「私の母さんはヒーローです」(ストライクウィッチーズ)
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 11:49:22.20 ID:O6VIBO750
みんなさんこんにちは
私は逸見みさきです、10才です
きょうははれながらいい天気です、授業の途中で気持ちよく眠ってしまったのです
でも......こんなことになったと思わなかった
私は逸見みさきです、10才です
きょうははれながらいい天気です、授業の途中で気持ちよく眠ってしまったのです
でも......こんなことになったと思わなかった
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 12:06:03.93 ID:O6VIBO750
「みさき、弁当忘れたよ」
みさき「むにゃ......む......」
みさき「えっ?」
私の左から母さんの声を伝えてきた
でもそこは窓だった、つまり......三階目の外から
目を開いて、母さんはそこにいた
「みさき」
みさき「お......おう」
母さん渡してきた私の弁当を受けたら
「眠れじゃだめよ」
みさき「は~い」
そして母さん一瞬で姿を消えした
残ったのは私と呆れた私のクラスメイトたちと先生だった
ストライカーユニット着けていない、でも飛べる
そして瞬間移動や高速飛行もできる私の母さんは
かつて501の英雄、ネウロイとの戦争を終戦導いた少女
宮藤 芳佳と似ています
みさき「むにゃ......む......」
みさき「えっ?」
私の左から母さんの声を伝えてきた
でもそこは窓だった、つまり......三階目の外から
目を開いて、母さんはそこにいた
「みさき」
みさき「お......おう」
母さん渡してきた私の弁当を受けたら
「眠れじゃだめよ」
みさき「は~い」
そして母さん一瞬で姿を消えした
残ったのは私と呆れた私のクラスメイトたちと先生だった
ストライカーユニット着けていない、でも飛べる
そして瞬間移動や高速飛行もできる私の母さんは
かつて501の英雄、ネウロイとの戦争を終戦導いた少女
宮藤 芳佳と似ています
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/21(金) 11:57:19.93 ID:oIU5wRS70
「みさき、ご飯できたよ」
みさき「は~い~」
「あ、そうだ」
「今日からエリカは外に泊まるよ、仕事がある」
みさき「えええええええッ~!? 姉ちゃん戻らないの!?」
「そう、これから忙しくなるから」
みさき「......例の人?」
「そう」
みさき「うふふふふふふふ~ なかなか前向きじゃない?」
みさき「嫉妬しちゃうね~」
「みさき」
「万が一の準備をして、その仕事は危険だからね」
みさき「は~い」
みさき「わからないけど、は~い~」
「ならいいわ」
-ただいま~
「よう~た~~~~~」
父さんと会うっと、母さんは子供みたいになる
そんな母さんの顔は宮藤芳佳と似ていた
みさき「は~い~」
「あ、そうだ」
「今日からエリカは外に泊まるよ、仕事がある」
みさき「えええええええッ~!? 姉ちゃん戻らないの!?」
「そう、これから忙しくなるから」
みさき「......例の人?」
「そう」
みさき「うふふふふふふふ~ なかなか前向きじゃない?」
みさき「嫉妬しちゃうね~」
「みさき」
「万が一の準備をして、その仕事は危険だからね」
みさき「は~い」
みさき「わからないけど、は~い~」
「ならいいわ」
-ただいま~
「よう~た~~~~~」
父さんと会うっと、母さんは子供みたいになる
そんな母さんの顔は宮藤芳佳と似ていた
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/21(金) 12:21:33.88 ID:oIU5wRS70
-ダレニモ~ミセナイ~ナミダ~があった~
生徒A「ねぇ、何聞いているの?」
みさき「知り合いの兄さん昔歌いた歌だよ」
生徒A「何々!? 聞きたい聞きたい!」
みさき「いいよ~」
生徒A「わ~い!......」
生徒A「なんか女みたいに綺麗な声だ」
みさき「うん! すごいだろう?」
生徒A「......すごいね、でもなんか......」
みさき「うん?」
生徒A「悲しい......そうだね」
みさき「......この歌は兄さん自分で作った歌じゃないけど、自分なりのアレンジをしたらしいよ」
みさき「亡くなった友人のために、それを歌いたよ」
みさき「それも兄さんの最後のステージなんだ、兄さんなりのやり方で友達と別れを渡した」
生徒A「......あれはもしか......」
教師「は~い、席について」
生徒A「......」
みさき「他にもあるよ、聞いてみない?」
生徒A「それは......うん、まだ今度でね」
みさき「......」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(みさきはまだ学校にいる時)
「......あった」
「......懐かしいね、坂本さんがくれた刀」
「れっふうざん~とかな」
「今、皆はどこで何をしているだろう?」
-お~い、宮藤~
-まだ来ましたよ、芳佳ちゃん
「......エイラさん?」
エイラ「いたじゃん~ 見舞いにキタよ」
サーニャ「あ、あれは坂本さんの......」
「ああ、毎日魔力を入り込まないといけないけど、最近忙しいので忘れたわ」
エイラ「お婆さんみたいになっタネ、宮藤」
「エイラさんも......だろう」
エイラ「えい!」
「いたッ!?」
エイラ「そんな目で見るな、私達は自分の意志でこうなったのよ」
ネウロイ大戦の最後、エイラとサーニャは私と共に敵の本陣に突入を行った
その途中でエイラは私の代わりネウロイの攻撃で......
今のようになってしまった、そのせいでエイラとサーニャの体はネウロイと同化した
異形の光りを輝いていながら、不老不死のような存在になっていた
エイラ「さってと、本当に何もしない?」
「私は今、逸見家の人です」
「本家の争いを巻き込まないために全力尽くした、それに......」
生徒A「ねぇ、何聞いているの?」
みさき「知り合いの兄さん昔歌いた歌だよ」
生徒A「何々!? 聞きたい聞きたい!」
みさき「いいよ~」
生徒A「わ~い!......」
生徒A「なんか女みたいに綺麗な声だ」
みさき「うん! すごいだろう?」
生徒A「......すごいね、でもなんか......」
みさき「うん?」
生徒A「悲しい......そうだね」
みさき「......この歌は兄さん自分で作った歌じゃないけど、自分なりのアレンジをしたらしいよ」
みさき「亡くなった友人のために、それを歌いたよ」
みさき「それも兄さんの最後のステージなんだ、兄さんなりのやり方で友達と別れを渡した」
生徒A「......あれはもしか......」
教師「は~い、席について」
生徒A「......」
みさき「他にもあるよ、聞いてみない?」
生徒A「それは......うん、まだ今度でね」
みさき「......」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(みさきはまだ学校にいる時)
「......あった」
「......懐かしいね、坂本さんがくれた刀」
「れっふうざん~とかな」
「今、皆はどこで何をしているだろう?」
-お~い、宮藤~
-まだ来ましたよ、芳佳ちゃん
「......エイラさん?」
エイラ「いたじゃん~ 見舞いにキタよ」
サーニャ「あ、あれは坂本さんの......」
「ああ、毎日魔力を入り込まないといけないけど、最近忙しいので忘れたわ」
エイラ「お婆さんみたいになっタネ、宮藤」
「エイラさんも......だろう」
エイラ「えい!」
「いたッ!?」
エイラ「そんな目で見るな、私達は自分の意志でこうなったのよ」
ネウロイ大戦の最後、エイラとサーニャは私と共に敵の本陣に突入を行った
その途中でエイラは私の代わりネウロイの攻撃で......
今のようになってしまった、そのせいでエイラとサーニャの体はネウロイと同化した
異形の光りを輝いていながら、不老不死のような存在になっていた
エイラ「さってと、本当に何もしない?」
「私は今、逸見家の人です」
「本家の争いを巻き込まないために全力尽くした、それに......」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/21(金) 12:33:57.01 ID:oIU5wRS70
「くろめの約束を守らなければ、な」
エイラ「そうか」
「ミーナさんによろしくね」
エイラ「......元気ね、まだ会えるなら一緒に飲みに行こうか」
「サーニャちゃん、あの子を......」
サーニャ「わかりました、芳佳ちゃん」
「......すまんない、まだ危険なことを......」
サーニャ「いいえ、構いません」
サーニャ「それより、元扶桑の連中はまだ{王女}を探している」
「......そうか、ありがとう」
異形の叫びと共に、エイラとサーニャは消えた
-ただいま~ あれ?
-母さんいる? なんか変な手紙......
「今行くよ」
「まだ使うのか、坂本さん」
刀を押し入りの中に隠す
私は部屋を後にした
エイラ「そうか」
「ミーナさんによろしくね」
エイラ「......元気ね、まだ会えるなら一緒に飲みに行こうか」
「サーニャちゃん、あの子を......」
サーニャ「わかりました、芳佳ちゃん」
「......すまんない、まだ危険なことを......」
サーニャ「いいえ、構いません」
サーニャ「それより、元扶桑の連中はまだ{王女}を探している」
「......そうか、ありがとう」
異形の叫びと共に、エイラとサーニャは消えた
-ただいま~ あれ?
-母さんいる? なんか変な手紙......
「今行くよ」
「まだ使うのか、坂本さん」
刀を押し入りの中に隠す
私は部屋を後にした
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/21(金) 22:16:42.09 ID:3Flvqmfo0
みかさ「ふん~ふん~ふん~」
「楽しいそうね」
みかさ「うん! きょうはねきょうはね、兄さんの歌を聞かせたの!」
「......そうか、感想は?」
みかさ「まだ今度で」
「......そう」
みかさ「......ねぇ、母さん」
みかさ「なんでみんな二度と聞きたくないの?」
「......ッ、さぁ」
「これは好き嫌いのことじゃないだからね」
みかさ「兄さんの歌はそんなに綺麗なのに」
「みかさ、魔法を......」
みかさ「?」
みかさ「魔法? もう~ 私女の子じゃないからウィッチになれないじゃん」
「......そうか、そうですね」
みかさ「......」
みかさ「母さん、私好き?」
「......どうした?」
みかさ「......ううん、なんでもない」
みかさ「私母さんのこと好きだよ、父さんも姉さんも」
「......」
みかさ「だ~か~ら、そんな目で見ないで」
みかさ「私張り切って生きているから、ねぇ」
「そうね、おやすみ」
みかさ「おやすみ~」
「......みかさ」
「私思ったより凄かったね、これからも」
「楽しいそうね」
みかさ「うん! きょうはねきょうはね、兄さんの歌を聞かせたの!」
「......そうか、感想は?」
みかさ「まだ今度で」
「......そう」
みかさ「......ねぇ、母さん」
みかさ「なんでみんな二度と聞きたくないの?」
「......ッ、さぁ」
「これは好き嫌いのことじゃないだからね」
みかさ「兄さんの歌はそんなに綺麗なのに」
「みかさ、魔法を......」
みかさ「?」
みかさ「魔法? もう~ 私女の子じゃないからウィッチになれないじゃん」
「......そうか、そうですね」
みかさ「......」
みかさ「母さん、私好き?」
「......どうした?」
みかさ「......ううん、なんでもない」
みかさ「私母さんのこと好きだよ、父さんも姉さんも」
「......」
みかさ「だ~か~ら、そんな目で見ないで」
みかさ「私張り切って生きているから、ねぇ」
「そうね、おやすみ」
みかさ「おやすみ~」
「......みかさ」
「私思ったより凄かったね、これからも」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/22(土) 14:43:58.98 ID:Valk98vp0
(四年前)
みかさ「私は逸見みかさ、夢はウィッチだよ」
(ざわざわざわ)
「あの......みかさくん、男の子はね」
「ウィッチになれないですよ」
みかさ「えッ?」
みかさ「でも......私は......えッ?」
「みかさくん?」
みかさ「ねえちゃんになれ......ないの?」
みかさ「ねえちゃんになれないなら、私はなんのために......」
そして記憶はここで絶えた、気が付いたの時
私は家にいた、いつもツンツンしている姉ちゃんは私を抱き絞めていた
そして、私見たことない落ち込んでいた姉ちゃんは泣いていた
みかさ「ね......ちゃん?」
みかさ「私は逸見みかさ、夢はウィッチだよ」
(ざわざわざわ)
「あの......みかさくん、男の子はね」
「ウィッチになれないですよ」
みかさ「えッ?」
みかさ「でも......私は......えッ?」
「みかさくん?」
みかさ「ねえちゃんになれ......ないの?」
みかさ「ねえちゃんになれないなら、私はなんのために......」
そして記憶はここで絶えた、気が付いたの時
私は家にいた、いつもツンツンしている姉ちゃんは私を抱き絞めていた
そして、私見たことない落ち込んでいた姉ちゃんは泣いていた
みかさ「ね......ちゃん?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/22(土) 14:47:21.33 ID:Valk98vp0
そして私は転校した、今の学校に入っていた
新しい友達をできて、昔の学校にいたことは何もなかったのようにした
でも私は知っている、私は何をした......
何をして、学校を無くなせた
しかし、私は思い出せたくなかった
母さんと姉ちゃんのために
何も無かったのようにしなければいけない
すべては......姉ちゃんと母さんのために
新しい友達をできて、昔の学校にいたことは何もなかったのようにした
でも私は知っている、私は何をした......
何をして、学校を無くなせた
しかし、私は思い出せたくなかった
母さんと姉ちゃんのために
何も無かったのようにしなければいけない
すべては......姉ちゃんと母さんのために
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/22(土) 15:10:09.24 ID:Valk98vp0
-当主選挙は後一押しだけですか、相手はまだなにかするかわからない
「そうか......状況は大体分かっていました、しかし......」
-ああ、ただの選挙ですか、犠牲が多すぎる
「やはりこうなってしまったね、今はどれくらい?」
-志葉家の当主が暗殺されて、今は影武者の丈瑠を若い当主として担当していた
-乃木家の当主も暗殺者と出会ったのですか、幸に、失敗した
「そうか......」
-......次は逸見家だ
「......何?」
-立場を今でも表明しないせいで、暗殺の心配は必要ないですか
-どんな手段を使うは分かりません
-{王女}を奪わないように、頑張ってね......芳佳さん
「今は芳佳じゃない、だろう」
「くろめ」
-はッはッ、すまんな
-......息子のことですか、あいつはエリカをそうち戻させたよ
「そんな大事な時に!?」
-奴も奴なりの考えをしている、もう一つの家族を失うのは嫌いだからな
「......」
-......このくろめにあらんことを、ね
「何それ?」
-最近はめたゲームの敵が使った言葉だ
「......相変わらずだな」
-変ったら大変のことになるからだ
「......くろめにあらんことを、ね」
-ああ、それを言ったな!
「言ってません」
-言ったよ!
「言ってません」
-......ぷう~
「マンボウの顔みたいにやっているか、それは見ていたいね~」
-むぅ~!!!
「まぁ、気をつけろう」
-......うん?
-なんだって!?
-......わかった
-エリカのことですか
-先にみかさの学校に行ったのですか
-みかさはいなかった......
「なに!?」
「そうか......状況は大体分かっていました、しかし......」
-ああ、ただの選挙ですか、犠牲が多すぎる
「やはりこうなってしまったね、今はどれくらい?」
-志葉家の当主が暗殺されて、今は影武者の丈瑠を若い当主として担当していた
-乃木家の当主も暗殺者と出会ったのですか、幸に、失敗した
「そうか......」
-......次は逸見家だ
「......何?」
-立場を今でも表明しないせいで、暗殺の心配は必要ないですか
-どんな手段を使うは分かりません
-{王女}を奪わないように、頑張ってね......芳佳さん
「今は芳佳じゃない、だろう」
「くろめ」
-はッはッ、すまんな
-......息子のことですか、あいつはエリカをそうち戻させたよ
「そんな大事な時に!?」
-奴も奴なりの考えをしている、もう一つの家族を失うのは嫌いだからな
「......」
-......このくろめにあらんことを、ね
「何それ?」
-最近はめたゲームの敵が使った言葉だ
「......相変わらずだな」
-変ったら大変のことになるからだ
「......くろめにあらんことを、ね」
-ああ、それを言ったな!
「言ってません」
-言ったよ!
「言ってません」
-......ぷう~
「マンボウの顔みたいにやっているか、それは見ていたいね~」
-むぅ~!!!
「まぁ、気をつけろう」
-......うん?
-なんだって!?
-......わかった
-エリカのことですか
-先にみかさの学校に行ったのですか
-みかさはいなかった......
「なに!?」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/23(日) 07:57:45.81 ID:iMiCuCDV0
(十分前)
みかさ「先生ばいばい~」
みかさ「あぁ、くるみさん」
くるみさんはこの前の生徒Aさんでした
人の名前を憶えるのは上手くないので毎日始めて会ったのクラスメイトたちを生徒Aと生徒Bっと付けた
みかさ「ここで何をしているの?」
くるみ「ううん、ただ......」
くるみ「聞きたいことがあるんです、なんで......」
くるみ「名前変ったのだろう?」
みかさ「えッ?」
みかさ「みかさはみかさだよ?」
くるみ「つい最近、みさきって乗ったはずですけど......そして明日の頃」
くるみ「みかさに変ってしまった、クラスのみんなも先生たちも当然のように忘れてしまった」
くるみ「みさきさん、貴女は一体......」
みかさ「......くるみさん!!!!」
くるみの後ろから黒服の男が現れた
そしてあいつはくるみを捕まえようっとしていた
私はその前にくるみこうちに寄せた
くるみ「うわ!? なんだこれ!?」
みかさ「痴漢じゃないかな~ ってそんなこと言っている場合じゃない!」
くるみを連れて学校内に入り込んだ
「ちッ!」
黒服の男の後ろから白いの何か現れて
「追え、探せ!!!」
「足一つ食ってもいい、こいつを捕まえろ!」
みかさ「先生ばいばい~」
みかさ「あぁ、くるみさん」
くるみさんはこの前の生徒Aさんでした
人の名前を憶えるのは上手くないので毎日始めて会ったのクラスメイトたちを生徒Aと生徒Bっと付けた
みかさ「ここで何をしているの?」
くるみ「ううん、ただ......」
くるみ「聞きたいことがあるんです、なんで......」
くるみ「名前変ったのだろう?」
みかさ「えッ?」
みかさ「みかさはみかさだよ?」
くるみ「つい最近、みさきって乗ったはずですけど......そして明日の頃」
くるみ「みかさに変ってしまった、クラスのみんなも先生たちも当然のように忘れてしまった」
くるみ「みさきさん、貴女は一体......」
みかさ「......くるみさん!!!!」
くるみの後ろから黒服の男が現れた
そしてあいつはくるみを捕まえようっとしていた
私はその前にくるみこうちに寄せた
くるみ「うわ!? なんだこれ!?」
みかさ「痴漢じゃないかな~ ってそんなこと言っている場合じゃない!」
くるみを連れて学校内に入り込んだ
「ちッ!」
黒服の男の後ろから白いの何か現れて
「追え、探せ!!!」
「足一つ食ってもいい、こいつを捕まえろ!」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/23(日) 17:51:46.21 ID:3RMUDkyr0
(三分後)
エリカ「だから私一人でいいって」
小町「でも先輩の命令ですよ」
エリカ「......はッ、わかったよ」
小町「?」
小町「青春だね、男の子が女の子を連れて走り回って~」
エリカ「日常中で使うな」
小町「うん、なんか追われているね~」
エリカ「それにしても、なんか遅くないか?」
小町「遅く?」
エリカ「なんか嫌な気がする、あいつの先生でも聞こうか」
エリカ「?」
エリカは魔法を使った、そして気配を感じた
エリカ「式神?」
エリカ「学校に入ったのか......みさきの気配も感じた......今はみかさなのか?」
エリカ「女の子と一緒に......みかさは彼女を連れて学校に入った」
気配を感じながら、先までここにいた気配を辿り着いて
学校の中にいた
エリカ「......この気配!?」
エリカ「おうぞ! 先貴方見たの少年たちに!」
小町「ほえ!? 了解!」
エリカ「くッ、先にやられたか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(学校中)
はッはッ......こうちに来れば暫く大丈夫だろう
みかさ「大丈夫か、くるみさん」
くるみ「はッ......はッ、なんなんの? あれ」
みかさ「わかんない、でも怖いから逃げた」
くるみ「......先のことなんですけど、なんでみかさになったのかって」
みかさ「うん~ わかんない......気分変りかな~って」
みかさ「でも......悪い気がしないから何時もそのままでもいいって感じがする」
くるみ「......でもなんで、学校の皆まで当然のようにあなたを呼んでいるよ、それじゃどうなるかわかる?」
くるみ「名前変り続けたら、元の名前を忘れてしまうよ!」
みかさ「......わかんないから、わかんない」
みかさ「......うん、やはりわかんない」
くるみ「......」
みかさ「うん? 姉ちゃんの匂い......」
次に見たのは、窓を壊し入ってきた白き物だった
エリカ「だから私一人でいいって」
小町「でも先輩の命令ですよ」
エリカ「......はッ、わかったよ」
小町「?」
小町「青春だね、男の子が女の子を連れて走り回って~」
エリカ「日常中で使うな」
小町「うん、なんか追われているね~」
エリカ「それにしても、なんか遅くないか?」
小町「遅く?」
エリカ「なんか嫌な気がする、あいつの先生でも聞こうか」
エリカ「?」
エリカは魔法を使った、そして気配を感じた
エリカ「式神?」
エリカ「学校に入ったのか......みさきの気配も感じた......今はみかさなのか?」
エリカ「女の子と一緒に......みかさは彼女を連れて学校に入った」
気配を感じながら、先までここにいた気配を辿り着いて
学校の中にいた
エリカ「......この気配!?」
エリカ「おうぞ! 先貴方見たの少年たちに!」
小町「ほえ!? 了解!」
エリカ「くッ、先にやられたか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(学校中)
はッはッ......こうちに来れば暫く大丈夫だろう
みかさ「大丈夫か、くるみさん」
くるみ「はッ......はッ、なんなんの? あれ」
みかさ「わかんない、でも怖いから逃げた」
くるみ「......先のことなんですけど、なんでみかさになったのかって」
みかさ「うん~ わかんない......気分変りかな~って」
みかさ「でも......悪い気がしないから何時もそのままでもいいって感じがする」
くるみ「......でもなんで、学校の皆まで当然のようにあなたを呼んでいるよ、それじゃどうなるかわかる?」
くるみ「名前変り続けたら、元の名前を忘れてしまうよ!」
みかさ「......わかんないから、わかんない」
みかさ「......うん、やはりわかんない」
くるみ「......」
みかさ「うん? 姉ちゃんの匂い......」
次に見たのは、窓を壊し入ってきた白き物だった
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/31(月) 22:56:49.43 ID:qh+FASh40
エリカ「くッ......これは式神じゃない!?」
エリカは襲い掛かってきた式神を切り返し倒したですか
倒れた式紙は紙に戻ってなかった、逆にその中から昔が遭ったの「異常」が現れた
ネウロイのような物が現れた
エリカ「......エーリカさんが言ったのはこれか」
エリカ「何かこれを中和したはずだ......」
小町「せん~ぱい!!!!!!」
小町「少女が死にそうになったよ!!!!」
エリカ「なんですって!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みかさ「えッ?」
白い物から、何か現れた
それは教科書に書いた、ネウロイのような物だった
みかさ「え......でもネウロイは......」
くるみ「みさき!!!!!」
くるみ「......ッ」
みかさを押し倒してきたくるみは白い物に噛まれてしまった
くるみ「ああああああああ」
みかさ「くるみちゃん!!!!」
「消えろ!!!!!」
教室に入ってきたエリカはくるみを噛み付いた白い物を切り殺した
みかさ「姉ちゃん!!」
エリカ「みさき......くッ」
姉ちゃんは後ろへ跳べた
すると、白い物が入ってきた
エリカ「結界を張りなさい! 小町」
小町「了解!」
エリカ「......みさき、あの子連れて逃げて!」
みかさ「......う......うん!」
エリカ「あんたならできる、自分を信じなさい!」
みかさ「わ......わかった!」
みかさ「......気を付けて」
エリカ「はいはい、王女さま」
エリカ「みさき! はやく!!」
みかさ「うん!」
くるみをつれて教室を後にしたみかさは再び逃亡を始めた
エリカ「さってと、片つけてやるわよ!」
小町「了解!」
エリカは襲い掛かってきた式神を切り返し倒したですか
倒れた式紙は紙に戻ってなかった、逆にその中から昔が遭ったの「異常」が現れた
ネウロイのような物が現れた
エリカ「......エーリカさんが言ったのはこれか」
エリカ「何かこれを中和したはずだ......」
小町「せん~ぱい!!!!!!」
小町「少女が死にそうになったよ!!!!」
エリカ「なんですって!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みかさ「えッ?」
白い物から、何か現れた
それは教科書に書いた、ネウロイのような物だった
みかさ「え......でもネウロイは......」
くるみ「みさき!!!!!」
くるみ「......ッ」
みかさを押し倒してきたくるみは白い物に噛まれてしまった
くるみ「ああああああああ」
みかさ「くるみちゃん!!!!」
「消えろ!!!!!」
教室に入ってきたエリカはくるみを噛み付いた白い物を切り殺した
みかさ「姉ちゃん!!」
エリカ「みさき......くッ」
姉ちゃんは後ろへ跳べた
すると、白い物が入ってきた
エリカ「結界を張りなさい! 小町」
小町「了解!」
エリカ「......みさき、あの子連れて逃げて!」
みかさ「......う......うん!」
エリカ「あんたならできる、自分を信じなさい!」
みかさ「わ......わかった!」
みかさ「......気を付けて」
エリカ「はいはい、王女さま」
エリカ「みさき! はやく!!」
みかさ「うん!」
くるみをつれて教室を後にしたみかさは再び逃亡を始めた
エリカ「さってと、片つけてやるわよ!」
小町「了解!」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/22(火) 00:11:09.68 ID:+c3MEein0
疲れ果てまで走り続けた私は気がづいたら
もう森の中にいた、周りの道はどこ通っているから分からないまま走り続けたので
......戻り路すらわからなかった
くるみの出血は酷い、このままちゃ耐えられない
どうしよう......
どうしよう......
......使えないと、私唯一の友達だった
入学からの私を覚えている、友達なんだ
なら......母さんは駄目に言われたけど
私は......使わなきゃ
手をくるみの傷の上に置く
みかさ「......えい!!!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
くろめ「......おい、そんなに急がなくでもいい」
「......」
くろめ「先の連絡が付いた、敵は安政派の使い者だ」
くろめ「恐らく......その裏は元扶桑の協力者それとも賛成者だ」
くろめ「つまり、あんたがネウロイとの繋がりを知っている」
くろめ「つい最近エーリカの連絡付いてですか、あんたの戦友も同じ襲撃を受けていた」
「なに?」
くろめ「エイラから、ルーデルさん、バルクホルンさんと他のあの戦争と繋がっている成員は攻撃されていた」
くろめ「『ネウロイ』の隠し場所も次々ばれていく」
くろめ「それは想定されている計画だ、異星人も繋がっているかもしれん」
「......いったい何か始まるだ」
くろめ「ああ、何かはじまるだ......っということだ」
くろめ「......!?」
くろめ「おい、お前の息子の......」
「......まずい!!」
くろめ「行けえ! この後は私がやるよ」
くろめ「じゃあな」
「......ああ、ひかる」
くろめ「......なんのこと?」
「いいえ、なんでもないわ」
もう森の中にいた、周りの道はどこ通っているから分からないまま走り続けたので
......戻り路すらわからなかった
くるみの出血は酷い、このままちゃ耐えられない
どうしよう......
どうしよう......
......使えないと、私唯一の友達だった
入学からの私を覚えている、友達なんだ
なら......母さんは駄目に言われたけど
私は......使わなきゃ
手をくるみの傷の上に置く
みかさ「......えい!!!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
くろめ「......おい、そんなに急がなくでもいい」
「......」
くろめ「先の連絡が付いた、敵は安政派の使い者だ」
くろめ「恐らく......その裏は元扶桑の協力者それとも賛成者だ」
くろめ「つまり、あんたがネウロイとの繋がりを知っている」
くろめ「つい最近エーリカの連絡付いてですか、あんたの戦友も同じ襲撃を受けていた」
「なに?」
くろめ「エイラから、ルーデルさん、バルクホルンさんと他のあの戦争と繋がっている成員は攻撃されていた」
くろめ「『ネウロイ』の隠し場所も次々ばれていく」
くろめ「それは想定されている計画だ、異星人も繋がっているかもしれん」
「......いったい何か始まるだ」
くろめ「ああ、何かはじまるだ......っということだ」
くろめ「......!?」
くろめ「おい、お前の息子の......」
「......まずい!!」
くろめ「行けえ! この後は私がやるよ」
くろめ「じゃあな」
「......ああ、ひかる」
くろめ「......なんのこと?」
「いいえ、なんでもないわ」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/26(土) 16:37:48.25 ID:2YslNRlY0
くるみ「......ッ?」
「......メサメタ......ヨカッタ」
くるみ「みか......ひぃ!?」
「......ゴメンネ、ナントナクワカッテシマッタ」
みかさ「ワタシ......」
「やっと見付だぞ! 小僧!!」
「......はははは!!! ここにいると思わなかったぜ! 王女さん」
みかさ「オウジョ?」
「ネウロイたちの最後まで戦い合った英雄、宮藤芳佳に託したネウロイ最後の後代」
「常に人の姿に隠し、人の中に隠した鍵だ!」
「そう! それはネウロイその物を率いた怪物の王!」
「宮藤芳佳しか知らない、この怪物の居場所をな!」
「しかし、そんな彼女も時に負けてしまった!」
「これで扶桑の復興をまもなく物だ!」
「宮藤芳佳たちの邪魔はなければこの世界はもう俺たちの物だ!!」
みかさ(長い......)
くるみ(なんでソンナコトをわざわざ教えてくるの? ええ?)
「その目は......ふん、話し過ぎたようだ」
「われと共に来い、さもないとあの娘はどうなるかわからないぞ」
何時の間に周りは白い怪物集めた
みかさ「......ッ」
みかさ「......」
-なにをやっている、レーザーくらい撃ていけるだろう?
みかさ「でも......」
-気持ちは分かる、撃って
みかさ「......うッ」
-......?
空から強いエネルギーが迫ってきた
一閃の白いビームがやってきて
白い怪物を一掃した
「待ったせたな、みかさ」
みかさ「か......母さん?」
「そ......そんな馬鹿な!?」
「私の息子を傷ついて罪をしっかり数えろうよ、クズめ」
「み......宮藤芳佳!?」
くるみ「えええ!?」
芳佳「......烈風斬!!!!」
一本の刀は白いの能量に溢れて、そしてあの人の体に切り掛かった
「うわあああああああ!?」
(ポン!)
芳佳「替り身か......だから陰陽師と相手したくないな」
芳佳「特にくろめの奴」
「......メサメタ......ヨカッタ」
くるみ「みか......ひぃ!?」
「......ゴメンネ、ナントナクワカッテシマッタ」
みかさ「ワタシ......」
「やっと見付だぞ! 小僧!!」
「......はははは!!! ここにいると思わなかったぜ! 王女さん」
みかさ「オウジョ?」
「ネウロイたちの最後まで戦い合った英雄、宮藤芳佳に託したネウロイ最後の後代」
「常に人の姿に隠し、人の中に隠した鍵だ!」
「そう! それはネウロイその物を率いた怪物の王!」
「宮藤芳佳しか知らない、この怪物の居場所をな!」
「しかし、そんな彼女も時に負けてしまった!」
「これで扶桑の復興をまもなく物だ!」
「宮藤芳佳たちの邪魔はなければこの世界はもう俺たちの物だ!!」
みかさ(長い......)
くるみ(なんでソンナコトをわざわざ教えてくるの? ええ?)
「その目は......ふん、話し過ぎたようだ」
「われと共に来い、さもないとあの娘はどうなるかわからないぞ」
何時の間に周りは白い怪物集めた
みかさ「......ッ」
みかさ「......」
-なにをやっている、レーザーくらい撃ていけるだろう?
みかさ「でも......」
-気持ちは分かる、撃って
みかさ「......うッ」
-......?
空から強いエネルギーが迫ってきた
一閃の白いビームがやってきて
白い怪物を一掃した
「待ったせたな、みかさ」
みかさ「か......母さん?」
「そ......そんな馬鹿な!?」
「私の息子を傷ついて罪をしっかり数えろうよ、クズめ」
「み......宮藤芳佳!?」
くるみ「えええ!?」
芳佳「......烈風斬!!!!」
一本の刀は白いの能量に溢れて、そしてあの人の体に切り掛かった
「うわあああああああ!?」
(ポン!)
芳佳「替り身か......だから陰陽師と相手したくないな」
芳佳「特にくろめの奴」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/27(日) 10:38:25.52 ID:Dnj+RRw/0
みかさ「母さん!! 後ろ!!!!」
芳佳の後ろに切り掛かってきた先の男がいた
しかし、芳佳は消えた
エリカ「トドメよ!!!!!」
「くわああああああ!?」
芳佳「遅いね」
エリカ「手感はない、まだ身代わりか」
「貴様ら!!!!!!」
芳佳「本体出してみないか? そろそろ飽きるどころよ」
エリカ「そうね、母さん飽きると厄介になるからさっさと出てくるほうがいいわ」
みかさ「わに!!」
エリカ「......」
みかさ「......でも大丈夫? なんか嫌な予感ですか」
先から声聞こえるのに
でも人の気配はまったく感じない
エリカ「......」
芳佳「大丈夫だ、母さんを信じろ」
母さんはいつものように、力強くの背中を見せては無く
私を見詰めながらいつもの笑顔を出した
みかさ「うん!」
あの時、私は昔の学校を壊した頃と同じ
私の前に私を止めた母さんは、最高の英雄だった
すると、何時の間に私の体は元に戻った
芳佳「見えないなら周りを壊すればいい」
「「「えッ?」」」
「壊す......!?」
母さんの体から白色のオーラを出てきて
周りにいる全てを巻き込めた
そうだ......学校壊したのは......私じゃなかった
エリカ「ちょ......待ちなさい!!!!! きゃあああああああ」
芳佳の後ろに切り掛かってきた先の男がいた
しかし、芳佳は消えた
エリカ「トドメよ!!!!!」
「くわああああああ!?」
芳佳「遅いね」
エリカ「手感はない、まだ身代わりか」
「貴様ら!!!!!!」
芳佳「本体出してみないか? そろそろ飽きるどころよ」
エリカ「そうね、母さん飽きると厄介になるからさっさと出てくるほうがいいわ」
みかさ「わに!!」
エリカ「......」
みかさ「......でも大丈夫? なんか嫌な予感ですか」
先から声聞こえるのに
でも人の気配はまったく感じない
エリカ「......」
芳佳「大丈夫だ、母さんを信じろ」
母さんはいつものように、力強くの背中を見せては無く
私を見詰めながらいつもの笑顔を出した
みかさ「うん!」
あの時、私は昔の学校を壊した頃と同じ
私の前に私を止めた母さんは、最高の英雄だった
すると、何時の間に私の体は元に戻った
芳佳「見えないなら周りを壊すればいい」
「「「えッ?」」」
「壊す......!?」
母さんの体から白色のオーラを出てきて
周りにいる全てを巻き込めた
そうだ......学校壊したのは......私じゃなかった
エリカ「ちょ......待ちなさい!!!!! きゃあああああああ」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/27(日) 10:58:36.85 ID:Dnj+RRw/0
エリカ「う......えぐ......コワイよ......うッ」
いつも心強いエリカ姉さんは子供みたいに泣いていた
なぜなら私と姉ちゃんとくるみちゃんは裸になった
芳佳「すまんな、服を何とかしても外せないので、ごめん」
みかさ「あはははは......」
くるみ「うッ、恥ずかしい」
みかさ「......えッ?」
くるみの顔はなんか変だ
芳佳「みかさ......魔法を使った?」
みかさ「うん......」
芳佳「魔法使うためにネウロイになった?」
みかさ「うん」
芳佳「......くるみちゃん、ったけ?」
くるみ「はい」
芳佳「ごめんね、これからあなたは学校に行けなくなちゃった」
くるみ「えッ?」
芳佳「貴女はもう......人間じゃなくなった」
くるみ「......あの? それはどういう」
芳佳「貴女はみかさの手下になったわ、つもり貴女はもうネウロイなのよ」
くるみ「えッ?」
「お~い! 宮藤~」
芳佳「エーリカさん、どうしてここに?」
光「私が連れてきたのよ」
芳佳「光!?」
光「エリカの服はどうした?」
エリカ「うッ!? 観ないで!」
光「ほら、マント貸すよ」
エリカ「......ありがとう」
光「......」
芳佳「先の奴は?」
光「父さんがなんとかなるだろう」
芳佳「くろめか......」
エーリカ「堅いな~ 宮藤」
芳佳「そうだね」
エーリカ「こういう時はな、こうやって応えるだよ」
くるみの肩を掴み、嫌な笑顔で......
エーリカ「あんたはもう人間じゃない! 母さんも家族の皆が大嫌いのねう......」
光「人を泣かしてどうするのだよ!!!!」
エーリカ「いてッ」
ミーナ「やっと付いたわ、なんだこれ?」
光「ミーナさんこっちこっち!」
ミーナ「うわッ、このバターンはあれだね」
いつも心強いエリカ姉さんは子供みたいに泣いていた
なぜなら私と姉ちゃんとくるみちゃんは裸になった
芳佳「すまんな、服を何とかしても外せないので、ごめん」
みかさ「あはははは......」
くるみ「うッ、恥ずかしい」
みかさ「......えッ?」
くるみの顔はなんか変だ
芳佳「みかさ......魔法を使った?」
みかさ「うん......」
芳佳「魔法使うためにネウロイになった?」
みかさ「うん」
芳佳「......くるみちゃん、ったけ?」
くるみ「はい」
芳佳「ごめんね、これからあなたは学校に行けなくなちゃった」
くるみ「えッ?」
芳佳「貴女はもう......人間じゃなくなった」
くるみ「......あの? それはどういう」
芳佳「貴女はみかさの手下になったわ、つもり貴女はもうネウロイなのよ」
くるみ「えッ?」
「お~い! 宮藤~」
芳佳「エーリカさん、どうしてここに?」
光「私が連れてきたのよ」
芳佳「光!?」
光「エリカの服はどうした?」
エリカ「うッ!? 観ないで!」
光「ほら、マント貸すよ」
エリカ「......ありがとう」
光「......」
芳佳「先の奴は?」
光「父さんがなんとかなるだろう」
芳佳「くろめか......」
エーリカ「堅いな~ 宮藤」
芳佳「そうだね」
エーリカ「こういう時はな、こうやって応えるだよ」
くるみの肩を掴み、嫌な笑顔で......
