グッドルーザー球磨川蛇足編
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:29:04.52 ID:/8iIl9M00
球磨川禊を動物で例えるならば、蛇であろう。
蛇のごとく執念深く、蛇のごとく忌み嫌われる。彼の毒は人の生を狂わせる。
球磨川禊の痕跡はあらゆる記録から消えており、
この記録もまた「なかったこと」になるのかもしれない。
だが、二本の足を持つ蛇である彼の記憶は残り続けるだろう。
何度倒されても立ち上がり、何度死んでも蘇った彼のように。不死の象徴である蛇のように。
※「めだかボックス」およびその小説版のネタバレを含みます。
蛇のごとく執念深く、蛇のごとく忌み嫌われる。彼の毒は人の生を狂わせる。
球磨川禊の痕跡はあらゆる記録から消えており、
この記録もまた「なかったこと」になるのかもしれない。
だが、二本の足を持つ蛇である彼の記憶は残り続けるだろう。
何度倒されても立ち上がり、何度死んでも蘇った彼のように。不死の象徴である蛇のように。
※「めだかボックス」およびその小説版のネタバレを含みます。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:29:59.48 ID:/8iIl9M00
「神葬祭」、安心院さん10年祭という名前の同窓会からさらに2年。
めだかちゃんと俺こと人吉善吉は月球再生(ムーンサルト)計画を完了し、
新たな事業を成功させようと邁進している。
ただ、未だに喉に引っかかった小骨のごとく俺の心に残り続けているのは、
そしておそらくめだかちゃんの心にも残り続けているのは、
杳としてしれない「あの男」の行方だった。
めだかちゃんと俺こと人吉善吉は月球再生(ムーンサルト)計画を完了し、
新たな事業を成功させようと邁進している。
ただ、未だに喉に引っかかった小骨のごとく俺の心に残り続けているのは、
そしておそらくめだかちゃんの心にも残り続けているのは、
杳としてしれない「あの男」の行方だった。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:31:18.64 ID:/8iIl9M00
――箱庭学園理事長室――
「めだかちゃん、都城先輩を連れてきたぜ。おっ、それは今回の……」
「ああ、球磨川の行方に関する報告書だ。今回もいつも通り根も葉もない噂だけで、まともな情報はなしだ」
めだかちゃんは穏やかな表情を保ったままだが、俺にはその奥にある感情を読み取ることはできなかった。
落胆しているのか、いつものことだから気にしていないのか。
俺はどうせ探しても見つからないと諦めているというか腹をくくっているが、
めだかちゃんは警察庁に勤める日之影空洞先輩や、
官僚となった虎居砕の力を借りるなどして、いろいろと手を尽くしている。
「余計なお世話だとは分かっている」と前置きした上で、
「球磨川みたいな人間を幸せにすることが、私の役割かもしれないとも思う」と話してくれたこともある。
そしてめだかちゃんは小さな声でこう続けたのだった。
「私と球磨川が手を組めば、二者択一の問題で両方を選択できる、切り捨てられるべき選択肢を拾い上げることができる。私はまだそんな夢を諦めきれないんだよ」
「めだかちゃん、都城先輩を連れてきたぜ。おっ、それは今回の……」
「ああ、球磨川の行方に関する報告書だ。今回もいつも通り根も葉もない噂だけで、まともな情報はなしだ」
めだかちゃんは穏やかな表情を保ったままだが、俺にはその奥にある感情を読み取ることはできなかった。
落胆しているのか、いつものことだから気にしていないのか。
俺はどうせ探しても見つからないと諦めているというか腹をくくっているが、
めだかちゃんは警察庁に勤める日之影空洞先輩や、
官僚となった虎居砕の力を借りるなどして、いろいろと手を尽くしている。
「余計なお世話だとは分かっている」と前置きした上で、
「球磨川みたいな人間を幸せにすることが、私の役割かもしれないとも思う」と話してくれたこともある。
そしてめだかちゃんは小さな声でこう続けたのだった。
「私と球磨川が手を組めば、二者択一の問題で両方を選択できる、切り捨てられるべき選択肢を拾い上げることができる。私はまだそんな夢を諦めきれないんだよ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:32:29.39 ID:/8iIl9M00
めだかちゃんは報告書をデスクにしまうと、立ち上がり一礼をする。
「申し訳ありません。都城先輩。
今回来ていただいたのは黒神グループの教育事業を世界で展開するにあたって、
世界中を旅してきた先輩の御意見を拝聴したいと思いまして」
かつて、「十三組の十三人(サーティーン・パーティ)」のリーダーとして、
人の心を支配する異常性(アブノーマル)を武器にめだかちゃんと激しく戦った都城王土先輩は、
今はフラスコ計画のエネルギー開発部門で働いている。
「うむ、普通なる俺が協力しよう。しかし、その前に気になったのだが、
その球磨川の行方というのは、あの球磨川くんのことか?」
「球磨川禊。生徒会の副会長だったあの球磨川のことです。何かご存じで?」
「一週間前に学会の発表のために訪れていた中国で会ったよ。
動物園のパンダに向かって『そろそろ白黒はっきりつけなくちゃね』などとつぶやいていたな」
「申し訳ありません。都城先輩。
今回来ていただいたのは黒神グループの教育事業を世界で展開するにあたって、
世界中を旅してきた先輩の御意見を拝聴したいと思いまして」
かつて、「十三組の十三人(サーティーン・パーティ)」のリーダーとして、
人の心を支配する異常性(アブノーマル)を武器にめだかちゃんと激しく戦った都城王土先輩は、
今はフラスコ計画のエネルギー開発部門で働いている。
「うむ、普通なる俺が協力しよう。しかし、その前に気になったのだが、
その球磨川の行方というのは、あの球磨川くんのことか?」
「球磨川禊。生徒会の副会長だったあの球磨川のことです。何かご存じで?」
「一週間前に学会の発表のために訪れていた中国で会ったよ。
動物園のパンダに向かって『そろそろ白黒はっきりつけなくちゃね』などとつぶやいていたな」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:34:09.76 ID:/8iIl9M00
――1週間前、中国――
「君はその……球磨川くんだよな。パンダが好きなのか?」
『……都城くん。僕が昔から人のおめめを白黒させてきたのは、パンダが好きだったからなんだ』
「うむ。よくわからないが元気そうで何よりだ。
最後に会ったのは『キヲテラエ』の全国ツアー『ジャパンジャック』の最終日だから12年ぶりかな。
ライブの終わりにいきなり姿を消したから少し驚いたよ」
都城先輩の言う『キヲテラエ』とはアイドル、声優、ミュージシャンからなるスリーピースバンドだ。
箱庭学園の文化祭が縁で結成されたバンドだから、球磨川も何か思い入れがあるのかもしれない。
「君はその……球磨川くんだよな。パンダが好きなのか?」
『……都城くん。僕が昔から人のおめめを白黒させてきたのは、パンダが好きだったからなんだ』
「うむ。よくわからないが元気そうで何よりだ。
最後に会ったのは『キヲテラエ』の全国ツアー『ジャパンジャック』の最終日だから12年ぶりかな。
ライブの終わりにいきなり姿を消したから少し驚いたよ」
都城先輩の言う『キヲテラエ』とはアイドル、声優、ミュージシャンからなるスリーピースバンドだ。
箱庭学園の文化祭が縁で結成されたバンドだから、球磨川も何か思い入れがあるのかもしれない。
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:35:46.91 ID:/8iIl9M00
『先月はアメリカで赤さんに会ったし、今月は中国で都城くんか。やっぱりそろそろ何かありそうだな』
赤青黄先輩は保健委員長を務めていた才媛で、今は再建された箱庭病院で働いている。
次世代育成プログラム、トレジャーハンティングで無謀にも球磨川相手にいかさま勝負を仕掛けたらしい。
その時に俺が何をしていたかというと……、正直あまり思い出したくない。
『都城くん、あのときはいきなり帰っちゃってごめんね。大切な用があったんだ。
それに謝るのが12年も遅れちゃってごめん。でも「僕は悪くない」』
「いや、いいんだ。責めようという気もないよ。
早朝からデートに呼び出された上に、相手には次の予定が入っていて、
デート場所もその次の予定に合わせたものだったくらいはされないと気にもせんよ」
そういえば、都城先輩はかつてめだかちゃんを早朝6時に時計塔に呼び出した上に、
フラスコ計画に協力するなどと言って、さっさと時計塔の地下に行ってしまったことがあった。
どうやら、あのときのことを反省しているようだ。
ただ、あれをデートだとするなら俺という男連れでデートに行くめだかちゃんもめだかちゃんだ。
「そうだ、球磨川くんはまだ『キヲテラエ』を聞いているかな?
ちょうど来週日本で行われるツアーのチケットが5枚ほど余っているんだ。布教用に買ったものなんだが」
『ありがとう、でも僕ももうチケットは購入済みだ。来週には日本に行くつもりだよ』
「そうかそうか。球磨川くん、このあと時間はあるか? いい機会だから彼女たちの魅力でも語りながらお茶でも――」
「……? 球磨川くん……? またか」
赤青黄先輩は保健委員長を務めていた才媛で、今は再建された箱庭病院で働いている。
次世代育成プログラム、トレジャーハンティングで無謀にも球磨川相手にいかさま勝負を仕掛けたらしい。
その時に俺が何をしていたかというと……、正直あまり思い出したくない。
『都城くん、あのときはいきなり帰っちゃってごめんね。大切な用があったんだ。
それに謝るのが12年も遅れちゃってごめん。でも「僕は悪くない」』
「いや、いいんだ。責めようという気もないよ。
早朝からデートに呼び出された上に、相手には次の予定が入っていて、
デート場所もその次の予定に合わせたものだったくらいはされないと気にもせんよ」
そういえば、都城先輩はかつてめだかちゃんを早朝6時に時計塔に呼び出した上に、
フラスコ計画に協力するなどと言って、さっさと時計塔の地下に行ってしまったことがあった。
どうやら、あのときのことを反省しているようだ。
ただ、あれをデートだとするなら俺という男連れでデートに行くめだかちゃんもめだかちゃんだ。
「そうだ、球磨川くんはまだ『キヲテラエ』を聞いているかな?
ちょうど来週日本で行われるツアーのチケットが5枚ほど余っているんだ。布教用に買ったものなんだが」
『ありがとう、でも僕ももうチケットは購入済みだ。来週には日本に行くつもりだよ』
「そうかそうか。球磨川くん、このあと時間はあるか? いい機会だから彼女たちの魅力でも語りながらお茶でも――」
「……? 球磨川くん……? またか」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:38:07.12 ID:/8iIl9M00
――再び、箱庭学園理事長室――
「……というわけなんだ」
「パンダは白黒だからかわいいのに」
めだかちゃんの動物好きが発動してしまったようだ。都城先輩の話をちゃんと聞いていただろうか?
もしこの場所に喜界島がいれば、「媚びたメイクみたい」と再び言っただろうか。
それとも、母親となった彼女の感性は「可愛いもの嫌い」から少しは変わったのだろうか。
みんな少しずつ変わっていく。
「つまり、来週そのコンサートの会場を張っていれば、球磨川に会えるってわけだな」
俺の言葉にめだかちゃんは激しく首を振る。
「それでは遅い。国内全ての空港に人を張りつかせよう。いや、それではダメだ。
この12年間、奴の痕跡はあらゆる記録から途絶えて消えている。
日本に来るとすれば恐らく正規のルートではなく密入国だろう。海岸線を全て見張るのはさすがに難しいか」
「やりすぎだ」
「既に日本に入っている可能性もある。となると主要な道路を監視して……」
明らかに興奮しているめだかちゃんを見て、都城先輩が小さく笑う。
「どうやら、急用ができたみたいだな。普通なる俺はまた今度来るとしよう」
「申し訳ありません。都城先輩」
「12年前の借りがようやく返せるな。
黒神、あのときお前は普通なる俺にこう説教したはずだ。『悪いことしたらごめんなさいだろ』、と」
都城先輩は続ける。
「人に親切にしてもらったときは謝罪ではなく、感謝の言葉を述べるものだろう」
「……ありがとうございます。都城先輩。それではさっそく……」
そう言ってめだかちゃんが立ち上がりかけたときに、一人の男が理事長室に駆け込んできた。
「……というわけなんだ」
「パンダは白黒だからかわいいのに」
めだかちゃんの動物好きが発動してしまったようだ。都城先輩の話をちゃんと聞いていただろうか?
もしこの場所に喜界島がいれば、「媚びたメイクみたい」と再び言っただろうか。
それとも、母親となった彼女の感性は「可愛いもの嫌い」から少しは変わったのだろうか。
みんな少しずつ変わっていく。
「つまり、来週そのコンサートの会場を張っていれば、球磨川に会えるってわけだな」
俺の言葉にめだかちゃんは激しく首を振る。
「それでは遅い。国内全ての空港に人を張りつかせよう。いや、それではダメだ。
この12年間、奴の痕跡はあらゆる記録から途絶えて消えている。
日本に来るとすれば恐らく正規のルートではなく密入国だろう。海岸線を全て見張るのはさすがに難しいか」
「やりすぎだ」
「既に日本に入っている可能性もある。となると主要な道路を監視して……」
明らかに興奮しているめだかちゃんを見て、都城先輩が小さく笑う。
「どうやら、急用ができたみたいだな。普通なる俺はまた今度来るとしよう」
「申し訳ありません。都城先輩」
「12年前の借りがようやく返せるな。
黒神、あのときお前は普通なる俺にこう説教したはずだ。『悪いことしたらごめんなさいだろ』、と」
都城先輩は続ける。
「人に親切にしてもらったときは謝罪ではなく、感謝の言葉を述べるものだろう」
「……ありがとうございます。都城先輩。それではさっそく……」
そう言ってめだかちゃんが立ち上がりかけたときに、一人の男が理事長室に駆け込んできた。
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:42:38.17 ID:/8iIl9M00
「ちょっと待ってくれ、めだかちゃん。球磨川くんを追うことは許さない」
黒神真黒。めだかちゃんの実兄である。
解析の異常性を持つ一流のトレーナーであり、アナリスト。
黒神グループを世界に冠たる企業として押し上げた立役者で、現在もめだかちゃんの右腕といっていい存在だ。
「真黒くんか。魔法使いにしては珍しい慌てぶりだな」
都城先輩が意外そうに言う。
真黒さんは「十三組の十三人」の一員だった時期があり、
フラスコ計画の統括として都城先輩とともに動いていた。
「都城くん。恥ずかしいところを見られてしまったね。
今はちょっと立て込んでいるけど、また行橋くんと三人でお茶でもしよう」
驚いたことに都城先輩と真黒さんはかなり親しいことが会話からうかがえる。
真黒さんはいつも笑っていて人当たりがいいように思えるが、
めだかちゃんによれば実際は友達が少ないらしい。
「善悪の観念を持たない兄貴と仲良くなれるのは、同じく善悪に無頓着な奴だけだ」
とは、めだかちゃんの言だ。
それが都城先輩であり、白黒どっちつかずの名瀬夭歌であり、
そして善と悪をいっしょくたにして台無しにしてしまうあの男、球磨川禊なのだろう。
「うむ。何やら色々とありそうだが、兄妹喧嘩はほとほどにしておけよ」
黒神真黒。めだかちゃんの実兄である。
解析の異常性を持つ一流のトレーナーであり、アナリスト。
黒神グループを世界に冠たる企業として押し上げた立役者で、現在もめだかちゃんの右腕といっていい存在だ。
「真黒くんか。魔法使いにしては珍しい慌てぶりだな」
都城先輩が意外そうに言う。
真黒さんは「十三組の十三人」の一員だった時期があり、
フラスコ計画の統括として都城先輩とともに動いていた。
「都城くん。恥ずかしいところを見られてしまったね。
今はちょっと立て込んでいるけど、また行橋くんと三人でお茶でもしよう」
驚いたことに都城先輩と真黒さんはかなり親しいことが会話からうかがえる。
真黒さんはいつも笑っていて人当たりがいいように思えるが、
めだかちゃんによれば実際は友達が少ないらしい。
「善悪の観念を持たない兄貴と仲良くなれるのは、同じく善悪に無頓着な奴だけだ」
とは、めだかちゃんの言だ。
それが都城先輩であり、白黒どっちつかずの名瀬夭歌であり、
そして善と悪をいっしょくたにして台無しにしてしまうあの男、球磨川禊なのだろう。
「うむ。何やら色々とありそうだが、兄妹喧嘩はほとほどにしておけよ」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:43:54.57 ID:/8iIl9M00
都城先輩が去っていくのを見届けると、真黒さんはめだかちゃんのほうに向き直す。
いつもふざけているように見える真黒さんの眼はその時に限っては真剣だった。
「都城くんがめだかちゃんに会うと聞いたときに嫌な予感がしていたんだ。
都城くんが球磨川くんに会ったことは把握していたからね」
「追うことは許さないとはどういうことですか? お兄さま」
めだかちゃんは肩をいからせ、既に戦闘モードに入っているように見えた。
だいぶ丸くなったはずなのだが、どうも兄の前では昔に戻ってしまうらしい。
「そのままの意味だよ。球磨川くんの話は聞かなかったことにして、僕に任せてほしい。
僕はこの12年ずっと球磨川くんの情報を集めていたんだ」
真黒さんは出ていった妹、黒神くじらの消息を執念深く追い続けていた。
妹ではないとはいえ、友人である球磨川の情報を集めていたとしても不思議ではない。
なぜ、俺たちに教えてくれなかったのかは少し疑問があるとはいえ。
「私がそれで納得するとお思いですか? 球磨川を追ってはならない理由を教えてください。
聞いたところで納得できるとは思えませんが」
いつもふざけているように見える真黒さんの眼はその時に限っては真剣だった。
「都城くんがめだかちゃんに会うと聞いたときに嫌な予感がしていたんだ。
都城くんが球磨川くんに会ったことは把握していたからね」
「追うことは許さないとはどういうことですか? お兄さま」
めだかちゃんは肩をいからせ、既に戦闘モードに入っているように見えた。
だいぶ丸くなったはずなのだが、どうも兄の前では昔に戻ってしまうらしい。
「そのままの意味だよ。球磨川くんの話は聞かなかったことにして、僕に任せてほしい。
僕はこの12年ずっと球磨川くんの情報を集めていたんだ」
真黒さんは出ていった妹、黒神くじらの消息を執念深く追い続けていた。
妹ではないとはいえ、友人である球磨川の情報を集めていたとしても不思議ではない。
なぜ、俺たちに教えてくれなかったのかは少し疑問があるとはいえ。
「私がそれで納得するとお思いですか? 球磨川を追ってはならない理由を教えてください。
聞いたところで納得できるとは思えませんが」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:45:28.96 ID:/8iIl9M00
「まずひとつ目の理由。君が既にスキルを失っていることだよ。めだかちゃん。
それでは『大嘘憑き(オールフィクション)』、
いや今は『虚数大嘘憑き(ノンフィクション)』を有する球磨川くんと戦うのは危険すぎる」
球磨川の持つ恐ろしいスキルが全てを「なかったこと」にする『大嘘憑き』だ。
俺もこの能力に視力を消されたりと散々だった。
『虚数大嘘憑き』は「なかったこと」は「なかったこと」にできなかった取り返しのつかない能力を、
取り返しのつく能力に進化させたものらしい。
「お兄さま、めだかは別に球磨川と争おうなどと思っていません」
「いや、格闘するという意味ではないにせよ確実に戦う。君たちは本質的には敵同士だからね。
雲仙くんと君がいまだに競い続けているように」
雲仙冥利。若干10歳にして風紀委員長を務めた天才児で大の人間嫌い。
人間好きのめだかちゃんとは在学中から衝突を繰り返していた。
現在は民間警備会社を立ち上げ、国防の一角を担っている。
確かに真黒さんの言うように今も友好的とはいえない関係で、
雲仙先輩の警備会社と黒神グループとは、
表では方針の違いから議論が生じることはよくあるし、
裏でもいくつかの小さな衝突を起こしている。
それでは『大嘘憑き(オールフィクション)』、
いや今は『虚数大嘘憑き(ノンフィクション)』を有する球磨川くんと戦うのは危険すぎる」
球磨川の持つ恐ろしいスキルが全てを「なかったこと」にする『大嘘憑き』だ。
俺もこの能力に視力を消されたりと散々だった。
『虚数大嘘憑き』は「なかったこと」は「なかったこと」にできなかった取り返しのつかない能力を、
取り返しのつく能力に進化させたものらしい。
「お兄さま、めだかは別に球磨川と争おうなどと思っていません」
「いや、格闘するという意味ではないにせよ確実に戦う。君たちは本質的には敵同士だからね。
雲仙くんと君がいまだに競い続けているように」
雲仙冥利。若干10歳にして風紀委員長を務めた天才児で大の人間嫌い。
人間好きのめだかちゃんとは在学中から衝突を繰り返していた。
現在は民間警備会社を立ち上げ、国防の一角を担っている。
確かに真黒さんの言うように今も友好的とはいえない関係で、
雲仙先輩の警備会社と黒神グループとは、
表では方針の違いから議論が生じることはよくあるし、
裏でもいくつかの小さな衝突を起こしている。
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:46:51.97 ID:/8iIl9M00
「と、これがひとつ目の理由だが建前でね。
本当の理由はこっちだ。
君は初めて会ったときに安心院さんのことを覚えていなかったこと、
それだけで君は今回の舞台に立つ資格を持っていないも同然だ。
これは僕と球磨川くんと、……そして安心院さんの問題だ。」
「初めて会ったときに覚えていなかった」とは妙な話だが、
聞いたところによると俺やめだかちゃんは中学時代に安心院さんと会っていたらしい。
ちょうど俺とめだかちゃん以外が不知火のことを忘れていたように、
真黒さんと球磨川以外は中学時代の安心院さんのことを忘れていた。
「それは球磨川が『大嘘憑き』によって私たちの記憶を消したからでしょう。
不知火のときも私と善吉以外の者の記憶は消えていましたが、
だからといってその者たちが不知火と友人ではなかったということはないはずです」
「そうだね。それはその通り。
だが安心院さんの僕に対する思いが、君たちに対するそれより強かったとはいえるんじゃないか。
妹とはいえ、君には譲れない」
善も悪も悪平等に見る安心院なじみ。
確かに彼女も真黒さんが親しくなれる人物といえるのかもしれない。人物ではなく、人外なのだが。
「どうしてもというなら僕を倒していきなさい。
僕は魔法使いであって戦士ではないが、妹のことなら何でも知り尽くしているよ」
「いいでしょう。お兄さま。めだかもお兄さまの秘密主義には中学時代からうんざりしていたところです。
力ずくになりますが、洗いざらい吐いてもらいましょう」
本当の理由はこっちだ。
君は初めて会ったときに安心院さんのことを覚えていなかったこと、
それだけで君は今回の舞台に立つ資格を持っていないも同然だ。
これは僕と球磨川くんと、……そして安心院さんの問題だ。」
「初めて会ったときに覚えていなかった」とは妙な話だが、
聞いたところによると俺やめだかちゃんは中学時代に安心院さんと会っていたらしい。
ちょうど俺とめだかちゃん以外が不知火のことを忘れていたように、
真黒さんと球磨川以外は中学時代の安心院さんのことを忘れていた。
「それは球磨川が『大嘘憑き』によって私たちの記憶を消したからでしょう。
不知火のときも私と善吉以外の者の記憶は消えていましたが、
だからといってその者たちが不知火と友人ではなかったということはないはずです」
「そうだね。それはその通り。
だが安心院さんの僕に対する思いが、君たちに対するそれより強かったとはいえるんじゃないか。
妹とはいえ、君には譲れない」
善も悪も悪平等に見る安心院なじみ。
確かに彼女も真黒さんが親しくなれる人物といえるのかもしれない。人物ではなく、人外なのだが。
「どうしてもというなら僕を倒していきなさい。
僕は魔法使いであって戦士ではないが、妹のことなら何でも知り尽くしているよ」
「いいでしょう。お兄さま。めだかもお兄さまの秘密主義には中学時代からうんざりしていたところです。
力ずくになりますが、洗いざらい吐いてもらいましょう」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:48:18.66 ID:/8iIl9M00
――3日後、箱庭学園時計塔前――
『安心院さんも人が悪い。いや、人外が悪いというべきか。
散々世界を回らせておいて、最後は箱庭学園だもんなぁ』
12年ぶりの球磨川だ。服装はさすがに水槽学園の制服ではなく黒の地味なスーツだったが、
その外装に包まれた中身は全く変わっていないように見える。
できれば肉体に包まれた中身、心のほうは、少しは変わっていて欲しいのだが。
『水槽学園にいたときもそうだったけど、
安心院さんに唆されて僕と戦う女の子はいっつもひどい目に遭うんだよね』
「……独り言は誰もいないところでつぶやくものですぞ。球磨川禊殿」
一人の少女が夜の闇の中から現れる。
古めかしい言葉遣いだが、まだ年は若く、服装は箱庭学園の生徒会用の黒い制服である。
『話しかけているのに無視されるのは慣れている。善吉ちゃんと戦ったときもそうだったなぁ。
週刊少年ジャンプでは規制されかねないいじめの描写だよ』
どうやら箱庭学園は卒業しても、週刊少年ジャンプはまだ卒業していないらしい。
『安心院さんも人が悪い。いや、人外が悪いというべきか。
散々世界を回らせておいて、最後は箱庭学園だもんなぁ』
12年ぶりの球磨川だ。服装はさすがに水槽学園の制服ではなく黒の地味なスーツだったが、
その外装に包まれた中身は全く変わっていないように見える。
できれば肉体に包まれた中身、心のほうは、少しは変わっていて欲しいのだが。
『水槽学園にいたときもそうだったけど、
安心院さんに唆されて僕と戦う女の子はいっつもひどい目に遭うんだよね』
「……独り言は誰もいないところでつぶやくものですぞ。球磨川禊殿」
一人の少女が夜の闇の中から現れる。
古めかしい言葉遣いだが、まだ年は若く、服装は箱庭学園の生徒会用の黒い制服である。
『話しかけているのに無視されるのは慣れている。善吉ちゃんと戦ったときもそうだったなぁ。
週刊少年ジャンプでは規制されかねないいじめの描写だよ』
どうやら箱庭学園は卒業しても、週刊少年ジャンプはまだ卒業していないらしい。
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:50:53.43 ID:/8iIl9M00
「これは失敬。吾輩に話しかけているとは思わなんだもので。
吾輩は箱庭学園第113代生徒会長、桃園喪々である」
桃園喪々。めだかちゃんの婚約者のひとりで、人を名札に封じ込めるスタイルを使う。
俺はめだかちゃんを助けにいったにもかかわらず、逆に殺された上で札に閉じ込められてしまった。
このことは忘れたい過去のひとつだ。
めだかちゃんのかつての弱点であった心理戦が桃園の得意分野で、
『消失しりとり(デザートテールトゥノーズ)』で激しい戦いを繰り広げたらしい。
成長してからは箱庭学園に入学。
クーデターで第111代生徒会長になり、現在もその座を維持し続けている。
『初めまして……ではないね。漆黒宴のときの目つきの悪い子だね。
漆黒の花嫁衣装編のラスボスごときが、戦挙編のラスボスであるこの僕に何の用かな?』
「吾輩を挑発しようなどとは片腹痛いわ。用があるのはむしろ汝(なれ)であろう。
我が輩との勝負に勝たねば安心院なじみの元にたどり着けぬのだからの。
今まで勝ったことのない汝には至難の業であろう」
『君は安心院さんの「端末」なのかい?』
「いや、吾輩自身は『端末』ではないし、本来汝を試験する立場でもない。
だが、この箱庭学園を滅茶苦茶にされてはたまらないので代理を買って出たというわけである。
きちんと安心院なじみの許可を得ておるので安心めされよ」
『うん、安心したよ。喪々ちゃんとのゲームなら肉弾戦みたいなことにはならないだろうから。
平和を愛する僕にとっては都合がいいな』
「どうやら、吾輩が知らぬうちに平和の意味が変わったらしい。
球磨川殿、汝は乱世の英雄になれたとしても、治世の能臣には決してなれぬ男よ」
吾輩は箱庭学園第113代生徒会長、桃園喪々である」
桃園喪々。めだかちゃんの婚約者のひとりで、人を名札に封じ込めるスタイルを使う。
俺はめだかちゃんを助けにいったにもかかわらず、逆に殺された上で札に閉じ込められてしまった。
このことは忘れたい過去のひとつだ。
めだかちゃんのかつての弱点であった心理戦が桃園の得意分野で、
『消失しりとり(デザートテールトゥノーズ)』で激しい戦いを繰り広げたらしい。
成長してからは箱庭学園に入学。
クーデターで第111代生徒会長になり、現在もその座を維持し続けている。
『初めまして……ではないね。漆黒宴のときの目つきの悪い子だね。
漆黒の花嫁衣装編のラスボスごときが、戦挙編のラスボスであるこの僕に何の用かな?』
「吾輩を挑発しようなどとは片腹痛いわ。用があるのはむしろ汝(なれ)であろう。
我が輩との勝負に勝たねば安心院なじみの元にたどり着けぬのだからの。
今まで勝ったことのない汝には至難の業であろう」
『君は安心院さんの「端末」なのかい?』
「いや、吾輩自身は『端末』ではないし、本来汝を試験する立場でもない。
だが、この箱庭学園を滅茶苦茶にされてはたまらないので代理を買って出たというわけである。
きちんと安心院なじみの許可を得ておるので安心めされよ」
『うん、安心したよ。喪々ちゃんとのゲームなら肉弾戦みたいなことにはならないだろうから。
平和を愛する僕にとっては都合がいいな』
「どうやら、吾輩が知らぬうちに平和の意味が変わったらしい。
球磨川殿、汝は乱世の英雄になれたとしても、治世の能臣には決してなれぬ男よ」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:53:44.61 ID:/8iIl9M00
球磨川はしばらく考え込んでいたが、結局何も言い返さないことに決めたらしい。
球磨川もそれなりに口八丁という感じだが、桃園と口喧嘩していてもきりがないだろう。
『それで何で勝負するの? やっぱり言葉遊びかな?』
「もっと単純なものだ。勝負の前にひとつ提案がある。
ここで引き返さぬか? 心優しき吾輩としては苦しむ汝の姿を見たくない。
勝ち負けのある、ルールのある戦いでは勝つことができぬ汝にとって分が悪かろう。
今ならまだ汝お得意の何も『なかったこと』にできる」
『さっきから勝つことができないって言っているけど、
僕だって既に1回勝利を収めているんだよ。
そしてたった1回で満足する僕ではない』
「昔、勝たないことを、馬券が『当たらないこと』を売りにしていた競走馬がいたが、
もしその馬が勝っていたとしたら、
外れた馬券を『当たらない』交通安全のお守りにしていた人々はどう思ったであろうな」
『君が何を言いたいか大体分かるけど続けてごらん』
「たった一度のまぐれ勝ちが汝の価値を半減させたということだ。球磨川禊。
そして奇跡は二度起きない。出でよ、影武者たち。球磨川禊殿におとなしくお帰りいただけ」
球磨川もそれなりに口八丁という感じだが、桃園と口喧嘩していてもきりがないだろう。
『それで何で勝負するの? やっぱり言葉遊びかな?』
「もっと単純なものだ。勝負の前にひとつ提案がある。
ここで引き返さぬか? 心優しき吾輩としては苦しむ汝の姿を見たくない。
勝ち負けのある、ルールのある戦いでは勝つことができぬ汝にとって分が悪かろう。
今ならまだ汝お得意の何も『なかったこと』にできる」
『さっきから勝つことができないって言っているけど、
僕だって既に1回勝利を収めているんだよ。
そしてたった1回で満足する僕ではない』
「昔、勝たないことを、馬券が『当たらないこと』を売りにしていた競走馬がいたが、
もしその馬が勝っていたとしたら、
外れた馬券を『当たらない』交通安全のお守りにしていた人々はどう思ったであろうな」
『君が何を言いたいか大体分かるけど続けてごらん』
「たった一度のまぐれ勝ちが汝の価値を半減させたということだ。球磨川禊。
そして奇跡は二度起きない。出でよ、影武者たち。球磨川禊殿におとなしくお帰りいただけ」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:54:48.43 ID:/8iIl9M00
「変態1号。潜木怪儡。私が勝った暁には、あなたにはマッサージのために毎晩私の腰で踏み台昇降していただく」
「変態2号。寿蜃気郎。好きな少女はぎりぎり結婚できる16歳です!」
「変態3号。桃園幻実。二.五次元が好き! 二次元と三次元の狭間がいいなあ!」
「変態4号。贄波錯悟。……水に濡れた制服の女の子が好き……だったりして……」
「変態5号。叶野仮輝。眼鏡っ子が好きです! コンタクトレンズっ子も好きです」
「変態0号。杠偽造。お前は今まで食べたパンツの数を覚えているか」
彼らは不知火の里の誇る変態影武者軍団である。
話に聞いた限りではもっと変態だったはずだが、だいぶ角が取れておとなしくなっているようだ。
彼らをただの変態と侮ってはいけない。
安心院さんに600個のスキルの使用を余儀なくさせた強敵だと聞いている。
俺が直接戦っているのを見たのは潜木怪儡だけだが実力の全てを見せたという感じではなかった。
「変態2号。寿蜃気郎。好きな少女はぎりぎり結婚できる16歳です!」
「変態3号。桃園幻実。二.五次元が好き! 二次元と三次元の狭間がいいなあ!」
「変態4号。贄波錯悟。……水に濡れた制服の女の子が好き……だったりして……」
「変態5号。叶野仮輝。眼鏡っ子が好きです! コンタクトレンズっ子も好きです」
「変態0号。杠偽造。お前は今まで食べたパンツの数を覚えているか」
彼らは不知火の里の誇る変態影武者軍団である。
話に聞いた限りではもっと変態だったはずだが、だいぶ角が取れておとなしくなっているようだ。
