【グラブル】イオ「ジータっておっぱいおっきくなったわよね」
百合注意
イオ「どうしたも何も、気になっただけよ」
ルリア「確かに出会った頃よりも明らかに大きくなってます」
ジータ「そうかなぁ?」
イオ「そうよ! 鏡見たらわかるでしょ!」
ジータ「いや昔のおっぱいの大きさと比較しないと何とも言えないよ」
イオ「何やったのよ? 教えなさい!」
ルリア「私も知りたいです!」
ジータ「何もやってないって。普通に成長しただけだよ」
イオ「嘘! 短期間に成長しすぎだもの! 絶対なんかやってる!」
ルリア「私もおっきくなりたいです!」
ジータ「知らないってば! あっ、もしかしたらルリアがいっぱい食べた分の栄養が、私の方に反映されてたりして」
ルリア「ええっ!? ずるいですよジータ! 私のおっぱい返してください~!」モミモミ
ジータ「きゃあっ!? ルリア待って! 冗談だから! ちょっ、くすぐったい!」
ルリア「吸えば取り戻せますかね」ヒュ…
ジータ「わぁぁぁ! 待ってルリア! イオちゃん助けて!」
イオ「それじゃあ、あたしには真似できないじゃないのよ」スタスタ
ジータ「イオちゃぁぁん! 待ってぇぇぇ! いつものツッコミをプリーズ! ビィも1人でサッカーしてないで助けてよぉ! ね、ねえ落ち着いてルリア、吸っても何も出なぁぁぁ――」
レ・フィーエ「あら、こんなところにメダルが。いただいてしまってもよろしいでしょうか?」
ベアトリクス「今月も組織パンが貰える日が近づいて来たな~楽しみだなぁ」
イオ(みんなおっきくなるドラフはともかく、この艦おっきい人が多いのよね)
イオ(サラなんてあたしよりも年下なのにもう谷間出来てるっていうのに……)ペタペタ
イオ「はぁ……」
ロゼッタ「どうしたのイオちゃん?」
イオ「ロゼッタ」
ロゼッタ「なんだか元気ないけど大丈夫?」
イオ「ううん、何でもない」
ロゼッタ「そう? さっきから皆の胸を見ていたようだけど」
イオ「えっ、き、気づいてたの!?」
ロゼッタ「ええ。皆の胸を見て、自分のを悲し気に触ってたからつい声をかけちゃった」
イオ「どうしたら大きくなるのかな?」
ロゼッタ「イオちゃんはまだ子供なんだから、成長すれば自然に大きくなるわよ」
イオ「だって、大きくないと似合わないネックレスとかあるし」
ロゼッタ「ネックレス……あぁ、災厄の再来のときのこと、まだ気にしてたんだ」
イオ「サラがもう谷間出来てたのよ? なのにあたしはまだぺったんこで」
ロゼッタ「成長には個人差があるわ。焦っちゃだめよ」
イオ「だけどあたしはロゼッタと同じネックレスが似合う女に――」
ユグドラシル「――♪」ダキッ
ロゼッタ「あぁん、どうしたのユグドラシル? ご機嫌ね。そう、ミュオンがリンゴジュースを。お礼は言った?って、通じないか」
イオ(ユグドラシル、ロゼッタほどばいんばいんじゃないけど、十分大きいよね。あたしよりよっぽどロゼッタと吊り合ってる……)
イオ「ごめんロゼッタ、あたしもう行くね」
ロゼッタ「イオちゃん?」
イオ(成長なんて待ってられない! 早くおっきくなりたいわ!)
イオ「ええ。あたしのおっぱいをおっきくして。カリオストロならできるでしょ?」
カリオストロ「なんでオレ様がそんなことしなきゃなんねぇんだよ?」
イオ「お願いよカリオストロ!」
カリオストロ「できるけど趣味じゃねぇ。巨乳になるより今のお前の姿の方がよっぽど美少女だろ」
イオ「美少女かどうかじゃなくて、おっぱいを大きくしたいの!」
カリオストロ「胸なんかデカくてもいいことねぇだろ。着られる服も限られるし、うつ伏せとかになれなくなるし、重いし、邪魔だし」
イオ「大きくないと似合わないアクセサリーとかあるでしょ」
カリオストロ「あぁまあそりゃあるかもな。だけど大きいと似合わないのもあるからプラマイゼロだ」
イオ「あたしはそのプラスがほしいのよ!」
カリオストロ「何をそんなにムキになってんのか知らねぇけど、その内デカくなるだろ。ハーヴィンじゃねぇんだから」
イオ「今大きくしたいの~!」
カリオストロ「ああもううるさい! これだからガキは!」
イオ「ガキって何よ! あたしはねぇ!」
カリオストロ「いいか!? 可愛いさってのはな、一朝一夕で身につくもんじゃねぇんだよ! このオレ様ですら美少女1人創るのに7日はかかんだ!」
イオ「は、はぁ?」
カリオストロ「楽して可愛くなろうなんてぇ、世界が許してもこの天才美少女錬金術師のカリオストロが許さないぞっ☆」
カリオストロ「ってことだ。帰れ」
カリオストロ「あんまりうるさいとぉ、ウロボロスでバクってしちゃうぞっ☆」
イオ「ぐぬぬ」
カリオストロ「胸がデカくなるかは知らんが、今でも十分美少女なのに高望みするんじゃねぇよ。自然な体のまま可愛くなれることがどれだけ恵まれてるかわかんねぇのか」
イオ「あっ……」
カリオストロ「ふんっ、ほらもう行け。オレ様はこれから馬鹿弟子の面倒見なきゃいけねぇんだから」
クラリス「ししょーひっど~い」
イオ「クラリス、聞いてたの?」
カリオストロ「何が酷いんだよ?」
クラリス「おっぱいの悩みは女の子の永遠の命題なんだよ? それがわかんないってやっぱり」
カリオストロ「やっぱり、なんだ?」キュイーン
クラリス「い、いや……とにかくけちんぼなししょーでごめんねイオちゃん」
イオ「ううん、いいの。無理なお願いしてるっていうのはわかってたから」
クラリス「うちがやれたらやってあげるけど、うちだと増やすどころか消し飛ばしちゃうから」
カリオストロ「ないもんを消し飛ばすことはさすがのお前にもできないだろうけどな」
イオ「なっ!?」
クラリス「ししょー! 気にしてるのわかっててそういうこと言うのやめなよ!」
カリオストロ「いいんだよ、こうやって意識させときゃ大きくなりやすくなんだろ」
クラリス「まったく根拠ないし。本当にごめんねイオちゃん。イオちゃんは絶対可愛くなるから!」
カリオストロ「オレ様には及ばねぇだろうがな」
クラリス「いやいや、ししょーよりは可愛くなるよ。最カワはうちだけど」
カリオストロ「おい、そりゃオレ様よりお前の方が可愛いってことか?」
クラリス「えっ、当然でしょ?」
カリオストロ「ほざくじゃねぇか、恋愛クソザコのくせによぉ」
クラリス「そ、それは関係ないじゃん! 大体ししょーだってジータにお姫様抱っこされたとき本気で照れてたし!」
カリオストロ「は、はぁぁ!? オレ様がてれ、照れるわけねぇだろ! あれはな、ああやって照れたように見せることで可愛さをアピールするためで!」
クラリス「ふ~ん、本当かなぁ?」
カリオストロ「なんだその目は? いいぜ、じゃあ今からジータんとこ行って証明してやる。オレ様は惚れる側じゃなくて惚れさせる側だってなぁ!」
クラリス「ちょちょ、ちょっと待ってよ、それって告白とかするってこと!? だめだからぁ!」
イオ「行っちゃった……」
イオ(スレンダーな美人っていうのもカッコいいけど、あたしはロゼッタに吊り合うようになりたい)
アン「グーレアっ」
グレア「きゃっ! アン、急に抱き着いて来たらびっくりするよ」
イオ(アンさんとグレアさんくらいの大きさだったら吊り合ってるわよね。グレアさんの方が大きいけれど、アンさんだって十分おっきい)
イオ(そういえばサラもアンさんも何かを召喚して戦うって共通点があるわ。ジュリエットさんとマギサさんも大きいし、もしかして召喚が巨乳の秘訣!? ルリアは違うけど)
アン「イオちゃんも混ざりたい?」
イオ「えっ?」
アン「ずっとこっちの方見てたから混ざりたいのかなって。いいよ~こっち来てグレアをモフモフしましょ」
グレア「は、はずかしいからだめだよアン」
イオ「違うの。召喚術みたいな何かを使役する術が使えると、おっぱいおっきくなるのかなって思ってただけ」
アン「おっぱい?」
グレア「なにを言い出すのイオさん!?」
アン「う~ん、確かにモーさんを使役するマギサさんは、もしかしたらドラフ含めてこの騎空団一かもしれないしねぇ」
イオ「でしょ? アンさんだっておっきいし」
アン「あははは、こんなのグレアのと比べたら全然だよ。ね、グレア?」ムニ
グレア「アンっ! 持ち上げないでよ~!」
イオ「グレアさんはドラフじゃないけど角が生えてる……ということは角も巨乳の秘訣?」
グレア「いやたぶん関係ないと思うよって、アン! そろそろ離して~!」
イオ「うん。種族の違いは分かるけど、ドラフはあたしくらいの身長でばいんばいんだし」
グレア「男の人はものすごく身長大きいのにね。不思議な種族だよ」
アン「骨格とか違うんじゃないかなぁ。イオちゃんが今の身長でばいんばいんだと、ヒューマンの骨格じゃ耐えられないかも」
イオ「でも同じヒューマンのサラはもう谷間出来るくらいあるし」
アン「あぁ、だから使役術使いはおっきいかもって思ったんだ。確かにあの子結構発育いいよね」
グレア「えっ、何で知ってるの?」
アン「そりゃお風呂とかで一緒になったとき見ることくらいあるでしょ」
グレア「いつも他の人と被らない時間に入ってるから……」
アン「もう! せっかく社会科見学ってことで騎空団に入れてもらってるのに、打ち解けようとしないでどうするの!」
グレア「だって、裸になったら余計に尻尾とか羽根とか目立つし……」
アン「そんなの気にしてたんだ。誰も変に思ったりしないよ」
グレア「わかってるけど……」
アン「だったら私が一緒にいてあげるから。それならいいでしょ?」
グレア「アンと一緒なら、大丈夫」
アン「よし、ってかもっと早く一緒に入ろうって言ってほしかったんだけど」
グレア「それもはずかしいよ……」
アン「今更。まあいっか。じゃあ今日は一緒にサラちゃんの発育を確かめよう!」
グレア「いやっ、発育確かめるためにお風呂入りに行くんじゃないからね!?」
イオ「気にしないで。あたしと同じ体の問題のことだったもの」
アン「グレアが気にしすぎなんだよ。尻尾なんてユエルさんやソシエさん、それにアンチラちゃんにだって生えてるのに」
グレア「それとは違うでしょ」
アン「そんなこと言ったら私の顔とグレアの顔も、同じ顔って部分だけど違うでしょ。それと同じ」
グレア「それは……」
アン「私はその自分だけの部分を、グレアにもちゃんと誇りに思ってもらいたいんだ」
グレア「アン……」
イオ(自分だけの部分……)
アン「ってぇことで! お風呂で皆にじっくり見てもらいましょうか!」
グレア「ええっ!? み、見せびらかすの!?」
アン「視線に慣れれば普通だって思えるようになれるでしょ? ガンガン見てもらうわよ! 穴が空くくらいに!」
グレア「穴があったら入りたくなるよ……」
イオ「じー」
グレア「い、イオさん?」
アン「おおっ! 予行演習で今見てくれてるのね! よぉし、慣れるのよグレア!」
グレア「うんっ、がんばる」
イオ「じー」
グレア「う……」
アン「……」
イオ「……」
グレア「うぁ……」
イオ(グレアさん、はずかしがり方がちょっと色っぽい)
グレア「やっぱり無理~!」ダッ
アン「あちゃ~ちょっと荒療治だったか。付き合ってもらってありがとうねイオちゃん」
イオ「お風呂に居合わせたらまた手伝うわ」
アン「うん、お願い。今度は拘束魔法で捕らえておこうかしら」
イオ「それはさすがにやりすぎだと思うわ」
イオ(誇りに思えるようなところなんてどこにあるんだろう)
マギサ「あら、イオちゃん」
イオ「マギサさん」
マギサ「何か悩み事?」
イオ「わかります?」
マギサ「そんな顔してたら誰にだってわかるわよ。私でよければ話を聞くわ」
イオ「おっぱいおっきくしたいんです」
マギサ「は?」
イオ「だから、おっぱいおっきくしたいんです!」
マギサ「……ぷっ。くくくっ」
イオ「ちょっとぉ! なんで笑うんですか!?」
マギサ「いや、ごめんなさい。本当に深刻そうな顔してたからどんな大事かと思ったら、予想外に可愛らしいことだったものだから」
イオ「あたし真剣なんですけど」
マギサ「そう、そうよね。女の子だもの、気になるわよね」
イオ「マギサさんがおっきいのはモラクスを使役してるから?」
マギサ「どうして?」
イオ「サラもアンさんもジュリエットさんも、使役する術を使う人はみんな大きいから」
マギサ「ルリアちゃんは?」
イオ「ルリアは、一応ジータと一体化してるのでジータでカウントします!」
マギサ「うふふ、ちょっと苦しいわね」
マギサ「答えを言うと残念ながら関係ないわ」
イオ「使役する術って魔力が必要だから、魔力が多いと大きくなるとかじゃなくて?」
マギサ「魔力の多さもあんまり関係ないと思うわ。私に匹敵するほどの魔力を持ってたさくらちゃんや、それこそイオちゃんだって魔力はそこらの魔導士より多いでしょ?」
イオ「うぅ、そっかぁ」
マギサ「本当はわかっていたんでしょう? 胸が大きい理由に共通項なんてないんだってこと」
イオ「マギサさんには何でもお見通しね」
マギサ「こんなのは私の力を使うまでもない話よ。わかっていても理屈をつけて希望を持ちたがるのが人間というものだもの」
イオ「でもマギサさんならおっぱいおっきくする魔法とか知ってるんじゃ!」
マギサ「そうやってね」
イオ「あぅ……」
マギサ「どうしてそんなに急いでいるの?」
イオ「それは、えっと、付けたいネックレスが胸大きくないと似合わないから」
イオ(本当はロゼッタと同じネックレスが似合うようになりたいから、だけど)
マギサ「うふふ、背伸びしたい年頃ね」
イオ「子供扱いしないで……って言えませんよね」
マギサ「それがわかっているだけ少しは大人よ」
イオ「あたしの体に巨乳には合いませんか?」
マギサ「物理的な身の丈の話じゃなくてね。そっちも個人的に言えば今のままの方がバランスはいいと思うけれど」
マギサ「今のイオちゃんは今しかいない」
イオ「今のあたし?」
マギサ「そう。今のイオちゃんには今のイオちゃんに似合う格好があるでしょ? それはきっと今しか似合わないの」
マギサ「ああなりたい、こうしたいという気持ちは勿論わかるわ。けれどどうあっても変えられないものというのはある」
マギサ「そういうときにやるべきは、今の自分に似合う姿を求めることじゃないかしら?」
マギサ「なりたい自分に変わっていくまでの間、今の自分でしかできないことを目いっぱい楽しむこと。それはね、イオちゃん。成長できる子供にだけ許されるものなのよ」
イオ「子供にだけ……」
マギサ「そう。変わりたいという気持ちも大事だけど、未来だけを見つめて今を疎かにしちゃいけない。私はジータと出会ったことでそれを知ったわ」
イオ「理屈は理解できるわ。けれど、あたしがなりたいのは……」
マギサ「未来のことを考えることも大切。けれど、今貴女がやっていることは今から逃げようとしているだけに見えるわ」
マギサ「今の貴女も十分素敵なレディよイオちゃん。もっと自信を持ちなさい」
イオ「どこら辺が、でしょうか?」
マギサ「それは、自分で考えましょうか」
イオ「ええ~?」
マギサ「それを考えて見つけることが、今を大切にするということよ」
イオ「はぁい……」
イオ「はぁ……」
ロゼッタ「またため息ついてる」
イオ「ロゼッタ」
ロゼッタ「まだ元気出てないみたいね」
イオ「うん。色々頑張ったけど、やっぱり願いが叶いそうにないっていうのがわかったから」
ロゼッタ「そう、それは残念ね。それじゃあ、これで少しは元気を出してくれるかしら?」
イオ「これ……ネックレス?」
ロゼッタ「そう。イオちゃんに似合うと思って買って来たの。こっちに来て」
イオ「あっ、自分で付けるわよ!」
ロゼッタ「いいの。プレゼントなんだからアタシが付けるわ。よし、できた! はい鏡」
イオ「似合ってる、かな?」
ロゼッタ「アタシは似合ってると思うけど、イオちゃん本人はどう思う?」
イオ「似合ってる、よ! うん、ありがとうロゼッタ!」
ロゼッタ「うふふっ、イオちゃんに元気が戻ったならそれでいいわ」
イオ「ええ!」
ロゼッタ「それじゃ、少しかがんで……」スッ
イオ「よい、しょっと」
イオ(やっぱり間近で見ると迫力があるわね)
ロゼッタ「今日は胸が気になる日なのね」
イオ「わっ! ご、ごめん!」
ロゼッタ「ふふっ、あまり露骨な視線はお断りだけど、イオちゃんにならいいわ」
イオ「あたしだってそんなに露骨には見ないわよ、これからは。できた!」
ロゼッタ「ありがとう。どう?」
イオ「すごく似合ってる! 綺麗よ!」
ロゼッタ「ありがとう。うん、思った通りね」
イオ(あれはロゼッタだから似合うのよ。あたしには似合わない。本当は同じのが――)
ロゼッタ「イオちゃん。アタシのネックレスとイオちゃんのネックレスね、ペアになってるの」
イオ「……え?」
ロゼッタ「同じ素材でまったく別のコンセプトで仕上げてみたんですって。こんなに変わるものなのね」
イオ「そう、なんだ。ロゼッタのとペアに」
ロゼッタ「プレゼント探してるときに見つけて、これしかないって思ったの。だって、片方はイオちゃんじゃないと似合わないけど、もう片方はアタシじゃないと似合わないじゃない?」
イオ「ロゼッタならあたしのも似合うわ」
ロゼッタ「そう言ってくれるのは嬉しいけれど、やっぱりそれが似合うのはイオちゃんよ」
イオ「そうかな?」
ロゼッタ「同じネックレスが似合うようにって言ってたから、最初は同じにしようと思ったの。けれどそれだとイオちゃんらしさも、アタシらしさも引き立たなくなってしまう」
ロゼッタ「装飾品はその人を引き立てるために付けるもの。アタシがよりアタシらしく、イオちゃんがよりイオちゃんらしく見えるようになるものを選ばなくっちゃね」
イオ「あたしらしい、って何かな?」
ロゼッタ「星晶獣や七曜の騎士にさえ啖呵を切れる強さ。いつだって周囲を笑顔にしてくれる天真爛漫な明るさ。小さくて細くて人形のような可憐さ。それから――」
イオ「も、もういい! はずかしいからもうやめて!」
ロゼッタ「イオちゃんらしいところならいくらでも言えるわ。だって、私の好きなところですもの」
イオ「うぅ、ロゼッタ直球すぎるわよ。顔から火が出ちゃう」
ロゼッタ「そのイオちゃんらしさは、アタシらしさにない部分。そして、その逆も」
イオ「うん。あたしはロゼッタみたいに落ち着いた大人のレディじゃないし、周囲を惹きつけるような妖艶さもないわ。あとおっぱいもちっちゃい」
ロゼッタ「同じじゃないから惹かれるのよ。アタシにはない『らしさ』を持っていて、そして『アタシらしさ』を好きでいてくれるイオちゃんに」
イオ「あたし、ロゼッタと吊り合いたかったの」
ロゼッタ「もう十分吊り合っているわ。お互いに違う自分らしさだけど」
イオ「きっと、お互いに必要なあたしらしさなのね」
ロゼッタ「思い立ったらすぐ行動しちゃうものねイオちゃんは」
イオ「けど思い立つまでにちゃんと考えるから!」
ロゼッタ「そうね。そこがイオちゃんのいいところ。イオちゃんらしさの1つね」
イオ「あたしね、今のあたしらしさをもっとロゼッタに見てもらえるようにする」
ロゼッタ「そうしてくれると嬉しいわ」
イオ「けど、やっぱりロゼッタみたいな大人のレディになりたいって気持ちも捨てきれないわ」
ロゼッタ「それも嬉しい」
イオ「どうして? 違ってるから惹かれるんじゃないの?」
ロゼッタ「イオちゃんが完全にアタシになるわけじゃないもの。アタシに憧れてくれるっていうのはすごく嬉しいことじゃない」
イオ「違ってるから惹かれるのに、同じになっても嬉しい。中々複雑ね」
ロゼッタ「人間の心なんてそう簡単に言い表せられるものじゃないわ。私のこの気持ちは、一言で言い表せられるけれどね」
イオ「どういう気持ちなの?」
ロゼッタ「イオちゃんが好き」
イオ「……~~~っ」
ロゼッタ「きっとこの気持ちは、今も同じだと思うけれど」
イオ「……ええ。あたしもロゼッタが、大好き!」
ロゼッタ「この気持ちは違うより同じ方が嬉しいことはわかるわね」
イオ「当然よ」
ロゼッタ「ふふふっ」
イオ「ふふっ……ねぇ、ロゼッタ?」
ロゼッタ「なぁに、イオちゃん?」
イオ「もう一度屈んでもらっていい?」
ロゼッタ「いいわよ。よいしょっと。それで、何の用かしら?」
イオ「ちゅ、チューして――」ググッ
クラリス「ドカーン!」
イオ「うええっっ!? なに!?」
ロゼッタ「外からよ。行きましょう!」
イオ「んもぉぉ! いいところだったのに!」
クラリス「くっ、効いてない!?」
カリオストロ「くそっ! どうなってんだ!?」
ルリア「このおっぱい、我の胸に1つにせしめん」ヒュゴゥ
ジータ「あへぇぁ……またお嫁に、いけなくなっちゃった……」ビクンビクン
謎のひかビィ「オイラは局部を隠すだけの存在!」
クラリス「ジータぁ! ジータのおっぱい吸うなんてうらや……じゃなくて! ジータを離しなさい!」
ルリア「はわわ~」ヒュゴォォォ
カリオストロ「だめだ! 今のルリアはこの世界の全ての胸を吸い尽くすまで止まらねぇ!」
ルリア「飲ませよ、この身の乳を肥大化せしめる、この巨乳を」ヒュゴゥ
クラリス「いやぁぁ! やめてぇぇ! うちのはじめてはジータにぃ!」
イオ「一体何が起こってるの!?」
ロゼッタ「よくわからないけれど、イオちゃんの出番よ!」
イオ「ええ。一緒に行くわよロゼッタ!」
ロゼッタ「ふふっ、いつでも行けるわ」
イオ「こらぁルリア~! 少し頭冷やそうか~! インヴィテーション・ガスト!」
ユグロゼもすこだけど、イオロゼはもっとすこなんだ
こういうのをスレタイ詐欺というのか
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526554943/
Entry ⇒ 2018.05.22 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
ルリア「サイファーマスク2号、ただいま参上です!」
女の子「ひっく……ひっく……うぅ」
女の子「ままぁー!!ぱぱぁー!!……どこなのー!?」
女の子「ぅ……ぅぇ……うえぇぇぇ~ん―――」
??「大丈夫ですかっ!?」
女の子「…………ふぇ?」
??「可愛いレディーさん。私が来たからには、もう大丈夫です!」
??「だからどうか安心して涙を拭いてください。暗い顔は、あなたには似合いません」
女の子「だ、だれ?おんなのひとの、こえ……?」
??「今行きます!―――とうっ!!」シュバッ
??「わわっ、と」<ストン
??「しゅたたたたっ」パタパタ
??「はぁ、はぁ、ふぅ………。むんっ」
??「しゃき―――――――んっっっ!!!」
??「ひとつ!ひとりじゃ心細くても!」
??「ふたつ!ふたりならきっと大丈夫!」
??「みっつ!…………ぇっと。あ!みかんが見つかりませんでした」
??「お待たせしました!貴方の笑顔を守るサイファーマスク2号、ただ今参上!!」
女の子「」ポカーン
サイファーマスク2号「―――」
女の子「」ポカーン
マスク2号「……………」
女の子「」ポカーン
2号「…………えっと。あの」
女の子「――――ぷっ」
女の子「あはははははは!なにそれ、お姉ちゃん変なのー!」
2号「へ、変じゃないです!サイファーマスク2号です!みんなの笑顔を守るんです!強いんですよ?」
女の子「なんでマスク被ってるの?顔見せてー」
2号「はわっ! マスクとっちゃダメですぅ!」
女の子「えー、いいじゃん」
2号「そ、そんなことより!大きな声で泣いて、一体どうしたんですか?」
女の子「えっとね。実はパパとママがいなくなっちゃって―――」
ウェルダー「す、素晴らしい……。最高だルリア!いや、サイファーマスク2号!!」ヒソヒソ
ジータ「ちょっとウェルダー声大きいでしょ、気づかれちゃう!」ヒソヒソ
カタリナ「だ、大丈夫か?ルリア、妙に高いところから降りていたようだが……」ワタワタ
ウェルダー「断じて問題ない。なにせこの勇敢なる森の戦士と空の果てを目指す覆面闘士が共に考えた決めポーズだからな!」ヒソヒソ
ビィ「いやぁ、姉さんが心配してるのはポーズじゃねぇと思うぜ」
グラン「ルリア、様になってるなあ」
ジータ「何他人事で見てんのよ!元はといえばグランが―――」
―――――――――
―――――――――
ルリア『私、サイファーマスクになります!』
グラン『え』
ビィ『へ?』
ジータ『は?』
カタリナ『すまないルリア、言っていることがよくわからないんだが……?』
ルリア『言葉通りの意味です。今日から私は、サイファーマスク2号です!」
カタリナ『いやそういうことじゃなくてだな』
グラン『僕が1号で、ルリアが2号?』
ルリア『はい!』
グラン『そっか。じゃあ一緒に頑張ろう、ルリア』
ルリア『はいっ!グランのようにこう、しゃきーんっ!!ってやってみせます!』
ビィ『いやいや、なんでさも当たり前のように話が進んでんだよ』
カタリナ『以前も言ったが、グランのように戦うのは少し無理があるんじゃないか?』
ジータ『そもそもサイファーマスクってスカイグランデ・ファイトでのグランのファイトネームでしょ。なんでルリアが―――』
??『感動したッッッ!!』
ビィ『うひゃぁ!?……って、なんだウェルダーかよぉ』
ウェルダー『ルリア……いや、サイファーマスク2号!貴様の思い、このフォレストレンジャーウェルダーが聞き届けた!』
ウェルダー『そうと決まればさっそく特訓だ!戦士にはそれに相応しい決めポーズが必要だからな!』
ルリア『はいっ!』
ジータ『ちょっとウェルダー!あなた今日洗濯当番でしょ!?』
ウェルダー『安心しろ、任務を疎かにする様なレンジャーではない!あとこれ借りてくな』
ジータ『え。あ、ちょっと!それ私の仮面とバトルコスチューム!』
ウェルダー『さあ行くぞ!サイファーマスク2号!今日が貴様の誕生の日だ!』
ルリア『おーっ!!』
ジータ『ちょっと待ちなさい!……あー、もう!グランも止めなさいよー!!』
―――――――――
―――――――――
ジータ「あの後見に行ったら洗濯ものぐちゃぐちゃで、結局私が干しなおしたんだからね?」
ウェルダー「それはそのー……すまないと思っている」
ジータ「それにしても誰が用意したの、あの衣装。私の服じゃなかったの?」
ビィ「ジータの服じゃ大きすぎたらしくてよぉ、だからクラウディアに頼んで作ってもらったんだってよ」
カタリナ「よく受けてもらえたな」
ビィ「見たかったんだろきっと」
ジータ「そもそもなんでグランは止めなかったのよ」
グラン「きっと大丈夫だよ、ルリアなら」
ジータ「へーえ?何かあったら真っ先に止める団長様にしては随分寛容なご判断で」
カタリナ「むっ、ルリアが動き出したぞ」
ビィ「さっきの嬢ちゃんも笑ってるし、いい雰囲気みてぇだな」
ウェルダー「こうしちゃいられない!追跡班、移動を開始するぞ!」コソコソ
グラン「おーっ!」コソコソ
ジータ「のんきに返事しないでよね、もう」
カタリナ「しかしなんだ。この大人数でルリアを尾行するのも考え物だな」
ビィ「オイラたちのほうが怪しいよな、端から見てると」
2号「ミーちゃんのお父さんとお母さんはどんな人なんですか?」
ミー「えっとね。とっても強い騎空士なんだよ。パパは魔法が得意で、ママは剣が得意なの」
2号「へー。私たちとは逆ですね」
ミー「お姉ちゃんにもパパがいるの?」
2号「同じサイファーマスクです!私が2号で、その人が1号。とっても強いんですよ」
ミー「それじゃ変わり者同士なんだね」
2号「あはは……それじゃ、早速町できいてみましょう」
2号「すみませーん、この子のご両親をご存じないですかー!?」
ミー「ぱぱー!ままー!どこぉー!?」
「さあ、見てないねえ」
「二人組の騎空士か……。わるいが、この街にはごまんといるからなあ」
「何だい姉ちゃんその格好。道化師か何かか?」
「お嬢ちゃん大丈夫?この人に変なことされてない?」
―――――――――
―――――――――
2号「なかなか、見つかりませんね」
ミー「うん………」
2号「でも安心してください!ミーちゃんのパパとママ、きっとこのサイファーマスク2号が見つけてみせますから!」
ミー「…………ぅぇ」ジワ
2号「あ―――」
ミー「ぱぱ……ままぁ……」ポロポロ
2号「だ、大丈夫。まだ明るいし、夜までには見つかるから。だから―――」ハッ
2号「そうだ!ミーちゃん、ちょっといいかな?」
ミー「ふぇ……?」
2号「ここから少し歩いたところに見せたいものがあるんです。もう少し、頑張れますか?」
カタリナ「随分と開けた所に出たようだが……?」
ウェルダー「心配するな!サイファーマスク2号は必ずやってくれる!」
ジータ「ねえグラン、私たちが行かなくて大丈夫なの?」
グラン「大丈夫だよ、ルリアなら」
ジータ「もう、そればっかり」
2号「ミーちゃんは、そこで待っていてくださいね」
ミー「??」
2号(グランは傍にいないけど、少しだけなら)ポウ
2号『力を貸して、シャローム……!!』
ミー「ひゃっ!? な、何……?」
2号「大丈夫ですよ、もう目を開けても」
ミー「え。わぁ……!!」
2号「えへへ。どうですか?」
ミー「きれい……!でもどうして?さっきまで何もなかったのに」
2号「えっへん!サイファーマスク2号は、綺麗なものを見せてあげるのが得意なんです!」
ミー「じゃあこれ、お姉ちゃんがやったの?」
2号「この花は、寂しいときや悲しいときに、私たちを応援してくれるんです」
2号「それと見た人のお願い事を叶えてくれる、かもしれませんよ?」
ミー「パパとママにちゃんと会えるかな?」
2号「サイファーマスク2号もいるから大丈夫!だからもう少し、探して見ましょう?」
ミー「……うん!」
ミー「ぱぱ、ままぁ!」
パパ「ミー!よかった無事で」
ママ「どこにいたの!?大丈夫、怪我してない?この人は……?」
ミー「大丈夫だよ!この2号さんが、手伝ってくれたの!」
カタリナ「……無事、見つかったようだな」
ジータ「一時はどうなることかと思ったよ」
ビィ「そういやよぉ、シャロームに『願いを叶える』なんて力、あったっけか?」
グラン「あの子が信じてくれたならそれが真実だよ。それに願いはルリアが叶えたみたいだしね」
ジータ「そっか」
―――――――――
―――――――――
店主「らっしゃいらっしゃいー。美味しいタマコン、いかがですかー」
<シーン
店主「…………だーったく!ここの奴らは見る目がねえなあ!」
ルリア「じー……」
店主「お、いらっしゃ―――って何もんだてめえは!」
ルリア「あ。えっと」ゴソゴソ
2号「しゃき――――――――んっっっ!!」
2号「ひとつ!一手間ご飯にかけるほど!
2号「ふたつ!深い美味しさが際立ちます!
2号「みっつ!みんなで食べればもっと美味しい!」
2号「あなたのため息を祓うサイファーマスク2号、ただいまさんじょ」
店主「店先で騒ぐんじゃねえ。冷やかしならとっとと帰りな」
2号「」シュン
ビィ「グラン、ステイステイ」
ジータ「気持ちはわかるけどここは耐えて。カオスルーダーはほんと怖いから」
2号「……えっと、あの。どうかしたんですか?」
店主「見ての通り商品が売れねぇんだ。文句あるか」
2号「この、お鍋に入ってるお団子ですか?」
店主「団子じゃねえ、タマコンだ。芋を練って味付けしたタレで煮込んだウチの島の郷土料理さ!」
2号「ひとつもらっていいですか?」
店主「少なくとも冷やかしじゃないみてぇだな。ちょっと待ってな」
<チャリーン
2号「―――美味しい!」
店主「そうだろうそうだろう!ウチのタマコンは全空一よ!」
店主「……と思って田舎から飛び出したはいいものの、来る日も来る日も閑古鳥」
店主「この味がわからないなんて、この島のやつらは損してるぜ。ったく」
2号「あの!私、お手伝いしてもいいですか?」
店主「へ?」
2号「こんなに美味しいですもん、みんなに知ってもらいたいです」
2号「それに、困っている人を助けるのが、サイファーマスク2号ですから!」
店主「2号ってのはよくわからんが……ま、いないよりマシか。手伝ってもらおうかな」
2号「任せてくださいっ!」
2号「いらっしゃいませー、いらっしゃいませー!タマコンはいかがですかーっ、」
2号「プリッと熱々、一口食べれば病みつきです!是非食べていって下さーいっ!」
2号「いらっしゃいませー!あ、お兄さん、いかがですか?」
ウェルダー「……なかなか売れてないなぁ」
カタリナ「ポートブリーズには多くの店が軒を連ねるが、一方で入れ替わりも競争も激しい」
カタリナ「一度定着すれば根強いが、そうでなければ他の店に取って代わられるだけだ」
ビィ「けどよぉ。なんか素通りするか遠巻きに見てるってだけな気もするぜ?」
カタリナ「ルリアの物珍しさもあるだろうが……あれは店主にも原因があるな」
カタリナ「焦りもあるだろうが、ああも苛立っていては周囲を威嚇するだけだ。扱う商品以前の問題になってしまう」
ジータ「ねえグラン、私たち手伝ったほうがいいんじゃないかな?」
グラン「大丈夫だよ、ルリアなら」
ジータ「そのセリフ、さっきも聞いたんだけど」
2号「………お客さん、来ませんね」
店主「チッ。ったく、今日も大赤字だ」
2号「すみません、お役に立てなくて……」
店主「全くだよ。突然やってきたかと思ったら素っ頓狂な恰好しやがって」
2号「……」シュン
店主「……。とはいえ、手伝ってくれたのは事実だからな」
店主「余ったこれくれてやる。給料代わりだ」
2号「え。でも……」
店主「どうせ持って帰っても日持ちしねえし味は落ちる。捨てるだけならお前にやるよ」
2号「ありがとうございます!あの、ここで食べてもいいですか?」
店主「好きにしな」
2号「それじゃ……えへへ、いただきますね」
2号「わ、熱っ―――ふぅー、ふぅー」
2号「はふ……。ん♪ おいひぃです?」
店主「嬢ちゃん、本当に美味そうに食べるなあ」
2号「はい!あったかくて、コリコリしてて。食べてるとポカポカして来ます」
2号「美味しいのはもちろんですけど、とっても優しい味がするから。他の人にも教えたくなっちゃいます」
2号「……グランやカタリナも、食べてくれるかな」
店主「知り合いかい?」
2号「とっても強くて優しい、私の自慢の人たちです!きっとみんなも喜んでくれると思います」
2号「だって、こんなに美味しい食べ物だから―――」
大男「なあ、ちょっといいかな」
店主「なんだ、兄ちゃん」
大男「その……タマコンってやつか?俺も一つもらいたいんだけど」
店主「お?ああ」
<チャリーン
大男「―――ん、うまい。そこの覆面の子の言うとおりだな」
2号「え」
若妻「私もいただいていいかしら?」
店主「まいど」
<チャリーン
若妻「あら、あんまり食べたことない味。でも本当に優しい味ねえ」
2号「濃い味と薄い味、どちらがお好みですか?」
若妻「そうねえ、どちらかというと薄味かしら?」
2号「それならこれをかけて見てください。ピリッとするんです」
若妻「―――ホント。これ、今晩のおかずにぴったりかも」
老人「ワシももらっていいかのう?」
<チャリーン
婦人「今晩のおかずにいいかもねえ」
<チャリーン
ハーヴィン♂「僕ももらっていいかな?」
ワイワイ
2号「あ、あのー!順番に並んでくださいー!」
2号「ありがとうございましたー!また、来てくださいね!」
店主「―――はは、まじかよ。売り切れやがった」
2号「皆さん喜んでくれてよかったですね!」
店主「夢じゃねえのかこれは。嬢ちゃんは天使か何かか?」
2号「はわ!?そ、そんな……タマコンが美味しかったからですよ」
店主「ともかくありがとな。嬢ちゃんのおかげだ、感謝するよ」
2号「いいえ。……ふふっ」
店主「あ?」
2号「やっぱり、笑ってるほうがいいですよ。そのほうがタマコンも美味しいですもん」
店主「そうか、そうだな」
2号「それじゃ私は行きますね。今度はみんなで食べに来ますね!」
店主「嬢ちゃん」
2号「はい?」
店主「さっきは素っ頓狂とか言ってすまなかった。機会があればまた来てくれよ」
2号「はいっ!」
ウェルダー「流石サイファーマスク2号、このフォレストレンジャーも鼻が高いぞ……!」
ビィ「それにしても、なんで急に売れ出したんだろうな?」
カタリナ「食べ物を美味しそうに食べている姿は、何よりも魅力的に映るものだ」
ジータ「確かにルリア、すごく幸せそうにご飯食べるものね」
ビィ「ま、とにかくあのピリピリオッチャンも解れてそうで何よりだぜ」
ジータ「ねえグラン、まだルリア追いかけるの?そろそろ陽も傾いて来たけれど―――」
グラン「―――」
ジータ「……グラン?」
グラン「何か、くる」
ジータ「え」
――――――――――
――――――――――
ドーン!!
「魔物だ―――――っ!!!」
ルリア「えっ」
「一体どこから!?」 「護衛団の奴らは何してるんだ!」 」
「早く逃げないと!!」 「私の子、私の子はどこですか!?」
「こっちなら安全だぞ!」 「おいてかないでぇ!」
魔物「グルル……」
女性「こ、こないで……」
魔物「ガァァッ!!」
女性「きゃああああっ!」
ヒュッ ガガッ
魔物「グォ……!?」
クレイゴーレム「オォォォォォ―――」
女性「魔物同士が戦ってる……?」
2号「大丈夫ですかっ!?こっちです、早く!」
女性「え、ええ!」パタパタ
2号(グランと離れてるから、あんまり長時間の召喚は無理だけど……)
2号(クレイゴーレム、少しの間頑張って!)
髭男「ありがとうございます、なんとお礼を言ったらいいか……」
ウェルダー「気にするな。フォレストレンジャーとして当然のことだ」
髭男「は、はあ……?」
ビィ「おーい!この辺りはもう大丈夫そうだぜ!」
カタリナ「では我々は別の場所へ。どうか騒ぎが収まるまでここを動かないでくれ」
女性「みんなは大丈夫かしら……」
老人「北のほうは警備が手薄じゃ。被害が大きくなければいいが」
ジータ「大丈夫です、きっと」
ジータ「私たちだけじゃない、みんなが頑張っています。だから安心してください!」
魔物「グルルルルル……」
2号(魔物がこんなところにまで……)
男性「くそっ、避難所まであと少しだってのに!」
女性「もうダメ……あっちもこっちも魔物だらけ、囲まれてるわ」
2号「大丈夫です。皆さんは私が、お守りします!」
女性「守るって、いったいどうやって―――」
男の子「うぅ、怖いよぉ……」
2号(グランは必ずみんなを守るために動いてくれてる。だったら、それまでは私が!)
魔物「ガアッ!!」ドドッ
男性「う、うわあああああああっ!!」
2号「ダメっ……!!」
「そこまでだ!!!」
魔物「!?」
女性「えっ……?」
女の子「なんとも、ない?」
男性「なんだこの声、どこから?」
男の子「あっ、みて!あの建物の上!!」
??「ひとつ、人の助けを求める声あれば」
??「ふたつ、ふたりが駆けつけズバッと解決」
??「みっつ、食後のみかんは3つまで」
2号「グランっ!!」
??「とうっ!!」
シュタ バサァッ
サイファーマスク1号「空の笑顔を守るため―――サイファーマスク1号、ここに推参!!」
2号「信じてました!ちゃんと、来てくれたんですね!」
1号「お待たせルリア。否、待たせたな1号!」
2号「あ、はいっ。私は2号でした」
1号「積もる話は後回しにしよう。今はこの人たちの安全が最優先だ!」
2号「はいっ!!」
街人「」ポカーン
魔物「」ポカーン
男の子「なにあれぇ」
1号「受けてみろ!俺たちのコンビネーション!!」
2号「サイファーマスク、ツープラトンっ!」
『 ス ト ロ ン グ ・ ス タ イ ル ! ! 』シャキーン
婦人「ああっ、また魔物が襲ってくる!」
大男「あぶねえっ、喰われちまうぞ!!」
1号「むんっ!!!」
魔物「グォ!?」
大男「なにィ!?」
ハーヴィン♀「正面からうけとめたぁ!?」
1号「ふぅぅぅ~~……おりゃぁぁぁぁっっっ!!!」
魔物「キャィン……」バタリ
老人「なんと、組み伏せて叩きつけたぞい!」
髭男「身体の倍ほどもある魔物をいとも簡単に!」
女性「女の子のほうが囲まれてるわ、あれじゃ食べられちゃう!!」
女の子「お姉ちゃん、危ないっ!!」
2号『―――颶風を侍らす軍神よ、我が無敵の盾と成れ』
ハーヴィン♂「うおっまぶし!」
チンピラ「み、みろ!あの嬢ちゃんあんだけ組み付かれてるのに傷一つねえぞ!」
2号『烈風よ、吹き荒べ!!』
魔物「ギャンッ」
髭男「何つー風だ、魔法でも使ってんのか!?」
1号「おらおらおらおらおらおらァァァァ!!!!!」ドコドコドゴ
大男「こっちもすげえぞ!」
チンピラ「手当たり次第にちぎっては投げていきやがる!!」
2号「1号!破壊の導きの加護をあなたに!!」
1号「任せろ!!―――だりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ドゴッ ズズゥゥゥン
1号「さあッ!!来るなら来い!!」
魔物「―――~~~っ」ダダッ
若妻「魔物たちが逃げていくわ」
髭男「いや待て、一番でかいのが残ってる!!」
老婆「あれはサイクロプスじゃ!」
サイクロプス「」ゴゴゴゴゴゴ
1号「貴様がこいつらの親玉か……」
2号「このまま引いてくれるなら私たちも危害は加えません。どうか―――」
サイクロプス「―――オォォオォォォォォォォォ!!!」
1号「ここまでやられちゃ引けない、か」
2号「1号、手を」
1号「ああ」ポウ
2号「―――。あなたに、風の加護を授けます。どうか……」
1号「わかってる。無茶はしないさ」
1号「行くぞッ!サイクロプス!!」
サイクロプス「ゥゥゥルァァァァァァ!!!」バゴォン!!
1号「ぐうッ……!!」
大男「また、受け止めたぞ!?」
チンピラ「でもだめだ、あれじゃ足場が崩れる!!」
1号「っ、ぉぁぁぁぁああああ!!」ガシィッ!!
ハーヴィン♀「え!?」
男の子「あしをつかんでる!」
1号「でぇぇぇぇぇいいぃぃぃ!!」
サイクロプス「ガッァァアアアア!!」
髭男「なんて力だ!あれだけ巨大なサイクロプスを、ジャイアントスイングで投げ飛ばすなんて!!」
チンピラ「それに懐に潜り込む速さ、只者じゃねえ!」
1号「行くぞ2号!フィニッシュ・ホールドだ!!」
2号「はいっ!!」
1号「受けろ!俺たちの必殺奥義!!」
『 勇 猛 果 敢 ! ! 』
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!
2号「魔物たちが町の外へ帰っていく……」
1号「無暗に命を奪う必要はないさ」
2号「ふふっ。1号、とっても格好良かったです」
1号「仲間のピンチに駆けつけるのが覆面戦士のお約束だからね」
女性「あ、あの……」
2号「ここから先が避難所です。街の人たちが待ってますよ」
1号「俺たちの出番は終わった。さらば!」シュタッ
2号「街の復興、頑張ってください!後でお手伝いしますから―!」シュタッ
シーン
髭男「消えちまった……」
若者「何だったんだ、あいつら」
婦人「サイファーマスク1号と2号……」
男の子「か、カッコいー!!!」
―――――――――
―――――――――
ジャスミン「―――はい。もう大丈夫ですよ!」
ジータ「あとは唾でもつけといたら?」バシ
グラン「いってぇ!ジータ、もうちょい手心を」
ルリア「1号……じゃなかった。グラン、大丈夫ですか?」
グラン「サイファーマスク2号のおかげでね」
ビィ「ホントにびっくりしたぜ、急にグランどっかいっちまうんだからよぉ」
グラン「ジータには『あとは任せる』って言っておいたよ?」
ジータ「いきなりにもほどがあるでしょ!」
カタリナ「あまり褒められたことではないのは事実だぞ。君の強さは承知しているが、もう少し慎んでくれ」
グラン「はーい」
カタリナ「ルリアもだ。サイファーマスク2号は、なるべく非戦闘時の活動に限ってくれよ?」
ルリア「でもグラン、本当に格好良かったです!流石サイファーマスク1号!」
グラン「あはは……あんまり無暗やたらにつけるものじゃないけど、ね」
ウェルダー「俺としては、もう少し決めポーズに改良の余地があると思うがな」
ビィ「おーい!工房組のおっちゃんたち、準備できたぜえ!」
グラン「それじゃここからは騎空士としての仕事だ。みんな頑張ろう!」
グラン「お待たせしました、こちらが注文の商品になります」
店主「わざわざすまねぇな。先日の魔物の襲撃で、物流が途絶えちまってよ」
ルリア「いえ。タマコンの材料が見つかってよかったです」
店主「あん?その声………嬢ちゃん、この前のなんとかマスクの2号か?」
ルリア「えっ。あ!あの、そのー」
店主「ってことは連れの兄ちゃんが1号か!」
グラン「……ルリア、名乗ってたの?」
ルリア「そのー、この前タマコンを貰った時に」
店主「おーいみんな!この前魔物を追っ払ってくれたやつらがいたぞー!」
大男「なんだって?」
婦人「あんたたちかい?あの時はありがとうねえ」
ハーヴィン♂「随分と小柄じゃないか、一体どこにあんな力が」
ハーヴィン♀「今日はマスク、つけてないの?」
髭男「お、おおおおおお俺、あんたのファンになった!サインしてくれぇ!」
チンピラ「いや、弟子にしてくれ!!」
男の子「ねえねえ、あれもう一回やって!しゃきーんって!」
ガヤガヤ ガヤガヤ
ルリア「はわわ……お、おさないでくださーい!」
グラン「ルリア、逃げよう」
ルリア「え。あ、はいっ」
シュパッ
店主「なっ。消えちまった!?」
老人「いったいどこに行ったんじゃ?」
髭男「くぅー!!サイン欲しかったぁ!」
ティアマト・マグナ「―――」フワフワ
ルリア「ありがとう、力を貸してくれて」
グラン「しかし……これ、参ったなあ」
ルリア「しばらく街、ちょっと出歩けませんね」
グラン「となると艇で机仕事か……。苦手なんだよなぁ、あれ」
ルリア「ふふっ」
ルリア「ねえ、グラン」
グラン「どうしたの?」
ルリア「また、グランのサイファーマスク、見せてくださいね。私も頑張りますから!」
グラン「随分気に入ったんだね」
ルリア「はい!だって――――――」
ルリア「私も、力になれるから!グランと一緒の衣装で、一緒に戦って!」
ルリア「だから私もサイファーマスク2号、がんばります!!」
おわり
今月のイベントはレスラーグラン君の活躍とルリアの圧倒的ヒロイン力がすごくよかったですね。
イベントでは無口なグラン君でしたがルリアや覆面仲間がいたら元気になるに違いない。
レスラーって結構ノリがよさそうななりなので。
素顔レスラーグラン君の実装を待ってますのでどうかよろしくお願いします。
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1525268215/
Entry ⇒ 2018.05.04 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
【グラブル】グラン「あれがグランサイ……え?」
ラカム「おおよ」
ラカム「あれが俺の自慢の騎空挺」
ラカム「グランサイファー号だ」
グラン「…………」
カタリナ「…………」
ビィ「…………」
ルリア「…………」
ラカム「どうした? お前ら?」
グラン「え!?」
グラン「あ……その」
グラン「り、立派な……船……ですね」
ビィ「お世辞はよそうぜ、グラン」
ビィ「悪いけど、赤錆スクラップの山にしか見えねぇぜ?ありゃ」
グラン「ビィ!」
ラカム「ははは、やっぱりそう見えるか」
ラカム「正直で結構なことだぜ!」
グラン「す、すみません……」
ラカム「いいって事よ」
ラカム「そういうのには慣れているからな」
カタリナ「でも……ずっと修理していると聞いているが」
カタリナ「あの巨大さ……どう見ても一人の手に余るのでは?」
ラカム「……いいんだよ」
ラカム「俺が好きでやっている事だからな」
そうだ、まさにその通りだ。
夕日を浴びて死んだように沈黙する騎空挺グランサイファー号。
しかし、その中では、着々と……
グラン「……なぜか荘厳なBGMとナレーションが聞こえるんですけど」
ラカム「空耳だろ」
ラカム「さ、気が済んだのなら宿に帰って」
ラカム「明日の計画でも練るんだな」
グラン「はあ……」
グラン「…………」
―――――――――――
グラン「ラカムさん!」
グラン「この島から脱出したいので手を貸してください!」
ラカム「……すまんが」
ラカム「俺にも事情があってな……俺はあいつと飛びたいんだ」
カタリナ「しかし……こう言っては失礼だが」
カタリナ「あのようなサビだらけで動きそうも無い騎空挺では……」
ラカム「あいつは俺がガキの頃からあそこに落ちててな」
ラカム「誰にも持っていかれない様に偽装を施してあるんだよ」
カタリナ「な……では、グランサイファーは飛べる状態だと?」
ラカム「……のはずなんだが」
ラカム「なぜか動力に火が入らなねぇ」
ラカム「昔風に言えば……『船に認められてない』って事なのかもな」
ゴー!