エーリカ「あんたはもう人間じゃない! 母さんも家族の皆が大嫌いのねう......」
光「人を泣かしてどうするのだよ!!!!」
エーリカ「いてッ」
ミーナ「やっと付いたわ、なんだこれ?」
光「ミーナさんこっちこっち!」
ミーナ「うわッ、このバターンはあれだね」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/27(日) 11:13:34.14 ID:Dnj+RRw/0
「う......宮藤芳佳は生きている、伝えないっと......あの人に」
「おとこなら~だれかのためにつよくなれ~」
「おんなもそうさ~見ているだけだ強くなれない」
「おっと、あんたね」
「暗黒星くろめ!?」
くろめ「いや~そんなに有名になちゃった? 偉いね~」
くろめ「自分決めた名前だけど、流石に聞くと痒いね」
「貴様!? ここで何をしている!?」
くろめ「あんたを殺しに来たわよ、バカね」
「くッ......俺を倒せると思うか、一般の人間のあんたにやられると思うか?」
くろめ「あんたはあれだね、力手に入れてオレ最強のやつ? いいや~甘いね」
くろめ「その年でオレ最強(笑)だね、中二病のやつが老年まで続けた恐ろしいさを教えてくれたよ、コワイコワイ」
「だ......黙れ」
くろめ「おれ~さいきょう~って歌いながら獲物を探しているだろう?うわきも!?」
くろめ「あ、それとも......あれだね? 小学生を連れてトイレに入っていやらしいことやり放題の変態ね」
くろめ「うわ~ 気持ち悪い」
「紀さまあ!!!!!!!!」
くろめ「うおっと図星当たった? ごめんごめん」
くろめ「じゃあね~」
男の下にある符が隠れていた
それを起動した瞬間
男は数えも切れない黒い手に引き寄せてしまった
「やめ......うわああああああああ」
くろめ「情報集まりのこと甘いすぎるよ」
くろめ「次の駅は地獄、次の駅は地獄......じゃなかった、死者の世ね」
くろめ「力は無かったとしても、私は渡し人だ」
「おとこなら~だれかのためにつよくなれ~」
「おんなもそうさ~見ているだけだ強くなれない」
「おっと、あんたね」
「暗黒星くろめ!?」
くろめ「いや~そんなに有名になちゃった? 偉いね~」
くろめ「自分決めた名前だけど、流石に聞くと痒いね」
「貴様!? ここで何をしている!?」
くろめ「あんたを殺しに来たわよ、バカね」
「くッ......俺を倒せると思うか、一般の人間のあんたにやられると思うか?」
くろめ「あんたはあれだね、力手に入れてオレ最強のやつ? いいや~甘いね」
くろめ「その年でオレ最強(笑)だね、中二病のやつが老年まで続けた恐ろしいさを教えてくれたよ、コワイコワイ」
「だ......黙れ」
くろめ「おれ~さいきょう~って歌いながら獲物を探しているだろう?うわきも!?」
くろめ「あ、それとも......あれだね? 小学生を連れてトイレに入っていやらしいことやり放題の変態ね」
くろめ「うわ~ 気持ち悪い」
「紀さまあ!!!!!!!!」
くろめ「うおっと図星当たった? ごめんごめん」
くろめ「じゃあね~」
男の下にある符が隠れていた
それを起動した瞬間
男は数えも切れない黒い手に引き寄せてしまった
「やめ......うわああああああああ」
くろめ「情報集まりのこと甘いすぎるよ」
くろめ「次の駅は地獄、次の駅は地獄......じゃなかった、死者の世ね」
くろめ「力は無かったとしても、私は渡し人だ」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/01(金) 23:06:22.57 ID:B/nOAklg0
くるみ「うッ、もう嫌だ!」
光「先に結界張っていたのですか、流石に目撃者があったので」
光「記憶管理の術式もう使っていたのですか......芳佳さんが派手にやったせいで術式は台なしになった」
ミーナ「......」
ルーデル「しかも八当たりに死んでも誰も助けに来ない」
エーリカ「一人に死ぬのだよ~」
光「ちょっと後ろの二人共、脅かすのはよぜって」
ミーナ「後で御仕置きね」
光「厄介だね、もう一度張りたいですか......芳佳さんの力によってまだ無力化されてしまう」
ミーナ「そうね」
芳佳「本人の前で流石にキツイね」
光「そうね」
ミーナ「そうね」
みかさ「そうね」
エーリカ「そうね」
エリカ「そうね」
小町「そう~ね~」
ルーデル「そうだな」
芳佳「うッ、苛めは良く......ごめんなさい」
光「......」
光「まぁ、それにしておこう」
光「これで奴らが扶桑復興派との手掛かりを突き止めた、まだ一本の駒を手に入れたわけですし」
光「これ以上私の家族を手出すことはさせないぞ」
光の目は怒りが溢れ出したように
自分の手を見ていた
エリカ「光!」
光「!?......ごめん」
芳佳(光の心は耐えるか......それにエリカ......)
芳佳(何時の間に立派な大人になったわね......)
芳佳(!? おっぱいデカイ!?)
芳佳(おのれ!!!!! 私よりデカイってどうするんだ!)
ミーナ「空気を読め、芳佳」
芳佳「......うッ」
芳佳(やばい、懐かしい空気ってつい昔の私に戻ってしまった)
芳佳「......くるみちゃんは......これからミーナさんたちのどころにいくのか?」
ミーナ「えッ、そうね」
ミーナ「{母親}の傍にいると{子供}は成長できない」
ミーナ「それにもしもの時、悪いことになるだろう」
芳佳「そうか......」
ミーナ「私達が貴女の傍に離れたと同じことだ、貴女は人間」
ミーナ「私達は喜んだあなたを守ってこうなってしまった」
ミーナ「これ以上自分を責めるな、わかった」
芳佳「......」
光「先に結界張っていたのですか、流石に目撃者があったので」
光「記憶管理の術式もう使っていたのですか......芳佳さんが派手にやったせいで術式は台なしになった」
ミーナ「......」
ルーデル「しかも八当たりに死んでも誰も助けに来ない」
エーリカ「一人に死ぬのだよ~」
光「ちょっと後ろの二人共、脅かすのはよぜって」
ミーナ「後で御仕置きね」
光「厄介だね、もう一度張りたいですか......芳佳さんの力によってまだ無力化されてしまう」
ミーナ「そうね」
芳佳「本人の前で流石にキツイね」
光「そうね」
ミーナ「そうね」
みかさ「そうね」
エーリカ「そうね」
エリカ「そうね」
小町「そう~ね~」
ルーデル「そうだな」
芳佳「うッ、苛めは良く......ごめんなさい」
光「......」
光「まぁ、それにしておこう」
光「これで奴らが扶桑復興派との手掛かりを突き止めた、まだ一本の駒を手に入れたわけですし」
光「これ以上私の家族を手出すことはさせないぞ」
光の目は怒りが溢れ出したように
自分の手を見ていた
エリカ「光!」
光「!?......ごめん」
芳佳(光の心は耐えるか......それにエリカ......)
芳佳(何時の間に立派な大人になったわね......)
芳佳(!? おっぱいデカイ!?)
芳佳(おのれ!!!!! 私よりデカイってどうするんだ!)
ミーナ「空気を読め、芳佳」
芳佳「......うッ」
芳佳(やばい、懐かしい空気ってつい昔の私に戻ってしまった)
芳佳「......くるみちゃんは......これからミーナさんたちのどころにいくのか?」
ミーナ「えッ、そうね」
ミーナ「{母親}の傍にいると{子供}は成長できない」
ミーナ「それにもしもの時、悪いことになるだろう」
芳佳「そうか......」
ミーナ「私達が貴女の傍に離れたと同じことだ、貴女は人間」
ミーナ「私達は喜んだあなたを守ってこうなってしまった」
ミーナ「これ以上自分を責めるな、わかった」
芳佳「......」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/02(土) 15:51:37.22 ID:ljBtxKHt0
こうして、くるみはクラスの中に消えた
誰も知らずに消えてしまった
昨日までの事件はある会社の実験の暴走によって起きたの爆発だった
光兄さんは明日まで私の家に暮すことになり
エリカ姉ちゃんも暫く共に残ってくれたって
そして......何もないままに、授業が終ったのです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
家に戻ったら、光兄さんはエリカ姉ちゃんを抱いていたことを目撃しました
いいや~青春ね~
エリカ「み......みさき!?」
光「ほら~! 早く拾わないと台なしだよ」
エリカ「言うわれなくでも、って近い!!」
光「そこそこ! 伸ばして!」
エリカ「どこ伸ばすのだ! このバカ!!!」
光「腕だよ、もう~」
そう言って見たこと無い笑顔で返した姉ちゃんと兄さん二人を見ながら
私はこの大人になれないように頑張らなくちゃ
光「拾った! はッ!」
エリカ「このバカ!!!!! 自分の家で封印物があるの護符を取る奴があるか!!」
光「流石に年取ると慢心うまれるのう~」
エリカ「爺かよ!」
光「ほらほらおいて~ さもないと滅殺するのだよ~」
ネスミみたいの何か護符の中に入った
光「ふう~」
エリカ「......」
光「......」
エリカ「何笑ってんだよ、バカ」
光「......(//////)」
エリカ「何恥ずかしいってんだ~!!!(//////)」
やれやれ、こんな大人になれないように、頑張らないと
エリカ「......うわきゃああああああ!?」
芳佳「ああ、不味い......おっぱいモミモミ妖怪に......」
光「なに!? 早く取らないット!!!」
エリカ「あるか!!! 放せ!!!!}
なんとなく、この家から出て来た理由がわかったよ
姉ちゃんのおっぱい大きいね
あ......鼻から血が......
光「......みさき!?」
誰も知らずに消えてしまった
昨日までの事件はある会社の実験の暴走によって起きたの爆発だった
光兄さんは明日まで私の家に暮すことになり
エリカ姉ちゃんも暫く共に残ってくれたって
そして......何もないままに、授業が終ったのです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
家に戻ったら、光兄さんはエリカ姉ちゃんを抱いていたことを目撃しました
いいや~青春ね~
エリカ「み......みさき!?」
光「ほら~! 早く拾わないと台なしだよ」
エリカ「言うわれなくでも、って近い!!」
光「そこそこ! 伸ばして!」
エリカ「どこ伸ばすのだ! このバカ!!!」
光「腕だよ、もう~」
そう言って見たこと無い笑顔で返した姉ちゃんと兄さん二人を見ながら
私はこの大人になれないように頑張らなくちゃ
光「拾った! はッ!」
エリカ「このバカ!!!!! 自分の家で封印物があるの護符を取る奴があるか!!」
光「流石に年取ると慢心うまれるのう~」
エリカ「爺かよ!」
光「ほらほらおいて~ さもないと滅殺するのだよ~」
ネスミみたいの何か護符の中に入った
光「ふう~」
エリカ「......」
光「......」
エリカ「何笑ってんだよ、バカ」
光「......(//////)」
エリカ「何恥ずかしいってんだ~!!!(//////)」
やれやれ、こんな大人になれないように、頑張らないと
エリカ「......うわきゃああああああ!?」
芳佳「ああ、不味い......おっぱいモミモミ妖怪に......」
光「なに!? 早く取らないット!!!」
エリカ「あるか!!! 放せ!!!!}
なんとなく、この家から出て来た理由がわかったよ
姉ちゃんのおっぱい大きいね
あ......鼻から血が......
光「......みさき!?」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/02(土) 15:55:39.58 ID:ljBtxKHt0
はぁ!? わたしどうしたことに......
まさかエリカ姉ちゃんを見て鼻血出てきてちまった
やれやれだわ......?
先から口調がおかしい......
どれどれ......
うん、綺麗なお姉さんが鏡の中に......
もう~見て照れちゃうわ~
なわけあるか!!!!
「姉ちゃん!! 遊ばないで早く鏡から出てきて~」
エリカ「誰か鏡の中にいるんだ!」
「うえ?」
エリカ「......みさき、今は自分は誰だと......知っている?」
「みかさはみかさだよ? どうしたの......」
エリカ「......うッ」
芳佳「みさき、話がある」
「?」
まさかエリカ姉ちゃんを見て鼻血出てきてちまった
やれやれだわ......?
先から口調がおかしい......
どれどれ......
うん、綺麗なお姉さんが鏡の中に......
もう~見て照れちゃうわ~
なわけあるか!!!!
「姉ちゃん!! 遊ばないで早く鏡から出てきて~」
エリカ「誰か鏡の中にいるんだ!」
「うえ?」
エリカ「......みさき、今は自分は誰だと......知っている?」
「みかさはみかさだよ? どうしたの......」
エリカ「......うッ」
芳佳「みさき、話がある」
「?」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/03(火) 20:11:50.54 ID:4jT/izE/0
芳佳「あなたの体はもう......学校に行けるレベルじゃなくなったわ」
みさき「えッ?」
光「......」
芳佳「では、あなたの本当のことを教えないといけないね」
芳佳「貴女は......かつて私と過去のウィッチたちが組み上げた聯合軍と何度の死闘始めた新型......すなわち人型のネウロイのリーダーから渡せてしまった卵の中から生まれ出した、ネウロイの女王であった」
芳佳「人型のネウロイ、別世界から転移してきた人類の中に」
芳佳「女王に呼ばれた特殊な存在は、周りにいる生物の中に隠し」
芳佳「危険の無い場所で成長しつづ、周りの物たちを自分の卵入り込む」
芳佳「貴女の場合は......魔法を使うこと」
芳佳「......そして、元々周りの人々はあなたの存在を「変わってしまったときの身分」を認識するはずだった」
芳佳「しかし、貴女今......自分の名前も、周りから対するの認識も変わらなくなってしまった」
みさき「えッ?」
光「......」
芳佳「では、あなたの本当のことを教えないといけないね」
芳佳「貴女は......かつて私と過去のウィッチたちが組み上げた聯合軍と何度の死闘始めた新型......すなわち人型のネウロイのリーダーから渡せてしまった卵の中から生まれ出した、ネウロイの女王であった」
芳佳「人型のネウロイ、別世界から転移してきた人類の中に」
芳佳「女王に呼ばれた特殊な存在は、周りにいる生物の中に隠し」
芳佳「危険の無い場所で成長しつづ、周りの物たちを自分の卵入り込む」
芳佳「貴女の場合は......魔法を使うこと」
芳佳「......そして、元々周りの人々はあなたの存在を「変わってしまったときの身分」を認識するはずだった」
芳佳「しかし、貴女今......自分の名前も、周りから対するの認識も変わらなくなってしまった」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/01(水) 10:36:58.33 ID:VVUrVzuF0
光「つまり......覚醒してちまったよ」
みさき「え......っと、私はそんな......」
エリカ「みさき......」
みさき「......これから、わたく......私はどうなる?」
光「......私の父さんが引き受けることになるだろう」
光「私の父さんが能力を安定する方法を教え、そして上手くできれば、学校に戻れるかもしれない」
みさき「......そうか」
みさき「......母さん」
芳佳「......なんだ?」
みさき「今までありがとうね」
芳佳「......ッ!!」
エリカ「みさき!!」
母さんと姉さんは急に抱こうしてきた
みさき「母さん?」
芳佳「しっかり貴女の母さんになれなく......すみません」
エリカ「みさき......」
みさき「......」
みさき「......そんなことないよ、母さんは私のヒーローだから」
みさき「母さんみたい強くなったら戻ってくるよ、きっと」
芳佳「......みさき......」
エリカ「......」
光「」
光「私も頑張らなければいけないね、アイリス」
光兄さんの背中にいる黒の何かが消え去れ
光兄さんの目は覚悟を決めた目になった
みさき「......ごめんね」
みさき「え......っと、私はそんな......」
エリカ「みさき......」
みさき「......これから、わたく......私はどうなる?」
光「......私の父さんが引き受けることになるだろう」
光「私の父さんが能力を安定する方法を教え、そして上手くできれば、学校に戻れるかもしれない」
みさき「......そうか」
みさき「......母さん」
芳佳「......なんだ?」
みさき「今までありがとうね」
芳佳「......ッ!!」
エリカ「みさき!!」
母さんと姉さんは急に抱こうしてきた
みさき「母さん?」
芳佳「しっかり貴女の母さんになれなく......すみません」
エリカ「みさき......」
みさき「......」
みさき「......そんなことないよ、母さんは私のヒーローだから」
みさき「母さんみたい強くなったら戻ってくるよ、きっと」
芳佳「......みさき......」
エリカ「......」
光「」
光「私も頑張らなければいけないね、アイリス」
光兄さんの背中にいる黒の何かが消え去れ
光兄さんの目は覚悟を決めた目になった
みさき「......ごめんね」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/01(金) 09:51:57.31 ID:DAsJjW+O0
芳佳「着替えの服は?」
みさき「入ってますよ」
芳佳「......大好きの食べ物は?」
みさき「うん~ 入ってます」
明日の朝
光兄さんとエリカ姉さんは京都に戻った
私は光兄さんの父さんが来るまで家にいる大好きな物をすべてバッグの中に入り込んだ
芳佳「......写真は、持っているか?」
みさき「あ! 忘れた!!」
みさき「えっと、入ります~」
芳佳「みさき......ちょっと待てね」
母さんは自分の部屋に入り
刀を持ち出した
みさき「!?」
芳佳「これは、母さんの友達が残した物よ」
みさき「......もしかして、坂本美緒さんからの?」
芳佳「......彼女亡くなった以来、彼女がくれたこの刀は何度も私を助けた」
芳佳「私の代わりに私の息子、みさきを守ってくれるだろう」
芳佳「持って行きなさい」
みさき「母さん」
「しつれい~します」
芳佳「入り口から入りなさい、くろめ」
くろめ「みさきおっす~」
みさき「おっす!」
芳佳「息子、頼みますよ」
くろめ「......ああ」
こうして、私は逸見家から出てきた
TXに入り、訓練を受けたりなった
みさき「入ってますよ」
芳佳「......大好きの食べ物は?」
みさき「うん~ 入ってます」
明日の朝
光兄さんとエリカ姉さんは京都に戻った
私は光兄さんの父さんが来るまで家にいる大好きな物をすべてバッグの中に入り込んだ
芳佳「......写真は、持っているか?」
みさき「あ! 忘れた!!」
みさき「えっと、入ります~」
芳佳「みさき......ちょっと待てね」
母さんは自分の部屋に入り
刀を持ち出した
みさき「!?」
芳佳「これは、母さんの友達が残した物よ」
みさき「......もしかして、坂本美緒さんからの?」
芳佳「......彼女亡くなった以来、彼女がくれたこの刀は何度も私を助けた」
芳佳「私の代わりに私の息子、みさきを守ってくれるだろう」
芳佳「持って行きなさい」
みさき「母さん」
「しつれい~します」
芳佳「入り口から入りなさい、くろめ」
くろめ「みさきおっす~」
みさき「おっす!」
芳佳「息子、頼みますよ」
くろめ「......ああ」
こうして、私は逸見家から出てきた
TXに入り、訓練を受けたりなった
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/01(金) 10:03:34.17 ID:DAsJjW+O0
(一年後)
-次、○○駅 次、○○駅
訓練を完成した私は異世界に送られた
扶桑の連中が見えないどこかのために
-みさきへ
たまに手紙を送ってきてくたさい,一年手紙も送ってなかったから
母さん凄く心配だぞ
BY:貴女の姉さん
みさき「......にひッ」
みさき「......お土産、何をするかな~」
窓に映る私の顔は姉さんと似ている
いいや~無邪気に笑っている姉ちゃんもいいね
って何も見えませんけど!
みさき「さってと、支度しますか」
みさき「すみません! 駅弁ありますか!」
TO BE CONTINUED......
-次、○○駅 次、○○駅
訓練を完成した私は異世界に送られた
扶桑の連中が見えないどこかのために
-みさきへ
たまに手紙を送ってきてくたさい,一年手紙も送ってなかったから
母さん凄く心配だぞ
BY:貴女の姉さん
みさき「......にひッ」
みさき「......お土産、何をするかな~」
窓に映る私の顔は姉さんと似ている
いいや~無邪気に笑っている姉ちゃんもいいね
って何も見えませんけど!
みさき「さってと、支度しますか」
みさき「すみません! 駅弁ありますか!」
TO BE CONTINUED......
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499395761/
Entry ⇒ 2017.12.03 | Category ⇒ ストライクウィッチーズ | Comments (0)
雁淵ひかり「ハーイ!みなさんこんにちは~!ひかりちゃんねるへようこそ!」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 18:15:47.84 ID:SJ6pT2nM0
ひかりの部屋
ひかり「ぶんぶんハーイゆーちゅーぶ」
ひかり「ん~........これはちょっと真似しすぎだよね.....」
ひかり「ハーイ!みなさんこんにちは~!ひかりちゃんねるへようこそ!」
ひかり「こっちの方がいいかな」
ひかり「とりあえず最初の入り方はオッケーと.......」
ひかり「お給料で機材も買ったし後はネタを何にするかだよな~」
ひかり「ぶんぶんハーイゆーちゅーぶ」
ひかり「ん~........これはちょっと真似しすぎだよね.....」
ひかり「ハーイ!みなさんこんにちは~!ひかりちゃんねるへようこそ!」
ひかり「こっちの方がいいかな」
ひかり「とりあえず最初の入り方はオッケーと.......」
ひかり「お給料で機材も買ったし後はネタを何にするかだよな~」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 18:29:28.05 ID:SJ6pT2nM0
ひかり「みんなが見てくれるようなのっていったら結構過激なことしないとだめだよね~」
ひかり「あ!そうだ!冬のペテルブルクで頭からワインを被ってみよう」
早朝基地の外 マイナス15度
ひかり「ここにカメラを置いて......誰もいないことを確認..........」
ひかり「よし、撮影開始っと」
ひかり「.........ハーイ!みなさんこんにちは~!ひかりちゃんねるへようこそ!」
ひかり「自己紹介します!私は14歳でひかりって言います!これから面白い動画いっぱい撮ろうと思うのでよろしくお願いします!」
ひかり「記念すべき初投稿の今日はマイナス15度のこの銀世界の上でワインを頭から被ってみたいと思いま~す!絶対飲まないので違法じゃないですからね!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 18:39:08.23 ID:SJ6pT2nM0
ひかり「ではまずこのワインを開けて~.........よいしょっ.......上の制服を脱ぎます!うぅ~.....水練着一丁は寒いな~.........マイナス15度ですからねみなさん!?」
ひかり「よし!じゃあかけますよ!せーの」
...........ビチャビチャ.................................
ひかり「あああああああああ冷たいですううううううううううううううううううああああああああああああああああ寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い暑い!?寒い寒い冷たいああああああああああああああああ.............」
ひかり「はぁはぁ.............あぁ.........これは命の危険を感じました..............チャンネル登録良ければお願いします........」
ひかり「よし、撮影終了っと..........実際魔法使ってるからそこまで冷たくないんだけどね」
ひかり「さて帰ってシャワー浴びよう」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 18:49:52.63 ID:SJ6pT2nM0
翌日
ひかり「昨日の動画の再生回数はどのくらいいったかな~?」
ひかり「............300回........まあそんなもんだよね..........」
ひかり「あっ......一件コメントが来てる........『14歳にしては発育よすぎるだろwwwwww』.................」
ひかり「...............ユーチューバーやめよ..............」
コンコン
ニパ「おーい!ひかり~!ラル隊長が呼んでるぞ~」
ひかり「はーい!今行きますね!ニパさんわざわざありがとうございます!」
ラルの部屋
ひかり「こんにちはラル隊長」
ラル「お、来たか.....単刀直入に聞くが.......」
ひかり「はい」
ラル「基地のワインを勝手に持ち出したのはお前か?」
ひかり「(ギク.................やば.........)え?も、持ち出してません........私ワインなんて飲めないですし.......」
ひかり「昨日の動画の再生回数はどのくらいいったかな~?」
ひかり「............300回........まあそんなもんだよね..........」
ひかり「あっ......一件コメントが来てる........『14歳にしては発育よすぎるだろwwwwww』.................」
ひかり「...............ユーチューバーやめよ..............」
コンコン
ニパ「おーい!ひかり~!ラル隊長が呼んでるぞ~」
ひかり「はーい!今行きますね!ニパさんわざわざありがとうございます!」
ラルの部屋
ひかり「こんにちはラル隊長」
ラル「お、来たか.....単刀直入に聞くが.......」
ひかり「はい」
ラル「基地のワインを勝手に持ち出したのはお前か?」
ひかり「(ギク.................やば.........)え?も、持ち出してません........私ワインなんて飲めないですし.......」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 18:59:47.70 ID:SJ6pT2nM0
ラル「それもそうだな....昨日急にワインのボトルが一本消えてな........一応隊員全員に聞いてるんだが.........まあ犯人の検討はついている.........悪かったな急に呼び出して」
ひかり「い、いえ大丈夫です!(ふうバレてなかった~)」
ひかり「失礼しました」
翌週
~ブリーフィングルーム~
ラル「今日は最近出たネウロイについての報告を行う.......」
ラル「おっと.......その前に一つ皆に見てもらうものがある」
ラル「よいしょっと..........」ガチャガチャ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 19:07:18.30 ID:SJ6pT2nM0
サーシャ「ラル隊長.....一体何を?」
ラル「フフ........まあ見ればわかる」
ラル「再生っと...........」カチ
ひかり『ハーイ!みなさんこんにちは~!』
ひかり「!!???!??!??!??」
ニパ「これは...........ひかり?」
菅野「何やってんだこいつ?」
『私は14歳でひかりって言います!これから面白い動画いっぱい撮ろうと思うのでよろしくお願いします!』
クルピンスキー「ひかりちゃんってユーチューバーだったの?可愛いな~」
ひかり「.......................」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 21:48:35.86 ID:SJ6pT2nM0
『ワインを頭から被ってみたいと思いま~す!』
ロスマン「な、何ですかこれは!!!」
サーシャ「ワインを盗んだのってまさか...........」
ひかり「........................」
『よいしょっ.......上の制服を脱ぎます!うぅ~.....水練着一丁は寒いな~.........』
ジョゼ「こんな真冬に.......狂ってますよ........」
下原「でもよく見たら魔法発動してますよ」
ジョゼ「あ、ほんとだ」
ひかり「.......................」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 21:55:04.40 ID:SJ6pT2nM0
『あああああああああ冷たいですううううううううううううううううううああああああああああああああああ寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い暑い!?寒い寒い冷たいああああああああああ』
菅野「アハハハハハハハハハハ!こいつ馬鹿だろ!」ケラケラ
一同「............」
菅野「あれ?.............どした?.........」
ひかり「.......................」
『チャンネル登録良ければお願いします........』
ラル「停止っと...........」カチ
ひかり「...........................」
一同「...........................」
ひかり「隊長.............なぜこれを?」
ラル「そりゃあ動画サイトに載っければ誰でも見れるだろう」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 22:01:21.11 ID:SJ6pT2nM0
ひかり「でもこれ......再生回数300回くらいだったはずじゃ........」
ラル「今の再生回数を見てみろ」
チラ
ひかり「!?!?!?!?????」
ひかり「300万回!??」
ラル「コメントもすごく多いぞ」
ひかり「...............あ..............あ.....................」ブルブル
ラル「先週の間に随分と話題になったようだな」
ひかり「ひっ................」
ラル「何か言うことは?」
ひかり「ワ........ワイン.......盗んで.........ご....めん........な..........さい..........」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 22:27:16.58 ID:SJ6pT2nM0
ラル「よろしい.....食い物と飲み物の恨みはでかいというのを覚えておけよ」
ラル「特にこの.....最前線ではな」
ひかり「は、はひ.............」
ラル「いい返事だ..........では本題のネウロイの話に移る」
ブリーフィングはいつも以上に重たい雰囲気で、喋っているラル隊長以外は誰一人として声を発する者はいなかった.....
ブリーフィング後、二パさんやクルピンスキーさん、ジョゼさんや下原さんは私を慰めてくれた..........ロスマン先生とサーシャさんにはもちろん叱責されたが、彼女たち自身にも監督責任があるといってそんなに長くは怒られなかった......
その後、ロスマン先生からインターネットリテラシーに関して徹底的に授業が行われた.......私だけでなく、菅野さんや二パさんにも.........
ラル隊長はワインのことは許してくれていた.......しかし次は無いと笑顔で言っていた......
私も含めて現代っ子にはインターネットリテラシーや常識が欠如しているのだ........もうあのような悲劇は繰り返してはならない.........
502部隊のみんなは優しかったが、社会は許してくれない.......そして恐ろしいということも覚えておかなければならない..........
私は未熟だったのだ....
あの事件以降、私はバカなことはしないようになった.......痛いことも.....全部......
しかし今でもまだ........あの事件を思い出して鳥肌が立って叫びたくなってしまう発作が襲ってくる......
このお話は私から皆さん若い子たちへの警告です...........
決して物語なんかじゃないんですよ.........
