【食戟のソーマ】司「今日は十傑のみんなとカラオケに来たぞ!」
ワイワイ ガヤガヤ
司「えー、みんな!連隊食戟お疲れ様!」
司「薊総帥からの粋な計らいで今日はこのカラオケボックスを貸しきってお疲れ様会をやることになった!」
司「みんな、思う存分楽しんで……」
竜胆「なぁももー!なに歌うー?」
もも「えーと、ももはねー……」
女木島「斎藤、これ(デンモク)どうやって使うんだ?」
斎藤「これはだな、女木島」ピッピッ
久我「叡山がカラオケとか似合わねーっつーの!」プププ
叡山「んだとごらあァ?」ガタッ
一色「ふふふ、みんな仲良しだね?寧々ちゃん!」ニコッ
寧々「そうね。久我と叡山はうるさいからしんで」
ワイワイ
司「………そうだよな。誰も俺なんかの話は聞きたくないよな」ウジウジ
もも「ああいうのが場の雰囲気を盛り下げるんだよね、ブッチー?」
ブッチー「ソウダネモモチャン」
司「うわぁぁぁー!もう帰るー!」
竜胆「司~、元気出せよ~」ポン
司「竜胆……」グスッ
竜胆「私と一緒にこれでも歌って盛り上がろうぜ!」ピッ
竜胆が司と一緒に歌おうと入れた曲
安価下
司「これは……」
竜胆「ほらっ、これなら一緒に歌えんだろ?」ニッ
司「竜胆………」ウルッ
久我(おいおい、カラオケに来てまで童謡かよ~)
叡山「ケッ!くだらねー」ボソッ
もも「………司ってめんどくさ…」
寧々「もも先輩!」バッ
もも「モガ」
竜胆「いっくぜー!司ー!」スッ
司「ああ!竜胆!」スッ
竜胆「おも◯ゃの♪」
司「チャチャチャ♪」
竜胆「おも◯ゃの♪」
司「チャチャチャ♪」
叡山(おも◯ゃのチャチャチャの癖に…)タラッ
竜胆「おも◯ゃの♪」
司「チャチャチャ♪」
もも「竜胆の歌声を聞いてるとまるで…」
もも(おもちゃの世界の住人になったみたィィィ!!)パアア
寧々「もも先輩が竜胆先輩の歌声でリアクションを!?」ギョッ
竜胆「ふぅー!歌いきったぜー!」
司(みんな……俺の歌で盛り上がってくれたかな?)チラッ
もも「竜胆!竜胆の歌、凄かった!」
久我「いやー!りんどー先輩!ぼくちんかんどーしたよん!」
一色「プロみたいでしたよ、竜胆先輩!」ニコッ
斎藤「小林!惚れたぞ!」
竜胆「いや~、そうかー?」テレッ
ワイワイ
司「」
女木島「司」ポンッ
司「女木島……」
女木島「まぁ、その………司もなかなか上手かったぜ?」グッ
司「>>7」
女木島「司……」
女木島(そうだよな司、オメーも男だもんな……)
女木島「………わかったよ司」クルッ
女木島「なかなか、芯のある男じゃねェか」ニッ
司「もういっそ貝になりたい」ウジウジ
久我「さーて、次はぼくちんがいっちゃおーかなー?」スッ
もも「……………」バッ
久我「…………なにすんスか?」
もも「次はももの番だよ。文句ある?」
久我「……………いえ…」
寧々「久我しね」
『ようこそジャ◯リパークへ』ババッ
叡山(アニソン…ガキかよ)ケッ
寧々(もも先輩……)
斎藤(けも◯フレンズか……)フム
久我「プププ」ピクピク
もも「……なに?文句あるの?」
久我、叡山、寧々「いえ」
もも「よ、おこーそ♪じゃっぱ◯ぱ~く♪」ジャーン
斎藤「茜ヶ久保!すっごーい!」パチパチ
一色「もも先輩!可愛い歌声でしたね」ニコッ
もも「……………」チラッ
久我、叡山、寧々「!」ビクッ
叡山「ま、まあ、よかったな…」パチパチ
寧々「わ、私もみ、見てみよーかな?けも◯フレンズ…」パチパチ
久我「も、もも先輩…か、可愛いっスね?」プププ
もも「>>10」
叡山「そ、そっスか……」
寧々「さ、さすがもも先輩…!こ、今度見よーっと……」
久我「すっごーい」
もも「ふふっ」ドヤッ
竜胆「よかったぜー!ももー!」ガシッ
もも「ま、まあね?」テレッ
司「俺と違って茜ヶ久保や竜胆は…」ウジウジ
女木島「司ァ……」
斎藤「………さて…」スクッ
斎藤「次は俺の番だな」ピッ
斎藤が入れた曲 安価下
斎藤「ふっ、やはりカラオケと言ったらこれだな」ニヤッ
久我(ええー……)
叡山(おいおい、どーなってんだよウチの先輩方はよォ?)
一色「いい選曲ですね、斎藤先輩」ニコッ
斎藤「ふっ、ありがとう一色」
もも「きっしょ、消していい?」
寧々「や、やめて下さい!もも先輩!」
竜胆「あっはっはっはー!似合わねーぞ斎藤~!」ケラケラ
久我「やめてちょー!竜胆せんぱーい!」
斎藤「ど~ら◯◯ん~♪」ボエー
久我、寧々、叡山(うげっ!超音痴だ…)
一色「上手いですね、斎藤先輩」ニコニコ
竜胆「斎藤のへたくそー!」
もも「最悪、やっぱ消そ」ピッ
ブツン
斎藤「む!?」
斎藤「おかしい……急に曲が消えた……」
斎藤「機械の故障か?」ユサユサ
もも「…………………」
久我「>>14」
斎藤「………消した……?」ギロッ
久我「あっ、やっべ」テヘッ
もも「……………」
斎藤「消した…とはいったいどういう事だ?久我」ギロッ
久我「あちゃー、照紀ちゃんたら失敗失敗♪」テヘヘ
久我「実はですね~?もも先輩がぁ……」
もも「照みゃんが消したんだよ綜みゃん」
久我「はぁ?」
斎藤「……なに?」ギロッ
久我「い、いや違うんスよ!これはもも先輩がぁ…」
もも「なんかね?何で打ち上げのカラオケまで来て可愛くねージャイ◯ンリサイタルに付き合わなきゃなんねーんだよしね、とか言って照みゃんが……」
もも「ももは止めたんだけど……ね?ブッチー?」ウルッ
ブッチー「ソウダネモモチャン」
久我「ざ、ざっけんなよこのチビィ!!!」
斎藤「……久我…貴様ァ……!!」
久我「ヒィィィィ」
寧々「私もです。久我しね」
久我「!?」
斎藤「……………」プルプル
久我「りんどー先輩ぃ!一色~!助けてちょ~」チラッ
司「どうせ俺は……」ウジウジ
竜胆「元気出せよ司ぁ」ポン
一色「そうですよ司先輩!」ニコッ
女木島「司ァ」ポンッ
久我「」
斎藤「……久我ァ……!!」ギロッ
久我「ヒィィィィ!助けてちょ~!」ガクガク
斎藤「>>20」
竜胆「え?ワニくんを?なんで?」ピョコピョコ
久我「ゆ、許してちょー!!」
もも「あ、ちょうどいい所にワニくんが」
ワニ「よぉ」
斎藤「ナイス茜ヶ久保!」グッ
久我「ざけんなよチビ!」
もも「もも、チビじゃないもん。照みゃん生意気~」
斎藤「さて、このワニくんを>>22させるとするか」ニヤッ
ワニ「あらいい男♪」
久我「や、やめてちょ~!!」
もも「まぁまぁ綜みゃん」ポンッ
斎藤「茜ヶ久保……」
もも「ここはさ、先輩の度量を見せて許してあげよーよ?」
斎藤「むう………茜ヶ久保がそう言うならば………」
久我「もも先輩………」キラキラ
もも「………甘ったれんなよブタがァ!」バチン
久我「ひゃうっ!?」ドサッ
久我「な、なにすんのさー!もも先輩!」
もも「さっきももをチビ呼ばわりしたり売った事は忘れないんだからね!」バチン
久我「ひぇっ!」ドサッ
もも(………可愛い……)ゾクゾク
もも「………ワニ…アナ◯…」ボソボソ
ワニ「やぁ」
久我「ひぃっ」ビクッ
もも「うふふふ♪」
バチン バチン
竜胆「あいつら楽しそーだなー」アッハッハ
叡山「いい様だぜ久我ァ」ニヤニヤ
寧々「本当ね、そのまましんでくれないかしら」
一色「さて、誰も入れないなら僕が曲を入れるよ!」ピッ
一色が入れた曲 安価下
一色「うん、やっぱりこれだね!」ニコニコ
叡山「あァ?」
竜胆「へー?しぶいな~一色ぃ?」
寧々(………これは………!)
一色「さぁ、寧々ちゃん」
寧々「」ビクッ
一色「………僕と一緒に歌おうよ?」ニコニコ
寧々「>>26」
寧々「や、やってやろうじゃない!」
一色「それでこそ寧々ちゃんだ」スッ
寧々(一色…後でコロス)
一色「わるいひとに今おわれているの~♪」
一色「………寧々ちゃんsay?」スッ
寧々「オネガイキンタマモッテ」ボソボソ
一色「……ん?」ハテ
竜胆「寧々ー!ボソボソ言ってて聞こえねーぞー!」
叡山「オラァ!もっと大きな声で歌えやー!」ニヤニヤ
一色「寧々ちゃん!ファイト!」ニコッ
寧々「…………………」
寧々(もうヤケクソよ!////)
寧々「キンタ◯ケガオオイ♪キンタ◯ケガオオイ♪」
竜胆「あーはっはっはっ!」ケラケラ
叡山「おいおい!とんだ淫乱女だなァ?」ニヤニヤ
斎藤「まったく、けしからん////」
久我「きゃー!オサゲちゃんの変態ー!」ニヤニヤ
もも「うっさい」バチン
久我「いでっ!」
寧々(うぅ……お嫁にいけない…)グスッ
一色「寧々ちゃん、ナイスファイト!」グッ
寧々「>>29」
訂正
もも「照みゃん」→もも「照にゃん」
一色「おっと」
一色「ふふふ、怒った顔も可愛いね」ニコッ
寧々「ぐ……あ、あなたのそういう所が昔から嫌いなのよ!////」プンプン
一色「あはは、僕は寧々ちゃんのそういう素直じゃない所も昔から嫌いじゃないよ?」ニコッ
寧々(後で本当にコロス!///)カーッ
イチャイチャ
久我「えー?なーにーこれー?なんかイラっとくんですけどー?」
竜胆「くがー!男の嫉妬はみっともないぞー!」
もも「かっこわる」プッ
久我「うっさいよ!」
叡山(カラオケなんざキョーミはねェが…ここは一発盛り上げて俺のマネジメント力でも見せつけておくか)ピッピッ
寧々「え?叡山も歌うの?」
久我「あー、叡山の番はパスでいいっしょ」
もも「ブッチー、次の曲でも選んでよっか」
ブッチー「ソウダネモモチャン」
叡山「あぁ?」イラッ
竜胆「おいくがー!そういう事言うなよー!えーざんがかわいそーだろ!」
斎藤「そうだぞ久我。皆で楽しんでこその和である」
一色「久我君!叡山君だけ仲間外れはよくないよ!」
久我(なんで俺だけ責められてんの?)
竜胆「えーざん!くがーなんか気にしないで好きな歌を歌っていーからな!」ポンポン
叡山「……ぐ…………!」
叡山(クソが!どいつもこいつもナメやがって!)ピッピッ
叡山(この曲で度肝を抜いてやるぜ!!)ピッ
叡山が歌う曲 安価下
叡山(この曲だ!!)ピッ
『IGN◯TE』ババッ
叡山「はんっ」ニヤッ
斎藤(叡山め……なかなかいい選曲だ…)ニッ
久我「え?なーに?この曲ー?」
寧々「えーと、確か少し前に流行ってたような……」
もも「次は可愛い可愛いこの曲にしようかな?あ、でもこっちも可愛い」ピッピッ
叡山「いくぜー!!」
竜胆「がんばれー!えーざーん!」
一色「ふふふ、こんなに楽しそうな叡山君を見るのは久しぶりだ」
叡山「……………」スー
叡山「まよわずぅにいまぁー!!」
キーン
久我、寧々(うげっ…すごいドス声……)
もも「うるさっ」
斎藤(叡山よ…まだまだ精進が足りんな)
竜胆「えーざーん!歌が少しくらい下手くそだからって気にすんなよー!」
一色「」ニコニコ
叡山「ハァ…ハァ……」
叡山「へっ、力の限り歌いきったぜ」ニヤッ
叡山(さて、オーディエンスの反応は…)チラッ
久我「いやー叡山ちん、カラオケがお上手なのねー、ぼくちん感動しちった(棒)」パチパチ
寧々「凄い雑音ね。不快だったわ」
もも「あ、終わった?んじゃ、次はももの番ね」
叡山「………ちっ」
叡山(ハナからあのバカ共の感想なんざ期待してねーよ!)チラッ
斎藤「叡山、この曲を歌う時の音程はな?」ブツブツ
竜胆「……………がんばれ!」グッ
叡山「………クソがァ……!!」シクシク
一色「………叡山君」ポンッ
叡山「一色……」
一色「>>35」
叡山「ちくしょー!!」ウワーン
久我、寧々(泣いた……エグいな一色…)
もも「きもっ」
竜胆「こらー!一色ー!えーざんを泣かすなー!」ウガー
一色「ぼ、僕はそんなつもりは……」アセアセ
斎藤(叡山……その涙がお前を強くする!頑張れ!)キラン
ワイワイ
女木島「…………どうやら向こうは盛り上がってるみてーだな?」
司「ああ、そうだな……やっぱ俺なんかがいなくても……」ウジウジ
女木島「…………………」
女木島「………俺はそうは思わねェけどな?」
司「………え?」
女木島「……だがな?いざって時にそのクセの強ェ連中をなんだかんだまとめてきたのは……」
女木島「他でもねェ……第一席のお前だよ司」
司「……女木島……」
女木島「司ぁ、俺は……いや、他の連中もみんなお前を認めてんだ」
女木島「自信を持て、男だろ?」スッ
司「これは……マイク……?」
女木島「………付き合うぜ?」ニッ
司「女木島………」
司「ありがとう!」グッ
ワイワイ
もも「えーと、それじゃー次は可愛い可愛いプ◯キュアを……」
久我「えー?まーたもも先輩ー?」
もも「…………一緒に歌う?」
久我「いや、プリ◯ュアの歌とか知らねーし」
「待ってくれ!」
もも、斎藤、久我、寧々、一色、叡山「!」
司「次は……俺と女木島が歌うよ!」グッ
女木島「……………」
竜胆「…………へっ」
竜胆「待ってたぜ!司~?」ニッ
司「………………」ピッピッ
女木島(そうだ司、自信を持て!そして選ぶんだ!)
司「………………」ピッピッ
女木島(今度は自分の手で……自分が歌う曲をな?)ニッ
司「………よし!」
司「これに決めた!!」ピッ
司が選んだ曲 安価下
司「カラオケと言ったらこれだな!」
女木島(ええ!?)
女木島(おい司ぁ!マジかよ……?俺も歌うんだぞ!?)チラッ
司「!」
司「……安心してくれ女木島…」フッ
司「マイクとは対話済みだ!」グッ
女木島(そういう意味じゃねーよ!!)ガクッ
寧々「さな◯虫って……」
久我「司っさん…」
叡山(ロクな先輩がいねェな…)
竜胆「あーはっはっはっ!おいつか…!…げふっ!」ゲホッ
一色「り、竜胆先輩!落ち着いてください!」
もも「……さて、消そ」スッ
斎藤「やめておけ茜ヶ久保!」バッ
司「いくぞ!女木島!」スッ
女木島「………ああ…」スッ
女木島(………こうなったら腹くくるしかねーか……)
司、女木島「君………!!
店員「しつれいしまーす!ドリンクお持ちしましたー」ガチャ
司「ええ!?」
女木島(助かった…)ホッ
竜胆「んー?ドリンクなんていつの間に頼んだんだー?」
久我「あー!はいはいはーい!ぼくちんでーす♪」
久我「ちょーどみんな最初のドリンクが無くなる頃だと思って頼んどいたのよん♪照紀くんって賢い!」
竜胆「ナイスだくがー!」
もも「えらいえらい♪」
寧々「へぇ?久我にしては気が利くじゃない」
叡山「ま、確かに丁度喉が乾いてた頃だな」
一色「ありがとう!久我君!」
久我「いえいえ」ヘラヘラ
司「…………俺の歌が……気合い入れてたのに…」ガクッ
女木島「ま、まー…次があるさ、元気出せ?」ポンッ
斎藤「……まったく、歌っている最中に入ってくるとは……少しは空気を読んで…」ブツブツ
ワイワイ
久我(ひひひ、なんてね?)ニヤッ
久我(やっぱこういう会にはスリルが必要っしょ?)
久我(………なんとこのドリンクの中には一つ当たりがありまーす♪)
久我(当たりドリンクにはなんと……)
久我(>>43が入ってるよん♪)
竜胆「ふぅー!喉がカラカラだぜー!」
もも「美味しそうだね?ブッチー!」
司「……もう帰ろっかな?」イジイジ
女木島「ジュースでも飲んで元気出そうぜ?」
叡山「……次はあの曲……いや、あの曲で……」ブツブツ
斎藤「ふむ、美味そうなドリンクだ。何から作っているのか……」
一色「粉じゃないですか?」
ワイワイ
久我(ひっひっひ)ニヤニヤ
寧々「何ニヤニヤしてるのよ久我?キモい、しね」
久我「うっさいよ!」
久我(………さぁ……)
久我(楽しいロシアンルーレットの始まりだよん♪)
当たりを引いた人
司、竜胆、女木島、もも、斎藤、寧々、一色、久我、叡山の中から >>46
久我「……………」スクッ
久我「オサゲちゃーん♪」フリフリ
寧々「なによ?私の眼前から消えてくれない?不快だから」
久我(………違うのか……)チッ
寧々「?」
久我「……りんどーせんぱーい?」
竜胆「おっ?どーしたくがー?」
久我(違う………か………)
久我「………………」チラッ
もも「なに?」
久我「…………いえ…」
久我(え?マジで?つー事は……)チラッ
一色「やっぱり褌はサイコーだね!」バーン
叡山「てめェ一色!きたねーもん見せんな!」オエ
斎藤「やるな一色!俺も負けては……」
女木島「やめとけ斎藤」
久我「………………」
司「………久我」ポンッ
久我「え?」クルッ
司「………好きだ////」ポッ
竜胆、女木島、もも、斎藤、寧々、叡山「!!!!?」
一色「わぉ」
久我「げえェェェェ!!?司っさーん!」
久我「す、好きって……そりゃーぼくちんも司っさんの事は目標だし、好きだよん……?」
司「……違う…そうじゃない……」
司「………愛してる!久我!」キリッ
久我「」
女木島(司……今日一番のイイ顔してやがんな……)
竜胆「あ、あっはっはっはー!お、おいー?司~?なーんだその冗談は~?」→引き笑い
もも「全然笑えないんだけど」
寧々「え?司さん?久我?好き?え?男同士?」
一色「落ち着いて!寧々ちゃん!そういう世界もあるんだよ!」
斎藤「まったく、司と久我め、いつからそんな関係に」ニヤッ
女木島「司……お前そんなに思いつめてたのか……」ホロッ
叡山(明日退学届けでも出すかな……)
久我「ちょ、ちょっとー?司っさぁん?酔ってんのかなー?」
司「違う!」クワッ
久我「ひぃ!」ビクッ
司「愛してるぞー!久我ー!」ガバッ
久我「ひぇぇ!助けてちょー!」グイグイ
竜胆「>>49」
竜胆「とりあえず面白そうだし、田所ちゃんに写メでも送ってみっか」パシャ
叡山「じゃ、俺は明日の遠月スポーツの一面用に」パシャ
久我「ちょっとりんどー先輩ー!叡山はコロス!」グイグイ
司「くがー!!」スリスリ
寧々「はいはい、もも先輩は見ちゃいけませんよー、汚いですから」メカクシー
もも「………………」
一色「どうします?」
女木島「………さすがに止めた方がいいかもな」スタスタ
女木島「………おい司ぁ」
司「?」クルッ
女木島「…………許せ……」ブン
ゴス
司「おえ!!」ドサッ
寧々、斎藤、一色、叡山(うわっ、モロの腹パン……痛そう……)
竜胆「あっはっはっはー!」ゲラゲラ
司「」
久我「ふ、ふー………助かったよ女木島のおっさーん」
久我「いやー、にしても惚れ薬の効果がここまでとは………」
女木島「………惚れ薬?」
久我「………あっ、やべっ」
竜胆「>>51」
ちょっと貸して
竜胆「ちょっと貸せー!くがー!」バッ
久我「あ」
斎藤(小林……まさか俺に…)ドキドキ
竜胆「おい司ー!飲めー!」グイグイ
司「ごぼぼ!?」ピクピク
斎藤「」
女木島「なに落ち込んでんだ斎藤?」
寧々「り、竜胆先輩!やめてください!」
一色「司先輩死んじゃいますよ!」
司「!?」ビクッ
竜胆「司ー!私に惚れたか?」
司「…………………」
司「………腹が……」ギュルルルル
竜胆「え?」
司「腹が痛いー!!トイレー!」バッ
タッタッタ
竜胆「あ、おい司ー!」
寧々「………凄い勢いでトイレに……」
女木島(今日はあいつの厄日だな……)
叡山(アホくさ、帰りてー)
久我「いんやー、ちょっとゲームの余興に……」テヘッ
寧々「しね」
斎藤「久我、薬で人の心を操るのは感心せんな…」ウム
久我(いや、あんたも欲しがってたじゃん)
一色「まーまー、ここは気を取り直して歌いましょう!」ニコニコ
久我「一色~~!!」キラキラ
もも「じゃ、ももが可愛い可愛いプリ◯ュアを」スッ
久我「ちょっと!ぼくちんまだ歌ってねーんスけど!」グイッ
もも「だったらももとプリ◯ュア歌えばいいでしょ!」グイッ
久我「だからその歌知らねーって!」グイッ
ギャー ギャー
寧々「…………ハァ…」
コンコン
寧々「!」
「やぁ」キィー
薊「楽しんでるか~い?」ニコッ
一同「総帥!!!?」
斎藤「そ、総帥が何故此処に!?」
もも「なんかテンション下がったね~ブッチー」ムギュギュ
ブッチー「イタイヨモモチャン」
薊「実は僕も君たちとは別に、えりなと二人っきりのVIPルームを貸しきったんだがね?」
寧々「は、はぁ……」
薊「…………えりなが…来なかった…」ガクッ
寧々「そ、そうですか………」
竜胆「そうすい~!それって薙切ちゃんに嫌われてんだよー!」ゲラゲラ
女木島「こ、小林~…そんなにはっきり言わなくても……」
薊「」ガクッ
女木島「…………ほらな?」
竜胆「あっはっはっはー!げふっ……!」
久我「りんどー先輩落ち着いて!」
一色「ちなみに薙切さんならソーマくん達と極星寮で祝勝会中です!僕もここが終わったら合流しますよ!」ニコッ
斎藤「たまに一色の笑顔が怖いな…」
叡山「どっかにいい転校先ねーかな」
薊「…………」チラッチラッ
もも「?」ササッ
久我(まさかデンモク見てんのかな?)
久我「…………歌いまっか?そーすい」ヒョイ
もも「あっ!」
薊「!」ニコッ
一同(満面の笑みだ………)
薊「よーし!今日は朝までオールだ!」ワクワク
女木島、もも、斎藤、寧々、久我、叡山(勘弁してくれ……)
一色「僕は帰りますからね?」ニコッ
竜胆「あっはっはっはー!」ゲラゲラ
薊が入れた曲 安価下
久我(この軽快な曲は……)チラッ
『明◯があるさ』ババッ
薊「これはね?僕の大好きな曲なんだ!聞いてると勇気がわいてくる!」ニコッ
女木島、もも、斎藤、寧々、久我、叡山(似合わねー………)
竜胆「ちょ、そーすい!似合わねーって!」ゲラゲラ
薊「さぁ!行くよ!」ババッ
一色「すみません、僕は用事があるのでこれで」ペコッ
久我「はいはい、かいさんかいさーん」
もも「さ、帰ろうね?ブッチー」ズルズル
ブッチー「イタイイタイ!」ズルズル
叡山「けっ、くだらねー」ボソッ
女木島「………………」スタスタ
竜胆「あっはっはっはー!」ゲラゲラ
寧々「竜胆先輩。いつまでも笑ってないで行きますよ」ズルズル
斎藤「え?みんな帰るの!?待ってくれー!」
ゾロゾロ
バタン
薊「………………」ポツーン
薊「………あしーたがあるーさ…」グスッ
司「みんなー!……戻った……」ガチャ
ガラーン
司「………あれ?みんなは……」キョロキョロ
薊「アシータガアル……」ポツーン
司「…………薊総帥?」
薊「!」クルッ
司「?」
薊「ニコッ」パアア
司「…………え?」
ワイワイ
久我「ねーねー!これからみんなで二次会いかなーい?」
竜胆「おっ!いーなーくがー!」
もも「もも、いいお店知ってるんだよね?」ドヤッ
久我「へー?もも先輩の行きつけかー、アニメ◯トとかかなー?楽しみだなー(棒)」
もも「あ?」
プルルルル
叡山「…………俺だ」ピッ
叡山「なに?いい学校が見つかった?ならすぐに………」
一色「寧々ちゃん、僕、これから極星寮の祝勝会に合流するんだけど、寧々ちゃんもどう?」
寧々「…………仕方ないわね…今帰っても暇だし」プイッ
一色「ふふっ」ニコッ
斎藤「次のカラオケまでにレパートリーを増やして……」ブツブツ
竜胆「………そーいや司は?」
久我、もも「さぁ?」
ワイワイ
女木島「…………………」クルッ
アシータガアルーサ
女木島(司ぁ……お前やっぱり……)
女木島「第一席だわ」ニッ
この後司と薊はオールした
おわり
司が報われないなww
極星寮パートも是非
多分丸井の部屋なんだろうなぁ・・・
掲載元:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510495919/
Entry ⇒ 2017.11.16 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
【食戟のソーマ】竜胆「司ぁ!実は大変な事になっちまったんだよ!」
竜胆「実はさぁ!私のお気に入りのブラとパンツが無くなっちまったんだよ!」
司「ああ、それなら>>3したよ」
竜胆「会議室………?あーそーか!あん時か!」
司「はい」ポンッ
竜胆「サンキュー!ん~?なんかいい匂いすんなぁ!」クンクン
司「ついでに俺が洗濯しておいたよ」
竜胆「………洗濯……?司お前……」ジーッ
司「な、なに!?」ビクッ
竜胆「いいやつだな!」ニコッ
司「ハハハ、お安いご用さ!俺と竜胆の仲だからね!」
司「どうしたんだい?茜ヶ久保?」
もも「別に~司には関係ないでしょ。いこっブッチー」
もも(お気に入りのブッチーおパンツが無くなったなんて言えない…)
司「どうせ俺なんか…」ブツブツ
もも「めんとくさ」
司「そういえば茜ヶ久保」
もも「なに?今もも忙しいんだけど?」チッ
司「お前のおパンツ>>6」
もも「……今、もものおパンツがどうとか言わなかった?」
司「言ってないよ。気のせいだよ。とうとう頭がお花畑になっちゃったのかい?茜ヶ久保」
もも「なにそれ?司ムカつく!」プンプン
もも「もう司とは口きかない!いこっ!ブッチー!」
司「ふぅ、行ったか」フキフキ
もも「!?」
もも「つ、司……その汗拭いてるやつ……!」
司「………え?」フキフキ
司「………!!」バッ
司(し、しまった!焦ってつい茜ヶ久保のブッチーパンツで汗を拭いてしまった!!)
もも「つ、司がもものパンツを盗ったの………?」ガクガク
司「ち、違うんだ茜ヶ久保!」
もも「最低!変態!シネ!」グスッ
司「ち、違う!誤解なんだ茜ヶ久保!このパンツは>>8だ!」
もも「はぁ?」グスッ
司「ほらっ!茜ヶ久保って可愛いだろ?そこで俺は閃いたんだ!」
司「茜ヶ久保のパンツをしゃぶしゃぶする事で究極の料理ができるんじゃないかって!」
司「きっと世の中の男達は茜ヶ久保のパンツ入りしゃぶしゃぶをほっとかないよ!」
司「ちなみに俺が茜ヶ久保のパンツを持っているのは食材との対話さ!」
もも「な、なに言ってるの司…?キモいんだけど?」
司「キモい…そんな……」ガーン
久我「ちょりちょりーっす司っさーん!」
司「久我………」
もも「………………」グスッ
久我「あっれー?どーったの?」
久我「司っさんは面倒くさいモードに入ってるし、もも先輩は泣いてるしー」
司「俺は……ただ茜ヶ久保のパンツをしゃぶしゃぶしただけなんだ………」
久我「>>11」
もも「……………」ピクッ
久我「ぼくちんも前にそれやってワニ池に放り込まれちゃったよ~」
久我「ま、俺の場合はパンツ麻婆豆腐だったけどね~ん」
司「……ワニ池…」ヒエッ
久我「たーく、可愛い後輩の冗談だってにさー!もも先輩も冗談通じないよねー?」
久我「生理きてなさそうな面して万年生理かっての!」ケラケラ
もも「………ねえ」
久我「はい?」
もも「……………」ブンッ
バキッ
久我「………ぐぉお!?」
司「ひっ……殴った…」ビクッ
もも「………どうやら何の反省もしてないみたいだね」
もも「これはもう一度教育の必要ありだね」
久我「た、助けて司っさん!」
司「………俺は何も見てない…」ブツブツ
久我「!?」
もも「ほらっ、きて!」ズルズル
久我「ひぃぃぃ!」ズルズル
ズルズル
司(久我のお陰で助かった…)
もも「司」
司「!」ビクッ
もも「…………絶対に許さない。薊総帥にチクって退学にしてやるんだから」
司「ちょ、ちょっと待ってくれ茜ヶ久保!」
もも「黙れ変態。パンツ返せ」バッ
司「あっ!」
久我「司っさぁん!」
もも「………お前はこっち」
久我「許してちょ!」
ズルズル
司「……………」
司(食卓の騎士と呼ばれ遠月第一席にまでなった俺が同級生のパンツを料理に使ったくらいで退学なんて………)
司「やはり俺はダメな人間だ……」ウジウジ
「何か悩み事か?」ポンッ
司「!」
女木島「よぉ」
司「女木島!」
女木島「…………どうしたんだ?いつもより暗い顔してんじゃねぇか」
女木島「何かあったんなら勝手に話せ。聞くだけなら聞いてやる」
司「………>>14」
…………
……
…
司「……て事があったんだ…」
女木島「……………」
司「助けてくれ女木島!なんとか茜ヶ久保を説得してくれよ!」
司「俺はまだ料理を極めてない……まだ遠月を退学になりたくないんだよ!」
女木島「………………司お前……」
女木島「最低だな」
司「え!?」
女木島「"え"じゃねーよ。同級生の女子のパンツ盗んで料理とか最低じゃねーかよ」
女木島「料理人としてどころか人間としても最低のクズ野郎だよ」
司「うわぁぁぁぁ!」
女木島「………お前には一目置いてたのに残念だ。じゃあな、遠月を去っても元気でやれよ」
司「そ、そんなー!待ってくれよ女木島!」
女木島「>>16」
司「あっ」ドサッ
女木島「おい司ァ…俺に構うよりやるべき事があんじゃねえのか?」
司「…………え?」
女木島「………誠心誠意茜ヶ久保に謝るんだよ」
司「………で、でも俺なんか……」
女木島「………男だろ」クルッ
スタスタ
司「女木島………」
寧々「…こんなところで何をやっているんですか司先輩」
司「紀ノ国!」
…………
……
…
司「……て事があったんだ…」
寧々「………な、なんですかそれ……酷いです!」プルプル
寧々「久我がもも先輩のパンツでしゃぶしゃぶをつくったのを全部司先輩のせいにして司先輩が退学になりかかっている!?」
寧々「………久我…やはりあいつは最低のクズ野郎ですね」
司「だよな」
寧々「……………」スッ
司「………どうしたんだ紀ノ国?」
寧々「決まっています>>19するんですよ」
司「ええ!?」
寧々「安心してください司先輩。私の方からもも先輩に事のなり行きを懇切丁寧に説明しますので」
寧々「ついでに久我も処分します」チャキッ
司「それ、斎藤の包丁じゃないか!」
寧々「斎藤先輩から借りました。これで久我を三枚下ろしにしましょう」
司「…………………」
寧々「どうしたんですか司先輩?早く行きましょうよ」
司「>>22」
寧々「?」
寧々「………………」スタスタ
司「………………」ノソノソ
寧々「…………司先輩…もっと速く歩いてください」
寧々「司先輩の為にわざわざもも先輩のところに行くんですよ?」
司「………な、なぁ…紀ノ国……やっぱやめないか?」
寧々「はぁ?」
司「ほ、ほら!退学にならない方法ならもっと他にもあるかもしれないし!」
寧々「……いい加減にしてくださいよ司先輩」ギロッ
司「に、睨むなよぉ!」
ガシャン
寧々「!」
司「ひぃ!」ビクッ
叡山「くそがァ!」ドンッ
司「え、叡山……」
寧々「…………うるさいんだけど」
叡山「ちっ!紀ノ国か!」ペッ
寧々「何をイライラしてるか知らないけど迷惑。他でやって。シネ」
叡山「んだとこらァ!」
司「や、やめようよ二人共~」ビクビク
司「オレイチオウセンパイナンダケド」ボソボソ
叡山「あぁん?」
寧々「司先輩が叡山シネって言ってるわ」
叡山「あ?」
司「言ってないよ!」
司「な、なぁ叡山…そんなにイライラして何があったんだ?」
叡山「………どうもこうもねースよ…」
叡山「>>26だからだよ!」
叡山「クソが!体のあちこちが痛いぜ!」
寧々「いい事じゃない」
叡山「うるせー!」
司「………珍しいな……叡山が一色の手伝いをするなんて……」
寧々「確かに……」
寧々「なんか一色に弱味でも握られてるの?」
叡山「>>28だからだよ!」
叡山「そしたら何故か畑仕事をやらされた」
寧々「クズね」
司「自業自得だね」
叡山「うるせー!消えろ!」
叡山「たくっ!お気に入りの諭吉パンツも消えるし最悪の日だぜ」ブツブツ
寧々「………司先輩。あんなクズに構っている暇はありません行きましょう」
司「う、うん……」フキフキ
寧々「………司先輩…そのお札柄のパンツはどうしたんですか?」
司「拾った」
寧々「………パンツで汗を拭くのはやめてください」
司「ごめん…」
ウフフモモハネカワイーモノダーイスキ
ヤメテチョーモモセンパイ
寧々「…………………」
司「…………何か久我の叫び声も聞こえるしやめない?」
寧々「…………ももせんぱーい」コンコン
司「ちょ、ちょっと!」
キイー
もも「……………なに?」ムスッ
司「ひぃっ!」ビクッ
寧々「…………もも先輩、司先輩から話は聞きました」
寧々「どうやら久我がもも先輩のパンツを盗んでしゃぶしゃぶをつくった罪を司先輩に擦り付けたらしいですね?」
もも「…………は?」
司「紀ノ国ィ………」
寧々「……悪いのは全て久我です。司先輩は誤解らしいんで司先輩の退学を取り消してあげてください」
もも「………司……最低だね…」ジトー
寧々「?」
司「こ、これはその………」
寧々「え?」
もも「意外とアホなんだね」
寧々「………は?」
司「ひぃっ……」ビクビク
もも「司の退学は取り消さない。もも今忙しいからもういいでしょ?」
もも「じゃあねアホコンビ」キイー
バタン
寧々「……………………」
司「………………」
寧々「司先輩」
司「…………なに?」
寧々「>>32」
司「ええ!?」
司「そ、そんな!俺を見捨てるのか紀ノ国!」
寧々「黙れ」
司「!?」
寧々「もう話かけないでくださいよクズ野郎」
司「く、クズ……!?」
寧々「だいたい何で私が頭お花畑にアホ呼ばわりを………」ブツブツ
司「ま、待ってくれよ!見捨てないでくれ紀ノ国!」
寧々「シネ」
司(終わった………)ガクッ
「司さん?」
司「!」
秘沙子「えりな様!やはり司さんです!」
えりな「あら、本当ね?」
えりな「こんなところで不様にうずくまって何をしてるんですか司先輩?」
司「………薙切………」
司「!」ハッ
司(薙切は薊総帥の愛娘………薙切に頼めば退学の件も……運が向いてきたぞ…!)
えりな「?」
秘沙子(なんだこの人……気持ち悪い目で見てくるな……)サーッ
司「薙切!」
えりな「な、なんですか……?」
司「>>35」
是非やってほしいことがあるんだ
えりな「ええ!?」
司「頼むよ!一生のお願いだ!負けたら一席譲るから!」
えりな「えーと……」
秘沙子「えりな様……司さんが一席を賭ける程です…どうしますか?」ヒソヒソ
えりな「………………」
司「という訳で薙切と食戟をする事になった」
竜胆「まじかよ司ー!」
竜胆「でもお前一席の座を賭けたんだろ?」
竜胆「勝ったら何をしてもらうんだ?」
司「………俺が薙切に食戟に勝ったら…俺の退学取り消しと……>>37をしてもらう事にした!」
竜胆「………………は?」
司「だって薙切ってお金持ちだしおっぱ○大きい最高じゃないか!」
司「薊総帥の義理の息子になれば将来安泰だし!」
司「それに……神の舌………」
竜胆「………………」
竜胆「あーそーかいそーかいせいぜい頑張んなよ」
司「…………竜胆?」
竜胆「………………ちっ」ポイッ
司「これは………!?」
竜胆「…………差し入れに持ってきてやった食材だよ」
>>39 竜胆が差し入れに持ってきた食材
司「こ、これは!?」
竜胆「差し入れの大ワニくんだ!せーぜー食われないように気をつけな」フリフリ
司「竜胆……君はひょっとして爬虫類のフレンズなのかい!?」
食戟当日
ワー ワー
麗「さー始まりました!世紀の一戦!」
ソーマ「すごい盛り上がりだな……」
一色「そりゃあなんたって十傑同士の食戟だからね!」
ソーマ「いいなー薙切…一席を賭けて食戟なんて……」
田所「………でも司先輩が一席を賭けるなんて……薙切さんはいったい何を賭けたの?」
一色「………司先輩の退学と婚約らしい…」
田所「こ、ここここ婚約ぅ!?///」
ソーマ「…………司先輩程の人が退学って何があったんスか?」
一色「噂じゃ司先輩が>>42したらしい」
ソーマ「な、なんスかそれ?」
田所「で、ででででも、う、噂だし…」
一色「ちなみにそのパンツは一度もも先輩が司先輩が取り返したんだが、更に僕がそれをこっそりと没収した」
ソーマ「なんでそんな事してるんスか一色先輩………」
田所「………てゆーかもうそれ噂じゃなくて事実だよね」
ワー ワー
一色「………そんな事はとうでもいいじゃないか!始まるよ!」
ソーマ、田所「………………」
ワー ワー
麗「今回の食戟の審査をして頂くのはー!」
麗「我らが遠月学園の総帥!薙切薊総帥だー!」
薊「えりな可愛い」
キャー ソウスーイ
麗「それでは選手入場です!」
麗「まずは我らが遠月学園の誇る第一席…」
麗「司瑛士先輩ー!」
キャー ツカサセンパーイ
司「こら!暴れないでくれ!」グイグイ
麗「おーっと司先輩!巨大ワニを引き連れて登場だー!」
ワー ワー
ソーマ「な、なんだあれ!?」
田所「で、でっかいワニだべ!」アワワ
一色(あの巨大ワニ……まさか司先輩はあのワニで料理をつくるのか?)
麗「続いては………我らが遠月学園薊総帥の愛娘………神の舌を持つ者……」
麗「薙切えりな様ー!」
えりな「……………」
キャー エリナサマー
薊「えりな可愛い」
秘沙子「………えりな様……」
えりな「安心して秘沙子……相手が第一席だとしても……」
えりな「私にはアレがある」
秘沙子「………アレ………ですね……」ゴクリ
えりなの使う食材
安価下
訂正
秘沙子→緋沙子
安価下
一色「!」
ソーマ「お、おい!薙切と一緒に出てきたの……」
田所「あわわわ……」ガタガタ
ガララワニ「カロロロ」ドスン
えりな「ふふっ」クス
麗「お、おーっと!えりな様と一緒に登場したのはー!」
麗「司先輩の大ワニよりも何倍も巨大なワニだーっ!」
ウオー
えりな「世界最高ランクのワニ肉を持つと言われているガララワニです」
えりな「司先輩…あなたのワニでは私には勝てませんよ?」
司「………………」
ガララワニ「カロロロ」フシュー
麗「い、いったいえりな様は何処からあのような怪物を手に入れたのかーっ!」
薊「………えりなに泣きつかれてね…ガララワニの捕獲には苦労したよ。なんせ捕獲レベル5だからね」ニコッ
麗「さすがは我らが総帥です!」
ソースイー
司「……薙切…食材のランクの良さが全てじゃないさ」
えりな「………それは楽しみですね?」
大ワニ「グロロロロー」
ガララワニ「カロロロ」
麗「本来は料理のテーマはくじ引きで決める予定でしたが、奇しくも二人共ワニを引き連れてきまので、もうワニ料理対決でいいです!」
麗「それでは!食戟開始ー!!」カーン
ソーマ「薙切……あれは!?」
緋沙子「"ナイフ"と"フォーク"だ」
田所「新戸さん!」
一色「…………薙切くん…まさか……」
一色「ガララワニをあんな物で捌くというのかい!?」
えりな「………………」キンキン
ガララワニ「カロロロ!」バッ
麗「おーっと!ガララワニがえりな様に襲いかかったー!」
薊「えりなー!」
えりな「………………」
スパッ スパッ
ガララワニ「カロ…………?」
ズパッ
ドサッ
ガララワニ「」
麗「な、なんとえりな様………」
ソーマ「す、すげーよ薙切のやつ……」
ソーマ「あんなもんであの怪物ワニを捌きやがった……」タラー
オー オー
えりな「…………さて、調理開始といきましょうか」ギラン
司「やるね薙切………なら俺も……」スッ
田所「司先輩が動いたよソーマくん!」
司「薙切……何故俺が第一席と呼ばれているか教えてやる」
司「さぁ、大ワニくん」
大ワニ「?」
司「キミの声を聞かせてくれ」スッ
大ワニ(>>54)
ソーマ「………始まったみたいだな……」
ソーマ「司先輩の食材との"対話"が」
司「……………」
大ワニ(あらやだイケメン///交尾したい)ポッ
司「…………へ?」
ギャアアアー
会場「!」
大ワニ「グロロロロー!」ガバッ
司「や、やめてくれー!」グイグイ
麗「大変です!司先輩!大ワニに襲われています!」
えりな(司先輩……なにをやっているのよ……)
えりな「さて……完成」
麗「おーっと!司先輩があそんでいる内にえりな様の料理が完成だー!」
薊「えりな………これは?」
えりな「ガララワニ肉のステーキですわお父様」コト
えりな「さぁお父様………御上がりよ………いや……」
えりな「大好きなお父様!私の愛情が籠った料理を食べてくださいみゃんみゃん」キュルルン
薊「…………………」
薊「えりなー!愛してる!」ガツガツ
えりな「オエッ」
薊「!」
薊(この味はー!!)モグモグ
薊のリアクション>>57
薊「うおおー!!」バリバリ
麗「!? 薊総帥の筋肉がどんどんムキムキにー!?」
メキメキ
薊「………………フーフー」ムキッ
薊「えりな……君の愛情が伝わった」ニコッ
えりな「あ、ありがとうございますお父様…(きもっ)」ニコッ
薊「………今の私は……」
薊(まさにえりなのトリコ(虜)だ!!)キリッ
麗「これは高リアクション!!薊総帥!今なら素手でガララワニを仕留められそうだー!!」
ワー ワー
麗「大ワニを麻酔銃で大人しくさせた事により、司先輩もやっと調理を開始だー!」
田所「! ソーマくん!あれ!」
ソーマ「司先輩…まさか……」
一色「あれは……司先輩は……」
司「やはり俺にはこれしかないな……」
グツグツ
えりな(司先輩………まさか……)
えりな「しゃぶしゃぶをつくる気なの……!?」
司「……………………」
グツグツ
プクブク
司(よし、後はこのしゃぶしゃぶに隠し味の>>61を入れて………)
司「竜胆!来てくれたんだね!」
えりな「………竜胆先輩……?」
麗「おーっと!ここで何故か竜胆先輩が登場だーっ!」
ザワザワ
竜胆「司の為だ、人肌脱いでやっか」スルッ
ソーマ「!?」
田所「あわわわわ/////」
えりな「…………な!?/////」
薊「………………」
麗「り、りりり竜胆先輩!パンツを脱ぎはじめましたー!」
ウホー イイゾー
竜胆「ほらよっ!司!」ポイッ
司「ありがとう、竜胆!」
えりな「つ、司先輩!竜胆先輩!何をやっているんですか!/////」
司「何って……竜胆のパンツで出汁をとってしゃぶしゃぶをつくるのさ」
えりな「は、はぁ?あなた、自分が何をやって退学にまで追い込まれているかわかっているんですか!?」
司「………ふっ、俺を誰だと思っているんだ薙切」
えりな「!?」
司「…………既に食材(竜胆)とは………」
竜胆「司ぁ」
司「対話済みだ!」
ワー ワー
ソーマ「すげー……さすがは一席…」ゴクリ
田所「最低だべ」
司「よし、じゃあこの竜胆のパンツを入れて」ポイッ
司「薊総帥……完成しました……俺の料理"竜胆のパンツ入りワニ肉しゃぶしゃぶ"」
薊「……………」」
司「さぁ、竜胆の汗や色々な汁が染み込んで新鮮な内に…………………」コト
司「御上がりよ」キリッ
薊「>>64」
薊(これは………)チラッ
竜胆「へへへー」ニヘラ
薊(現役JKである小林の汗や色々な染みが染み込んだ脱ぎたておパンツの香ばしい香り……)
薊(なんて食欲を誘う香りだ!)ゴクリ
薊「ふっ、頂こう」スッ
司「どうぞ」
薊「………………」シャーブシャーブ
薊「…………………!!」
司(ふっ、今度の俺のしゃぶしゃぶは一味違うぞ)
司(ションベン臭い茜ヶ久保のパンツとは一味違う……)
司「竜胆の味が染み込んだ大人のしゃぶしゃぶだ!」キッ
とある場所
もも「………………!」ハッ
久我「ど、どったのもも先輩……?」
もも「………何かよくわかんないけどムカついた…」ムスッ
久我「じゃ、じゃあもう許して……」
もも「うっさい」ペチン
久我「ひぇっ……」
司「俺のしゃぶしゃぶはどうですか?薊総帥……」
薊「………………」
薊(か、身体が……いかん…このままでは小林のパンツを装着して変態仮面になってしまう………!!)ウズウズ
薊「…………………」スッ
麗「おーっと!薊総帥の手が竜胆先輩のパンツに自然と伸びてー!」
竜胆「いや~ん」
えりな「……………きもっ」ボソッ
薊「………………!?」ハッ
えりな「娘と歳の近い女の子に発情するなんてきもっ」ボソボソ
薊「……………………」
薊「勝者えりな!」
司「ええ!?」
麗「今薊総帥のジャッジが降りました!食戟の勝者はえりな様です!」
ワー ワー
司「そんな……なんで……」
薊「…………司くん」
司「!」
薊「普通に考えて料理に女の子のパンツを使うとかありえないからね」
司「!?」
えりな「お父様!信じてました!」
薊「えりな!第一席就任おめでとう!さすがはボクの娘だ!」ニコッ
司「あ、あの………俺は………?」
薊「………クビ(退学)だ」
司「そ、そんな……」ガクッ
「司」ポンッ
司「!」
竜胆「……………」
司「竜胆…………」
竜胆「>>68」
司「な、なんだよそれ!そんな目で見ないでくれ!」
緋沙子「うぅ……えりな様…第一席就任おめでとうございます!」ウルウル
ソーマ「あーあ、司先輩退学かぁ…」
ソーマ「せめて一度は勝ちたかったぜ…」
田所「仕方ないよソーマくん!司先輩は女の子の敵だもん!」
一色「ソーマくん!嘆く事はないよ!」
一色「次はバーーーローー席の薙切くんに挑めばいいじゃないか!」
ソーマ「あ!そーっスね!」
ワー ワー
こうして波乱の食戟は幕を閉じた……
司先輩は退学になり、今は何処で何をしているか知らない
竜胆先輩も「司がいねー遠月はつまんねーや」とか言って遠月をやめた
もも先輩と久我先輩は行方不明だ
叡山は退学になった
十傑の穴が空きまくった遠月学園は第一席の薙切を中心として新体制を整えた
俺達一年生も何人かは十傑入りし、中村先輩はとりあえず追放しておいた
寧々先輩とサムライの人がなんかブツブツ言ってたが無視する事にした
ソーマ「親父……四宮師匠………」
ソーマ「俺………遠月学園を守ったぜ」グッ
ソーマ「!」
田所「もう十傑会議が始まるよ~!」タッタッタ
タクミ「まったく!君と言うやつは…」
えりな「幸平くん!少しは十傑の自覚を持って……」ブツブツ
ソーマ「おー、わりーわりー」ヘラッ
ソーマ「…………………」グッ
ソーマ「このまま遠月の頂きを目指して突っ走るぜ!」
食戟のソーマ 完
掲載元:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1505531815/
Entry ⇒ 2017.10.02 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
【食戟のソーマ】もも「モンハン買った」
もも「面白そうなので、ももも買ってみた」
もも「早速プレイしてみようと思う」
もも「いくよ!ブッチー!」
もも「パッケージのモンスターカッコいい…これは名作の予感だね…」
もも「プレイ開始!DSオン!」
ピー
もも「まずはソフトをアップロードっと……」
DS「アップロード中……」
もも「ちょっと時間かかりそうだね…」
もも「でも、スイーツ作りでは待つのは日常!ももの我慢強さをナメないでよ!」
……アップロード中………
もも「……………」イライラ
もも「長い」イライラ
もも「………ブッチーで遊んでよ」ゴスゴス
ブッチー「ウォエッ」
もも「よーやく終わったね」
ブッチー「ウォエッ」ボロッ
もも「DS再起動っと…早速始めよう!」
ギュイーン!