グラン「うわっ!?」
カタリナ「な、なんだ、この風は!?」
―――――――――――
フュリアス「これでポート・ブリーズはお終いだァァァッ!」
フュリアス「あと他の騎空挺はぶっ壊してやったからな!」
フュリアス「ぎゃはははは!」
―――――――――――
ティアマト「あんぎゃー!」
―――――――――――
ラカム「あのハゲチビメガネ! なんてことしやがる!」
ラカム「くそっ……こうなったら!」
カタリナ「飛ばすのか!?この騎空挺を!?」
ラカム「へへ……もしかしたらよ」
ラカム「コイツには飛ぶ時ってのが、分かっていたのかもな……!」
ラカム「さあ……飛ぼうぜ!」
……ゴゴゴゴゴゴゴゴ
グラン「!」
ルリア「う、動き出しました!」
カタリナ「行けそうか!? ラカム殿!?」
ラカム「ああ……今までに無かったくらいご機嫌だぜ!」
ラカム「偽装解除!」
ガガン! バラバラバラ…
ラカム「抜錨!」
ドドドドドドドドド… ババン!
ビィ「信じらんねぇ……あの鉄くずが飛んだぜ!」
グラン「な、なんか……全然釈然としないんですけど」
カタリナ「まあいいではないか、グラン」
ルリア「これで何とかなりそうですね!」
グラン「これがグランサイファー……」
ラカム「そうだ、ヤm……グランサイファーだ」
ラカム「うt……騎空挺グランサイファー号だ!」
グラン「今ヤ○トとか言いかけた!」
グラン「これ騎空挺じゃ無いでしょ!?」
グラン「ガ○ラ○と戦うやつでしょ!?」
ルリア「まあまあグラン」
ルリア「とりあえずティアマトとお話しないといけませんから」
グラン「……妙になじんでるね、ルリア」
ラカム「よっしゃ!」
ラカム「なんか分からんけど、うえに行けばいいんだな!」
―――――――――――
ティアマト「あんぎゃー!」 ビーム乱射
―――――――――――
カタリナ「うわあああっ!」
グラン「くっ!今の攻撃、かなりやばくないか!?」
ラカム「大丈夫だ」
ラカム「波○防壁、展開!」
グラン「」
カタリナ「おお!光の攻撃が弾かれていく!」
ビィ「すげぇな!グランサイファーは!」
グラン「確かにすごいけど!助かってるけど!21○9版だけど!」
グラン「おかしいから!」
ルリア「あ!ティアマトが見えます!」
―――――――――――
ティアマト「あんぎゃー!」 ビーム乱射
―――――――――――
ルリア「きゃあああっ!」
ラカム「ちっ……聞く耳持たずって感じだな」
ルリア「いいえ!」
ルリア「私の声は届いてます!……でも」
ルリア「何かが……何かがティアマトを操ってるんです!」
カタリナ「何だと!?」
ラカム「あのハゲチビメガネ!本当にろくでもねえな!」
グラン「何か……何か方法は!?」
ルリア「あそこ……ティアマトの首の根元くらいにある水晶」
ルリア「あれを壊せば!」
ラカム「よし!グラン!」
ラカム「ちょっとそこの席へ座れ!」
グラン「へ?」
ラカム「いいから座れ!」
グラン「は、はい」
グラン「で、何をすれば……」
ラカム「そこに1番2番4番砲塔の照準機がある」
ラカム「簡単に言えば、そこの数字が全部9ゾロになるように動かして」
ラカム「ショッ○カ○ンをティアマトの水晶に向かってぶっ放せ!」
グラン「言った!今言った!」
グラン「それって○マトの武器だよね!?間違いなく!」
ラカム「いいから早くやれ!」
グラン「もうやけくそだ!」
ドギュウウウウウンッ!!×3
ティアマト「あんぎゃー!?」
カタリナ「目標消滅!」
グラン「消滅しちゃダメでしょ!?」
ルリア「あ……大丈夫みたいです、グラン」
―――――――――――
ティアマト「ありやとー」
―――――――――――
グラン「……いいのか……これで本当に良かったのか……」
ビィ「深く考えないようにしようぜ、グラン」
ラカム「さあ、凱旋だ!」
―――――――――――
グラン「……という訳でして」
グラン「操舵士になってくれませんか?」
ラカム「星の島イスカンダ……イスタルシアで待つか」
グラン「うん。 絶対に言いかけると思った」
ラカム「いいじゃねぇか。 乗ったぜ、その話」
グラン「ですよねー」
こうして……はるか16ま……
グランの長い旅は始まったのでした。
おしまい
グラン「やっぱり納得いかなーい!!」
ほぼ出オチなので続きません。お粗末~
掲載元:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1503700218/
Entry ⇒ 2018.03.11 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
ジータ「不死の使命ですか」
空はまだ分かたれず、雲に覆われ
灰色の島と大樹と、朽ちぬ古竜ばかりがあった
火と共に差異がもたらされた
熱と冷たさと、生と死と、そして光と闇と
そして、闇より生まれた幾匹かが火に惹かれ、王のソウルを見出した
薔薇の魔女と、混沌の娘たち
蒼穹の光の王グラァンと、彼の騎空士たち
そして、誰も知らぬ小人
それらは王の力を得、古竜に戦いを挑んだ
魔女の薔薇は嵐となり
死の瘴気がリッチによって解き放たれた
そして、元を辿れば竜ではない黒竜、バハムートの裏切りにより、遂に古竜は敗れた
火の時代のはじまりだ
今や、火はまさに消えかけ
人の世には届かず、夜ばかりが続き
人の中に、呪われたダークリングが現れはじめていた…
ダークリングは呪われた不死の証
だからこの島では
不死はすべて捕らえられ、北に送られ世界の終わりまで、牢に入る
お前もそうなるんだよ
鼠「チュイチュイ」
ジータ「……」
ジータ(…もうどのくらいの時間が経ったんだろう)
ジータ(少なくとも数年は経ってそうだ…)
ジータ(食事も無ければ牢には窓もないから景色もない)
ジータ(なにもない)
ジータ(いつになったら世界は終わってくれのだろう…)
ジータ(……)
キィ......
ジータ「…?」
ドサッ...
亡者「」
騎士「……」
ジータ「……」
騎士「……」クルッ
スタスタスタ...
ジータ「…あの騎士はなんだったんだろ」
亡者「」キラッ
ジータ「あっ…、鍵…」
チャラッ......
ジータ「これを使えば牢から出られるのかな」
ジータ「出られた」
亡者A「」ガリガリ......
ジータ「でもどうしよう」
亡者B「」ユラユラ......
ジータ「…出口でも探そうかな」
ジータ「あ、ナイフだ」
チャキン
ジータ「お守り程度にはなってくれるかな」
ドスン...、ドスン...
ジータ「…」
ジータ「隣の鉄格子を跨いだ先のホールに凄い大きな化物がいる…」
ドスン...、ドスン...
ジータ「まさか…、ね?」
ジータ「よいしょっと…」
カツン、カツン
ジータ「さっきの騎士さんも上から亡者を落としてたし、多分上が出口のはず…」
カツン、カッ
ジータ「開けた場所に…」
空「コンニチハ」
ジータ「…外だ。久しぶりの」
ジータ「剣みたいなのが刺さってる…。貰っておこうかな」
ガシッ
ボウッ!
ジータ「うわっ!?触れた瞬間燃えた…」
ジータ「…熱いけどなんだか癒されるなぁ…」
篝火「」メラメラ...
ジータ「ちょっとこれは貰えそうにないかな」
篝火「」メラメラ...
ジータ「…よし、先に進もう」
ジータ「この大きな扉が出口かな」
ジータ「せーのっ…、と」
ギィッ
ジータ「…大きなホールにでた」
...ドスン...、ドスン...
ジータ「下から足音がするけど、多分さっきの化け物だよね」
奥の扉「」ズーン...
ジータ「雰囲気的にもあれが出口かな」
タッタッタッ...
ズーンッ!
ジータ「!」
ジータ「っ!下のと似てるやつっ」
不老院のデーモン「!」ブンッ
ドゴンッ!
ジータ「当たったら死んじゃうかな」クルンッ
ジータ「えいっ」
ザクッ
400
ジータ「やっぱり?」
ドゴンッ!
ジータ「一旦状況立て直したいな」ピョンッ
鉄格子の扉「やあ」
ジータ「…行くしか無いよね」ダッ
ガシャンッ
ドゴンッ!
不老院のデーモン「グオオオオオッ!」
ジータ「セーフ」
パンパンッ
ジータ「さて、武器とか探そうか」
ジータ「ここにもさっきの剣が…」
スッ
ボウッ!
ジータ「やっぱりそうだよね」
篝火「」メラメラ...
ジータ「あっちにしか道は無さそうだし行ってみようか」
ジータ「うおっと!」
弓亡者「」ギュイッ
ピュッ
ジータ「随分と攻撃的だなぁ…」ヒョイッ
亡者「」キラリンッ
ジータ「盾ゲット」
ピュインッ
ジータ「せいっ」
ガキンッ
ジータ「おお、これなら防げる」
弓亡者「」スタスタ...
ジータ「あ、待て」ダッ
亡者「」キラリンッ
ジータ「おっ、剣もゲット」
ザンッ
2000
弓亡者「」
ジータ「この剣強い」
ジータ「で、ここは何処かな」
スタスタ...
ジータ「さっきの化物ホール前の開けた場所の上か」
ジータ「飛び降りても下に行けそうだし、もう少しここを探索してから降りようかな」
キョロキョロ
歪んだ鉄格子の扉「」
ジータ「歪んで開けられないか…、ん?」
騎士「……」
ジータ「さっきの騎士さんだ。休んでるのかな」
ガチャガチャ...
ジータ「お礼も言いたいし、他にこの部屋に入れる方法探さなきゃ」
ジータ「…上かな」
スタスタ...
ゴロゴロ...!
ジータ「上から鉄球!」ピョンッ
ドカンッ!
ジータ「危なかった…。頭打ったけど」ヒリヒリ
剣亡者「」テッテッテッ
ジータ「このやろ」
ザクザンッ!
剣亡者「グエェ…」
ジータ「全く…」
壁の穴「よっ」
ジータ「さっきの鉄球で部屋へ入れるようになってる…。行こう」
騎士「……」
ジータ「あっ、騎士さん」
騎士「…おお、君は亡者ではないんだな…」
ジータ「まだピッチピチの15歳でした」
騎士「よかった…」
ジータ「私もまた会えてよかったです」
騎士「私は、もうダメだ…」
ジータ「えっ、」
騎士「もうすぐ死ぬ。死ねばもう、正気が保てない」
ジータ「そうなんですか」
ジータ(休んでたんじゃなくて動けなかったのか)
騎士「だから君に、願いがある…」
ジータ「?」
騎士「同じ不死の身だ…、観念して、聞いてくれ…」
ジータ「構いませんが」
ジータ(にしても金髪ブロンドの綺麗な人だなぁ)
騎士「それを見知らずの君に、託したい…」
ジータ「内容にもよりますが」
騎士「…私の家に伝わっている、不死とは、使命の印である、と…」
ジータ「使命の印?」
騎士「その印、現れし者は…、不老院から古い王たちの地にいたり…」
ジータ「ほうほう」
騎士「目覚ましの鐘を鳴らし、不死の使命を知れ、と…」
ジータ「使命自体は不明なんですね」
騎士「聞いてくれてありがとう…。これで…、希望をもって死ねる…」
ジータ「どういたしまして」
ジータ(どうしよっか。外に出れるのも怪しいところなんだけど)
瓶?「」
ジータ「これは…」
騎士「…不死者の宝、エスト瓶だ」
ジータ「どうも」
ジータ(エーテル臭いなぁ)
騎士「それとこれも…」
鍵「」
ジータ「ありがとうございます」
騎士「では、…もう、さよならだ…」
ジータ「……」
騎士「…死んだ後、君を襲いたくはない…、行ってくれ」
ジータ「…分かりました」
騎士「ありがとう…」
騎士「…?」
ジータ「貴女のお名前を…」
騎士「そう言えば名乗ってなかったな…」
ジータ「差し支えなければ」
騎士「私の名はカタリナだ…」
ジータ「カタリナさん、ですか。分かりました、カタリナさん。私に出来る範囲で良ければ貴女の願い私が叶えてきます」
カタリナ「本当にありがとう…、すまない…、もう1つお願いを聞いて貰ってもいいか…?」
ジータ「なんでしょうか」
カタリナ「もし、道中に蒼い髪の少女に出会ったら…、こう伝えてくれ…。『すまない、たどり着けなかった』と」
ジータ「…はい、伝えておきます」クルッ
スタスタスタ...
カタリナ「…君の旅路に空の加護があらんことを…」
タッタッタッ
ジータ「取り敢えず上の階段を登ってみようかな」
鉄格子の扉「へい」
ジータ「鍵かかってる…」
ジータ「!」
ジータ「さっきのってワンチャン…」
ガチャガチャ
キィ...
ジータ「開いた。ありがとうカタリナさん」
剣亡者「グエェ」
弓亡者「グエェ」
ジータ「うるさい」
ザクッザクッ
「「グエェ…」」
ジータ「なんだかいけそうな気がする」
不老院のデーモン「……」
ジータ「さっきとは反対側だけど、ちょうどアレの真上だね」
ズシン...、ズシン...
ジータ「上から飛切り出来そう…」
ジータ「……」
ジータ「行こっか。ほぼ死んでるようなものだし、1、2回死んでもセーフでしょ」ダッ
ピョンッ!
不老院のデーモン「!」
ジータ「奥義!万結一閃!」
ザンッ!
10000
不老院のデーモン「グオオオオオ...!」
ジータ「おお、本当に勝てそうな気がする」
ドゴンッ
ガキンッ!
ジータ「っと、一応防げるね」
不老院のデーモン「!」
ジータ「でもあまりここにはもう長居したくないから…」ダッ
不老院のデーモン「グオオオオオッ!」ズシンズシン
ジータ「そりゃっ」ピョンッ
不老院のデーモン「!?」
ジータ「背後とったり」ザクッ
不老院のデーモン「グオオオオオッ!!」クルンッ
ジータ「もういっちょ」ピョンッ
ザクッ
不老院のデーモン「グオオオオオッ!?」
ジータ「これで終わり!」
ザシュッ!
不老院のデーモン「グオオオオオ…」
シュオーン...
ジータ「勝てた」
ジータ「せいっ、と」
ギイッ
バタンッ
ジータ「おおっ!建物外だ」
ビュオオオオ...
ジータ「でも既に崖近く」
キョロキョロ
ジータ「…この島って狭い?」
スタスタ...
ジータ「取り敢えず丘?の上に登ってみようか」
ピタッ
ジータ「ダメだ、既に足元が既に断崖絶壁」
ビュオオオオ...
ジータ「外でた所で意味なかったってことかなぁ…。はあ、」
ビュオオオオ...!
ジータ「ん?」
けれでも、古い伝承によれば
ごく稀に選ばれし不死だけが
大カラス「クアアアアッ!」
ジータ「えっ、なにこれは」
グワシッ!
ジータ「拉致られちゃうのかー」
バッサバッサ
グオオオオオッ!
ジータ「…酔いそう」
それは古い王たちの空域
ファータグランデだ
ポイッ
ドシャア...
ジータ「…どこ、ここ」
キョロキョロ
篝火「」
ジータ「見た感じあそこから結構離れた所に飛ばされたみたいだけど…」
「おい」
ジータ「へっ?」
「お前、あれか、不死の使命とやらを果たしにきた口か」
ジータ「あなたは―――、」
続きはないです
主人公:ジータ
アストラの上級騎士:カタリナ
火防女アナスタシア:ルリア
青ニート:ラカム
ソラール:リーシャ
ジークマイヤー:オイゲン
ローガン:プロデューサーK
シース:バハムート
ジークリンデ:黒騎士
クラーナ:イオ
混沌の苗床:ロゼッタ
暗月の女騎士:モニィ
グウィン:グラン
ニトさん:リッチさん
ビィだけ決めれませんでした
それでは
掲載元:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1517059415/
Entry ⇒ 2018.02.02 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
グラン「服を着ろォォォォォォォォォッッッッッ!!!!」
団長「なんでや!?」
ルリア「嫌なものは嫌なんです!!」
団長「このガキャ――ッッ!!!」
★注意☆
・グランブルファンタジーSSです
・キャラ崩壊注意
・グラン=団長と表記します
以上がダメな方はブラウザバック推奨です
団長「いいからさっさと服を着やがれこの野郎!」
団長「ほら、俺がヨーカードで買って来た冬物を着なさい!」
ルリア「嫌ったら嫌です!!」
団長「だから何でだ――ッッ!!??」
ビィ「な、何やってんだよお前ら………」
ルリア「あっ、ビィさん! 聞いてくださいよ! グランったら酷いんです!!」
ルリア「私に無理矢理服を着させようとするんですよ!?」
ビィ「な、なんだって――!?」
ビィ「………ってそれのどこが問題なんだ? 今もう寒い季節だし着る分には全然いいんじゃ………」
ルリア「全然よくありませんよ!」
ビィ「えぇ………?」
https://i.imgur.com/kt2ISmL.png
ルリア
https://i.imgur.com/d3JVBes.png
ビィ
https://i.imgur.com/XiVDepm.png
団長「お前さルリアさ! 今何月だと思ってんだよおい! 12月だぞ! 真冬だぞ!?」
団長「それなのにそんなスケスケのクソ薄いワンピース一枚だけとかバカじゃねぇの!? いや、マジで!」
ルリア「バカとは何ですか! 酷いです!」
団長「だってそうだろうが! ってか寒くねぇのかよ!? 見てるだけで寒くなる格好だってのに!」
ルリア「いやまぁ………別に? 平気ですけど?」
団長「ドン引きなんですけどマジで。お前本当何者なんだよ………天使化したコレットか何かで?」
ルリア「別に不感症とかじゃないですから私! ちゃんと寒いとか熱いとか感じられますから!」
ルリア「その証拠に寒い地方ではちゃんと着込んでたじゃないですか! 『カイオラ』とかでもそうでしたし!」
団長「マフラー1枚着ただけじゃねぇか! 焼け石に水にも程があるわい!!」
団長「いいからとにかく服を着ろ!! ほら、ここに俺がしまむらで買ったジャンバーがあるから!!」
ルリア「嫌ですぅ――ッッ!!!」
団長「てめぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!!!!!」
ビィ「まぁまぁ、二人共落ち着けって!」
ルリア「だって私はグラブルのメインヒロインですよ? メインヒロインたる者、露出をして肌を見せて男性ユーザーのハートを掴まなきゃいけないじゃないですか!」
ビィ「えっ、そんな理由!?」
団長「アホか!! 今時そんなパブロフの犬みたいに引っかかる男ユーザーなんておらんわ!!」
団長「過度な露出はただの痴女と変わらないってそれ一番言われてるから!!」
団長「だから服を着ろ――――ッッッ!!!!!!!!」
ルリア「ぐぬぬぬぬ」
ビィ「まったくこいつらは………」
「た、確かに………」
ビィ「ん?」チラッ
シルヴァ「確かに団長の言う通りかもしれない………」
ビィ「あっ、狙撃手の姉ちゃん」
シルヴァ「私の格好も傍から見れば痴女みたいなモノかもしれない………」
シルヴァ「季節も季節だし、私も着込んでいた方がいいのかも………」
団長「やめろシルヴァちゃん!! そんなことしてはいけない!!」
シルヴァ「えっ?」
ルリア「!?」
団長「シルヴァちゃんが着込むなんてそんな勿体ない!! 折角のナイスバディの持ち主だというのに!!」
シルヴァ「いや、でも」
団長「頼むからそのヘソ出しミニスカートのままでいてください! お願いします、何でもしますから!!」
団長「もしその恰好が寒いというのなら、俺が責任をもってシルヴァちゃんを温メイヤするから!!」抱きっギュウウ
シルヴァ「こ、こら!/// だ、抱き付くな! わ、わかったから………!///」
ルリア「な、何ですかこの態度の違いは………!」ワナワナワナ
ルリア「何でシルヴァさんには着るなって言うのに私には着ろと言うんですか!?」
団長「そりゃまぁ………ねぇ? シルヴァちゃん凄く美味しそう――じゃない。いい身体してますし」
団長「それに対しルリアはまぁその………アレだからねぇ?」
ルリア「何がアレですか!! 酷いですぅ! 差別ですぅ! えこ贔屓ですぅ!!」
団長「うるせぇこの野郎!! いいからお前は服を着ろ!!」
団長「ほら、ここにユニクロで買ったダッフルコートあるから!」
ルリア「嫌です!!」
団長「てめぇぇぇぇぇッッッ!!!!!」
ルリア「だいたいですねグラン。私なんかよりももっと注意すべき人がこの団にいっぱいいるじゃないですか!」
ルリア「例えばユエルさんとか!」
ユエル「えっ、うち?」
ユエル「そ、そないなことないやろ~……?」
ルリア「年中水着みたいな格好して何言ってるんですか! ハッキリ言って変態だと思うんですけど?(名推理)」
ユエル「そ、そうなん……? うち、変態なん? 団長?」
団長「HAHAHA、そんなわけないじゃん。ユエルちゃんが露出狂の変態であろうはずがございません」
ルリア「ちょ!?」
ユエル「ほ、ほんまに?」
団長「ほんまほんま。ユエルちゃんはいつもオシャレな格好してて素敵じゃない」
団長「前に追加された水属性SSRなんて着込んでたもんねー?」
ユエル「あっ、わかるー? これ結構温かいんよー♪」
ルリア「はぁ!? 何言ってるんですか!?」
ルリア「水SSRの衣装なんて、私よりもスケスケでうっすい布切れ1枚じゃないですか!
団長「HAHAHA、ルリアは幼い孫だからあのオシャレ具合がわからないんだなー」
ルリア「孫ってゆーなッッ!!!」
ユエル「まぁ、うちには狐火があるしなー。これさえあればどこでも温かいんやでー♪」
ルリア「あっ、ずるい!」
ビィ「そうか。だからユエルはそんな格好でも寒くないんだな………なんか納得したぜ」
団長「ユエルちゃーん! 俺も狐火で温めて~~!」抱きっ
ユエル「こらこら! もう、団長は甘えん坊さんやなー………うりうり~♪」
団長「ぐへへへへ~♪」
ルリア「こ、このっ………!!」イライラッ
ルリア「ユエルさんもその格好のままで行くんだったら 私もこの白ワンピースのままでいきますから!」
ビィ「なんでお前もそこで対抗心燃やすんだよ………」
団長「ふざけんな馬鹿野郎!」
団長「孫は孫らしくお爺ちゃんに買ってもらった服を着てろ!! ほら、ワシがイオンで買って来た防寒コートを着なさい!」
ルリア「嫌です!! というか孫扱いすな―――ッ!!!!」
団長「こんのバカチンがぁぁぁぁぁッッ!!!!!!」
ギャーギャー
ビィ「ああもう、やめろってお前ら!」
団長「いい加減そのアホみたいに薄い白ワンピから卒業しなさい!!」
団長「お前も年頃の女の子なんだから、もう少しオシャレに気を遣ってだなー」
ルリア「いいじゃないですかこの白ワンピ! 可愛いじゃないですか!」
団長「確かに可愛いけど、それをこんな真冬にまで着るなって言ってんダルルオッ!?」
ルリア「私がいつどこで何着ようが自由じゃないですか!」
ルリア「そもそもそれ言うなら、ダヌアちゃんだって似たようなの着てますよ!」
ダヌア「うー?」キョトン
ビィ「そういやダヌアもルリアに負けず劣らずの寒そうな格好してるよなぁ」
ダヌア「さ、さむ………」ブルブルブル
ヘンゼル「ふむふむ。ダヌアは真冬にこの格好じゃ流石に寒いと言ってるようだ」
ルリア「ほら! ダヌアちゃん寒がってます! 私に五月蠅く言う前にダヌアちゃんの方に着させたらどうなんですか?」
団長「いや、その必要はない!!」
ルリア「えっ?」
団長「何故なら――」
団長「俺がこうしてダヌアちゃんを温メイヤするからさ」ギュウウッ
ダヌア「はふっ………///」
ルリア「ちょ、またですか!?」
ダヌア「ぬく………///」スリスリ
ヘンゼル「ふむ。ダヌアは団長に抱きしめられてとても温いそうだ」
団長「安心してくれダヌアちゃん。寒い時は俺がいつでもこうして温メイヤしてあげるからね」ギュウウウッ
ダヌア「わふっ………///」ギュウウッ
団長「おほっ! 胸がいい感じにフィットしてくる~」
ルリア「こ、この………鼻なんか伸ばして………!」イライライライラ
グレーテル「ダヌアを抱きしめるのはいいんだけどヨー」
グレーテル「もしそれ以上のことしようとしたラ、その股間で大きくしてるソーセージぶった切るからナ~?」
団長「き、肝に命じておきます………」ガタブル
ルリア「もうなんなんですか! やってる事はただのスケベ親父じゃないですか!!」
ルリア「何でダヌアちゃんには鼻伸ばしてるのに、私にはしてくれないんです!?」
ビィ「怒るとこそこか!?」
団長「やかましい! このヒュゴウ娘め! いいからお前は服を着ろぉぉぉぉ!!!」
団長「ほら、ここに俺が大阪の古着屋で買ったスカジャンがあるから!」
ルリア「嫌です! しかもそんなダサイ柄のスカジャンなんて死んでも嫌です!!」
団長「なんだとッ!? 俺のお古なのに――ッ!!!」
ビィ「お前こんなの着てたのか………」
ルリア「ともかく私は絶対に服を着ません! グランがいくら言ったところで無駄です!」
団長「こんのブンツクブンツクパッパがッ!!(解読不能)」
ビィ「ルリアも本当大概だな………いい加減に折れて服を着ろよぉ」
ルリア「ダメですよ! 私が厚着して露出を減らしたら多くの男性ユーザーさん達が悲しみに暮れちゃいますもん!」
団長「それはない!(断言)」
ルリア「ありますよぉ~~~!!!」
団長「お前はいわば愛でたい感じで可愛い女の子なんだよ! そんなお前にセクシーさなんて誰も求めてなんかしない!」
団長「第一、お前みたいな孫が色気づくなんて10年早いわ!!」
ルリア「だ~か~ら~! 孫扱いしないでって言ってるでしょ―――ッ!!!」
団長「ともかくお前は露出がどうこう気にしなくていいんだよ! 誰も期待なんかしてないから!」
ルリア「グランはそう思っても他の男性のみなさんは違いますから!」
ルリア「みなさん、露出してる私の事を求めてくれてるんです!」
ルリア「ですよね? 四騎士のみなさん」
四騎士s『えっ』ビクッ
ランスロット
https://i.imgur.com/3x7HdlQ.png
ヴェイン
https://i.imgur.com/JsiZ7tv.png
パーシヴァル
https://i.imgur.com/xSjE9bS.png
ジークフリート
https://i.imgur.com/8ZVPu5Z.png
ルリア「みなさんもこの白ワンピの私のままがいいですよね? ね?」
ランスロット「えっ、いや、その………」オロオロ
ヴェイン「そ、そうかもな~? あ、あははは………(目逸らし)」
パーシヴァル「………………」←聞いてないフリをしている
ルリア「あ、あれ? 何ですかその微妙な反応は………?」
団長「もういいだろうルリア………貴様の負けだ!」
ルリア「ち、違いますから!!」
ジークフリート「正直に言うがルリア。真冬にその格好は如何なものかと思う」
ルリア「!?」
ジークフリート「団長の言うことは少し乱暴だが正しい。その服はこんな寒い季節にするものじゃない」
ジークフリート「どうか団長の買ってきた冬物を着て欲しい。俺からも頼む」
ルリア「そ、そんな………」
ランスロット「ジークフリートさんの言う通りだ………俺も仲間として正直に言おう」
ランスロット「俺もルリアはもう少し着込んだほうがいいと思う」
ルリア「ランスロットさんまで………」
ランスロット「色気とか以前の問題だ。そんな格好じゃあ風邪引くんじゃないかと心配になる………だから着込んで欲しい」
ルリア「ぐぬ、ぐぬぬ………」
ルリア「で、でも………私はメインヒロインですし………」
パーシヴァル「お前は露出をなくすと多くの男性ユーザーが悲しむということを言っていたな」
パーシヴァル「仮にそうだとしても、逆に冬物を着たお前を見たいと思ってる男性ユーザーもたくさんいるのではないか?」
ヴェイン「そうそう、パーさんの言う通りだぜ。いつもの白ワンピじゃないのも見たいと思うぞ俺は?」
ヴェイン「厚着したルリアもきっと可愛いだろうしさー♪」
ルリア「ううっ………!」
ビィ「おおっ、ルリアがたじろいでいる」
団長「いいぞその調子だ! 流石は四騎士のみんなだぜ!」
ルリア「ぐっ、ぐぬぬぬ………!!」
ランスロット「白竜騎士団の誇りにかけて、服を着てくれルリア!」
ジークフリート「フェードラッヘの栄誉にかけて、服を着るんだルリア!」
パーシヴァル「主として命令する。我が家臣・ルリアよ。服を着ろッ!!」
ヴェイン「え、ええと……にわとり班の誇りにかけて、冬モノ着ようぜルリア!」
団長「観念しろルリア! 服を着ろオラァンッッ!!」
ルリア「うううっ………!」
ルリア「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」タッタタタタッ!!
ビィ「あっ、逃げたぞ」
団長「逃がすか! 追え――ッッ!!!」
ルリア「うわぁぁぁぁん! ソーンさーん! みんなが私に服を着ろと言ってきますぅぅぅ!!」抱きっ
ソーン「え、えっと……」オロオロ
団長「こらルリア! 俺が滅茶苦茶苦労して仲間にした十天衆の一員であるソーンちゃんのとこに逃げ込むんじゃない!!」
ビィ「なんて説明臭い台詞なんだ……」
ルリア「ソーンさんはそう思いませんよね? 私の味方ですね?」
ソーン「えっちょ、ルリアちゃん!? あっ、えっと………」オロオロ
ルリア「この白ワンピのままでいいと思いますよね? ね?」
ソーン「えっ、えっ、えっ?」オロオロオロ
ルリア「ソーンさん~~!!」ウルルッ
ソーン「あっ、あうっ………」オロオロオロ
ソーン「ど、どうすればいいの……? わ、私は………?」
団長「ソーンちゃん! キミはルリアが真冬にこんな薄い白ワンピ着てることが正しいと思うのか!?」
ソーン「そ、それは………」
団長「キミがルリアの友達ならば、ハッキリ自分の想いを正直に伝えるんだ!!」
団長「それが真の仲間………本当の友達ってものだろッ!!」
ソーン「団長さん………」
ソーン「………………」
ソーン「そうね………友達だからこそ本当の事を言い合わなきゃね」
ソーン「聞いてルリアちゃん」
ルリア「そ、ソーンさん……?」
ソーン「正直言って真冬にその格好は露出がどうこう以前の話。全くもって論外にも程があると思うの」
ソーン「真冬でそんな格好してちゃまるで………」
ソーン「そう………まるで――」
ソーン「………物乞いみたいだわ」
ルリア「」
団長「おおおっ………」
ルリア「ズバリと言いやがった!?」
ルリア「も、ものごごご………」
ソーン「もしくは虐待を受けている子供のようにも見えるのよ!」
ルリア「」
ソーン「ハッキリ言って、もう見てるだけで痛々しいの!!」
ルリア「」
ソーン「だからお願いルリアちゃん………服を着て………」
ソーン「服を着て――――ッッッッ!!!!!!!!!!!!」
ルリア「」
団長「なんという魂の叫び」
ビィ「ルリアが呆然としてるぞ………」
ルリア「」
ルリア「」
ルリア「」
団長「ルリア」ポン
ルリア「ぐ、グラン………」
団長「服を………着ようか」
ルリア「………」
ルリア「………はい」コクリ
ビィ「ついに折れたぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
――――――――
―――――
☆その後☆
ルリア「はわわわ~♪ このコート温かいですぅ~♪」ヌクヌク
ルリア「帽子と手袋もしてるおかげで全然寒くないです♪」
ルリア「それに靴下も靴も履いてるおかげで地面が冷たくなくていいです! 最高です!」
ソーン「ふふっ、お似合いよルリアちゃん。いいコーデね」
ルリア「ありがとうございます。ソーンさん♪」
ソーン「そうそう、近くで評判の定食屋さん見つけたの。一緒に食べに行かない? 今日は私が奢ってあげるわよ?」
ルリア「わーい、わーい♪ 行きます行きますー♪」
キャキャキャッ ウフフフ
ビィ「はははっ。なんでぇルリアのやつ、あんだけ服を着るの嫌がってたくせに今じゃ嬉しそうにはしゃいでやがるぜ」
団長「うんうん。厚着してるルリアも可愛いじゃないか」
団長「本当、自慢の可愛い孫やで」
ビィ「お前のルリアに対する愛情はどこか歪んでるよなぁ………」
団長「これからしばらく寒い季節は続く。ウチの団員にはルリアみたいに薄い服着まくってる奴が多いからな」
団長「この団を束ねる団長として、ちゃんと目をくばらせないと」
ビィ「そう言いながらお前、ルリア以外の奴はみんなスルーしてたじゃねぇか。露出減るのやだとか言って」
団長「HAHAHA、何のこと言ってるかわかりませんね」
ビィ「こ、このスケベ野郎が………!」
団長「まぁ、何はともあれ、ルリアが服を着たことで一件落着―――」
ソーン「団長さん団長さん! 大変よ!!」
団長「ん? どうしたのソーンちゃん?」
ソーン「ルリアちゃん、下着履いてないの!!」
団長「ファッ!?」
ビィ「えええええぇぇぇぇぇぇッッッ!!!???」
団長「ちょ、おま。ノーパンなのルリア………?」
ルリア「そうですけど………何か問題でも?」
団長「問題ありまくりだわボケェ!! 何で履いてないんだよ!?」
ルリア「だってスースーしてて気持ちいいんですもん! いいじゃないですか!」
団長「ああもう、何なんのお前のその性癖は!?」
団長「天然の痴女なの!? それとも変態のサラブレッドなの!?」
ルリア「別に普通じゃないですか! ノーパンで過ごすのだなんて! みんなやってることですよ!」
団長「アホか!! そんなん誰もやってねぇよ!!」
ルリア「やってますよ!」
団長「やってない!!!!」
ルリア「やってますぅ!!」
団長&ルリア『ぐぬぬぬぬぬぬぬ!!!』
団長「ともかく下着を履きなさい!!」
団長「ほら、ちょうどシェロちゃんとこで買った女児用下着があるから!」
ルリア「い や で す !!」
団長「おどれがぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!!」
ギャーギャー ワーワー ギャーギャー!!
ソーン「ああっ……またこうなるのね………」
ビィ「オイラ頭が痛くなってきた………」
おわり
これで終わりです。長文&駄文失礼しました。
グラブルやってる友人に「マキラおりゅ?www」って煽ったらぶん殴られたので書きました
この時期にマキラ持ってない人を煽るのはいけない(戒め)
前作です。よろしければどうぞ
グラン「ヴィーラを仲間にしたかったぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493297201/
グラン「レジェフェスじゃ―――ッッッ!!!!!!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493986217/
グラン「蘭子ちゃんを仲間にするぞ―――ッッ!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498385798/
グラン「ごめん、正直ルリアにイマイチ萌える事ができない………」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1504176739/
グラン「いよいよカードキャプターさくらとコラボだぁぁぁぁ!!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507554079/
近況報告ですが十天衆のソーンとニオたそを無事仲間にすることができました。
しかしこの前のレジェフェスとグラフェスでは………何の成果も!! 得られませんでした!!
リミヴィーラ欲しかったです………
クソSS失礼いたしましたぁぁぁぁぁッッ!!!!!!!
俺は年始にマキラは引いたから一年まるまるアンチラ愛でてました
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512826474/
Entry ⇒ 2017.12.12 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
【グラブル】グラン「恋人はアポロニア」
安価あり
アポロニア「…まぁ確かにお前と同じく一通りの属性は扱えるがな」
アポロニア「他をあたれ。人に教鞭をとるなど私の性に会わん」
アポロニア「切磋琢磨だと? 笑わせるな、お前ごときに学ぶことなど何一つない」
鼻で笑ってアポロニアは去っていった…
※追記、浮気展開も可能性有り
オイゲン「おい、アポロ!」
アポロニア「馴れ馴れしく私の名を呼ぶな」
オイゲン「お前、せっかくグランが打ち解け合おうとしてるってのに拒否することはねぇだろ」
アポロニア「ふん、この船の団長と言っても年相応に女々しい奴だな。貴様に愚痴を垂れたか」
オイゲン「ちげぇよ。朝からあいつが元気なかったから皆で聞いたんだよ。そしたらお前ぇに振られたっていうじゃねえか」
アポロニア「下品な言い回しをするな。稽古をしてくれと言ってきたのを断っただけだ」
オイゲン「やってやりゃあ良いじゃねぇか。あいつの実力は身をもって知ってるだろ? 為になると思うぜ」
アポロニア「…かもしれんな」
オイゲン「だったらやってやれって、な?」
アポロニア「うるさい、私は一人でこの力を身につけたのだ。他人と今更馴れ合えるか」
そう言ってアポロニアは去っていった…
ガヤガヤ…
ゼタ「団長、槍だったら私が教えてあげよっか? まぁ教えるって言うか一緒に訓練的な」
クラリス「なんかドッカーン!ってしたいならうちと一緒にやろうよ! そして一緒にししょーのべんきょーを受けよ☆」
ベアトリクス「剣なら私が教えてやるぞ!」
ゼタ「いや、あんたの戦い方特殊すぎて団長と会わないでしょ」
ベアトリクス「そ、そんなことはない!」
ラカム「けど、お前よく黒騎士と似たような鎧来てるもんな。少年はあの強い貴婦人に憧れてるのかな?」
ラカムは茶化すように言ってきた…
シルヴァ「銃なら…私が教え…ようか? その…教えるなど柄じゃないが君は器用だから…。…だからなんだと言う話だが…。
あっ、なんなら体術でも良いが…」
ラカムの言葉に顔を赤くしていると次々に言葉が降ってきた
ターニャ「な、ナイフとか……なら…私でも…できる……けど」
カレン「あたしも炎ぼあっとできるよ! 魔法剣! 親戚だし!」
エッセル「短銃なら教えられる事できるよ」
フリーシア「騎空団の長ならば自身で前へ出るよりも人の動かし方を学びなさい。フフ…でなければいくら強大な力を持っていても利用されるのが落ちですよ?」
食事の後、騎空艇の廊下でオイゲンが話かけてきた…
オイゲン「よっ! 何しょぼくれてんだぁ! ありゃぁ脈ありだぜ、脈あり!」
オイゲンの言葉にグランは彼が勘違いをしていると察し訂正を口にした…
オイゲン「照れんなって! アポロも口じゃ色々言ってるがお前がもっと押せば折れるぜ!」
オイゲン「剣の練習なんて色気のねぇ事じゃなくて飯でも誘えよ!」
オイゲン「…オレにぁ無理だからよ」
オーキス「私も協力する」
オイゲン「おわ!?」
オーキス「アポロ、あまりご飯皆と一緒に食べない。私、笑ってるアポロもっと見たい」
オイゲン「良い事言うねぇ、嬢ちゃん! そういうこった、グラン、行け!!」
騎空艇内の女性陣 ソワソワ
アポロニア「ふんっ!!」
フリーシア「汗臭い……七曜の騎士といえど日々の鍛錬は存外地味ですね」
アポロニア「フリーシア…」
フリーシア「あの少年のお誘いを断ったそうですね。相変わらず孤独な生き方をしているとは…フフフ」
アポロニア「そういうお前は上手く立ち回っているな。ルリア達とも随分打ち解けているじゃないか」
フリーシア「ここの連中は甘い考えの者ばかりですからね。”仲良く”なるなど簡単ですよ?
