劣等生「バブバブ」妹「お兄様どうちまちたか~?」
妹「お兄様、オムツですか~?ミルクですか~?」よしよし
劣等生「オギャアー!」
妹「さすがはお兄様でちゅね~」なでなで
劣等生「あぁ^~」ジョボボボボ
劣等生「バブバブー」
妹「さすがはお兄様!ちゃんとオムツにしーしーできるだなんて!」なでなで
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「バブ~バブ~」きゃっきゃ
妹「それではお兄様、オムツを換えましょうか」にこっ
劣等生「よろしく頼む」
劣等生「バブ~バァブ~」
剣道「オムツ外すよ~♪」にこっ
劣等生「オギャッ!オギャー!」
ペリペリペリ
妹「さすがはお兄様です。たくさん出まちたねぇ」なでなで
美嘉「あぁ^~」ゾクゾクゾクゾクっ
劣等生「あっ、あっ、あ゛っ、あぁっ!」ゾクゾク
風紀「よし、キレイキレイにするぞ~」ふきふき
劣等生「あぁ^~!あぁ^~~!」じょろろろ
劣等生「ふふっ。また出ちゃったねぇ劣等生さん♪」なでなで
妹「さすがはお兄様です。オムツ交換の最中にまで排尿なさるとは!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「バブぅ~」にへら
妹(バブみ!!圧倒的バブみ・・・!)
妹(私はこの快感に逆らえません・・・!!) ドキドキ
妹「お兄様~。ミルクの時間でちゅよ~」ハァハァ
劣等生「よろしく頼む」バブバブ
妹「あぁ^~」パキパキパッキーン
バス女「なかなかできることじゃないよ」
終!!!!
終わります
バス女がいつも通りで吹いた
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489821406/
Entry ⇒ 2017.05.17 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)
劣等生「彼岸島に行こう」妹「さすがです」
劣等生「彼岸島に行こう」
妹「さすがはお兄様です」
会長「凄ェ!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
会長「そんな!船を動かすにはエンジンキーが要るの!?」
メガネ「エンジンキーはどこにあるんですか!?」
風紀「探せッ!みんなで探すんだ!!」
劣等生「あったぞ、エンジンキーが!」
剣道「凄ェ!」
妹「さすがはお兄様です」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
メガネ「そんな!案内人なんてどこに…」
劣等生「大丈夫だ。彼岸島の場所ならば俺が知っている」
剣道「凄ェ!」
風紀「でかした!」
妹「さすがはお兄様です」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
メガネ「こんなの、いったいどうしたら…」
劣等生「みんな、丸太は持ったな?」
風紀「でかした!丸太を武器に戦うんだな!?」
剣道「凄ェ!」
妹「さすがはお兄様です」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
風紀「探せッ!探すんだ、丸太の代わりになる物を!!」
劣等生「あったぞ。ここに日本刀が生えている」
剣道「凄ェ!」
妹「さすがはお兄様です」
会長「でかしたわ劣等生くん!まさか自生している日本刀を見つけてくるだなんて!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
メガネ「劣等生さん!大丈夫ですか劣等生さん!?」
劣等生「問題無い。俺の肉体は自己修復が可能だ」
剣道「凄ぇ!」
妹「さすがはお兄様です」
風紀「でかしたぞ劣等生!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
風紀「探せッ!オールを探すんだ!いや、何かオールの代わりになる棒だっていい!!」
メガネ「そんな!オールどころか棒一本生えていません!!」
劣等生「妹、手伝え。エンジンだ」
剣道「凄ェ!」
妹「さすがはお兄様です。皆がオールの代わりに棒を探す中、すでにスクリューエンジンを用意しておられました」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
メガネ「吸血鬼に追撃されたらひとたまりもありません!」
劣等生「問題ありません。吸血鬼は俺が丸太で全滅させておきました」
雅「がああああ!!がああああ!!」
剣道「凄ェ!!」
妹「さすがはお兄様です」
風紀「でかした!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
会長「私もよ」
劣等生「こんなこともあろうかと、うどんだけは常に持ち歩いていました。最高のうどんを作ってみせますよ」
剣道「凄ェ!」
劣等生「あと、イクラと鮭のおにぎりと豚汁もあります」
風紀「でかしたぞ劣等生!」
妹「さすがはお兄様です」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
終!!!!!
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476220078/
Entry ⇒ 2016.10.16 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)
劣等生「今日は何もせずに過ごそう」妹「さすがです」
妹「さすがはお兄様です。今日も立派に肺呼吸をなさっておいでです」
会長「上出来の肺呼吸よ劣等生くん!」
メガネ「肺呼吸!?劣等生さんは肺を使って息ができるんですね!」
風紀「意識せずとも呼吸が可能だなんて…君というやつは!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
剣道「ちゃんと息ができてるなんて、偉いぞ~劣等生くん!」
メガネ「見てください!劣等生さんが、劣等生さんが歩いています!」
妹「さすがはお兄様です。お兄様は直立しての二足歩行が可能です」
風紀「直立二足歩行!?素晴らしいじゃないか!!」
会長「偉いわ劣等生くん!ちゃんと前を向いて歩いているだなんて!」
剣道「ただ歩く。簡単なように見えて奥が深いね!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
剣道「偉いねー劣等生くん!ちゃんとごはんを食べてるね!」
会長「食事をないがしろにせずきちんと摂る。すごいわ劣等生くん」
妹「さすがはお兄様です。本日も立派に食事をなさっておいでです」
メガネ「しかも、いただきますも言えていましたよ!」
風紀「素晴らしいの一言だな!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
妹「さすがはお兄様です」
メガネ「学校へ行くための準備をなさるなんて、偉いです劣等生さん!」
会長「毎朝通学のために定時に起きて、朝食を食べて身仕度を整えるなんて…!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
風紀「すごいぞ劣等生!」
剣道「がんばってるねー劣等生くん!」
風紀「偉いぞ劣等生!毎朝通学のために満員電車に乗れるだなんて!」
メガネ「すごいです劣等生さん!」
妹「さすがはお兄様です。毎朝このような劣悪な環境にも耐えるだなんて」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
会長「毎朝お疲れ様劣等生くん」
剣道「がんばれ♪がんばれ♪」
剣道「偉いぞ~劣等生くん!」
メガネ「はい!真面目に席について、前を向いています!」
妹「さすがはお兄様です」
会長「けして授業を聞いているわけではないのに、きちんと座って前を向いているなんて偉いわ劣等生くん!」
風紀「無難に時間をやり過ごすとは…やるな劣等生!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「・・・ッ!」ビクッ
妹「さすがはお兄様です。居眠りをするすんでのところで目覚めました」
会長「すごいわ劣等生くん!」
風紀「ギリギリで目を覚ますとは…!素晴らしいぞ劣等生!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
メガネ「はい!居眠りを注意されないだなんて、頑張りましたね劣等生さん!」
剣道「すごいよ劣等生くん!」
妹「さすがはお兄様です。見事に席を確保し、食事を開始しました」
剣道「ちゃんと席を見つけられるなんて、偉い偉い!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
メガネ「素晴らしいです劣等生さん!きちんとごはんを食べられていますよ!」
会長「うどんの注文もちゃんとできていたし、完璧よ劣等生くん!」
風紀「ああ!よくやったぞ劣等生!」
劣等生「あ、あの…」
生徒「ああ、組むか?」
劣等生「……」こくり
会長「偉いわ劣等生くん!ちゃんと自分から声をかけられたじゃない!」
妹「さすがはお兄様です。見事に二人組を作れました」
剣道「すごいね劣等生くん!体育の授業で二人組を作れたなんて!」
メガネ「向こうから組もうって言ってもらえるだなんて!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
風紀「うむ、良かったな劣等生!」
妹「さすがはお兄様です。素早い判断で休養を選択なさいました」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
剣道「仕方ない仕方ない。無理はいけないもんね!」
風紀「ああ、珍しく人と話したんだ。突然具合が悪くなったとしても止むを得ないだろう」
会長「しっかり休んでね劣等生くん!」
メガネ「大丈夫ですよ劣等生さん。でも、ご無理はなさらないでくださいね」
妹「さすがはお兄様です。現状が危険と考えたら、即座に帰宅の判断をなさいました」
会長「それが良いわね劣等生くん」
剣道「うんうん!何も間違ってないよね!」
メガネ「はい!劣等生さんは素晴らしい決断をしました!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
風紀「偉いぞ劣等生!さぁ、家に帰ろう!」
妹「さすがはお兄様です。見事に教室からカバンを持って来られました」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
風紀「偉いぞ劣等生!」
メガネ「他の生徒たちの目線がある中、お見事でした!」
剣道「すごいすごい劣等生くん!」
会長「頑張ったわね劣等生くん!」
劣等生「・・・。」ぶつぶつぶつぶつ
生徒「ねぇ、あの人なんか一人でぶつぶつとつぶやいてるよ」
生徒「電話でもしてるのかな?変な人…」
終
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Entry ⇒ 2016.09.17 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)
原始劣等生「石を尖らせて槍を作ろう」原始妹「さすがです」
メガネ「小さい獲物ならまだしも、大きな獣は狩れませんね」
会長「困ったわね」
劣等生「それならこれを使ってみてください」すっ
剣道「何このとんがった棒!?」
劣等生「それは俺が開発した『槍』という武器だ」
メガネ「すごい・・・!どうやって石をこんな風に尖らせたんですか!?」
剣道「自然に鋭くなるの!?」
会長「すごいわ劣等生くん!こんな方法があったなんて・・・!」
妹「さすがはお兄様です。ただの石であろうとも軽視せず、よく観察し利用しておられます」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「なに、たいしたことはしていないさ」フッ
メガネ「これなら大型の獲物にも対抗できますね!」
風紀「やるじゃないか!」
風紀「せっかく劣等生が開発した武器で獲物を狩ったというのにな」がじがじ
メガネ「これでは食べられませんね」
劣等生「ならば、これで肉を焼いてみるといい」
メラメラ
剣道「なにこの熱いの!?」
メガネ「それに、光っています!」
劣等生「これは俺が開発した『火』というものだ」
会長「聞いたことがあるわ・・・雷が木に落ちた時にたまに発生するものね?」
風紀「まさか!その火を自力で起こしたというのか!?」
劣等生「はい。あまり知られていませんが、木をこすり合わせたり石を打ち付けたりしても火は発生するんですよ」
風紀「君というやつは・・・!!」
妹「さすがはお兄様です。お兄様はあらゆる自然現象にも精通しておいでです」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
剣道「劣等生くんすごい!」
劣等生「なに。少々規格外なものでな」フッ
会長「でも、肉は焼くと脂が落ちてしまうからなんだかもったいないわね」
ポタポタ ジュッ
メガネ「仕方ありませんよ」
劣等生「いや、これを使えば脂もそのまま食べられるぞ」ゴトッ
風紀「なんだこの物体は!?」
剣道「水をためられるのに、火にもかけられるの!?」
劣等生「これは俺が開発した『土器』という調理器具だ」
劣等生「これを使って肉を“煮て”みてください」
剣道「煮る・・・?」
会長「聞いたことがあるわ。熱した水で食べ物を柔らかくする技術ね」
劣等生「そうです。これならば、煮汁として肉の脂も摂取できます」
風紀「なんという発想だ・・・!!」
妹「さすがはお兄様です。このように手軽に調理ができる物を作ってしまうとは!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
剣道「この煮た料理、すごく美味しいよ!」ズズッ
劣等生「たいしたことではないさ。より効率を求めた結果にすぎない」フッ
メガネ「せっかく土器を作るのに使う粘土を取りにきたのに、この岩をどかさないといけないなんて」
劣等生「それなら、こうしればいい」グッ
ゴロン!
会長「劣等生くん、どうやったの!?」
風紀「あの大岩がいとも簡単に動いたぞ!?」
剣道「劣等生くん、そんなに怪力だったっけ!?」
劣等生「いや、ただ『てこ』を使っただけだ」
劣等生「てこというのは、この棒を使い適当な位置に支点となる物を設置して力を加えるんだ」グイッ
会長「すごいわ劣等生くん!まるで力が何倍にもなっているみたい!」
風紀「こんな技術までつくりだしてしまうなんて・・・君というやつは!」
妹「さすがはお兄様です。ただの棒でもお兄様が活かせばすばらしい道具となります」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「なに、しょせんはただの棒。俺でなくともいずれ誰かが発見していたさ」フッ
会長「劣等生くん、なにをしているの?」
劣等生「太陽の影の長さを記録していなした。『暦』や『時計』を作れないかと思いまして」
会長「暦・・・?」
剣道「それに、この模様みたいなのなに?」
劣等生「それは俺が開発した『文字』というものだ」
劣等生「こうして“書いて”記録しておけば、あとからでも何があったのかがわかるだろう?」
風紀「ふむ。だが、太陽の影の長さを記録する意味は?」
劣等生「熱い日が続く時期が連続したり、寒い日が続く時期があることはご存知ですね?」
会長「ええ、だいたい交互に寒い時期と熱い時期があるわよね」
剣道「へー、交互になってたんだ!私気がつかなかったよ!」
劣等生「はい。それらを仮に『季節』と名付けました」
劣等生「その季節には太陽の位置や日の長さが密接に関係しており、それらをまとめたものが暦です」
メガネ「すごい発明です劣等生さん!」
妹「さすがはお兄様です。日々のささいな変化にも注視し、重大な発見に結びつけておいでです!」
会長「この暦が完成すれば、明日や明後日の天気がわかるかもしれないのね!?」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「ええ。現段階では可能性の域を出ませんが、いずれは可能でしょう」フッ
剣道「ううっ、寒いよぉ・・・」ブルブルブルブル
メガネ「劣等生さんの暦のおかげで季節はわかるようになりましたが」ガチガチガチ
会長「この寒さはこたえるはね」ブルブル
劣等生「みんな、これを“着て”みてくれ」バサッ
風紀「なんだこれは?獣の毛皮のようだが・・・」
劣等生「これは俺が開発した『服』というものです」
メガネ「これなら寒い季節も越えられそうですね!」
会長「なんだか今まで裸だったのが“恥ずかしい”くらいね」
風紀「ははっ、奇妙な感情だな」
劣等生「そうかもしれませんね」
妹「しかしお兄様。服を着てもなお今回の寒さは一段とひどいものですね」
風紀「神?神とはなんだ?」
劣等生「この世界を作った偉いお方です。神の機嫌しだいで天気も変わる」
メガネ「そんな偉いお方がいらっしゃっただなんて!」
会長「なるほど、この寒さも神様の仕業だったのね」
剣道「う~~、神様のせいで私たち寒いよー!」
劣等生「この『酒』を捧げると良いでしょう」
風紀「なんだこの匂いのする液体は・・・!」
劣等生「これは果物を潰してしばらく保管したものです。これを神に捧げ、皆で飲めば自然と神の機嫌も良くなると思いますよ」
剣道「あ~、この酒って飲むと変な気分・・・」ふらふら
劣等生「神に近づいた証拠だろう」
メガネ「なんだかあったかいです~」ほかほか
劣等生「少しは神の機嫌も良くなったのかもな」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「時には必要な嘘というのもあるということさ」フッ
おしまい!
進化とは……?
