提督「お前の口癖は?」 山城「不幸だわ」
山城「蛇行だわ」
提督「椅子に真っすぐ座ったときの、お尻から頭までの高さ」
山城「座高だわ」
提督「葉の表裏にある、植物が呼吸をする為に使う小さな穴」
山城「気孔だわ」
山城「お香。もしくはお線香だわ」
提督「山城も何となくお香の匂いがしそう……っていうか、似合いそうなイメージだよな」
山城「……」ゲシッ
提督「いてっ」
山城「眼光だわ」
提督「気を高め、流れを読み、操るのだ……さすれば、どんな病もたちまち改善されようぞ」
山城「気功だわ」
山城「廃校だわ」
提督「総理の」
山城「意向だわ」
山城「気候だわ」
提督「因みに我が鎮守府の気候は、山城が出かける時間帯に限り局地的な大気の急変が頻発している」
山城「遺憾だわ……」
山城「時効だわ」
提督「生き物地球」
山城「紀行だわ」
山城「予行だわ」
提督「せや、山城の薄い本をあのサイトでダウンロードして閲覧したろ」
山城「違法だわ」ズドン!
山城「河口だわ」
提督「ヒードランの住処」
山城「火口だわ」
山城「ゲシュタルト崩壊だわ」
山城「起工だわ」
提督「ボス前で大破艦が1隻……ダメコンはないが、当たらなければ……あ゛あ゛っ゛!?」
山城「愚行だわ」
山城「帰港だわ」
提督「山城もおかえり。西村艦隊のみんなと一緒によく帰ってきてくれたな」
山城「……ふん。何ですか、藪から棒に。気持ち悪い」
提督「辛辣だわ(´・ω・`)」
山城「健康だわ」
提督「頼りになる部下や仲間」
山城「股肱だわ」
山城「嗜好だわ」
提督「はーい、今日の授業はこれでお終い。みんな寄り道せずに帰りなさい。知らない人に付いていくなよー」
山城「下校だわ」
山城「遺恨だわ」
提督「余談だけど、友人がつい最近79人目の榛名とケッコンしたらしいんだ。今育成中の榛名を含めて今年中に100人の榛名とケッコンカッコカリするのが目標らしい」
山城「奇行だわ」
山城「図工だわ」
提督「山城からみた扶桑の艦娘像」
山城「至高だわ」
山城「雷光だわ」
提督「ちなみに雷の光は他にも稲光ともいうな」
山城「備考だわ」
山城「でち公だわ」
提督「寂れたさまをさす言葉『閑古鳥が鳴く』の閑古鳥とは?」
山城「カッコウだわ」
提督「……よく分かったな」
山城「それほどでも」
山城「後光だわ」
提督「国を出て船や飛行機などで海外に渡ることは?」
山城「渡航だわ」
山城「銀行だわ」
提督「男が弁当を食べる姿だけを描いた、泉昌之の漫画」
山城「夜行だわ」
山城「機巧だわ」
提督「夫が浮気したら?」
山城「離婚だわ」
山城「非行だわ」
提督「ああん? 不幸不幸うるせーんだよ、糞ババア!」
山城「反抗だわ」バキッ
提督「げふっ!」
山城「ふふふふふ……提督如きに負ける山城じゃありませんから」
山城「さあ、約束の間宮と伊良子のセット券2人分を寄越しなさい」
提督「俺も男だ。約束は守ろう」っ間宮券
山城「ふふふ……これで今日の午後は姉様と2人、間宮で優雅にお食事デートを……」
山城「って、あら?」
提督「どうした山城?」
山城「この券……裏に『使用期限 2018年5月1日まで』って書いてあるんですけど……」
提督「…………あっ、そういえばその券貰ったのってだいぶ前だったな」
提督「ってことは、つまり……」
山城「無効だわ……(真っ白」
おわり
乙
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526376185/
Entry ⇒ 2018.05.17 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
提督「大和とスローセックス」
提督「(艦隊を率いてから数年がたち)
提督「(度重なる高難度の海域を潜り抜け)」
提督「(他所の鎮守府からも一目置かれるようになった)
提督「(…艦隊に所属する艦娘らは高錬度、レベル99の者も多くなり)」
提督「(最高錬度に達した艦娘は私とのケッコンカッコカリを申し出た…が)」
提督「(私には心に決めた艦娘がいる)」
大和「スゥ…スゥ…」
提督「(隣で寝息を立てている彼女、大和である)」
提督「(大型艦建造で初めて邂逅し、一目で心に決めた)」
提督「(彼女とケッコンカッコカリしよう、と)」
大和「ん……」モゾモゾ
提督「(彼女のレベルを上げるには相当の資材と時間がかかったが)」
提督「(苦ではなかった…)」
提督「(…大和)」サスリ
大和「んん……」
提督「(ケッコンカッコカリ初夜から何度も肌を合わせ、幾度となく自らの選択を)」
提督「(自画自賛したことか)」
大和「……」スゥスゥ
提督「(大和…君は私が思った以上の女性だ)」
提督「(これからも…よろしく頼む)」サスサス
大和「(ん…もう朝かしら)」モゾモゾ
大和「提督、起きてください。朝ですよ」
提督「ん…あぁ、大和。おはよう」
大和「おはようございます、提督」
提督「…早速であれだが」プイッ
大和「?」タユン
提督「…その、な?」
大和「…あっ!」バッ
大和「し、失礼しました…」カァァ
提督「ま、まぁ…うん…」
大和「…」カァァ
提督「俺はもう少し布団に入っているから、着替えてきなさい」
大和「は、はい…では、また執務室で…」ササッ
提督「(…………行ったか)」フゥ
提督「(彼女とケッコンカッコカリをしたのは資材の軽減だけではなく)」
提督「(当然、私自身、男という生物であるからして…)」
提督「(…………)」
提督「(……体目当てじゃない、断じてそれは違う)」
提督「(……深く思い悩むのはやめよう、さ、今日もやっていこうか)」ヨッコラセ
提督「今月は来る中規模作戦に備え、資源備蓄を強化しようと思っている」
大和「はい」
提督「大和をはじめ、戦艦級には悪いと思うが出撃の回数は減っていくだろう」
提督「先日も言ったが秘書艦、頼りにしているぞ」
大和「了解いたしました。お任せください」ニコッ
提督「(…可愛い)」
提督「今日から数週間は駆逐艦・軽巡洋艦を中心とした遠征の管理を手伝ってもらう」
提督「事務仕事が続くが、それほど忙しくはない」
提督「今日ものんびり、やっていこう」
大和「はい!」
提督「……」
大和「……」
提督「……」
大和「……あの」
提督「ん?」
大和「他にやることは…何か?」
提督「……ない」
大和「無いのですか?」
提督「あぁ、無い。遠征の報告や管理の体制は既に整っている」
提督「秘書艦を頼んだものの、そこまでやることはないんだ」
大和「そ、そうですか…」
提督「まぁ、今日もある程度自由に行動して構わないよ」
大和「わ、わかりました」
大和「では、鎮守府の様子を見てきますね」ガチャ
提督「…………」
提督「(……可愛い)」
提督「(……可愛いんだよなぁ、大和)」
提督「(ああやって真面目で清楚で大人しくて)」
提督「(本当に大和撫子なんだよなぁ)」
提督「(…その大和撫子が、夜はあんなに…なぁ)」ムラムラ
提督「(いかん! 執務中だ、煩悩は退散させねば!)」
提督「(……だが……)」
大和「提督、もっと近寄ってもいいですか?」
提督「ん、あぁ…」
大和「では」ズイッ
提督「うん、近いな」
大和「そうでしょうか」グイ
提督「うん…色々当たってるな」
大和「…失礼、します」チュッ
提督「んっ…」チュッ
大和「んっ……はぁ💛 キス、もっといいですか?」
提督「気が済むまでやればいいさ」
大和「…はい!」チュッ
大和「ふっ…ふぅ💛 んっ…」
大和「ん…んぅ…💛」ドサッ
提督「(ん…押し倒される格好に)」
大和「はぁ…はぁ…💛」
提督「(これはスイッチはいったな)」サスサス
大和「ひゃっ…んんっ💛」
提督「(大和、下半身が隙だらけだ)」
提督「(両腕を俺の頭の横に置いていたらそれは大和がいくらでもキスができる)」
提督「(だが…俺の両手は自由なんだ)」
提督「(こうやって腰のあたりに手を伸ばして、服のから…)」サスサス
大和「あぁ…ん…💛」
提督「(優しく体を確かめる)」サスサス
大和「んっ💛 んっ💛」
提督「(徐々に手を大和の腰から下になぞっていき)」
大和「は…ぁん💛」モゾモゾ
提督「(スカートから見えるすべすべの太ももに)」スリスリ
大和「あっ💛 ひゃあっ💛 んんっ💛」
提督「(触れるか触れないかの手つきでスカートの中の肌を愛撫する)」
大和「だ、だめぇ…💛」
提督「っ!」ゾクゾク
提督「(大和はこれが大好きなんだよなぁ)」
提督「(こうやってキスしながら太ももの付け根あたりを愛撫されるのが、な)」
大和「あ…あぁっ💛 あぁん💛」
大和「(鎮守府の見回り…艦隊の士気が低下していないか)」
大和「(しっかりと確認しないと!)」
…………
……
…
大和「(よし、みんなの体調等の確認はこれで終わりね)」
大和「(……少し、中庭で休んでいこうかな)」
大和「(んんっ……いい天気、日差しがとても気持ちいいわ)」ノビー
大和「(……提督)」
大和「(大和は…あなたのお役に立っているのでしょうか)」
大和「(……だめだめ、こんな暗い考えをしてちゃ!)」
大和「(何か楽しいことを考えましょう)」
大和「(…………)」
大和「(……昨日の提督、よかったなぁ)」モンモン
大和「(あっ♡ 太ももっ♡ 気持ちいいですっ♡)」
大和「(その優しい手つきでっ♡ もっと撫でで♡ もっと触って♡)」
大和「(もっと……焦らしてくださいっ♡)」
大和「(んっ♡ ふぁっ♡ そっ、そこっ♡ だめですっ♡)」
大和「(はぁっ♡ んやぁっ♡)」
大和「(優しいキス……優しい手つき……全部好きですっ♡)」
大和「(もっと色んなところを、触ってくださいっ♡)」
大和「(……ぼーっ)」モンモン
武蔵「なにぼーっとしてるんだ?」
大和「ひゃっ!? 武蔵!?」ビクッ
武蔵「そんな驚くことはないだろう…ほれ、団子でも食え」
大和「あ、ええ、頂くわ……」モキュモキュ
武蔵「……」モキュモキュ
大和「……」モキュモキュ
武蔵「……提督のことか?」
大和「んんっ! い、いきなりなに!?」
武蔵「上の空というか、恋する乙女の表情だったな、さっきの大和は」ニヤニヤ
大和「そ、そんなことはありませんっ」
武蔵「では発情した雌犬だな、とてもいやらしい顔つきだった」ニヤニヤ
大和「む、武蔵っ!」プンスカ
武蔵「ははっ、からかいがいがある姉だ」ケラケラ
大和「もうっ……」モキュモキュ
武蔵「で、何が不満なんだ?」
大和「提督に不満は何もありませんっ」
武蔵「そうか? そうは見えなかったな」
大和「…………」
武蔵「……」
大和「……言わないでよ?」
武蔵「言うわけないだろう? 妹を信用しろ」モキュモキュ
大和「……恥ずかしいんだけど、ね?」
武蔵「あぁ」モキュモキュ
大和「……最近、や、夜戦の回数が多くないかな、って、……」
武蔵「……」
大和「勿論、現状に不満があるわけじゃなくて、ただ…」
武蔵「ただ?」
大和「……提督に、はしたない女だって、思われてないかしら……」
武蔵「……別にいいだろう、はしたなくて」
大和「えぇっ!?」
武蔵「姉貴がはしたないのは夜戦の時だけだろう?」
武蔵「普段とのギャップがあるからこそ、提督もその気になっているんじゃないか」
大和「そ、そうなの?」
武蔵「私はそう思うぞ。普段は清楚にしていても夜戦の時は……って感じに」
大和「そういうものなのかしら……」
武蔵「男とはそういうものだ。提督殿もその一人といえよう」
武蔵「そうだな……趣向を変えて、スローセックスなるものをしてみてはどうだろうか」
大和「す、すろーせっく…ってなに?」
武蔵「ふふ……聞いて驚くな。夫婦にとっての最高にして頂点の時間らしい」
大和「(もう! 武蔵ったら!)」
大和「(別に悩んでいたわけじゃないのに……!)」
大和「(……スローセックス)」
大和「(どういうエッチなのかしら?)」
提督「お疲れ様、大和。今日はこれでおしまい」
大和「はい、提督こそお疲れ様でした」
大和「……あの、つかぬことを伺いますが」
提督「うん」
大和「スローセックスとは何ですか?」
提督「へぁっ!?」
大和「む、武蔵からきいたので! 気になっていたんです!」
提督「お、おぉう……そうか……」
提督「ん~……」ウデクミ
大和「」ジー
提督「大和よ」
大和「はい」
提督「すけべだなぁ」
大和「提督~!」ドゴォン
提督「ちょ、ちょっとからかっただけだから!」
大和「恥をしのんで伺ったんです! も、もういいですから!」ササッ
提督「まぁ、待ちなさい」ギュッ
大和「!」
提督「今日、やってみようか」
大和「……提督が、やりたいのであれば……大和は、お供します」カァァ
提督「お、風呂上がりはやっぱりいいねぇ」
大和「ジロジロ見すぎです、そんなにバスローブ姿がいいんですか?」
提督「だってその中何も着てないじゃないか」
大和「っ! そ、そうですけど……」カァァ
提督「(恥じらう姿がまた可愛いなぁ)」
提督「さ、こっちきて」
大和「……えっと、どのように座れば?」
提督「俺が胡坐かいてるところに、俺と同じ向きで座って」
大和「で、では失礼して……」ポフ
提督「(!!! すっげぇいい匂い! なんなの!? 髪結いでないからなの!?)」
提督「(それにバスローブもなんか薄いし! もう体の柔らかい感触がやばいんだけど!)」ギンッギン
大和「あの……重くないですか?」
提督「(今すぐ押し倒してメチャクチャにしたい! 思いっきり腰振りたい!)」ギンッギン
提督「えあ、あぇあ…うん、重くないよ」
大和「……はい」
提督「……大和、手」スッ
大和「はい」ギュッ
提督「……」
大和「……」キュン
提督「……」
大和「……あの、これから何かするんですか?」
提督「あぁ、大和の言ってたやつ?」
大和「は、はい」カァァ
提督「あれはね、大雑把にいうとすっごい長時間の行為、ってことなんだ」
大和「そうなんですか」
提督「何時間、何日もかけて行為を楽しんで……っていうものなんだ」
提督「……大和」
大和「はい」チュッ
大和「はぁっ♡、あぁん……♡」チュッッチュ
大和「(あ…やっぱり、好き♡)」
大和「(提督とするキス、すきっ♡)」
大和「あっ♡ そっち、むきますね♡」スッ
提督「あぁ」
大和「あっ、あぁん…、提督♡」
大和「(そこ、敏感になってっ♡)」
大和「んああぁっ♡」ビクッ
提督「(まだ太もも撫でただけなんだけどなぁ)」サスリサスリ
大和「は…あっ♡」
大和「(声、でちゃう……っ♡)」
提督「(そろそろ、かな)」
提督「大和、布団のうえに」
大和「は……い」トサッ
大和「提督、優しく…お願いします」
提督「あぁ、善処する」
提督「(まずは敏感な場所の周りから……)」
提督「(豊満なふたつの山の頂)」
提督「(その、まわり)」スススス
大和「あぁっ♡ ふぅんっ♡」
大和「(いつもより……もどかしい♡)」
大和「ああんっ、ああ…ま、またぁ…♡」ビクンッ
大和「もどかしくてぇ、つらいのぉ♡ 我慢できないのぉ……ああん♡」
提督「(でも、おあずけ)」スッ
大和「あっ♡ も、もっと……♡」
提督「はいよ」スリスリ
大和「そ、そこじゃなくてぇっ♡ もっと、もっとっぉっ♡」
提督「もっと?」
大和「いやぁ♡ やだぁっ♡」
提督「ここでいいんだよね?」サスサス
大和「いじわる、しないでぇっ♡ 触って♡ 触ってよぉっ♡」
提督「もどかしい?」
大和「もどかしいのっ♡ ちゃんと触ってぇっ♡」
提督「……スローセックスは、これを何時間も続けるんだ」
大和「無理っ♡ そんなの無理っ♡」カクカク
提督「こら、女性が腰振っちゃいけません」
大和「だって♡ だってぇ♡」ハァハァ
提督「まだ続けるよ、今度はあしの付け根」
大和「ひゃっ♡ あっ♡」
提督「もっと?」
大和「いやぁ♡ やだぁっ♡」
提督「ここでいいんだよね?」サスサス
大和「いじわる、しないでぇっ♡ 触って♡ 触ってよぉっ♡」
大和「もどかしいのっ♡ ちゃんと触ってぇっ♡」
提督「……スローセックスは、これを何時間も続けるんだ」
大和「無理っ♡ そんなの無理っ♡」カクカク
提督「こら、女性が腰振っちゃいけません」
大和「だって♡ だってぇ♡」ハァハァ
提督「まだ続けるよ、今度はあしの付け根」
大和「ひゃっ♡ あっ♡」
大和「ゆるひてっ♡ 絶対むりぃ♡ おあずけなんてぇ♡」
提督「それを続けるんだ」
大和「な、なんでもいうこと聞くからっ♡ なんでもするからぁっ♡」
提督「そうか……なんでもいうこときくし、なんでもするんだな?」
大和「はぃっ♡ 誓いましゅっ♡」
提督「まずは……キスだな、舌をからませない、フレンチキス」
大和「ひゃいっ♡」チュ
提督「んっ」チュ
提督「(太ももをまさぐってたら手がぐちょぐちょになってきた)」
提督「(愛液がとどまることをしらんな)」
大和「ち、乳首♡ 優しくっ♡ いじめてぇ♡」
提督「(……周りならな)」ススス
大和「んぁっ♡ ち、乳首っ♡ そこじゃないのぉっ♡」
大和「もっと、もっとぉぉ♡」
大和「んあああああっ♡ やぁんっ! あっ、あぁっ、あああっ!」
大和「もっと強くしてっ♡ ぎゅって、してぇ♡」
提督「(なんていやらしいんだ)」
提督「大和はスケベになっちゃのかな?」
大和「こ、こんなのっ♡ 提督っ♡ あなただけ♡ あなただけなのぉっ♡」
大和「好きなっ♡ 好きな人だけ、ですっ♡」
提督「大和のはしたなくて恥ずかしい姿を、もっと見たいな」サスサス
大和「見てっ♡ もっとはしたないとこっ♡ 恥ずかしいところっ、見てぇ♡」
提督「(…………)」
提督「(それから数時間、もどかしい責め苦を大和は受けた)」
提督「(敏感なところは一度も触れず、体中が疼くのを耐えながら大和は眠っていた)」
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515081510/
Entry ⇒ 2018.05.16 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (1)
【艦これ】艦娘で学べないシリーズ「塩」
提督「お、精が出るな」
明石「あれ、提督? 珍しいですね、こんなところに来るなんて」
提督「今、新人を案内していたところだ」
陽炎「陽炎です! よろしくお願いします!」ノ
不知火「不知火です、ご指導ご鞭撻を」ペコリ
黒潮「黒潮や、よろしゅうな」
明石「工作艦の明石です。よろしくね」
提督「知っているだろうが、深海棲艦に対抗できる唯一の存在――それが艦娘だ」
提督「軍事機密ということもあり、海軍もはじめは存在すら知らせない方向だったんだが……」
提督「深海棲艦が世界各地で猛威を振るうようになったこと、また現在の情報社会による情報拡散の結果、瞬く間にその存在が広まってしまった」
提督「現在はこうして、我々から小出しで情報を与える形で、機密情報の流出をコントロールしている」
不知火「なるほど」メモメモ
提督「行楽地で見られるようなお菓子から、怪しげなお店で並んでるような艦娘の私物まで、各種取り揃えているぞ」
陽炎「結構商品が充実してるのねー」メモメモ
提督「また、定期的にファン感謝祭も開催している」
提督「先日はじゃんけんの優勝者に、この新商品『秋刀魚Tシャツ』を着た卯月が、目の前で脱いで手渡すイベントを開催したよ」
明石「あの時は大変でしたね」
提督「ああ……なにせ入場者数が1万人を突破したからな」
提督「睦月型に列整理をしてもらわなかったら、今頃この一帯が踏み潰されるところだった……」ウンウン
黒潮「『うーちゃん大人気』と……」メモメモ
提督「取れてるぞ? 尤も、採算は二の次だが」
黒潮「えっ何でなん?」
提督「それは、ここは営利目的の施設では無いからだ」
提督「今や艦娘という存在は市民権を得た」
提督「それはつまり、玉石混交のファンの登場を意味する」
提督「中には艦娘を執拗に追い求める『自称提督』なるものが現れ、軍事施設に侵入するなど、社会問題にまでなったのは記憶に新しいだろう?」
不知火「えぇ、ありましたね」
提督「あーいたいたw」
提督「……あいつ、何で建設中の寮に忍び込んだんだ……?」ウーム
明石「提督でなくても、あそこに鹿島さんがいないことくらい、すぐ分かると思いますけれど……」ウーム
黒潮「あちゃー……」
陽炎「『1人の男の人生を狂わせた女・鹿島』と……」メモメモ
提督「『彼らをコントロールするのは情報規制ではなく、我々からの情報提供である』」
提督「その日から各鎮守府に、この民間用の特別酒保を設置し、艦娘関連商品や鎮守府オリジナルグッズを発売するようになったわけだ」
陽炎「そうなんだー」
提督「また、大本営から提供される共通商品だけでなく、大本営の許可が通れば、鎮守府独自の商品も販売可能となっている」
明石「如何に他店と差別化を図るかがお店の売り上げ、ひいては販売員の給与に直接響くので、腕の見せどころですよ!」
黒潮「『バイト代は売り上げに左右される』と……」メモメモ
提督「良い質問だ」
提督「ここからは、うちの全艦娘に関わる話になる」
提督「もちろん君たちも同様なので、よく聞いておくように」
YAGGY「「はい!!」」
提督「明石、商品を取ってきてくれ」
明石「分かりました」スタスタ
陽炎「これは……?」
不知火「小瓶……?」
黒潮「中に粉……?」
提督「それは塩だ」
YAGGY「「塩?」」
陽炎「へぇー、お手製ってこと?」
不知火「楽しそうですね」
黒潮「どうやって作るん?」
提督「よろしい。ではこれより塩の作り方を、現場に赴いて説明しよう」
YAGGY「「よろしくお願いします!!」」
提督「――というわけで、我々はドックまでやって来たわけだが……」
陽炎「あの……この格好じゃないとダメなんですか……?///」タオルイチマイ
提督「ダメだ」
不知火「司令官として、その必然性を答えてください///」タオルイチマイ
提督「塩をつくるにはまず、艦娘がサウナに入ることが絶対不可欠なのだ」
提督「まさか水着で入るわけにはいかないだろう?」
黒潮「サウナかー……なら、しゃあないな///」タオルイチマイ
陽炎「……あ、思った以上に立派な施設だね」ガチャリ
提督「国家の存亡を担う鎮守府だからな、施設投資はバッチリだ」
不知火「それで、どれだけ入ればいいのでしょうか?」
提督「それは艦種ごとに決められている」エット...