フフフ、宜しければご教授しますが」
アポロニア「貴様はオルキスによって生かされ、この船に送られたという事を忘れるなよ。
エルステ王国を一つにまとめる為、お前の名が必要だったから解放されただけだ。罪が消えたわけではない」
フリーシア「分かっていますよ。傍にはあれ(→量産型アダム)がいつもいますしね。私の名を使い、エルステが彼女の下で繁栄するのであればそこに私の実体が無くとも構いません」
アポロニア「ふっ、実務までやらせてはまたいつ牙を剥くか分からぬしな」
フリーシア「私はエルステに対し今の一度も叛いた事などありませんが?」
アポロニア「…」
フリーシア「…」
アポロニア「何か用があって来たんじゃないのか」
フリーシア「少しは要領良くやる事ですね」
アポロニア「何を…」
フリーシア「オーキスの顔が沈んでいます」
アポロニア「…」
フリーシア「ついでにあの少年も、ですが」
アポロニア「…グランか」
フリーシア「あの少年は強い。もっと強くなるでしょう。私の所にもエルステ流の帝王学を学びに来ました。さすがにあの子には必要ないものだと諭して返しましたが」
フリーシア「相対していた頃は目にもつかない男でしたがここへ来て随分心象が変わりましたよ。この集団の中心にはいつも彼がいる」
アポロニア「騎空団の団長だからな」
フリーシア「かつての王家を思い出すのです…。”あの”輪にいた私を…」
アポロニア「貴様……」
フリーシア「コホン…まぁ所詮一騎空団とでは程度の差がありますが」
フリーシア「では失礼します。 随分と冷えさせてしまいましたね、水浴びを―――」
退室しようとするフリーシアの眼に、あるフィギュアがとまった…
フリーシア「これは…」
アポロニア「…? コツコツ ……。 …!!」
ガラドア作 8分の1オーキス
フリーシア「あ、貴女っなんて物を身近に置いているのですか!? これほど精巧なものを一体何処で――――!!!」
アポロニア「よろず屋で偶然景品を当てたら手に入れてしまったのだ!! いつかオルキスにプレゼントしてやろうと思って置いているに過ぎん!」
フリーシア「そそそうですか。孤独でいる人間には其れ相応の理由があるという事ですね、分かりました、皆にはそれとなく私から伝えておきましょう」
アポロニア「伝えなくていい!!」
サラーサ「狩りだー! グラン、起きろ! 狩りに行くぞ!」
アンチラ「ぅうーん…」
サラーサ「なっなんでグランじゃない奴がグランの部屋で寝てるんだ!? お前グランか!?」
アンチラ「むー……ん。…そうなのですー…ボク、グラン……。…すぴー…」
サラーサ「グラン……いや違うぞ、臭いがグランじゃない!」
アンチラ「そんな事ないですよー…ほら…ここからグランの匂いぃー……」
サラーサ「くんくん……グランの匂いだ…くんくん……この布からもグランの匂い!」
アンチラ「お日様が当たってぽかぽかするとグランの匂い…すぴー……」
サラーサ「知ってるぞ! これベッドって言うんだ! ベッドがグラン…!」
アンチラ「くかー…」
サラーサはグランのベッドに上がり、アンチラがくるまっていた布団の中に入った…
サラーサ「はっ…くんくん…はー! グランの匂いがすごいぞ! はー! ここ、あったかい!」
しばらくの後、自室に戻って来たグランが見たのはベッドの上で自分の枕を抱きながら寝ているアンチラと布団からお尻を出してもぞもぞしているサラーサ(?)だった…
アンチラはいつもの事だが、サラーサは森で過酷な生活をしていた過去からか用意されたベッドで寝ようとしないので珍しい光景だ…
ベッドを好いてもらう良い機会だと思ったグランはそのまま自室を後にした…
べアトリクス「はぁ……」
ゼタ「何しょげてんのよ」
べアトリクス「知ってるくせに…」
べアトリクスは以前、ゼタにグランを異性として見ていると(見抜かれ)告白していた…
ゼタ「歳が違い過ぎるでしょー? あんたショタコンって奴なの?」
べアトリクス「た、たまに後ろから見ると身体大きいなぁーとか…思うし…」
ゼタ「だから歳の話をしてんの。団長、未成年よ? 手を出したら犯罪になるって」
べアトリクス「つ、強い男に年齢とか関係ないしっ!!」
ゼタ「それはもう犯罪者の心理ね」
べアトリクス「だからっ! ていうかオイゲンの娘の人だって結構歳いってるじゃん! 団長は年上好きなんだな!」
ゼタ「周りが騒いでるだけで団長が黒騎士を好きだなんて一言も言ってないじゃん。ていうかあの人いくつなの?」
べアトリクス「オイゲンの娘だからぁ……30手前くらい?」
ゼタ「七曜の騎士の一人だしねー…。でもそしたら団長とは一回りも違うじゃない。あんた一回り上の男好きになる?」
べアトリクス「だから私は…!」
ゼタ「ああ、ごめん、ショタコンだったね」
べアトリクス「違うっての! 強い男が好みなんだ!!」
そんなじゃれ合っているのを見てバザラガは兜の下で苦笑していた…
ゼタ「じゃ、ベア。ちょっとよろず屋行ってくるから」
べアトリクス「はいはい…」
ゼタはべアトリクスと別れると、駆けて行った先にバザラガが壁に背を預けて立っていた。待っていた様にも見える…
バザラガ「ゼタ」
ゼタ「なに?」
バザラガ「団長は出かけるのを止めたぞ。よろず屋には行かない」
ゼタ「…ふーん。あっそ」
バザラガ「べアトリクスの気持ちがわかったか?」
ゼタ「あんたの弱みを見つけたいわー」
バザラガの前を横切ったゼタの足の歩みはゆっくりになっていた…
アポロニア「断る」
アポロニア「…別に孤高を気取っているわけではない。良く組むメンバーとはそれなりにやっている。食事も共にしている。ジャンヌダルクとかな」
オーキス「アポロ」
アポロニア「なんだ、オーキス」
オーキス「ご飯一緒に食べよう」
アポロニア「も、もうか?」
オーキス「? 今日はまだ三食しかしてない…」
今は昼食時だ…
アポロニア「…分かった。食べよう」
オーキス「グランも一緒に」
アポロニア「構わん」
そう言って彼女は詰め寄ってきた…
アポロニア「食事がしたいんだったな? では逃げずに最後まで付き合うのだぞ」
アポロニア「そうだな」
そう言い合うが彼女たちの前のテーブルにはとても3人分とは思えない量の料理が並んでいた…
アポロニア「どうしたグラン。箸が進んでいないな。遠慮せずに食べろ。食費なら依頼で私が稼ぐから心配入らない」
まだお腹一杯ではない。が、目の前の料理を全て食べられる自信はなかった…
オーキス「美味しいね」
アポロニア「ああ」
コトン…
アポロニア「コーヒーだ。膨れた腹にも入るぞ」
アポロニア「ああ、私が入れたものだ。 なんだ…? 言っておくが私だって料理くらいできるぞ」
アポロが入れてくれたコーヒーを飲む…。彼女が入れてくれたものと言うだけで胸が高翌揚する…。
オイゲンには否定したが自分は彼女に惹かれているのだろうか…
アポロニア「オーキスは食べる事が好きでな…。あの体のどこにあれだけの食べ物が入っていくのか分からんが食事をしている彼女を私は好きなのだ」
アポロニア「…ただ、オーキスに付き合っていると他の者と同じ様な時間に食事をとるのは難しい。お前も身に染みただろう」
アポロニア「だが私はオーキスと過ごす時間を優先したい」
アポロはとつとつと食事の誘いを断った理由を話した…
アポロニア「…」
アポロニア「腹が膨れればそれ相応の運動はせねばなるまい」
アポロニア「…」
アポロニア「はぁ…。鍛練に付き合え…。…太るぞ」
アポロの言葉に何度も頷いた…
ゼタ「…」
クラリス「ね! だんちょー知らない?」
ゼタ「中にいるよ」
クラリス「あ…」
食堂の中にいたグランは今まで見たことのない、しかしクラリスが見たかった顔を黒騎士に向けていた…
ゼタ「行かないの?」
クラリス「だんちょーって皆にホワイトデーのお返し渡してたよね」
ゼタ「そりゃあバレンタインで皆にチョコ貰ってたし。お返ししない性格じゃあないでしょ」
クラリス「黒騎士さんには貰ってなかったのにね」
「そうなんだ」とゼタは心のなかで呟いた…
ジャンヌダルク「近頃、黒騎士殿と剣の鍛練を頻繁にしているそうだな」
ジャンヌダルク「私ともどうだろうか」
ジャンヌダルク「朝、昼、夜。毎日だ」
ジャンヌダルク「良いのか?」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「…団長」
ジャンヌダルク「私を一人にしないでくれ…」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「別にどうもしない……」
ジャンヌダルク「…先に見える道はずっと暗闇だ……」
ジャンヌダルク「だが、私の隣には…光があるのだ…」
ジャンヌダルク「その光は…私だけを照らしてくれている訳ではないのに……私は…」
…哲学の話だろうか。彼女の言葉の意味を聞き返したが結局最後まで理解できなかった…
カレン「えぇー!? なんで!? 色んな人としてるって聞いたよ!」
カレン「あたしだって強いし! 血統的にも間違いなし!」
カレン「いいじゃん!」
カレン「…」
カレン「あっそ」
カレン「ふんっ」
カレン「ふん…」
カレン「え?」
カレン「ああー、団長としての仕事? そっちを?」
カレン「まっかせなさい! 超有能なあたしがぱぱっと片付けてあげる!」
カレン「えへへ」
シルヴァ「まぁ顔を見ていれば分かるよ。楽しそうにしているな…」
シルヴァ「え…。いや、今……今の事さ」
シルヴァ「だが無理はしないでほしい。疲れは気付かぬ内に溜まるものだからね、若いからと言って頑張り過ぎるのは良くない」
シルヴァ「何か淹れてあげよう」
シルヴァ「え…? コー…ヒー?」
シルヴァ「あっ顔を上げてくれっ。き、君が謝ることではない。たしかに私が好むのは茶葉を使った飲料だが…。…待っていてくれ」
カチャ…
シルヴァ「鴛鴦茶といってコーヒーも入っているお茶なんだ」
シルヴァ「私の腕では…彼女の淹れたものよりは美味しくないとは思うが…」
シルヴァ「そ、そうか? ありがとう…お世辞でも嬉しいよ」
シルヴァ「そうだグラン。お風呂に入れると色々な効能が得られる果実を前に貰ってね。昨晩、使ってみたんだがとてもリラックスできたんだ」
シルヴァ「良ければどうだろう?」
シルヴァ「そうか! では私の部屋に」
シルヴァ「あ、ゆ、湯はちゃんと変えてある! ただ、その果実を使うと色がついて掃除が大変なんだ。君の部屋の湯船を汚すのも忍びないし私の部屋で入れば…」
シルヴァ「…そうだな。はしたない提案だった」
シルヴァ「では果実を持ってくるよ。気が向いたら使ってみてくれ」
テクテク…
シルヴァ「恥ずかしい…」
エッセル「…」
アポロニア「お前はかかって来ないのか?」
エッセル「私の戦いは守る為のものだから」
アポロニア「では何故いつもそこで見ている?」
エッセル「…」
サラーサ「もっかいだアポロ! 今度は負けない!」
アポロニア「この船の上で戦う以上お前に勝ち目はないと思うがな」
サラーサは以前、グランに騎空挺で決闘を挑んだ時に船をボロボロにした経緯から船上では内部を傷つけないようにと彼から注意を受けていた…
アポロニア「…」
サラーサ「そりゃあー! あっ柱が!」
スカッ
サラーサ「うおー!」
ブンブンブン
サラーサ「やりにくい!」
アポロニア「さっさとかかってこい」
五割も実力が出せないこのサラーサにアポロは負ける気はしなかったが、過去に何度戦っても簡単に勝てた事はなかった…
エッセル「最強か…」
エッセルの隣にアポロとサラーサの決闘を見にきたグランが腰を下ろした…
エッセル「そうだね…。なんでここにいるんだろう」
エッセル「強くなれば…もっと強くなれば今よりももっと多くのものを手に入れられるんだ」
エッセル「私はキミも守るよ」
エッセル「ん…」
エッセル「キミは、やっぱり優しいね」
セン「あ、団長さん。おはようございます」
セン「ラグナさんのお部屋はなんだか居やすくて…。隙間に入って寝ると気持ちいいんです」
セン「え? ……にゃ」
セン「何を納得してるんですか? …にゃあ、笑わないでください…」
ラグナ「うう…。団長、おはよう…」
ラグナ「昨日、ミルクがなかったから置いてあった水を飲んだら酒だったんだ…」
ラグナ「苦しい…」
グランは持ってきたミルクをラグナとそれを飲みたそうにしていたセンにあげた…
セン「ぺろぺろ……。ごくごく!」
ラグナ「ごくん…。あぁ美味しい」
ラグナ「ありがとう団長。楽になったよ」
セン「これ美味しいです!」
ゴクゴク…
ラグナ「もう無くなってしまったな…」
グランはもう一度持ってこようか?と聞いた…
セン「はい、ミルクもっと飲みたいです」
ラグナ「私も同じミルクを…」
グランは微笑んでまたミルクを取りに行った…
セン「美味しいミルクでしたね」
ラグナ「団長と飲むミルクは何故か普段のものよりも美味しいな…」
ラグナの言葉にセンは頷いた…
ラグナ「しかし…」
ラグナ「部屋を見られてしまった…」
セン「ダメなんですか?」
ラグナ「…団長が戻ってくる前に…ちょっと物をどかそう」
それから戻ってきたグランが見たものは部屋の隅に物を押し込んでいる二人の姿だった…
アポロニア「はぁ…はぁ…。今日はここまでにするか…。夜も深い…」
食後の軽い運動のつもりが随分と時間が経っていたようだ…
アポロニア「ふぅ………お前も相当に体力があるな。正直、突き放すつもりで相手をしているんだが」
アポロニア「私がお前くらいの歳の時はまだ剣を振るう事すらしていなかった」
アポロニア「本を読むことが好きで…夜でも読んでいたから視力も悪くなって…眼鏡のレンズがどんどん分厚くなっていったな」
アポロニア「ん…? 目の悪さは自分で治した。遠くを見る習慣をつければその内良くなってきたからな。目付きはより一層悪くなるがな」
アポロニア「は…?」
アポロニア「歯の浮くような事を言うな。 …綺麗など」
アポロニア「昔、オルキスが読んでいた本でしか出てこない様な台詞だぞ」
ふっとアポロが笑った。月の光に照らされた彼女の笑顔に胸が高鳴る。
これはいくしかない…
アポロニア「え?」
アポロニア「あー…聞き返す、事ではなかったな。 …何故私なんだ」
アポロニア「…これも間違いだな。…どう反応していいものか困る…」
アポロニア「まぁ構わん」
アポロニア「情人となる事を受け入れると言っている」
アポロニア「そうだ。恋人、と言う単語を出されると歳のせいか気恥ずかしいものがあるが」
アポロニア「別に…嫌い、ではないしな。恋慕の情があるかと聞かれると疑問だが」
アポロニア「…う。 ……だがそんな顔をしているお前を見たくはないな……させてしまったのは私だが」
アポロニア「改めて答えよう。お前の気持ちを受け入れる。これから私の隣にいてくれ」
グランは喜びを顔に表した…。年相応の彼の笑顔にアポロの顔もほころんだ…
オイゲン「おう」
オイゲン「アポロを幸せにしてやってくれ」
腕を組んだオイゲンの眼からは涙がだだ漏れしていた…
オイゲン「孫ができると思うとテンションが上がってくるぜぇ!!」
ラカム「仮にできたとしてアンタに会わせてくれんのか?」
オイゲン「会いに行くまでだぁ!」
グランとアポロの関係はラカムによって瞬く間に船内に広がった…
アポロニア「こうして朝食を共にするのも悪くはないな」
オーキス「美味しい」
アポロニア「そうだなオーキス」
オーキス「アポロ、何だか楽しそう」
アポロニア「そう見えるか」
グランはアポロに食事の後、一緒に買い物に行こうと提案した…
アポロニア「この後か? 悪いが昼までに手紙を出したいんだ。付き合えん。その後ならば可能だが」
午後からは依頼の予定が入っている…。グランはアポロと出かけるのを諦めた…
アポロの為に空けていた時間が暇になってしまった…
グランはどこからか視線を感じ、あたりを見回した…
>>27と目が合った
1、雑談しているオイゲンとラカム
2、食卓に突っ伏しているべアトリクスとぼーっとしているゼタ
3、コーヒーを飲んでいるフリーシア
フリーシア「申し訳ありません、フフフ…彼女が異性と共になるなど想像もしていなかったので、つい貴方とのやり取りを見てしまいました」
フリーシア「彼女とは、関係だけならば黒の騎士となる前からの付き合いですからね。僅かなこの命に一つ娯楽が出来ましたよ」
フリーシアの身体は度重なる魔晶の使用により衰弱しており、もう長くは生きられなかった…
この船に来てからも何度も病気にかかっている…
フリーシア「ええ、今は楽です」
フリーシア「貴方も変わっていますね。誰も、私自身もこの命を気にかけはしません」
フリーシア「私は…これからの陛下とオーキスの歩みを見られるだけで良いのです」
フリーシア「オルキス王女には星の民の血が流れており、オーキスの体はゴーレム。二人とも常人よりも遥に長く生きてゆきます…フフフ…私が長く生きてはあの二人の為にまた何をしでかすか分かりませんよ…」
フリーシアの意外な配慮にグランは反射的に頷いた…
フリーシア「分かりました。きゃっ!」
席をたったフリーシアだが、椅子に足を引っ掻け転んでしまった…
常にそばで彼女を監視している量産型アダムはあくまで監視用のゴーレムであり、倒れたフリーシアに目もかけず落ちて割れたコーヒーカップを片付けだした…
グランは急いでフリーシアを抱き起こした…
フリーシア「す、すみません。少し目眩を起こしました…」
椅子に足を引っ掻けたせいかの様に見えたが、彼女の言葉にグランは焦りを抑えられなかった…
フリーシア「え、ええ。ですが心配は入りません。本当に。足の震えは収まりました」
目眩ではなかったのだろうか…
フリーシア「コーヒーを入れてきますっ」
怪我をしなかったか心配だ…
フリーシア「どうぞ」
カチャン…
フリーシア「人にコーヒーを入れるのは久しぶりです…。ああ、何かの成り行きでアポロニアに入れたことがありましたか…」
フリーシアとアポロの仲は良くはなかったが、彼女に昔のアポロの事を聞いてみたくなった…
グランはフリーシアが入れてくれたコーヒーを口にする…
…それはアポロが入れたコーヒーよりも美味しかった…
>>32属性パーティー達と依頼に出発した…
>>34属性パーティーで依頼に出発した…
オーキス「頑張る」
ナルメア「…」
べアトリクス「…」
ターニャ「…」ショボン…
闇ゼタ「よろしくー」
闇ジャンヌダルク「…」
闇カタリナ「お弁当を作って来たんだ。グラン、後で私と食べよう」
ヴィーラ「…お姉様の為にも………そうお姉様の為に…」
ヴァンピィ「頑張るぞぉ! やるぞぉ! かっぷかっぷっかぷかぷかぷかぷかぷ」
闇カリオストロ(クラリスの学業不振を治す為にも俺様が一肌脱がねえとな……めんどくせぇ)
ヴァイト「…今からでも眷属にしようかな」
ルシウス「騒がしいのは、苦手なんだが今回はやけに静かな者が多いな…」
バザラガ「ふむ…」
皆で依頼に出発した…
以来の性質上、自分達以外にも受領者がいるので競争は免れないだろう…
水着ゾーイ「すまない、遅くなった」
ゾーイは何故か水着姿だった…
水着ゾーイ「競争だろう? 前は勝てなかったからな。今度こそ勝とう」
グランはゾーイに今回は水着である必要がない事を説明した…
水着ゾーイ「そうなのか?」
そう言うとゾーイは普段の姿に戻った…
ゾーイ「ふふ…少し楽しみにしていたから残念だ」
ならず者達「よーし、報酬は俺達が全部頂くぜ!」
他騎空団「いくぞー!」
グランも掛け声を上げようとしたが皆勝手に駆け出して行ってしまった…
前もって連携して挑もうと伝えたのに…
アポロニア「ここまでまとまりが悪いのも珍しいな。仕方がない、もとより私は一人の方が気が楽だ」
アポロニア「お前はどうする? 私と共にゆくか?」
>>38
1、アポロと共にいく
2、○○の所へいく
グランはアポロと共に駆けて行った…
アポロニア「ぬおおおおおおお!!!」
アポロは魔物を次々と切り倒し群れへと突っ込む…
普段はどっしりと構えて戦っているので珍しい光景だ…
アポロニア「私の背中はお前に預けているからな、グラン」
口に出してないのにアポロは疑問に答える。彼女は前を向いたままだったがその言葉に確かな信頼を感じた…
バザラガ「べアトリクス! ゼタ! 団長達は前に行った! 俺達も続くぞ!!」
ベア&ゼタ「「オッケー!!!」」
ヴァイト「ヴァンピィ! 遊んでないで団長の所へ行くぞ!」
ヴァンピィ「一人でたっくさんやっつけるの~っ!!」
ヴァイト「じゃあ僕だけでも団長のそばに行くよ!」
ヴァンピィ「あぁっ、ヴァンピィちゃんもけんぞくぅのトコに行くー!」
ジャンヌダルク「ああ、道…道が見える……魔物達の血にまみれた道が………団長、待っていてくれ…アッハハハ……!」
カタリナ「くっ…強いな、黒騎士は…」
ヴィーラ「お姉様も負けていません。お姉様もお強いではありませんか」
カタリナ「ヴィーラ…」
ヴィーラ「行きましょうお姉様」
カタリナ「そうだな…!」
次々とグランの仲間たちが彼のもとに集まってゆく…
結果、依頼の報酬の9割はグランの騎空団に支払われた…
アポロニア「私は酒を飲まんからな。こっちの席でいい。お前の隣にもいたいしな」
アポロニア「酒癖の悪い奴も中にはいるだろう。酔った勢いでお前に手を出さないとも限らん」
シルヴァ「この席では私の紅茶を振る舞っているんだ。貴方もそれでいいかな」
アポロニア「ああ、頼む」
グランが着いている食卓には主に騎空団の未成年組が集まっていた…
オイゲン「おう、アポロ! 今日はご活躍だったらしいじゃねぇか! 祝酒開けたんだ、あっちで一杯くれぇ飲めよ!」
アポロニア「貴様、酔っているな。そういう奴らの相手など御免だ」
オイゲン「一杯だけだよ! ばぁーっと盛り上げてやっから! 済んだらグランの所に帰って良いからよぉ」
アポロニア「しつこい」
>>41 グランは…
1、アポロに行くように勧めた。
2、紅茶を待っているからとオイゲンを説得した。
オイゲンは席に戻っていった…
アポロニア「…昔は読書の為に紅茶を好んでいた。それくらいは知っていたらしいな」
アポロニア「いや、それを言ってあんな素直に帰るとは思ってなかった。感謝する」
シルヴァ「お待たせ。口に合えば良いんだが…」
アポロニア「…。あぁ美味しい。…ありがとう」
シルヴァ「それは良かった」
グランを含めた若者達は料理を次々と頬張っていった…
アポロニア「オーキスと付き合っている私が言うのもなんだがお前もよく食べるな…」
アポロニア「いや、良いんじゃないか。見ている分には中々楽しい」
アポロニア「口の回りが汚れている所とかな。拭いてやろうか」
アポロニア「ほら、少しじっとしていろ」
ソリッズ「うっおおおっとぉおお!!」
グラン達の席にカツウォを抱いたソリッズが突っ込んできた。
オイゲン「すまねぇな! 魚が暴れやがってよぉ!!」
セワスチアン「申し訳ございません。ソリッズ様がカツウォを生きたまま捌かれるとおっしゃいまして」
ソリッズ「あば、暴れっ、あばあばあば!!」
アポロニア「貴様ら…」
グラン達は飛び散った料理を浴びて汚れてしまった…
料理を被ってしまったメンバーで一旦お風呂に行く事となった…
ちなみにアポロはオイゲン達を説教しに行った…
イオ「部屋のお風呂行くのも面倒だし大浴場の方に行かない?」
この騎空挺に備え付けた大浴場は混浴だ…
>>46
1、行く(メンバー自由指定)
2、行かない
アポロニア、カタリナ、ヴィーラ、ファラ
ファラ「いやー気持ちいいっすねー。露天風呂にしたのは大正解っす!」
ファラ「今はゆっくり航行してるから風も良い感じで最高っすー…」
ソリッズに吹き飛ばされた料理の中にはファラが作ったものもあり、先程まで気落ちしていたのだがどうやら元気が戻ったようだ…
ファラ「ふむ、それにしてもどうっすか団長! アタシ、最近筋肉がビシビシっとついてきてないっすか!?」
ファラ「先輩にまた一歩近づいた気がするっす!」
アポロと比べると細い二の腕だったが、ファラの実力は確かなものだ…。これは同い年として負けられない…
ファラ「それにしても黒騎士さん、遅いっすねー。脱衣所でなんかモジモジはしてたっすけど…」
グランはオイゲン達を説教していたアポロに彼らも悪気はなかったんだからとなだめ、同じく料理を被った彼女を大浴場に連れて来ていた…
ファラ「ちょっと見てくるっす」
ファラが浴場から上がった時、3つの人影がこちらへ向かってきた…
アポロニア「お、おい押すなっ。自分で行く…っ」
カタリナ「遠慮するな! ほら、ほらほらほら!」
アポロニア「だから押すなっ」
二人の後にヴィーラも続いて来た…
ファラ「先輩たちも来たっす!」
ヴィーラ「お姉様の酔い覚ましに…」
だがカタリナの手にはお盆、お酒、お猪口が握られていた…
アポロニア「お前…普通に入ってとは…」
どこか怒っている様にも恥ずかしがっている様にも見えるアポロは鎧を纏っていない時と似たようなレオタード状の衣類を着ていた…
カタリナ「何を言うんだ! 風呂に入るのにタオルを巻くなど行儀が悪いではないか!」
酔ってぎゃーぎゃー喚くカタリナ…アポロはグランを一瞥し、ヴィーラが抱きしめていたバスタオルを無理矢理カタリナに巻き付けた…
カタリナ「あー…美味い……美味いなー…酒…」
ファラ「先輩、ほどほどにするっすよー」
ヴィーラ「気分が悪くなったすぐ私に仰ってくださいお姉様。介抱致します…」
アポロニア「タオルを巻いているとはいえ異性と一緒に風呂に入るなど…」
グランは首を傾げた…
アポロニア「ふん…まぁそれくらい純朴な方が私には丁度良いのかもな」
>>50 グラン行動選択
1、アポロの格好につっこむ
2、カタリナからお酒を取り上げる
3、ファラと一緒に泳ぐ
4、ヴィーラと雑談する
5、○○が大浴場の上から見ている事に気が付く
あれはフリーシア…
>>53
1、だった…
2、違う、○○だ…
アポロニア「…? 何をしているのだ?」
アポロニア「フリーシア?」
アポロニア「ん…。…。フリーシアなぞ…見えんが」
見直すと、さっきまでフリーシアがいた場所には誰もいなかった…
カタリナ「グラン~、君も飲め。今宵は無礼講だ~」
カタリナに絡まれてしまった…
アポロニア「おい…」
ヴィーラ「グランさん、こちらに」
ヴィーラに連れられてグランは湯から上がる…
カタリナ「あぁ~」
アポロはカタリナの背を擦りまくって無理矢理吐かせにかかった…
グランはヴィーラに頭を洗ってもらっていた…
ヴィーラ「まぁ、貴方にはアポロニア様がいらっしゃるので心配はないと思いますが…
」
ヴィーラの指の力が少し強くなった気がした…
ヴィーラ「お姉様とアポロニア様はお歳が近いのでちょっとした対抗心があるのかもしれませんね…ふふ」
ヴィーラ「お姉様とは…間違いがない様お願いしますね」
アポロニア「おい」
カタリナ「うぅー…」
アポロニア「吐かせた。持って帰れ」
どうやらカタリナはもどしても楽にならない様だ…
ファラ「先輩はアタシが連れてくから大丈夫っす!」
ヴィーラ「その役目は私のものです!」
ファラとヴィーラにそれぞれ両腕を引っ張られながらカタリナは浴場から出ていった…
グランの頭にはヴィーラが洗ってくれた洗髪剤の泡がまだモコモコと残っている…
アポロニア「ふん…」
ザッパーン…
アポロニア「私たちも出るぞ」
湯を頭にぶっかける、アポロらしい豪快な洗い流しだった…
宴会はまだ続いている。
>>58グランはフリーシアを探しに…
1、行く
2、行かない
ルリア「そうですか…」
ルリア「はい! ありがとうございます! 目一杯楽しんじゃいます!」
アポロに一言告げてから出ていこうか…
>>60
アポロニア「おい、待て…フリーシアだと? さっきも見かけたとか言っていたな。何故わざわざ探しに行くのだ」
オイゲン「お? アポロ嫉妬かぁ? 可愛い所もあるじゃねぇか」
オイゲンはさして自分がフリーシアを探しに行く事に何も思ってないようだ…
アポロニア「嫉妬などでは……。いや、お前との関係でこれはおかしいな…。そうだ嫉妬だ」
オイゲン「何も心配ねぇだろぉ」
酔っていてもオイゲンの言葉からはグランに確かな信頼を置いていると感じる…
>>64グランは…
1、じゃあ一緒に探しにいこう!
2、あそこで何してたのか聞きに行くだけだよ。
2、なっ…なんにもない…よ。
3、(キャラ名)と一緒に行くから大丈夫!
オイゲン「だぁっはっはっは!」
アポロニア「まったく…」
アポロは微笑んで席を立った…
アポロニア「貴様…風呂に入っていたのか?」
どうやらフリーシアは湯上りの様で浴衣姿だ…
フリーシア「ええ、大浴場の方で」
アポロニア「貴様が…?」
フリーシア「大浴場の方に行けばアレの監視も無くなりますので」
フリーシアはたとえ自室でも量産型アダムが傍についており、入浴時も中に入ってくるという…
フリーシア「他の人間も裸になるあの場所には入ってこれないようで…。と言っても、私は誰もいない時にしか利用しませんが」
アポロニア「なるほど。あそこは貴様が自由になれる数少ない場所と言うわけか。それを聞いて私が黙っているとでも思ったか?」
フリーシア「フ……聞かれた事を正直に話したのですよ。何かご不満ですか?」
アポロニア「何か企んでいるのではあるまいな」
フリーシア「なにも」
フリーシアはきっぱりと言い切った…
フリーシア「何か思う事があるのなら今度からは彼と一緒に入る事としましょうか」
フリーシアは妖艶な微笑みを浮かべてグランを見据える…
>>67
1、そうした方が良いかも
2、フリーシアを信じるてるから問題ない
アポロニア「おい!」
アポロが怒った…
アポロニア「!? 確かに疑わしいと言ったのは私だが、お前がっ…。…馬鹿正直にフリーシアの提案を受け入れる事もないだろう…!」
フリーシア「…」
フリーシアの頬が朱色に染まっている…。お風呂上がりだからだろうか…
フリーシア「フ……では貴方もご一緒にいかがです?」
アポロニア「誰が貴様と風呂になど入るか!」
アポロニア「おいグラン。貴様、本気でフリーシアの風呂に付き合うつもりか?」
>>71
1、うん。なんで?
2、僕はフリーシアと仲良くなりたい。
3、アポロと一緒にね!
4、…実はトモイとの仲を取り持とうと思ってるんだ。
5、もちろん他の皆も誘ってね!
フリーシア「…貴方…。……」
グランはアポロが一緒にお風呂に入らなければフリーシアと入る気はないと言う…
アポロニア「なんだその妙な脅しは…? お前が騎空団の団長としてフリーシアの大浴場利用を禁止すれば良い話だろう」
しかしグランは3人での入浴を頑なに望んだ…
アポロニア「…貴様、もしやフリーシアの裸体を見たいと思ってるんじゃないだろうな…」
グランは首を傾げる…
アポロニア「私が同伴すれば問題無いとでも考えているのか? ふっ……残念だが純心を装った下心を隠しきれていないぞ貴様……!」
アポロが拳を握りしめ震えている…今にも怒りが爆発しそうな雰囲気だが……
フリーシア「…なるほど…」
>>76
1、それでもグランは3人での入浴を諦めなかった。
2、アポロに気圧されグランは自分の主張を取り下げた…
アポロニア「…貴様…?」
フリーシア「…」
アポロニア「ちっ…」
………
……
…
数日後の夜、大浴場にアポロ、グラン、フリーシアの姿があった…
フリーシア「いい湯です」
アポロニア「…そうだな」
グランは二人の間で湯に浸かり、タオルクラゲを作っている…
アポロはそれを暫く眺め………手を伸ばしタオルクラゲを潰した。
ブシュー…
アポロニア「なんとなくだ。他意はない。もう一度作れ」
グランは少しフリーシア側に寄り、もう一度タオルクラゲを作る…
ブシュー…
またアポロが潰してしまった…
フリーシア「ふっ…」
アポロニア「もう一度作れ」
また作ったタオルクラゲは、今度はフリーシアに潰されてしまった…
アポロとフリーシアの位置はさっきよりも近づいていた…
アポロニア「下らん…」
フリーシア「他者とは裸の付き合いをすればすぐに仲良くなれる、とジンから聞いている様で」
アポロニア「誰かは知らんがそれはそいつの持論だろうな」
フリーシア「…貴方は本当に、もっと他人と上手くやるという事をするべきですね…。彼を使って上手く立ち回れば他の団員とも比較的、効率良く仲良くなれますよ」
アポロニア「私はそういう事をする性分ではないとお前なら知ってるだろう」
フリーシア「まぁ、そうですね。そういう事をしない、と言うよりできないと言った方が正しいでしょう。コミュニケーション能力だけは圧倒的に低いですからね、貴方は」
アポロニア「貴様、叩き切るぞ…?」
フリーシア「ふぅ……。…望むのであればご協力しますが」
アポロニア「…なにをだ」
フリーシア「団員と上手くやる事をです」
アポロニア「余計なお世話だ」
フリーシア「まぁ、言うと思っていましたので、勝手にやらせて頂きます」
アポロニア「何故貴様がそんな事をする」
フリーシア「彼の望みですので」
アポロニア「…グランか」
フリーシア「鈍感な貴方でも彼が私達を仲良くさせようとこんな事をしたのは気付いているでしょう?」
アポロニア「当たり前だ」
フリーシア「堂々と言い張りますね……。彼が、あの時の貴方に怖気づく前に気付いてくれて何よりですよ」
アポロニア「…」プイッ…
フリーシア「でなければ私が彼を慰る事になっていたでしょう」
アポロニア「…どういう意味だ」
フリーシア「言葉通りです。他意はありません。ふふ…」
アポロニア「白々しい奴だ。オルキスから聞いているぞ、貴様魔晶に蝕まれているその身体を、魔晶を使って治しているらしいな」
フリーシア「聞いていましたか」
アポロニア「オルキスに伝えるからだ」
フリーシア「陛下に隠し事などしません」
フリーシア「その事は暫く他言無用でお願いしますよ。同情を買って回りに味方を作っている途中ですので」
アポロニア「貴様が大人しくしているならな。グランを裏切ることがあれば容赦はしない」
フリーシア「肝に命じておきます」
ワーワー…ギャーギャー…
アポロニア「…なにやら脱衣所の方が騒がしくなっている様だな」
フリーシア「大方あの少年と混浴したい団員達が押し寄せているのでしょう」
アポロニア「五月蝿くなりそうだ…」
フリーシア「そうですね…」
アポロニア&フリーシアEND…
グランくんが想定以上に純真を貫いた。フリーシアプレイアブル化する事があったら天井待った無し。
ウェルダーとかクムユのSSR化まだ時間かかりそうっすかね…
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499018518/
Entry ⇒ 2017.11.15 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
ルリア「服が透けて見える…コンタクトレンズ?」
ソリッズ「…でな、これは実は…」ボソボソ
ジン「…そっ、それは本当か、ソリッズ殿…」ボソボソ
ルリア(…?何か隠れてお話ししてます…)
ルリア(…ちょっとだけ聞いちゃお!)コソコソ
ソリッズ「ああ…俺もこいつを見つけ出すために、誰だけ苦労したことか……」
ジン「こっ…これは世紀の大発見であるぞ…!」ワナワナ
ルリア(…?コンタクトレンズ…?そんなに珍しい物なんでしょうか…?)
ソリッズ「こいつは、星の民が遺したオーパーツの内の一つ…使用者の魔力・体力を格段に向上させてくれる上に…」
ソリッズ「…自分が見た姉チャンたちの服を透視出来るっちゅー優れものよ!!!」ドン!!
ルリア「」
ソリッズ「おっ、オオ!こいつァすまねえ…とにかく、この事は俺とお前のひみ…つ……」
ルリア「……」ゴゴゴゴゴ
ジン「うわああっ!?ル、ルリア殿!?!?」
ソリッズ「ル…ルリア…オメェ、どこまで聞いた…?」
ルリア「…全部です♪」ニコッ
ジン「やっ、やばい!!ソリッズ殿、某はこれにて逃げるでござるよ!」ダッ
ソリッズ「おい!!テメエ、1人で逃げるんじゃねえ!」ダッ
ルリア「はわぁぁぁぁぁ!!ルリアスイッチオン!!!」ポチ-
ルリア「ウォウウォォウイエェェェ!!!!」ドカカカカ!!!
ジン・ソリッズ「うあああああああああああああ!!!!」ドゴオ!!!
ルリア「全く…油断も隙もない人達です…」プンプン
ルリア「…でも、このコンタクトレンズ、どうしましょうか…?星の民のオーパーツって言ってたし、壊しちゃうのも…」
ルリア「…そうだ…!」ニヤァ
ーーグランの部屋ーー
ルリア(お邪魔しまーす…)ソロ-
グラン「zzzzzz…」グオ-
ルリア(良かった…お昼寝中のようですね)
ルリア(よし!寝てるグランにこのコンタクトレンズを…!)フフフ
グラン「ちょっと昼寝しようと思っただけなんだけど、いつの間にか熟睡してたなあ…」
ルリア「あっ、グラン!おはようございます!」
グラン「ああ、ルリアおは…よ…」
ルリア「?」ゼンラ-
グラン「!!?!!?!?!?!?!?」ガタアッ
ルリア「うわっ!ど、どうしたんですか!?」タッタッタッ
グラン「なっ、ルリア!!服!!!何か着てよ!!!」カアアアッ
ルリア「…何言ってるんですか?私、いつもと同じ格好ですよ?」(ふふ、驚いてる驚いてる…!)
グラン「そんな訳ないだろ!!は、早く服を!!」カオソラシ-
ルリア「グラン…もしかして、疲れてませんか?」ズイッ
グラン「あああっ!!!だ、ダメだって近づいたら!!!」
ルリア「熱は…無いみたいですね」オデココツン
グラン(ル…ルリアの裸が…こんな近くに…!)プシュ-
グラン「くぁwせdrftgyふじこlp」
ルリア( wwwwwwwwwwwwwwww )
グラン「ダメに決まってんだろそんな格好で!!」
ルリア「だから私はいつもの格好だって言ってるのに…」(裸じゃなかったらいいのかな…///)
ルリア「まあいいです、おやすみなさいグラン!」ギュッ
グラン「~~~~~~!!!うわああああ!!」ダッ
ルリア「…あっ、行っちゃった…」
ルリア「ふふふ…でも、外に出たからと言って、この呪縛からは逃れられませんよ…?」ニタァ
ビィ「うわああっ!?なっ、どうしたんだってんだよグラン!?」
グラン「ルリアが……ルリアが痴女になっちゃったんだああああ!!!!」
ビィ「…は?」ドンビキ
グラン「ひ、引かないで!!本当なんだ!!ルリアが…は、裸で僕の部屋に…!」
ビィ「…お前、疲れてるんじゃねえか…?最近古戦場で忙しかったからな…」アワレミ
グラン「ビ、ビィまで…!」ガ-ン
ビィ「…あそこに>>8が居るから、あいつにも相談してみたらどうだ?」
ナルメア「ええっ!?団長ちゃんが!?」バッ
グラン「ナルメアさん、聞いてよ!!ルリア…が…」
ナルメア「どうしたの?大丈夫?お姉さんにできる事なら何でもするよ?」タユンタユン
グラン「うわああああああああああああっ!!」
ナルメア「きゃっ!!だ、団長ちゃん!?どうしたの!?」オロオロ
グラン(ナルメアさんの…おっ、おっぱいが…!)
グラン「…はっ!そっ、そうじゃない!!ナルメアさん!!服!!服を着て下さい!!///」
ナルメア「えっ??私、いつもと同じ格好だけど…」アセアセ
ビィ「グラン…お前今日、本当におかしいぜ…」
グラン「えっ、えええ!?!?」
ナルメア「…団長ちゃん、疲れてるならお姉さんの所においで?疲れてる時位、甘えたっていいんだよ?」バッ
グラン「だっ、ダメです!!うわちょっ、うぷっ!!」ギュウッ
ナルメア「よしよし…団長ちゃん、いつもお疲れ様…!疲れたらいつだって、お姉さんに甘えていいんだよ…!」ナデナデ
グラン(ヤ…ヤバイ…!ナルメアさんのおっぱいが、直接顔に…!)パフッ
グラン(こ、このままでは…理性が…持たない…!)
グラン「うおおおおっ!!」ドンッ
ナルメア「きゃっ!!だ、団長ちゃん!?!?」ズテン
グラン「ごっ、ごめんなさい、ナルメアさん!!僕はこれで!!///」ダダダダ
ビィ「おっ、おい!!ナルメア、大丈夫か!?」
ナルメア「わ、私…団長ちゃんに、嫌われちゃった…」ズウウウン
ビィ「お、おい!大丈夫だって!!グランがナルメアのこと嫌う訳ないだろ!!」
ナルメア「うっ、うう…」シクシク
ビィ「ナルメアアアア!!」
グラン(ルリアだけじゃなく、ナルメアさんまではっ、裸で…!///)プシュ-
グラン(…!あそこに>>10と>>11が!!)
>>12 >>13
グラン(まっ、また裸……!もしかして、僕の方がおかしくなったのか……?)メソラシ-
ディアンサ「…団長さん?」ジ-
グラン「ひゃい!!ど、どうしたの?」アセアセ
ディアンサ「大変なの!!ハレゼナちゃんが特訓中に倒れちゃった!!」
ハレゼナ「うきゅぅ…」チカチカ
グラン「うわっ!大丈夫なのハレゼナ!?」
ハレゼナ「だんちょうが…2人いるぜェ…」グルグル
グラン(大丈夫じゃなさそうだ…)
グラン「うん、分かった……って待って!?この状態(裸)のハレゼナを僕が運ぶの!?」
ディアンサ「…?何か変?」
グラン(何故だ…!普通僕なんか、裸の女の子に触らせないだろ…!)アセアセ
ディアンサ「ほら、はやく!!おぶってあげてよ!」
グラン「おっ、おぶる!?!?」タジッ
ハレゼナ「だんちょう…たのむ…つれてってくれェ…」フラフラ
グラン「~~!!ああっ、もう!!どうにでもなれ!!」
グラン(…ハ…ハレゼナの暴力的なまでに大きなおっぱいが、僕の背中に押し付けられている…!)バクバク
ハレゼナ「はぁっ、はあっ…」
グラン(それに…ハレゼナの吐息が、僕のうなじにかかって…ッ!)ゾクゾク
グラン(だっ、ダメだ!!ハレゼナは、僕のことを信用してこんなことをお願いしてくれてるんだ…!!考えるな、心を無にしろッ!)ギュッ!!
ハレゼナ「っ!!」ビクッ
ディアンサ「うわっ!は、ハレゼナちゃん大丈夫?」
グラン「あひっ!!ご、ごめんハレゼナ!!」
ハレゼナ「だ、だんちょう…そんなに強くつかまないで…」ウルウル
グラン「~~~~!!!!」(声にならない声)
グラン(落ち着け僕、落ち着け僕…素数を数えて落ち着くんだ、2、3、5、7、11、13、17…)
グラン「ブツブツ…僕は素数…僕は素数…ってうわあっ!」グラッ
ハレゼナ「ひゃあっ!!」
ディアンサ「危ない!!」ガシイッ
グラン「ふっ、ふう…ありがとうディアンサ…っ!!」
ディアンサ「もう!!体調の悪い人を背負ってるんだよ!?もっと気をつけてよ!!」ギュウウウ
グラン(今度は前からディアンサの控えめのおっぱいに……っ!!!)コリッ
グラン(…こりっ…?これって……ディアンサの…!!)
ディアンサ「…ちょっと?団長さん?」ジ-
グラン「ああっ、うああ…」
グラン「うおおおおおおお!!!」ドダダダ
ディアンサ「うわっ!!ち、ちょっと!!」
ハレゼナ「うわああああ!!団長、速すぎるゥゥ!!」
グラン「医務室はここだな!?」バアン
グラン「ハレゼナ!ここで寝てしばらく休憩してるんだ!!ぼっ、僕はこれで!!」ビュ-
ハレゼナ「…なっ、何が起こったんだァ…!」ポカ-ン
グラン「うわあああああ僕は最低だああああああっ!!」ダダダ
グラン「誰でもいい!!誰でもいいんだ!!裸じゃない人は居ないのか!?」
グラン「…そうだ…、>>21なら…!彼女なら絶対、服を着てるはずだ……!」
グラン(…その割にいつも、目のやり場に困る服着てるけど…)
グラン「ソシエなら…それでも、ソシエなら大丈夫なはずだ!!」ダッ
ーーソシエの部屋ーー
ソシエ「ふんふふーん…♪」ヌギヌギ
ソシエ(団長はんは、どんな服が好きなんやろなぁ…///)
グラン「うおおおおお!!!ソシエエエエエエ!!!」ドドドド
ソシエ「っ!?だ…団長はん!?」
グラン「はあっはあっ、入るよ!!」ガチャッ
ソシエ「!?!?まっ、待って…今はウチ…ひゃあっ!!」ゼンラ-
グラン「」ガクッ
ソシエ「うっ、ううう…!!」プルプル
グラン「そん…な…この団は、僕が少し寝ている間に…変わってしまったのか……?」フルフル
ソシエ「うわああああ!!団長はんのばかあっ!!ウチ、もうお嫁に行けへん…!!」エグッエグッ
グラン「…?ソシエ…?」ピタッ
ソシエ「団長はんに…ウチの一糸纏わぬ姿を…」ヒグッ
グラン「ま、まさか…ソシエ、全裸を見られて、恥ずかしがって…」
ソシエ「当たり前やろ!?何言ってるんよ団長はん!!」キッ
グラン「ああっ…良かった…!!ソシエは、ソシエだけは変わってない…!!」プルプル
ソシエ「なっ!?何を言い出してるんや、気持ち悪い…!!」サアアアッ
グラン「ソシエエエッ!!」ダッ
ソシエ「いっ、嫌ああああああああ!!!!」ドゴォ!!
グラン「ウギエエエエエエエエエエ!!!!!」ズガシャア!!
ソシエ「嫌や…団長はんなんて、嫌いや…」プルプル
グラン「本当にごめん…」
ソシエ「…き…今日の団長はん、おかしいんよ…何ていうか、何かを恐れてるような…!」
グラン「…」
グラン「僕自身も…僕は頭がおかしくなったんだと思ってた…。」
ソシエ「…団長はん…?」
グラン「でも、ソシエ…君のことを見て…やっと、自分はおかしくなかったって確信できた…!」
グラン「ソシエになら、僕の悩みを全て話せる…。いや、ソシエにしか話せないんだ!!」
ソシエ「…」
グラン「身勝手だとは思う…だけど僕の事をもし、少しでも憐れむ気持ちがあるなら…この扉を開けてくれ…!」
ソシエ「…わ、わかった…着替えるから待っててえな…///」
グラン「…ソシエ…!!」
グラン(僕がおかしくなった訳じゃない…皆が何か、変わってしまったんだ…!!)
ソシエ「…入ってええよ…」コンコン
グラン「ああ、ありがとう。入るよ。」
ソシエ「えと…ど、どうかな、この服…///」ゼンラ-
グラン「!!??!?!?!?!?!?!?!?」
ソシエ「どない、したん…?」
グラン(嘘だ…これは何かの間違いだ…!!)フルフル
グラン(さっきも言ってたじゃないか…ソシエは、人前で服を脱ぐような娘じゃない…!もう一度見たとき、ソシエはいつもの格好を…)バッ
ソシエ「…?」ゼンラ-
グラン「」
ソシエ「だっ…団長はん…!しっかりして…!」オドオド
グラン「うっ、うわああああああああああ!!!」ダッ
ソシエ「あっ…」
ウワアアアアアアアアア!!!
ソシエ「い、行ってしもうた…」ボ-ゼン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
グラン「うへ、あへへへへ」
グラン「そうか、僕が間違っていたんだ」
グラン「あらゆる生物の中で、服を着ているのは人間だけ。つまり、服を着ている方が本当は不自然なんじゃないか!」
グラン「よーし!!僕も全裸になって、自然に還るぞ!!うふふふふふふふふふふふ」ヌギヌギ
ラカム「何かグランの奴が今日やべえって聞いたんだが、大丈夫なのか…?」テクテク
ラカム「あっ、グランじゃねえか!!皆から聞いたけど何かあったのか?お前?」
グラン「うふふふふふふふふふふふふ」ヌギヌギ
ラカム「」
ラカム「はっ、はあ!?お前何言ってんだよ!!さっさと服を着ろ馬鹿!!」
グラン「服を着るだなんて、自然の摂理に反したことをしちゃいけないよ!!ラカムの服も脱がせてあげるようふふふふふふふふふ」バッ
ラカム「ぎえええええええ!!た、助けてくれェェェェッ!!」
ルナール「はぁ…何だか最近、作品へのインスピレーションが湧かないのよね…」
ギエエエエエエエエ!!!!!
ルナール「…うるさいわね…?一体あっちで何が起こって…?」トコトコ
グラン「うふふふふふふふ、ラカムも自然に還ろうね?」
ラカム「やめろ!!頼むから落ち着いてくれグラン!!!」
ルナール「!!!!!!!!!!!!!!」バッ
ルナール(ああっ、やばいやばい!!インスピレーションが止まらない!!!)
ルナール(…って、そういう問題じゃない!!私、とんでもないものを見てしまったのでは……!?)
ラカム「グラン、落ち着いてくれ!!俺達は服を着てるのが当たり前だろうが!!」
グラン「服を…自然に…全裸…グギ…うう…ガガ…」
グラン「あれ…僕は一体、何を…?」
ラカム「よっ、良かった…落ち着いてくれたか…」
グラン「…!!ラカム、君は……全裸じゃないんだね……!!」フルフル
ラカム「な、何を当たり前のことを…気持ち悪い……」ゾゾゾ
グラン「うわああああ!!!ラカムゥゥゥ!!!!」ダキィ
ラカム「ぎゃあああああああああ!!!パンイチで抱きついてくるんじゃねえええええええ!!!」
ルナール(さっきのはきっと幻影…2人がそんな関係なんて、あり得ない…!)
ルナール(もう一度…もう一度だけ見てみるわ!!)バッ
グラン「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛」ギュウウウウ
ラカム「うぎああああああああああああああ!!!!」
ルナール「!!!!!!!!!!!!!!!!!」バババッ
ルナール「こんなところでボーッとしてる訳にいかないわ!!早く作品を作り始めなきゃ!!」ダッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ラカム「そ、それで、お前は騎空団の皆が裸に見えるようになっちまった、ってわけか!?」
グラン「う、うん…原因はわからないんだけどね…」
ラカム「なっ…なんて羨ましい悩みだテメェ!?ぶっ殺してやろうか!?」グワングワン
グラン「ぐええええ!!やめてラカム!!」
ラカム「はぁ、しかしなぁ…。このままじゃ情報が少なすぎて、解決なんてできやしねえよ。その他に何か変わった所はねえのか?」
グラン「うーん…言われてみると、体中から力がみなぎってくるよつな…?」
ラカム「なんじゃそりゃ…余計に訳わかんねえぞ…」
ラカム「…ん?何だか甲板の方が騒がしいな…」
ドコオオオオオオオン!!!
グラン「なっ!?」ガタデ
ラカム「…ただ事じゃねえな…グラン、行くぞ!!」ダッ
グラン「うん!!」ダッ
ーー甲板ーー
ディアンサ「ううっ…い、痛い…!」ボロッ
ハレゼナ「がま、ん…!」プルプル
グラン「皆!!大丈夫か!?」バッ
グラン(…クソッ!!皆、体中傷だらけじゃないか…!)
ルリア「グ、グラン…!大変です!!さっき突然、フェンリルさんがグランサイファーを攻めてきて…!!」
グラン「…フェンリルだって!?」
フェンリル「うう…がるるるる…」フシャ-
グラン(…やっぱり…裸だ…)ポ-
ラカム「オイ!!お前、鼻の下伸ばしてんじゃねえぞ!!」ボカッ
グラン「いてっ!!ご、ごめん…!」キリッ
グラン「分かる訳ないだろ!!早くここから出て行け、さもないと…!」シャキン
フェンリル「ハッ、それで脅しのつもりか?笑わせんな!」
グラン「脅しじゃない…これ以上団員を傷つけるなら、容赦はしない!!」
フェンリル「オレに団員を傷つけて欲しくねえなら、とっとと『プロビデンスの目』を渡すんだな!!」
グラン「…プロビデンスの…目…?」
フェンリル「とぼけんじゃねえ!!今、それをお前んとこの団員が持ってること位、調査済みなんだよ!!」
ルリア(そ…そういえば、あのコンタクトレンズ……星の民のオーパーツって言ってたけどもしかして……?)タラ-
グラン「物分かりの悪い奴め…!そんなものは無い!とっとと帰ってくれ!!」
ルリア「あ、あの~、グラン…実はそれなんですけど…」
グラン「ルリアは危ないから下がってて!!」キッ
ルリア「い、いや…そういう訳にもですね…」
フェンリル「…っだああ!!時間オーバーだ!!お前らを食って、死体から力ずくで奪い取ってやる!!」バチイッ
ルリア「きゃあっ!!」ズザザザ
グラン「…ルリアッ!!」バッ
フェンリル「ああ?よそ見してる暇があんのかよ!!」ブンッ
グラン「……」キインツ!!
フェンリル「…なっ!?こ、こいつ…俺の攻撃を片手で、それも見ずに止めた…!?」
グラン「容赦しない、って」ギロオッ!!
フェンリル「!!?」(なっ…何だってんだこの剣幕は!?!?)
グラン「僕はあまり人との争いを好まない。平和的な解決ができるなら、そうしようと思っていた…。」
グラン「だが、ルリアに手を出した時点で、平和的解決の道は閉ざされた…!!」
グラン「自分のした事を…地獄で後悔しろ!!」ゴオッ
ラカム「グ、グランの周りに、圧倒的なまでのオーラが…!」タラッ
グラン「はあああああああっ!!!」ザシュウッ!!
フェンリル「うぐああっ!!」ズザザザ
グラン「まだまだ!!だあああっ!!」バッ!
フェンリル「クッ…クソが!!おらおらああっ!!」バッ
バキイッ!!
フェンリル「うああっ!!オ、オレの爪が…!!」
グラン「未だ!!だああっ!!
誤変換+誤送信すいません
フェンリル「くっ…くっそおおおおお!!!!」
ドゴオオオオオオオン!!!!
ラカム「やっ…やったのか…?」
ルリア「いや!まだ3人とも立ってます…!」
ゴゴゴゴゴゴ
ラカム「…おい、今立ってるのが、『3人』だと…?」
ロキ「いやー…やっぱり強いなあ!団長クンは?」ギリギリ
グラン「…ロ…ロキ…っ!!」
ラカム「…っ!!あの、野郎…!!」ギリギリ
グラン「…クソっ!」シュバッ
ロキ「おおっと!!勘違いしないでくれたまえよ?僕は君達と争いに来た訳じゃあない…。ただ飼い主として、勝手に出てったフェンリルを、探しに来ただけなんだ。」
フェンリル「うるせえ!!オレがどこに行ったって、お前には関係無えだろ!?」
ロキ「…そんなこと言ってると、晩御飯抜きだよ?」
フェンリル「なあっ!?ば、晩御飯抜きと俺の行動に、何の関係があるんだよ!!おい!!」タジタジ
グラン「…?僕、何もつけていないんだけど…」
ロキ「…とぼけないでくれたまえよ?さっき見せてくれた圧倒的なまでの剣気…あれが証拠さ。」
グラン(…言われてみれば、目に何か違和感が…?)
ロキ「あのアーティファクトは、使用者のあらゆる能力に共鳴し、それらを大きく増幅させる。魔力、筋力、体力などは今までとは比べ物にならないほど強化されるだろう。」
ロキ「だが欠点もある…まあ、君はそれを楽しんでいるようだけどね?」ニヤリ
グラン「…!け、欠点ってもしかして…!」カアアッ
フェンリル「おい…何訳のわかんねーことばっか話してんだよ!さっさとあいつと戦わせろ!」
ロキ「ああ、可哀相なフェンリル…君のあられもない姿が、こんなケダモノに露わになっているだなんて…!」
フェンリル「だから…訳分かんねーって!」ガルルル
ロキ「フェンリルだけじゃない、この騎空団にも憐れな犠牲者達がたくさんいる!!プロビデンスの目の最大の欠陥…それは…」ニタァ
グラン「おっおい!!やめろ、やめてくれえええっ!!」ダッ
ロキ「ズバリ『使用者が異性の服を透けて見えるようになる』ことさ!!」ドンッ
フェンリル「…なっ、なあああああっ!?!?」カアアアアッ
団員「…はああああああ!?!?」
ルリア(私、知ーらないっと…)コソコソ
フェンリル「うっ…うわああああロキイイイイイ!!!!」ガシイッ
ロキ「おおよしよし…悔しかったね…」
グラン「ほっ、本当に僕の目にそんなものが…?」プルプル
プロビデンスの目「」ポロッ
グラン「」
ディアンサ「う、嘘…団長さんが、こんなこと…!」プルプル
ハレゼナ「ボ、ボクは団長のこと信じてるゼェ?」トオマキ-
グラン「まっ、待ってくれ!!僕は今の今まで、そんなものが僕の目にあるだなんて知らなかったんだ…!」
ロキ「…見苦しい言い訳だね。君以外の誰が、しかも君に対して…一体どうしてこれを使うって言うんだい?」ニヤニヤ
グラン(…終わった…僕の人生…)
ラカム「!?ル、ルナール!?」
ロキ「…どうしたって言うんだい?君は、このケダモノくんをかばうって言うのかな?」
ルナール「さっきから聞いてれば、皆敵の口車にまんまと乗せられて…!ウチの団長は、いつも女の子をエッチな目でばっかり見てる卑劣漢だったかしら?」
グラン「うう、るなーるぅ…!!」ブワァッ
ロキ「そんなこと君には分からないはずだよ?人には多かれ少なかれ、秘密があるものさ。君は今まで彼のことを信頼していたのかもしれないけど、今回のことで分かったはずさ…彼の本性をね。」
ルナール「分かってないのは貴方のほうね。私には、団長が女の子を貶めるようなことをしない、と確信できる理由があるわ…!」
ロキ「…ふぅん?いいね、聞かしてもらおうかな?」
ルナール「いいわ…教えてあげる。今まで隠してたみたいだけど、団長はね…ラカムと…!」
ラカム「…えっ、俺?」キョトン
ルナール「付き合っているのよッ!!!」ビシイッ!!