もも「ムービー始まった…」ドキドキ
もも「パッケージのモンスターだ!カッコいい!」ドキドキ
もも「いつか…もももこいつを狩る事になるんだね!ブッチー!」キラキラ
ブッチー「…………」
もも「あ!始まった!」
もも「まずはキャラクター作りかぁ…」
もも「性別は当然女っと……」
もも「名前は……」
キャラの名前
安価下
もも「あっ、オトモネコってのもいるんだ!」
もも「オトモの名前は当然ブッチー!」
ブッチー「…………」
もも「よし!それじゃもものハンターライフスタートだ!」
こうして茜ヶ久保もものハンターライフはスタートした
もも「まずは……とりあえずこの黄色と赤の"・・・"に話しかければいいのかな?」
村人の説明が始まった
もも「………………」
もも「説明わかんない難しいムカつく」
もも「Aボタン連打!」カチカチカチカチ
もも「ももにキノコとってこいって言うの?ムカつく!」プンプン
でもそこは遠月当代一のスイーツ職人と言われたももだ…
もも「ふーん、この片手剣っての使いやすいね?でも、PVみた限りじゃもっと武器の種類無かったっけ?」ピコピコ
片手剣を難なく使いこなしていった…
もも「あ!大発見!片手剣って、武器出したまま道具使えるんだ!」ピコピコ
そしてジャギィ達との死闘の末、ついに……
HRが2に上がった
ジャジャジャーン
もも「や、やった…何かレベルみたいなのが上がった……」プルプル
もも「途中……狩り技とかSPとか良くわからない言葉が出てきたけど……」プルプル
ブッチー「(ちゃんと説明読めよ…)」
もも「これでもももプロハンターの仲間入りだ……」ジーン
もも「明日、学校に持ってってみんなとやろうね!ブッチー!」
ブッチー「そうだね!ももちゃん!」
久我「うぃーっす!」
竜胆「おーっす!くがー!」
久我「りんどー先輩!今日もモンハンやろーよー!」
竜胆「おっ!やるかー?くがー!」
司「ちょ、ちょっと竜胆!久我!ここは学校だよ!モンハンは後で……」
竜胆「固い事言うなよ司ー?」
久我「そーだよ司っさん!司っさんも一緒にモンハンやろーよー!」
司「お、俺はいいよ…」アセアセ
もも「(司もモンハンやってるんだ…)」
もも「(ここはももも…)」チラッチラッ
竜胆「?」
久我「よーし!早速やろうよりんどー先輩!」カチャ
竜胆「おうー!」
もも「……………」チラッチラッ
竜胆「(ももがさっきからこっちを見てくる?)」
久我「ん?」
竜胆「どうしたー?くがー!」
久我「いや、すれ違いのギルカ届いてるわ」
久我「いやー、遠月でもモンハン流行ってんだねー!いい事だよ」ウンウン
司「(みんな学校にゲーム持ってきてんの?)」
久我「どれどれ…今日すれ違ったハンターはっと……」ピッ
もも「………………」
HR2
久我「えーと…ももっちー…性別は女か…」
もも「(もものだ…)」ドキドキ
久我「んー?ハンターランク2の初期装備?」
久我「うへー、雑魚じゃん!削除っと……」ピッ ピッ
もも「!?」
竜胆「おいくがー!可哀想な事すんなよー?」
寧々「久我しね」
久我「だってさー?」
もも「……………」プルプル
久我「ん?」
司「あれ?どうしたんだ?茜ヶ久保?」
もも「………………」スッ
久我「!?」
竜胆「……あれ?…もも…それ……DSか?」
もも「……………」コクリ
久我「え?DS?」
久我「……え?え?じゃあ、ももっちーってまさか……」
寧々「久我しね」
もも「………HR2の雑魚ハンターももっちーだよ…」グスッ
もも「よろしく」グスッ
竜胆、司「(うわぁ……)」
久我「……サーセン……」
もも「>>9」
久我「へ?」
もも「ももも!一緒にやりたいの!」ウガー
竜胆「わ、わわかったよ!ももも一緒にモンハンやろーなー?」
竜胆「な?司ー、今日くらいはいいだろ?」
司「え!?」ビクッ
司「そ、そうだね!今日くらいはいいかもね?」アセアセ
久我「えー?だってりんどー先輩、今日は一緒に超特クエやってくれる予定じゃあ……」
竜胆「空気読めくがー!」ゴンッ
久我「いてっ!」
久我「そんじゃ、俺が集会所つくるからさー、もも先輩入ってきてよ?」
もも「集会所?」
久我「えー?そっからぁ?」
もも「あ?」
司「まぁまぁ」
司「茜ヶ久保、集会所ってのはみんなで狩りをする時に集まる場所さ」
もも「へー」
司「ちなみに、集会所にもオンとローカルの2つがあって」
司「ネットを繋げて遠くの人達とやる場合はオンライン」
司「今みたく…近く友達とやる場合はローカルなんだ」
もも「ふーん」
久我「(本当にわかってんのかな?)」
司「(てゆーか、これ全部最初に説明されたよね?)」
久我「それ、俺だからさ!入ってきてよもも先輩!」
名前【中華一番】♂
HR400 双剣
もも「ハンターランク高っ!」
久我「まぁね?」ドヤッ
もも「中華一番って…」ププ
久我「うっさいよ!ももっちーの癖に!」
もも「はぁ?」
司「一々ケンカしないでくれよ…」
チャリーン
もも「!」
もも「あれ?誰か入ってきた」
竜胆「それ、あたしだ!」
名前【りんどー小林】♀
HR500 大剣
もも「(りんどー小林…)」
もも「てか、りんどーのハンターランク、久我より高い!」
竜胆「久我はあたしが育てなからな!」エッヘン
久我「う、うっさいよー!」
寧々「久我しね」
チャリーン
もも「!」
久我「おっ、司っさんきたなー!」
竜胆「遅いぞー!司ー!」ブー ブー
司「ごめんごめん!」
司のキャラ名 >>12
名前【世界の破壊者】♂
HR999 ランス
もも「」
司「ん?どうしたの?茜ヶ久保?」
久我「あ~、さてはもも先輩、司っさんのランクの高さに驚いてんねー?」
竜胆「あたしと一緒に始めたのに、いつの間にか999だもんなー!」アッハッハ
司「やめてくれよ////」テレッ
もも「いや、そっちもそうだけど……」
もも「司、名前」
司「ん?」
司「カッコいいだろ?」
もも「ダサっ」
司「え!?」ガビーン
竜胆「(あーあ、言っちゃったよ…)」
久我「(めんどくさっ……)」
竜胆「なぁ、司ァ…いい加減狩りに行こうぜ?」
久我「そーだよ司っさーん!」
司「どうせ俺なんか……」ブツブツ
もも「司!もも達ずっと待ってるんだから早くしてよ!」プンプン
久我「(あんたのせいでしょ)」
司「俺は…グズだ……」ブツブツ
竜胆「ん?ああ、オトモは2匹までクエストに連れて行けるんだよ!」
竜胆「名前も自由に決められるんだぜ?」
もも「へー、知らなかった……」
久我「(最初に説明あったじゃん…)」
もも「みんなのネコ見せてよ!」
久我「仕方ないなー!特別だよーん!」スッ
中華一番
オトモ1 ハゲ1
オトモ2 ハゲ2
もも「……うわっ…」
竜胆「ひっでーなー!くがー!」
久我「いいじゃん!俺の自由っしょ!」
もも「竜胆のは?」
竜胆「ん?あたしのはコイツらだ」スッ
竜胆「従順でさー、可愛いんだぜー?」
りんどー小林
オトモ1 司
オトモ2 久我
もも「あ、これいいかも」
久我「おい」
司「俺は……」ブツブツ
竜胆「司が回復するまでまだかかりそうだしさ?」
竜胆「もももカティちゃんのとこ行って雇用してこいよ!」
もも「うん、そーする!」
もも「雇用してきたよ!」スッ
ももっちー
オトモ1 ブッチー
オトモ2 てるのり
久我「」
竜胆「あっはっはー!」ケラケラ
久我「いや、何なのアンタら?」
もも「後輩は先輩のオトモネコみたいなもんでしょ?」
久我「あぁ?」
司「ゲームだろ?久我、そう熱くなるなよ?」ポンッ
竜胆「お!復活したか司!」
久我「あんたに言われたくないわ」
もも「司のネコも見せてよ」
司「いいよ?」スッ
世界の破壊者
オトモ1 ルシファー
オトモ2 ベルゼブブ
司「どう?カッコいいだろ?」
もも「ださ……」
竜胆「やめろもも!」バッ
もも「モガッ」
久我「つ、司っさんのネーミングセンスはいつみてもカッコいいなー?」
久我「ボクチン尊敬しちゃう!」
司「あんまり褒めるなよ////」テレッ
そんなこんなでももの狩り初体験はスタートした
久我「んじゃーなにいくー?」
司「茜ヶ久保はまだ雑魚しか狩った事ないんだろ?」
もも「うん…」
竜胆「んじゃあ、やっぱ最初は無難にマッカォかクックかなー?」
もも「マッカォ?クック?」
久我「そういえばさー、もも先輩はスタイルなににしてんの?」
もも「スタイル!?」
もも「すけべ!」サッ
久我「そっちじゃないよ」イラッ
司「あはは、まぁ、スタイルとかはおいといてさ?」
司「とりあえず狩りに行こうよ」
竜胆「だなー!そんじゃ、最初はクック先生にご教授頂きますかー!」
イヤンクック狩りスタート
竜胆「下位かぁ…懐かしーなー」
久我「やっぱ最初はキャンプからかめんどくさっ」
司「そういう事言うなよ久我」
もも「(ここから…本当の狩りが始まるのか………)」
もも「いこう!」グッ
竜胆「いたぜー!クック先生はっけーん!」
久我「もも先輩!ペイントペイント!」
もも「ペイント?」ハテ
久我「ですよねーー?」
司「あっ!逃げるぞ!」
竜胆「おらーっ!見つけたぞー!」
久我「しねー!」
司「ターゲット確認!今よりターゲットの破壊を開始する!」キリッ
もも「(司!?)」ビクッ
竜胆「くらえや!溜めさんー!」ゴオオ
久我「鬼神化ー!」ザクザクザク
司「おらぁぁぁ!」グサグサ
クック「クエー」
もも「あっ、しんだ……」
久我、竜胆「…………………」
司「たるんでるぞ茜ヶ久保ォ!」
ももの初体験は終了した
竜胆「いやぁ……まさか下位クックに5分以上かかるとはなぁ?」アッハッハ
久我「だ、だね~?」
もも「(あんな強そうなモンスターを倒した……)」
もも「(ももも…これでプロハンターの仲間入りだ……)」グッ
司「……茜ヶ久保…」ユラッ
もも「!」
司「>>17」
もも「司……」
司「だが茜ヶ久保……お前はまだハンターとしての入り口に立ったにすぎない…」
もも「え……!?」
司「俺の名前の隣の王冠を見ろ!」
もも「そ、それは……!?」
司「……これは……超特殊許可クエストと言う名の超難関クエストをクリアしたハンターのみに授けられる証…ビッグクラウン!」
もも「……超特殊許可クエスト…?ビッグクラウン?」
竜胆「しかも司のやろー、全部ソロでクリアしてやがるからなー」アッハッハ
久我「(つーか、司っさん、いつもとキャラ違いすぎっしょ?)」
もも「(そ、そういえば……りんどーや久我の名前の横にも同じ王冠が……)」
もも「(何がプロハンター……ももはまだまだだ……)」ガクッ
司「茜ヶ久保」ポンッ
もも「!」
司「遠月学園十傑のお前なら必ず俺達と同じ所までこれる……」
司「……頂で…待ってるぜ?」ニッ
もも「……………」
もも「わかった……」
もも「もも、必ずビッグクラウンを手にいれる!」
もも「そして……必ずハンターの頂きに立ってやる!」グッ
司「ふっ」
竜胆「おっ!その意気だ!いいぞー!ももー!」
もも「やってやる!」シャー
久我「(ちょっとぉー?このセンパイ方大丈夫ー?)」
もも「さっ、入りなよ」ガチャ
久我「え~」
もも「久我!今からももの家でモンハン合宿をするよ!」
久我「つーか、何で俺?」
もも「だって、早く強くなりたいし…」
もも「でも、司や竜胆に頼るのは恥ずかしいでしょ!」
久我「俺はいいのかよ…」ブツブツ
もも「後輩は先輩のオトモだからいいんだよ。ね?ブッチー」
ブッチー「うん」
久我「(俺はもも先輩のオトモじゃねーつーの)」
久我「ま、いーや。めんどくさいしオンでやってさっさと終わらせよ」ドサッ
もも「オン……」
久我「もも先輩もとうとうデビューだねぇ?」ニヤニヤ
もも「で、デビュー!?」サッ
久我「帰っていい?」
久我「ほらっ、こうやってもも先輩が部屋つくるっしょ?」
久我「したら……俺が入って……」
もも「あ、中華一番がきた」
久我「フレンド登録したからすぐ入れるってわけ」
もも「あー、学校でフレンドとか言ってたのはそうゆー事か」
久我「んで……」
久我「ほらっ、こうやるとフレンドがやってるか見れるんだよ」
もも「あっ、司と竜胆がやってる…」
久我「まー、りんどー先輩はともかく、司っさんは基本いるからね」
もも「(やり込みすぎだろ司)」
久我「んで、やりたいクエストを貼って募集っと……」
久我「もも先輩、何狩りにいきたい?」
もも「>>20」
ブッチー「似てねえよ」
久我「ああ、アオアシラね?まー、ぶっちぎり初心者のもも先輩には丁度いいんじゃないかなー?」アハハ
もも「ムカつく」ムスッ
久我「んじゃ、こーやってクエスト貼って募集して……」
もも「ふむふむ」
チャリーン
もも「!」
久我「おっ、早速入ってきたねー!」
A山『よろしくお願いします』
もも「わわっ、挨拶してきた……」
もも「ど、どうしよ…」アセアセ
もも「と、とりあえずチャット…よろし……」
久我「ちょい待ちもも先輩!」
もも「!」
久我「ほらぁ?やっぱただ挨拶しただけじゃナメられるっしょ?」
もも「え?」
久我「俺が、ナメられない為の秘密の挨拶教えてあげるよー?」ニヤニヤ
もも「秘密の挨拶!?」
ももっちー『ハチミツください』
もも「こ、これでいいの?久我…」ゴクリ
久我「う、うん…完璧だよもも先輩…」プププ
A山『・・・・・・』
A山『あぁ?』
もも「!?」
久我「プププ………」バンバン
A山『ゆうたかよ!○ね!』
チャリーン
A山が退出しました
もも「………………」
久我「プププ……」
もも「ねぇ久我」
久我「な、なに……?」ブッ
もも「A山退出した」
久我「ほ、本当ッスね?」プププ
もも「もも…なんかゆうたとか言われた」
久我「馬鹿なんスよ、あいつ」プププ
もも「○ねって言われた」
久我「うわっー!ネットって怖いっスねー?照紀ちゃんこわーい!」ブルブル
もも「>>22」
久我「いだっ、サーセン!サーセン!ちょっと!アイアンクローやめて!」
もも「うわっ、さいてー」ジトー
もも「久我はあれでしょ?ももの事ナメてるでしょ?」
久我「な、何言ってんスかー?そんな訳ないっしょ?」
久我「ちょっとした可愛い後輩のオチャメじゃないっスかー?」テヘペロ
もも「あぁ?」
久我「……!」ビクッ
チャリーン
久我「!」
久我「あっ!ほらっ!もも先輩!誰か入ってきた!」
もも「あっ!本当だ!」バッ
久我「(ほっ…)」
ももっちー『よろしくお願いします』
蕎麦姫『・・・・・・』
蕎麦姫『久我しね』
チャリーン
蕎麦姫が退出しました
久我、もも「…………………」
もも「二人でいこっか…」
久我「……スね……」
もも「あっ!ブッチー発見!」
ブッチー「似てねえよ」
久我「もも先輩!ペイントペイント!」
もも「ペイント…あっ!これだ!」
ももっちー『……………』ポイッ
キーン
久我「それ音爆!」
リオレイア『ギャース!』
久我「もも先輩!閃光!」
もも「なにそれ?」
リオレイア『ギャー!』
久我「もも先輩!罠!」
もも「なにそれ?」
リオレイア『ウゲゲゲゲゲゲ』サマーソルト
ブンッ
ももっちー『……………』バタリ
ももっちーは力尽きた
報酬金が0Zになった
もも「あっ、しんだ」
久我「おい!」
もも「あ?」
久我「………サーセン…」
狩って狩って狩りまくった
久我「ふぅ…疲れた…」バタリ
もも「あっ、もうこんな時間……」
久我「あー、そっスねー。もも先輩もレイア一式作れた事だし……」
久我「んじゃ、ボクチンはこれでバイバイ……」グイッ
久我「へ?」
もも「……何言ってんの久我……」
もも「夜は……まだまだこれからだよ!」メラメラ
久我「……でも明日も学校……」
もも「さ!次はどうする?」キラキラ
久我「えー」
もも「今夜は……寝かさないよ?」
久我「……マジカヨ………」ガクッ
……この後二人はメチャクチャ狩りをした……
遠月学園
叡山「あーっ!ムカつくぜぇ!」ガンッ
久我「おっ!叡山ちゃーん、爽やかな朝っぱらからイライラしちゃって~」
久我「どったのー?まさかまた一年にまけちゃったぁ?」ニヤニヤ
叡山「るせー!コロスぞ!」
久我「あー、叡山ちゃんは野蛮ねー、いやだいやだ」
叡山「あー?」
久我「んで、何があったわけー?」
叡山「昨日モンハンやってたらよー!」
叡山「ゆうただよゆうた!あいつがハチミツねだってきやがったんだよ!」
久我「あー、そんな事ー?」
叡山「そんな事だとォ?」
久我「わかってないねー、叡山ちゃんは…ゆーたは優しくからかってあげんのが礼儀っしょ?」
叡山「ちっ!」
「久我ー!」パタパタパタ
久我「おっ、もも先輩だ!」
叡山「ちっ、茜ヶ久保か…」ケッ
もも「……何の話ししてたの?」
久我「>>26」
もも「は!?」
久我「なんかね?叡山の野郎がもも先輩のその平らなおっぱいにキョーミあるみたいなんスよ?」
叡山「ちょ、おい!?」
もも「うわっ……」ササッ
叡山「!?」
久我「あーあ、いやねー叡山ちゃんは」
叡山「てめー!久我!」
もも「……………」ジトー
叡山「ちょ、待って……ちが……」
もも「……………しね!」
叡山「」ガーン
もも「あ、そんな事より久我ー、モンハンなんだけど…」
久我「あー、ハイハイモンハンね」
久我「あ、なら週末に俺ん家なんてどっスかー?」
もも「……いいの?」
久我「もも先輩なら大歓迎だよーん!」
久我「(またもも先輩ん家行ったら返してくんねーからね……)」
もも「じゃあ!また週末に合宿だね!」
久我「アハハー、合宿はカンベン…」
ワイワイ
叡山「ご、誤解だ………」ガクッ
竜胆「あいつら仲いいなぁ…」ニコニコ
司「ふっ……」
司「(早く頂きに来い!茜ヶ久保!)」
次の日から叡山のアダ名はロリコンになった
久我ハウス
久我「さっ、入って入ってー!」
もも「お邪魔します…」
久我父「おっ!照紀!可愛い女の子だな?後輩か?」
久我「違うよー!先輩だよーん!」
もも「(後輩!?)」
久我父「そっかそっかー」ハッハッハッ
久我の部屋
もも「…………」ムスッ
久我「なーに怒ってんのー?もも先輩?」
もも「……別に…」
もも「早くモンハンやろっ」パカッ
久我「あ、あっ!ちょい待ち!もも先輩!」
もも「………?」
久我「実はさー?今日俺の狩り友も呼んでんだよねー?」
もも「はぁ?」
もも「ちょっと!聞いてないんだけど!」
久我「だいじょーぶだいじょーぶ!」
久我「もも先輩人見知りなのは知ってるけどさ?」
久我「すぐに仲良くなれるってー!」
もも「……………」
「お邪魔しまーす!」
バタバタ
久我「!」
久我「おっ!きたきた!」
もも「!」
ガチャリ
ベルタ(カティコス)「おーっす!照紀ちん!」
シーラ(ミルシィコス)「モンハンやりにきたよー?」
もも「!?」
久我「おっ!来たかベルタちん!シーラちん!」
ベルタ「あれ?」
シーラ「その人は?」
久我「ああ、この人は俺の先輩で……」
もも「>>29」
ベルタ「お姉ちゃん?」
シーラ「年下に見えるねー?」
久我「あっ!ちょっとソレ禁句!」
もも「……………」
ベルタ「ベルタだよん」
シーラ「シーラです。よろしく」ニコッ
もも「……………」プイッ
ベルタ、シーラ「!?」
久我「実はさぁ?もも先輩人見知りでさぁ?」ヒソヒソ
久我「目を見て話すには少し時間がかかっちゃう訳よ?」ヒソヒソ
ベルタ「へー?そーなんだ…」
シーラ「大変だね…(めんどくさっ)」
ベルタ、シーラ「(てゆーか……)」
ベルタ、シーラ「(あのぬいぐるみは何?)」
ブッチー「見てんじゃねーよ」
もも「…………」プイッ
そんなこんなで
久我「今日はもも先輩を上位にあげたいと思いまーす!」
ベルタ、シーラ「わー!」パチパチパチ
セルレギオス『ギャース!』
ベルタ「わわっ!ちょっと!吹っ飛ばさないでよ!」
もも「え?」
ベルタ「あ、あ~!」
シーラ「あ、ベルタが裂傷に…」
もも「裂傷?」
久我「あっ、ベルタちん死んだ…」
ベルタ「ちょ、ちょっとー!アンタのせいで死んだじゃない!」
もも「あんたがそんなとこにいるのが悪いんじゃん」
もも「もも、悪くないもん!」
ベルタ「んだとォ?」
もも「年下癖に生意気…ムカつく」
ベルタ「こいつぅ!」ガタッ
シーラ「ちょ、ちょっと二人共……!」オロオロ
久我「ケンカはやめてちょ?」
ドッ
もも「!」
もも「(ヤバい……!)」
パアア
もも「! 回復した……」
ベルタ「……粉塵よ!また死なれても困るし……!」プイッ
もも「ベルタ……」
シーラ「ふふっ、仲直りしたみたいだね?」
久我「やっぱモンハンはいいねー」ウンウン
もも「久我!尻尾切って!役目でしょ!」
久我「はい」
友情が芽生えていった……
オストガロア『グオオー!!』
ベルタ「とうとうここまで来たね…」
シーラ「長かった……」
久我「本当に長かった……」
もも「こいつを倒せば、ももも上位ハンターに……」ゴクリ
もも「……いくよ!ブッチー!」スッ
ブッチー「おう!」
もも「……………」
もも「てゆーか、こいつなに?」
久我「イカよん♪」
ベルタ「イカだね」
シーラ「イカ」
もも「イカ?」
オストガロア『ギャアアー』
久我「おっしゃー!」
ベルタ「倒したー!」
シーラ「……………」ガッツ
もも「……倒した……」
チャッチャラーン
もも「!」バッ
ももっちーはHRが4に上がった
もも「!」
久我「もも先輩…」ポンッ
もも「久我……」
久我「もうもも先輩は立派なハンターだ!」
久我「おめでとう!」パチパチパチ
ベルタ「おめでとー!もも!」パチパチパチ
シーラ「おめでとうごさいます!ももさん……」パチパチパチ
もも「みんな……」
もも「ありがとう………!」
ベルタ「じゃーねー!照紀ちん!ももー!」
ベルタ「また、一緒にモンハンやろーね?」
もも「今日はありがとう!」
久我「気をつけて帰ってねーん?」
ベルタ、シーラ「はーい!」
バタバタバタ
久我「ふーっ、疲れた疲れた」
久我「さぁ、俺達も解散しますかー?」
もも「…………」
もも「久我……」
久我「んー?なーに?もも先輩ー?」
もも「>>33」
久我「え!?マジでー?」
もも「うん!マジ!」
もも「じゃあ、また明日学校でねー!」タッタッタ
久我「うーっす!気をつけてー!」
翌日
遠月学園調理室
ザワザワ
ソーマ「ん?なんだなんだ?」
田所「調理室が騒がしいね?」
竜胆「なんかよー?ももが久我に料理つくってやんだってよー?」
田所「竜胆先輩!」
ソーマ「へー?十傑の料理かそれでこんなに人が…」
ソーマ「楽しみだなー!」ワクワク
もも「じゃあ、そこで待ってて」
久我「はーい!」
久我「(……つーか……)」
久我「(人いすぎっしょ…)」
オッ!モモセンパイガチョーリニハイルゾ!
ザワザワ
もも「(人の為の料理……そんな事考えた事も無かった……でも……)」
もも「(今は……作るよ!)」
もも「(手伝ってくれた久我の為に……)
」
もも「(感謝のキモチを込めて………)」
もも「いくよ!ブッチー!」
ブッチー「おう!」
久我「!」
もも「……………」ブチッ
ブッチー「いてっ!」
田所「ぬいぐるみの腕をミトンに…」
大泉「いつ見ても異様な光景じゃ……」ゴクリ
もも「できた!」スッ
久我「!」
久我「これは……!!」
もも「ももから久我へ精一杯のキモチを込めた料理だよ!さぁ……」
もも「御上がりよ」コト
ももが作った料理 >>35
田所「フルーツタルト…?」
竜胆「……へぇ?」ニヤッ
久我「…………………」
スッ
久我「…………………」パクリ
久我「!」
久我「(こ、これは……!?)」
久我「(身体の隅々まで染み渡る甘味……一つ一つ噛みごたえのある新鮮な果物……)」パクパク
久我「(そして何よりっ!)」クワッ
久我「(果物一つ一つから感じとれるもも先輩からの感謝のキモチ……)」パクパク
もも「………………」
久我「(だ、ダメだ……)」パクパク
久我「(もう俺の手が……)」パクパク
久我「(とまんねー!)」パクパク
パアア
ソーマ、田所、竜胆「!」
久我「!!!!」
ビリビリビリ
ソーマ「あっ、久我先輩が」
田所「おはだけした」
もも「お粗末!」ブチッ
ブッチー「いでっ!」
竜胆「くがー?あれからももとモンハンやってないのかー?」
久我「んー、何か一人で進めたいんだってさー?」
司「(茜ヶ久保…俺はいつまでも頂で待ってるぞ!)」グッ
久我「もも先輩ー?急に呼び出してなにー?」
竜胆「どうたんだよももー?」
司「あ、あのさ…新十傑の引き継ぎ会議の時間なんだけど……」
もも「……急に呼び出してゴメン……」
もも「……でも……今日はみんなに見てもらいたいんだ……」
もも「ももと……バルファルクの戦いを……!」キッ
竜胆「バルファルクだって!?」
久我「まさか……もも先輩……今まで一人でやっていたのは…」
久我「村を進めてバルファルクと戦う為!?」
もも「………」コクリ
司「あの…会議……」
久我「……もも先輩…バルファルクには罠は効かないよ?」
もも「……1ヶ月前のももと一緒にしないで……」
もも「ちゃんと予習済みだよ!」キリッ
竜胆「へへっ」
久我「……じゃあ、俺達に何も言うことはないね……」
久我「見せてもらおーじゃないの!」
久我「もも先輩vsバルファルクを……」
もも「久我……」
司「会議………」
もも「……いくよブッチー!」
ピッ
もも「いくよ!」
ももっちー『…………』スッ
竜胆「! あれは!」
久我「グーグーベアだ!もも先輩、ハンマーに転向したのか!」
バルファルク『ギャース!』ギュイーン
もも「その動きは……ネットで予習済みだよ!」カチッ
ももっちー『…………』スッ
竜胆「避けた!」
もも「はぁぁぁ!」ピッ
ももっちー『…………』ヒョイッ
ピカー!
久我「上手い!閃光玉だ!」
もも「くらえー!ブッチースタンプ!」
竜胆「決まったー!」
バルファルク『…………』ヨロッ
久我「!」
久我「もも先輩!危ない!」
もも「!」
バルファルク『ギャース!』ズバッ
ももっちー『………』ドサッ
竜胆「マズイぜもも…龍属性やられだ……」
もも「……言ったよね?ネットで予習済みだって……」
竜胆「ま、まさか!」
ももっちー『………』パアア
久我「打ち消しの実だー!」
もも「(ありがとうみんな……ありがとうバルファルク……)」
もも「これで決めるよ!」
久我「いけー!もも先輩!」
ももっちー『……………』ブンッ
バルファルク『!』
司「会議……」
もも「怒ったラージャンみたいだったね?」
久我「司っさん…ありゃあ今日は帰れないねー?」
もも「……………」
竜胆「にしても……まさかあそこで3死して負けちまうとはなー」
久我「もうちょっとだったのにねー?」
もも「………そうだね……」
竜胆「ん?」
竜胆「めずらしいなー?ももー」
竜胆「てっきりお前なら、悔しがってブッチーに八つ当たりすると思ったのになぁ?」ケラケラ
もも「もも、そんなに子供じゃないよ!」プクー
竜胆「ははっ」
久我「……んじゃ、早速……」
久我「帰ってリベンジと行きますか?もも先輩!」
もも「久我……」
竜胆「……あーあ…」
竜胆「あたしは、ちょっと司を慰めにでもいくとすっかなー?」
もも「竜胆……」
竜胆「邪魔ものは退散すっからさ?」ヒソッ
竜胆「頑張れよ?もも?」ニヤッ
もも「!」
もも「そ、そんなんじゃない!////」
竜胆「あっはっはー!」フリフリ
久我「?」
もも「あー、もう!」
久我「んじゃ」
久我「帰って俺らも一狩り行きますか?」
もも「………………」
もも「………うん!」
もも「今夜は寝かさないよ?久我!」ニコッ
久我「えー?それはカンベン…」
……ありがとう…モンスターハンターXX…
完
安価最後まで付き合って頂いてありがとうございました
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496374513/
Entry ⇒ 2017.09.25 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
【食戟のソーマ】もも「ラビットハウス?」
たまに安価出します
天下の料理学校"遠月学園"の三年生だよ
今日は食材の買い出しで相棒のブッチーと一緒に少し遠くまで来ている
もも「なかなかいい食材が手に入ったね?わざわざ遠出した甲斐があったよ」スタスタ
ブッチー「そうだねももちゃん」
もも「………歩くのつかれた…奴隷(久我)にでも迎えにこさせようかな…」
もも「!」
もも「ラビットハウス…喫茶店?」
もも「………こんなとこに喫茶店があったんだ」
もも「……………」ウズウズ
もも「もものスイーツ職人魂がうずく…」
もも「……入ってみよう…」
カランカランカラン
チノ「わかってます、おじいちゃん!いらっしゃいませー!」
もも「……………」
チノ「………………」
もも、チノ「(子供が一人で…)」
もも、チノ「(てゆーか)」
もも「(なにあのウサギ…ここ喫茶店だよね?)」
チノ「(あのでっかいぬいぐるみはいったいなんなんでしょう…)」
チノ「あ、あの……」
もも「>>4」
もも「ねぇ、保護者の方は?」
チノ「え?」
もも「あなた、子供でしょ?ここのマスターは?」
チノ「えと……」
ティッピー「マスターはワシじゃが?」
チノ「おじいちゃん!」
もも「!」
もも「(ウサギが喋った?腹話術…?)」
ブッチー「なめんなよ」
チノ「!」
チノ「(ぬいぐるみが喋った?腹話術でしょうか……)」
もも「……もういい、それよりもも、歩いて疲れたの」
もも「席に案内して」
チノ「は、はい……」
チノ「で、では…こちらの席で…」
もも「………………」プイッ
チノ「(目を反らされました…)」
チノ「あ、あの…ご注文は…」
もも「カプチーノ。早く淹れて」
チノ「……畏まりました…」
チノ「(ワガママな子ですね…ココアさん、早く帰って来て下さい!)」
もも「(お店自体はアンティークな感じで人も入ってない……)」キョロキョロ
もも「(もも的には落ち着くけど……)」
チノ「…………」カチャカチャ
もも「(カプチーノを淹れてるのもあの子供だし…あまり期待はできそうにないね)」
もも「ウサギの毛一つでも入ってたら文句つけてあげようね?ブッチー」
ブッチー「そうだねももちゃん」
チノ「?」
チノ「お待たせしました」コト
チノ「カプチーノです」
もも「…………………」スッ
もも「………………」ゴクゴク
もものチノが淹れたカプチーノの評価
安価下
チノ「!」
もも「ねぇ」
チノ「な、なんでしょうか…」
もも「このカプチーノ、あなたのオリジナルブレンドだよね?」
チノ「そうですが…」
もも「………ふーん」ゴクゴク
もも「(このカプチーノ、苦味が少なく、甘味が強い……)」
もも「(正直…技術や美味さという点ではまだまだ未熟だけど……)」チラッ
チノ「!」ビクッ
チノ「(こ、この子なんなんですか!謎の威圧感が……)」
もも「(飲みやすさなども配慮されて淹れられてる…この歳でこのカプチーノ…)」
もも「………………」コト
チノ「…………」ビクビク
もも「ま、ギリギリ飲めるレベルかな?」
チノ「は、はぁ…(本当になんなんですかこの子!)」
ティッピー「………………」
ティッピー「(この少女の制服…もしや………)」
カランカランカラン
「チノちゃーん!」
もも、チノ「!」
チノ「ココアさん!」
もも「!」
ココア「んー?」
ココア「あっれー?チノちゃんのお友達~?」
もも「………………」
ココア「かっわいい~♪」
もも「……………」プイッ
ココア「ありゃりゃ…」
チノ「ココアさん!」
ココア「なーに?」
チノ「この子、お客様です!」
ココア「え?そうなの!?」
ココア「ご、ごめんなさい!」
もも「………………」
ココア「……それにしても可愛いね♪中学生くらいかな?」
ココア「私の名前はココア!ココアお姉ちゃんって呼んでいいよ?」
もも「…………」
チノ「ココアさん!相手はお客様ですよ!」
ココア「チノちゃん嫉妬~?」
チノ「ち、違います!」
もも「……………ムカつく」ボソッ
チノ、ココア「………え?」
もも「もも、こう見えても高校三年生なんだけど?」
チノ「………え?」
ココア「と、歳上……?こんなに可愛いのに?」
もも「もも、こう見えてもあなた達よりずっと大人だよ」
もも「子供扱いしないで」キッ
チノ「あ、ごめんなさ……」
ココア「>>10」
チノ「ココアさん!」
ココア「だ、だって見たことない制服だから……」
もも「…………」プイッ
ココア「ありゃ…」
もも「!」
もも「それ」スッ
ココア「これ?チノちゃんに頼まれたパン作りの材料だよ?」
もも「…………ふーん…」
もも「ねぇ」
ココア「え?」
もも「ちょっと厨房貸してくれる?」
ココア、チノ「?」
厨房
チノ「……いったい何が始まるんでしょうか……」
ココア「あの子がパンを作るのかな?」
ティッピー「……………」
もも「……………」スッ
もも「見せてあげる、本物の"パン"を」
チノ、ココア「?」
もも「いくよブッチー!」
もも「ももの料理を助けてね!」スッ
ブッチー「うん!ももちゃん!」
チノ「! な、何ですかあの速さ!」
ココア「うぁ………」
もも「……………」ペチン ペチン
ココア「て、手際も作業順序も完璧…」
もも「………………」ネリネリ
もも「ブッチー!」ブチッ
ブッチー「いてっ」
チノ「ぬ、ぬいぐるみの腕を引きちぎった!」
ココア「ぬいぐるみさんいたそー…」ヒエッ
ティッピー「(異様な作業光景じゃ…)」
ティッピー「やはりあの少女…遠月学園の…」
ココア「………え?」
チノ「遠月学園……?」
もも「……………」
チーン
もも「……うん、いい焼き加減……!」
ココア「い、いい匂いが…」ハワーン
チノ「!」ビクン
ココア「ど、どうしたのチノちゃん!?」
チノ「い、いえ…////」
チノ「(に、匂いだけでイキかけました////)」
もも「できたよ、もも特製のクロワッサン」
もも「さぁ」
もも「御上がりよ」コト
チノ、ココア、ティッピー「……………」ゴクリ
チノ「(は、歯ごたえのあるサクサクの衣…それに……)」モグモグ
ココア「(こ、このモチモチの食感はお姉ちゃんやお母さん以上のパンだよ!)」モグモグ
ティッピー「う、生まれてこの方…こんな美味いパンは初めてじゃ!」モグモグ
もも「………………」
ココア「あ…ぁ………」モグモグ
チノ「ま、まずいです!このままじゃ!」モグモグ
ティッピー「ぬ、ぬおぉぉー!!」
パァァ
ビリビリビリ
チノ「きゃ、キャァァァ!!服が破けてー!!////」
ティッピー「毛がー!!」
ココア「チノちゃんの裸…」タラー
チノ「こ、ココアさんの変態!///」
チノ「てゆーか、前隠して下さいココアさん!////」
ココア「きゃっ////」サッ
ギャー ギャー
もも「……………」
もも「お粗末!!」キリッ
もも「昨日は楽しかったねー?ブッチー!」
ブッチー「うん!」
もも「ん?」
久我「!」
久我「(げっ、もも先輩…)」コソコソ
もも「ねえ」
久我「あっ…」
久我「ど、どもー!もも先輩!相変わらずちっちゃくて可愛いースねー?」アセアセ
もも「………ふんっ!」プイッ
もも「昨日電話したのに何で無視したの」
久我「あっ、ちょっと携帯の調子悪くって……」
久我「(どーせロクな用事じゃないっしょ?)」
もも「……後輩の癖に先輩の電話を無視するなんて生意気」
久我「……スンマセン…」
もも「ま、いいや!それよりさ」
久我「な、なんスかー?」
もも「昨日面白い場所見つけたんだよね?ちょっと放課後付き合ってよ?」
久我「(げっ…)」
久我「い、いやー?もも先輩からのデートのお誘い?うれしいなー?」
もも「そ、そんなんじゃない!」プイッ
久我「で、でもー?ほらっ、行きたいのはやまやまなんだけどねー?ちょっと今日は都合がぁー?」
もも「は?」
久我「いや、そのね?」
もも「先輩が付き合えって言ったら付き合いなよ久我。後輩でしょ?」
久我「>>15」
久我「(あんたはジャイアンかよ)」
もも「じゃ、放課後ね」
放課後 木組みの町
久我「ねー、もも先輩ここどこー?つーかどこいくのー?」
もも「久我、うるさい」
久我「(本当になんなのこの人)」
もも「ついた」ピタッ
久我「!」
久我「ラビットハウス?」
ガチャ
カランカランカラン
もも「……」
久我「(ふーん?喫茶店かな?にしてもボロっちい…)」
「いらっしゃいませー!」
久我「!」
ココア「ラビットハウスにようこそ!」ニコッ
ココア「あーっ!ももちゃん!また来てくれたんだー!」キラキラ
もも「うん」
ココア「一緒に来た人はももちゃんの彼氏さん?」
もも「そ、そんなんじゃ…」
久我「ね、ね!」
ココア「?」
久我「ボクちんさぁ、久我照紀って言うんだよね?遠月学園の二年生やってまーす♪」
ココア「あ…えと…保登心愛だよ…?高校二年生です…」
久我「へぇー?心愛ちゃんかぁ?可愛い名前だね?」
久我「タメかぁ?何か運命感じちゃうね?」
ココア「は、はぁ……」
もも「>>18」
久我「うっ……」ドサッ
久我「な、なにすんのさー?もも先輩ー!」
もも「うるさいから少し黙って」
久我「………サーセン」
チノ「ココアさん?少しうるさいですよ?」ヒョコッ
ココア「あ、チノちゃん!」
久我「!」
チノ「ももさん?また来てくれたんですか?」
もも「うん」
久我「あららー?また可愛いチビッ子だねー?」
チノ「!」ビクッ
久我「え?そのウサギなに?てゆーかココアちんの妹?お名前は?いくつ?なんかすっごくヒィヒィ言わせたくなる顔してんね?お近づきのしるしに俺の激辛麻婆豆腐食べる?」ペラペラ
チノ「ひぃ……」ビクッ
チノ「(な、なんですかこの人!苦手です!)」
ココア「照紀くん!チノちゃんをイジメないでよ!」プンプン
久我「あっ、ごめーんココアちん!」
久我「それよかさ?LINE交換しよーよココアちーん?」スッ
ココア「うーん……」
チノ「だ、ダメですココアさん!男は皆野獣です!」
久我「アハハ!口の悪いチビッ子ちゃんんねぇ?」
チノ「うぅ…」
久我「ココアちん食べちゃうぞー?ガオー」
ココア「キャー」
もも「ねえ」
久我、ココア「?」
もも「久我、携帯壊れたとか言ってなかった?」
久我「あっ、いや…その……」
もも「なに?」ジトー
久我「い、いや……」
久我「こ、壊れたと思ったけど、電池が切れてただけだったみたいなんスよー?」
久我「もう!照紀くんのドジっ子!」テヘペロ
もも「>>20」
久我「ぐえっ…」
ココア「おお…見事なアッパー…」
チノ「(いい気味ですね)」
もも「次電話無視したら[ピーーー]から」
久我「サ、サーセン………」
チノ「(いったいこの二人はどんな関係なんでしょう……)」
チノ「ご注文は何になさいますか?」
もも「カプチーノ」
久我「あ、ボクちんホットココアで」
久我「できればココアちんに淹れてほしーなぁ?」ニコニコ
ココア「えー?私よりチノちゃんの方が淹れるの上手だよ?」
久我「わかってないなー?ココアちんは?やっぱこうゆーのはさぁ?」
もも「お前もう帰れ」
久我「はぁ!?」
久我「自分から付き合わせといてそれはないっしょもも先輩!」
もも「うるさい、ムカつく」
久我「てゆーかさ、もも先輩は何で今日ここにきたの?なんか用でもあんのー?」
もも「>>22」
久我「ほーん…」
久我「(へぇ、あのワガママプリンセスのもも先輩が褒めるとはねー)」
久我「よろしい、この久我照紀が審査してしんぜよう!」ドヤッ
チノ「(何故この人達はこんなに偉そうなんだろう…)」
チノ「お待たせしました。カプチーノとホットココアです」コト
もも「うん」
久我「うむうむ、苦しゅうない」
久我「チノちんが淹れたの?なかなかいい匂いしてんね!」
チノ「い、一応プロのバリスタ目指してますから!(チノちん?)」
久我「へぇ?プロのバリスタかぁ?可愛いね?」
チノ「ば、馬鹿にしないでください!」
久我「してないよぉ?俺、チノちんの事応援してるよん♪」
もも「久我」
久我「ん?」
もも「うるさい」
久我「はい」
ココア「照紀くんって面白いね?」
チノ「ウザいだけですよ」
久我「さてさてお味は…と」スッ
久我「……………」ゴクゴク
もも「どう?」
久我「>>24」
久我「なかなかいいと思いますよ?」フムフム
チノ「あ、ありがとうございます!」
久我「チノちん見処あんね?遠月にこない?」
チノ「えと…」
ココア「チノちゃんを取ったらダメー!」
チノ「ココアさん…」
久我「ちょ、取るなんて人聞きが悪いよココアちーん?」
ココア「う~!」
久我「(可愛い)」
久我「んで?もも先輩はこの子をスカウトしにきたってこと?」
もも「え?」
もも「いや、カプチーノ美味しいし、中々いい雰囲気で気に入ったから誘っただけだけど?」
久我「あ、そーなんすか」
……
チノ「日本最高峰の料理学校遠月学園…」ゴクリ
チノ「そしてその学園のトップに立つ10人遠月十傑ですか……」
ココア「えと…ももちゃんが4番目で照紀くんが8番目なんだ?」
久我「どぉ?すごいっしょ?」ドヤッ
もも「ももの方がすごいけどね?」
久我「うっさいよ!来年には俺が一席になる予定だから!」
もも「ハンッ」
チノ「フンッ」
久我「おいコラチビ共?今笑ったか?あ?」
チノ「レディに向かってチビとは失礼な方ですね?」
もも「許してあげて?久我は子供だから」
久我「うっわ、マジでムカつくわこいつら」
ココア「こらっ!ももちゃん!チノちゃん!他人の夢を笑っちゃダメだよ!」
久我「ココアちん…」ウルウル
チノ「すみませんココアさん……」
もも「ケッ」
久我「いやぁ?ココアちんは優しいなー?ココアちんマジ天使♪」
ココア「>>27」
久我「(あれ?これひょっとしていい感じ?)」
久我「(もう一息!押せばいけそう!)」
久我「いやぁ、その反応可愛いなぁココアちんは?」ニコニコ
ココア「そ、そっかな?」
久我「マジマジ!俺、嘘とか大っ嫌いだからさー!」
ココア「えへへ////」テレッ
チノ「こ、ココアさん!騙されてはいけません!」
ココア「チノちゃん……」
チノ「男は皆獣です!油断したらガブリですよ!」
久我「そ、そんな事ー…」
もも「久我」
久我「!」
もも「黙れ」
久我「はい」シュン
ココア「ち、チノちゃん焼きもち?」
チノ「そんなんじゃ……」
ココア「…………」ギュッ
チノ「!」
ココア「大丈夫だよ?私の一番はチノちゃんだから?」
チノ「ココアさん……」ギュッ
久我「え?ナニコレ?ナニコレ?」ガーン
もも「久我」ポンッ
久我「!」
もも「ださっ」
久我「………もう帰っていい?」
久我「そっすね(全額払わせたよこの人……)」
もも「次、どこ行く?」
久我「え?もう解散っしょ?」
もも「は?なんで?」
久我「ァ…イヤ……」
もも「ももとしてはあの甘兎庵ってお店が気になるんだよねー?」
久我「そ、そっスか…んじゃあもも先輩一人で……」
もも「よし!甘兎庵に決まり!行こう!」
久我「(ボクちんの意見は無視なんですね?)」
甘兎庵
もも「………………」ジーッ
久我「もも先輩なにやってんのー?さっさと入ろーよ?」
もも「久我、先に入って!」
久我「な、なんで?」
もも「いいから!先輩めーれー!」
久我「(ここに来て人見知り炸裂っすか)」
久我「はいはい」ガラッ
「いらっしゃいませー!」
久我「!」
千夜「甘兎庵にようこそ!」ニコッ
久我「>>30」
千夜「?」
もも「もう!何やってるの?久我!」
久我「……ちっせー」
もも「え?」
久我「あ、や……もも先輩かわいーなぁーって!」アセアセ
もも「ばかっ」プイッ
久我「うっわー、何このメニュー表…全然意味不なんですけどー?」
もも「久我!決めた?」
久我「いや、決めるもなにも、メニューの意味が理解できねーんだけど」
もも「ふーん、ももは決めたから店員さん呼んで」
久我「いや、だから俺まだ……」
もも「呼んで」
久我「ハイ……」
チリンチリーン
千夜「はーい」ニコニコ
久我「えーと…もも先輩…」
もも「………………」プイッ
もも「久我、頼んで」
久我「……………(人見知り炸裂か)」
もも「ウミニウツルホシボシトツキフタツ」ボソボソ
久我「え?んーと……」
久我「んじゃー、この海になんちゃら2つお願いしまーす!」
千夜「>>32」
ちゃんと読んで下さいまし
久我「え?だから海と月と星がなんちゃらって言ってるっしょ!」
千夜「略さないでください。私、うちのメニュー名に誇りを持ってるの!」
久我「はぁーーー?」
もも「久我、ちゃんと最後まで読みなよ?久我も料理人ならメニュー名くらい読んでほしいでしょ?」
久我「じゃー自分で頼みなよ!」
千夜「よーめ!よーめ!」パンパン
もも「よーめ!よーめ!」ボソボソ
久我「>>34」
千夜「はぁ?」
もも「逃げるの?久我!」
久我「うっさいよ!」
~トイレ~
プルル
ソーマ『はい』
久我「あー?幸平ちーん?」
ソーマ『久我先輩っスか?どうしたんスか?』
久我「いやねー?ちょーっと、甘兎庵ってとこに来てくんないかなー?」
ソーマ『甘兎庵?』
久我「そー、そー!アマーイお菓子がいっぱいあるよー?」
ソーマ『あー、興味ありますねー…でも…』
ソーマ『すんません』
久我「え!?なんで!?」
ソーマ『今ちょっと手が離せなくて…』
久我「そ、そんな!可愛い先輩を性悪女から助けると思って……」
ソーマ『なんスか?それ?悪いけど切りますよ?』
久我「え?ちょっと待っ………」
ブチッ
ツーツー
久我「…………………」
もも「遅かったね?」
久我「あー、ちょっと……」
もも「怪しい…」ジトー
久我「……別にいいっしょ?つーか、ものきてんじゃん」
もも「うん、自分で頼んだからね?」
もも「ね?千夜っち?」
千夜「そうね?ももちゃん!」
久我「(何があったの?)」
千夜「それにしても…女の子をおいてトイレとか最低ね?」
久我「(あーもう帰りたい)」
千夜「ももちゃんもそう思うでしょ?」
もも「>>38」
トイレは一人で行っトイレってね!
