津田タカトシ「なんかみんなのチョコの渡し方が過激なんだけど……」
1: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/14(日) 01:52:28.57 ID:tbL1h7Vho
2月14日(平日)
生徒会室――
シノ 「津田」
津田 「どうしました、会長」
シノ 「ちょっと来い」
津田 「? はい」
シノ 「その、なんだ。アリアと萩村がいないうちに渡そうと思ってな」
津田 「ええと」
シノ 「今日はバレンタインだろう?」
津田 「あっ、もしかしてチョコ頂けるんですか?」
シノ 「用意しておいたぞ」
津田 「ありがとうございます、わざわざ」
シノ (……相変わらず、義理だと思ってるなぁ、まったく……)
津田 「?」
シノ 「いやなに、君は変わらないな」
津田 「なんですかそれ」
シノ 「少しあげ方を工夫しないとダメだろうか」
津田 「はぁ」
シノ 「ふむ…… よし、じゃあ少しゲームをしよう」
津田 「ゲーム、ですか?」
シノ 「私がチョコを隠し持つから」
津田 「隠し持つから」
シノ 「探すといい」
津田 「はい?」
2: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/14(日) 01:53:17.05 ID:tbL1h7Vho
生徒会役員共SSです。
去年は別所で津萩バレンタインSS書いたけど、今年はこっちで書くことにしました。
今回もよろしくお願いします。
スズちゃんかわいい。
3: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/14(日) 01:53:58.32 ID:tbL1h7Vho
津田 「あの、探せって」
シノ 「後ろを向いて10数えたまえ」
津田 「えーっと」
シノ 「ほら早く」
津田 「は、はい」
津田 「1、2、3……」
ゴソゴソゴソ
津田 (まだ言っている意味がよくわかんないんだけど……)
津田 「9、10」
シノ 「よし、いいぞ」
津田 「あの、会長、これって……」
シノ 「さぁ、探していいぞ」
津田 「探せと言いますが、その、つまり」
シノ 「つまり? 察しが悪いなあ君は。つまりだ、私はいま、君にあげるチョコを隠し持っている」
津田 「はぁ」
シノ 「そのチョコをだな、わ、私のことをよく視たり」
津田 「よく視たり」
シノ 「さ、触ったり」
津田 「触ったり……」
シノ 「上着くらいだったら脱がしても」
津田 「脱が……ぬが!?」
シノ 「そ、そうだな、少し恥ずかしいが匂いだって嗅がれても」
津田 「いやいやいやいやいやいやいや!」
5: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/14(日) 01:54:27.95 ID:tbL1h7Vho
シノ 「な、なんだっ、臭くなんかないぞ!」
津田 「そうじゃなくて! なんかいろいろ問題あるでしょう!!」
シノ 「あっ、体温でチョコが融けてしまうな」
津田 「そうじゃなくて! なんかこう、風紀的に!」
シノ 「確かに、嗅ぐところによってはアウトかもしれないが、だが津田なら……」
津田 「そうじゃなくて! それに、触るのも、そんなじろじろ見るのも失礼でしょう!」
シノ 「本人がいいって言ってるんだからいいではないか」
津田 「なんにせよ校内じゃアウトですってば!」
シノ 「だからこうしてこっそり誰にも見られないように」
津田 「やっぱり問題あると認めてるんじゃないですか!」
シノ 「むぅ」
6: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/14(日) 01:55:03.47 ID:tbL1h7Vho
シノ 「だがもう隠してしまったしな」
津田 「出せばいいじゃないですか……」
シノ 「これでは体温でチョコが融けてしまうなぁ」
津田 「ですから……って、どこに隠してるんですか」
シノ 「やはり気になるか?」
津田 「えっ、いや、それは……」
シノ 「どこだろうなぁ。チョコが融けるような体温の高いところに隠しているかもしれないな」
津田 「…………」
シノ 「せっかくのチョコも、融けてしまってはなぁ。誰か探してくれないものか」
津田 「……ですから、そういうのは……」
シノ 「津田ならいったいどのように探すのだろうな。頭からかな、足からかな。下からだと、いろいろな所が見られてしまいそうだ」ドキドキ
津田 「う……」ゴクリ
シノ 「もちろん何か触れてしまったり、見えてしまっても、探しものの間の事故でしかないのだが……」
津田 「…………」
シノ 「津田」
津田 「……なんでしょう」
シノ 「探してくれないか?」モジモジ
津田 「…………は、い……」ドキドキ
7: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/14(日) 01:55:32.52 ID:tbL1h7Vho
津田 「えっと……」
津田 (会長は立っているだけだ……特に怪しい膨らみもないから、背中かな……?)
スタスタ
津田 (背中には……腰の辺りにはなにもない)
津田 (え、まさか……)
津田 (まさか、ス、スカートの……?)
シノ (見てる……津田が、私をじろじろと、見ている……)
シノ (腰、あ、視線を下に向けて、つま先まで……)
シノ (そうなるよう仕向けたのは自分なんだが、これは、なんというか……!)
シノ (むちゃくちゃ恥ずかしいな、これ!)
津田 (いや、さすがにスカートの中は隠さないし、探せないだろ……)
シノ 「つ、津田……」
津田 「はっ、はい」
シノ 「スカート、気になるか……?」
津田 「えっ、いえそのっ……」
シノ 「見づらかったら……ひ、膝立ちになってみたらどうだろう」
津田 「えっ……」ゴクッ
シノ 「見てみないと、あるかないか、分からないだろう?」
津田 「…………そ……そう、ですね……」
8: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/14(日) 01:56:08.78 ID:tbL1h7Vho
スッ
シノ (津田が……私の後ろで体をかがめて、膝立ちになってる……)
津田 (会長の脚……それから、スカート……スカートの上からわかる、この曲線……)
津田 (オレ、なにしてるんだ……)
津田 (でも……)
津田 「や、やっぱりこんな所にはないですよね、はは……」
シノ 「…………そ、そうかな」
津田 「だ、だいたい、どれくらいの大きさなんですか。そんなに大きくはないと思いますけど」
シノ 「そうか? 腰回りは少しやせたと自負しているからな!」
津田 「何の大きさの話!?」
シノ 「つまりは、津田……み、見てみたいのか?」
津田 「は、えっ?」
シノ 「スカートの中……」
ガタッ
津田 「ちょ、ちょっと会長!」
シノ 「じょ、冗談だ!」
津田 「ですよね、ですよね!」
シノ 「さ、さすがに冗談が過ぎたな……津田もそんな、立ち上がってまで引かなくても」
津田 「驚いて立っちゃいましたよ」
シノ 「もしかして、あっちも勃っちゃってたりするのか?」
津田 「あまりシャレにならないジョークやめてくれません!?」
9: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/14(日) 01:56:40.59 ID:tbL1h7Vho
津田 (さすがにスカートには隠してないよな。隠してても探せないし……)
津田 (となるとブレザーの内側とか……ん?)
津田 (会長の首の後ろ、不自然に盛り上がってる……これか)
津田 「見つけましたよ、会長」
シノ 「そうか、見つかってしまったか」
津田 「じゃあ、これでゲームは終わりということで……」
シノ 「こらこら、ちゃんと見つけるまでだぞ」
津田 「はい?」
シノ 「ちゃんと君の手で、取ってくれ」
津田 「あ、えーと……」
津田 (まぁ、首筋だからな、そこまで問題じゃないだろ)
津田 「じゃあ、失礼して」
ゴソ
シノ 「んっ……」
津田 「か、会長。あまり変な声出さないでくださいよ」
シノ 「こ、これは、反射というものだっ、仕方あるまい!」
津田 「さっさと取っちゃいますよ。ブレザーの内側……じゃない? あ、Yシャツの内側……?」
シノ 「だから、急がないと溶けそうだと」
津田 「ゲームはじめたの会長なんですから、そこは文句言わないでくださいよ……えーと」
ゴソゴソ
スルッ
シノ 「ひゃうっ!?」
10: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/14(日) 01:57:14.95 ID:tbL1h7Vho
津田 「え、あれっ、落ちました?」
シノ 「あっ、やっ、背中に引っかかってる」
津田 「背中に……?」
シノ 「津田……これ、ブラに引っかかってる」
津田 「いや、言わなくていいですって……」
シノ 「だが、取ってもらわないと」
津田 「…………あーもうっ、さっと取りますからね!」
シノ 「う、うむ」
ズボッ
津田 「この包みだな、っと」
クイッ
津田 「ん?」
パチン
シノ 「!!」
津田 「なんか引っかかったような」
シノ 「…………」
津田 「あー、ようやく取れましたよ会長。箱じゃなくて包みだったんですね」
シノ 「お、おい、津田……」
津田 「なんですか?」
シノ 「き、君、いま何をしたか分かってるのか……?」
津田 「え?」
11: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/14(日) 01:57:44.47 ID:tbL1h7Vho
シノ 「とりあえずそれはあげるからな! 私はちょっと失礼する!」
津田 「あ、はい、ご馳走さまです……」
ガチャッ バタン
津田 「なんだったんだろ」
津田 「あ、トリュフ」
モグ
津田 「ん、美味しい」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
シノ (まったく、ブラをはずしたことにも気づかないとは……本当に男なんだろうな!)
シノ (まぁ、大きめのブラをしていた私にも責任が無いとは言わないが……)
シノ (とにかく、トイレでもいいから入って直さないと、崩れてしまうではないか!)
シノ (それにしても……)
シノ (津田の視線が、私の身体を隅々まで見て……)
シノ 「…………っ」ゾクゾクッ
シノ (ヤバい……)
シノ (これは、癖になりそうだ……)
12: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/14(日) 01:58:25.16 ID:tbL1h7Vho
――ほんの少し時間が戻って
生徒会室前廊下
アリア(ん~~、チョコ、津田くんに用意したけど……)
アリア(普通にあげるのもちょっとインパクトに欠けるかな?)
アリア(なにか、ちょっとくらいアピールできるような……)
シノ 『ひゃうっ!?』
アリア「ん? シノちゃんの声……?」
アリア(生徒会室?)
津田 『背中に……?』
アリア(津田くんの声も)
シノ 『津田……これ、ブラに引っかかってる』
アリア(なにしてるのかな)
コソッ
津田 『あーもうっ、さっと取りますからね!』
津田 『ん? なんか引っかかったような』
シノ 『お、おい、津田。き、君、いま何をしたか分かってるのか……?』
シノ 『私はちょっと失礼する!』
アリア(あ、出てくる)
コソコソ
ガチャ バタン スタスタスタ…
アリア(シノちゃん、津田くんにチョコあげてたのね)
アリア(それも、あんな方法で……)
アリア(……ふぅん、そっかぁ)
64: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/21(日) 18:31:19.09 ID:ren0buYPo
カチャ
津田 「あ」
アリア「あ、津田くん」
津田 「七条先輩。お疲れさまです」
津田 (……さっきの、見られてないよな……?)
アリア(とか思ってるんだろうなぁ、ふふっ)
アリア「シノちゃんは?」
津田 「あ、いやー、なんか、ちょっと失礼するとかで」
アリア「そうなんだ。スズちゃんはまだみたいね」
津田 「ですね」
アリア「じゃあ、いまのうちに」
ゴソゴソ
アリア「はい、津田くん」
津田 「あ、先輩も」
アリア「も?」
津田 「えっ、ええと」
アリア「うふふ、シノちゃんね。美味しかった?」
津田 「ええ。美味しかったですよ」
アリア「シノちゃんのカラダも?」
津田 「味わってないよ!?」
津田 (た、多分嘘は言ってない)
アリア「うふふ、冗談よ。折角だから食べてみて」ガサガサ
65: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/21(日) 18:31:51.23 ID:ren0buYPo
アリア「今年は、チョコクッキーだよ」
津田 「いま頂いちゃっていいんですか。それじゃぁ」
アリア「はい、あーん」
津田 「えっとぉ……」
津田 (あ、あーんか……)
津田 (前にお弁当をもらったことあるけど、箸だったし……七条先輩、意外と無頓着なのかな……)
津田 (指から直接……いや、気をつければ大丈夫……)
アリア「津田くん?」
津田 「あ、はい、いただきます。あー……」
アリア「…………」ヒョイ
津田 「んっ」スカッ
津田 「あれ?」
アリア「どうしたの津田くん、届いてないよ?」
津田 「あ、あー」
アリア「」スッ
津田 「むっ」スカッ
アリア「ふふ」
津田 「し、七条先輩」
アリア「ふふふっ、ごめんね、可愛かったからつい」
津田 「か、可愛いってなんですか」
66: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/21(日) 18:32:17.77 ID:ren0buYPo
アリア「はい、食べてごらん~」
津田 「むむ……」
アリア「あーん」
津田 「あー」
スッ
津田 「んっ」
スッ
津田 「んんっ」
津田 「ちょっと先輩ー……」
アリア「だって、津田くん腰が引けてるんだもん」
津田 「腰、ですか?」
アリア「遠慮してるみたい」
津田 「いやそれは、その、指なめたりしないように」
アリア「気にしなくていいのに」
津田 「気にしますよ……」
アリア「もぅ。いいから、しっかり食べて。ね?」ニコッ
津田 (……勝てない……)
67: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/21(日) 18:32:43.86 ID:ren0buYPo
津田 「わかりました。いただきます」
アリア「はい」
津田 「あー……」
アリア「えい」グイッ
津田 「モガ!?」
津田 (え、指がもろに口の中に触れた……まぁ、いいって言ったし……)
アリア「ふふっ、どうぞ」
津田 「ん、おいひいです」モグモグ
アリア「ありがと。…………」
津田 「……?」
アリア「……」ジー
津田 (なんかめっちゃ見られてる)
アリア(津田くん、見てる、ね)スッ
津田 「?」
アリア「……」ペロ
津田 「!」
津田 (いま七条先輩、舐めた!? オレの口に付いた指、自分で舐めた!?)
68: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/21(日) 18:33:13.04 ID:ren0buYPo
津田 「あ、あの……」
アリア「津田くん」
津田 「はい……」
アリア「お茶淹れようか」
津田 「え、ええ……」
津田 (オレの見間違い? でも、いまのは……)
アリア「暖房効いてるねー」
津田 「そ、そうですね」
アリア「外から来たばっかりだから、ちょっと暑く感じるくらいだよ」
津田 「あ、少し窓開けましょうか?」
アリア「ううん、大丈夫だよ。津田くんとか他の人、寒くなっちゃうでしょ?」
津田 「オレは構いませんが、確かにそうですね」
アリア「私がちょっとブレザー脱いでおくから」
津田 「えっ……」
アリア「こら、だめだよーエッチな想像しちゃ」
津田 「し、してませんよ!」
アリア「そうかなー?」シュルッ
アリア「んー、脱いでもまだちょっと暑いなぁ」
津田 「ちょっと暖房止めておきましょ……」
アリア「大丈夫だよ。ちょっとリボンとボタン外すから」
津田 「ああ……えっ」
アリア「」シュルッ プチ
津田 「し、七条先輩!?」
69: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/21(日) 18:33:56.87 ID:ren0buYPo
アリア「暑いね、津田くん」
津田 「え、あの……?」
津田 (た、谷間っ! 谷間が見えて……!)
アリア「そうだ、クッキー、もう一個どうぞ」
津田 「あのっ」
アリア「食べて、ね?」
ガサガサ スッ
津田 (近っ……)
津田 (こんな近くにいたら、見下ろすと、み、みえ……)
津田 (とにかく今は、クッキーを)
津田 「あ、あー……」
アリア「」スッ
津田 (またクッキー遠ざけられた……もっと首のばして……)ググッ
アリア「」ススッ
津田 「ん」カプッ
アリア「やん」
津田 「ん!?」
津田 (え!? いつの間に七条先輩の顎の下まで……!?)
アリア「もう、津田くんたら。クッキーにがっつきすぎだよ?」
津田 「い、いや、七条先輩に誘導されて……」
アリア「顔上げちゃだーめ」グイッ
津田 「んんんっ!?」
津田 (オレの口が先輩の首元に……っていうか、顎になんか柔らかいの当たってる!?)
津田 「ん、んー、せんぱ……」
アリア「ん? クッキー? まだあるよー」
ガサガサ
70: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/21(日) 18:34:47.38 ID:ren0buYPo
アリア「はい、どうぞ。あ、津田くんの口がどこにあるかよくわかんないなぁ」
モゾモゾ
アリア「ここらへん?」
津田 (ん、口元にクッキーが当たっている……え、なに、食べればいいのか……?)
津田 「んん」カリッ ポリポリ
アリア「んっ……」
アリア(津田くんが食べてる振動、直に伝わる……)
津田 (……すごく甘い匂い……クッキーだけじゃなくて、これ、七条先輩の……)
津田 (七条先輩に頭抑えつけられて、胸元でこんな……)
アリア「ちゃんと食べられてるかな?」
津田 「」コクコク
アリア「んっ、そこで動かれると、くすぐったいよ」
津田 「う……」
アリア「美味しかったかなー?」
津田 「は、はい」
アリア「良かった」
スッ
津田 (よ、ようやく解放してくれた……やばかった……)
71: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/21(日) 18:35:16.68 ID:ren0buYPo
アリア「あ」
津田 「?」
アリア「クッキー、粉になってちょっと零れちゃった」
津田 「え?」
アリア「ほら、ここ」
津田 「ここ……?」
アリア「ね、ここ」ぽよん
津田 「あ……」
津田 (確かに、七条先輩の胸に……クッキーの茶色い粉が……)
アリア「津田くん」
津田 「はいっ!?」
アリア「美味しそう?」
津田 「えっ……あっ、はいっ、クッキーはとても美味しかったです……」
アリア「そうじゃなくて」
アリア「こ、こ」
津田 「……」ドキッ
津田 (確かに柔らかくて……お、美味しそうではあるけど……)
アリア「うふふっ、顔に書いてるね」
津田 「いや、そのっ」
グイッ
アリア「じゃあ」
アリア「舐めて?」
72: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/21(日) 18:36:00.50 ID:ren0buYPo
津田 「なめ……?」
アリア「うん」ぽよん
津田 「えっ」
アリア「ほら、早くしないと」
津田 「…………」
アリア「粉がもっと奥に行っちゃうよ?」
津田 「……」ゴクッ
アリア「津、田、くん」ボソッ
津田 (うわ、耳元……)
津田 (いい、のか……? 先輩が言ってるんだから……いいんだよな……)ドキドキドキ
津田 「七条先輩……」
アリア「うん。いいよ」
ツ
津田 「……」ペロ
アリア「んっ」
津田 「……」ペロ ペロ
アリア「そう、ちゃんと、綺麗にね」
津田 「……」ペロペロ
アリア「ほら、津田くん。片方だけじゃないよね?」
津田 「はい……」ペロ ペロ
アリア「うん。いいこいいこ」ナデナデ
津田 (……頭撫でられるの、気持ちいいな……)ボーッ
アリア「全部とれた?」
津田 「…………はい」
アリア「嘘はだめだよ、津田くん」
津田 「…………」
アリア「どこを舐めればいいか、分かってるよねー?」
津田 「はい……」
津田 (やばいやばいやばい……意識とびそう……)
73: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/21(日) 18:36:39.48 ID:ren0buYPo
津田 (この谷間の……奥に……)
ペロ
アリア「んっ。そう、もっと、奥だよ」
津田 (柔らかくて、あたたかい……)
津田 「……はぁっ、はっ…… ……ふぅっ……」ペロ レロ
アリア「息、荒くなっちゃってるね」
津田 「…………」ペロ チュプ
アリア「ちゃんととれたかな?」
津田 「……」ペロ ペロ
津田 (やばい、もうあっちすごいことになってる……)
津田 「……」ペロッ
津田 「……終わりました」
アリア「よくできました」
津田 「フー……フー……」
アリア「津田くん。美味しかった?」
津田 「…………は、はい……」
アリア「そう、それじゃ……」
ギュッ
アリア「続きは、また今度、ね」ボソッ
津田 「うぐっ」
アリア「ふふっ」
津田 「あ、あのっ、ちょっと失礼しますっ」
バタバタ ガチャッ
アリア「あら」
アリア「やりすぎちゃったかな?」
アリア「まあ、可愛い津田くんがいけないよね。ふふっ」
74: ◆WO7BVrJPw2 2016/02/21(日) 18:37:15.52 ID:ren0buYPo
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
津田 (やばいって、全然おさまらないってこれ……)
津田 (とりあえず冷たい空気に当たれば、多少落ち着く……はず)
津田 (七条先輩、あれって、やっぱりからかわれているだけなのかな……)
津田 (それにしてはさすがに……うーん……)
ギィ
津田 「うわ、さすがに外は寒いな」
津田 (一気に火照りは抜けていくけど……まだ一部が若干あれだ……)
津田 (もう少しして落ち着いたらもどろう)
ムツミ「あれー、タカトシ君」
津田 「ん? 三葉」
ムツミ「どうしたの、外でコートも着ないで」
津田 「い、いやぁ。暖房でちょっとのぼせたかな? なんて」
ムツミ「そっか。でも気を付けてね、風邪だってまだまだ油断できないでしょ」
津田 「それを言うなら三葉も。胴着で外は寒いだろ」
ムツミ「そお? 私は風邪ひいたことないから大丈夫!」
津田 「うん、深くは考えないようにしよう」
ムツミ「あっ、そうだ……時間あるなら、ちょっと、いいかな……?」
津田 「え。う、うん」
120: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:53:11.42 ID:WRmtpqvCo
――廊下
ムツミ「私の荷物、部室に持っていっちゃって……歩かせてごめんね?」
津田 「いやいいよ、オレも少し歩きたかったし」
ムツミ「そっか。……あ」
ムツミ(これって、やっぱりチョコ渡そうとしているのバレバレかな)
ムツミ(ひゃーっ、なんか緊張してきたー!)
ムツミ(去年はさっと渡せたはずなのになぁ……)
津田 「三葉、三葉」
ムツミ「は、はいっ!」
津田 「着いたよ。柔道部部室」
ムツミ「あ、ああっ、うん! そうだね、えっと……ちょっと待っててね」
津田 「うん」
ガチャ バタン
チリ 「あ、ムツミ」
ナナコ「どうかしたー?」
ムツミ「うう~~……」
121: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:53:41.70 ID:WRmtpqvCo
チリ 「いま、外に副会長いたよね」
ナナコ「あっ、もしかしてチョコ渡しに?」
ムツミ「そ、そうなんだけど……なんか変なの」
ナナコ「へん?」
ムツミ「タカトシ君に渡そうとしたんだけど、なんか緊張しちゃって……こんなことなかったのに」
チリ 「あー……」
ナナコ(え、自覚無し?)
チリ (みたいだよー……前にテコ入れしてあげようとしたんだけどなぁ)
ムツミ「とりあえずチョコレートはあるんだけど、なんか渡しづらいなぁ」
チリ (仕方ない、ひと肌ぬいでやりますか)
ナナコ(おー、いいぞーチリちゃん)
チリ 「ムツミ」
ムツミ「ん?」
チリ 「それは緊張が原因なわけだから」
ムツミ「から……?」
チリ 「緊張しない場所で渡せばいいんだよ」
ムツミ「緊張しない場所?」
チリ 「つまり」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――柔道場
津田 「え、なんでオレここに呼ばれたの?」
122: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:54:09.22 ID:WRmtpqvCo
ムツミ「え、えーとね……チリ、なんで柔道場にきたの?」
チリ 「ここならムツミのホームみたいなものでしょ」
ムツミ「それはそうかもしれないけど……」
ムツミ「…………」チラ
津田 「?」
ムツミ「ううっ……」シュン
ナナコ(ねぇ、やっぱり緊張とれてないんじゃ)
チリ (そりゃそうよ。まぁ、見てなって)
チリ 「いやぁ副会長~、わるいね、来てもらっちゃって」
津田 「まぁ、構わないけど……ええと、オレは何をすればいいのかな」
チリ 「それがさぁ、ムツミが強くなり過ぎちゃってさ、私たちじゃ相手にならないんだよね」
津田 「はぁ」
チリ 「だから、少しだけ練習相手してくれない?」
津田 「えっ。いやいや、だってオレ柔道とかなんもやったことないよ? 練習相手なんか」
チリ 「大丈夫大丈夫」
津田 「それに胴着も……」
チリ 「いいからいいから」
123: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:54:43.01 ID:WRmtpqvCo
チリ 「ムツミぃ、どうせまだ緊張ほぐれてないでしょ?」
ムツミ「う、うん……」
チリ 「副会長がちょっと練習に付き合ってくれるってさ」
ムツミ「へっ? 練習って、柔道の?」
チリ 「そうそう。大好きな柔道していれば、緊張もほぐれるってもんだよ」
ナナコ(無理ない?)
ムツミ「…………」
ムツミ「そっかぁ!」
ナナコ(えぇ……)
ムツミ「え、でもタカトシ君、練習付き合ってくれるの?」
チリ 「ばっちりだよー。胴着がないから組むのは無理だけど、抑え込みとかはできるでしょ」
ムツミ「そうだね、身体を動かせば緊張も解けるかも! よーし、やってみよー!」
チリナナコ「「…………」」
チリ 「単純で良かったぁ」
ナナコ「副会長も押しに弱いみたいだしね」
124: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:55:12.57 ID:WRmtpqvCo
津田 「ええと、三葉。オレじゃぁ相手にならないかもしれないけど」
ムツミ「そんなことないよ! 基本的に体重の重い人の方が有利だかし、男の人ってやっぱり筋力あるし」
津田 (筋力でも勝てそうにないけどね……)
チリ 「ムツミ、ムツミ」
ムツミ「ん?」
チリ (チョコ持ってきた?)
ムツミ(いちおう、あるけど……)
チリ (よし、溶けないように持っててあげるから、いい? まずはこーして……)
ムツミ(う、うんっ……)
津田 「?」
ムツミ「お、お待たせっ」
チリ 「まあそんなわけだから、頼むよ」
津田 「頼まれるのはいいけど、どうすればいいの?」
チリ 「まずそこに寝そべってー」
津田 「うん」ゴロン
チリ 「じゃあムツミ、袈裟固めからいってみようか」
ムツミ「うん」
125: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:55:45.04 ID:WRmtpqvCo
津田 「はは、技かけられるの、ちょっと怖いかも」
ムツミ「大丈夫、痛くはしないようにするから」
津田 「お手柔らかに……」
チリ 「じゃあね、副会長。右腕だして」
津田 「う、うん」
チリ 「んで、ムツミが腕を左脇に挟んで」
ムツミ「よっ」
ムニン
津田 「!?」
ムツミ「タカトシ君、襟とるよ」
津田 「え、ちょ、三葉あたっ……」
チリ 「ああ、言い忘れてたけど」
ナナコ「ムツミ、柔道モードに入ったから、技かけることにしか集中してないよ~」
チリ 「ほいムツミ、右手で首の後ろの襟を取ったら」
ムツミ「顔を近づけて、上体を抑え込むっ」
津田 「う、わっ」
津田 (顔、近い……! っていうか胸にあってる! 柔らかいのあたってる!?)
チリ 「さー、ここから副会長の仕事。25秒で返せなかったら一本だよー」
津田 「えっ、抜けようとすんの?」
チリ 「相手が抵抗しなかったら練習にならないでしょ」
津田 「そ、それもそうだけど……」
チリ 「はーい、スタート!」
126: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:56:18.07 ID:WRmtpqvCo
津田 「ん、んんっ……」
津田 (うわ、これは思ったよりすごい……)
津田 (右腕一本で三葉を持ち上げるくらいじゃないと、全然返せないぞ……)
津田 (っていうかなんかいろいろ当たって集中できないんですけど!?)
ナナコ「副会長ー、回るんだよー」
チリ 「ムツミに脚をかけるんだよ」
津田 「んん?」
津田 (あ、下半身は自由なのか……確かに、三葉に足を引っかけられれば、抜け出せるかも?)
津田 「ぬぬっ」
グイ グイッ
チリ 「で、脚をかけようと回るのに合わせて」
ズズッ ズリズリ
ナナコ「抑える方も回るから、しっかり決まっちゃうと抜けられないんだよね」
津田 「ぐぬぬ……」
127: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:56:47.79 ID:WRmtpqvCo
ナナコ「はーい、いっぽーん」
津田 「ぐはぁー」
ムツミ「ふーっ」
津田 「やっぱりすごいなー……全然身体起こせなかった」
ムツミ「いやぁ、でもね、やっぱり男の人って身体おおきいよね。襟に手を回すのいつもと違う感じだよ」
津田 「そう?」
ムツミ「うん、胸板とか……あつくて……」
ムツミ「あ、えーと……」
ムツミ「…………」プシュー
ナナコ「あ、柔道の集中切れた」
チリ 「よし、次いってみよう」
津田 「え、つ、次?」
チリ 「寝技は一つじゃないでしょー」
津田 「それはまぁ、そうなんだけど、あの、やっぱりこれってマズいんじゃ……」
チリ 「ほらムツミ。上四方固め、いってみよう!」
ムツミ「んっ!」シャキーン
ナナコ(あ、目の色変わった)
128: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:57:22.68 ID:WRmtpqvCo
チリ 「副会長、身体あおむけね」
津田 「え、えーと……」
チリ 「そのまま寝てるだけだから、今回は腕とか上げなくていいよー」
津田 「はい……」
チリ 「じゃあムツミ」
ムツミ「うん。寝てる相手の頭の上から、覆いかぶさるようにして」
津田 「え、わっ!?」
チリ 「相手の両肩の下から、両手を滑り込ませて帯を取る、っと、今回はベルトだね」
ムツミ「ちょっと遠い~」ガシッ
チリ 「掴んだら、お腹で顔を抑え込む」
グイッ
津田 「むぶっ……!?」
津田 (か、固いような……でも柔らかいような……)
チリ 「あれ、ムツミ、脇を締めないと逃げられちゃうよ」
ムツミ「分かってるけど、肩幅広くてー!」
ナナコ「身体捻ってうつ伏せになったら逃げられるよー」
津田 「そ、そうなの?」
ググッ
ムツミ「わわ、やっぱり力強いよー!」
チリ 「おっ、これは抜けられるか?」
津田 (よ、よしもうちょっと)
フニン
津田 (……また柔らかいのあたった……)
チリ 「これは完全に崩れたかな」
ムツミ「なんのっ!」
ガバッ
チリナナコ「おおっ!」
129: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:57:50.39 ID:WRmtpqvCo
ナナコ「身体を横にずらして、横四方固めに持っていったー!」
チリ 「片手は首元の襟を取って、もう片手は内股から手を入れて太腿あたりのズボンを取る。完璧だね」
津田 「ちょ、ちょっと、腕!?」
津田 (い、いまそこはダメぇー!)
ムツミ「むむ、さすが男の人は体固いね!」
ギュギュッ
津田 (いやぁ!? 力こめないでー!)
チリ 「おー」
チリ (指示もなしに横四方固めに持っていくなんて)
ナナコ(天然すごいねー)
チリ (副会長、アレ、いろんな意味で動けないんだろうなー)
津田 「うう……(無抵抗)」
ムツミ「ほら、どうしたのー! 動けなくしちゃうぞー!」
ギュムッ
津田 (胸が、胸の形がしっかりわかるーー!!)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
ナナコ「いっぽーん」
津田 「ぜぇ、はぁ、ぜぇ……」
ムツミ「タカトシ君、ご、ごめんね、ちょっと夢中になっちゃって」
津田 「だ、大丈夫……」
チリ 「抜け出せそうだったんだけどねぇ。まぁ、ムツミが相手だから仕方ないか」
津田 「はは……」
ムツミ「ね、ねぇチリ……」
チリ 「うん?」
チリ (わかってるって、次で決めるよ)
ムツミ(う、うん)
130: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:58:32.42 ID:WRmtpqvCo
チリ 「じゃあ副会長、最後にもう一回よろしく」
津田 「まだあるの……」
ムツミ「む、無理しなくて大丈夫だよ?」
津田 「う、うん、大丈夫大丈夫」
津田 「ええと」
津田 「やっぱり寝転ぶの?」
チリ 「それでよろしくー。ムツミ、本気で伸ばしちゃだめだよ」
ムツミ「うん、わかった」
チリ 「じゃあムツミ、腕をとって」
ムツミ「うん。太腿に挟んでっと」
津田 「え、ちょ、これ……」
チリ 「腕ひしぎ逆十字~」
ギュウッ
津田 「なんかテレビで見たことある、あーっイテテテテ」
チリ 「ムツミちょっと強い。もっと柔らかく」
ムツミ「あっ、うん」
チリ 「ただ、逃がさないように足でしっかり副会長の顔引き寄せてー」
ムツミ「うんっ」
グイッ
ムニュン
津田 「!?」
津田 (こ、このほっぺに当たる感触って……!?)
チリ (あ、そーいやームツミって柔道着の時はTバックだったっけ)
津田 (なんかめちゃくちゃ柔らかいぃー!?)
チリ (よし、とことんやったろ)
131: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:58:58.40 ID:WRmtpqvCo
チリ 「いいぞムツミ、ちゃんと副会長の腕、離さないように両手でしっかり胸に引き寄せて!」
ムツミ「うん!」
ギュゥッ ムニィ
津田 (痛っ、けどなんかこれ、は、挟まれてない!?)
津田 「ちょっ、あのっ」
チリ 「放すなよ、ムツミ!」
ムツミ「うん!」
チリ 「さぁ、これを!」
ムツミ「チリ! それは!」
津田 「ん、なんだなんだ!?」
チリ 「さぁ、その副会長の手に握らせて!」
ムツミ「た、タカトシ君!」
津田 「えっ、な、なに!?」
ムツミ「チョコあげるっ!」
ガサッ
津田 「え……」
ナナコ「いっぽーん」
132: ◆WO7BVrJPw2 2016/03/13(日) 00:59:58.53 ID:WRmtpqvCo
ムツミ「やったー! チリ、渡せたー!」ピョンピョン
チリ 「うん、頑張った頑張ったー」
津田 「…………」
チリ 「副会長も、お疲れさま~」
津田 「えーと……」
津田 「必要だった? この流れ」
チリ 「うんうん」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
ムツミ「タカトシ君、いろいろありがとねー! 楽しかったよ!」
チリ 「いやー、私たちも楽しかったわー」
津田 「はは……」
ムツミ「じゃあ、また明日ねー!」
津田 「ああ、お疲れさま」
ガラッ
スタスタスタ
津田 「……いや、あの流れは要らなかっただろ」
津田 「けどやっぱり、三葉強いなぁ」
津田 (もうちょっと弱くかけられるなら、まぁ……)
津田 (あ、やっぱMなのか、オレ?)
津田 「それはともかく……軽く汗かいちゃったなー」
横島 「へぇ、汗かいたって? お盛んねぇ」
津田 「…………」
横島 「私もひと汗かきたいわ。ねぇ?」
津田 (えぇ、このタイミングでこの人に遭うの?)
155: ◆WO7BVrJPw2 2016/04/03(日) 23:15:58.17 ID:29u5aRjqo
津田 「なんでしょうか……」
ナルコ「やだ、そんなに構えないでよ。偶然会っただけじゃない」ペロリ
津田 「いやぁ、そんな舌なめずりされながら言われても説得力が……」
津田 (なんか今日の流れからして、嫌な感じなんだよな……よし、さっさと生徒会室に戻ろう)
津田 「ではこれで」
ナルコ「ちょっと待ちなさいよ」
グイッ
津田 「な、なんです? 急に腕引っ張って」
ナルコ「一応恒例であげてるでしょ? チョコ」
津田 「恒例って、去年頂いたくらいで……」
ナルコ「そだっけ? もう3回くらいあげたような気がしてたけど」
津田 「そんなまさか、オレ2年生ですよ」
ナルコ「そーよね、あははは」
津田 「そーですよ、あはははは」
156: ◆WO7BVrJPw2 2016/04/03(日) 23:16:29.25 ID:29u5aRjqo
ナルコ「まいいわ。それよりチョコなんだけど」
津田 「はぁ」
ナルコ「あげるって言ったら、ひと気のない準備教室までついてくる?」
津田 「全力で走って逃げます」
ナルコ「ちっ」
津田 「教師として問題ありすぎでしょう……」
ナルコ「んじゃまぁとりあえず普通にあげるわね」
津田 「いえ、どうも、ありがとうございます」スッ
サッ
津田 「えっと…… 何故ひっこめたんでしょう」
ナルコ「代わりと言っちゃなんだけど、この場で食べてみてくれない?」
津田 「は、はぁ。構いませんが」
157: ◆WO7BVrJPw2 2016/04/03(日) 23:17:25.46 ID:29u5aRjqo
ガサッ
津田 「ん、割と普通のチョコですね。ちょっと細長い感じの」
ナルコ「フィンガーチョコっていうやつよ」
津田 「へぇ」
ガサガサ
ナルコ「…………」ジー
津田 (?)
ナルコ「…………」ジー
津田 「!?」
津田 (な、なんだこの熱視線は……)
ナルコ「…………ハァハァ」ドキドキ
津田 (なんか息荒げてるし!?)
津田 「……あの」
ナルコ「な、なによ。焦らさないで早く食べてみて」
津田 「焦らすって何が!?」
158: ◆WO7BVrJPw2 2016/04/03(日) 23:18:05.17 ID:29u5aRjqo
津田 (な、なんだ……? いくら何でもオレがチョコ食べるだけで……)
津田 (チョコ……?)
津田 「あの、先生」
ナルコ「なぁに」
津田 「これ、変なの入ってないでしょうね……?」
ナルコ「そうかその手も」
津田 「は!?」
ナルコ「いや違った。何も入れてないない」
津田 「本当でしょうね」
ナルコ「手作りなんてそんな柄じゃないわよ」
津田 「それは……確かに」
ナルコ「ヘイ、ちょっとはフォローしてくれたっていいじゃない」
津田 (なら、大丈夫か……)
津田 「じゃあ、いただきますね……」
ナルコ「…………」ジー
159: ◆WO7BVrJPw2 2016/04/03(日) 23:18:36.47 ID:29u5aRjqo
津田 (やっぱり視線が気になる……)
ガサガサ
津田 「銀紙剥いて……ああ、指みたいだからフィンガーチョコなんですね」
津田 「では」
ナルコ「…………フー、フー」ドキドキ
津田 「あー」
ナルコ「」ドキッ
ザクッ
津田 「ん、中はクッキーなんだ」モグモグ
ナルコ「~~~!」ゾクゾクゾクッ
津田 「」ゴクン
ナルコ「!!」ビクッ ビクッ
津田 「えーと……ご馳走さまでした、でいいんでしょうか」
ナルコ「うん、いーわよ……も、もっと食べてみてくんない?」
津田 「はぁ」
160: ◆WO7BVrJPw2 2016/04/03(日) 23:19:17.20 ID:29u5aRjqo
ザク モグ モグ
ナルコ(あー、あー……津田が食べてる)
ナルコ(あのチョコ食べてるのね、おほー、たまんねー)
津田 「……」ゴクン
ナルコ(うっひょー、喉鳴らして飲み込んだー!)
ナルコ(やっぱオトコノコねぇ。のどぼとけが動く様とか、たまんねえわ)
ナルコ(ああくそっ、ネタバレして襲っちまいてー)
ナルコ(まずアレをあーして、それから顔にまたがって……)
ナルコ(想像するだけでイっちゃいそうだわぁ)グネングネン
津田 「な、なんで身もだえしてるのこの人!!」
ナルコ「な、何でもないわよ、んっ」ビクッ
津田 「いや、正直こわいんですけど!?」
161: ◆WO7BVrJPw2 2016/04/03(日) 23:19:45.54 ID:29u5aRjqo
津田 「やっぱりなんかありますよねコレ!?」
ナルコ「な、なにも入れてないわよ」
ナルコ(チョコには何も入れてないから、嘘じゃないわヨ)
津田 「その締まりのない顔を見るとどうしても不安なんですが」
ナルコ「聞き捨てならないわね。締まりがいいって評判よ!」
津田 「往来で何言ってるんだアンタ!」
ナルコ(ふぃーっ、あぶなかったわ、上手く誤魔化せた)
津田 「もういいですか……」
ナルコ「えー、せめてもうひとつ」
津田 「ほとんど食べきっちゃいますよ」
ナルコ「むしろ食べてぇん」クネクネ
津田 「腰くねらせないでください」
162: ◆WO7BVrJPw2 2016/04/03(日) 23:20:15.87 ID:29u5aRjqo
津田 「じゃぁもう行きますからね」
ナルコ「ちぇー。津田、すっきりしたくなったらいつでも来なさいよ」
津田 「先生のところにはいきません」
スタスタスタ
ナルコ「あー、行っちゃった」
ナルコ「ふぅ……」
ナルコ(いやぁ、こんなに興奮するとは思わなかったわー)
ナルコ(むふふふ、チョコ作ってるわけじゃないからね、嘘はついてないわよね)
ナルコ(今度はチョコに混ぜちゃおうかしら)
ナルコ(意外と面倒だったものねぇ、あれつくるの。体温でチョコ溶けちゃうし)
ナルコ(まぁその苦労も、これだけ興奮すると分かれば、悪くなかったわね)フッ
ナルコ(いい汗かけたわー。ん……)
ナルコ(いい汗かいたと思ったら、下の方から汗が出てきちゃったわ)
ナルコ「ちょっとトイレ行ってきましょ」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
津田 (横島先生のチョコ、本当に大丈夫なんだろうな)
津田 (市販品っぽいから変なものは入ってないだろうけど……)
津田 「まぁ、とりあえず生徒会室に戻るか」
163: ◆WO7BVrJPw2 2016/04/03(日) 23:21:32.51 ID:29u5aRjqo
津田 (ここの廊下まがって――)
カエデ「あ」
津田 「おっと」
カエデ「つ、津田くんっ!」
津田 「すいません、五十嵐先輩。あっ、ぶつかってはいないですよね?」
カエデ「まぁ、大丈夫ですけど」
カエデ(はっ、気絶してない……! 私も慣れてきたものね)
津田 「失礼しました」
カエデ「? 津田くん、それは」
津田 「?」ガサ
津田 「あーっとこれは……」
カエデ「……まぁ、校則で禁止されているわけではないですし、今日がバレンタインだということも分かってはいます」
カエデ「だからと言って、生徒会のメンバーがあまりおおっぴらにですね」
津田 「いやその……すいません」
カエデ「そ、それで……誰から?」
津田 「え?」
カエデ「えっ、あ、いや、ちがっ……何でもないです!」
189: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:25:56.37 ID:/pqywcdlo
津田 「まあ、誰からもらったのかは別に言っても大丈夫ですよ」
カエデ「あ、いや……」
津田 「ほら、みんな義理ですし」
カエデ(……そうなのかしら)
津田 「ええと、こっちは三葉からで」
カエデ「ああ、柔道部の……」
津田 「お菓子作り好きだって言ってましたね」
カエデ「あら、柔道以外にもそんな一面が…… ……本当に義理なのかしら」ボソッ
津田 「で、こっちは、あー、横島先生から」
カエデ「…………大丈夫ですか、それ」
津田 「あ、やっぱりそう思います? ははは……」
カエデ「ほほほ……」
津田 「目の前で食べるよう言われ、食べたらなんか妙な反応されましたけど」
カエデ「本当に大丈夫なの、それ!?」
190: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:26:24.83 ID:/pqywcdlo
津田 「あとは会長からと七条先輩から……」
カエデ「ふむ……」
津田 「あっ、ちゃ、ちゃんと生徒会室で渡してもらったんで、他の生徒には見られてないですよ」
カエデ「そ、そうですか。おふたりも、そこはきちんとされているんですね」ホッ
津田 (……何があったなんて言えないけど)
カエデ「あれ、萩村さんからは?」
津田 「あー、いえ、貰ってません」
カエデ(むむ、まさか用意してきてないなんてことはないはずだけど……)
カエデ(って、何を詮索しているの私は!)
津田 「前に義理で仕方なく用意した、なんて言われちゃったんで」
カエデ「いやそれは多分違うかと……」
191: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:26:52.09 ID:/pqywcdlo
ランコ「ぬふふーんぬふふーん。お」
ランコ(あれは、副会長津田くんと風紀委員長五十嵐さん。ほっほーう)
ランコ(何かお話していますな。時期的にやはり、バレンタイン……?)
ランコ(これはっ! 突撃取材をせねば!)
ランコ「や!」
津田 「わあっ!?」ビクッ
カエデ「ひゃっ!?」
ドン
カエデ「!!」
津田 「あ」
ランコ「撮ったっ」カシャッ
津田 「は、畑さん……」
カエデ「……」
ランコ「のほー、見ます? 見事な壁ドン写真」
津田 「やってくれましたねこんちくしょう」
192: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:27:20.30 ID:/pqywcdlo
カエデ(近かった近かった近かった近かった……)
津田 「さすがに消してくれませんか」
ランコ「えぅぇーいいじゃないー。無断で新聞載せたりはしませんよ」
津田 「そうですよね、合意の上で力づくでも載せようとしますもんね」
ランコ「おほほほほほ」
津田 「ほら、急に近づいちゃったから、五十嵐先輩も立ったまま気絶して……」
カエデ(近かった、顔、とても近かった……)プルプル
津田 「……ませんね。思考は停止しているみたいですが……」
ランコ「ほほーう。壁ドンされて大丈夫だなんて、いったいナニを」
津田 「ナニって何ですか……なにもしてませんよ」
ランコ「男性恐怖症を克服したというより、津田副会長には気絶をしなくなったわけですかね」
津田 「ああ、慣れてもらいはしたかもしれませんが……」
ランコ「ほっほーーーう」
193: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:28:13.46 ID:/pqywcdlo
ランコ「それで、なにをお話していたのですか?」
津田 「ああ、ええとですね、バレンタインの」
カエデ(はっ)
カエデ「つ、津田君、畑さんの前ではあまり言わない方がいいんじゃ」
津田 「あ、確かに……」
ランコ「ほほーう、人に言えないことをしていたと」
津田 「あなたに伝えたらいろいろねじ曲げられるからです」
カエデ「うーん、このまま話しててもあげてもない足を取られそう……」
津田 「やっぱり、普通に話しませんか。やましいことはしてないわけですし」
カエデ「……そうね」
ランコ「そうそう、素直が一番ですよ」
津田 「畑さんに言われると若干いらっとします」
ランコ「こんなに素直なのにぃ」
津田 「欲望にね」
194: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:28:39.54 ID:/pqywcdlo
カエデ「――というわけで、風紀的指導をしていただけですので、やましいことはありません」
ランコ「そうですかー、つまらないですね」
津田 「別に畑さんに娯楽を提供するためじゃないので……」
ランコ「これは手厳しい」
津田 「いままでいろいろ前科がありますからね」
ランコ「それでは、お詫びもかねまして」
サッ
ランコ「念のため用意しておきました。どうぞ」
津田 「オレにですか? ええと……」
ランコ「市販品なので変なものは入ってませんよ」
津田 「ねぇ、それってなんかの定番なの?」
195: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:29:09.71 ID:/pqywcdlo
カエデ「まぁ日頃のお礼と言うことですので、特に問題ないですね」
津田 「それなら、まあ。ありがとうございます」
ランコ「一ヶ月後のお礼は体で返してもらえばいいですよ」
津田 「体で……?」
カエデ「……労働力としてですよね?」
ランコ「ほほほほほ、さて、どうでしょう」
津田・カエデ「「え」」
ランコ「もし副会長がその気なら、もしかしたら構わないかもしれませんよ?」ズイッ
津田 「え、ちょっ、畑さん、近い」
カエデ「な、なにしてるんですか畑さん!」
ランコ「ほほ、まぁ冗談はともかく」
ランコ「ところで風紀委員長はお渡しにならないので?」
196: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:29:38.35 ID:/pqywcdlo
カエデ「え、な、何でそこで私に話がくるんです」
ランコ「それはもう、誰が渡したか渡してないかなんて、気になるでしょう?」
カエデ「そんなの気に…… あ……」
ランコ「ほぉん? 歯切れ悪いですねぇ?」
カエデ「き、気にしませんっ」
津田 (ニュアンス変えて言い切った……)
ランコ「それで、用意はしているんですか?」
カエデ「それは、その……して、ないんだけど……」チラ
津田 「ん? あ、別に気にしませんよ。オレもお世話になっている方ですから」
カエデ「う、そう言われると申し訳ないような……」
ランコ「なるほど、津田副会長は日頃から風紀委員長でお世話になっていると」
津田 「そう言われると」
カエデ「ちょっとは申し訳ないと思ってくれません!?」
197: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:30:07.57 ID:/pqywcdlo
カエデ「あ、そうだ。ええと、たいしたものじゃないんだけど……」
カエデ「食べるつもりだったグミがあるんだけど……未開封だし」
津田 「あ、グミですか。オレ好きなんですよ」
カエデ「そ、そう……? こんなもので申し訳ないけど、よければ」
ランコ「義理感満載ですね」
カエデ「ぎ、義理ですもの」
津田 「あはは、ありがとうございます。せっかくですのでいただきます」
カエデ「う、うん……「来年は手作りを用意するから」」
津田 「…………」
カエデ「…………」
カエデ「畑さん、声真似やめてくれません?」
ランコ「てへ」
198: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:30:33.36 ID:/pqywcdlo
津田 「あ、このグミ、いわゆるハードタイプですね」
カエデ「え、ああ、そうね」
津田 「噛み応えあって、結構好きですよ」
カエデ「なら良かったけど」
ランコ「ほほう、どんな感じなんですか?」
津田 「食べてみます?」
ランコ「ではお言葉に甘えて」
ガサガサ
ランコ「おー、これはなかなか」モグモウ
津田 「固いと言ってもちゃんとグミで、なかなかでしょう?」モグモグ
ランコ「例えるなら、そう。五十嵐さんの乳首のような」
津田 「は?」
カエデ「えっ?」
199: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:30:59.45 ID:/pqywcdlo
カエデ「あ、ああああああなた、なんて例えをするのよ!」
ランコ「どおぉ、津田君? そのみずみずしい香りのグミを噛むと、この風紀委員長のたおやかな胸の先と同じ感触の……」
津田 「え…………っと、ちょ、ちょっと畑さん」
ランコ「想像した?」
津田 「し、してませんっ!」カリッ
津田 「あ、噛みちぎっちゃった」
カエデ「ひっ」
津田 「え」
カエデ「あっ」
津田 「…………」
カエデ「…………」
ランコ「ああ、想像していたのはむしろ」
カエデ「してない、なにもしてないですううううう!!!」
200: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:31:28.93 ID:/pqywcdlo
津田 「ど、どうも、ありがとうございました」
津田 (何か妙に雰囲気になった……)
カエデ「い、いえ、ほほ。ちょっと畑さんと話し合いますので、これで」
津田 「分かりました。では……」
スタスタスタ
カエデ「…………」
ランコ「…………」
カエデ「畑さん」
ランコ「ご心配なく。津田副会長との話は記事とかにはしませんから」
カエデ「そ、そう?」
ランコ「あ。あとで壁ドン写真あげますよ」
カエデ「えっ、あっ、い、いらっ……な……」
ランコ「ぬふふーん、歯切れわっるぅーい」
カエデ「じょ、冗談はやめてください!」
ランコ「ほほほ。ではそのかわり、グミの販促記事をですね」
カエデ「書かせるかぁー!」
201: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/03(火) 23:32:03.00 ID:/pqywcdlo
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――生徒会室前
津田 「ふー、ちょっと出ただけなのにいろいろあったな……」
津田 「まぁ、七条先輩や会長の、なんていうか冗談?はとりあえず落ち着いたし」
津田 (オレも平静になったから大丈夫だろ)
津田 「さて」
ガチャ
津田 「戻りましたー」
シノ 「む、長かったな」
アリア「おかえりー」
スズ 「…………」
シノ 「さて全員揃ったので、雑談はここまでにしよう」
アリア「はーい」
津田 「はい」
スズ 「……はい」
ガタガタ ストン
スズ 「…………」
津田 「……?」
津田 (…………萩村、なんかオレのこと睨んでる?)
215: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:41:18.25 ID:0Z7aSCSAo
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
シノ 「よし、今日はここまでとしよう」
アリア「お疲れさま」
津田 「お疲れさまです」
スズ 「お疲れさまです」
シノ 「さーて、アリア。行くか」
アリア「そうね」
津田 「あれ、先輩方これからどこかへ?」
シノ 「むふー、実は今日はな」
アリア「月刊SMシューティングの発売日で」
シノ 「せっかくだから帰りに買いに行こうと」
津田 「制服で行かないでくださいよ……」
シノ 「む、それもそうか」
アリア「じゃあいったんおうち帰って」
シノ 「津田と萩村も来るか?」
津田スズ「「いえ、遠慮します」」
216: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:41:46.32 ID:0Z7aSCSAo
――帰り道
津田 「会長たちにも困ったもんだよな」
スズ 「…………」
津田 「あの後楽しそうに帰って」
スズ 「…………」
津田 「会長、軽くスキップしてたけど……そんなに楽しみなのかと」
スズ 「…………」
津田 「……あの、萩村サン」
スズ 「……なに」
津田 「なんかこう……機嫌悪い?」
スズ 「別に。普通よ」
津田 (……いや、どう見ても悪いんだけど)
スズ 「あによ」
津田 「いえ、なんでも……」
津田 (こういう時はそっとしておくに限る……)
217: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:42:15.30 ID:0Z7aSCSAo
――津田宅前
津田 「じゃあ、ここで」
スズ 「……」
津田 「萩村?」
スズ 「……あ」
津田 「?」
スズ 「あの、さ……」
津田 「うん」
スズ 「ちょ、ちょっと、寄ってっていい……?」
津田 「え、あ、ああ。うん」
ガチャ
津田 「どうぞ」
スズ 「……おじゃまします」
津田 「んー。コトミは帰ってないか」
218: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:42:52.63 ID:0Z7aSCSAo
――リビング
津田 「ちょっと待ってて。お茶でも淹れるから」
スズ 「おかまいなく……」
津田 (しかし、なんなんだろう。どう見ても不機嫌だったように見えたけど、突然うちに寄りたいとか)
津田 (まぁ、女の子ってそういうところあるから)
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津田 「おまたせ」
スズ 「ん……」
カチャ カチャ
津田 「砂糖は」
スズ 「なしでいい……」
津田 「ん」
津田 (いまいち、不機嫌な感じは変わってないように見えるなぁ)
スズ 「…………」
津田 「…………」ズズ…
スズ 「…………」カチャ
津田 「…………」
津田 (沈黙がつらい!)
219: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:43:23.45 ID:0Z7aSCSAo
津田 「あ、あのー。どうしたの、急に」
スズ 「どうしたのか、は……津田が一番よく知っているんじゃないの」
津田 「え」
津田 (なんだ、萩村になにかしたか、オレ……)
スズ 「…………今日って」
津田 「きょう?」
スズ 「バレンタインじゃない」
津田 「あ、ああ」
スズ 「チョコ」
津田 「えーと」
スズ 「貰ったわよね。会長と、七条先輩と」
津田 「……はい」
スズ 「…………」ジロッ
津田 (え、なんで睨まれて……え、ちょっとまって、なんか嫌な予感が……)
スズ 「津田がいない間に、私たちが何を雑談していたのか」
津田 「……」ゴク
スズ 「想像もつかない?」
津田 (待てよ待てよ、まさか会長と七条先輩とのアレ、見られた?)
津田 (い、いや、見られたならそんな言い方はされないはずだから……まさか二人、雑談の中で話した……?)
スズ 「津田」
津田 「はいっ」
スズ 「会長と七条先輩に」
津田 「」ダラダラ
スズ 「なにを、されたのかしら」ギロッ
津田 (あ、これダメだ、なにがあったのか確信持ってる……)
220: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:44:00.06 ID:0Z7aSCSAo
津田 「あ、あの、それは」
スズ 「言えないことよね。そうよね」
津田 「何があったのかは知って……」
スズ 「……」ジッ
津田 「えーと……」
スズ 「……知らないわよ」
津田 「え」
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アリア「シノちゃん、津田くんにチョコ、渡したの?」
シノ 「あ、ああっ、渡したぞ」
アリア「あら良かった~、津田くん、美味しく食べてくれたかな?」
シノ 「そ、そうだな。美味しく……」ニヘ
アリア「ふぅん」
シノ 「あ、アリアはどうなんだ」
アリア「私? うふふ、私もね、さっき、ちょっとね」
シノ 「そうか。あはは」
スズ 「…………」
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スズ 「でも、なにかがあったっていうのは分かりやすすぎでしょう」
津田 「確かに……」
221: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:44:36.24 ID:0Z7aSCSAo
津田 「あの、萩村」
スズ 「いーわよ別に。何があったとか、何されたとかなんて」
津田 「え」
スズ 「気にしないから」
津田 「そ、そう……」
スズ (気になんてしないから……)
スズ (確かに、デレデレしてそうな津田のことを考えたら、ちょっとイラッとしなくもないけど)
スズ (でもそれ以上に、他のみんなが積極的になっているのに、私がなれないとか)
スズ (置いていかれそう、とかなんて…… 絶対口にはしないけど)
津田 「?」
スズ 「…………津田」
津田 「なんでしょう……」
ガサガサ
スズ 「これ」
津田 「あ。チョコ……?」
スズ 「……」コク
津田 「ありがとう」ニコッ
スズ (う…… その顔、反則……)
222: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:45:08.32 ID:0Z7aSCSAo
津田 「えーと、貰えるのかな?」
スズ 「…………食べてくれる?」
津田 「う、うん」
スズ 「じゃあ」
シュルッ ガサ
津田 (あれ、自分で開けちゃったけど……渡してくれるんじゃないのかな)
津田 「へぇ、細長い感じの」
スズ 「オレンジピールチョコ……」
津田 「あ、オレンジの皮のやつ」
スズ 「ねえ、津田。食べてくれる、のよね」
津田 「うん、食べる食べる」
スズ 「じゃあ」
パク
津田 「え」
ズイッ ギシッ
スズ 「ふぁべて(たべて)」
津田 (ソファの上で跨られて……え、逃げ場無くなった……!?)
223: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:45:38.67 ID:0Z7aSCSAo
スズ 「つだ」
津田 「…………あの、萩村……」
スズ 「ふぁべてふれるっていっふぁ」
津田 「それは……」
スズ 「…………」ジッ
津田 「う……」
ググッ…
津田 「あ、は、はぎ……」
津田 (顔、顔近いっていうかチョコが、いや唇が……!)
スズ 「くちあけて」
津田 「あ……」
スズ 「ん」
津田 「んっ」
スズ 「ん、ん……」
津田 (あ……チョコと、オレンジの……それだけじゃない……)
津田 「ん……」
スズ 「あっ」
津田 (萩村の、ミルクみたいな香りが……)
224: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:46:06.33 ID:0Z7aSCSAo
スズ 「ん、ふ……」
津田 「はぁっ……」
スズ 「会長や七条先輩と、こんなことしたの……?」
津田 「……いや、ここまでじゃ、なかったよ……」
スズ 「そう。じゃあ」
スズ 「私が最初ね」
パク
津田 「え、ちょ、萩……んむむっ……」
スズ 「ん、んく……ふ……」
津田 (会長や七条先輩とは違うけど……でも、これは……)
スズ 「んん、ん……」
津田 (これだって十分、やばいって……)
津田 「はぁ……」
スズ 「津田……美味しかった……?」
津田 「萩村、あの…… ……いや、うん……」
スズ 「よかった」ニコ
津田 (う…… そういや忘れるけど……ちょっとだけ、お姉さんなんだよな……)
225: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:46:33.41 ID:0Z7aSCSAo
津田 (なんにせよ、萩村の機嫌が直ったのは事実で……)
津田 「っていうか、なんで今年はみんな、こんな……」
スズ 「みんな?」
津田 「あーいやっ、会長や七条先輩が……」
スズ 「…………」
津田 「…………」
スズ 「津田ぁ」
津田 「は、はい」
スズ 「他に誰からもらったの」
津田 「そ、それ聞いてどうするの」
スズ 「えっと……」
スズ (なんか悔しいから、津田がもらった分だけ食べさせてやるとか一瞬思ったけど……)
スズ 「い」
津田 「い?」
スズ 「言えるかー!」
津田 「理不尽!?」
226: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:47:00.50 ID:0Z7aSCSAo
スズ 「だいたい津田がそんな態度だから……!」
ピンポーン
スズ 「ん」
津田 「え」
スズ 「お客さん……?」
津田 「あれ、誰か来るなんてあったっけ」
スズ 「…………」
津田 「…………」
ピンポーン
スズ 「あ、と、とりあえず降りるわ」
津田 「え、あ、うん」
スズ 「あと、今日は、帰る……」
津田 「うん……」
スズ 「残りは……好きに食べて」
津田 「は、はい。ご馳走さまです……」
227: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:47:48.47 ID:0Z7aSCSAo
――玄関
津田 「はーい、どちら様」
ガチャ
ウオミ「や」
森 「こんにちは」
津田 「え、魚見姉さん今日来る予定でしたっけ。それに、森さんも」
ウオミ「はろー。ちょっと用事があるから、来ちゃった」
津田 「いつもだったら、いつの間にか上がっているかと」
ウオミ「そこはほら、森ちんもいるし」
森 「ど、どうも」
ウオミ「一応私も、アポなし訪問の時は呼鈴位鳴らしますよ」
津田 「はあ」
ウオミ「それに、タカくんが部屋で一人でしているときに遭遇したりしないように気を遣って」
津田 「いらない気遣いありがとうございます」
228: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:48:15.70 ID:0Z7aSCSAo
スズ 「津田、誰が来てるの、って……」
ウオミ「お」
森 「あ、萩村さん」
ウオミ「スズポン、来ていたのですか」
スズ 「ええ、まあ」
ウオミ「もしかして……お邪魔でした?」
スズ 「いや、そんなー、今から帰る所ですし」
津田 「はは」
ウオミ「なーんて、コトちゃんがいるところで、そんな事しないですよね」
津田 「あ、いや、コトミは今いないですけど」
ウオミ「え」
スズ (ばか……)
229: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:48:42.82 ID:0Z7aSCSAo
ウオミ「コトちゃんがいない……? ということは、タカくんとこの家でふたりきり……」
津田 「あー、そのー……」
ウオミ「タカくん、スズポンともしや」
津田 「え、えーっと」
スズ 「…………」
ウオミ「スズポン?」
スズ 「別に何もないですよ」
ウオミ「そう、ですか」
津田 「……」
スズ 「じゃあ私はこれで。津田、お茶ご馳走さま」
津田 「ああいや、お構いなく……」
スズ 「それと、魚見さん」
ウオミ「はい?」
スズ 「私も、そんなにおとなしくないですので」
ウオミ「む」
津田 「?」
森 「?」
スズ 「失礼します。じゃあね」
津田 「あ、うん」
ウオミ「ごきげんよう」
森 「さ、さようなら」
230: ◆WO7BVrJPw2 2016/05/29(日) 23:49:22.55 ID:0Z7aSCSAo
津田ウオミ森「「「…………」」」
ウオミ「さて、タカくん」
津田 「はい……」
ウオミ「詳しく聞かせてほしいですね。スズポンと何があったのか」
津田 「ええええええ」
ウオミ「あと、チョコ持ってきましたよ。森ちんも」
津田 「え、森さんも?」
森 「あの、お口に合うかどうかですが……」
ウオミ「というわけで、三人分のお茶を用意しましょう。あがるね」
スタスタスタ
津田 「え、あ、うん。森さんもどうぞ」
森 「は、はい。お邪魔します」
ガチャ バタン
253: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/03(日) 23:52:46.29 ID:IZZHAXOyo
――リビング
津田 「ええと、じゃあ、お茶を淹れなおしてきますので、おふたりはこちらで」
ウオミ「私も手伝いますよ」
森 「あ、私も……」
ウオミ「森ちんはそこで。ね」
森 「はぁ……では、お言葉に甘えて」
ウオミ「」ニコッ
森 「」ドキッ
ウオミ「さ、タカくん行きますよ」
津田 「え、あ、はい」
トタトタ…
森 「…………」
森 (大丈夫、大丈夫……渡すだけだから)
森 (でも魚見会長、さっきのあれはいったい……)
254: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/03(日) 23:53:12.02 ID:IZZHAXOyo
――キッチン
津田 「すいません、わざわざ」
ウオミ「いつもやっているじゃないですか」
津田 「確かに」
ウオミ「それで? スズぽんとはどこまで」
津田 「直球~…… いや、どこまでって、そんな」
ウオミ「何もしていないと」
津田 「何も……ええ、なにも」
ウオミ「そうですか」ハァ
津田 「なんかすごく残念そう!?」
ウオミ「いやだって、ついにタカくんがNTRれたのかと」
津田 「ろくでもない残念さだし、まず寝てないし!」
255: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/03(日) 23:53:40.74 ID:IZZHAXOyo
ウオミ「さて……お茶がはいるまで少し時間ありますね。タカくん、着替えてきたら?」
津田 「え、いいんですか?」
ウオミ「家で制服着続けてるのも何でしょうし」
津田 「ありがたいです。じゃあ、さっと着替えてきますね」
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津田 「自宅で制服着続けるのも面倒だったところだから、ちょうどよかった」
津田 「とはいえ、あまりラフな格好もできないんだけど……」
津田 「えーと」
バサ
津田 「替えのシャツはなんにしようかな、と」
ガチャ
津田 「え」
ウオミ「あら、上半身裸。じゃすとたいみん」
津田 「お、う、ね、姉さんっ!?」
ウオミ「はい。ウオミンじゃすとたいみん」
津田 「言いたかっただけですねそれ!」
256: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/03(日) 23:54:15.74 ID:IZZHAXOyo
津田 「ちょ、ちょっと待って、いまなんか着ますんで!」
ウオミ「あ、そのままそのまま」
津田 「へ」
ウオミ「タカくんに、チョコレートあげにきちゃった」
津田 「いや、チョコって、その前に」
ウオミ「む、私のチョコより重要なことですか」
津田 「服は重要じゃないんですかね」
ウオミ「むしろ脱いでいるほうが好都合かと」
津田 「何の都合ですか!?」
ウオミ「いろいろと」
津田 「とりあえずそこのシャツを」
ウオミ「だーめ」
グイッ
津田 「わ、ちょっ」
ドサッ
ウオミ「さてと」
津田 「え、あの、チョコですよね」
ウオミ「チョコですよ」
津田 「なんでオレ、ベッドに座らされたんですか」
ウオミ「さて」
津田 「無視!? オレの意思介在なし!?」
257: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/03(日) 23:55:03.85 ID:IZZHAXOyo
ウオミ「どこに隠しているでしょう?」
津田 「は」
ウオミ「チョコですよ」
津田 「チョコ、ですよね。隠すって」
ウオミ「はい。私のどこにあるでしょう」
津田 「ええと……」
津田 (こ、これって、もしかして……)
ウオミ「シノっちは、いろんなところを探してもらったようですね」
津田 「何で教えたの会長~~!?」
ウオミ「シノっちにもしたんでしょ? いろいろ」
津田 「いえ、そんなことは」
ウオミ「タカくんはどんなところを探したのかな」
津田 「ええと……」
ウオミ「たとえば」
グイッ
ウオミ「こんなところとか?」
ふにゅん
津田 「!!??」
258: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/03(日) 23:55:36.63 ID:IZZHAXOyo
ウオミ「あっ、タカくんの手が、私の胸を」
津田 「ちょ、ちょっ、えっ!? あのっ、手ぇ!」
ウオミ「あ、もう片手も空いてますね。じゃあこっちに」
ズボッ
津田 「わあっ!? す、スカートの中に入れようとしないで!?」ハ
ウオミ「あっ、タカくん抵抗するんだ」
津田 「しますよ!!」
ウオミ「シノっちには、いろんな場所を探したくせに」
津田 「いやそれは……と、とにかくいったん放」
ウオミ「いやん」
津田 「せめて言い切らせて!?」
ウオミ「早く探さないと、大変なことになっちゃいますよ?」
津田 「現時点でだいぶ大変だからね!?」
ウオミ「もー、そんなに大声上げると、森ちんが様子見に来ちゃいますよ」
津田 「ぐっ」
ウオミ「おとなしく探しましょうね」
津田 「素直に渡してくれる人はいないのか……」
津田 「わ、わかりましたから一旦放して……」
ウオミ「むぅ。仕方ないですね」
津田 「ふぅ……」
ウオミ「賢者タイム?」
津田 「違う!」
259: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/03(日) 23:56:24.30 ID:IZZHAXOyo
津田 (探すって言っても……別に普段の制服姿だからなぁ)
ウオミ「ほら、見てるだけじゃだめですよ」
津田 「えぇ……」
ウオミ「直接触らないとわかるものもわかりませんから」
津田 「それは、そうかもしれないですが……」
ウオミ「っていうか、触りたくないんですか?」
津田 「いや、その質問は……」
ウオミ「さっき私の胸をあんなに揉みしだいたのに」
津田 「揉みしだかせられましたね、姉さんに」
ウオミ「1回揉んだんだから、2回も10回もいっしょだよ?」
津田 「違うと思います」
津田 (でも埒が明かないのも事実……)
津田 「じゃあ、少しだけ……」
ポンポン
津田 (肩……首周りはとくに無さそうかな)
津田 (えーと、おなかくらいならセーフかなぁ)
ポンポン
津田 「手ごたえなし……」
260: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/03(日) 23:57:21.50 ID:IZZHAXOyo
ウオミ「この辺りにあるとにらんでいる訳ですか」
津田 「ま、まあ、隠しやすそうですし」
ウオミ「なるほど。では」
バサッ
津田 「な、なにしてるんですか!」
ウオミ「シャツのなかに何も無いってわかりやすいでしょ?」
津田 「その度に肌蹴るのやめてくださいね」
ウオミ「あっ、その手があった」
津田 「おいおい」
津田 (正直、おへそ見えるのもなんかこう、気恥ずかしいんだけど……)
津田 「と、とにかくシャツのなかは無さそうなんで、しまって大丈夫です」
ウオミ「まだ探してないじゃないですか」
津田 「え」
ウオミ「こっち」
グイッ
むにゅ
261: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/03(日) 23:58:09.65 ID:IZZHAXOyo
津田 (や、やわらか……)
津田 「じゃなくて! だめですって!」
ウオミ「ブラ越しはいや? なら」
津田 「わっ、ちょっと、ずらさないで! 無いです、無いですから!」
ウオミ「むっ。私見た目よりあるんですよ?」
もにゅんもにゅん
津田 「チョコだってば! 揉ませないでー!」
グイッ
津田 「はぁ、はぁ……」
ウオミ「むむぅ。せっかく、タカくんの手が吸い付いて離れないってやろうとしたのに」
津田 「それ多分こっちのセリフーー!!」
ウオミ「えいっ」
ドサッ
津田 「ちょ、ちょっと」
ウオミ「盛り上がってきた?」
津田 「な、何のことでしょう」
262: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/03(日) 23:59:04.70 ID:IZZHAXOyo
ウオミ「ほらタカくん、探す手が止まってるよ」
津田 「こ、この状態で」
ウオミ「押し倒されたままじゃ無理?」
津田 「いやその……」
ウオミ「ほらほら、胸には無かったんだから、こことか」
ふにふに
津田 「い、いや、ふとももには隠せないでしょう」
ウオミ「じゃあこっち」グイッ
津田 「上に持ってかないでー!」バタバタ
ウオミ「あっ、スカートのなかでタカくんの手が暴れてる」
津田 「変な表現しないで!」
ウオミ「もうまどろっこしいんで、そろそろ脱ぎましょうか」
津田 「本末転倒ー!」
コンコンコン ガチャ
森 「あ、あのー」
263: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/04(月) 00:00:04.58 ID:aRSQGi/Ro
森 「先ほどから姿が見えなくて、なにやら騒がしくて……」
津田 「」
ウオミ「おーう」
森 「あの、ええと……えっと」
津田 「あ、あの、これは」
ウオミ「ベッドに横たわる上裸のタカくん。乱れた着衣の私。これはまさに逆レ現場!」
津田森「「なに言ってんですかあんたー!!」」
ウオミ「おう、ステレオ」
森 「あのですね会長、いくら津田さんが理性的な方とはいえ」
ウオミ「そういえば森ちん」
森 「話聞いてくださいよ……」
ウオミ「随分と、遅かったね」
森 「え」
津田 「は」
ウオミ「私とタカくん、結構な時間乳繰り合って」
津田 「その表現やめて……」
ウオミ「もうこれ以上はという一線になりそうなタイミングで、計ったように入ってきましたよね」
森 「そ、それは、偶然……」
ウオミ「偶然? 違うよ。だってノックの返事を待たずにあけたもの」
津田 「ん……?」
森 「……」
ウオミ「いま入っていかないとまずいって思ったんでしょ? 森ちん」
津田 「それって……」
ウオミ「聞いてたんだよね、外で」
森 「……あ、あの」
264: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/04(月) 00:00:32.97 ID:aRSQGi/Ro
スッ
ウオミ「素直に言わないと……」
ウオミ「こうですよ」
森 「えっ」
ワシッ
森 「きゃぁっ!?」
ウオミ「おお、さすがのボリューム」
森 「やっ、ちょ、か、会長!」
ウオミ「ほら森ちん、タカくんの前で見られちゃいますよ」
津田 「あ、いやっ、み、見ませんからっ」
ウオミ「直前までガン見だったのに」
森 「い、言います、言いますからぁ!」
ウオミ「ちぇ。シャツ剥ぎ取るまではやるつもりだったのに」
森 「ちょっとは遠慮してください!」
ウオミ「まあ、ともあれ森ちんもそっちへどうぞ」
森 「へ」
ウオミ「どーん」
森 「うわわっ」
ギシッ
津田 「ちょ、ちょっと魚見姉さん」
森 「すすすいません、あの、いまどきますから」
ウオミ「とうっ」
どすん
森 「ひゃっ」
津田 「おふっ」
265: ◆WO7BVrJPw2 2016/07/04(月) 00:01:42.77 ID:aRSQGi/Ro
ウオミ「森ちんと私でタカくんを下に敷ける日が来るなんて……」
森 「なにをしみじみ言ってるんですか! あ、あの、津田さん、大丈夫ですか」
津田 「は、はい、まぁ、大丈夫です」
森 「あの、いま起きま……」
ウオミ「観念しましょう」
ばふっ
森 「わあっ」
津田 「ぐふっ」
ウオミ「ああ、タカくんと私で森ちんをサンドイッチできる日が来るなんて」
森 「ごめんなさいごめんなさい!」
津田 「いえ、あの、はは……」
ウオミ「ほらほら森ちん、サービスサービス」
グイグイ
森 「や、ちょ、ちょっと会長、揺らさないで」
ふよん ふよん
津田 「ね、姉さん、ちょっと」
ウオミ「タカくん、やわらかいのわかる?」
森 「あっ」
津田 「あの、その……」
森 「……」
津田 「すいません、その」
森 「かいちょぉー! 何でチョコ渡しに来ただけなのにこうなるんですかぁー!」
274: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:13:00.32 ID:bUGYzMglo
ウオミ「ちょっと森ちんには刺激が強かったですかね」
津田 「オレには強くないと?」
ウオミ「楽しんでいるくせにぃ」
津田 「いや、結構疲れてますよ……」
ウオミ「で、森ちん。聞いてたよね?」
森 「うう…… …………はい、聞いてました……」
ウオミ「私とタカくんの声を聞きながら興奮してたでしょ」
森 「いやあの、それは……」
ウオミ「私がタカくんに触られるの聞いてて、自分で想像したよね?」
森 「あ、あう……」
津田 「ちょ、ちょっと姉さん、あまり」
ウオミ「濡れた?」
森 「もう涙で濡れそうです」
275: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:13:40.19 ID:bUGYzMglo
ウオミ「ちなみにいまなら」
グイッ
森 「タカくんに本当に触ってもらえますよ」
津田 「ちょ、ちょっと!」
森 「……う、魚見会長!」
ウオミ「どお?」
森 「…………」ゴク
津田 「…………」
ウオミ「…………」
森 「あっ! そ、その、私、チョコを私にきたので!」
津田 「そ、そうですよ! それにオレ、早くシャツ着たくて」
ウオミ(くっ、理性が勝ったか)
森 「チョコもほら、こうして」
グニョ
森 「ぐにょ?」
森 「あっ……ちゃぁ~」
津田 「あー」
ウオミ「興奮した森ちんが持っていたから溶けちゃったんだね」
森 「興奮したってつける必要ありますかね!?」
276: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:15:24.12 ID:bUGYzMglo
森 「その、すいません。いろいろと……」
津田 「い、いえ。これでもまた固まれば」
森 「うう……」
ウオミ(あ、これは使えるかしら)
ウオミ「まあまあ森ちん、気を落とさずに。渡すものは渡せますから」
森 「それは、そうかもしれませんが……」
ウオミ「ほら、もって」
森 「え、ちょ」
ウオミ「えい」
べちょ
森 「ちょ、会長!?」
ウオミ「あらたいへん。森ちんの手がチョコまみれに」
津田 「ちょ、ちょっと姉さん、なにやってるんです!」
ウオミ「でも大丈夫。タカくんがちゃんと食べてくれますから」
津田 「は」
森 「へ」
ウオミ「ふふふ」
277: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:15:50.29 ID:bUGYzMglo
森 「会長、さすがにこれは」
ウオミ「大丈夫。タカくんはMだから」
津田 「関係あるのそれ!?」
ウオミ「あら、ありますよ。タカくん!」
津田 「は、はい?」
ウオミ「舐めなさい」
津田 「うっ」ゾク
森 「つ、津田さんってそうなんですか」
津田 「その……」
ウオミ「そうなんですよ。かわいいでしょ」
森 「……あの」
津田 「は、はい?」
森 「ど、どうぞ……」
津田 「えっ」
森 「もちろん、いやでなければ……」
ウオミ「そんなわけないよね、タカくん」
津田 「え、えーっと…… ……いただきます」
津田 「ん……」レロ
森 「んっ」ゾク
津田 「あ、す、すいません」
森 「いえ……その、大丈夫ですので……」
津田 「は、はい……」ペロ
ウオミ(森ちんの指先から少しずつ口に含んでいくタカくん……ああ、ものすごくドキドキしちゃいますね)
森 「あ、あっ……」ゾクッ ゾクゾクッ
森 (い、いけない、これは……こんなの……)
津田 「…………」ペロ レロ
津田 (何してるんだろう、オレ…… でも、これはちょっと)
津田ウオミ森(((癖になりそう……)))
278: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:16:28.18 ID:bUGYzMglo
ウオミ「おいしい? タカくん」
津田 「は、はい……そうですね……」
ウオミ「森ちんの汗と混じって」
森 「かいてないですよ!?」
ウオミ「来年は私もいろんなところに塗ろうかしら」
森 「あの、一応私は本意じゃないんですが……?」
津田 「一応オレも……」
ウオミ「その割には楽しそうにプレイに興じている気がしますが」
森 「プ、プレイって……」
ウオミ「いやどうみても」
津田 「それはそうかもしれませんが……」
ウオミ「まあ、興奮はしてますよね?」
津田森「「…………」」
ウオミ「うふふふふ」
279: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:17:47.40 ID:bUGYzMglo
ウオミ「ほらタカくん、そんな先っぽだけ舐めていても、森ちんの手は綺麗になりませんよ」
津田 「はい……あの、それじゃあ……」レロォ
ウオミ「そうそう、手のひらもしっかりね」
森 「あ、は……あっ……」ゾクゾク
ウオミ「くすぐったそう」
森 「いえ、舌が……ええと、なんかこう、優しく……」ドキドキ
ウオミ「さすがタカくん、舌遣いに森ちんも満足してますよ」
津田 「ん、んふ……は……」ペロ レロ
ウオミ「あら、もう夢中ですね」
森 「…………」ドキドキドキ
ウオミ「私もちょっと一緒に舐めちゃいましょうか」
森 「ちょ、ちょっと、魚見会長」
ウオミ「私たち二人から奉仕を受ける森ちん……なんともいけない響きですよね」
森 「いけなくしてるのは思うに魚見会長だけだと思います……」
津田 「……あ、あの……大体取れました……よ?」
森 「あ、は、はい……その、ええと……」
津田 「えーと……ご、ごちそうさまでした?」
森 「お粗末さまでした……」
280: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:19:06.07 ID:bUGYzMglo
ウオミ「あら、タカくん」
津田 「? なんですか」
ウオミ「頬にチョコが」
津田 「え?」
森 「あ、私の手についたのが……」
ウオミ「頬の両方についちゃっていますね」
津田 「あ、じゃあちょっと拭いてきます」
ウオミ「え、何を言ってるの」
森 「え?」
ウオミ「はい、森ちん。お返しに舐めとってあげましょう」
森 「会長が何を言ってるんでしょうか!?」
281: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:20:00.10 ID:bUGYzMglo
ウオミ「ほらほら森ちん、タカくんのほっぺのチョコ、舐めて綺麗にしてあげないと」
森 「い、いやでも、それは……」
ウオミ「気持ちよくしてもらったんだから、お返しに気持ちよくしてあげないと」
森 「正しいことを言っているようですが、普通にいかがわしいですって!」
ウオミ「でも、タカくんはちょっと楽しみにしているようですよ?」
森 「え」
津田 「あ、いえそのっ、た、楽しみとかそういうことは考えてませんよ!」
森 「……えっと……その、してほしいとか……」
津田 「めっそうも……」
ウオミ「二人とも。ここまできたんですから、そろそろ流れを読みましょうよ」
森 「そうは言いますけど、魚見会長」
津田 「だからってノリノリでできませんって」
ウオミ「おおう、意外な返答」
282: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:20:27.64 ID:bUGYzMglo
ウオミ「つまりあれですね、私に強制させられた的な免罪符がほしいと」
津田 「いやその……」
森 「そこまででは……」
ウオミ「いいでしょう、その汚れ役、買って出ましょう」
津田 「汚れ役だなんて、姉さん、オレはそんな」
ウオミ「いいえ、これも姉としての務め」
森 「魚見会長、私は、その」
ウオミ「いいですか森ちん。いえ、森副会長」
森 「は、はい?」
ウオミ「こうした汚れる役も、英稜高校生徒会としてのお仕事です」
森 「意味が違います」
ウオミ「それに」
森 「それに?」
ウオミ「タカくんになら汚されてみたいし♪」
津田森「「単なる趣味じゃないですか!!」」
283: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:21:16.86 ID:bUGYzMglo
グイッ
森 「わ、ちょっ……」
ウオミ「ほら森ちん、観念して舐め取ってあげましょう」
森 「あの、ええと…… 津田さん」
津田 「は、はい」
森 「し、失礼します」
ペロ
津田 (うわわっ)ゾクゾクッ
森 「ん、ふ……」ペロ レロ
津田 (くすぐったいぐらいの舐め方に、これ……息が、鼻息があたって……)
森 「……ん、ん……」ペロ ペロッ
津田 (あと、目を閉じてる森さんもその、なんていうか……かわいくて……)
ウオミ「ふふっ」
津田 「あ、その、ね、姉さん」
ウオミ「よかったね森ちん。健気なご奉仕の姿に、タカくんもすっかりメロメロですよ」
森 「……本当ですか?」
津田 「いやその……まあ、かなり……」
森 「なら、よかったです…… ……ん」ペロ
津田 「んっ……」
ウオミ「ふふ、ふたりを見ていたら私も我慢できなくなってきましたね」
津田 「はい?」
ウオミ「反対側は私が」
津田 「え、わっ」
284: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:22:44.72 ID:bUGYzMglo
ドサッ ギシッ
ウオミ「森ちん、ちょっと半分場所ちょうだい」
森 「あっ、ちょっと会長、あまり強く押さないで……」
ふにん ふよん
津田 (ふ、二人がオレの上で体密着させて……うわ、こ、これ、やわらかいのが……!)
ウオミ「ではタカくん」
津田 「は」
ウオミ「いただきます」
ペロン
津田 (え、遠慮ない舐め方……)ゾクゾク
森 「こ、こっちはもうちょっとですので……」ペロペロ
ウオミ「んふ、タカくんの匂いが、チョコと混ざって……くらくらしちゃいますね」ペロ レロォ
津田 (両側から女の子ふたりに舐められてるとか……いや、もうこれ……)
ウオミ「あは。タカくん、耳まで真っ赤」
森 「……あの、その……き、綺麗にしますから……」
津田 「へ」
森 「あむ」パク
津田 「!!?」
森 「ん、んっ」チロチロ
津田 (み、耳、耳に森さんが……!?)
ウオミ「あら……すっかり出来上がっちゃいましたね」
285: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:23:15.87 ID:bUGYzMglo
ウオミ「タカくん、こっちのほうも綺麗になりましたよ」
津田 「あ、あの……」
ウオミ「森ちんが耳にいってるなら私は……首筋から降りていっちゃいましょうかね」
津田 「ちょ、ちょっとねえ」
ウオミ「んー♪」レロン
津田 「さんー!?」
ウオミ「んんー、いい反応ですね」
森 「ん、はぁ……津田さん……」
津田 (こ、これ、こなまま流されていったら、どこまで……)
ウオミ「ん……タカくん」ペロペロ
津田 (まずいことはまずいんだけど……いや、でもこんなの耐えられないし)
森 「はぁ……んん……」
津田 (流されちゃっていいって……これ……)
津田 「あ……」クラッ
タラリ
津田 「?」
ウオミ「あ」
森 「あっ」
286: ◆WO7BVrJPw2 2016/08/08(月) 23:23:47.26 ID:bUGYzMglo
森 「津田さん、鼻血っ」
ウオミ「あらいけない、ティッシュティッシュ」シュッシュッ
津田 「あ、あははは……」
ウオミ「どうやら、興奮させすぎてしまったようですね」
津田 「いやその、なんと言いますか……」
森 「ご、ごめんなさい……」
津田 「いえ、こちらこそ……」
森 「…………」
ウオミ「…………」
津田 「…………」
津田 (なんともいえない空気になってしまった)
コトミ『ただいまー』
津田ウオミ森「「「!!」」」
津田 「あっ、コ、コトミのやつ帰ってきましたね!」
森 「そ、そうだ、私たちそろそろ」
ウオミ「あら、ご飯食べていきましょうよ」
森 「えっ、聞いてないんですけど!」
ウオミ「っていうかタカくん、シャツ着たほうがいいんじゃ」
津田 「着せてくれなかったの誰ですか!」
わー わー
津田 (……コトミ、あの空気を打ち破ってくれたことには感謝するぞ)
321: ◆WO7BVrJPw2 2017/01/29(日) 16:25:37.25 ID:QVSpqYLro
――玄関
コトミ「たっだいまー」
コトミ「あれ? 靴が3足」
ウオミ「お帰りコトちゃん」
スタタタタ
コトミ「あ、ウオミーお姉ちゃん。来てたんだー」
タタタタタ
森 「お、お邪魔しています」
コトミ「あー、えーと英稜の」
森 「副会長の森です」
コトミ「ああ、どーも、以前はお弁当ご馳走さまでした」ペコ
コトミ「あ、それでタカ兄以外に靴があったんだ」
ウオミ「そういうことですね」
コトミ「あれですか、バレンタインだからチョコを渡しにとか」
森 「えっと、ですね」
ウオミ「ざっつらいと」
コトミ「え、えっ、森先輩もなんですか!?」
森 「いやそれは、その……」
コトミ「すごーい、タカ兄の競争率いまどれくらいなんだろ」
森 「きょ、競争?」
ウオミ「まぁタカくんの頑張り次第で、全員を相手することも不可ではないかもしれませんよ」
コトミ「へっへっへ、さすがのタカ兄ですなぁ!」
スタスタスタ
津田 「いきなり何の話をしてるんだ君たち」
322: ◆WO7BVrJPw2 2017/01/29(日) 16:26:17.98 ID:QVSpqYLro
ウオミ「ともあれコトちゃん、着替えておいで。ごはんの支度しますからね」
コトミ「はーい。タカ兄ただいまー」
トタタタタ
津田 「おかえりー」
ウオミ「さて、それじゃあご飯作っちゃいますね」
森 「ええと私は……」
ウオミ「ほら森ちんも手伝って」
森 「えええ、えっとでも」チラ
ウオミ「……」チラ
津田 「あ、あー。森さんも食べていきませんか」
森 「……では、お言葉に甘えて」
ウオミ「ぐっじょぶ」
津田 (妙な圧力姉さんからかかってたからな……)
323: ◆WO7BVrJPw2 2017/01/29(日) 16:26:44.48 ID:QVSpqYLro
――リビング
津田 (その後は特に何事もなく進んでいき……)
ウオミ「今日はそのままお泊りでもいいかなって思っていたんですけど」
森 「えっ、明日平日ですよ?」
ウオミ「着替えや寝間着くらいならあるよ」
森 「は、はぁ」
ウオミ「森ちんの分も」
森 「えっ」
津田 「よく急に泊りになったりするので、なんかいつの間にか用意されてました」
コトミ「終電なくなっちゃったね、とか、今日帰りたくないな、とかね」
津田 「それはない、なったことない」
ウオミ「まぁ、泊まろうかと思っていたんですけど、今日は帰りますね」
森 「そうですよ、さすがにこんな急に」
ウオミ「急じゃなかったらいいんだ」
森 「え、あっ、それは……」
ウオミ「それに、今日あったことを考えると、タカくんがいろいろ我慢できなさそうだし」
津田 「な、何の話ですかね」
コトミ「…………」
324: ◆WO7BVrJPw2 2017/01/29(日) 16:27:11.99 ID:QVSpqYLro
津田 (食後の片付けも終わり、ありがたいことにお弁当の仕込みまでしてもらって)
津田 (魚見姉さんと森さんは帰路につく)
――玄関
ウオミ「それでは」
森 「お邪魔しました」
津田 「いえ、いろいろありがとうございました」
津田 「コトミー、姉さんたち帰るぞー」
コトミ『はーい、いまいくー』
ウオミ「そうそう、タカくん」
津田 「はい」
ウオミ「今日のことはみんなには内緒、ね」コソッ
津田 「え、あー……はい」
森 「あ、あの、私も」
津田 「はい、大丈夫ですよ」
コトミ「なになにー? 何の話?」トテトテ
津田 「なんでもない」
ウオミ「タカくんが私達のどちらを今夜使うのか聞いていただけです」
コトミ「まっ!」
津田森「「その誤魔化し方はもう一考してください!」」
325: ◆WO7BVrJPw2 2017/01/29(日) 16:28:27.27 ID:QVSpqYLro
ウオミ「ではまた」
森 「失礼します」
津田 「お気を付けて」
コトミ「じゃあねー、お姉ちゃん。森先輩」
バタン
津田 「さて、明日の用意でもするか」
コトミ「そうだねー。あ、タカ兄、あとでチョコ見せてよ」
津田 「お前見るだけじゃないだろうが」
コトミ「でへへー」
津田 「まあいいけど。ひとりじゃちょっと食べきれないし」
コトミ「おおっ、なんというモテモテ発言!」
津田 「はは、みんな、そんなんじゃないと思うよ」
コトミ(そんなんじゃない、じゃないと思うけどナー)
326: ◆WO7BVrJPw2 2017/01/29(日) 16:29:04.01 ID:QVSpqYLro
――リビング
コトミ「それにタカ兄、私が今年もタカ兄からのおこぼれを貰うだけだと思ったら大間違いだよ」
津田 「うん?」
コトミ「今年は私も、ちゃーんと用意してるんだよ」
津田 「へぇ、珍しい」
コトミ「というわけでちょっと待っててね」
津田 「え、ああ、うん」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
コトミ「おまたせー」
津田 「結構かかったな。もらったチョコはこれ」
コトミ「いちにーさん……わっ、10個もある」
コトミ「グミも混ざってるけど」
津田 「まあ、オレは好きだし」
コトミ「だよねー。はい、じゃあ私からはこれ」
津田 「お。ん? コーヒーカップ? 中身は茶色っぽいけど、ココア?」
コトミ「なんとホットチョコにしてみました!」
327: ◆WO7BVrJPw2 2017/01/29(日) 16:29:45.36 ID:QVSpqYLro
津田 「だからキッチンでいろいろやってたのか。よく作ったな」
コトミ「まあ溶かすだけの簡単なやつだったし」
津田 「そんなのもあるんだ」
コトミ「本当は、胸の谷間にいれてそこから飲んでもらおうかと思ったんだけど」ぽよん
津田 (まあ確かにこいつにはできるだろうけど)
コトミ「熱そうだからやめた」
津田 「賢明な判断だ。っていうかなんでお前も普通に渡そうとしないの?」
コトミ「私も、って? 普通に渡そうとしない人がいたの?」
津田 「んんっ」
コトミ「ふーん。みんないろいろ普通じゃない渡し方したんだー」
津田 「……いや、みんなじゃないよ」
コトミ「タカ兄語るに落ちてる」
津田 「ん゙ん゙っ」
328: ◆WO7BVrJPw2 2017/01/29(日) 16:30:14.30 ID:QVSpqYLro
コトミ「そっかぁ。ウオミーお姉ちゃんと森先輩も、まさか」
津田 「な、なに?」
コトミ「タカ兄にペロペロされちゃったり、タカ兄をペロペロしちゃったり?」
津田 「そ、んなことするかっ!」
コトミ(あー、こりゃほとんど当たりかなー)
コトミ(そっかそっかー、それなら、私もちょっとくらい……)
コトミ「ま、そんなことよりせっかく頂いたんだし、食べようよ」
津田 「そうだな、食べようか……でも、チョコレート食べるのにホットチョコってどうなんだろう」
コトミ「いくらタカ兄が甘党でもちょっと大変かな」
津田 「だなー」
コトミ「おしっこ甘くなっちゃうもんね」
津田 「うんまぁその心配もあるかもしれないけどね」
コトミ「でもこんなにたくさんあると、ニキビできちゃうよー」
津田 「食べつくすつもりかお前」
335: ◆WO7BVrJPw2 2017/02/12(日) 16:25:52.82 ID:IE44gImPo
津田 「それじゃあ、せっかくだからお前のホットチョコから飲むか」
コトミ「お、ちょっと嬉しいですなぁ」
津田 「まぁ、他の人のはちょっとずつ食べてるし」
コトミ「なーんだ。あ、ちょっと待ってタカ兄」
津田 「うん?」
コトミ「私としたことが臥薪嘗胆を書くところだったよ」
津田 「はい?」
コトミ「え、言わない?」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
画竜点睛を欠く
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
津田 「?」(←ちょっとおばか)
コトミ「?」(←おばか)
336: ◆WO7BVrJPw2 2017/02/12(日) 16:26:20.83 ID:IE44gImPo
津田 「で、何が足りないって?」
コトミ「器がね」
津田 「器って、もうカップに入ってるけど」
コトミ「いやいや、これに入れることで完成するんだよ」
津田 「はぁ。それじゃあまあ」
コトミ「OK! ではこちらの」
バッ
コトミ「オナホ(新品)にホットチョコを!」トプトプトプ
津田 「お前何やってくれてんの!?」
337: ◆WO7BVrJPw2 2017/02/12(日) 16:26:50.01 ID:IE44gImPo
コトミ「大丈夫だよタカ兄、ちゃんと一回裏返して洗ってるから」
津田 「そうじゃねえよ! なんで持ってるんだよ!」
コトミ「この日のために用意しました。あ、もちろんこのオナホもバレンタインの中に含まれるから安心して」
津田 「もう不安しかねえよ! この妹に!」
コトミ「ちょっとタカ兄、あまり大声立てないでよ。拡げないと上手くはいらないんだから」
津田 「だいたいなんでそれやろうと思った!?」
コトミ「面白そうだなーって」
津田 「お前は兄がそこから飲む様を見たいのか! そこに口を付けて飲む様を見たいのか!?」
コトミ「みたいー」
津田 「なんもいえねえ」
338: ◆WO7BVrJPw2 2017/02/12(日) 16:27:25.94 ID:IE44gImPo
コトミ(「マジに口付けてはくれないだろうから、オナホに口付けてるの見て私のオカズにするんだー」)
コトミ(とは言えないけど)
津田 「え、っていうかマジで入れてるんだけど、ちょっと待って、オレさすがに飲まねえよ」
コトミ「えー」
津田 「えーもなにもねえよ」
コトミ「あっ、じゃあもしかしてこのまま使ってくれたり……?」モジモジ
津田 「もうその発想が怖い」
コトミ「でも、ちょうど人肌より少し温かいくらいになって具合いいかも?」
津田 「だったらなんなんだ!」
コトミ「うーん、気の利いたバレンタインだと思ったのになぁ」
津田 「オレわりと本気で心配するよ、君の将来」
339: ◆WO7BVrJPw2 2017/02/12(日) 16:27:54.03 ID:IE44gImPo
コトミ「このバレンタイン、実はまだ未完成なのだよ」
津田 「君自身が未完成だと思うよ」
コトミ「実はここにトッキーからのバレンタインも添えるつもりだったんだけど」
津田 「話を聞けよ……っていうか時さん、そんなイベントに乗らないと思うんだけど」
コトミ「うん、乗ってくれなかった」
津田 「だよな」
コトミ「トッキーからポッキーをプレゼントっていうネタをやりたいって言っただけなんだけどなぁ」
津田 「それ聞いたからやってくれなかったんじゃないの」
コトミ「そんで、このオナホにそれを挿して共同バレンタインってことも伝えたのに」
津田 「それ聞いたからやらなかったんだよ!」
コトミ「そんでもってボッキーな展開に!」
津田 「前にもやったよなぁそのネタ!!」
340: ◆WO7BVrJPw2 2017/02/12(日) 16:28:46.39 ID:IE44gImPo
コトミ「結局、オナホを使っても、オナホから飲んでもくれないかぁ」
津田 「いやほんと何を期待してたのお前」
コトミ「うーん……仕方ない。ていっ」ポン
ブピッ ビチャッ
津田 「…………何やってんの……」
コトミ「うわっ、思ったよりかかった~」
津田 「あーもう、そんなことしたらチョコまみれになるの解るだろ……えーとティッシュは」
コトミ「ターカ兄」
津田 「うん?」
コトミ「なめて」
津田 「…………」
コトミ「…………」
津田 「結局こういう展開かーい!」
341: ◆WO7BVrJPw2 2017/02/12(日) 16:29:19.83 ID:IE44gImPo
コトミ「すぐお風呂入るからさ。一口だけ」
津田 「お前な」
コトミ「ね?」
津田 「…………」
津田 (マジなトーンはやめろよな……)
津田 「……一口だけな」
コトミ「わーい!」
津田 「こら動くな、ソファにこぼれたら汚れる」
コトミ「はーい」
津田 (……とはいえ口とかはちょっとなぁ)
津田 (首筋とか耳もさすがに……となると)
津田 「ん…………」
ペロ
コトミ(ほっぺかー。まぁいいか)
342: ◆WO7BVrJPw2 2017/02/12(日) 16:29:53.40 ID:IE44gImPo
津田 「はい、一口な」
コトミ「んー、我慢しよう」
津田 「まったく……さっさと風呂入ってこい」
コトミ「それってもしかして、お誘い?」
津田 「ねーよ」
コトミ「あははは、それじゃーいってきまーす」
津田 「お、おいコレも持ってけ」
コトミ「えー、タカ兄にあげたのに」
津田 「つかわねーよ!」
コトミ「むー。洗ってくるー」
トテテテテ
津田 「はぁ……慌ただしかった」
津田 「…………」
ゴク
津田 「……あまり甘くないな」
343: ◆WO7BVrJPw2 2017/02/12(日) 16:30:22.02 ID:IE44gImPo
津田 (あ~……なんか今日は長かったな……)
津田 (会長に貰って……七条先輩に貰って……)
津田 (三葉、あー、一応横島先生……畑さん、五十嵐先輩)
津田 (萩村に魚見姉さん、森さん、とコトミか)
津田 「…………」
津田 「……なんで」
津田 「なんで誰一人普通に渡してくれなかったんだろう……」
津田 「いや、本命とかじゃなくていいからさぁ……」
津田 「はぁ……」
ピンポーン
津田 「ん? 誰だこんな時間に」
344: ◆WO7BVrJPw2 2017/02/12(日) 16:30:52.17 ID:IE44gImPo
――玄関
ガチャ
津田 「はい」
柳本 「…………」
津田 「あれ」
柳本 「……よお」
津田 「どうしたの」
柳本 「あの、なんていうか」
津田 「うん」
柳本 「さ、最近はそういうのもあるらしいし?」
津田 「え?」
柳本 「だから、その。や、やる」ガサッ
津田 「えっ、あの」
柳本 「ぎ、義理とかじゃなくて……ほら、友チョコ? 的な?」
津田 「え、あ、うん……あり、がとう……」
柳本 「じゃ」
タタタタタ…
津田 「…………」
津田 「…………」
津田 「……なんで……」
津田 「なんであいつが一番普通なんだよおおおおおおおお!!!」
HappyEnd!
