼りになる先輩ですよ」
海未「きっと誰よりも大人なんでしょうね、にこは」
にこ「ふふ、でしょー♪」
海未「そういうところがなければ、ですけどね」
にこ「そうよ。お姉ちゃんっぽいでしょ」
海未「どうでしょう」
にこ「なによ、それ」
海未「希や凛にからかわれてますし」
海未「他の三年生と比べると…」
にこ「小さくて悪かったわね!」
海未「まだ何も言ってないですが」
にこ「言わんとしてることはなんとなくわかるわよ」
海未「それでも、頼りになる先輩ですよ」
海未「きっと誰よりも大人なんでしょうね、にこは」
にこ「ふふ、でしょー♪」
海未「そういうところがなければ、ですけどね」
11: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 20:53:34.56 ID:ELV3I/5XO
にこ「重い雰囲気って好きじゃないのよね」
海未「そうですね、せっかく二人きりなのですから」
にこ「そういえば海未と二人きりって珍しいかも」
海未「初めてかもしれないですね」
にこ「大人っぽいイメージあったけど、割とお茶目なのね」
海未「話してみないとわからないものですよね」
にこ「ちなみに私はどうだった?」
海未「見た目通りです」
にこ「…喧嘩売ってる?」
海未「冗談です」
にこ「…なんとなくあんたのことがわかってきたわ」
海未「それは良かったです」
海未「そうですね、せっかく二人きりなのですから」
にこ「そういえば海未と二人きりって珍しいかも」
海未「初めてかもしれないですね」
にこ「大人っぽいイメージあったけど、割とお茶目なのね」
海未「話してみないとわからないものですよね」
にこ「ちなみに私はどうだった?」
海未「見た目通りです」
にこ「…喧嘩売ってる?」
海未「冗談です」
にこ「…なんとなくあんたのことがわかってきたわ」
海未「それは良かったです」
13: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 21:00:42.23 ID:ELV3I/5XO
にこ「あんたも肩肘張らずにたまには甘えなさいよ」
海未「別に肩肘張っているつもりはありませんが」
にこ「けど毎日練習やお稽古で疲れてるでしょ?」
海未「それは、そうですが…」
にこ「泣き言くらいなら聞いてあげられるから」
海未「しかし、愚痴を零すのは心身の弱さを…」
海未「いえ、お言葉に甘えさせていただきます」
にこ「それでいいのよ」
海未「何故姉ではなく私が、と思ったことが何度か」
にこ「μ ’sに入ったのは海未の意思でも、家出のお稽古は海未の望んだことじゃないものね…」
海未「別に肩肘張っているつもりはありませんが」
にこ「けど毎日練習やお稽古で疲れてるでしょ?」
海未「それは、そうですが…」
にこ「泣き言くらいなら聞いてあげられるから」
海未「しかし、愚痴を零すのは心身の弱さを…」
海未「いえ、お言葉に甘えさせていただきます」
にこ「それでいいのよ」
海未「何故姉ではなく私が、と思ったことが何度か」
にこ「μ ’sに入ったのは海未の意思でも、家出のお稽古は海未の望んだことじゃないものね…」
15: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 21:10:59.16 ID:ELV3I/5XO
海未「ええ、昔は姉のことを憎んだりもしました」
海未「ですが今では、姉に感謝しているんです」
にこ「どうして?」
海未「きっとそのおかげで、私はここにいるんです」
海未「素敵な幼馴染が二人もいて」
海未「μ ’sを結成して」
海未「素敵な仲間と出会えて」
海未「ひとつの道をみんなで走って」
海未「だから、これで良かったんです」
にこ「海未ぃ…」ギュッ
海未「にこ、泣かないでくださいよ」
にこ「私も、海未たちと出会えて良かった…」
海未「…」ギュッ
海未「ですが今では、姉に感謝しているんです」
にこ「どうして?」
海未「きっとそのおかげで、私はここにいるんです」
海未「素敵な幼馴染が二人もいて」
海未「μ ’sを結成して」
海未「素敵な仲間と出会えて」
海未「ひとつの道をみんなで走って」
海未「だから、これで良かったんです」
にこ「海未ぃ…」ギュッ
海未「にこ、泣かないでくださいよ」
にこ「私も、海未たちと出会えて良かった…」
海未「…」ギュッ
16: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 21:16:08.95 ID:ELV3I/5XO
にこ「あんたたちがいなかったら…、きっと私は諦めてた」
海未「ですが部活動は続けていたんですよね?」
にこ「形だけはね…」
にこ「きっと、心のどこかでは諦めてたんだと思う」
にこ「喜びも悲しみも、分かち合える仲間がいないのはこんなにつらいことなのかって」
にこ「そう思ってた」
にこ「希には、悪いけどね…」
にこ「だけど、続けてて良かった」
にこ「こんなに素敵な仲間と巡り会えたんだもの…」
にこ「海未、ありがとう…」
海未「…みーんな、にこのことが大好きですよ」
にこ「…知ってる」
海未「ですが部活動は続けていたんですよね?」
にこ「形だけはね…」
にこ「きっと、心のどこかでは諦めてたんだと思う」
にこ「喜びも悲しみも、分かち合える仲間がいないのはこんなにつらいことなのかって」
にこ「そう思ってた」
にこ「希には、悪いけどね…」
にこ「だけど、続けてて良かった」
にこ「こんなに素敵な仲間と巡り会えたんだもの…」
にこ「海未、ありがとう…」
海未「…みーんな、にこのことが大好きですよ」
にこ「…知ってる」
17: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 21:26:37.66 ID:ELV3I/5XO
海未「やっと本心を見せてくれましたね」
にこ「…あっ!」
海未「ふふっ、頼ってくれて嬉しかったですよ」
にこ「まったく、あんたには叶わないわね…」
海未「私も弱音を吐かせてもらいましたから」
にこ「あれで弱音なの?」
海未「心配事なんて、穂乃果を見ていたら吹っ飛んでしまいますから」
にこ「穂乃果の存在は大きいわね」
海未「穂乃果がいるからこうなれたんですよ、きっと」
にこ「穂乃果に伝えてあげたら喜ぶんじゃない?」
海未「恥ずかしいので嫌です」
海未「けど、きっといつかは」
にこ「…あっ!」
海未「ふふっ、頼ってくれて嬉しかったですよ」
にこ「まったく、あんたには叶わないわね…」
海未「私も弱音を吐かせてもらいましたから」
にこ「あれで弱音なの?」
海未「心配事なんて、穂乃果を見ていたら吹っ飛んでしまいますから」
にこ「穂乃果の存在は大きいわね」
海未「穂乃果がいるからこうなれたんですよ、きっと」
にこ「穂乃果に伝えてあげたら喜ぶんじゃない?」
海未「恥ずかしいので嫌です」
海未「けど、きっといつかは」
18: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 21:36:29.73 ID:ELV3I/5XO
にこ「私もいずれはそうなれるように頑張らなきゃね」
海未「にこは全世界の心の支えにならなくてはいけないですから」
海未「道は長いですよ」
にこ「だけどきっと諦められずに頑張れるわよ」
にこ「だってこんなに素敵な仲間がいるんだもの」
海未「ふふっ、そうですよね」
にこ「まずは余裕ぶってるそこの海未ちゃんから虜にしちゃおうかしら?」
海未「もうなってますよ?」
にこ「!?」ドキッ
海未「にこは全世界の心の支えにならなくてはいけないですから」
海未「道は長いですよ」
にこ「だけどきっと諦められずに頑張れるわよ」
にこ「だってこんなに素敵な仲間がいるんだもの」
海未「ふふっ、そうですよね」
にこ「まずは余裕ぶってるそこの海未ちゃんから虜にしちゃおうかしら?」
海未「もうなってますよ?」
にこ「!?」ドキッ
19: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 21:47:04.11 ID:ELV3I/5XO
にこ「うっ、うぅ…」
海未「私に勝とうなんてにこには早いですよ♪」
にこ「はぁ、あんたには勝てる気がしないわよ…」
海未「それよりにこ、勉強しなくていいんですか?」
にこ「ああ、そう言えばそうね…」
海未「分からないところがあったら聞いてくださいね」
にこ「3年生の勉強なんてわかるの?」
海未「今のは決まり文句みたいなものですよ」
にこ「つまりわからないのね…」
にこ「どうしようかしら…」
海未「わからないなら絵里や希に頼りましょう」
にこ「それだけは嫌よ」
海未「なら自力で頑張って、絵里や希を驚かせるしかないですね?」
にこ「よぉーし、やってやろうじゃない!!」
海未「そのイキですよ、にこ!」
海未「私に勝とうなんてにこには早いですよ♪」
にこ「はぁ、あんたには勝てる気がしないわよ…」
海未「それよりにこ、勉強しなくていいんですか?」
にこ「ああ、そう言えばそうね…」
海未「分からないところがあったら聞いてくださいね」
にこ「3年生の勉強なんてわかるの?」
海未「今のは決まり文句みたいなものですよ」
にこ「つまりわからないのね…」
にこ「どうしようかしら…」
海未「わからないなら絵里や希に頼りましょう」
にこ「それだけは嫌よ」
海未「なら自力で頑張って、絵里や希を驚かせるしかないですね?」
にこ「よぉーし、やってやろうじゃない!!」
海未「そのイキですよ、にこ!」
20: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 21:55:51.10 ID:ELV3I/5XO
『最終下校時刻となりました』
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
にこ「あー…」
海未「知らない間にだいぶ話し込んでいたんですね」
にこ「せっかくやる気だったのになぁ」
海未「そのやる気は今日だけですか?」
にこ「まさか!これから毎日バリバリ勉強して次のテストでは1位を取ってやるわ!」
海未「今の1位は絵里でしたっけ?」
にこ「やっぱり50位以内…」
海未「ダメですよ、約束しましたからね」
にこ「うぅ、わかったわよ!やってやろうじゃないの!!」
海未「ふふっ、応援してますから」
にこ「さっ、それじゃあ帰りましょうか!」
海未「ええ、先輩♪」
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
にこ「あー…」
海未「知らない間にだいぶ話し込んでいたんですね」
にこ「せっかくやる気だったのになぁ」
海未「そのやる気は今日だけですか?」
にこ「まさか!これから毎日バリバリ勉強して次のテストでは1位を取ってやるわ!」
海未「今の1位は絵里でしたっけ?」
にこ「やっぱり50位以内…」
海未「ダメですよ、約束しましたからね」
にこ「うぅ、わかったわよ!やってやろうじゃないの!!」
海未「ふふっ、応援してますから」
にこ「さっ、それじゃあ帰りましょうか!」
海未「ええ、先輩♪」
21: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/23(水) 22:00:30.56 ID:ELV3I/5XO
というわけでうみにこ篇は終わりです。
スレタイはにこですが、珍しいかもしれない組み合わせのとりとめのない話を書いていきます。
スレタイはにこですが、珍しいかもしれない組み合わせのとりとめのない話を書いていきます。
29: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 20:02:22.19 ID:FJLvBOZEO
それでは始めたいと思います。
今回はのんぱなです。
今回はのんぱなです。
31: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 20:16:06.65 ID:FJLvBOZEO
花陽「希ちゃん?」
希「おっ、花陽ちゃん。いらっしゃいー」
花陽「こんにちはー」
希「もうちょっとで終わるから待ってな」
花陽「あ、用があってここに来たわけじゃないから急がなくても大丈夫だよ?」
希「けどせっかく二人きりなんやから、カード広げっぱなしってのも悪いやろ?」
花陽「そんなことないよぉ」
希「まぁまぁ、うちがそう思ってるだけやから」
花陽「…今希ちゃんは何を占ってるの?」
希「次のテストの答え!」
花陽「えっ、ええぇ!?そんなのダメだよぉ!」
希「なーんて、嘘よ♪」
希「おっ、花陽ちゃん。いらっしゃいー」
花陽「こんにちはー」
希「もうちょっとで終わるから待ってな」
花陽「あ、用があってここに来たわけじゃないから急がなくても大丈夫だよ?」
希「けどせっかく二人きりなんやから、カード広げっぱなしってのも悪いやろ?」
花陽「そんなことないよぉ」
希「まぁまぁ、うちがそう思ってるだけやから」
花陽「…今希ちゃんは何を占ってるの?」
希「次のテストの答え!」
花陽「えっ、ええぇ!?そんなのダメだよぉ!」
希「なーんて、嘘よ♪」
32: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 20:23:08.72 ID:FJLvBOZEO
花陽「ううっ、びっくりしちゃったよぉ…」
希「でも実は『希ちゃんならやりかねないかも』って思ってたりしてー?」
花陽「ごっ、ごめんなさい…」
希「って本当に思ってたん?」
花陽「違うの!その、そういうことできたら便利だなーって思っただけで!!」
希「あはは、そんなに焦らんくてもいいやん」
花陽「あの、本当に思ってないからね!?」
希「そんなことでうちは怒らんよー」
花陽「だから違うんだってばぁ…」
希「あー、ごめんごめん。ちょっと意地悪しすぎちゃったかなぁ」
花陽「許さないよ…」
希「でもそれはー?」
花陽「うふふっ、嘘だよ♪」
希「あははっ、やっぱりなぁ」
希「でも実は『希ちゃんならやりかねないかも』って思ってたりしてー?」
花陽「ごっ、ごめんなさい…」
希「って本当に思ってたん?」
花陽「違うの!その、そういうことできたら便利だなーって思っただけで!!」
希「あはは、そんなに焦らんくてもいいやん」
花陽「あの、本当に思ってないからね!?」
希「そんなことでうちは怒らんよー」
花陽「だから違うんだってばぁ…」
希「あー、ごめんごめん。ちょっと意地悪しすぎちゃったかなぁ」
花陽「許さないよ…」
希「でもそれはー?」
花陽「うふふっ、嘘だよ♪」
希「あははっ、やっぱりなぁ」
33: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 20:31:08.96 ID:FJLvBOZEO
花陽「希ちゃんはなんでもお見通しだねっ」
希「花陽ちゃんって怒る前に泣くタイプやもんなぁ」
花陽「な、なんで知ってるの?」
希「見てたらわかるんよ」
希「花陽ちゃんは心優しい子やからね」
花陽「希ちゃん…」
希「…やからわしわしし放題やー!!」
花陽「ひっ…」
希「なーんて、冗談よ」
希「少しは緊張ほぐれたんやない?」
花陽「…へ?」
希「三年生と二人きりは緊張する、とか思ってそうやったからね」
希「うちからのちょっとしたサプライズや」
花陽「希ちゃん…」
希「あ、もちろんわしわしさせてくれてもええんよ?」
花陽「それはごめんなさい…」
希「花陽ちゃんって怒る前に泣くタイプやもんなぁ」
花陽「な、なんで知ってるの?」
希「見てたらわかるんよ」
希「花陽ちゃんは心優しい子やからね」
花陽「希ちゃん…」
希「…やからわしわしし放題やー!!」
花陽「ひっ…」
希「なーんて、冗談よ」
希「少しは緊張ほぐれたんやない?」
花陽「…へ?」
希「三年生と二人きりは緊張する、とか思ってそうやったからね」
希「うちからのちょっとしたサプライズや」
花陽「希ちゃん…」
希「あ、もちろんわしわしさせてくれてもええんよ?」
花陽「それはごめんなさい…」
34: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 20:38:19.77 ID:FJLvBOZEO
花陽「それで、希ちゃんは何を占ってるの?」
希「気になる?」
花陽「うん…!」
希「μ ’sのこれからについて、よ」
花陽「μ ’sのこれから…?」
希「そう」
花陽「それで、なんて?」
希「占うのやめたから結果はわかんないよ」
花陽「ええ、なんでぇ!?」
希「だって花陽ちゃん、すっごく良い顔してたから」
花陽「私の顔…?」
希「たとえどんなにつらいことがあっても乗り越えられる、そう思ったから」
希「どんな結果が出てもうちらには関係ないんよ」
希「この9人やったら、どんな高い壁も乗り越えていける」
希「やろ?」
花陽「…うん!」
希「気になる?」
花陽「うん…!」
希「μ ’sのこれからについて、よ」
花陽「μ ’sのこれから…?」
希「そう」
花陽「それで、なんて?」
希「占うのやめたから結果はわかんないよ」
花陽「ええ、なんでぇ!?」
希「だって花陽ちゃん、すっごく良い顔してたから」
花陽「私の顔…?」
希「たとえどんなにつらいことがあっても乗り越えられる、そう思ったから」
希「どんな結果が出てもうちらには関係ないんよ」
希「この9人やったら、どんな高い壁も乗り越えていける」
希「やろ?」
花陽「…うん!」
35: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 20:51:14.88 ID:FJLvBOZEO
花陽「こんなに胸張って、アイドルができる日が来るなんて…、思わなかった、なぁ…」
希「たまたまこの9人が集まって、いつの間にかここまで来てたんよね」
希「心から楽しいって思える高校生活だったな」
希「三年生でこんなに良い思い出が出来るなんて」
花陽「…」ギュッ
希「花陽ちゃんは寂しがり屋やなぁ…」ナデナデ
花陽「えへへ、ごめんね」
花陽「けど、せっかく会えたのに」
花陽「せっかく仲良くなれたのに」
花陽「すぐに離れ離れになっちゃうなんてやだな…」
花陽「…もっと一緒にいたいよ」
希「それはうちも一緒よ」
希「けど、卒業してもうちらのこと忘れるわけやない」
希「思い出だって、残ってる」
希「やから、今は笑ってよう?」
希「こんなとこにこっちに見られたら怒られてしまうよ」
花陽「…うん、そうだね」ニコッ
希「たまたまこの9人が集まって、いつの間にかここまで来てたんよね」
希「心から楽しいって思える高校生活だったな」
希「三年生でこんなに良い思い出が出来るなんて」
花陽「…」ギュッ
希「花陽ちゃんは寂しがり屋やなぁ…」ナデナデ
花陽「えへへ、ごめんね」
花陽「けど、せっかく会えたのに」
花陽「せっかく仲良くなれたのに」
花陽「すぐに離れ離れになっちゃうなんてやだな…」
花陽「…もっと一緒にいたいよ」
希「それはうちも一緒よ」
希「けど、卒業してもうちらのこと忘れるわけやない」
希「思い出だって、残ってる」
希「やから、今は笑ってよう?」
希「こんなとこにこっちに見られたら怒られてしまうよ」
花陽「…うん、そうだね」ニコッ
36: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 21:02:16.89 ID:FJLvBOZEO
希「さっ、湿っぽい話はやめにしてもっと楽しい話しよっか!」
花陽「そう、だね…!!」
希「花陽ちゃんお米大好きなんよね?」
花陽「うん!朝も昼も夜も、三食お米食べないとパワー出ないの!」
希「お米について熱く語る花陽ちゃんを見てみたいなー」
花陽「そ、そんなことしないよぉ!」
希「ちなみにアイドルとお米、どっちが好き?」
花陽「えっと…、うーんと…。もう少し時間もらっていいかな?」
希「今のでなんとなーくお米について熱く語る花陽ちゃんの想像ついたわ…」
希「でもダイエットの時、相当無理したんやない?」
花陽「無理なんてもんじゃないよ!!」
花陽「お茶碗一杯、それにおかわり禁止だなんて…、私には苦行すぎたよ…!!」
希「ちなみに普段はどれくらいご飯食べるの?」
花陽「丼大盛りかなぁ?練習で疲れたときは三杯くらいおかわりするときもあるよ!」
花陽「炊きたての柔らかご飯も美味しいんだけど、少し固めに炊いたご飯も噛みごたえがあってすごく美味しいんだぁ」
希「そう、なんや」
花陽「っは!…ごめんね」
花陽「そう、だね…!!」
希「花陽ちゃんお米大好きなんよね?」
花陽「うん!朝も昼も夜も、三食お米食べないとパワー出ないの!」
希「お米について熱く語る花陽ちゃんを見てみたいなー」
花陽「そ、そんなことしないよぉ!」
希「ちなみにアイドルとお米、どっちが好き?」
花陽「えっと…、うーんと…。もう少し時間もらっていいかな?」
希「今のでなんとなーくお米について熱く語る花陽ちゃんの想像ついたわ…」
希「でもダイエットの時、相当無理したんやない?」
花陽「無理なんてもんじゃないよ!!」
花陽「お茶碗一杯、それにおかわり禁止だなんて…、私には苦行すぎたよ…!!」
希「ちなみに普段はどれくらいご飯食べるの?」
花陽「丼大盛りかなぁ?練習で疲れたときは三杯くらいおかわりするときもあるよ!」
花陽「炊きたての柔らかご飯も美味しいんだけど、少し固めに炊いたご飯も噛みごたえがあってすごく美味しいんだぁ」
希「そう、なんや」
花陽「っは!…ごめんね」
37: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 21:07:20.03 ID:FJLvBOZEO
花陽「好きなものについて聞かれると、どうしても夢中になっちゃって…」
希「けどそれくらい打ち込めるってすごいことやと思うよ」
希「好きこそものの上手なれ」
希「きっと花陽ちゃんは素敵なアイドルになるんやろうなぁ」
花陽「希ちゃん…」
希「それとも農家さんかな?」
花陽「あ、それもいいかも…」
希「本気…?」
花陽「えへへ、どうだろう」
希「うちは今まで真剣に打ち込めるものなんてなくて」
希「のらりくらりと生きてきた人間やから、ちょっと羨ましいな」
花陽「だけど、μ ’sに出会えて変わったんだよね!」
希「…うん」
希「けどそれくらい打ち込めるってすごいことやと思うよ」
希「好きこそものの上手なれ」
希「きっと花陽ちゃんは素敵なアイドルになるんやろうなぁ」
花陽「希ちゃん…」
希「それとも農家さんかな?」
花陽「あ、それもいいかも…」
希「本気…?」
花陽「えへへ、どうだろう」
希「うちは今まで真剣に打ち込めるものなんてなくて」
希「のらりくらりと生きてきた人間やから、ちょっと羨ましいな」
花陽「だけど、μ ’sに出会えて変わったんだよね!」
希「…うん」
38: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 21:12:39.62 ID:FJLvBOZEO
希「って、また湿っぽい話になってるやん」
花陽「けど私はこういうのも嫌いじゃないよ?」
花陽「こうやって希ちゃんが色々話してくれると、仲良くなれたんだなぁって」
花陽「私は希ちゃんと同じ場所に立ててるんだなぁって思うから」
希「花陽ちゃん…、やっぱいい子やね」
花陽「そんなことないよ!」
希「あるよ」
花陽「ないよぉ」
希「あるよぉ」
花陽「ないよ…」
希「ないよ」
花陽「あるよ!」
希「おっ、引っかかったぁ!!」
花陽「はっ!」
希「ふっ、ふふふふっ」
花陽「けど私はこういうのも嫌いじゃないよ?」
花陽「こうやって希ちゃんが色々話してくれると、仲良くなれたんだなぁって」
花陽「私は希ちゃんと同じ場所に立ててるんだなぁって思うから」
希「花陽ちゃん…、やっぱいい子やね」
花陽「そんなことないよ!」
希「あるよ」
花陽「ないよぉ」
希「あるよぉ」
花陽「ないよ…」
希「ないよ」
花陽「あるよ!」
希「おっ、引っかかったぁ!!」
花陽「はっ!」
希「ふっ、ふふふふっ」
39: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 21:20:09.36 ID:FJLvBOZEO
花陽「希ちゃんって大人っぽいイメージあったけど」
花陽「そんな顔して笑うんだねぇ」
希「へ、変だった?」
花陽「ううん、可愛いよ」
希「うぅっ…」カァッ
希「あんまり年上をからかっちゃいかんよ…」
花陽「本心だよ?」
希「花陽ちゃんは天然たらしやね…」
花陽「えぇっ!?」
希「守りたくなる小動物系かと思ったら…、案外ありかもしれんなぁ」
花陽「もー、希ちゃあん」
希「本当にからかいがいのある子やなあ」
花陽「希ちゃんには叶わないよ…」
希「わかればいいんよ♪」
花陽「そんな顔して笑うんだねぇ」
希「へ、変だった?」
花陽「ううん、可愛いよ」
希「うぅっ…」カァッ
希「あんまり年上をからかっちゃいかんよ…」
花陽「本心だよ?」
希「花陽ちゃんは天然たらしやね…」
花陽「えぇっ!?」
希「守りたくなる小動物系かと思ったら…、案外ありかもしれんなぁ」
花陽「もー、希ちゃあん」
希「本当にからかいがいのある子やなあ」
花陽「希ちゃんには叶わないよ…」
希「わかればいいんよ♪」
40: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 21:30:58.13 ID:FJLvBOZEO
花陽「…ねえ、希ちゃん」
希「んー?」
花陽「今度一緒に遊びに行こっ」
希「いきなりどうしたん?」
花陽「ダメ、かな」
希「そんなことないけど…」
花陽「私ね、もっと積極的になろうって決めたの」
花陽「今日話して、希ちゃんのことを良く知らないんだなって」
花陽「もっと知りたいなって」
花陽「変、かな…」
希「んーん、嬉しいよ」
希「うち、ずっと友達らしい友達なんか出来たことなかったから」
希「こうやって、誰かに思われてることがすごく嬉しい」
希「家族と一緒にご飯食べたこともなかったし」
希「きっとうちはこのまま一人なんやって思ってた」
花陽「希ちゃん…」
希「んー?」
花陽「今度一緒に遊びに行こっ」
希「いきなりどうしたん?」
花陽「ダメ、かな」
希「そんなことないけど…」
花陽「私ね、もっと積極的になろうって決めたの」
花陽「今日話して、希ちゃんのことを良く知らないんだなって」
花陽「もっと知りたいなって」
花陽「変、かな…」
希「んーん、嬉しいよ」
希「うち、ずっと友達らしい友達なんか出来たことなかったから」
希「こうやって、誰かに思われてることがすごく嬉しい」
希「家族と一緒にご飯食べたこともなかったし」
希「きっとうちはこのまま一人なんやって思ってた」
花陽「希ちゃん…」
41: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 21:38:12.03 ID:FJLvBOZEO
希「うちな、焼肉が好きって言ってるけど」
希「別に焼肉が特別好きなわけやないんよ」
希「お鍋だって、バーベキューだって、なんだっていい」
希「ただ誰かと、私のことを思ってくれる人と一緒に過ごしたいって」
希「ただそれだけなの」
花陽「希ちゃん…」
希「だから今、すっごく嬉しいよ…」
花陽「私もね、希ちゃんのこと知れてすっごく嬉しいよ」
希「えへへ、後輩に格好悪いところ見せちゃったなぁ…」
花陽「もう、私は希ちゃんの後輩じゃないよ」
希「…え?」
花陽「友達、だよねっ」
希「そう、やね…。ごめんな…」
花陽「こういう時はありがとう、だよ♪」
希「ん、ありがと…」
希「別に焼肉が特別好きなわけやないんよ」
希「お鍋だって、バーベキューだって、なんだっていい」
希「ただ誰かと、私のことを思ってくれる人と一緒に過ごしたいって」
希「ただそれだけなの」
花陽「希ちゃん…」
希「だから今、すっごく嬉しいよ…」
花陽「私もね、希ちゃんのこと知れてすっごく嬉しいよ」
希「えへへ、後輩に格好悪いところ見せちゃったなぁ…」
花陽「もう、私は希ちゃんの後輩じゃないよ」
希「…え?」
花陽「友達、だよねっ」
希「そう、やね…。ごめんな…」
花陽「こういう時はありがとう、だよ♪」
希「ん、ありがと…」
42: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 21:48:04.31 ID:FJLvBOZEO
希「花陽ちゃんは本当に強い子やね…」
花陽「そんなことないよぉ」
希「芯の強い、しっかりした子だって絵里ちも褒めてたよぉ?」
花陽「え、絵里ちゃんが!?」
希「んー?随分嬉しそうやなぁ。うちに褒められるのは不服やったんー?」
花陽「あ、えっと、そういうわけじゃ…!!」
希「あはは、わかってるってば」
花陽「希ちゃんってからかうとき、すっごくイキイキしてるよね」
希「あー、こうやって軽口言い合える仲って憧れやったんよ」
希「やからついついからかいすぎてしまうのかな?」
希「ちなみにわしわしもスキンシップのうちやからね?」
希「別にうちが趣味でやってるとか、そういうんじゃないんよ?本当に」
希「信じて、くれるよねぇ…?」
花陽「し、信じるからやめてぇ!!」
希「冗談冗談」
花陽「希ちゃんのいたずらは私には刺激が強過ぎるよぉ…」
花陽「そんなことないよぉ」
希「芯の強い、しっかりした子だって絵里ちも褒めてたよぉ?」
花陽「え、絵里ちゃんが!?」
希「んー?随分嬉しそうやなぁ。うちに褒められるのは不服やったんー?」
花陽「あ、えっと、そういうわけじゃ…!!」
希「あはは、わかってるってば」
花陽「希ちゃんってからかうとき、すっごくイキイキしてるよね」
希「あー、こうやって軽口言い合える仲って憧れやったんよ」
希「やからついついからかいすぎてしまうのかな?」
希「ちなみにわしわしもスキンシップのうちやからね?」
希「別にうちが趣味でやってるとか、そういうんじゃないんよ?本当に」
希「信じて、くれるよねぇ…?」
花陽「し、信じるからやめてぇ!!」
希「冗談冗談」
花陽「希ちゃんのいたずらは私には刺激が強過ぎるよぉ…」
43: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 21:55:50.28 ID:FJLvBOZEO
希「…ねえ、花陽ちゃん」
花陽「どうしたの?希ちゃん」
希「ふふっ、呼んだだけー」
花陽「そっかぁ…」
希「こうして名前で呼べる仲って素敵やなぁ」
花陽「μ ’sに入って、希ちゃんのやりたい事がどんどん叶っていくね!」
希「まさかうちがここまでお世話になるなんて思ってなかったなぁ」
花陽「もし明日から東條さんって呼ばれるようになったらどうする?」
希「…」ジワッ
花陽「じょ、冗談だよぉ…」
希「小泉さん…」
花陽「…」ジワッ
花陽「どうしたの?希ちゃん」
希「ふふっ、呼んだだけー」
花陽「そっかぁ…」
希「こうして名前で呼べる仲って素敵やなぁ」
花陽「μ ’sに入って、希ちゃんのやりたい事がどんどん叶っていくね!」
希「まさかうちがここまでお世話になるなんて思ってなかったなぁ」
花陽「もし明日から東條さんって呼ばれるようになったらどうする?」
希「…」ジワッ
花陽「じょ、冗談だよぉ…」
希「小泉さん…」
花陽「…」ジワッ
44: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 22:02:22.60 ID:FJLvBOZEO
希「…やめよっか」
花陽「うん…」
希「それにしても今日はいっぱい喋ったよね」
花陽「二人きりなんて初めてだったもんね」
希「大丈夫?喋り忘れたこととかない?」
花陽「そんな、これから会えなくなるわけじゃないんだから」
希「…」
花陽「もう引っかからないよ!」
希「えー、残念」
花陽「それに、会えなくなっても私が会いにいくから!」
希「今の、プロポーズ…?」
花陽「…えっ?」カァッ
花陽「違うの!そういうのじゃなくて!!」
希「あはは、わかってるってば」
希「本当に飽きないなぁ」
花陽「うん…」
希「それにしても今日はいっぱい喋ったよね」
花陽「二人きりなんて初めてだったもんね」
希「大丈夫?喋り忘れたこととかない?」
花陽「そんな、これから会えなくなるわけじゃないんだから」
希「…」
花陽「もう引っかからないよ!」
希「えー、残念」
花陽「それに、会えなくなっても私が会いにいくから!」
希「今の、プロポーズ…?」
花陽「…えっ?」カァッ
花陽「違うの!そういうのじゃなくて!!」
希「あはは、わかってるってば」
希「本当に飽きないなぁ」
45: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 22:13:34.05 ID:FJLvBOZEO
希「ところで、テスト勉強は進んでる?」
花陽「っは!」
希「テスト勉強しようと部室に来たけどうちがいたからすっかり忘れてた、ってところかなぁ」
花陽「当たり…、です…」
希「でも花陽ちゃんって前に凛ちゃんに勉強教えてなかったっけ?」
花陽「それは、そうなんだけど…」
花陽「苦手な教科の範囲が広くて今回はそんな余裕無さそうなの…」
希「じゃあお礼にうちが教えてあげる!」
花陽「ええっ、希ちゃんの勉強は?」
希「鉛筆転がしとけばほとんど正解やから平気よ♪」
花陽「そんなのだめだよぉ!!」
希「嘘々♪ちゃんと勉強してるって!」
花陽「っは!」
希「テスト勉強しようと部室に来たけどうちがいたからすっかり忘れてた、ってところかなぁ」
花陽「当たり…、です…」
希「でも花陽ちゃんって前に凛ちゃんに勉強教えてなかったっけ?」
花陽「それは、そうなんだけど…」
花陽「苦手な教科の範囲が広くて今回はそんな余裕無さそうなの…」
希「じゃあお礼にうちが教えてあげる!」
花陽「ええっ、希ちゃんの勉強は?」
希「鉛筆転がしとけばほとんど正解やから平気よ♪」
花陽「そんなのだめだよぉ!!」
希「嘘々♪ちゃんと勉強してるって!」
46: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 22:19:05.73 ID:FJLvBOZEO
希「今回はにこっちが泣きついてこないみたいやからね」
希「きっと一人で勉強頑張ってるんやろうね」クスッ
花陽「にこちゃんのこと、信頼してるんだね」
希「一度決めたことは最後までやりきる子やからね」
希「それににこっちは、誰よりも強いから」
花陽「ふふっ、本当に仲良いんだね」
希「にこっちにそんなこと言ったら怒られるよ?」
花陽「素直じゃないもんね♪」
希「花陽ちゃんも言うようになったなぁ」
花陽「希ちゃんのおかげかな?」
希「おっ、言ったなぁー?」
希「きっと一人で勉強頑張ってるんやろうね」クスッ
花陽「にこちゃんのこと、信頼してるんだね」
希「一度決めたことは最後までやりきる子やからね」
希「それににこっちは、誰よりも強いから」
花陽「ふふっ、本当に仲良いんだね」
希「にこっちにそんなこと言ったら怒られるよ?」
花陽「素直じゃないもんね♪」
希「花陽ちゃんも言うようになったなぁ」
花陽「希ちゃんのおかげかな?」
希「おっ、言ったなぁー?」
47: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 22:30:30.51 ID:FJLvBOZEO
『最終下校時刻となりました』
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
希「っと。さっ、帰ろっか、花陽ちゃん」
花陽「…」
希「花陽ちゃん?」
花陽「…手出して、希ちゃん」
希「んー?」
花陽「…」ギュッ
希「…あははっ、案外大胆なんやね」カァッ
花陽「希ちゃんのこと、もっと知りたいから…」
希「ね、帰り寄り道してかない?」
花陽「うん、大丈夫だよ」
希「一緒にご飯食べよっか♪」
花陽「うんっ♪」
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
希「っと。さっ、帰ろっか、花陽ちゃん」
花陽「…」
希「花陽ちゃん?」
花陽「…手出して、希ちゃん」
希「んー?」
花陽「…」ギュッ
希「…あははっ、案外大胆なんやね」カァッ
花陽「希ちゃんのこと、もっと知りたいから…」
希「ね、帰り寄り道してかない?」
花陽「うん、大丈夫だよ」
希「一緒にご飯食べよっか♪」
花陽「うんっ♪」
48: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/24(木) 22:35:46.64 ID:FJLvBOZEO
そんなこんなでのんぱなのとりとめのない話は終わりです。
普段からかってる希がからかわれたり、普段からかわれてる花陽が割とお姉さんだったり。
そんなお話でした。
普段からかってる希がからかわれたり、普段からかわれてる花陽が割とお姉さんだったり。
そんなお話でした。
54: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 20:04:09.59 ID:/o/+ogyaO
今日も始めます。
今回はえりりんです。
今回はえりりんです。
55: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 20:10:55.30 ID:/o/+ogyaO
凛「うーん、うーん…」
絵里「ほら、唸ってるだけじゃ進まないわよ?」
凛「やっぱり凛には勉強なんか無理だよぉー…」
絵里「凛の勉強嫌いは筋金入りね…」
凛「にこちゃんには負けるにゃ」
絵里「どっちもどっちだと思うわよ?」
凛「流石の凛も勉強が苦手だからって教科書反対に持ったりしないよー」
絵里「はぁ…」
凛「なんでため息つくのぉ!?」
絵里「勉強がしたくないからってご飯が空飛んでるって言ったのは誰?」
凛「…なんで知ってるの?」
絵里「真姫から聞いたわよ」
凛「むむ…、絵里ちゃんはチョコが好き…」
絵里「騙されないからね?」
絵里「ほら、唸ってるだけじゃ進まないわよ?」
凛「やっぱり凛には勉強なんか無理だよぉー…」
絵里「凛の勉強嫌いは筋金入りね…」
凛「にこちゃんには負けるにゃ」
絵里「どっちもどっちだと思うわよ?」
凛「流石の凛も勉強が苦手だからって教科書反対に持ったりしないよー」
絵里「はぁ…」
凛「なんでため息つくのぉ!?」
絵里「勉強がしたくないからってご飯が空飛んでるって言ったのは誰?」
凛「…なんで知ってるの?」
絵里「真姫から聞いたわよ」
凛「むむ…、絵里ちゃんはチョコが好き…」
絵里「騙されないからね?」
56: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 20:16:33.56 ID:/o/+ogyaO
凛「流石絵里ちゃん、手強いにゃ…」
絵里「なんで騙されると思ったのよ」
凛「…」
絵里「なんで何も言わないの?」
凛「ねえ、絵里ちゃん」
絵里「なに?」
凛「おやすみ…」
絵里「ちょっと凛?寝たらダメだってば!」
凛「うぅ、鬼ぃ…」
絵里「凛が勉強見てほしいって言ってきたんでしょ?」
絵里「私は頼まれたことをしてるだけよ」
凛「じゃあもうやめ」
絵里「ダメよ。このままだときっとやらないだろうから」
凛「じゃあ休憩しようよぉ」
絵里「そうね、ちょっとだけなら」
凛「やったぁー!!」
絵里「なんで騙されると思ったのよ」
凛「…」
絵里「なんで何も言わないの?」
凛「ねえ、絵里ちゃん」
絵里「なに?」
凛「おやすみ…」
絵里「ちょっと凛?寝たらダメだってば!」
凛「うぅ、鬼ぃ…」
絵里「凛が勉強見てほしいって言ってきたんでしょ?」
絵里「私は頼まれたことをしてるだけよ」
凛「じゃあもうやめ」
絵里「ダメよ。このままだときっとやらないだろうから」
凛「じゃあ休憩しようよぉ」
絵里「そうね、ちょっとだけなら」
凛「やったぁー!!」
57: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 20:22:41.55 ID:/o/+ogyaO
絵里「ふふっ、途端に元気になっちゃって」
凛「絵里ちゃんのことだから」
凛「認められないわぁ」
凛「って言われるかと思ったにゃあ…」
絵里「なにそれ、私の真似?」
凛「あっ、えっと…、その…」
凛「ごめんなさい!!」
絵里「いやね、怒ってないわよ」
凛「ほんと?」
絵里「ほんとよ」
凛「ほんとにほんと?」
絵里「ほんとのほんとよ」
凛「ほんとのほんとのほんと?」
絵里「しつこい!」
凛「やっぱり怒ってる!!」
絵里「…凛はいたずらが好きね」
凛「絵里ちゃんのことだから」
凛「認められないわぁ」
凛「って言われるかと思ったにゃあ…」
絵里「なにそれ、私の真似?」
凛「あっ、えっと…、その…」
凛「ごめんなさい!!」
絵里「いやね、怒ってないわよ」
凛「ほんと?」
絵里「ほんとよ」
凛「ほんとにほんと?」
絵里「ほんとのほんとよ」
凛「ほんとのほんとのほんと?」
絵里「しつこい!」
凛「やっぱり怒ってる!!」
絵里「…凛はいたずらが好きね」
58: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 20:26:31.90 ID:/o/+ogyaO
凛「希ちゃんほどでもないと思うけどにゃ」
絵里「どっちもどっちよ」
凛「あれ、さっきもこんな会話しなかったっけ?」
絵里「そうね、したわね…」
凛「なんで?意味わかんない!」
絵里「…ふふっ」
凛「あっ、笑った!」
絵里「いきなり真似するなんて反則よぉ…」
凛「ネタは鮮度が大事なんだよ?」
絵里「芸人さんみたいなこと言うのね」
凛「いやぁ、それほどでも」
絵里「褒めてないわよ?」
絵里「それにしても凛ってモノマネ好きよね」
絵里「どっちもどっちよ」
凛「あれ、さっきもこんな会話しなかったっけ?」
絵里「そうね、したわね…」
凛「なんで?意味わかんない!」
絵里「…ふふっ」
凛「あっ、笑った!」
絵里「いきなり真似するなんて反則よぉ…」
凛「ネタは鮮度が大事なんだよ?」
絵里「芸人さんみたいなこと言うのね」
凛「いやぁ、それほどでも」
絵里「褒めてないわよ?」
絵里「それにしても凛ってモノマネ好きよね」
59: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 20:31:52.04 ID:/o/+ogyaO
凛「うーん、そうでもないよ?」
絵里「けどよく真似してるわよね」
絵里「それに割と似てるし」
凛「えへへっ、そんなことないよぉ」
絵里「今のは…ことり?」
凛「正解にゃ!」
絵里「凛はみんなのことよく見てるのね」
凛「そう、かなぁ」
絵里「うん、いい事だと思うわよ」ナデナデ
凛「撫でないで!」
絵里「今のは真姫ね」
絵里「けどよく真似してるわよね」
絵里「それに割と似てるし」
凛「えへへっ、そんなことないよぉ」
絵里「今のは…ことり?」
凛「正解にゃ!」
絵里「凛はみんなのことよく見てるのね」
凛「そう、かなぁ」
絵里「うん、いい事だと思うわよ」ナデナデ
凛「撫でないで!」
絵里「今のは真姫ね」
60: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 20:37:31.57 ID:/o/+ogyaO
絵里「…」ナデナデ
凛「ねぇ、絵里ちゃん、そろそろ…」///
絵里「あっ、ごめんなさい」パッ
絵里「凛ってなんだか妹みたいで、ついね」
凛「凛って亜里沙ちゃんに似てるの?」
絵里「ううん、そういうわけじゃないんだけど」
絵里「なんていうか、甘えさせてあげたいっていうか」
凛「うーん、よくわかんないにゃ」
絵里「自分の事だものね」
凛「絵里ちゃんはお姉ちゃんっぽいって言われるよね!」
絵里「ふふっ、そうね」
凛「頼りがいがあるもんね!」
絵里「あら、ありがと」クスッ
凛「ねぇ、絵里ちゃん、そろそろ…」///
絵里「あっ、ごめんなさい」パッ
絵里「凛ってなんだか妹みたいで、ついね」
凛「凛って亜里沙ちゃんに似てるの?」
絵里「ううん、そういうわけじゃないんだけど」
絵里「なんていうか、甘えさせてあげたいっていうか」
凛「うーん、よくわかんないにゃ」
絵里「自分の事だものね」
凛「絵里ちゃんはお姉ちゃんっぽいって言われるよね!」
絵里「ふふっ、そうね」
凛「頼りがいがあるもんね!」
絵里「あら、ありがと」クスッ
61: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 20:41:20.81 ID:/o/+ogyaO
凛「凛は一人っ子だから、絵里ちゃんみたいなお姉ちゃんが羨ましいなー」
絵里「そう?」
凛「だって勉強教えてもらえそうだし、朝起こしてくれそうだし」
絵里「流石にそこまで面倒見ないわよ?」
凛「あと、美人だもんね!」
絵里「…」///
凛「あー、赤くなってるぅー」
絵里「もうっ!」ボスンッ
凛「痛いにゃー…」
絵里「からかわないの」
凛「はぁーい」
凛「でも、絵里ちゃんみたいなお姉ちゃんが欲しいって思うのは本当だよ?」
絵里「そう?」
凛「だって勉強教えてもらえそうだし、朝起こしてくれそうだし」
絵里「流石にそこまで面倒見ないわよ?」
凛「あと、美人だもんね!」
絵里「…」///
凛「あー、赤くなってるぅー」
絵里「もうっ!」ボスンッ
凛「痛いにゃー…」
絵里「からかわないの」
凛「はぁーい」
凛「でも、絵里ちゃんみたいなお姉ちゃんが欲しいって思うのは本当だよ?」
62: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 20:48:39.05 ID:/o/+ogyaO
絵里「どうして?」
凛「凛に持ってないものをたくさん持ってるから、かな!」
絵里「なによそれ」クスッ
凛「だって、長くて綺麗な髪してるし」
凛「胸だって大きいし…」
凛「すっごく美人だし!」
凛「とにかく、すごく女の子っぽいの!」
絵里「凛…」
凛「かよちんや真姫ちゃんに背中押してもらったけどね」
凛「みんなを見てると怖いんだ」
凛「ちゃんと女の子らしくできてるかな?」
凛「ちゃんと可愛くできてるかな?」
凛「…なーんてね、えへへっ」
凛「凛に持ってないものをたくさん持ってるから、かな!」
絵里「なによそれ」クスッ
凛「だって、長くて綺麗な髪してるし」
凛「胸だって大きいし…」
凛「すっごく美人だし!」
凛「とにかく、すごく女の子っぽいの!」
絵里「凛…」
凛「かよちんや真姫ちゃんに背中押してもらったけどね」
凛「みんなを見てると怖いんだ」
凛「ちゃんと女の子らしくできてるかな?」
凛「ちゃんと可愛くできてるかな?」
凛「…なーんてね、えへへっ」
63: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 20:52:30.85 ID:/o/+ogyaO
絵里「もう、馬鹿ね」ギュッ
凛「わっ、絵里ちゃん!?」
絵里「私たちの中で、凛が一番女の子よ」
凛「…そんなことないよ」
絵里「そうやって悩んで」
絵里「どうすれば女の子らしいか考えて」
絵里「そうなるために必死で努力して」
絵里「ね?すごく女の子じゃない」
絵里「今の凛はきっとお姫様に憧れてる女の子なのよ」
絵里「もっと素敵になりたいなって思ってる、可愛い可愛い女の子」
絵里「私だったらきっと諦めてると思うもの」
絵里「だから自信持って?ね?」
凛「絵里ちゃん…」ギュッ
凛「わっ、絵里ちゃん!?」
絵里「私たちの中で、凛が一番女の子よ」
凛「…そんなことないよ」
絵里「そうやって悩んで」
絵里「どうすれば女の子らしいか考えて」
絵里「そうなるために必死で努力して」
絵里「ね?すごく女の子じゃない」
絵里「今の凛はきっとお姫様に憧れてる女の子なのよ」
絵里「もっと素敵になりたいなって思ってる、可愛い可愛い女の子」
絵里「私だったらきっと諦めてると思うもの」
絵里「だから自信持って?ね?」
凛「絵里ちゃん…」ギュッ
64: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 21:03:07.75 ID:/o/+ogyaO
凛「ねぇ、絵里ちゃん」
絵里「んー、どうしたの?」
凛「…はらしょーってなに?」
絵里「…なんでこのタイミングで聞くの?」
凛「絵里ちゃんのこと、もっと知りたいなぁって思って。えへへっ」
絵里「なるほどね…」
絵里「自由というか、凛らしいというか…」
凛「ねえねえ、教えてよぉ」
絵里「はいはい、急かさなくても教えてあげるわよ」
絵里「ハラショーって言うのはロシア語で『良い』だとか『素晴らしい』だとかの意味を持つ言葉ね」
絵里「英語で言うと『good』が近いかしら?」
絵里「『わかった』だとか『了解』と言ったOKに近い意味でも使われるけどね」
絵里「どう?わかった?」
絵里「んー、どうしたの?」
凛「…はらしょーってなに?」
絵里「…なんでこのタイミングで聞くの?」
凛「絵里ちゃんのこと、もっと知りたいなぁって思って。えへへっ」
絵里「なるほどね…」
絵里「自由というか、凛らしいというか…」
凛「ねえねえ、教えてよぉ」
絵里「はいはい、急かさなくても教えてあげるわよ」
絵里「ハラショーって言うのはロシア語で『良い』だとか『素晴らしい』だとかの意味を持つ言葉ね」
絵里「英語で言うと『good』が近いかしら?」
絵里「『わかった』だとか『了解』と言ったOKに近い意味でも使われるけどね」
絵里「どう?わかった?」
65: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 21:10:51.12 ID:/o/+ogyaO
凛「ハラショー!」
絵里「ふふっ、そんな感じよ」
絵里「ちなみにロシア語は強弱アクセントだから日本語のような高低アクセントとは」
凛「…」
絵里「あっ、ごめんなさい。もういいわよね」
凛「ねえ、絵里ちゃんはロシアにいたんだよね?」
絵里「ええ、生まれは日本だけどロシアで暮らしていた時期もあったわ」
凛「だから日本語が上手なんだね!」
絵里「上手って…。これでも日本人ですもの」
絵里「ふふっ、そんな感じよ」
絵里「ちなみにロシア語は強弱アクセントだから日本語のような高低アクセントとは」
凛「…」
絵里「あっ、ごめんなさい。もういいわよね」
凛「ねえ、絵里ちゃんはロシアにいたんだよね?」
絵里「ええ、生まれは日本だけどロシアで暮らしていた時期もあったわ」
凛「だから日本語が上手なんだね!」
絵里「上手って…。これでも日本人ですもの」
66: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 21:18:19.29 ID:/o/+ogyaO
絵里「それにどちらかといえば日本語の方が得意よ?」
絵里「ロシア語なんて日常会話くらいしか出来ないもの」
凛「じゃあ何か喋ってみてほしいにゃ!」
絵里「仕方ないわね」クスッ
絵里「 меня зовут Эли 」
凛「おー、すごいにゃー!!」
絵里「ちなみに今のは『私の名前は絵里です』って言ったのよ」
凛「英語だけでも苦戦してる凛にはロシア語なんて喋れる気がしないよぉ…」
絵里「まぁ無理に勉強しようとしなくてもいいわよ」
凛「じゃあ英語も」
絵里「テストの勉強はしっかりしましょうね」
凛「…はーい」
絵里「ロシア語なんて日常会話くらいしか出来ないもの」
凛「じゃあ何か喋ってみてほしいにゃ!」
絵里「仕方ないわね」クスッ
絵里「 меня зовут Эли 」
凛「おー、すごいにゃー!!」
絵里「ちなみに今のは『私の名前は絵里です』って言ったのよ」
凛「英語だけでも苦戦してる凛にはロシア語なんて喋れる気がしないよぉ…」
絵里「まぁ無理に勉強しようとしなくてもいいわよ」
凛「じゃあ英語も」
絵里「テストの勉強はしっかりしましょうね」
凛「…はーい」
67: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 21:23:32.52 ID:/o/+ogyaO
凛「絵里ちゃんはすごく頭良いよね」
絵里「そんなことないと思うけど…。それでも結構努力はしたと思うわ」
凛「良いなぁ。それだけ頭が良かったら悩みだってすぐに解決できそう!」
絵里「ふふっ、勉強ができるのと頭の回転の早さは関係ないわよ?」
凛「にこちゃんを見てたらなんとなく納得したにゃ…」
絵里「あの子もアイドルへの情熱をもう少し勉学へ向けてくれたらねぇ…」
凛「…それは想像できないよ」
絵里「ええ、なんだか気持ち悪いわね…」
絵里「けど、にこの情熱があったからこそきっと私たちがこうしてここにいるのよね」
凛「うん、にこちゃんには感謝だね!」
絵里「そんなことないと思うけど…。それでも結構努力はしたと思うわ」
凛「良いなぁ。それだけ頭が良かったら悩みだってすぐに解決できそう!」
絵里「ふふっ、勉強ができるのと頭の回転の早さは関係ないわよ?」
凛「にこちゃんを見てたらなんとなく納得したにゃ…」
絵里「あの子もアイドルへの情熱をもう少し勉学へ向けてくれたらねぇ…」
凛「…それは想像できないよ」
絵里「ええ、なんだか気持ち悪いわね…」
絵里「けど、にこの情熱があったからこそきっと私たちがこうしてここにいるのよね」
凛「うん、にこちゃんには感謝だね!」
68: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 21:27:27.97 ID:/o/+ogyaO
凛「最初はね、絵里ちゃんのことすっごく怖い先輩だと思ってたんだ」
絵里「それは…」
凛「屋上で無理矢理背中押されたこと、凛覚えてるんだからねー?」
絵里「あ、あれはあなたたちの身体が硬かったからで!」
凛「けど、今では絵里ちゃんも大切な仲間だもんねっ」ニコッ
凛「今の絵里ちゃんのこと、凛は大好きだよ!!」
絵里「…ありがと、凛」
絵里「ちなみに昔の私は?」
凛「怖いからあんまり近づきたくないにゃ!」
絵里「相変わらず素直ね」
絵里「それは…」
凛「屋上で無理矢理背中押されたこと、凛覚えてるんだからねー?」
絵里「あ、あれはあなたたちの身体が硬かったからで!」
凛「けど、今では絵里ちゃんも大切な仲間だもんねっ」ニコッ
凛「今の絵里ちゃんのこと、凛は大好きだよ!!」
絵里「…ありがと、凛」
絵里「ちなみに昔の私は?」
凛「怖いからあんまり近づきたくないにゃ!」
絵里「相変わらず素直ね」
69: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 21:34:30.81 ID:/o/+ogyaO
絵里「けどそういうところも凛の魅力よね…」
凛「…希ちゃんの言ってた通りにゃ!!」
絵里「希の言ってた通り?一体何を言われたの?」
凛「『気ぃ抜いたら絵里ちの褒められすぎて骨抜きになってるかもね?』って!」
絵里「しないわよ!ていうか骨抜きって…」
凛「…あっ、今のなし!」カァッ
絵里「もう、そんなに慌てなくていいじゃないの。私は思ったことを言ってるだけだもの」クスッ
凛「けど、恥ずかしいよ…」
絵里「そうやって褒められて照れるところも、すごく女の子っぽくて可愛いと思うわよ?」
凛「…もっ、もぉー!!からかわないでよぉ!!」
絵里「あははっ、ごめんごめん♪」
絵里「けど、本心よ?」
凛「…希ちゃんの言ってた通りにゃ!!」
絵里「希の言ってた通り?一体何を言われたの?」
凛「『気ぃ抜いたら絵里ちの褒められすぎて骨抜きになってるかもね?』って!」
絵里「しないわよ!ていうか骨抜きって…」
凛「…あっ、今のなし!」カァッ
絵里「もう、そんなに慌てなくていいじゃないの。私は思ったことを言ってるだけだもの」クスッ
凛「けど、恥ずかしいよ…」
絵里「そうやって褒められて照れるところも、すごく女の子っぽくて可愛いと思うわよ?」
凛「…もっ、もぉー!!からかわないでよぉ!!」
絵里「あははっ、ごめんごめん♪」
絵里「けど、本心よ?」
70: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 21:39:00.72 ID:/o/+ogyaO
凛「絵里ちゃんはそうやって女の子を口説いてるんだね…!!」
絵里「ひっ、人聞きの悪いこと言わないでよ!!」
凛「けど凛見ちゃったもんね!絵里ちゃんが告白されてるところ!」
絵里「あっ、あれは違うの!私がなにかしたわけじゃなくてあっちから」
凛「なーんて、わかってるにゃ♪」
凛「絵里ちゃんはそんなに軽い気持ちで女の子を口説かないもんね?」
絵里「そうそう、…ってそもそも口説かないわよ!!」
凛「えへへっ、さっきの仕返しにゃ」
絵里「まったく、ユニットを組んでから輪をかけていたずら好きになったわね」
絵里「希のせいかしら…?」
絵里「ひっ、人聞きの悪いこと言わないでよ!!」
凛「けど凛見ちゃったもんね!絵里ちゃんが告白されてるところ!」
絵里「あっ、あれは違うの!私がなにかしたわけじゃなくてあっちから」
凛「なーんて、わかってるにゃ♪」
凛「絵里ちゃんはそんなに軽い気持ちで女の子を口説かないもんね?」
絵里「そうそう、…ってそもそも口説かないわよ!!」
凛「えへへっ、さっきの仕返しにゃ」
絵里「まったく、ユニットを組んでから輪をかけていたずら好きになったわね」
絵里「希のせいかしら…?」
71: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 21:44:26.27 ID:/o/+ogyaO
『最終下校時刻となりました』
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
絵里「ってもうこんな時間!?」
絵里「結局ほとんど勉強してないじゃない…」
凛「絵里ちゃんとのお喋りが楽しくてついつい時間を忘れてたにゃ」
絵里「まったく、調子良いんだから…」
凛「真姫ちゃんにもよく言われるよー」
絵里「でしょうね…。ねぇ、凛」
凛「どうしたの?」
絵里「暇なら家、泊まりにこない?」
凛「…いいの?」
絵里「ええ、もっと凛のこと知りたいし」
凛「うんっ、行くにゃ!」
絵里「それに、可愛い妹の勉強も見てあげなきゃねっ♪」
凛「うっ、鬼ぃ…」
絵里「何か言った?」
凛「ううんっ、なんでもない!」
凛「さっ、かーえろっ!お姉ちゃんっ♪」グイッ
絵里「わっ、引っ張らないでよぉー!」
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
絵里「ってもうこんな時間!?」
絵里「結局ほとんど勉強してないじゃない…」
凛「絵里ちゃんとのお喋りが楽しくてついつい時間を忘れてたにゃ」
絵里「まったく、調子良いんだから…」
凛「真姫ちゃんにもよく言われるよー」
絵里「でしょうね…。ねぇ、凛」
凛「どうしたの?」
絵里「暇なら家、泊まりにこない?」
凛「…いいの?」
絵里「ええ、もっと凛のこと知りたいし」
凛「うんっ、行くにゃ!」
絵里「それに、可愛い妹の勉強も見てあげなきゃねっ♪」
凛「うっ、鬼ぃ…」
絵里「何か言った?」
凛「ううんっ、なんでもない!」
凛「さっ、かーえろっ!お姉ちゃんっ♪」グイッ
絵里「わっ、引っ張らないでよぉー!」
73: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/25(金) 21:47:45.63 ID:/o/+ogyaO
そんなわけでえりりんも終わり。
お姉さんポジションなまとめ役、絵里ちと元気なみんなの妹キャラ、凛ちゃんのとりとめのない話でした。
読んでくださりありがとうございました。
お姉さんポジションなまとめ役、絵里ちと元気なみんなの妹キャラ、凛ちゃんのとりとめのない話でした。
読んでくださりありがとうございました。
77: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:03:12.14 ID:kFHHwwvNO
三日ぶりの更新です。
今回はことまきです。
G'sで絡んでたとか聞こえない聞こえない。
今回はことまきです。
G'sで絡んでたとか聞こえない聞こえない。
78: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:08:39.79 ID:kFHHwwvNO
ことり「それでね?その時の穂乃果ちゃんが本当に面白くてー」
真姫「はぁ…」
ことり「あっ、ごめんね?つまらなかったかな…」ショボン
真姫「いや、その話前にも聞いたわよ」
ことり「あれ?そうだっけ?」
真姫「そうよ…」
ことり「あはは、ごめんねぇ」
真姫「いや、別にいいけど」
真姫「それにしても…」
ことり「…どうしたの?」
真姫「あなたってしっかりしてるようで抜けてるわよねぇ」
真姫「はぁ…」
ことり「あっ、ごめんね?つまらなかったかな…」ショボン
真姫「いや、その話前にも聞いたわよ」
ことり「あれ?そうだっけ?」
真姫「そうよ…」
ことり「あはは、ごめんねぇ」
真姫「いや、別にいいけど」
真姫「それにしても…」
ことり「…どうしたの?」
真姫「あなたってしっかりしてるようで抜けてるわよねぇ」
79: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:14:14.97 ID:kFHHwwvNO
ことり「うん、実はよく言われるんだぁ」
真姫「怒ったりしないの?」
ことり「私もそう思ってるから怒るようなことはない…、かな?」
真姫「ま、怒るところ想像できないしね」
ことり「でもでも、普段怒らない人が怒ると怖いって言うよね」
真姫「よく聞くけど本当かしら?」
ことり「普段にこにこしてる人がいきなり怒り出したら怖いよね」
真姫「いきなり怒り出す人は別の意味で怖いわね」
ことり「えっとぉ…、そうじゃなくてぇ」
真姫「わかってるわよ。希がいきなり怒ったら…って話よね?」
ことり「希ちゃんのことじゃないけどそんな感じ!」
真姫「怒ったりしないの?」
ことり「私もそう思ってるから怒るようなことはない…、かな?」
真姫「ま、怒るところ想像できないしね」
ことり「でもでも、普段怒らない人が怒ると怖いって言うよね」
真姫「よく聞くけど本当かしら?」
ことり「普段にこにこしてる人がいきなり怒り出したら怖いよね」
真姫「いきなり怒り出す人は別の意味で怖いわね」
ことり「えっとぉ…、そうじゃなくてぇ」
真姫「わかってるわよ。希がいきなり怒ったら…って話よね?」
ことり「希ちゃんのことじゃないけどそんな感じ!」
80: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:17:30.68 ID:kFHHwwvNO
真姫「なら逆に、普段から怒ってる人はそのうち怖くなくなるのかしら」
ことり「毎日見てるうちに慣れちゃうかもね?」
真姫「けど、海未はいつ怒っても怖いわよ」
ことり「あはは…」
真姫「あ、今の内緒だからね」
ことり「うん、わかってますっ」
真姫「…それよりあなた、気付いてる?」
ことり「んー?どうしたの?」
真姫「さっきから穂乃果と海未の話ばっかりしてる」
ことり「そう…、かな?」
ことり「毎日見てるうちに慣れちゃうかもね?」
真姫「けど、海未はいつ怒っても怖いわよ」
ことり「あはは…」
真姫「あ、今の内緒だからね」
ことり「うん、わかってますっ」
真姫「…それよりあなた、気付いてる?」
ことり「んー?どうしたの?」
真姫「さっきから穂乃果と海未の話ばっかりしてる」
ことり「そう…、かな?」
81: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:20:51.74 ID:kFHHwwvNO
真姫「そうよ。あの二人のことどれだけ好きなのよ…」
ことり「えへへっ、二人とも大切な幼馴染だから」
真姫「幼馴染ねぇ。私にはいないから分からないわ」
ことり「あ、もしかして羨ましいの?」
真姫「ちがっ!別にそんなんじゃなくて!!」
ことり「真姫ちゃんも大切な友達だよ?」ニコッ
真姫「いきなり何よ、意味わかんない…///」
ことり「赤くなってるぅー」ニコニコ
真姫「からかわないで!!」
ことり「はぁーいっ♪」
ことり「えへへっ、二人とも大切な幼馴染だから」
真姫「幼馴染ねぇ。私にはいないから分からないわ」
ことり「あ、もしかして羨ましいの?」
真姫「ちがっ!別にそんなんじゃなくて!!」
ことり「真姫ちゃんも大切な友達だよ?」ニコッ
真姫「いきなり何よ、意味わかんない…///」
ことり「赤くなってるぅー」ニコニコ