そうか! お兄様とはゲッターだったんだよ!(賢ちゃん目or卑し顔)グルグル
会長は一体「誰」に聞いたことがあるんだ…
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458212543/
Entry ⇒ 2016.03.19 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)
普通科高校の優等生
メガネ「はい、私も終わらせてあります」
剣道「優等生くんはいつもちゃんとしてるよねー」
会長「彼はやるべきことは普通にきちんとこなすわ」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
バス女「なかなかできるね」
優等生「たいしたことではありませんよ」フッ
剣道「でもすごいじゃん」
メガネ「はい、バランス良くできてますね!」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
会長「全て平均点をとった上で、得意な科目では満点を取るだなんて」
風紀「やはり君は努力しているな!」
バス女「なかなかできるね」
優等生「たいしたことではありませんよ」
剣道「でも文系も中の上くらいでしょ?」
メガネ「普通に優秀ですよ!」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
会長「全ての教科でそこそこの成績をおさめるなんて」
バス女「なかなかできるね」
風紀「やはり君は努力しているな!」
劣等生「まぁ、そこそこですよ」フッ
優等生「貸してみろ」カチャカチャ
会長「やるわね劣等生くん。自転車のチェーンを元に戻したわ」
風紀「そこそこ使えるスキルを持っているな!」
バス女「なかなかできるね」
剣道「優等生くん普通に優しいよね」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
劣等生「たまたま通りかかっただけですよ」フッ
メガネ「大変です!どうしましょうか?」
優等生「雨が当たらない場所に移してやろう」
風紀「やるな優等生!拾って飼うのは無理でもできることはあるものな!」
会長「現実的な判断よ!」
バス女「なかなかできるね」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
剣道「そこそこまで助けてあげるんだね!」
優等生「通りかかった以上、多少はな」フッ
メガネ「スーパーの品出しのアルバイトをなさるんですか?」
剣道「お、マジメに働いてんねー」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
会長「学校でいつもと同じ勉強をこなした上でさらにアルバイトまで。普通に優秀ね!」
風紀「段取りも良くて、良い働きぶりじゃないか!」
バス女「なかなかできるね」
優等生「まだまだ覚えないといけないことばかりですよ」フッ
風紀「君はどの競技に出るんだ?」
メガネ「優等生さんは競技に出場するのではなく、実行委員会の書記をなさっています」
剣道「そうなんだ。なんだ、なにか出場してるとこ見たかったのに」
会長「そこそこに仕事をこなしているわね」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
バス女「なかなかできるね」
劣等生「みんなは競技を楽しんでくれ」フッ
優等生「一応、バドミントン部に所属しています」
メガネ「勉強も部活もアルバイトもこなしているなんて、すごいです!」
バス女「なかなかできるね」
優等生「いや、部に所属しているといってもベンチに入れてもらっているだけだのただの補欠だ」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
剣道「でもバド部地区大会突破したんでしょ?」
風紀「ほう、やるじゃないか!」
優等生「メンバーが優秀だっただけですよ」フッ
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
優等生「ここは普通の学校なんです。そうそう事件なんておきませんよ会長」
メガネ「それもそうですよね」
風紀「正論だな」
剣道「日常の業務も誰かさんがぱっぱと片付けちゃうしね」
バス女「なかなかできるね」
優等生「まぁ、たしかに退屈ではあるな」フッ
会長「なんですって!?」
外国人「~~Seven-Eleven,Please~~Seven-Eleven~~」
剣道「セブンイレブンだけ聞き取れた!!」
風紀「優等生のやつ、どう対処するつもりだ!?」
優等生「ああ、セブンイレブンなら次の信号を、右です」
会長「普通に日本語で答えたわ!!」
優等生「信号を、右です、右」シュッシュ
メガネ「身振り手振りを交えて、日本語で返答するだなんて!」
風紀「その手があったか!」
外国人「アリガト」
剣道「通じた・・・!!」
バス女「なかなかできるね」
優等生「案外いけるものだな」フッ
会長「優等生くんのクラスでは何をやるのかしら?」
優等生「演劇です」
風紀「ほう、君は何の役をするんだ?」
メガネ「いえ、優等生さんは裏方です」
剣道「私は主演に推したんだけどねー」
優等生「バイトや部活もあるので、どうしても役者は難しいかと思いまして」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
優等生「照明担当か」
(舞台上)剣道『ああロミオ、あなたはどうしてロミオなの?』
優等生「ここだな」バチン
バッ!
メガネ「良い感じのスポットライトです!」
風紀「うむ。的確に照明を当てているな」
会長「ええ、正確に照明器具を操作できているわね」
バス女「なかなかできるね」
優等生「タイミングよくスイッチを押しているだけですよ」フッ
メガネ「優等生さん、それはまさか!?」
剣道「画面を見たままキーボードを操作してるの!?」
妹「いつもどうりですお兄ちゃん」
風紀「これは・・・ブラインドタッチか!?」
会長「聞いたことがあるわ。ある程度パソコンが扱える人ならば、できる技術だと」
バス女「なかなかできるね」
優等生「まぁ、それなりに扱いなれてはいる」フッ
剣道「優等生くんは、クリスマス何か予定があったりするの?」
優等生「ああ、バイトがある。年末は忙しいからな」
メガネ「クリスマスも働くんですか?」
会長「あくまでもクリスマスを年末商戦の一部と割り切っているのね」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
風紀「みんなが浮かれているなか、労働に従事するのか・・・まじめだな」
バス女「なかなかできるね」
優等生「ただのシフトですよ」フッ
メガネ「優等生さんでもゲームで遊んだりするのですね」
剣道「ゲーセンにはよく来たりするの?」
優等生「放課後にバイトまで時間が空いてたら、たまに訪れる程度だ」チャリン
♪~~♪~~
優等生「・・・!・・・!」シャカシャカ
会長「やるわね!ノーマルモードをフルコンボしているわね!」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
風紀「それなりに上手いじゃないか!」
バス女「なかなかできるね」
優等生「まぁ、簡単な曲ならこんなものです」フッ
剣道「優等生くんって学食派なんだ。てか優等生くんって何食べるの?」
優等生「今日は肉うどんだ」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
風紀「ボリュームがあり、値段も安く、しかも肉も食べられる肉うどんを選択するとは」
バス女「なかなかできるね」
メガネ「見てください!しかも大盛りで注文をしていますよ!」
会長「なるほど。確かに平均的男子高校生なら大盛りよね」
優等生「今日はたまたまですよ」フッ
メガネ「優等生さんはどのように通学してるんですか?」
優等生「バイトの無い日は電車だ」
剣道「そっか。じゃあ途中までいっしょに帰ろうよ」
優等生「かまわんが、俺は電車の中で寝るぞ?」
会長「優等生くん、あなたは電車の中で眠ってしまうと言うの!?」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
風紀「なんと大胆な!乗り過ごしが怖くないと言うのか!?」
バス女「なかなかできるね」
メガネ「そんな!やはりうっかり眠るというわけではなく、日常的に電車内で睡眠をとっているんですか!?」
優等生「ああ、まずは電車に乗ったら素早く席に座る」シュバッ
風紀「速い!ギリギリ座れるかわからないくらいの乗車率で、素早く席につくことで自分の座席を確保した!!」
優等生「そして眠る・・・」zzz
剣道「ほ、ホントに寝たーーっ!!」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
風紀「お、おい、これはどうするつもりなんだ!?」
メガネ「優等生さん、もうすぐ降りる駅ですよ!?」
優等生「すーーくーー」zzz
ヴーヴーヴー
優等生「時間か」むくっ
剣道「そんな!アラームだって!?」
風紀「驚いたな。まさかそんな方法があったなんて!」
会長「電車の時刻の正確さを逆手に取るなんて・・・!」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
バス女「なかなかできるね」
メガネ「電車内って、普通に眠たくなりますものね」
剣道「今度私も試してみるよ!」
優等生「マナーモードにするのを忘れずにな」フッ
会長「体育祭との違いがわからないけど、我が校では別途開催されているわ!」
風紀「今回こそ君も競技に参加するのだろう?」
優等生「ええ、サッカーに出場します」
メガネ「わぁ、絶対応援しますね!」
剣道「へー。花形競技じゃん」
バス女「なかなかできるね」
優等生「まぁ、キーパーだがな」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
優等生「・・・。」
メガネ「なかなかボールが来ませんね」
会長「まぁ、キーパーだしね」
優等生「・・・。」
風紀「まったく試合が動かんな」
剣道「優等生くん、開始位置から一歩も動いてないね」
ピーーッ
会長「お、終わった・・・!」
会長「PKってことは、優等生くん!」
優等生「はい。ようやく仕事が回ってきました」
風紀「責任重大じゃないか!」
優等生「まぁ、向こうもサッカー部員無しの素人です。そこそこにやってみますよ」
ズドン!
優等生「フッ!」シュバっ
バシン!
メガネ「すごい!止めました!!」
バス女「なかなかできるね」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん、いつもどおりですお兄ちゃん」
剣道「優等生くーーんっ!がんばれーーっ!!」
風紀「PKサドンデスの末、6本中5本のシュートを止めて勝ち抜けか」
優等生「サッカー部員のいないクラスでしたので、俺でもなんとかできました」
剣道「またまた、謙遜しちゃって!かっこ良かったぞ~」ぐりぐり
メガネ「はい!すごかったです優等生さん!」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」どやぁ
バス女「なかなかできるね」
優等生「役割を果たせたようで、なによりだ」フッ
メガネ「優等生さんはどのくらい泳げるのですか?」
優等生「クロールなら体力の続く限りは泳げるな。あまり速くはないぞ」
剣道「へー。それなりにすごいじゃん」
バス女「なかなかできるね」
優等生「背泳ぎもできるが、ターンの仕方がわからないからプールでは25mまでだな」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
優等生「泳げる時間ですか?ふむ・・・」
会長「?」
優等生「普通のプールでは1時間に一度プールから上がって休憩させられるので、1時間までしか泳いだことがないですね」
風紀「ああ、そんなのあるよな」
会長「残念ね」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
優等生「まぁ、そんなものです」フッ
メガネ「優等生さん、チョコレートです!」
剣道「私からも、どーぞ!」
優等生「ありがとう」
会長「妹からの分も含めて義理チョコ6個か」
バス女「なかなかできるね」
風紀「うむ。まあまあの成果じゃないか?」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
優等生「なぜか俺の貰ったチョコレートの数を把握されているな」フッ
劣等生「と言うと?」
会長「ふだんの優等生くんの活躍を考えるに、もう少しもらえてもおかしくないと思わない?」
風紀「確かに部活も生徒会もバイトもしていて、イベントでもそこそこがんばっていると考えれば」
メガネ「妹さん含め6個は少ない、と?」
優等生「交友関係がせまいものですので」フッ
優等生「俺のシフト帯は男ばかりだな」
風紀「男子的には残念な職場だな・・・」
剣道「優等生くん。思ったよりモテてないね」
会長「優等生くん、もっとがんばりなさい」
優等生「なぜか説教をされてるな・・・」
メガネ「いえいえ、でもチョコレートもらえるのって後輩からが多いじゃありませんか」
風紀「確かに!優等生、来年以降が本番だぞ!」
優等生「なぜかフォローもされてるな・・・」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
剣道「優等生くん、なんか賞もらったの?」
優等生「書道でそこそこの賞をもらったようだ」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
メガネ「優等生さんは書道ができるのですね。すごいです!」
バス女「なかなかできるね」
会長「優等生くんっぽい特技って感じね」
風紀「ああ、若干程度役に立つ特技だな!」
優等生「まぁ、たいした賞でもないですよ」フッ
会長「よし、優等生くんは火をおこしてもらえるかしら?」
優等生「わかりました」シュボッ
風紀「うむ、いい感じの炎だな!」
メガネ「優等生さん、火おこしが上手なんですね」
剣道「手際良いし、やるじゃん!」
バス女「なかなかできるね」
優等生「俺は料理があまりできないのでこれくらいしかできない。肉を焼くのはみんなにお願いする」フッ
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
剣道「みんなドリンクバーも頼んじゃっていいのかな?」
優等生「頼んで構わないぞ。俺が無料券を持っている」
風紀「やるな優等生!いいぞ!」
メガネ「ごちそうさまです優等生さん!」
会長「この事態を想定して、会員登録で無料券を確保しておいたのね?」
バス女「なかなかできるね」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
優等生「みんな存分に飲んでくれ」フッ
剣道「賛成。なーんにもやることないんだもん」
会長「トランプならあるわよ?」
風紀「ポーカーでもしてみるか」
メガネ「いいですね」
優等生「ストレートだ」
剣道「うわー。ストレート出されたら勝てないわ~」
風紀「他もみんなワンペアかツーペアか。これは優等生の勝ちだな」
バス女「なかなかできるね」
優等生「たまたまですよ」フッ
会長「優等生くん残念。私がフルハウスで勝ちよ!」バンッ
優等生「・・・。」フッ
妹「いつもどおりですお兄ちゃん」
剣道「優等生くん、バスの中入らないの?」
優等生「全員の乗車を確認できるまで、ここで待機している」
会長「さすがは優等生くん。バスの中で待っていても誰も文句を言わないのに」
風紀「乗車を確認するという仕事を誠実に果たしているな!」
メガネ「つまらない仕事でも手を抜かず、当たり前のようにやりとげるだなんて!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
剣道「やっぱりさすがだよ優等生くん!」
妹「いつもどおりですお兄ちゃん!」
優等生「たいしたことはしていないさ」フッ
一番利益をあげたのがファミレスのドリンク無料券を持ってたこと
そんな普通に優等生なお兄様
普通なので特にオチもなくここら辺で終了します
なかなかできるね
バス女ワロタ
ここまでやるのはなかなかできることじゃないよ
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Entry ⇒ 2015.11.27 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)
まどか「杏子ちゃんと腕相撲したら圧勝しちゃった」
さやか「なによ。いきなり出てきて勝手なこといわないでよ」
QB「杏子、ここはマミのテリトリーだよ」
杏子「いいじゃん、別に。そのマミだって、くたばったんだろ?」
さやか「それは……」
ほむら「……」
杏子「文句があるなら、戦ってもいいんだぜ?」
さやか「戦うって、魔法少女同士で?」
杏子「ああ。強い奴がここを仕切ることができる。それでいいだろ?」
さやか「ここはマミさんが守ってきたんだから、あんたなんかに渡せない!!」
杏子「分かった、わかった。なら、守ってみせろよ。自分の力でな」
さやか「うっ……」
ほむら「待ちなさい、杏子」
杏子「あん?」
ほむら「魔法少女同士で戦うのはいいけれど、魔法はなしよ。不毛な魔力消費は避けるべきよ」
ほむら「そうね……」
QB「ただ殴り合うだけかい?」
さやか「それはなんか嫌だなぁ……」
ほむら「純粋な力比べができれば、満足なんでしょう?」
杏子「そうだな」
ほむら「なら、腕相撲なんてどうかしら?」
杏子「腕相撲ぉ?」
ほむら「そう。肘を立て、互いの手をしっかりと握って組み、相手の手の甲が台面に着くまで倒し合う競技のことよ」
杏子「それは知ってるけどよ」
ほむら「それでいいんじゃないかしら?」
杏子「お前はどうなんだ?」
さやか「う、腕相撲ならいいけど」
杏子「おーし、んじゃ、やろうぜ。おら、こいよ」クイックイッ
さやか「よ、よーし、やってやる! マミさんのためにも絶対に勝つ!」
杏子「おう」
さやか「いつでも!」
杏子「やる前に、一ついっておいてやるよ」
さやか「な、なによ」
杏子「あたしは腕相撲で負けたことがないんだ」
さやか「な……!?」
杏子「大人の男にだって勝ったことがある」
さやか「ま、マジ……?」
杏子「腕を折っちまうかもしれないけど、別にいいよな?」
QB「レディー……」
さやか「ちょっとま――」
QB「ゴー」
杏子「うりゃぁぁぁぁ!!!!」ググググッ
さやか「……?」
さやか「……」
ほむら「どうしたの?」
さやか「いや、あの……」
杏子「おりゃぁぁぁぁ!!!!!」ググググッ
さやか「……」
ほむら「なるほど。どうするの? 貴女の選択肢は二つよ」
さやか「で、でも……あの……」
QB「杏子。大人にも勝ったことがあるって言ったね。その大人って誰のことだい?」
杏子「お、やじ……だぁぁ……!!」グググッ
ほむら「父親に勝ったというの?」
杏子「そう、だぁ……!!! れん、せん、れんしょう……したんだぁぁ……!!!」ググググッ
さやか「あの……」
ほむら「厳しい決断を迫られることもある。これが魔法少女になるということよ」
さやか「そ、そんな……」
さやか「これが魔法少女の運命なの……」
QB「どうするんだい、さやか? 君はマミのために戦うと言っていたけど」
さやか「だって、まさかこんなことになるとは……」
杏子「うおぉぉぉ!!! んー!!!」ググググッ
ほむら「時間はないわ。早く決めなさい」
さやか「私は……私は……!!」
杏子「倒れろぉぉぉぉ!!!!」ググググッ
さやか「……マミさん、ごめんなさい」パタッ
QB「杏子の勝ちっ」
杏子「よっしゃぁぁぁ!!! どーだ!!! あたしは最強なんだ!!!」
さやか「……」
ほむら「よくやったわ」
さやか「くっ……こんなことって……こんな……!!」
杏子「よーし、今日からこの一帯はあたしのモノだからなー。文句ないよな」
杏子「やったぜ。これでしばらくは退屈せずに済みそうだな」
ほむら「杏子の強さはそれほどまでだったの?」
さやか「もう想像を絶するぐらい」
杏子「腕、大丈夫か? お前が結構強いから手加減とかできなかったんだ。悪いな」
さやか「ああ、うん……」
ほむら「杏子。次は私と腕相撲をしましょう」
杏子「はぁ? なんでだよ」
ほむら「私もこの辺りを自分のテリトリーにしようと思っていたところだったのよ」
杏子「ふぅん。で、弱ったところを狙ってきたわけか」
ほむら「そういう賢しさも、魔法少女には必要でしょ」
杏子「否定はしねえ。あたしだって、そうやって生きてきたんだしな」
ほむら「理解してもらえてよかったわ。さ、やりましょう」
杏子「悪いけど、手は抜けないぜ。こっちはさっきの死闘で疲弊してるんだ」
さやか「疲れたんだ……」
杏子「折れても恨むなよ」グッ
ほむら「……」
QB「ゴー」
杏子「おらぁぁぁぁぁ!!!!!!」グググググッ
ほむら「……」
杏子「流石だな……!! さやかと互角じゃねえか……!!!」
ほむら「……」
杏子「でもなぁ……ここからが……あたしの……ほん、き、だぁぁぁぁ!!!!」グググググッ
ほむら「……」
さやか「ちょっと……」
ほむら「……」
杏子「うおぉぉぉ!!! んんんー!!!」ググググッ
ほむら「……っ」
さやか「ね? 想像以上でしょ? こんなの勝てないって」
杏子「だ、だろ……? だから、もう……あきらめろ……やせがま、ん、なんて、すんなぁぁぁぁ……!!!!」グググッ
ほむら「杏子……」
さやか「杏子のお父さんって、とっても優しい人だったんだね」
ほむら「ええ。そう思うわ」
QB「どうするんだい?」
ほむら「……でもね、ここで負けても杏子のためにはならないわ」
さやか「え……!?」
ほむら「現実を知ってもらいましょう」
さやか「ちょっと待って!!」ガシッ
ほむら「離しなさい」
さやか「それはダメ!! 絶対!!」
ほむら「貴女の気持ちは分かるわ。でも、こんなことをしていたら杏子はいつまでも自分の力を過信し続けるだけになる。その先にあるのは、絶望だけよ」
さやか「だからって、ここで圧勝したら、それこそ絶望しか残らない!!」
杏子「このぉぉ……!! つえぇぇ……!!!」ググググッ
さやか「分かってる! けど!! けど、今はいいでしょ!!」
ほむら「……」
さやか「お願い……」
ほむら「……」
杏子「おんりゃぁぁぁ!!!」グググッ!!!