345: ◆WO7BVrJPw2 2017/02/12(日) 16:31:24.79 ID:IE44gImPo
終わりです。
バレンタインに間に合ってよかったです(アヘ顔)
お付き合いいただきありがとうございました。
346: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 17:03:59.47 ID:CojSvXO0o
おつおつ
347: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 17:48:38.93 ID:m+zbO2OmO
おつおつ 書ききってくれて嬉しい
348: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 17:54:04.53 ID:cN+4jCeAO
完結おつ
去年よりもさらに過激な今年分はまだー?
去年よりもさらに過激な今年分はまだー?
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455382348/
Entry ⇒ 2017.04.21 | Category ⇒ 生徒会役員共 | Comments (0)
津田タカトシ「…10年前に行けるアプリ?」
1: ◆CnuooyNUm. 2016/08/03(水) 06:20:56.42 ID:nInV9ajeo
コトミ「うん ほら」つ
スズ「…」
タカトシ「…」
コトミ「コレで10年前に行けるんだよー」ニコニコ
スズ「…」
タカトシ「…」
スズ「じゃあ 私は先に生徒会室行ってるから」スタス…
タカトシ「待って萩村 俺ひとりにしないで」ガシッ
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/03(水) 06:22:43.84 ID:nInV9ajeo
スズ(妹でしょ キチンと面倒見なさいよ)ヒソヒソ
タカトシ(無理無理 俺ひとりじゃとても無理ッ)ヒソヒソ
スズ「ハァ…」
「それはアレでしょ
10年前の出来事とか写真とかを
いろいろ閲覧できるってアプリ…よね?」
タカトシ「あーそうやって懐かしい気分になろうって感じのかな」
スズ「そうそう」
タカトシ「でもオレ 10年前の出来事なんてあまり覚えてないな」
スズ「私も そのころ海外いたしね」
タカトシ「そっかー じゃ 生徒会室行くかー」
スズ「そうねー」
スタスタス…
コトミ「ちょっと待ったーッ」
タカトシ(無理無理 俺ひとりじゃとても無理ッ)ヒソヒソ
スズ「ハァ…」
「それはアレでしょ
10年前の出来事とか写真とかを
いろいろ閲覧できるってアプリ…よね?」
タカトシ「あーそうやって懐かしい気分になろうって感じのかな」
スズ「そうそう」
タカトシ「でもオレ 10年前の出来事なんてあまり覚えてないな」
スズ「私も そのころ海外いたしね」
タカトシ「そっかー じゃ 生徒会室行くかー」
スズ「そうねー」
スタスタス…
コトミ「ちょっと待ったーッ」
3: ◆CnuooyNUm. 2016/08/03(水) 06:26:10.72 ID:nInV9ajeo
コトミ「もう ふたりとも全然信じてないー」
タカトシ「そんなのを信じろって言われてもな…」
スズ「行けるわけないでしょ 10年前になんて
時間をさかのぼる理論なんてまだどこも発見してないし」
「もし発見されてたとしても
たかだかスマホのアプリで過去に行けるなんて…ね」
コトミ「でも本当にいけるんですよ コレで」
タカトシ「まだ言うか」
コトミ「だってもう行ってきたんだからッ」
タカトシ「ええッ?」
コトミ「証拠だってあるよ」
タカトシ「そんなのを信じろって言われてもな…」
スズ「行けるわけないでしょ 10年前になんて
時間をさかのぼる理論なんてまだどこも発見してないし」
「もし発見されてたとしても
たかだかスマホのアプリで過去に行けるなんて…ね」
コトミ「でも本当にいけるんですよ コレで」
タカトシ「まだ言うか」
コトミ「だってもう行ってきたんだからッ」
タカトシ「ええッ?」
コトミ「証拠だってあるよ」
4: ◆CnuooyNUm. 2016/08/03(水) 06:27:40.05 ID:nInV9ajeo
タカトシ「証拠?」
コトミ「いろいろ写真撮って来たから ほら」つ
タカトシ「…」
スズ「…」
コトミ「コレが10年前の桜才で コレがウチの近所」
タカトシ「イヤ 今との違いが…よくわからない」
スズ「10年ぐらいじゃほとんど変わらない場所ってあるしね…」
コトミ「じゃあ これはどうですか」ツー
タカトシ「アッ…エ?」
スズ「…これって?」
コトミ「10年前の私とタカ兄だよ」
コトミ「いろいろ写真撮って来たから ほら」つ
タカトシ「…」
スズ「…」
コトミ「コレが10年前の桜才で コレがウチの近所」
タカトシ「イヤ 今との違いが…よくわからない」
スズ「10年ぐらいじゃほとんど変わらない場所ってあるしね…」
コトミ「じゃあ これはどうですか」ツー
タカトシ「アッ…エ?」
スズ「…これって?」
コトミ「10年前の私とタカ兄だよ」
6: ◆CnuooyNUm. 2016/08/03(水) 06:30:27.36 ID:nInV9ajeo
スズ「確かに…似てるわね」
タカトシ「イヤでも…ただ単に似てる子の写真撮っただけかも
それか ウチにあった昔の写真をスマホに入れただけ…」
コトミ「もー 疑り深いなあ タカ兄は」
タカトシ「だって こういうタイムマシンモノって
過去の自分と接触しちゃいけないってよく言うだろ
自分が消えちゃうとか」
コトミ「そうだったの? 怖ッ」
スズ「確かに言うかもしれないけど それも単にSF的な空想よね
誰かが試したわけでもないし…試せないことだし」
コトミ「じゃあ大丈夫だったんだし大丈夫だね
スゴイ発見だぁ」
スズ「自分だけが消えるのは空想でも…
同一の時空に同じものがふたつ存在してしまうと
物理法則に矛盾が生じてしまって…最悪宇宙の消滅ね」
タカトシ「あーそういうのもよく言うなあ」
スズ「…でも粒子レベルで見てみれば今の自分と十年前の自分はまったく別のモノ?…だけど今の自分を構成してる粒子は十年前にも存在していたはず…だから結局矛盾が?…」ブツブツブツ
タカトシ「萩村 戻って来いッ」
タカトシ「イヤでも…ただ単に似てる子の写真撮っただけかも
それか ウチにあった昔の写真をスマホに入れただけ…」
コトミ「もー 疑り深いなあ タカ兄は」
タカトシ「だって こういうタイムマシンモノって
過去の自分と接触しちゃいけないってよく言うだろ
自分が消えちゃうとか」
コトミ「そうだったの? 怖ッ」
スズ「確かに言うかもしれないけど それも単にSF的な空想よね
誰かが試したわけでもないし…試せないことだし」
コトミ「じゃあ大丈夫だったんだし大丈夫だね
スゴイ発見だぁ」
スズ「自分だけが消えるのは空想でも…
同一の時空に同じものがふたつ存在してしまうと
物理法則に矛盾が生じてしまって…最悪宇宙の消滅ね」
タカトシ「あーそういうのもよく言うなあ」
スズ「…でも粒子レベルで見てみれば今の自分と十年前の自分はまったく別のモノ?…だけど今の自分を構成してる粒子は十年前にも存在していたはず…だから結局矛盾が?…」ブツブツブツ
タカトシ「萩村 戻って来いッ」
7: ◆CnuooyNUm. 2016/08/03(水) 06:33:11.01 ID:nInV9ajeo
コトミ「まあまあそんな難しい話はしなくていいじゃないですか
そうだ 会長の写真も撮ってきたよ」
タカトシ「行ったのか わざわざ会長に会いに」
コトミ「ウン ほら」つ
タカトシ「んー?」
スズ「…誰?」
コトミ「誰って会長ですよ 10年前の」
タカトシ「これが?」
スズ「似てないわね 別人でしょ」
コトミ「えー そうかなあ? まんまじゃないですか」
タカトシ「そうは見えないな」
スズ「…」コクン
コトミ「おかしいなあ…ちゃんと名前も聞いたのに」
タカトシ「…じゃあもういいだろこの話はこのへんで」
スズ「そうねー じゃあ行きましょ」スタス…
コトミ「だから待ってーッ」
そうだ 会長の写真も撮ってきたよ」
タカトシ「行ったのか わざわざ会長に会いに」
コトミ「ウン ほら」つ
タカトシ「んー?」
スズ「…誰?」
コトミ「誰って会長ですよ 10年前の」
タカトシ「これが?」
スズ「似てないわね 別人でしょ」
コトミ「えー そうかなあ? まんまじゃないですか」
タカトシ「そうは見えないな」
スズ「…」コクン
コトミ「おかしいなあ…ちゃんと名前も聞いたのに」
タカトシ「…じゃあもういいだろこの話はこのへんで」
スズ「そうねー じゃあ行きましょ」スタス…
コトミ「だから待ってーッ」
8: ◆CnuooyNUm. 2016/08/03(水) 06:36:12.61 ID:nInV9ajeo
コトミ「もーっ やっぱり全然信じないんだから」
タカトシ「うーん…」
スズ「証拠がイマイチ信憑性に欠けるわね
まあ写真ぐらいしか持って帰れるものも無いだろうケド
…ほかには何か撮ってないの?」
コトミ「もうコレくらいかなぁ
スズ先輩はおウチ行ってもいなかったし」
スズ「そのころ海外だったから…」
コトミ「アリア先輩は おウチは行けても中には入れなかったなあ」
タカトシ「10年前はまだ知り合ってないしなあ…」
コトミ「うーーん じゃあもう行こうか三人で」
タカトシ「え?」
スズ「…」
コトミ「行こ 10年前に」
スズ「嫌よ」
コトミ「えー」
タカトシ「うーん…」
スズ「証拠がイマイチ信憑性に欠けるわね
まあ写真ぐらいしか持って帰れるものも無いだろうケド
…ほかには何か撮ってないの?」
コトミ「もうコレくらいかなぁ
スズ先輩はおウチ行ってもいなかったし」
スズ「そのころ海外だったから…」
コトミ「アリア先輩は おウチは行けても中には入れなかったなあ」
タカトシ「10年前はまだ知り合ってないしなあ…」
コトミ「うーーん じゃあもう行こうか三人で」
タカトシ「え?」
スズ「…」
コトミ「行こ 10年前に」
スズ「嫌よ」
コトミ「えー」
9: ◆CnuooyNUm. 2016/08/03(水) 06:38:35.05 ID:nInV9ajeo
コトミ「どうしてー?」
スズ「ウソだったらそれはそれでいいんだけど
万が一本当だったら…どう反応していいかわからないわね
これまでの価値観が一気に崩れそう」
「そもそも 十年前と今とじゃ宇宙の中における地球の位置がまったく違うんだからそういう座標の計算もしないと仮に十年前に行けたとして宇宙空間に放り出されるだけで…」ブツブツブツ
タカトシ「萩村 こっち戻れッ」
コトミ「だから そんな難しい話はいいんですよー
すぐすむから行きましょうよぉ」
「こうやって三人でなるべくくっついて」グイッ グイッ
スズ「ヒャッ///」
タカトシ「おいッ まだ行くなんて…」
コトミ「えい」Pi
スズ「ウソだったらそれはそれでいいんだけど
万が一本当だったら…どう反応していいかわからないわね
これまでの価値観が一気に崩れそう」
「そもそも 十年前と今とじゃ宇宙の中における地球の位置がまったく違うんだからそういう座標の計算もしないと仮に十年前に行けたとして宇宙空間に放り出されるだけで…」ブツブツブツ
タカトシ「萩村 こっち戻れッ」
コトミ「だから そんな難しい話はいいんですよー
すぐすむから行きましょうよぉ」
「こうやって三人でなるべくくっついて」グイッ グイッ
スズ「ヒャッ///」
タカトシ「おいッ まだ行くなんて…」
コトミ「えい」Pi
10: ◆CnuooyNUm. 2016/08/03(水) 06:40:39.19 ID:nInV9ajeo
コトミ「ほら」
タカトシ「は?」
スズ「え?」
コトミ「来れたよー 10年前」
タカトシ「ここが? もう?」
コトミ「うん」
タカトシ「イヤ…なにかそれっぽいエフェクトとか音とか」
コトミ「そういうのとくに無いみたい」
タカトシ「そうなのか…というかホントに10年前か?」
スズ「全然変わりないわね…」
タカトシ「…」モゾモソ
「…」ジッ
スズ「自分のスマホの時計とカレンダー見ても 意味無いわよ」
タカトシ「そうだな…何かわかりやすい違いがあればいいけど」
コトミ「いろいろ雰囲気違うよ ちょっと見てみよ」スタスタ
タカトシ「は?」
スズ「え?」
コトミ「来れたよー 10年前」
タカトシ「ここが? もう?」
コトミ「うん」
タカトシ「イヤ…なにかそれっぽいエフェクトとか音とか」
コトミ「そういうのとくに無いみたい」
タカトシ「そうなのか…というかホントに10年前か?」
スズ「全然変わりないわね…」
タカトシ「…」モゾモソ
「…」ジッ
スズ「自分のスマホの時計とカレンダー見ても 意味無いわよ」
タカトシ「そうだな…何かわかりやすい違いがあればいいけど」
コトミ「いろいろ雰囲気違うよ ちょっと見てみよ」スタスタ
11: ◆CnuooyNUm. 2016/08/03(水) 06:44:42.02 ID:nInV9ajeo
スタスタ
キョロキョロ
タカトシ「別に…」
スズ「普通よね」
ジロジロ
ヒソヒソ
タカトシ「でもなんか…やけに気にされてるような」
スズ「普段見かけない連中だってわかるのかしら
私たちが」
ヒソヒソ…ジロジロ…ヒソヒソ
スズ「私たちというか…」
コトミ「みんなタカ兄を見てるね…」
タカトシ「…」
ザワザワ…ザワ
スズ「ねえ そういえば10年前って…」
タカトシ「うん なに?」
スズ「ココ(桜才) まだ女子高だったはずよね」
タカトシ「え」
コトミ「あ」
ザワザワザワザワ!!
.
20: ◆CnuooyNUm. 2016/08/08(月) 01:32:58.17 ID:qHA+Z8yPo
ザワザワ
オトコノコダ…
ザワザワ
タカトシ「」アセアセ
スズ「津田がいるのはかなりマズいんじゃ…」
ダンシダ…
ナンデ?…
ザワザワ
ケッコウカワイイ…
オイシソウ…
タカトシ「ヒッ」
コトミ「タカ兄 モテモテだなあ」
スズ「ンなこと言ってる場合じゃないでしょ」
ザワザワザワ
タカトシ「」ガクガクブルブル
スズ「」ギュッ
タカトシ「萩村?」
スズ「喋らないで」
タカトシ「…」
スズ「ひとまず逃げましょ」
タカトシ「」コクン
コトミ「そっか 女子高だから雰囲気違うんだ」
スズ「なに言ってんの 一緒に逃げるわよ」ギュッ
ダダダダッ
ア ニゲタッ!
ツカマエテッ!
.
21: ◆CnuooyNUm. 2016/08/08(月) 01:36:29.46 ID:qHA+Z8yPo
…ダダダダッ
ドコ?
ニガスナッ
アッチサガシテ!
ゼッタイニトラエロ!
ダダダダダッ…
タカトシ「」ブルブルブルブル…
コトミ「行ったか?」
スズ「…」
「…みたいね」
「もう大丈夫よ」
タカトシ「ああ…ウン…」ブルブル…
「フゥッ…」
コトミ「ね? 10年前だったでしょ」
タカトシ「…お前の言うとおりだったヨ…だから戻ろう すぐ戻ろう」
スズ「そうね」
コトミ「えー もうちょっと見たくない?」
タカトシ「…もうヤダ」
スズ「すぐ戻って」
コトミ「はーい」Pi
22: ◆CnuooyNUm. 2016/08/08(月) 01:40:09.86 ID:qHA+Z8yPo
コトミ「戻ったよ」
タカトシ「本当か? 確かか?」
スズ「ちょっと様子見てくるから ここでじっとしてて」
タタタッ…
…タタタッ
スズ「大丈夫…みたい 普通に男子いたし」
タカトシ「そっかぁ」ホッ
「…」
「…オマエ 何やってんだよ」
コトミ「え? 私?」
タカトシ「10年前はまだ女子高だって知らなかったか?」
コトミ「…忘れてた ゴメンなさい」
タカトシ「ハァァァ…」
「もういいか 生徒会いくか」
スズ「そうね…でもなんでそんなスマホのアプリで過去に行けちゃうの?」
コトミ「さあ?」
スズ「そもそも 宇宙にあるすべてのエネルギーを足しても質量あるものは光速を超えられないっていうのにたかだかスマホに使う電力程度で過去に行けるなんておかしいでしょどういう理屈なの」ブツブツブツ
タカトシ「萩村も戻れー」
カキーン
.
タカトシ「本当か? 確かか?」
スズ「ちょっと様子見てくるから ここでじっとしてて」
タタタッ…
…タタタッ
スズ「大丈夫…みたい 普通に男子いたし」
タカトシ「そっかぁ」ホッ
「…」
「…オマエ 何やってんだよ」
コトミ「え? 私?」
タカトシ「10年前はまだ女子高だって知らなかったか?」
コトミ「…忘れてた ゴメンなさい」
タカトシ「ハァァァ…」
「もういいか 生徒会いくか」
スズ「そうね…でもなんでそんなスマホのアプリで過去に行けちゃうの?」
コトミ「さあ?」
スズ「そもそも 宇宙にあるすべてのエネルギーを足しても質量あるものは光速を超えられないっていうのにたかだかスマホに使う電力程度で過去に行けるなんておかしいでしょどういう理屈なの」ブツブツブツ
タカトシ「萩村も戻れー」
カキーン
.
23: ◆CnuooyNUm. 2016/08/08(月) 01:44:57.61 ID:qHA+Z8yPo
スズ「ハァ…行きましょ」
タカトシ「そうだな」
スタスタ
ガヤガヤ
ワイワイ
タカトシ「なんだか急に」
スズ「騒がしくなってるわね…」
カキーン
コトミ「なにか行事でもあったっけ?」
スズ「別になにも無いはずよ」
タカトシ「…」ウンウン
ガヤガヤ
コトミ「騒いでるのって男の子ばかりだね」キョロキョロ
スズ「もうちょっと静かにできないのかしら」
タカトシ「いいんじゃないかなあ 元気で」
スズ「なんだかそれ 年配のひとの意見みたい」
ワイワイ
スタスタ…
カキーン
.
タカトシ「そうだな」
スタスタ
ガヤガヤ
ワイワイ
タカトシ「なんだか急に」
スズ「騒がしくなってるわね…」
カキーン
コトミ「なにか行事でもあったっけ?」
スズ「別になにも無いはずよ」
タカトシ「…」ウンウン
ガヤガヤ
コトミ「騒いでるのって男の子ばかりだね」キョロキョロ
スズ「もうちょっと静かにできないのかしら」
タカトシ「いいんじゃないかなあ 元気で」
スズ「なんだかそれ 年配のひとの意見みたい」
ワイワイ
スタスタ…
カキーン
.
24: ◆CnuooyNUm. 2016/08/08(月) 01:48:20.52 ID:qHA+Z8yPo
スタスタッ
スズ「さっきから気になってるんだケド」
タカトシ「うん」
カキーン
スズ「あれは何の音?」
タカトシ「グラウンドからだな」チラッ
コトミ「ソフトボール部じゃないですか」
スズ「にしては」
カキーン
スズ「微妙に違うのよね いつもと」
コトミ「そうかなあ?」
タカトシ「うん 違うな」ジーッ
スズ「でしょ」
タカトシ「あれ 野球だ」
コトミ「へえ」
スズ「ソフト部が気分転換に野球でもしてるの?」
タカトシ「いや 野球部だ アレ」ジーーッ
コトミ「ウチ野球部なんてあった?」
スズ「ないわよ」
タカトシ「うん 男子の野球部なんて無かったはず…なのにある」
カキーン
.
25: ◆CnuooyNUm. 2016/08/08(月) 01:52:00.48 ID:qHA+Z8yPo
スズ「なに言ってんの? ウチにそんなのないでしょ」
タカトシ「萩村も見てみろって…野球してるから 男子が」
スズ「…野球して遊んでるだけじゃないの」ヌッ
コトミ「ホントだー 野球してる」
スズ「ねえ…グラウンドのあっち側…」
タカトシ「サッカーしてるな…男子が」
スズ「うん」
コトミ「男子のサッカー部なんてあった?」
タカトシ「無い…」
コトミ「いつできたの?」
スズ「できてないわよ」
タカトシ「なにかおかしいな なにかが」
スズ「ウン…」
タカトシ「萩村も見てみろって…野球してるから 男子が」
スズ「…野球して遊んでるだけじゃないの」ヌッ
コトミ「ホントだー 野球してる」
スズ「ねえ…グラウンドのあっち側…」
タカトシ「サッカーしてるな…男子が」
スズ「うん」
コトミ「男子のサッカー部なんてあった?」
タカトシ「無い…」
コトミ「いつできたの?」
スズ「できてないわよ」
タカトシ「なにかおかしいな なにかが」
スズ「ウン…」
26: ◆CnuooyNUm. 2016/08/08(月) 02:00:33.40 ID:qHA+Z8yPo
コトミ「そういえば」
タカトシ「なんだ?」
コトミ「男子増えてない? 急に」
スズ「そうなのよね…さっきから目に入ってくる半分以上が…」
タカトシ「男子生徒だなあ」
スズ「しかも見覚えのない生徒がたくさん…」
タカトシ「今日は他校の生徒がウチに見学に来る日とか?」
スズ「そんなの私たち生徒会が聞いてないはずないでしょ」
コトミ「あ もしかして…10年前から戻ってきたと思ったら
実は何年か先の未来に来ちゃってたとか?
それで男子が増えてる」
スズ「なに言ってんのよ」
タカトシ「でも いつの間にか男子の野球部やサッカー部があったり
男子生徒が増えてるのは コトミの言ったことでも説明がつくような?」
スズ「んー…まさか本当に未来?」
畑「あら?」ヌッ
タカトシ「なんだ?」
コトミ「男子増えてない? 急に」
スズ「そうなのよね…さっきから目に入ってくる半分以上が…」
タカトシ「男子生徒だなあ」
スズ「しかも見覚えのない生徒がたくさん…」
タカトシ「今日は他校の生徒がウチに見学に来る日とか?」
スズ「そんなの私たち生徒会が聞いてないはずないでしょ」
コトミ「あ もしかして…10年前から戻ってきたと思ったら
実は何年か先の未来に来ちゃってたとか?
それで男子が増えてる」
スズ「なに言ってんのよ」
タカトシ「でも いつの間にか男子の野球部やサッカー部があったり
男子生徒が増えてるのは コトミの言ったことでも説明がつくような?」
スズ「んー…まさか本当に未来?」
畑「あら?」ヌッ
33: ◆CnuooyNUm. 2016/08/14(日) 01:53:55.47 ID:FIc7NwFoo
畑「萩村さん こんなところでどうしましたか」
スズ「あ 畑さん?」
畑「生徒会には行かなくていいの?
会長も七条さんも気にしてましたよ」
スズ「いえッ いまから行こうかと…」
タカトシ(畑さんがいるってことは)ヒソヒソ
スズ(ちゃんと元の時間に戻って来れたのよね)ヒソヒソ
コトミ(よかったぁ)
畑「?」
「ココで何してるの?」
スズ「いえあの グラウンドを見ていたところです」
畑「グラウンドですか?」ススッ
「…野球部ですね」
スズ「…」
畑「去年は創部2年目にして地区予選の準決勝まで行きましたから
今年はさらにその上を目指して気合入ってますよ」
タカトシ「そ…そうなんですか」
(創部2年目ってどういうこと?)ヒソヒソ
スズ(聞かないでよ まだ頭がまとまってない)ヒソヒソ
畑「…」ジーッ
スズ「あ 畑さん?」
畑「生徒会には行かなくていいの?
会長も七条さんも気にしてましたよ」
スズ「いえッ いまから行こうかと…」
タカトシ(畑さんがいるってことは)ヒソヒソ
スズ(ちゃんと元の時間に戻って来れたのよね)ヒソヒソ
コトミ(よかったぁ)
畑「?」
「ココで何してるの?」
スズ「いえあの グラウンドを見ていたところです」
畑「グラウンドですか?」ススッ
「…野球部ですね」
スズ「…」
畑「去年は創部2年目にして地区予選の準決勝まで行きましたから
今年はさらにその上を目指して気合入ってますよ」
タカトシ「そ…そうなんですか」
(創部2年目ってどういうこと?)ヒソヒソ
スズ(聞かないでよ まだ頭がまとまってない)ヒソヒソ
畑「…」ジーッ
34: ◆CnuooyNUm. 2016/08/14(日) 01:56:26.08 ID:FIc7NwFoo
畑「…萩村さん?」
スズ「はいッ」
畑「萩村さんが男子生徒と仲良くしているなんて珍しいですね」
スズ「は? 津田とはいつも…」
畑「あぁ そうでしたね 津田タカトシくん
思い出しました 萩村さんとはクラスが同じですね
そちらは妹のコトミさん」
タカトシ「はぁ?」
コトミ「へ?」
畑「役職柄 生徒の顔と名前はできるだけ覚えるようにしてますが
なかなか大変です」
スズ「…そうなんですか」
畑「それにしても
萩村さんと津田くんがそんな親密な関係だとは知りませんでした
さっそく一枚撮りますね」
パシャッ
タカトシ「」
スズ「…」
畑「では私はこのへんでー
あとはごゆっくりどーぞ」ソソクサッ
タタタタッ
.
スズ「はいッ」
畑「萩村さんが男子生徒と仲良くしているなんて珍しいですね」
スズ「は? 津田とはいつも…」
畑「あぁ そうでしたね 津田タカトシくん
思い出しました 萩村さんとはクラスが同じですね
そちらは妹のコトミさん」
タカトシ「はぁ?」
コトミ「へ?」
畑「役職柄 生徒の顔と名前はできるだけ覚えるようにしてますが
なかなか大変です」
スズ「…そうなんですか」
畑「それにしても
萩村さんと津田くんがそんな親密な関係だとは知りませんでした
さっそく一枚撮りますね」
パシャッ
タカトシ「」
スズ「…」
畑「では私はこのへんでー
あとはごゆっくりどーぞ」ソソクサッ
タタタタッ
.
35: ◆CnuooyNUm. 2016/08/14(日) 02:00:58.42 ID:FIc7NwFoo
コトミ「なんか変だったね?」
タカトシ「うん…」
スズ「…」
タカトシ「また冷やかされたかな?」
スズ「…」
タカトシ「俺のことよく知らない…ようなこと言って」
スズ「本当によく知らなかったのかも…ふたりのこと」
コトミ「え? それって…?」
タカトシ「どういうこと…?」
スズ「ココの畑さんはあまり知らないのよ
津田のことも コトミのことも」
コトミ「ココ?」
タカトシ「…」
スズ「ココの津田は生徒会には入ってないんでしょね
だから畑さんの印象に深く残ってない…」
コトミ「さっきからなに言ってんですか?
中二が目覚めちゃった?」
スズ「違うッ」ビシッ
タカトシ「うん…」
スズ「…」
タカトシ「また冷やかされたかな?」
スズ「…」
タカトシ「俺のことよく知らない…ようなこと言って」
スズ「本当によく知らなかったのかも…ふたりのこと」
コトミ「え? それって…?」
タカトシ「どういうこと…?」
スズ「ココの畑さんはあまり知らないのよ
津田のことも コトミのことも」
コトミ「ココ?」
タカトシ「…」
スズ「ココの津田は生徒会には入ってないんでしょね
だから畑さんの印象に深く残ってない…」
コトミ「さっきからなに言ってんですか?
中二が目覚めちゃった?」
スズ「違うッ」ビシッ
36: ◆CnuooyNUm. 2016/08/14(日) 02:03:50.93 ID:FIc7NwFoo
タカトシ「もしかして俺たち…」
スズ「…」
タカトシ「違う世界に来ちゃった?」
スズ「…」コクン
コトミ「えッ それってパラレルワールド?」
タカトシ「だな…」
コトミ「すごい! ホントにあったんだ!」
タカトシ「なにを能天気に…」ハァ
スズ「パラレルワールドというか
世界が改変された…と言ったほうが正しいかもだけど」
コトミ「それってどう違うの?」
スズ「…簡単に言えばもうひとつの世界が生まれてしまったか
ひとつだけの世界が変わってしまったか ってこと」
コトミ「そっかぁ」
タカトシ「どうしよっか コレ ホントに」
スズ「どうしよ」
スズ「…」
タカトシ「違う世界に来ちゃった?」
スズ「…」コクン
コトミ「えッ それってパラレルワールド?」
タカトシ「だな…」
コトミ「すごい! ホントにあったんだ!」
タカトシ「なにを能天気に…」ハァ
スズ「パラレルワールドというか
世界が改変された…と言ったほうが正しいかもだけど」
コトミ「それってどう違うの?」
スズ「…簡単に言えばもうひとつの世界が生まれてしまったか
ひとつだけの世界が変わってしまったか ってこと」
コトミ「そっかぁ」
タカトシ「どうしよっか コレ ホントに」
スズ「どうしよ」
37: ◆CnuooyNUm. 2016/08/14(日) 02:05:38.85 ID:FIc7NwFoo
スズ「とりあえずはココがどんな世界か知っておく必要があるわね
そしてなぜこの世界になったか考えましょう」
「そうしたら元の世界に戻す方法もわかるかもしれない」
タカトシ「戻せるの?」
スズ「こうなった原因を突き止められれば もしかするとね
そのためにはまた10年前にいく必要があるんだろうケド」
タカトシ「ウッ…」
コトミ「やっぱり私たちが行ったから?」
スズ「でしょうね」
コトミ「でも私ひとりで行ったときは特に何もなかったよ?」
スズ「アナタが気付いてないだけで
どこか変わってたのかもしれないでしょ」
コトミ「そうなのかなあ」
タカトシ「…ココってどんな世界なんだろ?」
スズ「まず言えるのは」
そしてなぜこの世界になったか考えましょう」
「そうしたら元の世界に戻す方法もわかるかもしれない」
タカトシ「戻せるの?」
スズ「こうなった原因を突き止められれば もしかするとね
そのためにはまた10年前にいく必要があるんだろうケド」
タカトシ「ウッ…」
コトミ「やっぱり私たちが行ったから?」
スズ「でしょうね」
コトミ「でも私ひとりで行ったときは特に何もなかったよ?」
スズ「アナタが気付いてないだけで
どこか変わってたのかもしれないでしょ」
コトミ「そうなのかなあ」
タカトシ「…ココってどんな世界なんだろ?」
スズ「まず言えるのは」
38: ◆CnuooyNUm. 2016/08/14(日) 02:09:27.63 ID:FIc7NwFoo
スズ「男子生徒の数が多くて 男子の部活もある」
タカトシ「うん…それから?」
スズ「少なくとも畑さんと七条先輩と私たち三人はウチ(桜才)の生徒で
津田と私は同じクラス」
タカトシ「会長は?」
スズ「畑さんは『会長』と言っただけで名前までは言ってないから
それが誰かはまだわからないわ」
タカトシ「あっ そっか~」
スズ「そして私は生徒会 畑さんはあの様子だと新聞部で間違いないわね
津田とコトミが部活や委員をやってるかはわからない」
タカトシ「そうか…オレ生徒会じゃないのか」
コトミ「タカ兄は生徒会入らなかったら
なにか部活やってそうなイメージだね」
タカトシ「そうかも…アレ?
ということはオレ今サボってるってこと?」
スズ「部活に入ってるとしたらそうなるわね」
タカトシ「うわ~~~元戻りてー」
タカトシ「うん…それから?」
スズ「少なくとも畑さんと七条先輩と私たち三人はウチ(桜才)の生徒で
津田と私は同じクラス」
タカトシ「会長は?」
スズ「畑さんは『会長』と言っただけで名前までは言ってないから
それが誰かはまだわからないわ」
タカトシ「あっ そっか~」
スズ「そして私は生徒会 畑さんはあの様子だと新聞部で間違いないわね
津田とコトミが部活や委員をやってるかはわからない」
タカトシ「そうか…オレ生徒会じゃないのか」
コトミ「タカ兄は生徒会入らなかったら
なにか部活やってそうなイメージだね」
タカトシ「そうかも…アレ?
ということはオレ今サボってるってこと?」
スズ「部活に入ってるとしたらそうなるわね」
タカトシ「うわ~~~元戻りてー」
39: ◆CnuooyNUm. 2016/08/14(日) 02:12:07.11 ID:FIc7NwFoo
タカトシ「…って 萩村も生徒会サボりだよな」
スズ「…うん」
コトミ「行かなくていいんですかあ」
スズ「こんな状況で行きたくない…
もし七条先輩以外が知らないひとだったら…私ひとりだけ気まずくて」
タカトシ「そっか」
「じゃあやっぱり 戻す方法を考えないと」
スズ「そうね そのためにはこうなった原因を…」
コトミ「だからそれは 私たちが行ったからだよねえ?」
スズ「行って 私たちなにをしたっけ」
コトミ「三人で歩いたねー」
スズ「それで?」
コトミ「みんなに見られて」
スズ「…」
コトミ「逃げた」
スズ「なぜ逃げなきゃいけなかったのかしら」
コトミ「タカ兄がいたから」
スズ「そうね おそらく津田が原因」
タカトシ「え? オレ?」
スズ「…うん」
コトミ「行かなくていいんですかあ」
スズ「こんな状況で行きたくない…
もし七条先輩以外が知らないひとだったら…私ひとりだけ気まずくて」
タカトシ「そっか」
「じゃあやっぱり 戻す方法を考えないと」
スズ「そうね そのためにはこうなった原因を…」
コトミ「だからそれは 私たちが行ったからだよねえ?」
スズ「行って 私たちなにをしたっけ」
コトミ「三人で歩いたねー」
スズ「それで?」
コトミ「みんなに見られて」
スズ「…」
コトミ「逃げた」
スズ「なぜ逃げなきゃいけなかったのかしら」
コトミ「タカ兄がいたから」
スズ「そうね おそらく津田が原因」
タカトシ「え? オレ?」
40: ◆CnuooyNUm. 2016/08/14(日) 02:19:11.73 ID:FIc7NwFoo
コトミ「やっぱタカ兄か~」
タカトシ「オレ? 俺が悪いの?」
スズ「悪くは無いわよ 巻き込まれただけなんだから」
「でも 津田が女子高だった桜才に現れて
騒ぎになったのは間違いないでしょ」
タカトシ「うん…」
スズ「その騒ぎがきっかけで共学化が何年か早くなった…
と私は考えてるけど」
タカトシ「…なんで?」
スズ「さっき畑さんが言ってたでしょ 野球部は去年が創部二年目…って」
タカトシ「ああ そうか
ということは今年で三年目」
コトミ「元の世界じゃ 三年前ってまだ共学になってないはずだよね」
スズ「うん 私たちの知ってる桜才は共学化二年目にはまだ男子の部活が無いから
こっちでは野球部が創部されたさらに何年か前に共学化されてると思うの」
タカトシ「そうかー」
タカトシ「オレ? 俺が悪いの?」
スズ「悪くは無いわよ 巻き込まれただけなんだから」
「でも 津田が女子高だった桜才に現れて
騒ぎになったのは間違いないでしょ」
タカトシ「うん…」
スズ「その騒ぎがきっかけで共学化が何年か早くなった…
と私は考えてるけど」
タカトシ「…なんで?」
スズ「さっき畑さんが言ってたでしょ 野球部は去年が創部二年目…って」
タカトシ「ああ そうか
ということは今年で三年目」
コトミ「元の世界じゃ 三年前ってまだ共学になってないはずだよね」
スズ「うん 私たちの知ってる桜才は共学化二年目にはまだ男子の部活が無いから
こっちでは野球部が創部されたさらに何年か前に共学化されてると思うの」
タカトシ「そうかー」
41: ◆CnuooyNUm. 2016/08/14(日) 02:23:26.02 ID:FIc7NwFoo
スズ「なぜ共学化が早まったのか
その騒ぎの後さらに何かがあったからよ
具体的に何があったか 知る方法はないかしら」
タカトシ「じゃあやっぱり戻らなきゃいけない?」
スズ「なんの策も無しに戻りたくないし
戻ってすぐにソノ何かが起こるとは思えないわね
ココに居たままなにか情報が手に入れば…」
タカトシ「学校のことに詳しい人といえば…」
コトミ「学園長?」
スズ「いろいろと忙しいだろうし
いきなり行って話し相手をしてくれるかどうか…」
タカトシ「それじゃあ…」
タカトシ「失礼しまーす」ガチャ
畑「おや 萩村さんと先ほどの津田タカトシくん…と?」
コトミ「津田コトミです!」
スズ「…」
その騒ぎの後さらに何かがあったからよ
具体的に何があったか 知る方法はないかしら」
タカトシ「じゃあやっぱり戻らなきゃいけない?」
スズ「なんの策も無しに戻りたくないし
戻ってすぐにソノ何かが起こるとは思えないわね
ココに居たままなにか情報が手に入れば…」
タカトシ「学校のことに詳しい人といえば…」
コトミ「学園長?」
スズ「いろいろと忙しいだろうし
いきなり行って話し相手をしてくれるかどうか…」
タカトシ「それじゃあ…」
タカトシ「失礼しまーす」ガチャ
畑「おや 萩村さんと先ほどの津田タカトシくん…と?」
コトミ「津田コトミです!」
スズ「…」
42: ◆CnuooyNUm. 2016/08/14(日) 02:26:40.43 ID:FIc7NwFoo
畑「生徒会には行かないの?」
スズ「大事な用事があるんです」
畑「生徒会よりもですか」
スズ「はい」
畑「うかがいます」
スズ「えっとまずは…生徒名簿ってありますか?」
畑「生徒名簿ですか?」
スズ「はい」
畑「ありますが」
スズ「…」
畑「わかりました」
ガソゴソ
畑「こちらです」つ
スズ「ありがとうございますッ」つつ
パラパラ
タカトシ(ウーン やっぱり)ヒソヒソ
スズ(知らない人多いわね 男子に)ヒソヒソ
タカトシ(見た感じ 男女比がほとんど半々だな)
コトミ(男子多いのってちょっと嬉しいかも)
タカトシ(ナニ言ってんだ)
コトミ(ア…)
スズ(どうしたの)
コトミ(仲良しの子が何人かいない…)
タカトシ(…)
スズ「大事な用事があるんです」
畑「生徒会よりもですか」
スズ「はい」
畑「うかがいます」
スズ「えっとまずは…生徒名簿ってありますか?」
畑「生徒名簿ですか?」
スズ「はい」
畑「ありますが」
スズ「…」
畑「わかりました」
ガソゴソ
畑「こちらです」つ
スズ「ありがとうございますッ」つつ
パラパラ
タカトシ(ウーン やっぱり)ヒソヒソ
スズ(知らない人多いわね 男子に)ヒソヒソ
タカトシ(見た感じ 男女比がほとんど半々だな)
コトミ(男子多いのってちょっと嬉しいかも)
タカトシ(ナニ言ってんだ)
コトミ(ア…)
スズ(どうしたの)
コトミ(仲良しの子が何人かいない…)
タカトシ(…)
43: ◆CnuooyNUm. 2016/08/14(日) 02:32:46.32 ID:FIc7NwFoo
コトミ(えっ…どうして?)
タカトシ(増えた男子の分
うちに来るはずだった女子が減ってるんだな)
スズ(共学化が早くなって環境や校風が変わったから
ウチを選ぶのやめた って子がいてもおかしくないわ)
コトミ(そんなぁ…
行くんじゃなかった…10年前なんて…)シュン
スズ(いまさら事の重大さに気付いたの?)
コトミ(…はい)
スズ(アナタも元に戻す方法を考えて)
コトミ(うん)
畑「あのー」
スズ「はいッ」
畑「大事な用事って名簿を見ることなの?
萩村さんは生徒会室で好きなだけ見られるのでは?」
スズ「いえ あのッ」
「…」
「10年前に 桜才学園で何があったか 畑さんは知りませんか?」
畑「10年前ですか…私も八つか七つのころですし
学園史に書かれてる以上のことはさすがに何も」
スズ「そうですか…」
畑「10年前なら 私より学園長や先生に聞けばいいのでは?」
タカトシ「先生…ああそっか 横島先生だ!」
スズ「そうねッ 横島先生はココ出身だっていうし
ちょうど10年前は生徒だったはず」
コトミ「やったー」
畑「横島先生ですか?」
スズ「はい いまは職員室でしょうか」
畑「停職中ですよ?」
スズ「」
タカトシ「」
タカトシ(増えた男子の分
うちに来るはずだった女子が減ってるんだな)
スズ(共学化が早くなって環境や校風が変わったから
ウチを選ぶのやめた って子がいてもおかしくないわ)
コトミ(そんなぁ…
行くんじゃなかった…10年前なんて…)シュン
スズ(いまさら事の重大さに気付いたの?)
コトミ(…はい)
スズ(アナタも元に戻す方法を考えて)
コトミ(うん)
畑「あのー」
スズ「はいッ」
畑「大事な用事って名簿を見ることなの?
萩村さんは生徒会室で好きなだけ見られるのでは?」
スズ「いえ あのッ」
「…」
「10年前に 桜才学園で何があったか 畑さんは知りませんか?」
畑「10年前ですか…私も八つか七つのころですし
学園史に書かれてる以上のことはさすがに何も」
スズ「そうですか…」
畑「10年前なら 私より学園長や先生に聞けばいいのでは?」
タカトシ「先生…ああそっか 横島先生だ!」
スズ「そうねッ 横島先生はココ出身だっていうし
ちょうど10年前は生徒だったはず」
コトミ「やったー」
畑「横島先生ですか?」
スズ「はい いまは職員室でしょうか」
畑「停職中ですよ?」
スズ「」
タカトシ「」
51: ◆CnuooyNUm. 2016/08/19(金) 01:48:14.75 ID:Jxp+ugHSo
畑「またやらかしてしまいまして
おそらく今年度中は自宅謹慎でしょうね
忘れてました?」
スズ「はい…」
タカトシ(横島先生の家ってどこだっけ)ヒソヒソ
スズ(知らないし…行く余裕なんてたぶん無いわ)
タカトシ(そっか…)
スズ「…」
「じゃあ…桜才が共学化したのは何年前ですか」
畑「4年前ですよ 今年で5年目」
タカトシ(ということは 共学化が3年早いってことかな)
スズ(うん 10年前に行ったその6年後に共学化したわけね)
タカトシ(ややこしいな…)
スズ「それで…」
畑「はい」
スズ「なぜ桜才の共学化が早まったのか…
いえッ 桜才が共学化したそのわけを知ってますか」
畑「少子化の影響による生徒数の減少を解消するため
あるいは 伝統を進化させ 新たな価値観を生み出すため…
と一般的には言われていますが」
スズ「あ…それはそうなんですけど他にナニか
もっと直接な理由を畑さんは知らないでしょうか」
畑「…難しいことを聞きますねえ」
スズ「スミマセン」
おそらく今年度中は自宅謹慎でしょうね
忘れてました?」
スズ「はい…」
タカトシ(横島先生の家ってどこだっけ)ヒソヒソ
スズ(知らないし…行く余裕なんてたぶん無いわ)
タカトシ(そっか…)
スズ「…」
「じゃあ…桜才が共学化したのは何年前ですか」
畑「4年前ですよ 今年で5年目」
タカトシ(ということは 共学化が3年早いってことかな)
スズ(うん 10年前に行ったその6年後に共学化したわけね)
タカトシ(ややこしいな…)
スズ「それで…」
畑「はい」
スズ「なぜ桜才の共学化が早まったのか…
いえッ 桜才が共学化したそのわけを知ってますか」
畑「少子化の影響による生徒数の減少を解消するため
あるいは 伝統を進化させ 新たな価値観を生み出すため…
と一般的には言われていますが」
スズ「あ…それはそうなんですけど他にナニか
もっと直接な理由を畑さんは知らないでしょうか」
畑「…難しいことを聞きますねえ」
スズ「スミマセン」
52: ◆CnuooyNUm. 2016/08/19(金) 01:50:27.05 ID:Jxp+ugHSo
畑「ちょっと小耳に挟んだことがあるのですが」
スズ「はい」
タカトシ「…」
畑「共学化の話は学校側からではなく
生徒のほうから希望する声が出てきた…
と聞いたことがあります」
スズ「それは何年前の生徒から…」
畑「そこまでは知りませんよ」
スズ「そうですか…」
「…」
「…」
タカトシ(…萩村?)
スズ(コレぐらいね 私が聞けることって)
タカトシ(そうか…)
スズ「いろいろと ありがとうございます」
畑「はい どういたしまして」
スズ「ではそろそろ この辺で…」
畑「ではそろそろ 私のほうからもお聞きしますね」
スズ「は?」
スズ「はい」
タカトシ「…」
畑「共学化の話は学校側からではなく
生徒のほうから希望する声が出てきた…
と聞いたことがあります」
スズ「それは何年前の生徒から…」
畑「そこまでは知りませんよ」
スズ「そうですか…」
「…」
「…」
タカトシ(…萩村?)
スズ(コレぐらいね 私が聞けることって)
タカトシ(そうか…)
スズ「いろいろと ありがとうございます」
畑「はい どういたしまして」
スズ「ではそろそろ この辺で…」
畑「ではそろそろ 私のほうからもお聞きしますね」
スズ「は?」
53: ◆CnuooyNUm. 2016/08/19(金) 01:52:53.03 ID:Jxp+ugHSo
スズ「あの 私たちにいったいナニを?」
畑「そうですねえ なぜ10年前のことや
桜才の共学化についてそんなにこだわってるのか
知りたいです」
スズ「…」アセアセ
畑「そして おふたりの仲についても いろいろ聞きたいですね」
スズ「…答えなきゃダメですか」
畑「皆さまの疑問にいろいろと答えましたから
わたしも当然その見返りは求めますよ?」
タカトシ「」
スズ「…」グヌヌ
畑「まあ 他に何か面白い話があるのならそちらでもかまいませんが」
スズ「そんな話」
タカトシ「別に何も…」
コトミ「私ありまーす」ノシ
畑「ほお なんでしょう」
コトミ「私は 12才までタカ兄と一緒にお風呂入ってました!」
畑「…」
タカトシ「」
スズ「」
畑「興味深いです」b
コトミ「」b
畑「そうですねえ なぜ10年前のことや
桜才の共学化についてそんなにこだわってるのか
知りたいです」
スズ「…」アセアセ
畑「そして おふたりの仲についても いろいろ聞きたいですね」
スズ「…答えなきゃダメですか」
畑「皆さまの疑問にいろいろと答えましたから
わたしも当然その見返りは求めますよ?」
タカトシ「」
スズ「…」グヌヌ
畑「まあ 他に何か面白い話があるのならそちらでもかまいませんが」
スズ「そんな話」
タカトシ「別に何も…」
コトミ「私ありまーす」ノシ
畑「ほお なんでしょう」
コトミ「私は 12才までタカ兄と一緒にお風呂入ってました!」
畑「…」
タカトシ「」
スズ「」
畑「興味深いです」b
コトミ「」b
54: ◆CnuooyNUm. 2016/08/19(金) 01:56:12.85 ID:Jxp+ugHSo
コトミ「――――――――」ペラペラ
畑「――――――」メモメモ
コトミ「――――――――――――――――」ペラペラペラペラペラッ
畑「――――――――――――――」メモメモメモメモメモッ
タカトシ「クッ…///」
スズ「別に いままで聞いたことある話ばかりよ」
タカトシ「そーかもしれないけど…
でもやっぱりココの畑さんにとっては知らない話なんだな」
スズ「みたいねー」
畑「――なるほど タカ兄さんは右乳首のほうが感度がいい…と」
コトミ「はいっ」
畑「ということで 貴重なお話ありがとうございます」ペコリ
コトミ「どういたしましてー」ペコリ
タカトシ「失礼しましたー」ガチャ
スタスタ
タカトシ「で どうするの」
スズ「どうしよ」
畑「――――――」メモメモ
コトミ「――――――――――――――――」ペラペラペラペラペラッ
畑「――――――――――――――」メモメモメモメモメモッ
タカトシ「クッ…///」
スズ「別に いままで聞いたことある話ばかりよ」
タカトシ「そーかもしれないけど…
でもやっぱりココの畑さんにとっては知らない話なんだな」
スズ「みたいねー」
畑「――なるほど タカ兄さんは右乳首のほうが感度がいい…と」
コトミ「はいっ」
畑「ということで 貴重なお話ありがとうございます」ペコリ
コトミ「どういたしましてー」ペコリ
タカトシ「失礼しましたー」ガチャ
スタスタ
タカトシ「で どうするの」
スズ「どうしよ」
55: ◆CnuooyNUm. 2016/08/19(金) 02:00:31.79 ID:Jxp+ugHSo
スズ「気になるのは 生徒から共学化の声が出たってところね」
タカトシ「う~~ん」
「オレが10年前に現れたことがきっかけで
共学化の声が出てきたのかな」
スズ「情報は少ないけど
そう判断していいと思う」
タカトシ「たった何分間か居ただけでかあ」
スズ「津田を見た生徒だって何十人といたわけでもないし…」
タカトシ「それだけでこうまでなるなんて…」
スズ「…」
コトミ「ウチの女子って ずっと同じなんだねえ」
スズ「そんなの一部だけよ」
タカトシ「…と信じたい」
コトミ「でも男子と仲良くしたいと思って
学校変えちゃうのはすごいと思うよ?」
タカトシ「確かにすごいと言えばすごいか…何年もかかったけど」
スズ「…」
タカトシ「う~~ん」
「オレが10年前に現れたことがきっかけで
共学化の声が出てきたのかな」
スズ「情報は少ないけど
そう判断していいと思う」
タカトシ「たった何分間か居ただけでかあ」
スズ「津田を見た生徒だって何十人といたわけでもないし…」
タカトシ「それだけでこうまでなるなんて…」
スズ「…」
コトミ「ウチの女子って ずっと同じなんだねえ」
スズ「そんなの一部だけよ」
タカトシ「…と信じたい」
コトミ「でも男子と仲良くしたいと思って
学校変えちゃうのはすごいと思うよ?」
タカトシ「確かにすごいと言えばすごいか…何年もかかったけど」
スズ「…」
56: ◆CnuooyNUm. 2016/08/19(金) 02:06:48.78 ID:Jxp+ugHSo
コトミ「それでねえタカ兄 思ったんだけど」
タカトシ「ん なんだ?」
コトミ「私たちがこのアプリを使うちょっと前に戻って
私たちで私たちが10年前に行くのをやめさせるってどうだろ」
タカトシ「ややこしいな…」
コトミ「それか さっき行った10年前と同じぐらいの時間に戻って
誰かに見つかる前に帰らせるってのは?」
スズ「宇宙が崩壊しそうなアイデアね…でもそのアプリって
ぴったり10年前だけじゃなくて時間を細かく調節して戻れるの?」
コトミ「ええっと…」モゾモゾ
「…」ジーッ
「…ちょっとわかんない」
スズ「そぉ…戻れてやめさせたところで
またいろいろと矛盾を生んでしまって…どうなっちゃうか」
タカトシ「じゃあやっぱり10年前のあの続きに行くしかないんだな」
スズ「…」コクン
タカトシ「行ってどうしたらいいんだ? オレたちは」
スズ「思ったんだけど…」
タカトシ「ん なんだ?」
コトミ「私たちがこのアプリを使うちょっと前に戻って
私たちで私たちが10年前に行くのをやめさせるってどうだろ」
タカトシ「ややこしいな…」
コトミ「それか さっき行った10年前と同じぐらいの時間に戻って
誰かに見つかる前に帰らせるってのは?」
スズ「宇宙が崩壊しそうなアイデアね…でもそのアプリって
ぴったり10年前だけじゃなくて時間を細かく調節して戻れるの?」
コトミ「ええっと…」モゾモゾ
「…」ジーッ
「…ちょっとわかんない」
スズ「そぉ…戻れてやめさせたところで
またいろいろと矛盾を生んでしまって…どうなっちゃうか」
タカトシ「じゃあやっぱり10年前のあの続きに行くしかないんだな」
スズ「…」コクン
タカトシ「行ってどうしたらいいんだ? オレたちは」
スズ「思ったんだけど…」
57: ◆CnuooyNUm. 2016/08/19(金) 02:10:11.11 ID:Jxp+ugHSo
スズ「あの時逃げ出したのが間違いだったのかも」
タカトシ「…」
スズ「デマカセでもハッタリでもいいからなにか…
他の学校から見学に来た…とでも弁明してたら
こうはならなかったかもしれない」
コトミ「間違いは誰にでもありますよ スズ先輩
これから取り戻しましょうよ」
スズ「…そうね」
タカトシ「そもそもオマエがおおもとの間違いを起こしたんだけどな…」
「…でもどうしよっか
10年前の桜才にオレが現れた って事実は変えられないし」
スズ「そーね 津田が…男子が現れちゃったコトはどうしようもないわ」
コトミ「…」
タカトシ「そこからどうすればいいんだ?
どうすれば共学化を遅らせる…じゃなくてもとの世界通りに…」
スズ「うーーん…」
コトミ「私わかっちゃったかも」
タカトシ「えッ?」
スズ「わかったって何が?」
コトミ「もとに戻す方法」
タカトシ「どうやって?」
コトミ「タカ兄 女の子になって」
タカトシ「は?」
タカトシ「…」
スズ「デマカセでもハッタリでもいいからなにか…
他の学校から見学に来た…とでも弁明してたら
こうはならなかったかもしれない」
コトミ「間違いは誰にでもありますよ スズ先輩
これから取り戻しましょうよ」
スズ「…そうね」
タカトシ「そもそもオマエがおおもとの間違いを起こしたんだけどな…」
「…でもどうしよっか
10年前の桜才にオレが現れた って事実は変えられないし」
スズ「そーね 津田が…男子が現れちゃったコトはどうしようもないわ」
コトミ「…」
タカトシ「そこからどうすればいいんだ?
どうすれば共学化を遅らせる…じゃなくてもとの世界通りに…」
スズ「うーーん…」
コトミ「私わかっちゃったかも」
タカトシ「えッ?」
スズ「わかったって何が?」
コトミ「もとに戻す方法」
タカトシ「どうやって?」
コトミ「タカ兄 女の子になって」
タカトシ「は?」
61: ◆CnuooyNUm. 2016/08/22(月) 01:28:20.54 ID:ORMvetpno
タカトシ「女の子?」
コトミ「うん 女の子」
タカトシ「女の子に…?」
コトミ「なるの タカ兄が」
タカトシ「…どゆこと?」
スズ「女装するってこと?」
コトミ「そうだよー」
タカトシ「絶対ヤダ」
スズ「どうして女装なの?」
コトミ「男の子がいたからこういうことになったんなら
じゃあ男の子じゃなくなればいいんじゃないのかなって」
タカトシ「…」
スズ「…」
コトミ「だからー タカ兄は実は女の子だってみんなに説明すれば
その後で共学化にしたいとか思わないんじゃないの?」
タカトシ「いやそんなバカな」
スズ「…」
タカトシ「だよな? 萩村」
スズ「アリね」
タカトシ「えッ」
コトミ「うん 女の子」
タカトシ「女の子に…?」
コトミ「なるの タカ兄が」
タカトシ「…どゆこと?」
スズ「女装するってこと?」
コトミ「そうだよー」
タカトシ「絶対ヤダ」
スズ「どうして女装なの?」
コトミ「男の子がいたからこういうことになったんなら
じゃあ男の子じゃなくなればいいんじゃないのかなって」
タカトシ「…」
スズ「…」
コトミ「だからー タカ兄は実は女の子だってみんなに説明すれば
その後で共学化にしたいとか思わないんじゃないの?」
タカトシ「いやそんなバカな」
スズ「…」
タカトシ「だよな? 萩村」
スズ「アリね」
タカトシ「えッ」
62: ◆CnuooyNUm. 2016/08/22(月) 01:32:35.90 ID:ORMvetpno
コトミ「でしょ?」
スズ「少々無理があるけど うまくいけば」
タカトシ「その無理をするのは俺だよ?」
スズ「でも 女装のための衣装はどうするの?」
コトミ「うーん 誰かに借りる?」
スズ「誰に?」
コトミ「アリア先輩?」
スズ「なんて言って貸してもらうの?
この世界では津田のことよく知らないんじゃないの」
コトミ「あー そーなのかなー」
スズ「無関係なひとに何かを借りるのは避けましょ
また世界が変わったときにややこしいことになりそうよ」
タカトシ「世界が変わると 貸した本人が貸したこと自体を忘れちゃうかな?」
スズ「忘れるというか 貸した事実が無かったことになるかもしれなくて…
それなのにこちらには借りたものが手元にあるかもしれなくて…
ということでまた宇宙が崩壊ね」
コトミ「…なんかまた怖ッ」
スズ「少々無理があるけど うまくいけば」
タカトシ「その無理をするのは俺だよ?」
スズ「でも 女装のための衣装はどうするの?」
コトミ「うーん 誰かに借りる?」
スズ「誰に?」
コトミ「アリア先輩?」
スズ「なんて言って貸してもらうの?
この世界では津田のことよく知らないんじゃないの」
コトミ「あー そーなのかなー」
スズ「無関係なひとに何かを借りるのは避けましょ
また世界が変わったときにややこしいことになりそうよ」
タカトシ「世界が変わると 貸した本人が貸したこと自体を忘れちゃうかな?」
スズ「忘れるというか 貸した事実が無かったことになるかもしれなくて…
それなのにこちらには借りたものが手元にあるかもしれなくて…
ということでまた宇宙が崩壊ね」
コトミ「…なんかまた怖ッ」
63: ◆CnuooyNUm. 2016/08/22(月) 01:34:43.89 ID:ORMvetpno
コトミ「難しいなあ…私の制服は?」
スズ「サイズ合わないでしょ
津田に着せてる間なに着るの」
コトミ「別に着てなくていーよ」
スズ「却下」
コトミ「じゃあ…なに着て女装しよっか」
タカトシ「イヤイヤ…だから女装がヤダって!」
コトミ「わがままだなあ タカ兄は」
タカトシ「オレがかよッ」
スズ「じゃあ女装はやめて…」
タカトシ「」ホッ
スズ「男装してる女子って設定にしましょう」
タカトシ「」
スズ「サイズ合わないでしょ
津田に着せてる間なに着るの」
コトミ「別に着てなくていーよ」
スズ「却下」
コトミ「じゃあ…なに着て女装しよっか」
タカトシ「イヤイヤ…だから女装がヤダって!」
コトミ「わがままだなあ タカ兄は」
タカトシ「オレがかよッ」
スズ「じゃあ女装はやめて…」
タカトシ「」ホッ
スズ「男装してる女子って設定にしましょう」
タカトシ「」
64: ◆CnuooyNUm. 2016/08/22(月) 01:37:45.37 ID:ORMvetpno
コトミ「さすがスズ先輩 そういう手もありますね」
「タカ兄は私に似てかわいい顔してるから
そのままでもけっこういけると思いますよー」
タカトシ「いや…なんかそれも…ヤダ」
スズ「そのままなのはさすがにちょっと不安ね」
コトミ「マスクならありまーす あと香水も」
スズ「なにも無いよりはマシかな」
コトミ「じゃコレ着けてみて タカ兄」つ
タカトシ「だから…ヤダッ そんな設定」
コトミ「もぉ 覚悟決めたほうがいいよ この辺で」
スズ「うん もう黙ってていいから ただ立ってればいいから
あとは私たちでなんとかするから
だから妥協して」
タカトシ「クッ わかった」つ
ゴソゴソ
タカトシ「…」
スズ「…」
コトミ「…」
スズ「…何か足りないわね」
コトミ「うーん 胸かな」
スズ「それ」
タカトシ「」
「タカ兄は私に似てかわいい顔してるから
そのままでもけっこういけると思いますよー」
タカトシ「いや…なんかそれも…ヤダ」
スズ「そのままなのはさすがにちょっと不安ね」
コトミ「マスクならありまーす あと香水も」
スズ「なにも無いよりはマシかな」
コトミ「じゃコレ着けてみて タカ兄」つ
タカトシ「だから…ヤダッ そんな設定」
コトミ「もぉ 覚悟決めたほうがいいよ この辺で」
スズ「うん もう黙ってていいから ただ立ってればいいから
あとは私たちでなんとかするから
だから妥協して」
タカトシ「クッ わかった」つ
ゴソゴソ
タカトシ「…」
スズ「…」
コトミ「…」
スズ「…何か足りないわね」
コトミ「うーん 胸かな」
スズ「それ」
タカトシ「」
65: ◆CnuooyNUm. 2016/08/22(月) 01:40:03.26 ID:ORMvetpno
コトミ「じゃあ この包帯をサラシがわりにして」
「…」ゴソゴソ
「パッドも」
スズ「…なんでアナタがつけてるの」
コトミ「私でも盛りたいときがあるんですッ」
スズ「…そう」
「じゃあ コレつけて」
タカトシ「ンなあっさり言われても…」
スズ「…」ジロッ
タカトシ「…」
「どうやってつけるの? コレ」
スズ「…」
コトミ「私手伝うね」ヌガセヌガセ
タカトシ「オイっ ココでかよッ」
スズ「///」
「…」ゴソゴソ
「パッドも」
スズ「…なんでアナタがつけてるの」
コトミ「私でも盛りたいときがあるんですッ」
スズ「…そう」
「じゃあ コレつけて」
タカトシ「ンなあっさり言われても…」
スズ「…」ジロッ
タカトシ「…」
「どうやってつけるの? コレ」
スズ「…」
コトミ「私手伝うね」ヌガセヌガセ
タカトシ「オイっ ココでかよッ」
スズ「///」
66: ◆CnuooyNUm. 2016/08/22(月) 01:43:44.79 ID:ORMvetpno
コトミ「出来たよー」
タカトシ「…」
スズ「…なかなかね」
タカトシ「クッ こんなとこ他の誰かに見られたら…」
スズ「じゅあ次 こっち入って」スタスタ
タカトシ「え 女子トイレに?」
スズ「ココから移動しましょう」
タカトシ「ちょっと緊張する…
いま使った男子トイレじゃダメなの?」
スズ「そっちは10年前どんな状態だったかわからないでしょ」
タカトシ「あ そうか」
スズ「壁の中ってこともないだろけど 念には念を入れましょう
ここはいつも人が少ないし 10年前もたぶん同じ…と思うから」
タカトシ「そこはちょっと適当なんだな」
コトミ「じゃさっそく行く?」
スズ「ちょっと待って」
タカトシ「まだ何かある?」
スズ「さっきも言ったけど
向こうに着いて誰かと会っても津田は一切しゃべらないで
声で怪しまれるから」
タカトシ「うん」
スズ「何があっても 怖がったり動揺したりしないで」
タカトシ「わかった」
コトミ「じゃ行くね」Pi
タカトシ「…」
スズ「…なかなかね」
タカトシ「クッ こんなとこ他の誰かに見られたら…」
スズ「じゅあ次 こっち入って」スタスタ
タカトシ「え 女子トイレに?」
スズ「ココから移動しましょう」
タカトシ「ちょっと緊張する…
いま使った男子トイレじゃダメなの?」
スズ「そっちは10年前どんな状態だったかわからないでしょ」
タカトシ「あ そうか」
スズ「壁の中ってこともないだろけど 念には念を入れましょう
ここはいつも人が少ないし 10年前もたぶん同じ…と思うから」
タカトシ「そこはちょっと適当なんだな」
コトミ「じゃさっそく行く?」
スズ「ちょっと待って」
タカトシ「まだ何かある?」
スズ「さっきも言ったけど
向こうに着いて誰かと会っても津田は一切しゃべらないで
声で怪しまれるから」
タカトシ「うん」
スズ「何があっても 怖がったり動揺したりしないで」
タカトシ「わかった」
コトミ「じゃ行くね」Pi
67: ◆CnuooyNUm. 2016/08/22(月) 01:47:19.01 ID:ORMvetpno
コトミ「10年前の生徒たちよ 私は帰ってきた!」
タカトシ「声が大きいッ」ビシッ
スズ「津田も黙って」
タカトシ「ハイ」
スズ「まだ言いたいこともあったのに いきなりなんだから」
コトミ「え なんでした?」
スズ「…もういいわ 行きましょ」
スタスタスタスタスタ…
スズ「さすがにもう騒ぎもおさまって…」
アッ イタ!
ダダダダダ…
スズ「…無いのね」
タカトシ「…」ゴクリ
スズ「…」
「落ち着いて…堂々としてて」
タカトシ「」コクン
コトミ「後は気合と気迫だね!」
…ダダダダッ
.
タカトシ「声が大きいッ」ビシッ
スズ「津田も黙って」
タカトシ「ハイ」
スズ「まだ言いたいこともあったのに いきなりなんだから」
コトミ「え なんでした?」
スズ「…もういいわ 行きましょ」
スタスタスタスタスタ…
スズ「さすがにもう騒ぎもおさまって…」
アッ イタ!
ダダダダダ…
スズ「…無いのね」
タカトシ「…」ゴクリ
スズ「…」
「落ち着いて…堂々としてて」
タカトシ「」コクン
コトミ「後は気合と気迫だね!」
…ダダダダッ
.
71: ◆CnuooyNUm. 2016/08/26(金) 02:13:52.27 ID:32QMd+D3o
ツカマエタ!
セ タカクテカワイイネ
ナニシテアソブ?
サイショハワタシダカラナッ
タカトシ(ヒッ)
ザワザワザワ…
スズ「皆さん!」
エ? ナニ?
ビックリシタ
スズ「お騒がせしてもうしわけありません!」
「私は隣の県の女子中からきた荻村といいます
今日は 制服が似ている学校があるということで
この三人でこちらまで見学に来ましたー」
コトミ「来ましたー」
エ?
ジョシチュウ?
ザワザワザワ…
スズ「…」
タカトシ「…」
72: ◆CnuooyNUm. 2016/08/26(金) 02:16:41.65 ID:32QMd+D3o
コノコ オンナノコ ナノ?
スズ「はいッ 彼は…
いえ彼女は背も高いしこんな格好なので
男子に間違われることも多いですが普通に女子ですッ」
コトミ「いつも男の子っぽい格好をしてたい子なんです!」
タカトシ「…」
スズ「先ほどはびっくりしてつい逃げ出しちゃいました
もうしわけありませんでした」ペコリ
コトシ「でしたー」ペコリ
タカトシ「…」ペコリ
ナンデマスク?
スズ「いきなり走ってノドを痛めちゃったので…
彼女はいま何も話せませんが…とにかくそういうことですッ」
…
…
スズ「…」
タカトシ「…」
ナァーンダア
オンナノコカア…
ガッカリ
スタスタスタ…
.
73: ◆CnuooyNUm. 2016/08/26(金) 02:18:51.74 ID:32QMd+D3o
タカトシ(なんとかごまかせた…?)
スズ(シッ)
タカトシ(…)
スズ(まだひとり…)
…
ジー
タカトシ「…」
ズンズン
ジーーーー
タカトシ「…」アセ
ジッ
…ホントニジョシ?
スズ「女子ですッ」
ジーッ
タカトシ「」アセアセ
スズ(シッ)
タカトシ(…)
スズ(まだひとり…)
…
ジー
タカトシ「…」
ズンズン
ジーーーー
タカトシ「…」アセ
ジッ
…ホントニジョシ?
スズ「女子ですッ」
ジーッ
タカトシ「」アセアセ
74: ◆CnuooyNUm. 2016/08/26(金) 02:22:27.18 ID:32QMd+D3o
クンクン スンスン
タカトシ(ンッ)
クンクン…
ウーン…
スズ「…」
タカトシ「…」
モミッ
タカトシ「…」
モミモミ
ンー?
モミモミモミ…
タカトシ「…」
コレ ホンモノ?
スズ「ホンモノです」
コトミ「サラシ巻いてるからー」
ソオ?
……
スッ
カチャッ カチャッ
タカトシ(ヒイッ)
スズ「チョッ なにするんですか!」バシッ
75: ◆CnuooyNUm. 2016/08/26(金) 02:27:29.00 ID:32QMd+D3o
タカトシ「」ガクガクブルブル
コトミ「ヨシヨシヨシ」ナデナデ
ヌイデミテ
スズ「なにを言うんですか」
オンナドウシダロ
スズ「女同士だからといってなんでもしていいわけではないと思いますッ
卑猥なことはとくに強制すべきではありません」
ンーーー
ア マダココイタンダ
スタスタ
ナニ
センセーヨンデルヨー
エー ナンデ
マタ リョウニ オトコツレコンデタデショ
バレテタカ…
ハヤクイッタホウガイイヨー
ワカッタ-
タタタタッ
ゴメンネー ユックリケンガクシテネー
スタタタッ
.
コトミ「ヨシヨシヨシ」ナデナデ
ヌイデミテ
スズ「なにを言うんですか」
オンナドウシダロ
スズ「女同士だからといってなんでもしていいわけではないと思いますッ
卑猥なことはとくに強制すべきではありません」
ンーーー
ア マダココイタンダ
スタスタ
ナニ
センセーヨンデルヨー
エー ナンデ
マタ リョウニ オトコツレコンデタデショ
バレテタカ…
ハヤクイッタホウガイイヨー
ワカッタ-
タタタタッ
ゴメンネー ユックリケンガクシテネー
スタタタッ
.
76: ◆CnuooyNUm. 2016/08/26(金) 02:30:51.12 ID:32QMd+D3o
コトミ「みんな行っちゃった」
スズ「…」
タカトシ「…」
スズ「行きましょ」
コトミ「どこに?」
スズ「戻るの 未来に」
コトミ「コレでもうイイの?」
スズ「わからないケド やれることはやった」
タカトシ「…」
スズ「誰かに見つかってまた変な展開になったらヤだから
さっさと戻りましょう」
コトミ「そうですねー」
スズ「目立たないように」
スタスタ
スタタタタ…
スズ「確かここよね」
コトミ「そうでしたよ」
タカトシ「…」
スズ「じゃお願い」
コトミ「はーい」Pi
スズ「…」
タカトシ「…」
スズ「行きましょ」
コトミ「どこに?」
スズ「戻るの 未来に」
コトミ「コレでもうイイの?」
スズ「わからないケド やれることはやった」
タカトシ「…」
スズ「誰かに見つかってまた変な展開になったらヤだから
さっさと戻りましょう」
コトミ「そうですねー」
スズ「目立たないように」
スタスタ
スタタタタ…
スズ「確かここよね」
コトミ「そうでしたよ」
タカトシ「…」
スズ「じゃお願い」
コトミ「はーい」Pi
77: ◆CnuooyNUm. 2016/08/26(金) 02:33:18.52 ID:32QMd+D3o
コトミ「で」
タカトシ「ちゃんと元通りの世界なのかな?」
スズ「グラウンドは…」
カコーン
スズ「あれはソフト部ね 女子の
他の部も…全部女子よね」
タカトシ「ということは」
コトミ「ヤッター 戻ったー」
スズ「…」
タカトシ「どうかした?」
スズ「ちょっと様子を見て回りましょうか」
テクテクテクテ…
タカトシ「男子もいたし
とくに変わったところはなさそうだけど?」
スズ「うん もしかすると現在も女子高のままの世界…なんて思ったけど
考えすぎだったみたい」
タカトシ「うわっ それヤだな」
タカトシ「ちゃんと元通りの世界なのかな?」
スズ「グラウンドは…」
カコーン
スズ「あれはソフト部ね 女子の
他の部も…全部女子よね」
タカトシ「ということは」
コトミ「ヤッター 戻ったー」
スズ「…」
タカトシ「どうかした?」
スズ「ちょっと様子を見て回りましょうか」
テクテクテクテ…
タカトシ「男子もいたし
とくに変わったところはなさそうだけど?」
スズ「うん もしかすると現在も女子高のままの世界…なんて思ったけど
考えすぎだったみたい」
タカトシ「うわっ それヤだな」
78: ◆CnuooyNUm. 2016/08/26(金) 02:35:30.25 ID:32QMd+D3o
コトミ「よかったー 元に戻って」
タカトシ「コレで一段落かな」
スズ「うん またあとで名簿を確かめましょ
ところで津田」
タカトシ「なに?」
スズ「そのマスクと胸のと いつまで着けてるの」
タカトシ「あ」
ゴソゴソ
タカトシ「早く言ってくれよ」
ゴソゴソ
タカトシ「はい」つ
コトミ「着けててよかったのに
そのうち新しい世界に行けるかも」
タカトシ「なに言ってやがる」
タカトシ「コレで一段落かな」
スズ「うん またあとで名簿を確かめましょ
ところで津田」
タカトシ「なに?」
スズ「そのマスクと胸のと いつまで着けてるの」
タカトシ「あ」
ゴソゴソ
タカトシ「早く言ってくれよ」
ゴソゴソ
タカトシ「はい」つ
コトミ「着けててよかったのに
そのうち新しい世界に行けるかも」
タカトシ「なに言ってやがる」
79: ◆CnuooyNUm. 2016/08/26(金) 02:39:26.59 ID:32QMd+D3o
スズ「それとコトミ」
コトミ「なんですー?」
スズ「そのアプリ もう消したほうがいいわ」
コトミ「えー」
タカトシ「そうだな
過去に行ってもロクなことにならないってわかっただろ」
コトミ「えーでも このアプリ作ったひとを探して
時間犯罪で世界を支配しようとする悪い組織を
そのひとと一緒にやっつけるって展開じゃないの? 今からは」
タカトシ「するかッ そんなこと」
スズ「10年前に行って 世界変えちゃって 元に戻して
なんてすごい経験できたんだから満足でしょ
もう消して」
コトミ「もったいないなあ
でもそうかなあー」モゾ…
アッ
タカトシ「ん? あ」
スタスタッ
カエデ「ここにいたんですか 探しましたよ」
コトミ「なんですー?」
スズ「そのアプリ もう消したほうがいいわ」
コトミ「えー」
タカトシ「そうだな
過去に行ってもロクなことにならないってわかっただろ」
コトミ「えーでも このアプリ作ったひとを探して
時間犯罪で世界を支配しようとする悪い組織を
そのひとと一緒にやっつけるって展開じゃないの? 今からは」
タカトシ「するかッ そんなこと」
スズ「10年前に行って 世界変えちゃって 元に戻して
なんてすごい経験できたんだから満足でしょ
もう消して」
コトミ「もったいないなあ
でもそうかなあー」モゾ…
アッ
タカトシ「ん? あ」
スタスタッ
カエデ「ここにいたんですか 探しましたよ」
80: ◆CnuooyNUm. 2016/08/26(金) 02:46:02.25 ID:32QMd+D3o
カエデ「こんなところでなにしてるの
生徒会の仕事しないで」
スズ「いろいろと立て込んでまして…急な用事で」
カエデ「クラスのほうの用事ですか?」
コトミ「この世界を書き換えていました!」
カエデ「は?」
タカトシ「いえッ もう用事は終わりましたから」
カエデ「そうなの?」
スズ「はい すぐに生徒会へ行きます」
カエデ「ならいいんだケド…」
「じゃあ 今日もいろいろと仕事が多いので
しっかりとお願いします」
タカトシ「はーい がんばります」
「会長」
コトミ「…え?」
生徒会の仕事しないで」
スズ「いろいろと立て込んでまして…急な用事で」
カエデ「クラスのほうの用事ですか?」
コトミ「この世界を書き換えていました!」
カエデ「は?」
タカトシ「いえッ もう用事は終わりましたから」
カエデ「そうなの?」
スズ「はい すぐに生徒会へ行きます」
カエデ「ならいいんだケド…」
「じゃあ 今日もいろいろと仕事が多いので
しっかりとお願いします」
タカトシ「はーい がんばります」
「会長」
コトミ「…え?」
86: ◆CnuooyNUm. 2016/09/02(金) 01:48:48.26 ID:Tu8LuGaZo
カエデ「…ところで津田くん?」
タカトシ「はいッ」
カエデ「そのカッコ だらしないですね」
タカトシ「え…」
カエデ「シャツの裾です きちんと中に入れてください
副会長なんだから」
タカトシ「あッ はい」ゴソゴソ
カエデ「裾だけじゃないですよ」
ツカツカ
カエデ「…」ジッ
タカトシ「…」
スズ「…」ムー
コトミ「…」
カエデ「ボタン 外れてます」
タカトシ「う…暑いんだからコレくらいよくないですか」
カエデ「その気持ちはわかりますが
生徒会は常に生徒の模範となってください」ゴソゴソ
タカトシ「わかりました…」
カエデ「それとネクタイも」スッ
タカトシ「ン」
カエデ「ゆるめないでくださいね」キュッ
コトミ「…」
タカトシ「はいッ」
カエデ「そのカッコ だらしないですね」
タカトシ「え…」
カエデ「シャツの裾です きちんと中に入れてください
副会長なんだから」
タカトシ「あッ はい」ゴソゴソ
カエデ「裾だけじゃないですよ」
ツカツカ
カエデ「…」ジッ
タカトシ「…」
スズ「…」ムー
コトミ「…」
カエデ「ボタン 外れてます」
タカトシ「う…暑いんだからコレくらいよくないですか」
カエデ「その気持ちはわかりますが
生徒会は常に生徒の模範となってください」ゴソゴソ
タカトシ「わかりました…」
カエデ「それとネクタイも」スッ
タカトシ「ン」
カエデ「ゆるめないでくださいね」キュッ
コトミ「…」
87: ◆CnuooyNUm. 2016/09/02(金) 01:51:49.78 ID:Tu8LuGaZo
タカトシ「…」
カエデ「…なにか?」
タカトシ「前もこういうことありましたよね」
カエデ「///」
タカトシ「ひどい目に会いましたけど…」
カエデ「あの時は緊張して…七条さんがそそのかすから…」
スズ「締めたところで気絶しましたねー
チカラ入っちゃったまま」シラジラ
タカトシ「死にかけました…」
カエデ「わ…悪かったと思ってますよッ
あのころは男のひと相手は…
今だって津田くん以外はまだ全然…」ギュウゥゥッ
タカトシ「いえ 別に責めてるわけじゃないので…
落ち着いて…それ以上絞めないでッ」
パシャリ
カエデ「え?」
畑「いいところを撮らせてもらいましたー」
カエデ「…なにか?」
タカトシ「前もこういうことありましたよね」
カエデ「///」
タカトシ「ひどい目に会いましたけど…」
カエデ「あの時は緊張して…七条さんがそそのかすから…」
スズ「締めたところで気絶しましたねー
チカラ入っちゃったまま」シラジラ
タカトシ「死にかけました…」
カエデ「わ…悪かったと思ってますよッ
あのころは男のひと相手は…
今だって津田くん以外はまだ全然…」ギュウゥゥッ
タカトシ「いえ 別に責めてるわけじゃないので…
落ち着いて…それ以上絞めないでッ」
パシャリ
カエデ「え?」
畑「いいところを撮らせてもらいましたー」
88: ◆CnuooyNUm. 2016/09/02(金) 01:54:40.44 ID:Tu8LuGaZo
カエデ「畑さん!?」
畑「今回もいい絵ですねえ
まるで新婚夫婦の朝 みたいじゃないですか」
カエデ「///」
畑「もしくはダンナの浮気グセをとっちめてる若奥さま」
カエデ「」
「冗談はやめてくださいッ」
コトミ「…」
畑「夫婦といえば 五十嵐会長は津田くんのおウチで
ごはんを作ったりお掃除したりいろいろ世話をしている
と聞きましたが本当なの? 通い妻のように」
カエデ「そんなこと…///」
畑「どうなの? 津田くん?
お弁当も作ってもらったと聞きましたよ」
タカトシ「はい うちは両親ともが家あけること多いですからねー
俺もコトミも家事は全然ダメですし」
カエデ「津田くんッ そういうことは答えなくていいの!」
スズ「だいたいいつも私と七条先輩も一緒なんですが」ボソッ
コトミ「…」
畑「今回もいい絵ですねえ
まるで新婚夫婦の朝 みたいじゃないですか」
カエデ「///」
畑「もしくはダンナの浮気グセをとっちめてる若奥さま」
カエデ「」
「冗談はやめてくださいッ」
コトミ「…」
畑「夫婦といえば 五十嵐会長は津田くんのおウチで
ごはんを作ったりお掃除したりいろいろ世話をしている
と聞きましたが本当なの? 通い妻のように」
カエデ「そんなこと…///」
畑「どうなの? 津田くん?
お弁当も作ってもらったと聞きましたよ」
タカトシ「はい うちは両親ともが家あけること多いですからねー
俺もコトミも家事は全然ダメですし」
カエデ「津田くんッ そういうことは答えなくていいの!」
スズ「だいたいいつも私と七条先輩も一緒なんですが」ボソッ
コトミ「…」
89: ◆CnuooyNUm. 2016/09/02(金) 02:01:44.30 ID:Tu8LuGaZo
畑「またいい記事が書けそうです
楽しみにしてくださいね」
カエデ「え 今の話載せちゃうの?
ダメです! 写真も消してください!」
畑「では このへんでー」ノシ
ビュー タタタタッ
カエデ「あ 畑さん!?」
タカトシ「行っちゃった…」
スズ「いつもの光景ですね」
カエデ「クッ…」
「…」
「…私は畑さんに急用ができてしまったので遅れますケド
ふたりは生徒会の仕事を始めておいてくださいッ」
スタスタスタ…スタタタタタッ
タカトシ「はーい わかりましたー」
スズ「すぐ始めまーす」
コトミ「…」
楽しみにしてくださいね」
カエデ「え 今の話載せちゃうの?
ダメです! 写真も消してください!」
畑「では このへんでー」ノシ
ビュー タタタタッ
カエデ「あ 畑さん!?」
タカトシ「行っちゃった…」
スズ「いつもの光景ですね」
カエデ「クッ…」
「…」
「…私は畑さんに急用ができてしまったので遅れますケド
ふたりは生徒会の仕事を始めておいてくださいッ」
スタスタスタ…スタタタタタッ
タカトシ「はーい わかりましたー」
スズ「すぐ始めまーす」
コトミ「…」
90: ◆CnuooyNUm. 2016/09/02(金) 02:05:49.20 ID:Tu8LuGaZo
ガチャ
スズ「遅くなりました」
タカトシ「ましたー」
アリア「ふたりともやっと来たねー」
スズ「すみません いろいろと急な用事ができちゃいまして」
アリア「そうなんだ コトミちゃんも?」
コトミ「…」
タカトシ「はい…そです」
アリア「三人でいったいどんな用事をしてたのかな」
スズ「…」
タカトシ「…」
アリア「そこにカエデちゃんも加わって…4Pだったんだね!」
タカトシ「なんの話ですか」
アリア「ずるいなあ 次は私も呼んでね」
スズ「じゃ仕事始めましょう」
タカトシ「おー」
91: ◆CnuooyNUm. 2016/09/02(金) 02:08:56.37 ID:Tu8LuGaZo
アリア「コトミちゃんも手伝ってくれるの?」
コトミ「あ…」
スズ「じゃあこのファイルの中身 日付け順に並べて」つ
コトミ「…」
アリア「なんだか今日はおとなしいね」
タカトシ「いろいろあってさすがに疲れたかな」
アリア「いろいろヤって?」
スズ「七条先輩はコチラをお願いしまーす」
アリア「はーい」
モクモクモク…
ガチャ
カエデ「ただいま…」
アリア「おかえり」
カエデ「ハァ…」トボトボ
タカトシ「畑さんとは どうなりました?」
カエデ「見失っちゃいました…」ストン
タカトシ「そうですかー」
カエデ「あれ? 手伝ってくれてるの?
ありがとー」
コトミ「…いえー」
コトミ「あ…」
スズ「じゃあこのファイルの中身 日付け順に並べて」つ
コトミ「…」
アリア「なんだか今日はおとなしいね」
タカトシ「いろいろあってさすがに疲れたかな」
アリア「いろいろヤって?」
スズ「七条先輩はコチラをお願いしまーす」
アリア「はーい」
モクモクモク…
ガチャ
カエデ「ただいま…」
アリア「おかえり」
カエデ「ハァ…」トボトボ
タカトシ「畑さんとは どうなりました?」
カエデ「見失っちゃいました…」ストン
タカトシ「そうですかー」
カエデ「あれ? 手伝ってくれてるの?
ありがとー」
コトミ「…いえー」
93: ◆CnuooyNUm. 2016/09/02(金) 02:14:04.33 ID:Tu8LuGaZo
アリア「そういえばさっきから気になってたんだけど…」
カエデ「なんです?」
アリア「津田くん 今日はなにかいい香りがするね」
タカトシ「え?
…あ」
アリア「ほら」スンスン
タカトシ「ゥッ 近いですよ///」
アリア「いい香りしてくるよ 香水つけた?」
タカトシ「コレはさっき…
クラスでふざけてかけられちゃいまして…」
コトミ「…」
スズ「…」
アリア「カエデちゃんも嗅いでみたら?」
カエデ「私はそういうことは…」
アリア「そういわないで だったら独り占めしちゃうよ?」スンスン
カエデ「わかりましたよッ」
「…」
アリア「近くでね」
カエデ「ウッ」
「…」ソー
「…」クンクン スンスン
タカトシ「///」
カエデ「///」スンスン
パシャ
カエデ「え?」
タカトシ「ウヮ」
畑「またまたいいところを撮っちゃいましたー」
カエデ「なんです?」
アリア「津田くん 今日はなにかいい香りがするね」
タカトシ「え?