彼らをただの変態と侮ってはいけない。
安心院さんに600個のスキルの使用を余儀なくさせた強敵だと聞いている。
俺が直接戦っているのを見たのは潜木怪儡だけだが実力の全てを見せたという感じではなかった。
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:58:05.42 ID:/8iIl9M00
「1号の細目の男と、0号の影そのものの姿をした男はかなりの遣い手やな」
後ろからいきなり声をかけられた。この人は鍋島猫美。
「反則王」の異名を持つ柔道部の元部長で、卒業後にオリンピックで金メダルを獲ったすごい人だ。
めだかちゃんに勝った奴は多くいるが、俺でさえそのひとりであるが、
めだかちゃんに負けなかった人はこの人しか知らない。ある意味、球磨川の対極にいる人物だ。
「鍋島先輩、どうしてここに?」
「どうしてって、球磨川くんが日本に帰ってくるって教えてくれたのは人吉くんやないか」
「まさか鍋島先輩が球磨川にわざわざ会いに来るとは思わなくて」
鍋島先輩はおせっかい焼きなところがあって、
俺たちも何度も助けられているが、球磨川とはそこまで親交があったかは疑問だ。
「何か裏があるんじゃないかと疑っている顔やな。
別に『虚数大嘘憑き』でうちの怪我を『なかったこと』にしてもらおうとか思っとるわけやないで」
「わかっていますよ。それくらい」
鍋島先輩はオリンピックの国内選考会で大きな怪我を負い、
結局その怪我が原因で選手を引退することとなった。
現在は箱庭病院でリハビリに励んでいるが、もし、怪我が治れば選手としての再起も夢ではないだろう。
だが、天才嫌いの鍋島先輩は決して「飲むだけで天才になる薬」があっても飲むことがないように、
怪我を「なかったこと」にするのではなく死ぬほど努力して復活する道を選ぶだろう……多分。
でも卑怯だからなあ。この人は。
直通エレベーターを使って待ち構える相手を全てパスしようとするくらいは卑怯だからなあ。
「ここに来たのはついでのついで。ただの気まぐれや。
どっちかっていうと球磨川くんより現生徒会長の桃園ちゃんのほうが興味あるくらいやわ。
かなりの勝利への執念の持ち主だって話やで」
確か桃園は漆黒宴のときはなかなか負けを認めず、口八丁で勝負を引き延ばしていたという。
そのあたりは鍋島先輩に通じるところがあるのかもしれない。
「話しているうちにいつの間にか決着がついてしまったみたいやね」
俺が視線を戻すと既に立っている影はふたつだけになっていた。
後ろからいきなり声をかけられた。この人は鍋島猫美。
「反則王」の異名を持つ柔道部の元部長で、卒業後にオリンピックで金メダルを獲ったすごい人だ。
めだかちゃんに勝った奴は多くいるが、俺でさえそのひとりであるが、
めだかちゃんに負けなかった人はこの人しか知らない。ある意味、球磨川の対極にいる人物だ。
「鍋島先輩、どうしてここに?」
「どうしてって、球磨川くんが日本に帰ってくるって教えてくれたのは人吉くんやないか」
「まさか鍋島先輩が球磨川にわざわざ会いに来るとは思わなくて」
鍋島先輩はおせっかい焼きなところがあって、
俺たちも何度も助けられているが、球磨川とはそこまで親交があったかは疑問だ。
「何か裏があるんじゃないかと疑っている顔やな。
別に『虚数大嘘憑き』でうちの怪我を『なかったこと』にしてもらおうとか思っとるわけやないで」
「わかっていますよ。それくらい」
鍋島先輩はオリンピックの国内選考会で大きな怪我を負い、
結局その怪我が原因で選手を引退することとなった。
現在は箱庭病院でリハビリに励んでいるが、もし、怪我が治れば選手としての再起も夢ではないだろう。
だが、天才嫌いの鍋島先輩は決して「飲むだけで天才になる薬」があっても飲むことがないように、
怪我を「なかったこと」にするのではなく死ぬほど努力して復活する道を選ぶだろう……多分。
でも卑怯だからなあ。この人は。
直通エレベーターを使って待ち構える相手を全てパスしようとするくらいは卑怯だからなあ。
「ここに来たのはついでのついで。ただの気まぐれや。
どっちかっていうと球磨川くんより現生徒会長の桃園ちゃんのほうが興味あるくらいやわ。
かなりの勝利への執念の持ち主だって話やで」
確か桃園は漆黒宴のときはなかなか負けを認めず、口八丁で勝負を引き延ばしていたという。
そのあたりは鍋島先輩に通じるところがあるのかもしれない。
「話しているうちにいつの間にか決着がついてしまったみたいやね」
俺が視線を戻すと既に立っている影はふたつだけになっていた。
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:00:14.65 ID:/8iIl9M00
『そうそう、提案は引き返さないかだったっけ? 断るよ』
「うむ、そう言うと思っていた。ではふたつ目の提案だ」
何事もなかったように話し続けるふたり。
俺も男の情けで影武者たちの哀れな姿には目をつぶることにした。
「不知火の里に不知火ハンカチというハーフの美少女がいる。
不知火一族きっての天才で、その存在は秘中の秘で誰にも知られていない。
彼女なら安心院なじみを完璧にコピーできると思うが、それで手を打たぬか?」
『イミテーションには興味がないよ。
さっきの当たらない馬券の話ではないけど、偽物ではハンカチというより半分の価値しかないね』
「その美少女が頼めばパンツをいつでも見せてくれると言ってもか?」
『……。パンツは財部ちゃんの縞パンツを始めとして高校時代にたくさん見てきたからね。
むしろ今はパンツを履いていないほうがうれしいくらいだよ。
ただどうしても見て欲しいっていうなら見てあげなくもないかな』
「やはり、この提案もダメか。
もちろん言うまでもないが不知火ハンカチという者は存在せぬぞ。
秘中の秘の存在を吾輩が知っているわけがなかろう。ちょいと汝をからかっただけだ。
むしろ提案を飲まれていたらどうしようかと思っておったところじゃ」
『……ついていい嘘とついちゃいけない嘘があるんだよ。喪々ちゃん』
「うむ、そう言うと思っていた。ではふたつ目の提案だ」
何事もなかったように話し続けるふたり。
俺も男の情けで影武者たちの哀れな姿には目をつぶることにした。
「不知火の里に不知火ハンカチというハーフの美少女がいる。
不知火一族きっての天才で、その存在は秘中の秘で誰にも知られていない。
彼女なら安心院なじみを完璧にコピーできると思うが、それで手を打たぬか?」
『イミテーションには興味がないよ。
さっきの当たらない馬券の話ではないけど、偽物ではハンカチというより半分の価値しかないね』
「その美少女が頼めばパンツをいつでも見せてくれると言ってもか?」
『……。パンツは財部ちゃんの縞パンツを始めとして高校時代にたくさん見てきたからね。
むしろ今はパンツを履いていないほうがうれしいくらいだよ。
ただどうしても見て欲しいっていうなら見てあげなくもないかな』
「やはり、この提案もダメか。
もちろん言うまでもないが不知火ハンカチという者は存在せぬぞ。
秘中の秘の存在を吾輩が知っているわけがなかろう。ちょいと汝をからかっただけだ。
むしろ提案を飲まれていたらどうしようかと思っておったところじゃ」
『……ついていい嘘とついちゃいけない嘘があるんだよ。喪々ちゃん』
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:03:20.91 ID:/8iIl9M00
「さて、提案も終わったことだし、そろそろゲームを始めたいと思うが、その前に汝に聞きたいことがある。
汝は現在の安心院なじみの状況を知っているか?」
『獅子目言彦に無残にも殺されたけど、言彦の不可逆の破壊のスタイルの影響が解けて復活できるようになった。
知っているのはそれくらいかな』
獅子目言彦は五千年前、安心院さんが初めて勝てなかった人間だ。
死後、その存在は不知火の里で保存されていた。
安心院さんは命を懸け、俺たちを言彦から逃がしてくれた。
「ふむ。その獅子目言彦に安心院なじみや黒神めだかのスキルが通じなかった理由はどうだ?」
『確か、獅子目言彦が人間だとしたら僕らは紙の上に書かれた存在にすぎないから、簡単に引き裂くことができる。
要は次元が違うってめだかちゃんは説明していたかな』
「その通り。獅子目言彦が人間だとしたら吾輩たちは『紙の世界の住民』、
吾輩たちが人間だとしたら獅子目言彦は『神の世界の住民』。
漫画のキャラクターの必殺技で読者である吾輩たちが死なないように、
獅子目言彦にはありとあらゆるスキルが通用しない。
そして、現在の安心院なじみはいったん殺されたことをきっかけに『神の世界の住民』になったのだ」
『元々神さまみたいな人だったけどね。少年漫画でいうところの覚醒って奴だね』
「ふむ、覚醒か。そう言えなくもないが、
吾輩は神の子が地上で死んで天に戻ったという逸話に近いものと捉えておるがな。
現在の彼女に通じるのは言葉、すなわちスタイルだけ。
漫画のキャラクターの台詞で読者である吾輩たちの心が動かされるようなものだな。
スキルが効かない今となっては汝が安心院なじみに勝利する確率は0%にも届かない。
善戦する可能性すら0%だろう。それでも神に挑むのか?」
『勝ち目のない勝負、分の悪い賭けは僕が最も好むところだよ。喪々ちゃん。
それに「虚数大嘘憑き」は手品みたいなもので僕の武器というわけではない』
「ふむ。よいだろう。そこまでの覚悟ならば何も言うことはあるまい。後は頼もうぞ、黒神めだか理事長。
球磨川禊。ゲームのクリア条件は黒神めだかを倒すこと。それができれば安心院なじみの下に案内しよう」
汝は現在の安心院なじみの状況を知っているか?」
『獅子目言彦に無残にも殺されたけど、言彦の不可逆の破壊のスタイルの影響が解けて復活できるようになった。
知っているのはそれくらいかな』
獅子目言彦は五千年前、安心院さんが初めて勝てなかった人間だ。
死後、その存在は不知火の里で保存されていた。
安心院さんは命を懸け、俺たちを言彦から逃がしてくれた。
「ふむ。その獅子目言彦に安心院なじみや黒神めだかのスキルが通じなかった理由はどうだ?」
『確か、獅子目言彦が人間だとしたら僕らは紙の上に書かれた存在にすぎないから、簡単に引き裂くことができる。
要は次元が違うってめだかちゃんは説明していたかな』
「その通り。獅子目言彦が人間だとしたら吾輩たちは『紙の世界の住民』、
吾輩たちが人間だとしたら獅子目言彦は『神の世界の住民』。
漫画のキャラクターの必殺技で読者である吾輩たちが死なないように、
獅子目言彦にはありとあらゆるスキルが通用しない。
そして、現在の安心院なじみはいったん殺されたことをきっかけに『神の世界の住民』になったのだ」
『元々神さまみたいな人だったけどね。少年漫画でいうところの覚醒って奴だね』
「ふむ、覚醒か。そう言えなくもないが、
吾輩は神の子が地上で死んで天に戻ったという逸話に近いものと捉えておるがな。
現在の彼女に通じるのは言葉、すなわちスタイルだけ。
漫画のキャラクターの台詞で読者である吾輩たちの心が動かされるようなものだな。
スキルが効かない今となっては汝が安心院なじみに勝利する確率は0%にも届かない。
善戦する可能性すら0%だろう。それでも神に挑むのか?」
『勝ち目のない勝負、分の悪い賭けは僕が最も好むところだよ。喪々ちゃん。
それに「虚数大嘘憑き」は手品みたいなもので僕の武器というわけではない』
「ふむ。よいだろう。そこまでの覚悟ならば何も言うことはあるまい。後は頼もうぞ、黒神めだか理事長。
球磨川禊。ゲームのクリア条件は黒神めだかを倒すこと。それができれば安心院なじみの下に案内しよう」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:04:41.66 ID:/8iIl9M00
時計塔の外壁を駆け下りながらめだかちゃんが姿を見せる。
顔には満面の笑みが張り付いている。
「久しぶりだな。球磨川。本当は裸エプロンで出迎えたかったのだが、ぼろぼろのスーツ姿で悪いな。
お兄さまとの特訓が長引いてしまったのでね。桃園生徒会長に時間稼ぎを頼んでおいたわけだ」
めだかちゃんはここ数日、時計塔の中で真黒さんとトレーニングを積んでいた。
場所が時計塔であることから分かるように、フラスコ計画の研究成果も惜しみなく投入されている。
『久しぶり、めだかちゃん。会いたかったぜ。「君は悪くない」。ぼろぼろのめだかちゃんもとてもかわいいよ』
「それは重畳。話したいことは山ほどあるが、まずは拳(これ)で語ろうか。
最終関門・めだ関門と言ったらまたお前は笑うかな?」
そう言って、笑うめだかちゃんに対して、球磨川は容赦ない先制攻撃を繰り出す。
『「虚数大嘘憑き」。黒神めだかをなかったことにした』
驚くべき蛮行。戦闘がまだ始まるか始まっていないかの段階で、めだかちゃんが消されてしまった。
顔には満面の笑みが張り付いている。
「久しぶりだな。球磨川。本当は裸エプロンで出迎えたかったのだが、ぼろぼろのスーツ姿で悪いな。
お兄さまとの特訓が長引いてしまったのでね。桃園生徒会長に時間稼ぎを頼んでおいたわけだ」
めだかちゃんはここ数日、時計塔の中で真黒さんとトレーニングを積んでいた。
場所が時計塔であることから分かるように、フラスコ計画の研究成果も惜しみなく投入されている。
『久しぶり、めだかちゃん。会いたかったぜ。「君は悪くない」。ぼろぼろのめだかちゃんもとてもかわいいよ』
「それは重畳。話したいことは山ほどあるが、まずは拳(これ)で語ろうか。
最終関門・めだ関門と言ったらまたお前は笑うかな?」
そう言って、笑うめだかちゃんに対して、球磨川は容赦ない先制攻撃を繰り出す。
『「虚数大嘘憑き」。黒神めだかをなかったことにした』
驚くべき蛮行。戦闘がまだ始まるか始まっていないかの段階で、めだかちゃんが消されてしまった。
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:08:16.60 ID:/8iIl9M00
『ごめんね。めだかちゃん。安心院さんと会ったあとで「なかったこと」を「なかったこと」にしてあげるからね。
喪々ちゃん、安心院さんのもとに案内してもら……ぐはっ』
球磨川は体を折り、そしてせき込む。
「『黒神ファントムちゃんとした版』。
久々に使ったのでちょっと行きすぎて戻ってくるのに時間がかかってしまったか」
『その目にも映らぬ光速移動は……。
アメリカで赤さんと裸白衣を賭けて対戦したときに、
めだかちゃんはスキルを失ったと聞いたんだけど、だまされたのかな』
安心院さんがスキルと呼んでいた魔法のような力を、俺たちの大半は成人になる頃に失ってしまった。
名瀬夭歌や不知火半袖のような例外もいるが……。そして球磨川もその例外に当たるようだった。
「ああ、失っていったが、三日間にもわたるお兄さまとのトレーニングで一時的に取り戻したんだ。
今の私は全盛期とほぼ変わらないと思っていただこう」
俺は球磨川の発言のいかがわしい内容について詳しく聞きたかったが、
めだかちゃんはどうやらその部分は無視することに決めたようだ。
喪々ちゃん、安心院さんのもとに案内してもら……ぐはっ』
球磨川は体を折り、そしてせき込む。
「『黒神ファントムちゃんとした版』。
久々に使ったのでちょっと行きすぎて戻ってくるのに時間がかかってしまったか」
『その目にも映らぬ光速移動は……。
アメリカで赤さんと裸白衣を賭けて対戦したときに、
めだかちゃんはスキルを失ったと聞いたんだけど、だまされたのかな』
安心院さんがスキルと呼んでいた魔法のような力を、俺たちの大半は成人になる頃に失ってしまった。
名瀬夭歌や不知火半袖のような例外もいるが……。そして球磨川もその例外に当たるようだった。
「ああ、失っていったが、三日間にもわたるお兄さまとのトレーニングで一時的に取り戻したんだ。
今の私は全盛期とほぼ変わらないと思っていただこう」
俺は球磨川の発言のいかがわしい内容について詳しく聞きたかったが、
めだかちゃんはどうやらその部分は無視することに決めたようだ。
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:11:27.19 ID:/8iIl9M00
『真黒くんとめだかちゃん。最後まで僕の前に立ちはだかるのは君たちだったね』
「本当はお兄さま本人が来ようとしたんだがね。
トレーナーであるお兄さまの作品としての私が相手をすると説得したんだ」
その「説得」がかなりの力任せだったことは言うまでもない。
『もうひとつ疑問があるんだけど、なんで「虚数大嘘憑き」が効かないんだい?
あれは手を触れなくても効果があるはずなんだけど。まさか君まで「神の世界の住民」になったとか?』
「その答えも貴様は既に知っているはずだ。『完成(ジエンド)』。
これで貴様の『虚数大嘘憑き』を完成し、貴様の『虚数大嘘憑き』を『なかったこと』にした」
『僕の「大嘘憑き」は、過負荷(マイナス)をなかったことにできなかったはずだけど……』
「当然、過負荷ですらなかったことにできるよう『完成』した」
『ひどいや。これで僕に残された武器は「却本作り(ブックメーカー)」のみ。
これではめだかちゃんに勝てないことは戦挙編で分かっているからね』
『却本作り』は球磨川禊の始まりのスキル。
ねじに刺された人間を球磨川禊と同じステータスにするという恐ろしいスキルだ。
だが、戦挙編ではこれを駆使しても球磨川はめだかちゃんに及ばなかった。
戦う前から分かっていたことだが、これで球磨川に勝ち目はない。
「どうかな? 何事もやってみなくては分からないぞ。ただ私が一度見た技は二度とは通用しないかもしれないぞ」
恐らく冗談なのだろうが、めだかちゃんなら嘘だとは言い切れない。あふれんばかりの主人公体質なのだ。
「さあ、戦うぞ球磨川。殴るぞ球磨川。歯をくいしばれ」
『うん、やってちょうだい』
ふたりは激しく戦い始める。
「本当はお兄さま本人が来ようとしたんだがね。
トレーナーであるお兄さまの作品としての私が相手をすると説得したんだ」
その「説得」がかなりの力任せだったことは言うまでもない。
『もうひとつ疑問があるんだけど、なんで「虚数大嘘憑き」が効かないんだい?
あれは手を触れなくても効果があるはずなんだけど。まさか君まで「神の世界の住民」になったとか?』
「その答えも貴様は既に知っているはずだ。『完成(ジエンド)』。
これで貴様の『虚数大嘘憑き』を完成し、貴様の『虚数大嘘憑き』を『なかったこと』にした」
『僕の「大嘘憑き」は、過負荷(マイナス)をなかったことにできなかったはずだけど……』
「当然、過負荷ですらなかったことにできるよう『完成』した」
『ひどいや。これで僕に残された武器は「却本作り(ブックメーカー)」のみ。
これではめだかちゃんに勝てないことは戦挙編で分かっているからね』
『却本作り』は球磨川禊の始まりのスキル。
ねじに刺された人間を球磨川禊と同じステータスにするという恐ろしいスキルだ。
だが、戦挙編ではこれを駆使しても球磨川はめだかちゃんに及ばなかった。
戦う前から分かっていたことだが、これで球磨川に勝ち目はない。
「どうかな? 何事もやってみなくては分からないぞ。ただ私が一度見た技は二度とは通用しないかもしれないぞ」
恐らく冗談なのだろうが、めだかちゃんなら嘘だとは言い切れない。あふれんばかりの主人公体質なのだ。
「さあ、戦うぞ球磨川。殴るぞ球磨川。歯をくいしばれ」
『うん、やってちょうだい』
ふたりは激しく戦い始める。
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:14:32.70 ID:/8iIl9M00
「あれは全盛期を超えとるんやないか? 移動するだけで地面に穴があくなんてなんちゅう脚力をしとるんや」
鍋島先輩の言葉に俺はうなずく。眼下にはさながら月のクレーターのようにめだかちゃんの足跡が広がっている。
めだかちゃんはだいぶおとなしくなった、いや大人になっていたはずなのだが、
まだ高校生の頃のめだかちゃんも奥底に隠れていたのだろう。
「いえいえ、地面に穴があいているのは力をうまく制御しきれていない証拠。まだまだ未熟です」
とても話し声が聞こえる距離ではないはずなのだが、めだかちゃんがこちらを見ながら話しかける。
恐らく聴力も全盛期並みなのだろう。
「そろそろウチが勝てるかと思ったけど、まだみたいやな。勝負は次まで預けておくで。めだかちゃん」
「もしかして、隙あらばめだかちゃんに勝とうと思ってここに来たんですか? 鍋島先輩」
鍋島先輩は笑って答えなかったけれど、
桃園を見に来たというよりは、めだかちゃんを倒しに来たというほうが鍋島先輩らしいかもしれない。
鍋島先輩の言葉に俺はうなずく。眼下にはさながら月のクレーターのようにめだかちゃんの足跡が広がっている。
めだかちゃんはだいぶおとなしくなった、いや大人になっていたはずなのだが、
まだ高校生の頃のめだかちゃんも奥底に隠れていたのだろう。
「いえいえ、地面に穴があいているのは力をうまく制御しきれていない証拠。まだまだ未熟です」
とても話し声が聞こえる距離ではないはずなのだが、めだかちゃんがこちらを見ながら話しかける。
恐らく聴力も全盛期並みなのだろう。
「そろそろウチが勝てるかと思ったけど、まだみたいやな。勝負は次まで預けておくで。めだかちゃん」
「もしかして、隙あらばめだかちゃんに勝とうと思ってここに来たんですか? 鍋島先輩」
鍋島先輩は笑って答えなかったけれど、
桃園を見に来たというよりは、めだかちゃんを倒しに来たというほうが鍋島先輩らしいかもしれない。
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:17:02.05 ID:/8iIl9M00
5分間、それは一方的な戦いであった。
始めは健闘していた球磨川だったが、どんどんと地力でまさるめだかちゃんが優勢になっていった。
何度立ち上がってもめだかちゃんに叩きのめされる球磨川。
その精神力は認めざるを得ないが、そろそろ肉体が限界だろう。
校舎の屋上にようやく人数が集まってきた。
神葬祭に遅れそうになった俺が言えることではないが、時間にルーズな奴があまりにも多い。
しかし、何とか間に合ったようだ。俺の、いや俺たちの出番だろう。
「殴られるのを格好悪いと思う過負荷はいねえ。
大将、あんたの勝つ格好いい姿を黒神めだかの心の傷(トラウマ)にしてしまえ」
「あなたを応援する役目だけは誰にも押しつけられませんね」
志布志飛沫と蝶ヶ崎蛾々丸。-13組の一員として戦挙に参加した球磨川の盟友だ。
ふたりとも音信不通だったので探し出すのには苦労した。
始めは健闘していた球磨川だったが、どんどんと地力でまさるめだかちゃんが優勢になっていった。
何度立ち上がってもめだかちゃんに叩きのめされる球磨川。
その精神力は認めざるを得ないが、そろそろ肉体が限界だろう。
校舎の屋上にようやく人数が集まってきた。
神葬祭に遅れそうになった俺が言えることではないが、時間にルーズな奴があまりにも多い。
しかし、何とか間に合ったようだ。俺の、いや俺たちの出番だろう。
「殴られるのを格好悪いと思う過負荷はいねえ。
大将、あんたの勝つ格好いい姿を黒神めだかの心の傷(トラウマ)にしてしまえ」
「あなたを応援する役目だけは誰にも押しつけられませんね」
志布志飛沫と蝶ヶ崎蛾々丸。-13組の一員として戦挙に参加した球磨川の盟友だ。
ふたりとも音信不通だったので探し出すのには苦労した。
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:18:53.73 ID:/8iIl9M00
「禊ちゃん! 頑張って」
「球磨川さん……」
喜界島もがなと阿久根高貴は生徒会のメンバーだ。
喜界島は俺とめだかちゃんが争っていたときに球磨川が味方をしてくれたことを今でも感謝している。
阿久根先輩は球磨川とは中学時代から浅からぬ因縁がある。
何事も卒なくこなすこの男にしては珍しく、球磨川への応援は言葉に詰まりうまくできないようだ。
「球磨川さん、あなたのおかげできれいな花を咲かせることができるようになりました」
「「「「「裸エプロン先輩、頑張ってください」」」」」
江迎怒江、そして財部依真を始めとする生徒会見習いメンバー。
球磨川は昔から後輩女子にはなつかれることが多かった。
めだかちゃんももしかしたらそのひとりだったのかもしれないとも思う。
「なかなかの応援団じゃないか。球磨川。
高貴ももがなちゃんも今回は私の応援じゃなくて貴様の応援のようだな。羨ましいぞ」
めだかちゃんはにやりと笑う。
めだかちゃんは孤独なときは孤独なときで、仲間がいるときとは異なる強さを発揮する。
というより単純な強さだけでいえば、ひとりのときのほうが強いのではないかとも思う。
もちろん、めだかちゃんも、そして俺を始めとする周りも、そのあたりの折り合いをつけられるようにはなっている。
「球磨川さん……」
喜界島もがなと阿久根高貴は生徒会のメンバーだ。
喜界島は俺とめだかちゃんが争っていたときに球磨川が味方をしてくれたことを今でも感謝している。
阿久根先輩は球磨川とは中学時代から浅からぬ因縁がある。
何事も卒なくこなすこの男にしては珍しく、球磨川への応援は言葉に詰まりうまくできないようだ。
「球磨川さん、あなたのおかげできれいな花を咲かせることができるようになりました」
「「「「「裸エプロン先輩、頑張ってください」」」」」
江迎怒江、そして財部依真を始めとする生徒会見習いメンバー。
球磨川は昔から後輩女子にはなつかれることが多かった。
めだかちゃんももしかしたらそのひとりだったのかもしれないとも思う。
「なかなかの応援団じゃないか。球磨川。
高貴ももがなちゃんも今回は私の応援じゃなくて貴様の応援のようだな。羨ましいぞ」
めだかちゃんはにやりと笑う。
めだかちゃんは孤独なときは孤独なときで、仲間がいるときとは異なる強さを発揮する。
というより単純な強さだけでいえば、ひとりのときのほうが強いのではないかとも思う。
もちろん、めだかちゃんも、そして俺を始めとする周りも、そのあたりの折り合いをつけられるようにはなっている。
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:22:28.86 ID:/8iIl9M00
「球磨川くん、君にはまだ返していない借りがある。だから殺す」
「死んでなければ傷はなんとか私が治してあげるから、さっさと勝ってらっしゃい」
「私は小物だから、私に『却本作り』を刺したことは許してないのだ。
黒神めだかに勝ったら次は私と勝負なのだ」
宗像形先輩、赤青黄先輩、潜木もぐらなどなど球磨川のかつて敵が、
そして現在の応援団が続々と時計塔に集結する。
どうだ球磨川、味方だけではなく敵に応援される気分っていうのは。
かくいう俺もめだかちゃんの味方でありお前の敵だが、
真黒さんに事情を聞いた今回だけはお前の応援に回ってやる。
「球磨川、いつまでも俺のめだかちゃんといちゃいちゃしているんじゃねぇ。
さっさとめだかちゃんを倒してそこを離れろ」
『みんな、無茶言うね。僕はもう立ち上がることすらできないよ』
球磨川の目に光が戻ってきたように見える。といっても校舎の屋上からではよく見えないし、ただの錯覚かもしれない。
「死んでなければ傷はなんとか私が治してあげるから、さっさと勝ってらっしゃい」
「私は小物だから、私に『却本作り』を刺したことは許してないのだ。
黒神めだかに勝ったら次は私と勝負なのだ」
宗像形先輩、赤青黄先輩、潜木もぐらなどなど球磨川のかつて敵が、
そして現在の応援団が続々と時計塔に集結する。
どうだ球磨川、味方だけではなく敵に応援される気分っていうのは。
かくいう俺もめだかちゃんの味方でありお前の敵だが、
真黒さんに事情を聞いた今回だけはお前の応援に回ってやる。
「球磨川、いつまでも俺のめだかちゃんといちゃいちゃしているんじゃねぇ。
さっさとめだかちゃんを倒してそこを離れろ」
『みんな、無茶言うね。僕はもう立ち上がることすらできないよ』
球磨川の目に光が戻ってきたように見える。といっても校舎の屋上からではよく見えないし、ただの錯覚かもしれない。
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:25:15.80 ID:/8iIl9M00
「あなたが嫌と言っても無理やり立たせてやりますよ。勝たせてやりますよ」
口に物をいっぱいに頬張りながら話すのは俺の親友、不知火半袖。
見た目は昔のままだが、今では立派な社会人だ。
不知火の里を忍者村として公開し、がっぽり稼いでいるらしい。
巻き込まれると危ないから校舎の屋上から応援するという約束だったにもかかわらず、
ひとり戦いの舞台へと行ってしまったみたいだ。
『不知火ちゃん……』
「無理やり勝たされるなんて屈辱、嫌われ者のあなたにぴったりですね。喰い改めろ、『正喰者(リアルイーター)』」
不知火のスキル『正喰者』は人のスキルを変更するスキル、
日之影先輩の強すぎて見えないスキル『知られざる英雄(ミスターアンノウン)』を
速すぎて見えないスキル『光化静翔(テーマソング)』に、
あるいは俺の他人の視界を覗くスキル『欲視力(パラサイトシーイング)』を
己の限界を覗くスキル『善吉モデル』に変えてくれたことがある。
ただ、いくら不知火とはいえ、果たしてこの状況を逆転するスキルを創ることができるのだろうか。
「周囲を球磨川禊(不運)にする最凶(さいきょう)のスキル『却本作り』を、
自分自身を幸運にする最幸(さいこう)のスキル『闇月(グッドルーザー・グッドラック)』に。
ツキが欠けていたあなたに、勝利という『月』をもたらすスキルです」
『それはなんとも僕に似合わないスキルだね。週刊少年ジャンプでいえば、ラッキーマンのようなスキルなのかな?』
「全くもって似合いませんね。だから日之影先輩の『光化静翔』のようにすぐに消えてしまうでしょう。
でもたった1回勝つには十分です」
不知火はさっと球磨川から離れる。
「病みつきになる勝利の味をあなたに」
口に物をいっぱいに頬張りながら話すのは俺の親友、不知火半袖。
見た目は昔のままだが、今では立派な社会人だ。
不知火の里を忍者村として公開し、がっぽり稼いでいるらしい。
巻き込まれると危ないから校舎の屋上から応援するという約束だったにもかかわらず、
ひとり戦いの舞台へと行ってしまったみたいだ。
『不知火ちゃん……』
「無理やり勝たされるなんて屈辱、嫌われ者のあなたにぴったりですね。喰い改めろ、『正喰者(リアルイーター)』」
不知火のスキル『正喰者』は人のスキルを変更するスキル、
日之影先輩の強すぎて見えないスキル『知られざる英雄(ミスターアンノウン)』を
速すぎて見えないスキル『光化静翔(テーマソング)』に、
あるいは俺の他人の視界を覗くスキル『欲視力(パラサイトシーイング)』を
己の限界を覗くスキル『善吉モデル』に変えてくれたことがある。
ただ、いくら不知火とはいえ、果たしてこの状況を逆転するスキルを創ることができるのだろうか。
「周囲を球磨川禊(不運)にする最凶(さいきょう)のスキル『却本作り』を、
自分自身を幸運にする最幸(さいこう)のスキル『闇月(グッドルーザー・グッドラック)』に。
ツキが欠けていたあなたに、勝利という『月』をもたらすスキルです」
『それはなんとも僕に似合わないスキルだね。週刊少年ジャンプでいえば、ラッキーマンのようなスキルなのかな?』
「全くもって似合いませんね。だから日之影先輩の『光化静翔』のようにすぐに消えてしまうでしょう。
でもたった1回勝つには十分です」
不知火はさっと球磨川から離れる。
「病みつきになる勝利の味をあなたに」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:28:20.87 ID:/8iIl9M00
ゆっくりと立ち上がりなら球磨川が言う。
『さて、最後にもう一勝負といこうか。めだかちゃん』
「最後と言わず、何度でもかかってこい。禊」
『「闇月」。嘘のような幸運で勝ちをつかみ取ってみせる』
「『虚数大嘘憑き』。貴様のスキルをなかったことにした。
どんな強力なスキルであれ、消されてしまっては効果があるまい。
そして『黒神ファントムちゃんとした版』……えっ?」
めだかちゃんがずるりと滑ってこける。
地面にあいた穴に足をとられたのだろうか。スーツが破れてパンツが見えている。
「あひゃひゃ。ダメだよ。めだかちゃん。
『闇月』は一度発動したら何があっても勝っちゃうくらいの幸運をもたらすスキルだからね。
たかがスキルが消えるくらいのアクシデントじゃ球磨川先輩の勝利は揺るがない」
「不知火。ここにバナナの皮を捨てたのはお前かっ」
転んでいるめだかちゃんに球磨川がねじを突きつける。寸止めだ。めだかちゃんが両手を上げる。
「私の負けだ。球磨川。安心院さんに会いにいくといい。場所は黒神宇宙センターだ」
めだかちゃんの降参宣言にギャラリーは沸き上がる。
なんとも間抜けな結末だが、球磨川の勝ちは勝ちだ。俺もいつの間にかガッツポーズをしていた。
『さて、最後にもう一勝負といこうか。めだかちゃん』
「最後と言わず、何度でもかかってこい。禊」
『「闇月」。嘘のような幸運で勝ちをつかみ取ってみせる』
「『虚数大嘘憑き』。貴様のスキルをなかったことにした。
どんな強力なスキルであれ、消されてしまっては効果があるまい。
そして『黒神ファントムちゃんとした版』……えっ?」
めだかちゃんがずるりと滑ってこける。
地面にあいた穴に足をとられたのだろうか。スーツが破れてパンツが見えている。
「あひゃひゃ。ダメだよ。めだかちゃん。
『闇月』は一度発動したら何があっても勝っちゃうくらいの幸運をもたらすスキルだからね。
たかがスキルが消えるくらいのアクシデントじゃ球磨川先輩の勝利は揺るがない」
「不知火。ここにバナナの皮を捨てたのはお前かっ」
転んでいるめだかちゃんに球磨川がねじを突きつける。寸止めだ。めだかちゃんが両手を上げる。
「私の負けだ。球磨川。安心院さんに会いにいくといい。場所は黒神宇宙センターだ」
めだかちゃんの降参宣言にギャラリーは沸き上がる。
なんとも間抜けな結末だが、球磨川の勝ちは勝ちだ。俺もいつの間にかガッツポーズをしていた。
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:31:07.47 ID:/8iIl9M00
当の球磨川本人は、自分の勝利が信じられないのか、ぽかんとしていた。
『……なんで「虚数大嘘憑き」だけでなく、僕の「却本作り」も「なかったこと」にしなかったんだい?
