ウォッカ「実は、お袋がナイトスクープに依頼を出したみたいで。」
今回は、コナンの世界で「探偵!ナイトスクープ」が放送されていたらという設定で書きました。
ですので、ナイトスクープを見たことがない方には分からない部分が多いと思います。
自分でもなぜこの設定にしたのか意味不明です。
また、上記「阿笠博士AVメーカーを立ち上げる」の設定も若干ではありますがストーリーに絡んで来ます。
「阿笠博士が以前『WA☆SHI☆JA☆YO』というAVメーカーを立ち上げた」ということを知っていてくれれば大丈夫です。
コナン「おじさん早くー。ナイトスクープ始まっちゃうよー。」
小五郎「わーってるよ!」
コナン「あー、またビール買ってきてる。」
小五郎「うるへー!日曜日はナイトスクープで晩酌って決まってんだ!」
(ベッドの♪まわ~りに♪)
コナン「あ!始まったよ!」
西田「『探偵!ナイトスクープ』の時間がやってまいりました。」
西田「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問を徹底的に究明する『探偵!ナイトスクープ』。私が局長の西田敏行でございます!」
松尾「秘書の松尾依里佳です。当探偵局ではテレビをご覧の皆さんからの依頼に基づき、直ちに優秀な探偵を派遣し真相の追及に当たります。」ニコニコ
西田「そして本日の顧問は!私たちに夢をくれた、力をくれた、”永遠のレッドスター”元阪神タイガース赤星憲広さんにお越しいただきました!」
赤星「よろしくお願いします!(棒読み)」
探偵たち「イヨッ!レッドスター!」パチパチ
松尾「はい。最初の方は東京都にお住いの魚塚シゲ子さん58歳主婦の方からのご依頼です。」
西田「はい。」
松尾「『西田局長、そして探偵局の皆さんこんにちは。』」
西田「こんにちは。」
松尾「『私には今年で33歳になる息子がいます。手前味噌ですが、昔から本当に手のかからない子で、優しく、とても真っ直ぐ育ったくれたと思っています。』」
西田「うんうん。手前味噌だねえ~」
松尾「フフフ」
松尾「『しかし、私には息子のことで一つだけ気になっていることがあります。』」
西田「なんでしょ。」
西田「どゆこと!?」
松尾「『何度か聞いてみたのですが、いつもはぐらかされてしまいます。』」
松尾「『優秀な探偵さん、どうか私の息子の職業を調べてください。』というご依頼です。」
西田「あれまあ~。なんだか不思議なご依頼だねえ~。」
石田靖「そうなんですよ。この魚塚シゲ子さんの息子さんは、大学を卒業してから働き始めたんですけど、どこで何の仕事をしてるか全く分からないということで。」
西田「お金は貰ってるんだよね?」
石田「稼ぎはしっかりあるんです。ご両親にも毎月なんぼかは渡していて、確実に稼いではいるんです。ただ!それがどこから支払われているか分からない。」
西田「う~ん。謎だねえ~。」
石田「と言うわけで行ってまいりました。果たして息子さんの職業は分かったんでしょうか。ご覧ください、どうぞ。」
ウォッカ「ただいま~」
母ウォッカ「おかえり!」
石田「どうも!こんばんは!朝日放送の探偵ナイトスクープから来ました、探偵の石田です。」
ウォッカ「い、石田さん!」
石田「突然お邪魔してすみません。今ね、この野々山くんに仕事を紹介しようという依頼で調査に来てまして。」
野々山「どうも~」
ウォッカ「はあ。」
野々村「とりあえずご飯食べながら話しましょう。」
石田「何で野々山くんが指揮っとんねん!」
*野々山さんとは、ナイトスクープ最多出演回数を誇る名物依頼者です。たまに他の方の依頼にも登場します。
石田「いやあ~、お母さんのご飯美味しいわあ~」
母ウォッカ「フフフ」
野々山「絶品です~」
石田「野々山くんおかわりしすぎや!」
ウォッカ「ハハハ」
石田「三郎さんはお仕事何されてはるんですか?」
ウォッカ「え!?まあ、普通に会社に勤めてます。」
石田「会社?どんな仕事をなさってるんですか?」
ウォッカ「あ、あー、いえ、普通のですね、そのー、営業など。」
母ウォッカ「へえ~」
ウォッカ「え、ええ。まあ、大学卒業してからなので10年以上経ちますね。」
石田「なるほどー。この野々山くんでも働けますか?」
ウォッカ「いやー、ちょっと厳しいかもしれないです・・・」
野々村「ダメみたいですね。」
石田「野々山くん残念やなあ~」
石田「まあでもせっかくなんでね、急なんですけど、明日職場にお邪魔して良いですか?」
ウォッカ「え!?明日ですか?」
野々山「お願いします~」
ウォッカ「うーん・・・。じゃあ明日出勤した時に会社の人に聞いてみます。」
石田「ありがとう!」
ウォッカ(こいつはマズいことになった・・・)
ウォッカ「おはようございます、兄貴。」
ジン「相変わらず早え出勤だな。」
ウォッカ「兄貴、ちょっと相談事なんですが。」
ジン「どうした、怯えたツラをして。まるでティガーに睨まれたピグレットのようだぜ。」
ウォッカ「兄貴、俺が貸した『プーさん』のDVD見たんですかい?」
ジン「ああ。あれは傑作だ。イーヨーのモノマネも出来るようになったからあとで見せてやる。」
ウォッカ「流石ですね、兄貴。気に入ってくれたみたいで嬉しいですぜ。」
ウォッカ「次は『ぼのぼの』のDVDを貸しますよ、兄貴。」
ジン「ああ。それで相談事とは何だ。」
ジン「何?取材が来たのか?」
ウォッカ「ええ。それがどうも俺の職業を探ってるみたいで・・・」
ジン「お前、ご両親に組織のことを話してねえのか。」
ウォッカ「え、ええ。まずかったですかい?」
ジン「いや、そいつは好都合だ。」
ウォッカ「・・・?」
ウォッカ「それで、俺の職場を紹介しないといけない状況になりまして。」
ジン「なるほどな。」
ジン「案ずるな。策はある。プーさんがハチミツを見つけるようにな。」
ウォッカ「助かります、兄貴。」
ジン「それで、探偵の野郎は誰だ?」
ウォッカ「石田靖探偵ですぜ。」
ジン「ククク・・・!最高の探偵を用意してくれるじゃねえか・・・!」
石田「というわけで三郎さんの職場の前にやってまいりました。このビルですね。」
石田「どうですかお母さん?」
母ウォッカ「緊張してます。」
石田「ですよね。お父さんも来てくれはって。」
父ウォッカ「へへへ。緊張しております。」
石田「そして、なんと、野々山くん急用で来れず!ということで。」
石田「それでは早速行ってみましょう。」
石田「こんにちは~」
ウォッカ「どうも。お待ちしておりやした。」
石田「ここが三郎さんの職場ですね。」
ウォッカ「そうです。」
石田「実はですね、本当の依頼は三郎さんのお母さんからで、息子の職業が知りたいと。」
ウォッカ「ああ、そういうことでしたか。(やっぱりそうか・・・)」
石田「そして、野々山くんは仕事を探しておりません!」
ウォッカ「ハハハ。」
石田「それで今日はお母さんとお父さんにも来て頂いております。」
(母ウォッカ&父ウォッカ登場)
石田「それではズバリお聞きします。三郎さんの職業はなんでしょうか?」
ウォッカ「兄貴、それで策というのは。」
ジン「WA☆SHI☆JA☆YOというAVメーカーを知ってるか?」
ウォッカ「ええ。最近急成長してるAVメーカーですよね。何度かお世話になりやした。」
ジン「あそこは組織の息がかかった会社だ。」
ウォッカ「そうなんですかい?」
ジン「ああ。『あの方』はアダルト業界にも顔が利く。」
ウォッカ「なるほど。」
ウォッカ「助かりますぜ、兄貴。初対面の人と話すのは苦手でして。」
ジン「そこに石田探偵を招き入れろ。」
ウォッカ「分かりやした。」
ジン「いいか。お前は広報部だ。色々なアイディアを出してAVを宣伝する業務に就いていると説明しろ。」
ウォッカ「何から何まで・・・。本当にありがとうございます、兄貴。」
ジン「礼はいらねえ。」
ジン「その代わり、『ぼのぼの』のDVDを早く貸せ。」
ウォッカ「私はアダルトビデオのメーカーで働いています!」
石田「ハッハッハッハ!」
母ウォッカ「!?」
父ウォッカ「ニヤニヤ」
ウォッカ「ごめん、お袋。今まで黙ってて。」
母ウォッカ(号泣)
ウォッカ「ずっと言いたかったんだけど、お袋びっくりすると思って言えなくて。」
ウォッカ「でもこの仕事好きで・・・」
母ウォッカ「そんなこといいのよ。あなたがどんな仕事であれ一生懸命働いていれば。どんな職業かなんて関係ない。」
ウォッカ「お袋・・・(号泣)」
石田(涙目)
ウォッカ「ありがとう。お袋。」
母ウォッカ「これからも頑張ってね。」
石田「ちなみに野々山くんは働けますか?」
ウォッカ「ダメです(笑)」
(デデデン!)
西田(号泣)
松尾(号泣)
赤星(涙目)
石田「というわけで三郎さんはアダルトビデオのメーカーで働いていて、お母さんが心配すると思って言えなかったと。」
西田「なるほどねえ~(号泣)」
石田「あの後ですね、お父さんがアダルトビデオを何か1本くれゆうて、お母さんと一悶着ありました。」
スタジオ「ハハハ!」
(ナア~イト♪スクウ~プ♪)
小五郎「いやあ~今の話良かったなあ~」
コナン「感動したね!」
小五郎「ああ。親子の絆ってやつだ。」
コナン「おじさんに依頼頼まないで西田探偵局に頼んだ方が事件解決するんじゃない?」
小五郎「だあーってろ!」
ジン「『ぼのぼの』のDVDだ。」
ウォッカ「見終わったんですね、兄貴。」
ジン「ああ。俺には多少刺激が強いが、メッセージ性があるのが良い。」
ウォッカ「どのキャラクターがお気に入りですかい?」
ジン「シマリスくんだ。」
ウォッカ「いい趣味してますね。流石ですぜ、兄貴。」
ウォッカ「次は『おさるのジョージ』貸しましょうか?」
ジン「ああ。」
ジン(まさかお前の方から出向いて来てくれるとはな・・・)
ジン(歓迎するぜ・・・ジョージ・・・)
西田「はい!それでは次のご依頼にまいりましょう。」
松尾「はい。続いての方は東京都にお住いの円谷光彦くん7歳からのご依頼です。」
松尾「『西田探偵局の皆さんこんにちは。』」
西田「こんにちは。」
松尾「『僕は帝丹小学校1年生の円谷光彦と言います。僕には夢があります。』」
西田「何かな。」
松尾「『それは陰毛でミサンガを作ることです。』」
西田「えええ~!?」
松尾「『そのミサンガに”童貞を卒業できますように”という願いをかけたいのです。』」
西田「えええ~!?」
松尾「『僕の計算では小学5年生の秋ぐらいにミサンガが切れて、童貞を卒業できる算段になっています。』」
松尾「『しかし、僕にはまだ陰毛が生えていません。』」
松尾「『優秀な探偵さん、どうか僕に陰毛を分けてください。そして一緒にミサンガを作って下さい。』というご依頼です。」
西田「こりゃ参った。」
おわり
最後まで読んで下さり本当にありがとうございます。
改めて読むと微妙ですね。
また精進して新しい作品を書きたいと思います。
感想や意見等ありましたら書き込んで下さると嬉しいです。
日曜日って事は関西人じゃないな
お前探偵かよ
最高の探偵だなお前
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1484414300/
Entry ⇒ 2017.11.27 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
喪黒福造「頭のツノを消したいのですか」毛利蘭「そうなんです……」
喪黒「ただのセールスマンじゃございません」
喪黒「私の取り扱う品物は心……人間のココロでございます」
喪黒「この世は老いも若きも男も女も、心の寂しい人ばかり」
喪黒「そんな皆さんの心のスキマをお埋めいたします」
喪黒「いいえ、お金は一銭も頂きません」
喪黒「お客様が満足されたら、それがなによりの報酬でございます」
喪黒「さて、今日のお客様は……」
毛利蘭(17) 女子高生
オーッホッホッホッホッホ……
蘭「ふんふ~ん」
蘭「!」ハッ
蘭(あれ……? また伸びてる……)
蘭(どうしてなのかしら……)
蘭「ハァ~……どうして、こんなに伸びちゃったんだろ」
蘭「……あら?」
チンピラ「いってぇなぁ~……」
喪黒「これは失礼しました」
喪黒「はい?」
チンピラ「人にぶつかっといて、謝るだけで済ませようってのかよ!?」
喪黒「おや? ではどうしろとおっしゃるのですか?」
チンピラ「決まってんだろ、金だよ、金ぇ! 金出せってんだよぉ!」
喪黒「ホッホッホ、これは困りましたねぇ……」
蘭(あの人……絡まれてる! 助けないと!)
チンピラ「あ? なんだ姉ちゃん? 邪魔すると……」
蘭「セヤァッ!」ビュオッ
チンピラ「ヒッ!」
蘭「すぐ立ち去らないと……」
チンピラ「へ、へへ……わ、悪かったよ……ひえぇ~っ!」タタタタタッ
蘭「大丈夫ですか?」
喪黒「これはこれは、ありがとうございます」
蘭「ええ、まあ……」
喪黒「でしたら、そこらの喫茶店でお茶でもしませんか?」
喪黒「ぜひとも助けていただいたお礼をしたいのです」
蘭「はい……かまいませんけど」
喪黒「ほう、空手をやってらっしゃるのですか。どうりでお強いわけですねえ」
蘭「いえ、私なんてまだまだです」
喪黒「ホッホッホ、ご謙遜を」
喪黒「それにしても、あなたほど強くてお綺麗な方なら、男性も放っておけないでしょうね」
蘭「やだ……そんな人いませんよ」
喪黒「いないのですか?」
蘭「えぇと、いるような、いないような……」
蘭「ただ……色々あって、今はめったに会えない状況にあるんですけど……」
喪黒「そうだったのですか。失礼いたしました」
蘭「そうなったら、今度こそずっと離れないようにしたい……」
喪黒「恋人を信じてらっしゃるのですね」
蘭「はい! ……って恋人じゃないですけどね! やだ、私ったら!」
蘭「でも……」
喪黒「? まだなにか気になることでも?」
蘭「あの……私の髪型を見て、何か思いませんか?」
喪黒「……そういえば、一部がツノのように盛り上がってますね」
蘭「でしょう?」
蘭「新一と離れ離れになった時は、まだこんな髪型じゃなかったんです」
蘭「でもここ半年のうちに、どんどん髪の一部が盛り上がってきて……ツノみたいになって……」
蘭「このままじゃ、また新一と出会った時にからかわれちゃう、と思うと……」
喪黒「なるほど、頭のツノを消したいのですか。それで浮かない顔をされていたわけですね」
蘭「そうなんです……」
蘭「え?」
喪黒「でしたら、先程助けて頂いたお礼に、あなたのツノを消し去って差し上げましょう」
蘭「そんなことできるんですか? 失礼ですけど、あなたは?」
喪黒「わたくし、こういう者です」スッ
蘭「喪黒福造さん……」
喪黒「私は悩める人々のココロのスキマを埋めるボランティアをしているのです」
喪黒「あなたの望み、叶えて差し上げましょう」
蘭「だけど、どうやって……?」
喪黒「これをあなたの髪のツノ部分に塗って一晩もたてば、すぐさまツノはなくなるでしょう」
蘭「ホントですか!? ありがとうございます!」
喪黒「ただし、ご忠告しておきます」
喪黒「この整髪料がしっかりと髪に馴染むには、三日はかかります」
喪黒「なので、明日からの三日間は、先程おっしゃった新一さんと口を利かないで下さい」
喪黒「もし、この約束を破ると、大変なことになってしまいます」
蘭(三日か……三日のうちに新一と会えるとも思えないし、今まで散々待ったんだもん。それぐらい平気だわ)
蘭「分かりました! 約束します!」
蘭「さぁて、これを塗って寝ましょ」ヌリヌリ…
コナン(蘭の奴、寝る前に念入りに整髪料なんてつけて、何やってんだ?)
蘭(ツノはどうなってるかな……)
蘭「あ、消えてる! なくなってる!」
蘭「ねえ見て見て、お父さん、コナン君!」
蘭「私のツノがなくなったわ!」
小五郎「おお、マジじゃねーか!」
コナン(蘭が昨夜つけてた整髪料は、このためのものだったのか……)
コナン(まぁ、たしかに近頃、あのツノはどんどんでかくなってたし、蘭も気にしてたんだな……)
―帝丹高校―
蘭「おはよー、園子!」
園子「あれ、蘭!? なんだか感じ変わってない!?」
蘭「分かる?」
蘭「実はちょっとヘアスタイルをね……」
園子「あっ、ホントだ! ツノがなくなってる!」
蘭「でしょう?」
園子「でもあのツノはチャームポイントでもあったから、ちょっと残念かも!」
蘭「やだ~、園子ったら」
歩美「じゃあね~」
元太「じゃあな!」
光彦「さよなら!」
灰原「また明日ね」
コナン「じゃあなー」
コナン(ふぅ~、やっと今日も小学校が終わったぜ。いつまでこの生活が続くのやら……)
?「オーッホッホッホ……」
コナン「ん?」
コナン「!」
コナン(こいつの服装……! まさかこいつ……黒ずくめの!?)
?「そう警戒なさらないで下さい」
?「私はあなたの長年の望みを叶えるためにやってきたのです」スッ…
コナン「長年の望み……!?」
?「ドーン!!!」
蘭(このツノを完全に消し去ることが……!)