千夜「うふふ、ももちゃんおもしろーい!」クスッ
久我「あー、そーねそーねおもしろーい」
「あれー?久我とももじゃん!」
もも、久我「!」
竜胆「おー!奇遇だなー?」
久我「げっ…りんどー先輩…」
竜胆「げっとはなんだー?くがー!」
久我「うっ…」
もも「竜胆、なんでいるの?」
竜胆「あー、ちょっとなー?」
千夜「竜胆さんにはご贔屓にしてもらってるの」ニコッ
もも「ふーん」
司「………………」
久我「あれ?司っさんもきてんの?」
竜胆「おう!」
久我「おーっす司っさーん!」
司「……………」
久我「なんか元気ないね?」
司「>>41」
久我「え?」
竜胆「いやー?千夜とちょっとワニを使った和菓子に挑戦してみよーって話になってなー?」
千夜「司さんには試食係になってもらったの!」ニコニコ
久我「うっわー…」
司「もうしにたい…」
もも「ワニを使った和菓子………」ドキドキ
もも「久我!」キラキラ
久我「勘弁してちょ」
竜胆「こんな事もあろうかと残しておいたぜー?」ドンッ
ドヨーン
久我「(うっわー…ワニの中におしるこ?みたいなの詰めてる…グロテスクだわー)」オエー
もも「ウエッ」
竜胆「ほらっ、もも!」
もも「!?」
竜胆「遠慮しないで食べろよー?」ニコニコ
もも「>>44」
…久我…私になにかあったらブッチーをよろしく…。
久我「もも先輩ー?それどうみてもゲテモノだよー?」
もも「で、でもスイーツ職人として…」
司「ヤメトケアカネガクボ…」オエッ
竜胆「さぁももー?」
千夜「ももちゃん?」
竜胆、千夜「御上がりよ?」ニコッ
もも「………久我…」
久我「?」
もも「……ももに何かあったらブッチーをよろしく…!」
久我「あーはいはい(棒)」
………………
………
…
もも「」チーン
久我「なーにがももに何かあったらブッチーをお願ーいよ」オンブ
久我「もも先輩ー?重いっすねー?ひょっとして太ったしょ?」
もも「クガコロス……」
久我「(うげっ…聞こえてた…)」
【フルール・ド・ラパン】
久我「ん?」
久我「(今知り合いのオサゲメガネがウサギの格好していたようなー…)」
もも「ハヤクアルイテヨキモチワルインダカラ」ゲシッ
久我「いてっ!」
久我「おーっす!寧々ちん!」ニヤニヤ
寧々「久我…」
寧々「なに?朝っぱらから大声で?存在が不快なんだけど?」
久我「うっわー?ひっでーなー寧々ちーん?ひょっとして生理なのー?」
寧々「しね」
久我「フルール・ド・ラパン」ボソッ
寧々「!」バッ
久我「ウサギ」ボソッ
寧々「………な、なんの話?」ハラハラ
久我「んー?なんだろねー?」ニヤニヤ
寧々「………何か知ってるの?」
久我「もうー?寧々ちんさっきからなんの話ー?」
久我「ボクちん、知り合いのオサゲメガネが恥ずかしいウサギの格好してフルール・ド・ラパンとかいう店でバイトしてるのなんか全然知んないよー」ニヤニヤ
寧々「!!!!?」
寧々「ちょ…久我………」
久我「んー?」
「久我ー!」タッタッタ
久我「あらーもも先輩」
寧々「も、もも先輩……」
もも「あれ?寧々もいる…」
寧々「………………」
久我「おーっすもも先輩ー!」ニヤニヤ
もも「………?」
もも「……にやにやして…寧々と何話してたの?」ブスッ
久我「>>47」
久我「昨日帰るときにあるお店で寧々ちん見かけたもんですからー?今度暇見て自分も行こうと思いまして。でその店のお勧めでも聞いちゃおっかなっ?と」
寧々「ちょ、ちょっと!」
もも「あるお店?寧々、バイトしてるの?」
寧々「いや…その………」アセアセ
もも「ちょっと興味あるかも…」
もも「行っていい?」
寧々「いや……」
久我「あ!大丈夫っすよもも先輩!ボクちんちゃんと店の名前チェックしておきましたからー!」
寧々「!?」
もも「じゃあさ、今度二人で行こうよ!」
久我「そーっすねー?二人で寧々ちんをからかいにいきますか!」ニヤニヤ
もも「決まりだね!」ニコニコ
寧々「や、やめ………」ガクッ
ワイワイ
竜胆「あいつら仲いいなー?」ニコニコ
司「オエッ…キモチワルチ……」
次の日から寧々のアダ名はウサギになった
久我「でさー?その女の先輩二人は可愛い後輩の俺を奴隷の如く扱うしさ?」
久我「どうきゅー生のメガネ女はシネシネ言ってくるしひどいよねー?」
マヤ「な、なんだそれ!ひどいなー!」
メグ「照紀くん可哀想…」
久我「わかってくれるー?マヤちん、メグちん!」ウルウル
マヤ「照紀!何かあったら私たちに言えよ!」
メグ「チマメ隊で照紀くんを守るよー!」オーッ
チノ「巻き込まないで下さい」
久我「マヤちん…メグちん……!」
ココア「マヤちゃんとメグちゃん、すっかり照紀くんと仲良くなったね?」ニコニコ
チノ「うちはキャバクラじゃないんですけどね?」
リゼ「(誰なんだあいつは)」
カランカランカラン
チノ「!」
もも「あっ!久我!」
久我「……げっ、もも先輩……」
マヤ、メグ「?」
もも「なんで携帯出ないの!」
久我「その……ケータイの調子が……」
メグ「照紀くんこの子だれー?」
久我「いや、えーとね?」
もも「…………」プイッ
メグ「(目を反らされた…)」
マヤ「>>51」
メグ「本当だー!」
もも「は?ちっちゃい?」カチン
マヤ「な、なんだよー?褒めてやったのにー?」ブーブー
メグ「こわーい」
もも「あ?」
久我「まぁまぁもも先輩ー?相手は中学生っしょ?」
もも「……………」
メグ「先輩?」
マヤ「あーっ!ひょっとしてー!」
もも「?」
マヤ「こいつ、さっき照紀が言ってたドレーにする先輩じゃね!?」
久我「ちょ……マヤちん!」アセアセ
もも「……………奴隷…?」
メグ「て、照紀くんをイジメるのはやめて~!」
久我「や、やめてちょ!メグちん!」
もも「>>53」
久我「ハイ」
もも「………次言ったら本当に奴隷にするからね」
もも「それと、竜胆と寧々にもチクるから」
久我「スンマセン」
マヤ、メグ「?」
リゼ「どうやら丸く収まったようだな?」
ココア「仲良しが一番だね!」
チノ「いや、収まってないですよね?」
リゼ「うん!なかなか似合うな?」
ココア「ももちゃん、ラビットハウスの制服似合うねー?可愛い!」キラキラ
もも「………………」プイッ
久我「う、うっわー!もも先輩の制服姿超可愛いー!萌えるー!結婚してちょ!」
チノ「必死ですね」
もも「…………////」プイッ
久我「(ご機嫌取り作戦失敗?)」
チノ「(満更でもなさそう…)」
もも「…………」コクッ
久我「スタジエみたいなもんかー」
ココア「ももちゃん、すっごく料理上手だから頼りになるね!」
リゼ「そんなに凄いのか?」
ココア「うん、服が弾け飛ぶくらい!」
リゼ「?」
久我「(つーか、料理はともかく……)」
チノ「ではももさん、まずは…」
チノ「お客様からご注文を聞いてきて下さい」スッ
青山「ふふ」ニコニコ
マヤ「あっ!青ブルマ」
久我「(青ブルマ?)」
青山「あらー?新しいバイトさんですか?」ニコニコ
もも「……………」プイッ
青山「あれ?」
リゼ「な、何をやっているんだももは」
ココア「目を反らしちゃったねー?」
チノ「あ、あれじゃ注文がとれないじゃないですか!」
久我「(やっぱねー?)」
青山「あ、あのー?」
もも「……………」プイッ
青山「>>57」
もも「…………?」
青山「あなたー?可愛いですねー?」ニコニコ
もも「ヒィ……」ビクッ
久我「あっれー?ちょっと様子へんじゃなーい?」
リゼ「んー?大丈夫じゃないか?」
ココア「そうだね、コーヒー一杯でどこまででも粘るけど青山さんはいい人だよ!」
マヤ「そうだな!小説の為とか言ってシャロにセクハラするけど青ブルマはいいやつだよ!」
メグ「そうだね~?たまぁに私達やチノちゃんの事ニヤニヤ見てきてキモいけど青山さんはいい人だよ~?」
久我「うっわー、めっちゃ不審者じゃーん☆」
青山「新人さん?可愛いですね?少し取材させていただけませんか?」
もも「いや!やめて!気持ち悪い!」
青山「ハァハァ…そ、そう言わずに…」
もも「ぶ、ブッチー!」ゴスゴス
ブッチー「いてっ」
青山「ぬいぐるみさん可哀想ですよ?」
もも「もう!何でももがこんな事しなくちゃいけないの!」
青山「まぁまぁ、そう言わずに?」ニコッ
青山「あ、小説の為におパンツ見せて下さい」
もも「>>59」
斎藤「呼んだか?」ヌッ
リゼ「な、なんだあのデカイ刀は!」
マヤ「かっけー!」キラキラ
久我「(斎藤さん…なんでいんの?)」
チノ「警察呼びますか?」
青山「ひぃぃ…な、なんですかあなた!」
もも「綜みゃん!やっちゃって!」
斎藤「斬る!」グッ
青山「ひぃぃ……」
ウー ウー ウー
もも「あーあ、綜みゃんとあの変態つれてかれちゃった」
久我「(あんたのせいじゃん)」
メグ「チノちゃん~?何も警察を呼ぶことは……」
チノ「仕方ありません、ラビットハウスの為です」
チノ「ね?おじいちゃん?」
ティッピー「うむ」
シャロ「なーんか外が騒がしくない?」
寧々「気のせいよ。それより真面目に仕事して?」
シャロ「はいはーい」
カランカランカラン
シャロ「あっ、お客様」
寧々「私がいくわ」スッ
寧々「ようこそ?フルール・ド・ラパンへ!」ニコッ
シャロ「(二重人格かよ)」
久我「おーっす寧々ちーん?」ニヤニヤ
もも「へぇ?寧々ってここで働いてたんだ?」
寧々「」
シャロ「?」
久我「ようこそー?フルール・ド・ラパンへー(笑)」
もも「寧々、可愛い格好してるね?(笑)」
寧々「>>62」
久我「え?え?ちょっとー?寧々ちん怖いよー?」
久我「ぼ、ボクちんお客さんよ?」
寧々「いいから来い!」グイッ
久我「や、やめて!助けてもも先輩!」
もも「いってらっしゃい」
久我「!?」
イヤァァァ
もも「………………」
シャロ「………えと……」
もも「……………」プイッ
シャロ「(目を反らされた…)」
シャロ「ど、どうぞ…当店自慢のハーブティーです」コト
もも「ふーん」ゴクゴク
もも「まぁまぁかな?」
シャロ「(何様だこのガキ……)」
もも「ん?クッキーもあるんだ?」サクッ
もも「!」
もも「(このクッキー…ハーブを使ったクッキーかな?)」
もも「(………美味しい……)」チラッ
シャロ「?」
もも「なかなかやるね?」
シャロ「は、はぁ…」
もも「ねぇ、えーと……」
シャロ「あっ、しゃ、シャロです!」
もも「ふーん、ねぇシャロ?」
シャロ「な、なんですか?」
もも「……ももの見立てでは…シャロはかなり名門出のお嬢様……」
もも「なんとなく……気品?ってのが漂ってるからわかるんだ」
もも「違うかな?」
シャロ「>>65」
もも「え?」
シャロ「甘兎庵の隣の物置小屋に住んでますけどなにか!?」
もも「え?え?」ビクッ
シャロ「もう!それ飲んだら帰ってよ!」プンプン
もも「そ、そんなに怒る事ないでしょ!ね?ブッチー?」
ブッチー「そうだね」
~ラビットハウス~
カランカランカラン
チノ「ココアさん、お客様ですよ?」
ココア「あっ、はいはーい!」
ココア「いらっしゃいませー!ラビットハウスにようこ………」
薊「…………」ニコニコ
ココア「………そ?」
チノ「ココアさん……?」
リゼ「どうしたんだココア?」
薊「アンティークな雰囲気の喫茶店…」チラッ
薊「……それに…」チラッ
ココア「ぁ……」ビクビク
薊「可愛らしい店員」ニコッ
チノ「ココアさん!」
リゼ「なんだお前!ココアから離れろ!」
薊「おやおや、離れろとは…これでも私は客だよ?」ニコッ
ココア「ヒッ」ビクビク
ティッピー「何者じゃ!お主!」
薊「………?ウサギが喋った?」
チノ「ふ、腹話術です!」
薊「喋るウサギとは…ラビットハウス…おもしろいね?」ニコッ
リゼ「……貴様…なんの用だ?」
薊「>>67」
薊「少し様子見にきただけだよ?」ニコッ
リゼ「うちの生徒?」
ティッピー「……チノ…やつの胸に輝くバッチの紋章は遠月学園の紋章じゃ!」
ココア「遠月学園………」
チノ「てことはももさんと久我さんの……?」
薊「………………」スッ
リゼ「き、貴様!どこに行く気だ!」
薊「私は客だよ?」
薊「………カプチーノを一つ…頂こうかな?」ニコッ
………………
……
…
薊「………………」コト
薊「ふむ…なるほど…」
薊「このカプチーノはキミが淹れたのかい?」
チノ「は、はい………」
薊「………その歳にしてはなかなかの出来だ」
ココア「チノちゃん!」パァァ
チノ「あ、ありがとうござい……」
薊「………一般の中学生レベルとしてはね?」ニコッ
チノ「…………え?」
チノ「な、なにを……」
薊「こんな子供のおままごとにかまけていたら、うちの生徒の舌がなまってしまう…」
薊「よって、ここは潰すとしよう」ニコッ
ココア「は…………?」
リゼ「貴様に何の権限があってそんな事を!」
薊「………遠月の力を舐めてはいけないよ?可愛いお嬢さん方?」
リゼ「なに!?」
チノ「そんな……ラビットハウスが…」
ティッピー「貴様!」
薊「………………」
「いきなり来てそれは酷いんじゃないか?」
薊「!」
チノ「あ……」
ココア「タカヒロさん!」
タカヒロ「……………」
薊「これはこれは…貴方がここのオーナーですか?」ニコッ
タカヒロ「>>71」
タカヒロ「俺がカプチーノの手本を見せてやるよ」
チノ「お父さん…」
ティッピー「タカヒロ…」
薊「ほう…」
タカヒロ「それに…俺もこの店が無くなると困るんでね?夜のバーができなくなる」スッ
シャッシャシャ
薊「!」
リゼ「な、なんだあの手際の良さは!」
ココア「まるで……カクテルを作るようにカプチーノを……!」
タカヒロ「………」シャカシャカシャカ
ティッピー「いつ見ても異様な光景じゃ…」ゴクリ
チノ「(本当に大丈夫なんでしょうか…)」
タカヒロ「さぁ、できたぞ。タカヒロ特製のカプチーノだ」スッ
タカヒロ「味わってくれ」
薊「……………」スッ
薊「!」
タカヒロ「……ラビットハウスの味、わかってくれたかな?」ニッ
薊「………ふっ、なるほど…」
薊「よろしい……ならば提案がある…」ニッ
全員「?」
久我「いつつー…」
久我「まったく~あのオサゲは…手加減ってもんをしんないんだから!」
久我「ボクちんの可愛いお顔ボロボロだよ」
もも「自業自得じゃない?」スッ
久我「もも先輩…」
久我「………もも先輩~もっと可愛く"痛そう…ももが手当てしてあげよっか?"とか言えないのー?」
もも「言ってほしいの?」
久我「いや、いいっす…」
もも「なにそれ、ムカつく」
竜胆「おーい、くがー!ももー!」ブンブン
司「腹が痛い…」ヨロッ
久我、もも「!」
竜胆「相変わらず仲いいな……」
竜胆「!」
竜胆「お、おいくがー!そのケガどうしたー!」
久我「えと……」
竜胆「な、何があったー!竜胆先輩に言ってみろー!」
久我「>>76」
久我「(口は災いの元ってね?ボクちん賢い!)」
久我「あーこれねー?これは昨日階段から落ち……」
もも「これは昨日寧……」
久我「ストーっプ!もも先輩!」バッ
もも「モガ」
もも「な、なにするの久……」
久我「もも先輩ー?面倒な事になりそうだし頼むからやめてちょ?」
もも「……わ、わかった……」
竜胆「ね………?」
久我「な、なんでもないよーん?」
竜胆「んー?あ、そーいやーさ?今日斎藤見てないんだけど、知らね?」
もも「綜みゃんなら警………」
久我「もも先輩ー!」バッ
もも「モガ」
竜胆「警…?」
久我「じ、自分探しの旅に出ました!」
竜胆「自分探しの旅だ~?」
久我「(やっべ、流石に無理あったかな?)」
竜胆「いいなぁ斎藤…かっけーなぁ…」
久我「………………」
竜胆「あたしも行きたいなぁ…自分探しの旅…」ウットリ
もも「……もも達もいく?」
久我「一人で行ってちょ」
司「腹が…」ヨロッ
寧々「楽しそうね?」
竜胆「おっ!寧々ー!」
久我「ちょりーっす!ウサギちん!」
もも「あっ!ウサギだ!」
竜胆「ウサギ?」
寧々「>>79
竜胆「どうしたー?寧々!真っ赤になってー?」
寧々「ナンデモナイデス////」
久我「あっれー?寧々ちん人参みたいに真っ赤だねー?」ニヤニヤ
もも「人参…人参と言えばウサギ!」ハッ
もも「寧々!」
寧々「も、もうやめてください」シクシク
竜胆「おいおいー?寧々を泣かすなよー?」
もも「久我が悪い」
久我「はぁ?」
ワイワイ
ガチャッ
全員「!」
叡山「…………けっ」
竜胆「おー!えーざん!」
久我「ちょりーっす!どーったのー?」
叡山「……はん、お気楽なもんだなぁ?」
久我「あぁん?」
もも「やめなよ久我」
久我「ちっ」
久我「んで?どーったのー?叡山!仲間にでも入れてほしーの?」ニヤニヤ
竜胆「叡山!あたし達は叡山だけを仲間外れになんかしないからな!」
叡山「うるせぇ!」
叡山「……ところでよぉ?最近あんたら喫茶店に出入りしてるみてえじゃねーか?」
久我「えー?叡山くんのー?チノちん達に悪影響じゃん」
もも「行くならラビットハウス以外にしてね」
寧々「叡山、来たらコロス」
司「み、みんな!思っててもそういうこと言うなよ!叡山が可哀想だろ!」アセアセ
司「お、俺は気にしてないから叡山!」
叡山「ちっ!」
叡山「はんっ、まぁいいさ」
叡山「今日そのお気に入りの喫茶店とやらに行った時を楽しみにしてる事だな?」クルッ
久我「はぁ?」
もも「…………?」
竜胆「>>安価」
安価 近いレス
竜胆「まさかまた金にものを言わせて悪さしたんじゃねーだろーなぁ?」ジトー
叡山「……………」
バタン
竜胆「あっ!行っちまった!」
久我「なーんか臭うねー?」
もも「あれは悪巧みしてる顔だよ!」
司「ちょ、みんな…」
竜胆「ま、なんか気になるしよ?行ってみっかな?どーせ千夜に用もあるしな?な、司!」
司「え?俺も?」
もも「そーだね、もも達もとりあえずラビットハウスに行ってみる事にするよ。ね?久我」
久我「え?あ、ハイ」
寧々「……………」クルッ
竜胆「ん?どこ行くんだー?寧々ー?」
寧々「バイトです」
司「バイト?」
竜胆「寧々!バイトなんかしてたのか!?」キラキラ
寧々「あっ、やべっ…」
シャロ「………………」
寧々「?」
寧々「どうしたの?シャロ、中に入らないの?バイトの時間はもうすぐよ?」
シャロ「………寧々…あれ……」スッ
寧々「?」
寧々「!」
~甘兎庵~
竜胆「?」
司「ど、どうしたの?竜胆…?」
竜胆「………今日ってここ定休日だっけ?」
~ラビットハウス~
久我「あららー?どったのこれー?」
久我「closeって……」
もも「…………………」
もも「入ってみよう……!」グイッ
久我「え?ちょっと!もも先輩…」
カランカランカラン
久我「………電気もつけないで………」
もも「く、くが…」ギュッ
久我「なに?もも先輩?お化け怖いの?」
もも「うっ………」
ガタッ
久我、もも「!」ビクッ
チノ「……………」
久我「ってなんだー?チノちんかー?驚かさないで………」
もも「」チーン
久我「あらら」
チノ「>>安価」
安価 近いレスの中
久我「?」
………………
………
…
久我「はぁ?店を差し押さえ?」
チノ「はい……昨日突然現、中村という方とヤクザのような方がが現れて……」
寧々「中村?まさか総帥が……」
リゼ「すまん……私の力不足で……」
ココア「り、リゼちゃんは私を守ろうとしてくれたでしょ!」
リゼ「ココア……」
竜胆「えーざんのやろー…なーんか悪巧みしてると思ったら……」
久我「しかし…総帥も相変わらずぶっそーな事すんねー?」
もも「………許さない…」ボソッ
久我「……もも先輩にしてはめずら…」
もも「……………」ギリッ
久我「!」
もも「? なに?」
久我「………いんやー?」
司「………店を返してほしくば我らに食戟で勝て……か…」
リゼ「な、なぁ…その食戟…とはなんなんだ?」
寧々「………遠月学園に代々伝わる手段……遠月の生徒同士が何かを賭けて戦う料理対決の事よ?」
千夜「料理対決……?」
シャロ「で、でも…遠月の生徒同士って……」
司「……きっと薊総帥の事だ…何か裏に手でもまわしたんだろう」
司「それは無理だよ竜胆…なんせ今回の食戟の代表者は……」
司「ラビットハウスが香風さん」
チノ「……………」
司「甘兎庵は宇治松さん」
千夜「うぅ……」
司「そしてフルール・ド・ラパンからは桐間さんだ」
シャロ「なんで私なんだろ…」
竜胆「くっそー!」
もも「…………」
久我「あんの眼鏡め~!」ギリギリ
司「………俺だって宇治松さんを助けてやりたいさ…だが……何もできない…」
寧々「……………」ピラッ
寧々「………そうでもないかもしれませんよ?」
司「え?」
久我「どゆこと?」
寧々「………勝負は菓子対決…そして……」
寧々「サポートは一名までならOKと書いてあります」
久我「サポート…?」
竜胆「ははーん……?」ニヤッ
寧々「……………」スチャッ
もも「………いくよ!ブッチー!」グッ
もも「もも達で…チノを助けてあげよう!」グッ
チノ「ももさん……」
寧々「……狭い部屋ね…」
シャロ「う、うっさい!」
寧々「ま、いいわ…料理に部屋の狭さは関係ない」
シャロ「あんたは嫌みいいに来たのか!」
寧々「そんな訳ないでしょ?」
寧々「………相手は遠月学園の生徒…それに薊総帥の事だから、恐らく選りすぐりのメンバーを出してくるわ?」
シャロ「うぅ……」
寧々「いくら私達でもサポートの限界がある……よって……」
寧々「修行をするわ!」
シャロ「修行……」ゴクリ
寧々「厳しくいくからよろしく」キラン
シャロ「ぴゃっ!」
ピンポーン
シャロ「!」
寧々「こんな時間に…非常識な人もいるものね?」
シャロ「はいはーい、今でるわー」タッタッタ
キャー
寧々「! シャロ!」
タッタッタ
シャロ「ひ……」ガタガタ
寧々「シャロ!どうたの!?」
シャロ「は、裸褌……変態……」ガタガタ
寧々「え?」チラッ
一色「やぁ、寧々ちゃん!」ニコッ
寧々「一色!?」
シャロ「し、知り合い…?」ビクビク
一色「>>安価」
安価 近いレスの中
シャロ「ぴゃ!?////」
寧々「うっ////」
寧々「てゆーか、何故ここに…てゆーか、何故褌?それより……って聞きたい事がいっぱいすぎて頭が痛くなってきた…」ハァ
一色「寧々ちゃん!僕の情報網を甘くみないでくれ!」キリッ
寧々「もう怖いわあなた」
一色「………それに……」
一色「寧々ちゃんのピンチに黙っていられる訳がないだろ?」ニコッ
寧々「ふんっ!」プイッ
シャロ「ぁ…あの……」オソルオソル
一色「あ?ごめんね桐間さん」
シャロ「(私の名前知ってる……)」
一色「僕が褌の理由は……」
一色「これを収穫してたからさ!」ドサッ
寧々「………!この匂い!まさか!」
シャロ「ハーブ……?」
一色「僕が栽培したものさ、好きなだけ使ってくれ!」
シャロ「ぴゃー!本当!?ありがとう!」
寧々「………………」
一色「なんだい?寧々ちゃん…」
寧々「……あなたのそういう何でも見透かしたような所が昔から嫌いなのよ」プイッ
一色「そうかい?」
一色「僕は、寧々ちゃんの素直じゃない所も含めて昔から大好きだよ?」
寧々「ふんっ!」プイッ
シャロ「ぴゃー!大量のハーブー!」ウキウキ
竜胆「ほらほらー!千夜ー!ワニを捌く時はもっとはやくー!」
千夜「うん!竜胆さん!」スパッ
ワニ「ギャース!」
司「(何故菓子対決でワニ?)」
竜胆「ちょーどいい機会だ!研究に研究を重ねたワニと和菓子の融合で総帥やえーざんに一泡ふかせてやろーぜ!千夜!」
千夜「うん!」
司「(俺もラビットハウスか桐間さんの家に行けばよかった……)」
竜胆「つーわけで司ー!」
千夜「司さん!試食が係お願いします!」
司「」
もも「チノ!生地をこねる時はもっと力を入れて!」
チノ「は、はい……!」グッグッ
ティッピー「ファイトじゃ!チノ!」
チノ「うぅ……」
もも「なに?もうギブアップ?」
もも「もも、やる気の無い子に付き合う暇はないんだけど?」
チノ「す、すみません……」
久我「………………」
リゼ「……ももの奴……顔に似合わずかなりのスパルタだな?」
ココア「チノちゃんちょっと可哀想かも……」
久我「>>105」
リゼ「え?」
ココア「気に入られてる?」
久我「もも先輩がさー?他人の為に…しかも料理を教えるなんてレアな事あんまないよー?」
ココア「…………………」
久我「よっぼと気に入ったんだね?チノちんとラビットハウスがさ?」
リゼ「………ふっそうか……」
ココア「わ、私達にも手伝える事ないかな?」
もも「……………」
久我「お疲れーすもも先輩!」
もも「………久我……」
久我「いんやー?ワガママプリンセスのもも先輩がよくがんばんねー?照紀くんびっくり!」
もも「………似合わない?」
久我「…………いんやー?」
久我「すげー?かっこいーよ?」
もも「……………」プイッ
もも「可愛くない後輩…」
麗「はーい♪いよいよ始まりましたー!遠月学園生徒と外部の人間が戦う異種食戟戦!」
麗「司会はご存知、私、川嶋麗でおおくりしまーす♪」
ウララチャーン
ソーマ「うおっ!すげー盛り上がり…」
田所「異種食戟戦……いったいどんな戦いが……」
久我「ちょりーす!幸平ちーん!」
司「隣いいかい?」
ソーマ「久我先輩!」
田所「つ、司先輩も……」ヒエッ
ソーマ「ど、どうしたんスか?珍しいっスね?」
司「ちょっと知り合いがね?」
ソーマ「知り合い?」
久我「おーい!こっちこっち~!」
マヤ「待ってよー!照紀ー!」
メグ「照紀くーん!」
ココア「ここが遠月学園か…でっかーい……」
リゼ「さてと、私も気合いを入れて応援しなきゃな?」
ソーマ「………誰スか?」
久我「>>安価」
安価 近いレスの中
久我「ねー?」
マヤ、メグ、ココア「ねー?」
ソーマ「そ、そっスか…」
リゼ「ほらっ!気合いを入れてチノ達を応援するぞ!シャキッとしろ!司!」バシッ
司「ひえっ…」
田所「(あ、あの女の人……司さんに…)」ヒエッ
ココア「あれ?」キョロキョロ
久我「ん?どったのー?ココアちーん?」
ココア「その……ティッピーが……」
ワー ワー
麗「お待たせしました!まずは薊総帥から異種食戟戦開会のお言葉を!」
ソウスイー
薊「御来場の皆様、今日は遠月学園まで足を運んで頂き誠にありがとうございます」
薊「両陣営…ベストを尽くし、素晴らしい食戟になる事を期待しております」ニコッ
ワー ワー ソウスイー
久我「けっ、なーにが素晴らしい食戟ーだよ!」
マヤ「あのおさっんきらいー!」ベーッ
メグ「わたしも~!」プンプン
ソーマ「(波長合いまくりかよ久我先輩)」
麗「続きまして!審査員三名の紹介です!」
麗「まずは、ご存知…薊総帥の御令嬢で神の舌を持つ料理人………」
麗「薙切えりな様ーーー!」
えりな「公平な審査を心がけます」
麗「続きまして……我が校の卒業生で元二席…かつて霧の女帝と呼ばれた……」
麗「乾日向子様ーーー!」
日向子「個人的にはチノちゃん推しです」ニコッ
麗「そして最後は………」
麗「あんた誰?保登モカ様ー!!」
モカ「>>安価」
安価 近いレスの中
ココア「お姉ちゃん…」ウルウル
久我「お姉ちゃん!?」
モカ「(ココア!)」グッ
麗「審査員の皆さん…どうか公平な審査を……」
えりな「(大丈夫なのかしら……)」
麗「えー……続きましてはー選手入場です!」
麗「まずは……我が遠月学園の誇る精鋭達!」
ワー ワー
久我「!」
司「来るね?」
ワー ワー
楠「あーダリー…こんな事やってる暇なんかねーのによォ…」ブツブツ
メア「まぁまぁ、総帥に媚び売ると思ってさ?」
叡山「ふんっ」
ワー ワー
久我「っちゃ~…厭らしい面子だこと?」
田所「ソーマくん!あの人達……」
ソーマ「叡山先輩と黒木場を追い詰めた奴……それに……」
ソーマ「誰だっけ?」
田所「ソーマくん……」
一色「あれはメアちゃんさ!」ヌッ
田所「一色先輩!?」
ソーマ「この人何処にでも現れんな…」
久我「一色!」
司「何故ここに!」
一色「ほら?寧々ちゃんだけ一人じゃ可哀想じゃないですか?」
久我、司「?」
マヤ「うおっ!イケメンだー!」
メグ「照紀くんよりかっこいー!」
久我「うっさいよ!」
一色「>>安価」
安価 近いレスの中
マヤ「こ、こいつ服を脱ぎ始めたぞ!」
メグ「照紀く~ん!」グスッ
久我「一色~?さすがに中学生の前で脱ぐのはマズイっしょ?」
一色「何故だい?」ハテ
一色「あ、ソーマくんや司さんも脱ぎましょうよ!」ニコッ
ソーマ「遠慮しときます……」
司「……俺もいい……」
ワー ワー
麗「さーて、次は我らが遠月学園の精鋭に歯向かう愚か者たちだーー!!」
久我「あららー?言ってくれんねー?麗ちん」
麗「木組みの街チーム!!」
ブー ブー
シャロ「ぴゃっ…」ビクッ
千夜「凄い罵声ね……」
チノ「(人が多い……帰りたいです…)」
ブー ブー
楠「あー?」
シャロ「!」
楠「んーだよ、俺の相手はこの貧乏人の子兎かよー?」
楠「これなら目を瞑ってでも勝てちまうな?」
シャロ「な、なんですってー!」キーッ
メア「あんたさー?ちょっとおっ○いおっきいからってチョーシのってない?」
千夜「……………」
メア「そのおっ○いごと潰してあげるわ!キャハハ♪」
千夜「…………下品ね…」
叡山「おお、よく逃げなかったな?チビィ……?」
チノ「ら、ラビットハウスの為ですから当然です!」
叡山「俺ァよぉ?イキがったチビが一番嫌いなんだよ」
叡山「ぶっ潰してやるから覚悟しとけや?」ギロッ
チノ「(おしっこチビりそうです……)」
ブー ブー
マヤ、メグ「チノー(ちゃん)がんばれー!」
リゼ「シャロ!お前は強い!やってしまえ!」
ココア「千夜ちゃーん!ファイトー!」
ソーマ「にしても……大丈夫っすかね?」
久我「んー?」
久我「ま、大丈夫っしょ?」
ソーマ「?」
「ハァ…下品なヤジを飛ばすのはやめてほしいわ?」
「あっはっはー!楽しくなってきたなー?」
「もも、人混み苦手だし、さっさと終わらせて帰りたい…」
田所「ソーマくん!」
ソーマ「ははっ、こりゃあ……」
楠「な……?」
メア「………嘘……」
叡山「……ちっ」
薊「やはりそう来たか……」
麗「な、なんとー!木組みの街チームにサポートについたのはーー!」
麗「我らが遠月学園の誇る麗しき十傑三名だー!」
ワー ワー
楠「ちっ、まぁいいさ……」
楠「その兎ごとぶっ潰して俺が2年のNo.1になってやるよ紀ノ国ィ!」
寧々「うるさい、しね」
楠「!?」
メア「り、竜胆先輩……」ジリッ
竜胆「あっはっはー!今日はあたしはサポートだけどよー?」
竜胆「楽しもうな?メアー?」
メア「ひぃ……」
叡山「茜ヶ久保ォ……」
もも「はぁ、仕方ないね?」
もも「デキの悪い弟の躾をするのも姉の役目か?」
叡山「>>安価」
安価 近いレスの中
チノ「ひぃ…」ビクビク
もも「………ハァ、まったく…」
もも「…………実力の差を教えてあげるのも姉の務めかな?ブッチー?」
ブッチー「そうだね?ももちゃん」
叡山「コロス!!」
麗「それでは両チーム…陣営について下さい……」
麗「遠月学園vs木組みの街!お題はスイーツ……!」
麗「食戟……開始!!」
ワー ワー
楠「ふんっ!」
メア「い、いくら竜胆先輩が相手でもサポートなら……」
叡山「見てやがれ糞チビ共!!」
寧々「シャロ!」
シャロ「うん!」バッ
楠「!」
久我「おーっ?シャロちんが取り出したあれはー?」
一色「ふふっ」
司「ハーブ…か……」
シャロ「丹精と愛情を込めて栽培した自家製ハーブ……」
シャロ「お金持ちお坊ちゃんなんかには負けない!」
シャロ「寧々!」
寧々「任せない!」
竜胆「あっはっはー!寧々もシャロも調子いーなー?」
千夜「竜胆さん!」
竜胆「おーっ!千夜!アンコの方は任せたぜー?」
竜胆「あたしは……こいつだ…」スッ
ワニ「ギャース!!」
麗「り、竜胆先輩……またもやワニを取り出したー?」
ワー ワー
ココア「わ、ワニさんだ!」
久我「スイーツづくりにワニ??ちょっと意味不なんですけどぉ?」
マヤ「なぁなぁ司ー!」グイグイ
メグ「りんどーさんは何でワニなんかとりだしたのー?」グイグイ
司「安価」
安価 近いレスの中
司「お、思いだしそうになったよ…」ガクガク
マヤ、メグ「?」
久我「(きっと辛い事があったんだね?司っさん……)」
久我「(さてと……)」チラッ
もも「チノ!生地は任せていい?」
チノ「はい!ももさん!」スッ
ソーマ「ん?あの青い子が練ってるのって……」
ココア「パン生地だよ!」
ソーマ「パン生地……」
チノ「(このパン生地に……私がブレンドした特製の……)」サラサラ
リゼ「チノがまぶしているあれ…まさか……」
ココア「うん!」
チノ「(見てくださいよ!)」チラッ
薊「!」
チノ「(今から私がつくるのは……あなたが馬鹿にしたラビットハウスの誇りです!)」
もも「(チノ……)」フッ
久我「………へぇ?」
ソーマ「どうしたんスか?久我先輩?」
久我「もも先輩が笑った……こりゃあレアだわ」ニッ
ソーマ「?」
叡山「(ちっ、何やら足掻いてるみたいだが………)」
叡山「完成だ」ニヤッ
叡山がつくったスイーツ
安価 近いレス
えりな「これは…」
日向子「ガトーショコラ…ですね…?」
モカ「美味しそー♪」
叡山「ふん」
えりな「………この味…」パクッ
日向子「身体の芯まで甘さで満たされていく………」ホワーン
モカ「や、やばっ…くるっ!」
パアア
バリバリバル
えりな、日向子、モカ「キャアアー!」
ビリビリビリ
麗「おはだけいただきましたー!」
ワー ワー
叡山「はんっ!」
久我「くっそ~!叡山のにゃろ~!」
一色「かなり好評みたいだね?」
司「これは…一筋縄じゃいかないかもな?」
楠「俺も完成だ!」
メア「私も!」
ちなみに楠とメアの料理も美味しかったらしい
千夜「竜胆さん!」
竜胆「わかってるよ!千夜!こっちは完成だ」スッ
久我「りんどー先輩のあれ……?」
一色「ワニ肉を団子状に……?」
千夜「……………」ネリネリ
リゼ「千夜……ワニ肉にアンコを……」
千夜「……………」スッ
久我「串!?」
一色「司さん!あれはまさか!」
司「ああ、そうだ」
司「(昨日一晩中逃げたワニを木組みの街中追いかけたかいがあったかな?)」
千夜「完成です!」スッ
千夜「甘兎庵特製"千と一夜の竜玉"(串団子)」
千夜「おあがりよ?」ニコッ
日向子「せ、千と一夜の竜玉ー?」
えりな「>>安価」
安価 近いレスの中
えりな「(お、美味しそう……)」
モカ「はやく!食べさせて!」
「ちょっとまったー!」
えりな、日向子、モカ「!」
シャロ「私達も完成よ!」ドンッ
えりな「こ、これは……」
日向子「七色の…クッキー……」
寧々「このクッキーは一つの色に対してそれぞれが違う味を持っている…そう…」
寧々「シャロの努力とハーブに対する愛情よ?」
シャロ「……………!」
一色「……寧々ちゃん…」
チノ「ももさん!私達も……」
もも「うん、そうだね!ブッチー!」ポイッ
ブッチー「おい、投げんなよ!」
チノ「はい!」ガシッ
麗「おーっと、もも先輩が投げたブッチーをチノちゃんが受け取ったー!!」
久我「(おいおいまさか……)」
チノ「ごめんなさい!ブッチー!」ブチッ
麗「チノちゃん、ブッチーをちぎったー!!」
久我「(なに教えてんのよもも先輩…)」
ブッチー「>>安価」
安価 近いレス
チノ「……?ももさん、何か言いましたか?」
もも「んーん?」
もも「チノ、それよりも……」
チノ「はい………」
チーン
もも「………うん、いい焼き加減!」
チノ「はい!」
チノ「完成です!」
リゼ「あれは……」
モカ「コーヒー生地を贅沢に使った菓子パン?」
ココア「見てよリゼちゃん…チノちゃんの菓子パン……」
ココア「ティッピーの形をしてるよ?」
リゼ「……ああ、そうだな?」クスッ
シャロ「さぁ審査員の皆さん!」
千夜「私達、木組みの街の誇りを!」
チノ「御上がり下さい!」
ワー ワー
日向子「(うぅ……七色のハーブクッキー…手が止まらない……)」パクパク
モカ「ティッピー菓子パンおいしー!尋常じゃない甘さとモチモチよ! 」ガツガツ
えりな「(そして何より………)」
えりな、日向子、モカ「(この料理をつくったあの子達の愛情が伝わってくる……)」
えりな「これは……」
日向子「まるで……」
モカ「もぅー!たまんない!」
パアア
えりな、日向子、モカ「心がぴょんぴょんしちゃうーーー!!!」
ビリビリビリ
麗「おはだけいただきましたー!」
チノ、千夜、シャロ「お粗末!!」
麗「し、審査員の皆さん……申し訳ないんですが審査の方を…」
日向子「そ、そうだった……」ハァハァ
モカ「………これは…満場一致ね?」ハァハァ
えりな「………勝者………」
麗「おーっと!結果が出ましたー!」
麗「結果は3vs0……木組みの街チームの圧勝です!」
ワー ワー
楠「う、嘘だろ…?」ガクッ
メア「そんな……」
叡山「クソがァ!!」
シャロ「ぴゃっ……か、勝った……」ウルウル
寧々「おめでとう?シャロ!」
シャロ「寧々……」ウルウル
千夜「うぅ…竜胆さん……」グスッ
竜胆「あっはっは?泣くなよ千夜ー?」ポンポン
チノ「……ももさん…」ウルウル
もも「……勘違いしないでね?ももは何もやってない」プイッ
チノ「!」
もも「チノが…自分の力でラビットハウスを守ったんだよ?」
チノ「………はいっ!」グスッ
マヤ「やったぜー!」パンッ
メグ「いえーい!」パンッ
ココア「みんな…」グスグス
リゼ「ああ、三人とも立派だったな?」グスッ
一色「青春のハーモニーを感じる…」キラリ
司「(地獄を体験した甲斐があったよ…)」グスッ
久我「……へへへっ」
「もう諦めよ薊」
薊「! お父さん…」
仙左衛門「……………」
薊「それに………」チラッ
ティッピー「ふぃー、ようやったのーチノ」
薊「兎……!」
仙左衛門「話はティッピーから全て聞いておる」
薊「(兎から?何を言っているんだこの人は………)」
仙左衛門「遠月は実力が全て…そうじゃったな?薊よ……」
薊「………………」
仙左衛門「結果が信じられぬのなら……」
仙左衛門「自分の舌で確かめてみよ」スッ
薊「!」
チノ「……この菓子パンは……」スッ
チノ「このカプチーノと一緒に食べる事により、より美味さが増します」
薊「っ……………!」
チノ「そう……あの日あなたが馬鹿にしたカプチーノです」
久我「あのカプチーノなーんか不細工な絵も描いてなーい?」
ココア「ブッチーのラテアートだよ(たぶん)」
チノ「さぁ、薊さん……」
チノ「御上がり下さい」スッ
薊「(ふ、ふざけるな……!)」パクパク
薊「(こ、こんな小娘がつくった料理など……………!)」
薊がチノの菓子パンとカプチーノを食べた感想
安価 近いレス
薊「(これは!!!!甘いような苦いようななんとも言えない味が混ざっててすごく上品な味!パンの生地もふわっふわでカプチーノと混ぜることによってよくわからない現象でさらに深い味わいになりコクとか風味とかもいろいろ引き出しててなんという満足感!)」
チノ「!」ビクッ
薊「く、くそっ…美味しいなどと思いたくないのにぃ……」ウズウズ
薊「心が………ぴょんぴょんしてくるんじゃあーーー!!!」
チノ「お粗末!」ビシッ
久我「これはラビットハウスで祝勝会しかないっしょ?」
マヤ「やったー!祝勝会だー!」
メグ「美味しいもの食べれるかなー?」
寧々「ハァ…まったく……」
司「ははっ、まぁ、いいじゃないか?」
一色「おや?司さんが珍しいですね?」
司「そ、そうかな?」
チノ「もぅっ!」
ココア「チノちゃんカッコよかったよ?お姉ちゃんも鼻が高いよ」ギュッ
チノ「もぅ…/////」
リゼ「シャロや千夜もな?」
シャロ「リジェ先輩/////」
千夜「ふふっ、ありがと?」
チノ「……でも、それもこれも……」
シャロ「みんな寧々達のお陰?」
千夜「ありがとう!竜胆さん!司さん!」
寧々「べ、別に私は///」
司「////」→ちょっと照れてる
久我「あるぇー?照れてんのー?ウサギちゃん?」
寧々「しね」
竜胆「千夜ー!次からは甘兎庵で食べ放題にしろよー?」
千夜「考えておきます!」ニコッ
チノ「ももさん」
もも「!」
チノ「本当に……ありがとうございました…」ペコリ
もも「………………ぅん////」
久我「もも先輩も照れてんのー?」
もも「う、うるさい!////」
久我「へぇー?もも先輩も可愛いとこあんね?」
もも「……まったく…」
もも「久我はしょうがない久我だね?」クスッ
久我「え?」
チノ「ふふっ」
久我「ほーほー」ピラッ
ハゲ「主将ー!何見てるんですかー?」
久我「あー、気にしないで続けてねーん」ヒラヒラ
ハゲ「オーッス!!!」
久我「ラビットハウスでパン祭りかぁー?これは行くしかないっしょ?」
久我「(つーか、うぇるかむカモ~ンってなに?)」
タッタッタ
もも「久我ー!」
久我「!」
久我「ちょりーっすもも先輩!」
久我「今丁度ラビットハウスのパン祭りのチラシ見てたとこなんすよー?」
もも「あっ!それ行く!」
もも「って、それよりも……大変なの!」
久我「大変?何が?」
もも「………ブッチーが喋った!」
久我「そりゃ大変ですねー?もも先輩の頭が」
もも「………信じてないでしょ?」ムッ
久我「………いや、ぬいぐるみが喋るわけないっしょ?病院行きなよもも先輩」
もも「…………論より証拠…」ズム
ブッチー「」
久我「あーはいはい…すっげーブッチーがしゃべ……」
ブッチー「やぁ、ももちゃん」
ブッチー「ボクと契約して魔法少女になってよ!」
久我「」
もも「ね?ね?喋ったでしょ?」キラキラ
久我「……………………」
久我「わけがわからないよ…」
完
最後まで付き合って頂いてありがとうございました
本家でりんどー先輩が今作ってるのが、ワニと唐辛子を使ったスイーツだったりしたらヤバいな
女木島さんのラーメン食って昇天するシーンも見てみたかったな
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499695742/
Entry ⇒ 2017.07.19 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
【食戟のソーマ】もも「モンハン買った」
もも「面白そうなので、ももも買ってみた」
もも「早速プレイしてみようと思う」
もも「いくよ!ブッチー!」
もも「パッケージのモンスターカッコいい…これは名作の予感だね…」
もも「プレイ開始!DSオン!」
ピー
もも「まずはソフトをアップロードっと……」
DS「アップロード中……」
もも「ちょっと時間かかりそうだね…」
もも「でも、スイーツ作りでは待つのは日常!ももの我慢強さをナメないでよ!」
……アップロード中………
もも「……………」イライラ
もも「長い」イライラ
もも「………ブッチーで遊んでよ」ゴスゴス
ブッチー「ウォエッ」
もも「よーやく終わったね」
ブッチー「ウォエッ」ボロッ
もも「DS再起動っと…早速始めよう!」
ギュイーン!
もも「ムービー始まった…」ドキドキ
もも「パッケージのモンスターだ!カッコいい!」ドキドキ
もも「いつか…もももこいつを狩る事になるんだね!ブッチー!」キラキラ
ブッチー「…………」
もも「あ!始まった!」
もも「まずはキャラクター作りかぁ…」
もも「性別は当然女っと……」
もも「名前は……」
キャラの名前
安価下
もも「あっ、オトモネコってのもいるんだ!」
もも「オトモの名前は当然ブッチー!」
ブッチー「…………」
もも「よし!それじゃもものハンターライフスタートだ!」
こうして茜ヶ久保もものハンターライフはスタートした
もも「まずは……とりあえずこの黄色と赤の"・・・"に話しかければいいのかな?」
村人の説明が始まった
もも「………………」
もも「説明わかんない難しいムカつく」
もも「Aボタン連打!」カチカチカチカチ
もも「ももにキノコとってこいって言うの?ムカつく!」プンプン
でもそこは遠月当代一のスイーツ職人と言われたももだ…
もも「ふーん、この片手剣っての使いやすいね?でも、PVみた限りじゃもっと武器の種類無かったっけ?」ピコピコ
片手剣を難なく使いこなしていった…
もも「あ!大発見!片手剣って、武器出したまま道具使えるんだ!」ピコピコ
そしてジャギィ達との死闘の末、ついに……
HRが2に上がった
ジャジャジャーン
もも「や、やった…何かレベルみたいなのが上がった……」プルプル
もも「途中……狩り技とかSPとか良くわからない言葉が出てきたけど……」プルプル
ブッチー「(ちゃんと説明読めよ…)」
もも「これでもももプロハンターの仲間入りだ……」ジーン
もも「明日、学校に持ってってみんなとやろうね!ブッチー!」
ブッチー「そうだね!ももちゃん!」
久我「うぃーっす!」
竜胆「おーっす!くがー!」
久我「りんどー先輩!今日もモンハンやろーよー!」
竜胆「おっ!やるかー?くがー!」
司「ちょ、ちょっと竜胆!久我!ここは学校だよ!モンハンは後で……」
竜胆「固い事言うなよ司ー?」
久我「そーだよ司っさん!司っさんも一緒にモンハンやろーよー!」
司「お、俺はいいよ…」アセアセ
もも「(司もモンハンやってるんだ…)」
もも「(ここはももも…)」チラッチラッ
竜胆「?」
久我「よーし!早速やろうよりんどー先輩!」カチャ
竜胆「おうー!」
もも「……………」チラッチラッ
竜胆「(ももがさっきからこっちを見てくる?)」
久我「ん?」
竜胆「どうしたー?くがー!」
久我「いや、すれ違いのギルカ届いてるわ」
久我「いやー、遠月でもモンハン流行ってんだねー!いい事だよ」ウンウン
司「(みんな学校にゲーム持ってきてんの?)」
久我「どれどれ…今日すれ違ったハンターはっと……」ピッ
もも「………………」
HR2
久我「えーと…ももっちー…性別は女か…」
もも「(もものだ…)」ドキドキ
久我「んー?ハンターランク2の初期装備?」
久我「うへー、雑魚じゃん!削除っと……」ピッ ピッ
もも「!?」
竜胆「おいくがー!可哀想な事すんなよー?」
寧々「久我しね」
久我「だってさー?」
もも「……………」プルプル
久我「ん?」
司「あれ?どうしたんだ?茜ヶ久保?」
もも「………………」スッ
久我「!?」
竜胆「……あれ?…もも…それ……DSか?」
もも「……………」コクリ
久我「え?DS?」
久我「……え?え?じゃあ、ももっちーってまさか……」
寧々「久我しね」
もも「………HR2の雑魚ハンターももっちーだよ…」グスッ
もも「よろしく」グスッ
竜胆、司「(うわぁ……)」
久我「……サーセン……」
もも「>>9」
久我「へ?」
もも「ももも!一緒にやりたいの!」ウガー
竜胆「わ、わわかったよ!ももも一緒にモンハンやろーなー?」
竜胆「な?司ー、今日くらいはいいだろ?」
司「え!?」ビクッ
司「そ、そうだね!今日くらいはいいかもね?」アセアセ
久我「えー?だってりんどー先輩、今日は一緒に超特クエやってくれる予定じゃあ……」
竜胆「空気読めくがー!」ゴンッ
久我「いてっ!」
久我「そんじゃ、俺が集会所つくるからさー、もも先輩入ってきてよ?」
もも「集会所?」
久我「えー?そっからぁ?」
もも「あ?」
司「まぁまぁ」
司「茜ヶ久保、集会所ってのはみんなで狩りをする時に集まる場所さ」
もも「へー」
司「ちなみに、集会所にもオンとローカルの2つがあって」
司「ネットを繋げて遠くの人達とやる場合はオンライン」
司「今みたく…近く友達とやる場合はローカルなんだ」
もも「ふーん」
久我「(本当にわかってんのかな?)」
司「(てゆーか、これ全部最初に説明されたよね?)」
久我「それ、俺だからさ!入ってきてよもも先輩!」
名前【中華一番】♂
HR400 双剣
もも「ハンターランク高っ!」
久我「まぁね?」ドヤッ
もも「中華一番って…」ププ
久我「うっさいよ!ももっちーの癖に!」
もも「はぁ?」
司「一々ケンカしないでくれよ…」
チャリーン
もも「!」
もも「あれ?誰か入ってきた」
竜胆「それ、あたしだ!」
名前【りんどー小林】♀
HR500 大剣
もも「(りんどー小林…)」
もも「てか、りんどーのハンターランク、久我より高い!」
竜胆「久我はあたしが育てなからな!」エッヘン
久我「う、うっさいよー!」
寧々「久我しね」
チャリーン
もも「!」
久我「おっ、司っさんきたなー!」
竜胆「遅いぞー!司ー!」ブー ブー
司「ごめんごめん!」
司のキャラ名 >>12
名前【世界の破壊者】♂
HR999 ランス
もも「」
司「ん?どうしたの?茜ヶ久保?」
久我「あ~、さてはもも先輩、司っさんのランクの高さに驚いてんねー?」
竜胆「あたしと一緒に始めたのに、いつの間にか999だもんなー!」アッハッハ
司「やめてくれよ////」テレッ
もも「いや、そっちもそうだけど……」
もも「司、名前」
司「ん?」
司「カッコいいだろ?」
もも「ダサっ」
司「え!?」ガビーン
竜胆「(あーあ、言っちゃったよ…)」
久我「(めんどくさっ……)」
竜胆「なぁ、司ァ…いい加減狩りに行こうぜ?」
久我「そーだよ司っさーん!」
司「どうせ俺なんか……」ブツブツ
もも「司!もも達ずっと待ってるんだから早くしてよ!」プンプン
久我「(あんたのせいでしょ)」
司「俺は…グズだ……」ブツブツ
竜胆「ん?ああ、オトモは2匹までクエストに連れて行けるんだよ!」
竜胆「名前も自由に決められるんだぜ?」
もも「へー、知らなかった……」
久我「(最初に説明あったじゃん…)」
もも「みんなのネコ見せてよ!」
久我「仕方ないなー!特別だよーん!」スッ
中華一番
オトモ1 ハゲ1
オトモ2 ハゲ2
もも「……うわっ…」
竜胆「ひっでーなー!くがー!」
久我「いいじゃん!俺の自由っしょ!」
もも「竜胆のは?」
竜胆「ん?あたしのはコイツらだ」スッ
竜胆「従順でさー、可愛いんだぜー?」
りんどー小林
オトモ1 司
オトモ2 久我
もも「あ、これいいかも」
久我「おい」
司「俺は……」ブツブツ
竜胆「司が回復するまでまだかかりそうだしさ?」
竜胆「もももカティちゃんのとこ行って雇用してこいよ!」
もも「うん、そーする!」
もも「雇用してきたよ!」スッ
ももっちー
オトモ1 ブッチー
オトモ2 てるのり
久我「」
竜胆「あっはっはー!」ケラケラ
久我「いや、何なのアンタら?」
もも「後輩は先輩のオトモネコみたいなもんでしょ?」
久我「あぁ?」
司「ゲームだろ?久我、そう熱くなるなよ?」ポンッ
竜胆「お!復活したか司!」
久我「あんたに言われたくないわ」
もも「司のネコも見せてよ」
司「いいよ?」スッ
世界の破壊者
オトモ1 ルシファー
オトモ2 ベルゼブブ
司「どう?カッコいいだろ?」
もも「ださ……」
竜胆「やめろもも!」バッ
もも「モガッ」
久我「つ、司っさんのネーミングセンスはいつみてもカッコいいなー?」
久我「ボクチン尊敬しちゃう!」
司「あんまり褒めるなよ////」テレッ
そんなこんなでももの狩り初体験はスタートした
久我「んじゃーなにいくー?」
司「茜ヶ久保はまだ雑魚しか狩った事ないんだろ?」
もも「うん…」
竜胆「んじゃあ、やっぱ最初は無難にマッカォかクックかなー?」
もも「マッカォ?クック?」
久我「そういえばさー、もも先輩はスタイルなににしてんの?」
もも「スタイル!?」
もも「すけべ!」サッ
久我「そっちじゃないよ」イラッ
司「あはは、まぁ、スタイルとかはおいといてさ?」
司「とりあえず狩りに行こうよ」
竜胆「だなー!そんじゃ、最初はクック先生にご教授頂きますかー!」
イヤンクック狩りスタート
竜胆「下位かぁ…懐かしーなー」
久我「やっぱ最初はキャンプからかめんどくさっ」
司「そういう事言うなよ久我」
もも「(ここから…本当の狩りが始まるのか………)」
もも「いこう!」グッ
竜胆「いたぜー!クック先生はっけーん!」
久我「もも先輩!ペイントペイント!」
もも「ペイント?」ハテ
久我「ですよねーー?」
司「あっ!逃げるぞ!」
竜胆「おらーっ!見つけたぞー!」
久我「しねー!」
司「ターゲット確認!今よりターゲットの破壊を開始する!」キリッ
もも「(司!?)」ビクッ
竜胆「くらえや!溜めさんー!」ゴオオ
久我「鬼神化ー!」ザクザクザク
司「おらぁぁぁ!」グサグサ
クック「クエー」
もも「あっ、しんだ……」
久我、竜胆「…………………」
司「たるんでるぞ茜ヶ久保ォ!」
ももの初体験は終了した
竜胆「いやぁ……まさか下位クックに5分以上かかるとはなぁ?」アッハッハ
久我「だ、だね~?」
もも「(あんな強そうなモンスターを倒した……)」
もも「(ももも…これでプロハンターの仲間入りだ……)」グッ
司「……茜ヶ久保…」ユラッ
もも「!」
司「>>17」
もも「司……」
司「だが茜ヶ久保……お前はまだハンターとしての入り口に立ったにすぎない…」
もも「え……!?」
司「俺の名前の隣の王冠を見ろ!」
もも「そ、それは……!?」
司「……これは……超特殊許可クエストと言う名の超難関クエストをクリアしたハンターのみに授けられる証…ビッグクラウン!」
もも「……超特殊許可クエスト…?ビッグクラウン?」
竜胆「しかも司のやろー、全部ソロでクリアしてやがるからなー」アッハッハ
久我「(つーか、司っさん、いつもとキャラ違いすぎっしょ?)」
もも「(そ、そういえば……りんどーや久我の名前の横にも同じ王冠が……)」
もも「(何がプロハンター……ももはまだまだだ……)」ガクッ
司「茜ヶ久保」ポンッ
もも「!」
司「遠月学園十傑のお前なら必ず俺達と同じ所までこれる……」
司「……頂で…待ってるぜ?」ニッ
もも「……………」
もも「わかった……」
もも「もも、必ずビッグクラウンを手にいれる!」
もも「そして……必ずハンターの頂きに立ってやる!」グッ
司「ふっ」
竜胆「おっ!その意気だ!いいぞー!ももー!」
もも「やってやる!」シャー
久我「(ちょっとぉー?このセンパイ方大丈夫ー?)」
もも「さっ、入りなよ」ガチャ
久我「え~」
もも「久我!今からももの家でモンハン合宿をするよ!」
久我「つーか、何で俺?」
もも「だって、早く強くなりたいし…」
もも「でも、司や竜胆に頼るのは恥ずかしいでしょ!」
久我「俺はいいのかよ…」ブツブツ
もも「後輩は先輩のオトモだからいいんだよ。ね?ブッチー」
ブッチー「うん」
久我「(俺はもも先輩のオトモじゃねーつーの)」
久我「ま、いーや。めんどくさいしオンでやってさっさと終わらせよ」ドサッ
もも「オン……」
久我「もも先輩もとうとうデビューだねぇ?」ニヤニヤ
もも「で、デビュー!?」サッ
久我「帰っていい?」
久我「ほらっ、こうやってもも先輩が部屋つくるっしょ?」
久我「したら……俺が入って……」
もも「あ、中華一番がきた」
久我「フレンド登録したからすぐ入れるってわけ」
もも「あー、学校でフレンドとか言ってたのはそうゆー事か」
久我「んで……」
久我「ほらっ、こうやるとフレンドがやってるか見れるんだよ」
もも「あっ、司と竜胆がやってる…」
久我「まー、りんどー先輩はともかく、司っさんは基本いるからね」
もも「(やり込みすぎだろ司)」
久我「んで、やりたいクエストを貼って募集っと……」
久我「もも先輩、何狩りにいきたい?」
もも「>>20」
ブッチー「似てねえよ」
久我「ああ、アオアシラね?まー、ぶっちぎり初心者のもも先輩には丁度いいんじゃないかなー?」アハハ
もも「ムカつく」ムスッ
久我「んじゃ、こーやってクエスト貼って募集して……」
もも「ふむふむ」
チャリーン
もも「!」
久我「おっ、早速入ってきたねー!」
A山『よろしくお願いします』
もも「わわっ、挨拶してきた……」
もも「ど、どうしよ…」アセアセ
もも「と、とりあえずチャット…よろし……」
久我「ちょい待ちもも先輩!」
もも「!」
久我「ほらぁ?やっぱただ挨拶しただけじゃナメられるっしょ?」
もも「え?」
久我「俺が、ナメられない為の秘密の挨拶教えてあげるよー?」ニヤニヤ
もも「秘密の挨拶!?」
ももっちー『ハチミツください』
もも「こ、これでいいの?久我…」ゴクリ
久我「う、うん…完璧だよもも先輩…」プププ
A山『・・・・・・』
A山『あぁ?』
もも「!?」
久我「プププ………」バンバン
A山『ゆうたかよ!○ね!』
チャリーン
A山が退出しました
もも「………………」
久我「プププ……」
もも「ねぇ久我」
久我「な、なに……?」ブッ
もも「A山退出した」
久我「ほ、本当ッスね?」プププ
もも「もも…なんかゆうたとか言われた」
久我「馬鹿なんスよ、あいつ」プププ
もも「○ねって言われた」
久我「うわっー!ネットって怖いっスねー?照紀ちゃんこわーい!」ブルブル
もも「>>22」
久我「いだっ、サーセン!サーセン!ちょっと!アイアンクローやめて!」
もも「うわっ、さいてー」ジトー
もも「久我はあれでしょ?ももの事ナメてるでしょ?」
久我「な、何言ってんスかー?そんな訳ないっしょ?」
久我「ちょっとした可愛い後輩のオチャメじゃないっスかー?」テヘペロ
もも「あぁ?」
久我「……!」ビクッ
チャリーン
久我「!」
久我「あっ!ほらっ!もも先輩!誰か入ってきた!」
もも「あっ!本当だ!」バッ
久我「(ほっ…)」
ももっちー『よろしくお願いします』
蕎麦姫『・・・・・・』
蕎麦姫『久我しね』
チャリーン
蕎麦姫が退出しました
久我、もも「…………………」
もも「二人でいこっか…」
久我「……スね……」
もも「あっ!ブッチー発見!」
ブッチー「似てねえよ」
久我「もも先輩!ペイントペイント!」
もも「ペイント…あっ!これだ!」
ももっちー『……………』ポイッ
キーン
久我「それ音爆!」
リオレイア『ギャース!』
久我「もも先輩!閃光!」
もも「なにそれ?」
リオレイア『ギャー!』
久我「もも先輩!罠!」
もも「なにそれ?」
リオレイア『ウゲゲゲゲゲゲ』サマーソルト
ブンッ
ももっちー『……………』バタリ
ももっちーは力尽きた
報酬金が0Zになった
もも「あっ、しんだ」
久我「おい!」
もも「あ?」
久我「………サーセン…」
狩って狩って狩りまくった
久我「ふぅ…疲れた…」バタリ
もも「あっ、もうこんな時間……」
久我「あー、そっスねー。もも先輩もレイア一式作れた事だし……」
久我「んじゃ、ボクチンはこれでバイバイ……」グイッ
久我「へ?」
もも「……何言ってんの久我……」
もも「夜は……まだまだこれからだよ!」メラメラ
久我「……でも明日も学校……」
もも「さ!次はどうする?」キラキラ
久我「えー」
もも「今夜は……寝かさないよ?」
久我「……マジカヨ………」ガクッ
……この後二人はメチャクチャ狩りをした……
遠月学園
叡山「あーっ!ムカつくぜぇ!」ガンッ
久我「おっ!叡山ちゃーん、爽やかな朝っぱらからイライラしちゃって~」
久我「どったのー?まさかまた一年にまけちゃったぁ?」ニヤニヤ
叡山「るせー!コロスぞ!」
久我「あー、叡山ちゃんは野蛮ねー、いやだいやだ」
叡山「あー?」
久我「んで、何があったわけー?」
叡山「昨日モンハンやってたらよー!」
叡山「ゆうただよゆうた!あいつがハチミツねだってきやがったんだよ!」
久我「あー、そんな事ー?」
叡山「そんな事だとォ?」
久我「わかってないねー、叡山ちゃんは…ゆーたは優しくからかってあげんのが礼儀っしょ?」
叡山「ちっ!」
「久我ー!」パタパタパタ
久我「おっ、もも先輩だ!」
叡山「ちっ、茜ヶ久保か…」ケッ
もも「……何の話ししてたの?」
久我「>>26」
もも「は!?」
久我「なんかね?叡山の野郎がもも先輩のその平らなおっぱいにキョーミあるみたいなんスよ?」
叡山「ちょ、おい!?」
もも「うわっ……」ササッ
叡山「!?」
久我「あーあ、いやねー叡山ちゃんは」
叡山「てめー!久我!」
もも「……………」ジトー
叡山「ちょ、待って……ちが……」
もも「……………しね!」
叡山「」ガーン
もも「あ、そんな事より久我ー、モンハンなんだけど…」
久我「あー、ハイハイモンハンね」
久我「あ、なら週末に俺ん家なんてどっスかー?」
もも「……いいの?」
久我「もも先輩なら大歓迎だよーん!」
久我「(またもも先輩ん家行ったら返してくんねーからね……)」
もも「じゃあ!また週末に合宿だね!」
久我「アハハー、合宿はカンベン…」
ワイワイ
叡山「ご、誤解だ………」ガクッ
竜胆「あいつら仲いいなぁ…」ニコニコ
司「ふっ……」
司「(早く頂きに来い!茜ヶ久保!)」
次の日から叡山のアダ名はロリコンになった
久我ハウス
久我「さっ、入って入ってー!」
もも「お邪魔します…」
久我父「おっ!照紀!可愛い女の子だな?後輩か?」
久我「違うよー!先輩だよーん!」
もも「(後輩!?)」
久我父「そっかそっかー」ハッハッハッ
久我の部屋
もも「…………」ムスッ
久我「なーに怒ってんのー?もも先輩?」
もも「……別に…」
もも「早くモンハンやろっ」パカッ
久我「あ、あっ!ちょい待ち!もも先輩!」
もも「………?」
久我「実はさー?今日俺の狩り友も呼んでんだよねー?」
もも「はぁ?」
もも「ちょっと!聞いてないんだけど!」
久我「だいじょーぶだいじょーぶ!」
久我「もも先輩人見知りなのは知ってるけどさ?」
久我「すぐに仲良くなれるってー!」
もも「……………」
「お邪魔しまーす!」
バタバタ
久我「!」
久我「おっ!きたきた!」
もも「!」
ガチャリ
ベルタ(カティコス)「おーっす!照紀ちん!」
シーラ(ミルシィコス)「モンハンやりにきたよー?」
もも「!?」
久我「おっ!来たかベルタちん!シーラちん!」
ベルタ「あれ?」
シーラ「その人は?」
久我「ああ、この人は俺の先輩で……」
もも「>>29」
ベルタ「お姉ちゃん?」
シーラ「年下に見えるねー?」
久我「あっ!ちょっとソレ禁句!」
もも「……………」
ベルタ「ベルタだよん」
シーラ「シーラです。よろしく」ニコッ
もも「……………」プイッ
ベルタ、シーラ「!?」
久我「実はさぁ?もも先輩人見知りでさぁ?」ヒソヒソ
久我「目を見て話すには少し時間がかかっちゃう訳よ?」ヒソヒソ
ベルタ「へー?そーなんだ…」
シーラ「大変だね…(めんどくさっ)」
ベルタ、シーラ「(てゆーか……)」
ベルタ、シーラ「(あのぬいぐるみは何?)」
ブッチー「見てんじゃねーよ」
もも「…………」プイッ
そんなこんなで
久我「今日はもも先輩を上位にあげたいと思いまーす!」
ベルタ、シーラ「わー!」パチパチパチ
セルレギオス『ギャース!』
ベルタ「わわっ!ちょっと!吹っ飛ばさないでよ!」
もも「え?」
ベルタ「あ、あ~!」
シーラ「あ、ベルタが裂傷に…」
もも「裂傷?」
久我「あっ、ベルタちん死んだ…」
ベルタ「ちょ、ちょっとー!アンタのせいで死んだじゃない!」
もも「あんたがそんなとこにいるのが悪いんじゃん」
もも「もも、悪くないもん!」
ベルタ「んだとォ?」
もも「年下癖に生意気…ムカつく」
ベルタ「こいつぅ!」ガタッ
シーラ「ちょ、ちょっと二人共……!」オロオロ
久我「ケンカはやめてちょ?」
ドッ
もも「!」
もも「(ヤバい……!)」
パアア
もも「! 回復した……」
ベルタ「……粉塵よ!また死なれても困るし……!」プイッ
もも「ベルタ……」
シーラ「ふふっ、仲直りしたみたいだね?」
久我「やっぱモンハンはいいねー」ウンウン
もも「久我!尻尾切って!役目でしょ!」
久我「はい」
友情が芽生えていった……
オストガロア『グオオー!!』
ベルタ「とうとうここまで来たね…」
シーラ「長かった……」
久我「本当に長かった……」
もも「こいつを倒せば、ももも上位ハンターに……」ゴクリ
もも「……いくよ!ブッチー!」スッ
ブッチー「おう!」
もも「……………」
もも「てゆーか、こいつなに?」
久我「イカよん♪」
ベルタ「イカだね」
シーラ「イカ」
もも「イカ?」
オストガロア『ギャアアー』
久我「おっしゃー!」
ベルタ「倒したー!」
シーラ「……………」ガッツ
もも「……倒した……」
チャッチャラーン
もも「!」バッ
ももっちーはHRが4に上がった
もも「!」
久我「もも先輩…」ポンッ
もも「久我……」
久我「もうもも先輩は立派なハンターだ!」
久我「おめでとう!」パチパチパチ
ベルタ「おめでとー!もも!」パチパチパチ
シーラ「おめでとうごさいます!ももさん……」パチパチパチ
もも「みんな……」
もも「ありがとう………!」
ベルタ「じゃーねー!照紀ちん!ももー!」
ベルタ「また、一緒にモンハンやろーね?」
もも「今日はありがとう!」
久我「気をつけて帰ってねーん?」
ベルタ、シーラ「はーい!」
バタバタバタ
久我「ふーっ、疲れた疲れた」
久我「さぁ、俺達も解散しますかー?」
もも「…………」
もも「久我……」
久我「んー?なーに?もも先輩ー?」
もも「>>33」
久我「え!?マジでー?」
もも「うん!マジ!」
もも「じゃあ、また明日学校でねー!」タッタッタ
久我「うーっす!気をつけてー!」
翌日
遠月学園調理室
ザワザワ
ソーマ「ん?なんだなんだ?」
田所「調理室が騒がしいね?」
竜胆「なんかよー?ももが久我に料理つくってやんだってよー?」
田所「竜胆先輩!」
ソーマ「へー?十傑の料理かそれでこんなに人が…」
ソーマ「楽しみだなー!」ワクワク
もも「じゃあ、そこで待ってて」
久我「はーい!」
久我「(……つーか……)」
久我「(人いすぎっしょ…)」
オッ!モモセンパイガチョーリニハイルゾ!