そうされていればさすがに勝ち目はなかったはずなんだけど』
「特に深い理由はないよ。
強いて理由を探すのなら、また『却本作り』を食らって戦挙のときみたいにお前と殴り合いたかったのかな」
『……。ありがとう、めだかちゃん愛してるぜ』
「私もだ。球磨川禊。私に勝ったのだから堂々と胸を張って安心院さんに会いにいけ。
もう『大嘘憑き』はないんだから正直に自分の思いを伝えてこい」
ふたりが握手しようとしたその時、耳をつんざく爆音が空から降ってきた。
「おっしゃー時間ぴったり。
球磨川の旦那、兄ちゃんから借りたこのヘリコプターで黒神宇宙センターに送っていくぜ。乗っていけ」
突如舞台に現れた黒神くじらはめだかちゃんの姉で、真黒さんの妹だ。
俺の師匠であり、大魔王さまだ。
どっちつかずで誰の味方をしているのかいつもよく分からないが、
とりあえず今はフラスコ計画の統括としてめだかちゃんや俺たちの味方をしてくれているらしい。
12年ぶりの生涯2勝目の余韻にひたる間もなく球磨川を乗せたヘリコプターは飛び立つとあっという間に見えなくなった。
頑張れ、球磨川禊。幸せになれ。
『……なんで「虚数大嘘憑き」だけでなく、僕の「却本作り」も「なかったこと」にしなかったんだい?
そうされていればさすがに勝ち目はなかったはずなんだけど』
「特に深い理由はないよ。
強いて理由を探すのなら、また『却本作り』を食らって戦挙のときみたいにお前と殴り合いたかったのかな」
『……。ありがとう、めだかちゃん愛してるぜ』
「私もだ。球磨川禊。私に勝ったのだから堂々と胸を張って安心院さんに会いにいけ。
もう『大嘘憑き』はないんだから正直に自分の思いを伝えてこい」
ふたりが握手しようとしたその時、耳をつんざく爆音が空から降ってきた。
「おっしゃー時間ぴったり。
球磨川の旦那、兄ちゃんから借りたこのヘリコプターで黒神宇宙センターに送っていくぜ。乗っていけ」
突如舞台に現れた黒神くじらはめだかちゃんの姉で、真黒さんの妹だ。
俺の師匠であり、大魔王さまだ。
どっちつかずで誰の味方をしているのかいつもよく分からないが、
とりあえず今はフラスコ計画の統括としてめだかちゃんや俺たちの味方をしてくれているらしい。
12年ぶりの生涯2勝目の余韻にひたる間もなく球磨川を乗せたヘリコプターは飛び立つとあっという間に見えなくなった。
頑張れ、球磨川禊。幸せになれ。
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:35:31.08 ID:/8iIl9M00
――黒神宇宙センター――
やあ、球磨川くん。まさか、安心院さんがめだかちゃんたちの作った新たな月にいるとはね。
無理難題を課して月に行っちゃうなんてまるでかぐや姫だね。
求婚した貴族たちも、さすがに月までは追いかけていかなかったけどね。
いや、僕は君とゲームをするつもりはないよ。僕はただ君を見送りに来ただけさ。
万が一、めだかちゃんに君が負けたら代わりに月に行こうと思っていなかったけど、
問題なく勝ったようだしね。
万が一、勝ったのは君のほうだって? それは違うと思うよ。
善吉くんはめだかちゃんのことを「ここ一番、勝つべきときは必ず勝つ」と評価しているけど、
「負けるべきときに負けられる」のがめだかちゃんの素敵なところなんだよ。
善吉くんがめだかちゃんに求婚してきたときも……おっと、話がそれたね。
やあ、球磨川くん。まさか、安心院さんがめだかちゃんたちの作った新たな月にいるとはね。
無理難題を課して月に行っちゃうなんてまるでかぐや姫だね。
求婚した貴族たちも、さすがに月までは追いかけていかなかったけどね。
いや、僕は君とゲームをするつもりはないよ。僕はただ君を見送りに来ただけさ。
万が一、めだかちゃんに君が負けたら代わりに月に行こうと思っていなかったけど、
問題なく勝ったようだしね。
万が一、勝ったのは君のほうだって? それは違うと思うよ。
善吉くんはめだかちゃんのことを「ここ一番、勝つべきときは必ず勝つ」と評価しているけど、
「負けるべきときに負けられる」のがめだかちゃんの素敵なところなんだよ。
善吉くんがめだかちゃんに求婚してきたときも……おっと、話がそれたね。
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:37:48.08 ID:/8iIl9M00
球磨川くん。安心院さんに勝つスキルは見つかったかな?
彼女の「できない」ことを見つけることはできたかな?
今はめだかちゃんの言葉にだまされているけど、
できない探しだったり封印されたり殺されたりを楽しんでいるけど、
もはや彼女にこの世界でできないことなどない。
『神の世界の住民』になった今なら言彦だってめだかちゃんだって倒せるだろう。
つまり、めだかちゃんですら彼女の『できない』になることは不可能だし、
彼女は直に再び生きることが劇的でないことに気づいてしまうんだよ。
……どうやら打つ手がないのに乗りこんでいこうとしているみたいだね。
逆境を愛する君らしい選択ではあるけれど、何も考えがないなら僕の昔話を聞いていかないかい?
ロケット発射までにはもう少し時間があるから、それまでの暇潰しも兼ねてね。
どこから話し始めるべきだろうか。そうだな、君がめだかちゃんに敗れて箱庭中学を追放された後からにしよう。
彼女の「できない」ことを見つけることはできたかな?
今はめだかちゃんの言葉にだまされているけど、
できない探しだったり封印されたり殺されたりを楽しんでいるけど、
もはや彼女にこの世界でできないことなどない。
『神の世界の住民』になった今なら言彦だってめだかちゃんだって倒せるだろう。
つまり、めだかちゃんですら彼女の『できない』になることは不可能だし、
彼女は直に再び生きることが劇的でないことに気づいてしまうんだよ。
……どうやら打つ手がないのに乗りこんでいこうとしているみたいだね。
逆境を愛する君らしい選択ではあるけれど、何も考えがないなら僕の昔話を聞いていかないかい?
ロケット発射までにはもう少し時間があるから、それまでの暇潰しも兼ねてね。
どこから話し始めるべきだろうか。そうだな、君がめだかちゃんに敗れて箱庭中学を追放された後からにしよう。
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:40:51.58 ID:/8iIl9M00
君がめだかちゃんに負けた後、安心院さんに勝てるスキルを探しに全国を転々としているときに、
僕はまったく別のアプローチを考えていたんだ。
というより、あの安心院さんの「できない」を探そうということなんて思いつきもしなかったんだ。
何か弱点がないかを探そうという発想は、弱さに精通する君ならではの発想だよ。
僕の発想は安心院さんに友達を、自殺を思い留まらせるような親友を作ろうというものだったんだよ。
安心院さんの唯一の同志である不知火半纏さんは「ただそこにいるだけ」で、
安心院さんにとっては壁に向かって話しているようなものだっただろう。
安心院さんの「端末」は安心院さん自身なのだから、ちょっと高度な独り言のようなものだ。
もっとも、ただの人間では安心院さんと親友になることなんてできやしない。
彼女にとって、人間なんて消しゴムとたいして変わらないのだからね。
そこで僕は人間を安心院なじみに近づけることを考えた。
自分で言うのもなんだけど、どんなキャラでもレベル99にしないと気が済まない、僕らしい発想だったと思うよ。
消しゴムと親友になる人間はいなくても、ペットの犬と親友になる人間はいるからね。
フラスコ計画に参加したのは、くじらちゃんを捜すことが主目的だったけど、
不知火理事長を唆したのは完全な人間を作るため、安心院なじみにとっての犬を作るためさ。
おかげで宗像くんからは「誰よりも異常」だなんて罵られてしまったけどね。ははは。
僕はまったく別のアプローチを考えていたんだ。
というより、あの安心院さんの「できない」を探そうということなんて思いつきもしなかったんだ。
何か弱点がないかを探そうという発想は、弱さに精通する君ならではの発想だよ。
僕の発想は安心院さんに友達を、自殺を思い留まらせるような親友を作ろうというものだったんだよ。
安心院さんの唯一の同志である不知火半纏さんは「ただそこにいるだけ」で、
安心院さんにとっては壁に向かって話しているようなものだっただろう。
安心院さんの「端末」は安心院さん自身なのだから、ちょっと高度な独り言のようなものだ。
もっとも、ただの人間では安心院さんと親友になることなんてできやしない。
彼女にとって、人間なんて消しゴムとたいして変わらないのだからね。
そこで僕は人間を安心院なじみに近づけることを考えた。
自分で言うのもなんだけど、どんなキャラでもレベル99にしないと気が済まない、僕らしい発想だったと思うよ。
消しゴムと親友になる人間はいなくても、ペットの犬と親友になる人間はいるからね。
フラスコ計画に参加したのは、くじらちゃんを捜すことが主目的だったけど、
不知火理事長を唆したのは完全な人間を作るため、安心院なじみにとっての犬を作るためさ。
おかげで宗像くんからは「誰よりも異常」だなんて罵られてしまったけどね。ははは。
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:43:20.54 ID:/8iIl9M00
僕のこの試みは客観的に、そして分析的に見て、そこそこの成功を収めたんじゃないかな。
例えば、第一回オリエンテーショントレジャーハンティングにおいて
安心院さんはめだかちゃんに友達になることを提案したようだしね。もちろん半分は冗談だったのだろうけど。
安心院さんがめだかちゃんの言葉で自殺を思い留まったのは、
「だまされてあげた」のは、ふたりの間に友情が成立していたからだと言えるかもしれないね。
そして、誰とでも友達になる男、善吉くん。
彼が安心院さんと接触したときどうなるかも楽しみだった。
彼は能力的にはめだかちゃんほど安心院さんに近くはないけど、それでも僕としては彼に期待するところがあった。
もちろん善吉くんに協力したいという気持ちに嘘はないけど、
彼ならばもしかすれば人外とも友達になれるのではないかという思いから
安心院さんの計画に乗ったということも否定できないね。
実際、安心院さんは彼を鍛えているうちに少し愛着がわいたようだったね。自殺をやめるまでには至らなかったとしてもね。
ただ彼らの存在だけではまだ足りない。ここまで言えば、僕が君に何を提案したいかわかるだろう球磨川くん。
例えば、第一回オリエンテーショントレジャーハンティングにおいて
安心院さんはめだかちゃんに友達になることを提案したようだしね。もちろん半分は冗談だったのだろうけど。
安心院さんがめだかちゃんの言葉で自殺を思い留まったのは、
「だまされてあげた」のは、ふたりの間に友情が成立していたからだと言えるかもしれないね。
そして、誰とでも友達になる男、善吉くん。
彼が安心院さんと接触したときどうなるかも楽しみだった。
彼は能力的にはめだかちゃんほど安心院さんに近くはないけど、それでも僕としては彼に期待するところがあった。
もちろん善吉くんに協力したいという気持ちに嘘はないけど、
彼ならばもしかすれば人外とも友達になれるのではないかという思いから
安心院さんの計画に乗ったということも否定できないね。
実際、安心院さんは彼を鍛えているうちに少し愛着がわいたようだったね。自殺をやめるまでには至らなかったとしてもね。
ただ彼らの存在だけではまだ足りない。ここまで言えば、僕が君に何を提案したいかわかるだろう球磨川くん。
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:45:52.78 ID:/8iIl9M00
安心院さんの弱点は人間関係だ。いや、人外関係というべきなのかな。
なんだか悟りきったようなことを言っているが、
同類や端末はいても友人はほとんどいないし、恋愛に関してはずぶの素人。
恋に恋する女子高生となんら変わりはないんだ。
この点はめだかちゃんの言った「たとえ垓年生きていようと貴様は私たちと同じタダのガキ」というのが正しいね。
だから君は彼女と恋人になればいい。
ラブコメのような余計な勘違いやトラブルは要らない。三角関係なんてもってのほかだ。
ただ退屈でつまらない、それでいて刺激的で楽しい毎日を送ればいいんだ。
それで最期に、いずれ来るであろう球磨川禊の死ぬその時に
『楽しい人生をありがとう。僕のことは早く忘れて新しい恋を始めるんだ』
と格好つけて言い残せばいいんだ。
彼女なら君のことを決して忘れず、君のことを覚えているために生き続けるだろうさ。
なんだか悟りきったようなことを言っているが、
同類や端末はいても友人はほとんどいないし、恋愛に関してはずぶの素人。
恋に恋する女子高生となんら変わりはないんだ。
この点はめだかちゃんの言った「たとえ垓年生きていようと貴様は私たちと同じタダのガキ」というのが正しいね。
だから君は彼女と恋人になればいい。
ラブコメのような余計な勘違いやトラブルは要らない。三角関係なんてもってのほかだ。
ただ退屈でつまらない、それでいて刺激的で楽しい毎日を送ればいいんだ。
それで最期に、いずれ来るであろう球磨川禊の死ぬその時に
『楽しい人生をありがとう。僕のことは早く忘れて新しい恋を始めるんだ』
と格好つけて言い残せばいいんだ。
彼女なら君のことを決して忘れず、君のことを覚えているために生き続けるだろうさ。
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:49:14.96 ID:/8iIl9M00
そろそろ時間だ。
球磨川くん、これはずっと安心院さんを追い続けてきた君にしかできない役割だ。
君は安心院さんに「弟のように可愛かった」と言われたって?
それがどうした。不知火ちゃんの言葉を借りれば、
「何兆年も生きているわりには案外分かってない」のが安心院さんだぜ。
恋愛に関しては「女子なら小学生でも知っていること」を知らないんだぜ。
姉弟のような感情から恋愛感情に変わるなんてよくあることだ。
数々の恋愛シミュレーションゲームでプレイヤーの能力をカウンターストップまで育て上げてきた僕の言うことだ。信じていい。
僕? 僕には無理だよ。僕の愛は妹ふたりで手いっぱいだよ。それに善吉くんというかわいい義理の弟もできたことだしね。
球磨川くん、これはずっと安心院さんを追い続けてきた君にしかできない役割だ。
君は安心院さんに「弟のように可愛かった」と言われたって?
それがどうした。不知火ちゃんの言葉を借りれば、
「何兆年も生きているわりには案外分かってない」のが安心院さんだぜ。
恋愛に関しては「女子なら小学生でも知っていること」を知らないんだぜ。
姉弟のような感情から恋愛感情に変わるなんてよくあることだ。
数々の恋愛シミュレーションゲームでプレイヤーの能力をカウンターストップまで育て上げてきた僕の言うことだ。信じていい。
僕? 僕には無理だよ。僕の愛は妹ふたりで手いっぱいだよ。それに善吉くんというかわいい義理の弟もできたことだしね。
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:55:03.49 ID:/8iIl9M00
いや、「大嘘憑き」なんてもらえないよ。そんな手品みたいなスキルはいらないよ。
僕はマジシャンと言っても手品師ではなく魔法使いのほうだからね。
いやいや、大嘘つきという称号もいらない。
僕は本当のことを言わないことは多々あるけれど、嘘をつくことはほとんどないからね。
僕は君のことは嫌いだし、
安心院さんに興味はあるがそれは僕のスキルでも彼女については解析不能なことがその理由だ。嘘ではないさ。
どうしても不安だというなら、
安心院さんが君に惚れるよう恋の魔法をかけてあげることもできるけど、そんな格好悪いことは君には不要だろう。
僕は君が安心院さんの恋人になることに賭ける。
ほら、球磨川くん、空を見てごらん。
今夜は満月だ。欠けることない、いい月だよ。
<完>
僕はマジシャンと言っても手品師ではなく魔法使いのほうだからね。
いやいや、大嘘つきという称号もいらない。
僕は本当のことを言わないことは多々あるけれど、嘘をつくことはほとんどないからね。
僕は君のことは嫌いだし、
安心院さんに興味はあるがそれは僕のスキルでも彼女については解析不能なことがその理由だ。嘘ではないさ。
どうしても不安だというなら、
安心院さんが君に惚れるよう恋の魔法をかけてあげることもできるけど、そんな格好悪いことは君には不要だろう。
僕は君が安心院さんの恋人になることに賭ける。
ほら、球磨川くん、空を見てごらん。
今夜は満月だ。欠けることない、いい月だよ。
<完>
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:08:59.72 ID:1PgdhU4Lo
乙
久しぶりに漫画読み直してみるかな
久しぶりに漫画読み直してみるかな
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/08(水) 13:22:15.24 ID:HpVNGksLO
乙ー
たしかに球磨川らしさが少し薄い気もしたけど面白かった
たしかに球磨川らしさが少し薄い気もしたけど面白かった
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428424144/
Entry ⇒ 2015.04.20 | Category ⇒ めだかボックス | Comments (0)
めだか「貴様が今日13組に転校してきた…」ボーボボ「ボーボボです」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 20:20:41.99 ID:xmBaGWjH0
安心院「いやー、僕がいうのもなんだけど中々個性的な転校生だね」
めだか「貴様がそう言うのだから、相当なものなのだろうな」
安心院「何はともあれ、ようこそボーボボ君。1年13組へ。ほとんどのヤツが登校してないけれどね」
めだか「ところでボーボボ同級生。そこにいるオレンジ色なのは貴様のペットか?」
首領パッチ「誰がペットだコラァ!おい、ボーボボ言ってやれよ、俺が一体誰なのかをよー!」
ボーボボ「コイツは武器だ」
首領パッチ「通りでこの子いつもアタイを投げるのね…!」
安心院(いや、っていうか武器がしゃべるわけないだろ…)
めだか「喋る武器か、見るのは初めてだな…」
安心院「いや、めだかちゃん。ここ突っ込むところだよ、きっと」
めだか「何、そうなのか。そういったことは善吉たちに任せっきりだからな」
安心院「君もそろそろ、ボケから卒業したほうがいいんじゃないかな」
めだか「私はキャラ的にボケだと思うのだがな…」
安心院「まあ、そうだけどね」
ボーボボ「ビュティー!早くきてくれーーーっ!コイツらじゃだめだー!」
めだか「貴様がそう言うのだから、相当なものなのだろうな」
安心院「何はともあれ、ようこそボーボボ君。1年13組へ。ほとんどのヤツが登校してないけれどね」
めだか「ところでボーボボ同級生。そこにいるオレンジ色なのは貴様のペットか?」
首領パッチ「誰がペットだコラァ!おい、ボーボボ言ってやれよ、俺が一体誰なのかをよー!」
ボーボボ「コイツは武器だ」
首領パッチ「通りでこの子いつもアタイを投げるのね…!」
安心院(いや、っていうか武器がしゃべるわけないだろ…)
めだか「喋る武器か、見るのは初めてだな…」
安心院「いや、めだかちゃん。ここ突っ込むところだよ、きっと」
めだか「何、そうなのか。そういったことは善吉たちに任せっきりだからな」
安心院「君もそろそろ、ボケから卒業したほうがいいんじゃないかな」
めだか「私はキャラ的にボケだと思うのだがな…」
安心院「まあ、そうだけどね」
ボーボボ「ビュティー!早くきてくれーーーっ!コイツらじゃだめだー!」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 20:25:24.31 ID:xmBaGWjH0
その頃、1年1組では
日向「なあ、人吉。黒神のクラスに何人か転校生が来てるらしいぞ」
善吉「ああ、そうらしいな。珍しくめだかちゃんもそわそわしてたよ」
日向「でもよ、何でこんな時期に転校してきたんだ?いま冬だぞ」
善吉「知るかよ、大方家の都合かなんかじゃねーの?」
日向「そんなに何人もか?」
善吉「…なあ、日向。いまさらこの学校にそういう疑問もつのよさね?」
日向「……それもそうだな」
善吉「さて、それじゃ転校生たちに一応めだかちゃんに変なことしないよう釘刺しにいくか」
日向「お前さ…、結構過保護だよな」
善吉「なんてったって、俺は生徒会長だからな」
日向「いや、そうじゃなくてよ…、まあいいけどよ」
日向「なあ、人吉。黒神のクラスに何人か転校生が来てるらしいぞ」
善吉「ああ、そうらしいな。珍しくめだかちゃんもそわそわしてたよ」
日向「でもよ、何でこんな時期に転校してきたんだ?いま冬だぞ」
善吉「知るかよ、大方家の都合かなんかじゃねーの?」
日向「そんなに何人もか?」
善吉「…なあ、日向。いまさらこの学校にそういう疑問もつのよさね?」
日向「……それもそうだな」
善吉「さて、それじゃ転校生たちに一応めだかちゃんに変なことしないよう釘刺しにいくか」
日向「お前さ…、結構過保護だよな」
善吉「なんてったって、俺は生徒会長だからな」
日向「いや、そうじゃなくてよ…、まあいいけどよ」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 20:29:51.56 ID:xmBaGWjH0
善吉「ほんとこの学園って広いよな、1組から13組まで移動するのにも一苦労だぜ」
善吉「一応、生徒会長として転校生を把握しておく必要もあるしな…」
善吉「めだかちゃん、怒ったりしないよな」
ガララ
善吉「めだかちゃ──」
ボーボボ「プルコギプルコギプルコギプルコギ」
首領パッチ「プルコギプルコギプルコギプルコギ」
安心院「プルコギプルコギプルコギプルコギ」
めだか「コギプルコギプルコギプルコギプル」
善吉「何やってんのお前ら!?」
ボーボボ「ちょっと、めだかちゃん。間違ってるじゃないの~」
めだか「む、そうか?すまんな、ボだかちゃん」
善吉「何だよ情緒不安定な踊りは!つーかボだかちゃんってなんだよ!?」
善吉「一応、生徒会長として転校生を把握しておく必要もあるしな…」
善吉「めだかちゃん、怒ったりしないよな」
ガララ
善吉「めだかちゃ──」
ボーボボ「プルコギプルコギプルコギプルコギ」
首領パッチ「プルコギプルコギプルコギプルコギ」
安心院「プルコギプルコギプルコギプルコギ」
めだか「コギプルコギプルコギプルコギプル」
善吉「何やってんのお前ら!?」
ボーボボ「ちょっと、めだかちゃん。間違ってるじゃないの~」
めだか「む、そうか?すまんな、ボだかちゃん」
善吉「何だよ情緒不安定な踊りは!つーかボだかちゃんってなんだよ!?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 20:33:59.02 ID:xmBaGWjH0
ボーボボ「俺は転校生の黒神ボだかだ」
善吉「何転校してそうそう人の幼馴染パロってんだよ!?」
めだか「おい、善吉よ。わたしの友人に手を出したら許さんぞ」
善吉「本人はなんか打ち解けてやがる…!安心院さん、なんとかいってやってくれよ!」
首領パッチ「もっとさ、プルの部分を切なげにいってみたらどうだろ?」
安心院「なるほど、そうすると全体的にメリハリがつくかもしれないね」
善吉「こっちはこっちで何か相談してやがるし!」
ガララッ
ビュティ「ちょっとボーボボ!その人困ってるじゃない!」
善吉「あ、アンタは…?」
ビュティ「私はビュティ…、あの二人と同じで転校生なの。お互い大変だね…」
善吉「じゃ…、アンタも?」
ビュティ「うん」
こうして、ツッコミ同士の友情がうまれたという
善吉「何転校してそうそう人の幼馴染パロってんだよ!?」
めだか「おい、善吉よ。わたしの友人に手を出したら許さんぞ」
善吉「本人はなんか打ち解けてやがる…!安心院さん、なんとかいってやってくれよ!」
首領パッチ「もっとさ、プルの部分を切なげにいってみたらどうだろ?」
安心院「なるほど、そうすると全体的にメリハリがつくかもしれないね」
善吉「こっちはこっちで何か相談してやがるし!」
ガララッ
ビュティ「ちょっとボーボボ!その人困ってるじゃない!」
善吉「あ、アンタは…?」
ビュティ「私はビュティ…、あの二人と同じで転校生なの。お互い大変だね…」
善吉「じゃ…、アンタも?」
ビュティ「うん」
こうして、ツッコミ同士の友情がうまれたという
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 20:38:49.88 ID:xmBaGWjH0
安心院「そういえば、ボだかちゃんは何で転校してきたんだい?」
ボーボボ「それには深い分けがあってだな…」
善吉「おいおい、何かコイツ話す気かよ…」
ビュティ「好きにやらせてあげて…」
ボーボボ「そう、それは半年前の……火星」
ビュティ「火星!?アンタそんな所にいってたの!?」
ボーボボ「──俺は、その地でとある男にであった」
ボーボボ「男の名はサービスマン」
ビュティ「いやいや、サービスマンとはもっと別な場所であってたよね!?」
ボーボボ「それには深い分けがあってだな…」
善吉「おいおい、何かコイツ話す気かよ…」
ビュティ「好きにやらせてあげて…」
ボーボボ「そう、それは半年前の……火星」
ビュティ「火星!?アンタそんな所にいってたの!?」
ボーボボ「──俺は、その地でとある男にであった」
ボーボボ「男の名はサービスマン」
ビュティ「いやいや、サービスマンとはもっと別な場所であってたよね!?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 20:43:43.19 ID:xmBaGWjH0
ボーボボ「その時俺は、原因不明の酸欠に悩まされていた」
善吉「火星いったら呼吸できねえに決まってんだろ!」
ボーボボ「その危機を救ってくれたのが……よし子さんだった」
ビュティ「サービスマンどこいったのー!?」
ボーボボ「聞けば、よし子さんは箱庭学園の出身らしくてな」
善吉「まあ、この学園の卒業生がNASAにいてもおかしくないけどよ」
ボーボボ「よし子さんは箱庭学園に忘れ物をしたらしく、それを俺が取りにきたというわけだ」
善吉「いや、だったら普通にこいよ!転校する必要ねえだろう!」
ボーボボ「えー、だって僕だってお勉強したいもーん」
首領パッチ「お勉強♪お勉強♪お勉強♪お勉強♪」
めだか「お弁当!お弁当!お弁当!お弁当!」
善吉「めだかちゃんがおかしくなった……」
善吉「火星いったら呼吸できねえに決まってんだろ!」
ボーボボ「その危機を救ってくれたのが……よし子さんだった」
ビュティ「サービスマンどこいったのー!?」
ボーボボ「聞けば、よし子さんは箱庭学園の出身らしくてな」
善吉「まあ、この学園の卒業生がNASAにいてもおかしくないけどよ」
ボーボボ「よし子さんは箱庭学園に忘れ物をしたらしく、それを俺が取りにきたというわけだ」
善吉「いや、だったら普通にこいよ!転校する必要ねえだろう!」
ボーボボ「えー、だって僕だってお勉強したいもーん」
首領パッチ「お勉強♪お勉強♪お勉強♪お勉強♪」
めだか「お弁当!お弁当!お弁当!お弁当!」
善吉「めだかちゃんがおかしくなった……」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 20:47:08.33 ID:xmBaGWjH0
安心院「…って、今は昼休みじゃないか」
首領パッチ「おう、昼飯にしようぜ!」
めだか「善吉も、ここで食べていけばよい」
善吉「あ、いや、でも。弁当教室においてきちまったし」
ボーボボ「それなら心配ないさ、俺の弁当をわけてやるよ」
善吉「い、いらねーよ…、何はいってるか分かったもんじゃねーからな」
ボーボボ「今日のお弁当はー…」
天の助「プルルン♪」
ビュティ「天の助くんだーーー!?」
善吉「なんだコイツ!?ゼリーか…」
天の助「ところてんじゃー!」 バコッ
善吉「!?」
首領パッチ「おう、昼飯にしようぜ!」
めだか「善吉も、ここで食べていけばよい」
善吉「あ、いや、でも。弁当教室においてきちまったし」
ボーボボ「それなら心配ないさ、俺の弁当をわけてやるよ」
善吉「い、いらねーよ…、何はいってるか分かったもんじゃねーからな」
ボーボボ「今日のお弁当はー…」
天の助「プルルン♪」
ビュティ「天の助くんだーーー!?」
善吉「なんだコイツ!?ゼリーか…」
天の助「ところてんじゃー!」 バコッ
善吉「!?」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 20:50:44.94 ID:xmBaGWjH0
首領パッチ「わーいわーい!天の助だー!いっただきまーす!」
めだか「いただきます」
安心院「どれ、僕も食べようかな?」
天の助「ああっ!だめっ!そこ食べちゃ!あぁ!もう!やめてぇ…!」
モグモグモグ…
首領パッチ・めだか・安心院「…ブーッ!!!」
善吉「うわっ!きたねえ!?」
天の助「うぅ~ん、マイルド」
善吉「人の顔にまとわりつくんじゃねえよ!」
天の助「あぁっ!乱暴にひきはがさないで!」
安心院「おいおい善吉くん、食べ物は粗末にしちゃだめだろ?」
善吉「アンタらの数秒前の行動省みろよ!健忘症かお前らは!」
ビュティは、「この人の突っ込みちょっとくどい」とおもった
めだか「いただきます」
安心院「どれ、僕も食べようかな?」
天の助「ああっ!だめっ!そこ食べちゃ!あぁ!もう!やめてぇ…!」
モグモグモグ…
首領パッチ・めだか・安心院「…ブーッ!!!」
善吉「うわっ!きたねえ!?」
天の助「うぅ~ん、マイルド」
善吉「人の顔にまとわりつくんじゃねえよ!」
天の助「あぁっ!乱暴にひきはがさないで!」
安心院「おいおい善吉くん、食べ物は粗末にしちゃだめだろ?」
善吉「アンタらの数秒前の行動省みろよ!健忘症かお前らは!」
ビュティは、「この人の突っ込みちょっとくどい」とおもった
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 20:54:27.00 ID:xmBaGWjH0
善吉(なんなんだよ、コイツら…!意味不明のノリしやがって!)
安心院「っていうかさ、さっきから善吉くんノリ悪いよねえ」
善吉「は?」
首領パッチ「ああ、それ思ってたわー、マジでテンションさがるわー」
首領パッチ「テンションさがりすぎて…」
首領「思わず私、踊っちゃいそうだわ!」
ビュティ「テンションあがってるでしょそれ!?」
めだか「まあ、善吉のノリが悪いのはいつものことだ」
善吉「あれ、なんで俺が悪いみたいになってんだよ…?」
ボーボボ「人吉くん!先生、ノリの悪い子には成績つけませんよ」
善吉「お前転校生だろうが!」
安心院「っていうかさ、さっきから善吉くんノリ悪いよねえ」
善吉「は?」
首領パッチ「ああ、それ思ってたわー、マジでテンションさがるわー」
首領パッチ「テンションさがりすぎて…」
首領「思わず私、踊っちゃいそうだわ!」
ビュティ「テンションあがってるでしょそれ!?」
めだか「まあ、善吉のノリが悪いのはいつものことだ」
善吉「あれ、なんで俺が悪いみたいになってんだよ…?」
ボーボボ「人吉くん!先生、ノリの悪い子には成績つけませんよ」
善吉「お前転校生だろうが!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 20:57:47.01 ID:xmBaGWjH0
善吉(このわけのわからないヤツらが暴走してるのはいいとして…)
善吉(あと、安心院さんもワルノリしてるとして…、どうしてめだかちゃんまで?)
首領パッチ「ママー、あのひとしかめっ面してるよー?」
ボーボボ「見ちゃいけません!あなたもしかめっつらになりたいの!?」
首領パッチ「えー、やだやだ!」
ボーボボ「なら、いい子にしてないとね☆」
首領パッチ「うん、僕、いいこにしてるー」
安心院「ママー、僕もいいこにするから~…」
安心院「国会議事堂かってー!」
ビュティ「スケールでかすぎだろそのおねだり!」
善吉「つーかあんたその気になったらそれくらい朝飯前だろ!?」
ビュティ「できるの!?」
善吉(あと、安心院さんもワルノリしてるとして…、どうしてめだかちゃんまで?)