ほむら「……」
杏子「はぁ……はぁ……はぁ……。せーのっ。ふーんっ!!!」ググググッ
ほむら「負けたわ……」パタッ
QB「杏子の勝ちっ」
杏子「うらよっしゃぁぁぁ!!! これで魔法少女界腕相撲ナンバーワンはあたしだー!!」
さやか「ありがとう……」
ほむら「今回だけよ。もし、次があれば容赦なんてしないわ」
さやか「うん……」
杏子「やった、やった」
杏子「あ? なんのことだよ」
QB「魔法少女界で最も強いっていう部分だ」
杏子「いや。それでいいだろ。こんだけの強敵を倒したんだから」
ほむら「強敵……」
さやか「ありがとう、そんな風に褒めてくれて」
杏子「強い奴は強いって素直に認める。当たり前だ」
ほむら「そう」
さやか「杏子とはなんか、友達になれそうな気がする」
QB「でも、まだこのエリアには二人、魔法少女がいる。いや、正確には一人か。もう一人は魔法少女候補だね」
ほむら「まどかを含めないでもらえるかしら?」
さやか「そ、そうだ! マミさん本人と戦ってからにしなさいよね」
杏子「マミはくたばったんだろ? そう聞いたから、来たんだぜ?」
QB「その表現が正しいのかどうかはわからないけど、今のマミは戦える状態でないのは確かだね」
杏子「なら、あたしの不戦勝でいいじゃねえか。あとはまどかってやつをぶっ倒せばいいんだろ? 楽勝とはいかないかもしれないけど、あたしはやってやる」
マミ「いたいぃ……」
まどか「大丈夫ですか?」
マミ「恥ずかしいわ。この私が、まさか首を寝違えてしまうなんて……」
まどか「無理はしないでください。さやかちゃんとほむらちゃんがこの町を守ってくれますから」
マミ「そうね……いたた……」
まどか「今日はお休みでいいじゃないですか」
マミ「そうよね。たまには後輩に甘えましょうか」
まどか「そうしてください」
ピンポーン
マミ「お客さん? ごめんなさい、鹿目さん。出てくれるかしら?」
まどか「あ、はい」
まどか「はーい、どちら様ですか?」
杏子『佐倉杏子だ。ここにまどかってやつがいるってきいてきた』
まどか「私……?」
まどか「そ、そんなこと急に言われても……」
マミ「佐倉さん。この一帯は私に譲ってくれたじゃない」
杏子「戦える状態じゃないくせにつよがんなよ」
マミ「そんなこと……うっ……!?」
まどか「マミさん!!」
マミ「この首さえ……寝違えていなければ……」
杏子「さぁ、まどか。あたしとやろうぜ。腕相撲」
まどか「で、でも、私はまだ、魔法少女じゃない、けど……」
杏子「そんなの関係ねえ。魔法は一切なし。純粋な力くらべをしたいだけだからな」
まどか「そ、そうなの?」
杏子「こい」
まどか「う、うん」グッ
杏子「マミ、レフェリー頼む」
マミ「分かったわ。レディー、ゴー」
QB「いいじゃないか。杏子も満足するだろうし、まどかだって魔法少女がどれぐらい強いのか実感できる。そうなればまどかだってきっと魔法少女になってくれるよ」
さやか「なんでそうなるかなぁ!?」
ほむら「無駄口はそこまでよ。早く行きましょう。あの室内で何が起こっているのか、想像したくもないわ」
さやか「どうして?」
ほむら「杏子はかなり好戦的な態度でまどかに向かっていくはず。そんな相手を前にしたまどかが緊張しないわけがない」
さやか「まさか……!!」
ほむら「勢いで杏子を倒してしまうかもしれない」
さやか「それはまずいって!!! 急がなきゃ!!!」
ほむら「ええ」
QB「不思議なことをいうね。君は杏子に現実を教えると言っていたじゃないか。自分の発言を忘れてしまったのかい?」
ほむら「そういうわけじゃ……」
さやか「着いた!! 早くマミさんの部屋に!!」
マミ『レディー、ゴー』
ほむら「遅かった……!!」
さやか「あ……」
ほむら「……」
まどか「あれ?」
杏子「……」
マミ「鹿目さんの勝利ね」
まどか「わ、わーい……」
杏子「……」
QB「これで分かっただろ、杏子? 魔法少女で一番強いのはまどかなのさ」
さやか「ちょっと黙ってて!!」グイッ
QB「うぐっ」
ほむら「杏子……?」
杏子「……」
まどか「あの……えっと……」
杏子「い、今のはなしだ!! 油断しちまっただけだ!! もう一度勝負だ!!!」
杏子「違う!! 力を込める前に、まどかがバンッてしてきたんだ!! フライングだ!! フライング!!」
まどか「あ、ごめんなさい」
杏子「仕方ねえから、仕切り直しだ。ほら」
まどか「はい」
杏子「マミ、しっかりジャッジしてくれよ。頼むから」
マミ「それじゃあ、レディー……」
まどか「……」グッ
杏子「いくぜ……」
マミ「ゴー」
杏子「おりゃ――」
まどか「えいっ」ダンッ
杏子「……」
さやか「あ……あぁぁ……」
マミ「今度こそ、鹿目さんの勝利ね。鹿目さんはフライングなんてしていないわよ」
まどか「あの……杏子ちゃん……?」
ほむら「まどか、まどか」
まどか「な、なに?」
ほむら「杏子の力は、どうだったの?」
まどか「えっと、なんていうか、その……すごいよね……」
ほむら「だったら……」
さやか「やめてよ。まどかは杏子がどうやって育ってきたのか、知らないんだから」
ほむら「けれど、貴女は杏子の過去を知る前にも躊躇っていた」
さやか「そうだけど……」
まどか「あの、私、悪いこと、しちゃったの……」
さやか「よく聞いて、まどか。杏子は今まで腕相撲で負けたことがないんだって」
まどか「え……?」
さやか「それもさ、自分のお父さんを相手にしてたんだって」
まどか「そ、そんな……!!」
マミ「あの、そういうことは事前に言ってもらわないと……」
まどか「ど、どうしよう……!?」
QB「何を慌てる必要があるんだい? まどかは杏子に勝ったんだ。さぁ、魔法少女になってよ」
ほむら「キュゥベえは黙ってなさい」
まどか「わたし……取り返しのつかないことをしちゃったの……」
杏子「……」
マミ「相当なダメージを受けているようね」
さやか「まぁ、当然といえば当然かぁ」
ほむら「一つだけ方法があるわ」
まどか「ホント!?」
さやか「なになに?」
ほむら「今から、私とまどかが腕相撲をする。そして私が圧勝する」
さやか「なるほどね。杏子は私たちには勝ってるから……!!」
ほむら「そう。敗因を疲れの所為にできるわ」
さやか「やめてよ!! 二人とも!!!」
杏子「え……?」
ほむら「最強の杏子を倒したまどかを倒せば、私が最強になれる」
まどか「ほむらちゃん、そんなの間違ってるよ!!」
ほむら「問答は無用よ。来なさい、まどか」
まどか「どうしても、やるの……」
ほむら「悪いのはあなたよ、まどか。貴方が強すぎるから悪いのよ」
まどか「ほむらちゃん……」ギュッ
ほむら「まどか……」ギュッ
マミ「レディー、ゴー」
ほむら「まどかぁぁ!!!」ダンッ
まどか「あー」
ほむら「これで魔法少女界№1の称号は私のものね」
マミ「ホントね。暁美さんってすごいわ」
さやか「でも、ちょっと待ってよ。杏子はあんたを倒してるけど?」
ほむら「あ……」
杏子「確かに」
ほむら「ということは、まどかを負かした私に勝利した杏子こそが、最強ということに……」
マミ「佐倉さんが鹿目さんに負けてしまったのは疲労のせいだったのね」
杏子「そっか……そうだよな……」
さやか「そうそう。最強は杏子なんだよ」
マミ「佐倉さんしかいないわ」
ほむら「負けたのは事実ね。貴女に№1は譲渡するわ」
杏子「やっぱり、あたし、腕相撲、強かったんだな」
まどか「もう絶望する必要なんて、ない!!」
杏子「だよな!! あたしが最強だー!!」
まどか「そうそうっ」
QB「なんだい、この茶番は?」
QB「全くわけがわからないよ。暁美ほむら。君は言っていたじゃないか。現実を教えたほうが杏子のためでもあるって」
ほむら「くっ……」
QB「その甘さが命取りになるんじゃないのかい?」
さやか「今だけ!! 今だけ!! もう少しぐらい希望を見せてあげてよ!!」
QB「その先にあるのは己の限界という絶望だけ。そのことだってわかっているんだろう?」
さやか「うっ……」
マミ「キュゥべえのいうことは正論よ。けれど、それでは誰も幸せにならないわ」
QB「果たして杏子にとって今の茶番は幸せに値するのかな」
マミ「なんですって……」
QB「杏子の中では一時と言えど迷いと戸惑いが生じた。もしかしたら自分は弱いんじゃないか。親は手加減してくれていただけなんじゃないかってね」
まどか「違う!!」
QB「君たちは強引にその迷いに靄をかけただけなんだ。杏子はきっと心の底で考え続ける。ひょっとして、もしかして。そしていつかは己の限界を知るときがくる」
まどか「やめて!! キュゥべえ!!」
QB「あのとき、みんなは自分に気をつかってくれていただけだったんだ。ああ、なんて恰好の悪い自分なんだろう。恥ずかしい。そうして杏子の心は濁っていくんだね」
まどか「やめて!! やめてよ!!」
QB「杏子を救いたいのなら、まどかが魔法少女になるしかないんだ。さぁ、僕と契約して魔法少女になってよ」
まどか「どうして!?」
QB「まどかが願うしかないんだ。杏子を腕相撲№1にしたいって。そう願えば杏子は救われる。まどかは魔法少女になれるんだ」
まどか「それしか……ないの……」
ほむら「騙されてはダメよ!! まだ方法はきっとあるわ!!」
まどか「でも……ほむらちゃん……私の所為で杏子ちゃんは……」
杏子「腕相撲……負けたことなかったのに……」
QB「杏子なんて僕の尻尾でも十分倒せるよ。試してみるといい」
杏子「うわぁぁぁぁ!!!」
マミ「それ以上は言わないで!!」
QB「何度でも言うよ。杏子なんて僕の尻尾でも十分だ。さぁ、まどか。杏子を救うために魔法少女になってよ」
まどか「私が……魔法少女に……」
杏子「うぅぅ……よわい……あたしって……弱いのか……」
杏子「うるさい!!」ドガッ!!!!