…あ」
アリア「ほら」スンスン
タカトシ「ゥッ 近いですよ///」
アリア「いい香りしてくるよ 香水つけた?」
タカトシ「コレはさっき…
クラスでふざけてかけられちゃいまして…」
コトミ「…」
スズ「…」
アリア「カエデちゃんも嗅いでみたら?」
カエデ「私はそういうことは…」
アリア「そういわないで だったら独り占めしちゃうよ?」スンスン
カエデ「わかりましたよッ」
「…」
アリア「近くでね」
カエデ「ウッ」
「…」ソー
「…」クンクン スンスン
タカトシ「///」
カエデ「///」スンスン
パシャ
カエデ「え?」
タカトシ「ウヮ」
畑「またまたいいところを撮っちゃいましたー」
94: ◆CnuooyNUm. 2016/09/02(金) 02:16:58.98 ID:Tu8LuGaZo
カエデ「いつのまに!?」
タカトシ「オレもビックリしましたよ もー」
畑「はい 実はずっと皆さんの足元に」
カエデ「え?」
畑「この机の下に隠れてました」
タカトシ「なるほど」
スズ「飽きもせずよくやりますね」
カエデ「七条さん…知ってましたよね」
アリア「ゴメンね 面白そうだったから」
カエデ「」グヌヌ
畑「またいい絵が撮れましたよ
津田くんのフェロモンに惹かれてうっとりとする五十嵐会長
という記事にしましょうか」
カエデ「いい加減にしてくださいッ」バッ
畑「あら」
カエデ「この写真もさっきの写真も消去させてもらいます」Pi
畑「そんなー」
アリア「さっきの写真ってコレ?」つ
カエデ「」
タカトシ「オレもビックリしましたよ もー」
畑「はい 実はずっと皆さんの足元に」
カエデ「え?」
畑「この机の下に隠れてました」
タカトシ「なるほど」
スズ「飽きもせずよくやりますね」
カエデ「七条さん…知ってましたよね」
アリア「ゴメンね 面白そうだったから」
カエデ「」グヌヌ
畑「またいい絵が撮れましたよ
津田くんのフェロモンに惹かれてうっとりとする五十嵐会長
という記事にしましょうか」
カエデ「いい加減にしてくださいッ」バッ
畑「あら」
カエデ「この写真もさっきの写真も消去させてもらいます」Pi
畑「そんなー」
アリア「さっきの写真ってコレ?」つ
カエデ「」
95: ◆CnuooyNUm. 2016/09/02(金) 02:21:05.07 ID:Tu8LuGaZo
カエデ「どうして七条さんが持ってるんですか!」
アリア「えっとー…」
畑「こうやって消されてしまってもいいように
いい写真は信頼できる方々に自動で送信しているんです」
カエデ「なっ…」
スズ「なかなかいい手ですねー」
カエデ「誰に…何人に送ったんですか」
畑「それはコチラにも守秘義務がありますから…
…ということでこれから大切な打ち合わせなので
この辺でー」ノシ
ビューー
カエデ「あ…」
バタン
アリア「いっちゃった」
カエデ「ハァ…」ストン
「まったく畑さんは…」
「ごめんね 津田くん
いつも迷惑かけて」
タカトシ「いいですよ 俺は気にしませんから」
カエデ「…そぉ」
スズ「ちょっとは気にしたら?」
コトミ「…あのー」
アリア「えっとー…」
畑「こうやって消されてしまってもいいように
いい写真は信頼できる方々に自動で送信しているんです」
カエデ「なっ…」
スズ「なかなかいい手ですねー」
カエデ「誰に…何人に送ったんですか」
畑「それはコチラにも守秘義務がありますから…
…ということでこれから大切な打ち合わせなので
この辺でー」ノシ
ビューー
カエデ「あ…」
バタン
アリア「いっちゃった」
カエデ「ハァ…」ストン
「まったく畑さんは…」
「ごめんね 津田くん
いつも迷惑かけて」
タカトシ「いいですよ 俺は気にしませんから」
カエデ「…そぉ」
スズ「ちょっとは気にしたら?」
コトミ「…あのー」
96: ◆CnuooyNUm. 2016/09/02(金) 02:24:07.76 ID:Tu8LuGaZo
スズ「なに?」
コトミ「出来ましたー」
アリア「ありがとー」
スズ「じゃあ次 こっちしてくれる? 同じように」
コトミ「うん ところでー」
タカトシ「なんだ?」
コトミ「今日って会長休みなんですか?」
スズ「は?」
アリア「え?」
タカトシ「なに言ってんだ?」
カエデ「私ならずっといますけど」
コトミ「いやだからー」
「シノ会長ですよ」
アリア「…」
スズ「…」
タカトシ「…誰?」
コトミ「だからー」
コトミ「出来ましたー」
アリア「ありがとー」
スズ「じゃあ次 こっちしてくれる? 同じように」
コトミ「うん ところでー」
タカトシ「なんだ?」
コトミ「今日って会長休みなんですか?」
スズ「は?」
アリア「え?」
タカトシ「なに言ってんだ?」
カエデ「私ならずっといますけど」
コトミ「いやだからー」
「シノ会長ですよ」
アリア「…」
スズ「…」
タカトシ「…誰?」
コトミ「だからー」
102: ◆CnuooyNUm. 2016/09/08(木) 02:04:07.99 ID:iyzxmoF8o
コトミ「シノ会長です
天草シノ会長!」
カエデ「アマクサ? 七条さん 知ってます?」
アリア「ううん 知らないなあ」
コトミ「え」
スズ「…」パラパラパラ
タカトシ「何年生? なんの会長してるひと?」
アリア「なにかの委員会…の会長のひと?」
カエデ「そういうのは『会長』より『委員長』って呼ばれますね」
アリア「あ そうだったね
じゃあ なんの会長?」
コトミ「生徒会長です!」
カエデ「だから私ですって」
コトミ「イヤだからー」
スズ「…いま名簿を見てみたけど
アマクサって生徒はいないみたい」
コトミ「えーッ
じゃあ…ココってまだ元通りの世界じゃないのかな」
カエデ「なんの話です?」
スズ「…」
天草シノ会長!」
カエデ「アマクサ? 七条さん 知ってます?」
アリア「ううん 知らないなあ」
コトミ「え」
スズ「…」パラパラパラ
タカトシ「何年生? なんの会長してるひと?」
アリア「なにかの委員会…の会長のひと?」
カエデ「そういうのは『会長』より『委員長』って呼ばれますね」
アリア「あ そうだったね
じゃあ なんの会長?」
コトミ「生徒会長です!」
カエデ「だから私ですって」
コトミ「イヤだからー」
スズ「…いま名簿を見てみたけど
アマクサって生徒はいないみたい」
コトミ「えーッ
じゃあ…ココってまだ元通りの世界じゃないのかな」
カエデ「なんの話です?」
スズ「…」
103: ◆CnuooyNUm. 2016/09/08(木) 02:07:06.44 ID:iyzxmoF8o
スズ「会長…ちょっと出てもいいでしょうか
急なヤボ用です」
カエデ「そう? すぐ戻りますよね」
スズ「はい」スクッ
「津田と」ガシッ
タカトシ「んおッ」
スズ「コトミも」ガシッ
コトミ「ぐえッ」
スズ「一緒にですが」
カエデ「え 連れてっちゃうの?」
アリア「ずるいなー」
ズルズル…
スズ「では失礼します」バタン
タカトシ「いやもう…全部元に戻したんじゃないの?」
スズ「…」
コトミ「だから シノ会長がいないんだって
タカ兄本当に知らないの」
タカトシ「知らないなー」
コトミ「ひどいなー」
スズ「ねぇ」
コトミ「はい?」
スズ「さっき…10年前の会長だって見せてくれた写真があったケド
それがアマクサさんって子?」
コトミ「そうです! さすがスズ先輩」
「ちゃんと覚えてますよね シノ会長のこと」
スズ「いえ知らないけど」
コトミ「そんなー」
急なヤボ用です」
カエデ「そう? すぐ戻りますよね」
スズ「はい」スクッ
「津田と」ガシッ
タカトシ「んおッ」
スズ「コトミも」ガシッ
コトミ「ぐえッ」
スズ「一緒にですが」
カエデ「え 連れてっちゃうの?」
アリア「ずるいなー」
ズルズル…
スズ「では失礼します」バタン
タカトシ「いやもう…全部元に戻したんじゃないの?」
スズ「…」
コトミ「だから シノ会長がいないんだって
タカ兄本当に知らないの」
タカトシ「知らないなー」
コトミ「ひどいなー」
スズ「ねぇ」
コトミ「はい?」
スズ「さっき…10年前の会長だって見せてくれた写真があったケド
それがアマクサさんって子?」
コトミ「そうです! さすがスズ先輩」
「ちゃんと覚えてますよね シノ会長のこと」
スズ「いえ知らないけど」
コトミ「そんなー」
104: ◆CnuooyNUm. 2016/09/08(木) 02:11:20.64 ID:iyzxmoF8o
コトミ「このひとがシノ会長です」つ
スズ「10年前のでしょ」
タカトシ「やっぱり全然心当たりないな」
スズ「私も覚えないケド
コトミの知ってる世界ではこの子が生徒会長だった
って言いたいわけね」
コトミ「はいっ」
スズ「この子は桜才にいないから私たちは誰も知らない…
でもこの子が桜才で生徒会長をしてる世界を
コトミだけが覚えてる…ということ?」
コトミ「そうだと思います!」
タカトシ「でもイマイチ…信じきれない…かも」
コトミ「えー」
タカトシ「かといって疑いきれないんだよな」
スズ「そうね」
スズ「10年前のでしょ」
タカトシ「やっぱり全然心当たりないな」
スズ「私も覚えないケド
コトミの知ってる世界ではこの子が生徒会長だった
って言いたいわけね」
コトミ「はいっ」
スズ「この子は桜才にいないから私たちは誰も知らない…
でもこの子が桜才で生徒会長をしてる世界を
コトミだけが覚えてる…ということ?」
コトミ「そうだと思います!」
タカトシ「でもイマイチ…信じきれない…かも」
コトミ「えー」
タカトシ「かといって疑いきれないんだよな」
スズ「そうね」
105: ◆CnuooyNUm. 2016/09/08(木) 02:14:13.46 ID:iyzxmoF8o
タカトシ「このひとがウチの会長の世界…と言われても実感無いけど
でも自分自身が別の世界を見てきたばかりだしなあ」
スズ「それもあるし いまさらこんなウソ熱心についても
コトミもそんなに面白くないと思うのよね」
コトミ「だから本当ですよー」
スズ「最近撮った画像は無いの?
そのアマクサさんと私たちが一緒に写ってるものでもあれば
一気に信じられるかな コトミのスマホなら残ってるんじゃ」
コトミ「あー…スマホは買ってもらったばかりで
そういう写真はまだ全然」
タカトシ「ゲームばかりしてたしな」
スズ「そんなことだと思った」
コトミ「グヌヌ」
「でも本当にシノ会長がホンモノの会長なんです」
タカトシ「それじゃあ会長がニセモノみたいだろ」
スズ「コッチの世界だと五十嵐会長がホンモノの会長だから
そこは認めてね」
コトミ「ん~~~~」
でも自分自身が別の世界を見てきたばかりだしなあ」
スズ「それもあるし いまさらこんなウソ熱心についても
コトミもそんなに面白くないと思うのよね」
コトミ「だから本当ですよー」
スズ「最近撮った画像は無いの?
そのアマクサさんと私たちが一緒に写ってるものでもあれば
一気に信じられるかな コトミのスマホなら残ってるんじゃ」
コトミ「あー…スマホは買ってもらったばかりで
そういう写真はまだ全然」
タカトシ「ゲームばかりしてたしな」
スズ「そんなことだと思った」
コトミ「グヌヌ」
「でも本当にシノ会長がホンモノの会長なんです」
タカトシ「それじゃあ会長がニセモノみたいだろ」
スズ「コッチの世界だと五十嵐会長がホンモノの会長だから
そこは認めてね」
コトミ「ん~~~~」
106: ◆CnuooyNUm. 2016/09/08(木) 02:21:10.03 ID:iyzxmoF8o
コトミ「どうして会長が消えちゃったのかなあ…
やっぱりタカ兄がキチンと女装しないとダメだった?」
タカトシ「俺もいろいろワケわからないけど
それじゃないのはわかるぞ」
スズ「…コトミ ひとつ勘違いしてない?」
コトミ「え? なんですか」
スズ「さっき私たちが世界を変えたり戻したりしたのと
その子が消えちゃったのとは
なんの関係も無いんじゃないの」
コトミ「え どういうこと?」
スズ「そのアプリを私たちに見せに来る前に
コトミは一度ひとりで10年前に行って その子に会ったんでしょ?」
コトミ「うん」
スズ「それがきっかけで今私たちがいる世界に変わったんだと思う」
コトミ「え?」
スズ「だから コトミがアマクサさんに会ったことがきっかけで
世界が書き換わっちゃったの」
「それに気がつかないまま私たちにアプリを見せにきて
さらに世界を書き換えたり戻したりしたの
もともとアナタが居た世界じゃないのよ ココは」
コトミ「えー!」
「ということは…コレ…実は異世界モノ!?」
スズ「…」
タカトシ「異世界はちょっと違うと思うなあ
魔法とか無いし」
スズ「どうでもいいッ」ビシッ
やっぱりタカ兄がキチンと女装しないとダメだった?」
タカトシ「俺もいろいろワケわからないけど
それじゃないのはわかるぞ」
スズ「…コトミ ひとつ勘違いしてない?」
コトミ「え? なんですか」
スズ「さっき私たちが世界を変えたり戻したりしたのと
その子が消えちゃったのとは
なんの関係も無いんじゃないの」
コトミ「え どういうこと?」
スズ「そのアプリを私たちに見せに来る前に
コトミは一度ひとりで10年前に行って その子に会ったんでしょ?」
コトミ「うん」
スズ「それがきっかけで今私たちがいる世界に変わったんだと思う」
コトミ「え?」
スズ「だから コトミがアマクサさんに会ったことがきっかけで
世界が書き換わっちゃったの」
「それに気がつかないまま私たちにアプリを見せにきて
さらに世界を書き換えたり戻したりしたの
もともとアナタが居た世界じゃないのよ ココは」
コトミ「えー!」
「ということは…コレ…実は異世界モノ!?」
スズ「…」
タカトシ「異世界はちょっと違うと思うなあ
魔法とか無いし」
スズ「どうでもいいッ」ビシッ
107: ◆CnuooyNUm. 2016/09/08(木) 02:23:14.25 ID:iyzxmoF8o
コトミ「ああぁ…私が会長に会ったからなのかあ
会うんじゃなかったなあ」
スズ「10年前のこの子に会って何かした? 変なこと」
コトミ「変なことはしてません!
写真とったり お話したり 遊んだり」
スズ「なにを話したの 桜才には来るな とか?」
コトミ「言わないですよ!
普通のこと 学校のこととか なにして遊んでるとか」
タカトシ「たったそれだけで未来が変わるのか…
まあさっきのこともあるし」
スズ「うーん…」
コトミ「また10年前に行って戻さないとですね」
スズ「…」
タカトシ「…」
スズ「どうしても戻したいって言うなら
そのアマクサさんの現状を知っておいたほうが
何かヒントになるかも」
コトミ「はーい」
会うんじゃなかったなあ」
スズ「10年前のこの子に会って何かした? 変なこと」
コトミ「変なことはしてません!
写真とったり お話したり 遊んだり」
スズ「なにを話したの 桜才には来るな とか?」
コトミ「言わないですよ!
普通のこと 学校のこととか なにして遊んでるとか」
タカトシ「たったそれだけで未来が変わるのか…
まあさっきのこともあるし」
スズ「うーん…」
コトミ「また10年前に行って戻さないとですね」
スズ「…」
タカトシ「…」
スズ「どうしても戻したいって言うなら
そのアマクサさんの現状を知っておいたほうが
何かヒントになるかも」
コトミ「はーい」
108: ◆CnuooyNUm. 2016/09/08(木) 02:28:05.07 ID:iyzxmoF8o
コトミ「桜才にいないとしたらどこの学校行ったんだろ」
スズ「英稜か聖光あたりかしらね」
コトミ「あ 英稜ならお姉ちゃんが知ってるかもしれないね タカ兄」
タカトシ「…お姉ちゃん…って?」
コトミ「え? ア…なんでもない!」
タカトシ「ウチにもそのひとのこと知ってる生徒がいるんじゃないかな
小学校や中学校が同じで」
スズ「うん そうよね」
コトミ「…」
スズ「知らない?
同級生だったって生徒」
コトミ「全然…」
スズ「ひとりも?」
コトミ「ウ…聞いたことないです…同級生の話なんて」
スズ「んー 情報少ないのね」
タカトシ「というか…10年前に会えたんなら今だって会えるんじゃないの?
そんな遠くに住んでたわけじゃないんだろ?」
コトミ「あ そうだよ 直接行けばいいんだ!」
スズ「それもどーかしら」
スズ「英稜か聖光あたりかしらね」
コトミ「あ 英稜ならお姉ちゃんが知ってるかもしれないね タカ兄」
タカトシ「…お姉ちゃん…って?」
コトミ「え? ア…なんでもない!」
タカトシ「ウチにもそのひとのこと知ってる生徒がいるんじゃないかな
小学校や中学校が同じで」
スズ「うん そうよね」
コトミ「…」
スズ「知らない?
同級生だったって生徒」
コトミ「全然…」
スズ「ひとりも?」
コトミ「ウ…聞いたことないです…同級生の話なんて」
スズ「んー 情報少ないのね」
タカトシ「というか…10年前に会えたんなら今だって会えるんじゃないの?
そんな遠くに住んでたわけじゃないんだろ?」
コトミ「あ そうだよ 直接行けばいいんだ!」
スズ「それもどーかしら」
109: ◆CnuooyNUm. 2016/09/08(木) 02:30:35.34 ID:iyzxmoF8o
コトミ「え どーしてですか」
スズ「いきなり身も知らない三人組に訪ねられても
反応に困るんじゃないの」
タカトシ「…確かに」
コトミ「えーーでも 私は顔見知りだよ
10年前に行って会ったから」
スズ「子供の頃にちょっとだけ会ったひとのことなんて普通覚えてないわね」
タカトシ「うん オレはオマエに会ったことぜんぜん覚えてない」
コトミ「でもシノ会長なら…」
スズ「覚えてたとしても容姿が10年前とまったく同じなんて怪しすぎ」
コトミ「クッ」
スズ「…どうしても会いに行きたいなら その前に連絡でもしてみる?
コトミなら連絡先知ってるんでしょ」
コトミ「あ そうか 私のスマホに登録してる…」モゾモゾ…Pi
「…」
「…出ない」
タカトシ「電源切ってるとか?」
コトミ「使われてない番号だって…」
スズ「うまくいかないものねー」
コトミ「」ショボン
スズ「いきなり身も知らない三人組に訪ねられても
反応に困るんじゃないの」
タカトシ「…確かに」
コトミ「えーーでも 私は顔見知りだよ
10年前に行って会ったから」
スズ「子供の頃にちょっとだけ会ったひとのことなんて普通覚えてないわね」
タカトシ「うん オレはオマエに会ったことぜんぜん覚えてない」
コトミ「でもシノ会長なら…」
スズ「覚えてたとしても容姿が10年前とまったく同じなんて怪しすぎ」
コトミ「クッ」
スズ「…どうしても会いに行きたいなら その前に連絡でもしてみる?
コトミなら連絡先知ってるんでしょ」
コトミ「あ そうか 私のスマホに登録してる…」モゾモゾ…Pi
「…」
「…出ない」
タカトシ「電源切ってるとか?」
コトミ「使われてない番号だって…」
スズ「うまくいかないものねー」
コトミ「」ショボン
110: ◆CnuooyNUm. 2016/09/08(木) 02:34:55.45 ID:iyzxmoF8o
タカトシ「じゃあ…校内放送で呼びかける?」
スズ「あまり私的な目的で使うのも…」
タカトシ「掲示板に何か貼っとくぐらいなら今すぐできそうだけど」
スズ「何日も時間かけて探すしかないかしら」
コトミ「えーでも…」
スズ「本当になにも聞いてないの?
アマクサさんと同じ学校だった子」
コトミ「うーん…」
スズ「10年前には居たのが確かなら
小学校で会ってたひとがウチにいてもいいはずよ」
タカトシ「本当に心当たりないのか?」
コトミ「ウーーン…」
「…」
「…あ」
「小学校?」
小山「天草シノさん? はい 知ってますよ」
スズ「あまり私的な目的で使うのも…」
タカトシ「掲示板に何か貼っとくぐらいなら今すぐできそうだけど」
スズ「何日も時間かけて探すしかないかしら」
コトミ「えーでも…」
スズ「本当になにも聞いてないの?
アマクサさんと同じ学校だった子」
コトミ「うーん…」
スズ「10年前には居たのが確かなら
小学校で会ってたひとがウチにいてもいいはずよ」
タカトシ「本当に心当たりないのか?」
コトミ「ウーーン…」
「…」
「…あ」
「小学校?」
小山「天草シノさん? はい 知ってますよ」
111: ◆CnuooyNUm. 2016/09/08(木) 02:40:38.57 ID:iyzxmoF8o
コトミ「よかったー」
スズ(ホントにいたんだ)ヒソヒソ
タカトシ(うん…)ヒソヒソ
小山「実習先の小学校で児童会長をしてましたよ
そのあともいろいろと連絡をとりあってます」
コトミ「この写真のひとで間違いないですよねッ」つ
小山「エエ だいぶ幼いころのですねー
こんな写真持ってるって 幼なじみなの?」
スズ「そういうわけでもないんですが…」
コトミ「シノ会長は今どこにいるんですか?
どこの学校に行ったんですか?」
小山「天草さんは今 海外にいますよ」
タカトシ「海外?」
小山「はい 留学して
飛び級で大学に進んで
起業して 6120万ドルの出資を集めたって」
スズ「なにそれすごい」
スズ(ホントにいたんだ)ヒソヒソ
タカトシ(うん…)ヒソヒソ
小山「実習先の小学校で児童会長をしてましたよ
そのあともいろいろと連絡をとりあってます」
コトミ「この写真のひとで間違いないですよねッ」つ
小山「エエ だいぶ幼いころのですねー
こんな写真持ってるって 幼なじみなの?」
スズ「そういうわけでもないんですが…」
コトミ「シノ会長は今どこにいるんですか?
どこの学校に行ったんですか?」
小山「天草さんは今 海外にいますよ」
タカトシ「海外?」
小山「はい 留学して
飛び級で大学に進んで
起業して 6120万ドルの出資を集めたって」
スズ「なにそれすごい」
116: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:01:06.36 ID:P+/RtTVQo
コトミ「すごいの?」
タカトシ「すごいの?」
スズ「…けっこうすごいわよ」
タカトシ「そうなんだ…」
コトミ「へ~」
小山「起業したといっても
天草さんは起業メンバーの中のひとりってことなんだケド」
「向こうの技術系ニュースの記事にもなったみたいです
英語だけどね」Pi
「ほら これ」つ
コトミ「あ コレ会長だ」
タカトシ「まんま大きくなった感じだなあ」
スズ「そんなに優秀な方なんですか
アマクサさんって」
小山「はい 優秀でしたね
単に勉強ができるだけじゃなくて
礼儀正しくて 面倒見がよくて リーダーシップもあって」
「気になることはとりあえずなんでもやってみようっていう子ですね
誰よりも好奇心旺盛な子 イロイロな意味で」
「特にパソコンのプログラムなんかは得意ですね
スマホのアプリやゲームをひとりで作ってて
すごいと思いましたよ」
タカトシ「小学生でソレって…完璧すぎるひとですね」
コトミ「…」
タカトシ「すごいの?」
スズ「…けっこうすごいわよ」
タカトシ「そうなんだ…」
コトミ「へ~」
小山「起業したといっても
天草さんは起業メンバーの中のひとりってことなんだケド」
「向こうの技術系ニュースの記事にもなったみたいです
英語だけどね」Pi
「ほら これ」つ
コトミ「あ コレ会長だ」
タカトシ「まんま大きくなった感じだなあ」
スズ「そんなに優秀な方なんですか
アマクサさんって」
小山「はい 優秀でしたね
単に勉強ができるだけじゃなくて
礼儀正しくて 面倒見がよくて リーダーシップもあって」
「気になることはとりあえずなんでもやってみようっていう子ですね
誰よりも好奇心旺盛な子 イロイロな意味で」
「特にパソコンのプログラムなんかは得意ですね
スマホのアプリやゲームをひとりで作ってて
すごいと思いましたよ」
タカトシ「小学生でソレって…完璧すぎるひとですね」
コトミ「…」
117: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:05:17.13 ID:P+/RtTVQo
スズ「アマクサさんがいるのは物理学と計算機学で
世界的に有名な大学なのね」
タカトシ「計算機?」
コトミ「電卓?」
スズ「違うッ」ビシッ ビシッ
「コンピューターを使って何をするか 何が出来るか…を
普通のひとじゃ想像できないぐらい懸命に学んでるってこと」
コトミ「へー」
タカトシ「なるほどー」
スズ「そこの学生中心で集まって起業したということね…
まったく新しい発想の次世代携帯通信デバイスを開発するって」
タカトシ「…」
コトミ「…」
スズ「だからッ 新型のスマホか
スマートフォンに変わる新しいものを作るってことじゃないの
詳しくはわからないけど」
コトミ「すごいねー」
タカトシ「だなあー」
スズ「わかってないでしょ」
世界的に有名な大学なのね」
タカトシ「計算機?」
コトミ「電卓?」
スズ「違うッ」ビシッ ビシッ
「コンピューターを使って何をするか 何が出来るか…を
普通のひとじゃ想像できないぐらい懸命に学んでるってこと」
コトミ「へー」
タカトシ「なるほどー」
スズ「そこの学生中心で集まって起業したということね…
まったく新しい発想の次世代携帯通信デバイスを開発するって」
タカトシ「…」
コトミ「…」
スズ「だからッ 新型のスマホか
スマートフォンに変わる新しいものを作るってことじゃないの
詳しくはわからないけど」
コトミ「すごいねー」
タカトシ「だなあー」
スズ「わかってないでしょ」
118: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:08:06.00 ID:P+/RtTVQo
タカトシ「そんなすごいひとが会長で…
コトミの言う世界でのウチってどんな学校だったんだ?」
コトミ「別に普通だったよー
タカ兄もスズ先輩もアリア先輩も全然同じ」
スズ「まあ…大きく違ってたのならすぐ気付いただろうし…」
コトミ「でも 私の知ってるシノ会長は
機械とかパソコンとかがすごく苦手だったけどなあ…」
スズ「そうなの?」
コトミ「うん ゲームは好きだったけど」
タカトシ「どうしてコトミと会ってああまで変わっちゃったんだろう」
スズ「うーん…」
コトミ「ハッ…もしかして
私の潜在能力をシノ会長が奪った!?」
スズ「どうしてかしらー?」
タカトシ「わかんないなー」
コトミの言う世界でのウチってどんな学校だったんだ?」
コトミ「別に普通だったよー
タカ兄もスズ先輩もアリア先輩も全然同じ」
スズ「まあ…大きく違ってたのならすぐ気付いただろうし…」
コトミ「でも 私の知ってるシノ会長は
機械とかパソコンとかがすごく苦手だったけどなあ…」
スズ「そうなの?」
コトミ「うん ゲームは好きだったけど」
タカトシ「どうしてコトミと会ってああまで変わっちゃったんだろう」
スズ「うーん…」
コトミ「ハッ…もしかして
私の潜在能力をシノ会長が奪った!?」
スズ「どうしてかしらー?」
タカトシ「わかんないなー」
119: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:10:30.66 ID:P+/RtTVQo
スズ「というかホントに…何を言ったの?」
コトミ「ナニって?」
スズ「小1か小2の子に何を言ったら
10年後には世界の最先端で活躍できるような
生き方を選ぶようになるの?」
コトミ「なんだろー?」
スズ「…アナタが変えた世界のことなんだから
もっと真面目に考えたほうがいいと思うけど」
コトミ「…はい ゴメンなさい」
「何も変なことなんて言ってないです…」
スズ「じゃあ 会って何をしたの?」
コトミ「会って…お話したり写真とったりお菓子あげたり…」
タカトシ「誘拐犯かよっ」
コトミ「…遊んだり」
スズ「遊んだって何をして?」
コトミ「ゲームで スマホの」
タカトシ「スマホの?」
コトミ「うん 写真とったとき珍しそうに見てたから…
貸してあげたらすごく楽しそうにしてたよ」
スズ「…」
「それじゃないの?」
コトミ「え?」
コトミ「ナニって?」
スズ「小1か小2の子に何を言ったら
10年後には世界の最先端で活躍できるような
生き方を選ぶようになるの?」
コトミ「なんだろー?」
スズ「…アナタが変えた世界のことなんだから
もっと真面目に考えたほうがいいと思うけど」
コトミ「…はい ゴメンなさい」
「何も変なことなんて言ってないです…」
スズ「じゃあ 会って何をしたの?」
コトミ「会って…お話したり写真とったりお菓子あげたり…」
タカトシ「誘拐犯かよっ」
コトミ「…遊んだり」
スズ「遊んだって何をして?」
コトミ「ゲームで スマホの」
タカトシ「スマホの?」
コトミ「うん 写真とったとき珍しそうに見てたから…
貸してあげたらすごく楽しそうにしてたよ」
スズ「…」
「それじゃないの?」
コトミ「え?」
120: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:12:19.56 ID:P+/RtTVQo
スズ「10年前にはスマホなんてまだ無かったんだから
珍しがるの当たりまえでしょ」
タカトシ「10年前には無かったの?」
スズ「まったく無かったわけじゃないけど
広く普及しだしたのはその何年か後よ」
タカトシ「そうなんだ…
そんなまったく見たことないものを子供が触ったら
そりゃ楽しいかもなあ」
スズ「その楽しさの影響でそういう道を選んじゃった…
なんて考えられるわね」
コトミ「そっかぁ…」
「またやらかしちゃいましたぁ…」
スズ「こっちのほうが先だったんだけどね」
コトミ「じゃあ 今度はどうやって戻せばいいんだろ」
スズ「…」
コトミ「どうやって戻したらいいですか?」
スズ「…戻すの?」
コトミ「あれ」
珍しがるの当たりまえでしょ」
タカトシ「10年前には無かったの?」
スズ「まったく無かったわけじゃないけど
広く普及しだしたのはその何年か後よ」
タカトシ「そうなんだ…
そんなまったく見たことないものを子供が触ったら
そりゃ楽しいかもなあ」
スズ「その楽しさの影響でそういう道を選んじゃった…
なんて考えられるわね」
コトミ「そっかぁ…」
「またやらかしちゃいましたぁ…」
スズ「こっちのほうが先だったんだけどね」
コトミ「じゃあ 今度はどうやって戻せばいいんだろ」
スズ「…」
コトミ「どうやって戻したらいいですか?」
スズ「…戻すの?」
コトミ「あれ」
121: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:15:31.50 ID:P+/RtTVQo
コトミ「え 戻さないんですか? スズ先輩」
スズ「…」
タカトシ「戻しちゃうのか?」
コトミ「タカ兄?」
タカトシ「俺たちと変わらないような年齢で
すごい場所ですごいことしてるひとなのに…
たかだか生徒会長に戻しちゃうなんて…もったいないよなあ?」
スズ「そうよね
世界の最先端でがんばってるひとをね…」
コトミ「え…でも…ここはホントは違う世界なんですよ?」
スズ「コトミにはそう見えても私たちはこっちの世界が本物だから
さっきと違って 積極的に元に戻したいとは思えないの」
タカトシ「だなあー」
コトミ「そんなぁ…」
スズ「でも…コトミがひとりだけで戻しに行くつもりなら
私たちには止められないわね」
タカトシ「…」コクン
コトミ「…」
スズ「…」
タカトシ「戻しちゃうのか?」
コトミ「タカ兄?」
タカトシ「俺たちと変わらないような年齢で
すごい場所ですごいことしてるひとなのに…
たかだか生徒会長に戻しちゃうなんて…もったいないよなあ?」
スズ「そうよね
世界の最先端でがんばってるひとをね…」
コトミ「え…でも…ここはホントは違う世界なんですよ?」
スズ「コトミにはそう見えても私たちはこっちの世界が本物だから
さっきと違って 積極的に元に戻したいとは思えないの」
タカトシ「だなあー」
コトミ「そんなぁ…」
スズ「でも…コトミがひとりだけで戻しに行くつもりなら
私たちには止められないわね」
タカトシ「…」コクン
コトミ「…」
122: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:17:38.94 ID:P+/RtTVQo
コトミ「え…え じゃあ…一緒に行かないの?」
スズ「行かないわよ というか行けない」
コトミ「…」
スズ「アマクサさんのいる世界に一緒に行っても
私たちは気まずいだけだもんね」
タカトシ「全然知らないひとが会長ってことになるからなあ」
スズ「そうそう」
コトミ「じゃあ私ひとりで…」
タカトシ「そうなるなあ」
スズ「がんばってね」
コトミ「えー…」
「…私が行っちゃったらもうそれで
タカ兄とスズ先輩とはお別れってことなの?」
タカトシ「は?」
スズ「なんでそうなるの」
スズ「行かないわよ というか行けない」
コトミ「…」
スズ「アマクサさんのいる世界に一緒に行っても
私たちは気まずいだけだもんね」
タカトシ「全然知らないひとが会長ってことになるからなあ」
スズ「そうそう」
コトミ「じゃあ私ひとりで…」
タカトシ「そうなるなあ」
スズ「がんばってね」
コトミ「えー…」
「…私が行っちゃったらもうそれで
タカ兄とスズ先輩とはお別れってことなの?」
タカトシ「は?」
スズ「なんでそうなるの」
123: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:20:15.50 ID:P+/RtTVQo
コトミ「だって…別の世界になったら
そこにいるタカ兄とスズ先輩は別のひとなんでしょ?」
タカトシ「…別のひとってことはないだろ
こっちで起こったいろんなことを知らないだけで」
スズ「それをいうならコトミがもともといた世界の私たちと
今いる私たちは別人ってなっちゃうけど」
コトミ「あれ? そうなの」
スズ「なにか違ってるところあったの?」
コトミ「うーん…」
「タカ兄は…」
タカトシ「俺は?」
コトミ「左乳首のほうが感度よさそうだった」
タカトシ「いつ試したんだよッ」ビシッ
スズ「別に何もなかったんでしょ 違うところなんて」
コトミ「うん ま そうです」
スズ「じゃあいいじゃない」
コトミ「うーん でもひとりでやらなきゃいけないのかあ…」
「…」
「…だけど なんだかコレって」
スズ「…」
タカトシ「…」
コトミ「私が主人公みたいだね!」
スズ「」
タカトシ「」
そこにいるタカ兄とスズ先輩は別のひとなんでしょ?」
タカトシ「…別のひとってことはないだろ
こっちで起こったいろんなことを知らないだけで」
スズ「それをいうならコトミがもともといた世界の私たちと
今いる私たちは別人ってなっちゃうけど」
コトミ「あれ? そうなの」
スズ「なにか違ってるところあったの?」
コトミ「うーん…」
「タカ兄は…」
タカトシ「俺は?」
コトミ「左乳首のほうが感度よさそうだった」
タカトシ「いつ試したんだよッ」ビシッ
スズ「別に何もなかったんでしょ 違うところなんて」
コトミ「うん ま そうです」
スズ「じゃあいいじゃない」
コトミ「うーん でもひとりでやらなきゃいけないのかあ…」
「…」
「…だけど なんだかコレって」
スズ「…」
タカトシ「…」
コトミ「私が主人公みたいだね!」
スズ「」
タカトシ「」
124: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:23:13.40 ID:P+/RtTVQo
コトミ「世界の命運を任された孤高の戦士みたい…クーッ」
スズ「命運って程もないと思うし…」
タカトシ「…何と戦うんだ」
コトミ「すごいなあ コレが私の真の姿だったんだー」
スズ「自分に酔ってるわね」
タカトシ「変な気起こさなきゃいいけど」
コトミ「そうとわかれば…さっそく行こ タカ兄 スズ先輩!」
スズ「だから行かないって」
コトミ「えー」
タカトシ「勢いつけて言えば素直に着いてくると思ったか」
コトミ「やっぱりひとりで行くの心細いですー」
スズ「そうは言ってもねえ」
コトミ「だってどうやって戻せばいいんですかあ」
タカトシ「うーん 好きなもので釣るとか?
あるんだろ? そのひとにもそういうモノ」
コトミ「うーん 甘いものとかゲームとか」
タカトシ「ホントに誘拐犯だな」
スズ「命運って程もないと思うし…」
タカトシ「…何と戦うんだ」
コトミ「すごいなあ コレが私の真の姿だったんだー」
スズ「自分に酔ってるわね」
タカトシ「変な気起こさなきゃいいけど」
コトミ「そうとわかれば…さっそく行こ タカ兄 スズ先輩!」
スズ「だから行かないって」
コトミ「えー」
タカトシ「勢いつけて言えば素直に着いてくると思ったか」
コトミ「やっぱりひとりで行くの心細いですー」
スズ「そうは言ってもねえ」
コトミ「だってどうやって戻せばいいんですかあ」
タカトシ「うーん 好きなもので釣るとか?
あるんだろ? そのひとにもそういうモノ」
コトミ「うーん 甘いものとかゲームとか」
タカトシ「ホントに誘拐犯だな」
125: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:25:48.87 ID:P+/RtTVQo
コトミ「あとはお祭とかイベントとか 楽しいこと」
スズ「なんだか子供っぽいひと」
タカトシ「桜才に来たらどれだけ楽しいか…を説明するとか」
スズ「子供にそれを理解させるのは難しいかもだけど」
コトミ「役に立たないなー タカ兄は」
タカトシ「オマエには言われたくないよッ」ビシ
スズ「低レベルな争いはやめなさい」
「だいたい急いで元に戻す必要あるの?
ゆっくり考えてからまた10年前に行けばいいじゃない」
コトミ「でもこのアプリ 無料なのは最初の3日間だけで
あとは課金なんです 無料なの明日まで」
スズ「やっぱりそーゆーモノなのね
いくらなの?」
コトミ「えーっと…一回一往復で500円だって」
スズ「それくらい払え」
スズ「なんだか子供っぽいひと」
タカトシ「桜才に来たらどれだけ楽しいか…を説明するとか」
スズ「子供にそれを理解させるのは難しいかもだけど」
コトミ「役に立たないなー タカ兄は」
タカトシ「オマエには言われたくないよッ」ビシ
スズ「低レベルな争いはやめなさい」
「だいたい急いで元に戻す必要あるの?
ゆっくり考えてからまた10年前に行けばいいじゃない」
コトミ「でもこのアプリ 無料なのは最初の3日間だけで
あとは課金なんです 無料なの明日まで」
スズ「やっぱりそーゆーモノなのね
いくらなの?」
コトミ「えーっと…一回一往復で500円だって」
スズ「それくらい払え」
126: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:28:19.82 ID:P+/RtTVQo
コトミ「えーでも お小遣いそんなに多くないです」
タカトシ「いつもムダ使いするからだ」
スズ「どうでもいい」ボソッ
「一回500円って ふざけた値段ね」
コトミ「高いですよね?」
スズ「逆! 安すぎ!
一回500円で採算取れるタイムマシンなんて
どんな技術使ってんのよ」
タカトシ「すごいモノつくるひとがいるんだなー」
スズ「感心しないの」ビシッ
コトミ「じゃあやっぱり探しに行きましょうよ」
スズ「誰を?」
コトミ「このアプリ作ったひと」
スズ「絶対行かない」
タカトシ「いつもムダ使いするからだ」
スズ「どうでもいい」ボソッ
「一回500円って ふざけた値段ね」
コトミ「高いですよね?」
スズ「逆! 安すぎ!
一回500円で採算取れるタイムマシンなんて
どんな技術使ってんのよ」
タカトシ「すごいモノつくるひとがいるんだなー」
スズ「感心しないの」ビシッ
コトミ「じゃあやっぱり探しに行きましょうよ」
スズ「誰を?」
コトミ「このアプリ作ったひと」
スズ「絶対行かない」
127: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:31:33.01 ID:P+/RtTVQo
スズ「世界を元通りにしても
その世界の私にそのアプリの話題は振ってこないでね
面倒なことに関わらせたくないから」
コトミ「ノリ悪いなあ スズ先輩は」
スズ「面白半分で行動したくないだけ 私は」
コトミ「はぁ…じゃあもう ひとりで行ってこようかな」
スズ「ゆっくり考えればいいでしょ せめて明日までは」
コトミ「そのほうがいいかもだけど
私は早くシノ会長に戻ってほしいからなあ」
スズ「そう…じゃ好きにして」
コトミ「はーい」
スズ「上履きのまま行っちゃだめよ
10年前はあなたのクツが無いからね」
コトミ「わかってますよー」
タカトシ「気をつけてな」
コトミ「うん ありがと」
スズ「私たちももう生徒会室行くから
最後にひとつ いい?」
コトミ「はい なんですか」
スズ「コトミの納得のいく世界に戻ったら そのアプリは消すこと」
コトミ「はい!」
スズ「うん じゃあこれでね」クルッ
タカトシ「また後でなー」クルッ
スタスタ
コトミ「私も行ってきまーす」クルッ
ダダダダダッ
.
その世界の私にそのアプリの話題は振ってこないでね
面倒なことに関わらせたくないから」
コトミ「ノリ悪いなあ スズ先輩は」
スズ「面白半分で行動したくないだけ 私は」
コトミ「はぁ…じゃあもう ひとりで行ってこようかな」
スズ「ゆっくり考えればいいでしょ せめて明日までは」
コトミ「そのほうがいいかもだけど
私は早くシノ会長に戻ってほしいからなあ」
スズ「そう…じゃ好きにして」
コトミ「はーい」
スズ「上履きのまま行っちゃだめよ
10年前はあなたのクツが無いからね」
コトミ「わかってますよー」
タカトシ「気をつけてな」
コトミ「うん ありがと」
スズ「私たちももう生徒会室行くから
最後にひとつ いい?」
コトミ「はい なんですか」
スズ「コトミの納得のいく世界に戻ったら そのアプリは消すこと」
コトミ「はい!」
スズ「うん じゃあこれでね」クルッ
タカトシ「また後でなー」クルッ
スタスタ
コトミ「私も行ってきまーす」クルッ
ダダダダダッ
.
128: ◆CnuooyNUm. 2016/09/17(土) 02:34:54.00 ID:P+/RtTVQo
Pi
コトミ「…ってことでやって来たけど」
テクテク
コトミ「どーしたらいいのかなぁ
なーんにもわかんないまま来ちゃった」
トボトボ
コトミ「やっぱり明日にしたほうが…」
トボトボ
コトミ「はあ…会長が居たのは確かこの辺…」
テクテク
シノ「あ…」バッタリ
コトミ「ア…会長」
シノ「…」
コトミ「会長?」
シノ「昨日の誘拐ミスイ犯!」
コトミ「だから違いますよー」
132: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 05:50:15.39 ID:5UGJ1aiyo
シノ「お菓子をくれたりゲームで遊ばせたりする
見しらぬあやしいヤツが
誘拐犯でなければなんなんだ」
コトミ「別に怪しくないでしょー 普通のJKですよ 私は」
シノ「…JK?」
コトミ「女子高生」
シノ「ん…なるほど」
「…そんなわけのわからない言葉をつかうのはやっぱりあやしい
私をどーするつもりだ」
コトミ「どうもしないですよー お話したいだけです」
シノ「見しらぬやつと話すことなんてない!」
コトミ「あ 会長 お菓子食べます?」つ
シノ「」っ
「」モグモグ
見しらぬあやしいヤツが
誘拐犯でなければなんなんだ」
コトミ「別に怪しくないでしょー 普通のJKですよ 私は」
シノ「…JK?」
コトミ「女子高生」
シノ「ん…なるほど」
「…そんなわけのわからない言葉をつかうのはやっぱりあやしい
私をどーするつもりだ」
コトミ「どうもしないですよー お話したいだけです」
シノ「見しらぬやつと話すことなんてない!」
コトミ「あ 会長 お菓子食べます?」つ
シノ「」っ
「」モグモグ
133: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 05:54:02.56 ID:5UGJ1aiyo
シノ「」モグモグ
「」モグ…
「クッ…また知らないひとにお菓子をもらってしまった…」
コトミ「もう知ってる同士ですよ シノ会長
私の名前も教えましたよねえ?」
シノ「たしか コトミか」
コトミ「はい!」
シノ「で コトミよ 私となにを話すんだ」
コトミ「えっとー…将来のこと?」
シノ「将来?」
コトミ「未来のことです
会長は10年後にはどうしてたいかなーって」
シノ「…そんなことはあまり考えたことないが
りっぱな人間になりたいとは思ってる」
コトミ「そんなことが言えるって 会長はもう十分立派だよ」
シノ「…どうして昨日から 私のことを会長と言うんだ?」
コトミ「どうしてって…シノ会長は会長になるから
児童会長とか生徒会長とか」
シノ「なぜそんなことがわかるんだ」
コトミ「それはー 昨日も言いましたけど
私は10年後から来たからです」
シノ「10年後から来れるわけがない
子どもだからっていいカゲンなことを言うんじゃないぞ」
コトミ「だって本当ですよー」
シノ「ならばショウコを見せるんだ」
コトミ「証拠って…やっぱりコレしかないんだけど」つ
シノ「おおっ…」っっ
「」モグ…
「クッ…また知らないひとにお菓子をもらってしまった…」
コトミ「もう知ってる同士ですよ シノ会長
私の名前も教えましたよねえ?」
シノ「たしか コトミか」
コトミ「はい!」
シノ「で コトミよ 私となにを話すんだ」
コトミ「えっとー…将来のこと?」
シノ「将来?」
コトミ「未来のことです
会長は10年後にはどうしてたいかなーって」
シノ「…そんなことはあまり考えたことないが
りっぱな人間になりたいとは思ってる」
コトミ「そんなことが言えるって 会長はもう十分立派だよ」
シノ「…どうして昨日から 私のことを会長と言うんだ?」
コトミ「どうしてって…シノ会長は会長になるから
児童会長とか生徒会長とか」
シノ「なぜそんなことがわかるんだ」
コトミ「それはー 昨日も言いましたけど
私は10年後から来たからです」
シノ「10年後から来れるわけがない
子どもだからっていいカゲンなことを言うんじゃないぞ」
コトミ「だって本当ですよー」
シノ「ならばショウコを見せるんだ」
コトミ「証拠って…やっぱりコレしかないんだけど」つ
シノ「おおっ…」っっ
134: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 05:56:11.18 ID:5UGJ1aiyo
シノ「たしかに こんなゲーム機は見たことがないな」
コトミ「…ゲーム機じゃないですけどね
でもスズ先輩の話じゃ今もないわけでもないって」
シノ「だれだそれは」
コトミ「えーっと…未来で仲良くなるひとです」
シノ「そうなのか…」
コトミ「はい」
シノ 「…」
コトミ「…」
シノ「…」
コトミ「そのゲーム そんなに面白いですか?」
シノ「…ゲームはたいしておもしろくないし
遊べないゲームもあるぞ」
コトミ「あー ネットが通じてないからかなあ」
シノ「よくわからない説明だな
でも コレをさわってるのはなんかおもしろい」
コトミ「そうなんだ…」
「未来はそういうものを作るお仕事がいいとか?」
シノ「む…それはいいかもしれないな」
コトミ「あ」
(しまった…)
コトミ「…ゲーム機じゃないですけどね
でもスズ先輩の話じゃ今もないわけでもないって」
シノ「だれだそれは」
コトミ「えーっと…未来で仲良くなるひとです」
シノ「そうなのか…」
コトミ「はい」
シノ 「…」
コトミ「…」
シノ「…」
コトミ「そのゲーム そんなに面白いですか?」
シノ「…ゲームはたいしておもしろくないし
遊べないゲームもあるぞ」
コトミ「あー ネットが通じてないからかなあ」
シノ「よくわからない説明だな
でも コレをさわってるのはなんかおもしろい」
コトミ「そうなんだ…」
「未来はそういうものを作るお仕事がいいとか?」
シノ「む…それはいいかもしれないな」
コトミ「あ」
(しまった…)
135: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:00:43.60 ID:5UGJ1aiyo
コトミ「そ そういう仕事もいいですけど
会長には会長が似合ってると思いますよ?」
シノ「うーんしかし 会長は大変そうだな
私は大変なことよりもっとたのしいことをしたい」
コトミ「楽しいんです! 生徒会長も」
シノ「…そうなのか」
コトミ「それにカッコイイです! 会長は」
シノ「どうカッコイイんだ 会長は?」
コトミ「うーん…権力があるところ?」
シノ「ケンリョクか…」
「そうか…いいかもしれないな」
「…」
「…」
「ん この写真はどこの学校なんだ?」
コトミ「え これは桜才学園ですよ
私が行ってる高校です…会長も」
シノ「コトミは高校生には見えないな」
コトミ「こう見えても本当に16才JKなんですっ」
シノ「…コレは?」
コトミ「それは私の住んでる近くです」
シノ「ちょっと見おぼえあるトコだな…お コレは私だな」
コトミ「はい 昨日撮りましたよね」
シノ「いろいろできておもしろいな」ツ-
「…ん?」
「…」
コトミ「どうかしました?」
シノ「これは…だれだ?」
コトミ「私とタカ兄です 10年前の…というか今の」
シノ「タカにい…」
会長には会長が似合ってると思いますよ?」
シノ「うーんしかし 会長は大変そうだな
私は大変なことよりもっとたのしいことをしたい」
コトミ「楽しいんです! 生徒会長も」
シノ「…そうなのか」
コトミ「それにカッコイイです! 会長は」
シノ「どうカッコイイんだ 会長は?」
コトミ「うーん…権力があるところ?」
シノ「ケンリョクか…」
「そうか…いいかもしれないな」
「…」
「…」
「ん この写真はどこの学校なんだ?」
コトミ「え これは桜才学園ですよ
私が行ってる高校です…会長も」
シノ「コトミは高校生には見えないな」
コトミ「こう見えても本当に16才JKなんですっ」
シノ「…コレは?」
コトミ「それは私の住んでる近くです」
シノ「ちょっと見おぼえあるトコだな…お コレは私だな」
コトミ「はい 昨日撮りましたよね」
シノ「いろいろできておもしろいな」ツ-
「…ん?」
「…」
コトミ「どうかしました?」
シノ「これは…だれだ?」
コトミ「私とタカ兄です 10年前の…というか今の」
シノ「タカにい…」
136: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:04:19.08 ID:5UGJ1aiyo
シノ「…」
コトミ「タカ兄も未来で会長と仲良くなるひとですよ」
シノ「未来か…今すぐなかよくなれないのか?」
コトミ「え? 今?」
シノ「うん どこで会えるんだ? 何才だ?」
コトミ「シノ会長のひとつ下です
会うなら私んち…まで来ないと」
シノ「コトミの家はどこだ」
コトミ「え? 今から来るの?」
シノ「ダメか」
コトミ「えー こういうのってどうなんだろ…」
シノ「たしかに…いきなり行くのは失礼か…」
「どんな男の子なんだ? タカにいは」
コトミ「えーと 背高くて たくさん仕事して
勉強苦手で ハーレム作って 突っ込むのが得意」
シノ「はーれむ?」
コトミ「えぇーっと たくさんの女の子と仲良くなって
いつも一緒にいるってこと」
シノ「たくさんの女子につっこむだと!
なんだそのハレンチな男は! ゆるせん!」
コトミ「会長 むずかしい言葉知ってるねえ」
シノ「会ったときには私がセイバイしてくれるッ …ん?」
コトミ「タカ兄も未来で会長と仲良くなるひとですよ」
シノ「未来か…今すぐなかよくなれないのか?」
コトミ「え? 今?」
シノ「うん どこで会えるんだ? 何才だ?」
コトミ「シノ会長のひとつ下です
会うなら私んち…まで来ないと」
シノ「コトミの家はどこだ」
コトミ「え? 今から来るの?」
シノ「ダメか」
コトミ「えー こういうのってどうなんだろ…」
シノ「たしかに…いきなり行くのは失礼か…」
「どんな男の子なんだ? タカにいは」
コトミ「えーと 背高くて たくさん仕事して
勉強苦手で ハーレム作って 突っ込むのが得意」
シノ「はーれむ?」
コトミ「えぇーっと たくさんの女の子と仲良くなって
いつも一緒にいるってこと」
シノ「たくさんの女子につっこむだと!
なんだそのハレンチな男は! ゆるせん!」
コトミ「会長 むずかしい言葉知ってるねえ」
シノ「会ったときには私がセイバイしてくれるッ …ん?」
137: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:07:23.41 ID:5UGJ1aiyo
コトミ「どうかした?」
シノ「なんか出てきた…」
「バッテリー?」っ
コトミ「あッ ヤバ」
シノ「どうした?」
コトミ「バッテリーが減ってきたんです…充電しないと…」ゴソゴソ
「あ…充電器もってきてなかった」
シノ「だいじょうぶなのか?」
コトミ「早く帰らないとマズイかも」
シノ「そうか あまりおそくなるとおウチのひとに怒られるしな」
コトミ「うん ゴメンなさい」
シノ「暗くなるから気をつけて帰るんだぞ」
コトミ「はい ありがとうございます
じゃ もう行きますね」
シノ「わかった」
コトミ「さよならー」ノシ
ダダダダッ
.
シノ「なんか出てきた…」
「バッテリー?」っ
コトミ「あッ ヤバ」
シノ「どうした?」
コトミ「バッテリーが減ってきたんです…充電しないと…」ゴソゴソ
「あ…充電器もってきてなかった」
シノ「だいじょうぶなのか?」
コトミ「早く帰らないとマズイかも」
シノ「そうか あまりおそくなるとおウチのひとに怒られるしな」
コトミ「うん ゴメンなさい」
シノ「暗くなるから気をつけて帰るんだぞ」
コトミ「はい ありがとうございます
じゃ もう行きますね」
シノ「わかった」
コトミ「さよならー」ノシ
ダダダダッ
.
138: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:10:24.42 ID:5UGJ1aiyo
Pi
コトミ「ハァー」トボトボ
「結局 なーんにも出来なかったような」
トボトボ
コトミ「また明日も行かなきゃかなあ」
トボトボ
コトミ「あ…カバン学校に置いたまま…
ああもう…真っ暗になっちゃう…」
トボトボトボ……
カエデ「あら」
コトミ「あ」
カエデ「どうかしましたか? 忘れ物?」
コトミ「あー ハイ」
カエデ「もう下校時間過ぎてるから
先生に許可をもらってから取りに行ってくださいね」
コトミ「わかりましたー…あ えーと…
会長…はココで何を?」
カエデ「会長なら まだ校舎内を見回り中ですよ」
コトミ「え?」
カエデ「え?」
139: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:13:56.43 ID:5UGJ1aiyo
コトミ「会長…ですよ?」
カエデ「はい 見回り中です
生徒会の皆さんと」
コトミ「会長が」
カエデ「はい 会長が」
コトミ「会長って…誰ですか?」
カエデ「なに言ってるんですか?」
コトミ「じゃあ…タカ兄とスズ先輩は」
カエデ「一緒に見回り中だと思いますケド」
ダダダッ
カエデ「コラッ いきなり走らないの!」
コトミ「すみませーん」
…タタタタッ
コトミ「タカ兄ぃー!」キョロ
「スズせんぱーい」キョロ
コトミ
コトミ「」キョロ
スタスタスタ…
シノ「そんな大声を出して どうした」
カエデ「はい 見回り中です
生徒会の皆さんと」
コトミ「会長が」
カエデ「はい 会長が」
コトミ「会長って…誰ですか?」
カエデ「なに言ってるんですか?」
コトミ「じゃあ…タカ兄とスズ先輩は」
カエデ「一緒に見回り中だと思いますケド」
ダダダッ
カエデ「コラッ いきなり走らないの!」
コトミ「すみませーん」
…タタタタッ
コトミ「タカ兄ぃー!」キョロ
「スズせんぱーい」キョロ
コトミ
コトミ「」キョロ
スタスタスタ…
シノ「そんな大声を出して どうした」
140: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:16:22.56 ID:5UGJ1aiyo
コトミ「会長ーッ」
ダダダッ
コトミ「戻ってきたんですね!」ダキッ
シノ「お おい コトミッ///」
コトミ「会長ーー」スリスリ
アリア「あらぁー」
コトミ「タカ兄! スズ先輩!
私 できたよ!」
スズ「…なんの話?」
タカトシ「寝ぼけてるのか?」
コトミ「戻ってきてよかったです 会長が」
シノ「私は別にどこにも出かけてないんだが…
いいから離れろッ」バッ
ダダダッ
コトミ「戻ってきたんですね!」ダキッ
シノ「お おい コトミッ///」
コトミ「会長ーー」スリスリ
アリア「あらぁー」
コトミ「タカ兄! スズ先輩!
私 できたよ!」
スズ「…なんの話?」
タカトシ「寝ぼけてるのか?」
コトミ「戻ってきてよかったです 会長が」
シノ「私は別にどこにも出かけてないんだが…
いいから離れろッ」バッ
141: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:21:37.55 ID:5UGJ1aiyo
シノ「まったく…
もう下校時間は過ぎてる さっさと出るぞ」
コトミ「はーい」
タカトシ「コトミ これ」つ
コトミ「あ 私のカバン」
アリア「置きっぱなしだったよー」
スズ「何ごとがあったら自分のカバン置いて帰っちゃうの?」
コトミ「それはー…ちょっとドジっ子のステータスを強めようかと」
タカトシ「はいはい」
ゾロゾロゾロ…
ガラゴロゴロ…
シノ「校門もきちんと閉めた ではみんな また明日な」
タカトシ「はーい」
コトミ「えー もう帰っちゃうんですか」
スズ「そりゃ帰るでしょ」
コトミ「せっかくだからもっと一緒にいませんか」
シノ「なにがせっかくなんだ」
アリア「いいよ 私は」
タカトシ「どこか行くとか?」
カエデ「寄り道して遊びに行くなんてダメですよ」
シノ「いたのか 五十嵐」
カエデ「はい」
もう下校時間は過ぎてる さっさと出るぞ」
コトミ「はーい」
タカトシ「コトミ これ」つ
コトミ「あ 私のカバン」
アリア「置きっぱなしだったよー」
スズ「何ごとがあったら自分のカバン置いて帰っちゃうの?」
コトミ「それはー…ちょっとドジっ子のステータスを強めようかと」
タカトシ「はいはい」
ゾロゾロゾロ…
ガラゴロゴロ…
シノ「校門もきちんと閉めた ではみんな また明日な」
タカトシ「はーい」
コトミ「えー もう帰っちゃうんですか」
スズ「そりゃ帰るでしょ」
コトミ「せっかくだからもっと一緒にいませんか」
シノ「なにがせっかくなんだ」
アリア「いいよ 私は」
タカトシ「どこか行くとか?」
カエデ「寄り道して遊びに行くなんてダメですよ」
シノ「いたのか 五十嵐」
カエデ「はい」
142: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:24:48.78 ID:5UGJ1aiyo
コトミ「じゃあ 今日はみんなウチに来ませんか」
シノ「ふむ」
アリア「いいの?」
コトミ「いいよね? タカ兄」
タカトシ「いいと思うけど 一応連絡しとこうかな
魚見の姉さん来る日だし」Pi
シノ「ウオミーもいるのか…」
スズ「私もお母さんに連絡しとこ」Pi
タカトシ「…人数分の食材無いかもだって」
シノ「ならばまず買い物だな」
スズ「そうですね」
シノ「五十嵐 コレも寄り道か?」
カエデ「おつかいという意味なら いいと思います」
タカトシ「みなさん何を食べたいですか」
スズ「津田の家なんだし
津田が決めていいんじゃないの」
タカトシ「それじゃあ
人数が多いときは鍋なんていいかもしれませんね」
アリア「そうだねえ 季節的にちょっと暑いかもだけど」
シノ「我々が暑さで汗ばんだ姿を見たいわけなんだな 津田は」
タカトシ「やっぱりそうめんとかざるそばとか 冷たいものにしましょう」
アリア「それも麺をゆでてる間はけっこう暑いよ」
シノ「やはり津田は我々の…」
カエデ「そんなふしだらは許せません!」
シノ「ふむ」
アリア「いいの?」
コトミ「いいよね? タカ兄」
タカトシ「いいと思うけど 一応連絡しとこうかな
魚見の姉さん来る日だし」Pi
シノ「ウオミーもいるのか…」
スズ「私もお母さんに連絡しとこ」Pi
タカトシ「…人数分の食材無いかもだって」
シノ「ならばまず買い物だな」
スズ「そうですね」
シノ「五十嵐 コレも寄り道か?」
カエデ「おつかいという意味なら いいと思います」
タカトシ「みなさん何を食べたいですか」
スズ「津田の家なんだし
津田が決めていいんじゃないの」
タカトシ「それじゃあ
人数が多いときは鍋なんていいかもしれませんね」
アリア「そうだねえ 季節的にちょっと暑いかもだけど」
シノ「我々が暑さで汗ばんだ姿を見たいわけなんだな 津田は」
タカトシ「やっぱりそうめんとかざるそばとか 冷たいものにしましょう」
アリア「それも麺をゆでてる間はけっこう暑いよ」
シノ「やはり津田は我々の…」
カエデ「そんなふしだらは許せません!」
143: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:27:35.44 ID:5UGJ1aiyo
カエデ「そもそも うら若き乙女が男性の家に集まるだなんて
感心できたことじゃないですよ」
タカトシ「男性の家 と言われても…コトミもいるし」
スズ「私たちが行くと男子は津田ひとりだしね」
シノ「別に疑われるようなことなんてしないぞ
やましいことなぞなにもない」
アリア「意外となにも起きないよね」
カエデ「だけど…」
コトミ「だったら…」
「一緒に来たらいいんですよ」
カエデ「え 私が? 津田くんのおウチに?」
コトミ「はい 変なことが起こらないよう見張っててください」
カエデ「…」
コトミ「構わないですよね? 会長」
シノ「…私に聞くことじゃない
コトミがいいと思ったらいいんじゃないか」
カエデ「でも…」
コトミ「いいから」ガシッ
「行きましょう」
カエデ「…わかりました」
コトミ「決まりですね」
感心できたことじゃないですよ」
タカトシ「男性の家 と言われても…コトミもいるし」
スズ「私たちが行くと男子は津田ひとりだしね」
シノ「別に疑われるようなことなんてしないぞ
やましいことなぞなにもない」
アリア「意外となにも起きないよね」
カエデ「だけど…」
コトミ「だったら…」
「一緒に来たらいいんですよ」
カエデ「え 私が? 津田くんのおウチに?」
コトミ「はい 変なことが起こらないよう見張っててください」
カエデ「…」
コトミ「構わないですよね? 会長」
シノ「…私に聞くことじゃない
コトミがいいと思ったらいいんじゃないか」
カエデ「でも…」
コトミ「いいから」ガシッ
「行きましょう」
カエデ「…わかりました」
コトミ「決まりですね」
144: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:30:02.12 ID:5UGJ1aiyo
コトミ「タカ兄も いいよね」
タカトシ「うんいいよ 別に」
スズ「別に…は無いでしょ」ボソ
畑「ほお」ヌッ
「またひとり 津田くんハーレム入りとなったわけですか」
シノ「やっぱりいたのか 畑」
畑「はい」
「今夜の密会もなかなか楽しいことになりそうですねえ」
タカトシ「密会って…」
シノ「さっきも言ったが やましいことなぞ何も起きないぞ」
畑「会長はそう仰るでしょうが
しかし 今日こそは何かが起こるかも…と期待してしまうわけです
私は」
アリア「だよねえ 何か起こってほしいよね」
スズ「話をややこしくしないでくださいね」
コトミ「じゃあ一緒に来ませんか」
畑「私もですか」
コトミ「はい!」
畑「…断る空気じゃありませんね」
タカトシ「ひとりで外で張り込んでるよりはいいんじゃないですか」
畑「そうするのが私の生き様なのですが…
しかしこれでは ミイラ取りがミイラになるかもです」
タカトシ「え なんのことですそれ」
畑「いえ別にー」
シノ「まったく…」
「…コトミよ」
コトミ「はい?」
シノ「おまえの言ったとおりだな」
タカトシ「うんいいよ 別に」
スズ「別に…は無いでしょ」ボソ
畑「ほお」ヌッ
「またひとり 津田くんハーレム入りとなったわけですか」
シノ「やっぱりいたのか 畑」
畑「はい」
「今夜の密会もなかなか楽しいことになりそうですねえ」
タカトシ「密会って…」
シノ「さっきも言ったが やましいことなぞ何も起きないぞ」
畑「会長はそう仰るでしょうが
しかし 今日こそは何かが起こるかも…と期待してしまうわけです
私は」
アリア「だよねえ 何か起こってほしいよね」
スズ「話をややこしくしないでくださいね」
コトミ「じゃあ一緒に来ませんか」
畑「私もですか」
コトミ「はい!」
畑「…断る空気じゃありませんね」
タカトシ「ひとりで外で張り込んでるよりはいいんじゃないですか」
畑「そうするのが私の生き様なのですが…
しかしこれでは ミイラ取りがミイラになるかもです」
タカトシ「え なんのことですそれ」
畑「いえ別にー」
シノ「まったく…」
「…コトミよ」
コトミ「はい?」
シノ「おまえの言ったとおりだな」
145: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:34:06.80 ID:5UGJ1aiyo
コトミ「え なんのことですかそれ」
シノ「…はて」
「…なんのことだっただろう?」
「コトミに何か言われてたようなそうでもないような…」
コトミ「会長に何か言ったかなあ」
シノ「そうか…ならいい」
テクテクテクテク…
コトミ(…あ そういえば
元の世界に戻ったらアプリを消すって…)モゾモゾ
Pi
コトミ(これでよし…っと)
Pi―――
コトミ(あ…ちょうどバッテリー切れちゃった)
シノ「こらコトミ」
コトミ「はいッ」
シノ「そういうものを歩きながらしてはいけないと
散々言われてるだろう」
コトミ「はーい ごめんなさい会長」
シノ「…それとだ
ココはもう学園の外だ
会長 ではなくプライベートの呼び方でいいぞ」
コトミ「…へ?」
シノ「…はて」
「…なんのことだっただろう?」
「コトミに何か言われてたようなそうでもないような…」
コトミ「会長に何か言ったかなあ」
シノ「そうか…ならいい」
テクテクテクテク…
コトミ(…あ そういえば
元の世界に戻ったらアプリを消すって…)モゾモゾ
Pi
コトミ(これでよし…っと)
Pi―――
コトミ(あ…ちょうどバッテリー切れちゃった)
シノ「こらコトミ」
コトミ「はいッ」
シノ「そういうものを歩きながらしてはいけないと
散々言われてるだろう」
コトミ「はーい ごめんなさい会長」
シノ「…それとだ
ココはもう学園の外だ
会長 ではなくプライベートの呼び方でいいぞ」
コトミ「…へ?」
146: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:37:34.59 ID:5UGJ1aiyo
シノ「津田もな」
タカトシ「はいはい わかってます
でも正直言って 人前では恥ずかしいんですが」
スズ「聞かされるほうもね」
シノ「さっきウオミーには言ってたじゃないか」
タカトシ「ウッ…じゃあ…そういうタイミングのときに」
シノ「うむ」
畑「…前々から気になっていたのですが」
シノ「なんだ」
畑「住んでいる地域も通っていた学校もまったく違う
天草会長と津田くん兄妹がなぜ幼なじみ同士なのですか?」
コトミ「え」
アリア「それ私も気になってたな」
タカトシ「幼なじみといっても
オレが小1か小2からの知り合いですよ」
シノ「そうだな 私が3年生のときからの縁だ
児童会長として企画した学校交流会で出会った」
コトミ「え」
スズ「小3で児童会長なんて…普通ないですよ」
タカトシ「あの時 初対面でいきなり怒られたんだけど…
なんだったんですかアレって」
シノ「さあて…津田を叱らなければいけない…
という思いがなぜかあった
なぜあったのかはよく覚えてないのだが」
畑「なにやら運命的なものを感じますねえ」
コトミ「…」
タカトシ「はいはい わかってます
でも正直言って 人前では恥ずかしいんですが」
スズ「聞かされるほうもね」
シノ「さっきウオミーには言ってたじゃないか」
タカトシ「ウッ…じゃあ…そういうタイミングのときに」
シノ「うむ」
畑「…前々から気になっていたのですが」
シノ「なんだ」
畑「住んでいる地域も通っていた学校もまったく違う
天草会長と津田くん兄妹がなぜ幼なじみ同士なのですか?」
コトミ「え」
アリア「それ私も気になってたな」
タカトシ「幼なじみといっても
オレが小1か小2からの知り合いですよ」
シノ「そうだな 私が3年生のときからの縁だ
児童会長として企画した学校交流会で出会った」
コトミ「え」
スズ「小3で児童会長なんて…普通ないですよ」
タカトシ「あの時 初対面でいきなり怒られたんだけど…
なんだったんですかアレって」
シノ「さあて…津田を叱らなければいけない…
という思いがなぜかあった
なぜあったのかはよく覚えてないのだが」
畑「なにやら運命的なものを感じますねえ」
コトミ「…」
147: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:40:32.70 ID:5UGJ1aiyo
コトミ(コレってたぶん…)テクテク
(また違う世界かなあ…)ピタ
畑「やはりいろいろと期待しながらお邪魔することにします」
シノ「何度も言うが やましいことなど何も起きないぞ」
アリア「シノちゃんが起こす気ないなら
別の子とかな」チラッ
カエデ「なぜ私を見るんです」
畑「いい機会じゃないですか
今夜は泊まってもいいんですよ
なんなら津田くんと同室でも」
カエデ「泊まったりはしません!」
「どうでもいいことを言いあってないで
さっさと買い物に行きましょう」
アリア「どうでもいいことかなあ
誰が津田くんと同衾するかは重要なことだよ?」
カエデ「話すり替えないで!」
(また違う世界かなあ…)ピタ
畑「やはりいろいろと期待しながらお邪魔することにします」
シノ「何度も言うが やましいことなど何も起きないぞ」
アリア「シノちゃんが起こす気ないなら
別の子とかな」チラッ
カエデ「なぜ私を見るんです」
畑「いい機会じゃないですか
今夜は泊まってもいいんですよ
なんなら津田くんと同室でも」
カエデ「泊まったりはしません!」
「どうでもいいことを言いあってないで
さっさと買い物に行きましょう」
アリア「どうでもいいことかなあ
誰が津田くんと同衾するかは重要なことだよ?」
カエデ「話すり替えないで!」
148: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:44:25.71 ID:5UGJ1aiyo
コトミ(どうしよ)モゾモゾ
(もうアプリ消しちゃったし…)ジー
スズ「津田ももっと強く否定しなさいよ」
タカトシ「いやでも いつものことだし…」
カエデ「え…津田くんはいつも同衾を…」アワワワ
スズ「先輩も話をとんでもない方向に捻じ曲げるヒトですね」
畑「会長は津田くんと同衾のご経験は?」
シノ「…子供の頃にだな」
畑「まあありがちな 無難なお答えですね
…お風呂も子供の頃は一緒に入ってたりして」
シノ「ああ 入ってたぞ」
カエデ「ヒッ」
畑「ほお 何才までご一緒に?」
シノ「うーん いくつまでだっただろう?」
タカトシ「そうですね…オレが中一のときまでかな」
カエデ「ヒィィィッ」
(もうアプリ消しちゃったし…)ジー
スズ「津田ももっと強く否定しなさいよ」
タカトシ「いやでも いつものことだし…」
カエデ「え…津田くんはいつも同衾を…」アワワワ
スズ「先輩も話をとんでもない方向に捻じ曲げるヒトですね」
畑「会長は津田くんと同衾のご経験は?」
シノ「…子供の頃にだな」
畑「まあありがちな 無難なお答えですね
…お風呂も子供の頃は一緒に入ってたりして」
シノ「ああ 入ってたぞ」
カエデ「ヒッ」
畑「ほお 何才までご一緒に?」
シノ「うーん いくつまでだっただろう?」
タカトシ「そうですね…オレが中一のときまでかな」
カエデ「ヒィィィッ」
149: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:49:19.57 ID:5UGJ1aiyo
アリア「へー 初耳だなあ」
スズ「中一と中二…ではさすがに成長しすぎじゃない?」
畑「いいことを聞いた気がします」メモメモ
カエデ「ホ…ホントなんですか」ガクガクブルブル
シノ「そうだな 以前はコトミと三人でよく入ったものだ」
「なあコトミ?」
コトミ「はい?」
シノ「聞いてなかったのか…というか立ち止まってどうした?
またスマホか?」
コトミ「ア…いえ してないですよ?
バッテリー切れちゃったのでー」
シノ「ん そうか」
タカトシ「早く来いよ 置いてくぞ」
コトミ「ハーイ」
スタタタッ
コトミ(まあいいかな ココも…)
シノ「まあこの話ももういいだろ
それより今日は何を食べたいんだコトミは」
コトミ「えー会長の好きなものでいいですよ」
シノ「だから会長と呼ぶんじゃない」
コトミ「はーい シノ姉」
(ココもなんだか楽しそう!)
スズ「中一と中二…ではさすがに成長しすぎじゃない?」
畑「いいことを聞いた気がします」メモメモ
カエデ「ホ…ホントなんですか」ガクガクブルブル
シノ「そうだな 以前はコトミと三人でよく入ったものだ」
「なあコトミ?」
コトミ「はい?」
シノ「聞いてなかったのか…というか立ち止まってどうした?
またスマホか?」
コトミ「ア…いえ してないですよ?
バッテリー切れちゃったのでー」
シノ「ん そうか」
タカトシ「早く来いよ 置いてくぞ」
コトミ「ハーイ」
スタタタッ
コトミ(まあいいかな ココも…)
シノ「まあこの話ももういいだろ
それより今日は何を食べたいんだコトミは」
コトミ「えー会長の好きなものでいいですよ」
シノ「だから会長と呼ぶんじゃない」
コトミ「はーい シノ姉」
(ココもなんだか楽しそう!)
150: ◆CnuooyNUm. 2016/10/02(日) 06:57:47.50 ID:5UGJ1aiyo
終わり
こんな話なのでもうちょっときつく突っ込まれるかと思いましたが
そうでもなくて書きやすかったです
大人組をもうちょっと出したかった気もします
10年前の七条邸に行ってみればなぜかもう出島さんがいる…とか
今後もなにか書くことがあればよろしくお願いします
こんな話なのでもうちょっときつく突っ込まれるかと思いましたが
そうでもなくて書きやすかったです
大人組をもうちょっと出したかった気もします
10年前の七条邸に行ってみればなぜかもう出島さんがいる…とか
今後もなにか書くことがあればよろしくお願いします
151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 07:14:46.83 ID:84kq67YmO
おつ
面白かった
面白かった
152: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 07:44:08.09 ID:2GS3E3xoo
乙!
153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/02(日) 12:50:57.44 ID:mKUoaHiJ0
良かった!乙!
154: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/04(火) 18:23:20.86 ID:TJaFkCehO
ウオミーの記憶も消えてたのは?
シノが会長じゃないと交流ないのか
シノが会長じゃないと交流ないのか
155: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/05(水) 05:22:15.96 ID:biCUDQub0
いいぞもっとやれ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470172856/
Entry ⇒ 2016.10.17 | Category ⇒ 生徒会役員共 | Comments (0)
【R-18】ウオミー「こういうのが好きなんですよ」
1: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/11(金) 23:14:57.72 ID:JOwqgw2mo
#230
「その日トッキーの家に遊びに行くから私いないよ」
「え」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
(魚見姉さんがうちに泊まることは何度もあったけど)
(親がいない時でも、基本的にコトミや会長がいて特に問題はなかったわけで)
(え、今回魚見さんが泊まりに来ることは確定していて、会長にも萩村にも七条先輩にもお断りをしてしまったということは)
(つまりそれって、一つ屋根の下ふたりきり……?)
(…………)
(いや、まあ。いままで変にからかわれることはあったけど、何だかんだ一線を守ってきた魚見さんだからな)
(何だかんだ、何事もなく過ごせるはずだよな)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――津田家 玄関
ガチャ
「ただいまー」
(ん、魚見さんの靴か。もう来てたんだな)
「お帰りなさい」トテトテ
「ただいぶっ!?」
「はい?」(裸エプロン)
「何事もなく過ごせねえのかよ!!」
2: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/11(金) 23:15:46.96 ID:JOwqgw2mo
生徒会役員共のSSです
スズちゃんかわいいよね ていうか今週号のスズちゃんヤバかったね
注意:エロ
来週の新刊楽しみだね 13,14巻もOAD決定で嬉しいね
スズちゃんかわいいけど、今回は出番ないよ
4: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/11(金) 23:18:21.32 ID:JOwqgw2mo
#230
コトミ「その日トッキーの家に遊びに行くから私いないよ」
津田 「え」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
津田 (魚見姉さんがうちに泊まることは何度もあったけど)
津田 (親がいない時でも、基本的にコトミや会長がいて特に問題はなかったわけで)
津田 (え、今回魚見さんが泊まりに来ることは確定していて、会長にも萩村にも七条先輩にもお断りをしてしまったということは)
津田 (つまりそれって、一つ屋根の下ふたりきり……?)
津田 (…………)
津田 (いや、まあ。いままで変にからかわれることはあったけど、何だかんだ一線を守ってきた魚見さんだからな)
津田 (何だかんだ、何事もなく過ごせるはずだよな)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――津田家 玄関
ガチャ
津田 「ただいまー」
津田 (ん、魚見さんの靴か。もう来てたんだな)
ウオミ「お帰りなさい」トテトテ
津田 「ただいぶっ!?」
ウオミ「はい?」(裸エプロン)
津田 「何事もなく過ごせねえのかよ!!」
5: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/11(金) 23:31:36.11 ID:JOwqgw2mo
ウオミ「どうしたの、タカくん? いきなり大声で」
津田 「どうしたんでしょうね!? 姉さんの格好と自分の中の気持ちの整理がついていないんでしょうかね!?」
ウオミ「ああこれ。なかなかいいと思いません?」
クルリ
津田 「わーっ! 後ろ向かないで……! えっ……」
ウオミ「ちゃーんと水着着てますよ」(ビキニ+エプロン)
津田 「……はぁ、はぁー……」
ウオミ「興奮の吐息?」
津田 「安堵と疲労です……」
ウオミ「タカくん疲れたんだね。すぐご飯にするよ」
津田 「主に姉さんのせいです」
ウオミ「私のせいで疲れマラ?」
津田 「してねぇー」
7: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/11(金) 23:41:30.68 ID:JOwqgw2mo
津田 「部屋着に着替えてきます」
ウオミ「すぐご飯出来るからね」
津田 「あの、水着にエプロン着替えないんですか」
ウオミ「やっぱり裸エプロンが良かったですか? でもさすがにいきなりは私もタカくんも心の準備が」
津田 「ううんそうじゃないよね。オレそんなこと言ってないよね」
ウオミ「タカくんのを抜いたからとりあえずOKとします」
津田 「度肝ね、抜いたの。省略しないでねそこ」
ウオミ「私も部屋着に着替えちゃいますね。あ、部屋着と言ってもシャツ一枚にパンツ一枚とか、だらしない恰好じゃないですよ」
津田 「そんな心配してませんよ」
ウオミ「え、そういう家庭的エロスを期待しているんじゃ」
津田 「ねえ、一行ごとに突っ込まないとダメなの?」
8: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/11(金) 23:59:07.24 ID:JOwqgw2mo
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――タカトシ部屋
津田 「…………」
津田 (いきなり裸エプロンと思わせるボケをかましてくるとは……)
津田 (前に言っていたのもあって、本気でやっているかと思ってしまった)
津田 (しかもああいうの見ると、なんていうか、本能的に……着ていないって想像してしまうわけで)
津田 「あーもうっ」
津田 「平常心だ、平常心」
グゥー
津田 「とりあえず食欲を満たすか」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――ダイニング
ウオミ「あ、タカくん。あとご飯よそうだけだから、座ってて」
津田 「ああいえ、すいません、なにからなにまで」
ウオミ「右側がタカくんの席ね」
津田 「ん、右側?」
津田 (…………なんで横並びに準備されてるんだ?)
津田 「あの」
ウオミ「私が左側の方が、あーんってしやすいでしょ?」
津田 (……平常心保たせてくれぇ……)
11: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/12(土) 00:19:49.36 ID:tn5gCrGzo
ウオミ「いただきます」
津田 「いただきます……」
ウオミ「はいタカくん。あーん」
津田 「あの、自分で食べられますから……」
ウオミ「これは単なる私の好意ですから」
津田 「とはいえですね」
ウオミ「これでシノっちもいたら、タカくんを挟んで左右からあーんできたのですが」
津田 (なんかそんな未来が見えるな……)
ウオミ「あ、タカくんのを挟んで、というネタにつなげるべきでしたでしょうか」
津田 「黙って食べましょう」
12: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/12(土) 00:24:02.94 ID:tn5gCrGzo
ウオミ「せっかく横に座ったんですから、一口くらいあーんされてください」
津田 「…………」
ウオミ「…………」ジー
津田 「……まぁ、一口くらいなら」
ウオミ「はい、あーん」
津田 「あー……」
津田 「ん」
津田 「……んぐ、もぐ……」ゴクン
ウオミ「どうですか?」
津田 「ええ、美味しいです」
ウオミ「よかった」ニコリ
津田 「う……」ドキ
ウオミ「どうしました?」
津田 「い、いえ」
津田 (普通に笑うと、普通に美人なんだよね……)
13: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/12(土) 00:36:18.10 ID:tn5gCrGzo
津田 「ごちそうさまでした」
ウオミ「お粗末さまでした」
津田 「洗い物はオレやりますね」
ウオミ「では私はお風呂を入れてきます」
津田 「ああ、じゃあお願いしちゃいます」
ウオミ「ふふっ」
津田 「なんです?」
ウオミ「こうしてお風呂を入れたりすると、まるで」
津田 「……ま、まるで?」
ウオミ「本物の姉弟みたいですね」
津田 「…………そうですね」
ウオミ「いま何か期待したよね、タカくん?」
津田 「な、なんのことでしょう」
ウオミ「黙ってても分かっちゃいますよ。でも、まだそれには早いです」
津田 「早い、ですか」
ウオミ「ええ。デリヘルのようだなんて、まだ早いです」
津田 「オレどんな期待してると思われてるの!?」
14: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/12(土) 00:48:38.58 ID:tn5gCrGzo
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――リビング
ピロピンポンピロピンポン
津田 「ん、お風呂沸いたな」
ウオミ「でしたら」
津田 「どうぞ、お先に」
ウオミ「いえ、タカくんの方が」
津田 (…………これは、姉さんの残り湯がどうのと言われるパターン……)
津田 「じゃあお言葉に甘えて、先に」
ウオミ「むーっ、タカくんはやはりフラグクラッシャーですね」
津田 「えっ、なにか……」
ウオミ「そこは『じゃあ一緒に入ろう』というところですよ」
津田 「オレがそれを言うとでも?」
ウオミ「それから『まあオレはお姉ちゃんのナカに入るけどな!』と」
津田 「姉さんの中でオレってどういうキャラになってるの? ねえ?」
15: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/12(土) 01:13:38.42 ID:tn5gCrGzo
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――脱衣所
ガチャ
津田 (やれやれ、相変わらずにしても、姉さんには困らされるな……)
津田 (しかも今日はなんかボケが過激気味だし)
津田 (あまり変な態度とられるとな……)
津田 「んー、オレ、あまり男と思われてなさそうだなぁ」
バサッ
津田 「ふぅ。……ん、脱衣カゴになんか……」
水着in
津田 (ああ、姉さんの水着か)
津田 (……まえ仕掛けたようなトラップじゃないだろうな。下着でも引っかかってないから、オレには効きませんよっと)
津田 (一応オレの洗濯物と分けておくか……)
ヌルリ
津田 「!?」
津田 (な、なん……!? この感触……え、これって水着の真ん中に……)
津田 (ちょっと待てちょっと待て、落ち着け落ち着けオレ……!)
津田 (み、見てない! 見てない触ってない! 見てない触ってない全部忘れる!)
津田 「お風呂、とにかくお風呂入ろう!」
ガラッ
16: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/12(土) 01:18:05.21 ID:tn5gCrGzo
ザバッ カポーン
津田 (…………)
津田 (…………いや、忘れるのは無理だこれ)
津田 (あのぬめっとした感触……でも、魚見姉さんが水着を着ていたのって、オレが帰ってきた時だよな)
津田 (あのあと着替えたんだから、乾くよな? なのになんで……)
津田 「あ、これ多分考えるとダメなやつだ」
津田 (ひとまず髪と体洗うか……)
コンコン
津田 「ん?」
ウオミ『タカくん。着替えとバスタオル置いておきますね。湯加減どうですか』
津田 「ああ、すみません……ちょうどいいですよ」
ウオミ『そう。じゃあ、背中流すね』
津田 「えっ、いやいやいやっ、大丈夫、大丈夫です!」
ウオミ『そう?』
津田 「いくらなんでもオレ裸ですし、姉さんだって」
ウオミ『そのために水着用意しておいたんだよ』
津田 「え、ああ、あの水着……」
ウオミ『嗅いだ?』
津田 「そんな事しません!」
17: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/12(土) 01:33:24.02 ID:tn5gCrGzo
ウオミ『でもこれ……クロッチの部分そのままで置いてありますよ?』
津田 「えっ、いやっ、ちゃんと直して……」
ウオミ『ということは、濡れてるの解ってたんだね』
津田 「カマ掛けないで!?」
ウオミ『いいんだよ。結局、着替えるって言っても水着はそのままだったの』
津田 (ああ、それで……)
ウオミ『タカくんにご飯食べてもらった後、お風呂入れるときに脱いで置いておいたんだよ』
津田 「完全に罠じゃないですか……」
ウオミ『タカくんは理性的だから、使ったりはしないだろうけど……気になりはするよね?』
津田 「ぐ……」
ウオミ『そんなことを考えてたら濡れちゃったから、そのまま置いたの』
津田 「ちょっとは羞恥心持ちましょうよ!」
18: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/12(土) 01:47:43.41 ID:tn5gCrGzo
ウオミ『ね。もう水着着ちゃいましたし。背中流させてくださいよ』
津田 「ううん……」
津田 (正直、背中流してもらえるだなんて嬉しい限りだけど……見られそうなリスクがなぁ……)
津田 「あの、タオルとか剥ぎ取らないでくださいよ」
ウオミ『そんな事しないから大丈夫』
津田 「…………じゃあ、お願いします。たまには」
ウオミ『はーい、じゃあ開けるね』
津田 「ま、待ってください!」
ガタガタ パサ
津田 (……うん、タオル巻いて、普通にしてればまずみられることはない……)
津田 「ど、どうぞ」
ウオミ『はい』
ガラッ
ウオミ「まあ水着着てるなんて嘘なんですけど」
津田 「裸あああああ!!??」
19: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/12(土) 02:01:32.91 ID:tn5gCrGzo
津田 「ちょ、ま、まっ……だ、ダメですってそれは!」
ウオミ「目つぶってるけど、見えちゃったよね。タカくん」
津田 「み、見えてません! 湯気でコントタクトとか曇って!」
ウオミ「そっか、曇っちゃいましたか」
津田 「と、とにかく一度出てですね」
ウオミ「えい」
ぎゅむっ
津田 「うっ!?」
津田 (せ、背中に……柔らかいものが……!)
ウオミ「まったく意気地なしなんですから。これなら見えませんよね?」
津田 「み、見えなくはなったけど、いや、背中……」
ウオミ「あててますよ」
津田 「あててますよじゃなくて……」
ウオミ「さぁ、背中洗いましょうね」
津田 (耐えろオレ耐えろオレ耐えろオレ……!)
20: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/12(土) 02:14:32.49 ID:tn5gCrGzo
ウオミ「ボディソープだして……」ピュ ピュー
津田 「ああああの、ね、姉さん?」
ウオミ「はい?」ヌルヌルヌルヌル
津田 「た、たた、タオ……」
ウオミ「へい」ベタッ
津田 「ルはーーー!?」
ウオミ「もうタカくんたら、わかってたでしょ? 全身私のカラダで、ぜーんぶ洗ってあげますね」
津田 「背中だけって!」
ヌルンヌルン クリッ
津田 (な、なんか固いのも当たる……!)
ウオミ「んっ……ちょっと勃ってきちゃた」
津田 「ちょ、ちょっと洒落になりませんって!」
ウオミ「洒落でもジョークでもないですよ。さあ、もっと姉弟の親睦を深めしょう」
津田 「姉弟でこんなことしませんって!!」
ウオミ「コトちゃんともしないの?」
津田 「しないよ!」
21: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/12(土) 02:34:17.77 ID:tn5gCrGzo
ヌルヌルヌル
ウオミ「ん、んっ……」
津田 (やばいってやばいってやばいて……吐息が、主にオレの股間がやばい!)
ウオミ「タカくん……」
サワサワ クリッ
津田 「ひっ、わ、ちょ……そこは……!」
ウオミ「ふふ、右乳首の方が感じるんでしたっけ?」コリコリコリ
津田 「こ、これ以上は……」
ウオミ「だーめ。ふっ」
津田 (み、耳にっ!)ゾクッ
津田 (ほ、本気だ魚見さん……これ、オレ……)
ウオミ「さて、タカくんのタカくんはどこでしょう?」
サワ ツツー サワサワ
津田 「ひ、だ、ダメ、ですって……!」
ウオミ「タオルで隠してもだーめ」バサッ
津田 「わあっ!」
ウオミ「わお。噂には聞いてましたが、これはご立派」
ギュムッ
津田 「あ、あっ……」
ウオミ「七条さんに教えてもらったおもちゃよりも立派です」
津田 「どんな情報交換してるんだ……」
33: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 17:04:54.84 ID:/pN+qkt/o
サワッ クニクニ
津田 「うっ、わ、あっ……」
ウオミ「ふふっ、女の子みたいな声出ちゃってますよ」
津田 「ね、姉さんが……!」
ウオミ「そう、私のせいですよ」
津田 「何を言ってるんですか……」
ヌルッ グチュグチュ
津田 「あ、て、手をっ、動かさないで!」
ウオミ「どうですか? 親戚のお姉ちゃんに、大事なところ、くにくにされて、扱かれて」
ズチュズチュズチュ
ウオミ「やられっぱなしでいいんですか、タカくん」
津田 (……な、なんでこんなこと……)
津田 「ね、姉さん……」
ウオミ「んー?」
津田 「お、オレだって男ですよ……」
ウオミ「男なら……どうしちゃうんですか?」
津田 (絶対……挑発してる……)
34: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 17:18:49.28 ID:/pN+qkt/o
ウオミ(まだ一押し必要ですかね?)
ウオミ「これだけ、襲ってもOKな雰囲気を出してあげてるのに。仕方ないですねぇ」
グイッ
津田 「ね、姉さんっ!」
津田 (オレの腕の下から身を乗り出して、こ、股間に顔を……!)
ウオミ「わ、目の前で見ると、すごい威圧感ですね。顔くらいありそう…… ぺろ」
津田 「ふぁっ……!」
ウオミ「ボディソープ残ってますね。ちょっとシャワーで洗い流して……」
キュッ ザーーッ
津田 「うわっ、さ、先の方はそれっ、ダメです!」
ウオミ「はい、きれいきれいですよ」キュッ
津田 「はぁっ、はぁっ」
ウオミ「では…… んぷっ……」
はむっ ぬぷ ぬぷぷ
津田 (い、いきなり口の中に……!)
35: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 17:23:29.80 ID:/pN+qkt/o
津田 (姉さんの熱が……口や喉の動きが、伝わって……)
ウオミ「んんっ…… ひうひうひてはふえ」
津田 「あ、しゃ、喋らないでくださ……いっ……!」
ウオミ「ぷは。どうです、一度出しちゃいましょうか、つらいでしょ?」
シュコシュコシュコ
津田 「う、あ……うお、み姉さん……!」
ウオミ「いいですよ。ぜーんぶ、口の中にどうぞ」
かぷ
津田 「あ、で……!」
ビュッ ビクッ ビューッ ビューッ
ウオミ「んっ、んぐっ……うぐ……んっ」ゴクン
津田 「う……はぁっ……はぁ……」
ウオミ「うー、んく。ぷはっ…… ふふっ、なま臭いですね。タカくんの匂いでとろけそう」
津田 「ね、姉さん……なんでこんな……」
ウオミ「ん? ふふふ……こういうの、好きなんですよ」
36: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 17:37:02.61 ID:/pN+qkt/o
津田 「好き、って……」
ウオミ「かわいい弟に悪戯して…… 逆に襲われちゃうとか、ぞくぞくしちゃいませんか」
グイ ストン
津田 (ね、姉さん、向き合ってオレの膝の上に座った……見えないけど、オレのが姉さんのところ、触れてるよな、これ……)
ウオミ「もちろん、タカくんが大好きじゃないとしませんよ?」
津田 「そ、それは、オレに、襲われてもいいって……?」
ウオミ「なかなか襲ってくれないのですけどね」フリフリ
津田 「ちょ、ちょっと、腰動かさないで……先が、当たって……」
ウオミ「うん……タカくんの、私の大事なところに入っちゃいそう。だしたのに、まだまだ元気だね」
津田 「だ、だって……」
ウオミ「さ、身体洗うの、続きしましょうね」
津田 「続き?」
ウオミ「後ろのマットに、身体倒して」
津田 「…………」
津田 (もう、もういいよな、流されていいよな、これ……)
37: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 17:47:23.00 ID:/pN+qkt/o
ギシッ
津田 「あ、あの、魚見姉さん」
ウオミ「なあにタカくん? 何かしてほしいことありますか?」
津田 「な、流されていうわけじゃないですが……えっと、お、オレも好きですよ」
ウオミ「え」
津田 「姉さんのこと……」
ウオミ「…………」
津田 「…………」
ウオミ「ふ」
津田 「?」
ウオミ「ふふ、うふふっ」
津田 「あの」
ウオミ「タカくんはいい子ですね。そうね、順序も大切ですよね」
38: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 17:59:16.62 ID:/pN+qkt/o
ウオミ「はい、じゃあ次は?」
津田 「はい?」
ウオミ「好きって言ってくれた後の次は、何ですか?」
津田 「え、えっと……」
津田 (こ、これはやっぱり、オレからしていいよな?)