真姫「からかわないで!!」
ことり「はぁーいっ♪」
82: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:26:59.81 ID:kFHHwwvNO
ことり「でも真姫ちゃんも、凛ちゃんや花陽ちゃんとすっごく仲良さそうだよ?」
真姫「別に、腐れ縁みたいなものよ…」
ことり「でも大切な友達だもんねっ」
真姫「そうね…。あの子達は初めて出来た友達だから」
ことり「ふふっ、素直になったね♪」
真姫「…バカにしてるの?」
ことり「そんなことないよぉー。可愛いなって」
真姫「…不服だわ」
ことり「…私ね、穂乃果ちゃんと海未ちゃんに出会ってなかったら、きっともっと卑屈な性格になってたと思うんだ」
真姫「…なに?」
ことり「ちょっとした昔話、かな?」
真姫「別に、腐れ縁みたいなものよ…」
ことり「でも大切な友達だもんねっ」
真姫「そうね…。あの子達は初めて出来た友達だから」
ことり「ふふっ、素直になったね♪」
真姫「…バカにしてるの?」
ことり「そんなことないよぉー。可愛いなって」
真姫「…不服だわ」
ことり「…私ね、穂乃果ちゃんと海未ちゃんに出会ってなかったら、きっともっと卑屈な性格になってたと思うんだ」
真姫「…なに?」
ことり「ちょっとした昔話、かな?」
83: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:30:31.82 ID:kFHHwwvNO
ことり「穂乃果ちゃんが私を引っ張ってくれて、海未ちゃんが私に勇気をくれて」
ことり「穂乃果ちゃんや海未ちゃんがいたから、今の私があると思うの」
ことり「ううん、きっとそう」
ことり「それくらい大切な友達なんだ」
ことり「だから自然と二人の話になっちゃうのかもっ♪」
真姫「結局そこに行き着くのね」
ことり「ふふっ、ごめんね?」
真姫「いや、なんとなく分かってたからいいわよ」
ことり「良かったぁ」
ことり「穂乃果ちゃんや海未ちゃんがいたから、今の私があると思うの」
ことり「ううん、きっとそう」
ことり「それくらい大切な友達なんだ」
ことり「だから自然と二人の話になっちゃうのかもっ♪」
真姫「結局そこに行き着くのね」
ことり「ふふっ、ごめんね?」
真姫「いや、なんとなく分かってたからいいわよ」
ことり「良かったぁ」
84: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:33:42.50 ID:kFHHwwvNO
真姫「…少し不思議ね」
ことり「んー?何が?」
真姫「幼馴染って言っても、結局は他人でしょ?」
真姫「そんなに大きな存在になり得るのはなんでかなって」
ことり「真姫ちゃんにとってμ ’sはどんな存在?」
真姫「いきなりなによ?」
ことり「いいから教えて?」
真姫「…大切な存在よ」
ことり「うん、私もそう思うな♪」
真姫「何が言いたいの?」
ことり「じゃあ、μ ’sのメンバーのことは?」
真姫「そんなの大切に決まって…、あっ…」
ことり「んー?何が?」
真姫「幼馴染って言っても、結局は他人でしょ?」
真姫「そんなに大きな存在になり得るのはなんでかなって」
ことり「真姫ちゃんにとってμ ’sはどんな存在?」
真姫「いきなりなによ?」
ことり「いいから教えて?」
真姫「…大切な存在よ」
ことり「うん、私もそう思うな♪」
真姫「何が言いたいの?」
ことり「じゃあ、μ ’sのメンバーのことは?」
真姫「そんなの大切に決まって…、あっ…」
85: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:37:32.45 ID:kFHHwwvNO
ことり「きっといつ出会ったとかとか、そんなの関係ないんだと思うな」
ことり「大切なのは、その人達と過ごす時間だと思うから♪」
真姫「…そうね、その通りだわ」
真姫「ま、だとしても穂乃果と海未の幼馴染なんてごめんだけどね」
ことり「えー?すっごく楽しいよ?」
真姫「そこにいるのがあなただから、きっと意味があるのよ」
ことり「もう、真姫ちゃんったら///」
真姫「ふふっ、仕返しよ」
ことり「じゃあ私も仕返しに真姫ちゃんをわしわしちゃおうかな?」
真姫「や、やめてよ…」
ことり「うーそっ♪」
ことり「大切なのは、その人達と過ごす時間だと思うから♪」
真姫「…そうね、その通りだわ」
真姫「ま、だとしても穂乃果と海未の幼馴染なんてごめんだけどね」
ことり「えー?すっごく楽しいよ?」
真姫「そこにいるのがあなただから、きっと意味があるのよ」
ことり「もう、真姫ちゃんったら///」
真姫「ふふっ、仕返しよ」
ことり「じゃあ私も仕返しに真姫ちゃんをわしわしちゃおうかな?」
真姫「や、やめてよ…」
ことり「うーそっ♪」
86: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:42:39.40 ID:kFHHwwvNO
真姫「…ねえ」
ことり「どうしたの?」
真姫「あなたはなんでもにこにこ引き受けるけど、いやだって思ったりしないの?」
ことり「うーん、思わないかな?」
真姫「なんで?」
ことり「それがきっと、私のやるべきことだから」
ことり「任されるってことは頼られてるって証拠だよ」
真姫「たとえそれが押し付けだとしても?」
ことり「それもきっと、私の力になると思うから」ニコッ
真姫「はぁ、変わってるわね」
ことり「そうかな?」
真姫「けど、あなたらしいわね」
ことり「どうしたの?」
真姫「あなたはなんでもにこにこ引き受けるけど、いやだって思ったりしないの?」
ことり「うーん、思わないかな?」
真姫「なんで?」
ことり「それがきっと、私のやるべきことだから」
ことり「任されるってことは頼られてるって証拠だよ」
真姫「たとえそれが押し付けだとしても?」
ことり「それもきっと、私の力になると思うから」ニコッ
真姫「はぁ、変わってるわね」
ことり「そうかな?」
真姫「けど、あなたらしいわね」
87: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:45:58.08 ID:kFHHwwvNO
真姫「なんだか質問ばかりで悪いわね」
ことり「それだけ私に興味を持ってくれてるんだよねっ」
真姫「変な言い方しないでよ」
ことり「えへっ、ごめんごめん」
真姫「あなたといると、自分のペースが分からなくなるわ」
ことり「…褒められてるのかな?」
真姫「マイペースなのは悪いことじゃないと思うわよ」
真姫「そりゃ海未も敵わないはずだわ」ボソッ
ことり「んー?」
真姫「なんでもないわよ」
ことり「それだけ私に興味を持ってくれてるんだよねっ」
真姫「変な言い方しないでよ」
ことり「えへっ、ごめんごめん」
真姫「あなたといると、自分のペースが分からなくなるわ」
ことり「…褒められてるのかな?」
真姫「マイペースなのは悪いことじゃないと思うわよ」
真姫「そりゃ海未も敵わないはずだわ」ボソッ
ことり「んー?」
真姫「なんでもないわよ」
88: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:50:32.24 ID:kFHHwwvNO
ことり「私からも質問いいかな?」
真姫「いいわよ」
ことり「真姫ちゃんはどうして音乃木坂に入ったの?」
真姫「また突拍子もない質問ね」
ことり「そう、かな?」
真姫「ま、確かに廃校寸前の高校に入るお嬢様なんて物好きな話よね」
真姫「それとも私なんていない方が良かったかしら?」クスッ
ことり「そんなこと!」
真姫「ふふっ、言ってみただけよ」
ことり「もう…」
真姫「いいわよ」
ことり「真姫ちゃんはどうして音乃木坂に入ったの?」
真姫「また突拍子もない質問ね」
ことり「そう、かな?」
真姫「ま、確かに廃校寸前の高校に入るお嬢様なんて物好きな話よね」
真姫「それとも私なんていない方が良かったかしら?」クスッ
ことり「そんなこと!」
真姫「ふふっ、言ってみただけよ」
ことり「もう…」
89: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 20:56:21.91 ID:kFHHwwvNO
真姫「確かにそうよね。別に私だって来たくて来たわけじゃないわ」
ことり「…」
真姫「もちろん今は入って良かったと思ってるけど」
真姫「私はね、敷かれたレールの上を走ってるだけなのよ」
真姫「親の言いつけで音乃木坂に入って」
真姫「親の言いつけで医学部に入って」
真姫「親の言いつけでお医者さんになって」
真姫「親の言いつけで病院を継いで」
真姫「今まで親の言いなりになって生きてきたの」
真姫「私には自分なんてない」
真姫「きっとこれからも」
ことり「それは違うよ」
ことり「…」
真姫「もちろん今は入って良かったと思ってるけど」
真姫「私はね、敷かれたレールの上を走ってるだけなのよ」
真姫「親の言いつけで音乃木坂に入って」
真姫「親の言いつけで医学部に入って」
真姫「親の言いつけでお医者さんになって」
真姫「親の言いつけで病院を継いで」
真姫「今まで親の言いなりになって生きてきたの」
真姫「私には自分なんてない」
真姫「きっとこれからも」
ことり「それは違うよ」
90: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 21:00:45.02 ID:kFHHwwvNO
真姫「…ことり?」
ことり「真姫ちゃんがμ ’sに入ったのは親の言いつけ?」
真姫「…違う」
ことり「真姫ちゃんがピアノを弾いてるのも親の言いつけ?」
真姫「違う」
ことり「真姫ちゃんが私たちと友達になったのも」
真姫「違う!」
ことり「ほら、真姫ちゃんはちゃんとここにいるよ?」
ことり「自分を表現することが苦手な、不器用な女の子が」ニコッ
真姫「…っ」
真姫「はぁ、本当に敵わないわね…」
ことり「だから、そんなに悲しいこと言わないで?」ギュッ
真姫「ことり…」
ことり「真姫ちゃんがμ ’sに入ったのは親の言いつけ?」
真姫「…違う」
ことり「真姫ちゃんがピアノを弾いてるのも親の言いつけ?」
真姫「違う」
ことり「真姫ちゃんが私たちと友達になったのも」
真姫「違う!」
ことり「ほら、真姫ちゃんはちゃんとここにいるよ?」
ことり「自分を表現することが苦手な、不器用な女の子が」ニコッ
真姫「…っ」
真姫「はぁ、本当に敵わないわね…」
ことり「だから、そんなに悲しいこと言わないで?」ギュッ
真姫「ことり…」
91: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 21:05:43.91 ID:kFHHwwvNO
ことり「自分がないなんて、そんなこと言っちゃダメだよ…」
真姫「…そうね、どうかしてたわ、私」
真姫「μ ’sを続けてるのだって、ピアノを弾いてるのだって、全部私の意志」
真姫「パパなんかに負けないぞって思ってたのに、弱気になっちゃったかも」
真姫「ありがと、ことり」ニコッ
ことり「…うん、良い笑顔だねっ」
真姫「ふふっ、なによそれ」
ことり「真姫ちゃん、最近凄く良い顔するようになったよね」
真姫「きっとことりのおかげね」
ことり「ふぇっ!?///」
真姫「赤くなっちゃって」ニヤニヤ
ことり「真姫ちゃんも、やっと名前で呼んでくれたね」
真姫「…あっ///」
真姫「…そうね、どうかしてたわ、私」
真姫「μ ’sを続けてるのだって、ピアノを弾いてるのだって、全部私の意志」
真姫「パパなんかに負けないぞって思ってたのに、弱気になっちゃったかも」
真姫「ありがと、ことり」ニコッ
ことり「…うん、良い笑顔だねっ」
真姫「ふふっ、なによそれ」
ことり「真姫ちゃん、最近凄く良い顔するようになったよね」
真姫「きっとことりのおかげね」
ことり「ふぇっ!?///」
真姫「赤くなっちゃって」ニヤニヤ
ことり「真姫ちゃんも、やっと名前で呼んでくれたね」
真姫「…あっ///」
92: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 21:09:33.86 ID:kFHHwwvNO
ことり「…」
真姫「…」
ことり「えっと…」
真姫「…うん」
ことり「元気?」
真姫「…ふふっ」
ことり「えっ!?なんで笑うの?」
真姫「言葉に詰まったからってそれはないでしょ…。ふふっ、ふふふ…」プルプル
ことり「そ、そんなに笑わないでよぉ…」
真姫「ごめんごめん、やっぱりことりって抜けてるわね」
ことり「…うん、自分でもそう思ったよぉ…」
真姫「だから穂乃果や海未の幼馴染でいられたのかもね」
真姫「…」
ことり「えっと…」
真姫「…うん」
ことり「元気?」
真姫「…ふふっ」
ことり「えっ!?なんで笑うの?」
真姫「言葉に詰まったからってそれはないでしょ…。ふふっ、ふふふ…」プルプル
ことり「そ、そんなに笑わないでよぉ…」
真姫「ごめんごめん、やっぱりことりって抜けてるわね」
ことり「…うん、自分でもそう思ったよぉ…」
真姫「だから穂乃果や海未の幼馴染でいられたのかもね」
93: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 21:12:54.56 ID:kFHHwwvNO
ことり「どういうこと?」
真姫「考えてもみなさいよ」
真姫「もしもあなたじゃなくて私が幼馴染だったら」
ことり「穂乃果ちゃん、死んじゃうかも…」
真姫「…何を想像したかは聞かないでおいてあげるわ」
真姫「とにかく、穂乃果と海未とことりが幼馴染なのは最初から決められてたってこと!!」
ことり「だったら」
真姫「ん?」
ことり「だったら真姫ちゃんがここでみんなに出会ったのも最初から決められてたことだねっ」ニコッ
真姫「…っ///」
ことり「?どうしたの?」
真姫「なんでもないっ!!」プイッ
真姫「考えてもみなさいよ」
真姫「もしもあなたじゃなくて私が幼馴染だったら」
ことり「穂乃果ちゃん、死んじゃうかも…」
真姫「…何を想像したかは聞かないでおいてあげるわ」
真姫「とにかく、穂乃果と海未とことりが幼馴染なのは最初から決められてたってこと!!」
ことり「だったら」
真姫「ん?」
ことり「だったら真姫ちゃんがここでみんなに出会ったのも最初から決められてたことだねっ」ニコッ
真姫「…っ///」
ことり「?どうしたの?」
真姫「なんでもないっ!!」プイッ
94: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 21:18:39.60 ID:kFHHwwvNO
『最終下校時刻となりました』
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
ことり「もうこんな時間になっちゃった」
真姫「結局何もできなかったわね」
ことり「ううん、そんなことないよ」
真姫「どうせ『真姫ちゃんのこと知れた』とか言うんでしょ?」
ことり「すごーい、なんでわかったの!?」
真姫「ことりの考えることくらいわかるわよ」
真姫「だって私達、仲間なんでしょ?」
ことり「…うんっ♪」
真姫「さっ、帰りましょうか」
ことり「じゃあ手を繋いで仲良く帰りましょーっ♪」ギュッ
真姫「はっ、はぁっ!?別にそんなことしなくても」
ことり「仲間なのに…、ダメ?」
真姫「はぁ…、本当にことりには敵わないわね…」ギュッ
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
ことり「もうこんな時間になっちゃった」
真姫「結局何もできなかったわね」
ことり「ううん、そんなことないよ」
真姫「どうせ『真姫ちゃんのこと知れた』とか言うんでしょ?」
ことり「すごーい、なんでわかったの!?」
真姫「ことりの考えることくらいわかるわよ」
真姫「だって私達、仲間なんでしょ?」
ことり「…うんっ♪」
真姫「さっ、帰りましょうか」
ことり「じゃあ手を繋いで仲良く帰りましょーっ♪」ギュッ
真姫「はっ、はぁっ!?別にそんなことしなくても」
ことり「仲間なのに…、ダメ?」
真姫「はぁ…、本当にことりには敵わないわね…」ギュッ
95: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/28(月) 21:20:32.05 ID:kFHHwwvNO
そんなこんなでことまきのとりとめのない話も終わり。
あんまり絡みがないけどこの組み合わせは良いと思います(小並感)
あんまり絡みがないけどこの組み合わせは良いと思います(小並感)
101: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:06:31.46 ID:ih+GzDs5O
そんなわけで本日も更新していきます。
今回はほののぞ。
今回はほののぞ。
102: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:11:50.74 ID:ih+GzDs5O
希「―っと、こんなもんかな?」
希「穂乃果ちゃん、そっちはどう?」
穂乃果「うん、こっちも終わりそう!」
希「手伝おか?」
穂乃果「ううん、大丈夫!」
穂乃果「それよりもごめんね?」
穂乃果「生徒会の仕事手伝わせちゃって…」
希「泣きついてきたときは何かと思ったよー」
穂乃果「うっ…。だって頼れる人が希ちゃんしかいなかったから…」
希「ことりちゃんと海未ちゃんは?」
穂乃果「ことりちゃんは手伝ってくれるかもしれないけど…」
穂乃果「絶対に海未ちゃんに伝わっちゃうもん…」
希「穂乃果ちゃん、そっちはどう?」
穂乃果「うん、こっちも終わりそう!」
希「手伝おか?」
穂乃果「ううん、大丈夫!」
穂乃果「それよりもごめんね?」
穂乃果「生徒会の仕事手伝わせちゃって…」
希「泣きついてきたときは何かと思ったよー」
穂乃果「うっ…。だって頼れる人が希ちゃんしかいなかったから…」
希「ことりちゃんと海未ちゃんは?」
穂乃果「ことりちゃんは手伝ってくれるかもしれないけど…」
穂乃果「絶対に海未ちゃんに伝わっちゃうもん…」
103: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:15:23.81 ID:ih+GzDs5O
希「ははぁ…、怒られるのが嫌でうちのとこに来たんやね」
穂乃果「うっ、ごめんなさい…」
希「いいんよ。これも元生徒会役員としての務めやし」
希「それに、頼ってくれて実はちょっぴり嬉しかったりするんよ?」ニコッ
穂乃果「希ちゃん…」
希「でもうちのクラスにも怒ると怖い元生徒会長がおるしなぁ」
希「もしうっかり口を滑らそうもんなら…」
穂乃果「言わないでぇ!!なんでもするからぁ!!」
希「んー?なんでも?」
穂乃果「私にできることなら…」
穂乃果「うっ、ごめんなさい…」
希「いいんよ。これも元生徒会役員としての務めやし」
希「それに、頼ってくれて実はちょっぴり嬉しかったりするんよ?」ニコッ
穂乃果「希ちゃん…」
希「でもうちのクラスにも怒ると怖い元生徒会長がおるしなぁ」
希「もしうっかり口を滑らそうもんなら…」
穂乃果「言わないでぇ!!なんでもするからぁ!!」
希「んー?なんでも?」
穂乃果「私にできることなら…」
106: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:20:15.32 ID:ih+GzDs5O
希「うーん、なにしてもらおうか悩むなぁ」
穂乃果「お手柔らかにお願いします…」
希「じゃあわしわし!!」
穂乃果「それくらいなら…!!」
希「はいつもしてるから」
希「焼肉おごってもらおうかなっ♪」
穂乃果「えぇぇぇぇ!!!???」
希「なんでもしてくれるんよね?」
穂乃果「うぅっ…、わかったよ…」
穂乃果「お金足りるかな…、しばらくはパン抜きかぁ…」
穂乃果「けど怒られるよりマシだよね、はぁ…」
希「なーんて、嘘よ♪」
穂乃果「お手柔らかにお願いします…」
希「じゃあわしわし!!」
穂乃果「それくらいなら…!!」
希「はいつもしてるから」
希「焼肉おごってもらおうかなっ♪」
穂乃果「えぇぇぇぇ!!!???」
希「なんでもしてくれるんよね?」
穂乃果「うぅっ…、わかったよ…」
穂乃果「お金足りるかな…、しばらくはパン抜きかぁ…」
穂乃果「けど怒られるよりマシだよね、はぁ…」
希「なーんて、嘘よ♪」
107: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:24:08.59 ID:ih+GzDs5O
穂乃果「うっ、心臓に悪いよぉ!!」
穂乃果「死んじゃうかと思ったぁ…」
希「あはは、ごめんごめん」
希「ふふっ、でもパン食べられないだけで死んじゃうなんて大袈裟と違う?」
穂乃果「だって!パン食べないと元気出ないんだもん!」
穂乃果「希ちゃんも焼肉食べられなくなったらつらいでしょ!?」
希「うーん、別にうちは毎日焼肉食べてるわけやないし平気かな?」
穂乃果「って、そりゃそうだよね、たはは…」
希「それにいくら若いからって焼肉ばっかり食べてたら胃もたれしてしまうよ」
穂乃果「とっ、とにかく!パンを食べられないと私はつらいの!」
希「はいはい、わかってるって♪」
穂乃果「死んじゃうかと思ったぁ…」
希「あはは、ごめんごめん」
希「ふふっ、でもパン食べられないだけで死んじゃうなんて大袈裟と違う?」
穂乃果「だって!パン食べないと元気出ないんだもん!」
穂乃果「希ちゃんも焼肉食べられなくなったらつらいでしょ!?」
希「うーん、別にうちは毎日焼肉食べてるわけやないし平気かな?」
穂乃果「って、そりゃそうだよね、たはは…」
希「それにいくら若いからって焼肉ばっかり食べてたら胃もたれしてしまうよ」
穂乃果「とっ、とにかく!パンを食べられないと私はつらいの!」
希「はいはい、わかってるって♪」
108: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:29:45.47 ID:ih+GzDs5O
希「んー、それならうち、穂乃果ちゃんのこともっと知りたいな」
穂乃果「私のこと?」
希「この前部室で花陽ちゃんと二人きりになってな」
希「色んなこと話したんよ」
希「うちが今まで知らなかったこと、いっぱい知れて、もっと仲良くなれた気がしたん」
希「だから穂乃果ちゃんのことももっと知りたいな…、なーんて」
穂乃果「希ちゃん…」
希「ダメ、かな?」
穂乃果「ううん、そんなことないよ!!」
穂乃果「私ももっと希ちゃんと仲良くなりたいし」ニコッ
希「そっか、良かったぁ」
穂乃果「私のこと?」
希「この前部室で花陽ちゃんと二人きりになってな」
希「色んなこと話したんよ」
希「うちが今まで知らなかったこと、いっぱい知れて、もっと仲良くなれた気がしたん」
希「だから穂乃果ちゃんのことももっと知りたいな…、なーんて」
穂乃果「希ちゃん…」
希「ダメ、かな?」
穂乃果「ううん、そんなことないよ!!」
穂乃果「私ももっと希ちゃんと仲良くなりたいし」ニコッ
希「そっか、良かったぁ」
109: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:33:29.26 ID:ih+GzDs5O
穂乃果「うーん、私のことかぁ」
希「うん、なんでもいいから話して?」
穂乃果「それじゃあ…」
穂乃果「私の名前は高坂穂乃果です!」
穂乃果「音乃木坂学院に通う高校二年です!」
穂乃果「実家は和菓子屋で、たまに家のお手伝いもしてます!」
穂乃果「好きな食べ物はいちごで、嫌いな食べ物はピーマン!!」
希「…」ジトー
穂乃果「…どうかな?」
希「うち、それ全部知ってる…」
穂乃果「そうだよねぇ、あはは…」
希「このままだと本当に焼肉おごってもらっちゃうよぉー」ニヤニヤ
穂乃果「ひぃっ、勘弁してぇ!」
希「うん、なんでもいいから話して?」
穂乃果「それじゃあ…」
穂乃果「私の名前は高坂穂乃果です!」
穂乃果「音乃木坂学院に通う高校二年です!」
穂乃果「実家は和菓子屋で、たまに家のお手伝いもしてます!」
穂乃果「好きな食べ物はいちごで、嫌いな食べ物はピーマン!!」
希「…」ジトー
穂乃果「…どうかな?」
希「うち、それ全部知ってる…」
穂乃果「そうだよねぇ、あはは…」
希「このままだと本当に焼肉おごってもらっちゃうよぉー」ニヤニヤ
穂乃果「ひぃっ、勘弁してぇ!」
110: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:37:37.22 ID:ih+GzDs5O
穂乃果「でも難しいよぉ」
希「ならうちから質問した方がいいかな?」
穂乃果「あ、それなら大丈夫!ガンガン答えちゃうよ!」
希「穂乃果ちゃんは家だとどんな感じなの?」
穂乃果「え?えーっと…」
穂乃果「家ではしっかりしてるよ!」
穂乃果「家のお手伝いもしっかりするし、部屋だって片付いてるし!」
穂乃果「流石はお姉ちゃんって感じかな!」
希「それ、嘘よね?」
穂乃果「うん…」
希「ならうちから質問した方がいいかな?」
穂乃果「あ、それなら大丈夫!ガンガン答えちゃうよ!」
希「穂乃果ちゃんは家だとどんな感じなの?」
穂乃果「え?えーっと…」
穂乃果「家ではしっかりしてるよ!」
穂乃果「家のお手伝いもしっかりするし、部屋だって片付いてるし!」
穂乃果「流石はお姉ちゃんって感じかな!」
希「それ、嘘よね?」
穂乃果「うん…」
111: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:43:23.67 ID:ih+GzDs5O
希「そんなに見栄張らんでもいいんよ?」
穂乃果「だって恥ずかしいんだもん!!」
希「でもそんなところも穂乃果ちゃんらしいのかな?」
希「嘘が苦手で、面白そうなことに正面からぶつかっていって」
希「明るくて元気で、人を惹き付ける何かを持ってる」
希「そんな穂乃果ちゃんやから、きっと今のμ ’sがあるんやね」ニコッ
穂乃果「希ちゃん、褒めすぎだよぉ…」
希「けど本当のことよ?」
希「うち、穂乃果ちゃんと友達になれて良かったなぁ」
穂乃果「そんなの私だって一緒だよ!」
穂乃果「絶対みんな、この九人で良かったって思ってるよ!」ニコッ
希「あはは、そうやね」ニコッ
穂乃果「だって恥ずかしいんだもん!!」
希「でもそんなところも穂乃果ちゃんらしいのかな?」
希「嘘が苦手で、面白そうなことに正面からぶつかっていって」
希「明るくて元気で、人を惹き付ける何かを持ってる」
希「そんな穂乃果ちゃんやから、きっと今のμ ’sがあるんやね」ニコッ
穂乃果「希ちゃん、褒めすぎだよぉ…」
希「けど本当のことよ?」
希「うち、穂乃果ちゃんと友達になれて良かったなぁ」
穂乃果「そんなの私だって一緒だよ!」
穂乃果「絶対みんな、この九人で良かったって思ってるよ!」ニコッ
希「あはは、そうやね」ニコッ
112: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:48:04.53 ID:ih+GzDs5O
希「いやー、穂乃果ちゃんは見てて飽きないなぁ」
穂乃果「もー、どういう意味?」
希「そのまんまの意味よ♪」
穂乃果「…って、あー!!」
希「なになに?どうしたん?」
穂乃果「私のことなんにも話せてないよ!!」
希「あはは、知ろう知ろうとして知るもんでもないんかなって思っちゃって」
希「うちら友達なんやろ?」
希「なら時間をかけて」
穂乃果「…っ」ギュッ
希「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「もー、どういう意味?」
希「そのまんまの意味よ♪」
穂乃果「…って、あー!!」
希「なになに?どうしたん?」
穂乃果「私のことなんにも話せてないよ!!」
希「あはは、知ろう知ろうとして知るもんでもないんかなって思っちゃって」
希「うちら友達なんやろ?」
希「なら時間をかけて」
穂乃果「…っ」ギュッ
希「穂乃果ちゃん?」
113: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:51:56.22 ID:ih+GzDs5O
穂乃果「もっともっと時間があれば、それでも良かったのかもしれないけど」
穂乃果「三年生のみんなはもうすぐ卒業しちゃうから…」
穂乃果「できればいっぱいいっぱい色んなこと知っておきたいなって」
穂乃果「えへへ、ごめんね。変なこと言って」
希「んーん、そんなことない」ギュッ
希「穂乃果ちゃんの気持ち、すっごく嬉しいよ」
希「けど、これだけは覚えておいてな」
希「卒業したって、私たちの絆は消えるわけじゃないよ」
希「私たちはずっと友達だから」
穂乃果「…うん」
希「…あはは、年取ると涙もろくなってしまってダメやね」
穂乃果「三年生のみんなはもうすぐ卒業しちゃうから…」
穂乃果「できればいっぱいいっぱい色んなこと知っておきたいなって」
穂乃果「えへへ、ごめんね。変なこと言って」
希「んーん、そんなことない」ギュッ
希「穂乃果ちゃんの気持ち、すっごく嬉しいよ」
希「けど、これだけは覚えておいてな」
希「卒業したって、私たちの絆は消えるわけじゃないよ」
希「私たちはずっと友達だから」
穂乃果「…うん」
希「…あはは、年取ると涙もろくなってしまってダメやね」
114: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 20:56:17.37 ID:ih+GzDs5O
穂乃果「ふふっ、ほとんど年変わんないでしょ」
希「これでも一応先輩なんよ?」
穂乃果「それに希ちゃんが年って言うならうちのお母さんなんかもっと」
希「穂乃果ちゃん」
穂乃果「うん、やめとく…」
希「そうした方がええね」ニコッ
穂乃果「でもこのまま何も教えられなかったら焼肉奢らなくちゃ…」
希「だからそれは冗談やってばぁ!」
穂乃果「ねえ、なにか聞きたいこと言ってよ!!」
希「そんなにぱっと思い浮かぶことなんて…」
希「…そうや」
穂乃果「あ、なになに!?」
希「穂乃果ちゃんの家族のこと教えて?」
希「これでも一応先輩なんよ?」
穂乃果「それに希ちゃんが年って言うならうちのお母さんなんかもっと」
希「穂乃果ちゃん」
穂乃果「うん、やめとく…」
希「そうした方がええね」ニコッ
穂乃果「でもこのまま何も教えられなかったら焼肉奢らなくちゃ…」
希「だからそれは冗談やってばぁ!」
穂乃果「ねえ、なにか聞きたいこと言ってよ!!」
希「そんなにぱっと思い浮かぶことなんて…」
希「…そうや」
穂乃果「あ、なになに!?」
希「穂乃果ちゃんの家族のこと教えて?」
115: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 21:01:31.03 ID:ih+GzDs5O
穂乃果「私の、家族?」
希「穂乃果ちゃんってすごく真っ直ぐな子やから、きっと暖かい家族に囲まれて育ったんやろうなって思ってね」
穂乃果「うーん…、そうだなぁ」
穂乃果「それじゃあまずはお父さんからね!」
穂乃果「うちのお父さんね、全然喋んないんだ」
希「そう言えばアイドル研究部を取材した時もビデオに映りたがらなかったね」
穂乃果「あははっ、照れ屋なんだよ」
希「けど仕事一筋って感じ?格好いいやん」
穂乃果「でもこれはお母さんから聞いた話なんだけどね…」
穂乃果「μ ’sのPVを見ては感動で涙を流してるらしいよ」
希「あははっ、そうなん?」
希「可愛らしいお父さんやね」
穂乃果「うー…、なんだか恥ずかしいよ…」
希「穂乃果ちゃんってすごく真っ直ぐな子やから、きっと暖かい家族に囲まれて育ったんやろうなって思ってね」
穂乃果「うーん…、そうだなぁ」
穂乃果「それじゃあまずはお父さんからね!」
穂乃果「うちのお父さんね、全然喋んないんだ」
希「そう言えばアイドル研究部を取材した時もビデオに映りたがらなかったね」
穂乃果「あははっ、照れ屋なんだよ」
希「けど仕事一筋って感じ?格好いいやん」
穂乃果「でもこれはお母さんから聞いた話なんだけどね…」
穂乃果「μ ’sのPVを見ては感動で涙を流してるらしいよ」
希「あははっ、そうなん?」
希「可愛らしいお父さんやね」
穂乃果「うー…、なんだか恥ずかしいよ…」
116: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 21:06:16.36 ID:ih+GzDs5O
穂乃果「それからお母さん…、は知ってるよね」
希「うん、まさに穂乃果ちゃんのお母さんって感じやねっ♪」
穂乃果「えー、それどういう意味ー?」
希「すっごく明るくて元気なお母さんやん?なんか似てるなーって思うよ?」
穂乃果「そうかなー?」
希「それに色々応援してくれてるよね」
穂乃果「うん、そうだね」
穂乃果「本当に頭が上がりません…」
希「母は強し、やね」ニヤニヤ
穂乃果「そうそう、そういえばお母さんも音乃木坂の生徒会長だったんだよ!」
希「ということは雪穂ちゃんも…?」
穂乃果「あはは、そうかも♪」
希「うん、まさに穂乃果ちゃんのお母さんって感じやねっ♪」
穂乃果「えー、それどういう意味ー?」
希「すっごく明るくて元気なお母さんやん?なんか似てるなーって思うよ?」
穂乃果「そうかなー?」
希「それに色々応援してくれてるよね」
穂乃果「うん、そうだね」
穂乃果「本当に頭が上がりません…」
希「母は強し、やね」ニヤニヤ
穂乃果「そうそう、そういえばお母さんも音乃木坂の生徒会長だったんだよ!」
希「ということは雪穂ちゃんも…?」
穂乃果「あはは、そうかも♪」
117: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 21:10:32.90 ID:ih+GzDs5O
穂乃果「…で、妹の雪穂…、は説明しなくてもいいよね」
希「μ ’sのこと応援してくれてるんよね」
穂乃果「うーん、どうかなぁ?」
穂乃果「μ ’sを見てると心配になる、とか放っておけない、とか色々ひどいんだよ?」
希「けどそれだけμ ’sのこと見てくれてるってことよ?」
穂乃果「そう、なのかな…」
希「穂乃果ちゃんは、愛されてるね」
穂乃果「えー?毎日叱られてばっかりだよ?」
希「すっごくあたたかい家族に囲まれて、何気ないことで笑ったり、泣いたり」
希「感情を共有できるって素敵なことやと思うよ」
穂乃果「希ちゃん…」
希「μ ’sのこと応援してくれてるんよね」
穂乃果「うーん、どうかなぁ?」
穂乃果「μ ’sを見てると心配になる、とか放っておけない、とか色々ひどいんだよ?」
希「けどそれだけμ ’sのこと見てくれてるってことよ?」
穂乃果「そう、なのかな…」
希「穂乃果ちゃんは、愛されてるね」
穂乃果「えー?毎日叱られてばっかりだよ?」
希「すっごくあたたかい家族に囲まれて、何気ないことで笑ったり、泣いたり」
希「感情を共有できるって素敵なことやと思うよ」
穂乃果「希ちゃん…」
118: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 21:15:29.18 ID:ih+GzDs5O
穂乃果「希ちゃんの家族は?」
希「…」
穂乃果「希ちゃんの家族はどんな感じなの?」
希「…うちはね、家族との想い出がないんよ」
希「家に帰っても一人」
希「お休みの日だって両親は働き詰めで」
希「転校を繰り返してるから友達なんて出来ないし」
希「だから、穂乃果ちゃんの家族が、すっごく羨ましいな…」
穂乃果「希ちゃん…」
希「…けど、素敵な友達に会えたから」
希「うちって本当に幸せやな」ニコッ
穂乃果「…うん」
希「もう、そんな暗い顔せんとってよー」
希「…」
穂乃果「希ちゃんの家族はどんな感じなの?」
希「…うちはね、家族との想い出がないんよ」
希「家に帰っても一人」
希「お休みの日だって両親は働き詰めで」
希「転校を繰り返してるから友達なんて出来ないし」
希「だから、穂乃果ちゃんの家族が、すっごく羨ましいな…」
穂乃果「希ちゃん…」
希「…けど、素敵な友達に会えたから」
希「うちって本当に幸せやな」ニコッ
穂乃果「…うん」
希「もう、そんな暗い顔せんとってよー」
119: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 21:20:32.07 ID:ih+GzDs5O
穂乃果「…そうだ!!」
希「わっ!?びっくりしたぁ…」
希「いきなりどうしたんよ?」
穂乃果「ちょっと待ってて!!」
穂乃果『もしもし、お母さん?』
穂乃果『今日友達連れて帰るから!』
穂乃果『晩御飯一緒に食べるの!』
穂乃果『あ、焼肉がいいなぁ』
穂乃果『できればピーマンは抜きで…』
穂乃果『…うん、ありがと』
穂乃果「というわけだよ、希ちゃん!!」
希「…?」
希「わっ!?びっくりしたぁ…」
希「いきなりどうしたんよ?」
穂乃果「ちょっと待ってて!!」
穂乃果『もしもし、お母さん?』
穂乃果『今日友達連れて帰るから!』
穂乃果『晩御飯一緒に食べるの!』
穂乃果『あ、焼肉がいいなぁ』
穂乃果『できればピーマンは抜きで…』
穂乃果『…うん、ありがと』
穂乃果「というわけだよ、希ちゃん!!」
希「…?」
120: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 21:25:55.02 ID:ih+GzDs5O
『最終下校時刻となりました』
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
穂乃果「さっ、一緒に帰ろっか!!」ギュッ
希「え?どういうこと?」
穂乃果「希ちゃんは今日、私の家で晩御飯を食べるの!!」
穂乃果「今日暇だよね!」
希「暇、やけど…。そんな急に押しかけたら」
穂乃果「ないなら作っちゃおうよ!!」
希「…え?」
穂乃果「家族との思い出がないなら、これから作っちゃお?」
穂乃果「本当の家族みたいにはいかないけど」
穂乃果「あたたかさなら絶対に負けないから!!」ギュッ
希「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「今から希ちゃんは私のお姉ちゃんだよ!!」
穂乃果「さっ、帰ろう、お姉ちゃん!!」
希「…うん、穂乃果」ギュッ
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
穂乃果「さっ、一緒に帰ろっか!!」ギュッ
希「え?どういうこと?」
穂乃果「希ちゃんは今日、私の家で晩御飯を食べるの!!」
穂乃果「今日暇だよね!」
希「暇、やけど…。そんな急に押しかけたら」
穂乃果「ないなら作っちゃおうよ!!」
希「…え?」
穂乃果「家族との思い出がないなら、これから作っちゃお?」
穂乃果「本当の家族みたいにはいかないけど」
穂乃果「あたたかさなら絶対に負けないから!!」ギュッ
希「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「今から希ちゃんは私のお姉ちゃんだよ!!」
穂乃果「さっ、帰ろう、お姉ちゃん!!」
希「…うん、穂乃果」ギュッ
121: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/07/29(火) 21:28:10.34 ID:ih+GzDs5O
そんなわけでほののぞも終わりです。
家族の暖かさを知らないのんたんが高坂家のあたたかさに触れて、家族との思い出を築けたらいいなと思いましたまる
家族の暖かさを知らないのんたんが高坂家のあたたかさに触れて、家族との思い出を築けたらいいなと思いましたまる
126: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 20:08:56.85 ID:AyZk/CNCO
久方ぶりの更新でございます。
本日はうみぱな。
本日はうみぱな。
128: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 20:12:29.40 ID:AyZk/CNCO
海未「ふぅ…」
海未「…」キョロキョロ
海未「…」ゴクリ
海未「…」スーハー
海未「みんなのハート、打ち抜くぞぉー!!」
海未「ラブアローシュートォ!」
海未「バァーンッ♪」
海未「…」
海未「…花陽、そこにいるのでしょう?
」
花陽「…」
海未「は、な、よ?」
花陽「…はい」
海未「…」キョロキョロ
海未「…」ゴクリ
海未「…」スーハー
海未「みんなのハート、打ち抜くぞぉー!!」
海未「ラブアローシュートォ!」
海未「バァーンッ♪」
海未「…」
海未「…花陽、そこにいるのでしょう?
」
花陽「…」
海未「は、な、よ?」
花陽「…はい」
129: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 20:15:59.48 ID:AyZk/CNCO
花陽「海未ちゃん、こんにちはー…」
海未「忘れてください」
花陽「へっ?なんのことぉ?私はなにも見てないよぉ?」
海未「さっきの私はどうでした?」
花陽「アイドルっぽくて可愛かったよ」
海未「やっぱり見てるじゃないですかぁ!!」ガシッ
花陽「ご、ごめんなさいぃ!!」
海未「忘れてくださいお願いします…」
花陽「そ、そんなに頼まなくても誰にも言わないよ…?」
海未「…恩に着ます」
海未「忘れてください」
花陽「へっ?なんのことぉ?私はなにも見てないよぉ?」
海未「さっきの私はどうでした?」
花陽「アイドルっぽくて可愛かったよ」
海未「やっぱり見てるじゃないですかぁ!!」ガシッ
花陽「ご、ごめんなさいぃ!!」
海未「忘れてくださいお願いします…」
花陽「そ、そんなに頼まなくても誰にも言わないよ…?」
海未「…恩に着ます」
130: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 20:19:07.01 ID:AyZk/CNCO
海未「こうして花陽に恥ずかしいところを見られるのは二回目ですね…」
花陽「恥ずかしいって思ってるんだ…」ボソッ
海未「なにか?」ニコッ
花陽「なななな、なんでもないよぉ!?」
海未「そうですか」
花陽「…ねえ、海未ちゃん」
海未「はい」
花陽「さっきの、そんなに恥ずかしいかな?」
海未「当たり前です…」
海未「今だって顔から火が出そうなくらい恥ずかしいんですよ…?」
花陽「私は…、可愛いと思うよ?」ニコッ
海未「な、ななな、いきなりなにを…///」
花陽「恥ずかしいって思ってるんだ…」ボソッ
海未「なにか?」ニコッ
花陽「なななな、なんでもないよぉ!?」
海未「そうですか」
花陽「…ねえ、海未ちゃん」
海未「はい」
花陽「さっきの、そんなに恥ずかしいかな?」
海未「当たり前です…」
海未「今だって顔から火が出そうなくらい恥ずかしいんですよ…?」
花陽「私は…、可愛いと思うよ?」ニコッ
海未「な、ななな、いきなりなにを…///」
131: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 20:24:02.14 ID:AyZk/CNCO
花陽「海未ちゃんはもっと自分に自信を持つべきだと思うなぁ」
花陽「…なんて私が言えたことじゃないよね、えへへ」
海未「…いえ、花陽は可愛いですよ」
花陽「…うん、ありがと」
花陽「海未ちゃんも可愛いよ?」
海未「そんなこと…」
花陽「アイドルとしての努力って言うのかな」
花陽「海未ちゃんはすごくひたむきに頑張ってるって思うな」ニコッ
海未「私は、その…アイドルとして人前に立つことが恥ずかしいですから…」
海未「もしも私のせいでみんなに迷惑をかけてしまったらと思うと…」
花陽「うん、その気持ちわかるよ」
花陽「…なんて私が言えたことじゃないよね、えへへ」
海未「…いえ、花陽は可愛いですよ」
花陽「…うん、ありがと」
花陽「海未ちゃんも可愛いよ?」
海未「そんなこと…」
花陽「アイドルとしての努力って言うのかな」
花陽「海未ちゃんはすごくひたむきに頑張ってるって思うな」ニコッ
海未「私は、その…アイドルとして人前に立つことが恥ずかしいですから…」
海未「もしも私のせいでみんなに迷惑をかけてしまったらと思うと…」
花陽「うん、その気持ちわかるよ」
132: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 20:30:26.46 ID:AyZk/CNCO
花陽「私も人前に立つの、すっごく恥ずかしいもん」
花陽「海未ちゃんと私って結構似てるのかな」
海未「ふふっ…、そうですね」
海未「もしかしたらステージでの自分は、普段自分がなりたがっている自分なのかもしれませんね」
海未「いつも笑顔で、キラキラしてて…」
海未「人の視線を自然に引き付けるような、そんな人に憧れているんでしょうか」
花陽「ねえ、海未ちゃん」
海未「どうしました?」
花陽「それって…、穂乃果ちゃんのこと?」
海未「考えてみれば、そうかもしれませんね」
花陽「海未ちゃんと私って結構似てるのかな」
海未「ふふっ…、そうですね」
海未「もしかしたらステージでの自分は、普段自分がなりたがっている自分なのかもしれませんね」
海未「いつも笑顔で、キラキラしてて…」
海未「人の視線を自然に引き付けるような、そんな人に憧れているんでしょうか」
花陽「ねえ、海未ちゃん」
海未「どうしました?」
花陽「それって…、穂乃果ちゃんのこと?」
海未「考えてみれば、そうかもしれませんね」
133: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 20:39:02.94 ID:AyZk/CNCO
海未「私は穂乃果に憧れているのかもしれません」
海未「いつもひたむきで、面白そうなことに全力で向かっていく」
花陽「…なかなかできることじゃないもんね」
海未「いつもは隣にいるからこそ、その存在がたまに遠く感じてしまいます」
海未「穂乃果はもう私とは違うところへ」
花陽「そんなこと、ないと思うな…」
花陽「海未ちゃんがいるから、きっと今の穂乃果ちゃんがいるんだよ」
花陽「海未ちゃんがいるから、穂乃果ちゃんが安心して前を向いていられるんだよ」
花陽「穂乃果ちゃんが二人いたら…どうかな?」
海未「…頭が痛いです」
花陽「海未ちゃんは海未ちゃん。穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃん」
花陽「穂乃果ちゃんは繋いだ手を離すような人じゃないよ」ニコッ
海未「ふふっ、そうですね」
海未「だから私が、ここにいられる」
海未「引かれた手を離さないように、私も輝かないといけませんね」
花陽「うんっ♪」
海未「いつもひたむきで、面白そうなことに全力で向かっていく」
花陽「…なかなかできることじゃないもんね」
海未「いつもは隣にいるからこそ、その存在がたまに遠く感じてしまいます」
海未「穂乃果はもう私とは違うところへ」
花陽「そんなこと、ないと思うな…」
花陽「海未ちゃんがいるから、きっと今の穂乃果ちゃんがいるんだよ」
花陽「海未ちゃんがいるから、穂乃果ちゃんが安心して前を向いていられるんだよ」
花陽「穂乃果ちゃんが二人いたら…どうかな?」
海未「…頭が痛いです」
花陽「海未ちゃんは海未ちゃん。穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃん」
花陽「穂乃果ちゃんは繋いだ手を離すような人じゃないよ」ニコッ
海未「ふふっ、そうですね」
海未「だから私が、ここにいられる」
海未「引かれた手を離さないように、私も輝かないといけませんね」
花陽「うんっ♪」
134: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 20:43:40.53 ID:AyZk/CNCO
海未「花陽も言うようになりましたね」
花陽「あっ、ごめん…」
海未「いえ、別に怒っているわけではないのですが…」
花陽「そう、なの?」
海未「私ってそんなに怒りっぽいイメージですかね…」
花陽「そ、そういうわけじゃないよ…?」
花陽「ただ、凛ちゃんから海未ちゃんの話を聞いてると…」
海未「ああ、凛は私のこと嫌いなんですね…」
花陽「違うってばあ!!」
海未「確かに凛や穂乃果には厳しすぎたかもしれません…」
海未「これからはもう少し優しく…、無理ですね」
花陽「無理なのぉ!?」
花陽「あっ、ごめん…」
海未「いえ、別に怒っているわけではないのですが…」
花陽「そう、なの?」
海未「私ってそんなに怒りっぽいイメージですかね…」
花陽「そ、そういうわけじゃないよ…?」
花陽「ただ、凛ちゃんから海未ちゃんの話を聞いてると…」
海未「ああ、凛は私のこと嫌いなんですね…」
花陽「違うってばあ!!」
海未「確かに凛や穂乃果には厳しすぎたかもしれません…」
海未「これからはもう少し優しく…、無理ですね」
花陽「無理なのぉ!?」
135: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 20:46:50.33 ID:AyZk/CNCO
海未「絵里や真姫に止められるとは思えません…」
花陽「あはは、確かに…」
海未「だから私が止めるしかないんです…!!」
花陽「そんなに抱え込んじゃダメだよぉ…」
花陽「それに凛ちゃん、海未ちゃんのこと嫌いだなんて言ってないよ?」
海未「そ、そうなのですか!?」パァ
花陽「ふふっ、嬉しそうだね」
海未「てっきり普段から叱りすぎたせいで嫌われたのかと…」
花陽「凛ちゃんはそんな簡単に友達のこと嫌いにならないよぉ」
花陽「あはは、確かに…」
海未「だから私が止めるしかないんです…!!」
花陽「そんなに抱え込んじゃダメだよぉ…」
花陽「それに凛ちゃん、海未ちゃんのこと嫌いだなんて言ってないよ?」
海未「そ、そうなのですか!?」パァ
花陽「ふふっ、嬉しそうだね」
海未「てっきり普段から叱りすぎたせいで嫌われたのかと…」
花陽「凛ちゃんはそんな簡単に友達のこと嫌いにならないよぉ」
136: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 20:52:18.64 ID:AyZk/CNCO
海未「それで、凛は私のことをなんと…?」
花陽「厳しいしよく怒るけど、優しい先輩だって言ってたよ?」
海未「そのようなことを凛が…」
花陽「海未ちゃんはなんで凛ちゃんに怒るの?」
海未「それは、凛のことを考えて…」
花陽「だよね?しっかり伝わってるよ」ニコッ
海未「…良かったです」
花陽「…海未ちゃんって面白いね」
海未「なにかおかしかったですか?」
花陽「表情がコロコロ変わるんだもん」
花陽「厳しいしよく怒るけど、優しい先輩だって言ってたよ?」
海未「そのようなことを凛が…」
花陽「海未ちゃんはなんで凛ちゃんに怒るの?」
海未「それは、凛のことを考えて…」
花陽「だよね?しっかり伝わってるよ」ニコッ
海未「…良かったです」
花陽「…海未ちゃんって面白いね」
海未「なにかおかしかったですか?」
花陽「表情がコロコロ変わるんだもん」
137: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 21:00:58.90 ID:AyZk/CNCO
花陽「初めはクールな先輩だと思ってたからビックリしちゃったよぉ」
海未「そんなに意外でしょうか」
海未「私だって年頃の女子高生なのですが…」
花陽「うーん…、あっ!」
海未「どうしたのですか?」
花陽「弓道のせい…、かなぁ?」
海未「…なるほど」
花陽「心当たりあるの?」
海未「弓を構えている園田先輩は凛としていて素敵だ、と言うことが書いてある手紙をよくいただきます…」
海未「そんなに意外でしょうか」
海未「私だって年頃の女子高生なのですが…」
花陽「うーん…、あっ!」
海未「どうしたのですか?」
花陽「弓道のせい…、かなぁ?」
海未「…なるほど」
花陽「心当たりあるの?」
海未「弓を構えている園田先輩は凛としていて素敵だ、と言うことが書いてある手紙をよくいただきます…」
138: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 21:06:49.77 ID:AyZk/CNCO
花陽「海未ちゃん、それってラブレターじゃ…」
海未「いえ、そんなはずは…」
花陽「…」ジー
海未「ですよね…」
海未「ですが私は、あくまでもファンレターとして…」
花陽「なら私も海未ちゃんにお手紙書こうかな?」
海未「そもそも花陽はμ ’sのメンバーじゃないですか」
花陽「うん、今はね」
花陽「だけど前は穂乃果ちゃんやことりちゃん、海未ちゃんに憧れてた後輩だったから…」
花陽「あ、今でも憧れてるのは変わらないよ?」
海未「いえ、そんなはずは…」
花陽「…」ジー
海未「ですよね…」
海未「ですが私は、あくまでもファンレターとして…」
花陽「なら私も海未ちゃんにお手紙書こうかな?」
海未「そもそも花陽はμ ’sのメンバーじゃないですか」
花陽「うん、今はね」
花陽「だけど前は穂乃果ちゃんやことりちゃん、海未ちゃんに憧れてた後輩だったから…」
花陽「あ、今でも憧れてるのは変わらないよ?」
139: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 21:11:09.72 ID:AyZk/CNCO
海未「思えば最初は三人だったのが随分と大所帯になりましたね…」
花陽「ただ憧れてただけのアイドルになってるなんて、本当に夢みたい…」
花陽「…あの時みんなが誘ってくれなかったらきっと私は自信が持てないままで…」
花陽「なにも変わらないまま過ごしていたんじゃないかな」
花陽「だから…、誘ってくれてありがとう」ニコッ
海未「いえ、お礼を言うのはこちらの方ですよ」
海未「花陽がいてくれたから、こうして私たちがここにいるんです」
花陽「私が…?」
花陽「ただ憧れてただけのアイドルになってるなんて、本当に夢みたい…」
花陽「…あの時みんなが誘ってくれなかったらきっと私は自信が持てないままで…」
花陽「なにも変わらないまま過ごしていたんじゃないかな」
花陽「だから…、誘ってくれてありがとう」ニコッ
海未「いえ、お礼を言うのはこちらの方ですよ」
海未「花陽がいてくれたから、こうして私たちがここにいるんです」
花陽「私が…?」
140: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 21:14:57.88 ID:AyZk/CNCO
海未「μ ’sの初めてのライブ、覚えていますか?」
花陽「うん、放課後に講堂で…。みんな可愛かったなぁ…」
海未「…ありがとうございます」
海未「あの時、花陽が見に来てくれなかったら、きっとμ ’sはあのまま終わっていました」
海未「頑張った意味なんてなかった」
海未「きっとそう思って廃校の件も諦めたと思います」
海未「花陽が来てくれたから、私たちは胸を張ってライブをすることができたんです」
海未「だから、ありがとうございます」
花陽「…えへへ、なんだか照れちゃうね」
花陽「うん、放課後に講堂で…。みんな可愛かったなぁ…」
海未「…ありがとうございます」
海未「あの時、花陽が見に来てくれなかったら、きっとμ ’sはあのまま終わっていました」
海未「頑張った意味なんてなかった」
海未「きっとそう思って廃校の件も諦めたと思います」
海未「花陽が来てくれたから、私たちは胸を張ってライブをすることができたんです」
海未「だから、ありがとうございます」
花陽「…えへへ、なんだか照れちゃうね」
141: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 21:20:08.63 ID:AyZk/CNCO
花陽「誰がかけてもμ ’sじゃない」
花陽「きっと一人一人の行動の積み重ねが今のμ ’sを作ってきたんだよね」
海未「ええ、そうですよ」
海未「やって良かった。この9人でよかった」
海未「私はそう言って胸を張れます」
花陽「…私もだよ」
海未「花陽がμ ’sのことをしっかり考えてくれていて安心しました」
花陽「きっとみんなしっかり考えてると思うよ?」
海未「いえ、それはそうなのですが…」
海未「凛や真姫の性格を考えるとどうしても…」
花陽「もう、そんなこと言ったらダメだよぉ…」
海未「…きっと時期部長は花陽ですね」
花陽「…ええええええ!?」
花陽「きっと一人一人の行動の積み重ねが今のμ ’sを作ってきたんだよね」
海未「ええ、そうですよ」
海未「やって良かった。この9人でよかった」
海未「私はそう言って胸を張れます」
花陽「…私もだよ」
海未「花陽がμ ’sのことをしっかり考えてくれていて安心しました」
花陽「きっとみんなしっかり考えてると思うよ?」
海未「いえ、それはそうなのですが…」
海未「凛や真姫の性格を考えるとどうしても…」
花陽「もう、そんなこと言ったらダメだよぉ…」
海未「…きっと時期部長は花陽ですね」
花陽「…ええええええ!?」
142: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 21:25:17.29 ID:AyZk/CNCO
海未「何をそんなに驚いているのですか?」
花陽「だって、部長だなんて、そんな…」
海未「こればかりはにこが決めることですから私の想像なのですけどね」
海未「花陽以上の適任はいないと思いますよ?」
花陽「凛ちゃんや真姫ちゃんは…!!」
海未「凛はリーダーでしょう?」
海未「それに真姫が積極的に仕事を引き受けるとは思えませんし…」
花陽「…私なんかでいいのかなぁ」
海未「花陽が良いと思ってるんですよ、私は」
花陽「…覚悟、しておくね…」
花陽「多分驚いちゃうと思うけど…」
花陽「だって、部長だなんて、そんな…」
海未「こればかりはにこが決めることですから私の想像なのですけどね」
海未「花陽以上の適任はいないと思いますよ?」
花陽「凛ちゃんや真姫ちゃんは…!!」
海未「凛はリーダーでしょう?」
海未「それに真姫が積極的に仕事を引き受けるとは思えませんし…」
花陽「…私なんかでいいのかなぁ」
海未「花陽が良いと思ってるんですよ、私は」
花陽「…覚悟、しておくね…」
花陽「多分驚いちゃうと思うけど…」
143: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 21:29:21.39 ID:AyZk/CNCO
海未「花陽は自分に自信の持てない自分から卒業したんですよね?」
海未「ならきっと、大丈夫ですよ」
花陽「…うん」
海未「いつだって、一人じゃない」
海未「仲間がいるじゃないですか」
花陽「そう、だよね…!!」
花陽「支えてくれる、大切な仲間がいる…」
花陽「あ、でももしも私が部長に推薦されなかったら恥ずかしいね」クスッ
海未「でしたら花陽を部長にするべきだと私が推薦しておきますね」ニコッ
花陽「うっ、それはそれでやだなぁ…」
海未「冗談ですよ」クスッ
海未「ならきっと、大丈夫ですよ」
花陽「…うん」
海未「いつだって、一人じゃない」
海未「仲間がいるじゃないですか」
花陽「そう、だよね…!!」
花陽「支えてくれる、大切な仲間がいる…」
花陽「あ、でももしも私が部長に推薦されなかったら恥ずかしいね」クスッ
海未「でしたら花陽を部長にするべきだと私が推薦しておきますね」ニコッ
花陽「うっ、それはそれでやだなぁ…」
海未「冗談ですよ」クスッ
144: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 21:36:33.08 ID:AyZk/CNCO
『最終下校時刻となりました』
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
海未「だいぶ話し込んでしまいましたね」
花陽「今日はありがとうね」
花陽「なんだか、すごく勇気をもらえた気がするなぁ」
海未「こちらこそありがとうございます」
海未「花陽の気持ちが聞けてうれしかったですよ」ニコッ
海未「それに、自分の気持ちに素直になれた気がします」
花陽「それは良かったぁ」ニコッ
海未「やはり花陽は笑顔が似合いますね」
花陽「いっ、いきなりどうしたの!?」
海未「いえ、思ったことを口にしただけなのですが…」
花陽「…海未ちゃんはファンの人とお喋りしない方がいいかもしれないね…」
海未「えっ?どういうことですか?」
花陽「ううん、なんでもないよ?さっ、帰ろっ?」
海未「ちょっと待ってくださいよ!」
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
海未「だいぶ話し込んでしまいましたね」
花陽「今日はありがとうね」
花陽「なんだか、すごく勇気をもらえた気がするなぁ」
海未「こちらこそありがとうございます」
海未「花陽の気持ちが聞けてうれしかったですよ」ニコッ
海未「それに、自分の気持ちに素直になれた気がします」
花陽「それは良かったぁ」ニコッ
海未「やはり花陽は笑顔が似合いますね」
花陽「いっ、いきなりどうしたの!?」
海未「いえ、思ったことを口にしただけなのですが…」
花陽「…海未ちゃんはファンの人とお喋りしない方がいいかもしれないね…」
海未「えっ?どういうことですか?」
花陽「ううん、なんでもないよ?さっ、帰ろっ?」
海未「ちょっと待ってくださいよ!」
145: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 21:38:10.13 ID:AyZk/CNCO
>>144
途中で投稿してしまいました
『最終下校時刻となりました』
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
海未「だいぶ話し込んでしまいましたね」
花陽「今日はありがとうね」
花陽「なんだか、すごく勇気をもらえた気がするなぁ」
海未「こちらこそありがとうございます」
海未「花陽の気持ちが聞けてうれしかったですよ」ニコッ
海未「それに、自分の気持ちに素直になれた気がします」
花陽「それは良かったぁ」ニコッ
海未「やはり花陽は笑顔が似合いますね」
花陽「いっ、いきなりどうしたの!?」
海未「いえ、思ったことを口にしただけなのですが…」
花陽「…海未ちゃんはファンの人とお喋りしない方がいいかもしれないね…」
海未「えっ?どういうことですか?」
花陽「ううん、なんでもないよ?さっ、帰ろっ?」
海未「ちょっと待ってくださいよ!」
海未「花陽!はなよぉー!!」
途中で投稿してしまいました
『最終下校時刻となりました』
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
海未「だいぶ話し込んでしまいましたね」
花陽「今日はありがとうね」
花陽「なんだか、すごく勇気をもらえた気がするなぁ」
海未「こちらこそありがとうございます」
海未「花陽の気持ちが聞けてうれしかったですよ」ニコッ
海未「それに、自分の気持ちに素直になれた気がします」
花陽「それは良かったぁ」ニコッ
海未「やはり花陽は笑顔が似合いますね」
花陽「いっ、いきなりどうしたの!?」
海未「いえ、思ったことを口にしただけなのですが…」
花陽「…海未ちゃんはファンの人とお喋りしない方がいいかもしれないね…」
海未「えっ?どういうことですか?」
花陽「ううん、なんでもないよ?さっ、帰ろっ?」
海未「ちょっと待ってくださいよ!」
海未「花陽!はなよぉー!!」
146: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/01(金) 21:41:51.76 ID:AyZk/CNCO
そんなわけでうみぱなも終わりです。
恥ずかしがり屋だとか、接し方は違えど相手の事を思いやる気持ちだとか、案外この二人は似た者同士だと思います。
海未ちゃんもだけど実はぱなよも天然たらし、というか守ってあげたくなるような、そんな素質を持ってると思う。
結果虜になっちゃうっていうね!
恥ずかしがり屋だとか、接し方は違えど相手の事を思いやる気持ちだとか、案外この二人は似た者同士だと思います。
海未ちゃんもだけど実はぱなよも天然たらし、というか守ってあげたくなるような、そんな素質を持ってると思う。
結果虜になっちゃうっていうね!