QB「きゅっぷぃ!?」
杏子「はぁ……はぁ……」
まどか「杏子ちゃん……?」
杏子「お前ら……もう一度だ……もう一度、あたしと勝負しろ……」
ほむら「え……」
杏子「明日、もう一度腕相撲で勝負だ……」
さやか「どうして?」
杏子「本気で戦え。嘘はなしだ」
マミ「でも……」
杏子「いいから戦え!!! あたしは今日、確かめてくるから!!」
ほむら「なにを?」
杏子「親父と腕相撲してくるんだ!! 大人にだって負けないってことをもう一度確かめてきてやる!!!」ダダダッ
まどか「杏子ちゃーん!!!」
マミ「どうするの? 明日、本当に腕相撲をするの?」
ほむら「それしかないわね。なによりも杏子がそれを望んでいるのだから」
さやか「圧勝しちゃっていいわけ?」
ほむら「それは……」
まどか「杏子ちゃんのパパ次第じゃないかな……」
マミ「どういう意味かしら?」
まどか「今日、杏子ちゃんはきっとパパにお願いすると思います。『本気でやって』って」
ほむら「そうなるでしょうね」
まどか「杏子ちゃんに現実を教えるのか、それとも夢を見せてあげるのか……」
マミ「そうね。佐倉さんの父親がどちらを選択するのかで、私たちの行動も決まる」
さやか「現実を教えていれば勝ってもいいけど、もし夢を見せてあげたのなら……」
ほむら「私たちに敗北以外の道はないわね」
マミ「問題は、それをどう見極めるかね」
さやか「それは、あれですよ。きっと勝ったかどうか質問しちゃえばいいと思います」
杏子「来たか」
まどか「杏子ちゃん、あの……」
杏子「待ってたぜ。さぁ、腕相撲しようぜ」
ほむら「親とは勝負したの?」
杏子「ああ。した。親父だけじゃない。おふくろとも妹ともした」
さやか「い、妹って……」
杏子「なんだよ?」
さやか「いや、なんでも」
マミ「結果はどうだったの?」
杏子「圧勝に決まってるだろ。妹なんて秒殺だぜ」
まどか「そ、そうなんだ」
ほむら「私たちは負ければいい。それで杏子の絶望は希望へと変わる」
マミ「……待って。佐倉さんが本当のことを言っているとは限らないんじゃないかしら?」
さやか「あ……確かに……」
まどか「もし、嘘だったら……」
ほむら「私たちが気を遣っているかどうかを調べるために、嘘をついたことになる」
さやか「えぇぇ!? そこまでするぅ!?」
マミ「可能性は決してゼロではないわ。佐倉さんも魔法少女だもの。その程度のことは考えているでしょう」
ほむら「そうね……」
杏子「なんだよー、はやくしろよー」
さやか「ちょっと、待ってて。作戦会議中だから」
杏子「そうか? なら、イメージトレーニングでもしとくか」
マミ「安易に判断しては危険だわ」
ほむら「そうね。杏子がどうなるかわからないもの」
まどか「今日は中止にしておいて、ご家族に直接結果を聞くとか」
ほむら「そんな猶予はないわ。杏子を見なさい」
杏子「こう、きたら、こう! こう、きたら、こうっ!!」
まどか「杏子ちゃん、やる気満々なんだね……」
さやか「あぁー。ありえそうですね」
ほむら「そうね。悩んでいても問題は解決しないわ」
まどか「そう……だね……」
杏子「いっきに……倒す!! いっきに……倒す!!」
ほむら「杏子、この四人と戦うの?」
杏子「それ以外にないだろ」
マミ「分かったわ。行きましょう、みんな」
まどか「はい」ギュッ
さやか「行きましょう!!」ギュッ
杏子「え?」
ほむら「負けないわ」ギュッ
マミ「さぁ、勝負よ!!」
杏子「なんでお前ら、四人でかかってくるんだ!!! 一人ずつこいよ!!! ひとりずつ!!」
ほむら(くっ……。私たちが四人でかかれば杏子は色んな言い訳ができたのに……)
杏子「ダメだろ」
マミ「第一の作戦は失敗ね」
まどか「いいと思ったんですけど」
ほむら「まだよ。諦めないで、まどか」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「まずは私とよ」
杏子「いいぜ。こい」
ほむら「審判をお願い」
さやか「う、うん。それじゃあ、レディー」
杏子「……」グッ
ほむら「……」グッ
さやか「ゴー」
ほむら「はぁぁぁぁ!!!」
マミ(暁美さん……!! まさか、声だけは気合十分だけど、力は全くいれない……。声だけ作戦ね)
ほむら「やぁぁぁぁ!!!」
杏子「……」
ほむら「はっ……」
ほむら(杏子の表情が冷めきっている……!?)
杏子「お前、力いれてるかぁ?」
ほむら「い、いれて、ますけど……?」
杏子「本当だな?」
ほむら「ほ、本当よ。声を出して力をいれないなんて器用なことはできないわ」
杏子「なんだ、そうなのか。それじゃあ、遠慮なく!!!」グイッ
ほむら「きゃっ」
杏子「ロッソ・ファンタズマ!!!」ダンッ
ほむら「ふっ。完敗ね」
杏子「……次は?」
さやか「私がやるよ」
さやか「するわけないじゃん。何言ってるわけ?」
杏子「だよな」
さやか「ほら、あんたこそ本気でこないと腕が折れちゃうよ。昨日の私と一緒だとは思わないでよね」
マミ「レディー、ゴー」
杏子「おりゃぁぁぁ!!!」
さやか「でやぁぁぁ!!!」
マミ(美樹さんの作戦は、拮抗作戦だったわね)
ほむら(相手の能力に合わせて力を調整し、頃合いを見計らって敗北する。もっとも無難な戦術……)
さやか「や、やるじゃない……!!」
杏子「ふぅーん……!!! くたばれぇぇ……!!」
さやか「まけない!!」
杏子「ロッソ・ファンタズマ!!!」ダンッ!!!!
さやか「あぅぅ」
杏子「おし。次だ」
杏子「マミ……」
マミ「私は前の二人のように甘くはないわよ」
杏子「知ってる」
まどか「レディー、ゴー」
マミ「ふんっ」グイッ
杏子「おぉぅ!?」
マミ「この程度なの?」グググッ
杏子「あ……ぅぅ……くそぉ……まけるぅ……!!」
マミ「うふふ。さぁ、もうすぐ手の甲がついてしまうわよ?」ググッ
杏子「うぁぁ……」
マミ「トドメよ。ティロ・フィナ――」
マミ「あぅ!? いたたた……」
杏子「……!!」
ほむら(昨日、首を痛めたことを利用したのね。上手い作戦だわ)
マミ「あぁー。まけちゃったぁ」
杏子「あたしの勝ちだな。マミ」
マミ「強くなったわね、佐倉さん」
杏子「お前が弱くなったのさ、マミ」
マミ「そうかもしれないわね……」
杏子「最後だな、まどか」
まどか「……」
杏子「お前を倒す」
まどか「負けないよ」
さやか「まどか、やっちゃえー」
マミ「私たちの敵をうって!!」
ほむら「全力でやりなさい、まどか」
杏子「こういう逆風が意外と心地よかったりするんだよな」
まどか「杏子ちゃん。私、絶対に手を抜いたりしないから。私を信じて」
マミ「ええ。いいわよ。両者、準備はいいかしら?」
まどか「はい」ギュッ
杏子「……」ギュッ
マミ「レディ……」
杏子「……ありがと」
まどか「……!」
マミ「ゴー!!」
杏子「うりゃぁぁぁぁ!!!」ググググッ
まどか「くっ……」
さやか(まどかの作戦は私の一緒だ!)
ほむら(まどからしい手ね)
杏子「おりゃぁぁぁ!!!」
まどか「……」
マミ(どうしたのかしら、鹿目さん……。耐える演技をしているようにはみえないけれど……)
まどか「……」
杏子「ロッソ・ファンタズマ!!!!」グイッ
まどか「……っ」グッ
ほむら「え……!?」
さやか(杏子の必殺技っぽいのが出たのに、まどかが耐えちゃった!?)
マミ(ここではまだ負けるつもりはないということなの)
杏子「やるなぁ……流石はまどか……だぁぁ……」
まどか「杏子ちゃん……」
杏子「このぉぉぉ……!!」
まどか「私……どうしたらいいの……」
さやか「どうしたんだろう、まどか。これ以上、引き延ばす必要なんてないのに」
ほむら「……そういうことなのね」
マミ「暁美さん?」
ほむら「杏子は全てを悟っているようね。私たちが手を抜いていたことに気が付いている」
さやか「なんでよ!? 気が付いているなら言うはずでしょ!?」
ほむら「杏子は……優しい子なのよ……」
マミ「私たちのことを想って……演技を……」
さやか「杏子……」
杏子「もう一撃だ!! ロッソ・ファンタズマ!!!!」
まどか「……」
杏子「まだ耐えるのかよ!! このぉぉぉ!!!」
まどか「……えいっ」ダンッ
杏子「あ……」
ほむら「まどか……」
杏子「……」
まどか「私たち、杏子ちゃんに酷いことしちゃってたよね」
杏子「……」
まどか「ごめんなさい……」
まどか「そんなことない!!」
杏子「昨日、妹を問い詰めたら言われたよ。お姉ちゃんが弱すぎるから、みんなは負けてくれたんだって」
まどか「……」
杏子「おかしいとは思ってたんだ。小学生のあたしが親父を負かせることが可能なのかってな」
杏子「でも、親父はいつも言ってた。毎回、奇跡が起こっているから勝てるんだってな」
さやか「杏子はそれを信じたの?」
杏子「ああ。腕相撲の神様に愛されているんだって解釈してた。でも、ホントは見向きもしてなかったんだ」
マミ「佐倉さん……」
杏子「頼むよ、神様。みんなが優しくなるぐらいの弱さなんていらなかった。みんなと同じぐらいの強さが欲しかった」
ほむら「腕相撲の神様がいるとするなら残酷ね。佐倉杏子という優しい女の子がみんなから愛されるよう、弱くした。けれど、それは杏子自身を苦しめる」
杏子「もういいさ。認めてやるよ。あたしは魔法少女界でも腕相撲ワーストワンなんだ」
マミ「私たちは佐倉さんの気持ちをきちんと汲んであげるべきだったわね」
さやか「そう、ですね……」
杏子「みんな、サンキュ。この一帯は諦めるよ。じゃあな」
杏子「あん?」
まどか「奇跡を信じることができるなら、きっと杏子ちゃんだって腕相撲で勝つこともできるよ!!」
杏子「やめてくれ。もういいんだ」
まどか「諦めたら終わりだよ!!」
杏子「まどか……」
まどか「奇跡はあるよ」
杏子「……あるのかな」
まどか「うん。杏子ちゃんの傍に」
杏子「そこまで言われると、もう少しだけ信じてもいいような気がしてきたな」
まどか「やろう。奇跡が起こるまで」
杏子「手加減なんて、絶対にすんなよ」
まどか「しないよ。もう、杏子ちゃんには嘘はつかない」
杏子「おしっ! こい!!」ギュッ
まどか「うんっ!」ギュッ
杏子「あぅ」
まどか「まだまだだよ!!」グイッ
杏子「お、おう!」
まどか「えいっ!!」ダンッ
杏子「あぅ」
ほむら「もう何連敗しているかしら」
さやか「100から先は数えてない」
マミ「奇跡はいつ起こるのかしらね」
ほむら「さぁ……」
まどか「えいっ!!」ダンッ
杏子「あぅ。ま、まどか、そろそろ……」
まどか「まだがんばれるよ!!」
杏子「……お、おう!!」
まどか「えいっ!!」ダンッ
まどか「あの、ごめんなさい」
杏子「まどかは強いよな……」
マミ「鹿目さん。痛めつけてどうするの」
まどか「逆にこれぐらいしたほうがいいかなって」
ほむら「まどか……」
杏子「魔法も奇跡もないんだよな」
さやか「そ、そんなことないってば!!」
杏子「ありがと」
まどか「そ、そうだ! 杏子ちゃん、他に得意なことってないの!? それで勝負しようよ!!」
杏子「……」
マミ「いい考えね。腕相撲は、ほら、ノーカウントにするしかないじゃない!」
杏子「いいのか? 腕相撲では負けたんだぜ?」
ほむら「気にしなくていいわ。遠慮なく言ってみて」
杏子「……ゲーム、かなぁ。やっぱり」
さやか「ゲームするなら、やっぱりここだね!」
ほむら「こういう賑やかなところはあまり好きじゃないけれど……」
マミ「たまにはいいじゃない」
ほむら「そうね」
まどか「杏子ちゃんの一番得意なゲームで対戦しよう!」
さやか「おー!!」
杏子「いいのか? 100円が無駄になっちまうぜ?」
さやか「100円ってことは格闘ゲームってやつ?」
まどか「それ、苦手だなぁ……」
杏子「ちゃんと手加減してやるよ」
まどか「それはダメ! 杏子ちゃんは本気でこなきゃ!!」
杏子「いいのか? 1プレイで100円もするんだぜ?」
まどか「うん! 杏子ちゃんは本気できて!!」
杏子「……わかった。本気でやるぞ、まどか」
杏子「うらよっしゃぁぁぁぁ!!!」
マミ「もう一回やるしかないじゃない!!!」チャリンチャリン
ほむら「連コインはマナー違反よ」
さやか「よかったぁ。杏子が元気になって」
まどか「私たちのお財布は萎んじゃったけど」
QB「楽しそうだね」
まどか「キュゥべえ、居たの?」
QB「問題は何も解決していないと思うけどね」
さやか「いいの。杏子は腕相撲は弱いけど、格闘ゲームはすんごく強い。それだけ」
QB「僕には理解できないよ。嫌なことから目を背けているだけじゃないか」
まどか「そういわれると」
杏子「勘違いすんなよ。あたしは、逃げないぜ」
QB「え?」
杏子「今日から筋トレする。それで、まどかたちをぶっ倒す。腕相撲でな」
まどか「がんばって!」
杏子「おう!」
マミ「いけー!」ガチャガチャ
ほむら「エリアルコンボができていないわね」
QB「やれやれ。僕は退散しようかな」
まどか「あ、このぬいぐるみ、かわいいなぁ」
QB「これが欲しいなら魔法少女になってよ」
杏子「少し待ってろ。それぐらいなら一発でとってやるよ」
まどか「ホント!? わーいっ」
さやか「私の分もとってよー」
杏子「わかった、わかった」
さやか「やっりぃ」
杏子「それぐらい、簡単に取れるだろ」
QB「バイバイ、まどか。また明日ね」
杏子「気にすんな。まどかにはできないからなぁ」
マミ「ま、それをとるために費やした資金は、格闘ゲーム30回分ぐらいかしら?」
杏子「うるせぇよ。アームの設定が悪かったんだよ」
さやか「私の分もありがとー」
杏子「別にいいよ。色々、迷惑かけちまったからな。一応、礼ぐらいはしねえと」
ほむら「貴女はキュゥべえに言ったわね。逃げない、と」
杏子「ああ。今から家で腕立て伏せだ!」
マミ「いつでも挑戦を受けるわ」
杏子「今度こそ、この一帯をあたしのものにしてやる!!」
マミ「その日が来ることを祈っているわ」
杏子「じゃあな!!」
まどか「バイバーイ!! たのしかったよー!!」
さやか「またあそぼー!!」
杏子「またなー!」
マミ「結局、今日はみんなで遊んだだけになったわね」
さやか「すっごく楽しかったですけどね」
マミ「そうね」
ほむら「これからが大変ね、まどか」
まどか「なにが?」
ほむら「杏子はしつこいわよ」
まどか「えぇ……」
ほむら「近いうちに彼女は力をつけて再戦を挑んでくるでしょうね」
まどか「……そのときは、戦う」
ほむら「魔法少女ではないのに?」
まどか「魔法少女かどうかは関係ない。私は佐倉杏子ちゃんって人の挑戦を受けるだけだから」
ほむら「それもそうね」
さやか「また挑んでこないかなぁ、杏子」
マミ「きっとすぐに現れるわ。そういう子だもの」
さやか「ここだよね?」
まどか「うん」
杏子「――やっと来たか」
ほむら「杏子……」
マミ「この果たし状。読ませてもらったわ。随分と自信をつけたようね」
杏子「あの日、あたしは負けてから地獄のような特訓をしてきたんだ」
まどか「ど、どんな?」
杏子「毎日腕立て20回。腹筋15回を2セット。懸垂5回。おかげで今も体のあちこちに痛みが走ってやがる」
ほむら「筋肉痛かしら?」
さやか「そうなんじゃない?」
杏子「だが、今日こそはお前らを倒してやる!! もうあたしは負けねえぞ!!」
マミ「いいわ。受けて立ちましょう」
ほむら「来なさい、杏子」
杏子「楽しくなってきたぜ!」
杏子「あぅ……」
ほむら「まどかの圧倒的勝利ね」
杏子「くそっ!! まだ足りねえっていうのかよ!! ざけんなぁ!!」
さやか「ま、それだけじゃ足りないよね」
マミ「その回数で筋肉痛になるようならもう少し時間が必要ね……」
杏子「くそっ! くそっ!! 今日こそは勝てるはずだったのに!! ちくしょう!!」
まどか「杏子ちゃん……。次は杏子ちゃんの得意なことで勝負しようよ!!」
杏子「そうだな! 今日も行くか!」
さやか「いこういこう!」
マミ「昨日も行った気がするのだけど……」
ほむら「杏子が負け続ける限りはこのままでしょうね」
マミ「腕相撲が私たちと遊ぶ口実になっているのね。うふふ」
まどか「今日も私が圧勝だったね」
杏子「いうなよー」
おしまい。
乙
叛逆の続編はこんな感じの優しい世界でお願いします!!