ギュッ
津田 (か、肩つかんで…… 姉さん、目を閉じた……まつ毛、長いなぁ……)
津田 「…………」
チュッ
ウオミ「ん…… ん、ふ」ヌルレッ
津田 「んっ!?」
ウオミ「ふ、ん、んん……んく、じゅぷ、れろ……」
津田 「う、ふ、は……ん、んんっ、じゅるっ……」
津田 (あ、少しだけ……アレの匂いがするな……)
ウオミ「…………んー」
津田 「ぷはっ…… ……はぁ」
ウオミ「タカくん」
津田 「はい?」
ウオミ「はじめて?」
津田 「はい」
ウオミ「そっか。はじめて同士だね」チュッ
39: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 18:16:02.75 ID:/pN+qkt/o
ウオミ「はいタカくん、ごろーん」
津田 「は、はい」
ウオミ「嬉しかったので、張り切って全身綺麗にしてあげますね」
津田 「あの、お、お手柔らかに……」
ウオミ「それはもう、タカくんのコレがガチガチに固いですから、私の手でやわらかーく扱いてあげますね」
津田 「い、いや、そういうオヤジ臭い乗りでは……」
ヌコヌコヌコヌコ
津田 「なっ、くっ……!」
ウオミ「~~♪」
津田 (姉さん、オレに馬乗りになりながら、後ろ手にオレのを…… 手の感触が気持ち良くて……)
津田 「う、声、でる……」
ウオミ「いいですよ。今日はこの家に、私たち以外誰もいないんですから」
津田 「うっ……あ……」
ウオミ「好きなだけ、声出しちゃいましょうね」
40: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 18:20:04.80 ID:/pN+qkt/o
津田 (はぁ…… 姉さんの身体……意外と大きいって聞いたことあるけど、この胸、気持ちよさそうだなぁ……)
ウオミ「……? ……タカくん」
津田 「は、はいっ」
ウオミ「両手出して……はい、ここ」
もにゅん
津田 「わ……やっぱり、柔らかい…… あの、そんな触りたそうでしたか?」
ウオミ「ふふ、すごくイヤラシイ目で見てましたよ」
津田 「うう……」
ウオミ「健全でいいと思いますよ。もっと、先の方、指で……んっ……」
津田 「ふー、ふーっ……」
ウオミ「興奮して、息荒げちゃって……ん、本当、可愛いですね」
ウオミ「それじゃあ、こういうのはどうですか?」ガバ
津田 (魚見さん、身を乗り出して……うわっ、む、胸が目の前に……!)
ウオミ「息できる? んっ、好きにしていいですよ……」
津田 「は、はーっ、はーっ…… あ、む」カプ
ウオミ「うふふ、母乳は、まだ出ませんよ」
津田 「ん、ん…… れる、れろ……」
ウオミ「あっ、タカくんの舌が……んっ、激し……」
41: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 18:31:37.83 ID:/pN+qkt/o
ツツー グニュッ
ウオミ「きゃっ!? ん、た、タカくんの手……ふふ、お尻も触りたいんですか?」
津田 「ん、ん……」
ウオミ「エッチですねぇ。いいですよ、私のカラダ、好きにしてくださいね」
津田 「…………!」
ガバッ
ウオミ「ひゃっ!」
ドサッ
ウオミ「あっ、押し倒されて……タカく、んっ……」
チュッ チュプ ジュプッ ヌル レルレロ
ウオミ「ん、んふ、んぅ……は、や……んんっ……」
津田 「ん……はぁ……」
ウオミ「ふぅ……」
ウオミ(あ……タカくん、男の顔してる……)
ウオミ「私、ここでタカくんに犯されちゃうのかな?」
津田 「ね、姉さんっ……」
ウオミ「ふふふ、こういうのも、好きかもしれませんね」
42: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 18:45:24.24 ID:/pN+qkt/o
津田 (姉さんの身体……唇も、胸も好きにして……こ、ここも……?)
津田 「……はぁっ、はぁ……」
ウオミ「…………いいですよ」
津田 「…………」ゴクリ
ツプ
ウオミ「ん……」
津田 (わ、割れ目を拡げると、艶々に濡れた入口が……)
ヌププ
津田 (指が、ど、どこまで入るんだろう……)
津田 (い、いや、指一本なら全部入るだろ。なんせ、アレが入るくらいなんだから)
ウオミ「タカくん」
津田 「…………」ハァハァ
ウオミ「タカくんっ」
津田 「はいっ!? あっ、い、痛かったですか?」
ウオミ「そうじゃないけど…… せっかくなら」
津田 「……せっかくなら?」
ウオミ「指じゃなくて、タカくんのソレで、膜もらってほしいなぁ」
津田 「ま、膜……」ゴクッ
津田 (や、やっぱり最後まで、していいんだよな)
43: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 18:58:32.41 ID:/pN+qkt/o
津田 「う、魚見姉さん」
ウオミ「うん?」
津田 「もう、止まりませんよ、オレ……」
ウオミ「うん。好きに、タカくんの欲望のままにしていいですよ」
津田 (オレの身体で広げた、姉さんの白い脚の間……ぬるぬるした液体でいつでも大丈夫そうな、あそこ……)
津田 「…………」ハー ハー
クチュ
ウオミ「ん……」
ウオミ(タカくんのが、入口に……)
津田 「あ……」
津田 (ご、ゴムしてない)
グイ クイッ
津田 (姉さんの脚が、オレの身体を引き寄せようとしてる……)
津田 「あ、あの」
ウオミ「もう、いいです、から…… ……はやく……」
津田 (…………あ、もうだめだ、我慢できない……!)
グイッ グ ニュ…
ウオミ「ん……う……」
ウオミ「あ、あ…… あ、つ……」
ズプ ププ プ
ウオミ「はいっ……て……」
ウオミ「おく…… ……ああっ……!」
44: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 19:17:57.70 ID:/pN+qkt/o
津田 (ぜ、全部、挿入った……)
ピク ピク キュッ
津田 (魚見さんが力むと、あそこが締まって……奥は柔らかいのに、入口はとても狭いなんて……)
ウオミ「ん、んっ…… う、動いて、いいです、よ……」
津田 (ああもう、気持ちよくなることしか考えられない……)
ヌル… ズプッ
ウオミ「あっ……」
津田 「す、すいません、オレ、もう……」
ウオミ「うん、めちゃくちゃにして、いいよ」
津田 「姉さんっ……!」
ズプ ズプッ ジュプッ
ウオミ「あ、あっ、ひっ、ぐ……!」
津田 「……はっ…… はっ……」
津田 (こ、腰、とけそう…… 引き抜くたびに背中までぞくぞくして)
ズプッ
津田 (押し込んだ時の、なんだこれ、征服感……? ヤバすぎ……)
ウオミ「あっ、た、タカくんに、お、かされて、るっ……」
津田 「はぁ、はぁっ……」
ズップズップ ヌルッ ジュプッ
ウオミ「こ、このまま、好きに動かれて…… タカくんの、精液っ……ぜんぶ、膣にだされて……」
津田 「姉さん、姉さんっ……」
ウオミ「もう、これからタカくんの家に泊まるたび…… やられちゃうんです、ね……」
45: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 19:34:14.91 ID:/pN+qkt/o
津田 「あ、あっ……」
ウオミ「タカくん……必死な顔で、腰振って…… 射精しちゃう……? このまま、中出ししちゃう?」
津田 「魚見っ、さんっ……!」
グプッ
ウオミ「あっ……!!」
津田 「んっ!」
ビク ビュルッ ドクッ ビュッ
津田 「う、うっ…… ……あ……?」
ゾクゾクゾク
津田 「と、とまらない……!」
ビクッ ゾクッ ビクン ビクッ
ウオミ「う、くっ……」
津田 「んんっ……!」
ドサ
津田 「…………はぁっ、はぁっ……」
ウオミ「……タカくん……いっぱい、出しましたね」ナデナデ
津田 「あ…… ……ふぅ……姉さん……」
46: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 19:54:29.99 ID:/pN+qkt/o
津田 「……すいません、あの、ゴムもつけず……」
ウオミ「大丈夫ですよ。そのままでいいって言いましたしね」
津田 「姉さん……」
ウオミ「……タカくん」
チュッ
津田 「ぬ、抜きます、ね……」
ウオミ「……んっ……」
ヌププ ヌポ
ウオミ「はぁっ…… はぁ……ふぅ……」
津田 「はぁ……」
ウオミ「あは……タカくんの精液、垂れてきちゃいそう」
津田 「う……」
ウオミ「お風呂、はいりなおしましょうか」
津田 「は、はい……」
47: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/13(日) 19:59:00.33 ID:/pN+qkt/o
ザーー
ウオミ「あ」
津田 「?」
ウオミ「見えてなかったけど……ちゃんと、血出てたんですね」
津田 「え、わっ……あの、大丈夫ですか?」
ウオミ「うん、まだちょっとジンジンするけど……平気ですよ」
津田 「……はぁ、情けないですね…… オレ、自分のことばかり考えていて……」
ウオミ「ふふ、タカくんはいい子ですから。これから、優しくしてくれるんですよね?」
津田 「…………は、はいっ」
ウオミ「ああ、でも失敗しちゃったかな」
津田 「えっ、なにか?」
ウオミ「タカくんのベッドでだったら、破瓜の跡を残せたかなって」
津田 「いやいやいや……」
ウオミ「ふふふ、そういうのも好きなんですよ?」
津田 「そうですか……」
56: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/19(土) 17:53:54.27 ID:kqAW2iKQo
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――翌朝 タカトシルーム
津田 「ん……」
津田 (朝か……)
津田 (隣に魚見さんは……あれ、いない……もう、朝ごはんつくりに降りたのかな)
津田 (すごいな、昨日はあのあと……)
津田 (あ、あのあと…… もう一回ベッドでして、そのまま一緒に寝ちゃったはずなんだけど……)
ウオミ『タカくーん、朝だよー』
津田 (起きなきゃ……)
津田 (朝起きるとご飯を作ってくれる人がいるって、ありがたいな)
――ダイニング
シノスズアリア「「「おはよう」」」
津田 (朝起きるとご飯作ってくれてる人が大勢いると……身構えるな)
津田 (………っていうか、これやばくね?)
57: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/19(土) 18:01:59.26 ID:kqAW2iKQo
――朝食
津田 「そ、それで、みんなどうしたんですか」
シノ 「いや……それは……」
ウオミ「みんなタカくんがそんな一夜を過ごしたか気になるんだよ」
シノスズ「「え」」
シノ 「かっ、勘違いするな! 気になんかしていないっ」
スズ 「そうですよ!!」
ウオミ「え……じゃあ私のほうを? 気持ちだけ受け取っておきます」
シノスズ「受け取らずかなぐり捨てていいよ!」
津田 (…………魚見姉さん、いつも通りだな……みんなには打ち明けてない)
ウオミ「…………」チラ
津田 (目が合った)
ウオミ「」ニコッ
津田 「…………」タラーリ
58: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/19(土) 18:09:50.38 ID:kqAW2iKQo
シノ 「昨夜7時頃電話したんだがつながらなかった。何をしてたんだ?」
ウオミ「ああ」
津田 「たしかっ、その時間は――」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
津田 「姉さん、姉さんっ……!」
ズプ ズプッ ジュプッ
ウオミ「あっ、た、タカくん、タカくんっ……!」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
ウオミ「二人でお風呂に入ってました」
津田 「じっ、じじじっじ事実だけど事実じゃないっ!!」
シノ 「なんだ津田。おおかた、入れる入浴剤でも選んでいたとかそんな落ちだろう?」
津田 「そっ、そうですっ! そーなんですよ!」
アリア「なにいれたの?」
59: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/19(土) 18:15:01.23 ID:kqAW2iKQo
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
カポーン
津田 「ふ、ふたりで湯船入るってのも、いいですね」
ウオミ「そうだね。こうやってタカくんに背中を預けると、なんか安心するな」
津田 「姉さん……」
ウオミ「あ……」
津田 「?」
ウオミ「出された精液出てきちゃった」
トロッ
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
ウオミ「ミルク風呂になりました」
津田 「ぎゅっ、牛乳風呂ね!!」
シノ 「絵だけで見ると、○ーメン風呂に見えるな」
津田 「見えないよっ、みえない!」
ウオミ「タカくん今日はテンション変」
津田 (だれのせい!!!?)
60: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/19(土) 18:20:25.16 ID:kqAW2iKQo
ウオミ「とゆーワケで、いたって健全な一夜でした」
シノ 「…………」
スズ 「…………」
津田 (ほっ……)
ウオミ「口元がへの字じゃなくなったあたり、納得してくれたみたいですね」
シノ 「え」
スズ 「なってた……?」
アリア「ちなみに、時計の針はへの字だよ」
ワー イソゲー ヤベー
津田 (……どうにか、下手なこと打ち明けないまま、回避できたな……)
ウオミ「…………」クスッ
津田 「!?」ゾクッ
61: ◆WO7BVrJPw2 2015/09/19(土) 18:30:26.07 ID:kqAW2iKQo
津田 (それからオレは、いや、オレと魚見姉さんは、週末になると互いを求めあった)
津田 (コトミが寝た後、客間の布団で)
津田 (オレのベッドで)
津田 (またお風呂場で)
津田 (リビングでしたことも)
津田 (あと、結局裸エプロンでしてしまったこともある)
津田 (週末じゃない時は、そういうことをする場所……ラブホテルにいったこともあって)
津田 (制服じゃ入れないけど、ホテルの部屋で制服を着てもらったこともあった)
津田 (ここになって分かったことがある)
津田 (意外という程でもないけど……姉さんには倒錯的なところがあって)
津田 (会長たちやコトミに、関係がバレるならいつバレてもいいと思っている)
津田 (姉さんが追う際に遊びに来た時、隙を狙って触ってきたり)
津田 (わざわざコトミに聞こえそうなオレの部屋で、声が漏れ出そうになることすら楽しんでいたり)
津田 (何故そういうことをするのかと訊くと、決まって)
ウオミ「そういうのが好きなんですよ」
津田 (と返ってくるだけだった)
津田 (そして、その夜を迎えることになる)
76: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/11(日) 21:47:01.74 ID:UIDquXtJo
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――週末 津田家
コトミ「ふぁあ……ほいじゃぁ私、そろそろ寝るね」
津田 「ああ。オレもそろそろ」
ウオミ「そうだね。いい時間だし」
コトミ「タカ兄」
津田 「ん?」
コトミ「私が寝た後、お姉ちゃん襲っちゃだめだよ」
津田 「襲わねえし」
コトミ「そういやタカ兄は襲われる方だったね」
津田 「襲われねえし」
ウオミ「なかなか襲ってくれないんですよね」
コトミ「ハッ、つまりたまにはタカ兄が襲って……!?」
津田 「ねえっつったろうが。はよ寝ろ」
78: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/11(日) 22:00:41.03 ID:UIDquXtJo
コトミ「ふぁ~……おやすみー」
ウオミ「おやすみ」
津田 「おやすみ……」
テクテクテク…
津田 「たまに襲っているような発言しなくてもいいでしょう」
ウオミ「でも、本当のことじゃないですか」
津田 「うう……」
ウオミ「先週だって、コトちゃんがいない隙に、料理中の私を」
津田 「あれはっ……姉さんが、す、スカート捲って挑発するから……」
ウオミ「ノーパンだったから、そのまま腰砕けるくらいまでされちゃいましたね」
津田 「…………」
ウオミ「ふふっ、タカくん」
ドサッ
津田 「何です、隣に座って……」
ウオミ「つれないですね。コトちゃんも寝ちゃったんですよ」
ギュッ
津田 「……まぁ」
ウオミ「ほら。期待してこっちも……」サワッ
津田 「ね、姉さん……」
79: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/11(日) 22:20:11.59 ID:UIDquXtJo
ウオミ「このままリビングでしちゃいます? それとも、客間で……」
津田 「う……」ゴク
ウオミ「タカくんの部屋でもいいですよ」
津田 「そ、それはさすがに……コトミが起きてきますよ」
ウオミ「じゃあ客間にしましょうか。ちょっと今日は、趣向を変えて……」
津田 「趣向?」
ウオミ「ふふふ……」
津田 (……なんかヤな予感)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――客間
津田 「電気、消します?」
ウオミ「ううん。タカくん見るの好きでしょ?」
津田 「いや、まぁ、嫌いではありませんが……」
ウオミ「あっ、でも今回はあまり関係ないかも」
津田 「関係ない?」
ウオミ「ええとね」
ゴソゴソ
ウオミ「今日はこれ付けてしましょ」つ【アイマスク】
津田 「…………」
80: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/11(日) 22:28:16.16 ID:UIDquXtJo
津田 「あの、これは……」
ウオミ「何も見えない状態で攻められるの、考えたらぞくぞくしません?」
津田 「…………」
ウオミ「考えてる」
津田 「……やぶさかではないと言いますか……」
ウオミ「はい、じゃあつけてあげるね」
ゴソゴソ
津田 「ん……ああ、明かりついているのかも分からないですね」
ウオミ「タカくんとしては私の裸見られなくで残念かな?」
津田 「まあ、そんな気持ちもなくはないですが」
ウオミ「その代わり、今日はしっかりと……」
ウオミ「せめてあげますね」ボソッ
津田 「わっ!?」
津田 (きゅ、急に耳元で、囁かれた……)
81: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/11(日) 22:43:28.64 ID:UIDquXtJo
ウオミ「あまり大きな声出しちゃ、ダメなんじゃない?」
津田 「そ、それはそうだけど……」
ウオミ「ふふ。じゃあまずは、お布団に寝転がってね」
津田 「は、はい……」
ドサ
ウオミ「まずは……上はすぐ脱いじゃいましょうか」
津田 「はい」
プチプチ
ウオミ「あ、タカくん。今日は私が全部してあげるから、ね」
津田 「え、こんなことまで……」
ウオミ「いいんですよ。男の人だって、脱がせるの好きでしょ?」
津田 「まあ、確かに」
プチプチ バサッ
ウオミ「んー、いい身体だね」
津田 「多少、鍛えてますんで」
ツツー
津田 「う、んっ……」
ウオミ「まずは、首筋から……」
82: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/11(日) 22:54:36.51 ID:UIDquXtJo
チュッ
ウオミ「ん……れろ……」
津田 「あ、あ……」ゾクゾクゾク
ウオミ「んふ……鎖骨…………胸……」
津田 「ね、姉さ……」
ウオミ「乳首、くりくりして……反対側は、舌でぺろぺろしてあげるね」
クリッコリッ レロレロレロレロ
津田 「ああ、ん……ふぁっ……」
ウオミ「女の子みたいな声出ちゃってるね、タカくん」
津田 「その、感じすぎて……これ……くっ……!」
ウオミ「目が見えないことで、他の感覚が敏感になるんだよ」
ウオミ(空いた手を、もっと下にやって……)
サワサワサワ
津田 「あ、そこは……」
ウオミ「パジャマ越しでも、もうこんなにガチガチになっちゃったね」
津田 「だって、姉さんが……」
ウオミ「仕方ないですねぇ。じゃあ下も、全部脱がしてあげる」
83: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/11(日) 23:16:26.03 ID:UIDquXtJo
ゴソゴソ シュルシュル
津田 (これ、姉さんにオレの全裸丸見えになってるんだよな……?)
津田 「あの、なんか恥ずかしいです……」
ウオミ「その恥ずかしさで、もっと気持ちよくなっちゃいましょうね」
津田 「うう……」
ウオミ「不満げな声出さないの。ほら、手でしごいてあげる」
ツ ツ ヌーコ ヌーコ…
津田 「ん、ふ……」
ウオミ「ゆっくりだともどかしい?」
津田 「……は、はい……」
ウオミ「だよね。でもダーメ。たっぷり焦らしてあげるね」
津田 「う、魚見姉さん……」
ウオミ「んー? 仕方ないですね、そんな切ない声を上げられては」
ポフッ
津田 「んんっ?」
ウオミ「タカくんの好きなおっぱい、好きに吸っていいですよ」
津田 「ん、ん……ん、れろ、ちゅっ……」
ウオミ「ふふ、まるで赤ちゃんみたい。でも……」
シュッ シュッ シュッ
ウオミ「コレがこんなに大きい赤ちゃんもいませんよね」
津田 「ん、ちゅ、ぷっ……れろ、はぁ……」
ウオミ「なんでしたっけ、こういう時。がんばれがんばれ、だったかな?」
84: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/11(日) 23:29:55.70 ID:UIDquXtJo
シュコシュコシュコシュコ ヌルッ
ウオミ「あ、先っぽからこんなに溢れちゃってますよ」
津田 「ん、ね、姉さん……」
ウオミ「射精したそうだね、タカくん。でも、まだダメだよ」
ピタ
津田 「あ……」
ウオミ「急にやめたら可哀想かな? でも、そろそろしたいよね?」
津田 「したい……?」
スス
ウオミ「そうだよ、ナカに挿入れて、いっぱいびゅーっ、びゅーって……したいでしょ?」
津田 「姉さんっ……」
ウオミ「うん、今日はナマでしてあげるからね」
ウオミ「さて、私も準備して……」
シュルシュル パサッ
ウオミ「タカくんのしごいて、おっぱい吸われているだけで、すごく濡れちゃったよ」
津田 「……」ゴクッ
ウオミ「でも、ちょっとくらい、してほしいから」
ギシッ
ウオミ「タカくんの顔にまたがって…… ね、ほら。見えなくても、匂いで分かるよね?」
85: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/11(日) 23:53:40.54 ID:UIDquXtJo
津田 「あ、姉さんの……こ、ここ……」
ウオミ「うん、舌だして……」
レロ
ウオミ「んっ」
津田 (もうぬるぬるしたのが溢れそうになってる……)
津田 (割れ目を舌で広げて…… 入口と、上の蕾の間を行ったり来たり……)
ヌル ヌルレッ レロレロ
ウオミ「ん、ん……もっと……」
津田 (じゃあ、姉さんの好きな……クリトリスを、舌で舐めあげて……)
レロッ
ウオミ「あっ……!」
レロレロレロレロレロ
ウオミ「あ、あ、アッ……」
津田 (姉さん、オレの頭を抱えて、小刻みに震えてる…… もっと、もっと)
ウオミ「あふっ、んっ…………んーーーっ!」
津田 「はぁ……」
津田 (舌、疲れる……)
ドサッ
ウオミ「はぁっ、はぁ…… はぁ、激しいよ、タカくん……」
津田 「や、やりすぎました?」
ウオミ「大丈夫……じゃあ、そろそろ」
86: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/12(月) 00:13:56.08 ID:TmR5NeO6o
ギシッ
ウオミ「挿れましょうね」
津田 (もう、力入れるとあそこが痛いくらいなんだ……あんまり持たないかも)
ツプ
津田 (や、やっぱり、自分で広げて腰を下ろしてるのかな…… ちょっと見てみたいけど…)
ウオミ「力、抜いて…… 少しずつ、入るよ……」
ヌプ ツププ
津田 「あ、あ、そんな焦らすように……」
ウオミ「ふふ、だーめ。あとで上になった時に、思いっきり腰を動かしていいから、ここは我慢……」
津田 「…………」
津田 (こういわれて素直にしたがっちゃうあたり……Mなのかなぁ)
ウオミ「ん……ちょっと、キツイね……」
津田 「は、はい、いつもよりちょっと……」
津田 (そういう体調の時もあるのかな。あーでも、狭いからすごく気持ちいい……)
津田 「う、動いちゃだめですか……」
ウオミ「もうちょっと待ってね」
87: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/12(月) 00:24:26.16 ID:TmR5NeO6o
ヌプ ヌプン
ウオミ「ん、これで全部……」
津田 「あー……」
ウオミ「うん? 気持ち良かったかな?」
津田 「あ、いやその……だ、だいぶ」
ウオミ「ふふ、仕方ないですね。それじゃあ、動きますよ……」
ギシッ ギシッ
ウオミ「まずは、上下に……小刻みに……」
津田 「……い、いつもより、吸い付くみたいな……」
ウオミ「次は……前後に」
津田 「う、あっ……い、いい感じです」
ウオミ「これはね、女の子も……奥がぐりぐりして、気持ちよくなれるんですよ」
ギシッギシッ ユサユサユサ
津田 「じゃ、じゃあ……こんなのは……」
津田 (下から、軽く突き上げるように、っと)
グイッ
コトミ「……ん…… …………ふっ……」
ウオミ「あっ。あ、あっ、んっ……!」
88: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/12(月) 00:41:11.53 ID:TmR5NeO6o
コトミ(声漏れちった)
ウオミ(声かぶせたから大丈夫)
ウオミ「こらタカくん。急に動いちゃだめですよ」
津田 「す、すいません、つい」
ウオミ「動いてあげるからね」チラ
コトミ「」コク
ギシギシギシ グプッヌプッ
津田 「ああ、いい感じです……」
ウオミ(タカくんが……私だと思いながら、コトちゃんに挿れてるなんて……)
クチュクチュ
ウオミ「あっ、あっ……」
ウオミ(こんなの見ながらなんて、収まりがつかないですよ……)
グップグップグップ
津田 「ね、姉さん、いつもより激し……」
ウオミ「んっ、そうだね…… じゃあそろそろ」
コトミ「」コク
ヌププ ズルッ
津田 「ふぅ……」
ウオミ(大丈夫?)
コトミ(ちょーっと痛いけど、大丈夫)
91: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/12(月) 01:01:13.18 ID:TmR5NeO6o
ウオミ「さ、今度は私が下になるね」
ウオミ(コトちゃん、仰向けに寝て、脚立ててね)
コトミ(はーい)
ドサッ
ウオミ「はい、タカくん。いいですよ……」
津田 「はい……」
ギシッ グイ
ウオミ(手さぐりで、いつも通り脚に手をかけて、正常位でコトちゃんにあてがって……)
津田 「挿れますよ」
ウオミ「うん」
コトミ(う、うんっ)
グプ ヌプゥ
コトミ「~~~~っ」
ウオミ「ん、んんっ!」
津田 「お、奥、もうちょっと」
ウオミ「うん、我慢したからね。タカくんの好きに動いて……」
ウオミ(そうじゃないと、バレちゃいそうですしね)
グプッ パチュッ パシッ ペシッ
津田 「あ、あー…… なんか、すごく……」
津田 (狭い? とにかく、腰動かすの止まらないくらい、気持ちいい……)
93: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/12(月) 01:24:07.46 ID:TmR5NeO6o
津田 「す、すいません、オレ、やばくて……!」
ウオミ「うん、いいよっ…… 一番奥で……」
コトミ(好きに)
ウオミ「好きに」
コトミ(射精して)
ウオミ「射精して」
津田 「あ、あ……」
パンパンパンパンッ
津田 「で、出ます、よ……」
ウオミ「うんっ、いつでもっ……」
クチュクチュ
津田 「んっ……!」
ウオミ「あっ!」
ドクッ
ウオミ「んんっ……!」
津田 「はぁっ……」
ビュッ ビュクッ ビュルーッ
コトミ「あ、あっ……タ、カ兄っ……!」
津田 「えっ!?」
94: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/12(月) 01:40:12.63 ID:TmR5NeO6o
津田 「い、いま、コトミの声が」
ウオミ「ほら、最後まで出して」グイッ
ドクッ グプ ビク
津田 「あ、くっ…… はぁ……」
ウオミ「はいタカくん、アイマスク御開帳ー」
パサッ
津田 「…………………………え?」
コトミ「タカ兄……」トローン
津田 「え? これ、コト……えっ?」
コトミ「あはは、タカ兄どっきり大成功」
ウオミ「いえーい」
パシッ(ハイタッチ)
コトミ「声我慢するの大変だったー」
ウオミ「がんばったねコトちゃん」ナデナデ
コトミ「えへへー」
津田 「な」
津田 「なにやってんだあんたらーー!!」
95: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/12(月) 01:56:13.00 ID:TmR5NeO6o
ウオミ「とりあえずタカくん」
津田 「なんです」
ウオミ「コトちゃんから抜いてから言いましょう」
津田 「ぐぬぬ……」
グイッ ヌルッ
コトミ「んっ」
トロォ
コトミ「あん、タカ兄の溢れてくるぅ」
津田 「うわー、マジで……えー、なにこれ……」
ウオミ「コトちゃんで抜いてから抜くと」
津田 「姉さんねえ! いま状況解ってますかねえ!! ねえ!?」
ウオミ「だってコトちゃん、混ざりたいって」
津田 「おまえなに言ってくれてんの!?」
コトミ「そしたらお姉ちゃん、サムズアップして」
ウオミ「OK!」ビシッ
コトミ「って」
津田 「あなたの倫理観ってどこにあるんですか!?」
96: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/12(月) 02:06:03.97 ID:TmR5NeO6o
津田 「え、でも姉さん、オレがその、してるとき、声あげてましたよね……?」
ウオミ「タカくんがコトちゃんにしてるのを見ながら、NTRの気分で自慰を少々」ポッ
津田 「なんで!? なんでさも当然のようにそんな台詞が言えるの!? 顔を紅く染められるの!?」
ウオミ「あ、ちなみにタカくんの顔にまたがったのは私です」
コトミ「生えてないとバレちゃうもんね」
津田 「はぁー…… コトミ、お前な」
コトミ「お姉ちゃんを怒るのはダメだよ、タカ兄。私ならいいけど」
ウオミ「いえ、NTRに興味があって、コトちゃんを巻き込んだのは私です。お仕置きは私に」
津田 「なんか別な方向に話持っていこうとしてない?」
ウオミ「てへ」
津田 「…………コトミ、お前、今日は、その……」
コトミ「んっ、大丈夫、ピル飲んだ!」
津田 「うう、あまり妹から胸張って言われたくない」
97: ◆WO7BVrJPw2 2015/10/12(月) 02:22:04.71 ID:TmR5NeO6o
コトミ「いやー、でもさすがタカ兄だよ。まだジンジンする」
津田 「やめて! 実の妹からそんな感想貰いたくない!」
コトミ「えー。でも、タカ兄に抱かれたいっていうのは、本当の気持ちなんだけどな」
ウオミ「大丈夫だよコトちゃん。次の手段考えるから」
津田 「考えないで! 多少の不本意はあるけど…… うー、うん……」
コトミ「ん? …………え、タカ兄もしかして、受け入れてくれるの?」
津田 「……今日みたいなことになるよりは、マシだよ」
コトミ「やったー! 嬉しー!」
ウオミ「わーい」
津田 「…………ていうか、姉さんはそれでいいんですか……」
ウオミ「ふたりが繋がっている姿、すごく倒錯的でした。ぞくぞくしちゃいましたね」
津田 「えぇ……」
ウオミ「ふふっ」
津田 (そう笑って彼女は、オレの耳元で囁いた)
ウオミ「こういうのが、好きなんですよ」
津田 (このとき思ったんだ)
ウオミ「さぁ、タカくん。コトちゃんの次は私ですよ」
津田 (一生敵わないかも、って)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
ウオミ「あ。今度シノっちも一緒にしたいって言ってたから……しようね?」
津田 「会長にもバレてんのかよ!」
おわり
105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/12(月) 11:58:58.63 ID:d7svH0ECo
乙
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441980897/
Entry ⇒ 2015.10.18 | Category ⇒ 生徒会役員共 | Comments (0)
津田「下ネタという概念が存在しない世界?」【役員共x下セカss】
1: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 00:48:18.47 ID:Z1r/RjWPO
※下ネタしかありません。
苦手な方は絶対に見ないでください。
苦手な方は絶対に見ないでください。
3: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 00:56:23.37 ID:Z1r/RjWPO
ジリリリリリ…
津田「ん……?」
津田「あ!」
ガバッ
ダダダダダ
ガチャ
津田「マズイ遅刻だぁー!!」
津田(よりにもよって………)
コトミ「タカ兄早いよ〜!」
津田(なぜお前まで遅刻してるんだ…!)
津田「ん……?」
津田「あ!」
ガバッ
ダダダダダ
ガチャ
津田「マズイ遅刻だぁー!!」
津田(よりにもよって………)
コトミ「タカ兄早いよ〜!」
津田(なぜお前まで遅刻してるんだ…!)
4: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 01:00:21.78 ID:Z1r/RjWPO
プルルル…
津田「こんな時に誰からだ!」
カエデ「津田副会長?」
津田「五十嵐さん!?す…すみません。今急いでむかっています!」
カエデ「生徒会副会長という立場でありながら遅刻とはまったく…」
カエデ「だけど今回は特に酷いわね。」
津田「え?」
カエデ「生徒会全員が遅刻だなんて。」
津田「………え?」
津田「ええええええ!?」
カエデ「!!」
カエデ「声が大きいわよ!」
津田「こんな時に誰からだ!」
カエデ「津田副会長?」
津田「五十嵐さん!?す…すみません。今急いでむかっています!」
カエデ「生徒会副会長という立場でありながら遅刻とはまったく…」
カエデ「だけど今回は特に酷いわね。」
津田「え?」
カエデ「生徒会全員が遅刻だなんて。」
津田「………え?」
津田「ええええええ!?」
カエデ「!!」
カエデ「声が大きいわよ!」
5: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 01:02:14.45 ID:Z1r/RjWPO
津田(三人が遅刻………会長や萩村、七条先輩まで…………)
出島『お嬢様、本日はこちらの貞操帯をつけてみてはいかがでしょうか?』
アリア『うーん…どうしようかしら………』
出島『それではこちらの鍵付き貞操帯はいかがでしょうか?』
アリア『うーん…』
出島『それでは私めのパンツは…』
アリア『それはいいかな。』
出島『失礼いたしました。』
津田「1人は除くべきか…」
津田(だけど三人まとめて遅刻はおかしすぎる………なにか三人に事件が…!!)
出島『お嬢様、本日はこちらの貞操帯をつけてみてはいかがでしょうか?』
アリア『うーん…どうしようかしら………』
出島『それではこちらの鍵付き貞操帯はいかがでしょうか?』
アリア『うーん…』
出島『それでは私めのパンツは…』
アリア『それはいいかな。』
出島『失礼いたしました。』
津田「1人は除くべきか…」
津田(だけど三人まとめて遅刻はおかしすぎる………なにか三人に事件が…!!)
6: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 01:05:35.10 ID:Z1r/RjWPO
コトミ「タカ兄電車がイッちゃうよー!」
プルルルルルル
津田「うわ!ヤッベ!」
シュゥーーー…
津田「ま…間に合った〜。」
ガタンゴトン
キョロキョロ
津田「あれ?コトミ?」
津田「というか乗客が一人もいない!?」
車掌「次は〜、豊田〜、豊田〜です。」
津田(豊田?そんな駅近くにあったっけ?)
津田(もしかして変な路線に乗っちゃったかな…?)
津田(とりあえず降りて駅員さんに道を聞こう。それが一番早い。)
プルルルルルル
津田「うわ!ヤッベ!」
シュゥーーー…
津田「ま…間に合った〜。」
ガタンゴトン
キョロキョロ
津田「あれ?コトミ?」
津田「というか乗客が一人もいない!?」
車掌「次は〜、豊田〜、豊田〜です。」
津田(豊田?そんな駅近くにあったっけ?)
津田(もしかして変な路線に乗っちゃったかな…?)
津田(とりあえず降りて駅員さんに道を聞こう。それが一番早い。)
7: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 01:06:49.83 ID:Z1r/RjWPO
シュゥーーー
津田(僕はこの時、まだ何も知らなかった…)
津田(変態の恐怖というものを………)
津田(そして…あの電車から降りなければ良かったと…)
タッタッ
津田「あのーすみません。駅をおたずねしたいんですけど………」
駅員「はい?」
津田「桜才学園前駅ってどう行ったらいいですか?」
駅員「桜才学園前?そんな駅ないですよ?」
津田「え…?」
津田(なん……だと……?)
津田(これは何かの冗談なのか……いや………でも大の大人が嘘をつくわけないしな……………ということはここは別世界……?)
津田「……………」
津田(まっさかー!)
津田(僕はこの時、まだ何も知らなかった…)
津田(変態の恐怖というものを………)
津田(そして…あの電車から降りなければ良かったと…)
タッタッ
津田「あのーすみません。駅をおたずねしたいんですけど………」
駅員「はい?」
津田「桜才学園前駅ってどう行ったらいいですか?」
駅員「桜才学園前?そんな駅ないですよ?」
津田「え…?」
津田(なん……だと……?)
津田(これは何かの冗談なのか……いや………でも大の大人が嘘をつくわけないしな……………ということはここは別世界……?)
津田「……………」
津田(まっさかー!)
8: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 01:08:47.24 ID:Z1r/RjWPO
駅員「!!」
駅員「お客様お逃げください!早く!」
津田「え?え?」
ダダダダダ
ダダダダダ
ダダダダダ
ガチャ
駅員「雪原の青がまた現れましたーーー!!」
?「おちん○ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
津田「うん。変態だ。」
おばちゃん「ギィヤァァァァァ!」
サラリーマン「うわぁぁぁぁぁ!」
ダダダダダ
駅員「皆さん走ってください!!」
駅員「お客様お逃げください!早く!」
津田「え?え?」
ダダダダダ
ダダダダダ
ダダダダダ
ガチャ
駅員「雪原の青がまた現れましたーーー!!」
?「おちん○ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
津田「うん。変態だ。」
おばちゃん「ギィヤァァァァァ!」
サラリーマン「うわぁぁぁぁぁ!」
ダダダダダ
駅員「皆さん走ってください!!」
9: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 01:11:31.49 ID:Z1r/RjWPO
?「?」
シュッ
?「逃げないのか坊や?怖くないのか?」
津田「え?い…いや〜…特に何も………」
津田(というよりかは慣れちゃってるだけなんだよな………)
シノ『津田ー。おちん○見せてー。」
アリア『あらあら。津田くんおちん○立ってるわよ。』
シノ『つ…津田!?見損なったぞ!』
畑『副会長、生徒会室に立つ。スクープスクープゥ〜。』カシャカシャ
ガラガラ
横島『津田が立ち○ックをしてるってのは本当か!?』
津田(でもさすがにパンツを被った変態露出狂女性に出会うとは思ってなかった………)
シュッ
?「逃げないのか坊や?怖くないのか?」
津田「え?い…いや〜…特に何も………」
津田(というよりかは慣れちゃってるだけなんだよな………)
シノ『津田ー。おちん○見せてー。」
アリア『あらあら。津田くんおちん○立ってるわよ。』
シノ『つ…津田!?見損なったぞ!』
畑『副会長、生徒会室に立つ。スクープスクープゥ〜。』カシャカシャ
ガラガラ
横島『津田が立ち○ックをしてるってのは本当か!?』
津田(でもさすがにパンツを被った変態露出狂女性に出会うとは思ってなかった………)
10: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 01:21:34.31 ID:Z1r/RjWPO
?「これも何かの縁だ。これでもプレゼントしよう。」
《エロ絵》
津田「はーい処分しまーす。」ビリビリ
善導課「捕まえろー!」
?「では…」
シュ
《住所が書かれた紙》
津田「これは?」
?「そこに来なさい。お姉さんが一からS○Xを教えてあ・げ・る。」ビシッ
津田「結構です!あとその指アウトォォォォォ!」
?「おちん○!おちん○!シックス○イン!おちん○んんんんんんん!わはははははは!」
ダダダダダ
津田「会長と良い勝負だ…」
津田(とりあえず…行ってみるか。それ以外選択肢ないし。)
《エロ絵》
津田「はーい処分しまーす。」ビリビリ
善導課「捕まえろー!」
?「では…」
シュ
《住所が書かれた紙》
津田「これは?」
?「そこに来なさい。お姉さんが一からS○Xを教えてあ・げ・る。」ビシッ
津田「結構です!あとその指アウトォォォォォ!」
?「おちん○!おちん○!シックス○イン!おちん○んんんんんんん!わはははははは!」
ダダダダダ
津田「会長と良い勝負だ…」
津田(とりあえず…行ってみるか。それ以外選択肢ないし。)
11: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 01:36:57.04 ID:Z1r/RjWPO
津田はその場所に向かった。
津田「ここか…」
タッ
津田が扉を開こうとすると、誰かと手が重なった。
津田「あ、すみません。」
狸吉「こちらこそすみません。」
津田「………中に入らないんですか?」
狸吉「そちらこそ……」
津田「で…では………」
カランコロン
津田(普通の喫茶店みたいだな。)
キョロキョロ
津田(席に座ったのはいいけどどうすればいいのか分からない。)
津田「ここか…」
タッ
津田が扉を開こうとすると、誰かと手が重なった。
津田「あ、すみません。」
狸吉「こちらこそすみません。」
津田「………中に入らないんですか?」
狸吉「そちらこそ……」
津田「で…では………」
カランコロン
津田(普通の喫茶店みたいだな。)
キョロキョロ
津田(席に座ったのはいいけどどうすればいいのか分からない。)
16: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 15:56:20.22 ID:T3l9uxmpO
カランコロン
ス…
津田(綺麗な女性だな。ロングヘアーのメガネ女子高校生か。)
タッタッ
ザッ
ガバッ
?「ごめんなさい。席が空いてなかったもので…」
津田(……………なんで僕の上に座るんだ。)
狸吉「華城先輩何やってるんですか!」
華城「しょうがないじゃない。私の本能が今日は騎○位が良いって言ってるんだもの!」
津田「それはしょうがなくない!」
ス…
津田(綺麗な女性だな。ロングヘアーのメガネ女子高校生か。)
タッタッ
ザッ
ガバッ
?「ごめんなさい。席が空いてなかったもので…」
津田(……………なんで僕の上に座るんだ。)
狸吉「華城先輩何やってるんですか!」
華城「しょうがないじゃない。私の本能が今日は騎○位が良いって言ってるんだもの!」
津田「それはしょうがなくない!」
17: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 15:59:09.51 ID:T3l9uxmpO
狸吉「初対面の人になんてこと言ってるんですか!」
華城「それよりあなた…なんでPMを付けてないの?」
狸吉「!」
津田「PM?」
華城「あなたもしかして今ならあんな事やこんな事も言えるんじゃないの!」
津田「はい?あの…意味が全くわから………」
華城「早く言ってみて!おちん?おちんの続きを言ってみて!」
津田「言いません!何なんですかあなた達は!」
華城「SOX。正しいエロを皆に布教するペロリスト集団よ!」
津田「最低な集団だ……」
華城「それよりあなた…なんでPMを付けてないの?」
狸吉「!」
津田「PM?」
華城「あなたもしかして今ならあんな事やこんな事も言えるんじゃないの!」
津田「はい?あの…意味が全くわから………」
華城「早く言ってみて!おちん?おちんの続きを言ってみて!」
津田「言いません!何なんですかあなた達は!」
華城「SOX。正しいエロを皆に布教するペロリスト集団よ!」
津田「最低な集団だ……」
18: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 16:01:36.23 ID:T3l9uxmpO
津田「あれ……もしかしてその声……」
華城「あら?やっと思い出したの坊や?」
津田「あ!!駅で会った変態露出狂女性!?」
狸吉「全部正解です………」
狸吉「あなたはこの世界の事を本当に知らないようですね。」
津田「は…はい。僕は桜才学園の津田タカトシって言います。登校途中でいつの間にか…」
狸吉「桜才学園………聞いたことないですね。あ、自分は奥間狸吉です。一応SOXのメンバーです。」
津田「あなたみたいなまともそうな人が…」
狸吉「ははは…すみません。」
華城「狸吉がまともですって?公衆の面前でパンツを頭に被って露出するあの狸吉が………」
狸吉「だぁー!やめてください!」
華城「あら?やっと思い出したの坊や?」
津田「あ!!駅で会った変態露出狂女性!?」
狸吉「全部正解です………」
狸吉「あなたはこの世界の事を本当に知らないようですね。」
津田「は…はい。僕は桜才学園の津田タカトシって言います。登校途中でいつの間にか…」
狸吉「桜才学園………聞いたことないですね。あ、自分は奥間狸吉です。一応SOXのメンバーです。」
津田「あなたみたいなまともそうな人が…」
狸吉「ははは…すみません。」
華城「狸吉がまともですって?公衆の面前でパンツを頭に被って露出するあの狸吉が………」
狸吉「だぁー!やめてください!」
19: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 16:02:57.50 ID:T3l9uxmpO
津田「なんか変な世界に来たみたいだ……」
狸吉「華城先輩。この人はやっぱりこの世界の人じゃないみたいです。」
華城「そうみたいね。だってこの子だけ下ネタ言いたい放題なんてズルいもの。」
津田「反応する所間違えてるよー。」
華城「でも面白いじゃない。下ネタが言いたい放題の世界からタイムスリップしてきた人間だなんて。テロ活動の幅が広がるわ。」
津田「あの〜…そろそろ説明してもらってもいいですか?」
狸吉「そ、そうですよね!説明すると、僕たちの首についてるこの機械はPMって言って下ネタなどの語句を言うと善導課に通報されるんです。」
津田「善導課?」
狸吉「この世界は公序良俗健全育成法が成立してから性的な言葉や物が一切なくなってしまったんです。そして、少しでも性的な言葉や行動をするとPMで善導課に通報されてしまうんです。」
津田「その機械こっちの世界でも持ち帰りたいよ………」
狸吉「華城先輩。この人はやっぱりこの世界の人じゃないみたいです。」
華城「そうみたいね。だってこの子だけ下ネタ言いたい放題なんてズルいもの。」
津田「反応する所間違えてるよー。」
華城「でも面白いじゃない。下ネタが言いたい放題の世界からタイムスリップしてきた人間だなんて。テロ活動の幅が広がるわ。」
津田「あの〜…そろそろ説明してもらってもいいですか?」
狸吉「そ、そうですよね!説明すると、僕たちの首についてるこの機械はPMって言って下ネタなどの語句を言うと善導課に通報されるんです。」
津田「善導課?」
狸吉「この世界は公序良俗健全育成法が成立してから性的な言葉や物が一切なくなってしまったんです。そして、少しでも性的な言葉や行動をするとPMで善導課に通報されてしまうんです。」
津田「その機械こっちの世界でも持ち帰りたいよ………」
20: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 16:04:36.36 ID:T3l9uxmpO
華城「そして!私たちSOXは!そんなウブな人達に正しいエロを布教しているの!」
津田「なるほど…大体は理解できました。」
狸吉「そういえば早乙女先輩はどうしたんですか?途中まで華城先輩と行動してませんでしたか?」
華城「それがね狸吉…あの子ったら変な女子生徒について行っちゃったの。」
狸吉「え?」
?『あなたなかなか良いもの描いてるわね。』
早乙女『誰じゃおぬしは?』
?『でもまだまだ甘い!もっと!こう!ハレンチで!刺激的な物を描きなさい!!』
?『こんな写真みたいにね。』チラッ
早乙女『うぶぉぉぉぉぉぉ!!』フシュゥゥゥ
早乙女『し…師匠………』
?『ほほほほ…』
津田「写真………まさかな………ははは……………」
津田「なるほど…大体は理解できました。」
狸吉「そういえば早乙女先輩はどうしたんですか?途中まで華城先輩と行動してませんでしたか?」
華城「それがね狸吉…あの子ったら変な女子生徒について行っちゃったの。」
狸吉「え?」
?『あなたなかなか良いもの描いてるわね。』
早乙女『誰じゃおぬしは?』
?『でもまだまだ甘い!もっと!こう!ハレンチで!刺激的な物を描きなさい!!』
?『こんな写真みたいにね。』チラッ
早乙女『うぶぉぉぉぉぉぉ!!』フシュゥゥゥ
早乙女『し…師匠………』
?『ほほほほ…』
津田「写真………まさかな………ははは……………」
21: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 16:05:48.96 ID:T3l9uxmpO
華城「あの時私が近くにいれば………」
華城「夢の3(ピー)もできたのに!!!」
狸吉「何言ってんだあんたは!」
津田「あはは。面白い面白い!」
狸吉「ツッコミ放棄!?」
津田(あの人が来てるという事は他のみんなも………会長…七条先輩…萩村………)
津田「あの!」
華城「なにかしら?」
津田「よろしければ…なんですけど………」
華城「私とヤりたいの?それはダメよ!」
津田「シャラップ!」
華城「う!」
狸吉「華城先輩がたじろいだ!?」
華城「夢の3(ピー)もできたのに!!!」
狸吉「何言ってんだあんたは!」
津田「あはは。面白い面白い!」
狸吉「ツッコミ放棄!?」
津田(あの人が来てるという事は他のみんなも………会長…七条先輩…萩村………)
津田「あの!」
華城「なにかしら?」
津田「よろしければ…なんですけど………」
華城「私とヤりたいの?それはダメよ!」
津田「シャラップ!」
華城「う!」
狸吉「華城先輩がたじろいだ!?」
22: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 16:08:39.19 ID:T3l9uxmpO
津田「この世界には僕の友人が来てるかもしれません。よろしければ探すのを協力してくれませんか?」
華城「タダで…かしら?」
津田「………………」
華城「身体で払うのはなしよ!」
津田「もちろんタダでとは言いません。」
狸吉(凄い…華城先輩のボケをスルーするだなんて………!!)
津田「その友人達は、あなたたちの秘密兵器になるかもしれません。」
狸吉「秘密兵器?」
津田「戦車………いや………」
津田「核ミサイル並の破壊力を持った人たちが!!!」
華城「乗ったわ!!」
狸吉「え!?」
華城「タダで…かしら?」
津田「………………」
華城「身体で払うのはなしよ!」
津田「もちろんタダでとは言いません。」
狸吉(凄い…華城先輩のボケをスルーするだなんて………!!)
津田「その友人達は、あなたたちの秘密兵器になるかもしれません。」
狸吉「秘密兵器?」
津田「戦車………いや………」
津田「核ミサイル並の破壊力を持った人たちが!!!」
華城「乗ったわ!!」
狸吉「え!?」
23: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/11(金) 16:09:08.54 ID:T3l9uxmpO
華城「津田くんだったわね!」
津田「は…はい!」
華城「タカトシと呼ばせてもらうわね………立ってるわよ。」
津田「え!?」バッ
華城「スキあ…」
狸吉「阻止ィ!!」
華城「やめてぇ!狸吉!私の体を羽交い絞めにしないでぇ!」
狸吉「とにかく!僕たちはあなたの友人探しに協力させていただきます!だから安心してください!」
華城「その後はもちろん集団○○○よね!?集団○○○なのよね!?」
津田「安息の地はここにはない!」
つづく!!
津田「は…はい!」
華城「タカトシと呼ばせてもらうわね………立ってるわよ。」
津田「え!?」バッ
華城「スキあ…」
狸吉「阻止ィ!!」
華城「やめてぇ!狸吉!私の体を羽交い絞めにしないでぇ!」
狸吉「とにかく!僕たちはあなたの友人探しに協力させていただきます!だから安心してください!」
華城「その後はもちろん集団○○○よね!?集団○○○なのよね!?」
津田「安息の地はここにはない!」
つづく!!
34: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/13(日) 02:48:13.65 ID:RBtgxTnJO
狸吉「とりあえず今日はこの辺にしておきましょう。」
華城「タカトシは泊まるところはあるの?」
津田「いえ…」
華城「それじゃあマスター○ーションはできないわね!」
津田「ポイントはそこじゃない!」
狸吉「それなら僕の家にきますか?」
津田「え!いいんですか?」
狸吉「一人変人はいますが、危害を加えることはないですし大丈夫ですよ。」
津田「逆に怖いけど…それならお言葉に甘えて…」
狸吉「あの人が来なければ…ね………」
津田「あの人…?」
華城「タカトシは泊まるところはあるの?」
津田「いえ…」
華城「それじゃあマスター○ーションはできないわね!」
津田「ポイントはそこじゃない!」
狸吉「それなら僕の家にきますか?」
津田「え!いいんですか?」
狸吉「一人変人はいますが、危害を加えることはないですし大丈夫ですよ。」
津田「逆に怖いけど…それならお言葉に甘えて…」
狸吉「あの人が来なければ…ね………」
津田「あの人…?」
35: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/13(日) 02:49:17.86 ID:RBtgxTnJO
華城「それじゃあ2人で元気に夜を楽しみなさい!でも、楽しみすぎてア○ルが緩くなりすぎないようにね!」
津田「なーに言ってんだこの人ー。」
奥間家へ
狸吉「…………」キョロキョロ
津田「さっきから何でキョロキョロしてるんですか?」
狸吉「どうやらいないようですね。中へ入りましょう。」
津田(猛獣でもうろついてるのかな?)
ガチャ
コトミ「おかえりタカ兄!」
こすり「おかえりっすお兄ちゃん!」
そこにはバスタオル一枚の妹2人がいた。
津田「うん?なんのプレイだ?」
津田「なーに言ってんだこの人ー。」
奥間家へ
狸吉「…………」キョロキョロ
津田「さっきから何でキョロキョロしてるんですか?」
狸吉「どうやらいないようですね。中へ入りましょう。」
津田(猛獣でもうろついてるのかな?)
ガチャ
コトミ「おかえりタカ兄!」
こすり「おかえりっすお兄ちゃん!」
そこにはバスタオル一枚の妹2人がいた。
津田「うん?なんのプレイだ?」
36: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/13(日) 02:50:03.84 ID:RBtgxTnJO
こすり「ご飯にするっすか?それともお風呂にするっすか?それとも…」
コトミ「私に体にするぅ〜?」
狸吉「家を間違えたかもしれません。」
コトミ「間違いなくここはお兄ちゃんの家だよ?」
津田「じゃあなんでここにいるんだ。」
こすり「そりゃあ妹だからっすよー。」
コトミ「血の繋がっていない四兄妹による恋愛ドラマ…月9はもらったも当然だね!」
津田「そうなったらテレビは見ないでおこう。」
こすり「それじゃあこすりとお兄ちゃんが主演でラブストーリー映画でも…」
狸吉「却下!間違いなく18禁になるから!」
コトミ「私に体にするぅ〜?」
狸吉「家を間違えたかもしれません。」
コトミ「間違いなくここはお兄ちゃんの家だよ?」
津田「じゃあなんでここにいるんだ。」
こすり「そりゃあ妹だからっすよー。」
コトミ「血の繋がっていない四兄妹による恋愛ドラマ…月9はもらったも当然だね!」
津田「そうなったらテレビは見ないでおこう。」
こすり「それじゃあこすりとお兄ちゃんが主演でラブストーリー映画でも…」
狸吉「却下!間違いなく18禁になるから!」
37: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/13(日) 02:50:57.64 ID:RBtgxTnJO
津田「とにかく!コトミはなんでここにいるんだ。」
コトミ「ふふふ…」
コトミ「答えて欲しければ私を倒してからにしてもらおうか?」
津田「今日から何も手伝わないからな。」
コトミ「ごめんなさい。すぐ答えます。答えさせてください。」
コトミ「わたしが目を覚ましたら目の前にこすりちゃんがいて、いつの間にか私のソウルと共鳴したの。」
こすり「この子はすごい逸材っすよお兄ちゃん。ぜひsoxに………」
コトミ「全然だよ。」
コトミ「私なんかよりタカ兄の方が凄いんだよ?」
コトミ「でも…タカ兄のタカ兄はもっとスゴイよ。」
津田「真顔で言うことじゃない。」
コトミ「ふふふ…」
コトミ「答えて欲しければ私を倒してからにしてもらおうか?」
津田「今日から何も手伝わないからな。」
コトミ「ごめんなさい。すぐ答えます。答えさせてください。」
コトミ「わたしが目を覚ましたら目の前にこすりちゃんがいて、いつの間にか私のソウルと共鳴したの。」
こすり「この子はすごい逸材っすよお兄ちゃん。ぜひsoxに………」
コトミ「全然だよ。」
コトミ「私なんかよりタカ兄の方が凄いんだよ?」
コトミ「でも…タカ兄のタカ兄はもっとスゴイよ。」
津田「真顔で言うことじゃない。」
38: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/13(日) 02:51:55.63 ID:RBtgxTnJO
こすり「とにかく!コトミちゃんとこすりは今から買い物に行くのでお留守番頼むっす!」
狸吉「どこへ行くんだ?」
コトミ「おもちゃ屋さんだよ。トッキーにプレゼントをあげようと思って。」
津田「へぇ〜。何を買うんだ?」
コトミ「こけし。」
津田「そのコケシへし折るから買ったら教えてくれ。」
こすり「どうやらあんたのお兄ちゃんはsoxには向いてないようね。」
コトミ「あれは仮の姿…本当のタカ兄は裏で女をいたぶる裏生徒会副会長なのさ。」
津田「妹はスルーしてくださーい。」
狸吉「了解でーす。」
狸吉「どこへ行くんだ?」
コトミ「おもちゃ屋さんだよ。トッキーにプレゼントをあげようと思って。」
津田「へぇ〜。何を買うんだ?」
コトミ「こけし。」
津田「そのコケシへし折るから買ったら教えてくれ。」
こすり「どうやらあんたのお兄ちゃんはsoxには向いてないようね。」
コトミ「あれは仮の姿…本当のタカ兄は裏で女をいたぶる裏生徒会副会長なのさ。」
津田「妹はスルーしてくださーい。」
狸吉「了解でーす。」
39: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/13(日) 02:52:30.72 ID:RBtgxTnJO
こすり「もうこんな時間っす!コトミちゃん!早く行かないとお兄ちゃん達に近親相姦されちゃうっす!」
コトミ「それもアリ…!」
ドタバタ
コトミ「それじゃあっす!」
コトミ「さようならとは言わないよ…タカ兄…!」
ガチャン
狸吉「苦労してるんですね………」
津田「そちらこそ………」
狸吉「………」
ガラッ
バタン
狸吉は押入れの襖を開けた。
津田「?」
津田「どうしたんですか?」
狸吉「この中に住んでる人に僕たちの絵を描かれてないか不安になったもので…」
津田「どんなドラ○もんだよ。」
コトミ「それもアリ…!」
ドタバタ
コトミ「それじゃあっす!」
コトミ「さようならとは言わないよ…タカ兄…!」
ガチャン
狸吉「苦労してるんですね………」
津田「そちらこそ………」
狸吉「………」
ガラッ
バタン
狸吉は押入れの襖を開けた。
津田「?」
津田「どうしたんですか?」
狸吉「この中に住んでる人に僕たちの絵を描かれてないか不安になったもので…」
津田「どんなドラ○もんだよ。」
40: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/13(日) 02:53:10.47 ID:RBtgxTnJO
狸吉「とりあえずここでくつろいでいてください。何か飲み物探してきます。」タッタッ
津田「は…はい。」
津田(………なんか空気が重苦しいな…)
津田「…………」
津田「まさかね…」
ガラッ
?「ハァ…ハァ…ハァ…」
津田「ギャァァァァァァァ!!」
そこで津田が見たものとは!?
『スルメとタカトシ番外編 もう一人の息子』
シノ「見ないとア○ルが緩々になっちゃうぞ!」
津田「なっちゃわないよ!」
続く。
津田「は…はい。」
津田(………なんか空気が重苦しいな…)
津田「…………」
津田「まさかね…」
ガラッ
?「ハァ…ハァ…ハァ…」
津田「ギャァァァァァァァ!!」
そこで津田が見たものとは!?
『スルメとタカトシ番外編 もう一人の息子』
シノ「見ないとア○ルが緩々になっちゃうぞ!」
津田「なっちゃわないよ!」
続く。
48: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/14(月) 00:57:11.53 ID:CZ29Pyo5O
?「奥間くぅ〜ん…はぁ……はぁ……」
ドルルルルルル
謎の物体が回転しながら津田に襲いかかった。
津田「うわぁぁぁ!」
バタン
ブチッ
津田のベルトが引きちぎられた。
?「逃がしませんわよぉ……奥間くんッ!」
??「うふふ……良い感じですよ〜。」
???「そのまま縄で縛ってください。」
津田「誰か解説者がいる…!」
津田「しかもこの声………」
ドルルルルルル
謎の物体が回転しながら津田に襲いかかった。
津田「うわぁぁぁ!」
バタン
ブチッ
津田のベルトが引きちぎられた。
?「逃がしませんわよぉ……奥間くんッ!」
??「うふふ……良い感じですよ〜。」
???「そのまま縄で縛ってください。」
津田「誰か解説者がいる…!」
津田「しかもこの声………」
49: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/14(月) 01:06:08.91 ID:CZ29Pyo5O
ギュギュッ
津田の身体が縄で縛られる。
津田「ぐぅあぁ!」
津田「縄が……さらに………強く…!」
???「これで身動きはとれません………さぁ!」
???「私をいじめてください!!」ギュギュッ
津田「お前もかよ!!」
津田「というか………」
津田「なにやってるんですか出島さんに七条先輩。」
アリア「これはね〜。彼女が恋に困ってるからアドバイスしてあげてるの。」
津田「アドバイスの方向性が間違ってます。」
津田の身体が縄で縛られる。
津田「ぐぅあぁ!」
津田「縄が……さらに………強く…!」
???「これで身動きはとれません………さぁ!」
???「私をいじめてください!!」ギュギュッ
津田「お前もかよ!!」
津田「というか………」
津田「なにやってるんですか出島さんに七条先輩。」
アリア「これはね〜。彼女が恋に困ってるからアドバイスしてあげてるの。」
津田「アドバイスの方向性が間違ってます。」
50: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/14(月) 01:17:50.67 ID:CZ29Pyo5O
出島「というわけで、私たちは彼女のアドバイザーになりましたので手加減はしません。これは彼女のシュミレーションですので津田様に実験台になってもらいます。」
津田「あなたの今の体勢で言われたくないよ。」
アリア「じゃじゃ〜ん。この紐を引っ張ると、さらに身体が縛れちゃいます。」
?「なら!もっともっと奥間くんが身動き取れないようにしないと!!!」
アリア「それじゃあ引っ張って………」
?「奥間くんッッッ!」ギュッ
出島「あぁんッ!」ギュギュッ
津田「あれぇ?マジックかな?」
?「今度こそ!!」ギュッ
アリア「あぁ!紐パンが取れちゃったよぉ〜。」
津田「どうなってんだよその紐。」
津田「あなたの今の体勢で言われたくないよ。」
アリア「じゃじゃ〜ん。この紐を引っ張ると、さらに身体が縛れちゃいます。」
?「なら!もっともっと奥間くんが身動き取れないようにしないと!!!」
アリア「それじゃあ引っ張って………」
?「奥間くんッッッ!」ギュッ
出島「あぁんッ!」ギュギュッ
津田「あれぇ?マジックかな?」
?「今度こそ!!」ギュッ
アリア「あぁ!紐パンが取れちゃったよぉ〜。」
津田「どうなってんだよその紐。」
51: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/14(月) 01:23:35.41 ID:CZ29Pyo5O
?「奥間くーーーーーーーん!」
?「あぁぁぁぁぁぁンンンッッッッッッ!!!」キラリン
アリア「あ。」キラリン
津田「なになに!?どうしたの二人とも!!だ…大丈夫ですか?」
?「え…えぇ…そ…そろそろ疲れてきましたので私は帰りますわ………私の練習に付き合ってくださって感謝します……今度は本物の奥間くんで試さないと………」
出島「それではまた出直します。お嬢様…しばしのお別れです。」
アリア「待ってるね〜。」
タッタッ
謎の女性と出島さんは部屋を退出した。
津田「あの人は何者なんだ………」
津田「で、七条先輩はどうしたんですか?」
アリア「え?いつも通りよ。」
津田「なーんだよかっ…」
アリア「ただ…今日はいまいち人参の入り具合が悪いのよね〜。」
津田「…え?」
?「あぁぁぁぁぁぁンンンッッッッッッ!!!」キラリン
アリア「あ。」キラリン
津田「なになに!?どうしたの二人とも!!だ…大丈夫ですか?」
?「え…えぇ…そ…そろそろ疲れてきましたので私は帰りますわ………私の練習に付き合ってくださって感謝します……今度は本物の奥間くんで試さないと………」
出島「それではまた出直します。お嬢様…しばしのお別れです。」
アリア「待ってるね〜。」
タッタッ
謎の女性と出島さんは部屋を退出した。
津田「あの人は何者なんだ………」
津田「で、七条先輩はどうしたんですか?」
アリア「え?いつも通りよ。」
津田「なーんだよかっ…」
アリア「ただ…今日はいまいち人参の入り具合が悪いのよね〜。」
津田「…え?」
52: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/14(月) 01:24:54.52 ID:CZ29Pyo5O
狸吉「助けてくださぁぁい!」
津田「今度は奥間くん!?」ダダダ
津田「どうしたの!?」
?「ガルルルルルル…!」
津田「獣!?」
津田「じゃない………」
?「じゅるっ………美味しそうなチェリーボーイ発見…!」
狸吉「ぎゃあああああ!」
横島「ふへへへ!」
津田「飢えた狼だ…これは奥間くんの身体がもたないぞ…!」
アリア「ついに一皮むけるのね…!」
津田「どっちの意味で言った?」
津田「今度は奥間くん!?」ダダダ
津田「どうしたの!?」
?「ガルルルルルル…!」
津田「獣!?」
津田「じゃない………」
?「じゅるっ………美味しそうなチェリーボーイ発見…!」
狸吉「ぎゃあああああ!」
横島「ふへへへ!」
津田「飢えた狼だ…これは奥間くんの身体がもたないぞ…!」
アリア「ついに一皮むけるのね…!」
津田「どっちの意味で言った?」
53: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/14(月) 01:30:44.09 ID:CZ29Pyo5O
津田「なにしてるんですか横島先生!」
横島「津田!それに七条も。ちょうどよかった……お前らも一緒に…」
横島「2対2のハーレムプレイでもしようじゃないか!」
津田「教師の自覚は何処へ…」
横島「私だって一人の女性なの…こんなにチェリーなボーイたちがたくさんいるなんて………」
横島「興奮して10回はイケるわ!!」
アリア「7回ぐらいじゃないかな?」
津田「ツッコミがなってない!」
横島「じゃあな役員共!私はまた新たなチェリーボーイを探しに行くぞ!」チラッ
横島が見た先………そこには…
男「!」
横島「獲物発見…!」じゅるっ
横島「津田!それに七条も。ちょうどよかった……お前らも一緒に…」
横島「2対2のハーレムプレイでもしようじゃないか!」
津田「教師の自覚は何処へ…」
横島「私だって一人の女性なの…こんなにチェリーなボーイたちがたくさんいるなんて………」
横島「興奮して10回はイケるわ!!」
アリア「7回ぐらいじゃないかな?」
津田「ツッコミがなってない!」
横島「じゃあな役員共!私はまた新たなチェリーボーイを探しに行くぞ!」チラッ
横島が見た先………そこには…
男「!」
横島「獲物発見…!」じゅるっ
54: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/14(月) 01:31:36.06 ID:CZ29Pyo5O
男「ひぃっ!」
シュッ
狸吉「消えた!?」
男「ぎゃぁぁ………」
津田(遠くから聞こえる断末魔………俺と奥間くんはその声に恐怖した。)
津田(そして…なんという化け物をこの世界に連れてきてしまったんだと後悔した。)
津田(この数分後…テレビでは《さくらんぼ狩りの魔女》特集がされる事になるが、俺は目を背ける事にした。)
アリア「他のみんなはどこにいるのかしら。」
津田「このままあの人たちを野放しにしていると………この世界は間違いなく大変なことになるのは分かった………」
狸吉「soxより危険な集団だ………」
パンイチで津田はそう語った。
つづく。
シュッ
狸吉「消えた!?」
男「ぎゃぁぁ………」
津田(遠くから聞こえる断末魔………俺と奥間くんはその声に恐怖した。)
津田(そして…なんという化け物をこの世界に連れてきてしまったんだと後悔した。)
津田(この数分後…テレビでは《さくらんぼ狩りの魔女》特集がされる事になるが、俺は目を背ける事にした。)
アリア「他のみんなはどこにいるのかしら。」
津田「このままあの人たちを野放しにしていると………この世界は間違いなく大変なことになるのは分かった………」
狸吉「soxより危険な集団だ………」
パンイチで津田はそう語った。
つづく。
59: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/17(木) 01:50:34.99 ID:rXetK99VO
津田達は時岡学園に向かっていた。
狸吉「可能性の一つとして、いつも通り学校に通うはず…だから間違ってこの学校に来てるかも…」
津田「ありえますね。」
スズ「あ。津田。それに七条先輩まで。」」
津田「萩村!?」
津田「どうしてここに!?」
スズ「変なところに迷い込んじゃったみたいだから、あなた達が間違って学校に来てるかもって思ったのよ。」
津田「さすが天才。」
アリア「他のみんなは?」
スズ「まだ私だけです。」
津田「探せば他にいるかも………」
狸吉「可能性の一つとして、いつも通り学校に通うはず…だから間違ってこの学校に来てるかも…」
津田「ありえますね。」
スズ「あ。津田。それに七条先輩まで。」」
津田「萩村!?」
津田「どうしてここに!?」
スズ「変なところに迷い込んじゃったみたいだから、あなた達が間違って学校に来てるかもって思ったのよ。」
津田「さすが天才。」
アリア「他のみんなは?」
スズ「まだ私だけです。」
津田「探せば他にいるかも………」
60: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/17(木) 01:51:18.32 ID:rXetK99VO
ブイイィィィィィン
津田たちが見た先には振動しながら空を飛ぶ見慣れた物があった。
狸吉「あれはなんで………」
スズ「気のせいですね。行きましょう。」
狸吉「え?でも…」
津田「世の中には触れてはいけない物があります。今がまさに。」
狸吉「?」
タッタッ
ガララ〜
ブイイィィィィィン
津田たちが見た先に待っていたのは…
津田たちが見た先には振動しながら空を飛ぶ見慣れた物があった。
狸吉「あれはなんで………」
スズ「気のせいですね。行きましょう。」
狸吉「え?でも…」
津田「世の中には触れてはいけない物があります。今がまさに。」
狸吉「?」
タッタッ
ガララ〜
ブイイィィィィィン
津田たちが見た先に待っていたのは…
61: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/17(木) 01:52:06.99 ID:rXetK99VO
ブイイィィィィィン
ブイイィィィィィン
ブイイィィィィィン
見慣れた物のお花畑だった。
スズ「ギャァァァァァァァ。」
アリア「まぁキレイ。」
津田「この世で一番醜い光景だ…!」
轟「凄いですわ。こんなにバ○ブが作れるなんて。」
不破「これは何に使うんですか?」
轟「穴に入れるの。」ブイイィィィィィン
不破「どの穴に?」
津田「アウト!」
ブイイィィィィィン
ブイイィィィィィン
見慣れた物のお花畑だった。
スズ「ギャァァァァァァァ。」
アリア「まぁキレイ。」
津田「この世で一番醜い光景だ…!」
轟「凄いですわ。こんなにバ○ブが作れるなんて。」
不破「これは何に使うんですか?」
轟「穴に入れるの。」ブイイィィィィィン
不破「どの穴に?」
津田「アウト!」
62: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/17(木) 01:53:11.80 ID:rXetK99VO
轟「あら?津田くんにスズちゃん。それに七条先輩まで。」
不破「奥間くんもいらっしゃるのですね。」
狸吉「え…えぇ。」
轟「不破さんって凄いのよ。作り方教えたらどんな物でも作っちゃうの。」
不破「この未完成遠距離型振動機がついに完成したのです。」
狸吉「なん……だと…!」
津田「誰も得しない発明です。」
ポチッ
ブイイィィィィィン
轟「でもまだ弱いかしら。」
スズ「何個入ってんの!?」
ポチッ
ガチャッ
アリア「もう少し強く締め付けてもいいかしら。」
津田「なんのスイッチかな〜?」
不破「奥間くんもいらっしゃるのですね。」
狸吉「え…えぇ。」
轟「不破さんって凄いのよ。作り方教えたらどんな物でも作っちゃうの。」
不破「この未完成遠距離型振動機がついに完成したのです。」
狸吉「なん……だと…!」
津田「誰も得しない発明です。」
ポチッ
ブイイィィィィィン
轟「でもまだ弱いかしら。」
スズ「何個入ってんの!?」
ポチッ
ガチャッ
アリア「もう少し強く締め付けてもいいかしら。」
津田「なんのスイッチかな〜?」
63: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/17(木) 01:54:00.17 ID:rXetK99VO
不破「おやつでもどうですか?バナナならありますけど。」
狸吉「なんでバナナ!?」
轟「それなら私がいただくわね。」
ポチッ
ブイイィィィィィン
轟「んんぁあぁッ!!」ブイイィィィィィン
ポチッ
ガチャッ
ドシーン
アリア「あらあら。」
スズ「そのボタン没収しよっか!」
不破「え…?」
ポロッ
ガチャン
ポチッ
?「ダメだよ……そこは……」
??「いいじゃねえか………」
?「あぁ……」
不破「私の秘蔵テープが……」
津田「ツッコミどころが多すぎる!」
狸吉「なんでバナナ!?」
轟「それなら私がいただくわね。」
ポチッ
ブイイィィィィィン
轟「んんぁあぁッ!!」ブイイィィィィィン
ポチッ
ガチャッ
ドシーン
アリア「あらあら。」
スズ「そのボタン没収しよっか!」
不破「え…?」
ポロッ
ガチャン
ポチッ
?「ダメだよ……そこは……」
??「いいじゃねえか………」
?「あぁ……」
不破「私の秘蔵テープが……」
津田「ツッコミどころが多すぎる!」
64: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/17(木) 01:55:56.51 ID:rXetK99VO
不破「もっと色んなことについて教えてください轟さん。」
轟「いいわよ。今度はオナ○ールを作りましょう。」
津田「誰かガムテープ持ってきてー。」
狸吉「つ…次行きましょうか。ここにこの人たちを隔離しておいて。」
スズ「外に出してはダメね…」
津田たちは2人を部屋に隔離し、次の仲間を探すことにした。
ダダダダダ…
狸吉「さっきから何か音がしませんか?」
津田「どうせあの2人の発明です。」
スズ「そうね。」
アリア「でも、段々近づいてる感じが…」
轟「いいわよ。今度はオナ○ールを作りましょう。」
津田「誰かガムテープ持ってきてー。」
狸吉「つ…次行きましょうか。ここにこの人たちを隔離しておいて。」
スズ「外に出してはダメね…」
津田たちは2人を部屋に隔離し、次の仲間を探すことにした。
ダダダダダ…
狸吉「さっきから何か音がしませんか?」
津田「どうせあの2人の発明です。」
スズ「そうね。」
アリア「でも、段々近づいてる感じが…」
65: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/17(木) 01:56:45.75 ID:rXetK99VO
?「………まくーん……」
狸吉「………まさか…」
?「奥間くーーーーん!!!!!」
津田「飢えた獣パート2!」
狸吉「アンナ先輩!!」
津田「逃げるぞスズ!七条先輩!」
アンナ「奥間くん…今度こそ逃しませんわよ…!」
狸吉「逃げてください!!」
スズ「あ。」ドテー
津田「スズ!」
狸吉「くそっ!このままじゃ…」
?「おーほっほっほっほ!」
アンナ「!」
剛力「雪原の青だ!」
狸吉「剛力先輩!ジャストタイミング!」
狸吉(助けてくれたのか華城先輩!)
狸吉「………まさか…」
?「奥間くーーーーん!!!!!」
津田「飢えた獣パート2!」
狸吉「アンナ先輩!!」
津田「逃げるぞスズ!七条先輩!」
アンナ「奥間くん…今度こそ逃しませんわよ…!」
狸吉「逃げてください!!」
スズ「あ。」ドテー
津田「スズ!」
狸吉「くそっ!このままじゃ…」
?「おーほっほっほっほ!」
アンナ「!」
剛力「雪原の青だ!」
狸吉「剛力先輩!ジャストタイミング!」
狸吉(助けてくれたのか華城先輩!)
66: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/17(木) 01:57:37.04 ID:rXetK99VO
アンナ「くっ…!」
雪原の青「今日は私だけじゃないわよ!」
??「とぅ!」
アンナ「見たことない人ですわ。」
??「あーはっはっはっは。私は絶壁の白だ!」
津田「………会長?」
絶壁の白「なっ!わ…私は絶壁の白だ!シノなどではない!」
スズ「元からおかしい人だったけどついに………」
絶壁の白「違う萩村!誤解だ!」
雪原の青「今日は私だけじゃないわよ!」
??「とぅ!」
アンナ「見たことない人ですわ。」
??「あーはっはっはっは。私は絶壁の白だ!」
津田「………会長?」
絶壁の白「なっ!わ…私は絶壁の白だ!シノなどではない!」
スズ「元からおかしい人だったけどついに………」
絶壁の白「違う萩村!誤解だ!」
67: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/17(木) 01:58:07.31 ID:rXetK99VO
アリア「シノちゃん!かっこいいよ!」
絶壁の白「ありがとう!」
津田「自白しましたね。」
シノ「………おま○こ!」
津田「下ネタに逃げるな!」
アリア「そこはおち○ぽの方が良いよシノちゃん!」
シノ「さすがアリアだな!」
スズ「隠す気ゼロだなおい。」
雪原の青「今日の放課後!我々はテロを行う!精々夜の営みの準備でもしておきなさい!さらば!」
シノ「男子諸君!夜の自家発電はほどほどにな!さらば!」
津田「説教が必要だな。」
続く。
絶壁の白「ありがとう!」
津田「自白しましたね。」
シノ「………おま○こ!」
津田「下ネタに逃げるな!」
アリア「そこはおち○ぽの方が良いよシノちゃん!」
シノ「さすがアリアだな!」
スズ「隠す気ゼロだなおい。」
雪原の青「今日の放課後!我々はテロを行う!精々夜の営みの準備でもしておきなさい!さらば!」
シノ「男子諸君!夜の自家発電はほどほどにな!さらば!」
津田「説教が必要だな。」
続く。
75: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/21(月) 10:21:14.66 ID:lKvVJAi0O
シノ「前回のあらすじ!」
シノ「………おま○こ!」
アリア「そこはおち○ぽの方が良いよシノちゃん!」
シノ「さすがアリアだな!」
津田「あらすじのチョイス!!」
華城「というわけで、天草シノさんを我がsoxの特別顧問として招き入れる事にした。」
シノ「みんな気合入れて頑張ろう
。」
シノ「だが…入れるといってもお(ピー)ぽの方じゃないぞ!もう!」
津田・スズ「知ってる。」
シノ「………おま○こ!」
アリア「そこはおち○ぽの方が良いよシノちゃん!」
シノ「さすがアリアだな!」
津田「あらすじのチョイス!!」
華城「というわけで、天草シノさんを我がsoxの特別顧問として招き入れる事にした。」
シノ「みんな気合入れて頑張ろう
。」
シノ「だが…入れるといってもお(ピー)ぽの方じゃないぞ!もう!」
津田・スズ「知ってる。」
76: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/21(月) 10:22:02.63 ID:lKvVJAi0O
狸吉「で、今日の夜は何を行うんですか?」
華城「よくぞ聞いてくれたわね狸吉!」
華城「いい?今夜は性夜の大行進をするの!」
津田「何としても止めなくては…!」
スズ「落ち着いて津田!もしかしたら何かの間違いかも…」
華城「ここにシノちゃんが持ってきてくれた伝説の書『保健体育の教科書』をあちこちに貼りまくるわよ。」
スズ「何としても止めなくては…!」
津田「なんでそんな物持ち歩いてるんですか!」
シノ「知らないのか津田?保健体育の教科書は女子高校生のバイブルなんだぞ。」
津田「そうなってしまったら世界は終わりです。」
華城「よくぞ聞いてくれたわね狸吉!」
華城「いい?今夜は性夜の大行進をするの!」
津田「何としても止めなくては…!」
スズ「落ち着いて津田!もしかしたら何かの間違いかも…」
華城「ここにシノちゃんが持ってきてくれた伝説の書『保健体育の教科書』をあちこちに貼りまくるわよ。」
スズ「何としても止めなくては…!」
津田「なんでそんな物持ち歩いてるんですか!」
シノ「知らないのか津田?保健体育の教科書は女子高校生のバイブルなんだぞ。」
津田「そうなってしまったら世界は終わりです。」
77: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/21(月) 10:22:35.73 ID:lKvVJAi0O
アリア「なら私のSM本は?」
シノ「なに!?今の流行はSMだと言うのか!!」
シノ「この私が流行に乗り遅れるなんて…!」
アリア「えっへん!」
スズ「流行らせねえよ。」
華城「問題は…アンナね。」
狸吉「ええ…校内を移動するにあたり、彼女の行動は最重要です。」
シノ「ふふふ…」
アリア「どうしたのシノちゃん?」
シノ「その対策はすでに練ってある!」
狸吉「本当ですか!?」
シノ「エロ本を囮にして釣るのさ。我ながらかんぺ…」
津田「どこのエロガキだよ。」
シノ「なに!?今の流行はSMだと言うのか!!」
シノ「この私が流行に乗り遅れるなんて…!」
アリア「えっへん!」
スズ「流行らせねえよ。」
華城「問題は…アンナね。」
狸吉「ええ…校内を移動するにあたり、彼女の行動は最重要です。」
シノ「ふふふ…」
アリア「どうしたのシノちゃん?」
シノ「その対策はすでに練ってある!」
狸吉「本当ですか!?」
シノ「エロ本を囮にして釣るのさ。我ながらかんぺ…」
津田「どこのエロガキだよ。」
78: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/21(月) 10:23:11.26 ID:lKvVJAi0O
シノ「ならば(ピー)と(バキューン)で(ヒヒーン)すれば!!」
津田「はーーーーいカーーーーット!」
華城「思いついたわ!」
華城「狸吉を囮にしてその間に配ればいいのよ!」
シノ「その手があったか!」
狸吉「え…?」
シノ「ならば念には念をだ。」
シノ「奥間くんのセクシー写真を囮に…」
津田「その発想から離れなさい。」
畑「津田くんと奥間くんのラブラブ写真を囮にした方が高評価ね。」
シノ「確かにな。」
早乙女「さすが師匠じゃな。」
華城「ならバナナを置いておこう!」
ヒラッ
アリア「最近よく抜けるな〜…」
津田・スズ「…………」
津田・スズ(今の会話………どこから突っ込めばいい…!!)
津田「はーーーーいカーーーーット!」
華城「思いついたわ!」
華城「狸吉を囮にしてその間に配ればいいのよ!」
シノ「その手があったか!」
狸吉「え…?」
シノ「ならば念には念をだ。」
シノ「奥間くんのセクシー写真を囮に…」
津田「その発想から離れなさい。」
畑「津田くんと奥間くんのラブラブ写真を囮にした方が高評価ね。」
シノ「確かにな。」
早乙女「さすが師匠じゃな。」
華城「ならバナナを置いておこう!」
ヒラッ
アリア「最近よく抜けるな〜…」
津田・スズ「…………」
津田・スズ(今の会話………どこから突っ込めばいい…!!)
79: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/21(月) 10:23:43.33 ID:lKvVJAi0O
津田「あの〜…いつからいました畑さん…?」
畑「最初からですわ〜。オホホ。」
狸吉「その人は?」
畑「写真部の畑です。どうぞよろしく。」カシャッ
津田「この情報は漏らさないでくださいよ。」
シノ「漏らす!?おもらしか!?」
アリア「恥ずかしいことじゃないからね津田くん。」
津田「あんたらの方が恥ずかしいよ!」
畑「安心してください。情報はきっちり守りますから。」
早乙女「そうじゃそうじゃ。」
………それから数十分後。
『奥間狸吉と他校の男女生徒による秘密の密会!?
今夜この学校で何かが起こる!!
※その様子を早乙女さんによる絵で解説。by H』
津田「ってなると思ったので口を塞いでおきました。」
畑「んんうぅぅー!」
畑「最初からですわ〜。オホホ。」
狸吉「その人は?」
畑「写真部の畑です。どうぞよろしく。」カシャッ
津田「この情報は漏らさないでくださいよ。」
シノ「漏らす!?おもらしか!?」
アリア「恥ずかしいことじゃないからね津田くん。」
津田「あんたらの方が恥ずかしいよ!」
畑「安心してください。情報はきっちり守りますから。」
早乙女「そうじゃそうじゃ。」
………それから数十分後。
『奥間狸吉と他校の男女生徒による秘密の密会!?
今夜この学校で何かが起こる!!