149: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 20:06:55.88 ID:YOaYhm36O
本日も更新始めます。
今回はことりん。
今回はことりん。
150: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 20:15:31.87 ID:YOaYhm36O
ことり「うーん、こうかなぁ…?」
ことり「やっぱりこう?」
ことり「わかんないよぉー…」
ことり「うぅ…どうしよう…」
凛「わぁーっ!!」
ことり「ぴぃーっ!!」
ことり「…って凛ちゃあん…」
凛「えへへっ、いたずら成功っ♪」
ことり「びっくりしたぁ…」
凛「ごめんごめん、ことりちゃんが1人でいるからチャンスかなぁって…」
凛「ところでなにしてるの?」
ことり「あ、うん。次のライブの衣装考えてるんだけど…」
ことり「やっぱりこう?」
ことり「わかんないよぉー…」
ことり「うぅ…どうしよう…」
凛「わぁーっ!!」
ことり「ぴぃーっ!!」
ことり「…って凛ちゃあん…」
凛「えへへっ、いたずら成功っ♪」
ことり「びっくりしたぁ…」
凛「ごめんごめん、ことりちゃんが1人でいるからチャンスかなぁって…」
凛「ところでなにしてるの?」
ことり「あ、うん。次のライブの衣装考えてるんだけど…」
151: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 20:19:47.74 ID:YOaYhm36O
凛「本当に!?見せて見せて!」
ことり「見せてあげたいのは山々なんだけど…」
凛「どうしたの?」
ことり「実は…何も出来てなくて…」
凛「スランプってやつかにゃ?」
ことり「そうみたい…」
凛「凛に何か手伝えることがあったら言ってね?」
ことり「うん、ありがと…」ニコッ
凛「…」ドキッ
凛「…ことりちゃんの笑顔って」
ことり「どうしたの?」
凛「癒されるにゃあ…」
ことり「…えっ///」
ことり「見せてあげたいのは山々なんだけど…」
凛「どうしたの?」
ことり「実は…何も出来てなくて…」
凛「スランプってやつかにゃ?」
ことり「そうみたい…」
凛「凛に何か手伝えることがあったら言ってね?」
ことり「うん、ありがと…」ニコッ
凛「…」ドキッ
凛「…ことりちゃんの笑顔って」
ことり「どうしたの?」
凛「癒されるにゃあ…」
ことり「…えっ///」
152: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 20:25:40.13 ID:YOaYhm36O
凛「って、お仕事の邪魔しちゃった」
凛「ごめんね?」
ことり「ううん、そんな邪魔だなんて…」
ことり「…そうだ!!」
凛「どうしたの?」
ことり「凛ちゃん、私とお話してくれない?」
凛「え?うん、良いけど…」
凛「邪魔にならないかな?」
ことり「きっと会話の中から衣装のヒントが見つかると思うんだぁ」
ことり「だから、ね?」
凛「うん、凛で良ければ!」
凛「でもどんな話すればいいのかにゃ?」
ことり「うふふ、いつもどおりでいいよぉ」
凛「ごめんね?」
ことり「ううん、そんな邪魔だなんて…」
ことり「…そうだ!!」
凛「どうしたの?」
ことり「凛ちゃん、私とお話してくれない?」
凛「え?うん、良いけど…」
凛「邪魔にならないかな?」
ことり「きっと会話の中から衣装のヒントが見つかると思うんだぁ」
ことり「だから、ね?」
凛「うん、凛で良ければ!」
凛「でもどんな話すればいいのかにゃ?」
ことり「うふふ、いつもどおりでいいよぉ」
153: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 20:29:49.87 ID:YOaYhm36O
凛「いつもどおりいつもどおり…」
ことり「そんなに難しく考えなくて大丈夫だよ?」
ことり「そういえば今日は花陽ちゃんはどうしたの?」
凛「かよちんはテストのお勉強するって帰っちゃった」
ことり「凛ちゃんは?」
凛「…」
ことり「あ、あはは…」
凛「こ、ことりちゃんだって!!」
ことり「私はさっき終わらせたから…」
凛「…後で勉強教えて欲しいにゃ…」
ことり「私で良ければ♪」
ことり「そんなに難しく考えなくて大丈夫だよ?」
ことり「そういえば今日は花陽ちゃんはどうしたの?」
凛「かよちんはテストのお勉強するって帰っちゃった」
ことり「凛ちゃんは?」
凛「…」
ことり「あ、あはは…」
凛「こ、ことりちゃんだって!!」
ことり「私はさっき終わらせたから…」
凛「…後で勉強教えて欲しいにゃ…」
ことり「私で良ければ♪」
154: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 20:36:36.14 ID:YOaYhm36O
凛「そういえばことりちゃんも今日は1人だね?」
ことり「うん、海未ちゃんが穂乃果ちゃんの勉強見るって張り切っちゃって…」
凛「穂乃果ちゃん…、ご愁傷様にゃ…」
ことり「あはは、海未ちゃんも穂乃果ちゃんのことを思って厳しくしてるんだよぉ…」
凛「海未ちゃんって穂乃果ちゃんのお母さんみたいだよね」
ことり「ふふっ、それだけ大事に思われてるんだよ♪」
ことり「少し、羨ましいなぁ…」
凛「…ことりちゃん?どうしたの?」
ことり「あのね、穂乃果ちゃんと海未ちゃんはお腹の中にいる頃から幼馴染みだったんだって」
凛「でもことりちゃんも幼馴染みなんだよね?」
ことり「うん、そうなんだけど…」
ことり「やっぱり2人の絆には勝てないなぁって」
凛「…」
ことり「うん、海未ちゃんが穂乃果ちゃんの勉強見るって張り切っちゃって…」
凛「穂乃果ちゃん…、ご愁傷様にゃ…」
ことり「あはは、海未ちゃんも穂乃果ちゃんのことを思って厳しくしてるんだよぉ…」
凛「海未ちゃんって穂乃果ちゃんのお母さんみたいだよね」
ことり「ふふっ、それだけ大事に思われてるんだよ♪」
ことり「少し、羨ましいなぁ…」
凛「…ことりちゃん?どうしたの?」
ことり「あのね、穂乃果ちゃんと海未ちゃんはお腹の中にいる頃から幼馴染みだったんだって」
凛「でもことりちゃんも幼馴染みなんだよね?」
ことり「うん、そうなんだけど…」
ことり「やっぱり2人の絆には勝てないなぁって」
凛「…」
155: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 20:42:08.91 ID:YOaYhm36O
凛「きっといつ出会ったとかとか、そんなの関係ないんだと思うな」
凛「大切なのは、その人達と過ごす時間だと思うから」
ことり「…それって」
凛「真姫ちゃんに聞いたんだぁ」
凛「ことりちゃんに元気づけられたって」
ことり「ふふっ…」
凛「なんで笑うのぉー!?」
ことり「ごめんね?凛ちゃん」
ことり「私、焦ってたみたい」
ことり「自分の言ったこと忘れて、いつの間にか悪い方向に考えちゃってたみたい」
ことり「凛ちゃん、ありがと」ニコッ
凛「い、いいよ///」
凛「大切なのは、その人達と過ごす時間だと思うから」
ことり「…それって」
凛「真姫ちゃんに聞いたんだぁ」
凛「ことりちゃんに元気づけられたって」
ことり「ふふっ…」
凛「なんで笑うのぉー!?」
ことり「ごめんね?凛ちゃん」
ことり「私、焦ってたみたい」
ことり「自分の言ったこと忘れて、いつの間にか悪い方向に考えちゃってたみたい」
ことり「凛ちゃん、ありがと」ニコッ
凛「い、いいよ///」
156: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 20:46:51.71 ID:YOaYhm36O
凛「それにしても…」
ことり「うん」
凛「なんだか2人きりって新鮮だね」
ことり「あはは、そうかもね」
凛「ことりちゃんの周りには穂乃果ちゃんや海未ちゃんがいて」
ことり「凛ちゃんの周りには花陽ちゃんや真姫ちゃんがいて」
凛「たまに一人でいると寂しくなっちゃうにゃあ」
ことり「うん、なんとなくわかるかも…」
ことり「当たり前の存在って言うのかな?」
ことり「いつも隣にいるのが当然だと思ってたけど」
ことり「そうじゃないんだよね」
ことり「うん」
凛「なんだか2人きりって新鮮だね」
ことり「あはは、そうかもね」
凛「ことりちゃんの周りには穂乃果ちゃんや海未ちゃんがいて」
ことり「凛ちゃんの周りには花陽ちゃんや真姫ちゃんがいて」
凛「たまに一人でいると寂しくなっちゃうにゃあ」
ことり「うん、なんとなくわかるかも…」
ことり「当たり前の存在って言うのかな?」
ことり「いつも隣にいるのが当然だと思ってたけど」
ことり「そうじゃないんだよね」
157: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 20:50:27.85 ID:YOaYhm36O
凛「…」
ことり「…」
凛「もー!!!」
ことり「ぴぃっ!!」
凛「ことりちゃん真面目すぎだよぉ!!」
凛「もっと適当に生きようよ!!」
凛「行き当たりばったりの人生も楽しいよ!!」
ことり「凛ちゃん…」
凛「今が楽しければ凛はそれでいいと思うな」
ことり「なんだかおじさんみたいなこと言うね♪」
凛「に゛ゃ゛っ゛!?」
ことり「…」
凛「もー!!!」
ことり「ぴぃっ!!」
凛「ことりちゃん真面目すぎだよぉ!!」
凛「もっと適当に生きようよ!!」
凛「行き当たりばったりの人生も楽しいよ!!」
ことり「凛ちゃん…」
凛「今が楽しければ凛はそれでいいと思うな」
ことり「なんだかおじさんみたいなこと言うね♪」
凛「に゛ゃ゛っ゛!?」
158: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 20:55:26.40 ID:YOaYhm36O
ことり「けど元気でたよ、ありがと♪」
凛「うぅ…、女子高生に向かっておじさんはあんまりだよぉ…」
ことり「あっ、ごめんね…?」
凛「なーんてにゃ♪」
ことり「もぉ、凛ちゃぁん…」
凛「えへへっ」
ことり「けど、そうだよね…。今を精一杯楽しまなきゃね!」
ことり「後悔なんてしたくないもんね!!」
ことり「じゃあ早速、後悔しないためにふりふりのスカートを凛ちゃんに履いてもらいます!!」
凛「なんでそうなるのぉ!?」
凛「うぅ…、女子高生に向かっておじさんはあんまりだよぉ…」
ことり「あっ、ごめんね…?」
凛「なーんてにゃ♪」
ことり「もぉ、凛ちゃぁん…」
凛「えへへっ」
ことり「けど、そうだよね…。今を精一杯楽しまなきゃね!」
ことり「後悔なんてしたくないもんね!!」
ことり「じゃあ早速、後悔しないためにふりふりのスカートを凛ちゃんに履いてもらいます!!」
凛「なんでそうなるのぉ!?」
159: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 20:58:59.27 ID:YOaYhm36O
ことり「それはぁ…」
凛「それは…?」
ことり「私が、見たいから?」
凛「だと思ったにゃ…」
ことり「ダメ、かなぁ…」ウルウル
凛「り、凛は海未ちゃんとは違うから泣き落としなんて効かな…」
ことり「凛ちゃん、お願いっ…」ウルウル
凛「…うん」
ことり「わぁい♪」
凛「…はっ!?」
ことり「約束だよ♪」
凛「うぅ、ことりちゃんには敵わないにゃ…」
凛「それは…?」
ことり「私が、見たいから?」
凛「だと思ったにゃ…」
ことり「ダメ、かなぁ…」ウルウル
凛「り、凛は海未ちゃんとは違うから泣き落としなんて効かな…」
ことり「凛ちゃん、お願いっ…」ウルウル
凛「…うん」
ことり「わぁい♪」
凛「…はっ!?」
ことり「約束だよ♪」
凛「うぅ、ことりちゃんには敵わないにゃ…」
160: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 21:03:27.78 ID:YOaYhm36O
ことり「凛ちゃん、どんどん可愛くなっていくね♪」
凛「そ、そんなことないよぉ…」
ことり「そんなことあるよぉ♪」
ことり「スカート姿もすごく可愛いし」
凛「なんだか照れるよ」テレテレ
凛「ことりちゃんは褒め上手だね…」
ことり「うふふ、私は思ったことを言ってるだけだよ?」
凛「…あ」
ことり「どうしたの?」
凛「凛知ってるよ?こういうのを『おんなたらし』って言うんだよね!」
ことり「…えぇっ!?」
凛「希ちゃんが言ってたから間違いないにゃっ!」
ことり「そんなつもりないのにぃ…」
凛「けど、嬉しかったにゃ♪」
凛「そ、そんなことないよぉ…」
ことり「そんなことあるよぉ♪」
ことり「スカート姿もすごく可愛いし」
凛「なんだか照れるよ」テレテレ
凛「ことりちゃんは褒め上手だね…」
ことり「うふふ、私は思ったことを言ってるだけだよ?」
凛「…あ」
ことり「どうしたの?」
凛「凛知ってるよ?こういうのを『おんなたらし』って言うんだよね!」
ことり「…えぇっ!?」
凛「希ちゃんが言ってたから間違いないにゃっ!」
ことり「そんなつもりないのにぃ…」
凛「けど、嬉しかったにゃ♪」
161: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 21:09:47.81 ID:YOaYhm36O
凛「みんなが背中を押してくれたから胸を張ってスカートを履けるようになったし」
凛「それに、女の子らしいって言ってくれるし…」
凛「凛はもう昔の凛とは違うんだって胸張って言えるよ!」
ことり「うん♪」
凛「μ ’sに入って、凛は変わることが出来たんだぁ」
凛「なんだかお姫様になった気分にゃっ♪」
ことり「…あっ!!」
凛「どうしたの?」
ことり「閃いちゃったかも♪」
凛「それに、女の子らしいって言ってくれるし…」
凛「凛はもう昔の凛とは違うんだって胸張って言えるよ!」
ことり「うん♪」
凛「μ ’sに入って、凛は変わることが出来たんだぁ」
凛「なんだかお姫様になった気分にゃっ♪」
ことり「…あっ!!」
凛「どうしたの?」
ことり「閃いちゃったかも♪」
162: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 21:14:39.88 ID:YOaYhm36O
ことり「次の衣装はー♪」
凛「…」ゴクリ
ことり「可愛いー♪」
凛「…」ゴクリ
ことり「ふりふりのぉー♪」
凛「…」ゴクリ
ことり「ド・レ・ス♪」
凛「…確かにそれなら次の曲にぴったりかもしれないね!」
凛「けど海未ちゃんが嫌がるんじゃないかにゃ…?」
ことり「大丈夫だよぉ♪海未ちゃんはなんだかんだ言って着てくれる優しい子だもん♪」
ことり「それに一人だけスカートが長いのも目立っちゃうよ?」
ことり「あっ、それとも海未ちゃんは目立ちたいのかなぁ」ニコニコ
凛「ことりちゃん、すごい悪い顔してるにゃ…」
凛「…」ゴクリ
ことり「可愛いー♪」
凛「…」ゴクリ
ことり「ふりふりのぉー♪」
凛「…」ゴクリ
ことり「ド・レ・ス♪」
凛「…確かにそれなら次の曲にぴったりかもしれないね!」
凛「けど海未ちゃんが嫌がるんじゃないかにゃ…?」
ことり「大丈夫だよぉ♪海未ちゃんはなんだかんだ言って着てくれる優しい子だもん♪」
ことり「それに一人だけスカートが長いのも目立っちゃうよ?」
ことり「あっ、それとも海未ちゃんは目立ちたいのかなぁ」ニコニコ
凛「ことりちゃん、すごい悪い顔してるにゃ…」
163: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 21:21:42.31 ID:YOaYhm36O
ことり「ちなみに凛ちゃんはふりふりのドレスって着たことある?」
凛「ウエディングドレスならあるよ!」
ことり「あっ、あの時の…。じゃあそれに負けないくらい可愛いドレスにしないとね♪」
凛「…うん♪」
ことり「…凛ちゃん、本当に変わったね♪」
凛「そう、かにゃあ…?」
ことり「前の凛ちゃんだったら絶対に嫌がってたもん」
凛「…あはは、そうかもしれないにゃ」
ことり「やっぱり希ちゃんが言ったみたいに、μ ’sって奇跡なのかもしれないね♪」
凛「ウエディングドレスならあるよ!」
ことり「あっ、あの時の…。じゃあそれに負けないくらい可愛いドレスにしないとね♪」
凛「…うん♪」
ことり「…凛ちゃん、本当に変わったね♪」
凛「そう、かにゃあ…?」
ことり「前の凛ちゃんだったら絶対に嫌がってたもん」
凛「…あはは、そうかもしれないにゃ」
ことり「やっぱり希ちゃんが言ったみたいに、μ ’sって奇跡なのかもしれないね♪」
164: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 21:26:55.40 ID:YOaYhm36O
ことり「さて、それじゃあ可愛い衣装を作るために凛ちゃんにはー♪」
凛「凛には?」
ことり「私の着せ替え人形になってもらいまーす♪」
凛「ええええええ!?」
ことり「やっぱりそっちの方が衣装も想像しやすいと思うの。だから…」
凛「でも、それはまだ恥ずかしいかも…」
ことり「凛ちゃん、手伝ってくれるって言ったのになぁ…」
ことり「うぅ、このままじゃ衣装できないかもしれないよぉ」チラッ
ことり「どうしようかなぁ…」チラッ
凛「ううぅぅぅ!!わかったよぉ…!!」
ことり「さすが凛ちゃん♪」
凛「凛には?」
ことり「私の着せ替え人形になってもらいまーす♪」
凛「ええええええ!?」
ことり「やっぱりそっちの方が衣装も想像しやすいと思うの。だから…」
凛「でも、それはまだ恥ずかしいかも…」
ことり「凛ちゃん、手伝ってくれるって言ったのになぁ…」
ことり「うぅ、このままじゃ衣装できないかもしれないよぉ」チラッ
ことり「どうしようかなぁ…」チラッ
凛「ううぅぅぅ!!わかったよぉ…!!」
ことり「さすが凛ちゃん♪」
165: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 21:33:06.20 ID:YOaYhm36O
凛「海未ちゃんの気持ちがわかった気がするにゃ…」ボソッ
ことり「んー?」
凛「あ、なんでもないよ!?」
ことり「うーん、凛ちゃんに何着せようかなぁ、迷っちゃうなぁ♪」
ことり「やっぱりまずは元気っぽさを…」
ことり「いやいや、ここはあえて妖艷な雰囲気を…」
凛「り、凛は衣装作りの手伝いをするだけだからね!」
ことり「わかってるよぉ♪」ニコニコ
凛「その顔、絶対分かってないにゃー!!」
ことり「んー?」
凛「あ、なんでもないよ!?」
ことり「うーん、凛ちゃんに何着せようかなぁ、迷っちゃうなぁ♪」
ことり「やっぱりまずは元気っぽさを…」
ことり「いやいや、ここはあえて妖艷な雰囲気を…」
凛「り、凛は衣装作りの手伝いをするだけだからね!」
ことり「わかってるよぉ♪」ニコニコ
凛「その顔、絶対分かってないにゃー!!」
166: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 21:38:17.82 ID:YOaYhm36O
『最終下校時刻となりました』
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
ことり「さて、それじゃあ私の家行こっか!!」
凛「今からやるのぉ!?」
ことり「思い立ったら吉日。早くしないと忘れちゃうよ♪」
凛「こうなったら凛も腹を括るにゃ…」
ことり「さすが凛ちゃん♪」
凛「もう泣き落としされるのは嫌だもん…」
ことり「そんなことしないよぉー♪」
凛「うっ、嘘だにゃぁー!!」
ことり「そんなこと言う子にはお仕置きだよぉ?」
ことり「お着替え終わった後は一緒にご飯食べて、一緒にお風呂入って、一緒のベッドで寝ようね♪」
凛「えっ!?えっ!?」
ことり「それじゃ、れっつごー!!」
凛「ちょっ、ちょっと待ってぇー!!」ズルズル
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
ことり「さて、それじゃあ私の家行こっか!!」
凛「今からやるのぉ!?」
ことり「思い立ったら吉日。早くしないと忘れちゃうよ♪」
凛「こうなったら凛も腹を括るにゃ…」
ことり「さすが凛ちゃん♪」
凛「もう泣き落としされるのは嫌だもん…」
ことり「そんなことしないよぉー♪」
凛「うっ、嘘だにゃぁー!!」
ことり「そんなこと言う子にはお仕置きだよぉ?」
ことり「お着替え終わった後は一緒にご飯食べて、一緒にお風呂入って、一緒のベッドで寝ようね♪」
凛「えっ!?えっ!?」
ことり「それじゃ、れっつごー!!」
凛「ちょっ、ちょっと待ってぇー!!」ズルズル
167: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/04(月) 21:41:35.81 ID:YOaYhm36O
そんなわけでことりんも終わりです。
普段は人を振り回す凛ちゃんもことりちゃんには敵わない気がします。
ことりちゃんは恐らくμ ’s内最強クラス。
人心掌握の技術はのんたんと良い勝負しそう。
普段は人を振り回す凛ちゃんもことりちゃんには敵わない気がします。
ことりちゃんは恐らくμ ’s内最強クラス。
人心掌握の技術はのんたんと良い勝負しそう。
172: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:05:42.88 ID:vkamKQYBO
本日も更新始めます。
今回はほのまき。
メジャーかマイナーかで言ったらどっちでもない印象。
今回はほのまき。
メジャーかマイナーかで言ったらどっちでもない印象。
173: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:08:40.79 ID:vkamKQYBO
真姫「…」
穂乃果「真姫ちゃん、お願い!!」
真姫「…」
穂乃果「このとおり、おねがいします!!」
真姫「…後輩に頭下げて、あなたにはプライドってもんがないわけ?」
穂乃果「私にだってプライドくらいあるよぉ!!」
真姫「だったら頭あげなさいよ…」
穂乃果「それとこれとは別なの!!」
穂乃果「ねぇー、お願いだよぉー!!」
真姫「大体…」
穂乃果「なに?」
真姫「なんで私があなたの勉強見なきゃいけないのよ!!」
穂乃果「真姫ちゃん、お願い!!」
真姫「…」
穂乃果「このとおり、おねがいします!!」
真姫「…後輩に頭下げて、あなたにはプライドってもんがないわけ?」
穂乃果「私にだってプライドくらいあるよぉ!!」
真姫「だったら頭あげなさいよ…」
穂乃果「それとこれとは別なの!!」
穂乃果「ねぇー、お願いだよぉー!!」
真姫「大体…」
穂乃果「なに?」
真姫「なんで私があなたの勉強見なきゃいけないのよ!!」
174: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:11:32.11 ID:vkamKQYBO
穂乃果「私が全然勉強してなかったから、かな…」
真姫「いや、それはわかってるわよ」
穂乃果「だったら…」
真姫「私が聞きたいのはそういうことじゃなくて」
穂乃果「どういうこと?」
真姫「なんで後輩の私に頼むのかって話」
穂乃果「だって頼めそうな人が真姫ちゃんしかいないから…」
真姫「海未は?」
穂乃果「怒ると怖いもん…」
真姫「あなたが怒らせるようなことするのが悪いんでしょ…」
真姫「私も今怒りそうよ」
穂乃果「ひぃっ!」
真姫「…嘘よ」
真姫「いや、それはわかってるわよ」
穂乃果「だったら…」
真姫「私が聞きたいのはそういうことじゃなくて」
穂乃果「どういうこと?」
真姫「なんで後輩の私に頼むのかって話」
穂乃果「だって頼めそうな人が真姫ちゃんしかいないから…」
真姫「海未は?」
穂乃果「怒ると怖いもん…」
真姫「あなたが怒らせるようなことするのが悪いんでしょ…」
真姫「私も今怒りそうよ」
穂乃果「ひぃっ!」
真姫「…嘘よ」
175: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:14:05.16 ID:vkamKQYBO
真姫「それじゃあことりは?」
穂乃果「ことりちゃんは優しく教えてくれるんだけど…」
真姫「だったら良いじゃない」
穂乃果「お菓子を食べ始めちゃうと集中力が切れちゃって」
真姫「それはことりのせいじゃないわね」
穂乃果「だってことりちゃんの作るお菓子ってすごく美味しいんだよ!?」
真姫「知ってるわよ。私も食べたことあるし」
穂乃果「ほら、仕方ないでしょ!?」
真姫「開き直らないの」ボスンッ
穂乃果「痛いよぉ…」
穂乃果「ことりちゃんは優しく教えてくれるんだけど…」
真姫「だったら良いじゃない」
穂乃果「お菓子を食べ始めちゃうと集中力が切れちゃって」
真姫「それはことりのせいじゃないわね」
穂乃果「だってことりちゃんの作るお菓子ってすごく美味しいんだよ!?」
真姫「知ってるわよ。私も食べたことあるし」
穂乃果「ほら、仕方ないでしょ!?」
真姫「開き直らないの」ボスンッ
穂乃果「痛いよぉ…」
176: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:18:11.14 ID:vkamKQYBO
真姫「二年生がダメなら三年生に頼めばいいじゃない」
真姫「ほら、絵里とか」
穂乃果「うん、絵里ちゃんもすごく丁寧に教えてくれるんだけど…」
真姫「けど?」
穂乃果「何言ってるかよくわからないって言うか…」
真姫「ああ、根本から頭の出来が違うのね…」
穂乃果「むっ、ひどいよぉ!」
真姫「海未やことりとは違って穂乃果への教え方を知らないから、説明が難しい…ってことよね」
穂乃果「そう!そうなんだよね!!」
真姫「それに加えて最近は甘いしね」
真姫「勉強にならないのが容易に想像できるわ…」
真姫「ほら、絵里とか」
穂乃果「うん、絵里ちゃんもすごく丁寧に教えてくれるんだけど…」
真姫「けど?」
穂乃果「何言ってるかよくわからないって言うか…」
真姫「ああ、根本から頭の出来が違うのね…」
穂乃果「むっ、ひどいよぉ!」
真姫「海未やことりとは違って穂乃果への教え方を知らないから、説明が難しい…ってことよね」
穂乃果「そう!そうなんだよね!!」
真姫「それに加えて最近は甘いしね」
真姫「勉強にならないのが容易に想像できるわ…」
177: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:20:58.37 ID:vkamKQYBO
真姫「だったら希は?」
穂乃果「希ちゃんにはこの前生徒会のお仕事手伝ってもらっちゃったし、頼みにくいって言うか…」
真姫「後輩相手に勉強教えてって頼むのも十分頼みにくいと思うんだけど」
穂乃果「ほら、真姫ちゃんは先輩ってぽいし」
真姫「はぁ?なによそれ」
穂乃果「頼りがいがあるから、かな?」
真姫「意味わかんない///」
穂乃果「あ、赤くなったぁ!」
真姫「調子に乗らないで!」ボスンッ
穂乃果「あうぅ…」
穂乃果「希ちゃんにはこの前生徒会のお仕事手伝ってもらっちゃったし、頼みにくいって言うか…」
真姫「後輩相手に勉強教えてって頼むのも十分頼みにくいと思うんだけど」
穂乃果「ほら、真姫ちゃんは先輩ってぽいし」
真姫「はぁ?なによそれ」
穂乃果「頼りがいがあるから、かな?」
真姫「意味わかんない///」
穂乃果「あ、赤くなったぁ!」
真姫「調子に乗らないで!」ボスンッ
穂乃果「あうぅ…」
178: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:23:29.46 ID:vkamKQYBO
真姫「それならにこちゃん…は問題外ね…」
真姫「あなたたち二人が真面目に机に向かってる姿が想像できないわ」
穂乃果「そんなことないよ!」
穂乃果「にこちゃんはわかんないけど私はやるときはやるんだから」
真姫「その結果がこれでしょ?」
穂乃果「ぐぬぬぬぬ…」
穂乃果「なんで真姫ちゃんはそんなに嫌がるの?」
真姫「だって、私は教えるとかそういうガラじゃ」
穂乃果「あー、もしかして教える自信がないとか?」
真姫「あなたたち二人が真面目に机に向かってる姿が想像できないわ」
穂乃果「そんなことないよ!」
穂乃果「にこちゃんはわかんないけど私はやるときはやるんだから」
真姫「その結果がこれでしょ?」
穂乃果「ぐぬぬぬぬ…」
穂乃果「なんで真姫ちゃんはそんなに嫌がるの?」
真姫「だって、私は教えるとかそういうガラじゃ」
穂乃果「あー、もしかして教える自信がないとか?」
179: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:26:29.14 ID:vkamKQYBO
穂乃果「そっかぁ、真姫ちゃんにもわからないことってあるんだぁ」
真姫「まぁ、そうね」
穂乃果「えー!なんで乗っかってきてくれないの!?」
真姫「そんなに安い挑発には乗らないわよ」
真姫「そもそも私は一年なんだから2年の勉強がわからないのは当たり前でしょ」
穂乃果「…それもそうか」
真姫「…あなた馬鹿ね」
穂乃果「馬鹿じゃないよ!!」
真姫「まぁわかったわ。仕方ないから勉強見てあげるわよ…」
真姫「まぁ、そうね」
穂乃果「えー!なんで乗っかってきてくれないの!?」
真姫「そんなに安い挑発には乗らないわよ」
真姫「そもそも私は一年なんだから2年の勉強がわからないのは当たり前でしょ」
穂乃果「…それもそうか」
真姫「…あなた馬鹿ね」
穂乃果「馬鹿じゃないよ!!」
真姫「まぁわかったわ。仕方ないから勉強見てあげるわよ…」
180: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:29:37.34 ID:vkamKQYBO
穂乃果「本当に?やったぁ!!」
真姫「赤点取ると練習出来なくなるものね」
真姫「それどころかエントリー停止」
真姫「ライブを放棄して恥を晒すことになるかもしれないわね」
穂乃果「うぅ、ううう…」シュン
真姫「はぁ…、そうならないように勉強するんでしょ?」
真姫「まったく…、なんであなたがリーダーなのかが時々わからないわ…」
穂乃果「そう…、だよねぇ」
真姫「え?」
真姫「赤点取ると練習出来なくなるものね」
真姫「それどころかエントリー停止」
真姫「ライブを放棄して恥を晒すことになるかもしれないわね」
穂乃果「うぅ、ううう…」シュン
真姫「はぁ…、そうならないように勉強するんでしょ?」
真姫「まったく…、なんであなたがリーダーなのかが時々わからないわ…」
穂乃果「そう…、だよねぇ」
真姫「え?」
181: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:32:07.48 ID:vkamKQYBO
穂乃果「私もね、時々思うんだ」
穂乃果「なんで私がリーダーなんだろうって」
真姫「穂乃果…」
穂乃果「みんなは私のこと、リーダーにふさわしいって思ってくれてるみたいだけど」
穂乃果「私にはそれがわからないな、なーんて…」
真姫「あなたもあなたなりに考えることがあるのね」
穂乃果「えへへ、まぁね」
穂乃果「発起人としての責任感かもしれないね」
穂乃果「あ、けどいやいややってるわけじゃないからね!?」
真姫「わかってるわよ」
穂乃果「なんで私がリーダーなんだろうって」
真姫「穂乃果…」
穂乃果「みんなは私のこと、リーダーにふさわしいって思ってくれてるみたいだけど」
穂乃果「私にはそれがわからないな、なーんて…」
真姫「あなたもあなたなりに考えることがあるのね」
穂乃果「えへへ、まぁね」
穂乃果「発起人としての責任感かもしれないね」
穂乃果「あ、けどいやいややってるわけじゃないからね!?」
真姫「わかってるわよ」
182: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:34:52.10 ID:vkamKQYBO
穂乃果「私はきっと一人じゃ何もできないよ」
穂乃果「みんなに支えられて、私がいるんだ」
穂乃果「μ ’sがなかったら、私はただただダメな子で終わってたかもしれない」
穂乃果「…ってダメなのは変わってないけどね、てへへ」
真姫「…」
穂乃果「こんなこと言い切るのもおかしいけど」
穂乃果「私はみんなに支えてもらわなきゃ生きていける自信がない!!」
真姫「…ふふっ」
穂乃果「あー!!なんで笑うの!?」
穂乃果「みんなに支えられて、私がいるんだ」
穂乃果「μ ’sがなかったら、私はただただダメな子で終わってたかもしれない」
穂乃果「…ってダメなのは変わってないけどね、てへへ」
真姫「…」
穂乃果「こんなこと言い切るのもおかしいけど」
穂乃果「私はみんなに支えてもらわなきゃ生きていける自信がない!!」
真姫「…ふふっ」
穂乃果「あー!!なんで笑うの!?」
183: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:37:50.34 ID:vkamKQYBO
真姫「だって…、そんなこと堂々と言われたらおかしくておかしくて…」
穂乃果「そんなに変なこと言ったかなぁ」
真姫「けど…」
穂乃果「どうしたの?」
真姫「だからほっとけないのかもしれないわね」
真姫「そんな穂乃果がいたから、みんなが集まって」
真姫「こんな掛け替えのないグループができたのかな、なんてね」
真姫「案外みんな穂乃果のために集まってたりしてね」
穂乃果「えっ!?そうなのかな…」
真姫「いや、やっぱりそれはないわね」
穂乃果「えぇっ!?」
穂乃果「そんなに変なこと言ったかなぁ」
真姫「けど…」
穂乃果「どうしたの?」
真姫「だからほっとけないのかもしれないわね」
真姫「そんな穂乃果がいたから、みんなが集まって」
真姫「こんな掛け替えのないグループができたのかな、なんてね」
真姫「案外みんな穂乃果のために集まってたりしてね」
穂乃果「えっ!?そうなのかな…」
真姫「いや、やっぱりそれはないわね」
穂乃果「えぇっ!?」
184: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:40:38.27 ID:vkamKQYBO
真姫「けど、穂乃果の真っ直ぐなところ、私は好きよ?」
穂乃果「…真姫ちゃん…」
真姫「なによ?」
穂乃果「…すっごく素直になったねぇ」ナデナデ
真姫「はっ、はぁっ!?そんなんじゃないわよ!!」
真姫「ていうか撫でないで!」
穂乃果「良いではないか良いではないか!!」
真姫「…海未に言うわよ」ボソッ
穂乃果「ごめんなさい」
真姫「…あなたたち仲悪いの?」
穂乃果「そ、そんなことないよぉ!!」
真姫「ま、わかってるけどね」
穂乃果「…真姫ちゃん…」
真姫「なによ?」
穂乃果「…すっごく素直になったねぇ」ナデナデ
真姫「はっ、はぁっ!?そんなんじゃないわよ!!」
真姫「ていうか撫でないで!」
穂乃果「良いではないか良いではないか!!」
真姫「…海未に言うわよ」ボソッ
穂乃果「ごめんなさい」
真姫「…あなたたち仲悪いの?」
穂乃果「そ、そんなことないよぉ!!」
真姫「ま、わかってるけどね」
185: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:43:18.07 ID:vkamKQYBO
穂乃果「ただ、ずっと迷惑掛けっぱなしだからたまには楽させてあげたいなぁって…」
真姫「だからって他の人に同じことさせてちゃ意味ないと思うんだけど」
穂乃果「あはは、それはそうなんだけど…」
穂乃果「一人ではどうしようもできないこともありまして…」
真姫「つまり一人じゃやらない、と」
穂乃果「やらないんじゃなくてやれないの!!」
真姫「物は言いようよね…」
穂乃果「だって!!全然わかんないんだもん!!」
真姫「それはあなたが授業中に寝てるからでしょ?」
穂乃果「うぐっ、なんで知ってるのぉ!?」
真姫「だからって他の人に同じことさせてちゃ意味ないと思うんだけど」
穂乃果「あはは、それはそうなんだけど…」
穂乃果「一人ではどうしようもできないこともありまして…」
真姫「つまり一人じゃやらない、と」
穂乃果「やらないんじゃなくてやれないの!!」
真姫「物は言いようよね…」
穂乃果「だって!!全然わかんないんだもん!!」
真姫「それはあなたが授業中に寝てるからでしょ?」
穂乃果「うぐっ、なんで知ってるのぉ!?」
186: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:45:58.57 ID:vkamKQYBO
真姫「海未やことりからいつも聞かされるのよ…」
穂乃果「うぅ、恨むよ二人とも…」
真姫「二人とも穂乃果のことよく見てるわよね」
真姫「さすがは幼馴染みと言ったところかしら」
穂乃果「私は海未ちゃんもことりちゃんも大好きだからね!!」
真姫「…」
穂乃果「あ!もちろん真姫ちゃんも好きだよ!!」ギュー
真姫「ちょっ、ちょっとぉ!?」
穂乃果「恥ずかしがらない恥ずかしがらない♪」
真姫「…ったく」
穂乃果「うぅ、恨むよ二人とも…」
真姫「二人とも穂乃果のことよく見てるわよね」
真姫「さすがは幼馴染みと言ったところかしら」
穂乃果「私は海未ちゃんもことりちゃんも大好きだからね!!」
真姫「…」
穂乃果「あ!もちろん真姫ちゃんも好きだよ!!」ギュー
真姫「ちょっ、ちょっとぉ!?」
穂乃果「恥ずかしがらない恥ずかしがらない♪」
真姫「…ったく」
187: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:49:44.02 ID:vkamKQYBO
穂乃果「…なんだか不思議だね」
真姫「なにが?」
穂乃果「真姫ちゃんには1回断られたのに、こうして仲良く出来てるなんて」
真姫「…いきなりなによ」
穂乃果「べっつにー!!思い出しただけー!!」ギュー
真姫「ちょっとぉ!!離してってばぁ!?」
穂乃果「あははっ、ごめんね♪」
真姫「反省してないわね…」
穂乃果「やっぱり嬉しいなって思ってね」
真姫「そ、そう…///」
真姫「なにが?」
穂乃果「真姫ちゃんには1回断られたのに、こうして仲良く出来てるなんて」
真姫「…いきなりなによ」
穂乃果「べっつにー!!思い出しただけー!!」ギュー
真姫「ちょっとぉ!!離してってばぁ!?」
穂乃果「あははっ、ごめんね♪」
真姫「反省してないわね…」
穂乃果「やっぱり嬉しいなって思ってね」
真姫「そ、そう…///」
188: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 20:55:26.36 ID:vkamKQYBO
真姫「穂乃果の笑顔って本当に卑怯だわ…」ボソッ
穂乃果「んー?どうしたの?」
真姫「別になんでもないわ」
真姫「さ、勉強見てあげるから教科書開きなさい」
真姫「数学…で良かったわよね」
穂乃果「おお、覚えててくれたの?」
真姫「いや、そこは嬉しがるところじゃないでしょ…」
穂乃果「いやぁ、真姫ちゃんに覚えててもらえるなんて嬉しいなぁって思って」
真姫「あなたの中で私はなんなのよ…」
穂乃果「んー、我が道をゆく人??」
真姫「あなたにだけは言われたくないわ」
穂乃果「んー?どうしたの?」
真姫「別になんでもないわ」
真姫「さ、勉強見てあげるから教科書開きなさい」
真姫「数学…で良かったわよね」
穂乃果「おお、覚えててくれたの?」
真姫「いや、そこは嬉しがるところじゃないでしょ…」
穂乃果「いやぁ、真姫ちゃんに覚えててもらえるなんて嬉しいなぁって思って」
真姫「あなたの中で私はなんなのよ…」
穂乃果「んー、我が道をゆく人??」
真姫「あなたにだけは言われたくないわ」
189: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 21:02:49.11 ID:vkamKQYBO
『最終下校時刻となりました』
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
穂乃果「って、あー!!」
真姫「…終わったわね…」
穂乃果「うぅ、どうしよぉー!!」
真姫「…仕方ないわね、うちくる?」
穂乃果「えっ、いいの!?」
真姫「約束、しちゃったしね…」
穂乃果「わぁい、真姫ちゃんありがとう!!」ニコッ
真姫「…///」
穂乃果「…真姫ちゃん?」
真姫「…やっぱりリーダーは穂乃果じゃなきゃダメかもね」ボソッ
穂乃果「んー?なんて言ったの?」
真姫「別に!!いいからさっさと行くわよ」
穂乃果「あーん、置いてかないでよ真姫ちゃーん!!」
『校内に残っている生徒は速やかに下校してください』
穂乃果「って、あー!!」
真姫「…終わったわね…」
穂乃果「うぅ、どうしよぉー!!」
真姫「…仕方ないわね、うちくる?」
穂乃果「えっ、いいの!?」
真姫「約束、しちゃったしね…」
穂乃果「わぁい、真姫ちゃんありがとう!!」ニコッ
真姫「…///」
穂乃果「…真姫ちゃん?」
真姫「…やっぱりリーダーは穂乃果じゃなきゃダメかもね」ボソッ
穂乃果「んー?なんて言ったの?」
真姫「別に!!いいからさっさと行くわよ」
穂乃果「あーん、置いてかないでよ真姫ちゃーん!!」
190: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/06(水) 21:04:57.06 ID:vkamKQYBO
そんなわけでほのまきも終わりです。
真姫ちゃんは穂乃果に振り回されるのが似合ってると思う。
天真爛漫な笑顔に赤面してみたり、悪態をつきながらも心の中では認めてたり。
雑に扱われるのも穂乃果的にはまんざらでもなさそう。
予定通りならば次回の更新が最後になります。
それでは読んでいただきありがとうございました。
真姫ちゃんは穂乃果に振り回されるのが似合ってると思う。
天真爛漫な笑顔に赤面してみたり、悪態をつきながらも心の中では認めてたり。
雑に扱われるのも穂乃果的にはまんざらでもなさそう。
予定通りならば次回の更新が最後になります。
それでは読んでいただきありがとうございました。
198: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:00:43.98 ID:tmosq/A1O
そんなわけで予定では本日がラスト。
最後はにこえりです。
最後はにこえりです。
199: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:04:03.58 ID:tmosq/A1O
絵里「あら、にこ。早いわね」
にこ「…」
絵里「にこー?」
にこ「…」
絵里「寝てるの?」
にこ「起きてる…」
絵里「起きてるなら返事くらいしなさいよ」
にこ「…ねえ、絵里」
絵里「どうしたの?」
にこ「なんでテストの最終日って部活があるのかしら」
にこ「普通はテスト終わって、はいさよならーじゃないの?」
絵里「部長のにこが決めたことでしょ…」
にこ「…」
絵里「にこー?」
にこ「…」
絵里「寝てるの?」
にこ「起きてる…」
絵里「起きてるなら返事くらいしなさいよ」
にこ「…ねえ、絵里」
絵里「どうしたの?」
にこ「なんでテストの最終日って部活があるのかしら」
にこ「普通はテスト終わって、はいさよならーじゃないの?」
絵里「部長のにこが決めたことでしょ…」
200: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:07:01.59 ID:tmosq/A1O
にこ「いや、そうなんだけど」
にこ「テストが終わったら気が抜けちゃってね…」
にこ「なんとなく、やるぞ!って気分にならないのよ…」
絵里「だったら練習休みにする?」
にこ「それはいや!」
絵里「どっちよ…」
にこ「みんながきたら多分やる気出ると思うから…」
絵里「そう?ならいいんだけど…」
絵里「にこはなんでそんなに疲れてるの?」
にこ「そんなに疲れてるように見える?」
絵里「ええ…、とっても…」
にこ「テストが終わったら気が抜けちゃってね…」
にこ「なんとなく、やるぞ!って気分にならないのよ…」
絵里「だったら練習休みにする?」
にこ「それはいや!」
絵里「どっちよ…」
にこ「みんながきたら多分やる気出ると思うから…」
絵里「そう?ならいいんだけど…」
絵里「にこはなんでそんなに疲れてるの?」
にこ「そんなに疲れてるように見える?」
絵里「ええ…、とっても…」
202: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:10:37.69 ID:tmosq/A1O
絵里「…そう、なんとなくわかったわ」
にこ「何がよ」
絵里「どのくらい空欄があったの?」
にこ「全部埋めたわよ…」
絵里「えっ?」
にこ「あんたも海未と同じ反応するのね…」
絵里「海未がどうしたの?」
にこ「ここで勉強してるところを海未に見られてね」
にこ「さっきの絵里と同じ顔してたわ」
絵里「にこが…、勉強?」
にこ「その顔よその顔!!」
にこ「てか反応まで同じなのね…」
にこ「何がよ」
絵里「どのくらい空欄があったの?」
にこ「全部埋めたわよ…」
絵里「えっ?」
にこ「あんたも海未と同じ反応するのね…」
絵里「海未がどうしたの?」
にこ「ここで勉強してるところを海未に見られてね」
にこ「さっきの絵里と同じ顔してたわ」
絵里「にこが…、勉強?」
にこ「その顔よその顔!!」
にこ「てか反応まで同じなのね…」
203: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:15:01.31 ID:tmosq/A1O
絵里「だって、今まで一度も勉強なんてしたことないって」
にこ「言った覚えはないけど…」
絵里「そう…、ごめんなさい…」
にこ「まぁ、似たようなもんだけど」
絵里「一体どういう風の吹き回し?」
にこ「赤点取ってラブライブに出られないなんてバカバカしすぎるじゃない」
にこ「ただそれだけよ」
絵里「にこ…」
にこ「しかし慣れないことするもんじゃないわね…」
にこ「テストが終わったらどっと疲れたわ…」
絵里「それは普段から勉強してないからでしょ?」
絵里「今度から毎日私が勉強教えてあげましょうか?」
にこ「あんた、にこのこと嫌いなの?」
絵里「まさか」
にこ「言った覚えはないけど…」
絵里「そう…、ごめんなさい…」
にこ「まぁ、似たようなもんだけど」
絵里「一体どういう風の吹き回し?」
にこ「赤点取ってラブライブに出られないなんてバカバカしすぎるじゃない」
にこ「ただそれだけよ」
絵里「にこ…」
にこ「しかし慣れないことするもんじゃないわね…」
にこ「テストが終わったらどっと疲れたわ…」
絵里「それは普段から勉強してないからでしょ?」
絵里「今度から毎日私が勉強教えてあげましょうか?」
にこ「あんた、にこのこと嫌いなの?」
絵里「まさか」
204: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:18:18.49 ID:tmosq/A1O
絵里「嫌いだって思ったことはないけど…」
にこ「けど?」
絵里「諦めの悪い子だなって思ったことはあったわ」
絵里「アイドル研究部に誰もいなくなって」
絵里「それでも一人で頑張って」
絵里「立派だなって思うわ」
にこ「そ、そう…」
にこ「ちなみににこはあんたのこと嫌いだったわ」
絵里「…なんとなくわかってたわ」
にこ「なんでもかんでも完璧にこなせて」
にこ「人望もあって」
にこ「加えてその容姿」
にこ「憎たらしいったらありゃしなかったわよ」
にこ「けど?」
絵里「諦めの悪い子だなって思ったことはあったわ」
絵里「アイドル研究部に誰もいなくなって」
絵里「それでも一人で頑張って」
絵里「立派だなって思うわ」
にこ「そ、そう…」
にこ「ちなみににこはあんたのこと嫌いだったわ」
絵里「…なんとなくわかってたわ」
にこ「なんでもかんでも完璧にこなせて」
にこ「人望もあって」
にこ「加えてその容姿」
にこ「憎たらしいったらありゃしなかったわよ」
205: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:21:26.39 ID:tmosq/A1O
にこ「けどま、こうしてμ ’sに入って」
にこ「あんたもにこと変わらない人間だってわかったわ」
絵里「私のことをなんだと思ってたのよ…」
にこ「…仕方ないでしょ、前の絵里はあんなだったんだから」
絵里「それは自分でも思うけどね…」
にこ「ま、いいじゃない」
にこ「今はこうしてあんたのこと、好きになれたし」
にこ「それに絵里のこと、認めてるんだからね…」カァッ
絵里「…にこ、もう一回言って?」
にこ「言わないわよ!!」
にこ「あんたもにこと変わらない人間だってわかったわ」
絵里「私のことをなんだと思ってたのよ…」
にこ「…仕方ないでしょ、前の絵里はあんなだったんだから」
絵里「それは自分でも思うけどね…」
にこ「ま、いいじゃない」
にこ「今はこうしてあんたのこと、好きになれたし」
にこ「それに絵里のこと、認めてるんだからね…」カァッ
絵里「…にこ、もう一回言って?」
にこ「言わないわよ!!」
206: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:23:48.67 ID:tmosq/A1O
絵里「はーぁ、残念♪」
にこ「あんた、本当に良い性格してるわね」
絵里「そう?ふふっ、ありがと」
にこ「褒めてないんだけど」
絵里「わかってるわよ♪」
絵里「それにね、にこ」
にこ「なによ?」
絵里「にこの想いも、気持ちも、一方通行じゃないわよ?」
絵里「私だってにこのことは大好きだし、尊敬してるわ」
にこ「絵里…」
絵里「って、なんだかこれ、恥ずかしいわね」カァッ
にこ「あんた、本当に良い性格してるわね」
絵里「そう?ふふっ、ありがと」
にこ「褒めてないんだけど」
絵里「わかってるわよ♪」
絵里「それにね、にこ」
にこ「なによ?」
絵里「にこの想いも、気持ちも、一方通行じゃないわよ?」
絵里「私だってにこのことは大好きだし、尊敬してるわ」
にこ「絵里…」
絵里「って、なんだかこれ、恥ずかしいわね」カァッ
207: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:26:12.72 ID:tmosq/A1O
にこ「…ま、当然よね!」
にこ「なんたってにこはアイドルなんだもん」
にこ「みんなに愛されるのが普通って言うかぁー?」
絵里「ふふっ、そうね」ニコッ
にこ「流さないでよ」
絵里「もう慣れたわ」
にこ「絵里もやってみたらいいんじゃない?」
にこ「ギャップで人気取れるかもよ?」
にこ「あっ、言っとくけどこのキャラはなしだからね」
絵里「心配しなくてもやらないわよ」
にこ「それはそれでなんか癪ね…」
にこ「なんたってにこはアイドルなんだもん」
にこ「みんなに愛されるのが普通って言うかぁー?」
絵里「ふふっ、そうね」ニコッ
にこ「流さないでよ」
絵里「もう慣れたわ」
にこ「絵里もやってみたらいいんじゃない?」
にこ「ギャップで人気取れるかもよ?」
にこ「あっ、言っとくけどこのキャラはなしだからね」
絵里「心配しなくてもやらないわよ」
にこ「それはそれでなんか癪ね…」
208: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:28:26.42 ID:tmosq/A1O
にこ「…にしても」
絵里「んー?」
にこ「みんな遅いわね」
絵里「気長に待ちましょう」
にこ「そうね」
絵里「…ねこ」
にこ「は?」
絵里「こよ、こ」
にこ「なにがよ」
絵里「しりとりよ」
にこ「なんでいきなり」
絵里「だって暇だもの…」
にこ「…あんたってそんな性格だったかしら」
絵里「んー?」
にこ「みんな遅いわね」
絵里「気長に待ちましょう」
にこ「そうね」
絵里「…ねこ」
にこ「は?」
絵里「こよ、こ」
にこ「なにがよ」
絵里「しりとりよ」
にこ「なんでいきなり」
絵里「だって暇だもの…」
にこ「…あんたってそんな性格だったかしら」
209: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:31:37.48 ID:tmosq/A1O
絵里「私は元々こうだったと思うけど…」
にこ「それにそんなに笑う子だった?」
絵里「えっ、変だったかしら」
にこ「いや、あの堅物生徒会長様はどこに行ったんだろうなって」
絵里「…何よその言い方」
にこ「嫌味だけど」
絵里「いや、わかってるわよ」
絵里「けど、そうねぇ…」
絵里「もしも私が変わったんだとしたら」
絵里「μ ’sのおかげ、でしょうね」
絵里「そしてもちろん」
絵里「にこのおかげ♪」
にこ「それにそんなに笑う子だった?」
絵里「えっ、変だったかしら」
にこ「いや、あの堅物生徒会長様はどこに行ったんだろうなって」
絵里「…何よその言い方」
にこ「嫌味だけど」
絵里「いや、わかってるわよ」
絵里「けど、そうねぇ…」
絵里「もしも私が変わったんだとしたら」
絵里「μ ’sのおかげ、でしょうね」
絵里「そしてもちろん」
絵里「にこのおかげ♪」
210: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:34:44.68 ID:tmosq/A1O
にこ「は、はぁ!?そんな覚えないんですけど!!」
絵里「ふふっ、直接何かしてもらったわけじゃないんだから当たり前よ」
絵里「貴方達を見てるとね、すっごく楽しい気分になるの」
絵里「そして、どんなことでも受け入れることのできる絆の強さ」
絵里「そんな雰囲気があったから、私はこうなっちゃったのかもね?」
にこ「…私は今のあんたの方が好きよ」
絵里「ふふっ、今日のにこは大胆ねぇ?」クスッ
にこ「…むかつく」
絵里「冗談よ」
絵里「もしかしたら、そんな楽しそうな姿に私は嫉妬してたのかもね」
絵里「ふふっ、直接何かしてもらったわけじゃないんだから当たり前よ」
絵里「貴方達を見てるとね、すっごく楽しい気分になるの」
絵里「そして、どんなことでも受け入れることのできる絆の強さ」
絵里「そんな雰囲気があったから、私はこうなっちゃったのかもね?」
にこ「…私は今のあんたの方が好きよ」
絵里「ふふっ、今日のにこは大胆ねぇ?」クスッ
にこ「…むかつく」
絵里「冗談よ」
絵里「もしかしたら、そんな楽しそうな姿に私は嫉妬してたのかもね」
211: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:39:37.45 ID:tmosq/A1O
絵里「私だって頑張ってるのに、どうして上手くいかないんだろうって」
絵里「敵視してる私に頭を下げにきて」
絵里「練習だってつらいはずなのに絶対に手は抜かないし」
絵里「そりゃ嫉妬しちゃうわよ」
絵里「けど、決してその頑張りも無駄じゃなかったのよね」
絵里「きっと、そうじゃなかったら私はμ ’sに」
にこ「はー、やっぱり根本的な部分は変わってないかもね?」
絵里「どういうことよ?」
にこ「難しく考えすぎなのよ」
にこ「今を精一杯輝くためにはどうするか」
にこ「今はそれでいいんじゃない?」
絵里「にこ…」
絵里「なんだかお年寄りみたいね」
にこ「な゛ぁっ!?」
絵里「敵視してる私に頭を下げにきて」
絵里「練習だってつらいはずなのに絶対に手は抜かないし」
絵里「そりゃ嫉妬しちゃうわよ」
絵里「けど、決してその頑張りも無駄じゃなかったのよね」
絵里「きっと、そうじゃなかったら私はμ ’sに」
にこ「はー、やっぱり根本的な部分は変わってないかもね?」
絵里「どういうことよ?」
にこ「難しく考えすぎなのよ」
にこ「今を精一杯輝くためにはどうするか」
にこ「今はそれでいいんじゃない?」
絵里「にこ…」
絵里「なんだかお年寄りみたいね」
にこ「な゛ぁっ!?」
212: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:42:49.67 ID:tmosq/A1O
にこ「せっかく人が良いこと言ったのに!!」
絵里「なーんてね、わかってるわよ」
絵里「にこ、ありがと」
にこ「別にこのくらいお安い御用よ」
にこ「なんたって」
絵里「部長だから、でしょ?」
にこ「よくわかってるじゃない♪」
絵里「伊達ににこの友達じゃないわよ♪」
にこ「このにこちゃんの友達でいられること、誇りに思いなさいよね?」ニヤッ
絵里「はいはい」
にこ「卒業したら、私は世界を股に掛けるアイドルに…」
絵里「…」
にこ「ってどうしたのよ」
絵里「…ううん、卒業かって思っただけ」
絵里「なーんてね、わかってるわよ」
絵里「にこ、ありがと」
にこ「別にこのくらいお安い御用よ」
にこ「なんたって」
絵里「部長だから、でしょ?」
にこ「よくわかってるじゃない♪」
絵里「伊達ににこの友達じゃないわよ♪」
にこ「このにこちゃんの友達でいられること、誇りに思いなさいよね?」ニヤッ
絵里「はいはい」
にこ「卒業したら、私は世界を股に掛けるアイドルに…」
絵里「…」
にこ「ってどうしたのよ」
絵里「…ううん、卒業かって思っただけ」
213: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:47:29.74 ID:tmosq/A1O
絵里「…にこは部長として頑張ってるし」
絵里「希だって先輩らしくみんなを包み込んで」
絵里「私は卒業する身として、何もみんなに残せてないんじゃないかって」
にこ「はー…、あんたバカァ?」
絵里「ば、バカとはなによバカとは!」
にこ「だから、重く考え過ぎなんだっての」
にこ「あんたが何も残せてない?そんなわけないじゃない」
にこ「あんたは立派に先輩してるわよ」
にこ「むしろにこよりあんたのほうが…」
にこ「悔しいからこれ以上は言わないけどね」
絵里「にこ…」
にこ「それ以上私の友達を愚弄すんじゃないわよ」
にこ「次は怒るから…」
絵里「…」ギュッ
絵里「希だって先輩らしくみんなを包み込んで」
絵里「私は卒業する身として、何もみんなに残せてないんじゃないかって」
にこ「はー…、あんたバカァ?」
絵里「ば、バカとはなによバカとは!」
にこ「だから、重く考え過ぎなんだっての」
にこ「あんたが何も残せてない?そんなわけないじゃない」
にこ「あんたは立派に先輩してるわよ」
にこ「むしろにこよりあんたのほうが…」
にこ「悔しいからこれ以上は言わないけどね」
絵里「にこ…」
にこ「それ以上私の友達を愚弄すんじゃないわよ」
にこ「次は怒るから…」
絵里「…」ギュッ
214: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:52:52.20 ID:tmosq/A1O
にこ「はぁ!?なんで泣いてんのよ!!」
絵里「だってぇ、にこが私のことそんな風に思ってくれてたなんて、嬉しくて、嬉しくてぇ…」
にこ「べ、別に普通のことでしょ」
にこ「あんただってにこのこと悪口言ってるやつがいたら怒ってくれるでしょ?」
絵里「…」
にこ「なんで黙るのよ!!」
絵里「…ふふっ」
にこ「たくもー、みんなこんな扱いするんだから…。にこは芸人じゃないっての」
にこ「けど、あんたはそうやってボケっと笑ってた方がいいわよ」
絵里「あー、ひどーい」
絵里「だってぇ、にこが私のことそんな風に思ってくれてたなんて、嬉しくて、嬉しくてぇ…」
にこ「べ、別に普通のことでしょ」
にこ「あんただってにこのこと悪口言ってるやつがいたら怒ってくれるでしょ?」
絵里「…」
にこ「なんで黙るのよ!!」
絵里「…ふふっ」
にこ「たくもー、みんなこんな扱いするんだから…。にこは芸人じゃないっての」
にこ「けど、あんたはそうやってボケっと笑ってた方がいいわよ」
絵里「あー、ひどーい」
215: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 20:57:06.58 ID:tmosq/A1O
絵里「…私達、友達よね」
にこ「いきなりなによ。お金でも借りる気?」
絵里「ち、違うわよ!!ただ、嬉しいなって思って」
にこ「なによ、それ」
絵里「だって、希以外友達のいなかった私がにこと友達になれたのよ?」
絵里「あんなに邪険に扱ってたのに…」
にこ「…なんだか聞いてて悲しくなってきたわ…」
にこ「…けどそれは私も同じよ」
にこ「私も希以外に友達なんてできないと思ってたけど」
にこ「こんなに素敵な友達ができるなんてね?」クスッ
絵里「そうね」クスッ
にこ「そう思うと…希ってすごいわよね」
絵里「…そうね。希には勝てる気がしないわ」
にこ「いきなりなによ。お金でも借りる気?」
絵里「ち、違うわよ!!ただ、嬉しいなって思って」
にこ「なによ、それ」
絵里「だって、希以外友達のいなかった私がにこと友達になれたのよ?」
絵里「あんなに邪険に扱ってたのに…」
にこ「…なんだか聞いてて悲しくなってきたわ…」
にこ「…けどそれは私も同じよ」
にこ「私も希以外に友達なんてできないと思ってたけど」
にこ「こんなに素敵な友達ができるなんてね?」クスッ
絵里「そうね」クスッ
にこ「そう思うと…希ってすごいわよね」
絵里「…そうね。希には勝てる気がしないわ」
216: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 21:02:18.38 ID:tmosq/A1O
希「呼んだ?」
にこえり『わー!!』
希「もー、傷つくなぁ。人の顔見てそんなに驚いて…」
にこ「いきなり出てきてびっくりしただけよ!!」
絵里「い、いつからいたの!?」
希「んー?ついさっきよ?」
希「なんかお話してたみたいやし、静かにしてた方が良いかなって」
希「ところで二人とも、目真っ赤やけど…」
にこ「…」
絵里「…」
希「なんの話してたん?」
絵里「べ、別になんでもないわよ?」
希「怪しいんだー?」
絵里「本当になんでもないってばぁ!」
にこ「絵里、焦りすぎ」
希「にこっちー?」
にこ「んー。まぁ…、そうねぇ…」
にこ「強いて言うなら」
にこ「とりとめのない話」
にこえり『わー!!』
希「もー、傷つくなぁ。人の顔見てそんなに驚いて…」
にこ「いきなり出てきてびっくりしただけよ!!」
絵里「い、いつからいたの!?」
希「んー?ついさっきよ?」
希「なんかお話してたみたいやし、静かにしてた方が良いかなって」
希「ところで二人とも、目真っ赤やけど…」
にこ「…」
絵里「…」
希「なんの話してたん?」
絵里「べ、別になんでもないわよ?」
希「怪しいんだー?」
絵里「本当になんでもないってばぁ!」
にこ「絵里、焦りすぎ」
希「にこっちー?」
にこ「んー。まぁ…、そうねぇ…」
にこ「強いて言うなら」
にこ「とりとめのない話」
217: ◆XYDRcaP7SiPh 2014/08/08(金) 21:06:29.18 ID:tmosq/A1O
そんなわけでμ ’sのとりとめのない話はおしまいです。
絡みのなさそうな子全員書こうと思ったけどそうなると圧倒的ちゅんちゅんなので、どうしようかなぁと。
あとハノケチャンの出番がなくなっちゃいますし。
絡みのなさそうな子全員書こうと思ったけどそうなると圧倒的ちゅんちゅんなので、どうしようかなぁと。
あとハノケチャンの出番がなくなっちゃいますし。
218: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 21:07:21.34 ID:yzq9eChso
おつ
219: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 21:28:27.71 ID:S+lRo5cW0
オチうまいな、ことり肌
とても良かったです
とても良かったです
220: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 21:30:11.27 ID:FxPPfg3go
ここでタイトル回収か 乙です
221: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 22:36:22.56 ID:X2xdOLUfO
とても面白かったです。
222: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 23:18:22.83 ID:P2mXZFoso
乙
終わるのが惜しい…
終わるのが惜しい…
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406113377/
Entry ⇒ 2014.08.31 | Category ⇒ ラブライブ | Comments (0)
幼馴染み「お寿司だー」 男「うん」
1 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 11:36:27
男「宝くじあたったからね、少しだけど」
幼馴染み「まだ残ってる?」
男「うん」
男「明日から美味しいもの食べにいこう」
幼馴染み「うん♪」
幼馴染み「まだ残ってる?」
男「うん」
男「明日から美味しいもの食べにいこう」
幼馴染み「うん♪」
2 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 11:39:28
幼馴染み「たまごはわたしの」
男「いいよ」
幼馴染み「大トロも」
男「それはダメ」
幼馴染み「えー」
男「いいよ」
幼馴染み「大トロも」
男「それはダメ」
幼馴染み「えー」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 11:42:58
男「半分コだよ」
幼馴染み「半分コ」ヒョイ
男「こら」
幼馴染み「なによー」
男「上と下じゃない」
幼馴染み「えー」
男「一貫ずつ半分コ」
幼馴染み「ぶー」
幼馴染み「半分コ」ヒョイ
男「こら」
幼馴染み「なによー」
男「上と下じゃない」
幼馴染み「えー」
男「一貫ずつ半分コ」
幼馴染み「ぶー」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 11:49:36
幼馴染み「ひゃ」
男「ん?」
幼馴染み「わさびだ」
男「セットだから」
幼馴染み「うー」ホジホジ
男「わさびだけとってる」
幼馴染み「つーんとするもん」ホジホジ
男「ん?」
幼馴染み「わさびだ」
男「セットだから」
幼馴染み「うー」ホジホジ
男「わさびだけとってる」
幼馴染み「つーんとするもん」ホジホジ
6 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 11:53:52
幼馴染み「えんがわ美味しい」モグモグ
男「美味しいね」モグモグ
幼馴染み「北海道に修学旅行行った時さ」
男「うん」
幼馴染み「はぐれたふりして二人でお寿司食べに行ったよね」
男「したね」
幼馴染み「あの時のえんがわはすごかった」
男「見た目からこっちのえんがわとは違ったからなあ」
幼馴染み「別のお寿司が出てきたのかと思った」
男「美味しいね」モグモグ
幼馴染み「北海道に修学旅行行った時さ」
男「うん」
幼馴染み「はぐれたふりして二人でお寿司食べに行ったよね」
男「したね」
幼馴染み「あの時のえんがわはすごかった」
男「見た目からこっちのえんがわとは違ったからなあ」
幼馴染み「別のお寿司が出てきたのかと思った」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 11:56:46
男「醤油にちょんとつけただけで、一瞬で油が広がるくらい油のってたね」
幼馴染み「また食べたい」
男「いつか行こう」
幼馴染み「北海道?」
男「うん」
幼馴染み「お金貯めて?」
男「うん」
幼馴染み「今度は二人で」
男「もちろん」
幼馴染み「やった♪」
幼馴染み「また食べたい」
男「いつか行こう」
幼馴染み「北海道?」
男「うん」
幼馴染み「お金貯めて?」
男「うん」
幼馴染み「今度は二人で」
男「もちろん」
幼馴染み「やった♪」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 11:59:35
幼馴染み「イクラとえびっこ食べていい?」
男「んー……うん」
幼馴染み「やった♪」モグモグ
男「ぷちぷち好きだね」
幼馴染み「大好き」モグモグ
男「んー……うん」
幼馴染み「やった♪」モグモグ
男「ぷちぷち好きだね」
幼馴染み「大好き」モグモグ
9 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 12:02:24
幼馴染み「回るお寿司屋さん行った時ね」モグモグ
男「うん」
幼馴染み「さびぬきがいいから回ってるのじゃなくて注文するんだけど」
男「してるね」モグモグ
幼馴染み「混んでたりすると、若い人が間違えてわさび入れる事があるの」
男「うん」
男「うん」
幼馴染み「さびぬきがいいから回ってるのじゃなくて注文するんだけど」
男「してるね」モグモグ
幼馴染み「混んでたりすると、若い人が間違えてわさび入れる事があるの」
男「うん」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 12:07:07
幼馴染み「もちろん向こうのミスなんだけど」モグモグ
幼馴染み「指摘したら、後で横のこわそうな店主さんに怒られるのかなーあの人、って思うと」モグモグ
幼馴染み「なんかかわいそうで言えないの」ゴクン
男「その時はわさび我慢して食べてるよね」
幼馴染み「んーっ、てなりながら食べてる」
男「我慢してる顔かわいかった」
幼馴染み「っ、んーっ……」モジモジ
男「照れてもかわいい」
幼馴染み「んーっ」モジモジ
幼馴染み「指摘したら、後で横のこわそうな店主さんに怒られるのかなーあの人、って思うと」モグモグ
幼馴染み「なんかかわいそうで言えないの」ゴクン
男「その時はわさび我慢して食べてるよね」
幼馴染み「んーっ、てなりながら食べてる」
男「我慢してる顔かわいかった」
幼馴染み「っ、んーっ……」モジモジ
男「照れてもかわいい」
幼馴染み「んーっ」モジモジ
11 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 12:09:12
男「ごちそうさま」
幼馴染み「ごちそうさまー」
男「おいしかったね」
幼馴染み「うん」ムズムズ
男「どうしたの?」
幼馴染み「えびっこはさまった」
男「あるある」
幼馴染み「ごちそうさまー」
男「おいしかったね」
幼馴染み「うん」ムズムズ
男「どうしたの?」
幼馴染み「えびっこはさまった」
男「あるある」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 12:11:37
男「どこ?」
幼馴染み「ここ」アーン
男「見えない」
幼馴染み「ちゅーしちゃだめだよ?」クスクス
男「しない///」
幼馴染み「したい?」
男「したいけど……」
幼馴染み「ふふ///」
幼馴染み「ここ」アーン
男「見えない」
幼馴染み「ちゅーしちゃだめだよ?」クスクス
男「しない///」
幼馴染み「したい?」
男「したいけど……」
幼馴染み「ふふ///」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 12:31:30
うなぎ屋
幼馴染み「いいにおーい」クンクン
男「専門店だからね」
幼馴染み「早くはいろ♪」ワクワク
男「うん」ワクワク
幼馴染み「いいにおーい」クンクン
男「専門店だからね」
幼馴染み「早くはいろ♪」ワクワク
男「うん」ワクワク
15 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 12:34:56
イラッシャイマセー
ニメーサマデスカーオセキヘゴアンナイイタシマス
男「いいにおいだね」
幼馴染み「早く食べたい」ワクワク
男「席座ろ」
幼馴染み「うん」ワクワク
ニメーサマデスカーオセキヘゴアンナイイタシマス
男「いいにおいだね」
幼馴染み「早く食べたい」ワクワク
男「席座ろ」
幼馴染み「うん」ワクワク
16 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 12:39:38
男「うな重を1つ」
幼馴染み「わたし、ひまつぶし」
幼馴染み「ひつまぶし」
男「わざと?」
幼馴染み「かんだの」
男「ふーん?」ニヤニヤ
幼馴染み「てめー噛むぞー」クアア
男「あむって?」
幼馴染み「がぶって」
男「こわいこわい」クスクス
幼馴染み「がぁぶー♪」アムッ
男「ふふふ」ニヤニヤ
店主(うらやましくなんか……うらやましくなんか……)
バイト(彼氏ほしいな……)
幼馴染み「わたし、ひまつぶし」
幼馴染み「ひつまぶし」
男「わざと?」
幼馴染み「かんだの」
男「ふーん?」ニヤニヤ
幼馴染み「てめー噛むぞー」クアア
男「あむって?」
幼馴染み「がぶって」
男「こわいこわい」クスクス
幼馴染み「がぁぶー♪」アムッ
男「ふふふ」ニヤニヤ
店主(うらやましくなんか……うらやましくなんか……)
バイト(彼氏ほしいな……)
18 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 13:35:23
バイト「お待たせしましたー」
幼馴染み「おおー」
男「美味しそう」
幼馴染み「いただきまーす♪」
男「いただきます」
幼馴染み「おおー」
男「美味しそう」
幼馴染み「いただきまーす♪」
男「いただきます」
19 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 13:38:57
幼馴染み「ひつまぶしね」
男「うん」
幼馴染み「最初から出汁をかけちゃうの」
男「最初は普通に、二杯目はわさびで、最後に出汁が正しいんだっけ」
幼馴染み「わさび苦手だし、出汁入れたほうがずっとおいしいから一杯目から」
男「自分流でかぁ」
幼馴染み「うん」
男「うん」
幼馴染み「最初から出汁をかけちゃうの」
男「最初は普通に、二杯目はわさびで、最後に出汁が正しいんだっけ」
幼馴染み「わさび苦手だし、出汁入れたほうがずっとおいしいから一杯目から」
男「自分流でかぁ」
幼馴染み「うん」
21 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 17:16:56
幼馴染み「やっぱり出汁いれたほうがおいしい♪」モグモグ
男「うな重おいしい」モグモグ
幼馴染み「一口一口」パタパタ
男「じゃあそっちも」
幼馴染み「いいよー」
男「うな重おいしい」モグモグ
幼馴染み「一口一口」パタパタ
男「じゃあそっちも」
幼馴染み「いいよー」
22 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 17:18:50
幼馴染み「あーん」スッ
男「そっちもあーん」アーン
パク
男「出汁いれたのおいしいね」モグモグ
幼馴染み「うな重も」モグモグ
男「そっちもあーん」アーン
パク
男「出汁いれたのおいしいね」モグモグ
幼馴染み「うな重も」モグモグ
24 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:30:58
焼肉屋
幼馴染み「じゅーじゅー」
男「音を口に出さない」
幼馴染み「この牛さんはわたしの」
男「このホルモンは俺のね」
幼馴染み「ホルモンはとらないよー」
男「おいしいのに」
幼馴染み「じゅーじゅー」
男「音を口に出さない」
幼馴染み「この牛さんはわたしの」
男「このホルモンは俺のね」
幼馴染み「ホルモンはとらないよー」
男「おいしいのに」
25 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:33:27
幼馴染み「味噌だれ豚肉とっちゃだめだよ?」
男「はいはい」
幼馴染み「キムチとって」
男「はい」スッ
幼馴染み「ありがとー」
男「ヤンヨンジャンとって」
幼馴染み「はい」スッ
男「ありがと」
男「はいはい」
幼馴染み「キムチとって」
男「はい」スッ
幼馴染み「ありがとー」
男「ヤンヨンジャンとって」
幼馴染み「はい」スッ
男「ありがと」
26 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:38:01
ピンポーン
店員「ご注文お伺いしまーす」
男「ライスの中おかわり」
幼馴染み「大根おろしを1つ」
店員「かしこまりましたー」
男「タレついてるぞ」フキフキ
幼馴染み「ん」
店員「…………」
男幼「ん?」
店員「いえ、失礼しましたー……」スタスタ
男「どうしたんだろ」
幼馴染み「ボーッとしてた」
厨房
店員「くそっ……くそっ……」ガンガン
店員「ご注文お伺いしまーす」
男「ライスの中おかわり」
幼馴染み「大根おろしを1つ」
店員「かしこまりましたー」
男「タレついてるぞ」フキフキ
幼馴染み「ん」
店員「…………」
男幼「ん?」
店員「いえ、失礼しましたー……」スタスタ
男「どうしたんだろ」
幼馴染み「ボーッとしてた」
厨房
店員「くそっ……くそっ……」ガンガン
27 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:40:45
男「ちょっとトイレ」
幼馴染み「お行儀わるい」
男「電話したいだけだよ」
幼馴染み「誰に?」
男「男友に」
幼馴染み「なんで?」
男「レポートのこと」
幼馴染み「そっか」
男「女の子かと思った?」ニヤニヤ
幼馴染み「違うもん」プイ
幼馴染み「お行儀わるい」
男「電話したいだけだよ」
幼馴染み「誰に?」
男「男友に」
幼馴染み「なんで?」
男「レポートのこと」
幼馴染み「そっか」
男「女の子かと思った?」ニヤニヤ
幼馴染み「違うもん」プイ
28 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:42:09
幼馴染み「あ、カルビ最後だった……」
ジュー ジュー
幼馴染み「…………」
ジュー ジュー
幼馴染み「…………」
29 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:43:31
男「ただいま……あれ?」
幼馴染み「なに?」
男「俺が育ててたカルビが」
幼馴染み「けふ」
男「こら」
幼馴染み「なに?」
男「俺が育ててたカルビが」
幼馴染み「けふ」
男「こら」
31 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:46:08
幼馴染み「わたしじゃないよ」
男「あなた以外とここに来てない」
幼馴染み「こげそうだったの」
男「皿に避難させればいいでしょ」
幼馴染み「油がたれておいしそうだったの」
男「はー」
幼馴染み「油がのってておいしかった」
男「はー……」
男「あなた以外とここに来てない」
幼馴染み「こげそうだったの」
男「皿に避難させればいいでしょ」
幼馴染み「油がたれておいしそうだったの」
男「はー」
幼馴染み「油がのってておいしかった」
男「はー……」
32 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:48:57
男「また頼もう」ピンポーン
店員「……ご注文お伺いしまーす」
男「特上カルビを1つ」
幼馴染み「はわ」
男「あげないよ」
幼馴染み「やだあ」
男「食べられたから」
幼馴染み「やだ、やだあ」バタバタ
店員「……かしこまりましたー」
店員「……ご注文お伺いしまーす」
男「特上カルビを1つ」
幼馴染み「はわ」
男「あげないよ」
幼馴染み「やだあ」
男「食べられたから」
幼馴染み「やだ、やだあ」バタバタ
店員「……かしこまりましたー」
33 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:51:57
ジュー ジュー ポタポタ
男「おいしそう」
幼馴染み「…………」ジー
男「さすが特上」
幼馴染み「いじわる」
男「そろそろいいかな」ヒョイ
幼馴染み「うーっ……」
男「おいしそう」
幼馴染み「…………」ジー
男「さすが特上」
幼馴染み「いじわる」
男「そろそろいいかな」ヒョイ
幼馴染み「うーっ……」
34 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:53:59
男「おいしそう」ワクワク
幼馴染み「…………」ジー
男「あむ」パク
幼馴染み「っ」
男「すごくおいしい」モグモグ
幼馴染み「うーっ……」
幼馴染み「…………」ジー
男「あむ」パク
幼馴染み「っ」
男「すごくおいしい」モグモグ
幼馴染み「うーっ……」
35 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:56:40
男「仕方ないなぁ」スッ
幼馴染み「あ……」
男「半分あげる」
幼馴染み「うん」
男「4枚だから2枚ね」
幼馴染み「男、好き」
男「うん」
幼馴染み「大好き」
男「ありがとう」
店員「はー……」
幼馴染み「あ……」
男「半分あげる」
幼馴染み「うん」
男「4枚だから2枚ね」
幼馴染み「男、好き」
男「うん」
幼馴染み「大好き」
男「ありがとう」
店員「はー……」
37 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:59:38
スーパー
男「なにかいいものは」キョロキョロ
幼馴染み「男、男」クイクイ
男「ん?」
幼馴染み「あれ」スッ
男「鮟鱇鍋の材料?」
幼馴染み「うん」
男「食べてみたいの?」
幼馴染み「食べたことないから食べたい」
男「じゃあ今日の夜はあれね」
幼馴染み「うん♪」
男「なにかいいものは」キョロキョロ
幼馴染み「男、男」クイクイ
男「ん?」
幼馴染み「あれ」スッ
男「鮟鱇鍋の材料?」
幼馴染み「うん」
男「食べてみたいの?」
幼馴染み「食べたことないから食べたい」
男「じゃあ今日の夜はあれね」
幼馴染み「うん♪」
38 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:02:32
グツグツ
男「そろそろいいかな」
幼馴染み「ふわー」
男「さっそく鮟鱇を」スッ
幼馴染み「そのでっかい白菜も」
男「俺がよそうの?」
幼馴染み「最初だけ」
男「ならいいか」
幼馴染み「ありがと♪」
男「そろそろいいかな」
幼馴染み「ふわー」
男「さっそく鮟鱇を」スッ
幼馴染み「そのでっかい白菜も」
男「俺がよそうの?」
幼馴染み「最初だけ」
男「ならいいか」
幼馴染み「ありがと♪」
39 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:04:12
男「いただきます」
幼馴染み「いただきまーす」
モグモグ モグモグ
男「ん、これは」モグモグ
幼馴染み「おいしい」モグモグ
男「プリっとしてるね」
幼馴染み「鮟鱇おいしい」モグモグ
幼馴染み「いただきまーす」
モグモグ モグモグ
男「ん、これは」モグモグ
幼馴染み「おいしい」モグモグ
男「プリっとしてるね」
幼馴染み「鮟鱇おいしい」モグモグ
40 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:05:44
幼馴染み「キノコよそいたい」スッ
男「ん」
幼馴染み「キノコキノコ……あれ?」
男「ん?」
幼馴染み「なにこれ?」デローン
男「ん」
幼馴染み「キノコキノコ……あれ?」
男「ん?」
幼馴染み「なにこれ?」デローン
41 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:07:24
男「鮟鱇の皮かな」
幼馴染み チャプン
男「無造作に戻さないの」
幼馴染み「えー」
男「たしかに見た目はわるいけど」ヒョイ プルル
幼馴染み チャプン
男「無造作に戻さないの」
幼馴染み「えー」
男「たしかに見た目はわるいけど」ヒョイ プルル
43 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:09:33
男「プルプルしてるよ」プルル
幼馴染み「えー」
男「コラーゲンなのかも」
幼馴染み「えー」
男「きれいになるよ」
幼馴染み「今のわたしじゃ不満?」
男「そんな事はない」
幼馴染み「ふふー♪」
幼馴染み「えー」
男「コラーゲンなのかも」
幼馴染み「えー」
男「きれいになるよ」
幼馴染み「今のわたしじゃ不満?」
男「そんな事はない」
幼馴染み「ふふー♪」
44 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:11:52
男「ごまかさないで食べなさい」スッ
幼馴染み「勝手に器にいれるなよー」ブーブー
男「二人分なんだから」
幼馴染み「うー」
男「おいしいかもよ」
幼馴染み「……じゃあ同時に」
男幼「せーの」
パク
幼馴染み「勝手に器にいれるなよー」ブーブー
男「二人分なんだから」
幼馴染み「うー」
男「おいしいかもよ」
幼馴染み「……じゃあ同時に」
男幼「せーの」
パク
45 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:13:40
男「…………」モグモグ
幼馴染み「…………」モグモグ
男「なんか……」モグモグ
幼馴染み「味はうすいね……」モグモグ
男「うん……」
幼馴染み「…………」モグモグ
男「なんか……」モグモグ
幼馴染み「味はうすいね……」モグモグ
男「うん……」
47 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:15:37
幼馴染み「食感はやっぱりプルプル」モグモグ
男「うん……」モグモグ
幼馴染み「まとめとしては」ゴクン
男「うん」ゴクン
幼馴染み「今までのどれとも違うね」
男「味も食感もね」
男「うん……」モグモグ
幼馴染み「まとめとしては」ゴクン
男「うん」ゴクン
幼馴染み「今までのどれとも違うね」
男「味も食感もね」
49 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:18:32
幼馴染み「やっぱり食べて」プルル
男「だめ」
幼馴染み「えー」
男「俺は嫌いではないけど」モグモグ
幼馴染み「じゃあお願い」
男「今回は甘やかさない」
幼馴染み「むー」
男「だめ」
幼馴染み「えー」
男「俺は嫌いではないけど」モグモグ
幼馴染み「じゃあお願い」
男「今回は甘やかさない」
幼馴染み「むー」
50 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:22:09
幼馴染み「飲み物は?」
男「流し込む気か……あそこ」スッ
幼馴染み「なんであんなとこに」
男「こたつは鍋と皿が占領してます」
幼馴染み「小さいからね」
男「手のばせば届くでしょ」
幼馴染み「ぎりぎりかも」
男「おチビさんだから」
幼馴染み「うるさい」ゲシゲシ
男「こたつの中で足を蹴らない」
男「流し込む気か……あそこ」スッ
幼馴染み「なんであんなとこに」
男「こたつは鍋と皿が占領してます」
幼馴染み「小さいからね」
男「手のばせば届くでしょ」
幼馴染み「ぎりぎりかも」
男「おチビさんだから」
幼馴染み「うるさい」ゲシゲシ
男「こたつの中で足を蹴らない」
51 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:23:56
幼馴染み「うー届かない」ググ
男「がんばれー」
幼馴染み「もうちょっとなのに」グググ
男「ふぁいとー」
幼馴染み「こたつから出るしかないのか……」ズリ
男「がんばれー」
幼馴染み「もうちょっとなのに」グググ
男「ふぁいとー」
幼馴染み「こたつから出るしかないのか……」ズリ
52 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:25:51
幼馴染み「ううー、寒い」ズリ
ピラ
男「あ」
幼馴染み「やっと届いた」フウ
男「幼馴染みさん」
幼馴染み「なに?」
男「スカートが」
幼馴染み「ひゃわ」バッ
ピラ
男「あ」
幼馴染み「やっと届いた」フウ
男「幼馴染みさん」
幼馴染み「なに?」
男「スカートが」
幼馴染み「ひゃわ」バッ
53 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:28:10
男「こたつからうつ伏せではい出たらそうなるでしょ」
幼馴染み「へんたい///」
男「不可抗力です」
幼馴染み「すぐ教えなかった」
男「そんな事は」フルフル
幼馴染み「じーっと見てた」
男「ぎく」
幼馴染み「へんたい///」
男「不可抗力です」
幼馴染み「すぐ教えなかった」
男「そんな事は」フルフル
幼馴染み「じーっと見てた」
男「ぎく」
54 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:30:35
幼馴染み「やっぱり」
男「あんまり魅力的だったから」
幼馴染み「えっち///」
男「ごめん」
幼馴染み「これは罰」プルル
男「結局俺が食べるの?」
幼馴染み「えっちな罰」
男「はー」モグモグ
男「あんまり魅力的だったから」
幼馴染み「えっち///」
男「ごめん」
幼馴染み「これは罰」プルル
男「結局俺が食べるの?」
幼馴染み「えっちな罰」
男「はー」モグモグ
55 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:32:39
幼馴染み「あ」
男「あ」
幼馴染み「これおいしい」モグモグ
男「あん肝だね」モグモグ
幼馴染み「このでっかいのわたしの」スッ
男「半分コ」ガシ
幼馴染み「わかった」スッ
男「あれ?」
男「あ」
幼馴染み「これおいしい」モグモグ
男「あん肝だね」モグモグ
幼馴染み「このでっかいのわたしの」スッ
男「半分コ」ガシ
幼馴染み「わかった」スッ
男「あれ?」
56 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:34:19
男「素直だね」
幼馴染み「今日ぐらいは」
男「なるほど」
幼馴染み「食べよ」
男「うん」
モグモグ モグモグ
男「おいしいね」
幼馴染み「うん♪」
幼馴染み「今日ぐらいは」
男「なるほど」
幼馴染み「食べよ」
男「うん」
モグモグ モグモグ
男「おいしいね」
幼馴染み「うん♪」
57 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:36:50
幼馴染み「ごちそうさまー」
男「ごちそうさま」
幼馴染み「お風呂入ってくる」
男「洗い物しておくね」
幼馴染み「覗いちゃだめだよ」
男「ちっぱい」
幼馴染み「ば、ばかっ」
男「ごちそうさま」
幼馴染み「お風呂入ってくる」
男「洗い物しておくね」
幼馴染み「覗いちゃだめだよ」
男「ちっぱい」
幼馴染み「ば、ばかっ」
58 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:38:14
幼馴染み「あがったよー」
男「おーう」
幼馴染み「入らないの?」
男「テレビいいとこだから」
幼馴染み「ふーん」
男「おーう」
幼馴染み「入らないの?」
男「テレビいいとこだから」
幼馴染み「ふーん」
60 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:40:39
幼馴染み「よいしょ」ストン
男「あれ?」
幼馴染み「ふふ♪」
男「今日は膝の上に座らないの?」
幼馴染み「ふふ♪」
男「隣にも来ないの?」
幼馴染み「寂しい?」クスクス
男「かなり」
幼馴染み「ふふー♪」クスクス
男「あれ?」
幼馴染み「ふふ♪」
男「今日は膝の上に座らないの?」
幼馴染み「ふふ♪」
男「隣にも来ないの?」
幼馴染み「寂しい?」クスクス
男「かなり」
幼馴染み「ふふー♪」クスクス
61 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:43:30
幼馴染み「こうしようと思って」モゾモゾ
男「……なぜこたつの中で執拗に足を絡ませるんですか?」
幼馴染み「ドキドキする?」クスクス
男「しない///」
幼馴染み「えっちな気分になる?」クスクス
男「風呂入ってくる///」スク
幼馴染み「ふふ♪」
男「……なぜこたつの中で執拗に足を絡ませるんですか?」
幼馴染み「ドキドキする?」クスクス
男「しない///」
幼馴染み「えっちな気分になる?」クスクス
男「風呂入ってくる///」スク
幼馴染み「ふふ♪」
62 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:45:11
男「あがったよ」
幼馴染み「テレビ終わったとこ」
男「そう」
幼馴染み「これからはおもしろいのない」
男「寝よっか」
幼馴染み「うん」
幼馴染み「テレビ終わったとこ」
男「そう」
幼馴染み「これからはおもしろいのない」
男「寝よっか」
幼馴染み「うん」
63 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:47:41
男「寝室いこ」スッ
幼馴染み トトト
男「ん?」
幼馴染み「ん///」ギュ
男「たった数歩なのに手を繋ぐ必要は」
幼馴染み「あるの♪」
男「あるね」
幼馴染み「うん♪」
幼馴染み トトト
男「ん?」
幼馴染み「ん///」ギュ
男「たった数歩なのに手を繋ぐ必要は」
幼馴染み「あるの♪」
男「あるね」
幼馴染み「うん♪」
64 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:50:39
寝室
男「掛け布団をはぐって」バサ
幼馴染み「♪」ギュウ
男「動きづらいよ///」
幼馴染み「今日もぎゅーして寝てね?」
男「うん」
幼馴染み「わたしもぎゅーしてあげるから」
男「ありがとう」
幼馴染み「うんっ♪」
おわり
男「掛け布団をはぐって」バサ
幼馴染み「♪」ギュウ
男「動きづらいよ///」
幼馴染み「今日もぎゅーして寝てね?」
男「うん」
幼馴染み「わたしもぎゅーしてあげるから」
男「ありがとう」
幼馴染み「うんっ♪」
おわり
65 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:51:16
読んでくれた人ありがとう
66 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:55:55
乙だった
67 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:56:29
乙
しかし日本一周グルメ旅行でもやりそうなカップルだなw
しかし日本一周グルメ旅行でもやりそうなカップルだなw
68 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 23:11:13
乙!