幸せだぁ
やさしいせかいっていいものですね
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443696276/
Entry ⇒ 2015.10.04 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (1)
達也「深雪に頼まれてシリアまで人質救出に来たが・・・」
達也「今の情勢を考えると無事解放されるのは難しいだろう。どうやら相手は話ができる相手ではなさそうだし」
深雪「そんな・・・あの方達がイスラム国に対して何をしたというのです?」
達也「深雪、紛争地帯ではそのような理屈は通用しないと思っていい。中には自己責任だと言う人もいるが・・・それも致し方ないとも言える」
深雪「ですがそれではあの方達はいずれ殺されてしまいます!」
達也「・・・」
達也「いや、しかし・・・」
深雪「お兄様の力があれば流れる血を少なく人質を開放できるのではないでしょうか・・・?」
達也「しかし俺は深雪のガーディアンだ。深雪の側を離れるわけには行かない」
深雪「私なら大丈夫でございます。私自身の力でテロリストを撃退できることはお兄様が何よりご承知のはず。・・・それに、その脅威をお兄様が取り除いてくださるのでしょう」
達也「・・・深雪には敵わないな、わかった。それならちょっとシリアまで行ってくる。できるだけ早く戻ってくるよ」
深雪「ありがとうございます。お頼み申しあげている身で不躾ながら、どうかご無事で」
達也「大丈夫だよ。」
達也「さて本来なら情報収集からしたいところだが・・・如何せん時間がないな。ここは一旦拘束されて脱出する方がベストか」
ガイド「この先の町がイスラム国の占領地です。本当によろしいのですか?」
お兄様はアラビア語も堪能なようです
達也「ああ、危険は承知の上さ」
ガイド「こう言ってはなんですが・・・人質とコンタクトを取るのに単身では危険すぎます。なぜそこまで?」
達也「それは妹に頼まれたからな」
ガイド「は?」
達也「ここまでありがとう。おそらく数時間で戻ってくるからここで待って待機しててくれないか?」
ガイド「分かりました。くれぐれもお気をつけて」
達也「ありがとう。日没までに戻らなかったら先に帰っていてくれ」
イスラム兵「止まれ!ボディチェックを受けてもらう」
達也「・・・」
イスラム兵「これはなんだ?変わった形の拳銃だな」
達也「いざという時の威嚇用だ。球は出ない(CADといっても通じないだろうな)」
イスラム兵「そうか。でどこから来た?見たところ東洋人のようだが」
達也「日本から「なに!?貴様さては欧米諸国のスパイだな」
達也「いや、決してそのようなことはない」
イスラム兵「黙れ、そもそも目的はなんだ」
達也「人質との交渉のために来た」
イスラム兵「渉外からそのような話は聞いていない。貴様の身柄はこちらで預からせてもらう」
達也「・・・こちらに選択の余地はないようだな」
イスラム兵「こっちに来い!」
湯川「どうしましょう・・・このまま私達、殺されてしまうのでしょうか」
後藤「どうだろうな。その時のために覚悟は決めておいたほうがいいだろう」
イスラム兵「こっちだ!ぐずぐずするな」
後藤「また一人連れてこられたようだな」
達也「・・・」ドサッ
湯川「君は・・・もしかして日本人?」日本語
達也「はい」
後藤「なぜこのようなところに!見たところ学生のようだが」
達也「恥ずかしながらトルコに留学しており、その際連れ去られてここに」
湯川「そう・・・若いのにこんなことに巻き込まれて」
達也「いえ、慣れてますから」
湯川「?」
後藤「お名前は?」
達也「司馬達也です」
後藤「司馬君でいいかな、私たちのことは聞いてる?」
達也「ええ、外では、特に日本では大きく報道されているようです」
後藤「そうだろうな・・・一言で言えばしくじってしまったよ」
達也「今政府が開放に向けて交渉を行っているようです」
後藤「交渉は難しいだろう。自分でもよくわかっているし、同じく拘束されている君に言うのもなんだけど、覚悟は決めているつもりだ」
達也「覚悟を決めるのはまだ早いですよ。むしろ別の覚悟を決めてください」
後藤「?」
達也「今すぐここから脱出します。」
後藤「」
湯川「」
達也「大丈夫です。可能ですから。あなたたち二人の身は例え銃に撃たれても保証しますよ」
湯川「で、でも・・・」
達也「このままここにいても殺されるだけです。五分後に決行するのでそれまでに心に準備を付けておいてください」
後藤「・・・本気なんだな」
達也「はい。」
後藤「わかった。確かにここにいても助かる見込みは薄いだろう。ところで逃走経路はどうするんだ?」
達也「勿論人が少ないところを通りたいですが、基本正面突破と考えていただいて構いません」
後藤「」
達也「そろそろ行きます。心の準備はいいですか?」
後藤「・・・ああ」湯川「な、なんとか」
バシュッ!
湯川「あ、あれ?手錠が消えた!?」
バシュッ!
後藤「俺のもだ!」
達也「すいません!どちらかでいいので俺の胸ポケットにある拳銃のようなものをとってくださいませんか?」
後藤「あ、ああ・・・」
バシュッ!
達也「では行きます。あなたたちはとにかく銃声等無視して走ってください!」
後藤「ちょっと待ってくれ!一体何が何やら・・・」
達也「詮索はあとです。行きます!」
イスラム兵B「逃げるな撃つぞ!」
イスラム兵C「止まれ!」ダンッダンッ
バシュッ!バシュッ!
イスラム兵A「銃が消えた!?」
イスラム兵B「クソッ!一体なんなんだ!」
イスラム兵C「さすおに!」
湯川「すごい・・・銃や障害物が次々に消えていく・・・一体君は何者なんだ?」
達也「だから詮索はあとです!とにかく走ってください!」
イスラム兵D「人質が逃げた!全員戦闘用意!絶対逃すな!」
達也「(・・・この先にいるのは20人ほどか・・・お手なみ拝見と行くか)」バシュッ!
「な!?銃がバラバラに!?」「そんなまさか!」
バタッ
達也「いまです。突っ切ってください!」
後藤「・・・わかった。後で色々聞きたいことがある!」
達也「分かりました。後で聞くために生き残りましょう」
・・・
達也「(さてようやく外に出たが・・・まだ油断はできないな)」
達也「支配域から出るまで油断はできません。走り続けましょう」
湯川「ハアッ・・・ハアッ・・・わ、分かりました」
バン!!!!
後藤「ぐあッ!!」
湯川「後藤さん!!」
屋上のイスラム兵「!!!」
湯川「後藤さん!後藤さん!しっかりしてください!」
後藤「ウ・・・ウッ・・・」
達也「大丈夫です。湯川さん、ちょっとそこをどいてください」
湯川「え、後藤さんに銃を向けてなにを!?ちょっと!?え」
バシュッ!
後藤「あ、あれ・・・痛みが全くない。どうなっているんだ?」
湯川「今確かに後藤さんは撃たれたはず・・・」
達也「説明したいところですがここに留まってはまた撃たれるだけです。とにかく走りましょう。後藤さん、走れますね?」
後藤「あ、ああ・・・」
達也「(あのあと狙ってきた狙撃手は4人、戦車が2台だったな・・・思ったより緩かったな)」
後藤「ああ、しかしさっき俺は撃たれたのだよな?」
達也「・・・」
合流地点
ガイド「皆さん!ご無事でしたか!」
達也「ああ、早速だが車を出してくれ。万が一追ってくるかもしれない」
湯川「はあっ、はあっ・・・つ、疲れた」
達也「(あのあと狙ってきた狙撃手は4人、戦車が2台だったな・・・思ったより緩かったな)」
後藤「ああ、しかしさっき俺は撃たれたのだよな?」
達也「・・・」
合流地点
ガイド「皆さん!ご無事でしたか!」
達也「ああ、早速だが車を出してくれ。万が一追ってくるかもしれない」
湯川「はあっ、はあっ・・・つ、疲れた」
達也「ここまででいい。助かったよ」
ガイド「いえいえ。それでは」
後藤「助かったよ。なんとお礼を言ったらいいか。」
湯川「本当にありがとうございます。」
達也「いえ、こちらこそ危険な目に合わせてしまい申し訳ありませんでした」
後藤「元々どうなってたかわからない身だ。そんなことは気にしなくていいよ。しかし・・・君は一体何者だね?その拳銃はなんだね?なぜ私の傷が治ったのだ?」
達也「それは・・・」チャキッ
後藤「お、おい私たちにそれを向けて何を!?」
達也「すいません・・・」バシュッ!
・・・
湯川「ハッ!ここは?」
湯川「ええそれまでのことは覚えていますがそこからどうやって脱出したのでしょう?」
??「よかった!ご無事だったのですね!」
後藤「ええ・・・日本語?あなたは日本の方ですか?」
??「ええ、外務省のものです!あなたがたが解放されたと聞いて保護しにきました」
後藤「そうですか・・・私たち解放されたのですね」
??「先ほどその方の情報筋から通達がありました。もう大丈夫ですよ」
湯川「よかった・・・私たち助かったんですね」
後藤「そのようだな」
藤林「まずはこちらの車に」
達也「申し訳ありません。そこまで考えが至りませんでした」
藤林「しかもあなたは軍に所属してるのよ。万が一もないと思うけど、何かあったら国際問題よ」
風間「まあまあ藤林くん、そのくらいにしておいてくれ」
藤林「大佐・・・」
風間「この件は政府も頭を痛めていたんだ。理由はわからないが解放されたとなれば肩の荷も降りるだろう」
藤林「しかし・・・」
達也「ありがとうございます」
藤林「しかし深雪さんに頼まれたとは言え、一人で乗り込むなんてさすがね」
風間「ああ、さすが達也くんだ」
達也「いえ、決してそのようなことはありません。・・・自分はただの・・・」
達也「劣等生ですから」
完
色々見苦しい箇所もあったと思うけど
ありがとうございました
面白かった
お兄様がいれば一発解決なのにな
掲載元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1421983953/
Entry ⇒ 2015.01.24 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (3)
エリカ「デキちゃった///」深雪「・・・!!」
深雪「・・・!!」
達也「」
後はよろしこ
深雪「!!出来たってまさかこd」
エリカ「新庄剛のモノマネ」
深雪「えっ……?」
達也「さっそく見せてもらおうか」
達也「すごく似てるな」
深雪「文章じゃ分からないですよ」
達也「他には?」
エリカ「ジーンズ穿けなくなるので筋トレはしません」
達也「すごいクオリティだ!」
深雪「……」
エリカ「……」ブン
深雪「(ただバットを振っただけ?)」
達也「まさかそのスイングは99年6月12日槙原投手の敬遠を打ったシーンか!」
深雪「(なんで分かるんですか!?)」
達也「もっと!もっと!見せてくれ!」
エリカ「いいですよ」シロイハキラリ
こうして新庄剛志選手の物真似は延々と続いた
完
掲載元:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1421583313/
Entry ⇒ 2015.01.21 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (1)
達也「自分はただの、エリートです」ドヤァ
達也キャラ崩壊
阿呆科高校の劣等生
達也「溢れる性欲を魔法に変える!魔法変態マジレ」
深雪「コキュートス」
達也「死ぬッッッッッ」カチン
深雪「アバンくらい真面目にやってください」
達也「…すんませんした」
達也「納得いきません、なぜ俺が補欠なのですか」
深雪「…………」
達也「勉学も体術も、俺に敵うものなどいないというのに…魔法だってホントは…」
深雪「お兄様」
達也「ハッ」
深雪「それは言っても仕方のないことです」
達也「ごめんなさい…」
深雪「分かればいいんですよ」ニコッ
達也「おーう、頑張ってこいや」フリフリ
深雪「ケツをふるなばかやろう」
タタタ
達也「…さて、どうやって時間を潰そうか…」
達也「とりあえず散歩でもするか」
5分後
達也「ここどこだし」
七草「どうかした?新入生くん」
達也「迷いました」
七草「ここ校舎裏ですよ」
達也「ありがとうございます、貴女は命の恩人です」ペコリ
七草「大げさな…一年の司波達也君ですね、私は生徒会長の七草真由美です」
達也「冴え臭………………いい名前ですね」
七草「数字の七に草と書いて、さえぐさと読みます」
達也(あっ、ナンバーズか)
達也「ナンバーズかぁ、どうせ全員大したことないんだろうなぁ」
達也「おっと遅れる!速く行かないと」カソク
ドカァァァァァァァン
達也「やっべ校舎の壁死んだ!」シュウフク
達也「さて、歩いて急ごう」スッタタスッタタ
達也「ふぅ…間に合った」
美月「あのー…」
達也「ん?何かね…」
美月「お隣空いてますか?」タプン
達也「…!」
美月「………あ、あのー、空いてないなら失礼しました」タプン
達也「あ、いや、どうぞ」
達也(マズイな…俺のブロンズホーンのサイオンがマテリアルバーストしてしまう…)
エリカ「アタシは千葉エリカ!よろしく!」
達也「俺はシヴァ達也だ、達也様でいい」
エリカ「何一つよくない…」
達也「あー終わった終わった、長ったらしくてかなわん」
美月「達也君真面目そうなのに意外ですね、そういうこと言うの」
達也「先入観で物事を計るなこの巨乳」
エリカ「セクハラだ…」
深雪「お兄様」
達也「おうみゆきち、じゃあけぇるか」
深雪「はい」
エリカ「なに?もしかしてかの」
深雪「ただの兄妹です」
エリカ「な、なんかゴメン」
深雪「いえ」
深雪「」シュイーン
達也「ちょ、待てよ!置いてくな」タタタ
深雪「もうスカートを捲らないと約束するなら」
達也「分かりました!ごめんなさい!」
深雪「急ぎましょう、九重先生に怒られますよ」
達也「おけ」
弟子モブ「うぉぉぉおーーーー!!!!」
達也「羅ッッッッッ!!!!」ゴウッ
ギャァァァァァ
ウギャァォォォォォォ
ヒェェェェ
八雲「…暴れてるねぇ」
深雪「学校じゃ校舎破壊しちゃうから本気出せなくて溜まってるんでしょ」
八雲「できることならここの破壊もやめてもらいたいなぁ…」
達也「」カタカタカタカタカタカタ
エリカ「達也君何やってんの?」
達也「授業の予習をな」
美月「へー、真面目ですね…ん?」
国立魔法大学付属学院の二科生だけど質問ある?