~完~
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 13:09:48.40 ID:lliT36edo
「皆さん、食事の時間ですよー」
グリニッジ標準時ヒトハチマルマル、下原定子の声と共に502メンバーが食卓に集まってくる。
テーブルには豪華な食事が並び、8人分の取り皿が用意されている。
……
『偽ウィッチに与える食事は無いわ』
502の実質的なNo.2、エディータ・ロスマンがこう言ったのは1ヶ月前のことである。戦果を上げない教え子に苛立ち、しびれを切らしたのだ。
部隊のNo.2の命令であるため他のメンバーも反論することができず、リハビリのためとは言え戦果を上げることの出来ない隊長も見て見ぬふりをする有り様である。
それからと言うもの、自分の服を噛んで飢えを誤魔化してきた “偽ウィッチ”。最初こそ同情していたメンバーであったが、次第に無関心となり、中にはロスマンの“訓練”に加担するものも現れ始めた。
……
このままでは死んでしまうと、食事を前にして泣きながら懇願する雁淵ひかり。しかしロスマンはこれを一蹴する。
「死ぬまででいいからここに居させて下さいと言ったのはあなたでしょう。スープが冷めるからどこかにいってくれない?」
ロスマンに続き、他のメンバーもひかりの“命乞い”を一蹴する。大声で泣き叫び暴れるひかりを抑えつけ、ズルズルと部屋に運ぶサーシャとニパ。
声にもならない叫び声は鍵がかけられた扉越しでも聞くことができたが、その命の叫びに耳を傾けるものは誰一人いなかった。
翌朝、一人の少女が布団の中で冷たくなっていた。
死因は飢餓による極度の栄養失調。
しかしその死顔は憧れの姉と共に空を飛ぶ夢を果たしたかのような明るい笑顔だったと言う。
グリニッジ標準時ヒトハチマルマル、下原定子の声と共に502メンバーが食卓に集まってくる。
テーブルには豪華な食事が並び、8人分の取り皿が用意されている。
……
『偽ウィッチに与える食事は無いわ』
502の実質的なNo.2、エディータ・ロスマンがこう言ったのは1ヶ月前のことである。戦果を上げない教え子に苛立ち、しびれを切らしたのだ。
部隊のNo.2の命令であるため他のメンバーも反論することができず、リハビリのためとは言え戦果を上げることの出来ない隊長も見て見ぬふりをする有り様である。
それからと言うもの、自分の服を噛んで飢えを誤魔化してきた “偽ウィッチ”。最初こそ同情していたメンバーであったが、次第に無関心となり、中にはロスマンの“訓練”に加担するものも現れ始めた。
……
このままでは死んでしまうと、食事を前にして泣きながら懇願する雁淵ひかり。しかしロスマンはこれを一蹴する。
「死ぬまででいいからここに居させて下さいと言ったのはあなたでしょう。スープが冷めるからどこかにいってくれない?」
ロスマンに続き、他のメンバーもひかりの“命乞い”を一蹴する。大声で泣き叫び暴れるひかりを抑えつけ、ズルズルと部屋に運ぶサーシャとニパ。
声にもならない叫び声は鍵がかけられた扉越しでも聞くことができたが、その命の叫びに耳を傾けるものは誰一人いなかった。
翌朝、一人の少女が布団の中で冷たくなっていた。
死因は飢餓による極度の栄養失調。
しかしその死顔は憧れの姉と共に空を飛ぶ夢を果たしたかのような明るい笑顔だったと言う。
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 13:16:35.57 ID:lliT36edo
ーひかりさんは陸戦部隊に移ってもらいますー
ロスマン先生が突如言い渡したこの辞令に泣き叫びながら抗議するひかり
空戦ウィッチとして十分な魔力を持たない妹を案じた姉の打診でもあった
一方のラル隊長も怪我で満足に戦えない自分と対照的なひかりに苛立ちを覚えていた
部隊内の綱紀粛正の名目のため見せしめ人事を行ったのだ
ひかりは激戦地カールスラントに到着すると傷心ながらも陸戦界の佐世保の英雄を目指そうと志を新たにし始めていた
しかし配属された先はユニットも存在しない通常陸戦部隊
ひかりは配属二ヶ月後、キャタピラが外れ動かなくなった戦車から避難する途中、ネウロイに首から下をごっそり吹き飛ばされ戦死
その報を聞いたロスマンは狐のような顔で笑ったという
ロスマン先生が突如言い渡したこの辞令に泣き叫びながら抗議するひかり
空戦ウィッチとして十分な魔力を持たない妹を案じた姉の打診でもあった
一方のラル隊長も怪我で満足に戦えない自分と対照的なひかりに苛立ちを覚えていた
部隊内の綱紀粛正の名目のため見せしめ人事を行ったのだ
ひかりは激戦地カールスラントに到着すると傷心ながらも陸戦界の佐世保の英雄を目指そうと志を新たにし始めていた
しかし配属された先はユニットも存在しない通常陸戦部隊
ひかりは配属二ヶ月後、キャタピラが外れ動かなくなった戦車から避難する途中、ネウロイに首から下をごっそり吹き飛ばされ戦死
その報を聞いたロスマンは狐のような顔で笑ったという
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 13:17:18.40 ID:lliT36edo
今日も雁淵ひかりの夕食は野菜の切れ端や残飯といった生ゴミであった。役立たずに食わせる飯はない、ということで食事を出してもらえず仕方なく生ゴミを漁って飢えを凌ぐのである…。
誰しもが寝静まった深夜、空腹で重い体を引きずりながら台所へ行くひかり。
明かりをつけると誰かに見つかってしまうので、暗い台所でゴミ箱の蓋を開けて生ゴミを口に入れる。
生ゴミは冷たく、苦味や酸味といった不快な味がした。ひかりは気付けば涙を流しながら食べているのだった。
扶桑にいた頃を思い出す。扶桑では温かいご飯や味噌汁を毎日お腹いっぱい食べていた。それが今では繰り返す吐き気に耐えながら冷たい生ゴミで飢えを凌ぐ日々…。
「どうしてこうなったんだろう…」
あまりにも惨めで辛い現実に、声を押し殺して咽び泣くひかり。すると次の瞬間、パッと部屋が明るくなったかと思うと、そこには二人のウィッチがいた。
「こんなところで何をしているのですか?」
「ひかり…何してるの…?」
そのウィッチはロスマンとニパだった。
二人とも表情は氷のように冷たく、ひかりは顔から血の気が失せるのを感じた。
「まさか生ゴミを食べているなんて…。信じられません」
「まぁまぁ。確かにずっとご飯抜きだったからね。でも大丈夫だよ。今夜は特別にご馳走持ってきたから」
ニパは手に底の深い皿を持っており、その皿の中身をひかりに見せるのであった。
「え……これ…砂…?」
「基地の近くで採ってきた新鮮な砂だよ。お腹いっぱい食べてね」
「全部食べるまでここで見ていてあげます。いつも厳しい訓練に耐えてるご褒美ですよ」
ニパから皿とスプーンを渡されるひかり。二人は笑顔でこっちを見ている。本気だ。この二人は本気で自分に砂を食べさせる気なのである。
もしここで逃げたら、後で何をされるかわからない。ひょっとしたら砂よりも酷い物を食べさせられるかもしれない…。
スプーンを握る手が震える。涙で視界が歪む。そしてひかりはスプーンで砂をすくい、それを口へ運ぶのであった…。
誰しもが寝静まった深夜、空腹で重い体を引きずりながら台所へ行くひかり。
明かりをつけると誰かに見つかってしまうので、暗い台所でゴミ箱の蓋を開けて生ゴミを口に入れる。
生ゴミは冷たく、苦味や酸味といった不快な味がした。ひかりは気付けば涙を流しながら食べているのだった。
扶桑にいた頃を思い出す。扶桑では温かいご飯や味噌汁を毎日お腹いっぱい食べていた。それが今では繰り返す吐き気に耐えながら冷たい生ゴミで飢えを凌ぐ日々…。
「どうしてこうなったんだろう…」
あまりにも惨めで辛い現実に、声を押し殺して咽び泣くひかり。すると次の瞬間、パッと部屋が明るくなったかと思うと、そこには二人のウィッチがいた。
「こんなところで何をしているのですか?」
「ひかり…何してるの…?」
そのウィッチはロスマンとニパだった。
二人とも表情は氷のように冷たく、ひかりは顔から血の気が失せるのを感じた。
「まさか生ゴミを食べているなんて…。信じられません」
「まぁまぁ。確かにずっとご飯抜きだったからね。でも大丈夫だよ。今夜は特別にご馳走持ってきたから」
ニパは手に底の深い皿を持っており、その皿の中身をひかりに見せるのであった。
「え……これ…砂…?」
「基地の近くで採ってきた新鮮な砂だよ。お腹いっぱい食べてね」
「全部食べるまでここで見ていてあげます。いつも厳しい訓練に耐えてるご褒美ですよ」
ニパから皿とスプーンを渡されるひかり。二人は笑顔でこっちを見ている。本気だ。この二人は本気で自分に砂を食べさせる気なのである。
もしここで逃げたら、後で何をされるかわからない。ひょっとしたら砂よりも酷い物を食べさせられるかもしれない…。
スプーンを握る手が震える。涙で視界が歪む。そしてひかりはスプーンで砂をすくい、それを口へ運ぶのであった…。
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 13:18:02.53 ID:lliT36edo
基地の近くにある高い塔。そこに木に張り付いたセミの如く塔にへばりつく雁淵ひかりがいた。
今日の訓練は魔法持続力強化である。もし落ちれば確実に全身複雑骨折するであろう高さまで登らされて放置されたのである。
「こんな訓練で落ちるようなウィッチは偽ウィッチだから何をしてもかまいません」
ひかりの先生、エディータ・ロスマンが塔の下にいる汚い臭い男達数十人にそう告げる。
男達はひかりのプルプル震えて耐えている小さいお尻を視姦してオナニーしたり、滴り落ちるひかりちゃんの汗や涙をペロペロし、
「ひかりちゃああん!おじさんの胸に飛び込んできてええんやで!」
「ひかりちゃんの汗うっめぇぇ!おしっこも漏らしてぇ!」
「早く堕ちて犯させろや無能があ!」
と歓声や怒号がとばす。それを聞き青ざめて泣きながら重力に耐えるひかり。
しかし無能がゆえ程なく魔力切れとなり、重力には逆らえず地面に叩きつけられるひかり。幸か不幸か手足はバキバキに折れたものの、命に別状はなく、激痛で絶叫するよりも早く、ワッと一斉に男達が襲いかかる。
手足を骨折し、魔力も切れたひかりに抵抗する術はなく、まるで飢えた狼の群れに放り込まれた兎のように無慈悲に男たちに変態性欲をぶつけられるひかり。
ひかりの助けを求める悲鳴と男たちの怒号が響き渡る。
無慈悲な強姦は10時間に及び、祭が終わったひかりは服はすべて剥かれ、全裸で手足は曲がってはいけない方向に曲がり、全身噛み跡や痣だらけ、白濁液まみれで夜の寒風に晒されながら虫の息で横たわっていた。
それでも生きているひかりを見て、さすがスタミナだけはあるわねと他人事のように呟くロスマンであった。
今日の訓練は魔法持続力強化である。もし落ちれば確実に全身複雑骨折するであろう高さまで登らされて放置されたのである。
「こんな訓練で落ちるようなウィッチは偽ウィッチだから何をしてもかまいません」
ひかりの先生、エディータ・ロスマンが塔の下にいる汚い臭い男達数十人にそう告げる。
男達はひかりのプルプル震えて耐えている小さいお尻を視姦してオナニーしたり、滴り落ちるひかりちゃんの汗や涙をペロペロし、
「ひかりちゃああん!おじさんの胸に飛び込んできてええんやで!」
「ひかりちゃんの汗うっめぇぇ!おしっこも漏らしてぇ!」
「早く堕ちて犯させろや無能があ!」
と歓声や怒号がとばす。それを聞き青ざめて泣きながら重力に耐えるひかり。
しかし無能がゆえ程なく魔力切れとなり、重力には逆らえず地面に叩きつけられるひかり。幸か不幸か手足はバキバキに折れたものの、命に別状はなく、激痛で絶叫するよりも早く、ワッと一斉に男達が襲いかかる。
手足を骨折し、魔力も切れたひかりに抵抗する術はなく、まるで飢えた狼の群れに放り込まれた兎のように無慈悲に男たちに変態性欲をぶつけられるひかり。
ひかりの助けを求める悲鳴と男たちの怒号が響き渡る。
無慈悲な強姦は10時間に及び、祭が終わったひかりは服はすべて剥かれ、全裸で手足は曲がってはいけない方向に曲がり、全身噛み跡や痣だらけ、白濁液まみれで夜の寒風に晒されながら虫の息で横たわっていた。
それでも生きているひかりを見て、さすがスタミナだけはあるわねと他人事のように呟くロスマンであった。
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 13:18:31.47 ID:lliT36edo
「つらいよ……ニパさん助けて……」
誰もいない格納庫に呼び出されたニパにひかりが告げたのは助けを求める一言だった。
話の内容はロスマンによる日々の訓練と称した虐待。
いつもその様子を見ていたニパは話の内容についておおよそ予想はついていたが、
嗚咽しながら精一杯話すひかりの姿を目の前にして、真剣な表情で耳を傾ける。
ひかりは辛かった今までのことを洗いざらい話した。
ぶつけられた雪玉の中に石が入っていたこと、極寒のラドガ湖に突き落とされたこと、なにか失敗する度に頭をスパナで殴られたこと……
「よく耐えたね、ひかり。辛かったね……」
耐えきれなくなりニパの胸でわんわん泣くひかり。それを受け止めるニパ。そしていつも通りの優しい口調でこう告げる。
「何かあったら悩まずにいつでも相談してよね。どんなことがあってもわたしはひかりの味方だからさ!」
一人ぼっちじゃない。
理解してくれる人がいる。
ひかりの眼から大粒の涙がこぼれ落ちた。
……
次の日から、ひかりを待っていたのは苛立ったロスマンと、今まで以上に厳しい訓練、厳重に敷かれた監視体制。
そしてその様子を覗き見てほくそ笑むニパの姿であった。
厳しい訓練で息も絶え絶えなひかりを見て喜ぶ“理解者”の醜面をひかりはまだ知らない。
そしてその夜も、ひかりはたった一人の味方のもとへ相談に行くのであった……
誰もいない格納庫に呼び出されたニパにひかりが告げたのは助けを求める一言だった。
話の内容はロスマンによる日々の訓練と称した虐待。
いつもその様子を見ていたニパは話の内容についておおよそ予想はついていたが、
嗚咽しながら精一杯話すひかりの姿を目の前にして、真剣な表情で耳を傾ける。
ひかりは辛かった今までのことを洗いざらい話した。
ぶつけられた雪玉の中に石が入っていたこと、極寒のラドガ湖に突き落とされたこと、なにか失敗する度に頭をスパナで殴られたこと……
「よく耐えたね、ひかり。辛かったね……」
耐えきれなくなりニパの胸でわんわん泣くひかり。それを受け止めるニパ。そしていつも通りの優しい口調でこう告げる。
「何かあったら悩まずにいつでも相談してよね。どんなことがあってもわたしはひかりの味方だからさ!」
一人ぼっちじゃない。
理解してくれる人がいる。
ひかりの眼から大粒の涙がこぼれ落ちた。
……
次の日から、ひかりを待っていたのは苛立ったロスマンと、今まで以上に厳しい訓練、厳重に敷かれた監視体制。
そしてその様子を覗き見てほくそ笑むニパの姿であった。
厳しい訓練で息も絶え絶えなひかりを見て喜ぶ“理解者”の醜面をひかりはまだ知らない。
そしてその夜も、ひかりはたった一人の味方のもとへ相談に行くのであった……
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 13:19:00.96 ID:lliT36edo
ネウロイと闘う訓練と称し、飢えた野犬5匹と素手で闘うように命じるのは、502の教官であるエディータ・ロスマン。
訓練の内容を聞き、青ざめてガチガチ震えながら涙目で許しを請う雁淵ひかり。
隊長のグンドュラ・ラルにこの過激すぎる訓練について報告したものの、
「野犬相手に格闘訓練か。なかなか大した奴だ。頑張るんだぞ」
と軽くあしらわれてしまう。
かくして、極寒の森に1人放置されるひかり。ロスマンが飢えた野犬20匹をひかり目掛けて放つ。
襲い来る野犬の群に対しシールドを張るも背後にまわった1匹に足を噛みつかれる。
恐怖と激痛で集中力が途切れ、張っていた正面のシールドが消え、野犬達が一斉にひかりに襲いかかる。
腕や首や腹にいっぱい噛みつかれ、とても人間の声とは思えない物凄い悲鳴をあげるひかり。
か弱い抵抗も虚しく、骨が見えるくらい酷く噛み付かれて、
野犬共に両手や足を引っ張られ、今にも引き裂かれそうになっている。
恐怖と激痛で必死に助けを請うひかり。理性のある人間なら助けてくれたかもしれないが相手は野犬。
ひかりの願いは届くことは無く、その様子を遠くから眺めていたロスマンは渇いた笑いを浮かべたのだった。
訓練の内容を聞き、青ざめてガチガチ震えながら涙目で許しを請う雁淵ひかり。
隊長のグンドュラ・ラルにこの過激すぎる訓練について報告したものの、
「野犬相手に格闘訓練か。なかなか大した奴だ。頑張るんだぞ」
と軽くあしらわれてしまう。
かくして、極寒の森に1人放置されるひかり。ロスマンが飢えた野犬20匹をひかり目掛けて放つ。
襲い来る野犬の群に対しシールドを張るも背後にまわった1匹に足を噛みつかれる。
恐怖と激痛で集中力が途切れ、張っていた正面のシールドが消え、野犬達が一斉にひかりに襲いかかる。
腕や首や腹にいっぱい噛みつかれ、とても人間の声とは思えない物凄い悲鳴をあげるひかり。
か弱い抵抗も虚しく、骨が見えるくらい酷く噛み付かれて、
野犬共に両手や足を引っ張られ、今にも引き裂かれそうになっている。
恐怖と激痛で必死に助けを請うひかり。理性のある人間なら助けてくれたかもしれないが相手は野犬。
ひかりの願いは届くことは無く、その様子を遠くから眺めていたロスマンは渇いた笑いを浮かべたのだった。
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 13:19:27.55 ID:lliT36edo
氷点下27度を記録した深夜のペテルブルグ。
わぁー!凄い吹雪ですねー!と年相応にはしゃぐ雁淵ひかり。
その様子を見たエディータ・ロスマンはニヤリと笑いブレイク・ウィッチーズの三人に目配せする。
クルピンスキーの固有魔法マジックブーストで瞬時にひかりの背後に回り頭から水を浴びせると、そのまま羽交い締めにする。
全てを察したひかりは放して放して大声をあげて激しく暴れるも、管野にジタバタする脚を押さえつける。
その間にニパが基地の門を開ける。
抵抗もむなしく冷たい風が吹き抜ける門の前まで運ばれたひかり。
「直ちゃん行くよー!」
「おう!せーのっ!」
足跡一つとない雪の上に放り投げられる。続けてロスマンがスコップを投げつけ笑いながらこう言った。
「今晩は雪がたくさん積もるそうだから雪掻きをお願いね。ひかりさん」
ガチャリと門の鍵が閉められる音が吹雪の舞う極寒の大地に鳴り響いた。
そこでは大粒の涙も数秒と立たないうちに凍りついていた。
わぁー!凄い吹雪ですねー!と年相応にはしゃぐ雁淵ひかり。
その様子を見たエディータ・ロスマンはニヤリと笑いブレイク・ウィッチーズの三人に目配せする。
クルピンスキーの固有魔法マジックブーストで瞬時にひかりの背後に回り頭から水を浴びせると、そのまま羽交い締めにする。
全てを察したひかりは放して放して大声をあげて激しく暴れるも、管野にジタバタする脚を押さえつける。
その間にニパが基地の門を開ける。
抵抗もむなしく冷たい風が吹き抜ける門の前まで運ばれたひかり。
「直ちゃん行くよー!」
「おう!せーのっ!」
足跡一つとない雪の上に放り投げられる。続けてロスマンがスコップを投げつけ笑いながらこう言った。
「今晩は雪がたくさん積もるそうだから雪掻きをお願いね。ひかりさん」
ガチャリと門の鍵が閉められる音が吹雪の舞う極寒の大地に鳴り響いた。
そこでは大粒の涙も数秒と立たないうちに凍りついていた。
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 13:19:55.46 ID:lliT36edo
知る人ぞ知る同性愛者共の巣窟・507に左遷された雁淵ひかり
数日後、「ここではみんなが良くしてくれます」などという手紙と共に、お菓子が届く。
食べてみると、中には助けを求める手紙が入っていた……
扶桑の予備学校で習う、初歩的な暗号を解読すると、
「おねえちゃん たすけて
よくしてあげると みんなが からだを さわってくる
きたないもの なめさせられる さからえない
このままだと ──」
だが、雁淵孝美中尉には戦いに集中してもらわなければ困る。
扶桑語を下原に解読させ、隊に有用な情報がないことを確認すると、
ロスマンの手で焼却処分される、ひかりのSOSであった
数日後、「ここではみんなが良くしてくれます」などという手紙と共に、お菓子が届く。
食べてみると、中には助けを求める手紙が入っていた……
扶桑の予備学校で習う、初歩的な暗号を解読すると、
「おねえちゃん たすけて
よくしてあげると みんなが からだを さわってくる
きたないもの なめさせられる さからえない
このままだと ──」
だが、雁淵孝美中尉には戦いに集中してもらわなければ困る。
扶桑語を下原に解読させ、隊に有用な情報がないことを確認すると、
ロスマンの手で焼却処分される、ひかりのSOSであった
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 13:20:22.15 ID:lliT36edo
「あいつはお姉ちゃんじゃない…」「ネウロイが入り込んでお姉ちゃんを操ってるんだ…」「お姉ちゃんを助けなきゃ…」
深夜、一人、ブツブツ呟きながら何かを考え混んでいるひかり
翌日、孝美は部隊の手前、妹にも厳しく接しなければいけない日常に気を病んでいた。
しかし今日は非番の日。今日くらいは佐世保に一緒にいた時のように海軍カレーを妹に振る舞おうとひかりの部屋を訪れた
ガチャ「ひかー」
???「嗚呼アアアアアアーッ!!!」
けたたましい叫びと共に後頭部に衝撃が走る
「ネウロイィィィ!お姉ちゃんの身体からでていけェェェ!」倒れた孝美に馬乗りになり一心不乱に後頭部目掛けてスパナを振り下ろすひかり
「ひかッ…待って…何を…!」百戦錬磨のエースとはいえ、いきなり愛する妹に不意を突かれ、何も抵抗できないまま後頭部を殴打され続ける孝美
「ちょっ…!ひかり何をしているの!??」「テメェ!気でも狂ったかァっ!」
ニパと菅野が駆けつけた時には、既に孝美は意識を失い、死んだように横たわり
血の海の部屋でひかりが孝美に馬乗りになり呆けていた
深夜、一人、ブツブツ呟きながら何かを考え混んでいるひかり
翌日、孝美は部隊の手前、妹にも厳しく接しなければいけない日常に気を病んでいた。
しかし今日は非番の日。今日くらいは佐世保に一緒にいた時のように海軍カレーを妹に振る舞おうとひかりの部屋を訪れた
ガチャ「ひかー」
???「嗚呼アアアアアアーッ!!!」
けたたましい叫びと共に後頭部に衝撃が走る
「ネウロイィィィ!お姉ちゃんの身体からでていけェェェ!」倒れた孝美に馬乗りになり一心不乱に後頭部目掛けてスパナを振り下ろすひかり
「ひかッ…待って…何を…!」百戦錬磨のエースとはいえ、いきなり愛する妹に不意を突かれ、何も抵抗できないまま後頭部を殴打され続ける孝美
「ちょっ…!ひかり何をしているの!??」「テメェ!気でも狂ったかァっ!」
ニパと菅野が駆けつけた時には、既に孝美は意識を失い、死んだように横たわり
血の海の部屋でひかりが孝美に馬乗りになり呆けていた
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/11(土) 13:21:26.51 ID:lliT36edo
坂本に変わる魔眼持ちが502から転属されてくると聞き期待に胸膨らませる501の隊員たち。しかりやって来たのは坂本の魔眼とは似ても似つかない固有魔法『接触魔眼』を持った欠陥ウィッチ、雁淵ひかりであった。
「あんな穀潰しが少佐の代わりでしかも501の一員だなんて私は納得いきませんわ!」
「まあ気持ちはわかるけどさ。力不足ではあるよなぁ、実際」
「そうね、上には進言しておきます」
「どうでもいいよー。死んだら死んだで自己責任じゃん」
「だな。次の出撃にわかるさ。力の無いものは死ぬ。それだけだ」
数日後、501にネウロイ出現の警報が鳴り響く。ひかりにとって501での初陣である。
「早く行こう、芳佳ちゃん!」
「うん!ひかりちゃん、みんな自分のことで精一杯だから自分の身は自分で守ってね!」
「は、はい!雁淵ひかり軍曹、出撃します!」
佐世保港に雁淵ひかり“少尉”が帰国したのはその戦闘から一か月後のことであった。
「あんな穀潰しが少佐の代わりでしかも501の一員だなんて私は納得いきませんわ!」
「まあ気持ちはわかるけどさ。力不足ではあるよなぁ、実際」
「そうね、上には進言しておきます」
「どうでもいいよー。死んだら死んだで自己責任じゃん」
「だな。次の出撃にわかるさ。力の無いものは死ぬ。それだけだ」
数日後、501にネウロイ出現の警報が鳴り響く。ひかりにとって501での初陣である。
「早く行こう、芳佳ちゃん!」
「うん!ひかりちゃん、みんな自分のことで精一杯だから自分の身は自分で守ってね!」
「は、はい!雁淵ひかり軍曹、出撃します!」
佐世保港に雁淵ひかり“少尉”が帰国したのはその戦闘から一か月後のことであった。
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488532547/
Entry ⇒ 2017.07.11 | Category ⇒ ストライクウィッチーズ | Comments (0)
雁淵ひかり「ハーイ!みなさんこんにちは~!ひかりちゃんねるへようこそ!」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 18:15:47.84 ID:SJ6pT2nM0
ひかりの部屋
ひかり「ぶんぶんハーイゆーちゅーぶ」
ひかり「ん~........これはちょっと真似しすぎだよね.....」
ひかり「ハーイ!みなさんこんにちは~!ひかりちゃんねるへようこそ!」
ひかり「こっちの方がいいかな」
ひかり「とりあえず最初の入り方はオッケーと.......」
ひかり「お給料で機材も買ったし後はネタを何にするかだよな~」
ひかり「ぶんぶんハーイゆーちゅーぶ」
ひかり「ん~........これはちょっと真似しすぎだよね.....」
ひかり「ハーイ!みなさんこんにちは~!ひかりちゃんねるへようこそ!」
ひかり「こっちの方がいいかな」
ひかり「とりあえず最初の入り方はオッケーと.......」
ひかり「お給料で機材も買ったし後はネタを何にするかだよな~」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 18:29:28.05 ID:SJ6pT2nM0
ひかり「みんなが見てくれるようなのっていったら結構過激なことしないとだめだよね~」
ひかり「あ!そうだ!冬のペテルブルクで頭からワインを被ってみよう」
早朝基地の外 マイナス15度
ひかり「ここにカメラを置いて......誰もいないことを確認..........」
ひかり「よし、撮影開始っと」
ひかり「.........ハーイ!みなさんこんにちは~!ひかりちゃんねるへようこそ!」
ひかり「自己紹介します!私は14歳でひかりって言います!これから面白い動画いっぱい撮ろうと思うのでよろしくお願いします!」
ひかり「記念すべき初投稿の今日はマイナス15度のこの銀世界の上でワインを頭から被ってみたいと思いま~す!絶対飲まないので違法じゃないですからね!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 18:39:08.23 ID:SJ6pT2nM0
ひかり「ではまずこのワインを開けて~.........よいしょっ.......上の制服を脱ぎます!うぅ~.....水練着一丁は寒いな~.........マイナス15度ですからねみなさん!?」
ひかり「よし!じゃあかけますよ!せーの」
...........ビチャビチャ.................................
ひかり「あああああああああ冷たいですううううううううううううううううううああああああああああああああああ寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い暑い!?寒い寒い冷たいああああああああああああああああ.............」
ひかり「はぁはぁ.............あぁ.........これは命の危険を感じました..............チャンネル登録良ければお願いします........」
ひかり「よし、撮影終了っと..........実際魔法使ってるからそこまで冷たくないんだけどね」
ひかり「さて帰ってシャワー浴びよう」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 18:49:52.63 ID:SJ6pT2nM0
翌日
ひかり「昨日の動画の再生回数はどのくらいいったかな~?」
ひかり「............300回........まあそんなもんだよね..........」
ひかり「あっ......一件コメントが来てる........『14歳にしては発育よすぎるだろwwwwww』.................」
ひかり「...............ユーチューバーやめよ..............」
コンコン
ニパ「おーい!ひかり~!ラル隊長が呼んでるぞ~」
ひかり「はーい!今行きますね!ニパさんわざわざありがとうございます!」
ラルの部屋
ひかり「こんにちはラル隊長」
ラル「お、来たか.....単刀直入に聞くが.......」
ひかり「はい」
ラル「基地のワインを勝手に持ち出したのはお前か?」
ひかり「(ギク.................やば.........)え?も、持ち出してません........私ワインなんて飲めないですし.......」
ひかり「昨日の動画の再生回数はどのくらいいったかな~?」
ひかり「............300回........まあそんなもんだよね..........」
ひかり「あっ......一件コメントが来てる........『14歳にしては発育よすぎるだろwwwwww』.................」
ひかり「...............ユーチューバーやめよ..............」
コンコン
ニパ「おーい!ひかり~!ラル隊長が呼んでるぞ~」
ひかり「はーい!今行きますね!ニパさんわざわざありがとうございます!」
ラルの部屋
ひかり「こんにちはラル隊長」
ラル「お、来たか.....単刀直入に聞くが.......」
ひかり「はい」
ラル「基地のワインを勝手に持ち出したのはお前か?」
ひかり「(ギク.................やば.........)え?も、持ち出してません........私ワインなんて飲めないですし.......」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 18:59:47.70 ID:SJ6pT2nM0
ラル「それもそうだな....昨日急にワインのボトルが一本消えてな........一応隊員全員に聞いてるんだが.........まあ犯人の検討はついている.........悪かったな急に呼び出して」
ひかり「い、いえ大丈夫です!(ふうバレてなかった~)」
ひかり「失礼しました」
翌週
~ブリーフィングルーム~
ラル「今日は最近出たネウロイについての報告を行う.......」
ラル「おっと.......その前に一つ皆に見てもらうものがある」
ラル「よいしょっと..........」ガチャガチャ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 19:07:18.30 ID:SJ6pT2nM0
サーシャ「ラル隊長.....一体何を?」
ラル「フフ........まあ見ればわかる」
ラル「再生っと...........」カチ
ひかり『ハーイ!みなさんこんにちは~!』
ひかり「!!???!??!??!??」
ニパ「これは...........ひかり?」
菅野「何やってんだこいつ?」
『私は14歳でひかりって言います!これから面白い動画いっぱい撮ろうと思うのでよろしくお願いします!』
クルピンスキー「ひかりちゃんってユーチューバーだったの?可愛いな~」
ひかり「.......................」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 21:48:35.86 ID:SJ6pT2nM0
『ワインを頭から被ってみたいと思いま~す!』
ロスマン「な、何ですかこれは!!!」
サーシャ「ワインを盗んだのってまさか...........」
ひかり「........................」
『よいしょっ.......上の制服を脱ぎます!うぅ~.....水練着一丁は寒いな~.........』
ジョゼ「こんな真冬に.......狂ってますよ........」
下原「でもよく見たら魔法発動してますよ」
ジョゼ「あ、ほんとだ」
ひかり「.......................」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 21:55:04.40 ID:SJ6pT2nM0
『あああああああああ冷たいですううううううううううううううううううああああああああああああああああ寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い暑い!?寒い寒い冷たいああああああああああ』
菅野「アハハハハハハハハハハ!こいつ馬鹿だろ!」ケラケラ
一同「............」
菅野「あれ?.............どした?.........」
ひかり「.......................」
『チャンネル登録良ければお願いします........』
ラル「停止っと...........」カチ
ひかり「...........................」
一同「...........................」
ひかり「隊長.............なぜこれを?」
ラル「そりゃあ動画サイトに載っければ誰でも見れるだろう」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 22:01:21.11 ID:SJ6pT2nM0
ひかり「でもこれ......再生回数300回くらいだったはずじゃ........」
ラル「今の再生回数を見てみろ」
チラ
ひかり「!?!?!?!?????」
ひかり「300万回!??」
ラル「コメントもすごく多いぞ」
ひかり「...............あ..............あ.....................」ブルブル
ラル「先週の間に随分と話題になったようだな」
ひかり「ひっ................」
ラル「何か言うことは?」
ひかり「ワ........ワイン.......盗んで.........ご....めん........な..........さい..........」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 22:27:16.58 ID:SJ6pT2nM0
ラル「よろしい.....食い物と飲み物の恨みはでかいというのを覚えておけよ」
ラル「特にこの.....最前線ではな」
ひかり「は、はひ.............」
ラル「いい返事だ..........では本題のネウロイの話に移る」
ブリーフィングはいつも以上に重たい雰囲気で、喋っているラル隊長以外は誰一人として声を発する者はいなかった.....
ブリーフィング後、二パさんやクルピンスキーさん、ジョゼさんや下原さんは私を慰めてくれた..........ロスマン先生とサーシャさんにはもちろん叱責されたが、彼女たち自身にも監督責任があるといってそんなに長くは怒られなかった......
その後、ロスマン先生からインターネットリテラシーに関して徹底的に授業が行われた.......私だけでなく、菅野さんや二パさんにも.........
ラル隊長はワインのことは許してくれていた.......しかし次は無いと笑顔で言っていた......
私も含めて現代っ子にはインターネットリテラシーや常識が欠如しているのだ........もうあのような悲劇は繰り返してはならない.........
502部隊のみんなは優しかったが、社会は許してくれない.......そして恐ろしいということも覚えておかなければならない..........
私は未熟だったのだ....
あの事件以降、私はバカなことはしないようになった.......痛いことも.....全部......
しかし今でもまだ........あの事件を思い出して鳥肌が立って叫びたくなってしまう発作が襲ってくる......
このお話は私から皆さん若い子たちへの警告です...........
決して物語なんかじゃないんですよ.........
~完~
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 22:28:43.13 ID:5M2JbutXO
乙
かなしいなぁ
かなしいなぁ
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 22:47:34.62 ID:25oO+R9DO
乙
直ちゃん、最後まで事の重大さに気付かないって……
直ちゃん、最後まで事の重大さに気付かないって……
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/03(金) 23:37:15.15 ID:rr5xfMW/o
ワロタ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488532547/
Entry ⇒ 2017.03.12 | Category ⇒ ストライクウィッチーズ | Comments (0)
ルッキーニ「親愛なるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐へ」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 13:30:21.55 ID:PtMayXE+O
~2月末~
坂本「宮藤!リーネ!ペースが落ちてきてるぞ!」
宮藤「はぁはぁっ」
リーネ「も、もう限界」
ドダタッ
宮藤「うわぁあああ」ドテッ
リーネ「ごめん芳佳ちゃん」
坂本「全く、仕方のない奴らだ。今日はここまでにするか」
芳佳「よかった~」ボソ
坂本「ん?なんか言ったか?」
芳佳「い、いえ、、なんでもないです!!」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 13:38:59.31 ID:PtMayXE+O
坂本「まあいい、今日の訓練はここまでにする!夕食に遅れるなよ」
芳佳リーネ「了解!」
リーネ「はぁ。芳佳ちゃん、怪我はない?」
芳佳「うん!大丈夫だよ」
リーネ「良かった~。ごめんね、私が倒れちゃったばっかりに」
芳佳「ううん、気にしないで」
リーネ「もうそろそろ3月なのに寒いね」
芳佳「ほんとだよ~。ロマーニャって暖かい方かと思ってたのに」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 15:05:43.16 ID:j29D444vO
??「わぁあああ!!」
芳佳「うわぁあ!!!」
リーネ「きゃあああああ!!!」
ルッキーニ「にひひ~、二人ともびっくりしすぎ!」
リーネ「もぅ、ルッキーニちゃんかぁ。びっくりさせないでよ」
芳佳 モミモミ
ルッキーニ「ああ~、芳佳ずるーい!あたしもっ」モミモミ
リーネ「二人とも何してるの!!!」
芳佳「ご、ごめん」
ルッキーニ「にゃはは~」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 15:16:56.16 ID:j29D444vO
芳佳「あれ?こんなところに白い花が咲いてる」
ルッキーニ「どれどれ~、、、、ほんとだぁ」
リーネ「これは白いナルキッソスかな」
芳佳「へぇ~、リーネちゃん詳しいね」
リーネ「えへへ、そんな事ないよ~。白いナルキッソスはね、自己愛とか尊敬とかを意味する花言葉があるんだって」
芳佳「私は花言葉なんて全然分からないや」
ルッキーニ「あたしも初めて知ったぁ。リーネは物知りなんだね」
リーネ「ありがとう、ルッキーニちゃん」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 16:26:44.74 ID:irenELEM0
芳佳「あ、そういえばそろそろ夕飯だから戻ろうよ」
リーネ「そうだったね、ルッキーニちゃんも基地に入ろう?」
ルッキーニ「うんっ!ごっはん~、ごっはん~」
芳佳「今日の当番はバルクホルンさんだね~」
ルッキーニ「大尉はジャガイモばっかでつまんな~い」
リーネ「そ、そんなこと言っちゃだめだよ」
芳佳「あはは・・・・」
~ダイニングルーム~
バルクホルン「ックシュンッ!!!」
バルクホルン「風邪でも引いたのか」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 16:35:26.45 ID:irenELEM0
~数十分後~
芳佳・リーネ「ごめんなさい、遅れちゃいました~」
バルクホルン「遅いぞ、お前たち」
エーリカ「先に食べちゃってるよ~」
ルッキーニ「遅かったじゃん、芳佳とリーネ」
芳佳「えへへ、長風呂しすぎて、、、」
坂本「はっはっは、最近はまだ寒いからなぁ。私も冬は風呂で寝そうになる」
ミーナ「それは危ないんじゃないかしら・・・」
芳佳・リーネ「いただきます!」
バルクホルン「たくさん食べて風邪をひかないようにするんだぞ」
シャーリー「姉じゃなくて母親だな、こりゃ」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 16:50:50.18 ID:irenELEM0
バルクホルン「なんか言ったか、リベリアン?」
シャーリー「いやぁ、もうそろそろ3月なのに寒いなあってさ」
バルクホルン「確かに、地中海の付近はもっと暖かいと思っていたな」
エーリカ「トゥルーデの耳はどうなってんだよ」
坂本(3月か、、、、、そういえばミーナの誕生日は3月だったな・・・・)
ペリーヌ「ブリタニアやガリア北部は寒いですからね」
エイラ「これくらいで寒いなんてまだまだんだナ」
ペリーヌ「スオムスは別次元ですわ」
1レス目で宮藤と芳佳が入り混じってしまっていてごめんなさい。芳佳に統一します。
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 17:03:10.48 ID:irenELEM0
エイラ「なんだと~、ツンツンメガネのくせに」
ペリーヌ「べ、別に悪い意味で言ったわけではありませんわ」
エイラ「今度冬のスオムスに来てみろヨ~?」
サーニャ「エイラやめて。私も行きたくないわ」
エイラ「サ、サーニャ~」アワアワ
ペリーヌ「なんなんですの、これは・・・・・」
~食事後、もっさんの部屋~
坂本「ふぅ、食べた食べた」
坂本「そういえばミーナの誕生日はっと」ペラ
坂本「ふむ、3月11日か・・・・・・」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 17:09:22.35 ID:irenELEM0
~エーゲルの部屋~
コンコン
エーリカ「空いてるよ~」
ガチャ
坂本「失礼するぞ」
バルクホルン「少佐?何故ここに?」
坂本「うむ、ちょっと話があってな」
エーリカ「なになに~?」
坂本「ハルトマン、相変わらず散らかっているな」
バルクホルン「少佐からも叱ってやってくれ・・・・」
坂本「私が言ってもどうせ元に戻る」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 17:37:31.15 ID:irenELEM0
エーリカ「よくわかってるじゃん、少佐」
バルクホルン「調子に乗るな」ゴンッ
エーリカ「いててててててっ」
坂本「お前が悪い」
バルクホルン「して少佐、話とは?」
坂本「あぁ、悪い。実はな、ミーナの誕生日の件なんだが」
バルクホルン「ふむ、たしかミーナの誕生日は2週間後だな」
坂本「そうだ。それで今回の誕生日の催しをどうすればいいかと思ってお前たちに相談しに来た」
エーリカ「少佐が自分からそういうことを言うなんて珍しいね~」ニヒヒ
バルクホルン「こら、失礼だろう」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 18:23:42.53 ID:irenELEM0
坂本「いや、いいんだ。私もこういうことに疎いからな。それにミーナには苦労ばかりかけているから、少しは皆と楽しい時間を過ごしてほしい」
エーリカ「ミーナに聞かせたら喜びそうだね~」
坂本「はっはっは、そうだと嬉しいがな。できるだけ秘密にしたいんだ」
エーリカ「じゃあさ~、当日まで秘密にしといて、隊のみんながプレゼントを上げてパーッとやろうよ」
坂本「それはいいな」
バルクホルン「しかしプレゼントを皆で買いに行くのも不自然だし、とにかく危険だろう」
坂本「それもそうだな」
エーリカ「トゥルーデは頭が固いな~」
バルクホルン「ほう、じゃあどうすればいいか聞かせてもらおうか」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 18:36:29.01 ID:irenELEM0
エーリカ「ふふーん。誕生日まであと2週間あるわけだろ~?それまでに何人かずつのグループに分けて休暇を取ってプレゼントを街に買いに行けばいいじゃん」
エーリカ「例えばさ、2人ずつのグループを作って、ネウロイの予測日以外の日に休暇を取ってローマに行って買い物する。グループごとにプレゼントを買うっていう感じで。どう?」
バルクホルン「全く、こういう時ばかりお前は知恵が働くな」
エーリカ「ひどいなぁ」
坂本「たしかに名案だが、いざという時のために私は基地にいなければならん」
エーリカ「じゃあ、少佐はミーナにあげたい物を考えて、もう1人にそれを伝えて買ってきてもらうようにすればいいじゃん」
坂本「ふむ、それでいいな!」
エーリカ「決まりだね」
バルクホルン「少佐が言うなら仕方ない」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 18:46:38.16 ID:irenELEM0
坂本「では、グループを決めよう」
坂本・バルクホルン「私は宮藤に頼もうかな(と一緒でいい)」
坂本・バルクホルン「!?」
坂本「何故お前が宮藤を選ぶ?」
バルクホルン「そ、それは、あれだ、、、、、私はプレゼントのセンスがなくて宮藤ならあるかなとお、思ってだな」
エーリカ ニヤニヤ
坂本「しかし宮藤は私の連れてきた弟子だからな、譲れんぞ!はっはっは!」
エーリカ「じゃあトゥルーデは私とだね、お姉ちゃん」
バルクホルン「うるさい!何がお姉ちゃんだ!くそぉ」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 18:52:05.38 ID:irenELEM0
坂本「残りはシャーリーとルッキーニ、ぺリーヌとリーネでいいだろう」
エーリカ「そうだね~」
坂本「そしてこの中で運転できるのが私を除いて、ハルトマンとシャーリーだけか」
バルクホルン「つまりペリーヌとリーネのグループ、それから宮藤が自力でローマに行けないわけか」
坂本「まあその3人は土方に連れて行かせればいいだろう」
バルクホルン「土方、、、、、、、確か少佐の従兵だったか」
坂本「そうだ。あいつも運転できる」
エーリカ「じゃ、決まりだね」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 19:00:48.97 ID:irenELEM0
バルクホルン「そういえば、エイラとサーニャを忘れているぞ」
坂本「む、そうだったな。私としたことが。あいつらも土方を使えばいいだろう」
エーリカ「少佐にこき使われて可哀想に、、、、、」
バルクホルン「ミーナの誕生日会について皆に知らせる必要があるな」
坂本「明日の朝の訓練の後、ミーナに知られないように皆を集める。お前たちも協力してくれ」
エーリカ「了解~」
バルクホルン「了解した」
坂本「では、私はこれで失礼する」
エーゲル「おやすみ(なさい)」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 19:40:51.99 ID:irenELEM0
~外~
坂本「寒いが、星が綺麗だな」
坂本「ミーナの件をあいつたちに相談して正解だった」
ガサガサ
坂本「ん?あれは、、、、、、、」
坂本「おい!」
ルッキーニ「うにゃぁああ!」
坂本「こんな所で何をしている、ルッキーニ」
ルッキーニ「びっくりした~、少佐かぁ。ただ遊んでただけだよ」
坂本「全く、寒いのによくやるな」
ルッキーニ「にひひ~、少佐こそこんなところで何してるの?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 19:51:55.38 ID:irenELEM0
坂本「ちょっと散歩してたところだ」
ルッキーニ「ロマーニャの夜は綺麗でしょ~?」
坂本「あぁ、良く澄んでいるな」
ルッキーニ「でしょでしょ!」
坂本「扶桑でもすごいのが見れるがな」
ルッキーニ「そうなんだぁ。いつか芳佳と少佐の家に行ってみたいな」
坂本「はっはっは、いつでも待ってるぞ!、、、、、、あ、そうだ!」
ルッキーニ「にゃに!?」
坂本「おいおい、別に説教するわけじゃないぞ」
ルッキーニ「よかった~」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 20:00:29.21 ID:irenELEM0
坂本「突然だが、3月11日は何の日か知ってるか?」
ルッキーニ「んっとねぇ~・・・・・・・・・・あ!中佐の誕生日!」
坂本「おお、その通りだ」
ルッキーニ「すごいでしょ!」ニヒヒ
坂本「うむ、流石はルッキーニだ。そのミーナの誕生日のことなんだがな」
ルッキーニ「誕生日パーティー???」
坂本「そうだ。ミーナに秘密でやろうと思っていてな、明日の朝の訓練の後にそれについて話があるからブリーフィングルームに来い」
ルッキーニ「あいっ!楽しみ~」ウジュ
坂本「くれぐれもミーナにばれないようにな」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 20:08:12.54 ID:irenELEM0
ルッキーニ「もちろんっ!!」
坂本「お前は元気があるから訓練をしてほしいものだがな」
ルッキーニ「訓練きら~い、、、、、、、、あっ、、、」
坂本「ふむ、まあ何時か訓練の大切さがわかる時が来るさ」
ルッキーニ(怒られなかった~)
ルッキーニ「少佐は前より訓練しないからって怒らなくなったね」
坂本「ん?怒ってほしいのか?」
ルッキーニ「け、結構です、、、、」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 20:39:10.08 ID:irenELEM0
坂本「はっはっは、冗談だ」
ルッキーニ「にゃはは、、、、」
坂本「でもそれはな、ミーナの方針でもあるんだ」
ルッキーニ「中佐の?」
坂本「あぁ、ミーナはな、お前がこの501で荒れていた時に上層部や他からの苦言があっても絶対にお前を放そうとはしなかった」
ルッキーニ「そうなんだ、、、、」
坂本「なぜ放そうとしなかったかと思う?」
ルッキーニ「・・・・・・・・・・・」
坂本「心配なんだ、ルッキーニのことが、、、同時に期待もしているがな。それに、いつもミーナが言っているだろう。私たちは家族なんだと、、、、」
坂本「でもミーナは無理に訓練させはしない、、、、個人の力を最大限伸ばそうと考えているからな。501が比較的自由な雰囲気なのもそのためだ」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 20:54:17.39 ID:irenELEM0
ルッキーニ「・・・・・・・・・・・」
坂本「ルッキーニ、お前には私やミーナには無い素質と明るさがある。私とミーナはお前が将来ウルトラエースになって、良い上官にもなれると思っている。それくらいのものをお前は持っている」
ルッキーニ「そ、そんなこと」
坂本「ある!私が言うんだから間違いない!あっはっは!」
坂本「お前が間違ったことをしたらミーナは凄い怒るだろう?」
ルッキーニ「うん」
坂本「それは心配と期待をしているからだ」
坂本「ま、この話はこれで終わりだ。明日の集合には来てくれよ」
ルッキーニ「うん、おやすみなさい」
坂本「うむ、おやすみ」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 21:00:45.07 ID:irenELEM0
~ハンガー~
坂本「少し話しすぎたかな・・・・」
坂本「期待を押し付けてしまったか、、、、でも、ルッキーニなら大丈夫だろう」
エイラ「おーい」
坂本「お、エイラとサーニャじゃないか。夜間哨戒か?」
サーニャ「はい、、、、」
エイラ「少佐は何してるんダ?」
坂本「まあ、散歩といったところだ。ところで明日なんだが」
エイラ「それならもう大尉に聞いたゾ。朝の訓練の後だロ?」
坂本「あぁ、ならよかった。夜間哨戒頑張れよ!」
エイラ「任せろなんだナ」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 21:08:13.65 ID:irenELEM0
サーニャ「おやすみなさい、坂本少佐」
坂本「おやすみ、サーニャ、エイラ」
エイラ「よし、じゃあ行くカ」
サーニャ「うん」
~基地上空~
サーニャ「見てエイラ、誰か下にいるわ」ブロロロ
エイラ「ん?ほんとダ、、、、、、あれはルッキーニなんだナ」ブロロロロ
サーニャ「うずくまってるみたいだけど、大丈夫かしら、、、、」ブロロロ
エイラ「また何かやらかして少佐に怒られたんじゃないカ~?」ブロロロロ
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 21:20:34.83 ID:irenELEM0
~朝の訓練~
坂本「宮藤!腰に力が入ってないぞ!」
芳佳「はい!」
坂本「リーネは、、、全弾命中か。よくやったな!」
リーネ「ありがとうございます!」
坂本「よし、朝の訓練はここまでだ。この後は昨日言った通りブリーフィングルームに集まってくれ」
芳佳・リーネ「了解!」
芳佳「リーネちゃん射撃すごかったな~」
リーネ「ありがとう芳佳ちゃん」
芳佳「さ、早くシャワー浴びてブリーフィングルーム行こっか!」
リーネ「うん!」
タッタッタッ
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 21:27:43.35 ID:irenELEM0
~ブリーフィングルーム~
シャーリー「ふぅ~、ギリギリ間に合った~!!!」
ルッキーニ「ギリギリ~!!」
バルクホルン「ギリギリ遅刻だ」
シャーリー「悪かったって」
坂本「まあまあ、これで全員そろったな」
エーリカ「ミーナは執務室で作業中なのを確認したよ~」
坂本「よし、では話を始めるぞ」
坂本「今日集まってもらったのは皆知ってると思うがミーナの誕生日パーティーについてだ」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 21:46:05.36 ID:irenELEM0
坂本「昨日、それについてバルクホルンとハルトマンと話し合ったんだが、皆の意見を聞きたい」
坂本「では、ハルトマン、説明を頼んだ」
エーリカ「オッケー」
説明中
エーリカ「とまぁこんな感じ~」
シャーリー「なかなかいいんじゃないか?」
ルッキーニ「いいとおもう~!!」
エイラ「前は中佐の誕生日パーティーは普通のだったから、今回のは驚くかもナ」
サーニャ「素晴らしいとおもいます」
芳佳「私も良いと思います!!ね、リーネちゃん?」
リーネ「うん!」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 22:15:20.71 ID:irenELEM0
坂本「では、まず休暇の順番を決めていくぞ」
エーリカ「じゃあ最初私たち行くよ」
ペリーヌ「では次は私とリーネさん、宮藤さんということで」
エイラ「じゃあ次に私とサーニャで行くぞ~」
ルッキーニ「あたしたちは最後!」
シャーリー「残り物には福があるっていうからな~」
坂本「なんの残り物だ、、、、、」
バルクホルン「あとは、この休暇ラッシュをミーナが許してくれるかどうかだ」
エーリカ「一斉に申請すると怪しまれるから今日と明日に分けてやろう」
ペリーヌ「理由付けが難しそうですわね」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 22:22:14.85 ID:irenELEM0
バルクホルン「とりあえず行く順番で申請していくぞ。申請が終わったら次の順番のグループに伝えていく、というのでどうだ?」
坂本「それがいいだろう。私も出来るだけ協力する」
バルクホルン「お願いする」
芳佳「なんだか楽しそうですね!」
エイラ「今までこんなこと無かったからナ」
リーネ「中佐に秘密で何かするなんてドキドキするよ~」
芳佳「バレないといいな~」
坂本「細心の注意を払ってやってくれよ。ミーナに感づかれすらしないようにな」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 22:30:45.13 ID:irenELEM0
~昼食後~
バルクホルン「ミーナ、この後執務室にお邪魔してもいいか?」
ミーナ「えぇ、いいわよ」
エーリカ「私もいくよ~」
~執務室~
バルクホルン「失礼する」
エーリカ「入るよ~」
ミーナ「どうぞ」
ガチャ
ミーナ「珍しいわね、2人そろって」
バルクホルン「ああ、まあな」
ミーナ「それで、今日はどうしたの?」
バルクホルン「休暇についてなんだが、、、、この日にエーリカとローマに行きたいんだ」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 22:37:49.88 ID:irenELEM0
ミーナ「あら、トゥルーデが休暇を申請してくるなんてちょぴり意外だわ」
バルクホルン「クリスの服を買いたくてな、なぁエーリカ?」
エーリカ「トゥルーデがどうしても行きたいんだってさ、いいだろ?」
ミーナ「えぇ、別にいいけど。この日はネウロイも来ない予定だし」
エーリカ「じゃあよろしく~」
バルクホルン「すまないな、ミーナ」
ミーナ「別に謝らなくてもいいわよ」
~廊下~
バルクホルン「なんとか成功したな!」
エーリカ「ふぅ、次はリーネ達か。今日の夕食後に行かせよう」
バルクホルン「あぁ、少佐がミーナと一緒にいる状況が好ましいな」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 22:48:30.62 ID:irenELEM0
~芳佳リーネペリーヌの部屋~
コンコン
ペリーヌ「どうぞ」
バルクホルン「入るぞ」
芳佳「あ、バルクホルンさん、こんばんは」
バルクホルン「うむ、私たちは昼にミーナから休暇を貰うことに成功した」
芳佳「おめでとうございます」
リーネ「おめでとうって、、、、、、」
ペリーヌ「次はわたくしたちの番ですわね」
バルクホルン「そうだ。お前たちは夕飯後に行ってくれ。少佐をミーナの部屋に配置しておく」
ペリーヌ「了解ですわ」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 22:56:04.46 ID:irenELEM0
~夕食後~
ペリーヌ「さぁ、そろそろ行きますわよ」
芳佳「うぅ~、緊張する~」
リーネ「芳佳ちゃん、頑張ろう」
芳佳「うん」
ペリーヌ「全く、貴方たちは。怒られるわけではないでしょうに」
~執務室~
コンコン
ミーナ「どうぞ」
ペリーヌ「失礼しますわ」
芳佳「失礼します」
リーネ「失礼します」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 23:03:08.99 ID:irenELEM0
ミーナ「あら、3人してどうしたのかしら」
坂本「珍しいな、休暇申請でもするのか?」アイコンタクト
ペリーヌ「え、えぇそんなところですわ(流石少佐ですわ!!)」
ミーナ「3人でどこか行くの?」
ペリーヌ「はい、この日なのですが、リーネさんと宮藤さんと一緒に部屋の家具を探しに行きたいのですが、、、」
ミーナ「ここに来てまだ1か月ですものね。分かりました、休暇を許可します。楽しんできてくださいね」
芳リーネペリ「ありがとうございます!」
坂本「運転は土方にでも頼んでおくか」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 23:12:34.05 ID:irenELEM0
ミーナ「あら、良いのかしら?」
坂本「別に構わんぞ」
ミーナ「ならお願いするわ」
坂本「お前たち、気を付けて行けよ」
ペリーヌ「はい!」
~廊下~
芳佳「案外すんなりいきましたね」
リーネ「でも、家具って言っちゃったから家具も何か買わなきゃだね」
ペリーヌ「それくらいしか理由が見つかりませんでしたわ」
リーネ「確かにそうですね・・・・」
芳佳「次は、エイラさんとサーニャちゃんですね」
ペリーヌ「ええ」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 23:19:51.84 ID:irenELEM0
~翌朝~
エイラ「おい、ミヤフジ、、オマエラの結果は??」ボソボソ
芳佳「成功しました」
エイラ「それを早くえヨ」
芳佳「ごめんなさい。すぐに寝ちゃいました」
エイラ「まあいいや、じゃあ次は私たちの番だナ」
芳佳「サーニャちゃんも一緒に?」
エイラ「いや、サーニャは寝てるから私一人で乗り込むゾ」
芳佳「頑張ってくださいね」
エイラ「任せろっテ」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 23:28:40.07 ID:irenELEM0
~執務室~
コンコン
ミーナ「どうぞ」
エイラ「入るゾ」
ミーナ「おはよう、エイラさん」
エイラ「おはようなんだナ」
ミーナ「用は何かしら?」
エイラ「サーニャとこの日に休暇を取りたいんだナ」
ミーナ「その日は、、、、、、、、大丈夫そうね」
エイラ「じゃ、お願いするゾ」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 23:37:20.39 ID:irenELEM0
ミーナ「ええ、でも何をしに行くのかしら?」
エイラ「ん?あ、あぁ、、、、、(やべェ、、、考えてないゾ)」
ミーナ「?」
エイラ「あの、、、あれだヨ、、、、(どうしようどうしようどうしよう、、、、考えろォ私~)」
ミーナ「あれじゃ分からないわ」
エイラ「デ、デートだよ!デート!!そうそう!デート!!!」
ミーナ「あらあら、顔が真っ赤よエイラさん」フフ
エイラ「あははははぁ・・・・・・・・・(あぶないとこだったんだナ、、、、、、)」
ミーナ「楽しんでらっしゃい」
エイラ「あ、ありがとう、、、ございます、、、、、、なんだナ」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 23:42:46.33 ID:irenELEM0
~廊下~
エイラ「・・・・・・・・・」トボトボ
エイラ「、、、、、、、あぁあああああああああああああああああああっ」
バルクホルン ビクッ!!!