※その様子を早乙女さんによる絵で解説。by H』
津田「ってなると思ったので口を塞いでおきました。」
畑「んんうぅぅー!」
80: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/21(月) 10:24:56.04 ID:lKvVJAi0O
華城「新手のプレイか!?」
早乙女「さすが師匠…」
早乙女「自ら囮となり、新手のプレイを体感するとは…!」
畑「ん。」グッジョブ
スズ「絶対ちげーわ。」
華城「とにかく!5時に再びここに集合しよう。そこで夜の密会よ!」
シノ・アリア・畑「おー。」
津田・スズ(………ちゃんと見張らないと…)
続く。
早乙女「さすが師匠…」
早乙女「自ら囮となり、新手のプレイを体感するとは…!」
畑「ん。」グッジョブ
スズ「絶対ちげーわ。」
華城「とにかく!5時に再びここに集合しよう。そこで夜の密会よ!」
シノ・アリア・畑「おー。」
津田・スズ(………ちゃんと見張らないと…)
続く。
84: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/24(木) 02:54:10.27 ID:zBLTp7kwO
華城「みんな揃ったわね!」
シノ「準備万端だ!」
アリア「がんばろうね〜。」
スズ「すっごく不安だわ…」
華城withSYDチーム
狸吉「なんで僕が囮に…」
畑「がんばってー。」
早乙女「期待しておるぞ。」
津田「不安しかない…」
師弟コンビ&ツッコミチーム
スズ「で、具体的には何をするんですか?」
華城「ここに保健体育の教科書のコピーがあるわ。これを学校のあちこちに貼り付けていくの。」
華城「こんな風に!」ペタッ
シノ「こうか!」ペタッ
アリア「よいしょ〜。」ペタッ
シノ「完璧だな。」
スズ「三人で同じところ貼り付けても効果ないですよ。」
シノ「準備万端だ!」
アリア「がんばろうね〜。」
スズ「すっごく不安だわ…」
華城withSYDチーム
狸吉「なんで僕が囮に…」
畑「がんばってー。」
早乙女「期待しておるぞ。」
津田「不安しかない…」
師弟コンビ&ツッコミチーム
スズ「で、具体的には何をするんですか?」
華城「ここに保健体育の教科書のコピーがあるわ。これを学校のあちこちに貼り付けていくの。」
華城「こんな風に!」ペタッ
シノ「こうか!」ペタッ
アリア「よいしょ〜。」ペタッ
シノ「完璧だな。」
スズ「三人で同じところ貼り付けても効果ないですよ。」
85: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/24(木) 02:54:53.52 ID:zBLTp7kwO
シノ「では散らばって行動しよう。」
スズ「それはそれで問題があるような…」
華城「くそっ!それじゃあ1人であんな事やこんな事ができないじゃない!」
シノ「安心しろ!そんな人のためにこれだ!」
デケポン
シノ「ダッタラダッタダーダダー。」
シノ「独りで楽しめます棒〜。」
スズ「即没収します。」
スズ「それはそれで問題があるような…」
華城「くそっ!それじゃあ1人であんな事やこんな事ができないじゃない!」
シノ「安心しろ!そんな人のためにこれだ!」
デケポン
シノ「ダッタラダッタダーダダー。」
シノ「独りで楽しめます棒〜。」
スズ「即没収します。」
86: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/24(木) 02:55:27.46 ID:zBLTp7kwO
華城「それじゃぁ…」
華城「四人で一緒にこれを使うしかないのね!」
デケポン
華城「ダッタラダッタダーダダー。」
華城「口でフガフガ言うやつ〜。」
アリア「あら?それ私のじゃない?」
華城「ばれちゃった!テヘッ!」
シノ「四人でそれは使えないぞ!もう!」
スズ「違う。ツッコミそこじゃない…」
華城「四人で一緒にこれを使うしかないのね!」
デケポン
華城「ダッタラダッタダーダダー。」
華城「口でフガフガ言うやつ〜。」
アリア「あら?それ私のじゃない?」
華城「ばれちゃった!テヘッ!」
シノ「四人でそれは使えないぞ!もう!」
スズ「違う。ツッコミそこじゃない…」
87: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/24(木) 02:56:07.16 ID:zBLTp7kwO
シノ「こんな事してる場合じゃない!早くしないと誰かに見つかるぞ!」ペタッ
スズ「おお!さすが会長!」
華城「そうね!それじゃあじゃんじゃん貼っていきましょう!」ペタッ
アリア「あら?」ボイーン
ペタッ
シノ「…………」ペター
華城「…………」
華城「ごめんなさいシノちゃん。」
シノ「分かればよろしい。」
スズ「なんだろう。今の一瞬で華城さんが何かを悟った気がする…!」
スズ「おお!さすが会長!」
華城「そうね!それじゃあじゃんじゃん貼っていきましょう!」ペタッ
アリア「あら?」ボイーン
ペタッ
シノ「…………」ペター
華城「…………」
華城「ごめんなさいシノちゃん。」
シノ「分かればよろしい。」
スズ「なんだろう。今の一瞬で華城さんが何かを悟った気がする…!」
88: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/24(木) 02:56:38.43 ID:zBLTp7kwO
シノ「よっこいS○X。」ペタッ
アリア「あら夜這い。」ペタッ
華城「よい処女。」ペタッ
スズ「掛け声が卑猥。」
スズ「……」ペタッ
アリア「ねえスズちゃん。」
スズ「何ですか?」ペタッ
アリア「無理しなくていいのよ?」
身長が低いため、必死に背伸びしながら張っている頑張り屋のスズ。
スズ「いいえ頑張ります。」ペタッ
アリア「あら夜這い。」ペタッ
華城「よい処女。」ペタッ
スズ「掛け声が卑猥。」
スズ「……」ペタッ
アリア「ねえスズちゃん。」
スズ「何ですか?」ペタッ
アリア「無理しなくていいのよ?」
身長が低いため、必死に背伸びしながら張っている頑張り屋のスズ。
スズ「いいえ頑張ります。」ペタッ
89: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/24(木) 03:01:03.61 ID:zBLTp7kwO
その頃師弟コンビ&ツッコミチームは…
早乙女「これがその…女の子の大事な部分なのじゃな?」
畑「そう………ここが一番大事なの。」
畑「そして!それを守るおパンツがチラ見えする瞬間が一番のベストショットなのよ!!」
早乙女「それが…至高の一枚というわけじゃな…!」
畑「あなたにもわかる時がくるわ………」
津田「分かっちゃだめだから。」
おまけ
畑「問題…京都で和服を着てて、白く顔を塗った女性たちといえばぁ〜?」
津田「ま○こさん……?」
畑「副会長ひわ〜い。」
津田「どこ隠してるんだバカ!」
続く。
早乙女「これがその…女の子の大事な部分なのじゃな?」
畑「そう………ここが一番大事なの。」
畑「そして!それを守るおパンツがチラ見えする瞬間が一番のベストショットなのよ!!」
早乙女「それが…至高の一枚というわけじゃな…!」
畑「あなたにもわかる時がくるわ………」
津田「分かっちゃだめだから。」
おまけ
畑「問題…京都で和服を着てて、白く顔を塗った女性たちといえばぁ〜?」
津田「ま○こさん……?」
畑「副会長ひわ〜い。」
津田「どこ隠してるんだバカ!」
続く。
93: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/27(日) 02:24:58.69 ID:utFTi50dO
テカッ
こすり「!」
ピクッ
コトミ「!」
こすり「コトミちゃんも感じたっすか?」
コトミ「ええ…」
コトミ「この世界に終わりが近づこうとしている………」
トッキー「何言ってんだ厨二病。」
コトミ「あ!トッキー!この世界に来てたんだ!」
トッキー「ったく……めんどくせえことになってやがんな。」
こすり「!」
ピクッ
コトミ「!」
こすり「コトミちゃんも感じたっすか?」
コトミ「ええ…」
コトミ「この世界に終わりが近づこうとしている………」
トッキー「何言ってんだ厨二病。」
コトミ「あ!トッキー!この世界に来てたんだ!」
トッキー「ったく……めんどくせえことになってやがんな。」
94: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/27(日) 02:26:03.72 ID:utFTi50dO
こすり「コトミちゃんの友達っすね。私こすりっす。よろしくっす。」
トッキー「あぁ。」
こすり「………」ニヤリ
トッキー(………こいつ怪しいな。)
なでなで
トッキー「何してんだ?」
コトミ「………この身体は本物のトッキーだね。安心したよ。」
トッキー「人の尻触って何言ってやがる。」
こすり「ならこすりも…」
トッキー「……」ギロ
こすり「冗談っすよ冗談。」
トッキー「あぁ。」
こすり「………」ニヤリ
トッキー(………こいつ怪しいな。)
なでなで
トッキー「何してんだ?」
コトミ「………この身体は本物のトッキーだね。安心したよ。」
トッキー「人の尻触って何言ってやがる。」
こすり「ならこすりも…」
トッキー「……」ギロ
こすり「冗談っすよ冗談。」
95: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/27(日) 02:26:51.04 ID:utFTi50dO
こすり「とにかく!こすりレーダーによると、お兄ちゃんに面白そうなことが起きそうっす。」
コトミ「ついていくよ。こすりちゃん…タカ兄の分まで生きなきゃ……ね。」
トッキー「勝手に人を殺すな。」
「こうして…こすり、コトミ、トッキーは…桃源郷へ向け、足を運ばせるのであった。」
トッキー「黙って歩こうか。」
コトミ「はい。」
その頃タカトシは…
パリーン
津田「走って奥間くん!!」
狸吉「津田くん右!!」
パリーン
津田「クソッ!!」
コトミ「ついていくよ。こすりちゃん…タカ兄の分まで生きなきゃ……ね。」
トッキー「勝手に人を殺すな。」
「こうして…こすり、コトミ、トッキーは…桃源郷へ向け、足を運ばせるのであった。」
トッキー「黙って歩こうか。」
コトミ「はい。」
その頃タカトシは…
パリーン
津田「走って奥間くん!!」
狸吉「津田くん右!!」
パリーン
津田「クソッ!!」
96: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/27(日) 02:27:40.18 ID:utFTi50dO
?「ガルルルルルル…」
??「ガルルルルルル…」
狸吉「囲まれましたよ…!」
横島「獲物……チェリー二匹………ロックオン…!」
アンナ「奥間くん……ロック……オン…!」
津田「逃げ切れるはずがなかったんだ………こんな化け物相手に………」
横島「いただきます!!」バッ
津田「くっ…!」
早乙女「後ろに飛び込め!」
津田・狸吉「え?」
??「ガルルルルルル…」
狸吉「囲まれましたよ…!」
横島「獲物……チェリー二匹………ロックオン…!」
アンナ「奥間くん……ロック……オン…!」
津田「逃げ切れるはずがなかったんだ………こんな化け物相手に………」
横島「いただきます!!」バッ
津田「くっ…!」
早乙女「後ろに飛び込め!」
津田・狸吉「え?」
97: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/27(日) 02:28:18.11 ID:utFTi50dO
畑「早くしないと狩られるわよ〜。」
狸吉「は、はい!」バッ
津田「ま、窓を飛び降りるの!?」
狸吉「行くしかないです…だって後ろ!」
アンナ「また逃げるのですね奥間くん。私の思いから逃げてるのですね!きっとそうよそうなのよ!なら、私色に染めてあげないと…!」
横島「チェリー……トモダチ……コワクナイ……」
津田「フライアウェイ!」バッ
ボシュッ
津田「こ…これは……」
早乙女「マットじゃ。体育館から持ってきたのじゃ。」
狸吉「女の子二人でどうやって?」
早乙女「なーに。ゴリラに『高跳びの練習がしたいから手伝って欲しいと奥間が言っておったぞ。』と言ったらすごいスピードで持ってきおったんじゃ。」
畑「うふふ…二人の関係が気になりますな〜。」
狸吉「は、はい!」バッ
津田「ま、窓を飛び降りるの!?」
狸吉「行くしかないです…だって後ろ!」
アンナ「また逃げるのですね奥間くん。私の思いから逃げてるのですね!きっとそうよそうなのよ!なら、私色に染めてあげないと…!」
横島「チェリー……トモダチ……コワクナイ……」
津田「フライアウェイ!」バッ
ボシュッ
津田「こ…これは……」
早乙女「マットじゃ。体育館から持ってきたのじゃ。」
狸吉「女の子二人でどうやって?」
早乙女「なーに。ゴリラに『高跳びの練習がしたいから手伝って欲しいと奥間が言っておったぞ。』と言ったらすごいスピードで持ってきおったんじゃ。」
畑「うふふ…二人の関係が気になりますな〜。」
98: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/27(日) 02:29:20.32 ID:utFTi50dO
津田「気をつけて。この人口軽いから。」
畑「見くびらないで。私もマスメディアの端くれ!情報漏洩はぜったいにしないわ!」
早乙女「昨日津田が自家発電した回数は?」
畑「3回。」
津田「情報漏洩に情報捏造とはマスメディアの端くれにもおけない!」
畑「あらごめんなさい。ついうっかり。」
津田(あっちは順調なんだろうか…)
その頃…
畑「見くびらないで。私もマスメディアの端くれ!情報漏洩はぜったいにしないわ!」
早乙女「昨日津田が自家発電した回数は?」
畑「3回。」
津田「情報漏洩に情報捏造とはマスメディアの端くれにもおけない!」
畑「あらごめんなさい。ついうっかり。」
津田(あっちは順調なんだろうか…)
その頃…
99: ◆zRMZeyPuLs 2015/09/27(日) 02:29:56.58 ID:utFTi50dO
シノ「それが陰(モ〜)に絡まって大変だったんだ。」
華城「それは大変ね。でも、ちく(ビーヨン)がブラジャーに擦れた時の方が大変よ。」
アリア「そうそう。」
シノ「そう……なのか?」チラッ
アリア「?」ボイーン
華城「?」ボイーン
シノ「……」ヒョロー
ウオミー「シノっちどんまい。」
シノ「うるさい!」
スズ「………なんか増えてる!」
続く。
華城「それは大変ね。でも、ちく(ビーヨン)がブラジャーに擦れた時の方が大変よ。」
アリア「そうそう。」
シノ「そう……なのか?」チラッ
アリア「?」ボイーン
華城「?」ボイーン
シノ「……」ヒョロー
ウオミー「シノっちどんまい。」
シノ「うるさい!」
スズ「………なんか増えてる!」
続く。
101: ◆zRMZeyPuLs 2015/10/07(水) 09:37:36.87 ID:Wc7rzPbFO
ー午後17:55ー
シノ「これでよし!」
華城「大体の場所に貼れたわね。」
アリア「バッチリね。」
ウオミー「へいへい。」
敏感ちゃん「なんだろうこれ?」
敏感ちゃん「!」
敏感ちゃん「な…なんだか分からないけどすごく……あぁ……」
スズ「これは正しい行動、そう、正しい行動よ私。」
シノ「これでよし!」
華城「大体の場所に貼れたわね。」
アリア「バッチリね。」
ウオミー「へいへい。」
敏感ちゃん「なんだろうこれ?」
敏感ちゃん「!」
敏感ちゃん「な…なんだか分からないけどすごく……あぁ……」
スズ「これは正しい行動、そう、正しい行動よ私。」
102: ◆zRMZeyPuLs 2015/10/07(水) 09:38:52.31 ID:Wc7rzPbFO
津田「会長〜!」タッタッ
シノ「津田!」
コケッ
津田「あ!」
スッ
ズコー
津田「イテテ…」
スズ「大丈夫津田?何かにつまづいたの?」
シノ「こけたふりして私の胸を揉もうとしたんじゃないよね?」
ウオミー「タカくんのエッチ。」
津田「そんなラッキースケベ期待してません。」
シノ「津田!」
コケッ
津田「あ!」
スッ
ズコー
津田「イテテ…」
スズ「大丈夫津田?何かにつまづいたの?」
シノ「こけたふりして私の胸を揉もうとしたんじゃないよね?」
ウオミー「タカくんのエッチ。」
津田「そんなラッキースケベ期待してません。」
103: ◆zRMZeyPuLs 2015/10/07(水) 09:40:03.62 ID:Wc7rzPbFO
早乙女「なんじゃこれは…?」
畑「それは卵型バイブよ。」
アリア「なんでこんな所に…?」
コトミ「タカ兄!!」ダダダダダ
津田「コトミ。何でここに?」
スッ
コトミ「お兄ちゃんの靴の裏のガムの中に発信機を忍ばせてもらったのさ。」
こすり「よっ。名探偵。」
スズ「よその高校生に喧嘩売らないでください。」
出島「皆様お揃いのようですね。」タッタッ
横島「おっすお前ら。」タッタッ
アンナ「すごい人数ね。」タッタッ
津田「ラスボスが3人出てきた絶望感だ…!!」
横島「安心しろ。もう十分に狩ったから満足してる。」
スズ「それもどうかと思うけど…」
畑「それは卵型バイブよ。」
アリア「なんでこんな所に…?」
コトミ「タカ兄!!」ダダダダダ
津田「コトミ。何でここに?」
スッ
コトミ「お兄ちゃんの靴の裏のガムの中に発信機を忍ばせてもらったのさ。」
こすり「よっ。名探偵。」
スズ「よその高校生に喧嘩売らないでください。」
出島「皆様お揃いのようですね。」タッタッ
横島「おっすお前ら。」タッタッ
アンナ「すごい人数ね。」タッタッ
津田「ラスボスが3人出てきた絶望感だ…!!」
横島「安心しろ。もう十分に狩ったから満足してる。」
スズ「それもどうかと思うけど…」
104: ◆zRMZeyPuLs 2015/10/07(水) 09:41:38.79 ID:Wc7rzPbFO
狸吉「…………」
アンナ「どうしたのですか奥間くん?そんな顔をして。」
狸吉「いや……なんでも…」
シノ「初めてお会いするな。私は桜才学園生徒会会長天草シノだ。」
アンナ「アンナ錦ノ宮ですわ。私もこの学校の生徒会長をやらせていただいてます。」
ピタン
津田「!」
津田(………今、アンナさんの股から何か垂れたような気がしたが、それは見間違いにすることにした。)
ジョリ
アリア「シノちゃん。また生えてきてるわよ。」
シノ「うむ…一人だとどうも怖くてな…」
津田(………聞き間違いということにしておこう。)
アンナ「どうしたのですか奥間くん?そんな顔をして。」
狸吉「いや……なんでも…」
シノ「初めてお会いするな。私は桜才学園生徒会会長天草シノだ。」
アンナ「アンナ錦ノ宮ですわ。私もこの学校の生徒会長をやらせていただいてます。」
ピタン
津田「!」
津田(………今、アンナさんの股から何か垂れたような気がしたが、それは見間違いにすることにした。)
ジョリ
アリア「シノちゃん。また生えてきてるわよ。」
シノ「うむ…一人だとどうも怖くてな…」
津田(………聞き間違いということにしておこう。)
105: ◆zRMZeyPuLs 2015/10/07(水) 09:42:38.70 ID:Wc7rzPbFO
シノ「しかし…ここの世界も楽しいが、元の世界に戻れないものか………」
横島「………あるわ。」
津田「え!本当ですか横島先生。」
横島「みんなでお○んぽと叫ぶのよ。」
津田「は?」
スズ「冗談もいい加減にしてください。」
横島「おそらく…私たちがここにきたのは、この世界での性タイムパラドックスが原因なの。」
横島「性タイムパラドックスは性欲がたくさん沸くと発生する。そして、この世界は性を知らない子があまりにも多すぎるわ。その子達が一斉に性欲したのが原因で私たちがこの世界に連れてこられた…運命のいたずらってやつね。」
コトミ「言ってる事が教師っぽい。」
津田「内容は最低だけどな。」
横島「………あるわ。」
津田「え!本当ですか横島先生。」
横島「みんなでお○んぽと叫ぶのよ。」
津田「は?」
スズ「冗談もいい加減にしてください。」
横島「おそらく…私たちがここにきたのは、この世界での性タイムパラドックスが原因なの。」
横島「性タイムパラドックスは性欲がたくさん沸くと発生する。そして、この世界は性を知らない子があまりにも多すぎるわ。その子達が一斉に性欲したのが原因で私たちがこの世界に連れてこられた…運命のいたずらってやつね。」
コトミ「言ってる事が教師っぽい。」
津田「内容は最低だけどな。」
106: ◆zRMZeyPuLs 2015/10/07(水) 09:43:46.30 ID:Wc7rzPbFO
横島「さぁイクわよ!せえの…」
シノ「おち○ぽ〜お○んぽ〜。」
ウオミー「おち○ぽぃ。」
アリア「はいはいお○んぽ〜。」
畑「おち○ぽ。」
コトミ「おち○ぽ!」
スズ「せめて揃えろ。」
横島「さぁ!あなた達も!」
津田・スズ・トッキー「えぇ………」
横島「言わないと元の世界に戻れないの!」
華城「すごいわ………あんなにも卑猥な言葉を言えるだなんて…………」
こすり「レジェンドっす………」
早乙女「さすが師匠。」
津田「良い子のみんなは尊敬しないでね!」
シノ「おち○ぽ〜お○んぽ〜。」
ウオミー「おち○ぽぃ。」
アリア「はいはいお○んぽ〜。」
畑「おち○ぽ。」
コトミ「おち○ぽ!」
スズ「せめて揃えろ。」
横島「さぁ!あなた達も!」
津田・スズ・トッキー「えぇ………」
横島「言わないと元の世界に戻れないの!」
華城「すごいわ………あんなにも卑猥な言葉を言えるだなんて…………」
こすり「レジェンドっす………」
早乙女「さすが師匠。」
津田「良い子のみんなは尊敬しないでね!」
107: ◆zRMZeyPuLs 2015/10/07(水) 09:44:50.45 ID:Wc7rzPbFO
横島「言えば戻れるのよ!さぁ!」
津田「………ええぃ!どうにでもなれ!」
スズ・トッキー「くっ…」
横島「せえの…」
全員「おち○ぽ!」
シュン
狸吉「行っちゃいましたね…」
華城「彼らの名前は今後語り継がなければならないわよ狸吉。」
こすり「お兄ちゃん…早く逃げた方がいいっすよ…」
狸吉「え?」
アンナ「…………」
早乙女「どうやらあやつらに影響を受けたみたいじゃの。」
狸吉「ぎぃぃやぁぁぁぁ!」
津田「………ええぃ!どうにでもなれ!」
スズ・トッキー「くっ…」
横島「せえの…」
全員「おち○ぽ!」
シュン
狸吉「行っちゃいましたね…」
華城「彼らの名前は今後語り継がなければならないわよ狸吉。」
こすり「お兄ちゃん…早く逃げた方がいいっすよ…」
狸吉「え?」
アンナ「…………」
早乙女「どうやらあやつらに影響を受けたみたいじゃの。」
狸吉「ぎぃぃやぁぁぁぁ!」
108: ◆zRMZeyPuLs 2015/10/07(水) 09:45:42.03 ID:Wc7rzPbFO
ガボッ
津田「………夢?」
ウオミー「やって起きたねタカくん。」
津田「え?」
ウオミー「朝ごはん出来てるよ。早く仕事に行かないと。」
津田「僕をお姉ちゃんと結婚したと錯覚させないでください。」
ウオミー「ちぇっ。バレちった。」
シノ「残念だったなウオミー。」
津田「僕をベッドで会長と寝たと錯覚させないでください。」
シノ「津田は愛人プレイは嫌いか。なら3(ピー)プレイはどうだ?」
津田「他のみんなも戻ってきたみたいですね。」
スズ「早く家に帰らないと。」
アリア「あれれ?何か忘れてるような気がするな〜………」
アリア「………あ、パンツ脱がないと。」
津田「………夢?」
ウオミー「やって起きたねタカくん。」
津田「え?」
ウオミー「朝ごはん出来てるよ。早く仕事に行かないと。」
津田「僕をお姉ちゃんと結婚したと錯覚させないでください。」
ウオミー「ちぇっ。バレちった。」
シノ「残念だったなウオミー。」
津田「僕をベッドで会長と寝たと錯覚させないでください。」
シノ「津田は愛人プレイは嫌いか。なら3(ピー)プレイはどうだ?」
津田「他のみんなも戻ってきたみたいですね。」
スズ「早く家に帰らないと。」
アリア「あれれ?何か忘れてるような気がするな〜………」
アリア「………あ、パンツ脱がないと。」
109: ◆zRMZeyPuLs 2015/10/07(水) 09:46:56.91 ID:Wc7rzPbFO
不破「このバナナはこう持つのですね?」
轟「そしてそれを股で挟むの。」
不破「やってください。」
轟「バイブもONするね。」
不破「はい。」
不破「いきます…」
ガララ
轟・不破「……」
剛力「………なにしとんだお前ら。」
不破「気にしないでください。」
剛力「なんだこれは?」
カチッ
轟「あぁぁん!」
終わり
轟「そしてそれを股で挟むの。」
不破「やってください。」
轟「バイブもONするね。」
不破「はい。」
不破「いきます…」
ガララ
轟・不破「……」
剛力「………なにしとんだお前ら。」
不破「気にしないでください。」
剛力「なんだこれは?」
カチッ
轟「あぁぁん!」
終わり
110: ◆zRMZeyPuLs 2015/10/07(水) 09:50:42.53 ID:lipSvpINO
完結です。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/07(水) 12:21:52.17 ID:fakJjQfyO
乙
良かったよ
良かったよ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441900098/
Entry ⇒ 2015.10.09 | Category ⇒ 生徒会役員共 | Comments (0)
萩村スズ「はあ……もうイヤ」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 02:38:23.79 ID:f3wYUocPO
注意
これは萩村スズ×私が考えたオリキャラのSSです
オリキャラとかキモいありえない!という方は読まない方がいいかと思われます
スズ「毎日牛乳飲んだり背伸びしたりしてるのに、ちっとも伸びない」
スズ「この幼児体型のまま大人になっちゃうのかしら・・そんなの絶対イヤ!!」
スズ「とりあえず今日も牛乳飲もう。・・っと。あ、相変わらず牛乳のボタンは位置が高いわね・・でも、これしきっ」
これは萩村スズ×私が考えたオリキャラのSSです
オリキャラとかキモいありえない!という方は読まない方がいいかと思われます
スズ「毎日牛乳飲んだり背伸びしたりしてるのに、ちっとも伸びない」
スズ「この幼児体型のまま大人になっちゃうのかしら・・そんなの絶対イヤ!!」
スズ「とりあえず今日も牛乳飲もう。・・っと。あ、相変わらず牛乳のボタンは位置が高いわね・・でも、これしきっ」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 02:39:49.56 ID:f3wYUocPO
チョン・・
スズ「ん?」
男「あっ・・」
スズ(・・・・なんか図書館でよくありそうでないシチュエーションだわ・・)
男「ごご、ごめんなさいっ」パッ
スズ「いえ、別に・・大丈夫」
スズ(男の子・・よね。にしてはずいぶん小さいけど)
男「牛乳ですよね?先どうぞっ!」
スズ「あ、ありがとう、それじゃ・・」
スズ「ん?」
男「あっ・・」
スズ(・・・・なんか図書館でよくありそうでないシチュエーションだわ・・)
男「ごご、ごめんなさいっ」パッ
スズ「いえ、別に・・大丈夫」
スズ(男の子・・よね。にしてはずいぶん小さいけど)
男「牛乳ですよね?先どうぞっ!」
スズ「あ、ありがとう、それじゃ・・」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 02:43:18.70 ID:f3wYUocPO
スズ(・・って、また必死につま先立ちしてボタン押さなきゃならないじゃない!さっきはあと少しだったのに!くっ・・)
男「・・」
スズ「くっ・・くくうっ・・」プルプル
ピッ ガコン
スズ「!!」
男「はいどうぞ、牛乳」
スズ「・・・・あ」
男「・・」
スズ「くっ・・くくうっ・・」プルプル
ピッ ガコン
スズ「!!」
男「はいどうぞ、牛乳」
スズ「・・・・あ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 02:46:16.86 ID:f3wYUocPO
男「あっ、ごめんなさい!もしかして余計なことしちゃいました?」
スズ「・・う、ううん。あ、ありがとう」
男「そうですか。よかった。・・あ、俺も牛乳買わなくちゃ」
スズ「そ、それじゃ」
男「はい」
スズ(変わった子だったわね・・)
スズ「・・う、ううん。あ、ありがとう」
男「そうですか。よかった。・・あ、俺も牛乳買わなくちゃ」
スズ「そ、それじゃ」
男「はい」
スズ(変わった子だったわね・・)
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 02:48:55.80 ID:f3wYUocPO
次の日の休み時間
轟「スズちゃ~ん飲み物買いに行こう」
スズ「うん」
スズ(あ、あれは・・昨日の男の子)
轟「?どうしたのスズちゃん」
スズ「・・う、ううん、なんでも」
男「・・・・」ピッ ガコン
スズ(また牛乳買ってる・・)
轟「スズちゃ~ん飲み物買いに行こう」
スズ「うん」
スズ(あ、あれは・・昨日の男の子)
轟「?どうしたのスズちゃん」
スズ「・・う、ううん、なんでも」
男「・・・・」ピッ ガコン
スズ(また牛乳買ってる・・)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 02:50:15.01 ID:f3wYUocPO
男「・・!」ペコッ
スズ「!・・あ、」
ネネ「ん、なに?スズちゃん」
スズ「行っちゃった・・」
ネネ「ええっ!?スズちゃんイッちゃったの!?」
スズ「ちがう。・・なんでもない」
ネネ「そっかー。さあ、スズちゃんは今日も牛乳だよね、がんばって!!」
スズ「くおおおおおぉぉ・・」プルプル
スズ「!・・あ、」
ネネ「ん、なに?スズちゃん」
スズ「行っちゃった・・」
ネネ「ええっ!?スズちゃんイッちゃったの!?」
スズ「ちがう。・・なんでもない」
ネネ「そっかー。さあ、スズちゃんは今日も牛乳だよね、がんばって!!」
スズ「くおおおおおぉぉ・・」プルプル
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:16:02.48 ID:LqGHV+ncO
スズ「すっかり遅くなっちゃった。急いで帰らなくちゃ・・ん?鉄棒の所にまだ誰かいるわね。注意しなくちゃ」
男「くっ・・ぐむむ・・」
スズ「ちょっとそこのアナタ!もう下校時刻すぎてるわよ、すぐに帰・・」
男「えっ!あ、わ、わぁっ!!」
ドテッ
男「あいててて・・」
スズ「ちょ、ちょっと、大丈夫!?って、あ、あなたは・・」
男「あ・・」
男「くっ・・ぐむむ・・」
スズ「ちょっとそこのアナタ!もう下校時刻すぎてるわよ、すぐに帰・・」
男「えっ!あ、わ、わぁっ!!」
ドテッ
男「あいててて・・」
スズ「ちょ、ちょっと、大丈夫!?って、あ、あなたは・・」
男「あ・・」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:16:49.67 ID:LqGHV+ncO
スズ(ほんと最近この子によく遭遇するわね。なんなのかしら・・)
男「ご、ごめんなさい。夢中になってて気づかなくて・・」
スズ「なにをしていたの?こんな所に1人でぶら下がって」
男「えっ!いや、その・・なんていうか・・ちょっと恥ずかしい理由なんですけど・・笑わないでもらえますか?」
スズ「笑わないわよ。なに?」
男「・・・・背を伸ばそうとしてたんです」
スズ「へっ?背?」
男「ご、ごめんなさい。夢中になってて気づかなくて・・」
スズ「なにをしていたの?こんな所に1人でぶら下がって」
男「えっ!いや、その・・なんていうか・・ちょっと恥ずかしい理由なんですけど・・笑わないでもらえますか?」
スズ「笑わないわよ。なに?」
男「・・・・背を伸ばそうとしてたんです」
スズ「へっ?背?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:17:30.65 ID:LqGHV+ncO
男「僕見てわかる通りちっちゃいでしょう?」
スズ「ま、まあ・・男子としてはちっちゃいわね」
男「だから鉄棒にぶら下がってたら背が伸びないかなと思って」
スズ「またずいぶん原始的な方法ね・・」
男「いやあ恥ずかしいなあ。それに、牛乳買ってるところも見られちゃったし」
スズ「あ・・」
スズ(覚えてたんだ・・)
スズ「ま、まあ・・男子としてはちっちゃいわね」
男「だから鉄棒にぶら下がってたら背が伸びないかなと思って」
スズ「またずいぶん原始的な方法ね・・」
男「いやあ恥ずかしいなあ。それに、牛乳買ってるところも見られちゃったし」
スズ「あ・・」
スズ(覚えてたんだ・・)
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:18:30.92 ID:LqGHV+ncO
男「僕実はお腹弱くて牛乳苦手なんですけど、背伸ばすために毎日飲んでるんです」
スズ(・・私も)
男「でもこんなことしててもムダかもなあ。もう高校生だし、子どもの頃からずーっと小さかったから、今更伸びたりしないですよね」
スズ「・・・・」
男「もうやめますこんなこと。注意されちゃったし、ちょうどいいや」
スズ「・・そんなことないわよ」
男「え?」
スズ(・・私も)
男「でもこんなことしててもムダかもなあ。もう高校生だし、子どもの頃からずーっと小さかったから、今更伸びたりしないですよね」
スズ「・・・・」
男「もうやめますこんなこと。注意されちゃったし、ちょうどいいや」
スズ「・・そんなことないわよ」
男「え?」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:19:06.47 ID:LqGHV+ncO
スズ「確かに牛乳飲もうが鉄棒にぶら下がろうが背が伸びる保証なんかないわよ。でも、やらないよりはずっといいわよ」
男「でも・・」
スズ「よく言うでしょう。やらずに後悔するよりやって後悔しろって。ここで諦めたらあなたはこれから先ずーっとコンプレックスを抱えて生きることになるのよ」
男「・・・・」
スズ「それに、私も同じだから」
男「え?」
男「でも・・」
スズ「よく言うでしょう。やらずに後悔するよりやって後悔しろって。ここで諦めたらあなたはこれから先ずーっとコンプレックスを抱えて生きることになるのよ」
男「・・・・」
スズ「それに、私も同じだから」
男「え?」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:19:55.65 ID:LqGHV+ncO
スズ「私もあなたと同じよ。鉄棒にはぶら下がってないけど、毎日必死に牛乳飲んだりしてるわ。背を伸ばす為に」
男「ええっ!!そうだったんですか。だから牛乳を・・。でも、いいじゃないですか。先輩は女の子なんだから、小さくても」
スズ「他の誰がなんと言おうと私は嫌なの!私は私の理想の私になりたいの。その為にはなんでもやってみせるわ。それにたとえ伸びなかったとしても、後で努力すればよかったと後悔しない為に私は今頑張っているの」
男「・・・・」
スズ「あなたはどうするの?ここで諦める?」
男「・・!いえ、やる、やります!ありがとうございます、なんだかやる気が出てきました!!」
男「ええっ!!そうだったんですか。だから牛乳を・・。でも、いいじゃないですか。先輩は女の子なんだから、小さくても」
スズ「他の誰がなんと言おうと私は嫌なの!私は私の理想の私になりたいの。その為にはなんでもやってみせるわ。それにたとえ伸びなかったとしても、後で努力すればよかったと後悔しない為に私は今頑張っているの」
男「・・・・」
スズ「あなたはどうするの?ここで諦める?」
男「・・!いえ、やる、やります!ありがとうございます、なんだかやる気が出てきました!!」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:20:50.19 ID:LqGHV+ncO
スズ「そ、そう。それはよかったわ」
男「・・あの、嫌かもしれないですけど、ひとつお願いしていいですか?」
スズ「ん、なに?」
男「よかったら先輩も、これから一緒に鉄棒にぶら下がりませんか?」
スズ「へ!?」
男「1人でただぶら下がってるのってすごく退屈で、さみしくて・・。こんなこと友達も付き合ってくれないし」
スズ「・・・・」
男「・・あの、嫌かもしれないですけど、ひとつお願いしていいですか?」
スズ「ん、なに?」
男「よかったら先輩も、これから一緒に鉄棒にぶら下がりませんか?」
スズ「へ!?」
男「1人でただぶら下がってるのってすごく退屈で、さみしくて・・。こんなこと友達も付き合ってくれないし」
スズ「・・・・」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:22:35.94 ID:LqGHV+ncO
男「嫌、ですか?」
スズ「はぁっ・・しょうがないわね」
男「えっ!そ、それじゃあ」
スズ「またこうやって下校時刻破られても困るしね。付き合ってあげるわよ。監視もかねて」
男「あっ・・ありがとうございます!が、頑張りましょうね!」
スズ「ほどほどにね。・・ところで今更だけど、あなた名前は?」
男「あっ、僕ですか?僕は一年の金沢カズキといいます!よろしくお願いします!」
スズ「カズキくん、ね。私の名前は・・」
カズキ「萩村スズ先輩ですよね?知らないわけないじゃないですか!先輩有名人ですもん」
スズ「へ、へえ・・有名人?ど、どんな風に?(まあ、桜才一の天才少女と話題になっても仕方ないわね・・)」
カズキ「生徒会には飛び級してきた10歳の天才児がいるって、一年の間では評判ですよ・・って、痛っ!!な、なんで殴るんですかあ~!?」
スズ「な・ん・と・な・く・よ!!」
スズ「はぁっ・・しょうがないわね」
男「えっ!そ、それじゃあ」
スズ「またこうやって下校時刻破られても困るしね。付き合ってあげるわよ。監視もかねて」
男「あっ・・ありがとうございます!が、頑張りましょうね!」
スズ「ほどほどにね。・・ところで今更だけど、あなた名前は?」
男「あっ、僕ですか?僕は一年の金沢カズキといいます!よろしくお願いします!」
スズ「カズキくん、ね。私の名前は・・」
カズキ「萩村スズ先輩ですよね?知らないわけないじゃないですか!先輩有名人ですもん」
スズ「へ、へえ・・有名人?ど、どんな風に?(まあ、桜才一の天才少女と話題になっても仕方ないわね・・)」
カズキ「生徒会には飛び級してきた10歳の天才児がいるって、一年の間では評判ですよ・・って、痛っ!!な、なんで殴るんですかあ~!?」
スズ「な・ん・と・な・く・よ!!」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:24:12.79 ID:LqGHV+ncO
生徒会室にて
シノ「萩村は今日も牛乳か」
スズ「ええ、まあ」チュー
タカトシ「俺牛乳飲んだらすぐ腹壊しちゃうんで苦手なんですよね」
アリア「スズちゃん、下痢便プレイにでもハマってるの?気持ちいいよね~。わかるよ~」
スズ「違います」チュー
シノ「萩村は今日も牛乳か」
スズ「ええ、まあ」チュー
タカトシ「俺牛乳飲んだらすぐ腹壊しちゃうんで苦手なんですよね」
アリア「スズちゃん、下痢便プレイにでもハマってるの?気持ちいいよね~。わかるよ~」
スズ「違います」チュー
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:24:54.73 ID:LqGHV+ncO
教室にて
轟「ええっ!?スズちゃんがぶら下がってる肉棒を毎日握りしめてる!?」
スズ「違うわよ。鉄棒よ鉄棒」
轟「ああー!鉄棒にこすりつけるのは気持ちいいよね~。わかるよ~」
スズ「もうなんでもいいや」
轟「ええっ!?スズちゃんがぶら下がってる肉棒を毎日握りしめてる!?」
スズ「違うわよ。鉄棒よ鉄棒」
轟「ああー!鉄棒にこすりつけるのは気持ちいいよね~。わかるよ~」
スズ「もうなんでもいいや」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:26:58.89 ID:LqGHV+ncO
スズ「くっ・・ふむむむむ・・」プルプル
カズキ「ううう・・くくうっ・・」プルプル
スズ「・・ぷはあっ!も、もう限界!」パッ
カズキ「ぼ、僕はまだまだいけますよ。へへっ」
スズ「むむぅ・・・・」
次の日の昼休み
スズ(あ、あれは・・カズキくん?)
スズ(昼休みにもぶら下がってるんだ・・)
スズ(・・・・)
カズキ「ううう・・くくうっ・・」プルプル
スズ「・・ぷはあっ!も、もう限界!」パッ
カズキ「ぼ、僕はまだまだいけますよ。へへっ」
スズ「むむぅ・・・・」
次の日の昼休み
スズ(あ、あれは・・カズキくん?)
スズ(昼休みにもぶら下がってるんだ・・)
スズ(・・・・)
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:30:52.51 ID:LqGHV+ncO
スズ「はぁーっ疲れた。きゅうけい」
カズキ「僕も、ちょっと休みます」
スズ「ふぅ・・」
カズキ「あ、聞いてくださいよスズ先輩!!僕、昨日から牛乳の数2本に増やしたんですよ!!おこづかいがちょっとキビしいけど、そんなこと気にしません!背を伸ばすためなら!」
スズ「・・ねえ、聞いてもいい?」
カズキ「え、な、なんでしょう?」
カズキ「僕も、ちょっと休みます」
スズ「ふぅ・・」
カズキ「あ、聞いてくださいよスズ先輩!!僕、昨日から牛乳の数2本に増やしたんですよ!!おこづかいがちょっとキビしいけど、そんなこと気にしません!背を伸ばすためなら!」
スズ「・・ねえ、聞いてもいい?」
カズキ「え、な、なんでしょう?」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:31:36.05 ID:LqGHV+ncO
スズ「どうしてそんなに頑張るの?焚きつけたのは私かもしれないけど、あなたちょっと頑張りすぎよ。昼休みにまでぶら下がってるの、見たわよ」
カズキ「あ・・。み、見られちゃってました?えへへ、恥ずかしいな」
スズ「どうしてそんなに背を伸ばしないの?あなたには何か目的があるような、そんな気がするの」
カズキ「・・・・」
スズ「話したくないんなら、話さなくていいけど・・」
カズキ「・・この前、話しましたよね。僕、昔からずっと小さかったって」
スズ「う、うん」
カズキ「あ・・。み、見られちゃってました?えへへ、恥ずかしいな」
スズ「どうしてそんなに背を伸ばしないの?あなたには何か目的があるような、そんな気がするの」
カズキ「・・・・」
スズ「話したくないんなら、話さなくていいけど・・」
カズキ「・・この前、話しましたよね。僕、昔からずっと小さかったって」
スズ「う、うん」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:32:12.41 ID:LqGHV+ncO
カズキ「僕、なんにも取り柄がない上この身体だから、いつもバカにされてきたんです」
スズ「・・・・」
カズキ「この学校に入ってもそれは変わらなくて。毎日イジられてるけど、本当は嫌なんです。なんとかして見返したいってずっと思ってました」
カズキ「そんな時に、球技大会でバスケに出ることが決まったんです。当然、勝手に。皆勝ち負けなんてどうでもいいから、バスケに僕を出して笑いものにしたいんですよ」
スズ「・・・・」
スズ「・・・・」
カズキ「この学校に入ってもそれは変わらなくて。毎日イジられてるけど、本当は嫌なんです。なんとかして見返したいってずっと思ってました」
カズキ「そんな時に、球技大会でバスケに出ることが決まったんです。当然、勝手に。皆勝ち負けなんてどうでもいいから、バスケに僕を出して笑いものにしたいんですよ」
スズ「・・・・」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:32:52.27 ID:LqGHV+ncO
カズキ「でも、僕は嫌だ。僕だって男なんだ。バカにされたままいつまでも黙っていられませんよ。あいつらの期待を裏切って、バスケで大活躍して見返してやろうって誓ったんです」
スズ「・・その為に、バスケで活躍する為に背を伸ばそうと?」
カズキ「はい!!」
スズ「・・あのねカズキくん。あなたに2つ言いたいことがあるわ」
カズキ「?なんでしょう」
スズ「・・その為に、バスケで活躍する為に背を伸ばそうと?」
カズキ「はい!!」
スズ「・・あのねカズキくん。あなたに2つ言いたいことがあるわ」
カズキ「?なんでしょう」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:33:42.14 ID:LqGHV+ncO
スズ「球技大会って、いつあると思う?」
カズキ「そんなのもちろん知ってますよ!!今からちょうど一ヶ月後くらいですよね!」
スズ「そう。その通り・・つまり私の言いたいことは・・」
スズ「いくらなんでもたかが一ヶ月で背が急激に伸びるワケあるかああああああーーーっっ!!!」
スズ「そしてそんなことをする位ならバスケの練習した方が何百倍もマシだあああああああーーーっっ!!!」
カズキ「ごご、ごめんなさあ~~いっ!!!」
カズキ「そんなのもちろん知ってますよ!!今からちょうど一ヶ月後くらいですよね!」
スズ「そう。その通り・・つまり私の言いたいことは・・」
スズ「いくらなんでもたかが一ヶ月で背が急激に伸びるワケあるかああああああーーーっっ!!!」
スズ「そしてそんなことをする位ならバスケの練習した方が何百倍もマシだあああああああーーーっっ!!!」
カズキ「ごご、ごめんなさあ~~いっ!!!」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:36:37.25 ID:LqGHV+ncO
アリア「と、いうわけで、皆で楽しくバスケットだあ~~!」
カズキ「よ、よろしくお願いします!」
出島「お嬢様はバスケの才もおありです」
シノ「玉遊び、いや球遊びもたまにはいいものだな!!」
タカトシ「どうでもいいけど七条先輩は当たり前のように体育館もお持ちなんですね」
スズ「よろしくお願いします七条先輩。みっちりしごいてあげて下さい。この子」
カズキ「よ、よろしくお願いします!」
出島「お嬢様はバスケの才もおありです」
シノ「玉遊び、いや球遊びもたまにはいいものだな!!」
タカトシ「どうでもいいけど七条先輩は当たり前のように体育館もお持ちなんですね」
スズ「よろしくお願いします七条先輩。みっちりしごいてあげて下さい。この子」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:37:13.10 ID:LqGHV+ncO
アリア「んー、スズちゃんに頼まれちゃしょうがないなあ~。ちょっと恥ずかしいけど、私やっちゃうよ!えっとカズキくんだっけ?」
カズキ「はい!」
アリア「とりあえずパンツ脱いでもらえるかな!」
カズキ「は?」
アリア「ん~?自分から脱ぐのは恥ずかしいのかな?しょうがないなあ、私が脱がせてあげ・・」
スズ「やっ、やめてください先輩!!」
タカトシ「しごくってソッチの意味じゃないから!!」
カズキ「はい!」
アリア「とりあえずパンツ脱いでもらえるかな!」
カズキ「は?」
アリア「ん~?自分から脱ぐのは恥ずかしいのかな?しょうがないなあ、私が脱がせてあげ・・」
スズ「やっ、やめてください先輩!!」
タカトシ「しごくってソッチの意味じゃないから!!」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 00:40:36.16 ID:NXRKymt2O
アリア「いや~早とちりしちゃってごめんね。じゃあ、まずはシュートの練習からやってみよう!!」
スズ(やっぱり七条先輩に頼んだのは間違いだったかも・・)
アリア「カズキくん、そこの線に立ってシュートしてみて?」
カズキ「分かりました!!よーっし・・・・それっ!!」シュッ
カズキ「あ、あれ?全然届かないや・・くそっ!!」ブンッ
スズ(やっぱり七条先輩に頼んだのは間違いだったかも・・)
アリア「カズキくん、そこの線に立ってシュートしてみて?」
カズキ「分かりました!!よーっし・・・・それっ!!」シュッ
カズキ「あ、あれ?全然届かないや・・くそっ!!」ブンッ
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 00:41:30.69 ID:NXRKymt2O
アリア「あ~、ダメだよそんなフォームじゃ。力任せに投げたってボールは思った通りには飛ばないよ。力を抜いて?フォームはこうだよ」ムニュ
カズキ「せせせせせ先輩っ!!ちち、近いですっ、それに、せ、背中になんか当たって・・」
スズ「は、離れてください先輩っ!!」
アリア「口で説明するのは難しいんだよー」
シノ「・・しかし、萩村はどうしたんだろうな。急に一年の男子を連れてきてこの子をバスケで鍛えてください、なんて」
タカトシ「さあ。でも俺も球技大会でバスケやるんでちょうどよかったですよ」
シノ「津田もやはり玉遊びが好きなのか」
タカトシ「もうめんどくさいからうんって言っておくよ」
カズキ「せせせせせ先輩っ!!ちち、近いですっ、それに、せ、背中になんか当たって・・」
スズ「は、離れてください先輩っ!!」
アリア「口で説明するのは難しいんだよー」
シノ「・・しかし、萩村はどうしたんだろうな。急に一年の男子を連れてきてこの子をバスケで鍛えてください、なんて」
タカトシ「さあ。でも俺も球技大会でバスケやるんでちょうどよかったですよ」
シノ「津田もやはり玉遊びが好きなのか」
タカトシ「もうめんどくさいからうんって言っておくよ」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 00:48:02.83 ID:NXRKymt2O
カズキ「はぁ、はぁ・・それっ!!」シュッ ガコン
カズキ「やった!入った!」
アリア「うん、大分シュート上手くなったね」
スズ(運動神経は元々悪くないみたいね)
出島「みなさん、そろそろお昼にしませんか」
アリア「あ、そうだね」
シノ「お腹空いたなあー。出島さんのお弁当楽しみだ」
カズキ「やった!入った!」
アリア「うん、大分シュート上手くなったね」
スズ(運動神経は元々悪くないみたいね)
出島「みなさん、そろそろお昼にしませんか」
アリア「あ、そうだね」
シノ「お腹空いたなあー。出島さんのお弁当楽しみだ」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 00:49:18.95 ID:NXRKymt2O
タカトシ「どれどれ・・」パカッ
シノ「こ、これは・・」
タカトシ「に、にぼししか入ってないじゃないですか!!」
出島「カズキ様は身長を伸ばされたいということなので、微力ながら私もお手伝いを」
スズ「そ、そうは言ってもこれは・・」
出島「飲み物は当然牛乳です。新鮮で美味しいですよ」
タカトシ「うう・・」
シノ「こ、これは・・」
タカトシ「に、にぼししか入ってないじゃないですか!!」
出島「カズキ様は身長を伸ばされたいということなので、微力ながら私もお手伝いを」
スズ「そ、そうは言ってもこれは・・」
出島「飲み物は当然牛乳です。新鮮で美味しいですよ」
タカトシ「うう・・」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 00:51:54.48 ID:NXRKymt2O
カズキ「ごご、ごめんなさいみなさん。僕のせいでこんな・・」
シノ「いや、たまにはこんなのも悪くないだろう。現代人にはカルシウムが不足していると言うしな」
アリア「シノちゃんは特に不足してるよね。胸に」
シノ「なにか言ったかアリア?」ギロッ
アリア「んーん。なんにも。にぼし美味しいね~」ポリポリ
スズ(この際たくさん食べておこう)ポリポリ
出島「ささ、カズキ様。どんどんいっちゃってください」
カズキ「むぐぐぐぐ・・が、がんばりまふ・・」
シノ「いや、たまにはこんなのも悪くないだろう。現代人にはカルシウムが不足していると言うしな」
アリア「シノちゃんは特に不足してるよね。胸に」
シノ「なにか言ったかアリア?」ギロッ
アリア「んーん。なんにも。にぼし美味しいね~」ポリポリ
スズ(この際たくさん食べておこう)ポリポリ
出島「ささ、カズキ様。どんどんいっちゃってください」
カズキ「むぐぐぐぐ・・が、がんばりまふ・・」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 00:56:25.26 ID:NXRKymt2O
一ヶ月後 最後の練習日
カズキ「ハァッハァッ・・ふっ!!」ザザッ
アリア「抜かれた!?くっ・・」
カズキ「うおおおおっ!」シュッ ガコン
タカトシ「やったー!決まった!!」
スズ「すごい!!」
アリア「やられちゃったよー」
カズキ「ハァッハァッ・・ふっ!!」ザザッ
アリア「抜かれた!?くっ・・」
カズキ「うおおおおっ!」シュッ ガコン
タカトシ「やったー!決まった!!」
スズ「すごい!!」
アリア「やられちゃったよー」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 00:58:33.77 ID:NXRKymt2O
カズキ「いえ、先輩の今までの指導のおかげですよ!」
シノ「それにしたって、本当に上手くなったぞカズキ」
アリア「うん。まさかたった一ヶ月で私が敵わなくなるとは思わなかったよ」
カズキ「ありがとうございます・・。でも、ひとつ問題が」
シノ「うん?なんだ?」
シノ「それにしたって、本当に上手くなったぞカズキ」
アリア「うん。まさかたった一ヶ月で私が敵わなくなるとは思わなかったよ」
カズキ「ありがとうございます・・。でも、ひとつ問題が」
シノ「うん?なんだ?」
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:00:19.48 ID:NXRKymt2O
カズキ「練習では先輩方とやっているからボールを奪ったり出来ましたけど、本番では男子と試合するんですよ」
アリア「あっ・・そっか」
カズキ「先輩達は女性だから僕との身長差はあまりないけど、男子の中ではホントに僕は埋もれるくらいに小さいんです。果たして、そんな中で練習みたいに活躍出来るか・・」
スズ「大丈夫よ!!!」
カズキ「え・・スズ先輩?」
アリア「あっ・・そっか」
カズキ「先輩達は女性だから僕との身長差はあまりないけど、男子の中ではホントに僕は埋もれるくらいに小さいんです。果たして、そんな中で練習みたいに活躍出来るか・・」
スズ「大丈夫よ!!!」
カズキ「え・・スズ先輩?」
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:01:50.58 ID:NXRKymt2O
スズ「あんたは大丈夫よ、出来る!!この一ヶ月必死に頑張ったじゃない!!あんたのことをバカにするダラけた連中なんかに負けるわけないわ!!」
カズキ「スズ先輩・・」
スズ「負けたら許さないわよ。絶対に勝ちなさい!!約束よ!!」
カズキ「ハ、ハイ!!約束します!!」
アリア「なんだか私たち蚊帳の外だねー」
シノ「これが青春というやつか」
カズキ「スズ先輩・・」
スズ「負けたら許さないわよ。絶対に勝ちなさい!!約束よ!!」
カズキ「ハ、ハイ!!約束します!!」
アリア「なんだか私たち蚊帳の外だねー」
シノ「これが青春というやつか」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:06:04.63 ID:NXRKymt2O
球技大会 当日
タカトシ「いやー、今日も忙しいですね。仕事やったり自分達の試合に出たり」
アリア「津田くんバスケだったんだよね、どうだったの?」
タカトシ「あっさり負けました」
アリア「あらら」
スズ(もう、カズキの試合が始まってる頃かな・・)
タカトシ「いやー、今日も忙しいですね。仕事やったり自分達の試合に出たり」
アリア「津田くんバスケだったんだよね、どうだったの?」
タカトシ「あっさり負けました」
アリア「あらら」
スズ(もう、カズキの試合が始まってる頃かな・・)
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:06:33.60 ID:NXRKymt2O
シノ「バスケといえばカズキは頑張っているだろうか」
アリア「活躍出来てるといいねえ」
タカトシ「まあ俺たちはスケジュールが詰まってますから応援には行けませんけどね」
スズ「・・・・」
シノ「どうした萩村?先ほどからうわの空だが」
スズ「えっ?い、いえ、なんでもありません・・」
アリア「活躍出来てるといいねえ」
タカトシ「まあ俺たちはスケジュールが詰まってますから応援には行けませんけどね」
スズ「・・・・」
シノ「どうした萩村?先ほどからうわの空だが」
スズ「えっ?い、いえ、なんでもありません・・」
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:07:34.42 ID:NXRKymt2O
シノ「・・気になるんだろう?カズキが」
スズ「!!」
シノ「みなまで言うな。お前の気持ちはわかっている」
アリア「スズちゃんわっかりやすいからねえー」
スズ「な、ななな、な・・」
タカトシ「ん?なんの話ですか?」
シノ「お前は黙っていていいぞ津田。・・・・萩村。行ってこい」
スズ「!!」
シノ「みなまで言うな。お前の気持ちはわかっている」
アリア「スズちゃんわっかりやすいからねえー」
スズ「な、ななな、な・・」
タカトシ「ん?なんの話ですか?」
シノ「お前は黙っていていいぞ津田。・・・・萩村。行ってこい」
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:08:57.98 ID:NXRKymt2O
スズ「っ!で、でも、仕事が・・」
シノ「それくらい我々に任せろ。今萩村がやるべき仕事は、カズキを応援することだ」
スズ「会長・・」
シノ「行ってこい。我々の分まで彼を応援してくるんだ」
スズ「・・・・ありがとうございます!!」タタッ
シノ「それくらい我々に任せろ。今萩村がやるべき仕事は、カズキを応援することだ」
スズ「会長・・」
シノ「行ってこい。我々の分まで彼を応援してくるんだ」
スズ「・・・・ありがとうございます!!」タタッ
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:11:40.17 ID:NXRKymt2O
シノ「うむ・・我ながらいい言葉が出たものだ」
タカトシ「あの~、さっぱり状況がわからないんですけど、萩村どこに行ったんですか?萩村の仕事は?」
シノ「お前に任せたぞ津田」
タカトシ「ええっ!!な、なんでですかあっ!!」
アリア(がんばれ、スズちゃん。カズキくん可愛かったからちょっともったいないケド)
アリア(でも、スズちゃんと並んでた方がもっと可愛いからしょうがないか)
タカトシ「あの~、さっぱり状況がわからないんですけど、萩村どこに行ったんですか?萩村の仕事は?」
シノ「お前に任せたぞ津田」
タカトシ「ええっ!!な、なんでですかあっ!!」
アリア(がんばれ、スズちゃん。カズキくん可愛かったからちょっともったいないケド)
アリア(でも、スズちゃんと並んでた方がもっと可愛いからしょうがないか)
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:14:49.03 ID:NXRKymt2O
スズ「はぁ、はぁっ・・今は体育館で試合してるハズ・・・・カズキ!!」バンッ
スズ(はぁはぁ・・カズキはどこで試合を・・いた!あそこ!)
スズ(34対32・・負けてる!!残り時間もあとわずか・・でも3ポイントを決めれば逆転出来る!!)
スズ「ちょっと、ちょっとどいて!!」ダダッ
カズキ「ハァッ・・ハァッ・・」
スズ(はぁはぁ・・カズキはどこで試合を・・いた!あそこ!)
スズ(34対32・・負けてる!!残り時間もあとわずか・・でも3ポイントを決めれば逆転出来る!!)
スズ「ちょっと、ちょっとどいて!!」ダダッ
カズキ「ハァッ・・ハァッ・・」
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:15:38.74 ID:NXRKymt2O
生徒「カズキの奴がんばってんなあー」
生徒「他の奴らがやる気ねえからあいつ1人であれだけ点取ったんだぜ。すげえよ」
生徒「でももうダメっぽいなー。時間ないし、このまま相手の逃げ切りだな」
スズ(カズキッ・・)
カズキ(ハァッハァッ・・くそっ、もうダメだ・・あと少しだったのに・・)
カズキ(ごめんなさいスズ先輩。約束、守れなくて・・)
生徒「他の奴らがやる気ねえからあいつ1人であれだけ点取ったんだぜ。すげえよ」
生徒「でももうダメっぽいなー。時間ないし、このまま相手の逃げ切りだな」
スズ(カズキッ・・)
カズキ(ハァッハァッ・・くそっ、もうダメだ・・あと少しだったのに・・)
カズキ(ごめんなさいスズ先輩。約束、守れなくて・・)
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:16:26.44 ID:NXRKymt2O
スズ「・・ッ!!」
スズ「なにやってんのよあのバカ・・」
スズ「・・ッッカァズキィィィィィィーーーーー!!!まけんなああああーーーー!!」
カズキ「!!!」
生徒「うおっ、びっくりした!!」
スズ「なにうなだれてんのよっ!!まだ試合は終わってないわよ!!約束忘れたの!?絶対に勝ちなさい!!」
スズ「なにやってんのよあのバカ・・」
スズ「・・ッッカァズキィィィィィィーーーーー!!!まけんなああああーーーー!!」
カズキ「!!!」
生徒「うおっ、びっくりした!!」
スズ「なにうなだれてんのよっ!!まだ試合は終わってないわよ!!約束忘れたの!?絶対に勝ちなさい!!」
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:17:45.40 ID:NXRKymt2O
カズキ「スズ・・せんぱい・・」
スズ「あんなにたくさん練習したでしょう!?その事を思い出して!!」
カズキ「・・・・」
スズ「背すじ伸ばしなさいっっっ!!!このチビッッ!!!」
カズキ「!!!」
カズキ「・・っ!!」ダダッ
スズ「あんなにたくさん練習したでしょう!?その事を思い出して!!」
カズキ「・・・・」
スズ「背すじ伸ばしなさいっっっ!!!このチビッッ!!!」
カズキ「!!!」
カズキ「・・っ!!」ダダッ
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:22:15.61 ID:NXRKymt2O
相手チームA「うおっ、まだ動けるか、コイツ・・」
相手チームB「なーに、ヘロヘロだ。ボールは奪えやしねえ!!」
カズキ「うおおおおおーーっっ!!」ダダッ
相手チームA「なっ・・はええっ!!こいつどこにこんなチカラが・・くそっ!!」
相手チームC「ああっ、ボールを奪われた!!」
相手チームB「へん!つってもあいつのゴールはこっから遠い!!そして試合は後10秒!!このまま終わりだ!!」
相手チームB「なーに、ヘロヘロだ。ボールは奪えやしねえ!!」
カズキ「うおおおおおーーっっ!!」ダダッ
相手チームA「なっ・・はええっ!!こいつどこにこんなチカラが・・くそっ!!」
相手チームC「ああっ、ボールを奪われた!!」
相手チームB「へん!つってもあいつのゴールはこっから遠い!!そして試合は後10秒!!このまま終わりだ!!」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:23:02.28 ID:NXRKymt2O
カズキ「・・・・」スッ
相手チームA「なっ・・構えた!?まさか・・」
スズ「カズキイイイィィーー!!いけえええぇーーー!!」
カズキ「うおおおおおおおおおおおーーーーー!!!!!」バッ
パサッ・・・・
相手チームA「なっ・・構えた!?まさか・・」
スズ「カズキイイイィィーー!!いけえええぇーーー!!」
カズキ「うおおおおおおおおおおおーーーーー!!!!!」バッ
パサッ・・・・
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:24:19.22 ID:NXRKymt2O
相手チームA「あ・・」
生徒「はっ・・入ったあああああーーー!!カズキが逆転だああああーー!!」
ブブーッ
生徒「そしてここで試合終了ーーー!!」
相手チームB「ま、まさか、そんな・・」
相手チームC「くそっ・・!!なんてこった!!」
スズ(カズキ・・やった!!)
カズキ「ハハッ・・やった、僕やったよ、スズ先輩・・」ドサッ
生徒「あっ、カズキが倒れた!!」
生徒「おいおい大丈夫か!?」
生徒「はっ・・入ったあああああーーー!!カズキが逆転だああああーー!!」
ブブーッ
生徒「そしてここで試合終了ーーー!!」
相手チームB「ま、まさか、そんな・・」
相手チームC「くそっ・・!!なんてこった!!」
スズ(カズキ・・やった!!)
カズキ「ハハッ・・やった、僕やったよ、スズ先輩・・」ドサッ
生徒「あっ、カズキが倒れた!!」
生徒「おいおい大丈夫か!?」
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:26:11.96 ID:NXRKymt2O
カズキ「・・・・」
スズ「カズキ・・」
カズキ「あ、スズ先輩」
スズ「ここにいるんじゃないかって、思った」
カズキ「はい・・ここは僕にとって忘れられない場所ですから。スズ先輩との大切な思い出の場所です」
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:26:41.91 ID:NXRKymt2O
スズ「ななっ、なにを言ってんのよっ!!」
カズキ「あはは・・」
スズ「ま、まったく・・」
カズキ「・・ありがとうございました」
スズ「え?」
カズキ「あはは・・」
スズ「ま、まったく・・」
カズキ「・・ありがとうございました」
スズ「え?」
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:27:28.75 ID:NXRKymt2O
カズキ「スズ先輩のおかげです。もうダメだって思った時、スズ先輩の応援で目が覚めました。僕が最後のシュートを決められたのは、スズ先輩のおかげです」
スズ「そ、そう・・」
カズキ「すごかったですよー先輩。おっきな声で『カズキイイイィィー!!』なんて叫んでて」
スズ「あっ、あれはっ・・!!アンタがあんまりにも諦めたような顔してるからっ・・ああもう恥ずかしい!!私なんであんなコトを・・うぅ・・」
カズキ「あはははは・・・・」
スズ「そ、そう・・」
カズキ「すごかったですよー先輩。おっきな声で『カズキイイイィィー!!』なんて叫んでて」
スズ「あっ、あれはっ・・!!アンタがあんまりにも諦めたような顔してるからっ・・ああもう恥ずかしい!!私なんであんなコトを・・うぅ・・」
カズキ「あはははは・・・・」
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:30:51.79 ID:NXRKymt2O
スズ「・・ありがとう」
カズキ「え?」
スズ「約束、まもってくれて。勝ってくれて」
カズキ「そ、そんな・・僕が勝てたのは全部先輩のおかげで・・練習させてくれたり、応援してくれたり。だからそんな、お礼なんて」
スズ「あんたは、ちっちゃくなんかないよ」
カズキ「え?」
スズ「約束、まもってくれて。勝ってくれて」
カズキ「そ、そんな・・僕が勝てたのは全部先輩のおかげで・・練習させてくれたり、応援してくれたり。だからそんな、お礼なんて」
スズ「あんたは、ちっちゃくなんかないよ」
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:32:05.10 ID:NXRKymt2O
カズキ「え・・・・」
スズ「今日のあんたは、私には誰よりも大きく見えたよ。最高にカッコよかった。もう、無理に背を伸ばそうとしなくたっていいの。背が低いからって誰もあんたをバカにしたりしない。もしいたら、私がぶん殴ってやるわよ」
カズキ「先輩・・」
スズ「それに、ちっちゃいって言ってもさ・・」
ギュッ・・
スズ「今日のあんたは、私には誰よりも大きく見えたよ。最高にカッコよかった。もう、無理に背を伸ばそうとしなくたっていいの。背が低いからって誰もあんたをバカにしたりしない。もしいたら、私がぶん殴ってやるわよ」
カズキ「先輩・・」
スズ「それに、ちっちゃいって言ってもさ・・」
ギュッ・・
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:32:44.43 ID:NXRKymt2O
カズキ「えっ、ええええええっっ!!あ、あのせんぱい、こここ、コレは・・」
スズ「私より、ずっと大きいじゃないの」
カズキ「せん・・ぱい・・」
ギュッ・・
スズ「・・・・」
カズキ「・・・・ねえ、スズ先輩?」
スズ「なに・・?」
スズ「私より、ずっと大きいじゃないの」
カズキ「せん・・ぱい・・」
ギュッ・・
スズ「・・・・」
カズキ「・・・・ねえ、スズ先輩?」
スズ「なに・・?」
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:33:40.36 ID:NXRKymt2O
カズキ「先輩はさっきもう無理に背を伸ばさなくていいって言ってくれましたけど、僕はこれからもこの鉄棒に来ますよ」
スズ「どうして・・?」
カズキ「だってここは僕とスズ先輩の2人だけの特別な場所だから。ね?」
スズ「・・・!!バカッ!!」ドンッ
カズキ「あはははは、痛いなぁ。・・で、スズ先輩はどうするんですか?背を伸ばすの、やめるんですか?ここに来るの、やめちゃうんですか?」
スズ「どうして・・?」
カズキ「だってここは僕とスズ先輩の2人だけの特別な場所だから。ね?」
スズ「・・・!!バカッ!!」ドンッ
カズキ「あはははは、痛いなぁ。・・で、スズ先輩はどうするんですか?背を伸ばすの、やめるんですか?ここに来るの、やめちゃうんですか?」
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:34:13.28 ID:NXRKymt2O
スズ「・・やめるもんかっ!!絶対やめないっっ!!」
カズキ「よかった・・。ねえ、先輩?もう下校時刻とっくに過ぎちゃってますよ」
スズ「うん・・」
カズキ「・・怒らないんですか?」
スズ「・・・・今日だけ、とくべつよ・・」
カズキ「そっか・・それはよかった・・」
カズキ「よかった・・。ねえ、先輩?もう下校時刻とっくに過ぎちゃってますよ」
スズ「うん・・」
カズキ「・・怒らないんですか?」
スズ「・・・・今日だけ、とくべつよ・・」
カズキ「そっか・・それはよかった・・」
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:35:25.45 ID:NXRKymt2O
シノ「さて。もうこんな時間か。帰らなくてはな」
アリア「まだ校内にいる人に注意してこなくちゃね」
タカトシ「かったるいなあ・・」
スズ「あの、私は・・」
シノ「ああ。いつも鉄棒にいる彼には萩村が注意しに行ってくれ。・・言っておくが、くれぐれも遅くならないようにな」
スズ「な、なに言ってるんですか!!もうっ!!」バタバタ
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:36:13.78 ID:NXRKymt2O
タカトシ「じゃ、俺たちも行きましょうか」
シノ「ああ」
アリア「・・・・あ」
スズ「くぬううううっ・・」プルプル
カズキ「くおおおおおぉっ・・」プルプル
アリア「・・ふふっ」
アリア「やっぱりカワイイなぁ、あのふたり」
おしまい
シノ「ああ」
アリア「・・・・あ」
スズ「くぬううううっ・・」プルプル
カズキ「くおおおおおぉっ・・」プルプル
アリア「・・ふふっ」
アリア「やっぱりカワイイなぁ、あのふたり」
おしまい
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 01:39:58.16 ID:NXRKymt2O
と、いうことで終わりです。読んでくださった方ありがとうございました。
今回はこれで終わりですが付き合った後の話も考えているので頭の中で形がまとまったらまたスレを立てようと思います。
スレタイはおそらくまた『萩村スズ「」』という感じになると思います。
またスレを立てた時にはよろしくお願いします。
ありがとうございました。
今回はこれで終わりですが付き合った後の話も考えているので頭の中で形がまとまったらまたスレを立てようと思います。
スレタイはおそらくまた『萩村スズ「」』という感じになると思います。
またスレを立てた時にはよろしくお願いします。
ありがとうございました。
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/02(日) 07:54:04.89 ID:PkyDYNYHO
スズ厨発狂ものだなこれ
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/03(月) 19:45:27.35 ID:xPjSuk5mO
タカスズ厨の発狂ぶりが笑えるな
次回のスレ立ても楽しみにしてるぞカズキ
次回のスレ立ても楽しみにしてるぞカズキ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1438/14382/1438277903.html
Entry ⇒ 2015.10.03 | Category ⇒ 生徒会役員共 | Comments (0)
シノ「性夜の物語だ!」タカトシ「なにかがおかしい…」
1: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:00:14.53 ID:4sbAXzbqo
12/24(水) 23:00 津田家前
タカトシ「会長、あの電話はどういうことですか?」
タカトシ「というか…なんですかその格好」
シノ(サンタコス)「だから昼頃に電話で話しただろう?」
タカトシ「生徒会のみんなにクリスマスプレゼントを配るんでしたっけ、ホントにやるんだ…」
シノ「前に津田の家でやったやつが思いの外好評でな、今回もやることになったのだ」
タカトシ「でも今回は誰かの家に泊まったりしてませんよ?不法侵入とかになるんじゃ…」
シノ「だから家まで届けにいくのだ、もちろん家の者の許可はとった」
タカトシ「用意周到ですね」
タカトシ「会長、あの電話はどういうことですか?」
タカトシ「というか…なんですかその格好」
シノ(サンタコス)「だから昼頃に電話で話しただろう?」
タカトシ「生徒会のみんなにクリスマスプレゼントを配るんでしたっけ、ホントにやるんだ…」
シノ「前に津田の家でやったやつが思いの外好評でな、今回もやることになったのだ」
タカトシ「でも今回は誰かの家に泊まったりしてませんよ?不法侵入とかになるんじゃ…」
シノ「だから家まで届けにいくのだ、もちろん家の者の許可はとった」
タカトシ「用意周到ですね」
2: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:00:55.08 ID:4sbAXzbqo
タカトシ「でも会長、その格好で夜道を歩くのは変な人と思われるんじゃ…俺も目立ちそうだし」
シノ「何を言っている、君の分も用意してきたぞ」っトナカイの着ぐるみ
タカトシ「え?俺がこれ着るんですか?」
シノ「わ、わざわざ買ったんだから着てもらうぞ!」
タカトシ「分かりましたよ…でもなんで俺が…」
シノ「Mの君ならサンタの下僕になってソリを引かされるのも好きそうだし」
タカトシ「サンタはそんなSじゃねえよ」
シノ「何を言っている、君の分も用意してきたぞ」っトナカイの着ぐるみ
タカトシ「え?俺がこれ着るんですか?」
シノ「わ、わざわざ買ったんだから着てもらうぞ!」
タカトシ「分かりましたよ…でもなんで俺が…」
シノ「Mの君ならサンタの下僕になってソリを引かされるのも好きそうだし」
タカトシ「サンタはそんなSじゃねえよ」
3: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:01:30.18 ID:4sbAXzbqo
タカトシ「で、最初はどこに行くんですか?萩村の家、それとも七条先輩の家か…」
シノ「いや、まずはここだ」
タカトシ「ここって…俺の家ですか?」
シノ「正確にはコトミだな」
タカトシ「生徒会の役員じゃないのでは」
シノ「まあ前回のクリスマスもいたからな」
タカトシ「まあそれなら…あっ、でも」
シノ「なにか不都合か?まさかオナ…」
タカトシ「違う!」
コトミ「タカ兄、いつまで外に…って会長!?」
シノ「いや、まずはここだ」
タカトシ「ここって…俺の家ですか?」
シノ「正確にはコトミだな」
タカトシ「生徒会の役員じゃないのでは」
シノ「まあ前回のクリスマスもいたからな」
タカトシ「まあそれなら…あっ、でも」
シノ「なにか不都合か?まさかオナ…」
タカトシ「違う!」
コトミ「タカ兄、いつまで外に…って会長!?」
4: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:02:11.45 ID:4sbAXzbqo
コトミ「『ちょっと外に…』って出てったはずなのになんで会長と?」
シノ「いや、これはだなコトミよ…」
コトミ「『ちょっと外に出す』の略だったなんて…」
タカトシ「早とちりしすぎじゃないか?」
コトミ「あ、『ちょっと外に射精す』の方がいいかな」
タカトシ「ニュアンスの問題じゃねえ」
コトミ「あれ、でも会長がサンタのコスプレしてる…」
コトミ「タカ兄も…トナカイのコスプレ?」
タカトシ「一応ね」
コトミ「なるほどー」
コトミ「まさかタカ兄がこういうプレイが好きだったなんて…」
タカトシ「説明するから黙っててくれ!」
シノ「いや、これはだなコトミよ…」
コトミ「『ちょっと外に出す』の略だったなんて…」
タカトシ「早とちりしすぎじゃないか?」
コトミ「あ、『ちょっと外に射精す』の方がいいかな」
タカトシ「ニュアンスの問題じゃねえ」
コトミ「あれ、でも会長がサンタのコスプレしてる…」
コトミ「タカ兄も…トナカイのコスプレ?」
タカトシ「一応ね」
コトミ「なるほどー」
コトミ「まさかタカ兄がこういうプレイが好きだったなんて…」
タカトシ「説明するから黙っててくれ!」
5: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:02:54.66 ID:4sbAXzbqo
シノ「かくかくしかじかでな」
コトミ「なるほど、みんなにプレゼントを」
シノ「それで津田を迎えに来たから、コトミもついでに渡そうと思ってたんだが…なんで寝てないんだ?」
タカトシ「昨日から冬休みに入ったんで徹夜でゲームするって言ってました」
コトミ「えへへ」
シノ「コトミよ、いくら休みだからといってあまりに不規則な生活を送るのはよくないぞ」
シノ「しっかり夜に寝ないと成長ホルモンが分泌しなくてだな…」
コトミ「そうなんですかー」
コトミ「あ、でもこの前また胸は大きくなっちゃったんですよねー」
シノ「…」ズーン
コトミ「なるほど、みんなにプレゼントを」
シノ「それで津田を迎えに来たから、コトミもついでに渡そうと思ってたんだが…なんで寝てないんだ?」
タカトシ「昨日から冬休みに入ったんで徹夜でゲームするって言ってました」
コトミ「えへへ」
シノ「コトミよ、いくら休みだからといってあまりに不規則な生活を送るのはよくないぞ」
シノ「しっかり夜に寝ないと成長ホルモンが分泌しなくてだな…」
コトミ「そうなんですかー」
コトミ「あ、でもこの前また胸は大きくなっちゃったんですよねー」
シノ「…」ズーン
6: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:03:29.78 ID:4sbAXzbqo
シノ「まあいい、とにかくプレゼントだ」
コトミ「ありがとうございます会長!」
コトミ「なんですかー?コレ」
シノ「フフフ、開けてからのお楽しみだぞ」
コトミ「気になるなー」
タカトシ(俺は聞いてしまった、プレゼントの包みの中からヴヴヴヴという機械音がするのを…)
タカトシ(でも触れるとめんどくさそうなので無視した…)
コトミ「ありがとうございます会長!」
コトミ「なんですかー?コレ」
シノ「フフフ、開けてからのお楽しみだぞ」
コトミ「気になるなー」
タカトシ(俺は聞いてしまった、プレゼントの包みの中からヴヴヴヴという機械音がするのを…)
タカトシ(でも触れるとめんどくさそうなので無視した…)
7: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:04:11.91 ID:4sbAXzbqo
シノ「というわけだから、津田借りてくぞ?」
コトミ「どうぞー」
タカトシ「アレ?俺の意思は?」
コトミ「もうー、そんなノリノリなコスプレまでしちゃってそれはないよー」
タカトシ「いや、これは会長が…」
コトミ「まあまあ」
シノ「でも津田、それ意外と似合ってますよ?」
タカトシ「そ、そうですか?」
コトミ「なんていうかサンタの下僕って感じがでてるよ」
タカトシ「それさっき聞いた」
コトミ「どうぞー」
タカトシ「アレ?俺の意思は?」
コトミ「もうー、そんなノリノリなコスプレまでしちゃってそれはないよー」
タカトシ「いや、これは会長が…」
コトミ「まあまあ」
シノ「でも津田、それ意外と似合ってますよ?」
タカトシ「そ、そうですか?」
コトミ「なんていうかサンタの下僕って感じがでてるよ」
タカトシ「それさっき聞いた」
8: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:04:49.95 ID:4sbAXzbqo
タカトシ「あ、コトミ。お前もついてくるか?」
コトミ「いや、私が行くと聖夜が血に染まることに…」
タカトシ「お前はなにをしでかすんだ?」
シノ「いや、ひょっとしてあの日なのかもしれないぞ?」
コトミ「あ、今度からそれ使いますね!」
タカトシ「どっちにしろアウトだよ!」
コトミ「まあでも寒いの苦手だしいいかな、それに…」チラッ
シノ「…ん?」
コトミ「あ、いやなんでもないです」
タカトシ「会長、コトミとなんかあったんですか?」
シノ「い、いやなんもないぞ?コトミとはな」
コトミ「いや、私が行くと聖夜が血に染まることに…」
タカトシ「お前はなにをしでかすんだ?」
シノ「いや、ひょっとしてあの日なのかもしれないぞ?」
コトミ「あ、今度からそれ使いますね!」
タカトシ「どっちにしろアウトだよ!」
コトミ「まあでも寒いの苦手だしいいかな、それに…」チラッ
シノ「…ん?」
コトミ「あ、いやなんでもないです」
タカトシ「会長、コトミとなんかあったんですか?」
シノ「い、いやなんもないぞ?コトミとはな」
9: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:05:25.47 ID:4sbAXzbqo
タカトシ「じゃあなー」
コトミ「いってらっしゃーい」
コトミ「あ、タカ兄ゴム付けるのは忘れちゃダメだよ?」
タカトシ「それはどんな状況に対しての注意だい?」
タカトシ「それで会長、次はどこへ?」
シノ「そうだなあ、ここからならアリアの家の方が近いからそっちにするか」
コトミ「いってらっしゃーい」
コトミ「あ、タカ兄ゴム付けるのは忘れちゃダメだよ?」
タカトシ「それはどんな状況に対しての注意だい?」
タカトシ「それで会長、次はどこへ?」
シノ「そうだなあ、ここからならアリアの家の方が近いからそっちにするか」
10: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:15:07.63 ID:4sbAXzbqo
23:15 七条邸前
シノ「アリアのご両親は今、不在だと聞いた」
タカトシ「あれ?でもさっき家の人の許可はとったって…」
シノ「出島さんに聞いたらOKが出たのでな」
タカトシ「ああ…なるほど」
シノ「あれ、門の前で待ってるって言ってたはずなんだが…」
タカトシ「ちょっと早く着きすぎたんじゃ」
シノ「おや、あれじゃ…ってええっ!?」
タカトシ「どうしました会長!?」
シノ「い、いや見間違えたようだ」
シノ(お散歩プレイしてた…)ブルブル
タカトシ「なんか恐ろしいものでも見ましたか?」
シノ(羨ましい…)キラキラ
タカトシ「ああ、違う。なんかエロいもの見たんだ」
シノ「アリアのご両親は今、不在だと聞いた」
タカトシ「あれ?でもさっき家の人の許可はとったって…」
シノ「出島さんに聞いたらOKが出たのでな」
タカトシ「ああ…なるほど」
シノ「あれ、門の前で待ってるって言ってたはずなんだが…」
タカトシ「ちょっと早く着きすぎたんじゃ」
シノ「おや、あれじゃ…ってええっ!?」
タカトシ「どうしました会長!?」
シノ「い、いや見間違えたようだ」
シノ(お散歩プレイしてた…)ブルブル
タカトシ「なんか恐ろしいものでも見ましたか?」
シノ(羨ましい…)キラキラ
タカトシ「ああ、違う。なんかエロいもの見たんだ」
11: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:16:08.64 ID:4sbAXzbqo
1分後
出島「お待たせしました」
シノ「早っ!」
タカトシ「え?何がですか?」
シノ「いや、なんでもない」
出島「お嬢様は寝室でお休みになってます、どうぞこちらへ」
シノ・タカトシ「おじゃましまーす」
出島「お待たせしました」
シノ「早っ!」
タカトシ「え?何がですか?」
シノ「いや、なんでもない」
出島「お嬢様は寝室でお休みになってます、どうぞこちらへ」
シノ・タカトシ「おじゃましまーす」
12: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:16:53.73 ID:4sbAXzbqo
アリア寝室
タカトシ「うわっ、広い…」
シノ「シーッ!」
アリア「zzz…」
タカトシ「あ、すいません」
出島「どんなプレイでも対応できるよう旦那様が特注で作らせたものです」
タカトシ「うん、できれば聞きたくなかったね」
シノ「なあ津田」
タカトシ「なんですか?」
シノ「どんなプレイで使うんだろうな」ワクワク
タカトシ「俺が知ったことか」
出島「例えばですね…」
タカトシ「答えなくていいです」
タカトシ「うわっ、広い…」
シノ「シーッ!」
アリア「zzz…」
タカトシ「あ、すいません」
出島「どんなプレイでも対応できるよう旦那様が特注で作らせたものです」
タカトシ「うん、できれば聞きたくなかったね」
シノ「なあ津田」
タカトシ「なんですか?」
シノ「どんなプレイで使うんだろうな」ワクワク
タカトシ「俺が知ったことか」
出島「例えばですね…」
タカトシ「答えなくていいです」
13: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:17:22.02 ID:4sbAXzbqo
シノ「プレゼントはここでいいですか?」
出島「ええ」
タカトシ「あれ、なんですかこの封筒と…鍵?」
出島「あ、それは旦那様からのプレゼントです」
出島「どこかのマンションだとか」
タカトシ「スケール半端ねえ…」
シノ「いや、そもそも高校生はマンション必要ないんじゃ…」
出島「いや、将来を見据えてのことだそうですよ」
出島「大学に進学した時や就職した時、やむを得ずヤりたくなった時とか」
シノ「なるほど」
タカトシ「いや納得していいもんじゃないよ?」
出島「ええ」
タカトシ「あれ、なんですかこの封筒と…鍵?」
出島「あ、それは旦那様からのプレゼントです」
出島「どこかのマンションだとか」
タカトシ「スケール半端ねえ…」
シノ「いや、そもそも高校生はマンション必要ないんじゃ…」
出島「いや、将来を見据えてのことだそうですよ」
出島「大学に進学した時や就職した時、やむを得ずヤりたくなった時とか」
シノ「なるほど」
タカトシ「いや納得していいもんじゃないよ?」
14: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:18:23.25 ID:4sbAXzbqo
シノ「ではお暇するとしよう」
出島「お二人はまだどこかへ行くんですか?」
タカトシ「ええ、あとは萩村の所に」
出島「その格好で?」
シノ「そうです」
出島「いやあ、コスプレで街をうろつくというのは昔を思い起こさせますね」
タカトシ「その思い出は頼むから話さないでください」
出島「あ、今もやってますよ」
シノ「その話詳しく!」
タカトシ「必要ない!」
出島「でもお二人、お似合いですよ」
タカトシ「この格好ですか?」
出島「それもそうですが…」
出島「あ、私としたことが余計なことまで話してしまいましたね」
タカトシ「?」
出島「ではお気を付けていってらっしゃいませ」
シノ「アリアによろしくと伝えておいてください」
出島「お二人はまだどこかへ行くんですか?」
タカトシ「ええ、あとは萩村の所に」
出島「その格好で?」
シノ「そうです」
出島「いやあ、コスプレで街をうろつくというのは昔を思い起こさせますね」
タカトシ「その思い出は頼むから話さないでください」
出島「あ、今もやってますよ」
シノ「その話詳しく!」
タカトシ「必要ない!」
出島「でもお二人、お似合いですよ」
タカトシ「この格好ですか?」
出島「それもそうですが…」
出島「あ、私としたことが余計なことまで話してしまいましたね」
タカトシ「?」
出島「ではお気を付けていってらっしゃいませ」
シノ「アリアによろしくと伝えておいてください」
16: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:25:01.52 ID:4sbAXzbqo
23:25 移動中
タカトシ「なんかこうやって夜道を歩くのも悪くないですね」
シノ「あ、ああ…そう、だな」
タカトシ「それにしてもコトミも出島さんもなんか変でしたよね?何かを隠しているような…」
シノ「まったく、鈍いな君は」
タカトシ「会長は意味分かったんですか?」
シノ「ま、まあな…」
タカトシ「どういうことだ…」
タカトシ「なんかこうやって夜道を歩くのも悪くないですね」
シノ「あ、ああ…そう、だな」
タカトシ「それにしてもコトミも出島さんもなんか変でしたよね?何かを隠しているような…」
シノ「まったく、鈍いな君は」
タカトシ「会長は意味分かったんですか?」
シノ「ま、まあな…」
タカトシ「どういうことだ…」
17: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:25:55.23 ID:4sbAXzbqo
「会長、あれって確か?」
「おや、あの二人は…おそらく」
シノ「そ、その声は!?」
タカトシ「ウ、ウオミーお姉ちゃんと…森さん?」
ウオミー「違うよ?」
タカトシ「えっ?」
ウオミー「私はウオミーサンタ」
森「えっ?か、会長。ホントにやるんですか?」コソコソ
ウオミー「クリスマスですし、ノらないとダメですよ?」コソコソ
森「わ、私は森サンタ…」
タカトシ(あっちの会長の補佐も大変そうだ…)
「おや、あの二人は…おそらく」
シノ「そ、その声は!?」
タカトシ「ウ、ウオミーお姉ちゃんと…森さん?」
ウオミー「違うよ?」
タカトシ「えっ?」
ウオミー「私はウオミーサンタ」
森「えっ?か、会長。ホントにやるんですか?」コソコソ
ウオミー「クリスマスですし、ノらないとダメですよ?」コソコソ
森「わ、私は森サンタ…」
タカトシ(あっちの会長の補佐も大変そうだ…)
18: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:26:25.68 ID:4sbAXzbqo
シノ「ウオミー、今のはなんだ?」
ウオミー「まあ掛け声というか、自己紹介というか」
シノ「津田、我々もやってみないか?」
タカトシ「嫌です」
シノ「ほら『聖なる夜の性なる下僕、タカトナカイです!』みたいな」
タカトシ「絶対にやりません」
森(あっちもあっちで大変そうだ)
ウオミー「まあ掛け声というか、自己紹介というか」
シノ「津田、我々もやってみないか?」
タカトシ「嫌です」
シノ「ほら『聖なる夜の性なる下僕、タカトナカイです!』みたいな」
タカトシ「絶対にやりません」
森(あっちもあっちで大変そうだ)
19: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:26:53.58 ID:4sbAXzbqo
ウオミー「ところでその格好、目的は同じようですね」
シノ「どうやらそのようだな」
タカトシ「お二人も生徒会のメンバーにプレゼントを?」
森「まあそうですね。あとは今年お世話になった関係者にも」
タカトシ「まあ俺達もそんな感じ…ですかね」
シノ「あまり遅くなりすぎてもいけないから、そろそろ行こうか」
ウオミー「そうですね」
タカトシ「じゃあまた」
森「ええ、また今度」
シノ「どうやらそのようだな」
タカトシ「お二人も生徒会のメンバーにプレゼントを?」
森「まあそうですね。あとは今年お世話になった関係者にも」
タカトシ「まあ俺達もそんな感じ…ですかね」
シノ「あまり遅くなりすぎてもいけないから、そろそろ行こうか」
ウオミー「そうですね」
タカトシ「じゃあまた」
森「ええ、また今度」
20: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:27:34.10 ID:4sbAXzbqo
ウオミー「あ、シノっちちょっと」
シノ「なんだ?」
ウオミー「シノっち、何か考えてますね?」
シノ「い、いや!?なんのことかな?」
ウオミー「隠しても無駄ですよ?女の勘は鋭いんですから」
シノ「そ、そうか?」
ウオミー「まあ、お二人の間に今さら入り込もうとは思いませんよ」
シノ「そうか…」
ウオミー「最悪3Pもできますし」
シノ「アハハハハ、だな!」
ウオミー「それじゃあ、また今度」
シノ「ありがとうウオミー」
タカトシ「会長、なんの話をしてたんですか?」
シノ「ただの他愛のない世間話だ、なんでもいいおもちゃをネットで見つけたらしくてな」
タカトシ「聞かなきゃよかった…」
シノ「なんだ?」
ウオミー「シノっち、何か考えてますね?」
シノ「い、いや!?なんのことかな?」
ウオミー「隠しても無駄ですよ?女の勘は鋭いんですから」
シノ「そ、そうか?」
ウオミー「まあ、お二人の間に今さら入り込もうとは思いませんよ」
シノ「そうか…」
ウオミー「最悪3Pもできますし」
シノ「アハハハハ、だな!」
ウオミー「それじゃあ、また今度」
シノ「ありがとうウオミー」
タカトシ「会長、なんの話をしてたんですか?」
シノ「ただの他愛のない世間話だ、なんでもいいおもちゃをネットで見つけたらしくてな」
タカトシ「聞かなきゃよかった…」
21: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:28:12.83 ID:4sbAXzbqo
タカトシ「次は、萩村の家ですか?」
シノ「ああ」
タカトシ「萩村なら起きてることもないでしょうね」
タカトシ(9時に寝るし)
シノ「いやそれなんだがな、さっきそれとなく確認したところどうやら三葉と轟が泊まりに来てるらしい」
シノ「どうやら早めに冬休みの宿題を片付けるらしいのだ」
タカトシ「あちゃー、これはまたコトミの時みたいになっちゃうかもしれませんね…まずいなあ」
シノ「起きていれば5Pが楽しめるぞ?」
タカトシ「結構だ」
シノ「ああ」
タカトシ「萩村なら起きてることもないでしょうね」
タカトシ(9時に寝るし)
シノ「いやそれなんだがな、さっきそれとなく確認したところどうやら三葉と轟が泊まりに来てるらしい」
シノ「どうやら早めに冬休みの宿題を片付けるらしいのだ」
タカトシ「あちゃー、これはまたコトミの時みたいになっちゃうかもしれませんね…まずいなあ」
シノ「起きていれば5Pが楽しめるぞ?」
タカトシ「結構だ」
22: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:35:02.26 ID:4sbAXzbqo
23:35 萩村家前
スズ母「あ、いらっしゃーい」
シノ・タカトシ「おじゃまします」
シノ「あの、スズさんは…」
スズ母「みんなもう寝たわよー」
タカトシ「ホッ」
スズ母「寝てるか心配してたの?」
タカトシ「まあ一応サプライズっぽくないというかなんというか…」
スズ母「まあ起きてたら睡姦プレイも楽しめないものね」
タカトシ(人の親にツッコんでいいのだろうか)
スズ母「あ、いらっしゃーい」
シノ・タカトシ「おじゃまします」
シノ「あの、スズさんは…」
スズ母「みんなもう寝たわよー」
タカトシ「ホッ」
スズ母「寝てるか心配してたの?」
タカトシ「まあ一応サプライズっぽくないというかなんというか…」
スズ母「まあ起きてたら睡姦プレイも楽しめないものね」
タカトシ(人の親にツッコんでいいのだろうか)
23: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:36:28.52 ID:4sbAXzbqo
シノ「あれ、でもみんなで集まって宿題してたのでは?」
スズ母「そうみたいだったんだけどね」
――――――――――――――――――――――――――
約2時間前 21:30
スズ「ふう…大分片付いたわね」
ムツミ「これだけ進めとけばあとは大丈夫だねー」
スズ「とか言ってまた最終日に慌ててやることになるのよ?」
ムツミ「えへへ」
スズ「でも今日は疲れたわね…」
ネネ「じゃあ今日は終わりにする?」
スズ「いや、でもまだ早いし…フワァア…」
ムツミ「スズちゃんも眠いんじゃない?」
スズ「いや、まだまだ頑張れるわ…」
ネネ「じゃあこの目覚ましアイテムを…」
スズ「いらん!」
スズ母「そうみたいだったんだけどね」
――――――――――――――――――――――――――
約2時間前 21:30
スズ「ふう…大分片付いたわね」
ムツミ「これだけ進めとけばあとは大丈夫だねー」
スズ「とか言ってまた最終日に慌ててやることになるのよ?」
ムツミ「えへへ」
スズ「でも今日は疲れたわね…」
ネネ「じゃあ今日は終わりにする?」
スズ「いや、でもまだ早いし…フワァア…」
ムツミ「スズちゃんも眠いんじゃない?」
スズ「いや、まだまだ頑張れるわ…」
ネネ「じゃあこの目覚ましアイテムを…」
スズ「いらん!」
24: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:37:08.75 ID:4sbAXzbqo
ネネ「そういえば今日ってクリスマスイブなんだよね」
ムツミ「えっ?本当!?早く寝なきゃじゃん!」
スズ「いきなりどうしたの、ムツミ」
ムツミ「早く寝ないとサンタさんがプレゼント持ってきてくれないんだよ?」
スズ「えっ、えっとね…あのねムツミ、サンタは…」
ネネ「スズちゃん!シーッ!」
スズ「え、あ、そうね。なんでもないわ」
ムツミ「よーし、じゃあもう寝よう!」
ムツミ「あ、靴下無いけど大丈夫かな」
スズ「やっぱ言ってもいいかな…」
ネネ「シーッ!」
――――――――――――――――――――――――――
スズ母「だって」
シノ・タカトシ「ピュアだ…」
ムツミ「えっ?本当!?早く寝なきゃじゃん!」
スズ「いきなりどうしたの、ムツミ」
ムツミ「早く寝ないとサンタさんがプレゼント持ってきてくれないんだよ?」
スズ「えっ、えっとね…あのねムツミ、サンタは…」
ネネ「スズちゃん!シーッ!」
スズ「え、あ、そうね。なんでもないわ」
ムツミ「よーし、じゃあもう寝よう!」
ムツミ「あ、靴下無いけど大丈夫かな」
スズ「やっぱ言ってもいいかな…」
ネネ「シーッ!」
――――――――――――――――――――――――――
スズ母「だって」
シノ・タカトシ「ピュアだ…」
25: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:37:36.07 ID:4sbAXzbqo
シノ「よし、三葉のためにもプレゼントを置いてくるか」
タカトシ「ですね!」
スズルーム
シノ「おお、ホントにぐっすり寝てるな」
タカトシ「ところで会長、プレゼントは3人分あるんですか?」
シノ「もちろんだ。そのために一応確認したんだからな」
タカトシ「さすがですね会長」
シノ「ちなみに轟のは私が独自のルートで手に入れた…」
タカトシ「あ、やっぱさすがじゃない」
タカトシ「ですね!」
スズルーム
シノ「おお、ホントにぐっすり寝てるな」
タカトシ「ところで会長、プレゼントは3人分あるんですか?」
シノ「もちろんだ。そのために一応確認したんだからな」
タカトシ「さすがですね会長」
シノ「ちなみに轟のは私が独自のルートで手に入れた…」
タカトシ「あ、やっぱさすがじゃない」
26: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:38:02.34 ID:4sbAXzbqo
シノ「よし、そろそろ戻るとするか」
タカトシ「そうしましょうかね」
シノ・タカトシ「おじゃましましたー」
スズ母「気を付けてねー」
タカトシ「やっと終わりましたね」
シノ「ああ、急に付き合わせて悪かったな」
タカトシ「いや、そんなことないですよ。楽しかったですし」
シノ「そうか…」
タカトシ「そうしましょうかね」
シノ・タカトシ「おじゃましましたー」
スズ母「気を付けてねー」
タカトシ「やっと終わりましたね」
シノ「ああ、急に付き合わせて悪かったな」
タカトシ「いや、そんなことないですよ。楽しかったですし」
シノ「そうか…」
28: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:50:10.98 ID:4sbAXzbqo
23:50 帰路途中
シノ「私はこっちだな」
タカトシ「俺はこっちです」
シノ「じゃあ、また今度」
タカトシ「いや、送っていきますよ」
シノ「それはさすがに君に悪い」
タカトシ「女子を一人で帰らせる方が悪いですって、遅いですし」
シノ「そうか、じゃあお願いしようかな」
シノ「私はこっちだな」
タカトシ「俺はこっちです」
シノ「じゃあ、また今度」
タカトシ「いや、送っていきますよ」
シノ「それはさすがに君に悪い」
タカトシ「女子を一人で帰らせる方が悪いですって、遅いですし」
シノ「そうか、じゃあお願いしようかな」
29: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:55:01.22 ID:4sbAXzbqo
23:55 天草家前
シノ「津田、ここまででいい。今日はありがとう」
タカトシ「こちらこそ」
シノ「じゃあまた今度」
タカトシ「ええ、おやすみなさい」
シノ「ちょっと待った津田!」
タカトシ「ちょっと待ってください会長!」
シノ「つ、津田?どうしたんだ?」
タカトシ「か、会長こそ」
シノ「実はな、まだ一つクリスマスプレゼントが残ってるんだ」
タカトシ「え?」
シノ「実は君宛にな」
シノ「津田、ここまででいい。今日はありがとう」
タカトシ「こちらこそ」
シノ「じゃあまた今度」
タカトシ「ええ、おやすみなさい」
シノ「ちょっと待った津田!」
タカトシ「ちょっと待ってください会長!」
シノ「つ、津田?どうしたんだ?」
タカトシ「か、会長こそ」
シノ「実はな、まだ一つクリスマスプレゼントが残ってるんだ」
タカトシ「え?」
シノ「実は君宛にな」
30: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:56:02.94 ID:4sbAXzbqo
タカトシ「実は俺も…」
シノ「え?」
タカトシ「昼頃に電話もらって話を聞いたんで、それから急いで買いに行ったんです」
シノ「な、なんでそこまで…」
タカトシ「今の生活、周りに下ネタばっかりいう女子がいてツッコむのはすごい疲れるんですけどね、すごい楽しいんです」
タカトシ「そんな生徒会に俺を入れてくれたのは、紛れもなく会長です」
タカトシ「だから、すごい感謝してるんで…その印です」
シノ「つ、つだあ…」
シノ「え?」
タカトシ「昼頃に電話もらって話を聞いたんで、それから急いで買いに行ったんです」
シノ「な、なんでそこまで…」
タカトシ「今の生活、周りに下ネタばっかりいう女子がいてツッコむのはすごい疲れるんですけどね、すごい楽しいんです」
タカトシ「そんな生徒会に俺を入れてくれたのは、紛れもなく会長です」
タカトシ「だから、すごい感謝してるんで…その印です」
シノ「つ、つだあ…」
31: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:57:02.83 ID:4sbAXzbqo
シノ「き、君は優しいんだな…」
タカトシ「そ、そうですかね?」
シノ「いつからかな、その優しさに惹かれたのは…」
タカトシ「えっとそれは…」
シノ「私の今回みたいな、わがままにも文句も言わずに付き合ってくれて…」
シノ「そんな君が…」
シノ「私は好きだ」
タカトシ「そ、そうですかね?」
シノ「いつからかな、その優しさに惹かれたのは…」
タカトシ「えっとそれは…」
シノ「私の今回みたいな、わがままにも文句も言わずに付き合ってくれて…」
シノ「そんな君が…」
シノ「私は好きだ」
32: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:58:01.72 ID:4sbAXzbqo
タカトシ「会長…俺もです」
シノ「つ、津田…つまりそれは…」
タカトシ「俺も、会長のことが好きです」
タカトシ「なんでも万能で、リーダーシップもあって、でも下ネタが好きな会長が、俺は好きです」
シノ「つ、津田…」
シノ「ホントに私でいいのか?」
タカトシ「それは、こっちの台詞ですよ」
シノ「つ、津田…つまりそれは…」
タカトシ「俺も、会長のことが好きです」
タカトシ「なんでも万能で、リーダーシップもあって、でも下ネタが好きな会長が、俺は好きです」
シノ「つ、津田…」
シノ「ホントに私でいいのか?」
タカトシ「それは、こっちの台詞ですよ」
33: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/24(水) 23:59:00.79 ID:4sbAXzbqo
タカトシ「あ、それで会長今更なんですがプレゼントを」
シノ「うっかり忘れてたな」
タカトシ「じゃあコレ、どうぞ」
シノ「ああ、じゃあコレ」
タカトシ「開けてもいいですか?」
シノ「ああ、私も開けるぞ」
タカトシ「あれ、コレって…」
シノ「まさか…」
シノ・タカトシ「色違いのペンダント!?」
シノ「アッハハハハ!まさか同じ種類のペンダントを買っていたとはな!」
タカトシ「こんな偶然もあるんですね」
シノ「うっかり忘れてたな」
タカトシ「じゃあコレ、どうぞ」
シノ「ああ、じゃあコレ」
タカトシ「開けてもいいですか?」
シノ「ああ、私も開けるぞ」
タカトシ「あれ、コレって…」
シノ「まさか…」
シノ・タカトシ「色違いのペンダント!?」
シノ「アッハハハハ!まさか同じ種類のペンダントを買っていたとはな!」
タカトシ「こんな偶然もあるんですね」
34: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/25(木) 00:00:02.14 ID:4sbAXzbqo
タカトシ「会長、俺コレ大事にします」
シノ「当たり前だ。私もだ」
タカトシ「まあでも、コレ以外にも最高のクリスマスプレゼントを貰いましたケドね」
シノ「ああ、そうだな!」
タカトシ「じゃあ今夜は遅いのでコレで…」
シノ「ああ、あまり遅くに自家発電すると明日に響くからな」
タカトシ「最後までブレないな!」
タカトシ「あ、今度その…デ、デートとかしましょうね」
シノ「そ、そうだな…でも今日のデートも楽しかったぞ」
タカトシ「…ですね」
タカトシ「じゃあ会長、おやすみなさい」
シノ「いや…違うな」
タカトシ「あ、そうですね」
シノ・タカトシ「メリークリスマス」
12/25(木) 0:00
シノ「当たり前だ。私もだ」
タカトシ「まあでも、コレ以外にも最高のクリスマスプレゼントを貰いましたケドね」
シノ「ああ、そうだな!」
タカトシ「じゃあ今夜は遅いのでコレで…」
シノ「ああ、あまり遅くに自家発電すると明日に響くからな」
タカトシ「最後までブレないな!」
タカトシ「あ、今度その…デ、デートとかしましょうね」
シノ「そ、そうだな…でも今日のデートも楽しかったぞ」
タカトシ「…ですね」
タカトシ「じゃあ会長、おやすみなさい」
シノ「いや…違うな」
タカトシ「あ、そうですね」
シノ・タカトシ「メリークリスマス」
12/25(木) 0:00
36: ◆3t.FbpNcUU 2014/12/25(木) 00:02:30.06 ID:bX+Rwgl+o
以上です
原作の闇鍋→サンタ回を読んでふと思い付いて書いたんですがなかなか普通の恋愛ものは難しい…
では最後に
I Wish You A Merry Christmas!