グラン「」
ラカム「」
ロキ「」
グラン「いっ、いやいやいやいやいや!!!そんなことないから!!」ブンブンブン
ラカム「ふっ、ふざけんじゃねぇ!!俺もグランも、そっちの趣味はねえぞ!?」ブンブン
ルナール「とぼけても無駄よ…!私、見てしまったのよ。2人が人目につかない所で、服を脱がしあっているのを!!」ジュルリ
グラン「待って!!あっ、あれは僕も気が動転していたんだ!!!決して僕たちはそういう関係な訳じゃあ…!」
ディアンサ「…脱がし合いは、したんだ…///」カアッ
グラン「違ぁうッッ!!」グワッ
ルナール「それに、グランがラカムに裸で抱きついているのも見たわよ!!」ハアハアハアハア
ラカム「やめろ!!テメエ、それ以上喋るんじゃねえ!!!」
グラン「だから僕はソッチじゃないんだああああ!!!」
ラカム「おいロキ!!その全てを悟った顔みたいなのやめろ!!!」
ロキ「フ、フェンリル、この場から離れるよ。どうやらここにいると、君じゃなくボクが危ないらしい…!」
フェンリル「…気持ちわりぃ…」ジロ-
ロキ「じゃあね諸君!!また会う時を楽しみにしてるよ!!」シュバアッ
ラカム「おっ、おい!!行くな!この状況に俺たちを2人にしないでくれえええええ!!!」
ルナール「うへ、うへはへへへへ!インスピレーションインスピレーション!!!筆が勝手に動くようだわ!!!」バババババ
グラン(……よし、死のう……)
ラカム「…で、結局はルリアが原因、って訳か…。」
ソシエ「…ルリアはん、ちょっとおいたが過ぎるなぁ…」
ルリア「うぅ~…ち、ちょっとしたイタズラのつもりだったんです~…」シュン
グラン「おかげで僕は散々な目に遭ったんだよ…」ハァ
ハレゼナ「言ってただろォ!?ボクは団長の事、信じてたぜェェ!!」ブォオン
グラン(あんなに僕から離れてたけどね…)
ディアンサ「…まあ、悪気は本当に無かったみたいだし、今回に関しては許してあげる…///」
グラン「デ、ディアンサ…!」
ナルメア「…」テクテク
グラン「…?」
ナルメア「だ、団長ちゃんがどうしても我慢出来なくなったら…お姉さんの所に…甘えに来ていいのよ?///」ボソッ
グラン「!?!?!?」ボオッ
ナルメア「そ、それだけ!お姉さんも今回のことは気にしてないから、もう気に病んじゃだめだよ!!///」ダッ
グラン(あっ、アカン…破壊力ヤバすぎだって…)プシュ-
ソシエ「…な、なあ団長はん…」モジモジ
グラン「…?どうしたの?」
ソシエ「さっき団長はんは、ウチのこの格好のこと見えてなかったんやろ…?新しいのなんやけど…ど、どうやろか…?」ドキドキ
グラン「…!本当だ、綺麗じゃん!」
ソシエ「っ!」ビクッ!
グラン「いつもの和服もいいけれど、今日みたいなドレスもソシエには似合うね~」シゲシゲ
ソシエ「えと、その…あの…ありがと…///」タパタパタパタバ
ラカム(…ギャルゲーの主人公かよこいつ…)
ディアンサ「はいはい…じゃあ、私たちは部屋に戻るね?」
ハレゼナ「じゃあな!団長ゥ!!」
ソシエ「さっ、さよなら…」タパタバタパ
バタン!
グラン「…はぁ…ねえ、ルリア?」
ルリア「ひゃい!ご、ごめんなさい!!」ビクッ
グラン「もう怒ってないよ…そ、それよりさ…」
ルリア「…?どうしたんですか?」キョトン
グラン「ルリアは僕が、あのコンタクトレンズを付けてることを知ってたんだよね…?だったら、最初に何で僕の所に来たりしたの…?」
ルリア「…ああ、それなら簡単ですよ?」ズイッ
グラン「…っ!」(顔が近い…///)
ルリア「…だって、グランになら私、何を見せたって恥ずかしくありませんから!」ニコッ
グラン「っ!?そ、そんなことを女の子が言っちゃ…!」
ルリア「もうっ!!私だって他の人にだったら裸なんて恥ずかしくて見せられません!!」
ルリア「でも、グランになら裸だって見せられる…!…私は、グランにだったら、何だって捧げられます」ジイッ
グラン「……ル……リア……」
ルリア「……これは、今回の騒動へのお詫びです!」チュッ
グラン「……!?っんん~~っ!!//」ガタタッ
ルリア「ぷはっ…えへへ…私の初めて、あげちゃいました…!///」
ルリア「じゃあグラン!私はこれで失礼しますね!」ガチャッ
グラン「……っ!!」
グラン(こっ、こっちだって……初めてなのに…!!)カアアアッ
グラン「ルッ……ルリアアアアアッ!!///」ガチャッ
ルリア「あははっ!!ごめんなさい、グラン!」ダダッ
皆さんこんなのに付き合って下さってありがとうございました
グラン「…はぁ…疲れた…」ゴロン
グラン(…今日は本当に色んなことがあった…早く寝ちゃおう)
グラン(ルリアのイタズラには、振り回されてばっかりだし…)
ーーえへへ…私の初めて、あげちゃいました…ーー
グラン「……っ///」
ーーお姉さんの所に…甘えに来てもいいのよ…?ーー
グラン(……ダメだっ!!昼間のことを忘れられない……!!)モンモン
グラン(こんなんじゃダメだ…僕は、皆に信用して貰えていたから、今日の騒動も乗り越えられたのに…)ゴロン
カチャッ
グラン「…?今、ポケットのあたりに、何か…?」
ーー昼間の出来事は、少々グラン君には刺激が強すぎたようだった。
どんなに身体が疲れていても、脳裏に残った強烈な刺激は、グラン君を眠らせまいと妨害してくる。
そんな悶々とした夜を過ごしているグラン君が、自分のポケットに感じた違和感の正体。
グラン「こっ、これは……」カチャッ
ーー見つけてしまった。今日の騒動の立役者…プロビデンスの目を
…しかし、一度女性の肌の美しさに触れてしまったグラン君にとって、それは甘い誘惑を囁く悪魔の道具のように見えたのだった。
グラン(…こっ…これをもう一度使えば…あの光景を…!)
グラン「……っ!!何を考えてるんだ!!そんなことをして、団員の皆を裏切ってもいいのか…っ!!」
コンコン
グラン「っひい!!だっ、誰!?」
誰かが来た事に驚いたグラン君は、反射的にプロビデンスの目を自分のポケットに仕舞い込んでしまった。
ソシエ「あ、あの…こんな夜遅くにごめん…ウチや…」
グラン「なっ、何だ…ソシエか…。どうしたの?」
ソシエは力無く、そしてどこかグラン君にすがるような声で言った。
ソシエ「…入っても、ええかな…?」
グラン「う、うん。いいよ、入って。」
グラン「っ!?!?ソシエ、その格好…!!」
頭にバスタオルを巻き、薄手のロープに身を包んだソシエ。
普段から際どい格好をした彼女だが、今夜はより一層の色気を放っているのだった。
ソシエ「…そんなに、変かな…?」
グラン「いっ、嫌…変じゃあない、けど…」
ソシエ「…ここ、座るね。」
そう言うと、ソシエはグラン君が寝転がっているベッドに、ゆっくりと腰を下ろす。
グラン「…どうしたの…?こんな夜遅くに…。」
ソシエ「…あのな、団長はん…ウチ、団長はんに謝りに来たんよ…。」フルフル
グラン「…?ソシエが僕に謝るような事なんて、何も無い…っ!!」
グラン君が、それ以上の言葉を紡ぐことは出来なかった。
ーーグラン君の唇が、彼女の唇によって閉ざされたからだ。
一瞬とも永遠とも取れる時間の後、ソシエはゆっくりと唇を離す。
ソシエ「ぷは…ごっ…ごめんな…団長はん…っ!」
ソシエ「ウチ、あの後見てしまったんよ…団長はんが…ルリアはんとキスしてるとこ…!!」ポロポロ
グラン「なっ…!」
ソシエ「ウチ、あの後何だか胸騒ぎがして、実はこっそりドアの窓から2人を覗いとったんよ…そ、そしたら2人が…!」
ソシエ「ウチ、もう居ても立っても居られなくて、そのまま駆け出しちゃって…!ウチだって、だ、団長はんのこと大好きやのに…!」エグッエグッ
グラン「…」
ソシエ「…それから色々考えてる内に、ウチどんどん怖くなって…団長はんが、他の人の所に行ってしまうって考えただけで、もう耐えられんくって…!」
ソシエ「…ねえ、団長はん…。2番目でもいい…いや、愛してくれなくてもいい…!だからお願い…ウチを…抱いてくれへんか…!」ボロボロ
彼女はほとんど、壊れかけていた…。いつもの凛々しい風貌は消え、今や彼女に残っている物は、親にすがりつく子供のような、弱々しい泣き顔だけだった。
グラン(どうしてやればいいんだ…!僕は、ソシエを…!)
1 ソシエを抱く
2 キッパリと断る
↓x3で多数決
グラン(…ソシエ…)
グラン君は、ソシエの細い胴回りにそっと手を回し、そして優しく抱き寄せた。
ソシエ「…あっ…」ピクッ
これから起ころうとしている事が、男として最低の行為であること…。そのことは、グラン君自身が一番よく分かっていた。
グラン「…本当に、いいんだね…」
しかし、昼間から続く悶々とした気持ちと、ソシエを助けたいという優しさ。その二つが、グラン君を突き動かしてしまったのだった。
ソシエ「…お願いや…!ウチを…抱いて…!」フルフル
グラン「ソシエ……」ギュウウッ
グラン「んんっ…」(…ソシエの舌が、僕の口の中に…!)
ソシエ「んん…団長はん…ぬ、脱がせてえな…」
グラン「…ああ。」シュルッ
グラン「…やっぱり、綺麗だ。ソシエの身体…。」
グラン(…ソシエの、おっぱい…!)モニュッ
ソシエ「…ひっ…!」
グラン「大丈夫…怖がらないで。」ムニムニ
ソシエ「…あっ、はあっ…!んんっ…!///」
グラン「…はむっ」カプゥ
ソシエ「…っ!!はあっ…ああっ…!」ギュウウウ
ソシエ「あっ…あかん…!胸触られてるだけやのに…!自分で触ってるのと全然違う…!」
グラン「…んむ…っ」カリイッ!
ソシエ「!!んんんっ!」ビクウッ
グラン「…軽くイッちゃった…?」
ソシエ「…っ///」コク
ソシエ「ひゃっ…!だ、団長はん…そこは、汚いから…!」カアアッ
グラン(…!ちょっと生えた白い陰毛と、ピンク色のアソコが…!)
グラン「そんな訳ない…綺麗だよ…ん…」レロォ
ソシエ「いいっ!!」ビクゥ
グラン「んん…んむ…」ペチョッ、レロレロ
ソシエ「あっ、あかん!!ウチ…気持ちよすぎて漏らしてまう…!」
グラン「いいよ…ソシエのなら、僕気にしない」ペロオッ
ソシエ「そっ…そんな…!!ダメや…んふぅっ!」ビクッ
グラン「いいよ、出しちゃいなって…!」ヌチョオベロベロ
ソシエ「あっ、あかん…!ウチ、もう……」ガクガク
ソシエ「んゆうぅっ!!」プシャアアアッ
グラン「…ほら、やっぱり綺麗だ…」
ソシエ「だっ、団長はんの馬鹿…みたら…見たらあかん…!」チョロチョロ
グラン「…ソシエ…」ムチュゥ
ソシエ「んんっ!んむ…あむ…!っっ!!」チョロロ…
グラン「ああ、そうだよ。…ソシエ、本当にいいんだね…?」
ソシエ「…うん、いいの…はやく、ウチのアソコに、団長の…挿れたって…!!」クバァ
グラン「…!!ソシエっ!!」ヌププゥ
ソシエ「ひやああっ!!」ビクウウッ
グラン「もう、止まらないよ!!キツキツで、すっごく気持ちいい…!」ヌチョッ、グチョッ
ソシエ「んふぅっ!!あっ、だん、ちょうはんっ…!!かお、こっちに…あうっ!!」ギシッギシッ
グラン「…わかった。ほら舌だして…!」パアンバアン
ソシエ「くあっ、ああっ、団長…!はむっ!!」グポオッグポオッ
グラン「んぶ、ちゅばっ…ううっ、ソシエ!!そろそろ僕、もう…!」パアン
ソシエ「お゛っ!おおっ!!だ、だんちょう…!うちもイッちゃいそうや…っ!!」
グラン「ソシエ!!でっ、出るうぁっ!!!」ブビュルルルル!!.
ソシエ「んにああああああああっ!!!」ビクビクゥッ!!
こんなスレに時間使ってくれた皆さん、本当にごめんなさい。
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1505767313/
Entry ⇒ 2017.11.13 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
グラン「いよいよカードキャプターさくらとコラボだぁぁぁぁ!!!!」
★注意☆
・グランブルファンタジーSSです
・キャラ崩壊注意
・グラン=団長と表記します。
・カードキャプターさくらコラボを題材とするので、そっち方面の話が多いです
以上がダメな方はブラウザバック推奨です
ここはボート・ブリーズの繁華街の一角にある喫茶店
流行もせず、廃れもせず、薄いコーヒーと溶けたバターの香る、何の変哲もない街角の喫茶店である。
その片隅の席では、
団長、ルリア、ビィ、カリオストロ、シルヴァの5人がおり。
食事と雑談を楽しんでいた。
団長「あぁ~~今日も疲れたにゃあ~~!」
ビィ「何だお前ラムレッダみたいだな」
ルリア「今日の依頼の魔物討伐は結構苦労しましたものね」
シルヴァ「中々の強敵だったからな。みんなよく頑張ったよ」
カリオストロ「まぁ、この天才美少女錬金術師であるオレ様からしたら敵ではなかったがな」
ルリア「そうですね。カリオストロさんが回復や補助を上手くしてくれたおかげで何とかなりましたね」
シルヴァ「カリオストロ殿のサポートは正に絶妙だったな」
https://i.imgur.com/9HXQjU1.png
ルリア
https://i.imgur.com/WGgGQVG.png
ビィくん
https://i.imgur.com/0CWVRNC.png
カリオストロ
https://i.imgur.com/4goWEsz.png
シルヴァ
https://i.imgur.com/fDDXoBV.png
団長「そうなんだよなー。カリちゃんは性格は凄いナルシ―な癖して、攻撃型ではなく回復型だもんなー
カリオストロ「………なんだよ、文句あんのか? ああん!?」
団長「いやいや、ギャップがあってカワイイなぁ~と」
カリオストロ「と、当然だろ! オレ様は可愛いんだからな!」
団長「あっ、微妙に照れてるしょ? やっぱカリちゃんは可愛いなぁ~~」
カリオストロ「てめ………オレ様のことナメてんだろ? ああ?」
団長「ナメてはいないが舐めたいと思ってはいる!」キリッ
団長「カリちゃん好き! 愛してる! チュチュチュチュ!」
カリオストロ「うわっ! コラバカッ! よ、よせ!///」
ビィ「やれやれ、なーにやってんだか」
シルヴァ「ふふっ、団長にかかればカリオストロ殿も形なしだな」
ビィ「まぁ、何だかんだで仲いいよな。あいつら」
ルリア「シルヴァさんとだって負けじと仲いいですよ」
シルヴァ「えっ? 何故そこで私を引き合いに!?」
団長「そういやカリちゃんで思いだしたけど、もうすぐCCさくらコラボやねー」
ビィ「ああ。刀剣乱舞に引き続いての有名タイトルとのコラボだな!」
団長「いやぁ~! 俺もう本当楽しみでさ~♪」
団長「刀剣コラボの時は完璧女性騎空士さん向けだったっけど、ようやく俺みたいなノンケ男子向けのイベントが来たんやなって!」
シルヴァ「そう言いつつ、キミも刀剣コラボを楽しんでいたように見えたぞ?」
団長「まぁね。刀剣全然知らなかったけど、普通に楽しめたな」
団長「キャラもみんな強かったしね。特に三日月はSSRだけあって本当強いし」
ルリア「光パでのフェリちゃんと相性いいですよね」
団長「でもまぁ、同月にサイドストーリーで四騎士シナリオが復刻したこともあって、先月は完璧女性騎空士さん向けの内容だったじゃん?」
団長「でも次からはCCさくらコラボ! ようやく男のターンが来たというわけだぁ!」
ルリア「あれ? でも確か『カードキャプターさくら』って原作は少女漫画だから女の子向けの作品では?」
団長「ハハッ、何を言ってるのかねルリアくん? アレはどう見ても男の子向けアニメでしょ」
ルリア「いえ、内容も女の子向けでは………」
団長「男の子向けだって! 『まどマギ』と同じようなもんさ!」
ビィ「いや、引き合い対象おかしいだろそれ!?」
カリオストロ「しかし、CCさくらは名作とはいえ、もう20年近く前のアニメになるな………」
団長「もう20年経つのか………」
ルリア「でも、新シリーズが2018年の1月に公開されるんですよね」
シルヴァ「それに先立つ形でグラブルとコラボするわけか。何とも光栄なことだな」
団長「しかしまぁ、本当CCさくらによって人生狂わされた人どんだけ多いのやらな………」
カリオストロ「その話よく聞くよな。さくらの可愛らしさに惹かれてロリコンに目覚めたとか」
ビィ「妹が観てたのをたまたま一緒に見てしまい。そこから人生狂ったってのも」
団長「そんでカードキャプターの真似してるとこを親に見られるまでがデフォやで」
シルヴァ「な、なんという………」
団長「それにCCさくらって色々な属性扱ってたよなぁ」
団長「ロリ、ショタ、BL、百合、男の娘、シスコン、教師と生徒の恋愛などなど。もう凄かったな………」
ルリア「ええっ!? BLとかもあったんですか!?」
カリオストロ「しかもそれがNHKで放映されてたんだ。あの天下のNHKでだぞ~?」
ルリア「す、凄い………カードキャプターさくらって本当に凄いアニメだったんですね………」
ビィ「まぁ、アニメ版では多少マイルドになってるとこもあるけどな」
団長「でもさくらちゃん本当カワイイんだよなぁ………好きだったなぁ………初恋だったかもなぁ………」
ルリア「初恋だったんですか!?」
団長「だから当時の俺は小狼くんに対しヘイトMAXでした」
カリオストロ「うわぁ……凄ぇ露骨………」
ビィ「そういやその小狼も今度のコラボに来るらしいな」
団長「なんだと!!」ガタッ
団長「そうかそうか………よし、20年ぶり決着をつけるとしよう」スッ
ビィ「こら! 剣を取り出すな!」
カリオストロ「小狼殺したところで、さくらがお前になびくわけでもないだろうに」
団長「そういやカリちゃんの中の人だけじゃなく、シルヴァちゃんの中の人もCCさくらに出てたよね」
ルリア「えっ、そうなんですか?」
シルヴァ「あー…うん。そうだな………ケルベロス役として出演されていたな」
ルリア「ケルベロスってどんなキャラなんです?」
カリオストロ「グラブルで言えばこのトカゲみたいなマスコットキャラだよ。関西弁を喋る犬?のような使い魔だ」
ルリア「関西弁を喋るシルヴァさん………想像したら凄くシュールですね」
シルヴァ「や、やめてくれ………何だか恥ずかしい………///」
団長「中の人繋がりということ、でカリちゃんとシルヴァちゃんもシナリオ内で出てくれねーかなー」
ビィ「いやぁ~、それは流石に厳しいだろ」
カリオストロ「そうだな。仮にこの天才美少女錬金術師のオレ様が出ちまったら、主役のさくらを食っちまうだろうしなぁ。ククク♪」
団長「そんじゃせめてスキンだけでもどうよ? さくらちゃんの衣装着たカリちゃんのスキンとかさぁ!」
カリオストロ「ふむ………確かにそれはいいかもな」
カリオストロ「カードキャプターと化したオレ様か………やべぇ! カワイイ過ぎんだろ! まったくもってオレ様の可愛らしさは罪だな!」
ビィ「まったく、相変わらずのナルシストだぜ………」
団長「けど本当に可愛いからね。仕方ないね」
ルリア「それじゃシルヴァさんはケルベロスさんの着ぐるみスキンですか?」
シルヴァ「き、着ぐるみか………うーん、狙撃するのに苦労しそうだな」
ビィ「心配するとこそこかよ」
団長「いや、シルヴァちゃんにはケルベロスはケルベロスでも、グラブルに出てる方のケルベロスの格好をしてもらうということで♪」
シルヴァ「グラブルの方のケルベロスって………まさか神撃のバハムート出身でもある方の!?」
https://i.imgur.com/7CZr2Xy.png
シルヴァ「む、無理だ! あ、あんな裸当然の格好だなんて!///」
団長「いや絶対イケるって! シルヴァちゃんスタイルいいし! 絶対似合うって!」
団長「ほら、ちょうどここにケロちゃんが着てるのと同じようなキレッキレッのビキニあるし。試しに着てみようぜ?」
シルヴァ「何でそんなもの持ってるんだキミは!?」
団長「さぁ、シルヴァちゃん~?」
シルヴァ「や、やめてくれ団長………」
団長「げへへへへへ! そりゃあ!」シュバッ!
シルヴァ「キャアアアアアア!!///」
ビィ「ああもう! やめろって!」
カリオストロ「ったく。相変わらず欲望に忠実な野郎だ」
カリオストロ「しかし今更だが、よくもまぁCCさくらとコラボできたもんだな」
ビィ「確かになー。刀剣の時も凄いと思ったけど、こっちにはもっと驚かされたぜ」
団長「グラブルの世界観は基本何でもありだからな。だから色々な作品を受け入れられやすいのかもね」
団長「シナリオの展開に困ったら、とりあえず星晶獣のせいにすればどうとでもなるし」
ルリア「ひ、酷い言われようですね………」
団長「本編だって異変の原因の大半は星晶獣のせいじゃん。星晶獣はゴルゴムやクライシス帝国みたいなもんやで」
ルリア「あんまりな言い草ですぅ!!」
ビィ「しかし、刀剣乱舞にCCさくら。次はどんなのとコラボするんだろうなグラブル………」
団長「CCさくらと同じく、昔のアニメからまた来たりしてな」
シルヴァ「ふむ、CCさくらと同年代のアニメか………」
シルヴァ「『魔法陣グルグル』なんかはどうだろう?」
ルリア「あっ、丁度今テレビで放映されてますよね! 新しいアニメが」
団長「ええやん! 世界観的にもグラブルと相性よさそうだ!」
カリオストロ「ふむ。ならCCさくらと同じCLAMPさん原作の『魔法騎士・レイアース』なんてのはどうだ?」
団長「うわ、クソ懐かしい!」
ビィ「とまーらなーいー♪」
団長「未来を――目指して―――♪」
ルリア「あっ、この歌知ってます! 聞いたことあります!」
ルリア「レイアースってアニメは知りませんけど………」
シルヴァ「『ロードス島戦記』はどうだろうか?」
団長「うわぁぁぁ! 昔見てたよぉぉぉぉ!!」
ビィ「あれって確かTRPGのリプレイが元なんだっけな」
シルヴァ「OVAとテレビアニメシリーズの両方が有名だが、私としてはOVAの方が好きだったかな」
シルヴァ「あと、『ようこそロードス島』とかも」
団長「うわー、そういやそんなおまけ漫画ぽいのあったな………」
ルリア「し、知らないですぅ………」
カリオストロ「『赤ずきんチャチャ』なんてのもどうだ?」
団長「ぎゃあああああ!! 懐かしすぎて涙が出てくる~!!」
ビィ「確か少女漫画原作のアニメだったよな。オイラあんま少女漫画読まないからなぁ………」
団長「赤ずきんチャチャのアニメは男の子でも楽しめるような作風だったんで有名なんやで?」
団長「俺も当時、原作少女漫画だと知らずに普通に観てて楽しんでたわ」
シルヴァ「確か、メインキャラの一人がSMAPの香取慎吾氏が演じていたことでも話題になっていたな」
団長「えっ、そうなの!? それは知らんかった!」
ルリア「わ、私はタイトルの時点で聞いたことないですぅ………」
カリオストロ「あとそうだな……『ゴクドー君漫遊記』なんてのもアリか?」
団長「アバー! ゴボボボボボボ!!」←懐かしさのあまり泡を吐いてる
ビィ「うわぁ、あったなそんなのも………」
シルヴァ「確か主人公が物凄い悪党なんだけれど、紆余曲折の末、結果的に世界を救うとかいうそんな感じの………」
カリオストロ「オープニングテーマがすっごくカッコよかったんだよ☆」
団長「花のように~♪ トゲのようにぃ~♪」
ビィ「キミは気まぐれで~♪」
カリオストロ「そうそう♪ それそれ♪ 懐かしいよねぇ~☆」
ルリア「ああもう! わかりませんってば!!」
ルリア「うぅ~…魔法陣グルグル以外わからないですよぉ~」
シルヴァ「そ、そうか。すまない………ルリアにはチンプンカンプンだったろうな………」
カリオストロ「どれも20年近く前のアニメだからな」
ルリア「じゃあ何でグランは知ってるんですか!? 15歳ですよね!?」
団長「15歳。団長です」
ビィ「中身はオッサンなんだよなぁ」
カリオストロ「キャー! 団長さんから加齢臭がするぅ~☆」
団長「貴様だけには言われとうないわ!」
ルリア「それにしても、さっき出てたアニメですけど、流石にマイナー過ぎるのではないでしょうか?
ルリア「コラボするにしても、あんなにマイナータイトルでは………」
団長「お、思い出のアニメが………マイナー扱い………」ガーン
ビィ「こればっかりは仕方ねぇよ」
シルヴァ「わかってはいても何だか悲しい気持ちになってしまうな」
シルヴァ「私も好きな音楽がいつの間にか懐メロ扱いになってたりしてると、何とも言えない哀愁を感じてしまう」
団長「くっ! 確かに今の子達からすれば誰得だよとなってしまうのか………!」
シルヴァ「いくら懐かしくて面白いとはいえ、今の時代では半ば忘れられてる作品なのも事実」
シルヴァ「コラボには不向きと言われても致し方無い」
団長「ぐぬぬぬ! 悔しいがその通りなのか………」
カリオストロ「………それはどうかな?」
団長「ん? カリちゃん?」
カリオストロ「グラブルがこれまでにコラボした作品を振り返ってみろ」
カリオストロ「『スレイヤーズ』『サクラ大戦』『サムスピ』『ストリートファイター』などなど」
カリオストロ「あまり世間の流行を意識してるようには見えない。今回のCCさくらコラボといい。90年代にブームだった作品とのコラボを多くしているようにも見える」
ルリア「そう言われてみると………」
ビィ「あっ、本当だ! こう言っちゃなんだけど、チョイスが凄くオッサン臭いぞ!」
シルヴァ「言われてみると、確かに30代の男性が好みそうなタイトルが多いな」
ルリア「つまりグランと同年代向けってことですね」
団長「15歳です!(半ギレ)」
カリオストロ「まぁ、そういうこと☆」
カリオストロ「だから、さっき述べたアニメとのコラボが絶対ないとは言い切れないと思うぞ?」
団長「なるほどなー………そんじゃ次のコラボもアラサーが歓喜しそうなタイトルにんあるかもということか」
ルリア「えぇ~~? 私わからないですよぉ~~!!」
団長「うーむ、ルリアぐらいの年代の子達でも知ってそうな90年代アニメというと、そうだな………」
団長「『セイバーマリオネット』!」
ルリア「知りません!」
カリオストロ「うわぁ、懐いな」
団長「『中華一番!』」
ルリア「わかんないです!」
団長「『飛べ! イサミ!』」
ルリア「初耳です!」
ビィ「確か監督がナデシコの人のだっけ?」
団長「『ムカムカパラダイス』」
ルリア「聞いたこともありません!」
シルヴァ「あの恐竜可愛かったな………」
ビィ「何となくオイラと親近感沸くぜ」
ルリア「ああもう! だからもっとわかるような有名なタイトル言ってください!」
団長「そんじゃ『超発明BOYカニパン』」
ルリア「だからわかんないですってば!」
団長「『ツヨシしっかりしなさい』」
ルリア「サッパリわかりません!!」
団長「『きんぎょ注意報!』」
ルリア「耳にしたこともありません!!」
ビィ「オイラこのアニメのオープニング好きだったなぁ~」
カリオストロ「そ こ の だ~れかさん♪ 準備っ♪ そろそろ おーけー?♪」
カリオストロ「それじゃ♪ お知らせしましょう♪ わっ ぴっ こ の元気予報~♪」
カリオストロ「―――だろ?」
ビィ「そうそう、それそれ!」
ルリア「ああもう! わからないですぅ~~!!」
団長「ならばこれならわかるだろう―――『天地無用!』」
ルリア「わかりませーん!!」
団長「バカお前! 今でもOVAが続いてる普及の名作やぞ!!」
シルヴァ「えっ、まだ続いていたのか?」
ビィ「ああ。先月に第四期・魎皇鬼の4巻が出たばかりだぜ」
ルリア「でもわからないですぅ~~!!」
――――――
ルリア「うぅぅ~! わかるタイトル一つもなかったです………」
団長「結構メジャーなの言ったつもりだけどなー………」
シルヴァ「いや、割とマイナーばかりだった気も………」
ルリア「ううぅ~………90年代なんていう大昔のアニメでわかるものなんてないですよぉ………」
団長「お、大昔………」ガーン
ルリア「やっぱり私としては、今流行の作品とコラボして欲しいところです」
シルヴァ「ルリアの世代の子達からすれば、やはりそうなるか」
団長「ちなみに、ルリア的にコラボして欲しいタイトルって例えば何よ?」
ルリア「そうですね………『鋼の錬金術師』とか♪」
シルヴァ「なるほど、ハガレンか……そういえば今度実写映画が公開するね」
ルリア「あと『ガールズ&パンツァー』とかどうです?」
団長「ガルパンはいいぞ」
ビィ「でも世界観的に無理なんじゃ………いや、『サクラ大戦』もイケたし大丈夫か?」
ルリア「あと『艦これ』ですね! 『艦これ』とは是非コラボして欲しいです!」
団長「俺も『艦これ』とコラボして欲しいなぁ~~! 浜風や鹿島を仲間にしてぇ~~!」
ルリア「そこは金剛姉妹ですよ! あとは高雄型とか♪」
シルヴァ「だが『艦これ』はあまり他社作品とコラボするイメージはないな」
カリオストロ「三越やAvail、あと富士急ハイランドとかとはコラボしてるがな」
ビィ「何か変わったとことコラボしてんだな………」
団長「あ~いいなぁ~~! もういっそ全部とコラボしてくんねーかなー♪」
カリオストロ「………何でもかんでもコラボすればいいってわけでもないぞ」
団長「えっ、カリちゃん?」
カリオストロ「コラボと一口言っても色々と難しいからな」
カリオストロ「コラボ先と元。双方のファンに満足してもらうように調整するのは中々に難しい」
カリオストロ「それに失敗し、双方のファンからヘイトを買い、炎上してしまったというケースはたくさんあるしな」
カリオストロ「お前も聞いたことぐらいあるだろう?」
団長「千年戦争アイギス…アルスラーンコラボ………パズドラ…曲芸師………」
団長「うっ、頭が!」
ルリア「嫌な事件でしたね………」
カリオストロ「それにグラブル内でも、一部のユーザーからはコラボばかりにかまけてないで、もっとコンテンツを充実して欲しいという意見もある」
カリオストロ「『アーカルムあくしろよ』『Re:LINKの続報まだか!』などなど、そういう声もあるしな」
シルヴァ「なるほど。何でもかんでもコラボすればいいわけではないというのは、そういうことか」
団長「うーむ、そこら辺の兼ね合いは本当難しいそうだなぁ」
ルリア「な、何だか難しい話になってきましたね………」
ビィ「本当だぜ! 最初はCCさくらについて話してるだけだったのによぉ!」
団長「まぁ、喫茶店でワイワイ話してるといつの間にか話題がトビトビになるのはよくあることだし、多少はね?」
シルヴァ「そうなのか………?」
団長「まぁ、何にせよだ」
団長「CCさくらコラボが楽しみだってこと。そうだろう?」
ビィ「強引に話題を戻した!?」
団長「だって明日だもんな~~♪」ワクワクワク
団長「でも本当楽しみだな~~。SSRさくらちゃんも仲間になるのも確定だし。本当待ちきれな―――」
団長「ん? 仲間………?」
団長「………」
シルヴァ「どうしたんだ団長? 急に黙り込んで?」
団長「………今気づいたんだけどさ。今度のコラボでさくらちゃん仲間になるってことはさ」
団長「それすなわち、グランサイファーに乗り込んできてくれるってことだよね?」
ビィ「まぁ、そうだろうな」
団長「それってさ、これからずっと俺達と一緒に旅をしてくれるってことでいいんだよな?」
ルリア「え、えっと、そうなのでしょうか………?」
団長「つまりだ。これから先ずっと、一つ屋根の下のグラサイでさくらちゃんと一緒にいられるってことなんだよな?」
団長「そんでもって今回のコラボではあの憎き小狼はプレイアブルではない。つまり仲間にならない=グランサイファーにいないということ!」
団長「これが意味することは………ただ一つ!!」
団長「さくらちゃんをNTRできるチャンスというわけだぁ!!」
ビィ「いや、何言ってんだお前は!?」
ビィ「いや、マジで何言ってんだよお前………」
団長「いやだってさ。ほら、俺の初恋の相手ですしお寿司?」
団長「だから小狼からさくらちゃんをNTRしても………」
シルヴァ「ダメに決まってるだろう!」
ルリア「第一、さくらちゃんは小学生なんですよ!?」
団長「私は一向に構わんッッ!!」
ルリア「構いますよ!?」
団長「でもほら、俺ってば15歳だし? さくらちゃんとそんなに歳の差ないやん!」
団長「つまりこれは合法ということで」
カリオストロ「中身はいい歳したオッサンだろうが!!」
シルヴァ「流石に不味すぎる! 小学生相手に、しかもコラボ先の相手に手を出すなんて………」
団長「そんなことはない! CCさくらに出てた寺田先生なんて、小学生の利佳ちゃん相手に結婚の約束までしてたじゃないか!」
カリオストロ「あ、アニメ版ではマイルドに改変されてたし………」
団長「それにほら、異なる出自の者達が肉体的に交わる。これが本当のクロスオーバーってやつじゃね?」
カリオストロ「それで上手い事言ったつもりか? あん?」
ルリア「というかそもそも、さくらちゃんはシナリオが終わったら元の世界に帰るんじゃないですか?」
団長「それ言ったらモバマスアイドル達はどうなんだ? シナリオ的には元の世界に帰ったけど、フェイトエピソードでは帰れてない感じだったぞ」
ビィ「そういや刀剣のキャラ達もそうだったな………」
ビィ「あれ、これどういうことなんだ?」
カリオストロ「世界線が分かれてるんだろ。その辺は各自が補填すればいいだけの話だ」
団長「そうだ。だから今回のコラボシナリオにおいても、元の世界に帰れるさくらちゃんと、元の世界に帰れずそのままグランサイファーにとどまるさくらちゃんとで、世界線が分かれるはずだ!」
団長「見知らぬ異世界に飛ばされ、不安で怯える少女に対し、黙って裸で隣に添い遂げる」
団長「それこそが騎空団団長としての役目だとは思わんかね?」
シルヴァ「なんで裸になる必要が!?」
カリオストロ「ダメだこいつ………早くなんとかしないと………」
団長「楽しみだな~さくらちゃん仲間になるの♪ あっ、今の内にダブルベッド買っとかなきゃ」
ビィ「うわぁぁ! こいつマジでさくらを襲う気満々だぞ!」
ルリア「誰かグランを止めてくださ――い!!」
『そこまでだ!!』
団長「ファッ!? な、なんだ!?」
シルヴァ「だ、誰だ!?」
モニカ「残念だったな」
団長「!?」
モニカ「久しぶりだな団長よ」
団長「も、モニカ………だと!?」
カリオストロ「あいつは確か秩序の騎空団の―――」
ルリア「モニカさん!? どうしてここに!?」
モニカ「フッ、我々秩序の騎空団も、たまたま仕事帰りにこの喫茶店で打ち上げをしていたところだったんだ」
モニカ「そしたら聞き覚えのある声がしたものでな」チラリ
ビィ「そ、そうだったのか………」
モニカ「それよりも団長? 貴殿はなにやらよからぬ事を計画しているようだな。ハッキリとこの耳で聞かせてもらったよ」
団長「」ギクッ
モニカ「幼女に対して性的暴行を企てるとは………この腐れ外道め!! 見損なったぞ!!」
モニカ「秩序の騎空団と正義の名に置いて、貴殿を拘束させてもらう!」
団長「ま、待ってくれ! 俺はあくまで合意でやろうと―――」
モニカ「問答無用! 総員、かかれ――ッ!!」
秩序の騎空団員①「もう抵抗しても無駄だぞ!」
秩序の騎空団員②「おとなしくしろ!」
秩序の騎空団員③「三人に勝てるわけないだろ!」
団長「バカ野郎お前俺は勝つぞお前!!」
ワー! ギャー! ワー! ギャー!
ルリア「ああもう! 滅茶苦茶です~!!」
――――――
――――
団長「いててて………まったく酷いめにあったぜ」ヨロヨロ
カリオストロ「自業自得だろうが」
シルヴァ「どうにか撒けたようだ。我々まで捕まりそうになったのは流石に焦ったな」
団長「おのれモニモニめぇ~~! アーカルム実装の際には覚えてろよ~!」
ルリア「逆恨み甚だしいですよ! 全部グランが悪いじゃないですか!」
ルリア「とにもかくにも、さくらちゃんを襲っちゃダメです! もしやろうとしたら今度は私がリーシャさんに通報しますからね!」
団長「そんなぁ~~!」
シルヴァ「当然だな」
ビィ「まったくよぉ………」
団長「うううっ………」シクシクシク
カリオストロ「………ったく。しょうがねぇな」
カリオストロ「団長さん♪ そう落ち込まないの、ほらほら元気だしてー☆」
カリオストロ「代わりに、カリオストロがカードキャプターの格好してあげるから☆」キャピキャピ
団長「えっ、マジで!? いよっしゃああああ!!」
ルリア「はわわっ!? もう立ち直りました!?」
ビィ「はぁ~…なんてチョロい奴だよおい」」
シルヴァ「フフッ、でもこれで一件落着だな」
団長「あっ、そうだ。どうせならシルヴァちゃんもケルベロスの格好をば………」ハァハァ
シルヴァ「ひっ! む、無理だ! 勘弁してくれ!」
団長「まぁまぁ、そう言わずに」ガシッ
シルヴァ「こ、こら! は、離しなさい!」
団長「シルヴァちゃ~~ん」ニヤリ
シルヴァ「や、やめ………キャアアアアアア!?////」
ルリア「グランブルーファンタジー、カードキャプターさくらコラボはいよいよ明日から開始です♪」
ビィ「ここでしか手に入らない召喚石や武器が目白押しだぜ!」
カリオストロ「さぁ、騎空士のみなさん。カリオストロと一緒に~~」
3人『レリ―――ズ♪』
シルヴァ「だ、誰か助けて~~!!///」
おわり
これで終わりです。長文&駄文失礼しました。
CCさくらコラボが楽しみだったんで、ついテンションに任せて書いてしまいました。
刀剣コラボがよかったので、さくらコラボにも期待している所存です。
前作です。よろしければどうぞ
グラン「ヴィーラを仲間にしたかったぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493297201/
グラン「レジェフェスじゃ―――ッッッ!!!!!!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493986217/
グラン「蘭子ちゃんを仲間にするぞ―――ッッ!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498385798/
グラン「ごめん、正直ルリアにイマイチ萌える事ができない………」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1504176739/
近況報告ですが。ようやくクラスⅣを解禁することができました。
ニルヴァーナでジョブマスターピースを完成させましたが、本当大変だったです。
カオルとエリュを解禁済み。次にスパルタかレスラー辺りを取ろうとしてる次第です。
クソSS失礼いたしましたぁぁぁぁぁッッ!!!!!!!!
ヤマモトヨーコとコラボして
宇宙騎空艇出そう
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507554079/
Entry ⇒ 2017.10.16 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
ルリア「グランが死んだって団の皆に伝えておきました!」グラン「!?」
グラン「いやふふーんじゃねえって!!何してくれてるんだよルリア!!!」
ビィ「オイラがやろうって言ったら、目をキラキラさせながら賛成してくれたぜ!」
グラン「ビィの引き金か、オイ…!(ゴゴゴゴ)
ビィ「おっ、おい!!何もそんな怒らなくてもいいじゃないかよ!!それにお前だってこの前…」
ーーーーーーーーーーーーー
ワイワイガヤガヤ
グラン「うーん……」
ビィ「どうしたってんだ?そんな辛気臭い顔してよぉ!リンゴなら向こうにたくさんあるぞ?」
グラン「いやー、なんだか最近、僕の騎空団の中での立場がドンドン落ちて来てるような気がしてて…」
ビィ「そうかぁ?オイラにはそんな風に見えないけd…」
クラリス「ヤッホー!!団長っ!!」(ド-ン)
グラン「うわああわたたあっ!!いきなり突っ込んで来ないでくれよ!!」
クラリス「そんなこと言わないでさあ…ほらほらだんちょーもこれ飲んで!」(ホロヨイ-
グラン「うわっ、クラリス酔ってる??それにそのワインクラリスの飲みかけじゃんか!!」
クラリス「何?だんちょーそういうの気にする感じなの?カワイー!!!」
グラン「なっ、ち、ちがっ!///
と、とにかくあっち行っててくれ!!」
クラリス「ちえー、釣れないの!」(スタコラ-)
クラリス「…うちは団長だから構わない、ってだけなのに(ボソッ)」
グラン「はあ…ほらね?一応僕団長なのに、威厳なんてからっきしないんだよ…」
ビィ(いつかモテない野郎に刺されるわこいつ)
ss初めての雑魚なんで大目に見ておくれ…
ビィ「!」
グラン「何かいい案浮かんだの?」
ビィ「ああ!オイラに任せてくれれば一発で解決だぜ!」
グラン「ありがとうビィ…!今度最高級リンゴ仕入れてやるからな!!」
ビィ「ホントか!?!?やったあああ!!じゃ、早速準備に取り掛かるぜ!!」(ピュ-
ーーーーーーーーーーーーーー
ビィ「という訳だぜ!」
ルリア「グランが困ってるなら、私はいつでも協力しますよ!」(ニコ-
グラン「な・に・が・と・い・う・わ・け・だ!!!」(ギリギリ
ビィ「いてえええええええええ!!!掴むな掴むなギブギブギブ!」
グラン「ルリアもダメじゃないか、こんなことに協力しちゃ!!」
ルリア「協力した方が、面白くなりそうだと思ったのでつい」
グラン「」
グラン「何それ笑えない」
ルリア「グラン…見て見たいとは思わないんですか?いつもグランのことを馬鹿にしている(?)人たちが、いざグランが命を落としたときどんな反応をするのか…?」
グラン「いや、それは……」
ルリア「それにこれはグランの威厳を取り戻すためでもあるんです、グランには付き合ってもらわないと困るんですよ!」
グラン「……」
ルリア「私のご都合星晶獣に、みんなの様子を映し出して貰いましょう!1人目は誰にしようかな…」
>>8
ルリア「どうやら今は錬金術の実験中のようですね…」
カリオストロ「……ッ!!駄目だ!!!!こんなんじゃアイツは……!」
グラン「…?」
カリオストロ「俺は……開祖なんだ……!禁忌だって、いくらでも……」(バタッ
グラン「なっ、倒れたぞ!?流石に俺、カリオストロのところn」
ルリア「いけ!筋骨隆々竜!」
筋骨隆々竜「ビィアアアアアアアアアッ!!!!」(ガバッ)
グラン「もがっ、離せ!!!ビィ!!!」
ルリア「私が行ってきます!」(スタコラ-)
カリオストロ「やめろ、離してくれ…」(フラフラ)
ルリア「もう休んでください!!このままではカリオストロさんの体が…!」
カリオストロ「馬鹿野郎!!俺にはいくらでもスペアボディがあるんだよ!!」
カリオストロ「でもあいつの…あいつの魂だけは…!今の俺の実力ではどうしようもできねえ…」(ポロポロ
ルリア「……」
カリオストロ「ハハッ、笑っちまうよな。魂の錬成は禁忌だ、って決めたの…俺なんだぜ?」
カリオストロ「その禁忌を今、俺は俺自身で破ろうとしている…なんつー皮肉なんだ…ひぐっ…」
グラン「なっ…、これは!?」
カリオストロ「あいつのスペアボディだ。美少女しか作らねえ、って言う俺のプライドを捨ててまで、グランそっくりに作ったんだぜ。」
カリオストロ「後は魂だ…けどこれを錬成することは…」
カリオストロ「いや、一つだけ方法がある。」
ルリア「カリオストロさん…?」
カリオストロ「錬金術の基本中の基本。錬成、ってのは『等価交換』が大原則なのさ。」
グラン「…!!!やばいやばいやばいやばい!!!!」
ルリア(…!!マズイです!!ビィさん離してあげて!!)
ビィ「! ビアアアィ…ィ…ィ…」
グラン「!!離れた!!」(ダッ
カリオストロ「グラン、俺はもう1000年以上生きたんだ、悔いはない。俺の命で、俺の分まで生きてくれ…。…カリオストロとの、約束だよ?」
ルリア「待ってください!!!これは実は…」
(バタンッ!!!
カリオストロ「あ…え…なん……で……?」
ルリア「実はですね、カリオストロさん…」
ビィ・ルリア「ドッキリ大成功でーすwwwwwwwwwwwwwwwブンツクパ-ブンツクパ-wwwwwwwwパフパフパフwwwwwwwwwwwwwww」
カリオストロ「」
グラン「」
ビィ「よっ、カリオストロ!wwwwwwwお前あんな一面もあるんだな!wwwwwwwwwwこいつのことなんかいつもどうでも良さげな顔してるのになぁ!wwwwwwwww」
カリオストロ(何かが切れる音)
カリオストロ「どうやらキミ達死にたいらしいね☆」(ニコ-)
カリオストロ「アルス・マグナぁぉぁぉあああああッッ!!!」
ドゴアアアアアンッ!!
ビィ・ルリア「ンギェエアアアアアンゴアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!」
グラン「待って僕とルリアは感覚のリンクギアアアアアアアエエエエアアアア!!!!!!!!!!!」
カリオストロ「わあ団長さん☆目が覚めたんだね!!よかった☆」
ビィ・ルリア「前が見えネェ」
グラン「」
ーーーーーーーーーーーーーー
カリオストロ「…ったく……この2人から事情は聞かせてもらったぜ……とんでもねえこと考えるガキとトカゲだ……」
グラン「ご、ごめん……。」
カリオストロ「まあ団長は悪くない、ってことも分かったけどよ」
グラン「……ねえ、カリオストロ。」
カリオストロ「…?」
グラン「僕のことを心配してくれていて……嬉しかった。」
グラン「本当にありがとう」
グラン「だけど、カリオストロ。君は僕のために、自分自身の命を投げ捨てようとした…。」
グラン「僕は僕が死ぬより、僕の仲間の命が消えてしまうことの方がずっっと怖い……!!」
グラン「そんなことは……もうしないでくれ……」(ポロリ
カリオストロ「……団長……」
カリオストロ「……あーあ、やめだやめ。本当はこう言うシーンって、俺がお前に抱きついて泣きじゃくるシーンじゃねえのか?」
グラン「……」
カリオストロ「ま、グランみたいなやつが団長だから、俺もこの騎空団に入ったんだろうな」(ズイッ)
グラン「…っ」(顔近い…)
カリオストロ「……ありがとうよ///」(チュッ
グラン「!!??!?」
カリオストロ「じ、じゃあな団長!さっさと出てきて、他の奴らにも謝るんだな!!」(ダッ
グラン(放心状態)
ビィ・ルリア「見えネェ」
グラン「なんでルリアはあんな目にあっても懲りないわけ???バカなの???」
ルリア「召喚石の中にはダメカとか再生効果とか持ってる方達がいっぱいいるので余裕です!さっきのは落ちてたポーション拾って回復しました!」
グラン「」
ルリア「さて、次は誰の所に行こうかなぁ~♪」
>>18
ほんまに恥ずかしい…気をつけるわ
ビィ「まあ、あいつはしっかりしてるし割と大丈夫なんじゃねえか?」
ルリア「どうでしょうね……あ、いたいた♪」
シルヴァ「ブツブツ…私が…私がこの団を引っ張らないと……団長亡き今、私が倒れてどうする…」フラフラ
ビィ「あーこれは相当キてるぜ!!(喜)」
ルリア「また私行ってきます!!」ウッキウキ
グラン(こいつらと旅するのやめようかな…)
シルヴァ「……ああ、ルリア……見られてしまったか……」チマミレ-
ルリア「ちょっ、ダメですシルヴァさん!!!!!早まらないで下さい!!!」
シルヴァ「…落ち着いてくれ、こんな傷で私が死ぬことはない。この数は、自分への戒めなんだ。」
ルリア「何言ってるんですか!!早く手当てしないと……」
シルヴァ「触るなッ!!!」
ルリア「ヒッ」
シルヴァ「私がもっと強ければ、団長が死ぬことはなかった。」
シルヴァ「私が団長の危険を前に察知できれば、団長は救うことができた。」
シルヴァ「十天衆と肩を並べたいなんて言っていたのに、大切な人1人さえ、守ることさえままならない」
シルヴァ「私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと」
ビィ「やべえなんか変なスイッチ入ってるぞ」
グラン「」(ダッ)
シルヴァ「私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ」
ルリア「ど、どうしましょうグラン……」
グラン「ま、まずはヒールだ!!!こんな状況で放っておけるか!!」(ポワンポワン
グラン「だめだ…傷は治っても落ち着いてくれない……」
グラン「……」
グラン(ギュッ)
ルリア「おぉー……」
グラン「シルヴァさん、僕はここにいます。大丈夫です。」
グラン「どうか…落ち着いてください」
シルヴァ「………」
グラン「ほら、こっちを見て……」
シルヴァ「…団長……なのか……?」
グラン「はい…」
シルヴァ「…あっああ……」
シルヴァ「うわああああああああああああああん!!!!」(ムギュ-
グラン「おああっ、シルヴァさん!!」
シルヴァ「わっ、わた、し、が、しっかりしない、ど、って思っで、でも、もう、壊れちゃいそう、で、……ああああっ……」(ボロボロ)
グラン「……本当に……ごめんなさい……(ムギュ-)」
ーーシルヴァはこの後1時間に渡って、グランに抱きつき泣き続けたーー
ルリア「グ、グラン…どうしましょう……」
グラン「まずはヒールが先だ!こんな状態で放っておけないだろ!!」
グラン「…とりあえず治療は終わった…だけど……」
シルヴァ「私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと」
グラン「……」
グラン (ギュッ)
ルリア「…おぉー……」
グラン「ごめんなさい、シルヴァさん……僕はここにいます」
シルヴァ「…あっ……ああっ…」
シルヴァ「本当…なのか……?本物なの…か……」
グラン「ええ、本物です…どうか、落ち着いてください」
シルヴァ「うっ、うああっ……」
シルヴァ「うわああああああああああああん!!!!!」ボロボロ
シルヴァはこの後、1時間程グランに抱きつきながら泣きじゃくり、その後安心しきった顔で眠りに着いた…
チュン…チュン…
シルヴァ「…んん……朝か……?」
グラン「zzzzz」
シルヴァ「…ん?」
シルヴァ「……うっ、うわあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
グラン「!??!??ど、どうしましたシルヴァさグボァ!!!」
シルヴァ「くるな!!!!おばけ!!!!!ちかよるな!!!!!!」(ブンブン
グラン「いやまって僕生きオボェ!!!!!」(ドガシャア)
ワ-ワ- ドウシタンデイコンニャロ- キエエエエダンチョウダ!!!!