蘭(絶対大丈夫よ! 今ここに新一が現れるようなことなんて、あるわけが――)
新一「よう!」
蘭「!?」
新一「どうだ? 驚いたか? 久しぶりだな!」
新一(っていっても、驚いてるのは俺の方なんだけどよ)
新一(さっきの変なおっさんに指突きつけられたら、体が元に戻ってるんだもんよ)
蘭(どうして!? どうしてなの!?)
蘭(せっかく、あと一日だってところで……!)
新一「どうした蘭? 黙っちまって」
蘭(ダメ! 話したらダメ! 明日までは新一としゃべっちゃいけないのよ!)
蘭(でも……でも!)
蘭「会いたかった……新一!」
新一「蘭……!」
ギュッ…
蘭「!」ハッ
蘭「も、喪黒さん……!」
新一「どうした、蘭?」
喪黒「会話をしてしまった以上……もうどうなっても知りませんよぉ~」
蘭「ま、まさか……新一と二度と会えなくなるんじゃ……」
喪黒「いいえ、ご安心下さい。あなた方を再び引き裂くようなマネはいたしません」
蘭「え?」
喪黒「あなたはもう……新一さんと離れることはできなぁい!」
蘭「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
…………
新一「蘭、どうした? 大丈夫か?」
蘭「う、うん……」
新一「とりあえず、どっか店でも入るか?」
蘭「うん、そうだね」
ギュィィィィィィン…
蘭(なんの音かしら?)
蘭「――こ、これは!?」
蘭(私のツノが……回転してる!?)
ギュィィィィィィィィン…
蘭(しかも、どんどん伸びて……! このままじゃ……!)
ギュィィィィィィン…
蘭「新一、避けてぇっ!」
新一「え?」
ザクッ
ギュルルルルルルルルルルルルルル…
新一「ぐわああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
蘭「新一ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!!」
喪黒「赤い糸ならぬ赤いツノが、二人をずうっと繋がったままにしてくれるでしょうからね」
喪黒「どうか末永くお幸せに……」
喪黒「オ~ッホッホッホッホッホ……」
おわり
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1506161494/
Entry ⇒ 2017.11.15 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
阿笠博士「光彦君、ニンテンドースイッチじゃ!」
光彦「なんですか、博士?」
阿笠「君だけにとっておきの話があるんじゃが、家に来てくれんか?」
光彦「とっておきの話!? 行きます、行きます!」
阿笠「ほっほっほ、きっと喜んでくれると思うぞ」
阿笠「これがなにか分かるかのう?」
阿笠「ジャン!」
光彦「あっ、これは……! 任天堂の……!」
阿笠「そう、任天堂の最新ゲーム機、ニンテンドースイッチじゃ!」
光彦「すごい! 実物を生で見たのは初めてです!」
阿笠「そうじゃろう、そうじゃろう」
阿笠「光彦君、これを欲しくないかね?」
光彦「欲しいです、欲しいです! やりたいゲームもいっぱいあるんです!」
阿笠「むろん、ワシはこれを君に受け取ってもらうために、ここに呼んだわけじゃが……」
阿笠「タダというわけにはいかん」
光彦「分かってますよ! すぐお年玉を下ろしてきますね!」
阿笠「いくらじゃ?」
光彦「3万円です!」
阿笠「3万ン?」
光彦「え?」
阿笠「なんでたった3万ぽっちなんじゃ?」
光彦「だって、たしかスイッチの定価は3万円ぐらい……でしたよね?」
阿笠「光彦君、今ニンテンドースイッチは大変品薄なのは知ってるじゃろ?」
光彦「は、はい……転売や詐欺が横行してるとか……」
阿笠「そんなレアなゲーム機をたった3万で手に入れようなんてムシがよすぎるんじゃないかね?」
光彦「そ、そうでした! すぐもっとお金を持ってきます!」
阿笠「いくら?」
光彦「10万です!」
阿笠「10万ン? たったの?」
阿笠「それはちと誠意が足りないんじゃないかね? 光彦ォ……」
光彦「す、すみません! でもボクに用意できるお金はこれが精一杯で……」
阿笠「親」
光彦「え?」
阿笠「親の財布とかがあるじゃろぉ~……ン?」
光彦「なるほど!」
阿笠「走れっ!」
光彦「はいっ!」ダッ
光彦「50万です!」
阿笠「50万ねえ……」
光彦「……まだ足りませんか!?」
阿笠「足りんのう……全然足りん」
阿笠「光の字……お前さん、ちょいとスイッチの価値をなめすぎじゃないかね?」
阿笠「50万程度で買えたら苦労しないんじゃよ! 誰も詐欺になんかあわないんじゃよ!」
光彦「その通りです! もっともっとお金を用意します!」
阿笠「ほぉ……どこから工面したんじゃ?」
光彦「家の通帳を持ち出して、全額下ろしてきました!」
阿笠「ほっほっほ、光彦君にしては上出来じゃ。じゃが……」
光彦「じゃが?」
阿笠「もう一声欲しいとこじゃのぉ~……」チラッチラッ
光彦「分かりました! こうなったらなんとしてもスイッチを手に入れてみせます!」
阿笠「どうやってこれだけの大金を?」
光彦「家を売りました! さぁ、今度こそスイッチを――」
阿笠「いや……」
光彦「!?」
阿笠「まだじゃな……君ならまだいけるはず! 君はまだ全力を出しておらん!」
光彦「その通りです! ボクはまだやれます! ボクが全力を出せば、コナン君にだって勝てます!」
阿笠「ゆけい、光彦!」
光彦「はいっ!」
阿笠「待っておったよ、お金は集まったかの?」
光彦「はいっ、1億持ってきました!」
光彦「あちこちの闇金から、全身の内蔵を担保に借金したんです!」
阿笠「見事じゃ、光彦君!」
阿笠「その熱意に免じて、このニンテンドースイッチは君にプレゼントしよう!」
光彦「博士、ありがとうございます!」
阿笠「ゲームをプレイする時には、時々休みを入れるんじゃぞ~」
光彦「はいっ!」
光彦「ん……? あれ……? おかしいですねぇ……?」
光彦「なにをどうやっても全く作動しない……!」
光彦「!」ハッ
光彦「このニンテンドースイッチ、ダンボールで作ったニセモノ!?」
光彦「そ、そんなっ!?」
「オラァァァ! 円谷ァァァァァ!」
「内蔵取り立てに来たでぇぇぇ!」
「出てこんかぁぁぁい! この家にまだいるのは分かってるんや!」
「工藤ォォォォォ! 勝負やぁぁぁぁ!」
ドンドンドンドンドンドン!!!
光彦「あわわわ……闇金の人たちがもうやってきました……!」
光彦「博士っ! 博士ぇぇぇぇぇっ!」
――
コナン「博士……家にみんなを呼び出して、なんの用だよ?」
元太「もしかして、うな重食わせてくれんのか?」
歩美「それともどこか遊びに連れてってくれるの?」
灰原「ふぁぁ……どうせ新しい発明品でしょ?」
阿笠「ふっふっふ……とっておきのサプライズがあるのじゃ!」
コナン「こ、これは……!」
元太「任天堂のスイッチじゃんか!」
歩美「すっごーい!」
阿笠「ちゃんと一人一台、みんなの分を用意しておるぞ」
灰原「品薄だって聞いてるけど、よくこんなに入手できたわね、博士」
阿笠「発明家にはそういうツテもあるもんなんじゃよ」
コナン「へぇ~、見直したぜ、博士!」
歩美「歩美も……」
阿笠「なにをいう! 子供からお金なんか取らんよ! プレゼントじゃ!」
元太「ホントか!?」
歩美「やったーっ!」
コナン「おいおい博士、ずいぶん太っ腹だな……」
阿笠「ほっほっほ、ちょっとした臨時収入があったからのう」
灰原「発明の特許料かしら?」
阿笠「ん~……ま、そんなところじゃ」
コナン「物騒な連中がドアをドンドン叩いてたんだが、なんか知ってるか?」
灰原「さぁ……」
阿笠「まあまあ、辛気臭い話はその辺にしておくのじゃ」
阿笠「さ、みんなでニンテンドースイッチで遊ぼう!」
わーいっ!!!
おわり
やはり光彦はこうなる運命
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500907374/
Entry ⇒ 2017.10.15 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (1)
元太「うな重、うな重、うな重、うめぇ~! 六千円!」コナン「……おかしい」
元太「やったぜーっ!」
歩美「わーい!」
光彦「ありがとうございます、博士!」
コナン「ったく、こんなことして大丈夫かよ……」
灰原「さすがに子供へのごちそうぐらいで心配されたら、博士のプライドが傷つくわよ」
コナン「だけどよー、なんたって元太とうな重って組み合わせだからな……」
元太「うな重!」ガツガツ
元太「うな重!」ガツガツ
阿笠「すごい食べっぷりじゃのぉ~」
歩美「元太君、すっごぉ~い!」
光彦「よく入るもんですねえ」
コナン「……な?」
灰原「たしかにちょっと心配になってきたわ……」
阿笠「うむ、たしかにうまいのう」
歩美「おいしー!」
光彦「おいしいです!」
灰原「なかなかイケるわね」
コナン「……おう」モグモグ
店主「六千円です」
阿笠(ホッ、よかった……元太君があれだけ食ったからもっといくかと思ったわい)
コナン(……おかしい)
コナン(いくらなんでも安すぎる!)
コナン(これは……何かあるに違いない!)
コナン(たしかにうまかったが、昔食ったうな重に比べて脂の量が少なかったように感じる)
コナン(それとうな重ってもう少しこってりしてたような……)
コナン(分かったぞ!)コテリン!
店主「なんだい、坊や?」
コナン「おじさんがうな重として出した料理に使われてたうなぎは……アナゴだね?」
店主「!?」ギクッ
店主「なにをバカな! あれは正真正銘のうなぎだよ!」
コナン「だけど、うなぎにしては脂があまりなかったし、味もさっぱりしてたよ?」
店主「ふんっ! 子供にそんな細かい味の違いが分かるもんか!」
店主「……え」
コナン「調理場に残ってたこの魚の切れ端……」サッ
コナン「この尖った尾びれは……紛れもなくアナゴのもんだ!」
コナン「アナゴはうなぎに比べて価格が安い……だからあれだけ食っても六千円で済んだんだ!」
店主「うぐっ……あああああっ……!」
店主「今の御時世、うなぎの値がどんどん高騰してて……」
店主「かといって、うちはうな重の店……アナゴを使ったら客離れのおそれがある……」
店主「だから……アナゴをうなぎと偽って……っ!」
歩美「そうだったんだ……」
光彦「そういえば、うなぎが絶滅しそうだってニュースでも騒がれてましたね」
阿笠(ま、安かったしうまかったから、ワシとしてはなんの問題もないんじゃが)
灰原「どうするの? この人、訴えるの?」
コナン「いや……俺は真実が知りたかっただけだし、そんなことはしねーよ」
コナン(だが、問題は元太だ……大好物のうな重だと思ったら、アナゴだったんだからな……)
コナン(とんでもないショックを受けてるはずだ……)
元太「ま、いっか! うまかったし!」
コナン(ハハ……取り越し苦労だったな……)
おわり
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495539867/
Entry ⇒ 2017.09.19 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
コナン「中の人スイッチ?」
原作の雰囲気が好きな方キャラ崩壊及びクロスオーバーが苦手な方はバック推奨です
以上の事が大丈夫な方はご覧になって下さい
灰原「ええ、博士の物を整理したら出てきたわ」
コナン「博士の遺品か……」
灰原「人の内なる性格を目覚めさせる物らしいけど……嫌な予感しかしないから絶対に押しちゃダメよ」
コナン「バーロー、スイッチはもうゴメンだぜ」
新一「よーーおめーら、おh……っととと」
新一「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ポチッ
コ・灰「あ」
この時の俺達は予想もしていなかった
米花町に起こる大騒動を……
コナン「何やってんだよ!」
新一「ワリー……なんかやっちまったか?」
ズドォン!!!
新一「何だ!?」
灰原「まさかもうスイッチの効果が?」
コナン「行ってみよう!」
外に行くと何処から落ちてきたのか
巨大な戦闘機械が放置されていた
胸に髑髏が描いてあり、新一は微かに懐かしさに似た感情が湧いていた
コナン「何だよこれ……」
新一「クロスボーンガンダムだ……」
灰原「知ってるの?」
新一「なんで俺知ってるんだ……ウッ……」
(ーー俺は人間だ!人間でたくさんだっ!ーー)
(ーーならば海賊らしく……いただいてゆくっ!ーー)
コナン「おいおい……」
そう言うと新一はクロスボーンガンダムx3のコクピットに乗り込んだ。そして……
新一「よし……」
新一「クロスボーンガンダムx3、工藤新一出る!」
轟音と共にクロスボーンガンダムは飛んで行った
コナン「こりゃトンデモない物を押しちまったみてぇだな……」
灰原「大丈夫よ、貴方達は私が守るもの」
コナン「お、おう……」
歩美「おはよう!コナン君!哀ちゃん!」
コナン「よう、歩美ちゃん」
灰原「おはよう」
コナン「あれ?元太と光彦は?」
歩美「元太君は先に学校に行ったみたい」
灰原「珍しいわね、あの小嶋君が」
歩美「光彦君はなんか黄色い生き物になってたよ」
コナン「え?あれって」
光彦「ピカチュウ!」
コナン「おいこれはアウト」
灰原「大丈夫よ、ガンダムも十分アウトだから」
コナン「ガンダムは原作者が好きだから良いけど……これは流石に……」
光彦「おはようございますコナン君!」
コナン「お前喋れんのかよ」
光彦「それより学校に近づきましたけど……何やら騒がしいですね……」
コナン「そういえば元太の奴も先に行ってるみたいだし……気になるな」
灰原「行ってみましょう」
ザワザワ ザワザワ
コナン「着いた……って何だあれ!?」
灰原「あれもガンダムみたいね」
校庭では元太がガンダムxのオークションを行なっていた
元太「ガンダム、売るよ!」
コナン「何やってんだ元太!」
元太「いや、母ちゃんが家ではこんなもん置いとけないから売ってこいて」
コナン「だからってここで……」
高木「おお、あれがガンダムかぁ~」
コナン「高木刑事、何でここに?」
高木「いや、なんかさぁあの機械に呼ばれた気がしてさ~あれで佐藤刑事と……」
(ーーティファは俺が守る!ーー)
(ーー過ちは……繰り返させない!ーー)
歩美「どうしたの?高木刑事」
光彦「なんか様子が変ですね」
コナン(高木刑事のこの感じ……朝の時の)
高木「なぁ元太君、この機械僕に譲ってくれないかい?」
元太「いいけど……何円くれるんだ?」
高木「僕の給料1年分でどうだろう?」
元太「よくわかんねぇけどいいぞ、うな重いっぱい食えそうだし」
コナン(結局うな重が基準なのか……)
そして高木はガンダムxのコクピットに乗り込んだ
高木「やっぱこの感じ……オレがやらなきゃ……」
高木「ガンダムx、出るぜぇ!」
そしてガンダムxも轟音と共に何処かへ飛び去った
コナン「何処に向かってんだよ……」
灰原「さぁね……」
歩美「じゃあねーコナン君!哀ちゃん!」
光彦「ビカピーカー」
コナン「おう、じゃあな」
灰原「また明日」
テクテクテク
コナン「新一の奴帰ってきてんのかな」
灰原「さぁどうかしら」
???「君が江戸川コナン君だね?」
コナン「ん?お兄さん誰~?」
檀黎斗(以下、黎斗)「私の名は檀黎斗、ある人物に頼まれて君とその少女を保護するように言われている。一緒に来てもらおうか」
灰原「ちょっと、江戸川君」
コナン「なんだよ」
灰原「あの人この前の博士みたいな雰囲気がするわ」
コナン「ああ、正直信用できない」
黎斗「私を無視するなぁ!」
コナン「それが人に物を頼む態度なのかな……オジさん?」
黎斗「よくも……この神である私を愚弄して……力づくでも連れて行く!」
コナン「逃げるぞ灰原!」
灰原「ええ!」
コナン「ハァハァ……くそ追いかけてきやがる!」
灰原「江戸川君!あれを」
コナン「あのマークは子どもかけこみの110番の……灰原!あの寿司屋に逃げ込むぞ!」
灰原「わかったわ」
ガラガラ
ケビン・ヨシノ(以下、ケビン)「へいらっしゃい」
コナン「お前は……!」
ケビン「坊主……何処かで……」
黎斗「見つけたぞぉぉ!さぁ来てもらおうかぁ!」
コナン「ねぇお兄さん助けて!僕たちあの怖いオジさんに追いかけられてるの」
黎斗「どこまで私を愚弄すれば……」
ケビン「坊主達、お前達はこっから逃げろ」
コナン「ありがとうお兄さん!行くぞ灰原」
灰原「え、ええ……」
黎斗「待てぇ!」
ケビン「おおっと、お前の相手は俺だ」
そう言うとケビン吉野はある物を取り出す
黎斗「それは……そうかお前の正体は……」
黎斗「仮面ライダーフォーゼ……!」
黎斗「会うも何もこうしてデータを取らせてもらったからな……」
黎斗はスペースギャラクシーフォーゼガシャットを見せる
ケビン「って事は俺の戦い方も知ってるって事だよな」
ケビンはフォーゼドライバーのスイッチレバーを上げていく
ケビン「けど関係ねぇ!ここでお前を倒す!」
\ 3.2.1 /
ケビン「変身!」
ケビンがフォーゼドライバーのレバーを引くと軽快な電子音と共にその身体が白い強化服に包まれていく
そして……
フォーゼ「仮面ライダーフォーゼ、タイマン張らせてもらうぜ!」
黎斗「グレード0」
ピキューン
\ マイティアクションX! /
黎斗「変身」
\ マイティジャンプ!マイティキック!マイティアクショ~ンX!/
黎斗は仮面ライダーゲンムレベル0に変身しフォーゼに襲いかかろうとした
その時
「そのゲームは無効だ」
\ p a u s e /
「仮面ライダークロニクルは生憎エクストラプレイヤーは受け付けていない……今回は命を助けてやるが次会った時は……」
「絶版だ」
\ r e s t a r t /
ケビン・黎斗「うわぁぁぁぁぁぁ!」
倒れた二人は顔を上げるがそこには誰もいない
当然だ
今攻撃したのは奴なのだから
ケビン「何が起こったんだよ……」
黎斗「クソッ!檀正宗ェェェェェェェェェ!!!」
正宗「あの少年がいたみたいだが……今はまだいい」
正宗「どっちでもいいが、取引材料は早々に回収しなければな……」
コナン「ただいま……って新一の奴まだ帰って来てないのかよ」
灰原「どうやらそうみたいね……けど探偵事務所の彼女に聞いてみればわかるかもしれないわね」
コナン「蘭か……行ってみるか」
毛利探偵事務所
蘭「ちょっと新一!そこに服部君いない?」
蘭「和葉ちゃんがわざわざウチに来て服部君は何処?って言うから」
蘭「またしばらく戻れない?何言ってんの!ちょっt……」
蘭「切られちゃった……」
和葉「あのバカヘイジ……!」
コナン「こんばんは蘭姉ちゃん、それに和葉姉ちゃん」
蘭「あら、コナン君来てたの」
和葉「コナン君!バカヘイジは何処!?」
コナン「怖いよぉ和葉姉ちゃん……」
和葉「あっ……ごめんなコナン君」
和葉「バカヘイジの奴、こんな事行って出て行ったもんやから」
遡る事数時間前
服部「和葉、俺は行かなくちゃならない」
和葉「何言ってんのやバカヘイジ」
服部「何故ならオレは誇り高きサイヤ人の王子ヘジータ様だからや」
和葉「サイヤ人?あんたバカぁ?」
服部「ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
和葉「きゃあっ!」
服部「オレは....超ヘジータや!」
和葉「それで平次の奴金髪になってどっか飛んでったのよ」
コナン(平次の奴何覚醒してんだよ!)