原作の闇鍋→サンタ回を読んでふと思い付いて書いたんですがなかなか普通の恋愛ものは難しい…
では最後に
I Wish You A Merry Christmas!
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/25(木) 19:29:08.49 ID:SuSPk+ccO
乙
ひさびさのスレだったのもあるがとても楽しめたよ
ひさびさのスレだったのもあるがとても楽しめたよ
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/26(金) 00:12:03.64 ID:XgOARfWJO
乙
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419429604/
Entry ⇒ 2015.09.22 | Category ⇒ 生徒会役員共 | Comments (0)
天草シノ「津田は自慰をしているのだろうか」
1: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 20:00:02.44 ID:zp1qVVeeo
スズ 「ぶっ」
シノ 「どうした萩村、牛乳など吹き出して」
スズ 「げほっ、けほっ…… いや、どうしたも何も……」ゴシゴシ
シノ 「そんな変な質問したかな、アリア」
アリア「特に変じゃないと思うけど……」
スズ 「先輩方を基準にしてくれないでくれませんか」
2: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 20:01:46.72 ID:zp1qVVeeo
生徒会役員共のSSです
スズちゃんかわいい 不手際あったら御免
自分も接着剤でいいからスズちゃんにくっつきたいね
エロくなるかはわかんない のんびり書いていきます スズちゃんかわいい
3: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 20:09:44.85 ID:zp1qVVeeo
生徒会室
スズ 「津田本人がいないからって、藪から棒にそんなことを聞かれましても……知りませんよ」
シノ 「まあ、萩村が知っていたらそれはそれで問題だが」
アリア「シノちゃんシノちゃん」
シノ 「ん?」
アリア「藪から棒って、茂みから棒っていうとなんか違うよね」
シノ 「あっはははは、それは棒でも肉棒になっちゃうだろぉ」
スズ 「なんでこんなんで笑えるの」
5: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 20:20:00.81 ID:zp1qVVeeo
スズ 「そもそも、なんで、その、そんなことが気になるんです」
シノ 「えっ、萩村は気にならないのか?」
スズ 「わ、私たちが気にすることじゃないでしょう」
シノ 「生徒会長として、生徒会役員として、津田が正常で健康かどうか見極める必要があるのではないか?」
スズ 「ないですって」
アリア「それは建前として、まあ、知的好奇心として?」
シノ 「た、建前なんかじゃないぞっ!?」
スズ 「そっちの方がまだ理由としては正当な気がしますが……」
シノ 「というわけで、萩村も気になるよな?」
スズ 「ならんって」
6: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 20:24:59.72 ID:zp1qVVeeo
シノ 「しかしなんだ、津田の性事情が気にはなったところで、本人に質問するのはちょっとためらわれるしな」
スズ 「ああ、それぐらいの常識はあるんですね……」
アリア「でも津田くんならしてると思うけどなぁ」
シノ 「やはりそうだろうか」
アリア「健康的な男子なら、普通はしてるもの、よね?」
スズ 「私に聞かないでください」
シノ 「そう、それがわからん。私たち一般的な女子には」
スズ 「え?」
シノ 「ん?」
スズ 「……一般?」
シノ 「うん? 私たち一般女子には、知りえないことだからな」
スズ 「ああ、はい、なにも言いません」
7: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 20:34:41.58 ID:zp1qVVeeo
シノ 「なので津田に近しい人物からオブザーバーを呼んだ」
スズ 「はあ」
シノ 「入ってきてくれ」
ガチャ
コトミ「フフフ、津田コトミ、召喚に応じて馳せ参じ仕り候」
スズ 「まあ、予想はしていましたが」
シノ 「あと小出しにするのも面倒なんで、もう一人」
ウオミ「よう、おまえさんがたげんきにしていたかい」
スズ 「予想もくそもいつも通りじゃないですか」
コトミ「さあスズ先輩、我らタカ兄の妹と」
ウオミ「タカくんの姉が現れたからにはもう安心ですよ」
スズ 「不安しかないですが」
8: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 20:41:12.08 ID:zp1qVVeeo
シノ 「では早速だがコトミ」
コトミ「はい」
シノ 「君が津田を一番古くから知る人物で、その行動も見てきたと思っている。だから小細工はなしだ」
コトミ「ええ、会長……何でも聞いてください」
シノ 「では……」
シノ 「津田はオ○ニーしてるのか」
スズ (よく恥ずかしげもなく聞けるな……)
コトミ「会長、そして皆さん」
スズ (私入れんな)
コトミ「そこは心配ありません。この、タカ兄に精通した私……」
ウオミ「ほほう」
コトミ「タカ兄の精通は私が確認しています!」ドヤァ
スズ 「その顔やめい」
9: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 20:48:39.43 ID:zp1qVVeeo
ウオミ「コトちゃんはタカくんの部屋のごみ箱事情も把握してるよね?」
コトミ「はい、抜かりなく」
アリア「津田くんが抜いているのを抜かりなく、だね」
ウオミ「ふふ、山田君、七条さんに座布団一枚」
スズ 「えっ、私……? えーと、私のクッションならありますが座布団は……」
ウオミ「いえ、女の子なら大体持っている座布団の方です」
スズ 「……それを七条先輩にあげてどうしろと」
ウオミ「ナプキンは重要アイテムですよ」
スズ 「そうですけどそうじゃなくて」
アリア「魚見さん」
ウオミ「はい?」
アリア「私……タンポン派なの!」
ウオミ「それは失礼しました」
10: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 20:57:01.95 ID:zp1qVVeeo
ウオミ「話が脱線しました。コトちゃん、続きを」
コトミ「はい。これは過去にあった事例ですが」
コトミ「タカ兄の使用済みティッシュを発見したことはあります」
シノ 「おお」
アリア「なるほどー」
ウオミ「まずは心配が一つ減りました」」
スズ 「いまさらだけど何やってんだ」
シノ 「コトミ、過去にあったといったな。それはどれくらい前のことなのかな」
コトミ「それが……高校に入ってから発見された例はとても少なく」
コトミ「直近ですとタカ兄が高一の、春が最後に観測されたものとなります」
スズ (これ聞いてていいんだろうか……)
11: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 21:03:44.69 ID:zp1qVVeeo
シノ 「高校に入ってから性欲が減退しているということだろうか」
アリア「そうだったら大変だね」
「確かに中学生が盛りとも聞きますが、高校生になったからといってすぐ減退するものではないと思います」
シノ 「そうだな、むしろ思春期真っ只中で最盛期ともいえるだろう」
ウオミ「思うに、現場を変えたり、痕跡を残さないようにしたりしていることが可能性として挙げられます」
シノ 「それが自然だな。隣の部屋にも年頃の妹がいるわけだし」
コトミ「年頃だからこそ気になるのになぁ」
スズ (コトミちゃんがこうだから、そうしてるんだろうな……)
アリア「場所を変えているとしたら、やっぱりトイレかなぁ」
ウオミ「密室でばれる心配もなく処理も簡単、と」
コトミ「いえそれが…… タカ兄のトイレで扉に耳当ててもそれっぽい声は聞こえてこなくて」
スズ 「いや、なにしてんだ」
14: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 21:19:32.94 ID:zp1qVVeeo
コトミ「お風呂場とかですかねー」
シノ 「でも精液ってお湯で固まって、配水管を詰まらせることもあるそうじゃないか」
アリア「津田くんの知識なら、そういうことを避けるよね」
ウオミ「そうですね。私たちのボケにも対応できるわけですから」
スズ 「ボケやってる自覚はあるんですね」
シノ 「やはり自室でいたして、処理をトイレ……あたりが妥当だろうか」
ウオミ「あとあれですよ」
スズ 「あれ?」
ウオミ「どんな風にやっているかとかで、トイレに行く必要もなくなるかもしれません」
スズ 「そこまで考える必要あんのか」
16: ◆WO7BVrJPw2 2014/11/29(土) 21:24:40.29 ID:zp1qVVeeo
ウオミ「何を言っているんです萩村さん」
スズ 「いや、こっちの台詞だと思います……」
ウオミ「タカくんが間違った方法をしていたら大変じゃないですか」
シノ 「そうだぞ萩村。もし津田が床オナなどにハマっていたら……」
アリア「そっ、それは看過できないね!」
スズ 「なにがですか……」
シノ 「最悪、○内射精障害にだってなりうるんだぞ!」
スズ 「現時点で最悪なのは会長の発言ですよ!」
シノ 「というわけで、津田が間違った方法をしていたら正さねばならん」
スズ 「正される津田が可哀そうでなりませんが」
27: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/03(水) 21:46:13.83 ID:Z5zAOx/Co
アリア「間違った方法かぁ。普通は、こう、よね?」スコスコスコ
シノ 「まあ、右手だろうな」スコスコスコ
スズ 「あの、手つきやめてくれませんか」
ウオミ「意外といろいろな方法でしているかもしれませんね」
シノ 「なに? たとえばどんなのがあるんだ」
ウオミ「例えば……まずは左手からでしょうか」
シノ 「順手じゃなくて逆手という方法もあるらしいな」
アリア「締め付け感が違いそうね」
コトミ「両手かもしれませんよ。あの立派さなので」
シノ 「おお、実物を知る者からの意見は熱いな」
スズ 「熱いのは本人のいないところでの風評被害ですが」
28: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/03(水) 21:52:16.30 ID:Z5zAOx/Co
ウオミ「こういうのはどうでしょう。しばらく腕を下にして横になって、手の感覚をなくしてから」
シノ 「おおっ、自分の手であるという感覚を失くす高度なプレイ!」
ウオミ「さらに女物の手袋をはめて」
シノ 「な、なんとそんなことまで!?」
ウオミ「これでタカくんへのクリスマスプレゼントは決まりましたね」
スズ 「津田も、女物の手袋もらっても困るだろうな……」
ウオミ「スズポンはいま履いているストッキングを贈りましょう」
スズ 「なんで!?」
ウオミ「タカくん、使うと思いますよ?」
スズ 「えっ……」
ウオミ「ドキッ」
スズ 「いや、なおさら贈らないですよ。効果音つけんな」
29: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/03(水) 22:00:21.08 ID:Z5zAOx/Co
シノ 「そういえば去年のクリスマスプレゼントと言えば津田はバイブが当たったんだよな」
アリア「あれは出島さんが用意した奴だね」
シノ 「私からも贈ったのだが……はて」
スズ 「なにか気になることでも?」
シノ 「津田は律儀な奴だからな。修学旅行のお土産にあげた官能小説の感想も言ってくれたものだが」
スズ 「なにお土産にしてるんです……」
シノ 「おかしいな、使用感の感想をもらってない」
スズ 「なにもおかしくないなー」
アリア「きっと恥ずかしいのよ。それにほら、普通のバイブって男の子じゃ使い方少ないじゃない?」
シノ 「はっ、そういえばそうか。つまり今年あげればいいのは」
アリア「そうね」
シノアリア「「エネマグラ!」」
スズ 「結局感想は来ないと思いますよ」
31: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/03(水) 22:10:22.41 ID:Z5zAOx/Co
コトミ「スズ先輩のパンストで思い出しましたが、タカ兄って下着にもあまり興味ないですよね」
ウオミ「確かに。私の脱ぎたてパンティにも手を出しませんでした」
シノ 「そこはやはり理性が働いているのだろうか」
アリア「やっぱり頭の中ではあの布で、って思ってるのかしら」
シノ 「中身にしか興味がないタイプかもしれなんな」
ウオミ「となると…… 基本穿かない方がいいのでしょうか」
シノ 「む、それはアリアが有利ではないか」
アリア「あらぁ」
スズ 「いや、穿いてくださいよ。基本から」
32: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/03(水) 22:20:39.19 ID:Z5zAOx/Co
シノ 「うーむ、やはり現場を見てみないと何とも言えないか」
アリア「コトミちゃん、いままで津田くんのプレイの証拠になりそうなものってあった?」
コトミ「いえー、オナホはもとより、ローションとかも見つからないんですよ」
ウオミ「やはり道具などを使用している可能性は薄いようですね」
シノ 「となると一体どのようなアブノーマルプレイを」
スズ 「してる前提で話してませんか」
ウオミ「一人でする場合の一つの到達点…… セルフフェラはどうでしょう」
シノ 「難易度高いな…… 津田って身体柔らかいのか?」
コトミ「どうでしょう。さすがに一人で吸えるほどは無理じゃないかなー」
ウオミ「もともと難しい体位ですしね」
シノ 「まあ、さすがにセルフは引いてしまうよな」
コトミ「ですよねー、あははは」
スズ 「いま私があなたたちに引いてますが」
33: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/03(水) 22:36:07.64 ID:Z5zAOx/Co
シノ 「証拠より、津田がどうやっているかは知っているか?」
コトミ「うーん、それがですね、タカ兄の最中を目撃したことはないんですよ」
シノ 「そうか……念のため、ウオミーは?」
ウオミ「私も最中はありません。ですが」
シノ 「ですが?」
ウオミ「オカズに使えそうなグラビア誌ぐらいは持っていましたね」
シノ 「ああ、まえ看病した時にあったな」(>>281話)
スズ 「いやでも、その程度は普通では?」
ウオミ「津田くんってエッチな本は持ってるのかなぁ?」
シノ 「そうだな、そもそもそこから怪しい」
ウオミ「そこは抜かりなく」
シノ 「おっ、発見していたのか、ウオミー」
コトミ「そんな、私見つけたことないのに」
ウオミ「先日、姉萌え系の本を仕込んでおきましたので」
スズ 「本当にぬかりないですね……」
34: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/03(水) 22:53:12.40 ID:Z5zAOx/Co
シノ 「それでは津田が持っていることにはならんからなぁ……」
コトミ「もしかしたら、インターネット収集かも」
シノ 「パソコンの中身は調べたことあるか?」
コトミ「ちょいちょい見ますが、パソコンとなるとなかなか」
シノ 「なるほど、一番匂うな」
ウオミ「そこが一番イカ臭いと」
アリア「あとは携帯電話とかに保存しているとか」
シノ 「それなら基本持ち歩くから安全か、なるほど」
コトミ「でも、タカ兄よく電池切れとかほっぽってること多いですよ」
ウオミ「そうですね、ロックもかけてないですし」
シノ 「待て、なぜ知ってるんだ」
ウオミ「おっと」
35: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/03(水) 23:07:00.97 ID:Z5zAOx/Co
アリア「もしかしたら、妄想派なのかも」
シノ 「オカズ要らず! そういうのもあるのか」
コトミ「タカ兄は頭の中だけで十分なんだな」フ…
スズ 「なぜいきなりグルメ漫画風になった」
ウオミ「このお○んこは正解だった、ってやつですね」
スズ 「いや、意味ありげに伏字にしないでくださいよ……」
ウオミ「じゃあ、おし○こは正解だった、で」
スズ 「だから伏せるな!」
シノ 「うおォン、俺はまるで人間火力発電所だ」スコスコスコ
スズ 「ネタが最低すぎるわー!!」
36: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/03(水) 23:10:21.26 ID:Z5zAOx/Co
シノ 「さすが思春期といったところか、津田にエロ本などいらないのだな」
スズ 「駄目だ、もう疲れた……」
ウオミ「となるとひとつ問題が出てきます」
シノ 「問題?」
ウオミ「…………誰、で?」
シノアリアスズコトミ「「「「!!!???」」」」
シノ 「…………」
ウオミ「妄想ということなら、触れあう機会のある女性で行うことが自然ですね」
アリア「…………」
ウオミ「例えば、クラスメイト」
スズ 「…………」ピク
ウオミ「役員の先輩たち」
シノアリア「「…………」」ピクピク
ウオミ「禁断の妹」
コトミ「ククク……」
スズ 「ああ、あんたはそんな反応なんだ……」
37: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/03(水) 23:22:42.52 ID:Z5zAOx/Co
ウオミ「そしてアプローチの多い姉、など」
シノ 「より取り見取りというわけか……」
ウオミ「さらには」
シノ 「まだあるのか?」
ウオミ「活発なピュア娘、口うるさい風紀委員長、油断ならない新聞部部長、不良にみせかけたドジっ子後輩……」
シノ 「なっ!?」
ウオミ「生徒会役員OG、少年好きの顧問、お嬢様付きメイド、果てはクラスメイトのお母さんまで」
スズ 「待てコラ」
ウオミ「頭の中でしたらなにしてもOKですので」
シノ 「つ、津田の奴……より取り見取りを通り越して、食い散らかしているではないか!」
スズ 「まだ決まってないですって!」
シノ 「そ、そうだった、津田の頭の中では我々の知る由もない! ウオミー、何か解決策は!?」
38: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/03(水) 23:41:41.09 ID:Z5zAOx/Co
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ウオミ「本人の召喚かと」
津田 「えっ、ちょっと、なんなんです!?」ガタガタ
シノ 「ええい、ジタバタするな津田」
津田 「訳も分からず呼び出されて椅子に縛り付けられたらジタバタぐらいしますよ!?」
シノ 「訊きたいことがあるだけだ。おとなしくしろ」
津田 「縛り付けて訊くことなんて、碌なものじゃないですよね!?」
シノ 「むう、最近察しがよくなったな」
津田 「認めたな!? は、萩村助けてくれよ!」
スズ 「…………」サッ
津田 「目逸らした!?」
コトミ「いやー、スズ先輩もさすがにツッコミ疲れてたみたいだし」
津田 「ええー……」
ウオミ「多分聞きたそうですし」
スズ 「そっ、そんなことはないですよ?」
45: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 21:49:18.06 ID:5/nMTi95o
津田 「……それで、なんなんですか、こうしてまで聞きたいことって……」
コトミ「おお、諦めた」
津田 「誰たちのせいだ」
シノ 「うむ、他でもない。君自身のことなのだがな」
津田 「はぁ」
シノ 「君自身は、健康的に日々を過ごしているか?」
津田 「オレが不摂生をしていないか、ですか?」
シノ 「不摂生というかだな」
ウオミ「シノっち、君自身という言葉をちょっと置き換えないといけないかもしれません」
シノ 「む、そうか」
ウオミ「たとえば、タカくん自身、とか」
津田 「…………」
シノ 「津田の津田は日々どうしているかと」
津田 「やっぱりそういう話かよ!」
46: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 22:18:51.11 ID:5/nMTi95o
シノ 「そういう話だとも!」
津田 「オレのそう言った事情を話してどうなるっていうんですか!」
シノ 「重要なことだぞ! 津田が健全に日々の性生活を送っているか」
津田 「不健全だよ! 言っちゃなんですけど不健全な話だよ!」
シノ 「一週間に何回とか、やり方とか、生徒会長として確認しておく必要がある!」
津田 「必要ないと思いますけど!? 生徒会長としてというなら、他の方たちまで知る必要はないんじゃないですか!?」
ウオミ「私は、お姉ちゃんとして」
津田 「やっぱり不要だと思うよ!?」
コトミ「私は妹として。最近回数少なくなってない?」
津田 「なに確認してんの!?」
アリア「私は純粋に興味があって」
津田 「純粋に対処に困ります!」
スズ 「わ、私は巻き込まれて……」
アリア「その割には止めないよねー」
スズ 「あ、えー…………」
津田 「言いよどまないで! 数少ないオレの希望!」
47: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 22:20:36.16 ID:5/nMTi95o
シノ 「というわけで、みんな気になっているわけだ」
津田 「もとより思春期なのはいまさらですが、今日は強引すぎやしませんか」
シノ 「その、なんだ、君はこういう方が燃えるのだろう?」
津田 「燃やさなくていいでしょが」
シノ 「そんなに話すのが嫌か」
津田 「嫌というか……ここまでされて聞き出されることではないかと」
シノ 「男友達と猥談くらいするだろう?」
津田 「男友達とならわかりますが、あなた方の前でする度胸はありません」
シノ 「ふむ……それは私たちを女性としてみてるということでいいのかな」ポッ
津田 「ポジティブー」
48: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 22:28:53.66 ID:5/nMTi95o
ウオミ「タカくん、減るものでもないし」
津田 「オレの中での何かが減りますが」
シノ 「コトミよ、何か津田から情報を引き出せる交渉材料はないのか」
コトミ「んーと……」
津田 (多分そういうのないはずだけど……)
コトミ「タカ兄の通常と最大サイズとかですかね」
津田 「妹としてどうなのそれ」
シノ 「交渉材料以前に知りたくもあるが……ゴクリ」
津田 「もういろいろグダグダじゃないですか」
スズ (そういやネネが15って言ってたっけ……)
津田 「さあ、諦めて解放してください」
シノ 「嫌がられれば嫌がられるほど……」
ウオミ「聞き出したいですよね」
津田 「この人たちしゅごい怖い」
49: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 22:38:15.49 ID:5/nMTi95o
ウオミ「仕方がありません、タカくんを解放しましょう」
津田 「お……お姉ちゃん」
シノ 「ウオミー、それは」
ウオミ「解放の条件として、一切合財喋るというのはどうでしょう」
津田 「選択肢ないじゃないですかー!」
コトミ「まあ、元からないよねー」
シノ 「それでも津田が拒否するのであれば」
津田 「……であれば……?」
シノ 「私たちの談義を聞かせるぞ」
津田 「」
アリア「…………あらまあそれは」
ウオミ「究極の選択になりましたね」
スズ 「ちょっと待って私もっ!?」
コトミ「もちろん『たち』に入ってますよねー」
スズ 「えっ、や、それは……」
コトミ「んふー、スズ先輩のはこれとは別に聞きたいですなぁ!」
50: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 23:06:07.39 ID:5/nMTi95o
津田 「さ、さすがに聞かされるくらいなら喋ります……」
スズ 「ほ……」
シノ 「ふふっ、押してダメなら引いてみろと言うやつさ」
スズ 「押してダメならゴリ押ししろの間違いですよ……」
シノ 「というわけで聞かせてくれ」
津田 「……その前にほどいてくれません?」
シノ 「ああ、そうだな。アリア」
アリア「はーい」
シュルシュル
津田 「なんでここまでして……はぁ」
アリア「津田くん」
津田 「はい?」
アリア「今度、別の縛り方試させて?」
津田 「ブレないなあんたは!」
51: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 23:08:15.16 ID:5/nMTi95o
シノ 「では訊ねていくが」
津田 「はぁ……」
シノ 「ちゃんと抜いてるか?」
津田 「…………はー」
シノ 「どうした、頭を抱えて」
津田 「頭も抱えますって……何なんですこの状況」
シノ 「ほらほら、キビキビ答えていく」
津田 「…………まあ、してなくは、ないです」
シノアリアコトミウオミ「「「「…………」」」」
シノアリアコトミウオミ「「「「おおー」」」」
津田 「なんなんです……」
シノ 「いや、津田からそういうのを聞くのは新鮮でな」
アリア「うんうん」
津田 「……やめたい」
53: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 23:12:06.79 ID:5/nMTi95o
シノ 「では、回数はどれくらいだ」
コトミ「そうそう、私全然痕跡見つけられないんだけど」
津田 「見つけようとすんな。あー……これも答えないといけないんだろうなぁ……」
ウオミ「もちろんですよ」
津田 「……一週間に……1,2回……くらい、でしょうか……」
シノ 「ふむ…… 少ない、ような」
アリア「一日一回じゃないんだね」
コトミ「やっぱりタカ兄、高校に入ってもう衰えて!?」
津田 「いやいやいや、そ、そんなもんじゃないの?」
シノ 「知らないから津田に聞きたいわけなんだがな」
津田 「そんなこと言われましても……オレも平均とか知りませんよ」
ウオミ「待ってください、シノっち」
シノ 「ウオミー?」
54: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 23:32:19.34 ID:5/nMTi95o
ウオミ「タカくん……」ジッ
津田 「な、なんでしょう」
ウオミ「私の眼を見て、答えてくださいね」
津田 「は、はい……」
ウオミ「本当に週1,2回?」
津田 「ええ、1,2回……」
ウオミ「…………」ジー
津田 「…………」
ウオミ「…………本当は?」
津田 「……に、2,3回……」
シノ 「意志弱いな」
スズ 「サバの読み方もせこいし」
55: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 23:36:15.44 ID:5/nMTi95o
シノ 「週に2,3回か。まあそんなもんなのかな」
ウオミ「回数の割には、コトちゃんにばれてないですね」
アリア「どうやって隠してるの?」
津田 「えぇ……それ聞きますか……」
コトミ「気になるよー、高校入ってからほとんど痕跡ないんだもん」
津田 「痕跡見つけようとするから隠すんだろうが……もともと隠すもんだし」
シノ 「それで、どこでして、どう処理してるんだ」
津田 「いや、さすがに答えるには生々しすぎるでしょ……」
シノ 「黙秘するか」
津田 「させてほしいところですね……」
シノ 「ならば我々が勝手に考察しよう!」
津田 「なんでそうなるの!?」
56: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 23:42:55.36 ID:5/nMTi95o
シノ 「やはり問題は場所だな」
アリア「普通なら、自分の部屋だよね」
シノ 「だが部屋やトイレでそれらしいカーニバルのリズムを聞いてはいないというからな」
津田 「その表現はどうなんだ」
ウオミ「外……という可能性は」
シノ 「な、なんだとっ!?」ガタッ
アリア「既に津田くんが野外露出プレイに勤しんでいるというの!?」
津田 「ものすごい考察来たよおい」
ウオミ「ですが、部屋・トイレ・お風呂場を使っていないとなると、家の中はなかなか難しいかと」
シノ 「確かにな」
ウオミ「となると必然的に家の外となり」
シノ 「ま、まさか津田がそんな」ワナワナ
津田 「言っとくけどこの人が好き勝手言ってるだけだからね!?」
57: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/11(木) 23:57:12.63 ID:5/nMTi95o
ウオミ「家の外=野外露出とはなりませんよ」
シノ 「む、確かにそうだな」
アリア「そうだねー、学校だって十分隠れられる場所はあるわけだし」
シノ 「ま、まさか学校で……」
アリア「生徒会室にはオナホもあるし」
シノ 「これは生徒会の備品だぞ!」
津田 「それがある時点でおかしいっていうのはもういまさらなのかな」
ウオミ「やっぱり男子トイレが定番でしょうか」
津田 「先生と共用のトイレでそんなことしません」
ウオミ「ハッ、ということは女子トイレ……!」
津田 「ハッ、じゃねぇ」
66: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/14(日) 20:45:08.52 ID:hz0P4qNho
ウオミ「学校じゃないとすると、通学路にある公園とか」
津田 「いや、ないですって……萩村も一緒のことあるのに」
アリア「というわけで、津田くんはトイレのある公園にやってきたのだー」
津田 「どこからのというわけですか。っていうか盛大にひどいネタですね!」
スズ (そいうやあの公園、出島さんとかよくいるよなぁ……考えないようにしよう)
ウオミ「まあ、トイレじゃなくてもそこらの茂みとかでできますよね」
シノ 「ぷふーっ、茂みで自分の繁みを弄っちゃうわけだな」
津田 「オレの方が笑い飛ばしてやりたいわ」
68: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/14(日) 20:53:52.62 ID:hz0P4qNho
シノ 「しかし、君もなかなかしぶといな」
津田 「今後コトミに探されることを考えると言えませんって」
シノ 「仕方ない、この質問はあきらめるとしよう」
津田 「ほ……」
シノ 「では次に」
津田 「まだあるのー!?」
シノ 「次のはもっとえぐいぞ」
津田 「この尋問の残酷だって分かってるんですね!?」
シノ 「津田……」ギラリ
津田 「う……? は、はい……」
シノ 「どのようにやっている」
津田 「うーわー……」
70: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/14(日) 21:06:25.22 ID:hz0P4qNho
シノ 「オーソドックスに右手ではないかと思うのだが」
ウオミ「左手の線も捨てきれず」
アリア「両手だってありえそうだしー」
津田 「待て」
シノ 「女物の手袋って選択肢だってあるだろう?」
ウオミ「それこそオナホ使ってるかもしれませんし」
津田 「待って」
シノ 「そうだっ、去年渡したバイブは使ってくれているのか!?」
アリア「津田くん、今年はエネマグラあげるね?」
津田 「待てっての」
津田 「その、なんです。特に道具とかは使ってないですよ……」
シノ 「おー、やっぱり右手か」
津田 「…………ええ」
シノ 「意外と素直に吐いたな」
津田 「このままだとクリスマスにオレの部屋で隠さなきゃいけないものが増えそうでしたので……」
71: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/14(日) 21:20:12.25 ID:hz0P4qNho
シノ 「専門の道具は使わないにしろ……その、ほらなんだ、必要なものはあるだろう?」
津田 「はい?」
ウオミ「オカズというやつですね」
津田 「あ、あー……」
シノ 「やはりパソコンか?」
アリア「それ次第で場所も特定できそう?」
ウオミ「タカくん私のパンツもっていかないから、下着とかは使ってないと思うんだけど」
津田 「さすがにそんなことはしません」
シノ 「ベッドの下に一冊くらいあるんだろう?」
津田 「ベッドの下なんか、すぐ見つけられるじゃないですか……うちは特に、探す奴がいるんで」
コトミ「へへー」
シノ 「持っていることは否定しないと、ふむ」
津田 「ない、わけじゃあ、ない……ですが」
シノ 「ほほー、やはり津田も男の子だな」ニヤニヤ
津田 「ほんと酷いセクハラ受けてるなぁ……」
72: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/14(日) 21:34:22.30 ID:hz0P4qNho
ウオミ「そうそう、重要なことを聞いてませんでした」
津田 「もう何が重要か分かりませんが。……なんです」
ウオミ「思春期男子なら、身近にいる年頃の女性をオカズにすることもあるでしょう?」
津田 「」
シノ 「あっ、そうそれだっ! これはなんとしても聞かねばならん!」
津田 「い、いやっ、ちょっと待って!」
コトミ「いーやタカ兄、こればっかりは答えてもらわないと。この議題の一番重要なとこだよー」
津田 「なんでお前まで乗り気なんだよ!」
アリア「津田くん、これはみんなが注目しているところなのよ。ほらスズちゃんだって」
スズ 「わっわわ私は、別にっ!?」
コトミ「スズ先輩が説得力無いっ!」
スズ 「う、うるっさい!」
ウオミ「とまあ、興味津々なのですよ」
スズ 「魚見さんも黙って!」
73: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/14(日) 21:47:02.87 ID:hz0P4qNho
津田 「い、いやでも、こういうのはさすがに……」
ウオミ「本人の前では言えないですか」
津田 「ほんに…… っと待って、それって、その、オレが想像してる人がここにいる前提で話してますね?」
ウオミ「惜しい、バレました」
シノ 「だが使っていることは否定してないな」
津田 「げ」
スズ 「あ、バカ、そんな反応したら」
津田 「えっ、わっ、やっちまった……」
シノ 「よし、二重トラップ成功」ハイタッチ
ウオミ「ナイス誘導ですシノっち」ハイタッチ
津田 「…………うう……」
コトミ「タカ兄ー、頭じゃ私以外には勝てないんだから、そろそろ諦めたらー?」
津田 「お前、意外と殊勝だな……」
74: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/14(日) 21:59:09.79 ID:hz0P4qNho
ウオミ「さて、タカくんが身近な女性をオカズに抜いていることが判明した今、やることは一つ」
津田 「みなまで言わないで!? すっごく恥ずかしいんですけど!」
ウオミ「あとは誰を想像、もとい妄想しているかですね」
シノ 「さっきの誘導からこのメンバーの中にいるであろうことは、だいたい察しがつくがな」
アリア「まあ、私たちといる時間が長いから、対象になりやすくはありそうだよねー」
津田 「は、恥ずかしくないんですか、先輩方は……」
ウオミ「んー……恥ずかしいかもしれませんが」
シノ 「だんだんとそれが」
アリア「気持ちよくなっちゃうし」
津田 「…………聞いた俺がバカでした」
コトミ「んー…… スズ先輩も?」
スズ 「私は違う」
75: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/14(日) 22:12:26.27 ID:hz0P4qNho
ウオミ「このメンバーの中からも気になりますが、まずはそれ以外もあるのか問いただしておきましょう」
シノ 「ああ、それも重要だな。津田」
津田 「…………いや、答えませんよ?」
シノ 「ここまで暴露されて何を」
津田 「暴露した本人が言うことかっ」
シノ 「だがしかし、桜才学園という場所である以上、候補が多すぎてな」
ウオミ「タカくんがあまり見境なく女の子たちを頭の中であれやこれやしてたら、それはそれで問題ですし」
アリア「生徒会の規律を守るためにも、必要な情報だよ」
津田 「規律云々いうならまず自分たちに言ってみたらどうか」
シノ 「では、脳内ではそんな喰い散らかしてはいないのか?」
津田 「そんなもなんもないですよ……」
ウオミ「でもタカくんは使ってるという」
津田 「使ってるって言わないで!? 生々しい!」
82: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/17(水) 22:39:10.47 ID:fCk1/Dmto
ウオミ「さあタカくん」
津田 「はい……」
ウオミ「私たち以外の女性でオカズにしている娘がいますか」
津田 「あー、いやー……」
シノ 「どっちなんだ、はっきりせんな」
津田 「普通に答えづらいでしょう……」
ウオミ「なら、こうしましょう」
津田 「?」
ウオミ「イエスなら沈黙」
津田 「うぐ……」
ウオミ「改めて、どうですか」
津田 「…………」
ウオミ「…………ふむ」
シノ 「なるほどなぁ」
津田 「もうやだぁ」
84: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/17(水) 22:55:58.02 ID:fCk1/Dmto
ウオミ「まあ、誰かまでは聞かないであげましょうかね」
アリア「さすがにねー」
津田 「もっと早い段階で聞かないでほしいんですが」
シノ 「さて、そのように性に貪欲な津田のことだ」
津田 「あなたたちに言われたくないです」
シノ 「当然だとは思うが」
ウオミ「私たちで」
アリア「したこと」
コトミ「あるよねー?」
津田 「コトミまで乗るんじゃない!」
コトミ「えっ、ないの!?」
津田 「ねえよ!」
コトミ「えー、それはそれでショックー」
津田 「普通逆だよねぇ! ねぇ!?」
88: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/17(水) 23:09:32.57 ID:fCk1/Dmto
シノ 「津田が妹に欲情する変態でなかったのは良いかもしれないが」
ウオミ「つまりは、私たちではあるということでよろしいですね」
津田 「……うー……本人目の前にして答えられませんよ」
ウオミ「ではこうしましょう」
津田 「また嫌な予感しかしないですね」
ウオミ「これから私たちは、タカくんに背中を見せます」
津田 「はあ」
ウオミ「オカズにしたことある娘の肩を叩いてください」
津田 「結局本人には宣言しちゃってるじゃないですか……」
アリア「津田くん」
津田 「はい?」
アリア「叩くのは肩じゃなくてお尻でもいいよ!」
津田 「ややこしくなるんで静かにしていてください」
90: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/17(水) 23:21:11.19 ID:fCk1/Dmto
津田 (うーん……他の人に知られるよりマシ……かなぁ……)
津田 「わかりました、それでいいです……ただし、オレからも条件があります」
シノ 「うん、なんだ? まさか答える代わりにこの場で脱いで見せろなどと……」プルプル
アリア「鬼畜だね!」
津田 「紳士のオレがするわけないだろぉ」
ウオミ「それで、なんでしょう」
津田 「この質問を最後にしてください」
ウオミ「むー」
シノ 「ふむ……」
アリア「まあ、だいたい興味あることは聞けたし」
ウオミ「最後のコレが一番重要ですしね、いいんじゃないですか」
津田 「あー、やっと解放される」
91: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/17(水) 23:30:45.92 ID:fCk1/Dmto
ウオミ「では皆さん、背中を向けて」
クルリ
津田 「…………は、萩村も背中向けるの?」
スズ 「は、えっ!? い、いや、そうじゃなくて……」
シノ 「何だかんだ萩村だって気になるよなぁ?」
ウオミ「むしろそれが聞きたく残っていたわけですし」
スズ 「そんなわけないでしょ!? あ、つ、津田が他人に知られたくないから背中向けてやってるだけであって、他意はありません!」
ウオミ「まあもちろん、タカくんが萩村さんを妄想してシているのであれば、肩は叩かれますが」
スズ 「あ、う……」
津田 「あ、あの、萩村?」
スズ 「…………い、いいからさっさとこんな茶番終わらせなさいよ!」
津田 「あー……うん」
コトミ「どきどき、わくわく」
津田 「お前の肩は叩かないから安心しろ」
コトミ「えーっ」
92: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/17(水) 23:45:10.13 ID:fCk1/Dmto
津田 「で、では、いきますよ」
シノ 「…………」
ウオミ「…………」
アリア「…………」
スズ 「…………」
津田 「…………と、これで全員です……」
シノ 「……ふ、ふーん、ほぉー……なるほどだな」
ウオミ「ふふ、お姉ちゃんはタカくんのこと信じてましたよ」
アリア「そっかー、津田くん、そうなんだー、うふふ」
スズ 「…………あ、あー……へー…… へへ……」
津田 「情報交換なんかしないでくださいよ……」
シノ 「そ、そうだなっ、これは各自の胸の中に」
ウオミ「詰め物をしておくということですね」
シノ 「つっ、詰めてなんかないぞ!?」
津田 「何の話だよ」
95: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/17(水) 23:59:22.00 ID:fCk1/Dmto
コトミ「えーっ、ちょっとタカ兄ー! 私肩叩かれてなーいー!」
津田 「最初に叩かないって言ったよな!?」
コトミ「ポーズだと思ったのにー……」
津田 「はー、やれやれ…… ……いくら何でも答えるべきじゃなかったかな」
ウオミ「まあまあコトちゃん。コトちゃんのことは使ってないかもしれないけど、コトちゃんの下着は使われてるかもしれませんよ?」
コトミ「えー、それって複雑じゃないー?」
津田 「そんな話題に引き出されるオレが複雑な気持ちだよ」
シノ 「いやぁ、なかなか有意義な時間だったな」
津田 「ものすっごく無意味な時間でしたね」
シノ 「ふむ? 確かに津田にとっては、情報を取られるだけ取られた形だな」
津田 「気分は奪われた感じですが」
シノ 「それは不公平だな」
津田 「…………いや、ちょっと待ってくださいよ、別にオレは」
シノ 「こうなったら私たちも津田に話さないといけないかな!」
津田 「いいっていま言おうとしたところ!」
96: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/18(木) 00:10:44.49 ID:72C4A7fNo
津田 「え、マジ、続けるの!?」
ウオミ「せっかくだから、タカくんも後学のために」
津田 「何を学ぶんですか……」
ウオミ「女体の神秘?」
津田 「興味なくはないけどこれは公開処刑ですよね!?」
シノ 「公開オ○ニーだなんて、そんなハードな」
津田 「言ってねえ!」
アリア「さすがにそこまではまだしてないなぁ」
津田 「そこまでって何!? どこまでしてるの!?」
シノ 「お、やっぱり知りたいんじゃないか!」
コトミ「なんだかんだ、タカ兄も男の子だねー」
津田 「言わなくっていいってこんだけ声を大にして言ってるよね!?」
ウオミ「タカくんが聞きたいかじゃなくって、たぶん、タカくんに聞かせたいっていう方が正しいかも」
津田 「結局主導はそっちかよ!」
97: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/18(木) 00:24:39.41 ID:72C4A7fNo
シノ 「なら津田がリードして私たちに訊いてみるか?」
津田 「そういう話じゃねえ!」
アリア「うふふ、津田くんにぜーんぶ訊かれちゃうんだね」
シノ 「うひょぉ、それは新鮮だな!」
ウオミ「質問項目は何です?」
アリア「ホワイトボードに書き出すよー」
津田 「だからオレは質問しませんって!!」
コトミ「タカ兄ー、せっかくだし聞いてみれば?」
津田 「はぁ!?」
コトミ「なんだかんだ、興味はあるわけじゃん」
津田 「それとこれとは話が違うだろ……」
シノ 「ふむ。では、津田が知りたいであろうこと、一つだけ全員で答えるとしよう」
津田 「いや、だから……あーもーいいや、なんです」
シノ 「私たちの最後の質問と一緒だ」
98: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/18(木) 00:36:30.25 ID:72C4A7fNo
津田 「そ、それって……」
シノ 「私たちが津田を使ってるかどうかだな!」
津田 「なんでよりによってそれチョイスしたの!?」
スズ 「ま、待ってください! それに答えなきゃいけないんですか!?」
シノ 「なんだー、萩村だってここまでしっかり聞いてきただろー」
スズ 「うっ」
アリア「聞くだけ聞いて、答えないなんてフェアじゃないよー?」
スズ 「うぐぐ……」
津田 「いや、先輩方面白半分で言ってるだけだと思うよ……」
スズ 「つ、津田は黙ってなさいよ……」
コトミ「たまにはスズ先輩もハメ外してさー」
スズ 「い、いいわ、乗り掛かった舟じゃない……乗ってあげるわ」
津田 「おいおい……」
107: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/20(土) 01:08:04.89 ID:3Uybu5Pto
シノ 「だが面と向かっての宣言はちょっと恥ずかしいな」
津田 「いまさら何を言ってるんだろう……」
ウオミ「でもタカくんに背中を向けてもらっても、誰が肩にタッチしたか分からないですよね」
シノ 「部屋を出て、一人一人というのはどうだろう」
スズ 「それは……いえ、それがいいですね」
アリア「二人っきりになっていいのかなー?」
シノ 「…………」
ウオミ「…………」
シノ (最近アリアもかなり怪しいんだよな……まさか学校でふたりきりになったところで何があるとも思えんが)
ウオミ(タカくん的に七条さんで抜いているのはほぼ確実……二人きりになれば……)
シノ (あ)
ウオミ(そうだ)
シノウオミ「「制限時間を設けよう」」
アリア「制限時間?」
108: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/20(土) 01:19:29.30 ID:3Uybu5Pto
シノ 「要は津田にさっと言ってそれで終わりだからな。1分もあれば十分だろう」
アリア「津田くんが一分でさっとイってもう十分?」
コトミ「あははは、うまいっ」
津田 「なんも上手くねえ」
ウオミ「1分なのに十分とはこれいかに」
シノ 「一寸の津田のアレにも五分の魂と呼ぶがごとし」
津田 「失礼だな君たちは!」
コトミ「そうだよタカ兄のはそんなに小さくないですよ!」
津田 「お前は黙ってろ!」
シノ 「ま、つまりは制限時間一分ということだ」
アリア「えー、短くなーい?」
シノ 「それ以上いたら津田が何するか分からんだろ」
ウオミ「私は別にかまいませんが」
津田 「オレがなんかするとでも?」
シノ 「まあともあれ、順番決めだ」
109: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/20(土) 01:29:06.00 ID:3Uybu5Pto
シノ 「じゃんけんで」
スズ 「む……勝ちですか、負けですか」
ウオミ「ここはあえて、勝ち順で」
シノ 「せーの、じゃーんけーん」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
アリア「いーち」
シノ 「2か」
ウオミ「3ですね」
スズ 「4……」
コトミ「ごー」
シノ 「じゃあ津田以外、全員外に出て、1人ずつぱっと言ってぱっと戻る」
アリア「はーい」
スズ 「勢いに任せて、勢いに任せて……」
コトミ「タカ兄どんな顔するかなー」
ウオミ「半分くらい、もう言ってるような人もいますけどね」
110: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/20(土) 01:42:06.27 ID:3Uybu5Pto
アリア「じゃあ私からね」
シノ 「い、いいかアリア、言うだけ、言うだけだからな」
アリア「言うだけかぁ。肉体的接触は駄目?」
シノ 「1分で何ができるわけじゃないだろうが、禁止しておく……」
アリア「そっかー、わかったよ」
シノ 「……物わかりいいな……」
ウオミ「時間になったらアラームが鳴りますからね。では、どうぞ」
アリア「はーい」
ガチャ バタン
アリア「津田くん」
津田 「七条先輩、ですか」
アリア「ふふ、さっき肩に触ったの、間違いじゃないよね?」
津田 「……ええ、まあ、はい……」
アリア「じゃあ仕方ないなぁ。私もちゃんと本当のこと言わなきゃね」
津田 「…………」ドキドキ
111: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/20(土) 02:00:31.52 ID:3Uybu5Pto
アリア「さっきシノちゃん達に、触っちゃだめって言われちゃってね」
津田 「は? はぁ」
アリア「とりあえず今のところ、津田くんに触っちゃだめっぽいの。でもね」
サワ ギュム
津田 「し、七条先輩っ?」
アリア「自分で自分を触るのは止められてないのよね……ん、ふ……」
津田 「ちょ、ちょっと……」
アリア「ふふ……時間なくなっちゃう……」
津田 (む、胸を自分で触って……うわっ、改めて……服の上からでもすっげぇおっきい……)
アリア「私一人でするとき……津田くんのこと…… ……よく考えるよ……」
サワサワ
津田 「…………」ゴクリ
ピピピピ
アリア「えー、もう時間なのー」
津田 「え、えっと、その、七条先輩」
アリア「ふふ、続きはまた今度、ね」
津田 「は……」
116: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/20(土) 02:57:18.96 ID:3Uybu5Pto
津田 (し、七条先輩が……お、オレで……?)
津田 (あの胸……や、やっぱりすげぇな……)
津田 (オレ、最後まで持つかな、理性……)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
アリア「やっぱり1分は短いなー」
シノ 「言うだけならば十分だろう」
アリア「でもせっかくだから、ちょっとくらいサービスしてあげたくなっちゃうじゃない?」
シノ 「ん!? アリア、なんか変なことしてないだろうな」
アリア「してないよー」
シノ 「むむむ…… わ、私も言ってくるっ」
ウオミ「ではシノっち、1分ですね。どうぞ」
シノ 「う、うむ」
シノ (ふー……ふー…… つ、津田に、こんなこと言うのは……)
シノ (いや、津田もきちんと示してくれたわけだしな)
シノ (緊張してきたっ……いやこれは、興奮……?)
シノ (ゆ、ゆくぞ)
117: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/20(土) 03:12:49.53 ID:3Uybu5Pto
ガチャ バタン
シノ 「つ、津田」
津田 「会長……」
シノ 「なかなか、肩を叩かれるとは思っていなかったぞ」
津田 「う、す、すいません」
シノ 「いや、私たちが訊いたんだ、謝らなくていい。それで、私なんだがな」
津田 「いえその、そんな無理に言わなくても大丈夫ですよ……?」
シノ 「見くびるなっ。いまから言うぞ」
津田 (腕組みまでして……会長、意外といつも通りだな……)
シノ 「私も津田のことを考えて自慰をしているっ」
津田 「堂々と言うことかっ」
シノ 「ハッ、ついいつもの癖で…… やはりこういうことは、恥ずかしがりながら言った方がポイント高かったかな」
津田 「いまさらポイント気にしなくても……」
シノ 「そ、そうか……残念だったか……?」
津田 「…………いえ、会長も、オレと同じように、なんて……ちょっと、ありがたい、ですかね、はは……」
シノ 「……そうか。ならば、よい。と、ところでだな」
118: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/20(土) 03:21:58.40 ID:3Uybu5Pto
シノ 「きっ、君は普段私をどのように想像で好きにしてるんだ……?」
津田 「え、えっ!? そんなことまで!?」
シノ 「無理強いはしないが、その…… 私ならば、その津田の希望にそ……」
ピピピピ
シノ 「えーっ、ここで終わりっ!?」
津田 「……のようですね……」
シノ 「ぐぬ…… 仕方ない、津田っ」
津田 「は、はい……」
シノ 「つ、続きはまた今度、だ……」
津田 「は……はい……」
シノ 「以上っ」
ガチャッ バタンッ
津田 「…………会長も…… オレ、生徒会に正常じゃいられなくなりそう……」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
シノ 「ふーっ、ふーっ……」
アリア「シノちゃん、ちょっと落ち着いた方がいいよー」
シノ 「あ、アリア……」
アリア「ん?」
シノ 「1分は短いな!」
アリア「でしょー」
スズ 「熱い手のひら返しだ……」
127: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/21(日) 00:54:17.42 ID:C9GmNX3fo
ウオミ「さて、私の番ですね」
シノ 「うむ、注意するまでもないが」
ウオミ「お触り禁止、守りますよ」
シノ (聞き分けはいいんだがな……)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
ガチャ パタン
ウオミ「タカくん」
津田 「次はお姉ちゃんですか」
ウオミ「前ふたりのを聞いて、我慢できなくなってたりしませんか?」
津田 「……正直……いえ、我慢はできますが」
ウオミ「ふふ、触るのは禁止ですが、タカくんから触ってきた場合はどうなるのでしょう」
津田 「えーと……」
ウオミ「ふふ、ちょっと困っちゃいましたね。……さて、私ですが……」
津田 「…………」ゴク
129: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/21(日) 01:10:51.70 ID:C9GmNX3fo
ウオミ「タカくんが私の肩に触れるのは、ある程度予想できてましたよ」
津田 「そ、そうですか……」
ウオミ「それと同じように、です」
津田 「え……」
ウオミ「私がタカくんのことを想って何もしていないと思いますか?」
津田 「そ、それは……」
ウオミ「例えばこんな……」ピラ
津田 「え、わ、ちょ、ちょっと……! す、スカートおろして……」
ウオミ「ふふ……見える? どこまでみたい?」
津田 「ど、どこまで……? どこって……」
クイッ
津田 「わっ、ちょ……そ、それに手をかけちゃだめですっ……!」
ピピピピ
ウオミ「あら、残念。時間切れだね、タカくん」
津田 「……はぁ、はぁ…… ……あ、あまりからかうのは良くないですよ……」
ウオミ「ふふ、そうだね、からかっているかどうかは……次お泊りに行った時にね?」
津田 「えっ」
ウオミ「じゃあ次の方ー」
ガチャ
津田 (……つかめない…… ……ピンクか……)
130: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/21(日) 01:25:46.87 ID:C9GmNX3fo
シノ 「さて、次は萩村だな」
スズ 「…………」カチコチ
アリア「あらら、緊張で固まっちゃってるわ」
シノ 「固くなるのは乳首くらいにしとくべきだな」
ウオミ「緊張しているって時点で答えは出てるようなものですが」
シノ 「…………」
ウオミ「…………」
シノ 「ツッコミが来ない、だと」ヒソヒソ
ウオミ「本気で緊張してますね」ヒソヒソ
ガチャ パタン
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
津田 「萩村……えーと……」
スズ 「…………」
津田 「む、無理して言わなくても大丈夫だからさ……」
スズ 「…………うなの……」
津田 「え?」
132: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/21(日) 01:35:08.11 ID:C9GmNX3fo
スズ 「……さっきの……本当なの……?」
津田 「あ、あー…… その、嘘はついてない……です」
スズ 「……わかった……」
津田 「萩村?」
スズ 「…………わ、私…… その……」
津田 「…………」
スズ 「あ……あ、あるからっ」
津田 「えっ」
スズ 「聞こえたでしょ!?」
津田 「う、うん」
スズ 「なら、それだけ!」
ガチャッ バタンッ
津田 「…………やっぱり言わない方がよかったかな……」
133: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/21(日) 01:46:18.25 ID:C9GmNX3fo
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
スズ 「」プシュー
シノ 「アラームの前に出てきたと思ったら」
ウオミ「ひざを抱えて丸まっちゃいましたね」
アリア「津田くんがこれ見たら、イチコロだったかもしれないわね」
シノ 「さて、最後になったが」
コトミ「はいはーい」
シノ 「コトミはあれだな、津田に対してもだいぶオープンではあるが」
ウオミ「タカくんに対象にされていなかったのは、思うところあるのでしょうか」
コトミ「さーて、タカ兄をぎゃふんと言わせちゃいますかー」
シノ 「あ、いや、これ楽しんでるだけだ」
134: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/21(日) 01:51:13.10 ID:C9GmNX3fo
ガチャ パタン
津田 「で、最後にお前か……」
コトミ「なにさー、さんざん鼻の下伸ばしちゃって」
津田 「伸ばしてねえしそう言われる筋合いもない」
コトミ「むー、私の肩は叩かなかったもんねー」
津田 「いや、叩かれても困るだろう」
コトミ「んー…… あ、確かにそうかも」
津田 「だろ?」
コトミ「タカ兄にそんな目で見られていたんだと思うと、体が火照って困っちゃう」
津田 「違う、そうじゃない」
136: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/21(日) 02:00:03.14 ID:C9GmNX3fo
コトミ「でさー、タカ兄」
津田 「なんだよ」
コトミ「私の答えなんだけど」
津田 「え、マジで答える気か」
コトミ「ここまで来て何言ってるのさー。ほら答えるよー」
津田 「…………いや、聞かないようにしよう」グイ
コトミ「あっ、耳に手ーあてないでよー」
津田 「きーかーなーいー」
グイッ
コトミ「ほら聞くっ」
津田 「さ、触るの禁止だろ」
コトミ「聞かないのはもっと禁止だよ」
津田 「あーあー、聞こえないー」
コトミ「このー、タカ兄っ、私はねー、ほぼ毎晩ーっ」
津田 「わっ、ちょ、マジでっ!?」
コトミ「抵抗しないでよーっ」
ガタガタガタ
139: ◆WO7BVrJPw2 2014/12/21(日) 02:11:48.31 ID:C9GmNX3fo
ピピピピ
シノ 「む、時間だが……」
ウオミ「なんか中が騒がしいですね」
シノ 「ハッ、コトミが答えたことで津田がもう辛抱たまらなくなり、コトミを中で押し倒しているやもっ」
ウオミ「逆もあり得るのではないでしょうかっ」
スズ 「いや、さすがに大丈夫だと思うけど……」
アリア「どうせみんな部屋に戻るわけだから、入ってみたらどうかしら」
シノ 「よし、突入してみよう」
ガチャッ
シノ 「話は終わったか?」
コトミ「あ」
津田 「か、会長っ」
シノ 「なんとっ、手を繋ぎあって見つめ合って!?」
スズ 「いやいやいやいや」
津田 「どこをどう見たらそうなるんですか……」
156: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/09(金) 21:20:30.22 ID:L6CbzGfao
シノ 「さて、一通り終わったわけだが」
津田 「どっと疲れた……」
シノ 「まあ、津田がおおむね健康でほっとしたよ」
津田 「健全とは程遠い健康さでしたが」
シノ 「だがまだだ!」
津田 「……まだなにか……」
シノ 「うむ! これも重要なことだ、心して答えてほしい」
津田 「答える前に心が崩れそうなんですけど」
アリア「それでシノちゃん、聞きたいことって?」
シノ 「きちんと女性に興味があるのは確認できたとしよう。ならば次は」
シノ 「やり方だ!」
津田 「…………」
シノ 「何だその残念そうな目つきは」
津田 「残念とかとっくに通り越してますがね」
159: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/09(金) 21:33:26.02 ID:L6CbzGfao
シノ 「床オナとかしてないだろうなー」
アリア「あまりハードなやり方してると、本番に影響出るらしいよ?」
ウオミ「あと、声を出すのも、癖になるといけませんよ」
コトミ「でもタカ兄のそういう声って聞かないよねー」
津田 「好き放題言ってくれるなー……」
津田 「やり方って言ってもどう答えりゃ……」
スズ 「いや、答えようとしなくていいと思う」
津田 「はっ、そうだ、いつの間にか乗せられていた」
シノ 「津田は乗せる方が好きなんじゃないのかぁ?」ニヤニヤ
ウオミ「女性に乗るよりは乗られるほうが似合ってますね」
津田 「もう突っ込んでやるもんか」
162: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/09(金) 21:56:25.32 ID:L6CbzGfao
津田 (はぁー、ダメだなこのペースじゃ…… ……この際……)
津田 「もー、先輩たちばっかり聞いてー、いっそそっちの話も聞かせてくださいよ、ははは」
シノアリアウオミコトミ「「「「え!?」」」」
スズ (あー、そういう……)
津田 (萩村は分かってくれてるみたいだ)
スズ (でも逆効果よ、それ)
津田 (え?)
シノ 「つ、津田っ! その、なんだ、きょ、興味あるのか……?」モジモジ
津田 「えっ」
アリア 「津田くんが訊きたいなら……うふふ、教えてア・ゲ・ル」
津田 「え!?」
ウオミ「参りましたね、今日は愛用のアレは持ってきてないのですが……」
津田 「ちょ」
コトミ「いっそタカ兄の前で実践しちゃいますか」
津田 「ま」
スズ 「あーあ」
163: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/09(金) 22:12:40.97 ID:L6CbzGfao
津田 「待って、待って待ってー! 本気にしないでくださいよ!」
シノ 「なに? み、見たくはないのか?」
津田 「いえ、そういう話ではなく……」
アリア「そっか、見せ合いっこしたいのね」
津田 「まったくもって違いますけど!?」
ウオミ「そうですね、勉学の場である校舎でそのような行為はできないと……」
コトミ「でも学校の方が興奮するって場合も」
シノ 「それは同意だが、確かにこんな場面が畑にでも見つかったら面倒だな」
アリア「じゃあ場所を変える?」
シノ 「そうだな、じゃアリアの家で」
アリア「はーい」
津田 「え、あの」
アリア「出島さん」パチン
出島 「かしこまりました」
津田 「え!?」
トスッ
津田 (そこからしばらく、オレの意識は途切れました)
165: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/09(金) 22:28:51.93 ID:L6CbzGfao
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
津田 (気づくとオレは)
津田 (七条先輩のお屋敷の、薄暗い客室の……大きいベッドの上にいました)
津田 「…………」
津田 (現時点、特に何もされていないけど)
津田 (やばい)
津田 「……あの、会長……?」
シノ 「なんだ? 津田」
津田 (部屋には、バスローブ姿の会長に……)
津田 (同じようにバスローブを着たみんな)
津田 「七条先輩、萩村、魚見姉さん、コトミ……?」
アリア「なーに?」
スズ 「なっ、なによ」
ウオミ「なんでしょう」
コトミ「なにかななにかなー」
津田 「…………」
津田 (やばいやばいやばいやばい)
166: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/09(金) 22:46:06.58 ID:L6CbzGfao
シノ 「その……津田も、見てみたいんだったな?」
津田 「いやそれはっ…… その、先輩たちの暴走が止まりそうにないので」
シノ 「だがこの状況、分かっているとは思うが、もう逃げ場はないぞ」
津田 「…………」
シノ 「まあ、私たちもこれで後がなくなったがな」
アリア「もう覚悟するしかないよねぇ」
ウオミ「さてタカくん。見せてくれますか、それとも私たちが先にするところ、みる?」
津田 「戻るも進むも……あの、いまさらですが校則が」
シノ 「恋愛禁止、過度な接触禁止か…… なんなら、校則違反にならないようにするか?」
アリア「自分で触っているのを見るだけだもんねー」
津田 「むちゃくちゃ言いますね……」
コトミ「えー、でも折角なんだから触ったり触られたりしたくありません?」
津田 「オレは今この場にお前がいることに触れたくなかったよ」
167: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/09(金) 22:50:57.77 ID:L6CbzGfao
津田 「ここまで来ちゃってなんだけど、その過度な接触……オレ多分耐えられません」
シノ 「もう見るなり見せるなりは同意しちゃってるわけか」
津田 「……不本意ですが…… オレも男ですので、触りたかったりなんだったりしますよ……」
アリア「もー、津田くんも真面目なんだから」
ウオミ「まあ、その誠実さだからこそ、私たちも、なのですが」
津田 「はぁ」
アリア「いまさら校則も何もないよ、ここは学校でもないんだし」
津田 「その通りと言えばその通りですが……」
シノ 「というわけで、もうここから先はなんでもありだ」
コトミ「えーと、1,2,3……」
津田 「そこ、人数数えんのやめろ」
コトミ「6Pだ!」
津田 「やめろって言っただろ!?」
179: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/14(水) 23:00:23.79 ID:JqVh0rpdo
シノ 「さて……あくまで本来は見せ合いっこ、だよな」
津田 「……その割にはシャワーも浴びたようじゃないですか」
シノ 「まあそのなんだ? 乙女心というやつで」
津田 「普通こうなる前に乙女心って効くもんじゃないんですか」
シノ 「まったく君は」
バッ
津田 「お、わっ!?」
ドサッ
シノ 「こういう状況なんだ、もう少しは雰囲気というものを大事にしてくれ」
津田 「は…… ……はい……」
ウオミ「では……シノっからでいいですか?」
シノ 「うむ……」
181: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/14(水) 23:12:44.86 ID:JqVh0rpdo
会長はためらいがちに、でもしっかりと頷くと、バスローブの上から胸に両手をあてた。
オレに跨った状態で、そのまま指先を敏感な部分に持っていき、つま先で擦り始めていく。
「……津田は…… 大きいのが好きなのだろう」
「まあ……つい、目は行ってしまいますが……」
「私も努力はしているが…… ん……」
指先の動きはだんだんと大胆になる。
そのうちに、会長の声に熱いものが混ざりはじめた。
「……だが、感度も重要だということを、知ってほしいな……」
言いながら、我慢できなくなってきたのか、会長はバスローブの帯を解くと、肩を肌蹴させた。
ローブはそのままずり下がり、上半身が露わになる。
オレの視線は彼女の全身を舐めるようにはい回る。
ブラジャーはつけていなかったが、下は薄いブルーのショーツが、ローブの隙間から見えた。
「津田……視線が、エッチだな」
「す、すみません」
「いいぞ、もっと…… ふぅ……もっと、見て……」
182: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/14(水) 23:23:08.34 ID:JqVh0rpdo
会長の胸のふくらみは、確かに小ぶりのように思える。
だけど会長の指の動きに合わせて形が変わる様は、そこにちゃんと柔らかいものがあることを分からせてくれる。
「ん、ふ…… わ、私は……胸から入ることが多いかな……」
「……」
「耳も性感帯ではあるが…… んんっ……自分で触るとちょっと味気なくて……」
やはりそんなものなのだろうか。
まあ、当のオレは他人に触って貰ったことなどないからわからないのだけど。
「気分が乗ってきたら、次は……こっちを……」
会長は少し腰を浮かせ、オレに覆いかぶさるようになる。
顔が急接近して、いままでの会長の痴態が急に近づいてきたような感覚になり、オレは息をのんだ。
「津田……」
オレの視界には会長の顔しか見えていなかった。
吐息が伝わりそうな距離で、視線だけを絡ませ合った。
184: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/14(水) 23:42:19.73 ID:JqVh0rpdo
唐突に会長が、オレ達を見守っている他の4人に声をかけた。
「な、なあキスしちゃだめか?」
会長の提案に顔を見合わせる4人。
ちゃんとファーストキスにこだわるあたり、女の子らしい気はした。
少しだけ間を開けて、七条先輩が口を開く。
「津田くんのいろんな初めてを、分散してもらっちゃえばいいんじゃないかしら」
「なるほど。ここでシノっちがキスを選択したら、例えばバージンは他の人、と」
「でもそんなに挙げられるほどタカ兄の初めてってあるかな?」
「私はそうだなー…… 他の人とかぶらないと思うよ?」
七条先輩の怪しい微笑に、オレはよく分からないけど背筋が寒くなった。よく分からないけど。
そしたらなんか会長が指を折って何か数えはじめる。
「むむ……キス、童貞、お尻……」
「知りたくなかった、そのカウントは知りたくなかった!」
185: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/14(水) 23:59:22.79 ID:JqVh0rpdo
「ほかに何かあるかな」
会長は人数分カウントするまでやめないつもりらしい。魚見姉さんがそれに答えた。
「そうですね……フェラは?」
「してあげる、もカウントするか」
「あと一つは……」
「……逆をしてもらう」
「お、クンニか! さすが萩村!」
「やっぱり口を開くんじゃなかった……」
失言したという風に、萩村は小さい体をさらに縮ませて顔を俯けていた。
この場に萩村がいるのが、何かコトミより不思議な感じがしてみていたが。
「ほら、津田…… 今は、私を見ていてくれるのだろう」
会長がオレの頬を両手で包み、顔を強制的に自分に向けさせた。
視線を会長に戻すが早いか、オレの唇に柔らかな感触があった。
「んっ……」
それが会長の唇だと分かるのに、オレは少し時間がかかった。
186: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/15(木) 00:18:53.57 ID:IIrevcxzo
会長が顔を好きなように近づけてくる。
オレは頭までしっかりと抱え込まれ、逃げられはしなかった。
会長の舌がオレの唇をノックするように動いた。
「ん、ふ…… ん、んく…… ……ん……津田……口……」
歯に会長の舌が当たる。
シャワーを浴びたときに使ったシャンプーだろうか、髪の香りがオレの鼻腔をくすぐり、オレの口はすぐに陥落する。
「ふ、あ……」
オレは完全に押し倒され、会長は全身を押し付けてオレの唇をむさぼっていた。
オレの手は行き場所を探して、最後には会長の腰と背中に回した。
会長の舌がオレの口の中を這いまわり、相手の息も自分の息も分からなくなっていく。
たまに唾液を舐めとるように唇が離れかけるが、会長はすぐにオレの頭ごと抱えて舌を重ねる。
「んふ……んふ、じゅぷ…… じゅるっ……」
半裸の会長に抱き着かれて、自分か相手か分からなくなっていくキスをしている。
オレはもう、頭の中が熱く、朦朧としてきていた。
187: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/15(木) 00:27:29.59 ID:IIrevcxzo
2,3分くらいだろうか、そのままねっとりとしたキスは続いている。
会長は腰を上げ、なにやらもぞもぞと動き出した。
経験が無い俺にも、なんとなく動きの分かった。下着を脱ごうとしていた。
片手で自分の下着をずり下げていく会長。
ふと、不意に会長が身体を離した。
オレはようやく一息つき、荒げた息を整える。
目を開けると会長は、何も身に着けていなかった。
「あまり、じろじろ見ないでくれ……」
暗がりにも、頬を染める会長の姿が見える。
そして会長は、ひとりでの続きを始めた。
「もう、下がな…… 興奮しやすい方だとは思っていたが……これはもう」
会長の右手が彼女の股間にあてられると、すぐにわかりやすい水音がした。
指先を小刻みに動かし始めると、すぐに息を荒げ、声が出始めた。
「うっ、あ…… は、はっ……んんっ、あう……」
オレに跨りながら会長は盛り上がっていく。
指の動きもすぐに激しくなっていった。
オレの手は会長が起き上った時に、腰のあたりに置いたままになっていたので、お尻からふとももあたりを撫でた。
「ああ…… 津田が、私を触って……」
189: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/15(木) 00:51:44.97 ID:IIrevcxzo
オレは少し体を起こして、会長の秘所に目を向けた。恥ずかしさよりも興奮が勝った。
髪と同じ、綺麗な黒髪と同じの下のヘアは、彼女のそこからあふれる蜜に濡れて艶を放っている。
よく見ると、会長は自分の秘所の周りを主に弄っていて、中に指を入れたりはしていなかった。
「ん、ああっ……!」
突然、会長が背中をのけ反らせて後ろに倒れた。
何事かとみんなの視線が集まるが、会長は構わず、ベッドの上で自分の指の動きに身体を反応させていた。
「津田が、見てる…… 津田に見られながら……!」
声に艶っぽい物から、何かもっと別の興奮が見えてとれるようになってきた。
「うふふ、やっぱりシノちゃんの本質はMだよねー」
七条先輩のそんな言葉も気に止めないほど夢中に、会長は胸と股間に手をやって、自分を昂らせ続けていく。
オレはと言えば、その会長をずっと見ていることしかできなかった。
もはや目をそらすことはできない。
ただ熱い視線で見続けることしかできない。
彼女には、それこそが熱源になるのを知ってオレは見続けた。
「あっ、あ、うっ……! こんな、こんなの、我慢できなくて……!」
会長は秘所をいじる速度を本格的に上げていく。
人差し指と薬指で花弁を広げ、中指で蜜壺から滴る液体を自分の割れ目に塗りこむように広げていく。
「こ、こっち弄ったら! すぐに、すぐに……!」
彼女の中指が、ひっ掻く部分を少しだけ上げる。
割れ目の上の端に、少しだけ皮に覆われた場所が、オレにも微かに見えた。
そこにたどり着くと、5回も擦らないうちに、会長は声にならない声を上げた。
「イ……!」
背中を完全に反らし、脚は指の先まで伸び切って彼女は達した。
191: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/15(木) 01:04:42.85 ID:IIrevcxzo
「はーっ……はーっ……」
肩とお腹で激しく息をしながら、会長はベッドに力なく倒れ込んでいる。
オレはもう震えるくらいの緊張と興奮で、しばらく声を出せずにいた。
息を整えながら、口を開いたのはオレだった。
「……お、オレも脱いでいいですか……」
会長の姿を見せられ、というかこの空気になって時点でもうだいぶ来ていたのだが。
オレの股間は既にガチガチに固くなって、痛いほどだった。
ズボンを下ろさなくても、先の方に快感と不快感のある湿り気まで感じている。
こんな刺激の強いものを目の前で見せられては、自分で具合のいいように擦ったら、三擦り半で果ててしまいかねない状況だった。
だけど会長はそんなオレを下から、妖艶な笑みで見上げながら言った。
「ふふ…… ダメだ」
「えっ」
192: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/15(木) 01:18:26.08 ID:IIrevcxzo
アリア「津田くんは脱いじゃダメだよ」
コトミ「だって途中でタカ兄が賢者タイムになっちゃったら、残った子が可愛そうじゃん?」
津田 「えーと……」
スズ 「さ、最後まで見てろってことよ」
ウオミ「心配しないでいいですよ。最後にはちゃんと……ね?」
シノ 「というわけだ。津田は、いまは見るだけ」
津田 「そんなぁ」
シノ 「そのあとはきちんと……」
津田 「ごく……」
シノ 「私たちも見せてもらうわけだからなっ」
津田 「あ、やっぱりオレも見せるんですね……」
205: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/24(土) 20:48:37.42 ID:AJ1GSg7wo
津田 「なんでこうなったのかなぁ……」
コトミ「ハーイ、タカ兄。次は私だよー」
津田 「本当、なんでこうなったんだろう」
コトミ「ほらほら、そんな嘆く状況じゃないじゃん」
津田 「目の前に全力でスタンバイしてる実の妹がいることを嘆きたいよ」
コトミ「むー、どうして私にはドライなのさ」
津田 「どうしてって……妹をそんな目で見たことないって」
コトミ「ふーん。私はあるのにね」
津田 「面と向かって言うな」
コトミ「まぁまぁ。それも今日までだよー」
津田 「え、わっ、ちょっ……」
コトミ「んっ……」
206: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/24(土) 20:56:18.31 ID:AJ1GSg7wo
押し付けられた唇は柔らかかった。
ベッドの上からすでに動く気がなくなっていたとはいえ、コトミが急にキスしてくるとは思っていなかったから、オレは全く逃げる
ことなどできずにコトミに押し倒された。
押し倒してなお、コトミはオレの唇を舐め、吸い付き、しゃぶろうとする。
会長よりも勢いのあるキスに負け、コトミの舌はオレの口の中にあっさりと侵入した。
オレの舌先が触れたかと思えば、コトミの舌が歯の一本一本を舐めるように好き放題うねる。
そんなコトミのキスに、オレは黙って耐えるだけだった。
「ぷは…… んちゅ、ちゅ……」
オレの口の中を舐り尽くしてコトミは身体を起こす。オレの胸のあたりに手を置いて、起こさせないつもりらしい。
軽い酸欠と戦意喪失の中で、オレは抵抗する気はなくなっていた。
「タカ兄の初めては、なにをもらおうかなー」
だが、にやりと笑うその顔に、不安だけは際限なく募っていくのであった。
207: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/24(土) 21:15:59.27 ID:AJ1GSg7wo
「まあ待てコトミ」
会長が静かな口調で入ってくる。
会長は一通り満足した後、ベッドの上でローブを羽織ってオレの横にいる。
「なんです?」
「あわてなくても津田は逃げそうにないからな。ひとまずは、先に見せるものを見せてからじゃないと」
「おっとー、そうでした。興奮のあまり忘れてました」
「どんな助言だよ……」
オレのさえないツッコミもスルーして、何か通じ合ったらしいふたり。
コトミはバスローブの紐を解くと、すぐに肩を肌蹴させた。
コトミの裸は、最近になって見たことが無いわけではない。お風呂上がりにほとんど何も着ずにいるところを見ることもあった。
その時は特に何も感じていなかったのだが。
こうして目の前で見せられると、意外とスタイルの良さに驚く自分がいた。
「んふふー、どう、タカ兄。私けっこうおおきいでしょ」
言われるとおりコトミの胸は結構大きくて、さらに張りもある綺麗な形をしている、ように思える。
余り比較したことが無いので分からない部分もあるのだけど……
下に視線をやると、コトミは見せつけるようにローブを脱ぎ捨てて、オレの腰の上で全裸になった。
208: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/24(土) 21:40:56.73 ID:AJ1GSg7wo
バスローブを脱ぐだけで全裸になるということは、つまり下着を穿いていないということで。
「ちょっ……お前、穿いて……」
「そうだよ。前に言ったじゃん、新しい世界に目覚めたって」
いつぞや、遊園地のプールで下着を濡らして、家までノーパンで帰った時のことだ。
「あれ以降、たまに穿かずに過ごすことあるんだよ」
「お前な……」
「でもどうせ脱ぐわけだし。どうせ濡れちゃうし」
「もうちょっとモラルとかそういうものを……」
「いまのタカ兄が何言っても説得力なーいよ」
オレは言葉に詰まりなにも言い返せなかった。
だがオレの思惑なんて気にせず、コトミはいったんオレの上から降りて自分の荷物をあさる。
その間にオレは体を起こした。情けないことに一度欲情したモノがおさまらず、ズボンの中で痛いぐらいなり、さらに言うと少し濡
れてしまっている。
「さて、と……えーと、あ、あったー」
コトミが鞄から何かを持って戻ってきた。
それは卵型の物体からコードが伸びて手元のリモコンと繋がっている……高校に入ってから何故がたまに見るようになってしまった
ローターだった。
209: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/24(土) 21:51:52.97 ID:AJ1GSg7wo
「お前、それ……」
「ふっふっふー、ちょっと前に入手たの。使ってるの知らなかったでしょ?」
「知るわけねえ」
「モーター音がばれないように、タカ兄が寝てるときに使ってたからね」
言いながらコトミは、手に持ったピンク色の卵をぺろりと舐めた。
オレに向かって座ると、コトミは恥ずかしげもなく脚を広げる。
やはり自然に視線が向くと、前々から聞くことはあったが、コトミのそこは無毛だった。
生えていないだけで成長はちゃんとしているらしく、まだ綺麗な桜色のそこはすでに愛液に濡れている。
会長のよりも分かりやすい、というと失礼だけど、なぜ貝というのがわかった気がした。
「んふ、ふぅ……最近ヤバくてさ、ローター見るだけで気持ちいいの思い出しちゃうんだよね」
そう言いながら、そのローターを乳首に這わせる。
スイッチは入っていないが、その恍惚の表情は期待に溢れていて、スイッチを入れるのを今や遅しと待ちわびているようだった。
だが彼女はスイッチを手に持ったまま電源を入れようとはせず、卵の方を自分の胸をからお腹、そして下腹部へと滑らせる。
「スイッチ入れてないのに、こうすると……ねっ…… あ、あっ……」
水音にピンク色の卵が濡れた。
中には入れていない。コトミのそこの部分の上にある、小さな蕾にローターを宛がっているだけだ。
210: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/24(土) 22:09:41.42 ID:AJ1GSg7wo
オレに対して開脚で座っていたが、コトミは身体を上げると、膝を立ててうつ伏せた。
それでもローターは股間から離さず、自分自身の手で小刻みにそれを動かす。
「ん……んっ……」
もどかしさは消えないのか、濡れた瞳でコトミはオレを見上げた。
顔の下半分はベッドに沈んでよく見えない。視線が交わる。
コトミは両腕を伸ばして上体を持ち上げると、その豊かな胸が大きく揺れた。
「あは……タカ兄が見てる」
そう言って笑うと、彼女はくるりと背を向け、またベッドに上半身だけを沈ませる。
腰は高く持ち上げると、オレの目の前にコトミのお尻があった。
目の前に放り出された丸見えの性器に、思わず唾を呑む。
見えないまま手さぐりで、自分の濡れそぼった一番深くへとローターを落とす。
ここに至ってもまだローターのスイッチは入れていない。
ローターの卵のほとんどがコトミの中に埋まると、そこからコードだけが出ているようになる。
コトミがコード伝いにスイッチを手繰り寄せると、その体勢のままそれを差し出してきて言った。
「タカ兄……い、いれて…… スイッチ、入れて……」
オレは逡巡した後、そっとそのスイッチを受け取る。
目の前には妹のあられもない痴態が広がって、もう我慢できなそうに腰まで小刻みに揺らしている。
その状況でオレは、理性の部分で止めるべきだと思っていながら、もう迷いはしなかった。
爪の先で弾くように、オレはスイッチを入れた。
211: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/24(土) 22:58:16.60 ID:AJ1GSg7wo
「あっ、あ、ああっ……! あ、た、タカ兄が入れて……私の中で動いて……!」
モーター音が部屋の中で、コトミの中で鳴る。
それ以上の音量でコトミの嬌声が響いた。
腰が快感をむさぼるように動き、足の指が握りこまれたりピンと伸ばされたりしている。
それよりも激しく、ローターが入ったそこがなおも咥えこもうと動いていた。
「あ、あっ、あーっ、あーっ……!」
声から余裕が消えていく。
どうにか肘をついて顔を支えていた腕の力も抜け、肩からベッドに突っ伏した。
その状態でも両手がさらに快感を求め、自分の胸の先を親指と人差し指で弄りはじめる。
それでもお尻はオレに向けて、とにかく見せようとすることは忘れなかった。
とろっとした蜜は彼女のふとももまで伝っている。
そのうちに、背中が大きく反りはじめると、指も腰の動きも激しさを増していった。
「イッ、イクっ、タカ兄見て、私のこと見てっ!」
お尻の穴も大事なところもまる見せにして、コトミはオレの目の前で声も出せずに達した。
肩とお腹が、快感の波が来るたびに震え、コトミはゆっくりとベッドに全身をうつ伏せる。
なおも動いていたローターが少しばかり間抜けに見えたので、オレはそっと電源を落としてやった。
それでも波はなかなか収まらないのか、激しい呼吸をしながらローターを抜くこともしなかった。
さすがにオレがそれをしてやるのは躊躇われる。
「あ…… ふ…………ふぅ……」
まさに一息つく。
コトミは乱れた髪をかきあげながら、不敵な笑みをしてオレを振り返る。
「見ててくれた?」
コトミに顔をみられて初めて、オレは目をそらした。
それが何から来るものかはわからなかったが、オレの態度だけで、余すことなく全部見ていたことがコトミには分かったらしい。
満足そうに笑って、コトミは自分の膣からピンクローターをゆっくりと抜き取った。
212: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/24(土) 22:59:01.21 ID:AJ1GSg7wo
「ぷひゃぁ」
「コトミも結構激しい方なんだな」
会長の言葉に、コトミは恥ずかしげもなくオープンに胸を反らした。
「いやぁ、若さ弾けちゃいました」
それ以上に弾けそうな胸を見て会長は爪を噛んでいたが、それはまぁ見なかったことにする。
そうなるともう後はいつもの、オレが知っているコトミだった。
「…………」
「どうした、津田」
「いえ……」
会長がそんなオレに気づくが、オレは静かに曖昧な返事をするだけ。
だがもう何も通じないようで。
「いくら妹でも、こんな姿を見てはうずくものがもうたまらんよな」
正直なところをまっすぐ抉られて、オレは何も言えずに口を閉じた。
さりげなくオレの右腕を取った。
欲望に身を任せるのなら、このままもう誰か押し倒したいほどではあったが。
不意に、オレを挟んで会長の反対側からさらに左腕を取られた。
「じゃあ、こんなのはどうでしょう」
「え…… ちょ、う、魚見姉さんっ!?」
「お姉ちゃん、でいいですよ」
いつものからかうような口調で、魚見さんがほほ笑む。いつの間にかオレの横に座っていた。
さらには、バスローブもすでに脱いでいた。
全裸ではなく、ブラとショーツを身に付けている。
全体は紺色とのような深い青で、ブラのカップやショーツのフロント部分は白い刺繍で飾ってある。
コトミにも負けず劣らずの胸が、ブラによってさらに谷間まででき、いまにも零れそうだった。
213: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/24(土) 23:00:16.48 ID:AJ1GSg7wo
「こ、こんなのって……?」
どぎまぎしながら精一杯質問だけをすると、魚見さんは会長を目を合わせた。
会長も何か通じて小さく頷く。
「ふふ、あまり待たせては津田も可愛そうだしな」
「では……」
「「よーいしょっ」」
ふたりの掛け声と同時にオレは上半身を押し倒され、ベッドに仰向けにされた。
声を出す暇もなく会長の手が素早く動いて、オレはシャツのボタンをはずされた。
脱がされはしなかったが、胸もお腹も剥かれてしまう。
何をされるのかと、Mを多少なりとも自覚している自分には、期待と不安が入り混じったぞくぞくした感覚が背中あたりに走る。
「……と、その前に」
魚見さんだけ上半身を起こすと、オレに身体を半分だけ乗っけるようにしてオレに覆いかぶさる。
魚見さんは一瞬だけどれの瞳を見ると、すぐに目を閉じてオレに唇を重ねた。
間髪入れず、舌まで入ってくる。
会長やコトミはだいぶ大胆に口の中で動いていたが、彼女のは少し違った。
頬や舌先をくすぐるように触れては、引っ込めるのを繰り返す。
それを続けられるうちに、オレは自主的に彼女の舌に軽く触れるようになり始めた。
すると彼女の舌はするすると口の奥に引っ込んでいく。オレは何も考えずそのあとを追って、気づけば彼女の口腔に入り込んでいた
。
その中でも魚見さんは巧みに舌先を交わらせる。彼女の中を好きに動いているはずなのに、すべて手のひらの上、もとい舌先で遊ば
れていた。
「ふぅ」
「そろそろいいかな」
唇を離して満足そうに息をつく魚見さんに、会長はどことなくワクワクした雰囲気で訊く。
魚見さんが頷くと、ふたりはオレを押し倒したままオレの胸に口を近づけた。
214: ◆WO7BVrJPw2 2015/01/24(土) 23:18:46.84 ID:AJ1GSg7wo
「う、あ、んっ……」
思わず声が漏れる。
ふたりは容赦なく舌でオレの胸の先を舐め回す。
左側の魚見さんは、小刻みに、コンスタントに。右側の会長は大きくねっとりと。
オレは逃げることもできず、くすぐったさと快感の間のもどかしい感覚を受け続ける。
脚や背中をねじるが、ふたりに抑え込まれ満足に動けなかった。
「んぷ、じゅる……津田は右側の方が感度がいいんだったよな。……ぬる、れる……」
「そんなこと誰に……あ、コトミだな……んんっ」
「大丈夫ですよ、こっちも開発してあげますので。ん……」
脚も身体も快感に身を捩るだけ。
オレの腕はおさまりのいい場所を探して宙やベッドをさまよったが、そのうちに彼女たちの肌に触れた。
「ん、タカくんの手……さみしそうですね」
「そろそろお触りくらいは解禁してやるか」
その言葉を待たずに、オレの腕は本能のまま、柔らかいところを探して彼女たちを撫でまわす。
会長の背中を通って腰からお尻に、魚見さんは足を曲げていたので、多分ふとももに。オレの手は気持ちよさを求めてそこを撫でた
。
ふたりも撫でられた所をオレにこすりつける様にゆっくり動かしてくれる。
もちろん気持ちいい、気持ちいいのだが。
「まだまだ生殺しだな?」
会長の一言に、オレはまだまだ耐えなければいけないことを教えられた。
225: ◆WO7BVrJPw2 2015/02/21(土) 21:53:24.62 ID:R+xcj+fDo
ウオミ「さて、では次はこのまま私が」
シノ 「ウオミーが最近ハマっていると聞いたのがあるが、まさかそれか?」
ウオミ「うふふ、そのそれです」
津田 「……?」
シノ 「でもそれは、ここじゃできないんじゃないのか?」
ウオミ「やりようはありますよ。ちょっとタカくんに手伝ってもらいますが」
津田 (いやな予感が……いや、いまさらか)
226: ◆WO7BVrJPw2 2015/02/21(土) 22:06:25.78 ID:R+xcj+fDo
身体を起こした魚見さんは既に下着姿で、その顔はオレを見ていつも通り笑っていた。
「さてタカくん……私のやり方、なんだかわかりますか?」
「やり方なんて言われても……女性の仕方なんて、オレにはよくわかりませんよ」
「聞いたことぐらいはあると思いますけどね。意外とこれで性に目覚める女子もいるらしいですよ」
「はぁ……」
不敵に笑う彼女は、オレの腰から脚へと手を這わすと、オレの膝をもって軽く立たせた。
オレは寝ころびながら片膝だけを立たせた状態になる。
その片膝の頂点、ちょうど骨が出っ張って固くなっているところに、魚見さんはパンティ越しの股間を当ててくる。
少しだけ腰をくねらせ、まるでちょうどいいところを探しているようだった。
「うふふ……タカくんの膝でできるなんて、素敵ですね」
「あ、あの……」
「ちゃんと膝を立たせておいてくださいね?」
そういうと、彼女は本格的にオレの膝に体重を預けてきた。
227: ◆WO7BVrJPw2 2015/02/21(土) 22:20:04.33 ID:R+xcj+fDo
「ん、んっ、んふ…………」
押し殺すような息の漏れる声が聞こえてくる。
魚見さんはオレの膝に股間を当てて、自分の良いところを好きに楽しんだ。
「……これは……角ってやつですか……?」
「んっ、そう、ですよ…… 最近タカくんの机で、ハマっちゃいました……からっ……んんっ」
ひとまず聞こえた言葉はスルーした。
魚見さんは自分の敏感な場所、とくに前の方をオレの膝の固い部分に擦りつけてくる。
パンティ越しにオレの膝で遊びながら、彼女は自分でブラのフロントホックをはずした。
たわわな大きさの乳房が揺れる。
隠れ巨乳という噂を聞いたことはあったが、なかなかの大きさだった。コトミとどっちが大きいだろうと思っていたが、興奮度は実妹と比
べるべくもない。
「あは、タカくん……おっぱいガン見ですね……」
「それはその、し、仕方ないです」
腰の動きに合わせて揺れる胸を見ながら、オレは膝を倒さないように支えていた。