腹減った
腹減った
69 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 23:12:35
乙した
70 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 12:06:01
腹減ったー
掲載元:http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1329618987/
Entry ⇒ 2014.08.31 | Category ⇒ オリジナル | Comments (0)
まどろむ まどほむ達の日常
1: まどろむ紳士 2014/08/24(日) 03:31:22.90 ID:/bfAipM40
何度も砂時計を回した
回す度に少し、どこか少し異なった世界を巡ってきた
今回も いつものように砂時計を回したつもりだった
でも、今回の世界は 巡ってきたいつもの世界とは明らかに異なっていた......
先生「まずは転校生を紹介します」
先生「暁美さん 入ってきて」
本来あるはずの メガネもなく、病室もなく、ソウルジェムもなかった
そこに あるのはクラスメイトの熱い視線だけだった
回す度に少し、どこか少し異なった世界を巡ってきた
今回も いつものように砂時計を回したつもりだった
でも、今回の世界は 巡ってきたいつもの世界とは明らかに異なっていた......
先生「まずは転校生を紹介します」
先生「暁美さん 入ってきて」
本来あるはずの メガネもなく、病室もなく、ソウルジェムもなかった
そこに あるのはクラスメイトの熱い視線だけだった
2: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:32:38.08 ID:/bfAipM40
ほむら(少しの違いは何度もあった......)
ほむら(でも、ソウルジェムが なくなるのは始めての事......)
先生「暁美......さん?」
ほむら「あ! 暁美ほむらです」
ほむら(まどかは?......いた!)ジー
まどか「ティヒヒ?」
ほむら「......よろしくお願いします」
ほむら(でも、ソウルジェムが なくなるのは始めての事......)
先生「暁美......さん?」
ほむら「あ! 暁美ほむらです」
ほむら(まどかは?......いた!)ジー
まどか「ティヒヒ?」
ほむら「......よろしくお願いします」
3: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:33:34.13 ID:/bfAipM40
まどか「ねぇねぇ ほむらちゃん」
ほむら(またいつもの...... あれ?)
まどか「髪すごく綺麗だね~」
ほむら「......ありがとう?」
まどか「どうかしたの?」
ほむら「......ごめんなさい」
ほむら「ちょっと緊張しちゃったみたいで気分悪くて......」
ほむら「保健室に行かせてもらえるかしら? 鹿目さん」
まどか「ティヒヒ」
ほむら(またいつもの...... あれ?)
まどか「髪すごく綺麗だね~」
ほむら「......ありがとう?」
まどか「どうかしたの?」
ほむら「......ごめんなさい」
ほむら「ちょっと緊張しちゃったみたいで気分悪くて......」
ほむら「保健室に行かせてもらえるかしら? 鹿目さん」
まどか「ティヒヒ」
4: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:34:40.84 ID:/bfAipM40
まどか「嘘は駄目だよ ほむらちゃん」
まどか「それに まどか で良いよ」
ほむら「まどか......?」
さやか「おっ!転入早々 仮病かなぁ~」
さやか「まどかは保健係のプロで、仮病男子を何人も見切ってきたからね」
さやか「さやかちゃんクラスの達人でないと誤魔化せないよ~」
まどか「もう、さやかちゃんたら!ある事無い事 言わないでよぉ~」
さやか「ごめんごめん」
ほむら「さやか...?」
さやか「あ! 私さやか 美樹さやか よろしくね」
まどか「よろしくね ほむらちゃん」
ほむら「よろしく...」
さやか「ほむら って呼んで良い?」
ほむら「えぇ構わないわ」
まどか「それに まどか で良いよ」
ほむら「まどか......?」
さやか「おっ!転入早々 仮病かなぁ~」
さやか「まどかは保健係のプロで、仮病男子を何人も見切ってきたからね」
さやか「さやかちゃんクラスの達人でないと誤魔化せないよ~」
まどか「もう、さやかちゃんたら!ある事無い事 言わないでよぉ~」
さやか「ごめんごめん」
ほむら「さやか...?」
さやか「あ! 私さやか 美樹さやか よろしくね」
まどか「よろしくね ほむらちゃん」
ほむら「よろしく...」
さやか「ほむら って呼んで良い?」
ほむら「えぇ構わないわ」
5: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:35:06.33 ID:/bfAipM40
さやか「ほむらは何か部活入る予定あるの?」
ほむら「いえ特には......」
さやか「なら私たちのお菓子研究部に入っちゃいなYou!」
まどか「うんうん! ほむらちゃんが入ればもっと楽しくなるとおもうなぁ」
ほむら「まどかと美樹さんの...?」
さやか「なんで私だけ名字で さん付けなのさー」
ほむら「ごめんなさい...さやか?」
さやか「それで良し!さっそく部活に行くのだ!」
まどか「ティヒヒ、さっそく行こうか」
さやか「........あれ?」
ほむら「いえ特には......」
さやか「なら私たちのお菓子研究部に入っちゃいなYou!」
まどか「うんうん! ほむらちゃんが入ればもっと楽しくなるとおもうなぁ」
ほむら「まどかと美樹さんの...?」
さやか「なんで私だけ名字で さん付けなのさー」
ほむら「ごめんなさい...さやか?」
さやか「それで良し!さっそく部活に行くのだ!」
まどか「ティヒヒ、さっそく行こうか」
さやか「........あれ?」
6: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:36:40.58 ID:/bfAipM40
杏子「Zzz・・・」グー
さやか「静かだと思ったら やっぱり寝てるよ」
まどか「教会の活動が大変なんだってね」
さやか「人気だもんねぇ 杏子の教会... あ!」
まどか「どうしたの さやかちゃん?」
さやか「静かだと思ったら やっぱり寝てるよ」
まどか「教会の活動が大変なんだってね」
さやか「人気だもんねぇ 杏子の教会... あ!」
まどか「どうしたの さやかちゃん?」
7: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:37:12.38 ID:/bfAipM40
さやか「杏子の教会が強固に人気なのは今日かい? なんつって」
杏子「......くだらねぇ事言ってるんじゃねぇよ さやか」
さやか「あ! 起きた」
杏子「ファァ~ さやかが あまりにも寒すぎて目が醒めちまったよ」
まどか「ねぇ~」
さやか「まどかまで...」
さやか「ほむらはどうよ? さやかちゃんの今日の強固な杏子ギャグは?」
ほむら「...杏子は教会の子なのかしら?」
さやか「スルー!?」
杏子「あぁそうだよ...何を言って......」
杏子「!?」
杏子「......くだらねぇ事言ってるんじゃねぇよ さやか」
さやか「あ! 起きた」
杏子「ファァ~ さやかが あまりにも寒すぎて目が醒めちまったよ」
まどか「ねぇ~」
さやか「まどかまで...」
さやか「ほむらはどうよ? さやかちゃんの今日の強固な杏子ギャグは?」
ほむら「...杏子は教会の子なのかしら?」
さやか「スルー!?」
杏子「あぁそうだよ...何を言って......」
杏子「!?」
8: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:37:44.48 ID:/bfAipM40
杏子「誰だよコイツは!」
さやか「あんたには呆れるよ。転校生の話聞いてた?」
まどか「さやかちゃんのギャグほどじゃないけどね...」ウェヒヒ
さやか「ムッキー!」
ほむら「暁美ほむらよ。 よろしく」
杏子「佐倉杏子だ。 よろしくね」
杏子「食うかい?」つ=
ほむら「えぇ ありがとう」
さやか「そのうまい棒どうしたの?」
さやか「杏子! まさか盗んだんじゃ!」
さやか「あんたには呆れるよ。転校生の話聞いてた?」
まどか「さやかちゃんのギャグほどじゃないけどね...」ウェヒヒ
さやか「ムッキー!」
ほむら「暁美ほむらよ。 よろしく」
杏子「佐倉杏子だ。 よろしくね」
杏子「食うかい?」つ=
ほむら「えぇ ありがとう」
さやか「そのうまい棒どうしたの?」
さやか「杏子! まさか盗んだんじゃ!」
9: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:38:17.46 ID:/bfAipM40
杏子「アホか!」ゲシ
さやか「痛てて...」
杏子「人様の物盗むなんてトンデモナイ事するかよ!」
さやか「杏子は 口は悪いけど根は言い奴なんだよ!」
まどか「ねぇ~ 誰も見てない所でゴミ拾いしたり、迷子の子を助けて上げたりねぇ」
杏子「なっ...///」
さやか「私たちの前だと口悪いけど、それ以外だと ですます口調なんですよねぇ~ 杏子ちゃん」
杏子「余計な事言うなよ///」
まどか「それに勉強も一夜漬けで学年一位! 杏子ちゃんは凄いよねぇ」
さやか「教会の子だから頑張ってるんだよねぇ 杏子ちゃんはぁ~」
さやか「皆の前だから悪ぶってるだけだよねぇ~」
杏子「///」
さやか「真っ赤になってリンゴみたい かわいいなぁ~」
さやか「杏子は私の嫁になるのだぁ~」ガバ
杏子「馬鹿/// 止めろよ///」
杏子「それに それだと上条はどうするんだよ///」
さやか「.........」
さやか「痛てて...」
杏子「人様の物盗むなんてトンデモナイ事するかよ!」
さやか「杏子は 口は悪いけど根は言い奴なんだよ!」
まどか「ねぇ~ 誰も見てない所でゴミ拾いしたり、迷子の子を助けて上げたりねぇ」
杏子「なっ...///」
さやか「私たちの前だと口悪いけど、それ以外だと ですます口調なんですよねぇ~ 杏子ちゃん」
杏子「余計な事言うなよ///」
まどか「それに勉強も一夜漬けで学年一位! 杏子ちゃんは凄いよねぇ」
さやか「教会の子だから頑張ってるんだよねぇ 杏子ちゃんはぁ~」
さやか「皆の前だから悪ぶってるだけだよねぇ~」
杏子「///」
さやか「真っ赤になってリンゴみたい かわいいなぁ~」
さやか「杏子は私の嫁になるのだぁ~」ガバ
杏子「馬鹿/// 止めろよ///」
杏子「それに それだと上条はどうするんだよ///」
さやか「.........」
10: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:38:56.97 ID:/bfAipM40
さやか「さやかちゃんのハーレムになるのだぁ」
さやか「恭介も 杏子も まどかも ほむらも マミさんも」
さやか「皆さやかちゃんの嫁になるのだぁ~」
ほむら「マミさん...?」
まどか「うん! お菓子研究部の部長さんだよ」
まどか「マミさんの両親がカフェを経営していて」
まどか「それで、マミさんはお菓子何でも作れるんだよ」
さやか「まどかも結構作れるよね~」
まどか「マミさんには敵わないけどねぇ~」
杏子「そして、私とさやかが食べる係な訳だ」
さやか「私だって作ってるじゃん」
杏子「2回に1回ダークマターを作り上げるけどな~」
まどか「それでも杏子ちゃんは食べてあげるんだよねぇ~」
杏子「/// く...食い物粗末にするともったいないだけだ///」
杏子「ほ...ほむらは何か作れる物あるのか?」
ほむら「..................?」
ほむら「...............!」
ほむら「.........」
ほむら「...」
ほむら「...爆弾かしら...?」
さやか「恭介も 杏子も まどかも ほむらも マミさんも」
さやか「皆さやかちゃんの嫁になるのだぁ~」
ほむら「マミさん...?」
まどか「うん! お菓子研究部の部長さんだよ」
まどか「マミさんの両親がカフェを経営していて」
まどか「それで、マミさんはお菓子何でも作れるんだよ」
さやか「まどかも結構作れるよね~」
まどか「マミさんには敵わないけどねぇ~」
杏子「そして、私とさやかが食べる係な訳だ」
さやか「私だって作ってるじゃん」
杏子「2回に1回ダークマターを作り上げるけどな~」
まどか「それでも杏子ちゃんは食べてあげるんだよねぇ~」
杏子「/// く...食い物粗末にするともったいないだけだ///」
杏子「ほ...ほむらは何か作れる物あるのか?」
ほむら「..................?」
ほむら「...............!」
ほむら「.........」
ほむら「...」
ほむら「...爆弾かしら...?」
11: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:39:25.20 ID:/bfAipM40
さやか「あっははははは ちょっと、ほむらw」
さやか「爆弾ってwwwww 女子力が爆破されるwww チュドーンwww」
さやか「才色兼備な ほむらちゃんかと思いきやwww」
さやか「まwさwかwの電波ちゃんwww」
ほむら「......」
杏子「落ち着け さやか!」
さやか「だってwwwクールそうなほむらがwww」
さやか「爆弾かしら(キリッ だっておwww」バンバン
杏子「ブフゥー」アハハ
まどか「ウェヒヒ」
ほむら「///」
さやか「爆弾ってwwwww 女子力が爆破されるwww チュドーンwww」
さやか「才色兼備な ほむらちゃんかと思いきやwww」
さやか「まwさwかwの電波ちゃんwww」
ほむら「......」
杏子「落ち着け さやか!」
さやか「だってwwwクールそうなほむらがwww」
さやか「爆弾かしら(キリッ だっておwww」バンバン
杏子「ブフゥー」アハハ
まどか「ウェヒヒ」
ほむら「///」
12: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:39:51.43 ID:/bfAipM40
さやか「いや~ほむらが こんなに楽しい奴だとは思わなかったよ」
まどか「さやかちゃんとは違うねぇ~」
さやか「何をぉ~」コチョコチョ
まどか「ウェヒヒ~ さやかちゃん止めてぇ~」ウェヒヒ
さやか「さやかちゃんだって笑わせる事ができるんだぞぉ~」コチョコチョ
杏子「どういう事だ おい! コイツ直接笑わせてるだけじゃねぇか!」
杏子「そういえば さやか 今日上条は?」
さやか「............」
まどか「ウェーーヒーーヒィー」ゼーハー ゼーハー
さやか「...あ!」
まどか「さやかちゃんとは違うねぇ~」
さやか「何をぉ~」コチョコチョ
まどか「ウェヒヒ~ さやかちゃん止めてぇ~」ウェヒヒ
さやか「さやかちゃんだって笑わせる事ができるんだぞぉ~」コチョコチョ
杏子「どういう事だ おい! コイツ直接笑わせてるだけじゃねぇか!」
杏子「そういえば さやか 今日上条は?」
さやか「............」
まどか「ウェーーヒーーヒィー」ゼーハー ゼーハー
さやか「...あ!」
13: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:41:48.42 ID:/bfAipM40
さやか「杏子が今日上条は? って言ったw」
さやか「今日は強固に杏子攻めな興だなぁ」
まどか「ほむらちゃん 部室はこっちだよぉ~」
ほむら「わかったわ まどか」
杏子「お菓子~お菓子~お菓子~♪」
さやか「うわーーん 待ってよ! スルーしないでよ!」
まどか「ウェヒヒ どちら様ですか?」
さやか「さやかちゃんであります!」
杏子「で、髪色に劣らない寒さのさやか」
杏子「上条はどうした?」
さやか「......言いにくいんだけど...」
さやか「...事故で死んだ」
さやか「今日は強固に杏子攻めな興だなぁ」
まどか「ほむらちゃん 部室はこっちだよぉ~」
ほむら「わかったわ まどか」
杏子「お菓子~お菓子~お菓子~♪」
さやか「うわーーん 待ってよ! スルーしないでよ!」
まどか「ウェヒヒ どちら様ですか?」
さやか「さやかちゃんであります!」
杏子「で、髪色に劣らない寒さのさやか」
杏子「上条はどうした?」
さやか「......言いにくいんだけど...」
さやか「...事故で死んだ」
14: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:42:34.75 ID:/bfAipM40
杏子「さて、さやかは早退したってマミに伝えておくか」
まどか「あれ?そもそも、さやかちゃんって誰だっけ?」
さやか「バイオリンの練習! 特訓なんだって!」
杏子「始めからそう言えよな!」
杏子「どんだけ構ってちゃんなんだよ!」
さやか「私ね 杏子に構ってもらえないと死んじゃうの!」
杏子「はいはい」
さやか「もっと......あ・た・し・を・見・て・よ///」ウワメヅカイ
杏子「何なんだよ お前は///」
さやか「また真っ赤になったねぇ~」ギュ
杏子「うっさい/// 死ね!」
さやか「おやおやぁ~ その割には嫌がらないんだねぇ~」ムギュ
杏子「馬鹿///」
さやか「ほれほれほれ~」ムギュギュギュ
杏子「さやかぁぁぁぁ///」
ほむら(......)イラッ
まどか「ごめんね あの二人いつも ああなの」
ほむら「気にしてないわ...まどか」
まどか「......あのね...ほむらちゃん」
ほむら「なにかしら? まどか?」
まどか「あれ?そもそも、さやかちゃんって誰だっけ?」
さやか「バイオリンの練習! 特訓なんだって!」
杏子「始めからそう言えよな!」
杏子「どんだけ構ってちゃんなんだよ!」
さやか「私ね 杏子に構ってもらえないと死んじゃうの!」
杏子「はいはい」
さやか「もっと......あ・た・し・を・見・て・よ///」ウワメヅカイ
杏子「何なんだよ お前は///」
さやか「また真っ赤になったねぇ~」ギュ
杏子「うっさい/// 死ね!」
さやか「おやおやぁ~ その割には嫌がらないんだねぇ~」ムギュ
杏子「馬鹿///」
さやか「ほれほれほれ~」ムギュギュギュ
杏子「さやかぁぁぁぁ///」
ほむら(......)イラッ
まどか「ごめんね あの二人いつも ああなの」
ほむら「気にしてないわ...まどか」
まどか「......あのね...ほむらちゃん」
ほむら「なにかしら? まどか?」
15: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:43:01.11 ID:/bfAipM40
まどか「さやかちゃんのね...寒いギャグのせいで寒くなってきちゃったみたい///」
まどか「それに、あんなの見せつけられて...ちょっと心細いみたい///」
まどか「それでね......えぇと...」
まどか「手ぇつないで良いかな?」ウワメヅカイ
ほむら(何よこれ~/// まどかわいい! まどかわいい! まどかわいい!)
ほむら「そ...それなら仕方ないわね」つ
まどか「ありがとう ほむらちゃん」ギュッ
ほむら「///」
まどか「///」
まどか「それに、あんなの見せつけられて...ちょっと心細いみたい///」
まどか「それでね......えぇと...」
まどか「手ぇつないで良いかな?」ウワメヅカイ
ほむら(何よこれ~/// まどかわいい! まどかわいい! まどかわいい!)
ほむら「そ...それなら仕方ないわね」つ
まどか「ありがとう ほむらちゃん」ギュッ
ほむら「///」
まどか「///」
16: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:43:27.55 ID:/bfAipM40
ほむら(やばいわね/// 顔真っ赤になってないわよね? まどかの手ぇぇ! まどかの手ぇぇぇぇぇ! まどかの手ええぇぇぇ~~!)
ほむら(こう言うときは......えぇと...そう髪の毛! まどかの髪の毛を数えるのよ!)
ほむら(1,10,100,1000......)ホムホム
ほむら「ざっと14万2300本」ホムホム
まどか「え?」
ほむら「平均より多めね! 食生活がしっかりしてるからかしら」ホムホム
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「な...なんでもないわ///」ギュッ
まどか「うん///」ギュッ
ほむら(こう言うときは......えぇと...そう髪の毛! まどかの髪の毛を数えるのよ!)
ほむら(1,10,100,1000......)ホムホム
ほむら「ざっと14万2300本」ホムホム
まどか「え?」
ほむら「平均より多めね! 食生活がしっかりしてるからかしら」ホムホム
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「な...なんでもないわ///」ギュッ
まどか「うん///」ギュッ
17: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:44:04.45 ID:/bfAipM40
まどか「そろそろ着くよ~ ほむらちゃん」
ほむら「ここがお菓子研究部...」
マミ「鹿目さん達遅いわね」
黄金に輝く夕日を背に、金髪の少女は一人コーヒーを嗜んでいた
黄金の太陽を反射させた、黄金の髪の少女の像が コーヒーに映りこんでいる
金髪の少女はその黄金の像をじっと覗き、話しかけた
マミ「私が私を見つめてました?」
マミ「何で?何で?2人いる?嘘?」
まどか「こんにちはー」ガララ
マミ「!」ビクッ
マミ「あ...あら鹿目さん...... い...今来たのよね?」
まどか「? そうですよ」
ほむら「こんにちは」
マミ「こんにちは・・・?」
まどか「マミさん 新部員のほむらちゃんです」
ほむら「暁美ほむらです よろしくお願いします」
マミ「部長の巴マミよ こちらこそよろしくね」
ほむら「巴さん...」
ほむら「ここがお菓子研究部...」
マミ「鹿目さん達遅いわね」
黄金に輝く夕日を背に、金髪の少女は一人コーヒーを嗜んでいた
黄金の太陽を反射させた、黄金の髪の少女の像が コーヒーに映りこんでいる
金髪の少女はその黄金の像をじっと覗き、話しかけた
マミ「私が私を見つめてました?」
マミ「何で?何で?2人いる?嘘?」
まどか「こんにちはー」ガララ
マミ「!」ビクッ
マミ「あ...あら鹿目さん...... い...今来たのよね?」
まどか「? そうですよ」
ほむら「こんにちは」
マミ「こんにちは・・・?」
まどか「マミさん 新部員のほむらちゃんです」
ほむら「暁美ほむらです よろしくお願いします」
マミ「部長の巴マミよ こちらこそよろしくね」
ほむら「巴さん...」
18: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:44:37.22 ID:/bfAipM40
マミ「皆来るの遅いからお菓子 先に作っちゃたわ」
杏子「さやかの寒いギャクで凍っちまっててな...」
まどか「まぁ そんなかんじです」
マミ「なるほどね。 なら仕方ないわね」
さやか「もう、マミさんまで~」
マミ「フフフ」
まどか「ウェヒヒ」
さやか「なにが可笑しいのさ!」
杏子「さやかの頭だろ?」アハハ
ほむら(なんか、こう言う雰囲気久しぶりね・・・)
ほむら「...フフ」
まどか「あ! ほむらちゃん やっと笑った!」
ほむら「え?」
さやか「かわいい顔で笑いますなぁ ほむらちゃんは~」
杏子「爆弾」ボソ
さやか「ちょw杏子www」
ほむら「爆弾の話はもういいでしょ///」
まどか「ウェヒヒ」
マミ「爆弾?」
ほむら「気にしないでちょうだい///」
杏子「さやかの寒いギャクで凍っちまっててな...」
まどか「まぁ そんなかんじです」
マミ「なるほどね。 なら仕方ないわね」
さやか「もう、マミさんまで~」
マミ「フフフ」
まどか「ウェヒヒ」
さやか「なにが可笑しいのさ!」
杏子「さやかの頭だろ?」アハハ
ほむら(なんか、こう言う雰囲気久しぶりね・・・)
ほむら「...フフ」
まどか「あ! ほむらちゃん やっと笑った!」
ほむら「え?」
さやか「かわいい顔で笑いますなぁ ほむらちゃんは~」
杏子「爆弾」ボソ
さやか「ちょw杏子www」
ほむら「爆弾の話はもういいでしょ///」
まどか「ウェヒヒ」
マミ「爆弾?」
ほむら「気にしないでちょうだい///」
19: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:45:13.18 ID:/bfAipM40
杏子「それより マミは相変わらず凄ぇーなぁ」
さやか「お菓子多すぎて、いとオカシ」
まどか「可笑しいのはさやかちゃんのギャクセンスだけだよ」
さやか「何だって!」
マミ「そこの袋に入ってるの以外は全部食べて良いわよ」
ほむら「この袋は?」
マミ「今度お友達に渡すやつね。 佐倉さん並のお菓子好きがいるのよ」
さやか「杏子みたいなのがもう一人いたら、お菓子が地球から消えちゃうよ!」
杏子「どういう意味だ おい!」
ほむら「巴さん...」
マミ「?」
ほむら「今回はちゃんと友達できたようね」ジワリ
マミ「!?」 まどか「!」 さやか「!」 杏子「!」
さやか「お菓子多すぎて、いとオカシ」
まどか「可笑しいのはさやかちゃんのギャクセンスだけだよ」
さやか「何だって!」
マミ「そこの袋に入ってるの以外は全部食べて良いわよ」
ほむら「この袋は?」
マミ「今度お友達に渡すやつね。 佐倉さん並のお菓子好きがいるのよ」
さやか「杏子みたいなのがもう一人いたら、お菓子が地球から消えちゃうよ!」
杏子「どういう意味だ おい!」
ほむら「巴さん...」
マミ「?」
ほむら「今回はちゃんと友達できたようね」ジワリ
マミ「!?」 まどか「!」 さやか「!」 杏子「!」
20: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:45:46.82 ID:/bfAipM40
さやか「ぶふぉーwww」
さやか「あんたwそれは失礼過ぎるってwww」
さやか「マミさんごめんなさい! ほむら 電波ちゃんなんですよw」
杏子「よりにもよって、学校一の人気者に言うとはなぁ!」
杏子「こりゃぁ本物の電波ちゃんだ! さやかじゃ逆立ちしても勝てないな」アハハ
さやか「なんだとぉ!」
まどか「ウェヒヒ」
マミ「おもしろい人のようね」
マミ「ますます部活がたのしくなりそうね! フフフ」
ほむら(あんな事言われてこの余裕...)ジワ
ほむら(強くなったわね マミ!)シクシク
さやか「あんたwそれは失礼過ぎるってwww」
さやか「マミさんごめんなさい! ほむら 電波ちゃんなんですよw」
杏子「よりにもよって、学校一の人気者に言うとはなぁ!」
杏子「こりゃぁ本物の電波ちゃんだ! さやかじゃ逆立ちしても勝てないな」アハハ
さやか「なんだとぉ!」
まどか「ウェヒヒ」
マミ「おもしろい人のようね」
マミ「ますます部活がたのしくなりそうね! フフフ」
ほむら(あんな事言われてこの余裕...)ジワ
ほむら(強くなったわね マミ!)シクシク
21: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:46:23.95 ID:/bfAipM40
杏子「おい 何で泣くんだよwww」
さやか「こりゃぁ 勝てませんわwww」
ほむら「ごめんなさい。 ちょっと...」シクシク
ほむら「あれ......涙が止まらない」ポタポタ
ほむら「あれ?......え?」ポタポタ
ほむら「おかしいわね...」ポタポタ
まどか「どうしたの? ほむらちゃん?」
ほむら「......えぇと...」ポタポタ
ほむら「お...お菓子が美味しそう過ぎて涙が止まらないみたいだわ」ニコ
さやか「なにそれwww」アハハ
さやか「さやかちゃんも笑いが止まりましぇーんwww」アハハ
マミ「不思議な子ね」フフ
杏子「カオス過ぎるだろ この空間...」
まどか「ウェヒヒ」
ほむら(皆無事で 皆幸せそうで 皆と笑いあえる)
ほむら(こんな日が来るなんてね.........)
さやか「こりゃぁ 勝てませんわwww」
ほむら「ごめんなさい。 ちょっと...」シクシク
ほむら「あれ......涙が止まらない」ポタポタ
ほむら「あれ?......え?」ポタポタ
ほむら「おかしいわね...」ポタポタ
まどか「どうしたの? ほむらちゃん?」
ほむら「......えぇと...」ポタポタ
ほむら「お...お菓子が美味しそう過ぎて涙が止まらないみたいだわ」ニコ
さやか「なにそれwww」アハハ
さやか「さやかちゃんも笑いが止まりましぇーんwww」アハハ
マミ「不思議な子ね」フフ
杏子「カオス過ぎるだろ この空間...」
まどか「ウェヒヒ」
ほむら(皆無事で 皆幸せそうで 皆と笑いあえる)
ほむら(こんな日が来るなんてね.........)
22: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:47:02.49 ID:/bfAipM40
まどか「お腹いっぱい~ おいしかった~ ほむらちゃんは?」
ほむら「まどかと同じだよ」ニコ
まどか「そっか~///」
ほむら「あ......今のは///」
まどか「笑顔がとってもかわいいよ ほむらちゃん」ウェヒヒ
ほむら「///」
ほむら(なんか、泣いたら色々とすっきりしたみたいね・・・)
マミ「あらあら すっかり仲良くなって」
まどか「お菓子は人の心を幸せにしますからね」
マミ「そうね」
杏子「ほほおほり!(その通り!)」ムシャムシャ
さやか「食いながら喋るな! これシャベルな!」つ凸
ほむら「まどかと同じだよ」ニコ
まどか「そっか~///」
ほむら「あ......今のは///」
まどか「笑顔がとってもかわいいよ ほむらちゃん」ウェヒヒ
ほむら「///」
ほむら(なんか、泣いたら色々とすっきりしたみたいね・・・)
マミ「あらあら すっかり仲良くなって」
まどか「お菓子は人の心を幸せにしますからね」
マミ「そうね」
杏子「ほほおほり!(その通り!)」ムシャムシャ
さやか「食いながら喋るな! これシャベルな!」つ凸
23: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:47:38.79 ID:/bfAipM40
マミ「そろそろ帰る時間かしら......冷え込んできたし」
さやか「......。」
まどか「そうだ皆私の家に泊まらない?」
まどか「今日皆用事があって出かけてるんだ~ ティヒヒ」
杏子「おぉ良いね! 枕投げしようぜ!」
マミ「今日両親のカフェの手伝いで行けないのよ」
マミ「ごめんなさい」
まどか「また今度お菓子の作り方教えてくださいね!」
マミ「鹿目さんが驚くようなメニュー考えておくわね」
マミ「じゃぁね~」
さやか「......。」
まどか「そうだ皆私の家に泊まらない?」
まどか「今日皆用事があって出かけてるんだ~ ティヒヒ」
杏子「おぉ良いね! 枕投げしようぜ!」
マミ「今日両親のカフェの手伝いで行けないのよ」
マミ「ごめんなさい」
まどか「また今度お菓子の作り方教えてくださいね!」
マミ「鹿目さんが驚くようなメニュー考えておくわね」
マミ「じゃぁね~」
24: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:48:10.97 ID:/bfAipM40
まどか「ほむらちゃんは来るよねぇ~」
ほむら「えぇ お邪魔させてもらうわ」
ほむら(QBの有無を確認するには絶好だわ!)
ほむら(それにまどかの家......///)
まどか「じゃぁ3人で楽しもうね! 杏子ちゃん ほむらちゃん!」
さやか「あたしも行く~」
まどか「あれ、なんか聞こえた?」
杏子「いや、何も聞こえなかったような...」
まどか「幻聴かなぁ......怖いなぁ~」
ほむら「大丈夫よ! 私が守ってあげるわ!」
まどか「ほむらちゃん///」
杏子「最近変な幻聴を聞く機会が多いよなぁ。」
さやぁ「ムゥ~!」
さやか「そう言うこと言う奴は......」
ほむら「えぇ お邪魔させてもらうわ」
ほむら(QBの有無を確認するには絶好だわ!)
ほむら(それにまどかの家......///)
まどか「じゃぁ3人で楽しもうね! 杏子ちゃん ほむらちゃん!」
さやか「あたしも行く~」
まどか「あれ、なんか聞こえた?」
杏子「いや、何も聞こえなかったような...」
まどか「幻聴かなぁ......怖いなぁ~」
ほむら「大丈夫よ! 私が守ってあげるわ!」
まどか「ほむらちゃん///」
杏子「最近変な幻聴を聞く機会が多いよなぁ。」
さやぁ「ムゥ~!」
さやか「そう言うこと言う奴は......」
25: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:48:37.53 ID:/bfAipM40
さやか「こうだぁぁ」ツン
杏子「ひゃぁぁ///」
さやか「それそれそれ」ツンツンツン
杏子「ひゃ/// 馬鹿/// んぅ/// 止めろ/// さやか///」
さやか「杏子の弱点は全て このさやかちゃんが知り尽くしているのだぁ!」ツンツンツン
杏子「んぅぅ/// こ...この/// いい加減にしろ!」ドカ
さやか「痛! なぜ叩く」
杏子「ハァ......ハァ...あんな事するからだろ!」
さやか「ほほぉ! あんな事って?」
杏子「ひゃぁぁ///」
さやか「それそれそれ」ツンツンツン
杏子「ひゃ/// 馬鹿/// んぅ/// 止めろ/// さやか///」
さやか「杏子の弱点は全て このさやかちゃんが知り尽くしているのだぁ!」ツンツンツン
杏子「んぅぅ/// こ...この/// いい加減にしろ!」ドカ
さやか「痛! なぜ叩く」
杏子「ハァ......ハァ...あんな事するからだろ!」
さやか「ほほぉ! あんな事って?」
26: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:49:05.54 ID:/bfAipM40
杏子「む...胸とか、脇腹とかをツンツン......」
杏子「って! 何言わせようとしてるんだよ///」
さやか「また顔赤くなってるよ キョ・ウ・コ・たん!」ミミ フゥ
杏子「あん///」
さやか「杏子たんはかわいいなぁ~ 杏子たんはかわいいなぁ~ 杏子たんはかわいいなぁ~」ギュ
杏子「良い加減にしろよな/// もう行くぞ///」
ほむら(爆弾は作っておいた方が良いみたいね...)イライラ
まどか「ほむらちゃん...」
ほむら「どうしたのかしら? まどか」
まどか「また、手つなごう/// ほむらちゃん!」つ
ほむら「えぇ///」ギュ
ほむら(爆弾はいらないわね!)
杏子「って! 何言わせようとしてるんだよ///」
さやか「また顔赤くなってるよ キョ・ウ・コ・たん!」ミミ フゥ
杏子「あん///」
さやか「杏子たんはかわいいなぁ~ 杏子たんはかわいいなぁ~ 杏子たんはかわいいなぁ~」ギュ
杏子「良い加減にしろよな/// もう行くぞ///」
ほむら(爆弾は作っておいた方が良いみたいね...)イライラ
まどか「ほむらちゃん...」
ほむら「どうしたのかしら? まどか」
まどか「また、手つなごう/// ほむらちゃん!」つ
ほむら「えぇ///」ギュ
ほむら(爆弾はいらないわね!)
27: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:49:42.04 ID:/bfAipM40
今回のループは何個もの奇跡が重なった世界って所かしら
杏子の教会も問題なく、マミの両親も死なず、さやかの想い人も事故に遭わない
そして何より魔法少女がいない世界
そんな確立したこの世界に、奇跡的な確率で来たって所ね...
何となくの予測だけど 何となく確信が持てた...
まどか「ほむらちゃん着いたよ///」
ほむら「............」ホムホム
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「これでQBがいなければ確証が持てるわね......」ブツブツ
さやか「また電波してるのか ほむらは」
杏子「さやかのギャグよりは万倍マシだけどな」
さやか「なにを~」ツン
杏子「あんあん/// それ止めろ!」
さやか「えへへ///」
杏子「えへへ じゃねーよ!」ゲシ
さやか「痛い!」
まどか「ほむらちゃん! 私の家に着いたよ!」グイ
ほむら「あ! うん、そうみたいね」
杏子の教会も問題なく、マミの両親も死なず、さやかの想い人も事故に遭わない
そして何より魔法少女がいない世界
そんな確立したこの世界に、奇跡的な確率で来たって所ね...
何となくの予測だけど 何となく確信が持てた...
まどか「ほむらちゃん着いたよ///」
ほむら「............」ホムホム
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「これでQBがいなければ確証が持てるわね......」ブツブツ
さやか「また電波してるのか ほむらは」
杏子「さやかのギャグよりは万倍マシだけどな」
さやか「なにを~」ツン
杏子「あんあん/// それ止めろ!」
さやか「えへへ///」
杏子「えへへ じゃねーよ!」ゲシ
さやか「痛い!」
まどか「ほむらちゃん! 私の家に着いたよ!」グイ
ほむら「あ! うん、そうみたいね」
28: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:50:22.90 ID:/bfAipM40
杏子「おじゃまします」
さやか「ただいまどか~」
ほむら「おじゃまします」
まどか「ほむらちゃん 杏子ちゃん 上がって~」
さやか「あたしは!?」
まどか「仕方ないなぁ 今回だけだよ」
さやか「今回だけなの!?」
まどか「私の部屋はこっちだよ ほむらちゃん」
ほむら「えぇ」
ほむら(正式な手段でまどかの部屋に来るのはいつ以来かしら...)
杏子「相変わらずまどかの部屋はヌイグルミがたくさんだな」
ほむら「フフ...相変わらずね」
まどか「え?」
ほむら「ヌ...ヌイグルミが似合う女の子って意味よ」
まどか「そ...そんなことないよ/// ティヒヒ」
ほむら「この部屋にはヌイグルミがたくさんあって......」
ほむら「!?」
ほむら「あれは...インキュベーター!?」
さやか「ただいまどか~」
ほむら「おじゃまします」
まどか「ほむらちゃん 杏子ちゃん 上がって~」
さやか「あたしは!?」
まどか「仕方ないなぁ 今回だけだよ」
さやか「今回だけなの!?」
まどか「私の部屋はこっちだよ ほむらちゃん」
ほむら「えぇ」
ほむら(正式な手段でまどかの部屋に来るのはいつ以来かしら...)
杏子「相変わらずまどかの部屋はヌイグルミがたくさんだな」
ほむら「フフ...相変わらずね」
まどか「え?」
ほむら「ヌ...ヌイグルミが似合う女の子って意味よ」
まどか「そ...そんなことないよ/// ティヒヒ」
ほむら「この部屋にはヌイグルミがたくさんあって......」
ほむら「!?」
ほむら「あれは...インキュベーター!?」
29: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:51:07.25 ID:/bfAipM40
さやか「アハハ また始まった」
杏子「何? インキュベーターだって? そりゃぁ大変だぁ」ハハハ
ほむら「......。」
まどか「ウェヒヒ その人形 気に入ったの? あげようか?」
ほむら「 !? 」
ほむら「えぇ...気に入ったみたいね......もらっても良いかしら?」
まどか「うん良いよ!」
まどか「ほむらちゃん とお友達になった記念だね」
ほむら「えぇ...ありがとう まどか」
ほむら「それと...ごめんなさい。トイレに行かせてもらえるかしら?」ギュッ
さやか「そのヌイグルミを持って? 本当にかわいいなぁ~ ほむらは」
杏子「ハハハ」
ほむら「ト...トイレって一人だと心細いのよね」
まどか「ウェヒヒ 私が付き添って上げようか? ほむらちゃん?」
ほむら「だ...大丈夫よ! こ...このヌイグルミがあれば///」
さやか「アハハハハ~ ほむらには敵わないなぁ」
杏子「何? インキュベーターだって? そりゃぁ大変だぁ」ハハハ
ほむら「......。」
まどか「ウェヒヒ その人形 気に入ったの? あげようか?」
ほむら「 !? 」
ほむら「えぇ...気に入ったみたいね......もらっても良いかしら?」
まどか「うん良いよ!」
まどか「ほむらちゃん とお友達になった記念だね」
ほむら「えぇ...ありがとう まどか」
ほむら「それと...ごめんなさい。トイレに行かせてもらえるかしら?」ギュッ
さやか「そのヌイグルミを持って? 本当にかわいいなぁ~ ほむらは」
杏子「ハハハ」
ほむら「ト...トイレって一人だと心細いのよね」
まどか「ウェヒヒ 私が付き添って上げようか? ほむらちゃん?」
ほむら「だ...大丈夫よ! こ...このヌイグルミがあれば///」
さやか「アハハハハ~ ほむらには敵わないなぁ」
30: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:51:36.80 ID:/bfAipM40
ほむら(部屋から離れたし、この辺で大丈夫よね...)
ほむら「どういうつもりかしら? インキュベーター!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ほむら「......」
ほむら「喋らないなら...殴るわよ」グッ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ほむら「ま...まどかが契約したがってるわ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ほむら(裏声)「僕と契約して、魔法少女になっておくれよ! まどか!」
ほむら「本性を表したわね! インキュベーター!」
ほむら(裏声)「君たちはいつもそうだ...キュップイ」
ほむら「............。」
ほむら「...。」
ほむら「このヌイグルミのQB(?)......」
ほむら「まどかの匂いがするわね」クンカクンカ
さやか「ブッフォーw」
ほむら「!?」
ほむら「どういうつもりかしら? インキュベーター!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ほむら「......」
ほむら「喋らないなら...殴るわよ」グッ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ほむら「ま...まどかが契約したがってるわ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ほむら(裏声)「僕と契約して、魔法少女になっておくれよ! まどか!」
ほむら「本性を表したわね! インキュベーター!」
ほむら(裏声)「君たちはいつもそうだ...キュップイ」
ほむら「............。」
ほむら「...。」
ほむら「このヌイグルミのQB(?)......」
ほむら「まどかの匂いがするわね」クンカクンカ
さやか「ブッフォーw」
ほむら「!?」
31: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:52:10.91 ID:/bfAipM40
さやか「電波ちゃん過ぎるwww」アハハ
杏子「笑うなよ...バレたじゃねぇか!」ハハハ
さやか「杏子だって笑ってるじゃんかぁw」アハハ
まどか「ウェヒヒ...二人を止めようとしたんだけどね...」
ほむら「い......いつから見てたの?」カアッ
さやか「どういうつもりかしら? 杏子!」
杏子「どういうつもりかしら? さやか!」
ほむら「///」カアッ
まどか「さ......最初からかな...ウェヒヒ」
まどか「さやかちゃんが電波キャラを演じてるか確かめてやるって...それで...」
さやか「うんうん! 正真正銘の電波ちゃんだったって事でw」アハハ
杏子「まさか、一人であんな事するとは思わなかったよなぁ」ハハハ
杏子「まどかの匂いがするわね」ボソ
さやか「ブッフォー。 笑いが止まらないwww」アハハ
ほむら「ぬうううぅぅぅぅぅ」シクシク
ほむら「グス」
まどか「だ...大丈夫! かわいかったよ! ほむらちゃん」
ほむら「まどかぁぁぁぁ」ダキ
まどか「よしよし///」ナデナデ
杏子「笑うなよ...バレたじゃねぇか!」ハハハ
さやか「杏子だって笑ってるじゃんかぁw」アハハ
まどか「ウェヒヒ...二人を止めようとしたんだけどね...」
ほむら「い......いつから見てたの?」カアッ
さやか「どういうつもりかしら? 杏子!」
杏子「どういうつもりかしら? さやか!」
ほむら「///」カアッ
まどか「さ......最初からかな...ウェヒヒ」
まどか「さやかちゃんが電波キャラを演じてるか確かめてやるって...それで...」
さやか「うんうん! 正真正銘の電波ちゃんだったって事でw」アハハ
杏子「まさか、一人であんな事するとは思わなかったよなぁ」ハハハ
杏子「まどかの匂いがするわね」ボソ
さやか「ブッフォー。 笑いが止まらないwww」アハハ
ほむら「ぬうううぅぅぅぅぅ」シクシク
ほむら「グス」
まどか「だ...大丈夫! かわいかったよ! ほむらちゃん」
ほむら「まどかぁぁぁぁ」ダキ
まどか「よしよし///」ナデナデ
32: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:52:42.34 ID:/bfAipM40
ほむら「まどかぁ...Zzz~」グーグー
まどか「よしよし」ナデナデ
さやか「電波して泣きつかれて、寝るとか... もう、さやかちゃんじゃ勝てません!」
杏子「第一印象のクールなイメージの欠片もないな...」ハハハ
さやか「すっかりまどかに懐いてるしね」
まどか「ティヒヒ///」ナデナデ
杏子「あ! メールだ!」メルメル
杏子「緊急で炊き出しするから手伝えって...」
杏子「すまねぇ まどか... 帰らないと駄目になった」
まどか「ううん。また、一緒に遊ぼうね!」
さやか「仕方ない、あたしも手伝って上げるよ」
杏子「すまねぇ さやか」
さやか「でも、その前に...」
まどか「よしよし」ナデナデ
さやか「電波して泣きつかれて、寝るとか... もう、さやかちゃんじゃ勝てません!」
杏子「第一印象のクールなイメージの欠片もないな...」ハハハ
さやか「すっかりまどかに懐いてるしね」
まどか「ティヒヒ///」ナデナデ
杏子「あ! メールだ!」メルメル
杏子「緊急で炊き出しするから手伝えって...」
杏子「すまねぇ まどか... 帰らないと駄目になった」
まどか「ううん。また、一緒に遊ぼうね!」
さやか「仕方ない、あたしも手伝って上げるよ」
杏子「すまねぇ さやか」
さやか「でも、その前に...」
33: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:53:35.12 ID:/bfAipM40
さやか「杏子を堪能するのだー」ダギダキ
杏子「あん/// やぁ...やめろぉ///」
さやか「えへへ/// えへへ/// えへへ///」ナデナデナデ
杏子「ひゃぁ/// 馬鹿/// 馬鹿ぁ/// 馬鹿ぁぁぁ/// さやかぁぁぁ!」
さやか「こんなものにしておくか!」
杏子「はぁ...はぁ......はぁ...」
杏子「お前絶対それ教会でやるなよ!」
杏子「へ...変な噂がたつだろ!」
さやか「分かってるって!」ツン
杏子「あんあん/// やっと軌道が乗ってきたんだ...」
杏子「教会に万が一の事があったら......」
さやか「分かってる! だからここで堪能してるんでしょ」コチョコチョ
杏子「さやかぁぁぁぁぁぁ///」
ほむら(また、何か始まった......)
まどか「むぅ///」ギュゥゥゥゥ
ほむら(もっとやるのよ! 二人とも///)
杏子「あん/// やぁ...やめろぉ///」
さやか「えへへ/// えへへ/// えへへ///」ナデナデナデ
杏子「ひゃぁ/// 馬鹿/// 馬鹿ぁ/// 馬鹿ぁぁぁ/// さやかぁぁぁ!」
さやか「こんなものにしておくか!」
杏子「はぁ...はぁ......はぁ...」
杏子「お前絶対それ教会でやるなよ!」
杏子「へ...変な噂がたつだろ!」
さやか「分かってるって!」ツン
杏子「あんあん/// やっと軌道が乗ってきたんだ...」
杏子「教会に万が一の事があったら......」
さやか「分かってる! だからここで堪能してるんでしょ」コチョコチョ
杏子「さやかぁぁぁぁぁぁ///」
ほむら(また、何か始まった......)
まどか「むぅ///」ギュゥゥゥゥ
ほむら(もっとやるのよ! 二人とも///)
34: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:54:02.81 ID:/bfAipM40
さやか「じゃあぁ」
杏子「またなぁぁ!」
まどか「うん! またぁ~」
ほむら「えぇ また」
まどか「帰っちゃったね......」
ほむら「そうね」
まどか「ほむらちゃん、何か隠してることあったりしない?」
ほむら「え?」
まどか「今日 ほむらちゃん時々可笑しかったから...」
ほむら「......」
まどか「それとも本当に電波ちゃんなのかな? ウェヒヒ」
まどか「どんな ほむらちゃんでも、私ね可愛くて格好良くて素敵だと思うなぁ~」
まどか「けど、何か辛いこととかあったんじゃないかなぁ って」
ほむら「..........」
杏子「またなぁぁ!」
まどか「うん! またぁ~」
ほむら「えぇ また」
まどか「帰っちゃったね......」
ほむら「そうね」
まどか「ほむらちゃん、何か隠してることあったりしない?」
ほむら「え?」
まどか「今日 ほむらちゃん時々可笑しかったから...」
ほむら「......」
まどか「それとも本当に電波ちゃんなのかな? ウェヒヒ」
まどか「どんな ほむらちゃんでも、私ね可愛くて格好良くて素敵だと思うなぁ~」
まどか「けど、何か辛いこととかあったんじゃないかなぁ って」
ほむら「..........」
35: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:54:46.52 ID:/bfAipM40
もし、信じてもらえなくても 電波ちゃんキャラで通す事ができる
正直そんなキャラは自分に合ってないし、有って無いと思う
けれど、僅かに信じてもらえる可能性があるなら
何となくそれに託してみようと思った
ほむら「あのね、私ね、未来から来たんだよ.................................................
まどかは長くて、永いような私の話を聞いてくれた
正直そんなキャラは自分に合ってないし、有って無いと思う
けれど、僅かに信じてもらえる可能性があるなら
何となくそれに託してみようと思った
ほむら「あのね、私ね、未来から来たんだよ.................................................