グラン「ええ、そういう訳でですね、はい。ルリア達がいたずらで嘘を流したんです」(ボコボコ
シルヴァ「そ、そうだったのか。それはすまなかった。とにかく団長が生きていてよかったよ。」
グラン(今ので死ぬ所だったんだよなぁ)
グラン「え、じゃあ昨日のことも覚えてないですか?」
シルヴァ「ん?私昨日何かしたのか?」
グラン「覚えてないんですね…まあ、その方がシルヴァさんにとって良いはずです。」
シルヴァ「?」
グラン「本当に申し訳ありませんでした、ルリア達にはよく言って聞かせますので…失礼します」(ガチャン
シルヴァ「……私何したんだっけ……昨日は朝起きてその後トレーニングして……それから……」
シルヴァ「……っ!!////」
グラン「あんなこと覚えてられてると、僕も恥ずかしいからなあ……」
ーー僕は、ここにいますーーー
グラン「~!!///」(ダッ
明日以降は気力があったら続けます
あんかした↓
カレン「ねえねえー、いーじゃん!!アタシだって団長っぽいことやりたいの!!!!」
グラン「うーん困ったな…。……!そうだ、カレン!」
カレン「何!?アタシも団長になれるの!?」
グラン「いやそういう訳じゃああないんだけどね……」
カレン「えー?じゃあ何よもう!」
グラン「カレンには、団長代理の仕事をしてもらう!!」
グラン(まあ僕が楽できる、ってのが一番でかいんだけどね…。でも果たしてこれでカレンは納得してくれるのだろうか?)
カレン「…い」
グラン「…ダメだった?」
カレン「……ぃいやったあああああああ!!今日からアタシ、団長の代理なのね!!」
グラン「う、うんそうだよ。」(なんかすごい喜んでる…)
カレン「じゃあアタシ張るからね!よろしくね、団長!!」
グラン「う、うん。よろしくね、カレン!」(なんかちょっと申し訳ない気分になってきた…)
ーーーーーーーーーーーーーー
カレン「本当は、団長なんて立場はどうでもよかったの。」
カレン「アタシはただ、いつもみんなの中心にいて、楽しそうだった貴方の……一番近くに居たかったんだ。」
カレン「でも、そんなこと言うの恥ずかしくて、でもグランの隣にはいたくて…」
カレン「つい出てきちゃった言葉が『団長になりたい』って言葉なんだ。」
カレン「今、この騎空団には団長がいない。そうなると、必然的に次の団長候補は、団長補佐であったアタシになるはず。」
カレン「エヘヘ、グラン…アタシ、夢叶っちゃったよ……」(ポロリ
カレン「うっ…ううっ……えぐっ……ひっく……」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ルリア「うわー……ガチ泣きしちゃってますねー……。どうするんですか?これ」
グラン「君何でそんな態度で居られるの???ねえ???」
グラン「やめてくれ……出来るだねぼかしておきたかったのに現実を直視させないでくれ……」
ルリア「じゃあ逆に聞きますけどグラン、貴方はカレンのことどう思ってるんですか!?」
グラン「えっ……それはまあ……」
グラン「可愛いし、同年代の女の子だから気軽に話せて楽しいし、成り行きとはいえいつも僕のことを手伝ってくれて……」
ルリア「もうっ、そんな話じゃなくて!!好きなんですか!どうなんですか!?」
グラン「いやっそれは……その…///」
ルリア「はい、決まり!!状況は私が整えるのであとはグランにお任せしますよ!!」
グラン「あっおい!!!!待って心の準備が!!!!!」
ドア(コンコン)
カレン「……誰?」
ルリア『ルリアです……』
カレン「…ごめんねルリア。アタシ今ちょっと、外に出られそうにないや……」ヒグッ
ルリア『そうですか…』
ルリア『……ここに、手紙を置いておきます。グランの机を整理して居たら、貴方宛の手紙が出てきました』
カレン「……グランからの手紙……?」
ルリア『…私はこれで失礼します。』
カレン「……」(ガチャッ
カレン「これが…グランが私に残した最後のメッセージ……」
ルリア(私の星晶獣は、全空一ィィィ!!!!!グランの筆跡を完全トレースした手紙を捏造させることなど、造作もないわァァァッ!!!フハハハハハハァッッ!!!)
ビィ(うわぁ…ヒロインがしちゃいけない顔してるぜルリア……)
カレンへ
これを読んでいる、と言うことは僕はもうこの世に存在しない、と言うことなのだと思う。
騎空団という常に危険と隣り合わせの仕事をしている以上、常に覚悟はしてきた。だから、僕はいつ死んでも納得できる。
でも、たった一つだけ。
たった一つ、この手紙に残しておきたいことがあった。
それは、君への「本当の想い」だ。カレン。
カレンが「団長候補になりたい」と言った時は、正直びっくりしたよ。
だけど、旅を続け、僕の一番近くで仕事をしてくれる姿を見ている内に。
いつのまにか、僕はカレンを好きになっていた。
僕が疲れた時も、カレンが近くで仕事をしてくれていただけで、またやろうと気力が湧いてきた。
僕が悲しい時も、カレンと話しているだけで、自然と気分が晴れてきた。
僕にとってカレンは、本当に大きな存在だったんだ。
このことを僕の口から伝えられなかったことを、謝らせてほしい。
カレンは僕と同じ、いやそれ以上に成長した。
今なら立派に団長を務められるはずだ。
僕が叶えられなかった夢を、カレンに叶えてほしい。
さようなら グランより
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
カレン「こんなの……ひどいよ……」
カレン「アタシだって、グランのこと………!!!」
カレン「なのっ、なの、に……!し、死んじゃった後に手紙でなんて…!!!!」
カレン「うわああああああああああん!!!!」(ボロボロボロ)
グラン(どのタイミングで入れっていうんだよこれ……入れねえよ……)
ビィ(しょうがねえ、オイラが一肌脱いでやるか…!!)
ルリア(ビィさん…!!!)
ビィ「はぁあああああああああっ………!!!」ブォンブォンブォン
ルリア(すっ、すごい…ビィさんが、竜の力を解放している……!)
ーブォン!!!
パワー特化ビィ「ふぃー……さ、やるぜ?」(シュゥゥゥ
パワー特化ビィ「はあああっ!!!」(ドゴォ!!
パワー特化ビィ「オラオラオラッ!!!!!(ズドドドドド!!!
グランサイファー(グワングワングワン
カレン「グ、グランサイファーが揺れてる……しかも大きい……!」
カレン「助けて、団ちょ……」
カレン(ああ、団長はもう、いないんだった)
棚(グラァ
カレン「ひっ、棚が倒れ……!」
カレン(ごめんなさい、グラン……私も今から、そっちに行くことになりそう……)
カレン(貴方と一緒に……空の果て……見たかったなぁ……)
グラン「どりゃああああああああああああ!!!!!!」(ドゴォン!!!
カレン「……へっ!?」
棚「」
グラン「詳しい話は後だ!机の下に潜り込むぞ!!」
カレン「えっ、団長、えっ……あれ!?!?」
グラン「あああもう早く!!!」(ギュ-
カレン「えっ、えええええええっ!!!////」
グラン「くそっ!!何なんだこの揺れは!?」
カレン(それに…すっごく近い……!///)ドキドキ
グランサイファー「」シ-ン
グラン「ふう……何とか落ち着いたっぽいな。」
カレン「」ブシュ-
グラン「うわああああっ!ごっ、ごめん!!」ドタタッ
カレン「」ガシッ
グラン「?」
カレン「……まだ、ここにいて…」プルプル
グラン「…うん」ダキ-
カレン「それで?要するにルリアちゃん達のイタズラ、ってことなのね?」
グラン「はい、そうです……」
カレン「ハァ…馬鹿みたい、アタシ一人で勝手に盛り上がって…」ボソッ
グラン「……」
グラン「あの、さ、カレン。」
カレン「今度は何よ?ったくもう…」
グラン「今回のドッキリなんだけど、実は一つだけ……嘘じゃないところがあるんだ。」
カレン「ハァ?何の話よ………っ!」
グラン「あの手紙こそルリアの作り物だけど…」
グラン「僕が君のことが好きだ、っていうこと。それだけは真実なんだ。」
カレン「……えええええええええ!?!?!?」
グラン「こんな事をしてしまった後だ。嫌われても仕方ない。でも、これだけは事実だ。」
グラン「カレン、君のことが好きだ」
カレン「~~~!!!////」
グラン「…どうかな?僕もこんなこと初めてだから、恥ずかしいよ///」
カレン「……こっち向きなさい」
グラン「?」
カレン 「えいっ」チュッ
グラン「ッ!!!!!!!」
カレン「ふふっ、ドッキリのお返し!これでおあいこよ!じゃあね!」ガチャ
グラン「」プシュ-
グラン「あんだけの騒動になってまだ僕のためだって言えるの?マジ?」
ルリア「この近くにいる子は……あっ、ハレゼナちゃんなんかどうでしょう?」
ビィ「おっ、オイラハレゼナとは仲良いし、見てみたいぜ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ビィ「……部屋の隅っこでうずくまってるな」
ルリア「なんかつまんないですねー…ちょっと声かけてきて見ますね」ピュ-
ハレゼナ「……」
ドア「」コンコン
ハレゼナ「いぃっ!!!」ビクゥ
ルリア『ハレゼナさん…?開けても大丈夫ですか…?』
ハレゼナ「いっいやだあああっ、やめろ!!!あけるな!!!!!」(ブォンブォン
ルリア「そんなこと言ったって……ハレゼナさん、もう何日も部屋から……!せめて食事だけでも取ってください!!」
ハレゼナ「ボクに、ちかよるなああああああっ!!」バキィ!!ブォンブォン
ルリア「ハレゼナさん……っ」
ルリア「とまあこんな感じでした」
グラン「」
ハレゼナ(スラム街で生まれ育ち、いじめられないようにキルデスソーを作り……)
ハレゼナ(この世のものが、皆怖く見えてた)
ハレゼナ(でも……団長と会って……)
ハレゼナ「ううっ……ひぐっ……」
ハレゼナ「やっと見つけた……あんぜんな人だったのに……」
ハレゼナ(また……ボクは一人ぼっち……)
ビィ「うわー、これドッキリ終わっても人間不信になっちまうんじゃねえか……?」
グラン「お前のせいなんだよなぁ」
ルリア「ええ、私が泣きながらハレゼナちゃんにグランが死んだって言ったら、その日からずっと部屋に閉じこもってますね」
グラン「ルリアのバカ!!!大食い!!!!星晶獣出してくるやべー奴!!!!!」ダッ
ルリア「」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
グラン「はぁっ……はぁっ……」ダダッ
グラン「ここだ!ハレゼナの部屋!!」
グラン「…ごめん!!」バキィ
扉「」
グラン「うわっ、すごい臭いだ……!入るよ、ハレゼナ!!」
ハレゼナ「ひっ……いい……」ガクブル
グラン「僕だ!!!グランは死んでなんていない!!」
ハレゼナ「うああああうそだ!!!!!!!やめろ!!!こっちにくるな!!!!!!!!!」ブォンブォン
グラン「ダメだ、完全に錯乱状態に陥ってる……!」
ハレゼナ「死んじまえええええええッ!!!!!!」ブォォォン
グラン「うわああっ!!危ないっ!!!」ヒュン
ハレゼナ「うるさいうるさいうるさいうるさい!!!ボクに近寄るなあああっ!!!!」ブォォン
グラン「うわああっ!!」サッ
グラン(クソッ、このままじゃ僕がやられるか、それかハレゼナの体力が尽きて倒れるかだ……!)
グラン(ただでさえ衰弱しているハレゼナが、こんなに激しく戦っていたら…本当に取り返しのつかないことになる……!)
グラン(……やるしかないのか……!)
グラン「…ごめん、ハレゼナ」
グラン「はあああああああああっ!!」ダッ
ハレゼナ「うわあああああああああああ!!!!来るな来るな来るな!!!!!!!!」ブォンブォン
グラン「やあっ!!!!」ガキン
ハレゼナ「ひぃっ…やっ、やめて……!!」ブォンブォォン!!
グラン(ハレゼナに攻撃を当てることなく、キルデスソーだけにダメージを蓄積させる……!)ガンガンガン!!
グラン(……!!ここだっ!!!)
グラン「…だあっ!!」ガキイイイイン!!
キルデスソー「」
ハレゼナ「あっああっ……キルデスソーが……!!!」
グラン「」ツカツカ
ハレゼナ「うわ、あ、あ、ごめんなさい、ごめんな、さ、いああ……!」(ジョ-)
グラン「」ギュウウッ
ハレゼナ「うあ、ああ……え……?」
ハレゼナ「あ…え…ボク、負けて、これから、いじめられるんじゃ……」
グラン「そんなことする訳……ないだろ……。言ったじゃないか、僕がハレゼナの、あんぜんになるって……」
ハレゼナ「……ホント……?ホントに、団長なの……?」
グラン「そうだ…僕は生きてる……!」
ハレゼナ「……っ」ボロボロ
ハレゼナ「……よかっ………た……」バタン
グラン「……おい、ハレゼナ!!ハレゼナああああああっ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハレゼナ「……?」
ハレゼナ「……あれ、ここは……」
グラン「……!気がついた!!」ガタッ
ハレゼナ「……」
グラン「よかった……取り返しのつかないことにならなくて……」
ハレゼナ「……っ」ボロボロ
グラン「ハレゼナ……?」
ハレゼナ「ボ、ボク……混乱していたとは言え……団長にぼっ、暴力を……!」ブルブル
グラン「……」
グラン「やっぱりハレゼナは優しいね」
ハレゼナ「っ!そんなこと、ない……っ」
グラン「あの時戦ってて、感じたよ。ハレゼナはあの時、僕に確実に手加減していた。」
ハレゼナ「…」
グラン「あの時、ハレゼナにとって僕は本当に恐ろしかったはずなのにそれでも、絶対に殺そうとはしていなかった…」
グラン「それがどれだけ難しいことか、僕たち騎空士なら誰でも知ってるはずさ。」
グラン「その上、今もこうやって、自分ではなく人のことを心配してる……」
グラン「すごいよ、ハレゼナは」
ハレゼナ「……」
グラン「どうしたの?」
ハレゼナ「……ボク、いま気付いたんだ」
グラン「?」
ハレゼナ「……ボクね、やっぱり団長のことが……っ」
扉「」バァン!!
ハレゼナ「!?」
グラン「!?!?!?」
ルリア・ビィ「ジャージャーーンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwドッキリ大・成・功でーーっす!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ハレゼナ「」
グラン「」
ビィ「ハレゼナさっきおしっこ漏らしてたよなwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwww流石にビビりすぎなんじゃねえか?あれはwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
グラン「おっおい、お前ら!!!やめろ、やめてくれ!!!!!」
ハレゼナ「…」カチャカチャ
ルリア「あれ、ハレゼナさん??何してるんです…か…」
ハレゼナ「完成だぜぇ……キルデスソー二号……!」ゴゴゴゴ
ビィ「おっおい!!それは流石にオイラ達死んじまうって!!!」
ハレゼナ「わかってらあああああああ!!!最初っから殺すつもりだぜええええええええ!!!!」ギュオンギュオン
ビィ・ルリア「ま、まって、話しあおア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア!゛!゛!゛!゛」グチャグチャグチャ
グラン「だから感覚のリンクア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!゛!゛!゛」
ビィ「オイラだって不死身ってわけじゃないんだぜ?」
グラン「」ピクピク
ハレゼナ「……」ハァ
ハレゼナ「……!」
ハレゼナ「…だ、団長!!」
グラン「……どうしたんですか……」
ハレゼナ「これまではずっと、団長にボクのことあんぜんにしてもらってたよなあ??」
グラン「うん、まあそうだね……」
ハレゼナ「だから、今日からはその逆だぜえ!!今日からは、ボクが団長をあんぜんにしてやる!!!」
グラン「…?」
ハレゼナ「だから!!!今日からはずーっとボクが、団長を守ってやるって言ってるんだよォ!!!これって最高にクレイジーだよなぁ!!」(ギュ-)
グラン「ああああ痛い痛い痛い!!!!いまはあかんあかんあああああああああああ!!!」
ハレゼナ「……これからもよろしくな、団長ゥッ!!!」
ハレゼナ「~♪」(ギュ-
グラン「あ、あの…ハレゼナさん…?」
ハレゼナ「どうしたんだぁ~?ケケッ!」(ギュ-
グラン「ちょっと暑いんだけど…」
ハレゼナ「何言ってんだよォ!!ボクがずっと一緒に居ないと、団長がキケンになったとき、あんぜんにしてあげられないだろぉ!?」
ビィ「うわー…突っ込まないようにしてたけど、グランってもう何股もしてるよなこれ…」
グラン「そっ、そんな!!僕はただ……」
ハレゼナ「ん~♪」(スリスリ
ルリア「うーん、有罪!w」
グラン「お前らのせいだっつーの……」
ナルメア「…」(カチャカチャ
ルリア「ナルメアさんが料理してます、ほらグラン見て見て!!」バンバン
グラン「痛い痛い!!全くどうしたんだよ…」
ナルメア「~♪」トントントン
ビィ「なんだ…ナルメアの奴案外普通じゃねえか!」
グラン「よかった…ナルメアさんはしっかりしてるし」
ナルメア「さ、ご飯できたわよ!団長ちゃん?」
不気味な人形「」
一同「」
ルリア「さて、誰を探しに行きましょうか?」ニコ-
グラン「いや待ってくれ!!!!アレは確実にヤバイ!!!」
ビィ「オイラ達、パンドラの箱を開けちまったみてえだ…」
ハレゼナ「」(ガケガクガク
グラン「とにかく、もうナルメアさんは僕一人でどうにかできる状況じゃない!!皆で行くぞ!!」
ルリア「その皆、に私は入ってませんよね…?これ」
ハレゼナ「ボ、ボクは余裕だぜェ!?」(ガクカク
グラン「ハレゼナはともかくルリアは来るに決まってんだろ!?!?行くぞほら!」グイ-
ルリア「あああああごべんなさいあれはさすがに勘弁してくださいいいいい」ズルズル
ハレゼナ「あ、お、おい!!待てよォ!!」ダッ
ルリア「あ、あの……あからさまにヤバイオーラが部屋から出て来てるんですけど……」
グラン「ほら、ル、ルリア前まで我先にと飛んでってただろ!?早く入って!!」
ルリア「わ、私が先陣切るんですか!?!?」
ビィ「それしかねえぜ!頼んだぞルリア!」(棒)
ルリア(このトカゲ今度シチューにしてやるか……)
ドア「」ガチャ
ルリア「ど、どうも~…あはは……」
ナルメア「あら、ルリアちゃん!丁度今団長ちゃんとお昼ご飯食べてたの。良かったらどう?」
ルリア「いや、あのははは…」
ナルメア「 ど う ?」
ルリア「ハイイタダキマス」
料理?「」
ルリア(こ、これは……カタリナのご飯にも勝るとも劣らない……)
ナルメア「ほら団長ちゃん、食べて食べて!!」
ナルメア「…もうしょうがないなあ///」
ナルメア「はい、あーーん」ベチャベチャベチャ
ルリア「」
ナルメア「…ルリアちゃんどうしたの?いつもは一番よく食べるのに……」
ルリア「えっ!?あの、は、はい!いただきます…」
ルリア(私の脳が警鐘を鳴らしている!!!この料理を食べては絶対にならないと!!しかし、このまま食べなければナルメアさんに何をされるか分からない……!!!)
ルリア(ええい、ままよ!!!)パク-
ルリア「…」
ナルメア「どう?美味しい?」
ルリア「……う」
ナルメア「う?」
ルリア「ウポボボオォアエエエアアアアアアッ!!!!!」(ブシャアアア
人形「」ビチャァツ
ルリア「ウボォ、ゲホっ、ゲホっ……あっ……」
ナルメア「団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが」
ルリア(あっ、私死んだ)
ルリア「ああっ、まっ、待ってください!!!!」ダッ
ナルメア「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
ヒュンヒュンヒュン
一同「ああああああああああああ!!!!!!!!!!!」ズドドドドドド
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
カレン「~♪」
ズドドドドドドドドドドドドド
カレン「…?」
一同「ああああああああああああああああ!!!!!!!!」ドドドドドドド
ナルメア「殺す殺す殺す殺す殺す殺す」ヒュンヒュンヒュン
カレン「」
ルリア「実はかくかくしかじかで……」
カレン「またルリアのせいじゃない!!!」
グラン「とにかくどこかに隠れよう!!このままだと確実に体力が……」
ナルメア「コロスコロスコロス…!」
グラン「ほらきたあああああ!!!!」ダッ
グラン「はぁっ……はぁっ……とりあえずここならしばらくは見つからないはずだ……」
ハレゼナ「こんな所に倉庫があったなんてなァ…はぁ…はぁ……」ギュ-
グラン「ちょっ、ハレゼナ!こんなところでまでくっつかなくても……」
カレン「……なんか二人の距離近くない……?」ジト-
グラン「いや、これはそn
ビィ「こいつ、ハレゼナをお抱えのボディーガードにしたんだよ!全く抜け目のないやつだぜ!」
ハレゼナ「キヒヒッ!!ボクが団長の安心安全だああっ!!」スリスリ
グラン「ちょっ、二人とも!?!?」
カレン「ふぅーん、そうなんだ……」ゴゴゴ
グラン「いや、そ、そういう訳ではなく!!」
ハレゼナ「えっ……ボ、ボク、一緒にいちゃ…ダメか…?」ブルブル
グラン「だあああっ、ハレゼナも!!!とにかく今はここを切り抜ける方法を考えるのが先だよ!!!」
ルリア「wwwwwwwwwwwwww」ダンダンダン
ビィ「じゃあどうしろってんだよぅ…」
ルリア「いえいえ、そうじゃなくって!言葉がダメなら、もう身体に訴えかけるしかないでしょう??」
グラン「ばっ、暴力はダメだよ!!ルリア!!」
ルリア「そうじゃないです!グラン、分からないんですか??」
グラン「じゃあ何を……っ!!」
ルリア「そうです!グランがナルメアさんにチューしてあげればいいんですよ!!」
ハレゼナ・カレン「!?!?!?」
カレン「バッ、バカ!!!そんなのダメに決まってるじゃない!!」ガタッ
ハレゼナ「そっ、そうだ!!!ボクも反対だァッ!!」
ビィ「でもよぉ…現状それ以外にナルメアを止める方法無いんじゃねえか……?」
グラン「」
カレン「ほっほら!!団長もちゃんと反対しなさいよ!!」
グラン「そっそうだ!それにナルメアさんだって可哀想じゃないか!!好きでもない男にキ…キスなんてされたら!!」
ビィ(いつもの自分に対するナルメアの態度見てねえのかこいつ…)
ビィ「それにいつまで時間があるのかだって、分かったもんじゃ…!」
ドア「 」ドグシャァ
ナルメア「見つけ…タ……」ゴゴゴゴ
一同「」
ルリア「あわ、あわわわわわ」ガタガタガタ
グラン「クソッ……!!やるしかないのか……!」
グラン「ジョブチェンジッ!!」ボォン!!
ダークフェンサーグラン「ごめんよナルメアさん……グラビティ!!!」カッ
ナルメア「ぐぅっ!?」ズズッ
カレン「ナルメアの動きが鈍くなった!!」
ダークフェンサーグラン「今だ!ルリアッ!!」
ルリア「ハデスさん…力を貸して下さい!!ハァッ!!」ゴオオオオッ
ナルメア「ううっ……体が…動か……な……zzz……」
ダークフェンサーグラン「よっ、よし…ハデスの睡眠効果が効いてくれた……!」
グラン「とりあえずは何とかなったけど、起きたらまた追いかけっこ再開なのかな……?」
カレン「団長!?ダメだからねチューなんてしたら!!」
グラン「そっ、そんなことわかってるよ!!」
ルリア「な、何言ってるんですか!こんなこと永遠に続けられる訳ないですよ!!変な意地はってないでキスしてあげて下さいよ!!」
ハレゼナ「ダメだダメだダメだァッ!!!ボクがそんなことさせなィッ!!!」バッ
ギャ-ギャ-ワ-ワ-
カリオストロ(…?ったく向こうで何騒いでやがんだよ…!ちょっとどついてきてやるか……)ツカツカツカ
ルリア「ほら!!早くキース!キース!キース!!」
グラン「だからやらないって言ってるだろ!!!!」
ビィ「ええいまどろっこしい!!早く行ってこい!!」(ドォン
グラン「うわあああああっ、ちょっ、おっとと!!」ヨタヨタ
ナルメア「ううっ、ここ、は……?」ムク
グラン「ナ、ナルメア!!避けてええああああ!!」ドンガラガツシャ-ン
ナルメア「えっ!?ちょっ、団長ちゃ…きゃあっ!!」ドガシャア
カレン「うわああああっ!!ちょっと二人とも、だいじょ……う……b……」
ナルメア・グラン「…!!」ズキュウウウウウウウウン!!!!!!
カリオストロ「おい、オメーらうるせえぞ!!!こんなところで大騒ぎしや……が……」ボトッ
グラン「ま、待ってくれ!!!事故!!事故だから!!!!!」ガバア
ナルメア「だ……団長ちゃんと……ち、チューしちゃった……///」カアアッ
ハレゼナ(白目)
グラン「だから違うんだってば!!!!!カレン何とか言ってあげt」
カレン「えぐっ…ううっ…うええええええええええん!!!!」
グラン「ガチ泣き!?!?ちょっ、ハレゼナ!!!!」
ハレゼナ「」シ-ン
グラン「ダメだ、完全に気を失ってる……!ル、ルリア!ビィ!!」
ルリア・ビィ「」コソコソ
グラン(こ、この野郎………ッ!!)ビキビキビキ
カリオストロ「ギルティだな……!死ね!!アルス・マグナァァァッッ!!!!」ズドオオオオオオン!!!!
グラン「またこのパターンギオエアアアアアアアアアオアアアアアッッ!!!!!」ドドドドドド
カリオストロ「フン、取り敢えずグランの野郎がレイプ魔のクズじゃねえってことはわかったよ。」
正座グラン「…だがらぞうだっでいっだのに……」ボロボロ
カリオストロ「でもやっぱり許せねえ!!オ、オレ様というものがありながら、ナルメアとも……!///」
カレン「なっ、ちょっと待ってよ!!!団長は私とつっ……付き合ってるのよ!?!?」ギュ-
ハレゼナ「ダメだァ!!団長は誰にも渡さねェェェッ!!!」ギュゥゥ
グラン「うわああああ二人とも痛い痛い痛い!!!!!」メキメキメキ
カリオストロ「そんなん認める訳ねえだろうが!!!ねっ、団長サン☆」キュピ-ン
グラン「いや、あの……実はみんなの言ってること、全部本当っていうか……」
カリオストロ「……はあああ!?!?ど、どういうことだよオイ!!そんなことが許されると思って……!!」
ハレゼナ「えっ!?そっそんなこと……!」ビケッ
カレン「へへ、残念でしたー!」ギュ-
カリオストロ「なっ、ううっ……!」ジワッ
ルリア「あっ!!グランがカリオストロさん泣かせた!!」
カリオストロ「うわあああああっ!!グランのレイパー!!!死ね!!!!」
グラン「ちょ、待って!!カリオストロ!!」
ハレゼナ「そんな……団長は、ボクの……たいせつ……!!」ジワッ
グラン「ああっハレゼナまで!!!」アタフタ
ビィ「オイラ知ってるぜ!こういうのを女の敵、って言うんだよな!」
ルリア「そうですね、ビィさん……グランみたいになっちゃだめですよ?」
グラン「…」(殺意、ってこう言う感情なんだな)
ーーこの後みんなに半日かけて土下座し、なんとか許しを得た。
ビィ「さっき一番ヒドい目にあったってのに、もうこれだもんなあ……」
グラン「うん、すごい精神力だと思う」
グラン「あれ?甲板にいるのは……?」
オイゲン「……」スパ-
ルリア「オイゲンさんです…空を見ながら葉巻ふかしてますね。」
ビィ「あいつも呑気なもんだぜ!ウチの団長が死んだってのによぉ!」
グラン「死んでない!!」クワッ
ルリア「また私行ってきます!」タッタッタッ
オイゲン「……」スパ-
ルリア(あっ、いたいた!じゃあ私はこの辺に…)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オイゲン(…あっけないもんだな、人の死ってのは)
オイゲン(アウギュステを救ってもらい、アポロを救ってもらい)
オイゲン(そして今、俺が旅を続けられているのも、グランのおかげだ。)
オイゲン(こんな老いぼれには勿体ねえ位のモンを、俺ァアイツから貰った……)
オイゲン(……そんなアイツのことを、俺はどこかで死ぬ訳がねえ、って思っちまってたんだな……)
オイゲン「…俺ァ馬鹿か…外面ばっか年寄りヅラしてよォ…」プルプル
オイゲン「こんな甘い考えじゃ、ガキンチョと何にも変わらねぇ……」グシャ
オイゲン(…?誰だ…)ザッ
ルリア「ぐすっ…ううう……」
オイゲン「……」
オイゲン「……よぉ、嬢ちゃん。隣座るぜ。」ストン
ルリア「オイゲンさん…」
オイゲン「……ルリア、お前さんの気持ちは、痛え程よく分かる……」
ルリア「……」ピクッ
オイゲン「だがな、ダメだルリア…。泣いてばかりじゃあ前には……」
ルリア「オイゲンさんに何が分かるんですかっ!!」ギリッ
オイゲン「…っ!」
ルリア「私は……そんなグランを、二度までも……しっ…死なせて…しまった……!」ガタガタガタ
ルリア「皆は優しいから、そんなこと言わない…。でも私は……」
ルリア「殺人者と……何も変わらないんです」ブルブル
オイゲン「……」
ルリア「私は……私は……!」ガタガタ
ルリア「っ!?……何が……何がおかしいんですか!!」ギロッ
オイゲン「……お前さん、やっぱり団長とそっくりだ」(葉巻を取り出す)
ルリア「……どういうことですか?」
オイゲン「お前ら二人は……優しすぎるんだ。」
ルリア「……」
オイゲン「アイツは、自分の命なんざ顧みず、お前さんの危機を救った。」
オイゲン「お前さんだってそうだ。知り合って何分の奴の命を、自分の命を使って救ったんだからな。」
オイゲン「人が困ってたら、自分のことなんざ気にせず助けに行っちまう。元々そんな奴らなんだよ、お前ら二人は。」スパ-
ルリア「…オイゲンさん…」
ルリア「……」
ルリア「……グランを死なせた……私のような人間が……」
ルリア「生きていても……いいんでしょうか……?」グズッ
オイゲン「…逆だ、ルリア。お前さんはな……」
オイゲン「グランがいねぇ今こそ、生きにゃならねえんだ……アイツのために、な。」
ルリア「うぅっ……グ……グラン……っ!!」ボロボロ
ルリア「うわああああああああああああん!!!」
オイゲン(そうだ……今はもうグランはいねえ……)スパ-
オイゲン(だからこそ、生きている俺達が、あいつの分まで生きなきゃならねえんだ……ッ!!)グシャッ
オイゲン「グラン……しばらく待ってろよ…。イスタルシアの土産話ひっさげて、いつか迎えに行ってやっからな……!」
オイゲン「!!?!?!?」
ルリア「あっ、ビィさん!!」ケロッ
オイゲン「」
ビィ「いやービックリしたぜ……オマエ、役者にでもなりゃいいんじゃねえか?」
ルリア「えへへ…」テレテレ
オイゲン「なっ……なんだお前さん……さっきまで泣いてたんじゃあ……」
ビィ「ああ、オイゲンももう少しすれば分かるはずだ……」
ズドドドドド……
ビィ「おっ!やっと来たか!!」
グラン「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛こ゛へ゛ん゛よ゛オ゛イ゛ケ゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛!゛!゛!゛」ダバ-
オイゲン「」
オイゲン「ったくよ……全部ルリアとビィのイタズラだったってのか……?」
正座ルリア「はい、ごべんなさい……」(頭のタンコブを押さえながら)
正座ビィ「痛えよお……殴らなくてもいいじゃんかよ……」サスリサスリ
正座グラン「いや、ゲンコツ一発で済んでむしろありがたいと思った方がいいよ……」サスリサスリ
オイゲン「お前もちゃんとこの二人の面倒ぐれえしっかり見てやれや……監督不行き届けだ……」
正座グラン「ご、ごめん……」
オイゲン「…ま、でも俺もいい勉強になったわ。騎空士には、こういうことが常に起こりうる……そういう仕事だもんな。」
オイゲン「それに免じて、今回は許してやる」
正座ビィ「オイゲン……!」
オイゲン「…ただし次は無いと思え」ギロッ
一同「ヒェッ…」
ベッド「」モゾモゾ
シルヴァ(うぅ……勢いに任せて私は何て事を…///)ジタバタ
シルヴァ(これじゃ団長に合わせる顔がない……)
シルヴァ「……まぁでも……悪い気はしなかったな……」ボソッ
シルヴァ(って何を言ってるんだ私は……!!///)ウネウネ
シルヴァ「布団で悶えるのはもうやめだ……もう誰かに泣きついたりなんて……」パラッ
シルヴァ「……?何か落ちたな」
シルヴァ「……これは……手紙……?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ルリア「うーん、クムユさんどこにもいませんねぇ」
グラン「……何かあったら僕、シルヴァさんに殺されちゃうよ……」
ドドドドドドドド
ビィ「ん?なんの音d……」
ドア「」バァン!!
シルヴァ「うわああああああああああどうしようだんちょおおおおおおおおお!!!!!! 」ダキツキ-
グラン「うわああっ、シ、シルヴァさん!?どうしたんですか!?」
シルヴァ「クムユが!クムユがあああああああっ!!」ダバ-
グラン「ぐええええええええ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!シルヴァさん落ち着いてあああああああ!!!!」メシメシメシ
ルリア「どっ、どうしたんですか、シルヴァさん?状況が全く飲み込めないんですが……」
シルヴァ「こっ……これが、私の部屋に……」グズッ
ビィ「クムユからの手紙か……にしても、一体何が……?」ピラッ
ビィ「っ!!」
ルリア「ビィさん?」
ビィ「ヤベェぜグラン!!これを見てくれ!!」
グラン「……!ビィ、見せて!」
突然いなくなっちまって申し訳ねーです
突然のことでびっくりしてると思うです、だけどクムユは行かないといけないですよ。
団長のために、そして自分の為に……クムユは団長が殺されたっていう西の孤島に、行ってくるです。
……多分クムユは生きて帰ってこれないと思うです。
けど、仕方ねえことです。
クムユはシルヴァ姉ちゃん、ククル姉ちゃん、そして団の皆のことが大好きだったです
最後まで心配かける子で、本当にごめんなさいですよ。
クムユより
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ビィ「おいおい、西の孤島、って星晶獣がウジャウジャいるっていうあそこか……?」
グラン「…シルヴァさん、落ち着いて下さい。まだクムユが死んでしまった訳じゃない。」
シルヴァ「そ、そんなこと言われたって……!」
グラン「僕達が慌てていたら、何も始まらないんだ!こんな時だからこそ、僕たちは冷静にならなきゃいけないんです…!」プルプル
シルヴァ「…」(……団長が、震えている……?)
シルヴァ(…! そうか、団長だってクムユが心配でどうしようもないのに、私を落ち着かせようと無理して…!)
シルヴァ「…すまなかった、取り乱してしまったようだ…」
ルリア「はっ、はやくラカムさんに知らせましょう!!」
グラン「……それじゃあ間に合わない!!皆、付いて来て!」ダッ
小型騎空艇「」ゴウンゴウンゴウン
ビィ「うわぁ、オイラこんなのがあるなんて、初めて知ったぜ……!」
グラン「空を旅している途中、どうしても船を離れなきゃいけなくなったときのために、幾つか作っておいたんだ…。クムユも、これを使ってここを出たんじゃないかな。」
グラン「……うん、狭いけど詰めれば何とか皆乗れそうだ。皆、乗って!!」
グラン「ここをこうして……」ブルルン
グラン「よし、エンジンがかかった!!西の孤島へ向けて、急ぐよ!」ギュオン!!
シルヴァ「あ、ああ!」
シルヴァ(頼む……間に合ってくれ…)
クムユ「ふんふふ~ん♪」ルンルン
グラン「…」
クムユ「あっ、団長さん!!今回の依頼は、どこに行きやがるですか?」トコトコ
グラン「あっクムユ!今回は西の孤島だよ。あそこの島でしか取れないっていう薬草を取りに行くんだ」
クムユ「に、西の孤島…ですか…」ゴクリ
グラン「クムユも付いてくる?」
クムユ「ぴいっ!?い、いや!クムユは今ちょっと忙しくて…!」
グラン「あはは、無理しなくていいんだよ」テクテク
クムユ「……」
クムユ「……はぁ……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クムユ(この団での生活は、とっても楽しいです。)
クムユ(皆優しいし、ククル姉ちゃんもシルヴァ姉ちゃんもいるですよ)
クムユ(でも…クムユはこのままで本当にいいです?)
クムユ(クムユは度胸をつけて、立派な職人になるためにこの団に入ったです)
クムユ(ちょっとは治って来たかと思ったのに、クムユはまたビビって逃げちまったです…)
クムユ(こんな様子じゃ立派な職人になんてなれねぇですよ……)
クムユ「…クムユのドチクショー…」ショボン
団員「どうしたルリア!」「団長は無事なの!?」「おっ、落ち着け!」
クムユ(…?何かあったですかね?)トコトコ
クムユ「どうしたです?ルリアさん…」
ルリア「グランが……グランが……!」
ルリア「私を守って、せ、星晶獣に…殺され……!」
クムユ「…っ!?な、何言ってやがりますか…!クムユは信じねえですよ…!」
ルリア「私の……私のせいなんです……!グラン…ごっ、ごめんなさ……」
ルリア「うああああああああああああ!!!」
クムユ(そんな……団長が……!)サアアッ
クムユ「ふえっ……ううう……」ボロポロ
クムユ(クムユに…クムユに度胸があったら……!クムユがもしあの時、一緒に行くって言えたなら……!)ブルブル
クムユ(もしかしたら団長を、助けられたかもしれねえですのに…!)
クムユ「……だ、だんちょう……」
クムユ(…シルヴァ姉ちゃん、ククル姉ちゃん……クムユはこれからも…)
クムユ(…こうやって、臆病なまま、皆を失い続けるですか……?)ピクッ
クムユ「…」
クムユ「……そんな風に、なってたまるかってんです」スクッ
クムユ「……皆、ごめんなさいです。少し火薬、貰っていくですよ。」
シルヴァ「ああ!」
シュウウウウ…プシュ-…
ルリア「つ、強い怒りの気配を感じます……!星晶獣が怒っているんです……!」
ビィ「おーーーーいクムユーーー!!いるなら返事してくれーーー!!」
グラン「クムユーーー!!どこだああああ!!」
ドゴォォォォン!!!
ルリア「!! いっ、今向こうから、大きな音が!!」
シルヴァ「そっちか!!皆、行くぞ!!」ダッ
クムユ「どうだってんですコンチキショー!!ウチの銃工房で鍛えた銃を舐めるんじゃねーです!!」チャキ
魔物②「グアアアアアアッ!!!」バッ
クムユ「…!来るです!!もうクムユは、恐れないですよ!!」バァンバァン
魔物②「ウゴォッ!!」ドサッ
クムユ「はあ、はあ……あいつの根城はどこに、ありやがるです…!」ダッ
シルヴァ「……っ!!居たぞ!!クムユだ!!」バッ
ルリア「えっ、ど、どこですか!?」キョロキョロ
シルヴァ「あの山の南峰あたりだ!!私に付いてこい!」ダッ
ビィ「あっ、あの山ってここから1kmは離れてるぜ!?相変わらずとんでもねえ奴だぜ…」
グラン「シルヴァさんの目には頼りっぱなしだ…!皆、急ぐよ!」
クムユ「ここが、星晶獣の住処ですね……!」ギリ
星晶獣「グルルルル…」
クムユ(さすがは団長を倒した星晶獣…オーラが違うですよ……)ブルッ
クムユ「でも、クムユは…引き下がる訳にはいかないです。」ザッ
クムユ「お前を倒して、団長の恨みを晴らすです!!やあああああっ!」ドオンドオン
星晶獣「ゴガアアアアアアアッ!!!!」バッ
星晶獣「グッ!!ゴアアアアアアアアア!!」キンキンキン!!
クムユ「やっぱり効かないです…!なら、これならどうですコンチクショー!!」ドオンドオン!!
星晶獣「ガアアアアアアアアッ!!」ブンッ
クムユ「ぴいいっ!!ま、まだまだです!!」ドォンドォン
星晶獣「フシュルルル……ウガアッ!!!」バチィ!!
クムユ「うわああああっ!!」ズザザザ!!
クムユ「こ、この位どうってことないですよコンニャロー!!」カチッカチッ
銃「」シ-ン…
クムユ「たっ、弾切れ……!」
星晶獣「ゴオオオオオ…」ズン…ズン
クムユ「…!」
星晶獣「ウガアアアアアアアアアアアアッ!!!」ブン
星晶獣「……?」
クムユ「…間に合ったですよ…!」ニヤリ
クムユ「クムユが狙ってたのは、この洞窟の崩れかけの天井……!瓦礫に埋もれちまうといいです!!」
ズドドドオオオン!!!!
星晶獣「ウゴオアアアアアアアアッ!!!!!!」ズドドドドドド
クムユ「この時を待ってたです!!グランサイファーの火薬から作った、特製爆弾を…特と味わうといいです!!」バッ
星晶獣「グキエエエエエエエエエッ!!!!」ドゴオオオオン!!!!!
クムユ「やっ、やった……当たった!!」
クムユ「や……やったですか……?」
ゴゴゴゴゴゴ
クムユ「そっ……そんな……!!」
星晶獣「ブオオオオオオオオオン!!!」ドゴオオオン
クムユ「あっ、あああっ……!!」ガタガタガタ
クムユ「も、もう爆弾も、弾もねえです……!」
クムユ「あ、ああ……ごめんなさい、ごめんな……さ……い……!」
クムユ(助けて、シルヴァ姉ちゃん、ククル姉ちゃん…)
星晶獣「ガアアアアッ!!!」ブンッ
クムユ(団長……!)
クムユ「…っ」
クムユ「あっ……あれ……?」
???「ダメじゃないかクムユ、こんなところに1人で来たら…!」ギリギリ
???「次に団長の弔い合戦をするときは、私に一言相談するんだぞ…!」ギリギリ
クムユ「あっ、ああああっ……!」ワナワナ
グラン「全く、シルヴァさん…そんな縁起でもないことを言わないで下さいよ…」
シルヴァ「はは、冗談に決まっているさ。…なあ、団長?」
クムユ「シルヴァ姉ちゃん!!団長!!」ブワアッ
シルヴァ「いやあっ!はっ!だああっ!!」ドォンドォン!!
星晶獣「ブモオオオオオオッ!!」ブォンブォン
クムユ「よ、よかった……!!団長が生きてるです……!」
ルリア「あ、あのー……クムユちゃん……」
クムユ「ルリアさん!!団長は…!団長は無事だったですよ…!」ズズッ
ルリア「いや……実はそれなんですけど……」
ルリア「ご、ごめんなさい…こんなことになるとは思わなくて…」
クムユ「~!!ルリアさんのバカバカバカ!!」ポコポコポコポコ
ルリア「ゆ、許して下さいぃ~!」
グラン「!!ここだっ!」ザシュウ
星晶獣「ブオオアアアアアッ!!!」グラアッ
シルヴァ「星晶獣にスキが出来た!今のうちに逃げるぞ!」
グラン「よし!クムユ、いくよ!!」(手を差し出す)
クムユ「…! あいっ、団長!!」ギュッ
クムユ「し、島の入り口近くの草っ原に置いてあるはずですよ!」
グラン「よし、それなら僕達の騎空挺が置いてある場所とそんなに離れていない!」
グラン「先にそっちに行くから、クムユはそれに乗ってここから逃げるんだ!僕達は、自分の乗って来た騎空挺で逃げる!」
クムユ「あいっ!」
シルヴァ「ふふ…クムユ、強くなったね。曲がりなりにもこれも、ルリアのおかげなのかな?」
クムユ「ルリアさんはキライです!コンチキショー!!」プイッ
ルリア「うう…。私、嫌われちゃいました…」ショボン
グラン「当たり前なんだよなぁ…」
クムユ「そうです!クムユはこれに乗って先に行ってるですよ!」ダッ
シルヴァ「よし、それじゃあ私達も騎空艇のところに行くぞ!」
グラン「はい!!」ダッ
クムユ「はあ、はあ……着いた!」ガチャッ
クムユ「早くこれで脱出して、みんなと合流するですよ……」
騎空挺「」シ-ン
クムユ「…うっ、動かねえです!!ま、まさかクムユがいない間に魔物か何かに壊されたですか!?」
メキメキメキ…ドオオオオン!!!
星晶獣「グルルルルル……ブオオオオオオオ!!!!」ドドドドド
クムユ「ぴいいいいいっ!!せ、星晶獣のヤローが、もうここまで……!」
クムユ「に、逃げるですよ!!」ガチャッ
ルリア「後はこれに乗って帰るだけ……」
ピイイイイイイッ!!!
シルヴァ「なっ……!今の声は……!」
クムユ「うわあああああああん!!!こっちにくるんじゃねえです!!!」ドドドド
ビィ「なっ!?騎空艇に乗ったはずじゃ!?」
シルヴァ「…クソッ!」ガタッ
ルリア「ああっ!!シ、シルヴァさん行っちゃダメです!!貴方まで巻き込まれちゃいます…!」
シルヴァ「そ、そんなこと言ったって、見捨てるわけにいかないだろう!!」
グラン「…僕が行く。」ダッ
ビィ「ああっ、待てグラン!!」
グラン「クムユ!!こっちだ!!」バッ
クムユ「だ、団長……!」
グラン「こっちに跳ぶんだ!!僕が抱きとめる!!」
クムユ「ぴいっ!?こ、ここからそっちに跳ぶですか!?」
グラン「それしかないんだ!頼む…僕を信じてくれ…!」
クムユ「そ、そんなこと言っても……何メートル高さがあるですか……!」プルプル
グラン「クムユ!!君は1人でこんな所に来れたんだぞ!!そこから跳ぶのなんて、大したことない!!」
クムユ「…!」
星晶獣「グモオオオオオオオオ!!!!」ドドドドドド
グラン「さあ!!早く!!」
クムユ「こなくそーーーっ!!!」
バッ!
グラン「そうだ!!こっちだああっ!」ガシイッ!!!
グラン「おっ、ととと……うわあ!!」ドシン
クムユ「あ、ああ……怖かったですよ……」フルフル
グラン「よしよし…よく頑張った」ナデナデ
クムユ「…えへへ…///」ギユ-
グラン「さ、僕達の騎空挺に行こう。みんな待ってる!」
クムユ「あいっ!!」
ルリア「今はグランを信じるしかありません…待ちましょう…!」
シルヴァ「……!あれは!!」
グラン「おおおおおーい!!」(クムユを抱き抱えながら)
クムユ「~♪」
ルリア・ビィ「グラン!!」バッ
シルヴァ「…全く、彼には世話になってばかりだな…。」フッ
クムユ「ガッテンだ!!」ピョン
グラン「よし、後はここを脱出するだけだ…!」ブルルルル
グラン「……っ!!」
ルリア「ど、どうしたんですか!?早く出発しないと…!」
グラン「分かってる!!でも、…」
グラン「機体が…動かないんだ…!!」ブルルンブルルン
シルヴァ「こっ、故障でもしてしまったのか!?」
グラン「いや、騎空挺自体に故障はない…」
グラン「……だけど、そもそもこの機体は、何人も人が乗れるよう設計されていないんだ……。」
ビィ「重量オーバー、ってことか!?」
グラン「そう、みたいだ……!」ギリッ
シルヴァ「そっ、そんな……!やっとここまで来たっていうのに……ッ!」
グラン「クムユ、この機体の操縦はできるね?」
クムユ「で、できますけど……」
グラン「なら、問題ないね。」ガチャ
ルリア「…!まさか、グラン!?」
ビィ「おい!!バカな考えはやめろ!!」
グラン「エンジンはかけてある。後は少しレバーを引くだけで、発進できるよ。」ツカツカ
グラン「じゃあこれ以外に、どんな方法があるって言うんだ!!」キッ
シルヴァ「っ!!」ビクゥ
グラン「クムユもシルヴァさんも……自分の身体を見てみろ!!これ以上戦うことなんて、出来るはずがない!!」
グラン「…今、あの星晶獣を唯一足止めできる僕こそが…ここに残るべきなんだ!!」
グラン「……ごめん、ルリア」スッ
グラン「僕は初めて、君を裏切る。」カッ
ルリア「うああっ!?グ、グラン……何……を……!?」ガクッ
グラン「ルリアの力を、強制的に引き出させてもらった…!」
グラン「出でよ!!バハムート!!」パアアアアッ
バハムート「グオオオオオオッ!!」
グラン「バハムート…この船を、空に出せ。」
バハムート「ブルルル…」ガシッ
クムユ「やっ…やめるです…!お願いです…!クムユ、団長と一緒にいたいです…!」フルフル
シルヴァ「団長……!考え直してくれ……!嫌だ…嫌だ……!」
ルリア「…グ…ラ、ン…!」ガクッ
グラン「皆……」
グラン「ありがとう」
バハムート「グオオオッ!!」ブン!!
一同「うわあああああああっ!!!!」ゴオオオオオッ!!