首領パッチ「ママー、あのひとしかめっ面してるよー?」
ボーボボ「見ちゃいけません!あなたもしかめっつらになりたいの!?」
首領パッチ「えー、やだやだ!」
ボーボボ「なら、いい子にしてないとね☆」
首領パッチ「うん、僕、いいこにしてるー」
安心院「ママー、僕もいいこにするから~…」
安心院「国会議事堂かってー!」
ビュティ「スケールでかすぎだろそのおねだり!」
善吉「つーかあんたその気になったらそれくらい朝飯前だろ!?」
ビュティ「できるの!?」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 20:59:56.02 ID:xmBaGWjH0
天の助「ママ、じゃあ、僕は…」
ボーボボ「てめぇにくれてやるモノはねええええええ!」 ドカーン
天の助「ウギャアア!」
めだか「天の助ーーーー!!」
めだか「善吉よ、よくも天の助を…!」
善吉「えぇ!?俺じゃねえだろ!?何みてたんだよ!」
めだかは、ボーボボたちのハジケっぷりを『完成』させてしまっていた
ボーボボ「てめぇにくれてやるモノはねええええええ!」 ドカーン
天の助「ウギャアア!」
めだか「天の助ーーーー!!」
めだか「善吉よ、よくも天の助を…!」
善吉「えぇ!?俺じゃねえだろ!?何みてたんだよ!」
めだかは、ボーボボたちのハジケっぷりを『完成』させてしまっていた
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:04:32.77 ID:xmBaGWjH0
善吉「めだかちゃん、落ち着いてくれ…!」
めだか「言い訳は無用だ!黒神ラリアァァァット!」
首領パッチ「助太刀するぜ!首領パッチラリアット!」
二人「合体奥義!クロスボンバー!」
善吉「ぐああああああ!」
ビュティ「マグネットパワーなしでいったー!?」
めだか「言い訳は無用だ!黒神ラリアァァァット!」
首領パッチ「助太刀するぜ!首領パッチラリアット!」
二人「合体奥義!クロスボンバー!」
善吉「ぐああああああ!」
ビュティ「マグネットパワーなしでいったー!?」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:07:24.86 ID:xmBaGWjH0
善吉「……」 ガクッ
田楽マン「悪は滅びた」
ビュティ「お前何もしてないだろ!?」
ボーボボ「ビュティ、そいつを保健室につれていってやれ」
ビュティ「あ、うん…、わかった」
ボーボボ「目が覚めたら、こう伝えてくれないか…」
ボーボボ「サクラダファミリアじゃなくて、サグラダファミリアだってな」
ビュティ「じゃあ、保健室いってくるね」
ボーボボ「…てへっ、無視されちゃった♪」
安心院「ありがちありがち」
田楽マン「悪は滅びた」
ビュティ「お前何もしてないだろ!?」
ボーボボ「ビュティ、そいつを保健室につれていってやれ」
ビュティ「あ、うん…、わかった」
ボーボボ「目が覚めたら、こう伝えてくれないか…」
ボーボボ「サクラダファミリアじゃなくて、サグラダファミリアだってな」
ビュティ「じゃあ、保健室いってくるね」
ボーボボ「…てへっ、無視されちゃった♪」
安心院「ありがちありがち」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:13:25.81 ID:xmBaGWjH0
そして、数時間後の保健室
善吉「…ん、うぅん…、あれ?ここは…?」
鶴喰「保健室だよ、ヒート」
善吉「バーミー!?…いでで、…そうか、俺あのふざけたヤツらとめだかちゃんに…!」
鶴喰「ハジケリスト」
善吉「は?」
鶴喰「黒神めだかのような異常、阿久根高貴のような特別」
鶴喰「球磨川禊のような過負荷に、安心院さんのような悪平等」
鶴喰「そしてヒートのような普通。人間には色々なタイプがいるけれど」
鶴喰「ある意味で、その頂点に立つと言われているのがハジケリストだよ」
鶴喰「彼らのペースに巻き込まれると、勝てるものは存在しないとすらいわれている…!」
善吉「そんなに恐ろしいヤツらなのか…!?」
善吉「…ん、うぅん…、あれ?ここは…?」
鶴喰「保健室だよ、ヒート」
善吉「バーミー!?…いでで、…そうか、俺あのふざけたヤツらとめだかちゃんに…!」
鶴喰「ハジケリスト」
善吉「は?」
鶴喰「黒神めだかのような異常、阿久根高貴のような特別」
鶴喰「球磨川禊のような過負荷に、安心院さんのような悪平等」
鶴喰「そしてヒートのような普通。人間には色々なタイプがいるけれど」
鶴喰「ある意味で、その頂点に立つと言われているのがハジケリストだよ」
鶴喰「彼らのペースに巻き込まれると、勝てるものは存在しないとすらいわれている…!」
善吉「そんなに恐ろしいヤツらなのか…!?」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:18:14.56 ID:xmBaGWjH0
鶴喰「まあ、私は大人だから。あんなお子様のノリにペースを乱されないけれどね」
鶴喰「ところでさ、ヒート。ちょっと気になってたんだけど。ヒートって何気にモテるよね。あ、いや私は別にモテたいってわけじゃないよ、ただヒートの客観的事実をのべてみただけで。それでさ、ヒートってどういう風に女の子と接しているのかな(以下略」
善吉(バーミーの言葉が本当ならこれはデビルやべえ…、ヘタしたらアイツらに学園をのっとられる!)
鶴喰「…まあ、私は大人だから。女子の評価とかきにしなんだけどね」
鶴喰「──ところで、ヒート。彼らの天敵をおしえてあげようか?」
善吉「…!本当か!?教えてくれバーミー!」
鶴喰「ボケ殺し、という男たちがいてね。彼らはハジケリストのハジケを抑えることができるんだ」
善吉「で、そのボケ殺しってどこにいるんだ?」
鶴喰「…それはさすがの私にもわからないよ、でも。彼らがふざけていればその内でてくるんじゃないかな?」
鶴喰「ところでさ、ヒート。ちょっと気になってたんだけど。ヒートって何気にモテるよね。あ、いや私は別にモテたいってわけじゃないよ、ただヒートの客観的事実をのべてみただけで。それでさ、ヒートってどういう風に女の子と接しているのかな(以下略」
善吉(バーミーの言葉が本当ならこれはデビルやべえ…、ヘタしたらアイツらに学園をのっとられる!)
鶴喰「…まあ、私は大人だから。女子の評価とかきにしなんだけどね」
鶴喰「──ところで、ヒート。彼らの天敵をおしえてあげようか?」
善吉「…!本当か!?教えてくれバーミー!」
鶴喰「ボケ殺し、という男たちがいてね。彼らはハジケリストのハジケを抑えることができるんだ」
善吉「で、そのボケ殺しってどこにいるんだ?」
鶴喰「…それはさすがの私にもわからないよ、でも。彼らがふざけていればその内でてくるんじゃないかな?」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:22:53.14 ID:xmBaGWjH0
一方、ボーボボたちは
ボーボボ「パチ美ー!いまたすけるぞー!」
首領パッチ「きゃー!たすけてー!ころされるー!」
安心院「はっはっは、一歩でも動いたら彼女の命はないよ!」
ボーボボ「くっ、卑劣な真似を!」
天の助「耐えるんだ、ボーボボ!いまヘタに動いたらパチ美ちゃんが危ない!」
めだか「天の助のいう通りだ。今はただ怒りを静かに貯めておけ」
ボーボボ「パチ美ー!かならずたすけるぞー!」
田楽マン「ビュティ、あの二人だれー?」
ビュティ「え、えーっと…新しい仲間?」
田楽マン「へー、それは頼もしいのら~」
田楽マン「はっ…、俺の出番が減る兆候!?」
田楽マンは、戦慄した
ボーボボ「さあ!オーケストラの始まりだー!」
ビュティ「はいはい、それは旋律ね」
ボーボボ「パチ美ー!いまたすけるぞー!」
首領パッチ「きゃー!たすけてー!ころされるー!」
安心院「はっはっは、一歩でも動いたら彼女の命はないよ!」
ボーボボ「くっ、卑劣な真似を!」
天の助「耐えるんだ、ボーボボ!いまヘタに動いたらパチ美ちゃんが危ない!」
めだか「天の助のいう通りだ。今はただ怒りを静かに貯めておけ」
ボーボボ「パチ美ー!かならずたすけるぞー!」
田楽マン「ビュティ、あの二人だれー?」
ビュティ「え、えーっと…新しい仲間?」
田楽マン「へー、それは頼もしいのら~」
田楽マン「はっ…、俺の出番が減る兆候!?」
田楽マンは、戦慄した
ボーボボ「さあ!オーケストラの始まりだー!」
ビュティ「はいはい、それは旋律ね」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:29:10.81 ID:xmBaGWjH0
そして、生徒会室では
鰐塚「すみません、阿久根殿にお手を煩わせてしまって」
阿久根「いやいや、構わないよ。人吉くんが倒れてしまったらしいからね」
名瀬「江迎のやつは善ちゃんが心配すぎて過負荷発動しっぱなしだから、帰らせちまったし、ホントに助かるわ。」
阿久根「もっとも、君たちなら俺がいなくても大丈夫だと思うけれどね」
鰐塚「そんなことはないであります。」
鰐塚「そんなことはないであります!!」
虎居(に、二回いう必要あったの…?)
名瀬(ほんと高貴くんすきだよな、コイツ…)
名瀬「…ん、なんだあれ?」
阿久根「どうかしたのかい、名瀬さん?」
名瀬「いや、窓の外に何かが…」
ゴゴゴゴゴゴ
魚雷ガール「どんなおふざけも許さない!なぜなら私は魚雷だからあああああああ!」
阿久根「顔のついた魚雷が飛来してきたあああ!?」
鰐塚「すみません、阿久根殿にお手を煩わせてしまって」
阿久根「いやいや、構わないよ。人吉くんが倒れてしまったらしいからね」
名瀬「江迎のやつは善ちゃんが心配すぎて過負荷発動しっぱなしだから、帰らせちまったし、ホントに助かるわ。」
阿久根「もっとも、君たちなら俺がいなくても大丈夫だと思うけれどね」
鰐塚「そんなことはないであります。」
鰐塚「そんなことはないであります!!」
虎居(に、二回いう必要あったの…?)
名瀬(ほんと高貴くんすきだよな、コイツ…)
名瀬「…ん、なんだあれ?」
阿久根「どうかしたのかい、名瀬さん?」
名瀬「いや、窓の外に何かが…」
ゴゴゴゴゴゴ
魚雷ガール「どんなおふざけも許さない!なぜなら私は魚雷だからあああああああ!」
阿久根「顔のついた魚雷が飛来してきたあああ!?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:32:40.00 ID:xmBaGWjH0
阿久根「みんな!ふせるんだ!」
キィィイイイイイイン
チュドーン!
阿久根「……みんな、無事かい?」
阿久根(それにしても、また生徒会室が全壊してしまったな…)
名瀬「あ、ああ…俺は大丈夫だ」
虎居「私も、大丈夫です」
阿久根「…あれ、鰐塚さんは?」
阿久根「鰐塚さん、鰐塚さん!」
鰐塚「阿久根殿ぉ~…」 ぎゅっ
名瀬「このどさくさにまぎれて何抱きついてやがんだ!?」
阿久根「ちょっと、鰐塚さん、こんな時にふざけるのは…!」
魚雷ガール「…」 ピキーン
鰐塚「ふざけてなんかいないであります!私はただ、このチャンスをものにしたいと!」
キィィイイイイイイン
チュドーン!
阿久根「……みんな、無事かい?」
阿久根(それにしても、また生徒会室が全壊してしまったな…)
名瀬「あ、ああ…俺は大丈夫だ」
虎居「私も、大丈夫です」
阿久根「…あれ、鰐塚さんは?」
阿久根「鰐塚さん、鰐塚さん!」
鰐塚「阿久根殿ぉ~…」 ぎゅっ
名瀬「このどさくさにまぎれて何抱きついてやがんだ!?」
阿久根「ちょっと、鰐塚さん、こんな時にふざけるのは…!」
魚雷ガール「…」 ピキーン
鰐塚「ふざけてなんかいないであります!私はただ、このチャンスをものにしたいと!」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:35:04.06 ID:xmBaGWjH0
阿久根「…いや、今そんな状況じゃないよね、生徒会室全壊してるんだよ?」
鰐塚「そんなもの、立て直せばいいであります!」
阿久根「めちゃくちゃ言ってるよこの子ー!」
魚雷ガール「…さい」
魚雷ガール「おふざけは許さなーい!!」 チュドーン
阿久根・鰐塚「ぎゃああああああ!」
魚雷ガール「何故なら私は…魚雷だから!」
阿久根(い、意味がわからない……っ)
鰐塚「そんなもの、立て直せばいいであります!」
阿久根「めちゃくちゃ言ってるよこの子ー!」
魚雷ガール「…さい」
魚雷ガール「おふざけは許さなーい!!」 チュドーン
阿久根・鰐塚「ぎゃああああああ!」
魚雷ガール「何故なら私は…魚雷だから!」
阿久根(い、意味がわからない……っ)
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:37:23.21 ID:xmBaGWjH0
魚雷ガール「ココにもソフトンさまはいないのね…」
魚雷ガール「…まあ、いいわ、お茶にしましょ」
魚雷ガール「ちょっと、ティーセットはないの?」
名瀬「あるわけねぇだろ!?お前のせいで粉々になったわ!」
魚雷ガール「客にお茶も出さないなんてふざけすぎー!」 チュドーン
名瀬「ぎゃあああああ!この魚雷めちゃくちゃすぎるー!」
魚雷ガール「…あ、靴ずれ…。」
虎居(ど、ど、どうしよう…、そうだ!人吉会長に報告にいかないと…!)
魚雷ガール「…まあ、いいわ、お茶にしましょ」
魚雷ガール「ちょっと、ティーセットはないの?」
名瀬「あるわけねぇだろ!?お前のせいで粉々になったわ!」
魚雷ガール「客にお茶も出さないなんてふざけすぎー!」 チュドーン
名瀬「ぎゃあああああ!この魚雷めちゃくちゃすぎるー!」
魚雷ガール「…あ、靴ずれ…。」
虎居(ど、ど、どうしよう…、そうだ!人吉会長に報告にいかないと…!)
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:39:51.19 ID:xmBaGWjH0
保健室
善吉「なんだって!?ヘンな魚雷が飛来してきただって!?」
虎居「は、はい。何か「おふざけはゆるさない」とかいって…」
鶴喰「これはビンゴだね、ヒート。」
善吉「ああ、どうやら運は俺にむいてきたようだぜ」
鶴喰「その魚雷をうまく使えば、きっとあのハジケリスたちを倒せるよ」
善吉「よし、この学園は俺がまもってみせる!」
善吉「なんだって!?ヘンな魚雷が飛来してきただって!?」
虎居「は、はい。何か「おふざけはゆるさない」とかいって…」
鶴喰「これはビンゴだね、ヒート。」
善吉「ああ、どうやら運は俺にむいてきたようだぜ」
鶴喰「その魚雷をうまく使えば、きっとあのハジケリスたちを倒せるよ」
善吉「よし、この学園は俺がまもってみせる!」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:43:16.07 ID:xmBaGWjH0
一方、その頃ボーボボたちは
ボーボボ「パチ美ー!いまたすけるぞー!」
首領パッチ「きゃー!たすけてー!ころされるー!」
安心院「はっはっは、一歩でも動いたら彼女の命はないよ!」
ビュティ「ええええええ!?まだやってたの!?早くたすけろよ!!」
めだか「パチ美をすくうには、伝説の田楽ソードが必要なのだが…!」
ビュティ「これのこと?」
田楽マン「ええええ!?俺ええええ!?」
めだか「おお、あるではないか!田楽ソード」 ガシッ
めだか「……ってそんなわけあるかああああああ!」 バシーン
田楽マン「ぶふっ!?」
ビュティ「この子めちゃくちゃだああああああ!?」
ボーボボ「パチ美ー!いまたすけるぞー!」
首領パッチ「きゃー!たすけてー!ころされるー!」
安心院「はっはっは、一歩でも動いたら彼女の命はないよ!」
ビュティ「ええええええ!?まだやってたの!?早くたすけろよ!!」
めだか「パチ美をすくうには、伝説の田楽ソードが必要なのだが…!」
ビュティ「これのこと?」
田楽マン「ええええ!?俺ええええ!?」
めだか「おお、あるではないか!田楽ソード」 ガシッ
めだか「……ってそんなわけあるかああああああ!」 バシーン
田楽マン「ぶふっ!?」
ビュティ「この子めちゃくちゃだああああああ!?」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:46:05.77 ID:xmBaGWjH0
天の助「く、このままではパチ美が!」
めだか「パチ美をすくうには、伝説の田楽ランスが必要なのだが…!」
ビュティ「これのこと?」
田楽マン「ええええ!?また俺ええええ!?」
めだか「おお、あるではないか!田楽ランス」 ガシッ
めだか「いけええええ!ボーボボ、これでパチ美をすくえええええ!」
ボーボボ「ありがとう、めだかちゃん!覚悟しろ安心院ーーー!」
ボーボボ「田楽ランスーーー!」
安心院「ぐはっ!まさかお前たちが、僕の唯一の弱点をしっていたとは…!グハッ」
めだか「パチ美をすくうには、伝説の田楽ランスが必要なのだが…!」
ビュティ「これのこと?」
田楽マン「ええええ!?また俺ええええ!?」
めだか「おお、あるではないか!田楽ランス」 ガシッ
めだか「いけええええ!ボーボボ、これでパチ美をすくえええええ!」
ボーボボ「ありがとう、めだかちゃん!覚悟しろ安心院ーーー!」
ボーボボ「田楽ランスーーー!」
安心院「ぐはっ!まさかお前たちが、僕の唯一の弱点をしっていたとは…!グハッ」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:48:08.31 ID:xmBaGWjH0
ビュティ「よくわからないけど、これで一件落着だね」
首領パッチ「ダーリ~~~~ン!」
ボーボボ「パチ美~~~!」
首領パッチ「ダーリ~~~~ン!」
ボーボボ「パチ美~~~!」 ガシッ
ボーボボ「うっとうしいわー!」 ズガンッ
ビュティ「自分が救い出したヒロインけとばしたあああああ!?」
ビュティ「まいいか、首領パッチくんだし」
首領パッチ「うーん、辛らつ☆」
首領パッチ「ダーリ~~~~ン!」
ボーボボ「パチ美~~~!」
首領パッチ「ダーリ~~~~ン!」
ボーボボ「パチ美~~~!」 ガシッ
ボーボボ「うっとうしいわー!」 ズガンッ
ビュティ「自分が救い出したヒロインけとばしたあああああ!?」
ビュティ「まいいか、首領パッチくんだし」
首領パッチ「うーん、辛らつ☆」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:51:41.01 ID:xmBaGWjH0
安心院「ふー、悪役っていうのも疲れるもんだねえ」
天の助「あ、安心院さん!お疲れっす!これ、ジュースです!」
安心院「おや、気が利くねえ、天の助くんは」
天の助「おれ、はやく安心院さんみたいな役者になりてえっす!」
ビュティ「お前ら役者じゃないだろ!?」
安心院「役者の道は、深く険しいよ天の助くん!」
天の助「そ、そんな…」
安心院「まあ、安心しなよ。(安心院さんだけに)君はきっと、スターになれるさ。」
安心院「なんてたって、この僕の友人なんだからね」
天の助「あ、安心院さ~~ん!」
安心院「天の助く~ん!」
ヒシッ
ビュティ「こっちは抱きあったあああ!?」
天の助「あ、安心院さん!お疲れっす!これ、ジュースです!」
安心院「おや、気が利くねえ、天の助くんは」
天の助「おれ、はやく安心院さんみたいな役者になりてえっす!」
ビュティ「お前ら役者じゃないだろ!?」
安心院「役者の道は、深く険しいよ天の助くん!」
天の助「そ、そんな…」
安心院「まあ、安心しなよ。(安心院さんだけに)君はきっと、スターになれるさ。」
安心院「なんてたって、この僕の友人なんだからね」
天の助「あ、安心院さ~~ん!」
安心院「天の助く~ん!」
ヒシッ
ビュティ「こっちは抱きあったあああ!?」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:55:35.51 ID:xmBaGWjH0
♪バカサバイバー
♪生き残れこれ
ビュティ「オープニング始まったー!?アバンながすぎるだろ!?」
ボーボボ「今週は24時間生放送スペシャルだ」
ビュティ「意味わかんないこといってないで、よし子さんの忘れ物さがそうよ!」
ボーボボ「だれ、それ?」
ビュティ「…ボーボボ、あまりふざけるともうつっこまないよ」
ボーボボ「!」ガガーン
♪生き残れこれ
ビュティ「オープニング始まったー!?アバンながすぎるだろ!?」
ボーボボ「今週は24時間生放送スペシャルだ」
ビュティ「意味わかんないこといってないで、よし子さんの忘れ物さがそうよ!」
ボーボボ「だれ、それ?」
ビュティ「…ボーボボ、あまりふざけるともうつっこまないよ」
ボーボボ「!」ガガーン
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 21:59:03.40 ID:xmBaGWjH0
ボーボボ「どどど、どうしよう!ビュティがつっこんでくれないって!」
安心院「落ち着こうよ、ボーボボくん」
安心院「きっと、彼女もああはいってもこっちがボケれば突っ込んでくれるさ」
ボーボボ「そうかなあ、そうかなあ!つっこんでくれるかなあ!」
めだか「大丈夫だ、自信をもつがよい!」
首領パッチ「じゃあ、いっちょボケますか!」
ボーボボ「今はフザけてる場合じゃねえだろー!」 ズガーン
首領パッチ「ぎゃあああああ!」
安心院「首領パッチくんさ、空気よもうよ」
めだか「この状況下でふざけるとは、どういう神経をしておるのだ」
天の助「最低だな、お前」
ビュティ(なんか私の負担がすごく重くなったなあ…)
安心院「落ち着こうよ、ボーボボくん」
安心院「きっと、彼女もああはいってもこっちがボケれば突っ込んでくれるさ」
ボーボボ「そうかなあ、そうかなあ!つっこんでくれるかなあ!」
めだか「大丈夫だ、自信をもつがよい!」
首領パッチ「じゃあ、いっちょボケますか!」
ボーボボ「今はフザけてる場合じゃねえだろー!」 ズガーン
首領パッチ「ぎゃあああああ!」
安心院「首領パッチくんさ、空気よもうよ」
めだか「この状況下でふざけるとは、どういう神経をしておるのだ」
天の助「最低だな、お前」
ビュティ(なんか私の負担がすごく重くなったなあ…)
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:03:15.41 ID:xmBaGWjH0
ガララッ
善吉「おふざけはそこまでだ!ハジケリスト!」
ボーボボ「!」
首領パッチ「お、お前は!」
安心院「よ、…」
めだか「ヨコセヨ大統領!」
善吉「誰だよそれ!」
首領パッチ「ヨコセヨー!大統領!」
めだか「国民のアイドルー!ヨコセヨ大統領!」
安心院「ヨコセヨー!大統領!」
善吉「おふざけはそこまでだ!ハジケリスト!」
ボーボボ「!」
首領パッチ「お、お前は!」
安心院「よ、…」
めだか「ヨコセヨ大統領!」
善吉「誰だよそれ!」
首領パッチ「ヨコセヨー!大統領!」
めだか「国民のアイドルー!ヨコセヨ大統領!」
安心院「ヨコセヨー!大統領!」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:06:15.53 ID:xmBaGWjH0
善吉「とまあ、さっきからこういう調子なんですよ」
阿久根「……確かに、聞いたとおりの恐ろしさだね、ハジケリスト」
善吉「しかし、こっちには伝説のボケ殺しがいる!」
阿久根「頼みますよ、魚雷ガールさん!」
ビュティ(え、魚雷さん!?…どうしよう、いくらボーボボたちでも魚雷さんが相手だと…!)
ソフトン「バビ☆ロン!」
善吉「違うひと来ちゃったあああああ!?」
ビュティ「お兄ちゃん何やってんのおおおお!?」
阿久根「……確かに、聞いたとおりの恐ろしさだね、ハジケリスト」
善吉「しかし、こっちには伝説のボケ殺しがいる!」
阿久根「頼みますよ、魚雷ガールさん!」
ビュティ(え、魚雷さん!?…どうしよう、いくらボーボボたちでも魚雷さんが相手だと…!)
ソフトン「バビ☆ロン!」
善吉「違うひと来ちゃったあああああ!?」
ビュティ「お兄ちゃん何やってんのおおおお!?」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:09:47.31 ID:xmBaGWjH0
魚雷ガール「ソフトンさまあああああああ!」 キィイイイイン
ドカーン
善吉「ぎゃあああああ!なんで俺なんだあああああ!」
魚雷ガール「ソフトンさまぁ~!」
ソフトン「ボーボボ、まさかこんなところにいたとはな」
ボーボボ「そういうお前こそ、奇遇だな」
安心院「ねえねえ、あれ絶対〝アレ〟だよね」
めだか「しかし、ピンク色だぞ?」
安心院「原作じゃ茶色いし、アラレちゃんのアニメだとピンク色のアレがあるからね」
めだか「ならば、やはりあれか?」
安心院「ああ、あれは間違いなく…」
2人「サザエ!」
魚雷ガール「あなた達ふざけすぎー!」 チュドーン
2人「ぎゃあああああああ!」
ドカーン
善吉「ぎゃあああああ!なんで俺なんだあああああ!」
魚雷ガール「ソフトンさまぁ~!」
ソフトン「ボーボボ、まさかこんなところにいたとはな」
ボーボボ「そういうお前こそ、奇遇だな」
安心院「ねえねえ、あれ絶対〝アレ〟だよね」
めだか「しかし、ピンク色だぞ?」
安心院「原作じゃ茶色いし、アラレちゃんのアニメだとピンク色のアレがあるからね」
めだか「ならば、やはりあれか?」
安心院「ああ、あれは間違いなく…」
2人「サザエ!」
魚雷ガール「あなた達ふざけすぎー!」 チュドーン
2人「ぎゃあああああああ!」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:12:53.95 ID:xmBaGWjH0
魚雷ガール「そういうわけで、アナタ達。私はソフトンさまの方につくわよ」
ソフトン「俺はもちろん、ボーボボ側だ」
善吉「まじかよ、切り札が寝返りやがったぞ!」
阿久根「まだ大丈夫さ、こっちにはあの人がいる!」
阿久根「こうなると思って、呼んでおいたよ彼をね」
善吉「さ、さすが…!」
鰐塚「さすが阿久根殿でありますなあ!」
善吉「うわっ!?お前どっから出てきやがった!」
鰐塚「阿久根殿がいるところ、自分ありであります!」
善吉(もしかして、コイツもハジケリストなんじゃねーのか…)
善吉(あれ、ということはもしかして…)
善吉(ハジケリスト=馬鹿ってことか!?)
ソフトン「俺はもちろん、ボーボボ側だ」
善吉「まじかよ、切り札が寝返りやがったぞ!」
阿久根「まだ大丈夫さ、こっちにはあの人がいる!」
阿久根「こうなると思って、呼んでおいたよ彼をね」
善吉「さ、さすが…!」
鰐塚「さすが阿久根殿でありますなあ!」
善吉「うわっ!?お前どっから出てきやがった!」
鰐塚「阿久根殿がいるところ、自分ありであります!」
善吉(もしかして、コイツもハジケリストなんじゃねーのか…)
善吉(あれ、ということはもしかして…)
善吉(ハジケリスト=馬鹿ってことか!?)
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:15:33.05 ID:xmBaGWjH0
??『その通りだよ、善吉ちゃん』
善吉「その声は…球磨川せんぱ…」
天の助「やあ」
善吉「お前かよ……」
天の助「そんな目に見えて落ち込まないでよ~♪」
安心院「そうだよ~、かわいそうじゃないか~♪」
天の助「おちこんじゃうな~♪」
めだか「元気だすのだ~♪」
3人「デューワ♪」
善吉は、人生で一番イラっとした
善吉「その声は…球磨川せんぱ…」
天の助「やあ」
善吉「お前かよ……」
天の助「そんな目に見えて落ち込まないでよ~♪」
安心院「そうだよ~、かわいそうじゃないか~♪」
天の助「おちこんじゃうな~♪」
めだか「元気だすのだ~♪」
3人「デューワ♪」
善吉は、人生で一番イラっとした
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:18:04.53 ID:xmBaGWjH0
球磨川『まあ、御託はおいておこうぜ、善吉ちゃん』
善吉「あんたいつの間にきたんすか」
球磨川『高貴ちゃんの「こうなると思って、呼んでおいたよ彼をね」あたりから?』
阿久根「だったらなんでもっとはやく言ってくれないんですか!?」
球磨川『だって、いまパイナップルで世界征服する研究しててさあ』
善吉「お前もそっち側かいいいい!!」
ビュティ(あの人、すごく大変そう…)
善吉「あんたいつの間にきたんすか」
球磨川『高貴ちゃんの「こうなると思って、呼んでおいたよ彼をね」あたりから?』
阿久根「だったらなんでもっとはやく言ってくれないんですか!?」
球磨川『だって、いまパイナップルで世界征服する研究しててさあ』
善吉「お前もそっち側かいいいい!!」
ビュティ(あの人、すごく大変そう…)
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:21:10.36 ID:xmBaGWjH0
阿久根「とにかく、こちらは三人…、向こうはえっと」
安心院「阿久根くんの為にも、点呼してやろうぜ」
ボーボボ「いーち!」
首領パッチ「いーち!」
めだか「いち!」
田楽マン「いーち!」
ソフトン「1」
天の助「ところてん!」
魚雷ガール「魚雷」
安心院「うん、魚雷一個だね」
ビュティ「点呼くらいまともにやりなよー!」
安心院「阿久根くんの為にも、点呼してやろうぜ」
ボーボボ「いーち!」
首領パッチ「いーち!」
めだか「いち!」
田楽マン「いーち!」
ソフトン「1」
天の助「ところてん!」
魚雷ガール「魚雷」
安心院「うん、魚雷一個だね」
ビュティ「点呼くらいまともにやりなよー!」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:25:05.13 ID:xmBaGWjH0
阿久根「まあ、数の上では相当に不利だけれど」
球磨川『あはは、数が質を凌駕するなんて説いた覚えはないけれどね』
善吉「そうだ、こっちには阿久根先輩と球磨川先輩がいるんだ。謝るならいまだぜ!」
めだか「…だ、そうだが?」
安心院「うーん、謝っておくのも手じゃないかな?」
ボーボボ「めだかちゃん、人吉に謝って来いよ」
めだか「しかし、私が謝ってやつは許してくれるのだろうか?」
安心院「大丈夫さ、君の声は届くよ」
天の助「がんばれよ、めだかちゃん!」
めだか「許してくれるかな…、あやつは私を許してくれるかなあ…!」
ボーボボ「は?ムリにきまってんだろ」
安心院「トチ狂ったかい、めだかちゃん」
天の助「現実みろよ」
球磨川『あはは、数が質を凌駕するなんて説いた覚えはないけれどね』
善吉「そうだ、こっちには阿久根先輩と球磨川先輩がいるんだ。謝るならいまだぜ!」
めだか「…だ、そうだが?」
安心院「うーん、謝っておくのも手じゃないかな?」
ボーボボ「めだかちゃん、人吉に謝って来いよ」
めだか「しかし、私が謝ってやつは許してくれるのだろうか?」
安心院「大丈夫さ、君の声は届くよ」
天の助「がんばれよ、めだかちゃん!」
めだか「許してくれるかな…、あやつは私を許してくれるかなあ…!」
ボーボボ「は?ムリにきまってんだろ」
安心院「トチ狂ったかい、めだかちゃん」
天の助「現実みろよ」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:28:53.71 ID:xmBaGWjH0
安心院「じゃあ、ここはみんなであやまっておこうか?」
首領パッチ「そうだな、この人数で謝ればぜってー大丈夫だって!」
ボーボボ「それじゃあ、いくぞ!せーのっ」
全員「ゴメーヌ☆」
善吉「……うぜえ…!」
安心院「怒らせちゃって…」
全員「ゴメーヌ☆」
阿久根「ひ、人吉くん。落ち着こうよ…」
ボーボボ「お詫びに、サービスさせてもらいます!」
ビュティ(い、いやな予感)
ボーボボ「それじゃ、サービスおねがいします!」
ドドドドドドド
ガララ!
サービスマン「とぉっ!…サービス!」 ガバッ
善吉・阿久根・球磨川「ぎゃあああああああああああ!」
首領パッチ「そうだな、この人数で謝ればぜってー大丈夫だって!」
ボーボボ「それじゃあ、いくぞ!せーのっ」
全員「ゴメーヌ☆」
善吉「……うぜえ…!」
安心院「怒らせちゃって…」
全員「ゴメーヌ☆」
阿久根「ひ、人吉くん。落ち着こうよ…」
ボーボボ「お詫びに、サービスさせてもらいます!」
ビュティ(い、いやな予感)
ボーボボ「それじゃ、サービスおねがいします!」
ドドドドドドド
ガララ!
サービスマン「とぉっ!…サービス!」 ガバッ
善吉・阿久根・球磨川「ぎゃあああああああああああ!」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:32:40.74 ID:xmBaGWjH0
サービスマン「もう一回、サービス!」 ガバッ
善吉「ぐあああ!なんて技だ…!」
球磨川『そ、走馬灯がみえるよ……』
阿久根「あまりのショックに球磨川さんが死に掛けてる!」
鰐塚(…なるほど、あれがサービスか。こんど阿久根殿にやってみよう)
サービスマン「お嬢さん、サービスの道は深く険しいぞ」
鰐塚(心よまれた!?)
魚雷ガール「あなたさっきからふざけすぎギョラー!」 チュドーン
サービスマン「ぐはああっ!」
サービスマン「わが、サービスに、いっぺんの悔い…なし…」
ボーボボ「サービスマアアアアアアン!」
めだか「善吉よ…、よくもサービスマンを!」
善吉「またこれかよ」
善吉「ぐあああ!なんて技だ…!」
球磨川『そ、走馬灯がみえるよ……』
阿久根「あまりのショックに球磨川さんが死に掛けてる!」
鰐塚(…なるほど、あれがサービスか。こんど阿久根殿にやってみよう)
サービスマン「お嬢さん、サービスの道は深く険しいぞ」
鰐塚(心よまれた!?)
魚雷ガール「あなたさっきからふざけすぎギョラー!」 チュドーン
サービスマン「ぐはああっ!」
サービスマン「わが、サービスに、いっぺんの悔い…なし…」
ボーボボ「サービスマアアアアアアン!」
めだか「善吉よ…、よくもサービスマンを!」
善吉「またこれかよ」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:38:15.05 ID:xmBaGWjH0
ボーボボ「めだかちゃん、下がっていてくれ。」
ボーボボ「このような人を人と思わないような輩は俺が成敗する!」
善吉「それはそっちだろうが!さっきから暴走しやがって!」
阿久根「人吉くん、もうあれは突っ込んだら負けだよ」
阿久根「決してペースを乱されてはいけない。自分のペースを守るんだ」
ボーボボ「いくぞ!天の助!首領パッチ!」
首領パッチ「お、あれいきますか!」
天の助「よっしゃ!まってたぜ!」
首領パッチ「いくぜ!トランスフォーム…『飴玉』!」
阿久根「飴玉になったああああ!?」
善吉「阿久根先輩…」
ボーボボ「鼻毛真拳究極奥義ィイイイイイ!!」
ボーボボ「聖鼻毛融合!!」
善吉「な…、融合だと…!?」
ボーボボ「うぉおおおおおおおおおお!!」
ボーボボ「このような人を人と思わないような輩は俺が成敗する!」
善吉「それはそっちだろうが!さっきから暴走しやがって!」
阿久根「人吉くん、もうあれは突っ込んだら負けだよ」
阿久根「決してペースを乱されてはいけない。自分のペースを守るんだ」
ボーボボ「いくぞ!天の助!首領パッチ!」
首領パッチ「お、あれいきますか!」
天の助「よっしゃ!まってたぜ!」
首領パッチ「いくぜ!トランスフォーム…『飴玉』!」
阿久根「飴玉になったああああ!?」
善吉「阿久根先輩…」
ボーボボ「鼻毛真拳究極奥義ィイイイイイ!!」
ボーボボ「聖鼻毛融合!!」
善吉「な…、融合だと…!?」
ボーボボ「うぉおおおおおおおおおお!!」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:41:15.52 ID:xmBaGWjH0
阿久根「一体、どうなるんだ…?」
球磨川『ちょっとまって、OVER城って何巻あたりだっけ?』
善吉「何漫画読んでるのこの人おおおおお!?」
球磨川『あ、融合終わるよ?』
善吉「くっ、人と人(?)の融合だと…、一体、どんなことに…!」
ボボパッチの助「融合完了」
善吉「えええええええ!?あいつらの面影ねーぞ!?」
阿久根「まあ、融合ってそういうものだよね」
球磨川『遊戯王じゃたまにあるよね』
ボボパッチの助「この姿でいられるのは1分だ。悪いが速攻で終わらせるぞ、愚民共!」
球磨川『ちょっとまって、OVER城って何巻あたりだっけ?』
善吉「何漫画読んでるのこの人おおおおお!?」
球磨川『あ、融合終わるよ?』
善吉「くっ、人と人(?)の融合だと…、一体、どんなことに…!」
ボボパッチの助「融合完了」
善吉「えええええええ!?あいつらの面影ねーぞ!?」
阿久根「まあ、融合ってそういうものだよね」
球磨川『遊戯王じゃたまにあるよね』
ボボパッチの助「この姿でいられるのは1分だ。悪いが速攻で終わらせるぞ、愚民共!」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:45:16.77 ID:xmBaGWjH0
ボボパッチの助「すでにこの場はM・T(マジで・タイム)に支配されている」
ボボパッチの助「これから様々なマジでなことが起こる」
阿久根「マジで!?」
ボボパッチの助「まだ起こってないわー!」 ズガーン
阿久根「マジでえええ!?」
善吉(デ、デビルやべえよアイツ…!)