まどかは長くて、永いような私の話を聞いてくれた
36: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:55:15.85 ID:/bfAipM40
まどか「ほむらちゃんと始めて会った気がしなかったのは それでかぁ...」
まどか「ほむらちゃん」ギュゥゥゥゥゥ
ほむら「まどか...」
まどか「有難う お疲れ様」ナデナデ
ほむら「まどかぁ~」ギュゥゥゥゥゥ
まどか「きっとこの世界は頑張ったほむらちゃんが辿り着いた世界なんだよ!」ナデナデ
まどか「私ね、世界中の人は皆幸せになる権利があると思うんだぁ~」ナデナデ
まどか「きっと、ほむらちゃんがこの世界へ来たのは必然だと思うなぁ」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁぁ まどかぁ~~~」スリスリ
まどか「ウェヒヒ だからもう心配しなくて良いと思うんだ」ナデナデ
まどか「魔女とかQBとか、そんなのがもし現れても、」ナデナデ
まどか「今度は私がほむらちゃんを守ってあげるね」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」スリスリスリ
まどか「よしよし、今まで本当に有難う」ナデナデ
ほむら「信じてくれた上に...まどかと......」ギュゥゥゥゥゥ
ほむら「こんな幸せで私良いのかなぁ? まどかぁ?」
まどか「ううん、それは違うなぁ~ ほむらちゃん」ナデナデ
ほむら「...まどか?」
まどか「ほむらちゃん」ギュゥゥゥゥゥ
ほむら「まどか...」
まどか「有難う お疲れ様」ナデナデ
ほむら「まどかぁ~」ギュゥゥゥゥゥ
まどか「きっとこの世界は頑張ったほむらちゃんが辿り着いた世界なんだよ!」ナデナデ
まどか「私ね、世界中の人は皆幸せになる権利があると思うんだぁ~」ナデナデ
まどか「きっと、ほむらちゃんがこの世界へ来たのは必然だと思うなぁ」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁぁ まどかぁ~~~」スリスリ
まどか「ウェヒヒ だからもう心配しなくて良いと思うんだ」ナデナデ
まどか「魔女とかQBとか、そんなのがもし現れても、」ナデナデ
まどか「今度は私がほむらちゃんを守ってあげるね」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」スリスリスリ
まどか「よしよし、今まで本当に有難う」ナデナデ
ほむら「信じてくれた上に...まどかと......」ギュゥゥゥゥゥ
ほむら「こんな幸せで私良いのかなぁ? まどかぁ?」
まどか「ううん、それは違うなぁ~ ほむらちゃん」ナデナデ
ほむら「...まどか?」
37: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:55:44.55 ID:/bfAipM40
まどか「これから もっと もっと もっと~ 幸せにならなくちゃ」ギュッ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ギュゥゥゥゥ
まどか「一緒にピクニック行ったり、カラオケ行ったり、テスト勉強したり...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ゴロゴロニャー
まどか「文化祭の準備や体育祭、卒業式に入学式...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」クンクン
まどか「お酒のめるようになったら、一緒にお酒のんで...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ムギュゥゥ
まどか「楽しいときは笑いあって、辛いときは慰めあって...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」サスリ サスリ
まどか「そうやって ほむらちゃんと人生を一緒に歩んでいけたら...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ホムホム
まどか「それはとっても嬉しいなぁ って思ってしまうのでした」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」スリスリ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ギュゥゥゥゥ
まどか「一緒にピクニック行ったり、カラオケ行ったり、テスト勉強したり...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ゴロゴロニャー
まどか「文化祭の準備や体育祭、卒業式に入学式...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」クンクン
まどか「お酒のめるようになったら、一緒にお酒のんで...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ムギュゥゥ
まどか「楽しいときは笑いあって、辛いときは慰めあって...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」サスリ サスリ
まどか「そうやって ほむらちゃんと人生を一緒に歩んでいけたら...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ホムホム
まどか「それはとっても嬉しいなぁ って思ってしまうのでした」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」スリスリ
38: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:56:14.37 ID:/bfAipM40
まどか「ほむらちゃんは電波ちゃんなんかじゃないよねぇ~」ナデナデ
まどか「本当は甘えん坊さんなんだよねぇ~」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁ/// まどかぁぁ/// まどかぁぁぁぁ///」マドカァー
まどか「一緒にお風呂入ろっかぁ~ ほむらちゃん」ナデナデ
まどか「ほむらちゃんのかわいい顔が涙で一杯だもん」ナデナデ
ほむら「///」コク
まどか「ほむらちゃんの肌綺麗なんだろうなぁ。 楽しみぃ~ ウェヒヒ」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁ///」スリスリ
ほむら「あのね、まどか...」ギュゥゥゥゥ
まどか「なぁに~? ほむらちゃん?」ナデナデ
ほむら「私ね話してないことが一つだけあるんだぁ~」スリスリ
ほむら「あのね...そのね...私ね......」ギュゥゥゥ
ほむら「ま......まどかの事がね...」
まどか「本当は甘えん坊さんなんだよねぇ~」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁ/// まどかぁぁ/// まどかぁぁぁぁ///」マドカァー
まどか「一緒にお風呂入ろっかぁ~ ほむらちゃん」ナデナデ
まどか「ほむらちゃんのかわいい顔が涙で一杯だもん」ナデナデ
ほむら「///」コク
まどか「ほむらちゃんの肌綺麗なんだろうなぁ。 楽しみぃ~ ウェヒヒ」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁ///」スリスリ
ほむら「あのね、まどか...」ギュゥゥゥゥ
まどか「なぁに~? ほむらちゃん?」ナデナデ
ほむら「私ね話してないことが一つだけあるんだぁ~」スリスリ
ほむら「あのね...そのね...私ね......」ギュゥゥゥ
ほむら「ま......まどかの事がね...」
39: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:56:48.45 ID:/bfAipM40
ほむら「まどかの事が大好き///」
ほむら「まどかは?」ギュッ
まどか「私もね...ほむらちゃんの事が.......」
40: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:57:38.45 ID:/bfAipM40
クリームヒルト「ワタシ モ ホムラチャン ダイスキ」
クリームヒルト「ティヒヒヒ」
ほむら「嬉しい...」Zzz~
41: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:58:13.34 ID:/bfAipM40
QB「エネルギーノルマは達成されたね」
QB「ほむらは何かしようとしてたけど、その前にのみこまれてしまったようだね」
マミ「お父さん! お母さん!」Zzz~
クリームヒルト「マミ ハ イイコ ネ」
さやか「恭介のバイオリンプレイ最高ぅ」Zzz~
クリームヒルト「キミ ノ カナデル メロディー ハ モット ステキ ダヨ」
杏子「父さん! 母さん! モモ!」Zzz~
クリームヒルト「ミンナ ソロッタナ イタダキマス」
QB「後は君たち地球人の責任だね」
QB「ひゃっほぉぉぉぉ、ノルマ達成だど~」
QB「あれ、不思議だな、僕たちに感情が? でもワクワクするぞぉぉぉ」
QB「ほむらは何かしようとしてたけど、その前にのみこまれてしまったようだね」
マミ「お父さん! お母さん!」Zzz~
クリームヒルト「マミ ハ イイコ ネ」
さやか「恭介のバイオリンプレイ最高ぅ」Zzz~
クリームヒルト「キミ ノ カナデル メロディー ハ モット ステキ ダヨ」
杏子「父さん! 母さん! モモ!」Zzz~
クリームヒルト「ミンナ ソロッタナ イタダキマス」
QB「後は君たち地球人の責任だね」
QB「ひゃっほぉぉぉぉ、ノルマ達成だど~」
QB「あれ、不思議だな、僕たちに感情が? でもワクワクするぞぉぉぉ」
42: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:58:58.16 ID:/bfAipM40
QB「ノルマ達成...」Zzz~
クリームヒルト「ヨクヤッタ コレ デ ウチュウ ハ アンタイ ダ」
QB星のQB「この宇宙が全てクリームヒルトに包まれようとしている!?」
QB星のQB「そんなことありえるの......か...」Zzz~
クリームヒルト「キノセイ ダヨ」
QB星のQB「気のせいだったようだね。 それよりエネルギー問題が解決したみたいだ!」Zzz~
クリームヒルト「ナガネン ノ ユメ ガ ヨウヤク カナッタ ヨウダ」
クリームヒルト「ティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒ...................
クリームヒルト「ヨクヤッタ コレ デ ウチュウ ハ アンタイ ダ」
QB星のQB「この宇宙が全てクリームヒルトに包まれようとしている!?」
QB星のQB「そんなことありえるの......か...」Zzz~
クリームヒルト「キノセイ ダヨ」
QB星のQB「気のせいだったようだね。 それよりエネルギー問題が解決したみたいだ!」Zzz~
クリームヒルト「ナガネン ノ ユメ ガ ヨウヤク カナッタ ヨウダ」
クリームヒルト「ティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒ...................
43: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 03:59:43.91 ID:/bfAipM40
ほむら「まどかぁ、ずっと、ずぅぅっと、一緒だよ///」Zzz~
クリームヒルト「ズ ット ズーー ット ズット ナニ ガ アッテモ イッショ ダヨ」
ほむら「まどかぁぁぁ///」Zzz~
「ホ ム ラ チャ ン」
「ティヒヒヒヒ」
ーENDー
44: ◆YEA4zuWBYsYK 2014/08/24(日) 04:00:29.79 ID:/bfAipM40
長文ご視聴有難うございました。
悪魔化と、全宇宙クリちゃん化はどっちが幸せなんだろう...
悪魔化と、全宇宙クリちゃん化はどっちが幸せなんだろう...
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408818672/
Entry ⇒ 2014.08.31 | Category ⇒ 魔法少女まどか☆マギカ | Comments (0)
美希「おにぎりなの~!!」
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 14:28:38.29 ID:nJDxyK8zO
美希「あんなところにおにぎりがあるの!」
美希「誰のだろう…?」
美希「まあいいや、美希はおにぎりが好きだからおにぎりも美希のことが好きなの」
美希「いっただきまーす」モグッ
美希「う~ん///美味しいの!」モグモグ…
美希「ん?おにぎりに何か入ってるの…」
ゴキブリ「ヤァ」
美希「ひっ!いやあ!」ポイッ
おにぎり「」コロコロ
美希「ぅぅ…」
ダダダダダダダダ
――――
事務所 台所
美希「ペッペッペッペッ」
美希「ガララララララ ペッペッペッペッ!」
美希(気持ちが悪いの!最悪なの!)
美希「誰のだろう…?」
美希「まあいいや、美希はおにぎりが好きだからおにぎりも美希のことが好きなの」
美希「いっただきまーす」モグッ
美希「う~ん///美味しいの!」モグモグ…
美希「ん?おにぎりに何か入ってるの…」
ゴキブリ「ヤァ」
美希「ひっ!いやあ!」ポイッ
おにぎり「」コロコロ
美希「ぅぅ…」
ダダダダダダダダ
――――
事務所 台所
美希「ペッペッペッペッ」
美希「ガララララララ ペッペッペッペッ!」
美希(気持ちが悪いの!最悪なの!)
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 15:17:25.77 ID:nJDxyK8zO
タダイマー
美希「!!」
――――
美希「律子!これはどういうことなの!?」
律子「さん」ギロッ
美希「律子…さん」
律子「で、何があったのよ」
美希「おにぎりの中に…ゴキブリが入ってて…」グスン
律子「ああ…亜美が置いていった物ね。今丁度竜宮小町を送ってきたのよ」
美希「亜美がやったの!?」
律子「落ち着いて。亜美がするにしても限度があるわ…それにおもちゃだったの?」
美希「おもちゃじゃないの…」
律子「なら尚更亜美がする訳無いでしょ」
律子「きっと夏だからすぐ痛んじゃったのよ。結構渋滞してたから時間もかかっちゃったし」
美希「律子は冷静なの…美希の気持ちなんかちっともわかってくれないの…」
律子「はいはい」ギュッ
美希「……」
律子「怖かったわね、次からはちゃんと気を付けなきゃだめよ」ナデナデ
美希「…うん」
美希「!!」
――――
美希「律子!これはどういうことなの!?」
律子「さん」ギロッ
美希「律子…さん」
律子「で、何があったのよ」
美希「おにぎりの中に…ゴキブリが入ってて…」グスン
律子「ああ…亜美が置いていった物ね。今丁度竜宮小町を送ってきたのよ」
美希「亜美がやったの!?」
律子「落ち着いて。亜美がするにしても限度があるわ…それにおもちゃだったの?」
美希「おもちゃじゃないの…」
律子「なら尚更亜美がする訳無いでしょ」
律子「きっと夏だからすぐ痛んじゃったのよ。結構渋滞してたから時間もかかっちゃったし」
美希「律子は冷静なの…美希の気持ちなんかちっともわかってくれないの…」
律子「はいはい」ギュッ
美希「……」
律子「怖かったわね、次からはちゃんと気を付けなきゃだめよ」ナデナデ
美希「…うん」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 18:30:13.44 ID:a4i8oaljO
律子「じゃあ私は書類取りに来ただけだし、また違うところに営業行ってくるから」
律子「シャキっとするのよ」
美希「わかってるの!うるさいの!」
バタンッ
美希「…一緒にいて欲しかったのに」
律子「シャキっとするのよ」
美希「わかってるの!うるさいの!」
バタンッ
美希「…一緒にいて欲しかったのに」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 18:32:46.73 ID:a4i8oaljO
30分後…
美希「眠れないの…」
ガチャッ
春香「おはようございます」
貴音「おはようございます」
美希「おはようなの」
春香「さっきね、四条さんとコンビニに行ってきたんだよ」
貴音「お財布を忘れたのですが春香が奢ってくれたのでつい食べ物を買いすぎてしまいました」
春香「もっと遠慮してくださいよ…」
美希「……フフ」
貴音「早くしゅうくりぃむが食べたいです」
貴音「美希の分もありますよ」
美希「ありがとうなの」アハッ
美希「眠れないの…」
ガチャッ
春香「おはようございます」
貴音「おはようございます」
美希「おはようなの」
春香「さっきね、四条さんとコンビニに行ってきたんだよ」
貴音「お財布を忘れたのですが春香が奢ってくれたのでつい食べ物を買いすぎてしまいました」
春香「もっと遠慮してくださいよ…」
美希「……フフ」
貴音「早くしゅうくりぃむが食べたいです」
貴音「美希の分もありますよ」
美希「ありがとうなの」アハッ
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 18:33:49.43 ID:a4i8oaljO
…
ガサガサ
春香「はいっ、美希のシュークリーム」
っシュークリーム
美希「ありがとうなの」
ビリッ
美希「いただきまーす…」
アーン…
美希「……!!」
----
美希「ん?おにぎりに何か入ってるの…」
ゴキブリ「」ウネウネ
----
美希「ひっ!」
貴音「どうひたのですか…美希」モシャモシャ
美希「なっ、何でもないの!ちょっとトイレに行ってくるの!」
スタスタ…
春香「……?」
ガサガサ
春香「はいっ、美希のシュークリーム」
っシュークリーム
美希「ありがとうなの」
ビリッ
美希「いただきまーす…」
アーン…
美希「……!!」
----
美希「ん?おにぎりに何か入ってるの…」
ゴキブリ「」ウネウネ
----
美希「ひっ!」
貴音「どうひたのですか…美希」モシャモシャ
美希「なっ、何でもないの!ちょっとトイレに行ってくるの!」
スタスタ…
春香「……?」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 18:42:55.56 ID:a4i8oaljO
――――
トイレ
美希「何でシュークリームを食べれないの……!」
美希「あれが頭に浮かぶの…」
美希「中にあれが入ってる気がするの……」
ゴキブリ「」
美希「食べたら美味しいの…!美味しいに決まってるの」
美希「あんなのが…いるわけが無い」
----
ゴキブリ「」ウネウネ
----
美希「!!」
美希「やめてよ…」
ブンブン
美希「こんなことすぐに忘れるの」
美希「楽しいことするの」
トイレ
美希「何でシュークリームを食べれないの……!」
美希「あれが頭に浮かぶの…」
美希「中にあれが入ってる気がするの……」
ゴキブリ「」
美希「食べたら美味しいの…!美味しいに決まってるの」
美希「あんなのが…いるわけが無い」
----
ゴキブリ「」ウネウネ
----
美希「!!」
美希「やめてよ…」
ブンブン
美希「こんなことすぐに忘れるの」
美希「楽しいことするの」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 19:44:55.78 ID:CA6gA0eRO
――――
美希「ただいまなの」
春香「おかえり」モグモグ
貴音「」モシャモシャ
美希(中にゴキブリなんか入ってるわけないの)
美希「割ってみるの」パカッ
シュークリーム「」トローリ
美希「いるわけないの」
…
美希「シュークリーム、いただきますなの」アーン
モシャモシャ…モシャモシャ…
美希(んーっ、甘くて美味しいの…///)
ゴキブリ「」
ゴキブリ「」
美希「…!!」モシャモシャ
美希(食べてる間もゴキブリが頭に浮かぶの…!)ゾワ
モシャモシャモシャモシャモシャモシャモシャモシャ
ゴックン
美希「ごちそうさまなの!」
春香「随分早いね」モグモグ
貴音「早食いは胃に優しくありませんよ」モシャモシャ
美希「ちょっと美味しすぎたの」アハッ
美希「……」
美希(消えないの……)ウネウネ
美希(頭の中でゴキブリが暴れてるの……)
美希(ずっと動いてるの…)
美希(消えて…消えて…消えて…)
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「ただいまなの」
春香「おかえり」モグモグ
貴音「」モシャモシャ
美希(中にゴキブリなんか入ってるわけないの)
美希「割ってみるの」パカッ
シュークリーム「」トローリ
美希「いるわけないの」
…
美希「シュークリーム、いただきますなの」アーン
モシャモシャ…モシャモシャ…
美希(んーっ、甘くて美味しいの…///)
ゴキブリ「」
ゴキブリ「」
美希「…!!」モシャモシャ
美希(食べてる間もゴキブリが頭に浮かぶの…!)ゾワ
モシャモシャモシャモシャモシャモシャモシャモシャ
ゴックン
美希「ごちそうさまなの!」
春香「随分早いね」モグモグ
貴音「早食いは胃に優しくありませんよ」モシャモシャ
美希「ちょっと美味しすぎたの」アハッ
美希「……」
美希(消えないの……)ウネウネ
美希(頭の中でゴキブリが暴れてるの……)
美希(ずっと動いてるの…)
美希(消えて…消えて…消えて…)
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 21:12:06.98 ID:Hchm76+cO
…
春香「美味しかったぁ♪」
貴音「くりぃむのさっぱりとした余韻が大変良かったです。こんびにすうぃーつも侮れませんね」
美希「…美味しかったの♪春香、ありがとうなの」
春香「えへへ」
貴音「ではれっすんに行きましょう」
春香「はーい」
美希「めんどくさいの…」
美希(まだ頭の中でゴキブリがカサカサ動いてるの…でも体を動かしてたら忘れるかもしれないの…)
貴音「ほら、行きますよ」
美希「うん」
春香「よぉし!プロデューサーさんが海外で頑張ってるんだから私達も頑張るぞ!」
美希(ハニー…)カサカサ
春香「美味しかったぁ♪」
貴音「くりぃむのさっぱりとした余韻が大変良かったです。こんびにすうぃーつも侮れませんね」
美希「…美味しかったの♪春香、ありがとうなの」
春香「えへへ」
貴音「ではれっすんに行きましょう」
春香「はーい」
美希「めんどくさいの…」
美希(まだ頭の中でゴキブリがカサカサ動いてるの…でも体を動かしてたら忘れるかもしれないの…)
貴音「ほら、行きますよ」
美希「うん」
春香「よぉし!プロデューサーさんが海外で頑張ってるんだから私達も頑張るぞ!」
美希(ハニー…)カサカサ
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 21:15:19.14 ID:Hchm76+cO
――――
キュッキュッキュッ
トレーナー「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!回って!」
トレーナー「右!前!後ろ!」
春香「うわっとと…」グラグラ
貴音「ふっ…ふっ…」
美希「……」キュッキュッキュッ
…
トレーナー「今日はいつにも増して星井さんのキレが良かったわね」
貴音「鬼気迫る物を感じました」
美希「そうかな…?」
トレーナー「天海さんは動きがぶれすぎ!ダンス以前にトレーニングが必要ね」ニヤリ
春香「そんなぁ…」
美希(体を動かしたらなんかさっぱりしちゃったの…もうあいつも出てこないの♪)
キュッキュッキュッ
トレーナー「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!回って!」
トレーナー「右!前!後ろ!」
春香「うわっとと…」グラグラ
貴音「ふっ…ふっ…」
美希「……」キュッキュッキュッ
…
トレーナー「今日はいつにも増して星井さんのキレが良かったわね」
貴音「鬼気迫る物を感じました」
美希「そうかな…?」
トレーナー「天海さんは動きがぶれすぎ!ダンス以前にトレーニングが必要ね」ニヤリ
春香「そんなぁ…」
美希(体を動かしたらなんかさっぱりしちゃったの…もうあいつも出てこないの♪)
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 21:16:00.82 ID:Hchm76+cO
――――
帰り道
美希「疲れたのー!」
貴音「ふふ」
春香「シュークリーム分のカロリーはばっちり動けたよ♪」
美希「美希は食べても太らないの」
貴音「太るとは…何でしょうか?」
春香「この2人に話題を振ったのが間違いだったよ…」
美希「あはっ」
帰り道
美希「疲れたのー!」
貴音「ふふ」
春香「シュークリーム分のカロリーはばっちり動けたよ♪」
美希「美希は食べても太らないの」
貴音「太るとは…何でしょうか?」
春香「この2人に話題を振ったのが間違いだったよ…」
美希「あはっ」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 21:16:40.83 ID:Hchm76+cO
――――
星井美希 自宅
美希「ただいまなのー」
美希母「おかえり、ご飯出来てるわよ」
菜緒「ちゃんと手も洗うのよ」
美希「はーい」
…
美希「いただきまーすなの」
美希「今日はハンバーグなの…モグモグ…美味しいなぁ…モグモグ」
ゴックン
美希「白いご飯が欲しくなるの」
アーンっ
モグモグ…
美希「!!」カサカサ カサカサ
モグモグ…
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」
カタッ
美希「…ごちそうさまなの」
星井美希 自宅
美希「ただいまなのー」
美希母「おかえり、ご飯出来てるわよ」
菜緒「ちゃんと手も洗うのよ」
美希「はーい」
…
美希「いただきまーすなの」
美希「今日はハンバーグなの…モグモグ…美味しいなぁ…モグモグ」
ゴックン
美希「白いご飯が欲しくなるの」
アーンっ
モグモグ…
美希「!!」カサカサ カサカサ
モグモグ…
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」
カタッ
美希「…ごちそうさまなの」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 23:58:08.81 ID:drpLod21O
――――
美希の部屋
美希「忘れてたのに……忘れてたのに…!」
美希「忘れてたのに!!」
美希(忘れてたのに!)カサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
カサカサカサカサカサカサ
美希「なんなの!」
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサ
美希「ご飯が美味しくないの!!」
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「…」グス
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「たすけて……」
美希の部屋
美希「忘れてたのに……忘れてたのに…!」
美希「忘れてたのに!!」
美希(忘れてたのに!)カサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
カサカサカサカサカサカサ
美希「なんなの!」
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサ
美希「ご飯が美味しくないの!!」
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「…」グス
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「たすけて……」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 23:59:09.96 ID:drpLod21O
――
―――
――――
翌日
美希「………朝」
美希「寝ちゃってたの…」
美希「歯磨かなきゃ」
…
美希「」シャコシャコ…
美希「!」
ゴキブリ「」カサカサ
美希(そういえばそうだったの)
ゴキブリ「」
美希「寝起きだからかな…あんまり辛くないの…」
―――
――――
翌日
美希「………朝」
美希「寝ちゃってたの…」
美希「歯磨かなきゃ」
…
美希「」シャコシャコ…
美希「!」
ゴキブリ「」カサカサ
美希(そういえばそうだったの)
ゴキブリ「」
美希「寝起きだからかな…あんまり辛くないの…」
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:16:36.90 ID:ctTyyN75O
――――
事務所
美希「」ボーッ
真「おはよう美希」
美希「真くん、おはようなの」
真「…今日はいつも以上にぼーっとしてるね」 アハハ
美希「朝ごはん食べてないの……」
響「朝ごはん食べてないのか?そんなんじゃ今日のレッスン頑張れないぞ」
美希「うるさいの…」
響「な、なんだって!?」ムキー
千早「でもきちんと食べないとダメだわ、最近は猛暑だから特に」
千早「カロリーメイトをあげるから食べなさい」
美希「千早さんは優しいの」ニコッ
事務所
美希「」ボーッ
真「おはよう美希」
美希「真くん、おはようなの」
真「…今日はいつも以上にぼーっとしてるね」 アハハ
美希「朝ごはん食べてないの……」
響「朝ごはん食べてないのか?そんなんじゃ今日のレッスン頑張れないぞ」
美希「うるさいの…」
響「な、なんだって!?」ムキー
千早「でもきちんと食べないとダメだわ、最近は猛暑だから特に」
千早「カロリーメイトをあげるから食べなさい」
美希「千早さんは優しいの」ニコッ
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 00:17:33.18 ID:ctTyyN75O
モグモグ…
ゴキブリ「」ウネウネ
美希(無心で食べるの…)モグモグ モグモグ
雪歩「美希ちゃん、お茶もあるよ」
コトッ
美希「ありがとうなの」
美希(お茶の良い香りなの)
美希(飲むの)
ヒョイッ
美希「!!」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワ
美希(なんなの…お茶の中に虫が浮いてるの…たくさんいるの…)
美希(こんなのあり得ないの!きっと美希が幻覚を見てるんだよね…)
お茶「」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ
美希「雪歩…お茶の中に何か浮いてない?」
雪歩「え?うん…お茶のカスが入ってるね、でも飲んで大丈夫だよ」
美希「そうなの」
美希(やっぱり美希がおかしいの)
美希(こんなの嫌なの)
グイッ
ゴクゴクゴク
お茶「」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ
ゴクゴクゴク
ゴクゴクゴク…
美希「美味しいの、ありがとう雪歩」
ゴキブリ「」ウネウネ
美希(無心で食べるの…)モグモグ モグモグ
雪歩「美希ちゃん、お茶もあるよ」
コトッ
美希「ありがとうなの」
美希(お茶の良い香りなの)
美希(飲むの)
ヒョイッ
美希「!!」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワ
美希(なんなの…お茶の中に虫が浮いてるの…たくさんいるの…)
美希(こんなのあり得ないの!きっと美希が幻覚を見てるんだよね…)
お茶「」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ
美希「雪歩…お茶の中に何か浮いてない?」
雪歩「え?うん…お茶のカスが入ってるね、でも飲んで大丈夫だよ」
美希「そうなの」
美希(やっぱり美希がおかしいの)
美希(こんなの嫌なの)
グイッ
ゴクゴクゴク
お茶「」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ
ゴクゴクゴク
ゴクゴクゴク…
美希「美味しいの、ありがとう雪歩」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 14:26:58.57 ID:WZYkyCsyO
――――
数時間後…
夜
美希の部屋
美希「今日も疲れたの……はぁ…」
――
―――
――――
レッスン場
トレーナー「はい!回って!重心を意識しなさい!」
美希「はぁ…はぁっ…」キュッキュッキュッ
…
美希「はぁっはっ…疲れたの」
響「美希、水分補給はちゃんとしなきゃだめだよ」
っスポーツドリンク
美希「ありがとうなの」キュッキュッキュッ
美希「…」
スポーツドリンク「」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ
美希(なんかいるの…)
ゴクッゴクッゴクッ
美希「これだけでいいの」
美希「後は響にあげるの」スタスタ
響「ちょっと美希!?どこ行くのさ!」
――
―――
――――
美希「」ボーッ
ミキー!ゴハンデキタワヨ!
美希「あんまり食欲無いのに…」
数時間後…
夜
美希の部屋
美希「今日も疲れたの……はぁ…」
――
―――
――――
レッスン場
トレーナー「はい!回って!重心を意識しなさい!」
美希「はぁ…はぁっ…」キュッキュッキュッ
…
美希「はぁっはっ…疲れたの」
響「美希、水分補給はちゃんとしなきゃだめだよ」
っスポーツドリンク
美希「ありがとうなの」キュッキュッキュッ
美希「…」
スポーツドリンク「」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ
美希(なんかいるの…)
ゴクッゴクッゴクッ
美希「これだけでいいの」
美希「後は響にあげるの」スタスタ
響「ちょっと美希!?どこ行くのさ!」
――
―――
――――
美希「」ボーッ
ミキー!ゴハンデキタワヨ!
美希「あんまり食欲無いのに…」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 14:27:48.88 ID:WZYkyCsyO
…
美希母「今日は時間なくて昨日のハンバーグの残りだけど良い?」
美希「いいの。昨日のハンバーグ美味しかったの」
…
美希「いただきますなの」
美希「!」
美希「フフッ……ふふふふふ……ふふふふふ……アハハハ」
美希「おかしいの…フフ……ハンバーグの上にゴキブリが乗ってるの…フフフ」
ゴキブリ「」ウネウネ ウネウネ
カチャカチャ…
美希「不思議なの。このゴキブリ、いくら避けてもハンバーグにひっついてくるの…」
カチャカチャ…
ハムッ モグモグ…モグモグ
美希(ゴキブリとハンバーグを同時にフォークで刺すのなんて美希ぐらいなの)グサ
美希(笑えてくるの…フフフ…フフ)
アーン
ゴキブリ「」グシャグシャグシャ…
ハンバーグ「」グチャグチャグチャグチャグチャグチャ…
ゴキブリ「」グチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャ
美希「もう食べれないの…」
美希「残すの…」グス
美希母「今日は時間なくて昨日のハンバーグの残りだけど良い?」
美希「いいの。昨日のハンバーグ美味しかったの」
…
美希「いただきますなの」
美希「!」
美希「フフッ……ふふふふふ……ふふふふふ……アハハハ」
美希「おかしいの…フフ……ハンバーグの上にゴキブリが乗ってるの…フフフ」
ゴキブリ「」ウネウネ ウネウネ
カチャカチャ…
美希「不思議なの。このゴキブリ、いくら避けてもハンバーグにひっついてくるの…」
カチャカチャ…
ハムッ モグモグ…モグモグ
美希(ゴキブリとハンバーグを同時にフォークで刺すのなんて美希ぐらいなの)グサ
美希(笑えてくるの…フフフ…フフ)
アーン
ゴキブリ「」グシャグシャグシャ…
ハンバーグ「」グチャグチャグチャグチャグチャグチャ…
ゴキブリ「」グチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャ
美希「もう食べれないの…」
美希「残すの…」グス
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 14:33:26.81 ID:WZYkyCsyO
――――
翌日…
ゴキブリ「」ウネウネ
美希「ぅぅ…しんどいの…でも今日はCDショップでお仕事なの」
…
CDショップ ミニライブ
美希「ほらね 涙ひと粒も出ない
心がこわれそうだよ…!!!!!!」
ワァァァァァァァァァァ!!!!
…
夜
星井美希 自宅
美希「明日はデパートでPRイベントなの」
美希「…食べなきゃいけないの」
グラタン「」
ゴキブリ「」ウネウネウネウネ
美希「またゴキブリがご飯にいるの……たくさん突き刺さってるの…フフフ」
美希「でも明日もお仕事があるから食べなきゃいけないの…」
アーン
ゴキブリ「」グシャグシャグシャグシャ…
グラタン「」グチャグシャグシャグシャグチャ…
ゴキブリ「」グチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャ
美希「ん…」ゴクッ…
美希「ごちそうさまでした…」
美希「お仕事行きたくないの……休みたいの…休みたいの」ポロポロ
翌日…
ゴキブリ「」ウネウネ
美希「ぅぅ…しんどいの…でも今日はCDショップでお仕事なの」
…
CDショップ ミニライブ
美希「ほらね 涙ひと粒も出ない
心がこわれそうだよ…!!!!!!」
ワァァァァァァァァァァ!!!!
…
夜
星井美希 自宅
美希「明日はデパートでPRイベントなの」
美希「…食べなきゃいけないの」
グラタン「」
ゴキブリ「」ウネウネウネウネ
美希「またゴキブリがご飯にいるの……たくさん突き刺さってるの…フフフ」
美希「でも明日もお仕事があるから食べなきゃいけないの…」
アーン
ゴキブリ「」グシャグシャグシャグシャ…
グラタン「」グチャグシャグシャグシャグチャ…
ゴキブリ「」グチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャ
美希「ん…」ゴクッ…
美希「ごちそうさまでした…」
美希「お仕事行きたくないの……休みたいの…休みたいの」ポロポロ
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 14:35:16.09 ID:WZYkyCsyO
――――
翌日
デパート PRイベント
美希「すいみんすいみんすいみんすいみん
すいみん不足♪あふぅ」
オヤスミナサーイ!!!!!
ワァァァァァァァァァァ!!!!!!
美希「あはっ☆みんなありがとうなのー!!」
…
舞台裏
美希「ふぅ…疲れたの」
美希「汗いっぱいかいちゃったの…」
ドリンク「」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ
美希「…」
美希「…水分取らなきゃ死んじゃうよね」グイッ
グビグビグビ…
ドリンク「」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ
グビグビグビ…
ゴクッ…
ドリンク「」カラッポ
美希(うげぇ…よく飲めたと美希でも思うの)
美希(虫を飲むって変な気分なの…)
美希(でも見えてるおかしな物は全部気のせいなの。だから大丈夫なの…)
美希「へっちゃらなの…アハッ」ジワ
翌日
デパート PRイベント
美希「すいみんすいみんすいみんすいみん
すいみん不足♪あふぅ」
オヤスミナサーイ!!!!!
ワァァァァァァァァァァ!!!!!!
美希「あはっ☆みんなありがとうなのー!!」
…
舞台裏
美希「ふぅ…疲れたの」
美希「汗いっぱいかいちゃったの…」
ドリンク「」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ
美希「…」
美希「…水分取らなきゃ死んじゃうよね」グイッ
グビグビグビ…
ドリンク「」
黒くて小さな虫「」ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ
グビグビグビ…
ゴクッ…
ドリンク「」カラッポ
美希(うげぇ…よく飲めたと美希でも思うの)
美希(虫を飲むって変な気分なの…)
美希(でも見えてるおかしな物は全部気のせいなの。だから大丈夫なの…)
美希「へっちゃらなの…アハッ」ジワ
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 14:36:24.94 ID:WZYkyCsyO
――――
一週間後…
事務所
ガチャッ
美希「おはようこざいますなの!」
やよい「おはようございます、美希さん」
美希「やよいは今日も可愛いの」イイコイイコ
やよい「えへへ…///」
律子「最近元気良いじゃない」
美希「ハニーが帰ってくるまで、この事務所は美希が守るの!」
小鳥「ふふ…」カタカタ カタカタ
小鳥のPC「質問するなら過去スレ漁れks
夏はプールでも行ってこいww」
真美「今日は真美とのお仕事だよ、ミキミキ」
美希「わかってるの」
アハッ
美希「早速行くのー!」
真美(…最近ミキミキのテンション高くない?)
一週間後…
事務所
ガチャッ
美希「おはようこざいますなの!」
やよい「おはようございます、美希さん」
美希「やよいは今日も可愛いの」イイコイイコ
やよい「えへへ…///」
律子「最近元気良いじゃない」
美希「ハニーが帰ってくるまで、この事務所は美希が守るの!」
小鳥「ふふ…」カタカタ カタカタ
小鳥のPC「質問するなら過去スレ漁れks
夏はプールでも行ってこいww」
真美「今日は真美とのお仕事だよ、ミキミキ」
美希「わかってるの」
アハッ
美希「早速行くのー!」
真美(…最近ミキミキのテンション高くない?)
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 11:44:39.32 ID:n+nbwyXeO
…
――――
現場 グルメリポート
人気ラーメン店 前
美希「おはようございますなの!」
真美「今日は話題のラーメン屋さんに来たよ←全国の兄ちゃん姉ちゃんも、真美たちの美味しそうな食事姿に見とれちゃいなよ!」ンッフッフー
美希「貴音もこれたら良かったのにね」
真美「お姫ちんは今タイでエロエロのグラビア撮ってるから仕方ないっしょ」
美希「この番組は朝に放送されるのにエロエロとか言っちゃダメなの…フフ」
…
店内
美希「こんにちはーなの」
真美「お邪魔するよー」
店主「いらっしゃいませ」
店主「ナンタラカンタラ…ナンタラカンタラ…」
――――
現場 グルメリポート
人気ラーメン店 前
美希「おはようございますなの!」
真美「今日は話題のラーメン屋さんに来たよ←全国の兄ちゃん姉ちゃんも、真美たちの美味しそうな食事姿に見とれちゃいなよ!」ンッフッフー
美希「貴音もこれたら良かったのにね」
真美「お姫ちんは今タイでエロエロのグラビア撮ってるから仕方ないっしょ」
美希「この番組は朝に放送されるのにエロエロとか言っちゃダメなの…フフ」
…
店内
美希「こんにちはーなの」
真美「お邪魔するよー」
店主「いらっしゃいませ」
店主「ナンタラカンタラ…ナンタラカンタラ…」
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 11:49:49.94 ID:n+nbwyXeO
…
真美「じゃあ兄ちゃんの長い説明も終わったところで……ラーメンに登場して頂こうではないか…!」
美希「楽しみなのー!」アハッ
…
店主「お待たせしました」
コトッ
ラーメン「」ホカホカ
美希「じゃあいくよ…?」
真美「うん」
せーのっ
美希「いただきますなの!」
真美「いただきます!」
…
真美「…」ズルズル ズルズル
真美「これすっごく美味しいよ!スープが凄い混沌で」
美希「…それを言うなら濃厚なの」
美希「じゃあ美希もいただくの!」
美希「美希は、チャーシューから……」
アーン
パクッモグモグ…
ゴキブリ「」バキバキバキバキバキバキ…
チャーシュー「」グチャグチャグチャグチャグチャ…
ゴキブリ「」グチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャ…
美希(うっ…!食感まで来たの……)モグモグ
ゴクッ
美希「すっごく美味しいの!チャーシューがバキバキなのに、噛んでるうちに口の中に馴染んで一気に溶けていくの!!」
真美「じゃあ兄ちゃんの長い説明も終わったところで……ラーメンに登場して頂こうではないか…!」
美希「楽しみなのー!」アハッ
…
店主「お待たせしました」
コトッ
ラーメン「」ホカホカ
美希「じゃあいくよ…?」
真美「うん」
せーのっ
美希「いただきますなの!」
真美「いただきます!」
…
真美「…」ズルズル ズルズル
真美「これすっごく美味しいよ!スープが凄い混沌で」
美希「…それを言うなら濃厚なの」
美希「じゃあ美希もいただくの!」
美希「美希は、チャーシューから……」
アーン
パクッモグモグ…
ゴキブリ「」バキバキバキバキバキバキ…
チャーシュー「」グチャグチャグチャグチャグチャ…
ゴキブリ「」グチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャ…
美希(うっ…!食感まで来たの……)モグモグ
ゴクッ
美希「すっごく美味しいの!チャーシューがバキバキなのに、噛んでるうちに口の中に馴染んで一気に溶けていくの!!」
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 12:06:57.34 ID:MebrYN9nO
美希「麺はどうかな…?」
美希(うわぁ…麺に黒い虫がいっぱい絡まってるの……気持ち悪いの……)
美希「…でも、もう馴れてきたの」ボソッ
真美「何が?」
美希「っ!何でもないの!」
美希「じゃあ、いただきます」
ズルズル…ズルズル…
ズズズズ……
麺「」チュルチュルチュル…
黒い虫「」ズルズルズル…
黒い虫「」ズルズルズル…
モグモグ モグモグ…
美希「……とっても美味しいの!」
美希「喉ごしも…来てるの!」
真美「おっさん臭いよ~ミキミキ」
…
店主「では当店自慢の一品をお出しましょう」
真美「へー、自慢なんだってミキミキ」
美希「何かなー?」
店主「こちらです」
コトッ
おにぎり「」
美希「ひっ!」ビクッ
おにぎり「」
ゴキブリ「」ウネウネ
美希「なんなの……!!」ジワ
美希「美希何も悪いことしてないの…」ポロポロ
真美「ミキミキ!?」
美希「どうして美希にばっかり意地悪するの…!」ポロポロ
おにぎり「」
ゴキブリ「」ウネウネ
美希「嫌……」
美希(うわぁ…麺に黒い虫がいっぱい絡まってるの……気持ち悪いの……)
美希「…でも、もう馴れてきたの」ボソッ
真美「何が?」
美希「っ!何でもないの!」
美希「じゃあ、いただきます」
ズルズル…ズルズル…
ズズズズ……
麺「」チュルチュルチュル…
黒い虫「」ズルズルズル…
黒い虫「」ズルズルズル…
モグモグ モグモグ…
美希「……とっても美味しいの!」
美希「喉ごしも…来てるの!」
真美「おっさん臭いよ~ミキミキ」
…
店主「では当店自慢の一品をお出しましょう」
真美「へー、自慢なんだってミキミキ」
美希「何かなー?」
店主「こちらです」
コトッ
おにぎり「」
美希「ひっ!」ビクッ
おにぎり「」
ゴキブリ「」ウネウネ
美希「なんなの……!!」ジワ
美希「美希何も悪いことしてないの…」ポロポロ
真美「ミキミキ!?」
美希「どうして美希にばっかり意地悪するの…!」ポロポロ
おにぎり「」
ゴキブリ「」ウネウネ
美希「嫌……」
60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 12:08:30.56 ID:MebrYN9nO
――――
夜
星井美希の部屋
美希「~!」バタンッ
ベッド「」ボフッ!
美希「もう気力が無いの…」
美希「あの後みんなにもいっぱい迷惑かけちゃったし…最悪なの…」グス
美希「動けないの……重力に負けそう……」
美希「………頭おかしいの……フフフ」
美希「あんな虫まみれのラーメンありえないの…ハハ…フフフ………」
夜
星井美希の部屋
美希「~!」バタンッ
ベッド「」ボフッ!
美希「もう気力が無いの…」
美希「あの後みんなにもいっぱい迷惑かけちゃったし…最悪なの…」グス
美希「動けないの……重力に負けそう……」
美希「………頭おかしいの……フフフ」
美希「あんな虫まみれのラーメンありえないの…ハハ…フフフ………」
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 17:11:35.80 ID:u32UDcXRO
美希「……」
…
コンコンッ!
美希「はい、なの」
ガチャッ
菜緒「美希」
美希「…なあに?」
菜緒「収録で何か食べて来たらしいじゃない」
美希「うん…」
菜緒「でもね、ちょっとだけお腹空くと思っておにぎり作ってきたわよ」
おにぎり「」
菜緒「お腹いっぱいなら私が食べちゃうけど」
美希「…」
美希「わぁ……///ありがとうなの!」
コトッ
菜緒「そう…じゃあね」
バタンッ
…
美希「……」
ゴキブリ「」ウネウネ
おにぎり「」
…
コンコンッ!
美希「はい、なの」
ガチャッ
菜緒「美希」
美希「…なあに?」
菜緒「収録で何か食べて来たらしいじゃない」
美希「うん…」
菜緒「でもね、ちょっとだけお腹空くと思っておにぎり作ってきたわよ」
おにぎり「」
菜緒「お腹いっぱいなら私が食べちゃうけど」
美希「…」
美希「わぁ……///ありがとうなの!」
コトッ
菜緒「そう…じゃあね」
バタンッ
…
美希「……」
ゴキブリ「」ウネウネ
おにぎり「」
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 17:12:52.12 ID:u32UDcXRO
美希「………おにぎりなの」
美希「おにぎりだけは無理なの…あの時のことを思い出したら…」
ゴキブリ「」ウネウネ
美希「…」ビクッ
美希「あんなに好きだったのに」
美希(最初の時より妄想が酷くなってる。。)
美希「…毎日必死で忘れてたけど、これがそもそもの原因だったの……」
美希「お姉ちゃんの意地悪……美希に対して精神攻撃なんて……」
美希「そんな訳ないのに、美希って嫌な娘だなぁ……」
美希「おにぎりだけは無理なの…あの時のことを思い出したら…」
ゴキブリ「」ウネウネ
美希「…」ビクッ
美希「あんなに好きだったのに」
美希(最初の時より妄想が酷くなってる。。)
美希「…毎日必死で忘れてたけど、これがそもそもの原因だったの……」
美希「お姉ちゃんの意地悪……美希に対して精神攻撃なんて……」
美希「そんな訳ないのに、美希って嫌な娘だなぁ……」
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 17:13:20.62 ID:u32UDcXRO
美希「………おにぎりなの」
美希「おにぎりだけは無理なの…あの時のことを思い出したら…」
ゴキブリ「」ウネウネ
美希「…」ビクッ
美希「あんなに好きだったのに」
美希(最初の時より妄想が酷くなってる。。)
美希「…毎日必死で忘れてたけど、これがそもそもの原因だったの……」
美希「お姉ちゃんの意地悪……美希に対して精神攻撃なんて……」
美希「そんな訳ないのに、美希って嫌な娘だなぁ……」
美希「おにぎりだけは無理なの…あの時のことを思い出したら…」
ゴキブリ「」ウネウネ
美希「…」ビクッ
美希「あんなに好きだったのに」
美希(最初の時より妄想が酷くなってる。。)
美希「…毎日必死で忘れてたけど、これがそもそもの原因だったの……」
美希「お姉ちゃんの意地悪……美希に対して精神攻撃なんて……」
美希「そんな訳ないのに、美希って嫌な娘だなぁ……」
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 17:14:26.28 ID:u32UDcXRO
…
美希「無理なの……」
おにぎり「」
ゴキブリ「」ウネウネ
ビクッ
美希「怖いの…」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「ひっ!」
美希「どうしてこうなっちゃったんだろう……」グス
美希「…」
美希「そういえば……あのおにぎりって誰が作ったんだったっけ」
美希「無理なの……」
おにぎり「」
ゴキブリ「」ウネウネ
ビクッ
美希「怖いの…」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「ひっ!」
美希「どうしてこうなっちゃったんだろう……」グス
美希「…」
美希「そういえば……あのおにぎりって誰が作ったんだったっけ」
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 17:20:31.51 ID:u32UDcXRO
----
美希「おにぎりの中に…ゴキブリが入ってて…」グスン
律子「ああ…亜美が置いていった物ね。今丁度竜宮小町を送ってきたのよ」
----
美希「亜美、亜美だったの…」
美希「亜美が置いてかなかったらこんなことにならなかったのに…」
美希「…亜美のせいなの」ムカムカ
美希「亜美の…!」イライラ
美希「!!」
美希「……やなの」ムカムカ
美希「何これ……嫌なの…」イライラ
美希「悪いのは美希なの…勝手に食べたのは美希なの……」イライラ
美希「やめてよ……ぅぅ…」イライラ
美希「こんなに腹が立つのは産まれて初めてなの……!!」イライライライライライライライラ
美希「嫌だよぉ……こんなこと考えたくないよぉ」ポロポロ
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 17:34:44.95 ID:u32UDcXRO
美希「うぅ……」イライライライライライライライライラ
美希「…ひぅ」ポロポロ
イライライライライライライライライラ
――――
翌日
事務所
ガチャッ
美希「おはようございますなの…」
亜美「あっミキミキ、はろはろー」
美希「!!」
イライライライライライライライライライライライライラ…
美希(ダメ)
美希「……おはようなの」ニコッ
…
――――
晩
美希の部屋
美希「…」
美希(亜美…亜美…亜美…亜美…亜美…亜美…)
美希「……亜美のことがずっと頭から離れないの」ムカムカ
美希「…ひぅ」ポロポロ
イライライライライライライライライラ
――――
翌日
事務所
ガチャッ
美希「おはようございますなの…」
亜美「あっミキミキ、はろはろー」
美希「!!」
イライライライライライライライライライライライライラ…
美希(ダメ)
美希「……おはようなの」ニコッ
…
――――
晩
美希の部屋
美希「…」
美希(亜美…亜美…亜美…亜美…亜美…亜美…)
美希「……亜美のことがずっと頭から離れないの」ムカムカ
71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 17:41:14.21 ID:u32UDcXRO
美希「ぅぅぅ……」イライライライライライライライライラ
美希「考えちゃダメなの…」
美希「何も考えちゃダメなの…!」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「ヒッ!」
美希(美希がおかしくなったのは亜美のせい)
美希(亜美のせい亜美のせい亜美のせい亜美のせい亜美のせい…)
美希(亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美)
美希「やっ!」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「………ぅぅぅ」
美希「何なのこれ……」
美希「助けて」ボソッ
美希「助けて」ボソッ
美希「誰のせいでこんなことになったと思ってるの」
美希「助けて」
美希「…誰が助けてくれるの?」
美希(そもそも夏場にあんな所におにぎりを置いておくと虫が湧くに決まってるの!)
美希(わざとなの!)
美希「違う!」
美希(わざとなの)
美希(わざとなの)
美希「う゛うう………!!!」
美希(亜美のせいなの…)
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」イライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ…
美希「考えちゃダメなの…」
美希「何も考えちゃダメなの…!」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「ヒッ!」
美希(美希がおかしくなったのは亜美のせい)
美希(亜美のせい亜美のせい亜美のせい亜美のせい亜美のせい…)
美希(亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美)
美希「やっ!」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「………ぅぅぅ」
美希「何なのこれ……」
美希「助けて」ボソッ
美希「助けて」ボソッ
美希「誰のせいでこんなことになったと思ってるの」
美希「助けて」
美希「…誰が助けてくれるの?」
美希(そもそも夏場にあんな所におにぎりを置いておくと虫が湧くに決まってるの!)
美希(わざとなの!)
美希「違う!」
美希(わざとなの)
美希(わざとなの)
美希「う゛うう………!!!」
美希(亜美のせいなの…)
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」イライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ…
72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 17:59:49.92 ID:u32UDcXRO
…
美希「…」イライライライライライライライライラ…イライライライライライライライライライライライラ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「亜美!亜美!!!!!!亜美!!!!」
バフッ!バフッ!バフッ!
枕「」ボフッボフッボフッ
美希「亜美が悪いの!!」バンッ!
壁「」ドンッ!
美希「亜美のせいで!!!!亜美の…!!!亜美のせい!!!亜美のせい!!!亜美…!!亜美!!亜美のせいで!!」
ダン! ダン! ダン! ダン! ダン!
床「」ギシッ ギシッ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「亜美のせいなの!亜美!亜美のせいなの!!わざとなの゛!!」ブンッ
ダン!! ダン!! ダン! !ダン!! ダン!!
…
美希「いや…」
美希「こんな感情やなの…」ポロポロ
美希「苦しいよぉ……ヒッ…グスグス」
美希「美希が悪いの…美希が悪いの…」
美希「亜美、ごめんなさいなの………」
美希「…」イライライライライライライライライラ…イライライライライライライライライライライライラ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「亜美!亜美!!!!!!亜美!!!!」
バフッ!バフッ!バフッ!
枕「」ボフッボフッボフッ
美希「亜美が悪いの!!」バンッ!
壁「」ドンッ!
美希「亜美のせいで!!!!亜美の…!!!亜美のせい!!!亜美のせい!!!亜美…!!亜美!!亜美のせいで!!」
ダン! ダン! ダン! ダン! ダン!
床「」ギシッ ギシッ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「亜美のせいなの!亜美!亜美のせいなの!!わざとなの゛!!」ブンッ
ダン!! ダン!! ダン! !ダン!! ダン!!
…
美希「いや…」
美希「こんな感情やなの…」ポロポロ
美希「苦しいよぉ……ヒッ…グスグス」
美希「美希が悪いの…美希が悪いの…」
美希「亜美、ごめんなさいなの………」
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 23:20:12.45 ID:d8TSderFO
――――
深夜
美希「眠れないの…」
美希(亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美)
美希「……ぅぅ」ジタバタ
美希(亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美)
美希「………!!」
美希(亜美「はろはろー」)
美希「!おちょくってるの!?煩いの!」
美希(亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美)
美希「煩いの!!何へらへらしてるの!!!」
美希「ああああ……!!」
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「眠れないの!うるさい!!うるさい!!」
…
台所
美希「水でも飲むの」
水
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「…」
ゴクッ ゴクッ ゴクッ ゴクッ…
美希「…少し落ち着いたの」
深夜
美希「眠れないの…」
美希(亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美)
美希「……ぅぅ」ジタバタ
美希(亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美)
美希「………!!」
美希(亜美「はろはろー」)
美希「!おちょくってるの!?煩いの!」
美希(亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美亜美)
美希「煩いの!!何へらへらしてるの!!!」
美希「ああああ……!!」
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「眠れないの!うるさい!!うるさい!!」
…
台所
美希「水でも飲むの」
水
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「…」
ゴクッ ゴクッ ゴクッ ゴクッ…
美希「…少し落ち着いたの」
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 23:21:21.03 ID:d8TSderFO
――――
翌日
事務所
美希(昨日全然眠れなかったから眠いの…)
亜美「はるるんのリボンゲットー!」
春香「返してよぉ!」
真美「返さないぞー!」
亜美「」ケラケラ
真美「」ケラケラ
美希(亜美…何へらへら笑ってるの…ムカつくの)
美希「!」
美希(またこんなこと考えてる…)
モゾモゾ…
ハム蔵「ジュ」
美希「胸元なんか入ってきてどうするの…どっか行くの」ヒョイッ
ハム蔵「ジュ…」
ハム蔵「ジュイッ」モゾモゾ
美希「あっ、こら!」
美希「いい加減にするの!!」
ヒョイッ
ハム蔵「ジュゥ……」
響「あっ!ハム蔵を虐めちゃだめだぞ!」
美希「これは虐めたんじゃなくて勝手に入ってきたの!」
響「…本当か?ハム蔵」
美希(何でいちいちハム蔵に聞くの……!)ムカッ
ハム蔵「ジュ」
響「そうなのか。まあ美希の胸元は柔らかいから仕方ないぞ」
美希「なっ…!」ムカムカ
スタスタスタ……
美希(なんなの!勝手に入ってきて謝りもせずどっか行くとかありえないの!)イライラ
美希(……いつもならこんなムカムカしないの……今日はもう帰ろっかな…)
翌日
事務所
美希(昨日全然眠れなかったから眠いの…)
亜美「はるるんのリボンゲットー!」
春香「返してよぉ!」
真美「返さないぞー!」
亜美「」ケラケラ
真美「」ケラケラ
美希(亜美…何へらへら笑ってるの…ムカつくの)
美希「!」
美希(またこんなこと考えてる…)
モゾモゾ…
ハム蔵「ジュ」
美希「胸元なんか入ってきてどうするの…どっか行くの」ヒョイッ
ハム蔵「ジュ…」
ハム蔵「ジュイッ」モゾモゾ
美希「あっ、こら!」
美希「いい加減にするの!!」
ヒョイッ
ハム蔵「ジュゥ……」
響「あっ!ハム蔵を虐めちゃだめだぞ!」
美希「これは虐めたんじゃなくて勝手に入ってきたの!」
響「…本当か?ハム蔵」
美希(何でいちいちハム蔵に聞くの……!)ムカッ
ハム蔵「ジュ」
響「そうなのか。まあ美希の胸元は柔らかいから仕方ないぞ」
美希「なっ…!」ムカムカ
スタスタスタ……
美希(なんなの!勝手に入ってきて謝りもせずどっか行くとかありえないの!)イライラ
美希(……いつもならこんなムカムカしないの……今日はもう帰ろっかな…)
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 04:41:13.86 ID:ZBfxXuz2O
――――
街中
美希「暑いの…」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「うざいの」イライラ
美希「どこか涼める所はないかな…」キョロキョロ
美希「あ」
アイドルグッズショップ
美希「涼むついでにちょっと寄ってみるの」
街中
美希「暑いの…」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「うざいの」イライラ
美希「どこか涼める所はないかな…」キョロキョロ
美希「あ」
アイドルグッズショップ
美希「涼むついでにちょっと寄ってみるの」
84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 04:44:15.25 ID:ZBfxXuz2O
――――
ショップ内
美希「へぇ…結構美希の商品も売ってるの」
美希「あ…これは……」
双海亜美 コーナー
美希「…」
…
アリガトウゴザイマシター
ショップ内
美希「へぇ…結構美希の商品も売ってるの」
美希「あ…これは……」
双海亜美 コーナー
美希「…」
…
アリガトウゴザイマシター
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 04:46:18.87 ID:ZBfxXuz2O
――――
夜
美希の部屋
美希「何でこんなの買っちゃったんだろ」
双海亜美 プロマイド
美希「…わかんないの」
prrr prrr
[律子]
美希「…」ピッ
美希「もしもし」
美希「帰ったの」
美希「好きなときにレッスンサボろうが美希の勝手なの」
美希「うるさいの」
美希「切るの」ピッ
美希「何で辛いときにうるさく言ってくるの…」ジワ
美希「楽しくない…」
夜
美希の部屋
美希「何でこんなの買っちゃったんだろ」
双海亜美 プロマイド
美希「…わかんないの」
prrr prrr
[律子]
美希「…」ピッ
美希「もしもし」
美希「帰ったの」
美希「好きなときにレッスンサボろうが美希の勝手なの」
美希「うるさいの」
美希「切るの」ピッ
美希「何で辛いときにうるさく言ってくるの…」ジワ
美希「楽しくない…」
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 04:47:16.34 ID:ZBfxXuz2O
…
晩御飯
美希「…」モグモグ
ゴキブリ「」モグモグ
肉じゃが「」モグモグ
ゴキブリ「」モグモグ
美希「ごちそうさま」
…
美希「もう寝るの…」
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「!寝るときにかぎってなんなの!!」
イライライライライライライライライライライライラ
美希「はぁ…………!」
ゴロゴロゴロ… ゴロゴロ……
美希「どうしたらいいかわからないの……!」
美希「どうしてこんなにムカムカするの!」
亜美「」ケラケラ
美希「!違うの!」
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
美希「あ゛あ゛あ゛あ゛!!」イライライライライライラ
…
ビリッ ビリビリッ!
双海亜/美のプロマイド「」
ビリビリッ! ビリビリ!
双/海亜/美のプ/ロマ/イド「」
美希「はぁ……はぁ……!」
美希(…!)
美希「違うの……こいつが悪いの…」
ゴキブリ「」カサカサ
美希「美希は悪くないの!全部こいつのせいなの!!」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
晩御飯
美希「…」モグモグ
ゴキブリ「」モグモグ
肉じゃが「」モグモグ
ゴキブリ「」モグモグ
美希「ごちそうさま」
…
美希「もう寝るの…」
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「!寝るときにかぎってなんなの!!」
イライライライライライライライライライライライラ
美希「はぁ…………!」
ゴロゴロゴロ… ゴロゴロ……
美希「どうしたらいいかわからないの……!」
美希「どうしてこんなにムカムカするの!」
亜美「」ケラケラ
美希「!違うの!」
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
亜美「」ケラケラ
美希「あ゛あ゛あ゛あ゛!!」イライライライライライラ
…
ビリッ ビリビリッ!
双海亜/美のプロマイド「」
ビリビリッ! ビリビリ!
双/海亜/美のプ/ロマ/イド「」
美希「はぁ……はぁ……!」
美希(…!)
美希「違うの……こいつが悪いの…」
ゴキブリ「」カサカサ
美希「美希は悪くないの!全部こいつのせいなの!!」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 08:43:11.48 ID:mIvDGxRVO
美希(…違うよ)
美希「嫌っ!」
美希(美希が自分で亜美のプロマイドを破いたの)
美希(美希が自分で自分のために破いたの)
美希(美希がすっきりするために自分で破いたの)
美希「…やめてよぉ……美希は悪くないの…」グスグス
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサ
美希「ひぁ………!!!」ビクッ
美希「はぁ…!はぁ…!落ち着くの…」ムカムカ
美希「亜美は悪くないの……悪いのは…!だれ?」
美希「嫌っ!」
美希(美希が自分で亜美のプロマイドを破いたの)
美希(美希が自分で自分のために破いたの)
美希(美希がすっきりするために自分で破いたの)
美希「…やめてよぉ……美希は悪くないの…」グスグス
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサ
美希「ひぁ………!!!」ビクッ
美希「はぁ…!はぁ…!落ち着くの…」ムカムカ
美希「亜美は悪くないの……悪いのは…!だれ?」
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 08:44:08.13 ID:mIvDGxRVO
…
深夜 12時
美希(おにぎりを作ったのは誰?)
美希「…亜美なの」
美希(冷蔵庫にも入れずに、夏場の事務所におにぎりを置いてったのは誰…?)
美希「…亜美なの」
美希(おにぎりの中にゴキブリが入ったのは誰のせい…?)
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「…わからないの」
美希(それを美希が食べたのは誰のせい?)
美希「!」
美希(亜美が悪いの!)
美希「美希が悪いの…!」ムカッ
美希(今幻覚を見ているのは誰のせい?)
美希「…!」
美希(亜美のせいなの!!)
美希「美希の不注意なの…!!」イラッ
美希「美希が悪いの…!美希が悪いの…!美希が悪いの……!」イライラ
美希「ぜんぶ、美希が悪いの!」イライライライライライライライライライライラ
深夜 12時
美希(おにぎりを作ったのは誰?)
美希「…亜美なの」
美希(冷蔵庫にも入れずに、夏場の事務所におにぎりを置いてったのは誰…?)
美希「…亜美なの」
美希(おにぎりの中にゴキブリが入ったのは誰のせい…?)
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「…わからないの」
美希(それを美希が食べたのは誰のせい?)
美希「!」
美希(亜美が悪いの!)
美希「美希が悪いの…!」ムカッ
美希(今幻覚を見ているのは誰のせい?)
美希「…!」
美希(亜美のせいなの!!)
美希「美希の不注意なの…!!」イラッ
美希「美希が悪いの…!美希が悪いの…!美希が悪いの……!」イライラ
美希「ぜんぶ、美希が悪いの!」イライライライライライライライライライライラ
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 08:45:14.55 ID:mIvDGxRVO
…
深夜 1時
美希「美希が…悪いの」ポロポロ
美希が…悪いの
深夜 1時
美希「美希が…悪いの」ポロポロ
美希が…悪いの
91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 08:45:44.03 ID:mIvDGxRVO
…
深夜2時
美希「美希が悪い美希が悪い美希が悪い美希が悪い」
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「美希が悪い」
深夜2時
美希「美希が悪い美希が悪い美希が悪い美希が悪い」
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「美希が悪い」
92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 08:46:10.90 ID:mIvDGxRVO
…
深夜3時
美希「亜美も悪いの!亜美が悪いの!亜美が悪いの!」ジタバタ
美希「わざとやったの!!」イライライライライライライライラ
深夜3時
美希「亜美も悪いの!亜美が悪いの!亜美が悪いの!」ジタバタ
美希「わざとやったの!!」イライライライライライライライラ
93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 08:46:45.50 ID:mIvDGxRVO
…
午前4時
美希「~!~!」バンッ!バンッ!
布団「」バンッッ! ボフッ!
美希「憎いの…!!!亜美が憎いの……!!」
美希「ぅあ゛あ゛………!!」ジタバタ…
午前4時
美希「~!~!」バンッ!バンッ!
布団「」バンッッ! ボフッ!
美希「憎いの…!!!亜美が憎いの……!!」
美希「ぅあ゛あ゛………!!」ジタバタ…
94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 08:47:33.82 ID:mIvDGxRVO
…
午前5時
美希「ごめんなさいなの…」ポロポロ
美希「ごめんなさいなの…」ポロポロ
美希「……苦しいの」ポロポロ
美希「ハニー……ヒッヒッ、ハニー…ヒッ…」
美希「死にたいの……ヒッ」
午前5時
美希「ごめんなさいなの…」ポロポロ
美希「ごめんなさいなの…」ポロポロ
美希「……苦しいの」ポロポロ
美希「ハニー……ヒッヒッ、ハニー…ヒッ…」
美希「死にたいの……ヒッ」
95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 08:50:58.73 ID:mIvDGxRVO
…
朝
美希「徹夜しちゃったの……」
美希「何やってたんだろう…」
スタスタ…
1階 食卓
美希「……!?」
菜緒「おはよう美希」
美希母「おはよう」
美希父「おはよう」
美希「…おはようなの」ニコッ
朝
美希「徹夜しちゃったの……」
美希「何やってたんだろう…」
スタスタ…
1階 食卓
美希「……!?」
菜緒「おはよう美希」
美希母「おはよう」
美希父「おはよう」
美希「…おはようなの」ニコッ
96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 08:53:12.03 ID:mIvDGxRVO
----
美希「……!?」
ゴキブリ「」カサカサ
菜緒「おはよう美希」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希母「おはよう」ウネウネ
ゴキブリ「」カサカサ
美希父「おはよう」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「…おはようなの」ニコッ
----
美希(…みんなの顔にゴキブリがひっついてるの、うねうねしてるの…アハッ…)
美希(腕にも足にもついてる……ヒヒ)
ゴキブリ「」カサカサ
菜緒「…」モグモグ
ゴキブリ「」カサカサ
美希(アハハ…アハハ……)
美希「……!?」
ゴキブリ「」カサカサ
菜緒「おはよう美希」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希母「おはよう」ウネウネ
ゴキブリ「」カサカサ
美希父「おはよう」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「…おはようなの」ニコッ
----
美希(…みんなの顔にゴキブリがひっついてるの、うねうねしてるの…アハッ…)
美希(腕にも足にもついてる……ヒヒ)
ゴキブリ「」カサカサ
菜緒「…」モグモグ
ゴキブリ「」カサカサ
美希(アハハ…アハハ……)
97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 08:54:22.59 ID:mIvDGxRVO
――――
事務所前
美希「みんな、みーんな顔や腕や足や服にゴキブリがひっついてるの…」
美希「気持ち悪いの…アハハ……」ジワ
美希「こんな世界ありえないの……ヒッ」
美希「…何がどうなってるの……」ポロポロ
――――
事務所
ガチャッ
美希「おはようございまーす、なの!」
ゴキブリ「」カサカサ
春香「おはよう美希」ウネウネ
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
千早「おはよう」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
あずさ「おはよう、美希ちゃん」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「おはようなのー!」アハッ
事務所前
美希「みんな、みーんな顔や腕や足や服にゴキブリがひっついてるの…」
美希「気持ち悪いの…アハハ……」ジワ
美希「こんな世界ありえないの……ヒッ」
美希「…何がどうなってるの……」ポロポロ
――――
事務所
ガチャッ
美希「おはようございまーす、なの!」
ゴキブリ「」カサカサ
春香「おはよう美希」ウネウネ
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
千早「おはよう」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
あずさ「おはよう、美希ちゃん」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
美希「おはようなのー!」アハッ
103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 13:20:41.00 ID:grbzbuuUO
美希(もう無理なの)
…
美希「今日もレッスン頑張るのー!」
春香「今日はやけに張り切るねね!」
美希「あとちょっとしたら、ハニーが帰ってくるから765プロを盛り上げるの」
千早「ふふ、その意気だわ」
ガチャッ
伊織「おはよう」
やよい「おはようございますぅ!」
あずさ「あら、おはよう2人とも」
美希「2人とも今日も仲良しなの」
ゴキブリ「」カサカサ
伊織「なに当たり前のこと言ってるのかしら」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
やよい「美希さんも仲良しですよ」
ゴキブリ「」カサカサ
美希「ふふ、ありがとうなの」
美希「じゃあ、レッスン行くのー!」アハッ
…
美希「今日もレッスン頑張るのー!」
春香「今日はやけに張り切るねね!」
美希「あとちょっとしたら、ハニーが帰ってくるから765プロを盛り上げるの」
千早「ふふ、その意気だわ」
ガチャッ
伊織「おはよう」
やよい「おはようございますぅ!」
あずさ「あら、おはよう2人とも」
美希「2人とも今日も仲良しなの」
ゴキブリ「」カサカサ
伊織「なに当たり前のこと言ってるのかしら」
ゴキブリ「」カサカサ
ゴキブリ「」カサカサ
やよい「美希さんも仲良しですよ」
ゴキブリ「」カサカサ
美希「ふふ、ありがとうなの」
美希「じゃあ、レッスン行くのー!」アハッ
104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 13:22:01.00 ID:grbzbuuUO
美希(限界なの)
――――
数時間後…
夜
美希の家
美希「ただいまなのー!」
ゴキブリ「」カサカサ
菜緒「お帰り、晩御飯あるわよ」
ゴキブリ「」カサカサ
美希「うんうん、お腹ぺっこぺこなの」
菜緒「はいはい、手は洗いなさいよ」
美希「はーい♪」
菜緒(最近元気なかったから心配したけど大丈夫そうで良かったわ)
――――
数時間後…
夜
美希の家
美希「ただいまなのー!」
ゴキブリ「」カサカサ
菜緒「お帰り、晩御飯あるわよ」
ゴキブリ「」カサカサ
美希「うんうん、お腹ぺっこぺこなの」
菜緒「はいはい、手は洗いなさいよ」
美希「はーい♪」
菜緒(最近元気なかったから心配したけど大丈夫そうで良かったわ)
105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 13:22:50.64 ID:grbzbuuUO
…
美希「いっただっきまーすなの!」
っナイフ
ゴキブリ「」グサッ
グイッ
ブチィ!