ザワザワ
もも「(人の為の料理……そんな事考えた事も無かった……でも……)」
もも「(今は……作るよ!)」
もも「(手伝ってくれた久我の為に……)
」
もも「(感謝のキモチを込めて………)」
もも「いくよ!ブッチー!」
ブッチー「おう!」
久我「!」
もも「……………」ブチッ
ブッチー「いてっ!」
田所「ぬいぐるみの腕をミトンに…」
大泉「いつ見ても異様な光景じゃ……」ゴクリ
もも「できた!」スッ
久我「!」
久我「これは……!!」
もも「ももから久我へ精一杯のキモチを込めた料理だよ!さぁ……」
もも「御上がりよ」コト
ももが作った料理 >>35
田所「フルーツタルト…?」
竜胆「……へぇ?」ニヤッ
久我「…………………」
スッ
久我「…………………」パクリ
久我「!」
久我「(こ、これは……!?)」
久我「(身体の隅々まで染み渡る甘味……一つ一つ噛みごたえのある新鮮な果物……)」パクパク
久我「(そして何よりっ!)」クワッ
久我「(果物一つ一つから感じとれるもも先輩からの感謝のキモチ……)」パクパク
もも「………………」
久我「(だ、ダメだ……)」パクパク
久我「(もう俺の手が……)」パクパク
久我「(とまんねー!)」パクパク
パアア
ソーマ、田所、竜胆「!」
久我「!!!!」
ビリビリビリ
ソーマ「あっ、久我先輩が」
田所「おはだけした」
もも「お粗末!」ブチッ
ブッチー「いでっ!」
竜胆「くがー?あれからももとモンハンやってないのかー?」
久我「んー、何か一人で進めたいんだってさー?」
司「(茜ヶ久保…俺はいつまでも頂で待ってるぞ!)」グッ
久我「もも先輩ー?急に呼び出してなにー?」
竜胆「どうたんだよももー?」
司「あ、あのさ…新十傑の引き継ぎ会議の時間なんだけど……」
もも「……急に呼び出してゴメン……」
もも「……でも……今日はみんなに見てもらいたいんだ……」
もも「ももと……バルファルクの戦いを……!」キッ
竜胆「バルファルクだって!?」
久我「まさか……もも先輩……今まで一人でやっていたのは…」
久我「村を進めてバルファルクと戦う為!?」
もも「………」コクリ
司「あの…会議……」
久我「……もも先輩…バルファルクには罠は効かないよ?」
もも「……1ヶ月前のももと一緒にしないで……」
もも「ちゃんと予習済みだよ!」キリッ
竜胆「へへっ」
久我「……じゃあ、俺達に何も言うことはないね……」
久我「見せてもらおーじゃないの!」
久我「もも先輩vsバルファルクを……」
もも「久我……」
司「会議………」
もも「……いくよブッチー!」
ピッ
もも「いくよ!」
ももっちー『…………』スッ
竜胆「! あれは!」
久我「グーグーベアだ!もも先輩、ハンマーに転向したのか!」
バルファルク『ギャース!』ギュイーン
もも「その動きは……ネットで予習済みだよ!」カチッ
ももっちー『…………』スッ
竜胆「避けた!」
もも「はぁぁぁ!」ピッ
ももっちー『…………』ヒョイッ
ピカー!
久我「上手い!閃光玉だ!」
もも「くらえー!ブッチースタンプ!」
竜胆「決まったー!」
バルファルク『…………』ヨロッ
久我「!」
久我「もも先輩!危ない!」
もも「!」
バルファルク『ギャース!』ズバッ
ももっちー『………』ドサッ
竜胆「マズイぜもも…龍属性やられだ……」
もも「……言ったよね?ネットで予習済みだって……」
竜胆「ま、まさか!」
ももっちー『………』パアア
久我「打ち消しの実だー!」
もも「(ありがとうみんな……ありがとうバルファルク……)」
もも「これで決めるよ!」
久我「いけー!もも先輩!」
ももっちー『……………』ブンッ
バルファルク『!』
司「会議……」
もも「怒ったラージャンみたいだったね?」
久我「司っさん…ありゃあ今日は帰れないねー?」
もも「……………」
竜胆「にしても……まさかあそこで3死して負けちまうとはなー」
久我「もうちょっとだったのにねー?」
もも「………そうだね……」
竜胆「ん?」
竜胆「めずらしいなー?ももー」
竜胆「てっきりお前なら、悔しがってブッチーに八つ当たりすると思ったのになぁ?」ケラケラ
もも「もも、そんなに子供じゃないよ!」プクー
竜胆「ははっ」
久我「……んじゃ、早速……」
久我「帰ってリベンジと行きますか?もも先輩!」
もも「久我……」
竜胆「……あーあ…」
竜胆「あたしは、ちょっと司を慰めにでもいくとすっかなー?」
もも「竜胆……」
竜胆「邪魔ものは退散すっからさ?」ヒソッ
竜胆「頑張れよ?もも?」ニヤッ
もも「!」
もも「そ、そんなんじゃない!////」
竜胆「あっはっはー!」フリフリ
久我「?」
もも「あー、もう!」
久我「んじゃ」
久我「帰って俺らも一狩り行きますか?」
もも「………………」
もも「………うん!」
もも「今夜は寝かさないよ?久我!」ニコッ
久我「えー?それはカンベン…」
……ありがとう…モンスターハンターXX…
完
安価最後まで付き合って頂いてありがとうございました
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496374513/
Entry ⇒ 2017.06.09 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
アリス「あけおめっ」 えりな「あ、あけおめ?」
アリス「ことよろっ」
えりな「…?」
アリス「?」
えりな「どういう意味?」
アリス「うん?」
えりな「だからその、あけおめ とか、ことよろ って」
アリス「えりな、育ちが良い世間知らずお嬢様アピールはもう飽きたわよ?」
えりな「……そんなアピールしていません」
アリス「え、じゃあ本気で聞いてるの?」
えりな「当たり前じゃない」
アリス「あらまぁ」
アリス「こほん。いいことえりな? あけおめっていうのはーー」
えりな「なるほど、そういう略語…」
アリス「そっ。言いやすくて便利でしょ?」
えりな「フン。分かりづらいだけよ」
アリス「でも世間じゃ常識よ?」
えりな「大体、新年の挨拶を省略しようという発想からして劣悪だわ。いかにも余裕のない低俗な輩が使いそうね」
アリス「まあっ! えりなは年が明けても相変わらず高飛車で傲慢なのね」
えりな「違います。あなたが庶民に感化されているだけではなくて?」
アリス「えりな…」
えりな(ふっ。図星みたいね)
アリス「そんな性格じゃ、今年も友達0人確定ねっ」
えりな「ぶっ!?」
アリス「ゆく年くる年巡れども、えりなは来る友はおろか、そもそも行く友すらいないまま。孤独な人生を歩んでいくの…」
えりな「ちょっと、失礼なこと言わないでよアリス!」
えりな「というか、私にだって友達くらいいます!」
アリス「あらそうなの?」
えりな「見くびらないで。まず」
アリス「あ、秘書子ちゃんはナシよ?」
えりな「……」
えりな「ま、まあ緋沙子は付き人だものね」
アリス「それで?」
えりな「もちろん他にもいるわ。例えばそうね、きょ」
アリス「あと極星寮の子たちもダーメっ」
えりな「なんでよ!?」
アリス「えりなせんせーはあの子たちの先生ですもの。先生と生徒はお友達の関係になるべきじゃないわ」
えりな「それは進級試験前の話じゃない!」
アリス「以上、お友達ゼロで元旦の暇をもてあましているえりなのために、私が遊びに来てあげたの。感謝なさいっ」
えりな「だからゼロじゃ……」
えりな「っていうか、暇なんかじゃありません。午後から来賓の方と新年の会食があるわ」
アリス「あ、だからえりなは着物なのね?」
えりな「なんだか関係ないような言い方だけど、あなたも出席するのよ? 早く自宅に戻って着付けを済ませなさい」
アリス「イヤよ」
えりな「嫌じゃないわよ! 恒例行事なんだから」
アリス「イ・ヤ! 私は遊びたいのっ!」
えりな「あのねぇ…」
えりな「学校内のものならまだしも、薙切の、ひいては遠月の名に関わりうる行事なのよ? 無断で欠席なんてしたらどうなるか」
アリス「まぁまぁ、そう固いこと言わずに遊びに行きましょっ」グイッ
えりな「あっ、ちょっとアリス!」
結局外出
えりな「まったくもう…お昼前には戻るわよ?」
アリス「うふ。年始からえりなと遊べるなんて今年は幸先いいわ」
えりな「それで、何をするの?」
アリス「元旦にすることなんて決まってるじゃない。あそこに行くのよ」
えりな「まさか、神社なんて言い出さないでしょうね」
アリス「ピンポーン! すごいわえりな、一発で当てるなんて大した庶民力ねっ」
えりな「何よ庶民力って…」
えりな「初詣は誰だってするものでしょう? 今や風物詩として成り立っている面もあるもの。ただ……」
アリス「ただ?」
えりな「私は少し苦手なのよ。特に三ヶ日は人混みが絶えないから」
アリス「えりなは重度の人見知りだものね」
えりな「そうじゃなくて、大勢の中で窮屈な状態になりたくないの! そもそも人見知りじゃありません!」
アリス「人混みにも慣れておかないと将来困るかもしれないわよ?」
えりな「ふん。いいのよ、私はそういうものとは一切無縁な道を歩んで行くんですから」
アリス「ほらやっぱりお友達いなさそうじゃない」
えりな「だからそれとこれとは違います! いい加減私を侮辱するのをやめないとーー」
アリス「! えりな、前っ…」
えりな「えっ?」
ドンッ
えりな「きゃっ」
創真「っと」
アリス「ごめんあそばせっ。ちょっとよそ見を…」
創真「いや、こっちこそ……おっ?」
アリス「あらっ? 幸平クンじゃない」
えりな「えっ!?」
えりな「ゆ、幸平くん…!」
えりな(年始早々会ってしまうなんて…どこまで神出鬼没なのよ!)
創真「なんだ、薙切ズじゃん。あけおめー」
アリス「あけおめっ。こんなところで奇遇ねっ」
えりな(本当に使ってる…)
アリス「ほら、えりなも」
えりな「えっ? あ、あっ…えっと」
創真「?」
えりな「あ、あけおめ……幸平くん」
創真「……おう、あけおめ」
えりな「なによ、その微妙な反応は」
創真「いやなんつーかその」
創真「あけおめって、すんげー似合わねぇのなお前」
アリス「ぷっ!」
えりな「はあぁ!?」
アリス「ふふっ、似合わないって、ふふふっ」
創真「いやぁーこっちの薙切は自然だったのに、お前はなんかなぁ。しっくりこないっつーか違和感っつーか」
えりな「ゆ、幸平くんあなた……この私がわざわざ挨拶してあげたっていうのに…!」
アリス「うふふっ…! ふふふふふっ!」
えりな「笑いすぎよアリス!」
創真「まあでも、そのほうがいいんじゃね」
えりな「…は?」
創真「親しみやすくてさ」
創真「俺、前に薙切の話しにくいとこ苦手っつったけど、この頃は案外そうでもないって思うぜ」
アリス「ふーん?」
えりな「っ……もともと話しにくくなんかありません」
創真「んなことねぇよー。なぁ薙切?」
アリス「うん? うーん、私は話にくいと思ったことはないけど」
えりな「ほら見なさい」
アリス「ただえりなが昔っからめんどうな性格なのは確かよ」
創真「やっぱそうだよなー」
えりな「め、面倒なんかじゃありません!」
アリス「そんなことより、幸平クンはどうしてここで立ち止まっていたの?」
えりな「あ、こら! 話はまだ…」
創真「あー、ちょっとな」
アリス「あらぁ? ひょっとして言えないヒミツのご用事かしら」
アリス(デートとかっ)
創真「いやそんなんじゃねーけど」
えりな「聞いてるの二人とも? 私は面倒な性格なんかじゃないんだってば!」
アリス(そういうところよ、えりな。言わないけどっ)
創真「はは、そーいうとこがクソ面倒だよなー薙切は」
アリス「わぉ」
えりな「ど、どういうところよ! 本っ当ムカつく言い方するわね!」
アリス「どうどう。可愛い顔が台無しよ?」
えりな「ぬぬぬ…!」
創真「ところで薙切たちこそ何してんだ?」
アリス「ふふん。いい質問ね幸平クン」
アリス「聞いて驚きなさい。私たちは……ずばり、デートをしているのっ!」
創真「なにィっ!?」
えりな「違います」ペシッ
アリス「あぁんっ」
創真「って言ってるけど」
アリス「まーそれは冗談で、本当は初詣に行く途中なのよっ」
創真「へぇ、お前らもか」
アリス「そ。だからえりなは気合を入れて着物なの」
創真「ほー、言われてみりゃ化粧とかもバッチリだもんな」ジー
えりな「それも違います! じろじろ見ないで!」
えりな「というか、も ってことは幸平くん、あなたも初詣に?」
創真「まあ、一応な」
えりな「……ふうん?」
創真「なんだよ」
えりな「……別に」
えりな「……」キョロ
アリス「……」
創真「…なにしてんだ薙切?」
えりな「は? 何のことかしら?」
創真「何か探してたよな?」
えりな「探してません」
創真「じゃあ何だよ今の動き…」
アリス「うふっ。えりなったら」
えりな「なによ」
アリス「ああっ! 幸平くんっ!」バッ
創真「おわっ、どうした急に」
アリス「幸平くん、初詣は誰と行くの? 私気になって仕方ないわっ!」ババッ
創真「…は?」
アリス「ふぅ」
えりな「あ…アリス?」
アリス「以上、えりなの心を具象化してみました」
えりな「は!?」
創真「なんだ、行く相手を探してたのか」
アリス「ええそうよっ」
えりな「ちょっと何を勝手に…」
アリス「相手は誰なの!? この私を差し置いて一体どこの女と!?」バババッ
えりな「なっ、そ、そこまで思ってないわよ!」
アリス「そこまで ってことは、やっぱり途中まで当たってるのね?」
えりな「……あ」
アリス「うふふ。えりなはほんと可愛いんだからっ」
えりな「うううるさいっ! ええそうです、誰と行くのか今まさに聞こうとしてたところです!」
創真「本当かよ」
えりな「さあ幸平くん、洗いざらい話してちょうだい! 誰とどこへ初詣に行くのか!」
創真「お、おう」
アリス「きゃっ、なんだか浮気現場に出くわしたガールフレンドみたいなセリフねっ」
えりな「アリスは黙ってて!」
アリス「ーーー」お口チャック
創真「あー実は」
えりな「言っときますけど、気になるといってもあくまで君のような一般庶民があくまで一般的にどのような集団で行動するか、あくまで一般論としての知見を得たいだけですからね!」
創真(一般一般うるせぇ…)
アリス「……」ニコニコ
えりな「で、誰なの!」
創真「俺一人だけど」
えりな「ハッ、やっぱり君は………えっ?」
えりな「えっと、一人? って言ったの?」
創真「まぁな。だから誰も何もねーんだけど」
えりな「あ、そう…」
アリス「意外ね。幸平クンなら一緒に行く女の子の一人や二人いると思うんだけど」
えりな「……」
アリス「田所ちゃんとか。誘わなかったの?」
創真「田所は年末年始地元に帰ってる。つーか極星寮のやつら俺以外ほぼ全員そうなんだよなぁ」
アリス「あら」
アリス「でも寮以外でもいるでしょ? ほら、えりなの傘下だった子。ミートマスターの」
創真「あー、にくみか」
アリス「そう! 水戸肉魅さん」
創真「本名は郁魅な。にくみは聞いてねーけど、この前は丼研の防衛対策とかで忙しそうにしてたなー」
アリス「んーでもまだいるわよね、あの女の先輩の」
創真「……つーかなんで女子限定?」
創真「別に、誰かと行く決まりも男女で行く決まりもねーじゃん。初詣って」
アリス「えっ、でも一人じゃつまらないわよ?」
創真「そうか? ゆきひらが休みで一人で神社行くこともよくあったけど、超エキサイティングしてたぜ」
アリス「ふうん。男の子はそういうものなのかしら」
創真「もちろん大勢でにぎやかにやんのも好きだけどな」
アリス「でしょ? 楽しいことは共有しなくちゃ」
アリス「……あ、それなら」
創真「ん?」
アリス「いいこと思いついたわ。一緒に行きましょ、幸平クンっ」
創真「初詣に? 俺はいいけど」
アリス「決まりね。嬉しいでしょ? こーんな美人を二人も侍らせて境内を練り歩けるのよ」
創真「あーたしかに薙切くらいの容姿のやつなんてそうそういねぇもんな」
アリス「うふ。最高の年明けスタートが切れること必至なんだから」
創真「逆に罰当たんねーか不安になるな」
アリス「ん。まあ、そのレベルであることは否めないわね」
創真「これぞまさしく両手に花ってやつか…」
アリス「そ、そうね」
アリス(そこまで素直に肯定されるとちょーっと照れちゃうかも…)
創真「あれだな、ポイント二倍って感じでお得だな」
アリス「ブブーッ!」
創真「は?」
アリス「その表現はいただけないわ。まったく、減点よ幸平クン」
創真「つーか薙切はいいのか?」
アリス「えっ?」
創真「いや、さっきからボーっとしてるほうの」
えりな「……」ボー
アリス「えーりな」
えりな「あ、えっ? なに?」
アリス「なにトリップしてるのよう。幸平クンが一人なのがそんなに驚いたの?」
えりな「いや……驚いたっていうか」
えりな「私、幸平くんのことで一人で叫んで空回りしちゃって……なんか馬鹿みたいで」
アリス「なに言ってるの、いつものことじゃない」
えりな「いつも!? 私っていつもこんな!?」
創真(珍しく薙切がオロオロしている)
アリス「それより朗報よ。幸平クンがえりなと初詣に行きたいですって!」
えりな「……はい?」
創真「なんか情報ねじ曲がってね?」
アリス「そう?」
えりな「えっと、一応聞くけど、アリスの冗談よね?」
アリス「冗談なんかじゃないわ。ね? 幸平クン」
創真「まあ…間違っちゃねーけど」
えりな「なっ!?」
創真(神社には行きてぇし)
アリス「えりな、嬉しい?」
えりな「う、嬉しくない! 嫌に決まってるでしょう!」
アリス「幸平クンがえりなを求めてくれているのよ?」
えりな「やめてよ! 気味の悪いこと言わないで!」
創真「これイジメじゃね?」
アリス「そっ。えりなが乗り気じゃないなら仕方ないわ」クルッ
ギュッ
創真「ん?」
えりな「あ、アリス…? 何の真似かしら」
アリス「ふふっ」
アリス「初詣は、私と幸平クンの二人で行くことにするわ」
えりな「えっ? 二人でって……どうしてそうなるのよ!」
アリス「だって、私は初詣に絶対行きたいじゃない?」
アリス「幸平クンも初詣に行く予定だったじゃない?」
創真「そうだな」
アリス「で、えりなは幸平クンと行くのなんてイヤって言うじゃない?」
えりな「別に、嫌だなんて」
アリス「言ったじゃない?」
えりな「うっ…」
アリス「つまり、私と幸平クンで行くのが一番幸せなのよ」
創真(それより朝メシ餅一個しか食ってねぇから腹減ってきたな)
えりな「じゃあ、私はどうしたらいいのよ」
アリス「……帰る?」
えりな「ここまで連れてきておいて、一人で引き返せっていうの!?」
アリス「あら、もともと半ば無理やり誘っちゃったし、これでも悪いかなと思ってたのよ?」
えりな「だったら屋敷を出る前に思いとどまりなさいよ! ここで引き返したら完全に無駄足じゃない」
アリス「じゃあえりなは一人で行ったらいいじゃない」
えりな「だからそんなの……くぅう~!」
創真「ってか普通にお前ら二人で行きゃ解決するんじゃ」
アリス「シッ! 今おもしろいとこなんだからっ」
アリス「さ、早くしないと時間がなくなっちゃうわ」
えりな「……」
アリス「いいの? 本当に私と幸平クンの二人で初詣デートに行っちゃうわよ?」
えりな「で、デートじゃないでしょう」
アリス「男女が二人きりで仲睦まじくお出かけすることのどこがデートじゃないというの? 紛れもなくデートよっ」
創真「え? 俺の意見は?」
アリス「ないわ」
創真「そっすか…」
えりな「っ……」
えりな「ああもう、分かったわよ!」
えりな「行けばいいんでしょ、一緒に」
アリス「さすがえりな! 話が分かるわねっ」
えりな「でもね幸平くん、勘違いしないで。君はあくまで私たちの身辺警護の立ち位置で構えること!」
創真「なんだそりゃ。ボディーガードやれってことか?」
えりな「そういうことね」
創真「いつもの黒服グラサン達はどうしたよ」
アリス「いないわ。黙って抜け出して来たんだもの」
えりな「君ごときに彼らのような役割が賄えるとは思っていません。緊急時に身代わりになってくれれば十分です」
創真「ひっでぇなオイ!」
えりな「いい? 間違ってもこれは…で、デートなんかじゃないから、ちゃんとわきまえなさいよ!」
創真「分かったよ…」
アリス「そうと決まれば早速ゴーよっ!」
近くの神社
アリス「到着ねっ」
えりな「………」
創真「はー、やっぱすげぇ人だな」
アリス「この辺りだとお正月で一番にぎわう場所だもの」
えりな「………」
創真「薙切ぃー」
アリス「なに?」
創真「あ、こっちの薙切な」
アリス「あらっ…… えりなえりな、呼ばれてるわ」
えりな「え?」
創真「どした? また顔呆けてんぞ」
えりな「し、失礼ね! 人混みが想像以上であきれていただけよ」
創真「まぁ元日だから仕方ねーよな」
えりな「……本当にこの中に入るの? 」
アリス「もちろんよ」
えりな「帰っていいかしら」
アリス「ダメよっ。中に入らなきゃ初詣にならないわ」
えりな「それはそうだけど…」
えりな「……」
えりな「考えてみたら、私は参拝とかをするべきではないと思うのよ」
アリス「? どうして?」
えりな「だって、私は神になるんですもの」
創真「……は?」
アリス「……?」
アリス「…えりな? どうしたの急に?」
えりな「だってそうじゃない」
えりな「私はいずれ食の頂点に立つ者よ? いわば食の神。すなわち崇め奉られてる側なの」
えりな「そのような存在となる私が他のものを拝するのは相応しくない行為、ということよ」
創真「うはー、本気かよお前」
アリス「ね? 幸平クン。えりなって可愛いでしょ?」
創真「かわいいっつーかかわいそうだな、自称神だもんな」
えりな「ば、馬鹿にしてるの!? 自称じゃありません!」
創真「じゃあ薙切が…なんだっけ? 食の神? になる証拠はあんの?」
えりな「証拠? そんなの自然の摂理で……あ」
えりな「舌よ! 私は神の舌を持っているわ。これこそまさに食の神になるべく生を受けた証拠なのよ」
アリス「ね? 幸平クン。えりなって可愛いでしょ?」
創真「もはやアレだわ、いろいろ通り越してかっこよさすら感じるわ」
えりな「ちょっと真面目に聞きなさいよっ!」
創真「だいたい神の舌っつってもなぁ。よく分からんねーし」
えりな「私のみが持つ、絶対の味覚を有する舌のことよ。味をイメージとして認識することが可能なの」
創真「だからそれがいまいち謎なんだよなー。フツーの人と作りは一緒なわけだろ?」
えりな「ん」べー
創真「?」
えりな「ん!」べー
創真「ほー?」
えりな「……」べー
創真「あ、もういいぞ」
えりな「フッ」
えりな「感じ取って頂けたかしら。普通の人との違いを」
創真「なぁなぁ」
アリス「んっ?」
創真「薙切ってやっぱすげぇアホかわいいわ」
アリス「むっ、うれしいけどアホは余計よっ」
創真「いや今のは流れ的にこっちの薙切って分かれよ」
えりな「なっ!? あ、アホかわいいってなによ! 馬鹿にしてるの!?」
アリス「天然カワイイえりなはさておき」
えりな「…ほめてないわよね? それ」
アリス「前から気になってたんだけど幸平クン、私とえりなのことどっちも薙切って呼ぶでしょ? ちょっと分かりにくいのよね」
えりな「あの」
創真「仕方なくね? 両方薙切なんだし」
アリス「でも今みたいに間違っちゃって困るのよ」
創真「たしかになー」
えりな(また私無視されてる…)
アリス「だから幸平クンは今後、私たちのことを下の名前で呼べばいいと思うの」
創真「おーなるほど。そりゃ名案だ」
えりな「ん?」
えりな「私たちも って、まさか私も入ってるの!?」
アリス「他に誰がいるというの?」
えりな「ちょっ、ダメよ! ふざけないで!」
アリス「えーいいじゃない、フレンドリーに行きましょ」
えりな「ダメだってば! そ、そういうのは将来私と結ばれる人にだけ許されるものなの!」
えりな(ましてや幸平くんになんて……そんなの…)
アリス「もう、ほんと乙女なんだからえりなは」
えりな「っ…ほっといてよ」
創真「まぁそうカッカすんなよなーえりな」
えりな「なぁっ!? だから君なんかが呼んでいいものじゃないって言ってるでしょ!!」
創真「え、ダメ?」
えりな「話聞いてたの!? 絶対ダメよ!」
創真「しかしそうなると他には…あだ名とかねぇの?」
えりな「無いわよ。っていうか私まで変える必要あるの?」
創真「あれ、秘書子って薙切のことなんて呼んでたっけ」
アリス「えりな様、かしら?」
創真「あーそうだ。えりな様えりな様」
えりな「ん……まあ? それならクライアントの方も呼んでいるし認めてあげても」
創真「それだけはぜってー嫌だわ」
えりな「なんなのよもー!!」
アリス「素直に名前呼びでいいじゃない。えりなはケチんぼねっ」
えりな「私にとっては大事なことなの! それに万が一そんなのが学校の誰かに聞かれでもしたら…」
えりな「っ、それよりアリスはどうなのよ? この男に名前で呼ばれるなんて」
アリス「どうって?」
えりな「屈辱じゃないの? 不名誉の極みだとは思わないの?」
創真「お前まじで容赦ねーなぁ」
アリス「そんなこと思わないわ。だって幸平クンは私にとって特別な男の子だもの」
えりな「……」
えりな「はっ? 特別?」
アリス「そうよ。特別なの」
えりな「それって……えっ?」
えりな「うそ……ごめん、ちょっと待って」
創真「アリス、どういう意味だ?」
アリス「んっ? 幸平クンは選抜で私のこと泣かせたでしょ? そんな男の子はリョウくん以外でアナタだけだもの」
創真「あー、そういやあったなーそんなことも」
えりな「えーっとアリスにとって幸平くんは特別で…? 名前で呼ばれるのが嬉しくて…」ブツブツ
アリス「ていうか、自然と名前で呼んだくれたわねっ」
創真「おう。俺のことも創真でいーぜ」
アリス「うふふ。それにはちょっと早いかしら」
創真「え? なんで?」
アリス「んー、とにかくダメよっ」
えりな「そういえばいつかプールで……アリスには……」ブツブツ
えりな「……アリス?」
えりな「あなたひょっとして、まさかとは思うけど、幸平くんが…」
アリス「シッ」ピッ
えりな「!」
アリス「もうっ、当人の前でやめてよね。えりなのくせにデリカシー無さすぎよっ」
えりな「あっ、ご、ごめん。そうよね」
えりな(そんな、本当にアリスは……)
創真「何してんだ?」
アリス「なんでもないわ。気にしないでっ」
えりな「そうよ。幸平くんとは全く一切これっぽっちも関係のない話なんだから」
創真「お、おう。そうか」
えりな「いい? 絶対に気にしちゃダメよ?」ズイッ
創真「そこまで言われると逆に怪しいな…」
えりな「何にも怪しくなんかないわよ!」
えりな「とにかく、幸平くんとアリスの関係についてなんて1ミリも触れてないから! 分かった?」ズイッ
アリス「……」
創真「わ、分かったって。つーか近ぇよ」
えりな「っ!」
アリス「まぁまぁ、ここで立ち話しても始まらないわ。早く中へ進みましょ」
創真「それもそうだな」
えりな「うっ、だから私はこんな人混み……それにこの行列に並ぶと時間が無いかもしれないわ」
アリス「心配ご無用。ついてらっしゃい」
創真「? アリスー、そっちじゃねーぞ」
アリス「いいのよ、こっちで」
創真「?」
えりな「?」
アリス「ここから入るのよっ」
創真「おおー、裏ルートか?」
えりな「でもアリス、あの看板に…」
創真「境内に通り抜けはできません ってあるな」
アリス「ふふ、それはどうかしら」
少し進んで
創真「うわーこりゃまたがっつりフェンス張られてんなぁ」
アリス「これを越えれば、並ぶことなく本殿に辿り着けるわ」
創真「まじか! すげー近道じゃん」
えりな「無礼者……」
えりな「というかアリス、これをよじ登るだなんて言い出さないでしょうね?」
アリス「そんなことしないわ。えりながどうしても幸平クンにパンツ見られたいって言うなら止めないけど」
えりな「なっ、い、意味分かんないんだけど!」
創真「てか、着物じゃどうせよく見えなくね?」
アリス「たしかにそうね。残念だわっ」
えりな「なに真面目に話してるのよ!! バカなの!?」
アリス「えりなのパンツはまた今度として、このフェンスって実は簡単に通れてしまうの」
創真「まじか。わりと高いけど、抜け穴でもあんのか?」
アリス「すごい幸平クン! 大正解よっ」
えりな「ねぇ、今聞き捨てならない要素があったわよね?」
アリス「あらっ? どこだったかしら?」
創真「あの辺じゃね? よーく見ると針金が重なってるとこあるし」
アリス「あ、それっぽい。よく見つけたわね幸平クン」
創真「へへっ…ガキの頃はあらゆる公園を自分たち用に開拓しまくってたんでね」
えりな(なんかもうスルーされるのに慣れてきた自分がいて怖い)
キィッ
アリス「開いたわっ!」
創真「よっしゃ!」
えりな(…なんだか急激に仲良くなったわねあの二人。ある意味似た者同士というか)
創真「しかし誰が作ったんだか、よくこんなの見つけたなーアリスも」
アリス「見つけてないわ。これは私がリョウくんに作らせたの」
創真「って犯人お前かよ!」
えりな(名前呼びもすっかり定着しているし)
創真「おーい薙切ぃ、置いてくぞー」
えりな「あ、うん」
えりな(……別に、羨ましくなんかないけど)
アリス「えりな、あたま気をつけてね」
えりな「平気よ。これくらい少しかがめば簡単に」
アリス「クモがいるから」
えりな「……」
えりな「きゃあああああああ!?」
えりな「はぁっ、はぁっ…」ドキドキ
えりな「アリス…! なんでもっと早く教えてくれないのよ!」
アリス「ちゃんと忠告してあげたでしょ?」
えりな「クモがいることを先に言いなさいよ!」
アリス「なによう! 確信犯なのよっ!」
えりな「最低っ! あなたは最低です!」
アリス「フンだ。それより早く放してあげたら? 幸平クンが苦しそうよ」
えりな「えっ?」
創真「……」フガフガ
えりな「…………」ギュー
創真(でけぇ)
えりな「ぎゃあああああああっ!!?」
えりな「もう、最悪……ほんと最悪だわ」
創真「まーそう落ち込むなって、別に気にしてねぇし」
えりな「私が気にするのよ! バーカバーカ!」
アリス「えりなったら子供みたいねっ」
えりな「お黙りなさい」キッ
アリス「ーーー」
創真「にしてもウケんなー、薙切が虫苦手だなんて」
えりな「…いきなりあんな目の前に現れたら驚かないほうがおかしいわよ」
創真「でもあれだろ、世界中のメシ食ってんなら虫料理とかもイケるんじゃねーの?」
えりな「美食ならね。フランスならエスカルゴ、中華なら竹虫なんかはよく知られたところかしら」
創真「クモ翌料理は?」
えりな「タランチュラを使ったものも以前あったわね。でもさっきのは食用ですらないし……ってもう! 思い出させないでよ」
創真「わりーわりー。まぁ今度、虫が大好きになるようなすげぇ美味い虫料理つくって食わせてやるよ」
えりな「いらないわよそんなの」
えりな(そもそも私が気にしてるのはクモよりも、その後の…)
えりな「ーーっ!!」ブンブン
創真「どうしたお前」
えりな「別に…」
アリス「見えたわ。あそこから参拝の列に割り込むのよ」
創真「テントの隙間から行列が見えるな」
アリス「先頭は露骨に横入りがバレちゃうから、少し後ろにしれっと入りましょ」
えりな「ほんとずるいわね」
アリス「失敬ねっ。これは時間の節約、今はやりの時短というものなの。世間知らずのえりなはご存知ないかしら?」
えりな「物は言いようね。反社会的自己中心的な行動に言い訳の札をつけてるに過ぎないわ」
アリス「なによう! 時間が無いえりなのためにショートカットしてあげてるのに!」
えりな「頼んでないし、午後から予定があるのはアリスも同じでしょう!」
創真「お前らほんと仲いいなー」
アリス・えりな「「どこがよっ!」」
創真「息ぴったりじゃんか」
フワッ
創真「……ん?」
アリス「どうかした?」
創真「この肉とソースと磯の匂い、もしや…」
ジューー…
創真「間違いねぇ、焼きそばだ!」
アリス「ってことは、このテントの裏は露店が並んでいるのかしら?」
えりな「へぇ、こんな所でも食べ物が振舞われているのね」
創真「いやーちょうど腹減ってたんだよな」
アリス「ダメよ幸平クン。そういうのは参拝してからにしましょ」
創真「まじかー。おっし、ならパパッと拝んで済ませちまおーぜ」
えりな「相変わらず君は無作法というか風情が無いというか…」
アリス「じゃ、あそこから潜り込むわよっ」
ガヤガヤ…
アリス「5分待ちってところかしら?」
創真「いざ入ってみるとやっぱすげぇ人数だなこりゃ」
えりな「これ、真面目に並んでいたら軽く1時間は待ったんじゃないの…?」
創真「だなー。遊園地を思い出すぜ」
アリス「えりな、はぐれないでよ? アメを貰っても知らない人にはついていかないこと」
えりな「…そんなことしません」
アリス「しっかり幸平クンにつかまってること」
えりな「それもしませんっ!」
アリス「えりなは照れ屋さんねっ」
えりな「違います! ああもう……」
えりな「それにしても、どうしてこんなに並んでまで参拝したがるのかしら」
創真「まぁ恒例だからってのがでかいんだろうけど」
創真「それだけみんな叶えたいこととか祈りたいことがあるってことなんじゃね」
えりな「神頼みね… フン、馬鹿馬鹿しいわ」
創真「お前何しに来たんだよ」
えりな「私は別に祈願する必要なんてないもの」
創真「そーなのか?」
えりな「叶えたいことは自らの手で成し遂げるし、私にはそれだけの才能と力量が備わっているから」
創真「あー、なんか薙切っぽいな」
えりな「あ……でも強いて挙げるならひとつあるわね。私の手を煩わせることなく叶えたいことが」
創真「なんだ?」
えりな「幸平くんが早く学園から去ってくれますように、ってね」ニヤ
創真「ぶはっ、お前まだ飽きずに言ってんのかよ」
えりな(くっ、やっぱり嫌味が通じない)
創真「しかも初詣まで来てそれとかやべーよ。俺のこと意識しすぎだろ」
えりな「なっ、い、意識なんてしてません! それほど目障りだって言いたいの!」
創真「へーへー」
えりな「だったらなによ、君こそ何を祈願するつもりなの?」
創真「んー… 」
創真「実を言うとさ、俺も薙切と近いんだよな」
えりな「え?」
創真「叶えたいことは自分の手で って言っただろ?」
えりな「ええ」
創真「俺の夢は親父に認められる料理人になってゆきひらを継ぐこと。んで、そうなるには今のままじゃ全然ダメだ」
創真「けどそれはどっかの神様にすがったって変えらんねーし、俺自身の手で積み重ねていくしかないもんだと思う」
えりな「……」
創真「まぁ薙切が言ってたのとは何となく意味合いが違いそうだけどな」
えりな「そうね。私はすでに美しく建築された塔を登る、対して君は足場を組みつつ風に煽られながら斜塔を登るといった所かしら」
創真「相変わらずよく分かんねー例えだな」
えりな「うるさいわね!」
えりな「ただそうね。いずれにしても殊勝な心がけであることは確かだし、そこは評価してあげてもいいかしら」
創真「お、これは珍しく薙切に褒められたのか?」
えりな「…少しだけよ。このくらい。このくらいなんだから」
創真「ちっさ! ほとんど指くっついてんじゃねーか」
えりな「フフ、これでもかなりオマケしてるつもりだけど」
創真「お前まじでケチぃなー。そんなんじゃモテねーぞ?」
えりな「はっ!? も、モテ…って、関係ないでしょ!」
えりな「第一あなたもアリスも! 私のことケチだなんて………あら?」
創真「なんだ?」
えりな「アリスはどこ?」
創真「あれ? そういやいつの間にかいなくなってんな」
えりな「あの子、人にはぐれるなって言っておきながら…」
創真「トイレじゃねーの?」
えりな「それなら普通断ってから行くでしょう。電話してみるわ」
創真「だな。もうそろ順番だし」
えりな「あら? アリスからメッセージが来てる」
えりな「ん…?」
創真「なんて来てる?」
えりな「いえ、それが…」スッ
アリス『えりな、がんばるのよっ(`ν )』
創真「…?」
創真「薙切、なんかミッションでも与えられてんの?」
えりな「知らないわよ。まるで意味が分からないわ」
えりな(あれ? まだスクロールできる)
えりな(ってことは下にも何か書いてあるのかし…ら)
えりな「っーー!?」
アリス『幸平クンと結ばれたいって、ちゃーんと神様にお願いすること! お賽銭は5円を入れるのよ。ご縁があるように』
えりな「な……」
えりな(な、何よこれーっ!?)
えりな「ご縁ってアリス、あなた何考えて…」
創真「なんか分かったのか?」
えりな「ち、違うわよっ! こっち見ないで!」
創真「なんだなんだ、見せてくれよー」
えりな「ぜっったいイヤ!!」
創真「やっぱケチじゃんか薙切」
えりな(ああもう! 私と幸平くんがって、なんでそういうことになるのよ!)
えりな(っていうかアリスはいいの!? あなたこそ幸平くんのこと……)
創真「ありゃ、順番来ちまった。仕方ねーからアリスには後で連絡しようぜ」
えりな「あ、ちょっ、まだ心の準備が」
創真「願い事無いんじゃねーのかよ。ほら後ろつかえてるって」グイ
えりな「…ッ! バカ! きゅ、急に手にぎらないでよ!」
創真「お前が動かねーからだろ。階段あるから気をつけろよ」
えりな「言われなくても分かってます!」
ガランガラン
創真「えーっと」
えりな(ど、どうしよう、頭が働かない…)
創真「作法とかよく分かんねぇしとりあえず叩いときゃいいか」パン パン
えりな(えーっとまず二礼して、それから5円のお賽銭を…)
えりな(いやいやいや、なにアリスの言う通りにしようとしてるのよ私! あ、あんな願い事するわけないのに!)
創真「やべ、賽銭入れてなかった」
えりな(……って、そもそも私、硬貨なんて持ってきてないじゃない)
創真「うお、財布の中5円多すぎだろ。丁度いいし使うか」
創真「…ん? どした薙切、小銭ねーの?」
えりな「えっ? あ、うん……いつもカードだから」
創真「はっはっは! 賽銭箱にカード使えると思ったのかよ。特技世間知らずは伊達じゃねーな」
えりな「違うわよ! お賽銭のことを失念していたの!」
創真「んじゃほら、コレやっから」ピン
えりな「ちょっ、投げないでよ危ないわね」
えりな「……って」
えりな(えええええ!? 5円玉! なんでよりにもよって5円を渡してくるのよ!?)
創真「そーれ」チャリーン
えりな(幸平くん、いったいどういうつもりでこれを…?)
創真「何してんだよ、早く入れねーと後ろつかえてんだって」
えりな「あの、どうして5円なの?」
創真「ん? いや単純に…」
創真(待てよ、そういや昔親父に聞いたことあんな)
創真(…あーそうだ)
創真「『ご縁』がありますよーにって。ほらあれだ、縁結びってやつだ」
えりな「っ!!」
えりな(や、やっぱり縁結び…)
えりな(願掛けでそういうことをするというのはたしかに漫画でもあったわ)
創真「まー今回はそういう意図はないけどな。そういや祈願何にすっかね」
えりな(まさかアリスが私に言ったみたいに、幸平くんも誰かとの縁を……!?)キイテナイ
えりな(君はそういうものとは無縁そうな感じだったのに。でも年頃的にはあっても不思議じゃないし…)
えりな「……」チラ
創真(無難に健康とか安全とかか? なんかそれじゃ面白くねーしな、うーむ迷う)
えりな(目を閉じて真剣にお祈りしてる。一体誰のことを願っているのかしら)
創真「……」
えりな「……」ジー
えりな(幸平くんって普段があんなだから気づかなかったけど、こうして見るとちょっとだけ…)
えりな(ってバカバカ! そんなこと思ってあげないんだから!)
創真「……っし!」パンッ
創真「薙切ぃ、俺終わったから先降りてるわ」
えりな「あ、うん」
創真「お前まだ決まってねぇの?」
えりな「う、うるさいわね、大事なことなのよ」
創真「なんだよ、馬鹿馬鹿しいとか言ってたくせに真剣じゃん」
創真「ま、あんま悩みすぎんなよー」
えりな「あのっ、幸平くん」
創真「?」
えりな「君はその、何を……」
えりな「いえ……誰のことをお願いしたの?」
創真「は?」
えりな(って、私なんでこんなこと聞いてるのよ!?)
創真「え、フツーそういうの聞く?」
えりな「うぐっ…… そ、そうよね、ごめんなさい」
えりな(不覚だわ、なんだか胸が苦しくなって勝手に言葉が出てしまったような感じだった)
えりな(別に君が、誰との縁を願おうと、私にはどうでもいいことのはずなのに)
創真「……」
創真「まぁ隠すことでもねーけど、誰っつーとあれだな」
創真「薙切」
えりな「……」
えりな「……え?」
えりな「……薙切?」
創真「おう」
えりな「えっと、薙切……アリスのほう…よね?」
創真「いや? えりなのほう」
えりな「ーーっ!?」
えりな(うそ、なんで……なんで私なの!?)
創真「つーかまじで後ろ人やばいから早く済ませろよー」
えりな(だって、だってだって!)
えりな(今まで全く無かったじゃない、そんな素振り…)
創真(聞いてんのかあいつ?)
創真「あっちで待ってっからなー」
えりな「……」
えりな(どう……しよう)
えりな(どうしよう…分からない…私はどうすればいいの?)
えりな(緋紗子も…アリスも……頼れる人が誰もいない)
えりな(こんな気持ち……なったことないのに……!)
創真「フーフーフーフーフーフーン」
創真(やけに時間かかってんな薙切のやつ。5円で何個願い事してんだよ)
創真(にしても腹減ったなー、早く焼きそば食いてぇな)
アリス「だーれだっ」ギュムッ
創真「うおお!?」
アリス「ふふ、分かるかしら? 当ててみなさい」
創真「ビビった……でけぇ…アリスだろ?」
アリス「ピンポーン。幸平クンは今日クイズ絶好調ねっ」
創真「急にいなくなってどこ行ってたんだ?」
アリス「ちょっくらヤボヨーよっ。心配した?」
創真「いや、アリスのことだし心配はなかったな」
アリス「もうっ! そこはウソでも心配したって言うところよっ。またまた減点ね幸平クン」
アリス「ところでえりなは? 一緒じゃなかったの?」
創真「ああ、薙切なら…」
アリス「まさか、めでたく結ばれたものの早くも価値観の違いから二人に別れが!?」
創真「なんだそりゃ?」
アリス「ダニッシュジョークよっ。気にしないで」
創真「うーむ、薙切とはまた違った感じでアリスも掴めねぇとこ多いよな」
アリス「……おきらい?」
創真「いやいや、おもしれーから良いと思うぜ」
アリス「うふふ。幸平クンならそう言ってくれると思ったわっ」
創真「薙切もたぶんすぐ来るぞ。やたら願い事に悩んでたっぽいけど」
アリス「ふーん? 馬鹿馬鹿しい!とか言ってたくせに、やっぱり女の子ね。よくばりさんだわ」
創真「ほんとだよなー」
アリス(これは思惑通り、効果あったみたいね)
創真「……」
創真「にしても変だな、さすがに遅すぎる」
アリス「えっ?」
創真「迷ってんのかな。順路に沿えばここ通るはずだけど」
アリス「……幸平クン、あそこ」
創真「ん? なんかやけに人が集まってんな」
アリス「行きましょ」
創真「お? おう」
ザワザワ…
創真「すんませーんちょっと通りまーす」
アリス「…っ!」
創真「…!」
アリス「えりなっ!?」
えりな「……」グッタリ
アリス「えりな、えりなっ! どうしたの!?」
創真「あ、すんませんー、ツレの者っす」
えりな「う……」
アリス「息と意識はある…けど、すごい汗。それに熱っぽい」
創真「あのー、このへん救護とかないっすかね」
アリス「顔も赤いし、脈も早いわ…」
創真「あ、もう救急車呼んでくれたんすか? あざっす」
えりな「っ……はあっ…はあっ…」
アリス「えりな、大丈夫? 苦しくない?」
えりな「あ、アリス……?」
アリス「大丈夫だからねえりな! もうすぐ救急車もくるから。それまでがんばって!」
創真「なぁ、とりあえず横になれるとこに移動したほうがいいんじゃね?」
アリス「そうね。幸平クン、一緒に肩持ってちょうだい」
えりな「え……幸平くん…?」
えりな「うっーー!!」ギュウッ
アリス「えりなっ!?」
創真「うし、じゃあせーので持ち上げるぞ」
えりな「……れて」
アリス「えっ?」
えりな「離れて……幸平くん」
創真「いやお前、んなこと言ってる場合じゃ」
えりな「おねがい離れて! 触らないでっ幸平くん!!」
アリス「っ!?」
創真「お、おお…」スッ
アリス「えりな? どうしたの?」
えりな「ダメ……今は…幸平くんは…」
アリス「幸平クンはえりなを運ぼうとしてくれてるのよ? つまらない意地はってる場合じゃないでしょ!」
えりな「違うの……とにかく離れてほしいの…」
アリス「えりな、どうして…?」
えりな「……」ガタガタ
アリス「……!」
アリス「ねぇ、幸平クン」
創真「…ん?」
アリス「なにをしたの?」
創真「なんだよ急に」
アリス「えりなに…なにをしたのって聞いてるのよ」キッ
創真「……はぁ?」
創真「なにってなんだよ」
アリス「とぼけないで」
アリス「幸平クンが触れただけで、えりなが一層苦しそうになった。震えも大きくなった。何よりえりな自身があなたを拒否しているの」
えりな「はぁ……はぁ…」
アリス「あなたがなにかしてない限りこうはならないわ。教えなさい、なにをしたの?」
創真「知らねーよ。んなことより楽な姿勢にしてやるほうが先だろ」
アリス「シラを切るつもり?」
創真「知らねぇっての。ほら、俺のコート貸すからせめてコレでも敷いて…」
アリス「やめて。えりながこういう状態である以上、迂闊にあなたのものに触れさせるわけにはいかないわ」
創真「……ああそう」
創真「じゃあ、俺はとにかく薙切から離れてりゃいいんだな」
アリス「その前に白状して。場合によっては処置次第で命に関わることかもしれないの」
えりな「あ、アリス……」
創真「だから知らねぇっつってんだろ。何回言わせんだよ。大体なんで」
アリス「ーー黙りなさいっ!!」
アリス「……」
アリス「早く…教えなさい」
創真「今黙れっつったじゃん」
アリス「御託はいいから! 早く…早く教えて…」
創真「だーかーらー」
アリス「早くしないと…」
創真「!」
アリス「早くっ…しないと……っ」
ポタ ポタ
えりな「…!」
アリス「えりなが……ひぐっ……えりなが死んじゃうっ…!」
創真「……」
アリス「はやぐっ…お願い……お願いだからっ……教えて……」
えりな「…アリス……」
アリス「っ……えりなっ……」
えりな「……ちがうの」
アリス「……え…?」
えりな「……してないわ…」
アリス「……してない…?」
えりな「幸平くんは…私に……何も…」
アリス「えっ…?」
創真「…ほらな」
アリス「っ……なら、どうしてさっき…?」
えりな「……」
えりな「それが……分からないの」
アリス「…?」
えりな「…こんなの…初めてで…」
アリス「えっと…?」
えりな「幸平くんに触れてるって…分かったときにね…」
えりな「急にこのあたりが…ぎゅーって…苦しくなって…」
アリス「…………」
アリス「幸平クン、頼みがあるの」
創真「おう、手伝うぜ」
アリス「ちょっと半径10メートル以内に近づかないでいただける?」
創真「あれぇー!? 悪化してる!?」
アリス「えりな、詳しく話せる…?」
えりな「……うん…」
アリス「……」
えりな「アリス……私、どうなっちゃうのかな…?」
アリス「それって、どう考えても…」
ピーポー…
創真「お、救急車来たみてーだな」
創真「あーここっす。はい、着物のあの子っす」
アリス「あ、隊員さん? 大至急この子をこちらの住所まで運んでくださいな」
アリス「いいのよこの住所で。この写真の子が来たって言えば顔パスで通れますわ」
えりな「あの、アリス…?」
アリス「同乗? 必要ありませんっ。同情もいりませんっ」
えりな「ちょっと…聞いてるの?」
アリス「えりな、心配ご無用よ。午後の予定も私が全部なんとかするわっ」
アリス「だから……ね?」ニコ
えりな「あ、アリス?」
アリス「……」ニコニコ
えりな「笑顔がなんか……怖いわよ…?」
アリス「大人しく丸一日眠ってなさいっ!!」
えりな「えぇえーー…!?」
パーポー…
アリス「まったくもう! 紛らわしいんだからっ」
アリス(まさかここまで効果てきめんだなんて……効きすぎもいいところよ)
アリス(なんだか大ごとになっちゃったわね)
アリス「あー疲れた。早く帰ってお風呂に入りたいわっ」
アリス(……あら? 何か忘れてるかしら?)
創真「おーーい」
アリス「……」
アリス(そうだわ、私えりなが倒れて我を失って……)
アリス(なーんか幸平クンにいろいろ言っちゃったような…?)サーッ
創真「もう半径10メートル以内入っていいかー?」
アリス「っ!」ドキーン
アリス「え、えぇもちろん……よくってよ? うふふっ」
創真「はー、10メートルって結構遠いのな。何話してるか全く分かんねぇわ」
アリス「そ、そうねー」ドキドキ
創真「無駄に読唇術とかトライしちまったよ。全然ダメだったけど」
アリス「へぇーすごいわっ、それは貴重な挑戦ねっ」
アリス(…? ものすごく怒ってるかと思って構えてたけど、そうでもない…?)
創真「んで結局薙切はどうしたんだ?」
アリス「そうね、えりなはその…予後の良い一過性の精神病みたいなものよ」
創真「…? 大丈夫なのか?」
アリス「寝てたら回復すると思うわ」
創真「へーそっか、つまりは大したことないんだな」
アリス(よかった。さすが幸平クン、心がタリアテッレのように広いのね)
創真「……なら」ガシッ
アリス「!?」ビクッ
創真「アリス」
アリス「ひゃいっ!?」
アリス「な、なによう幸平クン怖い顔して…変な声出ちゃったじゃない」
創真「俺、さっきは薙切があぶねーかもだから耐えてたけど」
アリス「えっ…?」ドキッ
アリス(あ、これはやっぱり……お怒りなのね…)
創真「もう無理だわ。我慢ならねぇ」
アリス「ゆ、幸平クン? その、さっきのは……」
アリス(冗談よっ!)ペロッ
創真「……」
アリス(じゃ済まされないわよね! うわあああんっ! 幸平クンって怒るとこんなに怖いの!?)