球磨川『でも、正直マジでなことだなんて起こったところで…』
安心院「あ、じゃあ僕全裸になるよ」
球磨川「マ ジ で ?」
善吉「あまりの衝撃に球磨川先輩が括弧外したー!?」
ボボパッチの助「これから様々なマジでなことが起こる」
阿久根「マジで!?」
ボボパッチの助「まだ起こってないわー!」 ズガーン
阿久根「マジでえええ!?」
善吉(デ、デビルやべえよアイツ…!)
球磨川『でも、正直マジでなことだなんて起こったところで…』
安心院「あ、じゃあ僕全裸になるよ」
球磨川「マ ジ で ?」
善吉「あまりの衝撃に球磨川先輩が括弧外したー!?」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:48:51.50 ID:xmBaGWjH0
球磨川「ほらほら、はやく脱いでよ!あ、例の巨乳になるスキルだっけ!?あれも使ってほしいな!」
ボボパッチの助「マジでキモいわお前!」 ズバーン
球磨川「マジでー!?」
ボボパッチの助「さあ、人吉。俺様の剣の餌食となるがいい…」
善吉(剣だと…!?そんなもん持っていやがるのか…!)
ボボパッチの助「田中ソード!」
善吉「マジでえええええええええええ!?」
ボボパッチの助「面白いリアクションするな!」 ズバババッ
善吉「マジで!?」
ボボパッチの助「マジでキモいわお前!」 ズバーン
球磨川「マジでー!?」
ボボパッチの助「さあ、人吉。俺様の剣の餌食となるがいい…」
善吉(剣だと…!?そんなもん持っていやがるのか…!)
ボボパッチの助「田中ソード!」
善吉「マジでえええええええええええ!?」
ボボパッチの助「面白いリアクションするな!」 ズバババッ
善吉「マジで!?」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:52:06.86 ID:xmBaGWjH0
ボボパッチの助「ついでにいっておこう…」
ボボパッチの助「俺は…マゾだ」
善吉「マジで!?」
ボボパッチの助「それも、筋金いりのな」
善吉(…デデデデデ、デビルやべえ)
球磨川『ということは、攻撃したら喜んでうけてくれるんじゃないかな?』
阿久根「その可能性はありますね…!」
ボボパッチの助「もう遅い、すでに貴様らにはマジでの波動をあててある。」
ボボパッチの助「これからは、お前たち自身にマジでなことがおこるぞ!」
3人「マジで!?」
ボボパッチの助「俺は…マゾだ」
善吉「マジで!?」
ボボパッチの助「それも、筋金いりのな」
善吉(…デデデデデ、デビルやべえ)
球磨川『ということは、攻撃したら喜んでうけてくれるんじゃないかな?』
阿久根「その可能性はありますね…!」
ボボパッチの助「もう遅い、すでに貴様らにはマジでの波動をあててある。」
ボボパッチの助「これからは、お前たち自身にマジでなことがおこるぞ!」
3人「マジで!?」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:55:02.72 ID:xmBaGWjH0
安心院「実はさ、僕。中学時代に阿久根君に告白されてるんだよ。」
善吉「マジで!?」
鰐塚「ああああああ、あ阿久根どどど、どの、いまのは、ほほほ、本当でありますか!?」
阿久根「…………マジで?」
鰐塚「阿久根どのおおおおお!マジで!?」
安心院「でも、今の阿久根くんなら付き合ってあげてもいいかな?」
鰐塚「マジで!?」
阿久根「……よろこんで!」
鰐塚「マジでええええええ!?」
安心院「よし、じゃあさっそく婚姻届とりにいこうか!」
阿久根「はいっ!」
鰐塚「マジでえええ!?」
ビュティ「さっきからあの娘中心にマジでな事になってるうううう!?」
善吉「マジで!?」
鰐塚「ああああああ、あ阿久根どどど、どの、いまのは、ほほほ、本当でありますか!?」
阿久根「…………マジで?」
鰐塚「阿久根どのおおおおお!マジで!?」
安心院「でも、今の阿久根くんなら付き合ってあげてもいいかな?」
鰐塚「マジで!?」
阿久根「……よろこんで!」
鰐塚「マジでええええええ!?」
安心院「よし、じゃあさっそく婚姻届とりにいこうか!」
阿久根「はいっ!」
鰐塚「マジでえええ!?」
ビュティ「さっきからあの娘中心にマジでな事になってるうううう!?」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 22:58:06.82 ID:xmBaGWjH0
安心院「いやあ、高貴くんったら案外激しいね」
阿久根「なじみさんこそ、思ったよりもしおらしかったですよ」
鰐塚「一線越えてる上に親しくなってるうううう!?」
球磨川『ちくしょおおお!!なんで高貴ちゃんなんだ!なんで高貴ちゃんなんだあああ!』
安心院「だって、普通に考えて女子はこれに飛びつくだろう?」
めだか「うむ!」
善吉「マジでえええ!?おい、めだかちゃん、俺に惚れ直したっていったよな!?」
めだか「それとこれとは別だから…」
善吉「マジで!?」
阿久根「なじみさんこそ、思ったよりもしおらしかったですよ」
鰐塚「一線越えてる上に親しくなってるうううう!?」
球磨川『ちくしょおおお!!なんで高貴ちゃんなんだ!なんで高貴ちゃんなんだあああ!』
安心院「だって、普通に考えて女子はこれに飛びつくだろう?」
めだか「うむ!」
善吉「マジでえええ!?おい、めだかちゃん、俺に惚れ直したっていったよな!?」
めだか「それとこれとは別だから…」
善吉「マジで!?」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:01:40.92 ID:xmBaGWjH0
ボボパッチの助「…イチャイチャしてんじゃなぁあああいい!」 ズバーンッ
善吉「俺じゃねえええええ!」
ボボパッチの助「さあ!これで終わりにするぞ!」
ボボパッチの助「RIDE ON!」
阿久根「ママチャリにのったあああああ!?マジで!?」
ボボパッチの助「マママママママママママママママママママ」
ボボパッチの助「マツ毛真拳 フォーエバー !」
善吉・阿久根・球磨川「グアアアアアアアアアアア!?」
ボボパッチの助「…さて、そろそろ一分か」
ボボパッチの助「まだ47秒だと!?マジで!?」
善吉「俺じゃねえええええ!」
ボボパッチの助「さあ!これで終わりにするぞ!」
ボボパッチの助「RIDE ON!」
阿久根「ママチャリにのったあああああ!?マジで!?」
ボボパッチの助「マママママママママママママママママママ」
ボボパッチの助「マツ毛真拳 フォーエバー !」
善吉・阿久根・球磨川「グアアアアアアアアアアア!?」
ボボパッチの助「…さて、そろそろ一分か」
ボボパッチの助「まだ47秒だと!?マジで!?」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:04:46.39 ID:xmBaGWjH0
そんなこんなで、ボーボボたちは善吉を撃破した
善吉「な、納得いかねえ…、なんで俺が…!」
阿久根「文句はいいっこナシだよ、この際…」
球磨川『まったく、めだかちゃんにはむかうからこうなるのさ』
阿久根「なんでアンタはナチュラルにそっちがわにいるんですか!」
善吉「カッ!納得いかねえぜ!…ハジケリスト、お前はこの俺がデビルかっこよく倒してやる!」
ボーボボ「デビル?なにいってんだアイツ。」
天の助「きっとかわいそうな子なんだよ」
首領パッチ「あんまりみてやんなよ、いたたまれないわ」
善吉「くっ、俺はまだまだやれるぜ!…さあこい!」
善吉「な、納得いかねえ…、なんで俺が…!」
阿久根「文句はいいっこナシだよ、この際…」
球磨川『まったく、めだかちゃんにはむかうからこうなるのさ』
阿久根「なんでアンタはナチュラルにそっちがわにいるんですか!」
善吉「カッ!納得いかねえぜ!…ハジケリスト、お前はこの俺がデビルかっこよく倒してやる!」
ボーボボ「デビル?なにいってんだアイツ。」
天の助「きっとかわいそうな子なんだよ」
首領パッチ「あんまりみてやんなよ、いたたまれないわ」
善吉「くっ、俺はまだまだやれるぜ!…さあこい!」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:06:52.17 ID:xmBaGWjH0
天の助「お待ちかねこの後は!」
首領パッチ「おったのしみの!」
ボーボボ「ボーボボじゃんけん占いだ!」
3人「みんなじゃんけんの用意だぞ~!」
ボーボボ「じゃあいくぜ!じゃーんけん ぽん(グー!」
ビュティ「自分の勝ち負けを覚えておいてね占いはSSの最後よ♪」
善吉「いきなり変なコーナーにはいったああああ!?」
首領パッチ「おったのしみの!」
ボーボボ「ボーボボじゃんけん占いだ!」
3人「みんなじゃんけんの用意だぞ~!」
ボーボボ「じゃあいくぜ!じゃーんけん ぽん(グー!」
ビュティ「自分の勝ち負けを覚えておいてね占いはSSの最後よ♪」
善吉「いきなり変なコーナーにはいったああああ!?」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:11:04.93 ID:xmBaGWjH0
善吉「ホント、頼むからマジメにやってくれ!」
ボーボボ「俺は大真面目だぞ」
首領パッチ「ああ、うん。俺もまじめまじめ」
天の助「まじめじゃないとかまじひくわー」
善吉「どこがマジメなんだよお前らの!」
魚雷ガール「おふざけはゆるさなーーい!」 チュドーン
3人「ぎゃああああああ!」
魚雷ガール「アナタ達、この期に及んでまだふざける気?」
ボーボボ「違うんです!あの人がふざけろって!」
善吉「はあ!?いってねーぞ!」
めだか「私も聞きました!魚雷先生!」
善吉「めだかちゃあああああああん!?」
ボーボボ「俺は大真面目だぞ」
首領パッチ「ああ、うん。俺もまじめまじめ」
天の助「まじめじゃないとかまじひくわー」
善吉「どこがマジメなんだよお前らの!」
魚雷ガール「おふざけはゆるさなーーい!」 チュドーン
3人「ぎゃああああああ!」
魚雷ガール「アナタ達、この期に及んでまだふざける気?」
ボーボボ「違うんです!あの人がふざけろって!」
善吉「はあ!?いってねーぞ!」
めだか「私も聞きました!魚雷先生!」
善吉「めだかちゃあああああああん!?」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:14:29.40 ID:xmBaGWjH0
魚雷ガール「おふざけはゆるさなーい!」 チュドーン
善吉「ぐはああああっ」
善吉(なんてヤツらだ…、だが、こっちがふざけなけりゃあの魚雷からのダメージはある程度防げるはず!)
魚雷ガール「…………」
魚雷ガール「ボーボボSSでふざけないとかふざけすぎー!」 ドコォ!
善吉「ぐふううう!?」
ビュティ「どうしろっていうのおおお!?」
魚雷ガール「メタなおふざけも許さない、なぜなら私は…」
安心院「安心院さんだから☆」
魚雷ガール「…」
安心院「……てへぺろ☆」
魚雷ガール「ふざけんじゃないわよー!」 チュドーン
安心院「それでもやっぱりハジけたいーーー!」
善吉「ぐはああああっ」
善吉(なんてヤツらだ…、だが、こっちがふざけなけりゃあの魚雷からのダメージはある程度防げるはず!)
魚雷ガール「…………」
魚雷ガール「ボーボボSSでふざけないとかふざけすぎー!」 ドコォ!
善吉「ぐふううう!?」
ビュティ「どうしろっていうのおおお!?」
魚雷ガール「メタなおふざけも許さない、なぜなら私は…」
安心院「安心院さんだから☆」
魚雷ガール「…」
安心院「……てへぺろ☆」
魚雷ガール「ふざけんじゃないわよー!」 チュドーン
安心院「それでもやっぱりハジけたいーーー!」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:17:56.94 ID:xmBaGWjH0
ボーボボ「人吉よ、お前ほど往生際の悪い男は初めてだぞ」
善吉「うるせえ!お前が来たせいでめだかちゃんがおかしくなっちまったんだ!」
善吉「おれのしってるめだかちゃんは…」
めだか「プルコギプルコギプルコギプルコギプルコギ」
首領パッチ「めだか!出来てるじゃない!プルコギ、できてるじゃない!」
めだか「おお…、これもすべてパチ美のおかげだ!ありがとうパチ美!」
首領パッチ「めだかーっ!」
めだか「パチ美ー!」
首領パッチ「戦争じゃあああああ!」
めだか「のぞむ所だ、かかってこい!」
善吉「あんな風にふざけたりするヤツじゃないんだ!」
ボーボボ「あきれたヤツだぜ、結局それはお前のめだか像にしかすぎんだろう」
善吉「!?」
善吉「うるせえ!お前が来たせいでめだかちゃんがおかしくなっちまったんだ!」
善吉「おれのしってるめだかちゃんは…」
めだか「プルコギプルコギプルコギプルコギプルコギ」
首領パッチ「めだか!出来てるじゃない!プルコギ、できてるじゃない!」
めだか「おお…、これもすべてパチ美のおかげだ!ありがとうパチ美!」
首領パッチ「めだかーっ!」
めだか「パチ美ー!」
首領パッチ「戦争じゃあああああ!」
めだか「のぞむ所だ、かかってこい!」
善吉「あんな風にふざけたりするヤツじゃないんだ!」
ボーボボ「あきれたヤツだぜ、結局それはお前のめだか像にしかすぎんだろう」
善吉「!?」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:21:12.83 ID:xmBaGWjH0
ボーボボ「めだかちゃんだって、高校1年生。たまにはおもいっきりハジけたいこともある」
ボーボボ「それをテメエは、自分の中のめだか像を彼女に押し付けやがって!」
ボーボボ「ゆるさねえ!ゆるさねえぞ!天の助ええええええええええ!!」
天の助「悪いな、ボーボボ。その流れ、予測してたぞ」
ボーボボ「なにーっ!?」
天の助「ちょっとはパターンかえていこうや」
ボーボボ「ごめんなさい!ごめんなさい!でも、この流れ好きなの…、そんなわけで…」
ボーボボ「ところてんマグナム!」
天の助「ぎゃああああああ!」
首領パッチ「ぎゃああああ!」
ビュティ「首領パッチ君にあったったああああ!?」
天の助「…」ガクッ
首領パッチ「…」ガクッ
ボーボボ「よくも二人を…、許さんぞ人吉いいいいいい!!」
ボーボボ「それをテメエは、自分の中のめだか像を彼女に押し付けやがって!」
ボーボボ「ゆるさねえ!ゆるさねえぞ!天の助ええええええええええ!!」
天の助「悪いな、ボーボボ。その流れ、予測してたぞ」
ボーボボ「なにーっ!?」
天の助「ちょっとはパターンかえていこうや」
ボーボボ「ごめんなさい!ごめんなさい!でも、この流れ好きなの…、そんなわけで…」
ボーボボ「ところてんマグナム!」
天の助「ぎゃああああああ!」
首領パッチ「ぎゃああああ!」
ビュティ「首領パッチ君にあったったああああ!?」
天の助「…」ガクッ
首領パッチ「…」ガクッ
ボーボボ「よくも二人を…、許さんぞ人吉いいいいいい!!」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:27:51.40 ID:xmBaGWjH0
ボーボボ「鼻毛真拳奥義ィィィ!」
ボーボボ「鼻毛地獄落とし!」
善吉「うわっ、鼻毛が絡みついて…!」
ボーボボ「お前のような輩は、地獄のそこまで叩き落してやる!」
善吉「う、うわ…、やめろ…やめてくれええええええ!」
ボーボボ「地獄に落ちろ、人吉ィイイイイイイイ!!」
一方、そのころ地下帝国では
モグ雄「モグ子さん…」
モグ子「モグ雄さん…」
ズガガガガガガ
モグ雄「ん、なんの音だろう…」
善吉「グハアッ」 ドカーンッ
モグ子「ぐえええっ!」
モグ雄「も、モグ子さーーーん!」
ボーボボ「よし子さん、忘れてたモグラの駆除、やっておいたぜ」
ボーボボ「鼻毛地獄落とし!」
善吉「うわっ、鼻毛が絡みついて…!」
ボーボボ「お前のような輩は、地獄のそこまで叩き落してやる!」
善吉「う、うわ…、やめろ…やめてくれええええええ!」
ボーボボ「地獄に落ちろ、人吉ィイイイイイイイ!!」
一方、そのころ地下帝国では
モグ雄「モグ子さん…」
モグ子「モグ雄さん…」
ズガガガガガガ
モグ雄「ん、なんの音だろう…」
善吉「グハアッ」 ドカーンッ
モグ子「ぐえええっ!」
モグ雄「も、モグ子さーーーん!」
ボーボボ「よし子さん、忘れてたモグラの駆除、やっておいたぜ」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:32:08.96 ID:xmBaGWjH0
ビュティ「ボ、ボーボボ!人吉くんは悪くないのに、地下帝国まで叩き落とすなんてやりすぎだよ!」
ボーボボ「…あの男は、少々めだかちゃんに依存しすぎだ」
ボーボボ「はじめてみたときに思ったよ、なんて狭苦しそうな娘だと」
ボーボボ「だから、少々その原因っぽいのにお灸をすえてやったのさ」
ビュティ「ボ、ボーボボ」
ボーボボ「みてみろ、めだかちゃんを」
めだか「この矛盾の中で生きてる僕たちの苛立ち」
首領パッチ「許せなく やるせなく 亀助け人生」
安心院「さあ、 立ち上がるなら今!道進むなら今!」
天の助「これって純情?正常?亀参上?」
4人「イェー」
ボーボボ「楽しそうにわらってるだろ?」
ビュティ「うん、そうだね」
ボーボボ「…あの男は、少々めだかちゃんに依存しすぎだ」
ボーボボ「はじめてみたときに思ったよ、なんて狭苦しそうな娘だと」
ボーボボ「だから、少々その原因っぽいのにお灸をすえてやったのさ」
ビュティ「ボ、ボーボボ」
ボーボボ「みてみろ、めだかちゃんを」
めだか「この矛盾の中で生きてる僕たちの苛立ち」
首領パッチ「許せなく やるせなく 亀助け人生」
安心院「さあ、 立ち上がるなら今!道進むなら今!」
天の助「これって純情?正常?亀参上?」
4人「イェー」
ボーボボ「楽しそうにわらってるだろ?」
ビュティ「うん、そうだね」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:36:24.67 ID:xmBaGWjH0
ソフトン「人吉善吉。己の初恋に取り付かれた悲しき男よ」
ソフトン「せめて、バビロン神の加護があらんことを」
ビュティ「お兄ちゃん…」
ソフトン「ビュティ、お前もいつかはそういったことを知る時がくるのだろうな」
ビュティ「え、ええ?わ、私ににはまだはやいよ…、ねえ、へっく…」
ビュティ「あれ、ヘッ君?」
ビュティ「…そういや最初からいなかったああああああ!」
ソフトン「せめて、バビロン神の加護があらんことを」
ビュティ「お兄ちゃん…」
ソフトン「ビュティ、お前もいつかはそういったことを知る時がくるのだろうな」
ビュティ「え、ええ?わ、私ににはまだはやいよ…、ねえ、へっく…」
ビュティ「あれ、ヘッ君?」
ビュティ「…そういや最初からいなかったああああああ!」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:40:24.37 ID:xmBaGWjH0
ビュティ「ボーボボ!ヘッ君、ヘッ君がいないの!」
ボーボボ「何ィ!?まさか、何ものかによって攫われたのでは…」
ビュティ「きっとそうだよ、この学園変人多いから、ヘッ君一人じゃ心配だよ!」
ビュティ「ヘッ君を探そうよ、ボーボボ!」
ソフトン(…………) ゴゴゴゴゴ
首領パッチ「ちょっとあんた!ヘッ君ヘッ君うるさいわよ!」
ビュティ「だって、ヘッ君は仲間でしょう?」
安心院「へえ、本当にそれだけなのかな?」
ビュティ「へ?」
安心院「いやいや、わかるよ、わかるよ。みなまでいわなくてもさ」
安心院「いやあ、青春だねえ」
ビュティ(うわあ…、ムカつく)
ボーボボ「何ィ!?まさか、何ものかによって攫われたのでは…」
ビュティ「きっとそうだよ、この学園変人多いから、ヘッ君一人じゃ心配だよ!」
ビュティ「ヘッ君を探そうよ、ボーボボ!」
ソフトン(…………) ゴゴゴゴゴ
首領パッチ「ちょっとあんた!ヘッ君ヘッ君うるさいわよ!」
ビュティ「だって、ヘッ君は仲間でしょう?」
安心院「へえ、本当にそれだけなのかな?」
ビュティ「へ?」
安心院「いやいや、わかるよ、わかるよ。みなまでいわなくてもさ」
安心院「いやあ、青春だねえ」
ビュティ(うわあ…、ムカつく)
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:44:19.20 ID:xmBaGWjH0
一方、その頃ヘッポコ丸は
ヘッポコ丸「くそ、離せ!俺は病気なんかじゃない!」
赤「何いってるの?そんなにオナラがでるなんて奇病にきまってるでしょv」
ヘッポコ丸「だから、そういう能力なんだって!」
赤「はいはい、治してあげるから、ズボンとパンツ脱ぎなさいv」
ヘッポコ丸「な、なにいってんだよ…お前…」
赤(何赤くなってるのかしら)
ヘッポコ丸「だ、第一!お尻みるだけならズラすだけでいいだろ!」
赤「それもそうね、ならズラしなさい?」
ヘッポコ丸「だ、だから……っ!」
ヘッポコ丸「くそ、離せ!俺は病気なんかじゃない!」
赤「何いってるの?そんなにオナラがでるなんて奇病にきまってるでしょv」
ヘッポコ丸「だから、そういう能力なんだって!」
赤「はいはい、治してあげるから、ズボンとパンツ脱ぎなさいv」
ヘッポコ丸「な、なにいってんだよ…お前…」
赤(何赤くなってるのかしら)
ヘッポコ丸「だ、第一!お尻みるだけならズラすだけでいいだろ!」
赤「それもそうね、ならズラしなさい?」
ヘッポコ丸「だ、だから……っ!」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:48:21.48 ID:xmBaGWjH0
ボーボボ「ヘッポコ丸ーっ!」 ガララッ
ヘッポコ丸「ボ、ボーボボさん!」
ビュティ「ヘッ君!大丈夫…ってきゃああああっ!何お尻だしてるの!?」
ヘッポコ丸「えっ、いや、これは違うんだ!この女が!」
安心院「へー、女の子を心配させておいて、自分は保健室で子作りかい?」
めだか「下衆だな、学園は交情に勤しむ場ではないぞ」
ヘッポコ丸「だから違うんだって!」
ビュティ「もう、ヘッ君きらーい!」
ヘッポコ丸「はぅ!?」
天の助「このラブコメいつまで続くの?」
首領パッチ「さあ?」
ヘッポコ丸「ボ、ボーボボさん!」
ビュティ「ヘッ君!大丈夫…ってきゃああああっ!何お尻だしてるの!?」
ヘッポコ丸「えっ、いや、これは違うんだ!この女が!」
安心院「へー、女の子を心配させておいて、自分は保健室で子作りかい?」
めだか「下衆だな、学園は交情に勤しむ場ではないぞ」
ヘッポコ丸「だから違うんだって!」
ビュティ「もう、ヘッ君きらーい!」
ヘッポコ丸「はぅ!?」
天の助「このラブコメいつまで続くの?」
首領パッチ「さあ?」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:51:43.65 ID:xmBaGWjH0
ヘッポコ丸(ビュティに嫌われた…)
ヘッポコ丸(これも全部、この女のせいだ…!)
ヘッポコ丸「オナラ真拳……!」 バフッバフバフバフッ!
赤(オナラ真拳…!?)
ボーボボ「ヘッポコ丸!!」
ヘッポコ丸「!…ボーボボさん」
ボーボボ「やめろ、彼女はみたところ保健委員だ」
ボーボボ「お前が彼女を倒したら、誰がけが人の治療をするんだ?」
ヘッポコ丸「…す、すいません、ボーボボさん」
ボーボボ「ビュティの誤解は、後でといておいてやる」
ボーボボ「その前に…!」
ヘッポコ丸(これも全部、この女のせいだ…!)
ヘッポコ丸「オナラ真拳……!」 バフッバフバフバフッ!
赤(オナラ真拳…!?)
ボーボボ「ヘッポコ丸!!」
ヘッポコ丸「!…ボーボボさん」
ボーボボ「やめろ、彼女はみたところ保健委員だ」
ボーボボ「お前が彼女を倒したら、誰がけが人の治療をするんだ?」
ヘッポコ丸「…す、すいません、ボーボボさん」
ボーボボ「ビュティの誤解は、後でといておいてやる」
ボーボボ「その前に…!」
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:54:24.27 ID:xmBaGWjH0
ボーボボ「オナラプップー♪プップー♪」
首領パッチ「いいニオ~イ♪いいニオーイ♪」
めだか「プップー♪プップー♪」
安心院「いいニオ~イ♪いいニオーイ♪」
天の助「プップー♪プップー♪」
田楽マン「いいニオ~イ♪いいニオーイ♪」
サービスマン「プップー♪プップー♪」
魚雷ガール「いいニオ~イ♪いいニオーイ♪」
ヘッポコ丸「皐月!!」
全員「ぎゃあああああああ」
首領パッチ「いいニオ~イ♪いいニオーイ♪」
めだか「プップー♪プップー♪」
安心院「いいニオ~イ♪いいニオーイ♪」
天の助「プップー♪プップー♪」
田楽マン「いいニオ~イ♪いいニオーイ♪」
サービスマン「プップー♪プップー♪」
魚雷ガール「いいニオ~イ♪いいニオーイ♪」
ヘッポコ丸「皐月!!」
全員「ぎゃあああああああ」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:56:35.47 ID:xmBaGWjH0
首領パッチ「あらやだ、ヘッ君、怒らないでよ!」
首領パッチ「それじゃ、次は私がプップーをやるわね!」
ビーーン
ヘッポコ丸「…?」
破天荒「おやびーーーーん!」
首領パッチ「おおっ!破天荒じゃねえか!」
破天荒「おやびんのおならが嗅げるときいて飛んできました!」
ヘッポコ丸(ほんと首領パッチと絡むとだめだなコイツ…)
首領パッチ「それじゃ、次は私がプップーをやるわね!」
ビーーン
ヘッポコ丸「…?」
破天荒「おやびーーーーん!」
首領パッチ「おおっ!破天荒じゃねえか!」
破天荒「おやびんのおならが嗅げるときいて飛んできました!」
ヘッポコ丸(ほんと首領パッチと絡むとだめだなコイツ…)
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/09(木) 23:58:48.87 ID:xmBaGWjH0
安心院「おや、首領パッチくんの知り合いかい?」
破天荒「あ?なんだてめーは」
安心院「僕かい?僕は…首領パッチくんのお嫁さんさ!」
ガララ
ビュティ「阿久根さんはどうなったのおおおお!?」
ヘッポコ丸「ツッコむためにもどってきたあああああ!?」
安心院「ああ、彼はもう捨てたよ」
ビュティ「はやすぎるーっ!?」
安心院「男はやっぱり、ハジけてないとね」
ビュティ「多分、そのうち痛い目あうよ…あなた」
破天荒「あ?なんだてめーは」
安心院「僕かい?僕は…首領パッチくんのお嫁さんさ!」
ガララ
ビュティ「阿久根さんはどうなったのおおおお!?」
ヘッポコ丸「ツッコむためにもどってきたあああああ!?」
安心院「ああ、彼はもう捨てたよ」
ビュティ「はやすぎるーっ!?」
安心院「男はやっぱり、ハジけてないとね」
ビュティ「多分、そのうち痛い目あうよ…あなた」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:01:12.01 ID:rjDAEmbP0
破天荒「そ、そんな…おやびんが…おやびんが…!」
破天荒「結婚していただなんてええええええ!」
ビュティ「あ、あの、あの人たちのいうこと真にうけないほうが…」
破天荒「…よし、いいだろう!そこの女!おやびんを賭けて俺と勝負しろ!」
安心院「あ、別にこんなトゲトゲボールでよければいつでもあげるよ」
ビュティ「えええええええ!?」
破天荒「本当か、本当にいいんだな?」
安心院「なんだったら、3人くらいに増やしてあげようか?」
破天荒「頼む!」
ビュティ「だめええええええええ!!」
ビュティ(首領パッチくんが3人になるなんて…悪夢だ!)
破天荒「結婚していただなんてええええええ!」
ビュティ「あ、あの、あの人たちのいうこと真にうけないほうが…」
破天荒「…よし、いいだろう!そこの女!おやびんを賭けて俺と勝負しろ!」
安心院「あ、別にこんなトゲトゲボールでよければいつでもあげるよ」
ビュティ「えええええええ!?」
破天荒「本当か、本当にいいんだな?」
安心院「なんだったら、3人くらいに増やしてあげようか?」
破天荒「頼む!」
ビュティ「だめええええええええ!!」
ビュティ(首領パッチくんが3人になるなんて…悪夢だ!)