バルクホルン「エイラ!!貴様急に大声を出してどういうつもりだあ!!!」
エイラ「ご、ごめん」
バルクホルン「まさか休暇取れなかったのか?」
エイラ「いや、取れたゾ・・・・・・」
バルクホルン「そうか、ならよかった、、、、もう大声を出すなよ」
エイラ「ハイ」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/24(木) 23:48:58.91 ID:irenELEM0
シャーリー「おーい、エイラ」
エイラ「ん?シャーリーとルッキーニじゃないカ」ズーン
ルッキーニ「エイラの目が死んでる~」
エイラ「色々あってナ、、、、、とりあえず私は休暇取れたゾ」
シャーリー「おお!良かったなぁ。最後は私たちで決めるか!」
ルッキーニ「おぉおお!!!!」
エイラ「がんばれヨ~」ダラー
トボトボ
シャーリー「ありゃ酷いな」
ルッキーニ「ゾンビみたいだったね」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 09:06:33.00 ID:cYeGS1vr0
~夕食後~
シャーリー「じゃ、中佐のとこ行くか。ルッキーニも来るか?」
ルッキーニ「ん~、、、、、行く!!」
シャーリー「そうか」
~執務室~
コンコン
ミーナ「どうぞ」
シャーリー「失礼します」
ルッキーニ「失礼しま~す」
ミーナ「今度はルッキーニさんとシャーリーさん?」
シャーリー「え?」
ミーナ「いえ、何でも、、、、、、このところ集中して隊のみんなが休暇申請に来ててね、、、、、」
シャーリー(ギクッ・・・・・・・・・・・)
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 09:15:09.89 ID:cYeGS1vr0
シャーリー「ま、まあ、ここに着任してひと月経って落ち着いてきたからじゃないですか?ほら、神経質になってた心に余裕が出てきたみたいな、、、、、」
ミーナ「ふふ、そうかもしれないわね。あなたたちも休暇かしら?」
シャーリー「ええ。この週のこの日なんですがね、ルッキーニと一緒に古くなった工具を買い替えに行こうかと思って」
ルッキーニ「行く~!!!」ウジュ
ミーナ「分かったわ、申請を許可します」
シャーリー「ありがとうございます!ほら、ルッキーニもお礼」
ルッキーニ「ありがとう中佐!」
ミーナ「どういたしまして」
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 09:22:16.55 ID:cYeGS1vr0
~廊下~
シャーリー「ふぅ~、何とかいけたな」
ルッキーニ「大成功だったね~」
シャーリー「一瞬ドキッとしたけどな」
ルッキーニ「みんなに言いに行こ!!」
シャーリー「そうだな」
~ブリーフィングルーム~
坂本「お、シャーリーとルッキーニが戻ってきたぞ」
シャーリー「みんなしてお出迎えか~、なんだか照れるな」
バルクホルン「それで、結果はどうだったんだ?」
シャーリー「もちろん、成功したぞ~」
エーリカ「これで、第一関門突破だね」
宮藤「早く買い物に行きたいな~」
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 18:27:45.44 ID:cYeGS1vr0
坂本「宮藤、ちょっといいか」
芳佳「なんですか?」
坂本「ミーナの誕生日プレゼントなんだが」
芳佳「あ、私が代理で買えばいいんですよね!」
坂本「それはそうなんだが、、、宮藤の意見も聞きたいと思ってな」
芳佳「う~ん、そうですねぇ、、、、、、ミーナ中佐は書類仕事で座りっぱなしなのでお尻の下に敷く座布団みたいなのはどうでしょう?」
坂本「ふむ、私も座布団は候補の一つにあったな。でもあそこの椅子は元々ふかふかしているからな~」
芳佳「そうなんですか、、、、、」
坂本「そうだ、、、、背中に当てるクッションなんてどうだ?」
芳佳「いいですねぇ!それにしましょう!」
坂本「色は赤っぽいので頼む」
芳佳「了解です!」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 18:45:24.84 ID:cYeGS1vr0
~数十分後・外~
ミーナ「やっと書類を片付けることができたわ~、、、外を歩くのがこんなに気持ち良いなんてね」トコトコ
ミーナ「このロマーニャに来てもう一か月になるのね」トコトコ
ミーナ「私も皆と一緒に休暇をとりたいわ、、、、、、、」
ミーナ「はぁ、、、、、、」
ガサガサ
ミーナ「ん?(誰かいるのかしら、、、、)」
ミーナ「そこにいるのは誰かしら?」
ルッキーニ「は、はいぃ!」
ミーナ「あら、ルッキーニさんだったのね。この寒い中外に出ていたら風邪をひくわよ」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 18:53:03.60 ID:cYeGS1vr0
ルッキーニ「ならミーナ中佐も風邪ひくよぉ」
ミーナ「ふふふ、一本取られたわ」
ルッキーニ「にゃはは」
ミーナ「ルッキーニさんは今度の休暇は楽しみ?」
ルッキーニ「もちろん!早くローマに行きたい~」ウジュー
ミーナ「ルッキーニさんの故郷ですものね」
ルッキーニ「うん!世界で一番良いところだよ!」
ミーナ「うふふ、私もいつかゆっくり観てみたいわ」
ルッキーニ「ネウロイをやっつけたら~、中佐を案内してあげりゅ!」
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 19:20:24.15 ID:cYeGS1vr0
ミーナ「本当に?とても楽しみね」
ルッキーニ「いっぱい行きたいとこあるよ~、コロッセオでしょ~、トレヴィのいずみでしょ~、・・・・・・・・・・・・・・・」
ミーナ「あらあら、大好きなのね」
ルッキーニ「中佐も自分の生まれたところが好き?」
ミーナ「もちろん、ルッキーニさんと同じよ。だからどんなに辛くてもネウロイと戦っていられるの」
ルッキーニ「、、、、、、、、、、、ロマーニャのネウロイをやっつけたら~、ミーナ中佐の故郷を取り戻してあげる!!!」ジュ!
ミーナ「ありがとう、ルッキーニさんならきっと出来るわ」
ルッキーニ「中佐は、、、あたしのこと、嫌じゃない?」
ミーナ「急に、どうしたの?」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 19:41:57.72 ID:cYeGS1vr0
ルッキーニ「だっていつも怒られてるから、、、、」
ミーナ「ふふ、私はルッキーニさんのことが大好きよ。大好きだから怒るの」
ルッキーニ「うじゅ~、、、、、、、あたしも中佐が好き!!!」
ミーナ「あら、本当かしら~?フフ それにね、、、、、、私が501のみんなを嫌いになんてなったことないわ」
ルッキーニ「家族、、、、だから?」
ミーナ「ええ、その通りよ、、、、あら?もうこんな時間。そろそろ基地に戻らなきゃだめよ」
ルッキーニ「は~い」
ミーナ「最後に一つだけ、いいかしら?」
ルッキーニ「なになに??」
ミーナ「ルッキーニさんにはこれから厳しいこと、辛いことがたくさん待っていると思う。そんな時はね、501のことを思い出して欲しいの。ここで過ごし、戦ったこと、学んだことは絶対に貴方を助けてくれるはずよ」
ルッキーニ「あいっ!!!」
ミーナ「よろしい!では、おやすみなさい」
ルッキーニ「おやすみ!」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 19:56:15.61 ID:cYeGS1vr0
~3月某日 バルクホルン・エーリカの休暇の日~
バルクホルン「では、ミーナ、少佐、行ってくるぞ」
ミーナ「気をつけてね」
坂本「基地のことは任せておけ~!!」
エーリカ「じゃあね~」フリフリ
ブロロロロォオオ
エーリカ「トゥルーデと街に出かけるのも久しぶりだね~」
バルクホルン「あぁ、数か月ぶりだな」
エーリカ「宮藤と一緒のが良かった?」ニヒヒ
バルクホルン「な、急に何を言っている!!」
エーリカ「もぅ、私というものがありながら~」
バルクホルン「うるさい!お前は運転に集中しろ!!」
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 20:37:56.87 ID:cYeGS1vr0
~ローマ~
エーリカ「はぇ~、凄い街だな~」
バルクホルン「流石、歴史のあるローマだな」
エーリカ「一日じゃ見て回れそうにないねこりゃ」
バルクホルン「そうだな。それよりミーナのプレゼントを先に買うぞ」
エーリカ「え~、先お昼ごはんにしようよ~」
バルクホルン「全く、お前には我慢という単語がないのか」
エーリカ「我慢は体に良くないぞ~」
バルクホルン「大体、お前はカールスラント軍人として・・・・・・・・・・・・・・・・」ベラベラ
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 20:47:52.00 ID:cYeGS1vr0
エーリカ(あ~、めんどくさいことになった~)
バルクホルン「ベラベラ ・・・・ということだ!って、聞いているのか!」
エーリカ「聞いてるよ~」
バルクホルン「くぅうう、お前という奴は!」
グゥ~
エーリカ「トゥルーデ、お腹なってるよ」
バルクホルン「/////、、くっ、だらしないな。私はカールスラント軍人失格だ」
エーリカ「最初から素直になればいいのに」
エーリカ「さーてと、何食べようかな~」
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 20:56:57.56 ID:cYeGS1vr0
~レストラン~
エーリカ「ん~!!うま~いっ!!」モグモグ
バルクホルン「食べながら喋るな」
エーリカ「だってこんなピッツァ食べたことないもん」
バルクホルン「食べ過ぎるなよ、、、、」
エーリカ「せっかくローマに来たんだから食べ過ぎるくらいじゃないと勿体ないよ~」
バルクホルン「何言ってるんだ全く、、、パク」
バルクホルン「うむ、これは美味いな」
エーリカ「でしょ??もう一枚頼むぞ~」
バルクホルン「だーめーだ。ただでさえパスタと肉料理を頼んでいるのに、これ以上の食い意地を張るのはやめろ」
エーリカ「ちぇ~、分かったよ」
バルクホルン「食べ終わったらプレゼント買いに行くからな」
エーリカ「分かってるよ~」
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 21:08:31.37 ID:cYeGS1vr0
~雑貨屋~
エーリカ「お腹いっぱいで動けな~い」
バルクホルン「あれほど言ったというのに、、自業自得だ」
エーリカ「ひどいなぁ。で、プレゼントどうする?」
バルクホルン「ふむ、新しい枕なんかはどうだ?最近古くなってきたと言っていたからな」
エーリカ「いいんじゃない?寝やすい枕を上げたら喜ぶよきっと」
バルクホルン「じゃあそれで決まりだな。ついでにクリスの服も買っていくぞ」
エーリカ「ほんとに買うんだ・・・・・・・」
バルクホルン「当たり前だろう」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 21:14:23.80 ID:cYeGS1vr0
~買い物後~
バルクホルン「よし、今日すべきことは終わったな」
エーリカ「まだ時間あるからちょっと観光しようよ~」
バルクホルン「そうだな、せっかくローマに来たわけだし」
エーリカ「まず、観光のための腹ごしらえにお菓子を買いに行きます」
バルクホルン「さっきまでお腹いっぱいとか言ってたのはどこの誰だ」
エーリカ「お菓子は別腹だよぉ」
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57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/25(金) 22:16:56.32 ID:cYeGS1vr0
~3月某日 芳佳、リーネ、ペリーヌの休暇の日~
坂本「土方、急に運転を頼んですまんな」
土方「いえ、とんでもありません」
坂本「お前たち、土方を困らせてやるなよ」
芳佳「はい!では、いってきま~す!!」
ブロロロロ
芳佳「楽しみだね~!!」
リーネ「ローマ行くのなんて小さいころ以来だよ~」
ペリーヌ(なんなんですの!あの土方という殿方は!!!)
土方(なんだか視線を感じる・・・・・)
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 00:16:45.14 ID:cRj7J+gU0
~ローマ~
土方「では、帰る時になったら声をかけてください」
芳佳「はい!ありがとうございました」
ペリーヌ「宮藤さん!あの土方という人をご存じでして?」
芳佳「え、えぇ。土方さんは坂本さんの従兵なんですよ。会ったことありませんでした?」
ペリーヌ「ありませんわ!少佐と仲良さげにして、許せませんわ!!」
芳佳「あはは、、、でもそういう関係じゃないと思いますけど、、、、、、」
ペリーヌ「もしそうだったらタダじゃおきませんわ!」
リーネ「まあまあ、プレゼント買いに行こうよ」
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 00:27:24.27 ID:cRj7J+gU0
~デパート~
芳佳「わ~、広ぉ~い!」
リーネ「一日時間潰せそうだね」
ペリーヌ「さて、リーネさん。中佐へのプレゼントはどうしますの?」
リーネ「う~ん、万年筆とかどうでしょうか??」
ペリーヌ「無難ですわね。でもまあ中佐は書類仕事が多いですから実用的で良いかもしれませんね」
リーネ「インクとのセットを買えば長く使えますし」
ペリーヌ「そうですわね。では万年筆とインクを買いに行きましょう」
芳佳「私はクッションを買うから別の階になっちゃうね」
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 00:37:41.16 ID:cRj7J+gU0
リーネ「芳佳ちゃん、一緒に見ながら買わない?そっちの方がみんなで選べて楽しいんじゃないかな」
芳佳「うん、そうする!ありがとうリーネちゃん!」
ペリーヌ「全く、宮藤さんははしゃぎ過ぎですわ」
芳佳「でもこうして一緒に買い物するなんて滅多にないじゃないですか~」
リーネ「まるで普通の女の子の日常みたいだね」
ペリーヌ「私たちはウィッチですのよ、それ相応の振る舞いをしなければならないことをお忘れなく」
芳佳「え~、たまにはこういうのもいいじゃないですか~」
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 00:49:36.36 ID:cRj7J+gU0
ペリーヌ「だらしがないですわね」
リーネ「ふふ、でもペリーヌさんも結構楽しんでるふうに見えますよ?」
ペリーヌ「リーネさんまで、、、、ま、誰かのプレゼントを選ぶのは少しドキドキしなくもないですわ」
リーネ「ガリアの復興と501の再結成で忙しかったですから、こういう羽休めも時には必要だと思いますよ」
ペリーヌ「、、、、、、ええ、確かにそうかもしれませんわね」
芳佳「あ、あそこに万年筆があるよ」
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62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 08:56:02.54 ID:cRj7J+gU0
~3月某日 エイラ―ニャの休暇の日~
坂本「すまないな、立て続けに運転を頼んで。よろしくお願いするぞ」
土方「ハッ!」
ミーナ「サーニャさん、今日の夜の夜間哨戒は無でいいわよ。疲れてるでしょうからね」
サーニャ「ありがとうございます」
エイラ「じゃ、行ってくるんだナ」
ブロロロロ
エイラ(土方さんは少佐の従兵なのカ、、、、ちょっとからかってやるカ)ニヒヒ
エイラ「なあ、土方さん。少佐のこと、好きなのカ?」
土方「そうですね、好きというよりは尊敬の方が未だ大きいでしょうか。私もまだまだですからね。そういうユーティライネン中尉は今日はリトヴャク中尉とのデートとお聞きしましたが?」フッ
エイラ「なっ、なななな、、、、にを言ってるかさっぱりなんだナ/////」ボフッ
サーニャ(返り討ちにあってるエイラ、、、、可愛い、、、、)
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 15:20:11.65 ID:cRj7J+gU0
~ローマ~
土方「では、楽しんできてくださいね」
サーニャ「ありがとうございます」
エイラ「あ、ありがト」
サーニャ「エイラ、最初に中佐のプレゼンと買いにいきましょ?」
エイラ「ああ、そうするカ。その後はお昼食べて、観光でもしよう」
サーニャ「ええ、それでいいわ」
エイラ「中佐のプレゼントどうしヨ~」
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 15:36:17.79 ID:cRj7J+gU0
サーニャ「う~ん、エイラは何か案はある?」
エイラ「枕とかでいいんじゃないカ~?」
サーニャ「たしか枕はハルトマンさんが買ったって言っていたわ」
エイラ「先にやられたんだナ、、、、」
サーニャ「あ、そういえば、ロマーニャは石鹸が有名よね。オリーブの石鹸なんてどうかしら?」
エイラ「おお、いいじゃないカ!流石はサーニャ」
サーニャ「ふふ、ありがとう。じゃあ早速買いに行きましょう」
エイラ(夢のような時間なんだナ・・・・・)ニヤニヤ
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 15:44:37.94 ID:cRj7J+gU0
~ショッピング・観光終了後~
エイラ「んじゃ、そろそろ帰るとするカ」
サーニャ「そうね」
エイラ「あっという間だったんだナ」
サーニャ「楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうわ」
エイラ「サーニャが楽しんでくれてよかったゾ」
サーニャ「エイラのおかげよ。ありがとう、エイラ」
エイラ「ど、どういたしましてなんだナ///」ドキドキ
サーニャ「また行きましょう?」
エイラ「もちろん!」
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ーー
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 18:49:28.03 ID:cRj7J+gU0
~3月某日 シャーリー・ルッキーニの休暇の日~
シャーリー「まだ中佐にはバレてないですよね?」ボソボソ
坂本「ああ、大丈夫だ。心配ない」ボソボソ
ミーナ「ふたりでこそこそと何喋ってるのかしら?」
坂本「ん?あ、あぁ、大したことではない」
ミーナ「まぁ、いいわ。シャーリーさん、ルッキーニさんをよろしくね」
シャーリー「ははは、いつものことですから大丈夫ですって」
坂本「よし!じゃあ気をつけて行って来いよ!」
シャーリー「( ̄▽ ̄)ゞラジャ」
ルッキーニ「行ってきま~す!!!」
ブロロロロ~
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 21:08:55.54 ID:cRj7J+gU0
~ローマ~
シャーリー「ふぅ、やっと着いた~」
ルッキーニ「おつかれシャーリー!」
シャーリー「ありがとうルッキーニ」
ルッキーニ「お腹すいたからご飯食べたい~」グゥ~
シャーリー「はは、相変わらず食いしん坊だなぁ。じゃ、先に飯にするか!」
ルッキーニ「やたー!!!」
シャーリー「ルッキーニは何が食いたいんだぁ?」
ルッキーニ「えっとぉ、クアトロフォルマッジでしょ~、ペスカトーレでしょ~、カチャトーラでしょ~、・・・・・」
シャーリー「あ~、わかったわかった!」
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 21:15:43.52 ID:cRj7J+gU0
~レストラン~
リョウリズドーン
シャーリー「こりゃ頼みすぎたかな、、ははは」
ルッキーニ「大丈夫だって~。あたしがきつくなったらぁ、シャーリーに任せるぅ!」
シャーリー「それは大丈夫じゃないんだよなぁ」
ルッキーニ「いっただっきま~す!」ガツガツ
シャーリー「いただきます(まあ、ルッキーニが喜んでるしいっか)
シャーリー「ルッキーニ、うまいか?」
ルッキーニ「うんっ!すっごい美味し~!!!!」ウジュー
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 21:21:55.72 ID:cRj7J+gU0
シャーリー「良かったな~。でもそんなに口にいっぱい入れて食うとみっともないぞ~」
ルッキーニ「だってぇ、美味しいからしょうがないじゃんっ」
シャーリー「それはしょうがないなぁ、うん。それより、中佐へのプレゼントどうしようか?」
ルッキーニ「シャーリーなんかないのぉ?」
シャーリー「お、押しつけかよ、、、、そうだなぁ、、、、」
ルッキーニ「シャーリーだめだなぁ」
シャーリー「そんなすぐに思いつかないってーの!」
ルッキーニ「あ!そだ!」
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 21:29:31.41 ID:cRj7J+gU0
シャーリー「お?ルッキーニ何か思いついたのか?」
ルッキーニ「うん!あのさ、写真立てとかどうかな!?」
シャーリー「ほう、ルッキーニにしては珍しいものが出てきたな」
ルッキーニ「何それひどぉ」
シャーリー「あっはっは、冗談だって~。でもなんで写真立てなんだ?」
ルッキーニ「んっとぉ、501のみんなの写真をね、飾ってほしいから!」
シャーリー「でも写真はいっぱい撮ってるぞ?」
ルッキーニ「あたしのプレゼントしたのに飾ってほしいの!」
シャーリー「ちょっと意地悪だったな、ごめんごめん」アハハ
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 22:21:40.21 ID:cRj7J+gU0
ルッキーニ「この前ね、ミーナ中佐とお話ししたんだ~」
シャーリー「へぇ、お前がか?珍しいなぁ」
ルッキーニ「うん。それでね、中佐があたしに、将来つらいことがあったら501のことを思いだしてって言ってくれたんだ」
シャーリー「うんうん」
ルッキーニ「それでわたしも、ミーナ中佐が引退した後も501のこと思い出して欲しいなぁって思ったの」
シャーリー「そうか、、、、(ルッキーニが自分のことだけじゃなくこういう風に思えるようになったのは501で過ごしたからかもしれないな、、、)」
ルッキーニ「うじゅ~、なんだか恥ずかしい~」
シャーリー「恥ずかしがることなんてないぞ~!!」ワシャワシャ
ルッキーニ「うにゃぁあああ!シャーリーくすぐったいってぇ~!」
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 22:29:08.51 ID:cRj7J+gU0
シャーリー「あっはっは!」
ルッキーニ「もうっ、シャーリー力強すぎぃ!」
シャーリー「わりぃわりぃ、、、、ルッキーニは、中佐のこと尊敬してるのか?」
ルッキーニ「うん!中佐のこと大好き!」
シャーリー「そっか、、、、、、じゃあ、これから怒られないようにするんだぞ~?私もとばっちり食らいたくないからな」
ルッキーニ「分かった~!」
シャーリー「よし!じゃあ、写真立てを買いに行く、、前にだな、、、、、、」
ルッキーニ「どったの?」
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 22:33:38.19 ID:cRj7J+gU0
シャーリー「この料理を片付けなければ、、、、」
ルッキーニ「あたしもうそろそろお腹いっぱ~い」
シャーリー「ええええ!?もっと頑張れよぉルッキーニ、、、」
ルッキーニ「シャーリーなら大丈夫だって!」
シャーリー「いや、、、、きつ、、、、、、」ズーン
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ーー
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74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 22:54:12.80 ID:cRj7J+gU0
~3月10日 誕生日パーティー前日~
坂本「よし、全員揃ったな」
坂本「まず最初に、お前たちがプレゼントを買ってきてくれたことに礼を言う」
バルクホルン「何も起きずに良かったな」
エーリカ「ミーナにもバレなかったしね~」
坂本「あぁ、そして今日は明日の準備の作戦と段取りを決めるぞ」
バルクホルン「まずは明日の各人の役割を決めていくのがよさそうだな」
坂本「うむ。とりあえず、料理と飾り付け、ミーナの監視の役割が必要だな」
エーリカ「とりあえず料理は宮藤とリーネでいいんじゃない?」
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 22:59:27.78 ID:cRj7J+gU0
坂本「そうだな」
宮藤「わ~い、リーネちゃん頑張ろうね!」
リーネ「うん!」
バルクホルン「私も料理に入るぞ」
宮藤「バルクホルンさんもですか??」
バルクホルン「うむ、カールスラント料理を作ってミーナに食べてもらう」
シャーリー「それから妹と一緒に料理を作りたいからな」
バルクホルン「リベリアン、意味不明なことを言うな」ゴゴゴ
シャーリー「はいはい」オーコワイ
76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 23:08:08.55 ID:cRj7J+gU0
坂本「では、料理をするのは宮藤、リーネ、バルクホルンで決まりだな」
エーリカ「ミーナの監視は少佐と私でいんじゃない?」
坂本「そうだな、他に監視をやりたい者はいるか?」
シーン
ペリーヌ(ここで手を挙げるのは不自然ですわね、、、、、、少佐と一緒が良かったですが今回は諦めますわ、、、)
バルクホルン「では残りのものは装飾を頼むぞ」
坂本「よし、これで役割分けは終了だな。次は段取りだな」
バルクホルン「朝の訓練の後から作業開始にするか?」
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 23:17:43.43 ID:cRj7J+gU0
坂本「うむ、それでいいだろう。その後直ぐに各人役割に就けよ」
エーリカ「夕飯の時じゃダメなの?」
坂本「ネウロイは午後に来ることの方が多いからな、万が一を考えてのことだ」
エーリカ「ネウロイが来なかったら夜にケーキ作ってね~、ミヤフジ、リーネ」
芳佳「任せてください!」
坂本「ま、準備は時間が掛かりそうだし、朝の訓練は短めにしよう」
芳佳「やった~!」
坂本「はじゃぐな、宮藤。明後日は量を倍にしてもいいんだぞ?」
芳佳「ご、ごめんなさい」シュン
>>75 またセリフを宮藤にしてしまった、、ごめんなさい
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 23:23:23.19 ID:cRj7J+gU0
坂本「まあいい。とりあえず作戦会議は以上にする。何か意見のある者はいるか?」
シーン
坂本「では解散にする。皆明日よろしく頼むぞ!」
一同「おぉおお!!!」
ルッキーニ「明日の芳佳とリーネのご飯楽しみ!!」ウジュ
芳佳「えへへ、ありがとう」
ルッキーニ「大尉にじゃがいもいっぱい使っちゃだめだよって言っておいてね」
リーネ「それはちょっと、、、、、」
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 23:45:27.31 ID:cRj7J+gU0
~誕生日当日~
-厨房-
芳佳リーネ「すいませ~ん、遅れました!」
バルクホルン「遅いぞ、お前たち。まあいい、早速作っていくぞ」
芳佳リーネ「了解!」
バルクホルン「今日はシュニッツェルとフラムクーヘンを作るぞ~、アイスバインは残念だが時間が足りないので諦めるが」
芳佳「どっちも全然分からないです、、、、」
バルクホルン「私が教えるから手伝って欲しい」
リーネ「出来る限りお手伝いします」
バルクホルン「うむ、頼んだ」
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/26(土) 23:56:07.11 ID:cRj7J+gU0
バルクホルン ~~♪~♪~~~♪~
芳佳「今日のバルクホルンさん、張り切ってるね~」ボソボソ
リーネ「きっとミーナ中佐に故郷の料理を作るから嬉しいんだと思うな」ボソボソ
芳佳「そうだね!」ボソボソ
バルクホルン「宮藤とリーネ、ちょっと来てくれ」
芳佳「はーい」
バルクホルン「これなんだがな、、、、肉にパン粉をまぶしてだな~、次にこうして・・・・・・・・・・」
81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 00:18:37.23 ID:L/AOeMWv0
-ダイニングルーム-
ペリーヌ「これはどこに飾りましょう、、、」
シャーリー「それは、そこの上とかでいいんじゃないか?」
ペリーヌ「え、ええ。ですが届きませんわね」ヨイショ
ルッキーニ「ペリーヌおんぶして~?私がやる~!」
ペリーヌ「い、嫌ですわ!!」
ルッキーニ「ペリーヌのいじわる~」
ペリーヌ「何とでもおっしゃい!」
シャーリー「ペリーヌじゃルッキーニはおんぶ出来ないんじゃないか~?」ニヤニヤ
82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 00:34:09.75 ID:L/AOeMWv0
ペリーヌ「な、そんなことはお易い御用ですわ」
シャーリー「じゃあやってみろよ」
ペリーヌ「分かりましたわ!さあ、来なさいルッキーニさん!」
ルッキーニ「やた~!!」
エイラ「ツンツンメガネのやつ、シャーリーに上手く操られてんナ」
サーニャ「ふふ、こういうことしたことないから楽しいわ」
エイラ「サーニャが楽しいならよかったんだナ」
ルッキーニ「サーニャ~、そこの飾りとって~」
サーニャ「わかったわ」
ペリーヌ「ちょっと!まだやる気ですの!!そろそろ限界ですわ!!!」ガクガク
83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 00:41:29.09 ID:L/AOeMWv0
-執務室-
ミーナ「美緒、さっきから落ち着きがないけどどうかしたの?」
坂本「い、いや何にもないんだ。気にしないでくれ」
ミーナ「気にしないでと言われても、、、、」
坂本「あ、ああ」
コンコン
ミーナ「入ってどうぞ」
エーリカ「やほーっ、お昼ごはんできたってさ~」
ミーナ「エーリカ。わざわざ呼びに来てくれたのね、今行くわ」
坂本「準備できたのか?」ボソボソ
エーリカ「完璧だよ」グッ
84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 00:49:05.70 ID:L/AOeMWv0
~ダイニングルーム~
カツカツ
芳佳「足音が聞こえる」
エイラ「もうすぐだ」
シャーリー「発射用意」
パッーン!!!!!