アリス(いったいどんな罵声が…うー、また泣いちゃうかも。って考えただけで泣きそう)ジワ
創真「……」スゥ
アリス「っ!」ビクッ
創真「焼きそば!!」
アリス「あうっ、ごめんなさ………」
アリス「へっ?」
アリス「……や、焼きそば?」
創真「もう食っていいだろ? 焼きそば。参拝も終わったし」
アリス「いいけど…」
創真「よっしゃ! いやぁもう限界だわー、腹減りすぎてやべぇわー」
アリス「あの、ゆきひ」
創真「そうと決まれば早速買いだ。わりーけど先行ってるぞアリス!」ダッ
アリス「……」ポカン
焼きそば屋
創真「……」カネオロシテナイ
アリス「…足りないの?」
創真「小でも1パック300円だから…全然足りねぇ」
アリス「いくらあるの?」
創真「えー10円が2枚だろ、5円3枚と、あと1円が2枚」
アリス「まあっ」
創真「あっ、奥に500円玉あんじゃん!」
創真「……ゲーセンのメダルだった」
アリス「なあにそれ?」
ズルズルー
創真「うはー! 焼きそばうめええぇええ!」
創真「悪いなーアリス、金貸してもらって。しかも大2個分も」
アリス「なんてことないわ。それに返さなくていいわよ、これは一種の罪滅ぼしだもの」
創真「罪滅ぼし?」ズルズル
アリス「……幸平クン、怒ってないの?」
創真「なんで?」
アリス「えりなが倒れたときよ。私、幸平くんがなにかしたって決めつけてひどいことしたわ」
アリス「幸平クンはそんなことしてないって言ってたのに、聞く耳も持たずに…」
創真「あーあれか、確かにいくら違うっつっても問い詰めてきたもんな。めっちゃ困ったなー」
アリス「そうよね…」
創真「……」ズルズル
アリス「……えっ? それだけ?」
創真「まあ、そうだな」
アリス「よくも濡れ衣をー!とか、冤罪だー!とか」
創真「たしかにひでぇ濡れ衣だったよなー」
アリス「怒ってないの? 私のこと」
創真「そりゃまぁあの時はイラっときたっちゃきたけど」
創真「お前も必死だったんだろ? 薙切のことを思って」
アリス「……そうだけど」
創真「なら仕方ねーじゃん。 俺も昔近所の仲良いばーちゃんが倒れたって聞いたとき、パニクって何やったか覚えてねぇし」
アリス「む…でもそれは小さい頃の話でしょ?」
創真「けど似たようなもんじゃね? ほら、アリスって見た目は大人っぽいけど、中身ガキみてーじゃん」
アリス「なっ、失礼ねっ! 少なくとも幸平クンよりは大人よっ!」
創真「はーん?」
アリス「…なによう」
創真「俺に料理で負けたくらいで大泣きしてたのに?」
アリス「ーーっ! ずるいずるい! それはもう時効なんだからっ!」
創真「てか罪滅ぼしってひょっとしてそのこと気にしてるわけ?」
アリス「ふんっ、そうよ」
創真「そういうことならありがたく焼きそば貰っとくけど」
アリス「はぁ。まったく、幸平クンがすっごい怒ってるんじゃないかって思って怖かったんだから」
創真「いや、言っとくけど俺が責められてた時のアリスの目つきのほうが怖かったぜ? 眼光で人を刺すってああいうことだわ」
アリス「いいえ違うわ。それはね、私の瞳のあまりの美しさに背筋が凍っただけよ」
創真「……」
創真「おう、そーいやそんな感じだったわ」ズルズルー
アリス「ちょっともうっ! 乗るならもっとちゃんと乗ってよね! からかわれてるようで腹立たしいわっ」
創真「うし、腹ごしらえも済んだことだし」
アリス「そろそろ帰りましょうか」
創真「いっちょ屋台食べ歩きツアーと洒落込みますかね!」
アリス「…いま焼きそば2つも食べたのに?」
創真「もともと屋台目当てで来たようなもんだからなー俺は。いろいろ店あるみたいでよかったぜ」
アリス「幸平くんは食べ歩きが好きなのね」
創真「それもあるけど、なんか料理の参考になるかと思ってさ」
アリス「料理の? こんな露店レベルの品から学ぶものなんてあるかしら?」
創真「ちっちっ、甘いぜアリス。例えばあそこの焼鳥屋見てみ」
アリス「…?」
創真「一見客と楽しげに会話して、テキトーに串を回してるように見えるけど」
創真「焼き面の焦げ具合が完全に同じだ。手元を見なくても火入れを音や別のものでコントロールしてる」
アリス「ね、幸平くん」
創真「もっと言えばあの油だな。ただの油じゃなくておそらく」
アリス「ねぇってば」グイ
創真「っと、なんだよ」
アリス「見えないわ」
創真「?」
創真「あ、アリスの身長だと人で微妙に隠れるのか」
アリス「もうっ、レディーへの配慮がなってないわよ」
創真「わりーわりー」
アリス「罰として肩車を要求するわっ」
創真「えー、いいけど、できっかな」
アリス「えっ? あ、ほんとにするの…?」
創真「ん? 乗らねぇの?」
アリス「え、えーっと、やっぱり混んでるところじゃ危ないじゃない?」
創真「たしかに、バランス崩したら大変なことになるか」
アリス「そ。だから肩車はまたの機会に…」
創真「アリスって見かけ以上に重そうだしな」
アリス「おもっ!? ど、どういう意味よう!」
創真「え? よく言われねぇ?」
アリス「リョウくんだってそんなこと一度も言ってきたことないわっ」
創真「へー、今度黒木場にも聞いてみろよ。たぶん同意見だぜ」
アリス「うー…そうなりそうなのがなんかイヤね」
創真「別にいいじゃん体重なんて。遠月の女子なんて食ってナンボ太ってナンボだろ」
アリス「遠月の女の子はそれでも頑張ってるのよ! 他の学校の子よりずっと努力してるはずだわ。だから余計に重いなんて言われたくないのっ」
創真「そういや極星寮のやつらもやたら気にしてたな……分かんねぇ世界だわ」
アリス「いいこと? いくら幸平クンでも、女の子に重いとか重そうとか言っちゃダメよ?」
創真「へーい」
アリス「特に……えりなには絶対ね?」
創真「あいつ重いのか?」
アリス「えっ?」
アリス「……」
創真「重いんだな」
アリス「ん、んーまあ? 背が高いぶん、私よりは? ちょっとだけ?」
創真「いやなに、神の舌のせいで毎日食い獄なんだろ。そのくらい察してやんよ」
アリス「……幸平クン、今のことえりなに話したりしないわよね?」
創真「ん? 次会ったときにでもフォローしてやろうかなーと」
アリス「うふふ、絶っ対ダメよ? 幸平クンの身近にいる美少女が一人この世から消えちゃうから」
創真「はあ」
創真「さーてと。アリス、次どれか気になる屋台あるか?」
アリス「あ、そうだわ。私はもう帰らなくちゃいけないの」
創真「ん? あー、そういや薙切と午後から予定がーとか話してたっけか」
アリス「そうね。それに加えて、えりなが参加できない分をうまーく丸めるための準備をしなきゃだから、大忙しよ」
創真「なるほど。やっぱちゃんと薙切のこと心配してんだなアリスは」
アリス「ま、自分で蒔いた種ですもの。仕方ないわ」
創真「…?」
アリス「いいえ。なんでもっ」
アリス「それじゃまたね、幸平クン」
創真「おう。サンキューな。いろいろあったけど楽しかったわ」
アリス「私もよ。また遊びましょ」
創真「いつでも大歓迎だぜ。んじゃなー」
アリス「うん…」フリフリ
創真「さーて、まずは」
創真「手始めに焼き鳥から攻めてみますかねっ!」
創真「おっちゃん、レバーと砂肝塩で一本ずつ、それから…」
創真「……あ」
ヒュー…
アリス「さむっ」
アリス(北欧に比べればずっと暖かいはずなのに寒く感じちゃうなんて、慣れって怖いわね)
アリス(とりあえず迎えを呼ばなきゃ)ピッ
アリス「私よ。最寄りの神社まで迎えをよこして。ええ。5分でね」
アリス(まったく、連絡を入れる前に迎えに来るくらいしてくれないかしら。今の使用人はまだまだねっ)
アリス「……」
ワイワイ
アリス(男女のペアの多いこと)
アリス(ま、たまの休みくらい好きな人と好きなように遊びたいってのは分かるけどね)
アリス(……好きな人)
アリス(これで…よかったのよね)
アリス「!」グー
アリス(おなかすいてきちゃった)
アリス(私も何か食べればよかったわ。ただ露店のものってあんまり美味しくないし……)
アリス(でも幸平クンは2つも焼きそばを平らげてたわね)
アリス(彼は大衆食堂の出だから、そういうもののほうが馴染んでいるのかしら)
アリス(そう考えると、もしもえりなと幸平クンが結ばれたら大変ね)
アリス(外食するときなんか完全に意見が分かれそう。それこそ価値観の違いが出るものね)
アリス(あら? 付き合ってからのほうがけっこうハードル高いかも)
アリス(その点、私のほうが味に関して融通がきくから……)
アリス(なんて、考えても無駄ね)
アリス(私はえりなの応援隊長になってあげるんだからっ)
アリス(そもそも、幸平クンは誰かと付き合う気なんてあるのかしら…?)
創真『ゆきひらを継ぐまで女にかまけてる暇はねぇ』
アリス(とか案外思ってたり。なくはないわね)
アリス(でも逆に誰かが告白したら…)
創真『おーいいぜ、俺なんかでよけりゃ。おあがりよ!』
アリス(なんてことも全然ありえそうだわ)
アリス(それかまさか、知られてないだけですでに交際していたりして…?)
創真『週末暇かって? あーわりぃ、休みは田所…じゃなかった、恵と遊びに行くんだよな。ははっ、また来世なー』
アリス(む、むっかーー!!)
アリス(なによう来世って! せっかく誘ってあげたのにっ!)
アリス「……」
アリス(想像に怒ってどうするのよ。ごめんね幸平クン、田所ちゃん)
アリス(それより迎えはまだなの? もう1時間は経つんじゃないかしらっ)
アリス「……」
アリス「はーっ…」
アリス(手が冷えてきちゃった。手袋してくればよかったわ)
アリス「……」
アリス(もしくは、この手を……)スッ
アリス(……なんてね)
ギュ
創真「みっけ」
アリス「………えっ?」
創真「はいよアリス、これ持ってー」
アリス「ゆ、幸平クン? どうして…」
アリス「ってこれ、焼き鳥?」
創真「おう。一本いかがっすかね」
アリス「ありがと……えっと…食べ歩きは?」
創真「やー考えてみたら俺金持ってなかったんだよなぁ」
アリス「あ、そういえばそうね」
創真「けど焼き鳥屋のおっちゃんがイイ人でさ。調理法の話とかで盛り上がったら帰り際に2本タダでくれたんだよ」
アリス「ふーん、2本もなんて気前が良いのね」
創真「遠月のツレと来てるって話したからだろうなー。やっぱ遠月のブランド力ってすげぇわ」
アリス「それでわざわざ私に?」
創真「ああ。その彼女さんにもウチの焼き鳥をよろしくって言われちまったし」
アリス「ふふ。商売上手ね」
アリス「……んっ?」
創真「もしかしたらまだ追いつくかと思って走って来たけど、見つかってよかったわー」
アリス(……うん、きっと気にしてないだけね)
創真「けどまだ入口にいるとは思わなかったな」
アリス「迎えを呼んだの。もうすぐ来るはずよ」
創真「なるほどな」
創真「あ、ほら熱いうちに食っちまえ。出来たてめっちゃうまいぜ~?」
アリス「そうね、いただくわ」
アリス(…屋台の焼き鳥なんて久しく食べていなかったけど)
アリス「……」パク
アリス「! 」
アリス「……」モグモグ
アリス「おいしい…!」
創真「だろー?」
アリス「ええ…炭火焼きの香ばしさがなんとも絶妙だわ」
創真「やっぱ焼き鳥は炭火! でもって塩! それだけで肉の旨みと食感がガツンと引き立つんだよな」
アリス「シンプルな味付けだからこそ店主の技量が素直に反映されるはず。かなりの熟練度ね」
創真「普段は駅前のスーパーの前に店出してるって話だったぜ。今度行ってみるかねー」
アリス(知らなかった。屋台の料理も捨てたものじゃないのね)
アリス(でもそれだけじゃない。あの時と少し似てる)
アリス(秋の選抜で、幸平クンののり弁を食べたあの時と……)
アリス「フフ………あったかい」
アリス(不思議ね。まだ出会って1年も経たないのに)
アリス(幸平クンって、リョウくんの次くらい……もしかすると同じくらいに居心地がいいわ)
アリス(むしろ日が浅いからなのかしら)
アリス(あなたのことをもっと知りたい。もっと遊んでみたい)
アリス「ふう。ごちそうさまっ」
創真「おう。お粗末さま」
アリス(もっとーー)
創真「んじゃ俺も帰るわ。またなーアリス」
アリス「……うん」
アリス(ごめんねえりな)
ピッ
アリス「もしもし…私よ」
アリス「あのね、やっぱり迎えはいらないわ」
アリス(もしかしたら……)
アリス(応援なんてできないかもっ)
おわり
エピローグ1
1月2日
創真(さーて、新年最初の新作料理でも試すかね)
創真(まずは余ってるゲソを炙ってから、あとは正月らしくいくか)
創真「そうだな……蜂蜜きなこゲソ、ゲソ雑煮ぜんざい、ゲソ巻き卵生クリーム添え…」
アリス「まあ、なにやら物騒ねっ」
創真「うお! アリス、なんでいるんだよ」
アリス「なーに? いちゃいけない?」
創真「一応ここ俺の部屋なんだけど」
アリス「わざわざ遊びにきてあげたの。泣いて喜んでいいわよっ」
創真「…暇なのか?」
アリス「暇なんかじゃないわよう。私はいつだって遊ぶのに忙しいの」
創真「なるほどなー。まー俺も暇だし好きにくつろいでていいぜ」
アリス「むむっ、だから私は暇じゃないのに!」
創真「そうだ。なんなら試食してくか? 俺の新作料理」
アリス「えっ、いいの?」
創真「おうよ。誰かに食べてもらえるほうが作り甲斐があるしな」
アリス「それじゃあお言葉に甘えようかしら」
創真「うしっ、少々お待ちを! 薙切アリス殿っ!」
創真「オラオラオラオラオラオラァッ!」ズダダダダダ
アリス(幸平クンの料理を食べるのは二人で戦ったとき以来ね)
アリス(そういえば私のお弁当はまだ食べさせてあげてないわね。今度ご馳走してあげようかしら)
創真「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!」ジャバババババ
アリス(それにしても試食の味見役だなんて。一気にお近づきになった気がするわね)
アリス(ふふっ、幸平クンのことだからきっとすごい料理を作ってくれるに違いないわっ)
創真「ブルァアアアア! ブルァアアアア!」ネッチャネッチャネッチャ
アリス「……」
アリス(き、きっとすごい料理なのよ……)
創真「できたぞ!」
コトッ
創真「名付けて、『幸平謹製・ミックス団子の鶏皮包みあけおめスペシャル』だ!」
アリス「わあ、すごーい」パチパチパチ
創真「干支にちなんでトリの皮の内側に特別製のタネを仕込んで焼いてから、これまた特製ソースで煮込んだんだ」
アリス「今年は酉年だものね。中はどうなっているのかしら」
創真「あけてみな。箸で簡単に開けると思うぜ」
アリス(普通に美味しそうな品じゃない。意外性はあまりなさそうだけど、これなら…)パリッ
ドオオオオン(香りの爆弾)
アリス「」
アリス「……………」
アリス「幸平クン……これは…?」
創真「驚いたろ? いやーやっぱ正月だし豪勢にいこうと思ってさ」
創真「とりあえず正月っぽくと思って、おせちの中から人参と大根と昆布と牛蒡と蒲鉾と栗と黒豆と煮干ry」
創真「それからゆるく炊いたもち米ベースできなことよもぎとあんこと海苔ry これらを全部混ぜ合わせて練りこんry」
創真「ソースもこだわってトマトピューレに加えてピーナッツバター苺ジャム柚子胡椒はちみつヨーグry」
アリス「」
創真「ちなみに全部にゲソからとったエキスを濃縮して混ぜ込んであるからゲソを中心とした一体感が出る予定」
アリス「」
創真「苦労したわー、なんたって全部で29種の具材と調味料を使ったからなー」
アリス「そ、それはすごいわねー」
創真「あ、ちなみにこれも平成29年に合わせてんだよな」
アリス「な、なーるほどっ」
創真「……」
アリス「あー、いけないわぁ。私そろそろいかなくちゃー」
創真「え? 食ってかねーの?」
アリス「ちょっと用事がね?」
創真「そっか、残念だなー」
アリス「そ。残念だけど…」
創真「ま、一口でイケるから食ってけよ」
アリス「うふふふふ…」
アリス「いいのよ、またの機会に、ね?」
創真「いやいや一口だけだって」
アリス「がんばって作ったでしょ? 幸平クンの分がなくなっちゃうわ」
創真「うーむ、せっかくアリスのために作ったんだけどな…」
アリス(んん、そんなこと言われたら……)
アリス(でも『コレ』はさすがに……)
創真「なーアリス」
アリス「うん?」
創真「関係ねーけど、まみむめもの『ま』を口閉じないで発音できるやつしか十傑に入れないってウワサ知ってる?」
アリス「えっ? なによそれ急に。そんなのカンタンじゃない」
創真「どーかね? アリスには無理じゃねぇかな」
アリス「……いいわ、挑発に乗ってあげる」
アリス「口を閉じないで『ま』を言うだけよね」
アリス「『あ』」
アリス「あら?」
創真「あちゃー、やっぱアリスは十傑入れねーなー」
アリス「むっ! 今のはたまたまよ! たまたま失敗しちゃったの!」
創真「んじゃもう一回やってみ」
アリス「あーあー……」
アリス「『あっ』」
アリス「……『わっ』?」
創真「んんーー?」ニヤニヤ
アリス「むきいいっ! もう一回! 次はできるんだからっ」
創真「次でラストなー」
アリス「フンっ!」
アリス「見てなさい、余裕な顔していられるのも今のうちよっ」
創真「……」
アリス「こほんっ」
アリス「んーんー…あーあー……」アー
創真「オラァおあがりよっ!!!!」ドーン!
アリス「んーーーーっ!!!?」パクッ
それは 海と陸のあらゆる幸がひたすらよくない方向に共鳴効果をもたらし
メインであるはずの鳥と共にゲソの触手で全身を弄ばれたかのような不味さでしたーーー
(とある北欧からの手紙より)
お粗末!
アリス「うああああん…もうお嫁に行けないぃ…」
創真「俺が結婚してやんよ!」
アリス「えっ? ほんとうに? ウソだったらもぐわよっ?」
↑ってくらいのゆるい創アリがみたい
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1483700873/
Entry ⇒ 2017.01.24 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
緋沙子「幸平、遠月でミスコンをやるらしいぞ」
緋沙子「うむ。女子の人気投票のような、あのミスコンだ」
創真「そういうのって普通、学園祭とかでやるもんじゃないのか?」
緋沙子「月饗祭の時は、多くの生徒が自分の店とかで忙しかったからな」
創真「でもなー……そんな浮ついたイベント、中村先輩が許さないんじゃないのか?」
緋沙子「それが薊殿は、意外と乗り気らしい」
創真「中村先輩……」
創真「へ? 別に興味ないし、参加する気ねーけど」
緋沙子「駄目だ。女子は立候補側、男子は投票側で全員強制参加らしい」
創真「マジかよ……」
緋沙子「ああ、困ったことにな」
創真「うーん……正直どうでもいいし、極星寮の誰かでも適当に……あ、何なら新戸でも」
緋沙子「ふざけるな! 真剣に考えろ!」
創真「えぇ!? 新戸、ガチなのかよ!?」
緋沙子「……いや、本来ならばどうでもよかったんだが……」
創真「薙切が?」
緋沙子「ああ。どうも押し付けられたらしくて……」
創真「はー……それはお気の毒に……」
緋沙子「とはいえ、えりな様がメインで関わるとあっては、私も本気になるしかない」
緋沙子「だから、全男子は無理でも、せめてお前くらいは真面目に参加させてみせるぞ」
創真「俺、完全にとばっちりじゃねえか!」
創真「そうなのか? 不正防止とか、そういうことか?」
緋沙子「それもある。もっとも、えりな様が不正などするはずないが……」
緋沙子「何より、えりな様がアリならほぼ確実に優勝決定で面白みがない、とのことだ」
創真「あいつ、そんな人気あんのか……」
緋沙子「当然だ。さて……じゃあ改めて聞くが、誰に投票する気だ?」
創真「誰にって言われてもなぁ……考えたこともねえや」
緋沙子「仲の良い女子くらい、いるんじゃないのか? 極星寮の人達もいるし」
創真「そりゃまぁ……でも、その中から一人選ぶってなると、難しいな……」
緋沙子「ふむ……よし、ならば私が手伝ってやろう。ついてこい」
恵「あ、創真くん」
悠姫「幸平ー! 聞いたよ、ミスコンやるそうじゃーん? しかもえりなっち主導で」
えりな「あの、だから私は押し付けられただけで……」
伊武崎「誰に投票するんだ?」
創真「いや、まだ何も決めてねーけど……」
緋沙子「まぁ、第一候補はやはり極星寮の誰かだろう。慎重に考えろ」
創真「と言われてもな……」
涼子「ここの男子は、皆ここの誰かに投票するみたいよ」
青木「まぁ、他に女子の知り合いなんかあんまりいねーしな」
佐藤「だな」
涼子「恵も幸平君に投票してもらえたら、嬉しいんじゃない?」
恵「ふえっ!? なななな、何言ってるべさ!?」
創真「あれ? そういえば一色先輩の姿が見えねーな。一番楽しんでそうなのに」
えりな「あぁ、一色先輩なら……」
慧『あああああどうすればいいんだ彼女たちの中から一人だけ選ぶなんて不可能だ
なぜ権利が一票だけしかないんだこんなのってあんまりだなぜだなぜ……』
えりな「という感じで、部屋に引きこもってるわ」
創真「あぁー……あの人、全員を溺愛してるからな……」
創真「んー、じゃあジャンケンで勝った奴にでも」
緋沙子「馬鹿者! 適当に決めるなと言っただろう!」
創真「つってもなー……」
伊武崎「無理にここから選ぶこともないとは思うがな」
青木「幸平は女子の知り合い多いもんなー」
佐藤「羨ましい限りだぜ」
緋沙子「ふむ……まぁ投票日までには間があるし、もう少し考えてもいいかもしれないな」
創真「まぁ、それもアリか」
涼子「あら、つれないのね。ねぇ、恵?」
恵「えぇっ!? あ、うん、えーと!」
丸井「どうでもいいけど皆、さっさと部屋から出てってくれないか……」
・
・
緋沙子「……で、誰に投票するか決められたか?」
創真「いや、全然」
緋沙子「やれやれ……仕方のない奴だな。皆、あれほど可愛らしい子だというのに」
創真「そもそも伊武崎も言ってたように、あの中から選ぶかどうかもわかんねーし」
緋沙子「他にも候補の女子がいると?」
創真「候補っつーか、よく話す女子なら他にもいるぞ」
緋沙子「なるほど……では、その女子たちの所へ行ってみよう」
創真「何か意味あるのか?」
緋沙子「彼女たちの魅力の再確認をすることで、投票先を決められるだろう?」
創真「お前、薙切が絡んでるからって、気合い入りすぎだろ……」
ガヤガヤ
創真「ちーっす。おお、だいぶ部員が増えて賑わってきたな」
郁魅「ん……って、ゆ、幸平!? よ、よく来たな」
緋沙子「水戸郁魅か。事前調査によると、一年の中ではトップクラスの人気みたいだぞ」
郁魅「……なんだよ、新戸緋沙子もいたのか」
緋沙子「む、まずかったか?」
郁魅「……べっつにぃ。で、何の用だ?」
創真「にくみはミスコンのこと、知ってっか?」
郁魅「え? あぁ……女子は強制立候補とかいうアレだろ。迷惑な話だぜ、まったく」
創真「どっちかっつーと、回らされてるって感じだけどな」
郁魅「……!? ま、まさか幸平、私に……!?」
創真「いやー、まぁ入れてもよかったんだけど、迷惑な話だと思ってんならやめとくよ」
緋沙子「うむ、さすがに嫌がる相手に投票するのは良くないな」
郁魅「……へ?」
緋沙子「よし、次は誰の所に行く?」
創真「うーん、そうだなぁ……あ、邪魔したな、にくみ」
郁魅「…………」
小西「肉魅よ聞いたぞ! ミスコンやるんだってな!」
郁魅「…………」
小西「心配するな! 俺は絶対、お前に入れてや……」
郁魅「うるせぇ!」バキッ
小西「なずぇに!?」
・
・
美代子「なんだ幸平? それに新戸緋沙子まで」
緋沙子「北条美代子か。彼女とも親しかったのだな」
創真「ああ、月饗祭で色々あってな」
美代子「アタシに何か用かい?」
創真「今度のミスコンのこと、どう思うよ?」
美代子「アレか……まぁ、勝手にやってくれって感じだな。アタシには関係なさそうだし」
緋沙子「特別、興味はなさそうだな」
美代子「幸平がアタシに入れてくれるっつーんなら、有難く受け取っておくけどな」
創真「いや、まだ決めてねーけど……」
創真「へー、お前モテるんだな」
美代子「なっ……そ、そうなのか……?」
創真「そういや選抜の時も、男子の目を惹きつけていたって聞いたことあるなぁ」
美代子「ほ、ほー……酔狂な輩も、いたもんだねぇ」
創真(嬉しそうだな……)
緋沙子(男子の目云々は、多分露出度の話だと思うけど黙っておこう)
緋沙子「月饗祭でも出会いはあるものだな。次は誰だ?」
創真「そうだな、月饗祭で知り合ったといえば……」
・
・
ナオ「ひ、ひひひひ緋沙子お姉さま! と、ついでに幸平創真」
創真「貞塚とは、食べ物の趣味が合ったんだよな」
ナオ「幸平創真……なんで緋沙子お姉さまと、一緒にいるのかしら?」
緋沙子「おい幸平……さすがにこいつは、ないんじゃないか?」
創真「確かに、ミス遠月って感じではないかもしれないけど」
ナオ「あぁ……ミスコンの話ね。幸平は誰に入れるの?」
創真「悩み中でなー……貞塚でもいいっちゃいいんだが」
ナオ「喜んでいいのかどうか、微妙な発言ね……」
ナオ「あ、ご心配なく! 緋沙子お姉さまには、私が持てる力の限りを持って投票いたします!」
緋沙子「いや、女子に投票権はないからな」
創真「ところで新戸、なんで貞塚は同級生なのにお姉さまとか呼んでるんだ?」
緋沙子「さぁ?」
ナオ「いつでもいらして下さい……今度はお姉さま一人で……ひひひ」
緋沙子「何だかやけに疲れたな……そういえば、上級生には知り合いはいないのか?」
創真「男子なら、一色先輩とか久我先輩とか、結構いるけど……」
・
・
竜胆「幸平、上級生のフロアに珍しいじゃん! それに秘書子ちゃんまで」
緋沙子「秘書子ではありません! 緋沙子です!」
創真「女子となると、この人くらいかな」
竜胆「お、何々ー? 私が企画したミスコンの話かー?」
緋沙子「どうも幸平が、投票先に迷っているらしくて……って、企画?」
竜胆「面白そうだから、私が企画した! 盛り上がってるようで、発案者冥利に尽きるってもんだな!」
創真(この人が元凶か……)
竜胆「総帥の許可も取れてー……で、面倒なところは全部、薙切にぶん投げた!」
緋沙子(この人が元凶か……)
創真「え、いや特に決めてないっすけど」
竜胆「なんだよー! ミス遠月なんて言葉、眉目秀麗の私のためにあるようなもんじゃんかー!」
創真「自分で言うんすか、それ……」
緋沙子(しかし……)ジロジロ
竜胆「んー?」
緋沙子(確かに容姿もスタイルも、勿論料理の腕も文句なし。社交的で友人も多そう)
緋沙子(……実は、相当モテるんじゃないか? この人)
竜胆「ふっ、幸平に続き秘書子ちゃんの心も奪ってしまうとは、罪な女だな……私」
創真・緋沙子「「奪われてません」」
緋沙子「しかし、なぜここはスタイルいい女子がこんなに多いんだ……」
創真「あと、知り合いの女子っつーと……」
・
・
アリス「あら幸平クン。それに秘書子ちゃんまで」
黒木場「……ちっす」
緋沙子(やはり、えりな様の親戚だけあって、スペックは抜群だな……)
創真「黒木場はやっぱ、アリスに投票するのか?」
黒木場「ミスコンか……他の選択肢、許されてねーから……」
アリス「なによう! リョウくんは普段お世話してあげてる、私に入れるのが当然でしょ!」プンプン
黒木場「むしろ、こっちがお世話してるんすけど……」
創真「アリスはこういうイベント、好きそうだよな」
緋沙子「幸平よ、やめておけ。まだ貞塚に入れた方がマシだ」
アリス「なんでよなんでよ! ミス遠月ってのは、眉目秀麗の私のための言葉じゃない!」
創真(さっきもこれ、聞いた気がするぞ……)
黒木場「幸平……お嬢に入れてやってくれ。そうしないと、こう……機嫌が悪くなる」
創真「知らねーよ……」
・
・
創真「これで目ぼしい知り合いは、大体回ったかな」
緋沙子「……ずいぶん、可愛い子の知り合いが多いんだな」
創真「そうか?」
緋沙子「ふん、まあいい。それで、誰に投票するかは決まったか?」
創真「やー、それがまだ……」
緋沙子「……はぁ。投票日まではまだ時間がある。えりな様のためにも、しっかり考えておけよ」
緋沙子「さて、そろそろ決まっただろう?」
創真「うーん、考えてはみたんだけどなー……なかなか……」
緋沙子「まだ決まっていないのか……まぁ、迷う気持ちはわからんではないがな」
緋沙子「私と共に会ってきた女子は、誰もが皆、それぞれ違う特別な魅力をもっている」
創真「ああ。それは間違いないな」
緋沙子「だが、明日には誰か一人を選ばねばならん。苦しいところだが、何とか頑張ってみろ」
創真「ああ。サンキューな、新戸」
緋沙子「礼などいい。私はあくまで、えりな様のためにやったことだからな」
創真「さて……どうすっかな」
創真「田所……北条……竜胆先輩……それに……」
創真「んー……迷うけど……」
創真「……うん、ここはやっぱり、これしかないな」
そして翌日。投票が終わり……
えりな「こればかりは緋沙子に手伝ってもらうわけにもいかないし、頑張らなきゃ」
えりな「でも、誰の名前が書かれているのかは、やっぱり気になるわね……」
えりな「どれどれ……」
『水戸おっぱ郁魅! おっぱおっぱ!」
『北条美代子。生足ハァハァ』
『麗ちゃああああああああん! 愛してるよおおおおおおお!」
えりな「」
えりな「こ、これは……日本語なのかしら……」
『木久知園果さん。あの乳房に挟まれたい』
えりな「いや、OBは対象外でしょ……」
『えりな様に一票』
えりな「だから、私には投票不可能だってば!」
『紀ノ国寧々。あの冷たい視線でさげすまれたい』
えりな「ここ、一応、世界的なエリート校だったわよね……」
えりな「投票者の名前も、記名必須にすべきだったかしら……あら? これは……」
『田所恵。女子の中では一番、僕の部屋を荒らさない』
『吉野悠姫。あいつが榊に入れるっぽいので』
『榊涼子。あいつが吉野に入れるっぽいので』
えりな「ふふ……これは伊武崎君に、丸井くんに……えーと、あの二人何て名前だったかしら」
えりな「普通の投票を見ると、何だか安心するわね……さて、次は……」
『田所恵くん。彼女の作る、ホスピタリティのある料理は最高の癒しだ。
でも、榊くんも吉野くんも、それに新戸くんも薙切くんも、みんなみんな最高に素晴らしい女性だ。
ああ、なぜ一票だけしか権利がないのだろう! こんな思いをするのなら花や草に生まれ(ry』
えりな「あ、はい。田所恵さんに一票、と……」カキカキ
『汐見潤。他の女なんかどうでもいい』
『小林竜胆。十傑二位はコピーのしがいがありそう』
『田所恵。よく話す女子は彼女くらいのものだし、弟も仲良くしてもらってる』
『田所恵。よく話すし、兄ちゃんとも仲良しなんだ』
えりな「このへんも誰だか分かりやすいわね……しかし、教師に投票ってアリなのかしら?」
えりな「コピーとかもよくわからないし……世の中にはいろんな人がいるのね……」
えりな「水戸さん、丼研でうまくやっているようね」
『こばやしりんどう。かのじょは、ぼくのしごとを、いつもてつだってくれます』
えりな「司先輩……何があったか知らないけど、お疲れ様です……」
『小林竜胆。入れないとうるさい』
『小林竜胆。入れないと後が怖い』
えりな「この字は、叡山先輩と久我先輩ね」
『緋沙子お姉さま。愛しております……ひひひ……』
『緋沙子お姉さま……あぁ、緋沙子お姉さま……』
『緋沙子お姉さま……私を見てください……』
えりな「な、なにこれ……明らかに同一人物の筆跡だし、どうやって投票用紙を入手したの……」
えりな「とりあえず、まとめて無効票にしておきましょう。それにしても、女子っぽい字ね」
えりな「なんだかんだで、結構楽しいものね。さて、次は……」
えりな「……ん、これは……」
えりな「…………」
えりな「ふふっ」
麗「皆さん、お集まりいただきありがとうございます! お待たせしましたぁー!」
麗「いよいよ、遠月ミスコン結果発表でーす!」
男子一同「「「うおおおおおお! 麗ちゃあああああああん!」
女子一同「「「チィッ!!」」」
伊武崎「難しいところだな……」
丸井「一年なら水戸さんや北条さん、川島さん、あとは薙切アリスあたりとか?」
慧「せっかくだし、極星寮から出てきてほしいものだけど……」
麗「それでは! 栄えあるミス遠月に輝いたのは……」
「「「「ゴクリ・・」」」」
麗「3年! 茜ヶ久保ももさんでーす!」
「「「「うおおおおおお! ももちゃああああああん!」」」」
慧「な!」
伊武崎「ん!」
丸井「だっ!」
創真「てえええええええええ!」
もも「……ぶいっ」
「「「「うおおおおおお! ももちゃああああああん!」」」」
創真「はー、茜ヶ久保先輩とは……全く予想してなかったな」
伊武崎「しかし……なぜ茜ヶ久保先輩なのだろう」
慧「……なるほど、そういうことか!」
創真「一色先輩、何かわかったんすか?」
慧「考えてみてくれ。遠月の女子たちは、揃いも揃ってスタイル抜群だろう」
創真「はぁ、それが?」
慧「巨乳好きは、水戸さんや北条さん、榊くんなどに票が分散してしまった」
慧「一方、ロリ属性をもった目ぼしい学生は、茜ヶ久保先輩くらいのもの……」
慧「だからこそ、ロリ好きの票は集中し、その結果優勝することができたのさ!」
創真(やべぇ、一色先輩が何言ってるか全くわかんねぇ……)
久我「心配ないっしょ。茜ヶ久保先輩がいなくても、多分他の誰かに負けてるし」
竜胆「なんだとー!」
アリス「んもう、なんで私が1位じゃないの!」プンプン
黒木場(あ、これ、俺が八つ当たりされる流れだ……)
涼子「元々勝てるとは思ってなかったでしょ」
悠姫「いや、ワンチャンあるかなって」
恵「あ、あはは……」
涼子「でもまぁ、こうして盛り上がれたのなら、いいイベントだったのかもしれないわね」
悠姫「よーし、次は私が優勝するぞー!」
恵「次、あるのかな……」
麗「それでは、その他トップ10の人たちも発表しまーす!」
・
・
・
涼子「お帰りなさい、新戸さん」
緋沙子「う、うむ……えりな様、お疲れ様でした」
えりな「ありがとう、緋沙子」
悠姫「結局うちで入賞できたのは、新戸っちと涼子だけかー」
恵「新戸さん、おめでとう」
緋沙子「といっても、私はギリギリの10位だったけどな」
えりな「あぁ、そうそう。これが緋沙子宛の投票用紙よ」
緋沙子「そういえば、投票された人は、それを貰えるんでしたね」
悠姫「私も見たーい!」
緋沙子「こ、こら……」
『新戸緋沙子。かわいい』
『新戸緋沙子。いつも薙切さんの隣りで頑張ってて、応援してあげたくなる』
『新戸緋沙子。いいお嫁さんになりそう』
えりな「緋沙子、どう?」
緋沙子「ん、むむ……や、やっぱり、多少は嬉しいものですね……」
悠姫「いいないいなー、私なんて結局、身内の1票だけだったし」
恵「私も友達や郷土研の人達以外からは、多分貰ってないよ」
緋沙子「……ん? これは……」
悠姫「お?」
涼子「これって……」
スタジエールでは世話になったし、薬膳の知識もためになる。
何より、このミスコンでずっと俺に付き合ってくれたおかげで、色々な人たちの魅力を再確認できた。
正直、最初はミスコンとか興味なかったけど、新戸のおかげで最後にはとても楽しくなった。
新戸がいてくれれば、これからも楽しいことが沢山待っている気がする。
だから、新戸に一票入れたい』
悠姫「…………」
涼子「スタジエール、ってことは……」
恵「創真くん、だね……」
緋沙子「な、なななななななな……」
緋沙子「ば、馬鹿な! な、な、なぜ私などに、貴重な一票を……」
涼子「こんなに情熱的な文、私にも無かったわよ……」
悠姫「ひゅーひゅー、お熱いねー。これを機に付き合っちゃえばー?」
緋沙子「つ、つ、付き!?」
恵(うぅ……なんか胸がチクチクするよ……)
えりな「どうかしら、緋沙子? 感想は」
緋沙子「わ、私は……」
創真「お、女子たちで集まってんのか。何やってんだ?」
緋沙子「ゆ、幸平!?」
涼子「ほら、新戸さん。何か言うことあるでしょ」
緋沙子「そ、その……幸平……」
創真「あぁ、もしかしてミスコンの話か! 結局、新戸に当たったんだよな、俺」
緋沙子「あ、ありが……ん?」
えりな「当たった……って?」
創真「ああ、実はな……」
創真「……ふぅ」
創真「さて……どうすっかな」
創真「田所……北条……竜胆先輩……それに……」
創真「んー……迷うけど……」
創真「……うん、ここはやっぱり、これしかないな」
創真「紙と鉛筆を用意して、と。こんな感じで……」
創真「よし、完成! ふみ緒さん、ちょっといいかな?」
ふみ緒「ん、何だい?」
ふみ緒「これは……あみだ? じゃあここで……」
創真「よし、では開いてと……ふんふん……お、新戸に当たったか」
ふみ緒「新戸緋沙子……貞塚ナオ、薙切アリス……極星寮の子たちの名前もあるね」
創真「サンキューな、ふみ緒さん!」
ふみ緒「……? 何だったんだい、今の……?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
創真「てな感じで、結局あみだで決めたんだよ」
緋沙子「」
えりな「」
恵「」
悠姫「」
涼子「」
緋沙子「…………」プルプル
創真「ん? どうした新戸?」
えりな「…………」
恵「…………」
悠姫「…………」
涼子「…………」
緋沙子「幸平……このっ、バカぁーーーーっ!」ベチン
創真「ぎゃっ! 何すんだ、いきなり!」
創真「ときめき!? 何のことだよ!?」
緋沙子「なっ! と、ときめいてなどいない!」ベチベチ
創真「意味わかんねぇよ! おい、お前らも止めてくれ!」
恵「創真くん……今のはさすがに、ないと思う……」
悠姫「サイッテー」
涼子「酷いわね、幸平君」
えりな「地獄に落ちなさい」
創真「えぇ、まさかの味方ゼロ!?」
緋沙子「幸平……バカぁーーーーーーーっ!」
こうして、創真は女子一同に罵倒されながら一日を終えた。
えりな「はぁ……」
緋沙子「どうしたんですか? えりな様」
えりな「実は会議で、小林先輩が『今度は勝つからもう一回やろうぜ』って提案してきてね」
緋沙子「え……まさか、ミスコンですか!?」
えりな「ええ。昨日の今日だから、さすがに却下されたけど」
緋沙子「そりゃそうでしょう……はぁ、もうミスコンのことは思い出したくもないです」
えりな「緋沙子への投票用紙は?」
緋沙子「まとめて引き出しの奥深くに放り込みました。幸平のは燃やしました」
えりな「……結局、幸平君のこと、どう思ってるの?」
緋沙子「決まっています! 嫌いも嫌い、大嫌いです!」
えりな「そ、そう……」
緋沙子「それではえりな様、私は課題がありますので、部屋に戻ります」
えりな「ええ、またね」
緋沙子「…………」
引き出し「ガラッ」
緋沙子「…………」カサッ
『新戸緋沙子。
スタジエールでは世話になったし、薬膳の知識もためになる。
何より、このミスコンでずっと俺に付き合ってくれたおかげで、色々な人たちの魅力を再確認できた。
正直、最初はミスコンとか興味なかったけど、新戸のおかげで最後にはとても楽しくなった。
新戸がいてくれれば、これからも楽しいことが沢山待っている気がする。
だから、新戸に一票入れたい』
緋沙子「ばーかっ」
えりな「あ、ごめん緋沙子。あの漫画のことなんだけど、次の巻を……」ガラッ
緋沙子「ぎゃああああああっ! え、えりな様!? な、何用ですか!?」
えりな「……今、隠したのって、もしかして……」
緋沙子「ち、違います! 幸平のアレは燃やしましたから!」
えりな「まだ何も言ってないんだけど……」
緋沙子「え、えーと、はい! 次の巻ですね!」
えりな(……結局、好きなのかしら? 嫌いなのかしら?)
END
秘書子かわいい
よかった
投票理由の部分は真面目に書いてるんだよなぁ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474281893/
Entry ⇒ 2016.09.22 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
【食戟のソーマ】緋沙子「幸平創真にお礼をしよう」
注意
二次創作
キャラの口調がおかしいかも
誤字脱字
細かいことは気にしないでください
遅い更新
以上がOKな人で
緋沙子(えりな様との仲が戻ったのも奴のおかげだ……)
緋沙子(それにスタジエールだって奴がいなければどうなっていたか)
緋沙子(大変、大変不本意だが、お礼の一つでもしないと私の気が済まない)
緋沙子「とは言ったものの……」
緋沙子(男子にお礼なんてしたこともない)
緋沙子(一体どんなお礼をすればよいのだ)
緋沙子「ここは料理人らしく料理を振る舞うべきか?」
緋沙子「いやいや、それでは意外性が……」
緋沙子「は! なぜ私は意外性なんて気にしているのだ!?」
緋沙子「相手は幸平創真だぞ! お礼にしても簡単のものでいいのよ簡単なもので」
緋沙子「男は胃袋を美味しいもので満たせれば満足するだろう」
緋沙子「そうだな。薬膳料理……はダメだな。奴だって一応は私のライバルだ。手の内を晒すわけにはいかない」
緋沙子「それに奴の目の前で作って召し上がれというのもなんだか気恥ずかしい」
緋沙子「……お菓子、なんていうのはどうだろうか」
緋沙子「これなら目の前で作らずとも手で渡せるぞ!」
緋沙子「ふー、出来たな。我ながらシンプルだが完璧だ」
緋沙子「しかし……」
ハート型のチョコレート
緋沙子「なぜ私はこんな形に仕上げてしまったのだ」プルプル
緋沙子「ええい! こんなものハンマーで!」
緋沙子「ハンマー……で……」
緋沙子(くっ……どうして手が動かないのよ!)
えりな「あら緋沙子? なにを作っているの?」
グシャ
緋沙子「あ、あはは……えりな様。どうかなさいました?」
えりな「それは私の台詞よ」
緋沙子「そ、そうですよね! 只今チョコレートを作っておりました」
えりな「チョコレート? この粉々な物体が?」
えりな「ふーん」パク
緋沙子「え、えりな様!?」
えりな「味は悪くないわ。なにが駄目だったのかしら?」
緋沙子「え、えっとーですね。形がよろしくなかったので……」
えりな「そう。じゃあ、ちゃんとした物が出来たら私が試食してあげるわ」
緋沙子「よろしいのですか!?」
えりな「当たり前じゃない。それじゃ、励みなさいよ」スタスタ
緋沙子「はい! 頑張らせていただきます!」
緋沙子「……」
緋沙子(こんなやり取りが出来るのも奴のおかげだ)
緋沙子(簡単なものでいいと考えてはいたがやはりもっとちゃんとしたものにしなければ)
緋沙子「だがそれよりも……」
緋沙子(チョコレート壊してしまったな)ズーン
遠月学園敷地内
緋沙子(大体バレンタインでもないのにチョコレートを作るなんてどうかしていた)
緋沙子(ここは気恥ずかしさを我慢してしっかりあいつの目の前で料理を作ってやろう)スタスタ
創真「お? 秘書子じゃん」
緋沙子「ゆ、幸平創真!?」
創真「珍しいなー。新戸と学園内で会うなんて」
緋沙子「む? そうだったか?」
創真「だってお前いつも薙切の側にいるし会っても会話なんて……」
創真「あれ? その薙切が見当たんねーな」
緋沙子「えりな様はここにはいない」
創真「喧嘩でもしたのか?」
緋沙子「ち、違う!」
創真「そ、そんなに怒るなよ。じゃあなんでお前一人なんだよ」
緋沙子「その……貴様に用があったのだ」
創真「用?」
緋沙子「……お礼がしたい」ボソ
創真「あ? 聞こえねーぞ」
緋沙子「貴様にえりな様との仲を戻すきっかけを作ってくれたことのお礼がしたいと言っているのだ!」
創真「お、おう。そうか」
緋沙子「だから、貴様にお礼として料理を振舞ってやる。感謝しろ」
創真「まじか!? いやー、お前の料理食べてみたいと思ってたんだよー」ヘラヘラ
創真「俺の料理の参考になってくれるかもしれないしな!」
緋沙子「ふ、ふん。だったらよいのだが……」
緋沙子(結構喜んでる!)
緋沙子「あ、いや、すぐには無理だ」
創真「え?」
緋沙子「が、学園でお前と一緒にいるところを見られたくない」
創真「はぁ? どうしてだよ」
緋沙子「……恥ずかしいから」
創真「料理人同士が一緒に厨房に入ってなにが恥ずかしいんだよ」
緋沙子「いいから恥ずかしいのよ! こっちの気持ちも考えたらどうだ!」
創真「なんだよそれ……。じゃあ他に作れる場所の宛でもあるのか?」
緋沙子「それは……ないが」
創真「薙切の側近だったら厨房の一つや二つくらい持ってるんじゃねーのか?」
緋沙子「駄目だ! それは一番駄目なやつだ」
緋沙子(私の厨房で料理をすればえりな様に見られる可能性がある)
緋沙子(そうなると後々面倒だ)
創真「……んーじゃあそうだな。新戸今度の休み空いてるか?」
緋沙子「いや、特に予定はないはずだが」
創真「場所がないんだったら俺の家くるか? そこなら誰にも見られずに済むだろ」
創真宅前
創真「おーし着いたぞ! ここが俺が親父と切り盛りしていた食事処ゆきひらだ!」
緋沙子「本当に貴様の家は定食屋だったのだな」
創真「どうだ? 結構味があるお店だろ?」
緋沙子「いや、全然普通だが?」
創真「まぁ、お前にはわかんないのかもしれないな。この店の良さが」ヘラヘラ
緋沙子(今から帰ってやろうか)プルプル
創真「それにしても新戸、そんなに可愛い服で来てよかったのかよ? 料理するんだろ?」
緋沙子「か……! 貴様、口説いているのか!?」
創真「今のでどこに口説く要素があったんだ?」
緋沙子「私にはそのように聞こえたぞ! それにしっかりエプロンを着るから大丈夫だ!」
創真「ならいいけどよ」
緋沙子(全くこの男は……)
緋沙子(まぁでも昨日一晩着るものに悩んだ甲斐があったな)フフ
緋沙子「……」
創真「どうかしたのか?」
緋沙子「今物凄く自分をビンタしてやりたい気分だ」
創真「え? お前ってマゾだったの?」
緋沙子「帰るぞ」
緋沙子「貴様がそこまで言うなら仕方がないな。留まってやろう」
創真「ふー。そんじゃ、店の中に入るとするか」ガラガラ
緋沙子「お、お邪魔するぞ」
緋沙子(そう言えば男の家に上がるなんて初めての経験だな)ドキドキ
緋沙子(まずい……そう考えたら緊張が……)
創真「どうした? 顔色悪いぞ?」
緋沙子「な、なんでもない。早く厨房に案内しろ」
創真「へいへい。こっちだ」スタスタ
緋沙子「こちらで用意しているものもあるから概ね大丈夫そうだ」キョロキョロ
緋沙子「それにしてもしっかりと手入れが行き届いているな。感心したぞ」
創真「当たり前すぎてわざわざ言う事でもないだろ」
緋沙子「ああ、確かにそうだな」
創真「そんじゃ、頑張って作ってくれよ。俺は掃除でもしてっから」ポン
緋沙子「……!」ドキ
緋沙子「き、気安く触るな無礼者!」ヒラ
緋沙子「きゃ――!」
創真「あっぶね! なに足滑らしてるんだよ新戸」ダキ
緋沙子「あ……」キュン
創真「厨房なんだからあんまり暴れないでくよ?」
緋沙子「……」ジー ドキドキ
創真「ん? 俺の顔で気になるところでもあったか?」
緋沙子「い、いや! すまない!」バ
緋沙子「少し表に出てくる!」タッタッタ
創真「あ、おい!」
創真「……ったく。なんなんだよあいつ」
――
緋沙子「ハァ……ハァ……」
緋沙子「くっ……」ギュ
緋沙子「ま、まさかな。私に限ってあんな軽薄な男に……」
創真『厨房なんだからあんまり暴れないでくれよ』キラキラ
緋沙子「……」
緋沙子「はっ!」ブンブン
緋沙子(有り得ない有り得ない! あんな男が格好良く見えたなんて!)
緋沙子「……ふふ。そんなわけないだろう」
緋沙子「どうせなにかの気の迷いだ」
緋沙子「さっと戻って料理を作ってしまおう」
創真「もう平気なのか?」
緋沙子「すまない。迷惑をかけたな」
緋沙子「急いで作るからな。ゆっくり待っていろ」
創真「おう。楽しみにしてるぞー」
緋沙子(ほら。どうってことないじゃないか)
緋沙子(普通に顔も見れるし会話もできる)
緋沙子(やはりさっきのは気の迷いだったんだ)
緋沙子(さて、早速料理に取り掛かるか)
緋沙子(最高の料理でお礼をしてやるからな! 覚悟しておけ幸平創真!)
緋沙子「……」トントン
創真「……」
緋沙子「なにをじろじろと見ているんだ?」
創真「あのスッポンのハンバーガーじゃねーんだなって」
緋沙子「なんだ貴様あれが食べたかったのか?」
創真「おう。葉山に負けた料理がどんなものなのか知りたかったからな!」
緋沙子「……頼むからあの悪夢を思い出させないでくれ」ズーン
創真「んで、今日はどんな料理を作ってくれるんだ?」
緋沙子「悪いが今日の料理は羊肉四物湯カレーだ」
創真「ああ、あの秋の選抜で作ったやつだろ! 話には聴いてるぜ」
緋沙子「貴様に私が得意な薬膳料理を振舞うのは大変癪なんだが」
緋沙子「今日はお礼ということで仕方なく。仕方なく作ってやるんだからな!」
創真「へいへい、わかってやすよ」
創真「それにしても新戸……」
緋沙子「? どうかしたのか?」
創真「やっぱりエプロン似合うよな」
緋沙子「ふ……その手はもう食わないぞ」
創真「いや、どの手だよ……」
緋沙子「完成だ」ドン
創真「これが噂に聞く羊肉四物湯カレーですか……」
緋沙子「ゆっくり食べてくれ。私はその間に洗い物をしている」
創真「ああ、悪いな」
創真「ではでは、頂きます」パク
創真「……!」ブワァ
創真「こ……これが薬膳料理……」
創真「新戸! これすげーうめえよ!」
緋沙子「き、貴様にもその料理の味がわかるのか」フン
緋沙子(成功ってことでいいんだな……!)
店の外
真由美「あれ……また幸平くんの家が開いている……」
真由美「もしかして帰ってきてるのかな」チラ
創真『なーなーこれってどうやって作ってるんだ?』
緋沙子『貴様に教えてやる道理はない』
真由美(ま、また新しい女の子が……!)ガーン
男「お! 食事処ゆきひらがまた開いてるぞ!」
女「本当よ!」
店内
ガヤガヤ
緋沙子「ん? なんだか外が騒がしい……」
創真「確かにそうだな。ちょっくら見てくるわ」
ガラガラ
男「おお! 幸平君だ!」
創真「あれ? 久しぶりっす」
男「た、頼む! ゆきひらの料理を食わしてくれ!」
創真「またこの流れっすか……しょうがないっすね」
創真「少々お待ちを! 食事処ゆきひら、またまたちょこっと再オープンだ!」
緋沙子「幸平創真どうかしたのか……ってなんだこの人の数!?」
創真「新戸ーわりぃんだがちょっくら手伝ってくんない?」
緋沙子「て、手伝うってなにをだ?」
創真「接客」
緋沙子「はぁ!? なぜ私がそんなことをしなくてはいけない!」
創真「元々は今日は俺のお礼のために来てくれたんだろー? 頼むからちょっとだけ付き合ってくれよ」
緋沙子「む……そこを突かれると弱いな……」
緋沙子「はぁ……仕方がない。ほんの少しだけだぞ」
創真「サンキュー!」
創真「おあがりよ!」
客A「いただきます!」パク
客A「うんうん! この味、この味だ!」
客B「今日はラッキーな一日だな」
客B「この前開いてたときは見逃しちゃったから」
客A「ああ、本当だ。それに今日は……」
緋沙子「オーダー! ○○と○○だ!」
創真「あいよ!」ジュージュ
創真「新戸! この料理あそこのテーブルのお客さんにッ!」
緋沙子「わかっている!」
創真「後ご飯が残り少ないから新し――」
緋沙子「もう炊いているぞ!」
創真「……へへ。あんがとさん」
客B「そうだな。親父さんと二人でやってるときもよかったんだがこれもまた……」
客A「お嬢ちゃんお嬢ちゃん」
緋沙子「あ、はい。ただいま」スタスタ
緋沙子「どうかなさいましたか?」
客A「お嬢ちゃんってさ。幸平君の彼女?」
緋沙子「え!? ち、違います!」
客B「じゃあ、なんでここにいるの?」ニヤニヤ
緋沙子「今日はその……臨時でお手伝いを頼まれただけですので……」
客B「えー、ほんとぉ? 君、顔真っ赤だよ?」
緋沙子「だから、違うんですって!」
創真「新戸ー! 口動かしてないで手ぇ動かしてもらっていいか?」
緋沙子「うるさい貴様は黙っていろ!」
客A「はっはっは。お嬢ちゃんと幸平君が結婚したら毎日こんな風景が見れるのか」
緋沙子「け……け……!」
緋沙子「誰があんな男と夫婦の契を交わすもんですか! 奴とは絶対そんな関係にはなりません!」カァァ
ワッハッハッハ
創真「御粗末!」
ガラガラ
緋沙子「……」ゲッソリ
創真「今日はあんがとな」
緋沙子「全く精神的に疲れたぞ……」
創真「はは、しっかし、スタジエールから期間空いちまったけど連携はばっちしだったな」
緋沙子「貴様と息が合ったところで一銭の得にもならない」
創真「んー、このままゆきひらで雇いてーな……」
緋沙子「……!」
客A『はっはっは。お嬢ちゃんと幸平君が結婚したら毎日こんな風景が見れるのか』
緋沙子「貴様、それはどういうつもりで言ってるのだ!?」
緋沙子「わ、私にはえりな様というものが……」
創真「そうだよなぁ。お前には薙切がいるもんな」
緋沙子「あ……そ、そうだ。だから無理だぞ」
創真「じゃあ、田所辺りでいっかな」ヘラヘラ
緋沙子「……」
緋沙子「なんでもない」
創真「なに怒ってんだよ」
緋沙子「怒ってない! 私はもう帰る!」スタスタ
創真「お、おい!」
創真「お前、終電とか大丈夫なのかよ」
緋沙子「終電? なんだそれは」
創真「……もしかして新戸、電車乗ったの今日が初めてだったり?」
緋沙子「ば、馬鹿にするな! 3回ほど乗ったぞ!」
創真「三回だけかよ……いいか終電の時間が過ぎたらもう電車は動かねーんだよ」
緋沙子「む? そうなのか? だったらタクシーで……」
緋沙子「……しまった。持ち合わせが足りない!」
創真「普通終電知らないなんてわかんねーだろ」
創真「それに俺はお前がなにも言わないから、薙切頼んで車でも寄越させるもんだと思ってたんだよ」
緋沙子「えりな様にそんなことが言えるわけないだろ!」
緋沙子「いい! 私は歩いて帰る!」
創真「おいおい何十キロあると思ってるんだよ」
ガラガラ
ビューーーーーン!