コナン「新一兄ちゃんも一緒にいるのかな?」
蘭「そうみたいなんだけど……新一の奴はぐらかすばっかりだから」
コナン(だとしたらヤベーぞ!多分そこには……大量のアレが……もしかしたらあの人達も……?急がねぇと!)
コナンは急いである場所へ向かった……が既に手遅れであった
コナン「遅かったか……」
背中の片方に翼が生えたような白いガンダムとそれに対峙するボロボロの赤い機体
地には朝見かけた二体を含めた多数のガンダムの残骸が転がっていた……パイロットは全員無事みたいだが
安室「シャア!」
コナン「その声は……安室さん?てかシャアって誰だ?」
赤井「邪魔をするなアムロ!」
コナン「赤井さん!?」
そう今コナンの頭上では公安の安室透こと降谷零とFBIの赤井秀一がMSを駆り激闘を繰り広げていた
安室「行け!フィンファンネル!」
コナン「うわっ!?危ねぇ!」
翼のような突起物が変形し武器となり赤井の機体に襲いかかる
赤井「甘いなアムロ!」
そう言うと赤井はフィンファンネルを斬り払い全て無効化してしまった
安室「クソっ……!だがνガンダムは伊達じゃない!」
武器もお互いに無くしてしまった二体は殴り合いとなる
コナン「もうどうすりゃいいんだ……」
灰原「出来たわよ江戸川君!MS搭乗者の記憶を消すスイッチ」
コナン「灰原!何でここに?」
灰原「こんな大事ニュースにならないわけがないでしょ」
コナン「サンキュー灰原!やっぱお前は最高の相棒だぜ!」
灰原「い、今更何言ってんのよ///さっさと押しなさい!」
コナン「ああ!」ポチッ
安室「俺は何でこんな物に……?うわっ!?」
MSに出会うまでの記憶が消えた安室と赤井は当然操縦方法すら忘れ機体バランスを崩し墜落した
こうして米花町で起こったMS同士の戦い……いわゆる一日戦争は終わりを告げたのであった
灰原「御用にならなかっただけ良かったと思いなさい」
灰原「私があの事件に関する出来事を無かった事にしてあげたんだから」
コナン「お前……さらっとすげえ事すんだな……」
新一「そうだな……ありがとな哀ちゃん!」
灰原「///」(また下の名前で……)
コナン「そういや服部の奴は?」
新一「ああ、服部ならデンドロビウムとかいうめっちゃデカいガンダムに乗ってた」
コナン「えぇ……」
街灯に照らし出される3人の影
そこに一つの黒い影が迫る
新一「誰だ!?」
正宗「我が社のゲームが君達に盗作されてね……損害賠償として君の身柄を確保させてもらう……工藤新一」
新一「ゲーム?何の事だ」
次の瞬間正宗はバグヴァイザーからバグスターウイルスを散布し新一に感染させた
新一「ううっ!うわぁぁぁぁ!」
コナン「どうした!新一!」
灰原「工藤君に何をしたの!?」
正宗「君達はバグスターウイルスという物を知らないのか?今感染させたものはちょっと変わったものだかな……」
灰原「何よそれ?深夜アニメの設定の何か?」
正宗「知らないならいい、この少年は取引材料につかわせてもらう」
コナン「そんなバカな事させるかよ!」
コナンはキック力増強シューズを起動させボールを檀正宗目掛け蹴り飛ばす……がいとも簡単に避けられてしまう
灰原(この男は危険過ぎる!何とかしないと!)
灰原は腕時計型麻酔銃を発射した
正宗「何かしたか?」
灰原「嘘!?麻酔銃が……」
新一「おめーら……逃げろ……!」
コナン「バーロー!お前置いて逃げれっかよ!」
新一「何しやがる!うわぁぁぁぁぁぁ!」
正宗はバグヴァイザーに新一をデータ化し取り込んだ
灰原「工藤君が……あの中に……」
新一「くそッ!ここから出しやがれ!」
正宗「それは出来ない相談だな……さて君達だがこうなった以上君達も始末するしかない……覚悟してもらおうか」
バグルアップ!
天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は極まれりィ!
クロノス「さぁ……審判の時だ……」
新一「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
コナン「おい灰原!お前だけでも逃げるんだ!」
灰原「嫌……嫌……!私を一人にしないで!」
コナン(クソッ!俺は灰原も……何も守れないのかよ!)
「第五十戦術」
デュアルアップ!
スクランブルだ!出撃発進!バンバンシュミレーションズ!発進!
キメワザ!バンバンクリティカルファイヤー!
終わりだと思ったその瞬間爆風が起こり辺り一面に煙が広がった
「おい、坊主どもこっちだ!」
コナン(すまねぇ新一……ここは)
コナン「灰原、行くぞ!」
コナンは灰原の手を引き声の主の方へと走って行った
新一「てめぇ……何を考えてやがる」
正宗「言っただろ?君は取引材料だと……それまでは君の命を私が管理する」
新一「命を管理するだと?ふざけるな!」
正宗「私が世界のルールだ!君が指図する立場では無い!」
新一(こいつ……最早人の目をしていない……)
新一(コナン、哀ちゃん……無事でいてくれ!)
スナイプ「ここまで来れば大丈夫だろ」
\ ガッシューン /
花家大我(以外、大我)「怪我はねぇか、坊主ども」
コナン「お兄さん……誰?」
大我「crの関係者とだけ言っておこう……お前達には今から一緒に来てもらう」
灰原「待ちなさいよ!crって何なのよ!?今日も黎斗って人が私達を追いかけ回して!私達をどうする気なの!?」
コナン「灰原!落ち着け!」
灰原「落ち着いていられるわけ無いでしょ!落ち着いていられる……わけ……ううっ……うっ……」
コナン「!」
コナン(俺はまた灰原を泣かせてしまった……俺が……俺が無力なばかりに!)
???「何女の子泣かせてるのよバカ!」
パコーン!
大我「痛ってぇ!てめぇ何しやがる!」
西馬ニコ(以下、ニコ)「ごめんね~このお兄ちゃんがバカなばかりに」
コナン「お姉ちゃんは誰?」
ニコ「あたしは西馬ニコ、こっちのバカ男は仮面ライダースナイプに変身する花家大我」
大我「おいバカってなんだ!てめぇ!」
ニコ「うるさい!名前くらいちゃんと名乗りなさいよバカ!」
大我「クソっ……」
ニコ「あたし達は貴方達を守る為に助けに来た……それは信じてもらいたい」
ニコ「それに……大我達ドクターが新一って子も救うから」
コナン「お兄さん医者だったの?」
大我「ふんっ」
コナン「灰原、この人達の元に行こう」
コナン「今ならこの人達を信じられる」
灰原「………………」
ニコ「そう言えば君達名前は?」
コナン「僕は江戸川コナン」
灰原「私は灰原哀」
ニコ「コナン君と哀ちゃんか……よろしくね!」
大我「話は固まったみてぇだな……行くぞ」
コナン(新一……絶対助けるからな!)
「ここが米花町か……どうやら映司の奴はまだ着いてないみたいだな」
「なんたって治安が悪い事で有名らしいよ」
「物騒な事言うんじゃねーよフィリップ」
「どうやらここでも仮面ライダークロニクルで有名な幻夢コーポレーションの社長である檀正宗が暗躍しているみたいだね……前は黒の組織という国際的犯罪組織がこの町で活動していたらしい……この町も大変な事だ……」
「この町も風都と変わらねぇよこの街の涙も俺が……いや違うな……」
「僕たちが……だろ?」
「あぁ、そうだ俺たちがこの街と街の人達の涙を拭う」
「檀正宗……」
「さぁ、お前の罪を数えろ!」
see you next game ?
以下、この作品の補足となります
コナンはなぜスイッチの影響を受けなかったのか
中の人スイッチは世界全体に影響を及ぼすが、人の個性が強ければ強い程影響を受けにくいという設定です
メタ的な事を言えば>>1にとって中の人が演じるキャラの中でどのキャラが一番印象が強いかという事に基準しています
その点については、灰原や服部も若干別のキャラが混ざっていたり、赤井や安室が完全に別キャラになっています
結局、今回現れていたガンダムについて
コナンという作品はガンダム声優が多いとの事でネタとして使わせてもらいましたが
都合上、全部を描ききれませんでした
実際には比護さんがバエルに乗ってたり、風見がZに乗ってたりと....とにかく今回は多数のガンダムが現れたという事になってます
ちなみにガンダムのほとんど完全に別キャラとして覚醒した赤井が乗るサザビーに撃墜されてます
なぜ灰原は全てを無効にするスイッチを作らず、MS搭乗者の記憶を消すスイッチだけを作ったのか
戦いを止めるためにスイッチを作る時間が足りなかったという事になってます。メタ的に言えば次の展開(ケビンのフォーゼなど)に繋げる為です
以上、補足となります
次回で一連の流れが完結する予定です
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499082112/
Entry ⇒ 2017.09.12 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
速水奏「小悪魔アイドルが純情じゃいけないのかしら?」
これはモバマスssです
速水奏について、俺は少しばかり誤解していたのかもしれない。
年齢は17、身長は162cm。
誕生日は7月1日、蟹座でO型。
利き手は右で、趣味は映画鑑賞。
歌もダンスも演技も上手い、万能型のアイドル。
と、これが彼女のプロフィールから得られる情報だろう。
ミステリアスな雰囲気を纏い大人びた振る舞いをする彼女は、よく周りの人から年齢を間違われる。
時折見せる小悪魔的な表情は、見る者を魅了して離さない。
アイドルなのにキスをねだるのが玉に瑕だが。
プロデューサーである俺は、時折繰り出される彼女のイタズラに翻弄されてばかりだった。
一回りも二回りも年下である少女に弄ばれるなんて……と言われるかもしれないが、それ程までに彼女は強く強かなのだ。
ご褒美にキスが欲しいところね?そんな事したら即ファンや上司に組み伏せられ地面とキスをする事になる。
此方からする勇気も度胸も無いと分かっているからこそ、彼女は俺に対してかなり強気に出ていた、と思う。
思えば、初対面の時から俺は良い様に遊ばれていた。
ふぅん、私をアイドルに……うーん、どうしようかなぁ。
そうねぇ……今、キスしてくれたらなってもいいわよ?どう?
……なんてね、ふふっ!
プロデューサーさん、顔が赤いわよ?
私の刻む鼓動が、プロデューサーさんのハートへと……
音に乗って届いたなら嬉しいわ。
これも一夜の夢……かしら?
それとも……ふふっ♪
少し遠回りな言い回しと独特な間の取り方で、うまく雰囲気を作る。
それはステージ上だと彼女の持ち味、売り所となる……が。
いかんせん俺一人に向けられるとなると一人では対応仕切れない。
何度他のアイドルや事務員のちひろさんに助け舟を出して貰った事か。
誤解の無い様に言っておきたいが、俺は奏の事を苦手だとか嫌だとか思った事はない。
一緒に進んできた担当アイドルなのだし、良い信頼関係も築けている筈だ。
それこそ、休日一緒にショッピングに行くくらいには。
単に彼女のそう言った言動に、俺が上手く返せないだけなのだ。
さて、長々と語ったところで話は冒頭に戻る。
仕事を終えて一息つこうと缶コーヒーを開けたところで、奏もレッスンを終えて戻って来た。
そんな彼女にお疲れ様と声を掛けると、
「そんなお疲れな私に、ご褒美のキスが欲しいところね」
と、もはや定型文なんじゃないかと疑いたくなるくらい直ぐに返答がきた。
「今コーヒー飲んでて匂いキツいだろうし、悪いからやめておくよ」
「あら、つれないわね……それじゃあ、キスよりも先の事……する?」
そんなありふれた日常会話をしてる時、俺はふと気になった。
キスよりも先の事……それは、なんだろう?
ディープキスかもしれないし、俺の知らない名称のキスかもしれない。
単純に、ただひたすら下心も裏心も無い好奇心として、なんとなく気になってしまった。
「キスよりも先の事ってなんだ?教えてくれよ」
「ふふっ、しちゃっていいのかしら?」
俺の鼓動がバクンと跳ね上がった。
少しずつ奏が俺に近付いてくる。
此処で俺は止めるべきなのだろうが、好奇心の方が上回ってしまった。
いや、止めよう、止めるべきだ。
「じょ、冗談だよ、俺が悪かったから……」
「プロデューサーさん、目を……閉じて?」
そう言って、奏は目を細めながら此方にどんどんと距離を詰めてくる。
俺はもう自分が悪かったのだと全てを諦め、目を閉じた。
辞表、用意しないとな……
これから奏にされる事をされた後の事を考えると、どう転んでも人生はハードモードになりそうだ。
そして、奏と俺の距離はほぼ0になり……
ギュッ、と。
俺の手が握られた。
「……?」
「……そ、その……どう、かしら?何か言ってくれないと恥ずかしいわ」
そう言う奏の頬は真っ赤に染まっていて……
そうか、これが。
奏にとっての、キスよりも先の事なのか。
成る程……手をつなぐ事が。
この、恋人繋ぎが……
……俺はどうやら、彼女の事を少しばかり誤解していた様だ。
大人びた振る舞い、ミステリアスなオーラ。
小悪魔的な、此方を誘う様な仕草。
そんな印象が全て可愛らしく思えてしまうくらい。
速水奏は、純情だった。
速水奏と言う女の子に対して別の視点を得てからは、それはどんどん分かりやすいものとなっていった。
もしかしたら以前からそうで、初期の印象のせいで気付けていなかっただけかもしれない。
少なくとも、今まで以上に接しやすさと言うか馴染みやすさのようなものを感じたのは確かだ。
小悪魔アイドルとして売り出している以上、変に声を大にして言える事ではないが。
そんな奏と言えば、テーブルの方で何か勉強をしていた。
時折向けられる扇風機の風が、彼女の綺麗な髪をなびかせる。
髪を耳にかけるそんな仕草も、見る人を釘付けにする美しい動きだ。
それだけで絵になってしまうあたり、彼女にはかなり素質があるのだろう。
そう言えば、今日は奏は制服で事務所に来ていた。
時折あの大人び過ぎた感じで忘れられる事もあるらしいが、彼女は現役高校生なのだ。
白いシャツに短めのスカートと、それだけでファンの人達は大喜びする様な格好だろう。
もう少しスカートの丈長くてもいいんじゃないだろうか、と思わない事もないが。
「あら、プロデューサーさん。私のスカートに興味があるのかしら?」
「俺の通ってた高校は、膝下何センチとか規定があった気がするなーとか考えてた」
どうやら、考えているうちに奏のスカートに目が移っていたらしい。
あぶないあぶない、外で知らない女子高生にそれをやっていたら通報ものだろう。
とは言え、奏本当に脚綺麗だな……
短いスカートからすらりと伸びる、真っ白でしなやかな脚。
……エロ親父か、俺は。
「そんなに興味があるなら、見せてあげない事もないわよ?」
「いやほんと大丈夫だから、下手したら捕まっちゃうから俺」
ちくしょう、また翻弄されてる。
先日手を握っただけで顔を真っ赤にさせてた奴とは思えない様な、妖艶な表情で誘ってくる奏。
乗るな乗るな、乗せられるな俺。
からかわれるのは慣れてるんだから、落ち着いて流すんだ。
「にしても、本当に短くないか?それで階段登れるの?」
「ふふっ、見られることに抵抗がある様じゃアイドルなんて出来ないんじゃないかしら?」
それもそうだけど。
いやそうじゃないだろう。
危うく納得させられかけた。
これが小悪魔アイドルの実力と言うやつか。
「最近の若い子って進んでるんだなぁ……」
言ってて悲しくなってくる。
「つれないわね。貴方はもう既に枯れてるのかしら?」
「失礼な、言っとくけど奏と10歳弱しか変わらないんだぞ」
「それじゃ、いつも貴方は10歳弱も年下のアイドルに翻弄されてるって事ね」
なにも言い返せない。
全くもってその通りだ。
「はぁ……自信無くすわ。私って、そんなに魅力無いのかしら……?」
下手に口を開くな俺。
これは罠だ。
一度お前は魅力的だぞ!だなんて言ってみろ。
何処からともなく取り出したレコーダーから、俺のその台詞を何度も聞く羽目になる。
……うん。
「何言ってんだ、お前はとっても魅力的な女の子だよ。俺が保証する」
「そんな貴方の言葉を録音したスマホが此処にあるのだけれど」
男には、負けると分かっていても挑まなければならない時がある。
多分今じゃなかったけど。
「……何が望みだ」
「そうね……行ってみたかったレストランがあるのよ。ディナー、ご一緒にどうかしら?」
「御誘いいただき光栄の限りだ、支払いはこっちがもつよこんちくしょう」
ふふっ、と上機嫌で微笑む奏。
そんな表情を見ると、まぁいいか、なんて気持ちになってくる。
怒る気にもなれない。
我ながら単純なものだ。
「ふぅ……とは言え、これだと私が貴方を虐めているみたいに見えるわね」
「みたいに、で収まってくれる範囲に留めてくれると嬉しいな」
「あら、今のは貴方が自分から言ってくれたんじゃない。でも、何もお返しをしないのは良くないわね……」
そう言って、奏はスカートの裾を手で摘み。
少しずつ、その手を上げて……
「ストップ、落ち着け奏。落ち着いて虚数を数えるんだ」
「せめて数えられるものであって欲しかったわね……」
とは言え、奏もそれ以上の事をする気はなかった様だ。
スカートの裾は、まだそれなりの位置を保ってくれている。
奏の気ももう済んだだろう。
あとは適当に話をすり替えてその手を下ろしてもらおう。
その瞬間。
此方を向いた扇風機の風によって。
ふわり、と。
奏のスカートが勢いよく捲りあげられた。
「きゃっ?!……見た?」
あぁ、見てしまった。
ばっちりと、目に入ってしまった。
おそらく、その衝撃は忘れる日なんてこないだろう。
お前、まさか……
……短パン、履いてたのか。
「……はやく課題終わらせろ、夕飯行くぞ」
「ちょ、ちょっと……レディの、その……スカートの中を見て感想も無しなんてどうなのかしら?」
顔を真っ赤に詰め寄られても、なんだもう可愛いなこいつと言う感想しかない。
その後ディナーが終わるまで、高頻度で俺の脛は蹴られ続けた。
「ねぇ、プロデューサーさん。貴方に教えて欲しい事があるの」
「な、なんだ急に改まって」
そう言いながら此方に向き直った奏の表情は、まるで俺を誘っているかのように妖艶で。
世の男子達はきっと、それだけでおとされてしまう程だろう。
彼女が喋る度に動く唇は、完全に成熟しきった女のそれだ。
そんな彼女の頼みなど、断れるはずも無い。
「貴方に教えて欲しい事。それは……」
ごくり、と生唾を飲み込む。
いや落ち着け、彼女の本質を暴いた俺に怖いものなんてない。
「……子供の、作り方よ」
何が怖いものなんてないだ俺の馬鹿野郎。
お前はいつもそうだ、そうやって油断ばかりして。
誰にも愛されなくていいから回避したい話題だ。
大人が子供から尋ねられたく無い事ランキングで間違いなく殿堂入りの話題だ。
「それは俺に聞くべき事じゃないって。教科書読もう」
「私は、プロデューサーさんに教えて欲しいの。きちんと理由もあるのよ?」
「理由……?いや、どんな理由だろうと嫌だけどさ」
「……少しくらい聞いてくれてもいいじゃない……ダメかしら?」
「あー……いや、そのだな……」
まずいまずい、完全にペースを握られている。
と言うかなんだ、なんで突然そんな話になった。
誘ってるのか?無知なのか?