カレン「そっ……そんな……また、嘘……なんだよね?そうだよね、ルリア?あはは…」
カリオストロ「そ、そうだ…。ルリア、二度目はさすがに趣味が悪いぞ…?」
シルヴァ「…す…ま、ない……。私が付いて…いながら…!」グスッ
シルヴァ「うあああああああああああん!!!」
クムユ「団長が死ぬ訳ねえです…こんなの…悪い夢です…」ウルウル
ハレゼナ「…そ、んな……!」ガタガタガタ
オイゲン「クソが……嘘から出た真、ってとこか…!」ギリッ
???「いやっほーー!たっだ今戻りました~!!」
カリオストロ「…?上から…?」
クムユ「!!この声は……!」ダッ
ゴウンゴウンゴウンゴウン…プシュ-
ククル「どうもー!ククル姉ちゃん、帰還です!」ビシイ!
ククル「……あれ?なんか皆、お通夜モード?」
一同「……。」
ククル「そんな皆さんに、元気が出るお土産、実は持って来てるんだー!」ニヤニヤ
ククル「じゃじゃーーん!!」
グラン「あ、あの…どうも……」
クムユ「団長でーーす!」ドヤッ
一同「……えええええええええっ!?!!?」
ルリア「うわあああごべんなざいいいいい!」ムギュ-
グラン「うわっ!ち、ちょっと今はいきなり飛びついてこないd」
カリオストロ「…うあっ…グランンンンンンン!!!!」ダキ-
グラン「あああああ!!傷口が開く開く!!」
クムユ・シルヴァ「うわああああああん!」ムギュ-
グラン「ちょっ、マジで今はうあああああああああ!!!!」
カレン・ハレゼナ「ああああああだんちょおおおおお!!!!」ギュウウ
グラン「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛」
オイゲン「どっ、どう言うことだ…?説明してくれ、ククル」
ククル「いやね?実は私もクムユからの手紙を見て、慌てて1人で小型騎空挺に乗って西の孤島に行ったんだけど…」
ククル(クム坊……!無事でいてよ……!)ブロロロロ
ククル「…あそこだ!西の孤島…!」
ドゴオオン!!.
ククル「!?誰か戦ってる!?しかも1人で!!」プシュ--
ククル「クム坊!?そこにいるの!?」ガチャ
星晶獣「ガアッ!!グギギイ!!」ブオン
グラン「だりゃああっ!!」キキン!
ククル「!?!?だっ、だだだ団長!?!?」
グラン「……!?クッ、ククル!?何でここに!!」
ククル「それはあたしのセリフだよ!!グラン、この前の依頼の時に死んじゃったはずじゃ…!?」
グラン「いや、それはその……うおっ!」ガキン
ククル「…!いやああっ!」ドンドンドン!!
星晶獣「グウ!?」グラッ
ククル「グラン!早く私の騎空艇で脱出するよ!」
グラン「う、うん!」ダッ
オイゲン「…ったく…!何度も心配かけやがって……!オイ、グラン!!さっさと医務室で治療しても…ら……」
グラン「」ドクドクドク
オイゲン「ばっ!?お、オメェらやり過ぎだ!!傷口が開いてるだろうが!!」
ルリア「うわあああんグランンンンンンンン!!」ギュウウウ
オイゲン「バカ!!止めろォ!!」ダッ
ルリア「うう…ごめんなさい」ショボン
グラン「…まあ、今回のは僕も悪かったけどね…」
ルリア「…」
ルリア「グラン…私、あなたが本当にし、死にかけて…自分がどんなことをしていたのか理解しました…。」
ルリア「私は…あんな思いを皆にさせていたんですね…」
グラン(今更かよこいつ…)
グラン「次は、こんなことしちゃだめだよ?」
ルリア「……怒らないんですか…?」
グラン「今回はね…皆無事で、ルリアも反省してる訳だし。」
グラン「それに……今回のことって、曲がりなりにも僕のためだったんでしょ?」
ルリア「はい…」
グラン「だったら、そんなに強く怒れないよ…」
ルリア「…グラン…」
グラン「なっ!?い、いきなり何を!?」
ルリア「言葉通りの意味ですよ?」ニコッ
グラン「そっ、そんなこと言われても…僕は…!///」
ルリア「良いんです。グランが私のことを、愛してくれなくても。」
ルリア「グランと一緒に旅をして、笑って、泣いたりすること…。それが、私の一番の幸せですから」
グラン「…ルリア…」
???「うるさい!!このままグランとルリアがイイ感じになったらどうすんのよ!!」ボソボソ
???「な、なあ…やっぱり良くないんじゃないか?盗み聞きなんて……」ボソボソ
ルリア(…扉の向こうから、声が…?)
ルリア「…!」ニヤッ
ルリア「ね、グラン…。最後に…キスして貰ってもいいですか?」ズイッ
グラン「ええっ!!ル、ルリアさん!?」タジッ
???「!?!?」ガタタッ
ルリア「もうカリオストロさんとも、ナルメアさんとだってしたじゃないですか……私も、グランと…したいです…///」
グラン「やっ……やめ……!///」
グラン「ひいっ!!とっ、扉が!?!?」
ルリア「えへへ…皆さん、お先に失礼してます」ギュッ
カリオストロ「さっきから聞いてりゃルリアとイチャつきやがって!!何でテメエはそう分別がねえんだ!!」グワッ
グラン「うわああっ!い、イチャイチャなんてしてないよ!?」
カリオストロ「どの口がそんなことほざくんだこの野郎!!イチャつくなら…お、俺様がいるだろ!」カアッ
グラン「…へ?」
カレン「ちょっと!!カリオストロまで何言ってんのよ!?は、離れなさいよ!」グイ-
クムユ「クムユも団長大好きですよー!」ピョコン
グラン「み、皆!?何でここに!?」
シルヴァ「すっ、すまない…ルリアと何か良い雰囲気だったから、思わず付いてきてしまった…」シドロモドロ
グラン「シルヴァさんまで!!」
カレン「だーかーらー!!アンタの入り込む余地はないの!さっさとそこを退きなさい!!」ギャ-ギャ-
クムユ「クムユも仲良くしたいですよ!」ギュッ
シルヴァ(…いいなぁ…)モジモジ
ルリア(こんなに皆が貴方のことを慕ってる…それが分かれば、十分なはずです。)
ルリア(威厳がない、だなんて落ち込む必要…ないんですよ?)
ルリア「ーーねえグラン!次はどの島に行くんですか?」
色々と酷いssだったけど、見てくれた皆さんありがとうございます
面白かったです
人前では清々したとか言いながら、独りになると心の底から悲しんでるヴィーラとか見たかったな
ドッキリいじめはついついやりすぎて胸糞エンドになりがちだからね…
カレンいて俺得だった
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1505119288/
Entry ⇒ 2017.09.27 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
グラン「ごめん、正直ルリアにイマイチ萌える事ができない………」
ルリア「何でですか―――――ッッッ!!!!!!????」
・グランブルファンタジーSSです
・キャラ崩壊注意
・グラン=団長と表記します。
以上がダメな方はブラウザバック推奨です
団長「すまぬ! すまぬ! でもその……これが俺の正直な気持ちでして………」
ルリア「そ、そんな………な、何ですかグラン!? 何でそんな事言うんですか!?」
ルリア「わ、私が可愛くないからですか………?」ウルルルッ
団長「いや、そんなことない! ルリアは凄く可愛いよ!」
ビィ「だったら何でそんな事言うんだよ?」
団長「その、なんて言うかさ………」
団長「ルリアは本当に可愛いと思う。このグラブルのメインヒロインに相応しいってぐらいにね」
団長「ルックスもそうだし。担当声優でもある東山奈央さんの声も非常にキュートだ」
団長「だけど、なんて言うかその………」
ルリア「な、なんですか?」
団長「全然性的な目で見れなくて」
ルリア「は?」
団長「いやほら、ルリアって凄い性格純粋じゃん? 周りのみんなからもお人好しだなんだって言われまくってるじゃん?」
団長「それに仕草や行動とかが、凄い子供子供してるじゃん?」
ビィ「うん。確かに」
ルリア「そ、そうでしょうか………?」
団長「だからこう同年代の女子に見れないというか………邪な気持ちで見ることができないというか」
団長「むしろ見たら罪悪感で死にたくなると言うか………」
ルリア「えぇ、どういう意味ですかそれ………?」
団長「もっとわかりやすく言うと、家族のような………そう、実の妹のようにしか見えない」
団長「いや、娘のようにだな」
団長「いや、孫だ! 孫にしか見えない!」
ルリア「孫ォ!?」
ルリア「孫って何ですか!? 私、そこまで幼く見られてたんですか!?」
ビィ「おいおい、いくら何でも孫は言い過ぎだろ………」
ルリア「で、ですよね~! 流石はビィさん!」
ビィ「娘なら納得だけど、孫はないだろ。流石に」
ルリア「………それでも娘には見られるんですね」
団長「なんかルリア見てると心が老けてくるんだよなぁ」
団長「本当、夏休み中に遊びに来てくれた孫を慈しむお爺ちゃんの気持ちに――」
団長「ほっほっ、ルリアは可愛いのう。どれ、お小遣いをやろうかのう」
ルリア「やめてください!!!」
ルリア「酷いですよぉグラン~~………せめて妹ぐらいには見ててくださいよ………」
団長「ごめん………でも、どう贔屓目で見ても娘にしか思えなくて」
ルリア「うわぁぁぁ~~~ん!!!」
ビィ「よしよし。まぁ、そう落ち込むなってルリア」
ルリア「で、でもぉ~………」
ビィ「みんながみんなルリアの事をそう思ってるわけじゃないしさ。コイツにはそう思われてるだけなんだしよー」
ルリア「それでもやっぱりショックですぅ~………私、そんなに大人の色気とかがないのでしょうか?」
ビィ「うん。ないな」キッパリ
ルリア「ビィさんの馬鹿! トカゲ! 一人サッカーするサイコパス!!」
ビィ「オイラはサイコパスじゃね―――ッッ!!!」
???『あれれ~☆ みんなして何を言い争ってるの~?』
団長「ん? この声は―――」
カリオストロ「喧嘩はいけないぞ~? 仲間同士で争うなんてカリオストロ悲しい~☆」キャピキャピ
団長「あっ、カリちゃん」
ルリア「カリオストロさん!」
カリオストロ「もう、どうして喧嘩してるの~? 仲良くしなきゃダメじゃない☆」
ルリア「あ、争っていたって程じゃないですけど………」
カリオストロ「暴言はいけないよ~? カリオストロとの約・束ね?」
ビィ「はぁ? お前なんか普段から暴言吐いてるじゃねぇかよ」
カリオストロ「………ああ? んだとぉこのサイコパストカゲが!」
ビィ「だからオイラはサイコパスじゃね――!!」
カリオストロ「それで? 本当にどうしたんだ? お前らが喧嘩するなんて珍しいじゃねぇか」
団長「いやまぁ、喧嘩というか………」
ルリア「聞いてくださいカリオストロさん! グランったら酷いんですよ!!」
ルリア「カクカクジカジカで―――」
カリオストロ「ぶふっ!w」
カリオストロ「ま、孫wwww孫とかwwww孫ォwwww」
ルリア「何笑ってんですか………!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
カリオストロ「ひっ!? わ、悪ィ………悪かったよ!」
カリオストロ(一瞬物凄い殺意が………)ブルブルッ
カリオストロ「まぁ、事情は理解した。オレ様からも団長に言っておいてやるよ」
ルリア「お願いします!」
カリオストロ「こーら! ダメだぞ~団長さん? 女の子に対する扱いがなってないぞ~?」
団長「いやまぁ、自分でもそうだと思うけどさ………」
カリオストロ「もう、しょうがない団長さんだなぁ~☆ 女心の何たるのを全然理解してないんだから♪」
カリオストロ「仕方ないから、カリオストロが団長さんに女の子の事を色々と教えてア・ゲ・ル♪」
カリオストロ「手取り足取りジックリね♪ ウフフフッ♪」
団長「て、手取り足取りって………」ご、ゴクリ
カリオストロ「あ~、団長さん顔を赤くしてるぅ~♪ なに考えてたの? 嫌らしぃ~♪」
団長「そ、そんなことないよぉ~! ぐへへ~♪」
キャハハハ アハハハハ ウフフフフ
ルリア「………………」
ルリア「は? 何ですかこれ?」
ビィ「ど、どうしたんだルリア?」
ルリア「ちょっとこれどういうことですかグラン………!」
団長「えっ、な、何が?」
ルリア「何でカリオストロさんにデレデレしてるんですか―――ッッ!!??」
団長「えっ!?」
カリオストロ「あん? 何言ってんだお前?」
カリオストロ「団長がこの世界一かわいい天才錬金術師のオレ様にデレデレするのはいつものことだろう?」
ルリア「そんな! おかしいです! 私には萌えてくれないのに!」
ルリア「何で男のカリオストロさんには萌えてるんですか―――ッッ!!!」
カリオストロ「ああん!?」ギロッ
団長「ちょルリアおま!? なんて事を!?」
カリオストロ「おい小娘コラ………今なんつったオイ………!?」
ルリア「だってそうじゃないですか! カリオストロさんは男でしょう?」
カリオストロ「違う!! 今のオレ様は天才美少女錬金術師だ!!」
団長「そうだよルリア! 厳密に言えばカリちゃんはTS女子という感じで………」
ルリア「男は男じゃないですか! おっさんじゃないですか!!」
団長「おま」
カリオストロ「どうやら死にたいらしいな………いいだろう、望み通り塵にしてやる!!」ゴゴゴゴゴ!!
カリオストロ「アルス・マ――」
団長「わ――!! やめろぉぉぉぉぉ!!!」ガシッ
ビィ「落ち着けカリオストロ!!」
ルリア「こんなのあんまりです! 私は孫扱いなのに、男のカリオストロさんには普通に異性として接しているなんて………」
カリオストロ「だからオレ様は男じゃな――」
ビィ「まぁまぁ」
団長「いやその、だってカリちゃん可愛いし、声は丹下さんだし。TSだって言われても全然気にならないというか………」
ルリア「でも錬金術の開祖で長生きなんですよ! つまりはオッサンなんですよ!?」
カリオストロ「おい、いい加減にしないと冗談抜きで塵にすっぞ。ああ?」
団長「いや、それは違う。間違ってるぞルリア!」
ルリア「えっ?」
団長「確かにカリちゃんは多くの騎空士からカリおっさんと呼ばれ親しまられているが」
団長「最近の研究によると、カリちゃんが錬金術で女性の身体に乗り換えたのは子供のころだと発覚した」
団長「子供の時――ショタの時に身体を乗り変えた。つまり!」
団長「カリちゃんの正体はカリおっさんではなく、カリショタだったというわけだぁ!!」
ルリア「な、なんですってーッ!?」ガーン!
カリオストロ「いや、確かにそうだけど……それがなんだってんだよ!?」
団長「つまり男の身体でいた期間よりも、女の身体でいた期間の方が遥かに長いということだ」
団長「これはもう性別女と断言してよいのではないだろうか!?」
団長「更にカリちゃんは幼いショタの頃に男の身体を捨てた! つまり………精通を知らないということ!!」
カリオストロ「!?///」
ビィ「えっ、何言ってんのお前?(ドン引き)」
団長「男を知らないうちに女の子になったカリちゃんに対し。男のなんたるかを直接教えてあげたい」
団長「そう考えると………滅茶苦茶興奮しないかね?」
カリオストロ「な、なんだこいつは!? み、身の危険が………」ブルブルッ
ビィ「ドン引きされてるじゃねぇか!!」
団長「まぁ、ともかくそういうことで。俺カリちゃんに対して性的に見ることができるということだ」
団長「Q.E.D 納得してくれた?」
ルリア「ぐぬぬぬ!」
ルリア「やっぱり納得いきませ――ん!!」
ルリア「カリオストロさん男なのに―――ッッ!!!!」
カリオストロ「だから男じゃねーって言ってんだろぉぉぉぉ!!!!!」
―――――
―――
ルリア「うぅぅ………」
団長「あーその………ルリア………」
ビィ「いい加減立ち直れよ」
ルリア「フンだ………どうせ私は元男のカリオストロさんよりも性的に見られない女の子ですよーだ………グスン」
団長「わ、悪かったよルリア! 本当にごめん!」
ルリア「イオちゃんから聞きましたけど、男の子好きはホモって言うんですよね? グランなんてホモですよホモ!」
団長「だからカリちゃんはTS女子なわけで。それ好きの俺は別にホモというわけじゃ………」
ルリア「TS女子。女装男子。男の娘。メスショタ」
ルリア「結局全部ホモじゃないですか!」
団長「なんだァ? テメェ………!」
ビィ「お前もキレんなよ!!」
ビィ「まぁまぁ、二人共落ち着けよな。さっきも言ったけど人の好みはそれぞれなわけだし」
ルリア「それじゃビィさんはどう思うんですか!? 私とカリオストロさん、どっちが色ぽっいと思いますか!?」
ルリア「正直に答えてください!」
ビィ「カリオストロ」キッパリ
ルリア「ビィさんの馬鹿! トカゲ! 唐突に分裂する魔人ブウ!!」
ビィ「だからオイラは魔人ブウじゃねー!!」
ギャー ギャー ギャー
???『一体何の騒ぎだ?』
団長「あっ、この声は―――」
フェリ「一体どうしたんだみんな? 」
団長「おおっ、フェリちゃん!」
フェリ「も、もしかして喧嘩してるのか……?」
団長「いや、喧嘩って程じゃないけど………」
ルリア「いいところに来てくれましたフェリちゃん! 聞いてくださいよ!!」
ルリア「グランったらカクカクジカジカで」
フェリ「ま、孫って………それは言い過ぎだぞ団長」
団長「そ、そう?」
ルリア「そうですよ! フェリちゃんの言う通りです!」
フェリ「せめて親戚の姪っ子ぐらいにしとくべきだ」
ルリア「そうで――ん? あれ?」
ビィ「あんまり変わってないような………」
ルリア「ともかく私を子供扱いしないでください」
ルリア「グランが思ってるほど子供じゃないですし私。意外と大人なんですから!」
団長「おっ、そうだな(目逸らし)」
ルリア「もう~! そうやって気のない返事するぅ~!」
ルリア「だいたい、私よりもフェリちゃんの方が子供ぽいじゃないですか」
フェリ「えっ?」
団長「えっ?」
ビィ「えっ?」
ルリア「えっ………?」
団長「いや、あのルリア………それはないわ。うん。ないです」
ビィ「オイラもそう思う」
ルリア「ちょ、えええぇぇぇぇッッッ!!??」
フェリ「え、えっと……」オロオロオロ
ビィ「そりゃ確かにフェリもかなり子供ぽい性格してるけどさー」
ビィ「流石にルリアよりは大人ぽいと思うぞ」
団長「うん。俺普通にフェリちゃんは性的に見れるし」
ルリア「なん………だと!?」
ルリア「な、なんでですか!?」
団長「なんでと言われても、フェリちゃん身体つきがいやら――じゃなくてセクシーだし」
ビィ「今いやらしいって言いかけただろ」
フェリ「そ、そうなのか?///」
団長「普通に抱きしめてキスしてベッドに押し倒して夜のマルチバトル(意味深)したいと思いますし」
フェリ「え、えええぇぇッッ!!??///」
ルリア「どうしてですか!! おかしいです!!」
ルリア「フェリちゃんだって私と同じくらい子供ぽいじゃないですか!!」
ルリア「SSRのフェイトの時なんか選択肢でそれぽいのもありましたし!!」
フェリ「あー、そんなこともあったような………」
団長「でもほら、フェリちゃんの格好がエルーン特有の露出の高い衣装ですしお寿司」
団長「特に横乳がセクシー………エロい」
フェリ「そ、そう思われていたのか………///」ドキドキドキ
ルリア「私だって結構肌を見せてると思いますけど!?」
団長「えっ、そうだっけ? ………あっ、本当だ。ルリアって結構露出高い衣装着てるね」
ルリア「い、今まで意識されてなかった………!?」
団長「あっ、やべ」
ルリア「いつも傍で一緒にいたのに………まるで意識されてなかった………!?」
ルリア「うわぁぁぁ~~~ん!!!」
団長「ご、ごめん! 本当にごめんなさい!」
フェリ「る、ルリアは色ぽっいと思うぞ! 私なんかより凄くセクシーだ!」
ルリア「フェリちゃんの優しさが胸に染みますぅ~!」
フェリ「実際そうだろう? ルリアは可愛い女の子だ」
フェリ「私なんかよりもずっと………」
団長「そんなことない。フェリちゃんは滅茶苦茶可愛い女の子だよ」
フェリ「そ、そんなことは………」
団長「いや、マジだって。メインストーリーでなんで仲間にならねぇんだと怒りを覚えるぐらいにね」
ビィ「ヴィーラと同じパターンだったな」
フェリ「そ、そんなことない………」
団長「いや、フェリちゃんは可愛い」
フェリ「か、可愛くなんかない」
団長「かわいいって」
フェリ「そんなこと………///」
団長「かーわーいーいー」チョンチョン
フェリ「つ、つつくなぁ~~もう………///」
ルリア「なーにイチャイチャしてんですか………!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
団長「ひえっ!?」ビクッ
フェリ「い、イチャイチャなんてそんな………!///」
ルリア「ビィさんの馬鹿! トカゲ! 唐突にデスゲーム始めるヤベーやつ!!」
ビィ「何でオイラに当たんだよ!?」
――――――――
――――
ルリア「ううぅぅ~………みんな酷いです………」
ルリア「仲間だと信じてたのに………裏切られました………」
団長「そこまで大げさに言わんでも」
ビィ「元はと言えばお前がルリアを孫扱いしたの原因じゃないか」
団長「そ、そうだな………ともかく謝らないと!」
団長「ルリア、本当にごめん! 悪かった!」
団長「もうお前のことを孫扱いになんかしないから! この通り許してくれ!」
ルリア「グラン………」
団長「お詫びにほら、お小遣いあげるから! ただしお父さんお母さんには内緒じゃぞ?」
ルリア「言った傍から孫扱いしてるじゃないですか!!(憤怒)」
ギャー ワー ギャー
???「やれやれ、騒がしいな………」
ビィ「ん? この声は………」
スカーサハ「一体、どうしたというのだ? お前達」
ビィ「あっ、スカーサハ!」
スカーサハ「何やらルリアが一方的に怒り狂ってるようにも見えるが。何事なのだ?」
団長「いやまぁ、その………何といいますか」
ルリア「スカーサハちゃ~ん! 聞いて下さいよ~~! 実は………」カクカクジカジカ
スカーサハ「フム……どうにも真龍である吾には理解し難いな」
スカーサハ「要するにだ。ルリアは団長が自分を子供扱いするのが我慢ならんと言いたいわけか」
ルリア「だいたいあっています!」
スカーサハ「なるほど、そういうことか。フフッ、わかるぞ。その憤り」
スカーサハ「吾もこの姿のためか、よく幼子扱いされるのでな。その屈辱たる想いは痛いほど理解できる」
スカーサハ「団長よ、深く反省するがよい。ルリアに謝るのだな」
団長「は、はい………ごめんなさい」
ルリア「わぁ、流石はスカーサハちゃんですぅ~!」
スカーサハ「そもそもだな団長よ。人の事を言えた義理か?」
スカーサハ「そなたとて、いつも子供のように吾にじゃれてくるくせに」
団長「」ギクッ
ルリア「じゃれる? じゃれるって何ですか?」
スカーサハ「なに、大したことではない」
スカーサハ「団長はいつも子犬のように吾に抱き付いて来たりするのだ」
ルリア「は?」ギロッ
団長「いや、その………」
スカーサハ「あとよく太ももをなぞってきたり。吾の胸も揉んで来たりするな」
スカーサハ「あとよく一緒に風呂にも入ったりしてるな。その旅に団長に身体の隅々まで洗ってもらっておるのでな。フフフ♪」
ルリア「おい」
ルリア「おい」
ビィ「えぇ……お前本当に何してんの?」
団長「いやその、これも仲間同士の絆を深めるための行為というかなんというか」
ルリア「ノイシュさんに言いつけましょう!」
ビィ「いや、秩序の騎空団に連れてこうぜ」
団長「やめてください死んでしまいます!」
ルリア「というか待って下さい!」
ルリア「グランはスカーサハちゃんにセクハラしてるってことは………」
ルリア「つまりスカーサハちゃんの事を性的に見てるってことですか!?」
団長「えっ、まぁ、はい」
ルリア「どうしてですか!? スカーサハちゃん、どう見ても私よりも子供な外見してるじゃないですか!?」
スカーサハ「あくまでもこの姿は借りの器に過ぎぬがな」
団長「いやでもほら、上手く言えないけど何かえっちぃじゃんスカーサハちゃん?」
団長「だから普通にイケるというか………」
スカーサハ「えっちぃ? それはそういう意味なのだ?」
ビィ「す、スカーサハは知らなくていいと思う……」
ルリア「それじゃ私はエッチじゃないっていうことですか!?」
団長「いや、あの、えっと、その」
ルリア「ひ、否定してくれない………うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!」
団長「ごめん! 本当ごめん!」
ビィ「でもよー、確かに酷くねぇか? スカーサハはどう見てもルリアより幼い容姿なのにさー」
団長「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか!」
団長「俺だって本当はよくわかってないんだ。何でこんなにもルリアに対して性的に見れないのか」
団長「サラちゃんやクムユちゃんに対しても普通に見れるんだけど、どうしてもルリアにはなー………」
ルリア「………ちょっと待ってください!」
団長「え?」ビクッ
ルリア「今サラちゃんって言いました!? サラちゃんって!!」
ルリア「サラちゃんは9歳ですよ9歳!! 私は9歳よりも性的に見られないんですか!?」
団長「あっ、その、えっと」アセアセアセ
ルリア「そんな………私は9歳よりも性的に見られない………!」ガタガタガタ
団長「いやでもほら! サラちゃんは腰のくびれ凄いやん!? だから例外ということで………」
ビィ「フォローになってねぇぞ」
ルリア「私は………9歳以下………」
ルリア「9歳よりも………性的に見られない………」
ルリア「」バタリ
スカーサハ「おや、倒れたな」
団長「わ――! ルリア―――ッ!!」
――――――――
―――
ルリア「あ、あはははは………私は9歳以下………9歳以下の色気しか持ち合わせてないメインヒロイン………」
ルリア「あはっ、あはははははははっ………」
ビィ「うわぁ、何か目に光がなくなってるぞ………」
団長「あぁ~~! 全部俺のせいだ~~! 一体どうすれば………?」
???『おやおや~? ルリアくんはどうしたのですかー?』
団長「ん? あっ、君は………」
マキラ「何だかだいじょばない様子ですね」
団長「おおっ、マキラちゃん!」
団長「これはこれは、前のレジェフェスで仲間になってくれた、12神将が一人。酉年担当のマキラちゃんじゃないか!」
ビィ「なんつー説明臭い台詞だよ………」
団長「ちなみに90円ガチャであんたんしますた」
ビィ「自慢か!?」
マキラ「一体何があったのですか団長くん? ルリアくんはタダならない感じで落ち込んでるようですけど?」
団長「実はその………」カクカクジカジカ
マキラ「なるほど。事情を把握しました」
マキラ「団長くん。ダメじゃないですか。女の子に対しそんなにハッキリ言っては。め!」
団長「はい。すいません………本当に反省してます」
マキラ「お仕置きとしてポンポコしちゃいますよ?」
団長「ごめんなさい………あっ、でもマキラちゃんのポンポコは食らいたいかも?」
マキラ「むむっ、あまり反省の色が見られませんね。コッコドゥッドゥルドゥ~っも加えますよ?」
団長「あぁ^~~」
ビィ「なにイキかけてんだよ………」
マキラ「ルリアくん、どうか元気を出して下さい」
ルリア「マキラさん……」
マキラ「何か力になれることがあったら言ってください。私はルリアくんの味方ですよ」
ルリア「ふえぇ~ん、マキラさぁん………」
ルリア「ん? 待てよ………?」
マキラ「どうしました?」
ルリア「そうだ!! いくら何でも、ハーヴィン族の方達よりは大人ぽいですよね私!!」
マキラ「えっ?」
ルリア「いやだって! ハーヴィン族の方達は二投身の身長しか持ち合わせてないじゃないですか」
ルリア「ハッキリ言っちゃうと、特殊な趣味の持ち主でもなければ欲情なんかしませんよね!?」
ルリア「つまり私はマキラさんよりは色ぽっい! セクシーです!」
ルリア「そうでしょう!? そうですよね!?」
マキラ「なにやら物凄く失礼な事を言われてる気が………」
ビィ「許してやってくれ………ルリアは必死なんだ」
ルリア「そうですよねグラン! そうでしょう!?」
団長「えっ、あっ、はい」
ルリア「ですよねー! そうですよ! いくら何でも私がそこまで色気ないはずないですもん!」
ルリア「あはははははははっ」
団長「………」
ルリア「はははははははははっ」
団長「………」
ルリア「ははっ、はははっ、はは………」
団長「………」
ルリア「えっ、グラン………ま、まさか………」
団長「うん。ごめん………」
団長「俺は普通にマキラちゃんでもイケます………はい」
ルリア「」
ルリア「うわぁぁぁぁぁん!! なんでですか――ッ!!??」
団長「そりゃ、マキラちゃんクッソ可愛いし」
ルリア「そんなことは知ってます! でもマキラさんは二頭身のハーヴィン族ですよ!」
ルリア「いくら可愛いからって、性的に見れるなんてそんな………」
団長「いや普通にイケると思うけどなー………ハーヴィンだからとかそんなの関係なしに」
団長「ご存知の通り、マキラちゃん12神将の一人なためか、滅茶苦茶可愛いし」
団長「衣装とかもほら、よく見るとかなり露出の高めなエッチぃなものを着ていますし」
マキラ「これは一応、12神将としてお役目のために着ている代物ですが」
団長「それにさ。戦闘時で喋る声がどれもすっごい可愛いんだぜ?」
マキラ『ぽんぽこぽーん!』
マキラ『コッコドゥッドゥルドゥ~っ!』
マキラ『裏庭には二羽ニワトリがにわにわ~』
団長「門脇さんボイスでこんなこと喋りながら戦闘すんだぜ? もう耳がとろけそうや!」
団長「だからその、マキラちゃんは余裕でイケるというか……ってか普通にオカズにしているというか」
ビィ「何サラッととんでもないこと言ってんだよ!!」
マキラ「流石に恥ずかしいのですが………///」
ルリア「そ、そんな………!」
ルリア「私ではイケないのに! ハーヴィン族のマキラさんは普通に大丈夫だって言うんですか!?」
ルリア「おかしいじゃないですか! 理不尽じゃないですか!?」
ルリア「ハーヴィンの方でもイケるなら、私でイケてもいいはずじゃないですか!?」
団長「だ、だってその………ルリアは………」
団長「………やっぱり子供のようにしか見えなくて」
ルリア「うわぁぁぁ~~~ん!!!」ポロポロポロ
ルリア「ビィさんの鬼! 悪魔! ちひろさん! うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!」
ビィ「だから何でオイラに当たるんだ―――ッッ!!??」
―――――――
―――
ルリア「もういいですよだー………」
ルリア「どうせ私はお子様ですし。孫ですし」
ルリア「思えばたくさんの人から私は子供扱いされてましたよね………色々なフェイトエピソードで子供だなんだと言われてきましたし」
ルリア「ははっ、なんだ、グランの言う通りじゃないですか………」
ルリア「だったらこれからは孫らしくグランの事をお爺ちゃんって呼びますね………あはっ、あはははは………」
ビィ「おいおい、物凄いイジけてるぜ? ルリアの奴………」
団長「お爺ちゃんか………あっ、なんか来るものあるな」
ビィ「お前も何満更でなさそうなんだよ!?」
ルリア「もう、いいんですよー………どうせ私なんかモブ臭いデザインですしー」
ルリア「グラブルのメインヒロインはジータですしー」
ルリア「私なんて所詮はメインヒロイン(笑)ですから。アハハハハ――………」
ビィ「本格的にイジけだしやがったな………本当どうすんだよこれ?」
団長「………………」
団長「確かに俺はルリアの事を性的に見れない。これはもうどうしようもない事実だ」
ルリア「」ガーン!
ビィ「おい! 何とどめ刺しに行ってんだ!?」
団長「けれどルリアは――俺にとって一番大切な仲間だ!」
ルリア「!!」
ビィ「おっ、これは………」
ルリア「ほ、本当ですか!?」
団長「ああ。本当だとも」
団長「確かにルリアは他の子達と比べて少し………いや、かなり性的に見れないかもしれない!」
団長「おまけにひんぬーだし」
団長「くびれも見当たらないし」
団長「おまけに仕草や挙動が全て子供のそれ!」
団長「正に色気ゼロ! エロのエの字の欠片もない!」
団長「だけどルリアは………俺にとってルリアは………」
団長「かけがえのない、大事な大事な大事な、仲間だッ!!」ドン!
ルリア「召喚………ルシフェル」
ルシフェル『パラダイス・ロスト!』チュドドドドン!!
団長「ギャアアアアアアアアア!!?? 何でだぁぁぁぁl!!??」ドカドカドカーン
ビィ「当たり前だろうがッッ!!」
団長「」ピクピクピク
ルリア「うわぁぁぁ~~~ん! ビィさんの馬鹿~! トカゲェ~! 焼き鳥にレモンかける異常者~!」ポロポロポロポロ
ビィ「だからオイラに八つ当たりするなっての!」
ビィ「でも流石に可哀想になって来たな………」
ビィ「おい! いい加減にルリアの事を性的に見てやれよ」
団長「そんなこと言われてもなぁ」
団長「今更取り繕っても手遅れだし………何より仲間に対して嘘をつきたくもないし」
ビィ「だったらその大切な仲間に性的に見れない云々言ってんじゃねぇよ!」
団長「本当、その通りです………」
ビィ「ったくよぉ。本当どうしたらいいんだか………」
ビィ「ん? 待てよ………そうだ!!」
ビィ「おい、ルリア! ちょっとこっち来い!」
ルリア「えっ? 何ですかビィさん?」
ビィ「いいから! ほら、行くぞ!」
ルリア「えっちょ、ビィさん!?」
タッタタタタタタッ!!!
団長「何をする気だビィのやつ………?」
☆数分後☆
ビィ「へへっ、待たせたな相棒! さぁ、このルリアを見ろ―――ッ!!」
団長「こ、これは………!?」
ルリア(OH MY リュミエール)「あの、ビィさん? 何ですか急にこんな格好にさせて………?」
団長「リュミエールイベのルリア………だとぉ!?」
ビィ「その通り。6月に開催されたシナリオイベント、『お子様ランチdeOHMYリュミエール』の時のルリアだぜ!」
ビィ「あのイベントでオイラ達三人はコックな衣装に着替えて料理したんだよなー♪」
ルリア「理由も言わずに着替えろと言いましたけど。これに一体何の意味があるんです?」
ルリア「こんな格好をしたところで私なんて………」
団長「あばばばばばば」
ルリア「えっ、グラン………?」
団長「か、可愛い………あ、アカン!」(目逸らし)
ルリア「!!」
ルリア「グランが照れている!? もしかして私を意識してくれてるのですか!?」
ルリア「でも一体どうして………?」
ビィ「へへーん! オイラの予想通りだぜ」
ビィ「ルリアはいつも白いワンピースの格好ばっかだからな。」
ビィ「だからこうして髪型をも大胆に変えたリュミエール時のルリアなら、相棒もトキメくんじゃないかと予想したわけだぜ」
ルリア「凄い………流石はビィさんです! 天才! バハムート!」
ビィ「お、オイラはバハムートじゃね―………(震え声)」
団長「あうぅ………ま、まるで別のキャラみたいだぁ………か、かわいい……///」
ルリア「おおっ…! 散々孫だなんだのと言ってたグランが私を意識してくれてる……///」
ビィ「よっし! ルリアとどめだ! リュミエールイベで歌ったあの歌を歌え!」
ルリア「歌? ああ、あの作詞ルリアとビィさん、作曲ルリアのアレですね!」
ルリア「よ~し………オホン」
ルリア「料理はぁ~愛情~♪」
ルリア「美味しく~料理してやるぜ~♪」
ルリア「いっぱい~美味しくしってやるぜぇ~♪」
団長「ぐはぁ!!」ドベシャ
団長「」ガクッ
ビィ「やった! 死んだぞ!」
ルリア「勝ちました―――っ!♪ イェイ♪」
―――――――
――――
ルリア「ふんふーん♪」
フェリ「どうしたんだルリア? 随分とご機嫌のようだが」
ルリア「あっ、フェリちゃん」
ルリア「いえ。実はですね。あの後カクカクジジカでグランを悶死させることに成功したんですよ♪」
ルリア「だから私も、オシャレとかに気を遣えば全然大人に見られるのかなぁ~って思って♪」
フェリ「まぁ、女の子はオシャレに気遣うのは大事だよな」
フェリ「私もつい最近までは両親が選んでくれた服しか着てなかったからな………我ながらかなり無頓着な奴だと思ったよ」
ルリア「私もそうでした。持ってる服もこの白のワンピースしかありませんし」
フェリ「そ、それは女の子としていくらなんでも酷すぎるような………」
ルリア「だからこれからは、もっとオシャレに気を配ろうかなーって思いました♪」
カリオストロ「やれやれ、今更気づくとはなぁ」
ルリア「あっ、カリオストロさん」
カリオストロ「世界一可愛い美少女のオレ様だって常に気にかけてるんだ。服装や髪型を気にするのは女として最低限しなきゃいけないこと」
カリオストロ「どんなに美しいダイヤの原石も、磨かなければ薄汚い石ころのままだ」
カリオストロ「これからはもう少し、そういう事にも興味を示すんだな」
ルリア「カリオストロさん………ふふっ、そうですね。ありがとうございます」
団長「あれ、みんなして何の話してるの?」
フェリ「あっ、団長」
ルリア「グラン! ふふっ、来ましたねー♪」
団長「えっ、なに?」
ルリア「ふっふっふっ、覚悟してください。実はまた衣装を用意してるんですよー♪」
団長「ひっ! じゃあまさかまたリュミエールイベの!?」
ルリア「ふふーん、それよりも過激なやつですよ。さぁ、ご覧ください!」シュバッ
団長「そ、その姿は………!」
ルリア(スク水)「じゃーん! スク水?ってやつですよー♪」
団長「!?」
ルリア「どうですかグラン? ドキドキします?」
団長「………」シラーッ
ルリア「あ、あれ? 反応が薄い?」
団長「すまん………ルリア。俺あんまりスク水好きじゃなくてな」
団長「どっちかというと競泳水着派なものでして」
ルリア「なん………だと!?」
団長「それにしても、スク水着てるルリアは一層幼く見えるな………なんか、夏休みに市民プールに遊びに来てる小学生のよう………」
団長「あぁ~………何か心が老けていく………お爺ちゃんになっちゃう………」
ルリア「えっ、ちょ」
団長「やっぱりルリアは孫だなぁ~」
ルリア「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!」
おしまい
ルリア好きの方々ごめんなさい。こんなボロクソなSS書いておいてなんですが。ルリアは普通に大好きです。
特にリュミエールイベのルリアは姿だけなく、仕草や会話含めて全部が可愛かった………
正直、シャルロッテ団長よりもルリアに注目したシナイベでした。
前作です。よろしければどうぞ
グラン「ヴィーラを仲間にしたかったぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493297201/
グラン「レジェフェスじゃ―――ッッッ!!!!!!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493986217/
グラン「蘭子ちゃんを仲間にするぞ―――ッッ!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498385798/
近況報告ですが。
夏のレジェフェスで水着イシュミール、浴衣ジークマン、水着コルワ。
そしてマキラちゃん解放武器を手に入れることができました………二本も
なので酉弓二本をどうしたらいいか目下悩んでるこの頃です。
駄文失礼しましたぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
うん仕方ない
次は水着コルワさんのお話書くって?(空目)
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1504176739/
Entry ⇒ 2017.09.07 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
グラン「…クンカー?」
ビィ「どうしたんだ?」
グラン「んー、最近服が減ってるような気がするんだよなぁ」
ビィ「そうかぁ? オイラは変わんねぇようにしか見えないけども」
グラン「ビィがそういうんなら…」
ビィ「っといけねぇ、もうすぐ依頼の時間だぜ! グラン行くぞ!」ピュー
グラン「うん!」バタン
クラリス「グランってばベッドの上に上着脱ぎ捨てっぱなしだぞー」
クラリス「これはクラリスちゃんが回収しちゃいますねーっと」
クラリス「……自分の部屋まで我慢出来ないし」
クラリス「……クンクン」
クラリス「…んーたまんなーい// これだよこれ」クンクン
クラリス「はぁ……幸せぇ///」
クラリス「これがあればウチ、1週間は戦えるよぉ///」クンクン
クラリス「グランの匂い好きぃ/// ちょー好き////」クンカクンカ
クラリス「おっと…あんま余韻に浸ってるとグラン帰ってきちゃうもんね」
クラリス「ではでは、またねー」バタン
グラン「やっぱり減ってる…」
ビィ「んだよ、まだ言ってんのか?」
グラン「やっぱり減ってるよ」
ビィ「いいじゃねぇか、服の一つや二つくらい」
グラン「でも、ベッドの上あったやつがないんだ」
ビィ「そもそもベッドの上になんか置いていくから、誰かが勘違いして洗濯してくれてるかもしれねぇだろ?」
グラン「そうなのかな…?」
ビィ「それに今日もたっくさん依頼があるんだから、探してる暇はねぇぞ」
グラン「そう…だよね」
ビィ「ほら行くぞ」ピュー
グラン「……うん」
アンスリア「こんにちわ…」ガチャ
アンスリア「まぁ…グランは依頼でいないのは分かってはいるけど」
アンスリア「さてと…早速グランの服をっと…」ガサゴソ
アンスリア「あぁ…探してるだけでも鼻の中から頭に直接響くくらい濃いグラン臭がするわ///」
アンスリア「私…これだけでも燃えちゃいそう…///」
アンスリア「んっ/// ちょっと高ぶってキちゃったかも///」
アンスリア「……ん、なんか焦げくさいような…」キョロキョロ
アンスリア「シーツが焦げてる! ど、どうしましょう…」
アンスリア「取り敢えず私のシーツと交換すれば大丈夫かしら…?」
アンスリア「よ…よいしょっと」
アンスリア「あぁん…/// このシーツもグランの匂いがすごい///」
アンスリア「部屋に戻ったら……えへへ////」
次の日
グラン「シーツがめっちゃいい匂いした」
ビィ「いい匂いってことは別に悪いことじゃないんじゃないんだろ?」
グラン「まぁ…そうなんだけど、さ」
グラン(ムラムラして夢精したパンツをベッドの下に隠したなんて言えない)
ビィ「お、今日はいつになくやる気じゃねーか」
グラン「いつになく、は余計だろ」
ビィ「へへっ、最近服が無くなったとかでわりと元気が無かったからよ」
ビィ「オイラ、これでも心配してたんだぜ」
グラン「ありがと、ビィ」
ビィ「へへっ、じゃあここから依頼主のとこまで競争だぜ」ピュー
グラン「えぇ!? いきなりはズルいよ」タッタッタッ
ナルメア「グランちゃーん、いるー?」ガチャ
ナルメア「どこ行っちゃたんだろ…?」
ナルメア「ん…?」
ナルメア(ベッドの下にグランちゃんの濃い匂いが!)
ナルメア「んもう!グランちゃんったらこんな所に隠れて…」グイッ
ナルメア「あれ?…これ下ぎ…はうっ////」
ナルメア(な、なにこれ…////)クンクン
ナルメア(この下着から出てる匂い…////)キュンキュン
ナルメア「だ…だめっ/// こんなの嗅いだら戻れなくなっちゃう…////」クンカクンカ
ナルメア(な、なんでっ/// 身体が勝手に…/////)クンカクンカ
ナルメア(ダメなのに…//// こんなことダメなのに…/////)ビクンビクン
ナルメア(こんなの…出来ちゃう…//// グランちゃんの子供作る準備出来ちゃう/////)スーハースーハー
ナルメア(ごめんね…グランちゃん//// 私、ダメなお姉ちゃんで…/////)クチュクチュ
ナルメア(グランちゃんがいない間にグランちゃんのベッドで…////)ビクビク
ナルメア(はぁん…//// はやくっ/// はやく帰っきてグランちゃん/////)グチュグチュ
グラン「ただいまーって…」ガチャ
ナルメア「はぁ…/// 遅いよぉグランちゃん////」クチュクチュ
グラン「」
ナルメア「もう我慢出来ないのぉ//// 欲しいっ//// グランちゃんのが欲しいよぉ//////」
グラン「」ブチッ
ナルメア「あぁん//// 嬉しいっ嬉しい///// グランちゃん////」
終わり
グラブルss、流行れ…流行れ…
今三つくらい途中のあるんでそっち書いてからになりますが
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1504212952/
Entry ⇒ 2017.09.05 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
【グラブル】グラン「好みの女性?」 シルヴァ「焦るな……婚期は必ず来る……!」
ラカム「なぁーグラン!で?実際の所どうなんだ?ん?」
グラン「どうって言われても……」
オイゲン「団もこれだけ大きくなったんだ。1人や2人いるんだろ?おじさんに話してみろ!」
グラン「2人とも飲み過ぎだって!」
シルヴァ(やけに騒がしいな)
シルヴァ「!!」
グラン「別にそう言うのは」
オイゲン「あー、隠すな隠すな。お前さんくらいの歳って言やぁよ、手が触れるくらいで意識しちまうもんだ」
ラカム「そーそー、さあ正直に言ってみな」
シルヴァ(実に興味深い話だ。少し立ち聞きさせてもらおう……)
オイゲン「あー、ありゃ将来美人になるぞ!間違いない、俺が保証する!ガキの頃のアポロにちっとばかし似てるからな!」
シルヴァ(やはり若さが必要なのか……)
グラン「ルリアは子供として見ちゃうって言うか、どちらかと言うと可愛い妹って感じ……かな」
ラカム「おっ?嫌がってた割には真面目に答えるじゃねーか」
グラン「じゃあどう答えれば……はぁ」
グラン「いや、イオも子供だから」
ラカム「じゃあクラリスなんて良いんじゃないか?年齢的にも近いし」
グラン「確か前に美少女錬金術師でみんなのアイドルだから恋愛禁止って言ってましたよ?」
ラカム「じゃあいっそのこと種族の壁を超えてみるってのはどうだ!」
オイゲン「若い頃は一にも二にも胸だからなぁ。あの胸は魅力的だろ?まぁ俺くらいの歳になりゃ尻だけどよ!アポロもいいケツに」
グラン「ドラフはちょっとその……」
ラカム「なんだ?苦手なのか?」
グラン「目のやり場に困るから……」
ラカム「シャイボーイか」
オイゲン「じゃあエルーンは?」
グラン「それも……なんとなく性欲が強そうだから……」
オイゲン「グラン……もしかしてお前さん、イン」
グラン「違うから!」
グラン「そうだね……って言うか、まだこの話しするの?そういう2人はどうなんだよ!」
ラカム「俺か?俺の恋人はこのグランサイファーに決まってるだろ。浮気なんてしたらヘソ曲げちまうよ」
オイゲン「俺が今愛してるのは娘のアポロだけだ。女房によく似て来やがって」
グラン「なんかズルくない?それ……」
シルヴァ(お前達の話などどうでもいい!)
グラン「カタリナさん?」
オイゲン「なるほどなぁ。若い頃は歳上の女性に惚れたりもするもんだ」
シルヴァ(…………)
グラン「そうだな……やっぱり僕も歳上の方が好きですね」
シルヴァ(!!!!)
シルヴァ(あ、ああ、あ、あわ、あわてるな、焦るな、こ、ここ、まだ婚期と決まっ、あああせるな!)
シルヴァ(くっ……余計なことを!)
オイゲン「そうだなぁ。騎士で気も強くてしっかり者……まるでアポロみたいで俺も気に入ってるしな!」
シルヴァ(歳上なんていくらでもいるんだ、変に進めるんじゃ無い!)
グラン「確かにカタリナさんは強くて素敵で……カッコイイ人ですね」
シルヴァ(……焦るな、婚期はまた来る)
ラカム「保護者ねぇ」
グラン「僕からしてもカタリナさんは恋愛対象と言うより……ルリアが妹ならカタリナさんはお姉さんって感じかな」
オイゲン「確かに……3人でいるのをよく見かけるが、ありゃ恋人って言うより妹と姉って感じだな」
シルヴァ(……ほっ)
ラカム「じゃあ結局どんなのが好みなんだ?」
ラカム「まさかお前……女に気がないって事は……」
オイゲン「そっち系……なのか?」
ラカム「そういやファスティバと妙に仲が良かったよな……」
シルヴァ(……)
グラン「ちがっ……女性が好きだから!」
ラカム「だからその?」
グラン「あくまで勝手な憧れであって、好きと言うか、気になってるって感じの人なら」
オイゲン「思春期特有の言い訳は良いからさっさと言っちまえよ」
グラン「誰にも言わな」
ラカム「言わねーよ。俺を信じろ」
グラン「じゃあその…………シルヴァさん……かな」
シルヴァ(…………ん?)
ラカム「シルヴァだぁ!?」
グラン「声が大きいよ!!」
カタリナ「シルヴァ殿がどうかしたのか?」
オイゲン「いやいや、なんでもない。こっちの話だ気にしないでくれ」
カタリナ「?」
シルヴァ(ふざけるな!私は27、そっちは29だ!全然違うではないか!)
オイゲン「干支は一緒でも一周違うじゃねーか」
シルヴァ(三週近く離れた爺さんが余計なことを言うな!)