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:03:23.98 ID:rjDAEmbP0
安心院「それじゃ、増やすね」 ガシッ
首領パッチ「へ?」
安心院「そーれっ」 ブチブチブチ
首領パッチ「ぎゃあああああ!ちぎれる!身体ちぎれるうううう!」
破天荒「てめえ!おやびんに何しやがんだ!」
安心院「こうやって引きちぎると、それぞれが再生して完全な首領パッチくんになるのさ」
破天荒「……ギリギリで許す」
ビュティ「許しちゃうの!?っていうか、ホントに再生するの!?」
首領パッチ「へ?」
安心院「そーれっ」 ブチブチブチ
首領パッチ「ぎゃあああああ!ちぎれる!身体ちぎれるうううう!」
破天荒「てめえ!おやびんに何しやがんだ!」
安心院「こうやって引きちぎると、それぞれが再生して完全な首領パッチくんになるのさ」
破天荒「……ギリギリで許す」
ビュティ「許しちゃうの!?っていうか、ホントに再生するの!?」
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:05:56.63 ID:rjDAEmbP0
そして数分後
首領パッチA「わーいわーい!」
・
・
・
・
首領パッチZ「わーいわーい!」
ビュティ「悪夢だー!っていうか3人どころじゃなーい!」
破天荒「天国だ…、おっやび~~~ん!」
安心院「やれやれ、これであの男も満足したかな?」
めだか「ふむ、一匹くらいもらえないだろうか…?」
安心院「あー、ムリなんじゃないかな。相当あれはゾッコンだよ」
めだか「…ほしい」
首領パッチA「わーいわーい!」
・
・
・
・
首領パッチZ「わーいわーい!」
ビュティ「悪夢だー!っていうか3人どころじゃなーい!」
破天荒「天国だ…、おっやび~~~ん!」
安心院「やれやれ、これであの男も満足したかな?」
めだか「ふむ、一匹くらいもらえないだろうか…?」
安心院「あー、ムリなんじゃないかな。相当あれはゾッコンだよ」
めだか「…ほしい」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:08:03.08 ID:rjDAEmbP0
めだか「首領パッチをよこせー!」
天の助「首領パッチの独占をゆるすなー!」
ボーボボ「破天荒をゆるすなー!」
田楽マン「首領パッチはみんなのものなのらー!」
破天荒「うるせえ!お前らずっとおやびんと旅してただろうが!」
破天荒「おれだって、おれだっておやびんとお風呂はいったりしてえええええ!」
ビュティ「いや、もう勝手にすればいいよ」
天の助「首領パッチの独占をゆるすなー!」
ボーボボ「破天荒をゆるすなー!」
田楽マン「首領パッチはみんなのものなのらー!」
破天荒「うるせえ!お前らずっとおやびんと旅してただろうが!」
破天荒「おれだって、おれだっておやびんとお風呂はいったりしてえええええ!」
ビュティ「いや、もう勝手にすればいいよ」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:11:00.32 ID:rjDAEmbP0
めだか「ではこうしよう、とりあえず、我々に一人一パッチくれないか?」
めだか「のこった首領パッチは貴様の好きにしろ」
破天荒「……仕方ねえな、ほら、もってけ。」
めだか「わーい!ありがとー!」
天の助「これ、ほしかったんだー!」
安心院「やっぱり、僕も貰っておくとするよ」
ボーボボ「やったぜ!首領パッチゲットだ!」
ボーボボ「…せーのっ」
4人「こんなもんいるかー!」 ビターン
田楽マン「ぎゃああああああああ!」
ビュティ「田ちゃんが巻き添えにー!?」
破天荒「おやびーん!!」
めだか「のこった首領パッチは貴様の好きにしろ」
破天荒「……仕方ねえな、ほら、もってけ。」
めだか「わーい!ありがとー!」
天の助「これ、ほしかったんだー!」
安心院「やっぱり、僕も貰っておくとするよ」
ボーボボ「やったぜ!首領パッチゲットだ!」
ボーボボ「…せーのっ」
4人「こんなもんいるかー!」 ビターン
田楽マン「ぎゃああああああああ!」
ビュティ「田ちゃんが巻き添えにー!?」
破天荒「おやびーん!!」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:14:08.62 ID:rjDAEmbP0
首領パッチ「ひ、ひでえ目にあったぜ…」
ビュティ「あ、ひとつにもどった」
破天荒「おやお、おやび、おやびび、おやびんが減っちまった…」
ヘッポコ丸(取り乱しすぎだろ…)
破天荒「うおおおお!おやびーーーーーん!」
魚雷ガール「ふざけすぎー!」 チュドーン
破天荒「ぐふっ…、てめえ、このギョラ公!今度という今度はぶったおす!!」
魚雷ガール「ソフトンさまどこーっ!?」 キィィィィィイン
破天荒「まちやがれ!」
ビュティ「いっちゃった……」
ビュティ「あ、ひとつにもどった」
破天荒「おやお、おやび、おやびび、おやびんが減っちまった…」
ヘッポコ丸(取り乱しすぎだろ…)
破天荒「うおおおお!おやびーーーーーん!」
魚雷ガール「ふざけすぎー!」 チュドーン
破天荒「ぐふっ…、てめえ、このギョラ公!今度という今度はぶったおす!!」
魚雷ガール「ソフトンさまどこーっ!?」 キィィィィィイン
破天荒「まちやがれ!」
ビュティ「いっちゃった……」
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:18:17.01 ID:rjDAEmbP0
ヘッポコ丸「そういえば、ボーボボさん。こちらのお二人は?」
ボーボボ「彼女たちは、俺たちの新たなる仲間、安心院さんにめだかちゃんだ」
安心院「よろしくね、えっと。ヘッ君でいいのかな?」
めだか「よろしくな、ヘッ君」
ヘッポコ丸「あ、…よろしく」
首領パッチ「ちょっとヘッ君!なにデレデレしちゃってるのよ!」
首領パッチ「むきー!こんな小娘よりアタシのほうがきれいでしょ!?」
ヘッポコ丸「ねーよ」
首領パッチ「素直すぎーっ!」 ビターン
ヘッポコ丸「っ!?」
ボーボボ「彼女たちは、俺たちの新たなる仲間、安心院さんにめだかちゃんだ」
安心院「よろしくね、えっと。ヘッ君でいいのかな?」
めだか「よろしくな、ヘッ君」
ヘッポコ丸「あ、…よろしく」
首領パッチ「ちょっとヘッ君!なにデレデレしちゃってるのよ!」
首領パッチ「むきー!こんな小娘よりアタシのほうがきれいでしょ!?」
ヘッポコ丸「ねーよ」
首領パッチ「素直すぎーっ!」 ビターン
ヘッポコ丸「っ!?」
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:21:22.60 ID:rjDAEmbP0
ボーボボ「…どうやら、おしゃべりしているヒマはないようだな」
ビュティ「え」
鹿屋「ボボボーボ・ボーボボだな、みつけたぜ!」
安心院「あれは…、鹿屋くんだね」
鹿屋「俺は毛狩り隊の鹿屋、ボーボボ!テメェを抹殺するぜ!」
ボーボボ「かかってこいやぁ!鼻毛真拳奥義…!」
ボーボボ「ラジコンバスター!」 ガシャーンッ
鹿屋「ぎゃあああああああっ!」
ビュティ「ラジコンなげただけでこの威力っ!?うそーんっ!?」
ビュティ「え」
鹿屋「ボボボーボ・ボーボボだな、みつけたぜ!」
安心院「あれは…、鹿屋くんだね」
鹿屋「俺は毛狩り隊の鹿屋、ボーボボ!テメェを抹殺するぜ!」
ボーボボ「かかってこいやぁ!鼻毛真拳奥義…!」
ボーボボ「ラジコンバスター!」 ガシャーンッ
鹿屋「ぎゃあああああああっ!」
ビュティ「ラジコンなげただけでこの威力っ!?うそーんっ!?」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:24:22.54 ID:rjDAEmbP0
ボーボボ「えーんっ、ユリちゃんに借りたラジコン、粉々になっちゃったよーっ」
ビュティ「そりゃあ投げつけたらそうなるよ…」
首領パッチ「アンタまた泣いてるんかいな、おばちゃんが一緒にユリちゃんに謝ったるさかい」
首領パッチ「だから、もう泣きな。男の子やろ?」
ボーボボ「うんっ、ありがとう、おばちゃん!」
安心院「ラジコン壊れたのは残念だけど、鹿屋くんが毛狩り隊だとはね」
めだか「そうか、選挙の際に脅して票をとっていたのは毛狩りも並行しておこなっていたからか」
ビュティ「そりゃあ投げつけたらそうなるよ…」
首領パッチ「アンタまた泣いてるんかいな、おばちゃんが一緒にユリちゃんに謝ったるさかい」
首領パッチ「だから、もう泣きな。男の子やろ?」
ボーボボ「うんっ、ありがとう、おばちゃん!」
安心院「ラジコン壊れたのは残念だけど、鹿屋くんが毛狩り隊だとはね」
めだか「そうか、選挙の際に脅して票をとっていたのは毛狩りも並行しておこなっていたからか」
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:29:33.77 ID:rjDAEmbP0
ボーボボ「こんな所にも毛狩り隊がいたとは…」
首領パッチ「まずいぜ、ボーボボ!このままじゃここの生徒が危ない!」
ボーボボ「わかってるさ!しかし、俺たちには仲間が増えた!」
ボーボボ「このまま、かのナポレオンの如く駆け抜けるぞ!」
ボーボボ「そう、賽は投げられたのだから!」
ビュティ「それカエサルだよ!?」
カエサル「そう、あれは俺は死ぬ直前の話…」
ビュティ「カエサルが何か話しはじめた!?」
首領パッチ「まずいぜ、ボーボボ!このままじゃここの生徒が危ない!」
ボーボボ「わかってるさ!しかし、俺たちには仲間が増えた!」
ボーボボ「このまま、かのナポレオンの如く駆け抜けるぞ!」
ボーボボ「そう、賽は投げられたのだから!」
ビュティ「それカエサルだよ!?」
カエサル「そう、あれは俺は死ぬ直前の話…」
ビュティ「カエサルが何か話しはじめた!?」
160: ちょっと書き込めなくなったから携帯から 投稿日:2012/08/10(金) 00:38:30.37 ID:XX5by2CrO
カエサル「俺は部下の裏切りを受けて、死ぬ直前に信頼してたブルータスの顔をみたんだ」
カエサル「そして俺はこういい残した」
カエサル「アクタ・エスト・ファーブラと」
ビュティ「それアンタじゃなくてアウグストゥスでしょ!?」
ボーボボ「ユリちゃんにそんな過去が…」
ビュティ「ユリちゃんてカエサルだったの!?」
カエサル「そして俺はこういい残した」
カエサル「アクタ・エスト・ファーブラと」
ビュティ「それアンタじゃなくてアウグストゥスでしょ!?」
ボーボボ「ユリちゃんにそんな過去が…」
ビュティ「ユリちゃんてカエサルだったの!?」
163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:41:21.34 ID:rjDAEmbP0
カエサル「カエサルはー、ユリウス・カエサルっていうの~」
めだか「だけれど~、ジュリアス・シーザーともよばれるの~」
安心院「ぶっちゃけー、ユリウスでいいじゃないか~」
ジュリアス「ええ!おれダメッスか!」
カエサル「だ~め☆」
めだか「だけれど~、ジュリアス・シーザーともよばれるの~」
安心院「ぶっちゃけー、ユリウスでいいじゃないか~」
ジュリアス「ええ!おれダメッスか!」
カエサル「だ~め☆」
164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:44:37.04 ID:rjDAEmbP0
ジュリアス「ダメダメなんてっいわないでっ!」
カエサル「だ・け・どっ!そんなダメなところが~」
首領パッチ「すきなんですっ」
天の助「うふっ」
ジュリアス「だーめ!だーめ!」
カエサル「だめだめー!」
ボーボボ「うるせー!」 ズガーン
ジュリアス・ユリウス「ぐはああっ!!」
毛狩り隊 ジュリアス・シーザー撃破
ボーボボ「ユリちゃあああああああん!」
カエサル「くっ、やられちまったよ、…すまねえ、ボーボボ…」
ボーボボ「くそ!誰が、一体誰がこんなことを…!」
カエサル「…へへ、俺がドジっちまっただけさ…」
ボーボボ「ユリちゃん…」
カエサル「だ・け・どっ!そんなダメなところが~」
首領パッチ「すきなんですっ」
天の助「うふっ」
ジュリアス「だーめ!だーめ!」
カエサル「だめだめー!」
ボーボボ「うるせー!」 ズガーン
ジュリアス・ユリウス「ぐはああっ!!」
毛狩り隊 ジュリアス・シーザー撃破
ボーボボ「ユリちゃあああああああん!」
カエサル「くっ、やられちまったよ、…すまねえ、ボーボボ…」
ボーボボ「くそ!誰が、一体誰がこんなことを…!」
カエサル「…へへ、俺がドジっちまっただけさ…」
ボーボボ「ユリちゃん…」
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:48:20.78 ID:rjDAEmbP0
カエサル「なあ、ボーボボ」
ボーボボ「なんだ、どうした!」
カエサル「俺が死んだら、骨は海にながしてくれねえか」
ボーボボ「わかった、海だな、海にながせばいいんだな!」
カサエル「ああ、きっとだぞ…」
カエサル「ああ、走馬灯がみえらあ…」
カエサル(そうそう、みんなコーヒーの好みとか違うんだよな)
カエサル(でも、俺がエスプレッソで、アウグストゥスがレギュラーで…)
カエサル(あ…それと)
カエサル「ブルータス、お前…モカ…」
カエサル「ブルータス、お前もか…」 ガクッ
ボーボボ「なんだ、どうした!」
カエサル「俺が死んだら、骨は海にながしてくれねえか」
ボーボボ「わかった、海だな、海にながせばいいんだな!」
カサエル「ああ、きっとだぞ…」
カエサル「ああ、走馬灯がみえらあ…」
カエサル(そうそう、みんなコーヒーの好みとか違うんだよな)
カエサル(でも、俺がエスプレッソで、アウグストゥスがレギュラーで…)
カエサル(あ…それと)
カエサル「ブルータス、お前…モカ…」
カエサル「ブルータス、お前もか…」 ガクッ
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:49:19.35 ID:rjDAEmbP0
>>166
あ、最後の一行ミスだわ
カエサル「なあ、ボーボボ」
ボーボボ「なんだ、どうした!」
カエサル「俺が死んだら、骨は海にながしてくれねえか」
ボーボボ「わかった、海だな、海にながせばいいんだな!」
カサエル「ああ、きっとだぞ…」
カエサル「ああ、走馬灯がみえらあ…」
カエサル(そうそう、みんなコーヒーの好みとか違うんだよな)
カエサル(でも、俺がエスプレッソで、アウグストゥスがレギュラーで…)
カエサル(あ…それと)
カエサル「ブルータス、お前…モカ…」 ガクッ
ボーボボ「ユ、ユリちゃあああああああああああん!」
あ、最後の一行ミスだわ
カエサル「なあ、ボーボボ」
ボーボボ「なんだ、どうした!」
カエサル「俺が死んだら、骨は海にながしてくれねえか」
ボーボボ「わかった、海だな、海にながせばいいんだな!」
カサエル「ああ、きっとだぞ…」
カエサル「ああ、走馬灯がみえらあ…」
カエサル(そうそう、みんなコーヒーの好みとか違うんだよな)
カエサル(でも、俺がエスプレッソで、アウグストゥスがレギュラーで…)
カエサル(あ…それと)
カエサル「ブルータス、お前…モカ…」 ガクッ
ボーボボ「ユ、ユリちゃあああああああああああん!」
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:52:13.58 ID:rjDAEmbP0
こうして、ボーボボの親友ユリウス・カエサルはその一生を終えた
ビュティ(どうつっこめばいいのかわからない…)
安心院「ひっぐ、えぐ…、ユリ、ちゃん、しんじゃった、よ…」
ビュティ「泣いてるっううう!?」
首領パッチ「ひっぐ、えぐ…、ユリ…、ユリ…」
ビュティ「首領パッチくんも!?」
首領パッチ「茶碗蒸しにユリネいれないでっていたじゃなーい!」
ビュティ「別のことだったーーー!!」
天の助「茶碗蒸しにところてんいれてっていったじゃなーい!」
ビュティ「いれんわー!?」
ビュティ(どうつっこめばいいのかわからない…)
安心院「ひっぐ、えぐ…、ユリ、ちゃん、しんじゃった、よ…」
ビュティ「泣いてるっううう!?」
首領パッチ「ひっぐ、えぐ…、ユリ…、ユリ…」
ビュティ「首領パッチくんも!?」
首領パッチ「茶碗蒸しにユリネいれないでっていたじゃなーい!」
ビュティ「別のことだったーーー!!」
天の助「茶碗蒸しにところてんいれてっていったじゃなーい!」
ビュティ「いれんわー!?」
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 00:57:48.46 ID:rjDAEmbP0
ボーボボ「ぐぅう、ユリちゃんの仇はとってみせるぞ!」
首領パッチ「おうよ!もりあがってきたぜ!」
天の助「へっ、これからこの戦いも面白くなりそうだぜ…」
ソフトン「バビロン神の名の下に、外道共に裁きをあたえよう」
田楽マン「田楽くわせるのら~」
ヘッポコ丸「すごい!やっぱりこの人たちが力をあわせると…!」
安心院「まあ、これからは僕も協力させてもらうよ」
めだか「うむ、私も一緒にいかせてもらおう」
ビュティ(う、うわー…私ツッコミきれるかなあ)
ヘッポコ丸(ビュティの負担を減らすためにも、俺もつっこまないとな)
安心院「お近づきのしるしに、君たちにこのネオ・ゴボウブレードアギトをあげようか」
ビュティ「なにそれえええ!?」
ヘッポコ丸「ネオ・ゴボウブレードアギトとは…」
ビュティ「やっぱ知ってたー!?」
首領パッチ「おうよ!もりあがってきたぜ!」
天の助「へっ、これからこの戦いも面白くなりそうだぜ…」
ソフトン「バビロン神の名の下に、外道共に裁きをあたえよう」
田楽マン「田楽くわせるのら~」
ヘッポコ丸「すごい!やっぱりこの人たちが力をあわせると…!」
安心院「まあ、これからは僕も協力させてもらうよ」
めだか「うむ、私も一緒にいかせてもらおう」
ビュティ(う、うわー…私ツッコミきれるかなあ)
ヘッポコ丸(ビュティの負担を減らすためにも、俺もつっこまないとな)
安心院「お近づきのしるしに、君たちにこのネオ・ゴボウブレードアギトをあげようか」
ビュティ「なにそれえええ!?」
ヘッポコ丸「ネオ・ゴボウブレードアギトとは…」
ビュティ「やっぱ知ってたー!?」
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 01:09:02.22 ID:rjDAEmbP0
めだか「ボーボボ、少し頼みがあるのだが」
安心院「ああ、僕からも。善吉君もつれていってあげたいんだ。それなりの戦力になるだろうしね」
めだか「頼むよ、ボーボボ」
ボーボボ「あたりまえだろ、あれほどの男、連れて行かないわけがないだろう」
めだか「…ありがとう、恩にきるよ」
ボーボボ「よーし、仲間も増えたことだし首洗ってまってろや!ツルリーナ四世!」
こうして、ボーボボたちに新たな仲間が増えた!
しかし、彼らの旅は決して平坦な道ではない
数多くの試練が彼らを待ち続けるであろう、しかし、それでも彼らはくじけない
毛の未来のため戦え、ボボボーボ・ボーボボ!
ヘッポコ丸「…こうして、ネオ・ゴボウブレードアギトは封印されたのであった」
fin
田楽マン「じゃんけん占いの結果なのらー」
ボーボボ「じゃんけんで勝ったやつ!マンガを読むとハッピーになれるぞ!ラッキーアイテムはボーボボの単行本だ」
ボーボボ「あいこだったやつは、箱庭学園ですごしているようなスリリングな日々をおくれるぞ!」
ボーボボ「そして負けたやつ!わけのわからないヤツらに会わないように注意しろ!」
安心院「ああ、僕からも。善吉君もつれていってあげたいんだ。それなりの戦力になるだろうしね」
めだか「頼むよ、ボーボボ」
ボーボボ「あたりまえだろ、あれほどの男、連れて行かないわけがないだろう」
めだか「…ありがとう、恩にきるよ」
ボーボボ「よーし、仲間も増えたことだし首洗ってまってろや!ツルリーナ四世!」
こうして、ボーボボたちに新たな仲間が増えた!
しかし、彼らの旅は決して平坦な道ではない
数多くの試練が彼らを待ち続けるであろう、しかし、それでも彼らはくじけない
毛の未来のため戦え、ボボボーボ・ボーボボ!
ヘッポコ丸「…こうして、ネオ・ゴボウブレードアギトは封印されたのであった」
fin
田楽マン「じゃんけん占いの結果なのらー」
ボーボボ「じゃんけんで勝ったやつ!マンガを読むとハッピーになれるぞ!ラッキーアイテムはボーボボの単行本だ」
ボーボボ「あいこだったやつは、箱庭学園ですごしているようなスリリングな日々をおくれるぞ!」
ボーボボ「そして負けたやつ!わけのわからないヤツらに会わないように注意しろ!」
180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 01:11:15.20 ID:90DiyDEB0
終わりか
一乙楽しかった
一乙楽しかった
181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 01:12:12.86 ID:ZNGVk/070
乙
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 01:12:20.69 ID:pB3ZOn570
乙
面白かったわ
面白かったわ
184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 01:12:38.31 ID:rjDAEmbP0
というわけで、終わり。
ちなみに、脳内ではめだか勢だと
めだかちゃん・安心院さん・球磨川・鰐ちゃん・婚約者の影武者・婚約者がハジケリストなカンジ。
まあ、本当は婚約者もやりたかったけど、またその内機会があればってことで。
みてくれたヤツ、乙。
ちなみに、脳内ではめだか勢だと
めだかちゃん・安心院さん・球磨川・鰐ちゃん・婚約者の影武者・婚約者がハジケリストなカンジ。
まあ、本当は婚約者もやりたかったけど、またその内機会があればってことで。
みてくれたヤツ、乙。
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/10(金) 01:49:23.19 ID:poD9xm4E0
ボーボボの世界観が出てたな
全盛期の澤井乙
全盛期の澤井乙
掲載元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344511241/
Entry ⇒ 2015.02.24 | Category ⇒ めだかボックス | Comments (0)
安心院「映画の招待券だ」赤「・・・・はあ」
1 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:23:56.99
赤「だからなんですか?」
安心院「本当は半纏と行く予定だったんだけど用事ができてね」
安心院「せっかくだから君にあげようと思ったんだ」
赤「はぁ、じゃあ今度ひとりで・・・」
安心院「ところがどっこい、これはペア一組でね。二人じゃないといけないんだ」
安心院「ほら、好きな人でも一緒に行ってご覧よ」
赤「・・・いませんよそんなの」
安心院「本当は半纏と行く予定だったんだけど用事ができてね」
安心院「せっかくだから君にあげようと思ったんだ」
赤「はぁ、じゃあ今度ひとりで・・・」
安心院「ところがどっこい、これはペア一組でね。二人じゃないといけないんだ」
安心院「ほら、好きな人でも一緒に行ってご覧よ」
赤「・・・いませんよそんなの」
2 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:24:43.87
安心院「そうなのかい?生徒会連合にいるからてっきり」
安心院「ほら、あの飯塚君といってきなよ」
赤「今米良さんと一緒に食材探検デートですよ」
安心院「あの二人付き合ってたのか」
赤「さあ」
安心院「ほら、あの飯塚君といってきなよ」
赤「今米良さんと一緒に食材探検デートですよ」
安心院「あの二人付き合ってたのか」
赤「さあ」
4 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:25:14.29
赤「押し切られてもらってしまった」
赤「仕方が無い、十二町さんとでも一緒に」ビュンッグサッ!
赤「・・・紙飛行機が壁に突き刺さってる」
赤「安心院さんからか、なになに?女の子と一緒にいったらその子からアレが生えるぜ☆、って」
赤「本格的にデートにする気か」
赤「仕方が無い、十二町さんとでも一緒に」ビュンッグサッ!
赤「・・・紙飛行機が壁に突き刺さってる」
赤「安心院さんからか、なになに?女の子と一緒にいったらその子からアレが生えるぜ☆、って」
赤「本格的にデートにする気か」
5 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:25:45.62
赤「どこで見ているんだか」
赤「まあ、いかなくても」ビュングサッ!
赤「また・・・、えっといかなかったら君からアレが生えるぜ☆、」
赤「・・・本当にやりそう」
赤「といっても本当に、本当に行く人とか」
球磨川『~~~♪』
赤「・・・・」
赤「まあ、いかなくても」ビュングサッ!
赤「また・・・、えっといかなかったら君からアレが生えるぜ☆、」
赤「・・・本当にやりそう」
赤「といっても本当に、本当に行く人とか」
球磨川『~~~♪』
赤「・・・・」
6 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:26:48.39
赤「・・・球磨川先輩」
球磨川『あ、赤さん。まだいたんだ』
赤「それよりも球磨川先輩。今週の日曜は暇ですか?」
球磨川『?基本的に休日はいつも暇だけど』
赤「よかった、あのこれなんですけど」
球磨川『映画の招待券?』
赤「に、日曜日暇なら・・・えっと、一緒にどうかな、と思いまして」
球磨川『』
球磨川『あ、赤さん。まだいたんだ』
赤「それよりも球磨川先輩。今週の日曜は暇ですか?」
球磨川『?基本的に休日はいつも暇だけど』
赤「よかった、あのこれなんですけど」
球磨川『映画の招待券?』
赤「に、日曜日暇なら・・・えっと、一緒にどうかな、と思いまして」
球磨川『』
8 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:29:34.99
赤「あ、あの・・・」
球磨川『』ブワッ!
赤「なっ!なんでいきなり泣くんですか!」
球磨川『だって、今まで女の子に映画とか誘われた事なかったから・・・嬉しくって』
赤「・・・・そうですか」
球磨川『で、何かの罰ゲームだとは思うけど。いいよ行こうか』スッ
赤「泣き止むの速いですね」
球磨川『あはっ☆』
球磨川『』ブワッ!
赤「なっ!なんでいきなり泣くんですか!」
球磨川『だって、今まで女の子に映画とか誘われた事なかったから・・・嬉しくって』
赤「・・・・そうですか」
球磨川『で、何かの罰ゲームだとは思うけど。いいよ行こうか』スッ
赤「泣き止むの速いですね」
球磨川『あはっ☆』
10 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:30:22.81
そうじゃね?
球磨川『えっと、なんの映画の招待券?』
赤「安心院さんから貰ったので、変なのでもいいでしょう?」
球磨川『成る程、安心院さんが一枚噛んでるのか』
球磨川『ま、この際それはおいて置こう。えっと動物系か』
球磨川『赤さんは動物とか好きかな?』
赤「それなりには」
球磨川『オッケー、じゃあ今週の日曜日十二時頃に駅前で集合しようか』
球磨川『えっと、なんの映画の招待券?』
赤「安心院さんから貰ったので、変なのでもいいでしょう?」
球磨川『成る程、安心院さんが一枚噛んでるのか』
球磨川『ま、この際それはおいて置こう。えっと動物系か』
球磨川『赤さんは動物とか好きかな?』
赤「それなりには」
球磨川『オッケー、じゃあ今週の日曜日十二時頃に駅前で集合しようか』
15 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:34:00.74
日曜日
赤「お待たせしました」
球磨川『・・・まさかナース服で来るとは思わなかったよ』
赤「これが一番しっくりくるので」
球磨川『まぁ別に人のファッションにケチをつける気はないよ』
球磨川『じゃあ行こうか』
赤「はい」はぁ
通行人「ちょっと、あの子ナースのコスプレしてるわよ」
通行人「彼氏の方は可愛い顔してるのに、変態ね」
赤「お待たせしました」
球磨川『・・・まさかナース服で来るとは思わなかったよ』
赤「これが一番しっくりくるので」
球磨川『まぁ別に人のファッションにケチをつける気はないよ』
球磨川『じゃあ行こうか』
赤「はい」はぁ
通行人「ちょっと、あの子ナースのコスプレしてるわよ」
通行人「彼氏の方は可愛い顔してるのに、変態ね」
19 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:37:04.23
球磨川『ポップコーンはいる?』
赤「別に、ただ映画の途中でバリバリ食べる人は嫌いです」
球磨川『同感だ。ジュースは自販機で買ってこっそり持ち込む事にしようぜ。ストローは音がなるし』
赤「それもそうですね、安上がりだし」
球磨川『気が合うね~』
赤「やめてください」
安心院「おお、いい感じじゃないか。なぁ半纏」
半纏「」
赤「別に、ただ映画の途中でバリバリ食べる人は嫌いです」
球磨川『同感だ。ジュースは自販機で買ってこっそり持ち込む事にしようぜ。ストローは音がなるし』
赤「それもそうですね、安上がりだし」
球磨川『気が合うね~』
赤「やめてください」
安心院「おお、いい感じじゃないか。なぁ半纏」
半纏「」
20 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:39:24.01
球磨川『まだ開場まで時間があるし』
赤「どうやって時間を潰しますか」
球磨川『うーん、そうだなあ』
ヒソヒソナニアノカップル
球磨川『服でも買わない?』
赤「嫌です」
球磨川『なんでさ』
赤「あのですね」
赤「どうやって時間を潰しますか」
球磨川『うーん、そうだなあ』
ヒソヒソナニアノカップル
球磨川『服でも買わない?』
赤「嫌です」
球磨川『なんでさ』
赤「あのですね」
21 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:41:26.48
赤「私は別にデートをしにきたわけじゃありません」
赤「だからお金もそんなに持ち合わせていません」
球磨川『もしかして赤さんは僕の事キライ?』
赤「好かれているとでも思っていたんですか?」
球磨川『いや、別に』
赤「だからお金もそんなに持ち合わせていません」
球磨川『もしかして赤さんは僕の事キライ?』
赤「好かれているとでも思っていたんですか?」
球磨川『いや、別に』
22 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:44:21.07
赤「」ぴたっ
球磨川『どうしたんだい赤さん』
赤「・・・あ、いえ。なんでも」
球磨川『・・・まだ見て回りたかったけどそろそろ時間だ。行こうか』
赤「わかりました」
球磨川『(あとで行こうかな)』
安心院「球磨川君はちゃんと気づいてるのかな~、楽しみだなあ」
半纏「」
球磨川『どうしたんだい赤さん』
赤「・・・あ、いえ。なんでも」
球磨川『・・・まだ見て回りたかったけどそろそろ時間だ。行こうか』
赤「わかりました」
球磨川『(あとで行こうかな)』
安心院「球磨川君はちゃんと気づいてるのかな~、楽しみだなあ」
半纏「」
24 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:49:23.45
球磨川『どうだった?』
赤「普通に感動しました。これだから動物系は見たくないんです」
球磨川『少し泣いてたもんね~。犬がご主人を探しに出かけたら車に撥ねられちゃって』
球磨川『で、その車の運転手が大人になったご主人様で』
赤「言わないでください!」涙目
球磨川『さて、このあとどうする?』
赤「普通に帰りますが。今日はおつきあい頂きありがとうございました」
球磨川『・・・えっと、よりたいところが有るんだけど』
赤「・・・どこですか」イラッ
球磨川『ん、ここ』
赤「普通に感動しました。これだから動物系は見たくないんです」
球磨川『少し泣いてたもんね~。犬がご主人を探しに出かけたら車に撥ねられちゃって』
球磨川『で、その車の運転手が大人になったご主人様で』
赤「言わないでください!」涙目
球磨川『さて、このあとどうする?』
赤「普通に帰りますが。今日はおつきあい頂きありがとうございました」
球磨川『・・・えっと、よりたいところが有るんだけど』
赤「・・・どこですか」イラッ
球磨川『ん、ここ』
26 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 00:55:53.19
赤「ここは」
球磨川『映画見る前に赤さんが覗いてるのに気がついてね』
球磨川『そして目線の先にはこの可愛いクマのぬいぐるみ』
球磨川『意外だなあ。箱庭学園クールビューティな赤青黄さんがこんな可愛いクマちゃんに気を取られるなんて』
赤「なっ!いいじゃないですか!私だってこう言うの好きなんですから!」
球磨川『別にバカにしてるわけじゃないよ。さてやってみようか』
赤「いいです、私がやります」
球磨川『映画見る前に赤さんが覗いてるのに気がついてね』
球磨川『そして目線の先にはこの可愛いクマのぬいぐるみ』
球磨川『意外だなあ。箱庭学園クールビューティな赤青黄さんがこんな可愛いクマちゃんに気を取られるなんて』
赤「なっ!いいじゃないですか!私だってこう言うの好きなんですから!」
球磨川『別にバカにしてるわけじゃないよ。さてやってみようか』
赤「いいです、私がやります」
29 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:00:12.57
球磨川『そういや五本の病爪ってオンオフつけれるんだね』
赤「不便ですから」チャリン
ウィーンガシッ
球磨川『おお、』
ポロッ
赤「」イラッ
球磨川『(これアームが弱いからつかんじゃダメだよ)』
球磨川『(ベストなのはタグに引っ掛ける所だけど)』
赤「くっ!」チャリン
赤「不便ですから」チャリン
ウィーンガシッ
球磨川『おお、』
ポロッ
赤「」イラッ
球磨川『(これアームが弱いからつかんじゃダメだよ)』
球磨川『(ベストなのはタグに引っ掛ける所だけど)』
赤「くっ!」チャリン
31 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:08:42.01
赤「」
球磨川『大分このゲーセンの売り上げに貢献したね』
赤「・・・なんですか」ギロッ
球磨川『言い方を変えよう。大分このクレーンゲームに貯金をしたね』
赤「五本の病爪!!」ザシュッ!
球磨川『大嘘憑き!』フッ
赤「・・・いいです、帰りましょう」
球磨川『~~~♪』チャリン
ウィーンスクイッポトン
球磨川『はい、赤さん』
赤「・・・」
球磨川『大分このゲーセンの売り上げに貢献したね』
赤「・・・なんですか」ギロッ
球磨川『言い方を変えよう。大分このクレーンゲームに貯金をしたね』
赤「五本の病爪!!」ザシュッ!
球磨川『大嘘憑き!』フッ
赤「・・・いいです、帰りましょう」
球磨川『~~~♪』チャリン
ウィーンスクイッポトン
球磨川『はい、赤さん』
赤「・・・」
32 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:14:36.52
球磨川『これアームが弱いから掴んだら絶対に取れない』
球磨川『だからお尻についてるタグを狙ってアームを落とせばいい』
赤「・・・・そうですか」
球磨川『落ち込む必要はないよ、初心者には難しいプライスだった』
赤「まあ、どうあれ取ってくれて・・・その、」
球磨川『?』
赤「ありがとうございます」
球磨川『どういたしまして』
球磨川『だからお尻についてるタグを狙ってアームを落とせばいい』
赤「・・・・そうですか」
球磨川『落ち込む必要はないよ、初心者には難しいプライスだった』
赤「まあ、どうあれ取ってくれて・・・その、」
球磨川『?』
赤「ありがとうございます」
球磨川『どういたしまして』
33 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:18:29.38
安心院「なんだ、球磨川君。君は意外と女の子のツボを知っているじゃないか」
半纏「」
安心院「しかし、ここで面白い事をしてみようかな」
財部「・・・あれ?なんで私ショッピングモールなんかに?」
半纏「」
安心院「しかし、ここで面白い事をしてみようかな」
財部「・・・あれ?なんで私ショッピングモールなんかに?」
35 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:24:08.83
赤「」もふっ
球磨川『それ、結構大きいよね』
赤「可愛いから別にいいじゃないですか」もふもふ
球磨川『そんなに優しい目をしてる赤さんを僕は始めて見たよ』
財部「あれ?あそこにいるのは球磨川先輩と、・・・悪平等!?」
財部「なんで!?まさか・・・・デート・・・?」
球磨川『ん?あそこにいるのは財部ちゃんじゃないか』
赤「えっ!?」
球磨川『それ、結構大きいよね』
赤「可愛いから別にいいじゃないですか」もふもふ
球磨川『そんなに優しい目をしてる赤さんを僕は始めて見たよ』
財部「あれ?あそこにいるのは球磨川先輩と、・・・悪平等!?」
財部「なんで!?まさか・・・・デート・・・?」
球磨川『ん?あそこにいるのは財部ちゃんじゃないか』
赤「えっ!?」
39 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:29:15.43
球磨川『やあ財部ちゃん。どうしたの?買い物?』
財部「えっ!?あ、いや気がついたらここにいて・・・」
赤「」コソッ
球磨川『ふーん、あ勘違いしてるかもしれないけど別にデートじゃないからね?』
財部「えっ!?」
球磨川『安心院さんが映画の招待券を赤さんにあげたから偶然通りかかった僕に白羽の矢が立っただけさ』
財部「あ、そうだったんですか・・・」
赤「そう、勘違いしないでね。なんでこんな男とデートなんかしなくちゃいけないのよ」ギロッ
球磨川『なんで僕に怒りの矛先が向くのかなぁ』
財部「えっ!?あ、いや気がついたらここにいて・・・」
赤「」コソッ
球磨川『ふーん、あ勘違いしてるかもしれないけど別にデートじゃないからね?』
財部「えっ!?」
球磨川『安心院さんが映画の招待券を赤さんにあげたから偶然通りかかった僕に白羽の矢が立っただけさ』
財部「あ、そうだったんですか・・・」
赤「そう、勘違いしないでね。なんでこんな男とデートなんかしなくちゃいけないのよ」ギロッ
球磨川『なんで僕に怒りの矛先が向くのかなぁ』
40 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:32:24.36
45 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:35:09.14
もがなちゃん
46 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:39:00.54
もがな「あれ?なんで私ショッピングモールなんかに?」
もがな「たしか、水泳部の練習の途中だったと」
ヒソヒソナーストオモッタラコンドハミズギ?
もがな「き、きゃぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
もがな「たしか、水泳部の練習の途中だったと」
ヒソヒソナーストオモッタラコンドハミズギ?