提督「駆逐艦は『110度で20分』だな」
黒潮「それ熱すぎとちゃう!?」
提督「なら重巡や戦艦の数値を聞くか?」
黒潮「あっ遠慮しまーす」ササッ
陽炎「それでは、サウナ任務、開始します」ビッ
提督「幸運を祈る」ビッ
陽炎「あっつ……」ダラダラ
10分後――
不知火「ちょっと慣れてきました……」ダラダラ
15分後――
黒潮「死ぬ……干からびて死ぬ……」ダラダラ
コンコン
提督<入って良いか?
陽炎「やっと……終わったね……」グッタリ
不知火「牛乳……水風呂のほど……お願いします……」グッタリ
黒潮「2人とも! 前! 前隠して!」
黒潮「開けたらあかんよ司令はん! これフリちゃうで!? これフリちゃうしー!!」アワワワ
提督<なら、渡したいものがあるから、ドアの隙間から受け取ってくれないか?」
黒潮「それならえぇで」
提督<それでは各自、このタオルで汗を拭ってくれ
提督<全て拭ききったら、サウナから出るように
黒潮「はーい!」
陽炎「これで汗を拭けって言われても……」
不知火「こっちのタオルではダメなのですか?」
黒潮「今は黙って指令はんの言うことを聞く!」フキフキ
陽炎「そうね……」フキフキ
不知火「兵隊は考えない……」フキフキ
ズキュウウウウウウウウンッッ!!
3人「「お、おおッ!?」」
陽炎「凄い! 汗がみるみる吸い込まれていくッ!」
黒潮「なんなんコレ!? こんなん、使うたコトあらへん!」
不知火「この圧倒的な吸水力……ただのタオルではないですね……!」
陽炎「こんなに凄いタオルを3人分! ポンと出すことが出来るなんて……!」
ズキュウウウウウウウウンッッ!!
黒潮「この鎮守府……!!」
陽炎「塩を作ると言ったら作る……!!」
不知火「『凄み』があるッ……!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
提督「もう良いー?」
ガチャリ
黒潮「ええでー」スタスタ
陽炎「ただいまー」スタスタ
不知火「サッパリしました」スタスタ
提督「それは良かった」
不知火「まるで理科の実験みたいですね」
提督「いい感想だ」
提督「そして、そのタオルを絞り、汗をビーカーに溜めてくれ」
黒潮「うち、雑巾搾り嫌いやねんけどなー」ギュー
陽炎「このくらい自分でしてよね?」ギュー
不知火「誰も頼もうなんて思ってませんよ」ギュー
黒潮「うわー」タプタプ
陽炎「結構な量になったね」タプタプ
不知火「サウナですから」タプタプ
提督「それでは最後の工程に入る」
提督「ビーカーを加熱し、抽出液を蒸発させるように」
提督「なお、必要な道具はこちらに用意しておいた」
ずら?
不知火「完全に理科の実験じゃないですか」カチャカチャ
陽炎「どうしよwガスバーナーちゃんと使えるかなww?」カチッ
黒潮「沸騰石どこー?」ガサガサ
YAGGY「「できたー!!」」
さらさら……
からから……
提督「うむ、お疲れ様!」
提督「これが、我が鎮守府で発売されている塩と、その作り方だ!」
提督「そのあたりは個人差があるからな」
提督「案外、不知火の体がしょっぱかったりして」
陽炎「えっ本当?」ペロッ
黒潮「んー……なんとなーく辛いかもなー?」ペロペロ
陽炎「……あ、首筋が割としょっぱい」レロレロ
黒潮「額もなかなか……」ハムハム
不知火「ふえぇ……」ベタベタ
提督「……」●REC
提督「『艦(フリート)娘から精製された塩』……そう!」
提督「これが伝説の『フリート塩』だ!!」キリッ
陽炎「へえー」パチパチ
不知火「ふーん」パチパチ
黒潮「ほおー」パチパチ
提督「今度からは自分たちで作ることになるから、しっかり覚えるんだぞ?」
YAGGY「「はい!!」」
提督「分からなくなっても、誰かに聞けば良い」
提督「遠征常連の睦月型に天龍型、それに吹雪型や六駆あたりがオススメだ」
提督「あと千歳型も詳しいかったな」
提督「……あ、間違うなよ? 空母の方じゃなくて水母の方だからな? 分かったか?」
YAGGY「「『水母の千歳型に聞くべし』と……」」メモメモ
陽炎「いよいよだね」スタスタ
黒潮「緊張してきたわー」スタスタ
不知火「先ほど見た商品のように、瓶詰するのでしょうか?」スタスタ
提督「そうそう」
提督「ただ、3人とも初回だから、少し作業が必要になるんだ」
提督「これは俺が立ち会うことになっているからな」
明石「お疲れ様です」
提督「それじゃ、さっそく始めるぞ」
明石「はい、もう準備は完了しています」
黒潮「これは何の機械なん?」
提督「ただのパソコンだ。商品管理用のな」
提督「今からここに、お前たちの塩を流通させるために、商品名を入力する」
陽炎「あぁー! そっか! それがいるんだ!」
黒潮「うちら、さっぱり忘れてたわ」
不知火「不知火たちの落ち度です」ヌイー
提督「まあ、今までの商品の命名規則に従うだけなんだけどさ」
『黒塩』
黒潮「せやな」
陽炎「それしかないよね」
『しおぬい』
陽炎「なるほどー」
不知火「しおぬい……」キュン///
『陽炎の塩』
陽炎「無難だ……」
提督「ダジャレよりも、どの艦娘の塩か判断できることが最優先だから」
不知火「それは仕方ぬいですね」
黒潮「なー」
提督「もちろん」
提督「駆逐艦から戦艦、戦場に赴く艦娘から運営に携わる艦娘まで」
提督「全員が作っているぞ」
不知火「やはり艦娘ごとに人気はあるのでしょうか?」
提督「誰であろうとすぐ売り切れるから、あまり信頼できるデータではないが……」カタカタ
提督「『朝塩』『長良の塩』『リベッ塩』は安定して人気だな」
黒潮(あっこれ理解出来たらあかんやつやん……)
陽炎「私『塩風』が一番人気だと思ってたんだけど……」
陽炎「思ったより売上が低いわね」
黒潮「人気あらへんの?」
提督「いやいや、大人気だぞ?」
提督「ただ、店頭に並べた瞬間に買われてしまうから、販売価格が上昇しないだけだ」
不知火「はっやーい」
提督「そこの棚の中から、適当な空瓶を取り、精製した塩を移してくれ」
提督「口は広いから、零れる心配は無いはずだ」
陽炎「任せといて!」サラサラ...
黒潮「うちら、これでも器用やねんで?」サラサラ...
不知火「私は、少し大きめの瓶に入れます」サラサラサラー...
提督「入れ終えたら、同じ棚から蓋を選んで締めるように」
陽炎「よいしょっと」キュッ
不知火「入れました」キュッ
黒潮「よっしゃー! 完成やー!」キュッ
提督「後は、この『印刷』のボタンを押せば……」ポチッ
ウィーン……
ガーガー……ガーガー……
バサッ
提督「商品名が印刷されたラベルシールが完成だ」
不知火「なるほど、これを瓶に貼りつける……と」ペタペタ
黒潮「あー、それは大事やね」ペタペタ
陽炎「多少ズレても大丈夫かな?」ペタペタ
提督「フリート塩のッ!! 完ッ成ッですッッ!!」
YAGGY「「やったー!!」」パチパチ
提督「そうだな……この量だとおよそ7グラムほどだから……」
提督「大体7万円だ」
陽炎「ハァッ!? そんなにするの!?」
不知火「たったこれだけなのに……!?」
黒潮「高っ! フリート塩高っ!!」
提督「それが最低価格な」
YAGGY「「ファッ!?」」
提督「それに精製度合いも良好だから、さらに1.2倍で……」
提督「12万6千円といったところだな」
YAGGY「「」」
提督「それに陽炎と黒潮のも、パッと見10万は下らないだろう」
提督「つまり君たちは、総額30万円以上にのぼる商品を、親指と人差し指でつまんで持ち歩いている……というわけだ」
YAGGY「「」」
提督「こっちもぼったくり価格だという自覚はあるぞ?」
提督「だけど、それでも速攻で売れ切れてしまうから……」
提督「下げようにも下げられない状況でさ」タハハ
YAGGY「「」」
提督「あちゃー……」
YAGGY「「はっ!!」」バッ
提督「……」
提督「これで塩作りの説明は以上だ」
提督「3人とも、鎮守府にやって来たばかりで、色々と不安もあるだろう」
提督「だが! ここは君たちの職場であり! 戦場であり!」
提督「……そして、帰る家である」
提督「辛いことがあるなら相談してくれ、嫌なことがあるなら打ち明けてくれ」
提督「私は君たちを守る者として、全力で解決するつもりだ! だから!!」
提督「……君たちの力で、この国を守ってくれ」
YAGGY「「……はい!!」」キリッ!
提督(艦娘たちの努力の甲斐あって、戦況はわずかずつ改善されている)
提督(3人の力が加われば、それはもっと加速するに違いない)
提督(君たちが諦めない限り、私は応援し続けよう)
提督(陽炎……不知火……黒潮……頼んだぞッ!)
不知火「あ、では……」ノ
提督「何が知りたい?」
不知火「知りたいというか……気になるというか……」
不知火「この塩……何に使うものでしょうか?」
提督「今頃気になったんかーい!!!!!!!!」ドンガラガッシャーン!!
「「HAHAHAHAHA!!」」
おわり
おつ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509454623/
Entry ⇒ 2018.04.15 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
【艦これ】提督「電と朝潮がグレた!?」
提督「なんだと!?そこまでなのか?いくらケッコン済みとはいえ……」
大淀「ええ、それどころか一発で大破してしまっているようで」
提督「何故だ!何が悪かったんだ!?」
雷「司令官よ」
提督「雷!」
雷「司令官、あなた自分の行動を顧みた事あるの!?」
提督「わ、私の行動だと……?私は皆の事を想っていつも仕事を頑張って……」
雷「それがダメなのよ!あなた、電たちと一緒に遊んだりしたの!?」
提督「そ……それは……。しかし私はあの子たちが少しでも楽に暮らせるようにと思って……」
雷「それが間違いなのよ!あの子たちはね、少しくらい苦しくってもいいの。司令官との大切な時間が欲しかったのよ!」
提督「そ、そんな……」
雷「お願い、あの子たちとの時間を作ってあげて」
提督「くっ……しかしこの仕事も止めるわけには……」
雷「あなた!仕事とあの子たち、どっちが大切なのよ!」
提督「そ、それは……お前たちに決まってるじゃないか」
雷「だったら……」
提督「だから仕事をないがしろにするわけには……」
雷「もう!だったらもっと私を頼って!」
提督「雷……しかし……」
朝潮「失礼します!」バーン
電「しますのです!」
提督「朝潮!電!……響?」
響「しゅっしゅっぽっぽっ……」
朝潮「がたんごと~ん。がたんごと~ん」
提督「ぐほっ!何この可愛い生物」
大淀「がふっ!」
電「停車しますのです。キキー!」
響「え~こちら、司令官前ー司令官前ー」
電「よいしょ……お話はお聞きしたのです!」
朝潮「司令官、見損ないました!」
提督「あのー……その前に一ついいか?」
電「なんなのです?」
提督「そ、その可愛い行動はなんだ?」
響「見て分からないかい?」
提督「……電車ごっこか?」
響「そうだよ。私が運転手件車掌さんなんだ」
提督「……死ぬかと思ったぞ……じゃない、なぜ電車ごっこで入ってきたんだ?」
響「うん、いい質問だね。不良といえば盗んだバイクで走りだす……それが世の常だと聞いたよ」
電「でもでも、人の物を盗むのはいけないのです!」
朝潮「それにいくら私有地とはいえ、無免許で屋内を走るのは許されざる行為です。ですので電車ごっこで走り回ってはどうかと提案しました」
提督「おふっ!なんていい子なんや!」
朝潮「はい、この後鎮守府中のガラスをみんなで……」
提督「わ、割って回るというのか!?」
朝潮「いえ、ピカピカに磨いて回ります!」
提督「いい子や……いい子や……」
電「違うのです!電は不良さんになったので、お風呂上りに飲む牛乳をコーヒー牛乳に代えてしまうのです!」
提督「そ、そんな事したら夜眠れなくなってしまうぞ!」
電「ふふふ……それも目的なのです!毎日8時には寝ていましたから、9時まで夜更かししてやるのです!」
提督「だ、駄目だ!そんな事をしては……!電の成長に悪いじゃないか!」
電「ひ、他人に迷惑をかけるよりかはいいと思ったのです」
提督「いい子やで……ほんま……」うるっ
朝潮「わ、私も不良になったので……廊下の右側じゃなくて左側を歩いてしまいますよ!」
提督「なっ……そ、そんな……それは悪い子の行為じゃないか!朝潮、どうしたって言うんだ。今すぐそんな事はやめるんだ!」
朝潮「ふふふ……恐れおののいてるようですね、司令官。しかし、私はもう戻れない悪事を犯してしまったのです。これからあくぎゃくひどうな悪の世界にいっちょくせんです!」
提督「な……何をしたというんだ……」
朝潮「鹿島先生の出された宿題を、名前を書かずに提出しました……」
提督「くっ……なんてことを……」
朝潮「だから……だから……朝潮はもう戻れないのです!信号機だって手を挙げずに渡ってやります!」
電「そ、それどころか信号無視だってやっちゃうのです!」
提督「そ、そんな!ダメだお前たち!やめてくれぇぇ!」
提督「それは元からだろうが。いっつも私が洗うはめになるんだからな」
響「むぅ……」
雷「じゃあ私は司令官の突撃一番に穴を開けておくわね」
提督「それはらめぇぇ!シャレにならん!……って大淀、何その手があったか!みたいな顔してるんだ!」
雷「大丈夫よ、私はまだ来てないじゃない」
提督「そうだな、だったら安全だ」
大淀「提督……」
提督「はっ!い、今は朝潮たちの問題何とかしなければなっ!それで、お前たちは……あれ?なんだったっけ?」
雷「電たちは入って来る時に見損なったって言ったわよ」
提督「おお、ありがとう。さすが雷だ、ありがとう」なでなで
雷「えへへ~。もっと頼っていいのよ」
朝潮「むっ」
電「ああっ……そ、そうやって司令官は雷ちゃんばっかりと遊んでいるのです!」
提督「い、いや雷と私は遊んでいるわけでは……」
電「電は知っているのです!夜、雷と二人でプロレスごっこをして遊んでいたのです!」
提督「ぶふーーーっ!!」
雷「あら///」ぽっ
朝潮「大淀さんとも遊んでいるのをみました!」
大淀「まあ///」
提督「ごふっごふっ!そ、それはただの格闘訓練だ!な、雷、大淀!?」
雷「そ、そうよ二人とも。ちょっと大淀さんと一緒に司令官を襲っ……じゃなくて司令官と内緒で寝技の訓練をしていたのよ」
朝潮「そうです!夜間訓練なら私たちもしたいです!」
提督「えっ……」
大淀「………………て・い・と・く?」
提督「うぉっほぉんっ!ダメだぞ、お前たちにはまだ早いからな。そうだな、もう少し時期を見てよくよく慣らしてから……」
大淀「ごほんっ」
提督「じゃなくて駄目なものは駄目だからな、うん」
電「むー、司令官のいじわるっ!」
朝潮「司令官はケチですっ」
大淀「提督のロリコンッ」
雷「私はロリコンで嬉しいわ」
提督「なんで大淀まで一緒になってそっちに居るんだよ……とにかくだな、また今度時間は作るから……」
電「またって何時なのです?」
提督「それは……」
朝潮「そうやってまた後でまた後でって、ずっと司令官は鎌ってくれないじゃないですか!」
提督「くっ……」
電「寂しいのです!」
雷「あのね、司令官。こうして寂しがってる子は、この子たちだけじゃないのよ。暁も、響も、色んな駆逐艦がいっぱい司令官と遊びたがってるんだから」
提督「そう……だったのか……」
雷「ちなみに如月と夕雲と荒潮が一緒に夜戦したいらしいわ」
提督「なんだとっ!?それは是非是非お願いしたいものだな……」
大淀「提督」
提督「あ、いや、ごほんごほん」
電「…………」うるうる
朝潮「司令官は……しれいかんは、夕雲たちとは遊びたいけど……」うるうる
電「電たちとは嫌なのですね……」
提督「違う!そういう意味じゃない!電たちとももちろん夜戦したいさ!」
大淀「えっと……憲兵隊への電話番号は……」
提督「ごめんなさいしたい……くないですよはい」
朝潮「司令官……やっぱりしたくないんですね」ふえ…
電「うえぇぇんなのですぅぅ!」
朝潮「司令官のバカーー!もう信号を赤で渡ってやります!」ダダダ…
電「電だって、横断歩道の自転車用の部分を歩いてやるのですぅ!」ダダダ…
提督「あっ、待ってくれ!……ああ……どうすれば……」
大淀「……そうですね反省しています」
雷「それに、いつまでも私たちだけで司令官を占有するのも皆に悪いわよ」
大淀「うぅ~……分かってはいるんですが……」
雷「このままだと司令官を細切れにして皆に渡さないといけなくなっちゃうかもしれないわよ」
提督「なにそれこわい」
大淀「……そう……ですね……分かりました。ですが提督」
提督「なんだ?」
大淀「私が一番提督の事を愛してますから///それは譲れませんからねっ」
雷「私も一番に司令官を愛してるわっ」
提督「……私もお前たちを……いや、私は皆を一番に愛しているよ」
大淀「もうっ」
響「…………」じー
提督「響、お前もその中に入っているんだぞ?」
響「……スパスィーバ///」
提督「とにかくっ、今すぐに朝潮達を止めに……」
大淀「待ってください」
提督「何故だ?」
大淀「彼女たちは今、提督に反抗しているのです」
提督「そんなのは分かり切っている事だ。だから止めようと……」
大淀「止めて、どうしますか?また次の反抗が始まるだけですよ」
提督「……それは、そうだな」
雷「ようするに、もっと根本的に止めなくちゃダメって事ね」
提督「ならばどうする?」
大淀「彼女たちは自分たちを認めて欲しくて提督に反抗しています」
提督「と言う事は、一度彼女たちの行動を認めればいいのか?」
大淀「はい、その上で提督が反省して彼女達との時間を作ってあげて下さい」
提督「だが……仕事が……」
雷「まだ言ってるの?いい?仕事は私たちに任せなさい。さすがに全部とはいかないけれど、みんなとの時間を作るくらいはやってみせるわ」
提督「雷……」
大淀「はい、私もご協力いたしますよ、提督」
提督「……大淀」
響「私の事も忘れないで欲しいね」
提督「響……」
響「ああ、私は……そうだね、今度膝を貸してくれるだけでいいよ」
提督「ありがとう、ではさっそく頼らせてもらおう。響、電たちの後を追って状況を逐一伝えて欲しい」
響「了解したよ」バッ
提督「雷は空母や戦艦のみんなと連絡を取ってくれ」
雷「分かったわ」
提督「大淀は書類の決裁を頼む」
大淀「はい」
提督「では頼んだぞ」
提督「よくやった、響。それで二人はどうしてる?」
響『しばらく泣いていたみたいだけど……。あ、今移動を始めたみたいだね』
提督「どこに行くか分かるか」
響『待ってて』
響『朝潮、どこに行くんだい?』
朝潮『ひっく……前門に……うく』
電『そ、そこで信号無視して……ひっく……やるのです……』
提督「くっ……胸が痛い……私は彼女たちをここまで追い詰めていたのか……」
提督「私は彼女たちに謝らなければならない……。よし、全力で彼女たちをバックアップするんだ!傷一つ付けてはならんぞ!雷、聞こえるか?」
雷『聞こえるわ。それで、どうすればいいのかしら?』
提督「これから全ての危険を取り除く。加賀たちは居るか?」
加賀『聞こえているわ』
提督「まずは空母全員に艦載機及び彩雲を飛ばすように指示。索敵を行って、前門に近づく車があったら容赦なく爆撃してかまわん!」
加賀『分かったわ』
提督「聞いた通りだ、国交省に連絡して今すぐ周囲の全信号機を赤にしろ!」
大淀「はっ!」
提督「長門や金剛達全員は前門付近の車道をすべて封鎖せよ!」
金剛『分かったデース。高速戦艦の本領を見るネー』
提督「響、準備が整うまで電たちを引き留められるか?」
響『了解、やってみるよ』
響『朝潮、電、どうせなら電車ごっこで暴走した方がいいんじゃないか?』
電『はっ、そうなのです!響ちゃんの言う通りなのです』
朝潮『あっ、でもロープが……』
響『心配ない、私が取ってこよう……』
提督「よし、うまくいっているようだな」
天龍『大変だ提督!』
提督「どうした天龍、何か問題か!?」
天龍『あいつ等が歩くだろう道に、石ころが落ちてやがるんだ……』
提督「なんだと!?そんな……なんてことだ!もしもこけたら……」
天龍『ああ、怪我しちまうぞ』
提督「くっ……天龍、石をどけられるか……?」
天龍『可能な限りやってやるぜ!おらーお前ら、死ぬ気で石を拾え!』
球磨『任せろクマー』
北上『このハイパー北上様が全力でやっちゃいましょーか』
提督「任せたぞ……」
古鷹『提督、大変です!』
提督「なんだ、古鷹」
古鷹『横断歩道の線が……かすれて見えづらくなってるんだ!どうしよう、これじゃあ横断歩道を渡れないよ……』
提督「くっ、妖精さんたちを派遣して……いや、熟練家具職人さんたちを派遣する!それで対処は可能か?」
古鷹『分からない、でもやってみるよ』
提督「頼んだ!」
青葉『こちら青葉、撮影班準備完了しました』
提督「歴史的瞬間だぞ!絶対に撮り逃すな!」
青葉『はい』
提督「待て、お前はどんなカメラを使っている?」
青葉『はい?普通のハンディカメラですが……』
提督「バカやろぉ!ええい、今すぐヘリを使って業務用4Kカメラそちらに送る!そちらを使え!声も撮り逃すなよ!」
青葉『は、はいっ』
長門『こちら封鎖完了した!いつでも行けるぞ』
提督「さすが長門だ、ビデオの鑑賞会は明日にしよう」
長門『了解した!ふっ……その時が楽しみだな』
提督「これで大丈夫か……」
龍驤『司令官、大変や!』
提督「なんだ、龍驤」
龍驤『この信号、車両用だけで歩行者用が付いてへん!』
提督「なん……だと……」
龍驤『これじゃああの子ら信号無視でけへんで!』
提督「くっ……今からじゃあ信号機を作り替えるなんて……どうすれば……」
??『話は聞かせてもらったよ』
提督「誰だ、貴様!この回線に割り込んでくるとは……」
??『私が誰か分からないだと!?大っ嫌いだ、バーカ!チクショーメー!』
提督「まさか……閣下ですか!?」
閣下『ああ、その通りだ。君が大変だとビスマルクから連絡が入ってね』
提督「は、お耳汚しをばまことに申し訳ありません」
閣下『いいさ。子供の反抗期というものの辛さはよく分かっている。パパの下着と一緒に洗っちゃやだぁ!とか言われてみろ』
提督「おやめください!ああ、そんな事考えたくもない……」
閣下『君はそうなりたくはないだろう?』
提督「はっ」
閣下『そうならない様にするためにも、協力しようというのだ。……わが軍の技術力を結集して……とは言っても探照灯を急いで改修させただけの間に合わせだがな』
??『我がドイツの科学力は世界一チイイイイ!!』
提督「ありがとうございます。このご恩はどうお返しすればよい物か……」
閣下『なに、ユー……今はローちゃんだったか。彼女のパーパ、大好きっ!っと言う動画とレーベ、マックスの旧スク水生写真を送ってくれるだけでいい』
提督「随分具体的かつ自分の性癖に正直ですね」
閣下『では、よろしく頼んだぞ』
提督「聞かんのかい」
提督「まあ、いい。これでもう大丈夫なはずだ……!」
響『司令官今行くよ』
朝潮『カタンカタンッカタンカタンッ』
電『しゅっぽ~なのですっ』
提督「彼女たちの戦いが……今……始まる……」
電「電は……」
朝潮「電、迷ってはいけないわ。私たちは司令官に……司令官に……」
電「司令官に、どうしたかったのです?私たちは……」
朝潮「それは……」
電「電は……分からなくなってしまったのです……こんなことに、何の意味があるのです。司令官に逆らって……悪いことをして……」
電「電は……電は……」
朝潮「……じゃあ電はしなくてもいいわ。……私は一人でもやる」
電「朝潮ちゃん!どうして……」
朝潮「電、私はね。もう戻れないの。あんなひどいことを鹿島先生にしてしまった……きっともう許してくれないわ……」
電「それ……は……」
朝潮「だからね、意味が無くても、私はやるしかないの……。もう、道はないのよ」
電「朝潮ちゃん……」
朝潮「いいのよ、電。貴女まで悪に染まる事はないわ。ホント、バカみたいね。意地を張って反抗して、悪ぶって人を傷つけて……。最悪の気分よ。でも、だからこそ止まらない、止められないの。今まで私がやってきたことを……無意味にすることだけは絶対……やってはいけないと思うの」
電「…………朝潮ちゃん…………」
朝潮「帰って、電。ここから先は私一人で行くわ」
電「……ううん、朝潮ちゃん一人で行かせないのです」
朝潮「電、駄目よ」
電「朝潮ちゃんは辛いときに一緒に居てくれたのです。だったら、本当に辛い今、電は朝潮ちゃんの傍に居るのです」
朝潮「電……ありがとう」
電「ううん、電こそ朝潮ちゃんにありがとうって言わないといけないのです……」
朝潮「…………」
電「…………」
朝潮「じゃあ、行こう」
電「はい、なのです」
朝潮「信号、赤ね」
電「赤なのです」
朝潮「これを踏み出せば……」
電「はい、本当の不良さんなのです。今までとは比べ物にならないくらい……」
朝潮「…………」ごくり
電「ごめんなさいなのです……」
朝潮「それは、誰に言ったの?」
電「誰、なのでしょうか……分からないのです」
朝潮「……みんな、かしらね……」ぽろっ
電「あれ、朝潮ちゃん、なんで泣いてるのです?」ぽろぽろ
朝潮「電だって……」
電「あはは……変なので……す……」
朝潮「ふふ……ひくっ……」
電「くすくす……すんっ」
響「司令官!?」
朝潮「えっ」
電「し、司令官さんがこっちに走って来るのです」
朝潮「に、逃げないと……」
電「でもでも、信号はまだ赤なのです」
朝潮「あうぅぅ~」
提督「待ってくれ、二人とも!」
電「し、知らないのです!司令官なんて!」
朝潮「そ、そうです。朝潮は……司令官の言う事なんて聞いてあげません」
提督「すまなった。全て、私が悪かった。だからこんなことはやめるんだ」
雷『ちょっと、司令官。反抗させてあげるんじゃなかったの?』
提督「朝潮が、電が泣いている。私はそれだけで、その判断が正しいとは思わない」
雷『だからって……』
提督「すまない、雷」プツッ
提督「朝潮、君はとっても真面目な子だ。そんな子が信号無視だなんて出来るはずがない」
朝潮「そ、そんな事はありません!私だって……悪い子なんです」
提督「だって、出来なかったじゃないか。私の知っている朝潮はそういう子だ。とってもしっかりしていて、自分の中に正義を持っている。そんな君をここまで追い詰めたのは私だ。私なんだ」
朝潮「…………」
提督「電、君もだ。君は優しい子だ。人に迷惑を進んでかけるなんてこと、辛くてたまらないはずだ」
電「電は……電は……」ぐすっ
提督「私は馬鹿だ。大馬鹿だ。こんなに苦しんでいる君たちを放っておいて、仕事に逃げて、それで義務を果たしたつもりになって……」
提督「本当に、すまなかった」ドゲザー
朝潮「し、司令官!頭を上げて下さい!」
電「そうです、悪いのは電たちですのに、そんな事……」
提督「もう一度だけ、チャンスをくれないか?やり直すチャンスを」
電「あう……それは……」
提督「一緒に話そう。一緒に遊ぼう。一緒に笑おう。一緒に悩もう」
朝潮「司令官……」
提督「そして……時に泣いて、喧嘩して、怒って……でもまた仲直りしよう。そうして一緒に生きていこう」
朝潮「司令官……朝潮は、よく分かりません……」
提督「……そう、か……」
朝潮「ですから、一緒に考えてもらえませんか」
提督「……いいのか?」
朝潮「……いいも悪いも……分からないんです」
提督「……そうか……。電は?」
電「電も、分からないのです。ですから……一緒に、考えたいのです」
提督「……そっか。じゃあ、行こう」
響「えー、こちら、響電車は、執務室行き、執務室行きとなっております。ご利用のお方はお早めにお乗りください」
朝潮「くすっ、司令官、一緒に悪になりましょう」
電「なのです!」
提督「……ああ、もちろんだとも」
こづくり……じゃない子育てって大変ですよね
特に反抗期は大変です
クソババアやクソジジイと言われたら成功だというそうですが、言われたからって喜べという方が無理ですよね
何故かすごくまともな事しか書いていない気がしますが、皆様も良い駆逐ライフを~
駆逐艦を子育て=光源氏計画(正確には紫の上計画かな?)