美月「前言撤回」
エリカ「学校でなにやってんの」
劣等生乙
達也「」ブワッ
エリカ「メンタル弱ッ」
司波達也
言わずとしれた俺TUEEEの代表格。クールを装っているが性欲満点の思春期男子。母親に魔法と引き換えに感情を奪われたはずだったが、あまりにも強い理性がそれを許さず感情を残したまま魔法だけ授かった。ちなみに魔翌力は原作の魔翌力の二乗。
口癖は「俺TUEEE!!!」。好きな数字は9999。好きな色はブロンズ。
司波深雪
兄に対してツンデレであること以外特に変わった点無し。
深雪の口癖は「やめなさいお兄様」
レオ「へぇー、珍しいもん使ってるなー」
達也「おぉ、初めて男に話しかけられた。お前は?」
レオ「俺は西條レオンハルト、レオでいいぞ」
達也「司波=スタイリッシュ=達也だ。ニックネームはDrブロンズ、気軽に大納言と呼んでくれ」
エリカ「何一つ噛み合ってない…」
ガラ
ジュギョウハジメマース
達也「パンうめぇ」モグモグ
エリカ「司波君凄かったね…」
美月「出された問題全部答えてましたもんね…」
レオ「答えるごとに「俺TUEEE」って言ってたのが鼻についたな」
深雪「お兄様」
達也「おっす」モグモグ
深雪「また焼きそばパンなんか食べて…栄養足りなくなりますよ?」
達也「栄養なんて魔翌力でどうにかなる」
レオ「Drスタイリッシュの妹か?」
エリカ「レオ、混ざってる混ざってる」
深雪「初めまして司波深雪です、兄がご迷惑おかけしてます」
深雪「あ、うん…」
森崎「司波さん!良かったら一緒に…」
レオ「一科生か…」
深雪「ごめんなさい、今日は遠慮しておきます」
森崎「…雑草共と一緒に食べるなんて、止めるべきだ」
エリカ「ちょっとそんな言い方…!」
達也「プッ」
森崎「…あ?何がおかしい」
達也「いや別に?只…道端のウンコが雑草を馬鹿にするとは可笑しい話だと思っただけだ」
森崎「!!!」
達也「お前こそあまり生意気なクチを聞くなよ?なんなら今ここでお前をただの銅原子に変えることもできるんだぞ?」
ゴゴゴゴゴ
達也「表出ろ」
森崎「上等だ」
深雪「やめなさいお兄様!」
達也「むっ」
深雪「無闇に暴れたら、停学になりますよ」
達也「深雪たんがそういうなら…」
森崎「フンッ!命拾いしたな!」
達也「こっちの台詞だターコ」ベー
美月「いい加減にしてください!深雪さんはお兄さんと帰るっていってるんですよ!」
達也「そうだそうだー」
森崎「僕たちは、彼女と話をするだけだ!雑草ごときがしゃしゃり出るな!」
達也「今の時点でどんだけお前達が俺達より優れてるって証明できるんだよブロンズウンコ」
森崎「~~~~~!!!よっぽど痛い目に合いたいらしいなぁっ!」ブウウウン
深雪「クイックドロウ…!」
達也「あれTP20だから使いやすいよね」
レオ「イナイレじゃねーよ」
達也「えい」カキンッ
森崎「んなっ…!」
エリカ「片手で跳ね返した!?」
達也「へいへーい!」パンパン
森崎「おのれ…!雑草の癖に…!」
達也「チッ…雑草雑草うるさいなぁ、ねぇ深雪、こいつらマテバっていい?」
深雪「やめなさいお兄様、あと5回雑草って言われたらMTBBしていいですよ」
レオ「なんだよMTBBって」
MTBB…マテリアルバーストぶっぱなすの略
森崎「おのれ…!ならこれをくらえっ!」ヒィィィン
達也「おうこいや、贋作」
ほのか「もうやめて!二人とも!」キィィィン
バチッ
ほのか「きゃっ!」
雫「ほのか!」
七草「やめなさい!敷地内での魔法の使用は犯罪行為ですよ」
マリ「風紀委員長の渡辺マリだ!」
達也「大納言委員長のマテリアル達也だ!」ドヤッ
深雪「静かにしなさいお兄様」
達也「はい」
達也「待ってください」
マリ「なんだ」
達也「攻撃魔法を使ったのはこの糞ウンコだけで、この巨乳と俺は無実です」
森崎「おまっ」
マリ「ほう…しかしそこの女子生徒は攻撃魔法を使用しようとしていたが?」
達也「あれはただの牽制です、実際に当てるつもりはないと見ましたし、威力は最小限に押さえてありました」
達也「ええ、天才ですから」
マリ「…うん」
達也「実技は得意ですが、分析も得意です、おまけにイケメンです」
マリ「……ウザさも一流のようだ」
達也「ウザい?ウザいだなんてとんでもない」フッ
達也「自分はただの、エリートです」ドヤッ
国立魔法大学付属学院…この学校に入学を許された時点で、魔法という才能を認められたエリートである。しかし……実際エリートは俺だけである!
達也「みかんでマッサージッッ!that's雷神んほぉ♂」
深雪「黙れ」
達也「はい」
ありがとうございました
乙
乙
そして書いてくれよ!!
SAO見たのが中2の時で魔法科見たのが高1だったから
アリシゼーションは長すぎて最後まで見てないし内容も忘れた
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418532059/
Entry ⇒ 2014.12.15 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)
妹「流石ですお兄様!」俺「おち○ぽびろーんwww」メキメキ 人間「」
俺「人間はその力を100%引き出すことはできない」
俺「けど俺はその力を100%引き出せるんだよ」
妹「流石ですお兄様!超人ですね!」
俺「今からその力の一端を見せてあげよう」
俺「ふんっ!」
バキバキバキ
すると地面は地割れを起こしそして数十メートル先にあるコンビニは崩壊した
妹「流石ですお兄様!地面に拳を打ち付けた反動だけでコンビニを崩壊させるなんて!」
俺「次はこれだ」ガシ
俺は地面に横たわっていた死体を抱えると
東京タワーにめがけて投擲をした
妹「流石ですお兄様!東京タワーがみるみるうちに崩れていきます!」
俺「そろそろ敵の登場のようだ」
妹「流石ですお兄様!お兄様の強さを恐れて戦車と歩兵が続々と現れました!」
ドンッ!ドンッ!
俺に向かって放たれる戦車の砲弾
それは俺の体に直撃した
俺「今の俺には戦車の砲弾すら生ぬるい」
妹「流石ですお兄様!戦車の砲弾に耐えるどころかその砲弾がぺちゃんこになるなんて!」
俺「次は俺の番だな」
シュン
俺は目にも留まらぬ早さで戦車の側面部に行った
妹「流石ですお兄様!100メートル先にある戦車に2秒で辿り着くなんて!」
俺「こうしてこうだ!!!」ガッツーン
妹「流石ですお兄様!戦車の装甲をパンチだけで貫通してみせるなんて!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
妹「流石ですお兄様!歩兵たちは皆全員恐れおののき戦意喪失しているのに殺そうとするなんて!」
バス女「逃げている歩兵もいるのに超速ダッシュで一人一人始末するなんてなかなかできることじゃないよ」
バス女「それに地味にほへいをほふろうなんてダジャレを言う余裕もあるなんてなかなかできることじゃないよ」
妹「流石ですお兄様!大阪でお笑い芸人にスカウトされただけあります!」
俺「はあ・・・はあ・・・これで全員か?」
歩兵A「」
歩兵B「」
歩兵C「」
バス女「この優しさある行動はなかなかできることじゃないよ」
俺「この女達は俺の家に持って帰ろう」
妹「流石ですお兄様!やることが鬼畜すぎて私も正直引きそうです」
バス女「こんな鬼畜な行動はなかなかできることじゃないよ」
俺「お前ら帰るぞ」
妹「はいお兄様!」
バス女「私も一緒に帰れるなんてなかなか体験できることじゃないよ///」
バス「ぶぅぅううううんwwwwwwwwwwwwww」
俺「テレビ見るか」
テレビ「東京で↑自衛隊100人の死体が発見された↓ってはっきり分かんだね☆」
妹「流石ですお兄様!ニュースに取り上げられるほど有名になったなんて!」
バス女「ここまで有名になるのはなかなかできることじゃないよ」
俺「ふーんふーん」
ドシューン
俺の家「」
俺の家は謎の空爆により崩壊した
妹「流石ですお兄様!空爆で奇襲されたというのに無傷なんて!」
バス女「あれほどの衝撃だったのに生き残ってるなんてなかなかできることじゃないよ」
ドピューン!
妹「流石ですお兄様!上空500メートルにジャンプして到達できるなんて!」
バス女「しかも正確に空爆した飛行機の位置を割り出すなんてなかなかできることじゃないよ」
俺「俺の家をかえせええええ!!!」
ベリィ!
妹「流石ですお兄様!飛行機の翼を素手で引きちぎってしまうなんて!」
バス女「普通の人だったらなかなかできることじゃないよ」
ボガーン!
ボガーン!
ボガーン!
妹「流石ですお兄様!着地した時ターミネーターの姿勢になっているなんて!」
バス女「ターミネーターを見てないとこんな姿勢なんてなかなかできることじゃないよ」
俺「家どうしよっかな・・・そうだ!ホワイトハウスを俺の家にしよう!」
妹「流石ですお兄様!あのホワイトハウスを自分の家にしようと考えるなんて!」
バス女「こんな発想なんてなかなかできることじゃないよ」
俺「よう俺だ」
大統領「誰だ」
妹「流石ですお兄さま!面識のない相手に対して面識があるかのように振る舞うなんて!」
バス女「恥ずかしすぎてなかなかできることじゃないよ」
大統領「こいつを取り押さえろ!」
妹「キャッ!」
バス女「あーれー(棒)」
バス女「SPに取り押さえられるなんてなかなか味わえることができないよ」
俺「ちぇいさぁあああ!!!」
俺の咆哮によりSPは全員耳から血を流し倒れた
妹「流石ですお兄様!私達には危害を加えず敵だけ倒すなんて!」
バス女「こんな倒し方なかなかできることじゃないよ」ダラー
妹「流石ですお兄様!私の心を征服するだけでは事足りず世界にまで手を出してしまうなんて!」
バス女「世界を征服するなんてなかなかできることじゃないよ」
俺「まずは中国を征服しよう」
妹「流石ですお兄様!民度の低い中国が一番征服しやすいと読んだのですね!」
バス女「軍事力の高いアメリカを征服しようと考えるなんてなかなかできることじゃないよ」
妹「流石ですお兄様!今後のために一番強い国を支配下に置こうとお考えなのですね!」
俺「やっぱり面倒くさいから日本だけでいいや」
妹「流石ですお兄様!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
妹「サスガデスオニイサマ」
バス女「ナカナカデキルコトジャナイヨ」
終わり
あんまり民度低いとか言わない方が良いぞ
妹「流石です>>22様!己の保身を顧みず>>1にアドバイスを施すなんて!」
こんなのなかなか書けるものじゃないよ
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Entry ⇒ 2014.12.12 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)
「司波深雪の朝は早い」
彼女はそこにある国立魔法大学付属第一高等学校に通う一年生だ。
今日は彼女の一日に密着する。
記者「おはようございます」
深雪「おはようございます」
記者「早速なのですがどうして早起きをしたのですか?」
深雪「お兄様の下着を脱衣所から回収するためです」
お兄さんのパンツを嗅いで、被り、そして食した。
深雪「これは私の日課なんです」
深雪「もし一日でも欠かしたら私が私でなくなってしまいます」
彼女はとおもむろに服を脱ぎ出す。
私達スタッフは自重し脱衣所の外で待機することにした。
時折脱衣所から甘美で麗しい喘ぎ声のようなものが漏れていたが私達は耳栓をして聞かなかったことにした。
40分後彼女はお兄さんのYシャツを羽織りパンツを頭に被ったスタイルで出てきた
このまま私達に朝食を振る舞ってくれるらしい
現役女子高校生の手料理ともあって私達スタッフは大いに感動した
記者「普段からお料理はされるのですか?」
深雪「お兄様のお弁当は全て私の手作りです♪」
彼女は嬉しそうに言いながら鍋のカレーをかき混ぜていた
だが次の瞬間……!彼女は自分の髪の毛を数本抜き取ると
お兄様専用と書かれたお弁当箱に髪の毛を入れていた
記者「なぜ髪の毛を入れたんですか?」
深雪「後でハンバーグの中に入れようと思っているんです」
どうにかして逃げられないものかと思案していると奥の方の扉が開く
達也「……深雪起きていたのか」
深雪「おはようございますお兄様!」
彼女はお兄さんに笑顔を向けながら朝の挨拶をしていた
だが我々は知っている彼女の手にはパンツが握りしめられていることを
朝食を済ませたら学校に登校だ
我々は特別に彼女と一緒に学校へと入る許可を頂いた
記者「学校ではお兄さんとクラスが一緒でなくて寂しいですか?」
深雪「そんなことはありません」
深雪「お兄様はいつも私の隣にいますから」
そう言って彼女は胸ポケットから一つのデバイスを取り出す
そこに写されていたのはお兄さんの全裸画像であった
魔法の授業が始まった。
今日は実技試験らしく私達は彼女の魔法を見せてもらうことにした
深雪「これがニブルヘイムです」
ニブルヘイムは広域振動減速魔法と言って上級魔法師でも扱うことが難しい魔法らしい
それなのに彼女は難なく行使しているので魔法の技術はやはり凄いのだと思い知らされた
そして同時にお兄さんを傷つけた日には彼女に何をされるか想像しただけでも恐ろしい
昼食の時間になった
彼女は自分のお弁当を鞄から取り出すと教室から颯爽と飛び出した
記者「急ぐ必要があるのですか?」
深雪「雌狐……失礼しました……お兄様を誘惑する泥棒猫がいますからね」
クラスを覗いてみるとお兄さん――司波達也がクラスの女生徒に囲まれているのが見える
深雪「お兄様!一緒に昼食は如何ですか?」
彼女は入り口で一礼するとお兄さんの方にすぐ向かっていく
途中赤髪の女生徒やおっとりメガネおっぱいの生徒が彼女に声をかけたが
それら全て無視をしてお兄さんの膝の上へと座った
達也「おいおい深雪?これじゃあ俺が食べられないだろう?」
深雪「では私がお兄様に食べさせてあげます!」
彼女はそう言うと箸を取り出しお兄さんの口元へ唐揚げを持っていく
達也「うん……今日も美味しいな」
深雪「ありがとうございます!」
我々はその瞬間を逃しはしなかった
彼女は箸の先端をペロリと舐めたのだ!