228: ◆WO7BVrJPw2 2015/02/21(土) 22:37:02.21 ID:R+xcj+fDo
ふと、この膝を動かしたらどうなるのか気になる。
動いたらわかるものなのだろうか。
(なら、すこしだけ)
くいっと、ほんの少しつま先に力を入れて軽く突き上げてみた。
「ん、きゃっ!? た、タカくん……?」
予想外の大きい反応に、オレは続けて左右に揺らしをかけてみる。
「ん、あ、あっ、あっ……そんな動いちゃ……」
腰を自分で動かす必要がなくなったからか、魚見さんは自分の胸を自分でわし掴みにして激しく動かした。
オレはというと、自分の膝の動きひとつで嬌声が思うままに出ることに、何か悦びを感じつつあった。
あれ、Sの気なんてあったっけ。
「津田が動いちゃ、オナニーじゃなくなっちゃうんじゃないか」
「魚見さん気持ちよさそうだねー」
先輩方のそんな話も耳に入らないくらいに、彼女は達しつつあるようで、しきりにオレの名前を呼んでいた。
229: ◆WO7BVrJPw2 2015/02/21(土) 22:48:47.74 ID:R+xcj+fDo
「タカくっ……私、もうだめ……あっ……!」
魚見さんはオレの膝を抱え込むように丸くなると、そのまま体を痙攣させるように震わせた。
全身の力を込めて、そのあと脱力すると寝転んでいるオレの上に覆いかぶさる。
彼女の顔が目の前に来る。
オレの瞳を見てわずかにほほ笑むと、何の躊躇いもなく魚見さんは唇を押し付けてきた。
「ん…………ん、ちゅ、ん……」
オレの頭を両手でしっかりとつかみ、彼女の舌がオレの中を好きなように動き回る。
息継ぎすら許されないようなキスが終わると、魚見さんは腰を上げる。
荒い息を隠さないで上下する胸が、目の前に来る。
彼女はわざと見せつけるように胸を揺らした後、そのふたつのたわわな実を、オレの顔に押し付けてきた。
「わ、ぷ」
柔らかい膨らみに息ができなくなりそうになる。
オレは呼吸を確保するため、と自分に言い聞かせて魚見さんの胸に手を伸ばした。
230: ◆WO7BVrJPw2 2015/02/21(土) 23:05:19.39 ID:R+xcj+fDo
この状態になって、もはや何もしないわけにはいかない。
魚見さんの胸をまさぐりながら、その胸の先の固いところを顔で探り出して、オレはそこを口に含んだ。
彼女の口から声が漏れるが、オレは気にせず乳首を舌で転がす。もう片方の胸の先も指先で見つけ出し、親指を軽く押し付けて擦ったり、
軽くつまんだりした。
「むう……こら、あまり夢中になるな……」
会長の、軽い嫉妬まじりの声に、魚見さんが顔を上げる。
オレは視界が開け、みると会長とコトミがオレを見下ろすように覗き込んでいた。
会長はちょっと拗ねたような顔をしていたが、コトミは相変わらずにやにやと笑っている。
「ほらウオミー、あとアリアと萩村もいるんだぞ」
「あんシノっち、もうちょっとだけ。せっかくなので、タカくんにして欲しいこと、やっちゃおうかと」
「おー、お姉ちゃんやっちゃうの?」
「む……キスを取ったのは早計だったか……?」
みんな思い思いに、というか好き勝手に言い始めた。
231: ◆WO7BVrJPw2 2015/02/21(土) 23:21:05.28 ID:R+xcj+fDo
オレの上に覆いかぶさりながら、魚見さんは残る最後の下着をずり降ろし、足を片方ずつ抜いて全裸になる。
「もうさっきから溢れて止まらないんです」
思わず目線を下にやるが、そこがどうなっているかはよく分からない。
ただ、その茂みがあまりにも特徴的だったので、オレは思わず声が出てしまった。
「あの、姉さん、その、それって……」
「ふふ、そういえば前に、見るかどうか聞きましたよね。今日もハート形にしたんだよ」
「なるほど、そんなふうに整えるのもありか……」
「会長っ! 整えられない私やスズ先輩はどのようにしたらいいでしょう!?」
「私を巻き込むなーっ!」
外野の声をどこか遠くに聞いていたら、魚見さんは身を乗り出してきた。
オレが見ていたハートはだんだんと近づき、オレの眼前まで止まる気配はなかった。
「わ、ちょ……」
「タカくん。……してくれますか?」
オレの顔の上で脚を広げた魚見さんが訊く。
目の前でぬらぬらと濡れた秘所から目を離すこともできず、オレは小さく頷いた。
232: ◆WO7BVrJPw2 2015/02/21(土) 23:39:40.36 ID:R+xcj+fDo
「んっ、タカくん……舌、そう、そこ……」
魚見さんがオレの顔に腰を下ろすと、彼女から溢れた愛液がオレの口や顎を濡らした。
オレはどうすればいいか分からず、夢中で彼女の割れ目に舌を這わす。
「中と…… そう、そのちょっと上に……あっ、や、そ、そこっ!」
反応がひときわ大きくなったので、その小さく膨らんだ蕾を重点的に舌で攻める。
舌を動かすうちにどうにか余裕が出てきて、オレは腕を彼女の体に這わすと、腰からくびれ、そして胸のふくらみまでをまさぐる。
恐る恐るという程に柔らかく胸の先を触っていると、魚見さんはオレの手に自分の手を重ねて、胸に押し付けるようにした。
それに応えて揉む力を強くする。
「ああっ、そうっ…… もっと、もっと激しくしていいですよ……」
最初のうちは良かったが、だんだんと舌が疲れてくる。
普段舌をこんなに激しく動かすことはないだけに、しまいには舌の付け根が痛くなってくるほどだった。
「や、ん、そ…… も、だめ……タカくん、わた……あ、ああっ……!」
だが彼女は高まりつづけていく。
指先と舌先で彼女の敏感な膨らみを味わい尽くすと、彼女の声はひときわ大きく響き、果てた。
233: ◆WO7BVrJPw2 2015/02/21(土) 23:59:48.30 ID:R+xcj+fDo
「……はぁ……は……タカくん、舌遣いもすごい……」
オレの横に倒れ込み、お尻をこっちに向けて全身で息をしながら、魚見さんは呟いた。
お尻からは、さっきオレが舐めていた部分も丸見えで、あまり見つめるのも失礼かと思って身体を起こした。
会長が魚見さんの横に座り、そっと尋ねる。
「そんなに良かったのか……」
「すごいですよ」
「……わ、私も……」
と言いかけたところで、会長は後ろから伸びてきた両手に肩を掴まれ、ベッドに転がされた。
「んにゃっ!?」
「駄目だよシノちゃん、あとがつかえてるって言ってたのシノちゃんでしょ」
「あ、アリアか……う、うむ……」
「もちろん私もそろそろ我慢できないけど……このままじゃ仲間外れになりそうって、心配そうな顔して待ってる子もいるのよ」
七条先輩が顔を向けると、それにならってみんなも向ける。
視線の先には、ばつの悪い顔をしながらも頬を赤く染めた萩村が座っている。
「あ、あんまり見ないでくださいよ……そんな、仲間外れとか思ってませんから……」
234: ◆WO7BVrJPw2 2015/02/22(日) 00:13:50.59 ID:Tl18c6BQo
アリア「ほーらスズちゃん、ちゃんと津田くんに見てもらわないと」
スズ 「う、いえその、えっと……」
アリア「ほらほら」グイグイ
スズ 「ひ、引っ張らないでくださいよ……分かりました、分かりましたからぁ!」
アリア「はい、津田くんの前に座って」
ドサッ
津田 「…………」
スズ 「…………」
津田 「えっと……」
スズ 「…………ほ」
津田 「ほ?」
スズ 「ほ、本当に、わ、私のでも見たい……?」
津田 「……う、うん」
スズ 「…………じゃあ、み、見せてあげるわ……」
240: ◆WO7BVrJPw2 2015/03/20(金) 23:56:05.37 ID:n8xC/I5Ao
津田 「その、萩村……成り行きでこんな風になっちゃったけど」
スズ 「いまさらでしょ…… ……べ、別に嫌なわけじゃないし、無理してるわけでもないから……」
津田 「そうなの?」
スズ 「……段階は踏みたかったけど」
津田 「…………えっと」
スズ 「ああもうっ、そっちいくわよ!」
津田 「え、う、うん」
241: ◆WO7BVrJPw2 2015/03/21(土) 00:02:53.11 ID:hOdrnbl8o
シノ 「いまさらのように思うかもしれないが」
シノ 「別に、興味があるからってだけでこんなことになったわけではないぞ」
津田 「はあ」
コトミ「タカ兄はみなまで言わないと分かんないですよー」
津田 「な、なんだよ」
ウオミ「みんな、タカくんが好きってことですよ」
津田 「え……」
242: ◆WO7BVrJPw2 2015/03/21(土) 00:15:52.90 ID:hOdrnbl8o
オレはその先の言葉を言わせてもらえなかった。
オレの体面に座った萩村が、有無を言わさず覆いかぶさって、キスをしてきたからだ。
「ん…………」
「ん、ん…… ん、ふ」
会長のとも、魚見さんのとも違う、少したどたどしいような、それでいて彼女の精一杯さが感じられるようだった。
あまり長くない時間のキスを終えて、萩村は体を起こした。
オレも上半身を起こすと、するりとやってきたひと肌が、背中に当たった。
「か、会長?」
「ほら、見ていてあげないと」
いつの間にか周りには他の子たちも集まって、オレに身体を寄せていた。
軽く背中を預けて会長にもたれると、彼女は両腕でオレを抱きしめる。
目の前では、萩村がバスローブの紐をほどき、肩を露わにしていた。
243: ◆WO7BVrJPw2 2015/03/21(土) 00:24:26.14 ID:hOdrnbl8o
ローブを脱いでショーツ一枚になった萩村は、胸を両手で隠しながら、オレに視線をよこした。
オレが見ているのを確認して、彼女はそっと両手を下にずらす。
控えめというにも足りない、小柄な彼女の身体に合った、ほんの薄い膨らみ。その先にはピンク色の小さな乳首が見えた。
「……ん……」
萩村が自分の指で、その先に触れる。
右手は胸に当てていたが、左手は首筋の辺りを触っているようだった。
しばらくは漏れる吐息だけのような声を発していたが、そのうち声に艶が出始める。
「ふ………… ……あ、う……」
「首……いや、耳ですかね」
魚見さんが冷静に、萩村の弄る様子をみて言った。
彼女は、左手の指先で耳の後ろあたりを軽く掻いていた。
244: ◆WO7BVrJPw2 2015/03/21(土) 00:27:47.95 ID:hOdrnbl8o
「津田、手伝ってやったらどうだ」
やおら、会長がそんな提案をしてきた。
「え、あの、て、手伝う?」
「耳の後ろをかるーく、指先でちょっとやるだけでいい」
「え、ええと……」
ちらりと萩村に視線をやると、彼女はなにも言わず、ただ少しだけ目線を合わせた後、自分の耳にかかる髪をかきあげた。
もちろんそれを拒否と取るほどオレは鈍感ではない(はずだ)。
露わになった萩村の耳に、そっと指先を添えた。
「…………ん……」
耳のてっぺんに小指を当てると、彼女は小さく声を漏らした。
そのまま指を耳の後ろに這わせると、萩村の身体が、ゾクゾクと震えるのがわかった。
「私も耳は感じるからな、よくわかる」
オレの背中で会長が、満足そうに頷いていた。
245: ◆WO7BVrJPw2 2015/03/21(土) 00:44:38.04 ID:hOdrnbl8o
萩村はオレの胸に頭を寄せて、体重も半分預けているような状態だった。
指先ひとつで彼女が身体を快感の波に震わせるのを見て、オレは少し調子に乗り始める。
余っている手で、背中をなぞってやった。
「あっ!? ひゃうっ!」
オレの胸から顔を上げ、背中から顎まで身体をそらせて萩村が反応した。
次の瞬間にはオレのシャツにしがみついて、オレの指の動きを受け入れながらも、耐えていた。
「もうこれ、自慰かどうか怪しいですね」
魚見さんが冷静にツッコミを入れる。若干的が外れているような気もするが。
「む、確かに……ほら萩村、手を止めちゃダメだぞ」
オレもあまり邪魔にならないように手の動きを止めると、萩村はもぞもぞと体を動かして、会長の言うとおりに指先をショーツの隙間へと
忍ばせた。
オレからは萩村の身体が邪魔をして、あまり見えない。
片手でオレにしがみつきながら、もう片方の手は小刻みな動きで、自分の気持ち良いところをまさぐっている。
オレの胸にかかる鼻息が、熱いくらいだった。
247: ◆WO7BVrJPw2 2015/03/21(土) 01:04:28.96 ID:hOdrnbl8o
これまでの女の子たちのように声をあげることは少なく、耐えるように自分を高めていっているようだ。
もしかしたら、耐えることすらも快楽の要素にしているのかもしれない。
「……ん……く、ぅ……」
片手でショーツをずり下げて、ふとももあたりまで下ろす。あとは重力に落ちて、足の動きだけで下着を脱ぎ去った。
相変わらずオレからはよく見えないし、あまり見せてもくれないだろう。
そんなことをぼうっと考えているうちに、萩村の動きは少しずつ早くなっていった。
オレの胸にうずめた顔を、左右にぐりぐり動かされると、若干のくすぐったさを感じる。
そのうちに、彼女の背筋がピンと伸びた。オレにしがみついていた片手も股間にあて、いまでは両手で秘所を弄る。
オレからは見えない場所からする水音が、オレをさらに興奮させた。
「あ、ああ……あ、あ、んっ…………」
声と吐息の間の音を口から出しながら、萩村はもうほとんどオレに全身を預けていた。
「津田自身をオカズにするとは」
「スズ先輩ってば贅沢ー」
のんきな女性陣の声が漏れる。
そんな言葉も聞こえず、萩村はどんどん高みに達しそうだった。
少し出来心で、オレは彼女の耳の後ろを指で強めに撫でてやる。
「ああっ!? あ、あぅ……イ……」
とたんに身体を震わせて、つま先まで身体を伸ばしてすぐに達してしまった。
力なく倒れ込んで肩で息をしながら、萩村は余韻に浸っていた。
248: ◆WO7BVrJPw2 2015/03/21(土) 01:20:09.51 ID:hOdrnbl8o
「さて、それじゃぁ……」
七条先輩が、オレを挟んで萩村の後ろに回ると、彼女の身体を引き起こす。
萩村は抵抗せず、なすがままだ。
オレの前にぺたんと座らされる。七条先輩は遠慮なく萩村の膝を立たせると、膝に手をかけた。
「え……し、しち……」
力なく抵抗しようとするも、七条先輩の体格差に敵わず、萩村はオレの目の前で足を開かされた。
「や、だめ、ですって……」
「でも、津田くんの初めてはスズちゃんになるんじゃないかなー」
「え……」
「えっ?」
萩村とオレの疑問がかぶった。
会長や他の人たちも黙っていないようで、七条先輩に視線を向けた。
「えーと、シノちゃんがキスしたでしょ。魚見さんが顔面騎乗したから」
「残るはフェラと本番と」
「ア○ル」
「いまさらだけど恥じらいもって?」
オレのツッコミは当然のごとく流される。
七条先輩はにこやかに周りに尋ねる。
249: ◆WO7BVrJPw2 2015/03/21(土) 01:27:06.62 ID:hOdrnbl8o
アリア「私以外に津田くんのお尻に興味ある人ー?」
シノ 「ううむ、確かにそれは」
ウオミ「つまりあとはコトちゃんとスズポンのどちらかが本番になるわけですね」
アリア「そこで津田くんが、初めてをコトミちゃんにしたいというなら、話は変わってくるかなぁ?」
シノ 「つまりそれは……」
コトミ「私はタカ兄をお口でする方でもいいですよー」
津田 「え、えっと……」
シノ 「さて、どうなんだ、津田」
津田 「えぇ……」
250: ◆WO7BVrJPw2 2015/03/21(土) 01:33:25.96 ID:hOdrnbl8o
スズ 「…………津田」トローン
津田 「…………」ゴク
津田 「ええと……萩村、が良ければ……」
スズ 「…………」
スズ 「…………」コク
シノ 「さて」
ウオミ「話はまとまりましたね」
アリア「とはいえ津田くん! 私のも見てもらわないと、ね?」ギュッ
津田 「は、はい……」
260: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/03(金) 21:37:45.80 ID:eCC15dg4o
ウオミ「シノっち」
シノ 「なんだ?」
ウオミ「タカくんの背中、そろそろ交替しましょう」
シノ 「むぅ……静かにしていればなんとなーくこのポジションでいられると思ったが」
ウオミ「そうはいかんざき」
津田 「ふるいなー……」
シノ 「まあ、もちろん津田は共有財産だからな。ウオミー、どうぞ」
ギュッ
ウオミ「うふふふ、タカくんの背中、大きくてあったかいね」
津田 「そ、そうですか」
津田 (やわっこいのが解かりやすく当たる……)
261: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/03(金) 21:47:39.96 ID:eCC15dg4o
会長がオレの背中から離れると、すぐに魚見さんがそこに収まり、その、露骨に胸を押し付けてきた。
会長はオレの隣に陣取ると、オレの肩に顎を乗せるようにして身体を寄せる。
「む。津田、確かにウオミーは大きいと思うが、そう正直に顔にでるとなんだか腹立つな」
「え、顔に出てますか……」
「分かりやすいくらいにね」
オレを挟んで会長の反対側から、萩村が口を出した。こちらも会長と同じように思うところがあるようだ。
「じゃあ私もー」
オレの正面、胸のあたりに抱き着いていた七条先輩が、身体を起こした。
目の前に彼女の柔らかな笑顔が現れる。視線は一瞬絡むが、そのまま七条先輩の顔はオレの頭の上へと通り過ぎる。
彼女は立ち膝になってオレの頭に手を添えると、その豊満な胸をオレの顔に押し付けた。
「わ、ぷ」
いままで感じたことのない柔らかさがオレの顔面を覆う。
その膨らみはとても片手で包めるようなものじゃなく、冗談じゃなく息が詰まりかけた。
262: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/03(金) 22:06:31.41 ID:eCC15dg4o
「わー」
「すご……」
コトミや萩村からそんな声が漏れる。
自分の手をどこに置いていいかわからず、オレは手を右往左往させた。
手を動かしていると左右に滑らかな肌がある。左手は会長の腰、右手は萩村の背中が当たったみたいだ。
ふたりとも抵抗がなかったので、オレはそのままそこに手を預けた。
「むむ、さすがにそのボリュームは……対抗できるでしょうか」
背中の魚見さんが動いて、膝立ちになったようだ。そうなると、オレの後頭部には自然とやわらかいものが当たるようになる。
眼前に七条先輩、後ろに魚見さん、オレの頭は4つの柔らかい膨らみに覆われる。
「…………」
柔らかいだけならともかく、七条先輩も魚見さんも裸なわけで。
そうなるとたまに頬に当たる少しだけ固い胸の先が、よりオレを興奮させた。
「負けませんよー、私も入ります!」
元気な声がしたかと思えば、七条先輩の横からコトミが入り込んできた。
七条先輩は場所を譲って斜めに移動する。我が妹ながら、とでもいうべきか、コトミの胸もだいぶ成長著しい方であり。
最終的に、左前方に七条先輩、右前方にコトミ、後ろから魚見さんという、なんかすごいことになってしまった。
いまさら抵抗する気もなく、オレは素直にその気持ち良さを本能のままに感じていた。
263: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/03(金) 22:26:39.45 ID:eCC15dg4o
「津田くん、幸せそうだねー」
「おっぱいが嫌いな男子もいないでしょうしね」
「そりゃーもう、タカ兄の巨乳好きは、私が育てたようなものですからね」
オレを囲んで好き放題言ってくれる。
「コトミ、それは本当なのか?」
「ぷはっ、こいつの言うこと真に受けないでくださ……わぷっ」
抗議の声をあげようとしたが、コトミに胸を押し付けられ、口をふさがれてしまう。
「はーい、タカ兄は黙ってみんなのおっぱい堪能してましょう~」
「ん、んふ…… ……んっ!?」
口をふさがれるだけならともかく、次にコトミは位置をずらして、胸の先をオレの口に当ててきた。
思えば抵抗もできたろうが、オレは思わずその先を口に含んでしまう。
「あは、タカ兄が私の乳首吸ってるー」
「あらー。じゃあそろそろ、津田くんも脱ぎ脱ぎしましょうか」
オレの正面をコトミに譲りつつ、七条先輩は手を伸ばしてオレのシャツのボタンをはずし始めた。
合わせて会長もボタン外しに加わる。地味に、萩村も一か所外していた。
264: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/03(金) 22:45:04.32 ID:eCC15dg4o
ほどなくしてオレのシャツは剥ぎ取られる。みんなの体温がダイレクトに感じられるようになって、身体はさらに熱くなっていく。
「でもいいのかアリア。脱がす前ならCMNF体験できるぞ」
「んー、でも前に津田くんには見られちゃってるから」
「「なっ!?」」
(あ、この前執事やった時の……)
「津田っ! どういうことだ!」
「いやその! なんというか事故でして……!」
言い訳もむなしく、会長に肩を噛まれる。反対側からは萩村に、無言で頬を抓まれた。
声をあげるほどではないが、しっかりと痛い。
「あ、内緒の方が良かったかなぁ。ごめんね津田くん」
特に悪びれもせず、七条先輩は謝る。
もう何というか、オレは笑うことしかできなかったが、妹の胸に口を当てながらでは間抜けでしかなかった。
「じゃあ、そろそろ私の番だね」
七条先輩はベッドの脇に行くと、何かごそごそと取り出している。
オレはコトミの身体に手を当てて、胸を当てるのをやめさせた。
コトミも素直に従って退くと、オレの右脚を枕のようにして寝そべった。
「指を使うのもいいんだけどー……やっぱり私はこれかな」
265: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/03(金) 23:03:50.91 ID:eCC15dg4o
七条先輩が取り出したもの。それはいくつもの球体が連なり、手元がリング状になっている、いわゆるアナルビーズだった。
それともう一つ、オレンジの蓋をされたボトルには、粘性の高そうな液体が満たされている。
「やっぱりそれなんですね」
「うふふ、興味ある?」
「そ、そこまでは……」
「今日もちゃんと、シャワー浴びたときにしっかり浣腸しておいたからね。心配ご無用だよ」
腰に手を当てて胸を張る七条先輩。
たわわな胸がたゆんと揺れる。
オレの後ろの魚見さんが、会長に向かってぼそっと言った。
「ゴム無用?」
「我々もまだ学生だからな……日ごろから中出しをするべきだと考えてはいるが、やはり避妊はするべきだろう」
「タカくんには残念でしょうけど」
「そんなことありませんよ!?」
いくら何でもオレだってそこまで馬鹿じゃない。
もちろん体験してみたい事ではあるが、それは今じゃなくてもいいこと。
とはいえこれで会話が終わるわけもなく、やはり愚妹がやらかしてくれる。
「でもー、スズ先輩なら大丈夫なんじゃー?」
「先輩ってつけてなんでそうなるのよ! 毎月きとるわぁ!!」
266: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/03(金) 23:24:26.50 ID:eCC15dg4o
「中々後ろに興味ある人って少ないのよね。なんでだろう?」
そんななかでも、七条先輩はマイペースに準備をしていっていた。
ローションの蓋を開けると、中の液体を手のひらいっぱいにとって、おもむろに自分の脚の間へと塗りたくっていく。
もちろんオレに見せつけるように。
「やはり前準備がいるしな。前でするのに比べると大変そうだ」
「確かにそうかも。でも、慣れるとこれ…… んっ……」
言いながら、七条先輩は連なった珠の先端をもって、自分の肛門にあてがった。
彼女の人差し指と中指が曲がると、パールがお尻の中へと押し込まれていく。
ローションですんなりと最初の珠が彼女の中に入るが、七条先輩の指は次の珠を手繰り寄せ、またすぐに押し込んだ。
珠の直径は先端の方で3cm近いだろうか。手元のリング部分に行くほど珠の径がちいさくなっている構造だった。
七条先輩は次々に、お尻の中に球体を飲み込んでいく。オレは、いやオレも含めてみんな、生唾を飲み込んで見守っていた。
「ふぅ……」
彼女が一息入れると、お尻から出ているビーズは2つほどになっていた。
全体の8割ほどを飲み込んで、七条先輩はシーツの端で手についたローションをぬぐう。
「お尻いっぱいになっちゃったよ。ねえ、津田くん」
「は、はい」
「抜いてくれる?」
オレに向かって足を広げたまま、七条先輩は両手を使って自分のお尻を掴み、オレにすべてを見せるように広げてきた。
もはや断るとか承諾するとか、そういう話ではなく。オレは自然と腕を伸ばして、彼女のお尻から出ているリングに、指をかけた。
268: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/03(金) 23:42:47.29 ID:eCC15dg4o
生徒会のこんな濃いメンバーに付き合って1年以上、性知識は人並み程度だと思っていたけど、いつの間にか知っていることも増えていたりする。
例えば後ろは、抜くときが一番気持ちいいらしい、とか。
七条先輩がそれを任せてくれたのなら、やはり応えてあげるべきなのだと思う。
「い、いきますよ」
「うん」
指に力を込める。とはいえ人の内臓に入っているものを取り出すのだから、激しくするのは危ないはず。
オレはゆっくりと先輩の中に入っているアナルビーズを抜き始めた。
「……あ、く、くるよ……」
最初の一個の珠が、彼女の肛門を押し広げてくる。にゅるりとした手ごたえで、さほど抵抗なく出始めた。
「はぁ、もっと……もっと抜いていって……」
吐息まじりに七条先輩に促されて、次の一個は躊躇なく引っ張った。
「あっ! ……く、うぅ……」
先輩の身体がびくんと、足先まで震える。
彼女の肛門はひくひくと蠢き、ほど近い丸見えの秘所からは、ローションではない液体まで垂れはじめていた。
それからもゆっくりと引き抜いたり、出た勢いで次のも引っ張ったりをしていく。
「ん……あ、あああ…… あぐっ……! ひぃ……」
オレは身体を乗り出すと、いわゆるまんぐり返し状態になっている七条先輩のふとももを手で抑える。
自分から触るのもどうかなと思ったが、指で引き抜くだけなのも味気ない気がしたからだ。
背中には相変わらず魚見さんが張り付いていたけれど。
「すごいぃ……きちゃう、津田くんに引っ張られて、私……!」
七条先輩の反応を確かめながら、アナルビーズ全体の半分以上を引き出した。
だんだんと手ごたえがきつくなっていく。でも抵抗がきつくなってから、七条先輩の感じ方が段違いに上がっていっている気がした。
267: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/03(金) 23:40:54.46 ID:eCC15dg4o
「あー、あー………… あ、あう、あひぃ……」
「おお、これがアリアの本物のアヘ顔か!」
会長の言葉に七条先輩の顔を見れば、眼球が白目をむきそうな程に上を向いていた。
冗談では何度か見たことはあるが、いろんな意味で破壊力はあるものだと実感。
「七条さん、ピース、ピース」
背中の魚見さんがいつもの口調で、でもどこか楽しげに言った。
七条先輩もノリノリで両手を顔の横に持っていき、指二本を立てる。
まだ冗談をやる余力があるのだろうか。
オレはあまり気にしないようにして、ビーズを抜いていく。
「あ、あ、あっ……」
ピースを作る余裕もなくして、七条先輩が両手でシーツを掴んだ。
そろそろ珠も出きるころだろうと、最後にオレはゆっくりと力を入れてクイッと引っ張った。
「あぉ、あああっ!!」
おおきく嬌声が響く。
最後に引き抜いたのを見ると、パール2つが一気に抜けて、七条先輩は達したようだった。
七条先輩は全身を投げ出してベッドに寝転んでいた。肩で息をしながら、その表情はオレが見たことないほど、満足感にあふれていた。
269: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/04(土) 00:02:37.74 ID:LgK313gfo
アリア「すごかったよ、津田くん。やっぱり才能あるんじゃ」
津田 「才能って……褒められている気はしませんが」
シノ 「ふぅ~、やはりアリアはオ○ニーも迫力あるな……」
コトミ「ほんとほんと、ちょっと興味わいちゃったりして」
アリア「あらー、じゃあ今度入門用の貸してあげるね」
コトミ「はい!」
津田 「あまり兄を困らせんでくれ」
ウオミ「身体の迫力だけじゃなく、自慰まで凄いとは、これは……」
津田 「対抗するんですか」
ウオミ「タカくんも負けていられませんね」
津田 「オレがかよ!」
270: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/04(土) 00:06:49.53 ID:LgK313gfo
シノ 「その通りだ、全員終わったわけじゃないからな」
津田 「あ、あー…… えーと、その」
シノ 「いまさら恥ずかしがってやらないとか、まさか言うまい」
津田 (決定権はないんだろうなぁ……)
津田 「…………はい」
ウオミ「では早速……」カチャカチャ
津田 「わ、ちょっと魚見……お姉ちゃん、ベルトゆるめないで!」
コトミ「え、タカ兄自分で脱ぐの」
アリア「津田くん意外と大胆~」
スズ 「……おとなしく脱がされときなさい」
津田 「うう…… うん、そうする……」
271: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/04(土) 00:17:29.85 ID:LgK313gfo
シノ 「さてさて、津田の津田はどんな津田なのかな……」
アリア「さすがに、ドキドキするね……」
ジジー…
シノ 「チャックが降りて……お、おおっ、これは……」
アリア「トランクスの上からでもはっきりと……」
スズ 「…………」モジモジ
ウオミ「じゃあ、降ろしますよ」
ゴソゴソ ズル
シノ 「わっ!」
アリア「まぁ!」
ウオミ「おう……」
スズ (ネネ、見立ては多分間違ってないけど……実際見ると、すごく大きく見える……)
コトミ「う~ん、いつみても立派」
津田 「お前が一番慣れた反応してるっていうのが嫌なんだが」
272: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/04(土) 00:19:13.15 ID:LgK313gfo
ウオミ「すごい、びくびくしてますね」
シノ 「こ、こんなに大きいのか……なんというか、逞しいな……」
アリア「先っぽぬるぬるしてるよー」
津田 「まあ、あれだけいろいろ見せられたら、もう……」
スズ (ええと、ば、バルトリン線液……)←ちょっとテンパっている
シノ 「さ、さぁ津田、ど、どういう風にするんだ?」
津田 「ええと、その、多分普通、ですよ……」
コトミ「タカ兄、オカズは要るぅ?」
ウオミ「これだけ裸の女性たちに囲まれてなお、オカズまで要求するとは。さすがタカくん」
津田 「オレの知らないところで酷い評価が下されている」
273: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/04(土) 00:34:39.35 ID:LgK313gfo
津田 「利き手でこうして……」スッ
シノ 「おおっ……」
津田 「動かすと……」ニチャ
アリア「がまん汁でニチャニチャいってるね」
津田 (……みんな、すごい見てるな……萩村まで……)
津田 「あ……」
シノ 「どうした? も、もうイってしまうのか!?」
津田 「いやそうじゃなくて。ティッシュがあった方が……」
ウオミ「やはりティッシュは重要アイテムなんですね」
コトミ「そうそう、結局タカ兄はどこで毎日抜いてたの?」
津田 「毎日じゃねえよ!? いやまぁ、トイレで静かにね……」
コトミ「結局それかぁ」
ウオミ「案外つまらない答えでしたね」
津田 「ここまでの展開にしておいて酷い言われよう」
274: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/04(土) 00:39:26.84 ID:LgK313gfo
津田 「ええと、結局ティッシュ、枕元にありますかね」
アリア「あるにはあるけど……」
シノ 「せ、折角だしな……」
津田 「え、ええと?」
シノ 「かけられるの、ちょっと興味あるんだが……」モジモジ
津田 「乙女顔で言うセリフじゃないですよ…… えっと、いいんですか?」
ウオミ「意外とタカくん、のりのり?」
津田 「ずっと我慢してきましたし……その、正直言うと、力加減によってはすぐにでも……」
シノ 「ど、どうすればいいのだ? ええと、ここで待ってればいいのか!?」
アリア「私もー」
ウオミ「私も行きたいですが、ちょっと狭いですね」
津田 「ほ、本当にいいんですね」
シュッシュッ
コトミ「タカ兄、手の動き早くなってきたよー」
シノ 「い、いつでもいいぞ」
275: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/04(土) 00:54:31.17 ID:LgK313gfo
ウオミ「ではちょっとお手伝いを」
クリッ
津田 「あっ!? お姉ちゃ……胸、は……」
ウオミ「ふふ、右でしたよね」コリコリコリ
津田 「あ、う……あっ…… …………い、いきますよ」
津田 「うっ……」
ピュ ビュッ ビュルッ ビュクッ
シノ 「わっ」ビチャ
アリア「わぁ」ビチョ
津田 「…………ふぅ……」
ウオミ「おお、本当に うっ、ふぅ…… の流れなんですね」
津田 「わざとじゃないんですが…… あの、会長、七条先輩、大丈夫ですか? 今、ティッシュを……」
シノ 「こ、これが津田の……すごい匂いだな」
アリア「シノちゃん、顔真っ白~」
シノ 「アリアもだぞ。こ、これ、やっぱり……」ペロ
津田 「わわっ、な、なにやってるんです! ほら、ティッシュどうぞ!」
アリア「ん~……苦めの塩味?」ペロペロ
津田 「七条先輩も!」
276: ◆WO7BVrJPw2 2015/04/04(土) 00:59:25.97 ID:LgK313gfo
シノ 「うーむ、髪についた分がなかなか取れない」フキフキ
アリア「あとでみんなでお風呂入りましょ」
シノ 「そうだな。……おや、津田、まだまだ元気いっぱいだな」
津田 「あ、いやこれは……そんなすぐ小さくなるわけじゃないんで」
シノ 「そういうものなのか。なるほどなぁ」
コトミ「じゃあタカ兄、このままもう一回イけるかなぁ?」
津田 「え、いやお前何を」
コトミ「お姉ちゃん」
ウオミ「がってん」
グイッ ドサッ
津田 「うわっ、お姉ちゃん、な、なにを!」
コトミ「ほらほらタカ兄ー、初めてのフェラは、私でしょ?」
津田 「お、お前な、本気で」
コトミ「まーまー、いまさらいまさら。んー、すっごいタカ兄の匂い」スリスリ
津田 「うわ、ちょっと…… か、髪の感触が……」
コトミ「あー、ん」カプ
津田 「うおっ」
津田 (く、口の中、すごい温かいっ…… 舌が絡んで、あ、でもちょっと歯が当たって痛いな……)
シノ 「おお、コトミ、躊躇ないな」
グプ ジュプジュプ
コトミ「ん~~…… ぷはっ、根元までとか無理だよこれー」
津田 「む、無理しなくていいぞ……」
コトミ「無理なんてしないよー、でも気持ちよくはなってほしいしね、っと」カプ
津田 「んっ……」
300: ◆WO7BVrJPw2 2015/06/02(火) 00:20:37.59 ID:W/N681IMo
コトミ「んー、ふぁかにいのあじ、のふぉってるー」
津田 「うわ、声の振動が……ちょ、ちょっとコトミ……」
コトミ「んん~~……」ヌルヌルヌルッ
津田 「うわ、それ、はっ……」
シノ 「おお、まるで吸い上げるように」
ウオミ「コトちゃん、いつそんなテクを?」
コトミ「ぷはっ。バイブで練習していました!」
津田 「なにやってんだよお前は……」
コトミ「まあまあ、おかげでほら。んむっ、じゅぷっ、じゅるっ……」
津田 「ううっ」
コトミ「ふーっ…… タカ兄射精したてだから、充填には時間かかりそー」
シノ 「ならば、今のうちに」
グイッ
スズ 「へっ? な、ななな、なんです!?」
301: ◆WO7BVrJPw2 2015/06/02(火) 00:31:39.26 ID:W/N681IMo
スズ 「…………」
津田 「あのー、会長?」
シノ 「脱童貞は萩村だったろう?」
津田 「確かに同意はしましたが……」
シノ 「なら、ちゃんと前戯をせねば。ほぐしもせずに挿入なんて、そんな鬼畜に育てた覚えはないぞ!」
津田 「育てられた覚えもありませんよ! まあ確かに、必要は必要ですよね……」
スズ 「…………」
津田 「それで、その…… どうすればいいですか……」
シノ 「うむ。やはり、指を使うのがいいと思うぞ。津田、爪は伸びてないな」
津田 「そう、ですね、伸びてはいないです」
シノ 「よし。アリア、頼む」
アリア「はいはーい」
スズ 「えっ、ちょちょっ、七条先輩!? や、やめて、脚開かないで……!」
ググッ
スズ 「う~~……こ、こんな格好……」
コトミ「綺麗なタテスジだー」
ウオミ「一度イってるから、まだ濡れてはいますね」
スズ 「み、みるなぁ~……」
302: ◆WO7BVrJPw2 2015/06/02(火) 00:54:13.55 ID:W/N681IMo
シノ 「津田」
津田 「は、はい…… 萩村」
スズ 「うう…… い、痛くしないでよ……」
津田 「……善処します」
クチュ
スズ 「……う、あ……」
津田 (あったかい……っていうか狭い……指一本でこんな)
ツ プ
スズ 「あっ、はい、って……!」
津田 (なんていうか、入口? ここが特にきつそうだ…… ここって、ほぐせるのか……?)
ググッ
スズ 「あ、つっ……」
津田 「あっ、ご、ごめん……」
スズ 「ん……だい、じょうぶ……」
303: ◆WO7BVrJPw2 2015/06/02(火) 01:07:41.55 ID:W/N681IMo
津田 「……萩村……?」
スズ 「ん…… ちょっと痛いけど……なんか、痺れて……」
アリア「そろそろ良さそうな感じじゃない?」
津田 「……」ゴクリ
津田 「あ、あのっ」
シノ 「どうした、津田」
津田 「あの、アレはどこに」
シノ 「アレ?」
津田 「いや、その、ほら」
シノ 「津田よ」
津田 「は、はい」
シノ 「なにを言わんとしているかは分かる。確かに紳士たるもの、ゴムの装着がエチケットだと思っているのだろう?」
津田 「恥ずかしげもなく言うとその通りです……」
シノ 「だが、同時に私はこうも思うのだ」
シノ 「一度口にしたことは守らねばと」
津田 「何の話ですか」
シノ 「私はかつて言ったことがある。『将来性行為をするときは、常に中出しだ!』と」
津田 「いーましたね、恥ずかしげもなくいーましたね」
シノ 「ならば!」
津田 「ならばじゃねえよ!」
313: ◆WO7BVrJPw2 2015/06/23(火) 23:28:02.54 ID:F+dWDG/8o
ウオミ「まあ、無い方が女の子も気持ちいいと聞きますし」
津田 「だから付けないって問題でもないでしょう!」
シノ 「なるほどな」
津田 「分かってくれましたか」
シノ 「萩村の狭さでは、津田が10秒も持たずにイってしまうからということだな」
津田 「どこからどうその結論を出した!」
シノ 「気持ち良くて突けない、と……」
津田 「会長の耳は都合よくできてますね!?」
シノ 「なに、早漏を気にすることはないさ。アリア、厚めのはあったかな」
アリア「はーい」
津田 「もうそれでいいから着けますよ!」
314: ◆WO7BVrJPw2 2015/06/23(火) 23:37:11.29 ID:F+dWDG/8o
アリア「じゃあ津田くん、はいこれ」
津田 「……はい」
スッ
津田 「あれ、渡してくれないんですか……?」
アリア「付けてみたい人ー?」
シノ 「む」
ウオミ「はーい」
コトミ「はいはーい」
シノ 「私もっ!」
アリア「それじゃあ、じゃーんけーん」
シノウオミコトミ「「「ほいっ」」」
津田 「……もうなんなんだろう、あの仲の良さ」
スズ 「…………津田」
津田 「はいっ!? な、なに、萩村」
315: ◆WO7BVrJPw2 2015/06/23(火) 23:43:10.98 ID:F+dWDG/8o
スズ 「物事には順番があって、いまさらだから言っておくけど」
津田 「はぁ……」
スズ 「あんたのこと、好きじゃないとこんなことできないからね」
津田 「えっ……う、うん…… ええと」
スズ 「私だけじゃないってことよ」
津田 「は、はい」
スズ 「じゃぁ、ちょっとこっち来て」
津田 「うん……?」
チュッ
津田 「ん……」
スズ 「……ん。……よし」
津田 「…………うん」
スズ 「こらーっ! なにそこ、ふたりでいい雰囲気になってるー!」
津田 「か、会長」
シノ 「さあ津田、そこに仰向けになれ」
アリア「あーあ、まさかシノちゃんに負けるなんて」
ウオミ「普段じゃんけん弱いと聞いていたのですが」
コトミ「ここ一番で勝つんですねぇ……」
316: ◆WO7BVrJPw2 2015/06/23(火) 23:59:56.36 ID:F+dWDG/8o
シノ 「じゃあつけるぞ……」
津田 「えーと、は、はい、お願いします……?」
シノ 「んむ」パク
津田 「えっ、咥えるんですか」
ウオミ「え。こうつけるものだとよく読みますよ?」
津田 「それはどこの知識で……いや、言わなくてもいいですが」
シノ 「ん~~……」
カプ ググ グリグリ
津田 「う、うわ、これは……」
アリア「ビジュアルもなかなかエロいね」
シノ 「ぷはっ、無理だこれっ。根元まで咥えられんっ」
ウオミ「喉はやっぱり慣れるまで大変そうですね」
シノ 「すまんが、あとは手で失礼する」
津田 「ああいやもう、何も問題ないです……」
317: ◆WO7BVrJPw2 2015/06/24(水) 00:10:23.00 ID:FiYqHFu6o
シノ 「準備完了だな。どんなもんだ、付け心地は」
津田 「普通そんなこと聞きますかね……」
ウオミ「まあ、知的好奇心と言いましょうか」
アリア「恥的好奇心だよねぇ」
スズ 「上手いとかそれ以前の問題だと思いますが……」
津田 「まあ、なんでしょうか……初めてつけたので、違和感がある感じですかね」
シノ 「なるほどー」
津田 「いやほんと、こんなこと聞いてどうするんだ」
アリア「さーさ、津田くーん。スズちゃんがお待ちかねだよー」
スズ 「いやそんなっ、私は別に……」
コトミ「ここまで来てツンデレを通すとは、さすがスズ先輩ですね」
スズ 「うるっさい!」
津田 「ええと、それじゃあ……どうすればいいかな……?」
スズ 「あ、あんたねぇ……さすがにそこはリードしなさいよ……」
津田 「は、はい……」
318: ◆WO7BVrJPw2 2015/06/24(水) 00:21:26.54 ID:FiYqHFu6o
津田 「ええと……」
ギシッ
津田 (そっと肩を取って……寝かせて……)
シノ 「やはり正常位からだよな」ウンウン
アリア「でも、バックの方が楽とも聞くよね」
ウオミ「ですが、やはり初めては相手の顔を見ながらの方が」
津田 「外野、うるさい」
スズ 「…………」
津田 「……いくよ」
スズ 「…………っ」
グ グ
スズ 「あ…… ぐっ、やっ!? 痛ッ……!」
津田 「は、萩村……」
スズ 「そ、のまま…… ……大丈夫、だから……!」
津田 「ん……」
ググッ ギチッ
津田 「う、く、狭……」
319: ◆WO7BVrJPw2 2015/06/24(水) 00:26:45.65 ID:FiYqHFu6o
アリア「これで半分くらい?」
コトミ「スズ先輩でもちゃんと挿入るんですねー……」
スズ 「コトミ、あ、あんた後で覚えてなさいよ…… い、つぅ……」
シノ 「むっ」
アリア「どうしたの、シノちゃん」
シノ 「素晴らしい、こっちから見てみるんだ」
アリア「あら」
ウオミ「まあ」
シノ 「これが破瓜の血か……さすがに痛そうだな」
スズ 「なに見てるんですかぁっ! あ、っつ……!」
津田 「ちょ、ちょっと、なんでみんなそっち移動してるんです!」
スズ 「あっ、バカ津田! 急に動かないでぇ!」
津田 「う、ご、ごめん……」
シノ 「津田にはこの後、4人分の処女を貰ってもらわないといけないからな。ちゃんと慣れておいてくれ」
津田 「もうコメントのしようもない……」
341: ◆WO7BVrJPw2 2015/07/18(土) 15:34:16.14 ID:7uyIuFeOo
津田 「ええと……萩村、大丈夫?」
スズ 「ん、く……平気……」
津田 「う、動くよ」
ググ ギシ ギシ
津田 (やっぱり見た目通り、なんていうか……全部入るわけもないな……)
津田 (でもこの締め付け……こんなの慣れちゃったら、やばいかも……)
スズ 「う、ぐっ…… ……んっ……あ……」
シノ 「あまりストロークは大きくないが、それでも、萩村の反応を見ていると、感じ始めているのだろうか」
ウオミ「あれですよね、いたわってる感ありますよね」
342: ◆WO7BVrJPw2 2015/07/18(土) 15:48:50.90 ID:7uyIuFeOo
津田 (全部挿入ってないけど、いっぱいいっぱいかな……)
グプ グプッ
津田 (ああ、でも、快楽のまま一番奥まで突き上げてしまいたい……!)
スズ (…………)
グイッ
津田 「!?」
ギュゥッ
津田 「は、萩村」
スズ 「…………うごいて」
津田 「え、い、いや、その」
スズ 「……気持ちよくなりなさいよ……」
津田 「…………」
アリア「純情だねー」
コトミ「見ていて恥ずかしいぐらいですよー」
津田 「その羞恥心持っててほしいけど、いま多分いいシーンだから黙ってて」
343: ◆WO7BVrJPw2 2015/07/18(土) 16:05:36.04 ID:7uyIuFeOo
津田 「萩村……痛かったら言ってな……」
スズ 「うん……」
ググ ヌプッ グプッ
スズ 「う……くっ……」
津田 (抱き着かれて上手く動けないけど……逆に、萩村にはちょうどいいのかな……?)
スズ 「あ、ああっ……ん、ぐっ……!」
津田 (腰を引くたびに……全身が快楽に持っていかれそうで……)
ギシッ ギシッ ギッシ
津田 「……んっ……」
スズ 「あ、あっ……! い……つっ……!」
津田 (……萩村、頭……腕まわして、と)
スズ (あっ……頭ごと、津田に抱かれて……)
スズ 「あ、あくっ…… つ……だ、津田っ……!」
シノ (おやおや、ふたりとも夢中になり始めたぞ)
アリア(やっぱり本能なんだねー)
344: ◆WO7BVrJPw2 2015/07/18(土) 16:22:24.54 ID:7uyIuFeOo
津田 「……ん……ふ……」
スズ 「ああ、あっ…… ひ……ぐっ……!」
津田 (狭くて……入口もきつくて…… こ、こんなんじゃ……)
グチュ ジュプ ジュプッ
津田 「や…… いきそ……」
スズ 「んっ、は…………うんっ……き、てっ……!」
津田 「……あ、くっ……」
グッ ギッギシッギシッ ギシッ
津田 「……う、あ、あっ!」
スズ 「つ、だ……!」
ビュッ ビューッ ビュルッ
津田 「………………ふ……はぁっ……!」
スズ 「んんっ……!」
ビクッ ビクン
津田 「…………」
スズ 「…………」
クイッ
津田 「……?」
スズ 「んっ」
チュッ
津田 「…………ん……」
345: ◆WO7BVrJPw2 2015/07/18(土) 16:44:23.02 ID:7uyIuFeOo
津田 「抜くよ……」
スズ 「いちいち言わなくてい……」
ヌルッ
スズ 「いっ……!」
津田 「はーっ……」
シノ 「いやいや、素晴らしい脱童貞と処女喪失だったな!」
津田 「あらゆるもの台無しですね…… と、ティッシュを……」
スズ 「わ、私も……」
津田 (さて、ゴムはずして……あ、ちょっと血っぽいのついてる……)
コトミ「タカ兄ー、見せて見せてーっ」
津田 「えっ」
コトミ「うほーっ、なにこれ、大きい水風船膨らます前みたい」
ウオミ「コトちゃん、私にも」
津田 (事後のゴムに興味津々なふたり……エロい気もするけど、身内としてはなんかヤダ)
346: ◆WO7BVrJPw2 2015/07/18(土) 16:55:49.14 ID:7uyIuFeOo
ウオミ「これがタカくんの……」
シノ 「どれどれ」
アリア「わー、まだあったかいんだねー。…………ねぇ」
ウオミ「ん?」
ゴニョゴニョゴニョ
津田 (……変なこと考えてないだろうな)
スズ 「ふーっ……」
津田 「あ、萩村……えっと、大丈夫だった……?」
スズ 「…………なわけないでしょ…… まだジンジンしてるわよ」
津田 「う、ごめん」
スズ 「いいけどさ……」
ウオミ「ぎゅっ!」
ギュゥッ
スズ 「わあっ!? う、魚見さん!?」
ウオミ「さてこちら、タカくんの種ですが」タプン
津田 「あの、魚見……お姉ちゃん?」
ウオミ「思えば七条さんもシノっちも、コトちゃんに至るまで味わっているわけです」
コトミ「タカ兄の味を知っちゃってるわけだねぇ」
津田 「変な意味を含めるな……いや、そういう意味だった……」
347: ◆WO7BVrJPw2 2015/07/18(土) 17:17:04.34 ID:7uyIuFeOo
ウオミ「このコンドームの中身を」
クルリ
ウオミ「こう」
スズ 「えっ」
津田 「わっ、垂れる垂れるっ!」
ウオミ「あー……」
スズ 「なに口開けてるんです!?」
ドロォ
津田 「あっ」
ベチャッ
ウオミ「んー…… ひゃまぐさい」
津田 「いやいやいや! だ、出して大丈夫ですから!」
ウオミ「へも、たはふんのあじ、すずぽんにも」
津田 「へ」
スズ 「え」
ガシッ
スズ 「え、ちょ、魚見さん!?」
ウオミ「んー」
スズ 「ちょっと、ま……」
チュッ ジュプッ グププッ
スズ 「んー! んんんーーっ!!??」
349: ◆WO7BVrJPw2 2015/07/18(土) 17:29:08.85 ID:7uyIuFeOo
ウオミ「んー……んくっ。 ふぅ、スズポンの唾液も混じって……なんだからくらくらしちゃいますね」
スズ 「ぐ、うえ……」
津田 「は、萩村、吐きだ……」
ウオミ「えい」
ギュッ
スズ 「んんっ!? んっ……んく」ゴクン
津田 「なにを鼻つまんでるんです!!」
シノ 「あれ、飲んじゃうんだよなぁ」
コトミ「いやいやー、自ら飲んだのかもしれませんぜ?」
アリア「女の子5人に飲精なんて、津田くんもマニアックだね」
津田 「全員オレの意志関係ないよ!?」
シノ 「しかし、全員が津田の味を知っているというのは…… 興奮するんじゃないか?」
津田 「…………」
コトミ「あっ、反論できてない!」
津田 「うるさい……」
350: ◆WO7BVrJPw2 2015/07/18(土) 17:43:52.61 ID:7uyIuFeOo
シノ 「さて、じゃあ次は……」
津田 「ま、まだなにかするんですか」
シノ 「まだ4人控えているだろう」
津田 「今日一日で全員ですか!?」
アリア「大丈夫だよー、出島さん特製精力ドリンクを用意してもらってるから」
津田 「いやいやいや、めちゃくちゃ怪しいんですけど」
シノ 「萩村だけというのは不公平だろう」
コトミ「ハーレムは、全員を平等に愛さないとね」
ウオミ「タカくんならその甲斐性もありますよねぇ?」
津田 「…………わ、わかりました、わかりましたよ!」
津田 「とはいえ、まだ回復はしてないですから!」
アリア「あ、じゃあ私のしたいことさせて?」
津田 「わかりました、もう、矢でも鉄砲でもって感じですよ!」
シノ 「矢でも鉄砲でもか」
アリア「わーい」
ガチャガチャ
津田 (あれ、そういえば)
津田 「七条先輩のしたいことって……」
アリア「矢(ウィンウィン)でも(注射器的な水)鉄砲でもー」
津田 「…………」
アリア「…………」
351: ◆WO7BVrJPw2 2015/07/18(土) 18:02:33.01 ID:7uyIuFeOo
津田 「そ、それは」
アリア「みんな、津田くん押さえてね」
シノ 「わー」グイッ
ウオミ「てやー」ガシッ
コトミ「かくほー」ギュムッ
津田 「ちょ、ちょっと……! それは、それはまださすがに……!」
アリア「まだならいずれ、いずれなら今でも大丈夫だよー」
津田 「さ、さすがに心の、心の準備をーーー!」
アリア「大丈夫大丈夫、大丈夫だから、力、抜いてね?」
津田 「わー! は、萩村、た、たすけっ……」
スズ 「くー……すー……」
シノ 「通りで静かだと」
津田 「」
アリア「じゃあ、ぬるま湯入りまーす」
ツプ
津田 「わ、わーーーっ! あーーーっ!」
――この日
オレは、一足跳びでオトナになりました
それでも
彼女たちを大切にしようという気持ちに偽りはない
そう誓う、一日でした――
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
おわり
352: ◆WO7BVrJPw2 2015/07/18(土) 18:03:09.14 ID:7uyIuFeOo
本日までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
ひとまずこれで、区切りとさせていただきます。
本当はこんなところまで書く予定無かったんです……18禁になる予定すらありませんでした。
スズちゃん以外のファンにはいろいろと仰りたい気分も分かりますが、
まあそのなんだ、書かないとは言わないから待っててください。
具体的に言うと、コミケが終わるまで待ってて……
ひとまず終わりにしたのは、他にもいろいろと書きたいネタも出てきたこともあります。
まあ、またしれっとスレを立てていると思いますので、読んで頂ければ幸いです。
ではまた、次の役員共で。
353: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/18(土) 18:04:41.69 ID:9//Ji2VZo
乙
354: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/18(土) 18:04:45.71 ID:48rg0wPwO
乙です
夏コミ後って事は一ヶ月後ですね
夏コミ後って事は一ヶ月後ですね
356: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/18(土) 18:32:12.07 ID:6iFQvLERo
乙でした!
359: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/18(土) 22:03:05.17 ID:yEn2Vtvi0
乙!
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417258792/
Entry ⇒ 2015.07.22 | Category ⇒ 生徒会役員共 | Comments (0)
コトミ「最近、タカ兄とトッキーが妙に仲いいんです」
1: ※キャラ崩壊注意 ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:24:55.22 ID:3MZRiipq0
~生徒会室~
バァン!(開扉)
コトミ「ライバルですよ!」
スズ「うわっ!びっくりした……なんなのよ」
コトミ「おっとと、これは失礼」ペコ
シノ「来て早々なんだコトミ」
スズ「ライバルって何の?」
コトミ「おや、お二人だけですか……そう、ライバルなんです!」クワッ
スズ「いやだから誰が誰の?」
コトミ「そりゃタカ兄争奪戦の新たなライバルですよ!」
シノ「!」
スズ「!」
コトミ「ふっふっふ、反応しましたね?」
2: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:26:18.35 ID:3MZRiipq0
シノ「で?そ、その新しいライバルというのは誰なんだ?」アセアセ
スズ(動揺が隠せていない……)
コトミ「訊かれたからには答えましょう!その新たなライバルとは……」
コトミ「トッキーです!」
シノ「えー……」シラー
スズ「えー……」シラー
コトミ「あ、その反応信じてない!もう、本当なのにー!」
シノ「いや、だって……なぁ?」ナァ?
スズ「ええ、あの時さんだし……」ウン
コトミ「いやいや、これが最近妙に仲いいんですよ!タカ兄とトッキー!」
シノ「うーん、いやしかし……」ウーム
3: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:27:57.32 ID:3MZRiipq0
コトミ「これは由々しき事態ですよ会長!」ガタッ
シノ「いや、べ、別に私は津田が誰と仲良くしようと……」ブツブツ
スズ(いまさら取り繕っても……)
コトミ「そんなこと言ってるとー、トッキーにタカ兄取られちゃいますよ?」
スズ「いや、まさか時さんに限ってそんなこと……」
コトミ「いやー、甘いですなぁご両人!この間なんて――」
コトミ『あ、タカ兄だ おーいタカ兄ー!』ブンブン
タカトシ『おーコトミか、あんまり大声で呼ぶなよな』
コトミ『Hの時は?』
タカトシ『呼んで欲し……ってどうでもいい!』
時『……どうも』スッ
タカトシ『あ、トッキーもいたんだ こんにちは』
時『こんちわ……』
コトミ(ん?)
コトミ『あれ?タカ兄ってトッキーのことトッキーって呼んでたっけ?』
タカトシ『ああ、ちょっとあってな』
コトミ『ふーん?』
コトミ(なーんか怪しいなー)
4: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:29:37.60 ID:3MZRiipq0
コトミ「――ってことがあってですね?」
シノ「……なんだ、愛称で呼んでるだけじゃないか」ヤレヤレ
スズ(心配して損したー……)
コトミ「いやいや、問題はそこじゃなくてですねー」
シノ「ん?他になにかあったか?」
コトミ「私、初めて見たんですよねー トッキーが自分から挨拶してるの」
スズ「……そういえば」
コトミ「いつもは誰が来ても面倒くさそうに私の後ろに立ってるだけなのに」
コトミ「何故かタカ兄にだけは自分から前に!」
シノ「なるほど、確かに何かありそうだな……」フム
コトミ「でしょー?」
スズ「でも、それじゃあまだ敵とは言えないでしょ」
コトミ「(敵……)ふふふ、実はその話には続きがあって――」
5: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:31:04.38 ID:3MZRiipq0
タカトシ『二人とも今から昼飯か?』
コトミ『うん、偶には屋上もいいかなーって』
時『……一緒に、どう…すか……』ボソ
コトミ(うん?)
タカトシ『屋上かー…今日いい天気だし、俺も一緒していいか?』
コトミ『タカ兄なら大歓迎だよ!そしてそのまま屋上で3Pだね!』
時『っ……//』
コトミ(……んんん?)
タカトシ『しねぇよ飯食うよ!』
コトミ「――それで屋上で三人で食べることになってー」
コトミ『着いたー!』ガチャッ
時『うぉっ!』ドテッ
タカトシ『大丈夫?』グイッ
時『あ、ああ……アリガト(ボソッ』
タカトシ『はは。弁当、俺が持っててよかったね。怪我無い?』
時『大丈夫……』
タカトシ『ならよかった』ニコ
時『っ……//』プイ
コトミ(タカ兄とトッキーがラブコメしてる……)
7: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:34:12.27 ID:3MZRiipq0
コトミ「それでー――」
コトミ『いただきまーす!』パカ
タカトシ『いただきます』パカ
時『……い、いただきます』パカ
コトミ『あれ、そいえば今日トッキー弁当なんだー、珍しいね!』
時『あ、あぁ……偶にはいいと思ってな』
タカトシ『練習したもんね』ニコ
時『うん、世話になっ……てます』
コトミ(おや?)
コトミ『タカ兄、トッキーに料理教えてるの?』
タカトシ『ああ。トッキーがうまくなりたいって言うからさ』
タカトシ『俺が師じゃ不安だろうけど』ハハ
コトミ『へー』ホエー
時『……そんな事言って、すげーうまいじゃん……タカトシ(ボソッ』ジトー
コトミ(ちょっと待って何か聞こえた)
タカトシ『俺はそこまでうまくないよ。ほら、昨日も失敗したじゃん』
時『それでも美味いからいーんだよ……致命的じゃないから』ブスー
タカトシ『はは、ドジっ子は大変だよね』ハハ
時『ドジっ子って言うなっていつも言ってるだろっ!』クワッ
タカトシ『ごめんごめん』ナデナデ
時『ふんっ……許す(ボソッ』//
コトミ(えぇ……)
8: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:35:46.86 ID:3MZRiipq0
コトミ「えっと、それからー――」
シノスズ「「もういいよ!!!」」バンッ
コトミ「おおう!?」ビクッ
シノ「真っ黒だよ!デキてるよ!!」バンッ
スズ「どす黒いよ!!なんで気づかないんだよ!!」バンバンッ
コトミ「え~、なんか『そうなんだ仲いいなぁ』って見てました」テヘ
シノ「テヘじゃない!……ええい、完全に出遅れてるじゃないか」
スズ「まさかだわ……そんなところに伏兵が居ただなんて」
コトミ(さらっとスズ先輩認めたね~、タカ兄が好きだって)
シノ「しかし、二人で料理の特訓なんて……なぜ私を呼ばん!」プンプン
スズ「いや時さん絶対気まずいでしょうそれ」
9: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:38:06.18 ID:3MZRiipq0
シノ「ふむ……だが気になるな。津田と時さんが何故……」
スズ「確かに想像つきませんね……あの二人の和気藹々とした料理なんて」
コトミ(都合よくさっきの記憶を消してる……)
<ふふ、気になる?
シノ「ハッ!その声は!」バッ
畑「私だ」ヤッホ
シノ「畑!」ヤッホ
スズ(おかしい……この展開どこかで見たことあるような)
シノ「何か掴んでいたのか?」
畑「ぶい。なんとここに二人の料理風景を捉えた監視カメラの映像が」スチャッ
スズ「犯罪じゃないですか!」
畑「え~?でも気になるでしょ?」
スズ「うぐっ、それは……」
10: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:39:51.10 ID:3MZRiipq0
コトミ「おもしろそう!私見たいです!」ハーイ
シノ「津田も許してくれるだろう」ウンウン
スズ「会長まで……」
畑「いいじゃないですか~、へるもんじゃなし~」ブーブー
スズ「私の良心が磨り減るんですっ」
シノ「まぁまぁ萩村。私たちはここで見るから、見ないんなら外で見張っててくれないか?」
スズ「ぐぬぬ……」
畑「偶然目に入ってしまった、そういうことにしときましょう」ネ?
スズ「しょ、しょうがないですね……」
コトミ「早く見ましょうよ~、もう待ちきれない!」
畑「まぁ落ち着けよ嬢ちゃん、すぐに見せてやるからさ」ゲッヘッヘ
スズ「変態的な言動禁止っ!」
コトミ「ケチー」ブー
畑「ほっほっほ、じゃあこのノートPCで見てみましょうか」スッ
シノ「……」ドキドキ
スズ「……」ゴクリ…
コトミ「……」ジュルリ…
スズ(一人なんかおかしい)
畑「では、スイッチオーン」ピッ
タカトシ『トッキー、その格好かわいいね』サワッ
時『ちょ、馬鹿、どこ触って……ひゃんっ!?』ビクッ
11: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:41:44.21 ID:3MZRiipq0
シノスズ「「ストーップ!!」」
畑「どうしました?」
コトミ「えぇ~、ここからなのに~」
シノ「まず料理してない!!」
スズ「津田が凄い変態!!」
畑「ま、まぁまぁ抑えて。ここからですよここから」
コトミ「わくわく」
タカトシ『いやー、まさかトッキーがやってくれるとは思わなくてさ』
時『相当変態だよ、お前……私にこんな格好させるなんて』カァァ←水着エプロン
タカトシ『嫌い?』ギュ
時『嫌い……じゃ、ない。馬鹿っ』//
畑「しょっぱなから見せつけますねぇ」ハァー
シノ「料理そっちのけで何してんだー!」
スズ「いちゃつくなら包丁置けー!」
畑(突っ込みどころそこ?)
コトミ「わートッキーかわいいー!」
12: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:43:27.25 ID:3MZRiipq0
……………
………
……
タカトシ『痛っ』
時『どうした?』
タカトシ『俺とした事が……指切っちゃったよ』キュッ
タカトシ『うおー沁みるー』ジャー
時『……ちょっと貸してみろ』グイ
タカトシ『トッキー?』
時『ん』パク
タカトシ『時さん?』
コトミ「指フ○ラだー」
畑「ベタですね~」
時『んー……』チュー
タカトシ『何してるの』
時『ゆひひっはほひは、ほうふふんはほ?(指切ったときは、こうするんだろ?)』チュー
タカトシ『なんてベタな……ん、もういいよ。ありがとう』
時『ほうか?……ふぅ』ッポン
タカトシ『お陰で血は止まったけど……トッキーの唾でベタベタだね』マジマジ
時『っ……///な、なんか恥ずかしいから早く洗え!』
タカトシ『ん』パク
時『オイ!!』///
13: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:44:30.82 ID:3MZRiipq0
畑「おー、咥えた」
コトミ「トッキー顔真っ赤だー」
シノ「……」パクパク
スズ「……」
タカトシ『ごちそうさま』
コトミ「タカ兄キモっ」
畑「ぶっ」プルプル
時『……なんか一気に萎えたぞ』
タカトシ『うん、ごめん。俺も正直自分で引いた』
コトミ「私のリアクションが聞こえたのかな?」
畑「アグレッシブですねー」
……………
………
……
14: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:45:35.87 ID:3MZRiipq0
~なんやかんやあって~
タカ・時『完成~』
タカトシ『なんとか出来上がったね。ちょっと怪我したケド』
時『もう大丈夫なのか?』
タカトシ『うん。痛みも大分引いてきたよ』
時『ならいいんだ……血の味とかしないよな?』
タカトシ『しないしない。トッキーが舐めてくれたし』
時『あ、あれは忘れろ!』///
畑「それは無理な相談ですよねぇ」
コトミ「あんなに情熱的なの見せられたらねぇ」
スズ(仲良いなこいつら……)
シノ「……」
15: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:46:50.72 ID:3MZRiipq0
タカ・時『ごちそうさまでした』
タカトシ『いやー、食べたたべた。おいしかったよトッキー』ニコ
時『おそまつさまでした……って、タカトシも一緒につくっただろ』
タカトシ『いやいや、俺は野菜とか切っただけだし、味付けとかは殆どトッキーでしょ?』
時『そりゃまぁ、そうだけど……』
タカトシ『最近は砂糖と塩間違えるとかベタなことしなくなったし、料理教室も終わりかな?』
時『そ、それはいやだ!』
タカトシ『へっ?』
時『だって、また一緒に料理……したいし(ボソッ』///
タカトシ『』キュン
タカトシ『あ~もう!トッキーはかわいいなぁ!』ガバッ
時『わぁっ!おい、急に抱きつくな!』///
畑「トッキーはかわいいなぁ!」
コトミ「トッキーはかわいいなぁ!」
スズ(なんであたしこんなの見てるんだろ……)
シノ「……」
17: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:48:05.42 ID:3MZRiipq0
タカトシ『よしよし』ナデナデ
時『暑いって……』
タカトシ『じゃあやめる?』ピタッ
時『……いじわる』頭スリスリ
コトミ「がはぁっ!」
畑「コトミさんが砂糖を吐いた!謝れ!」
スズ「あやまれ!(やけくそ)」
シノ「……」
18: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:49:27.69 ID:3MZRiipq0
タカトシ『ああもう、ほんとトッキーはかわいいなぁ』ギュッ
時『うっせ……』///
畑「そういえば時さん、ずっと水着なんですよね」
コトミ「柔道やってるからムキムキなのかなーって思いましたけど、違うんですねー」
スズ「高めの背、程よい筋肉、程よい柔らかさ……!」ギリッ
シノ「……」
タカトシ『そんなにかわいいと――』クイッ
時『ぁ……』
チュッ
スズ「やりやがったよ!」バン!
畑「おおっといきなり。まぁやるとは思っていましたが」
コトミ「いやらしいですなぁ」
シノ「」
20: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:50:39.06 ID:3MZRiipq0
タカトシ『しちゃった』ハハ
時『いつもやってるだろ……ん』
タカトシ『ん?』
時『早く……つづき』
畑「げふぅ!!」
コトミ「ごはぁ!!」
スズ「強烈だわ……」
シノ「……アリアぁ……」
タカトシ『!……止まらないよ?』
時『望むところだっ……んんっ……』チュ
コトミ「始まっちゃった!!」
畑「では、しばらく黙っていましょうか」
スズ「うわー、うわー……」チラチラ
シノ「ありあぁ……どこだぁ……」
21: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:52:04.79 ID:3MZRiipq0
~以下、ダイジェストでお送りします~
……
…………
………………
『んっ……んんっ♡はむっ……♡』
『トッキー、もうこんなに乳首立ってるよ?』
『しょうが、ないだろぉ……♡こんなにされたら……っ』
………………
『そうだ、おまえのやつ、口でしてやるよ……♡』
『だ、だめだよトッキー、汚いって』
『うるさい、私がやりたいからやるんだよ///……ぁむ♡』
『うわっ……トッキー、エロすぎるって……っ!』
………………
『くっ、もう……!』
『ん!んんっ……!!♡』
『……ぁ、ごめん、口の中に……』
『んく……っんく……れる……♡』
『ちょ、ちょっと!』
『ごくっ……ぷは』
『と、トッキー……』
『思ったより苦いな、これ……でも嫌いじゃない……んむ♡』///
『……』
………………
22: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:53:28.73 ID:3MZRiipq0
『ひゃっ!?タカトシっ……!激しすぎるって!♡』///
『トッキーが悪いよっ……あんなことするなんてっ……!』
『だめだっ……声っ抑えられない……!んぁあっ♡』
『抑えなくていいよっ!もっと、聞かせてっ……!』
『そ、そんなこと言うなぁっ♡んっ♡あぁっ♡』///
………………
『トッキー……!そろそろ、出すよっ』
『はぁっ、いいぞっ♡出せっ……お前の全部っ♡受け止めてやる……っ』
『ぐっ……!!』
『――――~~~~っ!!』
………………
『ぐっ、とまら、ない……っ!』
『ま、まだこんなに……♡どんだけ出すんだよ……っ』
『まだ治まらない……もう一回いくよ!』
『あっ……♡ぁ――――』
………………
…………
……
24: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:54:43.15 ID:3MZRiipq0
畑「……」ボー……
コトミ「……」
スズ「……」
しの「……?」
スズ「……どうすんですか、これ」
スズ(なんか二週か三週ぐらい回って冷静だわ私)
畑「え?あ、ああ、このデータは後に私のオカズとして――」
コトミ「ちょちょ、ずるいです!私も!」ハイハイ!
スズ「そうじゃねぇ!この空気をーって、もういいか」ハァ
畑「いや~、にしてもがっつりでしたねぇ」
コトミ「あんな牝の顔でよがってるトッキーなんて初めて見ましたよー」ハハッ
スズ「そりゃそうでしょ……」
しの「ありあ……ありあぁ……」
25: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:56:28.45 ID:3MZRiipq0
畑「というか先ほどから会長の様子が」
コトミ「まるで精神的に多大なダメージを受けたかのような幼児退行してますね」
スズ「まさに今精神的ダメージを多大に受けたからだよ!むしろなんで二人とも平気なの!?」
畑「私はほら、こういうときでも崩れないキャラですので」ヒラヒラ
スズ(見終わった直後呆然としてただろ)
コトミ「私は純粋に見てて面白かったし!ていうかかわいかった!」
スズ(あんたは肝据わりすぎ)
しの「ありあはどこ……?」ウルウル
スズ「はーい大丈夫、もうちょっとしたら来ますからねー」ナデナデ
しの「ほんと?」
スズ「ほんとですよ」ナデナデ
スズ(もう私はショック受けるどころじゃないし……はぁ……)
26: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:57:36.76 ID:3MZRiipq0
コンコン
スズ「!」
畑「」キラーン
シュババッ
ガララッ
タカトシ「すみません、遅れましたー……って」
畑「や」
コトミ「」ホクホク
スズ「お疲れ様……」ハァ
しの「つだ!つだ!」キャッキャ
タカトシ「えぇ……なにこれ」
スズ「色々あったのよ、いろいろ……」
27: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 19:59:21.70 ID:3MZRiipq0
アリア「立ち止まってどうしたのー?」
タカトシ「ああ、すみません。見てもらえば解るかと」
アリア「なになに~?」ヒョイ
しの「!ありあぁ!」パアア
アリア「わっ、ちょっとシノちゃん!?」ギュッ
しの「うわぁーありあー」ギュウウ
アリア「もう、シノちゃんったら。皆が居るのに赤ちゃんプレイ?」ナデナデ
タカトシ「ええぇー……」
時「……おい、もういいか?」チラッ
タカトシ「あ、ごめん。すっかり忘れてた!うん、いいよ。ごめんね」
時「……いいけど」プイ
タカトシ「ご、ごめんって!」
時「なら、帰ったあと……いっぱい愛してくれよ(ボソッ」///
畑「ぐはぁっ!!」ズサッ
コトミ「げはぁっ!!」ズシャァ
スズ「お二人がまた吐いた!謝れ!!」バァン!
タカトシ「えぇ!?」
タカトシ「あーもうなんなんだよこの空間!」
おわり
28: ◆WgnmsRcFGw 2015/06/29(月) 20:01:51.13 ID:3MZRiipq0
おわりです(^q^)
背徳感がないからエロは全然かけませんでした
トッキーはエロなくてもかわいいからね、しょうがないね
読んでくれてありがとうございました!
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/29(月) 20:02:48.94 ID:RkP1DNMnO
仲良くなった経緯とか過程とか読みたかった
おつー
おつー
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/29(月) 21:33:31.57 ID:dPE8Wz6ZO
乙です
素晴らしかった!!できれば付き合う前とか告白とかの話しもみたいな
素晴らしかった!!できれば付き合う前とか告白とかの話しもみたいな
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435573485/
Entry ⇒ 2015.07.16 | Category ⇒ 生徒会役員共 | Comments (0)
津田「好きな人が出来た?」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:37:31.51 ID:WixKpD8S0
津田「ほんとか、それ」
柳本「ああ…俺はもうダメだ…苦しくて苦しくてたまらねえよタカトシ。恋という名の病が俺を激しく蝕んでいる…」
津田「…確かに重症みたいだな」
津田「どうせまたテレビに出てるアイドルの誰かだろ?お前からそういう話を何度聞いたことか」
柳本「いいや、違う!!今回は違う。れっきとした現実の女の子だ。いや、アイドルも現実の女の子だが、そういう手の届かない存在ではないんだ。」
柳本「割と身近な存在っていうか?いや、遠いといえば遠いんだけどな?近いといえば近いとも…」
柳本「ああ…俺はもうダメだ…苦しくて苦しくてたまらねえよタカトシ。恋という名の病が俺を激しく蝕んでいる…」
津田「…確かに重症みたいだな」
津田「どうせまたテレビに出てるアイドルの誰かだろ?お前からそういう話を何度聞いたことか」
柳本「いいや、違う!!今回は違う。れっきとした現実の女の子だ。いや、アイドルも現実の女の子だが、そういう手の届かない存在ではないんだ。」
柳本「割と身近な存在っていうか?いや、遠いといえば遠いんだけどな?近いといえば近いとも…」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:38:38.81 ID:WixKpD8S0
津田「めんどくさいなあ、誰なんだよ?まさか七条先輩か?前に美人だとか言ってたし」
柳本「違う違う。七条先輩も確かに魅力的な人だが…違うんだよ。いや、ちょっと似てる部分が無くもないんだけどな、…うっ!!やべえ、思い出したらコーフンしてきちまった!!」
津田「だから誰なんだよ!もったいぶってないで早く言えって。聞いてもらいたいから話してんだろ?どこのクラスの子だ?それとも先輩か?後輩か?」
柳本「しらん」
津田「はっ?しらんってお前…好きな子が何年何組かも知らないのか」
柳本「あたりまえだろ。だって一目惚れだからな」
津田「……お前ってホント惚れっぽいよなあ」
柳本「違う違う。七条先輩も確かに魅力的な人だが…違うんだよ。いや、ちょっと似てる部分が無くもないんだけどな、…うっ!!やべえ、思い出したらコーフンしてきちまった!!」
津田「だから誰なんだよ!もったいぶってないで早く言えって。聞いてもらいたいから話してんだろ?どこのクラスの子だ?それとも先輩か?後輩か?」
柳本「しらん」
津田「はっ?しらんってお前…好きな子が何年何組かも知らないのか」
柳本「あたりまえだろ。だって一目惚れだからな」
津田「……お前ってホント惚れっぽいよなあ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:40:27.13 ID:WixKpD8S0
柳本「それに、俺の好きな子はこの学校の子じゃないぞ」
津田「え」
柳本「あの制服は英陵の子だよ。ネクタイがよく似合っていたなあ~…」
津田「なんだよ、桜才の子じゃなかったのか」
柳本「俺が困ってるのはそこなんだ。なんせ帰り道にたまたま見かけただけだから、俺は彼女のことを何も知らない。仮に同じ学校だったなら色々情報を集めようもあるんだが、違う学校となるとそう簡単にはいかねえ」
津田「まあ、そうだな」
津田「え」
柳本「あの制服は英陵の子だよ。ネクタイがよく似合っていたなあ~…」
津田「なんだよ、桜才の子じゃなかったのか」
柳本「俺が困ってるのはそこなんだ。なんせ帰り道にたまたま見かけただけだから、俺は彼女のことを何も知らない。仮に同じ学校だったなら色々情報を集めようもあるんだが、違う学校となるとそう簡単にはいかねえ」
津田「まあ、そうだな」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:41:13.75 ID:WixKpD8S0
柳本「そこでだタカトシ。こっからが本題なんだが…今日の放課後、俺と一緒に英陵に行ってくれないか!!」
津田「えっ!い、行ってどうするんだよ」
柳本「決まってるだろ。校門で待ち伏せして、彼女が出てくるのを待つんだ。そしてあわよくば声を掛けてお近づきに…」
津田「なんかストーカー臭くないか……俺やりたくないぞそんなこと。やるならお前1人で」
柳本「たのむよっ!!1人じゃ心細いんだ!俺たち親友だろ?お願いだタカトシ、このとーり!!」
津田「しょうがないなあ…」
津田「えっ!い、行ってどうするんだよ」
柳本「決まってるだろ。校門で待ち伏せして、彼女が出てくるのを待つんだ。そしてあわよくば声を掛けてお近づきに…」
津田「なんかストーカー臭くないか……俺やりたくないぞそんなこと。やるならお前1人で」
柳本「たのむよっ!!1人じゃ心細いんだ!俺たち親友だろ?お願いだタカトシ、このとーり!!」
津田「しょうがないなあ…」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:43:51.23 ID:WixKpD8S0
柳本「よしっ…ここがいいな。幸い英陵はまだどこもHRが終わってないみたいだ。これで彼女を見逃すってこともない」
津田「なあ、その子がいつ帰るかはわからないだろ?もしかしたら下校時刻まで学校にいるかもしれないじゃないか。まさかそれまでずっとここで待つのか?」
柳本「当然だ。愛の道は険しくなくてはな」
津田(ああ…やっぱついてくるんじゃなかった)
津田「大体お前、その子が来た時ちゃんと声掛けられるのか?お前女子とほとんど話したことないだろ」
柳本「うるせえよ!お前みたいなハーレム男に俺の気持ちは分からんだろう。こんなこともあろうかと昨晩恋愛技術書をガッチリ読み込んできた」
津田(ダメだこりゃ。まあ当たって砕けろか)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:45:01.07 ID:WixKpD8S0
柳本「…あああっっっ!!!」
津田「うわっ!びっくりした、なんだよ!」
柳本「たたたたた、タカトシぃ、あの子だ!!今門から出てきた、あの子!!髪をアップにしてる…」
津田(って……あ、あれは…)
津田(森さんじゃないか!!コイツが一目惚れしたのって森さんだったのか…)
柳本「はっ!こうしてる場合じゃねえ、早く声を掛けに…」
津田「おっ、おいちょっと!!急に立ち上がるなって…う、うわわわわ!!」
津田「うわっ!びっくりした、なんだよ!」
柳本「たたたたた、タカトシぃ、あの子だ!!今門から出てきた、あの子!!髪をアップにしてる…」
津田(って……あ、あれは…)
津田(森さんじゃないか!!コイツが一目惚れしたのって森さんだったのか…)
柳本「はっ!こうしてる場合じゃねえ、早く声を掛けに…」
津田「おっ、おいちょっと!!急に立ち上がるなって…う、うわわわわ!!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:46:34.73 ID:WixKpD8S0
ガサガサ、ドサッ
森「…ん?」
柳本「いてててて…って…あ、ああっ!」
森「………」
柳本「!!!!あ、あ…」
森「津田さんじゃないですか。どうしたんですこんなところで」
柳本「えっ…?」
津田(あっちゃあ…)
森「…ん?」
柳本「いてててて…って…あ、ああっ!」
森「………」
柳本「!!!!あ、あ…」
森「津田さんじゃないですか。どうしたんですこんなところで」
柳本「えっ…?」
津田(あっちゃあ…)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:49:13.43 ID:WixKpD8S0
津田「なぁ、いい加減機嫌直せって」
柳本「うるっせえええー!!ちくしょう、なんなんだお前は!なんであの子と知り合いなんだよぉ、世の中不公平にも程があるぜ!この色男!!」
津田「まさかお前が好きな子が森さんだなんて思わなかったんだよ。しょうがないだろ」
柳本「ううっ…くそぅ…だが、これはチャンスだ!!お前が知り合いってことはそれだけ彼女の情報を得ることが出来るということだ!さぁ教えろ、名前は森さん、他には!?」
津田「生徒会の副会長だよ」
柳本「なにぃぃっ!お前と被ってるのが少し腹立たしいが……そうかぁ~生徒会なのかあ~。頭良さそうだったもんなァ…他には!」
津田「雪女だって言ってたな。しょっちゅう雪に遭うらしい」
柳本「そうなのかぁ…雪に塗れた森さんもステキだろうなあ…っていうか、そんなことよりもっと先に言うべき基本的情報があるだろ!えっと、誕生日はいつなんだ?」
柳本「うるっせえええー!!ちくしょう、なんなんだお前は!なんであの子と知り合いなんだよぉ、世の中不公平にも程があるぜ!この色男!!」
津田「まさかお前が好きな子が森さんだなんて思わなかったんだよ。しょうがないだろ」
柳本「ううっ…くそぅ…だが、これはチャンスだ!!お前が知り合いってことはそれだけ彼女の情報を得ることが出来るということだ!さぁ教えろ、名前は森さん、他には!?」
津田「生徒会の副会長だよ」
柳本「なにぃぃっ!お前と被ってるのが少し腹立たしいが……そうかぁ~生徒会なのかあ~。頭良さそうだったもんなァ…他には!」
津田「雪女だって言ってたな。しょっちゅう雪に遭うらしい」
柳本「そうなのかぁ…雪に塗れた森さんもステキだろうなあ…っていうか、そんなことよりもっと先に言うべき基本的情報があるだろ!えっと、誕生日はいつなんだ?」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:50:16.94 ID:WixKpD8S0
津田「わからん」
柳本「えっ」
津田「俺が森さんについて持っている情報はそれくらいだな」
柳本「なっ、なんだそりゃあ!」
津田「俺も森さんとは知り合い程度だからな」
柳本「くううううぅ……役に立たねえ…いや、仲良しだったとしたらその方がムカつくが」
津田「情報ならお前が直接アプローチして色々得ればいいだろ。結局お前あの後すごい勢いで逃げちまって、なんにも会話しなかっただろ」
柳本「いや、お前と知り合いだということに動揺したのもあるが……近くで見たら想像以上に可愛くて、そして…」
津田「そして?」
柳本「…そして、想像以上に巨乳だった」
津田「………じゃあ、また明日な」
柳本「えっ」
津田「俺が森さんについて持っている情報はそれくらいだな」
柳本「なっ、なんだそりゃあ!」
津田「俺も森さんとは知り合い程度だからな」
柳本「くううううぅ……役に立たねえ…いや、仲良しだったとしたらその方がムカつくが」
津田「情報ならお前が直接アプローチして色々得ればいいだろ。結局お前あの後すごい勢いで逃げちまって、なんにも会話しなかっただろ」
柳本「いや、お前と知り合いだということに動揺したのもあるが……近くで見たら想像以上に可愛くて、そして…」
津田「そして?」
柳本「…そして、想像以上に巨乳だった」
津田「………じゃあ、また明日な」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:53:14.45 ID:WixKpD8S0
アリア「へぇーっ、そんなことになっちゃったんだ」
スズ「柳本が森さんをねえ…」
津田「ちょっと暴走気味ですよあいつ。かなり本気みたいですね」
アリア「でもシノちゃん。ウチは校則で恋愛禁止じゃあ…」
シノ「うむ。生徒会長としてそんな話を見逃すわけにはいかん。柳本には悪いが、森へのアプローチは禁止…」
スズ「でも相手の森さんの英陵は恋愛自由ですよね」
アリア「あ。そうだね」
シノ「うぅーむ、そうとなると……よし!間を取って先っちょまでならOKということにしよう!!」
津田「全然あいだになってねえよ!!」
スズ「柳本が森さんをねえ…」
津田「ちょっと暴走気味ですよあいつ。かなり本気みたいですね」
アリア「でもシノちゃん。ウチは校則で恋愛禁止じゃあ…」
シノ「うむ。生徒会長としてそんな話を見逃すわけにはいかん。柳本には悪いが、森へのアプローチは禁止…」
スズ「でも相手の森さんの英陵は恋愛自由ですよね」
アリア「あ。そうだね」
シノ「うぅーむ、そうとなると……よし!間を取って先っちょまでならOKということにしよう!!」
津田「全然あいだになってねえよ!!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:54:28.87 ID:WixKpD8S0
シノ「しかし大丈夫なのか?柳本はお世辞にも女子をアッサリ落とせるような奴には見えんぞ」
アリア「いかにもチェリーって感じだよねぇ」
スズ「それに森さんって結構モテてるって話よ。ライバルもたくさんいるんじゃないの」
津田「まあ一筋縄ではいかないでしょうけど。俺は応援してますよ」
シノ「ふむ…よし、決めたぞ!!その恋、我々生徒会が全力でバックアップしよう!!」
津田「はい!?」
アリア「わー!!」
アリア「いかにもチェリーって感じだよねぇ」
スズ「それに森さんって結構モテてるって話よ。ライバルもたくさんいるんじゃないの」
津田「まあ一筋縄ではいかないでしょうけど。俺は応援してますよ」
シノ「ふむ…よし、決めたぞ!!その恋、我々生徒会が全力でバックアップしよう!!」
津田「はい!?」
アリア「わー!!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:56:36.37 ID:WixKpD8S0
スズ「ちょ、ちょっと会長、私達は関係ないんじゃ」
シノ「よく考えてみろ萩村。我が桜才と英陵は日頃からよく交流している。そんな中でもし両校の生徒同士のカップルが生まれたとなれば、これは明るいニュースじゃないか」
スズ「いや、しかしですね…」
アリア(それにもしそうなったら桜才の恋愛禁止の校則の撤廃に繋がるかもしれないよ、スズちゃん)
スズ「!!」
津田「2人ともなにをこそこそと…」
スズ「……わかりました。やりましょう」
津田「ええっ!!なんで!」
アリア「そうと決まれば色々計画練らなくっちゃねー」
津田「い、いやちょっとあのみなさん!!俺はなにもそんなつもりでこの話したんじゃ……なんか話が大袈裟ですよ!!」
シノ「桜才・英陵、恋の架け橋プロジェクトスタートだ!!とりあえず津田。明日柳本をここに連れてくるように」
津田(すまん、柳本……)
シノ「よく考えてみろ萩村。我が桜才と英陵は日頃からよく交流している。そんな中でもし両校の生徒同士のカップルが生まれたとなれば、これは明るいニュースじゃないか」
スズ「いや、しかしですね…」
アリア(それにもしそうなったら桜才の恋愛禁止の校則の撤廃に繋がるかもしれないよ、スズちゃん)
スズ「!!」
津田「2人ともなにをこそこそと…」
スズ「……わかりました。やりましょう」
津田「ええっ!!なんで!」
アリア「そうと決まれば色々計画練らなくっちゃねー」
津田「い、いやちょっとあのみなさん!!俺はなにもそんなつもりでこの話したんじゃ……なんか話が大袈裟ですよ!!」
シノ「桜才・英陵、恋の架け橋プロジェクトスタートだ!!とりあえず津田。明日柳本をここに連れてくるように」
津田(すまん、柳本……)
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 21:58:03.61 ID:WixKpD8S0
柳本「あ、あの、これはいったい…」
シノ「うむ。柳本ケンジ。我々生徒会は君の恋に協力することにした」
柳本「ええっ!!」
津田「す、すまん。なんかそういうことに…」
シノ「津田から大方の話は聞いたぞ。大船に乗ったつもりで任せろ。必ず成就させてみせるぞ」
スズ(乗っかっといてなんだけど、ホントにやるのね…)
柳本「……あ、あ…」
柳本「ありがとうございますっっ!!」
津田「え」
柳本「俺、俺…うれしいです!まさかこんな心強い味方が出来るなんて…」
アリア「あらあら」
柳本「俺、俺がんばります!!皆さんの期待に応えられるように!!」
津田(順応力がおかしなことになってるなコイツ)
柳本「でも、協力って一体どういう…?」
シノ「うむ。今日はその辺のことも含めて話し合う為に君を呼んだのだ」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:02:08.76 ID:WixKpD8S0
シノ「まず、君の気持ちが本物か、確かめさせてもらう。半端な恋の応援など我々はしたくないからな」
柳本「た、確かめるって…?」
シノ「なに、簡単な質問をするだけだ」
シノ「君は今まで森で何回抜いた?」
津田「どんな質問だ!!」
シノ「黙っていろ津田。さあ答えろ柳本」
柳本「………ありません」
シノ「なに?」
柳本「森さんで抜いたことは、ありません」
シノ「ほう…それは何故だ?森は君にとってオカズとして使用するに値しないということか?それでは君の気持ちはニセモノということに…」
柳本「た、確かめるって…?」
シノ「なに、簡単な質問をするだけだ」
シノ「君は今まで森で何回抜いた?」
津田「どんな質問だ!!」
シノ「黙っていろ津田。さあ答えろ柳本」
柳本「………ありません」
シノ「なに?」
柳本「森さんで抜いたことは、ありません」
シノ「ほう…それは何故だ?森は君にとってオカズとして使用するに値しないということか?それでは君の気持ちはニセモノということに…」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:03:51.88 ID:WixKpD8S0
柳本「違います!!」
柳本「正直に言うと、森さんをオカズにしようと試みたことはあります……でも、出来なかった。たとえ妄想の中でも森さんに対して俺の薄汚い欲望をぶつけることが出来なかったんです」
津田(試みたのかよ)
柳本「それは俺が森さんに対して興奮しないから、ということじゃない。本当に好きな森さんだからこそ、俺は抜けなかったんです」
シノ「うむ……合格だ!!その答えを待っていた」
柳本「えっ!合格?何故ですか会長?」
シノ「男は本当に好きな子はオカズに出来ない、とネットで見たんだ」
津田「それ、人によると思うんですけど…」
スズ「ロクなネットの使い方してませんね」
シノ「とにかく君の気持ちが本物だとよく分かった!精一杯協力させてもらうからよろしくな」
柳本「ハイ!こちらこそっ!!」
津田「なんだかなあ…」
柳本「正直に言うと、森さんをオカズにしようと試みたことはあります……でも、出来なかった。たとえ妄想の中でも森さんに対して俺の薄汚い欲望をぶつけることが出来なかったんです」
津田(試みたのかよ)
柳本「それは俺が森さんに対して興奮しないから、ということじゃない。本当に好きな森さんだからこそ、俺は抜けなかったんです」
シノ「うむ……合格だ!!その答えを待っていた」
柳本「えっ!合格?何故ですか会長?」
シノ「男は本当に好きな子はオカズに出来ない、とネットで見たんだ」
津田「それ、人によると思うんですけど…」
スズ「ロクなネットの使い方してませんね」
シノ「とにかく君の気持ちが本物だとよく分かった!精一杯協力させてもらうからよろしくな」
柳本「ハイ!こちらこそっ!!」
津田「なんだかなあ…」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:07:37.30 ID:WixKpD8S0
津田「で、どうするんですか?」
シノ「まずは恋の第一歩、お互いを知り仲良くなることからだな。なにか良い案はあるかアリア?」
アリア「そうだなあ~、ラブレターなんてどうかな?」
津田「いや、まず仲良くなることからでしょ?それ告白じゃないですか。最終ステップですよ」
アリア「あ、そっかあ」
シノ「萩村は?なにかないか」
スズ「え、ええっと………ぱ、パンを咥えて出会い頭にぶつかってみる、とか…」
津田「それ漫画でも今時やらないから。現実にパン咥えて出会い頭にぶつかったら歯がボロボロになるぞ」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:08:45.47 ID:WixKpD8S0
アリア「シノちゃんは案あるの?」
シノ「う、うむっ…そうだな…。とりあえずお尻を触ってお知り合い、といけば……」
津田「…………」
柳本「…………」
シノ「…………」
津田(俺はバカだ…!!なぜ気付かなかったんだ…)
津田(この人達は柳本以上に恋愛に疎いんじゃないか!!!アドバイスなんて出来るわけねえ!)
シノ「う、うむっ…そうだな…。とりあえずお尻を触ってお知り合い、といけば……」
津田「…………」
柳本「…………」
シノ「…………」
津田(俺はバカだ…!!なぜ気付かなかったんだ…)
津田(この人達は柳本以上に恋愛に疎いんじゃないか!!!アドバイスなんて出来るわけねえ!)