ゴキ/ブリ「」
美希「…」
っフォーク
グサッ!
アーンッ
モグモグモグ…モグモグ
ゴキブリ「」グッチャグッチャクチャクチャクチャクチャ
美希「美味しいの♪」
美希「いっただっきまーすなの!」
っナイフ
ゴキブリ「」グサッ
グイッ
ブチィ!
ゴキ/ブリ「」
美希「…」
っフォーク
グサッ!
アーンッ
モグモグモグ…モグモグ
ゴキブリ「」グッチャグッチャクチャクチャクチャクチャ
美希「美味しいの♪」
106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 13:23:54.31 ID:grbzbuuUO
――――
美希の部屋
……もう亜美も全然憎くないの
ふっきれちゃったの
美希「アハッ!」
美希(壁にもゴキブリがあんなにたくさんいるの…ハハハハハ!)
美希「フフっ」
…
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「…え?」カサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「ひっ!」ビクッ
美希「…ゴキブリなの!」ゾワッ
美希「やめて…!来ないで…!」
美希「ぃやぁ!!!!」
美希「ゴキブリ、ゴキブリが美希の腕にいるの!!」ビクッ
美希「腕を登ってくるの!!」
美希「嫌っ!助けて!!助けて!!」ジタバタ
美希「助けて!!!嫌…」
美希「服にも……足元にも……ひっ
!!!!」
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「……ああああああああああああああああああああああ」
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
美希の部屋
……もう亜美も全然憎くないの
ふっきれちゃったの
美希「アハッ!」
美希(壁にもゴキブリがあんなにたくさんいるの…ハハハハハ!)
美希「フフっ」
…
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「…え?」カサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
美希「ひっ!」ビクッ
美希「…ゴキブリなの!」ゾワッ
美希「やめて…!来ないで…!」
美希「ぃやぁ!!!!」
美希「ゴキブリ、ゴキブリが美希の腕にいるの!!」ビクッ
美希「腕を登ってくるの!!」
美希「嫌っ!助けて!!助けて!!」ジタバタ
美希「助けて!!!嫌…」
美希「服にも……足元にも……ひっ
!!!!」
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサ
美希「……ああああああああああああああああああああああ」
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 13:24:55.05 ID:grbzbuuUO
――――
3ヶ月後…
ゴキブリ「みんな、ただいま!」
ゴキブリ「お帰りなさい、プロデューサーさん!」
ゴキブリ「…おかえり」ボソッ
ゴキブリ「おかえり兄ちゃん!」
ゴキブリ「兄ちゃんがいないからちょっと退屈だったよ!」
ゴキブリ「ずっと待ってました…」
ゴキブリ「あなた様…」
ゴキブリ「自分、寂しくなんかなかったぞ!」
ゴキブリ「早速働いてもらいますよ!」
ゴキブリ「あらあら…」
ゴキブリ「プロデューサー!お帰りなさい!!」
ゴキブリ「あの……おかえりなさぃ、プロデューサー…!!」
ゴキブリ「プロデューサーさん、お疲れさまでした」
ゴキブリ「うっうー!おかえりなさい!プロデューサー!!」
ゴキブリ「……」
ゴキブリ(ハニーもゴキブリだったの……)
ゴキブリ「この世界でもう美希以外のゴキブリじゃない人はいないの……」
…
ゴキブリ「さようなら……」
おわり
3ヶ月後…
ゴキブリ「みんな、ただいま!」
ゴキブリ「お帰りなさい、プロデューサーさん!」
ゴキブリ「…おかえり」ボソッ
ゴキブリ「おかえり兄ちゃん!」
ゴキブリ「兄ちゃんがいないからちょっと退屈だったよ!」
ゴキブリ「ずっと待ってました…」
ゴキブリ「あなた様…」
ゴキブリ「自分、寂しくなんかなかったぞ!」
ゴキブリ「早速働いてもらいますよ!」
ゴキブリ「あらあら…」
ゴキブリ「プロデューサー!お帰りなさい!!」
ゴキブリ「あの……おかえりなさぃ、プロデューサー…!!」
ゴキブリ「プロデューサーさん、お疲れさまでした」
ゴキブリ「うっうー!おかえりなさい!プロデューサー!!」
ゴキブリ「……」
ゴキブリ(ハニーもゴキブリだったの……)
ゴキブリ「この世界でもう美希以外のゴキブリじゃない人はいないの……」
…
ゴキブリ「さようなら……」
おわり
108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 13:26:59.21 ID:grbzbuuUO
ありがとうございました
千早ちゃんがうんこ我慢するだけ
小鳥「アナルと雪の女王」
千早「春香の家に遊びに来たわ」
如月千早「和田光司」
千早「ありのままの姿見せるのよ」
如月千早「CoCo壱」
ミッキー「ハハッ765プロに来たよ」
小鳥「つい出来心だったんです…」
千早ちゃんがうんこ我慢するだけ
小鳥「アナルと雪の女王」
千早「春香の家に遊びに来たわ」
如月千早「和田光司」
千早「ありのままの姿見せるのよ」
如月千早「CoCo壱」
ミッキー「ハハッ765プロに来たよ」
小鳥「つい出来心だったんです…」
109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 13:31:37.06 ID:qy3ZOpUu0
お前だったのか
110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 13:32:22.88 ID:qy3ZOpUu0
おっと言い忘れた乙
111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/09(土) 13:36:17.62 ID:fEcwnvfO0
お前だったのか
いつもと比べたら結構まともだったな
いつもと比べたら結構まともだったな
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 13:54:51.46 ID:OzWADMM7o
乙
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/09(土) 14:45:03.20 ID:cA6g3uph0
おつ!
救いはないんですかねぇ…
救いはないんですかねぇ…
116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 14:47:43.09 ID:vL2HYaHro
乙
お前らしくないな
お前らしくないな
117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 15:16:25.49 ID:4bNs2g9+o
救いないな…
119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 16:13:08.83 ID:WjFPOpXN0
羽虫と沙耶の歌を思い出した
123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 01:12:08.56 ID:YpuMuUvko
どうにかしてくれよ…
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407302918/
Entry ⇒ 2014.08.30 | Category ⇒ アイドルマスター | Comments (0)
勇者「失礼します」魔王「どうぞ」
1 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 16:51:06
ガチャ
魔王「こんにちわ、今日はどういったご用件でしょうか」ニコ
勇者(魔王を倒すつもりで入ったら受付嬢がいた……しかも人間だ……)
勇者「ま、魔王さんを倒しに来たんですが…」
魔王「あ、勇者さまでしたか。でしたら、こちらのフロアにお上がりください」
2 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 16:52:13
勇者(これは一体どういうことなんだ……)
勇者(あのフロアに上がったらきっと魔王が出てくるに違いない。そのとき、あの少女はどうなるんだ……)
勇者(グハハハお主の用はもうない、とか言って食べられてしまうに違いない……)
魔王「勇者さま?どうされました?」
勇者「あ、いえ!す、少し精神統一しているだけです」アセ
3 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 16:52:44
勇者(どうするどうする……!こういうとき頼りになる賢者は四天王と戦っている……)
勇者(あの少女をどうすれば守れるっ!俺がどこまで進めば魔王が出てくるんだろうか……)
勇者(くそっ!少女の真後ろなんかに現れたら最悪だっ!)
魔王「あのー?まだお時間かかりますでしょうか?四天王さん達が来てしまいますよ?」
勇者「す、すいません。もう少々待ってくださいっ。あと四天王に俺の仲間は負けません!」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 16:53:28
勇者(とりあえず少女を魔王城から救い出そう…!)
勇者「あの!ちょっと一緒に来てくださいませんか!」
魔王「へ?あ、はい。構いませんよ」トテトテ
勇者「ちょっと着いてきてください」ニギ
魔王(え、あ、え?ゆ、勇者さまが手を!?ど、どうしてどうして!?)
5 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 16:54:17
魔王「あ、あのど、どちらへ行かれるんですか……?」
勇者「安全な場所です」
魔王(ま、まさかこのお城を壊さないために!?優しい勇者さまだあ……)
勇者「ところで貴女のお名前は?」
魔王「は、はい!魔王と申します!」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 16:55:05
勇者「え?」
魔王「魔王です!」
勇者(聞き間違えじゃないよな……?え?どういうことだ?彼女が魔王?)
勇者(いやいや、そんなわけないじゃないか!この華奢な手からも分かる。きっと魔王の親戚の姪っ子とかだろう…)
勇者「そ、そうですか。あ、改めまして勇者です」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 17:15:00
魔王「はい。ご活躍は常々耳にしております」
勇者「それは嬉しいですね。世界を魔王から守り、平和にするため尽力していますから」
魔王「素晴らしい心がけです。ですが、私も負けませんよ?」
勇者(私!?いや、魔王ごっこか?でも俺と同じくらいの年だ。ごっこする年齢じゃない……)
勇者(そうか、魔王がこの子を身代わりにして騙すつもりだったんだな!なんと卑劣な……)
8 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 17:22:03
勇者「いえ、僕だってだてに勇者をしていません。レベル上げにも励みました」
魔王「そうなんですか。ステータス見せていただけません?」
魔王(ふふ、優しい勇者さまだし見せてくれるよね)
9 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 17:29:57
勇者「どうぞ」ファン
魔王(ふぇぇ……思ったより強いよ……ぎりぎり勝てるかな……)
魔王「と、とってもお強いんですね。冷や汗をかいてしまいました」
勇者「冷や汗……ですか。では、このコートを羽織ってください。風邪をひくといけません」ヌギヌギ
魔王「え、あ、だ、大丈夫ですよっ。滅多に風邪ひきませんから」
勇者「いえ、女性に寒い思いをさせるわけにはいきません。この城の廊下は結構寒いですからね」バサ
魔王(暖かい……人の温さだ……)
魔王「ありがとうございます……」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 17:42:16
勇者「ところで、魔王さんのステータス見せてもらっていいですか?」
勇者(魔王に使われてるなら、空腹ゲージが減っていないか心配だ……)
魔王(ま、まさかさっきの仕返し!?そ、その手にはのらないぞっ)
魔王「すいません、私ステータスないんです……」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 17:42:51
勇者「え?そうなんですか?……そういう人初めて聞きました」
魔王「な、なんか先天性の病気みたいですっ!め、珍しすぎてほとんど誰も知らないんです」
勇者「それはお気の毒に…。ステータスないと不便でしょう?」
魔王「そ、そんなことはありませんよ。自分の力が分からないって楽しいです!」
魔王(嘘ばっか……。うーあんまり嘘はつきたくないよー)
13 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 19:12:10
勇者「ほー、中々面白そうですね。魔王戦が終わったらステータス見ずに修行してみます」
魔王「が、がんばってくださいね!そうだ!お仲間はどちらへ行かれたんでしょうか?」
勇者「賢者、戦士、魔法使い、泥棒と商人がそれぞれ四天王と戦っています。少し心配ですね…」
魔王「なるほど。お仲間が多いんですね」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 19:12:44
勇者「それほどでも。魔王なんかは魔物全員が仲間みたいなものでしょう?それに比べたら少ないくらいです」
魔王「そんなこともないですよ?命令を聞かない魔物もいますし。まあそういうお馬鹿さんは打ち首ですけど」
勇者「き、厳しいんですね。魔王を続けるのも意外に大変そうです……」
魔王「えへへ、そう言って頂けると苦労が報われます。領土が広がるときは中々に快感ですけどね」
勇者「はー、できれば止めていただきたいですが、自分の領土を広げるってない感覚なので気になります」
18 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 22:22:20
魔王「なんか、世界は私のものだ!うははは!って感じでいいです!」ギュ
勇者(!!楽しそうに話す魔王さんが俺の腕を抱いて…!む、胸が当たってる!!)
勇者「そ、それは良いですね。ところで、魔王さん……も、もう少し離れていただけますか……?」
魔王「え?あっ…ご、ごめんなさい。興奮してしまってつい……///」
魔王(ち、近づきすぎちゃったかなあ?で、でも手は繋いだままだし、いっかあ……って何考えてるのわたし!)バシバシ
勇者「?突然自分の頭を叩いて、どうかされました?」
魔王「いえ!お気になさらず!」
勇者「そうですか。よく分かりませんが、あまり自分をお責めになるのは止めてください」
魔王「はい、すいません……」シュン
19 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 22:33:47
勇者「そういえばお年はいくつですか?あまり女性の年齢を尋ねるのはよくないとは思うのですが……」
魔王「いえ、もう何年生きたか覚えてないので大丈夫です。勇者さまは?」
勇者「僕は孤児なので何歳かわからないんですよ」
魔王「そうなんですか、失礼しました。でも(魔王と勇者がどっちも年齢分からないなんて)なんか運命感じちゃいますね」
勇者「そ、そうですね運命感じますね…」ドキドキ
21 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 22:54:20
魔王「お顔赤いですよ?熱あるんですか?」ピト
勇者「だ、大丈夫です!回復はばっちりですからっ」
魔王「そうでしょうね、私と戦うのに全力じゃないといけませんもんね」クスッ
勇者(笑った顔、か、かわいい……)
22 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 22:59:00
勇者「もちろんですっ」
魔王「私は危なくなってから全力を出しますけどね。魔王の余裕ってやつです」フンス
勇者「ダメですよ、最初から全力じゃないと。油断大敵ってやつです」
魔王「そうですか?んー……よく考えときます」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 00:51:02
ドカーン
勇者「な!なんだ!?」シャキーン(剣を抜く
戦士「ん?おお!勇者か!なんでここに?もう魔王倒したのか!?あれ?その女の子誰だ!?」
魔王「ほぇ?私は魔お……」
勇者「魔王のところにいた子だ!危険だったから外に連れて行っている!」
戦士「そうか!さすが紳士だな!」
24 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 00:51:22
四天王①「おい、戦士……。話している場合か?」バーン
戦士「ちゃんとそっちも見てるよっ!」カキーン
魔王「お!①じゃん!がんばって~」フリフリ
四天王①「ま、魔王さま!こやつの首、全力でぶった切って持ち帰ります!少々お待ちを!」
勇者「おいおい、四天王までこの子を魔王だというのか……」ボソッ
魔王「ん?何かおっしゃいましたか?」
25 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 00:51:40
勇者「いえ、早くここを抜けましょう。巻き添えになります」
勇者「おい戦士!!倒せよ!」
戦士「おお!」
四天王①「小ざかしい!早く倒れぬか!」
勇者「さ、行きましょう」パシッ
魔王「は、はい!」
魔王(私の手を取って走る勇者さまカッコイイ……。まるでお姫様になった気分……)キュン
28 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 18:03:49
勇者「ここまでくれば安心でしょう」
魔王「はい……」ドキドキ
魔王(走ったくらいじゃ全然疲れないはずなのに……胸の動悸が止まらない……)
勇者「どうされました?」
魔王「な、なんでもないですよ?」アセアセ
29 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 18:13:24
勇者「そうですか。この辺りは暑いですね……」
魔王「この城は四天王の能力に合わせて気候を変えてますから」
勇者「やっぱりそうですか。この仕掛けには苦心させられますよ」
魔王「お褒めに預かり光栄です。かなり魔力を使いましたからね」
30 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 19:12:56
勇者「魔王ほどになると無尽蔵の魔力があるんでしょうね」
魔王「勇者さま程度ですよ。足りない分は魔物から奪うんです」
勇者「さすが魔王ってところですね、私達には真似できません」
魔王「人間は他者を犠牲にすることを嫌うようですね。一部の非道な人を除いて」
勇者「仮にも魔王と名乗る人が非道とは面白いですね」
魔王「あ、いえ。自分の行為を正当化しようとか、勇者さまに良く思われたいとかそういうんじゃないですよっ」
勇者「分かってます」
31 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 19:13:40
魔王「あ、でもやっぱり良くは思われたいかもです……」ボソッ
勇者「ん?何かおっしゃいましたか?」
魔王「いいい、いえ!!べ、別になにも……キャッ」コケッ
勇者「おっと」ギュ
魔王「あっ……///」
35 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 22:31:12
魔王(勇者さまの腕の中……男らしい匂いがする……)クンクン
勇者「どうされました?」
勇者(こけそうだったから抱きとめたものの……女の子の匂いがする……)
魔王「あっ!なんでもないですっ!あっ、きゃぁっ」ズルッ
バターン
魔王「いったぁ……」
36 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 22:32:38
勇者「だ、い、じょう、ぶ、で、す、か?」
魔王(?なんだか勇者さまの言葉がゆっくり?)
勇者(やばいやばい!倒れた拍子に俺の手が!魔王さんの胸に!!気づかれる前に動きたいが……手が動かないっ)
魔王「ちょっと頭を打ちましたが大丈夫ですよ?」
魔王(なんだろう?勇者さまの視線が私の顔と下のほうを行ったりきたり……)
勇者「すいませんっ、い、今すぐどきますねっ……」
37 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 22:38:03
魔王「ええ……?」
魔王(でも、これを逃したら勇者さまの匂い嗅げないなぁ……って私のばかっ!嗅がなくてもいいしっ)
勇者(魔王さんの膨らみを感じる右手から意識を逸らして……立たないと……)
魔王「ひゃぁんっっ……!」
勇者「へ?」
魔王(膝がっ……勇者さまの膝が私のお、お、お股に……っ///)
勇者「……っ!!!!!すいませんっっ!!すっすぐにどきます!」
魔王「はい……///」
勇者(涙目の魔王さんはすごく可愛らしいけど、早くどけないと!失礼すぎる!紳士としての俺を思い出せっ)
38 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 22:52:35
スクッ
勇者「失礼しました魔王さん……ほんとなんと謝ればいいか……」
魔王「わ、私がころんだのがいけないんですからっ、勇者さまが謝ることはないですよっ」
勇者「いえ、それでも……その……胸を触ってしまったことはすいませんでした……」
魔王「えっ?胸?えっ!ええええええ!!む、む、胸もおさわりになってたんですか!」
勇者「えっ?(もしかして気づいてなかったのか!!うわ……言わなければよかった……)」
魔王「もうお嫁にいけませんよぉお……」ウルウル
勇者「すいません……」
39 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 23:04:17
魔王「紳士な人かと思っていたのに変態勇者さまだったんですね!」
勇者「すいません……」
魔王「すいませんすいませんって!!婿になるくらい言ったらどうですかーー!!」
勇者「……む、婿になります!!」
魔王「ふぇ?」
魔王(勢いで言っただけなのに!うわどうしよう、うわぁ!ぁわわ……)
勇者「私のせいで魔王さんが嫁にいけないのなら、責任をとって私が貰います……!」
魔王「いや、あのあのっ……。う……貰ってください……」
魔王(勇者さまの真っ直ぐな眼差しをくらって冗談なんて言えるわけないじゃない!)
40 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 23:04:37
勇者「ですが、魔王を倒さなければなりません。その後でよろしいでしょうか?」
魔王(ん?つまり、私を倒して自分も死んで天国でハッピーになるってこと?……ん?よくわかんないよお)
魔王「それって……勇者さまも死ぬってことですか?」
勇者「え?あ、いえ。私は死にません。貴女も死なせません」
勇者(そうか、この子は自分を魔王って偽らなければならないんだ……。魔王さんを魔王と扱って話を進めよう……)
勇者「とどめをささずに、爆発かなんかに紛れて二人で逃げるんです」
魔王「わああ!それいいですね!ほんとうにお姫さまみたい……」
勇者「よかった……満足していただけたようで」
41 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 23:15:03
魔王「ふふん♪」
魔王(なんで私はこんなに嬉しいんだろう……昔から憧れてたお姫様みたいだからかな?)
勇者(機嫌が直ったようでよかった……。にしても魔王を倒してこの子をお嫁に……か)フッ
勇者(はっ……いかん。気を引き締めなければ……!まだ魔王は倒していないんだ)
勇者「そういえば、さっきの非道な人間の中に魔物に賄賂を渡すものもいるとか…」
魔王「そういう輩は大抵返り討ちにあいますよ。賄賂を贈る人間は魔物でも信用しません」
勇者「魔物も理性ありますもんね。なんで共存できないんでしょうか」
42 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 23:15:23
魔王「魔物は生まれながらの殺人鬼みたいなものですから。低級ならその衝動は低くなりますし、高級なら自制できますけどね」
魔王「現に私たちは今朝、城でポーカーしてましたしね」
勇者「なんかすいません。余暇活動を邪魔してしまって」
魔王「いえいえ、これも運命ですから」
勇者「共存したいんですがね……」
43 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 23:15:47
魔王「け……結婚できたら共存させましょうね」
勇者(!!!これは……て、照れるぞ……)
勇者「そ、そうですね……」
魔王(なんだか、勇者さまはしかめっ面をしている……。さっきのは私の機嫌をよくするための嘘だったのかな……?)
魔王「もしそうなら魔王より非道かも」ボソッ
44 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/16(木) 23:27:32
ガチャ
賢者「あ~、勇者ぁ~。あら、しかめっ面じゃない。機嫌悪いのお~?」ギュ
勇者「け、賢者かっ」
魔王(なになに!いきなり扉から出てきたと思ったら勇者さまに抱きついて!!)
魔王「な、なんですか貴女……」ムー
賢者「だれぇ?このちっぱい」ボイーン
45 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 00:07:47
勇者「ま、魔王さんだよ」
魔王「……ちっぱい……」
賢者「へぇ~こんな小さいのに?偽者でしょ」
魔王「うるさいですね!貴女こそなんですか!勇者さまに抱きついて!」
賢者「賢者だけど?ね~勇者」チュッ
勇者「お、おい、止めろよ……」
魔王「!!!!!」
46 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 00:30:55
賢者「いけず~唇にさせなさいよぉ~。頬はもう飽きたっての~」
勇者「年下をからかうなって」
賢者「むー、暗に年取ってるって言ったぁ~。お姉さん怒るぞぉ」プンプン
魔王「あの!早く離れてください!」
賢者「あらいたの?」ギュウ
魔王「うぐぐ…っ」
49 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 07:49:25
勇者「ところで四天王は?」
賢者「あそこよぉ」
四天王②「ふぁっく!!ウチの服を返せ!!」
魔王「②……なんでカーテンに隠れているの?」
賢者「私があの子の服燃やしちゃった」テヘッ
魔王「②、でてきて。服作ってあげる」
四天王②「はい!」バサッ
50 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 16:34:15
四天王②「はい!」バサッ
勇者(うわ……綺麗な体……お椀型のおっぱいが……じゃなくて!)
勇者「ちょっ……賢者離せっ……見えてしまうっ」
賢者「いーや。てか目を瞑ればいいじゃないの~」
勇者「そ、そうだけどな!(それじゃあ本能に負けてしまいそうなんだが!)」
賢者「そんなに見たいなら私のカラダ見せてあげてもいいのよぉ~」
勇者「え、遠慮するっ!」
51 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 16:34:39
賢者「とか言っちゃってぇ~。今も私の豊満なおっぱいの感触を楽しんでるくせにぃ」グリグリ
勇者「いやっ楽しんでないっ……せっかく意識しないようにしていたのにっ!」
魔王(気になる……気になるよ……勇者さまは大きいほうが好きなのかなあ)
四天王②「魔王さま、お願いします……」
魔王「……」
賢者「ほれほれ~どう?また大きくなったのよぉ」
52 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 16:55:12
勇者「ばかっやめっ……なんで逃げれないんだよっ」
賢者「ん~そうね~私がツボを抑えてるからかなぁ~。私頭良いからぁ」
勇者「賢者の頭の良さは別のところで使ってくれよっ」
四天王②「魔王さま?ウチも裸じゃ寒いんですけど……」ヘクチッ
魔王「……」ポケー
魔王(賢者って頭もいいんだ……力だったら勝てそうだけど……強い女の子って……魔王だし……)
53 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 17:26:17
賢者「そうだぁ~②ちゃ~ん。こっち来ない~?」
四天王②「はぁ!?なんでアバズレとヤリチンのところに行かなきゃなんねぇんだよ!シネっ!」
賢者「来たら、服返してあげてもいいけどぉ?」
勇者「え?さっき燃やしたんじゃ……?」
賢者「魔法で作り直すに決まってるじゃない~」
57 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 17:42:25
四天王2「うるせっ!ウチは魔王さまに直してもらうんだ!ね!魔王さま!」
魔王「……大きくなるには揉めばいいかな……ないわけじゃないし……」ブツブツ
四天王2「」
賢者「ほらぁ?近寄ってきなよぉ~」
四天王2「く、くそっ!服直したらすぐに倒してやるっ!」
58 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 17:48:00
賢者「もうちょっと近くよぉ……。あ、少し右かしら」
勇者「?なんでそんなに細かく?」
賢者「はいっど~ぞ」エイッ
プニョン
四天王2「―――――――――っっっっ!!!!!///////」
勇者「!?!?!」
勇者(何か手にやわらかい感触が!?なんだ!?目を開けたいっ!!)
59 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 17:54:42
勇者「……なにをした……?」
賢者「ふふっ……そこの2ちゃんのおっp……」
四天王2「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっぁぁぁあああっく!!!黙れぇえええええええええ!!!」
勇者「……理解した……すまない」
四天王2「くそ勇者ぁあああああああ!てめぇもぶっ殺ぉすっ!」
魔王「はぇっ!?な、なになに!?なにが起きたの!?」
賢者「魔王ちゃんはもうちょっと周りを見るべきよ~」
60 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 18:00:53
魔王「は、はい……?あ、2の服直してあげるね」ペカー
四天王2「あざす!よっしゃ賢者シネっ!屈辱を味わった仕返ししてやるっ!」
勇者「もう目開けていいか?」
賢者「だ~め」
魔王「勇者さま逃げてください!!キスされます!」
勇者「うおっ……あぶね~」バッ
賢者「なによぉ~。嫌なの?」
62 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 18:38:05
勇者「いや、嫌ではないけど……。というか賢者こそまともにキスしたことないくせに」
賢者「……ぎく……さ、さあ四天王さんと戦うかなー」
四天王2「おおう?来るか?今度は卑怯な手にかからんぞクソビッチ!」
魔王「勇者さま、早く行きましょう……」
勇者「そうだな、賢者、気ぃ抜くなよ」
魔王「早くしてください」グイグイ
賢者「魔王ちゃん嫉妬ぉ?かわいー」
魔王「うるさいです!」
勇者「行きますか」
63 :飯食ってきま :2012/02/17(金) 19:18:04
勇者「先ほどから無口ですね?」
魔王「いいえ、別に喋りますけど」
勇者「怒ってますか?」
魔王「怒ってないですけど」
勇者「足動くん早いですよ」
魔王「そんなことないですけど」
65 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 22:48:56
勇者「私何かしました?」
魔王「……」ピタ
魔王(さっきの賢者といい!私をお嫁さんにするって言ったときのしかめっ面といい、さいってい!)
勇者「どうしましたか?」
魔王「なんでもないです」スタスタ
勇者(なんか子どもみたいな人だなあ…)
66 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 23:20:10
勇者「魔王さん、怒るのやめてくれませんか?」
魔王「……やです」
勇者「ですよね……」
魔王「でも、私の方が可愛いって言ってくれたら許し……あっ」
魔王(考えてるつもりが口にだしちゃった!!)
魔王「あーーーーあーーーあーー!なんでもないです!なんでもない!」
67 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/17(金) 23:50:20
勇者「そうですか……。あの、なにか私の行動で不機嫌になっているのならせめて理由を教えてくださいませんか?」
魔王「……」ツーン
勇者「なんで怒られているのか分からなければどうしようもありません……」
魔王(そっか……私が言わなきゃ変わんないか)
魔王「あの……小さいおっぱいでもいいですか……?」
勇者「はい?」
68 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 00:27:21
魔王「け、賢者の大きいおっぱいと私の大きくないおっぱいどっちがすきですか!」
勇者「……ぇえええええええ!いや、その、それは、えっと……」
魔王「……」ジー
勇者(そんな泣きそうな目で睨まれても……可愛い……というか、そんなことで怒っていたのか!?)
勇者「あの……大きくなくてもいいと思います……」
魔王「そうですか。煮え切らない回答ですが良しとします」
69 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 00:49:42
勇者「もう怒ってないですか?」
魔王「はい。あんまり考えるのやめました。結局勇者さまは勇者ですし」
魔王(だから、決着をつけるときまでは……)
勇者「まあ勇者ですが……」
魔王「気にしないでください」
勇者「ええ……」
四天王3「ナンパ?」
魔王「うわっ……!びっくりした!」
勇者「おお!?」
70 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 00:50:38
魔法使い「3さん、待ってー早いよー」
魔王「ナンパされてないよ!」
魔法使い「勇者さんこの子お持ち帰りですか?」
勇者「違うっ!」
四天王3「魔王さま、なんで勇者倒さないのですか?」
魔王「え?いや……その……」
魔王「というか、3もなんで戦っていないの?」
71 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 00:54:45
魔法使い「なんか息合っちゃって。殺しあうのは良くないって話になりましてね(嘘だけど)」
勇者「それでいいのか……」
勇者(でも、どうせ魔法使いのことだ。腹黒いからな……)
魔王「そうか。まあいい、仲良くな」
四天王3「魔王さまは早く彼と二人になりたいんですね?」
魔王「―――っ///うるさい!(ななな何でばれたの!!)」
魔法使い「勇者さんやるじゃん。仲良くねー」
72 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 01:20:28
魔法使い(勇者さんも騙まし討ちかな……?でもそんな器用な人じゃなかったような……)
勇者「そんなんじゃないよ、ほんとに」
魔王「もういい!四天王たちに会うとろくなことがない!」ダッ
勇者「あ、魔王さん待ってください!」ダッ
魔法使い「いってらっしゃ~い(そろそろ3を倒すかな)」
四天王3「魔王さまもお年頃ですかね~(さあ魔法使いをだまし討ちするか)」
73 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 01:23:07
魔法使い「そうみたいですねー。私たちも結婚しますか?3さん結構タイプなんですよぉ」ウルウル
四天王3「またまた、ご冗談を。貴女のような可憐な女性を娶るなど恐れ多いですよ」
魔法使い「私は良いと思いますが。あ、ならお茶でもいかがです?おいしい(毒入り)紅茶があるんですよ!」
四天王3「では、部屋へ行きましょうか。綺麗な花がある(罠ばかりの)部屋がありますよ」
魔法使い「楽しみですね……うふふふふ」
四天王3「楽しませてさしあげましょう……ははははは」
76 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 09:12:56
魔王「あの、あまり彼らの言ったことは気にしないでください」
勇者「分かりました。気にしないように尽力します」
魔王「尽力するほどのことですか?」
勇者「それくらいの意気込みってことです」
魔王「そうですか……」
勇者「……」
魔王「……」
77 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 09:28:44
魔王(仲良くしろって言われたのを頑張って気にしないって……)
魔王(確かに気にするなって言ったけど!でも!……うう……)
勇者「次はどこでしたっけ……」
魔王「……勇者さま」
勇者「は、はい!」
魔王「あの……手、握ってもいいですか?暗くなってきたので……怖くって……」モジモジ
勇者「……?まあ、構いませんよ」ニギ
勇者(怖いだなんて。可愛らしいな……)
78 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 10:18:19
魔王「……いつもは四天王の誰かに手を握ってもらうんです……」
勇者「明るくすればいいんじゃないですか?」
魔王「いえ。この先に闇を司る四天王がいるので……」
勇者「自分の都合で明るくはできない、と」
魔王「そうです。闇の四天王は好きじゃないんです。良くないことですけどね」
勇者「人には得手不得手がありますから仕方ないですよ」
魔王「でも、仲間なのにって考えてしまうと自己嫌悪です……」
79 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 16:01:35
盗賊「大丈夫っす。アタシも昔は暗いとこ苦手だったけど、今は立派に盗賊してるっす」
魔王「そうですか、えらいんですね」
盗賊「そんなことないっす!魔王さんも克服できるっすよ!」
魔王「本当ですか……って……きゃぁああああああ」
勇者「魔王さん落ち着いてください!人間です!怖いものじゃありません!」
80 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 16:03:21
盗賊「いえ、アタシはお化けっすよ?」
魔王「お、お化け……!!!いやぁああああああ」ウエーン
勇者「大丈夫です!僕の仲間ですよ!」ギュ
魔王「ぐすっ…本当ですか……ぐす……」チラ
盗賊「お化けっすよぉおおおお」バァーー
魔王「ひぎゃぁああああああ!!!!!」
82 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 22:35:42
商人「……やめろ」ベシ
盗賊「痛いっす!」
商人「……お前が悪い……謝れ」
魔王「うぅ……ぐすんぐすん……ぅぅ…」シクシク
盗賊「驚かせてすいませんでしたっす。アタシは盗賊っす。人間っす」
商人「……俺は商人……」
83 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 22:39:24
勇者「お前ら…いくら真っ暗だからって自然に出てくるなよ…俺までビックリしてしまった」
盗賊「勇者さんは慣れたもんじゃないっすか。いつものことっすよ」
魔王(勇者さまのお仲間さん……ぅぅ……お化けかと思ったよぉ……)
勇者「まあそうだが……。二人は暗闇が好きすぎだ」
盗賊「えー暗闇いいじゃないっすかー!こう、微かな光の中映し出される艶やかな肢体が……」
商人「……死体が……」
盗賊「ちょっ!そっちじゃないっす!」
勇者「盗賊は賢者の影響受けるなよ……」
魔王「……肢体……ってどういう意味ですか?」
勇者「知らなくていいこともありますよ……」
84 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 22:42:30
商人「……来たぞ……」
四天王4「yeah!!」バコーン
魔王「ひゃうっ」ビクゥッ
盗賊「おっと危ないっす!いきなり攻撃なんてナンセンスっすよ!」
四天王4「nonsense? hahaha! i don't know nonsense!yeah!」ドカーン
85 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 22:48:06
商人「……日本語話せ……」ガツーン
四天王4「why!? i can speak english only! oh,yeah!!」ボカッ
勇者「聞き取ることは出来るんだな」
魔王「私、英語わかんないです……だから苦手です……」
86 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 22:54:48
勇者「じゃあ、手を繋いでもらうのは何故ですか?」
魔王「そっ……そ、それは……お、おっ……お化けが……怖いからです///」カー
勇者「可愛らしいですね」
魔王「いえっ……そんなことないです!ま、魔王失格ですよ……」
勇者「自信を持ってください。魔王さんは失格じゃありませんよ」
87 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 22:58:21
魔王「そうですかね……?魔王がお化け怖いって変じゃないですかね……?」
勇者「女の子らしくていいじゃないですか」
魔王「そうなんだ……えへへ……」
盗賊「なに抱きついたまま話してるっすか?ときめきメモリあってるっすか?」
魔王「――――っ/////」バッ
勇者(忘れてたっ!あまりに自然に腕の中にいるから……っ)
勇者「す、すいません!!」
88 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 23:06:23
商人「そこ……危ない……」
勇者「っ!!!」
魔王「ふぇ?」
四天王4「huuuuuuuu!!」
ボカーン
89 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 23:08:28
魔王「けほっ……けほっ」
勇者「魔王さん、大丈夫ですか?飛ばされてしまいましたね」
魔王「はい、大丈夫ですが……って勇者さま!?」
勇者「っ……このくらいどうってことないですよ……」
魔王「そんなことないです!!腕が捻じ曲がってますよ!」
勇者「しくじりました、利き手が曲がってます。魔法が使えませんね……」
90 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 23:19:01
魔王「……じっとしててください」チュッ
勇者「なっ///」
勇者(魔王さんが俺の腕の怪我にキスをしてっ……!な、なめてるっ……)
魔王「んっ……ちゅっ……はぁ……ちゅるっ……」
勇者「ま、魔王さん………?」
91 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 23:33:06
魔王「んちゅ……っ……あむっ……ちゅっ……」
勇者「な、何をし、してるんですかっ」
魔王「黙っててくらはい……ちゅっ……ちゅるっ……んっ……」
勇者「くっ……」
92 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/18(土) 23:42:24
魔王「ちゅ……んはぁ……治りましたよ」
勇者「え?あ、本当だ!!ありがとうございます!」
勇者(急に舐めてどうしたのかと思ったら……治ってる……魔王さんの舌、えろかったな……)
魔王「ただの気まぐれです……」
勇者「でも……何でなめたんですか?回復魔法があるんじゃ……」
魔王「なっ……舐…めたのは、私の体液に回復作用があるからです……。回復魔法は魔物系は習得できませんし」
勇者「そうだったんですか。すごいですね……!」
魔王「いえ……ある程度のクラスの魔物にはありますよ。まあ私が一番早く治りますが……」
勇者「ほんとありがとうございます。感謝してもしきれないくらいです」
魔王「そんなことは……ないです///」
93 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 00:06:41
勇者「にしても……ここは危険ですね……早く出ましょう」
魔王「そうですね。もう四天王の部屋は全て通り過ぎたので扉まで一直線です」
勇者「よし、腕もおかげさまでもう全快ですし、行きますか」ニギ
魔王「は、はいっ」
魔王(まだ少し暗いからかな……手、握ってくれた……ふふ……嬉しい)
勇者(ちょっと下心が見えたか……?でも、自然に出来たはずだ……)
94 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 00:09:50
魔王「なんか、勇者さまは勇者じゃないみたいですね」
勇者「そうですか?もう少し威厳みたいなのがいりますかね……?」
魔王「大体似たような感じかもしれません。なんというか、優しすぎです」
勇者「国民全員を守らなければなりませんから。優しくない勇者は蔑まれます」
95 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 00:14:42
魔王「……私が魔王でも?」
勇者「?貴女は人間でしょう?魔王のフリをさせられているだけでしょう?」
魔王「え?違いますよ!本物の魔王です!」
勇者「いえいえ、騙されませんよ。本物の魔王に脅されているのでしょう?それで魔王の部屋で受付なんて……」
魔王「だから、私が本物の魔王です!証拠もあります!」
勇者「証拠ですか?」
96 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 00:35:54
魔王「ほら!このネックレス見てください!代々魔王に受け継がれた呪いのネックレスです!魔王以外がかけたら死にます」
勇者「ふむ……伝説と同じネックレスですね。本物ですか?」
魔王「疑うのなら、おい魔物a!!出て来い!」
魔物a「はっ!魔王様、何用でございましょうか」
魔王「このネックレスを首にかけよ」
魔物a「はっ!は?はい?え、それって呪いのネックレスでございますよね?」
魔王「そうだ。ほらかけよ」
97 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 00:36:27
魔物a「……魔王の命とあらば……」シュルン
魔物a「……うっ!ぐっぐぁああああああああああああああああ!!!!……」シーン
勇者「しんでしまいましたね」
魔王「本物ですから」
勇者「ということは、貴女が本物の……魔王!?」
勇者(なんでことだ!!!それじゃあ俺はずっと勘違いをしていたのか!?)
勇者(しかも!本物の魔王相手に結婚を申し込んだなんて!!)
98 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 00:37:11
魔王「はい。まだ証明が必要ならあの遠くに見える山も壊しますが……」
勇者「い、いや!山には人が住んでいるかもしれません。ただ、一つ、炎系の魔法を見せていただいてもよろしいですか?」
魔王「はい」バーン
勇者「……目の前の石畳の道がマグマに……」
魔王「信じていただけましたか……?」
勇者「はい」
99 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 00:37:44
魔王「……」
勇者「……」
魔王(もしかして、これって嫌われちゃったかな……?)
勇者「あのっ」
魔王「ひゃ、ひゃい!……あっ///」カー
魔王(びっくりして噛んじゃったよぉ……うわー……恥ずかしい…)
勇者「あ、あの。貴女が魔王なら戦う……運命ですよね」
101 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 00:52:29
魔王「はい。そのために私達は生まれ、生きてきたのですから。代々続く宿命です」
勇者「ならば、遠慮はしません……倒させていただきます……」
魔王「私だって負けるわけにはいきません。魔物たちの運命がかかてますから」
魔王「お嫁さんにって言いましたが……あの、忘れてもらっていいです……」
勇者「忘れはしませんが……倒してしまっても文句は聞きません」
102 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 01:13:12
魔王「勇者さまが倒されますけどね」
勇者「聞いておきたいんですが、何故勇者さまと?」
魔王「小さいころから絵本を読んでいたんです。勇者さまとお姫さまの物語を」
勇者「なるほど。まあお姫様はいませんが……絵本に負けないような勇者をしてみせますよ」
魔王「楽しみにしてます……では」
バッ(マントを脱ぐ
シャキーン(剣を抜く
105 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 08:53:44
勇者(とはいったものの……攻めにくい……)
魔王(これ……どうしよ……攻めたくない……)
勇者(というか、魔王さんの服……ゴスロリか……はっいかんいかん!集中しなければ!)
魔王(勇者さまのコートも自分のマントも脱いだら寒いなあ……勇者さまの温もりが……ってダメダメ!)
勇者「……」ジリジリ
魔王「……」ジリジリ
108 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:23:35
勇者(スキはいくらでもあるのに攻めれない……俺の心はどうしてしまったんだ!魔王を倒すと意気込んでいたのに!)
勇者(魔王はおっさんという先入観のせいか?魔王さんが女の子だからか?……違う……これは……)
魔王(いつでも攻撃できるのに……全然やる気でない。お父さんが先代の勇者に倒されて勇者を恨んでいたのに……)
魔王(勇者さまはかっこよくて、私にも優しくて……どきどきしちゃうし……もしかしてこれって……)
勇者魔王((……恋だ……))
109 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:25:05
ドカーン
勇者「!?」
魔王「!!し、城から何か出てきた!!」
勇者の仲間たち「「「「勇者!!」」」」
四天王1234「「「「魔王さま!!」」」」
勇者「なんで皆がここに!?」
魔王「なぜ皆来たの!?」
110 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:27:23
戦士「戦ってたらな!」
1「ちょうど城の入り口にまできた」
賢者「なんかねぇ~みんながねぇ」
2「ふぁっく!揃っちまったんだ!」
111 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:29:31
魔法使い「で、四対四になったから」
3「魔王さまも交えて最終決戦かと」
盗賊「勇者さまの戦いに参戦するっす!」
商人「……つまり……」
4「you ain't heard nothin' yet!」
112 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:37:48
勇者「なるほど……」
魔王「むむむ……なんていったんですか?4は」
勇者「お楽しみはこれからだ!、と」
魔王「ふむ、ではこれが勇者対魔王の決戦というわけですね……」
勇者「そうです。決着をつけなければいけません……」
魔王「全力で……いかせてもらいます……」
勇者「……もちろんです」
113 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 21:43:58
勇者(皆が着てしまった……本気で戦わなければ……いけないのか……)
魔王(四天王が見てる……恋って気づいたのに……倒さないといけないの?)
勇者魔王((でも、これが運命。覆ることはないのなら!))
勇者「うぉおおおおおおおお!!!」
魔王「はぁああああああああ!!!」
115 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:05:50
===
勇者「魔王、今日も朝からご飯がおいしいな」
魔王「そう?照れるなあ///」エヘヘ
子「ママお顔真っ赤ぁ~」
勇者「子もママの血を継いでるからすぐ赤くなるかもな」
子「ええ~やだぁ~恥ずかしい」
魔王「もう、勇者ったら」
116 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:15:54
勇者「事実だろう?そういえば今日は昔の仲間が来るらしいぞ」
魔王「そうなの?四天王も来るって言ってたよ」
勇者「じゃあ、決戦のときのメンツが揃うのか、懐かしいなぁ」
子「おじさんとおばさんたちがくるのぉ~?」
117 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:17:01
魔王「子、おじさんとお姉さんって言わないと怒られちゃうよ?」
勇者「お兄さんじゃなくていいのか」
魔王「だって、おじさんじゃない。私達から見てもね」
勇者「まあ、そうだが……」
魔王「そうだ、子。ちょっと外の様子見てきてくれない?もう来てるかも」
子「は~い」ダッ
118 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:19:59
勇者「?仲間がくるのは午後だぞ?」
魔王「四天王も午後からだけどね」チョコン
勇者「なんだ、膝の上に座って……。あぁ、そういうことか」チュ
魔王「んっ……えへへ……子がいるとおはようのキスもできないから……///」
119 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:23:32
勇者「可愛いなあ、あのときから変わらない」
魔王「勇者も変わらず優しいよ。朝ごはん、お塩とお砂糖間違えたのに」
勇者「そうだったか?」
魔王「ふふっ」
120 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:23:58
子「誰もいなかったよ~!あれ……?なんでママ、パパのお膝に座ってるの?」
魔王「えっ……あっ……いや~」
勇者「子も座るか?暖かくていいぞ」
子「いくいく~~!」
魔王「幸せだぁ……」
===
121 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:27:06
勇者「……」ピタ
魔王「……」ピタ
仲間たち「ん?」
四天王「え?」
122 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:30:11
勇者「みんなゴメン……。魔王さん、やっぱり切れないです」
魔王「私も勇者さまと戦えません……」
賢者「……ははぁ~ん、勇者やるぅ~」
3「ああ、なるほどわかりました。魔法使いとの黒い駆け引きはもう必要ないんですか」
魔法使い「おおーなるほどです。素敵ですね!3さんの悪ぅい罠をよけなくていいんですね」
123 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:34:01
戦士「どういうことだ!」
4「oh!!love!!it's love!!」
2「魔王さまが手篭めにあっったんですか!?勇者ぶっ飛ばす!!」
盗賊「戦いの狭間で生まれる恋っすか……いいっすねぇ」
1「けしからん……が、魔王さまが良いならよいであろう」
商人「……見事……」
124 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:36:05
勇者「おい、俺はまだ何も言ってないだろう!」
魔王「私も戦えないとしか言ってない!」
賢者「んなのどぉでもいいから~、お邪魔者は退散しようかしらぁ」
4「yes! let's go!!」
126 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:51:12
勇者「みんな行ってしまいましたね」
魔王「戦うそぶりすら見せませんでした」
勇者「戦う気をなくしたんでしょうかね」
魔王「それで……あの、なんで私を……切れないんですか」
勇者「あ、それはですね……あまり良いことではないのですが、よいですか?」
魔王「お構いなく(悪いことなのかぁ……)」
128 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 22:53:24
勇者「許されない、とは思っています。ですが、俺は魔王さんに……恋してしまいました。好きです」
魔王「……え?」
勇者「あの……だから、好きです……。会って、話して、好きになりました……///」
魔王「え、あっ!それ本当ですか!!」
勇者「本当です……」
129 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 23:08:44
魔王「あのっ!私もあの!す、すっ……す、好きです!!」
勇者「……本当ですか…?」
魔王「本当ですっ……。よかった……私だけ好きで、倒されたら……どうしようかと」ウルウル
勇者「私も同じこと思いました。それで……貴女を約束通り、嫁にいただけませんか?」
魔王「もちろんです!私と結婚……しましょう……」
勇者「はい」ニコニコ
130 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 23:09:01
魔王「あの……敬語やめませんか?好きじゃないみたいに感じるので……」
勇者「大丈夫、ちゃんと好きだから」ギュ
魔王「うん……」
勇者「でも、これ運命に逆らって大丈夫かな」
魔王「分からない。女神に聞けばわかるかも」
勇者「あの女神、結構気まぐれだからな……」
魔王「呼んでみないと分からないよ?」
勇者「そうだな。女神さま!!どうかご光臨ください!」
131 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 23:11:36
ピカーン
女神「何だ?リア充か?」
勇者「ははは……あの、勇者と魔王が戦う運命を変えたいのですが……」
女神「私は今、私のパンチラを拝んだやつを呪うので忙しい、好きにしろ」
女神「待ってろよあの野郎!!」
魔王「行っちゃったね」
勇者「よく分からんが、つまり俺たちは好きにしていいのか」
魔王「ふふ……やった……」
134 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 23:24:34
勇者「人間と魔物が共存する世界を作って、幸せになろうな」
魔王「うん。頑張ろ!」
勇者「……愛してる」チュ
魔王「んっ……私も、あ、愛してるよ」
4「love is forever……」
fin
135 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 23:25:35
終わりです
ここまで読んでくださりありがとうございました
本番はいらないはず
ここまで読んでくださりありがとうございました
本番はいらないはず
136 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 23:26:09
乙
137 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 23:27:24
前作何?