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522721383/
Entry ⇒ 2018.04.03 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
【艦これ】睦月「那珂ちゃんさんのパンツが盗まれた?」吹雪「任せて!」
※キャラ崩壊注意、百合
~鎮守府・温泉脱衣所~
吹雪「ふんふ~ん♪ 睦月ちゃんと一緒に温泉はいるの久しぶりだねー」ヌギヌギ
睦月「そうだね! 夕立ちゃんとも一緒に来たかったけど出撃じゃしょうがないよね」ヌギヌギ
吹雪「そうだね。でも、今度は三人一緒に来ようね!」ヌギヌギ
睦月「うん!」ヌギヌギ
吹雪「って、あれ? 睦月ちゃん、そのパンツ新品?」
睦月「そ、そうだけど…どうして知ってるにゃし?」
吹雪「初めて見るパンツだったからね。睦月ちゃんが持っているパンツは合計6枚、そのうちの3枚がお気に入りのパンツ」
吹雪「出撃や遠征用のパンツが2枚。残りの1枚はちょっと大人っぽすぎてまだ1回も履いてないやつだよね?」
吹雪「そして、今日のピンク色のリボン付きのパンツが7枚目のパンツだね! とっても似合ってるよ!」
吹雪「ちょっとよく見ていいかな?」ジロジロ
睦月「ちょ、ちょっと吹雪ちゃん! は、恥ずかしいよぉ!」カァァ///
吹雪「えー、睦月ちゃんのケチっ!」
睦月「も、もうっ! そ、それにどうして吹雪ちゃんはそんなに睦月のパンツ事情を知ってるの!」
吹雪「え、だって常識でしょ? ちなみに夕立ちゃんや如月ちゃんのもちゃんと把握してるよ!」
睦月「え、えぇ…」
吹雪「あ、それと、もし新しいパンツを買ったから古いパンツを捨てる場合は私に言ってね? ほら、睦月ちゃんのパンツって可愛いし捨てるのはもったいないから」
睦月「あ、うん」
吹雪「それじゃ、早く温泉はいろっ!」
睦月「あ、うん」
~温泉内~
吹雪「結構混んでるね」
睦月「そうだね」
舞風「あ、吹雪ちゃんに睦月ちゃんだ!」クルクル
吹雪「舞風ちゃんこんばんは」
睦月「こんばんはにゃし!」
舞風「二人も踊ろうよー!」クルクル
野分「こら! 舞風、温泉で踊っちゃダメだって!」
舞風「ぶー、のわっちのケチ!」
野分「ケチって…もう! 戦艦の長門さんとか重巡の羽黒さんも入ってるんだよ?」
野分「舞風がくるくる踊ってると長門さんや羽黒さんが落ち着いて温泉につかれないでしょ? それに温泉の床は滑りやすくて危ないんだからね」
長門「舞風。元気なのはいいが、ちゃんと時と場所はわきまえるんだ」
野分「ほら、長門さんも言ってるよ?」
舞風「はーい…長門さん、すみませんでした」
長門「あぁ、分かってくれればいいんだ」
舞風「はい! それじゃ、のわっち! 温泉入ろ!」ギュッ
野分「うん。それじゃあ吹雪に睦月、野分達は湯船に行ってるね」
吹雪「うん! それじゃあ睦月ちゃん、髪の毛洗いっこしよ!」
睦月「そうだね!」
◆
~髪・身体洗った後~
吹雪「ふー、さっぱりしたね!」
睦月「そうだね! それじゃ、睦月達も温泉入るにゃ!」
ちゃぽん…
吹雪「ふぁ~、あったまるねぇ…」
睦月「そうだねー」
那珂「吹雪ちゃんに睦月ちゃんおっはよー!」
吹雪「あっ、那珂ちゃんさん! お、おはようございます!」(確か、アイドルの挨拶は常におはようなんだよね)
睦月「神通さんもこんばんはにゃし!」
神通「こんばんは」
吹雪「川内さんは一緒じゃないんですか?」
神通「姉さんは夜戦の準備があるとか言ってどこかに行ってしまいました。今日は出撃の予定すら無いと言うのに…」
吹雪「そ、そうなんですね」
那珂「二人もいつも一緒にいる夕立ちゃんはいないんだね!」
睦月「夕立ちゃんは出撃があるから一緒じゃないんですよ」
那珂「そっかー」
神通「那珂ちゃん、私はそろそろ上がるわね」
那珂「それなら那珂ちゃんも上がるよ!」
神通「それなら、一緒に上がりましょうか。吹雪ちゃんと睦月ちゃんはしっかり温まってね?」バシャッ
吹雪睦月「「はーい」」
吹雪(神通さん、訓練の時は厳しいのに訓練外ではとっても優しいんだよね)
那珂「じゃ、二人ともごゆっくり~」バシャッ
睦月「はい! って、あれ。温泉、いつの間にか睦月たちだけになってるね」
吹雪「ふ、二人っきりだね、睦月ちゃん…///」
睦月「え、えっ…その雰囲気の出し方はおかしいにゃぁ…」
吹雪「ふふ、睦月ちゃん…」ワキワキ
睦月「およ、およよよっ!? な、なんだか危ない雰囲気を感じるから、睦月ももう上がるにゃー!」バシャッ
吹雪「あっ、睦月ちゃん! ちゃんと湯船の中で100秒数えないとダメだよっ!」バシャッ
◆
~再び脱衣所~
睦月「はぁ、危ないとこだったにゃし…」
吹雪「もうっ! 睦月ちゃんったらちゃんと温まらないと、心も身体も…」
睦月「早めに上がって正解だったにゃ…」
那珂「あっれーーっ!!!!????」
神通「那珂ちゃんどうしたの?」
那珂「那珂ちゃんのパンツがなくなってるんだけど…」
神通「えぇっ!? ちゃんと探したの?」
那珂「うん…替えの方のパンツはあるんだけど、私が履いてきたパンツの方がなくなってるんだ」
神通「そんな…。皆さん、那珂ちゃんのパンツがなくなってしまいました! 荷物に紛れ込んでないか確認してみてください。那珂ちゃんのパンツの特徴はパステルブルーにリボンのワンポイントが付いた可愛らしいパンツです」
エー、ナカチャンノパンツガナクナッタ? ソッチアッタ? イヤ、ナイナー…
ザワザワ…
睦月「那珂ちゃんさんのパンツが…睦月の所には紛れ込んでないなぁ。吹雪ちゃんの所にはあったにゃし?」
吹雪「いや、ないなぁ…」
神通「どこにも紛れ込んでないみたいね…」
吹雪「これは…」ウデクミ(とりあえず番台の妖精さんに話を聞こう)
吹雪「妖精さん、那珂ちゃんさんがはいってから出るまでに温泉に来たのは誰か分かりますか?」
妖精さん「~~~」
吹雪「ふむふむ…なるほど。那珂ちゃんさんがはいってから出るまでに温泉に来たのは、今、ここにいる七人だけってことですね…」(ということは…)
吹雪「みなさん、そこを動かないでくださいっ!!」
一同「「…」」ビクッ
吹雪「那珂ちゃんさん、やっぱりパンツは見つかりませんか?」
那珂「うん、見つからないみたい。どこいっちゃったんだろう…」
吹雪「はいる前は確かにあったんですよね?」
那珂「うん」
吹雪「なるほど…皆さん聞きましたよね? これは……那珂ちゃんさんパンツが盗難された可能性があります!」ビシィッ
睦月(吹雪ちゃん全裸で皆に話しかけてるけど、先に服着た方がいいと思うにゃし…)
長門「なにぃっ!? 那珂のパンツが何者かに盗まれただとぉっ!?」
吹雪「はい。そして…私の推測ですが、もし那珂ちゃんさんのパンツが盗まれたとしたら…盗難の犯人はこの中に居ます!」
那珂神通羽黒長門舞風野分睦月「「「「「「「な、なんだってー!!」」」」」」」
神通「そんな…私たちの内の誰かが那珂ちゃんのパンツを盗んだって言うの…?」
吹雪「はい。番台の妖精さんが言うには、那珂ちゃんさんが温泉に来てから出るまで温泉に出入りしたのはここにいる七人だけです」
吹雪「そして、脱衣所の中をいくら探しても那珂ちゃんさんのパンツは見つからない…。つまり、誰かが盗難した可能性が出てきます」
吹雪「パンツは一人で歩きませんからね」
羽黒「そ、そんな…羽黒達の中に犯人が…」モゾモゾ
吹雪「羽黒さん、もぞもぞしていますがどうしたんですか?」
羽黒「うん…ちょっと冷えちゃってたみたいで…。上着羽織るからもう大丈夫だよ」
吹雪「そうですか」(脱衣所はちゃんと暖房効いてるし、温泉にしっかり入っていたと思うのに寒いなんて冷え性なのかな…? まぁ、いいか)
那珂「こ、この中に那珂ちゃんのパンツを盗んだ子が…。い、今なら怒らないから那珂ちゃんのパンツ返してっ!」
しーーん…………
吹雪「名乗り出ませんか…」
睦月「吹雪ちゃんどうしよう…」
吹雪「許せないよ…。もし本当に那珂ちゃんさんのパンツが盗まれたなら、私はその犯人を絶対許さない!」
睦月「ふ、吹雪ちゃん…」(やっぱり、吹雪ちゃんは優しい…)
吹雪「那珂ちゃんさんのパンツ…私だって欲しいの我慢してるのに! 盗むなんて抜け駆けだよ!」
睦月「……」(これ、吹雪ちゃんが犯人じゃないかなぁ…)
吹雪「とにかく、皆さんが盗んでいないことを証明するためにも皆さんの温泉に来てからの行動を教えてください!」
神通「吹雪ちゃん、それは私も?」
吹雪「はい。念のためです!」
神通「私と那珂ちゃんは姉妹よ? 別に私まで言う必要は…」
吹雪「…神通さん、なぜまごついているんですか? まさか、神通さん…」
那珂「そ、そんな神通ちゃんが…? 確かに温泉に入る前、那珂ちゃんの方が先に脱衣所から温泉に行ったから、盗む機会はあるよね…?」
神通「ち、違うわ那珂ちゃん! それに、私は那珂ちゃんと同部屋でいつも那珂ちゃんのタンスから直接パンツを盗んでいるんだからわざわざここで盗む必要は………あっ…」
那珂「じ、神通ちゃん…?」ビクビク
神通…失言っ!
致命的…失言っ!
那珂の心配げな表情に、口を滑らす!
吹雪「神通さん…」(羨ましい…)
那珂「え、えっと…」ヒキッ
神通「那珂ちゃん、私から離れていかないで!」
那珂「で、でも…まさか神通ちゃんが那珂ちゃんの…」
神通「違うの、違うのよこれは…! これは…そう! 姉として那珂ちゃんの成長を確かめるために那珂ちゃんのパンツを盗んでいたの!」
那珂「那珂ちゃんの成長…?」
神通「そうよ! 那珂ちゃんがどんなパンツを履いているか、どんな趣味嗜好、サイズなのか確かめるために!」
那珂「…」
睦月「苦しい言い訳にゃしぃ」
那珂「そっかぁ、那珂ちゃんの成長を見守ってくれたんだねぇ…。良かったぁ、神通ちゃんが変態じゃなくて!」
睦月「えっ」
神通「そ、そうなのよ! と、とにかく私は、今回の件とは関係ありません!」(こ、これ棚からぼた餅なのでは…? これからは合法的に那珂ちゃんパンツをゲットできるかも…♪)
神通…豪運っ!
これが華の二水戦旗艦の実力!
だが、変態!
圧倒的、変態!
吹雪「そ、そうみたいですね…。ということは、神通さんは白ですね。それじゃあ羽黒さんからアリバイを聞いていいですか?」
羽黒「わ、羽黒のアリバイ…。羽黒は、ここに一人で来たし羽黒が来たときは脱衣所にも誰もいなかったから…」
吹雪「なるほど…アリバイは無いという事ですね?」
羽黒「そ、そうだけど…でも、羽黒は盗んでないです…!」
吹雪「そうですね…アリバイはないですけど盗んだという証拠もありませんし…」ウーン
睦月「吹雪ちゃん。今は悩んでいてもしょうがないし、とりあえず全員からアリバイを聞いた方がいいんじゃないかにゃ?」ミミモトデボソッ
吹雪「ん…確かにそうだね。ありがとうムツソン君」ウインク
睦月「ホームズ気取ってるのか知らないけど、全裸で何かっこつけてるの? そろそろ服着たら?」
吹雪「く、口悪いね、睦月ちゃん…。ま、まぁ、いいや。じゃあ次は野分ちゃんと舞風ちゃん、ここに来てからの行動教えてもらってもいいかな?」
野分「ここに来てから…野分と舞風はずっと一緒にいたわ。でも、脱衣所には野分たち以外誰もいなかったかな」
舞風「うん、誰もいなかったけど、舞風はのわっちとずっと一緒にいたよ! あ、でも、お風呂に入る前舞風は一回トイレに行ったけどね」
吹雪「ふむ…ということは、トイレにいた舞風ちゃんはともかく、野分ちゃんは脱衣所に一人になる時間があったという事だね」
野分「そ、そうだけど…野分は盗んでないわ」
野分「って、吹雪が仕切ってるみたいだけど…。吹雪のアリバイはあるの?」
吹雪「私はずっと睦月ちゃんと一緒だったから盗む時間はなかったよ。ね、睦月ちゃん」
睦月「確かに吹雪ちゃんとは一緒にいたよ! でも…」ギワクノメ
吹雪「え、な、なにその疑惑の目は…」
睦月「吹雪ちゃんなら、なんかトリックを使ってでも盗む気が…」
吹雪「そ、そんなことしないよ!」
睦月「じー」
吹雪「ちーがーうって! もう、とにかく最後は長門さんに話を聞こう!」
吹雪「長門さん、温泉に来てからの行動を…」
長門(那珂のパンツが盗まれた可能性か…)
長門(まさか私の鎮守府でそんな事が起きてしまうとはな…。これは、風紀やセキュリティの強化が必要だな。まぁ、とりあえずはロッカーの導入か)
吹雪「ながとさーーん」
長門(いやはや、それにしても那珂のパンツか…。那珂のパンツ、那珂、那珂…)
長門(那珂も私にとってみれば十分に小さく愛くるしい…)
吹雪「聞こえてないのかなぁ…なーがーとーさんっ!」
長門「ん、あぁ…那珂はストライクゾーンに入ってるぞ」
吹雪「え」
那珂「え」
神通「な、長門秘書艦…?」
長門「ん、なんだ?」
吹雪「い、いや、今、那珂ちゃんさんのことストライクz…」
長門「そんなことは言っていない」
吹雪「いや、でも…」
長門「ビッグセブン、嘘つかない」キリッ
吹雪「そ、そうですか」(わ、私の事をすごい眼力で見てる…! すごい迫力…これがビッグセブンの実力なんだ! かっこいい!)
睦月(長門さん、全裸の吹雪ちゃんをじろじろ見てるにゃしぃ…)
長門「それで、私の温泉に来てからのアリバイだったな。残念だが、私にアリバイはない。私が来たとき温泉にはだれもおらず、私が温泉から出た時も誰もいなかった」
長門「つまり、入浴後に脱衣所で那珂のパンツを盗むことは不可能ではないな」
吹雪「ふむ…。ということは長門さんがこの中で一番最初に温泉に来たという事ですよね?」
長門「確かにそうだな」
吹雪「それなら、温泉に入ってきた順番を教えてもらってもいいですか?」
長門「あぁ、私の後に那珂と神通。その後に続いて、羽黒、その次に野分と舞風。そして最後に吹雪と睦月だ」
吹雪「なるほど…。ということは、やはり那珂ちゃんさんパンツを盗む機会は誰にでもあったという事ですね」
吹雪「ふぅ~む…」
吹雪(どうしよう…とりあえずアリバイがある私と睦月ちゃん、舞風ちゃん。そして、まぁ…神通さんも容疑者から外すとして、残りは羽黒さん、長門さん、野分ちゃん)
吹雪(羽黒さんと野分ちゃんといえば那珂ちゃんさんの熱狂的ファンだし動機は十分。長門さんも…さっきは何も言ってないって言っていたけど…『ストライクゾーン』とかなんとか言っていたし…動機がないわけではないはず)
吹雪(うーん…どうしよう。正直、証拠がなさ過ぎて何もわからない…)
吹雪(皆さんの荷物にもなかったし、脱衣所のどこを探してもなかった。そして、私たち以外にお風呂場には来なかった)
吹雪(うーん……はっ!)
吹雪「そうだ! 皆さん、身体検査をさせてください!」
神通「身体検査?」
吹雪「はい! 那珂ちゃんさんパンツは皆さんの荷物にも脱衣所にもなかった。でも、パンツ程度なら服のポケットなどにも隠せます!」
睦月「確かにそうだね!」
吹雪「うん! それじゃあ、アリバイがない長門さんと野分ちゃん、それに羽黒さんと…ついでに睦月ちゃんも身体検査していい?」
睦月「なんで、睦月まで!? 睦月、吹雪ちゃんと一緒にいたからアリバイあるよね!?」
吹雪「そうだけど…身体検査と称して睦月ちゃんの控えめなお胸を…」
睦月「もう、ダメだよ! ちゃんとやらないと!」
吹雪「うぅ、残念…。それじゃあ、まずは長門さん、身体検査にご協力お願いします」
長門「何、身体検査だと…? ふっ、しょうがない! 協力してやろう! さぁ、吹雪だけでは大変だろう、睦月も触るんだ!」ドンッ‼‼
睦月「そ、それじゃあ失礼します」ペタペタ
吹雪「おぉ、すごいボリュームのおっぱい…」モミモミ
長門(あぁ、駆逐艦の手は小さいな…)
長門、僥倖!
吹雪が胸をもみ、睦月が全身をくまなくチェックする!