キーンコーンカーンコーン
お昼休みの終わりを知らせるチャイムだ
彼女はまた一礼するとさっそうと教室から飛び出した
記者「先程はなぜ箸を何回も変えていたのですか?」
深雪「私のコレクションの増やそうと思ったんですよ」
深雪「今日は箸を使ってオナ○ーですね」
彼女の口から汚い単語が聞こえたように思えたが我々の勘違いだと思うことにした
午後の授業で特筆すべき点は無かったので割愛する
彼女は寄る店があるとのことで我々は着いて行くことにした
記者「どこに向かわれるんですか?」
深雪「ランジェリーショップです」
目的地のランジェリーショップに到着したが
流石に男性スタッフは入ることはできないので女性スタッフのみが入ることにした
記者「どのような下着をお買い求めで?」
深雪「黒色で大人の雰囲気を匂わせるモノがいいですね」
彼女もやはり思春期の女の子、背伸びしたいのだろう
私達女性スタッフは可愛らしいと思った
だがこの後女性スタッフは裏切られることになる
深雪「お兄様に夜這いをかけようと思っているんです」
計4万円もするのだからお嬢様は凄いと改めて感じた
そして家に帰宅するとまだお兄さんは帰っていなかった
我々スタッフはこの後の予定を聞こうと思い彼女に目を向けると
そこには何やら機械をいじりだしている彼女がいた
記者「何しているんですか?」
深雪「監視カメラのチェックとボイスレコーダーのチェックです」
詳しく聞くと彼女はお兄さんの部屋に60個
360度見渡せるように監視カメラを設置しているらしい
そしてお兄さんが家にいない時はカメラのメンテナンスをしているという
ボイスレコーダーはトイレに設置されており
お兄さんがトイレに入ったら起動するようになっているらしい
すると彼女は阿修羅のような顔になり
深雪「お兄様の方が凄いです!」
どうやら彼女を怒らせてしまったようだ
もうここで終わりですと言われ我々は泣く泣く中断することになった
後日編集したテープをテレビにて放送
視聴率は70%を記録し大盛況となった
終わり
掲載元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1411484423/
Entry ⇒ 2014.12.11 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)
深雪「出ました!お兄様のマジックコンボです!」
達也「切り込み隊長に伝説の剣を装備する」
紗耶香「まさかここで装備魔法を発動するというの!?」
深雪「これで切り込み隊長の攻撃翌力は300ポイントアップして1500!並みのリクルーターには倒せない程の強化をモンスターに施すなんて……流石です!」
雫「誰も戦士族に伝説の剣を装備するなんて考え付かないよ。それを当たり前のようにやり遂げるなんてなかなかできることじゃないよ」
敵「よし、攻撃だ!」
達也「罠発動、聖なるバリアミラーフォースだ」
紗耶香「まさかここでミラーフォースを使うというの!?」
深雪「敵の攻撃に合わせて罠を発動するなんて……流石です!お兄様!」
雫「攻撃反応型は求められる反射神経が高くて扱うのが難しいんだよ。それを当たり前のように使いこなすなんてなかなかできることじゃないよ」
敵「俺の先攻だ!手札からレベル制限B地区発動!モンスターセット、カードを二枚伏せターンエンド!」
達也「ドロー、手札からパワーボンドを発動。サイバーエンドドラゴンを特殊召喚する」
紗耶香「まさかここでパワーボンドを発動するというの!?」
深雪「攻撃が通らない中、あえてエンドフェイズの8000ダメージを恐れずに融合召喚……流石です!」
雫「場の状態に左右されず自分の意思を突き通したんだよ。なかなかできることじゃないよ」
敵「ふふ、モンスターをセットしてターンエンド」
達也「ドロー、マシュマロンを攻撃表示で召喚」
紗耶香「まさかここでマシュマロンを攻撃表示で召喚するというの!?」
深雪「お兄様にはマシュマロンをセットするという選択肢もありました。攻撃されれば相手に1000ダメージを与えることも出来たでしょう」
深雪「でもあえて攻撃翌力300で攻撃したのです。攻めの姿勢を崩さないお兄様のお姿……流石です!」
雫「普通返しのターンが恐くて攻撃表示にするなんて出来ないよ。それを当たり前のようにやり遂げるなんてなかなかできることじゃないよ」
敵「だが甘いな、お前が攻撃したモンスターは巨大ネズミだ。反射ダメージを受けてもらう」
巨大ネズミ「ハハッ」
達也「ふっ、ダメージ計算前に手札からオネストを発動する」
全員『!?』
紗耶香「まさかここでオネストを使うというの!?」
深雪「さ、流石です!リクルーター相手にも容赦しない姿勢とそれを可能とする力強さ……流石お兄様!」
雫「オネストを失って好きなモンスターをリクルートさせたとしても、反射ダメージを回避するという覚悟の上での行動だよ。なかなかできることじゃないよ」
敵「E・HEROエッジマンを召喚!ターンエンド!」
達也「ドロー」
達也(サイバーヴァリーか)
達也「モンスターをセットしてターンエンド」
紗耶香「まさかここでサイバーヴァリーをセットするというの!?」
深雪「お兄様はサイバーヴァリーを召喚することも出来ました。でもそれをあえてセットした……」
深雪「これはリバースを警戒して次のターンにエッジマンが攻撃してこないという確信があったからこその行動!流石ですお兄様!」
雫「サイバーヴァリーをセットするなんてバカイザーと流星くらいだよ。それを当たり前のようにやるなんてなかなかできることじゃないよ」
敵「フハハハハ!!我が魂にして最強のしもべ!ブルーアイズホワイトドラゴン!!」
敵「クロスソウルを発動したターン、攻撃することは出来ない……ターンエンドだ」
達也「ドロー」
達也(手札にはE・HEROエアーマンと融合か)
達也「モンスターをセットしてターンエンド」
紗耶香「まさかここでエアーマンをセットするというの!?」
深雪「……確かにエアーマンのサーチ効果でHEROを手札に加えればGreat TORNADOを融合召喚できます」
深雪「でもあえてそれをせずに堪え忍ぶ……これは古き良き日本人のお姿!流石です!」
雫「エアーマンを壁にするなんてなかなかできることじゃないよ」
敵「へへっ、絶望的な状況だなおい」
敵「オレの場には7カードで強化されたスロットマシーンAM-7、ココでオレがもう一枚7カードを引いたらますます絶望的だよなぁ!?」
達也「……」
敵「さーて、何が来るかな?」
敵(なんつってな!オレのリストバンドにはカードが仕込んであんのよ!)
敵「ドロー!へへっ、引いたぜ7カード!更に攻撃翌力アップだ!」
深雪「待ってください!あの方リストバンドからカードを加えていました!」
紗耶香「明らかに違法行為です!」
雫「デュエリストの風上にも置けないよ」
主催者「ohー!それはイケマセーン!正々堂々とデュエルを行ってくださーい!」
敵「ちっ…!まあいい、どちらにしろコイツにスロットマシーンAM-7は突破できないからな!!」
達也「それはどうかな」
敵「何ィ!?」
達也「俺のターンだ」
達也「俺はドローの代わりに胸ポケットにあるブラックホールを手札に加える」
達也「そして発動、モンスター全破壊だ」
敵「おい」
紗耶香「まさかこのような状況になると予測していたというの!?」
深雪「ルールに縛られず柔軟かつ臨機応変な対応……流石ですお兄様!」
雫「こんな誰にも思い付かない斬新な手法を当たり前のようにやり遂げるなんて、なかなかできることじゃないよ」
敵「いや待て今のインチキだろ!!」
<インチキコウカモイイカゲンニシロ!!
主催者「what?どこがですかー?胸ポケットのカードに気づかなかった貴方の負けデース」
主催者「罰ゲーム!!」
敵「うわあぁあああー!!!」
深雪「決勝戦進出、流石ですお兄様!」
達也「たまたまだよ」
敵「ドロー!おっしゃ!ワイの最強カードを引いたで!」
達也「……」
紗耶香「あれ…?」
深雪「お兄様が、お二人に……?」
雫「中の人ネタなんてなかなかできることじゃないよ」
敵(何やコイツら、アイツの取り巻きか?……まぁええわ)
敵「来い!ワイのエースカード!!二頭を持つキング・レックス召喚や!」
紗耶香「まさかここで二頭を持つキング・レックスを召喚するというの!?」
深雪「ベビードラゴンを一方的に蹂躙出来る攻撃力1600の恐竜族最強レアカードを召喚するなんて……流石です!お兄様!」
雫「ウサギ無しで恐竜族を使うなんてなかなかできることじゃないよ」
敵(なんかやり辛いんやけど!!)
達也「DDクロウの効果を発動。墓地にある嵐征竜テンペストを除外する」
紗耶香「まさかここでDDクロウを使うというの!?」
深雪「サーチされようとも蘇生させないよう先に手を打つ胆力と実行力……流石です!」
雫「なかなかできることじゃないよ」
達也「ボチヤミサンタイ……更にダークアームドドラゴンを特殊召喚だ」
紗耶香「まさかここでダークアームドドラゴンを特殊召喚するというの!?」
深雪「先ほどのDDクロウは墓地にいる闇属性モンスターの数を調整するためだったなんて……流石です!お兄様!」
雫「墓地に闇属性モンスター3体揃えるなんて凄く難しいことだよ。それを当たり前のようにやり遂げるなんてなかなかできることじゃないよ」
達也「たまたまだよ」
敵「奈落で」
達也「あっ」
ナンバーズハンター「お前のナンバーズ、狩らせてもらう!」
デュエッ!!
ナンバーズハンター「お前が先攻で構わん」
達也「……」
ナンバーズハンター「……どうした、抵抗もなしか?」
達也「エクゾディア揃いました」
ナンバーズハンター「!?」
紗耶香「!?」
深雪「!?」
雫「……なかなかできることじゃないよ」
END
でもアクアジェット使わないのかよwwwwww
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416464628/
Entry ⇒ 2014.11.22 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)
劣等生「即席鍋焼きうどんが美味しい季節だな」妹「さすがです」
会長「なのに、あえてそうはしない・・・貴方という人は」
剣道「あくまでも即席にこだわるって言うの!?」
風紀「やはり君は他とは違う・・・!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「たまたまですよ」
妹「さすがはお兄様です」
メガネ「冷凍・・・うどん?それは一体なんですか?」
会長「聞いた事があるわ。冷凍して長期の保存が可能なうえ、調理はレンジでチンするだけのうどんが存在する、と」
剣道「じゃあコレがその冷凍うどんだって言うの!?」
風紀「こんな物まで入手出来るとは・・・やはり君は他とは違う」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「たまたまですよ」
メガネ「何を食べてらっしゃるのですか?」
剣道「何よそのうどん!?生卵が入ってるじゃない!」
会長「聞いた事があるわ。茹でたてのうどんをお椀に盛り、生卵を絡めてからつゆをかけて食べるうどんがある、と」
風紀「そんな物を作れると言うのか・・・やはり君は他の者とは一味違う!」
妹「さすがはお兄様です」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「釜玉ですよ」
メガネ「たぬきうどん・・・?あの、そのうどんの上にかかっている物はなんですか?」
会長「聞いた事があるわ。天ぷらを揚げる時に出た天かすをうどんに乗せると、美味しいのだと」
剣道「でも待って!?この天かす・・・小エビとか具が入ってるよ!?」
全員「!!?」
妹「さすがですお兄様。これは天ぷらを作った時の余り物ではありません」
風紀「では、これはたぬきうどんのために一から作られた天かすだと言うのか!?
・・・やはり君は他とは一味違う」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「揚げ玉ですよ」
妹「さすがです」
メガネ「柏・・・南蛮?どういった物なのでしょうか?」
会長「聞いた事があるわ。柏とは鶏肉を意味する言葉、そして南蛮とはネギを煮込んだ料理だ、と」
剣道「驚いたわね。そんな組み合わせのうどんが存在しただなんて!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
メガネ「い、一味唐辛子!?いったい何故!?」
会長「わからないわ・・・!七味唐辛子もあるというのに、あえての一味唐辛子だというの!?」
剣道「そうか・・・!ネギよ!ネギの香りを最大限に楽しむ為に一味なんだ!」
妹「その通り。お兄様はこの柏南蛮はネギを活かすべきだと判断なさいました。
故にネギの味と香りを重視して他の香辛料を極力控えたのです。さすがはお兄様です」
風紀「一瞬でそれを判断したというの・・・?やはり君は他とは一味違う。一味唐辛子だけにな!」どやぁ
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「たまたまですよ」
妹「では、お兄様っ!」
劣等生「ああ、そうだ。カレーうどんを作りたい。だから妹」
劣等生「カレーを作ってくれ・・・!!」
妹(ついにお兄様が私を頼ってくださった!!)きゅん
妹「かしこまりましたお兄様。誠心誠意、カレーを作らせていただきます」ぺこり
劣等生「頼んだぞ妹」
妹「はいっ!」
剣道「ホント意外よねー。うどんは作れてもカレーは妹任せとはね」
妹「それは違います!お兄様に出来ない事などありません!」
会長「どういう事なの?」
妹「お兄様にはレトルトカレーを使うという選択肢もありました。しかし、あえてそうはしませんでした」
メガネ「レトルトカレーでカレーうどんを!?」
剣道「驚いたわね・・・レトルトカレーを使ってカレーうどんを作るなんて手があるだなんて!」
風紀「では何故、彼はレトルトカレーを使わずにカレーうどんを作ろうと!?」
妹「美味しいからです!!」
全員「!!!」
会長「なんていう事なの・・・!」
剣道「驚いたわね。手作りカレーの方が美味しい。そんなところに気がつくだなんて!」
メガネ「手作りカレーの方がレトルトカレーよりも美味しい。そんな当たり前に思えてもなかなか気がつかない事に注目したわけですね?」
風紀「やはり彼は他とは違う・・・!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「たまたまですよ」
メガネ「その緑色のパッケージはまさか・・・!」
会長「どん兵衛のきつねうどん!実在していたなんて!!」
剣道「カチカチに堅い茶色い四角い板が入ってるわよ!?いったいアレは何なの!?」
妹「あれは油揚げです。うどんにフリーズドライの油揚げを入れ、さらに熱湯5分で調理可能に作られています」
風紀「そんな発想があっただなんて・・・やはり君は他のものとは違う」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「たまたまですよ」
メガネ「そんな!れ、劣等生さんの天ぷらうどんに乗ってる天ぷらが・・・!!エビ天じゃありませんっ!!」
剣道「驚いたわね。まさか天ぷらうどんの天ぷらがエビ天じゃないなんて!」
妹「さすがはお兄様です。あれはエビ天ではなくかき揚げですね」
全員「かき揚げの天ぷらうどんだって!?」
会長「彼にはエビ天の天ぷらうどんを用意することだって可能であったはず。
それなのに、あえてかき揚げの天ぷらうどんを食べるだなんて」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
風紀「やはり君は他とは違う」
劣等生「たまたまですよ」
メガネ「焼きうどん!?いったいそれはどんなうどんなのですか!?」
会長「聞いた事があるわ。鉄板やフライパンでうどんと肉や野菜を炒め、ソースで味付けしたうどんがある、と」
剣道「驚いたわね。まさかソース味のうどんがあるだなんて!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
妹「やはりさすがはお兄様です。常人では及びもしない知識をお持ちであるなんて。感服いたしました!」
風紀「やはり君は他とは違う」
劣等生「たまたまですよ」
メガネ「うどんの汁に・・・生卵を落とすんですか!?」
会長「これは・・・!!生卵を使ったうどんは釜玉うどんだけではないというの!?」
剣道「いったいその二つはどう違うっての!?」
妹「さすがはお兄様。月見うどんと釜玉うどんの違いを熟知しておられます。
熱いうどんに生卵を入れてほぐし、卵を半熟状にしてからつゆをかけるのが釜玉うどん。
対して月見うどんは汁の入った丼に卵を落とします」
風紀「そのわずかな差を見極めているというのか・・・!やはり君は他のものとは一線を画すな」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「たまたまですよ」
妹「さすがですお兄様。それで、肉は何になさいますか?」
メガネ「肉の種類を選べる!?そんな事が可能なのですか!?」
会長「聞いた事があるわ。豚肉や牛肉を煮込んだうどんがある、と。
でも、肉の種類の選択肢が多いという事は、それだけ種類が豊富だという事」
剣道「驚いたわね。そんな膨大な選択肢の中から最良の肉を選んで肉うどんを作ろうだなんて」
風紀「しかも彼は豚肉を選択した以外に、具として玉ネギを採用している。
これは肉だけではなく、ネギにも玉ネギや長ネギなどといった選択肢を自ら増やした事になる
それをあえてやるだなんて・・・やはり彼は他とは一味違う!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「たまたまですよ」
妹「さすがです」
メガネ「冷やしうどん・・・?うどんを冷やして召し上がるのですか?」
会長「聞いた事があるわ。茹でたうどんを冷水にさらした後、そのまま冷えたうどんをつゆに浸けて食べるうどんがある、と」
風紀「しかも彼が作っているのは冷やしたうどんをざるに乗せるざるうどんスタイル。
あえてそのようなやり方で食べるというのか。やはり彼は他の者とは一線を画すな」
剣道「驚いたわね。ただ冷やしうどんってだけじゃなく、わざわざざるに乗せるなんて風流な真似・・・」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「たまたまですよ」
メガネ「かけうどん!?かけうどんと言うと・・・まさかあの!?」
会長「聞いた事があるわ。茹でたうどんを丼に入れてつゆをかけただけのうどんがある、と」
妹「さすがはお兄様。お兄様はいつもならばうどんの具材にはとりわけ気を使っていらっしゃいます。
ですが今回はそうではないのです」
剣道「驚いたわね。具にこだわろうと思えばいくらでもこだわれるのに、あえて何も具材を入れない。
そんな飛躍した発想があったなんて!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
風紀「何も具材を入れないからこそ、つゆとうどんの味が際立つと言うの・・・?