ミーナ「!?」
坂本「誕生日おめでとう、ミーナ」
全員「おめでとう!!」
ミーナ「み、皆、、、私のために?」
85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 00:58:19.24 ID:L/AOeMWv0
バルクホルン「それ以外に誰がいるって言うんだ」
ミーナ「そうね、、、、、、ありがとう、、、、他になんて言っていいのか分からないわ、、、、、」
坂本「何も言わなくていいさ」
エーリカ「ミーナにみんなからプレゼントがあるよ~」
バルクホルン「この間の休暇はな、実はミーナのプレゼントを買いに行くためのだったんだ」
ミーナ「ふふ、急に皆が休暇を取り始めたと思ったらそういうことだったのね」
坂本「黙っていてすまなかった。ミーナを驚かせようと思ってな」
ミーナ「謝ることじゃないわ。本当に嬉しいもの」
86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 01:04:54.22 ID:L/AOeMWv0
エーリカ「早くご飯食べようよ~」
坂本「そうだな、今日は宮藤とリーネ、バルクホルンが作ってくれたんだ」
ミーナ「あら、そうなの。どうりでシュニッツェルとフラムクーヘンがあるのね」
芳佳「ミーナ中佐が喜んでくれると思ってバルクホルンさんと一緒に作ったんですよ!」
ミーナ「ありがとう、楽しみだわ。さ、皆で食べましょう?」
坂本「では、ミーナの誕生日を祝して、いただきます」
全員「いただきます!」
87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 01:11:56.32 ID:L/AOeMWv0
(´~`)モグモグ
ルッキーニ「おいし~!!」
ミーナ「とても美味しいわ」
バルクホルン「それは良かった」
リーネ「上手くできて良かったね」
芳佳「うん!レパートリーが増えたね」
ワイワイガヤガヤ
ミーナ「皆、改めてありがとう」ウフフ
ーーーーーー
ーーーー
ーー
88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 01:18:46.92 ID:L/AOeMWv0
~誕生日パーティー後~
-執務室前の廊下-
コツコツ
ミーナ「ふぅ、久々にいっぱい食べ過ぎたかしらね」
ミーナ「あら、部屋の前に誰かいるのかしら?」
ルッキーニ「あ、ミーナ中佐」
ミーナ「あら、ルッキーニさん。こんなところで何をしているの?」
ルッキーニ「えっっとぉ、あのね、、、、、」
ミーナ「何か壊したの?」
ルッキーニ「ち、ちがくて、、そのぉ、、、、これ、、、、、」
89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 01:27:48.47 ID:L/AOeMWv0
ミーナ「え?、、、、これは、お花?」
ルッキーニ「うん、これを中佐にあげる!」
ミーナ「本当に?ありがとう、大事にするわね」ウフフ
ルッキーニ「この花はね、外に生えてるナルキッソスだよ~」
ミーナ「花の名前を良く知っているのね」
ルッキーニ「んっとねぇ、これはリーネが教えてくれたの」
ミーナ「リーネさんだったのね」
ルッキーニ「うん、、、あとミーナ中佐、誕生日おめでとう!、、、まただけど」
ミーナ「ありがとう。さ、そろそろ仕事をしなくちゃ、ルッキーニさんも戻りなさい」
ルッキーニ「はい!」タタタ
ミーナ(廊下は走ってはいけないんだけどね)
90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 01:36:38.66 ID:L/AOeMWv0
~夜 執務室~
坂本「ミーナ、今日の誕生日パーティーは楽しめたか?」
ミーナ「ええ、素敵なパーティーをありがとう」
坂本「ミーナはいつも大変だからな。皆で感謝も込めてこういうことをしたかったんだ」
ミーナ「そう、でも私は501のみんながいるだけで幸せよ」
坂本「それもそうだな、、、、ところでその白い花はなんだ?」
ミーナ「これはね、今日ルッキーニさんから貰ったのよ」
坂本「ほぉ、あのルッキーニがか。なんだか珍しいな」
ミーナ「そう言わないであげて。彼女も女の子なのよ」
坂本「はっはっは、そうだな。私はルッキーニに期待しているんだがなあ、まだ心配だな」
ミーナ「うふふ、大丈夫よ彼女なら」
・・・・・・・
・・・・
・・
・
91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 01:42:15.35 ID:L/AOeMWv0
~3年後 ノイエカールスラント~
ミーナ「あら、誕生日祝いのカードがたくさん届いてるわね」
ミーナ「これは宮藤さん、トゥルーデや美緒、他のみんなも、、、、、、」
ミーナ「あ、これはルッキーニさんからかしら?」
ミーナ「最近はニュースやラジオでよく聞くわ、、、、立派になっちゃって、、、、」
ミーナ「ちょっと読んでみようかしら」
ペラ
ミーナ「どれどれ」
92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 01:57:44.82 ID:L/AOeMWv0
― 親愛なるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐へ ―
お誕生日、おめでとうございます。3年間お手紙を送れていなかったこと、本当にごめんなさい。
今、私は大尉になり、カールスラントの奪還作戦の真っ最中です。大尉になると、部下の面倒や責任が重くなってとても苦労しています。
ここ最近になって、かつての少佐や中佐がどれほど苦労されていたかを身に染みて感じています。そしてこれまで、多くの辛い経験がありました。
ですが、そんな時はミーナ中佐が仰った通り、いつも501でのことを思い出しています。素敵な思い出と経験を私に下さり、ミーナ中佐には
とても感謝しています。
カールスラントを解放出来たら、また501のメンバーで集まりたいですね。今は、501のメンバーで戦っているのは、サーニャと芳佳、
エイラ、そして私だけでなんだか寂しくもあります。なので是非、またみんなと会いたいです。その時はよろしくお願いいたします。
では、お体に気をつけて。
愛をこめて、フランチェスカ・ルッキーニより
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 02:01:50.40 ID:L/AOeMWv0
ミーナ「あらあら、随分と成長したのね貴方は」
ファサ
ミーナ「あら?何か落ちたかしら」
ミーナ「ん?これは、、、、、」ヒョイ
ミーナ「白い、、、ナルキッソスね」
ミーナ「懐かしいわねえ」
ミーナ「ありがとう、フランチェスカ・ルッキーニ”少尉”」フフ
おしまい
94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 02:09:12.19 ID:+eSJylKqo
乙
ミーナは501のお母さんだなあ
ミーナは501のお母さんだなあ
95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 02:25:45.16 ID:anhWs2tVo
おつ
ええやん…。
ええやん…。
96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 09:14:30.43 ID:EGQWZxGIO
おつおつ
97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 10:57:38.45 ID:2IKuvdu+0
乙
ペリーネはガリア復興の為に現役から退いたんかな?
ペリーネはガリア復興の為に現役から退いたんかな?
98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 11:25:47.04 ID:E/xkz5wZO
乙
手紙の文面、というか成長したルッキーニがプリヤのクロエの声で脳内再生された
手紙の文面、というか成長したルッキーニがプリヤのクロエの声で脳内再生された
99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/27(日) 12:06:03.93 ID:wm1J0vxqo
乙
芳佳はまた医者になるための勉強が出来ないのか
芳佳はまた医者になるための勉強が出来ないのか
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479961821/
Entry ⇒ 2017.02.20 | Category ⇒ ストライクウィッチーズ | Comments (0)
エイラ「なんだコレ」芳佳「さあ」
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 21:21:56.581 ID:fmW6i7tU0
~食堂~
エイラ「邪魔だナ。どかせよミヤフジ」
芳佳「何度もどかそうとしたんですけど……なかなか動かなくて」
リーネ「すっごく重いんです」
エイラ「しょうがない。私も手伝ってやるよ。せーの、で押すからナ」
芳佳「はい」
エイラ「せーの! んぐぐぐぐぐ」
芳佳「むむむむむっ!」
リーネ「ん~~~~!」
エイラ「ハァ!? なんだよコレ! 全然動かネー!」
芳佳「だから言ったじゃないですか」
エイラ「黒くて丸いけど、鉛か?」
芳佳「さぁ……石? ではないよね」
リーネ「困ったね……これじゃ朝ご飯が食べられないよ」
芳佳「うん……」
エイラ「邪魔だナ。どかせよミヤフジ」
芳佳「何度もどかそうとしたんですけど……なかなか動かなくて」
リーネ「すっごく重いんです」
エイラ「しょうがない。私も手伝ってやるよ。せーの、で押すからナ」
芳佳「はい」
エイラ「せーの! んぐぐぐぐぐ」
芳佳「むむむむむっ!」
リーネ「ん~~~~!」
エイラ「ハァ!? なんだよコレ! 全然動かネー!」
芳佳「だから言ったじゃないですか」
エイラ「黒くて丸いけど、鉛か?」
芳佳「さぁ……石? ではないよね」
リーネ「困ったね……これじゃ朝ご飯が食べられないよ」
芳佳「うん……」
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 21:27:09.384 ID:fmW6i7tU0
ペリーヌ「何ですの? 朝っぱらから騒々しい」
芳佳「あ、ペリーヌさん」
リーネ「実はこれが……」
ペリーヌ「まあっ、そんな小汚い物を食卓の上に乗せるだなんて……!」
芳佳「わ、私じゃないよ」
リーネ「私も違いますっ」
ペリーヌ「エイラさん……、あなたどうしてこんなものを」
エイラ「どうしてそうなるんダ! 誰が好きこのんでこんな重たいもんを基地に持ち込むんだよ」
ペリーヌ「じゃあいったい誰が……? ともかく、いいからどかしなさい。もうすぐ皆さん集まりますわ」
ペリーヌ「そんな物が食卓に置いてあったら、邪魔でしょうがないでしょう」
芳佳「だからさっきから頑張ってどかそうとしてるんだけど……」
リーネ「全然動いてくれないんです。まるで机に張り付いてるみたい」
ペリーヌ「はぁ? そんなお馬鹿なこと」
エイラ「だったらオマエもやってみろって。1mmも動かないんだかんナー」
芳佳「あ、ペリーヌさん」
リーネ「実はこれが……」
ペリーヌ「まあっ、そんな小汚い物を食卓の上に乗せるだなんて……!」
芳佳「わ、私じゃないよ」
リーネ「私も違いますっ」
ペリーヌ「エイラさん……、あなたどうしてこんなものを」
エイラ「どうしてそうなるんダ! 誰が好きこのんでこんな重たいもんを基地に持ち込むんだよ」
ペリーヌ「じゃあいったい誰が……? ともかく、いいからどかしなさい。もうすぐ皆さん集まりますわ」
ペリーヌ「そんな物が食卓に置いてあったら、邪魔でしょうがないでしょう」
芳佳「だからさっきから頑張ってどかそうとしてるんだけど……」
リーネ「全然動いてくれないんです。まるで机に張り付いてるみたい」
ペリーヌ「はぁ? そんなお馬鹿なこと」
エイラ「だったらオマエもやってみろって。1mmも動かないんだかんナー」
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 21:31:02.221 ID:fmW6i7tU0
ペリーヌ「ぬぬぬぬぬぬっ!」
芳佳「やっぱ動かないね」
エイラ「それみろ」
ペリーヌ「だはぁっ! な、なんですの? これは……」
シャーリー「うーっす」
ルッキーニ「おっはよー! みんな何してんのー?」
芳佳「あ、実は……」
―――
シャーリー「謎の物体? こいつが?」
ルッキーニ「うえー、なにこれー」
エイラ「食事の邪魔なんだ。どかしてくれよ」
シャーリー「って言われてもな。宮藤たちが試して駄目だったなら、あたしらでも無理だろ」
ルッキーニ「なんかひんやりしてるー」
ペタペタ
リーネ「ルッキーニちゃん、あまり触らない方がいいよっ」
芳佳「やっぱ動かないね」
エイラ「それみろ」
ペリーヌ「だはぁっ! な、なんですの? これは……」
シャーリー「うーっす」
ルッキーニ「おっはよー! みんな何してんのー?」
芳佳「あ、実は……」
―――
シャーリー「謎の物体? こいつが?」
ルッキーニ「うえー、なにこれー」
エイラ「食事の邪魔なんだ。どかしてくれよ」
シャーリー「って言われてもな。宮藤たちが試して駄目だったなら、あたしらでも無理だろ」
ルッキーニ「なんかひんやりしてるー」
ペタペタ
リーネ「ルッキーニちゃん、あまり触らない方がいいよっ」
6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 21:36:19.789 ID:fmW6i7tU0
バルクホルン「皆、おはよう……ってなんだそれは!?」
芳佳「あ、おはようございます。バルクホルンさん」
バルクホルン「誰だ! こんなものを基地に持ち込んだのは! 即刻どかせ!」
シャーリー「朝っぱらからテンション高いなぁ」
バルクホルン「リベリアン、貴様の所有物か?」
シャーリー「違うって。あたしだってついさっきそいつのことを知ったんだ」
芳佳「あの、最初に食堂へ来たのは私なんですけど……その時にはもうありましたよ」
バルクホルン「何者かが夜のうちにここへ運び込んだということか……」
エイラ「いったい誰だよ。物好きな奴だナー」
ペリーヌ「ここまで運ぶメリットがさっぱりわかりませんわ」
バルクホルン「なんにせよ、こんなものがあっては食事の邪魔だろう。食卓から下ろそう」
グググ
バルクホルン「む? う、動かないな」
芳佳「あ、おはようございます。バルクホルンさん」
バルクホルン「誰だ! こんなものを基地に持ち込んだのは! 即刻どかせ!」
シャーリー「朝っぱらからテンション高いなぁ」
バルクホルン「リベリアン、貴様の所有物か?」
シャーリー「違うって。あたしだってついさっきそいつのことを知ったんだ」
芳佳「あの、最初に食堂へ来たのは私なんですけど……その時にはもうありましたよ」
バルクホルン「何者かが夜のうちにここへ運び込んだということか……」
エイラ「いったい誰だよ。物好きな奴だナー」
ペリーヌ「ここまで運ぶメリットがさっぱりわかりませんわ」
バルクホルン「なんにせよ、こんなものがあっては食事の邪魔だろう。食卓から下ろそう」
グググ
バルクホルン「む? う、動かないな」
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 21:41:06.242 ID:fmW6i7tU0
バルクホルン「んぐぐぐぐ……! くっ……異様な重さだ」
シャーリー「おいおい、簡単に諦めちゃうなよ。頑張れって」
バルクホルン「そう言うなら、お前も手伝ったらどうだ」
シャーリー「あたしはホラ、力仕事とか苦手なタイプだし」
バルクホルン「腑抜けたことを」
シャーリー「それにさ、お前の固有魔法はこういう時にこそ役立つんだろ?」
バルクホルン「たかが荷物運びのために魔法を発動しろと?」
シャーリー「けち臭いこと言うなって。ほら、宮藤だって配膳できなくて困ってる」
芳佳「あの、がんばってください! バルクホルンさん!」
バルクホルン「仕方ない……」
シャーリー「おいおい、簡単に諦めちゃうなよ。頑張れって」
バルクホルン「そう言うなら、お前も手伝ったらどうだ」
シャーリー「あたしはホラ、力仕事とか苦手なタイプだし」
バルクホルン「腑抜けたことを」
シャーリー「それにさ、お前の固有魔法はこういう時にこそ役立つんだろ?」
バルクホルン「たかが荷物運びのために魔法を発動しろと?」
シャーリー「けち臭いこと言うなって。ほら、宮藤だって配膳できなくて困ってる」
芳佳「あの、がんばってください! バルクホルンさん!」
バルクホルン「仕方ない……」
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 21:46:03.535 ID:fmW6i7tU0
バルクホルン「ぐぬぬぬぬぬぬぬ!!!!!!」
メキメキメキ
エイラ「ナンカ……嫌な音がしてないか?」
ペリーヌ「え、ええ。まるで木が軋むような……」
ズズズ
ルッキーニ「あ! ちょっと動いたよ!」
シャーリー「おっ! いいじゃんいいじゃん」
芳佳「バルクホルンさん! 頑張って!」
バルクホルン「でやあああああああああああ!!!!!!」
ベキャッ
リーネ「きゃっ」
ペリーヌ「な、何の音!?」
エイラ「オワッ! 謎の物体がテーブルにめり込んでるぞ!?」
シャーリー「バルクホルン! ストップ! ストッープ!」
メキメキメキ
エイラ「ナンカ……嫌な音がしてないか?」
ペリーヌ「え、ええ。まるで木が軋むような……」
ズズズ
ルッキーニ「あ! ちょっと動いたよ!」
シャーリー「おっ! いいじゃんいいじゃん」
芳佳「バルクホルンさん! 頑張って!」
バルクホルン「でやあああああああああああ!!!!!!」
ベキャッ
リーネ「きゃっ」
ペリーヌ「な、何の音!?」
エイラ「オワッ! 謎の物体がテーブルにめり込んでるぞ!?」
シャーリー「バルクホルン! ストップ! ストッープ!」
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 21:51:49.316 ID:fmW6i7tU0
バルクホルン「な、なんだ?」
シャーリー「おまっ、下に力を入れたら駄目だろ! あーあー、めり込んじゃったじゃん。どうすんだコレ」
ルッキーニ「いっけないんだ~! テーブル壊した~!」
バルクホルン「馬鹿な! 私は押しつけてなどいない!」
エイラ「じゃあなんでめり込んだんダ……?」
ペリーヌ「あの。これ、先ほどよりも傾いているような気が……」
芳佳「あっ、ほんとだ」
エーリカ「ふあぁぁあぁ。おはよー」
バルクホルン「遅い! 私が起こしに行ってからどれだけ経って……いや、今はそれどころじゃない」
エーリカ「んー? なにそれ」
芳佳「それが……今日の朝、気づいたらここにあって」
リーネ「すっごく重くて、バルクホルンさんでも動かせないんです」
エーリカ「へー、すごいね」
芳佳「はい……」
エーリカ「そのテーブル」
芳佳「え?」
シャーリー「おまっ、下に力を入れたら駄目だろ! あーあー、めり込んじゃったじゃん。どうすんだコレ」
ルッキーニ「いっけないんだ~! テーブル壊した~!」
バルクホルン「馬鹿な! 私は押しつけてなどいない!」
エイラ「じゃあなんでめり込んだんダ……?」
ペリーヌ「あの。これ、先ほどよりも傾いているような気が……」
芳佳「あっ、ほんとだ」
エーリカ「ふあぁぁあぁ。おはよー」
バルクホルン「遅い! 私が起こしに行ってからどれだけ経って……いや、今はそれどころじゃない」
エーリカ「んー? なにそれ」
芳佳「それが……今日の朝、気づいたらここにあって」
リーネ「すっごく重くて、バルクホルンさんでも動かせないんです」
エーリカ「へー、すごいね」
芳佳「はい……」
エーリカ「そのテーブル」
芳佳「え?」
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 21:56:44.177 ID:fmW6i7tU0
エーリカ「だってさー、トゥルーデでも手こずるほどの重さって、相当だよ」
エーリカ「そんな重たいものを乗せてるのに壊れないなんて、そのテーブルすごいなーって」
バルクホルン「……たしかに」
シャーリー「言われてみれば、変だな」
ルッキーニ「あー!」
エイラ「な、ナンダ?」
リーネ「どうしたの?」
ルッキーニ「テーブルの下! ほら!」
芳佳「下……? わっ!」
ペリーヌ「これは……! なんでしょう……棒? 柱かしら……」
バルクホルン「ゆ、床から生えているのか……?」
シャーリー「なるほど。謎の物体はベリーピンの頭の部分だったのか」
芳佳「ベリーピン……?」
リーネ「えっと、お裁縫のときにつかう針のことだよ。仮止めのために、球がついてるやつがあるでしょ?」
芳佳「ああ、待ち針のことだね」
エーリカ「そんな重たいものを乗せてるのに壊れないなんて、そのテーブルすごいなーって」
バルクホルン「……たしかに」
シャーリー「言われてみれば、変だな」
ルッキーニ「あー!」
エイラ「な、ナンダ?」
リーネ「どうしたの?」
ルッキーニ「テーブルの下! ほら!」
芳佳「下……? わっ!」
ペリーヌ「これは……! なんでしょう……棒? 柱かしら……」
バルクホルン「ゆ、床から生えているのか……?」
シャーリー「なるほど。謎の物体はベリーピンの頭の部分だったのか」
芳佳「ベリーピン……?」
リーネ「えっと、お裁縫のときにつかう針のことだよ。仮止めのために、球がついてるやつがあるでしょ?」
芳佳「ああ、待ち針のことだね」
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:01:33.343 ID:fmW6i7tU0
ペリーヌ「つまり……この物体はテーブルの上に置いてあるのではなくて……」
シャーリー「テーブルを貫いて、立ってる状態ってことさ」
バルクホルン「地面へ刺さり、固定されていたのか……動かそうとしても動かないわけだ」
芳佳「無理やり押したから、傾いてテーブルにめり込んじゃったんですね」
バルクホルン「そういうことだろう。やれやれ」
ルッキーニ「これで一件落着だね!」
バルクホルン「ああ。さあ、問題が解決したところで朝食を――」
バルクホルン「って、まだ何も解決していないだろうが!!!」
芳佳「え? 待ち針ってことでいいんじゃないんですか?」
ペリーヌ「あなたね……ベリーピンはあくまで例えでしょう? こんなに大きな針があるわけないでしょうに」
芳佳「じゃあ……これって何なんだろう」
リーネ「さあ……」
エイラ「結局最初の疑問に戻ってないか……?」
エーリカ「どうでもいいけどさー、朝ご飯は?」
バルクホルン「ベリーピンが邪魔で配膳できん。片付くまで我慢しろ」
エーリカ「えーっ! ならはやくソレどかせよー!」
バルクホルン「だから! それができんから困っているんだろうが!」
シャーリー「テーブルを貫いて、立ってる状態ってことさ」
バルクホルン「地面へ刺さり、固定されていたのか……動かそうとしても動かないわけだ」
芳佳「無理やり押したから、傾いてテーブルにめり込んじゃったんですね」
バルクホルン「そういうことだろう。やれやれ」
ルッキーニ「これで一件落着だね!」
バルクホルン「ああ。さあ、問題が解決したところで朝食を――」
バルクホルン「って、まだ何も解決していないだろうが!!!」
芳佳「え? 待ち針ってことでいいんじゃないんですか?」
ペリーヌ「あなたね……ベリーピンはあくまで例えでしょう? こんなに大きな針があるわけないでしょうに」
芳佳「じゃあ……これって何なんだろう」
リーネ「さあ……」
エイラ「結局最初の疑問に戻ってないか……?」
エーリカ「どうでもいいけどさー、朝ご飯は?」
バルクホルン「ベリーピンが邪魔で配膳できん。片付くまで我慢しろ」
エーリカ「えーっ! ならはやくソレどかせよー!」
バルクホルン「だから! それができんから困っているんだろうが!」
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:05:08.126 ID:fmW6i7tU0
ミーナ「皆さん、おはよう……あら? どうかしたの?」
坂本「なんだお前たち。まだ朝食をとってないのか」
芳佳「あっ! おはようございます!」
坂本「ああ、おはよう。大きな黒豆だな」
ミーナ「美緒、あれはどう見ても豆じゃないわ」
坂本「では何だ?」
ミーナ「誰か、説明してもらえるかしら?」
芳佳「あの、実は……」
坂本「なんだお前たち。まだ朝食をとってないのか」
芳佳「あっ! おはようございます!」
坂本「ああ、おはよう。大きな黒豆だな」
ミーナ「美緒、あれはどう見ても豆じゃないわ」
坂本「では何だ?」
ミーナ「誰か、説明してもらえるかしら?」
芳佳「あの、実は……」
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:09:27.195 ID:fmW6i7tU0
ミーナ「そう……たしかに、地面から生えているようね……」
ミーナ「でも、机に刺さっているということは、上から落ちてきたのかしら」
バルクホルン「だが天井に破損した箇所は見当たらない」
ルッキーニ「きっと誰かが夜中に刺したんだよ! ブスーッって!」
ペリーヌ「何のために?」
ルッキーニ「知んない」
坂本「そもそも、これは何だ? 豆でも、石でもないようだが」
ミーナ「手触りだけでは判断がつかないわね」
エーリカ「ねー、お腹すいたよー」
バルクホルン「我慢しろっ」
エーリカ「ぶー!」
ミーナ「でも、机に刺さっているということは、上から落ちてきたのかしら」
バルクホルン「だが天井に破損した箇所は見当たらない」
ルッキーニ「きっと誰かが夜中に刺したんだよ! ブスーッって!」
ペリーヌ「何のために?」
ルッキーニ「知んない」
坂本「そもそも、これは何だ? 豆でも、石でもないようだが」
ミーナ「手触りだけでは判断がつかないわね」
エーリカ「ねー、お腹すいたよー」
バルクホルン「我慢しろっ」
エーリカ「ぶー!」
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:14:47.998 ID:fmW6i7tU0
サーニャ「……」
芳佳「あ、サーニャちゃん」
エイラ「オッ! サ、サーニャ!? 起きてて大丈夫なのか!?」
エイラ「哨戒任務から帰ってきたばかりダロ? 寝てていいんだぞ?」
サーニャ「うん、大丈夫よ。……あの、ミーナ隊長」
ミーナ「あら、サーニャさん。休まなくていいの?」
サーニャ「はい、その、ネウロイの反応が……」
ミーナ「……!? 本当に!?」
サーニャ「はい」
坂本「距離はどのくらいだ?」
サーニャ「……どのくらいというか……ここです」
坂本「……なに? ここ?」
ミーナ「それはどういうことかしら」
サーニャ「この基地内から……ネウロイの反応が」
芳佳「あ、サーニャちゃん」
エイラ「オッ! サ、サーニャ!? 起きてて大丈夫なのか!?」
エイラ「哨戒任務から帰ってきたばかりダロ? 寝てていいんだぞ?」
サーニャ「うん、大丈夫よ。……あの、ミーナ隊長」
ミーナ「あら、サーニャさん。休まなくていいの?」
サーニャ「はい、その、ネウロイの反応が……」
ミーナ「……!? 本当に!?」
サーニャ「はい」
坂本「距離はどのくらいだ?」
サーニャ「……どのくらいというか……ここです」
坂本「……なに? ここ?」
ミーナ「それはどういうことかしら」
サーニャ「この基地内から……ネウロイの反応が」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:19:03.794 ID:fmW6i7tU0
ミーナ「……美緒、もしかして」
坂本「あ、ああ……ゴクリ」
坂本「……」
ミーナ「どう?」
坂本「間違いない。こいつだ」
ミーナ「……!」
エーリカ「どけよー! こいつー! このこのー!」
ベシベシ
バルクホルン「もっと力を入れろリベリアン……! これでは引き抜くことができん……!」
シャーリー「わーってるよ……! あー、くそっ! 手がいてぇ~!」
ギュウウウウウ
ルッキーニ「ふれーふれー! がんばれー!」
坂本「お前たち、そいつから離れろ」
シャーリー「え?」
バルクホルン「こいつを抜かんことには、我々の食卓が――」
ミーナ「それはネウロイよ」
坂本「あ、ああ……ゴクリ」
坂本「……」
ミーナ「どう?」
坂本「間違いない。こいつだ」
ミーナ「……!」
エーリカ「どけよー! こいつー! このこのー!」
ベシベシ
バルクホルン「もっと力を入れろリベリアン……! これでは引き抜くことができん……!」
シャーリー「わーってるよ……! あー、くそっ! 手がいてぇ~!」
ギュウウウウウ
ルッキーニ「ふれーふれー! がんばれー!」
坂本「お前たち、そいつから離れろ」
シャーリー「え?」
バルクホルン「こいつを抜かんことには、我々の食卓が――」
ミーナ「それはネウロイよ」
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:24:42.322 ID:fmW6i7tU0
~廊下~
シャーリー「いやー! 心臓バックバク! まさかネウロイだったなんて」
リーネ「あ、危なかったですね……」
ペリーヌ「乱暴にしがみついたりして……攻撃されていたら消し炭になってましたわ」
ルッキーニ「うにゃー! 危なかったー!」
エーリカ「む~、ネウロイに食卓を乗っ取られた~! お腹減った―!」
バルクホルン「ネウロイの侵入を許すとは……!」
芳佳「これでもう、あそこでご飯を食べられなくなっちゃいましたね……」
坂本「撃墜すれば問題ない。ミーナ、出撃命令を」
ミーナ「出撃……する意味がないわ。室内でユニットを装着しても邪魔なだけでしょう?」
坂本「それもそうだな。はっはっは」
バルクホルン「幸い、あれだけ周囲で喚いても無反応だったんだ。機動力は必要ないだろう」
バルクホルン「ここからあの球体を狙って銃撃すればいい」
ミーナ「ええ。バルクホルン大尉、お願いします」
バルクホルン「了解」
シャーリー「いやー! 心臓バックバク! まさかネウロイだったなんて」
リーネ「あ、危なかったですね……」
ペリーヌ「乱暴にしがみついたりして……攻撃されていたら消し炭になってましたわ」
ルッキーニ「うにゃー! 危なかったー!」
エーリカ「む~、ネウロイに食卓を乗っ取られた~! お腹減った―!」
バルクホルン「ネウロイの侵入を許すとは……!」
芳佳「これでもう、あそこでご飯を食べられなくなっちゃいましたね……」
坂本「撃墜すれば問題ない。ミーナ、出撃命令を」
ミーナ「出撃……する意味がないわ。室内でユニットを装着しても邪魔なだけでしょう?」
坂本「それもそうだな。はっはっは」
バルクホルン「幸い、あれだけ周囲で喚いても無反応だったんだ。機動力は必要ないだろう」
バルクホルン「ここからあの球体を狙って銃撃すればいい」
ミーナ「ええ。バルクホルン大尉、お願いします」
バルクホルン「了解」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:28:02.127 ID:fmW6i7tU0
坂本「全員、退避したな?」
芳佳「はい」
ペリーヌ「問題ありません」
坂本「よし。頼む、バルクホルン」
バルクホルン「くらえっ」
ダダダダダダダ
バルクホルン「やったか!?」
エーリカ「あ、そういうこと言うと……」
芳佳「はい」
ペリーヌ「問題ありません」
坂本「よし。頼む、バルクホルン」
バルクホルン「くらえっ」
ダダダダダダダ
バルクホルン「やったか!?」
エーリカ「あ、そういうこと言うと……」
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:33:03.309 ID:fmW6i7tU0
シャーリー「あらら、無傷じゃん」
バルクホルン「なっ……! この至近距離から弾を浴びせたんだぞ……!?」
エーリカ「ほらー、トゥルーデが『やったか!?』とか言うから」
シャーリー「なーにが『やったか!?』だ」
バルクホルン「わ、私に落ち度はないっ」
エイラ「あいつ、すごく固いんダナ」
坂本「駄目、か。よし、リーネ」
リーネ「は、はい! なんですか……?」
坂本「対装甲ライフルを試してみてくれ」
リーネ「ええぇ! ここで、ですか!?」
ミーナ「通常のネウロイより装甲が厚いようなの」
芳佳「リーネちゃん、頑張って!」
ペリーヌ「外して壁を壊さないように」
リーネ「は、はい……」
バルクホルン「なっ……! この至近距離から弾を浴びせたんだぞ……!?」
エーリカ「ほらー、トゥルーデが『やったか!?』とか言うから」
シャーリー「なーにが『やったか!?』だ」
バルクホルン「わ、私に落ち度はないっ」
エイラ「あいつ、すごく固いんダナ」
坂本「駄目、か。よし、リーネ」
リーネ「は、はい! なんですか……?」
坂本「対装甲ライフルを試してみてくれ」
リーネ「ええぇ! ここで、ですか!?」
ミーナ「通常のネウロイより装甲が厚いようなの」
芳佳「リーネちゃん、頑張って!」
ペリーヌ「外して壁を壊さないように」
リーネ「は、はい……」
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:38:24.668 ID:fmW6i7tU0
リーネ「い、いきます」
坂本「うむ」
バルクホルン「抜群の貫通力だ。いくら硬いと言っても、これで終わりだろう」
エーリカ「そういうこと言わない方がいいって」
バルクホルン「何故だ?」
リーネ「えいっ」
ズダンッ
芳佳「うわっ!」
ペリーヌ「きゃっ! 埃がっ」
坂本「さすがに室内で撃つものではないな……!」
ミーナ「結果は!?」
坂本「……命中したようだが……駄目だ。コアはまだそこにある」
バルクホルン「なにぃ!?」
エーリカ「あーあ」
坂本「うむ」
バルクホルン「抜群の貫通力だ。いくら硬いと言っても、これで終わりだろう」
エーリカ「そういうこと言わない方がいいって」
バルクホルン「何故だ?」
リーネ「えいっ」
ズダンッ
芳佳「うわっ!」
ペリーヌ「きゃっ! 埃がっ」
坂本「さすがに室内で撃つものではないな……!」
ミーナ「結果は!?」
坂本「……命中したようだが……駄目だ。コアはまだそこにある」
バルクホルン「なにぃ!?」
エーリカ「あーあ」
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:43:06.508 ID:fmW6i7tU0
シャーリー「固いなんてもんじゃないな。無敵なんじゃないか?」
ルッキーニ「ねえねえ、どうすれば倒せるのー?」
シャーリー「さってなぁー。たぶんバーナーとか使っても無駄だろうし」
バルクホルン「あの装甲を崩せなければコアを叩くことができない。どうする、ミーナ」
エーリカ「本部に連絡すれば? そんで軍艦の砲撃で建物ごとドカーンってさ」
芳佳「ええぇー!」
バルクホルン「501の基地を捨てろと言うのか!?」
エーリカ「冗談だよ」
バルクホルン「お前なぁ!」
ミーナ「……いえ、最終的にはそうせざるを得ないかもしれない……」
サーニャ「基地を壊しちゃうんですか……?」
エイラ「そ、それは困る! そうなる前に家具とか運び出さないと」
坂本「早まるな。最終的には、と言っただろう」
ミーナ「そうならないためにも、今できることはしておきましょう」
ルッキーニ「ねえねえ、どうすれば倒せるのー?」
シャーリー「さってなぁー。たぶんバーナーとか使っても無駄だろうし」
バルクホルン「あの装甲を崩せなければコアを叩くことができない。どうする、ミーナ」
エーリカ「本部に連絡すれば? そんで軍艦の砲撃で建物ごとドカーンってさ」
芳佳「ええぇー!」
バルクホルン「501の基地を捨てろと言うのか!?」
エーリカ「冗談だよ」
バルクホルン「お前なぁ!」
ミーナ「……いえ、最終的にはそうせざるを得ないかもしれない……」
サーニャ「基地を壊しちゃうんですか……?」
エイラ「そ、それは困る! そうなる前に家具とか運び出さないと」
坂本「早まるな。最終的には、と言っただろう」
ミーナ「そうならないためにも、今できることはしておきましょう」
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:48:05.002 ID:fmW6i7tU0
ミーナ「ペリーヌさん、お願いします」
ペリーヌ「はい!」
芳佳「頑張って! ペリーヌさん!」
リーネ「頑張ってくださいっ」
ペリーヌ「ふふん、わたくしにお任せなさい!」
バルクホルン「赤城の装甲を撃ち抜いた電撃には耐えられまい。ネウロイめ、貴様らの侵攻もここまでだ」
エーリカ「だからそういうこと言うとさー」
ペリーヌ「トネール!!!」
バチィッ
エイラ「ドウダー?」
サーニャ「ううん、倒せてないみたい……」
ペリーヌ「うぅ……申し訳ありません少佐ぁ……」
坂本「ペリーヌの電撃も効かんか……」
ペリーヌ「はい!」
芳佳「頑張って! ペリーヌさん!」
リーネ「頑張ってくださいっ」
ペリーヌ「ふふん、わたくしにお任せなさい!」
バルクホルン「赤城の装甲を撃ち抜いた電撃には耐えられまい。ネウロイめ、貴様らの侵攻もここまでだ」
エーリカ「だからそういうこと言うとさー」
ペリーヌ「トネール!!!」
バチィッ
エイラ「ドウダー?」
サーニャ「ううん、倒せてないみたい……」
ペリーヌ「うぅ……申し訳ありません少佐ぁ……」
坂本「ペリーヌの電撃も効かんか……」
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:53:03.444 ID:fmW6i7tU0
エイラ「ツンツン眼鏡、髪の毛がわしゃわしゃしてるぞ。おもしれー」
ルッキーニ「ほんとだー! にゃはー! もじゃもじゃー!」
シャーリー「おっ! なんだこれ、生きてるみたいだなー。触らせてくれよ」
ペリーヌ「ちょ! やめてくださいまし!」
バルクホルン「これでは埒があかないぞ」
ミーナ「……美緒、こうなったら」
坂本「よし。私の烈風丸の出番だな」
芳佳「烈風斬ですね!?」
ペリーヌ「やりましたわ!」
バルクホルン「少佐の烈風斬を食らって生き延びたネウロイはいない。さしものヤツもここまでだろう」
エーリカ「トゥルーデがそういうこと言うと失敗する気がするんだけど」
バルクホルン「なにっ?」
ルッキーニ「ほんとだー! にゃはー! もじゃもじゃー!」
シャーリー「おっ! なんだこれ、生きてるみたいだなー。触らせてくれよ」
ペリーヌ「ちょ! やめてくださいまし!」
バルクホルン「これでは埒があかないぞ」
ミーナ「……美緒、こうなったら」
坂本「よし。私の烈風丸の出番だな」
芳佳「烈風斬ですね!?」
ペリーヌ「やりましたわ!」
バルクホルン「少佐の烈風斬を食らって生き延びたネウロイはいない。さしものヤツもここまでだろう」
エーリカ「トゥルーデがそういうこと言うと失敗する気がするんだけど」
バルクホルン「なにっ?」
34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 22:57:01.651 ID:fmW6i7tU0
坂本「烈風斬!!!」
ズァァ
ガキィィィン
坂本「なっ!?」
ペリーヌ「少佐の刃が……弾かれた!?」
エーリカ「ほらぁ」
バルクホルン「わ、私は悪くないだろう」
シャーリー「だーめだ。こりゃホントにお手上げだな」
ミーナ「烈風斬ですら受け付けないなんて……」
ズァァ
ガキィィィン
坂本「なっ!?」
ペリーヌ「少佐の刃が……弾かれた!?」
エーリカ「ほらぁ」
バルクホルン「わ、私は悪くないだろう」
シャーリー「だーめだ。こりゃホントにお手上げだな」
ミーナ「烈風斬ですら受け付けないなんて……」
36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:01:05.240 ID:fmW6i7tU0
坂本「無防備な敵へ太刀を浴びせ、傷ひとつ負わせられないとは……」
坂本「私もまだまだ未熟だな……」
ペリーヌ「坂本少佐……」
エーリカ「ねーねー。ご飯はー? まさかあのネウロイを倒すまで食べられないとか言わないよね?」
芳佳「そういえば、お腹すきましたね……」
グゥゥゥ
ルッキーニ「うにゅー、あたしもお腹減ったー」
ミーナ「……そうね。まずは食事にしましょう」
坂本「腹が減っては戦はできぬと言うからな」
バルクホルン「て、敵の眼前で食事をしてる場合か!?」
シャーリー「今のとこ害はないみたいだし、いいだろ」
バルクホルン「しかしだな」
芳佳「せっかくつくった食事が冷めちゃう……」
バルクホルン「食べるとしよう」
坂本「私もまだまだ未熟だな……」
ペリーヌ「坂本少佐……」
エーリカ「ねーねー。ご飯はー? まさかあのネウロイを倒すまで食べられないとか言わないよね?」
芳佳「そういえば、お腹すきましたね……」
グゥゥゥ
ルッキーニ「うにゅー、あたしもお腹減ったー」
ミーナ「……そうね。まずは食事にしましょう」
坂本「腹が減っては戦はできぬと言うからな」
バルクホルン「て、敵の眼前で食事をしてる場合か!?」
シャーリー「今のとこ害はないみたいだし、いいだろ」
バルクホルン「しかしだな」
芳佳「せっかくつくった食事が冷めちゃう……」
バルクホルン「食べるとしよう」
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:06:29.269 ID:fmW6i7tU0
ペリーヌ「床で食べるだなんて……」
エイラ「文句言いながら食べるなよ。飯がまずくなるダロ」
エーリカ「おっ芋~おっ芋~んふふ~」
バルクホルン「おいハルトマン。食事をしながらも敵から目を離すなよ」
エーリカ「わかってるって」
芳佳「な、なんだか落ち着かないね」
リーネ「うん……」
ミーナ「明らかに、いつものネウロイと違うわね」
坂本「ああ。何が目的で基地の食堂に居座るのか……こちらの様子を窺っているのか?」
ミーナ「そもそも、どこから入ってきたのかしら」
芳佳「あ、そういえば」
坂本「どうした宮藤。思い当たる節があるのか?」
芳佳「食堂へ来たとき、窓が開いてたんですけど……」
ペリーヌ「そういうことはもっと早く言いなさい! どう考えても、そこが侵入経路じゃないの!」