吹雪「よし、お胸の部分には何もなかった…後は、スカートの中も失礼しますね…。ふむ、何もないみたいですね」(さすがに、パンツとかお股までは触れないから目視で確認っと)
吹雪「ご協力感謝です、長門さん!」
長門「あぁ、なかなか良かった。ぜひ、次も頼む」
吹雪「つ、次…ですか?」
長門「いや、次の者に早く移るんだ」
吹雪「あぁ、そういうことですか。じゃあ次は羽黒さん、いいですか?」
羽黒「う、うん…」
吹雪「じゃあ、睦月ちゃん、確認させてもらお」ペタペタ
睦月「うん」ペタペタ
睦月「…うーん、とくにはないみたいだね」
吹雪「そうだね…じゃあ、最後にスカートの中を…」ペラッ(内股にして恥ずかしそうにしてる…私が言うのもなんだけど可愛いなぁ…)
羽黒「う、うぅ…ちょっと恥ずかしいな」
吹雪「ないみたいですね…ありがとうございました。じゃあ、最後は野分ちゃんに…」
野分「う、うぅ…」カタカタ
吹雪「どうしたの、野分ちゃん…?」
野分「い、いや…え、えっと…」カタカタ
吹雪「…? 確認するよ?」
野分「あぅ…う、うん…」
吹雪「じゃあ…」ペタペタ
睦月「うーん、何もないみたいだけど…」ペタペタ
吹雪「うん。じゃあ最後にスカートを…」ペラッ
野分「…」
舞風「…!」
吹雪「うーん、特に問題みたいだね」
吹雪「結局見つからなかったかぁ…」
舞風「のーわっち!」ボソッ
野分「ま、舞風…こ、これは違くて、その…」ボソボソ
舞風「のわっちが今履いてるパンツ……舞風が履いていたパンツだよね?」ボソボソ
野分「ご、ごめん…ごめん舞風…」カタカタ
舞風「ふふっ、まさかのわっちが変態さんだったとは!」ボソボソ
野分「あぅ…」カタカタ
舞風「そんな変態さんには…お仕置き、だよね?」ボソボソ
野分「お、お仕置き…」ゾクッ
舞風「部屋に帰ったら、たっぷりお仕置きしてあげるね? たっくさん舞風の手で踊ってね?」ボソッ
野分「ま、舞風ぇ…」トローン
睦月(ぼそぼそ聞こえる舞風ちゃんと野分ちゃんの話が笑えないにゃしぃ…)ガクブル
野分、変態!
がくがくと震える野分を舞風は嗜虐的な視線で見つめる!
この二人…まさに変態! 大変な変態!!
吹雪「しかし……結局誰も持ってないし、どこにもないし…」
那珂「うぅ…那珂ちゃんのパンツを変態さんが持っているなんて…」
ちょんちょん
吹雪「ん、誰ですか…あ、睦月ちゃん」
睦月「吹雪ちゃん、さすがにそろそろ服着なよ! さすがに風邪ひいちゃうよ?」フクテワタシ
吹雪「うーん、暖房がしっかり効いてるし温泉の熱気もあるから全然寒くないけど…。そうだね、さすがにそろそろ服着ようか」
睦月「うん、はいこれ。吹雪ちゃんの下着と制服だよ」
吹雪「ありがとう、睦月ちゃん!」
吹雪(まず、下着を着て…ん…? ちょっと待って。何か違和感が…)
吹雪「…!」ビビビッ‼‼
吹雪、閃くっ!!
灰色の脳細胞に電撃が走る!
吹雪(あくまで推測に過ぎないけど…恐らく…)
吹雪「羽黒さん…」
羽黒「どうしたの、吹雪ちゃん?」
吹雪「羽黒さん…パンツを脱いでもらってもいいですか?」
羽黒「え、えっ! そ、それは…」
吹雪「羽黒さん、お願いします」
睦月「吹雪ちゃん、急にパンツ脱いでくれなんて変態なことを…何言ってるにゃしぃ!?」
吹雪「睦月ちゃん。これは那珂ちゃんさんのパンツを探すのに必要な事なんだよ」
吹雪「羽黒さん、お願いできませんか?」
羽黒「う、うぅ…」
吹雪「羽黒さん…」
羽黒「そ、それは出来ないよ…。だって、パンツを脱いだら…羽黒が那珂ちゃんのパンツを盗んだのがばれちゃうから…」
那珂「えぇっ!? は、羽黒ちゃんがっ!?」
羽黒「う、うぅ…」
睦月「ど、どういうことにゃしぃ!? 吹雪ちゃん、どうして羽黒さんが!?」
吹雪「…私も今さっき気付いたんだよ。睦月ちゃんが『服着なよ』って言ったときに小さな違和感にね」
吹雪「まず、羽黒さんが最初のころ、身体をもぞもぞとしていたことを『寒いから』って言っていたんだよ」
吹雪「おかしいよね? だって、羽黒さんはしっかりと温泉につかって身体の芯まで温まった。そして、脱衣所も全く寒くない」
吹雪「仮に冷え性だったとしても…さすがにあり得ないよ」
吹雪「そこで私は考えたんだ。寒さ以外で羽黒さんがもぞもぞしていた理由をね」
睦月「寒さ以外でもぞもぞしていた理由…?」
羽黒「うん…正解だよ、吹雪ちゃん」
睦月「でも、それがもぞもぞしていた理由? パンツを二枚履くくらいでそんなにもぞもぞするかなぁ…」
吹雪「それはね…おそらくサイズの差、だよ!」
睦月「サイズの差?」
吹雪「そう。重巡の羽黒さんと軽巡の那珂ちゃんさんでは那珂ちゃんさんの方がパンツの大きさは小さいことが予想できるよね?」
睦月「う、うん。サイズ的にはそうだろうね」
吹雪「サイズの小さい那珂ちゃんさんのパンツを羽黒さんのパンツの下に履いていた…。つまり、そこから導き出される結論は…」
睦月「そっか…パンツのくい込み、だね?」
吹雪「正解だよ、睦月ちゃん! 羽黒さんがもぞもぞしていた理由、それは寒いからじゃなくてパンツのくい込みが気になっていたからですよね?」
羽黒「その通りだよ、吹雪ちゃん」
吹雪「それと、さっき私と睦月ちゃんが羽黒さんのスカートの中を見ても気付かなかったのは、羽黒さんがパンツをくい込ませたまま、内股になっていたから…ですよね?」
羽黒「うん…吹雪ちゃんの言ったとおりだよ。内股になってくい込んだパンツを隠してたんだ」
睦月「なるほど…吹雪ちゃんすごいにゃ!」
吹雪「えへへ…/// ありがとう睦月ちゃん」
那珂「羽黒ちゃん…どうしてそんな事を…」
羽黒「那珂ちゃん…羽黒は、ファン失格です…」
那珂「そんな…! 羽黒ちゃんは那珂ちゃんのライブにも毎回来てくれるし、羽黒ちゃんはずっと那珂ちゃんの一番のファンでいてくれたじゃん!」
羽黒「羽黒は…那珂ちゃんにファン以上の感情を持ってしまったんです…。那珂ちゃんの事をアイドルのファンとしてじゃなくて、一人の艦娘として好きになってしまったんです…」
那珂「羽黒ちゃん…」
羽黒「だから、那珂ちゃんの全てが欲しくて…。ごめんね、ごめんね…那珂ちゃん…」
那珂「羽黒ちゃん…」(那珂ちゃんも…ちゃんと自分の気持ちを告げないとっ!)
那珂「は、羽黒ちゃん! 那珂ちゃんも羽黒ちゃんが好き!」
羽黒「な、那珂ちゃん…?」
那珂「な、那珂ちゃんも…那珂ちゃんのファンとしてだけじゃなくて、普段から那珂ちゃんと仲良くしてくれて優しい羽黒ちゃんに、実はドキドキしてたのっ!」
羽黒「那珂ちゃん…う、嬉しい…。で、でも那珂ちゃんはアイドルだから…恋愛は…」
那珂「那珂ちゃんは艦隊のアイドルだから…艦隊の皆が認めてくれるなら…羽黒ちゃんとお付き合いしたい!」
羽黒「那珂ちゃん…」
ぱちぱちぱちぱちっ
なかはぐ「「えっ」」
長門「ふっ、今夜はパーティか?」パチパチ
なかはぐ「「長門さん…」」
吹雪「おめでとうございます、那珂ちゃんさん、羽黒さん!」
睦月「おめでとうにゃし!」
舞風「おめでとうございますっ!」
野分「おめでとうございます!」
神通「那珂ちゃんと羽黒さんがお付き合い…? ということは羽黒さんが私の義妹に…?」ブツブツ
那珂「あっ、それじゃあ今日羽黒ちゃんのお部屋にお泊りしてもいいかなーっ?」
羽黒「きょ、今日!? で、でも姉さんたちが…」
長門「それなら大和ホテルを使ってはどうだ? あそこならば二人きりになれる部屋を用意してくれるだろう」
那珂「わー! 長門さんありがとうございますっ! それじゃ、今日は恋人記念にお泊りだよ、羽黒ちゃん!」
羽黒「は、はひっ!」(な、那珂ちゃんとお泊り…いろいろお手入れしていかないと!)
吹雪「ふぅー、なんとか無事に解決してよかったね」
睦月「そうだね。吹雪ちゃんの推理、カッコよかったよ!」
吹雪「そ、そうかな…? それじゃあご褒美に睦月ちゃんのパンツを…」
睦月「もう、吹雪ちゃんのおバカっ!」
吹雪「えー、パンツの一枚くらいいいじゃん!」
睦月「そのパンツの一枚でこんな騒動になったんでしょ!」
吹雪「うぅ…そんなぁ…」
◆
こうして、無事に那珂パンツ盗難事件は幕を閉じた。
この一件から吹雪はおぱんつ探偵として、名を馳せた。
今日もおぱんつ探偵の推理が冴え渡る…!
吹雪「はい! おぱんつ探偵吹雪、今日も頑張ります!」
吹雪「って、なんでですかー!」
―おわり―
刹那で忘れた
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519987137/
Entry ⇒ 2018.03.18 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
【艦これ】気心の知れた仲
――執務室――
大井「はぁ、ったく……こんなに散らかして」
大井「いくら執務に追われてるからって、環境を整えないと良い仕事ができるわけないでしょ」グチグチ
大井「それを片付ける私も私だけど」
大井「えっと、このまとめた書類は……確か向こうの棚に……」
大井「よいしょっ」グッ
プッ
大井「!」
大井「……っ」カァァ
大井(だ、誰も……いないわね?)キョロキョロ
大井(危なかった。今の音聞かれたら、その人の記憶を抹消しなきゃいけないわ)
大井(にしても、ちょっとお腹に力を入れただけで出るって……恥ずかしい……!)
大井(換気しないと……)スタスタ
ガチャ
提督「食った食ったー」
大井「!!」
大井「て、提督……もうお昼食べたんですか?」
提督「ああ。ん? 部屋を片付けてくれてたのか」
提督「ありがとう大井…」
大井「なるべく喋らないでください」
提督「は?」
大井「喋らないでください」
大井(匂いが届いちゃったら最悪よ……!!)
大井(今のうちに窓を開けて)ガラガラ
大井「呼吸もしないでくださいね」
提督「呼吸も!?」
提督「俺、相当酷いことしたんだな」
大井「違いますよ! あ、口呼吸ならいいです!」
提督「???」
大井(怪しまれてる! 当然よね)
大井(まあいいわ、今のうちに空気を入れ替えるのよ)ブンブン
提督「手をブンブン振り回して何してるんだ」
大井「空気の入れ替えです、ほこりっぽいので」
提督「そうか?」スンスン
大井「!!」
ガバッ
提督「んぐ!?」
大井「言ったじゃないですか、口呼吸限定です! 鼻でしちゃダメ!」カァァ
提督「大井っ、息が……できなっ……!!」
大井「口でしてください! 鼻は抑えてます!」
提督「はーっ、はーっ……な、何なんだよ一体」
提督「別に匂いなんてしなかったぞ」
大井「それでもです! しばらくはこのままでお願いします!」
提督「……?」
――――
提督「大井、そろそろ仕事しないと……」
大井(5分も経てば、もういいわよね?)
大井「そうですね。頑張ってください」パッ
提督「えっ、もう息してもいいのか」
大井「というか提督、部屋汚いですよ? 定期的に片付けないと」
提督「だよな……まずは掃除するか」
大井「そうしてください。手伝いますから」スタスタ
大井「この書類って向こうの棚ですよね?」
提督「うん、運んでくれるか」
大井(ふぅ……今度はお尻を引き締めて)
大井(気を抜かないようにするわ)グッ
大井(よしよし)スタスタ
ブッ
大井「!!」
提督「……ごめん」
大井「提督」
提督「ははは、気が抜けてたよ」
提督「まあ俺と大井の仲だ。気にしないでくれ」
提督「ちょうど窓開けててよかったな」
大井「……」
大井(提督と私の仲……)
大井(そうよね。もう何年も一緒の鎮守府で過ごしてるんだし)
大井(今更おならくらい聞かれたって)
大井(バカみたいだわ、私)フフ
大井「提督」
提督「ん?」
大井「臭いです。健康にも気をつかわないと病気になりますよ」
提督「そんなにか?」
大井「体のサインを見逃しちゃいけません。野菜とってますか?」
大井「全く、屁理屈こねて……」
提督「……」
提督「なあ大井、もしかして」
提督「さっき俺に口呼吸しろって言ったのは…」
大井「!!」
大井「違います!」
提督「え」
大井「提督と一緒にしないでください! 私はこんなところで」
大井「絶対におならなんてしませんからっ!」
提督「そ、そうか……」
大井(うう……やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい……!)
おわり
短いですが読んでくださった方、ありがとうございます
まあおならより恥ずかしい事も二人でやってるんでしょうけどね
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519557255/
Entry ⇒ 2018.03.15 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
提督「許せ川内、…また今度だ」
川内「てーいーとーく!夜戦しよーよ夜戦!!」バンバンッ
提督「…はい、この書類を舞鎮に送ってくれ」
川内「もー聞こえてるでしょー!今夜は夜戦しよーよー!」
提督「…大きな作戦があるわけでもないし、資材の無駄だ」
川内「だからってもう3日も夜戦してないんだよ!?おかしくない!?」
提督「それが普通だ、だいたい大本営からも節約するように連絡が来てただろう」
川内「別にいーじゃん少しくらい…戦艦とかならまだしも軽巡と駆逐艦ならバレないって!」
川内「…というか、最近出撃すらしてなくない?」
提督「…言っただろう、節約中なんだ」
川内「はぁ~、そんなに節約していったい何に備えるって言うの?うちの艦隊の練度知ってるでしょ?」
川内「解放した海域は数知れず、どの鎮守府に行っても皆ビクビクしながら私たちと話すのに…」
提督「…」
提督「だからこそだよ、そういう時の慢心ほど怖いものはない」
川内「むー…分かってるけどさぁ…」
提督「…また今度な、近いうちにするから」
川内「…はぁ、仕方ないなぁ。約束だからね!」
提督「あぁ、…そう言えばお腹空いたな、何か作ってくれないか?」
川内「いいよー、何食べたい?」
提督「任せる、川内が作る料理は何でもおいしいからな」
川内「…はいはい、おだてても夜戦はしてもらうからねー♪」
川内「フンフンフーン♪さーて何があるかなーっと」ガチャッ
川内「お、牛のヒレ肉があるじゃん珍しー。じゃあこれで…」
川内「あとはサラダでしょ、スープでしょ…デザートは、ゼリーでいっか」
川内「よーし、頑張るぞー!」
・
・
・
川内「んー…よし、こんなもんかな」
川内「提督なんでも濃い味にしたがるから、塩分控えめで満足させるの難しいんだよねぇ…」
川内「まぁこれなら文句ないでしょ、よいしょっと」
<……!…!
川内「…うん?誰の声だろ、執務室の中から…?」
川内「こんな時間に誰か来る予定なんてあったかなぁ…?」
長門「…どうして昨日の会合に来なかった」
提督「連絡しただろう、大本営から朝に呼び出しを受けたから夜中のうちに出ると」
長門「それは聞いた。だが、あまりにも急すぎる…提督、それは本当か?」
提督「俺が嘘をついていると?」
長門「少なくとも、私と何人かはそう思っている」
提督「…近いうちに大規模作戦を発令するから、その内容について意見を求められただけだ」
提督「気になるなら今から問い合わせてもいい」
長門「…」
長門「いや、そこまでするつもりはない。かえって状況が悪くなりそうだ」
長門「…提督、どうか皆の気持ちをしっかりと考えて行動してくれ」
提督「…分かった」
<スタスタ…ガチャッ
長門「…!」
川内「あ、えっと…」
長門「…すまない、気を遣わせたな」
長門「失礼する」
川内「えーっと、長門さん何の用事だったの?」
提督「…」
提督「昨日の深夜に長門達と今後の海域解放に向けた話し合いをする予定だったんだが…」
提督「ほら、大本営から電話があって急な呼び出しがあっただろ?それで行けなくなってさ」
提督「結局俺がいないから中止になったんだよ」
川内「…それで長門さんが怒ったの?」
川内「…」
提督「…というのは建前でな」コソッ
川内「え?」
提督「実は、少人数で宴会を開く予定だったんだよ、酒や料理込みでな」
川内「えっー!何それ、私聞いてないよ!!」
提督「5人くらいでやるつもりだったからな、日ごろの感謝を込めて」
川内「何でそれに私が入ってないの!秘書官だよ!?」
提督「いや、だって川内を呼んだら夜戦夜戦ってうるさくなるからって長門が…」
川内「そりゃあ宴会といったら騒ぐ、つまり夜戦に行くってことでしょ!」
提督「だから誘わなかったんだよ…」
川内「…ふーん、じゃあこのお肉もその宴会のお肉だったのかなぁ」
提督「…あぁ、まぁそうだろうな」
川内「ふーん、ふーーーーん!じゃあもうその宴会はなくなったんだし、これもいらないよね」
提督「い、いやそれは困る!頼むよ川内、食べさせてくれよ」
川内「…」ツーン
提督「お願い、夜戦でもなんでも言うこと聞くからさ」
川内「…」
川内「…なら、さ」
川内「今度二人で、どっか出掛けようよ」
提督「…え?」
提督「…」
提督「いいぞ、でも意外だな。毎日夜戦とかじゃなくていいのか?」
川内「それは、まぁ…それも嬉しいけど」
川内「…たまには、提督とどこかに行きたいなぁ…なんて」
提督「…」
提督「……」
提督「うん、行こう。旅行でもいいな」
川内「本当?やった、ちゃんと覚えててね!」
提督「あぁ」
提督「約束だ」
<ガチャッ
川内「…でさー、提督ってば昨日の夜長門さん達と…」
神通「…」ピクッ
川内「こっそり宴会を開く予定だったんだって、ひどいよね!」
那珂「えー!提督ってばそういうことがあるなら呼んでくれればいいのにー!」
川内「でしょー?神通もそう思うよね?」
神通「…長門さん達は日ごろよく働いているのだし、たまには羽を伸ばさないと」
川内「そうだけど、それなら私たちだって労ってもらってもいいよねー?」
那珂「そうだそうだー!那珂ちゃんのために特別ステージを用意するくらいしてくれないと!」
川内那珂「「ねー♪」」
神通「…」
【次の日】
川内「てーいーとーく!夜だよ、夜!!夜戦しよ夜戦!!!」
提督「…すまない、今日はこれから工房に行かないといけないんだ」
川内「えー!前に夜戦してくれるって約束したじゃん!!」
川内「それに今日は遠征組もみんな帰ってきてるし、絶好の夜戦日和だよ♪」
提督「…これが終わったら時間が出来るから、その時にな」
川内「むー…」プクー
提督「…」トンッ
川内「イテッ」
提督「許せ川内…、また今度だ」
川内「って提督は言ってたけど、またはぐらかされそうだしなぁ…」
川内「…」
川内「よし、こっそり出撃しよ♪」
川内「まぁもしばれても一昨日の宴会の件を言えば許してくれるでしょ」
川内「誰か連れて行きたいけど、前にそれで見つかったし…」
川内「一人で出撃しちゃいますか!」
川内「近いと音でばれそうだし、ちょっと遠くの海域までいこっと!」
川内「んっふっふー、やっせん♪やっせん♪」タッタッタ
提督「…」
<カーン、カーン、カーン
<ドーン
川内「それそれ!こっちっこっち!!」
イ級「…!」
川内「あはは、やっぱり夜戦はたっのしい!!」
川内「いっくよー!」
・
・
・
川内「はー楽しかった!もうすぐ夜明けかな?そろそろ戻らないと…」
川内「…神通にバレませんように」
川内「…」コソコソ
川内「よし、何とか艤装は戻せたけど…」
川内「…おかしいなぁ、いつもならこの時間だと特型駆逐艦があの辺で走ってる時間だけど」
川内「風邪でもひいたのかな…一応様子見に行ってみよっと」
川内「おーい、特型駆逐艦?」ガチャッ
川内「…」
川内「あれ、誰もいない…」
川内「それに、さっきから誰ともすれ違わないなんて…」
川内「うーん…外出許可なんて誰もとってなかったけどなぁ」
川内「…」
川内「神通!那珂!」バンッ
川内「…いない、ここも!ここも!」バタンッバタンッ
川内「…っ」
川内「そうだ…工房!提督に教えないと…!」
<コロッ
川内「…弾薬?何でこんなところに…?」
川内「それより、早く…早くいかなきゃ!」
川内「…!て、提督!!提督ってば!!」
提督「…川内か、どうしたそんなに慌てて?」
川内「どうしたじゃないよ!どの部屋にも…ていうか、鎮守府の中に誰もいないんだよ!?」
提督「そうか」
川内「そうかって…何を、言って…」
提督「…」
提督「言わなきゃ分からないか?」
川内「…な、何を…?」
提督「俺が解体(ころ)した」
提督「あとはお前だけだ」
川内「…」
川内「…は?」
川内「………」
提督「この機械は、一定の範囲内の艦娘を解体できる優れものでな」
提督「その際に出た資材はここに集まるようになっていて…」
川内(………提督は、何を言っているの?)
提督「…まぁ、いくつかは漏れて部屋に落ちてるかもな」
川内「あ、あのさ…さっきから何を言ってるの?全然意味わからないんだけど」
提督「…それもそうだ、説明するだけ無駄か」
提督「じゃあな川内、世話になった」ピッ
川内「…」ビクッ
提督「………おかしいな」
提督「神通の時は一瞬で消えたんだが…えっと、説明書は…」ポイッ
川内(………あれは、神通の、鉢巻き?)
提督「…まぁいいか、探す時間がもったいない」
提督「あとは逃げるだけだ」
川内「…て、提督…どこへ?待って…待ってよ!!」
提督「…はぁ」
<バンッ
川内「…っ!?」
提督「当たっても大した傷にもならんだろうが…次は当てる」
川内「…、…」
提督「…いいか、川内」
提督「俺は独断でこの鎮守府の艦娘を解体し、全ての責任を放棄して逃亡する」
提督「憎いなら好きなだけ憎め、殺したければ追いかけてこい」
提督「じゃあな」
川内「ぁ、…」
川内(待って、行かないで!ちゃんと説明して!!)
川内(嘘だよね?解体したって…そんなことするわけがないよね?)