やはり君はとんでもない逸材だ!」
劣等生「そのままですよ」
メガネ「力うどん・・・?力とはなんですか?」
会長「聞いた事があるわ。うどんに餅を入れた物を力うどんと呼ぶのだ、と」
剣道「驚いたわね。炭水化物に炭水化物を入れようだなんて、正気の沙汰じゃないよ・・・!!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
妹「しかもお兄様は餅をレンジで調理なさいました。これは専用の網が無いと調理できないのです。さすがはお兄様です!」
風紀「この事態を想定して、あらかじめレンジ調理用の網を用意していたというのか!?・・・やはり君は他の者とは一味違う」
劣等生「たまたまですよ」
メガネ「なか卯!?なか卯とは・・・まさか!!」
会長「劣等生くん!君はまさか・・・外食をするつもりなの!?」
剣道「驚いたわね。うどんを食べるのに、まさか外食だなんて手段があったなんて!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
妹「さすがはお兄様です。どのような場所に赴く時でも堂々と食券を買っておられます」
風紀「家でうどんを食べる事もできるが、あえて外食をする。やはり彼は他の者とは一線を画す」
劣等生「たまたまですよ」
メガネ「味噌を使ったうどんですか!?そんなものまで存在していたなんて」
剣道「驚いたわね」
風紀「しかも土鍋を使って煮込むなんて!やはり君は常人とは発想の段階から違うのだな」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
会長「聞いた事があるわ。味噌で煮込んだうどんを名物にしている地域もある、と」
妹「さすがはお兄様です。あらゆる地域のうどんにも詳しいのですね!感激いたしました」
劣等生「たまたまですよ」
メガネ「うどんグラタン・・・?ま、まさかっ!うどんでグラタンを作ると言うのですか!?」
会長「確かに、うどんもマカロニも同じ小麦粉から作られる。だからといってうどんでグラタンを作るなんて発想は・・・!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
風紀「うどんもマカロニも同じ小麦粉から出来ている。そんな以外な点に着目するとは・・・!!
やはり君はただ者ではないな」
剣道「驚いたわね。そもそもうどんでグラタンを作れるというその知識がスゴイわ」
妹「さすがはお兄様です」
しかもそれをうどんでアレンジするというならなおさらです」
風紀「いったい彼はどうやってうどんでグラタンを作る気だ!?」
会長「見て!あ、あれはまさか!冷凍食品のグラタン・・・!?」
剣道「驚いたわね。レンジでチンしたグラタンを、耐熱皿に乗せたうどんにかけてさらにオーブンで焼くだなんて!」
妹「しかもお兄様は、冷凍食品のグラタンにさらにチーズを上乗せしていらっしゃいます。
これなら手間もほとんどかからず、より美味しいうどんグラタンが味わえるというわけですね」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「たまたまですよ」
メガネ「えっ・・・!?」
会長「れ、劣等生くんがっ!!」
剣道「そば屋に行くって!?」
風紀「お、おいどうしたのだ!?体調でも悪いのか!?」
妹「皆さん落ち着いてください。お兄様には考えがあっての事なのです」
会長「だからと言って、劣等生くんがそば屋に行くだなんて!」
風紀「天変地異の前ぶれかと思ったぞ・・・」
妹「ご心配なく。こちらのそば屋さんでは」
劣等生「すみません。五目うどん一つお願いします」
妹「うどんも提供しているのです!!」
全員「うどんも!!?」
会長「一見するとそば屋とうどん屋はまったく正反対のものに見える。
けれどそこで思考停止せず、うどんを出すそば屋さんを見つける・・・
まったくもって見事としか言いようがないわ」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
風紀「しかもそこで注文したのは五目うどん・・・
具の種類が多く、家で食べるには難しく、しかも店それぞれの個性が出るメニューだ」
メガネ「そこまで考えた上で注文していたなんて!」
妹「さすがはお兄様です」
劣等生「たまたまですよ」
メガネ「そ、それはまさか!鍋焼きうどんですか!?」
妹「さすがはお兄様。お兄様ほどのお力があれば、即席の鍋焼きうどんで済ませる事も可能だったはず」
会長「なのに、あえてそうはしない・・・貴方という人は」
剣道「あくまでも土鍋の鍋焼きうどんにこだわるって言うの!?」
風紀「やはり君は他とは違う・・・!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「たまたまですよ」フッ
おしまい
劣等生「たまたまですよ」
. . : : ´ : : : : : : : : : : : `: : : .
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| : : i : ヽ: \ : :|:八 弌ラト∨ : : : |云二:∨ : : : : : わかったこの話はやめよう
| : : |: : / \l\| ` ¨ /ノ}八ノ└'ノ /: :ノ:ハ :/
ノ | : |:ノ{ /:::{ 〉 // / .}/
|:ハ: : :ゝ_ー / 从/
/⌒}\/⌒} 入 ,
┌─/ /‐ァ ./ァ⌒ :┐ ⊂二7 / :─:─:┐
i./^ヽ / ./ / / / :::ト. /  ̄ ̄ ::/:| /⌒l /⌒}
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/ ノ / .|::/ 〉........./::/./77ハ:. /::/ ::::| / /ノ {/ // /
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__,.. -=i } i ハ:::::}../::/ / . ∨/:|:: /::/─‐:::| // / . /
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. ィ==ミ、 \ .八 : ー=rニ二´ ∧..................|/∧ ..|  ̄ ニ=┐ | | i | /
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Entry ⇒ 2014.11.09 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)
深雪「お兄様が松屋でバイト!?」
もちろん深雪との平凡な日常を守るためだ・・・
ピロロロォ♪ピロロロォ♪
達也 「いらっしゃませー」
エリカ 「アレ? 達也クン!?」
達也 「・・・」
エリカ 「へ~、ここでバイトしてたんだw」
達也 「オマエこそ、夜遅くに女の子が一人でこんな場所へ来るなんて珍しいな」
エリカ 「予備校の帰り」
達也 「ご注文はカレーうどんでよろしいですね」
エリカ 「うんw よろしく」
達也 「お待たせしました」
エリカ 「これ 牛めしなんだけど・・・」
達也 「オレからのサービスだ 気にするな」
エリカ 「・・・ えっ、あっw ありがと」
翌日 学校
レオ 「聞いたぜ達也 駅前の松屋でバイトしてるんだってな!」
達也 「なんだ もう噂になってるのか やれやれ」
レオ 「言ってくれれば オレだって行ってやったのによぉ」
達也 「わざわざ人に自慢するほどのコトじゃないからな」
エリカ 「凄いんだよ 深夜に一人で働いてるんだから」
達也 「世間じゃそう呼ばれてるみたいだな」
雫 「ワンオペなんてなかなかできないよ」
達也 「みんな 悪いんだが このコトは深雪には黙っててくれ」
美月 「どうしてですか? 勤労は立派なコトなのに」
達也 「余計な心配をかけたくないからな」
深雪 「・・・・・・」
深雪 「お兄様 全部聞こえてました」
深雪 「私を寝かしつけた後 どこかに行ってるなぁとは思ってました」
深雪 「まさか バイトだなんて」
深雪 「しかも私に内緒で」
その日の夜
ピロロロォ♪ピロロロォ♪
達也 「いらっしゃませー」
深雪 「お兄様 ミートソーススパゲッティをお願いします」
達也 「!」
深雪 「お兄様」
達也 「ハイ・・・」
深雪 「制服よくお似合いです! 素敵です!お兄様!」
達也 「!!!!!」
達也 「深雪 どうしてココに」
深雪 「私はお兄様のことならなんでも知っています」
達也 「深雪 悪いがここにスパゲティーは置いていない」
深雪 「深雪は今日 お兄様の勇姿をずっとここで見守っています」
達也 「やれやれ」
達也 「・・・すみません 牛めしですね 今お持ちします」
達也 「お待たせしました」
オッサン 「おい! 牛めしにブタが入ってねぇぞ!!」
達也 「は?」
オッサン 「オレは今 ブタが食いたいんだよ」
達也 「・・・」
オッサン 「なんだそのツラ! 舐めてんのかコラァ」
達也 (だがオレは妹以外のモノに感情は抱かない これくらい大したことじゃない)
オッサン 「なにブツブツ言ってんだ 気持ちワリィな コラァ」
達也 「失礼いたしました お客様 少々お待ちください」
達也 「大変お待たせしました 豚塩カルビ丼です お詫びに豚汁もどうぞ」
オッサン 「なっ! なんだと・・・」
達也 「とにかくお召し上がり下さい お客様」
オッサン 「こっ! これはイベリコ豚ァアアアアアアア」
達也 「これで文句はないでしょう」
深雪 「さすがです! お兄様! 殴って追い出すこともできたのに」
達也 「そんなことをしたら松屋の看板に傷がつくだろ?」
深雪 「お兄様!」パァアアアア
達也 「いらっしゃませー」
吉祥寺 「やぁ司波くんw 君がバイトしていると聞いてね ひやかしに来たよ」
達也 「ご注文は>>42ですね」
吉祥寺 「どうしたんだい?w」
深雪 「明らかに食券にボールペンで上書きされています」
吉祥寺 「さあ どうする司波くん」
達也 「お客様 プリントアウトに時間がかかるので少々お待ち下さい」
吉祥寺 「プリントアウトだと!」
達也 「お待たせしました」
深雪 「ただの白米と写真が2枚?」
吉祥寺 「どういうことだい?」
達也 「とにかく写真をご覧下さい」
吉祥寺 「こっ、これは!!!」
吉祥寺 「なんだって・・!」
達也 「さあ これからこの写真をおかずに白米を食え 食品衛生上なんの問題もない」
吉祥寺 「そっ! そんなことできるか! しかも、なんでお前の穴なんだ!」
達也 「こっちが好みだと思ってな 注文したのはお前だぞ」
吉祥寺 「くっ!・・・」
深雪 「さすがです! お兄様!」
達也 「さぁ そろそろ空も白んできたな バイトも終わりだ 帰ろうか」
深雪 「はい お兄様!」
~Fin~
掲載元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1412592954/
Entry ⇒ 2014.10.19 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)
劣等生「これは…真剣ゼミでやったところだ!!」妹「さすがです」
劣等生「この学校の入試で俺が評価されず、妹は評価された理由だって?」
メガネ「はい、失礼だとは思うのですが、私には妹さんだけが評価され劣等生くんが評価されない理由がわからないので…」
妹「それはお兄様の能力が学校の規格を大きく逸脱しておいてで、評価されないにすぎません!!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
妹「お兄様…?」
劣等生「妹が入試で評価され、俺がされなかった理由。それは…」
劣等生「妹は【真剣ゼミ】をやっていたからだ!!」
劣等生「妹、説明してやれ」
妹「わかりましたお兄様」
妹「それでは私がお兄様に代わりまして、説明させていただきます」ぺこり
メガネ「お願いします」
妹「真剣ゼミというのは、通信教育の教材です」
メガネ「教材!?そんな物があるんですか!?」
劣等生「ああ。意外かもしれないが、確かに存在する」キリッ
劣等生「フッ、たいした事はしていないさ」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
メガネ「それで、その真剣ゼミというのはどんな教材なんですか?」
妹「はい。真剣ゼミはなんと、【一日たったの20分でOK!】なのです!」
メガネ「ええっ!?【一日たったの20分】ですか!?」
メガネ「【予習も復習も出来る】!?そんなすごい教材があったのですね…」
妹「お兄様がはじめて発見されたまったく新しい教材です!」
会長「さすがは劣等生くんね。受験勉強の合間に新たな教材を見つけてしまうだなんて」
剣道「やっぱりアンタは他とは一味違うわ!」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
会長「どういう事なの劣等生くん…?」
劣等生「俺は自分の研究はしていましたが、受験勉強は一切していませんでしたから」フッ
会長「そんな…っ!!」
剣道「じゃあアンタ、無勉でこの学校の入試を突破出来たって言うの!?」
劣等生「ま、そのおかげでこうして二科生なのだがな」
会長「たとえそうだとしても…」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
剣道「高いんでしょーどうせ!」
劣等生「いや、そんな事はないんだ」
メガネ「えっ?」
劣等生「この【真剣ゼミは塾に通うよりダンゼン安い!】んだよ」
メガネ「そんな!」
剣道「塾に通うよりも安いですって!?」
劣等生「ええ、間違いありませんよ」
妹「しかも真剣ゼミならば塾に通うための時間も節約出来る。
やはりお兄様の慧眼は最も効率の良い道すじが見えておいでなのですね」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「フッ、買いかぶりさ」
メガネ「私もです!どうすれば真剣ゼミを手に入れられるんですか?」
劣等生「【会員からの紹介がお得!】だ」
会長「紹介・・・?」
劣等生「ええ、すでに真剣ゼミをやっている会員からの紹介があればオマケが付くというわけですよ」
メガネ「オマケが付く!?」
劣等生「【今ならキャンペーン中!会員紹介で入会すれば『全身スーツ』が貰える!】んですよ」
メガネ「この真っ黒な全身スーツですね!?」
会長「すごい・・・!アメコミヒーローみたいだわ!」
剣道「これ、女性用サイズもあるの!?」
劣等生「もちろんだ」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「この真剣ゼミが一冊あれば、どの魔法科高校であろうと遅れを取ることはありませんよ」
会長「すごいわ!!」
ボガーン!!
劣等生「!!」
テロリスト「ハーッハッハ!俺たちは真剣ゼミの会員の個人情報を流出させる為に参上した!!」
テロリスト「『500円金券会』の戦士だーっ!!」
劣等生「500円金券会だと!?クッ、奴らがこんなところにまで!!」
会長「知っているの劣等生くん?」
妹「さすがですお兄様。やはりお兄様はあらゆる敵の情報を掴んでいらっしゃる」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
テロリスト「ぐぇ~~っ!」ジュッ
劣等生「フッ」
メガネ「そんな・・・テロリスト全員が一瞬で!?」
剣道「これが、真剣ゼミの力!」
会長「これ程とは・・・!やはりあなたは・・・」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
劣等生「それ程でもありませんよ」
妹「さすがです」
劣等生「やれやれ、つい本気でやってしまった」
劣等生「どうにか真剣ゼミのおかげだという事でごまかしたが、気をつけないとな」
劣等生「さて、それでは・・・」
劣等生「『赤ペン先生』として、会員たちの真剣ゼミを添削しないとな」フッ
妹「やはりお兄様はさすがですね」
バス女「なかなかできることじゃないよ」
終わり
乙
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1410813239/
Entry ⇒ 2014.10.18 | Category ⇒ 魔法科高校の劣等生 | Comments (0)