ガラガラ
緋沙子「……」
創真「……」
創真「そういえば台風が来てたんだったな……」
緋沙子「……」
創真「……」
創真「うち、泊まるか?」
緋沙子「よろしくお願いします」ググググ
創真「はっはーそんなに嫌か」
緋沙子「当たり前だ! ……ん? いけないえりな様からこんなに着信が!」ピ
創真「お、俺も田所から来てるな」ピ
プルルル
緋沙子「えりな様?」
えりな『緋沙子? 今どこでなにをしているのかしら?』
緋沙子「も、申し訳ございません。その……なんて申したらいいのか……」
緋沙子「そう! 食材集めに外に出ていたんです!」
えりな『食材集め?』
緋沙子「はい! それでたまたま遠月に戻れなくなってしまい……」
えりな『それは災難だったわね……あなたは今どうしているの?』
緋沙子「えっと……ビジネスホテルに泊まっています!」
創真「おっす田所ー」
えりな『!? い、今幸平君の声が聞こえたのだけれど!?」
緋沙子「き、気のせいです! 幻聴、幻聴ですよ!」
えりな『そう……ならいいんだけれど……」
えりな『明日には帰れるのね?」
緋沙子「はい」
えりな『それを聞いて安心したわ。次からはどこに行くのかを私にちゃんと伝えてね』
緋沙子「申し訳ございません……」
えりな『いいわ。それじゃ、明日ね』ピ
恵『そうなんだ。じゃあ、今日は家に泊まるんだね」
創真「おう。わざわざ連絡してくれてありがとうな」
恵『ううん。大丈夫だよ。じゃあ、ちゃんと伝えておくね』
創真「ああ、サンキューな」
創真「いやー、それにしても参っちまったよ。まさか新戸もついでに俺の家に泊まるなんてな」
恵『え!? 今、創真君新戸さんと一緒にいるの?』
創真「おう。そうだぞー」
恵『へ、へー。そうなんだ……』
創真「どうかしたか?」
恵『なんでもねーべさ! そ、それじゃあ楽しんできてね……」ピ
創真「楽しむ……? なにをだ?」
えりな 自室
えりな「全く緋沙子ったら連絡の一つくらいよこしなさいよ」
えりな「……」
えりな「べ、別に寂しくなんてありません!」
えりな「って、誰にいいわけしてるのかしら私……」
えりな(はぁ……早く帰ってこないかしら……)
極星寮
恵「……」
ツーツー
恵「創真君新戸さんと……そういう関係だったのかな……」
恵「スタジエールも一緒だったって言ってたし……」
恵「はぁ……」バタン
恵「……」
恵「グスン……」ポロポロ
浴室
ザァー
緋沙子「どうしてこうなったどうしてこうなった……」
創真『タオルここに置いとくぞ』
緋沙子「な、なに勝手に入ってきているのだ貴様は!」
創真『別に脱衣場に来たくらいで怒るなよ。見えてるわけでもねーんだし』
緋沙子「非常識だ! さっさと出て行け!」
創真『さいですかー』
ガチャ
緋沙子「はぁ……」
緋沙子「落ち込んでいても仕方がないか。私にも落ち度はある」
緋沙子「人間何事も切り替えが大切だ」ゴシゴシ
緋沙子「……そういえば着替えがないな」
緋沙子「む?」
創真「お、上がったか」
緋沙子「……」カァァ
創真「いやー、お前ゆきひらのシャツ似合うな。エプロンの次くらいに似合うわ」
緋沙子「黙れ! なぜ私がこんな服を着なければならない!」
創真「だってそれしかなかったから仕方がないだろ」
創真「それじゃなんだ? お前はあの服で寝るつもりなの?」
緋沙子「それは……」
緋沙子「く……確かにそうだな」
緋沙子(このTシャツを着ること自体にそこまで不快感はない。いや少しはあるのだが……)
緋沙子(ただなにが嫌って……この服はあいつの匂いがする!)
創真「俺が着てたやつだからサイズが合わないのはしゃーね」
創真「あ、もしよかったらお前用のやつ作ってやろうか?」ヘラヘラ
緋沙子「いるかこんなもの!」
緋沙子「これは……入学試験の時に貴様が作った」
創真「化けるふりかけご飯だ」
創真「お前確か食べたことないだろ?」
緋沙子「あ、ああ。試験後すぐにえりな様は部屋を出られてしまったのでな」
創真「今日はなんだかんだお前に助かっちまったから。そのお礼だ」
緋沙子「……変だな。私がお礼に来たはずなのに」
創真「ま、別にいいんじゃねーの?」ニコ
緋沙子「……頂こう」パク
緋沙子「……!」
緋沙子「しょ、食事中の人の顔を覗き込むな!」
創真「そいつは悪かった。んで、感想のほどは?」
緋沙子「ふん! 秋の選抜で決勝まで残った男だ。このくらい軽く作れるだろう」
創真「なんだよもっと素直に感想言えって……」
緋沙子「わ、悪かったな……」
創真「別にいいけど。それ食ったら寝ろよ。俺はもう疲れたから寝るわ」
緋沙子「ま、待て! 私はどこで寝ればいいのだ?」
創真「俺の部屋。俺はオヤジの部屋使うからベッド好きに使っていいぞ」
緋沙子「貴様の部屋!?」
創真「? なんか不都合でもある?」
緋沙子「い、いや……ない……が……」
創真「ま、そういうことだからそんじゃーな」
緋沙子「……」
創真 部屋
緋沙子(ここが幸平創真の自室……)
緋沙子(男子の部屋というのはここまで殺風景なものなのか?)
緋沙子(男子の……部屋……)
緋沙子「……!」ブンブン
緋沙子「お、落ち着くのよ新戸緋沙子。幸平創真は男じゃない。そう犬だ」
緋沙子「そう思えば幾分か気が楽に……気が楽に……」
緋沙子(ならない……!)
緋沙子「……」スンスン
緋沙子「……」クンカクンカ
緋沙子「ね、寝れるかー!」
緋沙子(ダメだ! この布団はシャツよりもやつの匂いが染み付いている!)
緋沙子(どうしてやつはここまで私の心を揺さぶるのだ!)
緋沙子「ああ、もうどうすれば……」
緋沙子「そうだ! 羊を数えよう!」
緋沙子「そうすれば知らず知らずの間に寝れよう」
緋沙子(羊が756匹……ん? あれ? いくつだった?)
緋沙子(し、仕方がない。もう一度数え直そう)
緋沙子(幸平創真が一人。幸平創真が二人。幸平創真が三人)モアモアモア
ヘラヘラヘラヘラヘラヘラ
緋沙子「貴様は消えろーー!」
ガチャ
創真「……」
緋沙子「あ! す、すまない。夜更けにうるさくしすぎてしまったか?」
バタン
緋沙子「お、おい幸平創真!? どうしたんだ?」
創真「……」スースー
緋沙子「もしかして貴様寝ぼけて――!」
緋沙子「重いどけ……!」
創真「……おふくろ」
緋沙子「……」
創真「……」ムニャムニャ
緋沙子「……はぁ。少しだけこのままにさせてやるか」
創真「……」スースー
緋沙子(私はこんなにも心揺さぶられているのに貴様はなんて呑気な顔をしているのだ)
緋沙子「……えい」プニ
創真「んー」
緋沙子「ふふふ」ニコ
緋沙子「あ……」
緋沙子(そうか。そういうことだったのだな)
緋沙子(どうして幸平創真に心揺さぶられるのかわかったぞ……)
緋沙子(私は貴様のことを――)
創真「次はスッポンバーガー……」ムニャムニャ
緋沙子「……全く、しょうがない奴だ」ニッコリ
翌朝
チュンチュン
創真「……ん?」
創真「あっれー? いつの間に俺自分の部屋で寝てたんだ?」
ガチャ
緋沙子「起きたか?」
創真「お、おう」
緋沙子「悪いが勝手に厨房を使わせてもらった。朝ごはんは出来ているぞ!」
創真「……」
緋沙子「どうかしたのか?」
創真「お前、雰囲気変わったな」
緋沙子「……自覚はないが」
創真「ま、いいや。それより飯食おうぜ」
創真「ん。上手いな」
緋沙子「当然だろう。私を誰だと思っている」
緋沙子(……悔しいが、認めてしまえばこんなにも違うものなのか)
緋沙子(昨日より幾分か調子がいい)
緋沙子「そうだ幸平創真」
創真「どったー?」
緋沙子「お礼についてなんだが……その……よかったか?」
創真「聞くまでもねーっつの」
緋沙子「ふふ、だったらよかった」ニコ
創真「……」
緋沙子「私の顔になんかついているか?」
創真「いや……お前可愛くなった?」
緋沙子「なにをいきなり言うか無礼者!」カァァ
創真「やっぱり気のせいだったわ……」
極星寮
創真「おっす帰ったぞー」
恵「お帰り創真君」ズーン
創真「ど、どうしたんだ田所!? 目元真っ赤じゃねーか!」
恵「ちょっと昨日寝れなくって……」ゲッソリ
恵「どうせ私は負け犬だべさ……」
創真「な、なんだ?」
恵「ごめんね。今体調が悪いだけだから……」
創真「大丈夫かよ。しっかり寝ろって」
恵「うん……」
恵「うんうん。なんでも聞いちゃうよー」
創真「昨日新戸にカレー食わせてもらったんだよ!」
恵「……へー」
創真「いやー、俺にお礼がしたいらしくてさ。遠月で作るのは恥ずかしいって言われてよ」
創真「俺の家で作ったんだけど……昨日台風だっただろ?」
創真「それで新戸が帰れなくなっちまって向こうが嫌々俺の家に泊まったんだ」
創真「昨日は災難だったのかラッキーだったのかわかんない一日だったぜ!」
恵「……え? じゃあ、昨日はなにもなかったの?」
創真「逆になにがあるっていうんだ?」
恵「…・…」
創真「お? 田所、急に顔色良くなってねーか?」
恵「ううん。気のせいだよきっとー」ニパァ
創真「? ならいいんだけどよ」
遠月学園
えりな「……」イライラ
緋沙子「えりなさまー!」トテトテ
えりな「緋沙子……!」パァ
えりな「ご、ごほん」
緋沙子「申し訳ございません。昨日は……」
えりな「いえ、いいのよ。あなたのあれこれ私に縛る権利はないのだし」
緋沙子「そ、そんな! 私はえりな様に仕えている身! そんなことはございません!」
えりな「……それより緋沙子」
緋沙子「どうかなさいましたか?」
えりな「あなた少しだけ女性らしくなったかしら?」
緋沙子「あはは、そう見えますか?」
緋沙子「だとすれば……ふふ」
えりな「?? ???」
緋沙子(幸平創真……)
緋沙子(私はこの思いをいつか、貴様に言える日が来るといいな)
緋沙子「なんでもございません!」
緋沙子「それよりえりな様。ご無礼を承知で新作料理の味見をしてもらいたいのですがよろしいですか?」
えりな「え、ええ! 勿論いいわよ!」ワクワク
緋沙子「ありがとうございます」ニコ
end
秘書子の可愛さを引き出せた感じはしませんが、楽しんでくれた方がいれば幸いです。
もっと秘書子SS増えろ。
この三人がぐうかわ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435224311/
Entry ⇒ 2016.07.09 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
創真「ただいま」
創真「いやー今日も疲れた疲れた…」
えりな「もう夕食出来てるわよ」
創真「おっサンキュ」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
えりな「当然でしょ?今日は私達にとって特別な日なんだから」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁえりなの料理」モグモグ
創真「流石俺の嫁」
えりな「ほ、褒めたって何も出ないわよ?」
創真「ん?出したいのかな?ん?」
えりな「う、うるさいっ!///」
えりな「…ね、ねぇ…貴方…」
創真「?」
えりな「…今日…一緒にその…///」
えりな「…入らない?」
えりな「……」
えりな「…」ガバッ
えりな「いやぁぁぁぁぁぁぁあしにたぁぁああああい!!?」
緋沙子「如何なさいました!?えりな様!」ガチャ
創真「…今の…薙切…だよな?」
えりな「ぐす…幸平君がぁ…」
緋沙子「え、えりな様…お気を確かに…」
的な
次やりたい奴>>4
ダダ…
ガチャ
創真「うおっ?」ダキッ
緋沙子「…遅いぞ創真…」
創真「悪り悪り…長引いちまって…」
緋沙子「全く…心配するではないか」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
緋沙子「当然だ。何せ今日は結婚記念日だからな」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ緋沙子の料理」モグモグ…
緋沙子「ば、馬鹿っ…照れるだろう…///」
創真「やっぱりかわいいなぁ緋沙子」ナデナデ…
緋沙子「な、撫でるなっ!」
創真「あ、嫌なら止めるよ」
緋沙子「ま、待て…」
創真「?」
緋沙子「その…あの…もうちょっとだけ…」
緋沙子「撫でてくれ…」
緋沙子「…」
緋沙子「」バタ…
創真「…今の…新戸…だよな?」
緋沙子「私は病院へ行った方がいいのかもしれん…」
次次ィ>>8
田所「お帰りなさい貴方」ガチャ
田所「今日もお疲れ様!」
創真「おうっ」
田所「もうご飯出来てるよ」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
田所「えへへ…今日は結婚記念日だから気合入れちゃった…」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ恵の料理」モグモグ…
田所「そう言ってくれて嬉しいよ」
創真「ブッフ・ブルギニョンかぁ…確かお前と初めてペアで作った奴だっけか…」
田所「今思い出すだけで恥ずかしさで死にそうだべ…///」
創真「本当、今こうして食べられんのも幸せだよ」
田所「///」
創真「ほら、田所あーん」
田所「あ、あー…」
田所「……」
田所「…だ、誰か…」
田所「誰かオラの記憶を消去してけろぉぉぉぉ!?」
創真「…今の…田所…だよな?」
田所「私の馬鹿私の馬鹿私の馬鹿私の馬鹿私の馬鹿…」ブツブツ…
次次次ィ!>>12
アリス「お帰りなさい」ガチャ
アリス「あ・な・た♡」
アリス「ご飯にする?お風呂にする?それとも…」
創真「うっはー!腹減ったー!飯飯ー」
アリス「」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
アリス「勿論!今日は貴方との大切な日なんだから!」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁアリスの料理」モグモグ…
アリス「えりなや貴方に負けっぱなしなのも嫌だしね」
創真「へへ。違えねえ」
アリス「ねえ…貴方…」
創真「?」
アリス「やっぱり…ああいうのって…嫌…かしら?」
創真「……」
創真「別に?」
アリス(無反応~)
創真「…あ、そうそうアリス」
アリス「?」
創真「さっきの答え3つともYES」
アリス「」パァァァ…
アリス「……」
アリス「……え、えっ」
アリス「嘘………///」
創真「…今の…アリス…だよな?」
えりな「突然アリスが漫画要求した件」
次次次次ィ!!>>15
一色「お帰り。創真君」ガチャ
創真「今日の夕飯は何すか?」
一色「お楽しみ…だよ」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
一色「勿論さ。今日は君との特別な日だからね」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ一色先輩の料理」モグモグ…
一色「もう先輩なんて付けないでおくれよ」
創真「い、いつもの癖で…」
一色「ふふ…でも喜んでくれてるみたいで良かった」
一色「創真君…」
創真「はい?」
一色「…また今晩も…どう?」
創真「おっ!今夜は負けないっすよ!」
一色「期待してるよ?」
一色「……」
一色「…もう一回寝ようかな…」ガバッ
一色「創真君…」
創真「…今の…一色先輩…だよな?」
創真「つか…な、なんか今急に寒気が…」
次次次次次ィィ!!!>>19
水戸「お帰り。創真」ガチャ
創真「んん~いい匂いだなぁ」
水戸「今日はシャリピアンステーキだぞ」
創真「おっ?懐かしいな…」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
水戸「ああ。今日はお前との結婚記念日だからな」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁにくみの料理」モグモグ…
水戸「だ、だからっにくみって言うな!」
創真「え、いーじゃんにくみ。いくみより言いやすいよ」
水戸「い、言いやすさの問題じゃなくてだな!///」
創真「それとにくみって言われた時の反応が反則なんだよ畜生め」
水戸「///」カァァ…
創真「…なぁ、にくみ…」
水戸「?」
創真「いい加減さ…」
創真「肉の快感を教えてくれよ…」
水戸「………」
水戸「」ガバッ
水戸(頼むっ!もう少しだけ続きをぉぉおおお!)
創真「…今の…にくみ…だよな?」
水戸<ナンデイイトコロデトマルンダヨー!?
次次次次次次ィィッ!!!>>22
吉野「お帰りー創真」ガチャ
吉野「お疲れ!」
創真「おー腹減った減った」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
吉野「そりゃそうだよ!今日は創真との結婚記念日なんだから!」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ悠姫の料理」モグモグ…
吉野「ふひひ。でしょでしょー?」
創真「入学した頃考えるとまさか俺と悠姫が付き合う事になるなんてな~」
吉野「田所とかと比べたらあんま話してなかったしね」
創真「まぁ一番驚いたのはジビエ連れてきたことだけど」
吉野「だって置いてくわけにもいかないし…」
吉野「あ、そうだ創真」
創真「?」
吉野「今日…一緒に寝よ?」
吉野「………」
吉野「…つまり…」
吉野「ぎゃぁぁぁああああ!!!」
創真「…今の…吉野…だよな?」
吉野「どうでもいいけど忘れられる程私って影薄いのかな…」
すまん。もう体力もたん。
明日もやるかも。てかメインヒロイン大体出し尽くしたよな?
とりま終了
オマージュが元々4人なもんだからネタ切れそう…
とりあえずできるだけ期待に応えるよ
>>40
美作「お、お帰り創真」
創真「ふぃ…今日も疲れたぜ…」
美作「風呂沸いてるぞ?」
創真「あ、後にするわ」
創真「それより飯飯!」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
美作「嗚呼。結婚記念日だしな。いつもより気合い入れたぞ?」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ昴の料理」モグモグ…
美作「ははっ。馬鹿言ってんじゃねえよ」
美作「このビーフシチューはお前の受け売りだろうが」
創真「…いや?俺があの時作ったのより美味いぞ?」
美作「そ、そうか…?」
創真「っにしても暑いな~」
創真「汗びっしょりだわ」
美作「…何言ってんだ創真」
創真「?」
美作「これからだろ?熱くなんのは…」
創真「…すんの?この後」
美作「んん~いい朝だ」
美作「さてと…」
美作「朝飯食うか…」
創真「美作……何…すんの?」
美作(ゴム買っとかねぇとな)
…次…>>45
四宮「お、帰ってきたな創真」ガチャ
創真「あ、眼鏡姿久しぶりっすね」
四宮「まあな」
四宮「ほら、早くしねぇと冷めちまうぞ」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
四宮「たり前だろ。今日は俺達の結婚記念日だからな」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ小次郎先輩の料理」モグモグ…
四宮「ったく…もう先輩つけんのやめろって言ったろ…」
創真「いやーなんか先輩じゃないとしっくりこねえすもん」
四宮「ふーん」
四宮「」クンクン
創真「?」
四宮「香水の匂い」
創真「い!?」
創真「ち、違いますよ!小次郎先輩!」
四宮「あ゛ー?俺はまだ何も言ってないんだがな?」
創真「いや誤解っすよ!GOKAIIII!!」
四宮「んだとー?本当は公園のトイレかどっかで…」
創真「だっ…そら誘われはしましたけど…」
四宮「じゃあ証明してみろや!」
創真「ああいいっすよ!受けt
四宮「決まりなー。じゃあ11時からー」
創真「ちょ、卑怯すよ小次郎先輩!」
四宮「卑怯で上等」
創真「……たく…//」
四宮「……」
四宮「…うっ…!」
四宮「おぇえぇぇ…!?」ドババ…
創真「…今の…四宮先輩…だよな?」
アベル「え、ええ!?体調不良で出れない!?」
…次次…>>48
貞塚「お帰りなさい、貴方」ガチャ
創一郎「あー父ちゃん帰ってきたー」
創三郎「父ちゃーん」
創真「おっす!」
貞塚「ほら、ご飯食べるから皆中へ…」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
貞塚「ふふ…今日は貴方との祝日ですからね」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁナオの料理」モグモグ…
貞塚「貴方にその様なお言葉を貰えるだけで光栄ですわ」<ニククレヨー<ヤーダヨ
創真「お、なんだこれ?」パク…
創真「……は」
創真「はは…まずいわ…」
創真「イワシとあんずジャムとか…もう…」<ニククレヨー<ヤーダヨ
貞塚「ふひひ…」
創真「俺で遊ぶなよ~ナオ」
貞塚「だって面白いですもの♡」
貞塚「コラコラ喧嘩しない…」<ニククレヨー<イイカゲンニシロ!
創真「…」
貞塚「…ねえ、貴方…」
創真「ん?」
貞塚「そろそろ…女の子も欲しくない?」
貞塚「…」
貞塚「……な、何今の…」ドキドキ…
貞塚「…創真様…」
創真「…今の…」
創真「…誰だっけ」
貞塚(創真様様のファイル作らないと)カタカタ…
…次次次…>>52
汐見「お帰りー創真君」ガチャ
汐見「お仕事ご苦労様」
創真「あー、あんがと潤」
創真「おーいアキラー」
アキラ(犬)「グルル…」
創真「あ、あれ…どした?」
汐見「朝からこうなのよ…」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
汐見「今日は創真君との結婚記念日だからね、張り切って作ったよ!」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ潤さんの料理」モグモグ…
汐見「えへへ…///」
創真「10も離れてるとも思えない程綺麗だし…」
汐見「えへへ///」
創真「1年経って家事も慣れてきたし…」
汐見「えへへ///」
創真「……適当に返事…」
ドサ…
創真「じゅ、潤さん!」
創真「潤さん!どうしました!潤s
汐見「がー…zzz」
創真「……」
創真「一片死ね!酔い潰れて死ね!」
汐見「むにゃ…しょうまくんだーいしゅき…」
創真「……ったく…」
創真「今夜は一緒に寝てやるか…」ダキッ
葉山「……」
葉山「」チラ
汐見「んっ…創真君っ…そこはらめぇ…zzz」
葉山「」ドサ…
創真「…今の…汐見さん…」
創真「後なんでアキラ…?」
汐見「葉山君そんな隅っこに座ってどうしたの?」
葉山「別に…俺より…幸平の方がうまいし…」
…次次次次…>>55
榊「お帰りなさい。貴方」ガチャ
創真「出迎えあんがとさん!」
榊「どういたしまして」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
榊「ふふ。今日は丁度貴方と1年前結婚したのよね…」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ涼子の料理」モグモグ…
創真「それにこれ食ってみたかったんだよねー納豆カレー!」
榊「久々に作ったから前よりかは落ちてるかもしれないけど…」
創真「そんな事ねえよ!めっちゃ美味え!」ガツガツ…
榊「…そう…」
榊(……)<ガツガツ…
榊「あいたっ!?」デコピンッ
創真「何してんだよ、冷めちまうぞ?」
榊「…ええ」
創真「安定の日本酒w」
榊「お米のジュースよ」
榊「……」
榊「」デコピンッ
榊「」デコピンッデコピンッデコピンッ
創真「…今の…榊…だよな?」
吉野「どしたの涼子…それ」
榊「こ、転んで怪我しちゃったわ…」<オホホホ
…次次次次次…>>58
水原「…お帰り。創真」ガチャ
創真「いや~…今日も働いた働いた」
水原「ご飯できてるぞ」
創真「お、あざっす」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
水原「…記念日だからな」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ冬美先輩の料理」モグモグ…
水原「当然だ」モグモグ…
創真「でも大分丸くなったよなー」
創真「だってこの間までは話しかけても即無視だし」
水原「お前がしつこいだけだ」
創真「なんたっていじるのが楽しいからな~」
創真「デレたら可愛いし」
水原「」ゲシ
創真「いてえ!?」
水原「黙って食え」
創真「わ、悪かったって…」
水原(全く…堂々と可愛いと言うなんて…)
水原(…なんて破廉恥な奴だ///)
創真「あ、顔赤くした」
水原「黙って死ね」ゲシゲシゲシ
創真「死ねえ!?」
水原「……」
水原「…なんだ夢か」ガバッ
水原「ッハァァァ!?」ガバッ
創真「誰だっけ今の人…」
創真「どこかで見たんだよな…み、み、みみ…」
水原(私とあいつって接点そんな無かった希ガス…)
時間の関係上今日は次ラス
>>64
竜胆「おーそーまお帰りー」ガチャ
竜胆「疲れたろー?」<ニモツモツー
創真「おお。すまねえ」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
竜胆「へへ…今日はそーまと結婚した日だからな」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ竜胆さんの料理」モグモグ…
竜胆「そーだろそーだろ?」
創真「流石元十傑第2席だぜ」
竜胆「そーまだって第1席で卒業したろー」
創真「まな!」
竜胆「まさか第1席と結婚するとは思わなかったぜー」
創真「そりゃ竜胆さん。俺が第1席になるとは、思わなかったの間違いじゃ?」
竜胆「ふへへ、ばれたか///」
竜胆「あ、そーまそーま!」
創真「?」
竜胆「ただいまのちゅー…忘れてるぞ?」
竜胆「……」
竜胆「また見ちまったあの夢…」
竜胆「…明日も見れるかな…?///」
創真「…今の…竜胆先輩…だよな?」
叡山「お前ら最近おかしいぞ」
一色「え、そうかな?」ニコニコ
竜胆「そんな事ないぜー」ニヤニヤ
※体調不良によりえりな欠席
何とか今日も乗り切った…
のにまだ14人しかやってない事実
明日で終わりかな?てかそもそも明日やれるか?
後俺はゲイでもホモでもバイでもない
大事な事だから2回言っといた
茜ヶ久保「お帰りなさい」ガチャ
茜ヶ久保「ダーリン♡」
創真「ほらもも寂しかったろー」ナデナデ
茜ヶ久保「ひゃっ///」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
茜ヶ久保「忘れたの?今日はももとダーリンの結婚記念日だよ?」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁももの料理」モグモグ…
茜ヶ久保「へへ…デザートが一番手間かかったけどね」
創真「…このパフェ1mあんだけど」
茜ヶ久保「気にしない気にしない」
創真「……後さ」
創真「ぬいぐるみ2個も持ちながら食べるのは止めようぜ?」
茜ヶ久保「だって置いてったらプッチーとユッキー可哀想だもん」
創真「いや…でも…」
茜ヶ久保「嫌…なの?」
創真「…」
創真「うん。嫌」
茜ヶ久保「」ガーン
創真「汚れるのが」
茜ヶ久保「?」
創真「だって折角買ったのに汚れたら長く使えねーじゃん」
茜ヶ久保「……///」
茜ヶ久保「……」
茜ヶ久保「……え、えと…」
茜ヶ久保「今の誰…だっけ」<アトナンデユッキー?
創真「ゆ、夢で良かった…」
創真「1mあるパフェ食ったら吐くわ…」
創真「あ、でも美味しそうだったな」
この調子で100まで行くか…
>>78
ふみ緒「お帰りー創ちゃん」ガチャ
創真「今日も相変わらず綺麗で何よりだ!」
ふみ緒「何恥ずかしい事言うの~…」
創真「んじゃあがるぜー」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
ふみ緒「うんっ。今日は創ちゃんとの結婚記念日だもん」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁふみ緒の料理」モグモグ…
創真「しかもこれ鯖バーグか…」
ふみ緒「創ちゃんが初めて私に作った料理だよねー」
創真「今食戟してたら負ける自信あるわw」
ふみ緒「も、もう…おだてないでよ…」
ふみ緒「…ねぇ…創ちゃん?」
創真「?」
ふみ緒「……その…えっと…///」
創真「ナニナニ?」
ふみ緒「も、もうっ!分かってるのに惚けないでよ!」
創真「ナンノコトカナ?」
ふみ緒「……しようね?今日…」
ふみ緒(BBA)「……」
ふみ緒(BBA)「」ドバアッ
ふみ緒(BBA)「高ちゃんごめんよォォォ…悪気があってやった訳じゃないのォォォ…」ドバアッ…
創真「…ふみ緒さん…じゃない…」
創真「何ジロジロ見てんすか」
ふみ緒(以下略)「うっさい!」
>>81
………緋沙子は可
緋沙子「駄目だろ」
流石に20人以上のEXシーンとか無理がありますわ
創真「……?」
ガチャ
司「…お帰り…創真君…」
創真「ど、どーしたんすか?司先輩…」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
司「…うん。結婚記念日だからね…うん」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ司先輩の料理」モグモグ…
司「まぁ…その…料理は…ね?」
創真「っにしてもゴキブリ退治でこんな家荒れるのは初めてだわw」
司「だってあんなカサカサしてる虫なんて気味悪いじゃないか…」ガタガタ…
創真(食料として食えるんだからそこら辺は耐性あんじゃねえの?)
司「どうせ僕なんて…家事もろくに出来ないし、虫一つ捉える事だって出来やしない…」
司「精々料理が上手いだけの駄目男だし…」
創真「…先輩…」
ポン
創真「俺はそうは思わねぇすよ」
司「!」
創真「大事なのは結果じゃなくて過程なんだから」
創真「俺の為に頑張ってくれているだけで俺はめっちゃ嬉しいっすよ!」
司「……創真君…///」
司「……」
司「……馬鹿馬鹿馬鹿!」ギュッ
司「創真君の馬鹿ーーッ!」
創真「…今の…司先輩…だよな?」
創真「…ゴキブリ苦手なんだ…」
司「ひょ、ひょうのひゃいびをびゃじゃべばぶ!///」
叡山「」
一色 竜胆 茜ヶ久保(お前もか)
よし(緋沙子と)風呂入ってくる
とりあえず安価募集しとく
>>87
紀ノ国「お帰りなさい貴方」
創真「って暑!なんで冷房入れてねえの!?」
紀ノ国「貴方が空調無しで頑張ってるのに私が付けるわけにも☆かないじゃない」
創真(冷房入ってたよって言ったらぶん殴られそ)
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
紀ノ国「そうね」
創真「そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ寧々の料理」モグモグ…
紀ノ国「そう」
創真「特にこのステーキめっちゃ美味えよ!」ガツガツ…
創真「凄い肉柔らけえし…」
紀ノ国「そう」
創真「……」
紀ノ国「……」
創真(話弾まねぇぇぇ…)
創真「…あのー…」
創真「まだ…怒ってる?朝の事…」
紀ノ国「別に」
創真「す、すまねぇって!故意があった訳じゃなくて…」
紀ノ国(だから尚更忘れていたのに腹立ってたんでしょうが💢)
創真「む、むー…」
創真「…あれ?そのペンダント…」
紀ノ国「貴方の部屋から見つけた」
創真「」ヒェェェ…
紀ノ国「…ふふ」
創真「?」
紀ノ国「……意地悪ね。嘘ついて」
創真「……渡すタイミングってのがあるじゃん…」
紀ノ国「……」
紀ノ国「……」
紀ノ国「……///」
創真「…最近十傑の見るの多いなぁ…」
創真「関係ないけどあのペンダント高そ」
紀ノ国「♪~」
一色「最近機嫌がいい件」
後3人な!>>90
黒木馬「遅えぞ創真!何してやがった!」
創真「おおう?」
黒木馬「テメェ約束の時間より30秒も遅れてるぞ…」
黒木馬「いいか?俺はお前の帰ってくる時間に合わせて料理を作っているんだ!」
黒木馬「1秒でも遅くなったら味の質が落cガシッ
シュル…
黒木馬「にかく早くあがれー。冷めるだろ」
創真「あ、ああ…」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
黒木馬「ん」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁリョウの料理」モグモグ…
黒木馬「ん」
創真「魚料理作らせたら多分お前より上手い奴なんていねぇだろーな」
黒木馬「ん」
創真「…なぁ」
黒木馬「ん?」
創真「流石に喋り方適当すぎね?」
黒木馬「答えてるからいいだろ」
創真「違いねえ」
創真 黒木馬「」モグモグ…
創真「つかさ」
創真「秒数も測ってたのなお前」<ブシャァァ
黒木馬「げほげほ…」
創真「ようやくリアクション出してくれた」
黒木馬「う、うっせえ!だからさっきも言ったろ!味の質が悪くなって不味くなるって!」
創真「別に買わんねぇだろ」
黒木馬「変わるんだよ!」
創真「実は時間になっても帰ってこないから心配してたりなww」
黒木馬「違えよ!」
創真「嘘つけw」
黒木馬「違う!」
創真「ご冗談をw」
黒木馬「違う!」
創真「恥ずかしいだけだろー?ww」
黒木馬「お前殺す」シャキーン
創真「スンマセン」
黒木馬「…たく…」
黒木馬「分かってんなら早く帰ってこいよ…」ボソ
創真「~?なんか言った?ww」
黒木馬「死ね!」
黒木馬「……」
黒木馬「…あれ…」
黒木馬「何の夢見たんだっけか」
創真「…今の…黒木馬…だよな?」
黒木馬「なんか最近お嬢ニヤニヤしてて怖いっす」
アリス「だ、だまらっしゃい!///」
後2人!>>93
堂島「お帰り、創真君」ガチャ
創真「うーす銀さん」
堂島「さぁ暑かったろう。中へ入れ」
創真「うひぃー涼しー」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
堂島「今日は君と結婚した記念すべき日だからな」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ銀さんの料理」モグモグ…
堂島「腐っても遠月学園卒業者だからな!」
創真「銀さんとは一回も食戟しませんでしたからねー」
堂島「俺と同世代だったら一体どうなっていたのだろうな」
創真「…後銀さん」
創真「なんでジャージ着てるんすか?」
堂島「……もう君と同居してから大分経ったからな」
堂島「そろそろ頃合いかと思ってね」ウィィ…(チャック以下略)
創真「ぎ、銀さんっ…!」
堂島「どうだ創真君…今夜」
堂島「俺と一緒にやらないか?」
堂島「……」
堂島「」バッ(服脱ぐ)
堂島「アッー♂!!」
創真「……」
創真「何やるの?」
堂島「俺の高校時代のあだ名知ってるか?」
堂島「阿部さんだ」
ラスト!>>98
薊「お帰り。創真君」
薊「疲れたろう?風呂入るかい?それとも部屋で休みたいかい?ご飯すぐに食べられるよ。あ、それとも寝たいかな?2階の357室にあるふかふかのベッドで寝るといい」
創真「あ、飯でオナシャス」
創真「うひょー…美味そ…」
創真「いつもより豪勢だな…」
薊「今日は結婚記念日だからね。盛大に祝おうじゃないか」
創真「あ、そーいやあれからもう1年なんだな…早えな…」
創真「っかわらず美味いなぁ薊さんの料理」モグモグ…
薊「はは。君に比べればまだまだ未熟だよ」
創真「そんな事ないっすよー。このオムレツふわっふわでとろけるし…」
創真「ドレッシングやソースの味付けも絶妙なバランスになってる…」
薊「……君のお陰さ」
創真「?」
薊「私は…今まで美味なる物を追求する…それが料理人の使命と思っていた…」
薊「だが実際には違っていた…」
薊「君に本当の【料理】の存在意義を教えられて初めて私は悪夢から覚めた…」
薊「君には感謝してもし切れない恩がある…」
薊「それと同時に憧れを感じた…」
薊「君の父と同じ様に…ね」
創真「……」
薊「…創真君…」
薊「…私を…抱いてくれ…」
薊「……」
薊「…私が…私が…」プルプル…
えりな「お父様…起きt
薊「すまんえりな後は託したぞぉぉぉぉおおおおっっ!」バリィィッ(ダイナミックお邪魔しました)
えりな「」
創真「…今の…薙切の…親父だよな?」
食戟のソーマ 完
仙左衛門「まだ終わらんぞ。もうちっとだけ続くのだ!」
倉瀬「お帰りなさい。創真君」
創真「遅くなってすまねぇな」
創真「腹減ったろ?」
倉瀬「ううん!別にそんな…」ギュルル…
創真「…腹は正直だな」
倉瀬「///」
創真「さあ、おあがりよ!」
倉瀬「わぁ~…凄い…」
倉瀬「いつもより豪勢だね…」
創真「たりめえよ!今日は真由美との結婚記念日だからな!」
倉瀬「」モグモグ…
倉瀬「んん~!美味い!」
倉瀬「やっぱり創真君の作る料理美味しいね!」
創真「へっ。親父超えたのに不味いって言われちゃゆきひらの名が廃るぜ」
倉瀬「こんなのが毎日食べれるなんて…幸せだなぁ…///」ヒョイ
創真「あ、真由美それ」
パク…
倉瀬『いや~!』
ゲソの風味が良くない方向へ変貌を遂げ、体中が弄られる様な不味さでした。
創真「それ新作のシュガーゲソなww」
創真「俺の中の最高傑作w」
創真「これがまた不味いw」
倉瀬「酷いよ創真君!」
創真「ははははっ!」
倉瀬「むぅ…」
創真「……口直ししとくか…?」
倉瀬「え…」
創真「……」グイッ
倉瀬「そ、創真く…」
チュッ
倉瀬「はぁ…はぁ…」
チュンチュン…
倉瀬「……また…かぁ…」
倉瀬「…つい癖で来ちゃった…」
倉瀬「久しぶりだなぁ…ゆきひら…」
倉瀬「……帰ってくるまでここに来ないって決心したのに…」
ガラ…
倉瀬「こんにちはー」
城一郎「お、よっ!倉瀬ちゃん。久しぶりだなぁ!」
倉瀬「ご無沙汰です」
城一郎「再開しても君だけ一片も来ないからどうしたかと思ってた処だ」
城一郎「何にする?」
倉瀬「炒飯一つ」
城一郎「あいよっ!」
城一郎「おあがりよ!」
倉瀬「いただきます」
パクパク…
城一郎「どうよ?味落ちてねえかな?」
倉瀬「いえ…美味しい…です…」
城一郎「?………ははぁ…」
城一郎「もしかして創真かな?お目当は」<ギクッ
倉瀬「…///」
城一郎「……あいつはなぁ…どっか行っちまった…」
倉瀬「え…」
城一郎「高校卒業した後な、ちょっと出かけに行くって行ったっきり帰って来なくなってな」
城一郎「まぁおおよそどっか別の国とかで料理の腕でも磨いてんだろ」
城一郎「…つってももう3年経つがなぁ…」
倉瀬「……」
倉瀬(結局彼はあの時以来一回も帰ってきてない)
倉瀬(高校を無事に卒業したと聞いた時は安心したけど)
倉瀬(急に消息を絶ったという噂を知ってからは心配で仕方がなかった)
倉瀬(…貴方は今どこに居るんだろう?何をしているんだろう?)
倉瀬(…日本に戻ってくるのかな?)
倉瀬(…もう…戻ってこないのかな…?)
倉瀬「ご馳走様でした」
城一郎「お粗末!」
城一郎「じゃな倉瀬ちゃん。また来いよー」
倉瀬「…」
ガラ…
「もう…6年ぶりか?」
「親父元気にしてっかな…」
ガラ…
「お?」
倉瀬「………創真…君……」
創真「…倉瀬…」
グス…
倉瀬「………お帰り…創真君…」
創真「…ああ」
創真「ただいま」
後悔はしている
後たまにドア開ける効果音忘れたのも後悔している
後ホモも可にした事も後悔している
まさかシンコンで22種類も作れるとは思わなかった
まぁやっぱり緋沙子だよね
とりま終了
もし良かったら一番良かった奴教えておくれ
吉野かわいい
紀ノ国寧々先輩
寧々、榊、アリス
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465306464/
Entry ⇒ 2016.06.13 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
創真「緋沙子に新作料理食わせたら>>2になっちまった」
創真「今までに不味かった料理BEST5に入る不味さだったからなぁ」
創真「…死んでねえよな?」
緋沙子「ん…?」
創真「あ、良かった新戸…起きたんだな」
緋沙子「創真君!なんて酷い料理食べさせるの!」
創真「え?」
緋沙子「何が酷いって…ヨーグルト独特の酸味がナスの風味をぶち壊してるのよ!」
緋沙子「なんでそう毎回毎回私をおもちゃみたいな扱いするのー!?」
創真(あ、あれー?田所さんどうしたんすか?あ、いや新戸だよな?うん新戸だ)
えりな「騒がしいわね、どうしたの緋沙子?」
緋沙子「あ、えりな様!それが創真君がまたゲテモノ料理出してきて…」
えりな「え?」
緋沙子「これがまた不味いんですよ!だって焼いたナスをヨーグルトに…」
えりな「え、あ、うん、緋沙子…なんて言ったかしら?今」
緋沙子「え、だ、だから創真君がまた…」
えりな(…そ、そそそそそそ)
緋沙子『創真君がまた…』
緋沙子『創真君が』
緋沙子『 創 真 君 ♡』(えりな脳内)
えりな(おいこっち来い)
創真(へい)
創真(という訳だ)ヒソヒソ
えりな(成る程理解できないわ)
創真(あいつナスアレルギーでも持ってんのか?)
えりな(アレルギーは多分関係ないんじゃ…)
創真(とりあえずどうすりゃいいのこれ?)
えりな(……そ、そうね…)
えりな(とりあえず>>5しましょう)
創真「いや~それがかくかくしかじか的なのがあって…」
創真「先輩ってこういうのご存知すかね?」
竜胆「うーん…そんな症状聞いた事ねーな」
竜胆「それに言われた情報だけじゃなんとも…」
えりな「やっぱり直接見てもらった方がいいようね…」
数分後
竜胆「うひょ~…なんて不味さだこりゃ!」
竜胆「でも逆にこの不味さが癖になる!」ガツガツ…
創真(す、凄え…物ともせず食ってるよこの人)
えりな「あの…それはいいのですけど…」
竜胆「つったって現状別にどうこうしなきゃなんねーって問題でもねーんじゃないの?」
創真「え…だって先輩…いきなり俺が竜胆ちゃんって言ったら引かないすか?」
竜胆「…んー…」
竜胆「別に?」
えりな(何かしら…妙に腹が立ってきた…)
緋沙子「あの…そんなに創真君って呼ぶのおかしいかな?」
創真「というか口調も変わってるし…」
緋沙子「そんな事ないよ…」
緋沙子「最初からこの喋り方だよ?」
創真「いや全然違う」
えりな(実際名前を田所にしても違和感ないのよね)
創真「な、なんとかならないんすかこれ?」
竜胆「ん~…」
竜胆「じゃー>>7すりゃいいんじゃね?」
竜胆「いや、魔法かけられた蛙を戻すのに手っ取り早い方法ったらちゅーだろ?」
えりな「…ちゅ、ちゅーって…」
創真「あれだよな?その……」
緋沙子「…そ、創真君と…キス?///」
創真 えりな「」
えりな「ちょっ…な、なんで赤くなるのよ緋沙子!」
緋沙子「だ、だってそそそそ創真くくくく…」
創真「逆にそれで直ったら馬鹿らしいにも程があるっすよ?」
竜胆「だって他に思いつかねーじゃん。しゃーない」
創真「ま、まぁ確かに今ん所はそれぐらいしか方法ねぇか…」
えりな「ちょ…なんで幸平君も納得しちゃうの!?」
創真「早く緋沙子を元に戻してぇし…まぁ要するにキスしりゃいいわけだろ?別にどってこと」
えりな(キスの意味理解してねーーー!?)
えりな「そ、それに例え幸平君がいいとしても一方的にするのはどうかと思うわ!やはり双方の合意が…」
緋沙子「う、ううん…そ、創真君と…なら…まぁいいかな…///」
えりな(うわーーーん!1人も味方いないよー!)
創真「んじゃ早速やるか…」
緋沙子「うん…///」
創真「……」
緋沙子「…ん…」
チュッ
竜胆「おー…」
えりな「」
創真「…」
緋沙子「んはぁ…」
創真「どうだ?新戸、何か変わった事は?」
緋沙子「………」
創真「ん…?新戸~おーい」
緋沙子「ひぇ!?え、あ…べ、別に!?特にこれといって何も!」
創真「駄目か…」
緋沙子(創真君とキスしちゃった創真君とキスしちゃった創真君とキスしちゃった創真…)
えりな「」
竜胆「う、うーん…すまねぇ…あんまし力になれなくて」
創真「いいんすよ。協力してくれただけありがたいっすから」
創真「他に手伝えそうな人とかいねぇかな…」
竜胆「………もしかしたら…」
竜胆「>>10が知ってるかもな」
創真「つー訳だ」
アリス「ふむふむ」
アリス「で、秘書子ちゃんに出し抜かれたから脱力してたのね」
えりな「うるさい!」
アリス「正直こんな料理は私の専門外なのだけれど…」
黒木場「……」パク
黒木場「」ドサ
創真(台詞なしで退場した…)
創真(罪悪感半端ねぇ…)
アリス「…そうね…」
アリス「試しに>>13してみれば?」
アリス「いわゆるショック療法よ」
アリス「ほら、漫画で2人の登場人物が頭ぶつけて意識が交換された時」
アリス「もう1回ぶつけたら元に戻った…みたいな感じで」
えりな「…さっきよりは現実的…いやそもそもこんな状況に陥るのが現実的じゃないわね」
創真「おっしゃ!そうと決まれば…」
緋沙子「ひっ!」
創真「さぁ…おあがりよ緋沙子…」ゴゴ…
緋沙子「や、やめてよっ!創真君!」
創真「そう言わず…」
緋沙子「んっ!」パク
ゴクン…
緋沙子『いやぁ~…』
ナレ「それはまるでヨーグルトの海でナスの大群が押し寄せてきた様なイメージが出てきたとか出てこなかったとか」
緋沙子「」ドサ
創真「新戸!」
えりな「緋沙子!」
創真「大丈夫か?」
緋沙子「ん…?」
創真(よ、よし…ここまではさっきと同じ…)
緋沙子「>>15」
創真(あれ?
えりな(悪化していやしませんか?)
アリス「………」
アリス「…ま、まぁその…」
アリス「おめでとう」
緋沙子「創真ー…ねぇー創真ー」
創真「な、何だよ新戸」
緋沙子「暇だから相手してよー…」
創真「ていってもなぁ~」
緋沙子「何でもいいから~」
えりな「……」
えりな(リア充FACK!!!)
創真「ん、んん~」
創真「やべえよ…まじでやべえよ…?」
創真「どうしたもんかな」
えりな「…他に頼りにできる人居ないの?」
創真「う、う~む…」
創真(一番は親父だがなぁ)
創真「……後は寮の奴らかもしくは…」
創真「……よし」
えりな「?」
創真「>>17の所へ行こう」
緋沙子「ふぇぇ…創真ー」ギュッ
水戸「」
創真「な?おかしいだろ?」
水戸「な、なぁ…1発殴っても…いいか?」
えりな「は、早まらないで!まず話だけ聞いて頂戴!」
水戸「つってもな…」
水戸「竜胆さんやアリスでも手がつけられねぇってのに…」
水戸「なんであたしの所来たんだよ」
創真「いや~お前肉の事すげー詳しいだろ?」
水戸「…一応確認だけどナス食わせたんだよな?」
創真「おう」
水戸(…だがこれは好機!)
水戸(ここで一つ幸平にいいとこ見せれば…///)
水戸(って…何言ってんだあたし…)
水戸「う、うーん…」
水戸「……!」
水戸「そうだ…もしかしたら…」
創真 えりな「?」
水戸「>>20すれば…」
水戸「これもまたショック療法の一つ…だと思うけど…」
水戸「普通えりな様大好きな秘書だからセクハラしてたらそら成敗するよな?」
水戸「心のどこかにそれが残ってるならセクハラされてるえりな様をみて目覚める…」
水戸「……駄目かな?」
えりな「…悪くはないわね」
創真「試す価値はあるかもな…」
えりな「あの…それで…///」
えりな「セクハラってどういう…///」
水戸「う、うう…」
水戸「…ぱ、ぱふぱふ…とか」
えりな「」
水戸「ほ、ほら胸にこうやってな…」
創真「ぬ…い、息が…」
えりな「は、早くしなさい!」
緋沙子「…?」
えりな「き、きゃー(棒読み)助けて(棒読み)」
創真「」パフパフ
えりな「緋沙子ー!」
緋沙子「……」
緋沙子「>>23」
創真「え」グイ
パフパフ…
えりな「ん、んぅ…」
緋沙子「えりな様…おっきい…」
水戸「…あ、ああ…」
創真「あちゃ…こりゃまた失敗か…」
えりな「…んっ…」
緋沙子「」パフパフ…
緋沙子「…創真ー。もう暗くなってきたよー…」
えりな「…緋沙子の言うとおりよ幸平君…」
えりな「これ以上は…」
創真「う、うーん…」
創真「…しゃあねぇ…明日にするか…」
創真「で、でも新戸が…」
緋沙子「ねぇ…はやく寮に帰ろうよ…」
えりな「いやいや緋沙子は通生でしょ…」
えりな「第一お父様達が…」
緋沙子「お父様ならお母様と旅行行ってるから大丈夫だよ~」
えりな(なんというご都合主義)
創真「…仕方ねぇ。ふみ緒さんにゃなんとか説得しとくからさ…」
創真「運良く明日も休日だし、とりあえず今日は帰っとくか」
創真「…つっても部屋は別々に決まってんだがなぁ」
ふみ緒『あ、あんたまさか…』
ふみ緒『恥を知れ恥をっっ!』
創真「まーなんとかふみ緒さんの誤解も解けたし…」
創真「…どーしたもんだか」
創真「……」
創真「>>25するか…」
創真「……」
創真「…今度は…」
創真「焼きナスにイカ墨かけよっかな…」
創真「ふぁぁ…寝み…」
創真(結局昨日遅くまで起きてたからなぁ…)
創真(さてと…肝心の新戸は…)
田所「あ、おはよう創真君!」
創真「お、よ、田所!」
創真(よしよし…こっちは平常運転だな…)
創真(こっちは…)
緋沙子「…」
緋沙子「>>27」
緋沙子「会いたかったよぉ~」
創真(田所テメー何吹き込みやがったーーー!?)
田所「♪~」
えりな「事態は深刻だわ」
えりな「もし今日中に解決できなかった場合」
えりな「最悪新戸緋沙子はこの学園から追放されてしまう…」
創真「…だがなぁ…」
緋沙子「パパ…」ギュッ…
えりな「どんな小さな事でもいい…何か気になった事はないの!?幸平君!」
創真「う、ううむ…」
創真「……そうだな…俺の考えを言おう…」
えりな「……」
創真「とりあえず…」
創真「>>30するのはどうだ?」
えりな「…」
えりな「…ま、まぁ死なない程度なら…」
えりな(もうどんな方法でも納得する様になってしまった…)
緋沙子「ふぇ?」
創真「すまん新戸!」
バシィ‼
ドサ
創真「よし」
えりな(いきなり手から出たハリセンについてはツッコまないでおくわ)
創真「新戸…大丈夫か?」
緋沙子「ん…?」
えりな(これ何度目だろう)
緋沙子「>>34」
てねぇぇぇえええええ!?」
緋沙子「なんですか創真君。邪魔しないで下さい。というか近寄らないで下さい。ぶち殺しますよ」
創真「ちょ、ちょっと待て!まだ話は済んでない!」
緋沙子「知りませんよ。だから貴方みたいな害虫は見たくないと言ってるでしょう」
緋沙子「なんなら踏み潰してあげましょいか?」
創真「さっきから何なんだよその態度!」
えりな「……」<ワ-ワ-
えりな「あ、あははは…」
えりな「違うわよ…」
創真「うーん…大分直ったんだがなぁ」
創真「強く叩きすぎたかな?」
えりな「叩き加減によって変わるの?それ…」
緋沙子「とりあえず解放してください創真君。通報しますよ」
創真「何とかならねぇかな…」
えりな(創真君が無視するを覚えた!?)
創真「……>>40してみっか」
えりな「ok」
緋沙子「ちょ…創真君なn」
バシィバシィバシィ‼
緋沙子「あへぇ…」ドサ
創真「お粗末…」
えりな(こんなカッコ悪いお粗末初めて見たわ)
創真「とりあえずさっきよりちょい強めで打ったが…」
緋沙子「ん…?」
創真「おー起きた起きた」
えりな(もうダメージの心配しないのね)
緋沙子「>>44」
えりな「ほらぁ!創真君のせいで振り出しに戻っちゃったじゃない!」
創真「え、ええ!?俺のせい!?というか戻せたんだから俺のお陰じゃねえ!?」
緋沙子「そーま…ナデナデして…」
創真「あ、す、すまねぇ…痛かったか?」
えりな「ナデナデすんなっ!」
えりな「もう叩くのは禁止!収集つかなくなるわ!」
創真「えー結構効果ありそうだけど」
えりな「駄目よ」
創真「安価で来ても?」
えりな「そういうのいいです」
えりな「ああもう…こうしてる間に刻一刻とタイムリミットは迫っているのよ!」
えりな「はやく考えなさい!」
創真「えりなはさっきからそう偉そーに言ってっけどお前も何か考えろよ~」
創真「俺しか意見言ってねーじゃねえか…」
えりな「そ、そうね…」
えりな「…例えば…>>46とか?」
創真「それってただ食べさせたいだけなn
えりな「早速作るわよ」
えりな「おあがりよ…」
創真(パクった…)
緋沙子「わー…うまそ…ムニエルか…」
パク …
緋沙子(柔らかい…噛まずに飲み込みそう…)
緋沙子(上品な香りが更に食欲をそそる…)
緋沙子(ああ…もう食べ終わっちゃった…)
ドサ…
創真(倒れるの疲れねぇかな…)
えりな「緋沙子…」
緋沙子「ん…?」
創真「よし…肝心な反応は…?」
緋沙子「>>49」
緋沙子「あ、貴方は一体誰!?」
緋沙子「やめて!こっち来ないで!」
創真「悪化させてるねぇ…?」
えりな「ふ、普通記憶喪失すると思う!?」
緋沙子「ふぇぇん…助けて下さい…へんなコックさんに襲われてますぅ…」
創真「おー怖かったろー…」ナヂナヂ…
えりな「だからナデナデすんなっっっ!」
えりな「…はぁ…」
創真「今度は記憶が無くなったか…」
緋沙子「私料理を習った覚えなんて無いですよ…」
えりな「このまま記憶が戻らなかったら…」
創真「はやく何とかしねぇと」
緋沙子「とりあえず帰らせて下さい」
創真 えりな「う~ん…」
緋沙子「あの…話聞いてよ…」
創真「…>>51するとか?」
貞塚「それは一大事…!」
貞塚「ではこの貞塚ナオ…全力でお助けしますわっ♡」
えりな(ね、ねぇ…この人に本当に頼んで良かったの…?)ヒソヒソ…
創真(まぁこいつつゲテモノ関連は得意そうだし緋沙子慕ってるし…)
創真(なんとかしてくれそうかと…)
貞塚「ふひひ…そうですねぇ…あれをこうして…」ブツブツ
貞塚「はぁぁん♡想像しただけで興奮がとまらないいい…」
創真 えりな「……」
緋沙子(怖いよう…)ギュッ
創真(死んだな新戸)
えりな(幸平君ェ…)
貞塚「……よし」
貞塚「では>>54するのはどうでしょうか?」
えりな「死なない?それ」
創真「……死ぬか?違うな…」
創真「死なないんだよ!」ギュッ
えりな「緋沙子ぉぉおお!?」
1時間後
創真「さぁ新戸!」
緋沙子「ん…う、うぇ…」
創真「ブリと大根のマーマレード煮…」
創真 貞塚「おあがりよ…」
えりな(一見美味しそうに見えるこの料理…)
えりな「というかどうしたらマーマレード使って黒くなるのよ…」
緋沙子「それに…く、臭っ!」
えりな「…これはシナモン!?」
貞塚「ええ…上品な香りに仕上げてみました…ふひひ」
えりな(全っ然上品じゃねぇ…)
緋沙子(…で、でも…外見だけで判断しちゃ…)チャキ…
えりな(…ま、まさか緋沙子…)
緋沙子「あっ…」
緋沙子「む」パク
創真「おおっ行った…」
緋沙子「……」モグモグ
ゴクン
緋沙子「……」
緋沙子「ぶおえっ」ドバッ
ドサ …
えりな(おいいいいいいい!?)
えりな「ちょっ、今と、吐血したわよ!あ、貴方達本当に試食したの!?」
創真 貞塚「♪~」
えりな「お前らぁぁぁあああああ!?」
創真「いや割と本気で大丈夫か?ワンチャン死んでるかも…」
えりな「ひ、緋沙子ぉ…」
緋沙子「ん…?」
創真「あ、生きてた」
えりな(なんで残念な顔してるのよ)
緋沙子「>>56」
えりな(ぼのちゃん可愛い)
創真 えりな「あっ…」
貞塚「いっ…今今今今なんとおっしゃいました!?」
貞塚「好きに…していいって///」
創真「と、とりあえず退却するぞ!」ガシッ
えりな「アラホラサッサー!?」
緋沙子「あーれー」ダダ…
貞塚「待ってえええ!緋沙子お姉様ァァァアアアア!」
えりな「究極のゲテモノ料理でも駄目だなんて…」ナデナデ
緋沙子「不味いよぉ…」
創真「うーん…こりゃ参ったな…」
創真「万策尽きたってやつか…」
えりな「そんなぁ~緋沙子が居なくなるなんてヤダぁぁぁ…」ポカポカ
えりな「なんとかしなさい幸平君!」ポカポカ…
創真「おおう」
創真(つってもゲテモノ作戦はもう潰れちまった…)
創真(何か他に策は…)
創真(記憶と性格…)
創真(………)
創真「……っし…」
えりな「?」
創真「>>59するか…」
えりな「その衝撃で記憶を戻すってわけね」
創真「ああ!」
えりな「でも幸平君…貴方作れるの?」
創真「…1つだけなら…な」
創真「……うしっ。出来た!」
えりな「これは…」
緋沙子「わぁ…なんですかぁ?これ…」
創真「ご紹介するよ…」
創真「ゆきひら流【麻油鶏そうめん】だ!」
緋沙子「…まーよーちー?」
えりな「台湾で有名な薬膳料理ね」
創真「骨つきの鶏肉を生姜と一緒に炒め、料理酒と水で煮込んだスープ…」
創真「寒い冬にはぴったりなホカホカメニューだ!」
えりな「…今6月よ」
創真「作中じゃ秋の選抜後だからいいんだよ」
緋沙子「…い、いただきます…」
緋沙子「…ん」パク
緋沙子(!!)