川内(そうか…きっとこれは)
川内(悪い夢だ)
【一ヶ月後】
提督「………」
駆逐棲姫「…失礼シマス」
提督「おかえり、どうだった」
駆逐棲姫「ハイ、呉・宿毛湾・佐世保・鹿屋・岩川…」
駆逐棲姫「全テノ鎮守府・泊地ニ出撃ガ困難トナル以上ノダメージヲ、艦娘及ビ鎮守府ニ与エマシタ」
提督「ご苦労、誰も殺していないな?」
駆逐棲姫「全員生存ヲ確認シテイマス」
提督「なら良い、ゆっくり休んでくれ」
<バタンッ
チ級「…!」
提督「どうした?」
チ級「…!!」
駆逐棲姫「!?、マサカ…尾行サレテイタ…」
提督「いや、時間の問題だっただろう」
提督「すぐに迎撃準備を、せっかく来てくれたんだ」
提督「一隻残らずここから帰すな」
駆逐棲姫「ハイ」
<バタンッ
提督「…」
提督「今夜は、新月か」
駆逐棲姫『…ッ、コチラ、第7艦隊…報告シマス』
提督「状況は?」
駆逐棲姫『…押サレテイマス、マルデ、コチラノ陣形ガ読マレテイルヨウナ…』
提督「…分かった、では作戦を…」
『アァ…ソウカ………私ハ…………』
駆逐棲姫『クッ……』
提督「…」
<ドンッ!!!!
提督「…おめでとう、よくあの艦隊を突破できたな」
川内「………」
提督「流石のお前もボロボロか、…仲間はどうした?」
川内「…私をここに来させるために、戦ってくれてる」
提督「…そうか、出来れば誰かに見届けて欲しかったが…」
提督「仕方ない」
川内「…提督、帰ろう」
提督「帰る?俺に法の裁きを受けろと?」
川内「違う!提督は…提督は深海棲艦に捕まって、脅されて…」
川内「それか、私たちの知らない力で提督を操っている…とか…」
提督「…」
提督「仮にそうだとして、俺が鎮守府の皆を解体し、深海棲艦を率いている事実は変わらない」
提督「もう、どうしようもないんだ」
川内「………なんで、どうして…」
提督「…嫌になったんだよ、毎日毎日…お前たちの命を預かって戦うことが」
川内「だったら何で、今も深海棲艦の司令官なんてやってるの!?おかしいよそんなの!!」
提督「逃げるためだ。お前たちはもちろん、大本営から別の刺客も送られてくる」
提督「そのための力だったんだが…ここが年貢の納め時か」
川内「………分からない、分からないよ」
提督「分かってもらおうとは思わない」
提督「…」スッ
川内「…っ」ビクッ
深海提督「…許せ川内」
提督「これで最後だ」
<バンッ
以上です
いつ見ても良く出来たシナリオだと思います
オレオが出せなかったことが残念
最後ミスった…>>39 深海提督×→提督
幻術か?
イヤ…幻術じゃない……!
……イヤ…幻術か?
また幻術なのか!? イヤ…
何だコレは!? また幻術なのか!?
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519735439/
Entry ⇒ 2018.03.07 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
古鷹「今日は記念の日」
・艦の進水式=誕生日という設定で進めます
・短編です
では始めます
ガチャ
古鷹「提督、次の演習なんですけど・・・」
古鷹「あー!またいなくなってる!もう・・!」
――――中庭
提督「みんなはもう決めたかな?」
皐月「うーん・・・まだかなぁ・・」ユービンヤサン
水無月「何が良いか分からないんだ」ハガキガオチマシタ
提督「寄せ書きって言うのもあるよ」ピョン
古鷹「あ!こんなところにいたんですね!」
古鷹「どうしたんだいって・・・何執務放り出してるんですか!」
提督「いやこれには事情があって・・おっと、そろそろ始まるかな?」ピョン
皐月「行くよ!司令官!古鷹さんも入る?」ヒロッテアゲマショ
古鷹「こうなったら・・私も入って説得します!」
提督「ごめんね 急に いなくなったりして」ピョン
古鷹「毎日 毎日! 書類が 残ってるんですよ!」ピョン
提督「夜に 処理 するから 許して!」ピョン
古鷹「今すぐ してください!」ピョン
卯月「飛びながら口論してるぴょん」
如月「まるで夫婦みたいね・・」
皐月「100枚・・・101枚・・・」
提督「これはね スキンシップを 兼ねての 相談なんだよ!」ピョン
古鷹「相談とは 何ですか! 教えて ください!」ピョン
提督「それは 嫌です!」ピョン
古鷹「何でですか!?」ピョン
水無月「もう・・だめ・・疲れた・・」
パシッ
提督「あいて!引っかかった・・」
古鷹「あ・・・やったぁ・・!私、提督に勝っちゃった!」ピョンピョン
提督「ふぅ・・負けちゃったし、そろそろ執務に戻ろうかな・・」パッパッ
提督「ごめんごめん。皐月、また今度ね!」
皐月「うん!バイバイ!司令官!」
水無月「また相談するね!」
古鷹(それにしても相談って何だろう・・・)
衣笠「見た?青葉」
青葉「はい・・あんなにはしゃぐ古鷹さんをしっかりと見れるなんて」
衣笠「可愛かったよね、楽しそうだったし」
青葉「写真に納めかったんですけどねー・・残念!」
古鷹「うーん・・・結局何だったんだろう?」
古鷹(気のせいかみんな私から離れるようになっているけど・・)
古鷹(うん、気のせいだよね・・・)
江風「あっ・・古鷹さんこんちゃーす!」
時津風「やっほー」
古鷹「江風さんに時津風さん、少し聞いてもよろしいでしょうか?」
古鷹「みんな私から避けてるように見えるんですけど・・何かわかりますか?」
時津風「んとねーそれはたん―――」モガ
江風「わーっ!言うなって!」
古鷹「え・・?」
古鷹「そういえば間宮亭でそんなメニュー有りましたね・・」
江風「ほ、ほら!提督と一緒に食べてきたらどうっすか?」
古鷹「そろそろお昼ですしね」
江風「じゃ、じゃあ江風達は行きますね!」
時津風「ばいばーい」
古鷹「はい、お疲れ様です」
古鷹「担々麺かぁ・・提督は辛いもの好きそうですし・・・提督と間宮亭にでも行こうかな」
古鷹「まずは提督を誘わないと・・」
間宮「お待たせしました、間宮特製の担々麺です」
提督「珍しいね、古鷹が辛い物を食べるなんて」
古鷹「今、担々麺がおいしいと江風さんから聞いたので提督も一緒にと思って」
提督「へぇ、そうなんだ。どれどれ・・」ズズ
提督「・・・・いや、いつもの担々麺だよ?」
古鷹「あ、あれ?」
間宮「別に特別な物とかは入れてませんけど・・」
提督「山椒とかもたくさん入ってるわけでもないしね」ズズ
古鷹(じゃあ何なんだろう・・)
提督「でも美味しいことには変わりないけどね」
古鷹「では私も・・」ズズ
古鷹「辛い!」
古鷹(担々麺じゃないというのならいったい何だろう?)
古鷹「ただいま」ガチャ
加古「!!」ビクゥ
加古「ふ、古鷹・・今日は早いんだね・・」
古鷹「またちょっとしたら戻るけど・・・何してたの?」
加古「い、いや!何にもしてないよ!」
古鷹「・・・・・」ジー
加古「ほんとに何もないってば!」
加古「うん」
古鷹「最近、みんな私の事避けてるように見えるんだけどどうしてかな?」
加古「古鷹に心当たりはないの?」
古鷹「うーん・・・ないと思う・・」
加古(あれ・・気づいてない系かな?)
古鷹「それにさっき時津風さんが言いかけた"たん"から始まる言葉が気になるんだ」
古鷹「"担々麺"かなと思って提督と食べたんだけど違ってて・・」
加古「んじゃさ、その"たん"から始まる思いついた言葉言っていきなよ」
加古「古鷹関係ないじゃん・・」
古鷹「炭酸?」
加古「あたしは嫌いじゃないけど・・」
古鷹「探照灯?」
加古「関係あるけどそれじゃない」
古鷹「短歌?」
加古「違います 何であたしが 詠んでんの ヒントはみんな 持ってるものだよ」
古鷹「みんなが持ってる・・?あ!誕生日!」
加古「おっ ようやく分かったんだね」
加古「そっちかい!」ズコー
古鷹「え?違うの?」
加古「あー・・・まぁ今日の夜ぐらいに所定の位置に来るように言われるから来てよね」
古鷹「?? うん・・・それじゃ、私は執務に戻るね」
加古「あーい」バタン
加古「・・・・さて、どうしたもんかね」ペラ
古鷹「提督からここに来るように言われたんだけど・・・何だろう?」
電「あ、あれ?古鷹さんですか?」
古鷹「電さん、あなたも呼ばれてここに来たのですか?」
電「はいなのです。雷ちゃんに言われて来たのです」
古鷹「どういう目的で呼ばれたかは知ってますか?」
電「わからないのです・・」
古鷹「・・・とりあえず入ってみましょうか」コンコン
古鷹「失礼しま――」
「「「古鷹さん!電!おめでとー!」」」
電「はわわ・・どういうことでしょうか?」
江風「え?もしかして知らなかったのか?」
加古「おめでとーって言われたらもう分かるでしょ」
古鷹「・・・・あ!」
電「電たちの誕生日ってことですか!?」
提督「ようやく分かったんだね」
古鷹「まさか祝ってもらえるだなんて思いもよりませんでした」
古鷹「けれど・・・ありがとうございます!」
電「ありがとうなのです!」
時津風「わーい!」
天津風「時津風、主役は古鷹さんと電なのよ」
江風「だめだ・・涎が出ちまう・・」
海風「もう・・我慢しなさい・・」
古鷹「ふふっ みなさんも食べてもいいんですよ」
雷「それじゃ!古鷹さんと電の誕生日を祝って!」
かんぱーい!
夕雲「はい、私からは花束よ」
陽炎「私は萩風特製のケーキを持ってきたわ!」
磯風「そしてこれが私の――」
浦風「やめんか 花が腐るじゃろ」
潮「えっと・・私はクッキーを焼いて来ました」
雷「私たちからは素敵な写真立てよ!」
ワタシハネー コレアゲル! コッチモー
電「はわわわ・・・たくさんもらったのです」
古鷹「ありがとうございます。けど・・いいんですか?」
ポーラ「大切な仲間の誕生日なので持ってきました~」
古鷹「それじゃあ頂き―」ガシッ
ポーラ「・・・・・・」プルプル
古鷹「ポーラさん?」
ザラ「ポーラも飲みたいんでしょ・・」
古鷹「えっと・・それじゃ、一緒に飲みましょうか」クスッ
ポーラ「わーい!飲みましょ~」
ザラ「ごめんなさい・・」
古鷹「大丈夫です。それに、みんなと飲んだ方が美味しいですからね」
提督「えっと・・・喜んでくれるかどうかだけど・・はい」
古鷹「ありがとうございます!開けてもいいでしょうか?」
提督「うん、いいよ」
古鷹「これは・・髪留めですね!」
電「とても綺麗なのです!着けてもいいですか?」
提督「もちろんさ」
古鷹「・・・・よし。どうかな?」
衣笠「うん!とても似合ってるよ!」
青葉「これは良い写真になりますね~」パシャ
雷「可愛いわよ!電!」
電「そ、そうですか//」
青葉「それは良いですね!ささ!司令官!」
提督「そうだね、じゃあ古鷹、電こっちに来てくれるかな?」
古鷹「はい」
電「えっと・・このあたりでいいのですか?」
ポーラ「ほほぉ・・・まるで家族みたいですね~」
電「はわわわ!」
古鷹「え、えぇ!?」
提督「確かにそう見えるね・・」
時津風「ずるい!ずるい!時津風も入りたーい!」
衣笠「じゃあこの後はみんなで写真撮ろうよ!」
青葉「了解です!」
古鷹「えへへ・・どうかな?加古」
加古「すっごい気にいってるねそれ・・まぁ嬉しそうだからよかったよ」
古鷹「大事にしておかないとね」
加古「さて、そろそろあたしの方でも渡そうかな・・」
古鷹「え?何を?」
加古「誕生日 おめでとう」
古鷹「え・・これは・・花?」
提督「二人とも喜んでくれてよかったよほんと・・・」フゥ
衣笠「当たり前じゃない!衣笠さんが手伝ったおかげだからね」
提督「うん、ありがとうね衣笠」
衣笠「これで提督に貸しができちゃったね♪」
衣笠「衣笠さんの誕生日、楽しみにしてるね!」
提督「えっ・・・参ったな・・」
衣笠「ふふーん♪楽しみだなー♪」
提督(その時は誰に相談しようかな・・)
古鷹「綺麗な花だね。これは何て言う花なの?」
加古「これはね・・えっと・・"アングレカム"っていうやつだって」
古鷹「アングレカム・・初めて聞いた名前だね」
加古「この花の言葉はね・・」
――――執務室
衣笠「そういえば加古はプレゼント渡してなかったけど・・・」
提督「加古は自分で探すって言ってたし、部屋でもう渡してると思うよ」
衣笠「何を渡したのかな?」
提督「"ある花"を贈るって言ってたけどね。そしてその花にはある言葉が秘められているんだ」
衣笠「ふぅーん・・どんな言葉なの?」
提督「それはね・・」
"いつまでもあなたと一緒"という言葉だよ
ちなみに2月25日の誕生花はバラ等の美や愛に関する言葉が多いらしいです
二人にぴったりの花ですね
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519484542/
Entry ⇒ 2018.03.02 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
【艦これ】敷波「吹雪、それやめて」
吹雪「なんで?気持ちいいもん」
敷波「それはいいんだけどさ、あのさ、姉妹の間でも羞恥心って大事だと思うんだよ」
吹雪「羞恥心?」
敷波「そう羞恥心」
吹雪「私今恥ずかしいことしてるの?別に恥ずかしいと思わないけどなぁ」
敷波「.....どうして?」
吹雪「どうしてって、鼻くそほじるくらい誰だってするでしょ?敷波ちゃんだって」
敷波「まぁ、そう、なんだけどさ。でも、小指を突っ込んで豪快にほじるのは、どうかと....」
吹雪「こうした方が気持ちいいもん、仕方ないじゃん」
敷波「そんな気持ち良さそうな顔しながら言わないで....」
吹雪「じゃあ敷波ちゃんはどうやって鼻くそほじるのかなぁ?」
敷波「そりゃ、ティッシュを使って....」
吹雪「え....。いちいちそんなことするの?ねぇ敷波ちゃん。お姉ちゃんに嘘はよくないよねぇ?」
敷波「いやほんとだって」
吹雪「だってティッシュ丸めて鼻に突っ込む機会なんて罰ゲームくらいだよ?敷波ちゃんは罰ゲームを自分からするの?」
敷波「それは実体験と偏見とテレビの見過ぎ。ほら、少し大きめに丸めてから、鼻に突っ込むんだよ」
吹雪「いや無理あるでしょそれ」
敷波「え~....何に無理があるかわからないんだけど」
吹雪「だってさ、例えばこのタイプの鼻くそ」
敷波「採りたてみせないで!」
吹雪「ほら、この細長タイプの鼻くそ。これってさ、鼻の奥の奥にあるじゃん?それをさ、ティッシュ丸めたのでとれるの?私には無理だと思うけどなぁ」
敷波「いや、あのさぁ...」
吹雪「こうやって....。小指を突っ込んでさ、爪の間に挟み込んで、やっっっと、とれるんだよ?」
敷波「....吹雪器用ね」
吹雪「ねぇ飾らないでよ!!私はね!敷波ちゃんが指を使って鼻くそをとってるっていうのが聞きたいんだから!」
敷波「なんでキレるの!?」
吹雪「お姉ちゃんはおこだよ!私は敷波ちゃんが嘘をつく子に育てた覚えはありません!」
敷波「いやほんとにティッシュ使って」
吹雪「だって摩耶さんだって指派だよ!利根さんだって!」
敷波「納得できるのがあれだけどさ、それはさ、価値観の違いでしょ?」
吹雪「でた価値観の違い!バンドの解散理由か!」
敷波「じゃあさ、逆に聞くけど、その鼻くそどうするの?」
吹雪「これ?」
敷波「そうそれ」
吹雪「敷波ちゃんにつける」
敷波「姉でもぶん殴るよ?」
吹雪「そりゃ、さ。ティッシュにつけてゴミ箱に...」
敷波「ねぇお姉ちゃん。妹に嘘はよくないよね。あたしはお姉ちゃんを嘘をつく子に育てた覚えはないよ?」
吹雪「ウソじゃないもん!」
敷波「だってティッシュ使うのめんどくさがる人がさ、ほじくった後にティッシュにつけて捨てるなんて、あたしは考えられない」
吹雪「いや....それはね。聞くのはよくないと思うよ」
敷波「もっと言っちゃえばさ、その後手洗うの?」
吹雪「それも聞くのは....」
敷波「羞恥心」
吹雪「へ?」
敷波「姉妹間でも羞恥心は大事って、あたし言ったよね。吹雪がしたことをやってるんだよ?」
吹雪「んぐぅ....」
敷波「ほら、これに懲りたら、もうアホなこととアホなこと聞くのはやめなよ?」
吹雪「.....そうだよ」
敷波「へ?」
吹雪「そうだよ。お姉ちゃんはね、とった鼻くそは丸めて自然に返してるんだよ!あと誰も見てないから手も洗いません!」
敷波「あのさ、答えてほしくて聞いたわけじゃないんだけど」
吹雪「ほら!お姉ちゃん答えたよ!羞恥心の垣根を超えたよ!今度は敷波ちゃんの番!」
敷波「うわそうきたか....」
吹雪「ほら、あんさーぷりーず」
敷波「だからティッシュを使って....」
吹雪「一人の時は?」
敷波「えっと....その、あれだよ....」
吹雪「あれってなぁに?」
敷波「だから....あれ、だってぇ」
吹雪「うんうん。お姉ちゃんはバカだからよくわからないなぁ」
敷波「.....」
吹雪「ねぇ、敷波ちゃん。お姉ちゃんはさ、敷波ちゃんのことがもっと知りたいの。いいんだよ?別に敷波ちゃんが鼻くそを指でほじってても、お姉ちゃんは引かないよ?」
敷波「...... 」
吹雪「むしろ、みんなの知らない敷波ちゃんを知れて、私は嬉しい。ね?だから、恥ずかしがらずに、答えて?」
敷波「.....ってるよ」
吹雪「なんて?」
敷波「だから!一人の時は!指使ってほじくってるって!」
吹雪「....えらいよ敷波ちゃん。よく言えました」
敷波「ほらこれで満足!?親指だって、人差し指指だって使うに決まってるでしょ!だいたい指使わないわよ~、なんて嘘に決まってる!アイドルがトイレ行かない嘘くらいわかりきってることでしょ!」
吹雪「那珂先輩だって、那珂ちゃん先輩モードになる前にトイレに籠るもんね」
敷波「でも!あたしは吹雪とは違うから!」
吹雪「え?なにが?」
敷波「あたしは吹雪と違って、手は洗うから!」
吹雪「....それはこれから私も治そうと思ってます....」
敷波「ばか!アホ!ダメ姉!無神経!」
吹雪「どうどう....鎮まれ鎮まれ敷波ちゃん....」
敷波「はぁ、はぁ....」
吹雪「腹式呼吸、腹式呼吸。ラマーズ法?だっけ。ひっひっふーだよ」
敷波「まじ、どうでもいいから、それ...」
吹雪「ひっひっふー、ひっひっふー」
敷波「ねぇバカにしてるでしょ」
吹雪「三割くらい。七割は嬉しい気持ち」
敷波「十割バカにしてるでしょそれ」
吹雪「違うよ。七割の嬉しさは、敷波ちゃんがお姉ちゃんに本当のこと話してくれたから、嬉しいんだよ」
敷波「....すぐそうやっておちょくる」
吹雪「もぉ!?ほんっとにかわいい敷波ちゃん!好き!大好き!」
敷波「あたしは、吹雪のこと嫌いだし....」
吹雪「ぁあ!ほんとなんで敷波ちゃんといい私の妹達はこんなに可愛いんだ....」
敷波「あぁ!もうわかったから!さっさと手洗ってきてよ!」
吹雪「まって。まだ洗いに行けない」
敷波「なんでよ....」
吹雪「お姉ちゃん敷波ちゃんが指を使って鼻をほじくって気持ちよくなってる顔を見たい」
敷波「うわめっちゃ早口....。絶対いやだから!」
吹雪「それから一緒に手、洗いに行こっか。それまでお姉ちゃん、ここから絶対動かないからね」
敷波「えぇ....。それは、ちょっと....」
吹雪「さ、敷波ちゃん。一緒にやれば怖くないよね」
敷波「えぇ....」
地の分あり。
鳳翔「大断捨離」
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1483417144/
那珂ちゃんは申したい!