もがな「き、きゃぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
47 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:42:28.11
球磨川『き、喜界島さん!?』
赤「(安心院さん、これは)」
安心院「ありゃ、まあ球磨川君がアタフタしてるし結果オーライ」
半纏「」
もがな「み、禊ちゃんっ!!わ、わわわわわたししししな、なんでみっ!水着でショッピングモールなんかにっっ!?!?」
球磨川『と、取り敢えず落ち着いて喜界島さん。僕のコートきていいから!!』
赤「(安心院さん、これは)」
安心院「ありゃ、まあ球磨川君がアタフタしてるし結果オーライ」
半纏「」
もがな「み、禊ちゃんっ!!わ、わわわわわたししししな、なんでみっ!水着でショッピングモールなんかにっっ!?!?」
球磨川『と、取り敢えず落ち着いて喜界島さん。僕のコートきていいから!!』
51 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:47:26.10
私服球磨川先輩だよん。
球磨川『とっさに男子トイレに駆け込んだけど』
もがな「あとで目の保養料請求してやるぅ・・・」ひっくひっく
赤「なんで私まで男子トイレの個室に入っているんですか」
球磨川『僕らは運命共同体のはずだよ!赤さん!!』
赤「願い下げです」
球磨川『と、取り敢えず喜界島さんは元に戻った方がいい。練習中だったらなおさらだ』
赤「その事ですが安心院さんに連絡がつきました」
球磨川『紙飛行機?』
赤「はい、えっとあと30秒後に送るそうです」
球磨川『よかったね、喜界島さん』
もがな「う、うん」
球磨川『とっさに男子トイレに駆け込んだけど』
もがな「あとで目の保養料請求してやるぅ・・・」ひっくひっく
赤「なんで私まで男子トイレの個室に入っているんですか」
球磨川『僕らは運命共同体のはずだよ!赤さん!!』
赤「願い下げです」
球磨川『と、取り敢えず喜界島さんは元に戻った方がいい。練習中だったらなおさらだ』
赤「その事ですが安心院さんに連絡がつきました」
球磨川『紙飛行機?』
赤「はい、えっとあと30秒後に送るそうです」
球磨川『よかったね、喜界島さん』
もがな「う、うん」
52 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 01:52:28.39
もがな「あ、禊ちゃん」
球磨川『なに?喜界島さん』
もがな「なんで赤さんと一緒にショッピングモールにいるの?もしかしてでーと?」
球磨川『えっと、いやー』
赤「違います。こんな奴とデートなんてこちらから願い下げです」
もがな「でも、赤さん楽しそう」
球磨川『?赤さん楽しい?』
赤「つ\\」
もがな「あ、きた」フッ
球磨川『消えちゃった』
赤「・・・いいです。帰りましょう」
球磨川『なに?喜界島さん』
もがな「なんで赤さんと一緒にショッピングモールにいるの?もしかしてでーと?」
球磨川『えっと、いやー』
赤「違います。こんな奴とデートなんてこちらから願い下げです」
もがな「でも、赤さん楽しそう」
球磨川『?赤さん楽しい?』
赤「つ\\」
もがな「あ、きた」フッ
球磨川『消えちゃった』
赤「・・・いいです。帰りましょう」
56 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 02:01:51.70
赤「今日は疲れました」
球磨川『まあそこそこ楽しかったね。安心院さんには今度お礼とかしなきゃ』
赤「それもそうですね」
球磨川『っ!』グイッ
赤「!?!?!」ダキッ
赤「な、ななななななんでいきなりだだだだだだきしめっ!??」
球磨川『ふう、なんだよ今の暴走バイク。赤さん大丈夫?怪我とかは』
赤「・・・・だっ、だいじょうぶ・・・です」
安心院「うわー、顔が真っ赤っか。うぶだね~、可愛いねー」
半纏「」
球磨川『まあそこそこ楽しかったね。安心院さんには今度お礼とかしなきゃ』
赤「それもそうですね」
球磨川『っ!』グイッ
赤「!?!?!」ダキッ
赤「な、ななななななんでいきなりだだだだだだきしめっ!??」
球磨川『ふう、なんだよ今の暴走バイク。赤さん大丈夫?怪我とかは』
赤「・・・・だっ、だいじょうぶ・・・です」
安心院「うわー、顔が真っ赤っか。うぶだね~、可愛いねー」
半纏「」
59 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 02:11:26.31
赤「・・・さっきのバイクのせいで服が濡れました」
球磨川『本当だ、スカートのところが濡れちゃってる』
球磨川『ここら辺僕の家近いし、洋服かすよ』
赤「はっ?別にいい・・・」
球磨川『でもビショビショで気持ち悪くない?』
赤「いや、まあそうですけど」
球磨川『と、話してたら僕の家だ』
赤「・・・近すぎじゃありません?」
球磨川『ここら辺ショッピングモールあら近くてよくあそこのゲーセンにいくんだよねー』
赤「だから異常にうまかったんですね」
球磨川『てへっ☆』
球磨川『本当だ、スカートのところが濡れちゃってる』
球磨川『ここら辺僕の家近いし、洋服かすよ』
赤「はっ?別にいい・・・」
球磨川『でもビショビショで気持ち悪くない?』
赤「いや、まあそうですけど」
球磨川『と、話してたら僕の家だ』
赤「・・・近すぎじゃありません?」
球磨川『ここら辺ショッピングモールあら近くてよくあそこのゲーセンにいくんだよねー』
赤「だから異常にうまかったんですね」
球磨川『てへっ☆』
62 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 02:16:27.72
球磨川『ただいまー』
赤「お邪魔します」
球磨川『あ、親いないから気にしないで』
赤「共働きとかですか?」
球磨川『父親はアル中で監禁母親は精神病棟』
赤「・・・・えっ、と」
球磨川『嘘だけどね?』
赤「なんですか、くだらない」
球磨川『あ、でも父親がアル中って言うのは本当だよ?』
赤「」
赤「お邪魔します」
球磨川『あ、親いないから気にしないで』
赤「共働きとかですか?」
球磨川『父親はアル中で監禁母親は精神病棟』
赤「・・・・えっ、と」
球磨川『嘘だけどね?』
赤「なんですか、くだらない」
球磨川『あ、でも父親がアル中って言うのは本当だよ?』
赤「」
64 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 02:24:39.56
球磨川『で、母親は今パート。父親みたいになって欲しくないから高校くらいでとけって』
赤「それで箱庭学園に?」
球磨川『ん?全部嘘だよ?』
赤「好い加減にしてください」
球磨川『あはは、人に自分の家庭の事を言うはず無いだろ?』
赤「正論ですが、あなたが言うとイライラします」
球磨川『嫌われ者は辛いぜ』ゴソゴソ
赤「それで箱庭学園に?」
球磨川『ん?全部嘘だよ?』
赤「好い加減にしてください」
球磨川『あはは、人に自分の家庭の事を言うはず無いだろ?』
赤「正論ですが、あなたが言うとイライラします」
球磨川『嫌われ者は辛いぜ』ゴソゴソ
66 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 02:29:16.39
球磨川『はい、男物だけど大丈夫でしょ』
赤「・・・ありがとうございます」
球磨川『それじゃあ部屋でとくから着替え終わったら言って』バタン
赤「ふう」
安心院「なかなかエンジョイしてるじゃないか」フッ
赤「うわっ、安心院さん!」
安心院「しーっ、声が大きい」
安心院「しかしずっと見ていたけどなかなかいい感じだったじゃないか。はたから見れば完璧にカップルだぜ?」
赤「・・・やめてください」ギロリ
赤「・・・ありがとうございます」
球磨川『それじゃあ部屋でとくから着替え終わったら言って』バタン
赤「ふう」
安心院「なかなかエンジョイしてるじゃないか」フッ
赤「うわっ、安心院さん!」
安心院「しーっ、声が大きい」
安心院「しかしずっと見ていたけどなかなかいい感じだったじゃないか。はたから見れば完璧にカップルだぜ?」
赤「・・・やめてください」ギロリ
67 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 02:33:35.63
安心院「そして球磨川君もなかなかいいエスコートだったじゃないか」
安心院「ちゃっかりプレゼントなんかしちゃって」
赤「・・・その点だけは感謝してます」もふっ
球磨川『赤さん、大丈夫ー?』トントン
赤「それでは安心院さん」
安心院「ん!しっかりエンジョイしてきな」
安心院「・・・全く、自分の気持ちに気づかないやつは大っ嫌いだぜ」
安心院「それがたとえ悪平等(ぼく)だとしても」
安心院「心の奥底には、ちゃんとあるはずなのにね」フッ
安心院「ちゃっかりプレゼントなんかしちゃって」
赤「・・・その点だけは感謝してます」もふっ
球磨川『赤さん、大丈夫ー?』トントン
赤「それでは安心院さん」
安心院「ん!しっかりエンジョイしてきな」
安心院「・・・全く、自分の気持ちに気づかないやつは大っ嫌いだぜ」
安心院「それがたとえ悪平等(ぼく)だとしても」
安心院「心の奥底には、ちゃんとあるはずなのにね」フッ
76 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 02:56:33.10
球磨川『できるだけ小さいやつ選んだんだけど』
赤「別に大丈夫です。ありがとうございました」
球磨川『家まで送ろうか?流石に夕方女の子一人は心配だよ』
赤「・・・・お願いします」
球磨川『赤さんなんだかんだでオーケーしてくれるね』
赤「自分の身の安全を優先しただけです。最弱でも盾にはなるでしょう」
球磨川『・・・あはは』
赤「別に大丈夫です。ありがとうございました」
球磨川『家まで送ろうか?流石に夕方女の子一人は心配だよ』
赤「・・・・お願いします」
球磨川『赤さんなんだかんだでオーケーしてくれるね』
赤「自分の身の安全を優先しただけです。最弱でも盾にはなるでしょう」
球磨川『・・・あはは』
79 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 03:05:24.15
赤「ここら辺で大丈夫です」
球磨川『わかった。今日は楽しかったよ。ありがとね』
赤「安心院さんから貰わなかったら絶対にあり得ませんでしたからね」
球磨川『そうだねぇ、あそのクマ大事にしてね?』
赤「言われなくても大事にします。それじゃあ」
球磨川『うん、バイバイ』
赤「ふう、少し冷えるな・・・」
DQN「おっ、あのねーちゃんレベル高くね?」
DQN2「少し大きいTシャツエロッ!」
DQN「行こうぜ」
DQN2「ああ」
球磨川『わかった。今日は楽しかったよ。ありがとね』
赤「安心院さんから貰わなかったら絶対にあり得ませんでしたからね」
球磨川『そうだねぇ、あそのクマ大事にしてね?』
赤「言われなくても大事にします。それじゃあ」
球磨川『うん、バイバイ』
赤「ふう、少し冷えるな・・・」
DQN「おっ、あのねーちゃんレベル高くね?」
DQN2「少し大きいTシャツエロッ!」
DQN「行こうぜ」
DQN2「ああ」
81 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 03:11:49.79
DQN「なぁ、ねーちゃんヒマ~?」
DQN2「俺たちとあそばなーい?オモロイゲーセン知ってんだけどwww」
赤「」スタスタ
DQN「ちょっと~、無視とかやめてくんないwww傷つくからwww」
DQN2「傷つくとかwwなあそのクマのぬいぐるみとかおいて行こうぜwww」バシッ
赤「あっ」バチャ
DQN「おまwww水溜りに入れてんじゃねぇよwww」
dqn2「わるぎはなしwwwそこに水溜りがある方が悪いからwww俺は悪くないwww」
赤「・・・五本の病爪・・・」ジャッ
ドシュドシュドシュッ!!
DQN2「俺たちとあそばなーい?オモロイゲーセン知ってんだけどwww」
赤「」スタスタ
DQN「ちょっと~、無視とかやめてくんないwww傷つくからwww」
DQN2「傷つくとかwwなあそのクマのぬいぐるみとかおいて行こうぜwww」バシッ
赤「あっ」バチャ
DQN「おまwww水溜りに入れてんじゃねぇよwww」
dqn2「わるぎはなしwwwそこに水溜りがある方が悪いからwww俺は悪くないwww」
赤「・・・五本の病爪・・・」ジャッ
ドシュドシュドシュッ!!
85 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 03:20:37.87
赤「・・・え?」
球磨川『全く、やっぱり心配だから戻ってきたら案の定』
赤「球磨川・・・先輩・・・」
球磨川『何が俺は悪くないだ、女の子の手を叩いて悪くないなんてそれは過負荷でも言わないぜ』
DQN「」死ーん
DQN2「」死ーん
球磨川『まあ後ろから完全な不意打ちだけど先に手を出してたのはそっちだし』
球磨川『僕は悪くない』
球磨川『全く、やっぱり心配だから戻ってきたら案の定』
赤「球磨川・・・先輩・・・」
球磨川『何が俺は悪くないだ、女の子の手を叩いて悪くないなんてそれは過負荷でも言わないぜ』
DQN「」死ーん
DQN2「」死ーん
球磨川『まあ後ろから完全な不意打ちだけど先に手を出してたのはそっちだし』
球磨川『僕は悪くない』
86 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 03:35:43.91
球磨川『大嘘憑き』フッ
球磨川『はい、クマはこれで大丈夫』
赤「・・・ありがとう・・・ございます」
球磨川『先に帰っておいて?今からこの人たちもやらなきゃいけないから』
赤「・・・はい」タッタッタッ
球磨川『大嘘憑き』フッ
DQN「なっ!身体を螺子で貫かれた様な・・・」
DQN2「ああ、でも身体にゃなんの跡も・・・」
球磨川『ねぇ』
DQN「あ?」
球磨川『・・・・やっぱりいいや、別に彼女とかじゃないし。こんな事僕が言うのも変すぎる』
DPN「何言ってんだあいつ」
DQN2「さぁ?あっ!さっきのねーちゃんがいない!」
DQN「あっ!本当だ!!」
球磨川『はぁ、帰ろう』
球磨川『はい、クマはこれで大丈夫』
赤「・・・ありがとう・・・ございます」
球磨川『先に帰っておいて?今からこの人たちもやらなきゃいけないから』
赤「・・・はい」タッタッタッ
球磨川『大嘘憑き』フッ
DQN「なっ!身体を螺子で貫かれた様な・・・」
DQN2「ああ、でも身体にゃなんの跡も・・・」
球磨川『ねぇ』
DQN「あ?」
球磨川『・・・・やっぱりいいや、別に彼女とかじゃないし。こんな事僕が言うのも変すぎる』
DPN「何言ってんだあいつ」
DQN2「さぁ?あっ!さっきのねーちゃんがいない!」
DQN「あっ!本当だ!!」
球磨川『はぁ、帰ろう』
90 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 03:54:06.57
赤「(なんで、なんで?)」
赤「(ゲームセンターに行けばどこにでもありそうなクマのぬいぐるみなのに)」
赤「(あいつらが五月蝿かったから?違う。手を叩かれたから?違う)」
赤「(なんで?なんで球磨川先輩から貰ったクマのぬいぐるみなのに・・・・・ーーー)」
赤「ーーー球磨川先輩からもらったから?」
『はい、赤さん』『今日は楽しかったよ』
赤「球磨川先輩に貰った物だから・・・・嫌だった・・」ズキン
安心院「ようやくかよ」フッ
赤「安心院、さん・・・」
安心院「君は球磨川君に恋してるんだよ。いつからかはわからないけど」
赤「こ・・・い・・・?」
安心院「君は球磨川禊っていう過負荷な人間が好きなんだよ。赤青黄」
赤「(ゲームセンターに行けばどこにでもありそうなクマのぬいぐるみなのに)」
赤「(あいつらが五月蝿かったから?違う。手を叩かれたから?違う)」
赤「(なんで?なんで球磨川先輩から貰ったクマのぬいぐるみなのに・・・・・ーーー)」
赤「ーーー球磨川先輩からもらったから?」
『はい、赤さん』『今日は楽しかったよ』
赤「球磨川先輩に貰った物だから・・・・嫌だった・・」ズキン
安心院「ようやくかよ」フッ
赤「安心院、さん・・・」
安心院「君は球磨川君に恋してるんだよ。いつからかはわからないけど」
赤「こ・・・い・・・?」
安心院「君は球磨川禊っていう過負荷な人間が好きなんだよ。赤青黄」
93 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 04:00:50.53
赤「私が球磨川先輩の事が好き?」
赤「そんなバカな事言わないでくださいよ。そんなわけ」
安心院「だったら、なんであの二人に異常を使う必要があった?」
安心院「あれは懲らしめるための風邪何かじゃなかった。もっと酷い、複数の病気を与えようとしていた」
安心院「たかがゲーセンのぬいぐるみのために!!」
赤「っ!!たかがなんかじゃ・・・ありません!!」
赤「球磨川先輩がっ!私のために取ってくれたっ、ものなんですっ!」
安心院「・・・・おーおー、いつからこんなラブコメになったんだよ」
安心院「じゃあな、幸せな結末を期待してるぜ」フッ
赤「そんなバカな事言わないでくださいよ。そんなわけ」
安心院「だったら、なんであの二人に異常を使う必要があった?」
安心院「あれは懲らしめるための風邪何かじゃなかった。もっと酷い、複数の病気を与えようとしていた」
安心院「たかがゲーセンのぬいぐるみのために!!」
赤「っ!!たかがなんかじゃ・・・ありません!!」
赤「球磨川先輩がっ!私のために取ってくれたっ、ものなんですっ!」
安心院「・・・・おーおー、いつからこんなラブコメになったんだよ」
安心院「じゃあな、幸せな結末を期待してるぜ」フッ
95 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 04:07:24.06
翌日
赤「球磨川先輩!!」
球磨川『ん?赤さん。息を切らしてどうしたの?僕に何か』
赤「来て!!」ダダダッ!!
球磨川『うわっ!!』
赤「はぁ、はぁ、はぁ、球磨川先輩・・・!!」
球磨川『い、いきなりどうしたんだい赤さん。相談だったら目安箱に投書した方がよっぽど』
赤「球磨川先輩、私は私の気持に正直になります」
球磨川『・・・』
赤「球磨川先輩、私は球磨川先輩のことがす」
球磨川『ダメだ』
赤「えっ・・・」
赤「球磨川先輩!!」
球磨川『ん?赤さん。息を切らしてどうしたの?僕に何か』
赤「来て!!」ダダダッ!!
球磨川『うわっ!!』
赤「はぁ、はぁ、はぁ、球磨川先輩・・・!!」
球磨川『い、いきなりどうしたんだい赤さん。相談だったら目安箱に投書した方がよっぽど』
赤「球磨川先輩、私は私の気持に正直になります」
球磨川『・・・』
赤「球磨川先輩、私は球磨川先輩のことがす」
球磨川『ダメだ』
赤「えっ・・・」
98 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 04:23:06.56
球磨川『赤さん。それは本当に君の気持ちかい?』
球磨川『だとしたら本当にそれは言っちゃダメだ』
球磨川『僕みたいな人間にそんな感情を持ったらいけない。それは、本当にダメだ』
赤「でも!!私はっ」
球磨川『赤さん』
球磨川『それは一瞬の気の迷いだ。思春期によくある少しでも頼れたら、って言うのと同じなんだ』
球磨川『だから、そんな感情を言ったらいけない』
球磨川『言ってしまったら、その言葉は今後、とても軽いものになってしまう』
球磨川『わかるかい?だから、ダメだ』
球磨川『だとしたら本当にそれは言っちゃダメだ』
球磨川『僕みたいな人間にそんな感情を持ったらいけない。それは、本当にダメだ』
赤「でも!!私はっ」
球磨川『赤さん』
球磨川『それは一瞬の気の迷いだ。思春期によくある少しでも頼れたら、って言うのと同じなんだ』
球磨川『だから、そんな感情を言ったらいけない』
球磨川『言ってしまったら、その言葉は今後、とても軽いものになってしまう』
球磨川『わかるかい?だから、ダメだ』
102 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 04:33:47.64
赤「違います!!私は本当に!!」
球磨川『』ふぅ
球磨川「赤さん」
赤「っ!!」
球磨川「ダメなんだよ、僕みたいな人間は」
球磨川「プラスを羨む事しかできない」
球磨川「自分を幸せにすることに手一杯で他の人を幸せにする余裕なんてどこにもない」
球磨川「その上周りの人も犠牲にしているにも関わらずまだ、幸せになる事ができない」
球磨川「僕はそんな人間だ。赤さん」
球磨川『』ふぅ
球磨川「赤さん」
赤「っ!!」
球磨川「ダメなんだよ、僕みたいな人間は」
球磨川「プラスを羨む事しかできない」
球磨川「自分を幸せにすることに手一杯で他の人を幸せにする余裕なんてどこにもない」
球磨川「その上周りの人も犠牲にしているにも関わらずまだ、幸せになる事ができない」
球磨川「僕はそんな人間だ。赤さん」
106 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 04:43:17.36
球磨川「これが僕の括弧つけない本当の言葉だ」
赤「・・・・い、や」
球磨川「だから、せめて悲しまないで・・・」スッ
赤「っ!!五本の」
球磨川「大嘘憑き、君の僕に対する今抱いている感情を」
球磨川「なかった事にした」
赤「・・・・い、や」
球磨川「だから、せめて悲しまないで・・・」スッ
赤「っ!!五本の」
球磨川「大嘘憑き、君の僕に対する今抱いている感情を」
球磨川「なかった事にした」
109 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 05:01:47.98
球磨川『・・・・』
安心院「落ち込む事は無いよ球磨川君」フッ
球磨川『安心院さん・・・』
安心院「君は赤青黄の君に対する感情をなかった事にした」
安心院「だからもう赤はそんな事を憶えちゃいない」
安心院「寧ろ乙女の心を守ったんだ。それはとても崇高な事さ」
球磨川『・・・いや、やっぱり僕は最低だよ』
球磨川『僕は守ったんじゃない、踏みにじったんだ』
球磨川『大嘘憑きという過負荷で彼女の心を嘘にしてしまった』
球磨川『それは・・とても最低な事だよ。崇高なんかとは程遠い』
球磨川『安心院さん』
安心院「なんだい球磨川君」
球磨川「きっと僕も赤さんのことが」
球磨川「*******」
安心院「落ち込む事は無いよ球磨川君」フッ
球磨川『安心院さん・・・』
安心院「君は赤青黄の君に対する感情をなかった事にした」
安心院「だからもう赤はそんな事を憶えちゃいない」
安心院「寧ろ乙女の心を守ったんだ。それはとても崇高な事さ」
球磨川『・・・いや、やっぱり僕は最低だよ』
球磨川『僕は守ったんじゃない、踏みにじったんだ』
球磨川『大嘘憑きという過負荷で彼女の心を嘘にしてしまった』
球磨川『それは・・とても最低な事だよ。崇高なんかとは程遠い』
球磨川『安心院さん』
安心院「なんだい球磨川君」
球磨川「きっと僕も赤さんのことが」
球磨川「*******」
112 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 05:07:53.87
赤「・・・・」トコトコ
球磨川『・・・・』トコトコ
赤「」トコ・・・
球磨川『』トコ・・・
赤「球磨川先輩」
球磨川『なんだい、赤さん』
赤「言いそびれたので、この前はどうもありがとうございました」
球磨川『お礼を言われる筋合いはないよ。僕だって楽しんでたんだから』
赤「はい、そこで球磨川先輩に質問が」
球磨川『?なんだい?』
赤「私の部屋に大きなクマのぬいぐるみがあるのですが、私が取った記憶がなくて、誰かから貰った憶えも無いんです」
赤「知ってますか?」
球磨川『・・・・』
球磨川『・・・いや、知らないね。僕にはわからない』
赤「・・・そうですか」
球磨川『・・・・』トコトコ
赤「」トコ・・・
球磨川『』トコ・・・
赤「球磨川先輩」
球磨川『なんだい、赤さん』
赤「言いそびれたので、この前はどうもありがとうございました」
球磨川『お礼を言われる筋合いはないよ。僕だって楽しんでたんだから』
赤「はい、そこで球磨川先輩に質問が」
球磨川『?なんだい?』
赤「私の部屋に大きなクマのぬいぐるみがあるのですが、私が取った記憶がなくて、誰かから貰った憶えも無いんです」
赤「知ってますか?」
球磨川『・・・・』
球磨川『・・・いや、知らないね。僕にはわからない』
赤「・・・そうですか」
114 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 05:12:52.58
球磨川『赤さん』
赤「何でしょう」
球磨川『僕も質問があってね』
赤「・・・どうぞ」
球磨川『世界で僕を好きになってくれる人はいるのだろうか』
赤「・・・どうでしょう。世界には物好きがいますからね。少なくとも」
赤「私は嫌いですが」
球磨川『・・・そうかい』
赤「それじゃあ」
球磨川『うん、また今度』
『球磨川「きっと僕も赤さんのことが」「好きだったんだよ」』
終わり
赤「何でしょう」
球磨川『僕も質問があってね』
赤「・・・どうぞ」
球磨川『世界で僕を好きになってくれる人はいるのだろうか』
赤「・・・どうでしょう。世界には物好きがいますからね。少なくとも」
赤「私は嫌いですが」
球磨川『・・・そうかい』
赤「それじゃあ」
球磨川『うん、また今度』
『球磨川「きっと僕も赤さんのことが」「好きだったんだよ」』
終わり
115 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 05:15:05.13
お疲れ様でした!
116 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 05:15:30.87
どうも、こんな感じで終わりました。
エロはなしです。機会があれば(ここにヒントが)。
元ネタありのSS書くのは初めてで赤さんが途中キャラ崩壊してる様な気がしますが気にしない。
それではまた別のSSでお会いしましょう。
エロはなしです。機会があれば(ここにヒントが)。
元ネタありのSS書くのは初めてで赤さんが途中キャラ崩壊してる様な気がしますが気にしない。
それではまた別のSSでお会いしましょう。
117 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 05:15:38.77
乙!