138 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 23:27:42
乙乙
139 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/19(日) 23:33:59
掲載元:http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1329292266/
Entry ⇒ 2014.08.30 | Category ⇒ オリジナル | Comments (0)
ほむら「私は幸せ――」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:45:02.48 ID:ip/l02GK0
まどか「クッキーおいしいね、ほむらちゃん」
ほむら「ええ、とっても」
ほむらはまどかの部屋にいた。
だだだだだ、という足音に反応したまどかが口を開けて見たドアが勢いよく開き、
さやか「まどかーっ聞いてよう!」
さやかが飛び込んできた。
その後ろから続いた杏子が、よ、と手を挙げて挨拶する。
ほむら「相変わらずひとりで騒がしいわね美樹さやか」
さやか「おあっ、ほむらもいたのか! 聞いてよう、恭介のところに遊びにいったらこいつが居たの!」
言いながら杏子を指す。
杏子はめんどくさそうに喉を掻いた。
ほむら「ええ、とっても」
ほむらはまどかの部屋にいた。
だだだだだ、という足音に反応したまどかが口を開けて見たドアが勢いよく開き、
さやか「まどかーっ聞いてよう!」
さやかが飛び込んできた。
その後ろから続いた杏子が、よ、と手を挙げて挨拶する。
ほむら「相変わらずひとりで騒がしいわね美樹さやか」
さやか「おあっ、ほむらもいたのか! 聞いてよう、恭介のところに遊びにいったらこいつが居たの!」
言いながら杏子を指す。
杏子はめんどくさそうに喉を掻いた。
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:45:51.12 ID:ip/l02GK0
杏子「なんなんだよ。アタシがキョースケの部屋にいたらだめなのか」
さやか「だめでしょーっ! 年若い男女がふたりきりなんて、恋人でもないのにそんなの!」
まどか「さやかちゃん落ち着いて」
杏子「それを言ったら、アタシがいなけりゃさやかがそうなってたろうさ」
ほむら「実に的確な反論ね」
さやか「ほむら、あんたどっちの味方なの!」
ほむら「私は冷静なひとの味方で、美樹さやかという馬鹿の敵よ」
さやか「うわーんほむらが裏切ったー! まどかぁ、あたしの味方はあんただけだよー」
まどか「だいじょうぶ、わたしはいつでもさやかちゃんの味方だよ」
さやか「だめでしょーっ! 年若い男女がふたりきりなんて、恋人でもないのにそんなの!」
まどか「さやかちゃん落ち着いて」
杏子「それを言ったら、アタシがいなけりゃさやかがそうなってたろうさ」
ほむら「実に的確な反論ね」
さやか「ほむら、あんたどっちの味方なの!」
ほむら「私は冷静なひとの味方で、美樹さやかという馬鹿の敵よ」
さやか「うわーんほむらが裏切ったー! まどかぁ、あたしの味方はあんただけだよー」
まどか「だいじょうぶ、わたしはいつでもさやかちゃんの味方だよ」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:46:35.61 ID:ip/l02GK0
ほむら「佐倉杏子。貴女ずいぶんと上條恭介と仲がいいのね」
杏子「はー? 家に遊びにいくくらいならほむらん家にだって行くだろ」
杏子はポケットからグミを取り出して口に放り入れた。
ほむら「いえ、私と上條恭介では大きな違いが……」
杏子「キョースケの部屋にはダーツがあるからな。ほむらん家はなんもねーからつまらん」
さやか「ダーツ? なにそれ、あたしもやりたい」
杏子「あー? だったらそう言やいいじゃんかよ。なんでまどかん家までこなきゃいけねーんだ」
さやか「だって! 恭介の部屋に入ったらあんたが居たからびっくりしたの! 靴もなかったのに!」
杏子「はー? 家に遊びにいくくらいならほむらん家にだって行くだろ」
杏子はポケットからグミを取り出して口に放り入れた。
ほむら「いえ、私と上條恭介では大きな違いが……」
杏子「キョースケの部屋にはダーツがあるからな。ほむらん家はなんもねーからつまらん」
さやか「ダーツ? なにそれ、あたしもやりたい」
杏子「あー? だったらそう言やいいじゃんかよ。なんでまどかん家までこなきゃいけねーんだ」
さやか「だって! 恭介の部屋に入ったらあんたが居たからびっくりしたの! 靴もなかったのに!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:47:57.80 ID:ip/l02GK0
杏子「なんか窓から入るのがフツーみてーになっちまってな」
ほむら「貴女なにやってるのよ……」
まどか「行儀悪いよ杏子ちゃん」
杏子「うっうっせーな、キョースケだって別にかまわねーっつってたからいいだろーが」
ほむら「どうみても不審者です本当にありがとうございました」
さやか「そんで杏―――子を引っ張ってきたの」
ほむらはばっとさやかのほうを向いた。
一瞬、さやかの言葉が途切れたように聞こえた。
しかし他の誰も違和感を覚えなかったようだった。
杏子「なーもういいだろ、キョースケもなんか心配してるし」
ケータイを見ながらそう言う杏子。
ほむら「貴女なにやってるのよ……」
まどか「行儀悪いよ杏子ちゃん」
杏子「うっうっせーな、キョースケだって別にかまわねーっつってたからいいだろーが」
ほむら「どうみても不審者です本当にありがとうございました」
さやか「そんで杏―――子を引っ張ってきたの」
ほむらはばっとさやかのほうを向いた。
一瞬、さやかの言葉が途切れたように聞こえた。
しかし他の誰も違和感を覚えなかったようだった。
杏子「なーもういいだろ、キョースケもなんか心配してるし」
ケータイを見ながらそう言う杏子。
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:48:53.98 ID:ip/l02GK0
さやかは愕然とした。
さやか「あんた恭介とメールしてんの……?」
杏子「そうだけど、なんなんだよさっきから。……ほむら?」
杏子が怪訝そうにこちらを向いている。
まどか「ほむらちゃん、どうかしたの?」
さやか「はっはーん、これはあれですな、見滝原一の美少女さやかちゃんに見とれちゃってるんですな!」
我に帰る。
ほむら「……ええ、貴女の愚かさに驚きを隠せなかったの」
さやか「クールビューティほむらが驚きを隠せないなんて、どれほどの美しさなのでしょうか! 美しいって罪なものね……」
ほむら「悪いのは耳かしら、頭かしら。それとも両方?」
さやか「ほむらは愛想が悪いと思う」
ほむら「私の話じゃないのよ! えっ愛想悪い?」
さやか「あんた恭介とメールしてんの……?」
杏子「そうだけど、なんなんだよさっきから。……ほむら?」
杏子が怪訝そうにこちらを向いている。
まどか「ほむらちゃん、どうかしたの?」
さやか「はっはーん、これはあれですな、見滝原一の美少女さやかちゃんに見とれちゃってるんですな!」
我に帰る。
ほむら「……ええ、貴女の愚かさに驚きを隠せなかったの」
さやか「クールビューティほむらが驚きを隠せないなんて、どれほどの美しさなのでしょうか! 美しいって罪なものね……」
ほむら「悪いのは耳かしら、頭かしら。それとも両方?」
さやか「ほむらは愛想が悪いと思う」
ほむら「私の話じゃないのよ! えっ愛想悪い?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:50:10.09 ID:ip/l02GK0
杏子「おらさっさと行くぞ阿呆」
さやか「ちょちょちょ杏子さんスカートひっぱるの辞めてもらっていいですか」
なんやかやと賑やかに二人が退室。
ほむらとまどかは顔を見合わせて笑った。
ほむら「それにしても杏子、ケータイなんて持っていたのね」
まどか「パパが持たせたんだよ。連絡が取れるようにするために」
杏子は一週間ほど前に鹿目家に正式に養子縁組され、法的にはまどかの姉になったのである。
ただし生活はあまり変わらず、寝るところが決まったというくらいだが。
きちんとした住所があることで杏子はバイトを始めることができた。
ほむら「根無し草のままじゃ今までの生き方から抜けられないものね」
まどか「わたしはお姉ちゃんができて嬉しいなあ」
まどかはふわふわと笑った。
それを見て幸せな気持ちになったほむらは、先ほどの妙な出来事をすっかり忘れた。
さやか「ちょちょちょ杏子さんスカートひっぱるの辞めてもらっていいですか」
なんやかやと賑やかに二人が退室。
ほむらとまどかは顔を見合わせて笑った。
ほむら「それにしても杏子、ケータイなんて持っていたのね」
まどか「パパが持たせたんだよ。連絡が取れるようにするために」
杏子は一週間ほど前に鹿目家に正式に養子縁組され、法的にはまどかの姉になったのである。
ただし生活はあまり変わらず、寝るところが決まったというくらいだが。
きちんとした住所があることで杏子はバイトを始めることができた。
ほむら「根無し草のままじゃ今までの生き方から抜けられないものね」
まどか「わたしはお姉ちゃんができて嬉しいなあ」
まどかはふわふわと笑った。
それを見て幸せな気持ちになったほむらは、先ほどの妙な出来事をすっかり忘れた。
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:51:48.43 ID:ip/l02GK0
翌日の昼。学校にて。
さやか「でさぁ、杏子が恭介に、さやかが恭介ん家に来たらだめだって言う、とか言うわけですよー」
まどか「杏子ちゃん、たぶんなんにもわかってないよ」
ほむら「貴女の気持ちは知っているのにね。自分を結び付けて考えないんでしょう」
さやか「それで恭介も、そっかー困ったね。なんでなんだろう? とかにこにこして言うのっ。あたしにどうしろと!」
ほむら「どうしろもなにも貴女の発言じゃない。好きにすればいいわ」
さやか「なんか杏子のやつ、恭介のおじさんおばさんとも仲良くなってるし……」
まどか「杏子ちゃんはひとと仲良くなるの得意なんだね」
ほむら「すこぶる意外なことにね。それにしても、そんなに嫉妬しているとソウルジェムが濁るわよ」
さやか「し、嫉妬!? そっそんなんじゃないってば」
さやか「でさぁ、杏子が恭介に、さやかが恭介ん家に来たらだめだって言う、とか言うわけですよー」
まどか「杏子ちゃん、たぶんなんにもわかってないよ」
ほむら「貴女の気持ちは知っているのにね。自分を結び付けて考えないんでしょう」
さやか「それで恭介も、そっかー困ったね。なんでなんだろう? とかにこにこして言うのっ。あたしにどうしろと!」
ほむら「どうしろもなにも貴女の発言じゃない。好きにすればいいわ」
さやか「なんか杏子のやつ、恭介のおじさんおばさんとも仲良くなってるし……」
まどか「杏子ちゃんはひとと仲良くなるの得意なんだね」
ほむら「すこぶる意外なことにね。それにしても、そんなに嫉妬しているとソウルジェムが濁るわよ」
さやか「し、嫉妬!? そっそんなんじゃないってば」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:53:03.43 ID:ip/l02GK0
まどか「羨ましいんだよね、さやかちゃん」
さやか「ち、ちがっ……や、そーゆーのもあるかもしんないけど……なんてゆうかね、あたしのときとは違う恭介がいる、みたいな……」
机にだらりんと上体を投げ出すさやかに、ふたりは同時にため息をついた。
さやか「な、なにさ」
まどか「きっと、仁美ちゃんも同じようなことを思ってたと思うよ」
ほむら「貴女は自分がどれだけ幸せなポジションにいるかわかっていないようね」
さやか「どゆこと?」
さやかが小首を傾げて停止した。
ほむら「さやか?」
いつのまにか教室のざわめきが消えている。
まどかも笑顔のまま動かない。
ほむら「なに……これは……」
さやか「ち、ちがっ……や、そーゆーのもあるかもしんないけど……なんてゆうかね、あたしのときとは違う恭介がいる、みたいな……」
机にだらりんと上体を投げ出すさやかに、ふたりは同時にため息をついた。
さやか「な、なにさ」
まどか「きっと、仁美ちゃんも同じようなことを思ってたと思うよ」
ほむら「貴女は自分がどれだけ幸せなポジションにいるかわかっていないようね」
さやか「どゆこと?」
さやかが小首を傾げて停止した。
ほむら「さやか?」
いつのまにか教室のざわめきが消えている。
まどかも笑顔のまま動かない。
ほむら「なに……これは……」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:54:46.76 ID:ip/l02GK0
がたりと音をたてて立ち上がり、辺りを見回すほむら。
止まっている。すべてが。
ほむらは時間停止の魔法など使っていない。
目眩がする。
まどか「――さやかちゃんは幼なじみだからね。……? ほむらちゃんどうしたの?」
ざわめきが戻る。
世界は動いている。
さやか「なんで立ってんの? つかいつの間に立ったの」
ほむらは腰を下ろした。
ほむら「今……時間が止まっていたわ」
さやか「はい? なんで?」
ほむら「私が聞きたいわ」
止まっている。すべてが。
ほむらは時間停止の魔法など使っていない。
目眩がする。
まどか「――さやかちゃんは幼なじみだからね。……? ほむらちゃんどうしたの?」
ざわめきが戻る。
世界は動いている。
さやか「なんで立ってんの? つかいつの間に立ったの」
ほむらは腰を下ろした。
ほむら「今……時間が止まっていたわ」
さやか「はい? なんで?」
ほむら「私が聞きたいわ」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:55:33.64 ID:ip/l02GK0
まどか「ほむらちゃんじゃないんだね。どれくらいの時間?」
ほむら「30秒ほど、かしら」
さやか「魔法が誤作動とか、ないか。あはは」
ほむら「あはは、じゃないわよ……。実は、昨日もあったの」
さやか「んーでも、あたしらにはわかんないし、すぐ戻るんでしょ? だいじょぶだいじょぶ」
ほむら「貴女ひとごとだと思って……!」
まどか「まぁまぁほむらちゃん。もうちょっと様子を見ようよ」
予鈴が鳴った。
ほむら「30秒ほど、かしら」
さやか「魔法が誤作動とか、ないか。あはは」
ほむら「あはは、じゃないわよ……。実は、昨日もあったの」
さやか「んーでも、あたしらにはわかんないし、すぐ戻るんでしょ? だいじょぶだいじょぶ」
ほむら「貴女ひとごとだと思って……!」
まどか「まぁまぁほむらちゃん。もうちょっと様子を見ようよ」
予鈴が鳴った。
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:56:36.46 ID:ip/l02GK0
放課後である。
5人は巴宅に集まっていた。
杏子「で、今日はなんなのさ」
ソファのうえであぐらをかいた杏子はポッキーをくわえながら言った。
さやか「魔獣退治の作戦会議っていったでしょーっ」
杏子の隣にさやかが座り、テーブルをはさんでほむらが立っている。
ほむらは白板を軽く叩いた。
ほむら「5人での戦い方を説明するわ。今までは手当たり次第に各々が魔獣にあたっていたけれど、まずこれを変えるわ」
まどかが紅茶を入れたカップを運んできた。
まどか「みんなの戦い方は違うから、ぶつかりあっちゃうこともあるけど、組み合わせればもっと強くなれるはずだよ」
マミ「協力すれば、ばらばらに戦うより強いのよね」
お茶受けを運んできたマミに、そうです、とまどかが応えた。
5人は巴宅に集まっていた。
杏子「で、今日はなんなのさ」
ソファのうえであぐらをかいた杏子はポッキーをくわえながら言った。
さやか「魔獣退治の作戦会議っていったでしょーっ」
杏子の隣にさやかが座り、テーブルをはさんでほむらが立っている。
ほむらは白板を軽く叩いた。
ほむら「5人での戦い方を説明するわ。今までは手当たり次第に各々が魔獣にあたっていたけれど、まずこれを変えるわ」
まどかが紅茶を入れたカップを運んできた。
まどか「みんなの戦い方は違うから、ぶつかりあっちゃうこともあるけど、組み合わせればもっと強くなれるはずだよ」
マミ「協力すれば、ばらばらに戦うより強いのよね」
お茶受けを運んできたマミに、そうです、とまどかが応えた。
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:57:37.16 ID:ip/l02GK0
ほむら「基本的な陣形は縦隊よ」
ほむらが白板に、丸を縦にいつつ並べた。
まどかはカップを手渡していく。
まどか「はい、杏子ちゃん」
ほむら「佐倉杏子は前衛。索敵、突破が主な任務よ」
杏子「先頭か、いいね」
まどか「はい、マミさん」
ほむら「巴マミは砲兵。前衛より広い視野で敵陣を打ち崩すのが役目」
マミ「佐倉さん、貴女の背中は私が守るわ!」
まどか「はい、さやかちゃん」
ほむら「美樹さやかは主隊扱いね。敵を打撃し、討ち滅ぼすのよ」
さやか「めっちゃメインっぽいの来た! さやかちゃん大勝利!」
まどか「はい、ほむらちゃん」
ほむら「私が後衛。後方の警戒、全体の補佐を担当するわ」
ほむらが白板に、丸を縦にいつつ並べた。
まどかはカップを手渡していく。
まどか「はい、杏子ちゃん」
ほむら「佐倉杏子は前衛。索敵、突破が主な任務よ」
杏子「先頭か、いいね」
まどか「はい、マミさん」
ほむら「巴マミは砲兵。前衛より広い視野で敵陣を打ち崩すのが役目」
マミ「佐倉さん、貴女の背中は私が守るわ!」
まどか「はい、さやかちゃん」
ほむら「美樹さやかは主隊扱いね。敵を打撃し、討ち滅ぼすのよ」
さやか「めっちゃメインっぽいの来た! さやかちゃん大勝利!」
まどか「はい、ほむらちゃん」
ほむら「私が後衛。後方の警戒、全体の補佐を担当するわ」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 20:59:19.80 ID:ip/l02GK0
杏子「むぐむぐ……で?」
お菓子をほおばる杏子。
ほむら「魔獣はしばしば集団で現れる。でも組織化されておらず、頭となる個体がいるわけでもない。となると魔獣退治というのは、殲滅戦になる」
魔獣は群れるという点において、魔女とおおきく異なる。
群れる相手は同種が多いが、異種の場合もあり、規則性は不明である。
魔女相手ならば魔女さえ倒せば使い魔も結界とともに消え去っていた。
だが魔獣はそれぞれが独立している。全滅させる近道はないのだ。
ほむら「だから、戦闘教義は各個撃破よ。杏子が接敵し、マミが使い魔を排除し、さやかがとどめを刺す。この繰り返し」
杏子「二体以上がかかってきたら? 挟み撃ちされたらどーすんだよ」
ほむら「同じよ。一体に攻撃をしかけて、それを倒してから次に移る。要は倒したいところに美樹さやかを割り振るの。それで戦闘力の重点を調節する」
杏子「はーん、なるほどね。だからこいつが主隊ってわけか」
ほむら「そうよ。ローマのレギオンを魔法少女向けにアレンジしたの」
マミ「レギオン……いい響きね。さしずめ、プエラ・マギ・レギオン、といったところかしら。それともレギオン・マギカ?」
お菓子をほおばる杏子。
ほむら「魔獣はしばしば集団で現れる。でも組織化されておらず、頭となる個体がいるわけでもない。となると魔獣退治というのは、殲滅戦になる」
魔獣は群れるという点において、魔女とおおきく異なる。
群れる相手は同種が多いが、異種の場合もあり、規則性は不明である。
魔女相手ならば魔女さえ倒せば使い魔も結界とともに消え去っていた。
だが魔獣はそれぞれが独立している。全滅させる近道はないのだ。
ほむら「だから、戦闘教義は各個撃破よ。杏子が接敵し、マミが使い魔を排除し、さやかがとどめを刺す。この繰り返し」
杏子「二体以上がかかってきたら? 挟み撃ちされたらどーすんだよ」
ほむら「同じよ。一体に攻撃をしかけて、それを倒してから次に移る。要は倒したいところに美樹さやかを割り振るの。それで戦闘力の重点を調節する」
杏子「はーん、なるほどね。だからこいつが主隊ってわけか」
ほむら「そうよ。ローマのレギオンを魔法少女向けにアレンジしたの」
マミ「レギオン……いい響きね。さしずめ、プエラ・マギ・レギオン、といったところかしら。それともレギオン・マギカ?」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:00:27.49 ID:ip/l02GK0
杏子「あのさー、この場合、指揮官は誰になるわけ? どこにさやかを動かすか、誰が判断すんの? まさかこいつじゃないよね」
さやかを指す杏子。
さやか「ちょっと、どういう意味よ杏子」
ほむら「安心して。それはないわ」
さやか「ほむらまで!」
ほむら「全体の指揮はまどかが務めるわ」
「え!」「ほー?」「そうなるかしらね」
まどか「えへへ。マミさんにお願いしようかとも思ったんですけど、負担が大きいかなと」
ほむら「私は指揮に向いていないし」
「そうだね」「そうだな」
ほむら「全肯定されると傷つくのだけれど」
さやかを指す杏子。
さやか「ちょっと、どういう意味よ杏子」
ほむら「安心して。それはないわ」
さやか「ほむらまで!」
ほむら「全体の指揮はまどかが務めるわ」
「え!」「ほー?」「そうなるかしらね」
まどか「えへへ。マミさんにお願いしようかとも思ったんですけど、負担が大きいかなと」
ほむら「私は指揮に向いていないし」
「そうだね」「そうだな」
ほむら「全肯定されると傷つくのだけれど」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:01:49.99 ID:ip/l02GK0
さやか「そんでさ、まどかはもう魔法少女じゃないけど、だいじょうぶなの?」
まどか「うーん、たしかにわたしは願いを叶えるだけで魔力を使いきっちゃったからね」
ほむら「まどかは私が護る。護ってみせる!」
さやか「お、おう……」
マミ「暁美さんが護ってくれるなら安心ね。まるで騎士とお姫様みたい、ふふっ」
まどか「そういうわけで、次はこんな感じで戦ってみよう! なにかあったら言ってね」
マミ「さて! それじゃあチーム名と作戦名を決めましょう!」
さやか「マミさんいきなりテンションあがりましたね」
張り切りだしたマミのうしろで、杏子はまどかに近寄った。
杏子「おいまどか。さっきの、まどかが考えたのか? うちにいるときは全然そんな様子見せなかったじゃねーかよ」
まどか「ほむらちゃんと相談しながら決めたんだ。ほむらちゃん家にはそういうことに関する本がたくさんあるんだよ」
杏子「へェー。そんじゃ、まどかに任せるからな。頼んだ」
まどか「うん、頼まれた!」
まどか「うーん、たしかにわたしは願いを叶えるだけで魔力を使いきっちゃったからね」
ほむら「まどかは私が護る。護ってみせる!」
さやか「お、おう……」
マミ「暁美さんが護ってくれるなら安心ね。まるで騎士とお姫様みたい、ふふっ」
まどか「そういうわけで、次はこんな感じで戦ってみよう! なにかあったら言ってね」
マミ「さて! それじゃあチーム名と作戦名を決めましょう!」
さやか「マミさんいきなりテンションあがりましたね」
張り切りだしたマミのうしろで、杏子はまどかに近寄った。
杏子「おいまどか。さっきの、まどかが考えたのか? うちにいるときは全然そんな様子見せなかったじゃねーかよ」
まどか「ほむらちゃんと相談しながら決めたんだ。ほむらちゃん家にはそういうことに関する本がたくさんあるんだよ」
杏子「へェー。そんじゃ、まどかに任せるからな。頼んだ」
まどか「うん、頼まれた!」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:03:17.78 ID:ip/l02GK0
夢を見た。
ワルプルギスの夜に破壊され、瓦礫の山となった見滝原。
私は倒れたまどかの隣に座り込んでいる。
ほむら「どうして……鹿目さん……、死んじゃうって、わかってたのに……」
ぽろぽろと零れる涙が眼鏡を濡らす。
そのとき。
まどか「ほむらちゃんのせいだよ……」
死んでいるはずのまどかが口を開いた。
どす黒く濁った瞳は硬直した私を見つめている。
まどか「ほむらちゃんさえいなければわたしは逃げられたのに……、戦わなくてよかったのに」
ほむら「か、かな――」
ワルプルギスの夜に破壊され、瓦礫の山となった見滝原。
私は倒れたまどかの隣に座り込んでいる。
ほむら「どうして……鹿目さん……、死んじゃうって、わかってたのに……」
ぽろぽろと零れる涙が眼鏡を濡らす。
そのとき。
まどか「ほむらちゃんのせいだよ……」
死んでいるはずのまどかが口を開いた。
どす黒く濁った瞳は硬直した私を見つめている。
まどか「ほむらちゃんさえいなければわたしは逃げられたのに……、戦わなくてよかったのに」
ほむら「か、かな――」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:05:33.83 ID:ip/l02GK0
まどか「ほむらちゃんのせいで死んじゃった、……憎い、憎いよう……」
ほむら「ご、ごめんなさい……」
ゆっくりと、まどかの手が伸びる。
私の膝から這い上がるように、その手が私の首にかかる。
ほむら「ま、まど、か……」
死人はいつのまにか私を正面から見つめている。
虚ろな双眸からは死の香りがした。
まどか「ほむらちゃんが憎い――死んでしまえば――死んでしまえばいいのに……!」
恐ろしい力で私の首が絞められる。
痛い。
苦しい。
視界が暗くなっていく。
ほむら「や、め……て……」
意識が途切れる寸前、まどかがにっこりと笑んだのが見えた。
ほむら「ご、ごめんなさい……」
ゆっくりと、まどかの手が伸びる。
私の膝から這い上がるように、その手が私の首にかかる。
ほむら「ま、まど、か……」
死人はいつのまにか私を正面から見つめている。
虚ろな双眸からは死の香りがした。
まどか「ほむらちゃんが憎い――死んでしまえば――死んでしまえばいいのに……!」
恐ろしい力で私の首が絞められる。
痛い。
苦しい。
視界が暗くなっていく。
ほむら「や、め……て……」
意識が途切れる寸前、まどかがにっこりと笑んだのが見えた。
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:07:15.14 ID:ip/l02GK0
ほむら「……! はぁっ、はぁ……!」
ほむらは目を覚ました。
思わず首元を押さえるが、なにもあるはずがない。
じっとりと、パジャマが肌に張り付いている。
いまだ心臓は高鳴りを止めない。
ほむら「なんて、ひどい夢……」
呟くうちにも急速に夢の記憶は薄れていき、悪夢という輪郭しか残らなかった。
ようやく動悸がおさまり、ほむらはゆっくりと息を吐いて時計を見た。
ほむら「……遅刻!」
ほむらは目を覚ました。
思わず首元を押さえるが、なにもあるはずがない。
じっとりと、パジャマが肌に張り付いている。
いまだ心臓は高鳴りを止めない。
ほむら「なんて、ひどい夢……」
呟くうちにも急速に夢の記憶は薄れていき、悪夢という輪郭しか残らなかった。
ようやく動悸がおさまり、ほむらはゆっくりと息を吐いて時計を見た。
ほむら「……遅刻!」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:08:20.79 ID:ip/l02GK0
ほむらがゲーセンに着くと、杏子はクレーンゲームに興じていた。
杏子「呼び出しといて遅れるなんて、いい度胸してんじゃねーの」
振り返らずに放られた言葉には笑いが含まれている。
ほむら「悪いと思ってはいるわ」
杏子「時間を止められるやつが遅刻なんて、どんなジョーダンだ、っしゃ!」
手に入れたぬいぐるみを、杏子は振り返り様に放った。
ほむら「?」
杏子「やるよ。それを戒めにすんだな。で、何の用だ?」
ほむら「話があるの」
杏子「呼び出しといて遅れるなんて、いい度胸してんじゃねーの」
振り返らずに放られた言葉には笑いが含まれている。
ほむら「悪いと思ってはいるわ」
杏子「時間を止められるやつが遅刻なんて、どんなジョーダンだ、っしゃ!」
手に入れたぬいぐるみを、杏子は振り返り様に放った。
ほむら「?」
杏子「やるよ。それを戒めにすんだな。で、何の用だ?」
ほむら「話があるの」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:10:33.71 ID:ip/l02GK0
ファミレスで注文を終え、ほむらが口火を切った。
ほむら「これから話すことは秘密にしてほしい。特に、まどかには」
杏子「………。まぁ、いいだろ」
杏子(まどかに隠し通せるかどうかは別問題だけどな)
杏子「で、なんなんだそんな前置きするほど大事な話っつのは」
サラダを平らげながら杏子が促すと、ほむらは目を伏せた。
ほむら「私は時間遡航者だったの――」
そうしてほむらは自身の願いとその顛末を杏子に明かした。
杏子「……まどかの願いの前にそんなことがあったなんてな。なるほど……」
杏子は箸を噛んで考え込んだ。
その前には多くの皿が空にされて置かれている。
杏子「因果……魔女システム……ふむ……あっと、で、ほむらの話ってのはそのことか?」
ほむら「いいえ。……その、ループのなかで、私は何度もまどかやみんなが絶望していくのを見てきたわ。
私は願いのためにまどか以外のすべてを犠牲にしてきたの」
杏子「……へえ」
ほむら「これから話すことは秘密にしてほしい。特に、まどかには」
杏子「………。まぁ、いいだろ」
杏子(まどかに隠し通せるかどうかは別問題だけどな)
杏子「で、なんなんだそんな前置きするほど大事な話っつのは」
サラダを平らげながら杏子が促すと、ほむらは目を伏せた。
ほむら「私は時間遡航者だったの――」
そうしてほむらは自身の願いとその顛末を杏子に明かした。
杏子「……まどかの願いの前にそんなことがあったなんてな。なるほど……」
杏子は箸を噛んで考え込んだ。
その前には多くの皿が空にされて置かれている。
杏子「因果……魔女システム……ふむ……あっと、で、ほむらの話ってのはそのことか?」
ほむら「いいえ。……その、ループのなかで、私は何度もまどかやみんなが絶望していくのを見てきたわ。
私は願いのためにまどか以外のすべてを犠牲にしてきたの」
杏子「……へえ」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:12:03.16 ID:ip/l02GK0
ほむら「それで……、その。なんていったらいいかわからないのだけれど……」
杏子「後悔してる、なんていうんじゃねーだろうな。てめえの願いのためにしたことを後悔しちゃ、叶った願いも幻になっちまうぞ」
ほむら「後悔は、していないわ。ただ……、私はここにいる資格があるのかって、そう思ってしまうのよ」
杏子「資格? ……あぁなるほど。で、あんたはどうしたいんだ?」
ほむら「どう、したい?」
ほむら「罪とか資格とか抜きにしてさ、あんた自身はいったいどうしたいんだって話だよ」
ほむら「………。わからないわ」
杏子「はぁ?」
ほむら「わからないのよ、自分がどうしたいのかなんて。だってもう長いこと、まどかを救わなければ"ならない"と思って戦ってきたんだもの」
杏子「………」
ほむら「諦めることと絶望は同義だった。だからほかに選択肢なんてなかったのよ」
杏子「後悔してる、なんていうんじゃねーだろうな。てめえの願いのためにしたことを後悔しちゃ、叶った願いも幻になっちまうぞ」
ほむら「後悔は、していないわ。ただ……、私はここにいる資格があるのかって、そう思ってしまうのよ」
杏子「資格? ……あぁなるほど。で、あんたはどうしたいんだ?」
ほむら「どう、したい?」
ほむら「罪とか資格とか抜きにしてさ、あんた自身はいったいどうしたいんだって話だよ」
ほむら「………。わからないわ」
杏子「はぁ?」
ほむら「わからないのよ、自分がどうしたいのかなんて。だってもう長いこと、まどかを救わなければ"ならない"と思って戦ってきたんだもの」
杏子「………」
ほむら「諦めることと絶望は同義だった。だからほかに選択肢なんてなかったのよ」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:13:54.94 ID:ip/l02GK0
ほむらはコーヒーを掻き混ぜる手を止めて首を傾げた。
杏子「悪いけど、アタシにできることはねーな。あんたが自分で自分の気持ちに気付かないと」
ほむら「私の、気持ち――」
ほむらはべったりと暗いコーヒーを見つめた。
……違和感。
コーヒーが動かない。
はっと顔をあげて杏子を見る。
止まっている。
ほかの客も店員も、すべて止まっている。
ほむら「また、なの……!?」
なんなのだこれは。
目眩と吐き気。
空気が急速に乾き、冷えていくような感覚。
これに似た感覚を以前にもどこかで経験している。一体どこでだ。
杏子「悪いけど、アタシにできることはねーな。あんたが自分で自分の気持ちに気付かないと」
ほむら「私の、気持ち――」
ほむらはべったりと暗いコーヒーを見つめた。
……違和感。
コーヒーが動かない。
はっと顔をあげて杏子を見る。
止まっている。
ほかの客も店員も、すべて止まっている。
ほむら「また、なの……!?」
なんなのだこれは。
目眩と吐き気。
空気が急速に乾き、冷えていくような感覚。
これに似た感覚を以前にもどこかで経験している。一体どこでだ。
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:15:14.15 ID:ip/l02GK0
心臓が煩い。
いつ戻る。
もうどれだけ経った?
ほむら「い、いや……」
意味もなく立ち上がるほむら。
どくんどくんどくん。
ようやく気付いた。
うしろになにかいる。
なんだ。
振り向けない。
???《――ケャ、サ、ハ、筅ホ、マ、ケ、ル、ニシ・・ニ、キ、゙、ィ――》
脳内に響く声。
なにを言っている?
汗が頬を伝う。
いつ戻る。
もうどれだけ経った?
ほむら「い、いや……」
意味もなく立ち上がるほむら。
どくんどくんどくん。
ようやく気付いた。
うしろになにかいる。
なんだ。
振り向けない。
???《――ケャ、サ、ハ、筅ホ、マ、ケ、ル、ニシ・・ニ、キ、゙、ィ――》
脳内に響く声。
なにを言っている?
汗が頬を伝う。
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:16:29.07 ID:ip/l02GK0
涙がにじんだ。
だれか、
ほむら「たすけて……」
ごう、
と風が吹き抜けた。
そんな気がした。
勢いよくほむらは振り返る。
なにもいない。
杏子「……なにやってんだ?」
杏子がぽかんとしている。
動いている。
いつの間にか時間は動き出していた。
ほむらは力無く座り直した。
ほむら「なんなの……!」
杏子「そりゃこっちの台詞だ。どうしたんだよ」
ほむらはさきほどの現象とそれが三度目だということを説明した。
だれか、
ほむら「たすけて……」
ごう、
と風が吹き抜けた。
そんな気がした。
勢いよくほむらは振り返る。
なにもいない。
杏子「……なにやってんだ?」
杏子がぽかんとしている。
動いている。
いつの間にか時間は動き出していた。
ほむらは力無く座り直した。
ほむら「なんなの……!」
杏子「そりゃこっちの台詞だ。どうしたんだよ」
ほむらはさきほどの現象とそれが三度目だということを説明した。
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:17:55.42 ID:ip/l02GK0
杏子「時間が止まる、だぁ? そんなことできんのほむらくらいしかいねーだろうが、……ちょっと待てよ」
杏子は猛烈な勢いで考え出した。
かんかんとスプーンで皿を叩く。
ほむら「ちょっと。やめなさい佐倉杏子」
杏子「おいほむら、ソウルジェム見せてみろ」
ほむら「え? なによ……」
杏子「いいから!」
す、とほむらが差し出したジェムは輝きを失い、仄かに陰っている。
杏子「やっぱり濁ってんな……。そういうことなのかオイ……」
ほむら「これくらい大したことじゃないでしょう。佐倉杏子、貴女まで魔法の暴発なんて言わないでしょうね」
杏子「違う」
杏子は犬歯を剥き出しにして苦った。
杏子は猛烈な勢いで考え出した。
かんかんとスプーンで皿を叩く。
ほむら「ちょっと。やめなさい佐倉杏子」
杏子「おいほむら、ソウルジェム見せてみろ」
ほむら「え? なによ……」
杏子「いいから!」
す、とほむらが差し出したジェムは輝きを失い、仄かに陰っている。
杏子「やっぱり濁ってんな……。そういうことなのかオイ……」
ほむら「これくらい大したことじゃないでしょう。佐倉杏子、貴女まで魔法の暴発なんて言わないでしょうね」
杏子「違う」
杏子は犬歯を剥き出しにして苦った。
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:19:30.61 ID:ip/l02GK0
杏子「でも、アタシにゃなんていったらいいのかわかんねー。まどかのところに行け」
ほむら「どうして」
杏子「いいから早くいうとおりにしろ!」
杏子の気迫に圧されて、ほむらは席を立った。
…
まどかの家まで来て、ほむらはなんだか呆然としてしまった。
どろりと低く垂れこめている雲の下で、ほむらは立ちつくした。
ほむら(なにやってるのかしら私。佐倉杏子に言われるまま来てしまったけれど、まどかに相談なんて、というかまどかは知っているのだけれど。忘れていたわ)
無意識に髪を払う。
ほむらは目をつむった。
ほむら(どうかしてるわ、私。ちょっと落ち着きましょう)
ほむら「どうして」
杏子「いいから早くいうとおりにしろ!」
杏子の気迫に圧されて、ほむらは席を立った。
…
まどかの家まで来て、ほむらはなんだか呆然としてしまった。
どろりと低く垂れこめている雲の下で、ほむらは立ちつくした。
ほむら(なにやってるのかしら私。佐倉杏子に言われるまま来てしまったけれど、まどかに相談なんて、というかまどかは知っているのだけれど。忘れていたわ)
無意識に髪を払う。
ほむらは目をつむった。
ほむら(どうかしてるわ、私。ちょっと落ち着きましょう)
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:20:19.83 ID:ip/l02GK0
まどか「あの、ほむらちゃん。なにをしてるのかな?」
ほむら「精神統一よ」
まどか「なんでこんなところで?」
ほむら「まどかに会う前にきちんと落ち着かないとね」
まどか「そ、そうなんだ」
ほむら「ええ。……って、まどか!?」
目を見開くほむら。
まどかが申し訳なさそうに笑った。
まどか「杏子ちゃんからメールがあってね。ほむらちゃん、上がって?」
ほむら「えッ、い、いいのかしらッ」
まどか「ぜんぜん精神統一できてないねほむらちゃん」
ほむら「精神統一よ」
まどか「なんでこんなところで?」
ほむら「まどかに会う前にきちんと落ち着かないとね」
まどか「そ、そうなんだ」
ほむら「ええ。……って、まどか!?」
目を見開くほむら。
まどかが申し訳なさそうに笑った。
まどか「杏子ちゃんからメールがあってね。ほむらちゃん、上がって?」
ほむら「えッ、い、いいのかしらッ」
まどか「ぜんぜん精神統一できてないねほむらちゃん」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:23:08.53 ID:ip/l02GK0
…
まどか「それはなにか、魔獣のしわざかもしれないね。ほむらちゃん」
ココアのはいったカップを両手で包みながら、まどかは言った。
ほむら「魔獣? でも魔獣の気配とは違うような……。それに魔獣が時間を止めるなんてことできるかしら」
まどか「できると思うしかないよ。でも……、それに対抗できるのは、ほむらちゃんしかいないね」
ほむら「そうね……。みんな止まってしまうものね。私が対抗できているのは、時間操作の魔法を使えるからかもしれないわね」
まどかは頷いてココアを一口飲んだ。
ほむら「それで、どうすればいいのかしら」
まどか「そうだね。とりあえずソウルジェムを万全の状態にして、濁らせないようにしよう」
ほむら「わかったわ」
まどか「わたしの願いが魔女システムを改編したのは前に話したよね。すべての魔女は消し去られ、魔法少女は魔力を使い切るとふつうのひとに戻る」
ほむら「ええ。まどかはその願いだけで魔力を使い切り、一般人に戻ったのよね」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:24:38.57 ID:ip/l02GK0
まどか「うん。それで、祈りが魔力の源となり、魔法少女の希望がエネルギーになるようになったから、魔法を使ってもソウルジェムは濁らなくなった。
そのかわり感情による変化の割合が増えて、絶望で一気に魔力を失うようになったんだ」
ほむら「どうもそのようね」
まどか「今度の魔獣はそういう精神面を攻撃してきてるみたいに見えるの。だからほむらちゃんはそれに負けないように、心を強く持って」
まどかはまっすぐにほむらを見つめた。
ほむらの脳裏に、死してなお哂うまどかの姿がフラッシュバックする。
あれは夢だ。ほむらは思い出す。
まどか「ほむらちゃん?」
――死んでしまえばよかったのに……!
ほむら「だ、大丈夫よ。ちょっと目眩が」
まどか「そう。……あとは、姿を表すのを待つしかないかな」
息を吐いて力を抜くまどか。
そのかわり感情による変化の割合が増えて、絶望で一気に魔力を失うようになったんだ」
ほむら「どうもそのようね」
まどか「今度の魔獣はそういう精神面を攻撃してきてるみたいに見えるの。だからほむらちゃんはそれに負けないように、心を強く持って」
まどかはまっすぐにほむらを見つめた。
ほむらの脳裏に、死してなお哂うまどかの姿がフラッシュバックする。
あれは夢だ。ほむらは思い出す。
まどか「ほむらちゃん?」
――死んでしまえばよかったのに……!
ほむら「だ、大丈夫よ。ちょっと目眩が」
まどか「そう。……あとは、姿を表すのを待つしかないかな」
息を吐いて力を抜くまどか。
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:25:30.35 ID:ip/l02GK0
ほむら「探し出す方法はないものかしら」
まどか「そうだね……ちょっと思いつかないな。とにかく備えるしかないね」
まどかとほむらは黙り込んだ。
しんしんと夜が近付いてきていた。
ほむら「それじゃあ私は失礼するわ。またなにかわかれば連絡する」
まどかの見送りを遠慮して、ほむらはまどかの部屋を出た。
玄関でちょうど帰ってきた杏子に会った。
杏子「よう。ひどい雨だ、傘貸してやるよ」
ほむらはびしょ濡れの傘を受け取る。
杏子「どうなったのか知らねーけど、またなんかあったら言えよな」
ほむら「ありがとう。佐倉杏子」
杏子「なんだァ? いやに素直だな」
ほむら「……私だって濡れたくはないもの」
杏子「傘のことかよ!」
まどか「そうだね……ちょっと思いつかないな。とにかく備えるしかないね」
まどかとほむらは黙り込んだ。
しんしんと夜が近付いてきていた。
ほむら「それじゃあ私は失礼するわ。またなにかわかれば連絡する」
まどかの見送りを遠慮して、ほむらはまどかの部屋を出た。
玄関でちょうど帰ってきた杏子に会った。
杏子「よう。ひどい雨だ、傘貸してやるよ」
ほむらはびしょ濡れの傘を受け取る。
杏子「どうなったのか知らねーけど、またなんかあったら言えよな」
ほむら「ありがとう。佐倉杏子」
杏子「なんだァ? いやに素直だな」
ほむら「……私だって濡れたくはないもの」
杏子「傘のことかよ!」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:27:17.25 ID:ip/l02GK0
土砂降りのなかをほむらは歩いていく。
傘を叩く雨音を聞きながらぼうんやりと考えを巡らす。
ほむら(魔獣が時間停止できたり、本当にするのかしら……それにしてもあの停止中の感覚はいったいどこで……)
大通りから路地に入る。
光源が等間隔にたっている街灯しかなく、まるでそれに照らされているところだけ雨が降っているように見えた。
ほむら(チームでの戦略はあれでよかったのかしら……やはり美樹さやかの実力不足は否めない、彼女が経験を積むまでは……
複数性、やはりやっかいね……魔女とはまた違う……、)
そこでほむらは顔を上げた。
ほむら「そうだ……魔女の結界……!」
ほむら(時間停止中のあの感覚、魔女の結界のものにそっくりじゃない……! どうして気付かなかったのかしら……ということは、)
思考をやめて意識を外に向ける。
静かだ。
誰もいないからだ。
しかしそれだけではない。
ほむら「雨が――止まってる……!」
止んだのではない。
空中で雨の滴がすべて静止していた。
傘を叩く雨音を聞きながらぼうんやりと考えを巡らす。
ほむら(魔獣が時間停止できたり、本当にするのかしら……それにしてもあの停止中の感覚はいったいどこで……)
大通りから路地に入る。
光源が等間隔にたっている街灯しかなく、まるでそれに照らされているところだけ雨が降っているように見えた。
ほむら(チームでの戦略はあれでよかったのかしら……やはり美樹さやかの実力不足は否めない、彼女が経験を積むまでは……
複数性、やはりやっかいね……魔女とはまた違う……、)
そこでほむらは顔を上げた。
ほむら「そうだ……魔女の結界……!」
ほむら(時間停止中のあの感覚、魔女の結界のものにそっくりじゃない……! どうして気付かなかったのかしら……ということは、)
思考をやめて意識を外に向ける。
静かだ。
誰もいないからだ。
しかしそれだけではない。
ほむら「雨が――止まってる……!」
止んだのではない。
空中で雨の滴がすべて静止していた。
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:28:54.82 ID:ip/l02GK0
街灯のしたで傘を閉じる。
ほむら「どこにいる……?」
空気が変わり、吐き気を催しながらほむらは前後を警戒する。
静かに変身し、銃を取り出す。
ほむら(この感覚……間違いない)
???《――、・ソ、キ、ネ。「ツ螟・テ、ニ、 ――》
ほむら「なにを言っているの……!」
???《――サ荀ネ。「ツ螟って、 ――》
脳内に響く声が輪郭を取り出す。
聞いたことのあるような、ないような妙な声。
この言葉を聞いてはいけない――ほむらは直感的にそう思った。
ほむら「どこにいる……?」
空気が変わり、吐き気を催しながらほむらは前後を警戒する。
静かに変身し、銃を取り出す。
ほむら(この感覚……間違いない)
???《――、・ソ、キ、ネ。「ツ螟・テ、ニ、 ――》
ほむら「なにを言っているの……!」
???《――サ荀ネ。「ツ螟って、 ――》
脳内に響く声が輪郭を取り出す。
聞いたことのあるような、ないような妙な声。
この言葉を聞いてはいけない――ほむらは直感的にそう思った。
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:30:28.41 ID:ip/l02GK0
???《――、・ソしとツ螟って、――》
腹の底に石を積み上げられたような重圧。
前や後ろではない。
上にいる。
上からじいっとこちらを見ている。
見上げられない。
???《――、・ソしと。「ツ螟・テ、ニ、 ――》
ほむら「なんなの……いったいなんなのよ……!」
手が震え、銃を取り落とすほむら。
拾おうとして屈み込み、伸ばした手を、
ほむら「――っ!」
掴まれた。
ほむらの影から突き出した腕は肩へと続き、体と頭を引きずり出す。
ほむら「魔獣――!」
腹の底に石を積み上げられたような重圧。
前や後ろではない。
上にいる。
上からじいっとこちらを見ている。
見上げられない。
???《――、・ソしと。「ツ螟・テ、ニ、 ――》
ほむら「なんなの……いったいなんなのよ……!」
手が震え、銃を取り落とすほむら。
拾おうとして屈み込み、伸ばした手を、
ほむら「――っ!」
掴まれた。
ほむらの影から突き出した腕は肩へと続き、体と頭を引きずり出す。
ほむら「魔獣――!」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:31:21.33 ID:ip/l02GK0
黒衣をまとい仮面をつけた少女の形をした魔獣は、ほむらの手を握ったまま屹立した。
ほむら(こんなときに……!)
右手に黒塗りの刀を提げた魔獣は頭上を振り仰ぐ。
ざあ―――
雨が降り注いだ。
時間停止が終わったのだ。
いつの間にか不快な感覚は消えている。
逃げられた。
ほむら(けど……まだこいつがいる!)
魔獣の手を振り解いてほむらは距離をとる。
ほむら(こんなときに……!)
右手に黒塗りの刀を提げた魔獣は頭上を振り仰ぐ。
ざあ―――
雨が降り注いだ。
時間停止が終わったのだ。
いつの間にか不快な感覚は消えている。
逃げられた。
ほむら(けど……まだこいつがいる!)
魔獣の手を振り解いてほむらは距離をとる。
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:32:57.90 ID:ip/l02GK0
ほむら(ひとりでも、やるしかない!)
いまのほむらは数秒間時間を止められるだけの、最弱の魔法少女だ。
しかも相手はおそらく近接戦闘タイプ。相性は最悪である。
盾から新たに拳銃を引きずり出す。
ほむら「………」
辺り一面が雨のけぶる荒野に変容していく。
魔獣の結界だ。
ところどころに剣が突き立っており、古戦場のような様相である。
すう、と雨に打たれながら魔獣が構えた。
ほむら(美樹さやかと同じ構え……!?)
動揺したほむらに魔獣が接近。
ほむらの放った銃弾を紙一重でかわした魔獣の刀が疾る。
次の瞬間にはほむらは魔獣の後ろに立っていた。
既に打ち出されていた銃弾を超高速で反応した魔獣が回避。
崩れた体勢を狙った追撃を刀で弾いて踏み込んだ魔獣の斬撃。
いまのほむらは数秒間時間を止められるだけの、最弱の魔法少女だ。
しかも相手はおそらく近接戦闘タイプ。相性は最悪である。
盾から新たに拳銃を引きずり出す。
ほむら「………」
辺り一面が雨のけぶる荒野に変容していく。
魔獣の結界だ。
ところどころに剣が突き立っており、古戦場のような様相である。
すう、と雨に打たれながら魔獣が構えた。
ほむら(美樹さやかと同じ構え……!?)
動揺したほむらに魔獣が接近。
ほむらの放った銃弾を紙一重でかわした魔獣の刀が疾る。
次の瞬間にはほむらは魔獣の後ろに立っていた。
既に打ち出されていた銃弾を超高速で反応した魔獣が回避。
崩れた体勢を狙った追撃を刀で弾いて踏み込んだ魔獣の斬撃。
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:34:00.14 ID:ip/l02GK0
ほむら「く……ッ!」
響いた金属音が雨に掻き消されていく。
下段から振り抜かれた刀をほむらは咄嗟に盾から引き抜いたライフルで受け止めていた。
ライフルの銃身に刀がめり込んでいる。
魔獣の仮面には八部音譜がさかしまに描かれている。目も口もない。
ほむらはぞくりとした。
その仮面にじっとりと見つめられている気がしたのである。
魔獣が動いた。
ほむら「あっ……」
足を払われ、尻から倒れるほむら。
手から離れたライフルと拳銃が刀によって遠くに弾き飛ばされる。
まったく無造作に、魔獣が刀をほむらの左腿に突き込んだ。
ほむら「ああああああああッ!」
地面に縫い止められたほむらが絶叫する。
響いた金属音が雨に掻き消されていく。
下段から振り抜かれた刀をほむらは咄嗟に盾から引き抜いたライフルで受け止めていた。
ライフルの銃身に刀がめり込んでいる。
魔獣の仮面には八部音譜がさかしまに描かれている。目も口もない。
ほむらはぞくりとした。
その仮面にじっとりと見つめられている気がしたのである。
魔獣が動いた。
ほむら「あっ……」
足を払われ、尻から倒れるほむら。
手から離れたライフルと拳銃が刀によって遠くに弾き飛ばされる。
まったく無造作に、魔獣が刀をほむらの左腿に突き込んだ。
ほむら「ああああああああッ!」
地面に縫い止められたほむらが絶叫する。
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:36:28.61 ID:ip/l02GK0
どぷりと溢れた血が雨に流されていく。
土を掻き毟るほむらの指が、最初に落とした拳銃に触れた。必死にそれを拾う。
ほむら「うううううぅぅぅぅっ!」
涙で視界を歪ませたまま撃った二発はどこにも当たらず、一発はどこからともなく魔獣が引き抜いた刀に防がれた。
四発目を撃つ前に拳銃が蹴飛ばされ、ほむらの胸に真っ黒な切っ先が突き込まれる――
杏子「おらァ!」
その刀を弾いたのは杏子。
杏子「ひとりで無理してんじゃねーよヘナチョコ!」
ほむら「き、杏子……!」
距離を取ろうとする魔獣を追って杏子が跳ぶ。
土を掻き毟るほむらの指が、最初に落とした拳銃に触れた。必死にそれを拾う。
ほむら「うううううぅぅぅぅっ!」
涙で視界を歪ませたまま撃った二発はどこにも当たらず、一発はどこからともなく魔獣が引き抜いた刀に防がれた。
四発目を撃つ前に拳銃が蹴飛ばされ、ほむらの胸に真っ黒な切っ先が突き込まれる――
杏子「おらァ!」
その刀を弾いたのは杏子。
杏子「ひとりで無理してんじゃねーよヘナチョコ!」
ほむら「き、杏子……!」
距離を取ろうとする魔獣を追って杏子が跳ぶ。
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:38:09.25 ID:ip/l02GK0
大上段から振り下ろされた槍を片手で捌いた魔獣がその上を走って杏子に肉薄。
ばらりと多節棍に姿を変えた槍を蹴って魔獣が刀を振り抜く――
マミ「こっちを見なさい」
その横からマミによる百に近い数のマスケット銃の一斉射撃。
痛いほどの銃声が鳴り響く。
杏子「こりゃ壮観だ」
着地した杏子がからから笑う。
マミ「可愛い仲間にひどいことしたんだもの。当然のおしおきよ」
ほむらはさやかによって治癒を受けた。
まどか「ほむらちゃん! ごめんね、遅くなって」
まどかがほむらに駆け寄る。
ばらりと多節棍に姿を変えた槍を蹴って魔獣が刀を振り抜く――
マミ「こっちを見なさい」
その横からマミによる百に近い数のマスケット銃の一斉射撃。
痛いほどの銃声が鳴り響く。
杏子「こりゃ壮観だ」
着地した杏子がからから笑う。
マミ「可愛い仲間にひどいことしたんだもの。当然のおしおきよ」
ほむらはさやかによって治癒を受けた。
まどか「ほむらちゃん! ごめんね、遅くなって」
まどかがほむらに駆け寄る。
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:39:02.06 ID:ip/l02GK0
杏子「まーマミのあれじゃ跡形もねー……」
煙の向こうからぼろぼろになった魔獣がそれでも歩いてくる。
杏子「うそ、だろ……!?」
マミ、杏子、さやかが身構える。
魔獣は煤けた仮面の奥からくぐもった声を出した。
???【悪……は、斬る……】
マミ「なんなの……この魔獣……!」
魔獣がすっとこちらを指さす。
???【背信者……裏切り者……嘘つき……偽善者……】
順番に杏子、ほむら、マミ、さやかを指し、
???【魔女……!】
そう言いながら握った刀の剣尖をまどかに向ける。
まどかは黙ったまま魔獣を睨んだ。
煙の向こうからぼろぼろになった魔獣がそれでも歩いてくる。
杏子「うそ、だろ……!?」
マミ、杏子、さやかが身構える。
魔獣は煤けた仮面の奥からくぐもった声を出した。
???【悪……は、斬る……】
マミ「なんなの……この魔獣……!」
魔獣がすっとこちらを指さす。
???【背信者……裏切り者……嘘つき……偽善者……】
順番に杏子、ほむら、マミ、さやかを指し、
???【魔女……!】
そう言いながら握った刀の剣尖をまどかに向ける。
まどかは黙ったまま魔獣を睨んだ。
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:40:23.82 ID:ip/l02GK0
ほむら(魔女……どうして今になってその言葉が出てくるの……)
ほむらは自宅でぺたりと座り込んでいた。
昨晩はマミと杏子が魔獣を片付けて解散した。
ほむら(あの感覚はたしかに魔女……ならばあの時間停止は魔女の仕業?)
今日の学校でもほむらはいつもよりさらに口数が少なかった。
まどかやさやかともまともに会話できなかった。
教科書とノートを机に広げたまま、手もつけられない。
ほむらは悩んでいた。
ほむら(でも、魔女はまどかの願いによって消滅したはず……あぁまどかが魔女ってどういうことなの……
いえ、魔獣のいうことなんて信用するものじゃないわね……)
仮面の魔獣のことを思い出してほむらはぞくりとした。
無意識に左腿を撫でる。
もう傷も痛みもない。なのにこの不気味な気持ちはなんだ。
ほむらは自宅でぺたりと座り込んでいた。
昨晩はマミと杏子が魔獣を片付けて解散した。
ほむら(あの感覚はたしかに魔女……ならばあの時間停止は魔女の仕業?)
今日の学校でもほむらはいつもよりさらに口数が少なかった。
まどかやさやかともまともに会話できなかった。
教科書とノートを机に広げたまま、手もつけられない。
ほむらは悩んでいた。
ほむら(でも、魔女はまどかの願いによって消滅したはず……あぁまどかが魔女ってどういうことなの……
いえ、魔獣のいうことなんて信用するものじゃないわね……)
仮面の魔獣のことを思い出してほむらはぞくりとした。
無意識に左腿を撫でる。
もう傷も痛みもない。なのにこの不気味な気持ちはなんだ。
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:41:56.71 ID:ip/l02GK0
私に見えないところからあの仮面に見つめられているような、気がする。
ほむら「……そんなわけ、ないわ」
思わず口に出してそう言うほむら。
まるで自分に言い聞かせているみたい。そう思った。だが真実その通りなのだ。
後ろに死んだはずのまどかが立っていて、ぼそぼそとなにか言っている。
――ほむらちゃんのせいだよ。
そうだ。
私はすべてを犠牲にしてきた。
目的であるはずのまどかをも見殺しにして、私はもうずっと出口のない迷宮を彷徨っていたの。
まどかに因果を背負わせたのは私。
すべては私のせいなのだ。
ゆっくりと、まどかの手が私の首にかかる。
まどか。
まどか。
貴女に殺されるなら、
本望よ。
ほむら「……そんなわけ、ないわ」
思わず口に出してそう言うほむら。
まるで自分に言い聞かせているみたい。そう思った。だが真実その通りなのだ。
後ろに死んだはずのまどかが立っていて、ぼそぼそとなにか言っている。
――ほむらちゃんのせいだよ。
そうだ。
私はすべてを犠牲にしてきた。
目的であるはずのまどかをも見殺しにして、私はもうずっと出口のない迷宮を彷徨っていたの。
まどかに因果を背負わせたのは私。
すべては私のせいなのだ。
ゆっくりと、まどかの手が私の首にかかる。
まどか。
まどか。
貴女に殺されるなら、
本望よ。
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:45:21.03 ID:ip/l02GK0
見上げると、仮面をつけたまどかが肩を震わせている。
あは。
あははは。
あははははははは!
狂気を孕んだまどかの笑い声が脳髄に沁みこむ。
私も笑って、涙を流した。
――ぴんぽーん。
気の抜けるような呼び鈴の音。
ほむらは目を開いた。
机に伏していた上体を起こす。
どうやら眠ってしまっていたらしい。
なにかまた悪い夢をみていたような気がする。
ほむらはぼんやりしたまま玄関の扉を開いた。
ほむら「あ……まどか」
まどか「えへへ。ほむらちゃん、ちょっといいかな?」
ほむら「え、ええ」
あは。
あははは。
あははははははは!
狂気を孕んだまどかの笑い声が脳髄に沁みこむ。
私も笑って、涙を流した。
――ぴんぽーん。
気の抜けるような呼び鈴の音。
ほむらは目を開いた。
机に伏していた上体を起こす。
どうやら眠ってしまっていたらしい。
なにかまた悪い夢をみていたような気がする。
ほむらはぼんやりしたまま玄関の扉を開いた。
ほむら「あ……まどか」
まどか「えへへ。ほむらちゃん、ちょっといいかな?」
ほむら「え、ええ」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:47:26.59 ID:ip/l02GK0
まどかは畳に腰を下ろした。
顔を洗ったほむらがお茶を運んでくる。
まどか「ありがとう。ほむらちゃん」
ほむら「それで、どうしたのかしら。貴女がひとりでうちまで来るなんて珍しいわね」
まどか「やっぱりメール見てないんだね。返信ないから来ちゃったの」
ケータイを確認するほむら。
ほむら「ごめんなさい、眠ってしまっていて」
まどか「うっううん! いいんだよそんなの。それでね、」
言葉を切ってまどかがうつむく。
しかしすぐに決然と顔をあげた。
まどか「――わたしのなかの魔女について、話しておこうと思って」
顔を洗ったほむらがお茶を運んでくる。
まどか「ありがとう。ほむらちゃん」
ほむら「それで、どうしたのかしら。貴女がひとりでうちまで来るなんて珍しいわね」
まどか「やっぱりメール見てないんだね。返信ないから来ちゃったの」
ケータイを確認するほむら。
ほむら「ごめんなさい、眠ってしまっていて」
まどか「うっううん! いいんだよそんなの。それでね、」
言葉を切ってまどかがうつむく。
しかしすぐに決然と顔をあげた。
まどか「――わたしのなかの魔女について、話しておこうと思って」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:49:03.18 ID:ip/l02GK0
ほむらはわずかに目を見張った。
ほむら「……どういう、意味かしら」
まどか「わたしの願いですべての魔女は消え去った。そう話したよね」
ほむらは頷く。
まどか「あれは、嘘なの」
ほむら「え」
まどか「本当は、魔女はみんな折り畳まれてわたしのなかに封印されているの」
絶句しているほむらを見つめながら、まどかはすべてを打ち明けた。
すべての魔女を消し去る願いは、すべての魔女を重ね合わせた最悪の魔女を生む。しかしまどかの願いはその最悪の魔女すら消し去る。
願いが叶えば呪いが撒き散らされ、魔女は再び生まれる。
この無限に循環する祈りと魔女を、まどかはその存在のなかに封じ込めているのだ。
ほぼすべての魔力を使って。
ほむら「……どういう、意味かしら」
まどか「わたしの願いですべての魔女は消え去った。そう話したよね」
ほむらは頷く。
まどか「あれは、嘘なの」
ほむら「え」
まどか「本当は、魔女はみんな折り畳まれてわたしのなかに封印されているの」
絶句しているほむらを見つめながら、まどかはすべてを打ち明けた。
すべての魔女を消し去る願いは、すべての魔女を重ね合わせた最悪の魔女を生む。しかしまどかの願いはその最悪の魔女すら消し去る。
願いが叶えば呪いが撒き散らされ、魔女は再び生まれる。
この無限に循環する祈りと魔女を、まどかはその存在のなかに封じ込めているのだ。
ほぼすべての魔力を使って。
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:51:32.12 ID:ip/l02GK0
まどか「わたし、魔力がなくなっちゃったんじゃないんだ。魔女を封じるので精一杯なんだよ」
ほむら「そんな……うそよ……」
ほむらの顔からは血の気がひいている。
まどか「ほむらちゃん。ごめんね」
まどかは哀しそうに笑った。
ほむらは震える手を伸ばした。
まどかがそれを優しく握る。
ほむら「やっとまどかを救えたって、そう思っていたのに……そんな……」
いやいやというふうにほむらはかぶりを振った。
涙がぱたぱたと零れる。
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「もう繰り返すこともできないのに……ッ!」
ほむらは顔をあげた。
瞳から溢れた涙が頬を伝う。
ほむら「そんな……うそよ……」
ほむらの顔からは血の気がひいている。
まどか「ほむらちゃん。ごめんね」
まどかは哀しそうに笑った。
ほむらは震える手を伸ばした。
まどかがそれを優しく握る。
ほむら「やっとまどかを救えたって、そう思っていたのに……そんな……」
いやいやというふうにほむらはかぶりを振った。
涙がぱたぱたと零れる。
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「もう繰り返すこともできないのに……ッ!」
ほむらは顔をあげた。
瞳から溢れた涙が頬を伝う。
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:52:45.35 ID:ip/l02GK0
ほむら「ごめんなさい、まどか……! 私、約束を守れなかった……ッ! 貴女を救うと約束したのに……」
まどか「ううん。それは違うよ、ほむらちゃん」
まどかはほむらの手を撫でる。
まどか「わたしね、願いが叶って嬉しかった。みんなの祈りを絶望で終わらせないようにできて本当によかったって、そう思うんだ」
ほむら「まどか……」
まどか「でもね、悔しいけど、魔女はまだいるんだ。わたしのなかに。そして魔法少女と引き合うの」
ほむら「引き合う……?」
まどか「そう。未だいないほむらちゃんの魔女は折り畳まれたままわたしのなかからほむらちゃんに手を伸ばしているの」
ほむら「じゃあ、やっぱり――」
あの時間停止は魔女の仕業なのだ。
そしてその魔女の正体はほむら自身。
まどか「ううん。それは違うよ、ほむらちゃん」
まどかはほむらの手を撫でる。
まどか「わたしね、願いが叶って嬉しかった。みんなの祈りを絶望で終わらせないようにできて本当によかったって、そう思うんだ」
ほむら「まどか……」
まどか「でもね、悔しいけど、魔女はまだいるんだ。わたしのなかに。そして魔法少女と引き合うの」
ほむら「引き合う……?」
まどか「そう。未だいないほむらちゃんの魔女は折り畳まれたままわたしのなかからほむらちゃんに手を伸ばしているの」
ほむら「じゃあ、やっぱり――」
あの時間停止は魔女の仕業なのだ。
そしてその魔女の正体はほむら自身。
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:54:30.04 ID:ip/l02GK0
まどか「うん。ソウルジェムが濁るとそれだけ魔女は近付いて、そうして一気に魔力を失う。
ほむらちゃんは最近、気分が沈んだりすることはない?」
ほむら「え、ええ。あまり優れないわね。悪夢ばかり見るし」
まどか「たぶんそれは、魔女のせいなんだと思うよ。だから負けないで。絶望しないで」
真剣な表情のまどかに、ほむらは強く頷いた。
まどか「それでね、もうひとつ黙ってたことがあるんだ」
ほむら「まだ、なにかあるの……?」
涙を両目にたたえてほむらは不安そうにした。
そんなほむらの頭をまどかが柔らかく撫でる。
まどか「今度はそんなに悪い知らせじゃないと思うな。ほむらちゃんの魔女を探し出して、やっつける方法があるんだよ」
ほむらちゃんは最近、気分が沈んだりすることはない?」
ほむら「え、ええ。あまり優れないわね。悪夢ばかり見るし」
まどか「たぶんそれは、魔女のせいなんだと思うよ。だから負けないで。絶望しないで」
真剣な表情のまどかに、ほむらは強く頷いた。
まどか「それでね、もうひとつ黙ってたことがあるんだ」
ほむら「まだ、なにかあるの……?」
涙を両目にたたえてほむらは不安そうにした。
そんなほむらの頭をまどかが柔らかく撫でる。
まどか「今度はそんなに悪い知らせじゃないと思うな。ほむらちゃんの魔女を探し出して、やっつける方法があるんだよ」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:55:43.46 ID:ip/l02GK0
休日の早朝。
もう少しで夜が明ける時間に、ほむらは人気のない公園にいた。
マミ「おはよう。暁美さん」
夜露の乗った花を見ていたほむらは立ち上がって振り返る。
ほむら「おはよう、巴マミ。今日はよろしくお願いするわ」
マミはストールをかけなおしながら微笑んだ。
マミ「暁美さんのお願いだもの。はりきっちゃうわ!」
ほむらの魔女は時間を停止させる。
自分自身であるほむらに効果がないのは魔女になっても同様のようなので、同じくほむらに触れていれば停止を回避できるのではないか。
そうなれば戦力としては実に貧弱なほむらだけで魔女に挑むという無謀をせずに済む。
マミ「言われてみれば遠距離メインって私だけなのね」
そしてほむらに触れたまま、魔女と距離をとって戦えるという点でまどかが選んだのがマミだった。
さやかや杏子、そしてまどかは今回役に立たないどころか邪魔なので、ここにはいない。
もう少しで夜が明ける時間に、ほむらは人気のない公園にいた。
マミ「おはよう。暁美さん」
夜露の乗った花を見ていたほむらは立ち上がって振り返る。
ほむら「おはよう、巴マミ。今日はよろしくお願いするわ」
マミはストールをかけなおしながら微笑んだ。
マミ「暁美さんのお願いだもの。はりきっちゃうわ!」
ほむらの魔女は時間を停止させる。
自分自身であるほむらに効果がないのは魔女になっても同様のようなので、同じくほむらに触れていれば停止を回避できるのではないか。
そうなれば戦力としては実に貧弱なほむらだけで魔女に挑むという無謀をせずに済む。
マミ「言われてみれば遠距離メインって私だけなのね」
そしてほむらに触れたまま、魔女と距離をとって戦えるという点でまどかが選んだのがマミだった。
さやかや杏子、そしてまどかは今回役に立たないどころか邪魔なので、ここにはいない。
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:56:48.13 ID:ip/l02GK0
ほむら「そうね。私ももう銃火器を濫用できないし。でもできるかぎり足を引っ張らないようにするわ」
マミ「大丈夫よ、任せて! 暁美さんには先輩みたいな顔できないから、頼ってもらえてなんだか嬉しいわ」
ほむら「……巴さんはいつだって素敵な先輩でした」
マミ「えっ?」
ほむらはすとんとベンチに腰を下ろした。
マミも隣に腰掛ける。
ほむら「……巴マミ。この戦いが終わったら、謝らなければならないことがあるわ」
マミ「暁美さん……?」
ほむら「今は、まず、魔女を倒す」
マミ「ええ!」
ほむら「奴は私の精神に攻撃してくる。これを渡しておくわ」
必要があれば、それを私に見せて。
言いながらほむらは自分のケータイをマミに手渡す。
画面を確認して、マミはそれを仕舞った。
ほむら「それじゃあ、始めるわよ」
マミ「大丈夫よ、任せて! 暁美さんには先輩みたいな顔できないから、頼ってもらえてなんだか嬉しいわ」
ほむら「……巴さんはいつだって素敵な先輩でした」
マミ「えっ?」
ほむらはすとんとベンチに腰を下ろした。
マミも隣に腰掛ける。
ほむら「……巴マミ。この戦いが終わったら、謝らなければならないことがあるわ」
マミ「暁美さん……?」
ほむら「今は、まず、魔女を倒す」
マミ「ええ!」
ほむら「奴は私の精神に攻撃してくる。これを渡しておくわ」
必要があれば、それを私に見せて。
言いながらほむらは自分のケータイをマミに手渡す。
画面を確認して、マミはそれを仕舞った。
ほむら「それじゃあ、始めるわよ」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 21:58:18.70 ID:ip/l02GK0
差し出されたほむらの手をマミが握る。
マミ「がんばりましょう、暁美さん!」
ほむらは目を閉じ、魔女のことを考える。
まどか曰く、魔女がほむらに接触できるように、ほむらからもそれが可能だろうということだった。
ほむらから手を伸ばせば、魔女は食いつくはず。
集中し、想いを飛ばす感覚でほむらは考えつづける。
ほむら(絶望し呪いを撒き散らす私自身)
ほむら(まどかに巣喰い、苦しめている災厄)
ほむら(ここで、必ず、倒す!)
マミ「暁美さん……!」
目を開く。
時間が止まっている。
マミは無事、停止を回避できていた。
マミ「がんばりましょう、暁美さん!」
ほむらは目を閉じ、魔女のことを考える。
まどか曰く、魔女がほむらに接触できるように、ほむらからもそれが可能だろうということだった。
ほむらから手を伸ばせば、魔女は食いつくはず。
集中し、想いを飛ばす感覚でほむらは考えつづける。
ほむら(絶望し呪いを撒き散らす私自身)
ほむら(まどかに巣喰い、苦しめている災厄)
ほむら(ここで、必ず、倒す!)
マミ「暁美さん……!」
目を開く。
時間が止まっている。
マミは無事、停止を回避できていた。
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:00:38.41 ID:ip/l02GK0
ほむら「――くる!」
空気が変わる。
あまりにも禍々しい雰囲気に吐き気を覚えるほむら。
心に暗雲が広がっていく。
精神攻撃だ。
わかっていても気持ちは落ち込み、涙がにじんでくる。
――ねぇ、ほむらちゃん。
耳元であの日死んだまどかが呟いた。
――こんな世界、めちゃくちゃにしちゃおうか。
――わたしが死ななくちゃいけない世界なんてさ。
ほむら「ぐううううう……!」
マミ「暁美さん!?」
空気が変わる。
あまりにも禍々しい雰囲気に吐き気を覚えるほむら。
心に暗雲が広がっていく。
精神攻撃だ。
わかっていても気持ちは落ち込み、涙がにじんでくる。
――ねぇ、ほむらちゃん。
耳元であの日死んだまどかが呟いた。
――こんな世界、めちゃくちゃにしちゃおうか。
――わたしが死ななくちゃいけない世界なんてさ。
ほむら「ぐううううう……!」
マミ「暁美さん!?」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:02:20.50 ID:ip/l02GK0
???《――サ荀ネ。「ツわって、――》
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:04:48.59 ID:ip/l02GK0
へたりこむほむらに耳元から囁き続ける死人。
――わたしが死んで、ほむらちゃんが幸せになるなんて、ずるいよ。ひどいよ。
――わたしだって幸せになりたかった。
マミ「暁美さん! どうしたの!?」
マミの必死な呼びかけも聞こえないかのように呻き続けるほむら。
――わたしが死んで、ほむらちゃんが幸せになるなんて、ずるいよ。ひどいよ。
――わたしだって幸せになりたかった。
マミ「暁美さん! どうしたの!?」
マミの必死な呼びかけも聞こえないかのように呻き続けるほむら。
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:06:55.61 ID:ip/l02GK0
???《――わた、キ、ネ。「ツ螟って、――》
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:09:49.68 ID:ip/l02GK0
――ほむらちゃんはわたしを殺して幸せになってるんだよ?