グラン「やっぱりおかしいかな……?」
ラカム「おかしいって言うか……なぁ」
シルヴァ(グラン……)
グラン「でも好きなんだ。シルヴァさんの事が」
ラカム「おっ、好きって言いやがったな!んじゃ俺たちも応援すっから頑張れよ!」
シルヴァ「フンフン♪」
カタリナ「おや?今日の朝食はシルヴァ殿が?」
シルヴァ「ああ、腕によりをかけてご馳走を作るつもりだ。花嫁修行と言ったところだな」
カタリナ「では私も何か手伝いを」
クムユ「カ、カカ、カタリナさんは台所に入って来んじゃねえです!」
ククル「シルヴァ姉を人殺しにするつもりですか!」
カタリナ「何を言っているんだ?私はただ料理の手伝いを」
クムユ「クムユ達は姉妹だから特別なんでい!べらんめー!」
カタリナ「しかし私ももう24、料理の腕も上げておかねば。花嫁修行みたいなものだ」
シルヴァ「今……何か言ったか?」
カタリナ「いや、だからもう24だから花嫁修行を」
シルヴァ「私は27だ!!」
カタリナ「ええ!?それは知っているが……急にどうされたと言うのだ……?」
ククル「もうこれ以上シルヴァ姉を傷付けないで!」
カタリナ「え?えっ??」
シルヴァ「だが私は20代後半!3つに分けても20代後半だ!!それを同じような目線で語るとは……」
カタリナ「お、落ち着いてくれ。悪気があった訳では無いんだ。私の考えが至らなかった、傷付けたなら謝罪もする!」
シルヴァ「フゥー……フゥー……いや、私も大人気なかった。声を荒げてすまなかったな」
カタリナ「こちらこそ、若気の至りで申し訳なかった」
シルヴァ「わ……わ、か、げ、の、い、た、り……?」
クムユ「ひぃー!避難するですー!」
ククル「避難避難!シルヴァ姉、殺しはダメだからねー!」
カタリナ「歳の3つや4つ、それ程大した差では無いと私は思うのだが。シルヴァ殿は十分美しいと私は」
シルヴァ「それ以上私の神経を逆撫でしてくれるな」
カタリナ「しかし!私とて3年後は27だ!」
シルヴァ「こっちはその頃30……三十路なのだぞ!」
カタリナ「しかし……」
シルヴァ「分かっている。カタリナ、キミは真面目で素直な人間。悪意無いのだろう」
カタリナ「当然だ。悪意など微塵も……」
シルヴァ「だが悪意がない故に人を傷つけている事にも気付けない事もある。さあ消えてけれ」
カタリナ「待ってくれ。私はまだ納得ーー」
シルヴァ「消えろと言っているんだ!」
カタリナ「ヴィーラ?」
ヴィーラ「お姉様に対するそれ以上の侮辱はこの私が許すわけにはいきませんわ」
シルヴァ「侮辱されているのは私なのだがな。小娘には引っ込んで貰いたいな」
ヴィーラ「あら、私に対して小娘だなんて。これでももう22歳なのですけれど……」
ヴィーラ「22歳の私を小娘扱いとは……シルヴァさんは私の予想を上回る年齢……おばさんなのでしょうか♪」
シルヴァ「良い度胸だな」
ヴィーラ「まぁ♪私の身を案じてくださっているのですね!さすがお姉様、お優しい♪でもご心配なく♪あのおばさんを躾けて差し上げます」
シルヴァ「止まれ!!」
ヴィーラ「お断りいたします♪」
シルヴァ「今このキッチンに入って良いのは死ぬ気で婚活をする者だけだ。20代前半の小娘が足を踏み入れて良い場所ではない」
カタリナ「そうだヴィーラ!20代半ばの私でもこれほど拒絶されたのだ!若い20代前半のキミでは20代後半のシルヴァ殿に何をされるか!」
シルヴァ「……」
ヴィーラ「お姉様……わざとやっていらっしゃいます?」
カタリナ「何がだ!良いから下がるんだ!」
シルヴァ「ヴィーラ、私はキミの事を嫌っているわけじゃない。むしろ団内においてキミへの信頼度は高い方だ」
ヴィーラ「そうなのですか?まぁお姉様以外からの評価などどうでも良いんですけど」
シルヴァ「そう。私が信頼度しているのはキミのそう言う所だ」
カタリナ「いったい何の話をしているんだシルヴァ殿は?」
シルヴァ「キミのようなクソレズは私のライバルとなり得ない。だから私もキミには気を許している」
ヴィーラ「クソレズだなんて妙な言いがかりはやめていただけませんか?私が狙っているのはお姉様の心と身体だけです」
カタリナ「ヴィーラ?」
ヴィーラ「何が言いたいのかしら?」
シルヴァ「カタリナもやがて男と結婚するだろう。その時キミはどうする?」
ヴィーラ「あ、あり得ませんわ。あの気高きお姉様が何処の馬の骨とも分からない雄と結ばれるなんて……ねぇ、お姉様!」
カタリナ「え?あ、いや、今はともかく……私もまぁいずれは相手が現れればそう言う事も考えるだろうが……」
ヴィーラ「では私は相手が現れないよう見張って消せば良いんですね♪了解いたしました」
カタリナ「ヴィーラ?」
ヴィーラ「何なんですかアナタはさっきから……私とお姉様の仲を引き裂こうというのなら捻り潰しますよ?」
シルヴァ「カタリナは軍人だ。そんな彼女を守れるような強靭な男が現れた時、キミはその男を消せるのか?」
カタリナ「私は別に強さを求めたりはしないが。むしろ守ってやるくらいの」
ヴィーラ「その時はその男の剣で刺されて男を傷害の罪で牢獄にぶち込んでやるまでです」
カタリナ「物騒な事を言うな」
シルヴァ「それはどうかな?いくつか私には心当たりがある。その最たる者は……団長だ」
ヴィーラ「団長?まだ子供じゃありませんか」
シルヴァ「だがやがて大人になる。私は確信しているよ。彼が将来とんでもない大物になると」
シルヴァ「そして世界にはオネショタと言う素晴らしい文化もある」
ヴィーラ「確かに色々と素質はありそうですね…………なら今のうちに消してしまえば……」
シルヴァ「団員が団長を消してどうする。それより最善の策があるでは無いか」
ヴィーラ「なんでしょう?」
シルヴァ「今のうちに団長を誰かとくっつけてしまうのだ」
シルヴァ「団長は年上の女性が好みらしいぞ?もしカタリナに言い寄ったらどうなるか」
ヴィーラ「お姉様に?幾ら何でもこの歳の差ではありえませんわ。ねぇお姉様」
カタリナ「えっ?あ、ああ、いや、グランか……そう言う目で見た事は無かったが…………まぁ可愛げはあるし、おねショタ?だったか?うーん……確かになかなか悪くは無いが……いやいや、しかし」
ヴィーラ「お姉様!?なんだかまんざらでも無いように見えますが……」
シルヴァ「ちぃっ……!」
シルヴァ「待て!私が手を打とう」
ヴィーラ「あなたが団長殺しの汚名を?」
シルヴァ「殺すのではない。私が、だ……団長と、夫婦になろう!」
ヴィーラ「そんな……シルヴァさんが自らの身を犠牲にしてまで私とお姉様の仲を……?」
シルヴァ「幸い団長は年上の女性が好みで、私も相手の年齢にはこだわらないタイプなのでな。もう10歳から50歳くらいなら」
ヴィーラ「分かりました。このヴィーラ、心よりあなたを応援させていただきますわ」
カタリナ「ヴィーラ!なぜキミはいつも下着姿でツイスターゲームを強要するんだ!」
ヴィーラ「嫌ですわお姉様ったら♪まだ裸でするには早いかと……♪」
ヴィーラ「あっ、そうですわ。シルヴァさん、団長と上手く行った暁にはーー」
シルヴァ「な、なんだ?」
ヴィーラ「タイミングを見て一度孕むまでで構わないので団長の精液をいただいてもよろしいでしょうか♪」
ヴィーラ「万が一の話なんですけど……万が一、いえ億が一お姉様が結婚なされた場合です」
シルヴァ「話が見えてこないのだが」
ヴィーラ「お姉様が結婚し、もし子を孕んだ場合、私も同じタイミングで子を孕みたいんです♪」
ヴィーラ「そうすれば子育ての事でお姉様から相談されたり、同じ学校へ通わせ幼馴染として家族ぐるみのお付き合いを……」
ヴィーラ「やがて子供同士が結婚し、私たちは晴れて本物の親族となるのです♪後は不慮の事故でお姉様の旦那が亡くなるので、私とお姉様の2人で仲睦まじく……」
ヴィーラ「と言う感じで、私は夫などいりませんので、子を孕むための作業だけを団長とさせていただければ♪ご安心ください、愛だの恋だのは生まれませんから」
シルヴァ(本物のサイコパスだな)
カタリナ(不慮の事故で無くなるのは決定事項なのか)
イオ「わぁー!今日は朝からすごいご馳走じゃない!誰かの誕生日なの?」
グラン「本当だ。まるでパーティーでもあるみたいだ」
ローアイン「いやー、なんか知んねーっすけど、シルさんが朝からヤル気ありまくりでー。俺たちは立ち入り禁止みたいな?」
グラン「え?今日はシルヴァさんが朝食を?」
シルヴァ「ああ、皆の口に合うかは分からないが食べてくれ」
ラカム「これが美味けりゃコックは交代だな」
ローアイン「いや冗談抜きでマジ死活問題的な?グラサイの厨房仕切ってる俺はかなり辛口コメントなんで。恨みっこなしっすよ」
カタリナ「ではいただこう」
もぐもぐ……
もぐもぐ……
もぐ……
シルヴァ「ど、どうだろうか……?」
ローアイン「あー…………見た目はマジ超美味そうで100点っすね」
イオ「うーん……見た目は美味しそうだけど味はイマイチね。あんまり美味しくないわ」
シルヴァ「!!」
ローアイン「ちょいちょいちょいちょい!イオちゃんソレはヤバいっしょ!」
イオ「なんでよ?あんたは美味しいと思ったの?」
ローアイン「そう言う問題じゃなくて、ここは取り敢えず適当に誤魔化すか美味いって答えるのが一人前のレディー的な?」
イオ「そ、そうなの?」
ローアイン「ちょちょちょちょ……!マジッすか!?」
カタリナ「え?あ、ああ……ローアイン、なんなのだお前は。いまそう言えと」
ローアイン「それはイオちゃんに言っただけっすよ!」
カタリナ「なに?」
ローアイン「俺はグラサイのコックっすけど、実際キャタリナさんの為に作ってるつもりなんっス」
ローアイン「そのキャタリナさんにあんな事言われちゃ黙ってられないっすよ!」
カタリナ「落ち着けローアイン!別に本心で言ってるわけじゃない!ただ気を使って」
ロゼッタ「2人とも?それくらいにしておかないとシルヴァちゃんが泣いちゃうわよ?」
シルヴァ「…………」プルプル
ラカム「だな。食えない事はねーんだ。勿体無いし食っちまおうぜ」
イオ「ごめんなさいシルヴァさん!一人前のレディーとして美味しそうに振る舞うわね!」
シルヴァ「皆…………すまない、これはどういう顔すれば良いのか……」
カタリナ「グラン、なにもそんなに勢い良く食べなくても……ビィくんまで!お腹を壊したら大変だ。やめるんだ!」
カタリナ「ビィくん!?なにを言っているんだい!?か、かわいい!!」
グラン「んんん!もぐもぐもぐ!んん!」
イオ「グランまでどうしちゃったのよ!」
ビィ「ぷはーっ、いやー、ワリーワリー!こんな味の料理はあんまり久々でよ!」
カタリナ「まさかビィくんはこういう妙な味が好みなのか?」
シルヴァ「妙な味……」
ビィ「え?おいらはローアインが作る美味い料理とりんごの方が好きだぞ?」
グラン「うん。この味は懐かしい」
カタリナ「懐かしい?」
ビィ「おいら達が村で世話になってたおっさんがいんだけどよ、そのおっさんの作る料理がこんな味だったんだ」
カタリナ「つまりグランとビィくんはシルヴァ殿の料理を食べて、その懐かしい味を思い出したと」
シルヴァ「それはつまり、私の料理がお袋ーー」
ビィ「懐かしのおっさんの味だな!」
シルヴァ「……」
カタリナ「そ、そうだな!」
ラカム「一件落着!さあメシの続きだ!」
イオ「……ねえ、結局グラン達はローアインの料理とシルヴァさんの料理どっちが好きなの?」
カタリナ「!!」
ローアイン「いやいや、まずいっしょ。せっかくうやむやに出来そうな感じでまくりだったのに」
ビィ「どっちが美味いって……そんなのローアインに決まってんだろ?」
ローアイン「いや、マジ嬉しいっすけど、そこは気を使って貰いたかったっつーか……」
グラン「でも個人的に好きなのはシルヴァさんかな」
シルヴァ「!!」ガタッ
ラカム「おいおいおいおい、朝っぱらから随分積極的だな」
グラン「積極的?」
オイゲン「秘密とか言ってた割にこんな公衆の面前で愛の告白たぁ……さすが団長だな」
イオ「そうなの?グランったら今のはそういう意味なの!?」
グラン「愛の……?ち、ちがっ、今のは料理の話で!」
カタリナ「大変だ!ラムレッダ殿が失神した!」
ビィ「おっさんの味だけどな」
ローアイン「そう!団長はお袋の味をよく知らない……つまり多分辛い過去があったと思うんっすよ」
ローアイン「なんで、コレはアレっすよね。シルさんに対してバブみを感じでおぎゃりたい的な?」
カタリナ「ばぶみ?おぎゃり??」
ローアイン「で、年上に甘えたい的な感情が爆発しちゃって、めちゃくちゃ甘えたりするみたいっすよ」
ローアイン「あ、俺はキャタリナさんを守るナイトになりたいんっすけど」
イオ「でも年上に甘えちゃうのは普通なんじゃないの?」
バサラガ(違う……バブみを感じでおぎゃるとは年下の女子に対して抱く感情なのだ。俺の様な)
イオ「つまり団長が赤ちゃんに?」
ローアイン「母乳とか飲んじゃう的な?」
カタリナ「グ、グラン!君にはそんな特殊な性癖があったのか!?」
シルヴァ「母乳……母乳……」
グラン「勝手に話を進めないでください!確かに僕はシルヴァさんが好きですけどそんな変な趣味は…………」
ビィ「なんだ?シルヴァを好きなのは秘密じゃなかったのか?」
グラン「……ちょっと部屋で寝てます」
ラカム「おいグラン!」
ロゼッタ「あら大変。シルヴァちゃんが立ったまま良い顔して昇天しかけてるわ」
カタリナ「グランはまだ部屋から出てきてないのか?」
ラカム「そっとしておいてやれ。飯は食ってるみたいだし、あの年頃は色々と面倒なんだよ」
ローアイン「思春期ってやつっすねー。ってか思春期が懐かしいとか年取った感マジぱねぇっす」
カタリナ「では我々も今日は休むとしよう」
ヴィーラ「では手筈通りに」
シルヴァ「しかし……こんなネグリジェで……」
ヴィーラ「あら、よくお似合いですよ?色々と透けていて……思春期の男子には効果覿面だと♪」
シルヴァ「うー……む……」
ヴィーラ「ではあのトカゲは私がなんとかしますから頑張ってください♪」
ビィ「ん?はーい、誰だー」
ヴィーラ「失礼します」
ビィ「なんだヴィーラか。どうしたんだ?」
ヴィーラ「団長の様子はいかがかと思いまして」
ビィ「ああ、グランなら見ての通りベッドに潜ったままだぞ。今は誰とも会いたくないんだってよ」
ヴィーラ「そうでしたか……パーティーのお誘いに来たのですが……」
ヴィーラ「ええ、いま巷では女子会と言うのが流行っているらしくて」
ビィ「女子会?グランは男だぞ?」
ヴィーラ「まぁ楽しければ何でもいいじゃありませんか」
ビィ「でもよぉ……わりぃけど今はこんな状態だからパーティーなんて無理だな」
ヴィーラ「そうですか……せっかく色々な種類のりんごを集めたりんごパーティーを開くのですが……」
ビィ「り、りんごパーティー!?」
ヴィーラ「それを焼いて焼きリンゴにしたり、りんごパイを作ったり、もちろん生のりんごに搾りたてりんごジュース……」
ビィ「な、なな、な……」
ヴィーラ「そう言えばビィさんはりんごが好物ですよね?」
ビィ「お、おう!オイラ、りんごに関してはかなりのアレだぞ!」
ヴィーラ「でしたらビィさんだけでもいかがですか?パーティーに参加してみては」
ビィ「いや、オイラは……」
ビィ「グラン?」
グラン「僕は1人で大丈夫だから」
ビィ「でもよぉ……」
ヴィーラ「良いじゃないですか。年頃の男の子には1人になりたい時もあるんですよきっと」
ビィ「そうなのか……?」
ヴィーラ「はい♪」
ビィ「うーん……」
ヴィーラ「わかりました。そんなに心配ならコレを置いていきましょう」
ビィ「なんだそれ?」
ヴィーラ「通信機です。これがあれば船内のどこにいても連絡ができますから」
グラン「ああ、わかったよ」
ビィ「んじゃ行こうぜヴィーラ!」
ヴィーラ「はい♪」
バタンッ
ヴィーラ「…………」チラッ
シルヴァ「…………」コクリ
グラン「…………」
コンコン
グラン「……そうか、ビィはいないんだっけ」
グラン「…………でも今は」
シルヴァ「グラン、大丈夫か?入るぞ?」
グラン「!!」
シルヴァ「なんだ、いるんじゃないか。返事くらいしてくれないか?」
グラン「す、すみません……」
シルヴァ「そんなに頭まで布団をかぶって……まだ気にしているのか?食事の時の事を」
グラン「……」
グラン「…………」
シルヴァ「ただまあ……私は、少し期待してしまったのだがな」
グラン「……?」
シルヴァ「キミに好きと言われたのだと勘違いして少々舞い上がってしまった。恥ずかしい限りだ」
グラン「ちが……、それは勘違いじゃなくて本当に」バサッ
グラン「ええ!?シルヴァさん、あ、あの、その格好は!?」
シルヴァ「これは、その……部屋着、そう部屋着だ」
グラン「それはちょっと……」
シルヴァ「やはりいつもの格好の方が良かったか……」
グラン「い、いえ、ただ目のやり場に困るって言うか……」
グラン「そうですよね……」
シルヴァ「団長、私も布団の中に入れてもらって構わないか?」
グラン「あっ、じゃあ僕は椅子に」
シルヴァ「いや、団長も一緒で構わない。その方が暖かいだろ?」
グラン「……はい」
シルヴァ「では失礼して」
グラン(ダメだ、匂いとか触れてる部分の感触とか……頭がクラクラする)
シルヴァ「団長は今15歳だったか」
グラン「は、はい」
シルヴァ「私が27だから12も違うのか……」
シルヴァ「私が12の時に団長は産まれ、団長が8歳の時に私はもう成人していた訳だ。そう考えると恐ろしいな……」
シルヴァ「私が20の時、8歳の子供になど全く恋愛対象になどならなかったが……」
シルヴァ「今は15歳になるキミをこんなにも愛してしまっているなんて」
シルヴァ「ん?」
グラン「僕も15歳で、その、まだ子供だけど子供じゃないって言うか……」
シルヴァ「?」
グラン「つまりその、好きなお姉さんがこんな格好で、そんな風に言われて、2人きりで、こんな近くにいると……」
シルヴァ「あ……」
グラン「もっと触れたくなると言うか、あの……」
シルヴァ「もちろん、キミになら好きなところを好きなだけ触ってもらっても私は構わないが」
シルヴァ「もちろん。銃の手入ればかりしていて綺麗な物ではないが」
グラン「いえ、綺麗です。シルヴァさんは……とても」
シルヴァ「団長……」
シルヴァ(ぐぬぬ……なんと愛いのだ……!このなかなか先に進まない感じがまた……)
グラン「…………」
シルヴァ「ど、どうした?」
グラン「えっ……と…………、ごめんなさい!」ガバッ
シルヴァ「えっ?ええっ!?ど、どうした団長、急に……」
グラン「すみません、なんか、我慢できなくて…………凄く抱きしめたくなったと言うか」
シルヴァ(こ、これは抱きしめ返しても大丈夫なのか……?合法、合法だな?構わんのだな!?)ギユッ
シルヴァ(なんだ?耳元で喘いだ?……ああ、耳に息が!)
グラン「好きです……大好きです……」
シルヴァ(ああああ!!耳元で何を言いだすんだ!愛い、なんと愛い奴なのだ!)
シルヴァ「ああ、私も愛しているぞ。……だがそう言うことは出来れば目を見てーー」
グラン「それは無理です!今はまだ……こうやって言うのが精一杯で……」
グラン「だからもう少し練習させてください。ちゃんと好きって言う練習を……」
シルヴァ「やれやれ、まぁこんな風に甘えるのも年下の特権だな。団長が目を見て言ってくれるまで付き合うさ」
グラン「すみません……。えっと、好きです……」
グラン「好きです……」
シルヴァ(フフフ……セックス)
グラン「可愛いのは……シルヴァさんです…………」
シルヴァ「私の膝に座ってコアラの様に抱きついているキミの方が可愛いよ」
グラン「す、すみません、重かったですよね」
シルヴァ「いや、気にしないでくれ」
シルヴァ(私はキミの髪の匂いを嗅いで楽しんでいるからな)
シルヴァ「ん?どうした?もう離れて良いのか?」
シルヴァ(ああ……もっと密着していたい)
グラン「シルヴァさんの、顔を見たくて……」
シルヴァ「そんなことか。ならもっと近くで見ると良い。こうして額をひっつけながら」
コツン
シルヴァ「これなら良く見えるだろう?」
グラン「えっと……近すぎてよく見えないですけど」
シルヴァ「!!」
シルヴァ(団長が跨っている私の左太ももに、かかか、硬いナニかが)
シルヴァ(これは間違いなくアレか……ナニだな……?)
シルヴァ(しかも……)
グラン「…………」
シルヴァ(本人も気付いていて悟られまいと微妙に腰を浮かせたりしている!ああ、可愛い!すぐにでもその狭苦しい場所から解放してやりたい!)
ふにっ……
シルヴァ「ん…………?」
グラン「……ごめんなさい、つい」
シルヴァ(キスか!?キスをされたのか?しまった……!股間の感触に夢中で私のファーストキスが……)
シルヴァ「団長、今のは無し、不意打ちはノーカウントだ!」
グラン「す、すみません!」
シルヴァ「と言うわけで改めて、頼む……」
グラン「……え?」
シルヴァ「だからその……キスを、だな」
グラン「良いんですか……?」
シルヴァ「うむ……さあ」
グラン「……?」
グランくんはなぜキスをするのにシルヴァさんが少し口を開いているのか不思議に思いました。
それでも言われた通りキス(唇を触れさせる)をすると、口の中に蛇でも入ってきた様なにゅるにゅるとジュルジュルでビクンビクンしてしまいました。
シルヴァさんはいつか来る日のために薄い書物などで性知識を学び、さくらんぼのヘタを口に入れ三つ編みが出来るくらい舌使いを鍛えていたのです。
グラン「……」ビクンビクン…
シルヴァ「団長?……グラン!?しっかりしろ!」
グラン「はっ……!」
シルヴァ「よかった……大丈夫か?」
グラン「はい……いや、大丈夫じゃないかもしれないです」
シルヴァ「それは大変ーー」
ドサッ
シルヴァ「おっと……どうしたんだ急に。これではまるで私が押し倒されたみたいじゃないか」
グラン「押し倒したんです」
シルヴァ「身体の方の具合はとうの昔に準備できているのだが、その……」
シルヴァ「今日はあれだ、子を……孕みやすい日で……」
シルヴァ「わ、私としてはキミの子を孕めるのは嬉しい事だが、キミはまだ15歳だ。父親になるには少し早いと言うか……」
グラン「分かっています。でももう我慢できなくて……」
グラン「それでも、シルヴァさんが良いなら……しっかり依頼もこなします。不自由な生活はさせません!だから」
シルヴァ(フフフ……セックス……)
シルヴァ「だが……」
バサッ
グラン「わっ……」
シルヴァ「やはりこちらの方がしっくりくるな」
シルヴァ「キミはこうして仰向けになっていれば良い。後は私が跨って、1番深い所でキミの全てを」
『うぎゃー!!た、助けてくれ!!グラーン!!!!』ブチッ…
グラン「ビィ!?」
シルヴァ「あれは確か……部屋を出て行くときに置いていった通信機か……?」
シルヴァ「心配なら見に行ってやれば良い」
グラン「でも……」
シルヴァ「私の事なら気にするな。それにキミのコレもこんなになってしまっては深い所まで届かないからな」
グラン「あっ……」
シルヴァ「さあ、早く行って早く帰ってきてくれ」
グラン「分かりました、すぐ戻ります!」ダッ
シルヴァ「やれやれ……」
シルヴァ「こういう焦らしプレイも悪くないな……」
ビィ「しっかしグランの奴は大丈夫なのか。オイラ心配だぜ……」
ヴィーラ「大丈夫ですよ。団長さんはお強いですから」
ビィ「でもよぉ……」
ヴィーラ「でしたら女子会の後、お土産にリンゴを持って帰ってください♪」
ビィ「そりゃいいや!オイラ程じゃないけどあいつもリンゴが大好きだからな!」
ヴィーラ「フフフ」
ヴィーラ「あっ、少々寄り道をしてもよろしいでしょうか?」
ビィ「寄り道?少しくらいならかまわねえけど」
ヴィーラ「ありがとうございます」
ヴィーラ「つきました。ここです」
ビィ「ここって姐さんの部屋か?」
ヴィーラ「はい♪せっかくですからお姉様も女子会にご招待させていただこうかと♪」
カタリナ「ああ、入ってくれ」
ヴィーラ「失礼します」
カタリナ「どうした?こんな時間に」
ヴィーラ「実はこれから女子会というものをしようかと思いまして……是非お姉様にもご参加いただけないかと」
カタリナ「女子会?」
ヴィーラ「女性たちだけで開くちょっとしたパーティーの様なものです」
ヴィーラ「そうですか……それは仕方ありませんね」
カタリナ「今日はいろいろあったからな。気疲れと言うやつか。本当にすまない」
ヴィーラ「いえ、お気になさらず。残念ですが今回はお姉様抜きで……では行きましょうか。ビィさん」
ビィ「なんだ?姐さんはこねえのか?」
カタリナ「ビ、ビィくん!?」
ビィ「おうよ!なんたってリンゴのパーティーだからな!」
カタリナ「しかしビィくんは男の子では……」
ヴィーラ「お姉様も不参加なので、今日の女子会は私とビィさんの2人きりになってしまいますね」
ビィ「ええ!?パーティーってオイラ達2人だけなのかよ!」
ヴィーラ「その分リンゴの取り分は増えるんですから良いじゃありませんか♪」
ビィ「んー…………それもそうだな!」
カタリナ「なっ!ヴィーラ、そんなビィくんをモフモフと抱き抱えるなど……!」
ビィ「うわあ!?な、なんだ!?」
ヴィーラ「フフッ、女子会なんですから多少のスキンシップは当然じゃありませんか」
ビィ「だけどよぉ……こんな風に抱かれたり撫でられたりしたらくすぐってえんだけど」
ヴィーラ「あら、ビィさんおなかのこの辺りの毛はフワフワしていてとても気持ち良いんですね」
ビィ「おいやめっ……あははっ、くすぐったいからあんまスリスリすんなって……」
カタリナ「はわわわわわ」
ビィ「リンゴは食べたいけどあんまりベタベタするのは勘弁してくれよな」
ヴィーラ「フフフッ、膝に乗せて座るくらいは構いませんよね?」
ビィ「……まあそれくらいなら」
カタリナ「ちょっと待った!」
ヴィーラ「お姉様?どうかいたしましたか?」
カタリナ「いや……2人でパーティーと言うのも寂しいかと思ってな。私で良」
ヴィーラ「まあ素晴らしいですわ!是非お姉様もご一緒に♪」
カタリナ「そ、そうか?では遠慮なく」
ビィ「んー……なあ、姐さんもくるんだし、やっぱり膝に乗せて座るのも無しにして……」
ヴィーラ「はい?別に構いませんけど。と言うよりビィさんは部屋の隅にいていただいても構いませんが」
ビィ「お、おう……」
ビィ「リンゴのパイにリンゴのケーキ、焼きリンゴに……この飲み物からもリンゴの匂いがするぞ!」
ヴィーラ「先にお飲み物をどうぞ♪ビィさんはアップルティーを。お姉様には林檎酒を♪」
ヴィーラ「さあ、後は適当に料理を食べさせてトカゲを追い払った後はお姉様と2人きりにーー」
ガシャン!!
ヴィーラ「!?」
ビィ「うわああぁぁぁぁ!!」
ヴィーラ「何事ですか!?」
カタリナ「ビィィィィィくうぅぅぅん!!よしよしよしヨシヨシ!ぺろぺろぺろぺろぺろぺろ!!んほぉー!!」
ヴィーラ「お姉様!?し、しっかりしてください!」
ビィ「うぎゃー!!た、助けてくれー!!グラーン!!!!」
古戦場始まるからまた更新途絶えそう
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1494119579/
Entry ⇒ 2017.08.12 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
【グラブル】グラン「恋人はアポロニア」
安価あり
アポロニア「…まぁ確かにお前と同じく一通りの属性は扱えるがな」
アポロニア「他をあたれ。人に教鞭をとるなど私の性に会わん」
アポロニア「切磋琢磨だと? 笑わせるな、お前ごときに学ぶことなど何一つない」
鼻で笑ってアポロニアは去っていった…
※追記、浮気展開も可能性有り
オイゲン「おい、アポロ!」
アポロニア「馴れ馴れしく私の名を呼ぶな」
オイゲン「お前、せっかくグランが打ち解け合おうとしてるってのに拒否することはねぇだろ」
アポロニア「ふん、この船の団長と言っても年相応に女々しい奴だな。貴様に愚痴を垂れたか」
オイゲン「ちげぇよ。朝からあいつが元気なかったから皆で聞いたんだよ。そしたらお前ぇに振られたっていうじゃねえか」
アポロニア「下品な言い回しをするな。稽古をしてくれと言ってきたのを断っただけだ」
オイゲン「やってやりゃあ良いじゃねぇか。あいつの実力は身をもって知ってるだろ? 為になると思うぜ」
アポロニア「…かもしれんな」
オイゲン「だったらやってやれって、な?」
アポロニア「うるさい、私は一人でこの力を身につけたのだ。他人と今更馴れ合えるか」
そう言ってアポロニアは去っていった…
ガヤガヤ…
ゼタ「団長、槍だったら私が教えてあげよっか? まぁ教えるって言うか一緒に訓練的な」
クラリス「なんかドッカーン!ってしたいならうちと一緒にやろうよ! そして一緒にししょーのべんきょーを受けよ☆」
ベアトリクス「剣なら私が教えてやるぞ!」
ゼタ「いや、あんたの戦い方特殊すぎて団長と会わないでしょ」
ベアトリクス「そ、そんなことはない!」
ラカム「けど、お前よく黒騎士と似たような鎧来てるもんな。少年はあの強い貴婦人に憧れてるのかな?」
ラカムは茶化すように言ってきた…
シルヴァ「銃なら…私が教え…ようか? その…教えるなど柄じゃないが君は器用だから…。…だからなんだと言う話だが…。
あっ、なんなら体術でも良いが…」
ラカムの言葉に顔を赤くしていると次々に言葉が降ってきた
ターニャ「な、ナイフとか……なら…私でも…できる……けど」
カレン「あたしも炎ぼあっとできるよ! 魔法剣! 親戚だし!」
エッセル「短銃なら教えられる事できるよ」
フリーシア「騎空団の長ならば自身で前へ出るよりも人の動かし方を学びなさい。フフ…でなければいくら強大な力を持っていても利用されるのが落ちですよ?」
食事の後、騎空艇の廊下でオイゲンが話かけてきた…
オイゲン「よっ! 何しょぼくれてんだぁ! ありゃぁ脈ありだぜ、脈あり!」
オイゲンの言葉にグランは彼が勘違いをしていると察し訂正を口にした…
オイゲン「照れんなって! アポロも口じゃ色々言ってるがお前がもっと押せば折れるぜ!」
オイゲン「剣の練習なんて色気のねぇ事じゃなくて飯でも誘えよ!」
オイゲン「…オレにぁ無理だからよ」
オーキス「私も協力する」
オイゲン「おわ!?」
オーキス「アポロ、あまりご飯皆と一緒に食べない。私、笑ってるアポロもっと見たい」
オイゲン「良い事言うねぇ、嬢ちゃん! そういうこった、グラン、行け!!」
騎空艇内の女性陣 ソワソワ
アポロニア「ふんっ!!」
フリーシア「汗臭い……七曜の騎士といえど日々の鍛錬は存外地味ですね」
アポロニア「フリーシア…」
フリーシア「あの少年のお誘いを断ったそうですね。相変わらず孤独な生き方をしているとは…フフフ」
アポロニア「そういうお前は上手く立ち回っているな。ルリア達とも随分打ち解けているじゃないか」
フリーシア「ここの連中は甘い考えの者ばかりですからね。”仲良く”なるなど簡単ですよ?
フフフ、宜しければご教授しますが」
アポロニア「貴様はオルキスによって生かされ、この船に送られたという事を忘れるなよ。
エルステ王国を一つにまとめる為、お前の名が必要だったから解放されただけだ。罪が消えたわけではない」
フリーシア「分かっていますよ。傍にはあれ(→量産型アダム)がいつもいますしね。私の名を使い、エルステが彼女の下で繁栄するのであればそこに私の実体が無くとも構いません」
アポロニア「ふっ、実務までやらせてはまたいつ牙を剥くか分からぬしな」
フリーシア「私はエルステに対し今の一度も叛いた事などありませんが?」
アポロニア「…」
フリーシア「…」
アポロニア「何か用があって来たんじゃないのか」
フリーシア「少しは要領良くやる事ですね」
アポロニア「何を…」
フリーシア「オーキスの顔が沈んでいます」
アポロニア「…」
フリーシア「ついでにあの少年も、ですが」
アポロニア「…グランか」
フリーシア「あの少年は強い。もっと強くなるでしょう。私の所にもエルステ流の帝王学を学びに来ました。さすがにあの子には必要ないものだと諭して返しましたが」
フリーシア「相対していた頃は目にもつかない男でしたがここへ来て随分心象が変わりましたよ。この集団の中心にはいつも彼がいる」
アポロニア「騎空団の団長だからな」
フリーシア「かつての王家を思い出すのです…。”あの”輪にいた私を…」
アポロニア「貴様……」
フリーシア「コホン…まぁ所詮一騎空団とでは程度の差がありますが」
フリーシア「では失礼します。 随分と冷えさせてしまいましたね、水浴びを―――」
退室しようとするフリーシアの眼に、あるフィギュアがとまった…
フリーシア「これは…」
アポロニア「…? コツコツ ……。 …!!」
ガラドア作 8分の1オーキス
フリーシア「あ、貴女っなんて物を身近に置いているのですか!? これほど精巧なものを一体何処で――――!!!」
アポロニア「よろず屋で偶然景品を当てたら手に入れてしまったのだ!! いつかオルキスにプレゼントしてやろうと思って置いているに過ぎん!」
フリーシア「そそそうですか。孤独でいる人間には其れ相応の理由があるという事ですね、分かりました、皆にはそれとなく私から伝えておきましょう」
アポロニア「伝えなくていい!!」
サラーサ「狩りだー! グラン、起きろ! 狩りに行くぞ!」
アンチラ「ぅうーん…」
サラーサ「なっなんでグランじゃない奴がグランの部屋で寝てるんだ!? お前グランか!?」
アンチラ「むー……ん。…そうなのですー…ボク、グラン……。…すぴー…」
サラーサ「グラン……いや違うぞ、臭いがグランじゃない!」
アンチラ「そんな事ないですよー…ほら…ここからグランの匂いぃー……」
サラーサ「くんくん……グランの匂いだ…くんくん……この布からもグランの匂い!」
アンチラ「お日様が当たってぽかぽかするとグランの匂い…すぴー……」
サラーサ「知ってるぞ! これベッドって言うんだ! ベッドがグラン…!」
アンチラ「くかー…」
サラーサはグランのベッドに上がり、アンチラがくるまっていた布団の中に入った…
サラーサ「はっ…くんくん…はー! グランの匂いがすごいぞ! はー! ここ、あったかい!」
しばらくの後、自室に戻って来たグランが見たのはベッドの上で自分の枕を抱きながら寝ているアンチラと布団からお尻を出してもぞもぞしているサラーサ(?)だった…
アンチラはいつもの事だが、サラーサは森で過酷な生活をしていた過去からか用意されたベッドで寝ようとしないので珍しい光景だ…
ベッドを好いてもらう良い機会だと思ったグランはそのまま自室を後にした…
べアトリクス「はぁ……」
ゼタ「何しょげてんのよ」
べアトリクス「知ってるくせに…」
べアトリクスは以前、ゼタにグランを異性として見ていると(見抜かれ)告白していた…
ゼタ「歳が違い過ぎるでしょー? あんたショタコンって奴なの?」
べアトリクス「た、たまに後ろから見ると身体大きいなぁーとか…思うし…」
ゼタ「だから歳の話をしてんの。団長、未成年よ? 手を出したら犯罪になるって」
べアトリクス「つ、強い男に年齢とか関係ないしっ!!」
ゼタ「それはもう犯罪者の心理ね」
べアトリクス「だからっ! ていうかオイゲンの娘の人だって結構歳いってるじゃん! 団長は年上好きなんだな!」
ゼタ「周りが騒いでるだけで団長が黒騎士を好きだなんて一言も言ってないじゃん。ていうかあの人いくつなの?」
べアトリクス「オイゲンの娘だからぁ……30手前くらい?」
ゼタ「七曜の騎士の一人だしねー…。でもそしたら団長とは一回りも違うじゃない。あんた一回り上の男好きになる?」
べアトリクス「だから私は…!」
ゼタ「ああ、ごめん、ショタコンだったね」
べアトリクス「違うっての! 強い男が好みなんだ!!」
そんなじゃれ合っているのを見てバザラガは兜の下で苦笑していた…
ゼタ「じゃ、ベア。ちょっとよろず屋行ってくるから」
べアトリクス「はいはい…」
ゼタはべアトリクスと別れると、駆けて行った先にバザラガが壁に背を預けて立っていた。待っていた様にも見える…
バザラガ「ゼタ」
ゼタ「なに?」
バザラガ「団長は出かけるのを止めたぞ。よろず屋には行かない」
ゼタ「…ふーん。あっそ」
バザラガ「べアトリクスの気持ちがわかったか?」
ゼタ「あんたの弱みを見つけたいわー」
バザラガの前を横切ったゼタの足の歩みはゆっくりになっていた…
アポロニア「断る」
アポロニア「…別に孤高を気取っているわけではない。良く組むメンバーとはそれなりにやっている。食事も共にしている。ジャンヌダルクとかな」
オーキス「アポロ」
アポロニア「なんだ、オーキス」
オーキス「ご飯一緒に食べよう」
アポロニア「も、もうか?」
オーキス「? 今日はまだ三食しかしてない…」
今は昼食時だ…
アポロニア「…分かった。食べよう」
オーキス「グランも一緒に」
アポロニア「構わん」
そう言って彼女は詰め寄ってきた…
アポロニア「食事がしたいんだったな? では逃げずに最後まで付き合うのだぞ」
アポロニア「そうだな」
そう言い合うが彼女たちの前のテーブルにはとても3人分とは思えない量の料理が並んでいた…
アポロニア「どうしたグラン。箸が進んでいないな。遠慮せずに食べろ。食費なら依頼で私が稼ぐから心配入らない」
まだお腹一杯ではない。が、目の前の料理を全て食べられる自信はなかった…
オーキス「美味しいね」
アポロニア「ああ」
コトン…
アポロニア「コーヒーだ。膨れた腹にも入るぞ」
アポロニア「ああ、私が入れたものだ。 なんだ…? 言っておくが私だって料理くらいできるぞ」
アポロが入れてくれたコーヒーを飲む…。彼女が入れてくれたものと言うだけで胸が高翌揚する…。
オイゲンには否定したが自分は彼女に惹かれているのだろうか…
アポロニア「オーキスは食べる事が好きでな…。あの体のどこにあれだけの食べ物が入っていくのか分からんが食事をしている彼女を私は好きなのだ」
アポロニア「…ただ、オーキスに付き合っていると他の者と同じ様な時間に食事をとるのは難しい。お前も身に染みただろう」
アポロニア「だが私はオーキスと過ごす時間を優先したい」
アポロはとつとつと食事の誘いを断った理由を話した…
アポロニア「…」
アポロニア「腹が膨れればそれ相応の運動はせねばなるまい」
アポロニア「…」
アポロニア「はぁ…。鍛練に付き合え…。…太るぞ」
アポロの言葉に何度も頷いた…
ゼタ「…」
クラリス「ね! だんちょー知らない?」
ゼタ「中にいるよ」
クラリス「あ…」
食堂の中にいたグランは今まで見たことのない、しかしクラリスが見たかった顔を黒騎士に向けていた…
ゼタ「行かないの?」
クラリス「だんちょーって皆にホワイトデーのお返し渡してたよね」
ゼタ「そりゃあバレンタインで皆にチョコ貰ってたし。お返ししない性格じゃあないでしょ」
クラリス「黒騎士さんには貰ってなかったのにね」
「そうなんだ」とゼタは心のなかで呟いた…
ジャンヌダルク「近頃、黒騎士殿と剣の鍛練を頻繁にしているそうだな」
ジャンヌダルク「私ともどうだろうか」
ジャンヌダルク「朝、昼、夜。毎日だ」
ジャンヌダルク「良いのか?」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「…団長」
ジャンヌダルク「私を一人にしないでくれ…」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「別にどうもしない……」
ジャンヌダルク「…先に見える道はずっと暗闇だ……」
ジャンヌダルク「だが、私の隣には…光があるのだ…」
ジャンヌダルク「その光は…私だけを照らしてくれている訳ではないのに……私は…」
…哲学の話だろうか。彼女の言葉の意味を聞き返したが結局最後まで理解できなかった…
カレン「えぇー!? なんで!? 色んな人としてるって聞いたよ!」
カレン「あたしだって強いし! 血統的にも間違いなし!」
カレン「いいじゃん!」
カレン「…」
カレン「あっそ」
カレン「ふんっ」
カレン「ふん…」
カレン「え?」
カレン「ああー、団長としての仕事? そっちを?」
カレン「まっかせなさい! 超有能なあたしがぱぱっと片付けてあげる!」
カレン「えへへ」
シルヴァ「まぁ顔を見ていれば分かるよ。楽しそうにしているな…」
シルヴァ「え…。いや、今……今の事さ」
シルヴァ「だが無理はしないでほしい。疲れは気付かぬ内に溜まるものだからね、若いからと言って頑張り過ぎるのは良くない」
シルヴァ「何か淹れてあげよう」
シルヴァ「え…? コー…ヒー?」
シルヴァ「あっ顔を上げてくれっ。き、君が謝ることではない。たしかに私が好むのは茶葉を使った飲料だが…。…待っていてくれ」
カチャ…
シルヴァ「鴛鴦茶といってコーヒーも入っているお茶なんだ」
シルヴァ「私の腕では…彼女の淹れたものよりは美味しくないとは思うが…」
シルヴァ「そ、そうか? ありがとう…お世辞でも嬉しいよ」
シルヴァ「そうだグラン。お風呂に入れると色々な効能が得られる果実を前に貰ってね。昨晩、使ってみたんだがとてもリラックスできたんだ」
シルヴァ「良ければどうだろう?」
シルヴァ「そうか! では私の部屋に」
シルヴァ「あ、ゆ、湯はちゃんと変えてある! ただ、その果実を使うと色がついて掃除が大変なんだ。君の部屋の湯船を汚すのも忍びないし私の部屋で入れば…」
シルヴァ「…そうだな。はしたない提案だった」
シルヴァ「では果実を持ってくるよ。気が向いたら使ってみてくれ」
テクテク…
シルヴァ「恥ずかしい…」
エッセル「…」
アポロニア「お前はかかって来ないのか?」
エッセル「私の戦いは守る為のものだから」
アポロニア「では何故いつもそこで見ている?」
エッセル「…」
サラーサ「もっかいだアポロ! 今度は負けない!」
アポロニア「この船の上で戦う以上お前に勝ち目はないと思うがな」
サラーサは以前、グランに騎空挺で決闘を挑んだ時に船をボロボロにした経緯から船上では内部を傷つけないようにと彼から注意を受けていた…
アポロニア「…」
サラーサ「そりゃあー! あっ柱が!」
スカッ
サラーサ「うおー!」
ブンブンブン
サラーサ「やりにくい!」
アポロニア「さっさとかかってこい」
五割も実力が出せないこのサラーサにアポロは負ける気はしなかったが、過去に何度戦っても簡単に勝てた事はなかった…
エッセル「最強か…」
エッセルの隣にアポロとサラーサの決闘を見にきたグランが腰を下ろした…
エッセル「そうだね…。なんでここにいるんだろう」
エッセル「強くなれば…もっと強くなれば今よりももっと多くのものを手に入れられるんだ」
エッセル「私はキミも守るよ」
エッセル「ん…」
エッセル「キミは、やっぱり優しいね」
セン「あ、団長さん。おはようございます」
セン「ラグナさんのお部屋はなんだか居やすくて…。隙間に入って寝ると気持ちいいんです」
セン「え? ……にゃ」
セン「何を納得してるんですか? …にゃあ、笑わないでください…」
ラグナ「うう…。団長、おはよう…」
ラグナ「昨日、ミルクがなかったから置いてあった水を飲んだら酒だったんだ…」
ラグナ「苦しい…」
グランは持ってきたミルクをラグナとそれを飲みたそうにしていたセンにあげた…
セン「ぺろぺろ……。ごくごく!」
ラグナ「ごくん…。あぁ美味しい」
ラグナ「ありがとう団長。楽になったよ」
セン「これ美味しいです!」
ゴクゴク…
ラグナ「もう無くなってしまったな…」
グランはもう一度持ってこようか?と聞いた…
セン「はい、ミルクもっと飲みたいです」
ラグナ「私も同じミルクを…」
グランは微笑んでまたミルクを取りに行った…
セン「美味しいミルクでしたね」
ラグナ「団長と飲むミルクは何故か普段のものよりも美味しいな…」
ラグナの言葉にセンは頷いた…
ラグナ「しかし…」
ラグナ「部屋を見られてしまった…」
セン「ダメなんですか?」
ラグナ「…団長が戻ってくる前に…ちょっと物をどかそう」
それから戻ってきたグランが見たものは部屋の隅に物を押し込んでいる二人の姿だった…
アポロニア「はぁ…はぁ…。今日はここまでにするか…。夜も深い…」
食後の軽い運動のつもりが随分と時間が経っていたようだ…
アポロニア「ふぅ………お前も相当に体力があるな。正直、突き放すつもりで相手をしているんだが」
アポロニア「私がお前くらいの歳の時はまだ剣を振るう事すらしていなかった」
アポロニア「本を読むことが好きで…夜でも読んでいたから視力も悪くなって…眼鏡のレンズがどんどん分厚くなっていったな」
アポロニア「ん…? 目の悪さは自分で治した。遠くを見る習慣をつければその内良くなってきたからな。目付きはより一層悪くなるがな」
アポロニア「は…?」
アポロニア「歯の浮くような事を言うな。 …綺麗など」
アポロニア「昔、オルキスが読んでいた本でしか出てこない様な台詞だぞ」
ふっとアポロが笑った。月の光に照らされた彼女の笑顔に胸が高鳴る。
これはいくしかない…
アポロニア「え?」
アポロニア「あー…聞き返す、事ではなかったな。 …何故私なんだ」
アポロニア「…これも間違いだな。…どう反応していいものか困る…」
アポロニア「まぁ構わん」
アポロニア「情人となる事を受け入れると言っている」
アポロニア「そうだ。恋人、と言う単語を出されると歳のせいか気恥ずかしいものがあるが」
アポロニア「別に…嫌い、ではないしな。恋慕の情があるかと聞かれると疑問だが」
アポロニア「…う。 ……だがそんな顔をしているお前を見たくはないな……させてしまったのは私だが」
アポロニア「改めて答えよう。お前の気持ちを受け入れる。これから私の隣にいてくれ」
グランは喜びを顔に表した…。年相応の彼の笑顔にアポロの顔もほころんだ…
オイゲン「おう」
オイゲン「アポロを幸せにしてやってくれ」
腕を組んだオイゲンの眼からは涙がだだ漏れしていた…
オイゲン「孫ができると思うとテンションが上がってくるぜぇ!!」
ラカム「仮にできたとしてアンタに会わせてくれんのか?」
オイゲン「会いに行くまでだぁ!」
グランとアポロの関係はラカムによって瞬く間に船内に広がった…
アポロニア「こうして朝食を共にするのも悪くはないな」
オーキス「美味しい」
アポロニア「そうだなオーキス」
オーキス「アポロ、何だか楽しそう」
アポロニア「そう見えるか」
グランはアポロに食事の後、一緒に買い物に行こうと提案した…
アポロニア「この後か? 悪いが昼までに手紙を出したいんだ。付き合えん。その後ならば可能だが」
午後からは依頼の予定が入っている…。グランはアポロと出かけるのを諦めた…
アポロの為に空けていた時間が暇になってしまった…
グランはどこからか視線を感じ、あたりを見回した…
>>27と目が合った
1、雑談しているオイゲンとラカム
2、食卓に突っ伏しているべアトリクスとぼーっとしているゼタ
3、コーヒーを飲んでいるフリーシア
フリーシア「申し訳ありません、フフフ…彼女が異性と共になるなど想像もしていなかったので、つい貴方とのやり取りを見てしまいました」
フリーシア「彼女とは、関係だけならば黒の騎士となる前からの付き合いですからね。僅かなこの命に一つ娯楽が出来ましたよ」
フリーシアの身体は度重なる魔晶の使用により衰弱しており、もう長くは生きられなかった…
この船に来てからも何度も病気にかかっている…
フリーシア「ええ、今は楽です」
フリーシア「貴方も変わっていますね。誰も、私自身もこの命を気にかけはしません」
フリーシア「私は…これからの陛下とオーキスの歩みを見られるだけで良いのです」
フリーシア「オルキス王女には星の民の血が流れており、オーキスの体はゴーレム。二人とも常人よりも遥に長く生きてゆきます…フフフ…私が長く生きてはあの二人の為にまた何をしでかすか分かりませんよ…」
フリーシアの意外な配慮にグランは反射的に頷いた…
フリーシア「分かりました。きゃっ!」
席をたったフリーシアだが、椅子に足を引っ掻け転んでしまった…
常にそばで彼女を監視している量産型アダムはあくまで監視用のゴーレムであり、倒れたフリーシアに目もかけず落ちて割れたコーヒーカップを片付けだした…
グランは急いでフリーシアを抱き起こした…
フリーシア「す、すみません。少し目眩を起こしました…」
椅子に足を引っ掻けたせいかの様に見えたが、彼女の言葉にグランは焦りを抑えられなかった…
フリーシア「え、ええ。ですが心配は入りません。本当に。足の震えは収まりました」
目眩ではなかったのだろうか…
フリーシア「コーヒーを入れてきますっ」
怪我をしなかったか心配だ…
フリーシア「どうぞ」
カチャン…
フリーシア「人にコーヒーを入れるのは久しぶりです…。ああ、何かの成り行きでアポロニアに入れたことがありましたか…」
フリーシアとアポロの仲は良くはなかったが、彼女に昔のアポロの事を聞いてみたくなった…
グランはフリーシアが入れてくれたコーヒーを口にする…
…それはアポロが入れたコーヒーよりも美味しかった…
>>32属性パーティー達と依頼に出発した…
>>34属性パーティーで依頼に出発した…
オーキス「頑張る」
ナルメア「…」
べアトリクス「…」
ターニャ「…」ショボン…
闇ゼタ「よろしくー」
闇ジャンヌダルク「…」
闇カタリナ「お弁当を作って来たんだ。グラン、後で私と食べよう」
ヴィーラ「…お姉様の為にも………そうお姉様の為に…」
ヴァンピィ「頑張るぞぉ! やるぞぉ! かっぷかっぷっかぷかぷかぷかぷかぷ」
闇カリオストロ(クラリスの学業不振を治す為にも俺様が一肌脱がねえとな……めんどくせぇ)
ヴァイト「…今からでも眷属にしようかな」
ルシウス「騒がしいのは、苦手なんだが今回はやけに静かな者が多いな…」
バザラガ「ふむ…」
皆で依頼に出発した…
以来の性質上、自分達以外にも受領者がいるので競争は免れないだろう…
水着ゾーイ「すまない、遅くなった」
ゾーイは何故か水着姿だった…
水着ゾーイ「競争だろう? 前は勝てなかったからな。今度こそ勝とう」
グランはゾーイに今回は水着である必要がない事を説明した…
水着ゾーイ「そうなのか?」
そう言うとゾーイは普段の姿に戻った…
ゾーイ「ふふ…少し楽しみにしていたから残念だ」
ならず者達「よーし、報酬は俺達が全部頂くぜ!」
他騎空団「いくぞー!」
グランも掛け声を上げようとしたが皆勝手に駆け出して行ってしまった…
前もって連携して挑もうと伝えたのに…
アポロニア「ここまでまとまりが悪いのも珍しいな。仕方がない、もとより私は一人の方が気が楽だ」
アポロニア「お前はどうする? 私と共にゆくか?」
>>38
1、アポロと共にいく
2、○○の所へいく
グランはアポロと共に駆けて行った…
アポロニア「ぬおおおおおおお!!!」
アポロは魔物を次々と切り倒し群れへと突っ込む…
普段はどっしりと構えて戦っているので珍しい光景だ…
アポロニア「私の背中はお前に預けているからな、グラン」
口に出してないのにアポロは疑問に答える。彼女は前を向いたままだったがその言葉に確かな信頼を感じた…
バザラガ「べアトリクス! ゼタ! 団長達は前に行った! 俺達も続くぞ!!」
ベア&ゼタ「「オッケー!!!」」
ヴァイト「ヴァンピィ! 遊んでないで団長の所へ行くぞ!」
ヴァンピィ「一人でたっくさんやっつけるの~っ!!」
ヴァイト「じゃあ僕だけでも団長のそばに行くよ!」
ヴァンピィ「あぁっ、ヴァンピィちゃんもけんぞくぅのトコに行くー!」
ジャンヌダルク「ああ、道…道が見える……魔物達の血にまみれた道が………団長、待っていてくれ…アッハハハ……!」
カタリナ「くっ…強いな、黒騎士は…」
ヴィーラ「お姉様も負けていません。お姉様もお強いではありませんか」
カタリナ「ヴィーラ…」
ヴィーラ「行きましょうお姉様」
カタリナ「そうだな…!」
次々とグランの仲間たちが彼のもとに集まってゆく…
結果、依頼の報酬の9割はグランの騎空団に支払われた…
アポロニア「私は酒を飲まんからな。こっちの席でいい。お前の隣にもいたいしな」
アポロニア「酒癖の悪い奴も中にはいるだろう。酔った勢いでお前に手を出さないとも限らん」
シルヴァ「この席では私の紅茶を振る舞っているんだ。貴方もそれでいいかな」
アポロニア「ああ、頼む」
グランが着いている食卓には主に騎空団の未成年組が集まっていた…
オイゲン「おう、アポロ! 今日はご活躍だったらしいじゃねぇか! 祝酒開けたんだ、あっちで一杯くれぇ飲めよ!」
アポロニア「貴様、酔っているな。そういう奴らの相手など御免だ」
オイゲン「一杯だけだよ! ばぁーっと盛り上げてやっから! 済んだらグランの所に帰って良いからよぉ」
アポロニア「しつこい」
>>41 グランは…
1、アポロに行くように勧めた。
2、紅茶を待っているからとオイゲンを説得した。
オイゲンは席に戻っていった…
アポロニア「…昔は読書の為に紅茶を好んでいた。それくらいは知っていたらしいな」
アポロニア「いや、それを言ってあんな素直に帰るとは思ってなかった。感謝する」
シルヴァ「お待たせ。口に合えば良いんだが…」
アポロニア「…。あぁ美味しい。…ありがとう」
シルヴァ「それは良かった」
グランを含めた若者達は料理を次々と頬張っていった…
アポロニア「オーキスと付き合っている私が言うのもなんだがお前もよく食べるな…」
アポロニア「いや、良いんじゃないか。見ている分には中々楽しい」
アポロニア「口の回りが汚れている所とかな。拭いてやろうか」
アポロニア「ほら、少しじっとしていろ」
ソリッズ「うっおおおっとぉおお!!」
グラン達の席にカツウォを抱いたソリッズが突っ込んできた。
オイゲン「すまねぇな! 魚が暴れやがってよぉ!!」
セワスチアン「申し訳ございません。ソリッズ様がカツウォを生きたまま捌かれるとおっしゃいまして」
ソリッズ「あば、暴れっ、あばあばあば!!」
アポロニア「貴様ら…」
グラン達は飛び散った料理を浴びて汚れてしまった…
料理を被ってしまったメンバーで一旦お風呂に行く事となった…
ちなみにアポロはオイゲン達を説教しに行った…
イオ「部屋のお風呂行くのも面倒だし大浴場の方に行かない?」
この騎空挺に備え付けた大浴場は混浴だ…
>>46
1、行く(メンバー自由指定)
2、行かない
アポロニア、カタリナ、ヴィーラ、ファラ
ファラ「いやー気持ちいいっすねー。露天風呂にしたのは大正解っす!」
ファラ「今はゆっくり航行してるから風も良い感じで最高っすー…」
ソリッズに吹き飛ばされた料理の中にはファラが作ったものもあり、先程まで気落ちしていたのだがどうやら元気が戻ったようだ…
ファラ「ふむ、それにしてもどうっすか団長! アタシ、最近筋肉がビシビシっとついてきてないっすか!?」
ファラ「先輩にまた一歩近づいた気がするっす!」
アポロと比べると細い二の腕だったが、ファラの実力は確かなものだ…。これは同い年として負けられない…
ファラ「それにしても黒騎士さん、遅いっすねー。脱衣所でなんかモジモジはしてたっすけど…」
グランはオイゲン達を説教していたアポロに彼らも悪気はなかったんだからとなだめ、同じく料理を被った彼女を大浴場に連れて来ていた…
ファラ「ちょっと見てくるっす」
ファラが浴場から上がった時、3つの人影がこちらへ向かってきた…
アポロニア「お、おい押すなっ。自分で行く…っ」
カタリナ「遠慮するな! ほら、ほらほらほら!」
アポロニア「だから押すなっ」
二人の後にヴィーラも続いて来た…
ファラ「先輩たちも来たっす!」
ヴィーラ「お姉様の酔い覚ましに…」
だがカタリナの手にはお盆、お酒、お猪口が握られていた…
アポロニア「お前…普通に入ってとは…」
どこか怒っている様にも恥ずかしがっている様にも見えるアポロは鎧を纏っていない時と似たようなレオタード状の衣類を着ていた…
カタリナ「何を言うんだ! 風呂に入るのにタオルを巻くなど行儀が悪いではないか!」
酔ってぎゃーぎゃー喚くカタリナ…アポロはグランを一瞥し、ヴィーラが抱きしめていたバスタオルを無理矢理カタリナに巻き付けた…
カタリナ「あー…美味い……美味いなー…酒…」
ファラ「先輩、ほどほどにするっすよー」
ヴィーラ「気分が悪くなったすぐ私に仰ってくださいお姉様。介抱致します…」
アポロニア「タオルを巻いているとはいえ異性と一緒に風呂に入るなど…」
グランは首を傾げた…
アポロニア「ふん…まぁそれくらい純朴な方が私には丁度良いのかもな」
>>50 グラン行動選択
1、アポロの格好につっこむ
2、カタリナからお酒を取り上げる
3、ファラと一緒に泳ぐ
4、ヴィーラと雑談する
5、○○が大浴場の上から見ている事に気が付く
あれはフリーシア…
>>53
1、だった…
2、違う、○○だ…
アポロニア「…? 何をしているのだ?」
アポロニア「フリーシア?」
アポロニア「ん…。…。フリーシアなぞ…見えんが」
見直すと、さっきまでフリーシアがいた場所には誰もいなかった…
カタリナ「グラン~、君も飲め。今宵は無礼講だ~」
カタリナに絡まれてしまった…
アポロニア「おい…」
ヴィーラ「グランさん、こちらに」
ヴィーラに連れられてグランは湯から上がる…
カタリナ「あぁ~」
アポロはカタリナの背を擦りまくって無理矢理吐かせにかかった…
グランはヴィーラに頭を洗ってもらっていた…
ヴィーラ「まぁ、貴方にはアポロニア様がいらっしゃるので心配はないと思いますが…
」
ヴィーラの指の力が少し強くなった気がした…
ヴィーラ「お姉様とアポロニア様はお歳が近いのでちょっとした対抗心があるのかもしれませんね…ふふ」
ヴィーラ「お姉様とは…間違いがない様お願いしますね」
アポロニア「おい」
カタリナ「うぅー…」
アポロニア「吐かせた。持って帰れ」
どうやらカタリナはもどしても楽にならない様だ…
ファラ「先輩はアタシが連れてくから大丈夫っす!」
ヴィーラ「その役目は私のものです!」
ファラとヴィーラにそれぞれ両腕を引っ張られながらカタリナは浴場から出ていった…
グランの頭にはヴィーラが洗ってくれた洗髪剤の泡がまだモコモコと残っている…
アポロニア「ふん…」
ザッパーン…
アポロニア「私たちも出るぞ」
湯を頭にぶっかける、アポロらしい豪快な洗い流しだった…
宴会はまだ続いている。
>>58グランはフリーシアを探しに…
1、行く
2、行かない
ルリア「そうですか…」
ルリア「はい! ありがとうございます! 目一杯楽しんじゃいます!」
アポロに一言告げてから出ていこうか…
>>60
アポロニア「おい、待て…フリーシアだと? さっきも見かけたとか言っていたな。何故わざわざ探しに行くのだ」
オイゲン「お? アポロ嫉妬かぁ? 可愛い所もあるじゃねぇか」
オイゲンはさして自分がフリーシアを探しに行く事に何も思ってないようだ…
アポロニア「嫉妬などでは……。いや、お前との関係でこれはおかしいな…。そうだ嫉妬だ」
オイゲン「何も心配ねぇだろぉ」
酔っていてもオイゲンの言葉からはグランに確かな信頼を置いていると感じる…
>>64グランは…
1、じゃあ一緒に探しにいこう!