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1483949214/
五航戦瑞鶴の暗躍
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1485521533/
【艦これ】深海の濃淡は僕と同じ
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1488290777/
【艦これ】大井さんの女子力事情
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1491918298/
地の分無し。
【艦これ】薬が飲めない長門さん
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1510848602/
【艦これ】長門さんはカレーは飲み物派
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1511209805/
こういう時にお姉ちゃん自称するのすき
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1518191745
Entry ⇒ 2018.02.21 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
提督「艦これ落語」
明石「えー、艦娘のみなさんにはつらい季節がやってまいりましたね。なにせ冬の海は寒いもの。火花飛び散り、波をかき。おまけに敵との会敵です」
明石「それに比べて私ら工作艦は気楽なもの。何せ工場は暖かい。火花飛び散り、汗をかき。おまけに暖房で快適です」
明石「しかしそんな私ら工作艦にもたった一つだけ欠点が。そう。皆さんご存知、提督と過ごす時間が長いこと!」
明石「たびたび工廠へやってきては、やれあれをしろ。これを作れと。まったく参ってしまいます。しかし上の命令には絶対服従。軍事社会のつらいとこ」
明石「その日も、提督のご要望を伺いに司令室入ろうとしたところ、なにやら中から提督と秋雲の話し声」
明石「私、盗み聞きの趣味はありません。でもつい耳に入ってしまうのは致し方がありません。ん? ん~?」
明石「『……スリット』『二重……』『明石』? はて? なんのことを言っているのか? 普通はさっぱりわかりません」
明石「でもでも私工作艦。理系の知識をフル動因。したらば私の脳細胞はたった一つの答えを導きました」
明石「なるほどそうか、この人たちは二重スリット実験のことを言っているのだ、と」
明石「周りにそんな話をする相手はいない、私は大いに喜んで、小躍りしながらドアを開けて言い放つ」
明石「『提督! 私もその話、混ぜてください!』と」
明石「提督と秋雲はポカンとしてた。そりゃそうさ。自分たちは助平な話をしていたところ、そこに張本人がやってきて、挙句の果てには混ぜてくれだ」
明石「今思い出してみると恥ずかしい。穴があったら入りたい。スリットがあったら通り抜けたいというものでありまして」
明石「『意識した後は同じものでも少し違って見えるよね。ほら水着とパンツだって要は同じものじゃん』『コペンハーゲン解釈ですか。渋いところをつきますね』『そんなかっこいい名前ついてるんだこれ」
明石「とまあこんな頭がいいのか悪いのかよくわからない会話を続けること四半刻。ようやく誤解は解けました。私は顔を真っ赤にして俯いて、提督と秋雲は平謝り」
明石「そんなとある鎮守府の昼でしたが、解釈の違いでもめるというのは、ある意味量子力学らしいのかなと」
明石「……」
明石「しかしながら、ただひとつだけいえることは」
明石「どのような解釈をしたとしても、スリットは『抜ける』ということには違いありません」
明石「お後がよろしいようで」
ポーラ「お酒は百薬の長などというものですが、薬も過ぎたれば毒に転じるもの」
ポーラ「お酒であれなんであれ、ほどほどがよいという意味なのですけれど」
ポーラ「それができれば苦労はしねえ。私の一番嫌いな言葉は節制と禁酒ってなもんで」
ポーラ「その日もいつものようにワイン、ビールと日本酒と。飲みに飲みに飲みながら、提督に借りた本をご拝読」
ポーラ「そこでふと、ある言葉が目に止まる。毒の手と書きまして、『毒手』と呼ばれる技巧があると」
ポーラ「なになに、『拳を毒と薬と交互に突き入れて、一週間のた打ち回り、地獄の責め苦に耐え得れば、見事毒手のご完成』と」
ポーラ「ほー、こりゃあ面白いものをみた。さすがは中国四千年。おかしなものもあるものだ。などと頷いたのもつかの間に、いやいや、ちょっとまってくれ」
ポーラ「毒と薬に、交互に突き入れ。見事毒手の完成だ?」
ポーラ「そりゃあ、今まさに、薬と毒を飲んでいる。私のことじゃあるめえか!」
ポーラ「あれこれ考えているうちに、急に怖くなってきちまった」
ポーラ「こうなっちゃいてもたってもいられねえ。私は提督の元にまっしぐら。足元はおぼつかないが、それでも走った懸命に」
ポーラ「『提督~! ポーラの体が毒まみれになっちゃいました~! どうしましょ~?』『なんだなんだ? いったいどうしたってんだ?』」
ポーラ「『何でもいいから見てください~』とたまらず私は服を脱ぐ」
ポーラ「そしたらそれを見ていた提督は顔を真っ青にしていったんだ」
ポーラ「『お、おい! こんなところで脱ぐな。目に毒だ』」
ポーラ「これはまいった。どうやらもう完成しちまってたみたいだ」
ポーラ「おあとがよろしいようで」
金剛「『この世にものは数あれど、艦娘の怖いものは二つだけ。デイリー任務と間宮の羊羹』」
金剛「これは有名な艦娘のジョークの一種、それほど艦娘は恐れ知らずということでありますが」
金剛「私が本当に怖いものは慢心というやつでありまして、こればっかりは気をつけてるのですが、どうも長いこと戦線に立っていると、どうしようもないミスをすることも時にはあるもので」
金剛「弾薬の補充を忘れて出撃したり、電探を四つもつんで出撃したり」
金剛「いくら百戦錬磨でケッコン済みのあたしでも、たまが空じゃあ撃てねえし。ほうがなけりゃあ守れねえって話です」
金剛「まあそんなときでも、軍人たるものやることはやるというものでございまして、電探で敵の位置を探ったり、味方をかばって囮になったり」
金剛「その時は奇跡的にそれが功を奏したようで、見事敵艦隊を打ち破り」
金剛「あたしはもう鼻高々で、急いで鎮守府に舞い戻り、いの一番に提督に報告に行きやした」
金剛「『提督ー! 私の活躍見てくれたー!?』と勢いつけて、提督の部屋の扉を開けますと」
金剛「提督はベッドの上で知らない女と二人きり。なんとまあこの男、私がいないことをいいことに、同衾していやがったってことでさあ」
金剛「提督がまさかと慢心していたあたしも悪いが、さすがにこれには怒ったね」
金剛「『へーい提督! あたしがやることやってる最中に、ヤることヤってるとはどういうことネー!』ってなもんでして」
金剛「でも、この日この時この場所で! するこたねえだろおまえさん。時間と場所をわきまえろってんだべらんめえ!」
金剛「すると提督はあわてておっしゃる」
金剛「『いやはや誤解だ。わが妻よ。俺は浮気などしていない』」
金剛「この期に及んで何を抜かしやがるこの男。犯行現場を見られた上でまだ言い訳とはふてえやつ!」
金剛「『冷静になってよく考えろ。俺にそれが無理なのはお前が一番知っているだろう。昨夜ベッドの上で散々証明したではないか』」
金剛「なにい? なにをわけのわからんことを、などと思っていると、提督は自分のナニを指差してこう言ったんだ」
金剛「『見ろ。不能犯だ』」
金剛「お後がよろしいようで」
アイオワ「……なんてこった。私は最悪の鎮守府にきちまった」
アイオワ「今日みんなを見て確信したよ。この鎮守府のアドミラルは出世は無理だ」
アイオワ「いやいやなんで無理かって? 出世するかどうかは妻を見ればすぐわかるってもんでして」
アイオワ「昔から出世をする男の嫁は、悪妻と相場が決まっている」
アイオワ「だれでも悪魔のいる家には帰りたくないもの。ずっと職場に居残って、いやがおうにも仕事がはかどるってもんでございます」
アイオワ「しかしながら、この鎮守府を見るところ、右も左も大和撫子。結婚すれば良妻に、子供を産めば賢母になること間違いなし」
アイオワ「こんな妻が待っている家には仕事を放ってでもさっさと帰りたいもの。つまりアドミラルは万年大佐間違いなしってわけでさあ」
アイオワ「次はそんな話を一ついたしましょう。これは私が知ってるとある人物のお話ですが、その女、同じ職場のある男に惚れまして」
アイオワ「よせばいいのに彼女はその男にアプローチを続け、ようやくその男とゴールイン。ここまではまあいい話。これでオチてくれればいいものの。これで終わらないのが落語ってものでして」
アイオワ「さてさて、結婚した後に気づいたが、この男、まあとんでもない盆暗で、その上女癖もわるいときたもんだ」
アイオワ「いい女を見れば思わず手を出さずにはいられない。節操なきことこの上ない。当然そうなりゃいざこざも増える」
アイオワ「毎夜毎晩喧嘩は絶えず、お互い顔を見るのもいやになっちまった」
アイオワ「しかし不幸なことに彼女とそいつは部下と上司の関係でして、仕事に行けばいやでも顔を合わせる羽目になる」
アイオワ「職場にいっては悪魔に会い、家に帰っては鬼に会う。おおジーザス! なんてこったい! この世には神も仏もいねえのか!」
アイオワ「とうとう最後の一人に異動願を出されたとき、思ったんだ。ここで私が折れないとこの男のもとにはもう誰もいなくなってしまう、と」
アイオワ「仮にも惚れた男だ。情もある。仕方がねえ。こうなったらあたしも女だ。泪を呑んで、歩み寄ろう」
アイオワ「そうと決まれば職場に向かい、あの男に向かってこういった」
アイオワ「『ごめんなさい。私も悪かった。あなたがもう浮気をしないと誓うなら、これまでのことは全て水に流すから。二人で一緒にこの鎮守府を立て直そう』、と」
アイオワ「……」
アイオワ「……と、まあ」
アイオワ「以上が、私がここにきた経緯の話でございます」
アイオワ「悪妻を持つと出世をしますが、悪夫を持つと出征するというお話でした」
アイオワ「お後がよろしいようで」
提督「あー、『天網恢恢疎にして漏らさず』」
提督「悪事を働けば必ず自分に帰ってくるのが世の常でして」
提督「暴飲をすると毒が回り、浮気をすると制裁が待っている」
提督「エロイ話をしていたら本人が来るし、多穴主義を貫いたら愛想をつかされる」
提督「……。もちろん俺はやってない。いやこれがほんとの話」
提督「いやあそれにしてもみんなの落語は割とよくできていた。海外艦なんて母国語でもないのにたいしたもんだ」
提督「しかし少しばかり話がひでえや。テーマが『酒か泪か男か女』なのも悪かったが淑女がこれだけ集まっているのだから、もうちょっとましな話があるだろう」
提督「なので俺は少しばかり、ロマンティックな魂の話をしようじゃねえか」
提督「これは俗に魂の重さということであります」
提督「なんでも人が亡くなった瞬間に21グラム体重が軽くなるという話」
提督「なんともロマンがある話ではございますが、なかなかに眉唾物。しかしこれを聞いたのは少年時代。すっかり信じ込んじまったはいいが、すぐにある疑問が浮かんできた」
提督「魂に重さがあるのはいいが、そうだとしたら浮き上がれねえ。なにせ天国は空の上。報われねえってことにならないかい? いやいや、そうなりゃまだましか。下手すりゃ誰もが地の下の。地獄に落ちちまうことにならねえか?」
提督「こいつは困ったどうしよう。幼心に戸惑って、考え抜いてはみたものの、結局答えは出ずじまい。怖くなってわんわん泣いたものでございます」
提督「あれから十数年たちまして、遠き昔の軍艦の魂持ってる艦娘に出会いましては、ようやっと答えを見つけ出しやした」
提督「きっとその魂の重さこそ、そのものの業の重さなのではないのかと」
提督「で、あるならば、海底に沈んだ艦の魂がいまこうしてここに在る。それはきっと浮かばれたということでありましょう」
提督「……」
提督「とまあ最後はきれいな話で締めまして」
提督「それでは、おあとがよろしいようで」
終わり
古典のアレンジとかでいっちょうなんか作ってはくれねえのかい!
面白かった
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1517753344/
Entry ⇒ 2018.02.16 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
時雨「静岡グレーゾーン連盟」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425908876/
【艦これ】武蔵がチャリで来た
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428585375/
加賀「乳首相撲です」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429706128/
【艦これ】ウンコマン あるいは(提督がもたらす予期せぬ奇跡)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431856590/
時雨「流れ星に願い事」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464825792/
【艦これ】居酒屋たくちゃん~提督のクソ長い夜~
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468896662/
磯風「蒸発した……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477871266/
【艦これ】加古ちゃん空を飛ぶ、めっちゃ長く飛ぶ、すごい
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479816994/
鈴谷「うわ不思議の国こわい、キモい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1484788439/
【艦これ】ヒトミとイヨの恰好がスケベなので
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493211800/
川д川 ウホウホ!!鎮守府に颯爽と登場した貞子ゴリラ、トランスフォームウホ!!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1494169295/
【艦これ】ウキウキ!!首相の鎮守府訪問!!のようです
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511697940/
エンド・オブ・オオアライのようです ※連載中のコラボ作品(◆vVnRDWXUNzh3作)
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514470893/
う す あ じ
オバケも妖怪もオチもノルマもありませんが下ネタだけはあります。よろしくお願いします
・提督の表記は『( T)』になっています。マスク超人です
・提督はドウェイン・ジョンソン並みのマッスルです
・本編の最後に予告編があります
時雨「……」ペコペコペコペコ
( T)「……」
時雨「……はい、倒して」
( T)「うん」ペコペコペコペコ
時雨「……」
( T)「はい、終わりました」
時雨「……」
( T)「……」
( T)「パズドラ飽きた」
時雨「そうだね」
( T)「あ」
時雨「ん?」
( T)「通りがかった艦娘であいうえお作文しようズェ……」
時雨「いいズェ……」
.
お題となる単語の各文字(例えば人名や物の名前など)を各句の頭文字に据えて文を作る
五十音のいずれかの行をお題とする場合もあり、これがあいうえお作文の語源となっている
折句とほぼ同じルールだが字数制限が特に設けられていない点が異なる
複数人でひとつの文を作る場合もありその際は各句の担当をあらかじめ決めておく必要がある
大喜利の演目として行われることが多い。それ以外にも標語やキャッチフレーズを作る際にあいうえお作文の手法が使われることもある
例①
「あ」 アニメ系の
「い」 イベントで
「う」 ウンコ漏らして
「え」 エロまとめサイトに載った
「お」 女の子の話する?
例②
「あ」 あの時
「い」 いきなり
「う」 ウンコ漏らして
「え」 えらい事になったけど
「お」 覚えとるか?
時雨「整いました」
( T)「はいしぐちゃん早かった」
時雨「娘に」
( T)「うん」
時雨「ら……乱暴して」
( T)「やだ待って急に重い」
時雨「……クモ膜下出血で」
( T)「やめろよ……」
時雨「……」
( T)「……」
時雨「喪に服す」
( T)「やめろ……」
時雨「適当に言葉を紡いだらとんでもない事になるねこれ」
( T)「口は災いの元なんだなぁ」
時雨「じゃあ提督、スマホを見る目のハイライトが死んでるそこの不知火で」
( T)「ソドムの市二十四時間耐久レースもいよいよ終盤か……整いました」
時雨「はい」
( T)「……新発売の」
時雨「販促?」
( T)「ラムネは」
時雨「ラムネ」
( T)「……温くなると」
時雨「おっと怪しくなってきた」
( T)「イソジン味」
時雨「うがい薬」
( T)「でもほら、ドクペとかあるし多少はね?」
時雨「イソジンって赤チンみたいなものじゃないか。そんなもの飲まないし」
( T)「赤チンって今の子には伝わんねえぞ」
( T)「うん」
時雨「ソドムの市ってどんな映画だったの?」
( T)「聞きたいか?」
時雨「気にはなるね」
( T)「ウンコ食う映画だ」
時雨「どこで見つけてくるのさそんなクソ映画」
( T)「ネット」
時雨「電子の海は広大だね」
( T)「イヨはチャプター3でギブアップ。早霜は終盤目を伏せてた。完遂したのは俺とあいつだけだ」
時雨「不知火は変態四天王の半分が最後まで観れなかった映画を一日中観てるの……?」
( T)「ぬいは俺よりも精神的苦痛に悦びを感じるからな……」
時雨「この話振った僕がバカだったよ。あ、じゃあその不知火のスマホのぞき見して顔面蒼白になって逃げた山風で一つ」
( T)「可哀想に……」
時雨「優しくて」
( T)「出だしは良い」
時雨「周りから愛される」
( T)「叢雲との待遇の差」
時雨「可愛さ№1の」
( T)「お前山風好きだな」
時雨「Z戦士」
( T)「ハチャメチャが押し寄せてきやがった……?」
時雨「『ぜ』から始まる言葉って普段使わないじゃないか……」
( T)「税金とか贅沢とかあるだろ……」
時雨「ゼットンくらいしか思い浮かばなかったよ」
( T)「優しくて周りから愛される可愛さ№1のゼットン」
時雨「ウルトラ怪獣擬人化計画かな?」
( T)「優しくて愛されてんのかどうかは知らんがデザインはめっちゃ良い」
( T)「山風はしばらく美味しいご飯を食べられないな……」
時雨「スマホとは言え観る拷問を公共の場で楽しんでいるのはどうかと思うよ僕ぁ」
( T)「時雨の癖にまともな事を言うな」
時雨「シバくよ?」
( T)「はいじゃあ海風で」
時雨「どうぞ」
( T)「ウンコで」
時雨「アウト」
.
( T)「やっぱマズいか?」
時雨「聞かれたら確実に泣かれるね」
( T)「ダメかぁ……」
時雨「因みに、その後は?」
( T)「満たされた完全密室空間で絶品料理を堪能」
時雨「シチュエーションが最悪すぎる。やり直しで」
( T)「えー……じゃあ山風っぽく」
時雨「お?」
( T)「う……麗しき」
時雨「うわキモ……」
( T)「皆のアイドル……」
時雨「那珂ちゃんのお株が」
( T)「か、か……かー……あっ、カレー大好き」
時雨「アイドルのアピールポイントとしてはめっちゃ弱いね。閃いてそれ?」
( T)「……」
時雨「……」
( T)「Z戦士……」
時雨「パクった!!」
.
時雨「末尾『ぜ』の艦娘めっちゃいるんだけど」
( T)「全員Z戦士化」
時雨「泣いてる場合じゃない」
( T)「ワクワクを100倍にしてパーティーの主役になろう」
時雨「Z戦士禁止ね」
( T)「今更ながらボキャ貧にはこの遊び辛いな」
時雨「じゃあなんで提案したのさ」
( T)「ほら次お前」
時雨「えーと……コーヒーしばいてるグラーフで」
( T)「フルネームでいくのか……やるやんけワレェ……」
時雨「無茶言わないでよ。あとクロケンの真似やめて笑う」
( T)「ごっつうシビれるやんけワレェェェ!!」
時雨「フフッwwwww」
( T)「フフッwwwww」
時雨「具だくさんの」
( T)「お、おう急に始まったな緩急すげえ」
時雨「ラーメン」
( T)「ドイツ感ゼロだな」
時雨「フーフーして食べた」
( T)「……」
時雨「……」
( T)「フフッ」
時雨「フフッ」
.
時雨「癒しに飢えてるね。じゃあ提督は下の名前で」
( T)「嘘だろ承太郎」
時雨「いけるいける」
( T)「いけるか~~~~~~?ツェから始まる単語なんてもう一つしか思い浮かばないんだが……」
時雨「『ツェッ』『ペ』『リン』で実質三文字。実際やりやすい」
( T)「いや二文字目の制限が逆に幅を狭めてんだよ。やり難いな……」
時雨「はよ」
( T)「整いました」
時雨「はい」
( T)「ツェペリ伯爵が」
時雨「ダウト」
( T)「だからねえってツェから始まる日本語なんて堪忍して」
時雨「仕方ないな」
( T)「続けるぞ。ペンギンと」
時雨「あっ、わかった」
( T) 時雨「「リンボーダンス」」
時雨「ペンギンは背骨曲がらないでしょ」
( T)「フ……フレンズだし……」
時雨「ジャパリパークにツェペリさんがいる絵面が既に面白いよね」
( T)「セルリアンとか相手にならなそう」
時雨「セルリアンを伝う波紋」
( T)「砂星波紋疾走」(サンドスターオーバードライブ)
時雨「カッコいいね」
( T)「セルリアンは水分配合量めっちゃ多そうだから波紋がよく伝わる」
時雨「そもそも波紋効くの?」
( T)「わかんないや。ハカセに聞いてみないと」
時雨「博士というか変態エンジニアというか……」
( T)「……博士ではないな。まぁええわガハハ」
時雨「適当だなぁ。ええと……」
時雨「アナr ( T)「てめえ待てオイ」
時雨「提督なら止めてくれると信じてたよ」
( T)「やかましいわ。やり直し」
時雨「青葉の」
( T)「別の艦娘出た」
時雨「かかと落としで」
( T)「うん」
時雨「死傷者多数」
( T)「出、出~~~~~~~~~~~~!!艦娘皮被虐殺機械奴~~~~~~~~~~~~!!!!」
時雨「何語?」
( T)「やべえな山風よりずっとZ戦士じゃねーか」
時雨「こう、ゴウッってなっておっきなクレーターが出来る」
( T)「そら人も死ぬわ」
時雨「クンッってやったら都市が消し飛ぶ」
( T)「ナッパかよ」
( T)「通りがかった艦娘とか関係なくなってきてるな」
時雨「悪口にして」
( T)「オーダーキツイっすよ」
時雨「悪辣なやつ」
( T)「お前は本当に青葉が嫌いだなぁ」
時雨「あいつは僕のカレーパンを食べた」
( T)「ボーボボかよ。えーと……」
( T)「アナルが」
時雨「その感じで」
( T)「……」
時雨「どうしたの?」
( T)「いや……止めない?流れ的に」
時雨「アラサーのオッサンが言っても大したこと無いけど、駆逐艦一の美少女たる僕がアナルなんて言ったら全世界二十億の時雨ファンが暴動を起こすし」
( T)「言ってる言ってる俺のさっきのセーブ全部無駄になった」
【その頃渋谷では】
Ω<ウオーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
Ω<ウオーーーーーーーー!!!!!!
Ω<ウオーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
アナウンサー「ご覧ください!!渋谷はパニックとなっております!!突如として民衆が発狂し、天に向かって叫び始めたのです!!」
ニュースキャスター「これはどういう事でしょうか?アタマカシコイ大学の農賀教授にお話を伺いましょう」
農賀・スゴイエライ・たかし教授(56)「このお茶凄い美味しいんだけど、どこ産?」
( T)「いや……とりあえず下ネタ言っとけばいいかなって思ってなんも考えてない」
時雨「提督は下ネタが中学生レベルで止まってるよね」
( T)「あんま踏み込むとセクハラになるじゃねーか」
時雨「既にアウトだと思うけどなぁ。下ネタも禁止で」
( T)「じゃあ悪口も無しにしようぜ……気分悪いわ……」
時雨「そうだね。やっぱり面と向かって真正面から罵るのが一番楽しいから」
( T)「友達失くすぞ」
時雨「それを踏まえて、もう一度」
( T)「あー、あー……朝顔の種を」
時雨「季節感」
( T)「お、お……オイルに漬け込み出来上がるのが」
時雨「何の料理?」
( T)「バカにつける薬」
( T)「……バカにつける薬」
時雨「なんで僕を見て二回言ったの?ねぇ?」
( T)「つける薬だぞ?飲んだら腹下すぞ?」
時雨「飲まないしつけないしバカじゃない!!」
( T)「バカはいつもそう言うんだ。俺は信じないぞ」
時雨「提督はどうしても僕に下ネタを言わせたいのかな?」
( T)「そんなつもりは毛頭ない」
時雨「歪んだ愛だね……」
( T)「歪んだ愛にしてもしょうもなさ過ぎるだろ。小学生か」
時雨「『うん』『りゅ』『う』で実質三文字だけど……あー、制限かぁ……」
( T)「やりにくいだろ?」
時雨「でも出来ないことは無いよ。僕はバカじゃないからね」
時雨「僕はバカじゃないからね!!」
( T)「うるせえバカ」
時雨「みてろよ……うんていに挑戦するおじさんは」
( T)「前にテレビで見た」
時雨「竜王だが」
( T)「昨今の将棋ブームに合わせてきたか」
時雨「運動不足であえなく撃沈」
( T)「頭脳派にしては頑張ったよ」
時雨「ドヤァ……」
( T)「ドヤるほど面白くもないが」
時雨「それでも褒める所を見つけるのが提督の仕事だよ!!褒めろ!!さぁ!!」
( T)「それでお賃金貰ってたら苦労しねえんだよ」
時雨「おチンチn ( T)「お前いい加減にしとけよ」
( T)「うっわ龍驤か……『りゅ』『う』『じょ』『う』……開拗音系はやりづれえな……」
時雨「しかも間にウンコトラップが二つ挟まってるからね……下ネタはアウトだよ!!」
( T)「全世界にいる架空の時雨ファンに対する配慮はねーのかよ」
時雨「キモいよね」
( T)「お前さぁ……」
時雨「なんかもう、無理」
( T)「じゃあなんで二十億人もいる設定にしちまったんだよ……」
時雨「罪な美少女だよね」
( T)「やかましいわ」
【その頃渋谷では】
Ω<ウオーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
Ω<ウオーーーーーーーー!!!!!!