芳佳「だ、だって……まさかあの黒いのがネウロイだなんて思わなかったし……」
エイラ「文句言いながら食べるなよ。飯がまずくなるダロ」
エーリカ「おっ芋~おっ芋~んふふ~」
バルクホルン「おいハルトマン。食事をしながらも敵から目を離すなよ」
エーリカ「わかってるって」
芳佳「な、なんだか落ち着かないね」
リーネ「うん……」
ミーナ「明らかに、いつものネウロイと違うわね」
坂本「ああ。何が目的で基地の食堂に居座るのか……こちらの様子を窺っているのか?」
ミーナ「そもそも、どこから入ってきたのかしら」
芳佳「あ、そういえば」
坂本「どうした宮藤。思い当たる節があるのか?」
芳佳「食堂へ来たとき、窓が開いてたんですけど……」
ペリーヌ「そういうことはもっと早く言いなさい! どう考えても、そこが侵入経路じゃないの!」
芳佳「だ、だって……まさかあの黒いのがネウロイだなんて思わなかったし……」
39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:11:51.478 ID:fmW6i7tU0
ミーナ「食堂の窓が一晩開け放しになっていたということ?」
ペリーヌ「なんて不用心な……!」
シャーリー「誰だよ、戸締り忘れたの。寝る前にはちゃんと閉めなきゃだめだぞー?」
エイラ「昨日、最後まで食堂に残ってたやつが怪しいナ」
サーニャ「哨戒任務へ行く途中、食堂の方から歩いてくるシャーリーさんを見たような……」
シャーリー「え?」
バルクホルン「おい、リベリアン……」
シャーリー「あっ。そういや、細かいパーツを洗うために来たな……」
シャーリー「……んー、そんとき窓開けたかも……。いや、うん。開けた。なっはっはー、ごめん、あたしだ」
バルクホルン「お前というやつは……!」
シャーリー「まあまあ、どうせ窓が閉まってても、ネウロイなら割ってでも侵入するだろ?」
シャーリー「そこをホラ、あたしが開けておいたおかげでさ、窓を割られずにすんだわけだ」
シャーリー「感謝されこそすれ、怒られる筋合いはないと思うぞ?」
バルクホルン「屁理屈をこねるな! 素直に謝罪しろ!」
ペリーヌ「なんて不用心な……!」
シャーリー「誰だよ、戸締り忘れたの。寝る前にはちゃんと閉めなきゃだめだぞー?」
エイラ「昨日、最後まで食堂に残ってたやつが怪しいナ」
サーニャ「哨戒任務へ行く途中、食堂の方から歩いてくるシャーリーさんを見たような……」
シャーリー「え?」
バルクホルン「おい、リベリアン……」
シャーリー「あっ。そういや、細かいパーツを洗うために来たな……」
シャーリー「……んー、そんとき窓開けたかも……。いや、うん。開けた。なっはっはー、ごめん、あたしだ」
バルクホルン「お前というやつは……!」
シャーリー「まあまあ、どうせ窓が閉まってても、ネウロイなら割ってでも侵入するだろ?」
シャーリー「そこをホラ、あたしが開けておいたおかげでさ、窓を割られずにすんだわけだ」
シャーリー「感謝されこそすれ、怒られる筋合いはないと思うぞ?」
バルクホルン「屁理屈をこねるな! 素直に謝罪しろ!」
40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:16:57.439 ID:fmW6i7tU0
シャーリー「だからごめんって。今はあたしを責めるよりも、後の対策を練る方が先だろ?」
シャーリー「どうしてこうなったかではなく、これからどうすべきかを審議すべきである! な! ルッキーニ!」
ルッキーニ「そーだそーだ!」
ペリーヌ「どうすべきか……まあ、相手はネウロイなんですから。やることはひとつですわね」
坂本「ああ。即刻、撃破する」
バルクホルン「だがどうやってだ。ついさっき試したように、こちらの攻撃はいっさい効かなかったが?」
坂本「うむ……コアは間違いなく、そこにあるはずなんだ。だが装甲が異様に固い。厄介だな」
エーリカ「倒せないなら引っこ抜いちゃえば? そんで海にポイ」
ミーナ「簡単に言うけれど……」
リーネ「バルクホルン大尉が魔法を使っても動かせなかったんですよ……?」
エーリカ「みんなで引っ張ればいいじゃん。綱引きみたいに」
芳佳「わー、面白そうっ」
エーリカ「でしょでしょ?」
ミーナ「却下です。下手に刺激して攻撃を受けたら大変でしょう?」
坂本「周りに何も無い空の上とは違うからな。こちらがネウロイの攻撃を避けたり弾いただけで、基地に被害が出る」
芳佳「あ、そっか……」
シャーリー「どうしてこうなったかではなく、これからどうすべきかを審議すべきである! な! ルッキーニ!」
ルッキーニ「そーだそーだ!」
ペリーヌ「どうすべきか……まあ、相手はネウロイなんですから。やることはひとつですわね」
坂本「ああ。即刻、撃破する」
バルクホルン「だがどうやってだ。ついさっき試したように、こちらの攻撃はいっさい効かなかったが?」
坂本「うむ……コアは間違いなく、そこにあるはずなんだ。だが装甲が異様に固い。厄介だな」
エーリカ「倒せないなら引っこ抜いちゃえば? そんで海にポイ」
ミーナ「簡単に言うけれど……」
リーネ「バルクホルン大尉が魔法を使っても動かせなかったんですよ……?」
エーリカ「みんなで引っ張ればいいじゃん。綱引きみたいに」
芳佳「わー、面白そうっ」
エーリカ「でしょでしょ?」
ミーナ「却下です。下手に刺激して攻撃を受けたら大変でしょう?」
坂本「周りに何も無い空の上とは違うからな。こちらがネウロイの攻撃を避けたり弾いただけで、基地に被害が出る」
芳佳「あ、そっか……」
43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:22:04.283 ID:fmW6i7tU0
ミーナ「この件については、一度本部へ掛け合います。前例の無いタイプだから、おそらく解析班の見解を待つことになるでしょうね」
バルクホルン「それまではヤツを警戒しつつも静観、我々はいつも通りというわけか?」
坂本「基本はそうだな。だが、夜間が心許ない」
ミーナ「そうね。サーニャさんの哨戒の他に、食堂へ見張りを立てましょう」
坂本「立番か。数はそう必要無いだろうから、せいぜい2名といったところか」
シャーリー「はい質問。誰がやるんですかー?」
エーリカ「あー、ごめん私はパス。夜は寝てるからさー」
バルクホルン「お前は昼夜構わず寝ているだろうが……だいたい、そんな自分勝手な言い分は通らん」
坂本「よし、ならば公平にくじ引きで決めよう」
ミーナ「ちょ、ちょっと美緒。もっとよく考えて選んだほうが……」
坂本「見張りをするだけだ、そう難しいことじゃない。それに、くじで決めれば後腐れも無いだろう?」
坂本「当然、最終的な判断はミーナに任せるがな」
ミーナ「それなら……まあ」
芳佳「じゃあ爪楊枝持ってきますね」
坂本「ああ、頼む。2本だけ、先端を赤く塗ってくれ」
芳佳「はーい」
バルクホルン「それまではヤツを警戒しつつも静観、我々はいつも通りというわけか?」
坂本「基本はそうだな。だが、夜間が心許ない」
ミーナ「そうね。サーニャさんの哨戒の他に、食堂へ見張りを立てましょう」
坂本「立番か。数はそう必要無いだろうから、せいぜい2名といったところか」
シャーリー「はい質問。誰がやるんですかー?」
エーリカ「あー、ごめん私はパス。夜は寝てるからさー」
バルクホルン「お前は昼夜構わず寝ているだろうが……だいたい、そんな自分勝手な言い分は通らん」
坂本「よし、ならば公平にくじ引きで決めよう」
ミーナ「ちょ、ちょっと美緒。もっとよく考えて選んだほうが……」
坂本「見張りをするだけだ、そう難しいことじゃない。それに、くじで決めれば後腐れも無いだろう?」
坂本「当然、最終的な判断はミーナに任せるがな」
ミーナ「それなら……まあ」
芳佳「じゃあ爪楊枝持ってきますね」
坂本「ああ、頼む。2本だけ、先端を赤く塗ってくれ」
芳佳「はーい」
45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:26:43.124 ID:fmW6i7tU0
坂本「皆、楊枝を引いたな? 先端を確認してくれ。赤い印がついているのが当たりだ」
リーネ「何もついてない……ハズレってことかな」
ペリーヌ「わたくしも、ハズレですわ」
ルッキーニ「やったよシャーリー! ほら見て! さきっちょが赤くなってる!」
シャーリー「おお! やったなルッキーニ! こりゃ大当たりだ!」
ルッキーニ「シャーリーは?」
シャーリー「残念ながらハズレだ。ルッキーニは運がいいな~」
ルッキーニ「えへへ~」
エイラ「この場合の『当たり』って夜中に見張りをやらされるってことだろー? それってハズレじゃないか……?」
サーニャ「エイラ。そういうことを言ったらだめよ。気持ちの問題なんだから」
エイラ「そ、そうか。そうダナ」
坂本「よし、ひとりめはルッキーニか。あとひとりは誰だ?」
バルクホルン「私はハズレだ」
芳佳「あ、私もです」
バルクホルン「となれば、残ったのは…………おい、ハルトマン」
エーリカ「え? なに? 知らない。私知らないよ。じゃ、部屋戻るね」
バルクホルン「待て」
エーリカ「うわあああああああ! 離せよぉ! 横暴だぁ! こんなの無効だぁ! 夜は寝かせてよぉ!」
坂本「ん? ふたりめはハルトマンか」
リーネ「何もついてない……ハズレってことかな」
ペリーヌ「わたくしも、ハズレですわ」
ルッキーニ「やったよシャーリー! ほら見て! さきっちょが赤くなってる!」
シャーリー「おお! やったなルッキーニ! こりゃ大当たりだ!」
ルッキーニ「シャーリーは?」
シャーリー「残念ながらハズレだ。ルッキーニは運がいいな~」
ルッキーニ「えへへ~」
エイラ「この場合の『当たり』って夜中に見張りをやらされるってことだろー? それってハズレじゃないか……?」
サーニャ「エイラ。そういうことを言ったらだめよ。気持ちの問題なんだから」
エイラ「そ、そうか。そうダナ」
坂本「よし、ひとりめはルッキーニか。あとひとりは誰だ?」
バルクホルン「私はハズレだ」
芳佳「あ、私もです」
バルクホルン「となれば、残ったのは…………おい、ハルトマン」
エーリカ「え? なに? 知らない。私知らないよ。じゃ、部屋戻るね」
バルクホルン「待て」
エーリカ「うわあああああああ! 離せよぉ! 横暴だぁ! こんなの無効だぁ! 夜は寝かせてよぉ!」
坂本「ん? ふたりめはハルトマンか」
46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:31:32.487 ID:fmW6i7tU0
ミーナ「ハルトマン中尉、ルッキーニ少尉。ふたりに夜間の哨務を命じます」
エーリカ「うえぇ~」
ルッキーニ「はーい」
ミーナ「とは言ったものの…………本当に大丈夫かしら」
坂本「何だ? 人選に不安要素でもあるのか?」
ミーナ「不安要素というか……」
ペリーヌ「おふたり自身が、歩く不安要素ではなくて?」
ルッキーニ「なにおー! ペリーヌのくせに!」
シャーリー「おいおい失礼なやつだなー。いくらルッキーニでも、見張り番くらいできるさ。な?」
ルッキーニ「あったりまえじゃん! らくしょーだよ」
バルクホルン「おいハルトマン。任務を放棄して寝たりするんじゃないぞ。絶対に寝るな。絶対だ。絶対だからな?」
エーリカ「寝ろってこと?」
バルクホルン「なんでそうなる!? 絶対に寝るなと言っているだろうが!!!」
坂本「眠くなったら互いに頬をつねり合えばいい。はっはっは! それでなんとかなる!」
芳佳「頑張ってね、ルッキーニちゃん。あっそうだ、眠気覚ましに緑茶をいれてあげるよ」
ルッキーニ「ん! あんがと!」
シャーリー「がんばれよー。隊の安眠はルッキーニにかかってるからな」
エーリカ「うえぇ~」
ルッキーニ「はーい」
ミーナ「とは言ったものの…………本当に大丈夫かしら」
坂本「何だ? 人選に不安要素でもあるのか?」
ミーナ「不安要素というか……」
ペリーヌ「おふたり自身が、歩く不安要素ではなくて?」
ルッキーニ「なにおー! ペリーヌのくせに!」
シャーリー「おいおい失礼なやつだなー。いくらルッキーニでも、見張り番くらいできるさ。な?」
ルッキーニ「あったりまえじゃん! らくしょーだよ」
バルクホルン「おいハルトマン。任務を放棄して寝たりするんじゃないぞ。絶対に寝るな。絶対だ。絶対だからな?」
エーリカ「寝ろってこと?」
バルクホルン「なんでそうなる!? 絶対に寝るなと言っているだろうが!!!」
坂本「眠くなったら互いに頬をつねり合えばいい。はっはっは! それでなんとかなる!」
芳佳「頑張ってね、ルッキーニちゃん。あっそうだ、眠気覚ましに緑茶をいれてあげるよ」
ルッキーニ「ん! あんがと!」
シャーリー「がんばれよー。隊の安眠はルッキーニにかかってるからな」
47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:36:43.067 ID:fmW6i7tU0
~夜~
ルッキーニ「……」
エーリカ「……」
ルッキーニ「……」
エーリカ「…………眠い」
ルッキーニ「寝たらダメ!」
エーリカ「わかってるよ。寝ないって……でもさー、退屈じゃない? 玉を眺めてるだけなんてさ」
ルッキーニ「うじゅ……たしかに、飽きてきたかも……」
エーリカ「異常があったらすぐに教えろ~って、あるわけないじゃん」
エーリカ「だって、昼間からずっとあのままなんだしさー。眺めてたって変わりっこないよ」
ルッキーニ「たしかにー……ああっ! 窓に虫がはっついてる!」
エーリカ「え? どこどこ? あー、ほんとだ。明かりに誘われてきたんだね」
ルッキーニ「う~……捕まえたい~……追いかけたい~」
エーリカ「外に出て追っかけてくればいいじゃん」
ルッキーニ「だめ! みんなのアンミンがかかってるんだもん」
エーリカ「へぇー。偉いんだ、ルッキーニ」
ルッキーニ「えへへー」
ルッキーニ「……」
エーリカ「……」
ルッキーニ「……」
エーリカ「…………眠い」
ルッキーニ「寝たらダメ!」
エーリカ「わかってるよ。寝ないって……でもさー、退屈じゃない? 玉を眺めてるだけなんてさ」
ルッキーニ「うじゅ……たしかに、飽きてきたかも……」
エーリカ「異常があったらすぐに教えろ~って、あるわけないじゃん」
エーリカ「だって、昼間からずっとあのままなんだしさー。眺めてたって変わりっこないよ」
ルッキーニ「たしかにー……ああっ! 窓に虫がはっついてる!」
エーリカ「え? どこどこ? あー、ほんとだ。明かりに誘われてきたんだね」
ルッキーニ「う~……捕まえたい~……追いかけたい~」
エーリカ「外に出て追っかけてくればいいじゃん」
ルッキーニ「だめ! みんなのアンミンがかかってるんだもん」
エーリカ「へぇー。偉いんだ、ルッキーニ」
ルッキーニ「えへへー」
48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:40:13.270 ID:fmW6i7tU0
エーリカ「……ううっ」ブルッ
ルッキーニ「どったの?」
エーリカ「いやー、ちょっと催しちゃってさ」
ルッキーニ「もよおす?」
エーリカ「トイレ行きたいってこと」
ルッキーニ「いいよ! あたしが見張ってるから!」
エーリカ「ん、じゃあちょっとの間頼むよ。急いで行ってくるから!」
タッタッタ
ルッキーニ「いってらー」
ルッキーニ「……」
ブーン
ルッキーニ「あ! 虫!!!」
ルッキーニ「どったの?」
エーリカ「いやー、ちょっと催しちゃってさ」
ルッキーニ「もよおす?」
エーリカ「トイレ行きたいってこと」
ルッキーニ「いいよ! あたしが見張ってるから!」
エーリカ「ん、じゃあちょっとの間頼むよ。急いで行ってくるから!」
タッタッタ
ルッキーニ「いってらー」
ルッキーニ「……」
ブーン
ルッキーニ「あ! 虫!!!」
51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:44:26.223 ID:fmW6i7tU0
ブーン
ルッキーニ「ネウロイの上にとまった……! チャンス……!」
ルッキーニ「あ、でも……うーん……ミーナ隊長、絶対に触っちゃ駄目って言ってたし……」
ルッキーニ「……」ウズウズ
ルッキーニ「……ちょっとだけなら、へーきかな……うしっ!」
タッタッタッ
ルッキーニ「んっしょ、んしょ。後ろからそ~っと……」
ウネウネ
ルッキーニ「あや? ……なんかネウロイから生えてる……」
ウネウネウネウネ
ルッキーニ「うえ~、きもちわるーい。うにょうにょ動いてるー」ツンツン
カパッ
ルッキーニ「わっ」
ルッキーニ「ネウロイの上にとまった……! チャンス……!」
ルッキーニ「あ、でも……うーん……ミーナ隊長、絶対に触っちゃ駄目って言ってたし……」
ルッキーニ「……」ウズウズ
ルッキーニ「……ちょっとだけなら、へーきかな……うしっ!」
タッタッタッ
ルッキーニ「んっしょ、んしょ。後ろからそ~っと……」
ウネウネ
ルッキーニ「あや? ……なんかネウロイから生えてる……」
ウネウネウネウネ
ルッキーニ「うえ~、きもちわるーい。うにょうにょ動いてるー」ツンツン
カパッ
ルッキーニ「わっ」
52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:48:06.892 ID:fmW6i7tU0
―――
エーリカ「お待たせー……あれ? ルッキーニ?」
シーン
エーリカ「おーい、ルッキーニ~」
シーン
エーリカ「どこ行っちゃったんだろ。結局、虫を追いかけにいっちゃったのかな」
エーリカ「探しに……行くのもまずいか。ここ、誰もいなくなっちゃうし」
エーリカ「ん~、ルッキーニのやつ~……話し相手がいないと、余計に眠くなるよ……」
エーリカ「…………ふぅ……」
エーリカ「…………………ングゥ」
エーリカ「はっ!!!」ビクッ
エーリカ「寝ちゃ駄目だ……トゥルーデに怒られる……起きてないと……」
エーリカ「…………起きて……ない、と……」
エーリカ「Zzz」
エーリカ「お待たせー……あれ? ルッキーニ?」
シーン
エーリカ「おーい、ルッキーニ~」
シーン
エーリカ「どこ行っちゃったんだろ。結局、虫を追いかけにいっちゃったのかな」
エーリカ「探しに……行くのもまずいか。ここ、誰もいなくなっちゃうし」
エーリカ「ん~、ルッキーニのやつ~……話し相手がいないと、余計に眠くなるよ……」
エーリカ「…………ふぅ……」
エーリカ「…………………ングゥ」
エーリカ「はっ!!!」ビクッ
エーリカ「寝ちゃ駄目だ……トゥルーデに怒られる……起きてないと……」
エーリカ「…………起きて……ない、と……」
エーリカ「Zzz」
53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:53:37.688 ID:fmW6i7tU0
~朝~
バルクホルン「おいハルトマン!!!!!! 起きろ!!!!!!!」
エーリカ「んぁ!?」ガバッ
バルクホルン「…………」
エーリカ「…………トゥルーデ……お、おはよー」
バルクホルン「ああ、おはよう。……見事に寝たな」
エーリカ「あーあ、やっぱ寝ちゃったか……。途中までは調子良かったのに」
バルクホルン「最後まで起きていられなければ意味が無いだろう……!」
ミーナ「ハルトマン中尉。まずは報告を聞きたいのだけど」
エーリカ「あ、ミーナもおはよう。えーっと……報告? 寝ちゃってごめん」
ミーナ「……他には?」
エーリカ「……え? 他は……異常無しかな。ネウロイに変わったところはないからさ」
バルクホルン「『異常無し』? なにを馬鹿なことを……異常しかないだろ……!」
バルクホルン「いつまでも寝ぼけていないで、よく見ろ! 明らかに球体が大きくなっているだろうが!」
エーリカ「ん~……? わっ! ほんとだ! 昨日より大きくなってる! なんでなんでー!?」
ミーナ「球体を支える柱の部分も太くなっているわ。おかげで食卓が割れてしまったようね」
エーリカ「わー! ほんとだー! どうして!?」
バルクホルン「こっちの台詞だ!!! 何故こんなことになっているんだ!?」
エーリカ「さぁ」
ミーナ「はぁ……やっぱり、人選に問題が……」
バルクホルン「おいハルトマン!!!!!! 起きろ!!!!!!!」
エーリカ「んぁ!?」ガバッ
バルクホルン「…………」
エーリカ「…………トゥルーデ……お、おはよー」
バルクホルン「ああ、おはよう。……見事に寝たな」
エーリカ「あーあ、やっぱ寝ちゃったか……。途中までは調子良かったのに」
バルクホルン「最後まで起きていられなければ意味が無いだろう……!」
ミーナ「ハルトマン中尉。まずは報告を聞きたいのだけど」
エーリカ「あ、ミーナもおはよう。えーっと……報告? 寝ちゃってごめん」
ミーナ「……他には?」
エーリカ「……え? 他は……異常無しかな。ネウロイに変わったところはないからさ」
バルクホルン「『異常無し』? なにを馬鹿なことを……異常しかないだろ……!」
バルクホルン「いつまでも寝ぼけていないで、よく見ろ! 明らかに球体が大きくなっているだろうが!」
エーリカ「ん~……? わっ! ほんとだ! 昨日より大きくなってる! なんでなんでー!?」
ミーナ「球体を支える柱の部分も太くなっているわ。おかげで食卓が割れてしまったようね」
エーリカ「わー! ほんとだー! どうして!?」
バルクホルン「こっちの台詞だ!!! 何故こんなことになっているんだ!?」
エーリカ「さぁ」
ミーナ「はぁ……やっぱり、人選に問題が……」
54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/22(土) 23:58:17.242 ID:fmW6i7tU0
芳佳「おはようございます。あれ、どうかしたんですか? 深刻そうな顔して」
リーネ「なにかあったんですか?」
ミーナ「それが……」
坂本「これは……! 黒豆ネウロイが昨日より大きくなっているな……!」
シャーリー「おわー、なんだこれ。倍くらい膨らんだんじゃないか?」
ペリーヌ「テーブルを貫いていた針の部分もかなり太くなっていますわね……いったい何が原因でこのようなことに?」
バルクホルン「不明だ。見張りが寝ていたおかげでな」ジロッ
エーリカ「えへへー、ごめん」
エイラ「ま、こんなことになる気はしてたけどサ」
シャーリー「……あれ? ルッキーニはいないの?」
バルクホルン「そうだ、ルッキーニ少尉はどうした? なぜお前ひとりなんだ?」
エーリカ「それがさぁ、ちょっと食堂を離れた隙にどっか行っちゃって……ひとりで見張りをすることに……」
バルクホルン「任務放棄か……」
エーリカ「あ、でもね、ルッキーニはやる気だったんだよ。みんなが安心して眠れるようにーって」
エーリカ「でも、部屋の明かりに集まった虫が気になってたみたいでさ」
シャーリー「あちゃー、虫を捕まえに行っちゃったわけか。今頃、どこかの木の上で眠ってるかもな」
リーネ「なにかあったんですか?」
ミーナ「それが……」
坂本「これは……! 黒豆ネウロイが昨日より大きくなっているな……!」
シャーリー「おわー、なんだこれ。倍くらい膨らんだんじゃないか?」
ペリーヌ「テーブルを貫いていた針の部分もかなり太くなっていますわね……いったい何が原因でこのようなことに?」
バルクホルン「不明だ。見張りが寝ていたおかげでな」ジロッ
エーリカ「えへへー、ごめん」
エイラ「ま、こんなことになる気はしてたけどサ」
シャーリー「……あれ? ルッキーニはいないの?」
バルクホルン「そうだ、ルッキーニ少尉はどうした? なぜお前ひとりなんだ?」
エーリカ「それがさぁ、ちょっと食堂を離れた隙にどっか行っちゃって……ひとりで見張りをすることに……」
バルクホルン「任務放棄か……」
エーリカ「あ、でもね、ルッキーニはやる気だったんだよ。みんなが安心して眠れるようにーって」
エーリカ「でも、部屋の明かりに集まった虫が気になってたみたいでさ」
シャーリー「あちゃー、虫を捕まえに行っちゃったわけか。今頃、どこかの木の上で眠ってるかもな」
56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:03:13.589 ID:pzLi5ngv0
ミーナ「姿を変えたことで、何か変化があったかもしれないわね」
坂本「ああ。コアの位置を確認してみよう………ん?」
坂本「なっ…………こ、これはっ!?」
ミーナ「どうかしたの?」
坂本「コアが無くなっている……!」
バルクホルン「なに!?」
シャーリー「な、無くなってるって……!」
芳佳「消えちゃったってことですか!?」
ペリーヌ「消えたって……いったいどこへ!?」
ミーナ「コアはネウロイにとっての心臓よ。体内から消えたとして、形態を保てるはずはないのだけど……」
坂本「……ん? あれは……。……いや、すまん。あったぞ」
ミーナ「えっ?」
エイラ「ナンダ。少佐の見間違えかヨ」
坂本「球体部分には無い。下だ。かすかにコアの光が見える。……地中へコアを降ろしたようだな」
バルクホルン「あの柱の部分はコアの通り道ということか?」
坂本「かもな」
芳佳「へー、麦わらみたい。あ、えっと、こっちでは『ストロー』って言うんだっけ」
リーネ「どうして地面の下にコアを移動させたんだろう」
エーリカ「怖くなったんじゃないの? 私が目を光らせてたんだからさ。途中までは」
坂本「ああ。コアの位置を確認してみよう………ん?」
坂本「なっ…………こ、これはっ!?」
ミーナ「どうかしたの?」
坂本「コアが無くなっている……!」
バルクホルン「なに!?」
シャーリー「な、無くなってるって……!」
芳佳「消えちゃったってことですか!?」
ペリーヌ「消えたって……いったいどこへ!?」
ミーナ「コアはネウロイにとっての心臓よ。体内から消えたとして、形態を保てるはずはないのだけど……」
坂本「……ん? あれは……。……いや、すまん。あったぞ」
ミーナ「えっ?」
エイラ「ナンダ。少佐の見間違えかヨ」
坂本「球体部分には無い。下だ。かすかにコアの光が見える。……地中へコアを降ろしたようだな」
バルクホルン「あの柱の部分はコアの通り道ということか?」
坂本「かもな」
芳佳「へー、麦わらみたい。あ、えっと、こっちでは『ストロー』って言うんだっけ」
リーネ「どうして地面の下にコアを移動させたんだろう」
エーリカ「怖くなったんじゃないの? 私が目を光らせてたんだからさ。途中までは」
57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:07:10.265 ID:pzLi5ngv0
バルクホルン「わからないことだらけだ。少しでも情報が欲しいというのに……」
エーリカ「あー、はいはい。寝ちゃってごめんって」
坂本「コアが地中へ移動したことで、より対処が難しくなったな」
ミーナ「そうね……」
芳佳「えーっと、あの! とにかく朝ご飯にしませんか? ここで悩んでてもしょうがないし」
エーリカ「賛成ー。徹夜明けでお腹空いちゃって」
バルクホルン「お前は寝ていただろう……」
エーリカ「だーから、途中までは起きてたんだってばー」
ミーナ「そうね……。ネウロイの形態変化について上へ報告するにしても、私たちがやるべきことは変わらないわ」
坂本「いつもどおり、襲撃に備えつつ鍛錬だ」
芳佳「はい! じゃあ準備しますね。行こう、リーネちゃん」
リーネ「うん」
バルクホルン「宮藤。食堂へ入る時は壁伝いにな。絶対にネウロイへ近づくなよ」
エーリカ「あー、はいはい。寝ちゃってごめんって」
坂本「コアが地中へ移動したことで、より対処が難しくなったな」
ミーナ「そうね……」
芳佳「えーっと、あの! とにかく朝ご飯にしませんか? ここで悩んでてもしょうがないし」
エーリカ「賛成ー。徹夜明けでお腹空いちゃって」
バルクホルン「お前は寝ていただろう……」
エーリカ「だーから、途中までは起きてたんだってばー」
ミーナ「そうね……。ネウロイの形態変化について上へ報告するにしても、私たちがやるべきことは変わらないわ」
坂本「いつもどおり、襲撃に備えつつ鍛錬だ」
芳佳「はい! じゃあ準備しますね。行こう、リーネちゃん」
リーネ「うん」
バルクホルン「宮藤。食堂へ入る時は壁伝いにな。絶対にネウロイへ近づくなよ」
60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:11:11.872 ID:pzLi5ngv0
坂本「おお、今日は茹でたまごがあるのか」
芳佳「補給物資の中にたまごがたくさんあったので」
エイラ「おいミヤフジ。後でサーニャの分も茹でてくれよ。黄身は半熟だからナ。固くしすぎるなよ」
芳佳「は、はい」
坂本「ふむ……」
ペリーヌ「どうかされましたか? 少佐」
坂本「ん? ああいや、たまごとあのネウロイを重ねると、大涌谷の黒たまごを思い出してな」
ペリーヌ「オオワクダニ……?」
坂本「『大涌谷』という火山地帯が扶桑にあるんだ。そこの地熱を利用してたまごを茹でると、真っ黒になってな」
リーネ「へぇ……そうなの? 芳佳ちゃん」
芳佳「うーん、聞いたことないけど……」
坂本「整備の行き届いていない立ち入り禁止区域だからな。近隣のウィッチの間で密かに流行っている、危険行為だ」
ミーナ「わざわざ危険地帯でたまごを暖めるなんて、扶桑のウィッチはどうしてそんなことをするのかしら」
坂本「まあ、一種の遊び心だろう。だが、これがなかなかうまいんだぞ? そうだ、今度茹でてきてやろう。はっはっは!」
芳佳「たまごかぁ……もしかして、あれもネウロイのたまごだったりして」
リーネ「えぇっ? ネウロイってたまごで増えるのかなぁ……?」
芳佳「ネウロイの生態ってまだよく分かってないんだよね。もしかしたら、そうかもしれないよ」
ペリーヌ「なにをおバカなことを」
芳佳「補給物資の中にたまごがたくさんあったので」
エイラ「おいミヤフジ。後でサーニャの分も茹でてくれよ。黄身は半熟だからナ。固くしすぎるなよ」
芳佳「は、はい」
坂本「ふむ……」
ペリーヌ「どうかされましたか? 少佐」
坂本「ん? ああいや、たまごとあのネウロイを重ねると、大涌谷の黒たまごを思い出してな」
ペリーヌ「オオワクダニ……?」
坂本「『大涌谷』という火山地帯が扶桑にあるんだ。そこの地熱を利用してたまごを茹でると、真っ黒になってな」
リーネ「へぇ……そうなの? 芳佳ちゃん」
芳佳「うーん、聞いたことないけど……」
坂本「整備の行き届いていない立ち入り禁止区域だからな。近隣のウィッチの間で密かに流行っている、危険行為だ」
ミーナ「わざわざ危険地帯でたまごを暖めるなんて、扶桑のウィッチはどうしてそんなことをするのかしら」
坂本「まあ、一種の遊び心だろう。だが、これがなかなかうまいんだぞ? そうだ、今度茹でてきてやろう。はっはっは!」
芳佳「たまごかぁ……もしかして、あれもネウロイのたまごだったりして」
リーネ「えぇっ? ネウロイってたまごで増えるのかなぁ……?」
芳佳「ネウロイの生態ってまだよく分かってないんだよね。もしかしたら、そうかもしれないよ」
ペリーヌ「なにをおバカなことを」
61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:15:11.624 ID:pzLi5ngv0
ミーナ「そろそろ、本部から解析班が到着する時間ね。食堂を一時明け渡すので、そのつもりで」
芳佳「あ、じゃあ急いで片づけないと」
シャーリー「おっかしいなぁ。ルッキーニのやつ、こなかったぞ」
エーリカ「一晩中虫を追っかけまわしてたんだろうし、まだ爆睡してるんじゃないかな」
エーリカ「私も眠い……ふぁ~あ。ひと眠りしよっと」
バルクホルン「ハルトマン。お前は私と一緒に周囲の見回りだ」
エーリカ「えぇ!?」
バルクホルン「基地内にネウロイが侵入したんだ。辺りに異変が無いか確認しておかねばなるまい」
バルクホルン「ほら、行くぞ」
エーリカ「ねむい~……」
シャーリー「あたしもルッキーニを探してくるかな」
ペリーヌ「宮藤さん、リーネさん。後片付けが済んだら、すぐに訓練ですわよ」
芳佳・リーネ「「 はーい 」」
芳佳「あ、じゃあ急いで片づけないと」
シャーリー「おっかしいなぁ。ルッキーニのやつ、こなかったぞ」
エーリカ「一晩中虫を追っかけまわしてたんだろうし、まだ爆睡してるんじゃないかな」
エーリカ「私も眠い……ふぁ~あ。ひと眠りしよっと」
バルクホルン「ハルトマン。お前は私と一緒に周囲の見回りだ」
エーリカ「えぇ!?」
バルクホルン「基地内にネウロイが侵入したんだ。辺りに異変が無いか確認しておかねばなるまい」
バルクホルン「ほら、行くぞ」
エーリカ「ねむい~……」
シャーリー「あたしもルッキーニを探してくるかな」
ペリーヌ「宮藤さん、リーネさん。後片付けが済んだら、すぐに訓練ですわよ」
芳佳・リーネ「「 はーい 」」
64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:19:06.205 ID:pzLi5ngv0
~基地周辺~
バルクホルン「異常無し。よし、次だ」
エーリカ「私の眠気が異常だよ~。トゥルーデー」
バルクホルン「お前はどれだけ眠れば気が済むんだ……」
エーリカ「満足するまで」
バルクホルン「まったく……おい、そっちじゃない。こっちだ」
エーリカ「ええ? あんな方も見るの? 普段誰も近寄らないじゃん」
バルクホルン「だからこそだ」
エーリカ「物好きだなぁ」
バルクホルン「アドリア海の沿岸部は複雑な地形が多いと聞いたことがある。現に、細部を見落としがちだろう」
バルクホルン「こういう機会に、きちんと確認しておくべきだ」
エーリカ「はいはい」
バルクホルン「異常無し。よし、次だ」
エーリカ「私の眠気が異常だよ~。トゥルーデー」
バルクホルン「お前はどれだけ眠れば気が済むんだ……」
エーリカ「満足するまで」
バルクホルン「まったく……おい、そっちじゃない。こっちだ」
エーリカ「ええ? あんな方も見るの? 普段誰も近寄らないじゃん」
バルクホルン「だからこそだ」
エーリカ「物好きだなぁ」
バルクホルン「アドリア海の沿岸部は複雑な地形が多いと聞いたことがある。現に、細部を見落としがちだろう」
バルクホルン「こういう機会に、きちんと確認しておくべきだ」
エーリカ「はいはい」
66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:23:15.964 ID:pzLi5ngv0
シャーリー「おーい! ルッキーニ! もうとっくに朝だぞー! おーい!」
シャーリー「変だな……いつもなら、そろそろ見つかってもいいはずなんだけど」
シャーリー「ルッキーニー! 返事しろー!」
バルクホルン「む? こんなところに洞窟があったのか」
エーリカ「うえ……なんか出てきそう」
バルクホルン「下り坂になっているな……方向からして、基地の下へ通じているようだが」
シャーリー「ルッキーニー!」
エーリカ「あ、シャーリーだ」
シャーリー「あれ? なんだよ、見つけたのはカールスラントのおふたりさんか」
バルクホルン「ルッキーニはまだ見つからないのか?」
シャーリー「まあね。目ぼしいとこは全部見たんだけど、空振りだった」
エーリカ「この中にいたりして」
シャーリー「この中って……洞窟か? こんなのあったんだな。でも、ここにはいないと思うよ」
シャーリー「ルッキーニは好奇心旺盛だけど、こういう閉鎖的な暗がりはあんま好きじゃないからさ」
エーリカ「まあ、好きな人はいないよね」
バルクホルン「よし、中を探索してみよう」
エーリカ「ええ~! やめようよー」
シャーリー「変だな……いつもなら、そろそろ見つかってもいいはずなんだけど」
シャーリー「ルッキーニー! 返事しろー!」
バルクホルン「む? こんなところに洞窟があったのか」
エーリカ「うえ……なんか出てきそう」
バルクホルン「下り坂になっているな……方向からして、基地の下へ通じているようだが」
シャーリー「ルッキーニー!」
エーリカ「あ、シャーリーだ」
シャーリー「あれ? なんだよ、見つけたのはカールスラントのおふたりさんか」
バルクホルン「ルッキーニはまだ見つからないのか?」
シャーリー「まあね。目ぼしいとこは全部見たんだけど、空振りだった」
エーリカ「この中にいたりして」
シャーリー「この中って……洞窟か? こんなのあったんだな。でも、ここにはいないと思うよ」
シャーリー「ルッキーニは好奇心旺盛だけど、こういう閉鎖的な暗がりはあんま好きじゃないからさ」
エーリカ「まあ、好きな人はいないよね」
バルクホルン「よし、中を探索してみよう」
エーリカ「ええ~! やめようよー」
68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:27:26.763 ID:pzLi5ngv0
バルクホルン「この様子だと、まだ誰も中を検めていないだろう。我々が確認しないでどうする」
エーリカ「だって暗いし、ジメジメしてるしさー」
バルクホルン「そのくらいなんだ。さあ、行こう」
ズリッ
バルクホルン「ぬあっ」
ドテン
エーリカ「わあ! トゥルーデ大丈夫!?」
バルクホルン「だ、大丈夫だ……」
シャーリー「おいおい、見事な滑りっぷりだったな」
ヌメヌメ
シャーリー「ははぁ、こりゃコケだ。下手に足を踏み入れたら危なそうだし……引き返したほうがいいよ」
バルクホルン「くっ……足を捻ってしまった……不甲斐ないが、撤退だ……」
エーリカ「ほら、おんぶしたげるよ」
バルクホルン「すまない……」
エーリカ「だって暗いし、ジメジメしてるしさー」
バルクホルン「そのくらいなんだ。さあ、行こう」
ズリッ
バルクホルン「ぬあっ」
ドテン
エーリカ「わあ! トゥルーデ大丈夫!?」
バルクホルン「だ、大丈夫だ……」
シャーリー「おいおい、見事な滑りっぷりだったな」
ヌメヌメ
シャーリー「ははぁ、こりゃコケだ。下手に足を踏み入れたら危なそうだし……引き返したほうがいいよ」
バルクホルン「くっ……足を捻ってしまった……不甲斐ないが、撤退だ……」
エーリカ「ほら、おんぶしたげるよ」
バルクホルン「すまない……」
71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:32:36.304 ID:pzLi5ngv0
エーリカ「宮藤ー」
芳佳「あれ、どうしたんですか? バルクホルンさん、おんぶなんてしてもらって」
バルクホルン「こ、これはだな……」
エーリカ「足捻っちゃったんだ。ちょっと見てくれる?」
芳佳「えっ、大変! 見せてください!」
ペリーヌ「それは災難でしたわね」
シャーリー「ルッキーニは見つからないし、困ったもんさ」
芳佳「どうですか?」
バルクホルン「ああ、すっかり良くなった。ありがとう」
芳佳「えへへ」
ミーナ「あら、みんな揃ってどうかしたの?」
エーリカ「それがさ、トゥルーデがステーンって!」
バルクホルン「な、なんでもないんだ! ミーナこそ、どうしたんだ? 何か用があって来たんだろう?」
ミーナ「用というほどではないのよ。解析班が引き上げたことを伝えにきただけだから」
バルクホルン「そうか、調査は終了したんだな」
リーネ「でも……まだ食堂にはネウロイがいるんですよね?」
ミーナ「ええ」
芳佳「あれ、どうしたんですか? バルクホルンさん、おんぶなんてしてもらって」
バルクホルン「こ、これはだな……」
エーリカ「足捻っちゃったんだ。ちょっと見てくれる?」
芳佳「えっ、大変! 見せてください!」
ペリーヌ「それは災難でしたわね」
シャーリー「ルッキーニは見つからないし、困ったもんさ」
芳佳「どうですか?」
バルクホルン「ああ、すっかり良くなった。ありがとう」
芳佳「えへへ」
ミーナ「あら、みんな揃ってどうかしたの?」
エーリカ「それがさ、トゥルーデがステーンって!」
バルクホルン「な、なんでもないんだ! ミーナこそ、どうしたんだ? 何か用があって来たんだろう?」
ミーナ「用というほどではないのよ。解析班が引き上げたことを伝えにきただけだから」
バルクホルン「そうか、調査は終了したんだな」
リーネ「でも……まだ食堂にはネウロイがいるんですよね?」
ミーナ「ええ」
72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:35:25.350 ID:pzLi5ngv0
芳佳「なにか分かったんですか? その、解決策とか……」
ミーナ「どうかしら……正直、期待はできないでしょうね。そもそも、ネウロイに関しては分からないことが多過ぎるの」
リーネ「コアを破壊すると、全部消えちゃうから……」
芳佳「そっか。生きてる状態で捕まえてみないことには、詳しく調べられないんだね」
シャーリー「つっても、あんな危ないのを生け捕りなんてできっこないし」
ミーナ「ええ。だからこそ、今回の件を上層部は貴重な機会だと考えているらしいの」
バルクホルン「研究材料、というわけか」
ミーナ「しばらくは本部の人員が行き来することになるでしょうね」
ペリーヌ「その間、ネウロイは放置……ということですか?」
ミーナ「ええ」
バルクホルン「くそ……敵と同じ屋根の下で過ごし続けろというのか……!」
リーネ「あの、今夜の見張りはどうするんですか?」
エーリカ「私はヤダ! 絶対ヤダ!」
ミーナ「そうね。そこは私も賛成よ」
エーリカ「やったね!」
バルクホルン「誇らしげにするな!」
ミーナ「どうかしら……正直、期待はできないでしょうね。そもそも、ネウロイに関しては分からないことが多過ぎるの」
リーネ「コアを破壊すると、全部消えちゃうから……」
芳佳「そっか。生きてる状態で捕まえてみないことには、詳しく調べられないんだね」
シャーリー「つっても、あんな危ないのを生け捕りなんてできっこないし」
ミーナ「ええ。だからこそ、今回の件を上層部は貴重な機会だと考えているらしいの」
バルクホルン「研究材料、というわけか」
ミーナ「しばらくは本部の人員が行き来することになるでしょうね」
ペリーヌ「その間、ネウロイは放置……ということですか?」
ミーナ「ええ」
バルクホルン「くそ……敵と同じ屋根の下で過ごし続けろというのか……!」
リーネ「あの、今夜の見張りはどうするんですか?」
エーリカ「私はヤダ! 絶対ヤダ!」
ミーナ「そうね。そこは私も賛成よ」
エーリカ「やったね!」
バルクホルン「誇らしげにするな!」
73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:39:51.364 ID:pzLi5ngv0
~夜~
エイラ「ハァ~……なんでツンツン眼鏡と……サーニャが良かったのにナー……」
ペリーヌ「仕方ありませんでしょう! サーニャさんは哨戒任務があるんですから!」