緋沙子(見た目がめちゃくちゃだからかなりくどいと思ってたけど…)
緋沙子「そんな事ない…むしろ甘い…?」
えりな(ちゃんと生姜と黒胡麻で味を整えられている証拠ね)
緋沙子「それに…」ズズ…
緋沙子(なんで臭くないの?鶏肉そのまま入れただけなのに…)
えりな「……茶葉を使ったわね…幸平君…」
創真「当ったりー!」
えりな(茶葉で鶏肉の臭みを消す事で料理の醍醐味を壊す事なく堪能させる事に成功している…!)
えりな(これは…)
緋沙子「…」ズズ…
緋沙子(…あったかい…)
緋沙子(いやまぁ…確かに体温の方も言えるけど…)
緋沙子(…なんだろ…この温もり…)ズ…
緋沙子「…」コト…
創真「どうだ…?緋沙子…」
えりな「……」
緋沙子「…>>65」
創真「いい!?」
緋沙子「今だ貞塚!」
貞塚「ふひひひ」
ガガガ…(口にマーマレード煮流し込んでいる)
創真「あぶぶぶぶ!?」
えりな「や、止めて!幸平君のライフはもうゼロよ!」
創真「ぶう…」
緋沙子「…まぁもういいかな…貞塚ーもういいよー」
貞塚「ふひひひ」ガガ…
えりな「幸平くぅんんんん!!!」
ドサ…
緋沙子「あっちゃ…ちょっとやり過ぎたかな?」
緋沙子「おーい創真ー」ペチペチ…
創真「ん…?」
えりな「よ、良かった…」
えりな(…て待て…このパターンはまさか…!)
創真「>>68」
えりな(うえええん…やっぱりぃぃ…)
緋沙子「ん?まだ懲りてねぇみてえだな…」
緋沙子「貞塚…」
貞塚「ふひひ…」
創真「させるか!」ガサ…
創真「こんな事もあろうかと準備していたぞ!」
ブンッ
緋沙子「んぐ!?」パク …
創真「スルメの蜂蜜漬け…」
ゴクン…
緋沙子「がはっ…」
ドサ…
創真「御粗末…」
貞塚「よくも緋沙子お姉様をぉぉおおお!」
貞塚「喰らえマーマレード砲!」ポ-ピ-
創真「いい!?」
ドバッ
創真「んっぐ!?」ゴクン…
ドサ…
えりな「りょ、両方倒れた…」
えりな「幸平君…緋沙子…!」
創真「んん…」
緋沙子「ん…?」
えりな「だ、大丈夫…?」
創真 緋沙子「……」
創真「>>71」
緋沙子「>>72」
緋沙子「では今の台詞を説明してもらおうか!」
創真「いいか?俺は今幸せなんだ」
創真「お前と過ごせて…」
緋沙子「…!」
創真「だけどな…こんな幸せを手にせずに独身のままこの世を去る人だっているんだぜ?」
創真「だから俺はっ…」
創真「食事と共にその温かな幸せを提供したい!」
緋沙子「創真…」
えりな(あれ…なんか勝手に話進められちゃってる…)
えりな「あの…」
創真 緋沙子「?」
えりな「…その…貴方達って…付きあっ…てたの?」
創真「んっ…ま、そーだな」
緋沙子「スタジエールの後からですね」
えりな「」
創真「もう俺は童貞も捨てちまったからな」HAHAHA
緋沙子「ば、バカッ!恥ずかしげもなく言うなっ!」
創真「え?別に恋人同士ならおかしな事じゃねーだろ?」
緋沙子「ったく…常識がなってない…///」
えりな(え…こ、これは戻ったって事で…いいの…かしら?)
創真「…で、何してたっけ俺ら」
緋沙子「~?デートしてたのではないか?」
創真「じゃなんでえりなが居るんだよ?
えりな「さ、さあ!?なんでかしらね!?」
えりな「あははは…」
えりな(あは、ははは…ははぁ…)
<L○NE!
城一郎「あー?…何々創真から画像が送られてきたぞ…?」
城一郎「…!」
城一郎「……ははっ。創真の奴…」
創真 親父ー彼女できたぜー
城一郎「先越されちまったか…」
というかこれが一番納得行くハッピーエンドだと思うんだ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465126721/
Entry ⇒ 2016.06.09 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
幸平創真「カップリング」新戸緋沙子「100の質問だと?」
本作品は食戟のソーマのssになります。
タイトル通り、創真×緋沙子のものになります。
いつかのあれをこの二人でやってみただけのものになります。
先日、新戸緋沙子「私は、お前のことが好きだ。幸平創真」という作品も投下しているのでそちらもよろしければ。
[http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426323256/]
同時進行で書いているので、亀になりますがよろしくお願いします。
創真「幸平創真ッス」
緋沙子「新戸緋沙子だ」
2.年齢は?
創真「15歳ッスね」
緋沙子「同じく15歳だ」
3.性別は?
創真「見てのとおり男ッス」
緋沙子「・・・・・・女だ」
4.貴方の性格は?
創真「んー、真面目なとことか?」
緋沙子「どの口が言うんだ」
5.相手の性格は?
創真「すげー細かい」
緋沙子「お前がずぼらなだけだ」
創真「転入試験にはもういたよなー。あの時は全然話さなかったけど」
緋沙子「あの時はなんだこいつとしか思ってなかったからな」
創真「おい」
7.相手の第一印象は?
創真「いや特に覚えてないッス」
緋沙子「さっき言ったとおりなんだこいつとしか」
8.相手のどんなところが好き?
創真「全部ッス」
緋沙子「なっ、貴様はっ、恥ずかしげもなくっ」
仲が良いのですね
創真「うるさいっ!」
9.相手のどんなところが嫌い?
創真「特には思いつかないッスね」
緋沙子「こういうストレート過ぎるところを直してほしいと思ってる」
創真「何赤くなってるんだお前」
緋沙子「だ、だからそういうところを直せと言っている!」
10.貴方と相手の相性は良いと思う?
創真「いろんな奴から相性バッチリって言われるッスね」
緋沙子「悪かったら付き合ってなどいないな」
創真「学校では新戸。それ以外では緋沙子」
緋沙子「創真だな」
12.相手に何て呼ばれたい?
緋沙子「そろそろ学校でも緋沙子と呼んで欲しい気持ちはあるな」
創真「いつも真っ赤になって恥ずかしがってやっぱやめろって言ってるのに?」
緋沙子「し、仕方ないだろう!」
13.相手を動物に例えたら何?
緋沙子「猫だな」
創真「犬っすね」
緋沙子「なっ、どういう意味だ!」
14.相手にプレゼントあげるとしたら何をあげる?
創真「服ッスね。そろそろ春になるし」
緋沙子「お前のそういう気が利くところは好きだな」
15.プレゼントをもらうとしたら何が欲しい?
創真「んー。何でも良いな」
緋沙子「私も創真がくれるなら何でも」
創真「細かすぎることかな」
緋沙子「場所弁えず恥ずかしいセリフを恥ずかしげもなく出してくるところ」
17.貴方の癖って何?
創真「実家の癖で何でもおあがりよって言ってしまうところッスね」
緋沙子「癖とかは作らないように心がけていたな」
18.相手の癖って何?
創真「悩んでるときに甘えてくるところ」
緋沙子「」
19.相手のすることでされて嫌なことは?
創真「特にないッスね」
緋沙子「場所弁えず・・・・・・いや、私も特には・・・・・・」
創真「ん?」ニヤニヤ
緋沙子「やっぱり前言撤回だ!」
20.貴方のすることで相手が怒ることは何?
創真「遅刻したらめちゃ怒られますね」
緋沙子「悩んでいたとき、一人で抱え込むなって怒られたことがあるな」
緋沙子「・・・・・・その質問に答える必要はあるか?」
創真「だ、そうッス」
22.二人の初デートはどこ?
創真「ゆきひらに行きたいって言われたのでそこにいきましたね」
緋沙子「良いだろう。私が行きたかったのだから」
23.そのときの二人の雰囲気は?
創真「緋沙子がなぜかガチガチでしたね」
緋沙子「お前は少しは緊張しろ!」
24.その時どこまで進んだ?
緋沙子「・・・・・・ノーコメントだ」
創真「えっとっすね」
緋沙子「言うな馬鹿者!」
25.よく行くデートスポットは?
創真「基本的には決まってないっすね」
緋沙子「時間も限られるし、近場をウロウロと言うのが多いな」
創真「とびっきりのご馳走を用意したいッスね」
緋沙子「純粋にお礼を言いたいな。なんというか、こう・・・・・・な」
27.告白はどちらから?
緋沙子「私からだ」
創真「急にでかなりビビったな」
28.相手のことを、どれくらい好き?
創真「言葉では言い表せないッスね」
緋沙子「・・・・・・私もだ」
29.では、愛してる?
創真「もちろん!」
緋沙子「・・・・・・」カァァ
30.言われると弱い相手の一言は?
創真「今日は甘えて良いか?って言われるともうダメっすね」
緋沙子「」
31.相手に浮気の疑惑が!どうする?
創真「そんなことする奴じゃないんで、笑って一蹴しますね」
緋沙子「刺します」
創真「」
緋沙子「許しますが、生かしてはおきません」
創真「待て、何かおかしいぞ」
33.相手がデートに1時間遅れた!どうする?
緋沙子「反省文を150枚くらい書かせます」
創真「ガチでやらされたんで、二度と遅刻はしないつもりッス」
34.相手の体の一部で一番好きなのはどこ?
創真「髪ッスね」
緋沙子「目だな」
35.相手の色っぽい仕草ってどんなの?
創真「髪を手で上げるところとかッスね」
緋沙子「え?そ、そうなのか?」
創真「いきなり甘えてくるときッスね」
緋沙子「悩みとかを真剣に聞いてくれるときだな」
37.相手に嘘をつける?嘘はうまい?
創真「ついたことはないッスね」
緋沙子「私もついたことはないな」
38.何をしている時が一番幸せ?
創真「一緒に料理を作ってるときッスね」
緋沙子「そ、創真に甘えているときだな・・・・・・」
39.ケンカをしたことがある?
創真「ケンカは今のところはないよな?」
緋沙子「そうだな。お互い非があればすぐに謝るしな」
40.どんなことでケンカをしそう?
創真「些細なことでとかッスね」
緋沙子「私は逆に大きなことのような気がするな」
創真「まぁ多分俺から謝りにいくッスね。多分ずっとスネてるんで」
緋沙子「わかった。確かに些細なことでケンカがおきそうだ」
42.生まれ変わっても恋人になりたい?
創真「うーん。今度は俺から告白してみたいッスね」
緋沙子「ふふ。どんな風に告白されるか楽しみにしているとしよう」
43.「愛されてるなぁ」と感じるのはどんな時?
創真「無茶なことしててもなんだかんだ横にいてくれるときッスね」
緋沙子「・・・・・・甘えているときだな」
44.「もしかして愛されてないんじゃ・・・・・・」と感じるのはどんな時?
創真「ないッスね」
緋沙子「ないな」
45.貴方の愛の表現方法はどんなの?
緋沙子「私は思いっきり甘えるな」
創真「大分吹っ切れてきたなお前も」
創真「緋沙子の薬膳料理があれば200歳くらいまで生きられそうだけどな」
緋沙子「ふふ、そうだな。二人で長生きするとしようか」
47.二人の間に隠し事はある?
創真「んー、あるようなないような」
緋沙子「ばれて困るようなことはないな」
48.貴方のコンプレックスは何?
創真「んー、親父に勝てないところ」
緋沙子「それでも諦めないお前が好きだけどな私は」
49.二人の仲は周りの人に公認?極秘?
創真「普通に公認ッスね」
緋沙子「私もだな」
50.二人の愛は永遠だと思う?
創真「もちろん」
緋沙子「当たり前だ」
緋沙子「一式先輩。この質問に一体何の意味が・・・・・・」
一式「ふふ。いや、二人がどれくらい仲良いのか分かるとほかのみんなにも参考になるしね」
創真「ほかのみんな?」
一式「おっと口が滑ったかな。まぁ恋に敏感な子たちが多いってことさ」
創真「?」
緋沙子(・・・・・・取られないようにもっと公共の場で創真にべたべたしておくか・・・・・・いやしかし・・・・・・)
[ピザ]るから野菜生活飲んで相殺中
創真「完全に攻めッスね」
緋沙子「・・・・・・あぁ」
52.どうしてそう決まったの?
創真「いや、最初のデートのときに」
緋沙子「わあああああ!わあああああああ!」
53.その状態に満足してる?
創真「まぁ、多少は」
緋沙子「・・・・・・別に・・・・・・不満はない」
54.初エッチはどこで?
創真「最初のデートで俺の実家ッスね」
緋沙子「」カァァ
55.その時の感想を・・・・・・
創真「なんか、普段からは考えられないような緋沙子を見れたッスね」
緋沙子「一杯一杯で最初のほうは記憶が・・・・・・」
創真「いじめたくなる顔してたッスね」
緋沙子「・・・・・・すごい意地悪な顔をしていた」
57.初夜の朝、最初の言葉は?
創真「大丈夫かって声をかけたッスね」
緋沙子「・・・・・・お前が絶倫すぎるんだ」ボソボソ
58.エッチは週に何回くらいする?
創真「中々時間合わないんで、月2~3回ッスね」
緋沙子「何も躊躇わずに答えるな馬鹿者!」
59.理想は週に何回?
創真「緋沙子は、毎日やっていたいとか言ってたッスね」
緋沙子「」
60.どんなエッチなの?
創真「焦らして焦らしておねだりしてくるまでずっと」
緋沙子「それ以上言うなああああああああああ!!!」
緋沙子「・・・・・・ノーコメントだ」
創真「緋沙子は胸がとことん弱いよな」
緋沙子「」
62.相手が一番感じているのはどこ?
創真「胸だな。吸い付いたりするとー」
緋沙子「頼む、もうやめてくれ・・・・・・」
63.エッチのときの相手を一言で言うと?
創真「小動物」
緋沙子「野獣」
64.エッチははっきり言って好き?嫌い?
創真「俺は好きッスね」
緋沙子「私は別に・・・・・・」
創真「ふーん?じゃあもうやらないでおくか?」
緋沙子「う"っ、す、好きだ文句あるか!」カァァ
65.普段どんなシチュエーションでエッチするの?
緋沙子「私の寮だな。極星寮では出来ないし」
創真「緋沙子は意外と危ないところでもー」
緋沙子「わああああああ!!!わあああああああああああああ!!!!」
緋沙子「私が攻めてみたい」
創真「そう言って5分後には涙目になってるよな」
緋沙子「」
67.シャワーはエッチの前?後?
創真「基本的には一回ずつッスね」
緋沙子「汚れたままの身体を見られたくないからな前には3回は入りたい」
68.エッチの時の二人の約束ってある?
創真「良く優しくしてって言われますね」
緋沙子「守られたことはないけどな」
69.相手以外とエッチしたことはある?
創真「ないッスね」
緋沙子「私もないな。これから先の予定にもない」
70.「心が得られないなら身体だけでも」という考えてについて。賛成?反対?
創真「んー。まぁ人それぞれじゃないッスか?」
緋沙子「私はいやだな。そういうのは・・・・・・」
創真「躊躇いなく刺しますね」
緋沙子「創真・・・・・・」
72.エッチの前と後、より恥ずかしいのはどっち?
緋沙子「・・・・・・」
創真「緋沙子はどっちでも恥ずかしがってるよな」
緋沙子「・・・・・・もう許してくれ・・・・・・」
73.田所恵が「今夜だけ、寂しいから・・・・・・」とエッチを求めてきました。どうする?
ガタッ
創真「ん?なんの音だ?やー、断りますね。流石にそういうのはしたくないんで」
シュン・・・
緋沙子(この先輩は死ぬのが怖くないのか・・・・・・?)
74.自分はエッチが巧いと思う?
創真「まぁ、その時の緋沙子見る感じ巧いんじゃないんスかね?」
緋沙子「・・・・・・主導権を取り返せないからわからないな」
75.相手はエッチが巧い?
緋沙子「ムカツくほどに」
創真「そりゃどうも」
創真「もちろんおねだ」
緋沙子「だからやめろおおおおおおおお!!!」
77.エッチ中に相手が見せる顔で好きな顔はどんなの?
創真「涙目になってる顔ッスね」
緋沙子「・・・・・・ノーコメント」
78.恋人意外ともエッチしてもいいと思う?
創真「ないッスね」
緋沙子「もししたら切り落とす」
創真「」
79.SMとかに興味はある?
創真「いや、もうすでに」
緋沙子「」
80.突然相手が身体を求めてこなくなったらどうする?
創真「今度それやってみようと思ってるんスよね」
緋沙子「なんだと?」
創真「殺人くらい残酷だと思うッスね」
緋沙子「強姦魔は問答無用で死刑で良いと思っている」
82.エッチでつらいのは何?
緋沙子「相手が絶倫なこと」
創真「緋沙子も最後までノリノリのくせに」
緋沙子「」
83.今までエッチした場所で一番スリリングだったのはどこ?
創真「それは薙切家のー」
緋沙子「それだけは言うな」
創真「あ、はい」
84.受けの側からエッチに誘ったことはある?
創真「というか大体緋沙子からだよな」
緋沙子「」
85.その時の攻めの反応は?
創真「そこからもう焦らしますね」
緋沙子「ドSめ・・・・・・」
創真「流石にないッスね。ちゃんと合意の上ッス」
緋沙子「内容はほぼそれに近いけどな」
87.その時の受けの反応は?
創真「何度も言ってるッスけど、さながら小動物ッスね」
緋沙子「・・・・・・まるで抵抗ができないからな」
88.「エッチの相手にするなら・・・・・・」という理想像はある?
創真「現状で大満足ッスね」
緋沙子「・・・・・・私もだ」
89.相手は理想にかなってる?
創真「もちろん」
緋沙子「無論だ」
90.エッチに小道具は使う?
創真「一回縛ったことなら」
緋沙子「」
創真「15だな」
緋沙子「同じく」
92.それは今の相手?
創真「おう」
緋沙子「ああ」
93.どこにキスされるのが一番好き?
緋沙子「唇・・・・・・だな」
創真「ほーん」
緋沙子「な、なんだその目は!」
94.どこにキスするのが一番好き?
創真「胸だな」
緋沙子「やはり唇・・・・・・だな」
95.エッチ中に相手が一番喜ぶことは何?
創真「寸止め」
緋沙子「・・・・・・もう諦めるとする」
創真「相手のことだけッスね」
緋沙子「私もだ」
97.一晩に何回くらいやる?
創真「数え切れないほど」
緋沙子「・・・・・・おかげで次の日腰痛になるけどな」
98.エッチの時、服は自分で脱ぐ?脱がせてもらう?
創真「脱がせると恥ずかしがるので興奮するッスね」
緋沙子「」カァァァァ
99.貴方にとってエッチとは
創真「月並みッスけど、愛を確かめ合うこととかッスかね」
緋沙子「あんな意地悪な確認があってたまるか」
100.相手に一言どうぞ
創真「これからもよろしくな」
緋沙子「ふん。当たり前だ」
軽い気持ちで始めたら予想以上に重労働だったあああああ
付き合ってくれた皆様ありがとうございました!
後半せっくすのことしか聞かない一色さん
緋沙子と創真のイチャイチャ日常編おなしゃす
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426508391/l50
Entry ⇒ 2016.01.30 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
幸平創真「買い換えちゃおっかなー」
恵「どうしたの創真くん?」
創真「お、田所か」
恵「さっきチラッと買い換えようかなって聞いたんだけど何を買い換えるの?」
創真「いやさー俺今カブ乗ってんじゃん?それを売って中型免許でも取って新しいバイクでも買おうかなと思ってさ」
恵「そ、そうなんだー」
創真「何度も通って本当はダメなんだけど大型を跨がせてくれたくれたディーラーもあったな」ペラペラ
創真「やっぱ跨ると感じるんだよな。こう俺の魂がレシプロ運動してるのをさ」ペラペラ
創真「一番しっくり来たのはスズキのイントルーダー800だな」ペラペラ
創真「あのイカレタと思うファンの音。800ccとは思えない落ち着いたアイドリング。アメリカン特有の重厚感」ペラペラ
創真「そして脳ミソを叩き起こしてくれる加速。ありゃもう惚れ惚れするね」ペラペラ
創真「もちろんキャブレター仕様だ!」ドンッ
恵「そう、なんだ・・・」
創真「実はあのカブを買った時もちょっとこだわってな」ペラペラ
恵(や、やばいべ。全く話についていけない)
恵(そもそも会話になってないべさこれ)
創真「そんでさー店のおっちゃんと話して一緒に探し回ったんだよ」
緋沙子「バイクと聞いて!」バンッ
恵(ここでまさかの新戸さんだべさ)
緋沙子「久しぶりだな幸平。いや、正直乗らないが食戟のソーマでバイクssを作るのに私以外知識があってもおかしくないキャラがいなかったからな」
緋沙子「私に白羽の矢が立ったようだ」
創真「ま、確かにうちの学校でバイク乗ってるのってそんなにいないんじゃないか?」
緋沙子「良くも悪くも良家の出が多いからな。通学も黒塗りの車で来る者がほとんどだ」
創真「確かに入学の時も高そうな車ばっかだったなー」
緋沙子「ところで幸平。先程スーパーカブの話をしていたな」
緋沙子「何年式だ?」
創真「驚くなよ?06年式だ」
緋沙子「いいチョイスだな」ニヤリ
創真「ああ少し11年式と迷ったんだがやっぱりカブはキャブレターじゃないとな」
緋沙子「中国産なんて怖くて乗れたもんじゃないからな」
創真「全くだ。俺も最初はとりあえず買うかの精神で店に行ったらおっちゃんによく調べてからまた来なって言われちまったぜ」
緋沙子「良い店の主人に会えたのだな」
創真「その時は原付くらいとっとと売ってくれよと思っていたけど極星寮に戻って動画やリコールのニュースを見たら怖くなってな」
創真「今思えばあれがバイクに興味を持ったきっかけだったのかもしれない」
創真「どうした田所?」
恵「いや、新戸さんは1人でここに来たの?」
緋沙子「いえ、何時いかなる時も主の傍を離れるわけにはいかないのでえりな様はそこにいらっしゃいます」
えりな ボー
創真「めっちゃ状況呑み込めてませんて顔してんな」
緋沙子「大丈夫だ時期に覚醒する」
恵(なんかいつもに比べて薙切さんに対して雑だべさ)
緋沙子「それより何に買い換えるつもりなんのだ?」
創真「それがいいバイクが多くてよーぶっちゃけおすすめがあれば教えて欲しいくらいだ」
創真「そうなんだよ!おかげで400cc未満に限られちまうんだよ!」
緋沙子「時に幸平。お前ホンダ中か?」
創真「そんなことはないな」
緋沙子「予算は?」
創真「コミコミで30万弱ってところかな」
緋沙子「となるとほぼ中古確定だな。用途は?」
創真「通学とたまに遊びに出るときに使いたいなーって感じだな」
緋沙子「スクーターはどうだ?」
創真「絶対に嫌だ!」
創真「長すぎる車軸距離!太い車幅!そして何よりも低い車高!」
創真「曲がる度にガリガリと削れる音が幻聴で聞こえるくらいだ!」
創真「なにより許せねえのは海にでも出てイカ漁でも始めんのかっていうくらいのわけのわからない電装だ!」
緋沙子「落ち着け幸平」
創真「す、すまねえ」ハァハァ
緋沙子「話を聞く限りでは乗り手が悪いのであってスクーターに罪はないように思えるが」
創真「違うんだよ新戸」
緋沙子「なにがだ?」
緋沙子「ど、どうしてだ?」
恵(あー本格的についていけんくなりそうだべ)
創真「俺はバイクってやつは生活の足であって遊びの足でもあると思ってんだよ」
緋沙子「・・・話を聞こうじゃないか」
創真「なに。目的地に行くだけならいくらでも方法がある」
創真「電車、バス、車、船そして飛行機。こんなにもあるんだぜ?」
創真「だけどかつて3ない運動を受け、それでも消えなかったバイク乗りたちの心は何だったと思う?」
創真「遊び心だ」
創真「遊び心なんだよ結局」
創真「俺は人に迷惑をかけなければ大いにバイクをいじってもいいと思ってる」
創真「カウルを取ろうがサスペンションを変えようがライトをLEDにしようが買い手の勝手だ」
創真「それが大人も子供楽しめる趣味で足のバイクってやつじゃないか!」
創真「親に学校果ては世間にまで冷たい目を向けられ。持っているだけで不良のレッテルを張りつけられ」
創真「それでも消えなかった心こそがバイクなんだよ!」
創真「ビバワンオフパーツ!ビバボアアップ!ビバ軽量化!」
創真「ただし改造マフラー、てめーはダメだ」
緋沙子「しかし改造マフラーなら普通のバイクでも、それこそネイキッドやスーパースポーツの方多いんじゃないか?」
創真「ああ、そいつらも等しくボケッカスだな」
緋沙子「ならなんで!」
創真「だから言っただろう?遊び心なんだって」
創真「あんな動くソファーみたいな二輪車でどうやって遊ぶんだよ」
創真「そもそもあんなので山や峠、サーキットなんて行けないだろ」
創真「バイクなんて走るための遊びだ」
創真「それにスクーターに限ったことじゃないがデザインに遊び感がない!」
創真「収納収納収納。そんなに物積みたきゃトラックでも乗ってろ!」
緋沙子「幸平創真よ。お前の意見聞き入った」
創真「おおありがとうな新戸、俺だけ喋っちまってよ」
緋沙子「気にするな。けどスクーターに限らずネイキッド、アメリカン、オフロード、スーパースポーツどれも既存の形が完成形のようなものだ」
創真「まあそうなんだけどさー」
緋沙子「特にスーパースポーツやツアラーは空力学的にどれも近い形になってしまってもしょうがないだろう」
創真「違うんだよこうせめてエンジンくらい色々あってもいいじゃんかよ?」
緋沙子「ふむ、CBXのように6気筒とかか?」
創真「それもいいけど今まで色んなエンジンがあったけどたくさん淘汰されてきたじゃん?」
創真「なんか個性がないくてさーバイクに」
緋沙子「個性的なエンジンのバイクか」
アリス「個性的なエンジンのバイクと聞いて!」バンッ
恵(まさかの3人目だべさ)
緋沙子「ア、アリス嬢!」
創真「おー薙切じゃんか」
アリス「もーこの私が出来てその反応はないんじゃんくて!」プンプン
創真「そんなことより何しに来たんだよ?」
アリス「まあまあ随分な物言いね幸平創真くん」
アリス「いいこと?どんな形であれ工業製品にはその国の特色が出るの」
アリス「またそれは工業技術が確立されていない黎明期なんて顕著に表れるのよ」
創真「なんだ薙切もバイクの話をしにきたのか」
アリス「しに来たなんてものではないわよ」
アリス「見なさい我がデンマークの国産バイクを!」
創真「デンマークにバイク会社なんてあったけか?」
緋沙子「ま、まさか伝説の」
http://iup.2ch-library.com/i/i1530271-1445497464.jpg
創真「うおっなんだこれ!」
緋沙子「なぜ日本にあるのだ」
アリス「お母様に言って輸送してきてもらったのよ」
創真「これもしかしなくても空冷だろ?冷却とか大丈夫なのかよ」
緋沙子「どう見てもダメだろ、本物の“直列4気筒”だぞ」
アリス「それが大丈夫なのよ」
創真「嘘だろ」
アリス「こんな風の当たらない空冷エンジンでも普通に運転出来ちゃうのよ」
アリス「そう、デンマークの冷たい空気ならね」
創真「年間最高平均気温8.5℃とか人が住むところじゃねえな」
アリス「おかげで日本じゃ冬以外は夜しか走れない何て言われてるけどね」
アリス「ま、このエンジンの配置と約750ccの排気量が相まってガソリンが凍っても走るっておじいちゃんが言っていたわ」
創真「いや、ガソリン凍ったら人死ぬだろ」
アリス「どう?この素晴らしい現代バイクにはない無駄をすべてそぎ落とした姿!」
アリス「リヤなんて気休めの程度のタペットスプリングよ」
緋沙子「60年には営業中止になっているから簡単に考えて世界大戦の1次2次あたりのバイクと考えていいはずだ」
アリス「そもそもサイドカーが付けやすくするための縦置きエンジンともいわれているわ」
創真「ああ、昔はバイクって言ったら遊びや趣味って言うより軍用だもんな」
緋沙子「そうだな。ちゃんと前線から後方の機動部隊に配備されて兵卒から将校の足として大活躍していたらしいからな」
アリス「でも750ccもあって20馬力くらいしかないんだけどね」
緋沙子「改めて現代の工業技術に驚かされるな」
創真「その通りだな」
アリス「あんまりやり過ぎるとエンジンがむしろ傷んじゃうのよ」
緋沙子「あのエンジンが調子よくないときってどうするんですか?」
アリス「毎回毎回エンジンをバラしてピストンやヘッドの当たりを調整するしかないわね」
創真「維持費いくらかかんだよ」
創真「ああ、多分もう見れないんじゃないか」
緋沙子「ところが日本人で購入した人もいるらしい」
創真「マジかよ!」
緋沙子「だが日本で購入したのかそれとも海外で購入したのかはわからん」
創真「日本人も色んな所に住むようになったからな」
緋沙子「どうだ1つ買ってみたら」
創真「高校生じゃなくて社会人でも無理だわ」
創真「お、状況を飲み込み始めたみたいだな」
緋沙子「どうされましたかえりな様?」
えりな「ひさこーここどこー?」
緋沙子「そんなことよりお腹が空いておりませんか?ドーナッツがありますよ」
えりな「ドーナッツたべりゅー」
緋沙子「では手を洗ってきましょう」
えりな「はーい」トテトテトテ
創真「・・・アレ本当に薙切か?」
緋沙子「2次創作ならあんなもんだろう」
創真「そ、そうか」
緋沙子「ではクラシックバイクは無理ということだな」
創真「さっきのはどっちかっていうとヴィンテージって感じだけどな」
創真「あの時居なかったのに何で知ってんだよ」
緋沙子「そうなるとやはり」
創真「無視されるのは嫌だけどアメリカンといえば」
創真「インディアンだな」
緋沙子「ハーレーダビットソンだな」
緋沙子「・・・」
創真「・・・」
緋沙子「おぉぅん?やんのかてめえ?」
創真「はっ!ハーレーとかいう名前だけのバイク屋と違ってこっちは歴史があるんだよ!」
緋沙子「アメリカがwwww歴史wwwww」
創真「・・・」
緋沙子「建国wwww200年wwwww」
創真「経営不振でbuellのエンジン供給止めたくせに」ボソッ
緋沙子「!?」
創真「なにがハーレー三拍子だよそんなわけ分かんねえのセットした本人以外わかるかっての」
緋沙子「ちょっと待て!三拍子の方はどうでもいいが経営不振でbuellを切ったわけではない!」
創真「ふざけんな!あんないいチューニングメイカー切りやがって!エリック爺さんがどんなつらい思いをしたと思ってんだ!」
えりな「ひさこーお手々きれいにしたよー」トテトテトテ
緋沙子「しょ、しょうがないだろう!こっちだって商売でやってるんだから!リスクよりリターンが少なくなれば当然の選択だ!」
えりな「ひっ!」
緋沙子「ち、違いますよーえりな様ー」
えりな「ご、ごめんなさい」グスン
創真「あー泣かせたー」
緋沙子「うるさい!えりな様、私はえりな様に怒鳴ったわけではありません」
えりな「ほんとう?」
緋沙子「もちろんです!どうしてえりな様を怒鳴る通りがありましょうか。私が怒鳴ったのはこの計算のできない男です」
創真「おい」
えりな「じゃあドーナッツ食べていい?」
緋沙子「もちろんです」
えりな「わーい」
緋沙子「さ、召し上げってください」
えりな「いただきまーす」モグモグ
創真「・・・」
緋沙子「何か言いたそうだな?」
創真「いや、ハーレーってなんかいいバイクあったけかなーって思ってさ」
緋沙子「ほうほう。どうやら本当に私と喧嘩がしたいようだな」
創真「事実いいのって昔のバイクしかなくね?」
緋沙子「それを言うな」
創真「ま、世知辛いもんだよなバイクって」
緋沙子「安くしようにも高性能な三元触媒でどうしても高くなってしまう」
創真「昔はよかったじゃないけど俺が今乗ってるカブの年代くらいがピークって感じがするな」
緋沙子「ピークは80~90年代じゃないか?」
創真「そうじゃなくてさ、エンジンの性能と環境への配慮とかが釣り合ったのがだよ」
緋沙子「なるほどな」
えりな「ドーナッツおいしい」モグモグ
緋沙子「・・・」
創真「なんか、悪かったな」
緋沙子「こちらこそ言い過ぎたすまない」
創真「今思ったら中型でアメリカンはねーよwwwww」
緋沙子「そうだなwwww乗ってるやつがいたら見てみたいものだwwww」
創真「wwwww」
緋沙子「wwwwww」
創真「で、結局どうするか」
緋沙子「いっそスーフォアでいいんじゃないか?」
創真「いや、車検がさきついんだよ」
緋沙子「とはいっても3万円くらいだぞ?」
創真「高校生にはきついって。ましてやうちの学校でだぞ?」
緋沙子「バイトの余裕も厳しいだろうからな」
緋沙子「ずいぶんな食わず嫌いだな」
創真「うーんなんかいいのあったけかなー」
緋沙子「あ、ケッチなんてどうだ?250の方」
創真「殺す気かよ。バイク的にも整備費的にも」
緋沙子「言っておくがケッチ250は幾分か乗りやすい方だぞ?他のに比べればだが」
創真「あのあたりのKawasakiなんて乗りたくねえよ」
緋沙子「それもそうだな」
美作「アメリカンと聞いて!」バンッ
創真「それに今時2stなんてやってらんないだろう」
緋沙子「だがあの加速はロマンだぞ」
美作「・・・無視?」
美作「おーい?この漫画唯一のバイク乗りですよー」
創真「でも単気筒だからなー」
美作「おーい?幸平―」
緋沙子「だがあの軽さで30馬力だ。さぞかし楽しいバイクだろうな」
美作「おーい?緋沙えもーん」
創真「でもなー30万じゃいいの買えないんじゃないか?」
美作「おーい?ゆっきー」
創真「だとよ美作」
美作「お、おう。ここで俺に来るんだな」
緋沙子「本来なら話を振るのも面倒だがしょうがないから好きに話していけ」
創真「ま、どっちにしてもアメリカンはないけどな」
美作「言ってくれるじゃねえか幸平よ」
緋沙子「そもそもお前はどこのバイクを乗っているのかわからないからこの話にはあまり入れたくないのだ」
創真「そんなわけでYamahaのドラッグスター400って言うことで話を進めてくぜ」
http://iup.2ch-library.com/i/i1530383-1445508327.jpg
美作「まずは冬だようが夏だろうがガソリンさえ入っていれば絶対にエンジンがかかる!」
緋沙子「FIなら当然だな」
美作「太いタイヤとライダーの重量を合わせれば300kg!これにより高速走行での安定度が抜群」
創真「それに対して馬力は30馬力正直物足りないどころか高速走行に入るための道路に入るのもためらうP/Wだな」
美作「そしてもちろんアメリカンの醍醐味空冷!」
緋沙子「あのプラスチックみたいなエンジン回りか」
美作「そしてなんとYamahaだからできるオーナーズサポートも充実!」
創真「もはやバイクの長所じゃない上にそのくらいどこの会社もやってる」
緋沙子「全くもってガソリンの無駄遣いだ」
美作「ぐぬぬぬぬ」
創真「結局どうすっかなーバイクの買い換え」
緋沙子「いっそボアアップで済ましていいんじゃないか?」
創真「でもカブはあの排気量がいいんだよなー」
美作「wwwwww」
緋沙子「なっ、なんだいきなり笑い出して」
美作「原付がwwwwwバイクwwwww」
創真「・・・」
美作「原動機付wwww自転車がwwwwwバイクwwwww」
緋沙子「・・・」
美作「げひゃwwwあひひゃwwww」
緋沙子「オラァッ!」グチャァァッ!!
美作「どぅふっ!」
緋沙子「いいかそこの腹をけられてうずくまっているストーカー予備軍」
美作「ぐふぅ」
緋沙子「ぐふぅじゃない。ちょっとおもしろい返事をすれば謝ると思ったかこのキューティクルゴリラ」
緋沙子「いいか?原付を馬鹿にするのはバイクの歴史を冒涜するのと同じなんだ」
緋沙子「そのあたりを同じ霊長類のよしみで教えてやる」
緋沙子「13世紀には内燃機関としての概念は確実に存在していたし、ダ・ヴィンチの手稿に内燃機関の利用法が記されていたからな」ペラペラ
緋沙子「そして19世紀中頃に現在のヨーロッパあたりでこの内燃機関は大きく成長をし始めたのだ」ペラペラ
緋沙子「しかし、悲しいことにまだまだ工業技術が追い付かずに出力・回転数ともに粗末なものだった」ペラペラ
緋沙子「それこそ回転数は1000回転を超えればすぐに焼き付きを起こすし馬力も1馬力にも満たないくらいだった」ペラペラ
緋沙子「徐々に技術的蓄積を積み重ねよってついに二桁の馬力を出せるようになる」ペラペラ
緋沙子「実際には最初の世界大戦を経て高出力エンジンの開発が急務になったのが個人的には大きな影響だと思う」ペラペラ
緋沙子「そして日本の敗戦後とあるスピード狂いの壮年の男性が日本に国産の二輪車を作り出そうと言い始めた」ペラペラ
緋沙子「それまで他の会社は海外のバイクをコピーして作っていたのが現状の上、コピーする際も相手の会社から“出来やしないよ”何て言われたほどだ」ペラペラ
緋沙子「だが今日見る世界のバイクメーカーを席捲する4大メーカーはすべて日本の会社だ」ペラペラ
緋沙子「いいか?世界中探しても日本のように50ccという小排気量のバイクを作っているのはかなり珍しいのだ」ペラペラ
創真(長え)
緋沙子「小排気量のバイクこそが技術の粋と言えるのだ!」ドンッ
創真「喉乾かないか?そんなに喋ってたら」
緋沙子「言っておくがお前の原動機付自転車について話してやったのだぞ」
創真「ま、馬力中や排気量中は黙って放っておくのが無難だからな」
緋沙子「ちなみに現行の15年式のスーパー・カブは3.7馬力」
創真「単純にリッター計算すると74馬力だな」
緋沙子「お前の薬中流れ星とほとんど同じなんだよこのボゲ!」
美作「うぅ・・・排気量中なんていうけどお前らだって中型アメリカンを馬鹿にしてるじゃないか」
緋沙子「話のオチがついたときに横から割って入って無視してやっているのに帰らず調子に乗ったお前が悪い」
緋沙子「何事にもその思想に対する要求とそれに応える設計と性能というものがある」
創真「また長くなる感じか?」
緋沙子「すぐに済む。例えば400ccのオフロードバイクWR400があるとしよう」
創真「なにそれ欲しい」
緋沙子「恐らく多くの者が逝って帰らぬものになってしまうだろう。これは要求と性能ががよく調和されると思われる一例だ」
美作「ドラッグスターはなあ、低排気量のおかげで燃費もいいしアメリカン特有の低回転のおかげで疲労も少ない」
美作「ドラッグスターの何がいけないんだ!リーズナブルな値段で高校生から大学生さらには初心者と広いニーズに応えているじゃねえか!」
創真「いや、狭えよ」
緋沙子「お前は弁当対決で幸平に負けたアリス嬢か!」
緋沙子「そもそもアメリカンとは広大な北アメリカを移動するために手を放しても真っ直ぐ進むくらいのバイクが求められたはずだ」
緋沙子「これは美作昴、貴様が先に言った高重量、低回転さらに長い距離を走るために低燃費が求められる」
美作「なら何がいけないんだ」
緋沙子「生まれながらの排気量中の国が400ccのアメリカンなんて欲しがるわけねえだろうが!」
美作「た、確かに!」
創真「すげー偏見だな」
緋沙子「少しくらい値が張った方が返済意欲が持てて長生きする理由にもなる」
緋沙子「なにせ片足が棺桶にはまってしまっているんだからな」
美作「なんて暴言だ」
緋沙子「よって日本ではハーレーが推奨されている」
創真「結局ハーレーageかよ」
緋沙子「ロードホッパーなんて最高ではないか」
創真「しかもチューニングメーカーだし」
http://iup.2ch-library.com/i/i1530450-1445516849.jpg
創真「ま、大型ならアメリカンが好きなんだけどな俺は」
緋沙子「そもそも幸平の乗りたいイントルーダー800は52馬力だ。いかに馬力中や排気量中が愚かな論争をしているかを体現しているな」
創真「話を元に戻すと結局どうすりゃいいんだ?」
緋沙子「ここは無難にvtr250でいいんじゃないか?」
創真「あれはなー・・・」
緋沙子「言いたいことは良いバイクだぞ?壊れない上に壊れにくく何より壊れないことで有名なホンダだ」
創真「2stの純正パーツが少ないことでも有名なホンダなのはいいんだけどよー」
緋沙子「どうした?プロトタイプには金をかければいいと思ってるホンダのどこが嫌なんだ?」
創真「できれば今持ってるやつとは違うバイク会社がいいんだよなー」
緋沙子「なるほど、最近片手間でバイクを作ってる感があふれ出ているホンダは嫌なわけか」
創真「ヤマハもなー」
緋沙子「なんでだ?昔のようにを色を変えただけのモデルチェンジ営業は最近してないぞ?」
創真「確かにMT-09やMT-07それに新型のYZF-R1のデザインはすげーと思ったよ。実は前のデザインの方が好きだけど」
緋沙子「ならなぜだ?」
創真「結局中型しか乗れないじゃん俺」
緋沙子「あっ・・・」
緋沙子「確かに新商品はすべて大型二輪だな」
創真「そうなんだよなー」
緋沙子「カワサキはどうだ?」
創真「バイクで緑はねえよ」
緋沙子「それもそうだな・・・」
創真「こりゃ国産バイクは無理かねー」
えりな「ひさこードーナッツなくなったー」
緋沙子「では今度はこちらのエクレアをどうぞ」スッ
えりな「わーい」
緋沙子「また掘り返すのかお前は。いいだろEBRがあるんだから」
創真「確かにEBRとしてエリック爺さんは復活したさ!でもなあれはもうbuellじゃないんだよ!」
緋沙子「社名のことか?」
創真「違えよ!ホイールベースのことだよ!」
緋沙子「あーそれか」
創真「buellの頃のバイクと言ったらあの小さなバイクにゴン太のタイヤ!あれこそ日本人にぴったりなバイクなんだよ!」
緋沙子「ゴンタ?」
創真「ごんぶと!どう聞き間違えてんだよ新戸」
緋沙子「確かにEBRのフラッグスーパースポーツバイク1190RXはホイールベースが表記されてないが全長2040mm」
創真「もうね、ただのバイクと同じくらいなのよね」
緋沙子「ホンダCBR1000RRが全長2080mmの車軸間1410mmだからな」
創真「スズキが2045に対して1415。ヤマハは2055の1405これじゃあどう頑張っても1300代にはなってないんだよな」
緋沙子「ちなみにbuellの一番小さい車体は1924mmで1320mmだからいかに小さいかがわかるな」
創真「ぶっちゃけ250ccクラスの大きさだからな」
創真「なんと伝説のマグナ50と同じ車軸間だからな」
緋沙子「もうXB12Rが小さいのかマグナが大きいのかわからなくなってしまうな」
創真「ま、買えても乗れないんだけどな」
緋沙子「いっそ海外のメーカーを探してみるか?」
創真「いやいや絶対高いだろ」
緋沙子「海外のバイクといえば・・・」
タクミ「海外のバイクと呼ばれて!」バンッ
創真「インドだな」
タクミ「へっ?」
創真「いや、あいつスパイスが盛んの熱帯の国なだけでインドって決まったわけじゃないぞ?」
緋沙子「大丈夫だろssだし。それにスパイスが盛んてなんだ?」
タクミ「ちょっと待て逃げるつもりか幸平!」
創真「いや、今400㏄未満のバイク探してるからイタリアはまた今度な」
タクミ「アプリリアのRS50があるじゃないか!」
緋沙子「2stは無しの方向になったからもう無理だな」
タクミ「くっ!それじゃあRS4-125はどうだ!?」
創真「高くて買えねえよ」
緋沙子「そもそもイタリアでまともなバイクメーカーなんて無いに等しいだろうが」
タクミ「世界のドゥカティがあるじゃないか!」
緋沙子「あんなわけのわからん中途半端な排気量の物ばっか作ってる会社など知らん」
創真「そうそう、それになんだよ1299panigaleって排気量をサバ読むのはこの業界じゃよくあることだけど1285㏄ってお前何がしたいんだよ?」
緋沙子「川崎のZX-6Rの636cc版並に訳がわからん」
タクミ「そ、それは公道を走るにあたって中低回転のトルクを稼いでより街乗りをしやすくるために」
創真「スーパースポーツに乗りやすさ求めるくらいなら乗んじゃねえよ」
緋沙子「全くだ。899panigaleも同様にさっさとナナハンにしてSSTに参加しろ」
創真「くだらねえ意地張ってんじゃねえっての」
タクミ「くっ・・・!」
緋沙子「突然お邪魔して問題ないだろうか?」
創真「大丈夫だろ。美味いクッキー出してくれるぜきっと」
緋沙子「ならいいのだが」
創真「ところで薙切はどうすんだ?」
緋沙子「あれを見ろ」スッ
恵「・・・」
えりな zzz
創真「おーまるで猫みたいに田所の膝の上で寝てんな」
緋沙子「せっかく寝ているのだ起こすのも何だろう」
創真「そっか」
緋沙子「ところでインドのバイクで中型となるとLMLくらいしか思い浮かばないんだが」
創真「それを葉山に聞きに行くんだろ?」
緋沙子「そうか、なるほどな」
緋沙子「よろしくお願いします」ペコリ
タクミ「待て幸平!NCRのMillona16はどうだ!」
http://iup.2ch-library.com/i/i1530546-1445522218.jpg
創真「中型って言ってんだろうが!話聞け!」
タクミ「クッソ!なんてことだ!」
恵「・・・」
恵「床に四つん這いになって悔しがっているタクミくん」
恵「状況に追いつけなかった私だけとなった」
えりな zzz
恵「・・・」
恵「どうしてこうなったべさ?」
えりな「んふふドーナッツ」zzz
恵「重い」
御粗末
最後に一言添えさせていただきますと夏冬問わずにバイクを乗る際にはフルフェイスに長袖長ズボンで乗りましょう
革ツナギなら言うことなしです。ヘルメットもフルフェイス以外は顎から下が事故を起こした際になくなってもしょうがないと思ってください
では最後までお付き合いありがとうございました
掲載元:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1445489633/
Entry ⇒ 2016.01.24 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
新戸緋沙子「私は、お前のことが好きだ。幸平創真」
本作品は食戟のソーマの二次創作になります。
ヒロインはタイトルにあるとおり、秘書子こと新戸緋沙子ちゃんになります。
地の文を利用した小説形式の作品になりますので、そこはご注意ください。
ほんとに秘書子かわいすぎると思う。
偶然スタジエールの課題で一緒だった彼。
初めこそつっけどんとした態度を取っていたけれど、彼と一緒に過ごしたあの時間は、私にとってかけがいのないものになっていた。
あの時、私が抱えていた悩みという名の氷塊も、彼のおかげで溶かすことが出来た。
彼の後押しもあって、私は私がいたかった場所に帰ってくることが出来た。
元々彼のことはえりな様の邪魔な存在としか思っていなかったが、あれ以降、私が彼に対して敵意を抱くことは出来なかった。
そしていつからだろうか。
私の中に何かわだかまりが出来始めていたのは。
「どうしたの?緋沙子?」
「あっ、はい!すいません。少し考え事をしておりました」
「もう、まずはその敬語をやめなさいって言ったでしょ?」
「す、すみ、いえごめんなさい?あー、もう少し待ってください!中々難しくて、その」
「ふふ、冗談よ。でもゆっくりで良いから直していってね?」
「は、はい!」
あれ以降。えりな様、いやえりなと呼べと言われているが、それは置いておこう。私たちの関係は良好だと思う。
えりな様の隣に立つ。今までの努力とは比べ物にならない努力をしないと辿り着けない場所。
でもあの日、彼に教えてもらったこと。私が気づかなかった私の中の本当の想い。
それが今の私を形作っている。
「で?どうしたの緋沙子?最近良く上の空になることが多いけれど」
「いえ。私自身もよく分からないんです。なんか胸の中にわだかまりみたいなものがありまして」
「わだかまり?まさか、風邪とかじゃないわよね?」
「いえ!体調管理はばっちりです!ですが、このようなものは初めてで、自分でも戸惑っているのです」
「わだかまり、か。少し休暇を取ってみたらどう?私の方は大丈夫だから」
「え、いえ、そんな私の都合でご迷惑をかけるなど……え?」
とん、と人差し指でおでこを突かれ、きょとんとしてしまう。
「そんなこと気にしないの。緋沙子体調が第一。それに……」
「……?」
「と、友達のこと……心配するのは当然じゃない……」
目眩がした。不意打ちだった。
なんだろうこの可愛過ぎる生き物は。
頬を赤らめながらこんなことを言われては、性別関係なく陥落するのではないか。
漫画で聞いたことのあるツンデレというやつなのか?これがそうなのだろうか。
だとしたらなるほど。これは凄まじい破壊力だ、と私は思った。
確かに、私がえりな様のお側に戻る時、従者としてでなく一人の友達としてありたいと本心を言ってくれた。
しかし、こんなの反則すぎる。
「わ、わかりました!新戸緋沙子!暫し休暇を頂きます!」
これ以上この場にいたら何か別の物に目覚めそうだった。
「しっかり休みなさいね?」
ぐらっ。
可愛すぎる。
これだけである意味あの時離れて正解だった気がしてきた。
そんなだらしない思考を垂れ流しながら、私は自分が倒れる前にその危険地帯を退避した。
「しかし休暇と言われても何をするか」
休みと言えばやはり自身の部屋に戻り、くつろぐのが妥当だろう。
しかし、別に体調が悪いわけではなかった。
特に体調を崩していない時に下手に休むと逆に身体に毒だ。
さて、どうするか。
「あれ?新戸じゃん。久しぶりだなー」
ドクンッと心臓が跳ね上がった。
声だけで分かる。分かってしまう。私がえりな様と仲直り出来たきっかけをくれた人。
私にとって今や恩人の彼。
「幸平、創真……」
振り向きざまに彼の名を呼ぶ。心臓の鼓動がより高く聞こえる。
一体これはなんなんだ……?
「ん?いやさら今から新作料理試そうと思ってさ。極星寮の厨房取られちまってるから、学校の厨房を借りにいくところ」
見れば手には食材などを詰めた鞄があった。
「1人でか?」
「ん?そうだけど。あれ?そういや新戸も一人だな珍しく。薙切はいないのか?」
「今日はえりな様とは別行動だ。丁度良い幸平創真」
「ん?」
「私も気分転換したかったところだ。お前の料理に付き合っても良いか?」
「へ?」
厨房に向かう途中、私は凄まじい自問自答に駆られていた。
わ、私は何を言っているんだ!いや!確かに気分転換にはなるが、よ、よりにもよって幸平創真に何故あんなことを……。
幸平創真は私の提案に快諾してくれた。寧ろ感謝された。丁度味見役が欲しかったと。
何故かはわからないが、その瞬間異様な昂揚感が私を包んでいた。
そして不思議なことに、胸の中のわだかまりも今は収まっている。
「ん?どうかしたか新戸?」
「いや、なんでもない!それより良いか幸平創真!私が付き合うのだから、練習とはいえ不出来な物を出したら許さんぞ!」
「へいへい。お前も相変わらずだなー」
「相変わらずとはなんだ!相変わらずとは!」
スタジエールの時と変わらない応酬を繰り広げながら、私は彼の調理に付き合った。
意外にも定食屋とは程遠いフランス料理の品を試作していたため、私も私で勉強になることが多かった。
「しかし意外だな。まさかお前がフランス料理に手を出すとは」
「いやー、スタジエールで四宮先輩にコテンパンにしごかれてさー」
「し、四宮!?遠月の卒業生の!?」
「ん、お、おう。第二のスタジエールは四宮先輩のとこでさ、まぁ色々あってな……」
ぶつぶつと彼にしては珍しく覇気のない顔で呟いていた。
第二のスタジエールはどうやら余程の地獄だったらしい。
「おう」
完成した料理を一口含むと、思わず仰け反ってしまいそうな旨味が口の中に広がった。
共同で作ったものだが、メインは幸平創真によるものだ。
秋の選抜で2位に残ったから実力は確かだと知っていたが、これほどとはと思わず狼狽しそうになる。
「んー、まだまだだな」
しかし幸平創真は難しい顔をして言う。
こ、これでか?と思わず言ってしまいそうになるが、情けないのでそれは料理と一緒に飲み込むとした。
「……四宮先輩は、これ以上の物を作っていたのか?」
「あぁ、正直比べ物にならない。四宮先輩の専門分野ってのもあるけど、全く勝負にならねぇ……」
んー、と悩みながら料理を口に運ぶ幸平創真を見て、私は前とは違う胸のわだかまりを覚えていた。
私の死にも狂いの努力は、幸平創真にはまだまだ遥かに及ばないのか。
「幸平創真!」
立ち上がりバンッと机を叩くと、幸平創真はビクッとこちらを見上げる。
「復習だ!何故四宮先輩に届かないのか!私も一緒に考えるから、お前も付き合え!」
「え?いや、元々そのつもりだけど、いきなりどうしたんだお前」
「いいから!しっかりがっつりやるぞ!」
私は自分の悔しさを隠すのに精一杯で、それを誤魔化すように厳格な新戸緋沙子を繕った。
幸平創真はまだまだ先にいる。そしてその遥か先に私のいたい場所がある。
「???まぁ、いいや。なんか知らねぇけどやる気みたいだし。んじゃ、いっちょやるか新戸」
結局、昼から始まった幸平創真との料理の試作は、終わってみれば夜になるまで続いていた。
「ありがとよ新戸。今日はすげぇ助かった」
「気にするな。私も私のためにやっただけに過ぎない。私自身も勉強になった。礼を言う」
「送らなくて大丈夫か?」
「ん?あぁ、大丈夫だ。すぐそこだからな私の寮は」
「ん、そっか。じゃあまたな新戸」
「……あぁ、またな幸平創真」
ドクンドクンと内部で暴れまわるそれは、そう簡単に収まりそうになかった。
「一体どうしたんだ私は……」
自室に戻りまた自問を始める。
幸平創真と会ったとき、幸平創真と別れたとき。同じような現象が私を襲った。
そして幸平創真といた時、私の中のわだかまりは綺麗さっぱり無くなっていた。
そしてまた今、わだかまりが出来ている。
ゴロンと横を見ると、あの少女漫画が袋に入って置いてあった。
「あぁ、しまった。返しておくべきだったな」
あの日幸平創真から借りた本。
えりな様に私が返しておくと言って持ってきたのを、すっかり忘れていた。
「あまり長く借りておくのも悪いし、近いうちに日を見て返さないとな」
えりな様がハマった恋愛少女漫画。まぁ飛び切りプラトニックなものだから、そこまで大人な描写はないが結構巷では人気だったらしい。
恋愛か……恋愛?
ドクンッとまた心臓が跳ね上がる。今度はより激しく。内部から私を叩いてくる。
幸平創真といると、わだかまりがなかった……?
幸平創真といたから……?
まさか……?