と言うか教科書見ろよ。
「誰も教えてくれないの。教科書も受け取り損ねちゃって、授業もちょうど保険の日は全部仕事が入ってたのよ。貴方には教える義務があると思わない?」
思わない。
「調べようとしたら友達に止められちゃったわ。それは然るべき人に教えて貰うべきだ、ってね」
その通りだとは思う。
かなりデリケートなお話になるし、きちんと知識と理解ある大人から教えて貰うべきだろう。
そして同年代の男子はそんなことを教えられる筈がない。
女子は……きっと、奏の本当の性格を知っているんだろう。
確かに、全く知識がないまま芸能界にいるのはとてもよろしくない。
だが、このままではずっと奏は知らないままだろう。
だとしたら、ここは……仕方がないか。
助けてちひろさん。
「……あ、私は書類を出してきますので。プロデューサーさん……分かってますよね?」
にこやかにちひろさんは去って行った。
目は全く笑ってなかったけど。
……やるしか、ないのか。
自分を救えるのは自分だけだ。
「……どのくらいの知識があるのか確かめたいな。それじゃ、まず子供はどこから来るかは知ってるか?」
「そのくらい簡単よ。バカにしてるの?」
バカで結構だ、迂闊なことは言いたくないんだから。
「確か、野菜と鳥類よね」
バカだった。
「ええと……きゅうりとナスだったかしら」
「お盆かよ。これから産まれてくる命と既に去った命を一緒にするな」
「あ、ロールキャベツね。これならお肉もクリア出来るわ」
クリアってなんだ。
確かにキャベツであってるが、勝手に茹でるな。
そもそもお肉じゃなくて鳥類だ、勝手に殺すな。
……いや、それ以前にコウノトリとキャベツ畑も違うわ。
「それで、この時点でどの段階くらいまで私は習得出来てた?」
「階段でいうと今廊下くらいだな」
「まだ登れてすらないじゃない」
「大人の階段ってのは登り始めるまでが長いんだよ」
よし、いいぞ。
このまま話題をそらしてちひろさんの帰りを待とう。
飲み会の代金2回くらいこっちでもてばまぁオッケーしてくれるだろう。
間違いなく高いお酒を頼まれるだろうが、背に腹は変えられない。
「……で、いつまで話を逸らし続ける気?あまり私は気が長い方じゃないわ」
「専務の真似はやめろ、笑うし笑ったら怒られるから」
「ふふっ!……なら、貴方がダメなら次は専務に聞いてみようかしら」
「えー、子供と言うのはだな!人なんだよ!」
そんな目で俺を見るな。
ヤケになってないとやってられないんだよ。
「人と言う漢字は、人と人が寄り添って触れ合って完成している。つまり、だ。男と女が寄り添う事で人が出来る、つまり子供が出来るんだよ!!」
「……男と女である必要性はあるのかしら?男同士ではダメなの?女同士は?」
神話ならいけるんじゃないかな。
「待って……じゃあ、男と女が寄り添って触れ合うって事は……」
よし、俺は頑張った。
ここまでくればあとは自分で導き出せるだろう。
「……キスで、子供ができちゃうのね」
大人の階段はまだまだ先が長そうだ。
「人と言う漢字も、上の方がくっついてるわ……やっぱり、キスなのね。キスで子供が作れるのね」
……まぁ、今はそれでいいか。
そろそろちひろさん帰ってくるだろ。
「ただいま戻りました。プロデューサーさん、解決出来ましたか?」
先延ばしは出来ました。
「あら、ばっちりよちひろさん。彼はとても分かりやすく教えてくれたわ」
帰ってきたちひろさんが、とても安心した顔でため息をついた。
俺だってため息つきたいわ。
さて、後はちひろさんに事情を話して俺はさっさと退散するか。
「そうね、教えてくれたプロデューサーさんには……」
「ご褒美に、私と子供を作らせてあげるわ」
ぶん殴ってやる過去の俺。
今の俺はちひろさんに殴られとくから。
「スキャンダルって……一体、何処からなのかしら?」
妖艶な笑みを浮かべながら、担当アイドル速水奏は此方を向いた。
嘲笑っているとも誘っているとも、はたまた試しているともとれる彼女の言葉に、俺はキーボードを打ち込む手を止める。
机を挟んで反対側の椅子に座る奏の瞳は、見つめられたら吸い込まれると錯覚してしまうほどミステリアスな深さと光がある。
底がわからない、奥を読ませない、そんな瞳。
まるで此方の全てを見通しているかのような、妖しい視線。
「……スキャンダル?」
「うん、スキャンダルよ。何処までが許される事で、何処からが赦されない事なのか……私は知りたいの」
ナチュラルな動作で足を組み直す奏。
その動作一つで、一体どれほど沢山の思春期真っ只中の男の子を魅了した事だろう。
スカート短いのによくやるものだ。
短パン履いてるんだろうけど。
さて、何処からがスキャンダルなのか。
……どうなのだろう?
それは線引きとかそういう問題じゃなくて、奏にそういった相手がいる可能性があるかどうかだ。
というかいないなら聞いてこないだろうし。
これは……少しばかり、慎重にいかなければならないな。
「相手いるの?」
「さぁ……?どうかしら」
「スキャンダル起こすのか?俺以外のやつと……」
「え、あ……えっと、そうね。その可能性もあったわ」
そこで焦らないでくれよ、こっちが焦るだろ。
とはいえ、事はそれほど重大ではなさそうだ。
ならまぁそこまで気を使わなくても大丈夫だろう。
さて、スキャンダル、か……
「まぁ、証拠が残るようなものじゃなければ大丈夫なんじゃないか?あとすっぱ抜かれないようにしてれば」
「キスマーク残ってるのに撮影とか?」
「キスマークつけて撮影に行くな」
「ふふっ、冗談。そうね……それに、まだ何回か遊んだくらいだもの」
おっと。
不味いな、不味いか?
奏の事だから変装はしてるだろうが、男子と2人きりでと言うのは些かよろしくない。
そして次の問題だが、奏にとっての遊ぶというのがどう言った事なのか。
「遊ぶってのは……あれだよな?ゲーセンとか、映画とか」
まぁ奏だし、そのくらいだろ。
あとは食事とか。
「一緒に旅行に行ったりもしたわ」
アウトだ。
「おいおいおいおい、いやそれは……ちゃんと変装したんだろうな?大丈夫か?何かあったりしてないよな?」
「大丈夫、学生なんだから制服よ」
「余計アウトだよ!」
これで相手も学生だったらまぁ……んー、ギリアウトくらいだが。
相手が大学生や大人だったりしてみろ、大炎上だ。
「……相手とはどんな関係だったんだ?」
「最初は、文字でのやりとりが基本だったわ」
ネット上での知り合いとか、そういうのだろうか。
「それから何度かやりとりして……」
「会ってみたのか?」
「旅行に行ったわ」
段階を踏め。
何考えてんだ、ネット上の人と何度かやりとりして即旅行とか。
せめて一回会え、いや、会うな。
お前アイドルなんだぞ、どんなフォロワーがいるか分かったもんじゃないんだから。
事態は思ったより深刻そうだ。
いざとなったらちひろさんの力を借りることになりそうなくらい。
「……で、相手はどんな奴なんだ?」
「そうね……頭は悪くないわ」
「年齢は?」
「当然同い年」
「年収」
「学生に決まってるじゃない」
……なんだか俺、娘に恋人が出来たお父さんみたいになってるな。
「週にどの頻度で会ってるんだ?」
「そうね……3.4回くらいよ」
思ったより多い。
これは……不味いな、かなり不味い。
割と時間の問題な気がする。
「奏はそいつが好きなのか?」
「別に、そう言う訳じゃないわ。単に、それがスキャンダルになるのか知りたいだけ」
旅行とかスキャンダルに決まってんだろ。
というか二人で旅行の時点で相手は絶対気があるに決まってる。
話を聞いたところまだ肉体的な関係にはなってなさそうなのが救いではあるが。
奏だし、多分。
……待てよ。
俺は最近、奏が実際どんな人物なのかを知ったじゃないか。
それを前提に、全部を考え直せ。
旅行……本当に二人きりなのか?
「一応聞くぞ?旅行どこ行った?」
「うちの高校は京都だったわ」
修学旅行かよ……そんな気はしてた。
って事は、相手はクラスメイトか。
んで、文字でのやりとりって事は……
「……高校生にもなって交換ノートやってんのかよ……」
「文香に尋ねたのよ。学校であまり話した事ない男の子と仲良くなるには?ってね。そしたら『交換ノートは如何でしょう……文字には、その人の魂が宿ると言いますから……』って教えてくれたわ」
よくオッケーしたな、相手の男子。
あんまり喋った事ない女子と交換ノートって。
……まぁ、奏の事は知ってるだろうしな。
アイドルと交換ノートとか、かなり貴重な経験になるだろうし。
「……奏、今のお前なら何しても多分スキャンダルまでは届かないよ」
「安心して、既に縁はほぼ切れてるわ」
ならより安心だな。
「彼、既にファーストキスは済ませてるらしいの。つまり……」
つまり?
「既に、子持ちって事でしょう?」
この時ほど、奏をカワイイ奴だと思った事はないかもしれない。
トンネルを抜けると、そこは雪国だった。
きっとそんな文を書いた作者は、余程の衝撃を受けたのだろう。
ついさっきまでは緑に覆われた山々で、しかしトンネルを抜けたら別世界。
それはきっと、普段目にする事がない風景だからこそ衝撃的で。
全く違う世界に迷い込んでしまったような、わくわくとドキドキの入り混じった興奮する心。
いつもと違う、当たり前ではない。
そんな風景が、一瞬にして眼前に現れる。
だからこそ、それが想像できるからそこ。
この短い一文が、たくさんの人々の胸に残されているのだろう。
さて、何故そんな事を俺が突然言い出したのか。
それはもちろん、事務所の扉を開けたらそこは雪国だったから……なんて訳はなく。
ソファに腰掛けスマホを眺める奏が、いつもの大人びた表情らしからな微笑ましい顔をしていたからだ。
一人だったから油断していたのだろう。
普段では絶対に見せてくれないであろう年頃の少女染みたそんな彼女は、俺からしたら雪国よりよっぽと衝撃的だった。
「……おはよう、奏」
「あ……あら、おはようプロデューサー。どうしたの?顔赤いよ?」
「いやそれはお前だろ」
「……見てた? ……見てたわよね」
「バッチリだ、いい表情だったぞ」
珍しく照れる奏。
そんな表情すらもまた画面映えするんだろうな、と思えてしまうくらいには可愛らしくも大人びていて。
久し振り(どころか初めて)主導権を握れたんじゃないか、という興奮はさておき。
取り敢えず今は、気になる事を書いておくべきだろう。
「誰かから嬉しい報せでもきたのか?」
「壁紙を見て幸せに浸っていたのよ……って、何を言わせるのよ。誘導尋問なんて卑怯だわ」
これが誘導尋問なのか。
世の中の名探偵に謝れ。
「珍しいな、そんなに慌てるなんて。まるで秘境だな、なんつって」
「最近は冷えてきたわね。冷房、少し弱くしてくれるかしら?」
今のは俺でも寒いと思う。
「ってそうじゃなくてだな……あれか?好きな人を壁紙にしてにやけてたのか?」
少しニヤニヤしながらからかってみる。
普段はやられっぱなしだし少しくらいならバチは当たらないだろう。
奏に限ってそんな事は無いと思うけど。
「えっ……あ、え、えぇ……うん……」
…………や、やめてくれよその反応は。
怖くなるだろ、まったく。
流石は奏だな、俺から一瞬で主導権を奪い返すなんて。
小悪魔アイドルというだけの事はあるな!
「……え、マジで?」
「……何?私がそう言う事しちゃダメ?小悪魔アイドルは純情な事をしちゃいけないのかしら?」
「そうじゃなくってだなー……あー……」
数日前に奏がスキャンダルがどのラインからなのか聞いてきた事を思い出した。
あの時は笑って流せたけど、もしかして奏は本気で想ってる相手がいるのか?
だとしたら……少し、いやかなり真面目に真面目な話をしなければならない。
気付かなければよかった……いや、今気付けて良かった。
「それで……相手の年齢は?」
「私と同じくらいよ」
なるほど、大体同い年か。
となるとクラスメイトの可能性が高い。
「クラスメイトの男子か?」
「学校は違うわ。でも、いつも会ってるもの。クラスメイトよりも近い存在ね」
クラスメイトではないのに、いつも会ってる。
これはかなり本気なやつだ。
「俺の立場的にも、もう少しきちんと話を聞いておきたい。どうなんだ?どのくらいなんだ?」
「そうね、貴方なら気になって当然だわ。どのくらい……そうね、とっねも大切な仲間よ」
仲間、ときたか。
映画好き仲間みたいな感じなんだろうか。
となると、よく一緒に映画を観に行っていたら好きになったのだろうか。
「お泊まりにも行ったわ」
アウトォ!
「え、いやおい、お泊まり?お泊まり?!は?!奏が?!修学旅行とかじゃなくて?!相手の家に?!」
「学校が違うって言ってるじゃない……全く眠れなかったけど」
あー……あー……あー……
奏の事を誤解しきっていた。
わかったつもりになっていた。
なにがヘタレ純情だ。
「でも……とても楽しかったわ。大切な仲間達と一緒に、長い時間過ごせるなんて素敵だと思わない?」
「……ん?仲間達?複数人?」
複数人……なのか?
それは……なかなか、凄いな、うん。
奏が遠い。
……待てよ?
俺は何かとんでもない勘違いをしてる気がする。
「……壁紙、見せて貰ってもいいか?」
「貴方なら、特別に良いわよ。はい……」
恥ずかしそうに顔を赤らめ、奏が此方へとスマホの画面を向ける。
そこに写っていたのは、奏を含めて皆が楽しそうな笑顔で。
確かに、奏にとって大切な仲間達の。
ライブ後にみんなで撮った、プロジェクトクローネのアイドル達だった。
「どう?素敵な壁紙でしょう?私の大切な仲間達なの」
ふふっ、と微笑む奏。
その目は、してやったりと語っている。
あぁ、奏はこういうやつだ。
きっと最初から、俺がどんな勘違いをしているのか分かってやってたんだろう。
まったく……これだから小悪魔アイドルって奴は。
「その壁紙見てにやけてたの、フレデリカや周子にきちんと伝えておくよ」
「貴方が変な誤解をしてた事も、きちんと添えてね?」
ほんとに勝てないなぁ。
でもま、それもひっくるめて全部内緒にしておくか。
小悪魔アイドルの純情な一面を知っているのは、プロデューサーの俺一人に独り占めさせて貰おう。
以上です。
お付き合い、ありがとうございました。
過去作です、よろしければ是非
文香「文学少女は純情だと思っていましたか?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498125534/
次も楽しみにしてます
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500899249/
Entry ⇒ 2017.09.11 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
毛利蘭「氷の上に立ってみたい」
冬が終わり、3人で旅行するコナン達。
小五郎「今の季節でも、このあたりはまだまだ涼しいなぁ」
蘭「ホント! 風が気持ちいいね、コナン君!」
コナン「うん!」
コナン(こうしてあらためて見ると……蘭ってもっと他の髪型の方が似合うような気もすんなぁ)
コナン(今度それとなく、他のヘアスタイルにするよう、勧めてみるか……)
小五郎「ほら見ろよ。この湖、まだ氷が張ってやがる」
コナン「きっと冬はスケートができるぐらいだったんだろうね」
蘭「……」
蘭(やだ……なんなの、この衝動?)