2、あそこで何してたのか聞きに行くだけだよ。
2、なっ…なんにもない…よ。
3、(キャラ名)と一緒に行くから大丈夫!
オイゲン「だぁっはっはっは!」
アポロニア「まったく…」
アポロは微笑んで席を立った…
アポロニア「貴様…風呂に入っていたのか?」
どうやらフリーシアは湯上りの様で浴衣姿だ…
フリーシア「ええ、大浴場の方で」
アポロニア「貴様が…?」
フリーシア「大浴場の方に行けばアレの監視も無くなりますので」
フリーシアはたとえ自室でも量産型アダムが傍についており、入浴時も中に入ってくるという…
フリーシア「他の人間も裸になるあの場所には入ってこれないようで…。と言っても、私は誰もいない時にしか利用しませんが」
アポロニア「なるほど。あそこは貴様が自由になれる数少ない場所と言うわけか。それを聞いて私が黙っているとでも思ったか?」
フリーシア「フ……聞かれた事を正直に話したのですよ。何かご不満ですか?」
アポロニア「何か企んでいるのではあるまいな」
フリーシア「なにも」
フリーシアはきっぱりと言い切った…
フリーシア「何か思う事があるのなら今度からは彼と一緒に入る事としましょうか」
フリーシアは妖艶な微笑みを浮かべてグランを見据える…
>>67
1、そうした方が良いかも
2、フリーシアを信じるてるから問題ない
アポロニア「おい!」
アポロが怒った…
アポロニア「!? 確かに疑わしいと言ったのは私だが、お前がっ…。…馬鹿正直にフリーシアの提案を受け入れる事もないだろう…!」
フリーシア「…」
フリーシアの頬が朱色に染まっている…。お風呂上がりだからだろうか…
フリーシア「フ……では貴方もご一緒にいかがです?」
アポロニア「誰が貴様と風呂になど入るか!」
アポロニア「おいグラン。貴様、本気でフリーシアの風呂に付き合うつもりか?」
>>71
1、うん。なんで?
2、僕はフリーシアと仲良くなりたい。
3、アポロと一緒にね!
4、…実はトモイとの仲を取り持とうと思ってるんだ。
5、もちろん他の皆も誘ってね!
フリーシア「…貴方…。……」
グランはアポロが一緒にお風呂に入らなければフリーシアと入る気はないと言う…
アポロニア「なんだその妙な脅しは…? お前が騎空団の団長としてフリーシアの大浴場利用を禁止すれば良い話だろう」
しかしグランは3人での入浴を頑なに望んだ…
アポロニア「…貴様、もしやフリーシアの裸体を見たいと思ってるんじゃないだろうな…」
グランは首を傾げる…
アポロニア「私が同伴すれば問題無いとでも考えているのか? ふっ……残念だが純心を装った下心を隠しきれていないぞ貴様……!」
アポロが拳を握りしめ震えている…今にも怒りが爆発しそうな雰囲気だが……
フリーシア「…なるほど…」
>>76
1、それでもグランは3人での入浴を諦めなかった。
2、アポロに気圧されグランは自分の主張を取り下げた…
アポロニア「…貴様…?」
フリーシア「…」
アポロニア「ちっ…」
………
……
…
数日後の夜、大浴場にアポロ、グラン、フリーシアの姿があった…
フリーシア「いい湯です」
アポロニア「…そうだな」
グランは二人の間で湯に浸かり、タオルクラゲを作っている…
アポロはそれを暫く眺め………手を伸ばしタオルクラゲを潰した。
ブシュー…
アポロニア「なんとなくだ。他意はない。もう一度作れ」
グランは少しフリーシア側に寄り、もう一度タオルクラゲを作る…
ブシュー…
またアポロが潰してしまった…
フリーシア「ふっ…」
アポロニア「もう一度作れ」
また作ったタオルクラゲは、今度はフリーシアに潰されてしまった…
アポロとフリーシアの位置はさっきよりも近づいていた…
アポロニア「下らん…」
フリーシア「他者とは裸の付き合いをすればすぐに仲良くなれる、とジンから聞いている様で」
アポロニア「誰かは知らんがそれはそいつの持論だろうな」
フリーシア「…貴方は本当に、もっと他人と上手くやるという事をするべきですね…。彼を使って上手く立ち回れば他の団員とも比較的、効率良く仲良くなれますよ」
アポロニア「私はそういう事をする性分ではないとお前なら知ってるだろう」
フリーシア「まぁ、そうですね。そういう事をしない、と言うよりできないと言った方が正しいでしょう。コミュニケーション能力だけは圧倒的に低いですからね、貴方は」
アポロニア「貴様、叩き切るぞ…?」
フリーシア「ふぅ……。…望むのであればご協力しますが」
アポロニア「…なにをだ」
フリーシア「団員と上手くやる事をです」
アポロニア「余計なお世話だ」
フリーシア「まぁ、言うと思っていましたので、勝手にやらせて頂きます」
アポロニア「何故貴様がそんな事をする」
フリーシア「彼の望みですので」
アポロニア「…グランか」
フリーシア「鈍感な貴方でも彼が私達を仲良くさせようとこんな事をしたのは気付いているでしょう?」
アポロニア「当たり前だ」
フリーシア「堂々と言い張りますね……。彼が、あの時の貴方に怖気づく前に気付いてくれて何よりですよ」
アポロニア「…」プイッ…
フリーシア「でなければ私が彼を慰る事になっていたでしょう」
アポロニア「…どういう意味だ」
フリーシア「言葉通りです。他意はありません。ふふ…」
アポロニア「白々しい奴だ。オルキスから聞いているぞ、貴様魔晶に蝕まれているその身体を、魔晶を使って治しているらしいな」
フリーシア「聞いていましたか」
アポロニア「オルキスに伝えるからだ」
フリーシア「陛下に隠し事などしません」
フリーシア「その事は暫く他言無用でお願いしますよ。同情を買って回りに味方を作っている途中ですので」
アポロニア「貴様が大人しくしているならな。グランを裏切ることがあれば容赦はしない」
フリーシア「肝に命じておきます」
ワーワー…ギャーギャー…
アポロニア「…なにやら脱衣所の方が騒がしくなっている様だな」
フリーシア「大方あの少年と混浴したい団員達が押し寄せているのでしょう」
アポロニア「五月蝿くなりそうだ…」
フリーシア「そうですね…」
アポロニア&フリーシアEND…
グランくんが想定以上に純真を貫いた。フリーシアプレイアブル化する事があったら天井待った無し。
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499018518/
Entry ⇒ 2017.07.17 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
ベジータ「この程度の偽装にも気付いたいなかったとはなッ!」グラン「ヘッ…?」
サイヤ人の王子、ベジータが仲間になりました。
出会いの物語が追加されます。
ベジータ「俺はSSRなんかじゃない」
ベジータ「SSSSSだ!」
グラン「すげぇ!」
グラン「人目でタダモノじゃないって分かったよ」
ベジータ「ふん…!ガキのくせになかなかわかってるじゃないか」
ベジータ「だがまだまだ甘いな」
ベジータ「無駄なご理解も少なくないぞ?」
グラン「はい…?」
ベジータ「あれを見ろ」
ベジータ「ふん」
グラン「センちゃんがどうかしたの?」
ベジータ「あれが最大の偽装だぞ。理解してないならとんだ節穴だ。ご理解してる暇もない」
グラン「センちゃんはちょーご理解した大事なキャラだよ。かわいいし。強いし」
セン「恥ずかしいです…にゃ」
セン「でもとっても嬉しい…にゃ。ありがとうございます…にゃ。団長さん…にゃ」
グラン「へへ…」
ベジータ「…」
ベジータ「…白々しいな」
ベジータ「反吐が出るぜ」
セン「…にゃ」
ベジータ「正体を表せ…ギャリック砲!」
ドオオーーーン!
グラン「せんちゃあああーーーん!!?」
グラン「センちゃんは大事な仲間なんですよ!!?いきなり攻撃するなんて!!?」
グラン「しかもなんか光線出て爆発したし!なんですかあれ!?」
グラン「センちゃあーーん!」
ベジータ「大事な仲間か…フン」
ベジータ「良く見てみろ」
グラン「はぇ…」
グラン「!」
たぇ「ヒドいです…にゃ」
たぇ「いきなり爆発させるなんて…にゃ」
グラン「なんかBBAが出てきたあーーっ!!!?」
ベジータ「あれが奴の正体「たぇ」だ」
ベジータ「FKHR…異世界の神の嫁だ」
セン『団長さん大好きです…にゃ』
グラン『俺も好きだよセンちゃん』
グラン「」
グラン「グェー…」
ベジータ「哀れなもんだ」
たぇ「にゃー」
たぇ「よくも気付いたな我が正体に…このまま世界中にご理解させる計画だったのに…」
ベジータ「欲に目が眩んだきくうしはともかくこのベジータ様の目は欺けん」
ベジータ「コラボイベントガチャで呼ばれたよしみだ。始末をつけてやる」
たぇ「シャアアア!」
ベジータ「ファイナルフラッシュ!!!」
たぇ「ぐあああーーー!!!」
ベジータ「きたねぇな…花火にもならん」
ベジータ「仙豆を食わせるか」
グラン「センず!?ヒッ!」
ベジータ「これに懲りたら少しは物を見る目を鍛えるんだな」
グラン「…はい」
ナレーション「カプセルコーポレーションが開発した新しいスマホゲームでも活躍したという」
終わり
グラブルのセンちゃんが福原Dのリアル嫁だと知り驚いたことからこのSSを書こうと思いました。
正しくご理解するには真実をご理解するしかないと考えています。
次回は白猫プロジェクト×コナンでどこかで見たキャラとセッケイサン遊園地をテーマにSSを書きたいです。
hanextutaより面白いをモットーに頑張ります…にゃ。
でもストーリーがもっと濃い作品を読みたいです
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498808815/
Entry ⇒ 2017.07.07 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)
グラン「蘭子ちゃんを仲間にするぞ―――ッッ!!!」
★注意☆
・グランブルファンタジーSSです
・キャラ崩壊注意
・モバマスコラボを題材にしているので、モバマスのキャラも登場します。
・グラン=団長と表記します。
以上がダメな方はブラウザバック推奨です
ルリア「モバマスコラボ、終わっちゃいましたね………」
団長「そうだね。結構長い間開催されていたけど、終わればあっという間だったな」
ビィ「お前にとって初のコラボイベントだったけど、どうだった?」
団長「そうだな~~一言で表すときつかった………」
ルリア「きつかった? 楽しくはなかったんですか?」
団長「包丁や団扇やハンマーを3凸するのがキツかった………」
ルリア「ああっ………(納得)」
ビィ「3凸? 今回のコラボ武器の上限解放は4凸だろう?」
団長「ハハハハッ、何を言ってるんだビィ。3凸が限界だったろう?」
ビィ「いや、4凸―――」
団長「3凸だ。イイネ?」
ビィ「お、おう………」
ルリア「あははっ……色々察せられますね」
団長「でもまぁ真面目に答えると、今回追加された美波ちゃんがクッソ強いと思いました」
ビィ「ああ、本当だぜ。ミナミは本当に優秀だよな」
ルリア「ウチの騎空団の水パのスタメンに即加入しちゃいましたもんね」
美波「そ、そんなことないですよ。私なんて………」
ルリア「謙遜することないです。ミナミさんは本当に強いです!」
ビィ「ミナミが来てくれたおかげでコロサッス倒すのもかなり楽になったよな」
団長「ウチにはSSRのヨダ爺いないから余計にね」
団長「それにしても随分と戦闘で活躍してるけど、何かスポーツでもやってたの?」
美波「えっと、ラクロスと簿記を少々です……」
ビィ「へぇ~、ラクロスとボキってのはすげぇんだな」
ルリア「というか、ミナミさんだけでなく他のアイドルの方達もみんなお強いですよね」
団長「本当そうだよな。ガチャで手に入るそこらのSRキャラ以上の性能持ってるもんな」
団長「それが無料でしかも簡単に仲間になってくれるなんて………本当、モバマスコラボは神イベやな!」
ビィ「初心者からしても大助かりだよな。序盤のメインストーリーなんて、アイドル達で組めばすげぇ楽勝になんだろうなー」
美波「えへへ、そこまで褒めていただけると、流石に照れちゃいますね///」
ルリア「でも、何でそんなにお強いんでしょう? みなさん、別に戦闘訓練なんか受けていないのですよね?」
美波「確かにそうですけど。ただ………」
美波「芸能界という所で毎日、鍛えられてますから………」ニヤリ
団長「お、おう」
ビィ「ゲイノーカイってのはコエーとこなんだな………」
団長「まぁ、何にせよモバマスコラボお疲れ様です! 凄くいいイベントだった!」
団長「AP半額キャンペーン等も相まって凄くはかどったわ。マグナ武器もたくさんゲットできたし」
団長「それに頼りになるアイドル達を全て仲間にすることもできた」
団長「本当、実りのある良きイベントだったね」
美波「………全てのアイドルを仲間に?」ピクッ
ビィ「ん? どうかしたかミナミ?」
団長「えっ?」
美波「団長さんは全てのアイドルを仲間にしていませんよ?」
ビィ「おいおい、何を言ってんだよミナミ?」
ルリア「私達、ちゃんと全員仲間にしましたよね?」
団長「うむ。ちゃんとしたはずだぞ」
団長「今回追加された美波ちゃんと志希ちゃん。そしてエクストラミッションも全てクリアしたから全員仲間に――」
美波「いえ。まだ一人仲間にしていません」
団長「えっ、一人?」
美波「そう―――」
美波「蘭子ちゃんを仲間にしてないんです!!」
団長「!?」
団長「いやいや! もう蘭子ちゃんも仲間にしたぞ?」
ルリア「そうですよ。ほら、ブリュンヒルデの召喚石もちゃんと入手済みです」
ビィ「ついでにキラリの召喚石もあるぜ!」
美波「いえ、違うんです。そうじゃないんですよ団長さん」
美波「蘭子ちゃんは特定の条件を満たすことにより―――」
美波「私達と同じよう、SRのプレイアブルキャラとして仲間になるんです!!」
団長「な、なんだって―ー!?」
ルリア「そ、そうなんですかミナミさん!?」
団長「あっ、本当だ! 攻略サイトにもそう書いてある!!」
ビィ「ま、マジか……全然知らなかったぞオイラ達………」
ルリア「はわわっ! どうしましょう!? もうモバマスコラボ終わっちゃいました!」
美波「その点は大丈夫です」
美波「蘭子ちゃんに限ってはコラボ期間外でも条件さえ達成すれば仲間になりますから」
ルリア「そうなんですかー、よかった………」
団長「そういうことならちゃっちゃっと仲間にしますかね。それでモバマスアイドルコンプだぜ!!」
団長「それその入手条件ってのは何だ?」
美波「ええと、こちらになりますね」スッ
団長「ふむふむ。どれどれ………」チラッ
1:シンデレラガールズコラボイベントで準備する
・島村卯月 (SR)・渋谷凛 (SR)・本田未央 (SR)・輿水幸子 (SR)・十時愛梨 (SR)・赤城みりあ (SR)・アナスタシア (SR)の7人を加入させる。
・召喚石「ブリュンヒルデ」を入手しておく
2:召喚石「ブリュンヒルデ」を合計666回召喚し。称号報酬として召喚石「[覚醒魔王]神崎蘭子」を四つ入手し、最大レベルまで育成する
3:召喚石「[覚醒魔王]神崎蘭子」の最終上限解放に必要なトレジャー8つを集める。
・各島の星昌獣、ティアマト・コロッサス・リヴァイアサン・ユグドラシル・アドウェルサ・セレストを召喚石「[覚醒魔王]神崎蘭子」でトドメを刺す
そして達成報酬としてトレジャー『〇〇の絵画』6つを入手する
・各アイドル達のレベルを上げ、育成称号を入手し、トレジャー「同胞との魂の共鳴」を入手する
・上記称号を入手した際等に発生するフェイトエピソードをクリアし、トレジャー「覚醒せしグリモワール」を入手する
4:手順3で得たトレジャー8つとルピを消費して召喚石[覚醒魔王]神崎蘭子を最終上限解放する。
最終上限解放の称号報酬を受け取ると、キャラクターの神崎蘭子が加入。
団長「………………」
団長「………………」
団長「は?」
団長「えっ、何これは? これが蘭子ちゃんの加入条件?」
団長「その、なんて言うか、凄く面倒くさくない?」
団長「特にこの……666回召喚するってのがさ」
団長「ケタ間違えてない? 66回の間違いじゃ? えっ、マジで666回なの!?」
美波「はい。そうです。正真正銘666回召喚です」
団長「いや、ちょ、おま」
団長「ええええええええええええええぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!?????」
団長「あの、もしかして蘭子ちゃんってエンドコンテンツか何かで? 十天衆と同じく」
美波「そんなことないですよ団長さん。ほら、よく見てください。そんなに難しい条件ではないでしょう?」
美波「召喚するという行為自体は初心者でもできるじゃないですか」
団長「だからって666回は多すぎだと思うんですけど!?」
団長「正直バカじゃね!? 誰だよこんな条件考えた奴は!?」
ルリア「まぁまぁ、落ち着いてください」
ビィ「確かに666回はいくら何でも多すぎるような………」
ルリア「いえ、待って下さい。他の団長さんの召喚石でもカウントされるみたいです」
ビィ「あっ、それなら地道に救援とかで稼げばなんとかなる………のか?」
団長「確かに今ならブルンヒュルデを設定している団長さんも多いみたいだし………666回もそんなに難しくないかも?」
美波「そうですよ団長さん。だから頑張ってください!」
美波「そして蘭子ちゃんも仲間にしてあげてください」
団長「よ、よし……とりあえずやってみっか!」
団長「みんな行くぞ! ブリュンヒルデを召喚だーッ!!」
『オ―――ッ!』
――――――――――
――――――――
チュドーン! ドカーン!
団長「はぁ………はぁ………どうだ? 随分と召喚してやったぞ!」
団長「もう50回ぐらいカウントされたんじゃないのか?」
ルリア「あっ、えっと………」
ルリア「まだ9回……みたいですね」
団長「えっ、9回? まだたったの9回?」
ルリア「はい。なのであと657回ですね」
団長「………」
団長「あっ、これ無理だわ」
美波「団長さん!!」
美波「まだ始めたばかりじゃないですか! いきなり諦めないでください!!」
団長「いやだって! 実際やってみたら実感するけど、これ666回は本当キツ過ぎるって!」
団長「とてもじゃないけどやってられないッス!!」
美波「そんなこと言わずに頑張ってください!」
美波「団長さ――いえ、プロデューサーさん!!」
団長「誰がプロデューサーだ! 俺は団長だ!! グランくんだ! 間違えるんじゃない!!」
美波「いえ、その、もうみんな知っていますし………団長さんの正体がプロデューサーさんだって……」
団長「な、何を言ってるのかまるで理解できませんね(震え声)」
ビィ「まぁ、兼任してる奴多いしなー」
団長「ち、違う! 俺はプロデューサーなどではございません!」
美波「ともかく! ここで蘭子ちゃんだけを省いたら蘭子ちゃんが可哀想です!!」
美波「プロデューサーさんもご存知でしょう? 蘭子ちゃん、とても寂しがり屋ですから………」
団長「うっ………」
美波「だから頑張ってください! 蘭子ちゃんだけ仲間外れにしないでください!!」
団長「う、うぐぐぐ………!」
団長「ああもうわかったよ! 半汁と種をよこせ!」
美波「プロデューサーさん……!!」
美波「いえ、団長さん、ありがとうございます!」
団長「666回がなんじゃボケェ!! やってやろうやんか!!!」
団長「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
――――――――
―――
団長「ハァ…ハァ……ど、どうだ? もうそろそろ50回ぐらい召喚したろ?」
ルリア「いえ、まだ25回です………」
ビィ「つまり後641回だな」
団長「」
団長「む~りぃ~! もうこれ絶対む~りぃ~!」
美波「諦めないで下さい団長さん!」
団長「無理無理! こんなん絶対無理や!!」
ルリア「でも確かにこれじゃあ効率悪いですよね………」
ビィ「どれどれ、それじゃオイラがググッて効率のいい方法さがしてやるぜ。ええと……」カタカタカタカタ
ビィ「おっ、あったあった! ヴィーラ道場ってとこでやれば効率よく召喚できるらしいぞ」
団長「ヴィーラ道場?」
※ヴィーラ道場
メインクエスト19章エピソード4のヴィーラ戦で敵の再生効果を利用し、ブリュンヒルデの召喚回数を稼ぐ方法のことである
ルリア「はわ~~凄いです。こんな方法があるんですねー」
団長「ふむふむ、なるほどな。これなら俺が回復系ジョブに就けば更に安定して回れそうだな」
団長「よし、ならアルケミスト(錬金術師)にジョブチェンジだ!!」
ビィ「確かにアルケミストならポーションも錬成できるしいいかもな」
団長「君の手で~~♪」
ルリア「きっり裂いて~♪」
ビィ「遠い日の記憶を~♪」
美波「唐突にハガレンですか!?」
団長「さぁ、召喚数稼ぎだ! 行くぞアル!!」
ビィ「オイラはアルフォンスじゃね――ッ!!」
―――――
―――
☆メインストーリー19章:エピソード4☆
団長「うおぉぉぉぉぉぉ!!! 行くぞヴィーラァァァァァァッッッッ!!!!!!!」
ヴィーラ「お姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さま!!!!」
団長「まずは上のビットを破壊して、そして下のビットにリジェネを発動させてっと」
団長「後は攻撃! 攻撃! そして回復! そしてまた攻撃!」ザシュザシュ
ヴィーラ「リストリクションズ・ネイル!!」ズシャズシャ
ルリア「ブリュンヒルデ、召喚できます!!」
団長「よっしゃ! 召喚!!」
蘭子「フハハハハハハハッ!!! 第二形態!!」
ドカドカドカーン!!
団長「そして再び攻撃! 攻撃! そして回復! そしてまた攻撃!」ザシュザシュ
ヴィーラ「リストリクションズ・ネイル!!」ズシャズシャ
ルリア「ブリュンヒルデ、召喚できます!!」
団長「よっしゃ! 召喚!!」
蘭子「フハハハハハハハッ!!!」
ドカドカドカーン!!
団長「そしてまた攻撃ぃぃぃぃ!! 回復ぅぅぅl!!! 召喚ッッッ!!!!!」
ビィ「えっ、これを繰り返すのか? これを666回しなきゃいけないのか!?」
美波「そうです」
ビィ「うわぁ………」
――――――――――
―――
団長「ハァ……ハァ……どうだ! 何回イケた!?」
ルリア「グラン、やりました♪ 50回です! 50回召喚できましたよ!」
団長「や、やっと50回かぁ~………」
ルリア「ウフフフ、これであと616回ですね♪」
団長「うわあぁぁぁぁぁぁ!! 先が長いぃぃぃぃぃッッ!!!???」
美波「団長さん頑張ってください! ほら、TVを持ってきましたから!」ドンッ
ビィ「よし、これで撮り溜めしてあるグラブルアニメを観ながら作業をするんだぜ!」
団長「あぁ^~水着ジータちゃん可愛い~~エロい~~♪」
団長「皆が走って先を急ぐぅぅぅ!! サーカスが来たってはしゃいでるぅぅぅぅ!!」
ビィ「アニメのOPか」
ルリア「グラブルアニメのOPとEDいいですよねー♪」
―――――
―――
団長「ゼェ……ゼェ……な、何回イケた………?」
ルリア「やりましたよグラン! とうとう100回です! 100回召喚しましたよ!」
団長「ひゃっ、百回か………やっと100かいイケたんやな………」
ルリア「あと566回ですね♪」
団長「うわああああぁぁぁぁぁ!!! 長いぃぃぃぃぃ!!!」
美波「だ、団長さん! ほら、音楽プレーヤー持ってきましたよ!」
美波「気分転換に音楽でも聴きながら作業をしましょう!」
ルリア「あっ、だったら私やヴィーラさん達で歌った『キミとボクのミライ』を聴きましょう♪」
カリオストロ「いやここは世界で一番可愛いカリオストロちゃんが歌った『7日間かけて世界を創るより可愛い女の子1人創った方がいい』で♪」
ローアイン「いやいやいや、ここは俺らで歌った『カフェdeパーリナイ』っしょ♪」
フェリ「わ、私が頑張って歌った『ソラのミチシルベ』を………」
ビィ「お前らどこから湧いてきたんだよ………」
団長「ええい、この際なんでもいいから流してくれ!!」
『ふんどし締めて~♪ 面舵いっぱい~♪」
ビィ「おい、三羽烏かよ!?」
団長「ソイヤ! ソイヤ! ソイヤソイヤソイヤソイヤ!!」
ルリア「あっ、でも元気が出たみたいですね♪」
団長「ソイヤぁぁぁぁ!!! うわぁぁぁぁぁぁん!!!(号泣)」
ビィ「ただヤケになってるだけじゃねぇか?」
―――――――
―――
団長「攻撃……アッアッ……回復、ポーション錬成……アッアッ………召喚……アッアッ……」
ルリア「ぐ、グランの眼に生気がありません………」
美波「同じ作業の繰り返しは心に来ますからね……」
ビィ「おい、何か他に気を紛らわせる物はなんかないのか!?」
ルリア「グラブルアニメはもう全部観ちゃいました!」
美波「え、えっと………それじゃあシン劇でもどうぞ!」
ビィ「おおっ、シンデレラガールズ劇場か!」
団長「あぁ^~~ふみふみ可愛いんじゃぁ~~!」
ビィ「よし、持ち直した!」
団長「それにしても、ふみふみはグラブルにいつ来てくれんのかなー………」
美波「さぁ……どうでしょう?」
ルリア「Mマスコラボも復刻して欲しいですね」
ビィ「新たにミリマスコラボとかもやらねーかな?」
美波「うーん、ミリマスは運営会社が違いますから厳しいかもしれませんね」
ビィ「あっ、そうか! ミリマスはサイゲじゃないんだ!」
団長「ミリマスといえば今度ミリシタが配信されるよね」
団長「誰かシアター組でお勧めの娘を教えてください」
ビィ「こいつ………始める気か!?」
――――――
―――
団長「もうい嫌や―――ッッ!!!」
美波「あっ、団長さん! 逃げないでください!!」ガシッ
団長「嫌や~~! 嫌や~!!」
ルリア「もう、そんなに嫌がらないでくださいよ。もう243回は済んだことですし」
団長「まだ半分もいってないじゃないか!!
団長「嫌だ! 嫌だ! ねぇ小生もう召喚するだけの嫌だ!!」
団長「というかグラブル以外のゲームもしたい! 艦これやデレステやらして―――ッッ!!!」
ビィ「やべぇぞ。もう心が折れかかってやがる!」
美波「大丈夫です。すでに次の一手を用意していますから」
美波「みなさん! お願いします!!」
『はーい!』
ゾロゾロゾロゾロ
ビィ「な、なんだぁ…?」
フェリ「だ、団長! が、頑張れ――ッ!!///」
ジャンヌ「挫けるな団長殿! 最後まで諦めるな!」
カリオストロ「がんばれ♥がんばれ♥」
アンスリア「私のために頑張って団長!!」
ジェシカ「フレー♪ フレー♪ 団長さーん♪」
シャルロッテ「清く、正しく、高潔にファイトであります!!」
シルヴァ「キミにならできる! 団長、がんばれ!」
団長「おおっ! み、みんな………!!」
ルリア「女性団員のみなさんが応援に駆けつけてくれました!」
団長「いよっしゃぁぁぁぁぁ!!!! 元気百倍だオラァぁぁぁぁッッッ!!」
ビィ「復活した!!」
美波「ふふっ、この手に限りますね」
ルリア「凄いですミナミさん♪ グランの事をよくわかってますね♪」
ビィ「つくづく単純な野郎だぜ………」
ハレゼナ「疲労なんてサヨナラバイバイ!!」
アーニャ「サイコーにクレ~ジ~♪ です♪」
美波「アーニャちゃん!?」
―――――――
――――
団長「ほ、星の鼓動が聞こえる………」
団長「今わかりました。宇宙の心は彼だったのですね」
団長「止まるんじゃねぇぞ………ミカぁぁぁッッッ!!!!」
団長「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwww」
ビィ「なんかわけのわからないこと言いだしたぞ!?」
ルリア「まずいです! もうグランの精神力が限界です!」
美波「団長さんがんばってください! もう424回召喚し終えました!」
美波「残り242回ですよ! もう少しです!」
団長「まだ200回以上あるぅぅぅ!!! むぅ~りぃ~~!!!!!!!」
ビィ「どうする? また心が折れかかってるぞ」
美波「………こうなれば最後の手段です」
美波「シルヴァさん! アレをお願いします!」
シルヴァ「えっ、アレ? アレってまさか………」
シルヴァ「いやいやいや! 流石にそれは無理だ!!」
美波「お願いします! これも団長さんのためです!」
シルヴァ「いくら団長のためとはいえ………」
美波「そこをどうか………シルヴァさん!」
シルヴァ「ううっ、その声に頼まれると断れない………わ、わかった………」
シルヴァ「だ、団長! こっちを見てくれ」
団長「んあっ?」チラッ
シルヴァ「し、し………」
団長「ん?」
シルヴァ「し…しんしんし~ん! シルヴァで~っす♪(>>27歳)」
団長「!?」
シルヴァ「だ、団長さん! が、頑張れぇ~~♪(>>27歳)」キャピキャピ♪
団長「………」
団長「………」
団長「がんばりゅうううううううううう!!!!!!!!!!!!!!」
ビィ「おおっ! 復活した!!」
ルリア「流石ですシルヴァさん!」
シルヴァ「死にたい………」ズーン
美波「し、シルヴァさん可愛かったですから! 可愛い可愛い!」
ビィ「そ、そうだぜ! 相棒が元気になったんだしさ!」
――――――――
――――――
団長「あああっ………」ザシュザシュ
ビィ「頑張れ相棒! もう少しだ!」
団長「ああがががががっ………」ザシュザシュ
ルリア「召喚回数600回達成しました………あと66回ですよ! 66回!!」
ヴィーラ「お、お姉さま………お姉さま……おねねねささささ―――!」フラフラフラ
ルリア「ヴィーラさんも頑張ってください!! あと少しです!!」
団長「はぎきゃはぎゃぎゃぎゃ………」ザシュザシュ
美波「団長さん、あと少しです! あと少しで終わりますカッら!!」
団長「あああっ………」
美波「だからあともうちょっと………もうちょっとだけ―――」
美波「もうちょっとだけ、お願いします」
団長「ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!!!!!!!」
――――――――――
―――
団長「………………」
団長「………………」
団長「や、やった……やったぞ………」
http://i.imgur.com/kWBJ7St.png
団長「666回召喚し終えたぞ―――――――――ッッッ!!!!!!!!!!!!」
ルリア「やりましたねグラン!」
美波「おめでとうございます! 団長さん!」
団長「いよっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
団長「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
団長「疲れたもぉぉぉぉん!!!!!!」
ビィ「うんうん、よく頑張ったな! お疲れ様だぜ!」
ヴィーラ「」ピクピクピク
ルリア「ヴィーラさんもお疲れ様です。本当にありがとうございました」
団長「うおぉぉぉぉん! うおぉぉぉぉん!!(漢泣き)」
団長「よし、次は手に入れた覚醒魔王を3凸にしてっと………」
団長「それで次は4凸にするための素材を集めなきゃいけないんだな」
美波「そうですね。まずは各島の星昌獣を覚醒魔王でとどめを刺して倒さないといけませんね」
団長「倒す星昌獣はメインストーリーの固体がいいだろうな。一番弱いから楽だろうし」
団長「よっしゃ!なら早々に終わらせてやるぜ!」
団長「もう666回召喚は終わったんや! 後は消化試合だってハッキリわかんだねwww」
――――――
―――
団長「うわぁぁ!! ティアマト倒しちゃった!? こいつこんなに弱かったけ!?」
団長「コロッサス意外と固いぞ!? お前序盤ボスだろうが!!」
団長「ゆぐゆぐが意外と強くない!? 回復がギリギリなんですけど!?」
団長「セレステUZEEEEEE!! アンデット化とかやめてくれよぉ! 死んじゃう死んじゃう!」
団長「ってかそもそも覚醒魔王の火力低くないですか!?」
団長「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!! 楽勝かと思ったら面倒くせぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
――――――
―――
団長「ハァ…ハァ……ぜ、全部倒してトレジャー集めたぞ………」
美波「それじゃあ後はアイドル達のレベルを上げて称号とフェイトを見るだけです!!」
団長「えっと、凛ちゃんとアーニャちゃんはレベル50で川島さん達は60――」
団長「げっ、しまむーとみりあちゃんと幸子は70!? そこまで上げてないやん!」
ビィ「どうする? 武器を合成させるか?」
ルリア「いえ、スラ爆に行きましょう!」
美波「卯月ちゃん達を上限解放するための素材も足りません! ヘイローにも行きましょう!!」
団長「ああもう! 最後まで手間がかかるぅ~~!!!!!!!」
――――そして――――
団長「………トレジャーは全部集まった」
団長「これで『覚醒魔王』を最終上限解放できる………そうすれば―――」
美波「はい。蘭子ちゃんが仲間になってくれます!」
団長「」ゴクリ!
団長「よ、よし………上限解放するぞ! えい!!」
――神崎蘭子がパーティに加入しました――
蘭子「降臨! 満を持して!」
蘭子「ククク………我こそ魔王ブリュンヒルデ!」
蘭子「よくぞ我を召喚した。蒼き僕達よ、褒めてしんぜよう!」
蘭子「契約の義に従い、そなた等に我が闇の加護と、漆黒の魔力を授けよう!」
蘭子「フハハハハハハハハッ!!!」
団長「………」
蘭子「え、えっと………あの………」
団長「………」
蘭子「団長さん………? あ、あの………」
団長「………………」
団長「や、やった………」
蘭子「えっ?」
団長「やった! 俺はこの長く苦しい戦いに勝ったぁぁぁぁぁッッッッ!!!!!!!!」
蘭子「」ビクッ
団長「いよっしゃァァァァァァッッッッ!!!!!!!!
ルリア「おめでとうございます! グラン!」
ビィ「流石はオイラの相棒だぜ♪」
団長「うぅぅ~~、本当に疲れたよぉぉぉ~~!!!」
蘭子「あ、あの……これは一体?」
美波「ふふっ、団長さんはね。蘭子ちゃんを仲間にするために必死で頑張ってくれたのよ」
蘭子「そ、そうなの……?」
団長「そうなんだよぉ~~! うううっ~………!」ポロポロポロ
美波「改めてお疲れ様です、団長さん。蘭子ちゃんを仲間にするために色々頑張ってくれて、本当にありがとうございました!」
団長「もうこんな事は二度とごめんです(真顔)」
ルリア「あははは………」
蘭子「私のためにこんなにも頑張ってくれたんですね………」
蘭子「で、でも、私は………」
蘭子「………」
蘭子「あ、あの………だ、団長さん!」
団長「ん? どうしたの蘭子ちゃん?」
蘭子「じ、実は私………えー、オホン!」
蘭子「蒼き僕達よ、我を召喚し契約を結んだことに対し礼を言おう(私の事を仲間にしてくれてありがとうございます!)」
蘭子「しかし、我が闇の力………金色の光を持つ者たちには及ぶ事ならず!(でも、私の力は、SSRキャラ程強くはないんです)」
蘭子「契約の代償は………余りにも大きい………(だから、苦労して入手した価値なんてないんです私………)」
蘭子「こんなにも頑張ってくれたのに………私は………」
蘭子「ごめんなさい………」ショボン
美波「蘭子ちゃん………」
ルリア「ランコちゃんは決して弱いわけじゃありません。むしろSRキャラとしては他のアイドルの方達と同様に強いと思います」
ビィ「でも、こんだけ面倒くさい条件を満たすほどの価値があるのかと言われちゃ………正直、な?」
蘭子「ううっ………」
団長「なんだ、何を言い出すことかと思ったらそんな事か」
団長「そんな事、初めから承知していたよ」
蘭子「えっ」
団長「多くの先輩団長さんが言ってたよ。時間かけて蘭子ちゃんとるぐらいなら、カジノに籠ってアナトをとれってね」
団長「実際、その通りだと思ったさ。ただでさえ、俺は始めたばかりの初心者だしね」
蘭子「な、なら何故………」
団長「最初から強い仲間が欲しいなら3000円払って無料でガチャを引いている」
団長「俺が頑張ってキミを仲間にしたのはそんな理由なんかじゃないんだ」
団長「俺がこんなクソ面倒くさい条件を満たして蘭子ちゃんを仲間にした理由。それは―――」
団長「それは俺が、騎空団の団長であると同時に、プロデューサーも兼任している――」
団長「P空士だからだ!!」
蘭子「P空士!?」
団長「担当アイドルのために苦労をする。それはプロデューサーとして当然の事さ」
団長「そうだろう………なぁ、蘭子」
蘭子「蒼の僕………やはり、貴殿の正体は………和が友………!」
ビィ「やっぱり兼任してるじゃねぇか!!」
ルリア「まぁ、コラボから団長になったプロデューサーさんも多いと聞きますしね」
団長「ってかP空士でもなきゃこんな面倒な事やってられんわ!!」
ビィ「言い切った!?」
ルリア「まぁ、何はともあれ、ランコちゃんが来てくれて嬉しいです♪ これからよろしくお願いしますね♪」
蘭子「ルリアちゃん………」
ビィ「へへっ、頼りにしてるぜ?」
蘭子「ビィくん………」」
団長「この世界でも、よろしく頼むな?」」
蘭子「我が友………」
蘭子「フフフフッ、フハハハハ!!」
蘭子「よかろう! 我を召喚した蒼き僕達のため、この力存分に振るおうぞ!」
美波「ふふっ、よかったね蘭子ちゃん。この世界でも一緒に頑張っていこうね♪」
ルリア「ランコちゃんは長期戦に向いた性能を持っているみたいですね」
団長「ちょっと難しいけど、上手く運用すればかなりの爆発力出せるらしいな」
蘭子「フフフフ、その通り! いざ見せよう! 我が魔力の片鱗を!」
蘭子「出でよ! 地獄の業火!!」ジュボボッ!!
ビィ「うわっ、こんなところで炎なんか出すなー!!」
たまたまダイナマイトを持って通りかかったラカム「ん? 何の騒ぎだ?」
ルリア「あっ、炎がラカムさんの方に――――」
ラカム「えっ」
ジュボ
ドカァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!
全員『ラカムぅぅぅぅッッッ!!!!!!!』
終わり
蘭子ちゃん加入がマジでしんどかったから書きました。666回召喚が本当にキツかったとです.
あとSSには書いていなかったですが、アークエンジェルが足りなくて覚醒魔王のレベル上げにも苦戦しました。
ほんと………蘭子ちゃん入手は茨の道でした………(遠い目)
前作です。なんなりとお読みください
グラン「ヴィーラを仲間にしたかったぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493297201/
グラン「レジェフェスじゃ―――ッッッ!!!!!!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493986217/
近況報告というわけではありませんが、サプチケでヴィーラを。グラパスのキャラチケでフェリちゃんを手に入れられました。
フェリちゃんが可愛すぎて辛い。アニメに登場しなかったのが残念でならないです
………二期やりますよね?
駄文失礼しました
蘭子はコツコツやって1年かけてやっと666回になった
ストーリー8章までしか進めてない俺にはとても……
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498385798/
Entry ⇒ 2017.07.01 | Category ⇒ グラブル | Comments (0)