「いや、そんな馬鹿なことがあるわけない」
その考えに否と言う。
きっと疲れているだけだ。今日はもう寝よう。きっと明日にはこのわだかまりもなくなっているはずだ。
新戸緋紗子が、幸平創真に〜〜〜なんてあり得ない話なのだから。
『な、何をいきなり言うんだ幸平創真!私はえりな様の秘書だぞ!そんな簡単に時間など作れるものか!』
『んー、じゃあしゃあねぇか。田所に頼むとするよ』
『な、なに?田所とは、田所恵のことか?あの女に頼むのか?』
『いやだって、お前忙しいんだろ?田所はちゃんと付き合ってくれるし、これからは田所に頼むとするよ』
『ま、待て!幸平創真!』
『おーい、田所』
『待て!待ってくれ!』
「待たんか!」
ガバッと起き上がったそこには、見慣れた風景が広がっていた。
自室。自分の部屋だ。
「夢……?」
パジャマの下も汗だくだった。
「なんて夢を見たんだ私は……」
シャワーを浴びながら、思わず呟く。
確かに感謝はしている。最初合った敵対心も今はほとんど残っていない。
でもその中にそんな感情はなかったはずだ。
なんでだ。どうしてだ。どうしてよりにもよって彼なんだ。
「違う、違うはずだ……こんな気持ち」
そんな私の呟きは、誰にも聞かれることなくシャワーのお湯とともに排水口へと吸い込まれていった。
「な、なぁ!?」
放課後、えりな様は仕事のため別行動となった際、またしても私は彼に会ってしまった。
「珍しいなー。昨日、今日とお前が一人でいるなんて」
彼はいつもそうだった。
誰にでも馴れ馴れしく話す。コミュニケーション能力が高いといえばそうなのかもしれないが、ゆえに彼は幅広い交友関係を持つ。
「男女」関係なく。
そこまで行き思考を振り払う。
何を考えている!しっかりしろ緋沙子!
「お前こそ珍しいではないか。あの田所恵といつも一緒にいるのに」
田所という名を出したと同時にズキンッと胸が痛んだ。
まやかしだ、気のせいだ、と自分に言い聞かせる。
彼の前でそんな素振りを見せるな。
「ん?田所か?確かに良く一緒に行動しているけどさ」
ズキンッズキンッ
胸の痛みがさらに激しくなる。
耐えろ。冷静でいろ。
「え?」
スーッと痛みが止むのが分かった。
「な、なんだ。良く一緒にいるから、てっきり付き合っているのかと思ったぞ」
待て、何を聞き出そうとしている。
「へ?俺と田所が?いや、あいつとは同じ寮生で友達ってだけだぞ?」
痛みが引き、逆に、僅かに昂揚感が出てきている。
止めろ。止めてくれ。そんなことを聞こうとするな新戸緋沙子。
「まぁ良い。ところでその手荷物を見る限りまた料理の試作か?」
どうにか寸前で止め、話題を切り替える。
「ん?あぁ、昨日お前と話していいイメージ出来てるからさ。忘れないうちに今日もやろうかなって」
「そうか……」
「良ければ新戸もやるか?いや、お前は俺と違って結構忙しいか」
「そうだな、私は……」
『これからは田所に頼むとするよ』
ズキンッと胸にまた鈍い痛みが走る。
「いや……私も付き合って良いか?私も昨日の良いイメージを忘れたくない」
「お?そうか!新戸の意見って結構斬新で勉強になるし助かるわ」
引いた胸の痛みを確認しながら、私は一つ息をつく。
落ち着け緋沙子。
これは勉強なんだ。自分より高みにいる幸平創真から吸収するための。
決してかまけた愛瀬目的ではないんだ。
「そうだな。味の繊細さは昨日より遥かに上がっている。やはり火入れの時間が肝と読んだのは正解だったな」
「だけどまだまだ四宮先輩には及ばずだ」
「……こればかりは経験を積むしかないだろうな。昨日と同じように一つ一つ復習し積み重ねていくことが一番の近道だろう」
幸平創真はやはり私とは比べ物にならない傑物だった。昨日私と復習した内容を、今日既に実戦に取り組み、成功させている。
私は何度も失敗を繰り返しているのに。
そして私が目指すあの人は、そもそも失敗したところを見たことがなかった。
完全無欠の料理人だった。
「ん?どうした新戸?」
「いや、お前は凄いなと思ってな幸平創真」
「は?」
「昨日の今日でこれだろう?たった1日で昨日の反省点を改善し、実戦に生かしている。私には到底及ばぬ領域だ……」
私が目指す遥か頂。薙切えりなという天才の隣。
そこに辿り着く自分を目指し、今も精進し、進もうとしている。
でもどうだろう。
葉山アキラもそうだ。
凡才の自分が才能を持つ彼らにそもそも勝ち目なんてなかったんじゃないのか?
目の前の幸平創真もそうだ。
どうしても、どこか弱気になってしまう。
「何言ってんだ新戸?」
「え?」
「だって今日の料理が上手く出来たのって、俺はお前のお陰だと思ってるぜ?」
「は?何を言っている幸平創真!つまらん慰めはよせ!」
「いや、実はさ。お前と別れた後極星寮戻ってまた試作したんだよ。でもどーしても上手くいかなくてさ。中々良い味が出せなかったんだよ。んで、良いイメージ忘れたくないから、もう一度やろうと思ったんだけど、新戸が来てくれたお陰ですんなり出来たんだよ」
「な、何?」
「多分俺じゃ気づかなかったミスを新戸が拾ってくれたお陰で、昨日より味が上がったんだと思う。何を卑屈になってるか知らねーけど、感謝してるぜ?新戸」
ドクンッとまた胸が跳ねる。
こいつはスタジエールの時もそうだった。惚けた振りして、私の一番欲しい言葉をくれる。
私が見えていなかった道を教えてくれる。
……認めろというのか。
この気持ちを、この胸の鼓動を。
ドクンッドクンッドクンッと今までで一番早く血液が流れる。
私は、私はこいつのことを……。
「ん?どうした新戸?」
私は……私は……?
「…………ゆ」
「緋沙子ー?ここにい……え?」
幸平創真とは別の声が耳に入り、思考が完全に止まった。
心臓がまた違う意味で跳ね上がる。
「ん?薙切?」
「え?え、えりな……様?」
「ひ、ひ、ひ、緋沙子……?と、幸平……くん?」
サーっとえりな様の顔の血が引いていくのが分かった。
「な、な、な、」
声にならない声で、私たちの方を指差す。大体言いたいことは分かる。
「ん?おい新戸、薙切の奴どうしたんだ?」
「お前は黙っていてくれ、幸平創真」
「ん?おい」
正直今の私も一杯一杯だったが、どうにかここでえりな様の爆発を防がなければならない。
恐らく生きていた中で、今が一番早く頭が回転している気がした。
「えりな様」
「ん、うん?」
「幸平創真とこうしているのは、調理について彼から教わっていたからです。えりな様の隣に立つためには、選抜2位の彼の実力をより知ることが必要と思ったのです。驚かせてしまって申し訳ありません」
「いや、まぁ俺も新戸から色々教えて貰ってたけどな」
「お前は黙ってくれと言ったろう!」
しかしえりな様は余程の衝撃だったのか、少々頭がショートした感じだった。
「え?あ?うん?そうなの?あ、そうなのね?なんだー、緋沙子はほんと勤勉ねー。だったら私に言ってくれれば何でも教えてあげるのに。あはは……」
壊れかけのえりな様の腕を引き、少し待ってろと幸平創真に言い、一旦調理室を離れる。
とりあえずえりな様を人目につかない内に元に戻さなければ。
「い、いえ、とんでもない……」
いつもの執務室で一服してもらう。
少ししてえりな様は正気に戻った。
「で?どういうことかしら?何で幸平創真と一緒に?」
「…………」
口を紡ぐ。えりな様には伝えられない。
そもそも私自身もこの気持ちの正体をまだ決めかねている。
「スタジエールのことが何か関係しているのかしら?」
「!!」
図星を突かれ、思わず狼狽しそうになる。
「はぁ。別に私は貴女を責めている訳じゃない。実際、彼のお陰で貴女とこうして関係を戻せたのだから、その……彼には感謝しているつもり」
「えりな様……」
「でもっ!」
ぐいっと顔を寄せられ、私は思わず仰け反りそうになる。
「私が何よりびっくりしたのは、緋沙子があの少女漫画のヒロインの子と同じ表情してたってこと!」
「へっ!?」
思考が止まる。
あの漫画のヒロインと、同じ表情……?
「わ、私もあの漫画しか読んだことないから分からないけど、なんかこう、あの時の緋沙子、その、凄い可愛かった……」
「……っ」
「ま、まさか……貴女!あの幸平創真に……、その、ほ、惚れた訳じゃないわよね!?」
ドクンッ
初めて、初めて本当の核心を突かれ、身体が跳ね上がる。
「よ、よりにもよって、緋沙子が!」
「え、りな様……」
それ以上先は言わないで欲しい。
「まさか、よりにもよってあの男にそんな……」
「えりな!」
ビクッと今度はえりなの身体がはねる。
生まれて初めて、この人のことを呼び捨てで呼んだ。
「すみません。幸平創真を待たせています。このお話はまた後で良いでしょうか」
「…………分かったわ。私は、後で、ね」
その意味を、えりなは理解してくれた。
そして私も、その意味を理解しながら伝えた。
「私も、まだこの気持ちの正体を知りません」
「そう……」
「だから、その答えを探してきます」
カッカッと、足早にえりなの元から離れる。
「緋沙子」
寸前のところで呼び止められる。
「ありがとう。呼び捨てで呼んでくれて。また幸平創真に感謝することが増えたわ」
「……!」
「行きなさい。また、後で、ね。」
「……はい」
カッカッカッと彼のいる調理室へ戻る。
私のこの答えを、知るために。
「待っていて、くれたのか」
「いや、待ってろって言ったの新戸じゃん」
「そういえばそうだったな」
「よー、薙切の奴どうしたんだ?なんかテンパってたけど」
「幸平創真」
「ん?」
「少し、良いか……」
カッカッと足音が2つ響く。
一つは私。
そしてもう一つは幸平創真のものだ。
「そういや漫画貸しっぱなしだったな」
「ああ、随分長いこと借りてしまっているからな。持ち主には申し訳ない事をした」
「まぁ俺から謝っとくよ。彼奴はあまりそういうの気にしないけど」
「ここで待ってろ。すぐ取ってくる」
「おう」
時間は既に夜に差し掛かる。
人通りもほとんどない。
あの後の復習の時間が、やはり伸びてしまったためだ。
だが、私はその間で覚悟を決めた。
決めることができた。
寮の入口に幸平創真を残し、私は一旦部屋に戻った。
一つ息を吐く。
言うんだ、私の気持ちを。
えりなが、わざわざ呼び止めて言った意味を、理解していない新戸緋沙子ではないのだから。
「すまない。待たせた」
「おう、サンキューな」
漫画の袋を渡すと、じゃあ帰るわという幸平創真を呼び止める。
心臓が馬鹿みたいに煩い。
昨日今日でもう一生分動いたのではないのかというくらい、暴れ続けている。
「幸平創真」
「ん?まだなんかあった?」
「聞いて欲しいことがある」
離れかけた幸平創真の方へ近づく。
「ん?俺なんかしたっけ?」
「とぼけなくても良い。スタジエールの時も、とぼけた振りをしていたが、お前は私の背中を押してくれた」
「……」
「私は……」
1つ呼吸を溜める。
生まれて初めての、そして最初で最後であって欲しい言葉を紡ぎだす。
「私はお前のことが好きだ。幸平創真」
「何時からかは分からない。でも、今日、ようやく分かった。分かることが出来た」
「は?え?」
言い終わり、ふーふー、と息を荒げる。
言った。言うことが出来た。心臓の音は相変わらず煩いままだ。
でも、言ってしまったことでどこかスッキリしたものも胸の中にあった。
見ると幸平創真は珍しく頬を赤くして狼狽えている。
なんかその様が、ちょっと可愛いと思った。
「いや、え?あー、えっと、すまん新戸。初めてこんなこと言われたから、その、なんて返事したら良いか……」
「初めてなのか……?」
「あー、おう。今まで料理ばっかやってたから、その、な」
「そうか、私が初めてか」
フフ、と思わず笑い声が漏れる。
なら今の幸平創真はフリーということだ。恐らく付き合うとかそういうのは考えたこともなかったんだろう。
「幸平創真」
「は、はい」
「どうせ今は色良い返事は貰えんようだな。考えたこともなかったみたいだし」
「あー、うん。その……すまん」
「構わない。だが」
グッ
チュッ
思いっきり胸倉を掴み、そのまま彼の唇に向かって私の唇を差し出す。
「!?!!???」
「ぷはっ!私のファーストキスだ。これが、私の覚悟だ。良いな幸平創真」
「え、え?あ、はい」
「いつか、返事を聞かせてくれるのを待ってるぞ。では、またな」
カッカッカッと足早に幸平創真の元を去る。
未だ困惑した声を上げているが、私は胸の内がすごいスッキリした気持ちだった。
部屋に入り、枕に顔を埋め、バタバタと足をバタつかせる。
「まさか、フフ……」
きっと幸平創真は悩むだろう。多分私の何倍も、何十倍も。
それで良いのだ。私を悩ませた罪を存分に償えと思う。
「さて、幸平創真はどんな答えをくれるのだろうか」
でも私にはもう恐怖はなかった。
自分の唇をなぞる。
先制のパンチは喰らわせた。
より強力な、より超強力なものを。
負ける気はしない。
あの田所恵や、他の誰であっても。
さぁ、幸平創真。
精々全力で悩め。
私は、その返事を何時までも待つから。
〜後日談〜
「全く、あの時は後で待ってるって言ったのに。勝手に帰っちゃって」
「ごめんえりな。私も結構テンパってて……」
もう完全に敬語が抜けた私たち。主と従者じゃない、一人の友達として私たちはここにいる。
これもあの日彼が背中を押してくれたお陰だった。
「で!?」
「ひっ!?」
「ど、どうだったの!?その、告白、したの!?ねぇ!?あの、薔薇の花とか、渡したりとか!?」
グイグイ押してくるえりなを見て、あぁ完全に少女漫画に毒されてるなと心の底で涙を流す。
「い、一応告白はしたよ……。返事はまだだけど……」
「はぁ!?あのボンクラ!緋沙子の告白に即答しなかったの!?」
「ちょっ!えりな落ち着いて!」
「あー、なんなのそれ!男としてありえない!」
男としてというが、この人も果たしてどこまで異性のことを分かっているのだろうか。
と思ったが口には出さない。きっと出してはいけないことだ。
「あー、ムカつく!今から食戟してくるわ!私が勝ったら即返事!これ以外いらないわ!絶対ボコボコにしてやる!」
「あー、もう。えりなったら」
飛び出して行ったえりなを見ながら、フフと笑いが溢れる。
これで良かったと思う。まだ幸平創真からの返事はないけれど、きっと近いうちに返事を貰える。
そんな予感がする。
コンコン
「はい?」
「あー、幸平だけど、新戸いるか?」
どうやらえりなとすれ違いになってしまったようだ。
でも私にとっては好都合だった。
いや、もしかしたらえりなも分かっていて席をはずしたのかもしれない。
「入って」
何時もの軽い雰囲気とは違う、明らかな緊張した顔に思わず笑みが溢れそうになる。
さぁ、幸平創真。お前はなんて答えをくれるんだ。
「あの、昨日の返事だけどさ、そのーーーー」
また、心臓が胸を打つ。
私はあの日スタジエールで彼と組めて良かった。
出会い方は決してロマンチックでもないし、その過程も酷いものだったけど、今、彼を好きになった私を、やっと私は好きになれた。
「うんっ」
私はそう言うと彼の方へ近づき、そして。
〜完〜
短い間でしたがお付き合いいただきありがとうございました
駆け足な内容になってしまいましたが、そこはなにとぞご容赦を
pixivのほうにも同じものをあげますので、読みたくなればそちらのほうもよろしくです
ではhtml依頼出してきます
またどこかで会いましょう
次回作も期待している
このコンビ良いわぁ
また何か書いておくれ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426323256/
Entry ⇒ 2016.01.24 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
【食戟のソーマ】緋沙子「最近おかしい」
※キャラ崩壊あり
緋沙子「ふむ…この組み合わせもいいな…」
えりな「あら緋沙子、何してるのかしら?」
緋沙子「あっ、えりな様!今新しいレシピを考えてて…」
えりな「新しいレシピね…もし味見とか必要なら私も手伝うわ」
緋沙子「えっ、いいんですか?」
えりな「いつもお世話になってるしね…それくらいしないと」
緋沙子「ありがとうございます…!」
えりな「じゃあ引き続き頑張ってね?」
緋沙子「はい!」
緋沙子「よし…できた…」
緋沙子「さっそく作ってみるとするか…」
ガチャッ
創真「おっ、新戸じゃん」
緋沙子「幸平創真!?何故ここに!?」
創真「え?いやついさっき閃いた新レシピを試してみようかなってさ」
緋沙子「なぜ極星寮でやらないのだ!?」
創真「たまたま近くにあったんでなぁ」
緋沙子「そ、そうか…くれぐれも私の邪魔をするなよ?」
創真「はいよ、そういえばお前なにやってんの?」
緋沙子「…私も新レシピの試作をな」
創真「お~!味見させてくれよ!」
緋沙子「なっ!させるか!」
創真「え~?なんでだよ冷てぇなぁ…」
緋沙子「なんでもだ!とにかく邪魔はするなよ!?いいな!?」
創真「う~い」
創真「うっし出来た…」
創真「そういやあいつ何作ってんのかな…」
創真「でも邪魔するなって言われたしなぁ…」
創真「……」
創真「ま、見るだけなら大丈夫だろ!」
ガチャッ
えりな「緋沙子?」
緋沙子「あ!えりな様!」
創真「お、薙切じゃん」
えりな「ゆっ幸平創真くん!?何故ここに!?」
創真「おめーも同じ反応かよ…新レシピの試作だよ」
えりな「ああ…貴方もなのね…」
創真「食うか?」
えりな「…何を作ったの?」
創真「炙りゲソのココナッツミルク漬け」
えりな「」
緋沙子「」
創真「え?」
えりな「想像しただけでとてつもない不味さが…」
緋沙子「それは新レシピなのか…?」
創真「ま、まぁ食ってみろって…」
えりな「ぜっっっっっっっっっったい嫌です!!!!」
創真「でももう俺は食ったけど別にまずくもなんともねぇよ?逆にうまかったわ(嘘だけどな)」
えりな「え!?ウソでしょ…?」
緋沙子「おいおい…そんな露骨な…」
創真「まぁ食わないなら極星寮の面子に食わせるか…」
えりな「…ただくわ」
創真「え?」
えりな「いただくわ!寄越しなさいよ!」ガシッ
緋沙子「え、えりな様!?」
創真「おっ、いいねー」
えりな「(これは…ココナッツミルクの匂いしかしない…けどこれが美味しいの…?)」
えりな「…」パクッ
えりな「!!!!!!!」
緋沙子「え、えりな様…?」
創真「薙切…?」
えりな「……むり」バタン
緋沙子「え、えりな様ぁぁぁぁ!?」
......................................................
休憩室
創真「いやぁまさか倒れるとはなぁ」
緋沙子「馬鹿者!どんだけ不味いんだこれは!!」
創真「なはは…」
えりな「うぅ…」
緋沙子「いいか幸平創真、『アレ』は二度と作るな」
創真「へ~い…」
緋沙子「…私はそろそろ鍋を見てくる、くれぐれもえりな様に変なことするなよ?」
創真「わかったわかった」
緋沙子「…すぐ戻るからな」
創真「はいはい…」
......................................................
厨房
緋沙子「ふぅ…これで完成だな…」
緋沙子「どれ味は…」パクッ
緋沙子「んっ…美味しい…よかった…」
緋沙子「えりな様が起きた時に少し食べてもらおうかな…冷やしておこう」
緋沙子「…あれは炙りゲソか」
緋沙子「…」
緋沙子「…」パクッ
緋沙子「…ん?」
緋沙子「あれ…食べれる…」
緋沙子「前に炙りゲソのピーナッツバター和えを食わされたから耐性が出来たのか…?」
緋沙子「嫌な耐性だ…よし、片付けて休憩室に戻るとするか」
......................................................
休憩室
緋沙子「失礼する…」ガチャッ
創真「お、おかえり新戸」
緋沙子「お、おうただいま…」
創真「そういやさっき薙切が少し起きたぞ、んでまた寝た」
緋沙子「ええ?」
創真「なんか嫌な夢でも見たとか言ってたわ」
緋沙子「それ確実にアレのせいだろ」
創真「だよな」
緋沙子「…アホか」
緋沙子「ああ…私は牛すじ煮込みカレーをな」
創真「え、お前薬膳料理以外にも作れんの?」
緋沙子「失礼な!普通にできるわ!」
創真「へー…でもなんでカレーなんだ?」
緋沙子「いや…この前汐見ゼミの近くを通ったらものすごいカレーの匂いがしてな…」
創真「ああ葉山のとこか」
緋沙子「そしたら急にカレーが作りたくなってな…」
創真「カレーかぁ…俺は秋の選抜以来だなぁ」
緋沙子「何なら少し味見でもしてくか?」
創真「お?いいのか?」
緋沙子「まぁ構わん…私も食べてしまったからな」
創真「え、まさかアレを?」
緋沙子「…うん」
創真「よく食えたな~…」
緋沙子「何故か前回のピーナッツバター和えで耐性が出来たのか知らんが普通に食えてしまった」
創真「それすげぇな!またなにか出来たら新戸に味見頼むわ!」
緋沙子「それは遠慮しておこう」
緋沙子「…まぁいい、えりな様を起こそうか」
創真「そうだな…おーいおきろー」ペチペチ
緋沙子「なっ!?馬鹿者!ほっぺたをペチペチするんじゃない!」
創真「さっきこれで起きたぞ」
緋沙子「お前は何をしてるんだ…」
えりな「…う~ん」ムクッ
緋沙子「えりな様…大丈夫ですか?」
えりな「ええ…平気よ」
創真「お、起きたな~」
えりな「貴方ねぇ…!!」
創真「まあまあ…」
えりな「もう二度と食べたくないわあんなの」
創真「流石に倒れちゃあな」
えりな「…私に何もしてないでしょうね?」
創真「するわけねーだろ…」
えりな「…本当に?」
創真「おう」
えりな「っ…そう、ならいいわ」
創真「すげぇ眠そうだわな」
えりな「最近スケジュールがキツキツでね…あんまり寝れてないのよ」
創真「そりゃきつそうだな…」
緋沙子「で、ではお部屋までお送りします」
えりな「いえ結構です…貴女は新レシピのことで頭いっぱいでしょうに」
緋沙子「そ、そうですけど…」
えりな「いいのよ、これでも応援してるのですからね?」
緋沙子「ありがとうございます!」
えりな「じゃあ私はひとまず部屋に戻りますから…緋沙子は試作が一段落したらでいいから戻ってらっしゃいな」
緋沙子「わかりました!」
えりな「ではごきげんよう」バタン
緋沙子「私も倒れるとは思ってなかったからな…」
創真「もうアレはお蔵入りだな」
緋沙子「そうしろ…さて、厨房に行こうか」
創真「お、待ってました~」
緋沙子「そんなに期待するものでもないだろ…」
創真「え、だって新戸の料理食べるのたしか初めてじゃなかったっけ?」
緋沙子「あれ、そうなのか?てっきり秋の選抜のときこっそり味見してたかと」
創真「そんなことしねぇよ……………………多分」
緋沙子「おい!」
緋沙子「よし、じゃあ温め直すから座って待っててくれ」
創真「あいよ~」
緋沙子「(初めて私の料理を食べるのか…)」
緋沙子「(な、なんだ少し緊張してきたぞ…)」
創真「新戸大丈夫か?動きがカックカクしてんぞ?」
緋沙子「だ、だだだ大丈夫だ!」
創真「なんか危なっかしいな…」
緋沙子「大丈夫と言ったら大丈夫なんだ!」
創真「なんかあったら手伝うからな?」
緋沙子「(ただ温め直すだけなのに何故こんなに緊張しているのだ!)」
創真「(さっきからニヤついてる…なんだあいつ)」
緋沙子「ほ、ほら出来たぞ」
創真「お~めっちゃいい匂い!いただきま~す」パクッ
緋沙子「(ど、どうだろうか…)」ドキドキ
創真「………!!!」
緋沙子「!?」
創真「おい、このカレー…」
緋沙子「(しまった…何かやってしまったか…?)」
創真「すげー美味いじゃないか!」
創真「カレーに牛すじってのが初めてだったけど結構柔らかくなってて味染み込んでてすげーうまい!」
緋沙子「よ、よかった…」
創真「インパクトもかなり強いし…これしょうが多めに入れてるよな?すげーあったまるわ」
緋沙子「そこに気づいたか…」
創真「いままでに食べてきたカレーの中でも群を抜いてる美味さだぞ」
緋沙子「(さ、流石にそこまで言われると…////)」
創真「ん?顔赤いけど…風邪でも引いたか?」オデコピトッ
緋沙子「~~~~~~!?!?/////」カアァ…
創真「うわさらに赤くなった…ゆでダコみてーだな」ヘラヘラ
緋沙子「(くっ!!なんで熱くなるんだ!私はこの男のことなど何も考えていないはずだろう!?)」
創真「まぁ…風邪っぽいな…少し熱いし」
緋沙子「か、風邪なんかじゃ…!!!」
創真「でも顔赤いし熱いし…ほれ」オデコアワセ
緋沙子「ひゃあっ!?/////」パタッ
創真「え!?新戸!?大丈夫か!?」
緋沙子「む…ここは…」
創真「お、気がついたか」
緋沙子「幸平創真…そうか…私は倒れて…」
緋沙子「(思い出し中)」
緋沙子「っ!!!//////」ボンッ
創真「おいおい大丈夫かよ…」
緋沙子「(なんなんだこの男!くそ!////)」
創真「ほら…濡れタオル持ってきてやったから…」ピト
緋沙子「んっ…あ、ありがとう…」
創真「片付けもしといたからな」
緋沙子「…悪いな何から何まで」
創真「大丈夫だよ」
緋沙子「…そうだ、遅れることをえりな様に連絡しないと」
創真「ああそれもしといたよ」
緋沙子「なぜえりな様の連絡先を…?」
創真「ん?この前総帥に教えて貰ったぜ?」
緋沙子「そ、総帥…」
緋沙子「ああ…」
創真「そろそろ夕方か…」
緋沙子「夕方か…」
緋沙子「そろそろ戻らないとな…」
創真「おいおい…大丈夫か?」
緋沙子「ああ…少し具合は良くなったからな…」
創真「そうか…じゃあ送ってくよ」
緋沙子「そ、そんなことしなくても…」
創真「まあまあ体調悪いんだろ?」
緋沙子「ま、まぁな…」
緋沙子「(ほとんど貴様のせいだがな…!!!)」
創真「じゃあほら、背中」
緋沙子「は?」
創真「いやだからおぶってやるから、ほら」
緋沙子「はぁ!?//////」
創真「ほら早く」シャガミ
緋沙子「(…まて新戸緋沙子、落ち着くんだ…ただおぶって送ってもらうだけなんだ…!!!)」
緋沙子「わ、わかった…乗るぞ?」
創真「おうよ」
緋沙子「じ、じゃあ…」ギュッ
創真「おう、じゃあ行くぞっと…」
緋沙子「(なんだなんだなんなんだこれは!?)」
緋沙子「(なぜ私は幸平創真にドキドキしているんだ!?)」
創真「おい鼻息耳にめっちゃくるぞ」
緋沙子「ひゃっ!?ご、ごめん…なさい…」
創真「ここからそこまで遠くないからすぐ着くぞ」
緋沙子「お、おう…」
緋沙子「(まずい…鼓動が治まらん…)」
緋沙子「(しかもめちゃくちゃいい匂い…///)」
緋沙子「(これではまるで私がこいつの事を…)」
緋沙子「(ないない!!!!!)」
緋沙子「(ありえないぞ!こんな男に!)」
創真「あ、もう少しくっつけよ落ちるぞ」キュッ
緋沙子「ひゃあ!?」
創真「よし、もう少しだからな」
緋沙子「(まずいまずいまずい!!!くそ!なぜドキドキしているんだ!)」
創真「…なぁ新戸」
緋沙子「ふぁい!なんだ!」
創真「(ふぁい…?)」
創真「あのな?あんまり締め付けられると…その…」
緋沙子「…?」
創真「わかったいいわそのままで」
創真「お、ついたぞー」
緋沙子「も、もうか…」
緋沙子「(って、私はなぜ残念がっているんだ!?)」
創真「降りれそうか?」
緋沙子「え、っと…」
緋沙子「無理…かな(降りれるぞ、大丈夫だ)」
創真「そっか、じゃあ鍵開けないとな」
緋沙子「(あれ…私何言って…)」
創真「っと、よし開いたぞー…この体勢から開けるのはきついな」
緋沙子「(もういいか…)」
創真「とりあえず横になるか?」
緋沙子「ああ…」
創真「じゃあ俺はそろそろ帰るぞ?」
緋沙子「え…」
創真「大丈夫大丈夫、新戸のこと話したら薙切来るってさ」
緋沙子「えりな様が…」
創真「そ」
緋沙子「…わかった、本当にありがとうな」
創真「いいってことよ!んじゃあ!」ガチャッ
緋沙子「幸平創真…」
緋沙子「なぜ私はあんなやつに…」
緋沙子「っ////思い出すな!」
緋沙子「あぁ…/////」
ガチャッ
えりな「緋沙子!?大丈夫!?」
緋沙子「えっえりな様っ////」
えりな「大丈夫?顔赤いわよ?」
緋沙子「は、はい…」
えりな「今日は私が看病するから…早く治しなさいよ?」
緋沙子「…ありがとうございます」
緋沙子「ふう…」
えりな「もう平気かしら…?」
緋沙子「もう大丈夫です、えりな様」
えりな「よかった…もし体調悪くなったら言いなさいよ?」
緋沙子「はい…ありがとうございます」
えりな「じゃあそろそろ登校しないと…朝ごはん食べる?作ってあげるわ」
緋沙子「お願いします…!」
えりな「じゃあ少し待っててね」
コンコン
えりな「?誰かしら…」
ガチャッ
えりな「どな…た…え?」
創真「お、薙切じゃん」
緋沙子「(幸平創真っ!?)」
えりな「なんでここに来たのよ!」
創真「え、そら心配だからな」
えりな「そ、そう…入る?」
創真「お、じゃあそうするわ」
緋沙子「(心配…)」
緋沙子「(なんだろう…こんなに嬉しいのは…初めてだぞ…)」
緋沙子「ま、まぁな」
えりな「まぁ私が看病しましたからね」
創真「お、薙切が?珍しいな」
えりな「め、珍しくなんてありません!」
創真「そうか?あんまいそういうイメージなかったからなぁ…」
緋沙子「(それは同意しておこう)」
えりな「そうなの!?」
創真「お、朝飯まだなのか」
緋沙子「そ、そうだが…」
創真「極星寮で取れたりんご持ってきたから少し切ろうか?」
えりな「果物も栽培してるの?」
創真「おう、先輩とかがやってる農園でな」
緋沙子「りんごか…少し頂こう」
創真「あいよ、じゃあ台所借りるぜ?」
えりな「あ、じゃあ私も借りるわね」
緋沙子「はい…」
緋沙子「(スタジエールの後から…幸平創真への気持ちは変わったが…)」
緋沙子「(なぜこうもドキドキするんだ…)」
緋沙子「(…最近少しおかしいな)」
緋沙子「あっ、ああ!」
緋沙子「(普通に振舞え…普通だ…)」
創真「ほらよ、そういや熱はあるのか?」
緋沙子「いや、特にないな」
創真「そっか…よかったな」
緋沙子「まあ…早めに運んでくれたのが良かったんだろうな…ありがとう」
創真「いいってことよ!」
緋沙子「…明後日の土曜日、暇か?」
創真「え?うん、まぁ…暇じゃないかな」
緋沙子「そうか…じゃあ…少し付き合え」
創真「ん?いいけど」
緋沙子「(よし!)」
緋沙子「って何を言ってるんだ私はああああああ!!!」
創真「!?」ビクッ
緋沙子「はー…はー…」
創真「おいおい平気か?やっぱ熱あるんじゃあねーの?」オデコピトッ
緋沙子「ひゃあ…」
創真「…少し熱いな」
緋沙子「ば、ばかもの!もう少し自覚を持ったらどうだ!」
創真「…え?」
緋沙子「あっ、いや、その…」
創真「よくわかんねーけど…体調わりーなら休めよな?」
緋沙子「あ…うん…」
創真「りんご食べるか?」
緋沙子「ああ…頂こう…」
創真「ほら、口開けろよ」
緋沙子「ん…あーん…」シャクッ
緋沙子「おいしい…」
創真「そっか、よかったぜ」
緋沙子「…」
緋沙子「!?」
緋沙子「(何をやっているんだ私は!?)」
創真「おおどうしたそんな驚いた顔して」
緋沙子「(くそ…なぜこんなやつを…)」
創真「新戸」ボソッ
緋沙子「ひゃっ!?耳元で囁くな馬鹿者!/////」
創真「すまんすまん…反応が見たくてな」
緋沙子「どういうことだ…」
創真「いや、新戸なら可愛い反応してくれそうだったからさ」
緋沙子「かわっ!?は!?」
創真「ん?」
えりな「ご飯できたわよ~って…何してんなあなた達…そんなに仲良かったの?」
緋沙子「えっえりな様!これは違います!」
えりな「…まぁいいわ、冷めないうちにご飯食べちゃいなさい」
緋沙子「はい!ありがとうございます!」
えりな「っと、もうこんな時間…緋沙子は体調悪いなら休みなさい?私はそろそろ向かうわ」
緋沙子「はい…わかりました!」
えりな「じゃあね…あと幸平くん」
創真「ん?」
えりな「…頑張りなさいよ?」
創真「…おうよ」
緋沙子「え?」
えりな「なんでもないわ、じゃあね?」バタン
創真「おうよー」
緋沙子「は、はい…」
創真「さーて…おとなしく休んどけよ?」
緋沙子「あ、あぁ…」
創真「今日は様子みとくか?」
緋沙子「そ、そうだな…ていうか幸平創真、お前は行かないのか?」
創真「ん、今日は休みにしてもらったわ」
緋沙子「なんでそんなことを…」
創真「いや…だって心配じゃん?」
緋沙子「そっ、そんなの…」
創真「いやー、新戸が熱っぽいって言ったら先生が心配しててなー…そしたら看病してやれって…」
緋沙子「そ、そうか…」
緋沙子「だっ誰が心配など!」
創真「はいはい病人は寝とけって」
緋沙子「ぐぬぬ…」
創真「で?熱は?」
緋沙子「…少しある」
創真「そうか…とりあえず朝飯食っちまおうか」
緋沙子「そうだな…」
緋沙子「ごちそうさまでした」
創真「ごちそうさま!」
緋沙子「さすがえりな様だ…とても美味しかった」
創真「こんな朝飯食べたの初めてかもなぁ」
緋沙子「そうだな!」
創真「じゃあ俺片付けてくるから、ゆっくりしとけ?」
緋沙子「あぁ…何から何まですまないな」
創真「いいってことよ、早く直してもらわねぇとな」
緋沙子「そうだな…頑張るよ」
緋沙子「私は…読書とか…かな?」
創真「読書かー、俺は小説とかは読まないなー」
緋沙子「なにも小説ばっかりじゃあないぞ?漫画も読むし」
創真「お、漫画か!何読んでるんだ?」
緋沙子「そうだな…週刊シャンプーは読んでるか?」
創真「毎週買ってるわ~」
緋沙子「おお、なら分かるかもな…『ニャンピース』とか『まると☆』とか…」
創真「ああ!ニャンピースは俺も好きだぞー」
緋沙子「おお!あとは…恋愛漫画くらいかなぁ」
創真「恋愛漫画?」
緋沙子「結構いい話だったりするからな…」
創真「へぇ…意外だなぁ」
緋沙子「な、なんだと!」
創真「なんか恋愛漫画とか読んでるイメージなかったわ」ヘラヘラ
緋沙子「くっ…」
創真「どんなの読んでるか終わったら見せてくんね?」
緋沙子「別に構わないが…興味でもも持ったのか?」
創真「まぁ新戸が読んでるんなら気になるなー」
緋沙子「は?」
創真「ん?あぁ、いや、意外な一面?みたいな感じで少しな?」
緋沙子「そういうことか…」
緋沙子「(そうか…)」
創真「ふ~終わったぁ」
緋沙子「お疲れ様」
創真「よ~し、隣座っていいか?」
緋沙子「えっ!?別に構わないが…」
緋沙子「(何だいきなりこいつは!!!)」
創真「そっか、よいしょっと」ポスッ
緋沙子「!?」
緋沙子「(気が付かなかったが…こいつこんなにいい匂いがするのか!?)」
緋沙子「(なんだこの匂い…ずっと嗅いでいたい…あぁ…///)」
創真「ん?どした?」
緋沙子「…///」ポー…
創真「おーい?新戸?」
緋沙子「…はっ!なんだ!どうした!」
創真「い、いや…なんかずっとニヤついてて怖かったんだが…」
緋沙子「ニヤつい…!?」
緋沙子「(顔に出ていたのか…くそ!)」
創真「大丈夫か?」
緋沙子「だ、大丈夫だ!」
創真「そっか、ならいいか」
緋沙子「洗い物してる間に何本か持ってきたぞ」
創真「おお!ありがとな~」
緋沙子「おすすめは…これだな」スッ
創真「よし、読んでみるかなぁ」
創真「…ふぅ」
緋沙子「お、読み終えたか?」
創真「ああ…」
緋沙子「結構早かったな、私は1冊1時間くらいかかるというのに」
創真「漫画はすらすら頭に入ってくるからつい早くなるな…この漫画結構面白いな」
緋沙子「だろう?えりな様も涙を流しながらご覧になってたからな」
創真「薙切もか…」
緋沙子「…2巻目もあるが読むか?」
創真「もちろん、その前に少しキッチン借りていいか?」
緋沙子「構わないぞ」
創真「おっけー、ちょっくら行ってくる」
緋沙子「(真剣に読んでるときに何度もチラ見してしまったが…かなり…その…)」
緋沙子「(かっこいいな…)」
緋沙子「(…)」
緋沙子「(…もう自分に嘘はつけない…な)」
緋沙子「おお、何をしてたんだ?」
創真「ホットミルク作ってた、ほら新戸の分」スッ
緋沙子「あぁ…ありがとう」
創真「…よし、2巻目も読んじまうか~」
緋沙子「じゃあ私はこれにしようかな…」
創真「…」
緋沙子「…」
創真「…」ペラッ
緋沙子「…」
緋沙子「(会話が続かない…)」
緋沙子「(ま、漫画読んでれば早く時間が過ぎるだろう)」
創真「…ふ~ぅ」
緋沙子「っ!?」ビクッ
創真「どうした新戸!?」
緋沙子「いっいきなり背伸びするな!」
創真「えぇ…」
緋沙子「そ、それより読み終わったのか?」
創真「ああ!」
緋沙子「時間は…11時か」
創真「11時かぁ…1番なにもやることがない時間帯だよなぁ~」
緋沙子「お昼にはまだ早いし…テレビも特にやってないし…」
創真「トランプでもするか?」
緋沙子「…まぁ少しなら」
創真「よっしゃ、何できる?」
緋沙子「大富豪と…7ならべと…ばばぬきと…ダウト…かな」
創真「ダウト?なんじゃそりゃ」
緋沙子「知らないのか?」
創真「初めて聞いたわ」
緋沙子「覚えるついでに少しやるか?」
創真「やってみるか」
創真「4」
緋沙子「5」
創真「ダウト」
緋沙子「くっ、まさか全部持ってるな!」
創真「ひひひ…6」
緋沙子「7...」
創真「ダウト!」
緋沙子「~~~!!」バンバン
創真「痛ってぇ!叩くなよ!」
緋沙子「ぐぬぬ…」
創真「このゲームカード偏るなほんと」
緋沙子「ああ…二人でやるとそれが辛いんだ」
創真「別のにするか…」
緋沙子「…そうだな」
創真「元気な時は料理ばっかしてるからな俺ら」
緋沙子「趣味の一つでも作っておけばよかった…」
創真「恐ろしい程に何も無い時は…寝るのが一番なのか?」
緋沙子「昼寝…か」
創真「そうそう、体も休まるし」
緋沙子「悪くは無いな…」
創真「寝るとしてもソファーだとなぁ」
緋沙子「なんでだ?」
創真「いやベッドの方があったかいだろ?」
緋沙子「まぁそうだが…」
創真「枕もねぇしな」
緋沙子「枕…枕か」
創真「お、おう」
緋沙子「そこにある」
創真「え、どこにもないけど」
緋沙子「…膝枕」
創真「膝枕か、いいぜ?」
緋沙子「えっいいのか!?」
創真「?おう」
緋沙子「(ダメもとで言ってみただけなんだがな…これはチャンスなのか?)」
緋沙子「よ、よよよよし、じゃあ…膝…借りるぞ」ポスッ
創真「おうよ!」
緋沙子「(くそ!ずっと寝ていたい!)」
緋沙子「(ああ…癖になる…)」
緋沙子「(ドキドキする…)」
緋沙子「(これが…恋なのか…?)」
緋沙子「(少し目を瞑ろう…)」
緋沙子「(…)」
緋沙子「…んぅ」
......................................................
────と?
緋沙子「…ん?」
創真「お、やっと起きたか」
緋沙子「ゆきひら…そうま…」
創真「おお、眠そうだな」
緋沙子「…今何時だ?」
創真「いまは1時半だな」
緋沙子「1時半か…もう2時間も…」
創真「いい寝顔だったぜ?」
緋沙子「…!?」
創真「さて、昼飯にすっか」
緋沙子「待て!」
創真「ん?」
緋沙子「…寝顔、変じゃなかったよな?」
創真「ん?ん~…普通だな」
緋沙子「ならよかった…」
緋沙子「(ニヤついてたりしたらもう…恥ずかしすぎる)」
創真「(…かわいかったなぁ)」
緋沙子「昼か…私はそこまで昼は食べないから少なめでいいぞ」
創真「あいよ!」
緋沙子「ちなみに何を作るんだ?」
創真「んー…まぁ無難にうどんかなぁ、消化にいいし」
緋沙子「うどんか、久しぶりに食べるかもしれないな」
創真「すぐ出来るから待っててくれな」
緋沙子「わかった」
創真「出来たぞ~」
緋沙子「おお!」
創真「ほいっと、熱いから気をつけてな?」
緋沙子「鍋焼か…前に鍋焼きうどん研究会と食戟したとき以来見てないな」
創真「そんな研究会あるのかよ」
緋沙子「この学園にはかなりの数の研究会やら部活があるからな」
創真「…串団子研究会とかあったりするの?」
緋沙子「あるぞ?」
創真「あるんかよ!」
緋沙子「私の知ってる中であまり知られてないのが…シュールストレミング研究会…だな」
創真「シュールストレミング?」
緋沙子「ああ…缶詰なんだがな…凄いんだ、色々と」
創真「へー、今度行ってみようかな」
緋沙子「やめておけ、嗅覚が失われる」
創真「え?」
緋沙子「私からはやめておけとしか言えないからな…」
創真「…そんなやべぇのか」
緋沙子「トップクラスにやばいぞ」
創真「…うどん食うか」
緋沙子「…そうしよう」
二人「ごちそうさまでした」
創真「ふぅ、食った食った」
緋沙子「うどんってこんなに美味しいんだな…」
創真「前に田所って奴が風邪引いてな、そん時に作ってみたんだが結構好評だったから今回も同じやつにしたわ」
緋沙子「田所…あぁ、あの子か」
創真「お、知ってるのか?」
緋沙子「合宿の時に少し話したくらいだがな」
創真「へぇ!あの時か!」
緋沙子「たまたま見かけてな、お互い名前を知る程度だったから話はできた」
創真「そっか~」
緋沙子「田所さんとは同じ寮なんだよな?」
創真「おう」
緋沙子「そうか…」
緋沙子「(…羨ましい、な)」
緋沙子「えりな様が!?」
創真「ああ、なんか今日中にやるべき事は全て終わらせたとか連絡来たぞ」
緋沙子「でも2時半から確か味見会が…」
創真「全部昨日のうちに別の日に変えてもらってたみたいだぜ?」
緋沙子「そうだったのか…」
創真「おう、だから薙切が来たら俺は寮に戻るぜ」
緋沙子「え…」
創真「お?まさか居て欲しいとか~?」ニヤニヤ
緋沙子「…うん」
創真「え?」
緋沙子「っ出来れば…居て欲しい…」
創真「新戸…」
緋沙子「…なんだか…最近貴様を見てると…その…」
創真「…」
緋沙子「ドキドキする…というか…」
創真「…」
緋沙子「だから…その…出来れば、一緒に…」
創真「新戸…お前…」
緋沙子「ああ…もう隠さない…」
緋沙子「私は」
緋沙子「幸平創真、お前が好きだ」
......................................................
緋沙子私室ドア前
えりな「…」
えりな「…よく頑張ったわね、緋沙子」
えりな「はぁ…入りにくいわこんなの」
えりな「…帰りましょっと」
緋沙子「…幸平」
創真「新戸…」
緋沙子「返事を…聞かせてくれないか?」
創真「俺は…」
緋沙子「…」
創真「…新戸、いや」
創真「緋沙子が好きだ」
創真「…おう」
緋沙子「…本当か?」
創真「本当」
緋沙子「これは夢か?」ポロポロ
創真「夢じゃない」ギュッ
緋沙子「んぁっ…創真…」ギュウッ
創真「…緋沙子」
緋沙子「なんだ…?」
創真「俺と…付き合ってくれ」
緋沙子「…そんなの」
緋沙子「断るわけないだろう!」ニコッ
......................................................
翌日
創真「っていうことがあってな?」
緋沙子「…////」
えりな「へぇ…頑張ったじゃない!」
創真「あん時の新戸といったらもうすげぇ可愛くてな?」
緋沙子「それ以上言うな!////」
えりな「あらあらお熱いことで、幸平くん?お話はまだ沢山あるわよね?」
創真「もちろん!その後新戸が…」
緋沙子「わー!やめろー!」
終わり
えりな「いいお話、ありがとうね?」
創真「いいってことよ!これも協力してくれたお礼みたいなもんだしな」
緋沙子「ぐ…////」
創真「よし、いい時間だし…そろそろ寮に帰るわ!」
えりな「わかったわ、気をつけてね?」
緋沙子「また明日な」
創真「おう、じゃーなー新戸ー薙切ー」バタン
えりな「あら、見送らなくていいの?」
緋沙子「まさか」
えりな「あらそうなの…」
緋沙子「…あ、少し外の空気を吸いに行ってきますね(棒)」バタン
えりな「いってらっしゃい?」
創真「お、きたきた」
緋沙子「歩くペース速すぎだ…」ハァハァ…
創真「そうかー?」ヘラヘラ
緋沙子「ぐぬぬ…その顔やめんか!」
創真「まあまあ、寮遊びに来る?」
緋沙子「その為に出てきたんだぞ」
創真「あいよ、じゃあ行こうか『緋沙子』」
緋沙子「ああ、『創真』」
創真私室
創真「…」
緋沙子「…」
創真「…」
緋沙子「…それは」
創真「…ほう」
緋沙子「くっ…」
創真「これだ!」スッ
緋沙子「あっ」
創真「よっしゃ上がりぃ!」
緋沙子「くそ!ババをなぜ引かないんだ!」
創真「だってババに手をやると表情変わってわかりやすいんだもん」
緋沙子「なんだと!?」
創真「いやぁこれは勝てますわ、余裕」
緋沙子「ぐぬぬ…もう1回だ!」
創真「はいはい…」
緋沙子「よし、次から負けたら罰ゲームだ!相手のいうことを何でも聞く!どうだ!」
創真「いいぜ?」
創真「(勝ちはもらったな)」
......................................................
創真「なん…だと…?」
緋沙子「やった!勝った!」
創真「毎回真顔なんて…卑怯だ!」
緋沙子「別にどんな表情だろうが勝ったんだ!わーい!」
創真「くっそ…で?罰ゲームなんだよ」
緋沙子「ん、あぁ…そうだな…」
緋沙子「よし!」
......................................................
10分後
創真「…10分経ったぞ」
緋沙子「…もうちょっと」ギュッ
創真「…仕方ねーな」ギュッ
※罰ゲーム:10分耐久ハグ
緋沙子「創真?」
創真「ん?」
緋沙子「好きだ」
創真「おぉう…」
緋沙子「好きだ」
創真「おぅ…」
緋沙子「好き…だ…あー!もう耐えられん恥ずかしすぎる!/////」
創真「弱っ」
緋沙子「…創真?」
創真「…はい」
緋沙子「この本は何だ?」ピラッ
創真「そ、それは…」
緋沙子「よろしい、タイトルを読み上げてやろうか?大声で」
創真「それだけは勘弁してください…」
緋沙子「…私が怒っている理由は分かるか?」
創真「い、いえ…」
緋沙子「ほう、なら教えてやろう…」
緋沙子「…彼女がいるにも関わらずこんな如何わしい本を所有しているとは許せん!」クワッ
創真「っ!」ビクゥッ
緋沙子「私がいるのだから…こういうのは要らないだろう?」
創真「…え、それって」
緋沙子「…そういうことだ馬鹿者」
創真「…緋沙子!」ガバッ
緋沙子「んっ…まだ空は明るいぞ?そんなに盛って…」クスクス
創真「緋沙子…ごめんな?」
緋沙子「始めては痛いと聞くからな…優しくしてくれるなら…許す」
※このあと無茶苦茶セックスした
創真私室
創真「いやそれは違うだろ?」
緋沙子「どこがだ!こっちの方が正しいに決まってる!」
創真「いーや、ありえない」
緋沙子「なんだと!?それなら創真の方こそおかしいだろうが!」
創真「ほう…?」ピキッ
創真「おかしくねぇって!」
二人「ぐぬぬ…!」
......................................................
......................................................
廊下
田所「(なんか2人喧嘩してるべさ…)」
田所「(どんなことで喧嘩に…)」ドアニミミアテ
緋沙子「そんなもん全てだ全て!」
創真「なんでそんなに『きのこの川』が嫌いなんだよ!」
緋沙子「嫌いなのではない!我らが『たけのこの海』と同じ土俵に立っているのがおかしいんだ!」
創真「なんだと…?」
緋沙子「ほう?言い返せるのなら言い返してみろ!」
ギャーギャー ワーワー
......................................................
......................................................
田所「…」
田所「…寝よう」パタン
次も楽しみにしてる
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442341991/
Entry ⇒ 2016.01.12 | Category ⇒ 食戟のソーマ | Comments (0)
創真「薙切ってポンコツそうだよな」
創真「いや、何となくポンコツそうな気がしてさ」
えりな「いったいどこがポンコツだって言うのよ」
創真「え?それ聞くの」
えりな「・・・」
えりな「・・・」
創真「UNOとか弱いだろ?」
えりな「よ、弱くなんかないわよ!」
創真「新戸に負けたくせに?」
えりな「・・・」
えりな「飲めます」
創真「うぅ、炭酸がしゅわしゅわする・・・とか言いそう」
えりな「飲めるって言ってるでしょ!」
えりな「そんなことしません」
創真「本当かな~?」
えりな「本当です」
えりな「だから飲めるって言ってるでしょ!」
創真「じゃあ本場ウィルキンソンジンジャエール飲んでみようか」
えりな「え、それは・・・」
創真「ほら飲めない」
えりな「・・・」
えりな「虫ごときでするわけないでしょ」
創真「あ、ゴキブリ!」
えりな「え?うそ!どこ!どこどこどこ!」
創真「うっそ~ん」
えりな「・・・」
えりな「で、でも放心してないわよ」
創真「顔面めがけて飛んできたらなるだろ」
えりな「ひぃっ!」
創真「・・・」
えりな「そんなこと冗談でも言わないでちょうだい!」
創真「そうか?」
えりな「そうです」
創真「・・・でもポンコツっぽいな~」
えりな「・・・」
えりな「はっ、なんでこの私がそんな雑務をしなくてはいけないのよ」
創真「お使いは出来ないどころかしないっと」メモメモ
えりな「ちょっとなに書いてるのよ」
創真「気にしない気にしない」
えりな「気にするわよ!」
えりな「・・・」
創真「もっとおしとやかにできないもんですかね」
えりな「・・・なによ、そんなこと言わなくてもいいじゃない」
えりな「乗れます」
創真「うそ」
えりな「の・れ・ま・す」
創真「じゃあスタジエの時なにで移動してた?」
えりな「・・・」
創真「ほら」
創真「そもそも切符も買えなそう」
えりな「・・・」
創真「買えたら買えたでホームで迷いそう」
えりな「・・・」
えりな「・・・・・・な」
創真「な?」
えりな「ひとりではない・・・」
創真「なにで乗ったんだ?」
えりな「・・・小学生の時修学旅行で一度だけ」
創真「・・・」
創真「いや、本当にポンコツな気がしてきて」
えりな「さっきからポンコツポンコツうるさいわね」
創真「逆に聞くが自信持って話せることあるのかよ」
えりな「あるわよ」
えりな「引っかかる言い方ね」
創真「いいから言えよ」
えりな「まず家柄が確かです」
創真「良過ぎてとっつきにくいんだよな~」
えりな「・・・」
えりな「別に・・・」
創真「もうないのか?」
えりな「素晴らしい料理の腕を持っています」
創真「それで食ってくんだから当たり前だな~」
えりな「・・・」
えりな「完璧と言わざるを得ない容姿を持ち合わせています」
創真「自分で言っちゃうからマイナスだな~」
えりな「・・・」
創真「そりゃねえ」
えりな「・・・」
創真「あ、終わりなら戻るけど」
えりな「・・・好きになさい」
えりな「独り言なんてしとことありません」
創真「月餐祭の前、授業中に俺に話しかけてたらしいけどアレって独り言って言わない?」
えりな「・・・」
創真「でも会話する前は独り言だろ?」
えりな「・・・」
創真「ほら」
えりな「・・・なによ」
えりな「うるさいわね」
創真「寝言で間抜けなこと言ってそう」
えりな「言わないわよ」
創真「この前、うぅ・・・お大福の中に苺が入ってないぃって言ってたぞ」
えりな「・・・」
創真「あ、これは言ってそうじゃなくて言ってるだな」
創真「あと人に道とか聞けなさそう」
えりな「なによ」
創真「それと」
えりな「なによ!」
創真「・・・」
創真「・・・」
えりな「なによ・・・」
創真「・・・」
えりな「なんなのよ・・・」
創真「・・・」
えりな「幸平くんだってダメなところいっぱいあるじゃない!」
創真「そうだな」
えりな「私だっていっぱい知ってるんだからね!」
創真「・・・」
創真「・・・」
えりな「後先考えないし!」
創真「・・・」
えりな「変なとこで意地っ張りで!」
創真「・・・」
創真「・・・」
えりな「なんでもかんでも首突っ込んで」
創真「・・・」
えりな「そのくせ巻き込まれてもなにも言わないで・・・」
創真「・・・」
えりな「ずるいわよ」
創真「・・・」
えりな「私だって、私だって幸平くんみたいになりたいわよ」
創真「なんで?」
えりな「なんでって!だってだって・・・」
創真「そのままでいいんだよ」
えりな「そんなのって・・・」
えりな「でも、私は幸平くんみたいになりたい」
創真「俺みたいに?」
えりな「幸平くんみたいにみんなと一緒に笑って騒いぎたい」
創真「・・・」
えりな「・・・」
創真「人を頼らない」
えりな「・・・全然ポンコツじゃないじゃないそれ」
えりな「・・・そんなこと言ってるように聞こえなかった」
創真「確かに最初の方はただイジリ倒してただけだけど」
えりな「・・・」
創真「薙切っていろいろ溜め込んじゃうところあるだろ?」
えりな「・・・ないわよ」
創真「どの口で言ってるんだよ」
えりな「私はそれが嫌なの」
創真「なんで?」
えりな「だって・・・私は・・・幸平くんみたいに」
創真「もしかして友達がいないとか言うつもり?」
えりな「・・・」
えりな「・・・でも」
創真「そこの辺りはゆっくり行こうぜ」
えりな「・・・やっぱりずるいわ」
創真「全部含めて好きになったんだから」
えりな「本当に・・・ずるい//」
創真「いや、俺から言ったらいったで照れ隠しでその場からいなくなるだろ」
えりな「照れ隠しなんかじゃ・・・」
創真「またそうやって意地を張る」
えりな「うるさいわね」
えりな「・・・でもこれは一方通行かもしれないし」
創真「はぁ・・・ホントにめんどくさい二人だなぁ!」
えりな「きゅ、急に大きな声出さないでよ」
創真「えぇここで選手入場のお知らせをします」
えりな「だ、だれ?」
えりな「・・・」
創真「ほれ、後ろ向いてみ」
緋沙子「・・・」
えりな「緋沙子・・・」