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:10:33.58 ID:WixKpD8S0
柳本「あ、あの…」
シノ「い、いや、ちょっと待て!他にも案を…」
アリア「そういえば私恋愛経験ないんだったよー」
スズ「どうするんですか?これじゃなんにも出来ないですよ」
津田「ホラ!やっぱり辞めましょうよ、こんなこと…」
「お困りのようね」
シノ「い、いや、ちょっと待て!他にも案を…」
アリア「そういえば私恋愛経験ないんだったよー」
スズ「どうするんですか?これじゃなんにも出来ないですよ」
津田「ホラ!やっぱり辞めましょうよ、こんなこと…」
「お困りのようね」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:11:35.76 ID:WixKpD8S0
シノ「!?」
アリア「この声は…」
スズ「よっ…横島先生っ!!」
横島「話は聞かせてもらったわよぉー?アンタ達馬鹿ね。何故この私に相談しないの」
スズ「いや何故って…」
横島「さ、この恋愛のエキスパートになんでも聞いてくれよぉん」
津田(柳本の恋が着実に崩壊に向かっている音が俺には聞こえる)
アリア「この声は…」
スズ「よっ…横島先生っ!!」
横島「話は聞かせてもらったわよぉー?アンタ達馬鹿ね。何故この私に相談しないの」
スズ「いや何故って…」
横島「さ、この恋愛のエキスパートになんでも聞いてくれよぉん」
津田(柳本の恋が着実に崩壊に向かっている音が俺には聞こえる)
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:13:05.53 ID:WixKpD8S0
シノ「いいんですか横島先生?」
横島「ん?なにが?」
シノ「先生は確か男子生徒の貞操を狙っていたハズでは」
アリア「恋を応援しちゃったら横島先生には不利益なんじゃ?」
横島「ああ、大丈夫大丈夫。その眼鏡のカレならもう頂いたから」
スズ「えっ」
津田「柳本、おまえ…」
柳本「いやいやいや、違うぞ!!タチの悪い冗談はやめてくださいよ先生」
スズ「笑えませんよ先生!!」
横島「はっはっは悪い悪い。まあ耳責めして股間カ◯パー塗れにさせたことはあるケドさ」
津田「それも充分アウトだよ」
横島「ん?なにが?」
シノ「先生は確か男子生徒の貞操を狙っていたハズでは」
アリア「恋を応援しちゃったら横島先生には不利益なんじゃ?」
横島「ああ、大丈夫大丈夫。その眼鏡のカレならもう頂いたから」
スズ「えっ」
津田「柳本、おまえ…」
柳本「いやいやいや、違うぞ!!タチの悪い冗談はやめてくださいよ先生」
スズ「笑えませんよ先生!!」
横島「はっはっは悪い悪い。まあ耳責めして股間カ◯パー塗れにさせたことはあるケドさ」
津田「それも充分アウトだよ」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:16:59.85 ID:WixKpD8S0
シノ「先生、とにかく真面目にお願いします。悩める少年に恋のアドバイスを」
横島「そうねえ…とりあえず恋愛はガツガツしてはダメよ。相手との距離はじっくり、ゆっくりと埋めるもの」
柳本「ゆっくりと、ですか…」
横島「ガツガツしまくった結果私は今独身だから」
津田(これは重みと説得力のある言葉だな…)
柳本「じゃあゆっくり埋めるとは具体的にどうすれば?」
横島「それは人によるわね。まず友達から関係を始めてみるというものがあるけど、それは下手したら友達という関係から抜け出せなくなるキケンも孕んでいるのさ」
シノ「なるほど」
横島「そうねえ…とりあえず恋愛はガツガツしてはダメよ。相手との距離はじっくり、ゆっくりと埋めるもの」
柳本「ゆっくりと、ですか…」
横島「ガツガツしまくった結果私は今独身だから」
津田(これは重みと説得力のある言葉だな…)
柳本「じゃあゆっくり埋めるとは具体的にどうすれば?」
横島「それは人によるわね。まず友達から関係を始めてみるというものがあるけど、それは下手したら友達という関係から抜け出せなくなるキケンも孕んでいるのさ」
シノ「なるほど」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:18:49.15 ID:WixKpD8S0
横島「相手にとって居心地のいい関係が『友達』になってしまったら、それを壊すのはとても難しい。そして壊してしまったらもう元には戻れない」
アリア「恋愛にUターンは無いんだね~」
横島「そうよ!だから大切なのは第一印象。第一印象でカッコイイ自分を印象付けることが恋愛をスムーズに進める極意よ」
津田「第一印象って…」
柳本「いきなり目の前に出てきて、目が合ったと思ったら逃げ出しちゃいました…」
アリア「あらら」
スズ「カッコよさとはほど遠いわね」
柳本「ど、どうしましょう。俺、森さんに変な奴だって思われてるんじゃあ…」
横島「まああくまでそういう方法もあるってだけだから大丈夫よ。別に相手からのイメージなんて後からいくらでも塗り替えられるんだから」
津田「じゃあどうやって塗り替えるんですか?」
アリア「恋愛にUターンは無いんだね~」
横島「そうよ!だから大切なのは第一印象。第一印象でカッコイイ自分を印象付けることが恋愛をスムーズに進める極意よ」
津田「第一印象って…」
柳本「いきなり目の前に出てきて、目が合ったと思ったら逃げ出しちゃいました…」
アリア「あらら」
スズ「カッコよさとはほど遠いわね」
柳本「ど、どうしましょう。俺、森さんに変な奴だって思われてるんじゃあ…」
横島「まああくまでそういう方法もあるってだけだから大丈夫よ。別に相手からのイメージなんて後からいくらでも塗り替えられるんだから」
津田「じゃあどうやって塗り替えるんですか?」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:20:20.95 ID:WixKpD8S0
横島「それはもう、会話よ。とにかく相手とコミュニケーションを取ることね」
柳本「コミュニケーションか……でも、なんて話しかけたらいいかわかんないです。学校違うしきっかけもないですよ」
アリア「きっかけ作りならなんとかなるんじゃない?森さんは私達にとって知らない人じゃないんだし」
スズ「そうですね。魚見さんにも協力してもらえばなんとかなるんじゃないでしょうか」
シノ「上手く示し合わせて、2人きりで会話出来るような状況を作り出せばいいんだな」
柳本「ええっ、2人きり!!」
横島「ナニ驚いてんの、当たり前だろ?男と女は一対一でぶつかり合うもんだぜ。私は二対一が好きだケド」
津田「話逸れてますね先生」
柳本「うう、ガンバリます…」
アリア「じゃあ、どうやって2人きりにするか考えようか」
シノ「そうだな。ウオミーにも連絡を入れてと…」
津田(上手くいけばいいけど…)
柳本「コミュニケーションか……でも、なんて話しかけたらいいかわかんないです。学校違うしきっかけもないですよ」
アリア「きっかけ作りならなんとかなるんじゃない?森さんは私達にとって知らない人じゃないんだし」
スズ「そうですね。魚見さんにも協力してもらえばなんとかなるんじゃないでしょうか」
シノ「上手く示し合わせて、2人きりで会話出来るような状況を作り出せばいいんだな」
柳本「ええっ、2人きり!!」
横島「ナニ驚いてんの、当たり前だろ?男と女は一対一でぶつかり合うもんだぜ。私は二対一が好きだケド」
津田「話逸れてますね先生」
柳本「うう、ガンバリます…」
アリア「じゃあ、どうやって2人きりにするか考えようか」
シノ「そうだな。ウオミーにも連絡を入れてと…」
津田(上手くいけばいいけど…)
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:24:44.27 ID:WixKpD8S0
森「ふぅー。終わりましたね」
ウオミー「うん、お疲れ様」
森「じゃあ、後片付けして帰りましょうか」
ウオミー「あ、ちょっと待って。あと一つだけ仕事があるの」
森「なんですか?」
ウオミー「桜才生徒会にこの間の交流会の意見をまとめたレポートを渡してきてもらえないかな。これ」
森「分かりました。行ってきますよ」
ウオミー「ごめんね、私は今日バイトに行かなきゃいけなくて。よろしく」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:30:12.47 ID:WixKpD8S0
森「…えーっと、生徒会室はどこなんだろう…あ、あの人に聞いてみよう。すみませーん!」
柳本「ん?」
森「あれっ?どこかでお会いしたような…」
柳本「えっ?ええっと…」
森「……ああ、そうだ!この前津田さんと一緒にいた方ですね!」
柳本「???」
森「ほら、いきなり飛び出てきたと思ったらすごい勢いで走って行かれたじゃないですか。私と目が合った瞬間に」
柳本「あ、ああ…!あの時の」
森「気になってたんですよ。もしかして私何かしちゃったのかなって」
柳本「ん?」
森「あれっ?どこかでお会いしたような…」
柳本「えっ?ええっと…」
森「……ああ、そうだ!この前津田さんと一緒にいた方ですね!」
柳本「???」
森「ほら、いきなり飛び出てきたと思ったらすごい勢いで走って行かれたじゃないですか。私と目が合った瞬間に」
柳本「あ、ああ…!あの時の」
森「気になってたんですよ。もしかして私何かしちゃったのかなって」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:31:48.73 ID:WixKpD8S0
柳本「いやいや、そんなんじゃないですよ!あ、あの、あの時はタカトシとちょっと追いかけっこしてまして。うっかりタカトシに見つかって転んだ時にあなたと目が合ったってだけですよ。グーゼンですグーゼン。あなたが何かしたわけじゃないです!!」
森「あはは。追いかけっこだなんて、おかしい。元気いっぱいですねー」 ニコッ
柳本「!!!!」
柳本(か、か、か、かかかか可愛い……!)
森「…?顔赤いですよ、風邪ですか?」
柳本「い、いや、元から赤ら顔なんです、元から!!そ、それより、あなた英陵の生徒ですよね?どうしてこんな所に」
森「あ、私英陵生徒会の者なんです。実はここの桜才生徒会の方に届け物があるんですが、ちょっと生徒会室の場所がわからなくて」
森「あはは。追いかけっこだなんて、おかしい。元気いっぱいですねー」 ニコッ
柳本「!!!!」
柳本(か、か、か、かかかか可愛い……!)
森「…?顔赤いですよ、風邪ですか?」
柳本「い、いや、元から赤ら顔なんです、元から!!そ、それより、あなた英陵の生徒ですよね?どうしてこんな所に」
森「あ、私英陵生徒会の者なんです。実はここの桜才生徒会の方に届け物があるんですが、ちょっと生徒会室の場所がわからなくて」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:33:23.73 ID:WixKpD8S0
柳本「そうなんですか…」
森「生徒会室はどちらにあるんですか?」
柳本「あ、あの!よ、よかったら、ソレ、俺が届けますよ」
森「え、でも…」
柳本「俺も生徒会にはたまに出入りしてるんで、大丈夫ですよ。責任を持って届けます」
森「いいんですか?」
柳本「はい。任せてください」
森「ありがとうございます…優しいんですね」
森「生徒会室はどちらにあるんですか?」
柳本「あ、あの!よ、よかったら、ソレ、俺が届けますよ」
森「え、でも…」
柳本「俺も生徒会にはたまに出入りしてるんで、大丈夫ですよ。責任を持って届けます」
森「いいんですか?」
柳本「はい。任せてください」
森「ありがとうございます…優しいんですね」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:34:32.34 ID:WixKpD8S0
柳本「いっ、いや、これくらいは別にふつう…」
森「いえいえとっても優しいですよ。ありがとうございます。じゃあこれ。よろしくお願いしますね」
柳本「はっ、はい!それじゃあ…」
森「……あの!」
柳本「は、はい?」
森「お名前、教えてくれませんか?あなたの」
柳本「えっ…」
森「あっ、すみませんいきなり…ダメならいいんです」
柳本「いやいや、だ、ダメじゃないです!!あ、あの、柳本、柳本ケンジと申します!!」
森「ありがとう、柳本さん。よかったら今度お礼させてくださいね。それじゃ」
柳本「え、え、あっ……」
森「いえいえとっても優しいですよ。ありがとうございます。じゃあこれ。よろしくお願いしますね」
柳本「はっ、はい!それじゃあ…」
森「……あの!」
柳本「は、はい?」
森「お名前、教えてくれませんか?あなたの」
柳本「えっ…」
森「あっ、すみませんいきなり…ダメならいいんです」
柳本「いやいや、だ、ダメじゃないです!!あ、あの、柳本、柳本ケンジと申します!!」
森「ありがとう、柳本さん。よかったら今度お礼させてくださいね。それじゃ」
柳本「え、え、あっ……」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:37:47.64 ID:WixKpD8S0
津田「お礼したいって言われた!?」
シノ「やったじゃないか!!」
柳本「は、はい!皆さんのご協力のおかげです!ありがとうございます!!」
スズ「予想以上に上手くいきましたね」
アリア「すごーい」
津田「お礼ってなんでしょうね?」
シノ「それはもう、カラダに決まっているだろう」
柳本「ぶほぁっ!!」
スズ「うわ、鼻血!!」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 22:39:12.21 ID:WixKpD8S0
アリア「じゃあ次はどうするの?」
津田「こちらからすることは何も無いんじゃないですか?」
シノ「そうだな。森からのアクション待ちというところか」
スズ「カラダはあり得ませんが、お礼がなんであれどういう対応をするかはとりあえず考えておいた方がいいのでは?」
アリア「お礼には全力でお礼を言わなくっちゃね」
津田「そこから次に繋げていくことが大事じゃないですかね」
スズ「お礼に食事に誘われる、ということも充分考えられるわね」
柳本「しょ、食事って!それもうデートじゃあ!」
シノ「ふふふ、どうやらそろそろゴムの用意をした方がいいのかも知れないな」
津田「それはない」
津田「こちらからすることは何も無いんじゃないですか?」
シノ「そうだな。森からのアクション待ちというところか」
スズ「カラダはあり得ませんが、お礼がなんであれどういう対応をするかはとりあえず考えておいた方がいいのでは?」
アリア「お礼には全力でお礼を言わなくっちゃね」
津田「そこから次に繋げていくことが大事じゃないですかね」
スズ「お礼に食事に誘われる、ということも充分考えられるわね」
柳本「しょ、食事って!それもうデートじゃあ!」
シノ「ふふふ、どうやらそろそろゴムの用意をした方がいいのかも知れないな」
津田「それはない」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 00:10:00.41 ID:cJ2OVJ2I0
柳本「はあー今日も疲れたなあ……あ!あれは…」
森「あ、柳本さん。こんにちは」
柳本「も、森さん!なんでこんな所に?また届け物ですか?」
森「いえ、違います。柳本さんを待ってたんですよ」
柳本「え…」
森「この間お礼したいって私言いましたよね?でも私、柳本さんの連絡先お聞きしていないことに気付いたんです。それで失礼ですけど、ここで出てくるの待ってようって」
柳本「そ、そうだったんですか…すいません、わざわざ」
森「いえいえ、謝らないでください!私の勝手な行動ですから」
柳本「そ、それより、ここをちょっと離れましょう。こんなトコで2人で話してたら目立っちゃいます」
森「あ、そうですね」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 00:12:51.65 ID:cJ2OVJ2I0
森「……これ、お礼です。つまらないものですけど…」
柳本「あ、ありがとうございます!中、見ていいですか?」
森「はい」
柳本「……これは、クッキー?」
森「はい。すみません、こんなもので…。それに、手作りで」
柳本「てっ、てづくり!?」
森「あっ、嫌ですか!?すみません、やっぱり気持ち悪いですよね。いくらお礼とはいえ、いきなり手作りクッキーなんて…」
柳本「いやいやとんでもない、嫌じゃないですよ!!むしろ、こんなもの貰っちゃって申し訳ないというか……俺、届け物しただけなのに」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 00:14:25.41 ID:cJ2OVJ2I0
森「いいんですよ。私は本当に助かったし、柳本さんに感謝してるんです」
柳本「………あ!え、えっと、あの、た、食べてもいいですか?」
森「もちろん!ちょっと恥ずかしいですけど…」
柳本「じゃ、じゃあ、いただきます!」 サクッ…
森「どう、ですか?」
柳本「め、メッッッッチャクチャ美味いですっ!こんな美味しいクッキーは生まれて初めてですよ!!」
森「ほんとうですか!?よかったあ…」
柳本「なにより俺、女の子にクッキー貰ったのなんて初めてで…もう感激です!」
柳本「………あ!え、えっと、あの、た、食べてもいいですか?」
森「もちろん!ちょっと恥ずかしいですけど…」
柳本「じゃ、じゃあ、いただきます!」 サクッ…
森「どう、ですか?」
柳本「め、メッッッッチャクチャ美味いですっ!こんな美味しいクッキーは生まれて初めてですよ!!」
森「ほんとうですか!?よかったあ…」
柳本「なにより俺、女の子にクッキー貰ったのなんて初めてで…もう感激です!」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 00:17:08.50 ID:cJ2OVJ2I0
森「…私も、初めてです」
柳本「え?」
森「男の人にクッキーあげたの、生まれて初めて」
柳本「あ…………」
森「ふふ」
柳本「……!あ、あの!良かったら連絡先、教えてくれませんか!」
森「え?」
柳本「こんな美味しいクッキー貰っちゃったら、釣り合ってないですよ!俺の方が貰いすぎちゃってます!」
森「そんなことは…」
柳本「だから、お礼させてください!!おれ、俺と…」
柳本「今度俺と、一緒に出かけてください!!」
柳本「え?」
森「男の人にクッキーあげたの、生まれて初めて」
柳本「あ…………」
森「ふふ」
柳本「……!あ、あの!良かったら連絡先、教えてくれませんか!」
森「え?」
柳本「こんな美味しいクッキー貰っちゃったら、釣り合ってないですよ!俺の方が貰いすぎちゃってます!」
森「そんなことは…」
柳本「だから、お礼させてください!!おれ、俺と…」
柳本「今度俺と、一緒に出かけてください!!」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 00:19:46.14 ID:cJ2OVJ2I0
津田「ええっ、デートに誘った!?」
シノ「すごいじゃないか!」
柳本「で、デートじゃないですよ、お礼ですよ」
アリア「男女が一緒に出かけるのならそれはデートだよー」
スズ「もうほぼゴールは見えてるんじゃないですか?」
シノ「そうだな。森のゴールに熱いシュートを決める時が来たようだ」
スズ「微妙にやらしい言い回しにすんな」
津田「じゃあデートへの対策をこれから練って…」
柳本「タカトシ。そのことなんだが…」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 00:22:35.70 ID:cJ2OVJ2I0
津田「ん?どうした」
柳本「先輩や萩村も聞いてください。皆さんはこれまで俺の為に色々やってくださって、本当に感謝してます」
シノ「なんだ柳本、礼ならまだ早いぞ。ここからが勝負…」
柳本「俺がここまで来れたのは皆さんのおかげです。だけど…だけどここからは…自分の力で頑張りたいんです」
津田「!……」
柳本「人のアドバイスで取り繕った俺じゃなくて、たとえカッコ悪くても、そのままの俺自身で、森さんに向き合いたいんです」
シノ「…………」
柳本「先輩や萩村も聞いてください。皆さんはこれまで俺の為に色々やってくださって、本当に感謝してます」
シノ「なんだ柳本、礼ならまだ早いぞ。ここからが勝負…」
柳本「俺がここまで来れたのは皆さんのおかげです。だけど…だけどここからは…自分の力で頑張りたいんです」
津田「!……」
柳本「人のアドバイスで取り繕った俺じゃなくて、たとえカッコ悪くても、そのままの俺自身で、森さんに向き合いたいんです」
シノ「…………」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 00:24:31.00 ID:cJ2OVJ2I0
柳本「ここまでしてもらって、勝手なこと言ってると思います。でも、俺…」
シノ「もういい、わかった」
柳本「会長……」
シノ「我々はもうなにも言わない。だが、心から応援しているぞ。成就したなら思いっきり祝福してやる。フラれたなら思いっきり慰めてやる。頑張ってこい!!」
柳本「あ…、ありがとうございます、ありがとうございます!!!」
津田「会長……」
シノ「ただ、ひとつだけ言わせてもらうと、本当にそのままのお前ではダメだぞ。きちんと竿にはゴムを…」
津田「本当締まらないよね、アナタ」
シノ「もういい、わかった」
柳本「会長……」
シノ「我々はもうなにも言わない。だが、心から応援しているぞ。成就したなら思いっきり祝福してやる。フラれたなら思いっきり慰めてやる。頑張ってこい!!」
柳本「あ…、ありがとうございます、ありがとうございます!!!」
津田「会長……」
シノ「ただ、ひとつだけ言わせてもらうと、本当にそのままのお前ではダメだぞ。きちんと竿にはゴムを…」
津田「本当締まらないよね、アナタ」
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 18:56:40.71 ID:cJ2OVJ2I0
柳本「ハァッ、ハァッ……すいません!!遅れちゃいました!!」
森「大丈夫ですよー。まだ2分しか過ぎてないです」
柳本「2分でも遅刻は遅刻です!すいません、ホントすいません、俺から誘っておいてこんな…情けねえ…」
森「大丈夫ですってば、ホラ、落ち込まないで。ね?」ニコッ
柳本「あ……。は、はい…」
森「今日は誘ってくれてありがとうございます。昨日は楽しみで眠れなかったんですよ」
柳本「お、俺もです!!俺も全然寝れなくて、ホントに寝れなくて、それでこんな遅刻をするハメに…」
森「あーもー、遅刻はもういいですってば。それより、早く行きましょ?」グイッ
柳本(うわわわわわわ、う、腕、組んで……ああ、幸せすぎてもうなにがなにやら)
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:02:29.11 ID:cJ2OVJ2I0
森「どの映画にしますかー?」
柳本「え、ええっと、コレッ!コレはすごく面白いって評判です!」
森「へえー。柳本さんのオススメなら間違いないですね!これにしましょう」
柳本「は、はいっ」
柳本(こんなに幸せでいいんだろうか…俺)
柳本(夢じゃないだろうな…)ギュウ
柳本「いてっ!」
森「え?どうしました?」
柳本「い、いやなんでもないです。行きましょうか」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:05:09.20 ID:cJ2OVJ2I0
森「いやー、面白かったですねー。映画」
柳本「もうサイッコウでしたね!特にあのラストシーンの演出なんかもう鳥肌もので……」
森「ふふ。柳本さん、本当に映画好きなんですね」
柳本「あっ!すいません、テンション上がっちゃって…でも本当にめちゃくちゃ面白かったんで…」
森「よかったですね。いいものが観れて」
柳本「は、はい!!」
森「このドリンクおいしー」チュー
柳本「………あの、森さん」
森「ん。なんですか?」
柳本「楽しいですか?俺と居て」
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:07:11.08 ID:cJ2OVJ2I0
森「もちろん!!とっても楽しいですよ。ありがとうございます、ステキな時間をくれて」
柳本「そ、そうですか!よかった…」
森「なんだか私の方も貰いすぎちゃってるような気がします。柳本さんにまたお礼しなくちゃなあ」
柳本「いやいや、とんでもないですよ!むしろ俺なんか、お礼ってことなのに森さんよりずっと楽しんじゃって…まだまだお礼し足りないですよ!」
森「あはははは。これじゃキリがないですね。おっかしー」
柳本「ははは。ホントですね…」
柳本(可愛い……)
柳本「そ、そうですか!よかった…」
森「なんだか私の方も貰いすぎちゃってるような気がします。柳本さんにまたお礼しなくちゃなあ」
柳本「いやいや、とんでもないですよ!むしろ俺なんか、お礼ってことなのに森さんよりずっと楽しんじゃって…まだまだお礼し足りないですよ!」
森「あはははは。これじゃキリがないですね。おっかしー」
柳本「ははは。ホントですね…」
柳本(可愛い……)
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:10:13.05 ID:cJ2OVJ2I0
森「…今日は本当にありがとうございました。最っ高に楽しかったです!」
柳本「俺の方こそ、本当に…。じ、人生で一番幸せな日でした」
森「あはは。それは言いすぎですよー」
柳本「…………」
柳本(言いすぎじゃ、ないですよ)
森「あ、それじゃ、私こっちなので…また」
柳本「あ…、あ、あのっ!実は俺っ……!」
森「あ、そうだ」
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:12:44.08 ID:cJ2OVJ2I0
柳本「え?」
森「さっきの話ですけど。やっぱり私も貰いすぎちゃってると思うんです」
柳本「…………」
森「柳本さん、何かお礼に欲しいものないですか?私で用意出来るものならなんでも言ってください」
柳本「…なん、でも?」
森「はい。あ、なんでもと言っても私に出来ることなんてたかが知れてますけどね……えっ?」
ギュウッ……
森「さっきの話ですけど。やっぱり私も貰いすぎちゃってると思うんです」
柳本「…………」
森「柳本さん、何かお礼に欲しいものないですか?私で用意出来るものならなんでも言ってください」
柳本「…なん、でも?」
森「はい。あ、なんでもと言っても私に出来ることなんてたかが知れてますけどね……えっ?」
ギュウッ……
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:15:12.29 ID:cJ2OVJ2I0
森「や、ややややや柳本さんっ!!あ、あの、これは」
柳本「欲しいもの、ありますよ」
森「え?」
柳本「森さんが、森さんが欲しいです。」
森「!!」
柳本「好きです。森さん。大好きです」
森「柳本さん……」
柳本「俺と付き合ってください。本気です。あなたの全部が好きだ」
森「…………」
柳本「…ダメ、ですか?」
柳本「欲しいもの、ありますよ」
森「え?」
柳本「森さんが、森さんが欲しいです。」
森「!!」
柳本「好きです。森さん。大好きです」
森「柳本さん……」
柳本「俺と付き合ってください。本気です。あなたの全部が好きだ」
森「…………」
柳本「…ダメ、ですか?」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:20:54.18 ID:cJ2OVJ2I0
森「…私があげるって言ったのに、柳本さんがまた私にくれちゃいましたね」
柳本「え…」
森「これは、2回分ですよ。ちょっとかがんでもらえますか?」
柳本「えっ?は、はい…………っ!!!?」
森「…………」
柳本「ぷはっ。……あ、ああ、ああああああの」
森「ごめんなさい、いきなり。これが、私の答えです」
柳本「も、森さん……」
森「…つぎ、柳本さん」
柳本「え?」
森「私が2回分あげたんで、次は柳本さんからですよ」
柳本「……わかりました。目、つむってください……」
柳本「え…」
森「これは、2回分ですよ。ちょっとかがんでもらえますか?」
柳本「えっ?は、はい…………っ!!!?」
森「…………」
柳本「ぷはっ。……あ、ああ、ああああああの」
森「ごめんなさい、いきなり。これが、私の答えです」
柳本「も、森さん……」
森「…つぎ、柳本さん」
柳本「え?」
森「私が2回分あげたんで、次は柳本さんからですよ」
柳本「……わかりました。目、つむってください……」
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:25:52.67 ID:cJ2OVJ2I0
津田「いやー、まさか柳本に先越されるとは思いませんでしたよ。俺にも早く春が来ないかなあ」
アリア「津田君がその気になればいつでも来るんだけどねー」
津田「え?なにか言いました?」
アリア「うーうん、なにも」
シノスズ(鈍感男め…)
津田「でも結局桜才・英陵、愛の架け橋なんちゃらは実現しませんでしたね」
シノ「うむ。男女の清らかな交際は大っぴらにするようなものではないと気付いたのだ。禁止されている中での恋というものが一番燃えるのかもしれないとな」
アリア「脱ぐなって言われると脱ぎたくなっちゃうもんね!!」
スズ「それは違います」
津田(やれやれ……ん。あれは柳本と……)
津田(……あーあ。幸せそうな顔してるよ。まったく)
終わり
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:36:53.72 ID:v08fjFfoO
乙
森さん可愛いよ森さん
森さん可愛いよ森さん
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:50:10.36 ID:gGgQnvkDO
モブもどきのくせに……。爆発しろ
とりあえず乙、ツッコミ所満載だったな(意味深)
とりあえず乙、ツッコミ所満載だったな(意味深)
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:46:12.21 ID:qyVGMAP+0
まさかこんなに簡単にくっつくとは
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432989441/
Entry ⇒ 2015.07.08 | Category ⇒ 生徒会役員共 | Comments (0)
津田「ウオミー姉さんが風邪ですか?」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:09:15.15 ID:95cZFZUy0
vipで書いてましたが遅いせいで2回も落ちてしまったのでこちらでやります
速報で書くの初めてなんでお手柔らかに
一応vipで以前書いたもの
津田「全員で温泉旅行ですか?」
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1413786594/
速報で書くの初めてなんでお手柔らかに
一応vipで以前書いたもの
津田「全員で温泉旅行ですか?」
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1413786594/
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:11:53.26 ID:95cZFZUy0
森さん「そうなんですよ。滅多に体調を崩されない人なんですが、今日のお昼頃から不調を訴えられまして。大事を取って早退して頂きました」
アリア「そうなんだー。心配だねえ」
スズ「普段がああですし、あまり身体が弱いイメージないですもんね」
シノ「いやいやウオミーはなかなか感度が良いと言っていたぞ萩村」
スズ「そういう弱いじゃねえよ」
津田「森さんわざわざそれを伝えに?」
森さん「ええ。魚見会長が今日は津田さんのお宅に伺う日だったのに、行けなくなったので申し訳ないと伝えて欲しいと」
津田「そんな……気にすることないのに」
アリア「そうなんだー。心配だねえ」
スズ「普段がああですし、あまり身体が弱いイメージないですもんね」
シノ「いやいやウオミーはなかなか感度が良いと言っていたぞ萩村」
スズ「そういう弱いじゃねえよ」
津田「森さんわざわざそれを伝えに?」
森さん「ええ。魚見会長が今日は津田さんのお宅に伺う日だったのに、行けなくなったので申し訳ないと伝えて欲しいと」
津田「そんな……気にすることないのに」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:14:44.94 ID:95cZFZUy0
シノ「かなり悪そうなのか?ウオミーは」
森さん「いえ、おそらく1、2日休めば治る程度のものだと」
アリア「よかったねー」
津田「明日辺りみんなでお見舞い行きますか」
森さん「それと……その……」
津田「?なんですか」
森さん「あの、魚見会長が、自分が行けないので今日は代わりに私が津田さん達のお世話をするように、と………」
津田「え」
シノ「なんだと!!」
アリア「あらあー」
スズ「なっ……」
森さん「私では魚見会長に比べてあまりお役に立てないかもしれませんが………いかがですか?」
森さん「いえ、おそらく1、2日休めば治る程度のものだと」
アリア「よかったねー」
津田「明日辺りみんなでお見舞い行きますか」
森さん「それと……その……」
津田「?なんですか」
森さん「あの、魚見会長が、自分が行けないので今日は代わりに私が津田さん達のお世話をするように、と………」
津田「え」
シノ「なんだと!!」
アリア「あらあー」
スズ「なっ……」
森さん「私では魚見会長に比べてあまりお役に立てないかもしれませんが………いかがですか?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:18:38.24 ID:95cZFZUy0
津田「いやいや、大丈夫ですよ!ウオミー姉さんが来てくれていつも助かってますけど、別に俺とコトミだけでもどうってことないですし」
シノ(あっさりフラグを折るか……しかしいいぞ津田。森はキケンだ……主に胸が)
スズ(この2人前に良い雰囲気だったし、家になんて行ったら一気にカンケイが進展しそうな…)
森さん「いえ、ダメです!魚見会長に頼まれた以上、私には義務があるんです!それに私個人としても、津田さんの家行ってみたいなあって」
津田「そ、そうですか?なら…」
シノ「! ちょ、ちょっと待った!無理をすることはないんだぞ森、津田の世話なら私が!私は何度も津田の家に行っているからな、もう自分の家のようなものだ」
スズ「わ、私もできますっ!」
アリア「じゃあ私もー」
津田(あ、これまた大勢で押しかけられる流れだな)
シノ(あっさりフラグを折るか……しかしいいぞ津田。森はキケンだ……主に胸が)
スズ(この2人前に良い雰囲気だったし、家になんて行ったら一気にカンケイが進展しそうな…)
森さん「いえ、ダメです!魚見会長に頼まれた以上、私には義務があるんです!それに私個人としても、津田さんの家行ってみたいなあって」
津田「そ、そうですか?なら…」
シノ「! ちょ、ちょっと待った!無理をすることはないんだぞ森、津田の世話なら私が!私は何度も津田の家に行っているからな、もう自分の家のようなものだ」
スズ「わ、私もできますっ!」
アリア「じゃあ私もー」
津田(あ、これまた大勢で押しかけられる流れだな)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:21:28.64 ID:95cZFZUy0
ダダダダダッ、バァンッ!
横島「今津田の下の世話がどうのと聞こえたが!?」
スズ「気のせいです」
横島「なんだ紛らわしい」バタン
津田(なにしに来たんだよ)
津田「え~っと…なんでしたっけ」
シノ「だから津田の家に行くのは誰かという話だ!こうなったら津田、お前が決めるんだ」
津田「え」
アリア「ダレを選ぶの?津田くん」
スズ「………………」ジー
森さん「え、えっと……(私が頼まれたんだけどなあ……)」
津田「じゃあ、森さ」
シノ「そうだ、全員でいこうっっ!!人手は多い方がいいからなあ、うん、そうしよう!!はい決定!!」
スズ「賛成です!!」
横島「今津田の下の世話がどうのと聞こえたが!?」
スズ「気のせいです」
横島「なんだ紛らわしい」バタン
津田(なにしに来たんだよ)
津田「え~っと…なんでしたっけ」
シノ「だから津田の家に行くのは誰かという話だ!こうなったら津田、お前が決めるんだ」
津田「え」
アリア「ダレを選ぶの?津田くん」
スズ「………………」ジー
森さん「え、えっと……(私が頼まれたんだけどなあ……)」
津田「じゃあ、森さ」
シノ「そうだ、全員でいこうっっ!!人手は多い方がいいからなあ、うん、そうしよう!!はい決定!!」
スズ「賛成です!!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:27:38.93 ID:95cZFZUy0
津田(まあわかってたさ。こうなるって)
シノ「文句はないな森?別に1人でなければならない理由はないだろう?」
森さん「え、ええ、まあ。皆さんと一緒でしたら助かります」
アリア「人数が多ければ多いほどプレイにも幅が出るしね!」
津田「アンタの発想の幅は広すぎなんだよおおおおー!!!」
森さん(スゴいツッコミだ)
スズ「じゃあ仕事が片付いたら津田の家に向かいましょうか」
森さん「あ、そうだ津田さん。これ魚見会長から預かりました、玄関の鍵です」
津田「あ、どうも。そういや後でコトミを迎えに行かなくちゃ。あいつ今日は俺と一緒に帰るって言って、柔道部で時間潰してたハズです」
スズ「ちょうど良かったわね。家に帰って鍵が開いてなかったら可哀想だし」
シノ「では森、なるべく早く仕事を済ませるから校門で待っていてくれ。こうもんと言っても、アッチの方ではないぞ?菊門、とも言うが」
森さん「アッチの方だと意味が通らないだろおおおおー!!?」
津田(スゴいツッコミだ)
シノ「文句はないな森?別に1人でなければならない理由はないだろう?」
森さん「え、ええ、まあ。皆さんと一緒でしたら助かります」
アリア「人数が多ければ多いほどプレイにも幅が出るしね!」
津田「アンタの発想の幅は広すぎなんだよおおおおー!!!」
森さん(スゴいツッコミだ)
スズ「じゃあ仕事が片付いたら津田の家に向かいましょうか」
森さん「あ、そうだ津田さん。これ魚見会長から預かりました、玄関の鍵です」
津田「あ、どうも。そういや後でコトミを迎えに行かなくちゃ。あいつ今日は俺と一緒に帰るって言って、柔道部で時間潰してたハズです」
スズ「ちょうど良かったわね。家に帰って鍵が開いてなかったら可哀想だし」
シノ「では森、なるべく早く仕事を済ませるから校門で待っていてくれ。こうもんと言っても、アッチの方ではないぞ?菊門、とも言うが」
森さん「アッチの方だと意味が通らないだろおおおおー!!?」
津田(スゴいツッコミだ)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:32:03.25 ID:95cZFZUy0
津田「ふうっ。終わりましたね」
アリア「自家発電が?」
津田「シ・ゴ・ト・が。じゃあコトミ迎えに行きましょうか」
シノ「うむ」
柔道場
津田「失礼しまーす。おーいコトミー…………」
コトミ「あ、タカ兄。やっと来たー」
ムツミ「あっ、タカトシ君!」
津田「……2人ともなにしてんだ」
コトミ「見ればわかるでしょ。ムツミ先輩に私が秘伝の技を伝授してあげてたんだよ」
津田「ただの体位だろうが!!」
ムツミ「え?体育?なに?」
アリア「自家発電が?」
津田「シ・ゴ・ト・が。じゃあコトミ迎えに行きましょうか」
シノ「うむ」
柔道場
津田「失礼しまーす。おーいコトミー…………」
コトミ「あ、タカ兄。やっと来たー」
ムツミ「あっ、タカトシ君!」
津田「……2人ともなにしてんだ」
コトミ「見ればわかるでしょ。ムツミ先輩に私が秘伝の技を伝授してあげてたんだよ」
津田「ただの体位だろうが!!」
ムツミ「え?体育?なに?」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:34:57.58 ID:95cZFZUy0
スズ「なんでもないのよ。なんでも」
津田(止めてあげろよ。中里)
チリ(ごめんごめん。意外と興味深くて)
トッキー(練習サボれて楽だし)
シノ「もう下校時間だぞ。早く片付けて帰り支度を済ませるんだ」
ムツミ「あっホントだ。みんな急いで急いでー」バタバタ
津田「お前も柔道着着てるのか。早く着替えろよ」
コトミ「うん」ヌギッ
津田「更衣室でだよ!!」
津田(止めてあげろよ。中里)
チリ(ごめんごめん。意外と興味深くて)
トッキー(練習サボれて楽だし)
シノ「もう下校時間だぞ。早く片付けて帰り支度を済ませるんだ」
ムツミ「あっホントだ。みんな急いで急いでー」バタバタ
津田「お前も柔道着着てるのか。早く着替えろよ」
コトミ「うん」ヌギッ
津田「更衣室でだよ!!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:42:13.85 ID:95cZFZUy0
コトミ「ふうー。お待たせっ」
シノ「よし。では帰るとするか」
コトミ「あれっ?会長達も一緒に?」
アリア「実はカクカクアンアンで今日はみんなで津田くんのお家にお邪魔するんだよ」
スズ「かくかくしかじか、な」
チリ「ムツミ!聞いた?」
ムツミ「えっ、なぁにチリ?」
チリ「なぁにじゃなくて、チャンスだよアンタ!」
ムツミ「チャンスって…なにが?」
チリ「会長達津田の家行くんだってさ、アンタもついて行きなよ!」
ムツミ「えっ……た、タカトシ君のおうちに?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:45:45.96 ID:95cZFZUy0
チリ「そうだよ、アンタだけ遅れ取ってもいいの?」
ムツミ「遅れを取るって…どういうことチリ?よくわかんないよ……」
チリ(あ~もうこのニブチンが!!)
チリ「すいませーん!会長ー!ムツミも連れて行ってくれませんかー!」
ムツミ「えっ!ちょ、ちょっとチリ…」
シノ「三葉を?い、いや、しかし…」
チリ「このコこう見えて料理とか得意なんで!きっと役に立つと思いますよ!」
アリア「いいんじゃないかなあ?シノちゃん人手は多い方がいいって言ってたし」
シノ「うっ……」
ムツミ「遅れを取るって…どういうことチリ?よくわかんないよ……」
チリ(あ~もうこのニブチンが!!)
チリ「すいませーん!会長ー!ムツミも連れて行ってくれませんかー!」
ムツミ「えっ!ちょ、ちょっとチリ…」
シノ「三葉を?い、いや、しかし…」
チリ「このコこう見えて料理とか得意なんで!きっと役に立つと思いますよ!」
アリア「いいんじゃないかなあ?シノちゃん人手は多い方がいいって言ってたし」
シノ「うっ……」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:51:44.72 ID:95cZFZUy0
津田「まあこうなったら何人来ても同じですよ。三葉、来るか?」
ムツミ「………!!うっ、うん!いく、いきます!行かせてください!」
コトミ「今のセリフエロいねタカ兄」
津田「黙れ」
スズ(ムツミ………)
チリ(よし。ムツミ、うまくやんなよ)
ムツミ(うん!ガンバってお料理するよ!)
チリ(いや、そうじゃなくて……もういいや。とにかくガンバレよ)
アリア「これで7P出来るね~」
ムツミ「ななぴー?」
スズ「なんでもないのよ。なんでも」
シノ「では皆気をつけて下校するように!我々は森の元へ向かおう」
ムツミ「………!!うっ、うん!いく、いきます!行かせてください!」
コトミ「今のセリフエロいねタカ兄」
津田「黙れ」
スズ(ムツミ………)
チリ(よし。ムツミ、うまくやんなよ)
ムツミ(うん!ガンバってお料理するよ!)
チリ(いや、そうじゃなくて……もういいや。とにかくガンバレよ)
アリア「これで7P出来るね~」
ムツミ「ななぴー?」
スズ「なんでもないのよ。なんでも」
シノ「では皆気をつけて下校するように!我々は森の元へ向かおう」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 22:55:45.05 ID:95cZFZUy0
校門
シノ「すまない。待たせたな」
森さん「いえいえ大丈夫ですよ。…あれ?そちらのお2人は……」
津田「ん?ああ、えっとこっちのツインテールは俺の妹のコトミ。で、ポニーテールの子は友達の三葉ムツミって子です」
森さん「そうでしたか。初めまして」
ムツミ「はじめまして!」
コトミ「……………」ジー
森さん「……?あの、私の顔になにか…?」
コトミ「不思議………」
森さん「?」
コトミ「貴女とはなんだか初めて逢った様な気がしない……私達、何処かで出逢っていないかな?そう、例えば前世とか…」
津田「見ての通り残念な妹です。すいません」
森さん「色々大変そうですね……津田さん」
シノ「すまない。待たせたな」
森さん「いえいえ大丈夫ですよ。…あれ?そちらのお2人は……」
津田「ん?ああ、えっとこっちのツインテールは俺の妹のコトミ。で、ポニーテールの子は友達の三葉ムツミって子です」
森さん「そうでしたか。初めまして」
ムツミ「はじめまして!」
コトミ「……………」ジー
森さん「……?あの、私の顔になにか…?」
コトミ「不思議………」
森さん「?」
コトミ「貴女とはなんだか初めて逢った様な気がしない……私達、何処かで出逢っていないかな?そう、例えば前世とか…」
津田「見ての通り残念な妹です。すいません」
森さん「色々大変そうですね……津田さん」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 23:03:19.60 ID:95cZFZUy0
シノ「じゃあこれから買い出しに向かおう。色々必要なものがあるからな」
アリア「ゴムとかローションだね」
コトミ「ムチも!」
スズ「食材を買いに行くんだよ!」
森さん「でしたら私の行きつけの安いスーパーが近くにありますから、そこに行きましょうか」
津田「森さん、料理するんですか?」
森さん「はい。まあ上手くはないですけどね」
津田「いやいやすごく立派ですよ。ウチなんて親が家にいないことが多いんですけど、2人そろって料理はからっきしで…」
森さん「ダメじゃないですかー。料理ってやってみれば意外と簡単だし、楽しいんですよ?」
津田「うーん、ごくたまにやってみようかと思うんですけどね。どうしても途中でお腹空いちゃって、つまみ食いしてる内に料理が無くなったりしてて…」
森さん「あはは、食いしん坊ですねえ……」
シノ(……楽しそうだな)
スズ(やっぱり息合ってるというか、良い雰囲気ね…)
ムツミ(……なんか、胸がチクチクする…なんだろコレ…)
アリア「ゴムとかローションだね」
コトミ「ムチも!」
スズ「食材を買いに行くんだよ!」
森さん「でしたら私の行きつけの安いスーパーが近くにありますから、そこに行きましょうか」
津田「森さん、料理するんですか?」
森さん「はい。まあ上手くはないですけどね」
津田「いやいやすごく立派ですよ。ウチなんて親が家にいないことが多いんですけど、2人そろって料理はからっきしで…」
森さん「ダメじゃないですかー。料理ってやってみれば意外と簡単だし、楽しいんですよ?」
津田「うーん、ごくたまにやってみようかと思うんですけどね。どうしても途中でお腹空いちゃって、つまみ食いしてる内に料理が無くなったりしてて…」
森さん「あはは、食いしん坊ですねえ……」
シノ(……楽しそうだな)
スズ(やっぱり息合ってるというか、良い雰囲気ね…)
ムツミ(……なんか、胸がチクチクする…なんだろコレ…)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 23:21:52.68 ID:95cZFZUy0
コトミ「あのあのっ!森さんってタカ兄のコトどう思ってるんですかあー?」
森さん「え」
シノ(ココ、コトミイイイイ!その質問はストレートすぎるぞ!!)
スズ(し、しかし、核心を突いたいい質問だわ……!)
森さん「ど、どうと言いますと…?」
津田「イキナリなに言ってんだよ、コトミ」
コトミ「なんか2人イイ感じだしー。森さんってムネおっきいし、ぶっちゃけタカ兄のタイプですよ!」
ムツミ(そっ、そうなんだ……タカトシ君はムネの大きい女の子が…)
津田「おい!」
コトミ「ねえねえどうなんですか実際!タカ兄のこと男としてどう思うんですかっ!」
森さん「え」
シノ(ココ、コトミイイイイ!その質問はストレートすぎるぞ!!)
スズ(し、しかし、核心を突いたいい質問だわ……!)
森さん「ど、どうと言いますと…?」
津田「イキナリなに言ってんだよ、コトミ」
コトミ「なんか2人イイ感じだしー。森さんってムネおっきいし、ぶっちゃけタカ兄のタイプですよ!」
ムツミ(そっ、そうなんだ……タカトシ君はムネの大きい女の子が…)
津田「おい!」
コトミ「ねえねえどうなんですか実際!タカ兄のこと男としてどう思うんですかっ!」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 23:51:42.35 ID:95cZFZUy0
森さん「う、う~ん……一緒に居て安心する、かな」
コトミ「おおーーっ!?」
シノスズムツミ「!!!!!」
森さん「津田さんボケないから、ツッコまなくて済むし」
コトミ「あ、そういうことですか」
シノスズ「ホッ……」
ムツミ(どどどどどうしよう……森さんって、タカトシ君のコト、す、好きなんだ……!)
アリア(ムツミちゃんだけ誤解しちゃってるなあ。ボケないの意味が分かってないみたい)
津田「俺も森さんといると安心出来ますよ。ボケないから」
ムツミ「!!!!!」
ムツミ(りょ、両思い、なの………?)
コトミ「おおーーっ!?」
シノスズムツミ「!!!!!」
森さん「津田さんボケないから、ツッコまなくて済むし」
コトミ「あ、そういうことですか」
シノスズ「ホッ……」
ムツミ(どどどどどうしよう……森さんって、タカトシ君のコト、す、好きなんだ……!)
アリア(ムツミちゃんだけ誤解しちゃってるなあ。ボケないの意味が分かってないみたい)
津田「俺も森さんといると安心出来ますよ。ボケないから」
ムツミ「!!!!!」
ムツミ(りょ、両思い、なの………?)
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 20:05:12.69 ID:1Ny6ng0u0
コトミ「へえ~。タカ兄も満更じゃないんだね」
津田「はいはい」
ムツミ「……………」
アリア「でも津田君といると安心するってのはわかるな~。えい」ピトッ
津田「ちょ、ちょっと七条先輩」
シノ「こ、こらアリア!こんな街中で腕を組むんじゃない!」
スズ「ふ、不謹慎ですよ!生徒会の身でありながらっ!」
アリア「津田君はポッケに手を突っ込むクセがあるから、私がこうすることで矯正してあげてるんだよ」
スズ「またそれですか!」
シノ「いや、ダメだアリア!それではポッケに手を突っ込むクセは直るかもしれんが、津田は別の穴にツッコみたくなってしま」
津田「ポッケにも別の穴にもツッコまないんで、離れてください」
アリア「ちぇー」
津田「はいはい」
ムツミ「……………」
アリア「でも津田君といると安心するってのはわかるな~。えい」ピトッ
津田「ちょ、ちょっと七条先輩」
シノ「こ、こらアリア!こんな街中で腕を組むんじゃない!」
スズ「ふ、不謹慎ですよ!生徒会の身でありながらっ!」
アリア「津田君はポッケに手を突っ込むクセがあるから、私がこうすることで矯正してあげてるんだよ」
スズ「またそれですか!」
シノ「いや、ダメだアリア!それではポッケに手を突っ込むクセは直るかもしれんが、津田は別の穴にツッコみたくなってしま」
津田「ポッケにも別の穴にもツッコまないんで、離れてください」
アリア「ちぇー」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 20:07:25.62 ID:1Ny6ng0u0
森さん「そうこうしてる内に着きましたよ皆さん」
津田「あ、ホントだ」
シノ「よしっ、それではレッツお買い物だー!」
スーパー
アリア「津田君津田君、こんにゃく買わないの?」
津田「買いますけど、食材としてですからね」
コトミ「タカ兄は最近はこんにゃくじゃなくて片栗粉Xにハマってるんですよー。あ、ハメてるんですよー」
シノ「それは本当か!?」
ムツミ「なんですかソレ?」
スズ「なんでもないのよ。なんでも」
津田「えーっと…牛乳も切らしてたっけ…」
森さん(ツッコミを放棄しだした)
津田「あ、ホントだ」
シノ「よしっ、それではレッツお買い物だー!」
スーパー
アリア「津田君津田君、こんにゃく買わないの?」
津田「買いますけど、食材としてですからね」
コトミ「タカ兄は最近はこんにゃくじゃなくて片栗粉Xにハマってるんですよー。あ、ハメてるんですよー」
シノ「それは本当か!?」
ムツミ「なんですかソレ?」
スズ「なんでもないのよ。なんでも」
津田「えーっと…牛乳も切らしてたっけ…」
森さん(ツッコミを放棄しだした)
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 20:09:05.97 ID:1Ny6ng0u0
ムツミ「タカトシ君って、どんなお料理がスキなの?」
津田「ん?うーん、あんまりこだわりはないかなあ。美味いものならなんでも好きだな。前はおにぎりに凝ってたケドね」
ムツミ「そうなんだ、私もおにぎりスキだよ!おにぎりって意外と奥が深いんだよねー」
津田「お、わかる?」
アリア「女の子の手汗が染み込んだおにぎりは格別なの?津田君」
津田「知りません」
シノ「三葉は料理が得意らしいが、やはり自分が食べるのが好きだからなのか?」
ムツミ「もーっ、ヤだなあ会長ったら、私はただ…」
スズ「ただ?」
ムツミ「おヨメさんになるならお料理のひとつくらい出来ないとな、って思ってるから…」
「「「「まぶしい…………」」」」
津田「ん?うーん、あんまりこだわりはないかなあ。美味いものならなんでも好きだな。前はおにぎりに凝ってたケドね」
ムツミ「そうなんだ、私もおにぎりスキだよ!おにぎりって意外と奥が深いんだよねー」
津田「お、わかる?」
アリア「女の子の手汗が染み込んだおにぎりは格別なの?津田君」
津田「知りません」
シノ「三葉は料理が得意らしいが、やはり自分が食べるのが好きだからなのか?」
ムツミ「もーっ、ヤだなあ会長ったら、私はただ…」
スズ「ただ?」
ムツミ「おヨメさんになるならお料理のひとつくらい出来ないとな、って思ってるから…」
「「「「まぶしい…………」」」」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 20:12:46.89 ID:1Ny6ng0u0
シノ「さて、買い物はこんなところだろう……あ、ひとつ忘れていたな」
津田「?なんですか?」
シノ「羽根だ」
津田「ハネ?」
アリア「私は羽根なしがいいケドねー」
津田「……ああ、なんとなく察しました。とっとと買って来てください。俺は先に食材だけ会計してるんで」
森さん(なにも今ここで買わなくても……この人達に恥じらいはないのかな……)
シノ「では会計は津田に任せて、女性諸君は付いてきてくれ」
スズ「……あの、会長?なぜ替えの下着まで買ってるんですか?」
シノ「い、いや、最近ひとつダメにしてしまってな」
アリア「私も買わなくちゃ。スズちゃんやみんなの分も買っておくよ」
スズ(完全に津田の家泊まる気だ……)
ムツミ「わーっ、ありがとうございます」
森さん(ピュアだなあ)
津田「?なんですか?」
シノ「羽根だ」
津田「ハネ?」
アリア「私は羽根なしがいいケドねー」
津田「……ああ、なんとなく察しました。とっとと買って来てください。俺は先に食材だけ会計してるんで」
森さん(なにも今ここで買わなくても……この人達に恥じらいはないのかな……)
シノ「では会計は津田に任せて、女性諸君は付いてきてくれ」
スズ「……あの、会長?なぜ替えの下着まで買ってるんですか?」
シノ「い、いや、最近ひとつダメにしてしまってな」
アリア「私も買わなくちゃ。スズちゃんやみんなの分も買っておくよ」
スズ(完全に津田の家泊まる気だ……)
ムツミ「わーっ、ありがとうございます」
森さん(ピュアだなあ)
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 20:15:54.19 ID:1Ny6ng0u0
アリア「お待たせー津田君」
津田「いえ」
ムツミ「タカトシ君荷物重くない?私半分持つよ?」
津田「いやいやこれくらい軽いって(本当はキツいけど持ってもらうのは情けない)」
コトミ「スズ先輩とどっちが重い?」
津田「そうだな…ぐはっ!」
スズ「重いって言われても軽いって言われても屈辱じゃあー!!」
森さん(萩村さんを持ったことあるんだ)
シノ「こらこらケンカするな。かなり暗くなってきたし早く帰ろう」
森さん「夜道はちょっと怖いですね…」
コトミ「ダイジョーブですよ!ムツミ先輩がいるし!」
アリア「ムツミちゃんがいればなんにも怖くないねー」
シノ「柔道2段の三葉が付いていれば百人力だな」
ムツミ「えへへ、照れるなぁ~。皆さんは何があっても私が絶対守りますよ!」
ムツミ「タカトシ君も、ね!」
津田「…ああ、頼もしいぜ三葉…」
津田(最終的にやっぱり情けないオレであった)
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 20:18:53.95 ID:1Ny6ng0u0
津田「ふぅ、着きましたよ。ここがウチです。みんな入ってください」
コトミ「私たちの愛の巣です」
津田「ボケはいいから早く入れ」
ムツミ「ここがタカトシ君の…」ドキドキ
シノ「私達はまあ何度も来ているから見慣れてるが」
森さん「では、お邪魔いたします」
ガチャ
津田「ただいまーっと。誰もいないのについ言っちゃうな」
スズ「条件反射ね」
アリア「わかるなあー。私も水の音聞くとつい条件反射で尿道が緩んじゃうよ」
コトミ「私は椅子に座るとうっかり出しちゃいそうになります!」
シノ「2人とも危機管理がなってないな。そういう時はオムツをすればいい。いつ出しても構わない状況だと逆に便意を抑えることが出来るのだぞ」
森さん「あんたらはまだオムツが取れてないのか!!!」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 22:56:39.24 ID:1Ny6ng0u0
津田「荷物置いて…っと。あ~重かった」
スズ「さて。どうしますか?」
シノ「メインは食事の用意だが、ウオミーはいつもあらゆる家事をやっているのだろう?」
津田「はい、掃除とか洗濯とかも…いつも助かってますよ。ホントに」
アリア「まずはお掃除からかなー」
森さん「結構広いお宅ですし、みんなで一気にやってしまいましょうか」
シノ「そうだな。では各自分担して作業に入ろう」
津田「あの。俺の部屋は三葉と森さんにお願いしていいですか?」
ムツミ「えっ?わっ、わたし?」
森さん「構いませんが…なにか理由でも?」
津田「会長や七条先輩に任せたらどこ漁られるか分かったもんじゃありませんから。まともな2人にお願いしたいんです」
シノ「失敬だな津田!お前のエロ本の隠し場所などとうの昔に突き止めたからなんの関心もないぞ」
津田「既に漁ってたのかよ」
アリア「この花瓶津田君のお部屋に飾ろうと思ってたのにー」
津田「だからそれはオ○ホールだろうが」
スズ「さて。どうしますか?」
シノ「メインは食事の用意だが、ウオミーはいつもあらゆる家事をやっているのだろう?」
津田「はい、掃除とか洗濯とかも…いつも助かってますよ。ホントに」
アリア「まずはお掃除からかなー」
森さん「結構広いお宅ですし、みんなで一気にやってしまいましょうか」
シノ「そうだな。では各自分担して作業に入ろう」
津田「あの。俺の部屋は三葉と森さんにお願いしていいですか?」
ムツミ「えっ?わっ、わたし?」
森さん「構いませんが…なにか理由でも?」
津田「会長や七条先輩に任せたらどこ漁られるか分かったもんじゃありませんから。まともな2人にお願いしたいんです」
シノ「失敬だな津田!お前のエロ本の隠し場所などとうの昔に突き止めたからなんの関心もないぞ」
津田「既に漁ってたのかよ」
アリア「この花瓶津田君のお部屋に飾ろうと思ってたのにー」
津田「だからそれはオ○ホールだろうが」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 22:58:34.98 ID:1Ny6ng0u0
津田の部屋
ガチャ
森さん「失礼しまーす」
ムツミ(うわわわ、タカトシ君のお部屋だあ……)
森さん「男性の方の部屋にこうしてお邪魔するのって、初めてかも」
ムツミ(タカトシ君のにおいがする……)ポワーン
森さん「あの、三葉さん?」
ムツミ「はえっ!?なな、なんでしょう!」
森さん「とりあえず散らかってるものを片付けちゃいましょう」
ムツミ「あ、はっ、はい」
森さん「………………」もくもく
ムツミ「………………」もくもく
森さん(う~ん……初対面だし何から話していいか分からないなあ)
ムツミ「……!あっ、あのっ!」
森さん「あ、なんですか?」
ムツミ「ちょっと、聞いてもいいですか?」
森さん「?いいですけど、なんでしょう?」
ムツミ「……た、タカトシ、くんのコト、すっすす、スキなんですか?」
森さん「へっ!?」
ガチャ
森さん「失礼しまーす」
ムツミ(うわわわ、タカトシ君のお部屋だあ……)
森さん「男性の方の部屋にこうしてお邪魔するのって、初めてかも」
ムツミ(タカトシ君のにおいがする……)ポワーン
森さん「あの、三葉さん?」
ムツミ「はえっ!?なな、なんでしょう!」
森さん「とりあえず散らかってるものを片付けちゃいましょう」
ムツミ「あ、はっ、はい」
森さん「………………」もくもく
ムツミ「………………」もくもく
森さん(う~ん……初対面だし何から話していいか分からないなあ)
ムツミ「……!あっ、あのっ!」
森さん「あ、なんですか?」
ムツミ「ちょっと、聞いてもいいですか?」
森さん「?いいですけど、なんでしょう?」
ムツミ「……た、タカトシ、くんのコト、すっすす、スキなんですか?」
森さん「へっ!?」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:00:42.99 ID:1Ny6ng0u0
ムツミ「あの、さっき言ってたじゃないですか、タカトシ君といると安心するって。それって、やっぱり…」
森さん「いや、あれは津田さんはボケないからツッコミを入れなくて済むので安心するという意味で…」
ムツミ「??ボケない…???」
森さん(このヒト、天然なのね…)
ムツミ「タカトシ君も、森さんといると安心するって……。ふたりは、りょ、両思いなんじゃ…」
森さん「いやっ、違うんです!なんて言えばいいのかな、う、う~んと……そっ、そう!友達としてってことです!」
ムツミ「ともだち?」
森さん「そうですよ。友達としてです。それに、私津田さんとはまだ知り合ったばかりだし、恋愛とかを意識したことはないですよ。それは津田さんも同じだと思いますよ」
ムツミ「ほ、ほんとですか…?」
森さん「三葉さんだって、津田さんといたら安心しませんか?」
ムツミ「えっ!!そっそそそれは、もちろん、その…えと…」カアアア
森さん(…あっ、そういうことなんだ。三葉さんは、津田さんが…)
森さん「いや、あれは津田さんはボケないからツッコミを入れなくて済むので安心するという意味で…」
ムツミ「??ボケない…???」
森さん(このヒト、天然なのね…)
ムツミ「タカトシ君も、森さんといると安心するって……。ふたりは、りょ、両思いなんじゃ…」
森さん「いやっ、違うんです!なんて言えばいいのかな、う、う~んと……そっ、そう!友達としてってことです!」
ムツミ「ともだち?」
森さん「そうですよ。友達としてです。それに、私津田さんとはまだ知り合ったばかりだし、恋愛とかを意識したことはないですよ。それは津田さんも同じだと思いますよ」
ムツミ「ほ、ほんとですか…?」
森さん「三葉さんだって、津田さんといたら安心しませんか?」
ムツミ「えっ!!そっそそそれは、もちろん、その…えと…」カアアア
森さん(…あっ、そういうことなんだ。三葉さんは、津田さんが…)
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:02:14.04 ID:1Ny6ng0u0
森さん「とにかく、津田さんはいい人ですけど、私はそういう風に意識はしてないですから」
ムツミ「そっ、そうですか…ごめんなさい、ヘンなこと聞いちゃって」
森さん「いえいえ、気にしないでください。それより早く片付けて、一緒にお料理しましょう?」
ムツミ「ハッ、ハイ!」
森さん(………意識してない、はずだよ)
コトミの部屋
スズ「また見事な散らかし様ね…」
コトミ「エヘヘ、すみませぇーん」
スズ「笑ってないで、早く片付けるわよ」
コトミ「はぁーい」
スズ(まったく。どうしてこんなにグチャグチャな部屋で平気なのか理解不能だわ)
スズ(……ん?これは、アルバムかしら?)
スズ(表紙にタイトルが……えっと…『タカ兄のタカ兄観察アルバム』)
スズ(………………)
スズ(私は何も見ていない)
ムツミ「そっ、そうですか…ごめんなさい、ヘンなこと聞いちゃって」
森さん「いえいえ、気にしないでください。それより早く片付けて、一緒にお料理しましょう?」
ムツミ「ハッ、ハイ!」
森さん(………意識してない、はずだよ)
コトミの部屋
スズ「また見事な散らかし様ね…」
コトミ「エヘヘ、すみませぇーん」
スズ「笑ってないで、早く片付けるわよ」
コトミ「はぁーい」
スズ(まったく。どうしてこんなにグチャグチャな部屋で平気なのか理解不能だわ)
スズ(……ん?これは、アルバムかしら?)
スズ(表紙にタイトルが……えっと…『タカ兄のタカ兄観察アルバム』)
スズ(………………)
スズ(私は何も見ていない)
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:05:31.35 ID:1Ny6ng0u0
1時間後
津田「みんな掃除はあらかた終わったみたいですね。ありがとうございます」
森さん「いえいえ」
シノ「みんなお疲れ」
アリア「津田君トイレにあの花瓶飾っておいたよー。見てよし、使ってよし!トイレだから事後処理にも困らない!」
津田「なにがなんでも持ち帰ってもらいますんで」
シノ「では、いよいよ食事の支度といくか」
コトミ「おーっ!!」
津田「みんな掃除はあらかた終わったみたいですね。ありがとうございます」
森さん「いえいえ」
シノ「みんなお疲れ」
アリア「津田君トイレにあの花瓶飾っておいたよー。見てよし、使ってよし!トイレだから事後処理にも困らない!」
津田「なにがなんでも持ち帰ってもらいますんで」
シノ「では、いよいよ食事の支度といくか」
コトミ「おーっ!!」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:06:34.99 ID:1Ny6ng0u0
カチャカチャトントンコトコト
スズ「津田、包丁の持ち方違う」
津田「え」
スズ「ホントになんにも料理出来ないのね。まったく」
ムツミ「男の子だからしょーがないよー。お料理作るのはおヨメさんの役目だし」
シノ「いや、今の時代男も料理のひとつくらい出来た方が良いぞ!この機会に覚えろ津田」
津田「はあ……」
アリア「料理は盛り付けも大事なんだよ津田君。例えばこのひじきをシノちゃんの陰毛に見立てて…」
シノ「さすがの私もそこまで剛毛ではないぞー!!」
森さん「料理してる時に陰毛の話すんな!!!」
スズ「津田、包丁の持ち方違う」
津田「え」
スズ「ホントになんにも料理出来ないのね。まったく」
ムツミ「男の子だからしょーがないよー。お料理作るのはおヨメさんの役目だし」
シノ「いや、今の時代男も料理のひとつくらい出来た方が良いぞ!この機会に覚えろ津田」
津田「はあ……」
アリア「料理は盛り付けも大事なんだよ津田君。例えばこのひじきをシノちゃんの陰毛に見立てて…」
シノ「さすがの私もそこまで剛毛ではないぞー!!」
森さん「料理してる時に陰毛の話すんな!!!」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:08:33.40 ID:1Ny6ng0u0
シノ「………よしっ!これで完成だ!」
アリア「疲れたねー」
コトミ「すっごーい!どれも美味しそ~!!」
スズ「アンタはほとんど何もしてなかったけどね」
ムツミ「私もうおなかペコペコだよー」
津田「はぁー。疲れましたよホント」
森さん「でも、楽しかったでしょう?」
津田「ええ、まあ。やってみれば楽しいもんですねー」
森さん「ほら、私の言った通り。ふふっ」
津田「あはは。簡単ではなかったですけどねー」
シノ「あ~オホン!オホンオホン!!じゃ、食べるとしようか…」
津田「なんでちょっと不機嫌なんですか会長」
シノ「しるものか!ふんっ」
アリア「あらあら」
津田「??相変わらずよくわかんない人だなあ」
スズ(朴念仁……)
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:10:51.22 ID:1Ny6ng0u0
コトミ「この会長が作ったパスタおいし~!!」
ムツミ「スズちゃんが作った煮物もおいひいよ~」
スズ「こらこら。口にモノ入れたまま喋らないの」
アリア「スズちゃん、しゃぶりながら言葉責めしてあげると男の人はすっごく興奮するんだよ?」
津田「食事中にキツい下ネタはやめてください」
森さん「どれも本当に美味しいです!みなさん料理お上手ですね~」
シノ「いや、森が作った炒め物も絶品だぞ?」
森さん「そ、そうですか?」
ムツミ「美味しいですよー!」
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:13:46.58 ID:1Ny6ng0u0
アリア「ところで津田君?」
津田「モグモグ……ん?なんです七条先輩」
アリア「誰の料理が1番おいしい?」
津田「え」
スズ(また揉めるようなことを……)
シノ「確かにそれは気になるな。津田、誰のなんだ?」
コトミ「私の作ったビーフストロガノフだよねタカ兄!!」
津田「お前はそんなの作ってないし作れないだろ!あとソレ名前がカッコいいから覚えたんだろ」
津田「モグモグ……ん?なんです七条先輩」
アリア「誰の料理が1番おいしい?」
津田「え」
スズ(また揉めるようなことを……)
シノ「確かにそれは気になるな。津田、誰のなんだ?」
コトミ「私の作ったビーフストロガノフだよねタカ兄!!」
津田「お前はそんなの作ってないし作れないだろ!あとソレ名前がカッコいいから覚えたんだろ」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:15:26.06 ID:1Ny6ng0u0
ムツミ「わ、私の作ったデザート……どうだったタカトシ君?」
津田「も、もちろん美味しかったよ。とっても」
ムツミ「いちばん?」
シノスズ「ジロッ」
津田「う、う~ん……え、えっとホラ、アレですよ!料理は味ももちろんですけど1番大切なのはどれだけ気持ちがこもっているかであって……」
シノ「だから?」
津田「みんなの気持ちがたくさんこもった料理に優劣なんて付けられませんよ。みんな1番ってことで……ダメですか」
シノ「ダメだ」
アリア「ダメー」
コトミ「男ならハッキリしてよタカ兄!!」
津田「も、もちろん美味しかったよ。とっても」
ムツミ「いちばん?」
シノスズ「ジロッ」
津田「う、う~ん……え、えっとホラ、アレですよ!料理は味ももちろんですけど1番大切なのはどれだけ気持ちがこもっているかであって……」
シノ「だから?」
津田「みんなの気持ちがたくさんこもった料理に優劣なんて付けられませんよ。みんな1番ってことで……ダメですか」
シノ「ダメだ」
アリア「ダメー」
コトミ「男ならハッキリしてよタカ兄!!」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:18:11.22 ID:1Ny6ng0u0
津田(こうなったら正直に言うしかないか……)
津田「わかりました。俺が1番美味しかったのは……」
女性陣「…………………」ゴクリ
津田「森さんの炒め物、です」
森さん「…………え?」
シノ「なっ…」
ムツミ「そっか……」ショボン
スズ(べっ、べつにガッカリしてなんか……!)
森さん「ど、どうして私のを?」
津田「いや、どれも本当に美味しいんですけど、この炒め物はなんというか懐かしい味がしたんですよ。大した理由はないんですけど……すごく好きですこの味」
森さん「………あ、えっと、その…」
森さん「あ、ありがとう、ございます……」
森さん(私のを選んでくれるなんて……)
森さん(ちょっと、いや、かなりうれしい、かも…)
津田「わかりました。俺が1番美味しかったのは……」
女性陣「…………………」ゴクリ
津田「森さんの炒め物、です」
森さん「…………え?」
シノ「なっ…」
ムツミ「そっか……」ショボン
スズ(べっ、べつにガッカリしてなんか……!)
森さん「ど、どうして私のを?」
津田「いや、どれも本当に美味しいんですけど、この炒め物はなんというか懐かしい味がしたんですよ。大した理由はないんですけど……すごく好きですこの味」
森さん「………あ、えっと、その…」
森さん「あ、ありがとう、ございます……」
森さん(私のを選んでくれるなんて……)
森さん(ちょっと、いや、かなりうれしい、かも…)
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:22:17.49 ID:1Ny6ng0u0
津田「いや、でもですね!本当にみんなの作ったのはどれも美味しくて…」
シノ「今更フォローせんでもいい津田。選ばれなかったのは悔しいが、確かに森の料理は本当に美味しかったしな」
アリア「そうだよねー。なんだかあったかい気持ちになったよ」
森さん「ほ、ホメすぎですよみなさん」
ムツミ「そんなことないですよ!」
シノ「さあ、おしゃべりもいいがみんな早く食べてしまおう。その後は仲良く後片付けといこうじゃないか」
森さん「…………」
シノ「今更フォローせんでもいい津田。選ばれなかったのは悔しいが、確かに森の料理は本当に美味しかったしな」
アリア「そうだよねー。なんだかあったかい気持ちになったよ」
森さん「ほ、ホメすぎですよみなさん」
ムツミ「そんなことないですよ!」
シノ「さあ、おしゃべりもいいがみんな早く食べてしまおう。その後は仲良く後片付けといこうじゃないか」
森さん「…………」
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:25:07.64 ID:1Ny6ng0u0
スズ「片付け終わりましたね」
津田「うん。それじゃみなさん、今日は色々本当にありがとうござい……」
アリア「ん?何言ってるの津田君」
津田「へ?」
シノ「外はもうすっかり暗くなっている。こんな夜道の中お前はか弱い女子を帰らすつもりなのか?」
津田「ま、まさか…」
シノ「全員今日はここに泊まらせてもらうぞ。着替えの用意はしてある」
ムツミ「ええーっ!?」
津田「やっぱり……。いやちょっと待ってくださいよ、会長達はともかくとして、森さんは家に帰らなきゃ色々困るんじゃ…」
森さん「……泊めて頂けますか?津田さん」
津田「え。………だ、大丈夫なんですか?」
森さん「天草会長のおっしゃる通り、私も帰り道ちょっと不安ですし。それに、みなさんとお泊まり、楽しそう!!」
シノ「森もこう言っていることだ津田。構わないな?」
津田「え、ええ……」
森さん「……………」
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:26:25.07 ID:1Ny6ng0u0
お風呂場
チャポーン
森さん(津田さん、私のが1番美味しいって言ってくれた)
森さん(嬉しかったなあ……)
森さん(……でも、美味しいって言ってもらえただけなのに、どうしてこんなに胸がドキドキするんだろう)
森さん(三葉さんにああ言っておいて、私、津田さんのこと……)
森さん「好きに、なってるのかな……」
チャポーン
森さん(津田さん、私のが1番美味しいって言ってくれた)
森さん(嬉しかったなあ……)
森さん(……でも、美味しいって言ってもらえただけなのに、どうしてこんなに胸がドキドキするんだろう)
森さん(三葉さんにああ言っておいて、私、津田さんのこと……)
森さん「好きに、なってるのかな……」
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:28:51.66 ID:1Ny6ng0u0
森さん「とってもいいお湯でした。ありがとうございます」
津田「そうですか。よかった」
シノ「みんな入浴したようだし、そろそろ床に就くか」
ムツミ「私たちどこで寝ればいいんですか?」
コトミ「大っきい畳の部屋がひとつ空いてるから、そこにみんなで寝ましょー!」
シノ「おお、それは楽しそうだな!よし、枕投げの用意を…」
津田「近所迷惑だからやめて」
スズ「修学旅行か」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:30:41.80 ID:1Ny6ng0u0
アリア「……あれ?津田君は一緒に寝ないの?」
ムツミ「ええっ!!そんな、ヨメ入り前なのに、男の人と一緒の部屋で寝るだなんて……」
津田「寝れるわけないでしょう。いつも通り自分の部屋で寝ますよ」
コトミ「つれないなータカ兄は」
シノ「まあ仕方ないさ。これだけの女子に囲まれていては自家発電がしにくいだろう」
コトミ「なるほどっ!!複数の女子と一つ屋根の下寝泊まりしてるというシチュエーションをオカズにじっくり自家発電しようってワケだねタカ兄!いやあー!タカ兄に妄想の中でめちゃくちゃにされちゃうよおおー!!」
津田「おやすみ」バタン
ムツミ「ええっ!!そんな、ヨメ入り前なのに、男の人と一緒の部屋で寝るだなんて……」
津田「寝れるわけないでしょう。いつも通り自分の部屋で寝ますよ」
コトミ「つれないなータカ兄は」
シノ「まあ仕方ないさ。これだけの女子に囲まれていては自家発電がしにくいだろう」
コトミ「なるほどっ!!複数の女子と一つ屋根の下寝泊まりしてるというシチュエーションをオカズにじっくり自家発電しようってワケだねタカ兄!いやあー!タカ兄に妄想の中でめちゃくちゃにされちゃうよおおー!!」
津田「おやすみ」バタン
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:32:36.71 ID:1Ny6ng0u0
スズ「ふうっ。結構働いたんで疲れました。すぐに眠れそうだわ」
ムツミ「でも楽しかったねー」
シノ「うむ!」
アリア「ねえねえみんな!こういうみんなで寝る前ってやっぱりアレしなくちゃダメじゃない?」
ムツミ(あ、アレってまさか…)
森さん(ここ、恋バナ……)
アリア「ワイ談」
スズ「もう、寝ましょうか……」
ムツミ「でも楽しかったねー」
シノ「うむ!」
アリア「ねえねえみんな!こういうみんなで寝る前ってやっぱりアレしなくちゃダメじゃない?」
ムツミ(あ、アレってまさか…)
森さん(ここ、恋バナ……)
アリア「ワイ談」
スズ「もう、寝ましょうか……」
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:35:11.57 ID:1Ny6ng0u0
シノ「ぐー、ぐー」
アリア「くー、くー」
スズ「すぴー、すぴー」
ムツミ「すやすや」
コトミ「くかー、くかー。むにゃむにゃ、タカ兄そこはダメだよおっ……」
森さん(眠れないや………)
森さん(津田さんのカオばっかり浮かんできちゃう…)
森さん「………ダメだ!ちょっとトイレ行ってこよう…」
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:36:27.25 ID:1Ny6ng0u0
森さん(えっと……たしかトイレはこっち…)
津田「あれ?森さん?」
森さん「きゃっ!つつ、津田さん!」
津田「どうしました?こんな夜中に」
森さん「え、ええーっと、あの、喉が乾いてしまって…(トイレとは言えない!!)」
津田「奇遇ですね。俺もちょっと目が覚めちゃって、水飲みに来たんです」
森さん「そ、そうなんですか」ドキドキ
森さん(どど、どうしよう、津田さんのカオが見れない!!私、やっぱり……)
津田「………はい、水どうぞ」
森さん「え!あ、ありがとう、ございます」
津田「どうしました、あわてて」
森さん「な、なんでもありません。んくっ……んくっ……」
津田「あれ?森さん?」
森さん「きゃっ!つつ、津田さん!」
津田「どうしました?こんな夜中に」
森さん「え、ええーっと、あの、喉が乾いてしまって…(トイレとは言えない!!)」
津田「奇遇ですね。俺もちょっと目が覚めちゃって、水飲みに来たんです」
森さん「そ、そうなんですか」ドキドキ
森さん(どど、どうしよう、津田さんのカオが見れない!!私、やっぱり……)
津田「………はい、水どうぞ」
森さん「え!あ、ありがとう、ございます」
津田「どうしました、あわてて」
森さん「な、なんでもありません。んくっ……んくっ……」
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:39:16.24 ID:1Ny6ng0u0
津田「だ、大丈夫ですか、そんな一気飲みして」
森さん「…………ぷはっ!だ、大丈夫です、スッキリしました、ハイ」
津田「そ、そうですか、よかった」
森さん(口の中まだカラカラ……緊張して上手く話せないや)
津田「……あの、今日は本当にありがとうございました。ウオミー姉さんに頼まれてとはいえ、ウチの世話をやってくれて。おまけに色々バタバタしちゃいましたし」
森さん「いっ、いえ!!お礼を言うのは私の方です。今日一日本当にすごく楽しかった。津田さんの周りには素敵な方がたくさんいらっしゃるんですね」
津田「ええ。ちょっと、いや、かなり変わった人達ですけどね」
森さん「あはは。否定はしません」
津田「その点やっぱり森さんといると安心しますよ。にぎやかなのも嫌いじゃないですけど」
森さん「っ!!!」
森さん「…………ぷはっ!だ、大丈夫です、スッキリしました、ハイ」
津田「そ、そうですか、よかった」
森さん(口の中まだカラカラ……緊張して上手く話せないや)
津田「……あの、今日は本当にありがとうございました。ウオミー姉さんに頼まれてとはいえ、ウチの世話をやってくれて。おまけに色々バタバタしちゃいましたし」
森さん「いっ、いえ!!お礼を言うのは私の方です。今日一日本当にすごく楽しかった。津田さんの周りには素敵な方がたくさんいらっしゃるんですね」
津田「ええ。ちょっと、いや、かなり変わった人達ですけどね」
森さん「あはは。否定はしません」
津田「その点やっぱり森さんといると安心しますよ。にぎやかなのも嫌いじゃないですけど」
森さん「っ!!!」
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:40:33.59 ID:1Ny6ng0u0
森さん「あ、あのっ……」
森さん「わ、わたしも、津田さん、津田さんといると……」
津田「ん?」
森さん「………い、いえ、やっぱりなんでもないです!」
津田「そうですか?……それじゃあ、そろそろ寝ますね。おやすみなさい」
森さん「は、はい。……おやすみなさい」
森さん(……私も安心するって、言えなかった)
森さん(だって、同じ『安心』でも、私のは津田さんとは違う意味だから)
森さん「わ、わたしも、津田さん、津田さんといると……」
津田「ん?」
森さん「………い、いえ、やっぱりなんでもないです!」
津田「そうですか?……それじゃあ、そろそろ寝ますね。おやすみなさい」
森さん「は、はい。……おやすみなさい」
森さん(……私も安心するって、言えなかった)
森さん(だって、同じ『安心』でも、私のは津田さんとは違う意味だから)
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:42:25.64 ID:1Ny6ng0u0
一週間後
ウオミー「ふう。これで仕事はオシマイかな。お疲れ様私の右腕」
森さん「お疲れ様です」
ウオミー「さて。今日はタカ君の家に行く日だから急がなくっちゃ…」
森さん「………あの、魚見会長!!」
ウオミー「ん?なに?」
『私もお手伝いしましょうか?』
おわり
ウオミー「ふう。これで仕事はオシマイかな。お疲れ様私の右腕」
森さん「お疲れ様です」
ウオミー「さて。今日はタカ君の家に行く日だから急がなくっちゃ…」
森さん「………あの、魚見会長!!」
ウオミー「ん?なに?」
『私もお手伝いしましょうか?』
おわり
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:44:18.55 ID:1Ny6ng0u0
というわけで終わりです
あんまハーレムじゃなくなりましたね、森さんがメインになりました
とりあえず最後の最後にしかウオミー出なくてホント申し訳ない 軽いスレタイ詐欺ですね
あんまハーレムじゃなくなりましたね、森さんがメインになりました
とりあえず最後の最後にしかウオミー出なくてホント申し訳ない 軽いスレタイ詐欺ですね
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:52:35.97 ID:qXJFD++NO
乙!
森さん乙女可愛いなあ
間のギャグが原作っぽくてセンスあると思う
次はトッキーもの書いて欲しい
森さん乙女可愛いなあ
間のギャグが原作っぽくてセンスあると思う
次はトッキーもの書いて欲しい
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/25(木) 06:33:21.06 ID:4FXkjJK4O
乙です
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419340145/
Entry ⇒ 2015.05.02 | Category ⇒ 生徒会役員共 | Comments (0)
津田「俺がお姫様だって!?」ムツミ「私が王子様?」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:29:30.73 ID:OGZzbZM00
津田「いやいやおかしいだろ!!なんでそうなるんだ」
ネネ「ごめんねー津田君。もう決まっちゃったことなんだよ」
津田「文化祭で演劇やるのはいいよ!で、なぜか俺が主役やることになってるのもまあいい、なんで姫役なんだよ!!なんで王子じゃないんだよ!!そしてなんで王子役が三葉なんだよ!!」
ネネ「えっ、男の子が相手役の方がいいの?津田君、ソッチだったんだ」
柳本「おっ、おいタカトシ!そんなこと急に言われても…心の準備が」
津田「違うわ!なんで頬染めてんだ気色悪い」
ネネ「演劇って言っても普通にやったらつまらないでしょ?だから男子が姫役、女子が王子役やったら面白いよねって盛り上がっちゃったの」
チリ「ほとんど女子しかいないんだから、あえて男子を姫役に置くことで観客にインパクトを与えるんだよ」
ネネ「ごめんねー津田君。もう決まっちゃったことなんだよ」
津田「文化祭で演劇やるのはいいよ!で、なぜか俺が主役やることになってるのもまあいい、なんで姫役なんだよ!!なんで王子じゃないんだよ!!そしてなんで王子役が三葉なんだよ!!」
ネネ「えっ、男の子が相手役の方がいいの?津田君、ソッチだったんだ」
柳本「おっ、おいタカトシ!そんなこと急に言われても…心の準備が」
津田「違うわ!なんで頬染めてんだ気色悪い」
ネネ「演劇って言っても普通にやったらつまらないでしょ?だから男子が姫役、女子が王子役やったら面白いよねって盛り上がっちゃったの」
チリ「ほとんど女子しかいないんだから、あえて男子を姫役に置くことで観客にインパクトを与えるんだよ」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:33:11.80 ID:OGZzbZM00
津田「インパクトがあればいいってもんじゃないだろ!!大体、なんで俺が」
ネネ「津田君結構可愛い顔してるし、女装似合いそうだもん」
チリ「そもそもアンタ以外にロクな男子いないし」
柳本(俺も自分が主役の器じゃないことは痛いほど理解している)
津田「……じゃあ、王子役が三葉の理由は?」
ネネ「ムツミちゃん、かっこいいし」
モブ女子「男子より強いし、優しいしねー」
モブ女子「ムツミちゃんが男だったら絶対ほっとかなーい」
ムツミ「そ、そうかなぁ~。えへへ、照れちゃうな」
津田(……三葉がなんとなく似合いそうなのは否定出来ないな)
ネネ「津田君結構可愛い顔してるし、女装似合いそうだもん」
チリ「そもそもアンタ以外にロクな男子いないし」
柳本(俺も自分が主役の器じゃないことは痛いほど理解している)
津田「……じゃあ、王子役が三葉の理由は?」
ネネ「ムツミちゃん、かっこいいし」
モブ女子「男子より強いし、優しいしねー」
モブ女子「ムツミちゃんが男だったら絶対ほっとかなーい」
ムツミ「そ、そうかなぁ~。えへへ、照れちゃうな」
津田(……三葉がなんとなく似合いそうなのは否定出来ないな)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:37:22.50 ID:OGZzbZM00
ネネ「……あれ?スズちゃんどうしたの、ムッとして」
スズ「べ、別に」
ネネ「ごめんねえー。スズちゃんが王子役はさすがに無理があると思って………津田君の相手役、やりたかったよね」ボソボソ
スズ「ちっ、違うわよ!!こんなおかしな配役で本当に劇が成功するのか不安なだけよ」
ネネ「大丈夫!脚本は私が全力をこめて書くし、メイクも優秀な人材が揃ってるから絶対成功するよ!!みんな、がんばろうね!!」
2-B一同「おおーーーーーっ!!!」
スズ(脚本がネネってのも不安要素なんだけど)
ムツミ「一緒にがんばろうタカトシ君!!よろしく!!」
津田「マジかよ……」
スズ「べ、別に」
ネネ「ごめんねえー。スズちゃんが王子役はさすがに無理があると思って………津田君の相手役、やりたかったよね」ボソボソ
スズ「ちっ、違うわよ!!こんなおかしな配役で本当に劇が成功するのか不安なだけよ」
ネネ「大丈夫!脚本は私が全力をこめて書くし、メイクも優秀な人材が揃ってるから絶対成功するよ!!みんな、がんばろうね!!」
2-B一同「おおーーーーーっ!!!」
スズ(脚本がネネってのも不安要素なんだけど)
ムツミ「一緒にがんばろうタカトシ君!!よろしく!!」
津田「マジかよ……」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:41:13.30 ID:OGZzbZM00
津田「……そんなわけで、大変なことになっちゃいました」
シノ「津田が挿れられる方というわけだな」
アリア「ムツミちゃんにペニ○ンの使い方指導してあげなくちゃ」
津田(今はツッコミ入れる気力もないや)
ウオミー「話は聞きました」ヒョコッ
津田「うわっ!?ど、どっから出てきてんですか!!なんで机の下に」
ウオミー「タカ君のタカ君チェック。ここに座ってからタカ君は6回チン○ジを修正したよね?私が直してあげようか」
津田「いや、いいっす」
スズ(なぜここにいるのかってツッコミはもうしないのね津田)
ウオミー「そんなことよりタカ君が演劇でお姫様役だなんて……これは大変なことだわ。私のタカ君男の娘化計画がついに現実のものに」
津田「まだ言ってるんですかソレ」
シノ「津田が挿れられる方というわけだな」
アリア「ムツミちゃんにペニ○ンの使い方指導してあげなくちゃ」
津田(今はツッコミ入れる気力もないや)
ウオミー「話は聞きました」ヒョコッ
津田「うわっ!?ど、どっから出てきてんですか!!なんで机の下に」
ウオミー「タカ君のタカ君チェック。ここに座ってからタカ君は6回チン○ジを修正したよね?私が直してあげようか」
津田「いや、いいっす」
スズ(なぜここにいるのかってツッコミはもうしないのね津田)
ウオミー「そんなことよりタカ君が演劇でお姫様役だなんて……これは大変なことだわ。私のタカ君男の娘化計画がついに現実のものに」
津田「まだ言ってるんですかソレ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:44:50.16 ID:OGZzbZM00
ウオミー「記念すべきタカ君の初舞台、絶対に見に行くからね」
アリア「実は私ネネちゃんから衣装協力頼まれてるんだー。ステキなドレスたくさん用意するよ。もちろん小道具もね」
スズ「七条先輩とネネだけはタッグを組ませちゃいけなかったわね……」
シノ「とにかく津田、演劇の主役を務めるとはスゴいことじゃないか。生徒会メンバーとして中途半端な芝居をすることは許さんぞ?全力で臨め」
津田(ああ……どうにかして逃げられないかなあ)
アリア「実は私ネネちゃんから衣装協力頼まれてるんだー。ステキなドレスたくさん用意するよ。もちろん小道具もね」
スズ「七条先輩とネネだけはタッグを組ませちゃいけなかったわね……」
シノ「とにかく津田、演劇の主役を務めるとはスゴいことじゃないか。生徒会メンバーとして中途半端な芝居をすることは許さんぞ?全力で臨め」
津田(ああ……どうにかして逃げられないかなあ)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:46:54.08 ID:OGZzbZM00
津田「はあ……」
津田「俺人前に出るのも苦手なのになあ……演劇なんて木の役しかやったことないし、主役なんて出来る気がしないよ。それも女役なんて……」
津田「みんなには悪いけど、明日謝って他の人に代わってもらおう。ちゃんと言えば無理にやらせようとする人達じゃないだろうし」
津田「……あ。あれは…」
ムツミ「あっ、タカトシ君!!今帰りなの?」
津田「ああ。三葉もか?」
ムツミ「うん。部活の後片付けとかしてたら遅くなっちゃった」
津田「ちょうどいいや。一緒に帰るか?」
ムツミ「えっ……。あ、う、うん!!」
津田「俺人前に出るのも苦手なのになあ……演劇なんて木の役しかやったことないし、主役なんて出来る気がしないよ。それも女役なんて……」
津田「みんなには悪いけど、明日謝って他の人に代わってもらおう。ちゃんと言えば無理にやらせようとする人達じゃないだろうし」
津田「……あ。あれは…」
ムツミ「あっ、タカトシ君!!今帰りなの?」
津田「ああ。三葉もか?」
ムツミ「うん。部活の後片付けとかしてたら遅くなっちゃった」
津田「ちょうどいいや。一緒に帰るか?」
ムツミ「えっ……。あ、う、うん!!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:56:42.99 ID:OGZzbZM00
津田「……………」スタスタ
ムツミ(ううぅ……なんかドキドキするよ……)スタスタ
津田「あのさ、三葉」
ムツミ「ひゃっ!?な、なななにタカトシ君!!」
津田「俺、姫役無理だって明日言おうと思うんだ」
ムツミ「えっ……」
津田「俺主役なんて出来っこないしさ。そもそも男が女役で女が男役なんてやっぱ変だし」
ムツミ「…………」
津田「三葉も男役なんてやりたくないだろ?期待してるみんなには悪いけどさ、一緒に無理だって言いに行かないか?」
ムツミ「うん。私も最初に聞いた時、王子じゃなくてお姫様がやりたいなあって思ったよ」
津田「それじゃあ…」
ムツミ(ううぅ……なんかドキドキするよ……)スタスタ
津田「あのさ、三葉」
ムツミ「ひゃっ!?な、なななにタカトシ君!!」
津田「俺、姫役無理だって明日言おうと思うんだ」
ムツミ「えっ……」
津田「俺主役なんて出来っこないしさ。そもそも男が女役で女が男役なんてやっぱ変だし」
ムツミ「…………」
津田「三葉も男役なんてやりたくないだろ?期待してるみんなには悪いけどさ、一緒に無理だって言いに行かないか?」
ムツミ「うん。私も最初に聞いた時、王子じゃなくてお姫様がやりたいなあって思ったよ」
津田「それじゃあ…」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:59:02.88 ID:OGZzbZM00
ムツミ「でも、タカトシ君がお姫様役だって聞いて……やっぱり王子役やってみたいなって思ったの」
津田「え……」
ムツミ「王子ってお姫様を守る役だよね?タカトシ君がお姫様なら、私、全力で守りたいって思えると思うんだ」
津田「え、えっと……」
ムツミ「だから本気で王子様ガンバってみようかなあって思ってたんだけど……そうだよね。タカトシ君男のコだもん。女のコの役なんてやりたくないよね」
津田「…………」
ムツミ「タカトシ君が嫌ならしょうがないや。私も断るよ。明日、一緒にネネちゃん達に謝ろうね」
津田「あ、ああ」
ムツミ「……あ!それじゃあ私こっちだから!一緒に帰ってくれてありがとう!!また明日ね!!バイバーイ!!」
津田「う、うんまた明日。気をつけてな……」
津田(……三葉、あんなこと思ってたんだな)
津田(…………ここで逃げるのは、カッコ悪いよな)
津田「え……」
ムツミ「王子ってお姫様を守る役だよね?タカトシ君がお姫様なら、私、全力で守りたいって思えると思うんだ」
津田「え、えっと……」
ムツミ「だから本気で王子様ガンバってみようかなあって思ってたんだけど……そうだよね。タカトシ君男のコだもん。女のコの役なんてやりたくないよね」
津田「…………」
ムツミ「タカトシ君が嫌ならしょうがないや。私も断るよ。明日、一緒にネネちゃん達に謝ろうね」
津田「あ、ああ」
ムツミ「……あ!それじゃあ私こっちだから!一緒に帰ってくれてありがとう!!また明日ね!!バイバーイ!!」
津田「う、うんまた明日。気をつけてな……」
津田(……三葉、あんなこと思ってたんだな)
津田(…………ここで逃げるのは、カッコ悪いよな)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 23:00:11.13 ID:OGZzbZM00
だめだめんどくなっちゃった
おわり
おわり
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428060570/
Entry ⇒ 2015.04.13 | Category ⇒ 生徒会役員共 | Comments (7)
津田「全員で温泉旅行ですか?」
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/20(月) 15:29:54.59 ID:5yZOB8AR0.net
シノ「そうだ、生徒会の慰安旅行の予算がなにかの手違いで3倍になってな」
シノ「せっかくだから我々だけではなくコトミや三葉やウオミー、出島さんなども誘って全員で行こうではないか」
津田「…その中に、男俺1人ですか?」
シノ「なんだ不服か?行かないとは言わせんぞ!旅行は大勢で行った方が楽しいからな」
アリア「大丈夫だよ津田くん、大変そうだったら私も竿役やるから」
津田「そんな心配はしてねえ」
シノ「せっかくだから我々だけではなくコトミや三葉やウオミー、出島さんなども誘って全員で行こうではないか」
津田「…その中に、男俺1人ですか?」
シノ「なんだ不服か?行かないとは言わせんぞ!旅行は大勢で行った方が楽しいからな」
アリア「大丈夫だよ津田くん、大変そうだったら私も竿役やるから」
津田「そんな心配はしてねえ」
6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/20(月) 15:33:46.76 ID:5yZOB8AR0.net
津田「そういうことじゃなくてですね、そんなに大勢女性がいる中で男俺1人なのはさすがに居心地が悪いというか…」
シノ「なにを言っているんだ、みんな気心知れた間柄ではないか」
アリア「そうだよ津田くん、この旅行でもっと深いところまで知っちゃおうってことだよ」
スズ「先輩が言うと淫猥な響きに聞こえますね」
アリア「津田くんになら具の色まで見せてあげてもイイよ」
スズ「やっぱりそういうつもりかよ」
シノ「なにを言っているんだ、みんな気心知れた間柄ではないか」
アリア「そうだよ津田くん、この旅行でもっと深いところまで知っちゃおうってことだよ」
スズ「先輩が言うと淫猥な響きに聞こえますね」
アリア「津田くんになら具の色まで見せてあげてもイイよ」
スズ「やっぱりそういうつもりかよ」
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/20(月) 15:37:41.61 ID:5yZOB8AR0.net
津田「まあ、いいんですけど。いつものことっちゃいつものことですしね」
シノ「決まりだな!行き先はもう決めてある。アリアの知り合いが経営している温泉街の旅館で2泊3日だ」
スズ「七条先輩の知り合いってところが少し引っかかるんですが」
アリア「ちゃんとした旅館だよー、道具もたくさん揃ってるし」
スズ「絶対先輩より先に寝ない」
シノ「とりあえず津田、学校に