ペリーヌ「だいたい、わたくしだって坂本少佐と……はぁ、くじ運がありませんわね……」
エイラ「なあ、見張りはお前に任せるからサ。私はサーニャを追っかけてもいいか?」
ペリーヌ「駄目に決まっているでしょう! そんなことをしたら、即刻、中佐に言いつけますわよ」
エイラ「うぇ! じょ、冗談ダロ? 本気にすんなよナー。まったく……」
ペリーヌ「冗談に聞こえませんでしたわ」
エイラ「……」
ペリーヌ「……」
エイラ「……退屈ダナー」
ペリーヌ「…………ふぁ」
エイラ「オイ! ネルナー!」
ペリーヌ「きゃあ! な、なんですの!? 急に大声を出さないでくださいまし!」
エイラ「おまえが寝ようとしてたからダロ!」
ペリーヌ「わ、わたくしが!? 御冗談を! 任務を放棄して眠りこけるだなんて、そのようなこと、絶対にありえませんわ!」
エイラ「ホントかー? 時々サーニャの哨戒に付き合ってる私は慣れてるけど、そっちは不慣れなんじゃないか?」
ペリーヌ「なんてことありませんわ」
エイラ「ハァ~……なんでツンツン眼鏡と……サーニャが良かったのにナー……」
ペリーヌ「仕方ありませんでしょう! サーニャさんは哨戒任務があるんですから!」
ペリーヌ「だいたい、わたくしだって坂本少佐と……はぁ、くじ運がありませんわね……」
エイラ「なあ、見張りはお前に任せるからサ。私はサーニャを追っかけてもいいか?」
ペリーヌ「駄目に決まっているでしょう! そんなことをしたら、即刻、中佐に言いつけますわよ」
エイラ「うぇ! じょ、冗談ダロ? 本気にすんなよナー。まったく……」
ペリーヌ「冗談に聞こえませんでしたわ」
エイラ「……」
ペリーヌ「……」
エイラ「……退屈ダナー」
ペリーヌ「…………ふぁ」
エイラ「オイ! ネルナー!」
ペリーヌ「きゃあ! な、なんですの!? 急に大声を出さないでくださいまし!」
エイラ「おまえが寝ようとしてたからダロ!」
ペリーヌ「わ、わたくしが!? 御冗談を! 任務を放棄して眠りこけるだなんて、そのようなこと、絶対にありえませんわ!」
エイラ「ホントかー? 時々サーニャの哨戒に付き合ってる私は慣れてるけど、そっちは不慣れなんじゃないか?」
ペリーヌ「なんてことありませんわ」
74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:44:20.599 ID:pzLi5ngv0
ペリーヌ「Zzz」
エイラ「寝てんじゃねえカー!!!」
ペリーヌ「ひゃあ!?」
エイラ「寝るナヨー!」
ペリーヌ「や、やだ、わたくしとしたことが……!」
エイラ「しっかりしろよナー。もー」
ペリーヌ「ふぁ……ダメですわね……ただ丸っこい物を眺めているだけというのは、どうにも」
エイラ「そうやって中尉たちは失敗したんダ」
ペリーヌ「え、ええ。そうですわね。少佐の期待を裏切らないためにも、しっかりしないと……!」
ウネウネ
エイラ「あん?」
ペリーヌ「? どうかしまして?」
エイラ「いや……ネウロイにあんなモン、生えてたか?」
ペリーヌ「あんなもの……?」
エイラ「ほら。上の方に、なんかニョロっとしたのが生えてないか?」
ペリーヌ「ん~……? たしかに……なにか、生えているようですわね」
エイラ「寝てんじゃねえカー!!!」
ペリーヌ「ひゃあ!?」
エイラ「寝るナヨー!」
ペリーヌ「や、やだ、わたくしとしたことが……!」
エイラ「しっかりしろよナー。もー」
ペリーヌ「ふぁ……ダメですわね……ただ丸っこい物を眺めているだけというのは、どうにも」
エイラ「そうやって中尉たちは失敗したんダ」
ペリーヌ「え、ええ。そうですわね。少佐の期待を裏切らないためにも、しっかりしないと……!」
ウネウネ
エイラ「あん?」
ペリーヌ「? どうかしまして?」
エイラ「いや……ネウロイにあんなモン、生えてたか?」
ペリーヌ「あんなもの……?」
エイラ「ほら。上の方に、なんかニョロっとしたのが生えてないか?」
ペリーヌ「ん~……? たしかに……なにか、生えているようですわね」
75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:48:27.889 ID:pzLi5ngv0
エイラ「さっきまでは生えてなかったはずだよナ? よし、近くで見てみるか」
ペリーヌ「ちょ、ちょっとエイラさん! 近づいたら危ないでしょう!」
エイラ「でも気になるダロー?」
ペリーヌ「それはたしかに、そうですけど……」
ウネウネウネ
エイラ「触手か……?」
ペリーヌ「ええ……でも、ネウロイからあのようなものが生えたなんて、聞いたことありませんわ」
エイラ「ヨシ、つっついてみよう」
ペリーヌ「なぁっ! おやめなさい!」
エイラ「ナンダヨー。ビビってんのかー?」
ペリーヌ「び、ビビってなんて! どうってことありませんわよ! このくらい!」
エイラ「だったらいいダロー? 私の未来予測によると、悪い予感は無いからサ」
ペリーヌ「それ、当てになるんですの?」
エイラ「ナンダヨー。疑ってんのかー? いいから棒切れでも探せっテ」
ペリーヌ「ちょ、ちょっとエイラさん! 近づいたら危ないでしょう!」
エイラ「でも気になるダロー?」
ペリーヌ「それはたしかに、そうですけど……」
ウネウネウネ
エイラ「触手か……?」
ペリーヌ「ええ……でも、ネウロイからあのようなものが生えたなんて、聞いたことありませんわ」
エイラ「ヨシ、つっついてみよう」
ペリーヌ「なぁっ! おやめなさい!」
エイラ「ナンダヨー。ビビってんのかー?」
ペリーヌ「び、ビビってなんて! どうってことありませんわよ! このくらい!」
エイラ「だったらいいダロー? 私の未来予測によると、悪い予感は無いからサ」
ペリーヌ「それ、当てになるんですの?」
エイラ「ナンダヨー。疑ってんのかー? いいから棒切れでも探せっテ」
80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:52:22.935 ID:pzLi5ngv0
エイラ「ヨシ。このモップでイイナ」
ペリーヌ「あ、あまり刺激しないように……」
エイラ「ダイジョブだって。ホーレ」
ツンツン
パカッ
エイラ「オ」
ペリーヌ「あら」
「ォォォォォォン」
パックン
エイラ「オオ」
ペリーヌ「あらあら」
ペリーヌ「あ、あまり刺激しないように……」
エイラ「ダイジョブだって。ホーレ」
ツンツン
パカッ
エイラ「オ」
ペリーヌ「あら」
「ォォォォォォン」
パックン
エイラ「オオ」
ペリーヌ「あらあら」
81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 00:56:39.232 ID:pzLi5ngv0
エイラ「……」
ペリーヌ「……」
エイラ「口みたいに開いたナ」
ペリーヌ「ええ。パックリと、開きましたわ」
エイラ「……」
ペリーヌ「……」
エイラ「モップを奪われたナ」
ペリーヌ「ええ。食べられてしまいましたわ」
エイラ「……」
ペリーヌ「……」
エイラ「モップが食われたアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」
ペリーヌ「いやああああああああああああああああっ!!!!!」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
ペリーヌ「……」
エイラ「口みたいに開いたナ」
ペリーヌ「ええ。パックリと、開きましたわ」
エイラ「……」
ペリーヌ「……」
エイラ「モップを奪われたナ」
ペリーヌ「ええ。食べられてしまいましたわ」
エイラ「……」
ペリーヌ「……」
エイラ「モップが食われたアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」
ペリーヌ「いやああああああああああああああああっ!!!!!」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:00:53.541 ID:pzLi5ngv0
ミーナ「Zzz」
ウワアアアア キャアアアア モップガクワレタアアアアア
ミーナ「……んん? なにかしら……」
バタンッ
エイラ「ミーナ中佐ァー!!!」
ペリーヌ「中佐!!! た、大変ですわ! 大変! 一大事ですわぁ!!!」
エイラ「ウワアアアアアアアア!!!!」
ペリーヌ「おぞましぃぃぃぃ!!!!」
ミーナ「ど、どうしたの!? ふたりとも落ち着いて!!!」
エイラ「じ、実は、ソノ……」
ペリーヌ「ね、ネウロイが、大きな口を開けて……!」
ミーナ「ネウロイが……? エイラさん、ペリーヌさん。冷静に、何が起きたかを説明して」
エイラ「そ、その……そう! モップが喰われたんダ!!! ニョロニョロしてたからつっついて、そしたら……!」
ペリーヌ「パクリと! ひと口ですわ! ……まるでハエトリグサのように……!」
ミーナ「ニョロニョロ……? ハエトリグサ……?」
エイラ「いいからきてくれ!」
ペリーヌ「こっちですわ! さあ!」
ウワアアアア キャアアアア モップガクワレタアアアアア
ミーナ「……んん? なにかしら……」
バタンッ
エイラ「ミーナ中佐ァー!!!」
ペリーヌ「中佐!!! た、大変ですわ! 大変! 一大事ですわぁ!!!」
エイラ「ウワアアアアアアアア!!!!」
ペリーヌ「おぞましぃぃぃぃ!!!!」
ミーナ「ど、どうしたの!? ふたりとも落ち着いて!!!」
エイラ「じ、実は、ソノ……」
ペリーヌ「ね、ネウロイが、大きな口を開けて……!」
ミーナ「ネウロイが……? エイラさん、ペリーヌさん。冷静に、何が起きたかを説明して」
エイラ「そ、その……そう! モップが喰われたんダ!!! ニョロニョロしてたからつっついて、そしたら……!」
ペリーヌ「パクリと! ひと口ですわ! ……まるでハエトリグサのように……!」
ミーナ「ニョロニョロ……? ハエトリグサ……?」
エイラ「いいからきてくれ!」
ペリーヌ「こっちですわ! さあ!」
86: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:04:23.228 ID:pzLi5ngv0
シャーリー「おいおい、騒がしいから来てみれば、いったいなんだ?」
坂本「どうした?」
バルクホルン「ネウロイに何か変化があったのか?」
芳佳「ふあぁ……あれ、でも昨日と何も変わってないように見えるけど……」
リーネ「うん……」
サーニャ「どうしたの、エイラ」
エイラ「聞いてくれよサーニャ~! ネウロイがモップを喰ったんダァ~!」
シャーリー「よく分かんないんだけど」
坂本「説明してくれ。ペリーヌ」
ペリーヌ「は、はい。えっと……ネウロイの頭部に、触手のようなものが見えませんか?」
ミーナ「触手……?」
ウネウネ
坂本「あれは……! あんなもの、生えていたか?」
ペリーヌ「わたしくたちも、さきほど気がつきました」
芳佳「へぇ~、なんだろうアレ」
リーネ「なんだか気味が悪いね、芳佳ちゃん」
坂本「どうした?」
バルクホルン「ネウロイに何か変化があったのか?」
芳佳「ふあぁ……あれ、でも昨日と何も変わってないように見えるけど……」
リーネ「うん……」
サーニャ「どうしたの、エイラ」
エイラ「聞いてくれよサーニャ~! ネウロイがモップを喰ったんダァ~!」
シャーリー「よく分かんないんだけど」
坂本「説明してくれ。ペリーヌ」
ペリーヌ「は、はい。えっと……ネウロイの頭部に、触手のようなものが見えませんか?」
ミーナ「触手……?」
ウネウネ
坂本「あれは……! あんなもの、生えていたか?」
ペリーヌ「わたしくたちも、さきほど気がつきました」
芳佳「へぇ~、なんだろうアレ」
リーネ「なんだか気味が悪いね、芳佳ちゃん」
88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:08:24.687 ID:pzLi5ngv0
バルクホルン「解析班から報告は受けていないのか?」
ミーナ「ええ。昼間は生えていなかったんじゃないかしら」
エーリカ「で? あのウニウニって何なの?」
ペリーヌ「それが……」
エイラ「まあ見ててくれヨ。オーイ、誰か長い棒を貸してくれー」
坂本「ん? ではこの烈風丸を」
ペリーヌ「しょ、少佐! いけません!」
エイラ「いや、それは流石にやめておいた方が……」
芳佳「あっ、ここに箒がありますよ。どうぞ」
エイラ「ヨシ。じゃあ見てろヨ。すごいかんナ」
ツンツン
パカッ
「ォォォォォォン」
パックン
リーネ「えっ……」
坂本「こ、これは……! 箒を喰ったのか……?」
ミーナ「ええ。昼間は生えていなかったんじゃないかしら」
エーリカ「で? あのウニウニって何なの?」
ペリーヌ「それが……」
エイラ「まあ見ててくれヨ。オーイ、誰か長い棒を貸してくれー」
坂本「ん? ではこの烈風丸を」
ペリーヌ「しょ、少佐! いけません!」
エイラ「いや、それは流石にやめておいた方が……」
芳佳「あっ、ここに箒がありますよ。どうぞ」
エイラ「ヨシ。じゃあ見てろヨ。すごいかんナ」
ツンツン
パカッ
「ォォォォォォン」
パックン
リーネ「えっ……」
坂本「こ、これは……! 箒を喰ったのか……?」
90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:12:30.093 ID:pzLi5ngv0
バルクホルン「あのニョロニョロを刺激すると口が開き、対象を捕食するようになっている……ということか」
リーネ「ひぇ~」
芳佳「なんか、こ、怖いね……」
サーニャ「ええ……すごく、怖い……」
エイラ「っ! サ、サーニャ、大丈夫だかんナ! サーニャは私が守ってやる!」
エーリカ「ネウロイって口があったんだー」
坂本「ふむ……あの触手は、獲物を誘い出す餌のようなものかもしれんな」
シャーリー「あの、さ」
坂本「ん? どうした、シャーリー」
シャーリー「すっご~く、嫌な予感がするんだけど……」
バルクホルン「嫌な予感?」
シャーリー「実はさ……まだ、ルッキーニが帰ってこないんだよ」
芳佳「え? そ、そうなんですか!?」
シャーリー「今も、外を探してたんだけど……見つからないんだ。さっぱり」
シャーリー「で、今の捕食シーンだろ……? これって、つまりさ……」
エーリカ「……えっ」
坂本「まさか……!」
ミーナ「そんな……!」
リーネ「それって……つまり……」
芳佳「ルッキーニちゃん、食べられちゃったかもしれないってこと……?」
リーネ「ひぇ~」
芳佳「なんか、こ、怖いね……」
サーニャ「ええ……すごく、怖い……」
エイラ「っ! サ、サーニャ、大丈夫だかんナ! サーニャは私が守ってやる!」
エーリカ「ネウロイって口があったんだー」
坂本「ふむ……あの触手は、獲物を誘い出す餌のようなものかもしれんな」
シャーリー「あの、さ」
坂本「ん? どうした、シャーリー」
シャーリー「すっご~く、嫌な予感がするんだけど……」
バルクホルン「嫌な予感?」
シャーリー「実はさ……まだ、ルッキーニが帰ってこないんだよ」
芳佳「え? そ、そうなんですか!?」
シャーリー「今も、外を探してたんだけど……見つからないんだ。さっぱり」
シャーリー「で、今の捕食シーンだろ……? これって、つまりさ……」
エーリカ「……えっ」
坂本「まさか……!」
ミーナ「そんな……!」
リーネ「それって……つまり……」
芳佳「ルッキーニちゃん、食べられちゃったかもしれないってこと……?」
92: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:16:03.758 ID:pzLi5ngv0
シャーリー「は、ははは……いやー、まさかそんな……」
シャーリー「……な、なあ、ルッキーニが……食われたなんてさ……」
シャーリー「ルッキーニ……ルッキーニ……! そ、そこにいるのか……?」
シャーリー「おい! ルッキーニ!!!!!!!!!」
ガシッ
ダンダンダンッ
シャーリー「ルッキーニぃ!!!! 返事しろぉ!!!!!」
ミーナ「シャーリーさん!!!」
坂本「危険だ!!! やめろシャーリー!!!」
バルクホルン「冷静になれ!!!」
シャーリー「冷静でいられるか!!! ルッキーニがこいつに食われちまったかもしれないんだぞ!?」
シャーリー「くそっ!!! ルッキーニィ!!! こいつ!!! 吐き出せぇ!!!!」
坂本「シャーリーをネウロイから引き離せっ!」
芳佳「シャーリーさん!」
リーネ「危険です~!」
シャーリー「……な、なあ、ルッキーニが……食われたなんてさ……」
シャーリー「ルッキーニ……ルッキーニ……! そ、そこにいるのか……?」
シャーリー「おい! ルッキーニ!!!!!!!!!」
ガシッ
ダンダンダンッ
シャーリー「ルッキーニぃ!!!! 返事しろぉ!!!!!」
ミーナ「シャーリーさん!!!」
坂本「危険だ!!! やめろシャーリー!!!」
バルクホルン「冷静になれ!!!」
シャーリー「冷静でいられるか!!! ルッキーニがこいつに食われちまったかもしれないんだぞ!?」
シャーリー「くそっ!!! ルッキーニィ!!! こいつ!!! 吐き出せぇ!!!!」
坂本「シャーリーをネウロイから引き離せっ!」
芳佳「シャーリーさん!」
リーネ「危険です~!」
93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:20:57.958 ID:pzLi5ngv0
シャーリー「悪かった……少しパニックになってたよ……」
バルクホルン「いや、無理もないだろう……皆、同じ気持ちだ……」
芳佳「ルッキーニちゃん……」
坂本「仮にルッキーニがネウロイに取り込まれたとして、コアと一緒に地下へ運ばれたと考えるのが妥当だろうな」
ミーナ「そうね……」
リーネ「いったい何が目的なんでしょう」
坂本「食事の目的と言ったら、エネルギー補給だろうが……」
シャーリー「……!」
ミーナ「ちょっと、美緒っ」
坂本「あ、いや、すまない……」
シャーリー「ルッキーニ……」
芳佳「た、助けに行きましょう! 仲間のピンチです!!! 私、このままじっとしているなんて、嫌です!!!」
ペリーヌ「宮藤さん……まったく、あなたという人は。相変わらずですわね」
坂本「……ああ。そうだな、宮藤。当然だ」
バルクホルン「元々、私は敵を目前にして放置という現状が気に食わなかったんだ。撃破する意向に異議などあるはずがない」
リーネ「絶対にルッキーニちゃんを助けようね!」
芳佳「うん!」
ペリーヌ「ですけど、いったいどうやって……敵のコアは地中にあるのでしょう?」
エーリカ「掘っていけばいいじゃん」
バルクホルン「無茶を言うな。ここ一帯の地盤は硬い。単なる穴掘りとはわけが違うぞ」
バルクホルン「いや、無理もないだろう……皆、同じ気持ちだ……」
芳佳「ルッキーニちゃん……」
坂本「仮にルッキーニがネウロイに取り込まれたとして、コアと一緒に地下へ運ばれたと考えるのが妥当だろうな」
ミーナ「そうね……」
リーネ「いったい何が目的なんでしょう」
坂本「食事の目的と言ったら、エネルギー補給だろうが……」
シャーリー「……!」
ミーナ「ちょっと、美緒っ」
坂本「あ、いや、すまない……」
シャーリー「ルッキーニ……」
芳佳「た、助けに行きましょう! 仲間のピンチです!!! 私、このままじっとしているなんて、嫌です!!!」
ペリーヌ「宮藤さん……まったく、あなたという人は。相変わらずですわね」
坂本「……ああ。そうだな、宮藤。当然だ」
バルクホルン「元々、私は敵を目前にして放置という現状が気に食わなかったんだ。撃破する意向に異議などあるはずがない」
リーネ「絶対にルッキーニちゃんを助けようね!」
芳佳「うん!」
ペリーヌ「ですけど、いったいどうやって……敵のコアは地中にあるのでしょう?」
エーリカ「掘っていけばいいじゃん」
バルクホルン「無茶を言うな。ここ一帯の地盤は硬い。単なる穴掘りとはわけが違うぞ」
94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:24:42.447 ID:pzLi5ngv0
シャーリー「……! そうだ……あの洞窟……!」
坂本「ん? なにか心当たりでもあるのか?」
バルクホルン「洞窟? そうか……!」
エーリカ「あっ、たしかにあそこなら」
ミーナ「いったい何のことかしら」
シャーリー「実は昨日、この基地の近くで洞窟を見つけたんです」
バルクホルン「穴の伸びる方向からして、この基地の真下へ続いている可能性が高い」
バルクホルン「その洞窟を探索すれば、ネウロイのコアに近づけるかもしれないということだ」
芳佳「行きましょう!!!」
エイラ「今からか? こんな時間だし、外はすっごく暗いぞ。まして洞窟じゃ……」
ミーナ「そうね……けど、事態は一刻を争うわ。捕食シーンを観測したことで、間違いなく危険度も増した。放置はできません」
坂本「よし! そうと決まればすぐに向かうぞ!」
「「「 了解! 」」」
坂本「ん? なにか心当たりでもあるのか?」
バルクホルン「洞窟? そうか……!」
エーリカ「あっ、たしかにあそこなら」
ミーナ「いったい何のことかしら」
シャーリー「実は昨日、この基地の近くで洞窟を見つけたんです」
バルクホルン「穴の伸びる方向からして、この基地の真下へ続いている可能性が高い」
バルクホルン「その洞窟を探索すれば、ネウロイのコアに近づけるかもしれないということだ」
芳佳「行きましょう!!!」
エイラ「今からか? こんな時間だし、外はすっごく暗いぞ。まして洞窟じゃ……」
ミーナ「そうね……けど、事態は一刻を争うわ。捕食シーンを観測したことで、間違いなく危険度も増した。放置はできません」
坂本「よし! そうと決まればすぐに向かうぞ!」
「「「 了解! 」」」
95: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:28:44.772 ID:pzLi5ngv0
~洞窟~
エーリカ「うわぁ~、真っ暗……」
バルクホルン「月明かりが木々に遮られているからな。ほぼ見えん」
坂本「私の魔眼である程度は見えるが」
サーニャ「あの……私も、サポートします」
坂本「お! さすがナイトウィッチだ、心強いな! はっはっは! では、先頭はサーニャに任せよう!」
ミーナ「お願いできるかしら、サーニャさん」
サーニャ「はい」
エイラ「お、お、サーニャ、大丈夫か? 無理スンナ? 怖くなったら私に言えよ? すぐに――」
ズルッ
エイラ「ヌアアアアアアッ」
ドテン
サーニャ「エイラ……!」
エイラ「イテテ……クソ、滑った……」
ペリーヌ「まったく、何をしてらっしゃいますの」
エイラ「すごく暗いんだからしかたないだろ……。お前が周りを照らせよ。電気使えんだからサ」
ペリーヌ「無茶をおっしゃらないでください」
バルクホルン「足元がすべりやすくなっているから気をつけろ!」
エーリカ「やらかした本人が言うんだから説得力あるよね」
バルクホルン「ぐっ……宮藤、気をつけろよ」
芳佳「は、はい!」
エーリカ「うわぁ~、真っ暗……」
バルクホルン「月明かりが木々に遮られているからな。ほぼ見えん」
坂本「私の魔眼である程度は見えるが」
サーニャ「あの……私も、サポートします」
坂本「お! さすがナイトウィッチだ、心強いな! はっはっは! では、先頭はサーニャに任せよう!」
ミーナ「お願いできるかしら、サーニャさん」
サーニャ「はい」
エイラ「お、お、サーニャ、大丈夫か? 無理スンナ? 怖くなったら私に言えよ? すぐに――」
ズルッ
エイラ「ヌアアアアアアッ」
ドテン
サーニャ「エイラ……!」
エイラ「イテテ……クソ、滑った……」
ペリーヌ「まったく、何をしてらっしゃいますの」
エイラ「すごく暗いんだからしかたないだろ……。お前が周りを照らせよ。電気使えんだからサ」
ペリーヌ「無茶をおっしゃらないでください」
バルクホルン「足元がすべりやすくなっているから気をつけろ!」
エーリカ「やらかした本人が言うんだから説得力あるよね」
バルクホルン「ぐっ……宮藤、気をつけろよ」
芳佳「は、はい!」
96: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:32:45.668 ID:pzLi5ngv0
サーニャ「大きな段差があります、気を付けてください」
坂本「うむ」
芳佳「へー、すごいねサーニャちゃん。こんな暗闇なのに、周りがハッキリ見えてるみたい」
サーニャ「見えてはいないの。短波の跳ね返りで予測してるだけで」
リーネ「凄い……! コウモリみたい……!」
エイラ「オイ、それって褒めてるのかー?」
坂本「はっはっは! コウモリは音波で周囲の状況を確認するらしいからな。たしかに似ている!」
シャーリー「待ってろよ、ルッキーニ……」
バルクホルン「ぬおっ」
ズリッ
シャーリー「うおっと、あっぶねー。気をつけろよ、バルクホルン」
バルクホルン「す、すまない」
エーリカ「トゥルーデは普段から胸張って勢いよく歩くから滑るんだよ」
バルクホルン「なっ! わ、私は慎重に歩いているつもりだ……!」
シャーリー「ほら、不安ならあたしの肩に手を置くか? 転びそうになった時、踏ん張ってやるからさ」
バルクホルン「ひ、必要ない!」
シャーリー「あっそ。素直じゃないなー」
坂本「うむ」
芳佳「へー、すごいねサーニャちゃん。こんな暗闇なのに、周りがハッキリ見えてるみたい」
サーニャ「見えてはいないの。短波の跳ね返りで予測してるだけで」
リーネ「凄い……! コウモリみたい……!」
エイラ「オイ、それって褒めてるのかー?」
坂本「はっはっは! コウモリは音波で周囲の状況を確認するらしいからな。たしかに似ている!」
シャーリー「待ってろよ、ルッキーニ……」
バルクホルン「ぬおっ」
ズリッ
シャーリー「うおっと、あっぶねー。気をつけろよ、バルクホルン」
バルクホルン「す、すまない」
エーリカ「トゥルーデは普段から胸張って勢いよく歩くから滑るんだよ」
バルクホルン「なっ! わ、私は慎重に歩いているつもりだ……!」
シャーリー「ほら、不安ならあたしの肩に手を置くか? 転びそうになった時、踏ん張ってやるからさ」
バルクホルン「ひ、必要ない!」
シャーリー「あっそ。素直じゃないなー」
97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:36:07.622 ID:pzLi5ngv0
サーニャ「……!」
坂本「どうした、サーニャ」
サーニャ「前方に、ひらけた空間があります」
エイラ「出口か?」
サーニャ「ううん、外に通じてるわけじゃないみたい」
芳佳「あれ……なんだか、赤い光が……」
リーネ「ほんとだ……!」
ペリーヌ「あの光は……坂本少佐!」
坂本「うむ。どうやら、当たりだ」
ミーナ「……みんな、注意して」
坂本「どうした、サーニャ」
サーニャ「前方に、ひらけた空間があります」
エイラ「出口か?」
サーニャ「ううん、外に通じてるわけじゃないみたい」
芳佳「あれ……なんだか、赤い光が……」
リーネ「ほんとだ……!」
ペリーヌ「あの光は……坂本少佐!」
坂本「うむ。どうやら、当たりだ」
ミーナ「……みんな、注意して」
100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:41:23.266 ID:pzLi5ngv0
ペリーヌ「やっと辺りの状況が分かるようになりましたわ」
芳佳「でも、なんか嫌だな……この光」
エーリカ「うわー、眼に悪そうっ」
バルクホルン「この赤い発光は間違いない、ネウロイだ」
ミーナ「発光体はあの先にあるようね……」
坂本「ああ、十中八九、食堂に居座っているネウロイの本体だろう。少し見てくる」
ミーナ「気を付けて」
芳佳「うう~、緊張してきちゃった」
ペリーヌ「なにをおっしゃってるんですの。あれだけ啖呵を切っておきながら」
芳佳「た、啖呵なんか切ってないよ……!」
坂本「……」チラッ
バルクホルン「どうだ、少佐」
坂本「……何か、あるな……コアも確認できる。だが……なんだあれは、ぼた餅か?」
ミーナ「美緒……たぶん、扶桑の食べ物なんでしょうけど、例えられても分からないわ」
坂本「だが……あれはぼた餅だ。宮藤ちょっとこい」
芳佳「あ、はい」
坂本「あれをどう思う」
芳佳「わー、ぼた餅だ。おっき~」
坂本「ミーナ。巨大なぼた餅型のネウロイだ」
ミーナ「いいわ。皆で見ましょう。行っても大丈夫なのよね?」
坂本「ああ、こちらを警戒している様子は無い」
芳佳「でも、なんか嫌だな……この光」
エーリカ「うわー、眼に悪そうっ」
バルクホルン「この赤い発光は間違いない、ネウロイだ」
ミーナ「発光体はあの先にあるようね……」
坂本「ああ、十中八九、食堂に居座っているネウロイの本体だろう。少し見てくる」
ミーナ「気を付けて」
芳佳「うう~、緊張してきちゃった」
ペリーヌ「なにをおっしゃってるんですの。あれだけ啖呵を切っておきながら」
芳佳「た、啖呵なんか切ってないよ……!」
坂本「……」チラッ
バルクホルン「どうだ、少佐」
坂本「……何か、あるな……コアも確認できる。だが……なんだあれは、ぼた餅か?」
ミーナ「美緒……たぶん、扶桑の食べ物なんでしょうけど、例えられても分からないわ」
坂本「だが……あれはぼた餅だ。宮藤ちょっとこい」
芳佳「あ、はい」
坂本「あれをどう思う」
芳佳「わー、ぼた餅だ。おっき~」
坂本「ミーナ。巨大なぼた餅型のネウロイだ」
ミーナ「いいわ。皆で見ましょう。行っても大丈夫なのよね?」
坂本「ああ、こちらを警戒している様子は無い」
101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:45:24.635 ID:pzLi5ngv0
バルクホルン「あれが、ネウロイなのか?」
エーリカ「やわっこそー。あれならすぐに倒せるんじゃない?」
坂本「だといいがな……。接近してみよう。全員、いつでもバリアを張れるように警戒しろ」
―――
エーリカ「近くまできたけど……」
ブヨブヨ
エイラ「ウエー、ナンダコレ。ブヨブヨしてんぞ……本当にこんなんがネウロイなのかー?」
サーニャ「触ると気持ちいい……」
ブヨブヨ
エイラ「お、オイ、サーニャ。ばっちぃからあんま触んナ」
モミモミモミ
芳佳「……」
リーネ「芳佳ちゃん……?」
芳佳「近い」
リーネ「何に?」
芳佳「え? あ、ううん。柔らかさが近いかなぁと思って」
リーネ「何の柔らかさに近いの……?」
芳佳「いやー、あはは」
エーリカ「やわっこそー。あれならすぐに倒せるんじゃない?」
坂本「だといいがな……。接近してみよう。全員、いつでもバリアを張れるように警戒しろ」
―――
エーリカ「近くまできたけど……」
ブヨブヨ
エイラ「ウエー、ナンダコレ。ブヨブヨしてんぞ……本当にこんなんがネウロイなのかー?」
サーニャ「触ると気持ちいい……」
ブヨブヨ
エイラ「お、オイ、サーニャ。ばっちぃからあんま触んナ」
モミモミモミ
芳佳「……」
リーネ「芳佳ちゃん……?」
芳佳「近い」
リーネ「何に?」
芳佳「え? あ、ううん。柔らかさが近いかなぁと思って」
リーネ「何の柔らかさに近いの……?」
芳佳「いやー、あはは」
103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:49:18.504 ID:pzLi5ngv0
坂本「この中にルッキーニがいるはずなんだが……」
シャーリー「入ろう! すぐに!」
バルクホルン「落ち着け。何が待ち受けているのか分からないんだぞ?」
シャーリー「ルッキーニが待ってるのは分かってるんだ! ミーナ隊長!」
ミーナ「……そうね。坂本少佐」
坂本「うむ。切開してみよう」
ギラリッ
坂本「ていっ」
ズバッ
ペリーヌ「開いた……! さすが少佐!」
エイラ「誰が斬ったって開くだろ」
ペリーヌ「おだまりっ」
ミーナ「第一目標はルッキーニさんです。コアは後回しで構いません」
坂本「よし、行くぞ……!」
シャーリー「入ろう! すぐに!」
バルクホルン「落ち着け。何が待ち受けているのか分からないんだぞ?」
シャーリー「ルッキーニが待ってるのは分かってるんだ! ミーナ隊長!」
ミーナ「……そうね。坂本少佐」
坂本「うむ。切開してみよう」
ギラリッ
坂本「ていっ」
ズバッ
ペリーヌ「開いた……! さすが少佐!」
エイラ「誰が斬ったって開くだろ」
ペリーヌ「おだまりっ」
ミーナ「第一目標はルッキーニさんです。コアは後回しで構いません」
坂本「よし、行くぞ……!」
104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:53:36.945 ID:pzLi5ngv0
~ぼた餅内部~
エーリカ「うえー。ネウロイの中ってもっとガチガチしてる思ってたんだけど……」
バルクホルン「これほど有機的とはな……まるで生き物の体内だ」
リーネ「ひえっ! よ、芳佳ちゃん! なんか、動いてる……!」
ドクンドクン
芳佳「うわっ! 本当だ……! 血管……ではないみたいだけど」
サーニャ「……」
エイラ「サーニャ、大丈夫か? 気分悪くないか?」
サーニャ「ちょっと怖いけど……大丈夫。それより、ルッキーニちゃんを探しましょう」
エイラ「あ、ああ。ダナ」
シャーリー「ルッキーニー!!! どこだー!!!」
ペリーヌ「なんだか……広いわりに、音が反響しませんわね」
坂本「ああ、湿度が高いのか……妙な感覚だ」
エーリカ「ルッキーニやーい! 出ておいでー!」
バルクホルン「ルッキーニ少尉ー!!!」
ミーナ「ルッキーニさーん!!!」
エーリカ「うえー。ネウロイの中ってもっとガチガチしてる思ってたんだけど……」
バルクホルン「これほど有機的とはな……まるで生き物の体内だ」
リーネ「ひえっ! よ、芳佳ちゃん! なんか、動いてる……!」
ドクンドクン
芳佳「うわっ! 本当だ……! 血管……ではないみたいだけど」
サーニャ「……」
エイラ「サーニャ、大丈夫か? 気分悪くないか?」
サーニャ「ちょっと怖いけど……大丈夫。それより、ルッキーニちゃんを探しましょう」
エイラ「あ、ああ。ダナ」
シャーリー「ルッキーニー!!! どこだー!!!」
ペリーヌ「なんだか……広いわりに、音が反響しませんわね」
坂本「ああ、湿度が高いのか……妙な感覚だ」
エーリカ「ルッキーニやーい! 出ておいでー!」
バルクホルン「ルッキーニ少尉ー!!!」
ミーナ「ルッキーニさーん!!!」
106: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 01:57:36.712 ID:pzLi5ngv0
サーニャ「ルッキーニちゃーん!」
エイラ「オーイ! ルッキーニー!」
グニュ
エイラ「ン? なんか踏んだような……」
エイラ「ヌアアアアアアアアアアアっ!?」
サーニャ「ど、どうしたの、エイラ」
バルクホルン「どうしたぁ!」
シャーリー「ルッキーニが見つかったのか!?」
エイラ「あ、いや……なんかきもちわりいモンを踏んづけて……」
エーリカ「なーんだ」
ペリーヌ「まったく人騒がせな……」
エイラ「だって見ろよ。コレ……なんかモジャっとしてて不気味じゃないか」
サーニャ「……それ、モップじゃない?」
エイラ「エッ」
ペリーヌ「あら……たしかに、見覚えがありますわ」
ミーナ「エイラさんが言っていた『食べられたモップ』ってこれのことじゃないかしら」
エイラ「なっ、ナンダー。そうか、あの時のモップかー」
芳佳「あ! こっちには箒が落ちてますよ!」
坂本「ということは……ルッキーニも近いかもしれないな」
エイラ「オーイ! ルッキーニー!」
グニュ
エイラ「ン? なんか踏んだような……」
エイラ「ヌアアアアアアアアアアアっ!?」
サーニャ「ど、どうしたの、エイラ」
バルクホルン「どうしたぁ!」
シャーリー「ルッキーニが見つかったのか!?」
エイラ「あ、いや……なんかきもちわりいモンを踏んづけて……」
エーリカ「なーんだ」
ペリーヌ「まったく人騒がせな……」
エイラ「だって見ろよ。コレ……なんかモジャっとしてて不気味じゃないか」
サーニャ「……それ、モップじゃない?」
エイラ「エッ」
ペリーヌ「あら……たしかに、見覚えがありますわ」
ミーナ「エイラさんが言っていた『食べられたモップ』ってこれのことじゃないかしら」
エイラ「なっ、ナンダー。そうか、あの時のモップかー」
芳佳「あ! こっちには箒が落ちてますよ!」
坂本「ということは……ルッキーニも近いかもしれないな」
107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:01:30.082 ID:pzLi5ngv0
バルクホルン「これは……! な、なんだ……?」
エーリカ「んー? トゥルーデも変なの踏んづけたの? ってうわー! なんだコレー!」
坂本「これは……巨大な寒天か!?」
リーネ「寒天というよりかは、ゼリーのような……」
エイラ「ウヘェ……ブヨブヨの中にプヨプヨがいたのか……」
芳佳「どうしてぼた餅の中に寒天が……?」
ペリーヌ「いちいち食べ物に例えるのはおよしなさい! もう……」
ペリーヌ「いったい、何なんですの……? この、ゲル状の塊は……」
サーニャ「……」
エイラ「ン? おいサーニャ。何見てるんだよ」
サーニャ「上……管みたいなのが、何本も伸びてるから……」
エイラ「あー、ホントだ……なんだ、アレ」
キュオォォォォォオオォオ
坂本「!? 何の音だ!?」
ドボンッ
エーリカ「管から何か出てきたよー!」
ミーナ「あれは……鳥?」
坂本「他にも、魚や……石に木の破片か……。管から寒天へ送り込まれているようだが……」
シャーリー「まさか……この管、全部あの球体につながってるんじゃないか……?」
芳佳「えっ?」
バルクホルン「食堂にあったアレの他に、別の個体があるのかもしれないな」
エーリカ「んー? トゥルーデも変なの踏んづけたの? ってうわー! なんだコレー!」
坂本「これは……巨大な寒天か!?」
リーネ「寒天というよりかは、ゼリーのような……」
エイラ「ウヘェ……ブヨブヨの中にプヨプヨがいたのか……」
芳佳「どうしてぼた餅の中に寒天が……?」
ペリーヌ「いちいち食べ物に例えるのはおよしなさい! もう……」
ペリーヌ「いったい、何なんですの……? この、ゲル状の塊は……」
サーニャ「……」
エイラ「ン? おいサーニャ。何見てるんだよ」
サーニャ「上……管みたいなのが、何本も伸びてるから……」
エイラ「あー、ホントだ……なんだ、アレ」
キュオォォォォォオオォオ
坂本「!? 何の音だ!?」
ドボンッ
エーリカ「管から何か出てきたよー!」
ミーナ「あれは……鳥?」
坂本「他にも、魚や……石に木の破片か……。管から寒天へ送り込まれているようだが……」
シャーリー「まさか……この管、全部あの球体につながってるんじゃないか……?」
芳佳「えっ?」
バルクホルン「食堂にあったアレの他に、別の個体があるのかもしれないな」
108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:05:03.859 ID:pzLi5ngv0
芳佳「あの丸いのが、他にもたくさんあるってことですか?」
バルクホルン「ああ。あの球体は、餌を捕食するための罠だろう」
バルクホルン「そいつを各所に配置し、獲物がかかるのを待ち構えていたというわけだ」
坂本「ふむ……その罠で捕らえた餌を、この寒天へ投入しているのか」
ミーナ「このゲル状の塊は、人体で言う所の胃ってわけね」
芳佳「じゃあ、あの球体は口で、柱の部分は……食道!」
エイラ「食堂の食道……」
サーニャ「エイラ……」
エイラ「ち、違う! 別にシャレを言ったわけじゃなくてダナ……!」
シャーリー「何にせよ、ルッキーニはここにいる可能性が高いんだな! もっとよく探そう!」
芳佳「は、はい!」
バルクホルン「ああ。あの球体は、餌を捕食するための罠だろう」
バルクホルン「そいつを各所に配置し、獲物がかかるのを待ち構えていたというわけだ」
坂本「ふむ……その罠で捕らえた餌を、この寒天へ投入しているのか」
ミーナ「このゲル状の塊は、人体で言う所の胃ってわけね」
芳佳「じゃあ、あの球体は口で、柱の部分は……食道!」
エイラ「食堂の食道……」
サーニャ「エイラ……」
エイラ「ち、違う! 別にシャレを言ったわけじゃなくてダナ……!」
シャーリー「何にせよ、ルッキーニはここにいる可能性が高いんだな! もっとよく探そう!」
芳佳「は、はい!」
111: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:09:02.306 ID:pzLi5ngv0
ミーナ「あの夜に取り込まれたとして……もう丸一日経ってしまっている……」
ミーナ「一刻も早く見つけないと……もしこれが胃なのだとしたら……」
ミーナ「!?」
ミーナ「……こ、これは……!」
―――
ミーナ「皆、集まって」
坂本「どうした、ミーナ」
シャーリー「ルッキーニが見つかったんですか!?」
ミーナ「いいえ。ルッキーニさん本人は……もう」
芳佳「え?」
リーネ「あの、それって、どういう……」
ミーナ「これが……これだけが見つかったわ」
シャーリー「そ、それは……! ルッキーニの上着とズボン……!」
坂本「まさか……」
シャーリー「う、嘘だよな……そんな……」
ミーナ「おそらく……ルッキーニさんは……」
シャーリー「し、信じない……ルッキーニが消化されちまったなんて……そんな話、あってたまるか……!」
ミーナ「一刻も早く見つけないと……もしこれが胃なのだとしたら……」
ミーナ「!?」
ミーナ「……こ、これは……!」
―――
ミーナ「皆、集まって」
坂本「どうした、ミーナ」
シャーリー「ルッキーニが見つかったんですか!?」
ミーナ「いいえ。ルッキーニさん本人は……もう」
芳佳「え?」
リーネ「あの、それって、どういう……」
ミーナ「これが……これだけが見つかったわ」
シャーリー「そ、それは……! ルッキーニの上着とズボン……!」
坂本「まさか……」
シャーリー「う、嘘だよな……そんな……」
ミーナ「おそらく……ルッキーニさんは……」
シャーリー「し、信じない……ルッキーニが消化されちまったなんて……そんな話、あってたまるか……!」
112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:13:02.758 ID:pzLi5ngv0
バルクホルン「シャーリー……」
シャーリー「くそ……あたしが……守ってやれなくて……」ガクッ
芳佳「ルッキーニちゃん……」
リーネ「うぅ……グスン」
坂本「くっ……!」
ミーナ「……」
<待てー! 虫ぃ~!