118 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/22(日) 05:17:01.36
乙
来週というか今週のジャンプが楽しみだ
来週というか今週のジャンプが楽しみだ
掲載元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1327159436/l50
Entry ⇒ 2015.01.18 | Category ⇒ めだかボックス | Comments (0)
安心院「じゃあこれからは普通に人吉君と恋愛するよ」めだか「は?」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 21:20:18.31 ID:t2y0MjK60
安心院「完全にボクの負けだ……クラスメイトとして、フツーの女子として、大人しくするとしよう……」
めだか「………」
安心院「なんだか憑き物が落ちた気分だよ……いや、実際に『大嘘憑き』も落ちたことだしね」
善吉「ええ……貴方はもう普通なんです。安心院さん……。 普通に幸せになって、いいんですよ」
安心院「人吉くん………」
安心院「……そうだ」
安心院「フツーの女子、というなら……」
安心院「フツーに恋愛することも許されるのかい? こんなボクでも」
善吉「そりゃそうですよ! 安心院さんなら、きっと幸せな恋愛を……」
安心院「じゃ、じゃあ人吉君………」
善吉「はい?」
安心院「その……非常に恥ずかしいんだが…………」
安心院「ボクと付き合ってくれないか……?////」
善吉「へっ?////」
めだか「は?」
めだか「………」
安心院「なんだか憑き物が落ちた気分だよ……いや、実際に『大嘘憑き』も落ちたことだしね」
善吉「ええ……貴方はもう普通なんです。安心院さん……。 普通に幸せになって、いいんですよ」
安心院「人吉くん………」
安心院「……そうだ」
安心院「フツーの女子、というなら……」
安心院「フツーに恋愛することも許されるのかい? こんなボクでも」
善吉「そりゃそうですよ! 安心院さんなら、きっと幸せな恋愛を……」
安心院「じゃ、じゃあ人吉君………」
善吉「はい?」
安心院「その……非常に恥ずかしいんだが…………」
安心院「ボクと付き合ってくれないか……?////」
善吉「へっ?////」
めだか「は?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 21:44:52.60 ID:t2y0MjK60
安心院「その……ボクってラスボス的な存在だったから……あんまり意識しないようにしてたけど」
安心院「結構前から……好きだったんだ……人吉くんのこと」
めだか「ッ!! お」
善吉「でっ、でも、安心院さん! 俺、その、まだ安心院さんのこと良く知らないですし……」
めだか(善吉ちゃん……流石私の善吉……)
善吉「だから、その、……」
安心院「じゃあ、トモダチになってくれないかな」
善吉「何言ってんですか」
善吉「俺達、とっくに友達じゃないですか」ニカッ
安心院「っ」キュン
安心院「人吉君……」
安心院「じゃ、じゃあ善吉ちゃんって呼んでもいいかな?」
善吉「ええ、もちろん!……ちょっと恥ずかしいですけど」
安心院「うん、じゃあ善吉ちゃん、まずは友達から始めよう」
めだか「ん?」
安心院「結構前から……好きだったんだ……人吉くんのこと」
めだか「ッ!! お」
善吉「でっ、でも、安心院さん! 俺、その、まだ安心院さんのこと良く知らないですし……」
めだか(善吉ちゃん……流石私の善吉……)
善吉「だから、その、……」
安心院「じゃあ、トモダチになってくれないかな」
善吉「何言ってんですか」
善吉「俺達、とっくに友達じゃないですか」ニカッ
安心院「っ」キュン
安心院「人吉君……」
安心院「じゃ、じゃあ善吉ちゃんって呼んでもいいかな?」
善吉「ええ、もちろん!……ちょっと恥ずかしいですけど」
安心院「うん、じゃあ善吉ちゃん、まずは友達から始めよう」
めだか「ん?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 21:49:38.16 ID:t2y0MjK60
安心院「だから……ボクのことも……」
安心院「なじみ、って、呼んでいいよ? 善吉ちゃんなら」
善吉「っ」キュン
善吉(何だ……なんか一瞬ドキッとしちまったぞ……)
めだか「あ、あの、あの、善」
善吉「な……なじみ………さん」
安心院「トモダチにさん付けはないだろう?」クス
善吉「な、なじみ」
安心院「う、うん……」カァァァ
善吉「……」カァァァ
めだか「善吉!!!帰るぞ!!!」グイ
善吉「うえ!? めだかちゃん……!?」
めだか「まだまだ生徒会の仕事は山ほど残っているんだ!!早く帰るぞ!!」グイ
善吉「な、何だ急にー!? ぐえぇ!首が絞まる!!」
安心院「善吉ちゃん!」
安心院「なじみ、って、呼んでいいよ? 善吉ちゃんなら」
善吉「っ」キュン
善吉(何だ……なんか一瞬ドキッとしちまったぞ……)
めだか「あ、あの、あの、善」
善吉「な……なじみ………さん」
安心院「トモダチにさん付けはないだろう?」クス
善吉「な、なじみ」
安心院「う、うん……」カァァァ
善吉「……」カァァァ
めだか「善吉!!!帰るぞ!!!」グイ
善吉「うえ!? めだかちゃん……!?」
めだか「まだまだ生徒会の仕事は山ほど残っているんだ!!早く帰るぞ!!」グイ
善吉「な、何だ急にー!? ぐえぇ!首が絞まる!!」
安心院「善吉ちゃん!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 21:55:21.57 ID:t2y0MjK60
めだか「ほら! 早く!」グイグイ
善吉「ぐえぇ! じゃ、じゃあ俺はちょっと生徒会行って来るから!」
安心院「あ、うん……善吉ちゃん!」
善吉「うん?」
安心院「……また、ね?」ニコッ
善吉「っ」キュン
善吉「ま、またなっ」
めだか「急ぐぞ!! 黒神ファントム!!」ビュンッ
善吉「待って!!? 俺は生身の体だだだあぐええええぇええ!!!?」 ズルズル…
安心院「……善吉ちゃん……」
安心院「………」
安心院「………」
球磨川「ねぇねぇ!!僕もなじみって呼んでい」
安心院「却下」
熊川「………」
善吉「ぐえぇ! じゃ、じゃあ俺はちょっと生徒会行って来るから!」
安心院「あ、うん……善吉ちゃん!」
善吉「うん?」
安心院「……また、ね?」ニコッ
善吉「っ」キュン
善吉「ま、またなっ」
めだか「急ぐぞ!! 黒神ファントム!!」ビュンッ
善吉「待って!!? 俺は生身の体だだだあぐええええぇええ!!!?」 ズルズル…
安心院「……善吉ちゃん……」
安心院「………」
安心院「………」
球磨川「ねぇねぇ!!僕もなじみって呼んでい」
安心院「却下」
熊川「………」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 22:15:03.67 ID:t2y0MjK60
善吉は自宅から通っている。
───
善吉ママ「善吉くん! ちゃんとお弁当持ったー?」
善吉「ああ! んじゃあ行ってきます!」
ガチャ
善吉「え……?」
安心院「お、おはよう……」
善吉「おはよう……」
安心院「………」
善吉「………」
安心院「じゃ、じゃあ学校行こうか」
善吉「待て」ガシッ
安心院「い、いいじゃないか友達なんだから! 君は友達と学校に登校したことも無いのか!」
善吉「朝待ち伏せされたことはねぇよ!!」
───
善吉ママ「善吉くん! ちゃんとお弁当持ったー?」
善吉「ああ! んじゃあ行ってきます!」
ガチャ
善吉「え……?」
安心院「お、おはよう……」
善吉「おはよう……」
安心院「………」
善吉「………」
安心院「じゃ、じゃあ学校行こうか」
善吉「待て」ガシッ
安心院「い、いいじゃないか友達なんだから! 君は友達と学校に登校したことも無いのか!」
善吉「朝待ち伏せされたことはねぇよ!!」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 22:22:18.95 ID:t2y0MjK60
善吉「ま、まあ嫌じゃねぇけど……」
安心院「えっ?」
善吉「ほ、ほら早く行こうぜ。遅刻する」
安心院「う、うん……」
トコトコ
めだか[電柱] 「………」
球磨川[電柱] 「何だか面白いことになってき」
ドガッ
球磨川?「……」ピクピク
めだか[電柱] 「付き合いは私の方が長いんだ……ずっと、ずっと善吉の傍にいたのは私だし……」
安心院「ふふっ、こんなこと、初めての経験だよ 何だか新鮮だな」
善吉「そうなのか? まあ、そんなに喜んでもらえるなら、これから一緒に登校するか?」
安心院「っ うんっ!」パァ
めだか[電柱] 「………」
安心院「えっ?」
善吉「ほ、ほら早く行こうぜ。遅刻する」
安心院「う、うん……」
トコトコ
めだか[電柱] 「………」
球磨川[電柱] 「何だか面白いことになってき」
ドガッ
球磨川?「……」ピクピク
めだか[電柱] 「付き合いは私の方が長いんだ……ずっと、ずっと善吉の傍にいたのは私だし……」
安心院「ふふっ、こんなこと、初めての経験だよ 何だか新鮮だな」
善吉「そうなのか? まあ、そんなに喜んでもらえるなら、これから一緒に登校するか?」
安心院「っ うんっ!」パァ
めだか[電柱] 「………」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 22:35:28.80 ID:t2y0MjK60
───
教室
ガラララッ
善吉「おはよーっす」
半袖「お~、おはよ~……ってアレ?」モグモグ
安心院「……」
半袖「……」ジー
善吉「ああ、不知火、今日はなじみと一緒に」
半袖「なじみ……?」モグモグ
善吉「え? ああ、なじみとは昨日友達になって……」
安心院「不知火君、ボクも晴れて善吉ちゃんの友達だ。改めてよろしく頼むよ」
半袖「………よろしく」モグモグ
人吉「? どうした?」
半袖「べっつにぃー」モグモグ
半袖「ただ、つまみぐいは嫌いダナーってだけぇー」モグモグ
善吉「……?」
教室
ガラララッ
善吉「おはよーっす」
半袖「お~、おはよ~……ってアレ?」モグモグ
安心院「……」
半袖「……」ジー
善吉「ああ、不知火、今日はなじみと一緒に」
半袖「なじみ……?」モグモグ
善吉「え? ああ、なじみとは昨日友達になって……」
安心院「不知火君、ボクも晴れて善吉ちゃんの友達だ。改めてよろしく頼むよ」
半袖「………よろしく」モグモグ
人吉「? どうした?」
半袖「べっつにぃー」モグモグ
半袖「ただ、つまみぐいは嫌いダナーってだけぇー」モグモグ
善吉「……?」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 22:41:07.28 ID:t2y0MjK60
ガララララッ
めだか「善吉」
善吉「ん? おお、めだかちゃん、おはy」
めだか「即、生徒会室に集合だ 2秒でな」
ガラララッ ピシャッ
善吉「え?」
半袖「1秒経過」
善吉「無理だろおおおおぉぉぉォォ!! ってかなんか冷たくねぇか!!?」
安心院「大丈夫だよ 善吉ちゃん、私に任せて」ガシッ
善吉「えっ……?」
めだか「………」
善吉「え、めだかちゃ……!? ん!? ここは生徒会室!?」
安心院「『死延足』を使ったんだよ 所謂瞬間移動という奴だね」
善吉「サ、サンキュー、なじみ」
めだか「………」
めだか「善吉」
善吉「ん? おお、めだかちゃん、おはy」
めだか「即、生徒会室に集合だ 2秒でな」
ガラララッ ピシャッ
善吉「え?」
半袖「1秒経過」
善吉「無理だろおおおおぉぉぉォォ!! ってかなんか冷たくねぇか!!?」
安心院「大丈夫だよ 善吉ちゃん、私に任せて」ガシッ
善吉「えっ……?」
めだか「………」
善吉「え、めだかちゃ……!? ん!? ここは生徒会室!?」
安心院「『死延足』を使ったんだよ 所謂瞬間移動という奴だね」
善吉「サ、サンキュー、なじみ」
めだか「………」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 22:56:27.95 ID:t2y0MjK60
めだか「安心院なじみ女子。余計な真似はやめてもらおうか」 凛ッ
安心院「おいおい。善吉ちゃんはノーマルもノーマルなんだぜ、2秒なんて」
めだか「ッ……善吉は庶務だ。 そして私は生徒会長だ。 だから善吉を少々鍛えようと……」
善吉「鍛えるも何も無理難題だろ!?」
安心院「ほら、善吉ちゃんも困ってるじゃないか」
めだか「っ……あ、安心院女子。 人吉庶務を……その、馴れ馴れしく善吉ちゃんと呼ぶのはいかがなものか」
めだか「まだ知り合って日も浅いであろう? 幼馴染で昔から常に共にいる心身共同体とも言える私とは違って。」
安心院「……だが、善吉ちゃんは善吉ちゃんを善吉ちゃんと呼ぶことを許可してくれたぞ?善吉ちゃんは」
めだか「ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 」(改神)
善吉「改神モード!!? ちょっと落ち着いてよめだかちゃん!!?」
めだか「だって……だってだな……!」
善吉「なじみちゃんはもう敵じゃないんだ……友達だろう……? めだかちゃんが改心させたんじゃないか!」
めだか「うぅ………」
安心院「そうだぞめだかちゃん。 君のおかげでボクは……愛に目覚めたんだ」
めだか「ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 」(改神)
安心院「おいおい。善吉ちゃんはノーマルもノーマルなんだぜ、2秒なんて」
めだか「ッ……善吉は庶務だ。 そして私は生徒会長だ。 だから善吉を少々鍛えようと……」
善吉「鍛えるも何も無理難題だろ!?」
安心院「ほら、善吉ちゃんも困ってるじゃないか」
めだか「っ……あ、安心院女子。 人吉庶務を……その、馴れ馴れしく善吉ちゃんと呼ぶのはいかがなものか」
めだか「まだ知り合って日も浅いであろう? 幼馴染で昔から常に共にいる心身共同体とも言える私とは違って。」
安心院「……だが、善吉ちゃんは善吉ちゃんを善吉ちゃんと呼ぶことを許可してくれたぞ?善吉ちゃんは」
めだか「ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 」(改神)
善吉「改神モード!!? ちょっと落ち着いてよめだかちゃん!!?」
めだか「だって……だってだな……!」
善吉「なじみちゃんはもう敵じゃないんだ……友達だろう……? めだかちゃんが改心させたんじゃないか!」
めだか「うぅ………」
安心院「そうだぞめだかちゃん。 君のおかげでボクは……愛に目覚めたんだ」
めだか「ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 」(改神)
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:08:10.81 ID:t2y0MjK60
善吉「だからぁぁぁ!! 何だか今日のめだかちゃん、変だぞ? どうしたんだよ?」
めだか「うぅぅ……善吉ぃ……」
善吉「めだかちゃん、困ったことがあったなら俺に相談してくれよ そりゃ、めだかちゃんの手に余る物が俺にどうにか出来るとは思わないけど」
安心院「ボクだって力になるさ 善吉ちゃんの友達の為ならね」
めだか「………」
めだか「友達じゃない」
善吉「え」
めだか「善吉は……友達じゃない」
善吉「ガーン」
めだか「善吉は……友達を超えた……そうだ!幼馴染だ! 他ならぬ、大事な幼馴染なんだ!」
善吉「めだかちゃん……」キュン
めだか「ははは、残念だなぁ、善吉も私しか幼馴染がいないとは何とも可哀相だが、まあそれが現実だし、仕方あるまい。私だけが……」
安心院「なんだ、そういうことか」
めだか「む?」
安心院「ようやく合点がいったよ」
めだか「うぅぅ……善吉ぃ……」
善吉「めだかちゃん、困ったことがあったなら俺に相談してくれよ そりゃ、めだかちゃんの手に余る物が俺にどうにか出来るとは思わないけど」
安心院「ボクだって力になるさ 善吉ちゃんの友達の為ならね」
めだか「………」
めだか「友達じゃない」
善吉「え」
めだか「善吉は……友達じゃない」
善吉「ガーン」
めだか「善吉は……友達を超えた……そうだ!幼馴染だ! 他ならぬ、大事な幼馴染なんだ!」
善吉「めだかちゃん……」キュン
めだか「ははは、残念だなぁ、善吉も私しか幼馴染がいないとは何とも可哀相だが、まあそれが現実だし、仕方あるまい。私だけが……」
安心院「なんだ、そういうことか」
めだか「む?」
安心院「ようやく合点がいったよ」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:08:42.09 ID:t2y0MjK60
善吉「どういうことだ?」
安心院「めだかちゃん、キミは善吉の幼馴染が一人しかいない、ということに悩んでいたんだね。それで善吉ちゃんが寂しいんじゃないかと」
めだか「う、うむ」
善吉「え? 俺は別にそれで寂しいワケでは……」
安心院「それなら安心してくれたまえ。 ボクには『若手の甲』<ニューカマー>というスキルがあるんだ」
善吉「え?」
めだか「む?」
安心院「はっ」
キィィィ……ン
安心院「……」シュルルル…
善吉「!? なじみが!?」
安心院「やぁ、急に世界が大きくなった気分だよ」
善吉「な、なじみが小学生ぐらいの年齢に!!?」
安心院「『幼安心院』<オサナナジミ>。 ま、シャレだよシャレ。」
善吉「なんと……」
安心院「めだかちゃん、キミは善吉の幼馴染が一人しかいない、ということに悩んでいたんだね。それで善吉ちゃんが寂しいんじゃないかと」
めだか「う、うむ」
善吉「え? 俺は別にそれで寂しいワケでは……」
安心院「それなら安心してくれたまえ。 ボクには『若手の甲』<ニューカマー>というスキルがあるんだ」
善吉「え?」
めだか「む?」
安心院「はっ」
キィィィ……ン
安心院「……」シュルルル…
善吉「!? なじみが!?」
安心院「やぁ、急に世界が大きくなった気分だよ」
善吉「な、なじみが小学生ぐらいの年齢に!!?」
安心院「『幼安心院』<オサナナジミ>。 ま、シャレだよシャレ。」
善吉「なんと……」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:11:47.59 ID:t2y0MjK60
安心院「おいおい、体を張った渾身のギャグにもっとリアクションしてくれていいんじゃないかい?」
善吉「いや、なんかびっくりしすぎて……」
安心院「ふふっ」
善吉「しかし、何だな……こう……」
ソッ
安心院「へ……?」
善吉「凄く……こう……」
ナデ…
安心院「え、え?」
善吉「ナデナデしたくなるな……」ナデナデナデ
安心院「え、ちょ、善吉、ちゃん……」
善吉「………」ナデナデナデナデ
安心院「ぁ、ふあ、ぜん、……」ビクッ ピク
めだか「善吉ィィィィィィ!!!」 ドゴァッ
善吉「ごはぁぁぁ!!?」ドゴシャァ
善吉「いや、なんかびっくりしすぎて……」
安心院「ふふっ」
善吉「しかし、何だな……こう……」
ソッ
安心院「へ……?」
善吉「凄く……こう……」
ナデ…
安心院「え、え?」
善吉「ナデナデしたくなるな……」ナデナデナデ
安心院「え、ちょ、善吉、ちゃん……」
善吉「………」ナデナデナデナデ
安心院「ぁ、ふあ、ぜん、……」ビクッ ピク
めだか「善吉ィィィィィィ!!!」 ドゴァッ
善吉「ごはぁぁぁ!!?」ドゴシャァ
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:34:47.60 ID:t2y0MjK60
安心院「善吉ちゃん! 大丈夫かい!?」
めだか「ええい近寄るな!! 善吉を傷つけるのも治療するのも私がする!」
善吉「なんか今日のめだかちゃんおかしい!!?」
球磨川「お困りの様じゃないか」
善吉「!? 球磨川!?」
めだか「球磨川……なぜここに?」
安心院「空気を読まないのは昔から変わらないねぇ」
球磨川「酷い言われようだが、ボクは一応副会長なんだぜ? ここにいるのは当然だろう」
球磨川「それに、一応トモダチの善吉ちゃんが気になってね」
善吉「は?」
球磨川「やれやれ……散々主人公がどーたら言っておいて、まさか善吉ちゃんがハーレム系の主人公気質だったとはね」ヤレヤレ
善吉「??」
球磨川「ま、僕の野望の為にも、ここはひとつ善吉ちゃんを助けてあげようかなと思ってね」
善吉「助ける?」
球磨川「ま、任せなよ 要は、対象が君から逸れればいいんだ」
めだか「ええい近寄るな!! 善吉を傷つけるのも治療するのも私がする!」
善吉「なんか今日のめだかちゃんおかしい!!?」
球磨川「お困りの様じゃないか」
善吉「!? 球磨川!?」
めだか「球磨川……なぜここに?」
安心院「空気を読まないのは昔から変わらないねぇ」
球磨川「酷い言われようだが、ボクは一応副会長なんだぜ? ここにいるのは当然だろう」
球磨川「それに、一応トモダチの善吉ちゃんが気になってね」
善吉「は?」
球磨川「やれやれ……散々主人公がどーたら言っておいて、まさか善吉ちゃんがハーレム系の主人公気質だったとはね」ヤレヤレ
善吉「??」
球磨川「ま、僕の野望の為にも、ここはひとつ善吉ちゃんを助けてあげようかなと思ってね」
善吉「助ける?」
球磨川「ま、任せなよ 要は、対象が君から逸れればいいんだ」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:35:24.80 ID:t2y0MjK60
球磨川「あー、めだかちゃん、安心院さん」
めだか「む?」
安心院「ん?」
球磨川『僕に惚れても、いいんだぜ?』
めだか「無いな」
安心院(幼)「おにいちゃんキッモーい」
球磨川「………」
めだか「む?」
安心院「ん?」
球磨川『僕に惚れても、いいんだぜ?』
めだか「無いな」
安心院(幼)「おにいちゃんキッモーい」
球磨川「………」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:36:01.61 ID:t2y0MjK60
球磨川「……」ポロ…
球磨川「………」ポロ…ポロ…
球磨川「……………」ボロ…ボロ…
球磨川「この後の、善吉ちゃんと安心院さんとめだかちゃんの痴話喧嘩も」
球磨川「江迎ちゃんが善吉ちゃんを拉致しようとして安心院さんが助けに行く修羅場も」
球磨川「暴走しためだかちゃんが善吉ちゃんを色仕掛けで誘惑しようとしてくじらちゃんも巻き込んだ水着コンテストに発展する話も」
球磨川「体育祭で安心院さんが善吉ちゃんに肩車されながら騎馬戦する話も」
球磨川「バレンタインで安心院さんがスキル無しでチョコ作るけど失敗して渡せなくて善吉ちゃんが笑顔で慰めてチョコ頬張る話も」
球磨川「瞳ちゃん(善吉ママ)に誰が気に入られるかの熾烈な女の争いの話も」
球磨川「どっちもチューはしたことあるけど初ディープキスはどっちが奪うかでめだかちゃんと安心院さんが競争する話も」
球磨川「一度は恋を諦めようとした怒江ちゃんがめだかちゃんの説得でやっぱり善吉ちゃんが好き!ってなる話も」
球磨川「安心院さん(幼)が善吉ちゃんと遊園地に行って帰りの電車で膝に乗せてもらう話も」
球磨川「自分なんか善吉ちゃんにふさわしくないと姿をくらました安心院ちゃんを見つけ出した善吉ちゃんがそっとハグする話も」
球磨川『全部無かったことにした!!!!』
球磨川「………」ポロ…ポロ…
球磨川「……………」ボロ…ボロ…
球磨川「この後の、善吉ちゃんと安心院さんとめだかちゃんの痴話喧嘩も」
球磨川「江迎ちゃんが善吉ちゃんを拉致しようとして安心院さんが助けに行く修羅場も」
球磨川「暴走しためだかちゃんが善吉ちゃんを色仕掛けで誘惑しようとしてくじらちゃんも巻き込んだ水着コンテストに発展する話も」
球磨川「体育祭で安心院さんが善吉ちゃんに肩車されながら騎馬戦する話も」
球磨川「バレンタインで安心院さんがスキル無しでチョコ作るけど失敗して渡せなくて善吉ちゃんが笑顔で慰めてチョコ頬張る話も」
球磨川「瞳ちゃん(善吉ママ)に誰が気に入られるかの熾烈な女の争いの話も」
球磨川「どっちもチューはしたことあるけど初ディープキスはどっちが奪うかでめだかちゃんと安心院さんが競争する話も」
球磨川「一度は恋を諦めようとした怒江ちゃんがめだかちゃんの説得でやっぱり善吉ちゃんが好き!ってなる話も」
球磨川「安心院さん(幼)が善吉ちゃんと遊園地に行って帰りの電車で膝に乗せてもらう話も」
球磨川「自分なんか善吉ちゃんにふさわしくないと姿をくらました安心院ちゃんを見つけ出した善吉ちゃんがそっとハグする話も」
球磨川『全部無かったことにした!!!!』
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:36:34.14 ID:t2y0MjK60
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:37:08.43 ID:t2y0MjK60
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:37:42.56 ID:t2y0MjK60
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:45:26.82 ID:t2y0MjK60
球磨川「ははは………終わった、全部終わったよ……」
財部「あ、球磨川先輩」
球磨川「ん? どうしたんだい財部ちゃん」
財部「その………こ、今度友達と映画見に行く予定だったんですけど、その友達が急に行けなくなったって……」モジモジ
球磨川「……」
財部「だ、だから……その、しょうがないから、一人ぼっちで寂しそうな先輩を誘ってあげますよ」
球磨川「………」
財部「ま、待ち合わせ、遅れたら殺しますから!」 タタタ…
球磨川「………」
球磨川「………」
球磨川『ま、最後は勘弁してやるよ』フッ
安心院「善吉ちゃん、おかえりなさい……ご飯にする?」
完
財部「あ、球磨川先輩」
球磨川「ん? どうしたんだい財部ちゃん」
財部「その………こ、今度友達と映画見に行く予定だったんですけど、その友達が急に行けなくなったって……」モジモジ
球磨川「……」
財部「だ、だから……その、しょうがないから、一人ぼっちで寂しそうな先輩を誘ってあげますよ」
球磨川「………」
財部「ま、待ち合わせ、遅れたら殺しますから!」 タタタ…
球磨川「………」
球磨川「………」
球磨川『ま、最後は勘弁してやるよ』フッ
安心院「善吉ちゃん、おかえりなさい……ご飯にする?」
完
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:46:37.41 ID:FhtJw96T0
えっ
えっ
えっ
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/26(火) 23:49:33.49 ID:2N57EOpG0
さあ、第二部の開始だ、なかったことをなかったことにしてくれ
掲載元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340713218/
Entry ⇒ 2015.01.10 | Category ⇒ めだかボックス | Comments (1)
安心院「童貞と処女は僕と人吉くんだけだせ?」善吉「えっ」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 21:23:02.66 ID:Awo5J6Yl0
っていうスレタイでお願いします。
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 21:26:43.71 ID:Nl7ZfVB80
善吉「え?」
安心院「だからこの漫画で未経験なのは僕と人吉君だけだぜ?」
善吉「未経験って何をだ?」
安心院「セックスに決まってるだろ」
善吉「えっ」
安心院「だから童貞と処女どうし、よかったら僕と君でエッチでもしないかい?初めてどうしでちょうどいいだろ」
安心院「だからこの漫画で未経験なのは僕と人吉君だけだぜ?」
善吉「未経験って何をだ?」
安心院「セックスに決まってるだろ」
善吉「えっ」
安心院「だから童貞と処女どうし、よかったら僕と君でエッチでもしないかい?初めてどうしでちょうどいいだろ」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 21:29:37.09 ID:Nl7ZfVB80
安心院「球磨川くんもめだかちゃんも阿久根くんも喜界島さんもみんなもう経験済みなんだぜ?君も少し焦ったりはした方がいいと思うけど」
善吉「はああああぁぁぁ!?」
善吉「ちょっ、待て、安心院なじみ!めだかちゃんも経験済みってどういうことだ!?」
安心院「あれ、知らなかったのかい?めだかちゃんはすでに非処女だぜ」
善吉「」
善吉「はああああぁぁぁ!?」
善吉「ちょっ、待て、安心院なじみ!めだかちゃんも経験済みってどういうことだ!?」
安心院「あれ、知らなかったのかい?めだかちゃんはすでに非処女だぜ」
善吉「」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 21:32:21.94 ID:Nl7ZfVB80
善吉「う、嘘だ!俺は信じない!!めだかちゃんが非処女だと……!?」
安心院「おやおや、その取り乱しよう…人吉くんが処女厨だったとは。残念ながらめだかちゃんは非処女であり世間で言うところのヤリマンだぜ」
善吉「俺は処女厨なんかじゃねぇ!それにめだかちゃんが非処女でヤリマンだと…!?俺を騙そうとしたってそうはいかねぇぞ!!」
安心院「やれやれ…僕が嘘をつく必要性がどこにあるんだい」
安心院「だったらめだかちゃんの初体験の相手に聞いてみたらどうかな」
安心院「おやおや、その取り乱しよう…人吉くんが処女厨だったとは。残念ながらめだかちゃんは非処女であり世間で言うところのヤリマンだぜ」
善吉「俺は処女厨なんかじゃねぇ!それにめだかちゃんが非処女でヤリマンだと…!?俺を騙そうとしたってそうはいかねぇぞ!!」
安心院「やれやれ…僕が嘘をつく必要性がどこにあるんだい」
安心院「だったらめだかちゃんの初体験の相手に聞いてみたらどうかな」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 21:35:41.86 ID:Nl7ZfVB80
善吉「めだかちゃんの初体験の相手…? 誰だよそれは」
安心院「君もよく知っている相手さ」
善吉「もったいぶらないで早く言え」
安心院「球磨川くんだよ」
善吉「」
安心院「君もよく知っている相手さ」
善吉「もったいぶらないで早く言え」
安心院「球磨川くんだよ」
善吉「」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 21:40:12.78 ID:Nl7ZfVB80
善吉「球磨川がめだかちゃんの初体験の相手…?ははっ、誰がそんな嘘信じるかよ!!」
安心院「そんなに言うんだったら僕のスキルでその時の映像を見せてあげるよ」
善吉「えっ」
~~~~~~~
球磨川『頼むよ、めだかちゃん。エッチさせてくれたら今度 こそ改心するからさ』
めだか「だがしかし…私はまだそういう事をしたことがないからな…」
球磨川『めだかちゃん処女なんだ。だったらちゃんと優しくするからさ』
めだか「むぅ……」
安心院「そんなに言うんだったら僕のスキルでその時の映像を見せてあげるよ」
善吉「えっ」
~~~~~~~
球磨川『頼むよ、めだかちゃん。エッチさせてくれたら今度 こそ改心するからさ』
めだか「だがしかし…私はまだそういう事をしたことがないからな…」
球磨川『めだかちゃん処女なんだ。だったらちゃんと優しくするからさ』
めだか「むぅ……」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 21:45:51.83 ID:Nl7ZfVB80
球磨川『お願いだよ、エッチさせてくれたらちゃんと改心するからさ』
めだか「……その言葉、本当だな?』
球磨川『じゃあエッチしてくれるんだね?』
めだか「……これ一回きりだぞ」
球磨川『分かってるよ。じゃあそこのホテル行こうか』
~~~~~~~
善吉「な、な、な、な………!!!!」
安心院「な?言った通りだったろ」
めだか「……その言葉、本当だな?』
球磨川『じゃあエッチしてくれるんだね?』
めだか「……これ一回きりだぞ」
球磨川『分かってるよ。じゃあそこのホテル行こうか』
~~~~~~~
善吉「な、な、な、な………!!!!」
安心院「な?言った通りだったろ」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 21:52:53.07 ID:Nl7ZfVB80
善吉「そんな…めだかちゃんが……嘘だ……」
安心院「ちなみにしてる最中の映像もあるぜ」
めだか「んっ…!あっ!!あっ、あっ、ああああ~~~!!!」
球磨川『めだかちゃんの中、すごい気持ちいいよ』パンパンッ
善吉「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
安心院「ちなみにしてる最中の映像もあるぜ」
めだか「んっ…!あっ!!あっ、あっ、ああああ~~~!!!」
球磨川『めだかちゃんの中、すごい気持ちいいよ』パンパンッ
善吉「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 21:58:31.54 ID:Nl7ZfVB80
善吉「めだかちゃんが非処女…しかも初体験の相手は球磨川……」
安心院「俺らの同期の初体験はだいたいめだかちゃんだからな(善吉の声真似)」
善吉「……は?」
安心院「君がこの台詞を言わないのは何故だろうと思ってたけど知らなかったのならしょうがないか」
善吉「なんだよそれ…どういう事だよ……」
安心院「俺らの同期の初体験はだいたいめだかちゃんだからな(善吉の声真似)」
善吉「……は?」
安心院「君がこの台詞を言わないのは何故だろうと思ってたけど知らなかったのならしょうがないか」
善吉「なんだよそれ…どういう事だよ……」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 22:04:51.02 ID:Nl7ZfVB80
安心院「この一件以来めだかちゃんは『頼めばヤらせてくれる女』として有名になってねぇ」
安心院「君の同期の初体験はほとんどめだかちゃんのはずだぜ。初キスもめだかちゃん、初体験もめだかちゃんとは羨ましい」
善吉「嘘…だろ……!?俺はそんなの知らない……」
安心院「どうやらみんな君に気を遣って君にだけはバレないようにしてたみたいだねぇ」
善吉「うわあぁぁぁ!!!!」
安心院「君の同期の初体験はほとんどめだかちゃんのはずだぜ。初キスもめだかちゃん、初体験もめだかちゃんとは羨ましい」
善吉「嘘…だろ……!?俺はそんなの知らない……」
安心院「どうやらみんな君に気を遣って君にだけはバレないようにしてたみたいだねぇ」
善吉「うわあぁぁぁ!!!!」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 22:10:25.98 ID:Nl7ZfVB80
球磨川『どうしたんだい、善吉ちゃん。大声なんか出しちゃって』
善吉「球磨川ァァァァァ!!!!てめぇだけは許さねえぇぇぇ!!!!!」
球磨川『ちょ、ちょっと待ってよ、いきなりなんだよ』
安心院「落ち着きなよ人吉くん。スキル発動っ」
善吉「ぐっ…!!体が動かねぇ……!!!」
善吉「球磨川ァァァァァ!!!!てめぇだけは許さねえぇぇぇ!!!!!」
球磨川『ちょ、ちょっと待ってよ、いきなりなんだよ』
安心院「落ち着きなよ人吉くん。スキル発動っ」
善吉「ぐっ…!!体が動かねぇ……!!!」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 22:27:26.60 ID:Nl7ZfVB80
安心院「球磨川くんは今のうちに帰った方がいいね。ほら早く」
球磨川『なんだか訳が分からないけどそうするよ、じゃあね善吉ちゃん』
善吉「待てコラァァァァァァァ!!!!!」
安心院「まったく…幼なじみの処女が奪われたくらいで何を騒いでるんだい」
善吉「くそっ!!安心院なじみ!!俺を離せよ!!スキルを解け!!」
安心院「あーあ、これだから童貞は。余裕のなさ丸出しだよ」
善吉「なっ……!!」
球磨川『なんだか訳が分からないけどそうするよ、じゃあね善吉ちゃん』
善吉「待てコラァァァァァァァ!!!!!」
安心院「まったく…幼なじみの処女が奪われたくらいで何を騒いでるんだい」
善吉「くそっ!!安心院なじみ!!俺を離せよ!!スキルを解け!!」
安心院「あーあ、これだから童貞は。余裕のなさ丸出しだよ」
善吉「なっ……!!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 22:32:28.23 ID:Nl7ZfVB80
安心院「一応言っておくけど」
安心院「黒神めだかも球磨川禊も阿久根高貴も喜界島もがなも不知火半袖も黒神くじらも黒神まぐろも鍋島猫美も雲仙冥利も江迎怒江も」
安心院「みーんな経験済みさ」
善吉「ゴフッッ!?」
安心院「ひとよしぜんきちは100のダメージをくらった!」
安心院「だから言っただろ?この漫画で処女とか童貞とかそういうダサい属性を未だに付加させてるのは」
安心院「君 と 僕 の 二 人 だ け さ 」
安心院「黒神めだかも球磨川禊も阿久根高貴も喜界島もがなも不知火半袖も黒神くじらも黒神まぐろも鍋島猫美も雲仙冥利も江迎怒江も」
安心院「みーんな経験済みさ」
善吉「ゴフッッ!?」
安心院「ひとよしぜんきちは100のダメージをくらった!」
安心院「だから言っただろ?この漫画で処女とか童貞とかそういうダサい属性を未だに付加させてるのは」
安心院「君 と 僕 の 二 人 だ け さ 」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 22:36:40.38 ID:Nl7ZfVB80
安心院「だからさ、僕とエッチしようぜ。君の幼なじみのヤリマンと違って僕は処女だし、顔も悪くないと思うし、人吉くんの事も大好きだよ?」
善吉「誰がっ…お前なんかとするか!!」
安心院「そういうなよ。だいしゅきホールドもおまんこクパァもお掃除フェラもちゃんとやってあげるぜ?」
善吉「お前…未経験ってのは嘘だな!!処女がそんなこというはずねぇだろ!! 」
安心院「新ジャンル『頭はビッチ、体は処女』」
善吉「くそおぉぉぉぉぉ!!!!大好物だァァァァァ!!!!!」
善吉「誰がっ…お前なんかとするか!!」
安心院「そういうなよ。だいしゅきホールドもおまんこクパァもお掃除フェラもちゃんとやってあげるぜ?」
善吉「お前…未経験ってのは嘘だな!!処女がそんなこというはずねぇだろ!! 」
安心院「新ジャンル『頭はビッチ、体は処女』」
善吉「くそおぉぉぉぉぉ!!!!大好物だァァァァァ!!!!!」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 22:39:49.49 ID:Nl7ZfVB80
安心院「君の好みなんか重々承知さ。君をおいて処女を卒業したクソ幼なじみや同級生、先輩のことなんて忘れて僕と一緒に快楽に溺れようぜ」
善吉「あ…あ…あぁ……」
安心院(あと一押しかな)
安心院「人吉くん…僕…初めてだから優しくしてね……?」ポッ(頬を赤らめながら上目使い)
善吉「!!??」ズギューン
安心院「女の子にここまで言わせておいて何もしないつもりかい?」
善吉「ちくしょォォォォォォ!!!!!」
善吉「あ…あ…あぁ……」
安心院(あと一押しかな)
安心院「人吉くん…僕…初めてだから優しくしてね……?」ポッ(頬を赤らめながら上目使い)
善吉「!!??」ズギューン
安心院「女の子にここまで言わせておいて何もしないつもりかい?」
善吉「ちくしょォォォォォォ!!!!!」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 22:47:51.59 ID:Nl7ZfVB80
安心院「あんっ…!んっ…んんっ…!!ダメっ、そこ、気持ちいい!!」
善吉「くっ…もうイキそうだ……!!」パンパンッ
安心院「いいよ…中に出しても……僕は妊娠しないから…人吉くんのせーえき、僕の中にいっぱいちょうらい…?」
善吉「ダメだっ!!もうイクっ!!!」パンパンッ
安心院「あっ、あっ、あっ!!いいよ、いっぱい出して……!!僕の中に人吉くんのおちんぽみるくいっぱい出して…!!んっ、んっ、んんんん~~~!!!!!」
善吉「くっ…もうイキそうだ……!!」パンパンッ
安心院「いいよ…中に出しても……僕は妊娠しないから…人吉くんのせーえき、僕の中にいっぱいちょうらい…?」
善吉「ダメだっ!!もうイクっ!!!」パンパンッ
安心院「あっ、あっ、あっ!!いいよ、いっぱい出して……!!僕の中に人吉くんのおちんぽみるくいっぱい出して…!!んっ、んっ、んんんん~~~!!!!!」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 22:57:20.63 ID:Nl7ZfVB80
安心院「……と、いうわけで人吉くんの子供を妊娠しちゃいました」
善吉「は?」
安心院「人吉くん、あんなにいっぱい僕に膣出しするんだもん……///」
善吉「え、え、え」
安心院「ほーらこの人がパパでちゅよー」お腹ポンポン
善吉「はあぁぁぁぁぁぁ!?妊娠しないってのは嘘かよ!!」
善吉「は?」
安心院「人吉くん、あんなにいっぱい僕に膣出しするんだもん……///」
善吉「え、え、え」
安心院「ほーらこの人がパパでちゅよー」お腹ポンポン
善吉「はあぁぁぁぁぁぁ!?妊娠しないってのは嘘かよ!!」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 23:02:16.09 ID:Nl7ZfVB80
球磨川『善吉ちゃん、騙されちゃったみたいだねぇ。安心院さんも人間なんだし妊娠くらいするよ。そもそも、めだかちゃんが僕とエッチなんかしてくれるわけないじゃない』
球磨川『主人公の幼なじみが他の女キャラを妊娠させるとかジャンプではご法度だよ。これでめだかボックスも打ち切りかぁ』
球磨川『安心院さんはこの漫画を終わらせたかったみたいだし、してやられたって感じだね』
善吉「え…だって映像もちゃんと……」
球磨川『偽造するスキルとか錯覚させるスキルとかたくさんあるんじゃない?』
善吉「……あ」
球磨川『主人公の幼なじみが他の女キャラを妊娠させるとかジャンプではご法度だよ。これでめだかボックスも打ち切りかぁ』
球磨川『安心院さんはこの漫画を終わらせたかったみたいだし、してやられたって感じだね』
善吉「え…だって映像もちゃんと……」
球磨川『偽造するスキルとか錯覚させるスキルとかたくさんあるんじゃない?』
善吉「……あ」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 23:07:40.21 ID:Nl7ZfVB80
めだか「善吉……お前という奴は……」ワナワナ
もがな「フケツ……」
球磨川『やれやれだせ』
半袖「あっひゃっひゃっひゃっ!!人吉くーん、ゴムはちゃんと付けないとダメだよ」
高貴「これはちょっと……」
くじら「……見損なったぜ」
瞳「真面目でいい子だと思ってたのに……!!」ウワーン
善吉「や、や、や……」
善吉「やっちまったぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
完ッッッ!!!!
もがな「フケツ……」
球磨川『やれやれだせ』
半袖「あっひゃっひゃっひゃっ!!人吉くーん、ゴムはちゃんと付けないとダメだよ」
高貴「これはちょっと……」
くじら「……見損なったぜ」
瞳「真面目でいい子だと思ってたのに……!!」ウワーン
善吉「や、や、や……」
善吉「やっちまったぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
完ッッッ!!!!
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 23:08:14.51 ID:EtSvH3n80
短かったけど面白かった
乙
乙
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 23:08:31.54 ID:JZ+YA4/AO
乙
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 23:09:14.50 ID:nVXIp5b30
乙
流石安心院さん腹黒い流石
流石安心院さん腹黒い流石
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/11(水) 23:09:36.68 ID:fWMeamZ00
中々どうして面白い……!
掲載元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1342009382/
Entry ⇒ 2014.12.20 | Category ⇒ めだかボックス | Comments (0)
| HOME |