ほむら「うあああああッ!」
頭を掻き毟るほむら。
マミは手を離さないように必死である。マミにはなにも聞こえないのだ。
がたがたと震えるほむらの目はもはや現実を見てはいない。
何度も何度も、まどかが苦しみ絶望して死んでいくところを見せられているのだ。
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:12:18.36 ID:ip/l02GK0
???《――私と、代わってよ――》
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:13:46.06 ID:ip/l02GK0
ほむらの後ろに魔女が現れていた。
頭のかわりに針のない時計盤を載せ襤褸をまとった少女。その手足はがんじがらめに縛られ、どろどろと黒く液化している。
階段の魔女。その性質は欲望。
己の決意を忘れ、からっぽのまま何かを求めてどこにもたどりつかない階段を上り続ける。
もう何も手に入れられない。求めているものが何かもわからない。
魔女《――絶望した私と、代わってよ!――》
後ろに立ったままぐりんと体をねじまげて魔女がほむらの顔を覗き込む。
マミ「暁美さんから、離れなさい……ッ!」
ほむらを引っ張りながらマミが発砲し、魔女の体に穴を空ける。
魔女はぐねぐねと反応したがダメージを与えられている様子はなかった。
ほむら「ぃ……いや……まどか、まどかぁ……」
ほむらはまだ幻覚を見ている。そのソウルジェムが急激に濁っていく。
マミ「暁美さん! しっかりして!」
頭のかわりに針のない時計盤を載せ襤褸をまとった少女。その手足はがんじがらめに縛られ、どろどろと黒く液化している。
階段の魔女。その性質は欲望。
己の決意を忘れ、からっぽのまま何かを求めてどこにもたどりつかない階段を上り続ける。
もう何も手に入れられない。求めているものが何かもわからない。
魔女《――絶望した私と、代わってよ!――》
後ろに立ったままぐりんと体をねじまげて魔女がほむらの顔を覗き込む。
マミ「暁美さんから、離れなさい……ッ!」
ほむらを引っ張りながらマミが発砲し、魔女の体に穴を空ける。
魔女はぐねぐねと反応したがダメージを与えられている様子はなかった。
ほむら「ぃ……いや……まどか、まどかぁ……」
ほむらはまだ幻覚を見ている。そのソウルジェムが急激に濁っていく。
マミ「暁美さん! しっかりして!」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:15:35.78 ID:ip/l02GK0
マミは変身してさらに魔女を撃つ。
ばちゅ、びち、と音を立てて魔女の体が弾けるが一向に堪えないようだ。
ほむら「ごめんなさい、ごめんなさい……」
ほむらは力無くうずくまり、動けなくなってしまった。
ぱたぱたと涙が落ちる。
マミ「暁美さん! これを見て! 見なさい!」
マミがさきほど預かったケータイをほむらに押し付ける。
呆然としたままほむらが見たのはまどかからのメール。
fromまどか
『がんばって。』
たった一言の短いメール。
ほむら「まどか……」
だが、それを見てほむらの涙は止まり、瞳には光が戻った。
ばちゅ、びち、と音を立てて魔女の体が弾けるが一向に堪えないようだ。
ほむら「ごめんなさい、ごめんなさい……」
ほむらは力無くうずくまり、動けなくなってしまった。
ぱたぱたと涙が落ちる。
マミ「暁美さん! これを見て! 見なさい!」
マミがさきほど預かったケータイをほむらに押し付ける。
呆然としたままほむらが見たのはまどかからのメール。
fromまどか
『がんばって。』
たった一言の短いメール。
ほむら「まどか……」
だが、それを見てほむらの涙は止まり、瞳には光が戻った。
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:18:01.33 ID:ip/l02GK0
マミは安堵し、魔女に顔を戻す。
マミ「――!」
魔女の姿がない。
マミがしまった、と思うと同時に背中に衝撃。
マミ「きゃあ――」
吹き飛んだマミの悲鳴が途絶する。
ほむらから手を離してしまい、時間停止に飲み込まれたのだ。
立ち上がったほむらにも魔女の攻撃が襲い掛かる。
その攻撃は触手。
魔女の襤褸のしたから伸びた触手による打撃である。
ひらりと触手を躱して変身したほむらはケータイを仕舞う。
ほむら「……みじめなものね、未来の私。魔女化するなんて」
蠢く魔女を睨んで、ほむらはそう吐き捨てた。
マミ「――!」
魔女の姿がない。
マミがしまった、と思うと同時に背中に衝撃。
マミ「きゃあ――」
吹き飛んだマミの悲鳴が途絶する。
ほむらから手を離してしまい、時間停止に飲み込まれたのだ。
立ち上がったほむらにも魔女の攻撃が襲い掛かる。
その攻撃は触手。
魔女の襤褸のしたから伸びた触手による打撃である。
ひらりと触手を躱して変身したほむらはケータイを仕舞う。
ほむら「……みじめなものね、未来の私。魔女化するなんて」
蠢く魔女を睨んで、ほむらはそう吐き捨てた。
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:19:25.13 ID:ip/l02GK0
魔女《――私は、まどかの死んだすべての世界の私が集合した存在――時空を越えた呪いと祟りを――》
魔女の輪郭が膨張した。
次の瞬間、弾けるように無数の触手がほむらへと走る。
魔女《――喰らうがいい!――》
圧倒的な速度で迫った触手の群れを軽い身のこなしで回避したほむらは、いつのまにかその手に弓を携えている。
ほむら「お前がどれだけ私を絶望させようとしても、私は負けない」
その弓に紫色の光の矢をつがえる。
ほむら「まどかの幸せな世界を守るために、戦い続ける!」
放たれた光の矢が防御をかためる触手に突き立ち、爆発を起こす。
願いを叶えた祈りが、心に応えて形を変えた。それがほむらの新しい力。
押し迫る絶望に屈せずに希望を抱き続ける魔法少女は、その心のままに進化を遂げるのだ。
魔女の輪郭が膨張した。
次の瞬間、弾けるように無数の触手がほむらへと走る。
魔女《――喰らうがいい!――》
圧倒的な速度で迫った触手の群れを軽い身のこなしで回避したほむらは、いつのまにかその手に弓を携えている。
ほむら「お前がどれだけ私を絶望させようとしても、私は負けない」
その弓に紫色の光の矢をつがえる。
ほむら「まどかの幸せな世界を守るために、戦い続ける!」
放たれた光の矢が防御をかためる触手に突き立ち、爆発を起こす。
願いを叶えた祈りが、心に応えて形を変えた。それがほむらの新しい力。
押し迫る絶望に屈せずに希望を抱き続ける魔法少女は、その心のままに進化を遂げるのだ。
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:35:56.75 ID:ip/l02GK0
だが。
魔女《――幸せそうね――》
煙が晴れて姿を現した魔女はまったくの無傷だった。
ほむらは表情を変えない。
魔女《――私と、代わってよ――》
迫りくる触手を撃ち落としたほむらに、魔女が肉薄。
触手を囮にした魔女の両腕がぞぶりとほむらの胸に沈んだ。
ほむら「ぐッ!」
魔女の腕を中心にして、ほむらの姿がゆっくりと変容していく。
黒く、どろどろとしたなにか。
それは過去さやかが魔女化する直前、絶望に呑まれたときと同じだった。
ほむら「まさか……!」
魔女《――幸せそうね――》
煙が晴れて姿を現した魔女はまったくの無傷だった。
ほむらは表情を変えない。
魔女《――私と、代わってよ――》
迫りくる触手を撃ち落としたほむらに、魔女が肉薄。
触手を囮にした魔女の両腕がぞぶりとほむらの胸に沈んだ。
ほむら「ぐッ!」
魔女の腕を中心にして、ほむらの姿がゆっくりと変容していく。
黒く、どろどろとしたなにか。
それは過去さやかが魔女化する直前、絶望に呑まれたときと同じだった。
ほむら「まさか……!」
100: 規制されてた。保守ありがとう 2012/02/19(日) 22:37:17.04 ID:ip/l02GK0
魔女《――貴女は私――私は貴女――それなら貴女の魔力を奪うことだって――》
がらん、と魔女の時計盤が落ちる。
表れたほむらと同じ顔がにたりと笑う。
ほむら「――できるのよ」
腕を抜き取った魔女の身体が光に包まれ、ほむらと同じ魔法少女へと変貌した。
それはもはやほむらそのものだった。
一方ほむらは不気味な姿へと変わり果てている。魔女としか見えない姿に。
魔女「ううう……あぁぁ」
弓も消え去り、ほむらに残っているのは盾だけである。
しかし時間停止はこの魔女には効かない。
たとえ停止できたとしても、マミの銃撃もほむらの弓も通用しないのだ。
まともな声も出せない体になって、ほむらはただその腐敗した手でその身を掻くしかできないようだった。
がらん、と魔女の時計盤が落ちる。
表れたほむらと同じ顔がにたりと笑う。
ほむら「――できるのよ」
腕を抜き取った魔女の身体が光に包まれ、ほむらと同じ魔法少女へと変貌した。
それはもはやほむらそのものだった。
一方ほむらは不気味な姿へと変わり果てている。魔女としか見えない姿に。
魔女「ううう……あぁぁ」
弓も消え去り、ほむらに残っているのは盾だけである。
しかし時間停止はこの魔女には効かない。
たとえ停止できたとしても、マミの銃撃もほむらの弓も通用しないのだ。
まともな声も出せない体になって、ほむらはただその腐敗した手でその身を掻くしかできないようだった。
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:39:52.74 ID:ip/l02GK0
ほむら「終わりね。あとは時間停止の解けたピエロに殺されてしまうがいいわ」
ほむらの姿をした魔女は実に愉快そうに唇を歪めて、停止しているマミを一瞥した。
ほむら「そして今度こそ私はまどかと幸せになる。絶望したぶん、私は幸せにならなければならない!」
吼えるようにそう言って魔女は高らかに笑う。
そして髪を掻き上げ、撫で、嗅いで、恍惚とした。
ほむら「すてき、すてきよ! 私はきれい! 私は美しい! 嗚呼、私は幸せ!」
両手を広げ、時間の停まった空を見上げる魔女。
ほむら「私は幸せ――」
ほむらの姿をした魔女は実に愉快そうに唇を歪めて、停止しているマミを一瞥した。
ほむら「そして今度こそ私はまどかと幸せになる。絶望したぶん、私は幸せにならなければならない!」
吼えるようにそう言って魔女は高らかに笑う。
そして髪を掻き上げ、撫で、嗅いで、恍惚とした。
ほむら「すてき、すてきよ! 私はきれい! 私は美しい! 嗚呼、私は幸せ!」
両手を広げ、時間の停まった空を見上げる魔女。
ほむら「私は幸せ――」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:41:50.90 ID:ip/l02GK0
その、左手の甲で輝いていたソウルジェムに、
ほむら「――っ?」
魔女のようなほむらの撃った銃弾が命中した。
ばちゃばちゃとほむらにまとわり付いていたどろどろがこぼれ落ちる。
ほむら「ソウルジェムを砕かれると、魔女だろうと死ぬのね」
笑顔のまま魔女が後ろ向きに倒れる。
同時にその体がブロック状に分解し、ばらばらと転がった。
ほむらは銃を盾に仕舞う。
ほむら「――お前のそれは幸せなんかじゃない」
ほむらが見つめるさきで魔女の破片がどろりと宙に溶けた。
マミ「――あああっ!」
時間が再び流れはじめ、マミは勢いよく地面に顔面をぶつけた。
ほむら「巴さん……」
ほむらはため息をついた。
空が白みだしている。夜が、明けようとしていた。
ほむら「――っ?」
魔女のようなほむらの撃った銃弾が命中した。
ばちゃばちゃとほむらにまとわり付いていたどろどろがこぼれ落ちる。
ほむら「ソウルジェムを砕かれると、魔女だろうと死ぬのね」
笑顔のまま魔女が後ろ向きに倒れる。
同時にその体がブロック状に分解し、ばらばらと転がった。
ほむらは銃を盾に仕舞う。
ほむら「――お前のそれは幸せなんかじゃない」
ほむらが見つめるさきで魔女の破片がどろりと宙に溶けた。
マミ「――あああっ!」
時間が再び流れはじめ、マミは勢いよく地面に顔面をぶつけた。
ほむら「巴さん……」
ほむらはため息をついた。
空が白みだしている。夜が、明けようとしていた。
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:44:19.86 ID:ip/l02GK0
杏子「で、今日はなんだっつーんだよ」
簡素なほむらの部屋で、杏子はどさりと腰を下ろした。
さやか「や、わたしもよくわかんないけど、大事な話とか」
さやかもその隣で膝を抱える。
マミ「ごめんなさい、遅れちゃったわね」
杏子「おーマミ、罰としてそのお菓子をアタシによこせ」
マミ「心配しなくてもちゃんとみんなのぶんあるわよ」
さやか「てゆうかあんたはずっとお菓子食べてんじゃん」
マミが持ってきた袋を座卓に置いた。
まどか「あ、マミさん。こんにちは」
ほむら「貴女が遅れるなんて珍しいわね」
水屋からまどかとほむらがジュースを運んできた。
それぞれが座卓を中心にして座る。
簡素なほむらの部屋で、杏子はどさりと腰を下ろした。
さやか「や、わたしもよくわかんないけど、大事な話とか」
さやかもその隣で膝を抱える。
マミ「ごめんなさい、遅れちゃったわね」
杏子「おーマミ、罰としてそのお菓子をアタシによこせ」
マミ「心配しなくてもちゃんとみんなのぶんあるわよ」
さやか「てゆうかあんたはずっとお菓子食べてんじゃん」
マミが持ってきた袋を座卓に置いた。
まどか「あ、マミさん。こんにちは」
ほむら「貴女が遅れるなんて珍しいわね」
水屋からまどかとほむらがジュースを運んできた。
それぞれが座卓を中心にして座る。
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:46:25.65 ID:ip/l02GK0
ほむら「……今日は、秘密にしていたことを話そうと思って」
ほむらがそう言うと、杏子はぴくりと反応して、じろ、とほむらのほうを見た。
まどか「あ、ごめんね。わたしから先にお話させてもらってもいいかな」
さやか「な、なによあんたら」
マミ「話す気になったのなら、聴きましょう」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん」
ほむら「いいえ。かまわないわ」
ほむらは髪を払った。
一息ついて、まどかはほむらに語った改編の真実を話し出した。
ほむらがそう言うと、杏子はぴくりと反応して、じろ、とほむらのほうを見た。
まどか「あ、ごめんね。わたしから先にお話させてもらってもいいかな」
さやか「な、なによあんたら」
マミ「話す気になったのなら、聴きましょう」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん」
ほむら「いいえ。かまわないわ」
ほむらは髪を払った。
一息ついて、まどかはほむらに語った改編の真実を話し出した。
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:48:39.48 ID:ip/l02GK0
さやか「なに、それ……。まどか、あんたそれ本当なの……?」
まどか「本当だよ。わたしのなかにはすべての魔女が重ね合わされて封じられてるの」
マミ「話してくれてありがとう、鹿目さん。ひとつだけ教えて。どうして、嘘をついたの?」
まどか「……ごめんなさい。ただ、新しい世界で幸せになっているのに、辛い『ほんとうのこと』を知る必要があるのかと思って……。
でもわたしの傲慢でした。みんなにはちゃんと伝えておかなきゃだめだった」
マミ「教えてくれてありがとう。嬉しいわ」
さやか「なんか杏子、反応薄いね」
杏子「んー。だいたい想像つくだろ。前に考えをまどかに話して、確かめてるしな」
さやか「なんですとーっ。教えてくれたっていいじゃんかー」
杏子「うっせーな、まどかが話さねーことをアタシが言えねーだろーが」
まどか「本当だよ。わたしのなかにはすべての魔女が重ね合わされて封じられてるの」
マミ「話してくれてありがとう、鹿目さん。ひとつだけ教えて。どうして、嘘をついたの?」
まどか「……ごめんなさい。ただ、新しい世界で幸せになっているのに、辛い『ほんとうのこと』を知る必要があるのかと思って……。
でもわたしの傲慢でした。みんなにはちゃんと伝えておかなきゃだめだった」
マミ「教えてくれてありがとう。嬉しいわ」
さやか「なんか杏子、反応薄いね」
杏子「んー。だいたい想像つくだろ。前に考えをまどかに話して、確かめてるしな」
さやか「なんですとーっ。教えてくれたっていいじゃんかー」
杏子「うっせーな、まどかが話さねーことをアタシが言えねーだろーが」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:49:42.50 ID:ip/l02GK0
マミ「そうね。話す気になるまで待とうと、私も思ってたわ」
さやか「マミさんも気付いてたんですか!」
マミ「薄々、ね。なにか妙だと思ったもの。それで、今日話してくれた理由は、もしかして暁美さんにあるのかしら?」
マミの言葉にまどかは頷いた。
ほむら「それじゃあ、私の話をするわ」
そして、ほむらは、何度も繰り返した一ヶ月のことを話した。
ほむら「……だから、私は戦い続ける」
さやか「ほむら……」
ほむら「なによ美樹さや、……!」
泣き出したさやかにほむらはぎょっとした。
さやか「ほむ゛ら゛あっ、あん゛た、辛がっだんだねぇ~っ!」
さやか「マミさんも気付いてたんですか!」
マミ「薄々、ね。なにか妙だと思ったもの。それで、今日話してくれた理由は、もしかして暁美さんにあるのかしら?」
マミの言葉にまどかは頷いた。
ほむら「それじゃあ、私の話をするわ」
そして、ほむらは、何度も繰り返した一ヶ月のことを話した。
ほむら「……だから、私は戦い続ける」
さやか「ほむら……」
ほむら「なによ美樹さや、……!」
泣き出したさやかにほむらはぎょっとした。
さやか「ほむ゛ら゛あっ、あん゛た、辛がっだんだねぇ~っ!」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:51:38.63 ID:ip/l02GK0
杏子「なんでさやかが泣いてんだよ……」
さやか「そーゆーあんただって、泣いてるくせにっ!」
杏子「は!? えっ!? うわあ見んな見んな!」
杏子は両手で顔を覆った。
杏子「なんで……アタシ二度目なのに……うぅ~っ」
マミ「暁美さん。今の私たちがあるのは、貴女のおかげなのね。ありがとう」
ほむら「そんな、こと……」
ほむらの言葉が途切れた。
その瞳からはらはらと涙が零れる。
涙を流していることに自分自身で驚いて、ほむらはそれに細い指で触れた。
さやか「そーゆーあんただって、泣いてるくせにっ!」
杏子「は!? えっ!? うわあ見んな見んな!」
杏子は両手で顔を覆った。
杏子「なんで……アタシ二度目なのに……うぅ~っ」
マミ「暁美さん。今の私たちがあるのは、貴女のおかげなのね。ありがとう」
ほむら「そんな、こと……」
ほむらの言葉が途切れた。
その瞳からはらはらと涙が零れる。
涙を流していることに自分自身で驚いて、ほむらはそれに細い指で触れた。
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 22:52:55.98 ID:ip/l02GK0
さやか「ち、ちょっと、ほむら?」
ほむら「美樹さやか。仲良くしようとしてくれたクラスメイト。いつも明るい貴女が絶望していくのは私も苦しかった。貴女を救えなくて、……ごめんなさい」
涙を流したまま、ほむらが淡々と言う。
ほむら「杏子。いつも私と戦ってくれた仲間。貴女の優しさには何度も救われた。それなのに助けられなくて、ごめんなさい」
さやかはまた溢れた涙を拭き、杏子は悔しそうに顔を伏せた。
ほむら「巴マミ。私たちの素敵な先輩。私が失敗したときも励ましてくれた。私から歩み寄れなくて……、ごめんなさい」
マミ「暁美さん……ぐすっ」
ほむら「美樹さやか。仲良くしようとしてくれたクラスメイト。いつも明るい貴女が絶望していくのは私も苦しかった。貴女を救えなくて、……ごめんなさい」
涙を流したまま、ほむらが淡々と言う。
ほむら「杏子。いつも私と戦ってくれた仲間。貴女の優しさには何度も救われた。それなのに助けられなくて、ごめんなさい」
さやかはまた溢れた涙を拭き、杏子は悔しそうに顔を伏せた。
ほむら「巴マミ。私たちの素敵な先輩。私が失敗したときも励ましてくれた。私から歩み寄れなくて……、ごめんなさい」
マミ「暁美さん……ぐすっ」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 23:12:55.51 ID:ip/l02GK0
ほむらは隣を向いて、まどかを見つめた。
微笑みながら頷くまどか。
ほむら「まどか。私の大事な、最初の友達。貴女を……っ、貴女を……!」
言葉に詰まったほむらはただ手をまどかに伸ばす。
まどかはその手をとって、ほむらを抱き寄せた。
まどか「もういい。もういいんだよ、ほむらちゃん」
ほむら「まどか……! まどかぁ……っ、うわあぁん」
ついにほむらが泣き声をあげ、まどかに抱きすがる。
まどかは慈しむようにその頭を撫でた。
微笑みながら頷くまどか。
ほむら「まどか。私の大事な、最初の友達。貴女を……っ、貴女を……!」
言葉に詰まったほむらはただ手をまどかに伸ばす。
まどかはその手をとって、ほむらを抱き寄せた。
まどか「もういい。もういいんだよ、ほむらちゃん」
ほむら「まどか……! まどかぁ……っ、うわあぁん」
ついにほむらが泣き声をあげ、まどかに抱きすがる。
まどかは慈しむようにその頭を撫でた。
123: また規制だった。ごめんなさい 2012/02/19(日) 23:16:41.13 ID:ip/l02GK0
…
まどか「……というわけでほむらちゃんは魔女を撃退して、とりあえずの魔女化を防ぐことができた」
まどかが四人を見回す。
ほむらはものすごく恥ずかしそうにしている。
まどか「でもね、魔女はいつでも機会を窺ってるの。わたしのなかから這い出て、呪いを世界に振り撒こうとする。
だからみんなは、絶望しないで。すべての呪いはここにある」
まどかはそっと自分の胸を押さえた。
まどか「だから、みんなは絶望する必要なんて、ないの」
そういってまどかはほんのりと笑んだ。
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 23:23:37.42 ID:ip/l02GK0
マミ「さて! それじゃ、パーティを始めましょうか!」
マミが嬉しそうに手を叩いた。
杏子「なんの話だよマミ」
マミ「あら。プリ・マギカ・レギオン結成記念パーティをするってこの前話したじゃない」
杏子「初耳だぞ……」
さやか「ほーら杏子、コップ持って」
マミ「はい、じゃあかんぱーい!」
まどか「えへへ、乾杯」
杏子「かんぱー」
さやか「かんぱーいっ!」
ほむら「乾杯」
かちかちんとグラスが小突き合わされる。
マミが嬉しそうに手を叩いた。
杏子「なんの話だよマミ」
マミ「あら。プリ・マギカ・レギオン結成記念パーティをするってこの前話したじゃない」
杏子「初耳だぞ……」
さやか「ほーら杏子、コップ持って」
マミ「はい、じゃあかんぱーい!」
まどか「えへへ、乾杯」
杏子「かんぱー」
さやか「かんぱーいっ!」
ほむら「乾杯」
かちかちんとグラスが小突き合わされる。
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 23:27:32.82 ID:ip/l02GK0
湿度の高い空気は振り払われ、いつもの賑やかな雰囲気だった。
杏子「おーケーキだ! 毎日見てるけど食うのは久しぶりだなー」
さやか「そういや杏子、ケーキ屋でバイトしてんだっけ」
マミ「まじめで一生懸命で、いい子だってお店のひとも言ってたわよ?」
杏子「だッ、何言ってんだばか! もーっあのオッサン……」
ほむらは哀しい気持ちが消えていくのを感じた。
私はここにいていいのだ。
ここにいたいのだ。
胸の奥からなにかあたたかいものが拡がる。
ほむらはまた目が潤み出して、目をしばたいた。
杏子「おーケーキだ! 毎日見てるけど食うのは久しぶりだなー」
さやか「そういや杏子、ケーキ屋でバイトしてんだっけ」
マミ「まじめで一生懸命で、いい子だってお店のひとも言ってたわよ?」
杏子「だッ、何言ってんだばか! もーっあのオッサン……」
ほむらは哀しい気持ちが消えていくのを感じた。
私はここにいていいのだ。
ここにいたいのだ。
胸の奥からなにかあたたかいものが拡がる。
ほむらはまた目が潤み出して、目をしばたいた。
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 23:31:54.26 ID:ip/l02GK0
杏子「なんでマミがアタシのバイト先知ってんだよー…」
まどか「わたしが教えたんだよ、杏子ちゃん」
杏子「おいまどか。ちょっと表でんぞ」
さやか「まどかー今度いっしょにいこーよー」
まどか「それいいね、さやかちゃん」
杏子「やめろうぜぇ! 来たら殺す!」
さやか「ほむらもいっしょにいくよねーっ」
さやかが笑いかける。
まどか「わたしが教えたんだよ、杏子ちゃん」
杏子「おいまどか。ちょっと表でんぞ」
さやか「まどかー今度いっしょにいこーよー」
まどか「それいいね、さやかちゃん」
杏子「やめろうぜぇ! 来たら殺す!」
さやか「ほむらもいっしょにいくよねーっ」
さやかが笑いかける。
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 23:34:30.86 ID:ip/l02GK0
ほむら「――ええ、もちろん」
ほむらはその、確かなあたたかさを抱いたまま、やわらかく微笑んだ。
さやか「うおっ、ほむらが笑った! ち、ちょっと破壊力ヤバイよこれ」
まどか「ほむらちゃんはきれいだからね」
マミ「クラスの男子もめろめろなんじゃないかしら」
杏子は口の端を吊り上げて鼻を鳴らした。
さやか「ぬおーっあたしがクラス一の美人なのにー!」
まどか「初めて聞いたけど。というかさやかちゃんってラブレターすらもらったことないよね」
さやか「えっ、ま、まどかさん? なんか手厳しくないすか……」
ほむら「まったく、さやかは本当にどうしようもない愚か者ね」
ほむらはその、確かなあたたかさを抱いたまま、やわらかく微笑んだ。
さやか「うおっ、ほむらが笑った! ち、ちょっと破壊力ヤバイよこれ」
まどか「ほむらちゃんはきれいだからね」
マミ「クラスの男子もめろめろなんじゃないかしら」
杏子は口の端を吊り上げて鼻を鳴らした。
さやか「ぬおーっあたしがクラス一の美人なのにー!」
まどか「初めて聞いたけど。というかさやかちゃんってラブレターすらもらったことないよね」
さやか「えっ、ま、まどかさん? なんか手厳しくないすか……」
ほむら「まったく、さやかは本当にどうしようもない愚か者ね」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 23:36:42.24 ID:ip/l02GK0
ここにいたい。
このあたたかい場所を守っていきたい。
これが私の気持ちなのだ。
ほむらはそう思いながら、もう一度、ほわりと微笑んだ。
そして誰にも聞こえないように呟く。
ほむら「私は幸せ――」
おしまい
このあたたかい場所を守っていきたい。
これが私の気持ちなのだ。
ほむらはそう思いながら、もう一度、ほわりと微笑んだ。
そして誰にも聞こえないように呟く。
ほむら「私は幸せ――」
おしまい
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 23:37:13.16 ID:J54QicOm0
乙!!!!!!!!!!!!!!
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 23:38:05.62 ID:PaCFsh7b0
乙
136: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2012/02/19(日) 23:38:22.43 ID:+0wsspyv0
乙!! クオリティ高くて感動した!
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/19(日) 23:39:08.99 ID:ip/l02GK0
ありがとうございました。
掲載元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329651902/
Entry ⇒ 2014.08.30 | Category ⇒ 魔法少女まどか☆マギカ | Comments (0)
まどか「ほむら100式」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:20:33.01 ID:ycRXqei30
登場人物は全員18歳以上です
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:21:42.32 ID:ycRXqei30
キュゥべえ博士の研究所
QB「ついに…ついに完成したぞ!!」
QB「さあ、目覚めるんだ!科学の粋を集めたヒューマノイド……」
ほむら(……)パチ ムクリ
QB「汎用人型ダッチワイフほむら100式よ!!」
ほむら「はい。私の名前はほむら100式。汎用人型ダッチワイフ…」
ほむら「えっ!?ダッチワイフ!!?」ガビーン
QB「ついに…ついに完成したぞ!!」
QB「さあ、目覚めるんだ!科学の粋を集めたヒューマノイド……」
ほむら(……)パチ ムクリ
QB「汎用人型ダッチワイフほむら100式よ!!」
ほむら「はい。私の名前はほむら100式。汎用人型ダッチワイフ…」
ほむら「えっ!?ダッチワイフ!!?」ガビーン
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:24:36.57 ID:ycRXqei30
QB「その通り!」クワッ
QB「B70W55H80!!ツルペタボディと男を圧倒するインランな性戯の数々!!」
QB「僕は、射精時の快感とその後の賢者タイムの相転移時に発生するエネルギーを回収する技術を開発した!」
QB「君の搾精で、この宇宙のエネルギー問題を解決しようってわけさ!!」
ほむら「えっと…魔法少女になって魔女と戦ったり、魔女になったりとかじゃなくて?」
QB「いんやダッチワイフ」
QB「B70W55H80!!ツルペタボディと男を圧倒するインランな性戯の数々!!」
QB「僕は、射精時の快感とその後の賢者タイムの相転移時に発生するエネルギーを回収する技術を開発した!」
QB「君の搾精で、この宇宙のエネルギー問題を解決しようってわけさ!!」
ほむら「えっと…魔法少女になって魔女と戦ったり、魔女になったりとかじゃなくて?」
QB「いんやダッチワイフ」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:26:44.21 ID:ycRXqei30
QB「君は一生を性の奴隷として男に仕えるんだ」
QB「どれ。まずは僕が君の性能を試して」チー
ほむら「いや~~~!!」バッ パパパパ
QB「きゅべべべっ!!」
QB「どれ。まずは僕が君の性能を試して」チー
ほむら「いや~~~!!」バッ パパパパ
QB「きゅべべべっ!!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:29:06.33 ID:ycRXqei30
QB「ぐほっ」バタッ ドクドク
ほむら「はあ…はあ…」
QB「ど…どうしたことだ!マインドプログラムにミスが!?」
ほむら「くっ…!」ダッ
QB「お…おい!どこへ行く!君はダッチワイフなんだぞ~~~!?」
ほむら「はあ…はあ…」
QB「ど…どうしたことだ!マインドプログラムにミスが!?」
ほむら「くっ…!」ダッ
QB「お…おい!どこへ行く!君はダッチワイフなんだぞ~~~!?」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:31:21.30 ID:ycRXqei30
ほむら(そんな…)
ほむら(私はHをするためだけに生まれてきたダッチワイフ…?)
ほむら(一生、おぞましい男なんかの性の奴隷にならなければならないなんて!)
ほむら「思わず逃げ出しちゃったけど…これからどうしよう……」
ほむら「ん?」
犬「クゥ~ン」
ほむら「お前も一人ぼっちなのね。おいで」スッ
ほむら(私はHをするためだけに生まれてきたダッチワイフ…?)
ほむら(一生、おぞましい男なんかの性の奴隷にならなければならないなんて!)
ほむら「思わず逃げ出しちゃったけど…これからどうしよう……」
ほむら「ん?」
犬「クゥ~ン」
ほむら「お前も一人ぼっちなのね。おいで」スッ
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:33:58.41 ID:ycRXqei30
まどか「それじゃあさやかちゃん、またね!」
さやか「おう!また明日!」
オンオン
まどか「ん?」
犬「ハッハッ」カクカク
ほむら「あ…あんっ!ちょっとコラァ!」
まどか(半裸の女の子が犬に襲われてる!?)ブッ
さやか「おう!また明日!」
オンオン
まどか「ん?」
犬「ハッハッ」カクカク
ほむら「あ…あんっ!ちょっとコラァ!」
まどか(半裸の女の子が犬に襲われてる!?)ブッ
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:36:13.12 ID:ycRXqei30
まどか「こ…コラ!あっちに行け!」
犬「キャンッ」タタタ…
まどか「だ…大丈夫だった?」
ほむら「え、ええ……。ありがとう」
ほむら(危うく男どころか犬用ダッチワイフになるところだったわ…)ゼーハー ゼーハー
まどか「……」
ほむら「あ…あの、これはその」カアァ~
まどか「あの…私の家すぐ近くなんだけど、よかったら着替えとか渡そうか?」
ほむら「え?」
犬「キャンッ」タタタ…
まどか「だ…大丈夫だった?」
ほむら「え、ええ……。ありがとう」
ほむら(危うく男どころか犬用ダッチワイフになるところだったわ…)ゼーハー ゼーハー
まどか「……」
ほむら「あ…あの、これはその」カアァ~
まどか「あの…私の家すぐ近くなんだけど、よかったら着替えとか渡そうか?」
ほむら「え?」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:38:29.45 ID:ycRXqei30
まどホーム
まどか「着替え置いとくね」
ほむら「え…ええ」
ほむら(どうしよう…結局ついて来てしまったわ)
ほむら(おまけにシャワーまで貸してくれて…)シャアー
ほむら(なんて優しい子なのかしら…)
ほむら(こうなったら体で恩を返すしかないじゃない!!)ズギャーン
まどか「着替え置いとくね」
ほむら「え…ええ」
ほむら(どうしよう…結局ついて来てしまったわ)
ほむら(おまけにシャワーまで貸してくれて…)シャアー
ほむら(なんて優しい子なのかしら…)
ほむら(こうなったら体で恩を返すしかないじゃない!!)ズギャーン
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:40:57.21 ID:ycRXqei30
ほむら「お……お待たせ……」ドキドキ
まどか「さっぱりした?よかったら一緒に夕ご飯を…」
ほむら「 ど う ぞ 召 し 上 が っ て く だ さ い 」バッ
まどか(なんで服着てないの!?)ブッ
まどか「あ…あの、着替え置いたって言わなかったかな…?」
ほむら「えっ?」
まどか「さっぱりした?よかったら一緒に夕ご飯を…」
ほむら「 ど う ぞ 召 し 上 が っ て く だ さ い 」バッ
まどか(なんで服着てないの!?)ブッ
まどか「あ…あの、着替え置いたって言わなかったかな…?」
ほむら「えっ?」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:42:59.07 ID:ycRXqei30
まどか「へー、ほむらちゃんっていうんだ。見滝原大学?」
ほむら「い…いえ」
まどか「私は鹿目まどか。よろしくね!」
ほむら「えっ?あ、よろしく」
ほむら「い…いえ」
まどか「私は鹿目まどか。よろしくね!」
ほむら「えっ?あ、よろしく」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:45:05.13 ID:ycRXqei30
まどか「ところでほむらちゃん。さっきはなんであんな格好で外に?」
ほむら「それは…その…」
まどか「…なんだかワケありみたいだね」
まどか「とりあえず今日は泊っていきなよ」
まどか「私はソファーに寝るから、ほむらちゃんベッド使って良いよ」
ほむら「で…でも、そんな」
まどか「いいからいいから!」
ほむら「それは…その…」
まどか「…なんだかワケありみたいだね」
まどか「とりあえず今日は泊っていきなよ」
まどか「私はソファーに寝るから、ほむらちゃんベッド使って良いよ」
ほむら「で…でも、そんな」
まどか「いいからいいから!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:47:52.01 ID:ycRXqei30
夜
まどか「……」
まどか(なんだかドキドキする…)
まどか(ううん!寝よ寝よ!)クークー
ほむら「うぅ…」
ほむら(まどかだったら寝てる間に襲われる心配はなさそうだけど…)
ほむら(私の方が興奮して眠れない~~~!!)
【ほむら100式マニュアル】
ダッチワイフであるほむら100式は、基本的に夜行性なのだ!!
まどか「……」
まどか(なんだかドキドキする…)
まどか(ううん!寝よ寝よ!)クークー
ほむら「うぅ…」
ほむら(まどかだったら寝てる間に襲われる心配はなさそうだけど…)
ほむら(私の方が興奮して眠れない~~~!!)
【ほむら100式マニュアル】
ダッチワイフであるほむら100式は、基本的に夜行性なのだ!!
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:50:11.95 ID:ycRXqei30
ほむら「……」
ほむら「まどか…もう寝ちゃった…?」
まどか「むにゃむにゃ」
ほむら「助けてくれたお礼をするわね…」ファサッ…
ほむら(ああ…まどか……なんてかわいいの…)
ほむら(もう我慢できない!!)ハアハア
【ほむら100式マニュアル】
ダッチワイフであるほむら100式は、レズプレイにも対応しているのだ!!
ほむら「まどか…もう寝ちゃった…?」
まどか「むにゃむにゃ」
ほむら「助けてくれたお礼をするわね…」ファサッ…
ほむら(ああ…まどか……なんてかわいいの…)
ほむら(もう我慢できない!!)ハアハア
【ほむら100式マニュアル】
ダッチワイフであるほむら100式は、レズプレイにも対応しているのだ!!
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:52:36.20 ID:ycRXqei30
まどか「う~ん……」
まどか「んっ…?」パチ
ほむら「んちゅ~」ズイッ
まどか「ほ…ほむらちゃん!?なんで裸で私にのしかかってるの!!?」ガシッ
【ほむら100式マニュアル】
ダッチワイフであるほむら100式は、夜這いプレイにも対応しているのだ!!
まどか「んっ…?」パチ
ほむら「んちゅ~」ズイッ
まどか「ほ…ほむらちゃん!?なんで裸で私にのしかかってるの!!?」ガシッ
【ほむら100式マニュアル】
ダッチワイフであるほむら100式は、夜這いプレイにも対応しているのだ!!
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:55:13.33 ID:ycRXqei30
ほむら「大丈夫だから!痛くしないから!」ググ
まどか「だ…ダメだよこんなの!女の子同士で…」グググ
ほむら「ちょっとだけ!!ちょっとだけ!!」ググググググググ
まどか「こ…こんなの…」グイッ
ほむら(えっ?)
まどか「ダメーーー!!」ヒュッ
ほむら「ジャーマンッ!!」ドゴオッ
まどか「ほッ!」スタッ
ほむら「ぐふぅ…」プシュ~
まどか「だ…ダメだよこんなの!女の子同士で…」グググ
ほむら「ちょっとだけ!!ちょっとだけ!!」ググググググググ
まどか「こ…こんなの…」グイッ
ほむら(えっ?)
まどか「ダメーーー!!」ヒュッ
ほむら「ジャーマンッ!!」ドゴオッ
まどか「ほッ!」スタッ
ほむら「ぐふぅ…」プシュ~
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 21:57:49.38 ID:ycRXqei30
チュンチュン
ほむら(……ん)パチ
まどか「あ、起きた?」
まどか「さっきはごめんね。あんなつもりじゃなかったんだけど…」
ほむら「いえっ、私の方こそ迷惑をかけてしまって…」
まどか「気にしないで。とりあえずほむらちゃんが元気そうでよかった!」ティヒヒ
ほむら(……ん)パチ
まどか「あ、起きた?」
まどか「さっきはごめんね。あんなつもりじゃなかったんだけど…」
ほむら「いえっ、私の方こそ迷惑をかけてしまって…」
まどか「気にしないで。とりあえずほむらちゃんが元気そうでよかった!」ティヒヒ
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:00:26.68 ID:ycRXqei30
ほむら(私…これからどうしよう…)
ほむら(このままじゃ風俗で働くぐらいしか…)
ほむら「あ…あの……まどか」
まどか「ん?なに?」
ほむら「私をもうしばらくここにおいて!お願い!」バッ
まどか「……」
まどか「…うん」
まどか「こんなところでよければ、いつまでもいていいよ!」ティヒヒ
ほむら(このままじゃ風俗で働くぐらいしか…)
ほむら「あ…あの……まどか」
まどか「ん?なに?」
ほむら「私をもうしばらくここにおいて!お願い!」バッ
まどか「……」
まどか「…うん」
まどか「こんなところでよければ、いつまでもいていいよ!」ティヒヒ
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:03:08.34 ID:ycRXqei30
ほむら「ほ…本当!?」
まどか「そのかわり、掃除洗濯色々やってもらうけどね」
ほむら「色々…」モワワ~ン
まどか『ああっ…ほむらちゃんダメェ…』
まどか『ほむらちゃん…!ほむらちゃん…!』
まどか『一緒にいいい!!』
ほむら「……」プーッ
まどか「大丈夫!?」
ほむら「ち、違うの!!私はそんなふしだらなこと考えてなんかないから!!」
まどか「う…うん。掃除洗濯だけでいいから…」
第1話 終
まどか「そのかわり、掃除洗濯色々やってもらうけどね」
ほむら「色々…」モワワ~ン
まどか『ああっ…ほむらちゃんダメェ…』
まどか『ほむらちゃん…!ほむらちゃん…!』
まどか『一緒にいいい!!』
ほむら「……」プーッ
まどか「大丈夫!?」
ほむら「ち、違うの!!私はそんなふしだらなこと考えてなんかないから!!」
まどか「う…うん。掃除洗濯だけでいいから…」
第1話 終
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:05:50.31 ID:ycRXqei30
キュゥべえ博士の研究所
QB「ほむら100式に逃げられて早数か月…」
QB「僕はほむら100式から、さらに進化したダッチワイフを完成させた!」
QB「さあ起動するんだ!汎用人型ダッチワイフ…」
マミ(……)パチ ムクリ
QB「マミ105式!!」
QB「ほむら100式に逃げられて早数か月…」
QB「僕はほむら100式から、さらに進化したダッチワイフを完成させた!」
QB「さあ起動するんだ!汎用人型ダッチワイフ…」
マミ(……)パチ ムクリ
QB「マミ105式!!」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:08:12.55 ID:ycRXqei30
恭介の病室
TV「『次のニュースです。つい先ほど見滝原市内で下半身を露出し徘徊している男性?が逮捕されました』」
TV「『男?は金髪の女性を次々と襲い…』」
さやか「うわあ…変態……」
恭介「でも、すぐに逮捕されたみたいで良かったよ」
恭介「さやかも気を付けなよ?かわいいんだから」
さやか「え…?あ……ひ…ひゃ…」カアァ~
さやか「ののの飲み物買って来るね!!」ダッ ガチャバタン
恭介「お、おい!……そこにさやかが買ってきたお茶があるじゃないか…」
TV「『次のニュースです。つい先ほど見滝原市内で下半身を露出し徘徊している男性?が逮捕されました』」
TV「『男?は金髪の女性を次々と襲い…』」
さやか「うわあ…変態……」
恭介「でも、すぐに逮捕されたみたいで良かったよ」
恭介「さやかも気を付けなよ?かわいいんだから」
さやか「え…?あ……ひ…ひゃ…」カアァ~
さやか「ののの飲み物買って来るね!!」ダッ ガチャバタン
恭介「お、おい!……そこにさやかが買ってきたお茶があるじゃないか…」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:10:39.73 ID:ycRXqei30
さやか(ひゃ~~~!!恭介が私のことかわいいだって!!)
さやか(これって脈あるよね!?)
さやか(ひゃ~~~!!)タタタタ…
看護師「こら!病院の中は走らないでください!」
マミ「……」
マミ「飢えた御主人様の臭いがするわ…!」
さやか(これって脈あるよね!?)
さやか(ひゃ~~~!!)タタタタ…
看護師「こら!病院の中は走らないでください!」
マミ「……」
マミ「飢えた御主人様の臭いがするわ…!」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:13:13.13 ID:ycRXqei30
恭介「リハビリもしないとね…」グッグッ
ガチャッ
マミ「お邪魔しま~す」
恭介「早かったねさや……どちら様?」
恭介(この人胸大きい……って馬鹿!何考えてるんだ!)
マミ「私は汎用人型ダッチワイフ…」
恭介「ダ…ダッチ?」
マミ「いえ!ラブドールのマミ105式よ!!」
恭介「ラブドール!?」
ガチャッ
マミ「お邪魔しま~す」
恭介「早かったねさや……どちら様?」
恭介(この人胸大きい……って馬鹿!何考えてるんだ!)
マミ「私は汎用人型ダッチワイフ…」
恭介「ダ…ダッチ?」
マミ「いえ!ラブドールのマミ105式よ!!」
恭介「ラブドール!?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:15:19.54 ID:ycRXqei30
マミ「あなた、長い入院生活で随分溜まってるんじゃない?」
マミ「マミさんが優しくヌキヌキしてあげるわ!!」バッ
恭介「ええっ!?」ドサッ
【マミ105式マニュアル】
ダッチワイフであるマミ105式は、逆レイププレイにも対応しているのだ!!
マミ「マミさんが優しくヌキヌキしてあげるわ!!」バッ
恭介「ええっ!?」ドサッ
【マミ105式マニュアル】
ダッチワイフであるマミ105式は、逆レイププレイにも対応しているのだ!!
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:17:29.93 ID:ycRXqei30
マミ「ほらほらっ!パンツ降ろしちゃうわよ!」グイグイ
恭介「や…やめてくれ!!」バッ
マミ「きゃっ」
恭介(僕はさやかのことが好きなんだ!さやかを裏切るわけにはいかない!)ズルズル
マミ「逃がさないわ!」シュバッ
恭介(うわあー!さやかァー!!)
恭介「や…やめてくれ!!」バッ
マミ「きゃっ」
恭介(僕はさやかのことが好きなんだ!さやかを裏切るわけにはいかない!)ズルズル
マミ「逃がさないわ!」シュバッ
恭介(うわあー!さやかァー!!)
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:20:30.42 ID:ycRXqei30
ガチャ
さやか「ありゃ?恭介こんなところで何やってんの?」
恭介「さやか!?いいところに!」
恭介「リハビリ中に知らない女の人が襲ってきたんだ!」
さやか「……!」
さやか「お…女の人って…それ……?」プルプル
恭介「そうだよ!」クルッ
マミ「……」グンニャリ
恭介「!?」
さやか「ありゃ?恭介こんなところで何やってんの?」
恭介「さやか!?いいところに!」
恭介「リハビリ中に知らない女の人が襲ってきたんだ!」
さやか「……!」
さやか「お…女の人って…それ……?」プルプル
恭介「そうだよ!」クルッ
マミ「……」グンニャリ
恭介「!?」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:24:04.35 ID:ycRXqei30
恭介「ちょ、ちょっと!どうしたの!?さっきまで動いてたでしょ!?」ユサユサ
マミ「……」ガクンガクン
【マミ105式マニュアル】
ダッチワイフであるマミ105式は、マグロモードになると一切無反応になるのだ!!
マミ「……」ガクンガクン
【マミ105式マニュアル】
ダッチワイフであるマミ105式は、マグロモードになると一切無反応になるのだ!!
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:26:29.87 ID:ycRXqei30
さやか「は…はは……リハビリは大事だよね…」
さやか「腰の筋肉とか…衰えちゃうもんね」
恭介「さ…さやか…違うんだ……僕の話を」
さやか「リハビリの邪魔しちゃ悪いから…今日はもう帰るね…」
さやか「ど…どんな趣味を持ってても…恭介は恭介だから」ジリッ
さやか「さよなら!」バッ ガチャバタン
恭介「さやかァー!!」
さやか「腰の筋肉とか…衰えちゃうもんね」
恭介「さ…さやか…違うんだ……僕の話を」
さやか「リハビリの邪魔しちゃ悪いから…今日はもう帰るね…」
さやか「ど…どんな趣味を持ってても…恭介は恭介だから」ジリッ
さやか「さよなら!」バッ ガチャバタン
恭介「さやかァー!!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:29:50.70 ID:ycRXqei30
マミ「ん」パチ
マミ「上手くいったみたいね」
恭介「あ…あんた……どういうつもりなんだ…?」ブルブル
マミ「彼女に浮気だと勘違いされたら不味いでしょう」
恭介「え?」
恭介(この人…僕のことを気遣って…)
恭介「……」
恭介「いや!?ラブドールも十分ヤバイよ!!?」ズギャーン
マミ「上手くいったみたいね」
恭介「あ…あんた……どういうつもりなんだ…?」ブルブル
マミ「彼女に浮気だと勘違いされたら不味いでしょう」
恭介「え?」
恭介(この人…僕のことを気遣って…)
恭介「……」
恭介「いや!?ラブドールも十分ヤバイよ!!?」ズギャーン
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:32:09.33 ID:ycRXqei30
マミ「さて、彼女さんは帰っちゃったことだし」
マミ「私の中にドピュドピュ出しちゃいなさい!!」スポーン
恭介「僕のパンツが!?」
マミ「うふふ」ジリッ
恭介「待ってくれ!このままじゃ結局さやかを裏切る事に!」
マミ「大丈夫大丈夫。人間じゃないからノーカンノーカン」
マミ「まずは前戯からよ!!」シュコココ
恭介「はうううっ!?」
【マミ105式マニュアル】
ダッチワイフであるマミ105式の手コキは20回/Sなのだ!!
マミ「私の中にドピュドピュ出しちゃいなさい!!」スポーン
恭介「僕のパンツが!?」
マミ「うふふ」ジリッ
恭介「待ってくれ!このままじゃ結局さやかを裏切る事に!」
マミ「大丈夫大丈夫。人間じゃないからノーカンノーカン」
マミ「まずは前戯からよ!!」シュコココ
恭介「はうううっ!?」
【マミ105式マニュアル】
ダッチワイフであるマミ105式の手コキは20回/Sなのだ!!
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:34:47.22 ID:ycRXqei30
さやか(よく考えたら、恭介があんなもの持ってるはずがない)
さやか(何か理由があるはず)
さやか(恭介の話をちゃんと聞こう…)
さやか「恭介~…さっきは急に帰っちゃってごめ…」ガチャ
恭介「ああ…っ!」ビュルビュルッ
マミ「……」ビチャビチャ
さやか「……」
恭介「さ、さやか!?」
さやか「…お邪魔しました~…」パタン
恭介「さやかァー!!」
第2話 終
さやか(何か理由があるはず)
さやか(恭介の話をちゃんと聞こう…)
さやか「恭介~…さっきは急に帰っちゃってごめ…」ガチャ
恭介「ああ…っ!」ビュルビュルッ
マミ「……」ビチャビチャ
さやか「……」
恭介「さ、さやか!?」
さやか「…お邪魔しました~…」パタン
恭介「さやかァー!!」
第2話 終
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:37:39.17 ID:ycRXqei30
まどか「そっか…。上条君大変だね…」
恭介「鹿目さんもね…」
ほむら「あなた妹なんだから、おっぱい少し私に寄こしなさいよ」
マミ「どうやってよ…」
恭介「鹿目さんもね…」
ほむら「あなた妹なんだから、おっぱい少し私に寄こしなさいよ」
マミ「どうやってよ…」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:40:01.77 ID:ycRXqei30
ほむら「それにしても病院の個室プレイとはね」
ほむら「個室でありながら公共の場所でもあるという不思議な感覚…」
ほむら「なんだか体が火照って来たわ…!」
ほむら「まどかァー!!」ズボォ
まどか「ちょっと!?パンツの中に顔突っ込んでるよ!?」
マミ「あら、向こうは始まったわね」
マミ「こっちも始めましょうか」ガシ
恭介「ちょっ!?」ギリギリ
ほむら「個室でありながら公共の場所でもあるという不思議な感覚…」
ほむら「なんだか体が火照って来たわ…!」
ほむら「まどかァー!!」ズボォ
まどか「ちょっと!?パンツの中に顔突っ込んでるよ!?」
マミ「あら、向こうは始まったわね」
マミ「こっちも始めましょうか」ガシ
恭介「ちょっ!?」ギリギリ
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:42:38.85 ID:ycRXqei30
ほむら「まどか!!まどか!!」フンフンッ ペロペロ チュパチュパ
まどか「きゃあっ!」
まどか「いい加減にしなさい!」ガシッ
ほむら「ほむぅ!?」
マミ「今日はパイズリよ!!」ズルッ シュコココ
恭介「はうううっ!?」
まどか「きゃあっ!」
まどか「いい加減にしなさい!」ガシッ
ほむら「ほむぅ!?」
マミ「今日はパイズリよ!!」ズルッ シュコココ
恭介「はうううっ!?」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:44:48.48 ID:ycRXqei30
さやか「飲み物買ってきたよ~」ガチャ
まどか「はあッ!!」ブンッ
ほむら「ミストクラッ!!」ドグシャ
恭介「うああ…っ!」ビュルビュルッ
マミ「……」ビチャビチャ
さやか「……」
さやか「……」パタン
おまけ 終
まどか「はあッ!!」ブンッ
ほむら「ミストクラッ!!」ドグシャ
恭介「うああ…っ!」ビュルビュルッ
マミ「……」ビチャビチャ
さやか「……」
さやか「……」パタン
おまけ 終
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:47:11.29 ID:ycRXqei30
ありがとうございました
ここまでしか書いてない
5話分考えたけど盛り上がらなかった
ここまでしか書いてない
5話分考えたけど盛り上がらなかった
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:48:31.19 ID:PG43O8fJ0
いや俺の中で相当盛り上がってるんだけど
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:48:42.93 ID:3Dn7APAO0
生殺しだとおおおおお!!?
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/20(月) 22:49:48.80 ID:+9Nz7WHRO
>>1は童貞なんだろうなぁと思った
乙
乙
掲載元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329740433/
Entry ⇒ 2014.08.30 | Category ⇒ 魔法少女まどか☆マギカ | Comments (0)
男「ヤンデレと付き合いたい」
1 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/08(水) 23:08:24
男「ヤンデレと付き合いたい。」
男「あー付き合いてぇぇぇ!!」
男「嫉妬されて監禁とかされて」
男「男君男君男君男君男君男君男君男君…」
男「ってされたいおォーーッ!!!」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/08(水) 23:14:20
男「監禁されたら、最初は抵抗して」フーッフーッ?
男「3日以内に堕ちてやるッ!!」ハァハァ…
男「ヤンデレ…ヤンデレヤンデレヤンデレヤンデレヤンデレヤンデレヤンデレ」ブツ…ブツ…
男「メンヘラとかいう奴らと一緒に」
男「してる奴らがいるが…」
男「3日以内に堕ちてやるッ!!」ハァハァ…
男「ヤンデレ…ヤンデレヤンデレヤンデレヤンデレヤンデレヤンデレヤンデレ」ブツ…ブツ…
男「メンヘラとかいう奴らと一緒に」
男「してる奴らがいるが…」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/09(木) 16:34:58
男「断じて違うッ!!」
男「メンヘラは自分第一ッ!!」
男「新しく男が出来たらすぐにポイッ!」
男「付き合った人間の人生を狂わす人外ッ!」
男「メンヘラは自分第一ッ!!」
男「新しく男が出来たらすぐにポイッ!」
男「付き合った人間の人生を狂わす人外ッ!」
8 :jgpj :2012/02/09(木) 16:37:51
男「ヤンデレは相手中心ッ!」
男「どんな時でも相手の事を考え、」
男「病的にデレデレしてくるッ!」
男「大切にしてくれるッ!!」
男「だから俺も大切にするッ!」
男「だから、ヤンデレを俺に…」
男「どんな時でも相手の事を考え、」
男「病的にデレデレしてくるッ!」
男「大切にしてくれるッ!!」
男「だから俺も大切にするッ!」
男「だから、ヤンデレを俺に…」
9 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/09(木) 16:40:13
男「ほら…気持ちが募り過ぎて」
男「名前欄に意味不明な事まで書いてしまった」ハァハァ…
男「誰かこの気持ちを理解してくれる奴は…」キョロキョロ
男「友だッ!友と語ろう!」
男「名前欄に意味不明な事まで書いてしまった」ハァハァ…
男「誰かこの気持ちを理解してくれる奴は…」キョロキョロ
男「友だッ!友と語ろう!」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/09(木) 22:24:01
とぅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる
ガチャッ
友『はいもしもーし』
男「よぉッ!友ォッ!」
友『お、おぅ…元気だね。男』
男「そんな事はどうだっていいんだ」
男「今暇~?暇なら」
男「か・た・ろ・う・ぜ☆」
友「じゃあ今からそっち向かうわ」
ガチャッ
友『はいもしもーし』
男「よぉッ!友ォッ!」
友『お、おぅ…元気だね。男』
男「そんな事はどうだっていいんだ」
男「今暇~?暇なら」
男「か・た・ろ・う・ぜ☆」
友「じゃあ今からそっち向かうわ」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/09(木) 23:42:21
5分後
友「来たぞ」
男「おお、早いな」
友「まーな」
友「来たぞ」
男「おお、早いな」
友「まーな」
16 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/09(木) 23:53:17
男「どうしてこんなに早いんだ?」
友「い、いや たまたま近くに通っててさ」
友「それより、何を語るんだ?」
男「ヤンデレだ!!」
友「・・・・・・はい?」
友「い、いや たまたま近くに通っててさ」
友「それより、何を語るんだ?」
男「ヤンデレだ!!」
友「・・・・・・はい?」
17 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 00:01:12
友「どうしたんだ男、そんなことを急に言って」
男「だってさー この歳になっても彼女いない暦が年齢なんだぜ俺」
友「いやまあ、知ってるけど」
男「お前は良いよな、あんなかわいい子と付き合えてさ」
友「そりゃがんばったからな」
友「でもだからって何でヤンデレにつながるんだよ」
男「だって、ヤンデレって自分のことだけを好きでいてくれて、思い余って
監禁したり、他の女の子と少し話しているだけでも嫉妬心むき出しにして可愛いし
----」
友「わ、分かったって」
男「だってさー この歳になっても彼女いない暦が年齢なんだぜ俺」
友「いやまあ、知ってるけど」
男「お前は良いよな、あんなかわいい子と付き合えてさ」
友「そりゃがんばったからな」
友「でもだからって何でヤンデレにつながるんだよ」
男「だって、ヤンデレって自分のことだけを好きでいてくれて、思い余って
監禁したり、他の女の子と少し話しているだけでも嫉妬心むき出しにして可愛いし
----」
友「わ、分かったって」
18 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 00:05:58
友「で、要するにお前はヤンデレ彼女がほしいと」
男「おう!そのとおりだ!」
友「無理だろ」
男「なぜだ!」
友「だってお前、めっちゃ女子に嫌われてるじゃん」
男「・・・・え?」
友「え、し、知らなかったの?」
男「・・・・・うん」
男「おう!そのとおりだ!」
友「無理だろ」
男「なぜだ!」
友「だってお前、めっちゃ女子に嫌われてるじゃん」
男「・・・・え?」
友「え、し、知らなかったの?」
男「・・・・・うん」
19 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 00:10:42
友「ごめん、つい知っていると思って」
男「い、いや良いよ。そりゃそうだよな。よく考えたら、
俺、女友達居ないじゃん。」
男「何でこんなこと気づかなかったんだ」
友「おまえが周りを見てないからじゃね?」
男「・・・核心を突くな」
男「い、いや良いよ。そりゃそうだよな。よく考えたら、
俺、女友達居ないじゃん。」
男「何でこんなこと気づかなかったんだ」
友「おまえが周りを見てないからじゃね?」
男「・・・核心を突くな」
20 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 00:14:40
男「泣くぞ、泣いていいか?泣き喚くぞ」
友「やめてくれ・・・・」
男「・・・・ぐすっ」
友「わわ、分かったって紹介してやるよ 知り合いから一人」
男「マジで!?」
友「ああ、といってもあんま期待すんなよ」
22 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 00:22:19
後日
少女「こ、こんにちは」
友「俺の知り合いの少女ちゃんだ」
男「友、・・・警察いこう・・なっ?」
友「おいおい待て、誤解すんな、俺の知り合いの妹だ。今年で13歳だ」
男「おいおい、お前ロリコンだったのか?・・・・幻滅したわ」
友「何でだよ!!ちげーよ!知り合いだって言ってんだろ!話し聞けよ!
俺かのじょいるっつうの!」
男「氏ねリア重」
友「リア重・・・?リア充じゃなくて」
男「リアルで重たい罪を背負った人間につける言葉だ」
友「知らねーよそんな言葉!」
男「俺が今作った」
友「ぶっ飛ばすぞてめえ!」
少女「こ、こんにちは」
友「俺の知り合いの少女ちゃんだ」
男「友、・・・警察いこう・・なっ?」
友「おいおい待て、誤解すんな、俺の知り合いの妹だ。今年で13歳だ」
男「おいおい、お前ロリコンだったのか?・・・・幻滅したわ」
友「何でだよ!!ちげーよ!知り合いだって言ってんだろ!話し聞けよ!
俺かのじょいるっつうの!」
男「氏ねリア重」
友「リア重・・・?リア充じゃなくて」
男「リアルで重たい罪を背負った人間につける言葉だ」
友「知らねーよそんな言葉!」
男「俺が今作った」
友「ぶっ飛ばすぞてめえ!」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 00:25:06
男「まあまあwwwww」
友「とりあえず一回ぶっ飛ばす」
腹パン
男「ぐふっ、・・・わり、調子乗りすぎた」
友「分かればいい」
友「とりあえず一回ぶっ飛ばす」
腹パン
男「ぐふっ、・・・わり、調子乗りすぎた」
友「分かればいい」
25 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 00:37:31
誰もいないなら書くか
少女「あ、あのー」
友「あ、すまんすまん。こいつがふざけるから」ゲシッ!
男「やめてスネは痛い」
少女「あ、あのー」
友「あ、すまんすまん。こいつがふざけるから」ゲシッ!
男「やめてスネは痛い」
27 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 00:43:23
男「・・・・話戻すけど・・・で?」
友「でって、何が?」
男「誰このコ?」
友「誰って少女ちゃんだよ、おまえ、確か一度会ったはずだぞ」
少女「久しぶりです、男さん」
男「わるい、ぜんぜん覚えてねえわ、居たっけこんなちんちくりん」
少女「ち、ちんちくり・・・・」
友「またこいつは、自分から墓穴掘って、・・・・気にすんな少女ちゃん」
友「でって、何が?」
男「誰このコ?」
友「誰って少女ちゃんだよ、おまえ、確か一度会ったはずだぞ」
少女「久しぶりです、男さん」
男「わるい、ぜんぜん覚えてねえわ、居たっけこんなちんちくりん」
少女「ち、ちんちくり・・・・」
友「またこいつは、自分から墓穴掘って、・・・・気にすんな少女ちゃん」
28 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 00:48:57
どうやって出そうヤンデレ・・・・
少女「いえ、良いです・・・こういう人だって知ってますから。」ニヤ
友「お、おう、そうか」
友「(ほとんど男と会話したことないはずなのに、こいつのことは良く分からん)」
友「で、どうだ、この子なら」
男「この子ならって、俺ロリコンじゃないんだけど」
友「まあ、良いからって、とりあえずお前に必要なのは
女子との会話だ。」
男「何で俺が・・・」
少女「いえ、良いです・・・こういう人だって知ってますから。」ニヤ
友「お、おう、そうか」
友「(ほとんど男と会話したことないはずなのに、こいつのことは良く分からん)」
友「で、どうだ、この子なら」
男「この子ならって、俺ロリコンじゃないんだけど」
友「まあ、良いからって、とりあえずお前に必要なのは
女子との会話だ。」
男「何で俺が・・・」
30 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 00:53:05
男「まあな、自慢じゃないが、俺は女子と会話したことなどほとんどない!」ドン!
友「威張るな!バカ!」
「ヤッパリステキ、オトコサン」
友「え、」
少女「どうかしましたか?」
友「い、いやなんでもない・・・・(気のせいだよな)」
友「威張るな!バカ!」
「ヤッパリステキ、オトコサン」
友「え、」
少女「どうかしましたか?」
友「い、いやなんでもない・・・・(気のせいだよな)」
31 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 00:55:52
場所変わって、ショッピングモール
友「とりあえず、ふたりで会話しながら歩いてみよう」
男・少女「はーい」
テクテク
男「・・・・・・」
少女「・・・・・・」
・
・
・
友「会話しろ手前ら!」
友「とりあえず、ふたりで会話しながら歩いてみよう」
男・少女「はーい」
テクテク
男「・・・・・・」
少女「・・・・・・」
・
・
・
友「会話しろ手前ら!」
34 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 07:10:51
男「………」(気まずい…ふぅ…)
少女「♪~♪~♪」
男「……」(よかった…楽しそうだ)
ーーーー「アタリマエデスヨ」ボソッ…
男「?何か言ったか?」
少女「いえ…別に。」ニコニコ
男「そうか…ところでs」
???「おぉ~とぉ~こぉ~☆」
男「ッ!」(こ、この声はッ!)
少女「♪~♪~♪」
男「……」(よかった…楽しそうだ)
ーーーー「アタリマエデスヨ」ボソッ…
男「?何か言ったか?」
少女「いえ…別に。」ニコニコ
男「そうか…ところでs」
???「おぉ~とぉ~こぉ~☆」
男「ッ!」(こ、この声はッ!)
38 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 18:07:09
女「やっほー☆」
男「女か…」(クソ尼が…)
少女「」ジトーッ
女「えへへ~男分を補給しに来たのら~」
男「辞めてくれよッ!気持ち悪りぃな」イライラ
男「女か…」(クソ尼が…)
少女「」ジトーッ
女「えへへ~男分を補給しに来たのら~」
男「辞めてくれよッ!気持ち悪りぃな」イライラ
39 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/10(金) 23:03:24
男「少女ッ!走るぞッ!」ダッ
少女「ふぇ?!」ダッ
女「そ、そんなァ~…待ってよ」
女「男ぉ~…男…」
少女「ふぇ?!」ダッ
女「そ、そんなァ~…待ってよ」
女「男ぉ~…男…」
43 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/11(土) 10:10:41
ー紳士服売り場ー
男「はぁ…はぁ…ここまで来たら」
男「大丈夫だろうな…」
少女「き、急に走ってどうしたんですか?」オドオド
男「あぁ…あいつはな…」
男「はぁ…はぁ…ここまで来たら」
男「大丈夫だろうな…」
少女「き、急に走ってどうしたんですか?」オドオド
男「あぁ…あいつはな…」
44 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/11(土) 23:16:20
ー回想ー
45 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/12(日) 23:40:38
男「昔の事だ。俺は女とは幼馴染の関係だった。」
男「女は、顔も良く性格も明るいから他の男子からモテモテだった。」
男「あんな娘と幼馴染って羨ましいって持て囃されてたっけ…」
男「俺もそんな彼奴に憧れてた。」
男「おっと、俺がぼっち見たいに聞こえるかもしれないが」
男「ちゃんとクラスのみんなと」
男「してたからな」
男「女は、顔も良く性格も明るいから他の男子からモテモテだった。」
男「あんな娘と幼馴染って羨ましいって持て囃されてたっけ…」
男「俺もそんな彼奴に憧れてた。」
男「おっと、俺がぼっち見たいに聞こえるかもしれないが」
男「ちゃんとクラスのみんなと」
男「してたからな」
46 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/14(火) 22:41:49
男「ある日クラスメイトのaから相談された。」
男「女の事が好きだ。仲良くなりたいんだ…って。」
男「快く承知したよ。aが笑顔になってくれるなら、自分の事なんて…」
男「俺も実は好きだったんだ。女の事。」
男「とりあえず女にaを紹介した。」
男「女の事が好きだ。仲良くなりたいんだ…って。」
男「快く承知したよ。aが笑顔になってくれるなら、自分の事なんて…」
男「俺も実は好きだったんだ。女の事。」
男「とりあえず女にaを紹介した。」
47 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/14(火) 22:45:09
男「その日女から電話がきた。」
男「『aと付き合う事にした』ってな。」
男「正直悔しかった。でも、それを反対する事なんて」
男「出来やしない。幼馴染だ。祝ってやらなきゃな」
男「同時に哀しくもなった。小さな頃から一緒にいた俺は」
男「女の選択肢の中にも入ってなかったんだからな。」
男「『aと付き合う事にした』ってな。」
男「正直悔しかった。でも、それを反対する事なんて」
男「出来やしない。幼馴染だ。祝ってやらなきゃな」
男「同時に哀しくもなった。小さな頃から一緒にいた俺は」
男「女の選択肢の中にも入ってなかったんだからな。」
48 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/14(火) 23:00:13
男「まぁ…そんな事はどうだって良いんだ」
男「そんな事を吹き飛ばす出来事が起こったんだからな」
男「aが死んだ。」
男「あいつは少し精神面で弱い所があったみたいだ」
男「顔は良かったのになぁ~」
男「自殺だった。水の張った浴槽に」
男「顔を突っ込んでな…」
男「女にも話を聞いてみた。」
男「女の反応は意外だった。」
男「『ふーん…そう。あっあたしb君と付き合う事にしたから』」
男「そんな事を吹き飛ばす出来事が起こったんだからな」
男「aが死んだ。」
男「あいつは少し精神面で弱い所があったみたいだ」
男「顔は良かったのになぁ~」
男「自殺だった。水の張った浴槽に」
男「顔を突っ込んでな…」
男「女にも話を聞いてみた。」
男「女の反応は意外だった。」
男「『ふーん…そう。あっあたしb君と付き合う事にしたから』」
49 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/15(水) 22:37:00
男「俺はその時始めて女が怖いと感じたよ」
男「まぁ、あれから色々あってな」
男「ある日気づいたんだ…」
男「『女と付き合った男は不幸になる』ってな…」
男「そして、次の標的は俺らしい…」
男「はい!回想終わり!」
少女「そんな事が…」
少女「大丈夫ですよ。男くんは私が守ります」ニコッ
男「まぁ、あれから色々あってな」
男「ある日気づいたんだ…」
男「『女と付き合った男は不幸になる』ってな…」
男「そして、次の標的は俺らしい…」
男「はい!回想終わり!」
少女「そんな事が…」
少女「大丈夫ですよ。男くんは私が守ります」ニコッ
52 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 20:54:13
期待
55 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 21:09:09
男『いや、少女ちゃん見たいな小さい子に守ってもらうなんて悪いよ』
少女『じゃあ女さんに殺されても良いんですか?』
男『いや、でもまだ殺されると決まったわけでもないし』
少女『でも殺されるかも知れないですよ?良いんですか?』
少女『じゃあ女さんに殺されても良いんですか?』
男『いや、でもまだ殺されると決まったわけでもないし』
少女『でも殺されるかも知れないですよ?良いんですか?』
56 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 21:20:28
少女『男くんハワタシガマモリマスから』
少女『嫌ですか?』
男『ああ、いや、...』
男『嫌じゃないよ、ありがとう』
少女『はい!おとこ』
少女『嫌ですか?』
男『ああ、いや、...』
男『嫌じゃないよ、ありがとう』
少女『はい!おとこ』
57 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 21:21:37
少女『男くんハワタシガマモリマスから』
少女『嫌ですか?』
男『ああ、いや、...』
男『嫌じゃないよ、ありがとう』
少女『はい!男くんは大丈夫です』
少女『嫌ですか?』
男『ああ、いや、...』
男『嫌じゃないよ、ありがとう』
少女『はい!男くんは大丈夫です』
59 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 21:21:51
少女『男くんハワタシガマモリマスから』
少女『嫌ですか?』
男『ああ、いや、...』
男『嫌じゃないよ、ありがとう』
少女『はい!男くんは大丈夫です』
少女『嫌ですか?』
男『ああ、いや、...』
男『嫌じゃないよ、ありがとう』
少女『はい!男くんは大丈夫です』
60 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 21:25:46
少女『男くんハワタシガマモリマスから』
少女『嫌ですか?』
男『ああ、いや、...』
少女『それともその殺人鬼の肩を持つんですか?』
男『もうやめろよ!女が殺したって決まった訳じゃない、勝手な事言うなよ!』
少女『嫌ですか?』
男『ああ、いや、...』
少女『それともその殺人鬼の肩を持つんですか?』
男『もうやめろよ!女が殺したって決まった訳じゃない、勝手な事言うなよ!』
64 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 21:40:24
少女『,,,,,,,,,,.』
男『ごめん、言い過ぎたな、大丈夫か?』
少女『,,,,,,,,,,.コロシテヤル』
男
男『ごめん、言い過ぎたな、大丈夫か?』
少女『,,,,,,,,,,.コロシテヤル』
男
66 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 21:43:23
男『は?』
少女『男さんがその女のせいで死ぬくらいならわたしがさきにコロシマス。』
男『エエエエエエエエ』
少女『男さんがその女のせいで死ぬくらいならわたしがさきにコロシマス。』
男『エエエエエエエエ』
68 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 21:48:14
男『』
少女『男くん、、、コロシテアゲルネ』
少女『アノオンナニコロサレルヨリワタシニコロサレタホウガイイデショウ?』
少女『ワタシが6才の時、おと』
少女『男くん、、、コロシテアゲルネ』
少女『アノオンナニコロサレルヨリワタシニコロサレタホウガイイデショウ?』
少女『ワタシが6才の時、おと』
69 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 21:49:23
男『』
少女『男くん、、、コロシテアゲルネ』
少女『アノオンナニコロサレルヨリワタシニコロサレタホウガイイデショウ?』
少女『ワタシが6才の時、おとこくんとアッタトキカラ好きだった』
少女『男くん、、、コロシテアゲルネ』
少女『アノオンナニコロサレルヨリワタシニコロサレタホウガイイデショウ?』
少女『ワタシが6才の時、おとこくんとアッタトキカラ好きだった』
71 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 21:52:07
少女『男くんダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロスダイスキコロス』
73 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 21:57:43
ザクン!!!!!!
少女『さようなら、男くん、男くんは一人じゃないよ』
少女『男くん、、、』
少女『男くんはワタシの中で、ずっと一緒だからね』
おわり
最終的にカニバリズムを盛り込みました、文句があったら言って下さい
少女『さようなら、男くん、男くんは一人じゃないよ』
少女『男くん、、、』
少女『男くんはワタシの中で、ずっと一緒だからね』
おわり
最終的にカニバリズムを盛り込みました、文句があったら言って下さい
74 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 22:03:51
エエエエ(゜д゜)エエエエ
75 :以下、名無しが深夜にお送りします :2012/02/20(月) 22:10:41
まーヤンデレだしそんなこともある
掲載元:http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1328710104/
Entry ⇒ 2014.08.29 | Category ⇒ オリジナル | Comments (0)
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