シャーリー「ハハ……ハハハ」
バルクホルン「おい! しっかりしろ! シャーリー!」
シャーリー「情けないよ……笑ってくれ。今でもさ……あいつの声が聞こえる気がするんだ……縋ってるんだよ、あたしは……」
<待て待て~っ!
エーリカ「私も聞こえる……うぅ、ルッキーニ……」
ペリーヌ「不思議ですわね、わたくしも……」
<うにゃ~!
エイラ「……つーかコレ、本当に聞こえてないか?」
芳佳「は、はい。すごくハッキリと……」
シャーリー「くそ……あたしが……守ってやれなくて……」ガクッ
芳佳「ルッキーニちゃん……」
リーネ「うぅ……グスン」
坂本「くっ……!」
ミーナ「……」
<待てー! 虫ぃ~!
シャーリー「ハハ……ハハハ」
バルクホルン「おい! しっかりしろ! シャーリー!」
シャーリー「情けないよ……笑ってくれ。今でもさ……あいつの声が聞こえる気がするんだ……縋ってるんだよ、あたしは……」
<待て待て~っ!
エーリカ「私も聞こえる……うぅ、ルッキーニ……」
ペリーヌ「不思議ですわね、わたくしも……」
<うにゃ~!
エイラ「……つーかコレ、本当に聞こえてないか?」
芳佳「は、はい。すごくハッキリと……」
113: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:17:11.892 ID:pzLi5ngv0
ルッキーニ「あにゃ? あーっ!!! みんな!!!」
シャーリー「ルッキーニ!?!? おまっ、なんで全裸で……! ぶ、無事だったのか!?」
ルッキーニ「シャーリー!!!」
シャーリー「ルッキーニ!!!」
ガシッ
ルッキーニ「うえぇぇぇ! さびしかったぁ~!」
シャーリー「あたしもだ! いやぁ、おまえ心配させんなよ~! ルッキーニが死んじゃったと思って、泣いちゃったんだからな?」
ルッキーニ「ごめんね。はやく帰りたかったんだけど、ここがどこだか分からなくて……」
芳佳「良かったぁ! ルッキーニちゃん!」
サーニャ「ふふ、おかえりなさい」
エイラ「ヤレヤレ、一件落着ダナ」
ペリーヌ「まったくもう、人騒がせなんですから」
バルクホルン「しかしなんで全裸なんだ。しっかりと服ぐらい着んか!」
エーリカ「いいじゃんそんなこと。あー、よかったよかった」
シャーリー「ルッキーニ!?!? おまっ、なんで全裸で……! ぶ、無事だったのか!?」
ルッキーニ「シャーリー!!!」
シャーリー「ルッキーニ!!!」
ガシッ
ルッキーニ「うえぇぇぇ! さびしかったぁ~!」
シャーリー「あたしもだ! いやぁ、おまえ心配させんなよ~! ルッキーニが死んじゃったと思って、泣いちゃったんだからな?」
ルッキーニ「ごめんね。はやく帰りたかったんだけど、ここがどこだか分からなくて……」
芳佳「良かったぁ! ルッキーニちゃん!」
サーニャ「ふふ、おかえりなさい」
エイラ「ヤレヤレ、一件落着ダナ」
ペリーヌ「まったくもう、人騒がせなんですから」
バルクホルン「しかしなんで全裸なんだ。しっかりと服ぐらい着んか!」
エーリカ「いいじゃんそんなこと。あー、よかったよかった」
114: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:21:45.426 ID:pzLi5ngv0
ミーナ「ルッキーニさん、ここで何があったか、教えてもらえるかしら」
ルッキーニ「んとねー、丸っこいネウロイからうにょうにょしたのが生えててー」
ルッキーニ「それを弄ってたら、急に食べられちゃってー」
ルッキーニ「そんでそこのプリプリしたのに落っこちて……そこにいると力が抜けちゃって……」
坂本「力が抜ける……?」
ルッキーニ「そだよ。だから頑張って抜け出して、プリプリがくっついちゃったズボンとか脱いでおいたの」
坂本「ふむ……どうやら、あの寒天に触れていると、魔法力が吸い取られるらしいな」
ペリーヌ「まあ……!」
芳佳「じゃあ胃というよりも、腸に近いのかも」
坂本「何はともあれ、第一目標であるルッキーニの奪還は成った」
エイラ「じゃあ帰るか」
エーリカ「うえーい」
ミーナ「帰れるわけないでしょう」
エーリカ「ええぇ? なんで?」
バルクホルン「当たり前だ! こいつはネウロイなんだぞ! 放置しておけるわけがない!」
ルッキーニ「えぇー、もう疲れたよー」
シャーリー「ほら、ルッキーニはあたしの背中で休んでな」
ルッキーニ「ん! あんがと!」
ペリーヌ「あの、坂本少佐。コアの位置は特定できているのですよね?」
坂本「それなんだがな……」
ペリーヌ「? どうかされました?」
坂本「まあ、とりあえず行ってみよう。あっちだ」
ルッキーニ「んとねー、丸っこいネウロイからうにょうにょしたのが生えててー」
ルッキーニ「それを弄ってたら、急に食べられちゃってー」
ルッキーニ「そんでそこのプリプリしたのに落っこちて……そこにいると力が抜けちゃって……」
坂本「力が抜ける……?」
ルッキーニ「そだよ。だから頑張って抜け出して、プリプリがくっついちゃったズボンとか脱いでおいたの」
坂本「ふむ……どうやら、あの寒天に触れていると、魔法力が吸い取られるらしいな」
ペリーヌ「まあ……!」
芳佳「じゃあ胃というよりも、腸に近いのかも」
坂本「何はともあれ、第一目標であるルッキーニの奪還は成った」
エイラ「じゃあ帰るか」
エーリカ「うえーい」
ミーナ「帰れるわけないでしょう」
エーリカ「ええぇ? なんで?」
バルクホルン「当たり前だ! こいつはネウロイなんだぞ! 放置しておけるわけがない!」
ルッキーニ「えぇー、もう疲れたよー」
シャーリー「ほら、ルッキーニはあたしの背中で休んでな」
ルッキーニ「ん! あんがと!」
ペリーヌ「あの、坂本少佐。コアの位置は特定できているのですよね?」
坂本「それなんだがな……」
ペリーヌ「? どうかされました?」
坂本「まあ、とりあえず行ってみよう。あっちだ」
115: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:25:20.529 ID:pzLi5ngv0
坂本「あそこだ。天井からぶら下がっているだろう」
ミーナ「……!」
シャーリー「おいおい……」
バルクホルン「コアが……たくさんあるな」
芳佳「えーっと、あれは……そうだ! 葡萄! 葡萄みたいだね!」
リーネ「う、うん。でも、コアはネウロイ一機にひとつだけのはずじゃ……」
坂本「複数のコアを持つネウロイの確認情報もないことはない、だがそれにしたって数が多過ぎる」
ミーナ「あのコアの集合体にも管が繋がっているのね」
坂本「ああ。おそらく、先ほどの寒天から伸びているのだろうな」
ペリーヌ「餌から吸収したエネルギーを、コアへ供給しているということでしょうか」
坂本「これは推測だが、ここはコアの製造所だろう。宮藤の『ネウロイのたまご』という表現も、あながち間違いではなかったらしい」
芳佳「えええええええええええっ」
バルクホルン「なっ、そ、それはまるっきり……ネウロイの巣じゃないか!?」
エーリカ「っていうか、そうなんじゃない?」
エイラ「ナンダヨ……基地の真下にネウロイの巣をつくられたなんて、冗談じゃないぞ」
ミーナ「おそらく、まだまだ未完成の状態ね……。コアを纏う装甲は量産されていないようだし……」
坂本「ああ。この段階で発見できたのは不幸中の幸いだ。すぐに駆除しよう」
ミーナ「……!」
シャーリー「おいおい……」
バルクホルン「コアが……たくさんあるな」
芳佳「えーっと、あれは……そうだ! 葡萄! 葡萄みたいだね!」
リーネ「う、うん。でも、コアはネウロイ一機にひとつだけのはずじゃ……」
坂本「複数のコアを持つネウロイの確認情報もないことはない、だがそれにしたって数が多過ぎる」
ミーナ「あのコアの集合体にも管が繋がっているのね」
坂本「ああ。おそらく、先ほどの寒天から伸びているのだろうな」
ペリーヌ「餌から吸収したエネルギーを、コアへ供給しているということでしょうか」
坂本「これは推測だが、ここはコアの製造所だろう。宮藤の『ネウロイのたまご』という表現も、あながち間違いではなかったらしい」
芳佳「えええええええええええっ」
バルクホルン「なっ、そ、それはまるっきり……ネウロイの巣じゃないか!?」
エーリカ「っていうか、そうなんじゃない?」
エイラ「ナンダヨ……基地の真下にネウロイの巣をつくられたなんて、冗談じゃないぞ」
ミーナ「おそらく、まだまだ未完成の状態ね……。コアを纏う装甲は量産されていないようだし……」
坂本「ああ。この段階で発見できたのは不幸中の幸いだ。すぐに駆除しよう」
116: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:28:05.036 ID:pzLi5ngv0
坂本「武器を構えろ!」
エーリカ「えっ」
バルクホルン「……そ、そう言われてもな」
エイラ「武器なんて持ってきてないぞー」
ペリーヌ「え、ええ。わたくし、レイピア一本しか……」
芳佳「洞窟内は身軽なほうがいいって、ミーナさんと坂本さんが言ったんですよ」
坂本「そ、そうだったな……弱った。コアがあの高さでは銃器でないと話にならん」
ミーナ「一度戻って、装備を整える他なさそうね」
坂本「よし! いったん戻ろう!」
エーリカ「えっ」
バルクホルン「……そ、そう言われてもな」
エイラ「武器なんて持ってきてないぞー」
ペリーヌ「え、ええ。わたくし、レイピア一本しか……」
芳佳「洞窟内は身軽なほうがいいって、ミーナさんと坂本さんが言ったんですよ」
坂本「そ、そうだったな……弱った。コアがあの高さでは銃器でないと話にならん」
ミーナ「一度戻って、装備を整える他なさそうね」
坂本「よし! いったん戻ろう!」
118: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:32:03.457 ID:pzLi5ngv0
坂本「ん? ……出口が塞がれているな」
芳佳「あ、本当だ……入る時に斬ったのに」
坂本「しかたない。もう一度斬るか」
坂本「でやっ」
ズバッ
ズリュリュリュリュ
坂本「!?」
バルクホルン「さ、再生した!?」
坂本「斬ったそばからこれか……ふむ、まいった」
リーネ「で、でも、入る時は斬ってもすぐには修復されませんでしたよね!?」
坂本「どうも……様子が変だな。烈風丸にうまく魔法力が纏えない」
ミーナ「まさか…………ペリーヌさん、壁への電撃を試してもらえるかしら」
ペリーヌ「は、はい」
バチ バチバチッ
ペリーヌ「トネール!!!」
バチン
ペリーヌ「あ、あら?」
シャーリー「おいペリーヌ。遠慮しないで、もっと威勢よくやってくれよ」
エイラ「ケチケチすんなよなー」
ペリーヌ「わ、わたくしは全力で撃ちましたわ!!!」
芳佳「あ、本当だ……入る時に斬ったのに」
坂本「しかたない。もう一度斬るか」
坂本「でやっ」
ズバッ
ズリュリュリュリュ
坂本「!?」
バルクホルン「さ、再生した!?」
坂本「斬ったそばからこれか……ふむ、まいった」
リーネ「で、でも、入る時は斬ってもすぐには修復されませんでしたよね!?」
坂本「どうも……様子が変だな。烈風丸にうまく魔法力が纏えない」
ミーナ「まさか…………ペリーヌさん、壁への電撃を試してもらえるかしら」
ペリーヌ「は、はい」
バチ バチバチッ
ペリーヌ「トネール!!!」
バチン
ペリーヌ「あ、あら?」
シャーリー「おいペリーヌ。遠慮しないで、もっと威勢よくやってくれよ」
エイラ「ケチケチすんなよなー」
ペリーヌ「わ、わたくしは全力で撃ちましたわ!!!」
121: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:36:17.625 ID:pzLi5ngv0
ミーナ「やはり……この内部にいるだけで、魔法力を吸い取られるようね」
芳佳「ええええぇ!?」
シャーリー「魔法力が弱まって壁が破れないのか……ん? ってことは……」
エーリカ「と、閉じ込められた~! もうだめだ~!」
リーネ「あの……明日もまた、本部の方がいらっしゃるんですよね? その時、捜索してくれるんじゃ……」
エーリカ「あ、そっか。じゃあ大丈夫だね」
坂本「それまで我々はもつだろうが……ルッキーニはどうだ。丸一日、ここにいたはずだ」
ルッキーニ「あ、あたしは大丈夫!」
シャーリー「いや、もうヘロヘロじゃないか。無理だよ、それまでに魔法力が尽きる」
エイラ「サーニャだって危ないぞ! 哨戒任務の途中だったんだからナ!」
バルクホルン「くそ! なんとしてもこの壁をつきやぶるしか……!」
ミーナ「いえ、美緒の斬撃でも突破できないのよ。体力を消耗するだけだわ」
ミーナ「ここからの脱出よりも、コアの殲滅を目標に据えたほうがいいようね」
坂本「だな。だが……あの高さだ。手が届くかどうか」
芳佳「ええええぇ!?」
シャーリー「魔法力が弱まって壁が破れないのか……ん? ってことは……」
エーリカ「と、閉じ込められた~! もうだめだ~!」
リーネ「あの……明日もまた、本部の方がいらっしゃるんですよね? その時、捜索してくれるんじゃ……」
エーリカ「あ、そっか。じゃあ大丈夫だね」
坂本「それまで我々はもつだろうが……ルッキーニはどうだ。丸一日、ここにいたはずだ」
ルッキーニ「あ、あたしは大丈夫!」
シャーリー「いや、もうヘロヘロじゃないか。無理だよ、それまでに魔法力が尽きる」
エイラ「サーニャだって危ないぞ! 哨戒任務の途中だったんだからナ!」
バルクホルン「くそ! なんとしてもこの壁をつきやぶるしか……!」
ミーナ「いえ、美緒の斬撃でも突破できないのよ。体力を消耗するだけだわ」
ミーナ「ここからの脱出よりも、コアの殲滅を目標に据えたほうがいいようね」
坂本「だな。だが……あの高さだ。手が届くかどうか」
122: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:40:04.291 ID:pzLi5ngv0
坂本「ていっ」
スカッ
坂本「やはり届かなかったか」
エイラ「そりゃそうだろ。あんな高いところにあるんだから」
坂本「やるだけやっておきたかった」
エーリカ「しゅとぅるむ~!」
シュルルルルル
バルクホルン「つむじ風程度か! もっと気を張れ! ハルトマン!」
エーリカ「ん~! 無理だよぉ! そもそもユニットありきの能力なんだぞ~! 遠くに飛ばすなんて芸当は……!」
ペリーヌ「とねーる! とねーっる!」
パチッ パチチッ
サーニャ「ピリッとする」
エイラ「おい! こっちに静電気飛ばすなよ!」
ペリーヌ「し、しかたありませんでしょう!」
芳佳「頑張って! ペリーヌさん!」
スカッ
坂本「やはり届かなかったか」
エイラ「そりゃそうだろ。あんな高いところにあるんだから」
坂本「やるだけやっておきたかった」
エーリカ「しゅとぅるむ~!」
シュルルルルル
バルクホルン「つむじ風程度か! もっと気を張れ! ハルトマン!」
エーリカ「ん~! 無理だよぉ! そもそもユニットありきの能力なんだぞ~! 遠くに飛ばすなんて芸当は……!」
ペリーヌ「とねーる! とねーっる!」
パチッ パチチッ
サーニャ「ピリッとする」
エイラ「おい! こっちに静電気飛ばすなよ!」
ペリーヌ「し、しかたありませんでしょう!」
芳佳「頑張って! ペリーヌさん!」
124: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:44:16.803 ID:pzLi5ngv0
~数十分後~
坂本「だめか……」
シャーリー「普段空を飛び回ってるあたしらが、ちょっと高い場所にあるコアに手が届かないなんて……」
バルクホルン「おのれ……」
ペリーヌ「も、もう限界ですわ……」
エーリカ「私も……無理……」
リーネ「ペリーヌさん! ハルトマンさん!」
坂本「まずいな……消耗する一方だ……」
サーニャ「ペリーヌさんのレイピアを投げたら、コアを倒せるかも……」
エイラ「ソウカ! やり投げの要領だな……! 借りるぞ! ペリーヌ!」
ペリーヌ「え、ええ」
エイラ「トリャー!!!」
ヒュン
カンッ
エイラ「当たった!!!」
芳佳「すごい! エイラさん!!!」
ミーナ「当たったけど……」
坂本「当たっただけだな。傷一つ負ってないように見えるぞ」
エイラ「ペリーヌ……お前の家宝のレイピア、ダメだったナ……」
ペリーヌ「どうしてそういうことになりますの!!!」
坂本「だめか……」
シャーリー「普段空を飛び回ってるあたしらが、ちょっと高い場所にあるコアに手が届かないなんて……」
バルクホルン「おのれ……」
ペリーヌ「も、もう限界ですわ……」
エーリカ「私も……無理……」
リーネ「ペリーヌさん! ハルトマンさん!」
坂本「まずいな……消耗する一方だ……」
サーニャ「ペリーヌさんのレイピアを投げたら、コアを倒せるかも……」
エイラ「ソウカ! やり投げの要領だな……! 借りるぞ! ペリーヌ!」
ペリーヌ「え、ええ」
エイラ「トリャー!!!」
ヒュン
カンッ
エイラ「当たった!!!」
芳佳「すごい! エイラさん!!!」
ミーナ「当たったけど……」
坂本「当たっただけだな。傷一つ負ってないように見えるぞ」
エイラ「ペリーヌ……お前の家宝のレイピア、ダメだったナ……」
ペリーヌ「どうしてそういうことになりますの!!!」
125: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:48:22.737 ID:pzLi5ngv0
バルクホルン「刀だろうとレイピアだろうと、コアに渾身の力で振り下ろさんことには意味が無い」
坂本「崖のぼりの要領で壁を伝い、コアまで行けないか? 幸い、とっかかりは多いようだが」
ミーナ「無理よ。固い岩場ならまだしも、ブヨブヨとした肉の壁じゃ……」
バルクホルン「だが、他に良い方法は思いつかないんだ。私が試してみよう」
ガシッ
バルクホルン「ぐぐぐっ」
ズリッ
バルクホルン「おわっ」
ドテン
バルクホルン「あぐっ……」
エーリカ「トゥルーデ、大丈夫?」
バルクホルン「くそ……ミーナの言った通りだ。壁全体が柔らかくて、掴もうにも力の加減が難しい。足の踏ん張りも効かない……」
シャーリー「ルッキーニを助け出したってのに……ここまでなのか……!?」
ルッキーニ「シャーリー……」
坂本「もはやこれまでか……!」
芳佳「私にやらせてください!!!!!!!!!!!!!!!」
坂本「崖のぼりの要領で壁を伝い、コアまで行けないか? 幸い、とっかかりは多いようだが」
ミーナ「無理よ。固い岩場ならまだしも、ブヨブヨとした肉の壁じゃ……」
バルクホルン「だが、他に良い方法は思いつかないんだ。私が試してみよう」
ガシッ
バルクホルン「ぐぐぐっ」
ズリッ
バルクホルン「おわっ」
ドテン
バルクホルン「あぐっ……」
エーリカ「トゥルーデ、大丈夫?」
バルクホルン「くそ……ミーナの言った通りだ。壁全体が柔らかくて、掴もうにも力の加減が難しい。足の踏ん張りも効かない……」
シャーリー「ルッキーニを助け出したってのに……ここまでなのか……!?」
ルッキーニ「シャーリー……」
坂本「もはやこれまでか……!」
芳佳「私にやらせてください!!!!!!!!!!!!!!!」
126: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:52:25.289 ID:pzLi5ngv0
坂本「宮藤……!」
バルクホルン「宮藤……いや、やめるんだ。危険すぎる……いくら地面が柔らかいとはいえ、落ちて怪我をしたら――」
芳佳「諦めたくないんです!!!」
バルクホルン「……!」
リーネ「芳佳ちゃん……!」
坂本「宮藤……よく言った! それでこそ、私が見込んだウィッチだ!」
シャーリー「できるのか、宮藤?」
芳佳「はいっ。あのフィーリングに間違いがなければ……!」
ペリーヌ「フィーリング……?」
芳佳「……」
モミモミ
芳佳「近い」
リーネ「えっ」
芳佳(やっぱり……この柔らかさ、弾力……おっぱいに限りなく近いんだ……!)
芳佳「いけます」
坂本「よし! お前に烈風丸を預けるぞ!!!」
バルクホルン「宮藤……いや、やめるんだ。危険すぎる……いくら地面が柔らかいとはいえ、落ちて怪我をしたら――」
芳佳「諦めたくないんです!!!」
バルクホルン「……!」
リーネ「芳佳ちゃん……!」
坂本「宮藤……よく言った! それでこそ、私が見込んだウィッチだ!」
シャーリー「できるのか、宮藤?」
芳佳「はいっ。あのフィーリングに間違いがなければ……!」
ペリーヌ「フィーリング……?」
芳佳「……」
モミモミ
芳佳「近い」
リーネ「えっ」
芳佳(やっぱり……この柔らかさ、弾力……おっぱいに限りなく近いんだ……!)
芳佳「いけます」
坂本「よし! お前に烈風丸を預けるぞ!!!」
127: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 02:56:17.308 ID:pzLi5ngv0
バルクホルン「宮藤、下を見るなよ。怖くなるからな。万が一落ちても、私が受け止めるから安心しろ」
芳佳「はいっ」
バルクホルン「……しっかりな。肩の力を抜くんだぞ。り、リラックスしてだな」
エーリカ「なんでトゥルーデが緊張してるんだよー」
バルクホルン「緊張などしていない!!!」
芳佳「……ふぅー、ぺっぺっ」
パンパン
芳佳「ふんっ」
ガシッ
芳佳「せいっ」
ガシッ
芳佳「あらよっ」
ガシッ
グッグッグッグッ
サーニャ「わぁ……!」
シャーリー「凄い……凄いじゃないか! ははは! 宮藤のやつ、どんどん登っていくぞ……!」
エイラ「見直したぞ、ミヤフジ…!」
ルッキーニ「よしかー! がんばれー!」
ペリーヌ「あの子……クライマーの素質があったということ……?」
芳佳「はいっ」
バルクホルン「……しっかりな。肩の力を抜くんだぞ。り、リラックスしてだな」
エーリカ「なんでトゥルーデが緊張してるんだよー」
バルクホルン「緊張などしていない!!!」
芳佳「……ふぅー、ぺっぺっ」
パンパン
芳佳「ふんっ」
ガシッ
芳佳「せいっ」
ガシッ
芳佳「あらよっ」
ガシッ
グッグッグッグッ
サーニャ「わぁ……!」
シャーリー「凄い……凄いじゃないか! ははは! 宮藤のやつ、どんどん登っていくぞ……!」
エイラ「見直したぞ、ミヤフジ…!」
ルッキーニ「よしかー! がんばれー!」
ペリーヌ「あの子……クライマーの素質があったということ……?」
128: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 03:00:02.686 ID:pzLi5ngv0
芳佳「……」ブツブツ
芳佳(あのおっぱいに右手をかけて……左足をあのおっぱいに……そして左手を――)
芳佳「……よっ。ほっ」
芳佳「……ふぅ、ちょっと右手が疲れちゃった。揉もう」
モミモミ
芳佳「よし、これで右手の疲労は回復した……急がないと……!」
ミーナ「もうあんなところに……!」
坂本「宮藤……まさかこんな特技を隠し持っていたとはな……!」
芳佳「やった! 一心不乱に登ったら、コアがあんなに近く!」
坂本「やれぇ! 宮藤ぃ!」
リーネ「芳佳ちゃん!」
芳佳「でやああああああああああああああああああああああああっ」
ブスッ
芳佳「やあああ!!!!! このぉおおおお!!!!」
ザクッ ズバッ
バリーン
芳佳(あのおっぱいに右手をかけて……左足をあのおっぱいに……そして左手を――)
芳佳「……よっ。ほっ」
芳佳「……ふぅ、ちょっと右手が疲れちゃった。揉もう」
モミモミ
芳佳「よし、これで右手の疲労は回復した……急がないと……!」
ミーナ「もうあんなところに……!」
坂本「宮藤……まさかこんな特技を隠し持っていたとはな……!」
芳佳「やった! 一心不乱に登ったら、コアがあんなに近く!」
坂本「やれぇ! 宮藤ぃ!」
リーネ「芳佳ちゃん!」
芳佳「でやああああああああああああああああああああああああっ」
ブスッ
芳佳「やあああ!!!!! このぉおおおお!!!!」
ザクッ ズバッ
バリーン
129: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 03:04:30.102 ID:pzLi5ngv0
バルクホルン「やったか!?」
エーリカ「今度こそ、やったみたいだね」
ゴゴゴゴゴゴ
ペリーヌ「きゃっ」
シャーリー「なんだ? 地震か?」
坂本「いや違う……コアを破壊したことで、崩壊を始めているらしい」
ミーナ「みんな逃げるわよ!」
芳佳「わっ! ちょっと、待って! 急には降りれな――」
ズルッ
ヒュー
芳佳「わーっ!!!!!」
バルクホルン「宮藤ぃ!!!」
ガシッ
芳佳「ふわー! び、びっくりしたぁ……ありがとうございます、バルクホルンさん!」
バルクホルン「な、なに、これくらいは」
エーリカ「照れてる場合じゃないよ! 早く逃げないと!」
バルクホルン「なっ! 照れてなど……!」
エーリカ「逃げろー!」
バルクホルン「あ、おい待て! 宮藤、しっかり捕まっていろ!」
芳佳「はいっ」
タッタッタッタッタッタ
エーリカ「今度こそ、やったみたいだね」
ゴゴゴゴゴゴ
ペリーヌ「きゃっ」
シャーリー「なんだ? 地震か?」
坂本「いや違う……コアを破壊したことで、崩壊を始めているらしい」
ミーナ「みんな逃げるわよ!」
芳佳「わっ! ちょっと、待って! 急には降りれな――」
ズルッ
ヒュー
芳佳「わーっ!!!!!」
バルクホルン「宮藤ぃ!!!」
ガシッ
芳佳「ふわー! び、びっくりしたぁ……ありがとうございます、バルクホルンさん!」
バルクホルン「な、なに、これくらいは」
エーリカ「照れてる場合じゃないよ! 早く逃げないと!」
バルクホルン「なっ! 照れてなど……!」
エーリカ「逃げろー!」
バルクホルン「あ、おい待て! 宮藤、しっかり捕まっていろ!」
芳佳「はいっ」
タッタッタッタッタッタ
130: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 03:08:10.551 ID:pzLi5ngv0
~翌日~
ミーナ「改めて、皆さんお疲れ様。ネウロイの巣を初期段階で潰すことができたのは大きな功績です」
バルクホルン「これで乗っ取られていたら、全世界から笑いものにされていたがな……」
シャーリー「その点はルッキーニを褒めてほしいなー。ルッキーニが食われなけりゃ、アレを放置してたわけだろ?」
シャーリー「ネウロイの巣だって気づかないまま、手遅れになってたかもしれない」
ルッキーニ「そうだそうだ! 褒めてー!」
芳佳「すごーい、ルッキーニちゃん」
バルクホルン「また屁理屈を……元はと言えば、リベリアン! お前が窓を開けっぱなしにしたからだな」
シャーリー「うっわ、まだそれを持ち出すのかよ。はいはい、すいませんでしたー」
坂本「まあ大事に至らなくて良かった! これで本当に一件落着だな! はっはっは!」
ペリーヌ「はぁ、坂本少佐がそうおっしゃると全て丸く収まりますわね。流石ですわ」
リーネ「かなりの大事だった気がするけど……」
ミーナ「しばらくはネウロイの襲撃も無さそうなので、今日はゆっくり休んでください。以上です」
シャーリー「ふぅー! やりぃ!」
エイラ「サーニャ、どうだ? 一緒にサウナでも」
サーニャ「ごめんなさい、エイラ。私、すごく眠いから……」
エイラ「そ、そうか……」
リーネ「芳佳ちゃん。私たちはどうする?」
芳佳「……」
リーネ「芳佳ちゃん……?」
芳佳「あの感覚、忘れないうちに形にしておきたいんだ」
リーネ「え?」
ミーナ「改めて、皆さんお疲れ様。ネウロイの巣を初期段階で潰すことができたのは大きな功績です」
バルクホルン「これで乗っ取られていたら、全世界から笑いものにされていたがな……」
シャーリー「その点はルッキーニを褒めてほしいなー。ルッキーニが食われなけりゃ、アレを放置してたわけだろ?」
シャーリー「ネウロイの巣だって気づかないまま、手遅れになってたかもしれない」
ルッキーニ「そうだそうだ! 褒めてー!」
芳佳「すごーい、ルッキーニちゃん」
バルクホルン「また屁理屈を……元はと言えば、リベリアン! お前が窓を開けっぱなしにしたからだな」
シャーリー「うっわ、まだそれを持ち出すのかよ。はいはい、すいませんでしたー」
坂本「まあ大事に至らなくて良かった! これで本当に一件落着だな! はっはっは!」
ペリーヌ「はぁ、坂本少佐がそうおっしゃると全て丸く収まりますわね。流石ですわ」
リーネ「かなりの大事だった気がするけど……」
ミーナ「しばらくはネウロイの襲撃も無さそうなので、今日はゆっくり休んでください。以上です」
シャーリー「ふぅー! やりぃ!」
エイラ「サーニャ、どうだ? 一緒にサウナでも」
サーニャ「ごめんなさい、エイラ。私、すごく眠いから……」
エイラ「そ、そうか……」
リーネ「芳佳ちゃん。私たちはどうする?」
芳佳「……」
リーネ「芳佳ちゃん……?」
芳佳「あの感覚、忘れないうちに形にしておきたいんだ」
リーネ「え?」
131: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 03:12:01.088 ID:pzLi5ngv0
坂本「ん? 宮藤は崖にしがみついて何をしているんだ? 今日は訓練はしないはずだろう」
リーネ「それが……」
ペリーヌ「新たなクライミングのスタイルを確立できそうだ、とおっしゃってましたわ」
坂本「クライミングの……?」
ペリーヌ「ええ。先ほど、シリコンの塊を掌につけていました。邪魔なだけでしょうに、いったい何の効果があるのかしら」
芳佳「胸を揉みこむように、やさしく、大胆に、かつコンパクトに……」
ガシッ
芳佳「愛を忘れず……丁寧に、しつこく……!」
ガシッ
坂本「ほう……登山の訓練は何度か受けてきたが、やはりあのような登り方は見たことが無い。まるで崖と戯れているようだ」
リーネ「すごい芳佳ちゃん……いつのまにあんな登り方を……!」
ペリーヌ「意外な才能が開花しましたわね。何がきっかけかは知りませんけど」
芳佳「この登り方はイイ……疲れるどころか、幸福感を感じるなんて……これをオッパインスタイルと名付けよう……!」
アルパインスタイルと双璧を成す、オッパインスタイル誕生の瞬間であった――
END
リーネ「それが……」
ペリーヌ「新たなクライミングのスタイルを確立できそうだ、とおっしゃってましたわ」
坂本「クライミングの……?」
ペリーヌ「ええ。先ほど、シリコンの塊を掌につけていました。邪魔なだけでしょうに、いったい何の効果があるのかしら」
芳佳「胸を揉みこむように、やさしく、大胆に、かつコンパクトに……」
ガシッ
芳佳「愛を忘れず……丁寧に、しつこく……!」
ガシッ
坂本「ほう……登山の訓練は何度か受けてきたが、やはりあのような登り方は見たことが無い。まるで崖と戯れているようだ」
リーネ「すごい芳佳ちゃん……いつのまにあんな登り方を……!」
ペリーヌ「意外な才能が開花しましたわね。何がきっかけかは知りませんけど」
芳佳「この登り方はイイ……疲れるどころか、幸福感を感じるなんて……これをオッパインスタイルと名付けよう……!」
アルパインスタイルと双璧を成す、オッパインスタイル誕生の瞬間であった――
END
133: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 03:21:00.995 ID:E0FNG20N0
乙
オッパインスタイルワロタ
オッパインスタイルワロタ
134: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 03:25:44.006 ID:BQ5o87U20
すごいオチだった
135: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/23(日) 05:51:34.514 ID:ffOO6MX+p
落ちてなくて良かった
乙
乙
掲載元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1477138916/
Entry ⇒ 2016.12.28 | Category ⇒ ストライクウィッチーズ | Comments (0)
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