蘭(氷の上に立ってみたい……)
蘭(危なげなことをしてみたい……)
蘭(よぉし、やっちゃおう!)スッ…
蘭「コナン君! お父さん! 見て見て~!」
蘭「この湖の氷の上、まだ立てるよ!」パキ…
小五郎「おいバカ! 何やってんだ!」
コナン「蘭姉ちゃん、もう氷はだいぶ薄くなってるんだよ! 危ないよ!」
蘭「ごめんごめん、すぐ戻るから――」
ピシピシ…
蘭「え?」
パキィィィィン
蘭「きゃああああああああっ!!!」
ドボーンッ
小五郎「蘭!!!」
コナン「らぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
蘭「水、つめた……! 体動かな……い……!」ガボガボッ
ブクブク…
小五郎「やばい! 蘭が沈んでいく!」
コナン(春になったとはいえまだ水温は相当低いはずだ! このままじゃ蘭があぶねえ!)
コナン「おじさん、助けに行こう! ただし、氷を強く踏まないように気をつけて!」
小五郎「おう!」
コナン「蘭!」
コナン「どこだ!? どこにいる!?」
コナン(くそっ、完全に沈んじまったか!?)
コナン(――いや!)
チャプ…
コナン「水面から蘭のツノがわずかに出てる!」
コナン「よぉしおじさん、これを引っぱろう!」
小五郎「おう!」
コナン「せーのっ!」グイッ
小五郎「よいしょぉ!」グイッ
ザバァァァッ
蘭「げほっ、げほっ、二人とも……ありがとう……」
小五郎「ったくぅ~、何やってんだよ。オメーらしくもねえ……」
蘭「ごめんなさい……」
小五郎「もういいから早く体拭いて着替えろ! 風邪ひいちまうぞ!」
コナン(あのツノがなかったら、かなり危ないところだったな……)
コナン(やっぱり蘭は今の髪型が一番だな!)
~ END ~
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496232539/
Entry ⇒ 2017.08.11 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
沖矢「さて始めるか」 盗聴電波受信器『んっ、工藤君、好き…』
―工藤邸―
沖矢「」
『ふ……はぁん……あ、あ、……好きよ、好き、なのぉ……』クチュ…クチュ…
沖矢「」
『はぁ、はぁ……そう、もっと……あんっ……あっあっ』クチュクチュクチュ
沖矢「……」コホン
沖矢「彼女も本来なら年頃だからな……自慰行為くらい」
沖矢(しばらく切るか……)
『だめっ……やぁっ……そんな激しっ……あぁっ!!』グッチュグッチュグッチュ
沖矢「……」
沖矢「いや、任務を放棄するわけにはいかない」モゾモゾ
朝
―通学路―
灰原「ふわああああああああああああ……」
コナン「おいおい、これまたずいぶん盛大なアクビだな」
灰原「ゆうべは……BSで興味深い戦争ドキュメンタリー映画をやっていてね、つい」ゴシゴシ
コナン「ったく、小学生がんなもん見て夜更かししてんじゃねえよ」
灰原「あら、あなたには言われたくないわ。テレビか推理小説かの違いだけじゃない」ワフ…
コナン「うっせ」ジト
電柱の影から覗く沖矢「……」
夜
―阿笠邸―
阿笠「いやー、いつもすまんのう昴くん!」ガツガツモグモグ
灰原「あなたがおかず持ってくるとカロリー計算が狂うのよ」
沖矢「それはすみません。では今度は肉を使わないヘルシーなものに挑戦してみましょうか」
灰原「そうね、そうして頂戴」
阿笠「おいおい、こってり料理は君頼みなんじゃ! 余計なことはせんでくれよ!!」アセアセ
・
・
・
阿笠「っはー食った食った! ワシは一眠りしてくるから、すまんが哀くんあと頼んだぞ」
灰原「ちょっと博士、食べてすぐ寝るのは良くないわよ!」
阿笠「いやー最近歳のせいか疲れやすくてかなわん。昴くんは構わずゆっくりしていってくれ」
灰原「全くもう……」ハァ
灰原「悪いわね、おすそ分け持ってきてもらったのに、片付けまで手伝わせて」キュッキュッ
沖矢「いえ、私もこちらでご馳走になってしまったので。お皿洗いくらいやりますよ」ジャブジャブ
沖矢「……」チラッ
灰原「……」キュッキュッ カタン
沖矢(この未発達の幼い少女が、夜毎あんな声を……)マジマジ
――あっ……あんっ……! 愛してるっ……もっと、もっと深くッ……――
沖矢「……っ」ボタッ
灰原「? 昴さん、どうし……え、ちょ」
・
・
・
・
・
ソファに横たわる沖矢「……すみません、ご迷惑を……」
灰原「それはいいけど大丈夫なの? 最近頭をぶつけた覚えは?」
沖矢「い、いえ、そういうことは何も……」
沖矢(不覚だ)
沖矢(……)チラ
沖矢(おそらくこのソファで、あられもない姿で、いやらしい音を立てながら、その白くて細い指を……)
沖矢(いかん、また出る)
灰原「あなた、ちゃんと寝てるの?」
沖矢(寝られるわけないだろ)
灰原「ま、私が言えることでもないけれど……どうせ知ってて様子でも見に来たんでしょ?」
沖矢「えっ」ギクッ
灰原「ふふっ、図星って顔」
灰原「さすがのあなたも鼻血吹くくらい弱れば、少しは油断してくれるのね」クスッ
沖矢「……」
沖矢「コホン……連日の夜更かしは感心しませんね」ハナオサエ
灰原「そうね、でも生活に支障が出ていないことは今確認したでしょ? ならもう放っておいて」
沖矢「……そんなに彼が大切なんですか」
灰原「……」
灰原「当然じゃない、だって私は彼を……!」
沖矢「そんなことをしても報われないのに?」
灰原「――っ」キッ
沖矢「失礼、失言でしたね」
灰原「そんなのわかってる……わかってるわよ……それでも、私は……」
灰原「えっ」
沖矢(しまった! 俺は一体何を)
沖矢「も、もちろん変な意味ではなく……ただ一人では、その、何かと大変ではないかと……」
灰原「……」
灰原「……結構よ。あなたに出来ることなんて何もないもの」
灰原「それとも、後片付けでもしてくれるのかしらね?」クスッ
沖矢(片付けだけ……それはそれで)ゴクリ
灰原「なあんてね……私のためを思うなら、このまま知らないふりをしていて頂戴」
灰原「お願いだから彼には黙っていて。……あなたは、今まで通りでいてくれればいいから」
深夜
―工藤邸―
沖矢(もしや振られたのか? 俺は)
沖矢(いや、あれはつまり……今まで通り黙って聴いていろ、ということ……)
沖矢(痴態を聴かれて悦ぶマゾかと思えば、とんだ女王様だ)
沖矢(思えば明美もそういうところがあった。さすがに姉妹だな)
沖矢(さあ、そろそろ時間だ。ティッシュを……)イソイソ
『嫌……恥ずかしいわ。そんなに見ないで……』
沖矢(ホー、今日はストーリー仕立てか)
『いいじゃねーか、……綺麗だぜ、灰原』
沖矢「!? ボウヤ……?」
『ひゃんっ! ちょっと、そんなとこ触らないでよ……馬鹿』
『ははっ、いい反応だな』
沖矢(いつの間にそんな関係に? だいたい幼馴染の少女はどうした)
『んぅ……嬉しい……私もよ、工藤くん……』ンチュ…
沖矢(まあ、彼女が幸せなら構わないか……)モゾモゾ
……――灰原「あなたに出来ることなんて何もないもの」――……
沖矢「……」チクリ
沖矢「成程、こういう意味、か」モゾモゾ
・
・
『ね、もういいでしょ? 早く来て……私、もう』クチュクチュ
沖矢「……」ゴクッ
『うわ、もうグチョグチョじゃねえか……オメー意外と淫乱なんだな』クチュクチュ
『う、うるさいわね、でもあなただってここがもう、ほら』サワ…サワ…
『んっ……お、おい、そんなにしたらっ……うっ……』コスコスコスコス
『ふふっ……工藤くんの江戸川くん、可愛い……きゃっ』ドビュルルルッ
『ううん。私、嬉しい』
『え?』
『だって私のこんな小さな手と、何の色気もない身体だけで、こんなにたくさん……』ヌチャ…ペロッ
『ば、バーロ』ムクムク
『なあに? もう復活したの? 若いっていいわね』
『お、オメーがやらしー顔すっから……』
沖矢(俺はもう若くもないのに過ちを……)モゾモゾモゾ
『いいか、灰原』
『ええ、お願い……』
『いくぞ』グッ
『んっ……ふぅ……あ……っ』ズプッ
沖矢「」
『いてぇか?』
『ううんっ、大丈夫、だ、から、はや、く、奥、まで……っ』ハアッ
『……』ジュプ…ヌチュ
『はあ、はあ……ああ……工藤くんが、全部、入ってる……熱い……おっきい……』
沖矢「」
『あっあっあっあっ』グチュグチュグチュグチュ
『くっ……』ヌチュヌチュヌチュヌチュ
『あんっ! あはぁっ! ダメっ、も、私、……!!』グチュグチュグチュグチュ
『お、れもっ……イキそっ……』ジュッポジュッポジュッポジュッポ
『出、してぇっ、あっ、わたし、の、中、にっ……いっぱいっ、あぁっ!!』
沖矢「」
.
『あんっ、あ、くど、く、あ、……ああぁ
『らああああああああああああああああああああああん!!!!!』ドビュビュビュビュビュビュ
沖矢「」ガタッ
沖矢(愛し合う二人ならばと目をつぶっていたが、たとえボウヤでも捨て置けん!!!!!!)
お隣
バーン
沖矢「志保!!!!!!!!!!!!!!」
阿笠「わしじゃよ」ドビュルン
コナン(死因はライフルのようなもので肛門を撃ち抜かれたことによるテクノブレイク)
コナン(チョーカー型変声機を悪用し倒錯的な自慰行為に溺れた、哀れな老人の末路だった)
コナン(時を同じくして、FBIの赤井さんが黒の組織のボスを仕留めたという連絡が入った)
コナン(頭を失った組織は勝手に空中分解。悪の組織の終焉など、いつの時代もこんなものなのかもしれない)
コナン(しかし、俺の推理が正しければ……まだ何も終わっちゃいない!)
・
・
灰原「出来たわ……工藤くん」フラフラ
コナン「え、出来たって……解毒剤か!?」
コナン「けど組織からは結局データは見つけられなかったって、ジョディ先生が……」
灰原「そのようね、でも何とか、記憶を辿って、自力で……これで、完璧なはずよ」
コナン「オメーが最近ずっと寝不足だったのって、まさかこれを」
灰原「私は、あなたを……あなたの人生を狂わせてしまったんだもの」
灰原「私が出来ることは、これしか……」クラッ
コナン「おい、大丈夫か!?」ガシッ
灰原「平気よ、これくらい……ほら、私のことはいいから」
灰原「とっとと飲んで、彼女の元へ帰りなさい!」
コナン「こんな……オメーを放っておけるかよ!!」ギュッ
灰原「!? 工藤くん、は、離して……///」
コナン「何で俺に黙って無茶すんだよ……」ギュウッ
灰原「……/// ……だって、バレたら絶対に止めるでしょう。あなたは優しいから」
灰原「隣の盗聴男にはバレてたけどね。黙っててくれたようで助かったわ」
灰原「……大丈夫、心配しないで」ニコッ
コナン「やっぱりな……オメーの嘘くらい見抜けんだよ。探偵舐めんな」
灰原「え……」ギクッ
コナン「オメーが戻らねぇんなら、俺も戻らねえ。一緒に生きよう、灰原」
コナン「今オメーを見て思った。俺にはオメーが必要だ、ってな」
灰原「やだ、それってプロポ……」///
灰原「……じゃないわよ! じゃあ私の血と汗と涙の結晶はどうするつもり!?」
灰原「こんな薬、幼児化していない人間が飲んだら体内で爆発する猛毒でしかないのよ!!」
コナン「心配すんなって。無駄にはしねぇよ」ニッ
灰原「……?」
コナン(それは「『ボス』と『あの方』は別人である」ということ)
コナン(現に、俺が密かに目をつけていた人物は未だのうのうと学校に通っている)
コナン(つまりそいつが、APTX4869で俺たち同様に幼児化した『あの方』なのだ)
コナン(何を企んでいるのか知らねえが、組織ごと潰して小学生の姿のまま雲隠れするつもりだろう)
コナン(だが、このまま逃しはしねぇ。俺が絶対に正体を暴いてやる!!)
コナン「灰原の体液の結晶」
光彦「いただきます!!!!」ゴックン
光彦「」ドカン
コナン(俺たちの命懸けの戦いは、こうして幕を閉じた)
コナン(これでようやく全てが終わった。平和が戻ったんだ)
コナン(灰原は本当によくやってくれた。オメーは最高の相棒だよ……)
・
コナン「しっかし、赤井さんが灰原引き取るって言ったときには焦ったぜ」チュ…チュゥ
灰原「アメリカ、に、連れて、行かれるって、思ったんでしょ……んっ」ピクン
灰原「あっ……あの人も、変わった、人、よね……」ハァッ、ハァッ
コナン「オメーが小学校卒業するまでは日本を拠点にするっつーんだもんな」ペロペロ
コナン「そんなワガママ通せるなんて、まさかそこまで優秀とはな」ペロペロペロペロ
灰原「んんっ……ちょっとあなたそれ、舐めすぎ……あぁんっ」ビクンッ
灰原「けど、仕事、とはいえ、毎週必ず、渡米する、なんてっ……あっ……そこ……」
灰原「ぅん……保護者、のくせに、無責任、だわ……」ハアッ…ハアッ…
コナン「お、いい感じに濡れてきたな」ジュルッ
灰原「ひぁんっ!!」ビクゥッ
コナン「ま、お陰で気兼ねなくオメーとこういうことできるわけだし……感謝しねーとな?」ナデナデ
灰原「ん……/// ねぇ、そろそろ……」
コナン「ああ、……好きだぜ、灰原」チュ
灰原「私もよ、工藤くん……」チュ…
―ニューヨーク―
ジョディ「シュウったら、さっきからイヤホンつけて何聞いてるの?」
赤井「ん? 保護者の責務を全うしているだけさ」フッ
ジョディ「……鼻血出てるわよ」
END
良い話だった
掲載元:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1476454380/
Entry ⇒ 2017.07.30 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
できたぞ新一!光彦専用九五式装置じゃ!