Ω<ウオーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
アナウンサー「こちら渋谷から引き続きお伝えします!!今度は往来で拝礼が始まりました!!交通にも影響が出ております!!」
ニュースキャスター「大変な混雑となりましたね……農賀教授、これは諸外国からの電波攻撃でしょうか?それとも、地球外生命体からのメッセージか……?」
農賀・スゴイエライ・たかし教授(56)「このお茶菓子凄い美味しいんだけど、どこ製?」
時雨「お、自信あり?」
( T)「留学生の」
時雨「そう来たか」
( T)「ウゴンダ・チャプラティは」
時雨「誰?」
( T)「ジョナサンではいつも」
時雨「庶民派ファミレス」
( T)「うどんを頼む」
時雨「うどん屋さん行けばいいじゃないか!!無いよジョナサンにうどんなんて!!」
( T)「あるしぃ~~~~~~↑」
時雨「ないですぅ~~~~~~↑」
( T)「ジョナサンのホームページにはちゃんとカレー南蛮うどん膳が表記されてますしぃ~~~~~↑」※ごはん・漬物つき
時雨「嘘だぜった……本当だ」
( T)「バーーーーーーーーーーーーーーカ!!!!!!!」
時雨「ぐぬぬぬぬ!!」
( T)「でもまぁうどん屋さん行った方がいいよな……丸亀製麺とか……」
時雨「外国人にはあのセルフシステムが使い辛いんじゃない?」
( T)「今度ウゴンダ誘って行ってみるか……」
時雨「実在の人物なの!?」
( T)「写メあるぞ見る?」
時雨「えーウソー……えー……ウソ……」
時雨「しかも白人……?」
( T)「白人なんだよ……」
時雨「じゃあ最後に一つずつやって終わりにしようか」
( T)「誰にする?プリンツのフルネームとか?」
時雨「お互いの名前にしない?」
( T)「おっ、良い案だな」
時雨「じゃあ提督から先ね」
( T)「さっきやったじゃん……」
時雨「はよー」
( T)「静岡グレーゾーン連盟」
時雨「早いよ!!!!」
時雨「え、ええ……早いよ……ええ……?」
( T)「お望み通りにしてやったのに」
時雨「即決即断にも程があるよ!!もっと考えてよ!!褒めて!!すっごい褒めて!!」
( T)「まぁ待て、声に出して言ってみろ」
時雨「はぁ?」
( T)「ええから」
時雨「……静岡グレーゾーン連盟」
( T)「な?」
時雨「何が?」
( T)「頭にこびりつくだろ?」
時雨「僕は時々、提督がわからないよ」
( T)「わからん。新種のSCPかもしれん」
時雨「収容対象なの?」
( T)「謎多き土地、静岡……」
時雨「とにかく、やり直して!!もっといいのに!!」
( T)「新発売のグミレンコン味」
時雨「レンコン!!!!!!!!!」
( T)「仕事帰りにグループホームでレゲエを披露」
時雨「お年寄りには理解しがたい!!!!!」
( T)「仕方ないじゃない……愚痴も聞いてくれないアナタより、レンの方がずっと優しいんだから!!!!」
時雨「昼ドラ!!!!!!!」
( T)「死ねえ!!!!!群馬が産んだ悪鬼、レンコンマン!!!!」
時雨「群馬は何を生み出したの!!!!!!」
( T)「知らないのか?群馬が産んだ悪鬼、レンコンマンを!!!!!!」
時雨「知らないよ!!!!!他に都道府県がないからって群馬を魔境にし過ぎでしょ!!」
( T)「新宿六丁目でグラーフがレンコン料理を披露」
時雨「新宿六丁目に変態の列が出来る!!!!!!」
( T)「新世界にはグレートなレンコンの串揚げを出す店がある」
時雨「ネタ切れなら無理しないでよ!!!!!!」
( T)「白ヤギさんたらグレちゃって連絡ノート食べた」
時雨「心の病だよ!!!!!」
( T)「おつかれ」
時雨「僕のキャラじゃない……もーいいよ……」
( T)「面白かったぞ」
時雨「嬉しくないよ!!」
( T)「で?」
時雨「はいはい僕の番ね……って」
時雨「提督の名前は?」
( T)「えっ」
時雨「えっ」
( T)「えっ?」
時雨「えっ?いや名前。本名」
( T)「筋肉だけど……?」
時雨「提督の親はサイコパスか何か?」
( T)「スゴイシツレイ」
時雨「アハハ話が通じないや。もう提督でやるよ」
( T)「うん」
( T)「言い直せてないぞ」
時雨「て……て……」
( T)「……ナァウェカッピッポナウ♪」
時雨「集中してるからウェカピポやめて」
( T)「応援してるのに」
時雨「うそつき……あっ」
時雨「できグフッwww出来たwwwwwww」
( T)「自分で考えたあいうえお作文で笑うな」
時雨「いくよ?」
( T)「お、おう」
時雨「……」
( T)「……」
時雨「酷いよ?」
( T)「ええからはよ言えや休憩終わるぞ」
( T)「ゆるキャン△」
時雨「いきなり」
( T)「うん?」
時雨「とっ…wwwとんでもない……」
( T)「待てお前まさか」
時雨「クソをしたwwwwwwww」
( T)「やりやがった」
.
( T)「今日一で最悪の出来だぞ……下ネタ禁止って言ったのお前だろうが……」
時雨「思いついたんだから仕方な……ブフォwwwwwwwww」
( T)「ツボよ」
時雨「とんでもないクソwwwwwヒヒハハハwwwww」
( T)「静岡グレーゾーン連盟」
時雨「アハハハハハやめてwwwwwwお腹痛いwwwwww」
( T)「箸が転がっても爆笑する年頃」
<キーンコーンカーンコーン「チャイム」
( T)「ほれキンコンカンコン鳴った。仕事すんぞ仕事」
時雨「はぁー……今日一日分の体力使ったから半ドンで済ませたいなぁ」
( T)「甘えたこと抜かしてっと付きっきりで居残り訓練させんぞ」
時雨「冗談じゃないよ」
( T)「よし、そんじゃあお昼も張り切って行こうぜ」
時雨「そうだね」
時雨「……静岡グレーゾーン連盟」
( T)「残るだろ?」
時雨「もはや呪詛だよこれ」
おしまい
.
次回予告
.
「……」
「……」
「……」
「……」
「……狭いですね」
.
確かワンピの空島編冒頭で目にした言葉だ。誰が言ってたのか知らん
夢のある言葉だが、何事にも限度ってのが必要だと常々思う
例えば、海の底からやってきた、人類に仇なす鉄くず共とかな
「キャッ!!ちょっとどこ触ってんのよこの変態!!」
「て、提督さんのおっぱい……?」
「謝らないでいいよ夕立ちゃん」
「てめえ次キモい声出したらタマ潰すからな」
「わかったもうしない」
深海のクソ共の存在だけで、俺らの世界はSF映画さながらの苦難に苛まれているんだが
我が家である『地獄の血みどろマッスル鎮守府』では、それを更に濃厚に煮詰めたようなリアルな『空想』が襲い掛かってくる
大抵はその日の内に決着がつくが……まぁ口で言うのは簡単だが、難義には変わりない
だが稀に、直ぐには解決に到らない事態に陥ることもある。今回はそのケースだ
「完全な暗闇ってワケでもねえな。こりゃ……柱か?」
「菊さん、心当たりは?」
「間違いありません。禍要柱(まがつかなめのはしら)、その内部です」
菊さんと呼ばれた彼女こそ、当事者の一人『菊一文字則宗』
有名な日本刀の名前と一緒だって?そりゃそうだ。彼女は日本刀そのものなんだから
彼女の様な存在は『巫剣』と呼ばれてるらしい。此方で言う所の『艦娘』だな。武器の力を携えた美少女戦士って奴だ
どこの世界もソシャゲみてーな設定が好きなんだなホント
「僕たちがいつもやっている事ですからね。でも、普通の方には難しいと思いますよ?」
「そう言われると燃えちゃうのが男の子だ。秋雲、俺の腕を壁に押し当てろ」
「よっこいせっと……こう?」
そして菊さんともう一人、怪異に巻き込まれちまった面白い奴がいる
「……この壁の先は、いよいよお待ちかねの『異世界』だ。準備はいいか?」
そいつを迎えに俺達は遥々、『巫剣』がいる世界へと訪れた
「時雨、絶対待ちくたびれてるっぽい」
「秋雲さんは羨ましいけどねぇ……ネタの宝庫みたいな世界に突然送られるなんて夢のある話じゃない。ねぇ天龍ちゃん?」
「ハッ、俺は戦えりゃなんでもいいがな」
部下を三人引き連れて
( T)「そんじゃあ……踏み入れようか。『銘治』の世界に」
異世界への入場を隔てる殻を、掌で強く突き破った―――――
地獄の血みどろマッスル鎮守府 特別編
近日公開
次回は天華百剣とのクロスオーバーになります
Angel Beats!ともコラボしたんやから艦これSSともコラボしてもええやろがい。そんな想いで書いてます
クソ長くなるんで恐らく四部構成とかになるかもしれませんが、興味がある方は一読して頂ければ幸いです
【天華百剣】御華見衆の参羽鴉【ブーン系】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1517198071/
関連するかわかりませんが、これと同じ世界線の話になります。よろしくお願いします
クロスオーバー期待してる
静岡グレーゾーン連盟ですよろしくお願いします
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1518501606/
Entry ⇒ 2018.02.14 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
提督「告白!」
睦月「およ?灯台?」
夕立「なにそれ?知らないっぽい」
吹雪「なんでも9月30日にあそこで告白すると絶対成功して一生幸せになれるんだって!」
睦月「えーっと、随分ご利益が盛りだくさんにゃしぃ......」
夕立「なんだか怪しいっぽい」
吹雪「ええっ!?でもちゃんと理由があるんだよ?」
夕立「そうなの?」
吹雪「うん。えっとね......私たちが着任するより前、今の司令官の前任の人のお話なんだけどね」
睦月「ふむふむ」
吹雪「なんでも9月30日にあそこで秘書艦に告白して成功して今も幸せに暮らしてるからなんだって!」
夕立「んー、なんかありがちなお話っぽい」
睦月「にゃー、だねぇ」
吹雪「えぇ?そうかなぁ......」
睦月「......およ?」
夕立「睦月ちゃん、どうかしたっぽい?」
睦月「前任の提督って女の人だったような......」
吹雪「え?そうだけどなにか問題ある?」
夕立「え」
睦月「え」
吹雪「え?」
阿武隈「......こ、これだ!」
阿武隈「提督!」
提督「ん?どうした、そんなに慌てて」
阿武隈「今日このあと空いてますか!?」
提督「え?んー......空いてるが。なにか用事か?」
阿武隈「灯台まで来て欲しいんです!」
提督「へ?」
阿武隈「お願いします!この通りです!」ライジュンノポーズ
提督「えぇ......どの通りなのかさっぱり分かんない......」
阿武隈「大切な話があるんです!」
提督「えー......」
提督「いや......まぁ、そうなんだが」
阿武隈「そんなこと言われても困ります!」
提督「困ってるのはこっちなんだが......」
阿武隈「とにかく来てよぉ!」
提督「んー......でもなぁ」
阿武隈「何がそんなに嫌なんですか!?」
提督「何がって......それは」
阿武隈「それは?」
提督「......今日、雨じゃん」
阿武隈「......」
提督「......」
提督「是非とも遠慮したいんだが......」
阿武隈「そんなっ!?」
提督「しかも小雨なら未だしも今日は直撃の台風だぞ......」
阿武隈「豪雨の中、灯台に行くなんてまるでドラマみたいでいいじゃないですか!」
提督「いやだよ、そんなサスペンス風なドラマのワンシーン......絶対そのドラマ、台風のせいで船が出せないみたいなシーンじゃん......誰か絶対死ぬやつじゃん......」
阿武隈「え?」
提督「今なら他の人いないし、重要なお話でも大丈夫だろ。で?話って何だ?」
阿武隈「えー、と。それは......」
提督「それは?」
阿武隈「......」
提督「......」
阿武隈「とにかく灯台に来てください!」
提督「言えよ!気になるじゃねーか!!」
阿武隈「えっ、気になる!?」
提督「まぁ、それは勿体ぶられれば......」
阿武隈「なら灯台に提督「行かない」
阿武隈 ショボーン
提督(あ、ちょっとへこんだ)
提督「えぇ?俺にどうしろと......」
阿武隈「灯台に来てください!それだけでいいんです!」
提督「だからそれがいやだと.....」
阿武隈「......いくらですか?」
提督「へ?」
阿武隈「いくら払えば来てくれますか?」
提督「何がそこまでお前にさせてるんだ......」
阿武隈「こ、今月の給料までなら!」
提督「しかも上限がすごいな!?」
阿武隈「もしかして足りない!?」
提督「むしろ出せる金額が高すぎてびっくりだわ!!」
提督「えぇ......?理不尽......」
阿武隈「もう許しませんから!」
提督「おいおい......」
阿武隈「プンプン!」
提督「口で言うのか......」
阿武隈「そのくらい怒ってるんです!」プクー
提督「......分かった分かった。今度間宮でも奢ってやるから。機嫌直せって」
阿武隈「え、ほ、本当ですか!?」
提督「おう、だから拗ねんなって」
阿武隈「はい!」
提督「んじゃ、今日はこれで」
阿武隈「あ、はい。お疲れ様です」
阿武隈「......」
阿武隈「って違う!灯台!」ハッ
阿武隈「お願いします......あたし的にとっても大切な用事なんです......」
提督「......せめて日にちを改めようぜ」
阿武隈「それじゃ意味ないんですよぉ......」
提督「はぁ?......今日、なんかあったっけ?」
阿武隈「えっ!?えーと......」
提督「んー......俺の誕生日でもないし......お前の誕生日でもないよな?」
阿武隈「え?はい」
提督「今日って何かの記念日だっけか?」
阿武隈「いえ」
提督「んー......世界翻訳の日、くるみの日、クレーンの日......色々あるみてーだけど関係なさそうだな」ポチポチ
阿武隈「むしろなんですかそのクレーンの日って......気になるんですけど」
阿武隈「......実は」
提督「うん」
阿武隈「あたし......」
提督「ほうほう」
阿武隈「続きは灯台で!」
提督「帰るわ」
阿武隈「まってくださあぁぁいいいぃぃぃいいい!」ガッシィイイイ!
提督「だああああ!泣きつくんじゃねぇ!冗談!帰るのは冗談だから!」
提督「......なぁそれって、今日で灯台じゃねーとそれダメなの?」
阿武隈「はぃ......」グシグシ
提督 ハァ
提督「......手短に頼むぞ」
阿武隈「ふぇ?」
提督「ほら、さっさといくぞ」
阿武隈「え?」
提督「どうした?灯台、いかねーのか?」
阿武隈「......」
阿武隈「?」
阿武隈「......」
阿武隈「いいんですか!?」
提督「反応にぶっ!」
提督「......だからいいって言ってんだろ」
阿武隈「こんな豪雨ですよぉ!?風邪引いちゃいますよ!?」
提督「お前、前髪ひっこ抜いていいか?いいんだよな?」
阿武隈「暴力反対!」ビクッ
提督「ほら、さっさといくぞ」
阿武隈「ええっ!?」
提督「......なんだ?」
阿武隈「ま、まだ心の準備が出来てないから待ってください」
提督「......はぁ?」
阿武隈「すーはーすーはー」
提督「......終わったかー?」
阿武隈「......あ」
提督「?」
阿武隈「ちょっと前髪を直してきてもいいですか......?」
提督「......」
阿武隈「......」
阿武隈「ごめんなさい!嘘です!嘘ですから!平気だから帰んないでください!」
提督「分かったからさっさといこうぜ......」
阿武隈「うん......あ、でもその前に」
提督「?」
阿武隈「トイレいってきても」
提督「......」
阿武隈「はい、我慢します」
提督 テクテク
阿武隈「ぁー」テクテク
提督 テクテク
阿武隈「ぅー」テクテク
提督「......」テクテク
阿武隈「んー」テクテク
提督「ああもう!さっきからなんなんだよ!」
阿武隈「きゃっ!?」ビクッ
提督「てかさっきから歩くのおせぇよ!何したいんだお前!」
阿武隈「あうあう......」
提督「なぁ、阿武隈。どうした?今日、なんかお前らしくないぞ」
阿武隈「......」
提督「阿武隈?」
提督「?あぶ......」
阿武隈「あたしだってやればできる!!よしっ!!」キーン
提督「おぅっ!?」ビクッ
阿武隈「提督!覚悟できました!行きましょう!」タッタッタ
提督「え、は、え?ちょ、待てよ!」タッタッタ
阿武隈「提督、早くー!置いてっちゃいますよー!」タッタッタ
提督「お前が早すぎんだよ!」タッタッタ
提督「......」
提督「ったく」クスッ
提督「ま、やっとあいつらしくなってきた、かな」タッタッタ
提督「あー疲れた......まだここから外に出て灯台に向かうと考えると憂鬱になってくるわ」
阿武隈「まだこれからですよ!これからがメインイベントなんですから!」
提督「あーはいはい、そういやそうだったな」
阿武隈「えへへ、きっとビックリしますよ!」
提督「そうかい。ならさっさと済ましちまおうぜ」
阿武隈「むー......まぁいいですけど」ギィィイ
ザーザー
ゴォォオオオオ......
ゴロゴロ......
阿武隈「......」
提督「......」
阿武隈「......」
提督「......なんか天気ひどくなってない?」
阿武隈「き、気のせいですよぉ」フルエゴエ
提督「おい声が震えてるぞ」
阿武隈「今更なしとは言わせませんよ!」
提督「マジかぁ」
阿武隈「......」
提督「......」
阿武隈「......いきましょう」
提督「......はいよ」
阿武隈「な、なんですかこれぇぇええ!?さむい!冷たい!?きゃっ、ま、前髪がぁ!?」
提督「 ! !?」
阿武隈「え?何ですかぁ!?雨音で聞こえないですよぉ!」
提督「......から!さみぃからぁ!!さっさとぉ!!用件をぉ!!言えぇえええええええ!!」
阿武隈「きゃっ!ちょっと待ってください!耳のそばで叫ばないでください!耳がぁ!」キーン
提督「あぁあああぁあぁぁぁあああああ!」
阿武隈「分かったから叫ばないでぇ!!」
提督「......それで?」
阿武隈「......はい、言います。しっかり聞いてください」
提督「おう」
阿武隈「......」
阿武隈 フゥ
阿武隈「提督!」
提督「......」
阿武隈「あたしは......あたしはぁ!」
提督「......」
阿武隈 スゥ......
提督「......」
阿武隈「......」
提督「......」
阿武隈「......」
提督「は?」
阿武隈「え?」
阿武隈「え?」
提督「今の、なに?」
阿武隈「はいっ!?」
提督「いや、だって......」
阿武隈「告白ですよ!誰がどうきいても完璧な告白ですよ!」
提督「えぇ......用件ってこれ?」
阿武隈「は、はい......」
提督「何故今日?」
阿武隈「あの、今日灯台で告白すれば絶対成功するって聞いたから......」
提督「へ?」
阿武隈「......」
提督「......いやでも......えぇ?」
阿武隈「うぅ......」
阿武隈「返事」
提督「ん?」
阿武隈「告白の返事は?」
提督「......返事の前に確認なんだけどさ」
阿武隈「え?」
提督「あのさ」
阿武隈「は、はい」
提督「......俺、お前にプロポーズしたよな?」
阿武隈「え!?」
提督「え!?」
阿武隈「え?え?」
提督「一生側にいてくれとかそういうこと言ってはいオッケーですって言って受け取ってくれたじゃん!?」
阿武隈「えええ!?あれそういう意味だったんですかぁ!?」
提督「マジかぁあああああ!!?なにか変だと思ってたけどマジかぁああああ!!?」
阿武隈「ま、待ってください!じゃ、じゃあ、あたしは何のために今日こんなに頑張って告白を......」
提督「知るかバカ!!」
阿武隈「そんなぁ!!?」
阿武隈「さむいですね......」
提督「タオル......なんて持ってないよなぁ」
阿武隈「雑巾ならそこにありますけど......」
提督「よし貸せ、それでお前の顔拭いてやろう。特に前髪は丁寧に拭いてやる」
阿武隈「暴力反対!?」
提督「冗談だよ......彼女の顔を雑巾で拭く彼氏がいるかってんだ」
阿武隈「......彼氏」
提督「......」
阿武隈「......えへへ」テレテレ
提督「......」フフッ
阿武隈「うぅ......ごめんなさい」
提督「......」
提督「......まぁ」
阿武隈「?」
提督「お前のそういうところも、好きになったんだけどさ」
阿武隈「......」
提督「......」
阿武隈「......提督」エヘヘ
提督「......」ポリポリ
提督「ん?......あ」
阿武隈「雨、止みましたね」
提督「だな......少し待てば良かったか」
阿武隈「......」
提督「......?阿武隈?」
阿武隈「......あの、提督!」
提督「ん?」
阿武隈「この後、まだ空いてますよね?」
提督「おう、空いてるが......」
阿武隈「......もう一回、灯台にいきませんか?提督に、改めて言いたいことがあるんです」
提督「......奇遇だな。俺もだ」
阿武隈「じゃあ、着いたらせーので言いましょうね!」
提督「はいはい」
提督「ん?」
阿武隈「ずっと一緒に、幸せになりましょうね!」
提督「......そういうのは灯台に行ってからにしような?」
阿武隈「......あっ」
提督「やれやれ......」
阿武隈「うぅ......」
提督「......阿武隈」
阿武隈「ふぇ?」
提督「喜んで。こちらこそ、これからもよろしくな?」
阿武隈「!」
阿武隈「はい!オッケーです!」ニコッ
提督「告白!」
おしまい
そんな私はもちろん千歳提督です
今回のネタは昔投下したブーン系を阿武隈用に改変したものなのでところどころ変なところがあるかもだけど許して
こちら過去作です
よかったらどうぞ
【安価】提督「名前?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480248638/
【安価】提督「終戦?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480667610/
【安価】提督「学力?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480852405/
【安価】提督「学力?」阿武隈「んんっ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481429787/
【安価】提督「掲示板?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1483105562/
【安価】提督「部屋?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1483956400/
提督「風呂!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1485263065/
提督「幽霊?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1485865495/
【安価】提督「部屋?」阿武隈「違います!掲示板です!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486388992/
【安価】提督「部屋??」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1490280537/
【安価】提督「日常?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1501681705/
提督「山城?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1502521098/
【安価】提督「夢?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1505653851/
あとブーン系いっぱい
作者のおかげで阿武隈の良さに目覚めました
あぶぅ可愛いよあぶぅ、そんな私は勿論無嫁提督です(自分で言っといてあれだけど無嫁って何だよ無嫁って?)