コナン「これは何が起きるスイッチなんだ博士?」
阿笠「それはのう、光彦君だけ・・・おっと、使ってみてのお楽しみじゃよ新一」
コナン「よっしゃ、早速押してみるぜ」ポチッ
阿笠「今日は光彦家で遊ぶじゃ日じゃったな、早速スイッチの効果を確かめてみるんじゃぞい」
コナン「サンキュー博士!じゃあ遊びに行ってくるぜ!」タッタッタ
阿笠「くれぐれも事故には気をつけるんじゃぞー!」
コナン「おじゃましまーす!」
光彦「いらっしゃいコナン君、皆さん待ってますよ」
コナン「おっす、おめーら!」
歩美「おはようコナン君」
元太「ひつまぶしコナン!」
灰原「おはよう江戸川君」
光彦「ようこそ僕の家へ!」
コナン『全体的に古い物があるな・・・』
光彦「早速ですが皆さん、ついに最新の携帯電話を手に入れました!」つD101 ○YPER
コナン「光彦、なんだそのガラクタ?」
灰原「あら、骨董品ね」
歩美「ブフッwww今はスマホの時代だよ光彦君」
元太「これじゃあ、うな重アプリができないぞ」
光彦「ちょっとみんな何を言っているんですか?携帯電話が古いだなんて!」
光彦「それにスマホってなんですか!?」
灰原「若年性認知症にしては早すぎるわね」
光彦「若年性認知症?何のことですか?」
コナン『もしや・・・』
光彦「と、とりあえず携帯電話のことは置いといて僕の新型PCを見てください!」
光彦「じゃーん!超最新のOS窓95搭載ッ!CPU166MHzッ!メモリー16MB!」
光彦「HDDも大容量1.6GB!もう何でもできる超夢のパソコンですよっ!」
コナン歩美灰原元太「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」
光彦『ふふっ、高スペックを聞いて驚いてますね・・・』
光彦「さあ、最新の技術インターネットをお見せいたしましょう!」
元太「光彦、このスペックだと鰻これくしょんできないぞ!!!」
光彦「えっ!?鰻これくしょん?」
コナン「バーロー!スマホ以下の鉄くずPCを出すんじゃねえ!」
歩美「そうだよ、今時流行らないよ」
光彦「ちょっと!これは最新型のパソコンですよパソコン!」
コナン『これは・・・もしかして・・・』
元太「鰻これは鰻これしかないだろ光彦!有名だぞ」
歩美「昨日、光彦君は親のクレカで課金しまくりってドヤ顔で自慢してたのにもう忘れたの?」
光彦「何を言っているのかよく分かりませんよ?」
灰原「光彦君、気はたしか?昨日のことよ」
光彦「もう、ああ言えば上祐、何で皆さん最新型を時代遅れと言うんですか?」
コナン『そうか!あのスイッチは光彦だけ1995年時の文化レベルまでに戻る効果だったんだ!そうと分かれば・・・』
コナン「まあまあ、それは置いといて光彦、ゲームしようぜ!」
光彦「だよね!ま、いっか」
光彦『助かりましたコナン君・・・』
光彦の部屋
灰原「さて、何のゲームをするの?」
歩美「歩美、GTAの3215滅亡ミッションをやりたーい!」
コナン「俺はやっぱり超弾丸論破2だな!」
元太「The Last of Unagi」
光彦「知らないタイトルばかりですが・・・コホン」
光彦「さあ!セ○サターンとプ○イステーションの両方ありますよ、どちらをしましょうか?」
歩美「セ○サターン?古いよ」
光彦「ふえっ?」
灰原「頭もPCもゲーム機も時代遅れね」
元太「今はプ○イステーション4とWi○Unagiと○BOX1の時代だぞ」
光彦「えっ、プ○イステーション4・・・?」
歩美「光彦君、いつも変だけど今日は特に変だよ?」
コナン「光彦、これを見ろよ」スッ・・・
光彦「コナン君何ですか?PS○ITAと書かれた、この薄くて横に長いテレビと美しい映像は?」
灰原「ゲーム画面よ」
光彦「冗談はよしてくださいよ、こんな綺麗な映像はVHSでも出せませんよ!」
灰原「VHS?もう絶滅寸前のメディアをまだ使っているの」
元太「うなぎのブルーレイかDVDを見ようぜ光彦」
光彦「ブルーレイ、DVD?何ですかそれは」
歩美「知らないのwwww」
コナン「光彦、今日は本当にどうかしちまったのか?同情するぜ」
歩美・元太「「?」」
灰原「一昔前の流行語ねそれ」
光彦「ああ、もう!ゲームはいいですから出かけましょう!」
元太「ゲームやらないのかよ」
歩美「変な光彦君・・・」
コンビニ
光彦『皆さん変ですね・・・会話が全然嚙み合いません・・・気を取り直して・・・』
光彦「さあ、このカゴに入れてください僕の奢りです」
歩美「歩美これー」ドサッ
元太「うな」ドサッ
灰原「これね」ドサッ
コナン「バーローこれも忘れるな」ドサッ
光彦『気前のいいところを見せて仕切り直しです』
店員「1080円になります」
光彦「えっ?1030円じゃないんですか」
店員「は?消費税8%ですよ」
光彦「ちょっと待って下さい、今は3%ですよ」
店員「いいから払って下さい」
光彦「はい・・・」
店員「はいちょうどですね、ありがとうございましたー」
光彦「・・・コナン君、いつから消費税が上がったのですか?」
コナン「去年の4月から」
光彦「去年・・・?灰原さん、今年は何年ですか?」
灰原「2015年よ」
光彦「えっ!1995年じゃないんですか?」
歩美「分かった!光彦君浦島太郎ごっこ?」
元太「お菓子ウメー!」ボリボリ
光彦「そんな・・・ちょっと皆さんはお菓子食べててください!」ダッ!
コナン『相変わらずスゲー発明だぜ博士!』
光彦「助けてください博士!」
阿笠「なんじゃい光彦君」
光彦「じつは・・・」
阿笠「ほう最新の知識だったと思う物がじつは昔の知識だったとな」
阿笠「よし、このスポーツ年鑑をあげるぞい、ここ数十年のあらゆるスポーツの結果が分かるんじゃぞい」
光彦「今から勉強している暇なんてありませんよ!」
阿笠「それと、光彦専用九五式片道次元転移装置をあげよう」
光彦「それは何ですか博士?」
阿笠「これはのう、片道じゃが95年代にタイムリープする装置なんじゃよ!」
光彦「本当ですか博士!」
阿笠「ああ、それがあれば人類の覇者になれるぞい」
光彦「これがあればうふふ・・・ありがとうございます!」
阿笠「くれぐれも悪用するんじゃないぞい」
光彦「ええ、分かっていますよ。もう未練なんかありません!」ポチッ ヒュンッ
阿笠「・・・?はて、誰かいたような気がするが気のせいかのう・・・まあ、ええわい」
光彦「・・・ここは僕の家・・・スポーツ年鑑もありますね・・・」ニヤリ
光彦「これが今日のレースの結果ですか・・・大穴いただきです!」
朝美「何ブツブツ言ってるの?コナン君達が玄関で待っているよ」
光彦「えっ!そうでしたね・・・」
光彦『コナン君達も戻ったのでしょうか・・・?』
光彦「やあ、お待たせしました」
コナン「遅いぞ光彦!待たせるなバーロー!」
元太「うな重」
光彦『何で2015年からタイムリープしたのにコナン君達もいるのでしょうか・・・』
光彦『本当に戻れたのか試してみましょう』
光彦「すみません、スマホをいじっていたのでつい・・・」
歩美「スマホ?何それ?」
元太「スマ重?なんだそれ・・・」
コナン「スマ○プの略名か?」
歩美「へんな光彦君・・・」
光彦『変ですね・・・灰原さんの姿がないようですが・・・
コナン「何を探しているんだ光彦?」
光彦「ところで灰原さんはどうしたのですか?」
元太「誰だそれは?」
歩美「コナンくん、灰原って誰?」
コナン「さあ?」
光彦『どうやら灰原さんは存在しないようですね・・・そんな・・・残念です』
光彦「ところで皆さん今日は少年探偵団の活動の一環として資金を稼ぎましょう!」
コナン「で、どうやって稼ぐんだ?」
光彦「競馬ですよ、け・い・ば!」
光彦「○○に馬連1000円ッ!」
光彦『さっきのレース結果とスポーツ年鑑の結果が一致してるので楽勝ですね』
コナン「バーロー!これだから素人は・・・○○に単勝1000円だろ!」
光彦『あーあーコナン君、その馬は4着ですよ』
歩美「わーっ、お馬さんがいっぱい~」
元太「馬重が喰いたくなったぞ」
レース後
光彦「ふふっ、当てました」札束
コナン「・・・外した」
光彦「気にすることはないですよコナン君、さあこの資金を○○に全てつぎ込みますよ!」
元太「無謀だぞ光彦!」
光彦「ふふっ、大丈夫ですよ元太君必ず当たりますよ」
光彦「ぐわっはっはっ、どーですかこの札束!」
元太「うな重食い放題じゃんか!」
歩美「光彦君、歩美の欲しい物買って!」
コナン「全てのレースを的中させるなんて、すげーな!」
光彦「皆さんの欲しい物を全て買って差し上げましょう・・・ふふっ」
光彦『これさえあれば全てを制覇できます!』
199X年日本国光彦都
光彦「ふう、沢山金を稼いだお陰で一つの都を丸々買えましたし、政治も僕のいいなりです」
光彦「黒の組織も自衛隊や警察を総動員して滅亡させましたし」
光彦「まさかボスがあの方だとは思いませんでしたが・・・まあ終わったことですし」
光彦「コナン君と突然現れた灰原さん、元太君と歩美ちゃんは僕の手下・・・」
光彦「彼らは光彦式南極基地にいるのでしばらくいないのは寂しいですが」
光彦「順調ですね・・・さて、次の計画へ動きますか・・・」
ブーッブーッブーッ!
光彦「!?」
【緊急速報!緊急速報!核ミサイルが各国から放たれました!第三次世界大戦だ!最寄りのシェルターに避難をしてください!】
光彦「何ですって!?避難しないと」ダッ
婆「さあ、早く!」
子供達「わーっ!逃げろー」
光彦「間に合いました、僕が作ったシェルターで人が救えるとは良かったです」
???「「「急げ!」」」
婆「ご・・・ごめんなさい、ここはもうひとり いえ・・・どうつめてもふたりまでです!!時間がありませんすぐに死の灰が押しよせてくるわ!!」
光彦「誰か抱えれば間に合うでしょう!僕のシェルターはそんな柔じゃありませんよ」
婆「じゃあ、あんたがでなさいっ!」ドンッ
光彦「痛っ!何をするんですか!」
???「「「今だ!」」」タタタッ・・・
ゴゴゴゴゴゴ・・・ガチャン
光彦「待ってください!入れてくださああああああああああっー!」ドロォッ
こうして光彦は即死致死量の500億倍の放射線を死の灰を浴びて生涯を終えてしまった。
生き残った物達に沢山の食料を残したことをシェルターの人たちは忘れないだろう。
彼はタイムリープしたことにより大勢の子供や本来命を落とすはずだった救世主達の命を救ったのだ。
サヨウナラ・・・ミツヒコ・・・
THE END
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420204515/
Entry ⇒ 2017.06.21 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
ジン「選挙について教えてほしい?」ウォッカ「へい!」
ウォッカ「へい。俺の名前は、ウォッカといいます」
ジン「ハンター……じゃねーよなぁ。かといってカタギでもなさそうだ」
ウォッカ「お察しの通りで。流石はジンのダンナ」
ジン「そうかよ。ま、追究はしねーけど」
ジン「で? なんで選挙について教えて欲しいんだ?」
ウォッカ「へい、実はウチの組織の若いもんが、選挙に行きたがらないんですよ」
ジン「へー」
ウォッカ「めんどくさいだの、誰がなっても同じだの。国民の権利なのに」
ジン「ま、めんどくさいのは、一理あるな」
ウォッカ「そこで、俺がそいつらにビシッっと言ってやりたいんですが……」
ウォッカ「実は、俺自身が選挙のことや投票について、」
ウォッカ「どうすればいいか、よく分かってないんですよ」
ジン「んだよ、しまんねーな!」
ウォッカ「す、すいやせん……」
ウォッカ「そこで、誰かこういう話に詳しい人が居ないか、ジ……いや、アニキに聞いたところ」
ウォッカ「ジンのダンナの事を教えてもらったんです」
ウォッカ「第13代ハンター協会会長選で、暗躍したジンさんを!」
ジン「ふーん」
ウォッカ「ジンのダンナ! どうかこの俺に、選挙や投票について教えてください!」
ジン「ヤダ! 俺は今イソガシイ」
ウォッカ(いや、マリカーしてるじゃねーか!)
ウォッカ「おっと、そういえばコレを忘れていた……」
ジン「?」
ウォッカ「どうぞダンナ! お近づきの品って訳じゃないですが……」
ジン「うおおお! パイロン! 上物だな、オーラ半端ねぇ!」
ウォッカ「お目が高い。やはり一流のハンターだ」
ジン「や、これはマジすげぇわ。ゾバエ病でも直せるかもしれん!」
ジン「うっし、しゃーねー。これ貰う礼だ、選挙について教えてやろう!」
ウォッカ「よろしくお願いします!」
ジン「……っても、あんまり教えられることねーぞ」
ジン「別にオレ、選挙の専門家でもなんでもねーし」
ウォッカ「ご謙遜を」
ジン「や、マジだって」
ウォッカ「……」
ジン「……」
ジン「まー、あれだな」
ジン「俺から言えるのは……4、いや、5つだな」
ウォッカ「5つ!」
ジン「あんま多くなってもイミねーし、ちゃちゃっと終わらせよう」
ジン「①選挙には必ず行け!」
ウオッカ「ほうほう……」
ウォッカ「必ず行く」メモメモ
ウォッカ「これは、どういった意味が?」
ジン「政治っつーのは元々、王様とか貴族とか、いわゆる特権階級だけができるモンで」
ジン「雑な説明になるが、まぁ民衆は貴族の我儘に振り回されるだけの存在だったんだが……」
ジン「革命の結果やら銃火器の向上やら経済の変質やらにより、一般人も参加させて、」
ジン「国民全員が後腐れなく、国の行く末に責任を持たせるために生まれたのが、選挙制度だ」
ウォッカ「ふむふむ」
ジン「今じゃ、王様なんかが直接政治するってのは少なくなったが」
ジン「今でも、世襲政治家や大資本家、宗教屋や市民団体が、ごり押しで選挙に勝って権力を維持してるって状況だ」
ジン「……で、貧乏人とか若者は、選挙にすら行かず、国から無視されていく」
ウォッカ「ですよね。まったくです」
ジン「これじゃ、結局は《貴族》が政治してんのと変わりねー」
ジン「選挙なんてせずに、長老制でもしてりゃ、その分金が浮くだろうし」
ジン「何より既得権益が、勝ちそうな奴があっさり勝つとか、つまんねーだろ」
ウォッカ「うんうん」
ジン「次いくぞ~」
ジン「②投票は必ず、有効票を投じろ!」
ウォッカ「有効票を投じる……」メモメモ
ウォッカ「こいつはどんな意味が?」
ジン「①とも関わりあるが、《貴族》政治化を解消させる効果がある」
ウォッカ「《貴族》政治を解消?」
ジン「例えば……」
ジン「ウォッカ、お前の得意なことって何だ?」
ウォッカ「俺の得意なこと……イラストを描くとかですかね」
ジン「じゃぁ俺が、ツイイッターのアイコン描いてくれって1万出したら、お前描く?」
ウォッカ「1万も! そりゃ勿論描かせて戴きますよ!」
ジン「んじゃ、どっかの誰かに、『アイコン描いてくれ、無料で』って言われたら?」
ウォッカ「無料で? そいつをぶちのめしに行きやす。ナメた野郎だ」
ジン「だろうな」
ジン「つーわけよ」
ジン「最近、若者の政治離れって、選挙に行かない、政治家も若者を無視してるって話がよくあるが、」
ジン「金出さなきゃモノは買えない様に、投票に行かないヤツは政治家の関心を買えねーんだ」
ジン「ギブアンドテイクだな」
ウォッカ「なるほど」
ジン「もしAって政治家がいて、資本家10万人の票で当選したら、Aは誰の為に働くと思う?」
ウォッカ「そりゃ、自分を支えてくれた資本家たちを優先して働くでしょうね」
ジン「じゃ、Bって政治家が労働組合10万人の票で当選したら?」
ウォッカ「やっぱり労組を優先するでしょう」
ジン「Cって政治家が宗教団体(ry」
ウォッカ「(ry
ジン「で、このABCは、文句だけは言うけど誰にも投票しない貧乏人や若者向け政策を作ると思うか」
ウォッカ「難しいんじゃないですかね?」
ジン「おーよ。自分の得になんねーから、やったとしてもテンションは上がらないだろうし、」
ジン「自分の支持者向け政策のデメリットやしわ寄せを、投票してない奴らにおっかぶせやすいだろう」
ウォッカ「うわー」
ジン「色んな調査で、低所得者や若者は選挙に行かないことが多く、その選挙に行かない理由を聞かれたとき」
ジン「『どうせ誰が当選するかは決まってる』『行かなくても損はしない』と答えるそうだが」
ウォッカ「……そんなこと、ありませんよね」
ジン「おう」
ジン「さっきのABCについても、元々の固定票10万票に対し、」
ジン「他の浮動票が乗っかれば乗っかるほど、コア支持層以外にも目を向けざる得なくなる」
ジン「また別に、」
ジン「固定票10万持ってる候補Dと、9万5000の候補Eが競ってる選挙区があった時……」
ジン「まぁ1人区や小選挙区制度だと特になんだが」
ジン「Dが突き放し勝てば、自分を後押ししてくれた浮動票に感謝し、政策練るし」
ジン「Eが逆転勝利すれば、自分を後押ししてくれた浮動票にやっぱり感謝し、政策練るし」
ジン「接戦であっても、油断して政治活動してたら次の選挙で勝てないと、緊張感を持ってくれるだろう」
ジン「とにかく、『俺はちゃんと選挙に参加してるぜ、政治家を選んでるぜ~』って人間が多いければ多いほど」
ジン「選挙後の政策も、既得権益がムダに得をして、社会的弱者がワリを食うことが少なくなる」
ウォッカ「これは大事ですね。みんなに伝えよう!」
ジン「有権者の存在を示して、政治家をビビらせなきゃいけねぇ」
ウォッカ「んん……?」
ウォッカ「ちょっと待ってくだせぇ、投じるのは白票じゃ駄目なんですか?」
ウォッカ「投票したい候補がいないけど、投票率を上げるために白票を、とかよく聞きますが」
ジン「ダメダメ。ゼッタイ駄目」
ジン「白票を投じても、その白票を投じた意味を、誰も解釈できないからな」
ウォッカ「といいますと?」
ジン「ひとつの白票あったとして、例えば入れたい候補が誰も居なかったからとか」
ジン「1人に絞りきれなかったとか、入れたかった候補の名前と顔をど忘れしたとか、」
ジン「そもそも選挙制度そのものに反対してるからとか……その結果がなす意味を誰にも伝えられない」
ウォッカ「もどかしいもんですね」
ジン「ま、元々どうしたって自分の意思を、そのまま選挙で反映させるのは無理なんだよ」
ジン「どうしたって、どこかしらが、ズレてくる」
ジン(それを少なくする方法はあるがな)
ジン「とにかく白票、無効票、棄権が多ければ、その分世襲政治家や大資本家、市民団体や宗教屋といった」
ジン「いわゆる《貴族》だけが得をして、投票しなかったヤツにしわ寄せが行っちまうんだ」
ウォッカ「へい」
ジン「だから、しっかり候補を調べて、有効票を投じるこった」
ジン「ぱぱっと行くぞ~」
ジン「③自分自身の考えに近い候補に投票すること」
ウォッカ「自分自身と近い……」メモメモ
ジン「代議士ってのは、国民(自分)の代わりに数年間政治をしてくれてる……期間限定アルバイターさんだ」
ジン「本来は、国民全員が政治家になって政治活動をすればいいが、現実はそんなん無理だ」
ジン「だから、数百人の代表者を選び抜いていく」
ジン「国民一人一人が自分に近い候補者を選んでいけば、数百人の、国民の縮図版が出来上がる」
ジン「んで、国民全員の志向と縮図である議会のバランスが一致すれば、」
ジン「結果的に国民全員が政治活動をするのと、同じ効果や結果が得られてくる」
ウォッカ「おおっー」
ジン「10年前ならともかく、今はパソコンやケータイで候補者の政策や活動を楽に調べられる」
ジン「いい感じで頼りになりそうな候補が居れば、その人に自分の代わりになってくれる責任を託せばいい」
ジン「④投票したい候補が特にいないなら、当選させたくないヤツのライバルに入れとけ」
ジン「いけすかねーヤツの野望を挫くのも、大事なこった」
ウォッカ「……」
ジン「……」
ウォッカ「会長選挙編、感動しました……」
ジン「そうか、俺も楽しめたイベントだったよ」
ジン「当落予想ってのが出てるからな。参考にできるぞ」
ジン「最後だ!」
ウォッカ「ウッス」
ジン「⑤投票してただけで終わったと思うな」
ジン「ぶっちゃけ①~④を全ムシしてもいいくらいだ」
ウォッカ「ええっ、選挙制度を全否定ですかい?」
ジン「いや、そうじゃねーよ」
ジン「選挙によって代議士が誕生しても、しっかり働くかは分からない」
ジン「そいつが何かやらかした時に、最終的な不利益を受け止めなきゃならないのは、」
ジン「代議士を選んだ、国民(自分)だ」
ジン「バイトを雇った店に、バイトの監督責任があるように……」
ジン「国民も、代議士がムダ使いしていないか監督を怠らず、」
ジン「代議士にやって欲しいことがあれば、意見をまとめて、丁寧に要望を伝えていくのが大事だ」
ジン「③で、代議士はアルバイターって言ったが、」
ジン「ちょっと前に、学生バイトが店の冷蔵庫で流し台を使って客に出す食い物を……」
ジン「なんだったか……とにかくバカな写真をツイイッターに上げて炎上してただろ」
ウォッカ「ありゃぁ、ヒデェ事件でした」
ジン「おう。それでバイトもエライ目にあってたが、バイトを雇った店やチェーンも」
ジン「大幅なイメージダウンと売上減少を被ってた。覚えてるか」
ウォッカ「もちろんで」
ジン「それと同じだ」
>>23
ウォッカ「いやまったく、その通りです。ジンのダンナ!」
ジン「とまぁ、俺が言えるのはこんくらいかな」
ウォッカ「そんな、滅茶苦茶参考になりました!」
ウォッカ「組織の若い連中にも、伝えようと思いやす!」
ジン「そーかー」
ジン「おさらいだ」
①選挙には必ず行け!