ああ確かに今までの安価で千歳はほぼ出てなかったね・・・
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1506523544/
Entry ⇒ 2018.02.13 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
【艦これ】ローマ「大変よ提督!」ガラッ
一応閲覧注意
執務室――
提督「ど、どうした!? またゴキブリが出たか!?」
ローマ「私たちイタリア艦の危機なのよ!」
アクィラ「リベッチオやルイージは、怖くて泣いちゃったわ」
提督「なんだって!? 一体何があったんだ!?」
ローマ「そ、それは……///」モジモジ
アクィラ「えっとぉ……///」モジモジ
提督「ん?」
提督「何が起こったのか、ちゃんと説明してくれないと、俺も打つ手がないんだ」
提督「頼む! 俺に説明してくれ!」
アクィラ「そうしたいのは山々なんだけど……///」モジモジ
ローマ「……///」
ローマ「じ、実は……///」
ローマ「今朝、お手洗いに行ったら……その……///」
ローマ「Merdaが……黒くて……///」カァァ
アクィラ「……///」カァァ
ローマ「なんとか処置をしてもらおうと……!」
提督「……分かった」
提督「俺にできることは何でもしよう」
ローマ「ありがとうございます」
提督「で、Merdaって何?」
ローマ「」
アクィラ「」
提督「彼女なら、不調の原因と解決を提案してくれるはずだ」
提督「だが、俺は責任者として、事態を把握しなければならない」
提督「そのMerdaというものが何か、教えてくれ!」
ローマ「い、言えるワケないじゃないですか!」
アクィラ「アクィラたちの口からは、とても……///」
提督「なんてこった……!」
提督「Merda……一体何者なんだ……!?」
提督「ど、どうした!? またゴキブリが出たか!?」
ビスマルク「私たちドイツ艦の危機なのよ!」
呂500「レーベもマックスも、怖くて布団から出てこないですって!」
提督「なんだって!? 一体何があったんだ!?」
ビスマルク「それはぁ……///」モジモジ
呂500「え、えっとぉ……///」モジモジ
提督「ん?」
提督「何が起こったのか、ちゃんと説明してくれないと、俺も打つ手がないんだ」
提督「頼む! 俺に説明してくれ!」
呂500「そうしたいのは山々ですけどぉ……///」モジモジ
ビスマルク「……///」
ビスマルク「じ、実はね///?」
ビスマルク「今朝、お手洗いに行ったら……その……///」
ビスマルク「Scheiseが……黒くて……///」カァァ
呂500「……///」カァァ
ビスマルク「なんとか処置をしてちょうだい!」
提督「……分かった」
提督「俺にできることは何でもしよう」
ビスマルク「ふん! それでいいのよ」
提督「で、Scheiseって何?」
ビスマルク「」
呂500「」
提督「彼女なら、不調の原因と解決を提案してくれるはずだ」
提督「だが、俺は責任者として、事態を把握しなければならない」
提督「そのScheiseというものが何か、教えてくれ!」
ビスマルク「い、言えるワケないじゃない!」
呂500「ろーちゃんたちの口からは、とてもとても……///」
提督「なんてこった……!」
提督「Scheise……一体何者なんだ……!?」
提督「ど、どうした!? またゴキブリが出たか!?」
リシュリュー「私たちフランス艦の危機なのよ!」
コマンダンテスト「私もリシュリューも、怖くて仕方がないの」
提督「なんだって!? 一体何があったんだ!?」
リシュリュー「それは~……///」モジモジ
コマ「え、えっと……///」モジモジ
提督「ん?」
提督「何が起こったのか、ちゃんと説明してくれないと、俺も打つ手がないんだ」
提督「頼む! 俺に説明してくれ!」
コマ「そうしたいのは山々だけど……///」モジモジ
リシュリュー「……///」
リシュリュー「じ、実はね///?」
リシュリュー「今朝、お手洗いに行ったら……その……///」
リシュリュー「Merdeが……黒くて……///」カァァ
コマ「……///」カァァ
リシュリュー「なんとか処置をしなさい!」
提督「……分かった」
提督「俺にできることは何でもしよう」
リシュリュー「えぇ、お願いね」
提督「で、Merdeって何?」
リシュリュー「」
コマ「」
提督「彼女なら、不調の原因と解決を提案してくれるはずだ」
提督「だが、俺は責任者として、事態を把握しなければならない」
提督「そのMerdeというものが何か、教えてくれ!」
リシュリュー「い、言えるワケないわ!」
コマ「私たちの口からは、とても……///」
提督「なんてこった……!」
提督「Merde……一体何者なんだ……!?」
提督「ど、どうした!? またゴキブリが出たか!?」
ガングート「我がロシア艦の危機なのだ!」
ガングート「おしまいだ! もう祖国はおしまいだ!」
提督「なんだって!? 一体何があったんだ!?」
ガングート「そ、それは……///」モジモジ
ガングート「えっと……///」モジモジ
提督「ん?」
提督「何が起こったのか、ちゃんと説明してくれないと、俺も打つ手がないんだ」
提督「頼む! 俺に説明してくれ!」
ガングート「そうしたいのは山々だが……///」モジモジ
ガングート「……///」
ガングート「じ、実はだな///?」
ガングート「今朝、お手洗いに行ったんだが……その……///」
ガングート「дерьмоが……黒くて……///」カァァ
ガングート「……///」カァァ
ガングート「なんとか処置を要求する!」
提督「……分かった」
提督「俺にできることは何でもしよう」
ガングート「よし、頼んだぞ」
提督「で、дерьмоって何?」
ガングート「」
提督「彼女なら、不調の原因と解決を提案してくれるはずだ」
提督「だが、俺は責任者として、事態を把握しなければならない」
提督「そのдерьмоというものが何か、教えてくれ!」
ガングート「い、言えるワケないだろう!」
ガングート「私の口からは、とても……///」
提督「なんてこった……!」
提督「дерьмо……一体何者なんだ……!?」
提督「ど、どうした!? またゴキブリが出たか!?」
アークロイヤル「私たちイギリス艦の危機なのよ!」
ウォースパイト「私もウォースパイトも、どうすれば良いか分からないの」
提督「なんだって!? 一体何があったんだ!?」
アークロイヤル「そ、それは……///」モジモジ
ウォースパイト「えっと……///」モジモジ
提督「ん?」
提督「何が起こったのか、ちゃんと説明してくれないと、俺も打つ手がないんだ」
提督「頼む! 俺に説明してくれ!」
ウォースパイト「そうしたいのは山々ですが……///」モジモジ
アークロイヤル「……///」
アークロイヤル「じ、実はだな///?」
アークロイヤル「今朝、お手洗いに行ったら……その……///」
アークロイヤル「Fecesが……黒くて……///」カァァ
ウォースパイト「……///」カァァ
アークロイヤル「なんとか処置をすること!」
提督「……分かった」
提督「俺にできることは何でもしよう」
アークロイヤル「Sure、了解した」
提督「で、Fecesって何?」
アークロイヤル「」
ウォースパイト「」
提督「彼女なら、不調の原因と解決を提案してくれるはずだ」
提督「だが、俺は責任者として、事態を把握しなければならない」
提督「そのFecesというものが何か、教えてくれ!」
アークロイヤル「い、言えるワケないだろう!」
ウォースパイト「私たちの口からは、とてもとても……///」
提督「なんてこった……!」
提督「Feces……一体何者なんだ……!?」
提督「Merda……Scheise……Merde……дерьмо……Feces……」
提督「一体何のことなんだ……!?」
提督「分からない……みんなの苦しみを理解できないなんて……!」
提督「これでは、提督失格だ……!」ガクッ
提督「一体何が黒いんだ!?」
ローマ「……///」
アクィラ「……///」
ビスマルク「……///」
呂500「……///」
リシュリュー「……///」
コマ「……///」
ガングート「……///」
アークロイヤル「……///」
ウォースパイト「……///」
提督「教えてくれない……か」
提督「艦娘のための運営をしてきたが……」
提督「俺もだいぶ年だ……もう限界がきたか……」
((あわわわ……!!))
呂500(原因を調べてくれるだけで良いのに……)
アークロイヤル(どうするんだ!? このままではAdmiralが退職してしまうぞ!?)
リシュリュー(誰か……この空気を変えてちょうだい……!)
アクィラ(誰でもいいの……!)
((悪魔でも――!!))
アイオワ「ちょっと、Admiral!?」
提督「アイオワか、どうした?」
アイオワ「どうしたもこうしたもないわ!!」ズカズカ
アイオワ「なんか黒いうんこが出たんだけど!?!?!?!?」ドギャーン!!
((グッジョブ・アメリカ!!!!!!!!))bグッ
提督「えっ……うんこ?」
アイオワ「そうよ!! うんこよ!!」
アイオワ「こんなこと、契約には書いてなかったわよ!!」
アイオワ「うんこよ!? うんこ!! そう簡単に変色するわけじゃないじゃない!!」
アイオワ「密かに開発中の薬を飲ませて治験させてるの!?」
提督「そ、そんなことするハズないだろ!?」
アイオワ「とにかく!! Meのうんこが黒いのは事実なの!!」
アイオワ「即刻、この異常事態の解消を要求するわ!!」
提督「いや、別に君たちと契約書を交わしたことは……」
アイオワ「Shut up!! Hurry!!」
提督「い、イエッサー!!」
アイオワ「Fuck!!!!!!!!」ムキー!
提督「みんなも同じだったんだね?」
提督「みんなのうんこも黒かったのか」
ビスマルク「えっ?! あ、うん……///」
リシュリュー「ま、まあ? そうと言うような言わないような……///」
アイオワ「みんなも!? Realy?!」
アイオワ「これはもう集団訴訟ね!!」
アイオワ「言っとくけれど、絶対に泣き寝入りはしないんだから!!」
アイオワ「なんなら見る? 写メってあるわ」
提督「あ、本当? マメだねえ」
アイオワ「ちゃんと証拠写真を撮っとかないと、請求できないでしょ?」
提督「便利な時代になったなあ」
アイオワ「えぇ。こんな風に、気楽に写真を撮ることができる……」
アイオワ「そう、IowaPhoneならね」ドヤァ
提督<うわ黒っ!!
アイオワ「Realy?」
提督「……ハッ!」
提督「これは、彼女たちが危ない!」ダッ
提督「……というわけで、連れてきました」
金剛「ホワッツ!? 何の集まりですカー!?」
伊8「読書中に連れてこられました……」
ヴェールヌイ「私に何か用?」
伊8「うんk……えっ!?」カァァ///
金剛「テ、テートク!? な、何言い出すノー!?」
アイオワ「これ見てよ!」ズイッ
伊8「ヒエッ」
金剛「オーウ! どす黒いネー!」
ヴェールヌイ「これは心配できる……」
アイオワ「こんな黒いうんこが出たのよ! Meたち全員から!」
ヴェールヌイ「同士でっかいの……本当かい?」
ガングート「あぁ……びっくりしたよ……」
伊8「みんなって……え、ろーちゃんも……?」
呂500「あわわ……///」
アイオワ「証拠も無しに保険会社に行ったら、笑われるじゃない」
伊8「さすが訴訟大国……!」
金剛「テートクを訴えたらノー! なんだからネー!」プンスカ
アイオワ「安心して、ちゃんと対処してくれるなら問題ないわ」
アイオワ「でも、少しでも非礼な態度を取ったら、すぐに連絡させてもらうわよ」
アイオワ「いつでもどこでも、保険会社や憲兵に電話することができる……」
アイオワ「そう、IowaPhoneならね」ドヤァ
ヴェールヌイ「アテが外れたのかい?」
提督「ああ」
提督「帰国子女、海外帰り、賠償艦――」
提督「海外艦とは、根本から違うらしいな」
提督「つまり『日本以外の艦娘でのみ症状が出る』ということだ」
ヴェールヌイ「みんな、何か変わったことをしたかな?」
ウォースパイト「No……普段通りですね」
呂500「ハイ! ろーちゃんは、オリョールに行きました!」
ビスマルク「でも私は、ここから1歩も出なかったわ!」
リシュリュー「……あ、1つだけ……」
ローマ「何よ?」
リシュリュー「いえ、昨夜はみんなでスシを食べたわ」
ガングート「セッツブーンだったからな」
提督「昨日は節分だったな」
提督「早めに業務を切り上げて、豆まきして、みんなで恵方に向かっt――」
金剛「アァーーーー!!!!!!!!」
アクィラ「!?」ビクッ
金剛「それデス!! それが原因デース!!」
金剛「ワタシ、聞いたことがありマース!!」
提督「何を聞いたんだ金剛!?」
金剛「実は――」
消化するには、海苔を分解する細菌を体内に取り込む必要がある
それがBacteroides plebeiusである
しかし、この細菌を体内に持つ者はとても少ない
Jan-Hendrik Hehemannの調査によれば、この細菌を体内に持つのは日本人だけだという
つまり海苔を消化できるのは、世界において日本人以外に存在しないのだ
ちなみにこの話は、火の通っていない海苔に限るという
焼き海苔なら日本人でなくとも消化できるのだ
なので、細菌を持っていなくても、特に気に病む必要はない
伊8「あー、そうでした」
ヴェールヌイ「『海苔の風味を味わってほしい』って話だったね」
提督「そうか……乾海苔とはつまり、焼いていない海苔……!」
提督「それを消化できない海外艦たちのうんこが黒くなってしまった……!」
ヴェールヌイ「なんだ、単純な話じゃないか」
伊8「大山鳴動して海苔一枚……ですね」
金剛「ちがいます」
伊8「アッハイ」
金剛「イエース! それだけデース!」
ウォースパイト「それだけ? 本当にそれだけ?」
リシュリュー「体内から体表が真っ黒に染まったりしないのよね!?」
ローマ「どんなパスタを食べてもネーロの味しかしなくならないわよね!?」
ガングート「アカがクロになったりしないんだな!?」
ビスマルク「大丈夫なのよね!? 信じて良いのね!?」
提督「ああ! 信じていいぞ」
「「ハァ~……」」ヘナヘナ
提督「ま、これで解決だな」
提督「知らなかったとはいえ、まさかみんなの口から『うんこ』と言わせようとしていたなんて……!」
アクィラ「い、いいのよ! 気にしないで! ね?」ヨシヨシ
提督「こんなセクハラ発言をしてしまっては、俺はもうクソ提督だ」
提督「うんこなだけに……な」
「「HAHAHAHA!!」」
おわり
艦娘は人間とは色々違うので、
『まあ、そんなこともあるかな』ということで1つ……
いい目の付け所
どっかの臓器が悪いとうんこ真っ黒って話を聞いた事がある
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1517716051/
Entry ⇒ 2018.02.06 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
提督「ホワイトデーのお返しが」
「数だけならむしろ多いがな、やたらデカいのとか渡して来た奴もいたし、形もそれぞれ違ってたからなぁ」
「当然かもしれないけど提督のお返しは同じ物なのね?」
「まぁな、値段とか量とか考えると不公平と言われるかもしれんが、こちらにも財布とか時間とか諸々の都合があるから仕方ない」
「まぁそうよね、チョコをくれた子だけでも百人以上居たわけだし、それを全部合わせてお返しは無理よね」
「とりあえず不満を言われたら、何とか納得してもらうしかないな」
「これはくれなかった子用だよ」
「くれなかった子用?くれなかった子にも渡すの?」
「お返しとは言え艦娘への労いとかも含めてるからな、ここで何もないとそれこそ不公平に見えないか?」
「そうかしら?」
「まぁ来年は貰えたら嬉しいなってのもあるから一応な、単なる労いで渡すだけでもいいわけだし」
「ふーん、それで数だけなら多いのね」
「まぁそういうことだ、とりあえず赤城とかに気をつけとけばいいだろ」
「否定しきれないのがまたね……」
「まぁ執務室に来た子に渡していけば、その内皆来るだろうし、来なかったら後で見かけた時に渡せばいいだろ」
「ふーん……」
「どうした?」
「別に?……私も貰えるのかしら?渡してない子用の方」
「んー?そうだな、とりあえず仕事終わったらな」
「そう?まぁいいわ」
「とりあえず仕事片付けないとな」
「そうね……」
「そうね、でも渡してなかった子は随分と困惑してたわよ?」
「長月とかな、でも来年は用意してくれるって言ってたし、やる気も出たみたいだから用意してよかったと思うよ」
「そうね、それよりお昼はどうするの?」
「……んーまぁさすがに大丈夫だとは思うが、まだ来てない子がいるからな、今日はここで食べるよ」
「そう?なら何か食堂でもらってきてあげるわ」
「本当か?助かるよ」
「いいわよそのくらい、それで?何がいいかしら?」
「任せるよ、美味しそうな奴で」
「それだとメニュー全部になるわね」
「それは胃と財布の両方が轟沈するから止めてくれ」
「ふふっ分かったわ、それじゃ適当に見繕ってくるわ」
「おうありがとな」
「どっちの事かしら?」
「仕事もお返しもだよ、もうこれだけだし」
「あと来てないのは誰だったかしら?川内とかは来てないわよね?」
「いや俺が昼飯を待ってる時に丁度来たんだよ、だからあとは遠征組だな」
「そうなの?ならあの子達ね」
「そうそう、まぁそれはそれとして仕事も終わりか」
「そうね、それじゃ私の分を貰えるかしら?」
「おう、これだ」
「……ありがとう……」
「ん?どうした?」
「別に……」
「自分で言ってただろ?渡してない子用のをって」
「……まぁそうよね……」
「あとこれなんだが」
「……なにかしら?その大きな包みは?」
「実はな?あの日部屋に戻るとドアに包みが掛かっててな、中はチョコだったんだが差出人が不明でな」
「あら?手紙とかは付いてなかったのかしら?」
「付いてたけど名前は書いてなくてな、俺の本命かもしれない艦娘って書いてあった」
「へぇー」
「それで誰なのか分からなくてな、困ってるんだよ、心当たりとかはないかな?」
「悪いけど全然ないわね」
「そうか?なら仕方ないか、まぁあの話はここでお前にしかしてないんだけどな」
「あらそうなの?」
「……」
「……」
「……はぁ……まぁそれでな?もし良ければだが、探して渡しておいてくれないかな?あんな渡し方だから俺が自分で聞いても名乗り出てくれないかもしれないからさ」
「そうね、きっとその子もお返しを貰えたら嬉しいでしょうしね、渡しておくわ」
「おう、なら頼むよ」
「ええ、それじゃ今日はこれで」
「ああまた明日な」
「ええ」
「……意地っ張り……なのかな?あれは……」
「あっ姉さんお帰りなさい、何だか嬉しそうだけどその包みは?」
「そんなに?」
「だっていい笑顔してるもの」
「む……これでどうかしら?」
「うん、いつも通りの姉さんね、もらえたんだねお返し」
「……まぁ……ね」
「良かったね姉さん」
「うるさいわよもぅ……とりあえず今日はもうお風呂入って休むわ」
「うん分かったじゃあね」
「ええ……嬉しそう……か……そりゃ嬉しいわよ……私は……ね」
終わり
いつもムシャクシャしてるなw
やはり来なかったのか不憫な
雲龍とか?
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1457787662/
Entry ⇒ 2018.02.05 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)
足柄「発泡酒と柿ピー本当に美味い」龍田「それね」
龍田「乾杯」
金剛「カンパーイ!」
足柄「っ……っ……っ……っ……ぷはー!麦酒呑みたいわ!」
龍田「どこぞのお莫迦さんが暴れたから麦酒禁止になったんでしょ?」
足柄「そーよ。だからこうやって発泡酒呑んでるんじゃない」
金剛「脱法ビール最高ネー」
足柄「銀色のやつが呑みたい……」
龍田「冷凍庫で冷やしたステンレスタンブラーに注いでね」
足柄「あ゛ー最高それ」
金剛「取り敢えずチョコ棒開けマース」
龍田「──、────……はぁぁぁあ。しみるわぁ。灰皿寄せて頂戴?」
足柄「ん、ライター貸して」
龍田「ん」
足柄「あんがと…………ふー……お酒呑みながら煙草吸うと漏れ無く麻雀したくなるわ」
金剛「三麻でもワタシは構わないデース……」
龍田「──……ほぅ…………取り敢えず牌混ぜましょ」
足柄「三麻って何抜くんだっけ?」
金剛「2~8m」
龍田「吃なし。喰いタン無し」
足柄「オーケェイ。賽子」
龍田「脱ぐ?」
金剛「もう脱衣麻雀は懲り懲りネー。立直」
足柄「はぁ?っざけ」
龍田「衣類以外に逆に何を賭けるのよ……」
金剛「……明日のディナーのお菜とかあると思いマース」
龍田「嗚呼、確かに。碰」
金剛「それマジで言ってます?」
龍田「通るでしょ?」
金剛「oh...」
足柄「けど普通に考えてあんた達の全裸みても有り難み無いのよね」
金剛「まぁ全裸になるのは足柄ですけどネ」
足柄「ぁ゛あ゛?」
金剛「それロン」
龍田「パンツ」
足柄「なんで指定なのよ!」
龍田「混ざる?」
あきつ丸「いえ、見ているだけで。脱ぎたくないので」
金剛「もうこの面子で麻雀やってたら脱衣みたいな流れヤバイと思いマス」
あきつ丸「違うのでありますか」
足柄「いや、脱衣だけど?」
あきつ丸「で、ありましょうなぁ」
龍田「パーンツ」
金剛「パーンツ」
あきつ丸「パーンツ」
足柄「っざけ」
足柄「それ聞いて脱ぐと思う?それ聞いて脱ぐと思う?」
金剛「もー、テートクったら仕方ないネー」
足柄「やめんか!」
龍田「早く脱ぎなさいよ」
足柄「……ブラからじゃ駄目?」
あきつ丸「こうも言っていました。『服の下に手ぇ突っ込んで前屈みにブラ外す女とかぜってぇ以下略』と」
龍田「やーい助平」
金剛「スケベー」
足柄「どうしろってんのよ!」
龍田「また大きくなった?」
足柄「そーなのよね……はぁ」
金剛「羨ましい限りネー」
あきつ丸「お三方はもう十分かと」
金剛「あきつにだけは言われたくないデース」
龍田「毎日揉ませれてるからそうなるのよ」
あきつ丸「いや流石に毎日では」
足柄「週一?」
あきつ丸「三日に一日中程度でありますよ」
金剛「密度がやべぇ」
あきつ丸「最近は鈴谷殿が替わりになってくれて楽であります」
龍田「あぁ……」
足柄「あれは……」
金剛「仕方ないネー……」
あきつ丸「であります」
あきつ丸「……そもそも何故麦酒だけ禁止なのでありますか?やるなら全面禁酒で無いと意味が」
金剛「禁酒とか先ずテートクが死にマース」
龍田「上に『ごめんなさーい。もう麦酒は禁止にして不祥事起こしませーん』って言うポーズだから」
あきつ丸「はぁ、成る程」
足柄「……はい自摸。ブラ返して」
龍田「そんなルールはありません」
足柄「っざけ」
金剛「それ気に入ってるんデスか?」
足柄「割と」
龍田「古鷹ちゃんが漬けた赤蕪食べたい」
あきつ丸「それなー。であります」
足柄「三本目いく?」
あきつ丸「戴きます」
あきつ丸「……チョコレートは、ウィスキーでいきたいものでありますなぁ……」
足柄「ジャックならあるわよ」
あきつ丸「ソーダで」
足柄「よー鳴くわね」
龍田「まぁね。それも碰」
金剛「……っと?」
足柄「……ちょっちやっちゃった?」
金剛「だいぶやっちゃって……んん……やってますネー」
あきつ丸「ちょっと白切って欲しいでありますなぁ」
足柄「死にたく無いわよ」
龍田「ふふ……──フー…………さてさて」
足柄「ドヤ顔で煙草に火ぃつけるやつ私嫌いだわ~」
あきつ丸「新しい灰皿、持ってくるであります」
金剛「thx!」
足柄「あ、ついでに氷欲しい」
あきつ丸「了解でありまーす」
あきつ丸「でありますな」
金剛「……これは?」
龍田「………………」
金剛「…………」
龍田「セーフ」
金剛「っはー!」
足柄「くっ……」
あきつ丸「ザワザワザワ」
足柄「貴女そう言うのどこで覚えてくるわけ?」
龍田「ほら、早く」
足柄「ぐぅ……」
金剛「飛んだら全裸キャンペーン実施中!」
足柄「自分が通ったからって!」
龍田「?」
足柄「改二おめでとう」
龍田「……ありがとう。それはそうとして栄和」
足柄「あぁああああああああああ!!!!!!!」
金剛「うっさいネー」
足柄「いい話風にして終わりにしない!?」
龍田「だーめ」
あきつ丸「168殿にスマホ借りて来たであります」
金剛「Nice work」
龍田「大三元~」
あきつ丸「吹っ飛んだでありますなー」
龍田「はい全裸」
金剛「全裸デース」
足柄「悪魔め……」
あきつ丸「これ動画はどうやって?」
168「左にスワイプして」
あきつ丸「……うん。準備おーけーでありますよー」
龍田「インタビューから始める?」
足柄「AVじゃないのよ?ないわよね?」
金剛「取り敢えずお酒の力でLet’s go」
足柄「……っ、っ、っ……ぷはぁ!ぁ゛ー発泡酒と柿ピーの組み合わせ本当に美味しいわね」
龍田「クスクス……そうね、本当にそう」
どっかで見たことあるような…?
おつ
掲載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516724358/
Entry ⇒ 2018.01.30 | Category ⇒ 艦隊これくしょん | Comments (0)