②投票は必ず、有効票を投じろ!
③自分自身の考えに近い候補に投票すること
④投票したい候補が特にいないなら、当選させたくないヤツのライバルに入れとけ
⑤投票してただけで終わったと思うな!
ジン「ってこったな」
ジン「あっ、そういえば……」
ウォッカ「イケメン候補だからとか、アイドルとか有名人だからと投票する有権者も多いようですが」
ジン「そういうのは止めといた方がいい」
ジン「有力党に所属してたり、若手のホープと話題になってたとしても、」
ジン「嫁さんの出産直前にいらんことしてたり、秘書の給料ピンハネしてたり、業者から裏金貰ったり、」
ジン「ガソリン代ちょろまかしたり、証拠ハードディスクをドリルで破壊したり、違法デモを扇動したり」
ジン「政治資金や寄付金の流用や、経歴の詐称とか」
ジン「イメージと違って、裏でしょーもねー事してる奴は多い」
ジン「だからま、なるべくでいいから調べとこう」
ジン「パッと見のイメージ、先入観と」
ジン「人物の実際が違うなんて、よくあるこった」
参考文献的なもの置いとく
投票率が低い若者の意見は、日本の政治に反映されない
ttp://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/post-5425.php
乙!
掲載元:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1468023186/
Entry ⇒ 2017.06.04 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
阿笠「哀くんが可哀想だと思わないかね?」
阿笠「考えてもみろ、新一」
阿笠「モブに毛が生えたような奴らにまで恋人ができとるというのに」
阿笠「哀くんには浮いた話すらないんじゃぞ」
阿笠「人気のイケメンどもに至っては揃いも揃って彼女を通して別の女を見ておるし」
阿笠「扱いが悪いにも程がある」
阿笠「なーにが配慮じゃ。ワシは哀くんがことごとく女性扱いされてないの見ても全く嬉しくないぞ」
コナン「けどさあ、好きな女には特定の相手なんかできて欲しくないって意見もあるだろ」
阿笠「それはわかる。わかるが、それと哀くんが女として尊重されないのは別の話じゃ」
阿笠「ガキども……あのうな獣でさえ『かわいーっ!!』とか言って色めき立っておったもんじゃ」
阿笠「それがどうじゃ、最近の哀くんときたら、平気でツンデレを履き違えた行動をとりよるし」
阿笠「サービスシーンは数あれど、頬を染めるのはソバカスだけ」
阿笠「本当の年齢を知っているお前ですら、ちょっと照れすらしなくなった!!」
コナン「言われてみれば……って、いくら中身が18でも見た目がガキなんだから当然だろ!!」
阿笠「問題はそこじゃ!!!」
コナン「」ビクッ
阿笠「そしてお前も彼女のことを、どんな感情からであれそれなりに気にかけていたし、たまにはドキッとしたりしてたじゃろ」
コナン「そうだったかぁ?」
阿笠「お前と哀くんの間にこの絶妙な空気感があったからこそ」
阿笠「たとえお前に絶対的ヒロインがいて最終的に報われないことが確定していようとも、」
阿笠「むしろ軽率に他の男をあてがうのはやめてくれとさえ思えたんじゃよ」
コナン「うーん……」
阿笠「哀くんのアイデンティティ『ヒロインの恋敵(になるかもしれない女)』という立ち位置は消滅した」
阿笠「そしてお前は彼女を守る役割すら他の男に丸投げし!!」
阿笠「しかもソイツが哀くんを女として見る可能性は限りなくゼロに近い!!」
コナン「それはまだわかんねーだろ……無いとは思うけど……」
阿笠「ならばせめて哀くんにはかっこよくて頼りになって彼女だけを一途に愛する相手と付き合って欲しいと思うのが親心というものじゃろ……」
コナン「いつ親心の話になったんだよ……」
阿笠「新一ならわかってくれるじゃろ?」
コナン「いやまあ、博士が灰原を思う気持ちならわからないでもねーけどよ」
阿笠「別にお前と結婚しろなんて言ってないんじゃ……こんだけチートで溢れてんだから哀くんの相手だってチートでいいじゃろって……」グスグス
コナン(もうついていけない)
コナン「は、博士の言いたいことはわかった……けど俺にはどうしようもねえしなあ」
阿笠「いや、お前にも出来ることがある」
コナン「何だよ? 灰原と付き合えっていうのは無理だぞ、もう蘭に告ったし」
コナン「待て待て待て、こういうの良くねえと思うけど」
阿笠「なんじゃい、ワシの気持ちをわかってくれたんじゃなかったのか?」
コナン「いやそりゃさあ、俺だって別にそのルートが見たいわけでもないけど」
コナン「たかが小学生の初恋だろ? くっつくと決まったわけじゃねーし、ムキになって消すこたぁ……」
阿笠「だからお前は甘いというんじゃ、新一」
コナン「む」
コナン「……薄々感づいてはいるけど、あいつらは違うだろ?」
阿笠「お前は哀くんがワシや少年探偵団を捨てて宮野志保に戻ると思うかね?」
コナン「……」
阿笠「万が一『灰原哀』の人生を選んだら……彼女の幼馴染ポジが誰になるか……」
コナン「……」
コナン「やっぱ良くねえよ、自分の考えと違うからって他人の想いを否定するようなことはさ」
コナン「こんなの神様に文句言うようなもんだろ? それに運命から逃げずに精一杯生きてる灰原にも失礼だ」
阿笠「……そうか、そうじゃな……ワシは哀くんの親代わりとして盲目になっていたのかもしれん……」
阿笠「すまんな新一、不毛な愚痴を聞かせてしまったのう」
コナン「いや、わかってくれればいいんだ。俺だって灰原の幸せを願ってるのは同じだしな」
コナン「おう、任せとけ」ポチッ
光彦「」チュドーン
阿笠「ワシは危うく自分の都合で他の誰かを踏みにじるところだったんじゃな……」
コナン「ったく、反省するのはそのくらいでいいだろ?」
コナン「人ってのは大きな力があれば抗おうとするもんさ」
阿笠「知った風な口をききおって……ところでそろそろ昴くんが来そうな時間じゃな」
阿笠「そうじゃ、スイッチで赤井くんと昴くんを分裂させるってのはどうじゃ?」
コナン「おいおい、それこそ需要狭すぎだろ」
コナン「それだったらまだ俺と新一を分離した方が……」
阿笠「なんじゃい、何だかんだ言って結局未練たらったらじゃないか!」
コナン「そりゃまあ、なあ?」
コナン・阿笠「「わっはっはっはっはっはっは!」」
おわり
掲載元:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1478965915/
Entry ⇒ 2017.06.01 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (1)
光彦「目が覚めたら地下室に閉じ込められていた」
コナン「気づいたか光彦」
光彦「こ、コナンくん!?ここはどこなんですか!?」
コナン「わからないが...どうやらここは...どこかの地下室みたいだ」
光彦「地下室...」
コナン「助けが来るまで待つしかない...」
光彦「使えるのは...ナイフだけですね」
コナン「テレビはあるが...電源コードが全て切られてる」
光彦「僕達...助かるんでしょうか...」
コナン「...絶対に助かってやるさ」
ここに閉じ込められて...5時間が経つ...助けはまだ来ない。
コナン「光彦?大丈夫か?」
コナン君が僕を心配そうに見つめ声をかける。
光彦「大丈夫ですよ...コナンくん」
コナン「そうか...もうちょっとの辛抱だからな」
光彦「・・・・・・」
少し前まで希望に満ちた表情をしていたコナンの目は今では血走った目をしている。
コナン「・・・もう我慢の限界だ」
光彦「・・・・」
コナン「光彦...ちょっといいか?」
光彦「なんですか?」
僕がそう言った時だった。心臓に強烈な痛みが襲いかかる...今まで感じた事のない痛みだ。
光彦「コナン...くん...」
体が怠くなり何も考えられなくなっていく...やがて僕の意識は闇に消えていった。
俺は...光彦を殺した...殺してしまった。目の前には俺がナイフで殺した光彦が倒れていた。
コナン「俺には帰る場所があるんだ...だから!俺は死ぬわけにはいかないんだ!...さてと...食料も手に入れた事だし...体力を付けないとな」
果たしてコナンは地下室から脱出する事が出来るのか!?
END
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488834600/
Entry ⇒ 2017.04.09 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
ウォッカ「実は、お袋がナイトスクープに依頼を出したみたいで。」
今回は、コナンの世界で「探偵!ナイトスクープ」が放送されていたらという設定で書きました。
ですので、ナイトスクープを見たことがない方には分からない部分が多いと思います。
自分でもなぜこの設定にしたのか意味不明です。
また、上記「阿笠博士AVメーカーを立ち上げる」の設定も若干ではありますがストーリーに絡んで来ます。
「阿笠博士が以前『WA☆SHI☆JA☆YO』というAVメーカーを立ち上げた」ということを知っていてくれれば大丈夫です。
コナン「おじさん早くー。ナイトスクープ始まっちゃうよー。」
小五郎「わーってるよ!」
コナン「あー、またビール買ってきてる。」
小五郎「うるへー!日曜日はナイトスクープで晩酌って決まってんだ!」
(ベッドの♪まわ~りに♪)
コナン「あ!始まったよ!」
西田「『探偵!ナイトスクープ』の時間がやってまいりました。」
西田「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問を徹底的に究明する『探偵!ナイトスクープ』。私が局長の西田敏行でございます!」
松尾「秘書の松尾依里佳です。当探偵局ではテレビをご覧の皆さんからの依頼に基づき、直ちに優秀な探偵を派遣し真相の追及に当たります。」ニコニコ
西田「そして本日の顧問は!私たちに夢をくれた、力をくれた、”永遠のレッドスター”元阪神タイガース赤星憲広さんにお越しいただきました!」
赤星「よろしくお願いします!(棒読み)」
探偵たち「イヨッ!レッドスター!」パチパチ
松尾「はい。最初の方は東京都にお住いの魚塚シゲ子さん58歳主婦の方からのご依頼です。」
西田「はい。」
松尾「『西田局長、そして探偵局の皆さんこんにちは。』」
西田「こんにちは。」
松尾「『私には今年で33歳になる息子がいます。手前味噌ですが、昔から本当に手のかからない子で、優しく、とても真っ直ぐ育ったくれたと思っています。』」
西田「うんうん。手前味噌だねえ~」
松尾「フフフ」
松尾「『しかし、私には息子のことで一つだけ気になっていることがあります。』」
西田「なんでしょ。」
西田「どゆこと!?」
松尾「『何度か聞いてみたのですが、いつもはぐらかされてしまいます。』」
松尾「『優秀な探偵さん、どうか私の息子の職業を調べてください。』というご依頼です。」
西田「あれまあ~。なんだか不思議なご依頼だねえ~。」
石田靖「そうなんですよ。この魚塚シゲ子さんの息子さんは、大学を卒業してから働き始めたんですけど、どこで何の仕事をしてるか全く分からないということで。」
西田「お金は貰ってるんだよね?」
石田「稼ぎはしっかりあるんです。ご両親にも毎月なんぼかは渡していて、確実に稼いではいるんです。ただ!それがどこから支払われているか分からない。」
西田「う~ん。謎だねえ~。」
石田「と言うわけで行ってまいりました。果たして息子さんの職業は分かったんでしょうか。ご覧ください、どうぞ。」
ウォッカ「ただいま~」
母ウォッカ「おかえり!」
石田「どうも!こんばんは!朝日放送の探偵ナイトスクープから来ました、探偵の石田です。」
ウォッカ「い、石田さん!」
石田「突然お邪魔してすみません。今ね、この野々山くんに仕事を紹介しようという依頼で調査に来てまして。」
野々山「どうも~」
ウォッカ「はあ。」
野々村「とりあえずご飯食べながら話しましょう。」
石田「何で野々山くんが指揮っとんねん!」
*野々山さんとは、ナイトスクープ最多出演回数を誇る名物依頼者です。たまに他の方の依頼にも登場します。
石田「いやあ~、お母さんのご飯美味しいわあ~」
母ウォッカ「フフフ」
野々山「絶品です~」
石田「野々山くんおかわりしすぎや!」
ウォッカ「ハハハ」
石田「三郎さんはお仕事何されてはるんですか?」
ウォッカ「え!?まあ、普通に会社に勤めてます。」
石田「会社?どんな仕事をなさってるんですか?」
ウォッカ「あ、あー、いえ、普通のですね、そのー、営業など。」
母ウォッカ「へえ~」
ウォッカ「え、ええ。まあ、大学卒業してからなので10年以上経ちますね。」
石田「なるほどー。この野々山くんでも働けますか?」
ウォッカ「いやー、ちょっと厳しいかもしれないです・・・」
野々村「ダメみたいですね。」
石田「野々山くん残念やなあ~」
石田「まあでもせっかくなんでね、急なんですけど、明日職場にお邪魔して良いですか?」
ウォッカ「え!?明日ですか?」
野々山「お願いします~」
ウォッカ「うーん・・・。じゃあ明日出勤した時に会社の人に聞いてみます。」
石田「ありがとう!」
ウォッカ(こいつはマズいことになった・・・)
ウォッカ「おはようございます、兄貴。」
ジン「相変わらず早え出勤だな。」
ウォッカ「兄貴、ちょっと相談事なんですが。」
ジン「どうした、怯えたツラをして。まるでティガーに睨まれたピグレットのようだぜ。」
ウォッカ「兄貴、俺が貸した『プーさん』のDVD見たんですかい?」
ジン「ああ。あれは傑作だ。イーヨーのモノマネも出来るようになったからあとで見せてやる。」
ウォッカ「流石ですね、兄貴。気に入ってくれたみたいで嬉しいですぜ。」
ウォッカ「次は『ぼのぼの』のDVDを貸しますよ、兄貴。」
ジン「ああ。それで相談事とは何だ。」
ジン「何?取材が来たのか?」
ウォッカ「ええ。それがどうも俺の職業を探ってるみたいで・・・」
ジン「お前、ご両親に組織のことを話してねえのか。」
ウォッカ「え、ええ。まずかったですかい?」
ジン「いや、そいつは好都合だ。」
ウォッカ「・・・?」
ウォッカ「それで、俺の職場を紹介しないといけない状況になりまして。」
ジン「なるほどな。」
ジン「案ずるな。策はある。プーさんがハチミツを見つけるようにな。」
ウォッカ「助かります、兄貴。」
ジン「それで、探偵の野郎は誰だ?」
ウォッカ「石田靖探偵ですぜ。」
ジン「ククク・・・!最高の探偵を用意してくれるじゃねえか・・・!」
石田「というわけで三郎さんの職場の前にやってまいりました。このビルですね。」
石田「どうですかお母さん?」
母ウォッカ「緊張してます。」
石田「ですよね。お父さんも来てくれはって。」
父ウォッカ「へへへ。緊張しております。」
石田「そして、なんと、野々山くん急用で来れず!ということで。」
石田「それでは早速行ってみましょう。」
石田「こんにちは~」
ウォッカ「どうも。お待ちしておりやした。」
石田「ここが三郎さんの職場ですね。」
ウォッカ「そうです。」
石田「実はですね、本当の依頼は三郎さんのお母さんからで、息子の職業が知りたいと。」
ウォッカ「ああ、そういうことでしたか。(やっぱりそうか・・・)」
石田「そして、野々山くんは仕事を探しておりません!」
ウォッカ「ハハハ。」
石田「それで今日はお母さんとお父さんにも来て頂いております。」
(母ウォッカ&父ウォッカ登場)
石田「それではズバリお聞きします。三郎さんの職業はなんでしょうか?」
ウォッカ「兄貴、それで策というのは。」
ジン「WA☆SHI☆JA☆YOというAVメーカーを知ってるか?」
ウォッカ「ええ。最近急成長してるAVメーカーですよね。何度かお世話になりやした。」
ジン「あそこは組織の息がかかった会社だ。」
ウォッカ「そうなんですかい?」
ジン「ああ。『あの方』はアダルト業界にも顔が利く。」
ウォッカ「なるほど。」
ウォッカ「助かりますぜ、兄貴。初対面の人と話すのは苦手でして。」
ジン「そこに石田探偵を招き入れろ。」
ウォッカ「分かりやした。」
ジン「いいか。お前は広報部だ。色々なアイディアを出してAVを宣伝する業務に就いていると説明しろ。」
ウォッカ「何から何まで・・・。本当にありがとうございます、兄貴。」
ジン「礼はいらねえ。」
ジン「その代わり、『ぼのぼの』のDVDを早く貸せ。」
ウォッカ「私はアダルトビデオのメーカーで働いています!」
石田「ハッハッハッハ!」
母ウォッカ「!?」
父ウォッカ「ニヤニヤ」
ウォッカ「ごめん、お袋。今まで黙ってて。」
母ウォッカ(号泣)
ウォッカ「ずっと言いたかったんだけど、お袋びっくりすると思って言えなくて。」
ウォッカ「でもこの仕事好きで・・・」
母ウォッカ「そんなこといいのよ。あなたがどんな仕事であれ一生懸命働いていれば。どんな職業かなんて関係ない。」
ウォッカ「お袋・・・(号泣)」
石田(涙目)
ウォッカ「ありがとう。お袋。」
母ウォッカ「これからも頑張ってね。」
石田「ちなみに野々山くんは働けますか?」
ウォッカ「ダメです(笑)」
(デデデン!)
西田(号泣)
松尾(号泣)
赤星(涙目)
石田「というわけで三郎さんはアダルトビデオのメーカーで働いていて、お母さんが心配すると思って言えなかったと。」
西田「なるほどねえ~(号泣)」
石田「あの後ですね、お父さんがアダルトビデオを何か1本くれゆうて、お母さんと一悶着ありました。」
スタジオ「ハハハ!」
(ナア~イト♪スクウ~プ♪)
小五郎「いやあ~今の話良かったなあ~」
コナン「感動したね!」
小五郎「ああ。親子の絆ってやつだ。」
コナン「おじさんに依頼頼まないで西田探偵局に頼んだ方が事件解決するんじゃない?」
小五郎「だあーってろ!」
ジン「『ぼのぼの』のDVDだ。」
ウォッカ「見終わったんですね、兄貴。」
ジン「ああ。俺には多少刺激が強いが、メッセージ性があるのが良い。」
ウォッカ「どのキャラクターがお気に入りですかい?」
ジン「シマリスくんだ。」
ウォッカ「いい趣味してますね。流石ですぜ、兄貴。」
ウォッカ「次は『おさるのジョージ』貸しましょうか?」
ジン「ああ。」
ジン(まさかお前の方から出向いて来てくれるとはな・・・)
ジン(歓迎するぜ・・・ジョージ・・・)
西田「はい!それでは次のご依頼にまいりましょう。」
松尾「はい。続いての方は東京都にお住いの円谷光彦くん7歳からのご依頼です。」
松尾「『西田探偵局の皆さんこんにちは。』」
西田「こんにちは。」
松尾「『僕は帝丹小学校1年生の円谷光彦と言います。僕には夢があります。』」
西田「何かな。」
松尾「『それは陰毛でミサンガを作ることです。』」
西田「えええ~!?」
松尾「『そのミサンガに”童貞を卒業できますように”という願いをかけたいのです。』」
西田「えええ~!?」
松尾「『僕の計算では小学5年生の秋ぐらいにミサンガが切れて、童貞を卒業できる算段になっています。』」
松尾「『しかし、僕にはまだ陰毛が生えていません。』」
松尾「『優秀な探偵さん、どうか僕に陰毛を分けてください。そして一緒にミサンガを作って下さい。』というご依頼です。」
西田「こりゃ参った。」
おわり
最後まで読んで下さり本当にありがとうございます。
改めて読むと微妙ですね。
また精進して新しい作品を書きたいと思います。
感想や意見等ありましたら書き込んで下さると嬉しいです。
日曜日って事は関西人じゃないな
お前探偵かよ
最高の探偵だなお前
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1484414300/
Entry ⇒ 2017.03.19 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
阿笠「イクのが止まらないんじゃが」
コナン「スゲー……チンコが蛇口みてーに精液吐き出してやがる」
コナン「今度は何を悪用しちまったんだ?」
阿笠「いや、普通に媚薬と精力剤を混ぜて絶倫になろうと思ったんじゃが」
阿笠「ちーと調合ミスをしてしまったんじゃよ」
阿笠「じゃ、じゃが効果は見ての通り絶大じゃぞ!」
コナン「バーロ、現に失敗してるじゃねーか」
阿笠「む、むぅ……」シュン
コナン「にしてもどうしたらいいんだこれ」
コナン「オウ灰原、ちょっと博士のチンコ見てくれよ」
灰原「嫌よ、そんなもの見るくらいなら組織に殺された方がマシだわ」
阿笠「」
コナン「んなこと言うなって……ほら」グイッ
コナン「な?スゲーだろ?」
灰原「やけに床がヌルヌルしてると思ったらそういうこと……」
阿笠「す、すまん……」
コナン「っつーわけでさ、化学者として博士を治すために知恵貸してくれよ」
阿笠「哀くん……」ウルウル
コナン「ったく……流すのは精液だけにしとけよな」
阿笠「す、すまん。つい二人の優しさが胸に染み入ってのう……」
灰原「まったく、歳をとるっていやね」クス
阿笠「風呂場に移動した方がいいかのう」
灰原「ダメね。排水口が詰まったらそれこそ大惨事になるわ」
コナン「かと言ってこのままじゃ精液で博士が溺れちまうし……」
阿笠「どうしたもんかのう……」
灰原「……何か思いついたみたいね、名探偵さん?」
コナン「あぁ……たった一つの真実ってやつをな……!」
コナン「博士!今すぐうな重の出前をとれ!」
阿笠「な……一体どういうことじゃ?」
コナン「バーロ……俺の言うとおりにしろよ」ニヤリ
……
…
灰原「工藤君、特上のうな重の出前が届いたわよ」
コナン「おーし、あとはあいつ探偵バッヂの位置を捕捉して……」
コナン「……さすが、呼ばなくても向かってきてるぜ」
阿笠「し、信じられんスピードじゃ」ガクガク
灰原「化け物ね……」
コナン「最強にセットしたキック力増強シューズで仕留める」カチカチッ シュィィィィィン
阿笠「なるほど、迎撃するわけじゃな」
コナン「あぁ。絶対に仕損じねえ」
灰原「……!来るわよ!」
コナン「待ってろよ博士、すぐ楽にしてやるからな」タタッ
阿笠「よろしく頼むぞい!」
灰原「もう目と鼻の先よ!」
コナン「あぁ……」
ガチャッ
コナン「いっけえええええらああああああああああああああん!!!!」ドゴォ
元太「光彦おおおおおおおおお!!!!!!」
歩美「光彦くううううううううううん!!!!!!」
コナン「!?」
灰原「!?」
元太「光彦!光彦!……コナン、オメー光彦にいきなりひでーぞ!!」
歩美「そうだよコナン君!光彦君の下半身どっかいっちゃったよ!」
灰原「惨いわ」
コナン「ババババーロォ……なんで光彦がここに……?」
歩美「私も一緒についてきたんだよ!」
灰原「つまり、三つのバッジの位置が重なって一つに見えていたということね」
コナン(クッソ……光彦のせいで元太を気絶させる計画がパァだ!)
コナン(いや……冷静に考えろ……まだあるはずだ、元太の意識を失わせる方法が!)
コナン「……!」
コナン「最初から……こうすればよかったんだな!」スチャッ パシュッ
元太「コナ……!オ、めー……」ドサッ
歩美「元太君、しっかりして!」
歩美「コナン君!もうそれやめて!」
コナン「仕方ないんだよ歩美ちゃん。博士のためなんだ」
歩美「博士の……?」
灰原「せっかくだから吉田さんも小嶋君を運ぶの手伝ってちょうだい」
コナン「床が濡れてんのは転がしやすくて助かるぜ」ズズズ
歩美「ねぇコナン君、哀ちゃん、博士の家なんか匂わない?」
灰原「大人になれば分かる日がくるわよ」
歩美「前に蘭お姉さんからしたのと同じ匂い……」
阿笠「おぉ、何やらすごい音がしたが大丈夫じゃったか?」
コナン「あ、あぁ、ちょっとトラブルがあってな。だけどほら」グイッ
阿笠「どうしたんじゃ元太君、ぐったりしておるようじゃが……」
歩美「あれ?なんか博士しょんべん小僧みたーい!」
阿笠「」
灰原「さぁ探偵さん?ここから小嶋君をどう使うのかしら?」
コナン「あぁ、今見せてやるよ!」
コナン「灰原、開口器貸してくれ!」
灰原「はい」スチャッ
コナン「よっしゃ博士!その緩み切った蛇口ンポを元太にぶちこんでやれ!」
阿笠「な、何を言っておるんじゃ!」
灰原「なるほどね……」
歩美「なんか面白そう!」ワクワク
阿笠「じゃ、じゃが……」
コナン「じれってーな。蹴りで無理やりぶちこんでやってもいいんだぜ?」カチカチッ
阿笠「わ、わかった!わかったわい!」
阿笠「むぅ…………ええい、南無三じゃ!」ズポォッ
コナン「頑張れ元太!耐えろ!」
歩美「よくわかんないけど頑張って元太君!」
灰原(……こういう、友情っていうのも悪くないわね……)
阿笠「むおおおおおおおお!!!!」ビクビクッ
阿笠「精液の噴出が……止まった?」
コナン「バーロ、そんなわけねーだろ。あくまで応急処置なんだから」
阿笠「どういうことじゃ?」
コナン「簡単なことさ。博士が無限に精液を吐き出し続けるんなら、無限にそれを受け入れられる器……つまり元太の胃袋をあてがってやればいいだけのことさ」
灰原「さすが現代のホームズ様ね」
コナン「とりあえずこれで危機的状況は脱したわけだが……」
灰原「問題は根本的な解決策をどう講じるかね……」
阿笠「そうじゃのう……」
灰原「……これはあくまで仮説だけど」
灰原「オーバードーズによって博士の体内の機構が変化」
灰原「摂取した薬物と同様の効能を永続的に生み出し続け」
灰原「結果として性的絶頂が継続してるんじゃないかしら」
灰原「ええ、その通りよ」
コナン「バーロォ!悪用するな悪用するなって自分であれほど言っておいてこれかよ!」
阿笠「め、面目ないわい……」
灰原「そうすると、負荷に身体が耐え切れなくなるまで待つしかないわね」
歩美「えぇ!?博士死んじゃうの?」
阿笠「!?」
灰原「問題は死後もこの効果が無限に続く可能性があるってことね」
コナン「化け物じゃねーか」
阿笠「もういいんじゃ」
コナン「博士……?」
阿笠「これ以上君たちに迷惑をかけるわけにはいかんよ」
阿笠「わしは自爆する」
灰原「そうよ、まだ可能性は……」
阿笠「いいんじゃよ……さっきからまた射精の量が増えた」
阿笠「いくら元太の胃袋とはいえ、無限を超越した射精には耐え切れんかもしれん」
阿笠「若い命を犠牲にしてまでこの老いぼれは生き永らえようとは思わんよ」
灰原「博士……」
歩美「じゃあさ、逆に全部出しちゃったらいいんじゃない?」
コナン「え?」
歩美「私が前に転んで怪我したとき、化膿したところの膿をお母さんが抜いてくれて治ったんだ!」
コナン「……いや、いけるかもしれねえ」
灰原「工藤君?」
コナン「発想を逆転させるんだよ。精液を止めるんじゃねえ、精液を出し尽くすんだ」
コナン「もしも射精臨界点を超えられれば、薬の効果を相殺するほどの虚無が訪れるはずだ」
コナン「だが、そのためには今よりも深い絶頂と身体への負担がかかる」
コナン「イキきる前に逝っちまってもおかしくねぇ」
灰原「……」
コナン「それでも破滅的な死を享受するよりはいくらかマシなはずだぜ?」
阿笠「新一、哀くん、歩美くん」
阿笠「なんでかのう、わしは今嬉しいんじゃ」
阿笠「射精の中で終わるはずだった人生に少しだけ希望が見えたことに」
阿笠「……わしは生きる!生きて生きて、イキきってやるわい!!」
灰原「……」グスッ
コナン「そうと決まれば善は急げだ!窓の外に向かって射精しろ!」
阿笠「うむ!元太くん今まで悪かったのう!」ズポォッッ
元太「」ビクビクビクビク
歩美「滝みたーい!」
灰原「早くしないと、もうあまり時間はないわよ!」
阿笠「うむ!いくぞい!!」
阿笠「むおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」シコシコシコシコドピュオオオオオ
歩美「哀ちゃん見て!空に虹が架かったよ!」
阿笠「むおおおおおおおおおおお!!!!!!!」ドピュルルルルルルルルルルルル
コナン(男の俺には分かる……イってる最中のチンコを扱くのはこの上ない地獄だ)
コナン(それでも博士は……生きるために……イキ続けるんだ……)ポロポロ
灰原「博士!」
コナン(何か……何かないのか……?俺にできることは……)
歩美「博士!頑張って!!」
コナン(何も…………いや!!)ヌギッ
阿笠「やめ……るんじゃ……し……新一……!」ドドドドドドドドドドドド
阿笠「君の身体が……もたん……!!」ドドドドドドドドド
コナン「バーロォ、博士を一人でイカせられるかよ……ウッ」ドピュドピュ
コナン「……くっ、まだだ!!」シコッ シコッ
歩美「博士!コナン君!頑張って!」
歩美「ほら、哀ちゃんも二人を応援して!」
灰原「えぇ……負けちゃだめよ、二人とも!」
歩美「がんばれ!がんばれ!」
灰原「イきなさい!」
阿笠「そう……じゃの!」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
阿笠「……!」ゴオオオオオオオオオオオオオ
コナン「博士!?射精が!!」
阿笠「あぁ……ついに審判の時がきたようじゃ……」ゴオオオオオオオオオオオオオ
阿笠「わしは逃げも隠れもせん!!ただイキ様を我が人生に刻むのみ!!」キュイイイイイイイイイン
阿笠「ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」ドピュッ……
歩美「博士!」
灰原「博士!」
コナン「らああああああああああああああああああああああん!!!!!!」ドピュッ
…………
……
…
大地を優しく包み込み、草木を愛おしく潤し、人々に束の間の静寂を齎す。
博士は絶頂の末にものすごい賢者モードに襲われ、この世界の真理に触れた。
その日、世界に新たな神が生まれた。
……
…
蘭「博士、また手でシてあげるからお小遣いちょうだい!」
阿笠「黙れ!この淫売め!」
HAPPY END
これが許されてしまうコナンssはマジで異質
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1484839542/
Entry ⇒ 2017.02.14 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)
ウォッカ「兄貴、ジェームズ・ボンドのカクテルを作りましょうぜ!」
ジン「ジェームズ・ボンドのカクテル?」
ウォッカ「あの007こと、ジェームズ・ボンドが愛飲してるカクテルで」
ウォッカ「正式名称はヴェスパー・マティーニとか言うらしいんですがね」
ウォッカ「なんとジンとウォッカを混ぜ合わせるカクテルなんですぜ!」
ジン「なに……!」
ジン(ウォッカ……やっと俺の気持ちに……)
ウォッカ「いいもなにも、言い出したのは俺ですぜ」
ジン「それもそうだな……俺としたことが……」
ウォッカ「じゃあさっそくやりましょうぜ」
ジン「おい……まさか今からか?」
ウォッカ「へい」
ジン「フン、仕方ない奴だ……」ヌギ…
ジン「え、だって――」
ウォッカ「まあ、酒飲んだら火照っちまうかもしれませんしね」
ジン「あ……ホントにカクテル? 比喩とかじゃなくて?」
ウォッカ「へい!」
ジン「あ、そう」
ジン「……」
ウォッカ「ウォッカは1オンス、と」トクトク
ジン「……」
ウォッカ「あと、リレ・ブランっていう食前酒のワインを半オンス」トクトク
ウォッカ「こいつはなかなか入手困難らしくて、手に入れるのに苦労しましたぜ」
ジン「……そうか」
ウォッカ「どうです、兄貴!?」シャカシャカシャカ
ウォッカ「俺のバーテンぶりも少しはサマになってるでしょう?」シャカシャカシャカ
ジン「……ああ」
ウォッカ「知り合いの店で、ちょいと修行しましてね」シャカシャカシャカ
ウォッカ「あ、さっきから俺ばっかりやっててすいやせん。兄貴もやりますか?」シャカシャカシャカ
ジン「いや……続けてくれ」
ウォッカ「さ、兄貴、飲んでみて下せえ!」スッ
ジン「……」ゴクッ
ウォッカ「どうですかい?」
ジン「……失恋の味がするな」
ウォッカ「え……!?」
ジン「ウォッカ……」
ジン「しばらくの間、お前と組んで仕事をするのはやめることにする」
ウォッカ「へ!?」
ウォッカ「あ、あのっ、兄貴!? ちょっと待って下さい!?」
ジン「ああ、これだけは言っておく。お前のバーテンぶり、なかなかよかったぞ」
スタスタ…
ウォッカ「兄貴っ! 兄貴ーっ!!!」
……
ウォッカ「――ってなことがありましてねえ」
ウォッカ「俺……兄貴になにか悪いことしちまったのかな……」
ベルモット「ウォッカ……あなた、まだまだ“男心”ってものを分かってないのね」
― END ―
俺は好きよ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466003974/
Entry ⇒ 2017.01.10 | Category ⇒ 名探偵コナン | Comments (0)